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  1. 太田市議会 2016-06-15
    平成28年 6月定例会−06月15日-04号


    取得元: 太田市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-25
    平成28年 6月定例会−06月15日-04号平成28年 6月定例会            平成28年6月太田市議会定例会会議録(第4日) 平成28年6月15日(水曜日)  〇出席議員 29名         1番  高 橋 え み          2番  渡 辺 謙一郎         3番  大 川 敬 道          4番  秋 山 健太郎         5番  高 田   靖          6番  高 木 勝 章         7番  八木田 恭 之          8番  渋 沢 ゆきこ         9番  水 野 正 己         10番  岩 崎 喜久雄        11番  星 野 一 広         12番  木 村 康 夫        13番  石 川 忠 宏         14番  齋 藤 光 男        16番  宮 沢 まりこ         17番  矢 部 伸 幸        18番  尾 内 謙 一         19番  町 田 正 行        20番  五十嵐 あや子         21番  川 鍋   栄        22番  正 田 恭 子         23番  白 石 さと子        24番  市 川 隆 康         25番  高 橋 美 博        26番  山 田 隆 史         27番  石 倉   稔        28番  久保田   俊         29番  大 島 正 芳
           30番  大 川 陽 一  〇欠席議員  1名        15番  高 藤 幸 偉  〇説明のため出席した者    市長       清 水 聖 義     副市長      清 水 計 男    教育長      澁 澤 啓 史     企画部長     星 野   晃    総務部長     長 島 榮 一     市民生活部長   岩 崎 道 博    文化スポーツ部長 尾 崎 正 行     福祉こども部長  鈴 木 宏 和    健康医療部長   薊   貞 春     産業環境部長   板 橋 信 一    農政部長     一ノ瀬 和 也     都市政策部長   恩 田 洋 一    行政事業部長   蛭 川 信 一     消防長      久保田 誠一郎    教育部長     菅 間 健 司     企画部部長(企画政策課長)                                  鈴 木 信 行    総務部部長   相 澤 一 彦     総務部参事(総務課長)                                  荒 木   清    財政課長     栗 原 直 樹  〇事務局職員出席者    事務局長     石 川 秀 之     副局長(議会総務課長)                                  伏 島   治    議会総務課長補佐(議事係長)        議会総務課長補佐(総務係長)             山 影 正 敏              井 上 恵美子    係長代理     荻 野 寛 之           議 事 日 程(第4号)                             平成28年6月15日午前9時30分開議                             太田市議会議長     木 村 康 夫 第 1  報告第 1号 平成27年度太田市一般会計継続費繰越計算書について      報告第 2号 平成27年度太田市一般会計繰越明許費繰越計算書について      報告第 3号 平成27年度太田市一般会計事故繰越し繰越計算書について      報告第 4号 平成27年度太田市下水道事業等会計継続費の繰越しについて      報告第 5号 平成27年度太田市下水道事業等会計予算の繰越しについて 第 2  議案第58号 第2次太田市総合計画基本構想について 第 3  議案第59号 太田市税条例等の一部改正について      議案第60号 太田市都市計画税条例の一部改正について      議案第61号 太田市体育施設条例の一部改正について      議案第62号 