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平成23年3月予算特別委員会−03月03日-02号

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  1. 太田市議会 2011-03-03
    平成23年3月予算特別委員会−03月03日-02号


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    平成23年3月予算特別委員会−03月03日-02号平成23年3月予算特別委員会   平成23年3月予算特別委員会記録(第2日) 平成23年3月3日(木曜日)  〇出席委員(14人)   委員長       市 川 隆 康     副委員長      山 崎 正 紀   委員        岩 崎 喜久雄     委員        五十嵐 文 子   委員        深 澤 直 久     委員        鹿 山   正   委員        栗 原 宏 吉     委員        木 村 康 夫   委員        小 暮 広 司     委員        中 島 貞 夫   委員        正 田 恭 子     委員        高 橋 美 博   委員        白 石 さと子     委員        永 田 洋 治  〇説明のため出席した者   副市長       清 水 計 男     企画部長      大 谷 恒 雄   総務部長      大 隅 武 則     市民生活部長    坂 本 博 明   地域振興部長    石 川   茂     福祉こども部長   荒 木 建 夫   健康医療部長    馬 場 克 己     産業環境部長    横 澤 義 隆   農政部長      高 木 久 夫     都市政策部長    田 口 一 人   開発事業部長    椎 名 行 司     上下水道局長    阿 藏 照 雄
      消防長       松 本   繁     教育部長      八 須 利 秋   企画部副部長    白 石 絹 枝     総務部副部長(総務担当)                                   北 爪   宏   総務部副部長(収納対策担当)        市民生活部副部長  木 村 早 苗             大 島   弘   地域振興部副部長  井 上 稔 仁     福祉こども部副部長(高齢者・こども担当)                                   茂 木   均   健康医療部副部長(健康医療担当)      健康医療部副部長(介護担当)             金 田 正 明               茂 木 正 則   産業環境部副部長(商工担当)        産業環境部副部長(環境担当)             久保田 孝 明               岡 田 辰 雄   農政部副部長    橋 本 利 明     都市政策部副部長(都市建設担当)                                   平 賀 秀 次   都市政策部副部長(土木建築担当)             伴 場 敏 彦     開発事業部副部長  野 村 惠 一   上下水道局副部長(総務水道担当)      上下水道局副部長(下水道担当)             竹 内 信 一               金 山 正 一   消防本部副部長(消防次長)         教育部副部長(生涯学習担当)             倉 上 和 裕               武 笠 敏 朗   監査委員事務局   日 野 重 夫     農業委員会事務局長 坂 本 巧 一   企画部参事(企画政策課長)         企画部参事(人事課長)             星 野   晃               久保田 誠一郎   広報課長      天 笠 秀 男     総務部参事(総務課長)                                   八 代 敏 彦   総務部参事(財政課長)           総務部参事(管財課長)             長 島 榮 一               星 野   仁   契約課長      渡 辺 恭 宏     検査課長      丸 山   功   収納対策課主幹   田 村 光 男     生活そうだん課長  新 島 清 司   市民課長      五十木 恭 一     危機管理室長    茂 木 伸 行   地域整備課長    海 野   猛     九合行政センター所長岩 崎 道 博   沢野行政センター所長荒 井 久 志     地域振興部参事(尾島行政センター所長)                                   倉 上 正 明   生品行政センター所長関 根 長五郎     藪塚本町行政センター所長                                   越 塚 淳 史   福祉こども部参事(元気おとしより課長)             内 田   実     高齢者福祉施設課長 高 橋   渡   福祉こども部参事(こども課長)       福祉こども部参事(児童施設課長)             久保田 義 美               吉 田 隆 夫   健康づくり課長   三 吉   陽     健康づくり課主幹  池 田 静 江   健康医療部参事               商業観光課長    浅 香 重 信   (藪塚本町介護老人保健施設事務局長)             後 藤 昭 男   商業観光課主幹   齋 藤 保 義     産業環境部参事(工業政策課長)                                   小 林   豊   環境政策課長    猪 越 和 彦     産業環境部参事(リサイクル推進課長)                                   鈴 木 安 夫   清掃施設管理課長  大 槻 敏 彦     農政部参事(農業政策課長)                                   津久井 淳 一   農政部参事(農業政策課主幹)             須 永 竹 広     農村整備課長    島 田 芳 人   農政部課長     野 口 完 治     農政部課長     五十嵐 一二三   都市政策部参事(都市計画課長)             今 泉 廣 司     建築指導課長    渡 辺 哲 哉   都市政策部参事(区画整理課長)             高 田 貴久男     道路管理課長    塚 越 春 樹   都市政策部参事(道路建設課長)       都市政策部参事(花と緑の推進課長)             木 暮 昌 典               石 川 泰 一   住宅課長      津久井 弘 秋     都市政策部参事(建築課長)                                   田 口 正 紀   開発事業部参事(用地管理課長)       用地開発課長    富 岡 雅 広             新 島 昌 三   公園管理課長    小 林   稔     上下水道局参事(上下水道総務課長)                                   大 隅 良 也   上下水道局参事(上下水道総務課主幹)    上下水道局参事(下水道整備課長)             石 井 富 雄               深 澤 美知夫   上下水道局参事(下水道施設課長)             平 野   弘     消防総務課長    倉 林   栄   青少年課長     遠 坂 佳 夫     教育部参事(文化財課長)                                   宮 田   毅   教育部参事(文化スポーツ振興課主幹)    監査委員事務局参事 河 田 友 和             籾 山 洋 美   太田市外三町広域清掃組合          総務課長補佐(法制係長)             藤 生 嘉 一               荒 木 清 志   総務課長財政課長補佐(財政係長)      財政課主査     大 橋 隆 雄             相 澤 一 彦   財政課主任     田部井 伸 夫     財政課主任     高 塚   学   財政課主任     天 貝 浩 平  〇事務局職員出席者   事務局長      塚 越   隆     議会事務局参事(議会総務課長)                                   村 岡   茂   議会総務課長補佐(議事係長)        議会総務課総務係長 青 木 繁 幸             高 島 賢 二   議会総務課係長代理 秋 庭 尚 広     議会総務課主査   小 杉 浩 子   議会総務課主査   大 塚 英 俊     議会総務課主任   武 田 輝美子   議会総務課主任   金 谷 照 行            会議に付した事件 議案第15号 平成23年度太田市一般会計予算について (歳出 4款衛生費、5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費、8款土木費、11款災害復旧費、12款公債費、13款諸支出金、14款予備費、給与費明細書等) (その他 第1表歳入歳出予算、第2表債務負担行為、第3表地方債) 議案第17号 平成23年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計予算について 議案第19号 平成23年度太田市八王子山墓園特別会計予算について 議案第22号 平成23年度太田市水道事業会計予算について 議案第23号 平成23年度太田市下水道事業等会計予算について
         ◎ 開     議                                       午前9時30分開議 ○委員長(市川隆康) ただいまから本日の会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。      ◎ 4款衛生費、水道事業会計・下水道事業等会計に対する質疑 ○委員長(市川隆康) 4款衛生費、及び水道事業並びに下水道事業等の各会計について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(岩崎喜久雄) いろいろな形で進行を早めたいと思いますので、ご協力よろしくお願いします。  170ページをお開きください。4款1項6目でございます。猫避妊手術助成金100万円についてでございます。昨年度からの新規事業で、開始直後に申し込みが非常に殺到したということでございますが、実績についてお伺いいたします。 ◎環境政策課長(猪越和彦) 猫の避妊手術でございますけれども、100万円用意してございましたけれども、1匹当たり5,000円ということで、200匹が昨年の7月には完了しております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 関連しまして、次のページで畜犬避妊手術助成金という欄がありますが、これも昨年度の実績をお伺いいたします。 ◎環境政策課長(猪越和彦) 昨年度の実績につきましては138件でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 昨今、非常にペットブームでございます。特に家庭の中で飼っているような小さいペットが非常に多いわけでございます。また、猫の需要が多くて犬の需要が少なかったということですけれども、仮に平成23年度、予算の範囲で犬の分を猫に運用することは可能か伺います。 ◎環境政策課長(猪越和彦) これにつきましては、確かに猫の避妊についてはすぐ終わってしまった。そしてまた、犬については138件ということで予算上は若干余っている状態でございます。平成23年度についても同額計上してございますけれども、犬につきましては、いわゆる狂犬病法という法律の中で執行しておりまして、猫というのは、あくまでもサービスの面を重視したというようなことで、これについては余ったからそちらのほうというのはなかなか難しいかとは思っております。しかしながら、苦情等、そしてまた猫の所有者の要望等があれば、今後、前向きに検討していきたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ◆委員(岩崎喜久雄) 最後なのですけれども、昨今非常にペットブーム、特に犬はあると思います。その中にでも、最近野良犬を非常によく見かけるケースがあるのですけれども、狂犬病と先ほどおっしゃいました。子どもたちが通学のときなどにも支障がないように、今後ともいろいろな形で注意していただければ幸いなのですが、その辺よろしくお願いいたします。  何かあったら、部長、よろしくお願いします。 ◎産業環境部長(横澤義隆) 犬の予防注射、避妊手術もそうですけれども、狂犬病というのが一番重要な部門を占めておりまして、日本では、私の記憶によると昭和34年以降は狂犬病が出たという記憶はございませんので問題はないと思うのですけれども、大変重要な問題ですので、しっかりとこれらはやっていきたいと思っております。 ◆委員(岩崎喜久雄) よろしく善処をお願いします。この項を終わります。 ◆委員(木村康夫) 168ページ、4款1項1目高度救急医療施設建設事業20億円、初めに、事業内容と進捗状況、また完成予定時期等をお伺いします。 ◎健康づくり課長(三吉陽) この高度救急医療施設建設工事委託料につきましては、富士重工業健康保険組合が行っております総合太田病院に対して委託契約を結んだものでございます。これは今年度になります。今年度の支出の残りという形で平成23年度が20億1,491万円という形でそこに記載させていただいております。また、オープンの時期につきましては、現時点では平成24年6月を見込んでおります。 ◆委員(木村康夫) 事業費が減額になったとの話を聞きましたけれども、その内容についてお伺いします。 ◎健康づくり課長(三吉陽) 事業費につきましては、全体の事業費が以前はたしか155億円というような発言をしたと思いますけれども、現時点では135億円程度になっております。そのうち太田市が関与する部分、これはあくまで病院本体部分のハード部分という形になりますが、その部分が富士重工業健康保険組合による入札によりまして金額が下がったことによりまして、太田市の委託金額の変更という形になっております。 ◆委員(木村康夫) 次に、医師不足と看護師不足の対応等はどうなっておりますか。 ◎健康づくり課長(三吉陽) 医師数、看護師の不足に関しましては、たとえ総合太田病院であっても免れるものではありません。例えば総合太田病院におきましては、平成17年度のときが一番多くて、常勤医で70人という形になっております。その後下がってきまして、一番少なかった時期が平成20年4月、このときが常勤医で58名という形になっております。これにつきましては、医師の確保、救急医の確保等努力してきたわけですが、平成22年度4月の時点で66名まで回復しております。それで、今度、平成23年度の4月には常勤医が69名になる見込みとなっております。看護師につきましても、現在、救命センターの開設にあわせて、そこに勤務する看護師につきまして、ほかの救命センターに研修等で派遣しまして、それがオープンのときに研修を終えて戻ってくるという形で、救急に対する看護師としては充足されるものと聞いております。 ◆委員(木村康夫) 次に、担当部長にお聞きします。本市への法人事業税等の税収アップの点からも、地元企業の参入をお願いしたいのですが、その点について下請、元請等をかんがみて、よろしくお願いします。 ◎健康医療部長(馬場克己) ただいまの質問は、総合太田病院の移転、建てかえにかかわることだと思いますが、富士重工業健康保険組合の事業として一切をお任せしているというのが現状なのです。そういったことから貴重な市税をつぎ込むことになるのですけれども、その点に関しましては、富士重工業が地元の企業としてそれなりの自負を持ってやっていただけるということで、私どもは特にこれに関して地元企業をというのは申し上げておりません。 ◆委員(木村康夫) 次に、看護学校の建設の予定とか、その辺はどうなっておりますか。 ◎健康医療部長(馬場克己) 現在のところは、新たなという構想は伺ってございません。医師会が経営しております今の准看護学校、准看護師養成コースの生徒が少なくなってきているという状況は伺っておりますが、そのほかの高等看護学校については、増設等の要望は現在のところ伺っておりません。 ◆委員(木村康夫) 次へ移ります。170ページ、4款1項5目斎場管理運営費、JA太田市へ経営委託されたようですが、平成21年度の年間利用実績、また1日の平均利用件数等をお願いします。 ◎市民課長(五十木恭一) 火葬室の利用状況でございますが、平成22年度12月末までの1年間のデータなのですが、斎場利用者が1,393件でございます。そのうち太田市の住民が1,320人、太田市の住民以外が73人、合計で1,393件でございます。 ◆委員(木村康夫) 1日平均はどのくらいですか。 ◎市民課長(五十木恭一) 1日平均、ちょっと数字はあれなのですが、最高で1日9体しかできないのですが、ゼロのときもあるのですけれども。 ◆委員(木村康夫) 後で結構です。  では、次に行きます。年間稼働日数はわかりますか。 ◎市民課長(五十木恭一) 火葬炉の年間稼働日数につきましては、友引を除きまして、大体300日ぐらいということでございます。 ◆委員(木村康夫) 次に移ります。駐車場が分散して計170台と聞いておりますが、ちょっと狭いのではないか。狭いのと分散というのですか、その対策についてお伺いします。 ◎市民課長(五十木恭一) 確かに斎場に関する駐車場につきましては、数が少ないということは以前から指摘を受けているところでございます。近くに天国社というところがあるのですけれども、東側ですけれども、そちらの民間駐車場につきましても、斎場を利用する方につきましては使っていただいていいという了解を得ております。現在では、そこを合わせまして201台駐車できるということで、民間の天国社の駐車場も、私どもでつくっている駐車場の中に入れて、遺族の方とか葬祭業者にはPRをしているところでございます。 ◆委員(木村康夫) 対応を考えていますか。 ◎市民課長(五十木恭一) 対応につきましては、いわゆる告別式等については駐車場は時間がずれておりますので問題ないのですが、通夜式のところで、大式場と小式場が2つあるものですから、そのときに一緒になってしまうケースが想定される。それで、大式場と小式場で開始時間をずらしたらどうかということで検討をしているところでございます。その検討をして、葬祭業者とかそういった方たちに、昨年の6月に1軒1軒回りましてアンケート調査というか聞き取りを行いました。その結果、当初、私どものほうでは30分ぐらいの誤差だったら大丈夫かなということでお伺いをしたのですが、いろいろと後片づけとか準備等の関係がございまして、1時間ぐらいでないとうまく運営できないのではないかという話を伺いました。  なお、通夜式につきましては4時半から8時半までの時間を使うということで、8時半というのは地元住民との関係で、8時半には全部解消してくださいということで、そういった要望がありますので、通夜式のほうは8時半には全部空にするということで、その範囲内で小式場と大式場をずらすということを考えていきたいと思うのですが、通夜式が終わった後に会食をするとかいろいろなケース、後片づけとかそういったことを考えますと、1時間ずらすのがなかなか難しいということもあるのですが、そういったところは今後の検討課題として研究をしているところでございます。  あと、先ほどの質問で炉の1日の平均件数ということですが、およそ5.5人ということでございます。  そのような形で駐車場につきましては検討しているところでございます。  以上ですが、よろしくお願いいたします。 ◆委員(木村康夫) 利用者からの要望によりますと、近年、住宅事情等により家が狭く、またマンション住まいというのですか、マンションの利用者がふえている中で、通夜の夜、遺体と過ごす立派な施設、例えばシャワー室や浴室のついた施設との要望がありますが、その辺はどうでしょうか。 ◎市民課長(五十木恭一) それにつきましては、民間でもかなり充実した施設がございますので、そういったところをご利用いただければと思っているところでございます。 ◆委員(木村康夫) やはり利用者からの要望で、安置室の冷蔵庫が現状では2体しか入らない。22万都市に対して5体ぐらい必要ではないかという職員からの話も聞きました。その点についてお伺いします。 ◎市民課長(五十木恭一) 安置室もかなり古くなっているのですが、今のところ、斎場に関しましては、非常に古くなったりいろいろな問題が生じているわけなのですけれども、現状では今のような状態でやっていきたいと考えてございます。 ◆委員(木村康夫) もう1つ要望なのですが、これは利用者からの要望なのですが、太田市の斎場にはクローゼットをつけてもらいたい。あと、駅からの交通手段としてタクシー乗り場の設置もお願いしたいという要望がありますが、これは部長にお願いします。 ◎市民生活部長(坂本博明) 先ほど来、斎場のいろいろな課題をお話しいただいておりますけれども、課長から申し上げましたように、経年と市民の希望等も大きくなっております。さまざまな不都合等もあろうかと思います。ことし、特に予算の中で盛り込ませていただいた設備の改修がございますけれども、やはり与えられた施設はできるだけ大事に長くしっかり使っていくということで予算構成をさせていただいております。  それから、今の安置室あるいはクローゼット、タクシーの問題もそうですけれども、全体の面積、駐車場確保には全力を注いでおりますけれども、施設としても限られた面積の中でのことですので、これから可能性も含めてその辺を検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(木村康夫) 斎場の件の最後の質問は副市長にお願いいたします。  駐車場問題、また近所の住宅密集地化の現況から見て、桐生市の斎場のように郊外で山の中への移転を考えてほしいと思います。お考えをお願いします。 ◎副市長(清水計男) 斎場の問題でありますけれども、太田市のものは火葬場と斎場が一緒になっております。火葬場というのは、特に公がやるのだという前提論が昔はあったと思っております。斎場なのですが、民間の斎場が進出しないときに住民の要望にこたえてあの斎場はつくらせていただいたという経過がございます。時代が非常に変わりまして、民間の斎場の進出が物すごく激しいという現実が今あるわけです。私もちょっとこの間かいま見たのですけれども、通夜式のときの泊まりのところ、シャワーだとか、すごいホテルと同じような状況です。それをあそこにというのは議論もあるのだろうと思うのですけれども、斎場自体を総体的に考え直したほうがいいのではないかという時期に来ていると思っております。火葬場についても、この間東京へ行ったのですけれども、驚くことなかれ、民がやっていました。そういう事情も、やはり時代の中で変わってきているのかと思っております。  今、JAに管理委託していただいておりますけれども、総じて火葬場の問題、斎場の問題、今の時代にどうそぐうのか、これからどうしようということを本当に真剣に議論していかなくてはならない時期に来ているかと思っています。答弁になるかならないかわかりませんけれども、そのような状況でありますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(木村康夫) よろしくお願いします。  次に、水道事業に入ります。190ページから505ページの間に入っております。総括的に質問いたします。  初めに、水道水1立方メートル当たりの単価と近隣市町村との比較、また、その1立方メートルをつくるのに必要な経費を項目的にお願いします。 ◎上下水道局参事(大隅良也) 水道水1立方メートル当たりの給水原価と申しまして、原価が幾らかというご質問でございます。平成21年度におきまして、1立方メートル当たり163円という数字を報告しております。この中では、分解しますと、主に資本費と言われます設備の関係が91円、おおむね55%ぐらいです。そして、給与費と言われます人件費が7円、これが4%前後になります。その他といたしまして、委託料や動力費、いろいろな支出がありますが、それが65円、合わせまして163円という1立方メートル当たりの単価でございます。  そして、その単価がいかほどかということで、水道料金をどのくらいの市町村レベルで、どのくらいの位置かということでございますので、群馬県内の12市中7番目か8番目の水道料金の単価を私どもは供給しておりまして、高くもなくそれほど安くもなくですけれども、高い供給値段はしておらないつもりでございます。そういった形で1立方メートル当たりの単価をご報告いたします。 ◆委員(木村康夫) 今後の単価ですか、水道料金の予想というのですか、このままいくとか上げる、下げる等の予想があったらお願いします。 ◎上下水道局参事(大隅良也) 水道料金の値上げにつきましては、この先何年かは耐えていきたいと考えています。そのためにも、私ども水道事業につきましては、包括的な業務委託という形で民間のノウハウを取り入れた形で経営努力しております。その中で、できるだけ現状の低廉な料金を延長すべく努力しておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(木村康夫) 次に、ことしの夏の水需要についてですが、降雪との関係もあると思いますが、草木ダムの現況と夏の予想をお願いします。 ◎上下水道局副部長(竹内信一) 現在の草木ダムの貯水状況は93%ほどで、おおむね満水というところです。この夏の天候につきましては非常に難しいところがありますが、ダムの管理状況が、利根川上流の各ダムレベルが上がっておりますので、今の段階では皆さんにご心配をおかけせずに済むのかと見ているところでございます。 ◆委員(木村康夫) 次に、旧新田地区に多い家庭用の水道管、直径13ミリの件についてですが、今現在の分布状況とか今後についてお願いします。 ◎上下水道局参事(大隅良也) 旧新田地区における13ミリの分布状況でございますが、新田地区全体で1万世帯ほどございまして、そのうちの8,900世帯、87%の方が13ミリ、また20ミリの方は1,118世帯で11%という形になっております。 ◆委員(木村康夫) 今後の予定としてこのままでいいのか、それとも補助金でも出して新しくするとか、そういう考えはありますか。 ◎上下水道局参事(大隅良也) 口径を上げるという行為につきましては、個人負担で実施させていただいております。実は、新田地区におきましても石綿セメント管更新をしております。石綿セメント管更新のときには古い石綿セメント管をダクタイル鋳鉄管にかえるわけですけれども、古い石綿セメント管に13ミリで取り出ししていたお宅はダクタイル鋳鉄管にかえたときに25ミリの取り出しにかえることをやっております。そういった形で13ミリメートルから20ミリメートルに切りかえる準備はすべて私ども水道局のほうの負担で行っております。また、新築をした際には、当然13ミリをお使いの方よりも20ミリメートルのほうが今のご家庭は蛇口の数が多いですから、25ミリで取り出して20ミリメートルを設置してくださいという形で、新築の際にはいろいろご指導しながら施工していただいているという形で普及に励んでおります。よろしくお願いいたします。 ◆委員(木村康夫) ただいま石綿セメント管の話が出ましたので、ついでと言っては失礼ですが、質問させていただきます。  石綿セメント管の埋設工事の現況、また進捗率、完了予定等をお願いします。 ◎上下水道局副部長(竹内信一) 石綿セメント管の整備事業の実施状況ですが、今年度末、平成22年度末におきまして53%を見込んでおります。また、今後の状況につきましては、実はリーマンショック後の水道料金の落ち込み等がありまして、平成22年度は回復傾向にあるとはいえ非常に先が見えにくくなっておりますので、局といたしましては石綿セメント管の更新は続けるということで、あとはそのときの経済状況を反映させながら事業を実施してまいりたいと考えております。 ◆委員(木村康夫) それから、総費用はどのくらいかかるのですか。 ◎上下水道局副部長(竹内信一) 総費用といたしましては、現段階ではおよそ140億円近くになろうかと見ておるところでございます。 ◆委員(木村康夫) それに関連して、新しい水道管の耐用年数、また耐震性についてお伺いします。 ◎上下水道局副部長(竹内信一) 先ほども総務課長からお話ししましたようにダクタイル鋳鉄管にかえていくわけですが、これによりまして、おおむね40年ほどの耐用年数はあるかと見ているところでございます。 ◆委員(木村康夫) 耐震性は震度幾つぐらいまでありますか。 ◎上下水道局副部長(竹内信一) 継ぎ手等の問題もありまして、なかなか管路単体での見積もりが難しい状況ですが、おおむね耐震性は上がるかとは見ているところでございます。 ◆委員(木村康夫) 震度6ぐらいでも大丈夫ですか。 ◎上下水道局副部長(竹内信一) 地盤の問題とかがありまして、なかなかハードだけでの見込みが難しいのですが、太田市の耐震化状況というのはおおむね48%、半分近くまで上がっているということで、一定の耐震性は確保してきているかと見ているところでございます。 ◆委員(木村康夫) 最後になりますが、八ッ場ダムの利根川水系の負担金等は当市にありますか、どうでしょうか。 ◎上下水道局参事(大隅良也) 太田市水道事業におきまして、八ッ場ダムからの水利権等は一切ございません。 ◆委員(木村康夫) 渡良瀬水系はありますか。 ◎上下水道局参事(大隅良也) 太田市水道事業は、実は四万川ダムというところに投資をいたしまして、0.33立方メートル・パー・秒の水利権を持っております。この水利権を草木ダムに振りかえまして、草木ダムから渡良瀬浄水場で取水をしているという流れですので、渡良瀬水系とすれば四万川ダムの合理化転用によりまして、草木ダムにつけかえまして、草木ダムイコール渡良瀬川の表流水を渡良瀬浄水場で取水している状況でございます。 ◆委員(木村康夫) その負担金はありますか。あったら金額と支払い年数をお願いします。 ◎上下水道局参事(大隅良也) 負担金と申しますのは、実は四万川ダムをつくる際に11.72%の費用負担をしました。これが負担金に当たるかと思います。当時、50億円前後の負担金を11.72%でお支払いをして、それはすべて企業債で対応しておりますので、30年でお支払いが終わるという形の対応をとっております。よろしくお願いします。 ◆委員(栗原宏吉) 183ページ、4款2項3目衛生処理費の中のクリーンセンター等管理運営費に関連してお伺いします。  現在使用されているクリーンセンターは操業以来何年経過しておりますか。 ◎上下水道局参事(平野弘) 現在、太田市で管理しておりますクリーンセンターは3カ所ございますが、まず古戸にあります太田第一クリーンセンターが竣工が昭和59年ということでありまして、年数としますと27年ほどになります。それから太田第二クリーンセンター、これも第一クリーンセンターと併設されておる処理場でございますが、こちらが竣工が平成7年ということでございまして、約16年ほど経過しております。また、旧新田町のほうに新田クリーンセンターというのがございますが、これが竣工が平成3年ということで約20年ほど経過しております。 ◆委員(栗原宏吉) クリーンセンターはいずれにしても、清掃センターに関連しまして、市内に清掃センターがあるわけですけれども、その清掃センターは何年経過しているのか。 ◎清掃施設管理課長(大槻敏彦) 清掃センターには3基の炉がありまして、3号炉につきましては平成9年に全面改修をいたしまして、11年後の平成34年が24年の耐用年数を迎える時期に当たります。4号炉につきましては、1号基、2号基がございまして、平成4年に新設稼働いたしまして、6年後の平成29年が25年の想定耐用年数期限となります。 ◆委員(栗原宏吉) 先ほども話に出ていました耐用年数はどのくらい見ておるわけですか。 ◎清掃施設管理課長(大槻敏彦) 耐用年数は、清掃センター自体が複合施設なものでございますから、炉の本体につきましては7年が耐用年数になっておりますけれども、総体的な建物全体でいきますと25年の耐用年数となっております。 ◆委員(栗原宏吉) 25年ということなのですけれども、もうそろそろかなり炉の修理とかが出てきているわけですが、どのくらいまで稼働を考えておるか、その点が一番大事だと思うのです。 ◎清掃施設管理課長(大槻敏彦) 新しい炉のことだと思いますが、平成29年を目標に新しい炉の建設を考えております。 ◆委員(栗原宏吉) 平成29年までは大丈夫だということでありますか。そうすると、まだ五、六年あるなという感じなのですけれども、それで修理等も毎年勘案しながら、平成29年を一応目安にしておるわけですか。
