太田市議会 2005-09-27
平成17年 9月定例会−09月27日-05号
平成17年 9月定例会−09月27日-05号平成17年 9月定例会
平成17年9月
太田市議会定例会会議録(第5日)
平成17年9月27日(火曜日)
〇出席議員 73名
1番 水 野 正 己 2番 星 野 一 広
3番 藤 生 昌 弘 4番 河 田 雄 晃
5番 木 村 康 夫 6番 福 島 戈 吉
7番 青 木 猛 8番 五十嵐 文 子
9番 富 田 泰 好 10番 越 塚 順 一
11番 根 岸 昇 12番 江 原 貞 夫
13番 小 暮 広 司 14番 高 田 勝 浩
15番 町 田 正 行 16番 栗 原 宏 吉
17番 市 川 隆 康 18番 荻 原 一 雄
19番 小 林 人 志 20番 井 野 文 人
21番 山 鹿 幸 男 22番 川 鍋 栄
23番 遠 坂 幸 雄 24番 室 田 尚 利
25番 岩 松 孝 壽 26番 橋 本 寛
27番 高 橋 孝太郎 28番 福 井 宣 勝
29番 鈴 木 信 昭 30番 深 澤 直 久
31番 飯 塚 勝 雄 32番 小 林 邦 男
33番 高 橋 美 博 34番 伊 藤 薫
35番 尾 内 謙 一 36番 小 林 佐登子
37番 内 田 忠 男 38番 正 田 恭 子
39番 太 田 けい子 40番 福 田 義 雄
41番 富宇賀 肇 42番 荻 原 源次郎
43番 永 田 洋 治 44番 山 田 隆 史
45番 荒 井 昭 男 46番 斉 藤 幸 拓
47番 武 藤 泰 48番 松 永 綾 夫
49番 加 藤 光 夫 50番 栗 原 忠 男
51番 半 田 栄 52番 斎 藤 光 男
53番 白 石 さと子 54番 小 林 耕 作
55番 新 島 近 夫 56番 岩 瀬 卓
57番 小 俣 雄 治 58番 本 田 一 代
59番 清 水 保 司 60番 今 井 慶 聚
61番 田 端 卓 男 62番 稲 葉 征 一
63番 楢 原 宏 64番 栗 田 斌 之
65番 上 村 信 行 66番 佐 藤 孝 夫
67番 河 野 博 68番 浜 野 東 明
69番 山 口 淳 一 70番 濱 田 光 雄
71番 中 島 貞 夫 72番 天 笠 巻 司
73番 茂 木 義 市
〇説明のため出席した者
市長 清 水 聖 義 助役 林 弘 二
収入役 清 水 計 男 教育長 相 澤 邦 衛
水道事業管理者 小 川 卓 企画部長 小 暮 和 好
総務部長 竹 吉 弘 市民生活部長 大久保 義 忠
地域振興部長 石 川 典 良 健康福祉部長 早 川 充 彦
産業経済部長 久保田 幹 雄 環境部長 金 子 一 男
都市づくり部長 滝 沢 光 栄
都市整備部長 土 田 隆 一
土地開発部長 桑 子 秀 夫
行政事業部長 天 笠 彰
消防長 石 原 康 男 水道局長 小宮山 善 洋
教育部長 岡 島 幸 雄
監査委員事務局長 石 井 俊 夫
企画担当 岩 崎 信 廣 総務担当 塚 越 敏 行
総務課長 茂 木 正 則
〇
事務局職員出席者
事務局長 吉 田 稠 議会総務課長 八 代 敏 彦
議事調査課長 石 川 茂
議事調査課議事係長板 橋 信 一
議事調査課主任 田部井 伸 夫
議 事 日 程(第5号)
平成17年9月27日午後1時開議
太田市議会議長 斉 藤 幸 拓
第 1 報告第 11号 訴えの提起についての専決処分について
第 2 議案第100号 太田市
名誉市民条例の制定について───────────────────┐
議案第101号 太田市行政手続等における情報通信の技術の利用に関 │
する条例の制定について │
議案第102号 太田市
行政センター条例の一部改正について (総
企委審査報告)│
議案第103号 太田市
強戸コミュニティセンター条例の一部改正につ │
いて │
議案第104号 太田市ふれあい
センター条例の一部改正について─────────────┘
第 3 議案第105号 太田市
新田福祉総合センター条例の一部改正について───────────┐
議案第106号 太田市
デイサービスセンター条例の一部改正について │
議案第107号 太田市尾島いきがい
センター条例の一部改正について │
議案第108号 太田市
養護老人ホーム条例の一部改正について │
議案第109号 太田市
新田温泉スタンド条例の一部改正について │
議案第110号 太田市
尾島健康福祉増進センター条例の制定について │
議案第111号 太田市
老人福祉センター条例の一部改正について │
議案第112号 太田市
在宅介護支援センター条例の一部改正について │
議案第113号 太田市
福祉医療費支給に関する条例の一部改正につい │
て (
教福委審査報告)│
議案第114号 太田市
総合健康センター条例の一部改正について │
議案第115号 太田市
放課後児童クラブ条例の一部改正について │
議案第116号 太田市児童館条例の一部改正について │
議案第117号 太田市金山の
森キャンプ場条例の一部改正について │
議案第118号 太田市金山青年の家条例の一部改正について │
議案第119号 太田市
文化財保護条例の一部改正について │
議案第120号 太田市公民館条例の一部改正について │
議案第121号 太田市生涯
学習センター条例の一部改正について │
議案第122号 太田市茶会所「大光庵」条例の一部改正について─────────────┘
第 4 議案第123号 おおた
NPOセンター条例の一部改正について──────────────┐
議案第124号 太田市斎場条例の一部改正について │
議案第125号 太田市文化施設条例の一部改正について │
議案第126号 太田市体育施設条例の一部改正について │
議案第127号 太田市
農村環境改善センター条例の一部改正について │
議案第128号 太田市
農業近代化資金融通措置条例の一部改正につい │
て │
議案第129号 太田市
農漁業災害対策特別措置条例の一部改正につい (
市経委審査報告)│
て │
議案第130号
太田国際貨物ターミナル条例の一部改正について │
議案第131号 太田市勤労会館条例の一部改正について │
議案第132号 太田市新田緑の
リサイクルセンター条例の一部改正に │
ついて │
議案第133号 太田市戸別浄化槽の整備に関する条例の制定について │
議案第134号 太田市火災予防条例の一部改正について─────────────────┘
第 5 議案第 98号 太田市水道施設を熊谷市住民が利用することに関する───────────┐
協議について │
議案第135号 太田市まちなか交流館くらっせ条例の一部改正につい │
て (
都建委審査報告)│
議案第136号 太田市水道事業の設置等に関する条例の一部改正につ │
いて │
議案第137号 太田市
水道事業給水条例の一部改正について │
議案第144号 市道路線の廃止及び認定について────────────────────┘
第 6 議案第143号 財産の取得について─────────────────(
都建委審査報告)
第 7 議案第 76号 平成16年度旧太田市
歳入歳出決算認定について─────────────┐
議案第 77号 平成16年度旧太田市
水道事業会計の決算認定につい │
て │
議案第 78号 平成16年度旧太田市
下水道事業等会計の決算認定に │
ついて │
議案第 79号 平成16年度尾島町
歳入歳出決算認定について │
議案第 80号 平成16年度新田町
歳入歳出決算認定について │
議案第 81号 平成16年度新田町
水道事業会計の決算認定について │
議案第 82号 平成16年度
藪塚本町歳入歳出決算認定について │
議案第 83号 平成16年度太田市外三町
交通災害共済組合歳入歳出 (
決特委審査報告)│
決算認定について │
議案第 84号 平成16年度
太田地区消防組合歳入歳出決算認定につ │
いて │
議案第 85号 平成16年度
太田地区農業共済事務組合歳入歳出決算 │
認定について │
議案第 86号 平成16年度太田市
歳入歳出決算認定について │
議案第 87号 平成16年度太田市
水道事業会計の決算認定について │
議案第 88号 平成16年度太田市
下水道事業等会計の決算認定につ │
いて─────────────────────────────────┘
第 8 議案第 89号 平成17年度太田市
一般会計補正予算(第2号)について
議案第 90号 平成17年度太田市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について
議案第 91号 平成17年度太田市
住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第1号)について
議案第 92号 平成17年度太田市
老人保健特別会計補正予算(第1号)について
議案第 93号 平成17年度太田市八王子山
墓園特別会計補正予算(第1号)について
議案第 94号 平成17年度太田市
介護保険特別会計補正予算(第1号)について
議案第 95号 平成17年度太田市
藪塚本町介護老人保健施設特別会計補正予算(第1号)について
議案第 96号 平成17年度太田市
水道事業会計補正予算(第1号)について
議案第 97号 平成17年度太田市
下水道事業等会計補正予算(第1号)について
第 9 請願第 8号 がん対策の推進強化を求める意見書の提出について………(
教福委審査報告)
第10 請願第 7号
アスベスト対策を求める意見書の提出について……………(
市経委審査報告)
第11 議会議案第14号
群馬県議会議員選挙区の早期見直しを求める意見書
第12 議会議案第15号 がん対策の推進強化を求める意見書
第13 議会議案第16号
アスベスト対策を求める意見書
第14
駅周辺整備等調査特別委員会の設置について
第15 閉会中継続審査の件
第16 特定事件の閉会中継続調査の付託
本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
◎ 開 議
午後1時開議
○議長(斉藤幸拓) これより本日の会議を開きます。
◎ 諸 般 報 告
○議長(斉藤幸拓) 議事に入る前に、事務局長より諸般の報告をいたさせます。
◎事務局長(吉田稠) ご報告申し上げます。
招集告示後に受理いたしました請願は1件でございます。お手元に配付の文書表のとおり、所管の常任委員会に付託をいたします。
以上でございます。
○議長(斉藤幸拓) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付申し上げたとおりであります。その順序により会議を進めたいと思いますので、ご了承願います。
日程に入ります。
◎ 議 案 上 程
報告第11号 訴えの提訴についての専決処分について
○議長(斉藤幸拓) 日程第1、報告第11号を議題といたします。
◎ 提案理由の説明
○議長(斉藤幸拓) 朗読を省略し、直ちに理事者から提案理由の説明を求めます。
土田都市整備部長。
◎
都市整備部長(土田隆一) 報告第11号 訴えの提起についての専決処分についてご説明申し上げます。
議案書の1ページをお開き願います。本件につきましては、地方自治法第180条第1項の規定により、議会において指定されている事項について専決処分したものをご報告するものでございます。
本件は、
飯塚市営住宅1棟16号に入居している堀江力に対し、滞納になっている
市営住宅家賃等の支払請求についての訴えを提起したものでございます。
次に、訴えの提起に至った経過につきましてご説明申し上げます。
飯塚市営住宅1棟16号の契約者堀江力は、平成6年2月1日付で入居しましたが、平成14年7月分の家賃から滞納となり、再三にわたる催告にもかかわらず、納付がなく滞納額が増え続け、滞納金額が多額となったため、滞納家賃等の
支払督促申し立てを
太田簡易裁判所にしたところ、滞納家賃等を毎月3万円の分割で納付する内容の異議申し立てがあったため、訴訟に移行したものでございます。
以上、報告第11号の専決処分につきましてご説明申し上げましたが、よろしくお願い申し上げます。
◎ 質 疑(終局)
○議長(斉藤幸拓) これより質疑に入ります。
ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 別にご質疑もないようですから、以上で報告を終わります。
◎ 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第102条の規定により報告します。
平成17年9月8日
太田市議会議長
斉 藤 幸 拓 様
総務企画常任委員長 福 田 義 雄
記
┌───────┬───────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名
│議決の結果│
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第100号│太田市
名誉市民条例の制定について │ 原案可決 │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第101号│太田市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の制定│ 原案可決 │
│ │について │ │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第102号│太田市
行政センター条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第103号│太田市
強戸コミュニティセンター条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼───────────────────────────────┼─────┤
│議案第104号│太田市ふれあい
センター条例の一部改正について │ 原案可決 │
└───────┴───────────────────────────────┴─────┘
○議長(斉藤幸拓) 日程第2、議案第100号から第104号までの5案を一括議題といたします。
5案は
総務企画委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに
福田義雄委員長から報告を求めます。
◎
総務企画常任委員長(福田義雄) ご指名によりまして、
総務企画委員会に付託されました議案第100号から第104号までの5議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は9月8日に委員全員及び執行者の出席のもとに委員会を開催いたしました。各議案の内容及びその提案理由につきましては、9月2日の本会議において説明を受けましたが、委員会で改めて詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。
初めに、議案第100号 太田市
名誉市民条例の制定についてご報告申し上げます。本案は、市民または本市に縁故の深い者で、社会文化の興隆発展等に貢献し、その功績が卓絶しており、広く世人から尊敬される者に対し、名誉市民の称号を贈り、その功績をたたえるとともに、市民の社会文化の興隆に対する意欲の高揚を図るため、新たに条例を制定するものであります。
委員からの主な質疑を申し上げますと、名誉市民の職業等、具体的な対象者について質疑があり、このことについては、具体的な職業、また現在の特定な人の社会貢献等を想定したものではなく、名誉市民にふさわしい方の推挙があれば選定委員会を開いて決定していくとのことでありました。また、年金額及び一時金について質疑があり、このことについては、年金の額については100万円、一時金については年金額を下回らない額を考えているとのことでありました。さらに、死亡後の処遇について質疑があり、このことについては、亡くなった段階ではそれ相応の礼を尽くすが、その後は台帳に記載し、長くその功績をたたえていきたいとのことでありました。さらに、市長が必要であると認める名誉市民に対する特典及び待遇のこと、旧市町の名誉市民、名誉町民名のこと等、多くの質疑がありました。
挙手により採決を行った結果、委員全員の賛成により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第101号 太田市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の制定についてご報告申し上げます。本案は、平成17年10月3日から運用開始を予定している、
ぐんま電子申請等受付システムの稼働に合わせ、市の機関に係る申請、届け出等が書面等により行うと規定されている行政手続があることから、書面にかわる
インターネットによる電子申請、電子届出も可能となるよう、新たに条例を制定するものであります
委員からの主な質疑を申し上げますと、今後、厳密な本人確認を必要とする手続についても、
インターネットの申請に踏み込むことは考えているのかとの質疑があり、このことについては、住基ネットにより本人確認ができる手続を増やしていきたいと考えているとのことでありました。また、住基カードを使った厳格な本人確認の必要な申請、また、そうではないものとの申請方法の違いについて質疑があり、このことについては、本人確認の必要がないものについては、まずシステム利用のための登録が必要になるが、通常の
インターネット等の申請と同じように、ログインのID、パスワード等を取得し、申請するということである。また、住基カードを使った申請についても、まず利用者に登録していただき、厳格な本人確認が必要なものについては、さらに住基カードを使い申請するという二段構えの手続を行っていただくとのことでありました。さらに、このシステムの運用開始に当たり、
個人情報保護条例に新たな条件を加えることは考えていないようだが、利用者が増え、漏えいする個人情報が増えるということが想定されることから、新しく個人情報保護のための措置はしないのかとの質疑があり、このことについては、個人情報の保護は非常に大事なことであり、県とも十分相談しながら、必要性があれば強化していきたいとのことでありました。さらに、現在の住基カードの発行枚数のこと、ネットワーク参加に伴う予算及び過去の費用負担のこと、将来可能となる手続のこと等、多くの質疑がありました。
挙手により採決を行った結果、賛成多数により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第102号 太田市
行政センター条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、宝泉行政センターの新築並びに公共施設における市民及び市民団体の使用料を無料化するため及び浴場について、市外住民の使用料を新たに定めるとともに、使用時間を設定するため、条例の一部を改正するものであります。
委員からの主な質疑・要望を申し上げますと、空予約者へのペナルティー等の考えについて質疑があり、このことについては、ペナルティー等については難しいが、そのような方には厳重に注意をしていきたいと考えているとのことでありました。また、無料化による利用者増加対策について質疑があり、このことについては、過去数年の利用状況を見ると、利用件数、利用者数は年々増えている傾向にある。利用については、団体は3カ月前、それ以外は1カ月前から受け付けているが、無料化によりトラブルがないよう同じ団体または個人が1週間に何回も部屋を押さえてしまうとのないよう注意していきたいと考えており、今後、混乱が生じるようであれば、状況を見ながら、決裁等をとり、内規という形で混乱を防いでいきたいとのことでありました。さらに、非常に厳しい財政事情の中の無料化ということから、各行政センターは経費節減に努めていることが決算書によりわかるが、より一層の経費削減に努め、市民サービスが向上するようお願いするとの要望に対しましては、行政センターは公共施設であり、利用者のモラル、また規則を現場が守るということも必要であり、今回の無料化により守らなければならない部分を再度、利用団体等に周知し、お互いが理解をしていく上で、経費の削減も含め、共通の認識の中で施設を使えるよう心がけていきたいとのことでありました。さらに、利用者の個人・団体の区別のこと、登録していない団体の扱いのこと、団体・サークルの講師謝礼金の範囲及び利用者、講師に対する考え方のこと、営利目的団体の利用の現状のこと等、多くの質疑・要望がありました。
挙手により採決を行った結果、委員全員の賛成により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第103号 太田市
強戸コミュニティセンター条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、公共施設における市民及び市民団体の使用料の無料化に伴い、条例の一部を改正するものであります。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、委員全員の賛成により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第104号 太田市ふれあい
センター条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、公共施設における市民及び市民団体の使用料を無料化するため及び南ふれあいセンターの浴場について、市外住民の使用料を新たに定めるとともに、使用時間を設定するため、条例の一部を改正するものであります。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、委員全員の賛成により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました5議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(斉藤幸拓) これより質疑に入ります。
ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論
○議長(斉藤幸拓) 議事の都合により、議案第100号から第104号までの5案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。
それでは、討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
最初に、1番水野正己議員。
◆1番(水野正己) 日本共産党の水野正己です。議案第101号 太田市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の制定について、反対討論を行わせていただきます。
本案は、もう間もなく、10月3日から運用が開始される、
ぐんま電子申請等受付システムの稼働に合わせ、本市の機関に係る申請や届け出、その他の手続等に関し、
インターネットを利用して、このシステムを利用しようとする目的を持って制定されるものです。具体的にどのような手続が利用可能となるかについては、先ほどの委員長報告でも若干触れられておりましたが、パスポートの新規申請であるとか、職員の採用試験、身体障害者手帳の交付及び再交付の申請、また本市における手続としては、印鑑登録の廃止や上下水道の開始及び中止、さらに道路工事の届け出などとされ、合わせて70の手続が可能とされております。
これに関連して、9月22日付の上毛新聞の報道では、このシステムを利用する場合に必要とされる電子証明書の交付を受けた団体・個人が、10月1日現在では1,300件程度にとどまっているということが報道されております。あわせて、メリットが少ないと8つの市町村が不参加を決めたということも報道がされております。
そもそも委員長報告でもされましたけれども、このシステムを利用する場合には、住基カードの交付を受けて、住基カードを利用するということになり、また、ただいま申し上げた電子証明書についても、住基カードに組み込む形となります。この住基カードというのは、言うまでもなく、本市でも発行されておりますが、現在で785人が交付を受けているにとどまっているのが現状です。そしてまた、あわせて住基カードというのは、住基ネットの加入に伴って発行・交付がされるものでありますが、既に、この住基ネットについては、長野県をはじめ大都市部で、個人情報の保障がしっかり担保されないということを大きな理由として、加入参加を見送る自治体も生まれております。
インターネットを利用する場合には、どれだけ手を尽くしても、確実に個人情報の漏えいを防ぎ、個人情報保護をしっかり保障していくことは、事実上、現状では技術的にも不可能とも言えると識者の中からも声が上がっているところであります。
本市では住基ネットの加入にあわせて、