太田市家庭的保育事業等設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について      議案第63号 太田市建築物エネルギー消費性能向上に関する法律関係手数料条例制定について 第 4  議案第57号 平成28年度太田市一般会計補正予算(第1号)について           本日の会議に付した事件 議事日程に同じ      ◎ 開     議                                       午前9時30分開議議長木村康夫) これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付申し上げたとおりであります。  その順序により会議を進めたいと思いますので、ご了承願います。  日程に入ります。      ◎ 議 案 上 程  報告第1号 平成27年度太田市一般会計継続費繰越計算書について  報告第2号 平成27年度太田市一般会計繰越明許費繰越計算書について  報告第3号 平成27年度太田市一般会計事故繰越し繰越計算書について  報告第4号 平成27年度太田市下水道事業等会計継続費の繰越しについて  報告第5号 平成27年度太田市下水道事業等会計予算の繰越しについて ○議長木村康夫) 日程第1、報告第1号から第5号までの5件を一括議題といたします。      ◎ 質 疑(終局) ○議長木村康夫) これより質疑に入ります。  ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長木村康夫) 別にご質疑もないようですから、以上で報告を終わります。      ◎ 議 案 上 程  議案第58号 第2次太田市総合計画基本構想について ○議長木村康夫) 次に、日程第2、議案第58号を議題といたします。      ◎ 質 疑(終局) ○議長木村康夫) これより質疑に入ります。  ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長木村康夫) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 第2次太田市総合計画特別委員会の設置及び付託議長木村康夫) お諮りいたします。  本案につきましては、第2次太田市総合計画特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長木村康夫) ご異議なしと認めます。  よって、本案につきましては、第2次太田市総合計画特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。      ◎ 第2次太田市総合計画特別委員選任議長木村康夫) ただいま設置されました第2次太田市総合計画特別委員会委員選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、議長を除く全議員29人を指名いたします。      ◎ 休     憩                                       午前9時32分休憩
    議長木村康夫) ただいま選任いたしました第2次太田市総合計画特別委員会の正副委員長互選のため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午前9時32分再開 ○議長木村康夫) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 正副委員長互選結果報告議長木村康夫) 先ほど選任いたしました第2次太田市総合計画特別委員会の正副委員長互選の結果を報告いたします。  第2次太田市総合計画特別委員長  23番  白 石 さと子議員             副委員長  16番  宮 沢 まりこ議員 に決定いたしました。      ◎ 議 案 上 程  議案第59号 太田市税条例等の一部改正について  議案第60号 太田市都市計画税条例の一部改正について  議案第61号 太田市体育施設条例の一部改正について  議案第62号 太田市家庭的保育事業等設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第63号 太田市建築物エネルギー消費性能向上に関する法律関係手数料条例制定について ○議長木村康夫) 次に、日程第3、議案第59号から第63号までの5議案一括議題といたします。      ◎ 質     疑 ○議長木村康夫) これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  9番水野正議員。 ◆9番(水野正己) それでは、議案第59号について、まず総務部長に伺います。  