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平成27年9月決算特別委員会−09月15日-02号

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  1. 太田市議会 2015-09-15
    平成27年9月決算特別委員会−09月15日-02号


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    平成27年9月決算特別委員会−09月15日-02号平成27年9月決算特別委員会  平成27年9月決算特別委員会記録(第2日) 平成27年9月15日(火曜日)  〇出席委員(12名)   委員長       久保田   俊     副委員長      渡 辺 謙一郎   委員        秋 山 健太郎     委員        八木田 恭 之   委員        水 野 正 己     委員        岩 崎 喜久雄   委員        齋 藤 光 男     委員        矢 部 伸 幸   委員        五十嵐 あや子     委員        川 鍋   栄   委員        白 石 さと子     委員        大 島 正 芳  〇説明のため出席した者   副市長       清 水 計 男     企画部長      久保田 義 美   総務部長      長 島 榮 一     生活文化スポーツ部長安 藤 信 行   福祉こども部長   齋 藤 保 義     健康医療部長    薊   貞 春   産業環境部長    星 野   晃     農政部長      一ノ瀬 和 也   都市政策部長    恩 田 洋 一     開発事業部長    蛭 川 信 一   上下水道局長    渡 辺 恭 宏     消防長       久保田 誠一郎   教育部長      小 林   豊     企画部副部長(人事課長)
                                      石 川 秀 之   総務部副部長(総務担当)          総務部副部長(税務担当・市民税課長)             野 口   晃               高 橋 道 泰   生活文化スポーツ部副部長(市民生活担当)  生活文化スポーツ部副部長(文化スポーツ             石 川 光 昭     担当)       尾 崎 正 行   福祉こども部副部長(社会福祉法人監査    健康医療部副部長  大 隅 佳 憲   室長)       堀 越 真 理   産業環境部副部長(産業観光課長)      農政部副部長(農業政策課長)             板 橋 信 一               鈴 木 宏 和   都市政策部副部長(都市建設担当)      都市政策部副部長(土木建築担当)             太 田 和 之               齊 藤 栄 司   開発事業部副部長  岩 崎 道 博     上下水道局副局長(水道総務課長)                                   村 岡   茂   会計管理者     山 岸 栄 子     消防本部副部長(消防次長)                                   岡 田 隆 幸   教育部副部長(総務学校担当)        監査委員事務局長  穴 原 雅 己             小須田 雅 信   農業委員会事務局長 倉 林   栄     太田市外三町広域清掃組合副局長                         (施設整備課長)  田 中 洋 史   企画部参事(企画政策課長)         広報課長      鈴 木   靖             鈴 木 信 行   総務部参事(総務課長)           総務部参事(財政課長)             吉 田   稔               赤 坂 高 志   管財課長      石 坂 之 敏     総務部参事(契約検査課長)                                   相 澤 一 彦   総務部参事(危機管理室長)         総務部参事(収納対策課長)             石 澤 光 之               高 田   進   市民活動支援課長  森 下 鉄 男     市民課長      野 村   洋   九合行政センター所長城 代 富美江     生活文化スポーツ部参事(尾島行政                         センター所長)   増 田 秀 子   世良田行政センター所長           木崎行政センター所長脇 坂 武 雄             小 内 芳 夫   生品行政センター所長高 木 武 史     綿打行政センター所長大 橋   正   藪塚本町行政センター所長          生活文化スポーツ部参事(文化スポーツ             平 塚 勝 美     総務課長)     飯 田 展 也   文化スポーツ総務課主幹           スポーツ施設管理課長桜 井 信 行             森   順 子   こども課長     植 木   進     健康づくり課長   岡 島 善 郎   健康医療部参事健康づくり課主幹)     国民健康保険課長  小 沼 和 美             矢 野 由美子   健康医療部参事長寿あんしん課長)     産業環境部参事(産業観光課主幹)             田 村 通 明               高 柳   篤   産業環境部参事(環境政策課長)       産業環境部参事エネルギー政策課長)             池 田   滋               久保田   勝   清掃事業課長    高 野   敏     農村整備課長    田部井   稔   都市計画課長    有 本 尚 史     建築指導課長    小 暮   裕   都市政策部参事(市街地整備課長)      スマートインター整備室長             茂 木   満               越 塚 信 夫   道路整備課長    鈴 木 和 夫     都市政策部参事(道路保全課長)                                   河 田 孝 幸   住宅課長      椿   好 己     都市政策部参事(建築課長)                                   吉 田 伸 也   開発事業部参事(用地管理課長)       開発事業部参事(用地開発課長)             高 橋 利 幸               飯 田 賢 一   総務管理課長    荒 木 一 政     開発事業部参事(花と緑の課長)                                   村 岡 伴 司   水道工務課長    河 田 良 造     水道統合準備室長  塚 越 義 秋   下水道整備課長   小 林 三 男     下水道施設課長   川 口 俊 哉   会計課参事     中 里 敏 雄     消防本部参事(消防総務課長)                                   飯 島 和 則   学校施設管理課長  和 田 正 雄     教育部参事(青少年課長)                                   高 橋   徹   監査委員事務局次長 福 田 保 幸     農業委員会事務局次長小此木 勝 三   太田市外三町広域清掃組合参事(総務課長)  総務課法制係長   茂 木 浩 之             長谷川 幸 浩   財政課長補佐(財政係長)          財政課主任     高 木 信太郎             瀬 古 茂 雄   財政課主任     金 谷 照 行     財政課主事     今 西 真 右  〇事務局職員出席者   事務局長      天 笠 秀 男     議会事務局参事(議会総務課長)                                   伏 島   治   議会総務課長補佐(総務係長)        議会総務課長補佐(議事係長)             井 上 恵美子               山 影 正 敏   議会総務課係長代理 荻 野 寛 之     議会総務課主査   島 田 満実子   議会総務課主任   花 田 圭 介     議会総務課主任   星 野 真 也   議会総務課主事   町 田   力            会議に付した事件 議案第79号 平成26年度太田市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について 議案第80号 平成26年度太田市下水道事業等会計未処分利益剰余金の処分について 議案第81号 平成26年度太田市一般会計歳入歳出決算認定について        (歳出 4款衛生費、5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費、8款土木費、11款災害復旧費、12款公債費、13款諸支出金、14款予備費)        (その他 実質収支に関する調書、財産に関する調書、基金の運用状況に関する調書)        ※教育費に係るものを除く 議案第83号 平成26年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計歳入歳出決算認定について 議案第85号 平成26年度太田市八王子山墓園特別会計歳入歳出決算認定について 議案第87号 平成26年度太田市太陽光発電事業特別会計歳入歳出決算認定について 議案第88号 平成26年度太田市水道事業会計決算認定について 議案第89号 平成26年度太田市下水道事業等会計決算認定について      ◎ 開     議                                       午前9時30分開議 ○委員長(久保田俊) ただいまから本日の会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。
     また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(久保田俊) きのうの水野委員の質問について、齋藤部長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎福祉こども部長(齋藤保義) 昨日の準認可の保育施設の質疑について、新制度に移行する小規模保育施設のことにつきましては原則としてお答えをいたしましたが、3歳未満のみの対象となっております現状では、今の現状で進めておりますけれども、認可申請の際に施設や保護者にその旨を説明して了解をいただいております。他の保育園等のあきが少ないことから、思った以上に3歳以上の児童を併設の認可外で多く保育することになり、その問題が解消できない状況にあるということもありまして、平成28年4月から、認定こども園に移行する認定申請を県にする方向で、今現在、進めております。認定されますと、3歳以上児の子どもにも同様に制度が受けられることとなります。なお、今年度につきましても、経過的な措置を講じながら検討を進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(久保田俊) 水野委員、よろしいですね。 ◆委員(水野正己) はい。 ○委員長(久保田俊) よろしくお願いします。      ◎ 4款衛生費・太陽光発電事業特別会計・議案第79号・議案第80号・水道事業会計・下水道事業等会計に対する質疑 ○委員長(久保田俊) 4款衛生費、太陽光発電事業特別会計、議案第79号、議案第80号、水道事業会計及び下水道事業等会計について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(秋山健太郎) まずは、254ページ、4款1項4目、不妊治療助成金についてお伺いをいたします。まずは、不妊治療助成金にはどのような種類があるのかを教えてください。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 不妊治療には、特定不妊治療ということで、顕微授精、体外受精への助成と、その他の治療に対する助成がございます。 ◆委員(秋山健太郎) 特定不妊治療とその他のということなのですけれども、もう少し詳しくその内容について教えていただけますか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 体外受精や顕微授精の場合には、不妊治療で治療が思うようにいかない場合に最終的にやる治療の方法であって、その前の段階で、例えば、排卵がうまくいかない場合の排卵誘発とか、あとは男性の不妊で精子減少症とかという形の治療に対して助成するもので、そちらはその他の治療として助成を行っております。 ◆委員(秋山健太郎) そうすると、それぞれの特定不妊治療と、特定外というのですか、それ以外の不妊治療のこの数年の推移についてはおわかりでしょうか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 平成24年度の特定不妊治療が248人、特定外が207人、平成25年度は特定不妊治療が265人、特定外が234人、平成26年度は特定不妊治療が283人、特定外が223人となっております。 ◆委員(秋山健太郎) 不妊の原因については、先ほど特定外不妊治療というところで、男性に起因するものというのがあったのですけれども、特に男性に対する治療ということも含めて、周知に関して何か工夫されていることはあるのですか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 市のホームページ等で掲載しております。また、治療を実施している医療機関等にこちらの特定不妊治療の助成を行っていることの周知を行っております。 ◆委員(秋山健太郎) この治療が功を奏して出産された方の人数というのは把握をされているのでしょうか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 平成24年度は、妊娠届があったものが167で、うち出産に至ったものが47人で、36.5%です。平成25年度は、妊娠届が150、うち75人が出産に至っています。平成26年度は、128で62人が出産に至っております。 ◆委員(秋山健太郎) 非常に効果が出ている部分というのも確認できると思うのですけれども、不妊に悩まれている方にとりましては大変重要な事業だと思いますので、今後は現状維持の方向なのか、それとも拡充していく方向なのか、その点についてお聞かせください。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) その他の特定外の治療に対する助成を3万円から5万円に拡大したところなので、状況を見ていきたいと思っております。 ◆委員(秋山健太郎) 続いてなのですけれども、妊婦健康診査助成金についてお伺いをいたします。これは母子健康手帳交付時に受診票を受け取れるということなのですけれども、14回受けられるということなのですが、これは出産までの全ての健診というものがその14回で賄えるということなのですか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 通常に妊娠届をしますとおよそそのぐらいの回数であろうということで、14回になっております。 ◆委員(秋山健太郎) あと、ネットで太田市妊婦健康診査助成金と検索をすると子育て支援策のページが上位に出てきて、そこを開くと問い合わせ先がこども課と出るのですけれども、この所管は健康づくり課でよろしいのですよね。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) そのとおりでございます。 ◆委員(秋山健太郎) ちなみに、何で問い合わせ先がこども課になるのかなというところは教えていただけますか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 以前、現在の14回になる前には、第3子の出産に拡大した時期がありましたので、そのような形になっております ◆委員(秋山健太郎) では、問い合わせで、こども課にしても特に支障はないということなのですか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) そこのところは見直しをさせていただきたいと思います。 ◆委員(秋山健太郎) わかりました。  続いて、268ページ、4款2項1目、リサイクル推進事業のところの報償費についてお聞きいたします。この事業はごみの減量やリサイクルの推進を図る事業だと思うのですけれども、近年の資源回収団体数とごみの回収量について教えていただけますか。 ◎清掃事業課長(高野敏) 平成24年度から申し上げますと、団体数が376、回収量は4,399トン、平成25年度は、365団体、回収量は4,354トン、平成26年度につきましては、363団体、4,303トンとなっております。 ◆委員(秋山健太郎) この団体数とごみ回収量ともに減っている原因というのは何なのでしょうか。 ◎清掃事業課長(高野敏) 特に理由ということで思い当たる部分はないのですが、育成会とか、地区ですか、そこら辺をメーンとした団体となっておりますので、その中で自然淘汰された中での数字ということで理解しております。 ◆委員(秋山健太郎) 今、1キロ当たりの報奨金というものは幾らぐらいなのでしょうか。 ◎清掃事業課長(高野敏) 1キロにつきまして8円ということになっております。 ◆委員(秋山健太郎) 以前に1キロ当たり6円に下がったことがあったのですけれども、この経緯について、また混乱等はなかったのかどうかを教えてください。 ◎清掃事業課長(高野敏) このときは、紙資源ごみ等のステーション回収をやめまして、集団回収がふえるだろうと、その中での予算でありましたので、ある程度6円に下げて、団体数がふえた場合についてもその予算の中でクリアしていこうということを考えて6円と、ただ、その後見直しを行いまして、そういうこともないということで、平成24年度の1年間だけ6円に、それ以降は8円というふうに現在の状況になっております。 ◆委員(秋山健太郎) ごみの減量とリサイクルということではなくて、地域の方々の活動の活性化というものにも一役買っているのかなというところがあるのですけれども、先ほど登録団体は自然減少だとおっしゃっていたのですけれども、これは余り好ましくないのかなという見方もできると思うのですが、その点で、増加に向けた対策みたいなものは何かお考えなのでしょうか。 ◎清掃事業課長(高野敏) 具体的に申し上げますと、やはり啓発しかないかなと。いろいろな問題につきまして、広報、ホームページを通じまして啓発活動を行っていくということで、どうしてもそういうことをやった中でも、実際にやるのは市民の方、団体等になりますので、できるだけ団体数がふえるような努力は今後も継続していきたいと考えております。 ◆委員(大島正芳) 252ページ、4款1項1目、救急医療対策事業補助金について伺います。これについては救急6病院の運営費補助金だと思いますが、最初に、過去3年間のこの推移について伺います。 ◎健康づくり課長(岡島善郎) 病院群輪番制病院運営に対する補助でありますけれども、平成24年度は1億9,900万2,000円です。平成25年度は2億160万1,500円です。平成26年度につきましては2億244万9,000円となっております。 ◆委員(大島正芳) この補助金については他市と比較してどうなのか、高いのか低いのかお聞かせください。 ◎健康づくり課長(岡島善郎) 詳しいところは存じておりませんけれども、聞いたところによりますと、太田市につきましては基準額が1日20万円という金額でありますので、前橋市、高崎市につきましては一桁の数字であるというようなことも聞いておりますので、太田市については多く負担しておると感じております。 ◆委員(大島正芳) 太田市には公立の病院はないわけですが、公立の市民病院等のある自治体では、毎年5億円から10億円近くの市税を繰入金として投入して病院運営をしていると聞いています。そのことを考えると、本市としては、この補助金に対してはもう少し手厚くする必要があるかと考えるのですけれども、その点についてはどうでしょうか。 ◎健康づくり課長(岡島善郎) 市民病院を持っている自治体につきましては、病院の全体の運営というところでかなりの負担になってくると思いますけれども、太田市が支援している部分については救急の部分についての支援ということになりますので、この金額についてはご理解いただければと思います。 ◆委員(大島正芳) 先日、太田救急医療施設連絡協議会に出席させていただいたときの感想なのですけれども、救急医療を積極的に受け入れようとする病院と、またそうでない病院がよくわかりました。救急搬送を積極的に受け入れ、本市の救急医療に貢献してくれている病院にはもう少し補助を手厚くして、今以上に受け入れ体制を整えていただけるようにすればいいのではないかなと考えたので質問したのですけれども、その点についてはどうでしょうか。 ◎健康づくり課長(岡島善郎) 病院群輪番制病院運営費補助金につきましては、前年の受け入れの実績状況につきまして案分で支払いをしているという経緯がありますので、その負担の割合としてはよろしいのではないかと考えております。 ◆委員(大島正芳) 私は救急搬送を受け入れるときの補助金の内訳を見させてもらったのですけれども、基本分、加算分というのがあると聞いたのですけれども、加算分で入院と入院プラス手術の分、この点を手厚くすることで、救急搬送を積極的に受け入れてくれている病院に対しての補助金の増額になると考えておりますが、その点について今後の考え方を伺います。 ◎健康づくり課長(岡島善郎) 病院群輪番制病院運営費補助金の額が決まって今の金額になったのが平成20年以降だと聞いておりますので、その分の見直しについては、今後の救急医療、毎年救急の受け入れ件数自体がふえておりませんので、この分で賄っていければと考えております。 ◆委員(大島正芳) では次に、副市長に伺います。先日、副市長も高度救急医療支援センター運営会議に出席されて、太田記念病院が本市の救急医療に対していかに貢献しているかというのがうかがえたかと思います。その後、救急医療施設連絡協議会ということで、救急医療病院の会議に私は出席して、6病院の救急医療搬送の受け入れに対する考え方について聞かせてもらいました。救急搬送を積極的に受け入れてくれる病院とそうでない病院というのがはっきりわかったかなと思います。太田市には公立の病院がないことによりその分の負担が少ないということですね。そういったことで、積極的に救急搬送を受け入れてくれている救急病院に対してはもう少し手厚い補助をしてもいいのではないかと私は思ったのですけれども、副市長の考え方をお伺いします。 ◎副市長(清水計男) そういう議論は一方であるということは私も承知しています。公立病院がないから、その分かかる経費を私立の病院に回したらいかがですかという議論があるということも承知しておりますけれども、今は救急搬送された補助金についての議論であったわけでありますけれども、大島委員は、積極的に受け入れる病院と積極的ではない病院があることが明らかになったというお話でありましたけれども、ただ1つ、私が感じているのは、6病院、これは太田記念病院は別格ですよ。3次救急を受け入れていますので、来るものは断らないという方針で今やっていますので、県外からも来るのは大きいですけれども、市民の方は安全安心の拠点だと考えています。  ただ、ほかの2次救急を主体とする病院群については極めてそれぞれの病院の事情があるということも私は承知をしています。まず何かというと、ドクターの配置が全て完璧に整わないという事実です。特に夜間あるいは休日についてはドクターは非常に手薄くなります。非常勤のドクターを要請して何とか病院でやりくりしているという実態があります。ですから、そういう実態も交えながら、救急医療に対する補助金が効率的に運用されているのかどうか見直すというのもいいのかもしれないですけれども、ただ、病院の各事情によって、今、搬送の割合によって補助金を出していますから現状ではベストかなと思いますけれども、病院にとっては非常に苦悩のいたすところであります。全て受け入れたいというのは本音でありましょうけれども、それがかなわないという実態も1つにはあると私は理解しております。 ◆委員(大島正芳) 西毛地区に比べて医療過疎と言われている東毛地区であって、3次救急を受け入れてくれている救急病院については、救急患者にとっては本当に最後のとりでだと思っています。そういったことで、ぜひ今後も行政としてしっかり支援をしていただければと思っております。  続いて、同じく252ページ、4款1項3目、予防接種事業についてなのですけれども、この中の子宮頸がんワクチンについて伺います。子宮頸がんワクチン接種の3年間の接種回数について最初にお伺いします。 ◎健康づくり課長(岡島善郎) 子宮頸がんワクチン接種につきましては、平成24年度には3,343人、平成25年度には465人、そして平成26年度は10人という状況でございます。 ◆委員(大島正芳) 8月10日の上毛新聞で、子宮頸がんワクチンの副作用と疑われる報告が現在までに全国で2,600例、群馬県では、ワクチンを受けた人数については約5万人、この中で副作用例と見られる27例を把握しているということでした。医療機関からの報告が頼りのため実数はわからないとのことです。太田市では現在、今までに何人くらいの副作用例が報告されているか伺います。 ◎健康づくり課長(岡島善郎) 本市での副作用の報告は、まだ保健所のほうには来ていないというところであります。 ◆委員(大島正芳) 私の聞くところでは、1例、2例、ないし2例は来ているということなのですけれども、もう1度伺います。 ◎健康づくり課長(岡島善郎) 病院からの報告は県のほうに行くことになっておりますけれども、県のほうで把握している人数はまだゼロと伺っております。 ◆委員(大島正芳) 子宮頸がんワクチンについては、平成22年11月から接種の公費が始まり、平成25年4月に定期接種となり、接種後の副作用が相次ぎ、2カ月後の6月には接種の勧奨が中止になったわけですが、定期接種になる前と後では、副作用が発生したときの患者に対する補償割合が違うということでしたが、今でもこの状況は変わっていないのか伺います。 ◎健康づくり課長(岡島善郎) この予防接種の副作用に関する補償につきましては、予防接種健康被害救済制度によって補償されておりますので、国はこの制度にのっとって支給をするということは変わっていないと捉えております。 ◆委員(大島正芳) 接種した時期によって補助割合が違うというのはおかしいかなと思ったので、太田市には副作用患者はいないということなので、今のところはとりあえずいいのですけれども、もしそういうことがあれば、市のほうでその部分については補助をしていただければと思って今回質問させてもらったのです。今、太田市には副作用患者はいないということなので、もし出た場合には、太田市としてもできるだけの支援をしていただければと思います。この項については終わります。  次に、水道事業について伺います。既存の老朽化した配水管の布設がえについては毎年いろいろなところで新設管の布設工事をしているようですが、配水管については、市街化区域、また市街化調整区域を問わず、住宅地についてはある一定のところまで行政で布設をするということでよろしいのでしょうか、その点について伺います。 ◎水道工務課長(河田良造) 委員ご指摘のとおりと思います。 ◆委員(大島正芳) 尾島地区のある地域なのですけれども、市街化区域であり、公共下水もつながっているにもかかわらず、水道の配水管が来ていない場所があります。このような現状については担当課として把握しているのか伺います。 ◎水道工務課長(河田良造) 尾島地区の旧国道354号沿い、ここの場所につきましては水道管が布設されておりません。尾島地区の旧354号につきましては、その裏側であります市道のほうから給水されているということで、旧354号には布設されていないと認識しております。 ◆委員(大島正芳) では、そういうところがあるということは認識しているということですか。  以前は、配水管が民地を通ってつながれていたので、それが現在は民地を横断するのは困るということで配水管が切られてしまっている。この場所については、今、課長から話がありましたが、旧354号沿いに多いということですね。なぜなれば、配水管が旧354号には通っていなくて、1本裏の道に通っていることより、裏道から旧354号側の家の間に他人の民地があると配水管が引けないということですね。今までは、裏道から旧354号までは1軒の家が所有していたり、その敷地内に何軒かの借家があったりしていましたが、最近は、そういった敷地は更地になったりして切り売りされたりすると旧354号側の土地については配水管が引けないということなのです。今後、旧354号沿いに配水管を引くことは可能なのかどうか伺います。 ◎水道工務課長(河田良造) 現在、旧354号におきましては、世良田の交差点付近で県道の道路改良工事を実施しております。この道路改良工事にあわせて水道管の布設を行っています。後の旧354号につきましても、県との協議を進めながら布設を進めていきたいと考えております。 ◆委員(大島正芳) 困っている人もいるので、ぜひ早急にしていただければなと思っております。公共下水道の排水管が来ていて上水道の配水管が来ていないということは、出しても流せないということですから、こういった地域は早急に対応していただければと思います。 ◆委員(八木田恭之) それでは、水道事業についてお尋ねします。事務に関する報告書の191ページ、192ページに水道統合準備室の報告が記載されております。直接太田市の上下水道局ではないと思いますけれども、広域化についての現状、6月定例会でも企業団設立についての規約の協議の議案が可決、成立しております。現在までの進捗状況、今後の予定などを聞かせていただければと思います。 ◎水道統合準備室長(塚越義秋) 現在までの概要ですが、平成25年に水道事業の基本協定に調印をいただいております。それから、平成26年におきましては4回の協議会を実施しておりまして、平成27年度に入りましてからは、先ほど委員がおっしゃいましたように、企業団の規約を上程いたしております。7月には、県知事のほうに企業団の設立許可を申請しておりまして、10月には創設認可を申請する予定でございます。それから、11月、12月におきましては、8首長によります理事者会議を予定しており、水道事業の廃止条例を議会に上程する予定でございます。平成28年度になりまして、3月に厚生労働省より水道事業の創設認可をいただき、平成28年4月には企業団設立事業を開始する予定でございます。 ◆委員(八木田恭之) 平成28年4月ということで、残る時間も少なくなっていると思います。予定も立てられているようでありますので、影響があるような話についてはその時々で情報を提供していただければと思いますが。 ◎水道統合準備室長(塚越義秋) これからも議員の皆様には今までと同様に事業の進捗状況を丁寧に説明していきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(八木田恭之) わかりました。よろしくお願いします。  それでは次に、決算書の268ページ、清掃費についてお伺いします。こちらのリサイクル推進事業の中で、指定ごみ袋、粗大ごみ処理シールを作成していると思いますけれども、このごみ袋、シールの作成、販売の経費、フルコストはどのくらいかかっているか、また、売り上げについてはどのくらいになっているかお尋ねします。 ◎清掃事業課長(高野敏) まず、コストの関係になりますが、45リットルを例にとりますと、作成経費として7円50銭、管理経費としまして40銭、販売手数料が20%ですので3円という形の中で、消費税を含めますと11円77銭というような金額となっております。  それから、作成経費につきましては1億320万7,500円となっております。燃えるごみ袋、燃えないごみ袋、粗大ごみシールという形での大枠になっております。 ◆委員(八木田恭之) 指定ごみ袋の生産については、国内ですか、海外になりますか。 ◎清掃事業課長(高野敏) 前は中国でつくっていました。ただ、チャイナリスク等の関係で、万が一、ごみ袋の作成ができないという状況がありましたので、今現在は国内と中国と半々という形の中で作成をしております。 ◆委員(八木田恭之) ここのところ円安の影響で海外生産品については非常にコストがかかってしまうという影響があちこちで出ていると聞いていますけれども、国内のほうも使っているということでありますので、太田市についての影響というのは今はそんなに大きくないという解釈でよろしいですか。 ◎清掃事業課長(高野敏) 昨年度、原油価格が大分高騰しまして、新年度予算を組む中でこちらもどうなるかと。ナフサという石油のものを原材料に使っておりますので、原油価格が高騰しますと単価が上がる。当然15円という合併以来押さえている金額がございますので、どうしてもその中でおさめるということを考えますので、そういう中でぎりぎりの形で、それから、指定袋をやる市町村、自治体も大分ふえまして、作成する会社数が少ないのです。そうすると、会社のほうが強気になりまして逆に単価を高くするという原材料費以外の部分での作成に資する経費が高くなるということが考えられます。今現在はどうにか利益が出ている状況にはなっております。 ◆委員(八木田恭之) 担当課のほうでも大分ご苦労をいただいている状況であると思うのですけれども、ごみ袋については市民生活の必需品になると思いますので、行政としてもしっかり対策を考えていっていただければとお願いして、終わります。 ◆委員(齋藤光男) それでは、下水道事業等についてお伺いしたいと思います。別冊の太田市下水道事業等会計決算書の48ページ、平成26年度太田市下水道事業等会計事業報告書に関連いたしましてお聞きしたいと思います。  現在、太田市の下水道には、公共下水道、農業集落排水、またコミュニティープラント、戸別浄化槽の4事業があると思いますが、その中で、公共下水道の整備状況と戸別浄化槽の設置状況をお聞かせいただければと思います。 ◎下水道整備課長(小林三男) 公共下水道の平成26年度の整備面積でございますが、17.75ヘクタール、累計では1,947.75ヘクタールでございます。戸別浄化槽は、20基を設置いたしまして、合計で376基となってございます。 ◆委員(齋藤光男) 公共下水道は快適な生活を送る上では最も必要なものかと思っております。多額の事業費と長い年月をかけてもなかなか進まないのが現状であるかと思っております。  そこで、戸別浄化槽事業でありますけれども、これは公共下水道を補完する意味でも大切な事業であるのではないかと考えております。その概要についてお伺いできればと思います。 ◎下水道整備課長(小林三男) 戸別浄化槽事業でございますが、まず、地区から陳情を上げていただきます。陳情が出されますと、整備区域を決定いたしまして、その区域について告示をいたしまして、その区域の中の希望者の方が申請を出していただきますと、市の予算で戸別浄化槽の設置と管理を行います。そのかわりですが、設置された方につきましては、分担金と使用に応じた使用料、1立法メートル当たり101円になりますが、納めていただくことになります。 ◆委員(齋藤光男) ただいまの説明をいただきまして、この事業は公共下水道に比べて大変進めやすい事業なのかなと今感じました。現在の実施地区はどれくらいあるのか教えていただければと思います。 ◎下水道整備課長(小林三男) 平成26年度までは6地区でございましたが、平成27年度に1地区ふえまして、現在は7地区となってございます。 ◆委員(齋藤光男) ただいま答弁をいただいて、7地区になったという報告でございますけれども、この7地区の戸別浄化槽事業の中で、私どもの地元の地区が2番目にお世話になっております。それでは、この事業を進めていく上で必要性はどのようにお考えなのか、その点について聞かせてください。 ◎下水道整備課長(小林三男) この事業につきましては、公共下水道や農業集落排水から外れた区域を取り込んでいくということで有意性があると思っております。戸別浄化槽を設置、整備することで公共下水道並みの水質が確保されるということで、メリットがあると考えております。 ◆委員(齋藤光男) 公共下水道は多額の予算と長い期間が必要になるのかと思っておりますけれども、戸別浄化槽はそれに比べましてとてもコンパクトな事業でありまして、簡単に、とても身近に感じる事業であります。今後の下水道を考える上ではどのような位置づけをされていかれるのか、この点についてもお聞かせください。
