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  1. 太田市議会 2014-11-28
    平成26年12月定例会−11月28日-01号


    取得元: 太田市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-25
    平成26年12月定例会−11月28日-01号平成26年12月定例会  平成26年12月太田市議会定例会会議録(第1日) 平成26年11月28日(金曜日)  〇出席議員 33名         1番  稲 葉 征 一          2番  渋 澤 由紀子         3番  岩 崎 喜久雄          4番  山 崎 正 紀         5番  宮 沢 まりこ          6番  矢 部 伸 幸         7番  石 倉   稔          8番  久保田   俊         9番  山 崎 俊 之         10番  水 野 正 己        11番  星 野 一 広         12番  五十嵐 あや子        13番  深 澤 直 久         14番  正 田 恭 子        15番  伊 藤   薫         16番  大 島 正 芳        17番  大 川 陽 一         18番  木 村 康 夫        19番  町 田 正 行         20番  小 暮 広 司        21番  齋 藤 光 男         22番  尾 内 謙 一        23番  太 田 けい子         24番  川 鍋   栄        26番  中 島 貞 夫         27番  山 口 淳 一        28番  上 村 信 行         29番  市 川 隆 康
           30番  白 石 さと子         31番  高 橋 美 博        32番  山 田 隆 史         33番  永 田 洋 治        34番  半 田   栄  〇欠席議員  1名        25番  本 田 一 代  〇説明のため出席した者    市長       清 水 聖 義     副市長      清 水 計 男    教育長      澁 澤 啓 史     企画部長     久保田 義 美    総務部長     長 島 榮 一     生活文化スポーツ部長                                  安 藤 信 行    福祉こども部長  齋 藤 保 義     健康医療部長   三 吉   陽    産業環境部長   八 代 敏 彦     農政部長     橋 本 利 明    都市政策部長   浅 香 重 信     開発事業部長   長 澤 正 史    上下水道局長   大 隅 良 也     消防長      見 持 雅 昭    教育部長     小 林   豊     企画部副部長   山 岸 栄 子    総務部副部長   朝 倉 博 康     企画部参事(企画政策課長)                                  高 橋   徹    総務課長     吉 田   稔     総務部参事(財政課長)                                  赤 坂 高 志  〇事務局職員出席者    事務局長     天 笠 秀 男     議会事務局参事(議会総務課長)                                  伏 島   治    議会総務課長補佐(議事係長)        総務係長     井 上 恵美子             小谷野 仁 志    主任       星 野 真 也           議 事 日 程(第1号)                              平成26年11月28日午前9時30分開議                              太田市議会議長    川 鍋   栄 第 1 会期の決定 第 2 会議録署名議員の指名 第 3 議案第105号 人権擁護委員候補者の推薦について 第 4 議案第106号 人権擁護委員候補者の推薦について 第 5 一般質問           本日の会議に付した事件 議事日程に同じ      ◎ 開     会                                       午前9時30分開会 ○議長(川鍋栄) ただいまから平成26年12月太田市議会定例会を開会いたします。      ◎ 太田市市民憲章の唱和 ◎事務局長(天笠秀男) 開議に先立ち、太田市市民憲章の唱和をいたしますから、ご起立願います。  私が前文を朗読いたしますので、本文はご一緒にご唱和をお願い申し上げます。      (一同起立、市民憲章唱和) ◎事務局長(天笠秀男) ご着席ください。      ◎ 開     議                                       午前9時31分開議 ○議長(川鍋栄) これより本日の会議を開きます。      ◎ 諸 般 報 告 ○議長(川鍋栄) 議事に入る前に、事務局長より諸般の報告をいたさせます。 ◎事務局長(天笠秀男) ご報告申し上げます。  最初に、監査委員からの報告でありますが、9月定例会以後、議長宛てに報告がございましたのは、教育委員会、小中特別支援学校、秘書室、企画部、総務部、会計課、選挙管理委員会事務局公平委員会事務局及び固定資産評価審査委員会事務局の定期監査結果報告、並びに8月分、9月分の例月出納検査結果報告でございます。  以上のことにつきましては、その都度写しを配付してございますので、ご了承いただきたいと思います。  次に、請願及び陳情でございますが、今定例会までに受理いたしました請願は、1件であります。  お手元に配付の請願文書表のとおり所管の常任委員会に付託をいたします。  なお、陳情につきましては、2件受理いたしております。  その内容につきましては、お手元に配付の陳情文書表のとおりであります。  以上でございます。 ○議長(川鍋栄) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付申し上げたとおりであります。  その順序により会議を進めたいと思いますので、ご了承願います。  日程に入ります。      ◎ 会 期 の 決 定 ○議長(川鍋栄) 日程第1、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今定例会の会期は、本日から12月12日までの15日間といたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(川鍋栄) ご異議なしと認めます。  よって、会期は15日間と決定いたしました。      ◎ 会議録署名議員の指名 ○議長(川鍋栄) 次に、日程第2、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、議長において、3番岩崎喜久雄議員及び4番山崎正紀議員を指名いたします。      ◎ 議 案 上 程  議案第105号 人権擁護委員候補者の推薦について ○議長(川鍋栄) 次に、日程第3、議案第105号を議題といたします。      ◎ 提案理由の説明 ○議長(川鍋栄) 朗読を省略し、直ちに執行者から提案理由の説明を求めます。  清水市長。 ◎市長(清水聖義) 議案第105号 人権擁護委員候補者の推薦について、提案理由の説明を申し上げます。  本市の人権擁護委員であります荒木好雪氏が平成27年3月31日をもちまして3年の任期が満了となります。その後任として引き続き同氏を推薦したいと存じます。  荒木氏は、人権擁護委員として、平成21年4月から約6年間の相談活動をされています。実績は十分であり、人格、識見ともにすぐれており、人権擁護委員として適任であると考えます。
     つきましては、同氏を再度推薦いたしたいと存じますので、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(川鍋栄) これより質疑に入ります。  ただいまの説明に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(川鍋栄) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 委員会付託の省略 ○議長(川鍋栄) お諮りいたします。  本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(川鍋栄) ご異議なしと認めます。  よって、本案につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(川鍋栄) これより討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(川鍋栄) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(川鍋栄) これより採決いたします。  本案を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(川鍋栄) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。      ◎ 議 案 上 程  議案第106号 人権擁護委員候補者の推薦について ○議長(川鍋栄) 次に、日程第4、議案第106号を議題といたします。      ◎ 提案理由の説明 ○議長(川鍋栄) 朗読を省略し、直ちに執行者から提案理由の説明を求めます。  清水市長。 ◎市長(清水聖義) 議案第106号 人権擁護委員候補者の推薦について、提案理由の説明を申し上げます。  本市の人権擁護委員の一人であります尾崎礼子氏が平成27年3月31日をもちまして3年の任期が満了となりますので、その後任候補者として増田文江氏を推薦いたしたいと存じます。  増田氏は、高崎芸術短期大学にて助手として勤務されたほか、公益社団法人太田青年会議所で活躍され、現在はリーベピアノ音楽教室を主宰するなど、多様な分野において活躍されてきました。このような職務歴を通して広く社会の実情に通じ、人格、識見ともにすぐれた同氏は人権擁護委員として適任であると考えます。  以上でございますが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。      ◎ 質 疑(終局) ○議長(川鍋栄) これより質疑に入ります。  ただいまの説明に対し、ご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(川鍋栄) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 委員会付託の省略 ○議長(川鍋栄) お諮りいたします。  本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(川鍋栄) ご異議なしと認めます。  よって、本案につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。      ◎ 討 論(終局) ○議長(川鍋栄) これより討論に入ります。  討論ありませんか。      (「なし」の声あり) ○議長(川鍋栄) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。      ◎ 表     決 ○議長(川鍋栄) これより採決いたします。  本案を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。      (起 立 全 員) ○議長(川鍋栄) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。      ◎ 一 般 質 問          平成26年12月太田市議会定例会一般質問通告者及び要旨一覧表 ┌──┬──────────┬────┬──────────────────┬────────┐ │順番│ 議席番号及び氏名 │質問方式│  質  問  の  要  旨   │ 答  弁  者 │ ├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤ │ 1 │29 市 川 隆 康 │一問一答│○ 本市における先人教育の取り組みに│教育部長    │ │  │          │    │  ついて             │教育長     │ │  │          │    │                  │市長      │ ├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤ │ 2 │31 高 橋 美 博 │一括質問│1 北部運動公園について      │産業環境部長  │ │  │          │    │                  │市長      │ │  │          │    │2 太田市運動公園について     │生活文化スポーツ│ │  │          │    │                  │部長      │ │  │          │    │                  │市長      │ ├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤ │ 3 │9 山 崎 俊 之 │一問一答│1 安全・安心なまちづくりについて │        │ │  │          │    │(1)本市の土砂災害警戒区域と対策に│総務部長    │ │  │          │    │   ついて            │市長      │ │  │          │    │(2)本市の防犯対策について    │総務部長    │ │  │          │    │                  │市長      │ │  │          │    │2 教育の諸問題について      │        │ │  │          │    │(1)道徳教育について       │教育部長    │
    │  │          │    │                  │教育長     │ │  │          │    │(2)英語教育について       │教育部長    │ │  │          │    │                  │教育長     │ │  │          │    │(3)30人程度学級などへの教職員の│教育部長    │ │  │          │    │   体制づくりについて      │教育長     │ │  │          │    │                  │市長      │ ├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤ │ 4 │27 山 口 淳 一 │一問一答│1 30人程度学級について     │教育部長    │ │  │          │    │                  │教育長     │ │  │          │    │                  │市長      │ │  │          │    │2 小学校の適正規模と配置について │教育部長    │ │  │          │    │                  │教育長     │ │  │          │    │                  │市長      │ ├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤ │ 5 │13 深 澤 直 久 │一問一答│○ (仮称)太田スマートインターチェ │都市政策部長  │ │  │          │    │  ンジパーキングエリアの設置及び│市長      │ │  │          │    │  周辺整備について        │        │ ├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤ │ 6 │12 五十嵐 あや子 │一問一答│1 太田西部幹線の早期開通への取り組│都市政策部長  │ │  │          │    │  みについて           │市長      │ │  │          │    │2 ゴミ減量への取り組みについて  │産業環境部長  │ │  │          │    │                  │市長      │ │  │          │    │3 人口減対策について       │企画部長    │ │  │          │    │                  │市長      │ ├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤ │ 7 │3 岩 崎 喜久雄 │一問一答│1 徳川氏発祥の地としての本市の取り│産業環境部長  │ │  │          │    │  組みについて          │教育部長    │ │  │          │    │                  │市長      │ │  │          │    │2 本市の顔となる観光土産の掘り起こ│産業環境部長  │ │  │          │    │  しと開発について        │市長      │ ├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤ │ 8 │11 星 野 一 広 │一問一答│1 公共施設等総合管理計画の推進と公│企画部長    │ │  │          │    │  会計改革について        │総務部長    │ │  │          │    │                  │市長      │ │  │          │    │2 オレオレ詐欺や消費者トラブルへの│生活文化スポーツ│ │  │          │    │  対応について          │部長      │ │  │          │    │                  │市長      │ ├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤ │ 9 │5 宮 沢 まりこ │一問一答│1 児童・生徒の安全な自転車の利用に│総務部長    │ │  │          │    │  ついて             │教育部長    │ │  │          │    │                  │教育長     │ │  │          │    │2 スズメバチ被害・疾病媒介蚊への対│        │ │  │          │    │  応について           │        │ │  │          │    │(1)スズメバチ被害について    │産業環境部長  │ │  │          │    │                  │市長      │ │  │          │    │(2)疾病媒介蚊について      │健康医療部長  │ │  │          │    │                  │市長      │ │  │          │    │3 子ども・子育て支援新制度について│福祉こども部長 │ │  │          │    │                  │市長      │ ├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤ │10│4 山 崎 正 紀 │一問一答│○ 更生保護の取り組みについて   │総務部長    │ │  │          │    │                  │福祉こども部長 │ │  │          │    │                  │市長      │ ├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤ │11│14 正 田 恭 子 │一問一答│○ 中島知久平邸について      │        │ │  │          │    │(1)本市の文化財の関連と回遊性につ│教育部長    │ │  │          │    │   いて             │教育長     │ │  │          │    │                  │市長      │ │  │          │    │(2)中島知久平邸周辺の道路整備につ│都市政策部長  │ │  │          │    │   いて             │市長      │ │  │          │    │(3)中島知久平邸周辺の耕作放棄地対│農政部長    │ │  │          │    │   策について          │市長      │ │  │          │    │(4)中島知久平邸周辺の地域の活性化│産業環境部長  │ │  │          │    │   について           │市長      │ ├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤ │12│17 大 川 陽 一 │一問一答│1 空き家対策について       │総務部長    │ │  │          │    │                  │消防長     │ │  │          │    │                  │市長      │ │  │          │    │2 エネルギーの地産地消について  │産業環境部長  │ │  │          │    │                  │市長      │ ├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤ │13│2 渋 澤 由紀子 │一問一答│○ 太田駅周辺整備事業既存文化施設│企画部長    │ │  │          │    │  に関わる諸課題について     │総務部長    │ │  │          │    │                  │生活文化スポーツ│ │  │          │    │                  │部長      │ │  │          │    │                  │都市政策部長  │ │  │          │    │                  │市長      │ │  │          │    │                  │        │ ├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤ │14│10 水 野 正 己 │一問一答│○ 小規模企業振興基本法の施行に向け│総務部長    │ │  │          │    │  ての取り組みと公契約制度の充実に│産業環境部長  │ │  │          │    │  ついて             │都市政策部長  │ │  │          │    │                  │市長      │ ├──┼──────────┼────┼──────────────────┼────────┤ │15│30 白 石 さと子 │一問一答│1 雨水対策について        │総務部長    │ │  │          │    │                  │都市政策部長  │ │  │          │    │                  │市長      │ │  │          │    │2 都市宣言の意義と制定について  │企画部長    │ │  │          │    │                  │市長      │ └──┴──────────┴────┴──────────────────┴────────┘ ○議長(川鍋栄) 次に、日程第5、一般質問を行います。  通告がありますので、順次質問を許します。  最初に、29番市川隆康議員。 ◆29番(市川隆康) おおた政研クラブの市川隆康です。通告に従いまして、一問一答方式で質問をさせていただきます。  本市における先人教育の取り組みについて、教育部長に質問いたします。  皆様は、「太田に光をあたえた先人たち」を熟読なされておるかと思います。この本には53人の先人が取り上げられており、学習の時間の教材として、また、道徳指導等における資料としても幅広く役立てられていることと思います。  先人という言葉には、先を歩み新しい道を切り開いた人という意味があります。太田市の先人といえば、中世では新田義貞公、近世では高山彦九郎、呑龍上人、近現代では中島知久平、人間国宝の大隅俊平、飯塚小●(かん)齋氏など、先人と敬慕される人が大勢おられます。これらの先人の功績を称えた銅像がゆかりの地に建立されており、関係者や崇拝者によりきれいに管理され、今でもその功績は高く評価されております。市内にはこれらの先人の銅像は何カ所ぐらいあり、何人が銅像として祭られておるでしょうか。私自身も全てを知るわけではありませんので、改めて検証する意味からもわかる範囲でお答え願いたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 小林教育部長。 ◎教育部長(小林豊) 太田市全域を網羅した調査結果はございません。正確な数字は把握しておりませんが、主なものを言えば、新田義貞公の銅像は、太田駅北口や新田荘歴史資料館、生品神社等にあり、義貞公の弟である脇屋義助の石像は、脇屋にある正法寺にございます。中島知久平の銅像は金山や尾島庁舎にあり、藪塚本町中央公民館には伏島近蔵の銅像があります。そのほかにも、葉住利蔵や田島宗仁、板橋明治など、太田市の先人の功績を称えた銅像も市内各地にございます。
    ○議長(川鍋栄) 市川隆康議員。 ◆29番(市川隆康) 先人の功績を称えた記念碑についてお伺いいたします。銅像でなくても、先人の顕彰碑や記念碑はたくさんあるかと思います。上毛かるたにも詠まれた太田金山子育て呑龍の大光院開山の呑龍上人の仁徳を市民はどれくらい知っているでしょうか。「孝心深き郷士が病父に鶴の生き血を服せるため国禁を犯し保護鳥の鶴を殺す。罪状全て発覚し呑龍上人の徳高きを聞き救いを求む。上人ために栄誉高き僧階を棄て伴いて逃れ、後救済。」孝子源次兵衛の碑であります。  また、天下の義人茂左衛門と同じように、江戸時代、農民を救うために18人の名主の首謀者として幕府に直訴した台之郷の名主、小沼庄左衛門。妻子までも処刑され、小沼庄左衛門等義民顕彰供養塔があります。同じに直訴した館林の日向義民地蔵のように、市の指定史跡として、天下の義人としてその功績を高く評価すべきと思います。これら先人の功績を称えた記念碑は市内にどれくらいあるでしょうか、わかる範囲でお答え願います。 ○議長(川鍋栄) 小林教育部長。 ◎教育部長(小林豊) 先人の功績を称えた記念碑ということですが、これについても先ほどと同様に正確な数字は把握しておりません。しかし、主なものを言えば、天笠次郎右衛門、永岡以譲、峯崎重賢、木暮理太郎、清水房之丞など、多くの先人の功績を称えた記念碑も市内各地にございます。また、小沼庄左衛門の顕彰供養塔につきましては、現在、太田市の指定にはなってございませんが、今後検討してまいりたいと考えております。 ○議長(川鍋栄) 市川隆康議員。 ◆29番(市川隆康) 学校教育における先人を取り上げた実践は、新田義貞公が後醍醐天皇の綸旨を受けて、元弘3年1333年5月8日、鎌倉幕府討伐の旗揚げをした故事にならい、毎年生品小学校6年生を主体に鏑矢祭が行われ、地域を挙げての一大行事であります。そして、義貞公終焉の地である福井県福井市明新地区との地域間交流が行われております。福井市は、住民全体のまちづくり施策、誇りと夢・わがまち創造事業として、義貞公顕彰に取り組む明新まちづくり委員会を組織し、公民館を活動拠点として、熱心に地域を挙げて取り組んでおります。現在、太田市では学校教育において先人の業績や生き方等はどのように取り扱われておられるのかお伺いいたします。 ○議長(川鍋栄) 小林教育部長。 ◎教育部長(小林豊) 学校教育におきましては、先人の功績や生き方等について道徳や社会科の中で取り上げ、地域に対する誇りと愛情、郷土の伝統や文化を大切にする心などを育てております。現在、太田市の小学校で使われている道徳の副読本には、中島知久平を題材とした読み物資料が掲載されており、また、太田市の小学校3、4年生が使用する社会科の副読本には、中島知久平を中心に太田市ゆかりの先人を紹介するページがございます。このほかにも、先ほどありました「太田に光をあたえた先人たち」という太田市ゆかりの先人31人の業績を掲載した冊子が配布されております。指導の狙いや意図にあわせて、どの人物を取り扱うかは指導者に任せております。 ○議長(川鍋栄) 市川隆康議員。 ◆29番(市川隆康) 太田市には、先人記念施設として、高山彦九郎記念館、大隅俊平美術館、中島知久平邸などがあります。これらの施設は学校教育で現在どのように活用されておられるでしょうか。かつて、学校教育の中で高山彦九郎記念館を授業として見学の時間を設けた時代があったと伺っております。高山彦九郎は、「地霊人傑を生む」と、その土地で立派な人の生きざまやその歴史を学んでいけば必ず新しい人傑が生まれると説いております。また、鉱毒被害農民の悲願であった鉱毒会館建設も来年4月に鉱毒資料展示室としてオープンの予定ですが、これらの先人記念施設を学校教育の中で今後どのように活用されていかれるのか、部長のお考えをお伺いいたします。 ○議長(川鍋栄) 小林教育部長。 ◎教育部長(小林豊) 子どもたちに対しましては、夏休みを利用して、市内の文化財や施設をめぐるスタンプラリーを実施しております。今年度は3,566人の申し込みがあり、659世帯、2,051人の子どもたちがスタンプラリーの修了証をもらいました。また、教職員に対しましても、夏休みの研修視察として先人施設をめぐり、研修をもとに授業に生かしてもらっております。例えば、平成25年度は大隅俊平美術館、今年度は中島知久平邸地域交流センターを視察いたしております。来年4月に開館予定の鉱毒資料展示室につきましても、今後、研修視察を計画するとともに、毛里田や韮川地区の小中学校を初め、市内の小中学校に積極的な活用を働きかけてまいりたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 市川隆康議員。 ◆29番(市川隆康) 続いて、教育長に質問いたします。  私たちの会派では、ことしの7月に岩手県盛岡市で先人教育の取り組みと今後の取り組みについて視察してきました。盛岡市では、学校教育を基本的生活習慣の土台の上に、確かな学力、豊かな心、たくましい体、知徳体を身につけるときに必要なものは、意欲。意欲が、よく学ぶこと、体を鍛えること、心を育むことにつながると考え、その意欲の中心に先人教育があると、各学年段階における目指す子ども像を設定して取り組んでおります。このような先人教育は全国各地で特色を持って行われていると思いますが、太田市の学校教育における先人教育の特色と目指す子ども像について教育長のお考えをお伺いいたします。 ○議長(川鍋栄) 澁澤教育長。 ◎教育長(澁澤啓史) まず、太田市の教育ですけれども、太田市では盛岡市のように先人教育を明確に位置づけて実践を推進しているということではございません。しかしながら、今、部長が答弁申し上げたように、いろいろな場面場面で先人を扱いながら子どもたちの育成に努力をしているところであります。特に、なぜ太田市が取り扱わないかということでありますけれども、盛岡市におきましては、例えば、宮沢賢治、石川啄木、あるいは新渡戸稲造、さらには原敬などなど、数多くの著名な先人を輩出した。そういった盛岡市の風土であるとか歴史、文化といったものが太田市とは大きく異なるということで、太田市ではそういうところまではなかなか届いていないというのが現状であります。  それから、今、議員がおっしゃった先人教育そのものの利用価値でありますけれども、学ぶ意欲、あるいは目標を明確に持たせる、そういうところが最善の方法であるということで盛岡市は先人教育をとり行っている。しかしながら、この太田市におきましても、やる気と自信を身につけさせる、そういう考え方ではいささかも盛岡市と考えが異なるものではございません。したがいまして、日常の学習、あるいはいろいろな学校活動、教育活動で、その場で子どもたちに可能な限り意欲を持たせたり、自信を持たせたりということで努力をしているところであります。  そして、子ども像ということでありますけれども、先ほど部長が申し上げたように、先人の働きについての学習を通しながら、郷土の歴史に対する理解、愛情といったものを育みながら今現在進めておるところでありますので、盛岡市の先人教育の目指す子ども像と相通ずるものがある、そのように捉えております。 ○議長(川鍋栄) 市川隆康議員。 ◆29番(市川隆康) 先人教育の今後の進め方についてお伺いいたします。ことしの4月30日にエフエム太郎で偶然に毛里田地区出身の中林三恵さん作詞作曲の「赤い花白い花」を聞きました。作詞作曲から54年の時を超えて、その数奇な名曲を、1%まちづくり事業を活用し、顕彰額製作とふるさと再考事業を通して地域の誇りとして次代に引き継げないかと、私と星野議員が事務局となり、多くの賛同者を得て取り組み、毛里田地区文化祭で発表いたしました。その取り組みは上毛新聞や群馬テレビ等にも報じられ、教育委員会の後援を得て、毛里田小中学校の校長や生徒、地元の賛同者のご協力のもと、おかげさまで大きな感動を呼ぶことができたと感謝しております。この事業を通して感じたのは、学校教育における指導者の考え方であり、毛里田小学校では給食の時間に毎日「赤い花白い花」の歌を放送してくれ、公開授業参観で合唱してくれました。  盛岡市では、先人ゆかりのメニューを給食に取り入れ、食べながら学んでおります。ちなみに、太田市で取り組むとしたら、例えば5月8日は新田義貞公が鎌倉幕府討伐の旗揚げをした日なので給食に勝ち栗など、想像しただけでも楽しく、先人について学べるかと思います。先人教育を研究すればするほど可能性が広がってきましたが、学校教育における先人教育の今後の進め方について教育長のお考えをお伺いいたします。 ○議長(川鍋栄) 澁澤教育長。 ◎教育長(澁澤啓史) 先ほど申し上げましたとおり、盛岡市の先人教育と相通ずるものは太田市の教育の中にもたくさんあると認識しております。したがいまして、盛岡市の取り組みであるとか、議員からお示しいただきました具体的な例を参考にして、郷土に対する愛情、あるいは誇りを持てる太田市の子どもたちの育成といったことを一層推進してまいりたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 市川隆康議員。 ◆29番(市川隆康) 続いて、市長に質問いたします。  夢と誇りと志を育む太田市の先人教育推進について質問いたします。盛岡の先人教育は、多くの先人を育んできた美しいふるさと盛岡を愛し、豊かな心と健やかな体を持ち、自ら学び、ともに生きる未来をつくる人とした目指す市民像に迫るため、盛岡市の先人たちを中心として、歴史や文化、自然や風土を生かした盛岡市らしい教育の具体化を図るものとして推進計画を策定し、推し進めております。それは、次代を担う小中学生への教育を核として、教育委員会各課が連携して横断的に取り組みながら、子どもたちに夢と誇りと志を育むことを目指した教育で、その推進計画の概要は、盛岡市の先人たちを取り上げた授業を行う、先人たちの時代や思いに触れる、さまざまな体験を設定する、教員を対象とした研修や講座を実施、市民や保護者が先人について理解し親しむ学習の機会を提供、子どもたちの夢、誇り、志を市民に、全国に発信するという5つを柱とした8カ年の事業でありました。  次代を担う子どもたちのために、これまで英語特区など斬新的で、しかも先見性の高い教育を全国に先駆けて推進してきた清水市長でありますが、さらに太田市の先人教育に対する市長のご所見をお伺いいたします。 ○議長(川鍋栄) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) 盛岡市の石川啄木とか新渡戸稲造、原敬は、歴史上の人物というより、思想とか、もちろん詩人でもありますし、私たちの心とか体を育むときに先人たちがどれだけ役に立つかということですけれども、今事例の挙がった新田義貞にしても歴史上の人物だと私は思うのです。高山彦九郎にしても歴史上の人物、そのような人になりなさいということは言えないのです。例えば、新田義貞みたいに、討伐で先頭に立って、旗を振って、幕府をやっつける人間になれという教育はできないのです。むしろ歴史上の人物というのは、時代背景、どういう時代だったのだろうかとか、そういう学習だと思うのです。例えば、中島知久平にしても今のものづくりの基本をつくった、これも非常に大切なことですけれども、なぜ飛行機をつくらなければいけなかったのか、爆撃機をつくらなければいけなかったのか、そういう歴史上の人物として学習するターゲットとして私たちは活用しなければいけないのではないか。だから、中島知久平のようになろうよということではないと私は思うのです。  ですから、先人という考え方と歴史上の人物というのはちょっと違う考え方がいいのではないかなと。高山彦九郎といえども、ああいう人になりなさいと教える、そういう人ではなくて、むしろ歴史上の人物だと思うのです。ですから、人間の心とか魂に突き進んでいっても結構な人物、我々の魂に与えるものが非常に大きい人たちを先人と言うとすれば、戦えとか何かをやっつけろというのは、どちらかといえば歴史上の人物。これは学習する際にどういう時代背景であったのかとか、こういうものを学ぶのに非常に大事だと、そういう分け方をしたほうが私はいいのではないかと思っているのですけれども、どうでしょうか。 ○議長(川鍋栄) 市川隆康議員。 ◆29番(市川隆康) 「太田に光をあたえた先人たち」の続編についてお伺いいたします。この副読本は平成15年3月31日発行であり、新田や尾島や藪塚の先人については中島知久平以外の掲載がありません。合併10周年を記念して、新太田市全域から、太田の先人の続編として市長は既に発行の構想がおありかと思います。  