太田市議会 > 2003-09-14 >
旧太田市 平成15年度決算特別委員会−09月14日-02号

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  1. 太田市議会 2003-09-14
    旧太田市 平成15年度決算特別委員会−09月14日-02号


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    旧太田市 平成15年度決算特別委員会−09月14日-02号旧太田市 平成15年度決算特別委員会        平成15年度決算特別委員会記録(第2日) 平成16年9月14日(火曜日) 1 出席委員(12人)  委員長       深 澤 直 久   副委員長       福 井 宣 勝  委員        井 野 文 人   委員         小 林 人 志  委員        星 野 一 広   委員         高 田 勝 浩  委員        山 田 隆 史   委員         高 橋 美 博  委員        半 田   栄   委員         鈴 木 信 昭  委員        濱 田 光 雄   委員         白 石 さと子 1 説明のため出席した者  収入役       清 水 計 男   企画部長       小 暮 和 好  総務部長      竹 吉   弘   市民生活部長     大久保 義 忠  健康福祉部長    早 川 充 彦   産業環境部長     石 原 康 男  都市づくり部長   滝 沢 光 栄   土地開発部長     桑 子 秀 夫  行政事業部長    天 笠   彰   水道局長(水道事業管理者職務代理者)                                 阿久戸 征 三  教育部長      岡 島 幸 雄   監査委員事務局長   久保田 幹 雄
     企画部副部長(企画担当)        企画部副部長(行革担当)            上 原 隆 志              北 澤 潤 一  総務部副部長(総務担当)        総務部副部長(税務担当)            富 岡 英 夫              石 井 俊 夫  市民生活部副部長            市民生活部副部長(生涯学習担当)  (市民生活担当兼行政センター担当)              清 水 正 道            堀 江   久  健康福祉部副部長(高齢者担当)     健康福祉部副部長(健康福祉担当)            毛 呂   実              小 林   治  産業環境部副部長(産業担当)      産業環境部副部長(環境担当)            菊 地 孝 壽              金 子 一 男  都市づくり部副部長(都市建設担当)   都市づくり部副部長(土木建築担当)            福 澤 善 明              大 槻 重 吉  土地開発部副部長(土地開発担当)    教育部副部長(教育指導担当)            土 田 隆 一              中 島 俊 明  教育部副部長(青少年育成担当)     農業委員会事務局長  高 橋   猛            浅 海 崇 夫  消防組合次長    岡 部 隆 弘   総合政策課長     岡 田 辰 雄  人事課長      荒 木 建 夫   市政ニュース課長   大 谷 恒 雄  英語教育特区校設立準備室長       行政経営課長     倉 上 和 裕            坂 本 博 明  IT推進課長    久保田 孝 明   合併電算統合担当課長 福 島   修  総務部参事(総務課長)         財務課長       竹 内 信 一            塚 越 敏 行  契約検査課長    金 田 正 明   市民生活部総括参事  野 村   敏  市民生活部参事(生活そうだん課長)   市民生活部参事(市民課長)            神 山 博 史              大 槻 憲 一  太田地区行政センター所長        九合地区行政センター所長            森 尻 正 光              田 口 一 人  沢野地区行政センター所長        韮川地区行政センター所長            中 島 徹 理              家 泉 喜久男  鳥之郷地区行政センター所長       休泊地区行政センター所長            森 尻 光 則              金 子 敏 夫  強戸地区行政センター所長        宝泉地区行政センター所長            八 代 敏 彦              伴 場 敏 彦  毛里田地区行政センター所長       スポーツ課長     新 井 俊 博            武 笠 敏 朗  健康福祉部総括課長 木 村 悦 之   健康福祉部参事(元気おとしより課長)                                 前 嶋   進  高齢者福祉センター担当課長       介護サービス課長   馬 場 克 己            辺 見 佳 男  社会福祉課長    木 村 証 二   健康福祉部参事(福祉事業課長)                                 矢 島 政 充  保険年金課長    阿 藤 節 次   健康づくり課長    神 藤 幸 生  産業環境部総括課長 江 原 英 夫   産業環境部参事(農業政策課長)                                 萬 年 稔 明  農村整備課長    日 野 重 夫   商業観光課長     北 爪   宏  工業政策課長    中 村   勝   産業環境部参事(環境政策課長)                                 横 澤 義 隆  清掃事業課長    渡 邊 行 雄   下水道管理課長    小 林 俊 一  下水道整備課長   大 隅 武 則   衛生事業課長     木 村 俊 一  都市づくり部総括課長中 村 元 信   都市づくり部参事(都市計画課長)                                 細 金 義 光  都市づくり部参事(建築指導課長)    区画整理課長     田 村 福 治            亀 井 俊 光  都市づくり部参事(市街地整備課長)   都市づくり部参事北関東自動車道対策課長)            松 井 儀 継              椎 名 行 司  都市づくり部参事(道路河川課長)    花と緑の推進課長   佐 口 修 一            樋 澤 三四郎  住宅課長      茂 木 博 光   住宅滞納整理営繕担当課長                                 富 岡   豊  建築課長      平 賀 秀 次   用地管理課長     半 田 昭 夫  土地開発部参事(用地開発課長)     事業管理課長     井 上 正 嗣            坂 本 公 市  応急工事課長    藤 本 壽 男   渡良瀬緑地課長    関 根 英 雄  会計課長      久保田   徹   教育部参事(こども課長)                                 小 野 善 孝  青少年課長     小 林 忠 昭   監査委員事務局参事  石 原 利 夫  農業委員会事務局次長島 田 秀 明   消防組合財務課長    田 精 一  太田地区農業共済事務組合事務局長    太田市外五町広域清掃組合参事(総務課長)            藤 村 文 雄              金 井   稔  太田市・尾島町・新田町・藪塚本町    農業振興公社事務局長 金 谷 順 一  合併協議会総務課長            今 井 一 郎  総務課長補佐(法制係長)        財務課長補佐(財政係長)            石 井 敏 廣              久保田 義 美  財務課係長代理   春 山   裕   財務課主任      大 槻 伸 之  財務課主任     鹿 目 隆 史 1 事務局職員出席者  事務局長      吉 田   稠   議会事務局参事(議会総務課長)                                 塚 越   隆  議事係長兼調査広報係長         議会総務課長補佐(管理係長)            板 橋 信 一              中 庭 憲 一  議会総務課係長代理 大 槻 みどり   議会総務課主任    中 島 孝 之  議会総務課主任   中 澤 文 孝   議会総務課主任    田部井 伸 夫  議会総務課主任   富 岡 義 雅   議会総務課主任    尾 花 公 司            会議に付した事件 議案第70号 平成15年度太田市歳入歳出決算認定について       ・一般会計       (歳出・4款衛生費、5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費、8款土木費、9款消防費、11款災害復旧費、12款公債費、13款諸支出金、14款予備費)       ・競輪特別会計       ・住宅新築資金等貸付特別会計       ・八王子山墓特別会計       ・実質収支に関する調書       ・財産に関する調書
         ◎ 開     議                                      午前9時開議 ○委員長(深澤直久) ただいまから本日の会議を開きます。  開議の前に小野課長より昨日の鈴木委員の質疑に対して発言の申し出がありましたので、これを許可いたします。 ◎教育部参事(小野善孝) 昨日の母子生活支援施設虹ヶ丘の職員体制について答弁が保留になっておりましたので、お答えしたいと思います。  そこの職員体制でございますが、施設長が1、母子指導員が2、少年指導員が2、保育士が1、調理員が1の合計7名でございます。      ◎ 4款衛生費に対する質疑 ○委員長(深澤直久) 4款衛生費について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(星野一広) まず、何点か質問させていただきますけれども、214ページ、4款1項1目備考のところで、看護師養成所運営費補助金というのが1,875万円ついております。この内容について教えてください。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) これにつきましては、看護師の養成所の運営費の補助金ということでございまして、東群馬看護専門学校へ684万8,000円、太田高等看護学院に602万8,000円、太田看護専門学校へ587万8,000円の運営費の補助でございます。 ◆委員(星野一広) 3校で何人ぐらい通われているかわかりますでしょうか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 東群馬看護専門学校については188名、太田高等看護学院については115名、太田看護専門学校については90名ということでございます。 ◆委員(星野一広) 市から補助を出しているということで、太田市内の病院に入って活躍してもらうのがいいのだと思うのですけれども、卒業後の状況がわかったら教えてください。