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平成29年3月予算特別委員会−03月08日-02号

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  1. 太田市議会 2017-03-08
    平成29年3月予算特別委員会−03月08日-02号


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    平成29年3月予算特別委員会−03月08日-02号平成29年3月予算特別委員会   平成29年3月予算特別委員会記録(第2日) 平成29年3月8日(水曜日)  〇出席委員(12人)   委員長       大 川 陽 一     副委員長      大 川 敬 道   委員        高 橋 え み     委員        渡 辺 謙一郎   委員        秋 山 健太郎     委員        高 木 勝 章   委員        八木田 恭 之     委員        岩 崎 喜久雄   委員        星 野 一 広     委員        石 川 忠 宏   委員        高 藤 幸 偉     委員        久保田   俊  〇説明のため出席した者   副市長       清 水 計 男     総務部長      長 島 榮 一   市民生活部長    岩 崎 道 博     文化スポーツ部長  尾 崎 正 行   福祉こども部長   鈴 木 宏 和     健康医療部長    薊   貞 春   産業環境部長    板 橋 信 一     農政部長      一ノ瀬 和 也   都市政策部長    恩 田 洋 一     行政事業部長    蛭 川 信 一   消防長       久保田 誠一郎     企画部副部長(企画政策課長)                                   鈴 木 信 行
      総務部副部長(総務担当)           総務部副部長(税務担当・市民税課長)             相 澤 一 彦               糸 井 雅 之   市民生活部副部長(地域総務課長)       福祉こども部副部長(社会福祉法人監査室長)             井野岡 幸 宏               赤 坂 高 志   健康医療部副部長  高 橋   徹     産業環境部副部長(商業観光課長)                                   高 柳   篤   農政部副部長(農業政策課長)         都市政策部副部長(都市建設担当)             飯 島 和 則               太 田 和 之   都市政策部副部長(土木建築担当)       行政事業部副部長(用地管理課長)             河 田 孝 幸               高 橋 利 幸   消防本部副部長(消防次長)          教育部副部長    恩 田 由 之             服 部 隆 志   農業委員会事務局長 齊 藤 栄 司     企画部参事(人事課長)吉 田   稔   広報課長      青 木 一 男     総務部参事(総務課長)荒 木   清   財政課長      栗 原 直 樹     総務部参事(管財課長)石 坂 之 敏   契約検査課長    高 島 賢 二     総務部参事(収納対策課長)                                   高 田   進   市民そうだん課長  森 下 鉄 男     市民課長      野 村   洋   太田行政センター所長川 口 光 廣     世良田行政センター所長                                   長谷川 隆 史   木崎行政センター所長町 田 美智子     生品行政センター所長高 木 武 史   綿打行政センター所長室 田 恒 夫     藪塚本町行政センター所長                                   平 塚 勝 美   社会支援課長    田 端 洋 司     福祉事業課長    天 笠 洋 一   高齢者福祉施設課長 大 橋   正     児童施設課長    植 木   進   健康づくり課長   野 村 克 明     健康医療部参事(健康づくり課主幹)                                   矢 野 由美子   国民健康保険課長  小 沼 和 美     長寿あんしん課長  冨 岡 和 正   産業環境部参事(工業振興課長)        産業環境部参事(環境政策課長)             鈴 木   靖               久保田   勝   清掃事業課長    高 野   敏     農村整備課長    田部井   稔   都市政策部参事(都市計画課長)        都市政策部参事(建築指導課長)             有 本 尚 史               小 暮   裕   市街地整備課長   山 川   勉     都市政策部参事(スマートインター整備室長)                                   越 塚 信 夫   道路整備課長    齋 藤   貢     道路保全課長    遠 坂 昌 巳   都市政策部参事(建築住宅課長)        都市政策部参事(下水道整備課長)             吉 田 伸 也               小 林 三 男   都市政策部参事(下水道施設課長)       行政事業部参事(事業管理課長)             川 口 俊 哉               荒 木 一 政   花と緑の課長    田 村 武 磨     用地開発課長    鈴 木   聡   消防総務課長    城 代 秀 一     消防本部参事(警防課主幹・                         救急業務高度化推進担当)                                   細 堀   淳   学校施設管理課長  楢 原 明 憲     農業委員会事務局次長小此木 勝 三   総務課長補佐(総務係長)           財政課長補佐(財政係長)             茂 木 浩 之               瀬 古 茂 雄   財政課主任     金 谷 照 行     財政課主任     大 谷 幸 寿   財政課主事     今 西 真 右  〇事務局職員出席者   事務局長      石 川 秀 之     議会事務局副局長(議会総務課長)                                   伏 島   治   議会総務課長補佐(総務係長)         議会総務課長補佐(議事係長)             井 上 恵美子               山 影 正 敏   議会総務課係長代理 荻 野 寛 之     議会総務課係長代理 軍 司 道 得   議会総務課主任   深 須 光太郎     議会総務課主任   花 田 圭 介   議会総務課主事   町 田   力            会議に付した事件 議案第15号 平成29年度太田市一般会計予算について        (歳出 4款衛生費、5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費、8款土木費、11款災害復旧費、12款公債費、13款諸支出金、14款予備費、給与費明細書等)        (その他 第1表歳入歳出予算、第2表継続費、第3表債務負担行為、第4表地方債) 議案第17号 平成29年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計予算について 議案第19号 平成29年度太田市八王子山墓特別会計予算について 議案第21号 平成29年度太田市太陽光発電事業特別会計予算について 議案第22号 平成29年度太田市下水道事業等会計予算について      ◎ 開     議                                       午前9時30分開議 ○委員長(大川陽一) ただいまから本日の会議を開きます。  審査に当たり、円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。      ◎ 4款衛生費・太陽光発電事業特別会計下水道事業等会計に対する質疑 ○委員長(大川陽一) 4款衛生費、太陽光発電事業特別会計及び下水道事業等会計について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(高橋えみ) 162ページ、4款1項2目予防接種費、子宮頸がんワクチン副反応見舞金100万円についてお伺いをいたします。この副反応の症状はどのような症状でいらっしゃるのか、また、人数を教えていただけますでしょうか。 ◎健康づくり課長(野村克明) 子宮頸がんワクチンの副反応の症状からご説明申し上げますと、発熱から始まりまして、だるさ、また、全身の筋委縮症、なかなか体が動きづらいところまで反応されている症状がございます。そのほか人数的なものは、当課が把握しているのは、県からの情報と、当課がアンケートをした結果で、市内の方で副反応で体が不調の方が5名いらっしゃるということはお聞きしております。よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(高橋えみ) わかりました。副反応の症状に苦しんでいらっしゃる方には本当に心からのお見舞いを申し上げたいと思っておりますけれども、この副反応と認めていただくまでの手順を教えていただいてもいいでしょうか。 ◎健康づくり課長(野村克明) この副反応の証明といいますか、申し込みの関係ですが、もちろん当課の太田保健センターの管轄であります。副反応の支給の規則を設けまして4月1日から実施する予定でございます。申込書に添付する用紙といたしますと、医師が証明した副反応の報告書または国の救済組織でありますPMDAというところに被害報告をされている関係、あとは現にお医者様に通院されている証明書等をつけていただきまして私どもが受理いたします。そのことを私どもは精査させていただきまして、審査後、審査合格といいますか、支給対象になった場合は、ご指定の口座に現金の振り込みをさせていただきます。そのような流れで進めたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(高橋えみ) わかりました。  では、お見舞金の金額、あと、先ほど振り込みとおっしゃったのは、お見舞金を振り込みでということでよろしいのでしょうか。 ◎健康づくり課長(野村克明) 本当でしたらお見舞いということで直接対面してお渡ししたいところなのですが、今のシステムですと現金も出せませんので、ご指定いただいた口座に振り込みをさせていただいて、また改めて面会という機会を設けさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(高橋えみ) 金額は。 ◎健康づくり課長(野村克明) 大変申しわけありません。金額の関係ですが、1回限りということで、20万円ということで想定させていただいております。よろしくお願いします。 ◆委員(高橋えみ) わかりました。  どうか手厚くしていただきたいと思っておりますが、今後、この被害というのは広がる予感というか、今後の見通しはいかがでしょうか。 ◎健康づくり課長(野村克明) 国がワクチンの接種勧奨を控えなさいということで全国通知を差し上げております。その点で、市内におきましても接種されている方というのはごく少のうございます。恐らく3年間で20名程度ということで私どもは把握しております。現在、県からも、また、私どもがとったアンケートでも、不調を訴えている方というのは、発熱が出たとか患部が腫れたとか、そういう症状はありますけれども、現に継続して重篤な症状を訴えている方はおりませんので、まるきりないということは言い切れませんけれども、少ない、ないのではないかと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(高橋えみ) わかりました。では、どうか手厚くお願いいたします。  続きまして、同じく162ページ、4款1項3目母子保健対策費、母子保健事業に関連してお伺いをいたします。過去3年間、あと来年度予定されている保健師の人数を教えていただけますでしょうか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 保健師ですけれども、平成25年度は45人、平成26年度44人、平成27年度44人、今年度は再任用を含めて46人でございます。 ○委員長(大川陽一) 来年度と聞いていますよ。 ◎企画部参事(吉田稔) 来年度につきましては、今、矢野参事から申し上げましたが、今年度中に正規職員が3名退職いたしまして、2名が採用試験に合格しておりますので、最終的には正規が44名でございます。そして、再任用が予定として2名で、合わせて46名という状況にございます。
    ◆委員(高橋えみ) わかりました。  現在、保健師が担当としてお1人で受け持つ人数というのはどれぐらいいらっしゃるのでしょうか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 保健センターに現在41名おりまして、各地区に分散して担当しております。業務担当をしている者もおりますので、全員が地区担当をしているわけではないのですが、41名で健康づくり課の事業を行っております。 ◆委員(高橋えみ) 1人が平均してどれぐらいというのはわからないのですか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 地区担当をする保健師の地区の受け持ちはおよそ7,000人前後ということで担当しております。 ○委員長(大川陽一) 1人が7,000人ということでよろしいですね。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) はい。 ◆委員(高橋えみ) 1人が7,000人ですか。1人がお子さんから大人までということで7,000人を見ている計算でいいわけですか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 各地区の担当を2名から4名で実施しております。それぞれの地区で多少前後するのですけれども、人口が多いところはかなり多くなったりするのですが、地区担当を持っている者の平均はおよそそのぐらいになるかと思います。6,000人から7,000人ぐらいです。 ◆委員(高橋えみ) わかりました。思っていたよりもずっと多くて驚いてしまったのですけれども、保健師の仕事は本当に多いですね。乳幼児健診に携わって、妊婦健診やいろいろな健康相談も含めて、データの入力とか発達相談、育児相談といろいろ多岐にわたっていらっしゃっていて、今後、本当に必要としている方に適切な福祉サービスをという大きな課題というのは、やはり保健師の肩にずっしりとのしかかってくるのかと思っているのですけれども、福祉行政を学んでいらっしゃるので今後保健師のお力というのが必要になってくるかと思いますが、現状はこれで足りていると感じていらっしゃいますか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 保健師は先ほどの6,000人から7,000人を地区で持っているのですが、生まれる前の妊婦さんから高齢者まで全部を対象として事業しております。乳幼児では7カ月児の歯ぴもぐ相談や2歳児の歯科検診を入れたり、成人健診でも、新しい事業だったり健康相談等々を実施しておりますので、保健師はここ何年かは大体同じ人数できております。他部署への異動等もありましたので、全体としては保健師の業務がかなりふえてきているところで、1人1人の地区分担のほかの業務担当というところがかなり負担にはなっているかと思います。そのような状況でございます。 ◆委員(高橋えみ) 実際に今の人数で十分だとお感じになっていらっしゃいますか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) そのような事業の中で各保健師は頑張っておりますが、かなり疲れているような状況はあります。 ◆委員(高橋えみ) これを踏まえまして、どなたに聞いたらいいのでしょうか。人事課長、済みません。 ◎企画部参事(吉田稔) ただいまの6,000人に1人という割合でいきますと36名、聞くところによりますと、人口5,000人に対して1人の保健師でいきますと44人ということで、現状の中でやっていただきたいと考えています。ただ、今後につきましては、当然、退職補充につきましては確保していきたいとは考えてございます。 ◆委員(高橋えみ) わかりました。市民の健康を預かるとても大切な部署でございますし、また、今後、保健師の活躍の場がますます広くなってくると思いますので、保健師お1人お1人ご自身がぐあいが悪くなってしまっては元も子もありませんので、どうかそういった環境の整備を要望させていただいて、この質問を終わります。  続きまして、164ページ、4款1項4目、各種検診等委託料に関連いたしましてお聞きいたします。一般質問でも質問させていただきましたけれども、若い女性の場合、乳腺が発達しているということでマンモグラフィーによるレントゲン写真ではがんとの判別が非常にしがたいということで、今、やはり触診法が不可欠ではないかと言われています。ですので、マンモグラフィーを使った検診というのは40歳以上が対象になっているかと思うのですけれども、20代、30代の乳がん検診というのは今実際は実施されておりませんね。20代、30代は自分を顧みる時間がほとんど全くとれないという状況で、現在、4カ月と1歳半健診、3歳、就学時健診を行っていただいていると思いますけれども、こういった健診の際に、例えば触診法の映像を流すとか、お人形があって触診のモデルがありますね。今すごくいいのがあって、自分で身につけてさわれるモデルもあるということで、お子さんの健診のときにそういった模型を実際に見につけていただいて、そういった意味で肌身で感じる意識啓発というのをぜひお願いしたいと私は思っているのですけれども、いかがでしょうか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) おっしゃるとおり、若い方が乳がん検診の対象から外れてしまいましたので、去年、芸能人の方の乳がんのニュース等もありました関係で、去年、健診のときにそういった装着モデルを使いまして支援した経過はあります。乳がんのセルフチェックもやはり実際に触れてするということがとても大切だと思いますので、乳幼児健診等でそういったところのPRとかはしていきたいと思っております。ただ、装着モデルとなってきますと、そこに支援の指導の仕方もありますので、そこに保健師の配置も必要になってきます。当面は、がんモデルというものがありますので、そういったものでがんに触れてわかるという形の中で、セルフチェックの普及啓発に努めていきたいとは考えております。 ◆委員(高橋えみ) わかりました。これは、お子さんの健診のたびにぜひお願いしたいと思っていますけれども、いかがですか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 各健診のところに先ほど言った乳がんモデルを置きまして、普及啓発には努めていきたいと考えております。 ◆委員(高橋えみ) わかりました。ぜひよろしくお願いいたします。何といっても、20代、30代はセルフチェックが一番大事だと思いますし、がんは何よりも早期発見が大切でありますので、どうかよろしくお願いいたします。  では、ちょっと戻ります。160ページ、4款1項2目予防接種費、予防接種事業に関連してお伺いをいたします。これはここには載っていないものなので関連して伺いますけれども、来年度、インフルエンザの予防接種を中学3年生と高校3年生に助成していただけるようなことをちょっと伺ったのですけれども、その現況を聞かせていただきたいと思います。 ◎健康づくり課長(野村克明) 今、委員のおっしゃった中学校3年生、高校3年生というインフルエンザの接種のことなのですが、恐らく受験対策のためのインフルエンザの接種かと思っております。市長からも受験生のためのインフルエンザの接種のことを少し調べなさいということで私も承っております。ちょうど受験シーズンとインフルエンザのシーズンが重なっておりまして、きのう、きょう、県内においても高校入試が行われているかと思います。そういうことで、一生懸命頑張って体調を当日崩されている、事前に崩された場合も想定されますので、私どもが勧めている手洗いですとかうがいのみでは少し難しいのではないか。インフルエンザの予防接種を行ったことによって全てがかからないというわけではないのですが、私どももまた医師会の先生と相談しながら有効性というものを求めて今まで話し合ってきました。それで、この予算には項目として載っておりませんが、医師会と実施できるかどうか、また協議を進めさせていただきまして、今後検討してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(高橋えみ) わかりました。受験生は本当にこの時期が一番大事な時期でありますので、ぐあいが悪くて力が出せないというのではかわいそうですので、ぜひよろしくお願いいたします。  続きまして、168ページ、4款1項保健衛生費、6目斎場管理費に関連いたしましてお伺いいたします。第2次太田市総合計画の中の第1次実施計画の中に、太田市斎場施設整備事業が平成30年度に設計と書いてありました。言うなら今かなと思って言わせていただくのですけれども、市民の皆様からもよくご要望をいただくのです。家族同様でありますペットの斎場をぜひつくっていただきたいと思っておりますが、現状ではいかがでしょうか。 ◎健康づくり課長(野村克明) ペット、愛玩動物の炉ということでございますが、現状としては、高崎市、前橋市等の新しい斎場も視察してまいりましたが、そちらでも愛玩動物のものについてはまた別になっておりまして対象としてはありませんでした。現状としては愛玩動物は別に考えるのかなと考えております。 ◆委員(高橋えみ) ぜひ伊勢崎市を見ていただきたいと思います。大変安価で、市内の方と市外の方と料金体系がまた違うのですけれども、大変手厚く見送っていただくことができますので、ぜひ伊勢崎市をモデルとしてごらんになっていただきたいと思っていますが、いかがでしょうか。 ◎健康づくり課長(野村克明) いろいろなところを勉強させていただいて、またそのときは検討させていただきたいと思います。今後とも研究させていただきます。 ◆委員(高藤幸偉) 162ページ、4款1項2目ですけれども、先ほど同僚委員が子宮頸がんワクチンのお話をしましたけれども、見舞金のことについてわかりました。それと1つ、今でもワクチンはしているのでしょうか、中止しているのでしょうか。 ◎健康づくり課長(野村克明) 今でもしているかどうかということになりますと、希望があれば接種は可能であります。 ◆委員(高藤幸偉) わかりました。長年苦しんでいる方もあると思います。先ほど同僚委員がおっしゃったように、本当に大変だなと思いますので、早目にお見舞金もお願いしたいと思っています。  それでは次に、同じ項目ですけれども、個別予防接種助成金ということで、個別予防接種について、平成26年度、平成27年度、平成28年度とここ4年ぐらい同じような変わらない予算が計上されていますけれども、これは何か人数的なものがあって同じでしょうか、その辺をお聞きしたいと思います。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 予防接種は個別で県内、総合等々で接種しております。委託料で盛っていますが、県外等で直接こちらの委託契約をしている医療機関でできない方については助成金という形で支出しているので、その分の見込みの数なので大体同額を見込んでおります。 ◆委員(高藤幸偉) そうしますと、この個別接種の中で高齢者用の肺炎球菌ですか、この辺の人数は結構ふえているのでしょうか。 ◎健康づくり課長(野村克明) 高齢者の肺炎球菌ワクチンの接種数ですが、平成26年度が5,865名、平成27年度が5,525名でございます。 ◆委員(高藤幸偉) そうすると、平成28年度は全部出ていないと思うのですけれども、見込みにして何名ぐらいでしょうか。 ◎健康づくり課長(野村克明) 平成28年度は6,160名という形になります。 ◆委員(高藤幸偉) そうしますと、平成28年度分が6,000何名ということですね。この予防接種について5年刻みということになっていますけれども、これについて連続でするとまずいとか、そういった意味があるのでしょうか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 国で定期接種している年齢が65歳になる方になります。以前にされていない方を1度で接種しますと、ワクチンが不足しますので、5年間は65歳を対象にするのですが、それよりも高齢の方は5年で全員を対象にしますということで一応5年をとっております。 ◆委員(高藤幸偉) 65歳からということなのですけれども、例えば65歳を過ぎてしまうと受けられないということでしょうか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) こちらの定期接種については、65歳、70歳と5歳刻みの対象はその年度の3月31日までに受けていただくので、その間の方については定期接種ではないので、自己負担になってしまいます。 ◆委員(高藤幸偉) この成果は大変出ているのではないかと思いますけれども、では最後に、この制度が始まりましてから、平成26年度から来年平成29年度までの予防接種を受ける方の全体的な見込みの数名をもう1回お願いしたいと思います。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 接種者の数ですけれども、平成26年度が5,865人、平成27年度が5,525人で、平成29年度は7,000人を見込んでおります。 ◆委員(秋山健太郎) まず最初ですが、160ページのところで看護師養成所運営費補助金というものについてお聞きしたいのですけれども、この養成所は市内に何カ所あるのでしょうか。 ◎健康づくり課長(野村克明) 市内には3カ所、3学校ございます。よろしくお願いします。 ◆委員(秋山健太郎) 生徒は今、何名ぐらいいらっしゃるのですか。 ◎健康づくり課長(野村克明) 学校によって定員が異なりますけれども、医師会立の学校では90名、総合太田病院の高等看護学院ですと105名、東群馬看護専門学校ですと210名、概略にしますと400名程度の定員がございます。 ◆委員(秋山健太郎) そのうちで、卒業されて市内の病院で働く方は、そこまではわからないですか。 ◎健康づくり課長(野村克明) 市内の病院に就職された数でございますが、平成27年度の数字でございますが、医師会立の学校が31名中23名(後刻発言の訂正あり)、総合太田病院の太田高等看護学校ですと3名(後刻発言の訂正あり)、東群馬看護専門学校の方ですと市内就職が50名という数になります。合計しますと78名が平成27年度の実績でございます。 ◆委員(秋山健太郎) そうすると、市外に出られる方というのが現状としては結構多いのですね。そうすると、今いろいろ看護師不足と言われていますけれども、この現状についてはどのように捉えられているのですか。 ◎健康づくり課長(野村克明) 実際に3学校でお勉強されまして、太田市以外の方も来ていらっしゃいますので、その点、地元に帰る人がいらっしゃいます。それで、実際は国家試験を合格された、いわゆる学校を出ると受験の資格が取れるという段階になります。それから国家試験を取って、看護師の免許状を取る。そして、それから就職先を選択するということになりまして、現実ですと、やはり結婚のため、出産のためということでおやめになる方もいらっしゃいますので、募集をかければすぐ埋まるというものではありませんけれども、医師と同じように不足がちにはなるのかと思っておりますけれども、よろしくお願いします。 ◆委員(秋山健太郎) これは補助金を出しているという状況で、市内で就職される方が少ないということなので、ぜひ市内で働けるような環境づくりというか、進め方もこれから大事になってくるかと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ◎健康づくり課長(野村克明) 私も、各学校の実習ですとか、この看護学校に限らず、歯科衛生士の学校とか、実習に当課に参ります。そのときに、出身地の確認ですとか声がけをさせていただいて、ぜひとも太田市に残るような声がけをさせていただいています。これは個人の就職先の選択になりますので、各学校の事務長、学校長にご挨拶しながらまた進めていかなければならない案件かと思っておりますので、今後、行動してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(秋山健太郎) それと、先ほど出産だったり結婚によって離職する率は高いということでありましたが、これは有資格者の方が復職できるような環境づくりも大切かと思うのです。当然、これは第一義的には病院がやることだと思うのですけれども、行政としてフォローできる部分もあるのかと思いますけれども、この点、いかがでしょうか。 ◎健康づくり課長(野村克明) 太田市とすると、そういうシステムが今あるかないかといったら、ございません。1つは、県が、ドクタープラス看護師の子どもが大きくなって働ける状態になった場合のリターン、Uターンの場合のシステムはあります。市とするとどこまでできるかはわかりませんけれども、ネットワークのほうで再就職、力をかしていただくような声がけを進めて、当課にも臨時で雇用させていただいている実態はございます。申しわけありません、よろしくお願いします。 ◆委員(秋山健太郎) わかりました。  では続いて、162ページの子宮頸がんワクチン副反応見舞金に関連して、ちょっと同僚委員ともかぶってしまうのですが、先ほどアンケートについて少し言及があったのです。これはアンケートをとられて、その中で問題点が浮き彫りになってきていると思うのですけれども、どういったことが上がってきたのでしょうか。 ◎健康づくり課長(野村克明) アンケートを実施させていただきました。それで今、浮き彫りになって私が直感的に思い出すのは、このように危険なワクチンではなかったという方が多うございました。それはご本人の意見というよりも、お母さん、ご父兄の方の意見がありました。それで、全国的にもワクチンによる被害が広がってきたということの新聞等の報道もありまして、これはワクチンを接種すれば子宮頸がんにならないという確率は100%ではございませんが、国も勧めておったワクチン接種でありました。そこの点で危険があったということが父兄の方、一般の市民の方には周知されないまま接種を行っていたという雰囲気はございました。申しわけありません、よろしくお願いします。 ◆委員(秋山健太郎) これは予防接種後の健康被害救済制度の対象になるのですか。 ◎健康づくり課長(野村克明) はい。この予防接種で、いわゆる接種をされた先生が証明されて、厚生労働省のPMDAという組織になりますけれども、そこに訴えた場合には子宮頸がんワクチン後の副反応の対象になります。国はそういう窓口を設置されておりますので、そこに訴えるという形になるかと思います。 ◆委員(秋山健太郎) これは、申請についての窓口は市町村ではないのですか。 ◎健康づくり課長(野村克明) 窓口は県の保健予防課になると思います。その被害状況が市に戻ってきている状況で、私どもは、先ほど申し上げた5件というのは県から報告を受けた人数でございます。 ◆委員(秋山健太郎) 5名の方はもう既に申請をされているということですか。 ◎健康づくり課長(野村克明) 申請をされているかされていないかというのは、県も当課に、市には情報をいただけませんが、アンケートから察すると、または、子宮頸がんワクチンの被害の会というのがございまして、そちらからの人の情報も考えますと4名、4名と申し上げたのは1人がイニシャルで報告をいただいていますので、これがイニシャルでも可能だということで、それも含めまして5名ということで今把握している状態です。 ◆委員(秋山健太郎) これは認定されるとどういった給付が受けられるのですか。 ◎健康づくり課長(野村克明) これが認定された場合には、過去5年にさかのぼりまして医療費の請求をすることができます。また、全国的にもこれは今裁判を行っている段階でありまして、まだ結論は出ておりませんが、医療費の請求を国に行うことができると考えております。よろしくお願いします。 ◆委員(秋山健太郎) 障がいが残った場合にも何かあるのですか。 ◎健康づくり課長(野村克明) 障がいが残った場合、予防接種を行った救済制度がございますので、国の救済制度によって、障がいの程度によりまして恐らく国が補償をされるかと思っています。 ◆委員(秋山健太郎) わかりました。  続いてですけれども、162ページで、母子保健事業に関連してお聞きしたいのですが、乳幼児の集団健診をやられていると思うのですけれども、対象者はどれぐらいいらっしゃるのですか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 平成27年度ですが、4カ月児健診対象者が1,892人、1歳6カ月児健診が1,909人、3歳児健診が1,992人でございました。 ◆委員(秋山健太郎) この中で、全くこの健診を受けられない人というのはいらっしゃるのですか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 同じく平成27年度で受診者が、4カ月児健診で1,849人、97.7%の受診率、1歳6カ月児健診1,849人、97%、3歳児健診1,899人で95.3%で、4カ月児健診では2%ぐらいの方、3歳児健診では5%ぐらいの方が受診しない現状でございます。 ◆委員(秋山健太郎) そういった方に何かアクションはとられるのですか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 保健師が4カ月までには赤ちゃん訪問という形で何らかの接触をするようになっております。また、健診に来られない方については再度確認を行っております。 ◆委員(秋山健太郎) では、訪問するということでほぼ100%の方が何らかのかかわりは持つということでよろしいのですか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) はい、そのとおりでございます。 ◆委員(秋山健太郎) わかりました。  続いて、同じ162ページのところで、乳幼児健診システム機器借上料についてお聞きしたいのですが、こちらについては乳幼児の個人データを記録して子育て支援に活用するということで、平成26年度から使っているということなのですが、これはどのようなデータを記録しておるのでしょうか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) こちらは、先ほどの赤ちゃん訪問から4カ月児健診、10カ月児健診、1歳6カ月児健診、2歳児歯科健診、3歳児健診の各データと、その間の必要な状況があれば相談の内容等を記録しているものでございます。 ◆委員(秋山健太郎) その記録したデータというのは何に生かすのでしょうか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 各個人の発育・発達の状況を見据えてその後の支援にということで、今それぞれの健診の状況を確認しているところでございます。 ◆委員(秋山健太郎) そのデータをもとに、例えば個々人の何か問題があるというところが浮き彫りになる、そこがわかるということなのですか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) システムの中でそういった方が引き出せるということで、今、データの確認作業等を行っております。 ◆委員(秋山健太郎) そこでピックアップされた人に対しては何か伝えるのですか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 現状では、赤ちゃん訪問から継続的に支援されている方等もおりますので、そういった子育てに関する相談支援を行いながら、状況があれば、にじいろだとか、ほかの相談機関等に促したりという形で対応しております。 ◆委員(秋山健太郎) わかりました。  続いてですけれども、同じページの健康管理推進事業の各種計画策定委託料のところでお聞きしたいと思います。太田市の健康づくり計画が最終年度というところで、最終評価を踏まえて新たな計画を作成していくということでありますけれども、新たに見えてきた課題などがありましたらお願いします。 ◎健康づくり課長(野村克明) 今、いろいろな項目で健診をやっております。その健診の受診率がなかなか伸びない。今はばりばりで働いている40代、50代の方の健診がなかなか進まないという少し苦渋のポジションがあります。今回いろいろな調査をこれからもう1回かけますけれども、そこら辺の受診率をどれくらい伸ばすことができるかというのが、10年のまとめ、また、次の計画にどういう施策で反映させていくかというのが私どもの課題だと思っております。 ◆委員(秋山健太郎) 最終評価というのはもう出ているのですか。 ◎健康づくり課長(野村克明) 最終評価は、来年度、平成29年度にまた同じ項目のアンケートをとりながら、市民の方の意識の変革とか受診率がどこまで伸びたかとか、そこのところの最終評価は来年度行う予定でございます。 ◆委員(秋山健太郎) 評価のところでいろいろ評価指数であったり目標値を設定されていると思うのですけれども、これは中間評価と聞いても構わないのですけれども、目標値の達成率というのはどの程度になっているのですか。 ◎健康づくり課長(野村克明) 全部のお話はちょっと量が多いのですが、例えば40歳以上の方の胃がん検診の受診率はどうかということで、当初は15.4%でした。目標値は20%を目標にやっておりました。中間評価では21.4%でした。胃がん検診に対しては、中間評価時では目標値はクリアしていたかと考えております。逆に言いますと、今度、40歳以上の大腸がん検診を見ますと、スタートしたときは18.4%、目標値は25%を設定しておりましたが、中間評価時では22.4%で、目標値はクリアされていなかった。項目によってばらばらではありますけれども、中間評価時では全部が目標値を達成したという状況ではなかった。現在、総合評価の最終評価の1年前となっておりますが、目標をクリアするのは、受診勧奨という意味では問題があるかと考えております。 ◆委員(秋山健太郎) 目標値の達成率は多分いろいろな項目があって結構少ないのかと私は感じたのですが、目標値の設定についてですが、高過ぎるということはないのでしょうか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 現状値を踏まえて5年間でこのぐらいをということで目標を立てております。受診率を上げる努力をしながらということで目標値を立てましたので、達成できたものとそうではないものがございますが、目標にするということでは妥当かと思います。 ◆委員(秋山健太郎) 目標達成のためにいろいろ事業をやられていて大変ありがたいと思っていますので、ぜひ今後ともご努力を続けていただきたいと思います。  太田市の平均寿命は、この間の新聞報道で出ていたのですけれども、2010年のものだと35市町村中、男性で31番目、女性は27番目で結構下位になっているのです。健康寿命も大事ですけれども、平均寿命についてはどういった捉え方をしているのか、お願いします。 ◎健康づくり課長(野村克明) 上毛新聞の昨年度の発表ですと、県内の平均寿命が、男性が85.6歳、女性が78.8歳(後刻発言の訂正あり)、ランク的に言いますと、県内ですと太田市は男性が27位、女性が31位ということで、それほど高くない状況であります。当課も、運動を推進するとか早期の健診を勧めるとか、健康寿命の延伸ということを最大目標にしておりますけれども、なかなか数字としてあらわれてこないのが現状でありまして、今、当課では苦慮しているところであります。申しわけありません。よろしくお願いします。 ◆委員(高木勝章) 160ページ、4款1項1目、骨髄移植ドナー支援事業補助金についてお聞きします。最初に、補助金内容についてお聞かせください。 ◎健康づくり課長(野村克明) 骨髄移植ドナー支援事業でございますが、事業の内容といたしますと、献血のように1日で済む事業ではありませんので、骨髄移植をする前に健康診断のための通院とか自己血貯血とか、いろいろ通院ですとか入院をする日数がかかります。その点、通院日数に応じて1日2万円、上限は14万円を設定させていただきまして、平成29年4月1日から実施してまいりたいと考えております。これは県の指導もございまして、2分の1の県補助をいただきます。先進の市町村がございますが、各市も同じような歩調で、恐らく県下一斉で事業を進めるかと思っております。そのようなことですので、よろしくお願いしたいと思います。
    ◆委員(高木勝章) 今の制度ですと2回までしかドナーになれないということですけれども、もし2回ドナーに適合した場合には2回出るでしょうか、お聞かせください。 ◎健康づくり課長(野村克明) 今、骨髄移植ドナーのホームページを見ますと、生涯で1回ということが記載されております。委員のおっしゃるとおり、2回移植をされた方がいらっしゃる場合には本当に稀有な適合の方かと思います。個人的な移植の場合は、このドナー制度とはかかわりがなくなってしまいますが、個人的な移植があったかどうかの判断は別として、国のホームページ上では1回。もしかしたら、実際上やられているというケースもあるかもしれません。よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(高木勝章) それでは、周知啓発等はどのようなご予定になっていますか、お聞かせください。 ◎健康づくり課長(野村克明) 当市が4月1日から行いますので、もちろん太田市のホームページ、広報に掲載する予定でございます。また、4保健センターにチラシを置かせていただきます。また、太田市の拠点であります学習文化センターの敷地にございます献血ルームが本拠地になりますので、そちらにも太田市がこのような制度を始めるということでチラシを置かせていただいて、ご協力といいますか、周知を図っていきたいと考えております。よろしくお願いします。 ◆委員(高木勝章) この補助を受けるも何も、命のボランティアと言われているドナー登録をまずしていただかなければならないということで、ドナー登録、骨髄バンクに登録するということですから、直接はあれでしょうけれども、まず骨髄バンクに登録するような周知もしなくてはいけないと思いますが、何かご予定はございますでしょうか、お聞かせください。 ◎健康づくり課長(野村克明) 今、テレビでもヒーロー引退ですとか、毎年ヒーローの方が少なくなってくるということでACジャパンという公益法人が放送をされているかと思います。白血病を防ぐためには、骨髄バンク移植または白血球のみを移植するパターン、あとは臍帯血を移植する3種類のみかと思います。その点でかなり重要な案件でありますので、太田市のホームページ、広報を使いまして一番最初の登録を勧めるということで考えてございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(高木勝章) ドナーになるのにもある程度認識というか覚悟というか、ドナーになりますという気持ちが必要ですので、やみくもに周知して取り入れるものではないと認識しています。太田市もスポーツイベントなどをいろいろ企画されていると思いますが、スポーツイベントですと健康に留意している方がよく参加されていると思いますので、尾崎部長、もしスポーツイベント等での周知に取り組んでいただけるようでしたらば、ご検討をお願いいたします。 ◎健康医療部長(薊貞春) できましたらそういうふうに協力してもらえれば助かります。よろしくお願いします。 ◆委員(高木勝章) せっかくですので、イベントですから、消防でも何かやられると思いますけれども、消防でも周知に取り組んでいただけるお考えはございますでしょうか、お聞かせください。 ◎消防本部参事(細堀淳) 消防として、救命講習等もありますので、ドナーについてそういうところで周知することは可能と考えております。 ◆委員(高木勝章) 毎年約2,000人の方が骨髄移植を必要とされているのが現状でございます。骨髄が適合しても約6割の方しか骨髄を受けられていないという今の状況でございます。理由といたしましては健康の理由が一番多くて、次に都合がつかないということで、やはり2泊3日程度の入院、あと検査を含めますと6回から10回ぐらい通院しなければならないといいますので、働きながら提供をする方には高いハードルになっているというのが今の現状だということです。この助成事業は骨髄患者を持つ方にとっては大きな希望になると思いますので、太田市を含めて周知をよろしくお願いいたします。 ◆委員(星野一広) では、162ページ、先ほども同僚委員から各種計画策定委託料ということでありました。平成29年度に最終評価、また計画を策定ということですが、1年間のスケジュールを教えていただければと思います。 ◎健康づくり課長(野村克明) 予算がご承認いただけましたら、4月中に中間評価の業者も含めまして業者選定を進めたいと考えております。そこの業者選定の部分で、うちの健康推進協議会がございますので、そこの委員にお願いして、今までの項目を精査していただきながら、中間で行った同じアンケートをまた再発送させていただきまして、中間時、最終時で変化があったかどうかを評価させていただいて、恐らくですけれども、年4回ぐらい協議会を設けさせていただいて、最終的に次年度の第2次の健康おおた21の策定の素案をまとめまして、年明けぐらいには、青写真ではないですが、計画を策定して、製本、成果物として考えております。中間評価を踏まえながら最終評価をする。その最終評価を踏まえて次年度の計画を進めるということで、かなりタイトな計画になりますけれども、当課ではそのように考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(星野一広) 先ほども受診率のことが議論されました。40代、50代の働き盛りの受診率が上がらない。当初から壮年期の急死を防ごうということで計画にのっていたと思います。なぜこれを取り上げたかというと、今、議論を聞いていて、私より若い人たちが興味を持って議題として上げていただいているというのは物すごいことだと思いました。実は自分はこの1年間、家族も含めて脳梗塞とかさまざまなことで倒れた人間がいっぱいいるのです。やはり生活習慣病を含めた健康プランというか、どうやって地道にやっていくかというのは物すごく大事なことなのだと思いました。それが強いて言えば、先ほども議論がありました寿命の部分にも行くのかと思います。ざっくりした質問で申しわけないのですけれども、生活習慣病等のことというのは、啓蒙していくのはなかなか難しいところだと思います。今現状でやられていることの効果の検証というのはなかなか難しいと思うのですけれども、担当的にはどういうふうにお考えか教えていただきたいのです。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 健康ですけれども、特定健診、特定保健指導ということで、健診結果、データに基づいた支援というのがありますので、健診を受けていただいた中で異常値等がありましたら個別指導をぜひ受けていただくということと、あと当課では、データに基づくだけではなくて、啓蒙啓発ということで生活習慣病、糖尿病だとか高血圧、各種がん検診等の受診の推進とそれに対する知識の普及ということで健康教育等を実施していく、そういったところに積極的に参加していただいて自身の健康をということと、あと運動習慣、食事習慣等のきちんとした生活習慣ができるような形で進めていっていただければいいのかと考えております。 ◆委員(星野一広) 地道な活動をしていただいて、少しでも救っていただくということが必要なのだと思うのです。  ちょっと戻りますけれども、計画のところの中間評価を見ると、受診率あるいは病気の傾向がこの5年間でさまざまに変わってきただろうなというよりも、中間データを見比べるとどんどん変わっていると思ったのです。そこら辺はスピード感を持って対応していくことが必要なのだと思いますけれども、どうなのでしょうか。もうデータがどんどん変わる、受診率も変わる、結果として病気になる、病気の項目もパーセントが変わっていくという状況をどういうふうに捉まえているか、教えてもらいたいのです。 ◎健康づくり課長(野村克明) 健康おおた21を策定するときに、10年を計画期間とさせていただきました。私は異動してまだ1年なのですけれども、10年はとても長いということを考えておりました。10年というのは国の健康日本21、国の施策として10年スパンがありました。ですけれども、太田市は5年ずれておりまして、その間、委員のおっしゃるとおり、受診のことも市民の関心のポジションもどんどん変わってきておりました。先ほど言ったように、乳がん検診も視触診とマンモグラフィーという2つの項目がありましたが、そういうものが少しずつ効果があるものを国も県も私どもも選択していきながら、項目として選定していかなければならないので、10年スパンというのは効果的にはかなり評価しづらいということはあります。  そこで、今回の2次の場合は5年スパンでいこうかと考えております。その分、経費高にはなるかと思いますけれども、そうしたことによって市民のニーズと我々の検診のマッチングというのは恐らくもう少しマッチしていくことかと思いますので、10年というのはとても長いスパンであったかと思っています。そこの点は第2次で少しずつ変えられるものは変えていきたいと考えていますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(渡辺謙一郎) 160ページ、総合健康センター管理運営費ですけれども、この施設管理運営委託料の中に清掃費は入っているのかを教えてください。 ◎健康づくり課長(野村克明) 委託料の中に館内清掃も含めてございます。 ◆委員(渡辺謙一郎) 何が聞きたかったかといいますと、ノロウイルスというのが最近はやっているという話がありまして、総合健康センター以外にも保健センター関係が4カ所ありますけれども、その他公共施設で、ノロウイルスというのはそもそもどういうふうにうつるのかということもお聞かせいただきたいのですけれども、空気感染とかもあるのですか。こういう掃除をしているから大丈夫ですみたいなものがありましたら、お聞かせいただければと思うのです。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) ノロウイルスは感染した人の吐物が感染のもとになってきます。ノロウイルスの吐物の処理の仕方というのがありまして、こちらはそういったものの処理の仕方の研修もしておりますので、集団健診だとか集団の場所でそういった吐物を見たときの対応というのは徹底していきたいと考えております。 ◆委員(渡辺謙一郎) ということは、処分するときの掃除の仕方ということなのですか。それをちゃんときれいにしておけば大丈夫だということでよろしいのですか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 俗に言う漂白剤をそちらに塗布して、新聞紙等で伏せてしばらく置いて、周囲から集めて袋に二重に入れて、もちろんゴム手袋をして対応するのですけれども、使った手袋も全部処理するということで対応していくということでございます。 ○副委員長(大川敬道) 159ページ、保健衛生総務費についてお伺いします。太田市の側溝から蚊が発生したときの対応についてお伺いいたします。 ◎産業環境部参事(久保田勝) 蚊の発生につきましては、環境政策課に市民の方は大体相談に行きます。その場合、蚊の発生原因は何なのか、どこから発生しているのかということで、まずはその管理者に、蚊が発生していますのでということでお願いするという段取りになっております。 ○副委員長(大川敬道) 管理者が太田市の側溝から発生する蚊の対策ということなのですけれども。 ◎都市政策部副部長(河田孝幸) 市内の側溝から発生する蚊ということでございますけれども、側溝に汚泥等がたまっている場合に流水が阻害されて発生する場合がございます。そういった際には極力側溝の清掃をすることで対応してございます。 ○副委員長(大川敬道) そういうことだと思うのですけれども、私に市民からの苦情がありまして、そこの側溝のところに蚊が発生するということでお願いに上がったのですが、有効な手だてができなかったということで、私とすると、個人のお宅の池から発生しているのではなくて、太田市の側溝から発生している原因なものですから、もっと有効的な対策をしていただければと思ったのですけれども、その点について部長にご意見をお願いいたします。 ◎都市政策部長(恩田洋一) 詳しい報告は受けておりませんが、原因が何かということを確認して対応したいと思っております。 ○副委員長(大川敬道) 続きまして、176ページ、ごみ収集経費についてお伺いいたします。こちらはどういう形態でごみの収集をしているか教えてください。 ◎清掃事業課長(高野敏) ごみの収集につきましては、現在、収集運搬業者で組織する市内に事務所を置く協同組合に委託しております。 ○副委員長(大川敬道) 組合に依頼しているということなのですが、そちらの組合員は全員太田市の業者なのか教えていただければと思います。 ◎清掃事業課長(高野敏) 業者の構成につきましては、市外業者も含まれております。 ○副委員長(大川敬道) 太田市にごみ収集をする業者というのは何社ぐらいあるか、把握していらっしゃいますか。 ◎清掃事業課長(高野敏) 許可をとっている業者ということで申し上げますと、ちょっとお待ちください。資料が手元にないので、また後で数はご報告させていただきます。 ○副委員長(大川敬道) 私もちょっと調べてみたのですけれども、多分30社以上はあると思うのです。太田市のごみ収集に当たって太田市以外の業者にも発注しているということだと、太田市に30社以上ごみ収集業者がいて、その人たちは太田市に税金を払っているのですけれども、その組合に入っている太田市以外の業者の人は太田市には税金を払っていないという形になります。合併して10年以上もたちますので、そういった状況というのはいかがかと思うのですけれども、この点について部長のご意見をお願いします。 ◎産業環境部長(板橋信一) 今現在は組合に委託しているということで、多分合併の経緯もありましてそのような形になっているかと思いますが、今、委員のおっしゃるとおり、見直すということも今後は検討していく必要もあるかと思いますが、当面は今のままで。課長のほうが詳しいのですけれども、私とすれば、合併の経緯を踏まえて来ていますので、それは尊重したいと。今後については今後のことですけれども、今後は今後でよく精査して検討していい方向に持っていければと思います。 ○副委員長(大川敬道) 続きまして、170ページ、畜犬等対策事業について、本市の犬の鑑札のデザインがいま一歩だという意見がありまして、デザインを変更するというお考えはあるかどうかをお聞かせ願います。 ◎産業環境部参事(久保田勝) ただいまの犬の鑑札のお話ですけれども、ほかの市民からも数件そのような問い合わせはありまして、来年度、ちょっとかわいいものに変更しようかと思っています。 ◆委員(石川忠宏) 162ページのところで母子保健事業、母子保健相談指導事業委託料というものの内訳をお願いしたいのです。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 母子保健相談指導事業委託料の内訳でございますが、各乳幼児健診の委託料、10カ月児健診の個別健診の委託料、産後ケア委託料、言葉の相談委託事業、妊婦健康診査委託料、新生児聴覚検査委託料等のものでございます。 ◆委員(石川忠宏) お母さんの教育みたいな形の事業というのはやられておられるのでしょうか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 妊娠期のお母さんの妊娠中のセミナーということで事業は実施しております。 ◆委員(石川忠宏) その詳しい内容を教えていただきたいのです。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 妊娠中のセミナーということで、食事に関する食のセミナー、歯に関する歯科セミナー、出産に関するマタニティーセミナー、赤ちゃんに関する赤ちゃんセミナーということで、4事業をやっております。 ◆委員(石川忠宏) わかりました。  何か出産後のセミナーみたいなものはあるのでしょうか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) セミナーという形ではありませんが、母乳相談ということで相談事業を実施しております。 ◆委員(石川忠宏) 上のほうに行ってもらって講師謝礼という部分があるのですが、これはどういうものなのでしょうか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 必要な方に、乳幼児健診、すくすく親子教室、先ほどの赤ちゃんセミナー、マタニティーセミナー等の講師の報償費ということで、こちらの項目から支出しております。 ◆委員(石川忠宏) わかりました。  次に、妊婦健康診査助成金というのがあるのですが、これは何人ぐらい対象になっているのでしょうか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) こちらも、先ほどの保健事業の委託料とあわせて、妊婦健康診査と県外の医療機関で実施する方のものも含めております。対象者については、出産の人数がおよそ2,000人ですので、2,000人を想定しております。 ◆委員(石川忠宏) その下に不妊治療助成金とあるのですが、現在、利用されている方はどのぐらいいらっしゃるのでしょうか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 不妊治療の利用の状況でございますが、平成27年度、特定不妊治療に対して308人、特定外のものが212人ということでございます。 ◆委員(石川忠宏) わかりました。  次に、454ページから476ページ、下水道事業等会計予算というところで、昨年の9月定例会一般質問で、内ケ島地区の下水道整備の件についてお尋ねいたしました。そのとき、都市政策部長の答弁が、一部のエリアについては過去に下水道工事に起因する地盤沈下が発生し、それに伴う家屋被害も発生したため、当該エリアの工事を一時的に停止しています。地域からの要望もあるため、地質調査等を実施して、新たな工法、安全性を確認して検討したいということだったのですが、そのための予算はこの中のどこに入っているか、教えていただきたいのです。 ◎都市政策部参事(小林三男) ただいまのご質問でございますけれども、内ケ島の該当地区につきましては、平成13年に開削工事をいたしましたとき、地盤の崩落等がありまして、それ以降、工事を中断している経過がございます。今回の予算で、地質調査及び現況調査、意向調査等の調査費を盛り込んでございます。その結果を踏まえて、今後、工事について検討を慎重に進めていきたいと考えてございます。461ページの管渠整備費の中に盛ってございます。 ◆委員(石川忠宏) わかりました。  では、どのようなスケジュールで地盤調査等をやっていくのか、もう具体的にはわかっているのでしょうか。 ◎都市政策部参事(小林三男) 予算上、来年度予算に盛らせていただきましたが、コンサルタント等に測量、地質調査等を委託しまして、結果が来年度中に出ると思います。その結果を踏まえて慎重に検討していきたいと。というのは、その平成13年の折に約16軒ほど家が傾いたり、またはブロック塀が傾いたという被害が発生してございます。そのような関係で開削工事ができません。開削工事ができないとなりますと、特別の推進工事等で対応しなくてはならないということになると思います。そのような関係で、二度と事故を起こさないということがございますので、その点は慎重に検討してまいりたいと考えてございます。 ◆委員(石川忠宏) わかりました。  内ケ島地区は都市計画税が賦課されている地区なのです。都市計画税が賦課されていない地区というのもあるのですが、そこもインフラの整備というのはやっていかなくてはならない。これはよくわかるのですが、都市計画税が賦課されている地域を優先してやっていただきたいと思っているのですが、この点に関してはどうお考えでしょうか。 ◎都市政策部参事(小林三男) 委員ご指摘のとおり、都市計画税を賦課されております都市計画区域についての下水道事業でございますので、優先的に整備を進めていくということは変わりございません。ただ、内ケ島の該当地区におきましては過去の経緯がございますので、事故等の発生の懸念がございます。ということで、より慎重に考えていきたいと考えております。 ◆委員(石川忠宏) 工法というのはもう何となくわかってきているのではないのですか、それともこれから検討していくということなのですか。 ◎都市政策部参事(小林三男) この該当地が非常に軟弱な地盤ということを聞いてございます。特に、1メートルも掘らないうちに地下水が湧出してくるようなところで、地盤が不安定な場所ということでございます。ですから、地質調査もありますので、より慎重にそういった調査を十分にした中で検討してまいりたいと考えてございます。 ◆委員(石川忠宏) 軟弱な地盤という部分であれば、地盤に対して硬化剤を入れるとか、あと地下水が高いというのであれば、例えばセメントでそのまま落としてしまうというような工法というのもとれると思うのですが、どうなのでしょうか。 ◎都市政策部参事(小林三男) 過去に事故が起こったときはウエルポイント工法ということで、地下水を抜いて危険回避の中で工事をしたというふうになってございますけれども、その工法ですと事故が起こったということがございますので、推進工法もしくは最近そういう軟弱地盤で行っております沈埋工法というものがございます。地盤を固めながらの開削ですね。ただ、開削で対応するには、それ以上に地盤が非常に軟弱だという経過がございますので、推進工法となりますと費用的な部分は開削の5倍ほどかかります。ですから、そういう部分もございますので、慎重な中にも慎重を期して工法等も検討してまいりたいと考えてございます。 ◆委員(石川忠宏) 費用が5倍かかるからといってインフラの整備をしないというわけにはいかないのではないかと思うのです。何のために都市計画税をお支払いしているかというのがよくわからないではないですか。この辺に関してはどうお考えなのでしょうか。 ◎都市政策部参事(小林三男) 確かに都市計画税等で都市計画施設の整備ということでご負担をいただいてございます。ただ、こちらについては過去に事故等も発生してございますので、もう二度と起こさないということが一番大事かと思ってございます。ただ、費用等も確かにございますが、その中で一番安全な工法ということで図りながら、また、費用対効果という部分も考えざるを得ない部分もあると思います。要するに、整備に多額の費用もかけて、あと実際に下水道を使用していただく世帯の数とか、そういう部分を考えながら検討してまいりたいと考えてございます。 ◆委員(石川忠宏) 費用対効果はわからないわけではないのですが、だからといってやらないとは言えないと思うのですが。 ○委員長(大川陽一) 石川委員、やらないとは言っていないです。 ◎都市政策部副部長(河田孝幸) 委員ご指摘のとおり、都市計画税、市街化区域については徴収させていただいております。その税の中で下水道の整備、道路の整備、あるいは公園の整備、そういったことに充てさせていただいている税でございます。そういった部分では市街化区域に、手厚いという言い方がいいのかどうなのかわからないですけれども、そういった部分のインフラ整備は、緊急度あるいは重要度は高いと考えております。その中で、先ほど説明させていただきましたが、前に下水道整備を進めるに当たりまして事故が発生してしまったというところを踏まえまして、事故発生を起こさない、再発をしないような形の工法を検討させていただきながら、なおかつ、その工法が一番費用的にかからないもの、そういったものを精査する必要がございます。それとあわせて、整備した暁にその地区のどれだけの方が利用していただけるか、そういった意向調査もさせていただくところも1つございますので、そういったところをトータル的に業務委託という形の中で精査していきたいと考えております。よろしくお願いします。 ◆委員(石川忠宏) わかりました。  関連してなのですが、下水道に接続するに当たって、生ごみを粉砕するディスポーザーというものがあるみたいですが、太田市、本市についてはディスポーザーを取りつける補助金というものはあるのでしょうか、お尋ねしたいのです。 ◎清掃事業課長(高野敏) 他にやっている市もあるのですが、太田市としては今のところ、今、委員がおっしゃるものについての補助金はありません。 ◆委員(石川忠宏) わかりました。  下水道というのはつなぐことに意味があるという部分があるのですが、下水道をつないだときにメリットが多く出てくるような形で太田市側も考えていただけると、より接続しやすくなるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎都市政策部参事(川口俊哉) 下水道の接続につきましては、工事が終わりまして翌月の5月1日から供用開始が始まるわけでございますが、それにつきましては、供用開始前に各地区の地権者の皆様に説明会を開催させていただいています。その中で、下水道の接続に対してメリットの部分を強調しまして、なるべく下水道に接続するような方向をお考えになってもらうということで説明会をさせていただいております。 ◆委員(石川忠宏) もう1つお尋ねしておきたいのですが、下水道が来まして供用開始になりますね。そのときに受益者負担金というのが出てくるのですが、これはどういう時点で完納すればいいのでしょうか、その辺を確認させてください。 ◎都市政策部参事(川口俊哉) 受益者負担金につきましては、下水を使う、下水道に接続するときにお支払いしていただくということになります。ただ、一括でお支払いしていただく場合と、3年間に分けて分割でお支払いしていただく2通りのお支払い方法がありまして、一括でお支払いしていただけると約1割程度のお金をお返しするという制度がございます。 ◆委員(石川忠宏) もうちょっとわかりやすく言ってもらえませんか。頭の中が混乱してきてしまったのですが。 ◎都市政策部参事(川口俊哉) 負担金につきましては2通りなのですけれども、1カ月以内に1回でお支払いしていただけると約1割程度のお金が戻ってくる支払い方法、あと3年、1年間を4回に分けまして12回分割で納付していただくという、2つの方法がございます。 ◆委員(石川忠宏) わかりました。  ぜひ、内ケ島地区の人たちが下水道の恩恵にあずかれるように前向きに検討していっていただきたいと思います。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(大川陽一) 先ほどの大川副委員長の質問について高野課長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎清掃事業課長(高野敏) 市内業者の数ですが、31でございます。 ○委員長(大川陽一) 大川副委員長、よろしいですか。 ○副委員長(大川敬道) はい。      ◎ 休     憩                                      午前10時59分休憩 ○委員長(大川陽一) この際、暫時休憩いたします。