この副読本「盛岡の先人」の編集は、盛岡市中学校長会と郷土の先人学習資料作成委員会ですが、中学校入学時に全員に500円で購入させ、3年間いつでも学べる機会を習慣づけておられます。ある校長は先人教育について、先生か、知っている人が話をする、焦点を当てられる人がふえればよい、新たな気づきのきっかけ、よい素材や地元を知ろうとする、驚き、感動が鮮明になるだろうと、具体的に地元の先人の名前を挙げ熱心に語ってくださいました。このほかにも「まんが太田の歴史」に取り上げられたレスリング金メダリストの高田裕司選手、公害の原点、足尾鉱毒事件と戦い抜いてきた農民のリーダー、板橋明治氏など、今なおご活躍の人を加えて、「太田に光をあたえた先人たち」の続編を発行することについて市長のご所見をお伺いいたします。 ○議長(川鍋栄) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) 非常に難しいと思うのです。盛岡市のその本は見ていませんけれども、例えば先ほど言いましたように、飛行機をつくった、ものづくりの原点とはいえ、当時戦争をしなければいけない背景の学習の材料になるようなものになるとか、あるいは、鎌倉幕府をどうしても倒さなければいけないという使命感を持って立ち上がった人とか、そういうものは歴史上の人物だと私は思っているのです。  ですから、これから私たちが模範としなければいけない、心のよりどころとか私たちの魂を動かすタイプの人たちが今まで太田市にどのくらいいたかどうか、これは学校等、あるいは私どもも含めて、文化財課も含めて検討して、先人というのはやはり魂を揺るがす人たちだと私は思うのです。歴史上の人物とは考え方を少し区分けしたほうがいいような気がするのです。そういうことは私たちも検討していかなければいけないと思っています。続編については、これは私の観点で、教育委員会の観点はどういうものかわかりませんが、やはりそれぞれ議論をしながら検討していきたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 市川隆康議員。 ◆29番(市川隆康) 市長、ありがとうございます。私が言いたかったのは、この中に、新田、尾島、藪塚の人たちが含まれていないということは今の教育現場において本当に大切ではないか、そういう意味からもぜひ検討していただけたらと思います。よろしくお願いいたします。  先人記念館の構想についてお伺いいたします。先人教育を推進する中で、郷土の豊かな精神文化の礎を築いた多くのすぐれた先人を顕彰し、遺徳をしのび、それぞれの偉大な人間形成の過程を学び、多くの人材を輩出した郷土太田市を広く紹介するために、現有施設を活用して、先人記念館、または展示スペースができないでしょうか、市長のご所見をお伺いいたします。 ○議長(川鍋栄) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) ご承知のように、部分的には記念館を持っております。これを統括してしまおうということですか。(「そうではないです」の声あり)今あるのはそれはそれで別にいいのですか。そのほかに、いろいろなところに全ての先人という人の記念館をつくっていくということなのですか。(「あるいは展示スペース」の声あり)展示スペースは結構可能ではないですか。だから、先人と言われる人はどういうタイプの人であるか1回議論をしたほうがいいと思うのです。そのようにしていくことがいいのではないかと思います。  展示スペースは、その地のゆかりのこともありますので、例えば、宝泉ゆかりならば宝泉に展示できるエリアがあれば、あるいは新田にあればそういう形で展示していくのは非常にいいのではないでしょうか。ずっと置きっ放しというのは果たしてどうかということもありますけれども、臨時的にそういったことも含めて検討していきたいと思っております。 ○議長(川鍋栄) 次に、31番高橋美博議員。 ◆31番(高橋美博) おおた政研クラブの高橋美博でございます。  月日のたつのは早いもので、ことしのカレンダーもあと二、三日で1枚になってしまいます。さすがにえびす講を過ぎると寒さを肌で感じるようになりました。お互いに風邪など引かないように気をつけたいものであります。また、このたび新太田市民会館建設事業にようやく目鼻がついてきたようで、私もほっとしているところであります。  それでは、通告に従いまして、一括質問方式でさせていただきます。大きく2問ありますが、まず初めに、北部運動公園について産業環境部長に伺います。  平成20年4月5日、花と緑の触れ合いをテーマに、市民のボランティアの皆さんを初め、多くの関係者の方々に数年にわたってのご協力をいただき、100万本の芝桜が植栽され、本州最大級の芝桜公園が華々しくオープン記念式典を迎えました。無論、ここに的を絞ってきたのでしょうが、同時に第25回全国都市緑化ぐんまフェアおおた会場にもなりました。この事業を後押しするために、この1カ月ほど前に急ピッチで工事が進められていました北関東自動車道も開通しました。あれから丸々6年が経過したことしの春、野外ステージの竣工式がとり行われ、私も出席いたしました折に、余りのさま変わりには驚かされまして、今回の質問のテーマにさせていただきました。  それでは、気になったこと、気がついたことを何点か質問させていただきます。1点目は、本州最大級100万本の芝桜植栽公園ということで一気に県外まで知られるようになりましたが、今現在、芝桜は何本ぐらいあるのか、どうして減少してしまったのか、また、減少させないためにどのような策を講じてきたのか伺います。  2点目は、ここ数年、一部芝桜が消えてポピー等が植えられているようですが、なぜポピーなのか。また、全体から見て何割ぐらい植えられているのか、その辺の状況と今後の考え方を伺います。  3点目は、この公園のオープン記念式典のとき、たしか福島県三春町の町長さんにも参加していただき、しだれ桜の苗木を数本持参していただいたように記憶しておりますが、何本ぐらいだったのか、また現在までの管理状況を伺います。  4点目は、あのときツツジの木もかなりの本数が植えられたように記憶をしております。何本ぐらい植えられたのか、また現在はどのようになっているのか、その管理状況を詳しく伺います。  5点目は、イルミネーション事業について伺います。ことしもまた2週間ほど前に点灯式が行われ、北部運動公園の夜景を多くの方々に楽しんでいただける季節となりました。この事業は春の芝桜に次いで冬の目玉事業でもあり、北関東自動車道からも非常によく見え、規模も年々拡大しており、担当者の皆さんを初め、関係者の方々もいろいろ知恵を絞って準備されておられるようで、大変好評であります。そこで、ここ数年の運営業務委託料と事業の内容及び見学者数をお願いいたします。  実は、ことしもまた私も点灯式に参加させていただきました。10周年記念事業ということでかなり大きな規模になったと実感いたしました。ここ太田市を売り込むのには大変すばらしい事業だと思います。ところで、このイルミネーションの中にローマ字でOTAという文字が入っていましたが、この文字を見ることができるのはこの会場に参加された方々のみであります。この方々は、この会場が太田市内であると認識されている人たちばかりかと思います。そこで提案ですが、このイルミネーションが北関東自動車道からもよく見えることから、あの中に子どもたちや高齢者の方々にも読めるような大きな平仮名の文字でおおたを入れていただけないかどうかを伺います。  6点目は、昨年度、北部運動公園がギネスブックに載ったという話を伺いました。そこで、その内容を詳しくお願いいたします。また、その予算はどのくらいであったのか、太田市がギネスに載る前のまちはどこだったのか、その辺の内容もお願いいたします。  次に、大きい2番の太田市運動公園について、生活文化スポーツ部長に伺います。  ここ運動公園内には施設及び建物等がありますが、おのおのいつごろ建てられ、どのくらい経過したのか伺います。  次に、公の施設並びに敷地でありますので、広域避難地と避難所になっているものと思います。そこで、各施設の建物の耐震化をも含めて、どのような方法で維持管理がなされてきたのか、今までの経過と今後の計画をお聞かせください。  次に、ここ数年の各施設の利用状況をお聞かせください。また、ここの利用者は主に太田市民の方が多いとは思いますが、他県や他市からの利用者もおられると思います。どこの方々が多いのかお聞かせください。わかる範囲で結構です。  また、日暮から夜になると、市内の方々でも北の正門の入り口がわかりにくいという話を伺っております。何か策を考えていただけたらありがたいと思います。  また、サッカー・ラグビー場の北側駐車場への東側からの入り口部分と、トリムコースが道路から入ってすぐのところで交差しており、大変危険であるという話も聞いております。何かうまい策は講じられないものかどうかと、実際ここで交通事故等は今までになかったのかどうかもあわせて伺います。  それから、過日、ある東京での催し物の帰りが夜中の11時過ぎになってしまい、ここ運動公園の北側の三角駐車場へバスが到着した折に、外灯1つなく、真っ暗闇の状態の中を乗客の皆さんがバスからおりて帰っていったという話を伺いました。この駐車場を真夜中に使用するということはほとんどまれであろうとは思いますが、防犯の関係上、やはり外灯の1つや2つあってもよいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。  次に、この運動公園にはただいまお話ししたトリムコースがあり、多くの利用者がおります。特に朝夕は非常に多いように思います。当然トイレも使用することになります。早朝の利用者の中には、外のトイレを掃除される人、歩きながらごみ拾いをし、それを日課にしている方々もおられると聞いております。外のトイレも各施設と一緒でしょうから、当然30年以上経過しているわけで、建物も中の設備も古くなり、余計に気になって一生懸命掃除されておられるのかなと感じます。また、初めての利用者から見れば、この古い建物や施設を見るにつけ、太田市のイメージダウンになるように思います。特にトイレについては大変気になるところであります。そこで部長のお考えをお聞かせください。  以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(川鍋栄) 八代産業環境部長。 ◎産業環境部長(八代敏彦) それでは、北部運動公園の現状につきまして順次ご答弁申し上げます。  初めに、芝桜の現状と対策でございますが、イノシシ、カラス等の食害、害虫の発生、経年劣化と病気等によりまして、開園当初100万本の6割程度となっております。対策といたしましては、補植を行うほか、今年度は東側斜面の土壌改良工事を実施する予定でございます。  次に、芝桜以外を植えた経緯及び規模と今後についてでございますが、管理のしやすさと色合いのよさから、平成22年度にポピーを植え、平成23年度から東側エリアにネモフィラ、西側エリアに芝桜を植えております。将来的には、オープン当初の公園全体が芝桜に覆われている状態に戻していきたいと考えております。  次に、オープン記念に寄贈されました桜の数と現状についてでございますが、6本いただいておりまして、成育不良やイルミネーションの装飾等のため、平成25年11月に花見の丘に4本移植いたしました。残りの2本につきましては見晴らしの丘に植樹してございます。  次に、ツツジの現状でありますが、開園当初は3万2,000本のツツジがございましたが、土壌の流出等により2割程度が枯れてしまい、順次撤去している状況でございます。  次に、イルミネーション事業についてでございますが、主に会場装飾業務といたしまして、1,500万円の委託料で事業を実施しております。昨年の入場者数は11万7,300人で、毎年増加傾向となっております。また、議員のご提案につきましては、北関東自動車道から見えます位置に太田市をPRできるような装飾を検討していきたいと考えております。  最後に、ギネス認定についてでありますが、太陽光発電推進のまちとして、太陽光発電LED最大のディスプレーカテゴリーで2万4,765個のギネス世界記録に認定され、ギネス世界記録認定業務委託料といたしまして126万円の支出をいたしたところであります。また、本市の認定以前の記録につきましては、石川県輪島市の2万461個でございました。  以上ですが、よろしくお願いいたします。 ○議長(川鍋栄) 安藤生活文化スポーツ部長。 ◎生活文化スポーツ部長(安藤信行) それではまず初めに、太田市運動公園内の施設の築造時期と経過年数についてご答弁申し上げます。  運動公園の施設には、陸上競技場、サッカー・ラグビー場、サブグラウンド、野球場、市民体育館がございます。陸上競技場は昭和49年に建設し、40年経過しております。サッカー・ラグビー場は昭和51年に建設し、38年経過しております。サブグラウンドと野球場は昭和54年に建設し、35年経過、市民体育館は昭和56年に建設し、33年経過しております。  次に、各施設の維持管理の経過と今後の計画についてでございますが、陸上競技場は平成元年に走路、助走路を全天候舗装に改修し、また、メーンスタンドの防水工事を施工いたしました。平成10年には機械設備、電気設備等を改修し、平成25年度から今年度にかけまして照明灯の改修工事を行っているところでございます。今後は平成28年度に耐震補強とスタンドの改修を行う予定でございます。サッカー・ラグビー場は平成20年に人工芝を敷設、平成21年に照明灯を設置、平成25年に観覧席を設置いたしました。今後は平成27年度に管理棟を建てかえる予定でございます。サブグラウンドは平成13年に照明灯を設置いたしました。平成28年度にはトイレの改修を行う予定でございます。野球場は昭和57年に照明灯を設置し、平成9年に照明灯の改修、平成14年にグラウンドに人工芝を設置、平成15年にはスコアボードを現在の電光スコアボードに改修し、平成21年に内野の人工芝を張りかえてございます。今後は平成27年度に耐震補強とスタンドの改修、平成28年度には外野人工芝の張りかえを行う予定でございます。市民体育館は平成13年にアリーナの床張りかえと屋根の改修、平成21年に耐震補強工事、平成25年には屋根の改修工事をし、現在トイレを改修しているところでございます。  次に、各施設の利用状況についてでありますが、過去3年間の利用状況を平成23年度、平成24年度、平成25年度の順に申し上げますと、陸上競技場が5万3,420人、6万5,346人、5万9,481人となっております。サッカー・ラグビー場が8万1,304人、5万7,974人、4万8,163人となっております。野球場とサブグラウンドが14万3,652人、14万2,439人、6万5,481人となっております。市民体育館が9万1,748人、10万2,847人、11万178人となっております。各施設の合計人数でございますが、37万124人、36万8,606人、28万3,303人であります。  市外の方の利用状況につきましては、両毛広域圏でスポーツ施設の相互利用を推進しているため両毛地区の利用者が多く、特に大泉町、邑楽町、館林市の利用者が多くなっております。  次に、北口正門について、夜間に出入り口がわかりにくいとのご質問でありますが、入り口付近に外灯が1基ございますが、故障しておりましたので修理を早急に行い対応してまいりたいと存じます。  また、サッカー・ラグビー場北側駐車場の入り口については、今までに大きな事故等は起きていない状況でございますが、道路からの車、駐車場からの車、そしてトリムコース利用者に対しそれぞれ注意看板を設置して事故防止を図ってまいりたいと考えております。  次に、運動公園北東三角駐車場に外灯1つなく、暗過ぎるのではないかとのご質問でありますけれども、深夜に常時外灯を点灯することへの弊害、また、運動公園利用者の利便性を勘案いたしまして、タイマー対応等、設置の可否も含めて検討してまいりたいと考えております。  最後になりますが、運動公園内のトイレについては、運動公園では平成23年からことしにかけまして下水道切りかえ工事を施工し、ことしの4月に下水道に接続を行ったところでございます。トイレにつきましては、今後とも、各施設の建てかえ、また改修工事等にあわせまして増設、あるいは改修を行う予定でございますので、ご理解いただきたいと存じます。今後とも来場者に気持ちよく施設を利用していただけるよう維持管理に万全を期して、安全安心な運動公園を目指してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。 ○議長(川鍋栄) 高橋美博議員。 ◆31番(高橋美博) 2回目の質問は全て市長に伺います。  まず初めに、北部運動公園について伺います。  春は芝桜、冬はイルミネーションと、さらには多岐にわたるイベント事業、また公園管理と、市職員の方々も1年を通してさぞかし大変であろうと思います。そのような中、芝桜が年々縮小されているように感じているのは私だけではないように思います。無論、地形上大変なことであることはただいまの部長の答弁でも十分に理解できます。また、過日、お便所の浄化槽にトラブルが生じお便所が使用できなくなってしまい、利用者の方々を初め職員の人たちもさぞかし大変な思いをしたであろうと思います。私が点灯式に参加したときには既に使用可能でしたが、大変並んで待っている人がおりました。ふだんの折には少しも差し支えないのでしょうが、大きなイベント等の折には少々便器の数が足りないように思いました。そこで、お便所の件も含めて、ここ北部運動公園の今後についての所見と、今まで何度か話題にも挙がりましたネーミングについての考え方もあわせて伺います。  次に、大きい2番の太田市運動公園について伺います。  実は、今回この質問をしようと考えたのは、私の地域の方々に、運動公園の便所は、古くて、暗くて、汚いから何とかならないかと言われたので、私も早速3カ所ばかりの外便所を見てきて、質問させていただきました。ただいまの部長答弁をいただきまして、執行者の皆さんも一生懸命頑張ってくれているのだなということがよくわかりました。まことにありがとうございます。  ところで、私が見てきた感想ですが、30年以上経過したトイレでは、便器も、床も、壁のタイルも全て旧式で、これでは苦情も出るというように感じました。そこでお願いですが、各施設を少しでも早く手をつけていただくことと、競技によっては一斉に使用することになります。場合によっては避難所になるやもしれません。予定している便器の数を一つでも多くつけていただけるようなご配慮をお願いできたらありがたいと思います。そこで、太田市運動公園の今後について市長のご所見を伺いまして、私の質問を終わります。 ○議長(川鍋栄) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) 芝桜でございますけれども、当初全国都市緑化ぐんまフェアのために何かやらなければということで、地盤が悪かったわけですけれども、周辺にないようなもので人を集めたいという気持ちがありまして、住民の皆さん方に植えていただいて100万本が完成したわけですけれども、やはり土壌が悪いというのは致命的、大変なことで、今担当が苦労しているのはそこです。ですから、ネモフィラに動くとかポピーをやる、そういう形で来る人の目を楽しませていかなければいけないということで、西と東と分けて植えるようにしているということです。また、私などは全部ポピーでもいいのではないかと思うのです。かわいいし、結構きれいで長持ちするのです。でも、担当は芝桜にこだわっていますので、何とか芝桜を続けたいというのは私どもも同意をしております。  ネーミングですけれども、北部運動公園は私もやぼったい名前で嫌なのですけれども、あれを建設したときに国のほうに出した名前がそういうもので補助金をいただきましたので、名前は変えてはならないと私は言われました。何でだめなのかなというのは非常に私も抵抗したいのですけれども、補助金を返せと言われると一番困りますので、名前ぐらいどうでもいいのではないかということでそういう名前になっています。ですから、名前を変えたいというのならば、愛称でやる。お花のお師匠さんとかで名前を別に2つ持っている人はいますから、そのように名前を2つつくって愛称で我々は呼んでいくという方法もいいのではないか。本名が北部運動公園で、芸名が何とかかんとかで、これが一番いいかなと私は思います。(「こっちも運動公園という名前でしょう。九合にあるのも運動公園で、向こうも運動公園だからダブるから」の声あり)そうですね。結局は国に出した名前で、それ以外の目的に使ったり、ネーミングを変えたりというのは非常に嫌がるのです。ですから、何ていうことはないのです。それでお金を返せと言われるのが一番嫌なのでそうなっているわけでありまして、ぜひ愛称で呼べる親しみやすいような公園名がいいかなと、私も同感でありまして、名前についてはこれから検討していきたいと思います。  トイレですけれども、私も運動公園はよく行くのですが、トイレは汚いですね。見るに見かねて、ウオーキングをやっている太田南ロータリークラブの皆さん方がお金を出し合って、1カ所だけきれいなところがあったと思うのですけれども、そこを民間の力できれいに直していただきました。あとは大がかりになりますのでなかなかできないのですが、今体育館の中もきれいにしていまして、それからサッカー場は建物もトイレもひどいものですから変える、あと野球場のトイレは一部閉鎖ということを考えます。南側にあるめったに人が行かないようなトイレですけれども、これは閉鎖する、1カ所をきれいにしていく。今度、陸上競技場も、あそこはラグビー等々やっていますけれども、選手というか我々にも不評で、何とか変えなければいけないと思っています。それから、サブグラウンドの北です。これも私も入りますけれども、まあまあかなと私は思うのですが、(「掃除してあるから」の声あり)もちろん掃除をしなければ汚いに決まっているのですけれども、掃除してあって、あそこはまあまあかなと私は思っております。いずれにしても、下水道を中に入れましたので、浄化槽対応ではなくて、下水道をまず引き込むことを仕事にしてきました。今度は下水道につなぎますので、トイレが大幅に改修されると思っています。至るところのトイレというのはやはり文化の象徴で、いかにも文化的でないトイレであるという認識は一緒でありますので、ぜひ順次改修をしていきたいと思っております。      ◎ 休     憩                                      午前10時33分休憩 ○議長(川鍋栄) この際、暫時休憩いたします。
