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平成30年3月予算特別委員会−03月07日-02号

  • 附帯決議(/)
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  1. 太田市議会 2018-03-07
    平成30年3月予算特別委員会−03月07日-02号


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    平成30年3月予算特別委員会−03月07日-02号平成30年3月予算特別委員会   平成30年3月予算特別委員会記録(第2日) 平成30年3月7日(水曜日)  〇出席委員(12人)   委員長       星 野 一 広     副委員長      中 村 和 正   委員        高 橋 え み     委員        秋 山 健太郎   委員        高 田   靖     委員        岩 崎 喜久雄   委員        大 川 敬 道     委員        石 川 忠 宏   委員        八木田 恭 之     委員        高 藤 幸 偉   委員        矢 部 伸 幸     委員        正 田 恭 子  〇説明のため出席した者   副市長       木 村 正 一     企画部長      田 中 洋 史   総務部長      相 澤 一 彦     市民生活部長    岩 崎 道 博   福祉こども部長   鈴 木 宏 和     健康医療部長    中 里 敏 雄   産業環境部長    板 橋 信 一     農政部長      飯 島 和 則   都市政策部長    太 田 和 之     行政事業部長    高 橋 利 幸   消防長       服 部 隆 志     教育部長      菅 間 健 司   企画部副部長(人事課長)          総務部副部長(総務担当)
                吉 田   稔               高 田   進   総務部副部長(税務担当・市民税課長)     市民生活部副部長(地域総務課長)             糸 井 雅 之               井野岡 幸 宏   文化スポーツ部副部長(文化スポーツ総務課長) 福祉こども部副部長 堤   順 一             飯 田 展 也   健康医療部副部長  高 橋   徹     産業環境部副部長(工業振興課長)                                   岡 島 善 郎   農政部副部長(農業政策課長)         都市政策部副部長             有 本 尚 史     (都市建設担当・都市計画課長)                                   赤 坂 高 志   都市政策部副部長(土木建築担当)       行政事業部副部長  鈴 木   靖             河 田 孝 幸   教育部副部長    恩 田 由 之     農業委員会事務局長 小 林 三 男   企画部参事(企画政策課長)             青 木 一 男     企画部参事(広報課長)石 坂 之 敏   総務部参事(総務課長)荒 木   清     財政課長      栗 原 直 樹   管財課長      阿 部 政 夫     総務部参事(契約検査課長)                                   高 島 賢 二   収納対策課長    山 本 敦 哉     市民そうだん課長  小 暮 千枝子   市民課長      大 隅 友 成     世良田行政センター所長                                   長谷川 隆 史   木崎行政センター所長町 田 美智子     生品行政センター所長浜 岡 弘 美   綿打行政センター所長室 田 恒 夫     市民生活部参事(藪塚本町行政センター所長)                                   平 塚 勝 美   スポーツ施設管理課長村 岡 芳 美     福祉こども部参事(社会支援課長)                                   田 端 洋 司   福祉事業課長    天 笠 洋 一     福祉こども部参事(高齢者福祉施設課長)                                   大 橋   正   児童施設課長    高 柳 雄 次     健康医療部参事(健康づくり課長)                                   野 村 克 明   健康づくり課主幹(保健担当)         国民健康保険課長  奥 川   靖             小 林 道 子   健康医療部参事(長寿あんしん課長)      商業観光課長    高 橋   亮             野 村 浩 之   環境政策課長    高 橋 公 道     清掃事業課長    坂 本   弘   農業政策課主幹               農村整備課長    田部井 久 之   (有害鳥獣担当・有害鳥獣対策係長)             金 澤   誠   建築指導課長    田 村 敏 哉     都市政策部参事(市街地整備課長)                                   山 川   勉   都市政策部参事(スマートインター整備室長)  都市政策部参事(道路整備課長)             越 塚 信 夫               齋 藤   貢   道路保全課長    遠 坂 昌 巳     都市政策部参事(建築住宅課長)                                   小 暮   裕   下水道整備課長   小 郷 隆 士     都市政策部参事(下水道施設課長)                                   川 口 俊 哉   行政事業部参事(事業管理課長)        行政事業部参事(花と緑の課長)             野 村   洋               田 村 武 磨   用地管理課長    鈴 木   聡     用地開発課長    大 谷   健   消防本部参事(消防総務課長)         消防本部参事             城 代 秀 一     (警防課主幹・救急業務高度化推進担当)                                   茂 木 義 秀   学校施設管理課長  楢 原 明 憲     農業委員会事務局次長北 村   修   総務課長補佐(総務係長)           財政課長補佐(財政係長)             茂 木 浩 之               瀬 古 茂 雄   財政課係長代理   神 藤 猛 史     財政課係長代理   鹿 目 隆 史   財政課主事     伊 藤   優     財政課主事補    田 中 真 文  〇事務局職員出席者   事務局長      石 川 秀 之     議会事務局副局長(議会総務課長)                                   伏 島   治   議会総務課長補佐(総務係長)        議会総務課長補佐(議事係長)             中 村 扶美枝               山 影 正 敏   議会総務課係長代理 中 村 絹 子     議会総務課係長代理 軍 司 道 得   議会総務課係長代理 花 田 圭 介     議会総務課係長代理 深 須 光太郎   議会総務課主任   加 藤 正 晃            会議に付した事件 議案第 9号 平成30年度太田市一般会計予算について        (歳出 4款衛生費、5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費、8款土木費、11款災害復旧費、12款公債費、13款諸支出金、14款予備費、給与費明細書等)        (その他 第1表歳入歳出予算、第2表債務負担行為、第3表地方債) 議案第11号 平成30年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計予算について 議案第13号 平成30年度太田市八王子山墓園特別会計予算について 議案第15号 平成30年度太田市太陽光発電事業特別会計予算について 議案第16号 平成30年度太田市下水道事業等会計予算について      ◎ 開     議                                       午前9時30分開議 ○委員長(星野一広) ただいまから本日の会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。  また、委員の皆様にお願いがあります。昨日、場内でおしゃべり、あるいは不規則発言が目立ちました。どうか進行を妨げるような発言はないようにお願いを申し上げます。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(星野一広) 石川委員から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◆委員(石川忠宏) 昨日の審査区分4における長寿祝金の質問中、健康福祉委員会の附帯決議に関する発言の中で、―――――――――――――――――――――――――――という発言につきましては、取り消しさせていただきたいと思います。 ○委員長(星野一広) ただいま石川委員から発言の取り消しの申し出がありましたが、これを許可することにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○委員長(星野一広) ご異議なしと認めます。  よって、石川委員からの発言の取り消しについては許可することに決定いたしました。      ◎ 4款衛生費・太陽光発電事業特別会計下水道事業等会計に対する質疑 ○委員長(星野一広) 4款衛生費、太陽光発電事業特別会計及び、下水道事業等会計について審査を行います。
     ご質疑ありませんか。 ◆委員(大川敬道) 166ページ、LED照明器具設置報奨金についてお伺いいたします。こちらの説明をお願いします。 ◎環境政策課長(高橋公道) LED照明器具設置報奨金についてでございますが、こちらにつきましては、地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの削減を図る取り組みとして、市内における省エネルギー化を推進するため、低消費電力で長寿命の特徴を持つLED照明を住宅に導入した方に導入の報奨金を支給することによって、CO2の削減を図ろうとするものでございます。 ◆委員(大川敬道) そのCO2削減ということなのですが、環境基本計画にのっとってそちらを始めたと思うのです。平成38年度までに平成25年度比温室効果ガスを15%削減するということなのですが、これはどのような形で検証するのかをお伺いいたします。 ◎環境政策課長(高橋公道) CO2がどのくらい排出されているかというところは、例えば、電気の使用だったりガスの使用といった燃料関係の使用がどのくらいあったかということを各機関から情報を集めて計算することになると思うのですけれども、1つ取り組みとしてCO2をいかに削減するかということで、例えば今年度行いましたクールチョイスのようないろいろな事業を実施して、削減を図っていくということを今考えております。 ◆委員(大川敬道) 続きまして、こちらで5つのプロジェクトがあるのですが、そのプロジェクトの件で進捗状況をお伺いいたします。 ◎環境政策課長(高橋公道) 第2次環境基本計画で5つのプロジェクトを掲げているわけですけれども、今年度第2次環境基本計画の計画年度がスタートしました。計画を推進するためには、これまで以上に市民、事業者、行政の協働による取り組みを強化すべきという考えから、市民、事業者、行政による協働プロジェクトを設置して、環境基本計画に掲げています5つのテーマ、5つのプロジェクトを推進しようということを今考えています。5つのプロジェクトですけれども、1、「COOL CHOICE」運動の展開、2、「太田の生きもの調査」の実施、3、「石田川みんなで再発見プロジェクト」の展開、4、「ごみ減量プロジェクト」、5、「環境教育マッチング事業」の展開の5つです。  進捗状況でございますが、「COOL CHOICE」の運動の展開につきましては先ほど申し上げましたが、今年度、国の補助金がいただけた関係で幾つかイベントを開催することができました。しかし、今年度は全体的に調査検討の年としていますので、その中で市民、事業者、行政による協働プロジェクトを具体化するための準備会を今年度3回開催しています。来年度、こちらの名称を太田市環境創造協議会として、こちらの協議会を中心に、この5つのテーマを具体的に推進していくということを今考えております。 ◆委員(大川敬道) 中心になるのが協議会ということなのですけれども、協議会の今年度の予算、それから来年度の予算は幾らになっているのかをお伺いいたします。 ◎環境政策課長(高橋公道) 今年度につきましては、予算がない中で準備会を開催しています。来年度についても予算の計上はございません。 ◆委員(大川敬道) こちらのプロジェクトなのですが、CO2を削減する、こちらを協働でやっていくということで、15%削減するのも簡単にはいかないと思います。その上で、協議会のほうでも予算もなくやるというのも少し酷な話ではないのかと思います。ある程度の予算をつけて、積極的に対応するほうがいいと思うのですが、部長のご意見をお伺いいたします。 ◎産業環境部長(板橋信一) ただいまの協議会、仮称になっておりますけれども、予算は市民と行政と事業者が一緒になってということで、まず、会議を開くのには多分経費は要らないと思いますので、その会議を開催して、その中でどういったものが必要だ、どういったプロジェクトをするかを検討し合って、それに伴う予算がどの程度必要かということを考えて、必要であれば財政当局へ補正予算で要求するとか、そういった対応を考えてまいりたいと思います。 ◆委員(大川敬道) では、よろしくお願いします。  続きまして、168ページ、畜犬等対策事業でお伺いいたします。市民の方からペットの死体の相談の電話とかが来たときに、環境政策課ではどのような対応をしているかお伺いいたします。 ◎環境政策課長(高橋公道) ペットが亡くなったのでというようなご連絡をいただくことがあるわけですけれども、そのとき、2つの方法をご紹介しています。市で受け入れる方法として清掃センターに持ち込んでいただくという方法が1つあるのと、もし遺骨をご希望であれば民間のペットの火葬ができる業者を紹介する、この2通りを紹介してございます。 ◆委員(大川敬道) そちらのペットをごみの焼却場のほうにご案内するというお話もしているということなのですが、私も話を聞いて仕方のない面もあるのですけれども、ペットというのはかわいがっていた動物ですので、それをごみの焼却のほうにご案内するというのも、その人の気持ちからすると逆なでするような話ではないかなと思いまして、ぜひそちらは慎重な対応でお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ◎環境政策課長(高橋公道) 委員がおっしゃるとおりだと思います。大切なペットが亡くなって連絡されてきている方も大変悲しみに暮れているときかと思いますので、そういった相談があったときには、職員には気遣いを持って対応するように徹底したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(大川敬道) 続きまして、170ページ、調査委託料1,469万3,000円の件でお伺いいたします。以前、地元で車に白い粉がついたということで、その分析を依頼したのですが、その対応についてお伺いいたします。 ◎環境政策課長(高橋公道) 昨年11月にご相談いただいた案件かと思うのですけれども、ご相談いただきまして、職員がその相談宅にお伺いしまして、車に白い粉末が付着しているのを確認しました。その場で白い付着物を採取して、分析ができる業者に分析を委託しました。結果が出たのは12月だったのですけれども、その付着物についてはアクリル樹脂系の白い塗料であることがわかりました。そのアクリル樹脂系の塗料を使用している工場がないか、周辺の10社ほど訪問したのですけれども、使用しているという工場はありませんでした。  また、相談いただいた方の周辺のお宅も何軒か回って、同様の事象が起きていないか聞き取り調査をしましたが、ほかのお宅では、そういった現象は見られないというようなお話を伺っています。  アクリル樹脂系の白い塗料ですけれども、直接人体に摂取しない限りは人体に影響のあるものではないというようなことの調査結果でございました。 ◆委員(大川敬道) そうすると、そちらの方には人体に影響がないということでフィードバックしていただいたということでよろしいですね。 ◎環境政策課長(高橋公道) 分析の結果とか、近隣の調査の結果がわかったところで相談者の方には報告いたしました。それで、直接摂取しなければ人体に影響はありませんということもお話しさせていただきました。相談者の方は、我々が見に行った以降は新たな白い付着物はないというふうに伺っております。 ○副委員長(中村和正) ただいま同僚委員が質問したことと重複するので抜粋させていただきまして、165ページ4款1項7目、LED照明器具設置報奨金についてお聞かせください。ご説明はまず、単刀直入に上限5万円1,000件という算定基準がございますが、この根拠をお聞かせいただけますでしょうか。 ◎環境政策課長(高橋公道) まず、上限の5万円ですけれども、2分の1を補助としております。LEDライトですが、市販されている天井に取りつけるシーリングライト、大体相場的には7,000円から1万円、いいものだともっと高いものもございますけれども、それで1軒のお宅に何部屋あるかと。1万円のものでは10部屋つけることができますけれども、10部屋あるお宅まではなかなかないかもしれませんけれども、10部屋分あれば金額的には大丈夫かなというところで10万円の2分の1補助の上限を5万円とさせていただいております。それで、1,000件なのですけれども、太田市の世帯数からどのくらいの家から申請があるだろうというところで計算して1,000件というふうにさせていただいております。 ○副委員長(中村和正) 今、太田市は9万5,000世帯プラスアルファだと思いますが、そうしますと、その1,000件というのは、今のご説明だと理解できないのですが、9万5,000世帯の何%かという設定なのでしょうか。 ◎環境政策課長(高橋公道) はい。ただ、上限を5万円としている関係で、5万円掛ける1,000件としましたけれども、実際には10万円購入されれば5万円の上限になりますけれども、10万円以下のお宅というのも多いと思いますので、実際には1,000件以上の件数になると思います。 ○副委員長(中村和正) そうしましたら、もし不足した場合、補正予算を増額する考えはおありでしょうか、部長にお伺いいたします。 ◎産業環境部長(板橋信一) ただいまの委員の質問なのですが、当面5,000万円ということで増額する予定はございません。先着というか、期限を区切って、その順にしたいと今現在は考えております。それと、先ほど課長から説明がありました世帯の関係云々もあるのですが、他市でやっている実例もありまして、桐生市が人口半分ぐらいですけれども、200万円とか300万円という申請の金額だったそうなのです。そういうものももとにして5,000万円で十分ではなかろうかと考えております。 ○副委員長(中村和正) この見方といたしましてはいろいろな意見があると思います。私どもの中でも、1,000件では私は足らないという認識ですが、いや、そんなにないだろうという意見もあります。ただ、広く市民に認知していただければ、私はきっかけとしては5万円というのは大きな金額だと思いますので、非常に応募が多くなるのではないかという考えのもとで、もし不足した場合には検討していただきたいと考えております。  続きまして、172ページ、4款2項1目、浄化槽設置整備事業補助金についてお聞かせください。これの9,586万5,000円と456ページの戸別浄化槽整備事業4,047万5,000円、それぞれについてお教えいただきたいと思います。 ◎下水道整備課長(小郷隆士) まず、172ページの浄化槽設置整備事業補助金9,586万円の予算ですが、浄化槽設置に係る補助金でございまして、内容につきましては、下水道計画区域外の地域において住宅の新築、あるいは改築に際しまして合併浄化槽を設置する場合に交付しているものでございます。  続いて、456ページの戸別浄化槽整備事業は、太田市が個人にかわって国庫補助金を受けて合併処理浄化槽を設置しまして維持管理を行う事業でありまして、そちらの整備事業費ということで計上してございます。 ○副委員長(中村和正) そうしますと、この9,586万5,000円の事業は、公共下水道が整備されていない地域に新築または改装された住宅に設置されるほとんどはそうだというふうにお聞きしております。1基につきどのくらいの補助をしているのか、お聞かせいただけますでしょうか。 ◎下水道整備課長(小郷隆士) 新設の場合ですが、5人槽の場合で言いますと12万3,000円を補助してございます。そして、今現在、単独とくみ取りを使用されていて、それを合併浄化槽に転換された場合には44万6,000円を補助という形でさせていただいております。 ○副委員長(中村和正) そうしますと、公共下水道の整備事業について、現在、事業計画区域については市街化区域内が対象だと考えますが、どのくらいの面積を対象としているのか、また、現在の進捗状況を教えていただけますでしょうか。 ◎下水道整備課長(小郷隆士) 全体では5,772.1ヘクタールあります。そして、現在、整備面積が2,028.16ヘクタールで、整備率が太田市全体で35.14%になります。 ○副委員長(中村和正) そうしますと、これから順次工事を進めていくことになるわけですが、事業認可区域に指定されていないと工事が始まらないようですが、認可区域はどのような順序で進めておられるのでしょうか。 ◎下水道整備課長(小郷隆士) 現在、下水道認可につきましては、今認可を受けているところの隣接した市街化区域を認可区域として設定しまして、そこをおおむね5年をかけて整備していく予定で計画してございます。 ○副委員長(中村和正) そうしますと、今年度と新年度の整備予定面積はどのくらいになりますでしょうか。 ◎下水道整備課長(小郷隆士) 今年度予定でございますが、22.88ヘクタールを整備見込みです。来年度は23.04ヘクタールを整備する予定でございます。 ○副委員長(中村和正) そうしますと、市街化区域ではない区域で公共下水道の認可区域に指定されているところはありますでしょうか。 ◎下水道整備課長(小郷隆士) 藪塚地域で一部ございます。 ○副委員長(中村和正) そうしますと、公共下水道事業は都市計画法に基づく都市計画事業で、市街化区域において進めていくことが基本であることにより、税の公平性の面からも、都市計画税を払っている市街化区域を優先的に進めていただければと思いますが、部長のお考えをお聞かせください。 ◎都市政策部長(太田和之) 委員のおっしゃるとおり市街化区域を優先するということは必要だと考えていますけれども、藪塚の下水につきましては、当初のスタートの経過が流域下水道として太田市だけではなくて、旧藪塚の時代に流域下水道として始まった事業でありまして、これについては引き続き、その計画に基づいて整備をしていかなければいけないかとは考えております。税の負担に関しては、都市計画税とかそういった問題だと思いますけれども、公平な負担ということで検討をしていきたいと考えております。 ○副委員長(中村和正) そうしますと、都市計画税を払っているところを優先的にということで理解してよろしいでしょうか。 ◎都市政策部長(太田和之) 基本はそういうことであります。 ◆委員(秋山健太郎) 161ページ、4款1項4目保健事業費に関連してお聞きをしていきたいと思います。まず、第2次太田市総合計画の健康の増進のところで、太田市健康づくり計画の健康おおた21について、平成29年度に最終評価を実施するというふうにあったのですが、現状は今どうなっているのでしょうか。 ◎健康医療部参事(野村克明) 健康おおた21につきましては、素案が年内12月に作成が終わりまして、1カ月間をかけまして素案を現状の再確認ということでつくり直しを行いました。それで、2月に健康づくり推進協議会の委員の方にお集まりをいただいてご承認いただき、現在ではパブリックコメントのタイミングとなっております。皆さんからご意見をいただいているという状態ですので、よろしくお願いします。 ◆委員(秋山健太郎) 我々が目にできるのはいつごろになりますか。 ◎健康医療部参事(野村克明) 委員のほうにお配りできるのが、3月末には完成できます。その内容で、5月に一番最初の健康福祉委員会協議会でご報告させていただきながら、できるだけ早い時期にお配りをしたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(秋山健太郎) 新たな健康づくり計画というものもこれから始まるのですか。 ◎健康医療部参事(野村克明) この健康づくり計画は国が健康日本21、また、県も同じに即して作成しております。また、太田市もそれを追随しながらつくります。内容としますと、項目的には大きく変化はしておりません。ただし、今度は平均寿命と健康寿命の年齢を縮めようということは掲げておりましたけれども、年齢まで明記をさせていただいて、それに向けて健康づくり課の各事業を進めてまいりたいと、いわゆる年齢まで明記したということで一歩前進したかと思っております。また、そういう点では、ただ1行といいますか、数字だけになりますけれども、それに向けて健診、各事業を進めてまいりたいということで目標を具体化したということは具体的な策かと思っております。よろしくお願いします。 ◆委員(秋山健太郎) 総合計画の健康増進のところで、がん検診について記載があるのですけれども、現在のがん検診の受診率、全体で結構ですので教えてください。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) 平成28年、平成27年、平成26年3カ年の成人のがん検診の受診率ですが、大体20%を超え、23%、24%、25%ぐらいの平均となっております。 ◆委員(秋山健太郎) 大体の数字しかわからないのですか。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) それでは、がんごとに。 ◆委員(秋山健太郎) 全体で何%と実際に目標を立てているではないですか。全体で何%とは出ないのですか。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) 目標としたら28%という数字を挙げていたかと思うのですけれども、実際のところ、まだそこまで行っておりません。25%ぐらいにおさまるかとは思っております。 ◆委員(秋山健太郎) 受診の対象年齢はおおむね40歳以上なのですか。40歳未満の方というのは特にないのですか。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) 乳がん検診については20歳から(後刻発言の訂正あり)になります。そのほかの検診に関しましては40歳以上になります。あとは5歳間隔で受けていただくものとか、そういうものもありますけれども、大体は40歳以上というふうになっております。 ◆委員(秋山健太郎) 最近なのですけれども、小児がんとか、そのほかにAYA世代のがんについても対策が必要であると言われています。AYA世代とは要するにAYAとローマ字で書くのですけれども、思春期と若年成人を指していて、おおむね10代半ばから30代までの世代のことをAYA世代と言っているそうなのですが、このことについては何か取り組みはされていますか。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) 太田市では、国が定めたがん検診を推進するということを前提に医師会と考えております。こういう特異的なというか、珍しい病気に関しては、医療がどんどん進む中で対処方法はどんどん考えられていくかと思うのですけれども、行政が行う大きな人数を対象とした検診の中ではまだ全体の方を対象にするというような考えには至っておりません。しばらくの間は国の指針に基づいた検診を行うということで進めたいと考えております。 ◆委員(秋山健太郎) 改正がん対策基本法、または第3期がん対策推進基本計画には、このAYA世代について記載があります。がん対策基本法では、地方公共団体の講ずべき必要な施策についてということで規定ができています。例えば小児がん、そしてその他のがん患者が必要な教育と適切な治療とのいずれをも継続的かつ円滑に受けられるような環境整備であるとか、民間の団体が行うがん患者の支援に関する活動、がん患者の団体が行う情報交換等の活動等を支援するため、情報提供その他の必要な施策を講ずる等というふうに規定がされました。ということは何らか今後していく必要があるのかなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎健康医療部参事(野村克明) がん対策基本法で小児がんの項目ということは1度医師会の先生方からも話を聞きました。その内容で、今、市の検診を見ると、成人の方を中心としたがん対策をやっております。そういう意味では小児がんというところは手つかずであります。また、今後医師会の先生方と協議を進めながら、どのような形が実施できるか対策を練りたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(秋山健太郎) 小児がんとAYA世代のがんに関しては、就学であったり就労、それから結婚、出産とか、治療の時期といろいろな問題が絡まってくるという中で、さまざまな観点から支援が必要になってくるのだろうと思っています。行政としてどういったかかわり方をしていくかというのは、これからの検討課題なのかなと思っていますので、その点を踏まえて答弁お願いします。 ◎健康医療部参事(野村克明) 委員のおっしゃるとおり、小さいうちからがんで苦しむとかによって、またこれからの人生も左右されます。いろいろなことで早い発見もできるような体制を、いろいろ情報を集めながら担当の先生方と協議を進めて、早い時期に何らかの施策を始められるように協議を急ぎたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(高藤幸偉) それでは、159ページ、4款1項2目、子宮頸がんワクチン副反応見舞金についてお聞きいたします。今もなお苦しんでいる方もいると思いますけれども、改めてまたきょうお伺いをしたいと思います。  まず最初に、このワクチンを受診されている人は何人ぐらい過去にいるでしょうか。平成27年度、平成28年度、平成29年度、年度別にお答えください。 ◎健康医療部参事(野村克明) 子宮頸がんワクチンの接種の関係でございますが、申しわけありません。平成28年度からになりますが、平成28年度6名、平成29年度現在のところはいらっしゃいません。 ◆委員(高藤幸偉) そうすると、副作用のため、その中で通院をされている人というのは何名ぐらいい るのでしょうか。 ◎健康医療部参事(野村克明) 市で子宮頸がんワクチン接種者に対しましてアンケートを実施しましたところ、全体的に調査を進めたときには2,515名の方から回答がございまして、そのうち体調の変化があったという方が32.9%、828名の方が何らかの変化があったということでアンケートを集計しております。 ◆委員(高藤幸偉) それでは、その中で見舞金を受け取られた方というのは何人かいるのでしょうか。 ◎健康医療部参事(野村克明) 子宮頸がんワクチンの副反応に伴いますお見舞金の支給の関係ですが、昨年度はございませんでした。今年度は2名ございました。それで、支給タイミングが1月22日に1人、この3月12日にもう1人ということで2名になります。よろしくお願いします。 ◆委員(高藤幸偉) そうしますと、このワクチン事業についてはこのまままだ継続するお考えでしょうか、ポイントをお願いいたします。 ◎健康医療部参事(野村克明) 国から予防接種の積極的な勧奨は控えたいということで通知をいただいておるのですが、これは太田市ですと個人の判断で接種することが可能であります。ただし、いろいろマスコミ等で広報されておりますように、非常に危ない案件もあるということで、極めてゼロに近い接種数でありますので、実際数的には発生しないかと思っております。 ◆委員(高藤幸偉) それでは次に、同じ項目ですけれども、個別予防接種助成金でお伺いいたしたいと思います。