    ◎下水道整備課長(小林三男) 戸別浄化槽事業につきましては、公共下水道に比べて大規模な工事を必要としておりません。また、河川の水質も向上いたしますので、陳情がありましたら進めていきたいと考えております。 ◆委員(齋藤光男) それでは続きまして、太田市におけるコミュニティープラントはどのような管理を行っているのか、この点についてお聞かせください。 ◎下水道施設課長(川口俊哉) 太田市におけるコミュニティープラントにつきましては7カ所ございます。それぞれが浄化槽施設を有しておりまして、汚水処理を行っております。各施設の処理場のメンテナンスについては包括業務委託において維持管理しております。 ◆委員(齋藤光男) コミュニティープラントですけれども、先般の台風16号、そしてまた18号等のゲリラ豪雨で、新田早川地区のいずみ団地の排水が流れないので何とかしてほしいという話をあちらこちらで伺いまして、私も現地に行きまして、麻痺している状態なのです。そういったお話をいただいているのですが、担当課のほうではどのような状況だったのか、詳しくお聞かせいただければと思います。 ◎下水道施設課長(川口俊哉) いずみ団地におきましては、昭和54年9月から供用開始をしているところでございます。処理能力は1日2,000立法メートル、計画人口につきましては5,464人の施設です。もう30数年が経過しておりまして、老朽化も目立っております。この間の記録的な雨等の場合は、下水道施設への浸入が最近見受けられるような状況であります。そうしますと、処理能力を超えまして、下水道に入ってきまして流れが悪くなる状態が時々見受けられております。 ◆委員(齋藤光男) ただいま供用開始から30数年が経過しているという説明をいただきましたが、それで老朽化も進んでいるということで、それでは、今後どのような対策を考えているのか、その点についてお聞かせください。 ◎下水道施設課長(川口俊哉) どこの地区も不明水対策はいろいろ大変な状況でありますが、テレビカメラ調査というものがありまして、それを管の中に入れまして、ふぐあいを発見した場合はそれを解消する工事を行います。また、マンホールふたも穴があいておりますので、そこからの水の流入というものも考えられますので、その穴を塞いだりする処置を行っていって、今後なるべく不明水が入っていかないように対応していきたいと考えております。 ◆委員(齋藤光男) ぜひひとつよろしくお願いいたしたいと思います。  続きまして、普及率について伺いたいと思います。毎年、下水整備も進んでいますが、普及率について教えてください。 ◎下水道施設課長(川口俊哉) 普及率ですが、下水には、公共下水とコミュニティープラント、農業集落排水、あと、先ほどお話しの太田市戸別浄化槽事業の4事業があります。また、それとは別に各個人が家等をつくったときの浄化槽設置、それを合わせますと、普及率は78.9%です。 ◆委員(齋藤光男) それでは、全国並びに県内の状況についてはどうなっているのか、その点について教えてください。 ◎下水道施設課長(川口俊哉) この間の日曜日の上毛新聞で国土交通省からの発表がたまたま載っておりましたが、全国46都道府県で群馬県は77.5%になっておりまして、全国平均は89.5%です。46都道府県のうち県としては37位で、下から10番目です。また、太田市につきましては、県内では、35市町村の中で18位という位置づけで、ほぼ中間の位置でございます。 ◆委員(齋藤光男) ただいま説明をいただきましたが、今後さらに推進していただかなければと感じました。下水道は、今現在の太田市から見ますと、もう少し頑張っていただかなくてはというような気がいたしますので、よろしくお願いしたいと思います。  それで、普及率を上げることが今の下水道にとっての一番の目的ではないかと思っておりますけれども、生活環境の改善や公共用水域の水質保全を図ることはできないでしょうか、この点についてお聞かせいただければと思います。 ◎下水道施設課長(川口俊哉) 委員おっしゃるとおり、下水の工事が進みましてもなかなか接続する方がふえていかないのが現状であります。ただ、それをそのとおりにしているだけではなくて、当課としましては、水洗化に向けて、水洗化していないお宅への訪問とか、広報等での水洗化のアピールを行ったりして、普及率アップのために努めてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(矢部伸幸) まず、254ページの斎場管理運営費については、今までも何度かお聞きしたのですけれども、毎年毎年工事請負費が大分高額でありますけれども、その推移を教えてください。 ◎市民課長(野村洋) 工事請負費の推移につきましては、年度別でよろしいでしょうか。今年度、大規模改修を行いまして、それについての工期の年度別のものはございませんので、後ほどお答えさせていただくということでよろしいでしょうか。 ◆委員(矢部伸幸) 金額については、毎回毎回いろいろ直したり、つくったりというところがあって、大分お金がかかっているという状況で、斎場の限界も近づいているのかなと感じていまして、斎場を新しくするなりという今後の計画等々が現時点で決まっていれば教えてください。 ◎市民課長(野村洋) 委員ご指摘のとおり、平成26年度に大きな工事をしております。これで炉は延命と申しますか、これから5年から6年はもつかと思います。ご案内のとおり、本年度も改修をいたしまして、全ての炉が改修されましたので、今後計画を進めていきたいと思っております。 ◆委員(矢部伸幸) 斎場におきましては、一番大事な部分というのはやはり火葬する場所でございまして、人生の最期の場所ということで、接客というか、そういった部分がとても大事な場所だと感じています。現時点で、火葬炉のところはどのような方が受け持っているのか教えてください。 ◎市民課長(野村洋) 現在、斎場につきましては、太田市農協に指定管理者ということで管理をお願いしておりまして、火葬炉の部分につきましては、また太田市農協のほうで今まで実績ある業者に委託をしております。 ◆委員(矢部伸幸) 斎場の火葬する場というのは本当に一番悲しい部分であって、やはりそこは接客というのが大事なところで、そここそ民間の力を活用したやり方というのが今後必要になってくると思うのです。今後の斎場の新しい計画についても、最初の時点で、民間の力、特に火葬する場所を受け持てるようなところとのうまくマッチングした計画というのがとても必要なのかと思っているのですけれども、副市長、どのようにお考えでしょうか。 ◎副市長(清水計男) 新斎場と申しますか、火葬場を、昔は市の直営でなくてはだめかなと私も思っていた時期があったのですが、数年前に知り合いの方の葬儀に行きましたら、東京だったのですけれども、すごくすてきな火葬場でありまして、ここは区がやっているのかなと思いましたら、民間だったのです。こういうこともできるのだなと改めて認識しましたけれども、今、太田市は修繕を重ねながら何とか市民の皆さんの対応に応えているという状況でありますけれども、新炉計画の中で、ぜひそういった議論もさせていただいて、民間でできるものは民間でできて、よりコストが安くてサービスがよければベストでありますので、ぜひそういった面も取り入れながら議論をしていきたいと思っております。 ◆委員(矢部伸幸) 接客というところがすごく大事だと思いますので、市役所の職員でも接客に対しては十分だと感じておりますけれども、やはり民間の力というのは必要になってくると思いますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、258ページの環境企画事業の工事費についてでございますが、これは電気自動車の充電スタンド設置の関係だと思いますけれども、まず、そのスタンドはどのようなものなのか教えてください。 ◎産業環境部参事(久保田勝) これは電気自動車の充電スタンドということになります。設置してありますのは、尾島にあります道の駅おおた、それから、市役所南庁舎の駐車場に設置しております。 ◆委員(矢部伸幸) 実際にどのような方が利用して、あと、どのような利用状況なのか教えてください。 ◎産業環境部参事(久保田勝) 電気自動車の充電スタンドということなので、電気自動車に乗っている方ということになると思います。利用状況なのですけれども、まず南庁舎は、平成27年6月15日から運用を開始されまして、8月末現在で119台の利用があります。道の駅おおたにつきましては、平成27年5月15日から運用を開始されまして、8月末現在で232台となっております。 ◆委員(矢部伸幸) その利用状況の中で、時間帯とか曜日、そういった調査というのはしているでしょうか。 ◎産業環境部参事(久保田勝) この利用はカードによる利用になっておりまして、そのデータも全てありますので、見た中では、このうちの大体4割ぐらいの方がほとんど毎週のようにといいますか、頻繁に利用されているようです。利用時間につきましては、最大時間が30分になっておりますが、30分の方もいれば、短い方は2分、3分という方もいて、ばらばらでございます。 ◆委員(矢部伸幸) この事業で使われている道の駅おおたと太田市役所のところという2つの箇所を言っていただきましたけれども、ほかに民間のところで、こういった充電のスタンドがどのような状況で設置されているのかご存じでしょうか。 ◎産業環境部参事(久保田勝) 民間ですと、車のディーラー、最近ではコンビニが多くなっています。それから、ここにいる岩崎委員のお宅にもあります。 ◆委員(矢部伸幸) 近くにもいたようであれですけれども、実際、太田市にはたくさんの公用車がありますけれども、公用車の中で電気自動車というのはあるのかどうか教えてください。 ◎管財課長(石坂之敏) 管財課のほうで所有しておりますリーフが1台ございます。 ◆委員(矢部伸幸) 環境を重視する上で今後はそういったものも考えていかなくてはいけないかと思っているのですけれども、それ以上に充電スタンドがとても大事になるかなと思うのは、非常時に電源の確保になり得ないかなと思っているのですけれども、それは可能ですか。 ◎産業環境部参事(久保田勝) 非常時の電源確保というところなのですけれども、充電された自動車のバッテリーでの電気の確保というのは考えられますが、充電スタンドそのものが非常時の電源というのはなり得ないと思います。 ◆委員(矢部伸幸) 充電スタンドが非常時の電源になれば、もっと行政センターとかそういったところにもつけていただきたいと考えていたのですけれども、そうなり得ないとするならば、今後、富士重工が電気自動車をつくってくれればありがたいのですけれども、そこまでは強く言えないので、この質問はここまでにします。  続きまして、もう1つ、衛生費だと思うので、全般で、どこが答えるかわからないのですけれども、一時期ごみ屋敷がとても注目を浴びていたのですけれども、太田市にそういったごみ屋敷というのはあるのかどうか教えてください。 ◎産業環境部参事(池田滋) ごみ屋敷ということに関して、環境政策課のほうで改めて把握している棟数というのはありません。 ◆委員(矢部伸幸) いろいろなテレビの報道とかを見ると、いつどこでそういったごみ屋敷が生まれるかどうかというのはどこでもあり得ることなのかなと思っていまして、ただ、あそこまでごみがたまってから指導する、また行政代執行するのでは遅いわけで、ごみがたまり始めたらどこかで指導みたいなものをすればあそこまでたまらないのかなと思っているのですけれども、ごみ屋敷みたいなものに対する指導というか、考えというものが何かあれば教えてください。 ◎産業環境部参事(池田滋) 基本的に、例えば敷地内にそれが集積している場合に、それに対して行政処分をくだすというのは非常に難しいと思うのです。ただ、それが道路とかにはみ出してきた場合については、道路に対しての不法投棄物だという扱いはできると思います。基本的に太田市の場合は、春、秋の2回のクリーン作戦で地元の環境保健委員長に監視してもらって、道路上とか公園上に対してのそういう集積物は撤収しています。 ◆委員(矢部伸幸) あのときもそうですけれども、これは全部財産だというふうにごみ屋敷の家主の方が言っていて、行政としても手が出しづらい状況なのはすごく感じていたのですけれども、その前段階で、ちょっとごみがたまっていますよみたいな指導的なことができないかどうかというところなのです。何か早目にそういったことを家主に伝えられれば家主の方も考え直すのかなと思いますので、そういったところを今後研究していただければと思いますが、もう一言、よろしくお願いします。 ◎産業環境部参事(池田滋) 参考にさせていただきます。それとあと、実際に去年、お年寄りのご家庭でやはりそういう事例がありまして、本来ごみというのは不法投棄した者が一番いけないのですけれども、要はそれを所有地なりに捨てられた場合にその土地の管理責任者というのも責任が問われます。ただ、太田市で年に一、二回、市の税金を使ってそういうごみを撤去している事例というのはあります。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(久保田俊) 先ほどの矢部委員の質問について、野村課長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎市民課長(野村洋) 先ほどの工事請負費の件ですが、平成24年度、平成25年度とも、大規模改修についてはございませんでした。平成26年度は、決算書のとおり3,799万4,400円、4基でございます。また、ご案内のとおり、本年度、平成27年度、残りの6基ある中の2基の工事を行っております。そちらについては1,890万円ということで工事を行っているところでございます。どうぞよろしくお願いします。申しわけありませんでした。 ○委員長(久保田俊) 矢部委員、よろしいですか。 ◆委員(矢部伸幸) はい。 ○委員長(久保田俊) 他にご質疑ありませんか。 ◆委員(岩崎喜久雄) 衣食住に欠かせない水道事業についてお聞きいたします。水道の決算書の1ページ、5ページ、12ページ、そして、事務に関する説明書の189ページをお願いいたします。現在、太田市におきましての水の関係ですが、原水といいまして、原水は太田市が買っているということであります。群馬県が管理運営している浄水場は幾つあるでしょうか。 ◎水道統合準備室長(塚越義秋) 群馬県の施設でございますが、4つでございます。榛東村にあります県央第一水道、それと北橘町の県央第二水道、みどり市にあります新田山田水道、千代田町にあります東部地域水道の4つでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 今現在の4つの説明がありましたが、その中で太田市に送水している浄水場はどこの位置になりますか。 ◎水道統合準備室長(塚越義秋) みどり市にあります新田山田水道と千代田町にあります東部地域水道でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) では、その4つの施設のうちにそれぞれの料金体制があると思うのですが、その料金はどのような形になっていますか、わかったら教えてください。 ◎水道統合準備室長(塚越義秋) 単価で申し上げますと、県央第一水道が1トン当たり50円でございます。県央第二水道、新田山田水道、東部地域水道は107円でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) ただいま50円と107円と申しましたが、なぜそのような倍の料金という形で現行は行われているのか説明してください。 ◎水道統合準備室長(塚越義秋) 施設がつくられましたときの建設費、それと水源にかかった費用の違いであると聞いております。 ◆委員(岩崎喜久雄) これは以前に同僚議員からの質問がありました。そしてまた、当時市長も答えられていたわけでありますが、同じ群馬県内で水道料金がこのように違うのは、倍ですから、私もおかしいと思っています。平成3年には隣の埼玉県でも同様にやはり4つの浄水場の料金がもう既に統一されまして、今現在の単価を申し上げてしまいますが、61円という話も伺っております。来年の4月には国内でも最大級と言われます給水人口45万人の企業団が設立されるわけでありますが、ぜひ県との協議を進めていただいて、料金の統一性を図っていただければと思います。そしてまた、3市5町の現状、今現在の水道料金の値段というものはかなり格差があると思うのです。その単価を知らせていただきたいのと、統一を図れる可能性というか、その辺に関してはいかがでしょうか。 ◎水道統合準備室長(塚越義秋) 現在では、家庭用の20ミリの水道を使いますと、高いところと低いところで約1,000円の違いがございます。これは統合後3年をめどに料金審議会を立ち上げまして、そこで検討していければと考えております。 ◆委員(岩崎喜久雄) では、端的に聞きます。3市5町のうち市で一番高いところと、まちで一番安いところの水道料金はどのぐらいになりますか。 ◎水道統合準備室長(塚越義秋) 市で一番高いところはみどり市の2,754円でございます。一番安いところは大泉町になりますが、1,927円ということでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) みどり市と大泉町で1,000円も違うということになります。今現在、検針、支払いは2カ月という単位だったと思うのですが、非常に格差があると思っています。そのような形で、予定では3年で統一すると思っていいのでしょうか、お答えください。 ◎水道統合準備室長(塚越義秋) 3年をめどに料金審議会を立ち上げて、そこで、3年後の情勢を見まして料金を決定していければと考えております。 ◆委員(岩崎喜久雄) よろしくお願いします。あと1つ、2つちょっと懸念がありまして、聞きます。水道には分水栓というのがありまして、サドル分水栓というのが各使われているということで、もう40年以上も使っているという話をよく聞きます。その辺に対して注視はしておるでしょうか、お聞かせください。 ◎水道工務課長(河田良造) 水道の本管から給水管を取り出すのに、委員ご指摘のとおり、サドル分水栓を、そちらから水道管をもんで穴をあけて給水管をとるということであります。当然水道管を布設した年数によっては、古い管では40年というものがあると認識しております。 ◆委員(岩崎喜久雄) これは水道の業者に言わせますと、そういった形が太田市には非常に多いと。また、先ほど申し上げました事務に関する説明書の189ページで、水道管でもアスベスト関係で非常に弱くなっている石綿管があると思うのです。平成24年度、平成25年度、平成26年度を見ますと、平成26年度はゼロになっているのですが、その理由をお聞かせください。 ◎水道工務課長(河田良造) 平成26年度におきまして、3.4キロの工事発注をさせていただきました。ただ、他事業との関連がございまして発注時期がおくれました。よって、繰越工事という形で事業が進められております。平成26年度におきましては3.4キロ、また、平成27年度におきましても1.2キロの石綿管の布設がえ工事を行います。よって、平成27年度末におきましては69.3キロになる予定となっております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 今、課長から、年度で2キロ、3キロという形を伺わせていただきましたが、石綿管に関しましては非常に大きな問題だと私は思っております。この事業を完遂する中で、今後、3市5町でも水道の企業化が進められる中で、石綿管の工事、太田市内の布設がえが終了するであろう年度はどの辺の年度で、どのくらいの予算を考えているのでしょうか、雑駁で結構ですので、お願いします。 ◎水道工務課長(河田良造) 先ほど申しましたとおり、まだ残っているのが70キロ弱で、これを今現在、3分の1の交付金事業を使わせていただきまして、平成36年度までには太田市内の石綿管をゼロにしたいという形で計画をしております。費用的なものでございますが、これから約70億円の経費を利用していきたいと考えております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 平成36年度までの非常に長い工事期間ともなるわけでございますが、少しでも早目に遂行されることを望みます。そしてまた、アスベスト管、送水管が非常に弱くなっておりまして、市内に大洪水が起きるという可能性も非常に含まれていると私は思うのです。その辺がないように、本当に毎日毎日大変な仕事でございますが、ぜひ頑張っていただければと思っております。  そして、もう1つついでに聞いてしまうのですけれども、尾島地区のことなのですが、知っている方と知らない方と極端なのですが、堀口町、前小屋町のところに利根浄水場というのがあるのです。この利根浄水場は運転を開始しましてもう既に40数年がたっていると私は思うのです。設備の老朽化も甚だしいと思うのです。行ってみればわかると思うのですが、このような老朽化に対して、広域化の運用もあります。それ以前のことを考えますと、利根浄水場は水源として全て100%が地下水ということであります。そのような形で広域後も引き続き運用していく計画があると思うのですが、平成26年度には管理棟の修理等の改修があったという話も聞いております。その辺の管理棟の防水という話、外壁塗装とかいろいろ聞いています。これは関係ないのですけれども、道路整備も行われているさなかでございますが、今年度以降も国の交付金等を利用して、利根浄水場は今後どのようなシミュレーションというか、考えているかお聞かせください。 ◎水道工務課長(河田良造) 委員ご指摘のとおりです。利根浄水場の水源というものは、深井戸といいまして、150メートルから180メートル、深いところから掘り上げている地下水でございます。大変良質なものでございます。広域後も引き続きこの浄水場を運用してまいりたいと考えております。委員が先ほどご指摘のとおり、これから交付金等を利用して、これからも長く利用させていただきたいと考えております。 ◆委員(岩崎喜久雄) この地域も入ると思うのですが、群馬県の東部は地盤沈下が指摘されています。そのような形で、今後、増設という形でしょうか、地下水はくんではならぬという話も常々聞いておりますが、老朽化しています。先ほど150メートルも井戸を掘って揚水しているわけですけれども、今後そのメンテナンス、そのほかに、今現在、利根浄水場に何本の深井戸が布設されて流入されているのか、ざっと太田市の市民の何軒分ぐらいの世帯にこの水が給水されているのかお聞かせください。今後、深井戸をメンテナンス、または深井戸を新設する意向があるのかどうかもついでに伺わせてください。 ◎水道工務課長(河田良造) 太田市では、渡良瀬浄水場、また利根浄水場で、渡良瀬浄水場に関しましては第1水源から第3水源まで、第1水源につきましては井戸が2本、第2水源につきましては7本、第3水源につきましては4本ございます。また、利根浄水場につきましては第4水源と、予備水源として第5水源を持っています。第4水源につきましては11本、第5水源につきましては8本となっております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 今後のメンテナンス、そしてまた井戸の増設等は考えていますか、お聞かせください。 ◎水道工務課長(河田良造) ご指摘のとおり、これ以上の井戸の増設というものは考えておりません。また、そのメンテナンスに関しましては、必要な時期に必要なメンテナンスを行っていきたいと考えております。 ◆委員(岩崎喜久雄) この第4水源の11本、尾島地区の水道ですが、2万件弱ぐらいの給水の戸数という形で、何軒ぐらいの戸数に給水していますか、お聞かせください。 ◎水道工務課長(河田良造) 今、太田市の平均的な水量が1日当たり8万1,000トン、そのうちの51%、約4万1,000トンが渡良瀬浄水場から、残りの約半分が県水及び利根浄水場、利根浄水場に関しましては正確な数字は今手元にないのですけれども、約1万五、六千世帯という形になるかと思われます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 聞きたいことはまだいっぱいあるのですが、時間の都合もありますので、今までのを総体的に判断しまして、局長のコメントをお聞きしたいのです。 ◎上下水道局長(渡辺恭宏) 企業団は45万の人口ということになります。その方々の利便性、安全安心な水の供給というのを一番に考えていきたいと思います。特に太田市の水はおいしいと言われるゆえんであります井戸を大事に使っていきたいと思っています。      ◎ 休     憩                                      午前10時49分休憩 ○委員長(久保田俊) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午前11時10分再開 ○委員長(久保田俊) 休憩前に引き続き会議を開きます。  他にご質疑ありませんか。 ◆委員(五十嵐あや子) 254ページ、4款1項4目、先ほど同僚委員からもありました不妊治療助成金についてお伺いいたします。先ほど男性に対しても不妊治療の助成をしているということなのですが、もう少し詳しく教えていただけますか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 不妊治療に対しましては、ご夫婦2人の治療に対して助成しているものでございます。 ◆委員(五十嵐あや子) では、夫婦でということですね。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) そのとおりでございます。 ◆委員(五十嵐あや子) では、これはご夫婦でということで、最近実は男性の不妊治療もしっかりやっていこうということで、いろいろなところで出ているのですが、この間ちょっとお伺いしたら、やっているのだということで、詳しくお伺いしようと思ったのですが、これは不妊治療の助成を始めた当初、最初からのご夫婦の助成と考えてよろしいのでしょうか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 治療に関しては、男女分けることのできない治療等もございますので、不妊に関する治療は当初からご夫婦に対して助成を行っておりました。