個人情報保護条例が既に制定されているところではありますが、現在制定されている
個人情報保護条例によって、このシステムに加入したもとで市民がこのシステムを利用した場合に、どれだけ個人情報の保護が図られるかという点については、非常に疑わしいと言わざるを得ません。
以上の点を申し上げて、個人情報の保護が声高に叫ばれている現状から考えても、この個人情報の漏えいにつながりかねないシステムの稼働に合わせた加入を目的とする本条例の制定には、改めて反対を表明して討論を終わります。
○議長(斉藤幸拓) 次に、27番高橋孝太郎議員。
◆27番(高橋孝太郎) 新田クラブの高橋です。通告に従い、議案第101号 太田市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の制定について、原案を支持し、賛成の立場から討論させていただきます。
この条例は、提案理由の説明にもありましたとおり、群馬県と県内の46市町村で構成する群馬県広域行政ネットワーク運営協議会が、10月3日から運用開始を予定している、
ぐんま電子申請等受付システムに付随し、新たに条例を制定し、書面による申請や届出による手続にかわって、電子申請や電子届出により手続をすることも可能としようとするものであります。
このシステムに参加することで、県や市町村への行政手続が、これまでの書面に加えて、
インターネットにより自宅や会社等から行えるようになり、市民の利便性の向上と行政運営の簡素化及び効率化が図れることが期待できるものであります。また、県と市町村の共同で運営することにより、利用者は申請窓口を探す手間が省け、市の単独事業よりも運用コストの削減が期待できます。さらに、共同構築によるスケールメリットを生かし、最先端のセキュリティー対策を低コストで実現することが可能となり、本人確認を必要とする申請や届け出については、住基カードによる公的個人認証で厳格な本人確認を行うということから、運用コストの削減や安全性・信頼性の高いセキュリティー対策にも配慮されていると認識しております。
情報化時代に生きる私たちとしては、一歩一歩体制を整備し、コストを抑え、個人情報の保護を最優先とする完璧なシステム構築に向けて、責任と自信を持って取り組んでいただくことを期待し、私の賛成討論といたします。
○議長(斉藤幸拓) 次に、29番鈴木信昭議員。
◆29番(鈴木信昭) それでは、議案第102号 太田市
行政センター条例の一部改正について並びに議案第103号 太田市
強戸コミュニティセンター条例の一部改正について並びに議案第104号 太田市ふれあい
センター条例の一部改正について反対討論を行います。
先般の質疑では、減免制度についての見直しが必要だと申し上げましたが、減免制度をなくして有料化にするという意見ではありません。将来的には減免制度を見直して、減免の範囲を狭める見直しは必要と申し上げましたが、ですから、しばらくは現在の方法がベストであると申し上げたいのです。基本的な姿勢として、部屋の料金は有料だが、社会教育団体等は減免で無料にしているという現在のシステムであります。
市長は質疑の中で、減免制度はあるが自分では全く関与していなかったとおっしゃっていました。しかし、この制度は、各館長や所長の判断で幅を持たせて運用してきたと思います。条例上は市長でありますが、実際は現場で対応してきたのであります。ですから、現場の申し合わせにより、週に2回利用する団体は1回を有料にしたり、午前から午後と丸一日使う団体からは午後だけ有料にしていたのです。受益者負担を求めるという流れの中で、利用者団体の理解も得ながら、工夫をしながら、減免制度を弾力的に運用していたのです。これが、今回の条例改正となれば、部屋の料金は無料になり、同時に減免制度も消滅します。これまで現場で地道に受益者負担を求めてきた職員の苦労も水の泡となってしまうのです。
日本の人口が減少するという時代に突入しています。少子高齢化は予測よりも早く進んでいます。医療や介護といった社会保障が増え続ける中、税収は減少し、依存財源も減少してきます。今でも収支バランスを保つために借金をしていますが、それも限界であります。でありますから、受益者負担という応分の負担は、最低限避けては通れない道であるのです。何でも無料、利用するしないにかかわらず、みんなの税金で賄うという考え方も一つにありますが、繰り返し申し上げますが、何でも無料という時代はもう過去のもの、受益者負担の時代であるということを申し添え、また現行の貸し館システムを堅持することが今は重要であるということを心から訴えまして、反対討論とします。
なお、本定例会には、これら3議案のほかにも同様の趣旨による条例改正案が提出されておりますが、あえて反対討論はしませんが、これらに対しても反対の意思を表明しますので、同様にご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(斉藤幸拓) 次に、18番荻原一雄議員。
◆18番(荻原一雄) 仁生クラブの荻原です。通告に従い、議案第102号 太田市
行政センター条例の一部改正について、議案第103号 太田市
強戸コミュニティセンター条例の一部改正について、そして議案第104号 太田市ふれあい
センター条例の一部改正についての3議案につきまして、賛成の立場から討論をさせていただきます。
今回、提案されました3議案に係る公共施設につきましては、広く市民の皆様に利用されている施設であり、主催事業以外でも社会教育関係団体や地域関係団体などの利用が年に3万回以上あり、利用者数では40万人を超えると聞いております。
行政センターやふれあいセンターは、市民の生涯学習や芸術文化活動などの学習活動を実践する場であるとともに、地域社会における社会教育の向上の場でもあります。社会教育法では、その第5条に、市町村教育委員会の事務として、社会教育に関し、予算の範囲内において社会教育施設の設置や学習の機会を提供するための講座の開設・開催並びにその奨励などとともに、社会教育に必要な援助を行うことが定められております。群馬県におきましては、桐生市が条例で無料と定め、高崎市や藤岡市が使用料を規定しないなどの措置をとっており、他の都市においても減免規定を定めて運用しているところであります。一方、スポーツ施設を見ますと、学校の体育館や各地にありますスポーツ広場などにつきましては、条例で使用料を規定しておらず、各種の大会やレクリェーションなど、多くの市民の皆さんに無料で開放しております。
1市3町の合併に伴う今回の公共施設に係る無料化の条例の一部改正は、施設利用の利便性の向上を図り、事務の効率化に資するためのものであり、より一層の施設利用の拡大を図ることはもとより、市民の教育・芸術・文化活動の振興を図ろうとするものでありまして、市内住民の使用料を無料とすることは、合理性のある措置と考えられます。
最後に、本定例会には、これらの3議案以外にも同様の趣旨の条例改正案が提出されておりますが、これらに対しましても同様に賛成の意を表しまして、私の賛成討論といたします。
○議長(斉藤幸拓) 次に、12番江原貞夫議員。
◆12番(江原貞夫) 議員番号12番、新田クラブの江原貞夫です。通告のとおり議案第102号 太田市
行政センター条例の一部改正について、議案第103号 太田市
強戸コミュニティセンター条例の一部改正について、そして議案第104号 太田市ふれあい
センター条例の一部改正についての3議案につきまして、賛成の立場から討論をさせていただきます。
なお、討論中、公民館や生涯学習センター等に関する文言も使用しているため、この3条例のほかにも5件の市民の利用を無料化する趣旨の条例の一部改正の提案がされておりますが、これらの条例改正につきましても賛成の意思で討論を行いたいと思います。
皆さん、考えてみてください。なぜ行政センターやコミュニティセンターやふれあいセンター、そして公民館の生涯学習センターを市役所があるのに設置されたかを、であります。答えは至って単純であります。これらは言うまでもなく地域住民にとって必要不可欠な施設だからであります。住民の自治・学習・文化・福祉・スポーツ活動、そして子供たちの健全育成等々に大いに利用、活用されているわけであります。無料化、大いに賛成であります。行政改革の名のもとに、受益者負担を考える、そういった形を持ち込んではいけない施設、聖域であると考えております。減免条項があるからいいなどと消極的なことではいけないのであります。高齢者は年々増えるこの時代、年金生活者から使用料を取ることなど、私には考えられません。パートにも出ないで、子育てに頑張っている若いお母さんや、さまざまな場面で利活用している市民から、行財政改革の名のもと、受益者負担の考え方を持ち込むこと自体、まさに時代に逆行するものと考えられます。元気なまちオール太田創造のために、個性的な活動がなければ地域づくりの実践はないのであります。
指定管理者制度等が、今後、適用されることもあるであろうこれらの施設に対して、もしこのまま条例を残すことによれば、有料化のことも出てくるわけでございます。そういった意味で、今、この時期に無料化をすることは、時代の先取りであると考えております。よって、この3条例に賛成の意思を表しまして、江原貞夫の賛成討論といたします。
◎ 討 論 終 局
○議長(斉藤幸拓) 以上で通告による討論は終わりました。
他に討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(斉藤幸拓) これより採決いたします。
最初に、議案第100号を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第101号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(斉藤幸拓) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第102号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(斉藤幸拓) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第103号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(斉藤幸拓) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第104号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(斉藤幸拓) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
◎ 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第102条の規定により報告します。
平成17年9月9日
太田市議会議長
斉 藤 幸 拓 様
教育福祉常任委員長 本 田 一 代
記
┌───────┬────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名
│議決の結果│
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第105号│太田市
新田福祉総合センター条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第106号│太田市
デイサービスセンター条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第107号│太田市尾島いきがい
センター条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第108号│太田市
養護老人ホーム条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第109号│太田市
新田温泉スタンド条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第110号│太田市
尾島健康福祉増進センター条例の制定について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第111号│太田市
老人福祉センター条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第112号│太田市
在宅介護支援センター条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第113号│太田市
福祉医療費支給に関する条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第114号│太田市
総合健康センター条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第115号│太田市
放課後児童クラブ条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第116号│太田市児童館条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第117号│太田市金山の
森キャンプ場条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第118号│太田市金山青年の家条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第119号│太田市
文化財保護条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第120号│太田市公民館条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第121号│太田市生涯
学習センター条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第122号│太田市茶会所「大光庵」条例の一部改正について │ 原案可決 │
└───────┴────────────────────────────────┴─────┘
○議長(斉藤幸拓) 次に、日程第3、議案第105号から第122号までの18案を一括議題といたします。
18案は教育福祉委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに本田一代委員長から報告を求めます。
◎教育福祉常任委員長(本田一代) ご指名によりまして、教育福祉委員長報告を申し上げます。
去る9月6日に本委員会に付託されました議案第105号から第122号までの18議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は9月9日に委員全員及び執行者の出席のもとに委員会を開催し、付託事件の審査を行いました。議案の内容及び提案理由につきましては、9月2日の本会議において説明がありましたが、今回の審査に当たり、再度執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。
初めに、議案第105号 太田市
新田福祉総合センター条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、平成15年9月2日施行による地方自治法第244条の2の一部改正により、地方公共団体が設置する公の施設の管理に指定管理者制度が導入されたことに伴い、当該条例の一部を改正するものであります。執行者より、「指定管理者による管理」及び「指定管理者が行う管理の基準」を新たに規定し、センターの入館時間、和室使用時間を「2時間及び2時間単位から3時間」に改めるとの説明を受けました。附則といたしまして、他の指定管理者制度に係る条例の一部改正に合わせて、平成18年4月1日から施行するというものです。ただし、入館時間、和室使用時間を改める規定は、平成18年1月1日から施行するというものです。
委員からの質疑を申し上げますと、制度導入に当たっての指定管理者選定方法について質疑があり、このことについては、条例では原則公募であるが、なるべく現在の地域の管理委託者を含めて今後検討したいとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第106号 太田市
デイサービスセンター条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、前議案と同様であります指定管理者制度導入のため、管理委託を指定管理者に改め、条文を整理するとの説明を受けたものであります。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第107号 太田市尾島いきがい
センター条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案も、前議案と同様であります指定管理者制度導入のため、管理委託を指定管理者に改め、条文を整理するとの説明を受けたものであります。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第108号 太田市
養護老人ホーム条例の一部改正についてご報告を申し上げます。本案も、前議案と同様であります指定管理者制度導入のため、管理委託を指定管理者に改め、条文を整理するとの説明を受けたものであります。
委員からの質疑を申し上げますと、指定管理者による管理期間について質疑があり、このことについては、管理期間3年を基本にしたいとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第109号 太田市
新田温泉スタンド条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案も、前議案と同様であります指定管理者制度導入のため、管理委託を指定管理者に改め、条文を整理するとの説明を受けたものであります。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第110号 太田市
尾島健康福祉増進センター条例の制定についてご報告申し上げます。本案は、市民の健康保持、増進及び介護予防に対する自主的な取り組みを促進し、生涯健康な状態で自立した生活が送られるよう支援する目的で設置された太田市尾島健康福祉増進センターの管理運営につきまして、条例の制定をするとの説明を受けたものであります。
委員からの質疑を申し上げますと、太田市新田福祉総合センターと同様に、70歳以上の高齢者には減額措置ができないかとの質疑があり、このことについては、当センターの設置目的が、市民に広く利活用してもらうとともに、健康の保持増進や自立した生活が送られるよう支援することにあることから、減額措置は特に考えていないとのことでありました。また、今後の運営管理については、指定管理者制度の導入を考えているのかとの質疑があり、このことについては、当分の間、直営で管理したいとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成多数により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第111号 太田市
老人福祉センター条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、市内4カ所に設置してあります老人福祉センターの市内利用者に対して、使用料を適正な負担額の観点から見直し、使用料金を改正するとの説明を受けたものであります。また、市外料金設定に伴い、両毛広域都市圏整備推進協議会を構成する市町村の住民は、市内に居住するものと同等の扱いとし、近隣の老人福祉センター利用の効率化を図り、高齢者の健康増進と教養の向上に寄与するものであるとのことでありました。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第112号 太田市
在宅介護支援センター条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案も、地方自治法改正による指定管理者制度導入のため、管理委託を指定管理者に改め、条文を整理するとの説明を受けたものであります。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第113号 太田市
福祉医療費支給に関する条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、平成15年3月31日付で、母子及び寡婦福祉法施行令第25条が改正されたことに伴い、条文を整理するとの説明を受けたものであります。
委員からの質疑を申し上げますと、市内対象者の人数についての質疑があり、このことにつきましては、人数の把握はしていないが、対象者は少数であろうとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第114号 太田市
総合健康センター条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、地方自治法改正に伴う指定管理者制度導入のため、管理委託を指定管理者に改め、条文を整理するとの説明を受けたものであります。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第115号 太田市
放課後児童クラブ条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案も、前議案と同様であります指定管理者制度導入のため、管理委託を指定管理者に改め、条文を整理するとの説明を受けたものであります。現在、保護者会や社会福祉法人等に業務を委託している18カ所の公設、民営のクラブと、平成18年4月に開設予定の太田小放課後クラブを加え、19カ所の放課後児童クラブに指定管理者制度の導入が図られるよう、条例の一部改正を行うというものです。
委員からの主な質疑を申し上げますと、指定管理者の公募により公の施設管理が市場化されることによる地域への雇用や経済の影響について質疑があり、このことについては、利用者が限定されていることやこれまでの実績、地域の情勢に精通していることからも、指定管理者の公募は行わず、現在の委託先で行うことから、影響はないとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第116号 太田市児童館条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、前議案と同様であります指定管理者制度導入のため、管理委託を指定管理者に改め、条文を整理するとの説明を受けたものであります。新たに設置となる休泊児童館の名称と位置を加えること、また児童館につきましても指定管理者制度の導入が図られるよう、条例の一部改正を行うというものであります。
委員からの主な質疑を申し上げますと、現在直営している尾島児童館及び新設の休泊児童館の指定管理者公募について質疑があり、このことについては、公募を行うが、他の児童館の委託を受けている社会福祉協議会等の業務拡大に向けた応募を期待したいとのことでありました。また、指定管理者の委託期間についての質疑があり、このことについては、3年間であるとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第117号 太田市金山の
森キャンプ場条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、市内利用者に係るキャンプ場使用料の現行1人1日当たり大人100円、子供50円を無料化するよう、条例の一部改正を行うというものであります。このことにより、より多くの市民に自然体験や野外活動の機会を提供することができ、青少年の健全育成及び市民の健康増進に寄与することが期待できるとの説明を受けました。
委員からの質疑を申し上げますと、施設を大切にする公徳心をはぐくむためにも受益者負担が必要ではないかとの質疑があり、このことについては、バンガロー等、他の施設の使用料は従来どおり有料であるとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成多数により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第118号 太田市金山青年の家条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、金山青年の家の施設利用を促進し、青少年の健全な育成並びに市民の学習・文化活動の向上を図るため、使用料のうち市内の団体が利用する場合の研修室、体育館、和室の使用料を無料化するよう、条例の一部改正を行うというものであります。また、宿泊料については、市内外の団体を問わず実費弁償的意味合いがあるため、市内外の団体の別を廃し、宿泊料の統一を図るとの説明を受けました。