本案によって税収影響があらわれるわけですけれども、市税条例改定の中で何点か改定される項目がありますので、その項目ごと税収影響を見込める範囲で伺います。  続いて、議案第61号は文化スポーツ部長に伺います。  第61号は、とうもうサマーランド条例から廃止しようとするものでありますが、廃止された後のとうもうサマーランド跡地利用をどう考えているかをまず伺います。  それから、とうもうサマーランドを解体する場合に見込まれる費用について伺います。  そして3点目は、当初からとうもうサマーランド老朽化が進んだことで、公認プールとして認定を受けるためには改修が必要であるということから、現在は公認プールとしての認定はされていないわけでありますけれども、さらに公認プールとしての認定を受けるために必要な改修を行うとすれば一体どの程度費用がかかるのかもあわせて伺います。  それから4点目は桐生市のカリビアンビーチ入場料補助が現在も行われております。利用料を無料にするという補助が行われておりますけれども、この直近3年間における実績とその補助周知の方法について伺います。  そして5点目、これは部長最後になりますが、とうもうサマーランドを廃止した後の代替施設、かわりの機能を持った施設を建設する計画が現在でもあるのかないのか、あるとするならその計画の方針を伺って、1回目の質問を終わります。 ○議長木村康夫) 長島総務部長。 ◎総務部長長島榮一) 私にご質問いただきました市税への影響額でありますが、とりわけ具体的に申し上げますと、法人市民税及び固定資産税ということになろうかと思います。ただ、お答えする前にちょっと前置きをさせていただくことをぜひご容赦いただきたいのですが、ただいまご質問にもありましたとおり、この影響額につきましては算出が非常に難しいというのがあります。と申しますのは、まず第1点目、法人市民税につきましては、ご案内のとおり、その課税対象法人税額であります。法人税額ということは、企業収益がどうなるかによって大きく変わる、異なるということがあります。ご案内のとおり、本市については輸送機器が中心でありまして、海外の為替レートなどが大きく作用します。急激な変動がありますので、見込むのがなかなか難しいということが1点です。  それともう1点、これの客体となります法人税ですが、税率そのものも実は変動、引き下げることになっております。具体的には、23.9%から23.4%へと引き下げられることも予定しています。では、ここでどういう金額を出そうかというところを考えましたときに、仮に企業収益状況が本年度、平成28年度市の当初予算で見込んでいる法人税割額を算定する際の状況と変わらないものとした場合、加えて、法人税率もわずかな減ですから、これが変わらないという前提のもとに計算いたしますと、出た答えは非常にシンプルなのですが、約23億5,000万円ほどの減となります。と申しますのは、先ほど申し上げた平成28年度当初予算額で見込んでおります法人税割額は約77億円であります。そして、ご質問にありましたとおり、12.1%から8.4%に下がります。ということは、約3割の減と見てもいいかなと思いますので、単純に77億円に3割強を掛けた数字、そのようなことであります。これが第1点です。  それと第2点目、固定資産税償却資産でありますが、そもそもこの税の改正ですが、固定資産税特例割合ということで、本来掛けられる率よりも3分の2に減じるという措置太陽光発電設備全量買い取り設備については適用してまいりました。ただ、この制度でありますが、制度を創設しました平成24年度以降、実際の課税ベースで言いますと平成25年からなのですが、では具体的に、4年間、この対象となる施設がどのくらい設置されたかを見ますと、初年度は2件でした。ところが、平成27年度、最終年度では1,300件を超える、いわゆる駆け込み需要とでも言ったらいいのでしょうか、そういうふうに変動が非常に大きいものがあります。では、その影響をどう捉えるかというのを考えたときに、これもシンプルに考えさせていただいて、4年間の平均をとってみました。そして、その課税対象となったものに対する3分の1分減るわけですから、その分を試算してみますと、結論もシンプルですが、ざっと4,000万円程度になろうかなと見ております。繰り返しになりますが、いずれも仮の試算とお含みおきいただければありがたいと存じます。 ○議長木村康夫) 尾崎文化スポーツ部長。 ◎文化スポーツ部長尾崎正行) 文化スポーツ部が所管いたします議案第61号に関しましてご答弁を申し上げます。  まず、とうもうサマーランド跡地利用につきましては、新市民会館及びバスターミナル利用者等利便性を考慮した市営駐車場として整備してまいりたいと考えておるところです。  