    ◆委員(五十嵐あや子) わかりました。先ほど同僚委員に対して、不妊治療で妊娠、出産したというデータもいただきました。やはり赤ちゃんが欲しいという方たちにとっては本当につらい治療でもありますし、また、市がこのようにしっかり応援しているというのはとても喜ばしいことだと思っております。前から希望したことなのですけれども、赤ちゃんができなくて不妊治療、また一方では、妊娠はするけれども、2回、3回と流産してしまう不育症というのがありまして、今回これに対しても助成が出ると伺いました。これについて詳細をお願いいたします。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 不妊に続き、不育症につきましても悩んでいるご夫婦があるということで、市民の要望に対しましてこのほど準備をしているところでございます。今回、補正のほうで出させてもらいましたので、議決になりましたら進めたいと考えております。この10月をめどに助成のほうが開始で、1年度当たり30万円を上限に助成を開始する予定でございます。 ◆委員(五十嵐あや子) 本当にありがとうございます。本当に赤ちゃんが欲しいという方をぜひ今後も応援していっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に参ります。252ページ、4款1項3目、予防接種事業がありまして、この中に多分大人の風疹への助成金があるかと思うのですが、これについてお伺いいたします。 ◎健康づくり課長(岡島善郎) こちらの予防接種につきましては、大人の風疹ということで、抗体のない方に対して、MR2種混合で5,000円の負担、それから、単体のワクチンで3,000円の負担の助成をしております。 ◆委員(五十嵐あや子) これが始まったきっかけについてお伺いいたします。 ◎健康づくり課長(岡島善郎) 風疹につきましては、2年前に、風疹が成人になってから蔓延をする、特に大学生の年代に多く蔓延したという経緯がありまして、それを踏まえてこの助成に踏み切ったところでございます。 ◆委員(五十嵐あや子) 事務に関する説明書の135ページに出ていますけれども、平成25年は1,361名いらして、平成26年は306名ということで、ちょっと減りましたけれども、これに対しては今年度も多分助成をしていくというふうに調べさせていただきましたが、できれば接種をしていない方は全員できるような形に、市のほうもぜひPRをしていただきたいと思います。ある企業では、大きい企業になるかと思うのですが、接種しそびれた人を一部屋に集めて、お医者さんが来て、全員が漏れなくできるようにと工夫されているところもあるそうです。そういった部分では、この事務に関する説明書の種類のほうには妊婦を希望する女性とその夫と出ていますけれども、していない方全員というふうにはできないのでしょうか。 ◎健康づくり課長(岡島善郎) していない方全員というか、こちらは希望者というか、個人で予防するものと考えておりますので、全員という考え方には至らないかなというところでございます。 ◆委員(五十嵐あや子) そういうことということですね。これは、まだやっていない方、1回しかしていない方とかにしっかりPRして、皆さんが意識して予防接種を受けられるようにということで、ぜひ市のほうでも力強く推進していただきたいと思います。それに対しては、部長、いかがでしょうか。 ◎健康医療部長(薊貞春) やはり予防接種は予防ということで推進したいと思っていますので、よろしくお願いします。 ◆委員(水野正己) それでは、252ページの4款1項3目、予防接種費の中の予防接種事業は5億8,100万円余り、これは同額ですけれども、それで、この決算年度は単年度のみ実施した予防接種事業があるわけですけれども、今も五十嵐委員の質問でもありましたけれども、風疹の予防接種も含めて、単年度実施した予防接種の内容、対象者も含めてお答えいただけますか。 ◎健康づくり課長(岡島善郎) 単年度ということで、予防接種はほとんど継続をしてやっておりますけれども、平成26年度の10月から高齢者の肺炎球菌と水痘が新しく予防接種になりまして、高齢者の肺炎球菌につきましては、65歳の方を対象に行っているということで、単年度ということでよろしいですか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 大人の風疹に関しては、始まった当初は単年度補助がありましたけれども、その後も市のほうで実施をしております。 ◆委員(水野正己) 大人の風疹は継続事業としての予防接種で、高齢者の肺炎球菌と大人の水痘ワクチンは、おととしの10月からということですか。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 平成26年10月から水痘、高齢者の肺炎球菌が定期になりまして、今年度も継続でございます。 ◆委員(水野正己) ごめんなさい、私の認識違いで、高齢者の肺炎球菌ワクチンは継続事業ですね。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) 対象者にとっては1回ということですが、年齢を変えて事業自体は継続で実施をしております。 ◆委員(水野正己) そうすると、新たに始まった予防接種ですから、効果は検証しているのだろうなと思うわけですけれども、新たに始まったものは、その効果はどのように見ているでしょうか。 ◎健康づくり課長(岡島善郎) 定期の予防接種になったということで、国が認めたということでありますので、効果が認められたから予防接種となったと考えております。 ◆委員(水野正己) 効果があるから国の定期接種に入れ込まれたのでしょうけれども、では、本市においては具体的にどのような効果があらわれているのかの検証は、数量的にはなかなか押さえにくい側面もあると思うのですけれども、保険給付費にどのように反映されていくと見込まれているかとか、水痘症も、肺炎も含めて医療機関で受診した患者がどういうふうに変わってきているのかとか、そういうことは、調査といいましょうか、確認はしているのですよね。 ◎健康づくり課長(岡島善郎) なかなか難しい返答になりますけれども、昨年度受けられた人が高齢者と生活保護者を合わせまして5,896名、接種率で申しますと49.7%の方が受けておりますので、予防という意味で効果を期待したいというところでございます。 ◆委員(水野正己) 昨年度、予防接種を受けた人が高齢者、生活保護受給者で5,896人、これは高齢者の肺炎球菌ワクチンと水痘ワクチンの両方ですか。 ◎健康づくり課長(岡島善郎) これは高齢者の肺炎球菌だけであります。大人の水痘ということは入っておりません。 ◆委員(水野正己) では、参考までに、大人の水痘ワクチンはわかりますか。 ◎健康づくり課長(岡島善郎) 水痘は子どもだけであります。 ◆委員(水野正己) 数量的に検証するというのはなかなか大変ですけれども、ただ、前年度と比べて、肺炎で医療機関に受診した患者さんとか、肺炎を発症したうち6割から7割は肺炎球菌ワクチン由来だというお医者さんの声もあるくらいですから、そうやって考えていくと、肺炎と診断された人の数がどういうふうに変わってきているのかということもできるだけつかみながら、把握しながら、毎年65歳以上の人が実施していくということですけれども、太田市単独ででも、65歳の人だけと限定しないで予防接種をやっていくということも必要になるのではなかろうかと、そのためには肺炎と診断された人の動向を見きわめるというのはやはり必要になるのだろうなと思います。国が効果があるから始めたということだけにとどまらないで、太田市でどういうふうに効果が出ているか、これはつかんでいく、チャレンジしていく必要があるのだと思いますけれども、その点はいかがですか。 ◎健康づくり課長(岡島善郎) 高齢者が肺炎になった原因が肺炎球菌によるものかどうかというところもまだ不明なところもありますので、そこら辺の検証というのは大変難しくなってくるかと思います。医療機関はたくさんありますので、その医療機関ごとに全てのデータを出させるかというのは病院側にも負担になってしまうと考えておりますので、ちょっと難しいのではないかと考えます。 ◆委員(水野正己) 担当課が難しいということですけれども、きょうここで担当課が難しいと言っているのを簡単ではないかと言うわけにもいきませんから、私もじっくり考えて、後でまた協議していきたいと思います。  続いて、同じ252ページですが、4款1項1目保健衛生総務費の中の救急医療対策事業に関連して伺います。先ほど救急医療について、医師の確保が課題であるとする副市長の答弁もありましたけれども、救急指定病院の医師の確保、あわせてベッドの確保という点で考えても、病院と病院、とりわけ救急指定病院とそうではない病院、それから診療所との連携も医師の確保とあわせて従来から言われていますけれども、では太田市では、病病連携、病診連携、医師確保に今どのように取り組まれているのか伺います。 ◎健康づくり課長(岡島善郎) 病病連携につきましては、先ほどもありましたけれども、やはり太田記念病院に患者が集中するというところが多々あります。その部分については、軽症患者の受け入れがかなり足を引っ張っているというところがありまして、今、太田記念病院では、紹介率が77.5%、それから逆紹介として109.2%の割合で、逆に他の病院に紹介をする、ほかでも間に合うところについてはそちらのほうで受け入れを進めていただいているというところもありますし、救急医療施設連絡協議会の中で6病院の院長先生が集まって、その会議を行うところでも太田記念病院の窮状は話がされまして、その中で病院ごとの受け入れもしていきましょうと。今、顕著ではありませんけれども、緩やかにその連携ができているというお話もいただいておりますので、そこら辺は期待していきたいと考えております。 ◆委員(水野正己) それはそれで期待していかなくてはならないのですが、問題は病病連携、病診連携を図っていくときにやはりそこでも医師の確保が課題になるわけで、では、医師の確保という点ではどのように取り組まれているのでしょうか。 ◎健康づくり課長(岡島善郎) 医師の確保につきましては、各病院もかなり努力はしておりますけれども、地域的なものもありまして、こちらの東毛地域というのは、県内で申しましても、前橋市、高崎市よりも人口10万人当たりの医師数が100人も違うというような状況もありますので、そこら辺の医師の確保ということは、県のほうも補助金を用意したりして準備をしておりますけれども、やはり病院の努力ということもありますし、それに対して市が広報していきたいというところもできるところではないかと考えております。 ◆委員(水野正己) 太田市の取り組みはどういうことなのでしょうか。 ◎健康づくり課長(岡島善郎) 医師の確保というところになりますと、本当に難しいところでありますけれども、やはり県のほうにお願いをして、医師確保に対しては補助金をしっかりと病院に出していただけるような働きかけができればと考えております。 ◆委員(水野正己) 先ほど大島委員の質問にも私はうなずきながら聞いていましたけれども、だから、市立病院を持っていれば太田市として医師の確保のために財政支出も含めてかなりのことをやらなければならないのだけれども、病院の数、ベッド数は県が決めているということもあって、太田市で新たに市立病院をつくるのはそう簡単な話ではないのですけれども、だけど、民間の病院の責任においてとか、県に補助金を求めるだけではなくて、副市長自らが医師の確保が課題だということも言われているわけですから、そうやって考えると、例えば太田市内の医療機関で一定年数勤めることを条件にした奨学金とか、あるいは医師確保のための補助金ということを太田市としても考えていくことが必要になるのだろうと私は思うのですけれども、副市長、医師の確保は課題ですから、どうでしょうか。 ◎副市長(清水計男) 確かに市立病院がないという状況で、それを逆に言えば、太田市には立派な私立の6病院、医療法人ができているという事実も片方ではあるのだという認識はぜひしてください。  医師の確保の問題でありますけれども、市立病院であるならば太田市が当然責任を持ってやらざるを得ないという状況でありますけれども、ただ、私がいろいろな先生方とお話をする場合、お金だけでドクター確保をできるかという問題なのです。お金を出せばということです。ドクターについては、やりがいとか、施設の整備とか、医療器具がどうだとか、社会生活上の状況がどうだとか、やはりいろいろな条件が入ってきます。ですから、よく病院の院長、理事長とお話しするときには、それなりの対応をよろしくお願いしますよと言っているのですけれども、院長自らの熱意でそれぞれの病院が努力しながら医師の確保を実際にやっているという状況であります。  ただ、夜間とか休日まで対応できる数が、オーダーがないというのが現実だと、それをどういうふうにしているのかというのは、ほかの先生に、非常勤で日曜日の当直をお願いします、日直をお願いしますというような体制が現実的にあるというふうに先ほどは言ったわけなのであります。ですから、どういうふうにするかというのは、太田市単独だけの考え方では非常に難しい。だから、機会があれば再度よく病院の院長先生方と話し合いはしてみたいと思っております。 ◆委員(川鍋栄) 270ページの衛生処理費の関係で1つ質問をいたします。クリーンセンター等管理運営費の中の一番下の汚泥搬出委託料について説明をお願いいたします。 ◎下水道施設課長(川口俊哉) こちらの汚泥搬出委託料につきましては、藪塚貯留槽に一時的に貯留された藪塚地区のし尿及び浄化槽汚泥を太田及び新田クリーンセンターへ搬出する業務委託費でございます。 ◆委員(川鍋栄) 藪塚貯留槽にし尿及び浄化槽汚泥を一時的に搬入しているということですけれども、これはいつごろからある施設なのですか。 ◎下水道施設課長(川口俊哉) こちらの施設ですが、もともとは合併前の藪塚時代からございまして、合併後、平成23年より今の状況になっております。 ◆委員(川鍋栄) 設置した年数をはっきりしたかったのですけれども、合併前からですから結構古いと思うのです。ということは、合併前ですと、そのし尿及び汚泥はどこか桐生市のほうに搬出していたのですか。 ◎下水道施設課長(川口俊哉) 今の質問とちょっと違くなってしまいますが、この施設ができたのは平成13年でございます。そして、もともと藪塚地区のし尿につきましては、以前は桐生市のほうへ搬出をしておりました。 ◆委員(川鍋栄) 思うのですけれども、現在は、1回藪塚でストックしたものをまたそれを太田、新田のほうへ持ってきているというわけですから、そこを逆にはしょって、直接太田クリーンセンターのほうに持ってきても問題はないのかどうかというのはどうなのですか。 ◎下水道施設課長(川口俊哉) 直接運んでもらうということでそれぞれの業者が入ってくるということになりますと1日相当の数になってしまいますので、近所の方などの関係もございまして、なるべく台数を減らすという意味でここに集約して、その後、大型の自動車で搬出しているというのが現状でございます。 ◆委員(川鍋栄) 現状はそういう状況で、あと今後は、そういう中でこういう状態でずっとこのまま推移していいのかというところと、いろいろな経費の関係も含めれば、今は既得権で業者の方がかかわっているわけでしょうから急にやめたとかそういう形にはならないと思うのですけれども、今後の方向としては、直接持ってきてもオーケーだということを考えれば、時間的にはだんだんそういうふうに推移していくような形がとれたらいいと思うのですけれども、局長、そういう方向性というのはどうですか。 ◎上下水道局長(渡辺恭宏) たしか昭和55年ごろから始まったのかなと思っています。いろいろな経緯があってあそこに一時ストックをさせていただいて、運び出して、新田ですとか市の第二クリーンセンター、第一クリーンセンターに運んでいるという話を聞いております。受益者のことを一番に考えながら、また、迷惑施設という土地の所有者、周辺の方々のこと、また、今も話が出ましたように、搬出入される業者のこと、いろいろなことを考えながらこれから対応を考えていきたいのですが、過去からの経緯もあって、また将来的にどのような負担がいいのかというのがあると思います。コストを下げればいいのかというところだけではそぐわない問題かとも思っていますので、今後十分検討をさせていただきたいと思います。 ○副委員長(渡辺謙一郎) 水道事業と下水道事業について質問をさせていただきます。企業債のところなのですけれども、まず、企業債の数年の推移を教えてください。 ◎下水道整備課長(小林三男) 手元に3年分の金額の資料しかないのですが、3年間でよろしいでしょうか。3年間の下水道の企業債の残高を申し上げますと、平成24年度末残高が313億8,345万6,137円、平成25年度が307億1,249万4,110円、平成26年度が297億6,818万1,746円となってございます。 ○副委員長(渡辺謙一郎) 減ってきているとは思うのですけれども、いろいろと調べてみると、企業債についての利息とかを見ますと、市債とかを使ってやっているところもあると聞いたりもするのですけれども、その辺について、今後、この借り入れ先についてどういうふうに企業努力をしていこうと考えているのか。また、先ほどの市債ではないですけれども、市場公募債というのもあると聞くのですけれども、そういうものをやっていくおつもり、今度どのように考えているのか、お考えをお聞かせください。 ◎上下水道局副局長(村岡茂) 今の企業債の借り入れ先を市と同じように公募ということですか。水道の場合には、財政融資資金ですとか、国の制度資金の中でしておりますので、市がやる市債のような公募型の形で捉えるというのは考えていないということでございます。 ○副委員長(渡辺謙一郎) 私の間違いだったら申しわけないですけれども、いろいろ調べてみますと、そういう公募債を使って資金を使っていくという方法もあると見たことがあるのです。支払い利息とかを見てみましても、水道のほうも3億何がし、下水も6億何がしとあると思うのですけれども、この辺は収益ももちろん上げていかなければいけないと思うのです。水道に関しましては給水の収益をふやすとか、下水に関しましても収益をふやしていく方法というのは今後どのように考えているのかお聞かせください。 ◎上下水道局副局長(村岡茂) 収益の増加に関してでいけば、例えば、小さいところですけれども、利用者がペットボトル等を使わずに水道水を利用していただくということがベストでありまして、端的に申し上げますと、ペットボトル500ミリを飲んでいただくことによって、水道水ですと1トン使っていただける、そういった状況もありますので、水道水の利用がベストなのかなと思います。  それと、最近の節水機器というのですか、洗濯機、お風呂とかそういった状況の中での節水機器の普及がされているという状況もありますので、そういったところから利用していただく分というのはなかなか難しいのだと思いますが、繰り返しになりますけれども、水道水を利用していただくことがベストなのかと思っています。 ○副委員長(渡辺謙一郎) 下水のほうもお願いします。 ◎下水道整備課長(小林三男) 下水道の収益というお話でございますけれども、収益を追求するというような事業ではございませんので、なるべく経費等を節減する中で、なるべく現状の中で経営をしてまいりたいと思います。 ◎上下水道局長(渡辺恭宏) やはり下水道もコストも意識しなければならないと思っています。下水道は多大な工事費がかかります。工事をしました、区域になりました、接続はしませんということですと全然もうけがありませんので、工事が終わったところから順次即接続をしていただくような広報、アピールをしたいと思いますので、ぜひこの辺についても議員の皆さんのご協力をお願いしたいと思います。 ○副委員長(渡辺謙一郎) 他市などでやっているのは、水道、下水もそうなのですけれども、職員の異動をなるべくせずに、財務のことに詳しい人を残していく、循環をさせていると聞いているのですけれども、本市に関しましてはどのようにしているのか教えてください。 ◎上下水道局副局長(村岡茂) 人事の関係については担当課があるわけですけれども、水道のほうで考えると、包括業務委託という事業をしながら人員を削減してきたりという形の中でさせてきていただいている。  それから、委員ご指摘の長い経験者を残すことがベストだと思いますが、そういったことが人事の中ではなかなか難しい部分が生じますので、包括業務委託をしながら、経験値のある者に事業をしていっていただいて、そういう中から職員のほうも勉強させていただきながら事業を進めていくというのが今の現状のやり方でございます。 ○副委員長(渡辺謙一郎) 決算書260ページ、4款1項7目の訪問指導事業についての詳細なご説明をお願いいたします。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) こちらの事業は、歯科衛生士等の口腔の訪問事業等が入っております。 ○副委員長(渡辺謙一郎) こちらの歯科に限らず、普通のお医者さんというのですか、そういう人も今後やっていこうという方針はあるのかどうかをお聞かせください。 ◎健康医療部参事(矢野由美子) こちらの訪問事業では、在宅療養者の口腔で、歯科医師の訪問事業等を実施しているわけですが、医師の訪問となりますと、治療ということになりますと、動けない方等々ございますので、条件等ございますので、なかなか実施が難しいところだと思います。 ○副委員長(渡辺謙一郎) その件につきまして、副市長からもぜひご意見をよろしくお願いします。 ◎副市長(清水計男) 今の議論の中では詳細がつかみ切れないので、多分お医者さんも行って指導したらというのでしょうけれども、やはり現行の医療制度の中では非常に難しい事案だと認識しています。あとの細かい点は担当のほうとよく議論していただいて、正しい訪問指導の状況をつかんでいただいて、また改めてご質問していただければありがたいと思います。 ○委員長(久保田俊) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(久保田俊) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                      午前11時49分休憩 ○委員長(久保田俊) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                          午後1時再開 ○委員長(久保田俊) 休憩前に引き続き会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(久保田俊) きのうの八木田委員の質問について、齋藤部長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎福祉こども部長(齋藤保義) 昨日の八木田委員のご質問で、旧第二老人福祉センターの今後の取り扱いについてお答えをしておりませんでしたので、改めてお答えさせていただきます。  第二老人福祉センターは施設の老朽化により廃止としたものでございます。建物については今年度中に解体をする方針でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○委員長(久保田俊) 八木田委員、よろしくお願いいたします。      ◎ 5款労働費〜7款商工費に対する質疑 ○委員長(久保田俊) 次に、5款労働費から7款商工費までについて審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(秋山健太郎) 決算書294ページの7款1項2目、中心市街地空き店舗対策事業補助金についてお伺いさせていただきます。これは当初予算が30万円で、決算では3万2,000円ということなのですけれども、過去3年の推移を教えていただけるでしょうか。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 過去3年の経緯ということで、さかのぼること平成26年度が先ほどの3万2,000円、平成25年度が14万8,000円、平成24年度が10万円です。 ◆委員(秋山健太郎) 平成26年度が非常に少ないなという感じがあるのですけれども、これは空き店舗の現地調査というものも行っているのでしょうか。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 空き店舗は目視で現地調査を行っております。
    ◆委員(秋山健太郎) 目視ということは、その内情についてまでは聞き取り調査等は行っていないということですね。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 内情については、聞き取り調査は行っておりません。目視で昼間とか夜という形で確認をしております。 ◆委員(秋山健太郎) 中心市街地、特に本町通りの商店街につきましては、駐車場の問題とか経営者の高齢化、後継者不足、また郊外型の店舗の進出等ございまして経営自体が非常に難しくなってきている状況があると思うのです。こういった中で、この補助金は家賃補助ということだと思うのですけれども、ご承知のとおり、本町通りの多くの店舗は店舗兼住宅というものがほとんどだと思うのですけれども、そこに新たな入居者を求めるというのは非常に困難なのかなというところがあるのですね。商工会議所でも同じような補助制度を使っているという中で、この補助制度自体が今の中心市街地の現状と合っていないような気がするのですけれども、いかがでしょうか。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) ただいま秋山委員のおっしゃられるとおり、私ども産業観光課、商業の担当のほうも、この2万円の補助を5カ月というのは若干少ないかなというところもあります。今後、起業とかそういったところも含めて、商店街の活性化も含めましてまた上層部とも相談しまして、今後また別の補助事業とか補助は考えていきたいと思います。 ◆委員(秋山健太郎) 来年にはおおたBITOもオープンするということで、おおたBITOに関しては単なる美術館、図書館ということではなくて、中心市街地のにぎわいの再生という目的もあると聞いておりますので、せっかく空き店舗対策ということで予算をとっているのですから、現状とマッチしたものに見直す必要もあるということで、また、おおたBITOの管理運営基本計画にはまちじゅう図書館というものがあって、商店街に本棚を置いて利用者が回遊することによってまちが活性化するというようなことも考えているようでございますので、今後の取り組みについては、こちらとの絡みの中で何かお考えがあるのでしょうか。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 担当課はこちらなのですけれども、今後、例えば店舗改修の補助金といったものをいろいろ模索しながら考えて、協議して、もし決まれば議会のほうへ諮りたいと思います。 ◆委員(秋山健太郎) 全国的にも中心市街地の空き店舗というのは大きな問題になっているかと思うのですけれども、予算の30万円というのはもちろん貴重なお金でございますけれども、金額的にはなかなか少ないのかなというところがありますので、ぜひ増額も含めた検討と、それとまた、執行者の皆様の市街地の活性化に向けた心意気を一言お願いしたいのです。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 中心市街地が寂れてしまうというのは太田市に限らずどこもそうだと思うのですけれども、他市の事例でよい事例があるかどうかわかりませんが、中には成功しているところもあると思いますので、また太田市もほかの自治体等も参考にして、いろいろなことを考えながら中心市街地の活性化を図っていければと思います。 ◆委員(秋山健太郎) わかりました。  続いてなのですけれども、決算書298ページの7款1項3目、産学官連携推進事業のところで、一般財団法人地域産学官連携ものづくり研究機構についてなのですけれども、こちらを管理運営するテクノプラザおおたには群馬大学が入居をされているということなのですけれども、現在の学生数については把握をされているのでしょうか、また、されているのであれば近年の推移のお答えをお願いします。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) では、平成24年度から、学部生と大学院生ということで、平成24年度は、学部生が255名、大学院生が75名、合計で330名、平成25年度は、学部生が224名、大学院生は68名、合計で292名、平成26年度は、学部生が149名、大学院生が66名、合計で215名、平成27年度は、学部生が70名、大学院生が54名で、合計で124名となっております。 ◆委員(秋山健太郎) 年々減ってきているというところがあるのかなと思うのですけれども、こちらは単にものづくりの振興というだけではなくて、地域活性化のまちづくり事業というのも行っていると思うのです。当初は多くの学生で中心市街地ににぎわいをということも想定していたかと思うのですけれども、学生が増加するような支援策みたいなものは市として行ってきたのでしょうか。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 学生がふえるというところでは、特に施策はしていなかったのですが、ただ、群馬大学の太田キャンパスということで、平成25年度に群馬大学が工学部から理工学部という形に改組もされまして、それで太田キャンパスがだんだんとなくなるので、今現在は、大学院生は別として、普通の学部のほうは4年生だけなのです。それで今現在少なくなっていて、今度は来年になると学部生はいなくなる、大学院生だけということなので、だから、学部のほうはなくなりますけれども、大学院生はいるということで、今後、群馬大学にも働きかけて、大学院生は残すような形で、研究室は残すような形でお願いできればと思います。 ◆委員(秋山健太郎) 群馬大学の学生さんというのは、太田まつりを初め地域のイベントにも本当に積極的に参加をしてくれて、お手伝いをしてくれたりということがあったものですから、ぜひ市としても何らかの対策を講じていただければと思っております。  続いて、その下の産業支援センター管理運営費なのですけれども、これは本年からですか、一般財団法人地域産学官連携ものづくり研究機構が指定管理者になったと思うのですけれども、その経緯についてお答えをお願いします。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 今、委員のおっしゃられた太田市産業支援センターなのですが、もともとが産業高度化センター、あと、県の東毛産業技術センターという形でありまして、その産業技術センターの北側の建物を平成26年3月に太田市が県から譲渡を受けました。産業技術センターにつきましては、本市の産業基盤であるものづくり産業に対し、新たな産業団地として一体化した利活用をすることで、さらなるものづくり産業の発展及び展示商談室や開放研究室を活用したインキュベートを推進することを目的にという形で譲渡されたものでございますが、昨年度につきましては、譲り受けて、1年間、産業観光課のほうで業務をいろいろ委託しまして管理運営してきました。それを平成27年4月からは産学官連携ものづくり研究機構に、その内容も合致しているのではないかということで指定管理を行ったところでございます。 ◆委員(秋山健太郎) ものづくり研究機構が指定管理者となることによるメリットというものはあるのですか。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 先ほども言いましたけれども、研究分野がありますので、お互いにというか、建物、建物はちょっと離れていますけれども、相互に連携を図って、いろいろ使い勝手がいいのかなというところもあります。あと、部屋数もかなりありますので、そういう利活用もあるのかと思います。 ◆委員(秋山健太郎) わかりました。ぜひそのメリットを生かして有効活用をしていただければと思います。 ◆委員(大島正芳) 278ページ、6款1項1目、農地調整経費の中の各種業務委託料については耕作放棄地解消のための委託料と聞いていますが、内容についてお聞かせください。 ◎農業委員会事務局次長(小此木勝三) 各種業務委託料の中には3項目ほどあるのですが、その中の1つで、先ほど聞きました耕作放棄地対策ということで、農地の有効利用推進業務委託料69万8,928円を支払っております。これにつきましては、農地の有効利用を図るための支援事業補助金を活用しまして太田市農業委員会、耕作放棄地対策委員会を立ち上げまして、耕作放棄地の解消を図って、その日当及びレンタル料の支出でございます。 ◆委員(大島正芳) 耕作放棄地の定義といいますか、耕作放棄地とはどのような状態のことを言うのか、またお聞かせください。 ◎農業委員会事務局次長(小此木勝三) 耕作放棄地というのは、一般的には、1年以上、耕作、管理をしていない土地を言います。 ◆委員(大島正芳) では、特に草がすごく繁茂していたり、木が生えていたり、すごいところもあるのですけれども、畑以外のところは耕作放棄地とは言わないと思うのですけれども、そういうことでいいのですよね。わかりました。  過去3年間の耕作放棄地の推移についてお伺いいたします。 ◎農業委員会事務局次長(小此木勝三) ヘクタールで申し上げますと、平成26年度が約99ヘクタール、平成25年度は120ヘクタール、平成24年度につきましては118ヘクタールでございます。 ◆委員(大島正芳) 年々減っているということだと思いますが、平成26年度はどのぐらいの耕作放棄地がこの委託料によって整備されたのか伺います。 ◎農業委員会事務局次長(小此木勝三) 耕作放棄地対策委員会に委託しまして、全部で3.2ヘクタール解消いたしました。 ◆委員(大島正芳) 耕作放棄地を整備した後、そのまま放っておくとまたもとに戻ってしまうと思うのですけれども、整備後の利活用についてはどのようにしているのか伺います。 ◎農業委員会事務局次長(小此木勝三) やはり耕作放棄地を解消しましても、また1年、2年で戻ってしまいますと何の効果もありませんので、農業委員を中心に貸し借りの推進を積極的に行っております。とりあえず地元の担い手農業者に貸し借りを結びつける、最終的にはそこに持っていければと考えております。 ◆委員(大島正芳) 私の家の周りも、私の家も含めてですが、以前は、父親とか祖父が農家だったということで、ほとんど農家の後継者だったのですけれども、今はその後継者がほとんどいないということで、今現在の田畑についてはとりあえず耕作放棄地にはなっていないということなのですけれども、今後、代が進むにつれてどんどんそういったところが耕作放棄地になってしまうのではないかと思っているのです。今後はそういった放棄地がどんどんふえると思います。耕作放棄地がふえることによって、不法投棄や病害虫の発生、また環境の悪化等が心配されることになると思うのですけれども、今後、そういったことについて農業委員会ではどのような施策をとっていくのか伺います。 ◎農業委員会事務局次長(小此木勝三) 農業委員会では毎年農地パトロールというのを実施しております。その中で、耕作放棄地に該当する農家につきましては、農業委員自ら自宅に出向きまして指導等を行っております。それから、そのパトロールの中で利用意向調査というのを昨年度から実施しました。アンケートですけれども、自ら耕作したい、中間管理機構に貸したい、または利用権設定等で貸したいというアンケートをとりまして、それを今後活用して、希望に添える方向で解消に結びつけていきたいと考えております。 ◆委員(大島正芳) 各農家だと借主とかをなかなか見つけづらいということもあると思うので、耕作放棄地になりかけているような土地については、ぜひ農業委員会を通して、積極的に農業委員会のほうで働きかけて、そういった借主を見つけてくれるような方向性をこれからとっていただければと思います。よろしくお願いします。  続いて、302ページ、7款1項5目中のねぷたまつり実行委員会負担金についてですが、最初に、3年間のねぷた出陣団体の団体数について、また、2日間のうち1日だけ出陣する団体と2日間出陣する団体の数についてわかるようであればお伺いします。 ◎産業環境部参事(高柳篤) ねぷたまつりにつきまして、過去3年の出陣団体ということでございます。8月14日、15日がねぷたまつりになりますけれども、平成25年度が13団体、これが初日です。2日目が11団体、平成26年度が14団体、2日目が10団体、平成27年度につきましては、初日が12団体、2日目が11団体。ただ、申しわけございませんけれども、どちらか片方というのはここではわかりませんので、またご報告ということになりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(大島正芳) 確認なのですけれども、現在、出陣団体に補助金として一律5万円が支給されているということなのですが、それでよろしいのでしょうか。 ◎産業環境部参事(高柳篤) 出陣団体には、補助金というよりも、当日お祭りに出陣したということに対して5万円の謝礼金を出しております。 ◆委員(大島正芳) ということは、要するに5万円の謝礼金が出ているということですね。私は以前からちょっと疑問に思っていたのですけれども、出陣団体については毎年数カ月も前からおはやしや太鼓の練習を重ね、ねぷたを組み立てる準備をして、出陣して、大変な思いをしているわけです。また、1日出陣する団体と2日間出陣する団体とでは結構いろいろな面で負担の度合いが違います。あの暑い中、水分補給だけでも、50人からの団体だと相当な量になると考えられます。そういったことから、ぜひ2日間出陣する団体についてはもう少し加算をしていただいてもいいのではないかと私は思っているのですけれども、その点についてはどうでしょうか。 ◎産業環境部参事(高柳篤) 確かに2日間出る団体については大変な思いをしているのかと思っております。そうした中で、こちらにつきましてもねぷたまつり実行委員会のほうからの謝礼という形になっておりますので、今後につきましては、実行委員会を通しまして、また協議した上で検討していきたいと考えております。 ◆委員(大島正芳) ぜひよろしくお願いいたします。また、我々地元の人間として、ねぷたの運行に際して、最近、結構マンネリ化しているような気もしています。今後さらなる祭りの振興を図るためにも、また、出陣団体の励みにもなるような新たなセレモニーが必要なときではないかなと私は思います。できれば、1日目の出陣式の後に、弘前市でもやっているのですけれども、観光客も交えてのねぷたのコンテストといったようなイベントをして、優秀な団体には金一封、賞品等を出したりしてはというような提案をさせていただきたいと思います。そういったことで出陣団体の士気も高まり、また、祭りも今以上に盛り上がる気がするのですが、これについては、副市長、どうでしょうか。 ◎副市長(清水計男) 2点とも本当にいい提案であったなと思います。しっかりと受けとめまして実行委員会の中で協議をして、決定をさせていただきたいと考えております。 ◆委員(大島正芳) ぜひよろしくお願いします。 ◆委員(八木田恭之) それでは、決算書の276ページ、5款1項3目勤労会館管理運営費についてお尋ねします。非常に細かい話で恐縮な面もあるのですけれども、117万720円の流用、多分工事請負費だと思うのですけれども、この内容についてご説明ください。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 5款1項3目へ流用したわけなのですが、これは浜町勤労会館のエアコン補修工事の工事費が不足のために、その117万720円を流用したものでございます。工事費としましては、設計額がその金額だったものですから、工事費は79万9,200円となりまして、残りの37万1,520円は残額という形になります。 ◆委員(八木田恭之) 内容についてはわかりました。ただ、流用、充用をする場合には必要額のみというのが基本かなと思いましたので、ちょっと残額が多いなと思いましたので、聞かせていただきました。ほかのところにも流用、充用を決算の中で表示されているのですけれども、これはお願いなのですけれども、できれば、流用、充用先がわかるような記載を備考欄にでもしておいていただけると聞かなくても済むのでありがたいなと思いますが、財政課のほうで可能でしょうか。 ◎総務部参事(赤坂高志) 現状の表記の仕方が、目内での事業を越えているもの、どこそこからどこそこへ流用というような書き方をしてあって、相手先のほうもどこそこからの流用と、とりあえずそういう書き方をしてあるという現状でありますので、これは流用をもらったほうですけれども、相手先の5款1項1目のほうには、どこそこへというのは、両方見てもらうと突合ができているという状況です。また研究を進めさせていただきたいと思います。 ◆委員(八木田恭之) ありがとうございます。よろしくお願いします。  それでは、決算書284ページ、6款1項4目、地産地消拡大推進事業委託料、緊急雇用創出の補助事業ということでありますけれども、こちらの概要を教えていただきたいと思います。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 概要でございますが、道の駅おおたを地産地消の拠点と位置づけまして、地場産野菜のPRと消費拡大及び活性化の推進、加工品の開発やイベントを通じた販路拡大に取り組むための人材確保を目的とした委託料でございます。 ◆委員(八木田恭之) この事業についての実績、あとは効果をどのように考えているかを教えていただければと思います。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) この事業につきましては国庫補助事業ということでございまして、平成25年度から平成26年度の2カ年に限定の事業でございます。その中で、雇用された方、対象者は2名いらっしゃったということで、そのうちの1名はもう既に道の駅から離れて違う職場についているということですが、1名の方は引き続き道の駅で仕事をしている、そのように伺っております。 ◆委員(八木田恭之) 2名の方を緊急的に雇用して事業を行ったということであって、1名がまだ残られている。2年度の事業ということで、平成26年度で終了という事業でありますけれども、その2名によって、先ほどの地場産品のPR等の効果はどのくらい出せたのかという点も教えていただければと思います。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 具体的には、1,196万1,170円の中でイベントを開催したということもございまして、その中で試食会を開催しておりますけれども、そこで、この方たちが試食会に伴ったお客さんの接待とか、そのほかに試食会に伴うもろもろの準備ということを行って、試食会そのものは効果があったと伺っております。 ◆委員(八木田恭之) 道の駅を使っての地場産品のPRというのは今後も継続してやっていくべきことではないかと思いますが、この事業が終わって、まだ1名残っているということでありますが、人がいなくなってその運営が可能かどうか、その辺についてはどうお考えになりますか。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 道の駅そのものとしては指定管理ということで運営していただいております。若い人たちが前向きにいろいろなイベントを工夫を凝らして行っております。ですから、道の駅に残った方も含めまして、若い力でいろいろなイベント、活力ある方向性ですか、そういう形で、地場産品の拡大に、PRに臨んでいただければ大変ありがたいと思っております。 ◆委員(八木田恭之) きのうの同僚委員からの緊急雇用事業、時限の事業ということで、その終了後については、副市長が知恵を絞って、必要なことは継続できるようにというご答弁がありましたけれども、この事業もその1つかなと思います。実際にまだ残られている方もいらっしゃるということなので、この辺のお考えについて副市長にお聞きしたいと思います。 ◎副市長(清水計男) 成果とすれば、緊急事業という国の政策であったわけなのですけれども、1名がそのまま就職して、1名は他のところへ就職したと。緊急事業という面からはもう効果が出ているということです。この緊急事業は、一般的な前に議論した緊急事業がちょっと変形した形であったと私は記憶しておりますけれども、例えば、まだ日の浅いNPO団体とか、会社、小さな民間企業、それと財団とかというふうに特定された中で、NPO団体の育成を緊急雇用を絡めてやっていこうというような趣旨であったと私は記憶しております。この事業を使える団体が県内でもなかなかなかったのです。当時の県の担当課長が私のところへ来まして、こういう事業があるので、太田市さん、何とかならないだろうかということで相談があったので、早速市において適用できる財団とか、NPO法人をちょっと調べてみたら、道の駅が一番活用しやすいのではないかということで、お願いして、補助申請を出してもらったという経緯がありました。  道の駅については非常にいい事業であったと評価してくれていると思っています。それを礎に、もう1度ステップアップした道の駅の展開事業が考えていけるのかなと思っております。緊急雇用自体、活用したNPO法人、両方にメリットがあったと認識しております。 ◆委員(八木田恭之) 私もそのように感じます。せっかく雇用が生まれた、それが継続できるような、そして、地域の活性化につながるような事業を継続していただければと思います。  それでは次に、決算書290ページ、6款1項8目、農林水産費の農村整備課になるかと思うのですが、水路あるいは調整池等の管理についてお伺いしたいと思います。現在、水路、遊水池等の除草、あるいは土砂のしゅんせつ等を行っていると思います。担当している内容、それから範囲といいますか、どういうところをやっているというのをお聞かせいただきたいと思います。 ◎農村整備課長(田部井稔) 各遊水池及びその幹線、集水路、接続水路の除草は、決算書で言いますと13節の除草業務委託料に該当するかと思うのですが、組織としては、当課の出先として農地防災支援センターというのが鳥之郷地区にございます。そこの職員と、委託先のシルバー人材センターの職員が協同して1年間通して、除草作業、しゅんせつ作業を行っております。 ◆委員(八木田恭之) 担当している地域といいますか、概略で結構ですので、場所を教えていただければと思います。 ◎農村整備課長(田部井稔) 遊水池については、韮川遊水池、矢場幹線遊水池、神の前・神明堀遊水池、大谷幹線遊水池、長堀六千石遊水池、それと新田西北調整池、もう1つ、一番最近移管になりました宝泉遊水池が主な遊水池の場所です。 ◆委員(八木田恭之) 大きなところがほとんどかなと思います。あと、水路等もそれに関連して当然あると思いますけれども、土木部門との分担、担当範囲といいますか、その辺の調整というのはどうなっているかを教えてください。 ◎農村整備課長(田部井稔) ここの費目で言う除草作業については、国営農地防災事業で完成したエリアということで、エリアがはっきりしていますので、当課の所管というエリアがはっきりしています。それ以外の陳情、苦情、要望、要は県単事業、国庫事業にも該当しない市単事業の細々した一番市民に密接しているものについては、切り分けとしては、グレーな部分は結構やりとりが必要ですが、それ以外についてはスムーズに行われていると思っております。 ◆委員(八木田恭之) 自分の考え方を確認させていただきますけれども、基本的に農業用水で、農地部門については農村整備課というような解釈でよろしいでしょうか。 ◎農村整備課長(田部井稔) 過去の話をしますと、基本的には、過去は農地があって用水、今は住宅が建ち並んできて介在しているような水路、その辺の見解、グレーな部分が微妙なのですが、そういう介在してきたところの用水路で、例えば下流にまだ受益がなければ道路保全サイドかなと。その打ち合わせは何回かやっているのですが、グレーなところはその場で判断しながら切り分けをしております。 ◆委員(八木田恭之) わかりました。受益する農地の状況等によって、複雑な場合には調整しているという考え方でよろしいということでいいですか。 ◎農村整備課長(田部井稔) そのとおりです。 ◆委員(齋藤光男) それでは、決算書280ページの道の駅管理経費についてお伺いいたします。まず初めに、改めて道の駅おおたの機能についてお聞かせいただければと思います。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 4点ほどございまして、まず、駐車場やトイレ、それから授乳室等を備えた休憩機能、次は道路情報や地域の観光情報などを発信する情報発信機能、また、地域間交流を促進する地域連携機能、もう1点でございますが、有事における防災を主とする一時避難場所及び物資の輸送拠点を位置づけた防災機能という以上の4点でございます。 ◆委員(齋藤光男) ただいま説明があった防災機能とはどのような機能を備えているのか、その点について教えてもらえますか。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 防災設備といたしまして、災害用トイレ、発電機つき投光器、災害時用手洗い器を備えてございまして、消防の防災活動の集合拠点に指定されております。 ◆委員(齋藤光男) いろいろな機能を備えているということで、本当に安心して、この道の駅はすばらしい施設だなと感心しております。  それでは、ただいま説明いただきましたけれども、昨年度この活動はあったのかどうか、あったのであれば、その活動内容を聞かせていただければと思います。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 有事の際の活動は、昨年度はございませんでした。ただ、設備の点検、それから訓練につきましては2月に行ったということでございます。 ◆委員(齋藤光男) 太田市に道の駅ができたと感激してから、早いもので4年目を迎えたということでありますけれども、収支状況と事業概要についてお伺いできればと思います。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 初めに、収支状況でございますが、道の駅おおたにつきましては、指定管理者、Way To The Dreamにより管理運営されてございます。平成26年度の管理運営状況報告によりますと、収入は1億892万1,820円、支出が1億530万1,502円でございまして、差し引き362万318円となっておりまして、黒字経営でございます。  続きまして、事業概要でございますが、自主事業といたしまして、年2回行う地産地消グルメ選手権、それから、麦とろの日にちなんだとろろフェスティバルなどを行ってございます。 ◆委員(齋藤光男) ただいま説明をいただきまして、362万円の黒字だということで、ほっとしているところでございます。それでは、説明いただきましたけれども、地産地消グルメ選手権について伺えればと思います。昨年の集客状況、並びに今後の展開についてもあわせてお伺いできればと思います。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) まず、昨年度の集客状況でございますが、主催者であるWay To The Dreamの報告によりますと、昨年の11月に行われました1回目のグルメ選手権につきましては、集客人数が1万3,000人ということでございます。また、ことしの3月に行った2回目につきましては、会場は北部運動公園でございましたが、1万6,000人の集客でございました。両日とも盛大に行われております。  そして、今後の展開でございますが、昨年1回目に道の駅おおたで行われたグルメ選手権ですが、駐車場の不足によりまして近隣住民から苦情もあったということでございまして、今年度の11月に行うグルメ選手権につきましては新田陸上競技場を予定いたしまして、より多くの集客を考えておるということでございます。 ◆委員(齋藤光男) それでは次に、ちょっと教えてもらいながらお聞きしたいのですが、道の駅おおたにRVパークが平成24年12月に開設されているようでございますが、昨年の利用状況についてお伺いをしたいと思います。そしてまた、私がRVパークというのがあやふやなものですから、その点についても説明いただければと思うのですが、よろしくお願いします。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) まず、RVパークとは何かということでございますが、これはレジャー用の車、キャンピングカーとかをとめて、場合によってはそこで一晩泊まることもできますし、そのような機能を備えた駐車場が設置してございます。  昨年度の利用台数でございますが、100台でございます。利用するときに徴収する手数料につきましては合計16万5,400円でございました。対前年比100.9%ということでございます。 ◆委員(齋藤光男) ただいま利用状況を伺ったわけなのですけれども、それでは、昨年同時期と比較いたしまして、ことしの利用状況と、そしてまた今後の対応について、わかる範囲で結構なので、お伺いできればと思います。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 今年度の8月までの利用台数につきましては43台でありました。対同時期の前年比で65.1%にとどまっておりますが、今後の対応といたしましては、今後、利用者のご意見を頂戴しながらさらに充実したサービスにつなげていきたいと考えております。 ◆委員(齋藤光男) それでは最後に、道の駅おおたの今後について部長のお考えをいただければと思います。よろしくお願いします。 ◎農政部長(一ノ瀬和也) 先ほどから副部長が答弁したとおり、いろいろな機能を持っているということもあります。ですので、今後も道の駅が地産地消の拠点、そして、太田市の観光とか、そういった情報発信基地ということを踏まえて、道の駅の指定管理者であるWay To The Dreamと協力をしながら、親しまれる、そして寄りやすい道の駅を目指して協力していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(齋藤光男) ぜひよろしくお願いいたします。  それでは、決算書292ページの農林水産業費の有害鳥獣対策等経費でお伺いをしたいと思います。本市において、八王子山系及び金山周辺でのここ近年の有害鳥獣の捕獲状況について、また、何種類ぐらいいるのか、それもあわせて、そしてまた成果についてもお聞きできればと思います。よろしくお願いいたします。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 目立ったものでは4種類ほどございますが、その捕獲状況でよろしいでしょうか。まず、イノシシでございますが、平成24年度が209頭、平成25年度が288頭、平成26年度が420頭、また、今年度、平成27年度でございますが、8月31日現在252頭でございます。ハクビシンにつきましては、平成24年度が23頭、平成25年度が59頭、平成26年度が53頭、平成27年度につきましては41頭でございます。また、アライグマでございますが、平成24年度はゼロ、平成25年度が3頭、平成26年度が5頭、平成27年度は9頭でございます。タヌキにつきましては、平成24年度が2頭、平成25年度が21頭、平成26年度が51頭、平成27年度につきましては12頭ということでございます。以上、4種類でございます。 ◆委員(齋藤光男) ただいま答弁をお聞きいたしまして、4種類いるようでございますけれども、この傾向は年々ふえてきているようであります。  それでは、今年度の捕獲の傾向としてはどのようなことを考えておりますか、お聞きしたいと思います。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) まず、今年度のそれぞれの動物の捕獲状況の傾向でございますが、イノシシにつきましては前年同期に比べて1.7倍、ハクビシンにつきましては前年同期に比べて1.4倍、アライグマにつきましては前年同期に比べて2.3倍、タヌキにつきましては若干減っておりまして、0.7倍というような状況でございます。 ◆委員(齋藤光男) それでは、イノシシの捕獲おりの設置数と管理方法についてお聞かせいただければと思います。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 市全体で98基を設置してございます。管理方法につきましては、猟友会、それから被害地区等に、日常の餌やり、それから見回り、捕獲状況の連絡などを依頼してございます。 ◆委員(齋藤光男) それでは、おりの管理については地域の人たちと猟友会の皆さんにお願いしているようでございますけれども、その管理の内訳はどうなっているのか、その点についてお聞かせいただければと思います。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) おりの管理の内訳でございますが、猟友会に管理していただいているものが47基、被害地区での管理が36基、花と緑の課管理が5基、スポーツ施設管理課管理が1基、民間ゴルフ場管理が9基、合計98基ということでございます。 ◆委員(齋藤光男) それでは次に、有害鳥獣駆除委託料ということで、726万9,300円の委託先の内訳をお聞かせいただければと思います。
    ◎農政部副部長(鈴木宏和) まず、3団体ございまして、太田猟友会につきましては254万5,900円、新田猟友会につきましては192万円、藪塚猟友会につきましては280万3,400円、合計で726万9,300円ということでございます。 ◆委員(齋藤光男) 市を挙げて頑張っていただいているわけでございますけれども、農業者の皆さんも大分悲鳴を上げているような話も伺っております。過日も長手地区や大島地区に頻繁にイノシシが出没しているという話も伺っております。その対策についてどのようなお考えがあるのかお伺いしたいと思います。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 今年度につきましては、委員ご指摘のとおり、長手地区や大島地区におきまして、8月末で33件の出没に対応してございます。長手町での水田被害対策といたしまして、今年度は、被害地周辺の山裾に防護柵を設置する予定でございます。現在の出没状況から、今後は、市街地中心部への出没リスクを考慮いたしまして、地元の意向のもとに防護柵の距離を短くいたしまして、それにかわるものとして、短縮した箇所におりを増設していく、そのような意向でございます。また、緑の県民基金での下刈り事業を併用いたしまして、山里、平地林整備を行う予定でございます。 ◆委員(齋藤光男) さまざまな対策をとっていただいておりまして、大変ありがたく感謝いたしております。  次に、長手町への防護柵設置工事の話があったと思いますけれども、これまでどこの地域に設置されたのか、その点についてもお聞かせください。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) まず、年度を追ってご報告いたします。平成22年度につきましては、中強戸地区と藪塚町の滝之入地区、平成23年度につきましては鶴生田町です。平成24年度につきましては緑町、そして藪塚町の滝之入地区、平成25年度につきましては北金井町、平成26年度につきましては東今泉地区ほかということでございます。 ◆委員(齋藤光男) 毎年、防護柵の設置工事を行っていただいておりまして、本当にありがたく思います。それでは、防護柵の総延長距離はどのくらいになったのか教えてください。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 合計で6,374メートルということでございます。 ◆委員(齋藤光男) それでは次に、防護柵を設置した地区においても、防護柵をくぐり抜けてイノシシの出没や被害が聞かれておりますが、防護柵の監視や管理契約等はどうなっているのか、その点についてもお聞かせください。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 基本的には、被害地区と防護柵の管理協定を締結してございます。今後もその予定でございます。 ◆委員(齋藤光男) それでは次に、防護柵のほかにも電気柵もあるかと思いますけれども、本年の7月だったかと思いますが、静岡県西伊豆町で電気柵による痛ましい感電死亡事故が発生しましたが、まず、本市における電気柵の設置状況についてお聞きできればと思います。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 平成21年度の国庫補助事業におきまして、延長が7,778メートル、地区につきましては、菅塩、西長岡、藪塚地区での延長でございます。平成25年度からの市単事業でございますが、設置地区につきましては、菅塩、只上、北金井、吉沢、東今泉地区ということでございまして、そこでの延長が3,648メートルでございまして、合計1万1,426メートルを設置してございます。 ◆委員(齋藤光男) 本市においても大分電気柵を進めていただいているようでございますけれども、電気柵の事故防止に向けた本市における対策等々がありますれば教えてください。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 静岡県での事故発生を受けまして、電気柵設置者に対しまして、本年7月に聞き取り調査を行いましたところ、危険表示の設置がない箇所は3件ございました。早急に対応するように指示をさせていただきまして、設置を確認いたしました。また、電気柵についての注意喚起といたしまして、太田市広報9月1日号への記事を記載させていただきました。 ◆委員(齋藤光男) それでは、最近では、農作物はもとより人的被害も大分心配されているところでございますけれども、本市においてのこれまでのところの実態について伺えればと思います。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) まず、昨年11月8日でございますが、午前中に太田市富沢町付近で、犬を連れて散歩中の主婦がイノシシに足をかまれる人身事故が発生してございます。結果的に、このイノシシにつきましては、同日の午後、猟友会により射殺をされております。また、昨年の11月16日の夕方に、原宿町におきまして、自転車に乗っていた男性が大型のイノシシと衝突いたしまして、自転車ごと転倒し、頭蓋骨陥没骨折となっております。今年度につきましては、被害はございません。 ◆委員(齋藤光男) それではまた次に、最近耳にした深刻な被害状況なのでございますけれども、直接的な被害にとどまらずに、イノシシ等によるマダニの被害が心配されているところでありますが、それに死亡例も私は聞いたような気がするのですが、本市においてはその実態等はあるのかどうか、その点について教えてください。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) マダニにつきましては、感染性のウイルスを持っておりまして、ことしの9月初旬でございますが、西日本を中心に13県で40人が感染していらっしゃるということでございまして、そのうち17名が死亡していらっしゃるということです。  マダニにつきましては、イノシシに付着いたしますので、イノシシの出没に伴いまして人里近くへ運ばれる可能性もございます。なお、マダニによる感染症は、現在のところ本市では実態はございません。 ◆委員(齋藤光男) ただいまの答弁をお聞きしましてほっといたしました。現在、捕獲の成果が上がっているにもかかわらずさらにふえているのが実態のようでございますけれども、今後、より効果的な駆除方法について何か取り組みをしておられるのか、その点について教えてください。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 捕獲、駆除だけではなかなか成果は出ません。仮に半数を捕獲、駆除しても翌年にはもとの数に戻ってしまうというようなことでございます。今後、より効果的な駆除方法についての取り組みでございますが、遠隔操作が可能な捕獲おりや囲いわなの導入を検討してございます。 ◆委員(齋藤光男) 平成27年度予算に遠隔操作で群れごと捕獲するという囲い込み柵の設置が予定されていたのかなと思っておるのですが、どこに設置されたのでしょうか、教えてください。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 当該の囲いわなにつきましては国の交付金で設置を予定してございましたが、平成28年度に先送りをいたしました。理由でございますが、金山南西側で市街地への出没が頻発しておりまして、全体的に捕獲おりが不足しているため、今年度につきましては、捕獲おりを10基程度購入することへの計画に変更させていただきました。 ◆委員(齋藤光男) わかりました。それでは、部長にお伺いしたいと思いますが、近隣の足利市やみどり市で、足くくりわなというのですか、これを導入していると伺っておりましたが、要するに大きいイノシシは箱わなには入らなくなるというような話も聞いております。太田市においても場所を選んで足くくりわな等が設置できるところがあるのだったら教えてもらえればと思っております。いかがでしょうか。 ◎農政部長(一ノ瀬和也) 今のはくくりわなのことかと思いますが、確かに委員がおっしゃるとおり、学習をした大きいイノシシについてはなかなか捕獲おりに入らないというのが現状でございます。その代替として、またくくりわなということでございますが、くくりわなは非常に危険性があるということが言われています。なぜかといいますと、かかったイノシシが暴れたり、時には自分の足を切断して逃げる、暴れ狂ったように逃げるということなので、非常に危険性があると言われておりますので、猟友会のほうもなかなか了解していただけないというのが現状なのですけれども、ただ、だからといってできないということではないのですけれども、今ちょうど県と、それから猟友会、それと市もそうなのですけれども、どこに設置したらいいか、金山の丘陵になるかと思うのですけれども、そういったところを探して、くくりわなを設置できるようなところを検討しているところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(齋藤光男) それでは最後に、副市長にお伺いしたいと思います。京都府舞鶴市を以前視察してきたのですが、舞鶴市では、防護柵の設置や箱わなや、今言われた足くくりわななどの資材費の支給だけでイノシシ対策ということで、住民自らが行う指導をしておりました。太田市におけるイノシシ対策も、行政依頼だけでなくて、地域住民自らが行えるような指導体制についてお考えがあるのかどうなのか、副市長にお伺いしたいと思います。 ◎副市長(清水計男) まさにそのとおりだと思います。今でも地区の住民の方、猟友会の方たち、もちろん行政、あるいは県のレベルと一緒になっていろいろな対応を行っているということであります。ただ、今聞いていますと、捕獲したのが来年になるとまたもとの数に戻ってしまうと、これは非常に難しい問題であります。何がどうしたのか、誰が悪いのかというわけではありませんけれども、ただ目先の危険を排除するために捕獲をしていくということに今は精いっぱいだということであります。ほかのまちでも、どこのまちでも、新しいいい施策が見つからないというのが現状であろうと思いますし、相手は生き物ですからどこへ行くかわからないし、人間であれば、ここからこっちは来てはだめよと言えば入ってきてくれないのでしょうけれども、なかなか難しいです。ただ、一番の問題点というのは、もちろん農作物の被害というのもありますし、あと人的な被害を最低限防ぐために行政としては今最大の努力を、地域の住民の皆さん、猟友会の皆さんと一緒にやっている実態であるということであります。 ◆委員(齋藤光男) 本当に今、副市長がおっしゃったとおりだと思います。行政においても、また、市民の皆さんと一緒に、ともに協力し合って、この対策についても頑張っていければと思っております。 ◆委員(白石さと子) ただいま同僚委員から有害鳥獣対策等経費のことでいろいろ議論が尽くされたと思いますけれども、その中で全く重複しない点を伺いたいと思います。  先ほど委託料のことで事務に関する説明書に記載をされておりましたけれども、この委託料はどのようなことがベースになって金額が設けられているのか伺います。