         ◎ 再     開                                      午前10時50分再開 ○議長(川鍋栄) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、9番山崎俊之議員。 ◆9番(山崎俊之) おおた政研クラブの山崎俊之です。通告に従いまして、一問一答方式で順次質問を行います。  初めに、大きな1番、安全安心なまちづくりについて質問いたします。  初めに、本市の土砂災害警戒区域と対策について総務部長に伺います。  昨今、土砂災害、急激な激しい豪雨によりいろいろなところで被害が出ております。我が本市においてもその辺のところは十分注意していかなければならないと思いますが、土砂災害警戒区域の指定を完了したのは群馬県や青森県など全国ではまだ数件で、群馬県の指定は全国的にも早いと聞いておりますが、土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域などの詳細と対策について伺います。 ○議長(川鍋栄) 長島総務部長。 ◎総務部長(長島榮一) それでは、ご質問にありました土砂災害警戒区域と特別警戒区域の詳細と対策についてお答えいたしますが、まず最初に、本市のそれぞれの地域につきましては、法に基づきまして、平成23年3月に群馬県が指定してございます。土砂災害警戒区域につきましては98カ所、そのうちの94カ所が土砂災害特別警戒区域になってございます。さらに、土砂災害警戒区域につきましては、発生原因となる自然現象の区分がありまして、3つに区分されます。1つが土石流危険渓流、もう1つが急傾斜地崩壊危険箇所、さらに3点目が地滑り危険箇所の3種類に区分されます。そして、それぞれの所在でありますが、まず最初の土石流危険渓流の所在地につきましては、金山町、長手町、北金井町、藪塚町等の29カ所、そして急傾斜地崩壊危険箇所につきましては、金山町、本町、吉沢町、大島町、熊野町等の67カ所にございます。3点目の地滑り危険箇所の所在地につきましては、北金井町に2カ所ございます。合計98カ所ですが、このうち先ほどの土石流危険渓流の所在地であります金山町と長手町の2カ所、そして地滑り危険箇所の北金井町の2カ所、この4カ所を除いた94カ所が特別警戒区域ということになってございます。  加えて、対策というご質問がありましたが、これにつきましては、そういった箇所の災害を未然に防ぐために、県が主体となりまして、土石流危険渓流では金山町、枸橘沢などの砂防工事、さらに藪塚町の湯ノ入北沢においては堤防の工事を行っております。急傾斜地崩壊危険箇所では大島町、八幡町の八幡山における崖崩れ対策といたしまして擁壁設置工事等が施工されているというのが現状でございます。 ○議長(川鍋栄) 山崎俊之議員。 ◆9番(山崎俊之) 詳細な説明をありがとうございます。ハード的なそういう対策をしていただいているということで安心ですが、ソフト面が非常に大切になるかと思います。  そこで、災害情報の住民への伝達については非常に重要なことですので、どのような方策がとられるか、その辺のところを伺いたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 長島総務部長。 ◎総務部長(長島榮一) まず、今話題となっております土砂災害警戒区域につきましては、これはあくまでも住宅地図等で数えてみた上ですけれども、地図上では約400戸ほど住宅がございます。そして、災害の情報伝達手段といたしましては、土砂災害警戒だけではなくて他の災害も含めてですけれども、現状といたしましては、安全・安心メール、あるいは市のホームページ、広報課が作成するツイッターによる配信、エフエム太郎による放送、消防、警察、市広報車による直接の呼びかけ等さまざまなツールを用意してございます。  今後につきましては、今話題の土砂災害警戒区域につきましては400戸と申し上げましたけれども、地図上は400戸ですが、実際にいろいろな現場を見てみますと、必ずしも全てが危険と言えるものではなくて、もっと絞り込む必要もあろうかと考えております。そして、全体に同じ情報を流すのではなくて、危険箇所をグループ化いたしまして、そこのところの地域の皆様にのみ限って特定の危険情報が出せるような仕組みを今考えてございまして、固定電話やメールを使って必要な方に必要な情報をなるべく早く提供していく、そのような仕組みを現在検討しているところであります。 ○議長(川鍋栄) 山崎俊之議員。 ◆9番(山崎俊之) 先ほど特に危険な住宅、居宅などの固定電話等に直接絞り込んだ連絡をするということで、先般の9月の決算特別委員会等でもそのようなお話を危機管理室長からちょっと伺いましたので、詳細について今伺った次第であります。画期的なことかと思いますので、ぜひ整備のほうを早目にお願いできればと思っております。  次に移ります。伝達に対して、今度は災害情報収集のシステムについて、例えば、前橋市などが実験を始めているとも聞いておりますが、スマートフォンなどを活用して職員の方が災害発生の状況などを写真に撮る、そしてそれが本部の危機管理室などで地図上にも明示される、そのようなシステムについて検討を始めている。また、私も個人的にスマートフォンの無料アプリで、例えばそのうちの1つですが、フィックスマイストリートというものがございます。これも現場の写真を撮る、そしてそれを送信しますと、見ているほうで画面上に地図上でも表示される、写真ももちろん出るというようなことが瞬時に行われるというシステムがございます。これは災害情報のことだけではなくて、例えば本市の場合は、ちょっとした、特に通学路などに大きな穴があいてしまった、舗装というときに、これは自転車等にとっては非常に危険ですので、通常は気がついた住民の方が地元の区長に情報を伝えて陳情を上げてもらうとか、そういう形をとるかと思うのですが、このシステムを使いますと本当に瞬時に担当課のほうでも把握できるということがございます。大がかりな補修、舗装等は正式なものをやると思いますけれども、そのようなこともありますので、現況と今後について、そのようなことも踏まえながらお話しいただければと思います。 ○議長(川鍋栄) 長島総務部長。 ◎総務部長(長島榮一) 現時点の本市の情報収集の仕方につきましては、まず災害が発生した場合の情報収集としては、消防や警察等の災害関係機関からの電話やファックス、あるいは同じく市民の皆さんからの電話やファックス等での情報収集というのが今現状ではあります。そして、さらに職員向けの災害対応基本マニュアルにつきましても、その中で、例えば災害が発生し、職員が緊急登庁をする際には、そこで見聞きした現状について、もちろん写真も含めて、メールも含めて可能な限り情報収集に努めることにしてございます。  今ご質問にありました前橋市の例につきましても、これも新聞報道等で知る範囲ではありますけれども、今おっしゃったような無料アプリを使って職員が情報収集する仕組みをつくりたいということで、これから検証していくというような記事がございます。その辺の実際の効果、成果など等も十分検討しながらそういった情報収集に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(川鍋栄) 山崎俊之議員。 ◆9番(山崎俊之) ご検討をよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、土砂災害による避難訓練の実施について伺いたいと思います。自主防災組織による訓練など、特に先般は木崎地区におきまして、これはもちろん土砂災害ではございませんが、避難訓練が実施されております。学校、それから地元の区長さん方、自主防災組織の中心メンバーの方々、また危機管理室からも職員の方々が来ていただきまして、一体となって訓練をさせていただきました。その中でいろいろな問題点も出てきますし、お互いに連携がとれる基盤づくりになるかなというように、本当にいいことだなと思います。  今までに本市では直接土砂災害はないかと思いますけれども、今後につきまして土砂災害による訓練の計画等ありましたら、あるいは今までの実績等ありましたら伺いたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 長島総務部長。 ◎総務部長(長島榮一) 土砂災害に関連いたします避難訓練につきましては、平成24年3月から7月の期間を定めまして県が主体に実施したものでありますけれども、長手地区におきまして、長手地区防災を考える住民懇談会において、住民主体による防災マップの作成、自主避難計画に基づいた避難訓練が実施されております。その内容といたしましては、太田市といいますか、県が指定した区域はここですよということだけではなくて、そこに住んでいる人たちが、それ以外も含めて、実はここのところが危ないのだよ、ここのところはどのようなことがあったよということまでも含めた地図をつくっていただいていまして、地域の住民にわかりやすくそれを周知しているという住民中心の避難訓練、避難対策、そのようなものがなされているということで、これは非常に重要なことでいい例だなと受けとめております。  今後といたしましては、先ほども申し上げましたけれども、やはり土砂災害に関しましては、特定の部分、全員の市民にかからない部分がありますので、そういった方々に固定電話やメールを用いて速やかに情報を伝える仕組みをつくる、そして、仕組みをつくった上でその人たちを中心にした避難訓練、そのようなものを実施していけたらいいのではないかと考えてございます。 ○議長(川鍋栄) 山崎俊之議員。 ◆9番(山崎俊之) 次に、市長に伺います。  地球温暖化などの影響で、大気中での水蒸気量の増加、そして短時間豪雨という現象があらわれております。今までの本市における災害情報などを見ますと、警報とかで1時間当たり20ミリあるいは30ミリというものが発令されておりますが、50ミリ、あるいは60ミリというかなり想像を絶するような状況も発生するのではないかという報道もございます。そうしますと、今後については本市でも斜面の表層の崩壊、そのような発生が考えられるかと思います。  そこで、警戒区域内の住民の皆さんに十分に情報提供して、まずしっかり認識していただいておくということが大切かと思います。また、それに基づいて訓練をしっかり行うということがそれにも増して大切かと思いますが、土砂災害に対して、対策全般について市長の所見を伺います。 ○議長(川鍋栄) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) まず、気象の情報を早く知るということが非常に大事だと。過日も前橋地方気象台の所長が来てくれましたけれども、早く知らせることが彼らの義務と、私どもにとにかく刻一刻情報の提供を行う。まず、我々が情報を収集したら、それを先ほど部長が話をしたような形で、ターゲットが全体で400名か、あるいは300名ぐらいになるかわかりませんが、そこの地域の世帯、あるいは個人の携帯、固定電話等々に連絡をする。今、気象庁はすごくすぐれていますし、本当に使命感を持って災害に対してやっていますので、それをストレートに伝えるということがまず非常に大事なことだと思います。あとは本人の判断が非常に大きいわけで、逃げるべきか、とどまるべきか。みんなで逃げようと言っても本人がどうしてもここにいたいと言えばしようがないですからね。でも、情報によったら特別警報の時間帯に入った、もう早く逃げなさいということが一斉に伝えられれば非常にいい、そういうシステムを私たちはつくる。  だから、気象庁の義務と我々の義務、これを両方重ねて、そして本人の判断。命というのは個人のものでありますけれども、公共にもかなり影響を及ぼしますので、ある意味で公共のものかもしれません。だから、そういった意識で本人が対応する。そういうシステム全体をスムーズにやれる環境をつくっていければと思っています。今、部長が話したとおりでありますので、十分な対応をしていきたいと思っております。 ○議長(川鍋栄) 山崎俊之議員。 ◆9番(山崎俊之) 大島町の町長などもよくテレビに出て、夜中の1時、2時、3時という状態の中でもう既に激しい雨、そういうところで避難勧告を出すタイミングなどかなり難しい状況もあるかと思いますが、過日の報道によりますと、警報のレベルに応じてある程度避難勧告を出すタイミングなどを決めておいて対処していこうということも出ておりますが、その辺のところの判定も難しいかと思いますけれども、市長のお考えを伺います。 ○議長(川鍋栄) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) そんなに難しい話ではなくて、やはり気象庁から来たニュースをダイレクトに伝えていくということが一番大事なことだと思います。あと過日、外国人集住都市会議で言ったのですけれども、外国人は字が読めないではないか、国も何か対応しろと。そのときに、私たちが感じているのは、今の崖崩れするであろうというところに外国人が住んでいるか住んでいないか私はわかりませんが、大体NHKが外国語でテロップを流さないのです。日本語だけで流していますね。何でなのかと言ったのですよ。まず外国語で流す。あとは、群馬テレビも、雨が激しくなるであろうといったら必ず外国語と日本語でテロップを流すということで警報をする。テレビというのも電話と一緒に両方重なり合わせれば、みんな豪雨とかいろいろなときには関心が非常に強いですから、やはりそこで予報をするということが大事だと。出た段階で、あとは本人の判断、これは連れ出すわけにいきませんので、本人が危険だと感じることが非常に大事で、外へ出るという行為につながれば、災害は、100%とは言えませんけれども、かなりの率で大丈夫ではないかと思っています。 ○議長(川鍋栄) 山崎俊之議員。 ◆9番(山崎俊之) 次に、土砂災害も含めた自然災害、被災者への支援について若干伺いたいと思います。見舞金につきましては、太田市災害見舞金支給等に関する規則というのがございまして、規定されております。そのほかには、災害発生の状況等によりその都度緊急補助金など決めていただいているようでございます。本市では市長がいち早く決断されており、手当てをしていただいておりますが、1つ要望もございます。住宅、居宅を優先される、これはもっともなことかと思いますが、本市には中小の業者も多く存在し、店舗、工場、あるいは倉庫というものが被災した事例も多くあると思います。このようなものに対する支援もあわせて考えていただければと提案したいと思いますが、市長の所見を伺います。 ○議長(川鍋栄) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) 土砂災害で工場とか店舗とかは余りないと思いますが、一般の災害で万が一あったときは、今からどれだけお金を出すとか何をするとはなかなか言いにくい話ですけれども、恐らくそれだけの災害が起これば、国と県、それと市とみんなで連携してサポートする体制をとっていくということになろうかと思います。 ○議長(川鍋栄) 山崎俊之議員。 ◆9番(山崎俊之) この件については終わります。  続きまして、本市の防犯対策について総務部長に伺います。  まず、防犯カメラの設置の具体的な状況について伺います。設置予定と維持管理方法についてどのように計画されているか伺います。 ○議長(川鍋栄) 長島総務部長。 ◎総務部長(長島榮一) 防犯カメラの設置を今年度分所管しております花と緑の課によりますと、今年度設置される防犯カメラは、9月補正で措置されました予算を用いまして、トイレのある公園、合計68カ所、71基を設置する予定になってございます。加えて、来年度でありますけれども、公園以外の不特定多数の人が往来する繁華街等への設置に向けまして現在太田警察署とその設置場所等について協議を進めているところでございます。加えて、その管理方法でありますけれども、やはり数が多くなってまいります。合計しますと百数十基になってくる見込みですので、これらの管理につきましては業者委託をしていく必要があると考えてございます。 ○議長(川鍋栄) 山崎俊之議員。 ◆9番(山崎俊之) 続きまして、安全・安心メールから配信された過去数年の不審者情報の件数、また、不審者情報の多い地区について、把握されているようでしたら伺いたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 長島総務部長。 ◎総務部長(長島榮一) 不審者情報につきましては、2つの系統から情報が発信されるようになってございます。まず1点目は、市が配信いたします安全・安心メールであります。それともう1つ、太田警察署が配信するものと2通りあります。