インフルエンザの時期に、前に市長からインフルエンザの件に対していろいろ自己負担の件でお答えをいただいておりますけれども、高齢者や中学、もちろん高校受験生向けのインフルエンザ予防接種助成は多くの方々が利用したと思っております。今、何名ぐらいの利用者がいましたか、また、平年に比べて多くの方がインフルエンザの予防接種をしましたか、その人数をお聞きしたいと思います。 ◎健康医療部参事(野村克明) 中学3年生、高校3年生の受験のためのインフルエンザの接種の制度でありますけれども、ことしから始めまして、この冬には1,900名でございます。高齢者のインフルエンザの関係でございますけれども、平成29年度は2万8,756名、そして平成28年度は2万9,831名でございます。 ◆委員(高藤幸偉) 我々はもう高齢者ですけれども、助かる1,000円ということで、本当に安くインフルエンザ予防接種ができたということで、できれば、この後も継続をしていいただきたいなというふうに思いますけれども、どうお考えでしょうか。 ◎健康医療部参事(野村克明) 成人の年齢を考えますと、65歳がこれから体力が減り始めるというような年齢でうちのほうは捉えております。そういう意味で体力的にも抗体的にも減少していくという傾向になりますので、これは継続してうちもやっていくということを考えております。また、受験生のインフルエンザに係りましても、重要な受験時期に体調不良にならないようにということで、これも継続して行いたいと考えておりますので、ご支援いただきたいと思っております。よろしくお願いします。 ◆委員(高藤幸偉) 全ての方に適用できればいいかなと思いますけれども、限られた予算の中である程度ターゲットを絞った非常に効果的な事業であると思っています。今後ともよろしくお願いをしたいと思っています。  もう1つ、予防接種法の関係ですけれども、高齢者への肺炎球菌予防接種を今されておりますけれども、それについてのご説明をお願いいたします。 ◎健康医療部参事(野村克明) 高齢者の肺炎球菌ワクチンの接種でございますけれども、人数的には今年度、平成29年度でありますけれども4,830名、昨年度が6,126名の接種でありました。これは今、皆さんが疑問に思われているのが、肺炎になっていないのだけれども、接種していいのかという問い合わせがありまして、これは肺炎にならないための接種なので元気なときに接種していただく。そういう制度でありまして、そこのところは少しずれていますけれども、うちのほうの周知が少し足らないかと思いますが、お元気なうちに肺炎にならないように予防接種を行いたいということで、ますます需要は高まってくるかと思います。これも継続して推進してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(高藤幸偉) それでは次に、159ページ、4款1項3目、母子保健事業についてお伺いをしたいと思います。この中に新生児の聴覚の検査の助成金、不育治療の助成金と妊婦の健康診査の助成金、そして不妊治療の助成金、また、養育医療の負担金というふうな項目になっていますけれども、全ての項目に当てはまるのですけれども、この項目の目的と負担額、そしてまた、検査並びに治療の年間の回数というものを教えていただければと思います。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) 母子保健相談指導事業委託料について説明させていただきます。この事業の中には乳幼児健診にかかわる医師会、それから10カ月児相談、産後ケア事業、妊産婦事業、新生児の聴覚検査委託料の事業のことが入っております。乳幼児健診の事業の内容につきましては、4カ月、10カ月、1歳半、2歳児、2歳児歯科、3歳児というような健診を行うのに当たり、医師会、歯科医師会の先生方への委託ということになります。 ○委員長(星野一広) 小林主幹、ちょっと答えがずれているような感じがするので、確認してやってもらえますか。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) 新生児聴覚の委託についてお話をさせていただきます。この事業は出産直後、分娩した病院で赤ちゃんが退院するまでの間に聴力の検査をしまして、検査の結果によって異常があるかないかの結論が出る、その検査のことを補助しております。当時では1回につき3,000円の助成をしておりました。検査は産婦人科の先生方にやっていただいていまして、器械も先生方にお任せしております。平成29年11月現在では867件の申請がありました。出生数の約76%の方が受診されています。その中で、直近2月では精密検査になったお子さんの中から、片側が難聴2名、両側難聴1名ということで、これから医療にかかる可能性のあるお子さんがいたという情報が入っております。 ◆委員(高藤幸偉) ほかの項目についても、人数と何回受診をされているのかと負担金は幾らなのかということだけを聞きたかったのですけれども、今は新生児の説明だけでしたね。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) それでは続きまして、不育症についての助成ですけれども、不育については平成28年度4人の方が申請なさいました。市が助成した金額につきましてはトータルで22万4,000円となりました。平成29年度12月までに申請は1件になっております。  続きまして、不妊治療助成金です。こちらにつきましては、特定不妊治療については1年度10万円を2回上限に2人です。こちらに関しましては、平成28年度189人、その他の不妊治療につきましては301人、市が助成した金額につきましては特定外が755万9,387円、特定が2,721万7,746円という結果になっております。 ◆委員(高藤幸偉) こういった日ごろの検査、あるいは健康診断ということで、本当にまめにやっていただいているなと思います。この制度により出産まで、そしてまた、出産された後も定期的にサポートできるのではないかと思って安心しております。この中で、こういった形で生まれてきて、新生児から5歳ぐらいまでの間に亡くなる方もいると思いますけれども、それの死亡率がもしわかりましたら教えてください。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) 幼児に関しての死亡数については現在統計はとっておりませんので、後ほど調べてご報告させていただきます。 ◆委員(高藤幸偉) そういった形で、日本の国は、そういう医療が大変進んでいるので、この間、ユニセフの新生児の死亡率というものが発表されましたけれども、世界でも日本の死亡率は一番低いということであります。また、健康な子どもを育てていくこと、そしてサポートが非常に大事であるということであります。ちなみに、日本の死亡率は1,000人中0.9人の死亡だそうであります。その後、アイスランド、シンガポールと続いていますけれども、何とアメリカでは41位で3.7人の死亡率というように発表されております。こういった数字から見ても日本の医療はみんな手厚く健康診断をやっているのかなと思いまして、本当にありがたいなと。また、少子化対策の中で出生率を上げること、また、その子どもたちを大事に育てていくこと、また、子どもの死亡が大変最近多いかなと。事故等で亡くなっている子どももいるので、そういう方々にも生きる権利がありますので守っていければと思っております。  それでは次に、165ページから168ページにまたがっていますけれども、4款1項7目、畜犬等対策事業でお聞きしたいと思います。狂犬病ですか、注射をされますけれども、これは登録された犬が注射をする予防注射だと思いますけれども、太田市には犬が何頭ぐらいいるのですか。 ◎環境政策課長(高橋公道) 犬の登録数ですが、平成30年1月現在で1万2,604頭でございます。 ◆委員(高藤幸偉) 5月ごろから狂犬病の注射が始まりますけれども、1頭当たりの狂犬病注射にかかる負担金はどのくらいでしょうか。 ◎環境政策課長(高橋公道) 自己負担いただいているわけですけれども、狂犬病予防注射の自己負担金2,850円でございます。 ◆委員(高藤幸偉) これは犬が大きいから小さいからという区別はないでしょうか。 ◎環境政策課長(高橋公道) 区別はございません。
    ◆委員(高藤幸偉) 先ほども同僚委員が少し聞いたのですけれども、苦情等があるというようなお話をいただいたのですけれども、いろいろな形の所管で苦情処理をしていただいているということで、わかりました。  また、猫については登録がないもので、数字的にはわからないだろうなと思いますけれども、把握はされているのですか。 ◎環境政策課長(高橋公道) 猫が太田市でどのくらい飼われているかという把握はしてございません。 ◆委員(高藤幸偉) 最近では、猫が相当ふえてきているという実情であります。昔は猫は家にいて、犬は外というような印象があったのですけれども、最近は本当にがらっと変わってきているので、野生化されている猫がふえてきているということで、そのためには、やはり避妊手術をしなければならないということもあるだろうと思います。避妊手術の助成金に当たりまして、金額は幾らかかるのでしょうか。 ◎環境政策課長(高橋公道) 雌の猫の避妊手術にかかる費用でございますけれども、雌猫の場合、基本的な料金としては2万円ぐらい、もろもろの経費を含めますと2万6,000円ぐらいになると聞いております。 ◆委員(高藤幸偉) 予算では、断トツに猫の医療費というか、避妊のお金のほうが約3倍ぐらいになっていると思うのですけれども、犬も避妊をするということの予算が出てきているのではないかと思います。その辺はバランス的にどうお考えでしょうか、やはり猫のほうが避妊率が多いということですか。 ◎環境政策課長(高橋公道) 雌猫、雌犬両方避妊手術の助成をしているわけですけれども、平成29年度、ことしの1月末現在、今年度の実績で申し上げますと、犬の避妊手術の助成件数が104頭、猫の避妊の助成件数が341頭ですので、猫のほうがおおよそ3倍多い状況でございます。 ◆委員(高藤幸偉) いろいろな方々でこういった形を考えてやっていると思うのですけれども、やはり今ペットブームということで非常に動物がおります。そのような中でマナーを守って皆さん責任を持って飼っていただければと思っていますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(星野一広) 先ほどの秋山委員の質問について小林主幹から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) 先ほど、乳がん検診の対象を20歳からと申しましたけれども、これは間違いで子宮がん検診の対象が20歳からということに訂正させていただきます。よろしくお願いします。 ○委員長(星野一広) 秋山委員、よろしいでしょうか。 ◆委員(秋山健太郎) はい。 ○委員長(星野一広) 他にご質疑ありませんか。 ◆委員(高橋えみ) 170ページ、4款1項7目、猫避妊手術助成金270万円について伺います。今、同僚委員からも質問がありましたのでまた別の質問をさせていただきますが、昨年度より90万円増額となっておりますが、内容をお聞かせください。 ◎環境政策課長(高橋公道) 内訳を申し上げます。猫の避妊手術助成金の90万円増額分につきましては、雄猫の去勢手術の助成金として1件3,000円掛ける300頭90万円ということで予算が増額になってございます。 ◆委員(高橋えみ) それでは、今までは雌猫のみの助成ということでありましたけれども、雄猫の手術の助成を行うに至った経緯をお聞かせください。 ◎環境政策課長(高橋公道) 委員から決算特別委員会でもご質問を受けているわけですけれども、そのときに他市の状況を調査しますという中で、猫の避妊去勢手術助成をしている市町村が幾つかございました。その中で猫につきましては、避妊手術の助成をしている市町村については去勢のほうもしているということで、猫の場合、係留の義務がございませんので、雄のほうの去勢もしないと望まない妊娠を防げないのかなという考えにも至りまして、雄猫の去勢の助成もしていこうということで計上させていただいております。 ◆委員(高橋えみ) それでは、改めて助成を受けるための条件を教えてください。 ◎環境政策課長(高橋公道) 3つございます。1つ目、市内で飼養されていること、2つ目、販売等営利目的で飼養されていないこと、3つ目、市税を滞納していないことでございます。 ◆委員(高橋えみ) それでは、市内の猫が動物愛護センターに運ばれる、もしわかれば過去3年間の頭数と、その中で譲渡された頭数がわかれば教えてください。 ◎環境政策課長(高橋公道) では、市内ということでお答えいたします。群馬県動物愛護センターに聞きましたところ、平成27年度、平成28年度、平成29年度ですが、平成27年度については太田市から持ち込まれた頭数についてはわからないということだったのですけれども、うち譲渡された頭数は7頭、平成28年度太田市から持ち込まれた頭数は151頭に対し、譲渡された頭数16頭、平成29年1月末現在、太田市から持ち込まれた頭数156頭に対し、譲渡された頭数は11頭と伺っております。 ◆委員(高橋えみ) あとは殺処分ということなのでしょうか。 ◎環境政策課長(高橋公道) 譲渡先が見つからなかった猫については殺処分と聞いております。 ◆委員(高橋えみ) それでは、犬の譲渡というのは本市で行われておりますけれども、猫の譲渡は行われておりません。その理由をお聞かせいただきたいのですけれども。 ◎環境政策課長(高橋公道) 猫は登録制度がないので、飼い猫か野良猫かわからないということで猫の譲渡は行っておりません。 ◆委員(高橋えみ) それでは、犬の譲渡をされる際の周知を広報で行っていただいているかと思うのですけれども、動物愛護センター等で猫の譲渡というのは行われていると思うのです。そういった情報というのをあわせて載せていただくということはできないのでしょうか。 ◎環境政策課長(高橋公道) 動物愛護センターの意向も確認しなければならないと思いますけれども、可能だと思います。 ◆委員(高橋えみ) それでは次の質問に行きます。162ページ、4款1項4目、市民健康診断事業について伺います。これは検診にかかわる費用ということかと思いますけれども、先ほどがんの受診率を聞きまして20%から25%ということでしたが、改めて昨年度で結構なのですが、乳がん検診についての検診率はどのぐらいあったか教えてください。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) 昨年度、平成28年度ということでよろしいでしょうか。乳がん検診の受診率は11.7%になっております。 ◆委員(高橋えみ) 11.7%、すごく低いですね、わかりました。  今までにこういった受診を受けて高濃度乳房に該当した人がいたのかどうか、たしかいなかったと聞いたのですが、確認でもう1回教えていただけますか、そういった方がいたかどうか。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) 健康づくり財団の結果については、そういう言葉での診断というのはしていなかったと思います。個別の医療機関において実施された方については把握はしておりません。 ◆委員(高橋えみ) それでは、先ほども若いAYA世代のがん検診という話がありました。例えば乳がん検診で言わせていただきますと、特に若い30代とか20代の方というのは、マンモグラフィーの検査というのは適さないと言われております。例えば、35歳の女性を対象にエコー検査を実施したとして、エコー検査ですので画像診断になると思いますけれども、その中の1割か2割が受診しました。そうなったときに、画像診断できる技師というのはどれぐらいいらっしゃるのかお聞きいたします。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) 画像診断ができる医師ということで調べているかどうかわからないのですけれども、太田市がマンモグラフィーと視触診の精密検査医療機関として市内で6施設選んでおります。そういう医療機関の中には、さらに高度な器械とスタッフもそろっているのではないかと思われますので、これらの医療機関で対応するということが考えられます。 ◆委員(高橋えみ) では、なかなかそこまではわからないということですね、わかりました。  そうしましたら、乳がんの発見で大事なのは、自分自身で異変に気づくことかなと思っています。自分で気がついて受診に至ったという方が6割というふうにも言われております。早期発見には検診を受診してもらうほかに、ふだんからの自己検診の意識を高めてもらうことが何より大切と思っております。そういった中で、お風呂に張っていただく乳がん早期発見のためのお風呂のポスターを作成していただいたと思いますが、活用と配付の仕方、また自己検診の啓発をどのように今後推進されていくのかお聞かせください。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) 前回の議会で議員からご指導がありまして、太田市も医師会の担当の先生、あとは印刷屋にこういう紙がないかというようなことを検討してまいりまして、やっと希望に沿うようなパンフレットが3月中にできまして、これから配付をしていくことになりました。実際には4月の保健事業の中で配りますが、やはり使い方とか、この紙が特殊なものですから、それらを詳しくお話をしてあげたいということもありまして、3歳児健診に来たお母様方1人ずつに説明しながら配りたい、それからいろいろな出張健康相談とかに出かけた際に1人ずつ説明をしながらお配りしたいと考えております。 ◆委員(高橋えみ) ぜひ丁寧に、また、特に若いお母様には行きわたるようにどうかよろしくお願いいたします。また、40代以上の方に関しても2年に1遍の検診ということですので、やはり日々の検診が大切かなと思いますので、女性全体に対して丁寧に配付をしていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  次に行きます。160ページ、4款1項3目、母子保健事業について伺います。関連して伺わせていただきますけれども、5歳児のお子さん対象に健やかアンケートを実施していただいたかと思いますが、再度確認で結果とこの目的、教えていただけますでしょうか。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) 5歳児アンケートについてご報告いたします。ことしはモデル事業ということで、市内の6園を選んでアンケートを配付いたしました。6園123名にアンケートをお配りし、100%123名の回収ができました。その中で臨床心理の先生による相談に誘導したいお子さんが39名、保健師による子育て相談への誘導が18名、相談誘導は不要、いわゆる問題なしは66名という結果になりました。支援が必要な子どもが約3割いるということがわかりました。 ◆委員(高橋えみ) 年中さんの健やかアンケートの結果で、誘導の見込みが39名、子育て相談誘導見込み18名となりましたが、この結果の通達というのはどなたが行ったのか教えてください。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) 結果の返し方ですけれども、アンケートを配るときも園の先生を通してお子様から親御さんにわたるようにいたしましたので、結果についても保育園の先生から保護者に対してお返しをお願いしました。 ◆委員(高橋えみ) 保護者の皆様からのさまざまな反応があったかと思いますが、お聞かせいただけますか。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) アンケートを書いた時期から3カ月ぐらいたってしまいましたので、お母様方も書いた内容を忘れてしまったりとか、びっくりしたとかいう方もおりました。あとは、電話をかけながらお話をしていく中で問題が少し解決されたりとか、少し様子を見てみようかとか、ではお話をした相談医療機関に行ってみようというような方も中にはいらしたということです。 ◆委員(高橋えみ) 誘導の見込み39名といただいたお母様は相当衝撃があったのではないかと思いますけれども、これもまた現場の皆様が一番感じていらっしゃるところだと思うのです。やはりこういったアンケートを行うのであれば、今、療育ではなく児童発達支援と言うようですけれども、お子さんの発達支援の場とお母さんを支える受け皿がなくてはいけないと思います。保健師を初め、結果の通達をしなければいけなかった幼稚園の先生がやはり一番痛感をされているところだと思います。県が開設しております発達支援センターは予約待ちでかなり待たされるようであります。この待っている間が大変不安で、お母様の精神衛生にとっても一番よろしくないと思っております。今後の対応をお聞かせください。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) 今後の対応についてですけれども、ことしモデル事業としてアンケートにかかわる全ての準備を始めるということから、あとはアンケート回収や評価に大変時間がかかってしまったということもあります。これから同じようなやり方でもしやるとすれば、職員を増員し、専門職員も配置していただかなければ、他の事業をやっていけるという保障がされないとちょっと無理かなということは思います。そういうスタッフを早くそろえていただける状況をつくるか、または5歳児の支援についてのやり方を、モデル事業である来年度についてももう少し新しいやり方を考えてみようかという意見も出ておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(高橋えみ) 最後に部長にお聞きいたします。この健やかアンケート、丁寧にぜひ進めていただきたいと思っておりますけれども、今までお話させていただいただけでも、やはり専門職の方が必要だということ、また、保健師の仕事の重量感はかなり大変だったと思うのです。この返信を返すだけでも、どうやって返信をするのかというところで大変悩まれたのではないかと想像をしております。いろいろな相談も、健康相談もあります。検診があって、検診が返ってきた後のデータの入力もあります。発達相談、育児相談といろいろ多岐にわたっておりまして、保健師の肩にずっしりとさまざまなことが乗っかってくると感じています。保健師が本来しなければいけない仕事がやはりあると思うのです。それはデータ入力ではないと私は思います。ですので、そういったことで保健師が本来しなければいけない仕事に力を注いでいただけるような環境整備と、同時にスキルアップをぜひしていただきたいと思っておりますが、それについてはいかがでしょうか。 ◎健康医療部長(中里敏雄) 委員おっしゃるとおり、確かに保健師の仕事というのは、まず人対人、対人関係から始まると思っております。それには、まずマンパワーの確保が必要ではないかとは考えますが、こちらにつきましては人事に関する問題でもございますので、人事採用担当ともよく協議を進めながら、できるだけスムーズな事業が行えるように協議をしてまいりたいと考えております。 ◆委員(高橋えみ) 最後に、人事課長に一言お願いいたします。 ◎企画部副部長(吉田稔) 保健師の人員の確保ということでありますけれども、こちらにつきましては、今年度採用試験で来年度職員として1名を採用予定としております。今年度保健師の退職はございませんので1名増ということであります。そして、今後についてですけれども、今後の新規事業、子育て世代の支援センターですとか、そういったところの新しい事業の状況、もう1つは保健師の時間外勤務の状況等も確認しながら、関係課と協議して保健師の適正な人員の確保に努めてまいりたいと考えております。 ◆委員(高田靖) 160ページ、4款1項1目、救急医療対策事業の中で消耗品費3万7,000円についてお聞きします。今年度の実績では、ここの消耗品費でAEDの看板を作成したとお聞きしておりますので確認なのですけれども、看板の作成枚数と残りの枚数をお聞かせください。 ◎健康医療部参事(野村克明) 今年度の作成枚数ですが、260枚作成いたしました。現在余りが53枚でございます。 ◆委員(高田靖) 残りが53枚ということなのですけれども、市長の施政並びに財政方針の中で、AEDのさらなる普及啓発に取り組みます、また、わかりやすく看板を設置するとともに市内全域に周知していければとあるのですけれども、しかしながら、消耗品費の予算が3万7,000円ということなのですけれども、これは足りませんね。どうされるのでしょうか。 ◎健康医療部参事(野村克明) 委員ご指摘のとおり3万7,000円だとちょっと身動きがとれないという状態であります。新年度、当課としては予算書どおりの予算要求をさせていただきました。そういう意味ですと作成する予定はございません。市長の施政方針並びに財政方針では、AEDの普及啓発に取り組みますという文字も並べておりました。また、その言葉の中には、小中学校の敷地内に、具体的には体育館の壁というのでしょうか、そこにすぐAEDを使えるようなセットをするというような理解をしております。そういう意味ですと、学校の区域内で利用できるように、また地区の活動のために利用できるようにということで、そう理解してございます。児童だけではなくて、学校開放の利用のときにでも利用できる環境をつくるということで、また現在、小中学校にも私どもが作成した看板が設置されておりますので、その看板を適材適所で文言を変えるということをお願い申し上げまして、当課とすると看板の製作というのは計画はしてございません。現地に合うように修正していただくということがまたさらなる周知と経費削減につながるものと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(高田靖) 市有の施設には現在ほぼAEDの看板が設置済みになっていると思うのですけれども、平成30年度計画していないということだったのですけれども、残りの53枚の枚数をどのような場所に設置すると考えているのかお聞かせください。 ◎健康医療部参事(野村克明) 現在の残りの53枚のこれからの配付計画につきましては、AEDを設置している163施設だと思いますけれども、そのところにも配付してある。その残りということでどう使っていくかですが、今現在では幼稚園とか保育園または老健施設等に、こちらから市民のために使わせていただけるというご承諾がいただければ、そちらにも配付の計画をしております。そういうことでどのくらいまた使っていただけるか、掲示できるか、これから未知数になりますけれども、そのような計画で配付してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(高田靖) AEDですけれども、さらなる普及啓発にはやはり民間の事業所の協力が必要不可欠だと思うのですけれども、それらの事業所にお願いとか協力する予定というのはどうなっているのでしょうか。 ◎健康医療部参事(野村克明) AEDのシールの関係ですが、平成29年2月に作成しました。作成枚数500枚を作成しました。その点で、民間のほうに配付しましたのが8枚であります。その看板のこれからの抱き合わせで啓発は進めていく予定なのですけれども、あくまでもこれは民間事業者で協力をいただけるところに配付をするということにかかわってくると思います。その点はシールに関しても看板に対しても同じ考え方であります。第一義的には事業所に市民に対する貸し出しを承諾してもらってからということが前提になりますので、また、それが広がれば今後の事業者の市民との貸し出しも承諾いただけるということで、市とすると強制するものではありません。あくまでも協力していただけるところを今後も拡大していくという考え方ですので、また改めて広報、ホームページ等々で広告を進めて募集の数をふやしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(高田靖) ということは、私は今、看板のことをお聞きしたのですけれども、この残りの枚数で民間の事業所に協力をお願いしていくということでしょうか。 ◎健康医療部参事(野村克明) まず、第一義的には幼稚園、保育園、老健施設等を進めていく。そこの点で残数があれば、その中で第二弾としては、うちのほうで看板を持っていてもしようがありませんので、必要なところに配付していく。その点で民間事業所のほうにも考えていかなければならないか、その点で協力していただけるところを今後は募っていく。そういう二段構えになりますけれども、ご理解をお願いします。 ◆委員(高田靖) 先ほどステッカーという言葉が出たのでお聞きしたいのですけれども、実際余りステッカーの協力事業所というのも今ふえていない状況があると思うのですけれども、ステッカーはこのまま継続ということですか。例えば、看板のほうにシフトチェンジという感じではなく、両サイドということでよろしいのでしょうか。 ◎健康医療部参事(野村克明) 委員のおっしゃるとおり、これは健康づくり課とすると両方ある、ステッカーにしても看板にしてもできるだけ配付をしていく。また、ステッカーも今協力していただける事業者が少ないですから、それもさらにまた広報はしていくつもりであります。ただし、それはあくまでも事業所の責任者の判断になりますので、そこのところはうちのほうは強制はしない、わきまえていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(高田靖) そうしたら、現在、看板に明記されている文言についてですけれども、現状ですと緊急の場合は下記までご連絡くださいとなっています。この文言ですと、例えば建物の敷地の小さな集会所、うちの集会所にもついているのですけれども、そのような場所にはこの文言だとちょっと合わないかなという気がするのです。例えば、そのような場所には、緊急の場合には使用できますという単純な文言のほうがいいのかなという思いがあるのですけれども、その点についてはどうお考えなのかお聞かせください。 ◎健康医療部参事(野村克明) 委員の地元の集会所にご設置ということで大変ありがとうございました。看板は1メートル掛ける50センチメートルという看板でありまして、この文言につきましても公共施設を主にということで、広範囲な面積が、なかなか取りに行くのにも時間がかかるようなことを設定いたしました。本来ならば、いろいろケース・バイ・ケースで設置場所も検討しながら作成するべきだったのでしょうけれども、そうするとかなりのコストといいますか、1枚単価も上がってきてしまいます。そういう意味で1種類のみをつくらせていただきました。そういう意味で現場にそぐわない部分がありましたら本当に申しわけないのですけれども、委員のところですと緊急の場合は使用できますという文言等のご修正をお願いして、今のところつくったばかりですので、しばらくそのような修正をお願いできないかなと思っております。大変申しわけありませんけれども、よろしくお願いします。 ◆委員(高田靖) 最後に副市長にお聞きしたいのですけれども、今、現状ですと消耗品費3万7,000円という予算で、現実的にはこの予算ではさらに看板をつくることはできないと思うのです。施政並びに財政方針の中で市内全域に周知というところをうたっている以上は、やはりしっかりと予算をとって、民間の事業所に協力をお願いしていくといったことが必要だと思うのですけれども、副市長のお考えをお聞かせください。 ◎副市長(木村正一) ご指摘のとおりだと思います。3万7,000円云々は別にしまして、市長の施政方針の説明でもありましたように、要するにAEDの設置場所、あるいはAEDがあるということを市民の方に万が一のときに認識していただくという太田市としての考え方を、いわゆる市中の民間会社、あるいは個人でもいいと思うのですけれども、そういった人たちに、そういった場所にご理解をいただきつつ、賛同を得ながら、予算的には措置をしていくというステップになると思いますので、そういうふうに今後進めていくことが肝要かと思います。 ◆委員(高田靖) ステッカーは、言葉は悪いのですけれども失敗かなという気がしているのですけれども、看板に関してはぜひ幅広い事業所とかにお願いしていただきたいと思います。  次に行きます。162ページ、4款1項4目、健康管理推進事業の中で各種業務委託料500万円の内容についてお聞かせください。 ◎健康医療部参事(野村克明) 各種業務委託料500万円は、当課で今年度後半から開始しました太田市のおおた市民健康意識向上モデル事業という事業でございます。これは、20歳以上の人でお元気な方が参加料の1,500円を払っていただいて、いわゆる運動と食の大切さを普及したいということであります。その点で会員の皆様には活動量計、いわゆる歩数計みたいなものをつけていただいて、開始前と開始後を比較したいということで今計画をしております。市民の方は、テレビですとか新聞ですとか本ですとか、いろいろ情報量が多い時代になってきました。その中で、市とすると食と運動は大切なのだよということを気づいていただくという位置づけで開始した次第です。そのようなぐあいですので、よろしくお願いします。 ◆委員(高田靖) おおた市民健康意識向上モデル事業ということだと思うのですけれども、昨年12月から本格的に始まりました。