例えば、太田地域と新田地域と藪塚本町地域で金額の差異があります。頭数とは違うような気がします。そうしますと、どういうところで。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) それぞれの猟友会で捕獲した頭数によりまして金額に差異があるということでございます。 ◆委員(白石さと子) お言葉を返すわけではないのですけれども、太田地域は212頭、新田地域が122頭、藪塚本町地域は86頭で一番金額が多いです。ということで、どうなっているのかしらと思いまして伺いました。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) それから、イノシシおりの管理ということでございまして、1つのおりにつきまして1カ月1,000円ずつお支払いさせていただいているということでございます。その中で太田地域がおりの管理の数が一番多いということでございまして、イノシシおりについては太田有害鳥獣駆除隊、いわゆる太田猟友会は40基を管理していただいておりまして、新田猟友会につきましてはイイシシおりが26基、藪塚猟友会につきましてはイノシシおりを32基管理していただいております。そのほかにカラスおりも管理していただいておりまして、太田猟友会につきましては2基、新田猟友会については12基、藪塚猟友会につきましては7基ということでございまして、それぞれ管理していただいている数によって委託料が違ってくる部分がございます。 ◆委員(白石さと子) どう考えても計算が違うというか、私の計算では合わないのです。というのは、イノシシのおりが40基というのが太田地域なのです。藪塚本町地域は32基ということですと、藪塚本町地域が348万3,250円です。それは去年です。ごめんなさい。280万3,400円です。太田地域は254万5,900円、その数だけでも藪塚本町地域のほうが多いです。ですから、私は捕獲した頭数ではなくて人手かと思ったりしたものですから伺ったのですが、おりということがありましたので、そうしますとまた変わってくるから、その辺、計算が合わないのか、私なりの計算ではです。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) おりにつきましては、頻繁に回っていただかないと、かかっている状況もわからない。夏場ですと、その中で死んでしまうイノシシもいるとか、頻繁に餌も取りかえないと、そういうものも含めておりの管理にかかるウエートは大きなものがございます。あとは捕獲した頭数もかかわってきます。その両方が合計された金額ということでございます。 ◆委員(白石さと子) イノシシの捕獲した頭数は、太田地域は212頭、藪塚本町地域は86頭となっております。そういったことを考えますと、違うのではないのかと思って単純にお尋ねをしたわけですが、それぞれいろいろ事情があるのかと思います。でも、計算式がそういうものだと言われると、それに基づいて計算すると、私の計算が違っているのかどうかわかりませんけれども、また後でわかったら教えていただければ結構です。先に進まなくなってしまいますので、私も質問することを忘れてしまいますので。  次に移ります。森林獣害対策委託料は何なのでしょうか。先ほどは鳥獣でしたけれども、今度は獣害対策となっていますので、その辺、何かなと思ってお尋ねします。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 獣害対策につきましては、直接の駆除というものではなくて、イノシシの居づらくなる場所をつくるために、森林の中に下刈り、それから耕作放棄地を刈り払う業務でございます。 ◆委員(白石さと子) このことをすることによってイノシシが余り出没しなくなるようなことになるということですか。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) イノシシの居場所を極力なくすための下刈りということでございます。 ◆委員(白石さと子) そうしますと、先ほどの最後のお話、同僚委員とのやりとりですと、次の年にはまたふえるというようなことがありましたけれども、こういう場所はしっかりとこの委託料を、前年度は620万円なりだったと思うのですが、それが今回は1,300万円ということで倍以上にふえているわけです。そういうことをやっていくことによって、では、ふえることも幾らか少なくなるという理解でよろしいでしょうか。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 十分にそれは期待したいとは思います。それから、餌場をなくす。イノシシにつきましては、比較的耕作放棄地で繁殖をする傾向もあるということですので、いずれにしましても、繁殖地をなくす、それから餌場、隠れ家をなくす、居づらい場所を多くつくるというような形での効果を期待しております。 ◆委員(白石さと子) 275ページですけれども、当初予算が15億2,019万3,000円に対しまして、不用額が6,500万円ということで、この執行率を見ますと35.2%ということですが、この説明について、35.2%というとほかのところから見ますと低い数値ということで理解しているのですが、どのようなことなのかお尋ねいたします。執行率が35.2%になっているのです。ほかは全部90何%なのですけれども、低いのです。ですから、農林水産業費に対して、その内容、どういうことでそのように低いのかということを伺っています。 ◎総務部参事(赤坂高志) これを見てわかるとおり、農業の雪害の関係の繰り越しが大きいということでご理解いただければと思います。 ◆委員(白石さと子) 今、雪害という話が出ました。では、その雪害をお聞きしたいと思います。雪害が282ページになりますでしょうか、今の説明で、このことがあったから執行が低いというふうに理解しました。そうしますと、雪害の対策にかかった内容といいますか、まずハウスを撤去して、あとは再建ということになったと思うのですが、今どういう進捗になっているのか。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 平成26年度につきましては撤去、それから再建の数につきましても26件ということでございまして、再建につきましては先ほど来の大きな33億円からの繰越明許という形で、平成27年度中での支出対象ということになっておりまして、現状、再建率でございますが、建物そのものは85%以上は再建してございます。それに伴う支出ですが、8月いっぱいの段階で30%を少し上回るという状況でございますので、今後、事務手続等もスピードを上げて進めていきたいとは考えております。 ◆委員(白石さと子) 私が続いて聞いてしまったものですから、内容の細かい件数とか、そういうものがお話しいただけなかったので、それでいいのですけれども、再建の人には今年度中には手元にお金が渡るという理解でよろしいわけですね。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) いずれにしましても、今年度中の当然3月31日までには全てお支払いできるような形で努めていきたいと思います。 ◆委員(白石さと子) 当事者として見ると、首を長くして待っているようなお話も耳に入ってきまして、本当にもらえるのかなということが、恐らくそういった方も、1人から聞きましたけれども、何人もおいでかと思うのです。3月31日までということでなくて、いつごろにはということがこの場ではっきりといただければ、その辺、お話ができるかと思ったものですから伺ったのです。 ◎農政部長(一ノ瀬和也) 今、職員総出で再建についての支払いの手続を進めているところです。3,000棟以上の検査とか、そういったものがございますので、職員もふやして今頑張っているところでございます。これは来年の3月31日までの支払いにしませんと国庫補助がもらえませんので、これに向けて今努力しているところでございますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(白石さと子) では、お尋ねになった方には、3月31日までにはどうにかなるから、それまで我慢してくれというふうなことでよろしいですね。 ◎農政部長(一ノ瀬和也) はい、そうお伝え願えればと思います。 ◆委員(白石さと子) それもひどい話かと思うのです。これからお正月を迎えるのに、そういったことも含めて、そんな気の長い話でなくて、やはり年内にはどうにか、それでお正月が迎えられるように努力してみていただければと思いますが、いかがでしょうか。 ◎農政部長(一ノ瀬和也) 検査を完了して支払いができるように努力いたしますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(白石さと子) 副市長、今のやりとりを聞いていていかがですか。 ◎副市長(清水計男) 農政サイドについては、雪害以来、被害状況の確認、あるいは撤去の確認、本当に寝ずにやっていただきました。ここに来て、私のところに決裁が回ってくるのも再建の補助金がぽつりぽつり出てきています。一応落ちついてきたところかと思っていますけれども、今の議論を聞いていて、建築が終わって確認ができて、これは国庫補助、県補助が入っていますので、ちゃんとした検査をして早急に事務処理を行って、お支払いするというのが大前提だと思います。みんなで頑張って、終わったところについてはなるべく早くお支払いできるように対応したいと考えています。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(久保田俊) 先ほどの白石委員の質問について、鈴木副部長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 先ほどのそれぞれの猟友会の金額の違いの根拠でございますが、いわゆる捕まった動物のとめ刺しという形で、その料金が1回につき4,800円ということでございまして、それから先ほどのおりの管理費につきましては1カ月について5,000円、それから捕まった動物でございますが、イノシシのウリボウ、子どもですが、それにつきまして1頭4,000円、ハクビシンにつきましては1頭につき3,000円、アライグマについては1頭につき3,000円ということで、イノシシに限らず、ほかの動物が捕まったことによって単価自体が違っておりますので、そういうものが影響しているとお考えいただければ大変ありがたいと思います。 ◆委員(白石さと子) そうであれば、申しわけないですけれども、こちらの事務に関する説明書に、そちらのことも含めて、イノシシとカラスだけではなくて書いていただくときっちりとわかるのです。そうでないと、これだけで数字を追っていくものですから、おかしいのではないのかという話になりますから、その辺、わかるように今後気をつけてやっていただくとこちらも助かります。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) そのような形で前向きに検討させていただきます。ありがとうございます。 ○委員長(久保田俊) 白石委員、よろしいですか。 ◆委員(白石さと子) はい。 ○委員長(久保田俊) 他にご質疑ありませんか。 ◆委員(岩崎喜久雄) 商工観光に関しましての話、1つ簡単なのですけれども、302ページ、7款1項5目をお願いいたします。これに関しましては、私も以前申し上げた経緯がございます。徳川氏発祥の地という形で、太田市には貴重な文化が存在しております。太田市徳川町の話ですが、たしかことしの4月に静岡にねぷた等で、400回忌に関しまして太田市から参じたと思うのですが、その辺に関してお知らせください。 ◎産業環境部参事(高柳篤) 今お話がございました静岡まつりにつきまして、ねぷたまつり実行委員会と観光協会等々を含めまして、静岡の駿府城でのねぷた、「日本のまつり〜家康公のもと駿府へ」というようなタイトルのもとで、ねぷたの出陣をさせていただいたという経緯でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 人員等、そしてまた経費等がありましたらお願いします。 ◎産業環境部参事(高柳篤) 参加につきましては、各種団体から151名の参加ということでございます。経費等につきましては、太田市観光協会で支出したものでございまして、おおむね400万円ということでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 没後400回忌でございますけれども、今後、太田市は何かそういった形で行事を考えていますか。 ◎産業環境部参事(高柳篤) 今、観光協会、また太田市産業観光課としては考えておりませんけれども、新田荘歴史資料館で400年にちなんだ行事をことし、日にちはわからないのですけれども、10月ごろから開催するというお話は伺っております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 徳川家18代徳川恒孝さんという方が多分太田市へ来る予定があると思うのですが、12月1日ですけれども、その辺も調べてもらえればと思っております。よろしくお願いいたします。  次に行きます。278ページ、6款1項2目の農業総務費の13節各種業務委託料87万5,200円の内容についてお聞きいたします。お願いします。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 各種業務委託料87万5,200円につきましては、3点ほど委託の内容がございまして、水路等掘削業務委託料につきましては新田地区の2カ所、延長で1,050メートルを実施いたしました。金額といたしまして49万6,800円でございます。続きまして、農地利用図作成業務委託につきましては休泊地区で農地の集積を行っておりまして、その農用地の利用集積図を作成いたしました。それが24万8,400円。もう1点でございますが、農業青年後継者応援事業業務委託13万円でございまして、内容といたしましては農業青年の婚活の応援ということでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) これは従前あったケースかと私も思いますが、今、農業後継者の婚活事業等がありました。その内容について説明ができましたらお願いします。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 出会いの少ない農業青年後継者と女性との出会いの場をつくるため、婚活イベントを実施したものでございまして、リンゴ狩りやピザづくりの共同作業の体験を通して参加者の交流を図ったということでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 私の周りも農業後継者なので農家が多いわけであります。この婚活イベントは本当に貴重なイベントだと私は思っております。参加者要件等がございましたらお願いします。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 男性につきましては太田市内在住の40代までの独身農業青年でございまして、女性につきましては45歳までの独身者で、県内外からの参加が可能ということでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 婚活イベントですけれども、開催時期と参加者数について、人数、そしてまた日にち等がわかりましたらお願いいたします。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 昨年の9月7日、日曜日になりますが、沼田市内のリンゴ園での日帰りバスツアーとして、男性が16名、女性が15名の計31名の参加で実施いたしました。今年度につきましては、ことしの9月6日でございますが、昨年度と同様に沼田市内のリンゴ園へ日帰りバスツアーとして男性9名、女性9名、合計18名の参加で実施いたしました。  なお、今年度のバスツアーにおきましては、4組が継続的な交際に発展しているということでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 9月6日に実施されたということでほっといたしました。そういった形で結婚を前提とした交際を行っているという非常にいい話でもございます。この婚活イベントの実績がいろいろ上がっている状態でもあると思うのですけれども、最後に、この婚活イベントの今後の取り組み、抱負等がありましたら、部長、お願いいたします。 ◎農政部長(一ノ瀬和也) このイベントにつきましては、農業後継者の支援事業という形でことし3年目になりました。先ほど副部長が答弁したとおり、農業青年の方が非常に出会いの場が少ないということから人気があるイベントかと思っております。今後も、1組でも多く結婚に至るということになりますように、農政部としても引き続き支援していきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆委員(岩崎喜久雄) ぜひよろしくお願いします。  次に、決算書の288ページ、6款1項8目19節になると思うのですが、実は先日の9日、10日の集中豪雨であります。台風の影響で線状豪雨という形で茨城県、宮城県、栃木県、福島県等も大水害が現状発生しているわけであります。被災者の皆様方におかれましては心からお見舞いを申し上げます。  太田市でも、実は排水機場が何カ所もございますが、特に石田川、そしてまた上堀口排水機場維持管理組合におきましては、9日の深夜3時から10日の深夜3時くらいまで徹底して務め、また、市民の皆様の安全と安心を早川、そしてまた石田川の内水、外水というのですけれども、あくまでも河川の水位に対して眠れない時間が続いておったわけであります。その件に関しまして、わかる範囲で結構ですが、農政のほうで説明願えればと思います。 ◎農村整備課長(田部井稔) 石田川排水機場と上堀口排水機場、先日の状況ですが、石田川排水機場につきましては組合員が、石田川の河川水位がたしか10日の午前中はまだ落ちついた降りだったものですから、午後になって一気に上がりまして、委員のおっしゃるとおり、朝までやっていましたか、私も夜中の12時過ぎに行ってみましたけれども、あとは上堀口排水機場についても、今までは東毛の降雨が主だったものですから、早川の水位が今までは上がらなかったのに対し、今回は西毛から中毛に降雨がありましたので、早川の水位の上がり方がお昼過ぎ、14時ごろには警戒水位を超えていましたので、上堀口排水機場も石田川排水機場ほどポンプが回る回数は少ないのですが、今回は早川の出が早かったものですから、夜まで従事していただいたものと考えております。 ◆委員(岩崎喜久雄) この事案に関しまして、確かに私が感じたところでは、組合員の皆様、そして農政の皆さん、消防、また、役所のプロジェクトチームという形の風水害の防衛チームがあるという話で、いろいろな方たちが警戒していただきました。自分も感動しましたのが、やはり農政の課長、そしてまた課長補佐が12時過ぎまで、そういった感じで職務を遂行されたということに本当に感謝を申し上げております。もし線状の豪雨がこの太田地区であったらば、恐らく100%と考えますと背筋が凍った現状でもありました。この機会に市民の皆様にも、そういった形でご苦労されているジャンルがあるということを、この排水機場、現場を見ていない方は、上堀口排水機場と石田川排水機場で結構でございますので、時間がありましたらぜひ1度行ってみて現場を認識していただければと思っております。  1つお願いがあります。上堀口排水機場におきましては、もう50年以上でポンプが老朽化しております。メンテナンスが渋川のほうから来るというので、この間、機械が回らないというので、実のところ、渋川から来るまで1時間半ぐらいの時間は回っていたという現状でもございますので、もしお願いできれば、移動できるような排水ポンプ1台で結構でございますので、期待して農政の方に、そしてまた風水害を未然に防ぐためにぜひお願いしたいと思っております。この点に関しまして、部長、そしてまた最後に副市長にコメントをお願いいたします。 ◎農政部長(一ノ瀬和也) 今、課長から答弁があったとおり、その日については職員も一生懸命行いました。また、ポンプにつきましては、財政側とよく相談しながら、なるべく予算をつけていただけるような算段を今しているということでございますので、よろしくお願いいたします。 ◎副市長(清水計男) 早速担当に両排水機場を見せていただこうと思っています。上堀口排水機場に新しい移動式の排水ポンプを1台というのは、実態がわからないのですが、担当はよく実態把握していると思います。地区の皆さんもどういう考え方でいるか確認しながら、必然性があるのであるならば、備えなくてはならないとは思いますので、よく実態を調査して検討してみたいと思います。 ◆委員(岩崎喜久雄) 今現在のお話の中で、石田川排水機場におきましては熊谷の関係、旧尾島、旧太田市と12名の担当、運営で行っております。そしてまた、上堀口におきましては7名で地域の安全を守っている形でございます。少しでも協力してあげられればと思っておりますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。      ◎ 休     憩                                       午後2時36分休憩 ○委員長(久保田俊) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開
                                          午後2時55分再開 ○委員長(久保田俊) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○副委員長(渡辺謙一郎) 272ページの5款1項1目、雇用対策関連事業についてご質問させていただきます。  こちらの雇用対策関連事業の中には外国人雇用とかも入っているのか、まず教えてください。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 特に外国人の雇用は入っておりません。 ○副委員長(渡辺謙一郎) 本市では、外国人も大分雇用している会社も多いとは思うのですけれども、まずは外語人が現状どのぐらいいるのかというのがわかる方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いします。 ◎企画部長(久保田義美) 正確な数字はあれですけれども、約8,000人市内にはおります。 ○副委員長(渡辺謙一郎) 国の法律なども、この後、労働者派遣法なども大分外国人をふやしていく方向になっていくというような流れなのですけれども、本市でも外国人の雇用に対する雇用の対策は今後やっていくおつもりはあるのか、お聞かせください。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 今のお話では外国人という話ですが、当面は女性とか若者をサポートしていきたいと思います。 ○副委員長(渡辺謙一郎) 国や県の流れもあると思いますが、その辺もぜひとも加味いただきまして、そういうときはご検討いただければと思っております。  そもそも外国人の働いている環境に対しての窓口というのは現状はどちらになりますか。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 特に窓口、わからないのですけれども、もし外国人の方だとするとハローワークとかに相談に行かれるのではないかと思います。 ○副委員長(渡辺謙一郎) そのようにハローワーク任せだけではなくて、ふえているところもありますし、本市は特に外国人も多いというところもあると思いますので窓口等、また働いている外国人もいろいろな問題等もあるようなお話も聞いておりますので、ぜひともその辺もご検討いただければと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 今のお話で外国人ですので、やはり言葉の問題とかいろいろとありますので、市役所だったら外国人の関係、就労だけではなくて全体的なことは交流推進課という課がございます。また、外国人のという話になると、就労については多分間に派遣会社が入ったりとか、そういう例が多いと思うのです。 ○副委員長(渡辺謙一郎) 派遣会社という言葉も出てきたので、また余計話が出てしまうのですけれども、派遣会社任せだけにしてしまうと、いろいろなトラブル等もあるようなのです。今後、本市としても外国人の雇用の問題の窓口に関しまして、その辺も加味していただいて、ぜひご答弁をいただければと思うのです。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 外国人の採用というのは各企業、企業だと思うのです。企業の担当者、総務だとか、そういったところが外国人を採用する云々というところ、それがしづらかったら間に派遣会社に入ってもらうとか、そういう形で今進んでいるので、外国人が直に企業とかというのはなかなか難しいのではないかと思います。 ○副委員長(渡辺謙一郎) 副市長にもご所見をお聞きしたいのですけれども、これはお話を聞いていても、市としての対応も何かどこもいまいちとれそうな感じがないような感じなのですけれども、今後どのようにお考えになっておるのか、お話をお聞かせください。 ◎副市長(清水計男) 外国人だとか日本人だとかを問わないで、そういった雇用の問題については、先ほど言ったようにハローワークということであります。これは国の機関でありますし、雇用の問題を全てやっております。では、太田市みたいに製造業だとか、農業でも外国人の研修生が入ってきている。せっかく太田市に住んで働いていただいているということであります。もちろん、義務も果たしていただくということが前提でありますけれども、この人たちが太田市に住むということでありますので、その面については、今、副委員長がおっしゃったとおり、外国語の問題もありますし、生活上ごみの問題をどうするか、結婚するときはどうするか、何はどうするかといろいろあると思うのです。それは今言ったように交流推進課というところが全面的にサポートしているということでありますので、ぜひご承知おきください。 ○副委員長(渡辺謙一郎) 次の質問に移らせていただきますが、274ページ、5款1項2目の勤労青少年ホームのそもそも論なのですけれども、機能と役割、そして現在働いている職員の方の人数と職務内容をお聞かせください。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 勤労青少年ホームでございますけれども、平日夜間に市内在住または在勤の15歳から39歳までの勤労青少年を対象に、いろいろな講座だとか教室だとか、あと貸し館といったもので利用していただいております。各講座は、前期だとか夏期だとか後期だとか冬期だとか春期に分けまして、スポーツの関係、文化の関係、料理の関係その他で平成26年度には講座を47講座、189回開催しております。あと、職員の数ですが、今現在では嘱託の臨時職員4名で受け付け業務や管理業務をしております。 ○副委員長(渡辺謙一郎) 4名ということだったのですけれども、教えてもらいたいのですけれども、一般職給、一般職員手当等は、その4名の方ですか。勤労青少年ホームの管理運営費の報酬ですね。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 職員の報酬でございます。今言った4名というのは、ことしの4月からの体制でございまして、これは昨年度の実績なので、昨年度の正規の職員でございます。 ○副委員長(渡辺謙一郎) 続きまして、282ページ、6款1項3目の農業振興PR事業補助金についてですけれども、先ほども道の駅で農業振興をPRしているというお話もあったのですが、こちらはどのように使われておるのかをまずお聞かせください。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 地域住民との触れ合いや農畜産物の展示等を通じまして、地域農業を広くPRするために、市内の農業協同組合が実施する事業に対し助成するものでございまして、主としてそれぞれの農協が行う農業祭への補助金というようなことでございます。 ○副委員長(渡辺謙一郎) 各団体がやっている事業に対しての補助ということだけではなくて、市として全て相手任せだけではなくて、本市で考えている今後のPR方法を教えていただきたいのですが、今の道の駅などにしても、北の方面のインターチェンジの近くなどにもPR拠点などをぜひとも持ったらいかがかと思うのですけれども、その辺もお聞かせください。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) まず、道の駅につきましては、ご承知のように、地産地消をいろいろな形でPRしていただくために存在している。道の駅独自の行事として、フェスティバルとか、いろいろなイベントを開いておりまして、拠点、その開催地を例えば今回は新田地域での開催とか、そのような場所を移動させての開催も行っております。あと、それぞれの農協の農業祭等につきましては、直接市が行っているものではないわけですけれども、PRをしていただくということも含めての補助ということでございますので、そのような狙いがあるということでご理解いただければと思います。 ○副委員長(渡辺謙一郎) インターチェンジを生かした外から来た方々に対してのPRというのができないのかと思うのですけれども、その辺に関しては今後できる可能性があるのか、その辺をお聞かせください。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 現状ではまだ具体的に考えてはおりませんが、今後、場合によっては機会を捉えて可能性があればという形で1つ課題とさせていただきたいと思います。 ○副委員長(渡辺謙一郎) ぜひよろしくお願いいたします。太田桐生インターチェンジだけではなくて太田藪塚インターチェンジもありますので、あそこは出入り口となると思いますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、294ページ、7款1項2目の太田商工会補助金についての内訳と商工会議所との金額の違いを教えていただきたいのですけれども、よろしくお願いします。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 商工会は新田商工会に対する補助金でございます。商工会議所の補助金は太田商工会議所に対する補助金でございます。  済みません、補助金が何で違うかというのは、合併の際の経緯などもありまして、旧3町というところもありまして、そういった金額になっておるのかと思います。 ○副委員長(渡辺謙一郎) 内訳を教えてください。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 商工会補助金につきましては、先ほどもご説明しましたが、太田市新田商工会補助金交付要綱に定める補助率ということで、補助率が対象経費に対する5分の1以内という形になっております。太田商工会議所の補助金につきましては、太田商工会議所補助金要綱に定める補助率という形で、対象補助経費に対する2分の1以内という形です。 ○副委員長(渡辺謙一郎) 細かいどういう事業に対しての補助金になっているのかというのをお聞きしたかったのですけれども、商工会議所が小規模企業の窓口だというお話も議会でもあったと思いますので、その辺の内容につきましては今後もぜひチェックしていただいて補助をお願いしたいと思います。  続きまして、7款1項5目に夏まつり等補助金とあるのですけれども、これはどの夏祭りにでも補助金を出しているのかを教えてください。 ◎木崎行政センター所長(脇坂武雄) 夏まつり等補助金の570万円のうちの450万円が新田まつり実行委員会への補助金となっております。 ◎藪塚本町行政センター所長(平塚勝美) 570万円のうちの120万円が藪塚まつりの補助金となっています。 ○副委員長(渡辺謙一郎) こちらの選定基準といいますか、例えばほかの夏祭りでも、補助を要望された場合は出るのでしょうか。 ◎産業環境部参事(高柳篤) 観光のほうですけれども、今の夏まつり等補助金につきましては、各行政センター、また地区で行っているお祭りに対する補助金ということでございまして、こちらについての執行分ということですので、ほかで補助金というものは特に、あとは1%まちづくり事業の補助金等を使われての夏祭りというのは伺っております。 ○副委員長(渡辺謙一郎) 1%まちづくり事業はいいのですけれども、公平感を考えますと、そういうご答弁で大丈夫なのかという気がするのですけれども、再度お聞きいたします。 ◎総務部長(長島榮一) 結論から申し上げますと、今のご指摘はなるほど、ごもっともだなという感じを受けます。