まず最初に、市が配信する安全・安心メールの件数で申し上げますと、平成24年度が15件、平成25年度が5件、平成26年10月末現在では3件となってございます。もう一方の太田警察署が配信いたしますメールにつきましては、平成24年度が28件、平成25年度が51件、ことし10月末現在で62件、このようになってございます。そして、両者のこれを合計いたしまして、どこの地区が多いかということを整理してみますと、九合地区、韮川地区、そして宝泉地区等が多いという傾向が出ているようであります。 ○議長(川鍋栄) 山崎俊之議員。 ◆9番(山崎俊之) そのような状況の中、防犯カメラの設置要望があった場合、これらについての対応を伺います。 ○議長(川鍋栄) 長島総務部長。 ◎総務部長(長島榮一) 防犯カメラと一口に申し上げましても、やはりこの設置に際しましては、それで撮影される個人のプライバシーの問題等もありますので、設置する場所等につきましても含めて、設置要望については太田警察署と慎重に検討しながら対応していかなければならないと考えています。  加えて、設置費用の点もありますが、全て市で負担するということだけではなくて、何らかの地元負担等も含めて、その設置負担のあり方等につきましては、例えば、地区が設置し、その一部を助成するというような方法をとっている他市の自治体もあるようですので、その辺の実績、成果なども研究してまいりたいと考えてございます。 ○議長(川鍋栄) 山崎俊之議員。 ◆9番(山崎俊之) 次に、市長に伺います。  9月の神戸市における小学1年生の女児の殺害事件など、痛ましい事件が後を絶ちません。関係者が力を合わせて子どもたちを守るしかないと思いますが、防犯カメラの設置もその方策の1つであるかと思います。市長にあっては、いち早くこれらのことを取り上げられておりますが、これらのことにつきまして市長の所見を伺いたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) 防犯カメラによって犯罪を抑止できるかというと、それは別問題で、結果論として逮捕しやすい、誰がやったのかわかりやすいということでありますが、一定の抑止力はあるだろうと。現実に今、南一番街にはもうかなりの数が設置されておりますし、あとはセブン−イレブンとか、コンビニにもみんな設置してあるということです。  公園というのは、やはりトイレがあるところはある意味での危険性を持っている。特に夜間ですね。私どもは今、そこから街路まで映せるようにしたいと思っていまして、ただ公園の中を映すだけではなくて街路も視野に入れられれば本当にいいなということで、これが効果があるかどうかわかりませんが、存在することを住民の皆さん方に知らせることによって抑止的な効果が出てくるのではないかという期待を持って設置するということであります。 ○議長(川鍋栄) 山崎俊之議員。 ◆9番(山崎俊之) この件については終了します。  次に、大きな2番の教育の諸問題についてに移ります。  まず初めに、道徳教育について教育部長に伺います。  ここに「わたしたちの道徳」という書籍がございます。これは小学校1、2年生の低学年用のものでございます。このほかに3年生、4年生用、また5年生、6年生用が各1冊ずつございます。中学生用として1冊、合計4冊が全国の小中学生約1,000万人に今年度当初に文部科学省より配布されたと聞いております。ただ、余り使用されていない実態があるとも耳にしますが、本市ではその利用、使用状況はどうなっておるか、伺いたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 小林教育部長。 ◎教育部長(小林豊) 7月に行われました国の活用状況等調査におきまして、本市においては、道徳の時間の指導で「わたしたちの道徳」を使用していると回答したのは、小学校で100%、中学校で88%でございました。これはいずれも全国平均を上回るものでございます。  「わたしたちの道徳」につきましては、道徳の時間だけではなくてさまざまな場面で活用できるようにつくられております。学校では、朝の会や帰りの会など、また学級活動の時間などでも積極的に活用している学校が大半を占めております。文部科学省では本教材の持ち帰りを推進していますけれども、全国的に見ても家庭での活用率は本当に低いかと思っております。本市でも同様の状況が見受けられるということでございます。今後につきましては、学校通信、それからPTAの懇談会等で本教材の家庭での使用を保護者に対して周知していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(川鍋栄) 山崎俊之議員。 ◆9番(山崎俊之) 今説明していただきまして、本市では、小学校では100%、中学校では88%ということで、非常に高いレベルで使われていると、安心いたしました。というのは、低学年用の1つをとってみましても、本当に幾つか項目を上げますと、「気持ちのよいふるまいを」「あたたかい心で親切に」「ともだちとなかよく」「お世話になっている人にかんしゃして」「やくそくやきまりをまもって」「はたらくことのよさをかんじて」「家族のやくに立つことを」「学校の生活を楽しく」「ふるさとに親しみをもって」、これは低学年用ですから、このような項目をもって低学年用に優しく説明されております。非常にすばらしいものだなと思っております。  このような中心的な教材があるわけですが、これを活用して子どもたちにしっかり教育するためには、やはり教職員の皆様のレベルアップがより図られたらいいなと思いますが、県の実施する教職員の皆さんへの道徳教育に関する研修、あるいは市単独で行っている研修もあると思いますが、その点について伺います。 ○議長(川鍋栄) 小林教育部長。 ◎教育部長(小林豊) 群馬県では、教職員の資質向上を目指して、道徳教育に関しての研修会を開催しております。初任者、3年目、10年目など、その経験年数に応じた研修会を開催しております。また、各学校に道徳教育の中心的な役割を担う道徳教育推進教師が置かれております。新任の推進教師に対しましては、指導力の向上を目指した研修も行われております。また、本市におきましては、各学校の道徳主任の集まりである道徳主任会で指導力の向上を目的とした授業研究を行っております。また、教育研究所に道徳研究班を置きまして、その研究成果を市内各校に広める成果発表会を開催しております。さらに、本市に採用された初任者には、毎年3学期に指導主事によりまして道徳の授業を実施し、指導を行っているという状況でございます。 ○議長(川鍋栄) 山崎俊之議員。 ◆9番(山崎俊之) 多くの研修をしていただいているということで、心強く感じております。  また、3年目を迎えました中学の必修武道教育について、道徳と一対、あるいは一体として行われるということであれば非常にすばらしい効果を生むかなと思っております。その現状とその指導効果について伺います。 ○議長(川鍋栄) 小林教育部長。 ◎教育部長(小林豊) 武道学習の状況についてでございますが、伝統的文化にかかわることとして、中学校の保健体育科目で武道学習が必修化されて3年目になっております。現在、市内の中学校では14校で柔道、2校で空手道、1校でなぎなたに取り組んでおります。授業の中では、わざの習得だけでなく、礼節や相手を思いやる心、感謝など、道徳教育につながる学習も進めております。日本人としての自覚を持って、我が国、我がまちの伝統と文化のすばらしさを知り、それらを受け継いでいこうとする態度や心を育てる教育は武道学習を通じても育まれていると考えております。 ○議長(川鍋栄) 山崎俊之議員。 ◆9番(山崎俊之) 次に、教育長に伺います。  道徳をいかにして教えるか、非常に難しい面もあるかと思います。特に高学年、あるいは中学生になる、思春期におけると、気恥ずかしいというか、そういう気持ちから堅苦しく感じたりという子どもたちも多いかと思いますが、道徳については、人間学とか心学、あるいは人間としての元気で強く優しい心を育てるための基本的な学びとも言えるかと思います。そのようなこと、そして、ただいまの教育部長への質問などを踏まえまして、道徳教育全般について教育長の所見を伺いたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 澁澤教育長。 ◎教育長(澁澤啓史) 前にもお答えした記憶がございますけれども、学校教育の教科、あるいは領域の中で全体計画を持っているのは道徳だけであります。したがって、それだけさまざまな教科や教育活動の場において徳性を計画的に育てるということが重要であるという1つのあかしでもありますので、不易なものとまずは捉えております。そして、学校現場では、部長からの答弁にもありましたように、先生方がいろいろな場面で研修をし、そして多様な教材の中から子どもの心を揺さぶるといったことも非常に大事でありますので、こういったことも含めた道徳教育に対する研修に先生方が努力を重ねているのが今の状態であります。それから、当然議員がおっしゃったように、武道の授業の中におきましても礼節を重んじる、あるいは思いやり、さらには規範意識を育てるといったことも徳性の1つとして捉えて指導に当たっているのが現状であります。  しかしながら、道徳というのは、特に家庭で育てるというのが非常に難しいとも考えております。ですから、道徳そのものは子どもたちが生きる上で非常に不可欠であると捉えているのですけれども、学校教育だけでは極めて難しいと考えております。したがって、今後、家庭や地域も含めた全ての大人たちが道徳教育の重要性を認識していただいて、お互いが連携し合いながらそれぞれの立場で役割を果たせるようなことが重要である、そのように捉えているところであります。 ○議長(川鍋栄) 山崎俊之議員。 ◆9番(山崎俊之) この項については以上でございます。  続きまして、英語教育について教育部長に伺います。  教育部長には、今後の英語教育について国のほうからいろいろな情報があるかと思います。簡単に整理してお話しいただければと思います。 ○議長(川鍋栄) 小林教育部長。 ◎教育部長(小林豊) 国の動向でございますが、文部科学省におきましては、グローバル化に対応した英語教育改革実施計画を平成25年12月に公表いたしました。内容といたしましては、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、小中高等学校を通じた英語教育全体の抜本的充実を図るということでございます。  具体的には、現在、小学校5、6年生で実施している外国語活動を3、4年生まで引き下げる、週に1時間から2時間程度行ってコミュニケーション能力の素地をつくるということでございます。5、6年生では、初歩的な英語の運用能力を養うために、教科としての英語を週に3時間程度実施していくというものでございます。また、中学校におきましては、授業を英語で実施することを基本として、身近な話題について話し合える能力を高めるということが示されております。 ○議長(川鍋栄) 山崎俊之議員。
    ◆9番(山崎俊之) では、そこに向けた英語科教職員の皆さんの指導体制の構築について伺います。 ○議長(川鍋栄) 小林教育部長。 ◎教育部長(小林豊) 本市におきましては、本年度から4年間、県の英語教育強化地域の指定を受けております。そして、旭小学校と旭中学校をモデル校として、中学校の英語科教員が小学校の授業に参加したり、両校の教員が授業の狙いや指導法について情報交換をしたりするなど、連携した取り組みも始まりました。また、旭小学校では他校に先駆けまして、3、4年生でも外国語活動を実施したり、5、6年生で教科としての英語を実施したりできるよう、順次国に申請いたしております。  このように本市では、旭小学校、旭中学校での取り組みの成果を市内全域に広げまして、市教育委員会主催の研修会も充実させ、英語教育の推進を図ってまいりたいと考えております。指導体制につきましては、可能な限り小学校にも英語の免許を持つ教員の配置やALTの増員等を検討していきたいと考えております。また、学級担任とALTをサポートする小学校外国語サポート職員の配置についても検討してまいりたいと考えております。 ○議長(川鍋栄) 山崎俊之議員。 ◆9番(山崎俊之) 次に、教育長に伺います。  国の動向を今説明いただきました。英語の早期教育に対する教育長の所見を伺いたいと思います。リスニングについては早期教育で非常にいい効果が出ていると思います。ただ、基本は、小学生であるとやはり一にも二にも国語教育が基本であるとも思います。中学、高校での読み書き、文法中心の英語学習も決しておろそかにしてはならないかと思います。英語教育の目的は人によりいろいろでしょうけれども、大目的といいますか、大きな究極的な目標としては、日本人の立場を、あるいは内容のあることを正確に海外に発信、説明できる実力のある日本人を育てることであろうかと思いますが、教育長の所見を伺います。 ○議長(川鍋栄) 澁澤教育長。 ◎教育長(澁澤啓史) 部長のほうでも答弁がありましたけれども、中長期的な展望の中で英語教育を位置づけてきた国の動向は先ほどのとおりであります。当然グローバル化に対応するためには、小学校の中学年から英語に触れる機会をつくることも非常に大事であろうと思っております。しかしながら、学校現場におきまして十分に考慮していくことが幾つかあろうかと捉えております。例えば小学校では、可能な限り早い段階から英語になれ親しむことが大事であろう、そしてまず苦手意識を持たせないということも大事でありますので、段階的な指導ということが重要になる、そして中学校につなげていくということがまず1つであろうと。もう1つは、従来、特に中学生の英語教育の中での文法の学習や読み書きは当然大切にしていかなければならないことでありますが、これからの英語教育というのは自分の考えを英語で表現していく、あるいは討論するということが求められるだろうと思います。したがいまして、その根底にあります読み書き、文法は不可欠な能力である。さらに、それについて中学校では、いかに英語を場面場面において表現できるかということを意図的、計画的に養成していくことが鍵になるかと思います。こういったことを念頭に置きまして、これからこのような考え方をもとに本市の英語教育を進めていければいいなと捉えております。 ○議長(川鍋栄) 山崎俊之議員。 ◆9番(山崎俊之) 時間が少なくなりました。この後、最後の質問で教育部長、教育長にもお伺いするつもりでしたが、時間の都合上、まことに申しわけありません。市長、お願いします。  最後の3番目でございます。わずか数分になりましたので、30人程度学級のことにつきまして、市長からも早い段階から提案をされていると思いますが、それに対する思いを最後に伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(川鍋栄) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) 我々の時代の教育形態というのは、私たちは、先生が言うことをよく覚えて、早目に答えを出して、正解であるかどうかが結構大事な時代でありました。しかしながら、これは教育長とそういう話をしたことはありませんけれども、私の頭の中にあるのは、子どもたちが問う力、なぜかなと質問する力、それから自分で物事を考える力、それを自分で表現する力、これがこれからの子どもたちの教育ではないか。そのときに40人学級が果たして有効であるか、何か物事を問うときに40人学級は不向きではないか、あるいは物事を考えるときに40人学級で大丈夫なのか、あるいは自分で表現するときに果たしていいものだろうかと。  私は、問う、考える、表現する、この3つが今後の教育の柱ではないかと思っているのです。今までは、先生が言ったことをよく覚えなさい、そしてそのとおりにちゃんと答えなさい、丸をつけなさい、答えを早く出しなさい、我々の時代はそうです。これからは全く変わっていく。そのときに教育の体制として30人が非常に大事だと。特に子どものうちに問う力とか、やはりこういった考え方を持っていくことが大事だと。私は文部科学大臣でも何でもありませんが、そういう気持ちを太田市の教育の中に込めてもらいたいという願いで、今30人程度学級をやろうというつもりでいるわけであります。      ◎ 休     憩                                      午前11時41分休憩 ○議長(川鍋栄) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                          午後1時再開 ○議長(川鍋栄) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、27番山口淳一議員。 ◆27番(山口淳一) 新太田クラブの山口淳一です。通告に従いまして、一問一答方式で質問させていただきます。私の質問は大きく2つに分かれています。30人程度学級について、それから小学校の適正規模と配置についてであります。多少重なる部分もあるかと思いますが、その点はあらかじめご容赦を願いたいと思います。  それでは、最初の質問の30人程度学級について教育部長にお尋ねします。  30人学級というと一番最初に思い出すのが学力日本一という秋田県でございます。国語のA、B、算数のA、Bともに7年連続で全国1位という成果は、少人数学級、県を挙げて約80億円の教育改革に少人数授業を導入した、特に今までは家庭学習が少なかったのを小学校の課程で学習している小学生がこれを導入したおかげで90.7%になった、やはりその辺の効果は県を挙げて取り組んだ成果だと伺っております。本市でもこれから30人学級を行おうとしているわけですけれども、その辺のことにつきまして、まず最初に確認しておきますが、現状は小学1、2年生が30人学級ですね。それから小学3、4年生が35人。小学5、6年生が40人、これはぐんま少人数クラスプロジェクトの対象外ということになると思います。中学1年生も35人以下、中1ギャップの解消ということもあると思うのですが、その辺の導入する目的と概要についてお伺いします。 ○議長(川鍋栄) 小林教育部長。 ◎教育部長(小林豊) ただいま議員からお話しされた内容についてはそのとおりでございます。また、その目的につきましては、行き届いた教育、学習もそのとおりなのですけれども、やはり学級として、その中で子どもに対するきめ細かな取り組みができるというところが目的ということでございます。 ○議長(川鍋栄) 山口淳一議員。 ◆27番(山口淳一) 学級編制に当たって、国とか県との整合性というのはどのようなものなのでしょうか。 ○議長(川鍋栄) 小林教育部長。 ◎教育部長(小林豊) 先ほど議員がお話しされた内容につきましては、国は小学校1年生の35人を推奨して、そのほかは中学生まで全て40人と。ただし、我が群馬県では、県の施策によって、小学校1、2年生は30人以下、3、4年生、中学1年生が35人ということでございます。現在、教育委員会等で検討しております30人程度学級につきましては、小学校5、6年生、それと中学校2、3年生のすき間を埋めていく方式をとっていきたい、そこに着眼して30人程度学級を進めていきたいということでございます。 ○議長(川鍋栄) 山口淳一議員。 ◆27番(山口淳一) それでは、今後の実施計画についてお尋ねします。 ○議長(川鍋栄) 小林教育部長。 ◎教育部長(小林豊) 今後の計画でございますが、小学校5、6年生、中学校2、3年生をターゲットとして進めていきたいということですけれども、3カ年程度をかけまして随時検証しながらやっていきたい。その第一段階として、平成27年度はモデル校を6校指定して、6校で8学級程度のモデル校実施をしていきたい。