当初は300人限定ということでありましたが、最終的には何名が登録したのか、また、次回は何名程度募集を予定しているのかお聞かせください。 ◎健康医療部参事(野村克明) 300人募集したところ、現在234名の参加でございます。また、新年度におきましては、会員登録するときのIDを付与します。そのIDを管理するために少し価格が、メリットがあるのが500名以上になりますので、その点ですと平成30年度は270名以上を考えております。トータル500名以上を考えていますので、ご理解いただきたいと思います。 ◆委員(高田靖) 現在はまだイベントの途中だと思うのですけれども、実際に参加している生の声といいますか、感想など、どのような意見があるのか、また、それを所管として把握している課題などがあればお聞かせください。 ◎健康医療部参事(野村克明) 参加者からアンケート等は数多くはとっておりませんけれども、参加者からの言葉をおつなぎしたいと思っております。以前から歩く習慣がついたよ、毎日少し歩いているので少しずつではあるけれども健康になったよ、今まで階段が上れなかったのが少しずつ上れるようになったよ、以前よりも健康だとか食に関心が持てたよ、そのようなお言葉もいただいております。これが活動量計ですのでデジタルで表示されていますので、何となく歩いているのではなくて、歩数で管理できますので、そういうメリットはあるからこれは続けたほうがいいよね、積極的に体を動かすためにはどれくらい動かなくてはならないかということを意識するようになったとか、具体的にはふくらはぎが1センチぐらい大きくなったよ、そのようなこともあります。そのようなご意見いただきますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(高田靖) これは私自身も歩数計を常に首からかけているのですけれども、例えば以前よりも確実に階段を使うようになったと思いますし、この事業の本来の目的であります健康に対する意識は確実に向上したと私自身は思っています。ですが、余り体型は変化していない、意識だけは変わったというつもりではおります。ですから、私自身、この事業に対して非常に評価しておりますので、より多くの市民に参加していただきたいという思いがあるのですけれども、そのためにはやはり他の部署、例えばスポーツ振興課などとも連携して大々的に宣伝して、より多くの市民の健康意識が向上するようにしていただきたいと思うのですけれども、最後に部長、お考えをお聞かせください。 ◎健康医療部長(中里敏雄) 委員ご指摘のとおり、確かにより多くの市民の方々にこちらの事業を知っていただいて、できるだけ多くの方に参加していただく、最終的には健康意識の向上につなげたいというのがこの事業の目的でございます。ただ、委員がおっしゃいましたスポーツ関連の関係各課はもちろんでございます。ご協力をいただいて周知を図っていただきたいと思いますが、逆に言うと、スポーツ関連の事業に参加していらっしゃる方は、もうある程度健康意識を持たれている方ということも言えるのではないかと思っておりますので、スポーツ健康関連にとらわれずに、できるだけ多くの関連各課に協力を依頼いたしまして、この事業の普及が図れればと思っております。なお言えば、今現在参加していらっしゃる方がこの事業は本当にいいよという形で周りの方を引っ張ってきていただいて、目標の人数を達成できるようにしていければと考えております。      ◎ 休     憩                                      午前11時06分休憩 ○委員長(星野一広) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午前11時25分再開 ○委員長(星野一広) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(星野一広) 先ほどの高藤委員の質問について、小林主幹から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) 調べました結果、平成28年群馬県の人口動態統計という資料から、太田市の生後4週間未満の新生児死亡については、人口1,000人対1.2人、生後1年未満の乳児死亡率に関しましては、人口1,000人対1.2人ということになっております。また、平成27年度につきましては、新生児が同じく1.1人、平成26年度が0.6人、乳児が平成27年度が1.7人、平成26年度が1.1人という数字でございます。よろしくお願いします。 ○委員長(星野一広) 高藤委員、よろしいでしょうか。 ◆委員(高藤幸偉) はい。 ○委員長(星野一広) 他にご質疑ありませんか。 ◆委員(正田恭子) 166ページの4款1項6目、火葬室使用料助成金についてお尋ねいたします。現状について、火葬場の使用件数はどのくらいありますか。2年、3年お願いいたします。 ◎市民課長(大隅友成) 火葬室の使用件数についてでございますが、平成27年度からお答えいたします。平成27年度が1,802件、平成28年度が1,891件、平成29年度ですが12月末までのデータで1,392件でございます。(後刻発言の訂正あり)火葬室の使用料につきましては、本市の住民の方に関しては無料でございます。他市町村の方については使用料が3万円となっております。 ◆委員(正田恭子) 今、高齢者社会で非常に高齢者の死亡率が高く、件数は非常に多いと思いますが、平成29年度が下がっているということはどういうことでありますか。平成29年度に火葬室使用の件数が少ないということはどういうことでしょうか。
    ◎市民課長(大隅友成) 平成29年度につきましては、平成29年12月末までのデータでございます。まだあと3カ月ありますので、件数がふえていくと思います。 ◆委員(正田恭子) 失礼しました。それにしても、今、火葬炉は何基あって何台稼働しておりますか。 ◎市民課長(大隅友成) 火葬炉でございますが、現在6基稼働しております。 ◆委員(正田恭子) 太田市斎場の火葬炉が全て稼働しているわけですか。 ◎市民課長(大隅友成) そのとおりでございます。 ◆委員(正田恭子) 斎場は足らないということで、大泉町のものを使用するとかというお話も漏れ聞いておりますけれども、では当分6基使えるということはほかに移転する、ほかのところに建設するということは必要ないということでありますか。 ◎市民課長(大隅友成) 当面は現在の斎場を使っていくことになると思いますが、今後でございますけれども、団塊の世代の方が対象になったときに火葬件数がふえてくると思われます。そのときには新しい施設についての検討が必要になるかと思います。 ◆委員(正田恭子) ここのところ、高齢者の死亡率が高く、他の斎場に行ったり、桐生市、伊勢崎市の斎場に行くことも非常に多く、そこに行ったときに、やはり伊勢崎市も桐生市も新しくできたのか、非常に立派な斎場であるということです。山の中にあるとか、郊外にあるとか、そういうところに斎場が位置している中で非常に心穏やかに、その斎場で心が安らぐというか、亡くなった方に対する思いということもすごく感じられるということを感じます。太田市の斎場は市街にあってとても狭いということと、古くて循環してお水をあげているとか、そういうことをしているところはありません。その後の振る舞いの会場に対しても、非常にゆったりと穏やかにできる部分がありまして、斎場のことを言うのもちょっとと思いましたけれども、ここのところ出かけることが非常に多いので感じることが多いのです。部長にその件に関してお聞きいたします。 ◎市民生活部長(岩崎道博) 斎場の建設でありますけれども、1月6日の新聞報道にもございましたように、1市3町の広域体制でやっていきたいというような報道がされております。場所とかその辺はまだ未定なのですけれども、とりあえずは広域で事務レベルの協議を行って、それがまとまれば事務局を設置し、今後の場所とか運営方法の具体的な検討に入るというような状況であります。現在の斎場は確かに6基で、これから将来の死亡者数、火葬件数がふえていきます。恐らく25年から30年後ぐらいにはピークを迎えると思いますので、ぜひその間までには新たな斎場を建設して、最期のお別れの場となるようなふさわしい斎場を建設していきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。 ◆委員(正田恭子) 副市長にこの件に関してお話を伺います。 ◎副市長(木村正一) ただいまの部長の答弁どおりなのですけれども、考え方としまして、太田市の現斎場は築後35年だったと思いますけれども経過しておりまして、老朽化が進んでいるということが1つ。それから、いわゆる斎場ですとか水道ですとか、あるいはごみの清掃センターですとか、こういったものというのは日常生活といいますか、人間が営みをしている以上、必ずお世話になるところでありまして、全国的に見ましても広域化による、いわゆるイニシャルコストに対する負担の軽減ですとか、あるいはそれぞれの自治体がそれぞれ同じような施設を持つ不効率を回避するために広域化の検討というのは1つの手法だと考えております。ただし、まだ具体的にいつ、どこで、どういった形でということは決まっておりませんので、これから3町の関係する部局とのいろいろな連絡会議ですとか調整を経て結論を導いていきたいと考えております。 ◆委員(八木田恭之) 私は、456ページからの下水道事業等会計予算の中で、近年、下水道の耐震化、あるいは長寿命化ということで対策に取り組んでこられていると思うのですが、それに絡むかと思うのですけれども、南庁舎の南道路側にマンホールトイレが設置されて、工事が多分終わったのではないかなと思います。まずその概要についてをお聞きしたいと思います。 ◎都市政策部参事(川口俊哉) マンホールトイレでございますが、このトイレにつきましては、総合地震対策事業の一環としまして、災害時におけるトイレが使用不能となった場合の確保ということで、現在南庁舎の駐車場に設置しているものでございます。こちらにつきましては、緊急時にそこに下水管を伏せまして、マンホールが5つ設置してあります。そのマンホールの上に便座を設置して、その上にもカバーをかけるのですけれども、そのような状態にしまして、緊急時に使用していただく施設でございます。この事業は今年度事業ということで施行しております。 ◆委員(八木田恭之) 総合地震対策ですか、これは国の財政支援というのはあるのですか。 ◎都市政策部参事(川口俊哉) この事業は社会資本整備総合交付金事業で、その中の防災・安全交付金というもので2分の1の補助がございます。 ◆委員(八木田恭之) そのほかにも下水道施設、管路等の耐震化というものもやられていると思うのですけれども、この予算の中ではどういうものがありますか。 ◎都市政策部参事(川口俊哉) 地震対策事業でそのほかとしましては、下水の幹線水路の事業で管渠の中でボックスカルバートといいまして、箱型の管渠になりますが、それの内側に補強工事をする事業を現在行っております。また、マンホールにつきましても同じような内側を補強する工事をしております。 ◆委員(八木田恭之) 非常時に備えた対策もとられているということであるのですけれども、マンホールトイレについて、今までの災害の教訓としてトイレが課題になってきた中の回答の1つだと思いますけれども、今後の設置予定等はありますか。 ◎都市政策部参事(川口俊哉) 下水道施設課としての予定は今回だけでございます。 ◆委員(八木田恭之) 国からの財政支援を受けるには一定の条件があると思うのですけれども、その中で、太田市の災害対策としてほかにつけられるところがあったらつけていったほうがいいのではないかと私は考えるのですが、例えば、これから改修が予定されている運動公園、陸上競技場の改修が予定されています。あるいは学校で言えば、義務教育学校で大きく改修するというような計画もこれからできてくると思いますので、その点を含めて今後の太田市の災害対策としてどう考えていくか、これは総務部長になりますか、お願いします。 ◎総務部長(相澤一彦) 確かに災害対策の面からはマンホールトイレ、大変助かる施設だと思います。それを設置できる環境というのも、まずどこが適しているかというのも見きわめなければならないでしょうし、そうした中で下水道施設課と相談をしながら、今後新たに整備をする地点が見つかれば、積極的に取りつけていきたいとは考えてございます。 ◆委員(矢部伸幸) 先ほど同僚委員が何人か質問しましたけれども、162ページの市民健康診断事業についてお聞きします。実際受診率は上がっていますか、横ばいですか。 ◎健康医療部参事(野村克明) がん検診の受診率が本当に横ばいで、傾向的には頭がなかなか持ち上がっていかない、これは何かの策を講じなければいけない時期かと判断しております。なかなか伸びない状態だということでよろしくお願いします。 ◆委員(矢部伸幸) がん検診の種類はどのくらいありますか。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) 平成30年度に予定していますがん検診ですが、胃がん検診、大腸がん検診、子宮がん検診、乳がん検診、前立腺がん検診、それらになります。(後刻発言の訂正あり) ◆委員(矢部伸幸) 5種類ということでいいのですね。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) そのほかに、肝炎ウイルス検査とかヘルスチェック、あと歯周病検診というものもあります。 ◆委員(矢部伸幸) 何種類かがんに関する検診があるということで、ワンコインにこだわらず、いろいろな種類の検診をしていただくことで、やはりがん関係に関しては早期発見、早期治療がとても大切だと思っていますけれども、そこら辺、早期発見という意味ではどのように捉えていますか。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) 検診を受けていただいた方に精密検査等の指示が出た場合、指示が出るまでに約1カ月ぐらいかかります。その場合には、地区担当の保健師が精密検査の結果と次に精密検査を受けていただく場合の医療機関に持っていっていただくような書類等一式を用意しまして、該当の方の家庭訪問に回っております。精密検査をできるだけ多くの方に受けていただくように努めております。 ◆委員(矢部伸幸) 早期発見がとても重要だということでいいですね。先ほどの健康寿命がアップするとかそういうところで、健康志向がとても高まっている今、体を鍛えるほうがすごく重要視されていて、早期発見の部分がやはり周知というか、皆さんが知っていないという部分があって、それがまた受診率の向上につながっていないのかと思っています。健康とかそういうものは真面目につくるとか真面目な対応をするというのがとても大切なのですけれども、ただ、ちょっとふざけた周知の仕方というのもアイデアを持っていまして、早期発見なので、里見八犬伝があるので、太田市がん早期発見伝みたいな冊子をつくって、8個あるからそれに何々検診、何々検診、8個使ってそういうものを知らせるとおもしろいかなと思っているのです。ただ、早期発見伝でちょっと調べたら漫画が1個あるのですよ、難聴・早期発見伝というのがあって、そこが使えるかどうか、コンプライアンス関係でどうかなと思うのですけれども、ただ、健康だとすごく真面目というものよりも、ちょっとふざけた感じのPRの仕方というのもあったらいいかと思うのですけれども、そこら辺はどうお考えですか。 ◎健康医療部参事(野村克明) 委員からすばらしいご提案をいただきましてありがとうございます。私たちがポスターをつくるにしても、文章を書くにしても、本当にいつもどおり、この周知の仕方もいつもこういう形でやってきました。受診率がアップしないのも、恐らくそういう一因もあるのだろうということで私も理解しております。これからはプレスの仕方、いかにして自分が検診を受けたいという形をとるためにはいろいろな方法もあるかと思いますので、いろいろな形を研究させていただいて、また、委員のおっしゃるようなソフトな面のほうの周知も図ってまいりたいと思います。本当にありがとうございます。よろしくお願いします。 ◆委員(矢部伸幸) 健康とか健康づくりとかというのは真面目なイメージが強いということで、部長、とても真面目そうですけれども、どうお考えでしょうか。 ◎健康医療部長(中里敏雄) 本当に貴重なご意見ありがとうございます。肩肘張らずに気軽に検診を受けるという風潮が非常に大切ではないかと思っております。私が見た電車の中づり広告でも、武田信玄、上杉謙信になぞらえまして、早目の健康診断、進言を、検診をというようなものも見たことがございます。そういったことでより検診を身近に感じるような、しゃくし定規にならないで簡単に受けてみようというような雰囲気をつくっていくことも大変重要ではないかと考えております。 ◆委員(矢部伸幸) ぜひ、いろいろなアイデアを出していただいて取り組んでいただければと思います。  次の質問に移ります。先ほども同僚委員が質問されましたけれども、166ページの4款1項6目、斎場管理運営費ですが、総合計画の中に斎場の建設事業、整備事業がありますけれども、大まかな今後の予定が決まっていたら教えてください。 ◎市民課長(大隅友成) 斎場の整備計画の今後の予定ですけれども、現状では今後1市3町の斎場の関係課で研究会を開いていく予定となっております。 ◆委員(矢部伸幸) これは太田市だけでなく、ほかのまちとの絡みがありますので、時間がまだきちんと決められない部分もあると思うのですけれども、前回の火葬炉の改修から、平成27年、平成28年あたりだったと思うのですけれども、そのときに延ばせたのが約6年だということで、そうすると平成32年、平成33年あたりにはまた火葬炉の限界を迎えるのかと思うのですけれども、そこら辺の見解はどうですか。 ◎市民課長(大隅友成) 火葬炉につきましては、7年前後ぐらいで定期的な火葬炉内の改修が必要になってきます。現状の火葬炉を使える場合には今委員がおっしゃった時期に改修が必要になろうかと思います。 ◆委員(矢部伸幸) 火葬炉の修繕に対してはかなりの金額がかかったと記憶しています。そうすると、この平成32年、平成33年ぐらいまでに何らかのある程度の方向ができれば、そのころにはでき上がっていてほしいぐらいのものなのですけれども、時間的にもうことしが平成30年ですからそこまでは少し厳しいのかと思いますけれども、そこら辺、火葬炉の改修とかもいろいろこれから予定していくということでよろしいですか。 ◎市民課長(大隅友成) 新しい火葬炉の建設にはかなりの期間がかかりますので、今後も今おっしゃられた期間に大規模な改修が必要になろうかと思っています。 ◆委員(矢部伸幸) 斎場におきましては、ごみ処理施設も迷惑施設という意味合いでとっていますけれども、斎場も迷惑施設という意味合いで捉えてよろしいですか。 ◎市民課長(大隅友成) 住民の方の合意を得て建設することが難しいという意味では、そのような施設になるかと思います。 ◆委員(矢部伸幸) そうすると、今度ごみ処理施設がほか3町と一緒で太田市にできるということで、逆に火葬場というのを太田市以外のところでつくるというので、バランスよく、ごみのほうは太田市で受け持つけれども、斎場のほうはほかのまちでというような方向で、いろいろ持ちつ持たれつの関係でほかのまちと仲よくやっていただければと思いますけれども、部長、最後に今後の斎場においてコメントをお願いします。 ◎市民生活部長(岩崎道博) 新設の場所についてはまだこれから協議するということですので、全く未定であります。ただ、今回、1市3町でやるということで、広域体制でやるという方向性が出ましたので、この方向性が示されたことは確かに一歩前進した気がいたします。広域で行うことのメリットを十分に生かしまして、3町とも十分に協議をして進めていきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。 ◆委員(矢部伸幸) ぜひほかのまちとも仲よくやっていただきたいと思います。  続きまして、同じページです。こちらもまたほかの委員が質問しましたけれども、4款1項7目、LED照明器具設置報奨金について違った角度からお伺いします。LEDに変えるということで、それが二酸化炭素の削減になってクールチョイスということで、環境に向けてできると思うのですけれども、誰でもこれは変えられるのですか、それとも何か一定の基準みたいなものがあるのか教えてください。 ◎環境政策課長(高橋公道) 支給が受けられる条件ということでお答えいたします。条件といたしましては、もちろん市民であることということはあるのですけれども、みずからが居住する市内の住宅に設置するものであること、市内の販売店で購入すること、購入額の最低を1万円としています、1万円以上の購入であること、それと申請人本人及び同一世帯に市税の滞納がないことという条件でさせていただこうと思っております。 ◆委員(矢部伸幸) 確かに市民の方に報奨金を出すということで、大変ありがたい話でございますが、ただ、誰でも彼でも変えられるというところに少し違和感を感じていて、何か1つ条件をつけてもいいかと思っています。その中で、最近エフエム太郎をよく聞くのですけれども、エフエム太郎の中で1軒1灯運動というものをやっているのをご存じかどうだかわからないですけれども、最近、防犯灯が暗いとか足らないとかという話になっていて、やはり道路とかそういったところの明るさが足らないという意見をおっしゃる市民の方が多いです。この1軒1灯運動、玄関先に明かりを常につけていただくことを条件にこの報奨金をつけるということで、1軒1軒の玄関先が明るくなって、それが太田市全体の道路の明るさにつながって安心安全につながっていけばと思っているのですけれども、ここは部長、こういった意見、どうお考えですか。 ◎産業環境部長(板橋信一) 今回のLEDの関係については、CO2削減、クールチョイスということが目的となっておりますので、防犯の観点云々というとちょっと別のことになるかと思っております。中には防犯灯で申請する方もあると思いますので、今後についてはそういうものも鑑みながら、勘案しながら検討はしてまいりたいと思いますが、来年度の予算につきましては、当面LED、クールチョイスとか地球温暖化とかCO2削減とか、そういうものを目的にしたものでありますので、そういう方向でまいりたいと思います。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(星野一広) 先ほどの正田委員の質問について大隅課長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎市民課長(大隅友成) 先ほど斎場の火葬室の使用件数についてのご質問がありましたが、お答えしたのは太田市内だけの数字でございました。太田市民と太田市外の住民を含めた全体の使用件数でございますが、平成27年度が1,874件、平成28年度が1,952件、平成29年度が、これは12月末までの数字でございますが、1,431件となっております。よろしくお願いいたします。 ○委員長(星野一広) 正田委員、よろしいでしょうか。 ◆委員(正田恭子) はい。 ○委員長(星野一広) 先ほどの矢部委員の質問について小林主幹から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎健康づくり課主幹(小林道子) 先ほど、がん検診5種類と申しましたけれども、正しくは肺がん検診も入りまして6種類となりますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(星野一広) 矢部委員、よろしいですね。 ◆委員(矢部伸幸) はい。 ○委員長(星野一広) 他にご質疑ありませんか。 ◆委員(石川忠宏) 168ページ、4款1項7目環境衛生費、環境保健委員会運営委託料2,083万5,000円の委託先と使途を具体的に教えてください。 ◎環境政策課長(高橋公道) 委託先といたしましては、各行政区単位でございます。環境活動にお使いいただくということで、委託料ということでお支払いしているものです。使い道につきましては、各地区の実情に合わせてお使いくださいということにしておりますが、どういったことに使われているかの例につきましては、例えば花の苗を買うとか肥料を買うとか、鎌とかほうき、ちり取りといった消耗品、それとかコピー用紙代、印刷代、会議で出すお茶菓子、クリーン作戦で飲み物を出すとか、活動に車を使うということであれば燃料代としてのガソリン代等に使っていただくということで、委託金としてお支払いしているものでございます。 ◆委員(石川忠宏) では、運営委託料はどのように算定されているか教えてください。 ◎環境政策課長(高橋公道) 隣組数、世帯数と均等割ということで算定してございます。まず、組割ですが、隣組数掛ける1,000円、世帯割ですが世帯数掛ける80円、それと均等割として一律に2万5,000円という計算でございます。 ◆委員(石川忠宏) 次に、自治会の環境保健委員長と環境保健副委員長のいわゆる報償というのですか、手当はどのように算定されているか教えていただきたい。 ◎環境政策課長(高橋公道) 各行政区単位の環境保健委員長、副委員長ということでお答えしたいと思うのですけれども、各受け持ちの世帯数が何世帯あるかで単価が決まっております。例えば、ゼロから100世帯ですと4万5,000円、一番大きい単位としますと、1,001世帯以上が9万9,000円です。それと、副委員長には一律ということになりますが、単価で1万8,000円というのが年の報償費でございます。 ◆委員(石川忠宏) それでは、環境保健委員に委託、お願いしている仕事内容をお尋ねします。 ◎環境政策課長(高橋公道) 1つは、全市一斉のクリーン作戦が春、秋にございますけれども、そちらの指揮、指導、ごみステーションの適切な使用についての指導、不法投棄の情報提供をいただく、あとは未管理地、例えば空き地、空き家の雑草等の苦情をこちらで受けますので、そういった情報提供などでございます。 ◆委員(石川忠宏) 環境衛生委員長、副委員長の仕事の内容を先ほど聞かせていただいたのですけれども、これを考えると報償の増額が必要ではないのかなと私は考えるところがあるのですが、この辺についていかがでしょうか。 ◎環境政策課長(高橋公道) 金額は世帯数に応じて、世帯数を多く受け持っている地区につきましては報償も上がるわけですけれども、適切な金額が幾らというのはなかなか算定が難しいかと思います。こういった金額でここ何年かはいっているわけなのですけれども、地区によって大変なところもあるかとは思うのです。来年度もこの計算で予算計上しておりますので、こういった報償でご理解いただけるようにお願いしたいとは思います。 ◆委員(石川忠宏) 仕事内容を考えますと、皆さんやりたがらないような中身だと思うので、ぜひ上げる方向で今後ご検討をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎環境政策課長(高橋公道) ほかの市の委員の報償とか他市の状況とかも調べてみる必要があるかと思いますので、そういったことを調べることから始めたいと思います。今後のことはちょっと今ここではお答えはできません。 ◆委員(岩崎喜久雄) 165ページ、4款1項7目環境衛生費、歴史のある話になってしまうので、この環境衛生費に関連した質問をしていきたいと思っております。さかのぼるところ、使用目的として太田市の焼却灰の埋立用地といたしまして、実は昭和51年の4月1日から清掃事業の完了するまでという形で、今現在、県道142号線の太田市牛沢町石田川の手前、東橋の南方になるのですけれども、この清掃事業の完了するまでという形でございますが、いつごろまでの埋立作業があったのか、期間を示していただければ、わかりましたらお願いします。 ◎清掃事業課長(坂本弘) 牛沢地区の大正坪という場所の多分旧焼却施設だったところの話かと思うのですけれども、昭和51年から平成5年まで土地の賃貸借契約をして焼却灰等を埋めていたということになります。 ◆委員(岩崎喜久雄) この地主さんが実は15名いらっしゃいまして、非常に理不尽な話で申しわけない話をいろいろ聞いております。面積が約1ヘクタール、9,567平方メートルという形の面積でございますが、田を掘削して当時の焼却灰の予定が太田市の産業廃棄物が入っているという形ですけれども、これが量的なもの、私が推定するにはパッカー車にすると何千台、何万台にも及ぶという推定もあるのですけれども、所管としては、太田市のごみが一切そこに埋設されたということでもありますので、どのくらいの推定の量が入っているかということもきょうは聞きたいと思うのですけれども、お願いいたします。 ◎清掃事業課長(坂本弘) 面積がさっき委員のおっしゃいました9,567平米、埋め立てをした深さが約4メートルとなりますので、埋設量にいたしますと、ざっと計算した中では3万8,000立米になるかと思います。 ◆委員(岩崎喜久雄) 昭和51年4月から平成5年の間、この焼却灰または産業廃棄物が約17年間埋設をされたわけでもあります。その後、表土を1メートル盛って、表土といっても農作物ができるような表土ではなかったという話も聞くのですけれども、田を掘削して埋設した後、農地としてまた返還したという形でもあります。今日まで25年間、埋設したときに水路や道路も太田市のほうから整備してくれるという話も話の中ではあったのですが、履行されなかったという現実もあります。現在の状況ですけれども、草木が生い茂っていまして、私が中に入っても私の倍ぐらいの高さの草木が深く生い茂っているわけでもあります。有害鳥獣の格好のすみかとしてもなっております。景観としても非常によろしくない景観ともなっております。その中に、周りには産業廃棄物を捨てないでくれという大きな看板と大きなくいがありまして、それに鉄線が張りめぐらされています。これが農地として現実にいかがなものかと。そして、過去25年間の農地としての税金をずっと農家は太田市に支払いをしているという現実でもあります。そのような中で、この現実に対しての所感、お考えをお聞かせいただきたいのですけれども、お願いいたします。 ◎清掃事業課長(坂本弘) 昨年の10月5日に委員さんを初め地権者の方、また市側といたしましても当課並びに農業政策部、農業委員会、担当課と現地でその状況を確認させていただきました。私も出席いたしましたので内容は承知をしております。ただ、賃貸借契約を結びまして、その後、ご本人も現地に立ち会って、表土を入れて畑として返したということも立ち会って確認していたと思われますので、現在ではその後25年経過しまして、確かに草とかつるとか茂っている状態でありますけれども、当課といたしましては、当時は賃貸借契約をして了解してもらって返したということで認識をしております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 通りを通っていろいろな方にあそこは何だいとよく話もされます。健康増進センターの利根の湯、そしてまた公園、近くにふれあい農園もあるわけです。そのようないろいろな形でこの跡地を農地として、例えばホウレンソウとか野菜一つもつくった経緯がないわけです。農家の方ができないということです。何とかしてこの40数年間の歴史ある原地を、原野とか林野とかというふうな地目変更もそろそろ太田市として考えていただきまして、当時は産業廃棄物の法律がなかったとか何とかと言います。そしてまた、農業振興地域の整備に関する法律の第13条2項においても、それから基本に考えていただきまして前後処理、そしてまた寛大な措置を私も本当に心からお願いをしたいのですけれども、その点について部長、お願いしたいと思います。 ◎産業環境部長(板橋信一) ただいまの岩崎委員のお話ですが、私も1年ぐらい前に現地へ、先ほどの坂本課長と一緒に行ったわけではないですけれども、その現場というのは確認しております。先ほど課長からあったとおり、その当時、要するに土地を借りたのを返して表土を1メートル盛ってということで、その後25年というお話なのですが、そのときに地権者の方がそれ以降ずっと、農作物ができるできないは私はわからないですけれども、きちんと管理をしていれば今の状態には多分ならなかったのかと思うのです。今の状態になって、大きな木も生えたり、雑種地というか山林というか、そのような形にはなっておりますけれども、その手当てするのはずっと前にすればもっと早くはできたのかとは思います。今後につきましては、環境部門としては当時25年前、きちんとした手続を踏んで返還したということでありますから、今後の使用とか、先ほど委員がおっしゃったように市民農園という話もありましたが、農家の人が農作物をつくれないのに総合市民農園というのはどうなのかと私は思いますけれども、私は農業委員ではないので、それが農振除外して転用できるか云々ということはわからないですが、それをどうにかするのだとすれば、除外申請して転用して、その他いろいろな方向に、例えばスポーツできるところだとか太陽光のパネルだとかいろいろあると思うのです。それはそれができないことには始まらないことなので、部長として的確な答えになっているかはわからないですが、先ほどの課長の答弁のとおり、25年前としてはきちんとした手順を踏んでありますので、産業環境部としてはそれ以降のことについては、ただ、今現在の環境面とかそういったものについては今後、環境政策課もありますので、環境云々についてはそれで検討する余地はあると思います。そのような回答になってしまいますが、よろしくお願いします。 ◆委員(岩崎喜久雄) 実際問題として断腸の思いなのです。そしてまた、金額と先ほどから言われましたけれども、9,567平方メートル、そしてまた約1ヘクタールという形でも1年間15人の地主に対して1年間74万円ですよ。1年間74万8,790円、これしか支払われていない、これが現実。皆さんに聞くのも酷なのですけれども、私が思うには、この土地をできれば関連した所管の皆さんが現地へ行って視察をやってみたらいかがですか。そして、できれば原野なり林野なりという形で税金もゼロに等しいような形の寛大な措置もできるわけです。いつまでも農地だ何だと言ってお金を払って、この15人の方たちが今もう平均85歳にもなっているわけです。亡くなっている方も半分ぐらいいます。何とかして太田市そのもので、メードイン太田という形で来ているわけですから、今のこの時代に、このような古いものを遺産として残しては私はいけないと思うので、きょうこういった形で提案、提言させていただきました。この点に関しまして、もう1度お答えをお願いいたします。 ◎産業環境部長(板橋信一) 岩崎委員の気持ちはよくわかるのですけれども、ただ土地利用につきましては、産業環境部では土地をどうするかということは所管ではないので、今お話もありました税金減免云々という話もうちのほうでは所管ではないので、所管するところにお答えをしていただいたほうが、私、いいかげんなことは言えませんので、よろしくお願いします。 ◆委員(岩崎喜久雄) 当時というと、皆さん人事異動もあればそうなのですけれども、やはり現実を見て、視察していただいてぜひ方向性を見きわめていただきたいです。 ○委員長(星野一広) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(星野一広) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                      午前12時16分休憩 ○委員長(星野一広) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後1時20分再開 ○委員長(星野一広) 休憩前に引き続き会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。