委員からの主な質疑を申し上げますと、老朽化による今後の施設改修計画と予算について質疑があり、このことについては、次年度以降に予算要求を行いたいとのことでありました。また、研修室等を有料にて使用している団体名についての質疑があり、このことについては、市内企業の社員研修等に提供しているとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成多数により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第119号 太田市
文化財保護条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、文化財保護法改正に伴い、地方公共団体の事務に係る条項に条ずれが生じたため、条文の整備を行うとの説明を受けたものであります。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第120号 太田市公民館条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、太田市社会教育総合センター及び市内各公民館の施設利用を促進し、福祉の向上を図るため、施設使用料のうち市内利用者に係る使用料を無料とするよう、条例の一部改正を行うというものであります。また、太田市宝泉公民館については、新行政センターの竣工に伴い、旧公民館の料理実習室を工作室に変更するものであります。
委員からの質疑を申し上げますと、センター及び各公民館における施設使用申し込みの社会教育団体とその他の団体における受付期間の不公平について質疑があり、このことについては、社会教育の充実を図ることが目的の施設であることから、社会教育団体を主体として申請の規程により利用をお願いしているとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第121号 太田市生涯
学習センター条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、太田市生涯学習センターの施設利用を促進し、生涯学習及び芸術文化活動の振興を図るために、市内の団体に係る使用料を無料とするよう、条例の一部改正を行うというものであります。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第122号 太田市茶会所「大光庵」条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、太田市茶会所「大光庵」の施設利用を促進し、教育及び文化振興の向上を図るため、施設使用料のうち市内利用者に係る使用料を無料にするよう、条例の一部改正を行うというものであります。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました18議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(斉藤幸拓) これより質疑に入ります。
ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論
○議長(斉藤幸拓) 議事の都合により、議案第105号から第122号までの18案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。
それでは、討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
最初に、1番水野正己議員。
◆1番(水野正己) 日本共産党の水野正己です。それでは、議案第110号 太田市
尾島健康福祉増進センター条例の制定についてに対する反対討論を行わせていただきます。
本案は、太田市尾島健康福祉増進センターの開設に伴うものでありますが、この本案を考える場合には、同じ太田市内にあり、同様の性格、目的を持ち、また近隣に設置開設されている太田市新田福祉総合センター、ユーランド新田の料金体系との比較に着目せざるを得ません。あえて申し上げますが、市内住民が利用する場合の料金について申し上げますと、大人では本案も新田福祉総合センターも料金に格差はありませんが、子供の料金でいえば、本案では200円、新田福祉総合センターでは100円、また就学前児童については、新田福祉総合センターでは無料、そして障害者についていえば、本案では200円に対し、新田福祉総合センターでは無料となっております。同様に、70歳以上という高齢者に配慮した料金体系についても、本案では改めて盛り込まれてはおりませんが、新田福祉総合センターでは、70歳以上ついては100円とされております。この利用する場合の料金は、本案では入館時間から3時間以内、新田福祉総合センターでは2時間以内の料金と、時間に若干の差異はあるものの、同じ市内で近隣に開設されることになる2つの同じ目的と性格を持つ施設の料金体系に格差が生じることは認められるものでないということをもう一度申し上げて、反対討論を終わります。
○議長(斉藤幸拓) 次に、39番太田けい子議員。
◆39番(太田けい子) 公明クラブの太田です。通告に従い、議案第110号 太田市
尾島健康福祉増進センター条例の制定について、原案に賛成の立場から討論をさせていただきます。
本条例制定の目的は、新田水質浄化センター建設に伴い、備前島地区周辺整備事業の一環として、温泉を利用した健康増進施設として尾島健康福祉増進センターを設置し、市民をはじめとする、だれもが利用できる施設として運営しようとするものであります。
こうしたことから、センターの施設の内容も、健康の維持、増進を図り、介護を必要としない健康で自立した生活を送ることができるよう、浴室とサウナ、露天風呂を備え、加えて歩行浴により、下半身を中心に全身の機能回復や強化を行えるプールも備えているとのことであります。また、健康相談や健康に関する講習会の開催等を取り入れ、ソフト面でも充実を図っていく計画とのことであり、これらのことから、尾島健康福祉増進センターは、若い人からお年寄りの方まで、心身ともに健康を志向した幅広い利用者を対象とした施設であり、小さなお子さんから障害者の方にも配慮したものとなっていますので、市民の健康増進に十分寄与できる施設であると考えます。したがいまして、本条例の制定について賛成の意を表明しまして、私の賛成討論といたします。
○議長(斉藤幸拓) 次に、20番井野文人議員。
◆20番(井野文人) 日本共産党の井野文人です。議案第115号 太田市
放課後児童クラブ条例の一部改正につきまして、賛成の立場から、ただ、幾つかの要望をあわせて討論を行いたいと思います。
2003年9月2日に施行された公の施設に係る地方自治法改正は、公の施設の設置目的を効果的に達成するために必要があると認めたときは、条例の定めるところにより、法人その他の団体であって、当該自治体が指定する指定管理者に、その公の施設の管理を行わせることができるという内容であります。したがって、自治体は直営する公の施設以外の施設に関しては、来年9月1日までに直営に戻すか、指定管理者制度に移行するかのいずれかを選択することになります。私たちは、この改正地方自治法の指定管理者制度が内包する危険な側面、例えば公共サービスの市場化、パブリックビジネスの株式会社等、民間企業への開放により、2つ目は、市場化テストになじまない公の施設への競争市場主義が導入され、3番目としては、公務労働の変質や雇用・労働条件の不安定化などに対して、何らの法的な抑止策がないことなどに強い懸念を持っております。
こうした中で、6月定例会において太田市公の施設に係る指定管理者の指定の手続に関する条例の制定について提案されました。条例の中身の問題では、指定管理者の公募の問題が第2条で述べられ、ただし、第5条の指定管理者の候補者選定の特例の中に、公募申請がなかった場合、あるいは審査の結果、適当な者がいないとき、そして最後に、市長などが適切な管理を確保するため、特に必要と認めるときの3つが規定されておりました。しかし、この手続条例案は、幾つかの重要な項目の規定が欠落していると私たちは判断をしたために、この手続条例には賛成できませんでした。
本9月議会には、従来の公共団体、または公共的団体などへの管理委託をしていた施設や公設、民営の学童クラブなどを含む56施設が、新たに指定管理者制度の導入の対象として提案されております。その中で、市場化テストになじまない、これは市長答弁でもいただいておりますが、学童クラブは手続条例第5条の市長などが適正な管理を確保するため、特に必要と認めるときの項を適用し、公募を回避したものと考えられます。現状を的確に把握した判断と考え、この条例には賛成したいと思います。
ただし、要望としては、指定管理者の次期更新前、3年間と言われておりますが、手続条例の中に、例えば、もともと公の施設の設置目的が住民の福祉の増進というふうに規定されていることも勘案して、経費の縮減を目的化しない、サービスの向上を目指すこと。また、首長や議員などのかかわる団体、会社や法人の指定管理者への参入を規制すること。また、社会的ルールとして雇用や賃金の遵守及びルールに違反したものに対する制裁を規定すること。次に、施設の性格によっては、対象を公共団体や公共的団体に限定するなどを手続条例に明記することを要望し、私の賛成の立場からの討論を終わります。
◎ 討 論 終 局
○議長(斉藤幸拓) 以上で通告による討論は終わりました。
他に討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(斉藤幸拓) これより採決いたします。
最初に、議案第105号を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第106号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第107号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第108号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第109号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第110号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(斉藤幸拓) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第111号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第112号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第113号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第114号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第115号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第116号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第117号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(斉藤幸拓) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第118号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(斉藤幸拓) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第119号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第120号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(斉藤幸拓) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第121号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(斉藤幸拓) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第122号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(斉藤幸拓) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
◎ 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第102条の規定により報告します。
平成17年9月12日
太田市議会議長
斉 藤 幸 拓 様
市民経済常任委員長 深 澤 直 久
記
┌───────┬────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名
│議決の結果│
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第123号│おおた
NPOセンター条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第124号│太田市斎場条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第125号│太田市文化施設条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第126号│太田市体育施設条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第127号│太田市
農村環境改善センター条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第128号│太田市
農業近代化資金融通措置条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第129号│太田市
農漁業災害対策特別措置条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第130号│
太田国際貨物ターミナル条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第131号│太田市勤労会館条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第132号│太田市新田緑の
リサイクルセンター条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第133号│太田市戸別浄化槽の整備に関する条例の制定について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第134号│太田市火災予防条例の一部改正について │ 原案可決 │
└───────┴────────────────────────────────┴─────┘
○議長(斉藤幸拓) 次に、日程第4、議案第123号から第134号までの12案を一括議題といたします。
12案は市民経済委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに深澤直久委員長から報告を求めます。
◎市民経済常任委員長(深澤直久) ご指名によりまして、市民経済委員長報告を申し上げます。
去る9月6日に本会議で付託されました議案第123号から議案第134号までの12議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は、9月12日に委員全員及び執行者の出席のもとに委員会を開催し、審査を行いました。提案理由及び議案の内容につきましては、9月2日の本会議において説明を受けたとおりでございますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。
初めに、議案第123号 おおた
NPOセンター条例の一部改正についてご報告を申し上げます。本案は、地方自治法の改正により地方公共団体が設置する公の施設の管理に指定管理者制度が導入されたことに伴いまして、本条例の一部を改正するものであります。
委員からの主な質疑等を申し上げますと、指定管理者を公募するとのことだが、非営利団体であるNPOのために立ち上げたこのセンターを営利団体が管理するということも考えられるため、公募はなじまないのではないかとの質疑があり、このことについては、NPO活動をしている者であるといった条件を付して、管理者にふさわしい者を公募したいとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成多数により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第124号 太田市斎場条例の一部改正についてご報告を申し上げます。本案は、地方自治法の改正により地方公共団体が設置する公の施設の管理に指定管理者制度が導入されたことに伴いまして、本条例の一部を改正するものであります。
委員からの主な質疑等を申し上げますと、斎場が指定管理者を公募するに当たっての考え方について質疑があり、このことについては、指定管理者制度を導入することにより経費節減や住民サービスの向上を図ろうとするものであり、斎場についてもこの趣旨に基づき広く指定管理者を公募したいとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成多数により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第125号 太田市文化施設条例の一部改正につきましてご報告を申し上げます。本案は、地方自治法の改正により地方公共団体が設置する公の施設の管理に指定管理者制度が導入されたことに伴いまして、本条例の一部を改正するものであります。
委員からの主な質疑・意見を申し上げますと、指定管理者制度導入に伴う条例の一部改正における損害賠償にかかる条文が、本条例では「賠償しなければならない」とあるが、他の条例では「現状に回復しなければならない」とあるものもあり、統一を図った方がよいのではないかとの意見がありました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第126号 太田市体育施設条例の一部改正についてご報告を申し上げます。本案は、地方自治法の改正により地方公共団体が設置する公の施設の管理に指定管理者制度が導入されたことに伴いまして、本条例の一部を改正するものであります。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第127号 太田市
農村環境改善センター条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、地方自治法の改正により地方公共団体が設置する公の施設の管理に指定管理者制度が導入されたことに伴いまして、本条例の一部を改正するものであります。
委員からの主な質疑等を申し上げますと、指定管理者を公募するのかとの質疑があり、このことについては、公募しない予定であるとのことでありました。また、現在、管理を受託している社団法人農業振興公社への太田市の出資比率についての質疑がありました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第128号 太田市
農業近代化資金融通措置条例の一部改正についてご報告を申し上げます。本案は、法律の名称が農業近代化資金助成法から農業近代化資金融通法に改められたことによりまして、本条例第2条中の「農業近代化資金助成法」を「農業近代化資金融通法」に改めるものであります。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第129号 太田市
農漁業災害対策特別措置条例の一部改正についてご報告を申し上げます。本案は、法律の名称が農業近代化資金助成法から農業近代化資金融通法に改められましたことによりまして、本条例第12条中の「農業近代化資金助成法」を「農業近代化資金融通法」に改めるものであります。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第130号
太田国際貨物ターミナル条例の一部改正についてご報告を申し上げます。本案は、地方自治法の改正により地方公共団体が設置する公の施設の管理に指定管理者制度が導入されたことに伴いまして、本条例の一部を改正するものであります。
委員からの主な質疑等を申し上げますと、指定管理者を公募するのかとの質疑があり、このことについては、公募しない予定であるとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第131号 太田市勤労会館条例の一部改正についてご報告を申し上げます。本案は、地方自治法の改正により地方公共団体が設置する公の施設の管理に指定管理者制度が導入されたことに伴いまして、本条例の一部を改正するものであります。
委員からの主な質疑等を申し上げますと、指定管理者を公募するのかとの質疑があり、このことについては、公募しない予定であるとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第132号 太田市新田緑の
リサイクルセンター条例の一部改正についてご報告を申し上げます。本案は、地方自治法の改正により地方公共団体が設置する公の施設の管理に指定管理者制度が導入されたことに伴いまして、本条例の一部を改正するものであります。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第133号 太田市戸別浄化槽の整備に関する条例の制定についてご報告を申し上げます。本案は、市街化調整区域内で実施してまいりました農業集落排水整備事業にかわるものとして、環境省から浄化槽市町村整備推進事業が示されましたことに伴いまして、既存の農業集落排水整備事業と比較し、工期、コスト、対費用効果等の経済性にすぐれている本事業を推進するとともに、戸別浄化槽によるし尿等の適正な処理を図り、快適で質の高い生活環境を創出するために、事業を実施するに当たり必要な条例を新たに制定するものであります。
委員からの主な質疑等を申し上げますと、まず市街化区域以外において農業集落排水事業での整備を推進するのか、それともこの戸別浄化槽事業を推進するのかとの市の方針に対する質疑があり、このことについては、戸別浄化槽事業は農業集落排水事業と比較をして約4分の1から5分の1の費用で整備が可能であり、工期も短く済むため、今後は、この事業での整備を推進したい。また、事業実施を希望する地区が多いようであれば、計画的に推進するための政策的な決定をしていきたいとのことでありました。
次に、藪塚本町地区における第2次下水道整備事業では、県との調整が難航し、認可の見通しが立っていないが、こうした事業計画をこの戸別浄化槽事業により推進することは考えていないのかとの質疑があり、このことについては、新市が旧藪塚本町の事業計画をすべて引き継いでいる。よって、計画されていた事業が実施できるよう今後も調整していきたいとのことでありました。さらに、第4条に住宅所有者等は戸別浄化槽の設置を申請できるとあるが、どのように行えばよいのかとの質疑があり、このことについては、この事業は区域を定めて国に申請するものであり、何戸以上でなければならないという規定はないが、地域がある程度まとまった中で申請していただきたいとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第134号 太田市火災予防条例の一部改正についてご報告を申し上げます。本案は、消防法等の改正に基づき、指定数量未満の危険物並びに指定可燃物関係の基準の改正、火気使用設備としての燃料電池発電施設の規定の追加及び住宅用防災警報器の設置を義務づける規定を新設するために、本条例の一部を改正するものであります。