検証した中で、平成28年度には小学校5、6年生全部に渡らせていきたい。また、平成29年度につきましては中学生まで少人数を持っていければいいなと考えております。やはりコストもかかるものですから、それを検証しながら随時図っていきたいと考えております。 ○議長(川鍋栄) 山口淳一議員。 ◆27番(山口淳一) コストもそうですけれども、人的な問題も出てくると思うのです。人的にはどのくらい必要で、どのように確保していくかについてお答えをお願いします。 ○議長(川鍋栄) 小林教育部長。 ◎教育部長(小林豊) 人的な問題につきましては、30人程度学級は太田市独自の施策になります。ですから、県費による正規の教職員を充てることはできません。今、教育委員会等で考えておりますのは、当面、臨時的任用教職員名簿の登載者から、特に学級経営もできる力を持つ教職員を任用してまいりたいと考えております。また、任用後につきましては、学級経営、学習指導を初め本格的な研修を取り入れていきたいと思っております。平成27年度は8名の教員を採用して、小学校完全実施となる平成28年度には23名の臨時的任用教職員を採用し、中学校完全実施となる平成29年度は43名の職員を任用する見込みとなっております。 ○議長(川鍋栄) 山口淳一議員。 ◆27番(山口淳一) 次に、教育長、お願いいたします。  今、部長から随時お話がありました。30人程度学級の実現に向けてお話がありましたけれども、例えば、空き教室のない学校や生徒数の不足している学校等があると思うのですが、それについてはどういう施策をお持ちでしょうか。 ○議長(川鍋栄) 澁澤教育長。 ◎教育長(澁澤啓史) まず、今現在考えている30人程度学級というのは、上限を35人、そして下限を25人という規模で学級編制をしようと考えております。したがいまして、その枠から外れた学校も当然出てまいりますし、また、物理的に教室が不足するといった学校も多分出てまいるだろう。ただ、学級そのものが不足をするというのは今現在の調査では2つの学校になっております。ですから、そういった学校につきましては、特配教員というのが1つ。例えば、あるクラスが足りない、でも30人程度学級をせざるを得ないといったときに、人数に応じてですけれども、35人を上回る、あるいは25人を下回る、そういうクラスのときには特配教員をつけたい。その特配教員はどういう活用をするかといいますと、教室がございませんので、教員の人数がふえますので、教科担任制をしたり、あるいは習熟度別で子どもの学習をフォローしたり、さらには特別教室というのが当然それぞれの学校にありますので、そういうものを有効活用しながら、学級という母体というのは存在しませんけれども、学習を進めていく上での30人程度というものは可能になるだろうと捉えています。  それから、規模が非常に少ない学校がございます。つまり35人よりもずっと下、あるいは25人よりも下、そういったものは基本的には少人数学級ということで進めていますので、そういう学校については30人程度学級というのは該当しないという理解で進めてまいりたいと思っています。 ○議長(川鍋栄) 山口淳一議員。 ◆27番(山口淳一) 先ほど部長の答弁で、3年で全校を対象にするのだというようにお話があったので、あえて聞かせていただきました。これは後で2問目の問題でも触れるのですけれども、例えば、今、学校の中身の資料を拝見しました。現在、12教室で12学級が使用して空き教室がない小学校、もしくは使用教室は7教室ですが空き教室が9つある学校、さらに1学年で13人しかいない学校、もしくは17人しかいない学校というのもあるわけです。こうした学校をどうするか、今後の再編のことでも触れますけれども、当面は今、1つのクラスを何人かで見る、あるいは教科別に見るという解釈でよろしいのでしょうか、もう1回お願いします。 ○議長(川鍋栄) 澁澤教育長。 ◎教育長(澁澤啓史) 例えば、今現在、1クラス35人のクラスがあったとします。これは35人ですので、先ほど規模で申し上げたとおり、35人が上限になります。ですから、例えばクラスが36人になった場合には特配教員を1人つけます。しかしながら、特配教員はつけますけれども、施設等がもしない場合は、今申し上げたとおり、特別教室等を使いながらそれぞれの学校で工夫して、そしてより少人数的な指導ができるような対応を進めていくということでありますので、基準はある程度考えていますので、そのとおり今後進めてまいりたいと思っています。 ○議長(川鍋栄) 山口淳一議員。 ◆27番(山口淳一) 次に、市長、お願いします。  先ほど同僚議員の質問で、思いのほど、問う力、考える力、表現する力、その3点を育んでいきたいというようなお話がありました。大変歓迎したいことだと思います。今お話にありました人的な確保のお考えは、特に地公臨とか、いろいろな支援隊ということであると思うのですが、それの活用になるかと思うのですが、それについては市長はどのようにお考えか伺います。 ○議長(川鍋栄) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) 結果的に教育の方向性というのが、ただ教わって、覚えて、答えを書くという行為から世の中はきっと変わってくる。自分で問う力とか、先ほど言ったように考える力、表現する力といったものが非常に大事になってくる。しかも、それは考えてみればグローバル、いわゆる地球規模で物を考えられるような問う力を持つ人間がやはり必要であると思っていますので、そのときに際して40人ではいかがなものかというのが問題提起なのです。だから、これを太田市で完璧な形でやれるということは、財源的にも、人的にもなかなか大変なことでありますけれども、さっきノミネートされている先生方がいるという答えがありましたけれども、特に人的な面で学級経営が可能であるということを基準に入れていくのが必要だろうと。  それから、さっきあったように、学校があいているというのですか、いっぱいの学校と。昔、品川区で、校長先生が生徒をかき集めるということを教育委員会でやっていましたけれども、同じように、やはり校長先生は与えられたものだけで運営するのではなくて、むしろ自分の学校をよくするために、どうやったら自分の学校がそういった目的を達成できる学校になるかということで、過剰なところから集めてくると。教育委員会も幾らか順応にならなければいけませんけれども、やはりそれぐらいの努力をして学校づくりというのをやっていく必要があるのではないか。当然そのときには、育成会をどうするかとかいろいろな問題が出てくるわけですけれども、乗り越えてやれるような環境というのは、今みたいに世の中が変わって、昔の教育のままで進んで、塾へ行って答えの出し方だけを覚える子どもをたくさんつくるというのは賢い大人のやり方ではないと私は思っていますので、いわゆる大きな教育が変わっていく目的を達成するためのシステムづくりというのは、厄介だと思いますけれども、やはり教育委員会に頑張ってもらって、ぜひスタートしてもらう。その中でちょっと問題があるというのは改善をして次に進むというような方向づけをお願いしたいと思っています。市長部局も一生懸命お手伝いしていきたいと考えています。 ○議長(川鍋栄) 山口淳一議員。 ◆27番(山口淳一) 前にも市長に品川区のお話を伺った覚えがあるのです。私も実際問題、ビデオまで撮って拝見しました。要するに、ただ充て職で校長になるのではなくて、きちんとした経営感覚を持てということが当時の品川区の教育長のポリシーだった、予算もそこによって決まるよという部分と両面で対応していたかなと興味深く拝見しておりました。  ところが、今度やる30人程度学級は太田市がやるのです。何か特色がないかなと考えたときに、いろいろな弊害があると思いますけれども、市で教員の採用をしたらどうか、これはやはり必要なのではないか。どうしても校長先生は2年か3年で動いてしまう、そうすると、やはりそこをわかっている人がいる必要があるのではないかというところまで含めた教育改革が必要になってくるのではないかと思うのです。今それが法律的に可能かどうかはわかりません。ですけれども、それを突破口にして、今国のほうで教育再生実行会議ということで、総理大臣の諮問機関として、7月3日に今後の学制等の在り方についてということで答申がありました。できるだけ地方に合わせていこうと、小中一貫校とかという形で合わせていこうという部分では太田市はリードしてほしいという願いを込めて、地公臨とか支援隊ではなくて、教員の市の採用を考えたらいかがかということを提案させていただきたいのですが、いかがでしょうか。 ○議長(川鍋栄) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) いわゆる教員免許を持った人を市が市の職員として採用する、学校に派遣する。派遣しようがしまいが構わないですけれども、派遣することもできるという形になろうかと思いますけれども、これも非常にいい考え方だと私も思います。  そのうち、今の教育改革の中で私どもがやって進んでいけば、県も当然のことながら、国も、少子化で子どもが少なくなって、高齢社会で、1人頭の子どもにかかる負担が大変大きくなるわけです。そのときにどうするかといったら、やはり我々は子どもに頼るしかないわけです。そのときに私たちが、ただ塾で覚えるようなことだけではなくて、考える力も、表現する力も、問う力も持てるように、こういうことをやるためには、今言われた準備段階で、教員免許を持った人を市が採用する、教員としての訓練も行うということも視野に入れてもいい、非常にいい考え方かと思います。 ○議長(川鍋栄) 山口淳一議員。 ◆27番(山口淳一) 特に市長は全国市長会の重鎮でもあられますので、県もそうですし、国にも働きかけてもらって、特に少子化が見えていますので、そういう意味での太田モデルができてもいいのではないかと思って提案させていただきました。  特に財源を見ますと、太田市は平成25年度決算ベースで見ると、小学校費というのは36億円あります。それから総務費が14億円、特別支援学校が5,000万円、概算で見ると、26校で割り戻してみると1校について大体2億円近くある、これは私の感覚なので間違っているかもしれませんけれども、そのくらいあるかなと。これはまた再編によっていろいろ生み出すこともできるかなと。できれば、国とか県からいただいたほうがいいわけですけれども、市の商業高校をやったときに、教員の給与まで市が出して人事権がないというのはどうも間尺に合わないと私は議論をした覚えがあるのですけれども、その辺も望みながら、こういうことを考えていってもいいのではないかと思います。それにはベースとしての再編もしていかなければいけないということも同時にあるわけですけれども、それについて再度お願いします。 ○議長(川鍋栄) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) 群馬県に私どもが要求している財源の中の大きなものの1つに、特別支援学校、昔の養護学校が実はあるわけです。配当の部分等はもちろん県がしてきているわけですけれども、部分的に市がかなりの応援をして、特に肢体不自由児とかそういうものに、ある意味で、過剰負担とは言いませんけれども、市のほうで県を超えたレベルの対応をしているということが現実にあります。  だから、そういった特別支援学校を県に全てお渡しする。私どもの責任ではなくて、もともと県がやらなければならない仕事ですから、県がやらなければならない仕事は県にやってもらう、これはあえて市がかわりにやっている必要はないわけでありまして、全部引き取ってもらうということを今要望しているのですけれども、なかなか応えてくれない。  そういったものを今度は太田市の今の30人レベルの学校で予算につぎ込む。職員がいるわけですから、職員を市のほうで採用する。あるいは高齢者です。今は介護保険制度が非常に発達していまして、結構隅々まで、デイサービスセンターもいろいろな形でのデイサービスセンターができるようになりました。ストレッチを中心とするスポーツ施設等々にも60歳以上の高齢者がかなり通っている、あるいは行政センターで社会教育活動も随分やっている。ですから、高齢者に対する私たちの支援も少しずつ検討する必要があるのではないか。また、市で経営している保育園、幼稚園は、果たして民間でやるとサービスが落ちるかどうか、こういうものの検証もしなければいけないのではないか。  つまり、この30人程度学級をやるために、それでサービスが低下しないということを前提にしていろいろな形での財源工夫をしていくということも必要になってくるわけです。水道事業などももちろんそうなのですけれども、何でもあらゆるもので行政改革のもう1度の次の緒につけたい。そして、私たち太田市は子どもにとって本当にいいまちだと、これを本当の形で実現していくようなことを真剣に取り組んでいきたい。1つの象徴になると私は思っていますので、頑張っていきたいと思っております。 ○議長(川鍋栄) 山口淳一議員。 ◆27番(山口淳一) それでは、期待しながら、第2の質問に移りたいと思います。  小学校の適正規模と配置について教育部長にお尋ねします。  私も前にもこれをやったことがあるのですけれども、現在の市内26校の在籍児童数、学年別クラス数、普通教室数及び空き教室数を調べさせていただきました。一番多いところが藪塚本町小学校で、児童数が966人、学年別クラス数は、1年が6クラス、2年が5クラス、3年が5クラス、4年が6クラス、5年が4クラス、6年が4クラス、特別支援学級1クラスの計31学級。普通教室が31で、空き教室が4、合計の教室が35ということになると思います。一番少ないところは、ご多分に漏れず太田東小学校なのですけれども、児童数が139人、学年別クラス数は、特別支援学級を入れて1学年で1つずつで、普通教室が7、空き教室が9、合計16教室ということだと思うのですが、確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 小林教育部長。 ◎教育部長(小林豊) 議員のおっしゃるとおりでございます。 ○議長(川鍋栄) 山口淳一議員。 ◆27番(山口淳一) 私は、平成24年6月議会の一般質問で、市長の答弁では、1校当たりの適正はどうなのだと聞いたときに、文部科学省は470人から705人、12学級から18学級というように答弁していただいておりますが、これは今も変わりはありませんでしょうか。 ○議長(川鍋栄) 小林教育部長。 ◎教育部長(小林豊) 太田市でも、最少の人数の学校の課題というのは、議員おっしゃるとおり、前にも取り上げたと。そのような中で、太田市におきましては、教育問題等検討会でその問題を議題として取り上げてきました。その中で、学校視察、意見交換等々を行い、7学級程度が一番いいのではないかという議論になりました。全学年で7学級という議論なのですけれども、やはりこれにつきましては、地域性や(「適正クラス」の声あり)済みません、保護者等の感情を考慮しないでそれを決めていくというのは厳しいのではないかと思っています。その数字のみで即統廃合に持っていくか否かという部分は性急なのかなと。現在、児童生徒数の動向、それから将来予測を検討しながら適正規模について研究しております。小規模の学校現場におきましては、学年別の縦割りの授業ですとか行事というもので工夫しながら積極的に活動をしているところでございます。 ○議長(川鍋栄) 山口淳一議員。 ◆27番(山口淳一) ちょっとはしょられてしまったので、確認をさせていただきました。その際にも私はお話をさせていただいたのですが、本市は小学校が26校あります。そのうち100人台の学校が1校、200人台が2校、300人台が2校、470人台よりも少ない学校が5校、小さい学校は合計10校、それから705人以上の学校が4校、つまり文部科学省の言う適正規模に入らない学校が14校ありました。資料を拝見すると現在も同様であります。2年前なのですけれども、この適正規模に向けてどのような努力をなさってきたのか、今後どのようにするか、今ちょっと触れましたけれども、再度ご答弁いただきたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 小林教育部長。 ◎教育部長(小林豊) この問題につきましては、先ほどもちょっと触れましたけれども、教育問題等検討会で議論されてまいりました。そのような中で、今後につきましては、やはり地域性、それと保護者の感情、意見等も踏まえながら、大規模校、小規模校、この辺の解消に向けて研究してまいりたいと考えております。 ○議長(川鍋栄) 山口淳一議員。 ◆27番(山口淳一) それでは、教育長にお願いします。  太田市全体の学校の配置バランスを考えたときに、地域性についてのお考えはどのようにお考えでしょうかということを聞きたいのです。例えば、藪塚本町小学校は児童数966人、31学級、太田市で一番のマンモス校であります。一方、藪塚本町南小学校は児童数334人、12学級であります。同じ地域に1,300人が変則的に配置されております。さらに、新設されました沢野小学校も児童数718人、学級数は25、他方、沢野中央小学校は、児童数が389人、15学級です。同じ地域に1,107人の児童がこれも変則的に配置されております。この地域性、もしくはバランスについてどのようにお考えかをお尋ねさせていただきます。 ○議長(川鍋栄) 澁澤教育長。 ◎教育長(澁澤啓史) 議員ご指摘のバランスでありますけれども、理想であるならば、太田市全体の模様を見ながらそこに学校が設置される、これがベターであろうと捉えております。しかしながら、現状におきまして、地域住民の思いや歴史的な背景、あるいは用地確保とか、もろもろの問題、課題が出た中で隣接せざるを得ない学校がございます。それは今、議員のご指摘のとおりと思っています。  具体的な例として、藪塚本町小学校と藪塚本町南小学校の話をされましたけれども、これはやはり適正的なバランスを考えれば非常にアンバランスであるということは認識しております。ですから、そういうものがどういう形で解消していけばいいのかというところにも今手をつけようとしておりまして、可能な限りバランスのよい学校規模というものを考えてみたいなというのが今の現状であります。  それからもう1点、適正規模ということで先ほど部長が答弁しましたけれども、適正規模というのは、あくまでも小規模校を国庫補助金の対象としてこのくらいがいいのではないだろうかという経験的な数値でありまして、私の見解はちょっと違いまして、適正規模というのは、例えば、子どもが学校に対しての帰属意識であるとか、切磋琢磨する上で学習を本当に主体的に捉えられるような教育活動が展開されている、あるいはみんなでやることによって、その場面において先輩の動きを見たときに、あっ、僕もこういう形でやってみたいなとか、そういうもろもろの子どもたちの意識がきちんと植えつけられることが適正規模と捉えておりまして、必ずしも数字がこうであるとかああであるということで適正規模という文言は表現したくないなと。ですから、今小規模が問題になっていますけれども、実は大規模だって、一見活気がありそうな学校に見えますけれども、しかし、そこに多くの課題があるかもしれません。あるいは、学校全体が大きいがために管理的になっている場面があるかもしれません。そういうものがもしあるのだとすれば、これも適正という観点から考えれば見直しを図っていかなければいけない、そのようにも考えております。 ○議長(川鍋栄) 山口淳一議員。 ◆27番(山口淳一) おっしゃるとおりだと思います。そうすると、適正な規模、太田市にとっての適正という尺度をつくっていかなければいけないと思います。大変なことになると思いますけれども、頑張ってほしいと思います。  