次に、とうもうサマーランド本体解体工事につきましては約6,000万円を見込んでおるところです。  また、とうもうサマーランドの50メートルプール公認を受けようとした場合に要する改修費につきましては、およそ3億円程度考えております。  次に、桐生新里温水プールカリビアンビーチ入場料補助事業利用者数でございますが、平成25年度4,672人、平成26年度4,747人、平成27年度5,071人でございました。また、補助をいたしました金額につきましては、平成25年度161万8,600円、平成26年度162万3,600円、平成27年度172万2,000円でございました。  また、カリビアンビーチ入場料補助事業周知方法でございますが、毎年7月ごろ広報おおたにて掲載をしているほか、市のホームページにて広く周知をさせていただいているところでございます。  最後に、とうもうサマーランド代替施設につきましては、新たに策定される第2次太田市総合計画に位置づけをし、検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長木村康夫) 水野正議員。 ◆9番(水野正己) それでは、2回目は全て市長に伺いますが、総務部長からも答弁があったように、平成27年度ベースで、法人市民税の引き下げがないものと仮定した場合ですけれども、驚きの3割カットの23億5,000万円減収になるということですね。もう1つは、固定資産税のわがまち特例による償却資産特例を、太陽光発電全量買い取り施設で言えば3分の2の特例があるものを廃止していくと。ただ、新設されるものもあって、自家消費であれば3分の2で新たに新設とか、それから、本市ではそういう施設はないそうですけれども、地熱発電とか水力、風力というものは軽減が価格の3分の2から2分の1に、だから、建てる人たち、つくる人たちにすれば固定資産税が減税される、こういうものもあるのですが、ただし、全量買い取り太陽光発電で廃止されてしまうというのは、これは自然エネルギー再生可能エネルギーの推進、脱原発という点から言っても逆行していくわけですね。  ただ、私が本当に憤りを持っているのは、例えば、わがまち特例といって、いかにも地方が自主的に、地方の権限でもって税率、あるいは税目を決めていいかのような名前が使われていますけれども、地方税法が変えられて、例えば、今の償却資産特例自然エネルギーを使った発電施設への特例は、今までだったら地方税法規定でそれぞれ決められていたのが、今度は自治体がわがまち特例を使った条例として規定しないと一切特例が使えないと。その特例自治体が決めるときに、では地方税法範囲を超えて特例を決められるかといったら決められない。だから、太陽光発電全量買い取り施設で、本市単独でわがまち特例を使って今と同じ3分の2の特例を残せるかといったら残すことは不可能と、非常に気に食わない、頭にくる、こういう地方税法の改悪になってしまっているわけで、そうすると、市税条例上は、全量買い取り太陽光発電施設に対する特例は残せないけれども、今も補助は続いていますけれども、せめて何らかの形で本市単独でこういう補助をふやしていくことだって今後は必要になるのだなと思っているわけです。  法人市民税のほうは言語道断、本当に言語道断で、多分市長と私は同じ思いでいるのではないかなと思っています。何が問題かというと、法人市民税県民税もそうですけれども、この税率を引き下げて、引き下げた分は国税になっている、地方法人税につけかえるということですね。だから、シンプルに考えれば、地方から法人税を奪っておいて、その分を国税で取ってしまおうと。ただし、国税につけかえた分は交付税の財源にするのだから、地方に再分配するのだから不公平ではないのだ、地方に迷惑はかけないのだ、政府はこういうことを言っているようです。だけど、一理、0.5理くらいあるかもしれません。例えば、これまでも法人市民税増収になってきたり、減収になったこともありますけれども、太田市では、歴史的な条件、地理的な条件インフラ整備条件を生かされて法人市民税が堅調に増収に転じてきているけれども、これは太田市だけの努力ではなくて、全国の自治体における企業経済活動もあって太田市法人市民税が入っているから、一部を国税につけかえて交付税財源として地方に平等に公平に税源を配分していくのだと、こういう考え方は間違いではないですが、ただし、そこまで言うのだったら、小泉内閣三位一体改革地方交付税をごそっと奪っておいたのをもとに戻すほうが先決、先なわけです。恐らく市長も同じ考えだと思いますけれども、改めてこの点についても市長のお考えを伺っておきたいと思います。  