委員からの主な質疑等を申し上げますと、住宅用防災警報器については火気を使用しない住宅でも設置義務があるのかとの質疑があり、このことについては、欧米ではこの警報器を住宅に設置することにより、火災による死者が半減している。そのことを受けて消防法が改正されたものであり、火気使用の有無にかかわらず、身の安全確保のため設置を義務づけるものであるとのことでありました。また、住宅用防災警報器は階段と寝室にそれぞれ設置しなければならないのかと質疑があり、このことについては、寝室が1階にあるのであれば、寝室のみに設置すればよく、2階に寝室がある場合は、階段と寝室に設置が義務づけられるとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました12議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(斉藤幸拓) これより質疑に入ります。
ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論
○議長(斉藤幸拓) 議事の都合により、議案第123号から第134号までの12案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。
それでは、討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
最初に、36番小林佐登子議員。
◆36番(小林佐登子) 36番日本共産党の小林佐登子でございます。議案第123号に対しまして反対討論をさせていただきます。
おおた
NPOセンター条例の一部改正についてでございますけれども、これは指定管理者制度が導入されたことによりまして、NPOセンターも公募をいたしたいということでありました。指定管理者制度につきましては、既に同僚の議員であります井野議員から、6月議会、そして先ほどのお話の中でもございましたので、それを踏まえまして述べてみたいと思います。
広報おおた、市長エッセイあまくちかるくち、平成14年1月1日号、その文中に、太田市は小さな市役所で大きなサービスが基本的な戦略であり、行政改革の目的は市民の幸せにある。さらに、行政のコストを見直し、節約したお金を新しい市民ニーズに対応させていく。そうすれば、元気なまちのままであり続けることができると市民に約束し、行政改革を地道にやり、順調に推移をしている。NPO、民間の非営利組織に行政の仕事をやってもらっており、大活躍である。今年はもっとNPOの出番を拡大していくつもりだとあり、さらに官から民への移行はNPOが中心的な役割を担うだろう。太田市での取り組みを見ても、民間の力抜きでまちづくりは考えられない時代になってくる、とありました。これはところどころ要約をさせていただいておりますけれども、非常に高く買っておられるこのNPO団体、非営利の団体に、特にこのNPO団体というのは市民の有志がつくった団体であることを踏まえて思いますと、一定の条件は付しておりますけれども、やはり公募になじまないのではないかということを申し上げまして、反対討論とさせていただきます。
○議長(斉藤幸拓) 次に、10番越塚順一議員。
◆10番(越塚順一) 藪塚クラブの越塚です。通告に従い、議案第123号 おおた
NPOセンター条例の一部改正について、賛成の立場から討論させていただきます。
おおたNPOセンターにつきましては、ボランティア・NPOの活動の健全な発展を支援するとともに、広くボランティア・NPOをはじめ、市民の皆様に気軽に集い、情報交換、交流及び連携を深める場を提供するため、平成13年7月に太田市勤労会館へ設置され、平成15年12月にイオンショッピングセンター内に移転し、現在に至っているとのことであります。
今回、提案されましたおおた
NPOセンター条例の一部改正につきましては、平成15年6月の地方自治法の改正により指定管理者制度が創設され、従来は、公の施設の管理は市が直接行うほかは、市の出資法人や公的団体のみが行うこととされておりましたが、この制度の創設で、民間団体でも公の施設の管理を行うことができるようになりました。多様化する住民ニーズに、より効果的かつ効率的に対応し、住民サービスの向上と経費の節減を図るため、おおたNPOセンターの管理運営については、応募資格や選定基準を設け、広く公募を図り、公の施設の管理に民間の能力を導入し、ボランティア・NPOのみならず、市民が平等に安心して利用でき、かつ施設の効率的運営を図ることにより、所期の目的が達成できるものと考えられます。
以上、これらのことを勘案すると、本案は合理性、妥当性のあるものと考えられ、賛成の意を表しまして、私の賛成討論といたします。
○議長(斉藤幸拓) 次に、20番井野文人議員。
◆20番(井野文人) 日本共産党の井野文人です。議案第124号 太田市斎場条例の一部改正について、反対の立場から討論を行います。
本条例は、先ほども申し上げた2003年9月2日に施行された、公の施設に係る改正地方自治法の定めによって、必要があると認められる場合は、条例の定めるところにより、法人その他の団体であって、太田市が指定する指定管理者に市の斎場施設の管理を行わせようとするものであります。
問題の本質は本条例ではなく、先ほどの議案で申し上げたとおり、太田市の公の施設に係る指定管理者の手続に関する条例の第2条で、指定を受けようとする団体の公募の適用の是非の問題だと考えております。太田市の斎場は、公の施設として、長年、市の直営で運営されてきました。2001年8月より公共的団体であるJA太田市に管理委託されたものであります。JAは古くから互助会的な発想から出発し、本市から管理委託を受けるかなり以前から葬祭事業には参入しておりました。したがって、葬祭事業に関する一定のノウハウの蓄積もあり、JAも斎場管理にさほどの抵抗感もなく今日まで来ました。今回提案の指定管理者の公募による斎場管理者の選定に、どのようなメリットがあるのか、大変疑問に思っております。
現在、市内の葬祭事業者は、例えばN社、G社、T社、S社、K社、F社、NO社、SA社など、ざっと七、八社が思い浮かびます。大変活況を呈している業界だと思われます。しかし、これらの事業者は、いずれも最終的には利益を求める民間企業であります。私は何よりも、極めて厳粛な人間の死とその遺体の処理にかかわる斎場の管理運営は、官から民へとか、民でできるものは民でという市場原理優先であってほしくありません。
次に、むしろ斎場の運営などは、直営が望ましいと思います。少なくとも直接的に利益追求を目的としない公共団体か公共的団体に斎場の運営は限定すべきではないかと思います。
3番目に、現在、管理委託を受けているJA太田市の運営に、もし問題があるとするならば、改善すべき項目は行政と十分協議の上、到達目標を設定し、公募によらず指定管理者にそのまま指定すべきではないでしょうか。
最後に、特定の民間事業者が指定管理者になった場合の斎場の管理運営が公平を担保できるのかどうか、むしろ損なわれてしまう可能性を指摘し、私の反対討論を終わりたいと思います。
○議長(斉藤幸拓) 次に、41番富宇賀肇議員。
◆41番(富宇賀肇) 葵クラブの富宇賀です。通告に従い、議案第124号 太田市斎場条例の一部改正につきまして、賛成の立場から討論させていただきます。
今回提案された太田市斎場条例の一部改正ですが、平成15年6月の地方自治法の改正により、指定管理者制度が創設されました。これにより、従前の公の施設の管理委託を市の出資法人、公共的団体に規定していたものが、民間団体にも管理運営ができることになりました。民間のノウハウを活用することにより、施設の効率化と市民サービスの向上や経費の削減等、合理的な管理運営が期待できるようになったものです。
現在の太田市斎場は、昭和58年に竣工し、人口の増加に伴い、平成6年には大改修を実施し、平成14年からは通夜も行うなど、市民の要望にこたえ、利用しやすい施設整備を行ってきたとのことであります。しかし、民間の式場が開設されるに伴い、利用件数も減少の一途をたどってきているとのことであります。そうした中で、利用の効率的な運営を図るため、平成13年8月に斎場の管理について、太田市農業協同組合に委託し、市民サービスの向上を図るとともに、経費の削減等、合理化に努力をされておりますが、今回の改正により、指定管理者を広く公募し、さらに市民サービスの向上、経費の削減、施設の利活用の効率化が達成できるものと考えられます。
以上、これらのことを勘案すると、本案は合理性、妥当性のあるものと考えられ、賛成の意を表しまして、私の賛成討論といたします。
◎ 討 論 終 局
○議長(斉藤幸拓) 以上で通告による討論は終わりました。
他に討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(斉藤幸拓) これより採決いたします。
最初に、議案第123号を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(斉藤幸拓) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第124号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(斉藤幸拓) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第125号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第126号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第127号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第128号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第129号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第130号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第131号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第132号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第133号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第134号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
◎ 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第102条の規定により報告します。
平成17年9月13日
太田市議会議長
斉 藤 幸 拓 様
都市建設常任委員長 高 橋 美 博
記
┌───────┬────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名
│議決の結果│
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第 98号│太田市水道施設を熊谷市住民が利用することに関する協議について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第135号│太田市まちなか交流館くらっせ条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第136号│太田市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第137号│太田市
水道事業給水条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第144号│市道路線の廃止及び認定について │ 原案可決 │
└───────┴────────────────────────────────┴─────┘
○議長(斉藤幸拓) 次に、日程第5、議案第98号、第135号から第137号及び第144号の5案を一括議題といたします。
5案は都市建設委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに高橋美博委員長から報告を求めます。
◎都市建設常任委員長(高橋美博) ご指名によりまして、都市建設委員長報告を申し上げます。
去る9月6日に本委員会に付託されました議案第98号、議案第135号から議案第137号及び議案第144号の5議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は9月13日に委員全員及び執行者の出席のもとに委員会を開催し審査を行いました。提案理由及び議案の内容につきましては、9月2日の本会議においてそれぞれ説明を受けましたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。
それでは初めに、議案第98号 太田市水道施設を熊谷市住民が利用することに関する協議についてご報告申し上げます。本案は、埼玉県妻沼町が平成17年10月1日をもって熊谷市との合併を予定しているため、現在、太田市の上水道給水区域として給水を受けている同町の大字小島地区が合併後も引き続き太田市水道施設を利用して給水が受けられるよう、地方自治法第244条の3に規定する公の施設の区域外設置により協議を行うものであります。
委員からの質疑は特になく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
続きまして、議案第135号 太田市まちなか交流館くらっせ条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、太田市まちなか交流館くらっせの管理について、指定管理者による管理ができるよう、条例の一部を改正するものであります。
それでは、委員からの質疑について申し上げます。初めに、管理が指定管理者に移行された場合の維持管理費の負担に関する質疑があり、このことについては、施設の利用料あるいは施設でのイベント等による収入が指定管理者の収入となるので、それを充てて運営を行っていただくとのことでありました。また、関連して、行政からの運営面の支援に関する質疑があり、このことについては、県の補助金である、まちうち再生総合支援事業を充てる方向で当面二、三年は対応し、その後は運営の状況に応じて検討したいとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
続きまして、議案第136号 太田市水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案は、先ほどご報告申し上げた議案第98号に関連して、妻沼町が平成17年10月1日をもって熊谷市と合併するため、条文中の「埼玉県大里郡妻沼町大字小島」を合併後の地名である「埼玉県熊谷市妻沼小島」に改めるものであります。
委員からの質疑は特になく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
続きまして、議案第137号 太田市
水道事業給水条例の一部改正についてご報告申し上げます。本案もただいまの議案第136号と同様に、妻沼町の合併に関連して、条文中の「埼玉県大里郡妻沼町大字小島」を合併後の地名である「埼玉県熊谷市妻沼小島」に改めるものであります。
委員からの質疑は特になく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
続きまして、議案第144号 市道路線の廃止及び認定についてご報告申し上げます。本案は、北関東自動車道(仮称)太田パーキングエリアの建設に伴い、建設予定地内等にかかる5路線、延長851.4メートルを廃止し、2路線、延長390.7メートルを認定するものであります。
委員からの質疑は特になく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました議案第98号、議案第135号から議案第137号及び議案第144号の5議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(斉藤幸拓) これより質疑に入ります。
ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論(終局)
○議長(斉藤幸拓) 議事の都合により、議案第98号、第135号から第137号まで及び第144号の5案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。
それでは、討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(斉藤幸拓) これより採決いたします。
最初に、議案第98号を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第135号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第136号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第137号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第144号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
◎ 副 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第102条の規定により報告します。
平成17年9月13日
太田市議会議長
斉 藤 幸 拓 様
都市建設常任副委員長 新 島 近 夫
記
┌───────┬────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名
│議決の結果│
├───────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第143号│財産の取得について │ 原案可決 │
└───────┴────────────────────────────────┴─────┘
○議長(斉藤幸拓) 次に、日程第6、議案第143号を議題といたします。
◎ 議 長 交 代
○議長(斉藤幸拓) 本案の審議に当たりましては、私も除斥の対象となりますので、副議長と交代いたします。
(議長退席、副議長議長席に着席)
○副議長(永田洋治) 議長と交代いたしました。しばらくの間、議長の職を務めます。
◎ 除 斥
○副議長(永田洋治) 地方自治法第117条の規定により、斉藤幸拓議長、深澤直久議員、高橋美博議員、福田義雄議員、本田一代議員及び茂木義市議員の退席を求めます。
(斉藤幸拓議長、深澤直久議員、高橋美博議員、福田義雄議員、本田一代議員
及び茂木義市議員退席)
○副議長(永田洋治) 本案は都市建設委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに新島近夫副委員長から報告を求めます。
◎都市建設常任副委員長(新島近夫) ご指名によりまして、都市建設副委員長報告を申し上げます。
去る9月6日に本委員会に付託されました議案第143号 財産の取得について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は、9月13日に委員全員及び執行者の出席のもと委員会を開催いたしましたが、審査に当たり高橋委員長が土地開発公社の理事であるため、除斥になったことから17名の委員により審査を行いました。提案理由及び議案の内容につきましては、9月2日の本会議においてそれぞれ説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。
本案は、(仮称)尾島親水公園用地として、尾島東部土地区画整理事業区域に隣接する同地を公園として整備、管理を図るべく、用地を取得するものであり、太田市岩松町18番地ほか16筆、1万6,311平方メートルを太田市土地開発公社から取得するものであります。
委員からの質疑は特になく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託された議案第143号につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、副委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○副議長(永田洋治) これより質疑に入ります。
ただいまの副委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○副議長(永田洋治) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論(終局)
○副議長(永田洋治) これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○副議長(永田洋治) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○副議長(永田洋治) これより採決いたします。
本案を副委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○副議長(永田洋治) 起立全員、よって本案は副委員長報告のとおり決定いたしました。
◎ 除 斥 の 解 除
○副議長(永田洋治) 斉藤幸拓議長、深澤直久議員、高橋美博議員、福田義雄議員、本田一代議員及び茂木義市議員の入場を許します。
(斉藤幸拓議長、深澤直久議員、高橋美博議員、福田義雄議員、本田一代議員
及び茂木義市議員入場)
◎ 議 長 交 代
○副議長(永田洋治) 以上をもちまして、議長の職務を終了し、議長と交代いたします。
(副議長退席、議長議長席に着席)
◎ 休 憩
午後3時2分休憩
○議長(斉藤幸拓) この際、暫時休憩いたします。
◎ 再 開
午後3時20分再開
○議長(斉藤幸拓) 休憩前に続き会議を開きます。
◎ 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第102条の規定により報告します。
平成17年9月20日
太田市議会議長
斉 藤 幸 拓 様
決算特別委員長 武 藤 泰
記
┌──────┬────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名
│議決の結果│
├──────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第76号│平成16年度旧太田市
歳入歳出決算認定について │ 認 定 │
├──────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第77号│平成16年度旧太田市
水道事業会計の決算認定について │ 認 定 │
├──────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第78号│平成16年度旧太田市
下水道事業等会計の決算認定について │ 認 定 │
├──────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第79号│平成16年度尾島町
歳入歳出決算認定について │ 認 定 │
├──────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第80号│平成16年度新田町
歳入歳出決算認定について │ 認 定 │
├──────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第81号│平成16年度新田町
水道事業会計の決算認定について │ 認 定 │
├──────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第82号│平成16年度
藪塚本町歳入歳出決算認定について │ 認 定 │
├──────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第83号│平成16年度太田市外三町
交通災害共済組合歳入歳出決算認定について│ 認 定 │
├──────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第84号│平成16年度
太田地区消防組合歳入歳出決算認定について │ 認 定 │
├──────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第85号│平成16年度
太田地区農業共済事務組合歳入歳出決算認定について │ 認 定 │