         ◎ 再     開                                      午前11時20分再開 ○委員長(大川陽一) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(大川陽一) 先ほどの秋山委員の質問について野村課長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎健康づくり課長(野村克明) 秋山委員からご質問いただきました看護学校の市内の就職者数のことでございますが、平成27年度が医師会の藤阿久にあります太田看護学校が23名中3名、総合太田病院の太田高等看護学校が31名中23名、東群馬看護専門学校が56名中50名でございます。大変申しわけありません。  もう1つ、私、健康寿命のところで男性と女性を逆に答弁してしまいました。男性が78.8歳、女性の方が85.6歳になります。大変申しわけありません。よろしくお願いします。 ○委員長(大川陽一) 秋山委員、よろしいですか。 ◆委員(秋山健太郎) はい。 ○委員長(大川陽一) ご質疑ありませんか。 ◆委員(久保田俊) 162ページをお願いします。母子保健相談指導事業委託料のところですけれども、その下に乳幼児健診システム機器借上料とありますが、乳幼児の健診の関係について概要をお聞かせください。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 太田市の乳幼児に対する健診ですが、4カ月児健診、1歳6カ月児健診、2歳児歯科健診、3歳児健診を集団で実施しまして、10カ月児健診を個別で実施しております。 ◆委員(久保田俊) 3歳児健診の後は就学前になると思うのですけれども、そこはこちらで所管しているということではないのですね。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 就学時の健診は教育委員会で、こちらではその間の健診自体は実施しておりません。 ◆委員(久保田俊) 議会でもたびたび議論になっていますけれども、5歳児健診の必要性、有効性については、今回の総括質疑の中でも出てきていたと思いますけれども、改めて、所管課が5歳児健診について、その有効性であるとか効果であるとか、どう考えているのかというのをお聞かせいただきたいと思います。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 乳幼児の発達の中で5歳児の支援というのはとても大切だと思っております。健診は3歳児健診で終了しているのですが、健診等々で気になるお子さんのフォローということで、保育所等と連携をとりまして、情報交換しながら支援しているところでございます。そういった形で進めていきたいとは考えております。 ○委員長(大川陽一) 5歳児健診の有効性をという質問なのですが。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 健診と限らずに5歳児でのフォローはとても必要だと思います。アンケート等で発達が順調に進んでいるかどうかというところを確認しながら、そこから外れた方の支援はとても大切かと思っております。ただ、その実施方法については、現在は保育園、幼稚園等と連携をとり、心配なお子さんについては支援しているという現状でございます。 ◆委員(久保田俊) 今アンケートという言葉がありました。アンケートはやっているのですか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 現状では、3歳児健診までの健診の中でのアンケートで、その先のところはしておりません。ただ、今後いろいろな子どもの発達の中で検討していきたいとは考えております。 ◆委員(久保田俊) わかりました。  そうしましたら、新たに今、乳幼児健診システムができて、これにデータを蓄積してやっているということですから、3歳から学校に上がるまでの間のデータの収集ということも大事だと思うのです。5歳児健診のことについてはこれからまだ議論があると思いますけれども、ぜひ進めていただきたいと思っているのですけれども、いかがでしょうか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 乳幼児の発育・発達全体を考える中で、そこのところも検討していきたいとは考えております。 ◆委員(久保田俊) わかりました。それはいいです。  次に、同じページですけれども、子宮頸がんワクチンのところで、済みません、予算書の中にがんという言葉がここしか見当たらなかったのでここで聞きますけれども、がんの治療をされている方、化学療法、いわゆる抗がん剤治療をしている方、特に女性の方だと髪の毛が抜けるという副作用がよくありますね。仕事をしながら化学療法、抗がん剤治療をしている人というのは結構いて、髪の毛が抜けたときに外に出て積極的にということが難しいといいますか、精神的に非常に負担になってくるという現状があると思うのです。今、医療用のかつらというのがあるではないですか。医療用ウイッグと言っているのですけれども、その辺の助成というのは何かあるのでしょうか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 市では、現状では助成ということはまだ考えておりません。 ◆委員(久保田俊) クオリティー・オブ・ライフとよく言いますね。治療をしながら自分の生活の環境といいますか生活を向上させていく。精神的に前向きに生活してもらってがんと闘ってもらうということを考えると、私は積極的に外に出て頑張ってやりたいという人たちを後押しするために、こういった助成があってもいいのかなと。かつらも見てみるとすごく高いのです。ですけれども、そこに少しでも後押しできるような助成があったらいいなと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ◎健康づくり課長(野村克明) 確かに委員のおっしゃるとおり、私もドラマとか雑誌とかいろいろなところで、闘病中のかつらの記事とか画像も見ております。そういう中で、県内でそういうかつらに助成するという事業は私どもは聞いておりませんでした。そこら辺は県内、また近郊の先進地の事例を研究させていただいて、取り入れられるものは今後展開してまいりたいと思います。研究させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆委員(久保田俊) ぜひよろしくお願いします。  次に行きます。また同じページです。予防接種の事業で、先ほどインフルエンザの議論がありましたけれども、今ちょうど受験シーズンだということもありました。きのう、まさに公立高校の受験でしたけれども、市内の受験生でインフルエンザに罹患して受けられなかったとか別室で受けたとかいう事例は今回ありましたか。済みません、過去も含めてお願いします。 ◎教育部副部長(恩田由之) 受けられなかった、あるいは受験できなかったケースは聞いておりません。ただ、例えば直近では太田中学校で入試がありました。別室で二、三名が待機して受験して、無事に終わったと聞いています。 ◆委員(久保田俊) 太田中学校だと小学校6年生にということになってしまうので、ここは中学3年生、高校3年生、受験を控えた、人生の中ではすごく大事な一番最初の試練というタイミングになってきますので、中学3年生、高校3年生も含めて、こういった事業がやれるといいと思っていますので、ぜひよろしくお願いしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎健康づくり課長(野村克明) 今、高齢者ですとかハイリスクの方のインフルエンザの接種は、自己負担部分も含めて実施させていただいております。委員のおっしゃるとおり、初めての受験で、今まで1年間頑張ってきたのに直前でインフルエンザにかかってしまって受験がままならなかったという事例が、恐らくないはずはないかと思っています。また、大学では、インフルエンザの申請をした場合には日にちをずらして受験ができる制度もマスコミによりますと始まったらしいです。そういうことを考えますと、インフルエンザの予防接種をした場合に、風邪にかかるのは約60%ぐらい防げるということがあります。接種したことによって全てはクリアできないのですけれども、そこのところの危険度は減るということで、私も医師会と相談させていただいて、医師会も興味がある先生も随分いらっしゃいます。そこの点でまた医師会と相談しながら、実施できるものかどうか研究を進めてまいりたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(久保田俊) 次に行きます。176ページをお願いします。太田市外三町広域清掃組合の関係です。新しい炉の関係でありますけれども、これは地域で説明会などもやったりして、いろいろな課題といいますか、地域の要望も出ていると思うのですけれども、その辺はどのようなものが出ているのでしょうか。 ◎清掃事業課長(高野敏) ご存じのとおり、組合の事業ということで、自分も太田市の関係で出席している状況です。地区住民説明会等の中で一番多いのは、搬入車両がふえることによって道路が危険になるということで、現在も稼働している焼却炉はありますので、そういう意味の環境面では若干はあれなのですけれども、やはり一番出てくるのは道路面等だと思います。 ◆委員(久保田俊) 私も道路のことはよく聞いているのですけれども、では、道路の整備の費用負担というのは組合で負担するのですか。 ◎清掃事業課長(高野敏) 申しわけありません。まだ具体的にどこが、太田市の道路ですので、実際に交通量調査をやった中で、一般に言うパッカー車が多いかというと、多くないのですね。ほかの流通関係のトラック等の交通量も非常に多いと環境調査の中で出ていますので、そこら辺を含めた場合にどこがやるかということは今後の課題かと思っております。 ◆委員(久保田俊) わかりました。それはよく議論していただいて、太田市ばかりが負担するというのもいかがかなと思ったりしますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。これは要望だけしておいて終わります。 ◆委員(岩崎喜久雄) 174ページ、4款2項1目清掃総務費のことであります。リサイクル推進事業のことについてお伺いいたします。まず、報償費の中の報償金について説明をお願いいたします。 ◎清掃事業課長(高野敏) 報償費につきましては交付要綱等がございまして、営利を目的としない市内の団体で、市の認定を受けた団体が対象となります。交付金につきましては売り上げた重量に対し1キロ8円ということで交付しております。 ◆委員(岩崎喜久雄) ただいま登録団体と申されましたが、登録団体は何団体ぐらいあるでしょうか。 ◎清掃事業課長(高野敏) 団体数につきましては、平成28年12月現在で言いますと、平成28年度が362団体、平成27年度が366団体ということで、団体数については極端な増減はしておりません。 ◆委員(岩崎喜久雄) 今、登録団体と聞いたのですけれども、具体的な話が出ないのですが、各行政センターもその中に入っておりますでしょうか。 ◎清掃事業課長(高野敏) 行政センターということではなくて、先ほど申しました団体の申請をしていただきまして、それを市が認定した団体ということになっております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 資源ごみ回収の業者から、そういった団体のごみのステーション、搬出される資源ごみのステーションに、悪意でもって回収されている方が非常に多いという話を昨今聞くのですけれども、その実態についての話は聞きますでしょうか。 ◎清掃事業課長(高野敏) 集団回収と一般のステーションとは別なもので、基本的にはステーションは使わないという形になっております。各団体が決められた場所で収集をして、そこで業者等へ売り払いをしてということになっておりますので、今、委員がおっしゃる、例えば一般のステーションに出したものを持ち去る、以前はそういう話もありましたが、最近はそういうことは聞いておりません。 ◆委員(岩崎喜久雄) いろいろ話を聞きますので、実はそういった業者の方から、そういう悪意で収集されている方がいるというので、できれば防犯カメラ等を設置していただきたいという話も伺っております。現実にあると思うのです。それはぜひ精査してもらって、研究していただければと思っています。  174ページの手数料に関しましてはいいのですが、下の各種業務委託料の1億数千万円のことでお聞きいたします。これは指定ごみ袋作製・保管・配送業務委託料という形になっています。この指定ごみの委託料は袋のことで、契約そのものは毎年ですか。入札とか随意契約とかいろいろあると思うのですけれども、それに関してはいかがでしょうか。 ◎清掃事業課長(高野敏) まず、契約につきましては随意契約となっております。入札は3年に1度行います。ただ、袋を毎年、継続的に供給していかなければならないという観点から、3年間を1つの期間として同じ業者と随意契約し、入札は3年に1回ということで、平成29年度はその入札する年度となっております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 随意契約ということでございますので、そういった指定業者自体はないということでいいですか。1業者ということでいいですか。 ◎清掃事業課長(高野敏) 先ほど言いました入札は、決定をした業者と3年間ということでご理解いただければと思います。 ◆委員(岩崎喜久雄) 指定・決定した業者ということですね。その清掃業者は、群馬県内、それとも関東地域とか。 ◎清掃事業課長(高野敏) 作製しているのは県内の業者でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) これは1回の発注量はどのような形でされているのか、そしてまた物流の中で倉庫というのは、保管配送、保管というのが入っているのですけれども、保管に対しての費用はどのくらいかかっていますか。 ◎清掃事業課長(高野敏) 保管に対しましては、ごみ袋1枚について0.4円の保管料があります。つくるタイミングは四半期ごとに契約して作製しているという状況です。1年分をつくるのではなくて、在庫もありますので、状況を見ながら必要な数を四半期ごとに契約して作製するという形になっております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 今の答弁ですと、保管するための倉庫とか、そういった保管業務に関しての委託料というものに関してはわかりませんか。 ◎清掃事業課長(高野敏) この各種業務委託料の中のごみ袋にかかわる経費としましては、1億1,663万2,980円でございます。その中の作製という経費としまして1億1,116万7,100円となっております。それから、管理といいまして、委員がおっしゃる保管、あと配送がございますので、その経費として546万5,880円となっております。 ◆委員(岩崎喜久雄) この各種業務委託料の形でありますけれども、大事な仕事の一環だと私は思っています。3年に1回という先ほどの話でございますが、できればいろいろな形で、競争入札みたいな形もまた取り入れていただければ幸いかと思いますが、その点に対してはいかがでしょうか。 ◎清掃事業課長(高野敏) 現在、太田市では、中国と国内生産、50%でやっております。以前は100%中国ということだったのですが、チャイナリスクというか、そういう問題が起きたときに袋の供給が滞るということから、今は国内も50%という形でやっております。 ◆委員(岩崎喜久雄) では、そのような形でよろしくお願いいたします。 ◆委員(八木田恭之) 450ページ、太陽光発電事業特別会計についてお聞きしたいと思います。現在、この発電事業はエネルギーの地産地消という面では非常に先進的に取り組まれていると思うのですけれども、今の発電所が学校以外に3つあります。それぞれの施設の完成した時期、イニシャルコストについて、わかればお尋ねしたいのです。 ◎産業環境部参事(久保田勝) メガソーラー発電はご存じのとおりですが、3基あります。まず、おおた太陽光発電所ですが、竣工が平成24年7月1日です。イニシャルコストといいますか、年間のリース料が5,366万3,400円となっております。  続きまして、緑町の太陽光発電所ですが、平成25年7月1日に稼働しているのですが、平成27年7月1日に増設いたしまして、現在1,941キロワットとなっております。緑町の太陽光発電所ですが、年間リース料が5,900万9,040円、それから、ここは屋根を借りておりますので、その屋根の使用料が年間1,174万904円となっております。  続きまして、鶴生田町の太陽光発電所ですが、竣工が平成25年10月1日、年間リース料が4,509万5,400円、土地の借地料が1,024万8,688円となっております。 ◆委員(八木田恭之) これは一般会計の歳入にも平成29年度は5,500万円繰り入れを見ているということで非常に有効な事業かと思うのですが、今のお話だと、リース料、それから借地借家料ということで、コスト的には今後も同じような費用がかかっていくということでよろしいですか。 ◎産業環境部参事(久保田勝) はい。これは20年間の契約になっておりまして、その均等割になっておりますので、同様な費用がかかるということでございます。 ◆委員(八木田恭之) 20年間の均等割ということですけれども、そうすると、20年後、この事業そのものをどうするかというのはまた検討される時期になるということでいいですか。 ◎産業環境部参事(久保田勝) 現在のところは20年、つまりFITが終わりましたら解体する方向で考えておりました。その時期になってみるとまたどうなるかわからないのですけれども、現在のところ、そういう考え方でおります。 ◆委員(八木田恭之) できればエネルギーの地産というのは今後も進めてほしいと私は思っているのですけれども、その中で管理経費で1点お尋ねしたいと思います。450ページの鶴生田町発電所経費の中で工事請負費1,000万円の予算が今回入っていますけれども、この内容についてお聞きします。 ◎産業環境部参事(久保田勝) 鶴生田の太陽光発電所につきましては、平地といいますか、耕作放棄地のところに設置した経緯がございまして、それから3年が経過したわけですけれども、近年のゲリラ豪雨的なものになりますと水が大変出てきまして、のみ切れなくなってしまったということがございます。そのような関係で、水が一気に出ないような対策をとりたいと思いまして、ここに計上しております。 ◆委員(八木田恭之) つくったばかりでまだ時間がたっていないのに工事というのが疑問だったのでお聞きしたのですが、水の対策ということであると、中の水の対策はできても、周辺の排水路は大丈夫ですか。 ◎産業環境部参事(久保田勝) この委員会の中で8款にその辺のところは計上しております。 ◆委員(八木田恭之) 若干項が違うかもしれないのですけれども、8款でどのくらい、どのような内容を計上してあるかだけお聞きして終わりにしたいと思います。 ◎産業環境部参事(久保田勝) 8款の中で、測量と用地購入費とあります。順番に行きますと、工事の請負費を2,300万円計上しております。排水路対策ということでございます。それから、それにかかわる用地購入費が1,500万円、それにかかわる補償費を1,000万円計上しております。 ○委員長(大川陽一) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(大川陽一) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                      午前11時45分休憩 ○委員長(大川陽一) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                          午後1時再開 ○委員長(大川陽一) 休憩前に引き続き会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(大川陽一) 昨日の審査区分3における秋山委員の質問について石坂参事から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎総務部参事(石坂之敏) 昨日の秋山委員の市長車3台の取得年月日、取得価格、維持経費についてのご質問にお答えさせていただきます。まず、フォレスターにつきましては平成25年8月6日の取得でございます。取得価格が324万円でございます。こちらは台帳に載せた金額ということですので、寄附をいただいたのですけれども、金額は明示をさせていただきました。カタログ等で確認させていただいて、同等の車については324万円ということで記載させていただいております。維持管理経費ですけれども、平成27年度でお答えさせていただきます。フォレスターにつきましては23万8,964円でございます。そのうちガソリン代につきましては11万2,064円でございます。  続きまして、ヴェルファイアですけれども、取得年月日が平成26年12月10日、取得価格が459万6,000円でございます。平成27年度の経費につきましては22万1,103円、うちガソリン代につきましては13万8,375円でございます。  最後にレガシィでございます。取得年月日が平成22年2月26日、取得価格につきましては298万7,810円です。経費につきましては11万622円、そのうちガソリン代につきましては3万6,750円でございます。
    ○委員長(大川陽一) 秋山委員、よろしいですか。 ◆委員(秋山健太郎) はい。      ◎ 5款労働費〜7款商工費に対する質疑 ○委員長(大川陽一) 次に、5款労働費から7款商工費までについて審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(高橋えみ) 186ページ、6款1項農業費、4目園芸振興費、農産物ブランド化事業費補助金についてお伺いをいたします。この内容ですけれども、補助金ということは、ブランド化したところに補助を出すのか、内容を教えていただきたいのです。 ◎農政部副部長(飯島和則) 農産物ブランド化事業につきましては、農産物のブランド商品の開発に対する補助でございまして、太田市の農業の競争力を高めるためにブランド商品を確立するため、栽培あるいは商品加工といったものの経費に対して、予算の範囲内で2分の1を補助するというものでございます。 ◆委員(高橋えみ) 2分の1でよろしいでしょうか。 ◎農政部副部長(飯島和則) 済みません。2分の1以内です。 ◆委員(高橋えみ) わかりました。  市長の施政方針の中に、太田市野菜のブランド化により産地としての知名度の向上を図っていきたいということをおっしゃっていたのですけれども、けさの新聞に小玉スイカが大変高値で売れたということで載っておりました。今回、今月1日に大田市場でつけた初値は4個入り、5個入りのもので1箱、最高3万円だったと載っていました。昨年初荷の最高値は2万円。同市場の初出荷に合わせ、試食宣伝会に出荷していたJA職員が弾む声で「大成功」と大きく値を上げたことを教えてくれたということで、5年ほど前から仕掛けて、藪塚の地域名を前面に打ち出すブランド戦略が奏功した形だと載っておりました。藪塚のスイカが食べたいということで購入するリピーターもふやしてきたと載っているのですけれども、こういったブランド化というのは、今、スイカのほかに何かあるのでしょうか。 ◎農政部副部長(飯島和則) スイカについては委員のおっしゃるとおりでございまして、今後、市としてやろうとしているのは、主力をスイート、サツマイモですけれども、そういったものを使った商品化、あるいは精米センターができましたので、米や米ぬかを使った商品の開発、あるいは梅林でとれた梅を使った商品の開発、そういった研究、商品化をしてまいりたい。今おっしゃっているブランド化事業費補助金は、やる気のある農家の皆さんの手伝いをしたいということでございます。それについては、オリーブであったり、いろいろなものがあろうかと思いますので、そちらの開発を助成していくということです。 ◆委員(高橋えみ) わかりました。  では、着実にこのブランド化というのは進んでいるということでよろしいのでしょうか。 ◎農政部副部長(飯島和則) あとは、農家の皆さんがどのくらい意欲を持って取り組もうとしているかということもあろうかと思います。もちろん私どもも協力していきたいと思っていますし、農家の皆様にもブランド化あるいは6次化、ブランド化とはまた別の関連になりますけれども、6次化についても積極的に取り組んでいっていただければ、市としてはバックアップしていきたいと考えております。 ◆委員(高橋えみ) わかりました。今後も楽しみにしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  続きまして、198ページ、7款1項商工費、3目工業振興費、創業支援事業委託料ということで300万円の内容を教えてください。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 創業支援事業といたしまして、女性に特化した起業塾、中学生、高校生の学校を対象にした起業家の講演会、子ども、親子を対象にしたプログラミング教室を予定しております。 ◆委員(高橋えみ) なでしこ塾ということでいいわけですね。なでしこ塾の具体的な内容を聞きたいのですが、その前に、市長が起業家の教育を積極的にやっていきますと施政方針の中でおっしゃっていたのですけれども、積極的に推進というのは具体的にどういったことでしょうか。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 太田市というのは産業集積という部分もありまして、非常にビジネスチャンスの多い都市であります。その中で特に女性起業家に対してもビジネスチャンスの多い都市ということをアピールする上でも、女性がみずから自分が描いている夢をビジネスに結びつけられるようなお手伝いができないかということで始めたのが、委員がおっしゃっていただいたなでしこ未来塾の講座でございます。こちらは年4回の講座で、平成29年度が3回目となります。 ◆委員(高橋えみ) 積極的にと市長はおっしゃっていたのですけれども、昨年度と変わらず粛々と進めていくという印象を受けたのですが、そういうことでよろしいのでしょうか。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 女性に特化したもので、まだややモデル事業的な部分は否めないのですが、平成27年度の1回目、平成28年度に開催した2回目を踏まえまして、来年度はまず、塾生になっていただける人を多く集めてPRするためのプレ講演会みたいなものを開催いたしまして、その中から、夢の実現に向かって全部の講座に出ていただけるという形の中での募集を図りたいと考えております。 ◆委員(高橋えみ) わかりました。  すごく希望が持てるすばらしい事業だと昨年度から思っておりましたが、昨年度と今年度の在籍者数と、具体的にどのようななでしこ塾の講座を設けていらっしゃるのか、あと創業支援ということですけれども、具体的にどのような支援をしていただけるのか教えてください。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 平成27年度が20名の応募をいただきました。平成28年度が8名の応募をいただきました。平成27年度につきましては、NPO、また起業を合わせまして3名の方が何らかの形をなしてきたという報告を受けております。平成28年度につきましては、その後のフォローの情報の中で来年度早々には事を起こしますという情報をいただいております。また、こちらの方たちがその後、自分のビジネスとして夢をかなえていく過程の中で1つお手伝いできるかもしれないということで、スタートアップ準備室というものを平成28年度事業で整備させていただきまして、そちらを利用していただく環境というのを整えました。 ◆委員(高橋えみ) わかりました。  スタートアップ準備室は具体的にどのような内容なのでしょうか。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) リサーチパークの中にあります産業支援センターの中のあいておりました1室を、机1つ、椅子1つが入る程度の小さなスペース6個に区切りまして、そちらを月1万円で事務所として貸し出しますという、起業した場合に事務所が自宅であるというよりも公共施設の中の1室に事務所があるという信頼性のイメージの中でも非常に有効に使える場所かと考えております。 ◆委員(高橋えみ) 具体的にそういった事務所も構えられるということで大変にありがたいです。  なでしこ塾の講演というのか講義というのか、具体的にどういったことを学べるのですか。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 初年度につきましては、各回、フリーランス系で成功なされた方を講師に呼びまして講演をいただく、その後、講師との質疑応答、交流の中で自分の道を探していただくといった講座を行いました。平成28年度、今年度は、それ以外の部分、1回目でも人気のありましたスリールという会社の堀江先生を全ての講座の講師としてお招きしまして、堀江先生の組み立ての中で、この4回の講座の中で、あなたはあなたの夢を実現するためにどれだけ苦労に耐えられますかといった内容の講座、夢をかなえるには世の中はそんなに甘くないですよという部分を、堀江先生の持っているノウハウで上手に受講生たちにぶつけながら、受講生たちがそれを上手に乗り越えられるような導き方の講座が行われておりました。 ◆委員(高橋えみ) かなり現実の社会を見据えた講座になっているのかと思いましたけれども、平成27年度が20名で、平成28年度が8名で、受講生がぐっと減っているのはどうしてでしょうか。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 平成27年度は初年度ということで、こちらとしても、かなり広い中で人を集めるということ、それから、講師を毎回かえましたので、その講師に入っている情報も得ながら受講生を募るという水面下の動きを行いました。今年度は、ごく一般的に広くこちらの講座を集めて、無理に集めるという方法をとりませんでしたので、昨年度の口コミから集まってきたというイメージが強いかと分析しております。 ◆委員(高橋えみ) わかりました。  本当に本人のやる気を尊重したこの8名だったのかと思いますけれども、それでは、なでしこ塾の皆さんがいざ起業したいとなったときに、その支えるスタッフの体制というのはどのようになっているのでしょうか。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 特にこちら側の体制というのはないのですが、講座終了後につきましても、機会を見て皆さんが集まるきっかけづくりは行っております。また、個人起業を目指していますので、横との連携の中でビジネスを発展させるというパターンが多いものですから、お互いが連絡をとってネットワークを広げていく雰囲気をつくりやすい状態を考えながら、こちらも支援できたらと考えております。 ◆委員(高橋えみ) 実際になでしこ塾を卒業して、起業して、今、太田市で頑張っているという方がいらっしゃいましたら教えていただけますか。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 2日前の上毛新聞にも掲載いただいたのですが、新しくできました美術館・図書館でentoという団体、企業を発表させていただきましたが、このentoのメンバーはなでしこ未来塾第1回の卒業生の方、それぞれの道を歩まれた2人が合同で起こしました会社になります。皆様がご存じのものは、もしかするとパンが表紙になっております小さな冊子、太田市にありますパン屋さんを紹介した冊子ですけれども、そちらを見かけた方もいらっしゃるかと思います。 ◆委員(高橋えみ) わかりました。  先日、新聞で拝見させていただいたパンの写真、太田パンめぐりをつくった人たちがこの人たちだったのだと見てとてもうれしくなったのですけれども、この方たちが1期生だったということで大変うれしく思います。こういった方たちが実社会でも活躍して、こういった実社会で活躍している人たちがまたなでしこ塾の講師になって帰ってきてもらって新たな人材育成をしてもらえるといいなと思っておりますけれども、その点についてはいかがでしょうか。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) ありがとうございます。実際にentoの代表者につきましては、本年度の交流会にもご参加いただきました。また、講座の中でもお手伝いという形で参加いただいたり、また、我々が別途行っていたり、県のいろいろな創業塾等に呼ばれたときにもentoを紹介させていただく形をとって、太田市からこういう企業が生まれましたというのをPRしていきたいと考えております。 ◆委員(高橋えみ) わかりました。  entoの活躍は皆さんにとってすごく希望になるのではないかと思いましたけれども、参事、いかがですか。実際になでしこ塾にかかわられて、手応えがあると感じていらっしゃいますか。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) はい。私的にはまだ趣味の段階から出かかっているというイメージは否めないのですが、出る皆さんは非常に真剣で、先生の一言で涙してしまう人が出たり、自分の基本的なスタンスというのをもう1回考え直すところまで掘り下げていく姿勢というのが数回の講座の中で見受けられる、そのような講座がなされているというのを自分も一緒に出たときに感じることができましたので、それは私にとっての大きな喜びにはなりました。 ◆委員(高橋えみ) わかりました。  かかわる側の本気度でまた塾生の気持ちが変わってくるのかとも思いますので、ぜひ力添えをしていただきたいと思いますが、済みません、1つ聞き忘れてしまいまして、創業するに当たってやはりお金が必要になると思うのです。何か銀行の融資みたいな支援というのはないのでしょうか。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 太田市の融資制度には創業支援もございます。当然、この講座の中で資金の話も行われます。残念ながら、この人たちが太田市の融資制度を使った実例はない状態ではありますが、制度としてはございます。 ◆委員(高橋えみ) 具体的に幾らぐらいとかあるのですか。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 融資金額の限度が1,000万円以内、融資期間が6年以内でございます。(後刻発言の訂正あり) ◆委員(高橋えみ) わかりました。  ぜひ、手厚く送り出していただけるとありがたいと思います。家庭の中でも女性が元気だと明るいですし、それは社会も一緒かと思います。女性の活躍が叫ばれて久しいですけれども、ぜひ女性の起業家がどんどん太田の地でふえてくるといいなと思っておりますけれども、部長、いかがでしょうか。 ◎産業環境部長(板橋信一) 今の関係は女性ですけれども、女性、また次世代を支える子どもたちを積極的に産業環境部で、工業のほうでは支援をしていきたいと思います。 ◆委員(高木勝章) それでは、同じ項になってしまうのですけれども、198ページ、7款1項3目、創業支援事業委託料の中の子どもの起業家についてお聞きいたします。平成28年度の開催内容等をお聞かせください。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 親子プログラミング教室というタイトルで、夏休み中に1回、冬休み中に1回、2回開催いたしました。(後刻発言の訂正あり) ◆委員(高木勝章) 参加人数等がわかりましたら教えてください。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 夏は、小中学校の親子16組、高校生7人の参加です。冬は、失礼しました。ちょっと訂正をさせてください。夏は2回行っておりまして、8月20日に行われたときが親子16組で高校生7人、8月21日開催につきましては親子16組で高校生5人の参加です。それから、冬、12月17日開催は親子18組の36人参加です。冬につきましては、高校生を対象から外しまして、小中学生の親子という形で開催いたしました。 ◆委員(高木勝章) 計画を成功させないと次へつながっていかないと思っておりますので、平成29年度、開催を計画されていると思いますが、今回、特別な熱い思い等が何かございましたらお聞かせください。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 本年度、開催させていただきまして、回を追うごとに楽しさというのを開催した私のほうも非常に感じてきて、希望者も多かった状態で年度を終えることができました。来年度につきましては、形としてはほぼ同じような内容で、親子で受けるという部分をもうちょっと重要視して、お父さん、お母さんのより深い理解の中で、子どもたちがプログラミングというものを遊びの中で楽しめるような講座にしていけたらと考えております。 ◆委員(高木勝章) これは創業支援のための事業ということで理解しております。今回は、多分ビジュアル系プログラミングという、ドラッグ・アンド・ドロップという簡単な小学生に対象を向けたと思いますので、創業支援していくには、さらなる高度な取り組みが必要かと思いまして、高校生向けのジャバスクリプトみたいなコード変換等の講座やLINEスタンプ等の作成、できればアプリの作成など、そういうちょっと高等な取り組み等のお考えがございましたらお聞かせください。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 委員がおっしゃるとおり、今行っているのは、本当に初期の初期、なでてくださいというレベルでしかありません。