     また、執行者の席でワイヤレスのマイクのところがあると思います。ちょっと遠いようですので、口元につけていただきますようにご注意願います。      ◎ 5款労働費〜7款商工費に対する質疑 ○委員長(星野一広) 次に、5款労働費から7款商工費までについて審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(高橋えみ) それでは、196ページ、7款1項3目、創業支援事業委託料に関連してお伺いをいたします。  現在、リサーチパークの中に産業支援センターの一室を6個に区切って月1万円で事務所として貸し出しをしていただいていると思います。前回、担当課の課長からご答弁いただいたとおり、起業した場合に事務所が自宅にあるというよりも、公共施設の中の一室に事務所があるという信頼性のイメージとして大変有効に使える場所だと思いますというご答弁をいただいて、本当にそのとおりだと思います。こういったスペースをぜひ拡充していただきたいと思いますが、その前に拡充、もっと貸してほしいという声はあるのでしょうか、お聞きいたします。 ◎産業環境部副部長(岡島善郎) 今、高橋委員がおっしゃられましたスタートアップ準備室の関係ですけれども、今現在、6つのブースを用意しておりまして、4つの方にご使用をしていただいて、2つ空いておりますので、まだ利用のスペースはあると思います。 ◆委員(高橋えみ) それでは、もしいっぱいになるようでしたら、ぜひ拡充をしていただきたいと思います。  なでしこ未来塾、3期生を送り出していただいたかと思いますけれども、そういった中で今後もっとこうしたらいいのではないかとか、何か課題がございましたら教えてください。 ◎産業環境部副部長(岡島善郎) なでしこ未来塾につきましては、平成27年度から始めさせていただいた事業でありますけれども、今現在で10名の方が起業に至っているというところもあります。なでしこ未来塾につきましては、起業をするのも目的ではありますけれども、その後、継続的に事業をしていただいて太田市に貢献していただくということが最大の目的になるかと思いますので、今、起業してから10年間で企業生存率が6%ぐらいになってしまっているということもあります。そういった中で、支援をいかに続けていけるかというのも工業振興課の役割になるかと思いますので、そういったところが課題というか、そういったところを支援していくべきかと考えております。 ◆委員(高橋えみ) ぜひお願いいたします。  そして、今お話があったとおり、経済産業省の資料の中に、女性が起業する際の課題は、男性と比べて経営に関する知識、事業に必要な専門知識といったノウハウ不足と回答する割合が大変高い。女性が起業時に欲しかった支援というのは、起業した後、同じような立場の人との交流の場、経営に関するセミナーや講演会等、就業経験が少なくてビジネスにおける知識や経験が不足している女性の起業家には、その後、相談に乗ってあげて助言を与えてくれるメンターの存在やロールモデルを提供してくれる同じ立場の人の存在が大変重要というふうにありました。あくまでも創業支援ということですが、起業した後の支援がさらに重要かと思いますので、その後の支援をぜひ充実させていただきたいと思っておりますが、そのお考えについてお伺いいたします。 ◎産業環境部副部長(岡島善郎) その後の支援ということでありますけれども、今、なでしこ未来塾は、先ほど言ったとおり3期の方が卒業されておりまして、3期の卒業に合わせまして、卒業者同士の交流の機会も設けて情報交換ができるようなこともしております。なおかつ、講師ともつながっている、SNSを活用したネットワークも構築して、今おっしゃられたとおり、ひとりで行き詰まったときにつながっていくということが大事なアドバイスを得られる機会になるのかなということで、そういったところにも支援をしていけたらと考えております。 ◆委員(高橋えみ) どうかそういったところを手厚く楽しい支援をしていただけたらと思っております。  この質問の最後に部長に伺いますが、今後の創業支援のあり方というのはどうあるべきか、なかなか女性の起業というのが趣味の枠を出ないというようなご答弁を前回いただいたと思うのですけれども、今後の創業支援のあり方、どのようなお考えがあるのか、お聞かせください。 ◎産業環境部長(板橋信一) 創業支援のあり方、先ほど副部長からもありましたが、まだ3年目で今度4年目ですか、私が産業環境部に異動してから始まった事業なのですけれども、長く5年、10年というスパンで、予算の問題もありますが、その限られた予算の中で、あと工業の担当も与えられた予算の中でできるだけいい事業、講演会とかいろいろなものをやろうとは考えております。先ほど副部長からありましたように、SNSのネットワークだとか、そういうものもどんどん広がっていくとは思うのです。だから、行政の支援もそうですけれども、そこで起業した人たちのネットワークがどんどん進んでいけば、行政に頼る、行政が支援するのも必要なのですけれども、自分たちでやるほうも積極的にやっていただいて、行政のサポートはサポートで引き続き継続していく、予算の問題がありますが、今後長く続けていきたいとは考えております。 ◆委員(高橋えみ) それでは、次の質問に移ります。184ページ、6款1項4目、地産地消普及促進事業、各種業務委託料についてお伺いをいたします。市の精米所に関連してお伺いをいたします。今年度の初めに出た農林水産省の資料の中に、6次産業化等の取り組みを進めるため、市町村の戦略を策定しましょうというのがありました。白米の需要が減っていく中で、中食、外食の推進と米粉の利用の可能性を農林水産省も促進しているようであります。今年度も引き続き推進をしているようですけれども、本市の取り組みについてお伺いをいたします。 ◎農政部副部長(有本尚史) 精米所の関連ということでお話を申し上げますけれども、今、米粉につきましても、農福連携のもとに米粉の販売もさせていただいている状況でございます。精米所につきましては、古米、くず米とかがあるわけですけれども、そういったものも堆肥、飼料といったものをつくって循環型農業を目指しているところでございます。 ◆委員(高橋えみ) 精米所ができたということで、いろいろな可能性が広がるかなと思っています。今のおせんべいもそうですけれども、今後、スマートインターチェンジもできますので、お土産としても提供していただけるかなというふうにも思っております。また、民間に発注している部分もあるかと思いますけれども、例えばですが、給食でパンの提供をする際にも、太田市の米粉を使ったパンを提供するですとか、農工商の連携を図っていただきながら、市が6次産業の牽引をしていただけたらというふうにも思っています。足利のココ・ファーム・ワイナリーがいい例かなと思いますけれども、農福の連携で障がいを抱える方の就労だけではなくて、引きこもりの方が就労するまでの訓練の場にすることもできると思っております。こういった取り組みについてのご所見をお伺いいたします。 ◎農政部副部長(有本尚史) 委員がおっしゃるように、今、農業につきましては担い手不足という形になっているかと思います。障がい者につきましても、農業と連携することによって所得もふえてくるということで、今後の農業につきましては農福連携で進めていくことがよろしいのかと思っております。今、現実的にも精米センターの袋詰め作業、あるいは先ほど申し上げましたせんべい作成業務、米粉作成業務、干し芋作成業務につきましても、福祉と連携して進めているところでございます。 ◆委員(高橋えみ) 農林水産省からは、6次産業の取り組みを進めるための市町村の戦略を策定しましょうとあったのですが、こういった策定はあえてしないということでしょうか。 ◎農政部副部長(有本尚史) 策定はしておりません。 ◆委員(高橋えみ) 今後こういった策定をするご意向というのはないのでしょうか。 ◎農政部副部長(有本尚史) 先ほどから申すように、農福連携というのはこれからの農業で非常に重要なポイントになってくると思いますので、これから研究をしていきたいと思います。 ◆委員(高橋えみ) そうしましたら、部長、いかがでしょうか、ぜひ農福の充実をしていただきたいと思いますし、農業だけではなくて、農業、工業、商業の連携もすごく大事だなと思っています。農家の跡継ぎがいないということで、また農家を続けてお米をつくってもらうというのが大変な状況なのかなとも思いますけれども、農福の連携と農工商の連携で6次産業を太田市がぐっと引っ張っていくことができるのかなと思っておりますが、ご所見をお願いいたします。 ◎農政部長(飯島和則) 農福連携については国でも推進しようとしている分野でありますし、6次産業化も従来は農業者の方が販売までという形でしたけれども、最近は2次、3次の皆さんと1次産業の皆さんが連携して組織をつくって取り組んでいくというのが多くなってきているのかと思います。そういう意味では、生産者の皆さんが意欲を持って6次化に取り組もうとすることが一番大事なところでありまして、そのあたりも含めて市としても支援してまいりたいと思っております。 ◆委員(高橋えみ) ぜひ農福の連携と農工商を含めて6次産業を引っ張っていただけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いします。  続きまして、またページがちょっと飛びます、申しわけないです。175ページ、5款労働費に関連してお伺いをいたします。平成30年2月に出されました経済産業省の資料の中に、中小企業の投資を後押しする「設備投資に係る新たな固定資産税特例について」という資料がありまして、県も、これについては、つい先日ですが、勉強会を開催したようであります。これに関しまして、太田市はここに参加をしてこなかったというふうに伺いまして、本市の経済を支えているのは多くの中小企業であります。ですので、本市にとっては大変すばらしい、いい事業になるかなと思っております。でも、市長のツイッターの中に、このことかなと思うのですが、触れていらっしゃった部分もあって、もちろん職員の方はご存じでいらっしゃるのだろうなと思っております。設備投資にかかわる施策のようですけれども、詳しい内容についてお聞かせいただいて、また、太田市の皆さんがご参加されていなかった理由もあわせてお聞かせいただければと思います。お願いいたします。 ◎産業環境部副部長(岡島善郎) 今、高橋委員がおっしゃられた「設備投資に係る新たな固定資産税特例について」ということで、今現在、生産性向上特別措置法として案が出されておりまして、現在、衆議院で審議中であるということであります。その中で、内容はまだ審議中でありますけれども、平成30年度から平成32年度の3カ年の時限的に、新たな設備投資に対しまして、固定資産税の償却資産の課税標準額をゼロから2分の1、これは自治体の裁量になるということになりますけれども、そういったところで中小企業の生産性の向上に寄与するというものでございます。  もう1個、参加しなかった理由でありますけれども、参加しなかったというのは、事前に2月初旬に経済産業省の企業行動課長がじかに太田市に見えられて、この案について説明をして、太田市はスバルを中心とする企業城下町であるので、中小企業の支援につながるような施策であるので、ぜひ率先して協力していただけないかというようなことを市長にお話しに来られた経緯があります。そういった中で、説明は事前に聞いたということで参加しなかったのかなというところがあります。 ◆委員(高田靖) 192ページ、6款2項1目林業振興費の中で有害鳥獣対策等経費4,321万2,000円についてお聞きします。  前年度予算と比較して有害鳥獣対策等経費が約1,100万円の増額となっておりますが、中でも前年度には記載のなかった警備委託料、調査委託料の内容についてお聞かせください。そして、さらに森林獣害対策委託料が約800万円の増額となっている主な要因についてお聞かせください。 ◎農業政策課主幹(金澤誠) 有害鳥獣対策等経費の中で増額の要因といたしまして、まず警備委託料が新規事業でございます。これは内容的には、これまで市街地にイノシシ等の有害鳥獣が出没した際に、その対策につきましては、夜間におきまして警察にお任せしているというのが現状でございまして、これを認定鳥獣捕獲等事業者であります警備会社に委託して、警察と連携して、さらに対策を厚くしていきたいということが理由でございます。  続きまして、調査委託料でございますが、こちらは市街地に今年度から、イノシシだけではなくて、シカ出没の目撃情報が多数寄せられるようになってきまして、特に渡良瀬川流域河川敷ですとか利根川の河川敷での目撃もございまして、やはり初期対策が重要だという認識のもと、シカの生息状況調査を専門の調査部門の企業に委託して実施したいというものでございます。  また、森林獣害対策の委託料でございますが、こちらも今まではぐんま緑の県民基金を利用したり、あとは市単費で一度県単の補助事業でやった部分を継続した刈り払いを行っておりましたが、来年度から新規事業として、特に市街地への出没というリスクを下げるためにも金山の南側、これも大規模に刈り払いを実施したいということで2,000万円計上させていただきました。 ◆委員(高田靖) そうしましたら、来年度予定していますイノシシ対策資材の購入について、どのようなものを購入する予定なのか、お聞かせください。 ◎農業政策課主幹(金澤誠) 獣害対策設備の設置支援事業でございますが、こちらは今までイノシシに特化いたしまして、ワイヤーメッシュ柵ですとか電気柵の設置の資材費の支援を行ってまいりました。最近、ハクビシンやアライグマ等の小動物の農作物被害も報告されてまいりまして、来年度からイノシシだけでなく、ハクビシンやアライグマ等の小動物にも対応するように、ハクビシン用の電気柵等の設置も考えていきたいと考えております。 ◆委員(高田靖) 今、年々イノシシの捕獲数が減少傾向にあると思うのですけれども、来年度の目標の捕獲数などというのがあればお聞かせください。 ◎農業政策課主幹(金澤誠) なかなか効果検証ができていないというのが実際でございまして、昨年度、平成28年度が405頭という減少傾向で、一昨年度が526頭、今年度が2月末現在で332頭と年々減っている状況です。金山におきましては生息状況調査をしておりまして、生息状況調査の数によって目標が立てられるのですが、八王子丘陵、また、渡良瀬川河川敷の個体数について把握ができておりませんので、具体的な目標というのがなかなか立てづらいというのが現状でございます。 ◆委員(高田靖) 金山では、センサーカメラによって生息状況の解析を実施しているので問題ないと思うのですけれども、八王子丘陵においてもしっかりとした根拠に基づいた推定生息数に対する対策が必要だと思っています。これは昨年の6月定例会の中でも私は申し上げたのですけれども、そのときの答弁では、今後は金山だけでなく、八王子丘陵や渡良瀬川河川敷周辺を含めた推定生息数に基づいた対策が必要であると考えておりますという答弁だったと思うのです。それでは、その後の金山以外での推定生息数に基づいた対策の進捗状況についてお聞かせください。 ◎農業政策課主幹(金澤誠) その後の金山以外のイノシシの生息状況調査の現状でございますが、12月から国の鳥獣被害防止総合対策交付金を活用させていただきまして、具体的には金山周辺地域の緑町における八王子丘陵から金山へのイノシシの移入個体の生息状況調査を現在行っております。その中で、八王子丘陵からどのくらいの頭数で金山へ移入してくるかというのを今調査中なのですが、委員がおっしゃるとおり、できれば八王子丘陵まで生息状況調査を拡大したいと考えておるのですが、ちょっと壁がございまして、それが八王子丘陵におきましては、本市だけではなくて、反対側が桐生市でございまして、また一部みどり市もございます。そういった中で県の鳥獣被害対策支援センター、また自然環境課等と協議しまして、本市だけですと、生息状況調査をしても正確な数が出ないという中で、桐生市とみどり市にも呼びかけていただいて、広域的な対策ができないかということを県と協議しているという状況でございます。 ◆委員(高田靖) そして、本市ではICTを用いた獣サイズ判別センサー式自動捕獲システムを導入して、既に1年以上稼働していると思うのですけれども、このシステム導入後の分析検証についての状況をお聞かせください。 ◎農業政策課主幹(金澤誠) ICTでございますが、昨年度からこの獣サイズ判別センサー式自動捕獲システムを導入しております。平成28年度、昨年度に導入して、12月以降3基設置して、合計5回捕獲したという状況です。捕獲頭数は、昨年度は7頭でした。今年度は、4基設置する中で、これまで18回捕獲できまして、平成30年、ことしの2月末現在で25頭です。合計32頭を捕獲しております。その中で、同時に3頭捕獲できたという事例が3件ございます。同時に2頭が1件ございまして、ある一定の効果は上げていると思うのですけれども、今後も継続した効果検証を行った上で、もっと必要だということがあれば増設していきたいと考えております。 ◆委員(高田靖) 確かに成獣の捕獲ということでは一定の効果があるとは思うのですけれども、イノシシ対策についてのご講演をいただいた浅田先生によれば、基本的に箱わなで幼獣、くくりわなで成獣を捕獲するということをおっしゃっておりました。イノシシは、子どもを捕獲してしまうと年に2度出産してしまうということで成獣捕獲しているということなのですけれども、生後1年で初産するということを考えれば、成獣、幼獣問わず、全て捕獲してもよいのではと思うのですけれども、その辺、お考えをお聞かせください。 ◎農業政策課主幹(金澤誠) 浅田先生がおっしゃったとおり、箱わな、いわゆる捕獲おりではなかなか成獣が入らなくなっているという中で、基本的に箱わなでは幼獣、成獣は箱わなを危険と学習してしまっている個体が多くなってきておりますので、くくりわなとすみ分けが今後必要になってくると思っておりまして、金山でも現在100基程度のくくりわなを設置して成獣の捕獲に努めております。委員がおっしゃるとおり、やはり幼獣だけでは絶対だめで、2回出産してしまいますので、成獣と幼獣も金山に関しては根こそぎ全頭駆除を目指しているという状況でございまして、今後八王子丘陵や渡良瀬川河川敷においても、くくりわなの導入を検討しております。 ◆委員(高田靖) 次ですけれども、東今泉町、東金井町で行った地域ぐるみの鳥獣害に強い集落づくり支援事業についてです。ぐんま緑の県民基金の市町村提案型事業を利用して、5年間を目途に地元が管理していくというのが実施要綱だったと思うのですけれども、経過として集落環境診断などを行って行政の刈り払い、竹林伐採を行った後に地区管理をお願いしているのですけれども、現状では地区管理が難しいということであります。そこで、地元地区管理に対する執行者の考え方、そして対策はどのように考えているのか、お聞かせください。 ◎農業政策課主幹(金澤誠) 東今泉町と東金井町1区、2区における地域ぐるみ対策、鳥獣害に強い集落づくり支援事業でございますが、集落環境診断から集落での対策座談会を経てぐんま緑の県民基金、市町村提案型事業において竹林整備や里山平地林整備を行ったところですが、これからが問題だと思っていまして、やはり持続可能な対策をしていかないと一過性では意味がないと考えております。その中で東今泉町につきましては、イノシシ対策委員というのを設置していただいておりまして、昨年の11月下旬だったのですが、金山での捕獲状況の説明をしてくださいということで私が集落へ出向きまして、その後、地域の方々と一緒に防護柵の点検を行ったということがございました。持続可能な対策を今後していただくためにも、浅田先生等の専門家の方に今の金山の対策の状況等を話していただいて、今後、侵入防止柵の穴があいているところを防ぐことの必要性ですとか、あと、イノシシを誘引する誘引物を除去していくとか、また刈り払い実施箇所で維持管理を行っていくことの必要性を理解していただいて、どう持続可能な対策ができるか、地域とともに一緒に考えていきたいと思っております。 ◆委員(高田靖) 次に行きます。190ページ、6款1項8目土地改良事業費の中で小規模農村整備事業についてお聞きします。この事業は用水路の整備も含まれていると思うのですけれども、具体的には、例えば用水路ではどのような整備を行う予定なのかとか、あればお聞かせください。 ◎農村整備課長(田部井久之) 小規模農村整備事業につきましては、市内の陳情及び要望を処理するものでございます。今、委員からご説明がありましたように、用水のほかに農道またはフェンスまたはスクリーン、そういうものを一体的に地域の要望、陳情を整理するために行う事業でございます。 ◆委員(高田靖) それでは、例えば市内全域、用水路の素掘りの総延長もしくは件数などのデータがあればお聞かせください。 ◎農村整備課長(田部井久之) 大変申しわけありません。そういうデータはとっておりません。 ◆委員(高田靖) では、質問を変えます。それでは、素掘りの中でも危険と思われるところ、例えば田んぼの真ん中などにある素掘りではなくて、道路に面しているところ、当然素掘りですから土の上に草が生えていて、雨が降ればぬかるんで滑ると思いますし、田植えの時期や大雨のときには水位も上昇して危険を伴うと思うのですけれども、そういった危険箇所についてどの程度把握しているのか、お聞かせください。 ◎農村整備課長(田部井久之) 危険箇所の把握ですけれども、その辺につきましても、太田市全域につきましては把握等もしておらないのが現状でございます。 ◆委員(高田靖) 素掘りの中でも危険箇所が幾つか多分あると思うのですけれども、そういったところの調査も必要であると思うのですけれども、いかがでしょうか。 ◎農村整備課長(田部井久之) 委員がおっしゃいましたとおり、調査も必要と思われます。そういう危険な箇所につきましては、常日ごろから農家の方、また地域住民の方が歩いているケースがありまして、そういう方から修理、修正してください、直してくださいという要望の中で我々は把握して、適切に危険箇所の回避に向けて整備を行っているところでございます。 ◆委員(高田靖) 素掘りの用水路というのは、昔からそのままの状態が続いていると思うのですけれども、例えば周辺に家が新築されたりですとか、当然のことながら住環境が昔と今は変化していると思うのですけれども、特に危険と思われるところ、実際現実的にはあると思うのですね。そういったところをしっかりと把握するなり、しっかりと整備するなりする必要があると思うのですけれども、最後に部長のお考えをお聞かせください。 ◎農政部長(飯島和則) 委員がおっしゃるとおり、危険な素掘り水路はたくさんあると思います。十分把握し切れていない面もあるかと思うのですけれども、通常であれば区長さんなりが、あるいは農業を営んでいる方が危険であるからということで農村整備課へ要望を出していただく。それに基づいて現地を確認して、対応が必要なものはすぐに対応するというような形であろうかと思います。全市域を回って確認をするのは時間的にも非常に無理かと思いますが、まずは地域の実際に住んでいる人、不自由を感じている人からの訴えといいますか、ご相談を聞いて、それで適切に対応してまいりたい、今後もそうしてまいりたいと思っています。 ◆委員(八木田恭之) それでは、187ページ、6款1項7目の地籍調査費について伺います。これは総合計画の第2次実施計画にも位置づけられていますけれども、1,500万円で4年間というような内容で記載されています。現在の状況と今年度の予定をお聞かせください。 ◎農村整備課長(田部井久之) 地籍調査の状況でございますが、平成29年度末で約39.14%、ことしにつきましては0.08%ぐらいの上昇で、今年度末には39.22%の進捗率でございます。 ◆委員(八木田恭之) これは今までに何年間かけてここまで来ていますか。 ◎農村整備課長(田部井久之) 太田市の地籍調査を開始したのが昭和38年からでございますので、全体の事業費としては全然進捗はしていないわけですけれども、国等の予算の関係もありまして、なかなか地籍調査が進まないのが現状でございます。 ◆委員(八木田恭之) 財源の問題でなかなか進まないということですけれども、これは進めていく順番といいますか、どこからやっていくかとかという予定は立っていますか。 ◎農村整備課長(田部井久之) 地籍調査をするに当たりましては、10年前に策定しまして第5次実施計画に基づいて、地域の区長初め地元の方と、どこの地区をやっていただきたいという協議をしながら10カ年計画を進めておりまして、それに基づいて実施しております。 ◆委員(八木田恭之) 非常に地道だけれども、大切な事業だと思いますので、できればもう少し早く進めてもらえればいいなと思っているのです。  もう1つ、先ほどの同僚委員の関連で、農業用水路の整備、素掘りの水路の話でしたけれども、私も少し幅広くして、過去に土地改良等を行ってコンクリート製の水路ができていても老朽化しているところはかなりあるのです。ぜひ全体的な把握をしていただいて、地籍調査と同様に、こちらも計画的に進めていただければと思いますが、いかがでしょうか。 ◎農村整備課長(田部井久之) 10年前につくった水路が老朽化によって劣化したり、そういう事実は確かにございます。そういうものにつきましては、今後、整備を進めるための全体計画をつくっていくような形で調査研究をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆委員(八木田恭之) それでは次に、191ページ、6款2項1目林業振興費、森林病害虫等防除事業に関連してお伺いします。これは金山の松くい虫対策というふうに理解しているのですけれども、現在の状況はどうでしょうか、平成30年度の予定とあわせてお願いします。 ◎農業政策課主幹(金澤誠) 森林病害虫防除事業でございますが、現在は大分松の枯れる本数も減ってまいりまして、今年度の状況でございますが、全体で県単の補助事業で命令防除、奨励防除、あと市単防除事業の3つの事業を行っております。平成29年度、今年度は命令防除事業が松36本、立米数、体積数でいきますと50.49立米、奨励防除におきましては松100本、立米数におきましては52.28立米です。また、市単防除におきましては、市単独事業でございますが、30本の松に対して立米数でいきますと52.02立米の伐倒駆除を行っております。また、平成30年度、来年度の予定でございますが、命令防除事業が松の本数でいきますと、ちょっと多目に見込んでおりますが48本程度、40立米、奨励防除におきましては松72本程度で60立米、市単防除で36本程度で30立米という量を計上しております。 ◆委員(八木田恭之) これも大分以前から進めてきて、金山の松も対象が少なくなってきたのではないかなという気がしないでもないのですけれども、その処理、伐倒した後の処理についてはどうやっていますか。 ◎農業政策課主幹(金澤誠) 伐倒後の処理でございますが、基本的には伐倒業務の中で枯れた松を伐倒して、それを玉切りにして、集積した後にNCS薫蒸剤という薫蒸剤を散布しまして、その後にビニールで被覆いたします。そのことによって、松くい虫と言われているマツノザイセンチュウを運ぶマツノマダラカミキリを駆除しているという状況です。その後におきましては、基本的には薬剤の効果検証をした後に、2週間から3週間たった後にビニールを撤去しているという状況でございます。 ◆委員(八木田恭之) 金山の対象になっているところの南側、それから西側になりますか、東山公園、西山公園がありますし、それから北部のキャンプ場に向けての遊歩道もあります。こどもの国もあります。今、山を歩く人がふえてきていますし、市外からのお客さんもふえているというお話をいただいています。そういう方の中から、多分過去にやったものだと思うのですけれども、伐倒した後の薫蒸後の被覆のビニールが放置されている、あるいは劣化したものが散乱している。ひどいところになると薬剤の空き容器もそのまま放置されているというところがあるという話をいただいています。作業に出すときに、ぜひその辺まで含めた発注の仕方をしていただいて、せっかくお客さんが来るところ、公園でもありますところもありますから、配慮していただけないかなということで少しお考えをいただければと思います。 ◎農業政策課主幹(金澤誠) 伐倒後のビニールが散乱しているというお話がございました。この件につきましては、基本的にはビニールは全て施工業者によって回収しておるのですが、一部なかなか回収が困難な山奥の箇所がございまして、その箇所におきまして生分解性のシートを使用しております。恐らく委員ご指摘の件は、その生分解シートが1年、2年で分解するものではございませんので、それが風等によって散乱しているという状況があるかと思います。山の深い奥の箇所については、どうしても生分解シートを使用せざるを得ない箇所もあるかと思うのですが、市民の方からも景観上、非常にみすぼらしいとかいうご指摘もいただいていますので、今後、生分解シートを極力しないような方向で検討できるか、施工業者と協議してまいりたいと思います。また、薬剤の容器につきましては、これは基本的に全て樹幹注入といって松の栄養剤のようなものを注入するのですが、その容器や、また先ほどのNCS薫蒸剤については全て回収して、完了検査のときに、本数とか、使用前、使用後ということで全て職員立ち会いのもと検査しております。なので、今後もそういったことで注意はしてまいりたいと思います。 ◆委員(石川忠宏) 176ページ、5款1項1目労働諸費のところで地域女性活躍推進事業委託料400万円、これは今年度、平成29年度では地域女性活躍推進事業委託料というのが予算書に計上、記載というのがないのですが、新年度の全くの新規事業ということでよろしいのでしょうか。 ◎産業環境部副部長(岡島善郎) こちらにつきましては、平成29年度になりますけれども、工業振興対策事業の各種業務委託料というものに計上しておりました。地域女性活躍推進事業委託料に変更したというのは、42ページの県補助金のところにありますけれども、そちらがいただけるということでしたので、先ほどありますけれども、なでしこ未来塾ですとか、そういった女性に特化した事業を創業支援の中からこちらに抜き出して、国の交付金を利用した県の補助事業になりますけれども、そちらを活用できるということでしたので、こちらに地域女性活躍推進事業委託料として載せさせていただいて、女性に特化した事業をここでやるというところであります。 ◆委員(石川忠宏) そうしたら、この事業の内容と委託先を具体的に教えてもらいたいのですが。 ◎産業環境部副部長(岡島善郎) これは来年度の予算ですので、委託先はまだ決定はしておりませんけれども、内容につきましては、なでしこ未来塾は続けてやらせていただくということと、そのほかに女子の学生を対象にした起業家講演会、また、新たにワークライフバランスセミナーですとか、女性起業家のネットワーク支援講座、プロライターの育成講座等いろいろ考えられることをできる限りの範囲でやっていきたいなという予定で予算を計上させていただきました。 ◆委員(石川忠宏) では、委託先はどのように決めるのか教えてもらえれば。 ◎産業環境部副部長(岡島善郎) 入札の形式をとるのが一般的かなというところで、来年度は入札形式でやる予定ではございます。 ◆委員(石川忠宏) この事業による効果をどういうふうに見込んでいるのか教えてもらえれば。 ◎産業環境部副部長(岡島善郎) 効果といいますか、行政の役目として、動機をつけ、意識づけをするというのがまずもっての行政の役割かなというところですので、先ほどもありましたとおり、女性に対しては自分の中でなかなか独立していくのが難しいというところがありますから、そういった意識が啓発できればなというところも1つありますし、そのほかにいろいろな技術のスキルアップもしていただければ、次の支援につながっていくのかなというところで、この事業を進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(石川忠宏) 創業のときだけというわけではなく、創業してからのほうが多分大変なのだろうなと思うので、創業の後のフォローというのもぜひお願いしたいと思いますが、いかがお考えでしょうか。 ◎産業環境部副部長(岡島善郎) 委員のおっしゃるとおり、創業してから大変皆さんご苦労されると思いますけれども、女性に限らず、創業した後というのは大変かと思いますけれども、融資制度も各種ありますし、今こちらでやっている先ほどのスタートアップ準備室という起業に向けてのお部屋を貸す、その後また、ステップアップとして、スタートアップが終わった後、また、そちらのステップアップ準備室というのも来年度は用意をさせていただいて、その後はインキュベーション施設を使っていただくような流れの中で、継続的な支援ができるようなことも考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(石川忠宏) 続きまして、182ページ、6款1項2目農業総務費、道の駅管理経費1,456万5,000円のところで、新年度の道の駅の運営についてお伺いいたします。今年度、平成29年度において、平成28年度に課題となって導き出された教訓があると思われるのですが、その課題、教訓を平成29年度にどう生かし、さらに平成30年度にはどう生かそうとしているのかをお伺いいたします。 ◎農政部副部長(有本尚史) 道の駅の関係でございますが、指定管理のほうから言われていた内容が、野菜の鮮度を保つために屋根の断熱工事が必要なのかなということを言われた経過がございます。非常に金額がかかる中で、断熱工事をするのでなくて、ピンポイントに野菜の鮮度を保つショーケースを2台買うのが平成30年度、今までになかった内容でございます。 ◆委員(石川忠宏) 少しずつ改善されているというようなことですね。平成30年度というのは、さらにどのような点を改善あるいは前進させていこうと考えているか、お伺いしたいのですが。 ◎農政部副部長(有本尚史) もう1点はレジです。登録数が非常に多くなって、あと、コンピューターなものですから5年経過したということで、POSレジをリースして5年間で運用していきたいと考えております。 ◆委員(石川忠宏) では、そのように前向きに進めていっていただきたいと思います。  次に、194ページ、7款1項2目、商業振興費、商店リフォーム支援事業補助金2,000万円、空き店舗対策事業補助金180万円、この2つの補助金について新年度はどの程度の申請や経済効果を見込んでいるのか教えてください。 ◎商業観光課長(高橋亮) 商店リフォーム支援事業補助金2,000万円についてですが、この予算の見込みといたしましては、リフォーム事業1件につき100万円の上限の補助ということになってございます。上限で100万円掛ける20件程度ということで、2,000万円の予算計上をしてございます。空き店舗対策事業補助金につきましては、補助金の上限が家賃の2分の1で3万円が上限となっております。3万円で期間としては6カ月、件数としては10件程度の件数を見込んで180万円という予算計上を行ってございます。なお、経済効果につきましては、こちらについては2年目になりますので、具体的な効果というのはまだ数値としては把握してございません。 ◆委員(石川忠宏) 把握していないという部分もわからなくはないのですが、経済効果を見込んでいないと補助金というのを出さないのではないかなと思うのですが、再度お尋ねします。 ◎商業観光課長(高橋亮) 商店リフォーム支援事業補助金、あるいは空き店舗対策事業補助金、平成29年度に行いました。こちらにつきましては、実施した店舗に対しまして、補助金を支給した年度を含めて3年間の事業報告を行っていただくことになってございます。その報告もまだこれから上がってくるという段階でございますので、その辺も上がってきた段階で精査していければと考えております。なお、実施した事業所に対しましては、アンケート等も事業が終わった段階で郵送して記入して送り返していただくことになってございます。その辺の集計も踏まえて検証していければと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(石川忠宏) では、アンケート等について集計が出ましたら、こちらに報告なり連絡なりをいただけるものと思ってよろしいのでしょうか。 ◎商業観光課長(高橋亮) もちろん、所管の委員会等も通しまして報告できればと考えてございます。 ◆委員(石川忠宏) では、よろしくお願いいたします。  次に、183ページ、6款1項3目農業振興費と195ページ、7款1項3目の工業振興費の2つの補助事業は、住宅リフォーム支援補助と同様に大きな経済効果が見込まれる事業と思われるのですが、そこでさらに大きな経済効果を生み出すために、さらに地域経済活性化を推進するために、例えばまち工場のリフォーム補助とか、農業ハウスなど農業施設のリフォーム補助を創設するというようなことで、より高い経済効果が期待できると思われるのですが、この辺についてどうお考えなのか、お考えをお聞かせください。 ◎産業環境部副部長(岡島善郎) こちらの工業振興対策の観点からお話をさせていただきます。工場ですとか事業所のリフォームの補助金ということもあるかと思いますけれども、先ほどお話をしたとおり、来年度におきましては、償却資産の部分で投資をした企業に対しては税収面、税源の準備を今しているところでありますので、そういったところで中小企業の支援をしていければと考えておりまして、リフォームにつきましては事業所の把握もわかりませんし、規模的なものもさまざまな投資が考えられますので、先ほどの償却資産の軽減のほうで当面は対応させていただいて、経済効果を支援していければと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◎農政部副部長(有本尚史) 農業のほうでも、その関係については考えていない状況でございます。 ◆委員(石川忠宏) 済みません、もう1度言っていただけますか。
    ◎農政部副部長(有本尚史) 農業関係についても、リフォームということだったかと思うのですけれども、災害等があったときに再建とかそういったものはありますけれども、それをリフォームするというのは農業では考えていない状況でございます。 ◆委員(大川敬道) 188ページ、土地改良推進の件でお願いします。以前、一般質問で質問したのですが、農村整備課で取り扱いしている陳情件数、それから、そのうち、するとしないの仕分けをするというふうな答弁だったと思うのですけれども、その状況についてまずお伺いいたします。 ◎農村整備課長(田部井久之) 農村整備課で所管しております陳情案件につきましては、未処理案件につきまして、265件を昨年からことしにかけて点検、調査をさせていただきました。その結果、平成29年度におおむね完了する15件を除き、250件を全て現地調査させていただきました。その結果、223件が未実施等の案件として挙げられました。これにつきましては、地元の区長または陳情代表者と今後協議をして、もう1度陳情として上げるのかという判断は仰ぎながら、先ほどもお話ししたように、最終的に何件処理したらいいかということの数字をはじきまして、整備計画を今後作成していくように検討してまいりたいと思います。 ◆委員(大川敬道) では、もう1度確認なのですけれども、農村整備課で今あるのは、陳情件数は250件で、そのうち223件を地元に戻すということになるのですか。そうすると、27件は進めていくということなのですか、もう1度。 ◎農村整備課長(田部井久之) 223件が陳情を受けた処理をまだ完了していないもの、それを全て戻すのではなくて、今後どうしてもやらなければいけない仕分けがあったり、しなければいけない事業、これは地域開発または周辺整備の状況によって、この陳情は果たして今後進めるかどうかという判断を仰ぐものを地元に返していきたいというふうな考えでございます。 ◆委員(大川敬道) まだわからないのですけれども、地元に返す陳情というのは結局何件になったのですか。 ◎農村整備課長(田部井久之) 地元に返す案件につきましては、今後、内部協議をさせていただいて、個々の事業化ができるものか、そういうものは判断しますので、まだ正式に何件返すかというのははっきりと数字は出ておりません。 ◆委員(大川敬道) 以前のときには、年末までにそこら辺の仕分けをするということだったと思うのですけれども、そうすると、結局はそこら辺はまだあやふやということでよろしいのですね。 ◎農村整備課長(田部井久之) そのとおり、これから返す案件を正式に決めていきたいと考えております。 ◆委員(大川敬道) 地元に返す案件にしても、ほかの地域との整合性とか、そういうものをぜひ判断していただいて、この間のときも必要ない道路はやらないというのは確かにあるのですけれども、ほかの地域でこういう道路もあって、道路整備もできているというところもあると思いますので、そういう整合性を見て、ぜひ地元に返すような形でお願いしたいと思います。そうすると、それはいつごろまでにまたやる道路とやらない道路を地区に戻す予定になりますか。 ◎農村整備課長(田部井久之) ただいま全ての現地調査した案件を調べておりますので、年度変わりということもございます。新しい区長にかわる地区もございますので、一応年度を明けてというふうに今のところ予定しております。 ◆委員(大川敬道) そうすると、農村整備課で陳情案件の道路をする今期の予算というのは幾らぐらいになるのですか。 ◎農村整備課長(田部井久之) 平成30年度の道路における修理の予算につきましては、小規模農村整備事業の中において1,850万円を予定しております。また、工事部分につきましては1,850万円、その他調査等に含める金額もございます。 ◆委員(大川敬道) 以前、こちらも一般質問でしたのですが、平成2年当時の陳情からまだ残っているということで、平成の時代ももうそろそろ終わってしまいますので、一時代が終わってもまだできないということだと、地元の人というか、陳情を上げた人の気持ちを思うと残念だなと私は思うのですけれども、その点について部長にお伺いいたします。 ◎農政部長(飯島和則) 農村整備課の職員が昨年、現地を見てきた。担当者として、一定の判断は下した。今後は、課として、あるいは部として、それをどうするかというのを整理していくのだと。周りの状況を見て、果たして本当に整備する必要があるかというのを、去年、私も見てきて感じている部分もあります。そういったようなところは、やはり必要性について、改めて陳情を出された方に確認していく。それから、事業費を含めて計画を立てていくという段階を、手順を踏んで整理してまいりたいと思いますけども、年数ではなくて、本当にやらなくてはならないかどうか、それをよく見詰め直してみたいと思っています。 ◆委員(大川敬道) ぜひそのときには地元の人の意見も尊重して対応していただくようによろしくお願いいたします。  続きまして、具体的な話なのですけれども、木崎コミュニティ運動広場の前の道の陳情道路は今どのような形になっているか、お伺いいたします。 ◎農村整備課長(田部井久之) 今年度につきましては、測量に入っておりまして、今後若干の用地買収もございますので、それにつきまして今進めているところです。 ◆委員(大川敬道) そちらで地権者などの同意は大丈夫か、お伺いいたします。 ◎農村整備課長(田部井久之) 陳情書には当初は同意があったわけですけれども、実際に事業を始めた場合においては、改めて現地立ち会いをして同意いただくことなのです。全部の方の境界立ち会いが済まないと事業が進みませんので、若干まだお時間をいただいているところです。 ◆委員(大川敬道) では、続きまして元気ハウスの件でお伺いいたします。元気ハウスの状況、あと、どういった形で補助金が出ているのか、お伺いいたします。 ○委員長(星野一広) ページを指定してください。 ◆委員(大川敬道) 184ページ、農業振興費の中でお伺いいたします。元気ハウスの現状と補助金等はどのような形で出ているのか、お伺いいたします。 ◎農政部副部長(有本尚史) 元気ハウスでございますが、平成17年度、農業農村応援事業を活用しております。この事業の目的でありますけれども、農業者が生産した農産物を自ら価格決定して販売を行う体制を構築し、流通経費を抑制して、農業経営を安定化するための応援事業でございます。これの補助でございますが、県補助金が3分の1、市補助金が2分の1でございます。現状でございますけれども、これにつきましては、平成25年から休業しておりまして、その後、この元気ハウスが活用されていない状況でございます。 ◆委員(大川敬道) そうなのですね。元気ハウスの件は、1年前の予算特別委員会で私も質問させていただいて、あと決算特別委員会でも同僚議員が質問なさったと思うのですけれども、1年間たってどのような交渉をして、どのような先方からの話になったのか、お伺いいたします。 ◎農政部副部長(有本尚史) この事業でございますけれども、減価償却に関する法律が改正されて20年から19年になったということで、この建物は平成37年3月まで壊すことができません。うちのほうといたしましても、せっかくこの事業を活用してつくったものでございますので、次に、こういった直売所的なことをやる方を随時探している状況でございます。決算のときにもお話は申し上げたのですが、今、1件実は打診を受けているところがございまして、そちらが決まればいいなと考えております。 ◆委員(大川敬道) ということは、元気ハウスの持ち主の方には特別交渉はしなかったということですか。 ◎農政部副部長(有本尚史) これについては補助金を使っておりますので、次の直売所を運営する方が決まらなければ、返還していただくという形になるかと思うのですけれども、返還の話については、先ほど申したように県の補助金も入っている中で、県と市と事業者で話し合いはしてございます。 ○委員長(星野一広) この案件はこのまま続けますか、新年度予算になっているので。大丈夫ですか。 ◆委員(大川敬道) 続きまして、186ページ、畜産経営対策事業でお伺いいたします。新田中江田町で養鶏場の話が出ているのですが、その話を聞いていると思うのですけれども、それに対してどのような話を聞いているか、お伺いいたします。 ◎農政部副部長(有本尚史) お話は受けております。活用する土地につきましては、二、三年前まで養鶏をやっていた場所で、新たに養鶏業をやっていきたいという話を伺っております。 ◆委員(大川敬道) その中で地元の人から、どのような要望があるかというのは聞いていらっしゃるか、お伺いいたします。 ◎農政部副部長(有本尚史) もともと鶏舎として使っていた場所が更地になって新たに養鶏業をするという中で、農業政策課に養鶏業をするに当たっての届け出的なものはございませんので、新たに養鶏業をするという話は聞いていますけれども、具体の話は伺っておりません。 ◆委員(大川敬道) そちらのお話ですけれども、今回の養鶏は10万羽ですか、前の養鶏とは違う鶏を飼うようなので、かなり環境にも負担というか、地元の方も不安に思っていますので、農政のほうでも特別にすぐに対応はできないということだと思うのですけれども、ぜひ注視していただいて地元の人が不安にならないような形で対応していただきたいと思うのですけれども、よろしくお願いします。 ◎農政部副部長(有本尚史) 初めにやっていた養鶏場の場合は、線引き以前から養鶏業をされていたという中で、今みたいに住宅が張りついていなかった状況だと思います。しかしながら、今はかなり住宅が周りに張りついておりますので、事業主につきましては臭気とか、騒音もそうですけれども、やはり周りの住民の方に対しての説明責任があると考えております。それと、やはり養鶏の場合、悪臭防止法にかかわるのかなと思っております。そうしますと、公害防止対策事前協議申請書ですか、こちらを出した中で事業展開をしなければならないと思っております。 ○委員長(星野一広) 大川委員、今後もそうですけれども、新年度予算審議でありますので、該当しない項目があったと思いますので、今後、気をつけていただきたいと思います。  他にご質疑ございますか。 ○副委員長(中村和正) 182ページ、6款1項2目、先ほど同僚委員が質問しておりますが、違う観点から質問させていただきたいと思います。  平成30年度、674万円の増額をされ、1,456万5,000円ですが、市長の施政方針にありますように、道の駅おおたの地産地消の拠点として機能強化を図るとありますが、どのような内容で機能強化を図る考えかをお聞かせください。できるだけ具体的にお願いいたします。 ◎農政部副部長(有本尚史) 道の駅の今後の活用でございますけれども、これは今ある施設を活用した中で進めなければならないことでありまして、では、いかに機能を高めるかというお話になるかと思うのですけれども、先ほど申しましたように、野菜の鮮度を保つために、当初は屋根の断熱工事を考えていたわけですけれども、ピンポイントに野菜を冷やすということで冷蔵のショーケース2台を平成30年度の予算で計上させていただいております。それと、先ほども申したのですけれども、レジが5年経過した中で新たにPOSレジをリースしまして、5年間のリースをしまして活用していくということでございます。そしてまた、5年たった中で施設も傷んできている場所がございます。北口の搬入口につきましても、傷んでいるところが出てきておりますので、そこの修繕も考えていきたいと考えております。 ○副委員長(中村和正) そうしましたら、道の駅の利用者数の推移ですが、カウントはレジベースになると思うのですが、レジベースで結構でございますので、直近3年間ぐらいの推移をお聞かせいただけますでしょうか。 ◎農政部副部長(有本尚史) そうしましたら、平成26年度でございます。レジの通過者人数27万5,339人、平成27年度27万1,190人、平成28年度24万9,726人でございます。 ○副委員長(中村和正) 若干、右肩下がりというか、私も何度となく現地を訪問して、市民目線、消費者目線と経営者の立場、運営側の立場で拝見してまいりました。当然、運営者側の創意工夫が必要な点が多いとは思うのですが、第一に右肩下がりの原因といたしましては、私は、やはり地産地消を表現する唯一の有効的な方法である飲食施設がまずない。お弁当の販売は多種にわたってやっておりますが、電子レンジが4台か5台並んで温めて食べてよという施設と拝見しております。ですから、これがやはり私は右肩下がりのリピーター不足というふうなことで捉えておるのですが、その点につきましてはいかがお考えでしょうか。 ◎農政部副部長(有本尚史) 道の駅おおたにつきましては、社会資本整備総合交付金を活用しております。ですから、共用部分については、この交付金を活用しておりますので、非常に制限がある形だと思います。委員がご指摘の既設のレストラン等の必要性も非常にうちのほうも考えておりまして、毎年、指定管理者側と定例会を開催させていただいているわけでございますが、その中でもその議題というのは出てくる状況でございます。既設のレストランをつくるには、社会資本整備交付金を案分計算して返せば、これはつくることは可能でございます。今後も、その辺の内容を研究して、より集客ができるような施設運営をしてまいりたいと考えております。 ○副委員長(中村和正) そのとおりだと思います。他の道の駅では、やはりご当地料理の提供や実演販売等に力を入れたり、あとは温浴施設を誘致して近隣にそれと併合して運営をしたりということで、長距離運送ドライバーももとより地域住民に、リピーターとして栄えている道の駅が今非常にあちこちに見受けられるようになってきております。今後、道の駅おおたでも、地産地消のコンセプトの確立をし、販売はもとより、ご当地料理の提供、太田の道の駅でなければ食べられないというような提供できる最低限のレストラン、飲食店の設備が必要と考えます。基本的な設備の問題が若干あるようでございますけれども、グリストラップと下水道等の問題が大きな問題としてあるようではございますが、今後、調査研究の上、やはり安心安全、生産者の顔が見えるような飲食店設備及び6次産業育成につながるような機能強化を行っていただきたいと思います。部長のお考えはいかがでしょうか、最後にお願いいたします。 ◎農政部長(飯島和則) 道の駅の指定管理者の面々も、そのあたりは十分承知しています。道の駅おおたについては、レストランをつくれないという中で、かわりにケータリングカーを配置して、それを1つの特徴として始まったということもあります。実際、日曜日、休みとかに行ってみますと、ケータリングカーの中では、特徴的な桐生で準グランプリになったもつ煮ぼとですか、そのようなものも販売しております。ただ、委員がおっしゃるように、恒久的なレストランというようなことでは、ただいま副部長が申しましたように、現状ではつくれない状況でありますが、今後、その整備についても継続的に調査研究してまいりたいと思っております。 ◆委員(高藤幸偉) それでは、183ページ、6款1項4目、農産物ブランド化事業費補助金であります。これにつきまして、平成29年度の予算よりも100万円減額、それとこの事業名ですけれども、去年から変わったのだろうと思います。農産物ブランド化事業というふうになっていますけれども、3年前は野菜ブランド推奨事業費という形の名目で予算書に載っていたと思います。そのときには、多分2,000万円の補助金がついていたのではないかなというふうに思っております。その減額理由、そしてまた、名前がどうしたのかという説明をお願いいたします。 ◎農政部副部長(有本尚史) 委員ご指摘のとおり、名称は変更いたしました。前の事業につきましては、太田市のホウレンソウとかの包装紙に太田のものをつけたものをつくって進めていた経過があります。それについても一応効果が出たかなという中で、今回の農産物ブランド化事業費補助金ということで名称を変えさせていただきました。今、ブランド化を目指しているものはオリーブでございます。 ◆委員(高藤幸偉) この事業は、今回で変わったといえども3年目に入っておりますが、農産物は質のよいものを生産すること、また、その生産物に付加価値を与え、宣伝し、ブランド化して販売することが重要であると思っていますが、物は変わったり、何か名前が変わったりということであれば、ブランド化の商品名がなかなかうまく伝わらないというような形も出てくるので、1年ごとに変わったりとかということができればないほうがいいかなと思っています。この事業の成果についてお聞かせ願いたいと思います。 ◎農政部副部長(有本尚史) こちらの成果でございますけれども、平成29年度が4件で53万4,800円でございます。内訳が、ある団体がオリーブの苗25本購入、それとオリーブオイルのろ過器、オリーブオイル貯蔵タンクを購入、そして1団体がオリーブの苗23本購入、もう1団体がオリーブの苗10本購入でございます。ですから、苗ですので、すぐに効果が出るということではないと思います。 ◆委員(高藤幸偉) そうしますと、今のオリーブ事業について、どのぐらい予定しているのか、例えば年数にして、また3年とか2年とかということでなく、持続性をつけてやるのかどうかということでお聞きしたいと思います。 ◎農政部副部長(有本尚史) 今、今年度の実績をお話し申し上げましたが、オリーブを植えたいという方たちが、植える場所がまだございます。そのような中で、来年度につきましても、同じ100万円の計上をさせていただいた次第でございます。ですから、何年までということではなくて、平成30年度も同程度の苗等の購入をするという中での計上でございます。 ◆委員(高藤幸偉) そうしますと、このオリーブそのものが太田市のブランド化をしようということでしょうかね。 ◎農政部副部長(有本尚史) はい、そのとおりでございます。 ◆委員(高藤幸偉) そうすると、ことしから始めたということなので、太田にはオリーブの実績がなかなかないと思います。これから苗を育てて、これから本格的にやるということなので、ブランド的に用意をされて、最初、ホウレンソウという話がございましたけれども、ホウレンソウをやっていながら、オリーブが生産をして出荷できるようになって変えるとかということでなくて、すぱっとホウレンソウをやめてオリーブに乗りかえたということの表現でいいのでしょうかね。 ◎農政部副部長(有本尚史) 先ほど申したように、ホウレンソウの包装紙におおたんマークをつけて、太田のブランド化を目指しまして、それについては一定の効果が出たのかなと。その中で今まで太田はオリーブというものがない中で、これをブランド化していきたいということで予算計上はさせていただいている形でございます。先ほど申しましたけれども、短期で見なくて、ちょっと長期で見た中でブランド化を推進させていただきたいと考えております。 ◆委員(高藤幸偉) そういうことも、あり得ることかなと思います。今後、この生産物については、全国に名を馳せるようなオリーブについて、認証ブランドとしてアピールできるような思いでしていきたい。同時に、農業に限らず、ブランドが出ることによって太田市の観光の一部にもなるようなやり方といいますか、方向に向けていったらどうかなと思いますので、部長のご所見を一言お願いしたいと思います。 ◎農政部長(飯島和則) ブランド化と一言で言うのはあれなのですけれども、やはり委員がおっしゃるとおり、確立するまでなかなか難しいですよ。生産者の皆さんの創意工夫ももちろん必要ですし、例えば1つのオリーブにしても、いろいろな種類もありますし、ほかのものでもいいのです。大和芋でもネギでも、ゴボウでも、とにかくそれを1つ太田市ならではの特徴のあるものにしていくということで、生産者の皆さんと知恵を出し合ってブランド化に取り組んでいきたいというところでございます。 ◆委員(高藤幸偉) 頑張っていただきたいなというふうに思います。  それでは、次に参ります。185ページ、6款1項5目、家畜衛生対策事業、畜産臭気等環境対策事業費補助金についてでありますが、これについては地域の住民からもよく相談をいただいております。においが出てくるといった陳情、あるいは苦情等にも入っておりますが、この対策について補助金などでどういう形で今までやってきているのか、お伺いをしたいと思います。 ◎農政部副部長(有本尚史) 畜産臭気でございますけれども、4団体、4協議会に補助金を出しまして、畜舎内外の臭気や害虫等の発生を防止する形をとらせていただいております。 ◆委員(高藤幸偉) 予算を見ても、減額をされて300万円ぐらいだと思うのですけれども、果たして4業者が対策に、事業費として使った場合に、それほど大したことはできないのかなと私どもは思うのです。これは住民にしてみると、やはり風の向きやいろいろなものでしようがないかなという部分があるのですけれども、できるだけそういった形で予算を少し余分にいただいて、きちっとするものはするという形でお願いをできればなと思います。それについて一言、何かありましたらお願いします。 ◎農政部副部長(有本尚史) 畜産臭気の関係につきましては、畜産をやっているそのもの自体についても、臭気については非常に注意した中で進めなければならないと思います。ですから、団体のほうにもお願いはしてありますけれども、事業主のほうにも、この臭気問題については気をつけていただきたいと考えております。 ◆委員(高藤幸偉) 特に藪塚方面は、そういった畜産関係、いろいろ農業関係がありますので、どうしてもそういうにおいそのものは風に向かってはかなり来る状況が続いていますので、それはある程度やむを得ないかなと思っています。これからもよろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(岩崎喜久雄) 先ほどの道の駅、全国を食べ尽くそうというのですけれども、太田市が全国第2位、準グランプリに輝いたということで今非常にテレビとかで報道されています。どうもありがとうございます。今後ともご協力のほど、よろしくお願いいたします。  それでは、182ページですが、この中で農地中間管理機構という形の制度があると思うのですけれども、この農地中間管理機構制度ということの中での本市の取り組みに関してお聞きいたします。お願いいたします。 ◎農政部副部長(有本尚史) 農地中間管理機構でございますけれども、これは平成26年度から国が制度化したものでございますが、本市につきましては平成27年度からこの中間管理事業を実施している状況でございます。これについては今までの農地バンクというもので、農業ができないから土地を貸したいという土地を集めて、規模拡大をしたい方にその土地を貸すというのがこの制度の内容でございます。実績を申し上げますけれども、平成27年度、本市についてはマッチング率面積換算で41%、平成28年度、マッチング率29%、平成29年度2月末現在でございますが、マッチング率6%でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 率もいいのですけれども、大体何ヘクタールとかという形では答えは出ませんか。 ◎農政部副部長(有本尚史) 実際に土地を貸した面積を申し上げます。平成27年度61.2ヘクタール、平成28年度102.6ヘクタール、平成29年度、済みません、失礼しました。訂正させていただきます。貸し付け面積でございます。平成27年度25.1ヘクタール、平成28年度29.4ヘクタール、平成29年度9.3ヘクタールでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) こういった形で農地中間管理機構という形の中に委ねる、今後そういった形が徐々にふえてくるような気もいたしますので、ぜひそういった形で応援していただければと思っております。  そしてまた、皆様方ももう常々ご存じだと思うのですが、減反政策というものの中から、代替する意味で水田活用や、そしてまた直接支払交付金という形があります。畑等の作物の直接支払い交付金という形があるのですけれども、これに関しましてどのような補助事業になるのか、説明をいただきたいと思います。そしてまた、作物に対しての補助金というふうな形もあると思うのですが、その辺をよろしくお願いします。 ◎農政部副部長(有本尚史) 委員がおっしゃるように、平成30年度からは米の直接交付金がなくなります。しかしながら、この経営所得安定対策事業というものは、自給率の悪い農作物の自給率を上げていくというのが意味合いだと思います。ですから、水田を活用して、麦、大豆、飼料作物といったものについては、補助が今までと同じように出るような形でございます。ですから、今までの生産調整については、目標数量ですか、国の米の管理の数量が来ていたわけですけれども、平成30年度からはそれがなくなる。しかしながら、農家の方にとっては、それがないと目安がないということで、群馬県では、その目安を各市町村、各市町村は各農家に配分をするという形でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 米麦、先ほどの話ですけれども、小麦や大豆等、畑の作物の生産をすることに対しての生産者に対する認定農業者や集落営農の方たちに品質及び生産量に関して、10アール当たりの報奨金というのですか、補助金というのですか、そういった交付される金額があると思うのですけれども、その辺に関してはいかがでしょうか。 ◎農政部副部長(有本尚史) 水田に米以外の戦略作物をつくることを、水田活用の直接支払い交付金という形でございます。麦、大豆、飼料作物でございますけれども、これにつきましては10アール当たり3万5,000円、飼料用米、米粉用米が8万円、このような形での補助が出る予定でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 小麦とか大豆に関しては補助はいかがでしょうか、ありますでしょうか。 ◎農政部副部長(有本尚史) 小麦、大豆、飼料作物は10アール当たり3万5,000円でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 今、農家の方も結構期待しているのですけれども、飼料米についてはいかがでしょうか。 ◎農政部副部長(有本尚史) 飼料米につきましては、10アール当たり8万円でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 補助とか、そういった形では農家の人たちには少しでも勇気を与えられて、そしてまた、精励、励ます根源にもなると思いますので、そういった形で今後とも、頑張っていただきたいと思っています。  同じページで結構なのですけれども、実は農業生産緑地制度という形があると思うのですが、この太田市におきましての農業生産緑地制度、1992年から始まり、2022年に指定解除、約30年間においての農業生産緑地制度というものがあると思うのですけれども、この太田市では、今現在、1992年から適用される項目はありますでしょうか。 ◎農政部副部長(有本尚史) 生産緑地ということで、大都市圏ですか、農業を続けるためには、固定資産税が高いと農業の生産性が悪いということで、大都市では生産緑地制度を活用しているところがあるかと思うのですが、群馬県内で生産緑地制度を活用しているところはないと記憶しております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 今の2点ですけれども、部長のコメントをお願いしています。冒頭のさきの農地中間管理機構のお話と、今現在、私が申し上げました農業生産緑地制度という形で、今、副部長が群馬県、ましてや太田市はないという話になるのですけれども、そのとおりでよろしいでしょうか。 ◎農政部長(飯島和則) まず初めに、農地中間管理機構については、国、県でも、その活用を推奨しておりますし、市としても今後、相対の利用権設定もありますけれども、そのほかに農地中間管理機構については積極的に活用してまいりたいと思っています。  生産緑地につきましては、市街化区域内の農地で農業を営む方なのでしょうけれども、指定されているのはおおむね大都市近郊です。太田市にはございません。指定する予定も今のところはございません。 ◆委員(岩崎喜久雄) では、次に移らせていただきます。194ページの7款1項2目であります。商業振興対策事業であります。お願いいたします。これは以前、かなり前なのですけれども、同僚議員が一般質問でもした懸案事項ですが、尾島の商店街の街路灯のLED交換工事だと思うのですけれども、この工事請負費の800万円に関して説明をお願いいたします。 ◎商業観光課長(高橋亮) 委員のおっしゃるとおり、この工事請負費につきましては、尾島商店街街路灯の今現在、水銀灯がついているところなのですが、ついていない箇所、暗くなっている場所が大分目立ってきているということで、この街路灯につきましてLEDに交換して工事を実施するというものでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) これは自分が歩いて数えたのですが、107基ついているはずなのですが、68%が実は消灯されている状態でもあります。非常に夜は通りづらく、見づらく、そしてまた危険でもあるのです。自分は心配しているのですけれども、確かにLED化して、ほとんどの商店が閉店を余儀なくされていまして、実のところ、現状の中で街灯も1つ消え、1つ消え、そしてまた非常に閑散とした商店街でもあるわけであります。せめて街灯だけでもと思って、いろいろな形で私たちも声を大にして陳情なり請願なり、請願ということはありませんね。要望なりを出したのですが、商店街の皆さんと同時に、関連する商店街の人たちも本当に喜びで沸いている現状でもあります。建物の老朽化や商店主の高齢化とあって寂しい限りですけれども、せめて街灯だけでも、この土地は歴史と文化のコラボしたまちでもありました。昔の人たちの笑顔を見るのも、また取り戻すことができればと思っております。  1つ心配事があります。今現在、1店舗につき1,200円の電気代というふうな形で支払いをしている現状でもあります。これは今後、ランニングコスト等を各商店で持つのか、シャッターになっていますけれども、そういった形で個別で持つのか、商工会で管理するのか、そしてまた別の機関での管理、そうしたランニングコストをカバーするのか、その辺についてわかる範囲で結構ですけれども、お願いいたします。 ◎商業観光課長(高橋亮) 尾島商店街の街路灯のこれからの管理運営ということであると思いますが、委員が心配しているとおりでございまして、その辺につきましては、実はこの街路灯につきましては昨年11月に尾島の区長会から明かりを何とかしてくれという陳情書が出されました。それを受けまして、我々もこの件につきましては、ずっと数年来の懸案事項というふうに捉えてございまして、どういったことが一番いいのかということを考えまして、まず、今ある街路灯につきましては、当時、個人が半分支出して設置したという経緯がございます。  そのような経緯がございますので、全部市に移管していただくという書類をつくりました。今後は市で管理していくという中で、さっき委員が言ったように、1カ月1基につき1,200円程度かかるというものが今度LEDにすると1カ月300円ぐらいで済むということになります。ただ、その電気代についてはどうするかということに関しましては、あの商店街につきましては、実は太田市で一番大きい祭りでありますねぷたまつりが開催される通りでございます。そこにつきまして、今、街路灯のところに尾島という看板が全部ついています。その尾島という看板を、ねぷたの絵か文字か何か、絵でラッピングをしまして、実は観光の街路灯ということで、これからは管理運営していきたいということで、市のほうで年間30万円程度となると思うのですが、ほかにも観光街路灯がございます。それと一緒に一律で管理していきたいと考えてございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 太田市も西部というか、南部というか、非常に寂しいような限りでございますが、この話を聞きまして、風物詩として、伝統的にも来年、10年、100年と今後ともそういった形でお祭り行事が続き、また地域の人たちのそういった若干の経済効果もあればと思っています。ぜひご努力のほどをお願いしまして、私は終わります。済みません、部長のコメントをお願いします。 ◎産業環境部長(板橋信一) 今、課長からもありましたが、尾島ねぷたまつりは太田市で多分一番大きなイベントで、お客さんも2日間で10何万人と入るイベントですので、あそこのエリアについては観光エリアということで全国に発信していきたいと思いますので、LEDの街路灯はその一助ですけれども、今後ともそういった方向でいろいろ観光振興を図ってまいりたいと思います。 ◆委員(矢部伸幸) 178ページ、勤労青少年ホーム管理費についてでございますけれども、予算上では廃止となっておりますけれども、現在は利用はされていないという認識でよろしいでしょうか。 ◎産業環境部副部長(岡島善郎) 勤労青少年ホームにつきましては、来年度から廃止の意向ですけれども、現在も青少年ホームとして稼動はしております。 ◆委員(矢部伸幸) 予算上廃止となっているのに、そういった状態になっているのはどういった理由なのか教えてください。 ◎産業環境部副部長(岡島善郎) 今年度の活用については、青少年ホームとしてはまだ稼働はしております。31日までは稼働して、4月1日以降は教育委員会の所管ということで廃止になるということであります。 ◆委員(矢部伸幸) では、そこら辺の予算というのは、教育に移ってしまうのでしょうけれども、教育のほうで上がっているということでよろしいですか。 ◎教育部長(菅間健司) 学校教育のほうで予算化しております。 ◆委員(矢部伸幸) 廃止、勤労青少年ホームはもう今後使わないという認識でいたのですけれども、これからも利用されるということで、何かどたばたした感じがあるのです。今後、移管というか、教育のほうでやるということですけれども、すごく違和感があるのですけれども、部長、どう思いますか。 ◎産業環境部長(板橋信一) 勤労青少年ホームは、たしか3年前ですか、所管が教育委員会で、平成27年度のときに勤労青少年、勤労と青少年と両方あるので、教育だか工業だかというところもあるのですけれども、工業振興課のほうへというか、当時は産業観光課ですか、移管されまして、3年を経過、その後、紆余曲折がありまして、勤労青少年ホームが老朽化している云々といろいろ話がありまして、ホームもかなり年数もたっているのでつぶしてしまおうかというお話も、私も議会の中でしたこともありました。
     その中で、使っている方たちがふれあい教室とか、要するに教育に特化した人たちがずっと使っているというのもあるのですけれども、あと勤労青少年がいろいろな教室だとか講座とかで使っている部分もあるのですけれども、それはもう年々どんどん少なくなってきまして、実際の実態としましては教育委員会関係が使っている。では、どうしようかということを考えまして、使っているのは教育委員会がほとんどであれば、ふれあい教室としても重要な位置づけをしているのであれば、教育委員会に所管を移しまして、勤労青少年ホームという組織はなくなりますけれども、建物は有効活用をして教育委員会へ移管したという次第でございます。 ◆委員(矢部伸幸) 流れがわかりましたので、今後のことに関しては教育のところで聞いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  続きまして、農林水産業費の192ページ、有害鳥獣に関してですけれども、有害鳥獣というとイノシシをイメージします。カラスとかハクビシンの被害も出ていると思いますけれども、現状どのようになっているのか教えてください。 ◎農業政策課主幹(金澤誠) 委員ご指摘のとおり、イノシシだけではございませんで、ハクビシンやカラス等の被害も報告されております。まず、ハクビシンでございますが、実は昨年度、平成28年度からイノシシ以外の小動物、あと鳥類の被害状況も調査を始めまして、平成28年度でございますが、ハクビシンの被害額が60万2,000円ございます。それから、カラスでございますが、平成28年度カラスの被害が34万5,000円報告されております。ただ、これはごく一部だと思っておりますので、実際にはまだまだこれ以上の被害があると認識はしてございます。 ◆委員(矢部伸幸) 特にカラスの被害が大きくなっているといううわさも聞きますので、捕まえるのも結構難しいと聞いていますが、一生懸命頑張っていただければと思います。  さて、小型の有害鳥獣の処理はどのようにするのか教えてください。 ◎農業政策課主幹(金澤誠) 有害鳥獣の捕獲後の処理でございますが、イノシシに関しましては、基本的には全頭焼却処分をしております。また、ハクビシン、アライグマ、タヌキ、カラス等につきましても、原則は焼却処分でございます。 ◆委員(矢部伸幸) 小型の動物の処理は焼却施設でも大丈夫で、イノシシも最初はだめだったけれども、最近はごみ処理施設でできるようになったと。ただ、1つ確認させていただきたいのが、数年後にごみ処理施設が変更となります。そこで同じように処理できるかどうか、確認をとっているかどうか教えてください。 ◎農業政策課主幹(金澤誠) 現状では、清掃部局にご協力いただきまして、フレキシブルコンテナバッグ、略してフレコンバッグと呼んでいますけれども、そちらに入れて2週間なり、言い方は悪いですけれども、寝かせて腐った状況にして焼却していただいておるのですが、昨年の夏も群馬県が先進事例だということで視察に来たのですけれども、今後、焼却施設が新しくなる中で、こういった手法が継続してできるかどうかについての協議はまだ行っておりません。 ◆委員(矢部伸幸) 数年後にはもう稼動してしまうので、そこで処理できなくなったということになるかもしれないので、そこら辺はきちんと調整して、もしできないのであれば処理の方法も考えなくてはいけませんので、そこら辺は注目したいと思いますので、よろしくお願いします。  また、イノシシについては、金山での目撃情報というのは今ふえているのかどうか教えてください。 ◎農業政策課主幹(金澤誠) 先日も金山ガイダンス施設の観光客の方から文化財課を通して連絡がございまして、昼間のこの時間帯から3頭、4頭出ているという目撃情報が寄せられております。生息状況調査によりますと、大分減って今では学習した頭のいい個体が30体ほどいる程度だという数字は出ておるのですが、やはり昼間から出ている個体も、人なれしている個体がおります。今後も目撃情報というのが重要だと思っていますので、県の自然環境課にも、看板です。矢部委員からもご提案いただいた、目撃したら農業政策課へ連絡してくださいですとか、あと文化財課にも、看板でそういった目撃情報を伝えてくださいという要望はしています。ただ、現状ではすぐに新しくできないので、新設する際には検討したいという回答をいただいております。 ◆委員(矢部伸幸) 確かに、大泉で子どもがかまれたという事件もありました。特に金山の場合は、イノシシの巣の中に突っ込んでいくようなものですので、これは注意喚起を早くしないといけないと感じていますので、何とか補正予算なり何なりで、そういった看板の設置をお願いしたいと思いますので、部長、これはどうお考えでしょうか。 ◎農政部長(飯島和則) 看板設置につきまして、県や専門家の皆さんとも、あるいは教育委員会の皆さんとも協議して対処してまいりたいと考えております。 ◆委員(矢部伸幸) 事件、事故が起こる前に、ぜひよろしくお願いいたします。  続きまして、198ページ、イベント開催事業についてお聞きします。今年度の予算と次年度予算の違いはどのようなものがあるか教えてください。 ◎商業観光課長(高橋亮) 大きなところで申し上げますと、ことしの予算の中では八瀬川のイルミネーションの負担金がございました。来年度につきましては、それにかわる事業といたしまして、八瀬川桜まつり実行委員会負担金ということで我々が主となってやっていくということで変更点がございます。 ◆委員(矢部伸幸) 最後の我々が主となってというところがすごく気になっていまして、このイベント関係におきましては、市の職員の方々の負担がかなりふえているのかなと思っているのですけれども、そこら辺はどうお考えですか。 ◎商業観光課長(高橋亮) 委員がおっしゃるとおりでございます。こちらの桜まつりにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、市の中心市街地を盛り上げるために、活性化するために始まったイルミネーションにかわるものとして、当初イルミネーションが思ったような成果がなかなか見出せなかったということで、私は去年の決算特別委員会のときにはイルミネーションをしっかりやらせてもらいたいという話はしたのですが、その後、行われた総会の中でいろいろ紆余曲折がありまして、市の中心地である八瀬川の桜に特化してはどうかということで、桜まつりは今まで地元が主に開催していたのです。我々はフォローしていく立場で盛り上げていこうと考えていたのですが、今まで実施主体となっておりました地元が担当者の高齢化で、いい事業なのですが、開催をしていくには大変だということで、市のほうに何とかならないかということで、桜まつりも我々が主となって実施していくということでございまして、年度当初から八王子山公園では芝桜まつりが4月5日から開催される予定です。八瀬川桜まつりにつきましては、桜が開花期間中にライトアップ等を実施していく予定で、大きな祭りとしては4月8日に実施する予定で、年度当初から大変だということで、その辺については大分我々の仕事の量がふえているのかなという感じがしております。 ◆委員(矢部伸幸) 確かに何個もあるイベントを見ると、市内の方に向けての観光というイメージが強くて、今後、きのうのゴルフ場利用税の質問もそうでしたけれども、オリンピック等々、中国の方とか、そういった市外の方向けの観光をもっともっと推進していって、また市内のイベントにおきましては、ちょっと尽力が足らない部分があると思いますので、ここら辺、予算を多目につけて、地域の方々にある程度のお金をきちんと渡してやってもらうという方向に持っていったらどうかなと思うのですけれども、そこら辺、どうお考えでしょうか。 ◎商業観光課長(高橋亮) 委員がおっしゃるとおり、先月、当課を所管する委員会でもイベントの報告をさせていただきましたけれども、大きいイベントだけで年間12事業をやってございます。そのほかに観光のキャンペーン等も年間数多くやっていまして、事業については、スクラップということも視野に置いて見直しする時期にはあるのかなというふうに思いますが、なかなか急にはできなくて二の足を踏んでいるところですが、まず、市外の方に来ていただくということに関しましては、私もそのように考えておりまして、イベントだけでなくて、課員全員がいろいろ誘客につながることを考えて人を呼んで、楽しんでいただけるような観光を目指していきたいと考えております。 ◆委員(矢部伸幸) 部長、観光に関しては予算的にちょっと足らないと感じませんか、どうお考えですか。 ◎産業環境部長(板橋信一) 観光の予算ということで、財政当局と全体の太田市の予算云々というところもあると思うのですが、予算云々よりも、先ほど課長からもありましたが、イベントは地元と市の観光係が主体でという話になっているのですが、先ほどの桜まつりにおいても、地元がやっていたから地元にある程度お金も出してやってもらおうかなと思ったら、なかなかそれもいかないと。それは各種イベントもそうだと思うのですね。それでちょっと話がなんですが、大光院で開催しているさつき祭とか菊花大会とか、そういったところについても、皆さんも高齢化しておりまして、特にさつき祭などは出展する人がほとんど太田市内の人でなくて、団体は、大光院はそれで賑わうのですけれども、実際にやる人たちは太田市の人はいないというような状態になっていますので、先ほど課長からも話がありましたが、淘汰するというか、いいイベントだけ残すとか、そういうものもあるのですが、なかなかすぐやめるというのもできません。  ただ、一応ちょっと考えているのが、市長などとも私たちの話の中であったのですが、ウエート的に重いというか、ボリュームがあるのが北部運動公園、八王子山公園というのは5年前に都市政策部から産業観光部の観光係へ所管が移管になりまして、要するにイベントをやっているから、その管理はこちらだということになっていましたけれども、そこの管理とボリュームが多いので、それを今後アウトソーシング、指定管理とかそういうものに出して、観光係につきましては、あと職員の人数を多くするというのはなかなか難しいのでしょうけれども、そういった与えられた職員の中で今後どういったイベントをやっていくとか、どのイベントはやめる、今後はどういうイベントをやる、どうすれば誘客が図れるとか、そういったものをもろもろ考えて今後は検討し進めてまいりたいと思います。 ◆委員(矢部伸幸) 副市長、今までのやりとりを聞いていたと思いますけれども、特に観光に関してはかなり負担が大きくなっていて、ただ、市長がそこまで観光に対していい上向きの気持ちを余り思っていないということで、モチベーションというか、結構大変なところを一生懸命やめられずに継続しているわけですよ。そこのところに市長がいいことを言ってくれないと、やりたくなくなってしまうと思うのですね。そこら辺、副市長はどう思いますか。 ◎副市長(木村正一) 先ほどの部長の答弁の中にありましたように、まず、イベントの数、質、お金、それからマンパワーですね。委員からのご指摘では、最初に予算がちょっと足りないのではないかというご指摘がございましたけれども、これは市の負担分でありまして、実は例えばねぷた祭りにせよ、新田まつり、何にせよ、いろいろな協賛金ですとか、そういったものがたくさん地元もしくは市内外の企業から浄財が寄せられているわけですね。そういった部分で実行、運営費用というのが賄われているというのが1つあります。  もう1つは、確かに市の職員のこういったイベント対応の工数といいますか、負担というのは私も大変だなというふうに実際感じております。ですから、それも地元、あるいはイベントにご理解をいただける企業ですとか団体に、あるいは商工会議所だとかを通じて、そういったところでの工数バランスを上手く導いていくようなことも今後必要かなと思っています。  3つ目は、市長も、こういったイベントに関しては、私は理解が深いのではないかなと。要所要所でいろいろな適切なアドバイスですとか知恵を授かってやっているのが実態だと思いますので、特に先ほど来お話がありました八瀬川のイルミネーションから、今度は桜まつりというようなことも、やはりその会議の席上、市長からは同じお金を使うのであれば、もっと有効な使い方があるのではないかというようなご示唆を賜りまして、こういう結果になっているわけですので、太田市の市長としてのイベントに対する思いが私は随所にあるのではないかなと感じている次第です。 ○委員長(星野一広) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(星野一広) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                       午後3時32分休憩 ○委員長(星野一広) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後3時55分再開 ○委員長(星野一広) 休憩前に引き続き会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。      ◎ 8款土木費・11款災害復旧費・住宅新築資金等貸付特別会計・八王子山墓園特別会計に対する質疑 ○委員長(星野一広) 次に、8款土木費、11款災害復旧費、住宅新築資金等貸付特別会計及び八王子山墓園特別会計について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(高田靖) 210ページ、8款2項7目、交通安全施設整備事業の中で区画線路面表示工事費についてお聞きします。前年度予算額と比較して1,800万円の増額となっているこの主な要因についてお聞かせください。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 委員も道路を走っていて、道路の白線が大分消えていることはご存じだと思います。来年度につきましては、そこら辺を強化してまいりたいということで増額の要求をさせていただきました。 ◆委員(高田靖) そうしましたら、来年度に予定している区画線の補修ですけれども、市内全体での総延長をどの程度予定しているのか、お聞かせください。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 細かい数字的なものはお答えできないところがあるのですが、学校周辺なり、市内中央部をある程度集中的に強化をしてまいりたいと考えております。 ◆委員(高田靖) 毎年、学校から主に通学路の危険箇所などの報告があると思うのですけれども、現在の通学における区画線補修の進捗状況もしくは区画線の未補修の総延長など、わかればお聞かせください。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 細かい数字的なものはご勘弁願いたいのですが、学校から上がってきております要望につきましては解決をしてあります。 ◆委員(高田靖) 解決というのは100%ということでよろしいのですか。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 要求の協議が済んだところについてはこちらで工事をしております。 ◆委員(高田靖) では、道路の陥没などのケースでは迅速に対応していただいているという認識なのですけれども、それに対して区画線の要望は余り進んでいないような気がするのですけれども、そこで各地区から区画線に関してどれだけの要望があるのか、また、要望に対しての進捗状況もお聞かせください。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 地元からの要望につきましては、要望どおりお答えをしているという状況でございます。 ◆委員(高田靖) 道路の陥没などは物理的に危険があると思うのですけれども、区画線のほうは視覚的に危険を伴うということで、危険性で言えば同じだと思うのです。もちろん、通学路の補修が優先であると思うのですけれども、道路の巡回舗装をしていますけれども、これと同じように年度ごとに例えば重点地区などを計画的にして、区画線の補修をしたほうがいいのではないかと思うのですけれども、その辺、いかがなのでしょうか。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 委員ご指摘のとおり、そのような方向でこちらも考えております。 ◆委員(高田靖) そうすれば、具体的に例えば来年度どの地区を重点という予定がもうあるのでしょうか。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) もう少し検討の時間をいただきたいと思います。 ◆委員(高田靖) それと、これはあちこちでよく見かけることなのですけれども、ガス、水道など工事の後に、その部分だけ新しく区画線が引いてありまして、場所によっては、その直線が点線のようになっているところも見受けられます。これは何とかならないかといつも思っているのですけれども、例えば各工事の後には区画線を引く機材を持ち込んでいると思うのですけれども、工事箇所以外の部分も同時に引いてもらう。もちろん、その部分の費用は市が負担するということだと思うのですけれども、このような連携ができれば、コストも抑えられると思いますし、少しずつ補修の延長も延びるのかなと考えているのですけれども、部長、いかがでしょうか。 ◎都市政策部長(太田和之) 今、委員からご提言をいただいたわけですけれども、そういった発想、我々にもちょっと足りなかった部分はありますけれども、いいアイデアをいただきましたので、そういった対応が可能かどうか、部内で検討をしていきたいと考えております。よろしくお願いします。 ◆委員(高田靖) では、続きまして、388ページ、1款2項1目墓地管理料についてお聞きします。八王子山のほうですね。これは毎回同じような質問になってしまって心苦しいのですけれども、最長の滞納者は9年目に突入ということであります。これはそろそろ撤去のための手続をしませんか。 ◎行政事業部参事(田村武磨) 委員のご指摘のとおり、最長の方で9年になります。滞納者の中には、今年度、分割でありますが、2年分払った方、また2年分を完納した方もおります。今後も9年目の方をもちろん戸別訪問、それから故人の親族等と直接面接をしまして、管理料の支払いを指導していきたいと思っております。また、実際に撤去の手続をやった事例がございます。3年間ごとに大体300件程度の撤去手続をしているというところもありますので、そういった方法、それから問題点を今後研究して考えていきたいと思いますので、よろしくご理解をお願いします。 ◆委員(高田靖) たしか滞納者の先方には条例の内容を伝えてあるということなのですけれども、やはり速やかに条例を遂行するべきと思うのですけれども、もう1度お願いいたします。 ◎行政事業部参事(田村武磨) 実際にお骨が入っている墓地を直ちに撤去するということは本当に忍びがたく難しいと思っております。また、管理料が滞納となっている墓地の撤去については、今後も引き続き検討していきたいと思っています。それから、条例の中で、第15条の第4項で措置を行わないもの、それから不明なものについては、市長がこれを行うということになっておりますが、また裁判手続等、これを経ることなく勝手に墓地を撤去するということはできませんので、今後そういった先進地の事例を踏まえながら研究していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(高田靖) これは産業環境部長にお聞きしたいのですけれども、やすらぎの碑の要綱ですけれども、これは整備が整ったのでしょうか。 ◎産業環境部長(板橋信一) ただいまご質問のやすらぎの碑の要綱につきましては、以前、高田委員から何度かありまして、今現在、要綱の改正手続を進めておりまして、平成30年4月1日に施行になるように今手続を進めておるところでございます。 ◆委員(高田靖) 次は、12月の一般質問の中で私が提案させていただいたのですけれども、墓じまいに関することです。間もなく納骨堂の運用も開始されますし、またやすらぎの碑の要綱も今の答弁から整ったということでありますので、あとは待望の八王子山公園墓地納骨堂条例の改正だけだと思うのです。例えば第14条を改正するのか、あるいは新しく条文を加えるのかわかりませんが、いずれにしても、改正が必要ということでありますので、今現在どうなっているのか、進捗状況についてお聞かせください。 ◎行政事業部参事(田村武磨) 八王子山公園墓地の条例の改正に関しましてですが、まずは墓じまいということで、費用がどの程度かかるか、業者等に見積もりを依頼させていただいております。それから、条例改正においては、今後、墓地の撤去、市が行うかどうか、納骨堂への改葬は区画単位で行うようにしようということで考えております。墓地及び納骨堂条例の改正に向け、事務を今後進めていきたいと思っております。よろしくお願いします。 ◆委員(高橋えみ) 208ページ、8款土木費の2項6目幹線道路整備費の調査委託料について伺います。  これは地盤の調査、塗装表面のたわみの量の調査、道路の空洞化の調査の予算だと思いますけれども、市道がこれだけの総延長があって、3つの調査を行って1,000万円の調査費というのが少し少ないように感じますけれども、こういった調査は市民の皆様の保全につながると思いますので、少しこの予算が少なく感じますが、いかがでしょうか。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) ここで盛ってありますうちの所管の調査費でございますが、まず1つは、幹線道路の大規模な舗装の補修工事についての調査及び設計の委託料を盛ってございます。それと、委員ご指摘の空洞調査も盛ってあるわけですが、現在、私どもでは、まず表面的なものを優先的に補修してまいりたいと考えております。 ◆委員(高橋えみ) 大事な道路ですので、事故が起こらないうちに早目に調査を一生懸命進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。  時間がないので次に行きます。208ページ、8款2項3目道路新設改良事業、あと212ページにあります8款3項1目の河川水路新設改良事業のことで関連して伺います。今、藪塚の排水計画を進めていただいていると思いますけれども、本市全体の排水計画の進捗状況を教えてください。 ◎都市政策部参事(齋藤貢) 今、委員がおっしゃられた藪塚の排水計画ですが、今年度の2月に納品がありました。現在、当課において検証を進めているところです。近いうちに公表できるかと思っております。ほかの地区の排水対策につきましては、現在、排水計画を由良地区、あと韮川と休泊の間のところ、東部幹線の沿線なのですが、2カ所進めております。特に排水事業につきましては流末が重要となってきますので、排水計画をもとに無駄のない事業をやるためにも計画は必要かと思っております。現在、そのような状況でございます。 ◆委員(高橋えみ) では、第2次総合計画の行動計画として藪塚地区幹線排水路整備事業とありますけれども、現在進めていただいている藪塚の排水計画は、この一環として行っていただいているというふうに捉えてよろしいのでしょうか。 ◎都市政策部参事(齋藤貢) 委員のおっしゃるとおりです。それに基づいて排水計画をつくっております。 ◆委員(高橋えみ) 最後に、部長に伺います。年々天候が悪化しておりまして、排水計画は本当に大事だと思っています。なるべく道路が冠水をしないような状態で排水計画もまた進めていただきたいと思っておりますけれども、今後どうでしょうか。排水計画は冠水をしないようにと思っていますけれども、これは今後、進め方が計画どおりというふうに思っております。台風の関係もありまして、いろいろなところで冠水をしているというふうに思っております。今後、なるべく急ピッチというとおかしいですけれども、早い状態で進めていただきたいと思っておりますが、それについてはいかがでしょうか。 ◎都市政策部長(太田和之) 排水対策を緊急にというか、早急にというお気持ちは非常にわかりますし、我々としても早くやりたいという気持ちはありますけれども、まずは現状を把握して、どういった原因で冠水が起こっているのか、それが多分四、五年とか、そういう短いスパンで解決できるのか、あるいは長期的にやらなければいけないのか、そういった部分をよく検証しながら、排水計画を検討した上で実際に工事に入っていきたい。藪塚についても今策定をしたということですので、それらをもとに、できるだけ早く整備はしたいと思いますけれども、予算の関係とか、マンパワーとかありますので、その辺、ご理解いただいて、我々の気持ちとすれば、できるだけ早く対応したい、対策を講じていきたいと考えておりますので、ご理解いただければと思います。 ◆委員(秋山健太郎) 204ページ、205ページ、8款1項1目、空家等対策事業のところで空家等除却補助金4,800万円についてお聞きしていきたいと思いますけれども、本年度の実績で交付決定件数と金額だけ教えてください。 ◎都市政策部参事(小暮裕) 本年度の実績ですが、交付の確定が194件、交付額が1億815万5,000円になります。 ◆委員(秋山健太郎) そもそもなのですけれども、空き家の除却に関しては、当然特定空家とか、その他一般の空き家というのはいろいろなくくりがあると思うのですが、これは特定空家をターゲットにしたわけではなくて、広く一般の空き家をターゲットにして行ったのでしょうか。 ◎都市政策部参事(小暮裕) 補助の対象となる空き家ということで、市内に所在するおおむね1年以上の居住その他の使用実態のないということで始まっているこの事業でありますので、まず、空き家を軽減するということが目的で始まっております。 ◆委員(秋山健太郎) 本来であれば、一番危険性が高い特定空家を優先的に除却していくのが筋であろうという中で、ターゲットを広くしたということでありました。1億円ぐらい出したのですが、来年度は4,800万円に減額をするということなのですが、この理由についてお願いをいたします。 ◎都市政策部参事(小暮裕) 今年度は、当初、最初の年ということもありますので、限度を設けず1億円までいきましたが、これだけ盛況でもありますし、空き家を軽減するのには、空き家によっては相続人の関係だとか、いろいろ時間がかかったり、危険な空き家こそ相続人が多かったりする場合がありますので、できるだけ一定期間継続してやっていきたいという中では、やはり予算も決めて、この4,800万円ですが、若干今年度の状況を見て条件なり上限なりを見直しすれば、ことしの半分、約100件程度はできるのではないかと想定はしております。 ◆委員(秋山健太郎) 来年度について条件を若干変更するということでありますけれども、どういうふうに変えるのですか。 ◎都市政策部参事(小暮裕) 今考えているのでは、一番大きいところで上限額を50万円に減額してやっていきたいとは考えております。 ◆委員(秋山健太郎) 金額だけ変わったということですか。 ◎都市政策部参事(小暮裕) ほかの条件に関しては、今のところは考えておりません。 ◆委員(秋山健太郎) 結果として、本年度は194件ですか、空き家が除却をされたのか、これからされるのかわかりませんけれども、高い効果があったなというふうに私自身も感じているのです。実際、本年度の補助金が交付された空き家についてはもうほぼ解体はされたのでしょうか。 ◎都市政策部参事(小暮裕) 1月末で工事が終わるようにという補助金でありますので、全部の確定は出ました。それで194件が除却になりました。 ◆委員(秋山健太郎) 更地になった後のフォローみたいなものは何か行っているのですか。 ◎都市政策部参事(小暮裕) 更地になったかどうかの現地確認は、申請というか、確定の報告書とともに見に行きますが、その後に関しては、やはり来たときに聞き取りを何個かしたり、提携の不動産の協会からの情報として、売買が成立しただとか、いろいろあります。ただ、全てが全て内容を把握するのはできておりません。 ◆委員(秋山健太郎) 当然、空き家を解体するということが大きな目的ですけれども、その後、更地になって、更地になったものを流動化していくというのも大事なことだと思うのですよ。そのために不動産関係団体、各種団体と協定を結んでいるわけではないですか。その人たちの協力を得て、更地のその後という一歩踏み込んでいくということが大事だと思うのですが、その点についてもう1度お願いします。 ◎都市政策部参事(小暮裕) 確かに、その後どうなるかというのは、その都度その都度ではないですけれども、その協定の団体からの報告みたいな形で聞いてはいるのですが、今後は申請のときに、その後どうするかというアンケート的なものもとりたいとは思っています。今現在は、その辺の情報が不足していて集計できるほどのものになっていませんので、次年度以降は、その辺、今後どうなりますかというところがわからない部分が多いものですから、その辺のアンケートを実施していきたいとは考えております。 ◆委員(秋山健太郎) 要するに、それは申請者の方がやるわけですね。そうでなくて、協定を結んでいる宅建協会であるとか建築協会の方々に対して、更地のその後というものをいろいろな部分でもっと協力していただければいいのではないかと思っています。更地が売買で流通していけば、そこに家が建って、またこれは固定資産税収入が入ってくるわけですから、そこまでのことをやっていかないと意味がないと言っては失礼ですけれども、そこまでやってほしいなという希望がありますけれども、いかがでしょうか。