├──────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第86号│平成16年度太田市
歳入歳出決算認定について │ 認 定 │
├──────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第87号│平成16年度太田市
水道事業会計の決算認定について │ 認 定 │
├──────┼────────────────────────────────┼─────┤
│議案第88号│平成16年度太田市
下水道事業等会計の決算認定について │ 認 定 │
└──────┴────────────────────────────────┴─────┘
○議長(斉藤幸拓) 次に、日程第7、議案第76号から第88号までの13案を一括議題といたします。
13案は決算特別委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに武藤泰委員長から報告を求めます。
◎決算特別委員長(武藤泰) ご指名によりまして、決算特別委員会の委員長報告を申し上げます。
去る9月6日、本会議において付託されました議案第76号 平成16年度旧太田市
歳入歳出決算認定について、議案第77号 平成16年度旧太田市
水道事業会計の決算認定について、議案第78号 平成16年度旧太田市
下水道事業等会計の決算認定について、議案第79号 平成16年度尾島町
歳入歳出決算認定について、議案第80号 平成16年度新田町
歳入歳出決算認定について、議案第81号 平成16年度新田町
水道事業会計の決算認定について、議案第82号 平成16年度
藪塚本町歳入歳出決算認定について、議案第83号 平成16年度太田市外三町
交通災害共済組合歳入歳出決算認定について、議案第84号 平成16年度
太田地区消防組合歳入歳出決算認定について、議案第85号 平成16年度
太田地区農業共済事務組合歳入歳出決算認定について、議案第86号 平成16年度太田市
歳入歳出決算認定について、議案第87号 平成16年度太田市
水道事業会計の決算認定について及び議案第88号 平成16年度太田市
下水道事業等会計の決算認定についての13案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は、9月15日と16日及び20日の3日間にわたり、執行者及び委員、オブザーバー全員の出席のもとに熱心な議論を行い、かつ慎重に決算審査を行ったものであります。なお、本特別委員会の審査の詳細な内容につきましては、後日、会議録が配付されますので、よろしくお願い申し上げます。
それでは、決算審査における主な質疑、意見及び要望等について、順次ご報告申し上げます。
最初に、第1日目の尾島町・新田町・藪塚本町に係る決算についてご報告申し上げます。
まず、尾島町の決算につきましてご報告申し上げます。一般会計の歳入につきましては、町民税の滞納繰越縮減策のこと、財産収入における町有財産土地売払収入のこと、寄付金における中島航空記念館建設資金の現状と今後のこと等について質疑がありました。
続いて、一般会計の歳出ですが、2款総務費につきましては、公用車の合併後の活用状況のこと、防犯灯の設置基準のこと、交通安全施設設置工事のこと、公図画像データ化業務委託料のこと等について質疑がありました。
4款衛生費につきましては、予防接種医療機関委託料の増額理由について質疑がありました。
7款商工費につきましては、産業まつりに対する補助金についての質疑がありました。
8款土木費につきましては、尾島東部土地区画整理事業について質疑があり、このことについては、地価の低迷が続いているため、購買促進対策を講ずるとともに、今日の経済状況に応じた事業見直しを図る必要があるので、方策を検討しているとのことでありました。さらに、町道世良田安養寺線改良事業、緊急町道整備事業及び尾島東部土地区画整理関連事業それぞれの進捗状況のこと、河川堤防の雑草刈り払いに係る委託料及び報償費の内容のこと、町営住宅跡地の利用計画のこと等について質疑がありました。
10款教育費につきましては、小中学校における省エネ、環境対策についての質疑があり、このことについては、旧太田市の小中学校が既に取り組んでいるISO14001の認証取得を旧3町の学校についても拡大し、平成18年度を目途に取り組みを続けたいとのことでありました。さらに、学校給食費の滞納繰越額のこと、子ども週末クラブの活動成果のこと、人権教育推進事業の状況のこと、遺跡整理事業における市民への広報のこと、各種文化財の保護管理のこと等についての質疑がありました。
また、特別会計につきましては、国民健康保険特別会計においては被保険者延滞金のこと、介護保険特別会計においては家族介護支援事業及び認定調査事業のことについて質疑がありました。
さらに、総論的な部分で、藪塚本町の決算とともに合併の事由により生じた歳入歳出差し引きの不足額とそれに充てる一時借入金について質疑がありました。
次に、新田町の決算につきましてご報告申し上げます。一般会計の歳出ですが、3款民生費につきましては、福祉医療費の扶助状況のこと、保育入園適齢世帯の所得調査のこと、民間保育委託事業及び民間保育所補助事業の状況のこと等について質疑がありました。
4款衛生費につきましては、浄化槽設置整備事業の実績のこと、廃棄物の処理状況のこと、緑のリサイクル施設建設工事のこと、環境みらいの森建設事業及び中部工業団地環境整備事業の調査結果のこと等について質疑・要望がありました。
6款農林水産業費につきましては、農業振興のこと、農業後継者育成基金のこと、畜産経営環境改善事業のこと、石田川排水対策事業のこと、桜並木太平記街道整備事業の進捗状況のこと等について質疑がありました。
8款土木費につきましては、都市計画道路網交通解析調査の結果について質疑がありました。
10款教育費につきましては、綿打公民館建設事業についての質疑があり、このことについては、建設基本構想を定め、新市実施計画に沿った事業化を行いたいとのことでありました。また、新田荘遺跡整備事業に係るものとして、重殿水源周辺整備事業及び生品神社周辺整備事業それぞれの進捗状況についての質疑があり、このことについては、ともに駐車場整備のための用地買収を行ったとのことであり、今後は整備計画を策定し、新田荘遺跡全体の整備計画とともに関係機関と連携を図りながら整備に向けて動きたいとのことでありました。
次に、藪塚本町の決算につきましてご報告申し上げます。一般会計の歳出ですが、2款総務費につきましては、各種目的基金の概要と今後の取り扱いのこと、公用車の今後の取り扱いのこと等について質疑がありました。
4款衛生費につきましては、浄化槽、下水道等が導入されることに伴う、し尿処理費の変動の見通しのことについて質疑がありました。
6款農林水産業費につきましては、総予算に含まれる農林水産業費の割合を引き上げ、意欲的な地域には予算の傾斜配分を検討してはどうかとの質疑があり、このことについては、農業生産高が県内第2位のまちとなるので、各地域の農業生産の実態を考慮していきたいとのことでありました。さらに、園芸用廃プラスチックの処理状況のこと、森林病害虫防除事業及び有害鳥獣駆除事業の経緯と今後のことについて質疑・要望がありました。
7款商工費につきましては、東部ふるさと公園整備事業の進捗に関する質疑と早期実現に向けた要望がありました。
8款土木費につきましては、藪塚駅ステーション整備事業の進捗に関する質疑があり、このことについては、測量、地質調査及び建物調査等を実施し、支障物件3棟、すべて移転契約がなされ、11月末で契約に基づいて移転が完了する見込みとのことでありました。また、関連して同駅の利用客向上のための周辺施設等の整備について要望がなされました。さらに、陳情道路整備の実施状況と早期着工のこと等について質疑・要望がなされました。
続いて、2日目は消防費、教育費、
水道事業会計に係る項目を除いた新旧太田市の決算審査を行いました。
まず、一般会計の歳入につきましては、市債の増加理由と今後の見通しについての質疑があり、このことについては、償還元金を超えない市債の発行により市債の縮減に努めてきたが、臨時財政対策債等の国の制度により、結果として増加することとなってしまった。今後は、合併特例債など有利性のあるものを活用するなど起債を厳選し、次世代への負担を減らすべく、健全財政の堅持に努めたいとのことでありました。また、収入未済額が非常に多く、税滞納者の氏名の公表や群馬租税債権管理機構といった一部事務組合設立による税滞納に対する諸施策は展開できないのかとの質疑があり、このことについては、制度上難しく、十分な検討が必要であるが、今後も納税指導、広報等による納税意識の啓発、滞納者への行政サービスの制限及び土日開庁も含めた多くの納税窓口の設置等により、積極的に税滞納対策に取り組むとともに、その縮減に努めたいとのことでありました。さらに、自主財源と依存財源の状況と今後の見通しのこと、決算剰余金の取り扱いのこと、市内各施設の使用料の徴収状況と無料化による減収額のこと、市営住宅の家賃滞納者への対応のこと、プライバシー保護のための住民基本台帳の閲覧規制のこと等、多くの質疑・要望が出されました。
続いて、歳出の1款議会費から3款民生費まで、12款公債費から14款予備費まで及び国保・老人・介護の3特別会計並びに交通災害共済組合につきましては、バランスシートに市の有形固定資産が計上されているが、耐用年数を含め、今後の維持、補修、改修等の全体像を把握しているか、また今後の維持補修により財政運営に危惧が生じないかとの質疑があり、このことについては、維持補修には多額の経費が予想され、財政的にも大変厳しいが、今後の維持補修や建てかえの必要性の有無も含め、計画的に財政運営を行いたいとのことでありました。また、平成16年度から公立保育園への国の運営費負担金が廃止されることによる影響と今後の運営についての質疑があり、このことについては、合併により公立保育園が2園となり、人件費、維持費が大きな財政負担となっていることから、実情を把握しながら民間委託を検討したいとのことでありました。さらに、介護保険の現状と一般会計からの繰出額について質疑があり、このことについては、高齢者人口や要介護認定者数が年々増加傾向にあることから厳しい状況であり、一般会計からの繰出額も介護保険特別会計の12.5%に当たる6億円になるとのことでありました。ほかにも、全庁的な消耗品費の節減のこと、ブラジル人学校に対する地域住民からの苦情・相談状況と問題解決に向けた対策のこと、ISO9001の定期審査手数料のこと、太陽光を利用した防犯灯設置のこと、庁舎内のIT化と電気料金抑制のこと、高齢者祝い金事業の次世代支援事業への組み替えのこと、ファミリーサポートセンター運営事業のこと、国民健康保険税の納付率と統合の見通しのこと、高額療養費貸付基金貸し出しの増加原因のこと、介護認定審査会のこと等、多くの質疑・要望がありました。
4款衛生費から7款商工費まで及び競輪特別会計、
下水道事業等会計並びに農業共済組合事務組合につきましては、まほろば事業の成果と今後の事業展開についての質疑があり、このことについては、公共施設の省エネ改修により光熱費が大幅に縮減されるとともに、4カ月間で森林換算をすると約34ヘクタール分の二酸化炭素の排出削減がされた。今後も公共施設の省エネ改修を進めるとともに、市民の環境意識を高めるべく、広報等で周知を図っていきたいとのことでありました。また、ミックスペーパーの回収状況についての質疑があり、このことについては、回収量は年々着実に増えており、今後も市民への積極的な周知を行い、当面、拠点回収により本事業を推進し、ごみの減量化を図っていきたいとのことでありました。さらに、インキュベータ事業の概要とものづくりのまちとしての新市の未来像についての質疑があり、このことについては、新たな産業を創出すべく、本事業により新規事業者への家賃補助と情報提供を行ってきたが、今後も産業技術センターや群馬大学との連携を図りながら、高度な技術者を養成するとともに、積極的な支援を行い、新太田市のものづくりがさらに発展するよう努めたいとのことでありました。ほかにも、24時間救急医療体制の整備と医師の確保のこと、指定ごみ袋への広告掲載のこと、灰溶融炉の運転状況と生成されたスラグの利用のこと、ニートやフリーターへの対策のこと、地産地消の推進と学校給食への地場産農作物の利用促進のこと等、多くの質疑・要望がなされました。
8款土木費、11款災害復旧費及び住宅新築資金等貸付特別会計並びに八王子山墓園特別会計につきましては、1市3町の合併により広範囲となった道路維持サービスについての質疑があり、これまでの道路補修については、市職員や道路パトロール隊、郵便局職員等からの連絡により対応を行っており、今後は旧3町エリアについても同様に実施していきたいとのことでありました。また、三枚橋駅前駐輪場管理委託のことについての質疑がありました。
続いて、最終日の3日目は新旧太田市の消防費、教育費、
水道事業会計に係る項目について審査を行いました。
まず、9款消防費につきましては、市職員等による消火体制と訓練状況のこと、市役所内への消防車配備による企業消防組織の推奨のこと等の質疑がありました。また、太田地区消防組合会計につきましては、罹災証明手数料の今後の減免の考え方、罹災証明書の発行場所についての質疑があり、手数料については、現在300円であるが、今後、関係部局と協議し、減免等の必要性について検討していきたい、また発行場所についても前向きに検討していきたいとのことでありました。
10款教育費につきましては、まず沢野小学校の移転・新築計画の現況及び学校区の考え方についての質疑があり、このことについては、当小学校は昭和44年に建築され、老朽化が著しく、運動場が狭いこと等から、全面移転を計画しているが、今年度は子供たちの安全、教育環境全体整備の面から、具体的な移転箇所の選定、通学区の検討を行い、来年度から設計、工事の実施を計画しており、平成20年の開校を目指していきたいとのことでありました。また、学校施設整備等に係る緊急及び老朽化の対応について質疑があり、このことについては、これまでもガラス等、緊急性を要するものについては即日修繕し、教育環境に悪影響を与えないような方向で努力をしているが、大きな修繕になると契約等の関係があり、教育委員会だけで対応するのは難しい現状があり、今後、担当課ともよく協議し、対応していきたいと考えている。また、義務教育施設の老朽化への対応としては、昨年度、緊急補修箇所等の調査を精力的に行い、その調査結果をもとに、今年度は緊急かつ重要なところから重点的に整備しているとのことでありました。さらに、養護学校の送迎用バスの民間委託について質疑があり、このことについては、養護学校の3台の送迎バスについて、更新時期を迎えているが、財政状況等を総合的に勘案し、買いかえによる更新、また生徒の送迎を民間委託するということも選択肢の一つとして、今後、調査研究していきたいと思うが、障害を持つ子供たちの送迎という事情も考慮し対応していきたいとのことでありました。さらに、奨学資金貸付金の滞納状況及び対策と今後の助成事業の展開のこと、芸術学校への市補助金と自己負担の考え方のこと、成人を祝う集いの今後の開催方法のこと、史跡金山城跡第2期整備基本構想の全体像のこと等、多くの質疑・要望がありました。
次に、公営企業会計の
水道事業会計に対する質疑・要望につきましてご報告を申し上げます。まず、東部水域水道受水施設の計画縮小による余剰地の地域への開放について質疑があり、このことについては、計画では市内南部の災害時の応急給水拠点として考えているが、現状では来年度から最低限の水を受水する施設として考えており、当面、用地の一部が空いていることから、地域から利用したいとの要望があれば、安全面の問題のクリアが必要となるが、十分な管理をしていただくという条件で、地元開放も前向きに考えて、要望にこたえていきたいとのことでありました。また、水道管等の工事後、仮舗装から本舗装までに約1年間かかることから、道に危険箇所があるのが現状であり、その辺を十分考慮し、市民に迷惑をかけないよう心がけるとともに、水道料金の整合性を持たせ、できる限り料金を安く設定していただきたいとの要望がありました。
次に、ただいま申し上げてまいりました多くの質疑・要望及び意見を踏まえての総括質疑につきましてご報告を申し上げます。
まず、経常収支比率の引き下げのための今後の取り組みについての質疑があり、このことについては、起債を減らすこと、人件費を削減することが改善の最大目標と考えているが、これからは1%まちづくり会議等を通じ、行政の分野であっても市民に入っていただき、業務等を担っていただくことも大事である。さらに、収入増対策として、公有地の売却、土地の開発、北関東自動車道周辺の工業団地のはかり売りでの分譲等を考えているが、税収を増やし、歳出を減らすという基本的な鉄則は守っていきたいとのことでありました。また、中心市街地から金山にかけてのまちづくり交付金による活性化の考えについて質疑があり、このことについては、御城道から金山にかけては本市の重点地区の一つであり、ぜひ中心市街地に元気になっていただきたい。区画整理事業は見直さなければならないと考えているが、これからのまちなかの活性化は行政と地域住民が協働関係を築くことが大切なことであり、まちづくり交付金は、まちなかの皆さんに頑張っていただきたいという行政の表現であるが、この事業を通じ、もう一度まちなかが元気になるよう努力していきたいとのことでありました。さらに、今後の起債計画と償還計画のこと、英語教育特区校への評価と私学助成金の今後の対応のこと、国保税の収納率向上対策と不均一課税に対する対応のこと、灰溶融炉から排出されるスラグの活用のこと等、多くの質疑がありました。
次に、討論につきましてご報告を申し上げます。旧1市3町とも一般会計、各特別会計及び企業会計において黒字になっており、厳しい財政の中、それぞれ適正な予算執行に努め、限られた財源を有効分配し、効果的かつ効率的な財政運営に努めたものと評価している。市債については、残高が約762億7,970万円と危惧しているところであり、合併特例債の発行にも慎重を期し、市債残高の縮減に向け取り組んでいただきたいと考えているが、三位一体改革の影響等、厳しい財政環境と合併という特殊事情の中、安定した歳入確保と歳出の有効な執行により健全な財政運営が行われたものととらえている。今後も地域の特性を生かした調和のとれたまちづくりを進めるとともに、健全財政を堅持し、新市全体の一体感の醸成と均衡ある発展に向け努力されることを要望し、賛成するとの討論。さらに、市税を中心とした自主財源の堅持をされたことは高く評価できる。また、太田英語教育特区校の校舎完成をはじめとする防犯対策や行政センターと市営住宅の併設による中心市街地の活性化への進展、灰溶融炉購入等による環境問題の積極的な取り組みのほか、外国人指導助手設置事業や国語や英語等を対象とした少人数学級事業等に取り組むなど、随所に成果が認められた。一方、経常収支比率や公債比率等、改善が必要な部分もあるが、健全な財政運営ができたものととらえており、今後、委員の意見、要望等を十二分に検討し、平成18年度の予算編成に反映していただくことを要望し、賛成するとの討論がありました。
採決を行った結果、委員全員の賛成より、平成16年度決算認定に係る議案第76号から第88号までの13案につきまして、認定すべきものと決定いたししまた。
なお、本特別委員会では、これまで議会における予算審査の趣旨が十分反映された決算となっているか、また予算が公正かつ有効的に執行されたかを主眼に審査をしてまいりましたが、執行者に対し、市民の信頼にこたえるため、行政執行と運営に当たっては、3日間の決算審査における質疑・要望及び意見を尊重し、来年度の予算編成に積極的に生かして取り組んでいただくよう強く要望した次第であります。
以上、決算特別委員会の審査内容を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(斉藤幸拓) これより質疑に入ります。
ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論
○議長(斉藤幸拓) 議事の都合により、議案第76号から第88号までの13案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。
それでは、討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
最初に、36番小林佐登子議員。
◆36番(小林佐登子) 日本共産党市議団の小林佐登子でございます。議案第76号 平成16年度旧太田市
歳入歳出決算認定についてに始まりまして、議案第81号まで、一括して反対討論を行いたいと思います。
平成16年度につきましては、これまでの決算とは違いまして、合併によって旧自治体となってしまったものを審議するという特殊な決算議会であり、非常に審議しにくいものであったわけです。
さて、旧太田市歳入歳出決算ですけれども、特に評価すべきは教育費、3K、暗い、汚い、臭いと言われる学校のトイレ改修を、平成14年度から平成16年度まで、既に旧市内31校中24校を改修整備をなされておられ、さらに今後も予定をされておられるとのこと。このことは清水市長の児童・生徒への教育環境整備を、トイレは学校の顔だから、やるべきこと、我慢すべきもののお考えの中で、学校内にいる児童・生徒が快適に過ごせる環境を早期につくってあげたいという思いのあらわれであろうと思います。また、学校給食におきましても、自校方式をされておられることは大変評価するところです。ちなみに、旧藪塚本町でも自校方式とのこと。旧新田町・旧尾島町では、学校給食センターになってしまったわけですけれども、今後もこの自校方式を貫いていただきたいことと、でき得るならば、すべての学校が自校方式に、さらに旧3町でも地場産野菜等も取り入れられているとのことです。今後は市内すべての学校において、児童・生徒に行き届いた教育を、また環境整備等、少人数学級や学校耐震化等の充実をお願いしたいと思います。
さて、平成16年度当初予算、福祉の面では、国保税が引き上げられたことによりまして、低所得者にさらなる重い負担となり、払いたくても払えない状況であろう方たちの滞納によって、資格者証や短期保険証の発行がなされている。このことは旧太田市内の問題だけではなく、旧3町も、国保税引き上げ等がなかったところもあるけれども状況は同じであり、太田市では、国保賦課税世帯が平成17年度4万1,660世帯あるうちの国保滞納世帯が8,015世帯、滞納世帯比率19.24%ということでありますので、合併後の国保税賦課状況によっては、さらなる広がりが懸念されます。よって、国保税の負担増を来さないように、だれもが安心して医者にかかれるよう最大限の行政支援を望みたいと思います。
また、企画費、IT関連事業の中では、決算質疑の中でお聞きしたところによりますと、収入的には黒字会計である。しかしながら、加入件数は減少しているとのこと。そうしますと、見えてくるのは先行きどうかという不安ということがあります。開設年度は平成13年4月、加入者25件から始まり、平成15年9月には2,480件、平成16年2,380件、平成17年2,320件、このIT関連事業はBBCOのことですけれども、企業が参入したことによりまして伸び悩みの中にあるとのこと。事業者側は講習会等をしたり、相談者にはきめ細かく相談に乗ったりと、経営努力はされておられるようですが、BBCOを開設しようと決断された当時は、市民の20%、1万件に加入してもらえれば2,000円代で利用できるようになると、お考えの中であったようですけれども、現在、月額利用料金2,880円、当初予定の1万件を下方修正し、3,000件とされたようですけれども、加入者微増の中、どのようになされるのか。井野議員の当初予算反対討論の指摘に耳を傾けていただき、清水市長のご英断をお願いしたいと思います。
次に、議案第79号、尾島町の一般会計決算についてですけれども、まず初めに、2004年度尾島町一般会計決算、評価できる3点について申し上げたいと思います。
第1に、町内中小業者の健全育成と営業を守る施策についてです。2004年度予算でも2003度までと同様、Cランク以下の町発注公共工事は、可能な限り町内業者に発注する計画が盛り込まれておりました。また、130万円以下の小規模公共工事につきましても、特殊な工事以外は建設課で設計し、業者から見積額の提示を受け、最も低い見積額を提示した業者に随意契約で発注するということであり、2003年度までと同様の計画が盛り込まれておりました。結果として、件数では随意契約で約7割、Cランクの随意契約で52%、Cランク全体の入札で54%、入札全体で約70%の町内業者への発注がされております。これは小規模公共工事や修繕、保守点検などの委託、請負作業では、Dランク以下の町内業者を登録する、いわば簡易登録者制度によるものであり、そしてこの登録者制度は、旧尾島町が近隣市町村に先駆けて実施してきたものです。これを制度面からもしっかりと保証し、町民に対する透明性と業者間の公平性を確保するためにも、要綱を策定する作業に着手するという答弁もございました。町発注の委託、請負作業や備品・消耗品の購入などでも、既に可能な限り町内業者へ発注するよう取り組まれてきました。