    清掃施設管理課長(大槻敏彦) 新しい炉につきましては、平成29年が耐用年数ということですので、今後、どういう形で建設するかということを今考えている最中でございます。これにつきましては、太田市単独ということもございますし、西邑楽3町の1市3町という広域ということもありますので、まだ協議会の立ち上げまで至りませんので、はっきりとしたお答えはできませんけれども、そういう形で修繕なり工事なりをしていきながら、ごみの処理の安定を図っていきたいと考えております。 ◆委員(栗原宏吉) この清掃センター、事業としてはハード事業で、計画も持たなくてはならないかと思う。五、六年などすぐにたってしまいますから。  先ほどの答弁のように、他市との連携も今後重要かと思いますが、その話というか計画とか、今は白紙状態でありますか。 ◎清掃施設管理課長(大槻敏彦) 白紙ではありません。勉強会が開かれておりまして、今、西邑楽3町との話し合いを進めている状況でございます。そして、平成29年が短いというような内容でとられるとちょっと困るのですが、これから土地の手当てをしたり、土地の環境問題を国に申請したり、いろいろな手続の中で考えますと、建設に3年かかりますから、時間的にはそれほどないというのが現状だと思います。 ◆委員(栗原宏吉) 他市との連携を今水面下でやっておると。他市ということは、まだはっきりしているわけではないから、はっきりしたことは言えないと思うのですけれども、いずれにしても、他市というのはまずどこですか。 ◎清掃施設管理課長(大槻敏彦) 先ほど西邑楽3町という内容でお話をしましたけれども、大泉町、邑楽町、千代田町の3町でございます。 ◆委員(栗原宏吉) 非常に大事かと思うのです。我々議会も、それぞれいろいろなところに、この清掃センターにはほとんどの人が研修に行っていると思うのです。PFI手法とかいろいろな施設を見ながら、もうそろそろそういう検討時期ではないのかということでみんな研修に行っているわけです。先ほども答弁の中に、例えば耐用年数が平成29年だとすれば最低二、三年かかるわけですから、もうそろそろ対応していただきたいと思いますが、それには、1市3町なり2町なりと決まった場合に、ではどこにするか、場所の選定もいろいろ時間がかかると思うのです。だから、そのような関係で、もうどんどん協議を進めていってもいいのではないかということでありますけれども、副市長にひとつ、最後にお願いします。 ◎副市長(清水計男) 新清掃センターの件については、昨年の予算特別委員会でも議論させていただきましたけれども、あのときには東毛広域のエリアでいかがですかという話が多分出たと思っています。あれから、私のほうでも東毛広域、館林市を中心にした館林市の組合との協議を重ねてきたのですが、館林エリアでは単独でやるという結論が出ました。そういうことでありますので、広域でやるというのが前提でありますので、西邑楽との感触で大泉とも協議しながらやってきたのですけれども、水面下では今おっしゃったとおり太田と西邑楽3町、いわゆるリサイクルプラザの1市3町の清掃組合の枠の中でやるのがベターではないかということの合意は行っております。ただ、正式認知がしてございませんので、今年度中には首長合意を何とかしたいと思っております。首長合意をかければ、各市町の職員も動きやすくなるのではないかということで、そういったことを今考えております。  4月以降の問題でありますけれども、特に大泉の副町長とも何回かお話をさせていただいておりますけれども、太田市に来年4月、組織の中に新炉建設担当を置くということを今考えて、庁議決定までさせていただいております。そういったことで、あと6年ということなのですが、これは補助金の関係もございますので、土地の問題はともかくとしまして、国との協議も当然出てくるわけでございます。ですから、長いようで短いということです。来年4月には発車したいと考えてございます。よろしくお願いいたします。 ◆委員(五十嵐文子) 168ページ、4款1項3目、予防接種事業のところでお伺いしたいと思います。  昨年は要望で終わった関係の子宮頸がんワクチン、また小児用肺炎球菌のワクチン等について今回助成していただけるということで、これについて詳細をお願いいたします。 ◎健康づくり課長(三吉陽) 子宮頸がん及びヒブと小児用肺炎球菌ワクチン接種について、一応公費負担という形になります。この事業が、今年度におきましては2月20日から3月31日までの実施、平成23年度につきましては4月1日から平成24年3月31日の期間という形になります。  期間は短いですが、今年度につきましては、子宮頸がんについて高校1年生相当年齢の女性の方、また、ヒブと小児用肺炎球菌については2カ月以上2歳未満の方に実施をいたします。平成23年度につきましては、子宮頸がんにつきましては、国の基準と同じような形で中学校1年生から高校1年生相当年齢の女性の方、ヒブと小児用肺炎球菌につきましては、2カ月以上5歳未満の方に対して自己負担金を無料で実施するという形になっております。 ◆委員(五十嵐文子) このワクチンによって1人でも多くの人の命が守れるということで、大変に感謝しております。  また、現在の高校1年生について、子宮頸がんワクチンについては個別に郵送されたということなのですけれども、4月以降の新中学1年生から新高校1年生までについての周知の仕方についてお伺いいたします。 ◎健康づくり課長(三吉陽) 平成23年度につきましても、子宮頸がんにつきましては、個別で郵送する予定はあります。ヒブと小児用肺炎球菌につきましては乳幼児ですので、今までの予診票と同じような形で郵送されるという形をとりたいと思います。 ◆委員(五十嵐文子) この子宮頸がんのワクチンの接種の仕方なのですけれども、これはどのような形でするのでしょうか。 ◎健康づくり課長(三吉陽) 子宮頸がんの接種ですが、基本的には接種回数は3回になります。1回目を打ちまして、1カ月後に2回目、そして6カ月後に3回目という形になります。  ヒブにつきましては、月数、年齢数によりまして回数が分かれておりまして、7カ月未満のお子さんにつきましては4回になります。1回目を打ちまして、4から8週間後に2回目、また、それから4から8週間後に3回目、1年後に4回目となります。7カ月以上1歳未満のお子さんにつきましては3回の接種回数になります。1回目を打ちまして4から8週後に2回目、そして1年後に3回目という形です。1歳以上のお子さんにつきましては1回の接種で終わりという形になります。  肺炎球菌につきましては7カ月未満のお子さんが4回、1回目を打ちまして27日以上あけて2回目、また27日以上あけて3回目、さらに60日以上あけて4回目、標準的には12から15カ月の間という形になります。7カ月以上1歳未満のお子さんにつきましては3回の接種、1回目で27日以上あけて2回目、さらに60日以上あけて3回目という形になります。1歳以上2歳未満のお子さんにつきましては2回、1回を打ちまして60日以上あけて2回目。2歳以上のお子さんにつきましては1回という形になります。 ◆委員(五十嵐文子) また、子宮頸がんワクチンについてなのですけれども、これは学校で団体で行うのか、あるいは各人で医者に行って行うのか、教えてください。 ◎健康づくり課長(三吉陽) 子宮頸がんワクチン、またヒブ、肺炎球菌につきましても、これはあくまで個別接種という形で集団では行いません。副反応の関係、また接種後、ある程度様子を見なければいけませんので、それはかかりつけ医において打っていただくという方法が相当かと思います。 ◆委員(五十嵐文子) わかりました。特に子宮頸がんワクチンについては非常に反響がありまして、受けたいけれども、上のお子さんが大学生で非常に費用がかかるためどうしようと思ったときに、今回助成していただけるということで、多くの反響をいただいております。そういった部分では非常に感謝しております。これで1人でも多くのお子さんの命が守れるのかなと思っております。  もう1点なのですけれども、日本脳炎ワクチンについても、今回、助成というか、1回、日本脳炎ワクチンが2005年から2010年まで未接種だった子どもたちについても、本年度、これが接種できると伺ったのですけれども、これについてお伺いいたします。 ◎健康づくり課長(三吉陽) 日本脳炎の予防接種につきましては、本来的には定期接種という形になります。だから、積極的に勧奨すべきものということだったのですが、ただ、旧ワクチンにつきまして、副反応、いろいろ問題がございまして、平成17年5月から接種勧奨が中止という形になっておりました。ただ、平成21年に新しい日本脳炎ワクチンが発売されて、第2期の予防接種にも使用できるようになったという形になります。平成22年8月の時点で旧ワクチンの消費期限といいますか、旧ワクチンがすべてなくなったという状況になりましたので、日本脳炎で1期の年齢を過ぎまして接種が完了していない方につきましては、9歳以上13歳未満の2期のときに1期の残りの分を接種できるという救済法がとられております。それが継続するという形になります。 ◆委員(五十嵐文子) 今、ちょっと聞き取れなかったのですが、9歳から13歳までのお子さんも平成23年度から受けられるということでよろしいのでしょうか。 ◎健康づくり課長(三吉陽) そのとおりです。 ◆委員(五十嵐文子) わかりました。大変感謝いたします。  もう1点なのですけれども、先ほどのに戻ります。子宮頸がんワクチンとまたヒブ、肺炎球菌ワクチンについてですけれども、これが実は来年度で終わりの事業と聞いております。また、厚労省のほうでは、厚生科学審議会の予防接種会において3ワクチンの定期接種化に向けた議論を進めているものの、国の補助事業が期限切れとなる2011年度以降について具体的な見通しは未定というふうになっております。そういった部分で、例えば2011年度なのですが、国のほうでこの予算というか補助事業が切れた場合、太田市としてはどういう方向にやっていくかということについて副市長にお伺いしたいと思います。 ◎副市長(清水計男) 最近の国の補助事業について、そういう期限切れというのが非常に多いなという感触がいたしております。切れた場合どうするかという議論はまだ早いかなと思います。切れないようにひとつ、太田市議会としてもそれなりの意見書なりをやっていただければ非常にありがたいと思っています。ぜひよろしくお願いいたします。 ◆委員(五十嵐文子) 引き続きまして、そのページに母子保健事業というのがございます。これについてお伺いいたします。 ◎健康づくり課主幹(池田静江) 母子保健事業につきましては、4カ月児、10カ月児、1歳6カ月児、それから3歳児健診等の費用が主でございます。また、妊婦健診の助成、最大14回分でございますが、それと不妊治療費の助成金が主な事業費でございます。 ◆委員(五十嵐文子) 妊婦健康診査助成金14回ということで、本年度も引き続き続けていただけて大変に感謝しております。そういう中で、不妊治療助成金ということで1,500万円ついておりますけれども、昨年度の実績がありましたら教えてください。 ◎健康づくり課主幹(池田静江) 昨年度の実績でございますが、平成21年度特定不妊治療費が176人、特定外が159人の支給をしております。 ◆委員(五十嵐文子) わかりました。多くの方がこの助成を受けているということで大変感謝しております。ありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。  次に参ります。174ページ、4款1項7目のところで、健康管理推進事業の内容を教えてください。 ◎健康づくり課主幹(池田静江) 健康管理推進事業につきましては、報償費が主な費用となりますが、これにつきましては健康推進員235名の報償費でございます。 ◆委員(五十嵐文子) わかりました。235名ということですね。  また、次に参ります。市民健康診断事業というのがございますけれども、これについて教えてください。 ◎健康づくり課主幹(池田静江) 市民健康診断事業につきましては、胃・大腸・子宮・乳・前立腺がん等のがん検診事業と、来年度、平成23年度につきましては結核検診、胸部レントゲン検診が65歳以上の方を対象として実施しておりますが、これに加えまして、対象年齢を40歳といたしまして、レントゲン、結核と肺がん検診をあわせた検診を実施したいと考えております。その費用等が含まれております。 ◆委員(五十嵐文子) わかりました。肺がん検診が含まれたということで、これはもうちょっと具体的に教えていただけますか。 ◎健康づくり課主幹(池田静江) 肺がん検診につきましては、65歳以上の方につきましては従来同様、胸部のレントゲン検診として、結核検診として無料で実施いたします。なお、40歳からにつきましては結核及び肺がん検診として実施いたします。肺がん検診につきましては、胸部のレントゲンに加えまして問診を実施いたします。その中で、ハイリスクの方、たばこを長期に吸っていらっしゃる方、具体的には50歳以上で1日の本数に喫煙年数を掛けて600を超える方というような基準を設けております。それから、血たんが出る方を対象に喀たん検査を実施いたします。検査方法につきましては、2人の医師に二重読影をしていただきまして、状況に応じまして、前年度のエックス線検査等を比較いたしました比較読影をいたす予定でございます。 ◆委員(五十嵐文子) わかりました。  もう1点、確認の意味で、2カ年計画というか毎年、去年、今年度で女性特有のがんの無料クーポンというのを送っておりまして、2年が過ぎたわけなのですけれども、これは平成23年度もやはり子宮頸がん、また乳がんの無料クーポンというのは実施されるのでしょうか。 ◎健康づくり課主幹(池田静江) 補助期間が延長されましたので、来年度も実施いたします。 ◆委員(五十嵐文子) わかりました。この無料クーポンを送ることによって検診率が上がったとかというデータはございますか。 ◎健康づくり課主幹(池田静江) 無料クーポンを利用される方の利用率は若干でございますが上がっておりますので、利用されているということでございます。 ◆委員(五十嵐文子) これが平成23年度に実施されますと3年ということで、多分これは20歳、25歳、30歳というふうに5年ごとの節目で送っていたと思うのですけれども、できればあと平成23年度、平成24年度、平成25年度とやると大体の女性がきちんと検診を受けられるということになりますので、また引き続きこの事業を続けていけることを祈りたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。  いろいろ検診についてお伺いしましたけれども、部長のご所見がありましたらお伺いいたします。 ◎健康医療部長(馬場克己) いろいろな国の助成もふえてまいりました。大変ありがたいのですが、何せ検診費というのが非常にかさんでおります。そういったことから、私どももその中で何を優先すべきかというのを選んできているわけなのですが、今回、臨時特例交付金という形で事業が始まりましたので、ぜひこれが継続されるように祈っております。 ◆委員(五十嵐文子) ありがとうございました。  次に参ります。184ページ、4款2項2目、焼却灰最終処分場業務委託料ということで2億4,422万9,000円とついておりますけれども、これについてお伺いいたします。 ◎清掃施設管理課長(大槻敏彦) 焼却灰につきましては、清掃センターの焼却炉から出たごみを燃やした灰については主灰と言いまして、普通の灰と考えていただいていいと思います。もう1つ、煙突から出る煙に入った灰のことを飛灰とかばいじんという表現をさせていただきますが、2種類に分かれております。この灰を3カ所の最終処分場のほうへ処分させていただいております。1カ所は長野県小諸市のほうへばいじんという煙の中の落とした灰を処分させていただいておりまして、平成23年度は2,900トンを予定しております。それと主灰と言いまして、普通のごみを燃やした灰のほうは2カ所で最終処分をしております。1カ所が山形県米沢市、それと群馬県草津町ということであります。米沢市については予定量4,000トンを計画しております。草津町については1,487トンを最終処分する予定でございます。 ◆委員(五十嵐文子) 詳しくありがとうございました。  心配なのは、この3カ所なのですけれども、まだまだ受け入れてくれるかという年数、これから受け入れてくださる今後の年数がわかれば、予定でよろしいのですけれども、お願いいたします。 ◎清掃施設管理課長(大槻敏彦) 年数なのですが、この3カ所を合わせて、これから15年以上、まだ問題ないという報告を受けております。 ◆委員(五十嵐文子) 安心しました。ありがとうございます。  最後にお伺いしたいのですが、ちょっとページ数がわからないのですけれども、太田市のリサイクル倉庫で資源ごみ持ち去りが続発ということで新聞に大きく出ていました。このことについて、昨年の12月に定例会等で処罰についての条例というのが制定されたわけなのですけれども、例えば今までは倉庫にいろいろな新聞、またはそういう資源ごみがあったのですけれども、この資源ごみを業者に売却したお金というのは今までどういうふうに使っていたのでしょうか。 ◎産業環境部参事(鈴木安夫) 行政センターに出されている資源ごみの関係だと思いますけれども、これについては、所管が他部署になるということもございますけれども、実態的には、聞いている範囲ですと、それぞれの地域ごとに区長を初めとする環境の関係者、これらの方が団体を組織されて、それらの方によって運営管理されていると聞いてございます。 ◆委員(五十嵐文子) それでは、例えばごみ置き場に出した資源ごみについては、このお金というのはどうしていたのでしょうか。 ◎産業環境部参事(鈴木安夫) これについては、いわゆるステーションに出された資源ごみとしての対応でございますので、行政回収をしてございます。市が業者に委託しまして、その業者が集めて、これをリサイクルプラザに搬入する。リサイクルプラザのほうで業者に入札をかけて、これで売却して、リサイクルプラザのほうの歳入になるという流れでございます。 ◆委員(五十嵐文子) わかりました。新聞にも、強戸地区のほうでは、行政センターに集まった資源ごみについてはトランポリンを買ったりとかということで地域に反映させていたと書いてありました。いろいろな場所でいろいろ工夫されていらっしゃるのかなと思いますけれども、これはこのくらいにいたしまして、これから違反者には20万円以下の罰金を課すという条例ができたわけなのです。4月から取り締まりとかいろいろされると思うのですが、部長のご所見をお伺いして終わりにしたいと思います。 ◎産業環境部長(横澤義隆) この資源ごみの持ち去りにつきましては、太田市だけではなく日本全国で問題になっているところでございます。私どもも議会の皆さんにお世話になりまして、4月1日より持ち去り条例を制定、執行するわけでございますけれども、これにつきましては、私どもも注意深く見守っていって、これは市の財源になるものですから、しっかりと対応して今後やっていきたいと思っております。 ◆委員(深澤直久) 168ページ、4款1項1目の救急医療対策事業と高度救急医療施設建設事業のところでお聞きいたします。  救急医療対策事業補助金をご説明いただきたいのです。 ◎健康づくり課長(三吉陽) 救急医療対策事業補助金につきましては、救急告示病院に対します輪番制の運営費補助金、休日歯科診療所の運営費の補助金、またNICUの運営費の補助金、それと救急病院の耐震補強促進事業の補助金というメニューに分かれて、その合算されたものがこの金額という形になっております。 ◆委員(深澤直久) 太田市に今救急病院というのが6つあるように思いますけれども、これは6病院すべてに適用するということでしょうか。 ◎健康づくり課長(三吉陽) この補助金につきまして、救急6病院に対して補助金は出ております。 ◆委員(深澤直久) 出ておりますということですね。これは救急患者を受け入れた数によって各病院が請求するということになっていると思うのですけれども、そういう考え方でよろしいのですか。 ◎健康づくり課長(三吉陽) 各病院に搬送された実績に基づいて、実際上、計算はもう少し複雑になりますが、その搬送数に基づいて当番日を決め、その輪番の当番日に基準、日額の単価を掛けたもの、それにプラス傾斜配分といいますか、受け入れた中に例えば入院相当の方がいらっしゃる、また入院したり手術をしたりした方がいらっしゃる場合には、それについて加算を掛けた金額になっております。 ◆委員(深澤直久) 10年前ごろ、ここの項目は7,000万円、8,000万円という数字だと頭の中で記憶しているのですけれども、現在、2億円を超える金額になった主な要因は。 ◎健康づくり課長(三吉陽) 平成16年度までこの輪番制の補助金については国、県からの補助金がついておりました。平成17年度からは三位一体改革という形で、これは市単の補助金の事業になっております。その中において、実際、各市町村とも苦しい財政状況の中で一応これを維持しようという形になってきたわけですが、特にそれに加わってきたのが全国的な医師不足と医療環境の悪化であります。その医療環境の悪化をこの輪番制の補助金で何とかしていきたいという意思のもとに、太田市では苦しい中でこれを増額させる。それに基づいて救急医療体制を維持していくという意思のもとに、こういう増額をした次第です。 ◆委員(深澤直久) そうすると、市民満足度調査を含めても、医療充実という形の中で受け入れ単価もだんだん上がってきたというふうに理解をいたします。  そういう中で、ここが今回、予算の中でもメーンにしておりますので、これから先、確認をしてみたいと思います。高度救急医療の建設が始まりました。先ほど説明をいただきました。その中で、我々太田市民は、今度は新総合太田病院ができた暁には、100%そこの救急のところが受けてくれるのであれば、多額の支援をしてもいいのではないかという意識を持っている方が非常に多いと思うのです。これに間違いありませんか。 ◎健康づくり課長(三吉陽) 救急の問題につきましては、救急医療体制、日本全国そういう状況ですが、どこのまちへ行っても100%受け入れという可能性はありません。たとえそばに大きな大学病院があって高度救命センターで救急医が20名いようと100%受け入れることはできません。そのため、太田市では地域型救命救急センターという形で24時間市民のために受け入れをできるような体制をとっていきたいと思っていますが、100%確実ということは難しいかと思います。 ◆委員(深澤直久) 100%というと1か100かのどちらかになります。でも、非常に高い医師で新たな病院ができたときには、もう間違いなく受け入れてくれるだろうと大方の人が思っているのですけれども、これは間違いですか。 ◎健康づくり課長(三吉陽) 間違いか間違いではないかというといろいろ議論の出てくるところなのですけれども、例えば現在、太田市で救急搬送された場合、管外への搬送率が20%あります。管外搬送されている方がいらっしゃるわけですけれども、逆を言うとそれと同数分だけ太田市内の病院は市外から受けています。ですから、毎日その時間帯における余裕が少なくなっている分、受け入れの数としては精いっぱい頑張っているということは言えると思います。  例えば、この太田の医療圏の医療体制がより充実する、救急体制がよりよくなった場合には、逆に市外からそういう方々が流入してきます。流入してくるということは、管外搬送率は逆に簡単には下がりません。この太田の医療圏のみならず、近在の医療圏すべての医療環境が向上しない限りは救急の受け入れについて100%ということはあり得ないと考えております。 ◆委員(深澤直久) 極端な言い方をあえてして言います。やはり自分のうちがそういうことが起きたときに受け入れられないのだというのがあっては、現状、まだ病院をつくっている最中ですけれども、そういう体制がきちんとそろっているというふうな担保を持って支援という形で金銭を出しているという思いが強いものですからあえて聞かせていただきました。100%ではないという答弁が返ってきたと思います。  では、ほかの5病院、救急対応の補助金もとっています。他の病院はどういう立場になってくるのでしょうか。 ◎健康づくり課長(三吉陽) 原則的には、今まで太田市については6つの民間の救急告示病院において救急を2次体制として受け入れてきたわけですが、その体制については、総合太田病院のほうで救命救急センターができたとしても変わりません。ただ、今の医療環境の問題点というのはすみ分けの問題です。初期救急はどこ、2次救急はどこ、高度救急においてはどこの場所という完全なすみ分けができていないためにこの混乱が生じていると考えております。  先ほど100%ではないと答えましたが、基本的には近在に受け入れられる可能性があるということは搬送時間の短縮につながる可能性があります。搬送時間の短縮とともに、現在、群馬県でドクターヘリ等がありますから、セレクトの幅が広がる。それによって救命率が上がるということは確実に起こると考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(深澤直久) 今、説明の中で、すみ分け等々を含めて、医療界、医師界のほうがまだ足並みがそろっていないというふうにお答えになりましたけれども、これは大変なことでありまして、できてからまだ調整ができていないということがあってはいけないと思うのですけれども、こちらは市ですから、そこの点に関してどのような調整が行われているのか、また行われていないのかお聞きいたします。 ◎健康医療部長(馬場克己) 医療施設の関係は、今回、太田市が総合太田病院に大きな支援をさせていただいていますけれども、全体の計画というのは県がおつくりになっている計画によって進みます。進むとはいえボーダーレスなのです。国境がないのです。群馬県が整備したものは埼玉県の人は使ってはいけませんというのはありませんので、全体の中で動いております。もちろん太田市の人が東京まで医療を受けにという形もできておりますので、そういった中で、地域医療を少しでもレベルアップすることによって太田市での安全安心が近くに来るということは確実にできますので、私どもは計画的にレベルアップをやっていきたいということなのです。  もう1つ、他病院、総合太田病院以外の5病院とは、現在、救急医療施設整備協議会というのを、名称がちょっと正確な表現になっていないかもしれませんが、協議会をつくらせていただきまして、その中で高度救急をやるところが1つできるわけですから、これはまだできておりません。総合太田病院が今のまま移転をして、プラスアルファ、高度救命をやる部署をつくっていただくという予定になっております。これは着々と進んでおりますので、3次救急ができたら次の2次救急を5病院で受け持っていただかないとそれがうまく回ってまいりません。また、2次救急から1次の診療所、または1次救急の部分との連携といいますか、その各種段階の連携を地域でつくることによって、よりうまく回していけるという他市の先進事例を私どもも見てきておりますので、その辺をぜひともうまくやっていただきたいということで今協議会が進んでおります。現在、2回開催をしておりまして、今後また5月、6月ごろ3回目を開催する予定でおります。 ◆委員(深澤直久) 大方のお答えをいただいたように思います。ただ、今、ちまたを歩いていまして、そういう中でも我々が当初思っていた100に近い思いから、現実というのはちょっと違うのだ、また、医療界を調整していくということも大変なのだなと。これだけの市も応援もしておりますことですので、当局も含めて医療界の調整、または打診、できたときには何だ変わらなかったのではないかということがないようにぜひよろしくお願いしたいと思います。  次に行きます。174ページ、4款1項6目環境衛生費の中で太陽光発電施設整備事業についてお聞きいたします。  これも平成23年度計画の中ではメーン事業に位置づけられております。まず、読んでみますと用地購入費5億円という形がありますけれども、これについてお聞きいたします。場所及びどのぐらいの面積なのか主に聞いていきたいと思います。 ◎環境政策課長(猪越和彦) この用地購入費につきましては、場所についてはさくら工業団地内を考えておりまして、太陽光パネルを利用して1,500キロワット、いわゆる1.5メガというような太陽光を利用した発電施設を考えております。 ◆委員(深澤直久) まだお答えしてもらっていないのですけれども、面積はどのくらいか。 ◎環境政策課長(猪越和彦) 失礼しました。面積につきましては約3万平米を考えております。 ◆委員(深澤直久) 3万平米ですと3ヘクタールということですね。  それで、この1,500キロワットというものは、3ヘクタールというと物すごく広いのですけれども、平らなところにどのぐらいの面積を要するものなのかお知らせください。 ◎環境政策課長(猪越和彦) これにつきましては、私どもの計算上、1,500キロワットの太陽光を平地に並べるというようなことで、その中に若干の管理棟、そして駐車場のスペースをとる、太陽光のパネルのほとんどが平地に並ぶ面積でございます。 ◆委員(深澤直久) 1,000キロが1メガでしたか。そうすると、ここのところ、平らなところにほとんど3ヘクタールとってしまうという説明ですけれども、きのうもちょっと言ったのですけれども、これは斜面ではできないものなのですか。 ◎環境政策課長(猪越和彦) 斜面を利用するというようなことも可能です。ただし、それにはいわゆる設置費、工事費等に費用が多額にかかってしまうということで、できれば平地を利用して設置を考えております。 ◆委員(深澤直久) 今、東電との約束の中でキロ20円ぐらいとか40円になるのだろうとか、ここら辺の情報はどういうのが確実なのでしょうか。 ◎環境政策課長(猪越和彦) これにつきましては、一昨年、これは個人住宅ですけれども、いわゆる余剰電力が24円から48円に変わった。そしてまた、この4月から非住宅の余剰電力の売電単価も今まで24円だったものが40円で買い取っていただけるというような中で、500キロを超えるような発電施設については、いわゆる売電というのが今12円ということで、これについて国等の動向については、来年の4月から全量買い取り制度が行われるという中で、こういう大規模なところから発電した電気というのは一体どのくらい買っていただけるのかというようなことで、ことしの1月に経済産業省、また環境省等に出向いて、その辺の情報を確認してまいりました。両省とも、片や経済産業省については全量買い取り価格が20円から30円を想定している。また、環境省については30円から40円という買い取り価格を考えているというようなことで、まだ国の動向もはっきりしていない状況でございます。 ◆委員(深澤直久) 20円台から40円になった、そういう約束が将来的にできるということは、倍になるわけですから、売電をするということが投資につながっていく。それを売れるということなので、歓迎する姿勢、また投資したらどうかというふうな思いもあります。その中で、やはり売るという形であれば、そこに調査で使うとかいろいろな方法論があるやに思いますけれども、1,500キロワットないし2,000キロワットぐらいであれば、普通の電線をちょっとした変圧器を通せばそのまま入ると思いますけれども、そこら辺の考え方はどういうものですか。 ◎環境政策課長(猪越和彦) さくら工業団地で発電した電力等については、例えばこの市役所庁舎、また各公共施設に東京電力の送電線を利用して送るというようなことでございます。