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 平成15年度につきましては、卒業生が109名、うち市内就職者は80名でございます。 ◆委員(星野一広) パーセント的に多いかどうかわからないところですけれども、無理に太田市に引き止めるということはできないかもしれないが、しっかりそこら辺も見ていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  218ページ、同項の5目母子保健対策費の中で妊婦健康診査助成金というのが183万6,400円ついております。この内容について教えてください。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 群馬県内で妊婦さんが受診された場合には、別な項目から支出しておりますけれども、この金額については群馬県以外のところで妊婦さんが受診をしたときにかかった費用の一部を補助しているものでございます。 ◆委員(星野一広) 市内はどこか違うところに載っているわけですか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 下から3番目にございます母子保健相談指導事業委託料の中に含まれております。 ◆委員(星野一広) 妊婦さんの健康診断はるるあり、回数券で充てたりするのかと思うのですけれども、その状況を教えていただきたいと思います。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 妊婦1人に対しまして前期と後期で2回ほど補助しております。受診された方は延べ3,027名になってございます。 ◆委員(星野一広) これは要望ですけれども、近郊都市においては、妊婦さんは人によっては中毒症とかいろいろあって回数を重ねて病院に行くということもあるかと思うのです。また、病院によっても金額が違う状況もあるそうなのですけれども、そこら辺を踏まえてできれば増額とか、いろいろな手はずを打っていただきたいと要望します。  218ページの同じ項の6目環境衛生費に行きます。備考の合併処理浄化槽設置整備事業補助金というのが1億7,400万円ついておりますが、去年、県の補助金が若干変わったりしていると思いますけれども、その状況を教えてください。 ◎下水道管理課長(小林俊一) 合併処理浄化槽につきましては、昨年、県が補助基準額の改正を行いました。平成15年の明許繰り越し分、昨年の9月いっぱいまでにつきましては、人槽によって基準額が違いますので5人槽の基準額でお示ししますと、昨年9月までが35万4,000円、10月から今年3月までが31万6,000円、平成16年度につきましては27万9,000円ということでございます。 ◆委員(星野一広) 1戸当たりの補助額が減ったということですけれども、それで逆に件数が増えたかと思うのですが、その状況がわかりますか。 ◎下水道管理課長(小林俊一) 件数につきましては、平成14年度と比較しますと73基の増加となっております。 ◆委員(星野一広) 公共下水道また農集排がこれからできないところもいっぱいあるということで、合併浄化槽に振りかえて、この先モデル地区としてその地域については合併浄化槽でやっていくところが只上一区等で出てきたと思いますけれども、そこら辺のこれからの状況とモデル地区の状況を教えてください。 ◎下水道整備課長(大隅武則) ただいま農業集落排水事業ということで、金山東を実施しております。なかなか費用のかかる事業だということで、以前からもっと費用対効果のすぐれた事業はできないかということで研究をしてまいりました。今の金山東が平成17年に完了しますので、平成18年から新しい事業を実施したいということで今研究中であります。ただ、この合併浄化槽につきましては、個人に補助金を出すのではなくて、市町村で設置して管理をしていくというような事業でございます。 ◆委員(星野一広) ということは、事業的にはここの部分とはまた違った形でお金が出てくるということだと思うのですけれども、合併浄化槽自体の費用対効果的なものでは効果があると思いますので、ぜひまた推進をお願いしたいということで意見を申し付け加えます。  220ページに行きます。同じ項の6目になります。環境衛生費のところで備考の4、環境企画事業の中で地域新エネルギービジョン策定等事業委託料というのが560万円入っております。これは補助金だと思いますけれども、その内容についてどういう補助金なのかお聞きしたいと思います。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 委員のおっしゃられますように、これにつきましては補助金でいただいております。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)によります100%の補助金でございます。内容につきましては、希望した自治体から書類審査、ヒアリング等を受けて選考されまして、地域の新エネルギービジョンを策定してくださいという内容でございます。 ◆委員(星野一広) 選定されたということですけれども、平成15年度に補助金をもらったほかの自治体というのはどのくらいあったかわかりますか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) これにつきましては、正確な数は把握しておらないのですけれども、地区といいますか、関東地区で一、二とか、東北地区で一、二、北海道地区で一、二という単位ブロックの認定になっておりますので、全国で10ぐらいが認定されておると思います。 ◆委員(星野一広) ということは、多くないということですけれども、群馬県についてはビジョン策定というのはほかにあったのでしょうか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 県内11市の中では太田市が初めてでございます。そのほかに今まで水上町、草津町、嬬恋村、宮城村等がこれを受けております。 ◆委員(星野一広) 補助金の内訳について教えてください。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 支出内容ということでお話ししたいと思いますけれども、これにつきましては調査の委託料、それからその成果としてまとめました冊子、印刷製本費などが主な内容でございます。 ◆委員(星野一広) 平成16年度に環境省の「平成のまほろば」まちづくり事業というのが、今回の補正にも入っておりますけれども、新エネルギービジョンと関係があると思いますけれども、この内容について説明をお願いします。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 予算委員会の段階でも質問が出まして、皆さんにいろいろご心配をおかけしたのですけれども、6月15日に環境省から内諾をいただきまして、「平成のまほろば」まちづくり事業については採択を受けました。内容につきましては、経済と産業の活性化をその地域でしなさいということでありますので、新エネルギー・省エネルギーの技術を導入した環境に優しいまちづくりのモデル事業をやっていきたいと考えております。 ◆委員(星野一広) いつ聞いてもよくわからないのですけれども、地球温暖化防止ということでCO2削減効果というのがあると思いますけれども、そういう効果というのがもくろみとしてどういう状況にあるか教えてください、また金額的なところもお願いします。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 「平成のまほろば」まちづくり事業につきましては、確かに地球温暖化防止とCO2の削減をしなさいという環境省の至上命題でございます。太田市につきましては、これを受けまして新エネとか省エネの技術を導入いたしまして、既存の公共施設の整備を行い、CO2の排出削減を図る予定でおります。予算的な内容ですけれども、環境省より平成16年、平成17年、平成18年の3年間にわたって、地球温暖化防止のための整備に使いなさいということで3億8,400万円ほどいただいております。 ◆委員(星野一広) 太田市はどのくらいの負担になりますか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 3分の1の負担でございます。 ◆委員(星野一広) 「平成のまほろば」まちづくり事業についても採択されたというか、選ばれた件数は少ないと思いますので大変だと思いますけれども、しっかり環境事業をやっていただきたいというふうに要望いたします。  次に222ページ、4款1項7目になりますけれども、各種検診等委託料ということで2億3,300万円という大きい額が載っておりますが、その内容というか、どういうことをやっているか教えてください。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) ここでは、市民のための検診を行っておりまして、基本健康診査、肝炎検査、胃がん検診、乳がん検診、子宮がん検診、大腸がん検診、前立腺がん検診、肺がん検診、骨密度検診、歯科検診でございます。 ◆委員(星野一広) 定例会におきましても、同僚議員が乳がん検診について質問させていただきました。触診からマンモグラフィーの検診へと要望しておきましたけれども、マンモグラフィーをやるということだと思いますけれども、その状況を教えてください。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) マンモグラフィーの関係につきましては、今、合併協議会において新たな制度を創設するということで事業の承認を得ておりまして、また厚生労働省からがん検診実施のための指針の一部改正という通知が入ってございます。乳がん検診については、検診方法は原則マンモグラフィーを行って、触診は併用としなさいという通知が来てございますので、今それに向けて検討しているところでございます。 ◆委員(星野一広) ちょうど合併を控えての作業になるかと思いますけれども、ぜひ遅れることなくやっていただきたいと要望いたします。  続きまして、224ページになりますけれども、公害対策費の中の鉱毒史編さん事業補助金というのがあります。編さん事業についてどういう状況か教えてください。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) これにつきましては、大変長い間かかって編さんをしておるわけですけれども、平成16年度完成の予定ですので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(星野一広) 完成ということは、補助金も終わって本も出してということになるのですか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) そのつもりでおります。 ◆委員(星野一広) 最後まで応援していただいて、しっかりした形ができるよう、ぜひよろしくお願いいたします。 ◆委員(高田勝浩) まず216ページ、4款1項1目の救急医療対策事業ですけれども、昨今いろいろ言われている、市民に直結した重大な問題だと思っております。今回約8,500万円ついているのですけれども、全体的なここ数年の伸び率を教えていただけますか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 補助の関係につきましては、群馬県の補助要綱に基づきまして3分の1の補助をしてございます。