というのは、名称が夏まつり等補助金となっていると、あれっ、ではいろいろな夏祭りに補助金が出ているのかなと思われるのは至極ごもっともだと思います。  ただ、実態で申し上げますと、ただいま両名から答弁がありましたように、新田まつりに対する補助金と藪塚まつりに対する補助金、そして新田と藪塚のお祭りに対して補助をするというのは1市3町の合併以来の伝統といいますか、経緯を踏まえての予算計上となっておりますので、そのような両面を考えますと、単純な夏祭りをやるところへの補助金ということではないとお考えいただければと思います。また、今、私が個人的にも思ったのですが、そういう観点からすると名称が余り妥当ではないかなという感もありますので、反省を込めてご答弁させていただきました。 ○副委員長(渡辺謙一郎) 地区でお話しさせていただきますと、新田、藪塚とありまして、毛里田地区でもこういうお話もありまして、補助金がいただけるのであれば、毛里田の祭りにもぜひとも使わせていただきたいと思うのですけれども、その辺に関しましては要望等があれば可能でしょうか。 ◎産業環境部長(星野晃) 今のお話ですけれども、先ほど申し上げましたように、地区のお祭りというのは地区の皆さんたちの地域を盛り上げるためのお祭りとご理解いただいて、単に市からの補助金を期待するものではなく実施していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○副委員長(渡辺謙一郎) わかりましたが、その後、要望もぜひともさせていただければと思いますので、その際はよろしくお願いいたします。 ◆委員(矢部伸幸) それでは、282ページの産地育成対策事業についてお伺いいたします。  過去に群馬県ですき焼きを推奨したことがあったと思うのですけれども、そういったことに太田市として何か協力というか、何か活動ができたのか、教えてください。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) すき焼きそのものに太田市が直接何かしら支援したというようなことはなかったと思います。 ◆委員(矢部伸幸) 確かに太田市としては豚肉かネギかというところだと思うのですけれども、ブランド化ということで、せっかく群馬県ですき焼きを打ち出したので、太田市もそれにのっかったらどうだったのかというのも感じていまして質問させていただいたのですけれども、太田市のブランド化について、現状何をやっているか、教えてください。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) ブランド化といいますと、具体的に直接実施しているものは今のところないわけですけれども、大和芋につきましては全国でもこの周辺が産地として一番大きい実態もあるようでございまして、大和芋を地場産品としてクローズアップしていくような取り組みはございます。 ◆委員(矢部伸幸) 大和芋に関してはとてもいいものだと思っていて、もっともっと世に出ていってほしいと思うのですけれども、料理の仕方が難しいであったり、そういったところも大変なのかと思っています。逆に新しい目線から見て、この前、館林で感じたのが、館林で今度子どもピーマンですか、子どもでもとても食べやすいピーマンを今押し出しているのです。今いろいろなところで同じようなニンジンだったりネギだったりというのではなくて、目新しいものがとても興味を引いてこれから売れやすいのかと感じていまして、太田市でつくりやすい目新しい野菜を研究しているかどうか、教えてください。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 太田市は比較的日照時間も長いし、いろいろなものが豊富につくれる土地柄ではあると思います。今の段階では、とりあえずこれが推奨するものだというような具体的なものはございません。今後、何かしらの形で検討させていただく方向にはなろうかと思いますが、当座は今のところないということでございます。 ◆委員(矢部伸幸) 確かにまだまだそういった研究は必要だと思うのです。何かいいものがありましたら、早目にどかんとぶち上げて、そういうものは継続してずっとやっていくことが大事だと思いますので、大和芋も続けながら、新しいものを見つけていただきたいと思います。  それに関連して、次の284ページの地産地消普及推進事業についてもお伺いします。同じく地産地消に向けて、6次産業化をうたっていると思うのですけれども、現状どのようになっているのか、教えてください。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 6次産業化につきましては、実際に太田市内の農業者の方で取り組んでいる方が2名ほどいらっしゃいます。その中でオリーブを取り扱った製品をつくっている方と、卵を使ったスイーツという形で取り組んでいる方はいらっしゃいます。6次化といいますと、農林水産省関係の補助事業の対象となりますと、ハード部門につきましては直接農業生産者がかかわっていないと補助の対象になることは難しいということです。ただ、そのような形の補助制度には乗らなくても、独自の取り組みをされている方はいらっしゃるようです。 ◆委員(矢部伸幸) 6次産業化というのも、新しいものと地域の食文化がすごく大事になると思っていまして、最近急に節分のときに恵方巻きを食べようであったり、土用の丑の日にウナギを食べようみたいな何かの日に何かを食べようという文化は、日本全国ではなくて、この太田市だけでも何々の日に何々を食べようみたいな売り方も必要だと思うのです。特に大和芋で、さっきインターネットで大和芋の日というのがもしあったらいいなと思ったのですけれども、大和芋の日がなくて、大和芋の日には大和芋を食べようみたいな売り出し方も、それが太田市から始まって徐々に広がっていくというようなことも1つのきっかけとしてあるのかと思うのですけれども、そういった独自の地域の食文化をこれから見つけていくのも1つかと思うのですけれども、どのようにお考えでしょうか。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 大変真剣に取り組んでいくべき今後の課題だとは思います。私どもも、いろいろな面で研究はさせていただきたいと思います。 ◆委員(矢部伸幸) ぜひ大和芋の日に大和芋を食べたいと思いますので、よろしくお願いします。  続いて、下のほうの豚流行性下痢(PED)緊急ワクチン購入助成金についてですけれども、まず、この内容を教えてください。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 昨年4月より急速に蔓延いたしました豚流行性下痢でございまして、家畜疾病の蔓延防止及び営農経営の普及を図るために要する経費の一部を助成金として交付するものでございます。具体的内容といたしましては、ワクチンを接種して予防するということで、そのワクチン接種に対する2分の1の補助ということになります。 ◆委員(矢部伸幸) 下痢と書いてあるので、汚い話ですけれども、それにかかってしまうと豚は処分しなくてはいけないのか、それとも治ればいいのか、そこら辺を教えてください。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 下痢ということで、要するに豚の幼い子どもが脱水症状で死んでしまうというような症状になるということです。分娩前にこのワクチンを2回接種した妊娠豚のお乳を飲むと、弱った子どもの発症を防ぐことができるということでワクチン接種に取り組んでおります。 ◆委員(矢部伸幸) 実際に本市でどのくらいの被害が出たのか、把握していれば教えてください。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 市内では最初の例が昨年の5月15日にあったということです。もう1件がことしに入ってから、いずれにしても両方とも平成26年度中ですが、あと1件、1月に発生したということですが、今年度に入ってからはございません。 ◆委員(矢部伸幸) 子どもが死んでしまうかもしれないということで、金額的にも大変な被害が出たのかと思うのですけれども、そういった被害が出たところに手助けみたいなことは何かできたのかどうか、教えてください。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 例えば死んでしまった豚に対する何かしらの助成とか、そういうものは特に制度上はございません。 ◆委員(矢部伸幸) 流行性の下痢ということで、ワクチンを使えば被害が防げるということですけれども、食べ物に関しては、そういったワクチン等を打つと豚の価格が下がってしまったり、鳥インフルエンザのときもそうでしたけれども、そういった価格の影響というのはあるのでしょうか。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 特段そのような影響があるということは伺っておりません。 ◆委員(矢部伸幸) なれば、どのような豚にも、このワクチンをどんどん打ってもらえば防げるということ、あとは下痢ですけれども、広がらないようにすることも大事だと思うのですけれども、そういったところの対策はどのようなことをやられましたでしょうか。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 平成26年度につきましては、今、大規模に行っている養豚農家が8軒ございますが、ワクチン接種のほかに、家畜を取り扱っている方々は自主防疫というような形を心がけてくださっていますので、そのような形で自衛をしていただいているということが実態でございます。 ◆委員(矢部伸幸) こういった流行性のものであったり感染するものであったりは、特に鳥インフルエンザなどは忘れたころにあるようなものですので、継続的に啓発といったものも続けていくべきだと思うのですけれども、部長、そういったところはどのような取り組みをするべきか、教えてください。 ◎農政部長(一ノ瀬和也) 先ほどの副部長の答弁にもありましたとおり、そのほかにも石灰を配付したり、そういった太田市での独自の取り組みもやっております。私たちの食料となるということになりますので、その辺は今後も状況を見ながら対応していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(矢部伸幸) 農家の方々、特に畜産のほうはとても大変な状況だと思いますので、手厚いフォローをしていただければと思います。  続きまして、300ページの観光費全般についてですけれども、観光という分野で、ラグビーワールドカップが近々開催されますけれども、まず、どのように4年後のラグビーワールドカップに向けて活動しているのか、教えてください。 ◎産業環境部参事(高柳篤) 観光につきましては、今現在のところではそこまでの対応ということはまだ考えておりません。 ◆委員(矢部伸幸) ラグビーワールドカップに関して、観光の分野でどこまでとれるのかというか、まだまだ僕も見えないところもありますし、すぐ近くにイギリスでのワールドカップが開かれますので、ぜひそこを参考にしていただいて、日本、特に熊谷で試合が行われますので、どのように太田市がやれば観光に結びつけられるかというところを研究していただきたいのですけれども、部長、一言お願いいたします。 ◎産業環境部長(星野晃) イギリスでワールドカップが行われるということで、事前に視察に行くという話も聞いておりますので、そういった結果を持ち帰られて、その話を聞いて観光としてどう協力ができるかということを考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◎生活文化スポーツ部長(安藤信行) 生活文化スポーツ部といたしまして、この2019年ラグビーワールドカップに向けてのキャンプ地としての誘致の動きを粛々と進めているところでございます。 ◆委員(矢部伸幸) 両担当、観光でもスポーツの分野でも、この大きなチャンスをぜひ捉えていただいて、特に試合が開催される熊谷市との交流というのも、これから4年かけて深めていかなければいけないかと感じていますので、いろいろな方面から、そういったラグビーを通じて交流が深められるようお願いしまして、質問を終えさせていただきます。 ◆委員(五十嵐あや子) 284ページ、6款1項4目、一番上に太田市野菜ブランド推奨事業費補助金2,000万円とありますが、これについてお伺いいたします。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) この事業でございますが、市内の農協を通じて出荷されている太田市産の野菜の包装袋におおたんマークを表示しまして、太田市産野菜の知名度向上及び他産地野菜との差別化を図ることを目的として、実際に取り組んでいただいている農協に補助金を交付している事業でございます。 ◆委員(五十嵐あや子) これは何回も出てきたようなことかと思うのですが、念のためにどの野菜につけていらっしゃるか。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 6品目ございます。ホウレンソウ、小松菜、春菊、ナス、枝豆、そしてモロヘイヤということでございます。 ◆委員(五十嵐あや子) ありがとうございました。この6品目、ブランド推奨ということなので、先ほどブランドに対しては少し消極的なご答弁だったかと思うのですが、ぜひブランドとして決めて積極的に、うちのブランドはこうなのだ、日本一うまいのだという形でやっていただきたいと思います。  また、先ほど出なかったのですが、私は多分太田市でつくっているパプリカは日本一おいしいと思うのです。また、ゴボウは青森と言われていますけれども、尾島産のゴボウは本当にやわらかいですし、ネギに関してはしゃきっとして水分がぱっと出るようなネギもあったりとか、多分皆さんいつもおいしい野菜を食べているので実感がないかと思いますけれども、他県のものと比較したときに、太田産の野菜はすごいなと思いますし、ふるさと納税でもいろいろなものを出荷していくわけですし、ぜひ存在をもう少し宣伝、コマーシャルをしっかりしてやっていただきたいと思います。  今、私の中でどうなのかなと思い始めていますのが、太田市の野菜もぐんまちゃんの包装が随分出てきたのです。私も主婦として買い物をするときに、産地をきちんと見るというのをしっかりやっています。そういう中で太田市産がすぐわかるようにということで1回ご提案もさせていただいたこともあるのですけれども、今回、ゆるキャラグランプリでぐんまちゃんが先頭に出てとなったときに、群馬の存在をもう少し強めたいと思ったときに、ここで戦うのではなくて、わからないのですよ。例えばぐんまちゃんの下に太田と入れるとか、そのような形で推進もいいのかなと。どちらかというと同じような雰囲気のマークなので、並行してやるのもいいのかなと思うのですけれども、副部長はそれについて、最近、ぐんまちゃんの包装も出てきたので、そういう意味ではどのようなお考えでいますでしょうか。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 貴重なご意見ありがとうございます。もう既にぐんまちゃんとおおたんが手をつないでいるような袋もございます。ただ、同じような発想で大変貴重なご意見を頂戴しましてまことにありがとうございます。 ◆委員(五十嵐あや子) わかりました。ぐんまちゃんを前に出しておいて、太田は大きく文字ぐらいにして、群馬県の中での太田という存在をPRしていただきたいと思います。安心しました。ありがとうございます。  次に参ります。282ページ、6款1項3目農業振興費の中で、農業機械購入助成事業費補助金561万3,000円というのがあります。これについてお伺いいたします。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 太田市の農業の基幹的な担い手であります認定農業者の方々が行う規模拡大の経営改善に対しまして支援することで、地域の担い手農業者の育成を図りながら、本市農業振興の発展、耕作放棄地等の解消を図ることを目的といたしまして、農業機械を購入する方に補助率5分の1、上限が200万円以内という形での補助金を交付しているということでございます。 ◆委員(五十嵐あや子) わかりました。多分市単の事業かと思うのですが、これはいつから始まった事業なのでしょうか。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 市単の事業でございまして、平成21年から始まっております。 ◆委員(五十嵐あや子) 平成21年からということで、今まで何人ぐらいにこの事業ができたのか、お伺いいたします。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 平成21年度につきましては13名、平成22年度につきましては8名、平成23年度につきましては4名、平成24年度につきましては11名、平成25年度につきましては14名、平成26年度につきましては6名ということでございます。 ◆委員(五十嵐あや子) 年度ごとに伺って不思議になってしまったのですけれども、この人数のばらつきというのはどうしてなのでしょうか。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 予算の範囲内ということでございまして、毎年ついている予算額が500万円以内ということでございまして、平成21年度、平成25年度につきましては多くの方に交付しておりますが、1,000万円近くの予算をつけていただいたというような形でございます。 ◆委員(五十嵐あや子) 認定農業者、しっかりこれからもやっていただきたいということで、その思いもこもっていると思うのですけれども、平成21年度から始まっているということで、今後この事業に対しては継続していく事業でしょうか。 ◎農政部副部長(鈴木宏和) 1つの狙いとして、耕作放棄地の解消ということもございますので、今後継続していくべき事業だと考えております。
    ◆委員(五十嵐あや子) 私もぜひお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。部長、一言お願いいたします。 ◎農政部長(一ノ瀬和也) これは非常に人気のある補助金という形になりますので、今後も耕作放棄地解消に向け、認定農業者が機械購入のときに補助金がとれるような形で継続していきたい事業でございますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(五十嵐あや子) 次に参ります。302ページで7款1項6目、ここに消費生活対策事業というものがございます。多分多岐にわたっている事業かと思うのですが、この中で消費生活センターについてお伺いいたします。 ◎市民活動支援課長(森下鉄男) 消費生活センターについてお答えいたします。近年、消費者トラブルが非常に多発しており、巧妙化しております。そういった困った消費者の相談を受け付けたり、あるいはそういった被害に遭わないように事前の啓発活動を行っております。また、講演会等も開催して、そういった啓発に努めております。 ◆委員(五十嵐あや子) わかりました。最近、同僚議員も議会の中で質問したこともありますけれども、新聞の端っこに何百万円の被害とかといろいろありましたけれども、実は今回質問しようと思ったきっかけが私が被害に遭った方と遭遇いたしまして、その方はもう既に600万円以上払ったところなのですけれども、別件の話を話している中でそれがわかったのです。  これを細かく話しますと時間が終わってしまいますので、本人はそのときに被害に遭ったという自覚がないのです。ないのですけれども、いろいろ聞くと、ひとり暮らしのおばあちゃんですけれども、2日間で650万円ぐらい集めてしまうのです。そういう中では、銀行でまず声をかけられて、お部屋に呼ばれて聞かれる。そういうこともいろいろレクチャーされていて、そのとおりに答える。また、ATMに行って50万円おろす。また違うところに行って、いろいろなところで大丈夫ですか、大丈夫ですかと声をかけられて、それでもそれを逃れて650万円近く集めてしまうのです。それで渡してしまうという行動があった。  そのお宅に伺ったときに、いろいろ聞いてみると、太田市の職員も1カ月に1回来てくださって、大丈夫かいと声をかけてくれている。玄関を出るときに見たら、詐欺に注意とポスターも張ってあるのです。そういう中で詐欺に遭う機会というのは、私は大丈夫と思っているのに、実際向こうの巧妙化した話術でされてしまうというのが本人の話を聞いていてすごく怖いなと思ったのです。そのときに、なぜ誰かに言わなかったのと言われたら、言ったらだめだと言われた。あなたは罰せられる、犯罪人になると言われたらしいのです。  だから、こういう話術がどんどんなっていく中で、未然に防ぐには、訪問したときとか、このような詐欺がありましたというのをどんどん公開していく必要があるのだなと思います。新聞でも公開されるのですけれども、こんな小さく出るのです。だから、そういった部分では、また広報の活動とか課長のところでいろいろな研究をして、食いとめられるように広報活動していただきたいと思いますが、それについてご答弁をお願いします。 ◎市民活動支援課長(森下鉄男) 実際に委員が言われるようにどんどん手口が巧妙になっております。消費生活センターとしても、毎年広報に大きく取り上げて出しているのですが、なかなか読まれないということで、エフエム太郎でも適時放送を行っております。結果的には、そういう詐欺に遭ってお金を振り込んでしまうと、もうほとんど取り返しがつかないというような状況が多くなりますので、お金だけは振り込まないように。そういうことがあれば、事前に消費生活相談に相談をいただくようにということで、平成26年度は1,290件の相談がありましたが、うちあっせんが63件ありまして、これは消費生活相談員が相手の業者に連絡をとって被害防止に努めた件数となっております。何かそういった事例がありましたら、おかしいなと思ったら消費生活センターにご連絡いただけるようにお話しいただけるとありがたいと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(五十嵐あや子) そうなのです。私も、おかしいなと思ったら声をかけてねと言っているのですけれども、おかしいなと思わせない手口で来るのです。また、そこのPR活動もしっかりやっていただきたいと思います。  副市長にお願いなのですけれども、職員がおとしより見守り隊ということで行きますね。詐欺に遭わないようにねという言葉がけだと間に合わないのです。だから、いろいろな手口で来るからと、具体的な話も持っていっていただいて、一言でいいのですけれども、遠慮なく消費生活センターに電話してくださいねという声かけをまた改めてしていただきたい。また、これがずっと続けないといけないことなのだなと思いましたので、そこをお願いしたいと思いますが、副市長のご所見をお伺いいたします。 ◎副市長(清水計男) 相手に気づかれないというのはすごいですね。とめようがないというのも事実だろうと思います。ただ、今、委員がおっしゃったとおり、行政としてのできる手段は可能な限りやりたいと思います。過日も本会議で市長が答弁した電話機の前に何かを張っておいて、注意してねというのを喚起させるのも1つの方法である。今、見守り隊が回っていますので、今言ったことも所管と協議しながら、早急に次から出るときには、そういった一声がけと電話機の前にそういうものが張ってあるかどうかという確認も含めてやっていきたいと思っております。どうぞよろしく。 ◆委員(水野正己) 287ページ、6款1項8目の土地改良事業費についてですが、8款とのかかわりもあるのですけれども、農業用水路です。農業用水路であれば、当然農政部として水利組合との協議もしながら、用水路の整備をしなくてはならないわけで、先ほど答弁がありましたけれども、流末がどうこうというのもあるでしょう。ただ、一方で排水路でもあるわけで、だけれども、農業用水路ということでいけば、都市政策部と協議しながら整備計画を立てていかなくてはならないと思うわけですけれども、それはどのようにお考えなのでしょうか。 ◎農村整備課長(田部井稔) まず原則論ですが、水路については水利組合、また水利の関係がありますので、農村整備課が実施する水路改修についてはふたをかけないというのが大原則であります。結局、どこかで閉塞するということで、待矢場みたいに大きい水利組合ならいいのですけれども、小さい水利組合も管理をするのに大変ということで、要はそれと都市政策とのすみ分けというのは、確かに委員が言ったとおり、もとを正せば全て用水、排水ということで、全て農ではないかということになるのですが、やはり家が建ち並んできて、例えば去年までは農村整備課で実施しましたけれども、ことしからは介在の密度、グレーの部分があるのですけれども、密度が介在になってきたので道路保全課が実施するというような部分がどうしてもできてしまうので、すぱっとこれからこれはどちらというすみ分けがなかなか難しいということです。農林の予算を使うべくところについては、整合性をとりながらの計画ができていないといえばできていないということです。 ◆委員(水野正己) 後ほど8款のところで関連して伺いたいと思います。  次が294ページ、7款1項2目商業振興費の中の中心市街地空き店舗対策事業補助金3万2,000円、交付件数は何件でしょうか。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 交付件数は1件でございます。 ◆委員(水野正己) 1件3万2,000円にとどまった要因と今後の中心市街地の活性化や空き店舗対策事業の補助金のあり方はどう考えているのか伺います。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 1件につきましては、年度をまたいでおりまして、金額的には前年度平成25年度分は4万8,000円ありますので、全体としては8万円という金額になっております。また、今後の空き店舗対策につきましては、先ほど秋山委員のところでも回答したと思いますけれども、この補助事業だけではなくて、いろいろ店舗のときの例えば改装だとか、創業支援であれば起業する方に対して何らかの助成をするだとか、そういった面でいろいろ考えて、また、まちづくり云々というところもありますので、関係部署とも協議をしていろいろな方面でいろいろなことを考えていきたいと思います。 ○委員長(久保田俊) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(久保田俊) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                       午後3時51分休憩 ○委員長(久保田俊) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後3時54分再開 ○委員長(久保田俊) 休憩前に引き続き会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。      ◎ 8款土木費・11款災害復旧費、住宅新築資金等貸付特別会計・八王子山墓園特別会計に対する質疑 ○委員長(久保田俊) 次に、8款土木費、11款災害復旧費、住宅新築資金等貸付特別会計及び八王子山墓園特別会計について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(八木田恭之) それでは、土木費の中でも少し幅広くなるかもしれないのですけれども、先ほど農政部でもお聞きしました水路、それから調整池等の管理、所管についての区分がどうなっているかをお聞きしたいと思いますが、どなたかお願いします。 ◎都市政策部参事(河田孝幸) 水路等の管理でございますけれども、基本的に先ほど農村整備課長がお話ししましたように、用水路については農村整備課、それ以外の道路にかかわる部分の排水路等につきましては道路保全課、あるいは道路整備課ということで大きな区分になってございます。 ◆委員(八木田恭之) それでは、雨水の調整池、遊水地等についてはどうなっていますか。 ◎都市政策部参事(河田孝幸) 調整池についてお答え申し上げます。道路部局として所管しておりますのは全体で20カ所でございます。面積的にはトータル的に10万平米になってございます。場所等につきましては、主に数的に多いのが北関東自動車道にかかわる分の調整池、そのほかに新田工業団地内の調整池、あるいはリサーチパーク、流通団地、東長岡の団地等となってございます。 ◆委員(八木田恭之) 今のお答えだと、主に道路に接している水路、そして調整池については北関東自動車道関係、それから工業団地、住宅団地等という解釈でよろしいですか。 ◎都市政策部参事(河田孝幸) そのとおりでございます。 ◆委員(八木田恭之) 区分についてはわかりました。ただ、市民から見ると同じ水路や同じような調整池に見えるという部分もありますので、なかなかわかりにくい面がある。また、自分も経験として地域からの要望等を聞いたときに、これはどちらになるのかという部分もあったので確認させていただきましたけれども、先ほどの農政部門で言ったどちらになるのかというグレーな部分の調整をしているということだったのですが、実際にはどのような形になるのか、参考にお聞かせいただければと思います。 ◎都市政策部参事(河田孝幸) 先ほど答弁の中でグレーなところがあるということでございますけれども、確かに先ほどの答弁のとおり、用水路、要するに農業用水路でつくったものに対して、それが土地利用等によりまして年数を重ねるうちに住宅地等に変わっていくということになりますと、当然当初の用水路の目的から住宅用の排水路、雨水排水というものに変わってきますので、その辺につきましては年々状況が変わってくるところがございます。したがいまして、今の時点でこういう区分ですよと言っても、来年になったらどうなるかわからないということがありますので、その都度協議調整をしてまいりたいと考えております。 ◆委員(八木田恭之) わかりました。わかりやすく調整をしていただければありがたいということで次に移らせていただきます。  事務に関する報告書の176ページの地域整備課についてです。冒頭で3年度の処理件数の推移ということで表が示されております。この中で要望を見ていきますと、年々件数がふえていっている状況にあります。多分ご苦労して処理していらっしゃるのだろうなと思うのですけれども、実際の要望に対しての処理できた件数は、この件数でよろしいのですか。 ◎都市政策部参事(河田孝幸) はい、そのとおりでございます。 ◆委員(八木田恭之) それでは、処理できなかった要望の件数は、これに出ている以外にはありますか。 ◎都市政策部参事(河田孝幸) やはりできないものがございまして、用地を買収するわけではございませんけれども、例えば用地の関係で隣接地権者の方に同意を得られないとか、あるいは年度末に要望があったものでどうしても年度内に処理できないものが年度またぎになってしまうということがございますので、そういったものについては年度が変わった新年度で対応する、あるいは同意を得られるように何とか協力をいただく中で対応できるものについてはしておりますけれども、申しわけありません、件数については把握してございません。 ◆委員(八木田恭之) わかりました。平成26年度末の状況でもわかればお聞きしたかったのですけれども、把握していないということでありますので、ぜひ可能なものは要望等を処理していただければありがたいと思います。  それでは、こちらにも記載があるのですけれども、こちらでやっている事業の中で、土木費のみではないものも入っているというような記載がございまして、例えば1%まちづくり事業費とか交通安全対策事業費も地域整備課で担当されたということでありますが、どのようなものをやっていたか、例を出していただければと思います。 ◎都市政策部参事(河田孝幸) 土木費だけではないということで、当課で所管しております款からいきますと、2款が当課の予算としてついてございまして、交通安全施設関係、それから先ほどお話がございました1%まちづくり事業の中で工事費及び原材料費が当課に予算配分されております。そういったことの中で交通安全対策等を実施している、道路、あるいは交通安全ということだけではなかなか仕分けができない地域からの要望に対しても、対応できるものについては対応しているということでございます。 ◆委員(八木田恭之) 幅広く使われているという解釈で、道路以外の部分でもということですけれども、わかりやすいもので言うとこのようなものがあるというのは例示できますか。 ◎都市政策部参事(河田孝幸) 道路以外ということになりますと、例えばカーブミラーですとかフェンスですとか、そういったものも附帯構造物ということになりますので、それ以外ということで申し上げますと、例えば公共施設、あるいは準公共施設でどうしても駐車場が荒れてしまうというようなこともお話として聞きますので、そういった箇所につきまして砕石等を届けて、その辺の手当てをするような形で対応方をさせていただいております。 ◆委員(八木田恭之) それでは、道路関係で維持管理の一環として、路肩の除草等もやられていると思うのですけれども、こちらで担当されているのはどのくらいの面積というか、延長があるか、わかれば教えていただければと思います。 ◎都市政策部参事(河田孝幸) まず、除草に関してでございますけれども、平成26年度におきましては業務委託ということで107カ所、11万1,014平米、約11.1ヘクタールの除草について対応してございます。また、業務委託のみならず、直営作業でも職員みずからが除草の作業をやっておりますが、そういった箇所もございますが、そちらについて面積等数量は把握してございません。 ◆委員(八木田恭之) 非常に大きな部分を担当していただいていると思っていますけれども、委託作業等の発注について、近年、建設関係の工事経費、単価が上がっているという話を聞いております。特に作業員単価が上がっているということで、その辺の影響はあるかどうかをお聞きしたいと思います。 ◎都市政策部参事(河田孝幸) ただいま委員がおっしゃいましたとおり、今、単価、人件費等が上がっている状況でございます。したがいまして、以前に比べますと対応する面積は縮小しているというのが現状でございます。 ◆委員(八木田恭之) 要望はふえている中で、値上がりによって実施できる面積が減っていくというと、担当課とするとなかなか厳しいものがあると思うのですけれども、ぜひ何とか要望に応えられるように努力していただければということでお尋ねしたいと思います。  私の地域で金山東側、松風峠、それから県道の金山城址線に抜けるまでの間、ここは山道、カーブが多い道でありまして、両側から草、竹木が覆いかぶさるような状況があります。今まで年に2回除草をやっていただいていたと思うのですけれども、ことしは9月の金山清掃前に除草作業ができていなかったという状態です。あそこを通った方ならわかると思うのですけれども、両側から草が張り出すと、車がすれ違うのにも支障が出るようなところです。近年、散歩している方だとか、あるいは自転車に乗る方もふえてきておりますので、交通に危険な状態が見られます。こういった箇所については、やれる範囲が少し小さくなっているという状況もお聞きしましたけれども、ぜひ何とかやれるようなことで努力いただければと思っております。この辺についてはいかがでしょうか。 ◎都市政策部参事(河田孝幸) 先ほど委員にご指摘していただきました金山城址線、通称松風峠につきまして、確かに年2回ということで以前対応方をしていたこともございました。ただ、今お話がありましたように、年々要望等がふえている中で、今年度につきましては、とりあえず第1回目ということで来月を予定してございます。また、そういった要望等がふえてくるのは、今現在の流れということでございますが、その辺につきましては現場の精査をしながら、限られた予算を有効に活用して対応していきたいと考えております。 ◆委員(八木田恭之) 金山の中を通過する道路ということもありまして、今、ナビゲーションの普及によってほかのところからの車も随分入ってきているようです。大型車が入ってきてカーブを曲がり切れないという状況にも自分でも遭ったことがありますし、散歩、あるいはサイクリングで使っている方もいらっしゃるようです。その安全確保という面で、ぜひ努力をお願いしたいということと、もう1つ、イノシシ対策についても、草を刈っておくほうがイノシシが出にくくなるという点もありますので、土木関係だけでなくて、金山を総合的に考えて対策がとれればということもあわせてお願いしたいと思います。また、財政担当には、予算を確保できるようにお願いして、質問を終わらせていただきます。 ◆委員(秋山健太郎) 災害復旧費に関連してお伺いをさせていただきたいのですけれども、昨日の栃木県、茨城県を中心に東日本を襲った豪雨に伴う水害に関連してです。本市においては9月9日に災害警戒本部を設置したと思うのですけれども、どのようなときに設置をされるのか、その基準について教えてください。 ◎総務部参事(石澤光之) 段階的に9日の大雨時のことについて例を挙げてご説明を申し上げますと、まず、警報等が発令された場合、防災関係課と危機管理室で監視体制をとります。次に、被害が発生するおそれのある場合、まだ被害は発生していないのですが、おそれのあるような場合については災害警戒本部の設置をいたします。また、被害が発生して大きくなるような場合で災害対策本部というのがあるのですが、それは災害によって1号、2号、3号の配備という形になります。 ◆委員(秋山健太郎) これは、それぞれ構成メンバーは違っているのですか。 ◎総務部参事(石澤光之) まず、初期の監視体制につきましては、危機管理室で監視体制ということになります。次に、災害警戒本部につきましては、危機管理監、これは総務部長でございますが、危機管理監が中心となって行う体制でございます。次に、災害対策本部につきましては市長が本部長という形になります。 ◆委員(秋山健太郎) では、先日の災害警戒本部が設置をされたときの状況で、他の部署についてはどのような対応をされるのですか。例えばどのような連携をするのか。 ◎総務部参事(石澤光之) 災害警戒本部が設置された場合ですが、それぞれ情報収集をいたしまして、それぞれの防災関係課が所管のところの点検等を行っているところでございます。 ◆委員(秋山健太郎) では、土砂災害法に基づく土砂災害警戒区域というのは、市内にはどのくらいあるのでしょうか。 ◎総務部参事(石澤光之) 98カ所でございます。 ◆委員(秋山健太郎) 先日の豪雨の日には、その98カ所については何か警戒とか対応はされたのでしょうか。 ◎総務部参事(石澤光之) これは県の土砂災害警戒情報というのがございまして、そちらで監視体制のときから、それぞれレベル分けがされておりますので、その状態を見ながら、その後にある例えば避難準備情報であるとか、そういったものに備えるものでございます。 ◆委員(秋山健太郎) 続いて、本市において避難勧告だったり避難指示についてのタイミング、どういったときに出すのか、この点について教えてください。 ◎総務部参事(石澤光之) それぞれ河川、水害と土砂災害等がありますが、まず水害の場合は、それぞれの河川の監視をしておりまして、その水位によって、そのタイミングということになります。例えば洪水予報の基準水位というものがございまして、市内、渡良瀬川ですと高津戸と足利ですが、あとは利根川ですと伊勢崎の八斗島ということで、市内にそれぞれの河川の観測所がありまして、そこでまず水防団待機水位、氾濫注意水位、避難氾濫水位、氾濫危険水位というものが設定されまして、そこの避難判断水位を上回った場合に、まさに避難を判断するときでありまして、これがイコール避難判断水位を超えた場合にすぐに避難情報を出すということではなくて、その後の水位の状況と消防機関等の現場確認によって総合的に判断して避難勧告等を発令していくということになります。また、土砂災害についても、土砂災害警戒情報の中でレベルが上がった地域に関しましては、現場確認ですとか今後の雨量等を勘案して判断していくことになります。 ◆委員(秋山健太郎) 例えば避難勧告が出るときには、市民にはどうやって伝わっていくのか、その経路というか、その点について教えてください。 ◎総務部参事(石澤光之) 今現在うちのほうで持っております避難情報等の伝達のさまざまな機材、あとは例えばおおた安全・安心メールと俗に言うエリアメールですとか、あとは尾島地区、世良田地区につきましては同報系の防災行政無線、また、実際に避難勧告等を発令するエリアへの広報、またホームページ、ツイッターその他、あとは報道機関への情報提供ということであらゆる手段を尽くすことであります。 ◆委員(秋山健太郎) 今おっしゃられた方法で避難が必要とされる人全てに伝わるということは間違いないのですか。 ◎総務部参事(石澤光之) 今回の常総市でもいろいろ取りざたされているところでありますが、やはり行政といたしましては、当然市民にそういった危険情報を伝える責務がございます。できる限りのツールを使っていろいろな形で伝達をします。しかしながら、そこがどこまで伝わっているかというのは不明、本当に100%伝わっているかと言われればそれはわかりません。しかしながら、今問題になっている、また行政としてこれからやらなければならないこととしては、こちら側から一方的にプッシュ型で情報を出していくだけでは避難はできません。あくまでも市民の方が我々の情報をいかに受け取って、これで避難しようという気持ちになっていただくかというのが今の災害を見て感じているところでございます。 ◆委員(秋山健太郎) こういった災害のときですけれども、何といっても日ごろの訓練であったり、または防災に関する教育というものも非常に重要になってくるのかと思うのですけれども、現在、どのような取り組みをされているのか、教えてください。 ◎総務部参事(石澤光之) まず市では、毎年、防災訓練または水防訓練ということで行っております。まだまだ数は少ないところでありますが、出前講座として福祉関係のところですとか、地域の防災訓練のときに、こちら側から出かけていって出前講座を行って、例えば突風ですとか水害、地震もそうですが、そういったお話をさせていただいております。また、広報としまして、今月の10日号の中でも、想定される災害に対して、どのような対応をしたらいいのかということでも、毎年9月の防災特集号などで啓発を図っているところでございます。 ◆委員(秋山健太郎) 例えば小学生とか、そういった子ども向けには、防災に関する教育等は何か行っているのでしょうか。 ◎総務部参事(石澤光之) 学校というカテゴリーでは、特に危機管理室は行ってはおりません。また、教育部とはいろいろ連携をとらせていただきまして、例えば避難訓練を取り組みの中でやっているのですが、小学校などで避難訓練に自主防の訓練をミックスして、それにあわせて学校と一緒になって訓練をやっていくことも今後も考えておりますし、実際にその初めとして昨年度は木崎小学校で学校の協力を得ながらやったということであります。 ◆委員(秋山健太郎) 昨今、本当に想定を超えるような災害が多発しているということで、日々の訓練だったり、教育というものが重要になってくると思いますので、その対応等はぜひよろしくお願いしたいということで、最後ですけれども、今回の東日本を襲った豪雨を伴う水害から学んだ点が何かございましたら、よろしくお願いします。 ◎総務部参事(石澤光之) 避難に関する情報というのは、先ほども触れたのですが、あらゆるツールを使って、どうやって市民の方に伝達するか。あとはピンポイント的に、また広過ぎると、例えば広く何万人に避難勧告を出しましたということでは、恐らく1%にも満たないような避難者ということになると思います。ですから、そういった絞り込んだ確実な伝達方法とともに、いかに市民の方が情報を、テレビのテロップでもいろいろ流れていると思うのですが、そういう情報を見ながら、これは何も発令もないからまだいいのだといった気持ちでなくて、みずから避難を考える、自分の地域がどのくらい災害のリスクがあるのだろうといった取り組みを重点的にやっていきたいとは考えております。 ◆委員(矢部伸幸) 310ページの道路維持経費について、道路の補修に関してですけれども、補修の方法は市から指定するのか、それとも業者がどのように直すのか選ぶのか、どういうやり方なのか教えてください。 ◎都市政策部参事(河田孝幸) 道路の補修ということでございますが、その現場の状況に応じまして、職員と業者も一緒に来ていただく中で、市の担当職員の提案に対して業者の経験ということで、もう少しいい方法があるよということであれば、その辺については柔軟に取り入れながら補修を進めているというのが現状でございます。 ◆委員(矢部伸幸) 確かに、補修の技術もかなり高まっているということでございますので、大規模改修等のときにも、そういった補修の方法をいろいろ考えて行っていただきたいと思いますけれども、部長、一言お願いします。 ◎都市政策部長(恩田洋一) 今、参事が申したとおり、施工方法については市内一円工事ということで出している工事が多いわけですが、その現場の状況を見きわめて対応しております。また、最近、重量車、大型車の通行が多くて道路の傷みが激しいということで、既存の道路の路盤がもともと重量車に耐えられるような道路はそんなにないということで、補修方法についてはできるだけ長もちするような形で研究していきたいと思っております。ただ、予算的な問題もありますので、その辺は状況に応じて考えていきたいと思っております。 ◆委員(矢部伸幸) よろしくお願いします。  次に、324ページの公園整備事業について、この前、南矢島の新しい公園に行ったらバスケットボールのゴールがあってすごくうらやましかったのですけれども、こういったスポーツを楽しめるような公園がほかにあるのかどうか、教えてください。 ◎開発事業部参事(村岡伴司) 近隣公園とか、そういうことでつくっておりますので、南矢島につきましては新しい区画整理で生み出された2ヘクタールの土地ということで、新しい試みとしてバスケットボールのゴールを置いていきたいということでございます。他の公園では、まだ公園という中でのスポーツを楽しむものは現在存在しておりません。 ◆委員(矢部伸幸) 公園というと子どもが遊べるとか、おじいちゃんがグラウンドゴルフをするとか、同じイメージの公園しかないと思うのですけれども、スポーツを楽しめるものに特化した公園とか、あとは森林公園とかがこれからもふえてきますし、健康が維持できるような用具がいっぱいある公園であったり、何かの種類に特化した公園というのがこれから必要なのかと思っています。新しいスポーツ、スケートボードだったり、自転車だったり、結構そういうもので遊びたいのですけれども、ほかの人に迷惑をかけるから、やりたいのだけれども、どこかないかねみたいなこともよく聞きますので、そういったところでまた今後の公園整備について何かお考えがありましたら、お願いいたします。 ◎開発事業部参事(村岡伴司) 現行の公園の中で、極端なことを言いますと、野球をしたり、危険性が若干あるようなものについては、自主管理をしながら、どちらかというとやってはいけないというような決まりになっております。新しい公園はなかなかできませんが、区画整理等で生み出されたような公園であれば、極端に大きなものということではなくて、南矢島のように何か特性を生かしたようなものを1つ置くとかつくるとか、こういうことは後輩に伝えていきたいと思っております。      ◎ 休     憩
                                          午後4時25分休憩 ○委員長(久保田俊) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後4時45分再開 ○委員長(久保田俊) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 会議時間の延長 ○委員長(久保田俊) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。  他にご質疑ありませんか。 ◆委員(大島正芳) 322ページ、8款4項5目公園管理費についてですけれども、先ほど同僚委員の質問があったのですけれども、かぶらないようにしたいと思います。  最初に、本市の公園の総数並びに遊具を設置している公園の数について伺います。 ◎開発事業部参事(村岡伴司) まず、公園の数でございますが、ちびっ子広場等遊具のないようなところもございますけれども、417カ所でございます。なお、正確な数字ではございませんが、何らかの形で遊具等がついているということになりますと、街区公園、あるいは近隣公園という比較的大きな公園になりますので、二百数十カ所ということになります。 ◆委員(大島正芳) 遊具の点検については、どのような体制で行っているのか伺います。 ◎開発事業部参事(村岡伴司) 遊具の点検は、原則職員で行っております。定期的な点検をやるわけですけれども、一定の講習を受けさせまして職員でやって、なおかつ何年かに1度全体的な本当に危険を伴うようなことがあれば、委託をして点検している状態でございます。 ◆委員(大島正芳) これについては十分な体制でけがのないようお願いしたいと思っています。  次に、各公園の樹木の管理についてですけれども、大きな公園については造園業者と年間契約をしているようですが、中小の公園については場所によって結構樹木の繁茂期ですか、繁殖期というのですか、その時期にはすごく旺盛で、地域の方からたまに指摘があるのですけれども、中小の公園についての樹木の管理の体制についてどうなっているのか伺います。 ◎開発事業部参事(村岡伴司) 私どもの職員が、行政管理公社職員が2名、市の職員が2名、それから行政管理公社の臨時職員が10名おりまして、その職員で低木については日常定期的に回るもの、それから要望によりまして伐採をいたしております。足らなかった分については一般職員も動員をしております。 ◆委員(大島正芳) これについても今後しっかりしていただければと思っています。  それでは、本市の公園の中で動物等の観察ができる、いわゆる動物の飼育されている公園についてはありますか。今までは、尾島地区の尾島公園の中には猿とか孔雀のほか、いろいろな動物がいたわけですけれども、また以前には、ずっと前ですけれども、呑龍様にもいたわけです。現在、そういった動物を鑑賞できるような公園等はあるのか伺います。 ◎開発事業部参事(村岡伴司) 現在、公園と名がつく中での動物等の公園はございません。 ◆委員(大島正芳) 他市と比較してもしようがないのですけれども、桐生については桐生が岡遊園地、また伊勢崎については華蔵寺公園遊園地等があるわけです。私も座談会等をやったときに地域の方に、子どもや孫と公園に行った際に遊具で遊ぶのは当然なのですけれども、太田市で1つぐらい動物等を鑑賞でき、また触れ合えるような公園があったらいいのではないかというような意見をいただいたわけです。そういったことで、きょうはこういった質問をさせてもらっているのですけれども、本市については、住みよさランキングも群馬県でトップでありますし、子育てするなら太田市でというようにも言われているわけですから、今後そういった検討等はしていただきたいとは思いますが、これについて担当部長からよろしくお願いいたします。 ◎開発事業部長(蛭川信一) 動物がいる公園ということでございますけれども、動物を飼育するというのはかなり難しい面がありまして、私の記憶ですけれども、呑龍様の動物を介助するのにも大変な苦労がありましたし、尾島公園の動物を退去させるのも結構大変だったということがありましたので、慎重に検討させていただいた上で考えたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○副委員長(渡辺謙一郎) 314ページの8款3項1目ですけれども、こちらの河川管理経費と河川維持経費の中に堤防の地質の調査とかということはやっておられないのかを教えてください。 ◎都市政策部参事(河田孝幸) 河川維持経費の中に地質調査等を実施する予算は入ってございません。 ○副委員長(渡辺謙一郎) 昨日の災害等もありましたし、今ある土手、堤防の強度がしっかりしているのかというのはちょっと不安なところがあるのですけれども、現状で大丈夫だということでありましたら、その辺もお話をお聞きしたいのです。 ◎都市政策部参事(河田孝幸) 堤防に関しては、基本的には1級河川等ということで県もしくは国の管理ということになるかと思います。市で管理している堤防というものはないのではないかと考えています。 ○副委員長(渡辺謙一郎) そうしましたら、私たちとしても気になるところですので、国が管轄とはいえ、市でも、後ほどでもいいのですけれども、情報をいただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。そこに関しましてどうでしょうか。 ◎都市政策部参事(河田孝幸) できる限りの情報を収集させていただきまして、また、そういったことを伝えるべきときには伝えていきたいと考えております。 ◆委員(川鍋栄) 324ページの北部運動公園管理費の関係で、補修工事費が予備費から充用されていますが、この補修工事はどういう工事だったか教えてください。 ◎産業環境部参事(高柳篤) こちらにつきましては、浄化槽が陥没等により破損したための緊急の工事ということでございます。 ◆委員(川鍋栄) これは緊急だということで予備費の1億円から出したということで充用されていますが、財政としては、そういう措置で妥当だと思って対応したわけですか。 ◎総務部参事(赤坂高志) これは北部運動公園の浄化槽の修繕ということで急を要したものであります。当然、予期していて予算化しているものではございませんので、早急に対応しなくてはいけないということで急遽予備費を使わせていただいたということでございます。 ◆委員(川鍋栄) わかりました。  次に、320ページの市街地整備費の関係で質問させてもらいます。きのうはおおたBITOの関係で話をさせてもらいまして、今、来年の10月完成目指して工事が進められております。太田駅周辺の土地区画整理事業の関係の進捗状況は19.23%と書いてございました。平成8年から平成37年までの30年間で頑張るということで書いてありますけれども、まだ19.23%の進捗率、来年の秋におおたBITOが完成する周辺の関係を考えたときに、担当課としてはこの整備事業の対応は今後どうしていくのかということを少し教えてください。 ◎都市政策部参事(茂木満) 現在の進捗率につきましては、先ほど委員がおっしゃったとおり19.23%ということで、現在2割弱ということでございます。全体的に土地区画整理事業を現在見直しということも検討をし始めたところでございまして、これは地域の皆さんと協議をしなくてはならないのですが、今後そういうことを念頭に置きながら、見直しができるところは見直しをしていきたいという考え方でおります。 ◆委員(川鍋栄) わかりました。そういういろいろな問題点がまだ山積していると思うのですが、1つは道路関係を考えたときに、今の太田市立中央小学校からずっと北に向かっていってホテルがあって、あそこをずっと北に行きますと高架になっていますけれども、そこを今は右へ迂回しています。直進して高架は貫通できるように問題なくなっていると思うのですが、北にずっと持っていって少し道路の関係を推進していくような考えというのはまだないのですか。 ◎都市政策部参事(茂木満) 今現在、先ほども申したのですけれども、いろいろ都市計画道路についても見直しをできればということもございます。総合的に見直しの素案づくりを今検討しているところで、今後、できましたら事業費をある程度抑えられるような方法を考えていきながら、できるだけ早く進捗していきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(川鍋栄) わかりました。来年秋には美術館・図書館ができるということも考えたときに、多少はそういうところを踏まえて、イメージしてもらうとわかると思うのですが、そこだけができても周りに殺風景なところがあったり、まだそういうところが感じるところがあると思うのですけれども、もう1回、そこら辺のところを含めて、部長、思いを語ってください。 ◎都市政策部長(恩田洋一) 参事が申したとおり、現道を生かした形で区画整理事業の全体像を見直そうということで昨年度から取りかかっているところでございます。先ほどの道路の関係も、そのまま今の計画どおりにやるのがいいか、または見直したほうがいいのか、既存の建物を生かしながら進めないとなかなか事業が進まないという面もありますので、実際に見直して、また、やる場所もどこから進めようかということで今検討しているところでございます。 ◆委員(川鍋栄) わかりました。十分検討してもらって、また、そういう推進が少しでも進捗するように努力してもらいたいと思います。  これは副市長に聞いてみたいと思うのですが、今、受楽寺跡地の一帯が空き家になってしまったり、いろいろな面でありますけれども、おおたBITOができて、その西側の一帯がなかなか手がつかない状況にあります。前にあそこに何かいろいろな計画があったようなところもあったと思うのですが、その辺は副市長はどういう思いでいますか、お聞かせください。 ◎副市長(清水計男) 受楽寺の跡地ですね。市長も、あそこはやはり心配していまして、できれば再開発に手をつけたいという考え方はお持ちになっております。所管でも、個別に今調査に入っていまして、いろいろな意見を持っている方たちがおりますけれども、できるだけ1つの考え方にまとめてもらえれば、例えばあそこに再開発の駐車場をつくるだとか、あるいは芝生公園、ポケットパークみたいなものもつくれるだろう。北口のおおたBITOに関連した附帯の施設として使えるのではないかという構想も持っています。いずれにいたしましても、地権者の皆さんのご協力があるということが前提であります。諦めずに対応してまいりたいと考えております。 ◆委員(川鍋栄) 確かにそういう状況だと思っておりますけれども、いろいろな手法も、区画整理方式でやるか、あるいは再開発でやるかとか、いろいろな選択肢があるのだと思うのです。今、南のほうでも民間の企業がマンションとか開発関係をやっておりますけれども、あそこも町なかの中心市街地を開発するということで、国、県、市からも相当な補助金が来て、事業費の4割ぐらいがそこに入っていくということを考えると、そういう手法でいけば、受楽寺跡地の一角もいろいろな補助金がつく中で、事業の推進も図れるのかなと。南の今のそういう関係を考えたときには、同じ場所の周辺のところですから、中心市街地の活性化のためにもできるのではないかと思うのですが、そういう手法も少しは考えていることは考えているのですか。 ◎副市長(清水計男) 当然、所管ではいろいろなパターンを考えていまして、できれば国から、県から補助金が投入できるような1つの事業にしたいということも前提にあります。もしできたら、やはり駅前の再開発というのは、各地区を見ていても、市有地というのですか、市が保有する土地、活用できない土地を活用しているというケースが相当数ありますので、1つは市有地化していって総体的な再開発事業に向けていくという方法論もあるのではないかということであります。いずれにいたしましても、いろいろな効率的な手法であそこのまちを一変させたいというのが市長の狙いでもあるということでありますので、職員も頑張ってやっていければと思っております。 ◆委員(川鍋栄) 確かにそういうことだと思っておりますけれども、1つ、太田市の市有地を貸すということも1つの選択肢でしょうし、あるいは今の民間が持っていた中で、いろいろな手法の中でも、例えば定期借地権か何かで50年ぐらいそういうことをやっておきながら、借地をした中で上にビルを建てて、併存して立体の駐車場をつくってとか、四国の高松の丸亀商店街方式みたいなものも結構ユニークな形で、地権者の方も協力してくれて、その地権者の方が駐車場か何かのパーキングの雇用か何かをやっていて、非常に売り上げがあった中で雇用もあって、ケースとしては成功例としてそういうものがありました。ですから、市有地を貸して中でやる、あるいは私有地の中でもいろいろなことを考えながら、借地権をもらった中でビルを建てた中で頑張っていくとか、いろいろな手法があると思うのですが、これからそういうことも考えて、すぐ近くにおおたBITOができ上がってくる中で、そこら辺の雰囲気、景観を大事にしていくことが大事かと思いますので、よろしくお願いしたいと思っています。  もう1つは、今度は違った道路整備の関係を少し思っているのですが、新市民会館の周辺の道路形態を考えて、新市民会館は平成29年3月か4月にできるわけですけれども、そういう中でどう考えても渋滞が想定されるとか、北側に行くと詰まってしまうとか、そういうことが想定されるような感じがするのですけれども、道路整備の関係として新市民会館の関係で何カ所か私も心配なところがございまして、太田南一番街からずっと真っ直ぐ南下して城山病院に向かいますけれども、城山病院へ行く手前の100メートル近くのところが狭くなっていって、そこがどうしても根っこになってしまう。民地があるわけですから、人のうちを勝手にどかすわけにはいかないのですけれども、車の流れとしては、あそこを長期的には何とかして、軸線としても南一番街から真っすぐ抜ける。また、それが市民会館からも、そういう面では非常にいい道路形態になると思うのですが、病院が近くにありますけれども、今のままだと渋滞したり、なかなか抜けが悪いなというところが1つあります。それは用地買収とかいろいろな関係がありますが、それについて道路整備課ではどう思っていますか。 ◎道路整備課長(鈴木和夫) 今の路線ですけれども、信号から南の1街区は幅員が非常に狭いという形で、道路としてはいかがなものかというご指摘、まさにそのとおりだと思います。内部でも議論しているところですけれども、あれを南側の幅員にそろえて北まで上っていくには、そのようなところも検討していきたいと考えております。よろしくお願いします。 ◆委員(川鍋栄) 検討していきたいというのは、市役所言葉で検討したいということで、どこら辺まで検討するのかということはないですか、部長。 ◎都市政策部長(恩田洋一) 私も、あのところが狭くなっているというのは気になっているところでございまして、狭くなっているということは、何かの経緯があるのかなということだと思います。都市計画道路も、あそこまでは指定されていないということになっております。都市計画道路の見直しも今やっているところですが、そういう道路整備の手法について研究していきたいと思っております。 ◆委員(川鍋栄) 多分何か理由があるのだと思います。だから、そこら辺は、また市役所の先輩等も含めていろいろな対策を講じてもらって、新市民会館もできるわけですので、整備が少しでも早くできるように頑張ってもらいたいと思っています。  もう1つは、九合の行政センターからラフィエットを超えて南へ行くと水路があって、さっきの議論でもありましたけれども、水路は水路でふたをかけてはいけないとか、そういう部分もあります。今、工事をやっている行政センターからラフィエットまでは暗渠にしながら、七ケ村堀の用水のところにしっかりとふたをかけて工事も進めてやっています。ラフィエットを超えて南のところも、用水は開渠になっているのですが、東毛幹線ができ上がって、新市民会館ができ上がってくると南からも入ってくる、また出るということも非常に考えられます。あそこも管理しやすい状況にしながらも、暗渠にしていくということも必要だと思うのですが、その辺についていかがでしょうか。 ◎道路整備課長(鈴木和夫) 用水にふたをかけるということで、多分ふたはいけないということではなくて、逆にふたがあるからごみが入らないという議論にもなろうかとは思うのです。現に用地としてふたをかけると、道路としても非常に利用価値が上がると考えていますので、それを今後は西のほうにずれてくるような水路敷きになってしまうのですけれども、その辺をふたをかけながら、また拡幅できる部分であれば広げていきたいと考えております。 ◆委員(川鍋栄) 考えているということは非常に前向きに考えているということだと思うのですが、とにかく市民会館ができ上がったときには、あそこら辺が暗渠になってきちんと道路を確保していないとなかなか大変かなと思いますので、考えているのであれば考えてもらいたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。  もう1つだけ、新市民会館の関係でとうもうサマーランドの北側に道路をつくるという話もありますけれども、その辺についてはどのような感じで考えているか、考えがありましたらおっしゃってください。 ◎生活文化スポーツ部副部長(尾崎正行) とうもうサマーランドの跡地を駐車場にしようという計画が今ございます。それに伴いまして、道路になるか、通路になるかわかりませんが、なるべく使う方が不便にならないような形で考え、考えていきたいと言うと叱られてしまうかもしれませんけれども、そのような考えであります。 ◆委員(川鍋栄) 何となく考えているという感じをひしひしと感じますけれども、とにかく通路でも確保していかないと、今、あそこに住宅展示場がありますけれども、あそこは将来的には何とか返還された中で、あそこもいずれは駐車場にしていくということも考えとしてあるようなことを聞いておりますけれども、それができたときにも、とうもうサマーランドの北側がきちんとした通路、あるいは道路になっていて、そのようにはけ口があるほうが非常にいいという感じもしますので、その辺も重々執行者の皆さんはわかっていると思いますので、そこもこれから整備する中で、またプールも新田のほうに移動するとか、そういうこともありますから、そこの整備をしっかりとやってもらった中で、通路あるいは道路としての確保をしてもらいたいと思います。とりあえず今は所管がそういう考えでしょうから、それを所管がいいですよと言ったときには、都市政策部ではきちんと仕事をやるという思いがあるかどうか、部長、語ってください。 ◎都市政策部長(恩田洋一) 当然、市民会館がオープンしますと、交通渋滞が予想されます。それに向けて事業担当課から、そういうご依頼があれば、当然都市政策部として進めていきたいと考えております。 ◆委員(川鍋栄) 以上3点、新市民会館がこれからつくってでき上がっていく中で、周辺の道路形態をしっかりやっていかないとまずいなということを思ったものですから質問させてもらいました。その他いろいろなこともまだあると思うのですが、しっかりとそういう部分を含めてやっていって初めて市民に親しみやすい新市民会館になる、あるいはそういう面で利用しやすいものになると思いますので、しっかりとその辺の周辺整備のところ、課も多くの課にまたがりますけれども、もうゴールが決まっていますので、しっかりとそういう部分を考えて取り組んでもらいたいと思っていますので、よろしくお願いいたしたいと思います。そこの件について、副市長、市民会館の周辺の道路関係について一言お願いいたします。 ◎副市長(清水計男) 総体的に庁内調整はもちろんやっておりますので、プールの裏の道路の問題についても、協議の中では当然出てきているわけであります。いずれにいたしましても、利用者が利用しやすいような形態を可能な限りつくっていくということであります。ただ、広い道をだっと抜くのがいいかどうかというのはまた別の議論があると思いますので、いずれにいたしましても、安全性を保持しつつ、利便性を高めていくような周辺整備を考えていきたいということでありますので、後でまたアドバイスがあればいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 ◆委員(川鍋栄) 最後に1点、さっきも出ましたけれども、道路の構造上の問題が、道路の傷みが非常に激しいというところがありまして、道路の路盤構成がもっと耐久性を高めたほうがいいのかとか、そういう話もありますね。また、そういう面では、いろいろお金もかかる問題ですから、わかってもなかなかできないジレンマも確かにあると思うのですが、どちらにしても、市長もよく話をしますけれども、太田市はとにかくいろいろなお金を稼いで、車、トラックが通っている中で、税金はみんな県の中央に持っていかれてしまいますけれども、一生懸命太田市は働いて頑張っているのだという中での道路に関係する予算も少し盛って、道路の整備の路盤構成もいろいろな補助の関係等があるのだと思うのです。そういう中で、何としてもワンランクアップするぐらいの路盤構成ができるような努力をしてもらいたいと思うのですが、それについての考えをもう1度部長、お願いいたします。 ◎都市政策部長(恩田洋一) 太田市の道路の舗装延長が2,900キロメートル(後刻発言の訂正あり)ぐらいあるのですか、実際に舗装、補修しているのが毎年3キロメートルぐらいという状況でございます。だから、なかなか追いつかないという状況がございます。全てをやるというのは当然無理な話で、重要路線を決めて道路補修を計画的にやっていく。昨年度、道路の傷みぐあいについて調査をしておりますので、そういう結果をもとに計画を立ててやるべきところを順次やっていくということで進めてまいりたいと考えております。 ◆委員(川鍋栄) わかりました。よろしくお願いいたします。期待しております。  あと1つ思ったのですけれども、とにかく太田市の道路の国道と県道と市道の割合、1,900キロメートルが市道だとすれば、県道は何キロかわからないですけれども、道路全体で1,900キロメートルかわからないですけれども、どちらにしても国道と県道と太田市道があって、太田市の市内の距離、それが例えば近隣の伊勢崎とか、そういうところもどのくらいの割合なのかということを思うのです。ならば、県道に認定してもらうような、県道に繰り上げしてもらうようなことも、伊勢崎のほうは結構多いのかなと。  調べてから質問すればよかったのですけれども、どちらかというと、市長もよく言いますね。この関係は県道に認定をしてもらったほうがいいのではないかとか、西部幹線もそうですけれども、もっと県に認定してもらって、県道は意外と予算があってなかなか量が少ないわけです。市は予算がなくて量が多いのですから、このような中でいつまでたってもできないということはわかっていることなので、それは重々承知の上で今話をしているのですが、他市から比べた場合に太田市の県道の比率がもし少なければ、もっと県道を少しでも認定してもらいながら、あるいはその中で認定がえしながら県道にしてもらうとか、そして予算も少し入れ込んでもらうとか、行政側でも何かそういう努力をしてもらった中で、県知事も太田市にいるようなところもありますので、少しでもそういういいものを取り組んでいくことも必要だと思うのですが、部長に一言またお願いいたします。 ◎都市政策部長(恩田洋一) 先ほどの答弁を訂正させてもらいます。済みません。道路延長でございますが、2,600キロメートルでございます。舗装されている部分については1,900キロメートルぐらいということでございます。  県道というお話でございますが、比率はここに資料がございませんのでわかりません。ただ、都市計画道路等を進めていくに当たりまして、市道部分を整備するに当たってはなかなか難しい。都市計画道路、市道を県道という形でやっていただければ県の事業になるということで、また、それは土木事務所といろいろ調整して、できるだけ県でやってもらうような形で要望させていただきたいと思っております。 ◆委員(川鍋栄) 最後に、副市長にもう一言、今そういう考えでいろいろな情報を把握した中で、もっと県のほうに少しでも持っていくような思いも思ったのですが、副市長の思いを語ってもらいたいと思います。 ◎副市長(清水計男) いい考え方であります。年々生活圏が変わってくるに従い、産業構造も変わってくる。そうすると、今まで市の中で移動していたのが広域に移動するようになってきて、これは市道の格付より県道の格付のほうがいいのではないかというものもあるのだろうと思います。ただ、受け手がありますから受け手が何と言うかはわかりませんけれども、言うだけ言って、これは損することがないのでありますので、多分担当部長もそのように思っていると思います。ですから、そういう具体的な議論をまずは土木事務所と始めてみたいと考えているということでありますので、私も何か機会があれば、そういった関係を県の部長とでも話をする機会でもあれば話題に出したいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。 ◆委員(白石さと子) 324ページ、ただいま同僚委員から予備費から充用というところの498万7,440円についてございましたけれども、この上の292万2,770円というのは流用になっているのですが、これは緊急だから予備費からということの意味なのですか。 ◎産業環境部参事(高柳篤) 今お話のございました予備費からの充用については先ほどもお話し申し上げたとおり、浄化槽の破損、陥没等により緊急で行ったところでございます。この緊急につきましては、当時イルミネーションの開催がすぐ迫っておりまして、その中から緊急で工事したということでございます。  次に、今度は流用でございます。これにつきましては、北部運動公園の東側エリアで一部改良工事等を行いまして、その後に芝桜の苗を植えたわけですけれども、どうしても数が足らずに、途中で全部が植え切れないものですから、そのためにこちらから流用したということでございます。 ◆委員(白石さと子) 単純に両方一緒にこれが流用できるのかと思っていたものですから、今の説明で、ああ、なるほどというふうに納得しました。  こちらに除草業務委託料、いつもお世話になっておりましてありがとうございます。お願いすると本当に早急にやっていただけるので、対応が早くて助かっておりますけれども、これがここの土木費だけでどのくらい委託料があるかということで認識していますでしょうか。わからなければ私のほうから、この土木費のところだけで3,456万9,943円ありました。前年度は3,305万2,682円です。この業務委託料は何者ぐらいに委託しているのか。わからなければ結構ですけれども、あとは直営でやっていらっしゃると先ほどおっしゃっていました。 ◎産業環境部参事(高柳篤) 北部運動公園に関する除草作業委託料につきましては、シルバー人材センター等を含めての委託でございます。 ◎都市政策部参事(河田孝幸) ページの指定がなかったものですから、314ページに河川維持経費の中で除草業務委託料がございまして、道路保全課で所管してございますが、こちらにつきましては業者への業務委託ということで、除草する箇所がすごく多いものですから、1つの大きな金額で1者の契約ということでしますと、あちらもこちらもという対応ができないという現実がありますので、比較的少額でなるべく業者を多く契約するような形の中で対応させていただいているのが現状でございます。 ◆委員(白石さと子) 310ページ、314ページ、318ページ、324ページ、それぞれただいまお二方の答弁で納得しなくてはいけないのかと思いますので結構です。  私は何が言いたいかといいますと、お願いしなければしていただけないということがあるみたいなのです。要は雑草が繁茂するというのは、変な話ですけれども、毎年どの時期になると伸びてくるというのがわかるわけです。1度やっていただいたところは、特にそちらで記録をとっていただくとわかると思うのです。ですから、できればそういうところを、道路の陥没した補修、直すのと同じように、パトロールしながら作業していただけるとありがたいなと思っているのですが、それは無理な話なのでしょうか。 ◎都市政策部参事(河田孝幸) 委員のおっしゃるとおり、雑草が生えてくる時期は毎年ほぼ決まっています。ですので、この時期にここが生えるのだろうなというところは承知している中でございますけれども、申しわけございません、何分にも区長等の地域から出てくる要望がすごく多くて、要望を先延ばしして、私どもでパトロールしたところを先にやりますというのがなかなかできない現状がございます。申しわけないのですけれども、要望が少なければ、パトロールをしてこの部分はちょっと草が生えているので対応しますというのが地元区長に説明ができるような状況であれば対応したいと思いますが、要望があった場合は、やはりそちらが優先されるというのが現状でございます。ご理解のほど、お願いいたします。 ◆委員(白石さと子) ですから、私が申し上げているのは、要望すると即対応していただけるのはありがたいのですけれども、それを一々やらなくても、その時期になったらという言い方をしているつもりなのですが、それがやはり要望どおりにしないとだめということであれば、幾らでも今後も気をつけて伸びてきたら電話するという感じでさせていただきたいとは思います。その先にお金がないのですよねということが出たりするものですから、あとはその辺のことがしっかりと皆さんが、大変だと思うのですけれども、こちらがそういうことでお願いすればできるということだけはわかりましたので、要望いたしますので、また引き続きお願いをしたいと思います。 ◎都市政策部参事(河田孝幸) 委員のおっしゃるように、なるべく最善の努力をしまして、要望ということで声を上げていただく前に対応するように努力したいと思います。ただ、そういった実情があるということもご承知いただければありがたいです。よろしくお願いします。 ◆委員(白石さと子) よくわかりました。ですから、そのようなことを心がけながら、こちらもお願いしたいと思っております。  そして、土木費の不用額ですが、19億円からあるということで、私は、この19億円ある中で、例えば公園のトイレがまだ修理ができていないところも何カ所かあるのではないかと感じているのですが、そういうところも不用額で対応できないのかということです。19億円からあると、何か1つ仕事ができるのではないですかと思うのですが、その辺の不用額とこれまでお願いしていて、19億円ではない、1億9,000万円、ごめんなさい、間違えました。1億9,000万円です。19億円あればいいなと思った希望的な数字が出てしまいました。1億9,000万円でできるものはありますか。 ◎道路整備課長(鈴木和夫) 不用額のお話ですけれども、私どもの所管している部分については、あくまでも陳情ということなので、できるだけ100%に近い執行率に努めているのですけれども、実際に工事に入るのに当たって用地の協力ができないというお話も進める中で出てきますので、そういう状況だとすぐに切りかえがなかなかできない。あるいは新しいところで、また工事をやりたいのだよというお話をしたところ、やはり協力ができないというケースもあるので、不用額が出てきてしまう状況になっております。よろしくご理解していただきたいと思います。 ◆委員(白石さと子) 何でこのように出てくるのかというのが1つありまして、もう1つは、先日、専決処分の報告がありました。例えば道路の補修ができていれば、そういった事故が発生しなかったとか、専決処分したものが起こり得なかったということもあろうかと思うのです。ですから、そういった意味も含めて、それだけあれば道路の補修などを少しやっていただくことによって、こういうこともどうにか回避できるのではないかという気がするのですが、その辺、いかがでしょうか。 ◎道路整備課長(鈴木和夫) まさに委員のおっしゃるとおり、できるだけ有効に予算を使っていきたいと考えております。よろしくお願いします。 ◆委員(白石さと子) 私、今回ずっと不用額にこだわって質問させていただきましたけれども、有効に今おっしゃったみたいに使っていただくことが、不用額が出るのは仕方ないことだと思うのです。また、必ず出るというところもわかっているつもりです。でも、そういったところも加味しながら、うまく有効にそういった予算を使っていただきながら、結果、不用額が出たというのは市民にとってもいいことだと思いますので、その辺について、部長、どうでしょうね。考え方として私の考えはおかしいのかしら。 ◎都市政策部長(恩田洋一) 委員がおっしゃるとおりだと思います。道路整備課、道路保全課、ほかの課も含めて重要度、緊急度の面でやるべきことはある予算でやるべきだと思いますので、今年度以降そう努めていきたいと考えております。 ◆委員(白石さと子) 私は、最後に土木費になってしまったので、土木費の方にきついことを言ったかもしれないのですけれども、ほかのところの不用額についてもぜひ同じような扱い方でやっていただけると助かりますので、副市長、その考え方としてはどうでしょうか。 ◎副市長(清水計男) 一概に不用額を今委員は取り上げておりますけれども、これは日本の地方公共団体の会計制度の特徴的なものでありますね。来年度に継続しないというのが前提としてあるからだと思います。今、議論を聞いていまして、やはり不用額の場合でも効率的に使うのがいいものと効率的に残すのがいいものというのがあるのだろうと思います。ある一定の同じ事業をしたにもかかわらず、努力してコストを最小限に抑えて残すというのも当然だと思います。そういった面も両サイドから考えながら、これからの予算執行を改めて考えたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 ◆委員(白石さと子) 私も不用額を平成23年度、平成24年度、平成25年度、平成26年度と比較してみました。そうしましたら、徐々に増加をしていますのでその辺が、私、今回は不用額に限ってお話ししましたけれども、そういったことで少し皆さんがもっともっと有効的に使ってもらうようになっていただけるとありがたいなと。よく何かお願いするときに、予算がないのですよねということもお話を伺ったりすることが昔ありました。今ではないです。今の職員は言っていないです。だから、そういったことも含めると、やはり財政的に苦しいからということを言われてしまうと、こういうところに残っているのは有効に使ってもらうといいのではないかという思いから、これは少しその辺で気を使ってもらうと、工夫してもらうともっと少しでも先に出るのかなという思いで今回はこだわって質問しました。そのようなことで、もし何かありましたらお願いします。 ◎副市長(清水計男) 必要性、緊急性、あるいは危険が増したということであるならば、先ほどの議論の中でもありましたけれども、流用もさせていただくし、予備費からの充用もさせていただくということであります。ぜひその辺を加味しながらも、予算執行に努めてまいりたいと思います。 ◆委員(水野正己) 307ページから316ページにかけてですけれども、8款2項の道路橋りょう費、8款3項の河川費の中の道路とか側溝とか橋梁、河川の保全整備について伺いたいと思います。  保全整備に取り組もうと思えば調査が必要になるわけで、この調査のうち、国から委託された調査があると考えているのですけれども、この国からの委託調査の2014年度の取り組み、説明いただけますか。 ◎道路整備課長(鈴木和夫) 橋梁の点検から道路の点検ということで、これは法的に平成25年9月に点検しなさいというところが定められたもので、それにのっとりまして橋梁、それから道路について傷みぐあいを点検したところでございますけれども、その中で橋梁については2メートル以上のものを全て今年度から5年周期でやるという状況で今実施しております。ことしは全てやるわけにはいきませんので、40橋を手始めにやりました。その以前については、15メートル以上のものについてはもう既に点検は終わっているのですけれども、その点検に基づきまして修繕工事はことしから始めたという状況でございます。 ◆委員(水野正己) そうすると、当然調査が終わったものがあるわけで、調査が終わって、それで何らかの手だて、補修なり改修なりの工事が必要だとされたもの、2014年度分、この決算書に載っている分でいけば、その委託調査に基づく工事はどこまでされているのでしょうか。 ◎道路整備課長(鈴木和夫) まず、橋梁の点検のところでございますけれども、橋梁につきましては、八千代橋ほか2橋ということで、ことしは5橋の橋梁の点検を実施しました。内ケ島の跨線橋と浜西の跨線橋、八千代橋、小島橋と四箇村橋の5橋の点検を実施したところでございます。また、道路につきましても、平成22年でしたか、そのときに舗装を点検しまして、西長岡地区の舗装を路盤からやりかえたところでございます。
    ◆委員(水野正己) 今、鈴木課長から、ことしの点検、ことしの工事という答弁でしたけれども、これは決算書、決算年度ということですね。 ◎道路整備課長(鈴木和夫) ご指摘のとおり、平成26年度のものでございます。 ◆委員(水野正己) では、平成26年度、橋で5橋、道路の総延長でどうだったのかというところまでは伺わなくてもいいと思っているのですけれども、必要な対策工事は平成26年度に調査を行って、平成26年度に必要な調査は行えて、その調査に基づいた必要な工事は平成26年度中に全部終わっているわけではないという理解でよろしいですか。 ◎道路整備課長(鈴木和夫) ご推察のとおり、調査は全部して、今後、平成27年度から、その結果に基づきまして整備手法といいますか、整備をどこにやったらいいのかというところを今年度から作成していくという状況でございます。 ◆委員(水野正己) 委託調査は平成26年度に全て必要なところは終えたということですか。 ◎道路整備課長(鈴木和夫) そのとおりでございます。 ◆委員(水野正己) では、平成26年度、工事は全部やれていないわけだけれども、今年度は工事はどこまで取り組んでいくのでしょうか。 ◎道路整備課長(鈴木和夫) まず道路ですけれども、調べて傷んでいるところを抽出して状態によって補修する。それは今年度から手がけるところですけれども、緊急にやらなくてはならないところがまだ抽出されていないという状況でございます。しかし、橋梁については、70橋、15メートル以上の橋ですけれども、点検につきまして報告書を作成して、それに基づいてやっている状況になりますので、それは着々と進めている状況でございます。およそ1年間5カ所ぐらいのところで推移している状況でございます。 ◆委員(水野正己) 決算書を見ていくと、どうも道路整備課の所管ではなくて、今で言えば道路保全課ですけれども、去年で言えば地域整備課が所管しているような維持に絡む調査もされているようなのですけれども、これは国からの委託調査ではないのでしょうか。 ◎都市政策部参事(河田孝幸) ただいまの委員のご指摘ですけれども、現在、平成26年度決算ということで、平成26年度につきまして道路整備課で橋梁の点検等の委託業務を発注いたしました。その後、平成27年度、今年度になりましてから、その事業が道路保全課へ業務が移管されたことに伴いまして、平成27年度、今年度からは道路保全課で対応方を進めていくということで今進んでおります。 ◆委員(水野正己) 今の河田参事の答弁と先ほどの鈴木課長の答弁をあわせて考えると、要は今年度どう進めていくのかも質問しようと思っていたわけですけれども、今年度は調査はない、国からの委託調査はもうやらなくてよくて、去年、道路整備課で行った調査に基づく必要な工事を道路保全課が今年度やっていくということなのでしょうか。 ◎都市政策部長(恩田洋一) 国からの委託ということではございません。法律が変わりまして、5年に1遍点検しなさいということで、橋梁ですと794橋、2メートル以上のものがあるわけですが、それを年度ごとに割り振りまして、平成26年度は40橋やったということです。今年度も当然現在やっているところでございます。その点検結果に基づきまして、国の社会資本整備交付金等もつくということになりますので、すぐに補修工事に入るということではなくて、年次計画をまた立てて補修工事に入っている。橋梁については、そういうことでございます。  道路につきましては、道路舗装、それから道路の標識、道路の街灯関係の点検を昨年度やりまして、ある程度データがそろったところでございます。これに基づいて、また年次計画を立てて補修していこうという状況でございます。 ◆委員(水野正己) 委託ではなくて、法律が変わって国から義務づけられた調査ということですね。わかりました。要は、法律で義務づけられていることしの調査は、道路整備課ではなく、道路保全課がやっているということがわかったのですけれども、道路保全課の本来、何をもって本来業務と言うのかというのはありますけれども、少なくとも太田市民、それから太田市議会は、今で言う道路保全課というのは、もともと応急補修課という名前がついていたくらいで、直営班があって緊急対応、応急補修に即応できるものとあわせて、陳情というほど大がかりではない道路補修、改修、修繕に対応することで非常に議会からも市民からもありがたがられて信頼されてきた。  そういうところに、去年までは道路整備課が行っていた調査と調査に基づく工事まで、これからどういう工事を組んでいくのかも含めて所管させているわけですけれども、それをやってしまうと、もともと市民が期待していた応急補修的な業務に支障が出ていくのではないかと私は思っているのです。道路保全課は人員的に何人ふえたのかということもありますので、確認させてください。 ◎都市政策部参事(河田孝幸) それは去年に対して平成27年度は何人ふえたかということでしょうか。現業職の方については外させていただきますが、設計担当をしている職員というのが3名ふえました。 ◆委員(水野正己) それで本当にできるのかどうかという問題を、大丈夫だと思って所管を移したのだということだと思いますけれども、なぜことしの道路保全課に移さなければならなかったのか。私は、地域整備課から道路保全課と名前が変わっただけかと思っていたら、まさしく保全整備を行わせるために道路保全課と名前を変えて、道路整備課で所管していた事務を移して、設計担当が3人ふえたということですけれども、陳情の未処理の件数だってたくさんあるわけですから、未処理件数は道路整備課でどのくらい持っていましたか。 ◎道路整備課長(鈴木和夫) 陳情の未処理件数でございますけれども、その辺の内容をうちのほうも精査しまして、もう1度見直し、処理をしたのに書類上まだ未処理みたいなところもありましたので、見直しをしまして、未着手件数が243件でございます。 ○委員長(久保田俊) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(久保田俊) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                       午後5時46分休憩 ○委員長(久保田俊) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後5時48分再開 ○委員長(久保田俊) 休憩前に引き続き会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。      ◎ 12款公債費〜14款予備費・教育費に係るものを除く実質収支に関する調書・教育費に係るものを除く財産に関する調書・教育費に係るものを除く基金の運用状況に関する調書に対する質疑 ○委員長(久保田俊) 次に、12款公債費から14款予備費まで、実質収支に関する調書、財産に関する調書及び基金の運用状況に関する調書について審査を行います。  なお、各調書においては教育費に係るものを除きます。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(秋山健太郎) 決算書の530ページの債権のところですけれども、株式会社田園都市未来新田貸付金というものがございます。確認ですけれども、5年据え置き後の20年償還、無利子での貸し付けということでよろしいのでしょうか。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) ただいま委員のおっしゃったとおりでございます。 ◆委員(秋山健太郎) なぜこれは無利子での貸し付けになったのでしょうか。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) この1億円の貸し付けにつきましては、平成23年6月定例会で議会の承認を受けて貸付金で1億円で、今の委員のおっしゃったとおり、無利子で5年据え置きの20年ということに決定いたしました。 ◆委員(秋山健太郎) この田園都市未来新田の経営状況をあらわすものについてはどういうものがあるのでしょうか。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 毎年、その後の委員会で損益の計算書とか、そういった形で委員会で報告をさせていただいております。 ◆委員(秋山健太郎) 損益計算書だけですか。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) それと貸借対照表です。 ◆委員(秋山健太郎) 事業報告書とか、そういったものはあるのですか。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 最近の委員会、私も去年からあれなのですけれども、この2カ年におきましては、株式会社田園都市未来新田の過去5年の経営実績と将来5期、進行期を含む経営計画という形で売り上げの総利益から経常利益、法人税等税引き後の当期純損益金額、長期借入金、市からの貸付額等々を詳細にわたって報告させていただいております。 ◆委員(秋山健太郎) それによると、経営状況というのは改善しつつあるということでよろしいのですか。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 平成23年度の貸し付けのときから役員体制とか、市長が社長になったり、市からのOBを派遣したりという形で改善されております。また、いろいろな委託契約等も見直したり、金融機関から借りているものも見直して低金利のところに変えたりして改善しております。 ◆委員(秋山健太郎) 経営状況がよいというのであれば、もちろん返済計画等があると思うのですけれども、繰り上げ償還とか、そういったものに関しては求めなかったのですか。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 返済、償還が始まるのが、開始年月日は平成29年1月25日が最初で、それから15年間続きまして、完了年月日が平成43年7月25日となっております。だから、特にまだ始まっておりませんので。 ◆委員(秋山健太郎) その計画に対して繰り上げを行わなかったのかという質問だったのです。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 今、委員のおっしゃったとおり、今後の経営とか収支の状況を見て、収益が上がるようならば繰り上げ償還ということも考えられるかと思います。 ◆委員(秋山健太郎) 関連で525ページですけれども、有価証券のところで同じところの株券が2億円とあるのですけれども、これについての配当金等の見込みというのはあるのですか。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 現在は配当金はございません。 ◆委員(秋山健太郎) 今後の見通しについてはどうですか。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 長期借入金等もありますので、当面は配当金はないのかと思います。 ◆委員(秋山健太郎) 余り期待しないほうがいいという理解でよろしいのですか。 ◎産業環境部副部長(板橋信一) 企業努力をして配当金を出せるような体質にはしていきたいと思いますが、当面は返済を優先したいと思います。 ◆委員(秋山健太郎) 市のお金が3億円入っているということでありますから、今後の経営状況というものもしっかりと把握していっていただければというところでお願いいたします。 ◆委員(八木田恭之) 残り時間もないので、簡潔にいきたいと思います。決算書の530ページの基金の状況についてであります。財政調整基金についてですけれども、ほかの基金と比べて、この基金だけ有価証券での運用というのがございまして、決算年度も5億円ですか、年度末で12億4,900万円ぐらいの額になっています。これの内容と選択した理由についてお尋ねします。 ◎会計課参事(中里敏雄) 財政調整基金の運用につきましては、現在まで主に大口定期預金と国債で運用してまいりましたが、近年、国債の利回りがかなり低利回りとなっております。そこで、できるだけ有利な運用先ということで検討させていただきまして、今回のこの5億円に関しましては、利回りのよい学校債、具体的に申し上げますとぐんま国際アカデミーですが、そちらの学校債を購入させていただいたものでございます。 ◆委員(八木田恭之) ただいまの学校債というのは一般的には出ていないということでいいですか。 ◎会計課参事(中里敏雄) 私の記憶でもし間違いがあったら申しわけないのですけれども、一般的に公に対して周知されたというものではなかったと記憶しております。ただ、学校の内部で父兄に対してその周知があったかどうかということにつきましては、済みません、わかりかねます。 ◆委員(八木田恭之) ちなみに、具体的な運用のメリットというのがあれば教えていただければと思います。 ◎会計課参事(中里敏雄) メリットでございますが、今現在、国債につきましてはおよそ0.1%の金利でございます。これに対しまして、学校債は0.6%ということでかなりの高利回りになっておりますので、こちらを選択させていただきました。 ◆委員(八木田恭之) 詳細について、償還年ですとか、あるいは債権でありますのでリスク等もあると思いますけれども、その辺はいかがですか。 ◎会計課参事(中里敏雄) これにつきましては5年満期ということでございます。 ◆委員(八木田恭之) 今年度の5億円以外のものは国債ということでよろしいですか。 ◎会計課参事(中里敏雄) 学校債に関しましては、平成26年度に購入した金額は5億円でございますが、その前に1億円が1回、1億5,000万円が1回、トータルで7億5,000万円となっております。それ以外の部分約5億円が国債となっております。 ◆委員(八木田恭之) これは公金の運用ということになりますので、当然信頼性、安全性が考慮されての判断だと思いますけれども、その辺についてお伺いしたいと思います。 ◎会計課参事(中里敏雄) 確かに基金の運用につきましては、安全確実ということを中心に考えておりまして、この学校債につきましても、経営がかなり安定している背景を考慮いたしまして購入ということで決定させていただきました。 ○委員長(久保田俊) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(久保田俊) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 散     会 ○委員長(久保田俊) 以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。  明日は午前9時30分から会議を開きますので、ご出席願います。  本日はこれをもって散会いたします。                                       午後5時59分散会...