    ◆委員(深澤直久) そういう形で送るということ、東京電力にお売りして、こちらから取るという交換的な考え方なのかと思うのですけれども、それが1つ。  もう1つは、直接売ってしまうということもいいかなと。市長は、こちらを使うと、それがただになるという思いがあるので、1つの考え方です。例えば地域に分けてもそれまでです。多分この1,500キロワットないし2メガというのであれば、庁舎が全部できて、各行政センターぐらいまで1メガ、1,000キロワットぐらいでいってしまうのではないか。小さいものを幾つかつくれば、その地域ぐらいただにすることまでできてしまう、そのような数字というふうに少し勉強すると見えてくるのです。そういう中で、この電力を売るということが仮にできるとすると、多分、六、七年で元が取れてしまうのではないか。そうすれば、斜面にこの費用を投資し、その斜面でできるのであれば、ここの5ヘクタールの用地は浮いてくる。特に、あそこは雇用を創出する工業団地ということで出てきたものです。数年の中で、今どなたが買っていただくか、流動的なところも多いと思いますけれども、あそこがやはり稼げるところだというところで土地を大事に使っていく。もし斜面でできるのであれば、これも1つの考え方ではないかと思いますけれども、そこら辺、部長はどのようにお考えでしょうか。 ◎産業環境部長(横澤義隆) 工業団地の目的自体が今委員がおっしゃいましたような目的でつくっているわけですけれども、私ども、当初のころは市長には斜面ということで言っていました。費用対効果の面でも市長にいろいろな提案をしてきたわけですけれども、市長も去年の10月ごろは、かかるなということで考えていました。それを私どもが非常に熱く思いを語りまして、ぜひ市長、つくらせてくださいということで言った経緯があります。多分、その辺に市長も大変心を打たれて、北部工業団地と関連がありますので、また、北関道も開通いたしますので、お客さんもつくれば来るよなということでした。だから、私どもの思いを受けていただいて、つくらせていただいたのかなと私は思っております。 ◆委員(深澤直久) やはり5億円というお金は大変金額の高いものであります。それがもし斜面を使うことで多少設置費、今、北部運動公園で斜面につくっています。そういうものも参考事例というふうに考えておりましたものですから、斜面の面積が一体どのくらいあるか、この辺はわかりますか。平らにしたものだから相当斜面があるのではないか。また、ここら辺に対して何らかの規制があるのかお聞きしたいのです。 ◎産業環境部長(横澤義隆) 斜面ということが安全性に非常に問題があるということで、市長も大変頭を悩ませていたようです。私ども、斜面を使わせてもらえれば一番ベストな体制でできたわけですけれども、まず、費用面とその安全性、もし工業団地で進出企業がありまして、斜面が崩れてしまったとか安全性の問題で支障が出てしまった場合には事件にもなりますし、悪い意味での話題にもなってしまいますので、その辺は市長が大変頭を痛めたのだと思います。今、課長のほうで費用等については答えがあると思いますけれども、よろしくお願いいたします。 ◎環境政策課長(猪越和彦) このさくら工業団地の総面積が41.2ヘクタールということで、平たん地の面積が21.3ヘクタール。そうしますと、いわゆる斜面、またその周辺にいろいろな施設ができるというようなことで、斜面の面積はおおむね19.9ヘクタールになるのかと思っております。 ◆委員(深澤直久) 19.9ヘクタール、この中で危険なところがどのぐらいあるのか。今、部長の答弁がありましたけれども、危険であると。そういうところばかりなのか。これはあくまでもどうせいというのではありません。ただ、うまく土地を使ってそういうことができるのであればよりよいではないかと、予算書を見ながら思ったことであります。副市長のお考えはどのようなところでしょうか。 ◎副市長(清水計男) 本会議でもこの議論はありましたと思いますけれども、斜面の問題でありますけれども、土地開発公社のほうでは、斜面も含めた分譲を計画しているということは委員の皆さんもご承知だと思います。工業団地としての緑地の問題として、斜面部分も含めて分譲をする。もちろん単価計算は別にしてありますけれども、そういった土地開発公社の計画があるということ。それと今言った斜面の活用をしたらと言うのです。私もそれはちょっと言ったことがあるのですけれども、やはりこの大型な太陽光発電装置については、斜面利用はコスト的に極めてだめだという話であります。全国あるいは海外を見ても、平地に直接的に敷いてあるというのがコストパフォーマンスが生きるのかと思っています。ただ、そのイニシャルコストの問題と、その後、これからまた議会にはご報告しなくてはならないのですが、どうランニングでコストパフォーマンスを行うかという設定を今しています。市長は財団と言いましたけれども、市と財団と電力の小売り業者の3つでの1つのコストパフォーマンスという結果になろうかと思っております。ぜひ9月までには結論を出したいと思いますので、その間、でき次第、議会の皆様にはご提出したいと考えてございます。 ◆委員(深澤直久) ぜひ少し教えてみてください。想像的には、予算を見て工業団地ですから、先ほども言ったように優良企業が来てもらう。3ヘクタールというのは相当な数字であります。これを有効活用していくというのが1つ。それから、斜面が危険だ、コストがかかるということも、20円から40円になると売電というものが仮にできたとしたら、そちらに使うという形が出てくればまた違った考え方も出てくるのかな。想像してください。あの斜面、全部パネルにできたらこれはすごくいい工業団地に見えるかと思います。  以上で終わります。      ◎ 休     憩                                       午前11時4分休憩 ○委員長(市川隆康) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午前11時25分再開 ○委員長(市川隆康) 休憩前に引き続き会議を開きます。  議場内の気温が上昇しておりますので、上着については脱いでいただいて結構です。  他にご質疑ありませんか。 ◆委員(小暮広司) 172ページをお願いします。4款1項6目、次世代エネルギーパーク運営事業ですけれども、これは3年継続だと思うのですけれども、そこら辺の事業内容をお願いします。 ◎環境政策課長(猪越和彦) これにつきましては、昨年の4月3日にオープンいたしましたエコハウスの管理運営事業でございます。 ◆委員(小暮広司) 3年継続ということですね。そういう中で、エコハウスの費用ということですか。 ◎環境政策課長(猪越和彦) そのとおりでございます。 ◆委員(小暮広司) どのような事業をやっているのか、お聞かせ願います。 ◎環境政策課長(猪越和彦) これにつきましては、エコハウスの環境学習、そしてまた次世代エコハウスそのもののPR等を行っております。 ◆委員(小暮広司) そういう中で1年たったという中で、成果、またはいろいろな関心のある人が来ていると思うのですけれども、そこら辺をお願いします。 ◎環境政策課長(猪越和彦) エコハウスの利用状況等でございますけれども、昨年の4月からことしの2月末までに来場していただきました皆さんは2万6,684名、また、この利用者等の内容でございますけれども、視察研修が16回、また研修等で使っていただきました回数が14回、視察研修が11カ月で30件ほどでございます。 ◆委員(小暮広司) そういうように、太田市の場合、太陽光のまち、本当に太陽光発電をいろいろな面でやっているわけですけれども、それがことし、いよいよ174ページの太陽光発電施設整備事業ということでさくら工業団地に用地買収が5億円で見積もられております。先ほど同僚委員もこの関係で質問したわけですけれども、それに関連して何点か質問させていただきます。  用地を5億円で購入されて、1.5メガの発電の施設をつくるということですけれども、その中で、これからソーラーパネル等を設置していくと思うのですけれども、それに関する費用はどのくらいを見積もっているのかお聞きいたします。 ◎環境政策課長(猪越和彦) 設備費用といたしまして、5億7,000万円ほど見積もっております。 ◆委員(小暮広司) 5億7,000万円でこの施設をこれから予定するということですけれども、ここから発生する電気、先ほども副市長が答弁していました。はっきりした答弁は聞けなかったわけですけれども、この1.5メガの発電、どのような用途、または用途先というのですか、そこら辺の見込みがありましたらお願いします。 ◎環境政策課長(猪越和彦) この1.5メガから発電できる電気が157万6,800キロワットアワーでございます。それに対しまして、電気の小売業者等が電力の自由化という中で、電気をキロ30円で買っていただける。そしてまた、こうした再生可能なエネルギーから発電した電気について、いわゆるグリーン証書というのがございまして、そうした売買ということでキロワットアワー4円を考えておりまして、1.5メガから生まれる電気の収入ということで、キロ当たり34円を掛けますと年間5,361万1,000円が収入として入ってくるというような計算をしてございます。用途といたしまして、市役所、また各公共施設等に送電できればありがたいと考えております。 ◆委員(小暮広司) 先ほど同僚委員が質問したときには、もう少し値段が高く売れるような話だったわけですけれども、そこら辺の事情というのはどうなっているのですか。 ◎環境政策課長(猪越和彦) これについては、先ほどもお答えいたしましたけれども、いわゆる全量買い取りというのは来年の4月1日から施行される予定ということで、そういうふうになった場合には、先ほど話をしました今私どもが考えたシミュレーションに上乗せをしていただける。上乗せということは、全量買い取りが幾らになるかまだはっきりしませんけれども、そうした部分が先ほどの売電単価に上乗せをして買っていただけるという内容です。 ◆委員(小暮広司) そういう中で、市役所とか財団、小売業者をつくるというような話も出ましたけれども、そこら辺のお考えをお願いします。 ◎環境政策課長(猪越和彦) 今回の来年度用地購入ということで5億円だけしか盛っていないという中で、このメガソーラー発電所については、来年度に完成ということで設備費用が盛っていないというようなことでございます。実は先ほどから出ておりますものづくり財団と協働連携を図りながら、設備については、財団で低利な融資を受けて設備をつくる。そして、でき上がった後に太田市がそれを一括して借り上げる。そしてまた、必要な経費については財団の運営資金に充てていただきたいという流れの中で、このメガソーラー発電所をつくってまいりたいと考えております。 ◆委員(小暮広司) 幾つか具体的にあらわれてきたわけですけれども、ものづくり財団に任せる、またそのできた電力をどこへ売るわけですか。 ◎環境政策課長(猪越和彦) 今、市長も今回のメガソーラーについて、電気の地産地消をしていきたいというようなことで、先ほどからも話をしておりますように、行政、市役所だとか公共施設のほうに、あそこからできた電気を送っていきたいと考えております。 ◆委員(小暮広司) 今、市役所という具体的なものが出ました。そういう中において、市役所の1日の電力消費量はどのくらいあるのですか。 ◎環境政策課長(猪越和彦) これはちょっと前のあれですけれども、平成20年度で市役所の電気使用量は241万3,000キロワットアワーでございます。また、平成21年度は234万5,000キロワットアワーでございます。 ◆委員(小暮広司) そうすると、さくら工業団地で発生した1.5メガだとちょっと足らないような気がするわけですけれども、おおよそどのくらい賄えるということですか。 ◎環境政策課長(猪越和彦) 約67%でございます。 ◆委員(小暮広司) そういう中で、太陽光は年々、最初の年は確かに100%にすると思うのですけれども、経年劣化等を考えられると思うのですけれども、そこら辺はどのような認識でいるのかお願いします。 ◎環境政策課長(猪越和彦) これにつきましては、私どものシミュレーションでは20年の中で考えておりまして、いわゆる太陽光パネルの法定の耐用年数ということで17年でございます。また、この太陽光パネルというのは太陽の光を受けて電気を発電する、そしてそれは直流電気ということで、それを公共施設等で使う場合には交流に変えるというような装置、パワーコンディショナーというのがあるのですけれども、その耐用年数が10年でございます。 ◆委員(小暮広司) 耐用年数も考慮に入れた中で設計はしている。この事業は莫大な費用をかけるということですので、最終的には太田市にどのくらい利益があるのか、そこら辺が最終的な目標だと思うのですけれども、どのように見積もっておりますか。 ◎環境政策課長(猪越和彦) これについては、来年から始まる全量買い取りは単価がわかりませんので、今まで私どもが考えてきたシミュレーションでいきますと、太田市に20年という長いスパンでございますけれども、この20年のうちで財団で借りていただく元利均等を17年でお返しするというようなことを考えますと、20年間で1億1,662万4,000円が収入として入ってくると考えております。 ◆委員(小暮広司) 本市にとってはプラスになっていく事業であるという認識。きのうの私の質問に対しても、本市は輸送産業だけではなくてガスとか電力の関係の事業も起こすのだ、また、そういう中からの利益を得る、そのような発言等もいただきました。太陽光のまちということで、ぜひともこの事業を成功させていただければと思っております。  続いて、506ページ、下水道事業等会計ですけれども、平成22年度比で下水道事業は3.4%減の65億6,500万円というような予算計上になっておりますけれども、その減の要因をお聞かせ願います。 ◎上下水道局参事(大隅良也) 514ページに下水道事業等会計の資金計画がございまして、前年度、また当年度ということで67億円とそれぞれ比較がございまして、減収が4,300万円ということであります。この中で、それぞれ三角の数字が出ておりますが、営業外収益、また国庫補助金、受益者負担金分、こういった形でそれぞれ減収を見込んでおります。 ◆委員(小暮広司) 下水道、本市の場合は決して普及率がいいほうではないと思っております。そういう中で、本市の平成23年度の基本的な構想の中で、なかなか下水道関係というのは記載をされていない、自分ではそのような認識があるわけですけれども、そこら辺は重要な施策の1つかと思うのですけれども、そこら辺のご見解をお願いします。 ◎上下水道局参事(大隅良也) 上水道事業及び下水道事業会計のまさに予算書の提示の仕方を質問なされたのかと思うのですが、実は地方公営企業法という法律がありまして、その中で水道事業、下水道事業、それぞれ公営企業法を適用しております。この中で、款、項を議会議決するという形で、また附属資料として資金計画、こういった資料をつけなさいという法律に基づいた予算の議会に対する提出でございます。 ◆委員(小暮広司) では、具体的に質問させていただきます。  新田処理区の関係なのですけれども、新田処理区の下水道処理の進捗状況、そこら辺をお願いします。 ◎上下水道局参事(深澤美知夫) 新田処理区につきましては、旧太田市の西側、旧尾島町、旧新田町、旧藪塚本町、これを称して新田処理区と言っております。ここ一、二年は特に旧藪塚本町地区が下水についてはおくれていますので、この辺を重点的にやっている状況でございます。 ◆委員(小暮広司) 進捗状況というのですか、それと接続率、そこら辺がわかりましたらお願いします。 ◎上下水道局参事(平野弘) 新田処理区の進捗状況ということでお答えいたします。  まず、新田処理区の下水道の全体計画面積ということで申しますと、2,964ヘクタールが全体計画面積になっております。そのほかで整備済み面積が現在414ヘクタールということで、全体面積に対しまして整備率が14%ということになっております。また、接続率でございますが、太田市公共下水道の接続率といたしまして、平成21年度末の数字になりますが、80.4%という数字でございます。新田処理区につきましては60%弱という数字になっております。 ◆委員(小暮広司) 全体的には80%、新田処理区の場合はまだまだ接続率は低い。管は通っているけれども、なかなかつないでくれない、そのような状況が今聞けたわけですけれども、そういう中で、今、尾島、宝泉、あと旧新田、旧藪塚、そこら辺の新田処理区の今現在の地区名というのはわかりますか。それと、これから伸びていく場所、これから予定する場所等がわかりましたらお願いします。 ◎上下水道局参事(平野弘) 地区名と申しますと、町名ということでよろしいのでしょうか。 ◆委員(小暮広司) はい、そうです。尾島地区ではどこ、新田地区ではどこ、藪塚地区ではどこ。 ◎上下水道局参事(深澤美知夫) 平成23年度は主には、先ほど話しましたけれども、大原町、旧新田町については木崎町、旧尾島町については亀岡町、この辺を重点的にやっていきたいと思っております。 ◆委員(小暮広司) そういう中で、そこの年度というのがあると思うのですけれども、次年度の予定地区というのはわかりましたらお願いします。 ◎上下水道局参事(深澤美知夫) 平成23年度は、従来どおり、新田処理区については先ほどお話ししました地域、区域を整備していきますが、平成24年度につきましては、新田処理区については旧尾島町の世良田地区、これは認可を受ける予定でございますので、これを平成24年度からは進めていきたいと思っています。また、旧新田町につきましては、かなり整備率が上がっていますので、今後、認可区域を拡大しまして、どんどん北へ延ばしていこうと思っています。 ◆委員(小暮広司) 認可区域の年度があると思うのですけれども、何年度からということですか。 ◎上下水道局参事(深澤美知夫) 認可区域は新田処理区で考えておりますので、旧新田町については現実的には認可区域を拡大する予定はございません。旧尾島町の世良田地区、それから旧藪塚本町の大原地区になるのですか、その辺の拡大をしていこうと考えております。ですから、これは五、六十ヘクタールの認可を受けまして、それを6年から7年かけて整備をしていくという考え方でおります。 ◆委員(小暮広司) 新田地区に限りますと、木崎地区はほぼ整備が終わっているのかという感じがするのですけれども、その次に待っている地区というのが幾つかあるわけですね。多分、合併前の計画ですともっと上へ来ているという感じを受けるのですけれども、それがこの次の予定にもないということですか。 ◎上下水道局参事(深澤美知夫) 今後、旧新田町につきましても、先ほど話しました北へ延びていくということで、これも平成25年度あたりから調査、やはり費用対効果がございますので、民家の集中していないところに公共下水道をつないでも余り効果はございませんので、旧新田町につきましても、そういう民家が集中している、集合処理でできる地区につきましても、そういう調査をいたしまして、エリアを決めて認可の準備をしていきたいと思っています。 ◆委員(小暮広司) 期待して、質問を終わります。 ◆委員(白石さと子) 184ページ、4款2項3目のクリーンセンター等管理運営費のことでお伺いいたします。  クリーンセンター運転管理委託料は、昨年度比73.5%増ということで、金額にいたしますと約1億円増額となっておりますが、先ほど同僚委員の質問の中で3カ所ということがございましたので、3カ所の事業内容と委託先、予算配分、それから新たな事業の取り組みがあったということも含めて、昨年と変更になった点をお聞かせください。 ◎上下水道局参事(平野弘) まずこの3カ所の事業内容でございますが、太田のクリーンセンター、第一、第二とございます。こちらで処理しております量が、太田市全体のし尿処理量といたしまして、平成21年度7万1,556キロリットルという数字になっておりますが、そのうち太田の第一、第二で処理しております量が5万4,000キロリットル、新田のクリーンセンターにおきましては9,200リットルという処理になっております。また、旧藪塚地区に貯留槽施設というのがございまして、こちらに搬入される量が年間約8,300キロリットルという数字になっております。こちらは以前、今年度まで桐生市に処理委託しておったのですが、来年度からは太田市で全量処理するという形をとる予定でおります。  管理委託料の今年度と来年度の予算の大幅な増額ということでございますが、クリーンセンターの現在の委託が平成20年から平成22年までの委託ということでございまして、この委託内容が施設の維持管理、運転管理委託のみの委託ということでございました。来年度から新しい3年間の契約を結ぶ予定でございますが、その中で、この委託を包括的な委託にしたいということで、光熱水費、それから燃料費等をこの管理委託料の中に含んでおります。その形で、約9,900万円ほどこの部分の来年度予算がふえているという状態でございます。 ◆委員(白石さと子) 施設設備と清掃委託料、それから光熱費5,600万円の3費目について計上がされていないかったものですから、私も今のご説明で理解できました。  昨年、産業廃棄物委託料2,448万円というのが計上されておりましたけれども、これはやはりこの中に含まれるという理解でよろしいのですか。 ◎上下水道局参事(平野弘) 産業廃棄物処理委託料というのは先ほど申しました桐生市への委託料ということでございます。今年度が2,400万円、来年度がゼロという形で計上してあります。 ◆委員(白石さと子) わかりました。  それで、これは大分老朽化している。昭和59年に開始という第一のほうは随分年数が経過していまして、これはほかのところと比較して機能はされているのですか。大丈夫なのですか。 ◎上下水道局参事(平野弘) ご存じだと思うのですが、実は、今、太田の第一と第二のクリーンセンターが建物は近いところにある。搬入は第二のクリーンセンターに搬入いたしまして、それを分散して第一に送っております。第一におきましては、水処理はしておらないのですが、そこで汚泥の濃縮という作業を行いまして、それをまた第二に返送しております。汚泥処理については第二ですべて行っているということで、第一のクリーンセンターは100%機能しておらないのですが、一部の濃縮機能だけは稼働しておるという状態でございます。 ◆委員(白石さと子) それでは、今のご説明ですと、第一は老朽化しているという受けとめ方をしますけれども、それでも、それがないと機能していかない、第二だけではだめだという理解でよろしいのですか。 ◎上下水道局参事(平野弘) 投入量に対しまして、第二クリーンセンターですべて処理できないという部分があります。それと、先ほど申しました汚泥の濃縮ということがありまして、第一で発生した汚水につきましては、公共下水道の処理場に流しておりまして、公共下水道で水処理は行っておるという状態でございます。なので、確かにご指摘のとおり、多分3施設とももうかなり古くなっておりますので、以前からし尿処理施設の基幹整備ということで実施計画にうたわせていただいております。今年度、その関係の予算がつきまして、今後、クリーンセンターの見直しを考えていくということで、今年度、再構築の基礎調査、業務委託というのを発注いたしました。今後、また何年間かかけまして、長寿命化の計画であるとか予算のつきぐあいにはよるのですが、その辺を検討していきたい。平成26年ごろには施設の改築なりを行いたいと思っております。 ◆委員(白石さと子) 部長にお伺いします。ただいまの答弁で、何か先の明るいようなお話でしたけれども、今の答弁でよろしいわけですね。平成26年には期待されるわけですね。 ◎上下水道局長(阿藏照雄) いずれにしても、今後、維持管理等いろいろ水道、下水道はかかるわけですけれども、今の見通しでいきますと、いい形で努力していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(白石さと子) わかりました。  それから、申しわけないです。同ページなものですから先にこちらを質問してしまいましたけれども、そこから若干上になりますが、ごみ収集経費について質問したいと思います。  ごみ収集業務委託料が5億1,900万円ということですが、昨年5億1,971万1,000円ということで幾らか減額となりましたけれども、これは何らかの努力がそこに見受けられるという理解でよろしいのでしょうか。 ◎産業環境部参事(鈴木安夫) 努力ということではないのですけれども、財政の査定ということでの結果であります。 ○委員長(市川隆康) 鈴木課長、もう1度はっきりお願いいたします。 ◎産業環境部長(横澤義隆) 済みません。今、担当課長は努力ではないと言っていましたが、私どもは極力少なくなるように努力していますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(白石さと子) ご努力が実っての計上というふうに私は判断しております。それで、この委託先の業者はどのくらいあるのでしたか。 ◎産業環境部参事(鈴木安夫) 燃えるごみと不燃ごみ、いずれも6社ずつで構成された組合をつくってございまして、その意味から申しますと、いずれも1社ずつということになります。 ◆委員(白石さと子) そうしますと、これは同じところにずっとお願いしているようなスタイルでしたか。 ◎産業環境部参事(鈴木安夫) 現在、従前どおりと申しますか、いわゆる随意契約という形で同一の業者に委託しているということでございます。 ◆委員(白石さと子) これは、何年か経過しますと入札をされたのが過去にあったような記憶があるのですが、それはどのようなことになっておりますか。 ◎産業環境部参事(鈴木安夫) 品目によって過去において入札を執行したという話は聞いてございます。 ◆委員(白石さと子) それでは、過去においてあったけれども、今後はそういう予定はないというふうなお答えでよろしいのですか。 ◎産業環境部参事(鈴木安夫) 公金支出という点から、透明性というものを高めていくのが要請でもありますし、私どもとしても当然のことだと思っております。ただ、業務の内容からして例外則によらざるを得ない、やむを得ず随意契約という形をとっておる次第でございます。ただ、いつ何どきでもこれについては検証していく必要があると考えております。 ◆委員(白石さと子) 検証という言葉が出ましたので、71万1,000円の減額が努力されたということで評価しますけれども、近隣で入札を行って大分削減できたというお話も伺っておりますので、そういったことも含めて検証、もしくは検討でも前向きな検討、部長、いかがですか。
    ◎産業環境部長(横澤義隆) ごみの経費につきましては、皆さんにご負担をかけて、大変かかる事業でございます。これにつきましては、うちも一丸となりまして、前向きに、なるべく費用のかからない方法で入札等をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(白石さと子) いろいろと事業によっては、このごみだけでなくて入札というのはついて回るものかと思っていますので、ぜひその辺の前向きな検討をお願いしたいと思います。  それから、部長にお伺いしたいのですけれども、太田は太陽光のまちというふうなことでいろいろ環境に力を入れていますね。私などは数年前でしたけれども、群馬県内の女性の方、バス1台引き連れまして太陽光を城西の杜まで視察に行ったということがありました。自他ともに認める環境のまちであると私は思いますが、部長はいかがでしょうか。 ◎産業環境部長(横澤義隆) 先ほども太陽光発電の施設の関係で質問が出ましたけれども、これにつきましては21世紀の太田市を代表する目玉事業であると私どもも考えております。これについては皆様のご協力を得ましてぜひ成功させたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(白石さと子) ということは、太田は環境のまちだということで一言おっしゃってください。 ◎産業環境部長(横澤義隆) 城西の杜ができまして、太陽光が太田市においては非常に脚光を浴びておりまして、その後、スーパーエコハウス、また北部運動公園にエコハウスということで環境の目玉事業を立て続けにやってまいりましたけれども、日本全国の各方面から環境につきましては問い合わせ等、視察等が来ております。自他ともに認める、私もここにいる産業環境部の課長以上もすべて太田は環境のまちであると、申しわけないですけれども、産業環境部が太田を代表しているのかな、このような自負心も持っております。ひとつよろしくお願いいたします。 ◆委員(白石さと子) とてもすばらしい部長の答弁をいただきまして、私もほっとしております。ほっとしているというか、本当に感銘を受けたような状況です。  そこで、太田市が1市3町の合併をしたときに、調整をした都市宣言の看板がありますね。環境都市宣言というのがあるのです。私もどこというのはチェックしていないのですけれども、その看板がまだ5カ所ほど市内に設置されているのです。それで、これは撤去するのにお金がかかるのです。ですから、そのままそれをリニューアルして環境宣言の都市、この合併のときには都市宣言はしないと断言してあるのです。それで調整済みになっているものですから、私もこれほど環境のことにいろいろ手を尽くしたり、自他ともに認めているような環境のまちであるのですから、せっかくの機会ですから、それを生かすという方法はいかがでしょうか。 ◎環境政策課長(猪越和彦) この看板につきましては、5カ所あるということで、場所については、尾島歴史公園駐車場の辺に3カ所、新田荘歴史資料館に1カ所、また尾島の文化財事務所の門柱にその看板が設置されているというようなことでございます。そうした中で、これから私どもも精査してまいりますけれども、旧尾島町のときに設置したということがわかりまして、もう随分時間もたっておりますので、経年劣化等があれば、そうしたものは撤去をしていきたい。また、有効に利用できるものであれば、今話が出ましたように太田市は環境に配慮しているまちだということで、そうした言葉がこの看板を利用して再利用できないかということもこれから考えていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(白石さと子) それでは、県内で前橋市は環境都市宣言がされているのです。前橋市と比較して太田市は環境に対してどうですか。 ◎産業環境部長(横澤義隆) 前橋市との比較が出ましたけれども、私どもは前橋市には負けない、高崎市にも負けないという気概でやっておりますので、この意気込みをよろしくお願いいたします。 ◆委員(白石さと子) 全くそのとおりだと思いますので、ぜひ先ほどの課長の答弁のように、再利用はいずれにしても、この環境都市というので、太田市はこうなのですよということを前面に出して頑張っていただければと思います。副市長、いかがですか。 ◎副市長(清水計男) 質問の項立てが最後は環境宣言しなさいというのかなと思って、たしか昨年の予算、決算、どちらだったかちょっと忘れましたけれども、その話が多分出ました。 ◆委員(白石さと子) 違うところでやったの。私は一般質問でやりました。 ◎副市長(清水計男) 一般質問でしたか、失礼しました。  この環境宣言の問題については、今、担当部長が力強く、うちは環境宣言をするまでもなく環境を標榜している、先進都市をいっているというような答えだったと思います。私もそのとおりだと思っております。また、昔つくった環境だとか平和だとか交通安全だとか、いろいろな雑多な看板の問題についても議論させていただきましたけれども、昨年度、企画部が中心になって全部調べてございます。所管と協議しながら再活用の仕方あるいは撤去の方法論、それは所管で決めてくださいということで終了していますので、また時がたちましたので、その結果を集約してみたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。 ◆委員(白石さと子) この機会に、せっかく部長の力強い答弁をいただいたので、私は部長が後ろ髪を引かれることがないように卒業できるように、ぜひそういった考えを皆さんお持ちいただいて取り組んでいただければと思います。  また、最後にもう1度部長から、もう後ろ髪が引かれることのないような答弁でぜひお願いします。 ◎産業環境部長(横澤義隆) 大変ありがたいお言葉をいただきまして、私もやめたくはない、まだやりたいという意気込みなのですけれども、こればかりは年に関係いたしますので、ぜひ後輩にこの気持ちを伝えていきますので、ひとつ環境のほうを面倒見ていただければと思います。よろしくお願いします。      ◎ 休     憩                                        午後0時8分休憩 ○委員長(市川隆康) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後1時10分再開 ○委員長(市川隆康) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(市川隆康) 先ほどの白石委員の質問について、平野参事から発言の申し出がありましたので、これを許可いたします。 ◎上下水道局参事(平野弘) 先ほどクリーンセンターの再構築事業に関しまして、施設の改修工事着手は平成26年度ということで申し上げたのですが、この平成26年度という数字につきましては、あくまでも担当者の希望ということでご理解いただきたいと思います。今、委員ご指摘のとおり、かなり老朽化している施設でありまして、いつダウンしてもおかしくない施設になっております。その中で、担当者、請負業者、それぞれ苦労しながら維持管理しておるわけですが、万が一ダウンしてしまいますと市民生活に与える影響も大きい施設でありますので、担当者とすれば一日でも早く改修したいという希望がありまして、私どもで今考えている計画の中では、最短で平成26年度という計画にはなっております。今後、その年度を目標にいたしまして、要望等をしていきたいとは思っておりますが、場合によっては諸事情によりまして、もう少し延びる可能性もあるということでご理解いただきたいと思います。 ◆委員(白石さと子) ただいま担当者からのお声でありましたけれども、担当者、現場の希望というのが希望どおりにかなうように、耐用年数を勘案しての計画に基づいて進めていただければありがたいと思います。要望といいますか、その辺につきましてどなたかに伺いたいのですけれども、現場の方、応援しますからぜひ頑張ってください。 ◎上下水道局参事(平野弘) ありがとうございます。頑張りたいと思います。 ○委員長(市川隆康) 他にご質疑ありませんか。 ◆委員(永田洋治) 178ページ、4款衛生費1項10目13節委託料の中で、公害対策事業の下から2番目、調査委託料1,350万円が計上されていますが、公害対策事業というからには何を調査委託しておるのでしょうか、挙げてみてください。 ◎環境政策課長(猪越和彦) この公害につきましては、いわゆる大気汚染、水質汚濁、騒音、振動、悪臭等の調査でございます。この調査委託料の1,350万円でございますけれども、自動車の騒音常時監視委託料だとか騒音の環境基準調査委託料、公共用水域水質検査委託料等でございます。 ◆委員(永田洋治) 今、いろいろな検査がございましたけれども、大気汚染、水質、土壌まで含まれていましたか。 ◎環境政策課長(猪越和彦) 土壌につきましては、その他の事案調査委託料という中で突発的な事案が発生したときの調査委託料ということで9万円計上してございます。 ◆委員(永田洋治) そうしますと、水から空気から土壌、いろいろやっておりますが、そのチェック項目と総体で何点を依頼しておるわけでしょうか。もしわかりましたら、その範囲でお答え願いたいと思います。 ◎環境政策課長(猪越和彦) 例えば公共用水域の水質検査委託料でございますけれども、これはいわゆる生活環境項目だとか健康項目という環境基準を超過しているかどうか、こうしたことを市内の河川の中で実施をしてございます。 ◆委員(永田洋治) 例えば今、市内の河川という答えが出てきました。市内の河川の何カ所で何日置きぐらいに採取をやっておるのでしょうか。 ◎環境政策課長(猪越和彦) この水質検査につきましては、市内の河川27カ所を水質調査ということで年4回実施してございます。それと、通年の調査ということで、これも年12回、毎月行っております。 ◆委員(永田洋治) 今度は空気のほうへ行きますけれども、大気は何カ所で、どのくらいの期間でやっておりますでしょうか、お答え願いたいと思います。 ◎環境政策課長(猪越和彦) 大気につきましては、測定箇所でございますけれども、4カ所ございまして、福祉会館、尾島庁舎、新田庁舎、藪塚本町庁舎の4カ所で大気中の特にダイオキシン類等の調査を実施してございます。 ◆委員(永田洋治) それでは、水質のほうへ戻りたいと思います。27カ所で年4回、または月に1遍やっておる場所もありますよということですが、この水質の状況がどのように変化してきましたでしょうか。 ◎環境政策課長(猪越和彦) これにつきましては、やはり生活雑廃水が特に、いわゆる有機物の汚濁指標であるBODが河川において経年蓄積されているというようなことで、最近の河川調査におきまして、そうした水質汚濁については改善傾向に向かっているというふうなデータが出ております。 ◆委員(永田洋治) それと同じに、では、大気のほうはダイオキシン等、4カ所はどのような変化をしていますでしょうか。 ◎環境政策課長(猪越和彦) 大気汚染につきましても、これは中央小学校と綿打中学校を測定局ということで設置してございまして、特に大気中のダイオキシン等について実施をしておるところでございます。いわゆる光化学スモッグでございますけれども、平成21年には5回発令がされておりまして、また平成22年度については2回ということで、大気汚染につきましても、年々減少傾向にあるというようなデータが出ております。 ◆委員(永田洋治) 水質のほうはBODで、新田のほうも出水というのでいい質の水が、私たちは「もっくん」(わき水)と言っていたのですが、大間々扇状地の一番外れでいい水が出ているのですが、それが途中から家庭雑排だとか何かが入ってきましてBODがふえてきた。また、途中の食品を配達しておるところの河川が処理槽をよく清掃しなかったり何かで、旧新田のときにBODが指摘されたことを覚えております。  大気について、この辺は鉄鋼業が多いので、鉄粉の粒子が多いので、塗装屋がとても困っているという話は聞いたのですけれども、その鉄粉については調査はしていないのでしょうか。 ◎環境政策課長(猪越和彦) 鉄粉等についての調査というのは現在行っておりません。 ◆委員(永田洋治) もしBOD等が基準よりオーバーしておった場合には、また、空気中の大気汚染のダイオキシンが警告値にいったときには、その原因調査というのはどのようにやっていますか。 ◎環境政策課長(猪越和彦) これらについては、おかげさまで、今のところそうした超過をしたところはございませんし、そうしたものが年々軽減されているということでございます。超過をするというふうな場合には、県とも連絡を密にしながら調査してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(永田洋治) 今の回答で、出ていないということで安心いたしました。今後とも、水質及び環境、大気のチェックは続けていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  続きまして、その次のページになりますが、18節の備品購入でございます。500万円が計上されておりますが、何の備品購入で500万円使いますか。わかりましたら、高い順からお願いいたします。 ◎環境政策課長(猪越和彦) これにつきましては、平成23年度から大気関係の業務について県から移譲されるということで、それに伴います備品購入で500万円を計上してございます。この備品購入の内訳でございますけれども、特定事業所の届け出の管理システムだとか、いわゆる大気データの管理ソフト、また携帯用のpHの測定器を購入するための予算でございます。 ◆委員(永田洋治) 次は、181ページで4款衛生費2項2目ごみ処理費でございますが、先ほど白石委員が質問した、また別な角度から私のほうで質問させていただきます。  対前年度比較で2,321万7,000円という大幅な減額予想値が報告されていますが、この主な減額説明をお願いしたいと思います。 ◎清掃施設管理課長(大槻敏彦) 桐生市清掃センター建設費負担金でございますけれども、1,720万5,000円が減額になっております。これにつきましては、桐生市清掃センターに旧藪塚本町のごみ処理を委託しておりまして、その清掃センターの運営費とは別に建設費がございます。それが平成22年度で償還を終わりましたので、1,720万5,000円という額が減額になりました。 ◆委員(永田洋治) もう1度、桐生市に払っていたお金の減額分をはっきり報告願います。 ◎清掃施設管理課長(大槻敏彦) 前年度1,720万5,000円を予算計上しておりましたが、今年度につきましてはゼロ円でございます。その部分が減額になったということでございます。 ◆委員(永田洋治) では、そのほか、1,720万5,000円という金額ですが、それだけではこの2,300万円までいかないのですが、もう1つくらい大きいのがございませんでしょうか。 ◎総務部参事(長島榮一) 補足をさせていただきます。ただいまの負担金につきましては182ページの一番上にある桐生市の負担金のことかと思いますが、これは1目のことです。そして、今お尋ねの2目における増減でいいますと、最も大きいのは工事請負費の減額、昨年に比べまして、具体的に申し上げますと、184ページの上から10番目に工事請負費とあります。これが今年度が1億1,791万5,000円とありますが、昨年度の予算が1億3,850万円でしたので、これとの差が主要な減要因と言えるかと思います。 ◎清掃施設管理課長(大槻敏彦) 今、財政課長から説明がありましたとおりでございます。工事請負費が1,408万5,000円減額になっております。これにつきましては、新生太田総合計画の第5次実施計画により要求をしたものでございまして、来年度については、その工事の部分が少ないということで減額になりました。 ◆委員(永田洋治) ありがとうございます。先ほど白石委員が言ったように、隣の課長が何かちょっとおかしい答えを言いましたね。数字を合わせるためにやったような答えだったので、あれっと思ったのですが、そういうものではなくて、私が減額を思ったのは、それほど大きな工事だとかがあるとは思わなかったのです。これはごみの量が市民の節約だとか不景気によって減量してここへ集まってきたのかなと、トン数が減ったりという理解でいたのですが、そうではなくて、こういう大きいものが2つ出てきたのでよくわかりました。ありがとうございました。  私の質問を終わります。 ○委員長(市川隆康) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(市川隆康) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                       午後1時32分休憩 ○委員長(市川隆康) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後1時35分再開 ○委員長(市川隆康) 休憩前に引き続き会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。      ◎ 5款労働費〜7款商工費に対する質疑 ○委員長(市川隆康) 次に、5款労働費から7款商工費までについて審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(鹿山正) それでは、202ページ、6款1項8目土地改良事業費の部分の3の農地防災施設管理経費の中でございますけれども、この国営農地は市内に何カ所ありまして、その中のこの事業というのは国から市のほうに移管されるのがいつごろになるかをお聞きします。 ◎農村整備課長(島田芳人) 国営農地防災事業でつくられました施設ですが、太田市における水路の延長でございますが、1万6,600メートルございます。それから、遊水地が5カ所ございます。この施設の移管ですが、平成23年4月1日から太田市に移管されるということになっています。 ◆委員(鹿山正) この事業については、最初の議論というものが3年か4年前ですか、非常にされましたけれども、何か最近話題がしぼみつつあるような気がするのですけれども、各防災池、今、5カ所とお話しされましたけれども、現況をお知らせください。 ◎農村整備課長(島田芳人) 5カ所遊水池がございまして、まず1つ目に藪塚の六千石遊水池がございます。これに関しましては、今、スポーツ団体が除草等の管理をしていただいております。もう1つ、大谷幹線遊水池でございますが、ここも小さい遊水池が5つございまして、そのうちの2つばかりを地元の大谷幹線遊水池を育む会という団体がございますけれども、そこで除草管理を行っていただいております。その他の3つの遊水池でございますが、これは今現在、国のほうで管理をしておりまして、4月以降、太田市で管理していくということでございます。 ◆委員(鹿山正) 先ほど2つの部分の話がありましたけれども、残る3つが有効活用の理由というか、利用というほかに、地域住民のボランティアによる監視ということで騒がれたり話題になったわけなのですけれども、どこも非常に難しい状態にあるような気もします。特に韮川遊水池などは非常に広大なわけです。そして、それを今どのように管理するかということで、ほとんど市に寄贈するしかないというような結論が出ているようですけれども、こういうことに関しては、どのように今後、今、残りの3つ、特に韮川遊水池などの広い場合はどのように市としては考えているのでしょうか。      ◎ 休     憩                                       午後1時40分休憩 ○委員長(市川隆康) マイクテストのため、暫時休憩いたします。
         ◎ 再     開                                       午後1時43分再開 ○委員長(市川隆康) 休憩前に引き続き会議を開きます。  マイクのテストを終了いたしましたので、再開いたします。 ◎農村整備課長(島田芳人) 残りの3つの遊水池の管理の方法でございますが、予算書の同じ202ページの中段に農地防災施設管理経費(緊急雇用創出)という予算が組んでございます。これは国の100%補助事業でございまして、この事業によりまして、臨時職員を3名ほど雇用いたしまして、常用の草刈り機、それから集草機等ございますので、それを活用して管理していきたいと考えております。 ◆委員(鹿山正) 今のお話を聞いて、地元も心配していたわけなのですけれども、そういう経費が計上されているということなので安心しました。今後、これがずっと続くわけだと思いますけれども、地元のボランティアということでなくて、こういう形の経費を使った管理ということでよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、206ページ、7款1項2目、卸売市場対策費補助金についてお聞きします。  平成22年度同様600万円の計上をされていますが、平成21年度、そして平成22年度の取扱額というものを教えてください。 ◎商業観光課長(浅香重信) 市場の取扱高でございますけれども、平成21年度で7億2,000万円ほどでございます。今、手元に細かい数字はございませんが、7億2,000万円ほどになっております。平成22年度につきましてはまだ集計が出ておりませんので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(鹿山正) 他市に比べて、非常に大きな隔たり、少ない額になるかと思いますけれども、この周辺の桐生、あるいは足利、館林の平成22年度はまだいっていないということなのですけれども、平成21年度だけで結構ですので、教えてください。 ◎商業観光課長(浅香重信) 近隣の市場の売上高でございますが、平成21年度の数字を申し上げます。足利市公設地方卸売市場、109億2,900万円余りになっております。桐生地方卸売市場、109億9,000万円余りでございます。高崎地方卸売市場、こちらも104億1,400万円余りでございます。 ◆委員(鹿山正) そういうことで、かなり額が違ってきていると思いますけれども、まず、今、太田市場で取引できる業者というのは何社ぐらいありますか。 ◎商業観光課長(浅香重信) いわゆる市場の買参人でございますけれども、登録としましては260人ほどおります。ですが、実際に市場に来て取引をされている業者の方につきましては30名前後と聞いております。 ◆委員(鹿山正) こうした数字から、存続ということについては統合先の足利市の両毛市場というのも平成21年12月25日ですか、首長会議で断念したといういきさつは聞いております。そういうことからも、平成22年度の600万円と同じように同額計上しているわけですけれども、これは具体的にはどのようなものに使われるのですか、どうですか。 ◎商業観光課長(浅香重信) 市場につきましては、昨年から民営化に向けた方策を模索しているところでございまして、来年度におきまして民営化を進めてまいりたいと考えております。その際に、長期借入金等々がありますので、そういった清算をしていく上でこういった予算を活用してまいりたいと考えております。 ◆委員(鹿山正) そうすると、今、課長がお話しした移管する形になると思いますけれども、これはやはり大株主の太田魚菜商業組合に移管されるようなお考えでよろしいのでしょうか。 ◎商業観光課長(浅香重信) そのとおりでございます。 ◆委員(鹿山正) この推移を見ながら早い決断をぜひお願いしたいと思っております。私のこの項の質問は終わります。 ◆委員(高橋美博) 208ページ、7款1項3目の工業振興経費の中の関連で伺います。  龍舞の八重笠町にあります国道122号線沿いに太田自動車検査場がありますけれども、昨年の12月の市民経済委員会協議会で太田自動車検査場の閉鎖について報告があったかと記憶しております。その後の状況について伺います。 ◎産業環境部参事(小林豊) 委員ご指摘の検査場につきましては、今2月7日に関東陸運群馬支局と軽自動車検査協会の事務所に廃止届を提出いたしました。普通車につきましては3月15日、軽自動車につきましては3月17日の検査をもってこの検査場を終了するということでございます。 ◆委員(高橋美博) そうしますと、閉鎖に伴って自動車検査場の施設はどのように考えておるのか、伺います。 ◎産業環境部参事(小林豊) 施設につきましては、土地の面積が約6,500平米ございます。その中に車検場の屋体と事務所等々がございます。車検場につきましては、解体をしてまいりたいと考えております。事務所につきましては、まだ今現在、太田整備振興協会がお使いになっている。また、車検場の事務所としてもお使いになっているということで、今後、そのご要望等もございますので、一時的にそこを借用させて、また、ほかのところへ移転するようなことも検討しております。 ◆委員(高橋美博) そうしますと、検査場の跡地6,500平米、この跡地の利用方法等が何か予定等がありましたらお願いします。 ◎産業環境部参事(小林豊) この跡地利用につきましては、現在、工業政策課としては活用の具体的な案はございません。ただ、大きな面積となります。これは民間企業への売却等々も含めて、今後検討してまいりたいと考えております。 ◆委員(高橋美博) では、次に行きます。  205ページ、7款1項2目商業振興費のこの辺かなと思うのですけれども、太田市の金券について伺います。  まず初めに、いつごろからスタートしたのか伺います。 ◎商業観光課長(浅香重信) 太田市の金券につきましては、平成10年から発行してまいりました。 ◆委員(高橋美博) そうしますと、13年目ですか、14年目ぐらいになろうかと思いますけれども、これまでの金券の発行額はどのくらいになりますか。 ◎商業観光課長(浅香重信) 平成22年までの合計でございますけれども、金額で31億1,590万8,500円になっております。 ◆委員(高橋美博) そうしますと、太田市金券は利用の期限があるようですけれども、期限が切れたものは使えないのかどうなのか、その辺はどうですか。 ◎商業観光課長(浅香重信) 金券には使用期限が決めてございまして、それを過ぎたものについては使えないというふうになってございます。 ◆委員(高橋美博) それはあくまでも利用するお客様の側の期限ということでしょう。そうしますと、今度はお客様から預かった業者というのですか、商店の方が換金するための期限というのはどうなりますか。 ◎商業観光課長(浅香重信) 当初、発行してきた金券につきましては、使用期限は設けてあったのですけれども、換金の期限というものを設けてございませんでした。いろいろ検討した結果、平成22年から換金の期限を設けるという形で対応しております。ですから、今までは、使用はできなくなるのですが、それを商店の方が換金するのには特に期限は設定していなかったということでございます。 ◆委員(高橋美博) そうすると、商店の方、要するに事業主の方が換金するのに100%換金されているわけではないと思うのですけれども、そのお金がどのくらい残っていますか。 ◎商業観光課長(浅香重信) いわゆる券が紛失したとか期限が切れたので幾ら残っているというのは明確にはなっていないのです。と申しますのは、既に発行してまだ有効な金券も一緒に管理している関係で正確な数字は出ておりませんが、推計するにはおおむね4,000万円から5,000万円ぐらいではないかと考えております。 ◆委員(高橋美博) そうしますと、いつ何どき換金されるかわからないということで、そのお金は全然手も足も出せない、じっと抑えているだけだということですか。 ◎商業観光課長(浅香重信) この辺につきましては、以前に調査したことがございまして、この場合には民法の第167条の債権等の消滅時効が適用になるということでございまして、10年間の歳月が過ぎますと時効になってくるということでございます。 ◆委員(高橋美博) そうしますと、先ほどは、平成22年度からは換金するのも有効期限を決めましたよということですね。ということは、その前、その前といいますと昨年度の12月ごろまでですか、そこまでのは有効期限がなかったということになりますと、10年間というとそこから10年ということですか、どうなのですか。 ◎商業観光課長(浅香重信) ご指摘のとおりでございます。換金期限の設けていない金券が発行されましたのが平成21年度までですけれども、こちらの使用期限が平成22年12月31日までとなっております。したがいまして、そこから10年ということでございまして、平成32年12月31日までになるということでございます。 ◆委員(高橋美博) そうしますと、くどいようですけれども、ただいまの数字でいきますと4,000万円、5,000万円のお金は全く手をつけず、そのままずっと持ちこたえていくということですか。 ◎商業観光課長(浅香重信) これにつきましては、いつ何どき請求があっても対応ができるようにということで、きちんと保管していくという形になります。 ◆委員(高橋美博) いつごろからかこのようにお金がどんどんふえてきて、ようやくここへ来て何とかしなくてはということで、今年度から換金も有効期限を決めたようでありますけれども、もっと早く手を打ったほうがよかったのかと思いますけれども、もう1度お願いできますか。 ◎商業観光課長(浅香重信) ご指摘のように、早ければよかったということも言えるかもしれませんが、少なくとも気づいた時点でそのような措置をとったということで、ご理解をお願いしたいと思います。 ◆委員(高橋美博) 人様のお金でありますので、これからも大事に管理していってほしいと思います。  次に行きます。206ページ、7款1項2目19節で中小企業団体等支援事業の中の太田国際貨物ターミナル拡張整備事業補助金について伺います。  聞くところによりますと、栃木県佐野市でも内陸型コンテナターミナル研究会が立ち上がりまして、ターミナルの設置候補地まで挙げて検討されているような話を伺っております。太田国際貨物ターミナルにとってはかなりの競争相手になってくるのかと思います。補助金を含めまして、群馬県や本市の取り組みについて、今後の展開を伺います。 ◎産業環境部参事(小林豊) 太田国際貨物ターミナル拡張整備事業補助金でございますが、来年度から商業振興費のほうに移管になりました。というのは、これはOICTが流通業ということで県の商政課が所管している、それに合わせたものでございます。したがって、予算計上は私のほうでやらせていただきましたので、私のほうで答えさせていただきたいと思います。  今、委員ご指摘の太田国際貨物ターミナルに伴いまして、栃木県佐野市でもコンテナターミナルの動きがあるというのは、まことその力の入れようというのが栃木県を初め県、国、それから東京港、横浜港を含めまして非常に活発な動きがされております。しかし、まだ佐野市自体は動いているものではございません。太田国際貨物ターミナルのほうは税関も誘致いたしまして、そこで既に実績を上げております。その中で、OICTにつきましては、本市としても平成23年度予算、平成24年度予算に計上していきたいということでございます。また、この事業につきましては、国土交通省が力を入れていただきまして、施設の建設費及び用地費につきまして3分の1の補助をしていただけるということで、また県も3分の1の6分の1程度を補助していただけるというような内容で今来ておりますので、ぜひ今後とも太田市としても推進していきたいと感じております。 ◆委員(高橋美博) 太田市長のマニフェストも太田に港をとして挙げられているようであります。その規模や予算も含めまして、どのような計画を立てているのか伺います。 ◎産業環境部参事(小林豊) 平成21年度につきましては、調査検討を行ってまいりました。その経費は600万円でございます。そのうち国土交通省から200万円、太田市から200万円を補助金として負担いたしました。用地の規模につきましては、さくら工業団地を選定しており、平たん地部分で約3万7,000平米の敷地、総事業費は約12億円を見込んでおります。平成22年度から平成23年度にかけまして設計監理委託を行い、平成24年度に建設工事に着手、平成25年度には開業をしていくという予定だと聞いております。先ほど申し上げましたとおり、この事業につきましては国土交通省が非常に力を入れていただきまして、太田に港を実現すべく頑張っていただいているということでございます。県につきましても、用地取得費については補助はできないということだと思うのですけれども、建設費等につきまして補助をいただけるということで聞いております。 ◆委員(高橋美博) そうしますと、太田国際貨物ターミナルが拡張した場合、どのような業績見込みを考えているのか伺いたいと思います。 ◎産業環境部参事(小林豊) この太田国際貨物ターミナルが完成した暁に拡張になるということでございますが、国土交通省からの補助金をいただきました調査費等々でOICTが拡張した場合のメリットにつきまして、輸出入コンテナのマッチングシステムの構築、競合する同業他社や港湾地区との競争力が高まる、首都圏に一極集中する国際物流の保管機能を有した施設として位置づけられる、それからバンプールの拡大によって港湾地区の交通渋滞の緩和とCO2の削減が可能になってくる等々のメリットはございます。  そのような中で試算の状況ですと、対平成21年度比の8.3ポイントアップの向上が見込めるということでございます。また、現在、国が提案しております国際戦略総合特区というものがございます。既に東京港、横浜港は連名で提案を出しているところなのですけれども、コンテナポートということで、その部分につきまして連携できないか検討してまいりたいと考えております。 ◆委員(高橋美博) 今後も本市の経済発展のためにさらなるお力添えをいただけたらありがたいと思っております。  では、次に行きます。210ページ、7款1項4目、説明の中の1番と2番について伺います。  リーマンショックのあった平成20年ごろより世界的に非常に厳しい経済状況が続いてきましたけれども、この間の対応をお聞かせください。 ◎商業観光課長(浅香重信) まず、平成20年度の緊急融資についてご説明をさせていただきます。  平成20年度につきましては、3回に分けまして緊急融資を行いました。まず、4月には円高原油価格高騰対策資金ということで124件、19億1,780万円を融資しております。続きまして、平成20年11月に行ったのが経営安定緊急対策資金ということで、こちらにつきましては急激な円高株安による経営不安に対処ということでございました。103件、8億5,590万円の融資でございます。さらに、年明けの平成21年2月でございますけれども、経営支援緊急対策資金ということで、これは先ほどありましたリーマンショックに対応する形で、世界的金融危機による経営不安に対処ということでございまして、195件、18億8,450万円を融資しております。それ以外の年度につきましては、従来の制度融資を活用して資金支援してきたという状況でございます。 ◆委員(高橋美博) それでは、本市の制度融資の利用状況はどのようになっているか伺います。 ◎商業観光課長(浅香重信) 今年度の実績で申し上げたいと思いますが、平成22年度の12月末までの実績でございます。これは短期資金を除きまして513件、33億7,482万3,000円となっております。  今、全体の数字を申し上げたわけですけれども、この中で一番多いものは小口資金でありまして、こちらが449件、28億3,700万円余りになっております。その次に多いのが緊急特別支援資金でございまして、48件、3億2,485万7,000円ということでございます。 ◆委員(高橋美博) 制度融資の利点はどのようにとらえているかお願いします。 ◎商業観光課長(浅香重信) 1つは、市が金融機関と協調して融資をするということで、融資する原資を市が金融機関に預けておりますので、その分、金融機関としては資金の調達コストがかからないということになりますから、当然安い金利で貸し出しが可能になるという点が1点であります。さらに、これらの融資につきましては信用保証協会の保証がつくということになりますので、金融機関にとっては仮に倒産等があった場合にでも資金の回収が容易であるという利点がありますので、借り手にとっては融資が受けやすいという形になりますし、また、保証料についても補助がありますので一層借りやすくなっているというところであると思います。 ◆委員(高橋美博) ただいまの説明を聞きますと相当の量の融資が行われているようでありますけれども、借りる側も多いけれども金額も多いということになりますと、当然焦げつきもあろうかと思われます。そこで、元金が返済できなくなった場合の手続及び件数はどのくらいなのか伺います。 ◎商業観光課長(浅香重信) こういった制度融資が実行されて何らかの理由で返済ができなくなったという場合には、金融機関から保証協会に代位弁済の請求が参ります。これは保証協会が先ほど言った信用保証をしたわけですから、それにあわせて代位弁済、要するにかわって返済をするという形になりますので、金融機関はそれで回収ができる。保証協会につきましては、実際の債権者がまだいて資産があるわけですから、そういったところからの回収をしていくということになります。また、代位弁済が行われるときには市のほうにも協議がまいりまして、市もその金額の20%ほどを負担するようなシステムになっております。具体的な数字で申し上げますと、平成20年が代位弁済が67件ございまして、3億2,588万9,000円余りでございます。平成21年度ですけれども、108件、5億2,908万1,000円余り、平成22年度でございますが、135件、6億2,405万3,000円余りでございます。平成22年度につきましてはまだ年度中なのですが、これは暦年の半期ごとの請求になっておりまして、1月から6月までのものが9月に請求が来まして、7月から12月のものが2月に請求が来ているということでもう確定した数字でございます。6億2,400万円のうちの市から負担する分につきましては1億1,824万3,532円ということでございます。 ◆委員(高橋美博) ただいまの説明を聞きますと、大分この代位弁済の金額は上がってきているようでありますけれども、市は何かこれに対する手だてというか策は講じているのですか。 ◎商業観光課長(浅香重信) 代位弁済に至る前に経営が立ち直ってもらえれば一番いいわけですけれども、その資金対策といたしましては、返済条件の変更でございますとか、あるいは資金の借りかえといったものを認める形で柔軟な対応をしているところでございます。 ◆委員(高橋美博) それ以外にまだ策が欲しいように思うのですけれども、いかがですか。 ◎商業観光課長(浅香重信) これにつきましては、昨日の岩崎委員からの質問にもお答えしたのですが、今、小口資金につきまして、県のほうで3年間の返済期間の延長を認めるという形で制度改正が進められております。それにあわせまして、市の制度融資につきましても3年間の延長を認めていくということで取り組んでいるところでございます。 ◆委員(高橋美博) 平成20年のときにリーマンショックがありまして、あの折、富士重工を初め、大変厳しい経済情勢に入ったということで、関係機関または下請関係の皆さん方も非常に大変なときを過ごしたのかと思います。その折に、太田市役所といたしましては50億円近くの融資をしたと聞いております。かなりの中小企業がこの辺では非常に救われたのだろうと思っております。ところが、リーマンショックが過ぎた翌年の春には富士重工はかなり持ち直してきたのです。持ち直してきたときに、中小企業が追ってすぐ富士重工の仕事の量に対して対応する。もしかして、皆さん、倒産でもしてしまったときには対応のしようがなくなってしまうわけです。そういう意味では、市の融資は非常にタイムリーだったのかと私自身も強く感じ、非常によかった、ありがたかったと思っております。ぜひこれからもこのような制度を強力に進めていただきまして、市の中小企業なりをバックアップしていってほしいと思います。終わります。 ○委員長(市川隆康) 答弁よろしいですか。 ◆委員(高橋美博) できたらお願いします。部長で結構です。快い回答をお願いいたします。 ◎産業環境部長(横澤義隆) 制度融資につきましては、うちのほうも各企業から相談を受けますので、親切、丁寧、迅速をモットーに要求にこたえるよう手を打っております。ただ、こういうものは景気に左右されますので非常に難しい点があるのですけれども、経済状況を見ますと、太田市においては富士重工は今元気ですし、関連企業もいっぱいありますので、当市においては制度融資もよくなっているし、経済状況もよくなっていますので、大変いい状況かと思っております。ぜひ皆さんと一緒に優しい対応で、なるべく融資の受けられるような背景をつくっていきたいと思いますので、ひとつよろしくお願いをいたします。 ◆委員(岩崎喜久雄) 192ページを開いてください。6款農林水産業費1項2目、農業振興公社交付金が558万2,000円になっております。このことについて、昨年度は2,853万5,000円でしたが、減額になった理由をお伺いします。 ◎農政部参事(津久井淳一) この交付金でございますけれども、農業振興公社の各業務に伴う人件費でございます。平成23年度からは農業振興公社から太田市農協へ業務継承となります。公社としての業務が今度なくなるわけでございまして、そのため太田市農協へ引き継いだ業務の指導者1名、それから公社が解散をいたしますので、解散に向けた事務職員1名、計2名の人件費になったものですから減額したものでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 今のお話ですと、農業振興公社がJA、農協に移管されるということですが、農業振興公社を解散して太田市農協に業務が移管されるということ、ちょっと考えただけでも太田市農協にかなりのメリットというか、交付金ということでございますので、今後のおおよその予定をお伺いしたいのです。 ◎農政部課長(野口完治) 公社の解散に向けた今後の予定ということでございますが、5月から6月にかけまして理事会及び社員総会を開催いたしまして、解散日や財産の処分方法等について議決をいたします。次に、群馬県知事あてに残余財産処分許可申請を行いまして、承認後、解散となります。7月から8月にかけまして、解散及び清算人等の登記を法務局に申請し、登記完了後、解散の届け出を群馬県知事に提出いたします。次に、清算に向け債権者への除斥公告を行い、有効期限経過後、残余財産の引き渡しを行った後、清算完了の登記を行い、群馬県知事へ清算完了の届け出をして終了となりますが、事務の進捗状況によっては時期に多少のずれが生ずることもあるかと思われますので、ご理解のほどお願いいたします。 ◆委員(岩崎喜久雄) 預貯金等の清算についての考え方をお伺いします。 ◎農政部課長(野口完治) 預貯金等の清算につきましては、債権者への整理後、残存する財産について太田市へ寄附をする予定となっておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ◆委員(岩崎喜久雄) 平成23年度のその後の業務予定をわかりましたらお知らせください。 ◎農政部参事(津久井淳一) 平成23年度も農業振興公社で実施しておりましたものを太田市農協が継承する形になります。業務としましては、水稲育苗事業、野菜苗の育苗事業、イチゴ苗の育苗事業、それから農村環境改善センター管理事務等を実施する予定でございます。よろしくお願いします。 ◆委員(岩崎喜久雄) これは改良普及所まではないと思うのですが、これまで農家にとりまして、この公社を当てにして本日まで来た中小規模の農家の今後の耕うんや稲の刈り取り等いろいろな形で対応してきたと思うのですが、その辺に関してはいかがですか。 ◎農政部参事(津久井淳一) 中小、中規模、小規模の農家の耕うんだとか稲刈りについてございますが、平成23年度も農作業受託事業としまして太田市農協が業務継承をするような形になっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(岩崎喜久雄) わかりました。  次に、194ページ、6款1項2目の道の駅ですけれども、ここ1年、非常に大きな事業でもございます。この道の駅について非常に期待も大きいものもありますが、一目不安もあります。新年度に建設工事費が計上してあります。平成24年3月末オープンということでございますが、計画どおりにできるものと思われます。しかし、自分も昨今往来します上におきまして、上武国道の下り線から進入できる要素もまるでございません。右折車線ができるということはいろいろな方から聞いておりますが、その辺に関して説明いただきたいのです。 ◎農政部参事(須永竹広) 下り線からの右折の車線ですが、先月、道路管理者であります高崎河川国道事務所に問い合わせをしましたところ、現時点では何年何月ということは回答できませんが、平成24年度以内の4車線化の完成を予定しているという回答をいただきました。 ◆委員(岩崎喜久雄) 今現在4車線になっていますけれども、右折のことで聞いているのですけれども、よろしいですか。 ◎農政部参事(須永竹広) 粕川交差点の右折の車線なのですが、その前後の安養寺の跨線橋が4車線化になりませんと、はっきりとした粕川交差点の右折の車線もとれないということでして、それが平成24年度末までに完成するということでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) そうですね。高架橋ができないことにはそう考えられますね。  この道の駅ですけれども、この後に及んで道の駅という感じもします。道の駅という形では、自分の記憶ではもう数十年来のネーミングであると思いますが、地産地消の意味で農産物直売所という形では、今後ともこの地域においてはいろいろな産物、地産地消の意味でDCに関しましても、非常に農家等も心弾ませる方もいらっしゃるかと思います。その中におきまして一目不安というのは、今この時代にあって、飲食に関しての調理場、そしてまた設営する会場がないということが非常に多くの方々からいろいろな形で投書なり電話なりで聞いておる現在でございます。ケータリングのお店系統という形で実施されるという話を聞いていますけれども、この辺に関して説明をひとつお願いします。 ◎農政部参事(須永竹広) 飲食の関係なのですが、固定式の飲食店を設ける場合には、厨房施設あるいは店の中のいろいろな備品関係でかなりの費用がかかります。今回、ケータリングカーということで、これは例えば夜はトラックドライバーの対応のラーメン屋とか、昼間はまた違った相手を対応する。夏とか冬、季節、時間によっていろいろな店の形態がとれるということで、今回、ケータリングビレッジということで検討して、これを決めさせてもらったことでございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 道の駅という1つのネーミングだけでも、これはドライバーと通行する沿道のサービスの意味でレストハウスみたいなニュアンスが非常に多いと思うのです。その中で、この問題は本当に避けては通ることができない。特に、この地域は春先になりますと非常に風が吹き、また細かい粒子とともにほこりが多いわけです。ましてや昨今、夏は暑い、冬は寒いという形でもございますので、このようなケータリング方式の飲食というのは非常に不衛生であることと同時に、風の中、雨の中で食事をするということにおきましては非常に抵抗があると思います。今後を見据えて、営業そのもの自体も不安視している一人でもあるのですけれども、その辺に関して当局というか当事者というか、所管のほうはどう考えられますか。 ◎農政部参事(須永竹広) ケータリングカーにつきましては、群馬県知事の許可といいますか、食品衛生法に定められました県知事の許可を受けて、さらに食品衛生管理者を置いたケータリングカーを出してもらうということで、店自体の衛生環境面については何ら心配はしていないのですが、それを買った人が雨の中、風の中で食べるというのもなかなか大変だと思います。道の駅自体には休憩コーナーが席数にして80席ぐらい設けてありますので、そこは空調もありますので、そちらで召し上がっていただけるということで考えております。 ◆委員(岩崎喜久雄) 太田市で、これだけの規模で道の駅というものが間もなくそういった形でオープンするわけですけれども、沿道、ルート17のバイパスを通る方たちがまた寄ろう、群馬の太田市はいいよというふうな印象のもとにまた来ていただけるような、今後とももし考えていただける要素がありますれば、その辺は精査して、万人に受ける道の駅に発展していただければ自分も幸いに思いますので、ぜひその辺について頑張っていただきたいと思います。  次に行きます。194ページをお願いします。6款1項3目、農業振興経費の各種業務委託料ということですけれども、平成22年度と比較しまして300万円という金額が増額されております。どのような委託か説明をお願いします。 ◎農政部参事(津久井淳一) 300万円の増額でございますけれども、こちらにつきましては、新規に盛らせてもらったのですが、菅塩地区にミカン畑を造成するものでございます。