ですから、伸び率としましても平成15年度につきましては減額になったのが実情でございます。 ◆委員(高田勝浩) 3月の予算委員会でいろいろ数字が出ていました。5病院プラス太田病院小児科ですとか、歯科医師会に幾ら出したという細かな数字が出ていますけれども、今数字を出せますか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 総合太田病院1,620万3,920円、本島総合病院1,139万1,980円、堀江病院1,081万7,420円、太田福島総合病院851万9,180円、城山病院945万2,840円、それと休日歯科診療ということで太田・新田歯科医師会へ142万円、小児救急医療センターということで総合太田病院へ1,800万円補助してございます。 ◆委員(高田勝浩) 今年の予算委員会で出された数字ですと、本島総合病院が約1,329万円減っていて、小児の方が約720万円増えているということで、ほかはほぼ横ばいということで認識してよろしいでしょうか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) これにつきましては、患者搬送数で算出していますので、そのような数字になります。 ◆委員(高田勝浩) 搬送数ということで、前回もご答弁をいただいたと思うのですけれども、やはり小児が増えているということでよろしいわけですか。それともう一つは、本島総合病院の脳の関係の先生がいなくなったということで、搬送数がかなり減ってきたと認識してよろしいですか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 私どももそのように認識しております。 ◆委員(高田勝浩) 実態を浮き彫りにしていると思います。現在の救急搬送の状況についてお伺いしたいのですが、その後の状況はどうですか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 太田地区消防の資料でご説明させていただきたいと思いますけれども、4月から7月までの患者搬送数2,415件、管外へ搬送した数415件、率的に17.1%ということでございます。 ◆委員(高田勝浩) 喫緊の課題であった脳の関係と心臓の関係は、管外搬送の中でどのくらいの割合かわかりますか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 415名のうち脳につきましては57名、心疾患につきましては32名でございます。 ◆委員(高田勝浩) これは増えているのでしょうか、減っているのでしょうか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 脳につきましては平成15年度は年間の合計になりますので556名ということでございます。 ◆委員(高田勝浩) 4月から7月の3カ月ということで大分減っていますね。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 減っていると認識しております。 ◆委員(高田勝浩) 心疾患はどうでしょうか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 心疾患につきましても406名ということですから、概略的に減っていると認識しております。 ◆委員(高田勝浩) 県の補助要綱が決まっていますし、この額が多いか少ないかは病院側の判断もあると思うのですけれども、減っているのは歓迎すべきことだと思います。引き続き連携をお願いしたいと思うのです。  ところで、以前から言っていた市長の病院計画は、担当のところではどういう話になっていますか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) これにつきましては、議会でもいろいろご質問されて答弁しておりますけれども、一応新市に向けてミニ救命センター10床の関係を今つくるかつくらないかという形の中で検討はしているところでございます。 ◆委員(高田勝浩) 10床というのがどういうふうにとらえるかということと、医師会との調整、すべては医師会が握っているというと言葉は悪いですけれども、やはり診る側が医師会ですからそことの調整が必要だと思うのですが、間違いなく心臓ですとか、これから多くなっていくであろうニーズというのは変わらないと思うのです。それを踏まえた上で、今後の救急医療施設とか、5病院の連携とか、合併後も含めてどういうふうにとらえていらっしゃるか、部長に雑駁で結構ですけれどもお願いします。 ◎健康福祉部長(早川充彦) これについては、特に今、神藤課長の答弁にもありましたように、4月以降の管外搬送はかなり減ってきております。ですが、5病院との緊密な連携を図っていかなければならないのは当然のことなのですけれども、あとは今まで管外扱いになっていた藪塚本町の第一病院が市内に入ってまいりますので、いわゆる管外という概念からすると、もう少しパーセンテージは減ってくるかと思います。  ちなみに脳疾患で申し上げますと、4月が12人で、この時点で管外は12.1%という形で、7月も14名で12%という形で脳疾患の管外搬送はかなり減ってきております。そういう中で、特に4月以降、太田病院に専門医が2名ほど配置されたということで、これが好転した大きな要因だと思うのですけれども、そういう意味もかねてこれからも緊密な連携を図っていきたいと考えております。 ◆委員(高田勝浩) 同じく216ページ、4款1項2目同時に4款1項3目の両方に関係してくることかもしれないのですけれども、結核対策の方からやらせていただきます。結核予防のレントゲンということで、予算的にはレントゲン検診は全体でということでよろしいわけですね。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) そのとおりでございます。 ◆委員(高田勝浩) はがきが行ったり、地域の回覧板で回ると思うのですけれども、対象者に対して受診率というのは何%ぐらいでしょうか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 31.4%になってございます。 ◆委員(高田勝浩) 低いですよね。最低でも6割ぐらいないと効果がないと思うのですけれども、その辺の改善策をどのように考えていますか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 今までですと、何度も受診券を発送して勧奨を促したわけなのですけれども、その後普及制度が若干なくなってきたところの減ということも考えられまして、平成16年度につきましては財政当局の協力をいただいて、マイクを車に搭載する予算をつけていただきましたので、PRしながら検診会場で実施しております。 ◆委員(高田勝浩) 若い方の方が少ないですか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 今、ここにデータがありませんけれども、検診会場で見ている限りでは若い方の受診は少ないです。 ◆委員(高田勝浩) やはり自分の身は自分で守ることですから、どこまでというのは難しいと思うのですけれども、引き続き受診率アップに励んでいただきたいと思います。昨年、結核が増えているという話を聞いたのですけれども、本市ではどうなのでしょうか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 平成15年度の通知がまだ県から来ていませんのではっきりしませんけれども、集団検診の関係で平成15年度に結核が1名発見されております。 ◆委員(高田勝浩) お年寄りですか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 年齢はわかりません。 ◆委員(高田勝浩) 続いて、4款1項3目予防接種費ですけれども、乳幼児と65歳以上ということですけれども、幼児が約1万8,000人ということで、受診率の実績というのはどうでしょうか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 受診率を求めるのは非常に難しいわけなのですけれども、平成15年度に限ってですけれども、対象者の約7割から8割の予防接種は実施しております。 ◆委員(高田勝浩) 私も今子育て中なのですけれども、最近、母親が知らなかったとか、受けさせないという方がいるのです。親の責任は問うべきだと思うのですが、事子供にとっては物がわからないわけですから子供には何の罪もない、母親の教育というか、もっとその辺を産んだときに徹底教育をするということも医師にも相談というか、そういうことをした方がよろしいのではないかと思うのですけれども、どうでしょうか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) その件につきましては、一応保健師が予防接種手帳を持ちながら訪問していますので、医師の指導よりも徹底した指導ができていると思っております。 ◆委員(高田勝浩) それでも2割いるというのは、何か原因があるのですか。
    ◎健康づくり課長(神藤幸生) 予防接種によってまちまちですけれども、どうしても接種期間が1歳から90カ月という長い範囲内で予防接種をすればいいという規定になってございますので、大体3歳児健診までは市の健診でチェックできますけれども、3歳を過ぎますとなかなかチェックができないというところで、最終的に2割なり3割の方が未接種のまま残ってしまうというのが現状でございますので、いろいろと広報等でご案内はしております。 ◆委員(高田勝浩) 先ほど言ったように、これは絶対に親の責任ですから、行政の責任ではないはずですけれども、子供には何の責任もないというか、わからないということがありますので、先ほど言ったように行政センターにいらっしゃる方にも徹底的にやっていただいて、より受診率が上がるように努めていただきたいと思います。  それと今年風疹がはやったようですけれども、新聞報道では一部太田発みたいなことが書いてあったということを話に聞いたのですけれども、太田市ではどうなのですか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 太田市では大流行という状況になりまして、平成15年11月から今年8月までの患者数を太田保健福祉事務所で各医療機関に協力してもらい調査をいたしました。その結果、風疹にかかった患者数が1,235名出たということで、予防接種がされている段階では非常に多いという状況でございます。 ◆委員(高田勝浩) 大人と子供の割合はわかりますか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 割合はわかりませんけれども、年齢的に6歳以下が463名、7歳から15歳が611名、16歳以上が161名という数字が出てございます。 ◆委員(高田勝浩) 6歳以下が463名ということですけれども、16歳以上の妊婦の方に対する治療は大変だったと思うのですけれども、医者との連携はどうなのでしょうか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 今回、風疹の流行に伴いまして太田市医師会と行政と保健福祉事務所で風疹等予防対策委員会というのを立ち上げまして、医師会としても産婦人科医へ周知していただきました。 ◆委員(高田勝浩) 続いて、222ページ、4款1項7目先ほど同僚委員からも話がありました各種検診等委託料ということでマンモグラフィーの件が出たのですが、新聞報道で読んだ程度なのですけれども、マンモグラフィーの場合には、機械をやってはかる人の教育というのが非常に難しいので少ないのだということを聞いたことがあるのですけれども、それを教えていただけますか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 医療で見る場合は、資格は要らずに医師であれば見られるわけなのですけれども、検診となりますと技術的な向上がない方については、検診読影という資格が与えられませんので、マンモグラフィーの検診の指導医というのがなかなか出てこないのが現状でございまして、今のところ太田市では数名程度の先生が資格を持ってございます。 ◆委員(高田勝浩) やはりこの辺も急務だと思います。今後も引き続きよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、228ページ、4款2項2目ごみ処理費のことで溶融炉性能基準作成委託料について少しお伺いをいたしたいと思います。私はこの議論は一度もかんだことがないので、ちょっと聞かせていただきたいと思います。自分のしかばねは溶融炉で焼いてくれとおっしゃった金子副部長の意気込みのとおり、私もこれは真剣に伺ってみたいと思います。路盤材にまでしてくれとまでおっしゃいましたので、行政マンとしての責任感に敬服します。ところで、262万5,000円ということで、けさ方産業環境委員長から覚書の要旨をいただいたのですが、この要旨を今までどういった方にお配りしているのですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 5月の産業環境委員会協議会の中で配付したものです。 ◆委員(高田勝浩) その中で、確認運転の実施、第3条第5項、溶融スラグの再利用に関する試験にかかる経費については乙が負担するものとするということで覚書には書いてあります。これはあくまで委託料ということで、別途発生したという形でよろしいのでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) これにつきましては、支援金という形で支払いますので、その中に入っているということでございます。 ◆委員(高田勝浩) 支援金というのは、覚書の中に要旨として入っているのですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 覚書の要旨の中の第3条で、金額は消費税を含めて1トン当たり4万3,000円ということでございます。 ◆委員(高田勝浩) 委託料というのが経費として認められているのですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) あくまでも委託料ではなくて確認運転ということで、太田市も確認運転については注意を払いながらやっていくという中で、これに対して今、灰をメルテックに溶融処理していただくと4万3,050円という形になっておりますので、それと同額程度のことであればという形の中で支援金として支払う予定をしております。 ◆委員(高田勝浩) 確認運転の実施、第3条第5項、溶融スラグの再利用に関する試験にかかる経費については乙が負担するものとする。これは試験にかかる経費なのではないですか。その辺を明確に教えていただきたい。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 試験にかかる経費というのは、すべて試験にかかる経費でございまして、乙が負担するということのほかに支援金というのは、別の角度で溶融の確認運転をするのに支払うということでございます。 ◆委員(高田勝浩) ですから、乙の支払いについて、その後の支払いに関してはということで覚書には書いてあるのですかということを聞いています。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) その後というのは、取得してからの話でしょうか。 ◆委員(高田勝浩) 後でご答弁いただきたいと思います。  当初飛灰、主灰、残渣を入れて溶融するという計画でしたが、方向転換をした理由を教えてください。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 安定的な運転をするということ及びランニングコストが安いということ、そうしたことがまだ確立されていないというの中で実証運転をやってきたところですが、その中で運転の一番阻害要因となる飛灰と破砕残渣が溶融炉本体だけでなく、搬送系統、溶融炉に行く手前と排出されるガス等の部分でマイナス面がありまして、そのためにランニングコストがかなりの金額になってしまいまして、それを安定的な運転にすることと、コストを下げるためにはということでいろいろプラント側も研究して、そのために方向転換で安定的なスラグをつくるということで、こういう形で進めさせていただいておるところです。 ◆委員(高田勝浩) 覚書要旨はいつできましたか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 平成16年3月31日でございます。 ◆委員(高田勝浩) 覚書の第1条、安定稼動及び再利用可能なスラグの安定供給ということで書いてあって、先ほど安定供給というふうにおっしゃいましたけれども、残渣、スラグ、飛灰に関しては安定供給できない要因だということで間違いないですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) そのとおりです。 ◆委員(高田勝浩) 溶融したスラグの使い方についてなのですけれども、資料だとアスファルトに入れる、それとインターロッキングブロックにするということですけれども、インターロッキングブロックの場合には、コスト的には製造過程を一過程踏みます。この辺の後々の考え方ですけれども、現在どういうふうにお考えになっていますか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 公共事業に対しては、排出されるスラグについては材料として無料提供を考えております。砂の代用という形ですので、例えば10%なり20%入れるという部分については、その部分が無料になりますので、多少ほかの部分の行程が増えてもカバーできると確信しております。 ◆委員(高田勝浩) インターロッキングブロックをつくるというのは、メーカーに完全に出すと考えていいのですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) これについては、まだスラグを排出する私どもと何社か今アプローチが来ているところなのですが、一応きちんとしたスラグの性能ですか、基準値をクリアした後に、これはあくまでも官民と、今、群馬高専と茨城大学の2カ所が来ております。それについては、まだ材料提供をやっておりませんが、今後しっかりした材料試験等を実施して、その報告もこちらにもいただけるという話でございまして、インターロッキングブロックについては会社がつくるものですから、あくまでも有価物ということで民間に引き渡す場合には、有価物トン当たり100円から150円の間の中で供給していこうと考えております。 ◆委員(高田勝浩) トン当たり100円から150円こちらが出すわけですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 全国的な傾向の中で、本当は1トン当たり何万円もかかるところなのですけれども、リサイクルという観点で全国的な標準値の中ではトン当たり100円から150円となっております。 ◆委員(高田勝浩) 続いて確認をしたいのですけれども、まず幾つか数字を教えていただきたいと思うのですけれども、溶融炉の買い取り予定金額というのがもしわかっていれば、富士重工・オギハラ共同企業体と協和エクシオ、それぞれ教えてください。2つ目、各メーカーのスラグのトン当たりの処理費を教えてください。3つ目、最終処分場のトン当たりの処理費も確認のために教えてください。4つ目、ランニングコストも両方の会社のものを教えてください。続いて、今回設備を改修しました。この各メーカーの費用を教えてください。6つ目、建物敷地の賃貸料を教えていただけますか。 ◎産業環境部副部長(金子一男) 金額の関係でございますけれども、12月議会に上程し皆様にご審議をいただいて決定できるとすれば、どういう業務形態で今後委託をしようかというもので、私たちがいろいろ考えているわけであります。一つの形態としては、指定管理者制度がなじむか否か。あるいはPPP、これは性能発注による長期包括的業務委託等も考えられるわけでありまして、今、下水道事業ではレベル2、ユーティリティーであるとか、運転管理の一体発注を行っているわけでありまして、金額については今後実証運転をして確認ができた時点でもう一度交渉していきたいと考えております。契約金額については、そういうことでご理解をいただきたいと思います。 ○委員長(深澤直久) 確認いたしますけれども、数字的なものは現在では出せないということですか。 ◎産業環境部副部長(金子一男) はい、そのとおりです。 ◆委員(高田勝浩) そうするとすべて出ないわけですね。 ◎産業環境部副部長(金子一男) プラントの購入費については今後検討する余地がある。まだ、議決をいただかないので購入していいかというのは、これから確認運転をし、もし否であるとすれば買うのか買わないのか、そういうご議論もありますので、我々としても慎重に検討していきたいと思っております。 ◆委員(高田勝浩) そのほかの点というのは、改修費とランニングコストと最終処分場の確認のためということで先ほど申し上げました。 ○委員長(深澤直久) 数字的に出せないものもあるという意見ですけれども、現在わかっている数字は確実に出していただきたいと思います。 ◆委員(高田勝浩) 後で教えてください。 ○委員長(深澤直久) それでは、ここでよりも後で提出をお願いするということでよろしいですか。 ◆委員(高田勝浩) はい、結構です。ここで示してくださいと言っているだけです。個人的に教えてほしくないです。皆さんに提示してください。 ◎産業環境部長(石原康男) データが細かいので申しわけないのですけれども、時間をいただきましてこの場で発表させていただきたいと思います。 ○委員長(深澤直久) では、確認いたします。それは個人的にではなくて、議場の中で数字を出すということでよろしいですか。 ◎産業環境部長(石原康男) ここの会場で出させていただきます。 ◆委員(高田勝浩) 私は議会全体に示していただきたいのです。要するにまだ買い取り予定金額というのがわかっていないわけです。通常メーカーであればこういうものですよと、トン当たりの処理はこれでしたらこういう製品がありますよ、どんな商品を買うのも一緒です。これ一つとったって幾らですという金額があって消費者は買うわけです。実証中ということで差し引いても、やはり12月議会に示すということであれば、ある程度金額は出てきてもおかしくないのではないかと思うのですけれども、どうでしょうか。 ◎産業環境部副部長(金子一男) 私どもも予定価格の見積もり等は得ておりますけれども、いろいろなご論議がある中で、私たちが改修をしてほしいと、いろいろ定例会議の中でもまだまだ我々の要望が入れられない部分がございまして、それらを網羅した中で全体的な金額を決定していきたいというふうに思っております。 ◆委員(高田勝浩) この間も全協で示していただきまして、なるべく情報公開を早くしていただきたいと思うのです。特に金額は多分大きく出てくるものですから、早期に全協なり議会に諮っていただきたいと思います。  今、主灰が7割、飛灰が3割、それを溶融して残渣も溶融してという話になっていました。