それを小学校で終わらせてしまいますと、就職支援、社会に出たときに違和感なくプログラミングができる状態まで持っていきたいものですから、今後の展開として、平成27年度にもスタンプ等は検討しまして、高校生だけはスタンプからスタートしようというのが当初の計画だったのですが、なかなかスタッフの集め方等が難しくて、とりあえず親子プログラミングに高校生も出ていただいて、そのレベルの差というのを見させていただいたのが今年度の夏でした。やはりレベル的に全然違う状態であったことがわかったので、冬は高校生を抜かしました。来年度は、まだスタッフ的な準備ができていませんで、新しい取り組みであるために、まだ手探りで探している状態なので、市内のNPO団体等と相談しながら、この先の展開、スタンプですとか本格的なプログラミング言語に移行していく過程の中のものも展開できたらと考えております。ありがとうございます。 ◆委員(高木勝章) ぜひ取り組んでいただきたいと熱く思いますので、よろしくお願いします。  あと、文部科学省で2020年度から実施される見込みである新しい教育課程制度の中にも、プログラミング教育等を検討されているということでございます。このような観点からも、先ほど言ったプログラミング言語のビジュアル系の中のスクラッチ等を使って今回開催されたと思いますが、文部科学省が開発しているプログラミンというビジュアル系プログラムがありますし、低学年向け、中学年向けと細かい小学生向けの講座の拡充等も考えておりましたらば、よろしくお願いいたします。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) おっしゃいますとおり、今、ビジュアル系のプログラミングは、スタンダードというか、人気のあるもので五、六種類、ネット上の無料配信で使えるようになっております。工業振興課で行います親子プログラミング教室は、スクラッチというアメリカのマサチューセッツ工科大学の学生が開発してくれた、積み木を並べるようにプログラミングができますよという日本語でできたものです。これが高いレベルになっていきますと、一体どうすればそうなるのかというところに入っていかないと、実はビジネスにはつながっていきませんので、今後の展開というのは、そこに上手に移行できる段階の講座というのを考えていくことであると考えております。一過性のものに終わらせないためにも、せっかくなれた子どもたち、義務教育にも入ってくるものですので、そこから仕事につながる間の過程というものを何とかこの起業家支援のプログラムの中でつないでいけたらと考えております。 ◆委員(高木勝章) 高度なプログラミングも検討していただけるということですので、太田から優秀なプログラマーを誕生させていただき、LINEスタンプの開発者が太田にいるとか、アプリの開発もするような子どもたちが出てきて、太田からビルゲイツの発掘等を期待しておりますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、184ページ、6款1項2目、道の駅管理経費についてお聞きします。  開設されてから5年がたちました。新たに平成33年度までの指定管理者が決定したと思われます。設備の改善等の計画がございましたらお聞かせください。 ◎農政部副部長(飯島和則) 平成29年度につきましては、設備等の改善の計画等はございません。 ◆委員(高木勝章) わかりました。  それでは、レジ等の機器等の保守点検などの状態はどうなっておりますか、お聞かせください。 ◎農政部副部長(飯島和則) レジにつきましては、オープン時に市が購入したものでございまして、保守管理につきましては指定管理者が行っております。 ◆委員(高木勝章) それでは、指定管理者からの要望等は上がっておりますでしょうか、お聞かせください。 ◎農政部副部長(飯島和則) 今現行のレジシステムについては、もう容量がいっぱいいっぱいで、大変厳しい状況であるというお話は聞いております。 ◆委員(高木勝章) まず、平成29年度はとりあえず予定がないということで、直売所などは断熱材がなく、夏場のエアコンのききがちょっと悪いと聞いております。私も1回行きましたけれども、すぐ上が鉄板ですので、夏場はちょっと暑かったというのを記憶しております。とりたての野菜などが傷まないか、ちょっと心配な点もありますし、あと、年間30万人が訪れる施設でもありますので、レジ等の機器のシステム更新が必要だと考えます。できるだけ早く改善をお願いしたいと思っておりますが、その点のお考えはいかがでしょうか、お聞かせください。 ◎農政部副部長(飯島和則) 委員がおっしゃいますとおり、5年を経過して、あちこちふぐあいも出てくるのかなというところでございますので、指定管理者とも協議しながら、優先順応をつけて、改修なりレジの更新なりと対応を検討してまいりたいと考えております。 ◆委員(高木勝章) 年間30万人も訪れる太田の西の玄関口、そして、観光スポットでもございますので、財政課長、もし要望がありましたらば対応をしていただけますでしょうか、お聞かせください。 ◎財政課長(栗原直樹) 要求等の内容をよく精査させていただきまして、その必要性等を鑑みまして、検討させていただきたいと思います。 ◆委員(高木勝章) よろしくお願い申し上げます。  続きまして、先ほどの同僚委員と質問がかぶりますけれども、186ページ、6款1項4目、農産物ブランド化事業費補助金について、先ほど内容はお聞きしましたので、新規事業ですので、目的を教えてください。 ◎農政部副部長(飯島和則) 太田市の農業の競争力を高めるために、太田市産の農産物を使ったブランド商品の開発や加工品、そういったものを開発しようとする農家の方に対して、その経費を補助しようというものでございます。 ◆委員(高木勝章) 農業生産の競争力を高めて、加工品の開発等も今お聞きしましたので、農業生産者の6次化を考えますけれども、もし6次化を考えているようでしたら、どのようなものを開発されているかお聞かせください。 ◎農政部副部長(飯島和則) 今現在、6次化で県に登録されている方が2団体ありまして、アグリみらい21と松井牧場が県の6次化の団体として登録されています。(後刻発言の訂正あり)アグリみらい21は、例えばオリーブを使ってオリーブオイルをつくったりとか、そういった商品開発、あるいは松井牧場では、牧場の製品を使ってヨーグルトであるとかチーズであるといったものを開発しているというところでございます。そのほか、市のほうでも、この事業とは別になりますけれども、先ほど申しましたように、梅を使ったり、精米センターの米を使ったり、あるいはシルクスイートを使ったりして、それは市が行政管理公社と協議しながら、どういったものがあるか、実際、精米所は行政管理公社の運営になっていますから、検討してまいりたいと思います。梅についても同じです。 ◆委員(高木勝章) 2団体登録されているということで、太田の名物、名産をつくっていただきたいと考えておりまして、大和芋があります。たしか大和芋は物産展とかでも売られていたと思いますけれども、大和芋のスライスチップスなどは加工するのに開発が必要なほどではないです。生産者の6次化ですから、生産者が行うわけですから、他事業の方がそういう商品開発をする補助金ではないと理解はしております。そういう簡単な、すぐ自分たちでも思いつくようなポテトチップスとか、あと太田市は精米所がありますので、太田市の米を使った米粉などのお考えはございますか、お聞かせください。 ◎農政部副部長(飯島和則) 米粉を使って、あるいは米ぬかを使って、商品開発というのも今考えておるところですけれども、それについても行政管理公社と協議しながら進めてまいりたいと思います。アイデアや試作については、うちでも担当しておるのですけれども、一緒になって考えていきたいと思っています。 ◆委員(高木勝章) 新規事業ということですので、農業生産者とともに開発するのは大変だと思いますので、加工品をやっている会社などとよく話をしていただいて、太田に名物ができるように期待をいたしますので、よろしくお願いします。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(大川陽一) 先ほどの高橋委員の質問について、鈴木参事から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 大変失礼いたしました。おおたなでしこ未来塾の卒業生たちへの支援の資金的な部分のご質問に対しまして、1,000万円の用意があるという回答をしてしまいました。創業経営安定資金融資制度の中の1つですが、500万円が上限です。訂正させてください。 ○委員長(大川陽一) 高橋委員、よろしいですか。 ◆委員(高橋えみ) はい。 ○委員長(大川陽一) 他にご質疑ありませんか。 ◆委員(渡辺謙一郎) 180ページの勤労青少年ホーム管理運営費なのですけれども、まず、勤労青少年ホームの目的を教えてください。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 勤労青少年ホームの設立は、勤労青少年福祉法に基づいた設置のために建てられた建物ということになっております。 ◆委員(渡辺謙一郎) それは具体的にどういうことでしょうか、わからないのですけれども。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 社会教育から生涯学習などという言葉が非常に世に流行したとき、勤労者の余暇利用の中で、団体活動、みんなで何かを学ぼうという姿勢、そのような部分を行政的に応援できないかという部分、それから、今現在、行政センターで行われておりますさまざまな講座について、勤労者に対して魅力的な講座を開催するような場所の提供、このような具体的な内容で建てられました。 ◆委員(渡辺謙一郎) 現在行われている余暇活動と講座内容をお聞かせください。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 手元にある資料なのですが、平成27年度はスポーツとして、テニス、ゴルフ、それから文化として、英会話、料理として、フランス料理、イタリア料理、その他としまして、ヨガ、ピラティス等の講座が開講されました。
    ◆委員(渡辺謙一郎) 大変すばらしい事業をやっていると思いますが、テニスというのは、隣にあるグラウンドということですか。それと、英語、料理、ヨガとかというのは、月にどのぐらいやっていて、参加者はどのぐらいいるのかを教えてください。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 今、手元に細かい資料はないのですが、こちらの2つが特別講座のような形で行われた場合には1回または2回、それから、長期講座で行われた場合には、それでも3回か4回ぐらい、勤労者青少年ホームの料理実習室を使って行われております。テニスにつきましては、委員がおっしゃるとおり、建物の南にございますテニスコートで行われました。 ◆委員(渡辺謙一郎) その前に質問した参加者はどのぐらいいるかということは。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 正確な数字でなくて申しわけありませんが、今年度、料理関係の参加者は三、四名であったと記憶しております。手元にある資料で申しわけございませんが、延べ参加者数としましては、平成28年度が788人です。 ◆委員(渡辺謙一郎) 延べというと、英語、料理、ヨガ、テニスとか、全部ということですね。ではなくて、もうちょっと細かく知りたいのですけれども、要は、費用に対しての効果がどのぐらい出ているのかというところでちょっと疑問に思うところがありまして、述べですと788人、それをテニスや全部で割って、また年間で割ると、何につき何人ぐらいが使っているのかというのはわかりますか。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 申しわけありません、今手元に用意してございませんので、後で回答させていただきたいと思います。 ◆委員(渡辺謙一郎) 続きまして、192ページをお願いいたします。渡良瀬川中央地区水管理施設管理協議会負担金1,700万円とあるのですけれども、こちらはどのようなことをやっているのか教えてください。 ◎農村整備課長(田部井稔) 渡良瀬川中央地区水管理施設管理協議会については、9つの市町で協議会をつくっており、台風だとか水害が想定されるときに、国営農地防災事業で約250億円をかけて造成した水路と、数字はアバウトなのですが、100基程度ある水門の遠隔操作、運転を行う団体で、待矢場両堰土地改良区の事務所内に操作卓がありますので、その9市町の協議会が待矢場両堰土地改良区にこの金額のほとんどを委託金として、1年間の委託料になります。 ◆委員(渡辺謙一郎) 最近では、増水だとか豪雨の関係で大変気になることですので、大変すばらしいことだと思うのですけれども、その情報に関して、農村整備課には来ているのか、そして、ホームページなりなんなりでリアルタイムに確認できるのかということを教えてください。 ◎農村整備課長(田部井稔) 情報については、今の段階だと不備があると思うのですが、国営でつくったシステムの中に、ウエブ上で見られる画面で、待矢場の土地、頭首工だとか、先ほど言った堰の開閉の関係とか水位の関係が全部わかる画面があるのです。基本的には公開をしているのですが、本当に公に公開してしまうとサーバーがダウンしてしまうという心配があるので、多分市のホームページにもリンクは張っていないのですが、今度、5年以上経過したものですから、サーバーの更新とかがありますので、その辺を拡充できるのであれば、公にリンクを、市民の皆様がすぐにウエブ上で確認できるような形をとりたい、待矢場両堰土地改良区とこれから協議していきたいと思っております。 ◆委員(渡辺謙一郎) ぜひよろしくお願いいたします。  続きまして、196ページをお願いいたします。商店リフォーム支援事業補助金と空き店舗対策事業補助金ですけれども、これはどこが限定みたいなことはあるのですか。例えば地域限定、商業地域というのは商業地域なのかと思うのですけれども、太田のまちなかだけだとか、もっと離れていても、商店が五、六軒あれば商店というのか、どういう範囲で決めているのかを教えてください。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) まず初めに、商店リフォーム支援事業補助金でございますけれども、この範囲につきましては太田市内全域を対象とさせていただいております。続きまして、空き店舗対策事業補助金につきましては、商業地域並びに近隣商業地域等を対象に制度をつくっております。 ◆委員(渡辺謙一郎) そうすると、商業地域、近隣商業地域というのはどの辺の地域を指すのか、教えてもらえますか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) まず、都市計画法で指定されている地域ということでご理解いただきたい。そういった中で、おおむねですけれども、太田市内に全部で8カ所となります。太田市内の本町と南口、高林、強戸地区、宝泉の宝町内、新田木崎、新田早川の団地の中と尾島の商店街大通りでございます。 ◆委員(渡辺謙一郎) ほかにも商店街と言われているところはあるような気がしてしまって、すごく限定が、今の8カ所以外のほかのところはかわいそうかなと、ここだって商店街だよというのはあると思うのです。リフォームのほうが全域であれば、空き店舗のほうもどうなのかと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 私どもの商業地域ですから、当然太田市内ではあるのですけれども、中心商店街の空き店舗対策という部分を一番重要視しながらの計画だということでございます。 ◆委員(渡辺謙一郎) 各地区で商店というものは分けてあると思うので、これからの時代、太田市中心だけではなくて、各地区の商店街というのもやはりあると思うのです。その辺も考えたほうがいいのではないのかと思うのですけれども、部長、一言お願いします。 ◎産業環境部長(板橋信一) まず初めに、目視で調査した限りでは、本町とか南一番街は、空き店舗自体も件数はそれほど多くないわけです。平成29年度の新たな事業ということですので、その様子を見ながら、おいおい検討して前向きには考えたいと思います。 ◆委員(渡辺謙一郎) ぜひお願いいたします。うちはどうなのだという問い合わせが多分来ると思いますので、件数的なものもチェックしておいていただいて、参考にしていただければと思うのですけれども、よろしくお願いします。  続きまして、198ページをお願いします。ぐんま新技術・新製品開発推進補助金というのがあるのですけれども、こちらは工業に特化したものなのかというのを教えてください。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) メーンのイメージは、中小企業の製造にかかわる新技術、新製品というイメージになります。工業という言葉も曖昧で、製造という言葉も曖昧で、大変申しわけありません。どちらかというと、新製品、新技術というところから補助金の対象を絞らせていただいております。 ◆委員(渡辺謙一郎) これは新規事業ですか。勉強不足で申しわけないですけれども、過去にもしあれば、あった中で製造業以外の方が来て採用されているのか、あるいは今の段階で商業関係とかの問い合わせ等はどのぐらい来ているのかを教えてください。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 大変申しわけありません、私は4月から来ておりまして、過去2年までのものは目を通しているのですが、その中に食品関係はございませんでした。今現在、私どもで補助金を出している対象が2件あるのですけれども、どちらも食品とは関係ないものです。それ以前のものは存じ上げておりません。 ◆委員(渡辺謙一郎) 先ほどから議論の中でも出てきている、きのうも出てきましたけれども、ふるさと納税の返礼品に関してもそうなのですけれども、太田市としての物産を考えるについて、農業の新ブランドというのもありますし、工業では新製品というのがあります。商業振興として、新商品というのですか、お土産物にしても何にしても、ふるさと納税の返礼で出せるにしても、太田としての何かを考えるにしても、商業としてのものというのも必要なのではないかと考えるのですけれども、この辺の見解について、副市長、よろしいでしょうか。 ◎副市長(清水計男) よく議論はされていました。商業関係で、例えば太田にはお土産品がないよというような話であったと思います。市内の和菓子屋などがトライしたケースというのは多々あります。ただ、今、現実的にある太田の大企業の製造品を模したもなかだとかが本当にブランドと言えるのかどうかというのは消費者が決める話であります。今、渡辺委員が申したとおりでありまして、太田市にもそういったものが欲しいというのはあると思います。仕掛け方はいろいろあろうと思いますけれども、市内の洋菓子店においても、そういったトライはしているようなので、温かく見詰めて、何かの折には我々もそれを持ってどこかへ行くという方向性をやりたいと思っています。ただ、相手方がどういう認知の仕方をしてくれるか、これは我々素人としては非常に難しい問題であります。ぜひいろいろな方のご意見をいただきながら、新ブランドが開発できるように何かサポートしていければいいかと思います。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(大川陽一) 先ほどの渡辺委員の質問について、鈴木参事から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 勤労青少年ホームの講座の利用人数について、平成27年度実績でお答えいたします。ヨガが4回講座で98人、骨盤ダイエットヨガが6回講座で104人、テニスが10回講座で103人、家庭でできる洋食づくりが2回講座で19人、ゴルフが10回で142人、英会話が8回で88人、洋菓子と和菓子づくりが2回で26人、ピラティスが6回で128人、家庭料理が3回で29人、パンづくりが2回で36人、家庭でできるイタリア料理づくりが2回で45人、パワーヨガが6回で111人、これが前期講座です。後期講座は、ゴルフが9回で157人、英会話が8回で94人、ケーキづくりが2回で35人、ウエンズデーテニスが8回で39人、ピラティスが6回で76人、イタリア料理が2回で26人、パワーヨガが6回で103人。季節限定の1回講座としまして、クリスマスケーキづくりが19人、手打ちそばづくりが8人。それから、クリスマスディナーづくりが2回講座で33人でございます。 ○委員長(大川陽一) 渡辺委員、よろしいですか。 ◆委員(渡辺謙一郎) 大変使われているのだなと思ったのですけれども、運動系も多かったですし、英語、料理系も多いのですね。その辺は、今後、宣伝ではないですけれども、もうちょっと知らしめていったほうがいいのかなと。建物にしても、もっと補強などもしていったほうがいいのかなと思って。耐震補強に関しては、建物は大丈夫なのですか。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 勤労青少年ホームの建物自体は耐震補強が終わっておりますので、法律上は安心できるということになっております。 ○委員長(大川陽一) 先ほどの高木委員の質問について、飯島副部長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎農政部副部長(飯島和則) 先ほど高木委員の質問の答弁で、6次産業化の関係で県に登録されている団体として、アグリみらい21と松井牧場という答弁を申し上げました。大変申しわけございません、訂正で、アグリみらい21と、もう一方は株式会社T・Fムラオカで、鶏の卵を使ったスイーツ、シフォンケーキ等です。松井牧場も6次化はやっていますけれども、県のほうの登録はないということでございます。失礼しました。 ○委員長(大川陽一) 高木委員、よろしいですか。 ◆委員(高木勝章) はい。 ○委員長(大川陽一) 他にご質疑ありませんか。 ◆委員(秋山健太郎) 先ほどとちょっと重複しますけれども、196ページの商店リフォーム支援事業補助金、空き店舗対策事業補助金についてお聞きしていきたいと思っています。  まず、空き店舗対策事業補助金なのですけれども、旧制度での実績について教えてください。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 旧のときの利用につきましては、平成26年度は1店、平成27年度はゼロ、平成28年度は2店でございます。 ◆委員(秋山健太郎) 非常に少ない中で、今回、近隣商業地域まで範囲を広げて、先ほどその地域についてはご説明があったのですけれども、件数はどの程度を見込んでいるのですか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 件数でございますけれども、現状の中で確認等をしておりまして、北口本町通りで11店舗、南口で6店舗、尾島で2店舗、木崎で1店舗というイメージでございます。 ◆委員(秋山健太郎) それで、金額的には幾らを見込んでいるのでしたか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 大変失礼しました。幾らを見込んでいるかという前の話につきましては、算出の基礎としまして200万円を限度としておりますので、4店舗を見込んでおります。また、家賃につきましては、残りの部分という形で見込んでおります。 ◆委員(秋山健太郎) 空き店舗対策事業補助金というのは家賃補助ですね。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 旧のものが家賃補助で、それを平成29年度は拡充していきたいということと、現在あいている店舗に入りたい方がいれば、最高限度額200万円まで出して入っていただくという補助制度でございます。 ◆委員(秋山健太郎) この補助を受けるに当たっての主な条件というのは何でしょうか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 主な条件等といたしましては、市内に住民票等があること、また、リフォーム工事が入る場合、20万円以上の工事であること、備品も対象となりますので、1品3万円で備品の総額が10万円以上の購入物があること、申請前に工事が未着工であること、当該年度2月までに工事が完了すること、あと、施工業者の場合は、太田市内に本社、本店または営業の拠点となる事業所を有して工事をしていただくということでございます。 ◆委員(秋山健太郎) 対象となる産業には何か縛りはあるのですか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 縛りにつきましては、空き店舗対策事業補助金につきましては、大きく分けますと、業種名で言いますと、情報サービス業、インターネット附随サービス業、専門サービス業、各種商品小売業、機械器具小売業、飲食店、持ち帰り・配達飲食サービス業、洗濯・理容・美容・浴場業、その他の生活関連サービス業でございます。 ◆委員(秋山健太郎) 除外されているものは。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 当然、だめなものも出てきておりますので、そちらを説明すればよかったのですけれども、だめなものにつきましては風営法等の適用を受ける場合等であり、また、市税を滞納していないこと、暴力団と関係を有していないこと、食品衛生法、建築基準法等に違反していないこと等が条件になります。失礼しました。対象外につきましては、夜間営業として午後5時以降のみの営業、風俗業、市外に本店があるチェーン店及びフランチャイズ店となっております。 ◆委員(秋山健太郎) 飲食店関係で、いわゆる酒場とかバー関係もだめということなのですか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 風俗業の中にも入ってくるのですけれども、例えばワインバーとか居酒屋等については問題ないということでございます。ただし、午後5時以降の営業のみの場合はだめだということです。 ◆委員(秋山健太郎) では、居酒屋とか焼き鳥屋とかおでん屋とかで、夜のみの営業のところはだめ、お昼もやっていればオーケーというくくりですね。わかりました。  それと、以前にもお聞きをしたのですが、特に本町の商店街は店舗兼住宅が多いという中で、これに対しての対策というのは今回何かあるのですか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 今回は住宅リフォームも一緒にございます。この事業を使っても、両方使えるということにはなっております。 ◆委員(秋山健太郎) 各補助金が併用できるということで理解しました。  あと、本町通りとか、いわゆる通り沿いの商店街でネックとなるのは駐車場だと思っているのですけれども、駐車場対策は何かお考えはあるのですか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 実際のところ、私どもも調査させてもらったのですけれども、やはり駐車場については非常に厳しい状態ということはわかっております。これにつきましても、これから借りられるところとか、高架下であるとか、あとは2階建ての駐車場、テクノプラザおおたの立体駐車場とか、ああいうところも使えないわけではございませんので、我々としては、そういったところをPRしていきたいという考えでございます。 ◆委員(秋山健太郎) 続いて198ページですけれども、工業振興対策事業のところで、印刷製本費に関連してお聞きしたいのですが、これは以前我々に配られた黄色と白の表紙のものの印刷分なのですか。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 平成28年度事業として皆様に印刷してお配りさせていただいたパンフレットの増刷分、改訂は行いますが、単純には増刷分となります。 ◆委員(秋山健太郎) これに関連して副市長にお聞きしたいのですけれども、このパンフレットはもちろんごらんになったことがあると思うのですけれども、裏表両面に市長の写真とメッセージが出てきていると思うのです。これはほかの例も挙げさせてもらいますけれども、例えばBのくにのチラシにも市長のイラスト入りのメッセージが入っています。4カ月健診等のお米をプレゼントするときも市長のメッセージがついています。それから、第2子への給食費の半額補助の案内にも市長のメッセージが入っています。反面、先日、総務企画委員会で配付いただいたのですけれども、市税等の滞納は許しませんという収納対策のチラシには、市長のシの字も出てこないのです。こういった子どもとか市民にメリットを与えるものに関しては積極的に市長のアピールがあって、反面、厳しいことをやるときには出てこないというのはどうなのかなと。例えば収納問題に関しても市長のイラストがあってもいいと思いますし、そういうところにもぜひ積極的に対応していただきたいと思っているのですが、いかがでしょうか。 ◎副市長(清水計男) 極めてカーブの質問というのですか、いわゆる太田市市民総体にお伝えできるものというのは、やはり市長のメッセージがあるべきだろうと考えます。今事例に出した、まだ現実的にはアクションを起こしていませんけれども、委員のところに行った納税のかがみのチラシがありましたね。では、あれに本当に入れたほうがいいのかどうかというのは、また別の議論だろうと思います。あれは全市民にメッセージで送るものではないのです。特定な者です。ですから、その辺もよくご理解していただいて、言わんとしていることはよく私はわかります。ただ、私からお答えするのはそういうことだということで、ぜひご理解をお願いできればと思います。 ◆委員(秋山健太郎) それと、このパンフレットで住みよさランキングについて書いてあるのです。当然、県内1位だという記述なのですけれども、これを細かく見ていくと、例えば病院・介護施設の安心度は伊勢崎市に負けている。それから、小売業年間商品販売額などの利便度も伊勢崎市に負けている。また、都市公園面積などの快適度は高崎市に負けている。実際、市民生活に密着している部分について、安心度、利便度、快適度は他市に負けているといった事実があるわけです。これは財政力をあらわす富裕度がいいということで、トータルで1位になっているわけですけれども、実際、他市に負けていると客観的に見られている部分に、地味かもしれないですけれども、力を入れていくというのがやはり大事なのではないのかと思いますけれども、この点はいかがでしょうか。 ◎副市長(清水計男) 詳細にわたって調べていただいてありがとうございます。そこまで見ている方は余りいないと思うのですけれども、ただ、私たちは、住みよさランキングで群馬県で1番を継続しているというのは、やはり市民にお伝えすべきだろうと思います。その詳細でありますけれども、今、秋山委員が、例えばこれとこれについては、私は隣のまちをどうのこうのと言うのは余り好きではないのですけれども、落ちているのだとするならば、そこまで認識を上げようと努力するのは当たり前の話であります。住みよさランキングという1つの指標と、もう1つ、私たちが大事にしたいのは市民満足度調査なのです。ですから、市民満足度調査は、我々の市民の意見がダイレクトに返ってくるものであります。これは非常に大事にしなくてはならないということ。それと、他市のまち、隣の芝生がいいのか悪いのかというのは、また違った時点での議論でないと変なことになると思うのです。我々市民が今どういうふうに考え、何を求めているかというニーズをつかむのがやはり第一義的だろうと考えます。もし足りないことがあれば、それなりの努力はしてしかるべきだろうと。道路の面などというのは当然そういうことだと理解しています。 ◆委員(秋山健太郎) あと、広報を見ると、「こんにちは市長です」が当然1面に出てくる。たまに市長の顔がぱあんと出た広報が出てきますけれども、これを見ると、当然市長の権限というのは強いですけれども、それ以上に清水市長の個性というものも非常に強いなということは感じています。その強さで今までリーダーシップをとってきたというところはあるのですが、これが余りに強過ぎてしまうと、職員の皆さんも萎縮してしまうところがあるのではないかというのを僕は感じているところであります。職員1人1人の個というものが集まって役所を構成している部分というのもあると思いますから、当然市長のトップダウンという部分は大事である。しかし、やはりボトムアップも大事なのではないかと思っています。だから、現状、市長が主役の行政という部分が強いのかと感じます。やはり市民が主役の行政というところに力を入れていくべきではないのかと思いますけれども、この点についてもお願いします。 ◎副市長(清水計男) どういう評価があるかもしれないですけれども、清水市長のスタイルは、市民本意の行政執行であります。その中で、市長が3本柱で挙げているのは、要するに、子どもとお年寄りと体の弱い人で3本柱を構築しているわけです。そこから都市の品位を上げよう、利便性を上げよう、総体的な市民サービスを上げようというのが普遍的な行政執行だと理解しています。片や組織の中でありますけれども、私個人的な考え方も1つあるのですけれども、20万人ぐらいの都市の地方行政というのは、トップのリーダーシップができなければ、市政運営はいい方向に向いていかないという持論を私は持っております。何もしないでいい首長でいいのかというのが私はあるのです。行動を起こせば、誰かからの批判もあるでしょう。でも、正しい方向に勇気を持って政策決定していくというのは非常に重要なことだと思っています。それで、組織内の問題であります。うちの職員が萎縮していますか。私の考え方は、多分同じレベルで議論してくると思います。そういった中での闊達さを持続しながら、市民サービスの向上に常にトライしていきたいと我々職員一同は思っておりますので、より一層のご声援をお願いしたいと思います。 ◆委員(秋山健太郎) わかりました。  続いて202ページなのですけれども、7款1項5目、八瀬川イルミネーション実行委員会負担金のところでお伺いをしていきたいと思っております。  これは以前と比較をすると、設置場所であったり、色であったり、さまざま工夫をいただいたわけでありますけれども、来場者数に変化はありましたか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 昨年は青のイルミネーションをやらせていただきまして、ことしは、距離は400メートル、八瀬川の両サイドということでやらせていただきまして、去年につきましては約1万4,000人、ことしにつきましては約2万人ということで見込んでおります。 ◆委員(秋山健太郎) いつも疑問に思うのですけれども、この数え方はどうやっているのですか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) この数え方というのは、特にこれだというものはなく、本来であればカウンターで全部チェックするのが間違いなく正しいものだということでございます。どのイベントにつきましても、そういった流れの中での計算となっておりますので、ご理解ください。 ◆委員(秋山健太郎) ということは、この数字は当てにしていいものなのかどうか、どういう根拠で上げているのですか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 開催している時間とおおむねの面積等、1平米当たり何人という計算方式を私どもとしては使うことはあるのですけれども、おおむねそれで数字として出している部分があるということです。 ◆委員(秋山健太郎) 余り当てにならないということで理解をいたしましたけれども、当然いつも大勢でにぎわっているのが理想なのですけれども、なかなか現状としては難しいと思っています。オープニングのときはたくさん人が集まりますけれども、また、土日なども集まるかもしれないけれども、平日になると本当に閑散として、せっかくあれだけの飾りつけをしてもったいないなと思うのが正直なところなのですが、よく地域の方々とお話をすると、これは何か飲み食いができるとまた違うのではないかという話は恐らく聞いておるかとは思うのです。例えばあの場に飲食に来ていただいて、週末だけでもいいと思うのですけれども、その点のお考えが何かあればお聞かせください。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) その話につきましては、私どももよく伺う話ではあります。どちらかといえば、そういった平日、また、時期としては、今回は寒い時期でもあったのですけれども、本来は温かいものが欲しいというお客様からの声はいただいております。ただ、道沿いでやる露天商とのかかわり合い等がありまして、近隣にお店があって、そのお店がやっていただけるようであれば一番いいと思っております。また、空きスペース等においては、場所を借りて、商工振興連合会といったところのお力をかりながら、そういったものをやっていきたいとは考えております。 ◆委員(秋山健太郎) それと以前に、また桜の咲くころにもなどというお話があったと思うのですが、これはどうなりそうですか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) ことしは4月1日、2日ですか、桜まつりが八瀬川沿いで行われます。これは地元の方にお祭りとして毎年開催していただいているところで、私どもでは電気料等を負担させてもらっているわけなのですけれども、ことしのイルミネーション、下からのライトアップ等も含めてやっておりますので、そのライトを使って、下からライトアップした、ことしは変わった桜まつりができるのではないかと考えております。      ◎ 休     憩                                       午後2時25分休憩 ○委員長(大川陽一) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後2時45分再開 ○委員長(大川陽一) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(大川陽一) 先ほどの秋山委員の質問について、高柳副部長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 先ほど秋山委員からご質問がありましたことについて、2点ほどご説明申し上げます。  まず初めに、空き店舗対策事業補助金でございますが、対象と対象外といったところがございました。対象につきましては、全部ではないのですけれども、小売業、飲食サービス業、生活関連サービス業、医療業、保健衛生業といったものが対象となりまして、対象外としましては、床面積の合計が1,000平米を超える店舗、風俗業、市外に本店があるチェーン店またはフランチャイズ店、それと夜間営業、午後5時以降の営業のみの店舗につきましては対象外ということになっております。チェーン店、フランチャイズ店ですけれども、これはあくまで市外に本店がある場合、対象外という形になります。  また、商店リフォーム支援事業補助金でございますが、対象につきましては、小売業、飲食サービス業、生活関連サービス業となっておりまして、対象外となりますのが、床面積の合計が1,000平方メートルを超える店舗、風俗業、それと市外に本店があるチェーン店またはフランチャイズ店ということになっておりますので、よろしくお願いいたします。  もう1点、八瀬川イルミネーションの件でございますけれども、先ほど人数のカウントの話がございました。八瀬川イルミネーションにつきましては、警備員を置いた関係もございまして、全てカウンター計算をしていたということでございます。ですので、車については1台につき3.5人ということで、2万人の中で5,000台、あとは歩行者ということでございますので、よろしくお願いいたします。大変申しわけございませんでした。