    都市政策部参事(小暮裕) 情報を流して、その都度、空き家とのマッチングをやっている以上は、確かにその辺は今後、団体からどういうふうになったということを報告するような形はやっていきたい、検討したいと思っています。 ◆委員(秋山健太郎) 同じ質問を副部長、お願いします。 ◎都市政策部副部長(河田孝幸) 委員のご指摘のとおりでございます。なお、担当課長が説明の中で若干弱気な発言をしておりますけれども、ただいま委員がおっしゃいました不動産関係団体、あるいは宅建協会、そういった方々を、この事業のフォローということの中で協定を結ばせていただきまして、その土地、空き家を除却した後の更地について、流通という部分に乗せるような形で何とかお力添えをということで、行政からそういう情報を発信しております。  ただし、そういったものに流通させるということは、売り手、買い手、あるいは利用する方、手放すと言っては変な言い方ですけれども、そういった方のマッチングがありますので、そういったところの中で行政ができる範囲内とすると、そういった情報を提供させていただくことを進めながら、あとはいかにマッチングということの中で流通に乗せることができるかどうか、それについてはスタートしたばかりの事業ということで、今後の課題ということで捉えております。ただし、協定を結んだ中で、そういった方向に持っていこうという体制は持っております。よろしくお願いします。 ◆委員(秋山健太郎) これは4,800万円ということなのですけれども、本年度同様、好評を博した場合、補正は組む予定はありますか。 ◎都市政策部副部長(河田孝幸) 現在、平成30年度にスタートした中でということでございますけれども、実は今年度、盛況な事業ということで、結構申請が多かったもので増額させていただきました。ただ、その中で来年度につきまして、今年度の申請状況がある程度マックスになったのか、あるいは、まだまだ潜在的にそういった方がいらっしゃるのかという部分もあるのですけれども、そういったところの状況を踏まえながら、対応すべきことはしたい。ただ、やはり権利の関係、例えば完全に相続人の方が決まっていないとか、所有者の方が特定できない。要するに、相続等がまだできていないというようなことがあって、その条件に乗っかってこないというか、その時点で対処できないような案件というのも今年度見られましたので、そういったところを踏まえると、見込みではございますけれども、今年度に比べてそれほど多くはないのではないかなということは想定しております。 ◆委員(秋山健太郎) 次に移りたいと思います。216ページの8款4項3目で市街地再開発事業のところでありますけれども、施設管理運営委託料80万2,000円についてをお聞きしていきたいと思います。こちらも毎回聞かせていただいておりますけれども、今度名称変更が予定をされているまちかどふれあい館の管理運営委託料だと思っているのですが、これは任意団体に払うものだというふうに認識をしているのです。来年度はまた所管がえを行って、太田行政センターの管理下になるということなのですけれども、委託内容には何か変化があるのでしょうか。 ◎都市政策部参事(山川勉) 所管がえの件ですが、まず所管がえの関係は、平成29年度につきましては美術館・図書館、それ以前につきましては太田行政センターで行うということです。平成30年度につきましては、当課と行政センター、それと美術館・図書館との協議の中で、まちかどふれあい館との距離が、美術館・図書館からはちょっと遠いという声も聞かれまして、貸し館業務につきましては、また再度太田行政センターに平成30年度は移したいと考えております。  それと、施設管理運営委託料につきましては、名称変更は行うわけですけれども、利用の内容と業務委託の内容につきましては現状のままとなっております。 ◆委員(秋山健太郎) 要するに、現状は清掃であったりとか、日常的な管理業務が主なものだということでしたね。 ◎都市政策部参事(山川勉) 主な委託内容とすれば、施設の利用案内、照明だとか冷暖房だとか、展示パネル等の利用指導と清掃業務等が主体になってくると思います。 ◆委員(秋山健太郎) 太田行政センターの貸し館業務は太田行政センターで行うということになるのですから、この管理運営に関しては太田行政センターの管理運営費で賄っていくというのが本来の筋なのかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ◎都市政策部参事(山川勉) 施設管理運営委託につきましては、まちかど美術館全体の管理ということになっています。下の喫茶室を請け負っている、利用している団体が管理運営しているわけですけれども、名称変更で多目的ホールになるわけですけれども、旧ギャラリー部分と共用部分を含めて管理を行っています。今回、太田行政センターへまた貸し館業務が移るということですが、あくまで多目的ホールの貸し出しと料金徴収を今回は平成30年度からは太田行政センターで行うという形になります。 ◆委員(秋山健太郎) 太田行政センターが貸し館業務等々、要するに、管理業務を行うということですから、わざわざ任意団体の方に清掃委託というか、管理委託を行わなくても、太田行政センターの設備等管理委託料であったり清掃委託料、警備委託料は計上されているではないですか。場所も近いのであれば、その範囲の中でやるのが筋なのかなと思うのですけれども、所長さんがいらっしゃらないので、井野岡副部長がいらっしゃるので聞きたいのですけれども、こういった委託料、管理委託料、清掃委託料、警備委託料というのは通常業者の方に頼んでいるのですよね。 ◎市民生活部副部長(井野岡幸宏) はい、そうだと思います。ただ、あの建物自体が市街地整備課の管理下ということで、今年度、市街地整備と太田行政センター、それから美術館・図書館で来年度の協議をしたときに、管理については市街地整備ということで話し合いのほうは決まりましたので、それに基づいて予算計上したものだと認識しております。 ◆委員(秋山健太郎) 通常、その管理だったり、清掃であったりというのはプロの業者さんに頼むわけですね。任意団体、いわゆる素人の方ですね。業者ではないですね。何でそこに委託料を払わなければならないのか、素直に疑問に思うのですけれども、なぜでしょうか。 ◎都市政策部参事(山川勉) 委託料については、あそこは平成13年に開館いたしまして、それ以来、今の状態で利用しているということです。当初の話をお聞きする中で、下が喫茶室ということで、この団体に合わせて、喫茶室も含めてですが、全体の施設を委託されたほうがよいのではないかという話を聞いております。その関係で別個の業者委託ではなくて、常時、土日は喫茶室がお休みなのですが、月曜日から金曜日までは施設の管理を頼めるのではないかという形で運営委託をしているという形になっていると思います。 ◆委員(秋山健太郎) 太田行政センターが実質的な貸し館業務、管理を行うというのであれば、太田行政センターの中の清掃委託料で僕はやるべきかなと思っているのですけれども、今、市街地整備課で管理をするというふうな答弁があったのです。であれば、なぜ素人の方に委託料を払うのかという疑問が浮いてくるのですね。これは当然、通常業者さんに頼むのではないですか。例えば、美術館・図書館の中にカフェが入っていますけれども、カフェの方に管理委託料を払うのかといったら、現状どうなのですか。払っていないと思いますけれども、それは非常に不自然な形だなと私は思うのです。この点はやはり改善をしていかないと、不自然なあり方だなというのは拭えないところがあるので、今後どういったことを検討していくのか、よろしくお願いします。 ◎都市政策部参事(山川勉) 現状につきましては、稼働率が低いというのがまず一番の問題であると思います。それと、稼働率の向上に今後努めていく。しかしながら、なかなか向上しないという現状から、委託料等につきましても、業務内容と仕組みを検証していきたいと思います。 ◆委員(秋山健太郎) 来年度はもう無理なのでしょうけれども、再来年度等々、業者さんに頼むのが筋だろうと私は思いますので、その点、しっかり検討していただければなと思います。  次の質問に移りますけれども、224ページ、8款4項8目金山総合整備管理費のところでお聞きをしていきたいと思います。その関連で、金山関連事業連絡会議というものがあると聞いているのですけれども、これはどのような事務事業を行っているのかを教えてください。 ◎行政事業部参事(田村武磨) これにつきましては、平成27年度になりますが、企画部、総務部、生活文化スポーツ部、産業環境部、農政部、都市政策部、開発事業部、上下水道局、教育部の関係各課の課長26名で構成されております。そこの中で金山について、自然保護、観光の開発、歴史に関すること、そういったものを相談して調整したりというような形になっております。 ◆委員(秋山健太郎) この会議自体というのはいつ行われているのですか。 ◎行政事業部参事(田村武磨) 今現在、やっていない状況にはなっております。 ◆委員(秋山健太郎) 過去はいつやられたのですか。 ◎行政事業部参事(田村武磨) 先ほど言ったように平成27年ということになっております。 ◆委員(秋山健太郎) これは特に開催に関しては決まりはないのですか。 ◎行政事業部参事(田村武磨) その辺は今わからないので、済みません、申しわけございません。 ◆委員(秋山健太郎) 会議の内容であるとか、活動内容というのは我々が知ることはできるのですか。 ◎行政事業部参事(田村武磨) そういったものは書類で残っているというふうに考えております。 ◆委員(秋山健太郎) 当面開かれる予定もないということでよろしいのですか。 ◎行政事業部参事(田村武磨) はい、今のところはそういう形でご理解をお願いします。 ◆委員(秋山健太郎) そうすると、これは何のための会議体なのですか。 ◎行政事業部参事(田村武磨) 確かに、金山を太田市のシンボルということで、これからよくしていくということなのですけれども、今、基本的に花と緑の課としては、維持管理を重点としてやっているわけでございます。これからできるだけこういった形の中で会議を持ちまして、いろいろな形で金山をPRしていくような形で今後考えていきたいと思っておりますので、よろしくご理解をお願いします。 ◆委員(秋山健太郎) では、今後開催をしていくという方向で理解をさせていただきました。  それと、金山遊歩道管理委託料というのがあるのですけれども、これの委託先と委託内容についてはどういったものなのでしょうか。 ◎行政事業部参事(田村武磨) こちらについては、先ほど言ったように主に除草作業ということで入札等で行っております。委託先等につきましては、入札によるものでございます。 ◆委員(秋山健太郎) 現在どこがやられているのですか。 ◎行政事業部参事(田村武磨) これは随意契約ということで、花と緑の課で業者を呼びまして、見積もりの形で入札を行っております。(後刻発言の訂正あり) ◆委員(秋山健太郎) 金山というのは本当に魅力のある山だなと思っているのですけれども、高尾山に負けないぐらいの魅力があるのではないかなと私自身は思っていまして、高尾山というのは1号路から6号路まであって、本当に軽装で登れるところから本格的な登山道まであるのです。これは当然都心から近いというところで、金山と状況は違いますけれども、金山で参考にできる部分というのもあるのかなというふうに感じているのですね。その1つが登山道の整備なのですよ。高尾山は、1号路は舗装されていてスーツで登っている人もいるのですね。そのほかの登山道については、難易度に応じて自然を残したそのままの形で残っています。  金山についても、いろいろハイキングコースがたくさんあります。遊歩道もたくさんあるのですけれども、これ全てを整備するのではなくて、1本だけきちんとした形で整備をする。子どもからお年寄りまでが楽しめる遊歩道を整備していくことによって、またこれは魅力が増すのではないかなと思っています。その他のハイキングコースについては、でこぼこであろうが、岩場であろうが、それは自然を楽しむという形で残していくべきであろうと思っているのですね。だから、1本遊歩道というものをしっかりと整備していく、これが大事なのかなと思いますけれども、この点はいかがお考えでしょうか。 ◎行政事業部参事(田村武磨) 今、委員の言われたとおり、確かにそういう部分はございます。遊歩道を整備するに当たっては文化財等、そういった形の中で今後協議をして研究していきたいと思いますので、よろしくご理解ください。また、高尾山等、そういったものにつきましては、確かにいろいろな食事の施設だとか、例えば神社のお守りだとかプラスアルファの部分がありますので、そういった部分も、金山はこれからどうなるかわかりませんけれども、研究をしていきたいと考えております。 ◆委員(秋山健太郎) 遊歩道整備に関連して観光面といった点から聞かせていただきたいのですけれども、今、低山ハイキングというのが非常に人気のある中で、足利市にも桐生市にもいい山があるのですけど、そのような中、金山というのも低山ハイキングにもってこいの場所なのですね。この点、足利市などはうまくアピールしていますけれども、太田市では今後どうしていくのか、お願いいたします。 ◎商業観光課長(高橋亮) 金山のハイキングのことについていろいろ質問がありましたけれども、観光としての金山のハイキングマップというのがございまして、これにつきまして、実はつい最近リニューアルをいたしました。金山というのはかなり魅力がある観光地でございますので、前のハイキングマップよりも、太田駅から金山までの案内と、ハイキングコースについても色分けして、前のものよりも若干見やすくなっているかなという感じはしております。委員がおっしゃるとおり、足利市のハイキングマップというのはもっと立体的につくってありまして、私としては、今リニューアルしましたので、今後、足利市を参考にもっとよりよいものもつくっていきたいと考えております。 ◆委員(秋山健太郎) 期待しております。  また戻って申しわけないですけれども、遊歩道というか、金山のところに以前行ったときに、多分ヒルクライム競技の練習か何かで自転車でおりてこられる人たちがいたのですけれども、自転車の乗り入れというのは何か規制みたいなものをしているのですか。 ◎行政事業部参事(田村武磨) 基本的には、そういったものは今現在では規制というのはございません。 ◆委員(秋山健太郎) ヒルクライムというのが自転車の競技で人気が出てくると、要するに遊歩道に自転車が入ってきてしまうのも困る。ハイキングの方との兼ね合いというのも出てくると思うのですけれども、これは一律に禁止するものなのか、また、すみ分けをしていくものなのか、これは今後検討していかなければならないなと思っているのですけれども、この点、いかがでしょうか。 ◎行政事業部参事(田村武磨) 今後、研究していきたいと思うのですが、確かに歩行者というか、散歩をしている、ハイキングをしている方が危なくないように、まずは安全ということなので今後研究していきたいと思っております。 ◆委員(秋山健太郎) 昨年の決算で聞かせていただいたモータープールの展望台についての間伐ですか、その後はどのようになったのですか。 ◎行政事業部参事(田村武磨) 先ほど言った予算の金山遊歩道の管理委託料の中で588万5,000円ということでついておりますので、平成30年度実施していきたいと思っております。      ◎ 会議時間の延長 ○委員長(星野一広) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。  他にご質疑ありませんか。 ○副委員長(中村和正) 209ページ、8款2項7目、先ほど同僚委員が質問したことと多少重複いたしますが、交通安全施設整備についてもう1度違う角度からの質問をさせていただきたいと思います。  平成30年度予算1,800万円増として、その1,800万円の主な費用が区画線路面表示工事費のアップ、合計で5,400万円となっておりますが、先ほど質問の中にこの部分は出ておりまして、細かい内容はまだ決まっていないというご返答だったと思うのです。区画線は安全対策につながるということは理解できますが、この予算の中には防護柵設置工事費も盛り込まれています。交通安全対策という観点からすれば、道路の狭窄化やシケインの設置、特殊塗装やハンプの設置なども有効な方法だと思いますが、そのような方策も盛り込まれた予算なのでしょうか、お聞かせください。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) ハンプ等で速度を落とすという考え方については、こちらも理解をしているつもりなのですが、まだ設置例というのが日本では少のうございます。もう少しそこら辺を研究してから、実際施工できるかどうかの検討に入ってまいりたいと考えていますので、平成30年度の予算には入ってございません。 ○副委員長(中村和正) 私、去年の一般質問で触れた関係もありますが、今回の質問はハンプにこだわったということではなくて、さまざまな安全対策、路面表示をきちんとするということは非常に大事なことなのですが、交通事故多発地帯等もしくは通学路につきましては、先ほどちょっと触れましたけれども、狭窄化するとか、特殊塗装で振動を車側に伝えるような塗装の方法ですとか、シケインですとか、さまざまな手法があるのではないか。ですから、その辺を組み合わせた、その場所その場所の状況に応じた手法を取り入れて検討していただけるのかという質問なのですが、いかがでしょうか。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 現在の車道の幅を変えていく問題につきましては、地元との協議等々を十分に行った結果、施工ができるというふうに認識をしております。現在、そういう取り組みはしてございませんので、平成30年度の予算には反映ができないというふうに考えております。 ○副委員長(中村和正) そうしますと確認ですが、この5,400万円の主なものは区画線路面表示のためだけ、それにある程度限定したものだけという捉え方でしょうか。 ◎都市政策部副部長(河田孝幸) 委員ご指摘の5,400万円につきましては区画線のみでございます。ただ、今、委員からご提案、ご提言がございました例えばハンプ、あるいは狭窄、要するに道路幅、幅員を狭くするというようなことだと思うのですが、そういったことにつきましては、交通安全施設というよりも道路改良工事ということで、道路補修あるいは道路改良費の中で対応可能かと考えております。交通安全施設ということではなくて、道路の改良ということで考えております。ただ、道路の幅員を狭くする、あるいはハンプ等を設置する、これにつきましては前回でも答弁の中であったかと思うのですが、地元の同意等が必要になってくるのかなと考えておりますので、手法としてはできないわけではございませんが、そういったところが一番大きいのかなと考えております。 ○副委員長(中村和正) そうしましたら、非常に難しい問題は当然あるとは思いますが、交通安全施設整備費というふうな項目等も含めまして、線路をきれいに引き直す、表示をきちんとするということは非常に大事だという認識は当然あります。あと、私が先ほど触れた中で1つだけ抜けておりますのが特殊塗装ですね。特殊塗装も1つの表示の部分に入ると思いますので、これは地元住民に賛同を得なくても、それが必要と思われるようなところは検討してもいいのではないかなと思いますが、済みません、もう1度答弁をお願いいたします。 ◎都市政策部副部長(河田孝幸) 申しわけないです。特殊塗装というのが私のほうでもよく理解できないのですけれども、色でしょうか。 ○副委員長(中村和正) 色と、まぜ物が入っていて、要は車側に、それを通過すると振動が多少伝わる特殊塗装、インターネットで調べていただくとわかると思うのですが、安全対策の表示の中に出ておりますので。 ◎都市政策部副部長(河田孝幸) まず、色の関係でございますけれども、例えば今現在、グリーンで設置してあるスクールゾーン、これは警察の管轄になりますが、あるいは、とまれ表示について、たまに赤い三角のとまれ表示があると思うのですけれども、ああいったところで色をつけた表示等については、やはり県の公安委員会等のこういった色だったらばいいよとか、この色はだめだよとかというのがあるかもしれませんが、そういった中でクリアできれば、それは可能かと思います。それとあわせて、小さな段差、ちょっと減速させるような若干でこぼこというか、ハンドルに振動が伝わるような舗装についても、結構急カーブのところでどうしてもスピードが出がちなところで対応しておりますので、それは手法的には可能かと思います。  ただし、小さな振動であっても、住宅地に設置しますと付近の住民の方が夜中に眠れないよとかいうようなことがありまして、その辺は重々地元調整を図りながら、可能なところについては対応すべきところはしていきたいと考えております。 ○副委員長(中村和正) いろいろ方法があると思いますので、調査研究を引き続きお願いいたします。  続きまして、副市長にお伺いいたしますが、区画線路面表示等も大事で、第2次太田市総合計画で品格のある太田を目指すということになっております。太田市の道路、路面の状態もそうですが、特に道路標識が消えているところが現在非常に多いと感じます。そういうところも品格を求めたいと思いますが、副市長のお考えをお聞かせいただけますでしょうか。 ◎副市長(木村正一) まさにそのとおりだと思います。品格の1構成ファクターとしては、美観だとか外観というものも多分含まれると思うのですね。ですから、そういった観点からも、いろいろな方からご指摘がありますけれども、カーブミラーが割れているとか、草木に覆われて見えづらいとか、そういったこともひっくるめて、道路の補修整備、あるいは交通安全関連機材をきちんと整備するということも、品格のあるまちづくりの大事な要素だと思いますので、そういう観点で進めてまいりたいと思います。 ◆委員(大川敬道) 204ページ、空家等対策事業のことでお伺いします。  先ほど同僚委員からも話があったのですが、まず、その前に特定空家の定義、それから太田市の特定空家の件数をお伺いいたします。 ◎都市政策部参事(小暮裕) 特定空家ですが、倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態、著しく衛生上有害となるおそれのある状態、適切な管理が行われないことにより著しく景観を損なっている状態、その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態にある空家を特定空家として認定します。現在の太田市で指定した特定空家の件数ですが、今年度1件またありまして、全部で23件になります。 ◆委員(大川敬道) そうすると、特定空家になりますと、また何か具体的な対策とかができるのか、お伺いいたします。 ◎都市政策部参事(小暮裕) 特定空家では、法に基づいて特定空家となった場合では、まず指導を実施していきますが、その指導でもだめな場合は、勧告というのができまして、勧告をすれば、税制上の優遇とか、その辺が外れるような形にはなります。 ◆委員(大川敬道) そうしましたら、以前、またこれも1年前の話なのですけれども、木崎小学校の前の道を西に行ったところで空き家がありますということでお話ししたのですが、1年間たってどのような交渉経過か、お伺いいたします。 ◎都市政策部参事(小暮裕) 木崎小学校の南西のところだと思いますが、これは特定空家に指定されていまして、今年度の補助金でできれば除却したいということで、個別指導で何回か会った中で見積もりをとるというまで行ったのですが、やはり金額面の関係等で今回は断念という形にはなりました。ただ、継続的に来年度もまだ補助の関係もありますので、最後に会ったのが11月だと聞いていますので、また年度が変わるころには指導という形でというか、今は相談に近いふうにはなっているのですが、その辺、やっていきたいとは思っています。 ○委員長(星野一広) 個別案件になっておりますので、新年度予算審議に戻ってください。 ◆委員(大川敬道) では、続きまして214ページ、(仮称)太田スマートインターチェンジ周辺整備事業の除草業務委託料130万円について説明をお伺いいたします。 ◎都市政策部参事(越塚信夫) 除草業務委託料ですが、取得予定財産でございますスマートインターチェンジ西側の周辺整備事業用地についての除草を考えております。 ◆委員(大川敬道) そちらの用地のほうは確認なのですが、まだ具体的にどういうふうにやるということは決まっていないということでよろしいのですね。 ◎都市政策部参事(越塚信夫) 具体的施設については決まっておりません。 ◆委員(大川敬道) そこら辺はまた催し物をやって有効に使ってくれるとは思うのですが、私がちょっと気になるのは、なぜ今回130万円の除草業務の費用をかけて早目に購入しなければならないのかというのがちょっと疑問に思ったのです。決まってからやれば、この130万円というのは必要なかったと思うのですけれども、どうしてそういう早目に購入しようというふうにしたか、お伺いいたします。 ◎都市政策部参事(越塚信夫) スマートインターチェンジができることによりまして、これまで優良農地だった農地が不定形な形になったことが1つ要因としてございまして、これは地権者から公有地の拡大の推進に関する法律にのっとってこの土地を買ってくれという申し出がございました。私どもも、基本構想の中でパーキングエリアと一緒に一体的に整備するという基本構想を持っておりましたので、太田市としても、これを有効に活用するために、財産の取得ということで踏み切った経緯がございます。 ◆委員(大川敬道) わかりました。そうすると、地権者から早目に購入してくれという依頼があって、早く購入したということでよろしいですね。 ◎都市政策部参事(越塚信夫) はい、そのとおりでございます。 ◆委員(大川敬道) 続きまして、218ページ、樹木管理委託料1億4,200万円について説明をお願いいたします。 ◎行政事業部参事(田村武磨) この樹木管理業務委託ですが、市内の街路樹、それから病害虫といった公園の維持管理のための委託費でございます。 ◆委員(大川敬道) そうしますと、この間の一般質問のときに、新田のけやき通りを剪定するということで話を聞いたのですけれども、そちらの剪定は、この間、台風の被害で樹木が6本か7本ぐらい倒れたということなのです。今少しやっていただいているのですけれども、今後はもう剪定はこれで終わりになるのか、お伺いいたします。 ◎行政事業部参事(田村武磨) 新田エアリスの前のケヤキ並木でよろしいのでしょうか。 ◆委員(大川敬道) はい。 ◎行政事業部参事(田村武磨) ここにつきましては、先ほど言ったように、昨年の台風で斜めになったり、倒木したりというような現状がありました。本来であれば、ケヤキについては自然樹形ということで剪定はしたくないところなのですが、危険には変えられないということで、今回、倒木があった部分、特にひどかった部分について、木崎のコミュニティ広場から約100本程度剪定をさせていただきました。強剪定ということではなく、なるべく優しい剪定をさせていただきました。今後については、ケヤキはこれでおしまいということではないのですが、また、風等そういった形の中でパトロール等をさせていただいて、危険があれば随時対応していくということで考えておりますので、よろしくご理解ください。 ◆委員(大川敬道) この間の台風のときには、風でケヤキが倒れたということで、風がもろにケヤキに当たってしまうと、また倒れて交通障害とか、人にも危害が来る可能性もありますので、ぜひ剪定を進めていただいて、同じような被害が出ないような剪定をお願いしたいと思います。そういうことで部長の意見をお伺いいたします。 ◎行政事業部長(高橋利幸) ケヤキについてなのですが、本来ならば、先ほど課長から説明があったように、余り切るものではないということなのですけれども、冬場は葉っぱのほうが少なくて、強い風が吹いてもそのようなことはない。台風の時期、葉っぱが随分ありますので、風をまともに受けて、あのような状況になってしまったということですので、台風が来そうなとき、また、その季節はパトロールをいたしまして、極力剪定するようにいたしたいと思っています。 ◆委員(石川忠宏) 199ページからの8款土木費のところでお伺いします。  道路や側溝、河川関連の新設、改良など、陳情を実施するための予算はどの程度計上されているのか、お伺いいたします。 ◎都市政策部参事(齋藤貢) 陳情の予算につきましては、平成30年度合計で新設改良と河川、両方合わせて3億8,590万円でございます。 ◆委員(石川忠宏) かねてから懸案だった内ケ島跨道橋の東側の市道における陥没ですが、新年度予算での改良補修というのはされるのかどうか、お尋ねします。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) パチンコ屋さんにつきましては、補正予算がとれましたので、本年度発注をしてございます。まだ現場の工事には着手になりませんが、平成29年度予算で整備を、補修工事をしてまいりたいと考えております。