飛灰3割は現状では溶融できないということで、この3割はどうするのですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 今までどおりイー・ステージの方へ固化して、最終処分場へ埋め立て処分ということで考えております。 ◆委員(高田勝浩) 3割は持っていくということですね。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) そのとおりです。 ◆委員(高田勝浩) いろいろな経費がかかっていて、私どもの会派の代表の佐藤が何でも燃やしてしまえという話だったのですけれども、私はそうではなくて循環型社会というのは構築していくべきだと思うし、ごみというのは責任を持って考えていかなければいけないという考え方は私も同じです。ただ、考え方として、今、飛灰を最終処分に持っている所がインターチェンジになって、実質国土交通省で使われている現状や、もう用地買収の対象になっていますけれども、そういう現状を考えるとどうしても国との整合性、そして我々が考える整合性というのがどうも納得できないので、循環型社会が正しいと思うのでしょうけれども、その辺の考え方を教えていただけますか。 ◎産業環境部長(石原康男) ごみの問題は、今、全国的に非常に大きな問題としてとらえております。市長が常々言っておりますけれども、最終処分の問題につきましては処分地がない、それと処分地に与える影響、またそれに対する大気に与える影響、地下水に与える影響は非常に大きなものがありまして、それをこうむるというか、今の科学で見ますと実質的に人間にこうむるかどうかということはこうむらないという確信は持っているわけなのですけれども、実害は果たしてどうかなという疑問視はあると思います。そんな中で太田市は太田市でということを基本的に考えるべきではないかと思います。ただ、今までの状態の中で基本的に考えることの循環ができなかったという技術的な面がありますけれども、今の実証炉の問題について、ごみの最終処分7割とか3割とかという問題がありますけれども、一応の考え方としてはやはり循環型社会としてこれを取り入れて、太田市は太田市で処分できればいいという基本的な原点に立って我々は職務を遂行しているつもりでございますので、でき得れば一つでも多くのご理解をいただきたい、これが本音でございます。今後ともよろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(高田勝浩) 協和エクシオが主灰、飛灰、残渣すべて溶融できるということを言っていましたけれども、現状では主灰しか燃やしていないです。方向転換だけ教えてください。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) やはり先ほど言ったメンテナンスの関係とランニングコストが非常にかかってしまうという部分がありまして、そういう部分でどうしても抜いた方がいいという形で、プラント側からもそういうお話がありました。 ◆委員(高田勝浩) この間、個人的にお伺いしたときに数字を聞きました。やはりそういったものは議会にきちんと出すべきだと思うのです。判断しろと言っているわけです。皆さんに提示しないで何で判断できるのですか。 ◎産業環境部副部長(金子一男) その辺につきましては、平成15年9月議会の本会議場で溶融試験の現状ということで、市長が一つのポイントは飛灰を取り除いた形で考えていきたい、それでよりよいスラグをつくるためには、そういう方法がベストだというふうにご答弁をしております。その辺で我々も市長にはご連絡申し上げ、議会の皆さんにもその都度私どもは本会議場でご答弁しております。 ◆委員(高田勝浩) ですから、平成15年9月議会からこの間の全協のときまで既に1年経っているわけではないですか。数値的なデータは出てきてもいいのではないですか。この間、これは私と話をしていた中で出てきてなるほどと思ったのですけれども、スラグを飛灰とか、残渣とか入れても26%ぐらい溶融灰が出てくるという話は、話を聞いてわかったことです。議会全体に数字として出すべきではないですか。9月議会でわかっているのならそのくらいやってもいいではないですか。 ◎産業環境部副部長(金子一男) 議会には、平成16年9月9日までに十数回ご報告申し上げておりますが、私どもでも数値的にどんな質問があったかというのを精査して、後ほど取りまとめの経過報告をさせていただければと思います。 ◆委員(高田勝浩) やはり判断する材料というのはあればあるほどいいと思います。それによってきちんとした判断ができると思います。  もう一つ、今回溶融炉を改修しました。改修した原因を教えてください。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 先ほど言った関係の中で、要するに詰まったところの場所はどこだということがわかりまして、単純にスケールアップして幅を倍にするとか、あるいはベルトコンベヤーの部材を倍にして対応するとか、あるいは若干物質的に変わってきましたからダイオキシン対策の部分を補強するとか、そういった部分で改修をやってもらったわけです。 ◆委員(高田勝浩) そうすると、考え方としては平成12年につくって、4年後に大幅にかなりいろいろな部分を変えたと、数字も出てこなかったのでその辺を聞きたかったのですけれども、同額が4年後にかからないという保証はないわけですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 当然我々はこれから取得するに当たりまして、先ほどPPPといった形の中で包括的長期の関係の委託形態というのをよく研究しながらメンテナンスの中で補修費も向こう何年という形も含めて大改修というのが起こる起こらないを問わず、灰1トン当たりに換算すると幾らだということの中でやっていきたいと考えております。 ◆委員(高田勝浩) 我々は、例えばスバルの車を買うにしても、500万円の車を買って4年後に500万円の改修費がかかると仮定すれば、そういう車を買うか買わないかというのはわかるわけです。つまり消費者はいかに維持費が少ないとか、そういったことを主眼にして物を買うわけではないですか。もちろん実験炉としての現状は非常によくわかりますが、後々の負担というのが出てくるようなことになると私はいかんと、すべて総じて言えるのは私たちの子供の世代とかに負担をかけてはいけないという、余計な心配かもしれませんがその辺はどうなのですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 太田市がリスクをしょわない取得の方法ということでいろいろな部分で維持管理とか、そういうものを含めて我々も市民と同じ立場ですので、市民の立場に立った中でリスクの少ない方法ということで、当然買えば委託もしてもらうわけでございますけれども、そういう中で補修費を含めても先へ行ってもお金がかからないというスタイルを構築して臨んでいきたいと思っております。 ◆委員(高田勝浩) 保証期間ですとか、その後の修理に対する担保をしていく。そういったものはしっかりしていかないといけないと思うのです。ですから、その辺をきちんとこれから議会にも示していただきたいし、経過もきちんと示していただきたい。我々には非常に不透明な部分が多い。だから、いろいろ皆さんが言われるので、わからないところが非常に多いのです。これからも明快にしていただきたいと思います。  最後になりますけれども、他メーカーとの比較というのはされましたか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) いろいろさせていただいております。溶融方法も違います。スケールメリットの部分でも違います。年度年度によって違った部分も出てきますが、一応いろいろな事故等も発生しております。そういうところもよく参考にさせていただいております。 ◆委員(高田勝浩) メーカーによっては、主灰、飛灰、残渣をすべてスラグにしていくというものが製品として出て、既に多摩川清掃工場等に設置されているのも1日当たり30トンぐらいのものでもあるというのはご存じですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 承知しております。ただ、太田市の場合にはストーカー炉というのが既にございまして、そこから出る灰の溶融というスタイルですので、なかなか部分的にこのメーカーがいいからやろうというのではなく、太田市の炉に合った溶融方法という形の中で進めているわけでございます。 ◆委員(高田勝浩) ストーカー炉から灰溶融炉につながっている機材があります。その辺というのがメーカーによって合うとか合わないとかがあるとは思うのです。都市ごみとその関係というのもあると思うのですが、事実既に都市ごみを溶融してストーカー炉から出てきたものを溶融して、かなり良質なスラグになっているという話も聞きますので、その辺も含めてお聞きしたい。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 太田市のストーカー炉につきましては、飛灰がキレート処理ということで固化してしまった飛灰ですので、直接飛灰だけが溶融炉に行くという施設であれば当然そういう施設も考えられますが、太田市の場合はどうしてもキレート処理しておるストーカー炉ですので、溶融すると塩化水素が発生して飛灰の量が極端に増えてしまうわけです。そういう部分がほかの炉とは違うところでございます。 ◆委員(高田勝浩) 多分東京などの方が条件が悪いと思うので、おっしゃっていてもどうかと思うのですけれども、部長にすべての議論を踏まえた上で今後の取り組みですとか、そういったことをお聞きしまして終わりにします。 ◎産業環境部長(石原康男) 太田市の溶融炉の関係につきましては、平成13年に取り入れたときに選定をした経過の中で、この2社を選んで実証運転ということで期待をかけましょうというスタートでしたと思います。それから、今の飛灰であるとか、残渣の問題は実証運転の中でいろいろな問題点が生じたのではないかと思っているところですけれども、今、申しました70%の飛灰に対しまして最終処分の問題は、すべて循環型社会を考慮した場合にやはり今の2つを何とか生かしていこう、この2つの中で太田市の処分はしていこう。ただ、先ほど車の購入の件等でずれが出ましたけれども、私どもでも買う場合には今後何十年という先に期待をするわけですから、それに対する保証といいますか、確認をしたものに対しては購入していきたい。ただ、これが3年なり5年先にだめだろうと、これが明確に出るかどうかは別問題として、そういう疑いがあるものについてはストップせざるを得ないと考えています。ただ、今の状態として、せっかくここまで来て、金額はまだ示していませんけれどもそれなりに投資した中で期待を寄せて、これからまた処理ができるという確信を持ちながら今後進めていきたいと思います。  それと一方では、今まで議会の皆さん方に報告が遅れたとか、その説明が不足するということも反省材料としてあるということは身に受けておりますので、今後、産業環境委員会を通じまして詳細については提示をしていきたいと思いますので、よろしくご理解をいただければと思います。 ◆委員(山田隆史) 216ページ、4款1項4目の斎場管理費のところなのですけれども、まず斎場使用料についてお伺いをいたします。 ◎市民生活部参事(大槻憲一) 斎場使用料でございますが、式場は大式場、小式場がございます。