    ○委員長(大川陽一) 秋山委員、よろしいですか。 ◆委員(秋山健太郎) はい。 ○委員長(大川陽一) ご質疑ありませんか。 ◆委員(高藤幸偉) 192ページ、6款1項8目土地改良事業費についての質問をさせていただきます。  県営土地改良事業等負担金について、この負担金に係る事業は何件ありますか。また、現在のそれぞれの事業の進捗状況を教えていただきたいと思います。 ◎農村整備課長(田部井稔) 県営土地改良事業等負担金でありますが、事業数は5件あります。  まず1つ目が、県営基幹水利施設管理事業渡良瀬川中央地区ということで、県営事業により、太田頭首工などの維持管理、ゲートの改修を毎年計画に基づいてやっております。ことしの負担割合が、国30%、県30%、土地改良区が10%、関係市町が30%、関係市町のうち、4市3町ですので、30%のうちの45.22%が太田市の負担分です。  もう1つの事業が、まさに太田市の県営事業でやっていただいております世良田駅前の世良田土地改良事業、圃場整備事業です。この補助金額が平成29年度は3,175万9,000円ということで、平成28年度で区画整理の面工事がほぼ終了いたしまして、平成29年度は、滑川の改修、圃場整備内の排水路の線工事、一部確定測量の事業になっております。  続きまして、藪塚インターチェンジの近くにある藪塚地区の大久保地区の排水対策事業ということで、これも県営事業で、去年採択になりまして、平成29年度は、排水路の整備、調整池の用地買収、測量設計ということで、太田市の負担金額が3,750万円となっております。  続きまして、県営ため池緊急防災減災対策事業ということで、これは藪塚の京之入というため池の堤体の改修をする前段で、平成29年度は、測量試験費、県が詳細設計をやるところに太田市が200万円の負担金を出すということです。  その次が新田赤堀地区の圃場整備事業で、これは50ヘクタールありますので、県営事業で実施することになりました。それで、平成28年度は基礎調査を市の事業主体でやりました。平成29年度からは県が採択申請に使用する調査設計ということで、平成29年度調査事業に市の負担として650万円を支出いたします。 ◆委員(高藤幸偉) 今、事業件数が5件ということですけれども、その中で4番と5番についてご質問させていただきたいと思います。  最初に、県営ため池緊急防災減災対策事業ということで質問させていただきたいと思いますけれども、これはどういった意味の事業なのですか。 ◎農村整備課長(田部井稔) これは、過去に軽微な目視だとか、ボーリング調査ということで、主に市が事業主体になりまして、補助金をいただいて調査して、危険だという判定が出たところ、要は無地番国有地でいうため池については、群馬県知事、大澤知事は手が出せないということで、県営事業で必ず堤体の工事は実施するということで県が実施するということです。 ◆委員(高藤幸偉) これはため池ということなのですけれども、もちろん雨水排水等も流れ込むため池なのでしょうか。最後に、またどこかにそれを流すというため池ではないのでしょうか。 ◎農村整備課長(田部井稔) 水田であれば一般的に天水と言われるような藪塚の滝之入、京之入とありますけれども、その下流に水田があるので、農林予算をかけてということで、ほとんどが昔からあるため池が対象です。 ◆委員(高藤幸偉) この事業は来年いっぱいというか、平成29年度で終わるのですか。それとも、ことし終わるのですか。 ◎農村整備課長(田部井稔) 平成29年度は測量試験と詳細設計をやりますので、平成30年度以降、工事実施をして、終わりはまだ私のほうで把握していませんが、そのような形で平成29年度は詳細設計ということです。 ◆委員(高藤幸偉) それでは、設計書とか総工費の見積もりとかの負担割り当ては先ほどご紹介をいただいたのですけれども、そういった総予算については、この物件について出ているのでしょうか。 ◎農村整備課長(田部井稔) 平成29年度の総事業費は800万円で、負担割合が、県が75%、市が25%ということで200万円。工事完了までの総事業費は今手元に持ち合わせておりません。 ◆委員(高藤幸偉) それでは、結局、天水ということなので、排水の水路をつくって、ずっと来るということではないということですね。 ◎農村整備課長(田部井稔) そのとおりです。危険だと言われた堤体の補強ということです。耐震です。 ◆委員(高藤幸偉) 2つ目に、県営集落基盤水路の整備についてお伺いしたいと思います。この事業はどういった事業なのかご説明をいただきたいと思います。 ◎農村整備課長(田部井稔) 大久保地区の事業ですが、大久保地区につきましては、排水を最終的に流す水路が近くにありませんので、調整池を5カ所つくりまして、そこへ集水をして、降り始めの洪水をおくらせるという水害対策となっております。 ◆委員(高藤幸偉) 予定的には広さはどのくらいあるのですか。 ◎農村整備課長(田部井稔) 集水してくる計画面積としては125ヘクタールの排水対策、排水路整備、それと5カ所の池ということです。 ◆委員(高藤幸偉) そうすると、これは完全なる排水をつくって、そこに流し込んでくるということなので、どちらの方向から排水というか、側溝をつくってくるのかわかりませんけれども、最終的な貯水池というのは新田のほうまで流れるのですか。 ◎農村整備課長(田部井稔) 大久保地区内のインターチェンジの南あたりに5カ所、遠隔に持っていきません。そのままそこへ5カ所つくって、基本的には地下浸透という県の計画であります。 ◆委員(高藤幸偉) そうすると、先ほどのように、完成までにまだ4年ぐらいかかるというところでしょうか。今、土地の買収は終わったのでしょうか。 ◎農村整備課長(田部井稔) 平成29年度に調整池の買収に入ります。排水路の整備、設計をしながら、今の公共用地内でおさまらないところについては、多分用地買収が発生するかと思います。 ◆委員(高藤幸偉) 完成したときに、池の周りに多分道路ができるのかと思いますけれども、ほかから道路がその池にぶつかったときに、もちろん丁字路になるのですけれども、今まで見ていると、その道路がちょっと狭いというのですか、余り人が通らないということもあるのだろうけれども、その辺の工夫というのはできないことでしょうか。 ◎農村整備課長(田部井稔) その辺は、当然計画は、地元の地権者とその周りで生活している、今回、事業の採択の同意をもらった方々とお話し合いをしながらなのですが、やはり農林予算ですので、過大なものはできないかと私は思っております。 ◆委員(高藤幸偉) それでは続きまして、194ページをお願いいたします。6款2項1目、市有林管理経費のことについてご質問をしたいと思います。  市有林管理経費についてお伺いしたいと思いますけれども、どのような管理をしているのでしょうか。 ◎農政部副部長(飯島和則) これにつきましては、金山、新田防風林、桐生市梅田町の市有林の管理ということでございます。下草刈り等になります。 ◆委員(高藤幸偉) ということは、山を持っていてやるということではなく、住民の近くのところの市有地を手入れするということですか。 ◎農政部副部長(飯島和則) 市有林ですから、太田市が所有している梅田町の市有林と金山の市有の部分、それと新田防風林も市有地になりますので、あくまでも市有地ということでございます。 ◆委員(高藤幸偉) そうすると、さっきお話があった作業というのは、下草払いとかそういうことであって、山の木を切ったり、どうのこうのということはしないということですか。 ◎農政部副部長(飯島和則) 枯れた枝とかは切りますけれども、林業をやるわけではございませんので、売買目的での伐採等はしません。 ◆委員(高藤幸偉) 1つの項目に県単治山事業負担金というのがあるのですけれども、これがちょっとわからないので、ご説明いただければと思います。 ◎農政部副部長(飯島和則) 市内に保安林というものがございますけれども、保安林の環境保護機能を保つために、こちらも下草刈り、あるいは枝打ちを行うものでございます。そのほか除伐等を行います。この実施主体は県になります。市は、その10分の1を負担しているということでございます。 ◆委員(高藤幸偉) わかりました。  では、次に移らせてもらいます。同じく194ページの6款2項1目、森林病害虫等防除事業という項目がありますけれども、これについては、やはり市の持ち山の手入れということなのでしょうか。 ◎農政部副部長(飯島和則) これにつきましては、俗に言う松くい虫、マツノザイセンチュウによって松が被害を受けるのを防止するために防除しようとするものでございます。 ◆委員(高藤幸偉) これは委託事業でしょうか、それとも直営でしょうか。 ◎農政部副部長(飯島和則) これにつきましては業務委託でございます。 ◆委員(高藤幸偉) そうすると、見回りとかを委託の方々がやって、全部処理をしていくということでいいのですか。 ◎農政部副部長(飯島和則) これにつきましては、確認も含めまして業務委託をしております。それから、実際にこちらに通報がある部分もありますから、市の職員が確認をしたりもしております。 ◆委員(高藤幸偉) 続きまして、202ページ、7款1項5目、観光振興団体等支援事業についてご質問させていただきます。この中に項目が幾つかあるので、その内容をご説明していただきたいと思います。  まず、広告料が130万円計上されております。あと、観光PR事業補助金が77万6,000円、各種協議会等負担金が126万円、観光協会運営費等負担金が1,348万円、観光客誘致対策事業負担金が110万円計上されているわけですけれども、順次内容のご説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 今ご質問の件ですけれども、5項目ございます。予算書の上から順番にご説明でよろしいでしょうか。  まず初めに、広告料でございます。これにつきましては、東武浅草駅の看板ということで、合併前からの看板はそのまま今もございます。それが蛍光看板となりまして、ちょうどエスカレーターを上がっていく右側に展示してあるということでございます。  続きまして、各種協議会等負担金につきましては、群馬県観光物産国際協会への負担金ということになっております。また、両毛7市で観光協議等をやっておりますので、そちらの負担金というものでございます。  次に、観光PR事業補助金につきましては、商工会議所がやっています呑龍市、また、手づくり呑龍さま祭りに出している補助金でございます。  それと、観光協会運営費等負担金につきましては、太田市の観光協会運営事業ということで支出しているものでございます。事業内容としましては、太田市のPR事業であったりとか、新春の七福神めぐり、また、「太平記の里」観光写真コンテスト等々、各種のイベント等に対し、また、こちらに協力していただいているための補助金だということでございます。  最後になりますが、観光客誘致対策事業負担金につきましては、太田市にございますゴルフ場連絡協議会の看板と、看板を設置してあるところの土地代等を含めて、また、雑誌とかにいろいろ出てきますので、そういった分の負担金ということでございます。 ◆委員(高藤幸偉) これは大体毎年変わらない予算でしょうか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 今の段階では、ほぼ変わってはいません。 ◆委員(石川忠宏) まず、180ページ、5款1項3目勤労会館管理費というところで、施設管理運営委託料が1,694万円しか計上されていないのですが、新年度も補修、改修というのはないのでしょうか、お伺いいたします。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 太田市は勤労会館を2館所有しております。新田勤労会館、浜町勤労会館、どちらも指定管理で管理をお願いしているのですが、その指定管理料の中に、少ない金額の改修工事も含んだ形での管理委託をとっておりまして、大きな改修が必要になった場合には協議をするということになっております。今現在、指定管理者から大きな改修が必要であるという話はないものですから、来年度予算はその指定管理委託料でやっていっていただくということになっております。 ◆委員(石川忠宏) 小さなものでは、例えばマイクスタンドの高さが調整できないだとか、給湯器が壊れたままで小さい給湯器を設置したという状態だったとか、大ホールのカーテンがぼろぼろだったとか、あと、大ホールのステージの照明も点灯できないという状況があり、これを補修、改修せずに新年度もこのまま使うというのは、太田市長の名にかかわるのではないかと思うのですが、副市長、いかがでしょうか。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) ただいまお話しいただいたホールの幕等は、浜町勤労会館3階のお話ということで承ってよろしいでしょうか。こちらがそういう状態であるというのは、こちらも確認して承知はしております。あの状態を前提にお借りいただきたいという形で、今は運営をしている状況でございます。 ◆委員(石川忠宏) 先ほどの答弁を踏まえて、副市長、一言。 ◎副市長(清水計男) 担当から今そういう答弁が出たのですけれども、私も実態を見ていないのです。ただ、勤労会館は何度か足を運んでいます。指定管理者については、本当になめるように掃除も行き届いているなという感触は受けています。ただ、今委員が言った、本当にお湯が沸かないのですかということ、大型の給湯器が壊れている、それで対応できるのかどうかということ、それと、そのカーテンがどういう状態であるか、よく見させていただきまして、所管、あるいは財政当局ともまたいろいろ協議して、使えない状態であるならば、今現実的に勤労会館は存在しますので、対応できるところは対応させていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ◆委員(石川忠宏) では、よろしくお願いいたします。  続きまして、184ページ、6款1項2目農業総務費、道の駅管理経費として781万9,000円、光熱水費として133万円、施設設備等管理委託料として264万4,000円が上がっているのですが、光熱水費や施設設備等管理委託料の支払い先はどこになっていますか。 ◎農政部副部長(飯島和則) まず、光熱水費につきましては、国土交通省のトイレと休憩施設の上水道料金でございます。したがいまして、こちらは水道料金ですから、支払い先は水道局ということでございます。  続きまして、施設設備等管理委託料も、国土交通省のトイレと休憩施設の浄化槽と受水槽の管理委託でございます。現在、浄化槽の保守点検につきましては尾島町清掃社に業務委託、それから、受水槽の管理につきましては清流設備工業というところでございます。 ◆委員(石川忠宏) わかりました。  続きまして、186ページ、6款1項4目園芸振興費1億1,849万円という中で、産地育成や地産地消のための各種事業の具体的内容を教えてください。 ◎農政部副部長(飯島和則) 産地育成対策事業が1億1,600万円ということで、産地パワーアップ事業取組主体補助金につきまして7,182万2,000円でございます。あとは、野菜王国・ぐんま強化総合対策事業費補助金が2,467万円、そのほか、農産物宣伝推奨事業費補助金ということで、これにつきましては、今まで野菜ブランド推奨事業費補助金でしたけれども、その名称を変更したところでございます。 ◆委員(石川忠宏) 来年度と2016年度の違いというのは具体的に何か教えてもらいたいのですが。 ◎農政部副部長(飯島和則) 平成29年度予算の中では、産地パワーアップ事業取組主体補助金が新たな事業ということで、平成29年度に計上されたところでございます。 ◆委員(石川忠宏) 今後の長期的視野に立った振興策をどう考えておられるのかお伺いします。 ◎農政部副部長(飯島和則) これにつきましては、産地パワーアップ事業取組主体補助金もそうなのですけれども、太田市の農業の国際競争力を高めようという取り組みの中で、それを支援していこうというTPP関連の事業として持ち上がってきたわけですけれども、そういった競争力の強化、あるいはブランド化といったものを通して、園芸に限らず、農業全体を支援していきたいというところでございます。 ◆委員(石川忠宏) わかりました。  関連して、農産物ブランド化事業費補助金というのが上げられているのですが、これに関して、国のほうでもご当地名物補助金のようなものがあるのですが、こういったものはご存じでしょうか。 ◎農政部副部長(飯島和則) これにつきましては、現段階では市は使っておりません。農産物のブランド化につきましては、市の単独事業として取り組みたいと考えています。 ◆委員(石川忠宏) わかりました。生産者の方のためにもなる国の補助金なので、返さなくてもいいお金なので、こういうものもあるのだよということで、ぜひ生産者の方に伝えていただくことというのはお願いできますか。 ◎農政部副部長(飯島和則) 活用できる補助金につきましては、積極的に活用していきたいと思いますし、それに向けてPRをしていきたいと考えております。 ◆委員(石川忠宏) ぜひお願いしておきたいと思います。  次に、188ページ、6款1項5目畜産振興費のところです。畜産振興では2つの事業しかないのですが、園芸振興のように、産地育成対策や地産地消の事業は実施しないのでしょうか。 ◎農政部副部長(飯島和則) 畜産につきましては、この事業部の中で育成をしておりますので、園芸とはまた別なのかと。国の補助金も結構たくさん来ておりますから、そういう意味では、国のほうで畜産にも力を入れてくれている、市のほうもそれを活用しているところでございます。 ◆委員(石川忠宏) わかりました。  次に、190ページから192ページ、6款1項8目土地改良事業費、土地改良推進経費が2億4,673万円と出ているのですが、今年度のあぜ除去事業の申請に漏れてしまっていて、農林水産省や県が今年のあぜ除去事業の分まで今年度に前倒ししてしまっているのですが、新年度であぜ除去事業というのはできないのでしょうか、お伺いいたします。 ◎農政部副部長(飯島和則) あぜ除去ということで、農業政策課の関連事業で、平成27年度、平成28年度で休泊地区において畦畔除去を現在も行っております。この後につきましては、今のところ予定といいますか、計画はございません。 ◆委員(石川忠宏) わかりました。  続きまして、192ページなのですが、先ほど同僚委員から渡良瀬川中央地区水管理施設管理協議会負担金という部分で、5年ごとにサーバーをということがあったのですが、もうサーバーの時代は終わってしまっていると思うのです。今からの時代なので、ぜひクラウドを利用していただけたらと思うのですが、お考えをお聞かせください。 ◎農村整備課長(田部井稔) これは国営でつくっていたネットワークで、イントラというか、クローズしている、水位の情報とかは、最後、ウエブ上で公開しているので、出口はありますけれども、基本的に、水門の管理、あけ閉めとか水位だとかというのは、旧市町の構造物を運転するためのクローズしたネットワークでやっています。1つ、代表的なのでサーバーと言いましたけれども、その全ての子機、子局の改修ということです。 ◆委員(石川忠宏) わかりました。  次に、196ページ、7款1項2目商業振興費についてなのですが、商店リフォーム支援事業補助金が1,000万円、あと、空き店舗対策事業補助金が998万円、この2つの事業の具体的な内容について、対象となる工事、購入品の限度額、補助率、補助上限額、補助対策。 ○委員長(大川陽一) 石川委員、ちょっと多いと思います。覚え切れないと思うので、もう少し細かくお願いします。 ◆委員(石川忠宏) わかりました。では、この2つの事業の具体的な内容について教えてください。先ほどの同僚委員からの質問と重複してしまうと思うのですが、確認の意味でお願いいたします。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) それでは、具体的にといっても、なかなか細かいところまでというわけにもいかないものですから。  まず初めに、商店リフォーム支援事業補助金につきましては、既存店舗に対するリフォーム工事ということで、かかった費用の2分の1、100万円を限度ということでございます。その中で、先ほどもお話しさせてもらったのですけれども、対象業種の内訳となりますと、もっと細かくなってしまいます。対象となる業種については、小売業、飲食サービス業、生活関連サービス業といったもので、中身としては、ドアの工事だったり、玄関、厨房、トイレ、看板灯といったものが工事の対象となります。対象外につきましては、床面積の合計が1,000平米以上を超える店舗、風俗営業等、あと、市外に本店があるチェーン店またはフランチャイズ店についても対象外となっております。また、工事の中で、最低工事価格が20万円以上の工事が対象となります。そのほか、対象条件としては、当然市税を滞納していないこと、また、暴力団等々の関係者を有していないこと、食品衛生法、建築基準法に違反していないことと、文言の問題になると思いますけれども、事業実施後も継続して営業できる者ということで、既存の商店リフォーム支援事業補助金だということでご理解いただければと思います。  また、空き店舗対策事業補助金におきましては、店舗のリフォーム工事及び備品の購入費について、2分の1の200万円を限度とさせていただいております。全体では200万円ということでございますので、工事と備品を合わせてとなります。対象業種等になりますが、先ほどもお話ししましたとおり、小売業、飲食サービス業、生活関連サービス業、医業、保健衛生業となっております。ただし、対象外のものにつきましては、床面積の合計が1,000平米を超える店舗、風俗営業、市外に本店があるチェーン店またはフランチャイズ店、夜間営業で、午後5時以降の営業のみの店舗となります。それと、20万円以上の工事、また、備品につきましては、1品3万円以上、総額10万円以上の備品を対象とさせていただきます。両方とも太田市内にございます建築業者等々を使っていただくことが条件となります。 ◆委員(石川忠宏) 最初に聞き及んだところだと、太田市外の人の開業のみと聞いたことがあるのですが、この辺についてはどうでしょうか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) これにつきましては、もともと太田市内で営業していた方が中心市街地に出たいといったときに、もとをやめてくるのはだめですよと。もともとやっているところもやっていただくという場合はオーケーですので、これは対象となります。 ◆委員(石川忠宏) それでは、例えば他市の方が太田市に入ってくるというのはオーケーなのですか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 私どもとしましては、逆にそちらのほうを狙う部分が非常にあります。これから人口減少と言われている中、また、商店街の活性化といったものについては、当然ぜひ市外から来ていただけるような手配をしていきたいと考えております。
    ◆委員(石川忠宏) さらに、例えば他市で税金を滞納していた部分があるというのはオーケーなのでしょうか、だめなのでしょうか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) それにつきましては、他市ということもございますので、また調査等を、いろいろな関係書類の提出を求めますので、その書類等を見ながら、一番わかりやすいのは確定申告か何かをお持ちになっていただくような形になろうかと考えております。 ◆委員(石川忠宏) わかりました。  続いて、203ページ、8款土木費のところです。 ○委員長(大川陽一) 土木費はこの項ではないです。 ◆委員(石川忠宏) 間違えました。  時間もないので、これで終わります。 ◆委員(八木田恭之) それでは、ただいまの同僚委員の議論、休憩前の議論を聞いていますと、昨年の予算特別委員会の中でありました勤労青少年ホーム、勤労会館についての議論がまたありましたが、昨年、両施設とも廃止の方向でということで、当時、副部長でありました板橋部長からの答弁があったと覚えています。  公共施設の現状は、管財課でまとめた冊子によりますと、勤労会館は現状維持、勤労青少年ホームは用途廃止と記載されておりますが、予算的には維持管理経費がついているということで、今後についてどうなるかをお尋ねしたいと思います。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 管財課でつくっています一覧表につきましては、勤労青少年ホームにつきましては用途変更という形で変更をお願いいたしました。ホームページもそちらに直っていきます。浜町・新田勤労会館につきましては、同じように、来年度につきましては現状維持の中で運営はしますが、利用勝手内容がそもそもの姿と若干変わっておりますので、そちらをむしろ現状に合わせる形での運用の内容の変更を今課内で検討しているところでございます。 ◆委員(八木田恭之) 去年の段階での廃止から、今、検討中と理解しましたけれども、公共施設のマネジメントということで、今回、総括質疑もさせていただきました。今、勤労会館が2カ所、そして勤労青少年ホームということで、勤労関係の施設としては3つある、老朽化も進んでいるという中であります。先ほどの利用状況の答弁でもありましたが、まだ利用者がいる、そして行政センターの利用者とは利用形態が違うという点も恐らくあると思います。その辺を考えると、今後、例えば3つある施設を1つにまとめて、総量を減量するといったマネジメントとしての考え方もあるかと思いますが、この辺について、担当部長の考えをお聞かせいただければと思います。 ◎産業環境部長(板橋信一) 1年前ですか、勤労青少年ホームと勤労会館について私の答弁があったわけなのですが、その当時とまた方向性が変わったということは、関係機関、また、利用者とも協議いたしまして、勤労青少年ホームにつきましては、勤労青少年福祉法も変わって、そういうもの自体を置かなくてもという方向性にもなったわけなのですが、ただ、今使っている人、また、教育委員会等の関係でも利用していまして、当面存続、管財課のほうは用途変更という形で、そういった方向でいきたい。その先については、またちょっといろいろ協議も深めていきまして、検討したいと思います。あと、今、八木田委員がおっしゃったように、3つの施設があるから、それも統合云々というところもありますが、そういったところも視野に入れまして、今後、財政課、関係部局といろいろ協議をしまして、必要であればそのような形、必要か必要ではないかというところもいろいろ協議しなくてはならないと思いますが、そのように進めたいと思います。 ◆委員(八木田恭之) ぜひ公共施設等総合管理計画という中でのマネジメント計画も所管で進めていただきたいとお願いしたいと思います。  それでは次に、194ページになると思うのですけれども、農林水産業費の中の有害鳥獣対策等経費について伺います。  まず、平成29年度の事業がこちらに記載してありますけれども、どのようなことをやるかをもう少し具体的にお聞かせいただければと思います。 ◎農政部副部長(飯島和則) 有害鳥獣駆除委託料につきましては、駆除隊への駆除の委託です。それと、森林獣害対策委託料が1,524万円ということで、竹林整備とか、里山、平地林の整備となります。これにつきましては、今年度まで鳥獣害に強い集落づくり支援事業をやっておりましたけれども、その結果を受けて、地元と協議した中で、ぐんま緑の県民基金を使って、竹林整備と下草刈りをしようということで取り組む予定でございます。そのほかには、イノシシ対策の電気柵の設置に対しての補助が猪対策設備設置支援補助金200万円ということでございます。そのほか、わな猟の免許取得に対する補助ということでございます。 ◆委員(八木田恭之) たしか新しいタイプのおりを試験的に設置して、実証していくという話も聞いていましたし、それが平成29年度でどうなるかというのが1つです。  もう1つ、鳥獣害に強い集落づくり支援事業を受けてということで、竹林や里山の下草狩りというお話でしたが、たしか県事業は平成27年度、平成28年度の2カ年で終了の事業と覚えているのですけれども、この事業が今後どうなるかという情報があればお聞かせいただければと思います。 ◎農政部副部長(飯島和則) まずは、センサーつきのおりの設置ですけれども、これは県が試験的に行ったものでございまして、今現在、その捕獲状況を観察するとともに、ICTの精度の検証をしているところでございます。平成29年度にそれを市で設置するという予定は特にありません。  もう1つは、鳥獣害に強い集落づくり支援事業につきましては、八木田委員がおっしゃるとおり、平成27年度、平成28年度で終了ということでございまして、3地区行いましたけれども、そのうちの1地区で平成29年度に竹林整備と下草刈り、そのほかのところは、鳥獣害に強い集落づくり支援事業で県から支給された機材、例えば草刈り機の刃とか除草剤とか燃料といったものを使って、地元で管理していただくというところでございます。それと、平成29年度につきましては、新たな地区、地域でまとまって有害鳥獣対策に取り組みたいというところがあれば、また新規でこの事業に取り組んでまいりたいと思います。県の事業ではありますけれども、それについてサポートして一緒に取り組んでいきたいと思っています。事業は2カ年で取り組む予定でございます。 ◆委員(八木田恭之) 鳥獣害に強い集落づくり支援事業は県事業でありますけれども、新たな地区があればまた始められるということで、よかったなと思っております。  それと、既存の2年が終わったところで、今回の県事業の中で取り残されたようなところが、今後、例えば竹林の伐採だとか下草刈りができるという状況になったときは、市としてのサポートというのはできるでしょうか。 ◎農政部副部長(飯島和則) 原則論から言えば、地元で維持管理をしていただくというところはありますが、物理的に、あるいは地域の皆さんの状況等を考えて、不可能というケースもあろうかと思います。そのような場合には、もちろん協議して、緊急度、優先度を検討しながら、市単独事業、あるいはぐんま緑の県民基金等、使えるものについては使って取り組んでまいりたいと思っています。 ◆委員(八木田恭之) 最後にもう1点、先日、組織機構改正の案を報告いただきましたけれども、ここについては有害鳥獣対策のセクションができるというお話がありました。体制強化になって、これは非常にありがたい話だなと思っているのですが、ぜひ人員体制も減がないような形での体制づくりができればいいのかと思っていまして、まだ言えないのであれば後で結構ですけれども、その辺がわかればというふうにお聞きしたいと思います。 ◎企画部参事(吉田稔) 今、人事異動の作業をしている最中でございまして、委員がおっしゃる新たなセクションといいますか、係の統合があったかと思うのですけれども、人員については現状を確保してまいりたいと考えております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 182ページ、6款1項2目農業総務費ですが、害虫等駆除業務委託料18万2,000円についてお答えいただきたいと思います。 ◎農政部副部長(飯島和則) 害虫等駆除業務委託料につきましては、新しく整備した精米センターでネズミ等の食害から守るための業務委託でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 今、深刻な話をちょっとしてしまうのですけれども、埼玉県熊谷市、深谷市まで伝染しているというのです。実はネギのことなのですが、ネギに繁殖しておりますチビクロバネキノコバエという虫がいるのですけれども、埼玉県から群馬県に飛び火というか、飛び虫してきています。この現状について何か知っていることはありますでしょうか、お答えください。 ◎農政部副部長(飯島和則) その件につきましては、こちらでも情報がありまして、深谷市と熊谷市で大分発生しているところでございます。太田市内でも、JAにったみどり農協管内で同種の虫による害が報告されておりまして、それについては、現在、JAにったみどりのほうで実際の被害状況ですとか被害面積ですとか、あるいは農家の方に当たっていただいておるところでございまして、今年度、平成28年度中にまず緊急的に対策を講じたいと思っております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 農家の人にしてみれば、実は対岸の火事だったのですけれども、自分のところにも来たということで、農家の方々等にとって非常に深刻な問題でもあります。今現在、熊谷市では、土つきのネギは出荷停止、そしてまた、土と根の場合は全部焼却処分という形であります。それはなぜかというと、チビクロバネキノコバエというのはウジ虫なのですけれども、2ミリぐらいのウジ虫で、根にかなりついているということで出荷停止の現状でもあります。その辺を踏まえていただきまして、これは撃退する方法が無策ということの意味は聞いているのですけれども、その辺に関していかがでしょうか。 ◎農政部副部長(飯島和則) これにつきましては、石灰窒素を使って土壌改良するですとか、そういった対策しかないのかと。岩崎委員がおっしゃいましたように、焼却処分をするしかないというところです。ビニール袋に詰めて、焼却所へ運んで焼却処分する。残ったところは土壌改良。土壌改良ですから、すぐにはできないでしょうけれども、根気よくやっていってもらうしかないのかなというところでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 農家の人にしてみれば、行政の中で、作物をつくるのに3年間はスパン的にあけなければできないということは、石灰窒素の話も聞いております。先ほどの害虫駆除のほうで補助金の話も聞いておりますけれども、ドロクロールで土壌殺菌しても、やはり3年間はあけてくださいという話も聞いております。太田市のネギの生産量というのは、群馬県でもトップクラスの現状でもあるのですが、その辺に対して今後の政策等がありましたらお聞かせください。 ◎農政部副部長(飯島和則) これにつきましては、先ほどの病害虫のところではなくて、186ページの園芸振興費の産地育成対策事業にございます園芸作物産地強化対策事業費補助金ですか、いずれにしても、JA太田市、JAにったみどりに園芸の協議会がございますから、そちらに取り組んでいただきまして、そちらで対応してまいりたいと考えています。 ◆委員(岩崎喜久雄) 昨年12月27日には境町の中央卸売市場でネギが1本200円という現実もあります。そのうち、ひょっとすると、口に入るのがちょっと遠くなるかなという感もいたしますので、はっきり言って、ぼやのうちに何とか対応策を練っていただければと思っています。部長、コメントいかがでしょうか。 ◎農政部長(一ノ瀬和也) ただいま副部長からの答弁があったとおり、やはりネギは県内でもかなりの生産量を誇っているということでありますので、先ほどお話があったとおり、対策として、石灰窒素や土壌消毒といったものについても、ある程度の補助金を出すというお話が今ありましたので、それを来年度も続けられるように、対策としての予算措置をとっていければと思っておりますので、財政当局と調整をしていきたいと思っております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 火事の後の火の用心にならないように、できるだけ早急に補助金等を適用してもらえれば助かります。  次に行きます。198ページ、7款1項3目工業振興費の中で、毎年これを見るのですけれども、ものづくり研究機構人材育成施設整備事業補助金、二千四、五百万円ですか、それと一般財団法人地域産学官連携ものづくり研究機構運営費補助金ということです。これはこれからも続くのであろうと私は解釈しますけれども、補助金に対する根拠をお知らせください。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 一般財団法人地域産学官連携ものづくり研究機構運営費補助金につきましては、人件費の補助、それから、人材育成、維持管理経費の補助を基本として、額を算定しております。  次に、ものづくり研究機構人材育成施設整備事業補助金ですが、こちらは、ものづくり研究機構が建設しましたものづくりイノベーションセンターの建設費の借入金を補助金という形でものづくり研究機構に渡しているものでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) もう少し細かい話を聞きたかったのですけれども、何となく金額的なものがさっぱりわからないので、もしわかればお伝えいただきたいと思うのです。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 現在、一般財団法人地域産学官連携ものづくり研究機構運営費補助金の算定基礎ですけれども、上席研究員2名、嘱託員1名、職員1名、プロパー職員1名の人件費、それから光熱水費等の運営費に関する金額、人材育成の維持管理経費の金額を合わせた金額が3,416万3,000円の補助金となります。ものづくり研究機構人材育成施設整備事業補助金につきましては、建設費4億2,715万円の借り入れに対する市の負担額が年額で2,451万3,000円という形で補助金を出しております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 丁寧にありがとうございました。前者のほうは、来年度、再来年度もまだ続くような話だと思うのですけれども、その辺に関していかがでしょうか。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) ものづくり研究機構につきましては、今現在、この補助金での運営ということで、やや安定してきておりますが、群馬大学の動向もありまして、なるべく1年ごとに見直す形での補助金額の決定をしなくてはいけない時期に来ているという感を持っております。ものづくり研究機構人材育成施設整備事業補助金につきましては、平成22年からの15年返済ですので、これは定期的に年数が来れば終了するというものですので、このままの形でお願いしたいと考えております。 ◆委員(岩崎喜久雄) わかりました。  では、次に行かせてもらいます。197ページ、7款1項3目、同じ工業振興費になりますが、日本貿易振興機構、ジェトロと申しますが、47都道府県の中で事務所がないのは、群馬県を含めて5県しかないということであります。実は前も聞いたのですけれども、きょうは読売新聞に出てしまったので聞きづらくなってしまったのですが、このジェトロに関しまして、高崎市、前橋市、そして太田市という形で群馬県にも申請していることは従前ご存じだと思うのですが、現状についてわかりましたらお伝えください。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) ジェトロという機関を群馬県に誘致しようという動きが本年度あります。これにつきまして、ぜひ産業集積地である太田市にジェトロの事務所を設置してくださいという要望を、昨年、太田市から群馬県へ上げました。以後、岩崎委員がおっしゃるとおり、前橋市、高崎市が既に誘致の手を挙げておりまして、それに関する協議が2度ほど行われている、そのような内容が、今委員から発言がありました読売新聞にきょう掲載されておりました。よろしいでしょうか。 ◆委員(岩崎喜久雄) 副市長にお尋ねしていきます。このジェトロですが、当太田市は、今、清水市長が声を大にして、大いに今後見込めるであろう貿易振興の一途でございますけれども、工業、産業、輸送機器関連の形では、実は非常に貿易振興に資する絶好のポジションかなと私も思うのです。今の課長の話でありますが、その位置づけをやはり群馬県にも知らせなくてはいけないという形で、産業支援センター、または先ほどの群馬大学のものづくりイノベーションセンターで発信していければいいと思うのですが、この辺の声を大にして、ぜひ太田市にジェトロセンターを置いていただければと私は思うのですが、副市長のコメントをお願いします。 ◎副市長(清水計男) ジェトロの関係でありますけれども、声を大にしてやってきました。今、担当からお話があったのですけれども、私は市長の代理で県庁を訪れまして、所管部長に太田市の熱意を刻々と伝えてまいりました。それと、一緒に行っていただいた方が商工会議所の会頭でもありました。太田市の産業の熱さをとうとうと語ってくれたということであります。ただ、やはりジェトロとしても、総体的に日本の中で集約したいという意向も極めてあるようなのです。ただ、群馬県とすれば、ジェトロの出先の事務所がないから、ぜひ群馬県に欲しいということで今活動しているわけです。そこで手を挙げているのが、岩崎委員がおっしゃった、前橋市、高崎市、太田市ということなのですけれども、それぞれの実情がありまして、費用負担をどうするかだとか、いろいろな関係があると思うのです。これは、我々関係者を入れない群馬県の中のそういった協議会というのですか、何とか会議があるわけです。そこでもう2回やったということです。その中でどういう議論がなされたかというのは、アップされていますからわかるのですけれども、我々とすれば、誘致をしたいという思いを継続して、議員の皆さんと、あるいは産業界の皆さんと一緒にこれをやって、メリットがあるわけでありますので、ぜひそういうふうにしたい。最終的には費用負担の話も当然出てくるだろうと思っております。どうぞよろしくお願いします。 ◆委員(岩崎喜久雄) このジェトロの問題ですけれども、47都道府県で5県加入していないという形であります。非常に寂しい現実です。でも、今後、米国との関係、ユーロの関係で、恐らく大きな事件が二、三出るような感じもします。そのような中で、貿易というものに関しての今後の成長策の第一だと思うのです。そのような形で、副市長、もう1回お伺いします。 ◎副市長(清水計男) 我々としても、市長の意を酌んでいるわけでありますし、担当もそういうつもりでおります。私もその仲間として、一生懸命県に働きかけを続けていきたいと思っております。よろしくご支援ください。 ◆委員(岩崎喜久雄) では、よろしくお願いします。  次に行きたいと思います。199ページの7款1項5目観光費でお願いいたします。  郷土の水のことで私は提案したいのですが、太田市の天然水、金山の恵みという命名をして、皆さんもご存じですけれども、実は今非常用に大量に水の在庫があると思うのです。この水に関しまして、観光の中で取り入れていくという1つの考えはお持ちでしょうか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 今の委員からのお話ですけれども、太田市は百名水というものが特にあるわけではございませんし、群馬東部水道企業団も備蓄用の保存水であるとか、危機管理のほうも備蓄用の水といったようなものを用意しているようですけれども、太田市の水というのはなかなか難しいのかと。ただ、これも今後、群馬東部水道企業団と相談等をさせていただきまして、研究してみたいとは考えております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 先日、議員の研修の勉強会で、実は足利市であったのですけれども、お水が立派なペットボトルで接待用に出てくるのです。これは立派だなと思った。でも、現実の問題としまして、渋川市、沼田市、そしてまた前橋市などの場合は、市を挙げて販売しているのです。なぜか「前橋の天然水 アカギノメグミ」という形でやっています。これは、要するに井戸を掘って、200メートル水を揚げるだけのことです。それをミネラルウォーターとして水道局が所管しているのですが、カルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、このような成分の中で、太田市でも、コンビニエンスストア、自動販売機、そしてまた市役所等で、太田市の天然水、金山の恵みという形でも、大いに太田市が元気になる1つの要素かなとも私は思いますが、それについてはいかがでしょうか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 私どもといたしましても、ずっとお土産品ということでよく言われております。そういったものも1つのお土産品と考えれば、あってもいいのかなとも考えますので、委員のご提案について研究してまいりたいと思っています。 ◆委員(岩崎喜久雄) 実は太田市の水道水の約3分の1の量は、尾島の16本の地下水をくみ上げる浄水センターがあると思うのですけれども、群馬東部水道企業団とタイアップして、研究用の水、まちおこしの水として大いにキャンペーン、そしてまた、関東、全国エリアにも出荷できるような体制も無駄ではないと私は思っていますが、考え方によっては大きな夢もあるのですけれども、部長、いかがでしょうか。 ◎産業環境部長(板橋信一) 今の水のお話なのですが、産業環境部、所管で全部できるとなればいいのですけれども、なかなか「はい、わかりました」と言えないところもあるかもしれないです。やはり群馬東部水道企業団の関係もあり、事業団ですから、水道は広域になっていますから、もし私が仮にやるなら、太田の水ではなくて、東毛を全部含めた何かいい名称をつけた水のほうがいいのかとも思います。いずれにしても、先ほど副部長答弁にもありましたとおり、いろいろな関係部局、関係機関とも協議しまして、岩崎委員がおっしゃった提案はいい提案だと思いますので、観光の1つとして、今後、積極的に検討を重ねていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○副委員長(大川敬道) 先ほど、同僚委員からジェトロの話があったのですが、私も先日、群馬県のホームページを見まして、ジェトロの有効性というのを感じました。その中に、ジェトロ県内事務所設置検討委員会に富士重工の常務の人も出席していまして、富士重工の方も積極的に誘致したいと思っているのではないかと思いまして、私からも積極的に誘致をしてもらえればと思いますのでよろしくお願いします。  続きまして、185ページ。 ○委員長(大川陽一) 副委員長、今のは質問ですか。 ○副委員長(大川敬道) 積極的な誘致をお願いしますということで。 ○委員長(大川陽一) 質問をしてください。 ○副委員長(大川敬道) 私は積極的に誘致をしたいと思うのですけれども、部長の考えをお願いします。 ◎産業環境部長(板橋信一) 先ほど副市長からもありましたとおり、前橋市、高崎市も立候補して、また太田市もということなので、市を挙げて積極的に誘致に取り組んでまいりたいと思います。 ○副委員長(大川敬道) 186ページ、地産地消普及促進事業の中で新田反町の元気ハウスについての説明をお願いします。 ◎農政部副部長(飯島和則) 元気ハウスにつきましては、農産物の直売所という形で新田庁舎の近くにオープンしたものでございますが、現在は休業中でございます。 ○副委員長(大川敬道) 今休業中ということですが、こちらはどのような補助金が出て、どのような制約というか規則があるのか、お願いします。 ◎農政部副部長(飯島和則) 申しわけございません。ただいま元気ハウスに関する詳細な資料を持ち合わせておりませんので、後ほど改めてご答弁させていただきたいと思います。 ○副委員長(大川敬道) 私がある程度知っている中では、今、副部長がお話ししたとおり、元気ハウスは休業中で、よくわからないのですけれども、補助金が出ている関係で20年とか営業しなければならないということだと思うのです。ただ、今あれだけの施設が開店休業中ということでもったいないと思います。地元の人などからも何かやりたいねというような話も私のほうにも来ているのですが、ぜひ元気ハウスを活用して地産地消を図っていただきたいと思うのですけれども、今後の展開というか、部長の考え方をお願いします。 ◎農政部長(一ノ瀬和也) 元気ハウスにつきましては、委員のおっしゃるとおり休業中ということであります。やはり県の補助金を受けた事業が休業になりますと、そこの法人、これは新田農産というところですけれども、そこでの野菜の直売所を直営でやらなければならないということがありますので、仮にほかの業者が入ると、これは補助金の返還ということが起こってしまいます。そういったことを考えますと、やはり新田農産に今後も引き続きやっていただくというのが一番いいのかと思っておりますが、その辺もまた、新田農産、法人のほうとよく調整をしながら今後考えていきたいと思っております。 ○副委員長(大川敬道) よろしくお願いします。  続きまして、198ページ、工業振興費、工業振興対策事業についてお伺いします。以前からいろいろ話も出ているのですけれども、おおた渡良瀬産業団地についてです。アンケートを出したと思うのですが、アンケートの結果というか状況はどうか、お願いします。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 本年度つくりましたパンフレットを郵送いたしました折に、一緒にアンケート調査をお願いいたしました。それの2月8日現在での集計ですが、ファクス回答をいただいたのですが、アンケート結果の回収件数は55件いただきました。製造業が44件、運輸業が1件、卸売小売業が10件といった内容です。 ○副委員長(大川敬道) そのアンケートは55件ですか、企業のほうから興味があるということで、私とすると、おおた渡良瀬産業団地はかなり人気があるというイメージがあるのですけれども、今後、売り手市場になると思うのですが、どのような企業を誘致しようと思っているか。前にも話があったと思うのですけれども、確認の意味でもう1度お願いします。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 工業振興課として、本産業団地に取り組むときからの方向性なのですが、太田市の産業振興のために製造業を中心とした企業にぜひ進出していただきたいという方向性で、今も企業誘致を進めております。 ○副委員長(大川敬道) こちらのアンケートは最終的には一部上場企業に出しているわけですね。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 平成28年度の取り組みといたしまして、パンフレット、アンケートの送付先は一部上場の企業を中心に出しました。製造業関係が約1,500社、運輸・倉庫業関係が770社、それから、その他の会社に対して約500社という内訳でアンケートとパンフレットを郵送させていただきました。 ○副委員長(大川敬道) 一部上場企業ということになると、当たり前の話なのですけれども、利益は出ていると思うのですけれども、国税を納める際に国税の中から約11%が市に戻ってくるようなものがあると思うのですね。それは従業員をそこで雇わないとその比率というか、何か悪いような話を聞いたのですけれども、ぜひ従業員もいて利益をいっぱい出している企業を出していただきたいと思います。  続きまして、関連して、太田市に関して販売できる工業団地というのはありますか。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 今現在、太田市内の工業団地に在庫はございません。 ○副委員長(大川敬道) 太田市もかなり広いですから、渡良瀬にも必要なのですけれども、また逆に新田にも必要だというふうに私も感じていまして、私のほうにも、来たいというのだけれどもというような問い合わせが来たのです。ただ、どこもあいていないということで工業団地の受け皿がないと、この間、市長から日野自動車の従業員がもう移ってしまったという話を聞いたのですけれども、やはり受け皿がある程度必要だなということを感じていますので、工業団地も造成が必要だと考えておりますが、その点について部長のご意見をお願いします。 ◎産業環境部長(板橋信一) 今お話しの新田の工業団地なのですが、今現在、おおた渡良瀬産業団地のほかに、新田東部工業団地の拡張ということで19.4ヘクタールぐらいの計画がございます。ただ、それは今現在の既存の企業が自分の規模を大きくするというのがメーンになっておりますので、今後の計画では数年先になるかと思いますが、それでは新田東部工業団地を2回目の拡張という形でさらに広いところを考えております。 ◆委員(星野一広) 184ページ、6款1項2目農業総務費の説明で、まず、青年就農給付金という制度が600万円載っていますが、1年に150万円で4人分、多分5年間継続でという支援だと思いました。理解はそれでよろしいですか。 ◎農政部副部長(飯島和則) 委員のおっしゃるとおり、150万円を5年間ということです。 ◆委員(星野一広) 青年とついています。多分平成24年度からだと思いましたが、申し込まれてもう5年過ぎようとしているということで、経過というか実績、例えば20代の方がこうやったよとか、そういう具体例があったら教えていただきたいのですが。 ◎農政部副部長(飯島和則) おっしゃるとおり、平成25年度からということでございまして、45歳未満の若い人が対象ということですけれども、具体的には例えばネギの作付をしたりして、それに対して認定農業者の方ですとか農業経営士の方が、ひとり立ちできるように5年かけて営農の指導をしていくという制度でございます。 ◆委員(星野一広) それで5年たったということで、定着してひとり立ちができてという方はどのぐらいいるのかということですが。 ◎農政部副部長(飯島和則) 具体的に何名の方というのは全体の数字がわからないのですが、露地野菜農家の方が4名で新規参入したりとかしておりまして、制度自体は平成24年度からあるのですけれども、平成25年度からの継続者が2名、平成27年度からの継続者が1名、平成28年度から新規に1名ということで、今現在計4名でございまして、累積の実績についてはまた改めて答弁させていただきます。 ◆委員(星野一広) 恐らくこれはもともとは国の制度でやっていることだと思います。農業全体だということからすると、世代が交代して若い人に入ってきてもらわなければならない今の現状の農業を守っていくことと、農業から離れていく農家のこともフォローしながら新しい人をどうやってつくっていくかというのが非常に大事だと、趣旨はそういうことなのだと思います。そういった意味ではなかなか大変なことですけれども、今後さまざまな取り組みがあるのだと思いますし、こういう給付金もあります。今後改めて若い世代に農業をやってもらう、あるいは男性だけではなくて女性も含めていろいろな形でやってもらうというのが1つの方策なのだと思いますけれども、ちょっと話が大きくなり過ぎて大変申しわけないのですけれども、そこら辺はどのように考えているか教えていただけますか。 ◎農政部副部長(飯島和則) 農業の後継者不足については、もう随分昔から叫ばれておるところでございまして、この青年就農給付金につきましても後継者不足の解消のためにということの施策でございますけれども、結構条件が厳しくて、この給付金を受けるにはハードルがいろいろあるかなというところです。もっとハードルの低い、若い人が意欲的に参加できるような制度というのが必要になってくるのかなというところでございますけれども、それについてはまた今後研究してまいりたいと思います。 ◆委員(星野一広) この下のところ、農地中間管理機構集積協力金、農地中間管理機構の農地バンクだと思いますけれども、その状況と、新規の就農ということと集積していく、農地をやってもらう、大きいのか、どんどんしっかりやってもらうというのが1つの大きな流れなのだと思うのですね。ずっとやっているのだと思いますけれども、なかなか大変なことだと思います。大変だからこそ聞きたいと思って、自分も農村地域に住んでおりますけれども、本当に高齢化と、同級生とかはほとんど農業をやっていないです。そういう状況がある中で、今の農家を守ること自体が大変だと私は見ていますけれども、そういった意味では、大ざっぱ過ぎて大きな質問ですけれども、部長、そこら辺のことはどう思われますか。 ◎農政部長(一ノ瀬和也) 委員のおっしゃるとおりだとは思いますが、やはり現実的には非常に難しいのかと思っております。特に国の施策である中間管理事業というのがございますけれども、なかなかこれは基準が厳しくて、例えば10年以上耕作しなければならないといったことがありますので、この農地バンクもなかなか登録がうまくいっていないというのが現状です。PRはいろいろしているのですが、そういったところも含めまして、やはり若い人が経営を拡大するために圃場を大きくしたりといったことも施策としては必要になってくるのかなと。また、所得についても、農業所得は今低いと言われておりますけれども、そういったところも国の政策等でもうちょっと引き上げてもらえるような施策があると、農業に従事する人、若い人がどんどん入ってくるのかと思っておりますけれども、これは市でどうにかするという問題ではないのかと思いまして、国、県等の動向を見ながら、市もそれに支援をしていくというほかにないのかと感じております。 ◆委員(星野一広) といいながらも、太田市の農業はどうなのかとつぶさに心配している部分があります。しっかり対応をお願いして、制度上いろいろな規定があるので、軽くということはないのですけれども、気軽にということでもなく、もうちょっとハードルを下げた形で就農する形ができればいいなと思いますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。  それでは次に行きます。198ページ、商工費の中の工業振興費、おおた渡良瀬産業団地の件が先ほど来出てきました。済みません、アンケートの件をもう1回お聞きしたいのですけれども、55件返ってきたということですが、分母のところがわからなかったので発送した数をお願いします。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 全部で約3,500部の発送を行いました。製造業から順次日にちを変えて、運輸倉庫、その他、3回に分けた発送で分母は3,500部です。 ◆委員(星野一広) 企業誘致の件で有利な立場、希望がいっぱいあるのだという話を聞いてきました。しかし、北関東自動車道沿線の各都市については、かなりの勢いでいろいろな町が手を挙げて、産業団地、工業団地をどうにかしてということでやっていますね。足利市もそうだし、伊勢崎市もそうだし、前橋市、高崎市もそうみたいです。そのような形の中で、太田市の優位性というのをわかれば教えていただきたいのですけれども。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 本産業団地、まず立地条件がすばらしい場所を認可いただいたというのが第一です。国道に面している、さらに、その国道は北関東自動車道の太田桐生インターチェンジに非常に近い、この2点が大きい。それから、今後の産業界のグローバル化の中で、内陸の関税、OICTがすぐ隣の流通団地内にある。そこからの輸出になりますと、港まで、空港までの運賃に消費税がかかりませんので、それだけでもかなりのコストダウンが見込める、この2つを大きな売りということで今進めております。 ◆委員(星野一広) 今までの企業誘致というと、例えば売買の単価を近隣よりも若干下げる、あるいは税制の優遇措置をするということをやってきましたね。そういったところというのは今回は考えていないというか、検討はされているかどうか、どうなのでしょうか。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 進出いただきました企業に対するインセンティブ、実は近隣の工業団地、皆さんが行っておりますので、乗りおくれたくないためにいろいろ検討だけはしておりますが、実際にこれができるというところまでなかなか到達しておりません。検討はこのまま続けていきますので、一刻も早く了解を得て、早く購入希望の企業に周知できるように頑張りたいとは思っております。
    ◆委員(星野一広) 今回はそういう話が出てこないなと思ってお聞きをいたしました。そういった意味では検討していただいて、今のタイミング、国の経済、海外のグローバル化も含めて、いいタイミングであるのだろうとは思うのですけれども、かといって、よその町も真剣にやっているように聞きます。そういった意味では、副市長に聞きます。トップセールスの件、あるいは最初のインセンティブの問題だとか、さまざまにクリアしなければ、しなくても来るのかもしれないのですけれども、やはり努力というのは最後の最後まで、本当にいい企業に来てもらいたいし、どうせならば、今後の太田市の経済に寄与する企業に来てもらいたいとも思っています。そういった観点では今後どのような検討をされるのか、また考えがあれば教えていただきたいと思います。 ◎副市長(清水計男) おおた渡良瀬産業団地の件でありますけれども、産業団地が売れるか売れないかということでありますけれども、売れる材料としては、その産業団地が進出企業にとって魅力的なものであるかどうかです。まずそれが第一であろうということであります。地理的条件については今担当が言いましたけれども、皆様もご理解しているとおり、地理的には抜群な場所だということは誰もがわかるということ。そこで、市長はあの産業団地にもう1つ付加価値をつけたいということなのです。例えば、過日の本会議場での答弁でも、電線地中化にしたいというようなお話もありました。あそこで使う熱をどうするかという問題があります。あわせて、進出企業にその辺でもインセンティブを与える産業団地にしたいということ、そういった魅力的なそのものが持っている産業団地が、今お話が出ました隣の町と比べて、例えば価格の面だとか、インセンティブをどのぐらい持っているかというものによって違うのだと思うのです。  そこで、もう1つインセンティブをつけ加える可能性があるかどうかというのは、やはりそういったことをトータル的に判断しなくてはならないと考えております。協議の時期は新市長が登場してからということであろうと思っております。あの産業団地は太田市の財産でありますので、何が何でも完売を目指して全部の企業が製造をしっかりと果たしていただいて、雇用の面、財政的な面で太田市に寄与してもらいたいということがまず今第一義的だろうと。そのときになりましたら、また議員の皆さんにもご提案を申し上げて協議させていただきたいと思います。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(大川陽一) 先ほどの大川副委員長の質問について飯島副部長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎農政部副部長(飯島和則) 先ほどの元気ハウスのご質問につきまして答弁したいと思います。  元気ハウスにつきましては、平成17年度の県の農業農村応援事業を受けまして、地域を元気にするためということで農産物の直売所として設置したものでございます。事業費につきましては1,265万円ということで、県の補助が30%、市の補助が50%、県が400万円、市が600万円でございます。部長が答弁しましたように、新田農産が運営をしているというところで、これをやめれば県に限らず補助金の返還が必要になってくるということでございます。あとは部長の答弁のとおりでございます。 ○委員長(大川陽一) 大川副委員長、よろしいですか。 ○副委員長(大川敬道) はい。 ○委員長(大川陽一) また、先ほどの星野委員の質問について飯島副部長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎農政部副部長(飯島和則) 先ほどの星野委員の青年就農給付金のことにつきましてご答弁申し上げます。  給付の実績でございますけれども、平成25年度から今年度までの4カ年で延べ9人の方に対して給付をしてございます。9人とも全員就農してございます。 ○委員長(大川陽一) 星野委員、よろしいですか。 ◆委員(星野一広) はい。      ◎ 会議時間の延長 ○委員長(大川陽一) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。  他にご質疑ありませんか。 ◆委員(久保田俊) おおた渡良瀬産業団地の話が出たので198ページでお願いします。すごく引き合いが多いというのは聞いています。市長も今いろいろな企業を回りながら進出したいというところがあるということも言っているのを聞いています。パンフレットを送ってということなのですけれども、私がパンフレットを見たときに、平成29年より造成を開始しますということで書いてある。しからば、造成を開始して売り始められるのはいつぐらいになるのでしょうか。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 見込みでは平成29年度、夏、8月に入らないぐらいから造成を行っていく予定でおります。この造成につきましては、おおた渡良瀬産業団地は非常に広い面積ですので、早く造成ができる、文化財がないエリアから着手していく、そして、できる限り平成31年度中に分譲に持っていきたいと考えております。 ◆委員(久保田俊) わかりました。平成31年度から分譲されるということで、今インセンティブ、優遇制度の話がありましたけれども、例えば、その優遇制度があるから行きますよというところも当然あると思います。ですから、もし優遇制度をやるのでしたら、早くその制度を確立して知らせてあげるということと、電線地中化であるとか、あと先日の市長の答弁の中では、コージェネレーションを使ってということだったと。コージェネレーションを使うとかなりのインセンティブなのですね。すごく省エネになりますから、進出企業にとっては事業運営の中では経費が安く済むということは、これも1つのインセンティブだと思うのですね。そのコージェネレーションの可能性というのはどうなのでしょう。 ◎産業環境部参事(鈴木靖) 非常にホットなお話になってしまいまして、その可能性の調査を平成29年度に行わせていただくという段階です。ですので、コージェネレーションが導入されるかどうかが来年度末のフィジビリティスタディの結果が出ませんとはっきりした話に持っていけないという状態であるために、販売のPRにまだ使えない状態であるとご了解いただきたいと思います。 ◆委員(久保田俊) わかりました。そうしたら立地の条件をまず一番に押し出してやっていくということですね。ぜひ、いい企業に来てほしいと思いますのでよろしくお願いします。  ちょっと戻りますが、194ページの森林病害虫等防除事業です。金山の松ということですけれども、今、金山の松の状況はどうなっていますか。 ◎農政部副部長(飯島和則) 金山の松につきましては、やはり松枯れ等はかなりあるのですけれども、樹幹注入による効果があらわれているのか、伐倒につきましてはちょっと減ってきているのかなというところでございます。 ◆委員(久保田俊) わかりました。私も何年も前から気にはなっているというか、心配をしていまして、私は松のオーナーになっていますので、年に1回、金山清掃で下草刈り、年々松が減っていっているのですよ。減っていったところに、今、植樹というのですか、松の植えつけはやられていますか。 ◎農政部副部長(飯島和則) 松の植樹については、市では今現在やっていないですね。太田地球環境を守る会ですとか、そういったボランティアの方が活動をしていただいておるところでございます。 ◆委員(久保田俊) それは市が全く知らない中で、言葉は悪いですけれども、勝手に場所を決めて勝手に植えているということですか。 ◎農政部副部長(飯島和則) 市では金山についての植樹はしていないということですので、久保田委員がおっしゃるとおりというか、平たく言うとそういうことになるのかと思います。 ◆委員(久保田俊) それは市有林の中に、そのボランティアの方が、農政、所管課が知らないところで植樹をしているということですか。 ◎農政部副部長(飯島和則) 農政部ではやっていないということですね。市有林ではありますけれども、農業サイドでは植樹はしておりません。 ◆委員(久保田俊) わかりました。市長も金山は太田市の非常に優秀な観光資源だということを言ってくれています。いろいろな整備をしてきて非常にきれいになってきて、いろいろな人があそこを歩いてくれていると思っていますし、今言ったようにボランティアの方が一生懸命、金山を守ってくれているのですよ。だったら、どこが所管かわかりませんけれども、やはり太田市として金山を守っていくという姿勢をしっかりと持っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。副市長、金山は大好きだと思いますけれども、どうですか。 ◎副市長(清水計男) 植樹の関係については私も、正確に金山ではないのでしょうけれども、水道山に苗木を植えたという経験がありますし、某企業の皆さんと一緒ですね。それは市も一緒にタッチしていたわけでありますので、今言ったように金山の管理の問題が、あれは農業政策課、あれは花と緑の課というのがあるのですけれども、金山関連の協議会を持っていますので、その辺も含めて連絡会議の中でよく調整させたいと思います。松があっての金山でありますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆委員(久保田俊) そうしたら、186ページの先ほど来出ています産地パワーアップ事業取組主体補助金であるとか、農産物ブランド化事業費補助金というところですけれども、2020年のオリンピックを控えて、日本産の野菜が不足するのではないかというような報道がされていたのを見た覚えがあります。やはり太田産の野菜を使ってもらう、売っていく、ただ、足りなくなったら大変なので収量を上げていくような取り組みも必要だと思うのですけれども、この太田の野菜はもうオリンピックに乗っかってしまう、ブランド化も含めて収量を上げていく、そのような取り組みは何か考えられませんかね。 ◎農政部副部長(飯島和則) 具体的にオリンピックに的を絞ってというような取り組みはまだ動き出してはありませんけれども、JAとよく協議しながら取り組んでまいりたいと考えております。 ◆委員(久保田俊) 取り組んでいただけるようによろしくお願いします。今のは野菜の話です。  次のページを開くと畜産関係の話があって、太田の豚肉の扱いといいますか、県内だと他市で豚肉を一生懸命売っているところもありますけれども、太田の豚肉はどのような状況ですか。 ◎農政部副部長(飯島和則) 豚肉について、養豚についての資料が手元にないものですから、牛に関するものばかりです。大変申しわけございません。また改めて養豚について。 ◆委員(久保田俊) 済みません。唐突に養豚、豚肉の話をして申しわけなかったのですけれども、これは私どもの会派の仲間がぜひ言ってきてくれということで承ってきたので言います。豚肉を太田のブランドとして売り出せないかということなのです。豚肉の質がどうとかではなくて、オリンピッグとか五輪ピッグとか、ネーミングだけでブランド化できないかということなのですね。もしかしたら、そのようなアイデアももう商標登録されているかもしれませんけれども、そういういろいろな売り方、これは豚肉に限らずに鳥肉でも、今言った牛肉でも、野菜でも、太田でつくったものを売り出していくためのブランド化というと仰々しいのですけれども、太田産なのだというのをいろいろなアイデアを使って一生懸命売り出せたらいいなと思っているのですけれども、いかがでしょう。 ◎農政部副部長(飯島和則) 豚に限らず農畜産物につきましては、太田市のものをPRしていくという取り組みは積極的に進めておりますので、豚肉も含めまして、太田でとれたものは全部積極的にどんどんPRしていく、商品開発もしていくのだという取り組みをしていきたいと考えております。それには、農協ですとか、生産者の方々との意見等も聞きながら進めてまいりたいと思っております。 ○委員長(大川陽一) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(大川陽一) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                       午後4時48分休憩 ○委員長(大川陽一) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後5時10分再開 ○委員長(大川陽一) 休憩前に引き続き会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。      ◎ 8款土木費・11款災害復旧費・住宅新築資金等貸付特別会計・八王子山墓特別会計に対する質疑 ○委員長(大川陽一) 次に、8款土木費、11款災害復旧費、住宅新築資金等貸付特別会計及び八王子山墓特別会計について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(高橋えみ) それでは、212ページ、8款3項1目、河川水路維持経費のところでお伺いをいたします。これは排水路などの清掃ですとか、水路の除草などをしていただいているのだろうと思いますけれども、これは直近だと何名ぐらいの体制でやってくださっているのかというのと、過去3年間の工事をしてくださった数字を教えていただけたらと思います。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 河川水路維持経費について答弁させていただきます。まず、水路の清掃等につきましては業者に委託をしております。それから、過去のデータですが、平成27年度が1万4,345メートルです。平成26年度が1万747メートルです。平成25年度が1万2,451メートルになります。 ◆委員(高橋えみ) では、年々ふえていると受け取ってよろしいですね。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) ふえております。 ◆委員(高橋えみ) 直近だと何名ぐらいの方が携わってくださっているのでしょうか。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 業者委託でございます。 ◆委員(高橋えみ) わかりました。年々高齢化が進んでおりまして、うちの地元でもこういった河川の掃除をしてもらいたいということで要望いただきまして、道路保全課の皆様には、課長に受けていただきまして感謝を申し上げます。今後も高齢化はどんどん進みます。いろいろな団地の中で、何年か前までは自分たちで掃除ができたと。でも、10年、20年後になって、今はもうできないというところが結構ふえているのではないかと思いますけれども、今後の対応というか、何かお考えになっているところというのはあるのでしょうか。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 委員のおっしゃるとおりで、地域で清掃をしていたところができないということもふえてきています。なるべく地域の要望に応えるよう努力をしてまいりたいと考えております。 ◆委員(高橋えみ) わかりました。なるべくお応えいただけるということで、受けるほうは大変かと思うのですが、どうかよろしくお願いいたします。  ちょっと戻ります。208ページ、8款2項道路橋りょう費で2目道路維持費に関連してお伺いをいたします。道路の補修をしていただいているのだろうと思いますけれども、年々道路が傷んできているように感じますけれども、こういった補修の工事というのは直近でやっていただいているのでしょうか。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 道路保全課の現場職員によります応急工事につきましては、小穴や路肩の崩れ等が主でございます。 ◆委員(高橋えみ) これは何名ぐらいでやっていただいているのでしょうか。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 応急工事係の下に維持班が2班ございまして8名でやっております。 ◆委員(高橋えみ) いつも連絡するとすぐ来ていただくのですけれども、8名でやっていただいて実際、今、どうなのでしょうか。人員的に足りているというふうに感じられますか。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) こちらは職員総出でやる体制もできておりますし、地元並びに通行者の方々の要求に応えるべく対応をしているところでございます。 ◆委員(高橋えみ) わかりました。それでは、この体制で大丈夫ということで伺いましたけれども、年々道路も傷んできているようですので、きっと現場は大変なのだろうなというのを肌で感じております。ぜひ体制を整えていただきたいと思いますけれども、これに関して、吉田参事、お願いいたします。 ◎企画部参事(吉田稔) 道路保全課の関係につきましては、聞いておりますところですと、旧3町の道路舗装につきましては来年度から委託に回して、そして、その分を応急工事係の今の2班8名の体制を強化するというようなことで聞いてございます。おっしゃるとおり、技能労務職員につきましては退職補充の採用はしていないところでありますけれども、再任用、臨時職員等によりまして市民サービスの低下を招かないよう、民間委託などを考慮して対応してまいりたいと考えております。また、人員配置については所管課ともよく協議をして、市民サービスを維持できるように配慮してまいりたいと考えております。 ◆委員(高橋えみ) わかりました。ぜひそのようによろしくお願いいたします。  続きまして、216ページ、8款4項2目、都市計画道路整備事業に関連して伺わせていただきます。昨年の11月だったかと思うのですが、区長に1度、陳情案件を戻していただいていたと思うのですが、その現況を教えていただきたいと思います。 ◎道路整備課長(齋藤貢) 委員が申されたとおり、昨年、区長のところに私どもが預かっている214件の未着手案件の陳情につきまして、採択したまま1回お返しして、現地を確認していただいたり、あとは順位づけ、要は限りある予算の中でいかに有効に使うかということで、地区の方にどこが優先順位の一番なのだということをお願いしました。1月の区長会にて1回お返ししまして、3月末でもう1度戻していただくような計画になっております。それで再度、うちのほうでバランスよく、効率よく、順番を決めて、推進を図っていこうと思っております。 ◆委員(高木勝章) では、220ページ、8款4項5目、公園整備事業の中のスケートボードパーク建設事業についてお聞きいたします。まだ計画の段階だと思いますが、現時点での考え等がございましたらお聞かせください。 ◎花と緑の課長(田村武磨) 現在の状況につきましては、まだスタートラインには立っておりません。それというのが、今現在、予算はつきましたけれども、各団体等とまだ詰めている状況でございます。これから占用の関係もまだ問題があるような状況でありますので、そちらをまず第一に考えまして、関係機関とよく調整を図りまして、その後、代表の方等を集めまして、1団体に限らず、スケートボードだけではなく、インラインローラーだとかローラースケートといったものも考えていますので、いろいろな団体等と協議をしながら進めてまいりたいと思っております。 ◆委員(高木勝章) スタートラインにまだ立っていないということですが、要望ということでお話を少しさせていただきます。各種団体とお話をされているということなので、そういう特殊な施設ですので、やはり使う方の使い勝手がいいほうがいいと思いますので、ヒアリングというか話し合いで、各団体いろいろな方がいらっしゃると思います。1つではなく2つ、3つとあると思いますので、できるだけ1つの輪をどんどん重ねていく。オリンピックではないですけれども、うまく交わって、使う方たちがうまく利用していただきたいという部分がございますので、そのような団体というのはどのような感じでやるか、今考え等はございますでしょうか。話し合いをするのにございますか。 ◎花と緑の課長(田村武磨) 今言われたとおり、今後、団体等、インラインスケートだったり、あとはスケートボードの方、そういった情報をいろいろ集めまして、代表者の方を集めて協議していきたいと思っております。 ◆委員(高木勝章) 自分なども思いますと、練習をする場所をつくるのか、大会ができるようなコースをつくるのかでも全然コンセプトが違いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、まだ計画段階、スタートラインにも立っていないということですが、管理運営に関しましては、この間の統括質疑でも直営という言葉をお聞きしたのですけれども、今の段階ではどのようなお考えがありますか、お聞かせください。 ◎文化スポーツ部長(尾崎正行) スケートボードパークの完成後の管理運営でございますけれども、こちらにつきましては、スポーツ施設管理課で担当させていただく予定でございます。管理運営につきましては、他市の同様な施設等を参考にしながら、安全性を考慮して管理運営していきたい。また、今ご議論がありましたとおり、今後、利用団体等と利用方法等について協議をしていきたいと考えております。 ◆委員(高木勝章) スケートボードは、転倒、けが等が考えられますので、直営ですと、いろいろ規約とか誓約書を書かせなくてはいけないと思います。無料でいくのか、またこれから検討されると思いますが、年会費を取って登録者にしか使わせないというような考え等がございます。先ほど他市を参考にと言いましたが、もしお名前が挙げられるようでしたらば、どこの市を目標にしているかお願いできますか。 ◎文化スポーツ部長(尾崎正行) まだ他市の運営状況まで調べていないのですけれども、私が担当と見たところは、伊勢崎市と深谷市の現地は見させていただきました。 ◆委員(高木勝章) 近いところで伊勢崎市がありますけれども、伊勢崎市は5種類の練習場のような感じで、屋外でネットが張ってあって、無料で直営ということで行っております。あと、僕が推奨するというわけではないですが、足利市にサンフィールドマウンテンバイクパークがございまして、そちらは市が持っている山を民間に業務委託して管理運営を任せている。システム的には、まず町内にその山を貸し出しして、町内が民間委託をしているという方式をとっておりまして、年会費2,000円で運営していて土日のみということであります。やはりけがはつきものなので、しっかり誓約書を書かせてということでやっております。まだ計画の段階ではありますが、行く行くは民間団体に大事に使っていただけるかなというのがございますので、そのような考えも考慮していただける考えはございますか、お聞かせください。 ◎文化スポーツ部長(尾崎正行) 今、委員のおっしゃるとおり、安全性がまず一番だと私は考えております。また、利用方法につきましては今後検討になるかと思いますけれども、登録制とか、いろいろな方法は考えられると思いますけれども、それにつきましては今後検討させていただきたいと思います。 ◆委員(高木勝章) それではよろしくお願いいたします。  続きまして、216ページ、8款4項2目、都市計画道路整備事業の中の西部幹線についてお聞きいたします。改めまして、完成予定といたしましていつごろを目指していますか、お聞かせください。 ◎道路整備課長(齋藤貢) 西部幹線道路の整備につきましては、平成11年度より事業を行ってきました。現在、進捗率が84.65%となっております。来年度、両サイドの県道の接続部分の交差点改良を行いまして、あとは本線の表層、舗装の一番上の部分を行って、来年度完了予定であります。 ◆委員(高木勝章) では、平成29年度ということでよろしいでしょうか。まだ完成していない部分もありますので、そこの先のことを言うとちょっとあれですけれども、工業団地等も隣接している場所ですので、この間、北か南につなげるという答弁もありました。北が先か南が先かはありますけれども、現時点でどのような感じかお答えできますか。よろしくお願いします。 ◎道路整備課長(齋藤貢) 今の西部幹線を有効利用するには、やはり大きな通りへ接続する部分が必要だと思っております。今、新田東部工業団地の話もあります。うちのほうの意見としては、課題もあるのですが、西部幹線の北進部分、太田大間々線バイパスまで進めていきたいと思っております。南側についても、やはり国道354号まで接続する必要があるのかということで検討も進めていきたいと思っております。
    ◆委員(高木勝章) それでは、一応計画道路ですから、図面でもここの土地というのは大体決まっているのでしょうか。 ◎道路整備課長(齋藤貢) まだ図面はできておりません。ただ、都市計画決定がなされておりますので、その区域になるのですが、実は西部幹線の北進部分については、一部都市計画変更をしなくてはならない箇所があります。というのは、北部幹線の太田大間々線に近い部分に古墳がありまして、古墳を避ける必要が出てきたわけなのですね。そうすると、もちろん北部幹線の都市計画変更をしなくてはならないと同時に、交差点ですから井桁にするわけにいきませんので、西部幹線の太田大間々線交差点部分も変えなくてはならないという面があります。都市計画の変更も視野に入れて進めていきたいと思っております。 ◆委員(高木勝章) ご尽力していただきますよう、よろしくお願いいたします。  続きまして、216ページ、8款4項3目、市街地再開発事業、(仮称)太田北口駅前整備、受楽寺跡地だと思うのですけれども、今の市が所有している購入した土地の有効活用とはどのような考えをお持ちでしょうか、お聞かせください。 ◎市街地整備課長(山川勉) 委員がおっしゃられている通称受楽寺跡地商店街、美術館・図書館の西側でございますが、平成28年度で現在約700平米の用地取得を済ませております。今年度末で約815平方メートルの取得予定となっております。利活用ということなのですが、現時点では取得用地を一体利用というのは難しいということで、当面は臨時的駐車場として活用を考えています。将来的には区画整理等で集約等を行っていきたいと考えています。 ◆委員(高木勝章) 隣が美術館・図書館ですので、多分これからオープンしますとイベント等がありますので、反対にイベントのときに一般ではなくて、身内の業者の方に貸す駐車場にしてもらっていたり、あと地元や地域から、もし貸してください、お祭りで使いたいのですとか、あそこで今商売をやっている方もいまして、イベントをやっていきたいというお話も聞きましたので、使用可能な限り使わせてあげていただきたいと思いますけれども、そのようなお考えはありますでしょうか、最後にお聞かせください。 ◎市街地整備課長(山川勉) 受楽寺跡地商店街につきましては、小区画がかなり多いということで、先ほど駐車場と言いましたけれども、縦列駐車で二、三台しかとめられない用地ということで、なかなか使い勝手が悪いというところがあります。今後、美術館・図書館の臨時の駐車場につきまして、あと地元との利用ということも一応運用の方法を今後検討して進めていきたいと思います。 ◆委員(高木勝章) 可能な限り、地元のそういう話し合いでだめから入らないで、どうしたらできるかというような考えから入っていただきたいと思いますので、最後に一言お願いいたします。 ◎市街地整備課長(山川勉) 地元の方、まだ商店等をやられている方もいらっしゃるわけで、その方の今後の活性化というか、地元の商店の活性化も含めて検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(渡辺謙一郎) 206ページの空家等除却補助金ですけれども、現在空き家というのは太田市で確認しているのは何軒あるのか、お聞かせください。 ◎都市政策部参事(吉田伸也) 現在、建築住宅課で管理しているというか、わかっている範囲では365軒の空き家を確認しております。 ◆委員(渡辺謙一郎) 今回の金額というのは何件分を見込んでいるということでよろしいでしょうか。 ◎都市政策部参事(吉田伸也) 危機管理室のときから確認している中で、年間約40軒解体されるということがわかりまして、それに対しまして今回は30軒を考えております。 ◆委員(渡辺謙一郎) 済みません、年間40軒ですか。もう1度お願いします。 ◎都市政策部参事(吉田伸也) 年間40軒ぐらい解体されている物件を確認しておりますので、今回のスタートの補助としては30軒を目安に考えております。 ◆委員(渡辺謙一郎) 年間40軒解体しているから30軒はよくわからないのですけれども、30軒ということでいくと10年とかかかると思うのですけれども、その後は、その持ち主がわからないというのが不動産屋に聞くとよくあるのですね。そういう情報というのは開示できるとかできないとか、どうなのですか。 ◎都市政策部参事(吉田伸也) 現在、資産税情報とかをこちらで確認できますので、所有者の特定なり、相続できる方、また、相続関係者を確認しまして、そちらの方に助言、通知等を発送している状態であります。 ◆委員(渡辺謙一郎) 発送しているということですけれども、それに対して応答というか、遠くに住んでいる人だとか、普通、近所の人ではわからないような不明な方とか、365件中どのぐらい発送しているのですか。 ◎都市政策部参事(吉田伸也) 現在157件発送しております。中には、電話連絡等で相手の承諾を得られまして、空き家等ということなので樹木が隣のうちに繁茂しているというケースもありますので、それも含めた先ほどの件数ですので、きちんと管理をしていただいたり、通知を出す前に更地にしていただく場合もありますので、発送した件数につきましては157件でございます。 ◆委員(渡辺謙一郎) それでは、全然連絡がとれない件数というのはどのぐらいあるのですか。 ◎都市政策部参事(吉田伸也) 発送はとりあえずして、返信がないというのが何件かあるのですけれども、全体では相手先がわからないというのは5件以下ぐらいの範囲なので、とりあえず相手先はわかりますので通知だけは出している状況でございます。 ◆委員(渡辺謙一郎) それでは、ほぼわかっているということで、今後ともよろしくお願いします。  続きまして、208ページないし216ページの陳情道路関係で先ほど同僚委員からありましたけれども、時間切れだったみたいで僕ももう少し聞きたいことがあるのです。先ほど214件が未着手ということで、年間どのぐらい処理できるのか教えてください。 ◎道路整備課長(齋藤貢) 実績ですが、今年度、今現在で40件ほど、工事が40本、昨年が45本という数字になっております。 ◆委員(渡辺謙一郎) そうすると、5年ぐらいでということですかね。 ◎道路整備課長(齋藤貢) 現在のままですとそういう形になるのですが、きょう現在申請が34件出ているのですね。要するに、34件出ていて行っているのが40本ですから、わずかな数字しか減らないということもありまして、地区として優先順位をつけていただいているような状況でございます。 ◆委員(渡辺謙一郎) そうすると、金額的には大体3年でいいですけれども、どのぐらいをかけたかというのを教えてもらえますか。 ◎道路整備課長(齋藤貢) 予算ベースなのですが、平成26年度が3億80万円、平成27年度が3億630万円、平成28年度が4億2,990万円という数字でございます。 ◆委員(渡辺謙一郎) ふやしていただいているということで大変ありがたいのですけれども、ちなみに、数字を一気に少なくするということはできるのかどうなのか、お考えを。 ◎道路整備課長(齋藤貢) 確かに、一挙にやりたいという面もあるのですが、生活道ばかり整備したとしても、やはり幹線もというバランスが問題になってくると思うのですね。そうすると、やはり全体のバランスを考えてやっていかないと、生活道はいいけれども、幹線道路が悪いというわけにいきませんので、ある程度バランスをとっていかなくてはならないのかと思っています。 ◆委員(渡辺謙一郎) このペースでいくと、5年前に出した人は5年後にできるような感じだと思うのですけれども、せめて2年ぐらいでできれば少しわかるのかなというような気もするのですね。今後、どのように考えていくのか、大変難しい話だと思いますので、まず部長からいいですか。 ◎都市政策部長(恩田洋一) 今、道路整備課長が申しましたとおり、道路整備、補修、保全も含めて市の予算の中に占める道路予算というのは大まかに決まっていることだと思うのです。その中で、どこを重点的にするかということになってくるかと思います。陳情ばかりという話にもいきません。また、実際に限られた人員の中で設計して、工事管理して、適正な発注規模というものもやはりあると思います。そういった面を総合的に考えて、今やるべきことは何かという重点を置いて、道路全般の予算をどう配分していくかというのを考えながらやっていくことが重要かと考えております。 ◆委員(渡辺謙一郎) この件に関しては、最後に副市長にも一言いただいて、次の質問にさせていただきます。 ◎副市長(清水計男) きのうの午前中も議論がありましたけれども、予算の問題であります。歳入の問題、歳出の問題が議論されましたけれども、極めて厳しいという認識を委員の皆さんもお持ちのようでありますけれども、やはり我々行政を執行する立場というのは総体的なバランスだと思うのです。予算をどう配分するか、緊急性の問題があるのだろうと思います。生活するのに今本当に生命に危険があるのだとか、事故の事案が出そうだとか、そういう問題を優先していかなくてはならないというのはあります。その中で、今、担当部長もおっしゃったとおり、どういうふうに道路予算の中で新設なり、改良なり、あるいは舗装なりに配分していくのかというバランスです。一気によくなるというわけにはいかないですね。生活道路を中止して幹線道路だけ集中的にやりなさいという議会の了解でもとれればこれは別でしょうけれども、なかなかそういうわけにはいかないということです。地道にいくしかないのかという感じがいたします。 ◆委員(渡辺謙一郎) わかりました。  続きまして、220ページの八王子丘陵管理費に遊歩道の管理費というのがないのですけれども、金山総合整備管理費を見ると金山遊歩道管理委託料があるのですけれども、八王子山はやらないのか、お聞かせください。 ◎花と緑の課長(田村武磨) 八王子丘陵に関しましては、62.8平米の整備と遊歩道として12キロはもう終わっているような状況でございます。今現状では維持管理ということで除草等を行っているような状況になっております。 ◆委員(渡辺謙一郎) そうすると、つくるという話ではなくて、金山は遊歩道管理委託料というのがあるのですけれども、八王子丘陵はそういうものがなくてもやっているということでよろしいのですか。 ◎花と緑の課長(田村武磨) 委員の言われたとおりでございます。下草刈りは管理ということで行っております。 ◆委員(渡辺謙一郎) それにあわせて、今度は金山総合整備管理費の中には除草業務がないのですよ。八王子山公園(北部運動公園)管理費を見ると除草業務委託料はあるのですね。これは入っていないけれども、金山は除草業務をやっているということでよろしいのでしょうか。 ◎花と緑の課長(田村武磨) こちらの予算の中で金山遊歩道管理委託料の中に除草作業が入っております。 ◆委員(秋山健太郎) 206ページ、空家等対策事業に関連してお聞きをしていきたいと思います。空家等対策計画を策定いただきましたが、空家等対策計画をネットで検索すると、空家等対策計画(案)という昔のものが出てきてしまうのです。これは紛らわしいのですけれども、何とかなりませんか。 ◎都市政策部参事(吉田伸也) 大変申しわけありません。至急、案のほうを訂正させていただきます。 ◆委員(秋山健太郎) 続いてですけれども、去年の12月定例会の一般質問で空き家については質問させていただきまして、その市長答弁で解体だけではなくて利用であるとか、ほかの方法についても検討していく旨の答弁があったかとは思うのです。例えば高崎市は前も例に挙げさせていただきましたけれども、解体費用の一部助成と管理を委託したときの費用の助成であるとか、サロンへの改修の助成または賃貸への助成といった一歩先んじた施策を展開しております。大分予算も違うのですけれども、平成26年度実績で2億円、平成27年度では1億6,000万円の助成を行っているということなのです。今後、やはり解体の補助だけではなくて、拡充というものをしていっていただきたいと思うのですが、この点、担当課としてはいかがお考えなのでしょうか。 ◎都市政策部参事(吉田伸也) 来年度につきましては、除却補助をまず進めて、どのくらいの方が除却補助を申し込んでいただけるか、また、日ごろ窓口で相談も受けておりますので、市民の要望が多いかどうかも研究させていただきまして、とりあえず来年度は空き家補助に重点を置いて進めてまいりたいと考えております。 ◆委員(秋山健太郎) 空家等対策計画(案)の段階だと、新築の支援補助というのを検討しておったと思うのです。ということは、いろいろな方面で検討はしていたのかと思いますので、ぜひ幅広く検討していただければと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎都市政策部参事(吉田伸也) 今後研究させていただきまして、また、市民の要望等も踏まえまして進めていきたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いします。 ◆委員(八木田恭之) それでは、208ページの土木費の狭あい道路整備事業について、まずこの概要をお聞かせいただきたいのです。 ◎都市政策部参事(小暮裕) 狭あい道路整備事業の概要ですが、まず、この事業については平成19年7月より狭あい道路整備事業として始めました。目的としては、市内には4メートル未満の狭隘道路が多数存在しており、通行の支障や災害時、緊急時においての緊急車両の進入が困難になるなど問題が生じていたことにより、狭隘道路解消を目的としてあります。内容としては、幅員1.8メートル以上4メートル未満の道路に接して建築物等の新築、増築等を行うとき、建築基準法で道路後退が定められている土地について、後退部分の取り扱いについて事前協議を行い、寄附していただける場合は用地の測量、支障物件の撤去、舗装工事までを全て市で実施するものであります。 ◆委員(八木田恭之) これはたしか拡幅等、それから交差点隅切りがあったと思うのですけれども、そちらも聞かせてください。 ◎都市政策部参事(小暮裕) 平成27年度からは、隅切り用地に関しては法律で後退の義務がありませんので、買い上げるような形で新しく制度を改正しております。 ◆委員(八木田恭之) この事業が始まってからどのぐらい広がった延長があるのか、あるいは隅切りの箇所があるかというのはわかりますか。 ◎都市政策部参事(小暮裕) 平成19年から平成28年の1月末まででおおむね30.4キロは片側の拡幅のみでありますので、全体にすぐに4メートルという形ではありません。隅切りに関しては、今のところまだ三、四件ぐらいしか協力をもらえていないような状態であります。 ◆委員(八木田恭之) それでは、208ページにある平成29年度予算というのは予定が決まっていますか、それとも申請等によってということになりますか。 ◎都市政策部参事(小暮裕) 先ほども説明したとおり、確認申請時にということでありますので、この場所という決定はありません。 ◆委員(八木田恭之) 隅切りについてもこれは同様ですか。 ◎都市政策部参事(小暮裕) 同様に、やはり隅切りの必要な土地のみの対応になります。 ◆委員(八木田恭之) 条件が決まっている事業ということになります。ただ、道路の拡幅、通行しやすい隅切りにつながるということなので、ぜひ積極的なPRをして活用いただければと思いますので、その辺をよろしくお願いして、次に移ります。  次は、220ページです。8款4項4目公園管理費の補修工事費1,800万円とありますけれども、平成29年度は1,800万円の予定、計画があるかどうかお尋ねします。 ◎花と緑の課長(田村武磨) まず1つ目につきましては、都市公園等のトイレの改修工事ということになっております。この内容につきましては、くみ取り式のトイレを水洗化するということになっております。もう1つにつきましては、都市公園等の遊具の新設を考えております。この2点を中心に考えていきたいと思っております。 ◆委員(八木田恭之) 今回、私は総括質疑のテーマとして、公共施設のマネジメントということでやらせていただきまして、公園というのも広い意味では公共施設に入っていく。そして、管財のほうでまとめた計画の中では公園は外してあるということになりますが、ストックとして見ていった場合には、やはり公園の保全、維持管理は必要になると思います。計画的な整備というのも今後検討する必要があると思いますが、所管の考え方としてはどういうふうにやっていくか、方向性があればお聞かせいただきたいと思います。 ◎花と緑の課長(田村武磨) 計画的な整備というのは今現在考えておりません。基本的に、現状では要望等が非常に多く、そういった形での対応が重要視されていると思っております。その中で、遊具等につきましては直営で直したり、公園の選定等につきましても直営、また、危険なものについては業者委託といった形で進めてまいりたいと考えております。 ◆委員(八木田恭之) 施設、いわゆる箱物ではないので考え方は違うということもあると思うのですが、これから有効に費用を使っていく上では計画的にやられる部分もあっていいのではないかと思います。例えば226ページ、金山総合整備管理費です。公園のほうの所管でいくと、西山・東山公園ということになると思うのですが、丘陵地でありますから、遊歩道の整備というか傷みも激しいと思いますし、また、歩道に木造の橋もかかっています。この辺の傷みというのも出てくると思いますので、ぜひ計画的な保全という面で進めていただければと思うのですが、その辺の考え方をもう1度お伺いします。 ◎花と緑の課長(田村武磨) 確かに金山は大事だと思っております。今現在、やはり維持管理を中心に行っておりますが、来年度もそういった形で金山の頂上だとか、東山、西山についても除草作業を行っていく予定でおります。もう1つとしましては、東山公園の水芭蕉を守る会という方がお見えになりまして、太鼓橋の下にミズバショウの群生があります。そちらをきれいにしてほしいという要望がありましたので、あわせて行っていきたいと考えております。 ◆委員(八木田恭之) 先ほどもお話が出ましたけれども、金山は観光集客につながる大事なところであるという認識もあるということでありますので、ぜひ計画的に補修をして、人が行きやすい、歩きやすい場所にしていただければと思います。  あと、やはり木は腐食していきますので、木造部分の整備したところはぜひ点検して必要な補修をしていただければと思うのです。今回ついている修繕費13万円は寂しいのではないかと思いますが、どうでしょうか。 ◎花と緑の課長(田村武磨) この中でやるということもありますし、また、委託管理の中でも考えていきたいと思っております。 ○副委員長(大川敬道) まず最初に、300ページ、11款災害復旧費に関連して質問したいのですが、昨年、熊本地震のほうに本市でも応援に行ってくれたと思うのですけれども、それについて何か感想とか行った方のフィードバックのようなものがあったら教えていただければと思います。 ◎都市政策部参事(小暮裕) 熊本地震に関しては、建築指導課で被災建築物応急危険度判定ということで広域支援がありましたので、4月25日から4月29日、派遣人数8名で熊本に入りました。感想というのではないのですが、派遣で入って実感したことであります。行政としてまず何ができるかということで、派遣で行った人の実体験というのは、今回、派遣人数8名のうち3名だけが新潟の中越沖等で経験者がいましたので、新たに5名の実践経験者ができたということを考えると、やはり今後の経験者のスキルという部分があります。  もう1つは、大規模な地震が起きたときには、逆に災害本部として受け入れるという形もありますので、その辺をどうするかというのはかなり問題があると思いました。今、群馬県被災土地建物判定対策推進協議会を立ち上げて、群馬県と県内市町村で構成されていますが、判定士の養成の講習会を開いたり、または模擬訓練という形でスキルアップをやってみたり、あと協議会で机上の訓練になるのですが、シナリオを持って災害本部の動きを検証するような研修を実施している内容であります。 ○副委員長(大川敬道) 本市にも、またそういった経験が生かせればと思いますので、よろしくお願いします。  続きまして、210ページ、幹線道路整備事業についてお伺いいたします。新田町の2級62号線下江田から尾島のほうに抜ける道なのですけれども、その道について完成予定とか課題とかがありましたらお願いいたします。 ◎道路整備課長(齋藤貢) この2級62号線につきましては、旧新田町と旧尾島町をつなぐ幹線道路で旧新田町時代の平成15年から事業化が進んでおります。これは最後に石田川にかかる橋をかけて終了の予定でございます。平成31年度完了予定です。現在の進捗率は事業ベースで43%でございます。 ○副委員長(大川敬道) その課題はありますか。 ◎道路整備課長(齋藤貢) 課題ですが、用地取得率が現在94%でございます。6%、3人だったか、地権者数がわからないのですけれども、何人かの同意がまだ得られていないという状況にあります。根気強く丁寧に説明して、ご理解いただけるような形で努力したいと思っております。 ○副委員長(大川敬道) 私も地権者の話を聞いたのですけれども、かなり厳しいと思いまして、まず第一に、こちらの道路をするに当たって地権者の同意はもらわないで、一方的に計画してしまったのかどうかというのをお願いします。 ◎道路整備課長(齋藤貢) 原則的にうちのほうで同意書をいただいているのは陳情書だけです。陳情書につきましては、地元の総意という意味で同意書をいただいております。そのほかにつきましては、同意書をとらずに地元説明会で事業のご理解をいただいて、個々に契約していくという形をとっております。 ○副委員長(大川敬道) 地権者の方の同意はなかったけれども、地元の総意はあったので始めたということでよろしいのですか。 ◎道路整備課長(齋藤貢) 事業が始まったということは、事業説明会をして、その地区で一応事業の同意を得たと。ただ、同意を得ただけで個々で条件が違いますので、契約に至っては個々の対応という形になってしまいますので、まだ何件か個々の対応がし切れていないというのが現実だと思います。 ○副委員長(大川敬道) その中で地権者の方が3名いらっしゃるということですけれども、私も地権者の1人には会ったのですが、もう退職して65歳ぐらいの方なのです。その方が道路にはみ出していて、地元からあなたのためにこの道路ができないぐらいのこととか、いろいろ意見も言われてしまうというか、本人も恐縮しているような感じなのですけれども、道路をつくるに当たっては地元の総意は必要ですけれども、地権者の方にある程度詰めてもらって道路を計画してもらえればと。あと、インターチェンジの地権者も、まだ1人、同意が完璧に得られていないということなので、計画を先に言うのではなくて、地権者の同意を得てから道路を進めるような形でお願いしたいのですけれども、その点について部長の意見をお願いいたします。 ◎都市政策部長(恩田洋一) 同意という話でございますが、まず計画段階があって、市としてこうやりたいという話があると思います。徐々に事業が進んでいきますと道路の線形が決まって、用地測量が入ってということになっていくのだと思うのです。先ほどの2級62号線につきましては、旧新田町の当時から始まったということで定かなことはわかりませんが、当然最初の段階では、総意としてはあったということだと思います。実際に事業が進んでいった段階で道路に住宅が当たるという話になってきたのだと思われます。やはり最初から全ての同意を得ろということで進めますと、事業自体が確実な用地の単価とか、どこに道路の位置が来るのだとか、そういった詳細まで全て事業計画を立ててからということになりますので、現実問題は多分できない話だと思います。委員のおっしゃっていることはわかるのですけれども、現実問題無理かと感じております。 ○副委員長(大川敬道) わかりました。  続きまして、同じく水路の件でお伺いしたいのですけれども、新田町の親水公園に矢太神水源の水が流れていると思うのですけれども、その水路の変更は考えているかお願いしたいのです。 ◎道路整備課長(齋藤貢) 現在、矢太神沼のところに新田北部工業団地、元パナソニックがあったところだと思うのですが、あそこの工業団地の排水と沿線の県道足利伊勢崎線と藪塚インターチェンジの調整池の配水池の水が矢太神沼の一部に落ちているような状況です。これについて委員が申しているのは、要するに環境の関係だと思うのですが、今うちのほうで接続させていただいていますけれども、河川なので県が管理しているのですけれども、県から何か言われるということであれば、うちのほうも考えなくてはならないと思っているのです。今、県から何の要請もない状況なので、動きようがない状況であります。 ○副委員長(大川敬道) わかりました。  先ほどの確認なのですが、208ページ、道路維持経費について先ほども話があったのです。確認したいのですけれども、道路をつくるのは今後は本市ではやらないような形になるのでよろしいのですか。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 道路保全課でやっております巡回舗装の関係でお話をさせていただきます。現在、職員のほうで藪塚行政センター、木崎行政センター、生品行政センター、綿打行政センター、尾島行政センター、世良田行政センター管内の巡回舗装をしておるのですが、職員の高齢化もありまして、来年度は業者委託で行いたいと考えております。 ○副委員長(大川敬道) わかりました。  続きまして、218ページ、公園管理費についてお伺いいたします。同じく新田町のエアリスホールの前のケヤキ並木なのですが、南のほうに下っていくとお医者さんがあるのですけれども、そこのところがかなり盛り上がっているのです。まず聞きたいのが、ケヤキというのはいつぐらいに植えたかはわかりますか。 ◎花と緑の課長(田村武磨) 今資料がございませんので、わかりかねます。 ○副委員長(大川敬道) ケヤキはこれからもっと大きくなると思いますので、かなり歩道が盛り上がっているのですね。危ないと思いますので何か対策をと思うのですが、その点、部長のご意見をお願いします。 ◎行政事業部長(蛭川信一) 大きな樹木の根とかが張って道路が変形しているような場所というのはほかにも幾つかあると思うのですけれども、特に花と緑の課でできる部分というのは、それ以上もう根が張らないようにぐらいのところまでしかできないと思うのです。物理的にはアスファルトをはがして、根を全部取ってやればできないことはないと思うのですけれども、それをやると経費がかなりかかってしまいますので、とりあえずはこれ以上ひどくならないような方法を考えてうちのほうは対応していきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○副委員長(大川敬道) 後で部長も現場を見てもらえると、かなり危ないと思いますので、自転車とかでもしけがをしてしまった場合、損害賠償という話にもなってしまいますから、現状を確認してもらって見ていただければと思いますのでよろしくお願いします。 ◆委員(岩崎喜久雄) 209ページ、8款2項4目橋りょう維持費でお伺いしたいと思います。本市の橋梁ですが、恐らく65%以上の方は、役所に来るにしても必ず橋梁をくぐるという認識が私もあります。私の場合は橋梁を4カ所くぐらないと来られないような事情でもあります。本市の橋りょう維持費の中で所管で幾つぐらいの橋梁がありますか、お答えください。 ◎道路整備課長(齋藤貢) 道路台帳上で2メートル以上のものが橋梁として扱われております。最新なのですが、平成28年4月1日現在で橋梁数が785橋あります。 ◆委員(岩崎喜久雄) この橋梁に関しまして、耐震化というものはどの辺まで進んでいるでしょうか。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 15メートル以上の橋梁につきましては、橋梁の長寿命化計画が策定をされており、それに基づきまして補修工事も行っております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 従前、過去に老朽化が非常に進んでいまして、市民の方から、そしてまた区長から、そういった橋梁の損傷に対する修理のアポイントメントという形は何かありましたでしょうか。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 私は特に地元からの要請というのは聞いてございません。 ◆委員(岩崎喜久雄) 橋梁の長寿命化における新たな点検とか、今ささやかれていますが、橋桁の下の部分などの調査というのはどのような形で行われていますか。
    ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 業者委託をして点検を行っているわけですけれども、決まりが近接直視ということで、人間の目で確認をしております。 ◆委員(岩崎喜久雄) その場合、足場をつくったり、非常に難しい形もあるという話もよく聞きますが、昨今は橋梁に対してドローンを使ったメンテナンスが有効かという話もありますが、その点につきましてドローンの使用を考えたことはありますでしょうか。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) まだ標準の歩がかり等におきまして、そういった機材を使うというのはございませんので、今のところ考えておりません。 ◆委員(岩崎喜久雄) その点、ドローンを使ってもらえれば非常に経費も浮くかなという認識が私もあります。  最後になりますけれども、道路橋梁の示方書という形で5段階の話の中で、橋梁のコンクリートというのは40年が一番固くなるような話も自分も伺っておりますけれども、今後、耐震化するにおきまして、先ほどパーセントがありましたが、何年度ぐらいに橋梁の耐震化が終了する予定でございますでしょうか。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 現在、15メートル未満2メートル以上の橋を点検しているところなのですが、これが終わるのが平成30年度の予定です。それから、平成31年度に長寿命化計画を再構築してまいりたいと考えております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 橋の表面というのですか、結構摩耗している橋も多いと私は認識していますが、そういったことも後で調査を入れて、安心安全な点が第一でございますので、よろしくお願いしたいと思います。その辺に関してお願いします。 ◎道路保全課長(遠坂昌巳) 委員のおっしゃるとおりでございます。安全安心を提供できるよう努力してまいりたいと考えております。 ◆委員(星野一広) 216ページ、土木費、都市計画道路整備事業に関してであります。さまざまな幹線道路の整備の話が出ましたが、東部幹線についてどうなっているか。 ◎道路整備課長(齋藤貢) 東部幹線道路につきましては、足利方面へ向かう道路として大変重要だと考えております。ただし、現在1工区なのですが、450メートルの測量だけ終わっているのですが、いろいろな課題が見えてきました。まずは排水先を見つけなくてはならないということがありまして、周辺道路というか、周辺地域の排水も含めた排水計画を先につくらないと本線の排水ができないという状況でありますので、来年度、平成29年度に測量と排水計画をつくる予定でいます。 ◆委員(星野一広) 多分、昨年も聞いたのだと思います。ちょっと動きそうな雰囲気の話が平成27年度のときはあったかと思うのですけれども、平成28年度も過ぎます。平成29年度を見たらかけらもないという感じがして、かけらもないこともないのか。計画で測量とかはあるのでしょうけれども、工事までは全然いかないということで、地道にこつこつと諦めないでやってもらうしかないと思いますが、どうでしょう。今後、450メートルの測量の部分が全面ではなくても通れば、これはもう一気にいくのかなという期待も持っているのですが、あとどのぐらいかかるでしょうか。 ◎道路整備課長(齋藤貢) あとどのぐらいと言われると、見通しがあるのであればあと何年という形で言えるのでしょうが、私どもも必要な道路だと感じていますし、極力ご理解いただけるような施策をとっていければとは思っています。来年の予算書を見ていただくとわかるのですが、一応東部幹線の測量費と設計委託という形で平成29年度は見込んでありますので、全線をとりあえず出さないと、測量しないと排水計画もできませんので、そのほうを進めていきたいと思っております。 ◆委員(星野一広) これは自分が議員で出るときから、こういう話があってねと言われ続けてきました。丸14年たちますね。ぜひ頑張っていただきたいと思います。部長、これはどうですか。頑張ってくださいということですが。 ◎都市政策部長(恩田洋一) 課長も申されましたとおり、道路整備をやるに当たって周辺の生活道路、また、雨水排水対策というのが見えてきました。地域の方の生活環境を犠牲にしてまで道路整備というのはできませんので、その辺を考慮するのがまず第一優先ではないかということで、来年度はまず全体計画と排水計画から立てていこう、その中で地域住民の理解を得ながら進めていこうと考えております。 ◆委員(星野一広) よろしくお願いします。  214ページ、都市計画総務費の説明の各種計画策定委託料1,000万円の中身を教えてください。 ◎都市政策部参事(有本尚史) この1,000万円の内訳でございますけれども、立地適正化計画策定業務委託700万円、太田市都市計画マスタープラン策定業務委託300万円でございます。 ◆委員(星野一広) 立地適正化計画は了解ですが、マスタープランのところがのりました。どういうスケジュールでやるか教えていただけますか。 ◎都市政策部参事(有本尚史) マスタープランにつきましても、立地適正化計画と同様に2カ年で策定をさせていただきたいと考えております。平成30年3月をめどに策定したいと考えております。 ◆委員(星野一広) 立地適正化計画が都市計画区域の部分をということをお聞きしておりました。マスタープランに関しては、当然調整区域も含めた市全体の計画という位置づけなのだと思いますが、その概要を改めて聞きたいと思います。 ◎都市政策部参事(有本尚史) 委員がおっしゃるとおりでありまして、立地適正化計画というのは、市街化区域と非線引き都市計画区域の中での計画ということで限定的な計画でありまして、コンパクトシティーを追求する計画でございます。それに対してマスタープランというのは、太田市全体、調整区域も含めた中での全体計画を体系的に策定するものでございます。 ◆委員(星野一広) 以前の一般質問の中でもコンパクトシティーについて、ある意味異論を唱えてまいりました。地域の活性化なくして中心市街地の活性化はないと私は思います。そういった観点では、一部いろいろな考え方があって、調整区域の中で、いわゆる新開発で住宅をもっと広げられるのだろうという考え方もあるようであります。恐らく今の市街化区域の中だと大きな住宅団地とか、そういう計画はできないのでしょうという考え方があるようですけれども、ちょっと計画から外れますが、そういった観点はどのような考えをお持ちか、担当課、教えてください。 ◎都市政策部参事(有本尚史) 都市計画上で申し上げますと、やはり市街化調整区域の開発というのは相反するものであると思います。しかしながら、地域コミュニティーを維持していくということも非常に大切なことであると思います。 ◆委員(星野一広) わかりました。ここはまた議論させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(久保田俊) 214ページに、(仮称)太田スマートインターチェンジ整備事業2億82万4,000円とあります。いよいよ来年の3月供用が開始されるということになっています。もうかなり工事も進んでいますけれども、現在の状況をお聞かせください。 ◎都市政策部参事(越塚信夫) 現状としましては、NEXCOがパーキングエリア及びスマートインターチェンジの建設工事を、市がアクセス道である大鷲町丁字路の改良工事と連結道の拡幅工事を進めているところでございます。いずれも平成30年3月末の完成を目指しております。 ◆委員(久保田俊) 私は、あそこができると本当に便利になって、どこに行くのも時間短縮につながると思っています。ただ、便利になる人もいれば、当然その周辺に住む人たちというのは不安もあるのではないかと思います。周辺住民からの不安の声といいますか、いろいろな意見があると思いますけれども、どのようなことがあるかお聞かせください。 ◎都市政策部参事(越塚信夫) 主な要望だとかは、やはりインターチェンジ設置によります交通量増加による住環境の変化、あるいは農地耕作への影響などについての声が出されております。 ◆委員(久保田俊) 安全面であるとか、騒音であるといったところを1つ1つクリアしていくことがこれから必要になってくると思いますけれども、その辺の見込みというのはどのような感じでしょうか。 ◎都市政策部参事(越塚信夫) 交通安全対策等については、昨年8月を皮切りに9月、11月と3回ほど成塚の地区に入りまして、区長を中心に交通安全対策について議論させていただきました。おかげをもちまして、11月に成塚住宅団地内の交通安全対策はこれでいこうという案が決まっております。また、それについての太田警察署との協議も済んでおりますので、来る開通と同時にはその対策もしていきたい。それから、騒音についても、スマートインターチェンジの一部設計変更もありましたし、防音壁等の延長といったことも検討しているところでございます。 ◆委員(久保田俊) わかりました。ぜひ周辺住民がこんなものができてと思わないような対策をお願いしておきたいと思います。  次に、222ページです。八王子山公園(北部運動公園)整備事業の工事請負費ですけれども、これはどういう工事をされるのか、お聞かせください。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 八王子山公園(北部運動公園)整備事業の工事請負費でございます。これにつきましては、八王子山公園西エリアの土壌造成工事を考えております。 ◆委員(久保田俊) 今、西エリアという話、東エリアはもう済んでいるということでよろしいですか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 3カ年で済んでおります。 ◆委員(久保田俊) 終わったのは今年度でしょうか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) そのとおりでございます。 ◆委員(久保田俊) そうすると、今度の春、また芝桜まつりをやることになると思いますけれども、今まであそこは芝桜を植えたらだめになって、ネモフィラを植えてみたり、いろいろなことをやってきましたね。毎年毎年いろいろなことをやってきたのだけれども、根づかないというところがあったりしてなかなかうまくいかなかった。今回の改良によって、東側エリアをよく見てみたいと思いますけれども、大丈夫なのでしょうか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 3カ年の土壌改良工事を行いました。また、それで苗の植えつけ等も行いました。私どもは立派なものができると信じて行っております。 ◆委員(久保田俊) そうしましたら、今年度の芝桜まつりの西側エリアはどうなりますか。 ◎産業環境部副部長(高柳篤) 西エリアにつきましては、たしか委員のおっしゃるとおり、土壌が非常に悪くなってきているということで、今度は3カ年に分けて改良工事をしていきたいということで今回出ておりますけれども、去年、ポピーの種をまいておきましたら非常にいいものができたものですから、ことしの西エリアにつきましてもポピーで対応していきたいと考えております。 ◆委員(久保田俊) わかりました。いつもあそこは管理をしてくれる人、植えつけをやったり、いろいろな作業をしてくれる人たちがいますので、その人たちの作業が無駄にならないような下地ができるといいと思っていますので、ぜひよろしくお願いします。 ○委員長(大川陽一) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(大川陽一) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                       午後6時35分休憩 ○委員長(大川陽一) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後6時38分再開 ○委員長(大川陽一) 休憩前に引き続き会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(大川陽一) 先ほどの審査区分2における久保田委員の質問について飯島副部長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎農政部副部長(飯島和則) 先ほどの久保田委員の養豚業についての質問にお答えします。  養豚業につきましては、太田市の中では8軒の方が営んでいるということで、飼育している頭数が2万2,000頭弱です。ブランドですけれども、はつらつ豚という名称のブランドの豚を飼育していらっしゃる。あと、G1ポーク、上州米豚というブランドをやっていらっしゃいます。そのほかに、加藤畜産でくちどけ加藤ポークというようなブランド、いずれにしても養豚農家の方が頑張っていらっしゃるということでございます。 ○委員長(大川陽一) 久保田委員、よろしいですか。 ◆委員(久保田俊) はい。      ◎ 12款公債費〜14款予備費・給与費明細書等・第1表歳入歳出予算・第2表継続費・第3表債務負担行為・第4表地方債に対する質疑 ○委員長(大川陽一) 次に、12款公債費から14款予備費まで及び給与費明細書等並びに第1表歳入歳出予算、第2表継続費、第3表債務負担行為、第4表地方債について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(渡辺謙一郎) 公債費のところで確認をさせていただきたいのですが、償還元金72億何がしで、今回起債をする市債の中にある37億何がしと債務負担行為にある補償分の60億円というのがあるのですけれども、そうすると、償還元金を超えない起債というのがよくある話ですけれども、起債は37億円で超えていないと、債務負担行為は入らないという解釈でよろしいでしょうか。 ◎財政課長(栗原直樹) 委員おっしゃるとおりです。償還元金につきましては、今お話がありましたように公債費の中の償還元金分ということで、72億8,914万2,000円になります。市債の発行につきましては全体で37億7,140万円になりますので、償還元金を超えない健全な財政運営という形になろうかと思います。 ◆委員(渡辺謙一郎) 次に、301ページの予備費があるのですけれども、これは過去3年ぐらいで何に使ったのか金額も含めて実績を教えていただければと思います。 ◎財政課長(栗原直樹) 予備費につきましては、特に使途が定められていない予算ということで、緊急避難的な予算の不足や超過等に対応するための予算ということで定義されています。過去の事例で申し上げますと、平成23年3月11日に東日本大震災が発生しております。その際の補修工事費6事業として2,216万5,310円を支出しております。それから、平成26年度には北部運動公園で浄化槽の破損補修工事が緊急的に発生しまして、これにつきまして498万7,440円を支出しております。 ◆委員(八木田恭之) 303ページからの給与費明細書に基づきまして、職員数、給与に関して何点かお伺いします。まず、職員数の状況について、こちらの一覧表の数値を見ますと、前年度、本年度ということでありますが、比較すると17人の減という状況であります。平成27年度から平成28年度、平成28年度から平成29年度の前の過去2年間の数字をまずお聞きします。 ◎企画部参事(吉田稔) 職員数につきましては、平成26年4月1日1,529人、平成27年4月1日1,506人、平成28年4月1日1,445人と実績がなってございます。 ◆委員(八木田恭之) それから、同じページの給与費の増減もこちらに出ていますので、これも同様に増減の状況をお聞きします。 ◎企画部参事(吉田稔) 給与につきましては、実績決算になりますが、数字が大きいので1,000万円未満は切り捨てさせていただきます。平成26年度120億8,000万円、平成27年度120億6,000万円、平成28年度3月の補正後でありますが119億4,000万円、平成29年度当初予算118億1,000万円、これは全会計にわたるもので、なお、退職手当につきましては除かれております。 ◆委員(八木田恭之) 昨年、一昨年と私が職員数に関して質問したときの答弁によりますと、定員適正化計画の終了後、職員数については終了時の水準を維持すると何度かお答えいただいていると思いますが、これを見ますと順調に減っている状況であると思います。そのことについて、どういう状況であったかをお聞きします。 ◎企画部参事(吉田稔) 定員適正化後の職員の1,173人体制を考慮しつつ、将来の事業計画、退職者数、新規採用者数、再任用の採用者数を勘案しながら、単年度に過度の増減が生じないようバランスがとれるよう配慮してきたところでありますが、定年退職以外の普通退職並びに採用における人数の確保といいますか、こちらが予定している定数の確保に満たないところもございまして、なかなか思うような数字が確保できていないところでございます。また、これにつきましては再任用職員がその能力と経験を生かしていただきまして、今後、雇用と年金の接続の関係で5年間は年金が支給されない状況が出てまいりますので、それまでの間、再任用職員を採用しつつですけれども、採用と再任用のバランスをとりながら、再任用職員にご活躍いただきながら進めてまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願いします。 ◆委員(八木田恭之) なかなか苦しいお話だと思うのですけれども、定員適正化計画の時期で、やはり10年間で400人削ってきた影響というのは、私は避けられないのだろうと思っていますし、一遍にふやすわけにもいかないという状況もわかります。一時的に人を多く採れば、そこだけに人員が偏るという事情もわかるのですけれども、それでは別のところを見ていくということで、次のページに予算上の時間外勤務手当の増減が出ています。平成28年度から平成29年度を比較した場合、これは当初予算の比較だと思うのですが、8,800万円余り増ということになっています。同様に、増減で結構ですから、過去2年度についてもどのくらいであったかお聞きします。 ◎企画部参事(吉田稔) 済みません。ただいま数字を持ち合わせておりませんので、後ほど回答させていただきます。 ◆委員(八木田恭之) 私は先ほど予算書ベースで見てきたのですけれども、平成26年と平成27年で比較していると思うのです。平成27年度予算のときには2,092万円、平成28年度では2,041万円増です。今年度が8,890万円なので、これは制度的な要因があるのかとも思うのですが、そこがわかればお答えいただければと思います。 ◎企画部参事(吉田稔) こちらの増につきましては、平成27年度と平成28年度につきましては職制の見直しを図りまして、係長代理が時間外管理職手当支給職員から時間外手当職員に変更になりまして、その関係で時間外の増ということになってございます。 ◆委員(八木田恭之) 突出した額だったので制度上の何かがあるのかと思いましたけれども、それを除いても過去3年の当初予算に比べて2,000万円単位でふえているというのは、時間外がふえているということであろうかと推測します。先日、同僚委員の質問で時間外についての質問がありましたけれども、やはり伸びている、ふえているというお答えであったと思います。やはり職員数の減というのがこれにつながる要因の1つであろうと思いますが、一方で、今後の年金との接続を考えたときの再任用職員の数もふえていっているというのも現状だと思います。新規採用と再任用職員をバランスさせながら、今後、人事運営をしていかなくてはいけないと思うのです。その点について、もうそろそろ再任用で勤められる方が100人に近づいているという現状を見ると、配置であるとか、職であるとか、処遇であるとかを考える時期だと思いますけれども、今後どう考えていかれるかお尋ねします。 ◎企画部参事(吉田稔) 再任用職員の処遇について、今現在2級でございますけれども、職務の級につきましては職務の複雑困難、責任の度によって分類されるということになってございます。したがいまして、2級の職務と3級の職務というものの違いがございますが、職務の違い、特殊性、そういった任務につくということになれば2級から3級へということも考えられるかと思うのですが、この件につきましては、総括質疑のときに企画部長からも検討するというような回答があったかと思うのですけれども、こちらとしましては、また上司とよく協議いたしまして、進めてまいりたいと考えてございます。 ◆委員(八木田恭之) 人員の減については、やはり再任用である程度補っていかないと、時間外の状況から見ても事務、業務が回っていかないのではないかと私は思っています。そのための処遇については、現状の2級のままではなくて、必要に応じて3級、あるいは他市のように4級まで使うというのも今後は必要ではないかと私は思っているのです。全員が3級であるとか4級であるという話ではありません。やはり60歳で定年を迎えた以降の働き方でありますから、人によってはこういう仕事がという方も当然いていいと私は思っていますし、それが選べるほうがいいのではないかとも思っています。ただ、制度の変更があったということであっても、時間外勤務手当の8,000万円からの増というのは、一般職の中堅職員10人分ぐらいになります。それを踏まえて副市長にコメントをいただければと思います。 ◎副市長(清水計男) 企画部参事との議論を聞いていましたのですが、まず時間外手当が当初予算作成時の比較でありますから、その点を前段としてお話しだけさせてください。去年に比べて時間外手当が極度にふえているという話、それは制度改正に伴うものということですけれども、確実にふえているではないかということなのです。ふえている要因についてもう少し吟味していくと、例えば給与改定に伴う増分というのが当然出てくるのだろうと思います。極めて細かい話で申しわけないのですけれども、一番の問題は時間数がどうなっているかという問題なのです。きのうでしたか、きょうの議論の中にもありましたけれども、時間外の実態をどういうふうに把握し、それが適正に上司から命令を受けてやっているものかどうか、あるいは業務の増に対応する適正な人員配置がなされているかどうかというのを、人事担当とすればもう1度検証したいということをきのうは私にお話をしてくれました。  あと、再任用職員の活用の仕方ですけれども、ちょっと長くなりますけれども、これは重要なことであります。最終的には5年の任期が出てきます。総括質疑のときに担当部長がお答えしたのは、多分35年、127名というところだったと思います。私が計算したのでは、その後、5年の人のトリプルが出てくるのです。多分ピークのときは200名近くになるのだろうと私個人的には思っています。そういうことを考えると、やはり退職職員の中で再任用しないという人はいいのですけれども、再任用職員が多分90%以上はいくであろうと。そうすると、採用計画のバランスを見ながら、業務の増、あるいは民間委託の現況、官ではなくて民がやるべきものは民にお願いするというようなこともミックスしながら、定員の適正化を考えていきたい。それと処遇の問題です。全部ではないと言っていましたが、確かにそのとおりだと思います。4級でも3級でも2級でもいいのではないかという話ですね。極端に言えば9級まであるわけであります。ですけれども、その辺については今の太田市の実態に伴った中で、現状、将来5年後を考えたときに、再任用職員のどういう活用の仕方があるのだろうということを、この1年をかけてじっくりと人事担当では考慮すると言っていますので、また、その辺の素案ができましたら関連職員に相談したいと思っております。長くなりましたけれども、どうぞよろしくお願い申し上げます。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(大川陽一) 先ほどの八木田委員の質問について吉田参事から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎企画部参事(吉田稔) 先ほどの予算の差ということですが、平成26年度、平成27年度の差につきましては2,092万6,000円増、平成27年度から平成28年度につきましては2,041万4,000円増ということでございます。よろしくお願いします。 ○委員長(大川陽一) 八木田委員、よろしいですか。 ◆委員(八木田恭之) はい。 ○委員長(大川陽一) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(大川陽一) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
         ◎ 散     会 ○委員長(大川陽一) 以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。  明日は、午前9時30分から会議を開きますので、ご出席願います。  本日はこれをもって散会いたします。                                       午後6時58分散会...