    ◆委員(石川忠宏) 改良工事の補修ですが、補修の中身を教えてもらいたいのですけれども、どの程度やられるのか。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 下からの路床といいまして、1メートルぐらいのところから掘り起こしまして、全面的な打ちかえを何年か置いてやっているのですけれども、ことしその残りの部分をやっていきたいと考えております。 ◆委員(石川忠宏) 残りの部分というと、今まで補修をされてきた部分ではなく、やっていないところの残りということでよろしいのでしょうか。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 残りの部分を全て、運送屋さんの出入り口よりも線路側のところまで打ちかえ工事を発注してございます。 ◆委員(石川忠宏) どこの部分だかというのがよくわからないのですが、もう1回お願いできますか。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 主に北側を数年かけてやっていまして、今回は比較的反対側のほうが多いのですけれども、そちらの補修工事をやる予定でございます。 ◆委員(石川忠宏) 北側をやっていて、反対側というのは表現がちょっと適切でないのかもしれないのですけれども、パチンコ屋さん側、南側の部分をやるということなのでしょうか。 ◎都市政策部副部長(河田孝幸) 内ケ島の該当する路線でございますけれども、パチンコ屋さんから北へ上っていって踏切がございますね。あちらについて、鉄塔が真ん中ぐらいにあると思うのですが、全体的に悪い中で、特に悪い箇所について、1メートル程度掘り下げて四、五年ぐらいかけて部分的に特に悪いところを補修させていただいたのですが、今年度発注した工事で、四、五年かけて直したところ以外を掘り下げて補修させていただくということで、四、五年前から部分的にやっていたところと今回発注した工事を合わせると、全面が打ちかえになるというようなことでご理解いただければと思います。 ○委員長(星野一広) 石川委員、平成29年度補正予算の審議になってしまいました。全く新年度予算審議ではないので、気をつけていただきたいのですが。  他にご質疑ございますか。 ◆委員(八木田恭之) それではまず、205ページの8款2項2目の道路維持費について伺います。  先日行われました今定例会の総括質疑の中でも、道路の維持作業についての議論がありました。また、先日配付されました専決処分の報告を見ると、道路の瑕疵による損害賠償が20件、これも平成29年度全てではないというお話ですが、この道路の維持事業というのは重要な事業だなと思っております。総括質疑の議論の中で、市長答弁の中で道路保全課の業務、職員の減少によって直営作業ができなくなるのではないかということに対して、民間にお願いするとか、シルバー人材センターにお願いするというような答えがありましたが、ここでお聞きしたいのが、民間にお願いした場合、今の直営の作業と比べると、時間的にどのくらいの変化が出るかというのが1つです。  もう1つが、シルバー人材センターというのは高齢者が作業するところでありますので、私は道路の補修作業というのは向かないのではないかというふうに思いますが、そこの2点をお答えいただければと思います。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 正確に何日というようなことは言えませんが、週に2回ぐらい、委託業者に発注できればいいかなと。下手をすれば、要は1週間、月曜日か金曜日か、いろいろあると思いますけれども、そういったところでまとめてお願いするような形になろうかなというようなのは漠然と想定をしております。それが時間的なものでございます。  それから、現在行っております直営作業の業務委託については、当然ですけれども、委託する作業の内容について十分精査しながら、委託するのであれば、そういう形を考えていきたいと思います。当然ですが、委託先、1つの例としてシルバー人材センターが出ましたけれども、もしそういう形をとるのであれば、当然ですが、シルバー人材センターと十分協議をして、委託できる内容であるかどうかというのを検討してまいりたいと考えております。 ◆委員(八木田恭之) 確かに高齢者の作業でありますから、できること、できないことはあろうかと思いますが、現実にという場合には、そういう手法で詰めていくのだろうなというふうに思っております。  それでは次に、第2次実施計画との関係で、これ以降の道路関係予算で今回の予算では大幅に増額になっております道路の新設改良事業、あるいは幹線道路の整備事業についてでありますが、幹線道路整備事業はそのまま実施計画にのっております。幹線道路の舗装補修事業は、この中では統合された形で予算化されていますか。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 入ってございます。 ◆委員(八木田恭之) そうすると、これは3目、6目どちらに入っていますか。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 私どもで所管しております幹線道路の整備費については6目でございます。 ◆委員(八木田恭之) この辺の道路の新設改良、あるいは舗装の補修というのは、目的というのが円滑な市内の交通を保つという面、それから安全性という面があると思うのですけれども、その円滑な交通の部分で渋滞対策、市内の渋滞がひどいということがありますので、それについてお聞きしたいと思います。今、県土木と市、あと警察も入っているかな、そこで対策の協議会を設置しているということでありますが、そこの概要、構成ですとか、あるいは活動状況を教えていただければと思います。 ◎都市政策部参事(齋藤貢) 委員がおっしゃった太田管内渋滞対策協議会というのは平成28年3月18日に設立されました。構成団体ですが、群馬県が太田警察署、太田土木事務所、太田市が都市政策部の各課となります。現在の検討している部会ですが、作業部会というところで検討を行っております。内容的には、太田土木事務所、太田警察署、太田市、それぞれできる対策をまとまって検討しております。  現在、県道の部分ですが、スバル近辺、スバルの通り、ちょうど国道407号の東本町の交差点ですが、そこの交差点改良も、事業的には現在まだ動いていませんが、計画で今企業と折衝中という形で進んでおります。それと前橋館林線のところの東本町の交差点、今、社会実験を行っております。以前は左折と直進が一緒だったと思いますが、それを直進を生かして、現況は広げないのですが、要するに、そういう交差点でどのくらいの渋滞が起きるかという社会実験を行っております。今、その成果はある程度上がっているとは県から聞いております。それと、県から言われているのは、国道407号の追分の交差点関係は、素案ではありますが、2月の作業部会のときに交差点改良の素案を示された経過があります。現在はそのような状況になっております。 ◆委員(八木田恭之) 県管理の道路ですと、直接市ができることというのはないというふうには思いますけれども、それに関連して、例えば市道が接続しているだとか、あるいは安全対策を考えるとかという部分は一緒にやるべきだろうと思っております。その辺を積極的にぜひ進めていただきたいと思うのですが、部長のお考えをお願いします。 ◎都市政策部長(太田和之) 渋滞対策でありますけれども、県道、国道が非常に混んでいるという中で、市道にも当然接続している部分があります。先ほど渋滞対策協議会、三者で構成していますので、密接に連携して協議を進めているところであります。今後とも、そういった協議会の中で検討して、できるだけ迅速に対応できるようにしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(八木田恭之) 今、国道407号、前橋館林線の東本町を含めて動き出したというのは非常にうれしいなと思っております。これはぜひ警察、県との協力というのが欠かせないと思いますので、その辺の考えを副市長にお伺いできればと思います。これは頭を下げてもやってもらうべきことだというふうに私は思うのですが。 ◎副市長(木村正一) 私も同感だと思います。頭を下げてでも、土下座をしてでも、解消に向けて半歩でも一歩でも前進するようにアクションをとりたいと思います。 ◆委員(八木田恭之) それでは、続いて218ページからの8款4項4目の公園管理費、それから続いて先ほど同僚委員からありました224ページ、金山総合整備管理費について伺います。  まず、4目の公園管理費の中で補修工事費が1,800万円計上されていますけれども、これは第2次実施計画上、4年間の整備というふうに位置づけられています。この内容、それから4年間の見通しがわかれば教えてください。 ◎行政事業部参事(田村武磨) こちらの内容につきましては、基本的にはくみ取り式のトイレを水洗化にするというのが第一目標でありまして、とりあえず毎年3基、トイレを改修していきたいと思っております。それから、バランスを考えまして、当然遊具、フェンス、それからその他の附帯工事ということで4年間進めてまいりまして、トイレは年間3基ですので、まだまだ間に合いませんので、その後も継続してやっていきたいと思っております。 ◆委員(八木田恭之) そうすると、第2次計画の後、第3次も引き続きこれは続けていくということになりますかね。 ◎行政事業部参事(田村武磨) はい、そのように考えております。 ◆委員(八木田恭之) それでは続いて、先ほど同僚委員からありました金山についてですけれども、私も金山はよく通りますし、それから歩いている人がふえている、あるいは歩いている人からのご意見というのもいただいています。概要をちょっとお話ししますと、まず、ハイキングコースが荒れている、それからコースの表示がわかりにくい、あるいはなくなってしまっている、ごみが散乱しているところがある等々いろいろあります。ぜひこれは再整備をすべき時期になっているというふうに私も思っておりますので、計画的に実施していただきたいということが1点。そして、関連になってしまうのですけれども、先ほどハイキングガイドの話も出ました。東武線を使って市外から来るお客さんもいらっしゃるということで、その方たちが持っている地図が、ホームページからダウンロードした地図をプリントアウトして持ってくるそうです。それが、先ほど言われたのが2017年版のガイドだと思うのですが、それ以前のものが掲示されているということで、これもまたわかりにくい要因という話も聞いています。その辺、ちょっと調べて対応していただければということもあわせてお答えいただければと思います。 ◎行政事業部参事(田村武磨) 整備計画につきましては、今現在、新たな整備計画というのはございません。整備計画がない中で、何が花と緑の課でできるかというと維持管理の部分、当然年間業務委託の中で、除草作業だとか、そういったものをやっています。それから、スバル交流会、こういったボランティアの団体の力をかりて清掃も行っております。また、関係各課が12月に集まって新田神社、それから西山、東山といったところの掃除もやっています。それから、生涯学習の関係でもボランティア的にやっております。今の段階では、それを中心に続けてまいりたいと思っています。それから、先ほど言った看板といったものについては、今後関係課と協議をしながら研究していきたいと考えておりますので、よろしくご理解をお願いします。 ◆委員(八木田恭之) 所管する花と緑の課での現状の予算、そしてやっていることはわかるのですけれども、これをもう少し角度を変えてみますと、きのう私がお聞きしましたシティプロモーション、市外の人も含めてまちなかを回遊してもらって金山まで誘導する。そのためのプロモーションビデオもこれからつくっていこうということで、太田を売り出そうということも考えると、総合計画の中でもう1度総合整備を位置づける必要があるのではないかなと思っています。担当課だけに任せるのではなくて、先ほどの同僚委員の質問にありました連絡会議をぜひ活用していただいて、新たな事業として立ち上げたらいかがかなと思いますが、これは企画サイドのほうになりますか、お答えをいただければと思います。 ◎企画部長(田中洋史) ただいまの会議については、せっかく設置しておるものでございますので、今後は積極的にその会議で今後の金山のあり方について議論していきたいと考えております。 ◆委員(八木田恭之) 太田市のまちづくりの目標であります「人と自然にやさしい、品格ある」という部分を考えると、やはりまちなかに近いところにある金山というのは重要かなというふうに思います。副市長、この辺について所見をお願いできればと思います。 ◎副市長(木村正一) 同感ですね。太田市のシンボルですから、金山が市民だけではなくて、いわゆる交流人口といいますか、太田市以外からも、首都圏を初め、いろいろなところから太田市に行って、金山から太田市の歴史、あるいは太田市のよさを金山が発信するようなソフト、ハードを充実していくことがこれから必要だというふうに認識しております。 ◆委員(矢部伸幸) 220ページの公園整備事業についてお聞きしますけれども、まず内容を教えてください。 ◎行政事業部参事(田村武磨) 公園整備につきましては、こちらに載っていますのは、矢場の平地林整備事業ということになります。 ◆委員(矢部伸幸) 現時点で平地林の内容というか、ある程度決まっているところがわかれば教えてください。 ◎行政事業部参事(田村武磨) 今現在の計画の中で基本設計が終わりまして、今、実施設計に入っている段階です。実施設計につきましては、あそこは湧水というものがございますので、それを生かした、基本的にはできればホタルがそこで生育できるような環境を整えて、また昆虫等、カブトムシ、親子で楽しめるような平地林にしたいと考えております。これから実施設計の中で、ある程度の形が整った中で地元との協議を行いまして、完成に向けて、それから来年度、平成30年度に工事を当然発注しますので、そういった形で今後進めてまいりたいと思っております。 ◆委員(矢部伸幸) 特にホタルに関しては、昔からあそこはホタルを、ホタルをという声が大きかったところですから、ぜひ頑張っていただきたいと思うのです。ただ、笹川環境政務官にご意見をいただいたときに、ホタルといってもゲンジとヘイケがあって、あとは餌になるカワニナがちゃんと育てられるかどうかとか、そういったところをきちんと注意するように頑張れよと言っていただいた経緯もありますので、そこら辺を早目に伝えて、地元の人たちと盛り上げていただきたいと思うのです。ただ、本年度の予算のときに公園整備事業は、たしかスケートボードパークの予定でしたけれども、現状どうなっているか教えてください。 ◎行政事業部参事(田村武磨) スケートボードパークにつきましては、今年度、2,000万円という予算で計画をしていました。確かに今後、東京オリンピック等で種目ということになっておるのですが、今現在考えている場所が河川専用地ということで、こちらを管理している渡良瀬河川事務所と協議を重ねていましたけれども、その中で設計書ですとか、あとは地盤調査といった形の中の資料提供ということで、なかなか当市としてそれが用意できなかったという形の中で、申請には至らなかったと。正直実感したのは、他人というか、違った土地で物をつくるというのは本当に難しいものだなというふうに実感をさせていただきました。今後は、できれば市が持っているような土地を利用してつくっていきたいなと今研究を進めておるところでございます。  それからまた、スケートボードパークについては、時間がなかったという中で愛好者団体等がセクションとか規模の設計というか、絵を描いていただいたのですが、なかなか時間がない中で、もう1度精査検討したいということで話をいただいています。そういった形の中で、今後そういった愛好者団体と引き続き協議をして、できるだけ市民が楽しめるようなスケートボードパークをつくってまいりたいと思いますので、よろしくご理解をお願いします。 ◆委員(矢部伸幸) 本当に期待しているところなのですけれども、何となくここら辺というか、場所にある程度めどがついているのかどうか、現状どうですか。 ◎行政事業部参事(田村武磨) 正直、できれば太田市内というか、太田市の敷地でということで考えておりますので、いろいろな候補地がこれから出てくると思います。そういった中で、いろいろな関係課と協議をしながら早目につくるということで考えておりますので、よろしくご理解をお願いします。 ◆委員(矢部伸幸) 特にスケートボードパークに関しては、騒音もちょっと気になる部分もありますので、今、めどが立っている場所があればよかったのですけれども、もしなかったら、今度、工業団地もできますし、ああいう中の一角も1つの候補として挙げられるのかなと思っています。また、スケートボード、東京オリンピックという話も出ましたけれども、ここに来て急いでつくるよりも、今に来て東京オリンピックに間に合うかどうかというとかなり厳しいので、本当にいいものを確実に太田市に、特に今回冬期オリンピックでスノーボードの競技がこんなにもあったのかと。昔はスノボなどというのはそんなに皆さん周知されていなかったのに、こんなにもいろいろな競技があるということで、新しいスポーツというのがどんどん出てきているということなので、そういったところも太田市が早目に拠点を設けていただいて、いろいろなスポーツを楽しんでいただける方々を、特に太田市に招き入れられるようなことができればなと期待しておりますけれども、部長、最後に一言よろしくお願いいたします。 ◎行政事業部長(高橋利幸) スケートボードパークについては、先ほどの課長が答弁したとおりですが、工業団地云々という話がありましたが、それについては地元の地権者であるだとか協議会から、公園についてはこのようでありたいといろいろ要望がありますので、なかなかスケートボードパークにはできないかなとは思っております。いずれにしましても、市民に喜んでいただけるようなパークにしてまいりたいと思っています。 ◆委員(岩崎喜久雄) 210ページをお願いします。8款2項7目、先ほど同僚委員からの質問がありました。自分も、この件に関しましてちょっとお話ししたいことがありまして、あえてさせていただきます。  5,400万円の区画線路面表示工事費、非常にありがたく思っております。自分は予算がまだ足らなくて、恐らく補正にもつなげていただきたいというふうな気持ちでもおります。過積載等の車等もよく見ますけれども、自分が思うには、やはり太田市の特に工事後の整備は非常に道路が荒れて悪いです。車が悪いのかもしれないですけれども、非常に振動も激しく、道路に関しての摩耗が激しいということは言うことでもないのですが、白線におきましては交通安全の上でも最大の基本的なライン、要するに、このラインが決まっているということは、そしてまた、最近では自動感知システムが車でもありまして、自分も地元の車に乗っているのですけれども、白線がないと、そういった自動システムが整備してあるのですけれども、その機能が発揮されないということもあります。  この間も近々のこの地域の特に市内の方から、白線がないと夜、特に雨の日とか、自動で買い物に来る1人乗りの電動カートの人、障がい者の方たちの歩行が、この路面表示が、特にセンターラインのない、側面の路面表示がないということに対して、交通に関して夜は歩けないとか走れないという要望もありました。そのような形でしっかりと取り組んでいただきたいと思うのですけれども、白線の施工率と民間はどのくらいの業者が入るのか、そしてまた、道路保全課も非常に忙しいと思うのですけれども、その辺に関してお答えいただきたいと思います。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 率というのは、当然引くべきところの範囲を引いていないといいますか、そういうことでしょうか。であれば、申しわけございません、そこまでのデータは持っておりません。 ◆委員(岩崎喜久雄) 大枠でいいです。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 申しわけございません。ご勘弁をお願いしたいと思います。  私どもも、委員がおっしゃるとおり、ラインというのは基本的なものだと考えております。なかなか自動運転云々とまではいかないまでも、積極的にこれからも財政当局のご理解をいただきながら、引いてまいりたいと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(岩崎喜久雄) 業者の数。 ◎総務部参事(高島賢二) 今年度、平成29年度で路面表示等の工事を発注している業者は、市内業者で市内と準市内を合わせまして5者になっております。 ◆委員(岩崎喜久雄) この白線ですけれども、通常アクリルで微粒子、そしてまた珪砂が入っている塗料を高熱で引くわけですけれども、実は非常に高価なのです。だから、この5,400万円はありがたい金額なのですけれども、先ほど冒頭に言いました。太田市の広大なエリアからしてみますと、ちょっと予算が足りないのではないか。補正も組んでいただければと思いますけれども、その点に関して部長、いかがでしょうか。 ◎都市政策部長(太田和之) 増額をしたのですけれども、まだ足らないということかと思いますけれども、まずは本当に消えてしまっているところがあると思いますので、そういうところを優先的にやって、それでも足りなければ、また財政とも相談しながら、できるだけ対応はしていきたいと考えていますけれども、そういうことでご理解いただければと思います。 ○委員長(星野一広) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(星野一広) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                       午後5時38分休憩 ○委員長(星野一広) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後5時41分再開 ○委員長(星野一広) 休憩前に引き続き会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。      ◎ 12款公債費〜14款予備費・給与費明細書等・第1表歳入歳出予算・第2表債務負担行為・第3表地方債に対する質疑 ○委員長(星野一広) 次に、12款公債費から14款予備費まで及び給与費明細書等並びに第1表歳入歳出予算、第2表債務負担行為、第3表地方債について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(石川忠宏) 303ページから310ページ、給与費明細書、職員人事費にかかわってお尋ねしていきます。  今年4月1日現在の行政職、消防職のおのおのの職員数を聞かせてください。見込みで結構です。 ◎企画部副部長(吉田稔) 平成29年4月1日の職員数でありますが、行政職1,091人、正規職員になりますけれども、消防職335名でございます。 ◆委員(石川忠宏) そうしたら、去年の4月1日現在の行政職、消防職のおのおのの職員数をお尋ねします。 ◎企画部副部長(吉田稔) 行政職1,108名、消防職337名でございます。 ◆委員(石川忠宏) ことし4月1日現在の非正規職員数を見込みでお願いいたします。 ◎企画部副部長(吉田稔) 非正規職員、嘱託員、平成29年4月1日現在になりますが、嘱託職員197名、臨時職員471名、嘱託、臨時職員合わせまして668名となります。 ○委員長(星野一広) 石川委員、平成29年度と平成30年度が今ごちゃごちゃになっている質問だったと思うのですけれども、いいですか。では、石川委員、どうぞ。 ◆委員(石川忠宏) 昨年4月1日現在の非正規職員数というのは何名いらっしゃいますか。 ◎企画部副部長(吉田稔) 私が聞くのもあれですが、昨年と申し上げますと、平成28年の4月1日現在でよろしいでしょうか。平成29年4月1日現在は、嘱託職員が非正規で197人、臨時職員が471名、臨時、嘱託合わせまして668名でございます。 ◆委員(石川忠宏) 平成28年度から時給という部分では900円払っていたと思うのですが、平成29年度の臨時職員の時給というのは幾らになりますか。 ◎企画部副部長(吉田稔) 一般事務としては時給900円でございます。 ○委員長(星野一広) 石川委員、ここの給与費明細については正規職員に限られているのだと思うのですけれども、大丈夫ですか。範囲を超えると思います。 ◆委員(八木田恭之) それでは、前年度とこの予算年度、本年度の増減、それぞれの退職者、採用者の数をお願いします。 ○委員長(星野一広) 八木田委員、ページを指定しましょう。 ◆委員(八木田恭之) 済みません、303ページ、給与費明細でお願いします。 ◎企画部副部長(吉田稔) 本年度の正規職員、退職者でございますが、定年退職を含めまして51名ということでございます。また、採用者につきましては、消防職員も含めまして45名でございます。今年度の採用試験で平成30年4月1日に採用予定になるという職員でございます。 ◆委員(八木田恭之) やや減ということになりますね。  そして、306ページでお願いします。こちらにあります給料の増減額、9,092万8,000円の減というふうになっていますけれども、こちらに理由が3つあります。この中で多分ことしの3月で終了する給与制度の総合見直しの減額分が含まれているのかなというふうに思うのですが、その額、それから対象の人数、最大の1人当たりの月額、減額、わかれば教えてください。
    ◎企画部副部長(吉田稔) こちらにつきましては、現給保障が終了する職員は約400名、約2,000万円となります。また、もう1点、最大の給料月額ということでございますが、こちらにつきましては4,400円程度になります。 ◆委員(八木田恭之) それでは、続いて時間外勤務手当が減になっていますけれども、実質人数の減少による減なのか、それとも時間外勤務自体が減ってきたのか教えてください。 ◎企画部副部長(吉田稔) こちらにつきましては、前年度を勘案しまして、前年度といいますか、今年度の見込みを来年度に反映させるわけではございますが、平成28年度の行政職のみの時間外勤務、消防、管理職を当然除きますけれども、1人当たりの年間の平均時間ですが、平成28年が117.7時間、年間です。そして、平成30年の1月実績が77.1時間、これが10カ月分になりますが、ということで減少になっておる関係上、減額してございます。 ◆委員(八木田恭之) 時間外についてはかなり減ったなというふうに見えるのですけれども、要因についてはどういう分析をされていますか。出退勤システムが多分稼動した年ということになろうかと思うのですけれども。 ◎企画部副部長(吉田稔) こちらの減少につきましては、出退勤システムで人事課の時間外につきましては大きく効率化されたわけでありますけれども、全体として先日の改善活動実践例などの業務の効率化を職員の方がそれに励んでいただいたといったこと、あるいは時間外勤務に対して意識改革といったことをしていただいた成果であると考えてございます。 ◆委員(八木田恭之) それでは次に、308ページ、級別職員数の表のところで技能労務職、現業職員についてですけれども、これが平成29年1月、平成30年1月で減少が5人、実数で4月1日が何人になりますか。 ◎企画部副部長(吉田稔) 技能労務職員につきましては40名でございます。 ◆委員(八木田恭之) 減ってきていますけれども、これで今までと同じ業務が維持できるというふうにお考えになりますか。機構改革で現業職場が1つ、係が統合されているというのもあるようですけれども。 ◎企画部副部長(吉田稔) 現業職員につきましては、行政改革の流れからも業務の民間委託の推進ということもありまして、退職の不補充という方針をとってきたわけですけれども、また、こちらについて、今までの方針として再任用制度、あるいは臨時嘱託員を採用しながら、市民サービスの低下を招かないような方法で行っていきたいということでご答弁申し上げてきたところであります。例えば道路の舗装など、先ほど委員のご質問で週に2回程度であればとかいうようなこともありましたけれども、単に期間を分けて舗装するものは委託として民間の業者に委託できるかと思うのですけれども、すぐに対応しなければならない陥没の関係ですとか、そういった対応ができる委託業者がおらないとなかなか難しいのかなというところもございます。こちらにつきましては、所管課と協議しながら研究してまいりたいと考えてございます。 ◆委員(八木田恭之) 時間がないので、副市長に最後にお願いします。  1つが、給与制度の改定の中の1つなのですけれども、4月1日から400人からの人の給料が下がる。公務員が何もしていないのに給料が下がるというのは、すごくモチベーションが下がることだというふうに私は捉えています。それについて、副市長はどうお考えかというのが1つです。  もう1つが、今の現業職員の関係ですけれども、先ほど所管課に聞きましたらば、仮に民間に委託した場合は、今と同じこと、緊急対応は1週間ぐらいかかる可能性がある。今であれば翌日にはできていた作業です。これは市民生活のためには必要ではないかなというふうに思いますが、退職者の補充をしていないという方針が、私が調べましたら、多分平成18年に出された方針のようです。ISOをやっているところとしても、成果を検証して、業務を見直していくのであれば、10年からたっていれば見直すべきではないかなというふうに思いますが、これが2点目です。副市長のお考えをお聞きします。 ◎副市長(木村正一) 給与の件ですけれども、これは当太田市だけでどうという部分と、そうでない部分がございますので、これは一概に申し上げるわけにいきませんけれども、いずれにしましても、給与水準が低下するということは、決してモチベーションは高まりませんから、委員のご指摘のとおりだと思います。したがって、給与ベースが下がったことに対してモチベーションを維持向上させるためにはどうしたらいいか。そうなってきますと、仕事のこなし方、与え方、効率の向上ですとか、あるいはやりがいだとか、そういったものをどこに見出していくかということがポイントだと思います。1点目ですね。  それから、2点目の現業部門、特に道路の補修その他についての現業部門のマンパワーのご懸念ですけれども、これは簡易的とは申しませんけれども、道路に穴があいたとか、何か崩れたとか、いわゆる直営で対処できるものについてはスピードを持って対処するための最低の人員は現状で不足といえば不足かもしれませんけれども、それで何とかやりくりをしている現況だと私は思っています。もう一方で、アウトソーシングをする上での制約というのは、やはり時間軸の問題ですね。その時間軸をいかに直営と同じように近づけるかというような工夫と現業部門の人員数、それとのバランスを担当課といいますか、部局でよく調整しながら、これからやっていくことが私は重要ではないかと思っています。ISOとどう関係しているか、私はよく理解できません。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(星野一広) 先ほどの審査区分3における秋山委員の質問について、鈴木副部長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎行政事業部副部長(鈴木靖) 先ほど秋山委員の質問に対しまして、予算書224ページの金山総合整備費、業務委託の関係の委託方法についてご質問をいただきましたが、全て随意契約という回答をいたしました。委託事業が11本ございまして、そのうちの4本は競争入札によるものであります。訂正をお願いいたします。 ○委員長(星野一広) 秋山委員、よろしいですか。 ◆委員(秋山健太郎) はい。 ○委員長(星野一広) 審査区分4に戻りますが、他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(星野一広) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 散     会 ○委員長(星野一広) 以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。  明日は、午前9時30分から会議を開きますので、ご出席願います。  本日はこれをもって散会いたします。                                       午後5時59分散会...