本市の住民の方につきましては、大式場が4万6,300円、本市以外の住民の場合は9万2,700円、小式場につきましては本市の住民が2万3,600円、本市以外が4万7,300円、集会室が本市の住民が3,800円、本市以外が7,600円、また待合室につきましては無料という状況になっております。 ◆委員(山田隆史) 斎場ですが、建築後何年になりましょうか。また、ここは耐震度検査は行っておりますでしょうか。 ◎市民生活部参事(大槻憲一) 昭和58年3月にでき上がっております。ですから、21年経っているかと思います。耐震の検査につきましては実施しておりません。 ◆委員(山田隆史) 斎場西側の集会室の使用料が3,800円と非常に低廉であるかと思うのですが、2階に第一、第二とあるのですけれども、その広さに対してエアコンの容量が非常に少ないということなのです。そのために十分な効果がなくて、今年は特に暑いといったせいもあるのでしょうか、市民からの声とか、あるいは苦情とかは当局には寄せられていませんでしょうか。 ◎市民生活部参事(大槻憲一) 2階の集会室の関係ですけれども、この利用につきまして大分暑いというような話を今年の夏に伺っております。実際に行ってみて調べたわけですけれども、特に午後になりますと西日が直接当たるような構造になっております。また、エアコン自体も弱いという感じがいたしております。当面、窓の西日を避けるような形で工夫はしてきたのですけれども、いずれにしましてもそんな感じはしておりますので、今後いろいろ点検するなり検討していきたいと考えております。 ◆委員(山田隆史) 実態を把握していただいているのでありがたいと思っているのですけれども、利用者の声として、利用料金を見直してでもいいから容量の大きいものを設置していただきたい。それぞれの方は住宅事情等からせめて初七日の清めがその場でできたら一番ありがたいという声があるわけです。  もう一つ、前年の決算委員会でもお願いした経緯があるのですが、炉前の待ち合い場について上がガラス張りになっています。火を使っているところでもありますし、温室効果があって大変暑いのですけれども、ここについては今後の見通しとしてどうでしょうか。 ◎市民生活部参事(大槻憲一) 炉前の火葬室、正式には告別ホールというところなのですけれども、以前にも言われておりますとおり、大分暑いということで市民の方からも苦情等を伺っております。私どもとしましては、冷房化するようにということでいろいろ検討しております。実際にこれを冷房化するということになりますと、炉前でもともと暑いという場所でもありますし、また吹き抜けになっております。こんな構造から大きな工事になるかと思いますけれども、いずれにしましても来年の夏までには担当課としては解消したいということで、いろいろ関係課と検討していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆委員(山田隆史) ご存じかと思うのですけれども、利用者サービスというのが非常に大事かと思います。今、同業他社が大変進出しているわけです。この競争の中で太田市斎場として生き残っていくためといいましょうか、斎場利用者が減らないように、あるいは増えるのもどうかと思いますけれども、とにかく少しでも利用していただくのに快適な環境の中で利用していただく方がより一層いいのか。同業他社にみんな持っていかれてしまっては寂しい話になってしまいますので、そういった観点からもできるだけ利用者サービスということを大事にしていただいて、何とか今のお話の中でお約束いただけるかと思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。  最後に、部長にちょっとお伺いいたしますけれども、その辺のところの設備につきまして具体的な考えをお聞きしたい。 ◎市民生活部長(大久保義忠) 今、担当課長から答弁させていただきましたが、以前からご指摘をいただいているということでございまして、私も担当副部長と現場へ行きましていろいろ見たのでありますけれども、若干工事がしにくいところだということがありまして、予算等についても財政ともまた協議いたしまして、今ご答弁させていただきましたように来年の夏までには何とかできるよう、担当部課といたしまして調整してまいりたいと考えております。 ◆委員(山田隆史) 昨年に続いて2度目の心強い答弁をいただきましたので、来年こそはよろしくお願いいたします。  続きまして、220ページ、4款1項7目保健事業費の健康管理推進事業についてなのですけれども、今、私たちの周りにも病気やけがで入院を余儀なくされている方が大勢おります。日常会話の中でも健康志向が高まってきているようですし、一番大事なのは予防かと思うのですけれども、なかなか難しいところです。市民の健康診断事業に2億4,400万円余が支出されていることからも、健康診断に市民の意識や関心の高さがうかがわれるところですけれども、そこで健康診断の受診者は項目別にどのくらいの人数がおりますか、またそこで発見された病気の種類と受診者に対する発見率もわかりましたら教えていただきたいと思います。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) 基本健康診査につきましては1万4,381人、約48%の受診率でございます。それと、このうちの5,142人につきましては医療機関での検査が必要だということで、医療機関へ誘導してございます。疾病の中身の関係につきましては、分類がありませんのでわかりません。肝炎検査につきましては2,425人受けまして40%の受診率でございます。その中でC型肝炎ウイルスに感染している可能性が高いという方が29名、B型肝炎の陽性者が13名でございます。胃がん検診につきましては4,477名、14%の受診率で、がんが9名発見されております。子宮がん検診につきましては4,767名、受診率が16%で、がんの発見はありませんでした。大腸がん検診につきましては6,441名、20%で、がんが10名発見されております。乳がん検診につきましては3,837名、4名のがんが発見されております。 ◆委員(山田隆史) 項目によっては大変な確率で発見されたということで、検診がいかに大事かというのがわかるわけです。早期発見・早期治療というのが一番治る可能性が高いといわれているわけでもあり、それなりの成果があるのかと思っているところです。実は、最近PETという言葉をよく新聞等で目にするわけですけれども、最近ではPETの診断と観光をセットにして多くの方の受診を促しているというのがあるやに聞いているのですけれども、PETというのがもしおわかりでしたら、その概要についてご説明をお願いしたいと思います。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) PETにつきましては、私も新聞だとか冊子でしか見ておりませんのではっきりとはお答えできませんけれども、陽電子を使った全身の断層撮影だということでございます。がんの検査に非常に有効であるということがわかっておりまして、国内に約100台入っておりまして、群大に1台というのが、私の知っている範囲のことですのでよろしくお願いします。 ◆委員(山田隆史) 群大にあると私も聞いているのですけれども、その検診を受けるのには1カ月以上待たなければ順番が来ないという話も聞いております。本市では、例えば健康センターとか、費用的なものがあるのでしょうけれども、5病院またはできれば市内の病院でPETを導入するという予定あるいはお考えがあるところはありますか。
    ◎健康づくり課長(神藤幸生) 今現在ではそういう考え方は持っておりませんけれども、基本的に今、市民の健康診断の関係につきましては、老人保健法に基づく健康診査の方法をとっておりまして、委員がいわれますPETの検診方法については補助の該当にはなりませんので、基本的には早期発見・早期治療、まず第一段階の検診を多くの人に受けてもらうという形で考えておりまして、先ほど委員が言いましたように1カ月以上も検診を待たなければできないというのは、なかなかこういう検診には向かないと考えております。 ◆委員(山田隆史) これも聞いた話なのですけれども、既に健保適用になっているところもあるやにも伺っております。その辺はよく調べてみなければわかりませんけれども、その辺のご検討もひとつお願いできればと思います。  導入希望の病院があったときの話になってしまうのですが、その場合には大変高額な医療機械だと聞いております。もし仮にそういう希望があったときには、市の方で助成というのは考えとして出てきませんでしょうか。 ◎健康づくり課長(神藤幸生) この設置には約10億円の費用がかかるという話も聞いておりますけれども、やはりこういう診察機器の購入・設置に当たりましては、救急5病院のような場合に救急医療の関係ですと確かに機器の購入につきましては一部の負担補助をしておりますけれども、現段階で各医療機関にこういう機器をセットするに当たって補助するという考え方は、5病院に限らずすべての病院が対象となってきますので、難しいと考えております。 ◆委員(山田隆史) 今までCTというのが主流で来たのかと思うのですけれども、いずれにしてもまたさらに1センチ程度あるいはもっと小さくても発見ができるというすぐれものであるわけです。私たちの日常生活の中で、また一つの安心が生まれることになるのかとも思いますので、もしそういう状況になったときには市としても積極的な対応をお願いできればと思うのですけれども、最後に部長のお考えをひとつお聞かせください。 ◎健康福祉部長(早川充彦) 課長からお話しした程度のものしかわからないのですけれども、陽電子撮影装置は約50トンの設備が必要だということで、どこでも簡単につけられるという代物ではなさそうです。それと国内に100台程度ということで、10億円という話が出ましても実態として幾らぐらいのものなのか私にも想像がつきかねますので、その辺はよく調べさせていただきたいと思います。 ◆委員(山田隆史) 群大では20年前から実際に使っていると聞いています。当時は、まだ頭とか部分的にしか利用できなかったのですけれども、コンピューターの発展に伴って全身がオーケーということになったと聞いています。その辺はいろいろご検討いただいて時間も経っていますから、10億円というのは今どきどうなのでしょうか、実際にはあるのかもしれませんけれども、もうちょっと低廉になっているのではないかという感じもいたしますし、ただそれも100%万能ではないそうです。部位によっては一部発見ができない難しいところもあるやにも聞いているのですけれども、その辺も含めてご検討いただければありがたいと思っています。  以上、お願いいたしまして終わりにしたいと思います。 ◆委員(小林人志) それでは、4款で2点ばかりお聞きしたいと思います。まず1点目なのですけれども、224ページの関係で産業廃棄物撤去負担金ということでお伺いをいたします。これは東金井の産廃、3カ年事業で平成15年度で終了という内容でしょうか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) はい、そのとおりです。 ◆委員(小林人志) その関係で太田市の負担分3分の1ということでおおむね6,000万円になるのでしょうけれども、土地所有者にも支払っていただくということで、土地所有者に対しては土地を担保に押さえているという前のご答弁があったのですけれども、そういうことでよろしいのでしょうか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) よろしいと思います。 ◆委員(小林人志) 地権者に費用等々についても交渉中ということなのですけれども、現在はどのような状況になっているのか、お聞かせをいただければと思います。