第2に、子育て支援の施策ですけれども、2004年度から旧尾島町の学童保育は保育時間を20分延長して、現行6時までの保育時間を6時30分までとすることになりました。また、学童ではない未就学児の保育料では、国の基準では保育料算定の所得段階は7段階ですけれども、旧尾島町では国の基準より手厚い10段階の所得段階を定めており、これにより旧尾島町の保育料は国の基準で算定するよりもきめ細かく、所得に応じた、所得の少ない人には実質的に負担が軽減される保育料となっております。近隣では旧尾島町よりさらにきめ細かな所得段階を設定している市町村もありますので、今後は先進例を参考にしながら、さらに所得に応じた保育料の算定基準の設定とその軽減に努めていただきたいと思います。
第3に、暮らしと健康を守る施策です。要支援・要介護認定者が、所得税や住民税の障害者控除、特別障害者控除を受けるために必要な認定書の発行が、平成14年度から始まりました。そして、これは決算委員会の中で明らかになりましたけれども、認定を受けた方が3件あったということでありました。このことは、結果的に3件であったけれども、今後は周知徹底を強める必要があったということを申し述べておきたいと思います。
また、2004年度には、2003年11月、旧太田市などで風疹の集団感染が発生いたしまして、その後、県内へと拡大。とりわけ、太田保健所管内での発症が多く、旧尾島町での発症率が旧太田市と同様に高いものになっていたことから、町単独で90カ月以上、中学3年生までを対象に風疹の予防接種を実施しております。さらに、中学2年生全員を対象に風疹抗体化検査も実施されております。2004年度に町単独で90カ月以上、中学3年生までを対象に実施した風疹の予防接種を受けた子供たちは161人でした。参考までに旧太田市では3,073人、旧新田町では594人が予防接種を受けております。なお、旧藪塚本町におきましては、町単独での風疹の予防接種は行っておられないということでございました。
さて、この結果、旧尾島町で抗体化検査を受けた子供たちの中でも、必要とされる抗体化が認められなかった子供たちの割合は抗体化8倍以下で48.5%、産婦人科の医師が必要とする抗体化16倍以下では57%に上ります。1995年の制度変更に伴いまして、公費負担による風疹の予防接種の対象が変わったため、制度変更の谷間と言われます現在17歳から26歳までの女性は、予防接種を受けていない人が相当数に上るとされております。昨年、中学2年生だった子供たちは、そのほとんどが過去に予防接種を受けているか、あるいは風疹にかかっているわけですけれども、その中で抗体化が低い子供がいたということは、一度予防接種を受けましても、あるいは風疹にかかっていても、必ずしも十分な抗体化がつくられているとは限らないと言えます。2005年度も中学2年の男女を対象に抗体化検査を実施しておりますけれども、2006年度以降も継続し、その上で抗体化が低い子供たちへの市単独での集団予防接種を実施すべきではないかと申し述べたいと思います。妊娠初期の女性が感染した場合には、難聴や白内障、先天性心臓病などの病気を持った子供が生まれる可能性もあることを考えれば、少なくとも妊娠可能と考えられる中学2年女子だけでも来年度以降も抗体化検査を実施すべきではないかと思います。
以上が評価できる点ですけれども、今度は問題点を3点指摘させていただきます。
第1に、ごみ収集制度です。資源ごみの収集は2004年3月から、缶類・ビン類については指定袋が廃止され、町民負担は軽減されております。しかしながら、町民から要望の強い可燃ごみ指定袋の料金は、やはり引き下げるべきではないかと思います。
また、第2に、本予算では全体として農業・商工業・暮らし・教育などの支援、町民要求実現の施策がまだまだ十分でないという点です。とりわけ旧尾島町のヤマトイモ生産者は、一昨年の無登録農薬事件で受けた打撃から快復しているとは言い切れません。ヤマトイモに限らず、消費拡大や価格保障などの支援の施策の拡充、今年4月からのヤマトイモの漂白剤の使用自粛への生産者支援など、旧尾島町が取り組むべき課題は無数にあり、旧尾島町の財政が厳しい状況にあることはだれもが承知しているわけですけれども、今後、改善・拡充の手立てはあるはずであったと申し述べておきます。
第3に、本予算では1市3町合併を推進するための関連予算といたしまして、総額276万6,000円が計上されている点です。これまで機会あるごとに合併の問題点を指摘してまいりました。しかし、本予算では合併関連として、まず太田市英語教育特区支援事業出捐金として300万円が計上されており、さらに合併記念誌作成に260万円、電算統合経費負担金として90万円、1市3町合併協議会負担金として165万円など、合併対策事業として590万円が計上されております。これに合併準備事業の1,200万円、閉町記念事業の演劇補助金約60万円、教育特区への出捐金300万円を合わせますと、合併関連の支出は総額で2,150万円に上ります。これだけの予算を町民の暮らし、福祉、教育の支援に計画的に振り向けていけば、町民要求・要望を実現していくことは可能であったはずであるということを申し上げまして、一般会計に対しての反対討論といたします。
次に、介護保険特別会計予算に対する反対討論ですけれども、2004年度におけます要介護度ごとの利用限度額に対する利用実績の割合を見ますと、要支援で41.9%、要介護度1で37.3%、要介護度2で48.5%、要介護度3で45.9%、要介護度4で54.6%、要介護度5で41.6%にとどまっており、要介護度ごとの全国の利用割合と比較をいたしますと、要介護度1から4で全国の利用割合を上回ったものの、1割の利用料が負担になっていることは想像にかたくありません。なお、参考までに2004年度の旧新田町・旧藪塚本町・旧太田市の利用限度額に対します利用実績の割合と全国の利用割合との比較では、旧新田町では要支援で32.2%、要介護度1で31.9%、要介護度2で43.8%、要介護度3で46.3%、要介護度4で49.9%、要介護度5で42.5%となっており、すべての要介護度で全国の利用割合を下回っています。旧藪塚本町においても全国的な利用割合を下回っております。
さて、旧太田市においても下回ってはいるのですけれども、今後、保険料・利用料の減免制度を実施してきた旧太田市での制度の拡充を含めて、減免制度は必要不可欠と言えるのではないでしょうか。また、2004年度尾島町介護保険特別会計決算では、介護給付基金からの取り崩しは4,668万2,000円となっています。2003年度末の基金残高4,696万3,000円に対しまして、2004年末の基金残高が28万1,000円となっていることを考えれば、基金は有効に活用されているかに見えます。しかし、歳入歳出差し引き残額は3,260万5,458円となっております。これだけの差し引き残額があらかじめ見込めなかったはずはありませんので、いかに打ち切り決算といえども、3,260万5,458円の歳入歳出差し引き残額を考えれば、保険料・利用料の減免制度は十分に実施可能であったと言えます。
介護保険料については、介護給付費準備基金を活用することを含めて、市町村が減額免除の制度を実施することを制限、禁止する法的根拠はどこにもありません。国の示す三原則、1として、保険料の全額免除、2、収入だけを基準とした一律減免、3、一般財源の導入は、あくまで助言、勧告であり、強制力はなく、原則を超えて自治体がやるというのなら、その自主性を尊重するとの厚生労働省の答弁がございます。その答弁を考えてみますと、自治体独自の基金活用による保険料・利用料の減免制度は実現可能であったと言えるわけです。また、減免制度が実現可能であるにもかかわらず、2003年度12月議会で、これは旧尾島町の議会で提案されておりますけれども、町長は制度になじまないと保険料・利用料の減免制度を創設することはしませんでした。ちなみに、減免制度をやっているところは、桐生市・太田市・安中市・富岡市・伊勢崎市・館林市・玉村町・赤堀町・境町・大泉町・伊香保町・渋川市・邑楽町・藪塚本町・佐波郡東村、鬼石町等の17市町村でございます。さらに、利用料の減免制度は、前橋市、高崎市、桐生市、そして藪塚本町、合併をして太田市になりましたが、館林市、大泉町、伊香保町、沼田市、邑楽町等の9市町村があります。
さて、そんな中で、町民が切望しております介護保険料・利用料の減免制度の試算さえも行わず、検討も十分に行ったとは言えないもとでの決算には反対をいたします。
次に、第79号、尾島町国民健康保険特別会計決算に対する反対討論です。2004年度尾島町国民健康保険特別会計決算では、基金繰り入れは補正額によって1,000円にとどまっており、基金残高は2004年度末で1億4,446万8,000円となり、歳入歳出差し引き残額は1億17万8,847円となっております。旧尾島町の国保税は2001年度、2002年度と連続して値上げが行われ、2003年度も介護分の均等割を値上げしております。こうした低所得者に負担の重い国保税の値上げは、応能・応益割合を65対35にしなければ法定減免の6割・4割を5割・3割に引き下げるとの国や県からの再三の指導、言いかえれば強制によるものとされております。しかし、5割、3割に引き上げるとされる法定減免を、町の独自負担で6割、4割とするために必要な予算は、おおむね400万円前後であるとされております。打ち切り決算といえども、2004年度末で1億4,446万8,000円の基金残高や1億17万8,847円の歳入歳出差し引き残額を見ると、法定減免の6割・4割を5割・3割に引き下げた場合に、町が独自負担で6割、4割とするために必要な予算とされる400万円は、既に準備をされていたと言えます。また、基金や予測可能であったはずの歳入歳出差し引き残額を活用して、長引く不況にあえぐ中小業者や大企業の無法なリストラによって職を失い、社会保険から国保への加入を余儀なくされた人たち、政府の年金改悪によって受け取る年金を削減された人たちへの国保税の減免制度の創設や国保税の引き下げも可能であったはずと言えます。
本決算は、特に低所得者への配慮と対策が不十分であるということを指摘いたしまして、またあわせて、今後は政府与党の医療改悪から市民を守るために、これ以上の医療費自己負担の値上げを許さず、引き下げを国に強く求めると同時に、医療費自己負担の助成制度、保健師の増員配置などによる予防医療と早期発見、早期治療による医療費節減の取り組みなど、全国の先進例も参考にしながら、国保税の引き下げや減免など、施策の充実を進めていただくよう要望いたしまして、反対討論といたします。
また、尾島町の……。
○議長(斉藤幸拓) 小林議員、ちょっと長過ぎますので、上手にまとめてください。もう30分近くになります。
◆36番(小林佐登子) はい。平成16年度尾島町公共下水道事業特別会計ですが、旧尾島町の公共下水道事業は、県営流域下水道事業として始まったが、流域下水道事業であることの中で、周辺住民の不安を仰ぎ、さらに用地買収の問題、また本管終末処理場周辺整備などで事業費が高騰することも大きな要因となり、遅れに遅れて平成18年度供用開始となっているわけですけれども、町民の切実な願いである下水道事業にこたえるには、流域下水道よりも合併浄化槽への補助拡大による普及こそ最善の策であろうと申し上げたいと思います。また、受益者負担金、いわゆる公共ます負担金や下水道料金などの町民負担の軽減を図る上でも、合併浄化槽の普及を促進することが望ましいことを述べて反対討論といたします。
さて、そうしまして、私のもとの旧新田町に入りたいと思います。議案第80号 平成16年度新田町
歳入歳出決算認定についてです。平成16年度事業の事業内容は、それぞれ住民への施策が多く盛り込まれており、そのこと自体は賛成するものですけれども、しかしながら、この年は合併を前にして関連予算が盛り込まれたものとなり、合併期日は決まったものの、合併後の事務事業は先送りとなり、合併後調整するとなるものでした。本来であれば、合併をすると住民の施策はこのようになりますと明示をし、住民の判断を仰ぐ、このことが最善策であったと思うが、それらに関しましては我が党議員が各議会において反対討論を行っておりますので、それらを踏まえて旧新田町決算の方は反対をさせていただきます。
なお、議案第82号、藪塚本町につきましては、当初より当然のことながら審議に携わっておりませんので、退席をさせていただきたいと思います。
以上、終わります。
○議長(斉藤幸拓) 次に、17番市川隆康議員。
◆17番(市川隆康) 仁生クラブの市川隆康です。通告に従いまして、議案第76号から議案第88号の13議案の決算認定に賛成の立場から討論させていただきます。
合併を控えた旧太田市における平成16年度一般会計と歳入決算額と新市暫定予算の旧太田市分を加えた通年決算では、515億5,076万9,426円となり、この決算額を前年度と比較すると、歳入は9.3%増、歳出の通年決算では491億9,736万9,579円となり、前年度比7.5%増となっています。自主財源は67.0%と前年度比6.6%増、普通会計の財政力指数は0.919と1に近く、財源に余裕があることを示しています。経常収支比率はおおむね70から80%が望ましいと言われる中で91.8%ですが、前年度比1.5%減、また公債費比率は10%までが健全、15%を超えると要注意、20%を超えると危険と言われる中で16.8%ですが、前年度比1.5%減となり、市民要望を的確にとらえ、計画的な事業運営に向けた執行者のご努力がうかがえます。そして、地方交付税18.7%減、地方特例交付金12.0%減、ゴルフ場利用税交付金12.4%減、県支出金9.5%減など、大幅な減収となる中でも、市債発行額は60億6,990万円で、償還額は66億7,518万円となり、年度末現在高574億9,710万8,000円は、前年度残高を6億528万円減らしており、財政難の中、執行者においては市債償還に向けて並々ならぬご努力に敬意を表し、高く評価いたします。
次に、歳出ですが、総務費では、地域コミュニティー活動の拠点として太田行政センターと併設市営住宅の建設、青色回転灯を装着した防犯パトロール車運行、そして国の規制緩和の構造改革特区第1号の認定を受けた太田英語教育特区校設立事業補助、この事業は全国から注目されており、国語などを除き、ほとんどの授業を英語で行う国際人の養成であり、可能性に挑戦し、躍動する太田市をあらわすような画期的な事業であります。市立太田商業高校のように、長い歳月と努力の積み重ねが評価される時代が必ず来ると思います。夏まつりに招待され、見学して、父兄や関係者の意気込みを頼もしく感じました。市内の小中学校へも相乗効果が上がるように側面から支援していきたいと思います。また、防災対策については、新潟中越地震の被災地への備蓄食料と飲料水の提供を行い、特に災害地小千谷市の現場に太田市から出向き、パッカー車13台で約40トンのごみを回収して太田市へ持ち帰り処理した清水市長の英断は、被災地住民はもとより、太田市民からも高く評価されました。
民生費でも、新潟中越地震の際、太田市においても震度4を記録し、住家の一部損壊41世帯に被害があり、早速、太田市災害見舞金の交付に関する要項を制定して、全国に先駆けて一部損壊世帯にも見舞金を交付したことに被害者から感謝されました。また、老朽化した第一老人福祉センターの新築移転事業、平成16年4月にオープンした福祉工場への支援、全国健康福祉祭・ねんりんピック群馬大会グラウンドゴルフ交流大会の開催。また、児童手当については、支給年齢が小学校就学前から小学校3年生までに拡大されるなど、福祉の充実に向けた諸施策は他の自治体からも高く評価されております。
衛生費においては、新規事業として不妊治療費助成事業を実施し、清掃事業ごみ処理については、議会でも灰溶融炉購入について議論がなされましたが、環境負荷の少ない循環型社会の構築を目指して、これまでの焼却炉の耐用年数も考慮しながら、地元の産業育成ということもあり、他の業者より低価格で灰溶融炉施設の整備ができましたことを高く評価いたします。
労働費では、勤労者住宅資金融資貸付金等の増により、前年度比1.2%増となり、各種福利厚生事業の充実に努められました。
農林水産業費では、認定農業者の育成を進め、農地の流動化の推進を図ってきましたが、今日の農業を取り巻く環境はさらに厳しくなり、合併して農業生産高が県下で第2位とはいえ、地産地消の推進や営農集団整備事業を強化して、農業振興における行政手腕が期待されます。
商工費では、市内企業の国際競争力の強化を図るため、ISO認証取得の普及及び支援を行い、合併記念の花火大会も当時の3町の関係者を招待して盛大に行われました。
土木費では、太田駅周辺の連続立体交差事業で高架化され、国道407号太田跨線橋も解体され、踏切17カ所が廃止されるなど、新市に向けた整備が行われました。今後は表玄関として、駅北口周辺の再開発事業が待ち望まれます。
教育費では、学校ISO活動で児童・生徒、教職員が環境に配慮した行動を実践し、ISO14001の認証を11校が取得、今年度以降は全校の取得を目指して取り組むなど、教育の充実に向けた本市の諸事業は、市立商業高校創立40周年記念事業で見せていただいた教育理念とともに高く評価いたします。
次に、特別会計ですが、老人保健特別会計及び介護保険特別会計は、高齢化社会に伴い、医療費の増大が顕著である中で、円滑な運営がなされていると評価いたします。また、競輪特別会計では、前橋市に平成16年度以降における競輪の肩がわり開催を要請し、平成17年3月27日で競輪事業から撤退したことに、清水市長の英断を高く評価いたします。
次に、旧尾島町における平成16年度の一般会計及び5つの特別会計の決算額の総計は、歳入87億2,085万6,969円、歳出86億4,115万7,437円、差し引き残額7,969万9,532円となり、この決算額を前年度と比較すると、歳入は8.2%減、歳出は4.5%減少となっています。自主財源比率は65.8%と、前年度比7.7%増、財政力指数は0.682、経常収支比率91.6%、公債費比率は8.7%となり、相澤町長をはじめ関係皆様のご努力を高く評価いたします。
旧新田町における平成16年度の一般会計及び5つの特別会計の決算額の総計は、歳入167億5,109万9,569円、歳出160億9,213万7,446円、差し引き残額6億5,896万2,123円となり、この決算額を前年度と比較すると、歳入は2.1%減、歳出は1.7%減少となっています。自主財源比率は74.3%と、前年度比13.7%増、財政力指数は0.850、経常収支比率87.5%、公債費比率は16.2%となり、山崎町長をはじめ関係皆様のご努力を高く評価いたします。
旧藪塚本町における平成16年度の一般会計及び6つの特別会計の決算額の総計は、歳入112億8,965万9,296円、差し引き8,329万1,585円のマイナスとなり、この決算額を前年度と比較すると、歳入は6.8%減、歳出は2.1%減少となっています。自主財源比率は66.9%と、前年度比0.2%減、財政力指数は0.693、経常収支比率91.9%、公債費比率は9.3%となりました。特に、競艇事業において配分金と環境整備助成金として1億3,000万円の収入を最後に、競艇事業から撤退金なしに平成17年3月27日で撤退できましたことに、桐生町長の英断、ご手腕を高く評価すると同時に、関係皆様のご努力に敬意を表します。
次に、平成17年3月28日に1市3町の合併により各組合が解散し、新太田市へ引き継がれた各組合会計の決算ですが、太田市外三町交通災害共済組合決算では、合併に伴う組合の解散により、共済会員の募集を中止し、前年度中の災害に対する共済見舞金等の給付のみで、残金及び共済基金5,158万6,074円は新市に引き継がれ、円滑な運営がなされていると評価いたします。
太田地区消防組合会計決算では、歳入決算額34億6,350万8,627円、歳出決算額31億4,994万1,742円、差し引き残高については、太田市分2億6,225万2,576円は新市に引き継がれました。主な事業として、一昨年発生した山火事を教訓に、山林火災用可搬式送水装置等を新規に配備するなど、消防設備の整備及び消防活動の充実強化、また7月の台風による新潟集中豪雨による河川の決壊や10月の新潟中越地震の際、総務省消防長より出動命令を受けた太田緊急救助隊が被災地でご活躍なされたことに敬意を表します。そして、合併の枠組み外の大泉町から委託を受けて、大泉消防署も太田市消防本部としたことに、清水市長をはじめ関係者のご尽力を高く評価いたします。
太田地区農業共済組合会計決算では、収入決算額2億407万7,512円、支出決算額1億9,741万4,780円となり、差し引き666万2,732円の純利益となっています。農産物の麦共済において、多雨による発芽不良や冬期の乾燥による生育抑制などにより、支払共済金は前年度比592.6%という例年にない大きな被害となりました。なお、事業は新市に引き継がれました。
そして、新太田市における平成17年3月28日から3月31日までの太田市農業共済事業特別会計決算、太田市上
下水道事業等会計暫定予算決算とも、円滑な運営がなされていると評価いたします。このような合併直前の状況下においても、企業会計的視点から正確な財政状況を把握するバランスシートを作成して、既に市役所が市民の目線に立ったサービス産業であるとの理念のもと、小さな市役所で大きなサービスを心がけ、清水市長を先頭に職員が一丸となって円滑な新市への移行が図れるように行政運営されてこられましたことに、心から敬意と感謝を申し上げます。
最後になりましたが、本議会に出されました議員の多くの意見、提案、要望につきましては、趣旨を十分検討していただきまして、太田市に住んでいてよかったと言われるように、市民満足度の高い特例市を目指して、平成18年度の新予算編成に反映していただきますように要望し、私の賛成討論とさせていただきます。
○議長(斉藤幸拓) 次に、44番山田隆史議員。
◆44番(山田隆史) 清和クラブの山田隆史です。通告に従い、平成16年度決算認定に係る議案第76号から議案第88号までの13議案について、原案を支持し、賛成の立場から討論をさせていただきます。
国の経済は、生産や設備投資が増加するなど、企業部門の改善や、また雇用や所得環境の改善等によりまして、民間需要を中心に緩やかな回復を続けております。一方、国が進める三位一体改革による国庫補助金負担金削減及びそれに伴う税源移譲の段階的実施、さらには地方交付税改革など、地方財政を取り巻く環境は依然として厳しい状況となっております。
こうした中、本年3月28日に太田市・尾島町・新田町及び藪塚本町が合併し、21万7,000人の新太田市が誕生したわけであります。したがいまして、平成16年度の決算につきましては、合併前の3月27日までの1市3町の決算と一部事務組合の決算及び合併後3月31日までの新市の決算となったわけであります。
一般会計決算の状況を見ますと、旧市町の打ち切り決算と新市の決算を合計した1市3町の通年の決算状況では、太田市については歳入総額は515億5,076万1,000円、歳出総額491億9,736万9,000円、差し引き額で23億5,339万2,000円となり、尾島町については、歳入総額54億4,882万9,000円、歳出総額52億1,324万円、差し引き額で2億3,558万9,000円となっております。また、新田町については、歳入総額110億6,611万2,000円、歳出総額104億6,555万1,000円、差し引き額6億56万1,000円となり、藪塚本町については、歳入総額79億6,621万2,000円、歳出総額72億9,493万1,000円、差し引き額6億7,128万1,000円となっており、1市3町すべて黒字決算となっております。さらに、各特別会計の決算においても黒字決算となっており、厳しい財政状況ではありますが、1市3町とも、それぞれの総合計画に基づく事業を計画的に実施するとともに、限られた財源で効果的かつ効率的な財政運営に努めた結果であると高く評価するものであります。
次に、財政構造を見ますと、1市3町合算の通年決算による一般会計における市税等の自主財源比率は63.9%であり、また財政力指数は先ほどお話に出ましたように0.919となりまして、財政力の高さがうかがえます。しかしながら、財政構造の弾力性を示す指標である経済収支比率は70から80%の範囲が望ましいとされておりますが、91.8%になっております。このことについては、財政の硬直化にもつながりますので、経常経費の抑制等に留意し、段階的な改善を求めるものであります。また、公債費比率は15%を超えると要注意と言われる中で16.8%となっており、新たな市債発行には十分留意し、市債残高の縮減を望むものであります。