それと、第61号、文化スポーツ部長から、とうもうサマーランド跡地利用も、解体費用も、公認プールとして必要な改修をするなら幾らかかるか、カリビアンビーチ無料制度実績、それから代替施設は、とうもうサマーランド廃止後は第2次太田市総合計画に入れ込んでいくのだと、こういう答弁がありました。総合計画は、具体的にはまだ実施計画もつくられていないし、前期、後期の行動計画にもまだ入れ込まれておりませんけれども、部長が入れ込むのだと答弁されたので、何らかの形で代替施設はつくられていくのだと思いますけれども、そのときに代替施設考え方として、例えば、平成で言うと33年でしたか、1市3町で新しい可燃ごみ焼却炉をつくるわけですけれども、その新焼却炉をどうしようかというときに、この議会でも特別委員会をつくったときにも、委員の中から、それから市民の中からも、新しい焼却炉排熱利用して温水プールをつくれないものかどうかという声もあったわけです。ただ、新しい焼却炉附帯施設として排熱利用温水プールといったときには、今の計画だと、3町の可燃ごみが新しい焼却炉に搬入されることで交通量増加道路整備ということから用地が確保できるかどうか、こういう問題もあるわけですけれども、選択肢の1つとして新しい焼却炉排熱利用温水プールというのも、とうもうサマーランド代替施設として検討には値するのではないかと考えているわけです。  それともう1つ考え方は、新田プール改修とあわせて、とうもうサマーランド代替施設と兼ね合わせて市内で1カ所のプールにしていくという考え方もないわけではないですけれども、これは地域的、地理的に考えても、やはり市内に2カ所くらいプールがあったことはいいなと考えているわけで、代替施設といったときには、新田プールとは別にどこかに用地を求めて新しいプールをつくっていくと。とうもうサマーランドがつくられてから30年余りたっていますけれども、当然私はそのときは太田市にいなかったわけですが、周りの人に聞いてみると、これは要望が高くてつくられたプールであるということから考えても、現状で2,500人くらい利用もされているということを考えても、新田プールとは別の場所で代替施設をつくっていくことがやはり必要で、それを総合計画の中で入れ込んでいくことが私は必要ではないかと思っています。  以上の点について市長に伺います。 ○議長木村康夫) 清水市長。 ◎市長清水聖義) 太陽光発電については、条例でお示ししたとおり、もう補助をしていく段階ではないと。ほとんど収益性が高いというようなことで、かなり大規模な太陽光発電所もできたということでありますし、一般的な収益を目的にして設置する償却資産対象、それと全く同じものであるという受けとめ方でありまして、このとおり補助はないと、また、一般償却資産と何ら変わりないという判断で対応していきたいと思っております。  法人税は本当に大変なことでありまして、今、部長から23億円という試算が出ましたが、これは地方交付税を回しているのです。本来ならば、交付税のあり方は、法人税とか所得税市税といったものの中で30何%を地方に戻す、しかも、それを財政力の低いところに流して、日本全体で均衡ある発展をしていこうというのが趣旨なわけです。この趣旨から全く逸脱して、産業で頑張っているまちから金を吸い上げて、それを産業力のないところにまくというようなやり方に変えてしまった。特に私たちまちはまさにその中の標的になっているまちであります。太田市もそうですが、豊田市などは、豊田市の市長の顔は見ていませんけれども、ええ、どうしてうちがこのような狙い撃ちに遭わなければいけないのかと。私は、東京はいいと思うのです。東京は、富が集まり、とにかく人が集まり、人だって、考えてみれば、地方で一生懸命育てて、こういう議会でも議論がありますけれども、子どもたちは大事だと育てておいて吸い上げていってしまって、そのまま貴重な人材として東京で働き、東京で利益を得ていくというパターンで、地方に戻していないわけですよ。ですから、東京は幾ら吸い上げてもいいと思うのです。東京はもうかってしようがないところですから。東京から分配するというような話だったら非常にわかりやすいのですけれども、これがどこでも手当たり次第、元気なところからお金を吸い上げて、元気でないところに回すというやり方は非常にけしからん。しかしながら、これは前からそういう予感があったのです。つまり東京だけを結構指摘していたのですよ。東京は金持ちだ、東京は人がいい人間が集まっていく、頭のいいのも集まっていく、それでお金も動く、とにかくみんな東京東京で、これを是正するための措置、そこに巻き込まれていった。私たちはこれからどうしていくかと、やはりそんなに豊かなまちではないという認識のもとにやっていかなければいけなくなるということだと思います。  きょうも新聞に出ていましたけれども、ふるさと納税も極めてよくない。