    ◆委員(岩崎喜久雄) 今、ミカン畑とおっしゃられましたけれども、適地適作でもあるのでしょうか。また、ミカン畑造成という事業なのですが、目的がありましたら説明してください。 ◎農政部参事(津久井淳一) 菅塩沼周辺ということで、日の当たるところがあるわけなのですが、そちらが耕作放棄地になっておりまして、そこをおおむね1ヘクタールほど解消する目的も含めてなのですけれども、ミカン畑をつくるということで計画を立てさせていただきました。このミカン畑につきましては、整備ができましたら市内の保育園、それから幼稚園の園児を対象に収穫体験、今もちょっとやってもらっているのですけれども、そういう形で全部できればいいなということで考えさせていただきました。収穫の喜びと自然に親しむ場を提供することが目的でございます。また、予算につきましては、この300万円は耕作放棄地の除草とミカン苗の関係でございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(岩崎喜久雄) 昨今、全国的に耕作放棄地が非常に問題になっています。長野県全土ぐらいの耕作放棄地があるのではないかとは聞いておりますが、自分もこの間15アールばかり耕作放棄地を耕してきましたが、そういった形ではミカン畑、保育園等児童におきましては無料でそういった体験ということでよろしいでしょうか。 ◎農政部参事(津久井淳一) すぐには無理かと思うのですけれども、やはり木が大きくなってくるとどんどん収穫が多くなって、できるだけ多くの幼稚園、保育園に無料で開放したいと考えております。 ◆委員(岩崎喜久雄) まさに体験という意味では、耕作放棄地を利用してということで考えられるかと思います。今後とも頑張っていただければ幸いです。  では、204ページをお開きください。6款2項1目、市有林管理経費についてお聞きします。  市有林管理経費(緊急雇用創出)381万4,000円について説明してください。 ◎農政部参事(津久井淳一) こちらの経費でございますけれども、緊急雇用の創出経費として主に新田防風林、それから金山の市有林、その下草刈りを行いまして、不法投棄されたごみの除去を行い、市有林の環境美化、それから松に代表される緑を守り、市民に豊かな自然を提供することで盛ったものでございます。人数につきましては4名でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) この予算計上によりまして、今後、どのような効果が見込まれますか。 ◎農政部参事(津久井淳一) 1つは雇用創出ということで、離職等を余儀なくされた失業者に対して短期の雇用並びに就業機会を創出することができるかと思います。もう1つにつきましては、年1回、下草刈りを行っているわけなのですが、これをふやすことができることによって、例えば不法投棄の減少や環境美化の推進を図ることができるかと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(岩崎喜久雄) この地域、自分も通ってみますと不法投棄とか荒れている状態も非常に多くあります。緊急雇用ということで行われるということですので、今後、期待してみたいと思います。  同じ204ページなのですが、有害鳥獣対策等経費についてお聞きいたしたいと思います。有害鳥獣のイノシシによる被害状況について、ここ半年ぐらいはイノシシの話がちょっと少なくなったかなという感もありますが、イノシシとかいろいろな形において、保護しているような反面、そのような感もございます。有害鳥獣のイノシシによる被害状況について平成21年度、そしてまた平成22年度という形で被害額、面積、どのような作物に被害があるのか教えてください。私たちが藪塚に現地調査に行ったときは、全部イノシシに荒らされて、お墓がほとんど全部倒壊されていた、そのような被害状況もありました。そのような加味もしまして、被害状況がありましたらお願いします。 ◎農政部参事(津久井淳一) 被害状況でございますけれども、平成21年度の被害額は528万6,000円でございます。それから、被害面積でございますけれども、883.9アールでございます。平成22年度につきましては459万1,000円でございます。面積にしますと1,244.7アールでございます。それから、被害の主なものでございますけれども、農作物に限って申し上げたいと思います。平成21年度、平成22年度ともに主に水稲、芋類と野菜でございます。よろしくお願いします。 ◆委員(岩崎喜久雄) 被害額は若干減っています。でも、面積がふえている状態だと思うのですが、それでは、面積がふえたのは被害地域に何らかの変化があるように考えられますけれども、被害地域の変化に特徴等がありましたら教えてください。 ◎農政部参事(津久井淳一) イノシシの生息につきましては、八王子丘陵が中心でございます。被害地域の特徴の変化でございますけれども、実際に藪塚地域の被害額が減少しておりますが、今度は東のほうへ移りまして、菅塩だとか北金井地域、この辺がふえている状況でございます。イノシシの生息が東のほうへ進んでいるのかなというのが読み取れるような形で被害が広がっている状況でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 次に、平成22年度の中で有害鳥獣の捕獲が年々ふえているような感もございますけれども、その内容について知らせていただきたい。 ◎農政部参事(津久井淳一) まず、ふえている状況でございますけれども、カラスとハクビシンが平成22年はふえております。特にハクビシンのほうは昨年2匹だったのですが、ことしは13匹ということで、数は少ないのですけれども、ふえている状況でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 捕獲数は自分の予想どおりに今現在少ないなと思うのですけれども、予想外にハクビシンの生息が非常に多いという話も最近聞きます。このハクビシンの生態がどのようなものか、また、以前、香港のほうで出血熱ではないのですけれども、人が死に至るまでの肺炎とか、そういった形もございますので、また捕獲おりとかという形では、このハクビシンに対してのふやすこととかは考えてありますでしょうか。 ◎農政部参事(津久井淳一) ハクビシンの関係でございますけれども、ジャコウネコ科という種類に属しておりまして、大きさ的には60センチメートルから1メートル前後になるかと思います。こちらが夜行性で雑食でございます。特に穴蔵、暗いところを好んで住む性格で、頭が入るところだと全部すっぽり入れてしまうような動物でございます。そのために住居の天井裏にすみ着く習性がございます。そこで、天井裏に例えばふんだとか尿だとか騒音で被害を与えるというようなことなのです。そうすると、それによりまして、例えば異臭だとかノミだとかが発生する原因になっております。今までは犬用のおりでハクビシンを捕まえていたのですけれども、今年度、専用のアニマルトラップというのがあるのですけれども、折り畳みのものですが、それを購入しまして対応しておる状況でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) ハクビシンにおきましては、自分も何度か見たぐらいのことなのですけれども、やはり太田市の中で生息が、頭数がふえるのも非常に早いという話も聞いております。何らかの措置を講じないとという時期がそろそろ来ているのではないかと思いますが、それに関して、部長、いかがでしょうか。 ◎農政部長(高木久夫) ハクビシンにつきましては、果たして有害鳥獣かどうかというのはあるのですけれども、実際に市民の方が困っているという形の中で、今、農政課で対応させてもらっています。できれば市全体の中で、ハクビシン対策もこれからどうするのかというような形で検討させてもらえればありがたいと思っています。 ◆委員(岩崎喜久雄) わかりました。  それでは、これはいつだか上毛新聞で非常に大きく載っていたのですけれども、地籍調査事業ということがありまして、197ページを開いていただきたいのですが、6款1項7目で地籍調査費についてお聞きいたします。  1月27日、上毛新聞紙上でも地籍調査事業について大きく取り上げられていましたが、これによりますと、国は平成21年度末、49%という形で全国の進捗率を今後10年間で57%にするという計画であるとしております。また、群馬県では平成21年度末で進捗率が33%と全国の49%をかなり下回っているものでございまして、既に調査が完了している町村も4町村あるとのことですが、太田市における地籍調査の概要と進捗状況及び今後の計画についてお聞きいたします。 ◎農村整備課長(島田芳人) それでは、最初に地籍調査の概要と進捗状況でございますが、太田市におきましては昭和38年から調査を実施しております。市の面積から公有水面と国有の林野を除いた175.64平方キロメートルが調査の対象となっております。今までに約66.8平方キロメートルの調査を完了しまして、進捗率は38.1%となっております。今後の計画でございますが、平成22年から第6次10カ年計画を国のほうで制定しまして、その計画に基づきまして調査を実施しております。本市におきまして、この期間内で約10.7平方キロメートルの調査を実施する予定でございます。 ◆委員(岩崎喜久雄) 昭和38年からの地籍調査がいまだかつてこのようなパーセントということでございます。それだけ取り急ぎという調査ではないにしても、もう少し進捗率を上げるなりしていただいて頑張っていただければと思います。部長、一言お願いします。 ◎農政部長(高木久夫) 地籍調査につきましては、委員ご指摘のとおりに昭和38年から始めてまだ38%台という形ですので、今後、積極的に事業を取り入れる中で何とか国の平均までいけるように努力をしていきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(岩崎喜久雄) この項を終わります。      ◎ 休     憩                                       午後2時40分休憩 ○委員長(市川隆康) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                          午後3時再開 ○委員長(市川隆康) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(正田恭子) 194ページの道の駅建設事業、先ほどの同僚委員とダブるところがございますが、お許しください。  今年度いよいよ建設工事が始まりますが、この2億3,314万1,000円の建設費、どのようなスケジュールで進むのかお知らせください。 ◎農政部参事(須永竹広) 今年度、平成23年度から本体工事の建設に着手するわけですが、まず、建築の本体を新年度早々に発注します。間を置きまして、1カ月先ぐらいになると思うのですが、駐車場の整備を発注いたします。大体来年の1月末の完成を予定しておるわけですが、本体が中ほどになりましたら、電気関係、あるいは機械設備関係も同時に発注する予定でおります。 ◆委員(正田恭子) そのところに道の駅おおた管理運営委託料とあります。この委託料というのはどのようなものですか。 ◎農政部参事(須永竹広) 来年1月末の本体の完成を予定しておりまして、残りの2カ月分を営業するための準備期間といたしまして、指定管理者に支払う人件費の2カ月分でございます。 ◆委員(正田恭子) 指定管理者の契約はまだ決まっていないですよね。どのようなぐあいで、どのようなところに決める状態ですか。 ◎農政部参事(須永竹広) 指定管理者につきましては、新年度早々公募による決定をしたいと思います。4月には募集のお知らせをいたしまして、5月いっぱいで選定をいたします。そして、12月の定例会には議決の議案を出したいと思っております。 ◆委員(正田恭子) 公募の予定のお知らせはどのような方法で出しますか。 ◎農政部参事(須永竹広) 今の予定では、4月10日号の広報に公募の広告を載せまして、同時にホームページにアップをする予定でございます。 ◆委員(正田恭子) この最後のところに備品購入費1,500万円、これはどのようなものですか。 ◎農政部参事(須永竹広) これは農産物直売コーナーの陳列棚とか、休憩コーナーの机、いす、そして農産物の出荷と販売をシステムで確認できるPOSシステムというのがあるのですが、レジも含めてそれの備品の代金でございます。 ◆委員(正田恭子) 先ほどの同僚委員も言っておりましたが、ここのところ、ケータリングというのを私も心配しています。ケータリングでやられる道の駅は全国的にも少ないのではないかと思いますけれども、そこの調査はしておりますか。 ◎農政部参事(須永竹広) 昔と今のケータリングというのは大分変わっておりまして、先ほどもお話し申し上げましたが、食品衛生法に基づいて衛生環境はかなり上がっております。ですから、そちらのほうでは全然心配はしておりません。また、そういったケータリングの方を登録していただいて、店を出してもらうということで、また、いろいろなほかのところのイベントがあったときだけに出るケータリングもありますが、太田の道の駅のケータリングはそうではありませんので、常駐で出ていただく関係で、内容的にも間違ったものではないと思っております。 ◆委員(正田恭子) そのケータリングのどのくらいのどのような種類というか、お店のケータリングが登録というか、調べてありますか。 ◎農政部参事(須永竹広) 先ほどもお話ししたのですが、季節とか時間とか、あるいは曜日によっていろいろなメニューがあると思うのですけれども、例えばラーメンとかハンバーガーとかのファストフード、冬はおでんとか、夏はかき氷、そういったいろいろなものをそろえたいと思っております。ケータリングの組合のようなものを立ち上げていただいて、そこで、その季節に合った、あるいは時間に合ったいろいろなものを出していただくということで考えております。 ◆委員(正田恭子) 今までに何社ぐらい登録というか、話をしておりますか。 ◎農政部参事(須永竹広) 指定管理者が5月中にはほぼ内定できると思います。それから、指定管理者とともに細かい作業を進めてまいりたいと思っておりますので、今のところ数件そういった問い合わせが来ておりますが、特に何件というカウントはまだしておりません。 ◆委員(正田恭子) わかりました。期待して、来年の4月に待っております。  次に、196ページの産地育成対策事業のところの農業農村応援事業費補助金と野菜王国・ぐんま強化総合対策事業費補助金、この2つについてお尋ねいたします。 ◎農政部参事(津久井淳一) こちらの事業は県の事業でございまして、まず、農業農村応援事業でございますが、こちらは地域農業の創意工夫や実践を生かした取り組みを総合的に支援することが目的でございます。次に、野菜王国・ぐんま強化総合対策事業でございますが、こちらの目的でございますけれども、野菜の生産拡大を積極的に進め、意欲の高い野菜の担い手育成や野菜生産の振興の強化を図ることが目的でございます。ちょっと似たような感じでございます。 ◆委員(正田恭子) 昨年よりもことしの予算が大分多くなっております。それで、昨年の予算書を見ましたら、何かハウスとかネギの育苗とかということがありましたけれども、ことしの具体的な内容はどうなのでしょうか。それと、そういう補助金をいただけるグループというのはどのようなところなのでしょうか。 ◎農政部参事(津久井淳一) 昨年とことしの関係でございますけれども、ことしのほうが大幅にふえている実態でございます。内容でございますけれども、農業農村応援事業につきましては、JA太田市の肥料散布機、ネギ収穫機、イチゴ出荷施設、それからJA新田郡になりますが、水稲、小麦の選別機というようなことで、結構大きい施設というのですか、機械が今回挙がってきております。それと、野菜王国・ぐんまにつきましてはパイプハウスの関係でございます。これはJA太田市になります。それから、認定農業者の関係で降雪の育苗ハウスなのでございますが、これはイチゴの関係でございます。こういうものがありまして金額が多くなっているものでございます。なお、こちらにつきましては、農協を通してうちでは募集しておりますので、そういう形で挙がってきたものを県の補助金として県のほうへ申請しているものでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(正田恭子) 地域を歩いておりますと、本当にお年寄りだけの農業者のところが多くて、1軒、2軒と若者が農業を始めているところがあります。そういう人たち、本当に若い人たちが入ってくれる農業に対して温かい指導とかそういうものが望まれるなと思うのです。こういうのが本当にそういうところなのかなと思っておりました。どうでしょうか。 ◎農政部参事(津久井淳一) 若者が農業に入ってきていただけると、実際の農業政策としてもありがたいと思っております。やはり農業は高齢化しておりますので、離農するような形になっております。新しい方、それから担い手の方に対しては今後も応援をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(正田恭子) 次に、200ページをお願いいたします。200ページの工事請負費の3,800万円と補修工事費の300万円、それと農山漁村地域整備交付金事業工事請負費の2,280万円のところはどのような事業なのかお聞きいたします。 ◎農村整備課長(島田芳人) 工事請負費としましては、来年度、平成23年度の予定でございますが、水門の改修工事、また、市内一円の水路工事、それから農道整備工事等を実施したいと考えております。また、補修工事費でございますが、揚水機場の補修工事を実施したいと考えております。それから、農山漁村地域整備交付金事業工事請負費でございますが、これは排水路工事を実施したいと考えております。 ◆委員(正田恭子) ここもよく車で通るのですけれども、水路の改修が随分としてあって、水路の改修はどのように上がってくるのかなと思ってそこの道を通っているのですけれども、こういうふうに工事ができるのは、地域の区長とか農業者とかが陳情をするのでしょうか。 ◎農村整備課長(島田芳人) 工事の施工箇所はすべて陳情箇所でございます。 ◆委員(正田恭子) 陳情といいますと、道路では1市3町で合併のときに幾つも陳情が残っていて、これがまだ残っていて完了していないとかとありますけれども、こういう農業対策のところの陳情というのは、私も今まで余りわからなかったのですけれども、これが1市3町ではどんなふうに残っておるのでしょうか。 ◎農村整備課長(島田芳人) 平成21年度末現在で、未処理の陳情案件が、陳情と細かな工事の要望がございますけれども、それを両方合わせますと239件残っております。 ◆委員(正田恭子) 239件もあって、今後この陳情をどのように対処していくのでしょうか。 ◎農村整備課長(島田芳人) 必要性だとか緊急性等を考慮しながら、補助事業に該当されるものは該当させて対処していきたいと考えております。 ◆委員(正田恭子) 次に、200ページの石田川排水機場維持管理費負担金の296万円の事業内容をお尋ねいたします。 ◎農村整備課長(島田芳人) これは太田市の牛沢町になると思うのですけれども、地区の水路が石田川より低いところにありますので、石田川排水機場というそこの排水をするためのポンプ場がございます。そのポンプ場の運転管理の経費でございます。 ◆委員(正田恭子) この排水機場は、太田市ではなく違うところに設置されているような、あそこは太田市なのでしょうか。 ◎農村整備課長(島田芳人) 場所は太田市牛沢町になります。 ◆委員(正田恭子) ここの排水機場に至る排水路なのですけれども、本当に狭くて、ゲリラ豪雨のときや何かに、端に小さな橋があるのですけれども、そこまでいっぱいになってしまうような状況の水路です。台風のときもそうなのですけれども、ここのところが、最近、底を洗ったのですけれども、さらったというか、その費用が296万円でしょうか。 ◎農村整備課長(島田芳人) それはまた別な事業でしゅんせつをいたしました。この296万円は排水機場の運転管理をするための経費でございます。 ◆委員(正田恭子) 私はその地域の近くなのですけれども、組合ができていて、何人か組合の人たちが参加しているようですけれども、その割合とか、その人たちの手当とかはあるのですか。 ◎農村整備課長(島田芳人) この排水機場の運転管理につきましては、地元の方たちに排水機場管理組合をつくっていただいております。その方たちが雨が降って水がいっぱいになったときの操作管理を主にするわけでございますが、1時間当たりの金額はちょっとわからないのですけれども、日当は出ております。 ◆委員(正田恭子) この上には東部土地区画整理の住宅が随分と建っておったりして、ゲリラ豪雨とか台風のときには大変なのですけれども、本当に水路の幅が狭いのです。今後それで大丈夫なのかなと心配されますが、そのことに対してはいかがでしょうか。 ◎農村整備課長(島田芳人) 水路の幅が狭いということですけれども、排水機場を計画している段階で、その排水機場へ流れ込んでくる流域面積等を考慮しながら排水断面等を決定していると思います。排水機場ができてからかなり年数がたっておりまして、周辺の環境も随分違ってきておりますので、降った雨がかなり早く排水機場のほうへ流れ込んでくるような状況にはなっているかと感じております。 ◆委員(正田恭子) ここのところをよく調査して、観察していただいて検討していただければと思います。終わります。 ◆委員(五十嵐文子) 186ページ、5款1項1目労働諸費ということで、雇用対策関連事業のところでお伺いしたいと思います。  職業紹介業務委託料のところでしょうか、先日、ライフ・アップおおたとヤング・アタックおおたが統合されると伺いました。このことについての経緯についてお伺いしたいと思います。そしてまた、このライフ・アップとヤング・アタックの今までの事業についてもお伺いしたいと思います。 ◎産業環境部参事(小林豊) 前回の答弁で、ライフ・アップとヤング・アタックを統廃合して、今後ライフ・アップの仕事とヤング・アタックの仕事を一本化していきたいと考えておりました。今予算の中でも、そういうような形のものを見込んで減額したりしておったわけなのですけれども、厚生労働省から、任意団体に対して一本化は厳しいというようなお話をつい最近受けたばかりでございます。そのような中でも、場所的なものについては一本化して、人員も減員してそれで対応していきたいと考えております。ですから、看板につきましては、ヤング・アタックとライフ・アップの2本立てになっていくということで今考えております。 ◆委員(五十嵐文子) ということは、質問する内容があれなのですけれども、今ヤング・アタックがあるところにライフ・アップが入るということでよろしいのでしょうか。 ◎産業環境部参事(小林豊) 現在、そのように考えております。 ◆委員(五十嵐文子) 先ほどちょっと質問したのですが、ライフ・アップとヤング・アタックの事業内容について紹介してください。 ◎産業環境部参事(小林豊) ライフ・アップにつきましては、中小企業で働く労働者、それから企業主への福利厚生の支援でございます。ヤング・アタックにつきましては職業紹介をメーンとしております。 ◆委員(五十嵐文子) わかりました。ちょっと質問の内容がまた変わってきてしまうのですが、ヤング・アタックもできてから、市民の中にヤング・アタックという名前が随分浸透してきました。また、昨今なのですけれども、本当に仕事がないという若い人もふえてきてという中で、ヤング・アタックを利用する方もふえてきたと思うのです。私が質問しようと思ったのは、この2つが統合することによって、またスペースも広くなるのかなということで、ちょっと明るいイメージのものができ上がるかなと楽しみにしていたのです。一緒のところになるということでぜひお願いがあるのですけれども、仕事を探しに来る人たちというのは、やはり何社も何社もいろいろなところに行ってということでヤング・アタックを訪れるわけです。そういうときに、心が多少折れている人、また、希望に満ちている人もいるのかもしれないのですけれども、そこでの対応というか、ようこそいらっしゃいましたではないのですけれども、本当に迎え入れてあげるという中で、そこで仕事が見つかるまでしっかり頑張りましょうみたいな形で明るい雰囲気のフロアにしていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎産業環境部参事(小林豊) ぜひそういうような明るいフロアにしていきたいとは考えております。ただ、今ヤング・アタックを訪れる離職者につきましては、20代から、リーマンショック以降は50代まで幅広くいらっしゃる。当初はヤング・アタックということで若者向きだったのですけれども、すべて拒まずに、すべて丁寧に対応させてもらっている状況でございます。ですから、今後もより明るい窓口を目指してヤングもライフもやっていければと考えております。 ◆委員(五十嵐文子) ぜひそのようにお願いしたいと思います。市役所の中で一番輝いているのがそこのフロアだというふうにやっていっていただければと思います。  では、次に参ります。こちらは212ページ、7款1項5目でデスティネーションキャンペーン負担金というのが出ておりますけれども、この関連でお伺いしたいと思います。デスティネーションキャンペーンについて、これはどういうことか、どういう目的でこれがあるのかということで教えてください。 ◎商業観光課主幹(齋藤保義) デスティネーションキャンペーンの今回予算づけになっている負担金100万円でございますけれども、これにつきましては県が行っている大型キャンペーン事業でございまして、本市の観光PRを効果的に補完するような事業の趣旨がございます。本市の観光協会への事業経費負担ということで100万円ほど盛ってございますけれども、主にその内容といたしましては、物産のPR、あるいはメディアの掲載への事業経費ということで、負担金の位置づけを予算で計上させていただいております。 ◆委員(五十嵐文子) 太田市は非常に魅力のあるものが多いと思っております。今メディアに太田市のものを掲載する費用だとお伺いしましたけれども、どのようなものを太田市としては出してPRしていこうと考えていらっしゃるかお教えください。 ◎商業観光課主幹(齋藤保義) 今現在、物産関係では大和芋と焼きそばのまちということで太田市をPRしてございます。その他、いろいろと今研究中ということでございます。あと、もちろん小玉スイカ、ホウレンソウもございます。いろいろとこれから物産振興にかかわる品種を特にPRしていきたいと思っております。また、太田市には神社仏閣等がたくさんございます。その神社仏閣等のPRもあわせてしていきたいと考えております。 ◆委員(五十嵐文子) 昨年、太田市の魅力発見みたいな形で、バスで半日の観光めぐりというのをやったと思うのですけれども、何コースぐらいやったのでしょうか。 ◎商業観光課主幹(齋藤保義) 去年につきましては10回コースを開いております。かなり好評だったということで、また今回も予定を考えております。 ◆委員(五十嵐文子) 多分昨年それだけやって、太田市の魅力というか、喜んでいただいたものがいろいろ残っているかと思うのです。最近、群馬はいろいろDC関係で、例えば、ゆこゆこネットだとかで館林春の面白めぐりとかというので一般のに出ていたりするのです。また、東京駅とかいろいろなところには、高崎のスパゲッティーめぐりとかスイーツとかというのでいろいろチラシが出たりとか、いろいろな形でDC関係に乗ろうという形で出ています。そういった部分でも太田市はすごくいいものがたくさんあるので、ことし、この機会にいろいろなものを出していきながら太田市の魅力というのをもっともっと出してPRしていただきたいと思いますが、それについてお願いいたします。 ◎商業観光課主幹(齋藤保義) 今後、ことしの7月から9月までのデスティネーション期間がございます。これに向けていろいろな形でPRを進めていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