次に、一般会計の歳入について、通年決算で見ますと、市税については前年度の1市3町の合算額に対して2.8%の増と堅調でありますが、収入未済額は35億4,492万3,000円となっております。収納率向上対策の推進や税滞納整理担当の設置等、税収確保の取り組みは評価いたしますが、引き続き収入未済額の縮減に向けて、より一層の努力を望むものであります。また、地方交付税については16.8%の大幅な減となっており、これは三位一体改革の影響であると思われますが、今後も地方交付税改革の動向について留意していく必要があります。次に、市債でありますが、33.4%の大幅な増となっており、この中には減税補填債の借換債32億1,670万円が含まれているとのことでありますが、平成16年度末の市債残高は762億7,970万8,000円となっており、憂慮しているところであります。償還元金を超えない市債の発行に努め、市債残高の縮減に向けた取り組みについて、重ねて要望するものであります。
歳出面を見ますと、1市3町の合併前の最終年度であり、例年にはない年度途中の打ち切り決算にもかかわらず、的確な予算執行に努めたほか、合併に向けた準備も着実に進められ、1市3町のすべてを継承した新市への移行が円滑に図られたことにつきまして、大いに評価するものであります。
以上、平成16年度の決算については、三位一体改革の影響等、厳しい財政環境の中で安定した歳入の確保と歳出予算の効率的な執行によりまして、健全な財政運営が行われたものととらえており、評価するものであります。執行者におかれましては、本定例会における意見、要望などを十分に検討され、新年度予算に反映させていただきたいと思います。
終わりになりますが、今後の本市の運営に当たりましては、地域の特性を生かし、調和のとれたまちづくりを進めるとともに、健全財政を堅持し、市全体の一体感の醸成と均衡ある発展及び市民福祉の一層の向上を目指して努力されることを要望いたしまして、私の賛成討論とさせていただきます。
◎ 討 論 終 局
○議長(斉藤幸拓) 以上で通告による討論は終わりました。
他に討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(斉藤幸拓) これより採決いたします。
最初に、議案第76号を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(斉藤幸拓) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第77号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(斉藤幸拓) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第78号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(斉藤幸拓) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第79号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(斉藤幸拓) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第80号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(斉藤幸拓) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第81号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(斉藤幸拓) 起立多数、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第82号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第83号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第84号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第85号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第86号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第87号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第88号の採決をいたします。
本案を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
◎ 会議時間の延長
○議長(斉藤幸拓) 本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。
◎ 持ち越し議案に対する質疑
議案第89号 平成17年度太田市
一般会計補正予算(第2号)について
議案第90号 平成17年度太田市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について
議案第91号 平成17年度太田市
住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第1号)について
議案第92号 平成17年度太田市
老人保健特別会計補正予算(第1号)について
議案第93号 平成17年度太田市八王子山
墓園特別会計補正予算(第1号)について
議案第94号 平成17年度太田市
介護保険特別会計補正予算(第1号)について
議案第95号 平成17年度太田市
藪塚本町介護老人保健施設特別会計補正予算(第1号)について
議案第96号 平成17年度太田市
水道事業会計補正予算(第1号)について
議案第97号 平成17年度太田市
下水道事業等会計補正予算(第1号)について
○議長(斉藤幸拓) 次に、日程第8、議案第89号から第97号までの9案を一括議題といたします。
それでは、質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、発言を許します。
20番井野文人議員。
◆20番(井野文人) 日本共産党の井野文人です。議案第89号、2005年度太田市
一般会計補正予算(第2号)について質疑を行わせていただきます。
金子環境部長に伺いたいと思います。4款1項6目環境衛生費の国・県の大幅な補助金の減額に合わせて、本市でも減額の措置をとり、合計で浄化槽設置整備事業補助金が1,544万5,000円減額されております。ここ数年、国・県は財政難を理由に浄化槽設置に対する補助金を大幅に減らしております。これが一つ、浄化槽普及の大きな阻害要因になっていると思います。そこで一つ、この間、具体的には2001年度、そして2004年度、そして本年度の前半3カ月、それ以降の補助金の減額の推移について、それぞれ国・県・市の場合で報告を求めたいと思います。
次に、残念ながら、新しい太田市の下水道普及率は、公共下水道、コミプラ、農集排、合併処理浄化槽などを含めても、県内の先進地域と思われる桐生市や高崎市には及びません。下水道普及率アップは、合併後の新市建設計画の大きなテーマの一つだと考えております。そこで、新市全体及び旧1市3町の単独浄化槽の設置基数及び処理人口についてお尋ねしたいと思います。
次に、同じくくみ取り式トイレの合併後の新市及び旧1市3町の処理人口、世帯数をお示しいただきたいと思います。これで1回目の質問とします。
○議長(斉藤幸拓) 金子環境部長。
◎環境部長(金子一男) それでは、浄化槽設置整備事業補助金の推移についてお答えを申し上げたいと思います。
平成13年度から平成14年度の5人槽の補助金の例で申し上げますと、補助金額35万4,000円で、負担割合は国・県・市それぞれ3分の1の11万8,000円でございました。平成15年度は県・市とも定額制を改正しまして、平成16年度から補助額27万9,000円となりまして、負担割合を国・県・市とも3分の1の9万3,000円となってございます。また、平成17年4月には、先ほどおっしゃいましたように県の補助制度の見直しがございまして、県の補助率が3分の1から5分の1に引き下げられましたので、平成17年6月末の暫定予算内は市費を充当いたしまして、補助金額27万9,000円を維持してまいりました。平成17年7月1日より県補助金の変更に伴い、やむを得ず要綱を改正しまして、現行の補助金額27万9,000円から19万8,000円に改正したところでございます。改正後の負担割合は国3分の1、県5分の1、市15分の7でございます。
次に、単独浄化槽の設置状況でございますけれども、平成16年度末で設置基数約3万6,200基、処理人口は約8万人でございます。内訳でございますが、旧太田市で約2万8,000基、6万3,300人、旧尾島町で約1,700基、4,300人、旧新田町で約3,500基、6,000人、旧藪塚本町で約3,000基、6,400人であると思われております。
また、くみ取り式の状況でございますけれども、平成16年度末現在、約1万世帯が使用していると思われます。
○議長(斉藤幸拓) 20番井野文人議員。
◆20番(井野文人) 2回目の質問をさせていただきます。
市長に答弁をお願いしたいと思います。今、環境部長から報告していただいたわけですが、金額的に見ますと35万4,000円から27万9,000円、そして7月以降は19万8,000円ということで、大げさに言えば半減という流れです。そして、特に従来は国・県・市が3分の1ずつという、それぞれが応分に負担して、住民にいわばそれを誘導するという策が十分うかがえたと思うのですが、この案によりますと、本市はその中では7月以降も9万3,000円ということですから、2004年度の水準ということで頑張っているということは十分うかがえます。ただ、県が国よりも先に特殊事情を言って大幅に下げてきた。国もついに今年度は6万6,000円、県が3万9,000円ということですから、確かにその中で9万3,000円というのは、一面では頑張っているという数字ではありますが、一つ、ここで市長にお聞きしたい点がございます。
私たちは6月議会でも下水道予算に関しては、例の市町村浄化槽推進整備事業というものが加わったことを高く評価し、従来のコスト高の農集排から、これに移行してくる考え方に大変関心も寄せまして、要望を出して予算には賛成いたしました。しかし、合併した新市の場合で見ますと、全体が約60%の下水道普及率ですが、特に新市の中では尾島地域や藪塚地域の公共下水道の普及は、40%台ということで大変低くなっていると思います。そして、先ほど質問させていただいたわけですが、こうした中で、単独浄化槽が3万6,200程度の基数がある。処理人口では8万人の規模である。それから、くみ取りトイレについては1万世帯、3万人弱の方々が処理人口になっている。こういうふうに見ますと、まだまだ本市にとっては合併浄化槽を通じて下水道の普及率を加速していく、そういうことが改めて必要ではないかという、単独浄化槽やくみ取りトイレの実数の大きさを実感いたします。
そこで、議案第133号、先ほど賛成いたしましたが、この考え方で来年度、只上町を皮切りにしていくということで条例もできました。しかし、条例の第3条、第4条で、設置申請に対しては市長が処理区域を定め告知する、こういうことになっておりますので、市街化調整区域等の在住者で、さまざまな事情で住宅の増改築やリフォームをする、その際、トイレも変更しようという、いわゆるばらの工事に対しては、この補助金制度は一つのよりどころになると思います。そういう意味で、国や県は新しい市町村整備の事業で置きかえができたというふうに考えているのかもしれませんが、私たちの立場で見ると、運用基準の20戸以上を分解して1戸でもいいよというような条件か。あるいはもう一つは、バランスのとれた下水道普及率を促進する意味で、財政の厳しいことを承知の上で、太田市単独もぜひ補助金の増額を検討していただく、そういうことが求められるのではないかと思います。
それから、3点目は、合併によって新市の総合建設計画の中で、下水道普及について特別なプロジェクトでも組んで総合的な計画を策定していただきたい、このように思います。
それから、最後に、浄化槽の設置に対する補助金の国・県への増額の働きかけをぜひお願いをして、2回目の質問といたします。
○議長(斉藤幸拓) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 答弁がちょっと漏れるかとも思いますけれども、また3回目で言っていただければと思いますが、下水道については、私が選挙に最初立ったときに、10年間で60%にはしたい、これが私の約束でありました。合併浄化槽を合わせて、流域ももちろん合わせてでありますけれども、ようやく昨年度60%に達成した。太田市の全体の地形上、考えてみますと、すべて公共下水道あるいは流域で行うのは無理な地形でありまして、桐生市や高崎市と事情が違うということは、ぜひご理解いただきたい。60%でほっとしたところに、今度、合併ということで、また普及率が落ちたということであります。
そこで、今後の対応策でありますけれども、考えた一つが、実は先ほど話にあった只上町での集中型といいますか、太田市独自の提案であったと私は思っていますが、国が採用してくれた。私はこういった地形の所では非常に効果的なものではないかというふうに思うのですが、この考え方は、地域の要望があれば、あるいはまた地形上、きれいな水を環境を考えて流すのに適しているということであれば、今後とも普及を図っていきたい。恐らく今後の太田市のメインになるのではないかというふうに思っています。
次に、補助金の問題ですが、なぜこういうスタイルになってしまったかと言いますと、一つ、県の事情で、私は県から直接聞いたわけではありませんが、合併浄化槽の市中単価が下がった。いわゆる普及段階に入って成熟期を迎えたということから、恐らく県は補助率を下げたのだと私は思います。ほかに理由は見当たりません。合併浄化槽を普及する考え方というのは、県も国も市もみんな同じ考え方でありますが、多分、設置の金額が下がったという判断だと思うのです。国は、全体の補助金の3分の1というのは全く変わっていないのです。ですから、県が動いたことによって、対個人に対する全体の補助額が減ってしまったということになるわけです。その中で、実は私も太田市をどうするか、県が落としたわけですから、太田市も落とすべきではないかというような議論もなくはありませんでした。しかしながら、本市の事情、つまり下水道の普及率、環境を考えて、合併浄化槽の比率は高めなければいけないということで、平成16年に決めた額で今年度も継続しようということであります。この3カ月間の特殊事情というのは、予算が決められなかった。その間、経過措置として県の減少分を太田市が負担しようという考え方で、13万1,000円の3カ月、太田市が負担を持ったということでありまして、イレギュラーな状況になったということであります。今年度の後半、7月1日からは、一応考え方は太田市は太田市で9万3,000円出そう、3分の1にこだわらないということにしたわけであります。
次に、今後の下水道の普及でございますけれども、尾島地域がオープンしまして、いよいよ来年から動き始めます。これがやはり由良や宝泉地区とか、あるいはそれ以北、尾島はもちろんですが、流域下水道の普及によってかなり大きなインパクトを与えるのではないか。これからは流域の枝管を充実させていくという方向で普及に取り組みたい。
次に、県や国への要望でありますが、国はもう動かない、3分の1というのは守っているわけでありまして、県に対して、本当に3万9,000円でいいのでしょうかということは、私たちの要望事項としてもお話をしておきたい。また、県議等とも通じて話をしていきたいと思っております。
○議長(斉藤幸拓) 20番井野文人議員。
◆20番(井野文人) それでは、先ほどの議案第133号の、いわば只上方式といいますか、新しい市町村の設置事業ですと、住民の皆さんは公共下水道と同じように加入金と水の使用量に対する単価を掛けた料金ということになるわけで、こちらの方式の方が本来魅力的ではあるのですが、運用の基準が20戸以上ということで、これの弾力性の問題がどうかということです。例えば、もう少し小規模で離れている集落などでという、それをやると切りもなく1戸でもという話にもなるのですが、それに対する基本的な考え方と、市単で現行の9万3,000円を、例えば2001年度までは実施しておりました、4月・6月の13万1,000円はイレギュラーと考えても、2001年、2002年、2003年の水準、11万8,000円に市単の補助額を上げるお考えはないか、この2点だけ確認させていただきたいと思います。
○議長(斉藤幸拓) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 範囲を縮めろといいますか、件数を減らしてもいいのではないかということですが、やはり一つの連帯、つながりがあって初めて成果を得られるというような、みんなでやろうというとおかしいですけれども、やはりその範囲であるということが大事だと思います。ですから、下水道はもちろん単独でなくて枝を張って集中的に処理していこうという考え方でありますので、合併浄化槽のこの事業についても、やはり一定の集団というのは必要ではないだろうかということであります。20戸ということで決めているようですけれども、これが20戸であるのがいいのか、30戸であるのがいいのか、これは我々が見て連帯しているなというような判断の範囲だと思います。
もう一つ、9万3,000円を11万8,000円に戻せということなのですが、県の方の判断だと思いますが、市中の設置に対する価格も安くなった。あるいは普及率を考えますと、やはり9万3,000円の現行どおりというのがいい。上げれば切りがないわけでありまして、市だけが単独で負担していくということになると、環境というのは国の事業でもありますし、県の事業でありますので、太田市だけ単独で突出していくというのはいかがなものか。現行で維持をしていく、これで十分市民には納得してほしい。あとは、先ほど言いましたように、県に対しては、まだまだ普及段階だから太田市の水準に合わせてほしいということは要望したい。県が太田市の水準に合わせてくれれば、国も9万3,000円になるわけで、一遍に大幅な増額になるわけであります。ぜひご理解いただければと思います。
◎ 持ち越し議案に対する質疑終局
○議長(斉藤幸拓) 以上で通告による質疑は終わりました。
他にご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 他にご質疑もないようですから、以上で9案に対する質疑を打ち切ります。
◎ 委員会付託の省略
○議長(斉藤幸拓) お諮りいたします。
9案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) ご異議なしと認めます。
よって、9案につきましては委員会の付託を省略することに決定いたしました。
◎ 討 論
○議長(斉藤幸拓) 議事の都合により、議案第89号から第97号までの9案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。
それでは、討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
68番浜野東明議員。
◆68番(浜野東明) 68番朋友クラブの浜野です。会派を代表しまして、議案第89号 平成17年度太田市
一般会計補正予算(第2号)に賛成の討論を行います。
平成17年度太田市
一般会計補正予算(第2号)は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ6億9,219万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を709億7,440万7,000円とするものであります。このうち、歳入の主なものは、合併算定予算替えによる地方交付税の5億3,005万3,000円であり、歳出の主なものは、総務費の2億8,467万3,000円、土木費の2億2,064万1,000円、教育費の1億4,031万4,000などとなっております。
総務費補正額のうち、2億円は市税還付金でありますが、この市税還付金の補正額につきましては、当初予算に対して2.5倍弱の追加補正となっております。補正後の市税還付金の額は2億8,100万円となるものでございます。この市税還付金は、法人市民税の予定納税に対して課税額決定後に生じた差額について返還をするものであると考えますが、この還付金額は、法人市民税当初予算額に対して約7%に当たるものであります。このことを踏まえれば、現状における企業等の業績不振が進んでいるのではないかとも心配されますが、今後、推移を十分見極めていく必要があると思います。土木費の補正額のうち、主なものは街路事業費、区画整理費、下水道費に充当されております。また、教育費の補正予算額につきましては、主として小中学校の建設費に充当されるものでありますが、予算全般としてみれば、少ない予算の中にも細かい点に配慮した工夫のある予算編成であると考えます。
最後に、この予算編成に当たり、ご努力をいただきました執行の方々に感謝を申し上げますとともに、市民の期待するまちづくりに向かって、より一層のご努力をお願いいたしまして、賛成討論といたします。
◎ 討 論 終 局
○議長(斉藤幸拓) 以上で通告による討論は終わりました。
他に討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(斉藤幸拓) これより採決いたします。
最初に、議案第89号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(斉藤幸拓) 起立多数、よって本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第90号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第91号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第92号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第93号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第94号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第95号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第96号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第97号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
◎ 休 憩
午後5時6分休憩
○議長(斉藤幸拓) この際、暫時休憩いたします。
◎ 再 開
午後5時20分再開
○議長(斉藤幸拓) 休憩前に続き会議を開きます。
◎ 委 員 長 報 告
請 願 審 査 報 告 書
本委員会に付託の請願を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第136条の規定により報告します。
平成17年9月9日
太田市議会議長
斉 藤 幸 拓 様
教育福祉常任委員長 本 田 一 代
記
┌──────┬───────────────────┬─────────────┬────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │ 請願者の住所・氏名 │審査結果│
├──────┼───────────────────┼─────────────┼────┤
│請願第 8 号│がん対策の推進強化を求める意見書の提出│太田市下小林町450−1 │ │
│ │について │太田がん対策を考える会 │採 択│
│ │ │原沢 久美子 │ │
└──────┴───────────────────┴─────────────┴────┘
○議長(斉藤幸拓) 次に、日程第9、請願第8号を議題といたします。
本件は教育福祉委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに本田一代委員長から報告を求めます。