あんな制度で、地方地方を巻き込んで、国は関係ないわけですから平然としている。それで、何だかんだ物を出させて、きょう見たら、都城市などは40何億円もお金が入っていると、ふざけた話ですね。何にもしないで40何億円。今の法人市民税もそうですけれども、こういう制度は、地方が弱いというのですか、地方は本当に国にばかにされている、地方は奴隷ではないと言いたくなるような雰囲気でもあります。それくらい大変なことで、かといって、税制ですから逆らうわけにはいきません。それにのっとって私たちは何ができるかを考えていかなければいけないということだと思います。  とうもうサマーランドの跡地の件ですけれども、サマーランドというほどではなくて、公認プールだけ残したわけです。遊戯的なものはなくしてしまったと、カリビアンビーチに行ってもらっているということでありまして、上手に使っていただいて本当にいいかなと。ああいった施設は、自分のまちになければならないものではないという感覚ですね。周辺のまちにあれば、それを積極的に利用していこうということがお互いにいいことだと思っていまして、やはり共通の資産として私たち利用していくというやり方だと思っております。  今後のプールですけれども、時折、新田議員から質問があって答えてきましたけれども、新田が適切な場所ではないだろうかということで、そういったところで次の計画の中に入れていこうと思っています。今まではレジャーが中心でしたけれども、むしろ今度は健康かなと思っています。やはり健康を主体として考えていくようなプール、それと競技性のあるプールといったものが必要ではないかと思っております。今後また議会で議論していただければ大変ありがたい。焼却炉のそばにと言うのですけれども、あえてそういうこだわりはなく、健康を感じられるようなプールにしていければいいかなということであります。  それから、跡地は市民会館の駐車場として使いたいのですけれども、やはりあそこはただアスファルトを張るだけではなくて、林とか森を感じさせるような中の駐車場という雰囲気をつくりたい。今、上毛新聞のハウジングがありますけれども、あそこも一部買わせていただいて、地主さんとの関係もありますけれども、全体がきれいな環境の中で市民会館を置きたいと思っております。パーク・アンド・ライドはそのまま続けていきたいと思っています。 ○議長木村康夫) 水野正議員。 ◆9番(水野正己) 法人市民税については、がちっとはめられてしまっていますから抵抗のしようがないというのはそのとおりになるわけですけれども、やはり地方から税源を奪っていくやり方は、地方6団体の中でもかねてから、財政力のないところである程度回してほしいという声もなくはないですけれども、ただ、その場合でも、市長が言われたように、交付税の財源というのは目的も含めて財源が決まっているわけですから、地方の自主財源になっている法人住民税を奪って交付税の財源にするというのは禁じ手にほかならないわけで、こういうことはやってはならないということを今までも地方6団体で国に物を言ってきたわけですけれども、これは引き続き市長としても、群馬県市長会長としても政府に厳しく求めていっていただきたいと思います。  それから、プールですけれども、今の市長答弁でも、現段階で必ずしもとうもうサマーランド廃止後は新田プール1つだけにするのだと言い切ったわけではありませんので、今後議会でもいろいろな議論もあるはずですし、先ほどの文化スポーツ部長答弁でも、2カ所つくる計画総合計画に入れ込んでいくとは答弁されなかったわけですけれども、総合計画の中で市民の声も聞きながら、できることなら、新田プール1カ所に集約するのではなしに、もう1カ所、2カ所で太田市プールを展開していくということは選択肢として残した上で検討していっていただきたいと思います。  市長から、プールについては、今後は健康を目的とする、あるいは競技性を目的としたプールにということでありますけれども、健康といったときは、今スポーツの分野では、スポーツ推進法もありますけれども、県も条例をつくってやっていますけれども、競技スポーツも大事だけれども、生涯スポーツ、総合型、健康型のスポーツも推進していくことが必要だと。こういう法律や県の条例もありますから、広く生涯にわたってスポーツを楽しんでいける、健康を維持していける、そういう体育施設というときには、やはり市内1カ所にしてしまっては、公共交通とか、高齢者が利用しやすいプールと、総合健康センターにもありますけれども、そういうプール市内に、ふやしてはいきたいけれどもお金の面もあるので、せめて減らさないということは引き続き検討していっていただきたいと思います。  以上の点で、もう1度お願いします。 ○議長木村康夫) 清水市長。 ◎市長清水聖義) 法人市民税は、先ほど言ったように、本当に我々にとって理屈に合わないところでありまして、かといってこれは跳ねつけるわけにいかない。また、地方6団体で話すにしても、関東というのは財政力が皆強いところが多いのですけれども、市長会で非常に弱いのです。市長会で関東で立候補しても絶対に当選しないのです。必ず地方が当選するのです。今、市長会は、もっと関東の意見も強くしなければというので、投票方法を変えようということをやっているのですけれども、今度はそれが否決されてしまうのですね。だから、非常に厳しいのが関東地区で、関東エリアはとにかくみんな財政力の高いところが多いわけですから、今のこういったものについては意見を出す場所が非常に少ない、非常に厳しい状況になっているということです。  過日も、伊勢崎市の市長が、ふだんは余りしゃべらない人なのですけれども、国会議員との朝食会のときにふるさと納税に幾らか抵抗してしましたね。こんな税制はよくないということを明確に言ってくれていました。本当に伊勢崎市もそういうことなのだと思いますね。  あと、プールの件ですけれども、今話がありましたように、今、温水プールが総合健康センターにあるわけです。あそこは歩くとか、本当に軽く泳ぐとか、高齢者も体を維持するために必要なところです。だから、やはりそういったものを備える、それを健康と表現しましたけれども、あとは競技性のある公認プールといったものが必要ではないだろうかと。ですから、今のプールを維持するかというと、新田にあるプールはむしろなくしたほうがいいかなと、新しいプールをつくるほうがいいのかなと思います。これはぜひまた協議をしていただければ大変ありがたいと思っています。  また、中学校のプールは、中学生が夏休みにプールに泳ぎに来るかというと、どこまで来ているかまだ調査していません。しかしながら、プールはかなりあいていると思うのです。複数のプールは必ず利用できると思っていまして、十何カ所かな、中学校の分だけみんなあるわけですから、これを市民全体で使っていくことがいいと思うのです。ただ水を張っておくだけではもったいない。こういう厳しい環境のときはみんなで使う、自分の健康を守ったり、楽しんだりすることがいいことではないかと。校庭の開放と同じですね。庭の開放、体育館の開放と同じように使っていくのがいいのではないかと思います。      ◎ 質 疑 終 局 ○議長木村康夫) 以上で通告による質疑は終わりました。  他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長木村康夫) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 委 員 会 付 託 ○議長木村康夫) 議案第59号及び議案第60号の2議案につきましては、所管の総務企画委員会に付託いたします。  議案第61号につきましては、所管の市民文教委員会に付託いたします。  議案第62号につきましては、所管の健康福祉委員会に付託いたします。  議案第63号につきましては、所管の都市産業委員会に付託いたします。      ◎ 議 案 上 程  議案第57号 平成28年度太田市一般会計補正予算(第1号)について ○議長木村康夫) 次に、日程第4、議案第57号を議題といたします。      ◎ 質 疑(終局) ○議長木村康夫) これより質疑に入ります。  ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり)      ◎ 質疑持ち越し
    議長木村康夫) 別にご質疑もないようですから、本案に対する質疑は一応この程度にとどめ、7月5日の本会議に持ち越したいと思います。  これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長木村康夫) ご異議なしと認めます。  よって、本案につきましては7月5日の本会議に持ち越すことに決定いたしました。      ◎ 散     会 ○議長木村康夫) 以上をもちまして本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。  議事の都合により6月16日から7月4日までの19日間は休会いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長木村康夫) ご異議なしと認めます。  よって、6月16日から7月4日までの19日間は休会することに決定いたしました。  次の会議は7月5日午前9時30分から開きますので、ご出席願います。  本日はこれをもって散会いたします。                                       午前10時8分散会...