なぜこのように言ったかといいますと、今もお話ししましたけれども、私は2年前に通学区の変更によって適正化を図っていこうということで質問させていただきました。結論としては、さきの教育長になるのですけれども、具体的な地区名まで出してやりますと言ったのですが、一向に変わっておりません。残念ながら進まない、なぜかなと思ったときに、やはり踏み込んでいかなければいけないことではないか。特に私がそのときに言ったのはなぜかというと、城西の杜で急に人口がふえて、城西小学校がふえて、鳥之郷小学校との両方を足した大きな見方をしながらシェアしていったということを教育委員会はもうやったではないですか、そういう経験、ノウハウがあるではないですか。それを利用して藪塚に取り組んでいただきたいということを言ったのですが、できませんでした。  今おっしゃるように、学校というのは過去にさまざまな経緯を経て建てられてきたと思います。それで地域社会の核としての存在感、未来への期待感があります。それを再編するには多くの困難があると思います。でも、いかんせんアンバランス。特に今回は30人程度学級をやろうというスタート地点になるわけで、それは秋田県の例を見るまでもなく、やはりこういうチャンスをつかまえる必要があるのではないか。それは何でやるかというと、教育効果を高めていくということに絞られると思います。学力もそうですし、人的な社会性を帯びるとか、いろいろな面での教育効果になると思います。そういう意味でも、先ほど市長にも言いましたけれども、市で教員を採用しませんかということも必要になると思います。その学校の基盤になる児童数や施設が適正規模よりはるかに遠いところにあるということを言っております。確かに大きいところは大きいなりに、小さいところは小さいなりにいろいろな苦労がある。できるだけ満遍なくやっていきたい。余り出っ込み引っ込みがない形でやったほうがいいに決まっていますけれども、いろいろな事情があります。さらに適正規模にするための学校再編についての教育長のお考えを重ねてお伺いいたします。 ○議長(川鍋栄) 澁澤教育長。 ◎教育長(澁澤啓史) 今、議員がおっしゃるとおりであります。適正ということで、いわゆる規模として捉えていけば非常にバランスのいい学校をつくっていくことが不可欠であろうと思っています。藪塚本町小学校、藪塚本町南小学校はようやく手をつけようという動きになっています。ですから、全体の中で学校というものをバランスよく捉えていく、これは本当に大事でありますし、30人程度学級も1つのきっかけになるだろう。ただ、全体のバランスをつくった上で30人程度学級ということをつくっていきますとタイミング的におそくなりますので、そういったものも十分加味しながら、とりあえずは30人程度学級にやっと手をつけていただけるようになりましたので、それを推進していく。そしてその中で地域のバランスであるとか、あるいは再編成をさらにして30人程度をもう少しつくり直してみようとか、そういうことを今後も見通しの中で考えながら進めてまいりたいと思います。
    ○議長(川鍋栄) 山口淳一議員。 ◆27番(山口淳一) 次は市長にお願いいたします。  教育長の熱い思いを今お伺いしましたし、また、市長の熱い思いも一番最初に同僚議員の中からかいま見ることができたと思うのですが、ちょっと角度を変えてみますと、太田市の合計特殊出生率は厚生労働省の最新版で、暦年なのですが、平成25年1月から12月で1.57、県下では最上位、前は1.43とかいろいろ話がありましたが、今は平成25年度版で1.57と群馬県では最高です。でも、まだ2は超えていないというところだと思いますが、いろいろ努力した結果がここにあると思います。一方、太田市の年齢別人口統計表の平成26年3月31日で見ますと、10歳児が2,242人、3歳児までが2,000人台をキープしておりますけれども、2歳児が1,974人、1歳児が1,922人、ゼロ歳児が1,823人と減少化傾向にあります。これはやはり少子化の流れなのでしょうと思います。一生懸命努力してやっておりますけれども、どうしてもそういうことは拭えないのかという感がするわけです。ここで例えば、これは平成25年3月ですけれども、6歳児が新1年生になります。2,154名が太田東小学校と世良田小学校に25人ずつ入りました。藪塚本町小学校には162人入りました。バランス悪く入学し続けてきて、結果、私も問題にしていますけれども、26校中14校がストライクゾーンを外れているという状況にあります。今ようやく手がつき始めたというのは私も聞いておりますけれども、そういう状況が現在です。  また、暦年ベースですけれども、現在の小学校1年生、6歳児から、6年生、11歳児の合計が1万3,065人、6年後、要するにゼロ歳児が1年生に入ったときを計算しますと1万2,069人、996人、約1,000名近くが減少する。出っ込み引っ込みはあると思います。統計上はそういうことになるという状況が見られます。市長は、前の答弁でも児童が少ない地域が問題だとおっしゃっておりましたけれども、学校の再編についてのご所見をお伺いします。 ○議長(川鍋栄) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) 今の人口推移ですけれども、おおたんみたいな形なのですね。おおたんは立ち姿を見ると、頭が大きくて足が非常に細い、人気がないのです。ゆるキャラもやはり下が太いもののほうが大体人気がありますね。これはやはり人間の感覚だと私は思うのです。だんだん細ってくるというのは気分的に悪いですし、ゆるキャラも下が太いほうが人気が出やすい。  まさに人口構造と同じだと私は思っていまして、再編の必要性、そのかじを切るときかもわかりませんが、これはPTAとか地域が気がつくときだと思うのです。では、どうやって気づかせるかですけれども、本当に少ない数で教育している、いわゆるそのことに余り問題視しないのはやはり大人だと思います。子どももどこまで問題視しているかわかりませんけれども、先ほど教育長から話しましたが、先輩を見習って何かをやろうとか、スポーツを通じて何かをやっていこうというときに、そのことによって、いや、ちょっと大変だなということを子どもは現実に感じていると思うのです。だから、例えばさっき言っていた育成会が地域で動いているから隣には行けないとかそういう話が、どうしても先に親の気持ちで結構出てくるのです。いつかはわかりませんけれども、子どもに対してどうかということを主体に考えるときがそのうちに必ず来ると思うのです。  ですから、またそのきっかけを行政がつくるということももちろん必要ですし、議員の皆さん方がきっかけづくりをやってくれる、みんなが同じ気持ちであるならばそういうきっかけをつくるべきではないだろうか。今後、上でおにいちゃんたちがやっていることを下の子どもたちがまねしてやっていくというのはすごく重大な教育効果があるわけですから、そういう環境ができにくい状況というのはやはり行政としてもつくってはならない。教育委員会と連携して市長部局と一体でやっていますけれども、とにかくこの問題は市民全体で取り組んでいきたい。藪塚本町小学校は本当に過大規模校で、普通であればとっくに分離なのです。分離するつもりで南へ少し移動してもらえれば全く変わってしまうのですけれども、そういう環境をできるだけ早くつくりたい、私自身も努力していきたいと思っております。 ○議長(川鍋栄) 山口淳一議員。 ◆27番(山口淳一) 全くそのとおりなのです。どこかの機会でないと進まない。2年前に私が言ったときに前の教育長はやると言って全然進んでいなかったので非常に立腹しているのですけれども、1年前もちょっと話をしたのですけれどもなかなか進まなかった。やはり現場は生徒数を確保したいという部分があって固めてしまうので、その辺を全市的に取り組んでいかないとこれは実現しないことではないかと思います。大きなマクロ的な作戦、計画と、それから各地区の計画とすり合わせていく部分が必要になってくるのかと思います。  私は、たまたまそのときは区長会からの要請でお話しさせていただきましたけれども、それには、保護者、それから区長を初めとした関係者、教員委員会も含めた学校再編プロジェクトといいますか、そのような大きな見方をしていって、すぐではなくて、30人程度学級をきっかけに、何年後にはこのようにしようよという計画をつくられていくことが必要なのではないかと思います。そうしないと一歩も進まない、感情論で流れていってしまうということになると思うのです。市長は熱い思いで3つの力を言いましたけれども、それを実現するためにもやはり適正な規模の物差しをつくって、それに向けて全市で取り組んでいくということになっていくのではないかと思います。それにはやはり市長の先進的な太田モデルをつくっていただく必要があるのではないかと思いますので、議員も含めて全体で考えていきたいと思いますが、再度お伺いします。 ○議長(川鍋栄) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) 非常に重大な懸案事項の1つだと考えていますので、積極的に取り組んでいきたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 次に、13番深澤直久議員。 ◆13番(深澤直久) 新政クラブの深澤直久でございます。通告に従いまして、順次質問をいたします。  (仮称)太田スマートインターチェンジとパーキングエリアの設置及び周辺整備についてを都市政策部長にお聞きいたします。  北関東自動車道建設の時点からパーキングエリアにつきましては建設に期待を持っておりました。建設については途中で一時凍結、北関東自動車道の利用実態を見た上で建設については判断するということになっておりました。供用開始以来想定を上回る利用があり、伊勢崎、波志江スマートインターでも車両があふれんばかりの状況が見られ、これは太田にもという判断になるかなと期待をしておりまして、待ち望んでいたこととなりました。平成30年3月供用開始とお尻が決まって、目標が決まりまして、太田市にも整備室ができました。稼働が始まり、地区住民を初め、市民もこの建設については大いに期待を持っているところでございます。1市に3カ所のインターができるということは、太田市の将来にとっても本当に大きい位置づけとなると感じております。しかし、現地を見ますとまだそのままであります。計算ではあと4年、実質的には工事というのは3年ぐらいを見ておるようですので、あと本当に4年弱なのかなという気がいたします。見えないところでどのようなことが進められているのか、開通までにしておかなければならないこともあるという観点から質問をいたしたいと思います。まだ開通したわけではございませんので、推測、予測で質問するところもありますが、よろしくお願いいたします。  まず、新生太田総合計画第9次実施計画に出ております(仮称)太田スマートインターチェンジ整備事業の平成27年、平成28年の内容について、何が行われ、どのようなことが計画されているのかをまずお聞きいたします。 ○議長(川鍋栄) 浅香都市政策部長。 ◎都市政策部長(浅香重信) 新生太田総合計画の内容についてお答えしたいと思います。第9次実施計画につきましては、2カ年の年度にわたって策定をされておりまして、このうち平成27年度につきましては、事業費1億7,700万円余りでございますけれども、主に用地買収事業を予定しております。あわせまして、スマートインターへのアクセス道路整備といたしまして大鷲町の交差点改良工事を予定しているところでございます。2年目の平成28年度につきましては全て工事費でございまして、スマートインターと連結します市道1,093号線、出口から北へ南北に走っている道路と、スマートインター建設に伴うNEXCO東日本に支払う負担金を計上しているところでございます。  ちなみに、今場所の話で申し上げました大鷲交差点でございますけれども、これは足利伊勢崎線の強戸交差点から北に向かいまして、大鷲町集落と北金井集落へ分岐する丁字路のところでございます。また、今申し上げました市道1,093号線でございますが、北関東自動車道の北側側道から農業集落排水施設の東側を通りまして北金井集落へ通じる道路でございます。 ○議長(川鍋栄) 深澤直久議員。 ◆13番(深澤直久) もうちょっと後に見ていただこうかと思いますけれども、皆さんのお手元に、なかなか難しいものですから、今回地図を用意いたしました。私がここでやります。部長にもう1度、大鷲町の交差点というのは一体どこか、あとは、その後に出てきた、市道1,093号線を指示していただけませんか。 ○議長(川鍋栄) 浅香都市政策部長。 ◎都市政策部長(浅香重信) それでは、議員にご用意いただきました図面によりましてご説明させていただきます。まず、大鷲町の交差点でございますけれども、この図面の一番右寄りの中段にあります側道と書いてある道路、丁字路になっておりますが、ここの部分でございます。場所を言っていきますと、この一番右端の、よろしいですか。それから、市道1,093号線につきましては、スマートインターから出てきました南北の通路のことでございます。よろしいでしょうか。 ○議長(川鍋栄) 深澤直久議員。 ◆13番(深澤直久) 部長にはありがとうございました。言葉だとわからないので、今回はその都度ここですということを指示しながらいきたいと思います。  この整備についてはまた後ほど触れるかもしれませんけれども、まず1回戻りまして、順序立てて質問をしていきたいと思います。まず、NEXCO東日本の計画をお聞きいたします。パーキングエリア本体の計画がどのようなものかまずお聞きをしていきたいと思います。  概要でございます。工事費ですとか、パーキングエリアの外側というのは橋が4つできる、高速道をまたいでそういうものができる、ボックスカルバートみたいなものが北側側道に登場して、その上を通っていくのかというようなことがお聞きできればと思いますが、どのような構造になるのか。また、パーキングエリアの内部、場内のプランを聞きたいとも思っております。北関東自動車道建設当時は、パーキングエリア内中央に売店とかショップみたいなものができるのだ、ガソリンスタンドができるようだ、おトイレは間違いないのではないかとかいろいろな検討がありました。凍結後、NEXCO東日本は一体どのようなことを考えているのかお聞かせ願いたい。また、平均利用台数というのですか、どのような推測、予測をNEXCO東日本は立てているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 浅香都市政策部長。 ◎都市政策部長(浅香重信) パーキングエリアの計画内容ということでございますけれども、まず、パーキングエリアの形状につきましては、上下線を片側へ集約した形のパーキングエリアということでございまして、あわせまして206台の駐車スペースを整備する予定でございます。この206台と申しますのは、北関東自動車道の高崎から岩舟ジャンクションの間におけます最大規模のパーキングエリアとなると伺っております。  構造でございますが、議員もご指摘のように、橋梁4本で本線と連結するという形になります。特に上りの高崎方面につきましては高速道路の上をまたいでパーキングエリアに入っていく、またまたいで車線に戻っていくという形になる予定でございます。また、事業費でございますけれども、こちらのパーキングエリアにつきましては全体で約45億円を見込んでいるということでございます。  それから、施設内の計画されている内容については、現在のところでは、施設内にはトイレの計画があるということで、NEXCO東日本としましては、それ以上の具体的な計画はまだできていないところであります。ただ、市としましては、こちらのパーキングエリア内の1つとしまして、ガソリンスタンド、あるいはレストラン等々の休憩施設といったものを設置していただけるようにNEXCO東日本に要望しているという段階でございます。 ○議長(川鍋栄) 深澤直久議員。 ◆13番(深澤直久) 場内施設のことを再度。今の話でいくとNEXCOは計画していなかったと、地元の要望があって、前に我々は、もっと言えば連結料を払ってその外まで利用できるという議論を皆さんもご記憶だと思うのですけれども、そういうものは市独自でと、今そういう言い方でしたね。  そうすると、今はお便所だけですか。NEXCO側は計画していないというのですけれども、例えば太田市がお金を払ってつくるとか、そういうことだったらいいよということなのでしょうか。まだ設計がそこまでいっていないのか、要望すれば取り入れてくれるのか、そこら辺がわかりましたらお聞きしたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 浅香都市政策部長。 ◎都市政策部長(浅香重信) 今、パーキングエリアを設置するセクションでは、当然パーキングエリアとトイレの計画を持っていまして、それを計画しているわけですが、売店ですとか今言ったレストランといったものは、NEXCOの中では違うところで担当しております。この間市のほうにも来ていただいていろいろ説明をしたり、意見交換もしておりますけれども、そちらについてはこれから具体的な計画を立てていくということでありまして、市が負担金を出すとかということではなく、あくまでNEXCOの施設としてパーキングエリア内にそれを設置していくという形での整備を考えております。 ○議長(川鍋栄) 深澤直久議員。 ◆13番(深澤直久) これからの推移を見ていくということだと思います。  次に、NEXCO東日本のパーキングエリア建設計画の中の年次計画、後ほど周辺整備ということも出てきますので、その計画と及びその進みはどのようになっているのか、もし年度ごとでわかればお知らせ願いたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 浅香都市政策部長。 ◎都市政策部長(浅香重信) 整備でありますけれども、当然これは一体的に整備を進めていくということになるわけでありますけれども、基本的には、スマートインターとパーキングエリアの整備につきましてはNEXCO東日本が担当いたします。そして、スマートインターへのアクセス道路の整備につきましては市が担当していくという形で役割分担をしていくということであります。  市では今年度、地元調整を行いながら詳細設計を実施しております。これに基づきまして、来年度は用地買収をする予定でありまして、買収が完了次第、連結市道及び交差点改良工事に着手する計画でございます。なお、NEXCO東日本も同様に、平成27年度から工事着手し、先ほど議員ご指摘のとおり、平成29年度末、平成30年3月の供用開始を目指す計画となってございます。 ○議長(川鍋栄) 深澤直久議員。 ◆13番(深澤直久) 平成27年度から平成29年度、一緒に何かをつくるというような回答だったように思います。  もう1つ、NEXCO側の考える発進、減速による騒音問題というのがありました。これは北関東自動車道を建設しているときからパーキングエリア周辺で起こっていて、区長からの陳情などにも騒音対策というのがありますけれども、NEXCO側は現在どのようなことを考えているか、ここら辺をお知らせ願いたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 浅香都市政策部長。 ◎都市政策部長(浅香重信) パーキングエリア整備に伴う騒音対策ということでございますけれども、こちらにつきましては、整備後に騒音測定を実施するなどしまして、環境基準を超える場合には適正な対処方法を検討していくと伺っております。 ○議長(川鍋栄) 深澤直久議員。 ◆13番(深澤直久) 実は平成25年10月に強戸地区から、改めてこういうものができたときにぜひご検討してくださいということで陳情書が上がっております。