    ◆委員(五十嵐文子) 副市長にお伺いいたします。このようなDCの期間なのですけれども、副市長としては、太田市の魅力、何をPRしたいと思っていらっしゃいますか、もしありましたらお願いいたします。 ◎副市長(清水計男) DCの期間が始まるということなのですけれども、太田市のいわゆる観光と言われているものについて、私は通年で考えたいと思っております。あくまでもDCはDC、たまたま群馬だということで群馬県も今力を入れているわけですけれども、それに乗らない手はないということで乗らせていただきますけれども、太田市単独とすれば通年の観光を考えているということ。この間も本会議で市長がお話ししたとおり、冬のイルミネーション、これから始まる芝桜、ポピーまつり等々でありますし、夏には尾島で繰り広げられるねぷた祭り、あるいは秋の大イベントになりましたスポレク祭ということで、太田市のPRというのはあちこちでできていく。  もう1つ、今、観光協会の会長が盛んに言っているのは産業観光であります。具体的に車ができる過程を見てもらえる財産が太田市にはあるよということであります。あらゆる方面から通年を意識した、もちろん伝統的な神社仏閣が今お話ししたとおりありますけれども、史跡等々いろいろありますが、通年で考えていけたらいいのかと考えております。よろしくお願いします。 ◆委員(木村康夫) 194ページ、6款1項3目、農業機械購入助成事業費補助金、内容と助成金を使える上限をお伺いします。 ◎農政部参事(津久井淳一) 農業機械購入助成事業費補助金につきましては、認定農業者が行う規模拡大等の経営改善に対して支援することでございます。地域の担い手である農業者が担い手の育成を図り、本市の農業の振興発展、それから耕作放棄地の解消に寄与するものでございます。こちらの補助率につきましては5分の1でございます。上限につきましては200万円と決めさせてもらっております。よろしくお願いします。 ◆委員(木村康夫) 次に、平成22年度は何人応募して、何人利用できましたか。また、総額、倍率をお伺いします。 ◎農政部参事(津久井淳一) 平成22年度の実績でございますけれども、件数につきましては8件でございます。総額にしますと2,263万9,813円になります。補助金額につきましては430万9,000円でございます。こちらは8人の申し込みですべての方が該当になりました。 ◆委員(木村康夫) 金額が少なく、増額をお願いしたいのですが、その辺の考えを担当部長にお願いします。 ◎農政部長(高木久夫) 平成22年度実績を見ますと、一応予算の範囲内でおさまったということなのですが、それ以上の要望がまた農業者のほうから出てくるようであれば、それについては前向きな検討をする中でまた予算要求をしていければと思っております。よろしくお願いします。 ◆委員(木村康夫) 大変に評判のよい事業ですので、3年と言わずに、ぜひ継続をお願いいたします。もう1回どうぞ。 ◎農政部長(高木久夫) 補助事業というのは3年で一応見直しという形になっておりますので、それにつきましては十分また検討させてもらって、継続できるものであれば継続していきたいと思っています。 ◆委員(木村康夫) 最後に、国とか県よりの同様な事業がありましたら教えてください。 ◎農政部参事(津久井淳一) 機械類関係、先ほどちょっとご質問されました中の野菜王国・ぐんまも該当になるかと思われます。  それから、ちょっとわからないのですが、手元に資料がないもので、大変申しわけありません。後で調べましてご報告をさせてもらうような形でよろしいでしょうか。 ◆委員(木村康夫) はい。  次に、今おっしゃいました野菜王国・ぐんま強化総合対策事業です。群馬県では何でも野菜はつくることができます。また、野菜センターなども年間30品目以上の野菜が入荷しております。逆に言うと、群馬には産地がない。静岡だったらミカン、山梨だったらリンゴとかブドウ、その辺が群馬の野菜が伸びない理由だと思います。太田市も何か二、三品目に絞って特産化できないかと思いますが、その辺を今度は副部長にお願いします。 ◎農政部副部長(橋本利明) 品目の関係ですけれども、現在、先ほど来話題に出ております藪塚の小玉スイカ、また、ホウレンソウ、それからネギは県内の作付では1位、売り上げも1位です。共計ということで農協に出している。それから、大和芋ということで、今現在、そういった県内でも名が知れている野菜がございます。これをまた絞って、できれば規模拡大、今現在、藪塚でもハウス等がかなり導入されて年間通して野菜を出していますので、そのような形で支援がしていけて、なおかつ産地対策ができればと考えますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(木村康夫) 次に200ページ、6款1項8目、小規模土地改良事業、この事業内容をお伺いします。 ◎農村整備課長(島田芳人) 平成23年度の小規模土地改良事業での事業内容でございますが、水路工事を3地区実施する予定でございます。 ◆委員(木村康夫) これだけですか。それ1本ですか。 ◎農村整備課長(島田芳人) この小規模土地改良事業では3地区だけでございます。 ◆委員(木村康夫) 米価も昨年度は大変低迷しておりまして、農家は、資本投下の意欲は減る一方の中、行政の支援拡大しか方法はないと思われます。予算も減額傾向ですが、逆に増額をお願いしたいと思います。部長に、一言。 ◎農政部長(高木久夫) 予算の増額ということですけれども、これはかなり厳しい財政事情の中である程度予算をつけてもらったのかなという気がしております。それと、今回の3月定例会で、3月補正で工事費5,000万円、100%繰り越しで一応もらっておりますので、我々とすれば、それも新年度予算と同じ扱いだろうというような考えをしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(木村康夫) 次に移ります。204ページ、6款2項1目、狩猟免許試験手数料助成金、これは銃のほうとわなとありますが、どちらかでしょうか。また、内容説明をお願いします。 ◎農政部参事(津久井淳一) こちらにつきましてはわな免許のほうでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(木村康夫) その内容を。 ◎農政部参事(津久井淳一) こちらは、まず講習会を受けていただきまして、その後わな免許の試験を受けていただきます。そうしまして、それが受かりますと、わな設置というようなことで、わなを仕掛けることができる資格でございます。箱わなとかくくりわなとかありますけれども、そういうものを設置し、また、操作できるというものでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(木村康夫) 何人受験して、何人合格されたのですか。 ◎農政部参事(津久井淳一) 平成22年度の実績でございますけれども、こちらは39名の方が受験されました。そして、合格者につきましては35名でございます。 ◆委員(木村康夫) 猟友会員の老齢化と新会員の入会者が少ないとの新聞報道がありましたが、原因等はどこにあると思われますか。また、対応、対策はどうなっておりますか、お願いします。 ◎農政部参事(津久井淳一) 1つには、猟友会となりますと銃の免許を取らなくてはならない、また、所有しなくてはならないという部分があります。銃の所有というのは非常に厳しい検査がございます。抜き打ちでやられる検査、それから、これを受けるのに対して医師の証明の必要な診断書を添付しまして、さらに、身元調査まではいかないと思うのですけれども、かなり厳しい調査をされた上で許可になるようなものでございまして、大変厳しい、今は持たせないという方向が強いのかと思うのですけれども、そのように厳しい免許の状態になっております。  委員ご指摘のとおり、猟友会も確かに高齢化しております。なかなか若い方が猟友会へ入ってこないというのも実態でございます。そうした中で市として考えたのが、被害住民の方々にわなの免許を取っていただいて、猟友会、それから被害の地区の方々あわせましてイノシシ対策に取り組んでいくというのを進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(木村康夫) 関連いたしまして、各地の猟友会の数と年間の補助金はどのくらいずつ行っているのですか。 ◎農政部参事(津久井淳一) 猟友会の人数でございますけれども、会員数につきましては、太田猟友会が78名です。新田猟友会が51名です。それから藪塚猟友会が27名で、合わせますと156名になります。  それから、補助金の関係でございますが、猟友会へは平成23年度の予算では全体で607万9,000円になりますが、太田猟友会が委託料としまして229万6,000円、新田猟友会が91万円、藪塚猟友会が委託料として318万3,000円を考えております。そのような形で、ほかにもろもろありますけれども、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(木村康夫) 関連いたしまして、最近イノシシの捕獲数が去年に比べて半減というのですか、2分の1ぐらいになっていると聞きましたけれども、その原因はどこにあると思われますか。数が減ったのか、それとも利口になったのか、その辺を。 ◎農政部参事(津久井淳一) 両方かと考えますけれども、実際、平成21年度が162頭です。かなり数多く捕獲しました。今年度きのう現在で93頭でございます。今年度いっぱいで大体100頭ぐらいになるかという予想でございます。ただ、イノシシの被害が広範囲になっているということ、それから被害額は減っているのですけれども、1つには、おりに入りづらくなってきているというのも実態かと思います。1つ、山にえさがあるというのと、えさがなくなってくると今度は東のほうへ移動しているような状況なのかと思いますので、数は減っているかというと、ちょっと生息数ははかっておりませんのでわかりません。ただ、例えば、162頭とっても、1年、2年後には162頭に戻ってしまうというのがイノシシの生態で、現状でございますので、今後も努力して捕獲はふやしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(木村康夫) 最後に、もう1問お願いします。  関連いたしまして、捕獲用のおりへの補助金等は出ておりますか。 ◎農政部参事(津久井淳一) 委託料として出しております。 ◆委員(木村康夫) わかったら、金額を。 ◎農政部参事(津久井淳一) イノシシおりにつきましては月で決めております。来年度の予定ですけれども、1カ月5,000円を考えております。この5,000円の中には、えさ代、それから巡回手数料も含んでおりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(木村康夫) ありがとうございました。  次に移ります。212ページ、7款1項5目、新田菊花大会実行委員会負担金ということでありますが、この内容説明をお願いいたします。 ◎商業観光課主幹(齋藤保義) 新田菊花大会実行委員会負担金37万8,000円につきましては、市の花である菊花の普及と生涯学習の一環という形で菊づくりの活動を応援しております。予定期間ですが、平成23年10月31日から11月19日の土曜日の期間中開催する予定になってございますが、出品総数、昨年につきましては204点、観客数、昨年につきましては3,000人、開催回数につきましては25回を数えております。 ◆委員(木村康夫) これに関連いたしまして、ページがないので、にった花トピア事業についてお伺いします。  にった花トピア事業は、前年1,018万8,000円の助成金で開催されておりましたが、ことしの予算書には載っておりません。中止だと思うのですけれども、その辺の説明をお願いします。 ◎農政部参事(津久井淳一) にった花トピアにつきましては、平成22年度をもちまして終了と考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(木村康夫) ご提案ですけれども、かわりに、新田上中地区に砂ぼこり対策として菜の花を中心とした事業が去年行われましたが、この事業を祭りへ発展できないかと思っておるのですが、その辺はいかがでしょうか。部長にお願いします。 ◎農政部長(高木久夫) 委員ご指摘のとおり、去年から砂じん対策の一環という形の中で、新田上中地区のほうに菜の花とポピーを植えております。これにつきましては、地元と協議する中で、できればもう少し面積をふやして、花の一大イベントとしてできないかという協議もしております。今後、地元と協議する中で、お祭り的にできるかどうか検討していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(木村康夫) 終わります。 ◆委員(栗原宏吉) 196ページ、6款1項4目の園芸振興費の中の先ほど同僚委員から出ました花トピア、この事業は終了ということなのですけれども、このことについて質問します。  まず、この事業は、ご存じのように合併前の旧新田町から事業展開して20年以上経過しているわけです。この事業に至る経過は、旧新田町において、もとは農作業所の田ですけれども、効率化として、水田の汎用化が目的だったのですけれども、昭和の後期、平成初期にかけて、あの周辺400ヘクタール近い水田の土地改良を実施したわけです。  その中で、小麦の作付と裏作導入を推進してきて、ご存じのように、米の生産調整により水田の一定割合については米以外の転作作物の作付が義務づけられたことから転作を行う方向で推進してきましたが、予定どおり転作が進まない状況で、水田の有効利用を図り、地力の増進と景観形成に役立つことを目的に、主要地方道路前橋高崎線の北側に、土地改良区の水田、当初50ヘクタールにコスモスとヒマワリの栽培を行ったものであります。当時、全国的に余り例を見ない事業であったことから、皆さんご存じのように、マスコミで大きく取り上げ、当初30万人規模の観光客が訪れました。この地域には駐車場用地がないため交通混雑を来したことから、翌年は役場西側に位置する金井土地改良区の水田を活用し、転作のブロックローテーションに合わせてこの事業を進めてまいりました。はとバスの巡回経路にもなり観光バスで訪れる人も多く、今日まで旧新田町の名所としてまちのイメージアップにもなってきた経過があります。また、この事業を柱として、新田市野倉町の桜並木、また、大慶寺のぼたん寺等の観光資源がつなぎになり、また、花の新田町をアピールし、今日に至ったわけでございます。また、コスモスがマンネリ化してきたのも事実でありますが、問題は、農業従事者の高齢化により、今後、今までの水田の遊休農地の増大が考えられるということが心配なわけです。  また、経費からすれば、この事業はまだまだ継続してもよかったのではないか。また、遊休農地の解消に取り組む姿勢を今後どうするかということであります。この事業を継続していけないかと思いますが、この対応をどういうふうに考えておるか、まず1点、お伺いします。 ◎農政部参事(津久井淳一) 栗原委員のご指摘のとおり、土地改良の転作によるブロックローテンションをもとにしまして、平成2年からだと思うのですけれども、お花畑を実施してまいりました。また、委員のおっしゃるとおり、事業継続によりマンネリ化しているのも事実かと考えられます。近隣においては、伊勢崎市小泉町のコスモスまつり、それから、板倉町のコスモスまつりinいたくらというようなことで大規模なお祭りが行われております。他地域で類似事業も出てきているのが実態でございます。  そして、今まで農業者の所得向上と市民の憩いの場として続けてきたわけでございますけれども、平成22年から農業者の戸別所得補償に切りかわるような形になりまして、集団転作に対する助成というものがなくなってしまいました。お花畑の継続につきましては、平成21年お花畑推進協議会の会議の反省会の中で、国の制度に変更があっても続けるのかというようなことで意見が出まして、その論議を重ねた経過もございます。  また、地元農業関係者、それから、金井の水利組合だったと思うのですけれども、あそこには水利組合がございます。その関係者に国の制度のことを説明させてもらっております。そして、検討していただいて、お花畑をやめて飼料用稲に切りかえるほうが個々の農家の所得向上につながるということで今日に至った次第でございます。このような経緯により、にった花トピアにつきましては終了させてもらうことにしましたので、ご理解をよろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(栗原宏吉) 地権者と会議を開いたと今聞いたのですが、地権者はどのくらい集まったのですか。 ◎農政部副部長(橋本利明) コスモスの関係については、当時私が農業政策課の課長のときに、今、津久井課長から話があった会議の反省会の中でそういう意見が出されました。名前は控えさせていただきますけれども、地元の大きな農家の方が2名ほどいらっしゃいます。  まず第一に、その方に、こんな形なのですけれどもどうでしょうかというご相談をさせていただきました。そのときに、これは2人では決められないよということで、地域に水利組合があるのでどうだろう、役員会とかそういった中で話をしてくれないかということなものですから、我々が出向いた中で内容を説明させていただいて、とりあえず地元で協議をしていただく。  うちのほうとすると、皆さんの農家所得を補償できるものについては、申しわけないのですが、業務的にはコスモスの花畑というのは生産性がないわけです。生産性がないというのは、農業用としてのあれがないわけです。ただ、市民の皆さんの潤いとかはあったわけですけれども、そういった中でどうされますかということの中でやっていたときに、国の政策でいくとこういう助成金が出るということを協議させていただいた結果がそういうふうにつながってきたということであります。 ◆委員(栗原宏吉) 先ほど申したとおり、まず目的が違うのです。コスモスのマンネリ化は避けられない。だけれども、後に言った地権者、もう少し大勢の方の地権者等の意見を聞きながら、今後まだ方法が何か考えられると思うのですよ。この事業を打ち切ってしまったのはしようがないと思うのですけれども、今後何かを考えていただきたい。ということは、地権者もかなりショックを受けた人もいるのですよ。何だ、もうやらないのかと。今度はうちの番だなというような考えでいた人がいっぱいいるわけです。あの周辺はやはり大事なことだと思うのですよ。だから、その点をぜひお願いしたいと思うのです。まず地権者は、全体とすると相当いますけれども、水利組合とか何かあるのではないですか、どうなのですか。 ◎農政部副部長(橋本利明) 水利組合の各地区の役員がいらっしゃいます。その役員にご相談をさせていただきました。それと、ブロックローテーションの関係につきましては、現在も継続していきましょうということで、あの地区に限りブロックローテーションの継続をしていくことで農家の方との連絡はとれております。 ◆委員(栗原宏吉) わかりました。事業費だって今まで1,000万円ぐらいでしょう。だから、今後とももう少し何かをぜひ考えていただきたいと思います。  次に、206ページ、7款1項2目の商業振興費に関連して、株式会社田園都市未来のニコモールのことですけれども、第三セクターです。このことについて、ニコモールの事業実績、前年度、2年ぐらいの実績でいいです。 ◎商業観光課長(浅香重信) ただいま手元に資料を持ってきてございませんので、後ほど報告させていただきたいと思います。 ◆委員(栗原宏吉) ニコモールは太田市でも大株主のわけですね。2億円を出資して、それ以上の大株主はいないわけですから。ニコモールも10年ぐらいたつわけですね。わかる範囲でいいですから、今資料がなかったら、浅香課長はこの件は結構ご存じだと思うのですけれども、まず、利益がここ数年出ていますね。大体の売り上げでいくと利益、大体で結構ですから、はっきりひとつ。 ◎商業観光課長(浅香重信) まず売り上げの関係ですけれども、ニコモールにつきましては、ジョイフル本田にあわせる形で地元商店等の小売店のモールをつくったわけですけれども、年間で約3億2,000万円程度の家賃収入を上げていると思います。 ◆委員(栗原宏吉) 利益は出ていますね。 ◎商業観光課長(浅香重信) 前年度の決算の中では、多少ですけれども、利益は出ておりました。 ◆委員(栗原宏吉) 多少ですね。あと、債務が今およそどのくらいかわかりますか。 ◎商業観光課長(浅香重信) まず、国の制度融資を借りておりまして、これが5億円ほど残っております。それから、事業の経過の中で資金不足等に対応するため、これはリニューアル等した関係もありますけれども、そちらの民間の金融機関からの借り入れが3億9,000万円ほどございます。それが借り入れになっております。 ◆委員(栗原宏吉) だから、内容的にはいい会社ですね。家賃をいただいて、今、ご存じにようにあれだけ人が、お客が出入りして安定した収入が図られる、家賃収入がある。そのような中で、法人も個人もあると思うのですけれども、法人と個人の株主は今現在およそどのくらいですか。 ◎商業観光課長(浅香重信) 株主の数でございますが、ちょっと今数字が定かでないのですが、50名ほど、50社ほどになるかと思います。株の総額ですけれども、6億7,500万円ほどでございます。 ◆委員(栗原宏吉) 先ほども言いましたが、その中で太田市が2億円ですから、大株主、筆頭株主ですね。株主総会は市としてはだれが出席していますか。株主総会、役員総会等があるでしょう。 ◎商業観光課長(浅香重信) 株主総会につきましては、昨年の例で申し上げますと、部長、それから私が出席しております。 ◆委員(栗原宏吉) 何部長ですか。 ◎商業観光課長(浅香重信) 横澤産業環境部長でございます。 ◆委員(栗原宏吉) そのような中で2億円を出資した、また、そのほかに個人的な株主が大勢いるわけですね。まず、この質問をしたのは、田園都市未来発足当時、今現在の商業集積が完成するに至って相当ないろいろな問題があり、努力があったわけなのですけれども、出資者がいまだに困っている人がいるわけですね。過日出資したまま、1,000万円ずつ出資したのだけれども、全然株券もない、ただそこに名前が入っているだけで、何のあれもないという相談が2名あったので、これを会社等で買い受けてくれないかとか、上場企業ではないですから、株を売買するというのは非常に難しいわけなのですけれども、これで悩んでいるという相談があったわけなのです。今、ニコモール、田園都市未来の会社は内容的には非常にいいわけです。まだ配当までは至っていないけれども、安定した企業ですから、もう配当までも出せる企業になったわけですね。  だから、今後そういうことを、今の株主、そのまま塩漬けになっている株主、発足当時の田園都市未来の会社が設立当時から1,000万円の金がずっと塩漬けになっている。1,000万円も2,000万円も塩漬けになってしまっている、困ってしまったのだという現状があるわけなのですけれども、さっき言った部長が筆頭株主ですから、ぜひ総会等でそういうものを考慮して、大体の株主が太田市民の方ですからね。だから、全く困ってしまっているのだという話があるのですけれども、筆頭株主からぜひそういう話を出していただき、対応していただきたいのですけれども、どうですか、部長。 ◎産業環境部長(横澤義隆) 私もこの株主総会に出させてもらいましたけれども、もう10年近くたつのだけれども、配当も何もないよねという意見というか、ちらほらと聞こえてきました。うちのほうと、もう1つ大きいところがあるのですけれども、そこが株主総会で、私どもが見ていて、配当がよさげに見えるのですけれども、配当を出していただけませんかねという意見もありました。制度融資、回収等、銀行からの借り受けがかなりあるのですけれども、また株主総会がありますので、私のほうもこれは言ってみたいと思います。 ◆委員(栗原宏吉) 副市長は筆頭株主ですから。 ◎副市長(清水計男) 私は、直接的に株式会社田園都市未来に関与は全くしていないのですが、担当から報告はかなり来ております。栗原委員が今おっしゃった会社経営の内容でありますけれども、いい会社だよねという話でありますが、実態として、今議論の中であったとおり、まず債務が9億円あるということです。それと、出資金6億何千万については、多分すべて設備投資に入ったのだろうと思います。社内留保が多分ない会社だと。それで、テナントが入れば多分回っていくだろうという感覚も私もあるのですよ。100%テナントが入って、その家賃収入で回って、借金を返していく会社だよねというのがまずあります。もう1つは、資産を持っているのは、あそこの土地と建物であります。  もう1つ私がちょっと心配になるのは、会社はみんなそうなのでしょうけれども、短期で借りながら運営資金を回しているという実態があると思うのです。ただ、この会社でそういった事案の中で果たして配当ができるのかどうか、それと株券の譲り渡しが果たして可能かどうかというのは、取締会、あるいは株主総会の中でよく議論してもらわないと、これは間違った方向に行ったら非常に大変なことになるよということであります。違った会社にちょっと私も関与しておりますので、その会社が10倍にも大きく膨らんだ株式会社かな、第三セクターかなという意識は持っています。来年から多分役員人事がかわっていくと思っておりますので、そういう話も聞いております。よく中身を精査して、株式会社でありますので、利益が上がって配当していく務めは当然あろうかと思っております。第1株主としてその責務は大きいという認識は持っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(栗原宏吉) 確実に家賃収入は上がっているし、今まで債務はどんどん減っているのですよ。当初30億円ぐらいあったわけですから、もうわずかなのですよ。だから、いい方向に向いているのは事実なのです。工事も修理ぐらいですから、それ以上余り負担はかからないわけですね。大きい工事はないですから、内容的には悪い会社でないわけです。30億円ぐらいあった債務がもうそのくらいわずかな額ですから、当初から比べればはるかに減っているのです。だから、今後その債務が終われば本当に楽ないい安定した大家なのです。そういうことを踏まえて、ひとつよろしくお願いします。 ◎副市長(清水計男) 今、委員がおっしゃったとおりであります。家賃収入さえ確実に入ってきて、経営内容の精査さえできれば借金を返していけるということであると認識はしておりますので、新しい経営体制の中でそういった努力をしていただければありがたいと思っております。 ◆委員(小暮広司) 194ページ、6款1項2目、農業経営拡大促進事業なのですけれども、その中で群馬県農用地利用集積促進奨励金396万4,000円がありますけれども、昨年度より何か減っているような感じがするのですけれども、説明をお願いします。 ◎農政部参事(津久井淳一) こちらでございますけれども、6年、10年というような形で設定をさせていただきまして、貸し借りを行うような形のものでございます。そして、ちょうど切りかえ時期になっておりまして、そのような関係で、若干でございますけれども、契約が減っているというのが状況でございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(小暮広司) 我々の感覚からすると、やはりこれからは規模拡大農家がふえていくのかな、こういう制度を利用する農家が年々ふえていくという期待感があるわけですけれども、そういう中で、若干でも前年度を割っている、そのような数字が出ているわけです。今後の見通しですけれども、明るい見通しがあるのかどうか、そこら辺をお願いします。 ◎農政部参事(津久井淳一) 市でつくった制度でございますので、農協なり、そのほかのことを使って啓発していきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(小暮広司) その下の耕作放棄地、再生産のあれですけれども、幾つか区分けになっていると思うのですけれども、そこら辺のご説明をお願いします。 ◎農政部参事(津久井淳一) 耕作放棄地再生事業促進奨励金につきましては、耕作放棄地には色分けをしてございまして、軽度のものを緑と言っておりますけれども、その耕作放棄地再生につきましては、6年以上で新規で借用した場合については、10アール当たり、1反当たり2万円を出すような形になっております。そして、さらに程度が重度、黄色と言っておりますが、こちらの耕作放棄地再生事業とさせていただきまして、6年以上新規で借りた場合には10アール当たり3万円出すような形になっております。 ◆委員(小暮広司) この実績というのですか、予算額的には昨年度と同様というようなことですけれども、この利用者というのはどのような状態になっておりますか。 ◎農政部参事(津久井淳一) この制度をつくってみたのですけれども、実際利用者は大変少ないです。平成22年の実績でございますけれども、実際には、面積にしますと1,817、金額にしますと3万6,200円ということで、これは緑でございますけれども、こういう実態でございます。これからもこの辺についてはPRしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  それから、農業機械補助の関係で補助金をいただきますと、その条件の中に耕作放棄地を解消するという条件が入れてありますけれども、その辺についてはこの辺とダブってしまって、市の補助金が二重に行ってしまうような形になりますので、機械購入補助のほうを優先させていただいて、こちらにはカウント等はしてありませんので、よろしくお願いします。 ◆委員(小暮広司) 新規事業だけれども、なかなか伸びない。ほかの利用者がいるということで、これから伸びるということを期待したいと思います。  それと、先ほど同僚委員から198ページの地籍調査の関係で質問がありましたけれども、面積、進捗率の答弁はいただいたわけですけれども、合併後、地籍調査をやった地区、また、現在やっている地区等がわかりましたらお願いいたします。 ◎農村整備課長(島田芳人) 合併後地籍調査を行った地区でございますが、旧新田でいきますと、村田町、市野井町、それから小金井町でございます。旧太田でいきますと、鳥山町で実施しております。 ◆委員(小暮広司) そういう中で、この地籍調査の効果というのですが、多額の国費を使う、国、県、市、個人負担がないという中で国費を使ってやるということですので、何か大きな目的というのがあるのでしょうか。
    ◎農村整備課長(島田芳人) 地籍調査の目的ですけれども、土地の基本的な資料といいますと、法務局にございます土地登記簿謄本、あるいは公図がございます。これは、古いものですと、明治初期の地租改正のときにつくられたものがいまだにまだ使われているようなところもございます。地図によりますと、土地の形と面積が全然合っていませんので、境界立ち会いとか民間開発、市の公共事業でもそうですけれども、境界の問題が一番事業がおくれるような状況になってしまうかと思います。この事業を行いますと、境界がまず明らかになりまして、土地の面積もしっかりした測量が行えますので、課税をする上でも正確な数字で課税ができるというような状況でございます。 ◆委員(小暮広司) 境界争いはよく起きることだと思うのですけれども、そういう面でもこの調査というのは本当に重要なことかと思っていますけれども、今年度実施するところ、また、来年度以降実施するところがわかりましたら、お願いします。 ◎農村整備課長(島田芳人) 今年度実施を予定しております地区でございますが、新田大町、新田萩町、それから鳥山中町の各地区でございますが、面積は0.46平方キロメートル予定しております。 ◆委員(小暮広司) そういう中で、いろいろな地区名を言ってもらったわけですけれども、まだ全然入っていない地区、地区名でなくてもいいのですけれども、全然未調査の地域というのがどのくらい太田市にあるのか、お答え願います。 ◎農村整備課長(島田芳人) 合併前の市、町の単位で申し上げますと、旧太田市でいきますと、約六十七、八%はほぼ終わっておりました。合併時点で、平成17年から旧新田町の区域で実施が始まりました。藪塚地区に関しましては、昭和47年だと思いますけれども、藪塚第1土地改良区を行うための事前の調査として地籍調査を実施しております。面積的には約半分近くは終わっているかと認識しております。旧尾島地区に関しては、まだ一切手はついておりません。 ◆委員(小暮広司) 尾島はまだ、新田もまだ入ったばかり、本当にこれは急がれる政策かと思っております。ぜひとも早急に実施計画等を立てて、みんなが期待する方向に行ってもらえればありがたいと思っております。  最後に、部長なのですけれども、今回農林予算が20億円を突破したということで、本当に今までにはない画期的な予算編成になっております。部長の努力に敬意を表したいと思いますけれども、最後に、そこら辺の感想等をもらえたらと思います。 ◎農政部長(高木久夫) 農林予算が大分ふえたということなのですけれども、現実中身を見てみますと、農地防災の償還金が大きいですし、それと道の駅を新規に今度建設するというものが多分主なものだと思っています。ただ、我々も農業政策、基盤整備も含めてですけれども、できるだけ国、県の事業を活用する中で、予算を1つでも2つでも多くできればと思っておりますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(小暮広司) では、最後になりますけれども、本市の場合は財政力があるということで、なかなか国の予算、県の予算を利用するあれが少ないのかな、もっともっと国なり県の予算、お金を使うような施策をぜひともお願いしたいのですけれども、もう一言、部長にお願いします。 ◎農政部長(高木久夫) 委員の期待にこたえるよう、ぜひ頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。      ◎ 発 言 の 許 可 ○委員長(市川隆康) 先ほどの木村委員の質問について、津久井課長から発言の申し出がありましたので、これを許可いたします。 ◎農政部参事(津久井淳一) 先ほど木村委員から、農業機械の補助金が国、県はどのようなものがありますかというご質問だったのですけれども、国につきましては経営体育成事業というのがございます。それから、県につきましては、先ほど申し上げました農業農村応援事業費補助金、それから野菜王国・ぐんま強化総合対策事業費補助金というのがございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○委員長(市川隆康) 木村委員、よろしいですか。 ◆委員(木村康夫) わかりました。 ○委員長(市川隆康) 続いて、先ほどの栗原委員の質問について、浅香課長から発言の申し出がありましたので、これを許可いたします。 ◎商業観光課長(浅香重信) 先ほどの栗原委員からのご質問で、資料がなくて答弁できなかったのでございますが、株式会社田園都市未来新田の売り上げです。まず、平成20年度、約3億4,000万円でございます。平成21年度につきましては3億3,000万円という数字になってございます。  決算上の利益でございますけれども、平成20年度735万円の利益になっております。平成21年度につきましては58万円ということでございます。  それから、株主数でございますけれども、51名ということで、先ほど50名と申し上げましたけれども、訂正をお願いしたいと思います。 ○委員長(市川隆康) 栗原委員、よろしいですか。 ◆委員(栗原宏吉) はい。 ○委員長(市川隆康) 他にご質疑ありませんか。 ◆委員(中島貞夫) 202ページ、6款1項8目土地改良事業費、農地防災事業について先ほど同僚委員が質問してくれました。一部安心をいたしました。しかし、ちょっと不安なところがあるので、質問をいたします。  この事業は、平成12年度、私たち議員に対して夢のある事業として説明がありました。しかし、実際に工事が始まってここまで来た段階では、たくさん修正に修正を重ねてここまで至ったと思っています。市の執行者の皆さんもいろいろな部分で努力をされたと思いますが、今現状、私も5つの池を見てきましたが、非常に不安な部分がたくさんありますので、質問をいたします。  23年度のこの予算書の中の4億2,662万5,000円、これは各市町村からの負担金であるのですか、それとも国からすべて持ち出されたお金ですか。 ◎農村整備課長(島田芳人) これはすべて関係市町の農地防災事業に対しての事業費の負担額でございます。 ◆委員(中島貞夫) 次の202ページにある3億8,974万5,000円がすべて各町村からの負担金で、国に納める金でしょう。そういう理解でいいのでしょう。 ◎農村整備課長(島田芳人) そのとおりでございます。 ◆委員(中島貞夫) そうしますと、平成23年度で、この国営農地防災事業が市に移管されて、予算としては幾らなのですか。市が負担する金というのは幾らですか。 ◎農村整備課長(島田芳人) 先ほど200ページに載っています農地防災施設管理経費4億2,662万5,000円と申し上げましたけれども、これがすべて負担金ではございませんで、先ほど委員に言っていただきました国営農地防災事業負担金3億8,974万5,000円は太田市としての負担金になります。 ◆委員(中島貞夫) 申しわけないけれども、非常にわかりづらい。太田市が持ち出す部分というのが202ページの3億8,974万5,000円が太田市の持ち出し分、30分の1ですか、こういう理解ですか。 ◎農村整備課長(島田芳人) 総事業費の30分の1が関係市町で負担する金額でございます。この30分の1の中の太田市の負担金となります。 ◆委員(中島貞夫) そうしますと、これから市が管理をしていくわけですけれども、これに対して、この予算は幾ら見たらいいのですか。これを全部足すのですか。 ◎農村整備課長(島田芳人) 遊水池及び排水路の維持管理に必要な経費に関しましては、この負担金を除いて、また、このページ上から7行目にございます農地防災水管理施設管理委託料も遊水池の維持管理費とは別になります。 ◆委員(中島貞夫) そうしますと、国からの補助というのは全くないという理解ですか。 ◎農村整備課長(島田芳人) そのとおりでございます。 ◆委員(中島貞夫) ちょっと待ってください。ちょっと待ってというのは、平成21年7月の委員会の中で、管理の費用について同僚議員からお願いをしたはずですよ。国の補償制度はないけれども、あらゆる手を尽くして、いろいろな手法を考えた中でお金を何とかしましょうと部長が答えているのですよ。これはおかしいではないですか。お金がないないと言って、断ってください。違いますか。あなた方の先輩が答えているのですよ。これはおかしいよ。 ◎農政部長(高木久夫) その辺の件なのですけれども、前に委員会の席で、国にもらえるものについてぜひお願いをしていくというようなお話はしてあったと思います。市といたしましても、その辺を国にお願いしたのですが、やはり土地改良法という事業の中で事業を実施している形の中で、当初この事業を始めるときに、施設の維持管理については関係する市町で管理をするというような一筆が入っておりますので、なかなかうまいぐあいにいかなかったという結果でございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(中島貞夫) だから、先ほど言ったではないですか。では、途中経過をちゃんと委員会に話さないといけないのではないですか。何も話さないで、今となって、国といろいろやってきたけれどもあきらめましたというのはおかしいのではないですかと私は言っているのですよ。これではだめだよ。だって、委員会の人たちはみんな知っているのだよ。いろいろな手法を使ってやりますから、努力しますからと言って、何も経過を言わないで、おかしいよ。だめだよ。お金がかかるのですよ。税金がここへ投入されるのですよ。 ◎農政部長(高木久夫) 委員の言うことはもっともだと思いますけれども、委員会に報告しなかったのは我々のミスだと思っております。農地防災遊水池の維持管理につきまして、直営でできるものは直営でするという形の中で、地元でお願いできるものはお願いしていくという形の中で、できるだけ経費を切り詰めようという形の中で計画をしておりますので、ひとつご理解をいただければありがたいと思っております。 ◆委員(中島貞夫) 私も声を荒げて申しわけないけれども、副市長、これをざっと足して1,000万円以上かかりますよ。これは単年度だけではないですよ。ずっとですよ。エンドレスですよ。もっとお金がかかってくるかもしれませんから、私はいろいろな手法を使ってもやってくださいと言ったはずですよ。だから、だめだと言っているのですよ。 ◎副市長(清水計男) 確かに、その委員会の議論は私も聞いておりました。今、担当部長が答弁申し上げたとおり、その間に何もしなかったということではないです。あらゆる手段を使いまして、市長もわざわざ国まで出向いてもらったという経過もございます。ただ、その間の経過を何も報告しなかったのではないかということであるとするならば、それは本当に申しわけなかったということであります。  ただ、究極として、もう新年度予算をここに出している過程はそういうことであったということでありますが、今後の維持管理については、委員が指摘するとおり、結果として国が240億円ぐらいの投資をしていただいたことも事実であるということ。ただ、国の事業であるのだから、今後国が維持管理するのも当然であろうという理屈も当然あると思います。  現段階では、こういう状態になったということで予算を出していただいたわけですけれども、今後についても引き続きその件については国に要望はしてまいりたい、協議はしてまいりたいと考えております。現状では、ここでご理解をしていただければありがたいと思います。 ◆委員(中島貞夫) 年々ここの大谷幹線等については、そちらの執行者側のメンバーの中にも、大谷幹線遊水池を育む会の中で汗をかいている課長もいますよ。実情はみんな知っているはずですよ。だから、あえて私は声を荒げて言っているのです。少し考えていただきたいというのが私の気持ちです。この議論は今に始まった話ではないですよ。みんな知っているはずですよ。高木部長などはこれは携わってきたから、もちろん一番わかっている人ですよ。なぜこのようなときにこんな話になってしまうのですか。私は、ちょっとこれは考えさせてもらいたいです。だって、黙ってお金がかかるのですよ。委員長、ちょっと休憩してください。      ◎ 休     憩                                       午後4時31分休憩 ○委員長(市川隆康) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後4時33分再開 ○委員長(市川隆康) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 会議時間の延長 ○委員長(市川隆康) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。      ◎ 休     憩                                       午後4時33分休憩 ○委員長(市川隆康) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                          午後5時再開 ○委員長(市川隆康) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◎副市長(清水計男) 先ほどは、貴重な予算特別委員会の時間に空白を設けさせていただきまして、本当に申しわけなく思っております。  中島委員のご質問の件でございますけれども、2点あったと私どもは理解しております。まず1点目でありますが、国営農地防災完了後の維持管理の問題であります。この問題につきましては、前から中島委員に非常に関心を持っていただいて指導もしていただいたということであります。最終的に、その経過説明を当該所管の委員会等々で丁寧にできなかったことについてはおわびを申し上げたいと思っています。いずれにいたしましても、国営農地防災の事業が完了して、その後については、ぜひ維持管理は国営の事業なのだから国でやってもらいたいという希望は、議会ならずも執行者としても当然持っていたわけでありますが、いろいろな状況、国とのやりとりの中で、最終的には地元がその管理を受けざるを得なかったという状況でありました。この状況につきましては、かなり高額な管理運営費が今後発生してくるということは間違いない事実でありますが、国営農地防災が終了しても水の管理の問題が出てきますので、その施設管理の正式な協議会、これは地方自治法に基づく協議会でありますけれども、渡良瀬地区の9地区でこの協議会が立ち上がるということであります。その協議会の中でも、今後国になるべく要望していきたい。今、市長にもこの件は報告させていただきましたけれども、太田市長としても、国に変わらず要望をしていって、少しでも地方の負担が減るような努力をしてまいりたいという確認をしてまいりました。ぜひその点もご理解していただければありがたいと思います。  それから、2点目でありますけれども、遊水池の関係であります。遊水池の管理の問題、ある二、三のところでは、地域のボランティアというような中で非常に協力していただいたということは事実であります。ただ、それがまた地区にとって大きな負担になっているということも事実であります。今後、この農地防災の最終的な経過報告と今後の運営の方法を地元の方たちと丁寧に協議を重ねていって、何が一番いいのかというようなことを生み出したいと思っています。最終的には100%行政のほうでも努力をしてまいりたいと考えておりますので、あわせてご理解をしていただいて、ぜひ今後ともご指導していただければありがたいと思います。  以上でありますが、よろしくご理解のほどお願いいたします。 ◆委員(中島貞夫) よくわかりましたし、今、この件について、この判断が市の負担として少しでも軽減できることが一番大事だと私は思いますので、所管部長もこれからいろいろな部分で地域にお願いをする部分があるのだと思いますけれども、ぜひよろしくお願いします。ありがとうございました。 ○委員長(市川隆康) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(市川隆康) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                        午後5時5分休憩 ○委員長(市川隆康) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                        午後5時7分再開 ○委員長(市川隆康) 休憩前に引き続き会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。      ◎ 8款土木費・11款災害復旧費・住宅新築資金等貸付特別会計・八王子山墓園特別会計に対する質疑 ○委員長(市川隆康) 次に、8款土木費及び11款災害復旧費並びに住宅新築資金等貸付特別会計、八王子山墓園特別会計について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(高橋美博) 216ページ、8款1項2目、説明2番の建築指導総務費の関連で伺います。
     まず最初に、ここ数年の建築確認申請件数をお願いいたします。 ◎建築指導課長(渡辺哲哉) では、過去5年間の建築確認申請についてお答えいたします。  平成18年度1,955件です。平成19年度1,746件、平成20年度1,681件、平成21年度1,433件、平成22年1月末ですけれども、1,237件でございます。 ◆委員(高橋美博) この確認申請通知書を見て、市では今の経済情勢をどのようにとらえているのか。今、私がお話を聞いただけでも大分件数が減っているなということであるのですけれども、担当課としてどのようにとらえているか伺います。 ◎建築指導課長(渡辺哲哉) 数年前のリーマンショック以降、率にして15%ぐらいは落ちていますので、今年度も今の予想ですと平成21年度と同じ程度にあると思いますので、建築の着工件数から見るとそれほど戻っていないということだと思います。 ◆委員(高橋美博) 数年前にリーマンショックがありまして、建築関係も大変厳しい状態になってきて、仕事も大変落ち込んできたようでありますけれども、このページの中で、住宅リフォーム支援事業、今度新規にスタートするようでありますけれども、これはある意味では、不景気の中でも非常にタイムリーな事業かと思います。この新規事業の内容と金額の内訳をお願いいたします。 ◎住宅課長(津久井弘秋) 委員おっしゃるとおり、大変厳しい経済状況が続いておるわけでございます。そうした中、地域経済対策といたしまして、今回挙げました住宅のリフォーム工事を実施した方に対しまして一定の補助をすることで地域経済の活性化を図ろうとするものでございます。また、補助金につきましては、太田市金券での補助ということを考えておりまして、金券の取扱加盟店を通じまして消費されるということで、さらなる経済効果が期待できると考えてございます。  なお、補助率、あるいは限度額につきましては、幾つかの案を検討、調整してまいったところでございますが、現在最終決定には至っておりません。早急に決定してまいりたいと考えてございます。 ◆委員(高橋美博) 申請、申込者の制限ですか、どの辺までまず押さえているのかということが1点。それから、5,000万円用意してあるようですけれども、これがもしかしてこれ以上に数字が上がった場合の対応はどのように考えているのか伺います。 ◎住宅課長(津久井弘秋) 1点目の申込人数、事業の件数についての限定はあるのかということでございますが、果たして何件の申請が出てくるのか、正直なところなかなか見当がつかないということであります。そうした中、受け付けの件数を今の段階であらかじめ限定するという手法は考えておらないところでございます。  そして、もう1点でございます。補助金が終わってしまったらばということだと思います。今回当初予算といたしまして、今ありましたとおり5,000万円をお願いしております。追加の補正については財政上のこともございます。その時点での経済状況、希望件数、あるいは事業の活用状況、また効果等も勘案して判断いたしたいと思います。  もう1点つけ加えさせていただきます。所得の制限についても限定しないということで考えてございます。 ◆委員(高橋美博) 申込者が当然業者の方を連れてくるわけですけれども、その業者の方は県登録を受けた方でなくてはいけないのか、無登録でもいいのか、その辺はどのように考えておりますか。 ◎住宅課長(津久井弘秋) 工事業者についてということでございます。この事業の趣旨、そして目的から小規模の業者も受注の機会がふえると考えてございます。市の契約課が行っております小規模契約希望者登録制度というのがございますけれども、これに基づく登録をしていただいた業者ということを考えてございます。 ◆委員(高橋美博) 業者といってもいろいろな業者がいるわけですけれども、そういう業者の皆さんもやはり太田市民でありまして、税金も払っているわけですから、ぜひ余り拘束しない程度で、このようなシステム、事業を利用できたらいいなと思っております。  次に、建築基準法第42条の2項道路の件につきましては、今まで何度となく予算及び決算特別委員会で私なども取り上げてまいりました。今年度、平成22年度からは、後退道路を市に提供することによりまして、100%市のほうで手続等をやっていただけるようになったということは非常にありがたいことだと以前からずっと私も思っていたのですけれども、ようやくやってもらえるようになったということで非常にありがたく思っております。これをはずみに、太田市民の皆さんも道路を提供するだけで全部やってもらえるのだということになれば、狭隘道路も少なくとも4メートル以上になるのかと期待しておるところであります。  ところで、狭あい道路整備事業について、その目的と利点及び欠点等がありましたら、あわせてお願いいたします。 ◎建築指導課長(渡辺哲哉) 建築基準法42条2項道路に関しましては、高橋委員もご承知のとおり、法律的には中心から2メートル後退したところを道路とみなすという規定しか載っておりません。ですから、このことで後退した部分を道路に整備しなさいとか、市に寄附しなさいとかという規定が一切ないものですから、建築基準法は25年からずっとあるのですけれども、一番苦慮した部分でございました。平成19年度から、市に寄附していただければ、太田市が道路整備することによってこの問題が一気に解決できたのかと思って、非常にいい制度だと思っております。  欠点といいますか、欠点とは言えないのですけれども、制度上やむを得ないのですけれども、あくまでも道路は、路線として整備は今のところできないものですから、そういう制度なのでやむを得ないのですけれども、それが欠点といいますか、そういうふうに考えられます。 ◆委員(高橋美博) そうしますと、この制度ができて、現在までの経過及び内容、また、問題点等がありましたら、ひとつお願いいたします。 ◎建築指導課長(渡辺哲哉) この制度は平成19年度からスタートした事業でございまして、当初は道路用地を寄附していただければ報奨金を出しますという形でスタートいたしました。これをスタートしたのですけれども、やってみますと、やはり後退分の寄附率が平均すると57%ぐらいで低かったものですから、平成22年度から報奨金はなくしたのですけれども、寄附していただければ、分筆登記、測量、あるいはもし後退線内にブロック塀等があればその撤去まで太田市で見ますという制度に変えました。そのことによって寄附率も80%ぐらいに上がりましたので、今後ますます寄附される方が多くなるのではないかと思っています。  問題点は特に感じていないのですが、ただ、やはりずっと建物が建ってできているものですから、後退線内に門ですとか塀ですとか、かなり立派な門ができているケースもあるものですから、その撤去等についてはかなりお金がかかりますので、そういう面では問題といいますか、大変かなというところです。 ◆委員(高橋美博) ところで、建物をつくるときに当然確認申請をとるわけでございますけれども、確認をとるときにのみ今の狭隘道路の整備事業が利用できるのか。単に拡幅するために、みなし道路の部分ですか、後退部分を提供しますよということでも利用できるのかどうか、それはいかがですか。 ◎建築指導課長(渡辺哲哉) 今、委員のおっしゃるとおり、基本的には建築確認申請が出た分に関してこの制度を利用しているわけです。ただ、実際にもう家が建ってしまったとかという部分があるわけですね。その分に関しては、この制度を使って市として撤去したり分筆登記をすることはできます。ただ、路線としてやる場合には、今ある陳情ですとかそういう形でやらざるを得ないと思っています。 ◆委員(高橋美博) 例えば、五、六件まとめてずっと道路後退をしますよといった場合、無論建物などは一切関係なく後退したいのですけれどもという場合、この制度が利用できるのかどうか、いかがでしょうか。 ◎建築指導課長(渡辺哲哉) 建物が建っていない話ですよね。なかなか実際に例はないですけれども、制度的にはこの補助金を使ってやることは可能だと思います。 ◆委員(高橋美博) ぜひ柔軟な対応をしていただけたらありがたい。今までにも、結構申請しても、例えば10軒あるうちに1軒でも反対があると市のほうで全然相手にしてくれませんでしたので、ぜひこの制度を利用して少しでも道路が広がればいいなと思いますので、ご協力をお願いいたします。  次に行きます。次に、今の狭隘道路のすぐ上の耐震診断、耐震改修事業補助金について事業内容をまず伺います。 ◎建築指導課長(渡辺哲哉) 耐震診断及び耐震改修の事業でございますけれども、新耐震基準というのですけれども、建築基準法が昭和56年に改正されました。昭和56年以前に建てられた建物に関して、今の基準に比べると耐震性が弱いということで、太田市でやっているのは木造の住宅なのですけれども、それについて補助しますという制度でございます。平成23年度に関しましては、一般診断で30戸を募集します。それと、精密診断で5戸、耐震改修で5戸を募集する予定でございます。 ◆委員(高橋美博) そうしますと、これがいつごろからまずスタートしたのかということと、それまでの実績はどのようになっていますか。 ◎建築指導課長(渡辺哲哉) まず診断なのですけれども、平成17年度から一般診断がスタートしていまして、その後、次の年、平成18年度から精密診断と耐震改修の補助が出る制度がスタートしております。実績ですけれども、一般診断に関しましては、平成17年が19件、平成18年が31件、平成19年が24件、平成20年が19件、平成21年が5件、今年度が今まで8件でございまして、耐震改修をした建物は、平成18年が5件、平成19年が7件、平成20年が10件、平成21年が5件、今年度が3件という状況でございます。 ◆委員(高橋美博) 1週間前ごろにニュージーランドで大地震がありまして、日本人が30名ぐらい行方不明になったということで今大分テレビで騒いでおられますけれども、ぜひ転ばぬ先のつえということで、何か今お話を聞いているとだんだん先細りしてきているようでありますので、もう少し市民の皆さんに周知徹底して、申込者がふえるような方法に努力していただけたらありがたいと思います。予算もまた大分少ないようでありますので、本当を言うともう少し予算をふやして、申込者をふやしてもらえるような方法がとれればありがたいと思います。  最後に、もう1度部長にお願いできますか。 ◎都市政策部長(田口一人) 耐震診断の件数が若干少ないという部分なのですけれども、私どもが推測するに、建物自体を診断してもなかなか改修に至らない、その要因というのは、多分年数的にそろそろ建てかえようかとか、あとは施主が高齢化になっていまして、非常に危険な状態であるのも承知はしているのですけれども、実際に経済的な部分だとか、あるいは次の世代という部分で、総合的に見てちょっと難しいのかなというのが私どもの実感であります。恐らくここに200万円ぐらいのお金をかけるならば、もうちょっと待ってというのは、ちょっとわからないのですけれども、建てかえの時期をにらんでのこういう傾向があるのかとも思っております。今後ともPRには努めていきますけれども、期待するような部分で非常に難しい部分があるのかなというのが私どもの実感であります。 ◆委員(高橋美博) ひとつ災害のない太田市にしてほしいと願っております。  以上です。終わります。 ◆委員(鹿山正) 先ほどの同僚委員の中の218ページの8款1項2目の狭あい道路整備事業についてのことで私も質問したかったのですけれども、同僚委員がいろいろ話したので、それ以外のことでお聞きしたいと思っております。  これは平成22年度と同額計上ということでされているのですけれども、中身が若干変わっています。狭あい道路整備事業登記委託料というのと補修工事費というのが若干違っているのですけれども、総合的には3,000万円ということで同じなのですけれども、その辺の内容の少しの違いはどのようなところにあるのでしょうか。 ◎建築指導課長(渡辺哲哉) この登記委託料は1,440万円という数字ですけれども、1件当たり20万円を想定していまして、72件分を今回計上させてもらいました。過去の実績を参考に計上させてもらっています。 ◆委員(鹿山正) では、この修理工事費も平成22年度に比べて若干多くなっているのですけれども、その辺のこともちょっとお聞きしたいのです。というのは、平成22年度は986万円だったのですけれども、平成23年度においては1,536万円というような計上をされているのです。 ◎地域整備課長(海野猛) 先ほどの狭隘道路の関係なのですが、私どもの地域整備課へ工事の依頼が来まして、うちのほうで工事発注ということで処理いたしております。去年の実績は、整備事業として5件、73カ所、1,507平米、金額にして1,538万2,500円ほどかかっております。 ◆委員(鹿山正) そうしますと、今の課長のお話のとおり、平成22年度に狭あい道路事業という形で今の件数でいいわけですか。それだけ件数があったということですか。狭隘道路の関係の件数で何件ぐらいあるかお聞きしたかったのです。 ◎建築指導課長(渡辺哲哉) そういうことです。建築確認申請が出て、狭隘道路に面してくる件数を72件と想定したわけです。それに対する委託料と工事費ということでございます。 ◆委員(鹿山正) そうすると、今ちょっとお話しした昨年度と少し内容が、全部の予算は3,000万円ですけれども、そのように若干違っているということなので、それは納得できました。  それで、実はこの事業で2件の土地を寄附してもらったのです。寄附した人も、寄附してもらったことによって道路がきれいになって利用しやすくなったということで非常に喜んでいるということなので、こういうことを意外と知らない人もいるのかと私は思うのです。恐らく去年の6月の初めでしたか、広報おおたでこのようなことを取り上げられましたね。それで少し関心のある人も結構出てきたのかなということで、大変喜ばしいことだと思うのです。ただ、2件で時間が約2カ月ぐらいかかったのですけれども、やはりそのくらいは仕方がないのでしょうか。 ◎建築指導課長(渡辺哲哉) 分筆するために測量したり、立ち会いがあったり、あるいは分筆する手続、登記の手続等、やはりその程度かかってしまうのはやむを得ないのかと思っています。 ◆委員(鹿山正) わかりました。では、もしまたそういうことが出た場合は、認識的にはそのくらいかかるのですよということで私も頭に入れておきたいと思いますし、今後もこういうことが多くなるのではないかということなので、ぜひまた平成23年度も金額的なものを検討していただいて、なるべく多くそういうふうになってほしいと思っております。  次に、220ページ、8款2項2目、1、道路維持経費の補修工事費というのは平成22年度よりも1,600万円ほど増額されていますけれども、その根拠というものはどのようなところにあるのでしょうか。220ページの補修工事費というのが1億200万円になっていますね。理解できるでしょうか。220ページの上から2番目の金額はわかりますか。それに対して平成22年度は8,600万円になっているのです。ですから、そこに差が出ているということで増額されたのですけれども、これはどのような根拠からなのでしょうかということを私はお聞きしたいのです。 ◎地域整備課長(海野猛) これは市内一円ということで、太田市内各箇所の要望が出た危険箇所等の補修工事費であります。当然、去年に比べて上がっているということは要望が非常に多いということで予算的に上がりました。 ◆委員(鹿山正) その下に、補修工事費の中で、また下に原材料費というのがあると思うのです。ですから、この原材料費というのと、先ほどの補修工事費というものが区分けというような形で何かされているのでしょうか。 ◎地域整備課長(海野猛) この原材料費というのは、旧3町、旧藪塚と旧新田と旧尾島をうちの現業職で直営でやっている舗装材の購入費でございます。 ◆委員(鹿山正) 大小といいますか、料金的にもいろいろあると思うのですけれども、平成22年度の件数のトータルをもう1度お聞きしたいのと、積み残した、要するに、上がってきてまだできないようなところもありますか。 ◎地域整備課長(海野猛) これは、各地区の区長会というのがあると思うのですけれども、そこへ話を投げまして、予算的な面もありますので、そのような中で要望を出していただき、対応しております。 ◆委員(鹿山正) いろいろ簡易工事の対応ということは、市民にとっては非常に目につきやすい場所だと思いますので、今までも地域整備課は何度となく頼んでも早い処置をしてもらっているので私も大変感謝はしているのですけれども、今後ともこのような形でぜひ早い処置をお願いできればと思っております。  これに関連してというのではないですけれども、いろいろな入札方法のことについて、最終的には副市長にお聞きしたいのですけれども、その前に、契約検査ということで、契約課がある程度そういう流れのイニシアチブを持っているかと私は思います。特に我々が委員会に所属していると、いろいろな案件の中にくじの入札がありますね。ですから、その件についてちょっと詳しく言っていただけますか。 ◎契約課長(渡辺恭宏) 130万円以上の建設工事につきましては、私ども契約課で各課の案件を取り扱っております。今、委員ご指摘のくじにつきましては、地方自治法施行令で決められたルールということで執行しておりますけれども、平成20年度では、案件829件中341件、41.1%がくじでありました。平成21年度、昨年度ですが、892案件のうち381件のくじ、42.7%でありました。今年度はまだ途中でありますけれども、平成22年2月中旬のデータでありますけれども、案件数が非常に減りまして、587件、前年度対比305件減っていますけれども、このうちのくじの案件が320件でありまして、割合でいきますと54.5%ということで、対前年度で比較をしますと、件数で比較するというよりも割合で比較しますと、11.8ポイント上昇しております。 ◆委員(鹿山正) このくじは、私の聞いた範囲では、建設業者のどなたかの代表が立ち会って公明正大にやられるということはもちろん聞いているのですけれども、委員会の報告等を見ると、例えば5つから10個ぐらいの物件に対して2つの業者がとっているというのもかなり見受けられたのです。ですから、これはくじの入札ですから当然仕方がないことだと私も思いますけれども、地域の建設業協会とか、あるいは水道工事関係組合も非常に大変な思いをしているわけなので、1つの業者が1つ決まったら、その業者は辞退してもらって次の業者に振り向けるというようなことは不可能なのでしょうか。 ◎契約課長(渡辺恭宏) 私どもとしては、この業者が1つとったから、故意的にこの業者はもう外してくださいというやり方はしていません。運用基準がありまして、ランクをつけまして、ある程度の金額につきましてはクラスAとかBといったことで、このクラスの方に応札をしていただく。それも市内の業者の方に応札していただくというのが基本ですけれども、いずれにしても、そういう形をとらせていただいて、現場監督になる人が非常に多く会社にいる場合には、10案件のうち5案件を応札するとかということはあります。ただ、下水道とかが多いのですけれども、この中で取り抜け設定というのをしていまして、500メートル以内の近辺のところでそれをとった人については取り抜け、この近辺の落札はできませんよというルールはある程度あります。 ◆委員(鹿山正) 今のお話は、よく委員会等で話を聞いたときに、そういう話にはなるのですけれども、10カ所ぐらいの入札の中に2つもあって、ほとんど毎回とれないという業者も出てくるので、やはりその辺はもうちょっと考えてもらったほうがいいのではないか、私だけではなくてほかに思っている委員もいるのかとは思うのです。これを副市長のほうに回したいと思いますけれども、副市長、この辺のことはどのようにお考えでしょうか。 ◎副市長(清水計男) 入札の問題については非常に微妙な問題でありますが、今言ったように、1つとったらもうだめですよというわけには原則的にいかないということであります。会社の規模も、今担当から話したとおりそれぞれ違うということであります。なぜこれだけくじがふえてきたのかということにつきましては、委員の皆さん既にご承知だと思いますけれども、太田市については数年前に残念な事件が起こったということで、予定価格と最低制限価格を全部公表いたしますよということであります。これについて非常に公正、公明な入札が執行できるのだということを目指したわけです。しかるならば、最低制限価格でくじがほとんどであります。ということは、要するに、設計をしなくても最低制限価格で入れればくじに当たるよということがふえているのかなという感じがあります。この要素が非常に強いと思っています。  この辺につきましては、過日の業界の方々、あるいは一般の方々からもそういうお話を聞くのですが、入札に係る一般市民の方の弁護士だとかいろいろな方なのですが、7名で構成しています監視委員会という委員会がございまして、この委員会からもその提言はございました。そこで今、入札審査委員会のほうで協議しているのですが、要するに設計能力を高めていこうよというのが実態でありますので、この辺、最低制限価格の公表の問題をどうしようかということを今議論しておりますので、いろいろなことを加味しながら入札については対応していきたい。毎日が改善であると考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(鹿山正) そういうことで前向きな答弁だとは思うのですけれども、いずれにしても、今、市内の建設関係の業者が非常に泣いております。そういう声を非常に聞いております。ですから、とっても最低価格ということの中で、本当に利益が出ないというようなことも再三聞いていますので、仕事を回してもらうという意味では、何らかの形の工夫をぜひお願いしたいと思っております。  次に、230ページの8款4項5目公園管理費についてお聞きいたします。現在、公園管理費として清掃委託しているのは何カ所あるでしょうか。 ◎公園管理課長(小林稔) トイレの清掃委託の関係なのですが、旧新田の公園のトイレは業務委託をしております。それにつきましては15カ所でございます。尾島地区につきましては、トイレ関係については17カ所、藪塚地区に関しましては2カ所、旧太田地区に関しては公園愛護会等の組織がありますので、公園愛護会の方に掃除をお願いしております。愛護会の組織のない公園等もございますので、それについては10カ所ほどございます。 ◆委員(鹿山正) 今の愛護会等の関連になると思うのですけれども、こういうところに委託料ということで年間幾らかのお支払いはしているわけですか。 ◎都市政策部参事(石川泰一) 公園愛護会につきましては、公園の面積等々、あるいはトイレがある、そういったところで算定をしていますので、少ないところでは1万何がしになりますけれども、多ければ10万円程度までということでお願いをしております。 ◆委員(鹿山正) 今の委託料ということで、その委託料をいただいて、それを何らかの形の違う場所に、自治会費か何かに入るかと思うのですけれども、そのようなところに入れていて、自分たちで常に清掃しているような公園管理の場所もあるのですね。そういうところは、その地区の周りの人が毎週日曜日なりに出て清掃しているということで、それは非常にいいことだと私は思うのです。ただ、1つの地域コミュニティーとして、例えば60歳以上の仕事をリタイアした人が毎週熱心に仕事をしているのは大変いいことだと思うのですけれども、逆にそういう人たちだけではなくて、やはり30代、40代の人でも、ある意味においては半強制的になるということがあるのですけれども、その辺はどうでしょうか。 ◎都市政策部参事(石川泰一) この報奨金は、本当にボランティア的なお茶代ぐらいの要素なのですね。あとはかまを買う、道具を買うというふうな。ですから、地域の中で区長に推薦をしていただいて、育成団体であるとか老人団体であるとか、そういった団体がボランティアで管理をしていただいているというのが現状でありますので、これはどんどんボランティアを育てていくという方向が一番理想かと思います。 ◆委員(木村康夫) 232ページ、8款4項6目、公園整備事業とありますが、これはハイキングロード事業でいいのでしょうか。 ◎都市政策部参事(石川泰一) この公園整備事業の6,850万円につきましては、今度、新年度、平成23年度から事業実施をいたします東矢島の近隣公園と今年度から事業実施しております八王子丘陵整備事業、これらを主な事業費として計上してございます。 ◆委員(木村康夫) ハイキングロード事業についてお尋ねいたします。今後の予定と現況とか進捗率、進捗状況をお伺いします。 ◎都市政策部参事(石川泰一) 今年度、平成22年度から事業実施いたしまして、平成23年度も3,000万円の国の補助をいただいて整備していくということで、平成22年度につきましては、作業道は約2キロ、遊歩道は約3.5キロの整備を実施しております。平成23年度につきましても約5キロ程度の遊歩道の整備を計画して実施していく予定でございます。 ◆委員(木村康夫) 終了予定はいつごろになりますか。 ◎都市政策部参事(石川泰一) これは国の5カ年計画の林野庁の補助事業になっておりますので、平成26年度で終了する予定で事業実施をいたしております。 ◆委員(木村康夫) 地権者、山の持ち主の同意状況とその対応、もし貸さなかった場合はどうなるのでしょうか。 ◎都市政策部参事(石川泰一) 現在94名の地権者と交渉しておりますけれども、毛里田、強戸地区についてはほとんど同意までいただいております。ただ、一部強戸、毛里田で数名の方がまだ同意をいただいておりませんけれども、現在は藪塚地域の地権者の方に当たっているという状況で、実質的には今現在では約80%の同意の状況でございます。  また、未同意の方につきましては、尾根に公図上の道がありますので、実質的な林床整備はできませんけれども、道の部分だけを整備していくという方向で工事を計画しております。 ◆委員(木村康夫) 貸借料とかはどうなっているのですか。 ◎都市政策部参事(石川泰一) これは固定資産税を無料にするということで、実質的には無料で賃貸をさせていただいております。 ◆委員(木村康夫) 事業の効果といいますか、芝桜公園、ゆり園、藪塚温泉、また、ゴルフ場、途中には、北金井は堤が2つとゴルフ場ですか、菅塩地区には堤が2つと桜の木があります。西長岡地区には堤が3つとゴルフ場、藪塚西野地区へ行きますと田園風景とか温泉とかがあります。この観光資源を生かしたサイクリングロード、観光事業化等について副市長にお願いします。 ◎副市長(清水計男) この事業でありますけれども、今、担当課長が答えたとおり、国庫補助を受けて、県の理解もいただき、あるいは近隣の人たちの理解をいただきながら遂行している事業であります。第1次の事業は近々完了いたしますので、ぜひ委員にも歩いていただいて、現状を見ていただければと思っております。立派な遊歩道の整備ができてくる。ハイキングを愛する人たちが非常にふえています。待ちに待った遊歩道ということであると思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ◆委員(五十嵐文子) 238ページになります。8款5項2目、市営住宅の件なのですけれども、市営住宅のおふろの設置についてお伺いいたします。  現在、県のほうはもう設置して、家賃も多少上がってということですけれども、これで多くの方が喜んでおります。そういった部分で、まだ太田市の市営住宅についてはふろ場も入居するときに設置して、出るときに外して出る、これが環境問題にも非常によろしくないということもありまして、もうそろそろ太田市もふろがまの設置を始めたほうがいいかと思っております。もう1点は、手すりもつけていただきたいというこの2点がありますけれども、ご答弁をよろしくお願いいたします。 ◎住宅課長(津久井弘秋) 最初のふろがまの件についてご答弁申し上げます。現在ふろがまがついていない団地につきましては7団地ほど、実際貸し出している戸数については1,144戸ほどございます。そういった中で、委員おっしゃるとおり、ふろがまの設置は今後ということでございますが、今回のこの予算におきまして1億151万円という市営住宅維持管理工事費がございますけれども、この中に実はふろがまの設置工事を今回組み込んでおるところでございます。これにつきましては、単身者、そして生保の方々が入居が決まったという際にはこちらで設置するということで考えてございます。  もう1点の手すりでございます。この手すりに関しましても、同じくこの項目に階段手すり設置工事ということで、実は今年度1カ所だけ新井団地に実施してまいりまして、引き続き平成23年度、今回お願いしております当初予算の中にも盛り込みながら手すりの設置についても継続してまいりたいと考えてございます。 ◆委員(五十嵐文子) 大変ありがとうございます。今後そのような工事を進めていただければ、住民の方、住宅に住む方が非常に喜ぶと思いますので、ありがとうございました。 ◆委員(白石さと子) 226ページの8款4項2目の受託街路事業の用地購入費について、内容をお願いいたします。10億1,594万3,000円の内容です。 ◎都市政策部参事(木暮昌典) 用地購入費でございますが、この受託街路事業自体が県の事業でございまして、東毛幹線の用地買収に該当するところでございます。用地の買収、直接的には土地開発公社にお願いして進めているものでございますが、平成23年度、東毛幹線の計画の数字が県から来ておりますので、それをご説明させていただきたいと思います。  2万7,587平米が買収の面積ということでございまして、6億5,275万8,879円というのが用地費でございます。それから、補償費でございますが、3億6,318万4,121円ということでございまして、総合計でこの用地購入費の金額になるということでございます。 ◆委員(白石さと子) 件数と大体の場所はどの辺になるのですか。 ◎都市政策部参事(木暮昌典) 太田工区と東別所工区ということで分かれてございまして、国道407号よりも東側ということでございます。東別所工区につきましては前に区画整理事業が行われていたところと考えていただきまして、その西側が太田工区という形になります。 ◆委員(白石さと子) 件数は何件ぐらいになるのですか。 ◎都市政策部参事(木暮昌典) 細かい件数につきましては、私のところでは把握してございません。大変申しわけございませんが、もし用地開発課で答えられるようでしたらお願いしたいと思います。 ◎用地開発課長(富岡雅広) 担当課から取得依頼を受けて用地開発課で買収を進めているわけですけれども、今私どもで手がけているのは太田第2工区分でございまして、平成23年度分についてはまだ取得依頼を受けていませんので、まだその辺は私は把握しておりません。  太田第2工区でお知らせしますと、地権者数が全体で62名、そのうち契約に至った件数が28件でございます。進捗率でいきますと45%ということになります。 ◆委員(白石さと子) 実は、この中で16件ほどの方々がいらっしゃるという中で、今現在住んでいらっしゃる方というのは若い方もいれば年配者もいればということで、これから用地購入のために交渉があるのでしょうけれども、実際に次にどこへ出ていったらいいかということで不安を抱えているというお話を聞いたりしているのです。そうすると、そういったことも含めて、先ほど補償費もこういうふうに数字が挙げられましたけれども、今住んでいるおうちと同様なのはどこか、適当なところ、代替まで紹介してあげるようなことはできるのですか。 ◎用地開発課長(富岡雅広) 実際に現地は既存宅地はさほど件数的には多くないのですけれども、そういう方がいらっしゃいます。そういう方については、用地交渉の中で代替も含めて交渉させていただいておりますので、もし代替が見つかれば、いろいろなところで紹介したり何なりはしております。 ◆委員(白石さと子) これまではそういうような状況と伺いました。今後、進めていく中でそういった問題が発生したときには、そのようなことでやっていただけるという理解でよろしいですか。そうすれば、そのように返事も返しますので。 ◎用地開発課長(富岡雅広) 例えば住まいが道路用地になって住めなくなるということもありますので、当然その辺は重要な問題でございます。それぞれ地権者のいろいろなケースがありますので、そのケースをいろいろ把握しながら、その辺はやっていきたいと考えております。 ◆委員(白石さと子) 全くそのとおりだと思うのです。やはり不安を抱えて、今まで長年住んでいたところを今度ほかに移らなければいけないということも1つありまして、その近隣の場所には適地というか、候補の土地が見当たらないというところも不安材料の1つなのかと思うのです。ですから、ぜひそういったことで、いつでも相談に乗ってあげたりというところまで含めてお願いできればと思いますが、では、その辺は大丈夫ですね。また念を押させていただきますよ。
    ◎用地開発課長(富岡雅広) 委員のおっしゃるとおりでございまして、私ども、その方向で一生懸命頑張りますので、よろしくお願いします。 ◆委員(白石さと子) 今、時期が時期ですから、4月になって異動になっても後の方にちゃんとしっかりと申し送りしていってください。私はそのままの言葉を返しますから、安心して、皆さん、用地の交渉があったときには応じてくださいということを話しておきますので、よろしくお願いしたいと思います。これで安心しました。  次に、八王子山墓園のことでお伺いいたします。今現在、八王子山墓園の分譲区画の状況をお願いします。 ◎都市政策部参事(石川泰一) ことしの2月末現在で520基でございます。 ◆委員(白石さと子) これはまだ余分の分譲の区画があると伺っていますが、残りはあとどのくらいあるわけですか。 ◎都市政策部参事(石川泰一) 大変申しわけありませんでした。3,300基強を整備しまして、残りが520基という状況でございます。 ◆委員(白石さと子) 今までに、期間分譲、随時分譲ということで分譲されたと思うのですけれども、ことしは昨年と同様な予算ですね。そうしますと、ことしの場合は分譲はしないということになっているのですか。 ◎都市政策部参事(石川泰一) 残りが500基ちょっとです。現在の中では、緊急的にお亡くなりになったとかという方のお墓のない方が年間で大体70件から80件、その方をまず優先的に対応するということで、現在は一般募集でなくて緊急募集の対応を実施しております。  それと、八王子もいよいよ最終に近づいてきましたけれども、2018年度が最終的な償還が完了する年度になりますので、最終的な現在の3,300何基のほかに、整備ができる最終整備を現在の中で検討して最終的な八王子山墓園の事業完了に向かっていきたいという方向で考えていますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(白石さと子) 残りが520基というお話でしたけれども、ここは分譲したところは使用料と管理料をいただいて、管理はいただいた管理料の中からしているわけですよね。そうすると、まだ売れていない部分の管理というのは別にしないわけですか。 ◎都市政策部参事(石川泰一) 最終的には、今現在の計画の墓基は全部整備いたしましたので、今、芝を張ったところの管理とか、その辺は公園管理課で全部していただいております。 ◆委員(白石さと子) そうしますと、その部分というのは、別に手をかけるようなことは、要するに、除草とかほかのそういう部分の管理の費用とかはかからないということでよろしいのですね。 ◎都市政策部参事(石川泰一) 基本的には芝を張ってありますので、芝刈りは当然かかってきますけれども、整備をして、芝というのはすぐに成育するものではありませんので、ある程度前もって芝を張ってきれいに完了した状況で売り出すという方向での事前管理ということでしております。 ◆委員(白石さと子) なぜ私がそこを質問したかといいますと、要は520基をこのまま、先ほど答弁があったような年間で70件、緊急なときに分譲するのだというお話でしたね。ただ、私もよく見なかったのですけれども、中には事前に欲しいという方もいらっしゃると思うのです。欲しいというときに分けてあげるのも1つの方策かと思うので、それでこの決まりを見てみましたら、そうでないのですね。ちゃんとルールがうたってあるのです。3年以内に墓石を建立することができない方とか、これは亡くなった後に建立すればよろしいということで受けとめてよろしいのですか。 ◎都市政策部参事(石川泰一) これも事前に準備をして、いざ有事発生になったときに建てればいいという方が非常に多く出てきてしまうと、歯が折れたような虫食い状態になってしまうという方向の中で、買ったら3年以内には建立してもらいたいということで募集要件の中に入れてあります。 ◆委員(白石さと子) 赤い字で書いてあるのをよく見ますね。それが今言った話のお墓ですね。 ◎都市政策部参事(石川泰一) そのとおりです。 ◆委員(白石さと子) 割合で結構ですけれども、それは大体どのくらいありますか。 ◎都市政策部参事(石川泰一) 通知を出しているのですけれども、今現在100基ぐらいまだ建立していない方がいらっしゃるので、これはうちのほうも積極的に毎年当人に当たって、早く建立してもらいたいという要望の中では相談をしているのです。 ◆委員(白石さと子) それと、許可を受けた日から3年以内に未利用のお墓を返還したときはということがありますけれども、そういったケースがあるのですか。 ◎都市政策部参事(石川泰一) 年間に二、三件発生しています。 ◆委員(白石さと子) そういうところについては、どうしても欲しいという方に分けてあげてはいかがでしょうか。 ◎都市政策部参事(石川泰一) ずっと平成元年から募集を開始していまして、平成17年、平成18年と緊急対応だけにして一般申し込みをしなかったのです。合併になって3カ年間約800基、合併の中での需要ということで募集をしましたけれども、実質の中では一番最終年度は42%ぐらいの申込率になってきたという判断で、現在の中では、この残基数だと緊急の人を優先したほうがいいだろうという方向の中でそういう対応をとっておる状況でございます。 ◆委員(白石さと子) 今いろいろなお話を伺って、なるほどということで納得できましたけれども、今後の計画についてはどのような計画をされていますか。 ◎都市政策部参事(石川泰一) 今申しましたけれども、2018年が償還の最終年度になっていますので、その前の段階で、今ある造成したところをもう1度再見直しをして、できるところはつくるというふうな最終整備に向けての計画づくりをしていきたいというところで、最終的には2018年までには仕上げて終了させていきたいという考え方でおります。 ◆委員(白石さと子) そうしますと、緊急でなくて、分譲は2018年以降ということですか。 ◎都市政策部参事(石川泰一) 緊急も、今の現状の中で緊急対応をとらしてもらっていますけれども、最終的に最終分譲の計画地が何基できるということがわかれば、最終分譲で終わらせるということも、1つの検討の中でどういうふうにするか決めていきたいと考えています。 ◆委員(白石さと子) 私自身、構想というか、お話で大分見えてきたのです。私も依頼された方に伺いました。そのお返事を返してあげたいので、大体いつごろというのがわかれば、そのまま返せるかと思いまして、計画の中でそういったあれが見えているかなということで伺ったのです。 ◎都市政策部参事(石川泰一) 今年度の予算には載せてありませんけれども、そんなに大きな予算がかかるわけではありませんので、計画をして、その計画の中で何基が造成できるという最終的な数字が出た段階で、工事は1年あればできてしまいますから、そうすると、おのずから2018年ごろには、今の緊急が終わる状況で最後をどういうふうに販売するか議員のほうにも提案しながら、最終の幕引きの中でどういうふうな募集という方向での協議をしていきたいと思っています。 ◆委員(白石さと子) 今のご説明で、それまではそういった販売はない、分譲はないということが理解できました。それまでに亡くなった場合には緊急ということでぜひよろしくお願いしたいと思います。7年もつかどうかわからないので、その辺だけお願いして、終わります。 ◆委員(深澤直久) 216ページ、8款1項1目、リフォームのことで先ほども説明がありました。間をくぐるような質問をしたいと思います。  先ほどのあれでちょっとわからなかったことがありましたので、再度、これは対象者とか、その条件、その手続はどのようなものかもう1度教えてください。 ◎住宅課長(津久井弘秋) 現在考えているところということでご理解いただきたいと思うのですけれども、補助対象者につきましては、当然でありますけれども、市内に住所を有する住宅の所有者であるということが1つでございます。それと、市税等に滞納がないということも加えたいと思っています。もう1つには、先ほども申し上げました所得制限は設けないということでございますので、今の2点プラス所得の制限は設けないということでございます。  それと、手続ということでございます。この辺につきましては、かなり細かいところまで現在詰めはしておりまして、いわゆる交付の申請に始まりまして、完了、請求に終わるという一連のものでございますけれども、細かい点につきましては、また要領、要綱なりをもって定めたいということで、現在細かいところの詰めをしておるところでございます。 ◆委員(深澤直久) 3月定例会を今やっているのですけれども、まだ全部整備できていないという感じで聞こえてくるのですけれども、これが始まるのはいつですか。 ◎住宅課長(津久井弘秋) 現在こうして当初予算をお願いしているわけでございまして、ご賛同いただけるという前提のもとで作業を進めております。この後でございますけれども、できれば早目に広報なりでこういった事業が始まりますと予告をしたいと思っています。では、委員がおっしゃるいつからなのだということになりますけれども、一日も早くということで現在作業の詰めをしてございますけれども、今の見通しですと、何とか4月中あるいは5月の連休明けぐらいには申請の申し込みを受け付けられればということで事務方としてはスケジュールを組んでおるところでございます。 ◆委員(深澤直久) 個人受け付け、あるいは業者受け付け、どちらなのでしょうか。 ◎住宅課長(津久井弘秋) 個人、業者とも受け付けたいと私どもは考えております。個人の方々と申しますと、なかなか時間がとれなかったり、あるいは書類の作成、そんなに難しくなく、とにかく簡単に簡単にということで私どもは考えておりますけれども、それにしても、時間も要する、ふだんなれていないような書類を書くということになりますと大変であります。したがって、個人であれ、あるいは委託、依頼先の業者であれ受け付けたい。とにかく使い勝手のいい制度設計をしていきたいということで考えてございます。 ◆委員(深澤直久) 先ほど、こちらでも20万円が限度で50万円までいけるよというのですけれども、金額の限度というのはありますか。 ◎住宅課長(津久井弘秋) この辺、当初ご答弁させていただきました金額と補助率、これまでも10%、20%、30%、50%というのはいかにも大きいなというようないろいろな議論がありました。その補助率に伴います限度額についても、いろいろな議論がございました。そういった中では、冒頭申しました、今最終決定には至っていないということでございますけれども、いずれにしても、目的が地域経済の活性化ということでございますので、その辺の兼ね合いで、では、10%がいいのか、あるいは限度を幾らにしたらいいのかというところを現在最終の詰めということでご理解いただきたいと思っています。 ◆委員(深澤直久) まだそれが見えないと、どういうふうに結論を出していいか我々にもわからないので、だから聞いているのですけれども、予算化をするということは、やはりその予算があやふやだと、我々もいいものだと思ってもなかなかオーケーと言えないのですね。ぜひそこら辺は何らかの形をこの委員会でも見たい、上がってきているものですから、そこのところは後で聞きます。  それから、そうすると、10%でもいいし、どのくらいという形になると、当初は20万円とすれば250件、それにどんな形でやったとしても20万円的な補助なんていうふうに実はだれかから教えてもらって、そういう1つの考え方もありました。そうなると、1件のうちに全部ということだってあり得る、幅が広くなってしまうのですけれども、金券で配るという形も先ほどありました。もうちょっとこれをはっきりしたいと思うのですけれども、どうでしょうか。 ◎都市政策部長(田口一人) 課長は非常に慎重な答弁で今進んでいますけれども、私ども事務とすれば、非常に早い時期に出発するには、今、委員の言ったような部分を早急に詰めていく必要があるだろうということで、副市長を初めとして、報告しながら市長のほうとも今詰めの段階であります。  今の限度額はという話でございますけれども、自分の頭の中は、当初、副市長と市長に報告に行った中では200万円で10%という頭でいたのですけれども、非常に否定されまして、これはちょっとあれではないのという話で、もうちょっと小規模な形の中で補助率を上げていったらどうなのかということで、今、50万円で上限30%、いわゆる15万円の補助という形の中で精査しておるところでございます。  私とすれば、いわゆる50万円ということになると、自分の単純な頭ですから、50万円のリフォームを先に考えてしまって、活性化がどうなるのかなという、私の頭はそうなのです。でも、市長などは、やはり中小の部分を活性化させるには、所得制限を設けないですけれども、いわゆるリフォームする方々のいろいろな懐ぐあいだとか、広がりを見せるのは、そういう金額が非常にいいのかなという議論でありました。今そういう議論で進めておりますので、最終的にはそのような形になろうかとは思っています。  一応時限ということで私どもも考えていますけれども、補正もいとわないという市長の意気込みもございますので、ぜひできるだけ多くの方々に、使い勝手のいい、喜ばれる制度として確立していきたいと思っています。よろしくお願いします。 ◆委員(深澤直久) やはりはっきりと見たい、その予算を精査する場所でありますので、早いうちに見せていただきたい。そうでないと、どうしていいか我々にもわからないということであります。  次に行きます。399ページ、八王子山墓園、先ほどもありました。1点だけ。ほぼ完成期に入ってきた。私はこの前から言っています。滞納が出てきている。ここのことについて、何で出てきているか言ってください。 ◎都市政策部参事(石川泰一) 当初購入された方から、どんどん代がわりして市内に住んでいない方が非常に多くなってきている。ことしの例でいいますと、今現在15名滞納者がいらっしゃるのです。市外が8名、市内が7名、7名については現年の中での食いとめということで、夜も昼もという中で担当職員が努力して回っていますけれども、市外がどうしても、通知を出しても届くのは届きますけれども連絡が来ないということで、市内の滞納者については足しげく通うことで少なくできますけれども、市外が今一番困っているという状況でございます。 ◆委員(深澤直久) 契約事項の中に、何年間と書いてありますか。 ◎都市政策部参事(石川泰一) 一応3年という期限がございます。 ◆委員(深澤直久) 提案をいたします。先ほど同僚委員からも、だめなやつを追わないで、利用ができる人にかえていく。これは早目にやらないと、どんどんふえていってしまう物件だと思います。無縁仏さんとか、そういう計画を最終段階でつくられて、3年を超えたときには移動をし、利用者を多く確保する、それがいいと思いますけれども、聞いて終わります。 ◎都市政策部参事(石川泰一) よその市町村でも市営の墓園というのをつくっているところがあるのですけれども、やはり委員ご指摘のように、どうしても滞納している方については撤去をする。その金額を請求するということで強行に出ているケースも事例の中ではあるのですけれども、やはり問題が発生してくるケースもありますので、これらの先進事例も含めた中で、積極的な方向で対応していくということは非常に必要なことかと思いますので、検討させていただきたいと思います。 ◆委員(深澤直久) ぜひそういう方向で、きちんとすべきところをきちんとということでお願いいたします。以上で終わります。 ◆委員(永田洋治) 221ページ、8款土木費の3項2目、河川新設改良費15節工事請負費の1の河川新設改良事業2億450万円の欄で、その下のほうに排水路新設改良工事費1億8,450万円とありますが、新設はどこでどのくらい、改良工事はどこでどのくらいの工事をするのでしょうか、その合計が1億8,450万円なのでしょうか。 ◎都市政策部参事(木暮昌典) 河川の新設改良事業における予定されております工事量でございますが、太田地区が19、藪塚地区が3、新田地区が5、合計27を予定しております。 ◆委員(永田洋治) 新設が27ね。 ◎都市政策部参事(木暮昌典) 新設改良事業費として一緒になってございまして、大変申しわけございません。 ◆委員(永田洋治) 最近はゲリラ豪雨で、太田もあちちこちら、藪塚もそうですが、新田もやはり藪塚の水が来るのです。水は上から下へ流れるということなので、下からある程度経費をかけてやってもらいたいのですが、その中の1つ、私どもが長年言っている大川水系の木崎の東地区、354バイパスの北というのですか、おわかりになりますね。あそこの拡幅工事がとまったきり、地権者との関係もあるのでしょうが、どのように折衝し、着工する、拡幅工事の予定があるのかどうか、お答え願いたいと思います。 ◎都市政策部参事(高田貴久男) 委員ご指摘の場所でございますが、宝泉南部土地区画整理事業地内でございます。一級河川大川のことだと思うのですが、この事業に関しましては県事業でございます。要するに、県で施工するものでございますけれども、用地を区画整理で生み出すということで拡幅工事が今現在予定されているのですが、区画整理の進捗状況が余り順調でない部分がございまして、何年から何年までとは言えませんけれども、大方3年後ぐらいからは拡幅工事に入れる見通しを立てております。 ◆委員(永田洋治) 見通しが立っただけでも一安心というのですか、あそこの354バイパスが4車線化になるので、知事が一生懸命やってくれて、おかげさまであそこが広くなります。そうすると、下の排水が大きく今度は南に抜けますから、上を直しても大分違うと思うので、私たちが聞いたのは、地権者が了承しないのですよという話を聞いたのですが、地権者問題はどうなりましたか。 ◎都市政策部参事(高田貴久男) 地権者が了承しないということはございません。 ◆委員(永田洋治) では、3年をめどにひとつ期待していますので、よろしく努力のほど、協力のほどお願いして、私の質問を終わります。ありがとうございます。 ○委員長(市川隆康) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(市川隆康) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                       午後6時28分休憩 ○委員長(市川隆康) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                       午後6時31分再開 ○委員長(市川隆康) 休憩前に引き続き会議を開きます。  審査に当たり円滑な進行を図るため、執行者の皆さんにお願いがございます。  発言に当たっては、必ず挙手し、「委員長」と呼んでいただき、私が指名した後に着席のまま、簡潔明瞭にお願いいたします。  また、マイクのスイッチは発言の直前に入れ、終わったらすぐに切っていただくようお願いいたします。      ◎ 12款公債費〜14款予備費・給与費明細書等・第1表歳入歳出予算・        第2表債務負担行為・第3表地方債に対する質疑 ○委員長(市川隆康) 次に、12款公債費から14款予備費及び給与費明細書等並びに第1表歳入歳出予算、第2表債務負担行為、第3表地方債について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(小暮広司) 311ページをお願いします。12款公債費、昨日も同僚委員が少し触れましたけれども、76億6,100万円ということでことしの返済が出ておりますけれども、その中に国庫支出金、また県支出金等が入っておるわけですけれども、そこら辺の内容をお願いします。 ◎総務部参事(長島榮一) これにつきましては、いわゆる国の史跡を取得するために用意した起債について、国と県がそれぞれ、国が80%、県が6%ですか、その元利償還金を補助するという制度がありまして、それが当たっているところと考えております。 ◆委員(小暮広司) 昨日も、臨財債のお金もこの交付金措置、財政需要額に繰り入れられているというような話をされましたけれども、我々の感覚からしますと、どうしても1年1年の返済額が昨年より減っている、しかし、市の公債残高は年々ふえている、そこら辺の整合性をある面でわかりやすく説明をお願いできればと思います。 ◎総務部参事(長島榮一) 疑問の点、ご指摘の点はごもっともだと思います。それの大きな要因といいますか、ポイントとして挙げられますのは、やはりまず1点、この借入金が増加している要因がただいまご指摘の臨時財政対策債であることはご指摘のとおりです。そして、この臨時財政対策債という市債でありますが、例えばある年に借ります。そうすると、その償還が20年の償還期間で3年据え置きというのがあります。つまり、平成22年度に借りた臨財債は、平成23年度、平成24年度、平成25年度の3年間は利子だけを支払う。そして、その3年経過後に元金の支払いが始まるということがありますので、今、目先、借りる額がふえても、直ちにそれが償還するほうの公債費の増にはつながらないという形があるせいだと考えます。 ◆委員(小暮広司) それと、2月8日に議員研修がありました。そのときに兼村先生から、臨財債に関しては、本市の場合は1億円超えた、今度はやや下回った中での措置だと思うのですけれども、国からの交付措置が臨財債は対象から外れますよというような話をされたのですけれども、そこら辺の認識はどうですか。 ◎総務部参事(長島榮一) ただいまの研修の講師の方のお話の詳細、前後、あるいはただし書き、こういう場合はというようなのをちょっと私は承知しておりませんのでわかりませんが、まず結論といいますか、確かなことを申し上げられるのは、私どもがこれまで発行している臨財債につきましては、必ずそれは後年度その償還時に、交付税参入といいますか、基準財政需要額に参入されるという点については昨日も議論させていただきましたが、これは私は現行制度では間違いないと考えております。 ◆委員(小暮広司) 終わりですけれども、それを信じて、健全財政をよろしくお願いします。 ◆委員(白石さと子) 今の同僚委員の質問の続きという形になろうかと思いますけれども、公債費の中で、参事が答弁していただいたのでおおむね了解はできたのですけれども、要は、前年度、前々年度から予算額を見てみますと元金が減っていますね。減額というか、数字が減ってきているのに対して今回だけ利子がふえているというのは、先ほどのご答弁のような回答がありましたね。要するに、元金が返済のあれで上げられない、上がらないので利息だけということ、利子だけ引かれる、それでよろしいのですか、確認だけです。ふえた原因です。 ◎総務部参事(長島榮一) そういうことだと思います。あとは、過日、過年度ですが、高い利率のものを借りかえして、今年度の公債費負担を減らすという措置を行っております。そういったものが長い目で見て、それぞれ翌年度以降償還する元利償還金そのものを低減する効果がじわりじわりですけれども、発揮されていく結果と考えます。 ◆委員(白石さと子) ということは、借りかえすると利子は若干ふえてくるという理解なのですか。 ◎総務部参事(長島榮一) 済みません。元金の割に利子がふえるというのは当初申し上げたとおりでして、臨財債を含めて借入額がふえると、その据え置き期間中は利子がふえますので、そのせいであると。そして、元金については、事業によっては各年度ごとに償還を終了するものもございますので、元金は減るけれども、利子がふえるということがあり得ると思います。 ◆委員(白石さと子) では最後に、一般会計の予算が約777億円ですね。それで、こちらの公債費の返済額というのが76億6,100万円ということになり、約1割というのは妥当な線と受けとめてよろしいのでしょうか、それだけ聞いて終わります。 ◎総務部参事(長島榮一) 全体の予算に占める償還額が妥当かどうかという点については、一概に歳出予算額の何割程度というのはございません。ただ、一方で、そういったために、やはり基準となる指標といたしましては、実質公債費比率、もう既にご案内かと思いますが、いわゆる財政健全化法でも、これは25を超えてはいけないよ、黄色ですよ、それ以上を超えるとまた赤信号が出ますよという基準がございますので、その点で見ますと、とりあえず平成21年度はたしか9.9ぐらいでありますので、そういった指標の推移を注意深く見守る必要があろうかと考えます。 ○委員長(市川隆康) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり)
    ○委員長(市川隆康) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 散     会 ○委員長(市川隆康) 以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。  明日は、午前9時30分から会議を開きますので、ご出席願います。  本日はこれをもって散会いたします。                                       午後6時40分散会...