◎教育福祉常任委員長(本田一代) ご指名によりまして、教育福祉委員会に付託されました請願について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は、9月9日に委員全員及び執行者の出席のもとに委員会を開催し、付託事件の審査を行いました。請願第8号 がん対策の推進強化を求める意見書の提出についての請願の要旨につきましては、今定例会初日に配付されました請願文書表のとおりであります。審査に当たり、紹介議員より説明後、執行者より平成16年度の旧太田市におけるがん検診で発見されたがん患者の数及び平成16年度の旧太田市における死亡者のうち、死亡原因ががんである割合は22.2%であること等についての説明がありました。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、委員全員の賛成により、本件は採択すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました請願につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(斉藤幸拓) これより質疑に入ります。
ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論(終局)
○議長(斉藤幸拓) これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(斉藤幸拓) これより採決いたします。
本件を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本件は委員長報告のとおり決定いたしました。
◎ 委 員 長 報 告
請 願 審 査 報 告 書
本委員会に付託の請願を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第136条の規定により報告します。
平成17年9月12日
太田市議会議長
斉 藤 幸 拓 様
市民経済常任委員長 深 澤 直 久
記
┌──────┬───────────────────┬─────────────┬────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │ 請願者の住所・氏名 │審査結果│
├──────┼───────────────────┼─────────────┼────┤
│請願第 7 号│
アスベスト対策を求める意見書の提出につ│太田市藪塚町1997 │ │
│ │いて │太田
アスベスト対策を考える│採 択│
│ │ │会 広町 悦次 │ │
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○議長(斉藤幸拓) 次に、日程第10、請願第7号を議題といたします。
本件は市民経済委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに深澤直久委員長から報告を求めます。
◎市民経済常任委員長(深澤直久) ご指名によりまして、市民経済委員会に付託されました請願第7号
アスベスト対策を求める意見書の提出につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は、9月12日に委員全員及び執行者の出席のもとに委員会を開催し、請願の審査を行いました。請願の趣旨につきましては、今定例会初日に配付されました請願文書表のとおりでありますが、審査に当たり、紹介議員の説明並びに執行者の意見を聞いた後、慎重に審査を行ったものでございます。
本件につきまして、委員からの質疑・意見は特になく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により採択すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました請願につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(斉藤幸拓) これより質疑に入ります。
ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論(終局)
○議長(斉藤幸拓) これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(斉藤幸拓) これより採決いたします。
本件を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本件は委員長報告のとおり決定いたしました。
◎ 議 案 上 程
議会議案第14号
群馬県議会議員選挙区の早期見直しを求める意見書
○議長(斉藤幸拓) 次に、日程第11、議会議案第14号を議題といたします。
◎ 提案理由の説明
○議長(斉藤幸拓) 朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。
45番荒井昭男議員。
◎45番(荒井昭男) ご指名によりまして、議会議案第14号
群馬県議会議員選挙区の早期見直しを求める意見書の提出につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
お手元の議会議案書1ページをごらんいただきたいと存じます。本案の提出者は、私、荒井昭男。賛成者は稲葉征一、橋本寛、川鍋栄、小林邦男、伊藤薫、岩瀬卓、清水保司、田端卓男、楢原宏、上村信行、河野博及び濱田光雄であります。
申すまでもなく、本市は本年3月28日をもって旧1市3町の合併により誕生したわけでありますが、県議会議員の選挙区については、昨年10月に制定された群馬県議会の議員の選挙区の特例に関する条例の定めにより、次回、平成19年に予定される選挙は、従前の区割りのままで行うこととされております。この背景としては、選挙区の見直しには当該住民の理解と周知期間が必要なことに加え、当時はまだ合併の枠組みが流動的な地域も存在しており、見直しに踏み切ること自体が難しい状況ということがありました。
しかし、条例制定から約1年近くが経過した今日では、合併の動きも落ち着き、県内の市町村数も平成18年3月までには39に再編されることがほぼ確定的となるなど、状況も変化しております。仮にこのまま選挙区の見直しを行わない状況が続きますと、来る平成19年は市議会議員の選挙が市全域で行われる一方で、県議会議員の選挙が旧太田市と旧新田郡で分かれる状況となり、せっかく合併を行い一体感の醸成に努めている本市の努力に逆行する結果にもなりますし、同じような状況が県内の他の市町村でも数多くあらわれるものと予想されます。
ついては、市民の視点に立ち、早急に選挙区の見直しを行い、条例を改正して、平成19年の一般選挙から施行されるよう、意見書の議決をお願いするものであります。
提出先は群馬県知事、群馬県選挙管理委員会委員長及び群馬県議会議長であります。
以上、本案につきまして、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(斉藤幸拓) これより質疑に入ります。
ただいまの説明に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 委員会付託の省略
○議長(斉藤幸拓) お諮りいたします。
本案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) ご異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
◎ 討 論(終局)
○議長(斉藤幸拓) これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(斉藤幸拓) これより採決いたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
◎ 議 案 上 程
議会議案第15号 がん対策の推進強化を求める意見書
○議長(斉藤幸拓) 次に、日程第12、議会議案第15号を議題といたします。
◎ 提案理由の説明
○議長(斉藤幸拓) 朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。
58番本田一代議員。
◎58番(本田一代) ご指名によりまして、議会議案第15号 がん対策の推進強化を求める意見書の提出につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
お手元の議案書3ページをごらんいただきたいと存じます。本案の提出者は、私、本田一代。賛成者は青木猛、太田けい子、福島戈吉、富田泰好、市川隆康、井野文人、岩松孝壽、福井宣勝、永田洋治、山田隆史、斎藤光男、岩瀬卓、稲葉征一、楢原宏、上村信行、河野博及び濱田光雄であります。
がんは我が国の死亡原因の第一位で、死亡原因の3割に達しています。そして、多くのがん患者・家族が日本のがん医療に不満を持っており、病院や地域によって治療成績に大きな格差があるなどの課題が指摘されております。全国どこでもがんの標準的な専門医療が受けられ、医療技術等の格差是正が図られるがん医療水準の均てん化と、がん専門医の育成、国民への適切な情報提供など、総合的ながん対策を強力に推進するため、これを強く求める意見書の議決をお願いするものであります。
なお、本意見書の提出先は、内閣総理大臣、厚生労働大臣宛であります。
以上、本案につきまして、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(斉藤幸拓) これより質疑に入ります。
ただいまの説明に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 委員会付託の省略
○議長(斉藤幸拓) お諮りいたします。
本案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) ご異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
◎ 討 論(終局)
○議長(斉藤幸拓) これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(斉藤幸拓) これより採決いたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
◎ 議 案 上 程
議会議案第16号
アスベスト対策を求める意見書
○議長(斉藤幸拓) 次に、日程第13、議会議案第16号を議題といたします。
◎ 提案理由の説明
○議長(斉藤幸拓) 朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。
30番深澤直久議員。
◎30番(深澤直久) 議会議案第16号
アスベスト対策を求める意見書の提出について、提案理由の説明を申し上げます。
お手元の議案書をごらんいただきたいと思います。議案の提出者は、私、深澤直久。賛成者は内田忠男、越塚順一、木村康夫、五十嵐文子、江原貞夫、町田正行、山鹿幸男、室田尚利、小林佐登子、富宇賀肇、荒井昭男、松永綾夫、栗原忠男、小林耕作、小俣雄治、田端卓男及び天笠巻司であります。
本案は、先ほど採択されました請願第7号に基づきまして意見書の提出をお願いするものでありまして、アスベスト被害に対する国民の不安が非常に高まっており、正確な情報を求める声とともに、健康被害を受けながら労災補償されていない労働者やその家族、さらには周辺住民の被害者からも救済を求める声が相次いでおります。こうした事態を受けて、政府はアスベスト問題に関する関係省庁会議を設置し、実態把握、相談窓口の設置等の取り組みを進めていますが、国民の安全を確保し、被害者の救済を進めるための包括的な取り組みを早急に実施するよう強く要望するものであります。
提出先は、内閣総理大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣、経済産業大臣、国土交通大臣及び環境大臣であります。
以上、本案につきまして、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(斉藤幸拓) これより質疑に入ります。
ただいまの説明に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 委員会付託の省略
○議長(斉藤幸拓) お諮りいたします。
本案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) ご異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、委員会の付託を省略することに決定いたしました。
◎ 討 論(終局)
○議長(斉藤幸拓) これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(斉藤幸拓) これより採決いたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(斉藤幸拓) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
◎ 字句等の整理委任
○議長(斉藤幸拓) お諮りいたします。
ただいま意見書が3件議決されましたが、字句・その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) ご異議なしと認めます。
よって、字句・その他の整理は議長に委任することに決定いたしました。
◎
駅周辺整備等調査特別委員会の設置及び付託
○議長(斉藤幸拓) 次に、日程第14、
駅周辺整備等調査特別委員会の設置の件を議題といたします。
お諮りいたします。
太田駅周辺の市街地整備事業及び連続立体交差事業並びに市内各駅の周辺整備等に係る諸政策について調査研究し、その有機的かつ総合的な施策に資するため、17人の委員をもって構成する
駅周辺整備等調査特別委員会を設置し、これに付託の上、閉会中の継続調査とすることにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) ご異議なしと認めます。
よって、17人の委員をもって構成する
駅周辺整備等調査特別委員会を設置し、これに付託の上、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
お諮りいたします。
ただいま設置されました
駅周辺整備等調査特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、
江 原 貞 夫 議員 遠 坂 幸 雄 議員 高 橋 孝太郎 議員
福 井 宣 勝 議員 鈴 木 信 昭 議員 飯 塚 勝 雄 議員
内 田 忠 男 議員 福 田 義 雄 議員 富宇賀 肇 議員
荻 原 源次郎 議員 山 田 隆 史 議員 加 藤 光 夫 議員
半 田 栄 議員 斎 藤 光 男 議員 小 俣 雄 治 議員
浜 野 東 明 議員 天 笠 巻 司 議員
以上17名を指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) ご異議なしと認めます。
ただいま指名いたしました17人を
駅周辺整備等調査特別委員会の委員に選任することに決定いたしました。
◎ 休 憩
午後5時40分休憩
○議長(斉藤幸拓) ただいま選任いたしました
駅周辺整備等調査特別委員会の正副委員長互選のため、暫時休憩いたします。
◎ 再 開
午後5時40分再開
○議長(斉藤幸拓) 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎ 正副駅周辺整備等調査特別委員長互選結果報告
○議長(斉藤幸拓) 先ほど選任いたしました
駅周辺整備等調査特別委員会の正副委員長の互選の結果を報告いたします。
駅周辺整備等調査特別委員長 小 俣 雄 治 議員
副委員長 江 原 貞 夫 議員
副委員長 遠 坂 幸 雄 議員
に決定いたしました。
◎ 閉会中継続審査の件
閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、調査中の事件について下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第103条の規定により申し出ます。
平成17年9月27日
太田市議会議長
斉 藤 幸 拓 様
教育福祉常任委員長 本 田 一 代
記
1 事 件 請願第9号 ブラジル人学校の移転に関することについて
2 理 由 なお検討を要するため
○議長(斉藤幸拓) 次に、日程第15、閉会中の継続審査の件を議題といたします。
教育福祉委員長から、目下、委員会において審査中の事件につき、会議規則第103条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。
委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) ご異議なしと認めます。
よって、委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
◎ 特定事件の閉会中継続調査の付託
閉 会 中 継 続 調 査 申 出 一 覧 表
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│ 委 員 会 名 │ 件 名 │
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│ 議会運営委員会 │ 1 議会の運営に関する事項について │
│ │ 2 議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項について │
│ │ 3 議長の諮問に関する事項について │
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│
総務企画委員会 │ 1 市行政の総合企画のことについて │
│ │ 2 行政改革の推進のことについて │
│ │ 3 行財政運営と市有財産管理のことについて │
│ │ 4 市税等の適正な課税と収納のことについて │
│ │ 5 各総合支所との連携と地域コミュニティーのことについて │
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│ 教育福祉委員会 │ 1 高齢者福祉と介護保険のことについて │
│ │ 2 障害者福祉と国民健康保険、保健福祉のことについて │
│ │ 3 学習環境の整備と教育施設のことについて │
│ │ 4 青少年の健全育成と児童福祉のことについて │
│ │ 5 文化財の保全活用と生涯学習のことについて │
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│ 市民経済委員会 │ 1 住民サービスの向上と市民生活の支援・相談のことについて │
│ │ 2 防犯・防災対策と公共交通体系のことについて │
│ │ 3 文化、スポーツ及び芸術施策のことについて │
│ │ 4 農業施策と環境整備のことについて │
│ │ 5 商業・観光施策並びに工業・労政施策のことについて │
│ │ 6 環境の保全と衛生施設の整備、維持管理のことについて │
│ │ 7 下水道の整備、維持管理のことについて │
│ │ 8 消防・救急体制のことについて │
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│ 都市建設委員会 │ 1 都市計画の策定と区画整理等の基盤整備のことについて │
│ │ 2 道路、住宅の整備、維持管理並びに公園整備のことについて │
│ │ 3 公有地の拡大と取得のことについて │
│ │ 4 公園及び施設の維持管理のことについて │
│ │ 5 水道事業のことについて │
└─────────┴───────────────────────────────────┘
○議長(斉藤幸拓) 次に、日程第16、特定事件の閉会中の継続調査の付託を議題といたします。
議会運営委員長及び各常任委員長から、目下、委員会において調査中の事件につき、会議規則第103条の規定によりお手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(斉藤幸拓) ご異議なしと認めます。
よって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。
◎ 議長あいさつ
○議長(斉藤幸拓) 閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げたいと思います。
本定例会は、8月31日に開会され、平成16年度決算認定をはじめ、多くの重要議案について28日間にわたり本会議及び委員会を通じて熱心なご審議を賜り、本日ここに無事閉会の運びとなったわけであります。特に議長といたしまして、各会議における議員各位の多大なご協力と理事者各位のご努力に対しまして、深く敬意を表する次第であります。
私たちは、申すまでもなく21万余の市民の負託にこたえるべく日ごろ努力しているところでございます。特に今日、厳しい財政状況という中におきまして、質の高い行財政運営の必要性や開かれた行政運営が強く求められております。このような中にありまして、今定例会におきまして一般質疑、決算審議、あるいは条例等の審議を通じて、各議員からの貴重な意見や提言がありました。理事者各位におかれましては、今定例会において可決された各議案等の執行に当たりまして、議会におけるこれら意見や要望等を十分に尊重していただき、今後の市政運営に反映させていただくとともに、より一層のご努力をお願い申し上げる次第であります。議会としましても、本市のさらなる発展に向けて一丸となって行政施策の推進を図っていかなければならないと考えております。
結びに当たりまして、議員及び理事者各位のご活躍とご健勝をお祈り申し上げまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。まことにありがとうございました。
◎ 市長あいさつ
○議長(斉藤幸拓) 続きまして、清水市長からごあいさつがあります。
清水市長。
◎市長(清水聖義) 9月定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
議員の皆様には、8月31日から28日間、大変長い間でありましたが、平成16年度の旧市・町及び新太田市の一般会計、特別会計及び公営企業会計の決算を中心に、各議案についてご審議をいただきました。また、全議案について可決認定をいただきまして、私たちに力と勇気を与えていただきました。大変ありがとうございました。
本議会においては、合併によって旧市・町の打ち切り決算と合併後の4日間の新市の決算が生じたことから、例年とは異なった複雑な決算審査も行われ、議員皆様の熱心なご審議の中で、私どもに大変示唆に富むご意見をいただきました。これらのご意見につきましては、今、議長からもお話がありましたが、今後、平成18年度予算編成、あるいはまた市政運営の参考にさせていただきたいと考えております。
さて、過日の衆議院選で小泉内閣の大変な躍進がありました。その中で、私どもが注視をしていることは、三位一体改革の是非、どんな形になるのかという心配がありました。これは地方の独立、地方自治体が国からいよいよ自立をしていく、その中の大変重要な項目であります。そんなことから、ある意味で3兆円の残された財源の移譲が行われるのかどうか、これについては大変心配があったわけでありますが、所信表明の中で、いよいよ地方分権が本格的なものになる、我々が中心で物事を考えて、市民の幸せを考えていく、そういう時代をいよいよ迎えたということを確認することができました。大変すばらしい改革だというふうに私は思っています。今後の自治体運営は、行政はもとより、議会のみなさん方、そしてまた市民の温かいご支援、みんなの一体感の中で、共同作業によってまちづくりが行われなければならない、そういう意味合いも含めて、私たちも新たな決意をしなければならない、そのようにも思っておるところであります。
この審議、私もつぶさに一点一点聞かせていただきましたが、本当にみなさん方の熱心なご審議がありました。本当に心から感謝を申し上げる次第であります。今後とも健康に皆さん気をつけていただいて、また来年度の予算編成がいよいよスタートするわけでありますが、ぜひ今後ともご意見をいただき、市政繁栄のために市民の意見を吸収してほしいと、そんなふうに思っております。本当に簡単でございますけれども、長い間の審議に対する御礼の言葉にかえさせていただきます。本当にありがとうございました。
◎ 閉 会
○議長(斉藤幸拓) 以上をもちまして今定例会の議事すべてを終了いたしましたので、これをもって閉会いたします。
午後5時48分閉会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
太田市議会議長 斉 藤 幸 拓
太田市議会議員 木 村 康 夫
太田市議会議員 福 島 戈 吉...