騒音、排ガス、生活道の配慮、団地内の交通規制と幾つか出ております。よろしくお願いしたいということと、それに関連して、そのことに関係したことについて、これから太田市が担当する分野として、今度は範囲を太田市側のほうに据えて質問していきたいと思います。  (仮称)太田スマートインターチェンジについてであります。想定で結構なのですけれども、スマートインターを利用する利用者の台数をどのように推測されているか。2年前に、当初計画とすると1,600台ぐらい通るのではないかということが直近の数字なのですけれども、そこら辺をお願いしたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 浅香都市政策部長。 ◎都市政策部長(浅香重信) 現段階におきましても1,600台で計画をしております。 ○議長(川鍋栄) 深澤直久議員。 ◆13番(深澤直久) 私はNEXCO側でも何でもないのですが、交通量を見ると、2年前の交通量と今の交通量は随分違うので、私はもうちょっとふえているのかという気がするのですけれども、これは想定の範疇ですから何とも言えません。  それでは、皆さん、こういう地図を見ていただきたいと思います。これから陳情にもありました周辺道路の状況についてのお考えをお聞きしたいと思います。利用車両のスマートインターチェンジに入っていく流入予測経路をどのように見ているか。これは全体です、こういうところからどれをメーンとして使っていくと整備室は考えているか、そこら辺をお聞きしたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 浅香都市政策部長。 ◎都市政策部長(浅香重信) スマートインターへの流入経路につきましては、北関東自動車道の北側側道、こちらから北に曲がって入っていくというルートを想定しております。 ○議長(川鍋栄) 深澤直久議員。 ◆13番(深澤直久) 確認したいと思います。北側側道はここですので、ほぼここからここに入っていくということが全てだという今のお答えだと思うのですが、そういうことでよろしいのですか。 ○議長(川鍋栄) 浅香都市政策部長。 ◎都市政策部長(浅香重信) そのとおりでございます。 ○議長(川鍋栄) 深澤直久議員。 ◆13番(深澤直久) 地図を見ていただくと、今言われたのが北側側道です。ここから入っていく。地元として不安視しているのが、本当に便利な道路が成塚団地内を通過するところにございます。利便性を考えると、多くの車両がこの団地内を通過することが予測されてしまいます。南からの入り込みということでございます。この地図を見て部長がどのようにお思いか、これについて私が言ったものが当たっているか外れているか、そこら辺で結構ですので、お答えいただきたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 浅香都市政策部長。 ◎都市政策部長(浅香重信) ご指摘のように、成塚団地内の南北の市道を通っていくルートというのは、足利伊勢崎線のほうからインターを利用する場合には最短距離になってくるルートであります。今後の中でいろいろな対策を検討していく必要があると考えているところでございます。 ○議長(川鍋栄) 深澤直久議員。 ◆13番(深澤直久) まだ開通までには数年あるということですけれども、やはりこのままでは間違いなく通ってしまう。安全対策及び安全問題が出てくるのではないか。改めて聞きますけれども、団地内主要道路の起こり得る通過車両による対策というのは、現状はまだ全く考えていないのですか。ぼちぼち何か考え出していただけるのかと思っているのですけれども、どうでしょうか。 ○議長(川鍋栄) 浅香都市政策部長。 ◎都市政策部長(浅香重信) ただいまの市道における交通量は、現状は日量で約1,000台程度あるということでございまして、道路の交通量の能力という点ではそれほど心配する必要はないだろうと考えております。ただ、高速道路から出てきた車とかは、大きな車両もありますし、スピードを出している車も多いということで、やはり何らかの対策が必要ではないかということであります。特に現段階で警察署とも協議しているのは、大型車両の交通規制を考えております。ですから、大型車両はここの道は通さないという形で、規制をかけますともちろんインターに行かない大型も通れませんけれども、そういった規制が必要ではないかということで、これについては太田警察署のほうに検討を要望しております。それから、それ以外につきましては、案内板を適正に配置したり、あるいは交通標識等を適正に配置することによりまして、できるだけ団地内に車が入らないような形を考えていきたいと考えているところでございます。 ○議長(川鍋栄) 深澤直久議員。 ◆13番(深澤直久) 看板等を使ってという配慮を考え出していただいたということで大変うれしいことであります。道路改良とか道路改造という言葉を使っての質問ですけれども、そういう箇所というのはこの中で見受けられるかどうか、そこら辺はどうお考えですか。 ○議長(川鍋栄) 浅香都市政策部長。 ◎都市政策部長(浅香重信) 団地内の道路の改良ということだろうと思うのですけれども、現在のところそれについては検討してございません。 ○議長(川鍋栄) 深澤直久議員。 ◆13番(深澤直久) 推測の範疇なので、なってからということではないようにぜひ検討していっていただきたいと思います。  ちょっと範囲を広めまして、私が近場で住んでいて、どうかここら辺は必要ではないかということを申し上げますので、全てでなくて結構ですので、お答えいただければと思います。  さくら工業団地というのがあります。これは物流ですので、大型トレーラーが通っていくということです。多分この地図でいくと、ここからおりましてここの角を曲がって、またここの角を曲がってということなので、先ほどの大鷲の交差点というのはこういうところですから、ここを改造していくのかな、先ほどの解答になるのかと思うのですけれども、そういうところがどうなのでしょうということであります。それから、いつも渋滞が起きているのはここら辺でございます。足利伊勢崎線です。この先を見てもやはり渋滞、それで車が流入してくると、やはりまだここのところは渋滞が起きてくるのかと危惧をしています。  観光にも寄与するという開きの目的、インターチェンジの目的がありました。おりたものがどういう経路をたどるかわかりませんけれども、もう1つ危惧しているのは、三枚橋駅の北側でございます。鳥之郷には救急病院もできてきましたので、病院を使うというところで、病院群がそこにありますので、そういうところになってくると大きい車及び交通量がふえてくるのかなという思いがありました。今、私が勝手に、ここら辺は要注意ですよという形ですけれども、部長のこれに関するお考えというのは何かありますか。 ○議長(川鍋栄) 浅香都市政策部長。 ◎都市政策部長(浅香重信) まず、さくら工業団地へ向かいます市道太田強戸町1,383号線と呼んでいるわけですけれども、こちらにつきましては平成27年度を目標に整備を進めておるところでございます。そのほかの道路ですとか、渋滞のお話もありましたけれども、これについてはスマートインターというくくりの中では対応はできかねるかなと。ただ、今ご指摘がありました足利伊勢崎線の渋滞ですとか、あるいは鳥山の渋滞といったものについては、広域的に都市計画道路の整備を進める中で対応していくことが必要なのではないかと考えているところでございます。 ○議長(川鍋栄) 深澤直久議員。 ◆13番(深澤直久) 地図を使わないとなかなか表現できないようなところなのですけれども、今申し上げたところをぜひ注視して見ていただきたいと思います。  次に行きます。周辺整備の1つとしてということでお聞きをいたします。スマートインターチェンジの道を挟んだ向かい側、ここの西側でございます。ここのエリアに広い遊水池が県の事業の中でできると聞いております。どのような計画かをお聞きしたいと思います。  内容としてお聞きいたします。どのような形式の遊水池なのか、目的、規模、あとは多目的機能を整備したものなのか、単独なのか、この施設というのはパーキングエリアやスマートインターに関係してくるものなのか、そこら辺をお聞きしたいと思います。  これは実は、農地防災等であれば農政部かと思いました。どこが担当しているのだろうといっても、県の事業ですので直接担当がなくて、お答えしていただけるのが部長のところだということだったものですから、そういう形で質問をさせていただきます。 ○議長(川鍋栄) 浅香都市政策部長。 ◎都市政策部長(浅香重信) 県営の調節池事業の目的、規模あるいは機能ということでのご質問でございます。これにつきましては、群馬県の県土整備部が浸水被害の発生を抑えることを目的に石田川流域調節池事業として整備するものでございます。対象とする流域につきましては、北金井町、菅塩町、西長岡町、成塚町等の約7平方キロメートルの範囲で、流域内8個目の調節池ということであります。この調節池だけで7ヘクタールの面積があるということであります。  また、調節池については、基本的には先ほど申し上げました石田川に流入してくる水の量を調整するということでございますけれども、調節池の有効活用につきましては、完成後、地元の関係者を交えながら県のほうで検討していくと伺っております。  また、パーキングエリア及びスマートインターの整備箇所につきましては今回の石田川流域調節池事業の流域内には含まれてございませんので、直接の影響はないと考えてございます。 ○議長(川鍋栄) 深澤直久議員。 ◆13番(深澤直久) こんな近くにあって、山の上から水が流れるのだから使えばいいのになと今聞いていて思ったのですけれども、直接関係ないということでお聞きしました。  ちょっと驚きなのですけれども、では、これからの進捗状況等をお聞きしたいと思います。こちらの建設計画、工事計画、年度計画をお聞きいたしたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 浅香都市政策部長。 ◎都市政策部長(浅香重信) 県の調節池の年次計画ということでございますけれども、こちらの事業につきましては、平成25年度から用地買収に着手しておりまして、現在も用地買収の交渉中と伺っております。買収済みの面積が全体の約6割程度ということでありまして、用地買収が完了したところから平成27年度に工事着手し、平成28年度の完成を目指していると伺っております。 ○議長(川鍋栄) 深澤直久議員。 ◆13番(深澤直久) そうしますと、スマートインター及びパーキングエリアの建設とこちらの遊水池というのはほぼ重なってくると考えるのですけれども、そういうことなのでしょうか。 ○議長(川鍋栄) 浅香都市政策部長。 ◎都市政策部長(浅香重信) 具体的にどの時期ということはまだ言えませんが、基本的には工期が重なってくると考えてございます。
    ○議長(川鍋栄) 深澤直久議員。 ◆13番(深澤直久) もう1度この地図を見ていただきたいと思うのですけれども、この両方があるところの後ろに、地区名でいくと北金井という地区がございます。この両施設の建設が一気に始まると、本当に入り口が工事だらけという感じになってまいります。ここは地区の玄関口でございます。工事期間を含め、供用開始以降、地域住民の生活道が不便にならないための対策を現在お考えかどうか、そこら辺をお聞きしたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 浅香都市政策部長。 ◎都市政策部長(浅香重信) まず、7ヘクタールの調整池の中には東西南北に計5本の市道を少し広げて整備すると伺っております。これは特に地元の皆さんからのご要望もありまして、一番メーンとなります1,005号線という市道があるのですが、こちらにつきましては車道プラス歩道をつけて整備していくということで伺ってございます。また、市としましても、先ほど申し上げました隣接する、スマートインターに連結する道路であります1,093号線につきましても地元区長会等の意見を取り入れた形で整備をしていきたいと考えます。いずれにいたしましても、地元の交通利便性や交通弱者に配慮したものとなるよう努めてまいりたいと考えております。  平成27年度から、NEXCO東日本、群馬県、それから太田市の3者による事業が先ほどご指摘のとおり本格的に動き出します。既に関係機関による調整会議を数回にわたり実施しておりますけれども、今後も地元区長会等のご意見を参考にしながら地域の住環境に配慮してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(川鍋栄) 深澤直久議員。 ◆13番(深澤直久) 先ほど60%の買収が終わりましたということで、ここからの進みがかかるのかかからないのかということもありますけれども、平成27年、平成28年、平成29年と、ほぼかぶるというような感じなので、ここの周辺は大事なところでございますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、市長にお聞きいたします。  この両施設ができることは、この周辺の顔が一変いたします。危惧することの1つとして、先ほどもここそこと言いながら申し上げていたのが交通対策ではないかと考えております。鳥之郷、強戸地区などの周辺の利用道路について、現時点で市長はどのように考えていらっしゃるかお聞きをいたします。 ○議長(川鍋栄) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) 先ほど部長が答えたとおりでありまして、ただいま変更しようという気は全くありません。 ○議長(川鍋栄) 深澤直久議員。 ◆13番(深澤直久) ぜひそこら辺も全体のこれから起こることを想定し、出ないお化けにたまげてもしようがないとよく言われますけれども、そうではなくて、現状のところを見据えた中で、周辺、便利なところにしたい、決して反対しているわけでもないし、何をしているわけでもありませんので、現在渋滞等を起こしているところのお考えをどうぞ頭の中に入れて物事を考えていただきたいという趣旨の質問です。そこら辺に関してもう1度。 ○議長(川鍋栄) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) スマートインターで一番近場は波志江、あるいは駒寄ですか、私も何度か上りおりしましたが、スマートインターは大体あんなものなのです。大きな道路に接続している道路ではない、しかも軽便な、まさにスマートなところです。だから、そういったものをぜひ理解していただいて、特に住環境悪化というのは成塚住宅団地ですから、そこについては大型を入れないといった形で対応する。道路については幅員を広げるところは広げる、あるいは周辺環境も、私どもの力でやれるものについてはやっていくということです。NEXCOが主体で動いていますので、それに私たちがどうのこうの言えるような、今何を言ったって全然だめですよ。全くだめです。計画にあった7年前とかでなければ動かないということはご認識いただければと思います。 ○議長(川鍋栄) 深澤直久議員。 ◆13番(深澤直久) 周辺を見て、こういう対策の1つとして、このようなことも考えてみました。是非を聞いてみます。成塚団地を回り込むような別ルート案というのもありではないかと考えておりますけれども、その是非はあるかどうか、また、もしある場合はどのような状況が起こったときがそういうときなのかなと、そこら辺のお考えを聞きたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) スマートインターはスマートなのです。ですから、そんなに重装備のインターチェンジではない、認識をそのように改めてもらいたい。それと、今の計画はNEXCOと協議をして長年やってきましたので、今ここへ来てどうのこうのと言えるような状況ではなくて、早期着工していただいて、来年度から、平成29年度を目指すということで短期間勝負でありますので、ぜひ推進方をお願いしていくということでいいのではないかと思います。 ○議長(川鍋栄) 深澤直久議員。 ◆13番(深澤直久) 産業活動及び観光振興の推進を図ることがスマートインターの目的の1つに記されておりました。この点についてお聞きしたいと思います。  強戸地区は人口減少が起こっている農村集落地帯でございます。施設の建設は村の将来のためになると信じております。施設ができて不便になってしまっては困ります。より人口減少にならないよう、この周辺の将来について、また、農業及び産業振興計画などを考えていくときだと考えております。よい点もたくさんあると思っております。利用者がふえるということは観光、商業に活気が出てくると考えられますし、開発計画などの時代に合ったプランが出てくる、大いに民間活力が集まってくる、その状況にぜひ指導力を発揮してもらいたい。いろいろな形の中で行政ができるというものは、許可基準の見直しとかというものもあると思いますけれども、この周辺の将来に対してどのような政策をとっていかれるおつもりか、お聞きしたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) 先ほどから話していますように、駒寄とか波志江と大体同じなのです。何が違うか、そこにインターが入ることによって、直結して大きな工業団地をつくるとか商業施設をつくるというのは非常に難しいです。だから、持てる力を十分に発揮してこれから、民間企業といっても企業というほどのものは恐らく入れる余地がありません、あるいは新たな開発をする、それもできるはずがありませんので、当面できるだけスムーズに、生活環境を害さないような環境整備をメーンに考えていきたいと思っております。 ○議長(川鍋栄) 深澤直久議員。 ◆13番(深澤直久) 当面開発だとか大型プロジェクトは考えていないと。ただ、再びここで、くどいようですけれども、やはり生活環境は住んでいらっしゃる方からすると随分変わってくるやに思います。そこによりいいものができてよかったなという形にしていくためにはある程度の気遣いも必要になってくるかと思いますので、ぜひ生活環境に関しては俊敏な判断と対策をとっていただきたい。再度お聞きして終わりたいと思います。 ○議長(川鍋栄) 清水市長。 ◎市長(清水聖義) 成塚住宅団地がやはり一番気になるところでありまして、再三言っていますように、あそこは大型の車は入れない。普通車を入れないというわけにいきませんので、これはそういった対応を具体的にとっていきたい。また、再三言うようですけれども、波志江のスマートインターと同じなのです。おりてみてください。何度もおりたと思いますけれども、あるいは駒寄にもおりてみてください。本当にそういう状態なのです。ですから、NEXCOの考え方はまさにそういう考え方なのです。今の太田桐生インターを考えていたら、ああいうインターとは想定は全く違うということです。あるいは太田藪塚インターとも違うということです。それをぜひご認識いただければと思います。      ◎ 延     会 ○議長(川鍋栄) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○議長(川鍋栄) ご異議なしと認めます。  よって、本日はこれをもって延会することに決定いたしました。  11月29日及び11月30日の両日は、会議規則第10条第1項の規定により、休会いたします。  次の会議は、12月1日午前9時30分から開きますので、ご出席願います。  本日はこれをもって延会いたします。                                       午後2時24分延会...