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 平成14年だったかと思うのですけれども、建築指導課に地権者の代理人という方が来まして開発の許可をお願いしたい、それが出れば一応うちの方で撤去いたしますというお話だったのですけれども、何回か来たようですけれども、それがうやむやになっておるという状況でございます。 ◆委員(小林人志) この撤去事業も終了したということですので、その後のフォローについてもひとつしっかりお願いしたいと思います。  それとあわせてもう1点、休泊地区にも産廃があるわけなのですけれども、今後の対応なり考え方なりをこの項でお伺いをしたいと思います。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 産廃につきましては、大変難しいいろいろな問題があるわけですけれども、一応できるものについては早急に撤去という考え方がありますけれども、地権者またもろもろの法律等が絡みますので、できる限り早急に行いたいというお返事でお願いしたいと思います。 ◆委員(小林人志) 次に、先ほど同僚委員も質問したのですけれども、228ページの灰溶融炉の関係でお伺いしたいと思います。昨日、雑入の関係でお伺いをしたのですが、これは今年3月31日に覚書を結んだという中で、平成16年度として新年度から光熱水費の負担が入ったということでよろしいのでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) そのとおりでございます。 ◆委員(小林人志) そうしますと、その前に実際、平成13年、平成14年と実証試験運転をやっているのですけれども、そのときの負担というのはどうだったのでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 受電設備が基本的に清掃センター1カ所でございますので、一応基本料金と電気料金を通常の場合に当てはめて、その部分が幾らという形でその中でうちの方で既に支払った金額ですので、請求行為はございませんでした。 ◆委員(小林人志) そうすると、雑入というのか、2業者に対して負担はお願いしていなかったということでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) はい、そのとおりです。 ◆委員(小林人志) 先日、全協でいただいた資料によりますと、平成12年10月にメーカー2社との協定を締結、そして溶融炉の建設に入ったということなのですけれども、この協定内容を具体的に簡潔にわかりやすくお願いいたします。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 当初基本的に溶融炉につきましては、循環型社会の構築を目指す新しいすばらしい計画ということで議会の報告もやっておりますとおり、それで一応実証運転を行った中で、安定供給ができて、ランニングコストが安くて、いいスラグが出れば購入の協議をしますという形の協定書で、なおかつそのものがよくなければ撤去するよというところまで入っていた協定書だったと思います。 ◆委員(小林人志) 私もそんなようなことを耳にしておりますけれども、そのときも一たん撤去をして、その後導入をするのだと伺っていたのですが、その辺の内容はどうだったのでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 協定書の内容については、そういうことは入っておりません。 ◆委員(小林人志) あくまでもスラグが再利用できるような形であれば、その施設については協議の中で採用するなりというような内容であったということで、これは2社とも同じということでよろしいわけですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) はい、そのとおりでございます。 ◆委員(小林人志) 協定の期間というのは、一定期間の実証運転ということであったかと思いますけれども、これはあくまでもいつ幾日までという期限等はなかったのかどうかお伺いをしたいと思います。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) この話も既に何回も報告していることだと思いますけれども、当初1年予定していた中で1年半に延長して、平成16年3月30日をもって実証運転は終わったということでございます。 ◆委員(小林人志) そうすると、これから確認運転を始めますが、実証運転で白黒がはっきりできなかったということなのですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 白黒ははっきりしたという形で私どもはとらえております。基本的には白だったと思います。ただ、それはあくまでも実証運転の話ですので、それは白であっても我々が実機として取得するためには、やはり太田市にリスクの少ない部分で買わなければならないという部分がありますので、そういうところを重点的に改修してもらった中で、一応今後の溶融炉のランニングコストの目標値を定めて、それ以下になるような形で実施してもらいたいと思っております。 ◆委員(小林人志) 今年度予算の中で確認運転に当たっての負担金1億3,000万円、先ほどのトン当たり4万3,000円という中では、3,000トン程度を確認運転に要するということでよろしいのですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 当初はそういうふうに考えておりました。 ◆委員(小林人志) 現状ではどのようにお考えですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 物が物だけに長く実証させるということでなく、所定の能力が目に見えるような形の中でわかれば、当然その溶融炉は完成したものだと評価できるのではないかと思っております。 ◆委員(小林人志) 3月にもお伺いしたような気がするのですけれども、実証運転の性能評価委託料はいつの時点で評価なりを第三者機関に確認していただく予定になっているのですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 既に、このことについては平成16年度で発注済みでございまして、その環境コンサルタント会社については、改修のときから毎週工程会議等の中に実際に入っていて、毎日溶融しているわけですけれども、そういう数値も現在既に進行中でございます。 ◆委員(小林人志) そうしますと、9月1日からの確認運転開始と同時に性能評価等々も進んでいるということですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) そのとおりです。 ◆委員(小林人志) 違う点をお聞きしたいのですけれども、平成13年に今の2つの炉を2社が自費で建設されたと思うのですけれども、1号・2号でどのくらいの費用がかかったのでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 1号が10億2,400万円、2号が10億6,000万円を当時かけたという報告を受けています。 ◆委員(小林人志) この当時、市も補助金を出していると思うのですけれども、当時から現在まで1号・2号に対して補助金がどのくらい出ているのか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 支出した金額については、1億2,300万円でございます。これは建物に1億円、それと電気系統の関係で2,000万円ぐらい入っております。 ◆委員(小林人志) そうすると、平成13年に建屋を建てた以降は補助金なり負担金なりという項目では出ていないということでいいのでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) はい、そのとおりでございます。 ◆委員(小林人志) 先ほどランニングコストということもお話がございました。前回のお話ですと1号については6万5,000円程度、2号については6万円程度ということを前に伺ったのですけれども、確認運転の中ではおおむねこの金額でいいということですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 究極的なところなのですが、一応目標値を設定させていただきまして、目標の数値でできるかどうかという中で話を進めさせてもらいまして、できるという回答を得ておりますので、その目標に向かって確認運転をやるのだという形で今プラントが取り組んでいるわけでございます。 ◆委員(小林人志) 実際にスラグ化する場合に、灰の量100トン当たりスラグは何トンぐらいできるのでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) スラグ化率といいまして75%から80%ぐらいで大体八割です。太田市の場合には、もう少しモラルがよければいろいろなものが入っていないのですが、溶融不適物というのがかなりございまして、それも今回確認運転の中で確認していきたいと思っております。以前の場合には、75%ぐらいだったと思います。 ◆委員(小林人志) そうしますと、灰100トンに対して75トン前後はスラグになるということですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 基本的には100トンの管理ができる溶融設備でございまして、その中には溶融不適物がどのぐらい、水分がどのぐらい、それと生成されたスラグはどのくらいということで、大体の物質が出てくるわけでございます。ですから、ほかの部分の中で先ほど言いました2%ぐらいがその中の溶融飛灰という部分で出てくるわけでございます。 ◆委員(小林人志) ちょっとわかりづらいのですけれども、先日見させていただいたスラグというのは、灰100トン当たりに対してどのくらいスラグがつくれるのか、その量を聞いているのです。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 80トン弱です。 ◆委員(小林人志) 大体八割、そうしますと年間で大体8,000トンぐらいの灰が出ると思うのですけれども、そうすると6,000トンぐらいはスラグ化になるということでよろしいのですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 8,000トンの灰の中にいわゆる焼却主灰と焼却飛灰というのがございまして、6,000トンと2,500トンぐらい割合で30%ぐらいが飛灰になりますので、スラグは6,000トンの8割ぐらいが出るというふうに解釈していただければいいと思います。 ◆委員(小林人志) そうすると、8,000トンあればおおむね5,000トンぐらいスラグができてくるということでいいわけですね。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 8,000トンではなくて、6,000トンで4,800トンと解釈していただければいいと思います。 ◆委員(小林人志) 8,000トンぐらい毎年灰が出ていますから、それからもろもろ引いて残りの6,000トンの8割ということで理解をさせていただきます。  そうしますと、先ほど路盤材なりブロック云々というお話がございました。路盤材として約5,000トンということになりますと、市の道路河川等々で年間砂等についてはどのくらい利用しているのかお伺いしたいと思います。 ◎都市づくり部長(滝沢光栄) 手元に数字を持っておりませんので、後ほどということでよろしいでしょうか。 ◆委員(小林人志) 結構です。この次の土木費の方でお伺いをしたいと思います。  財務課にお尋ねしたいのですけれども、もし1号炉・2号炉を建設した場合、平成13年はおおむね1号・2号とも10億円ちょっとというお話でございますけれども、もし新しく市で2つの炉を建設した場合に、国あるいは県からの補助、あるいは交付税の事業費補正等々を含めますと、一般財源はどのくらいあれば可能か。10億、20億といった概算で結構ですので、もしそのような見通しがわかればお願いしたいと思います。 ◎財務課長(竹内信一) まだ具体的な数字が出ていないものですから、それともう一つ今後起債なりをする必要もあるかと思いますけれども、そういう点でも適正な価格の判断というのもあるかと思いますので、その辺も検討してからでないと誤解のもとになるかと思いますので、数字が出てから検討させていただくということでいかがでしょうか。 ◆委員(小林人志) 大ざっぱというか、この程度ですよと、平成13年当時1号・2号はおおむね10億円費用がかかった。もし太田市がこれを建設した場合に、国あるいは県に対して、交付税の関係に対しても国に申請する場合、国等々からこのくらいの助成が見込まれる、その辺の概算も出ないですか。 ◎産業環境部副部長(金子一男) その件につきましては、今、財務課長からお話し申し上げたとおり、適正価格がいかがなものかというのは、これから定例会議等我々の意向を入れた形で修繕をしていただきたいと考えておりまして、その金額については私どもの予定では起債で100%です。 ◆委員(小林人志) これは財務課に、もし新規で太田市が灰溶融炉を建設したいので、建設費用を10億円と見込んだ場合に、国・県からの交付税はどのくらい見込めるのか、一般財源がどのくらいあれば溶融炉がつくれるのか、計画の段階の概算で結構ですのでその辺の内訳がわかれば教えてください。 ◎財務課長(竹内信一) 10億円かかるとして、どのくらいの国庫補助の基準で能力の問題等もありますので、例えばこのくらいの規模のものだとかというシミュレーションをしてでないと、今の段階でそれだけでは具体的な数字にならないものです。 ◆委員(小林人志) 先ほど担当課から、新規なりあるいはいろいろな形での灰溶融炉の運転の仕方のお話があったわけですけれども、それではそういういろいろな手法を使った運転、あるいは採用の仕方についてのシミュレーションを予算的なものも含めて12月議会に出したいという意向も聞いているわけですので、その辺のところについては早目に議会に示していただきたい。そうでないとなかなか中身の検討ができませんので、これは約束していただきたいと思います。 ◎産業環境部副部長(金子一男) 高田委員からもお話がありましたように、私ども時系列で今までの答弁内容、あるいは質問の内容、これからの計画も含めて議員の皆様にお示ししていきたいと思っております。      ◎ 休     憩                                      午前10時43分休憩 ○委員長(深澤直久) 暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午前11時5分再開 ○委員長(深澤直久) 休憩前に引き続き会議を開きます。  先ほどの高田委員の質問に対して発言の申し出が渡邊課長より出ております。もう一つ、日にち等の関係で発言の訂正についての申し出も出ておりますので、許可いたします。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) それでは、溶融炉の予定買い取り金額についてですが、先ほど示したとおりでございますので、ここではありません。スラグのトン当たりの処理費ですが、1号・2号とも4万3,000円、最終処分場ではトン当たり今現在どのくらいかということで、溶融処分した場合については4万3,050円でございます。ランニングコストについててですが、1号についてはトン当たり6万3,000円、2号については6万5,000円という実証結果でございました。今回の改修に要した費用ですが、1号富士・オギハラの方ですが1億9,000万円、2号の協和エクシオ5億9,000万円、建設敷地の賃借料ですが、これについては無償でございます。それと覚書の締結日の訂正をさせていただきます。先ほど覚書を平成16年3月31日と発言しましたが、平成16年3月30日に訂正していただきたいと思います。 ◆委員(井野文人) 何点か質問したいと思います。228ページ、一般廃棄物に関連してということでご質問します。石田川の河川敷の産廃の問題で私は平成12年から何度も本会議で質問させていただいたのですが、4日付の上毛新聞とか朝日新聞で、県の廃棄物政策課が県の9月議会で2,000万円の予算措置をして、どういう結果になるかわかりませんけれども、改めて現場のB地点の試掘調査をして来年以降の原状回復に向けてという新聞報道がありました。そして、県の議会から取り寄せた資料を見ますと、でき得ればそういう方向に持っていきたいということで予算書に記載されておりますが、これに対して窓口としてはどのように認識されているかまずお伺いしたいと思います。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) この件については私どもも県から報告を受けて承知いたしております。県の補正予算の2,000万円につきましては、周辺の状況調査によりまして、来年撤去をするかどうかを県の方で考えるのだと思いますけれども、私たちも状況を見守っていきたいと思っております。 ◆委員(井野文人) 予算化するところの冒頭、昨年2月6、7、8日の3日間、太田署と県の廃棄物政策課が中心になって私どもも立ち会わせていただきましたけれども、3日間試掘した結果、ジクロロメタンが基準値をかなり超えているということを懸念して、廃棄物政策の主管は県ということになっておりますが、議会の中では現場が太田市なので原状回復についてあるいは再調査についての県への働きかけなどをお願いしてきたわけですが、一応昨年2月のジクロロメタンを県が重視したというのは一歩前進ではないかと思います。  ただ、ここでちょっと気になりますのは、昨年2月17、18日の2日間、B地点を専門家の助言を受けて試掘したということになっておりますが、この試掘には本市は立ち会っておりますでしょうか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 立ち会いを行っております。 ◆委員(井野文人) 私は、一番最初の週刊誌の県が平成12年12月末に掘ったときから、目撃者の試掘及び党の国会議員団の試掘、2回目、3回目及び昨年2月の4回、私も現場には立ち会わせていただきましたが、2月17、18日のときにはなぜ公開といいますか、広く市民の間に知らせないで試掘をしたのか、経過がわかればお聞きしたいと思います。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 2月17、18日につきましては、私も大変疑問を持っておりました。同じ県なのに県の廃棄物政策課がやるのと県警がやるのになぜ違うのだと、あなた方は1回掘ったではないですか。その見解は県警がやるのと県がやるのでは違うのだというのに対して、私は大変税金のむだ遣いだと思っています。 ◆委員(井野文人) 私も建設行政として国会の中でも警察庁の見解が求められたり、環境大臣の見解が求められたりした一種の刑事事件としての時効目前ということもあったので、2月は警察主導になったと理解しているのですけれども、そのときに廃棄物政策課もリンクして調査をすれば、今答弁をいただいたようにむだもなく、かついい調査ができたと思うのですが、そういう経過を見ると県庁と県警の調整のまずさというのが出ていると思います。2月17、18日の試掘の分析結果については、どんな内容だったのでしょうか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) これにつきましては、あくまで捜査のための試掘であるということで、内容物の結果につきましては、県のとおりであるということで県警の方から調査結果等は来ていません。 ◆委員(井野文人) そして、今度2,000万円の予算を再度県が盛って、新たに今年度中に試掘を行うという部分があるわけですが、予算総額2,000万円で専門の調査会社に委託して行う。内容的には表土の調査から地下水分析から地下水の水流動向の調査まで行う。これについては本市は水源として何カ所か井戸も持っておりますので、一つは今回の試掘についてはぜひ環境政策の窓口は当然ですけれども、議員や一般市民でも地元の人をはじめ関心を持っている方もおりますので、県に公開で調査は進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 要望はいたしますけれども、主体は県でございますので、あくまでも県の回答を待っていただきたいと思います。要望はさせていただきます。 ◆委員(井野文人) 先ほど申し上げた土壌分析や地下水分析も含めて考えれば、本市の水道水源ということもありますので、リーズナブルな要望ということで県にはその旨を伝えていただきたいと思います。  それからもう一つ、今回の2,000万円の予算措置は、昨年2月の試掘の結果を踏まえてということですが、いわゆるB地点として古戸町だけが設定されています。もう一つ川上側に高林南町のA地点も一連の現場ということでございますので、A地点もやるべきではないか。これも近隣の住民から見てもせっかくやるのにB地点だけでいいというのは判断の基準が明瞭でないようにも思えますので、A地点も含めてのお願いをすべきではないかと思いますが、その点はいかがでしょうか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 地元といたしましては、ぜひともやってもらいたいという希望がございます。ただ、予算等の関係がありますので、多分B地点だけで、また内容物等もA地点とB地点を比べますと、B地点の方がかなり悪いものが出ているということでございますので、B地点を中心にということだと思います。 ◆委員(井野文人) ぜひ要請をお願いしたいと思います。 ◎産業環境部長(石原康男) 公害問題が果たしてどうであるかという結論的なことは別にいたしまして、太田市の区域内であるということがまず第一でございます。それは太田市の住民に与える影響度というのがありますので、やはり県であろうと市で関心を持つべき事項だと思いますので、ただ主体が県であるということで今課長からお話を申し上げたとおりでございますので、市としても連携をとりながら処理に当たっていきたいと思いますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。 ◆委員(井野文人) 続いて、同僚委員からいろいろ出ているのですが、何点か溶融炉について確認したいと思います。私は、この問題を本会議で過去毎年のように取り上げてきました。一つは、別に特定の企業がどうこういうつもりは全くありませんけれども、一番本質的なところでいうと、平成12年に機種選定をするときに、市長から答弁をいただいたこともあるのですけれども、地元産業の育成ということで行政も法人納税あるいは雇用を考えてという、一般論として当然否定はできないわけですが、やはり高温の炉は、溶鉱炉メーカーとか、造船大手とか、そういうところで蓄積されたノウハウとか技術というのはあると思います。そういう素人ながらの選定に対して非常に不安を持ったということで、今まで一貫して質問してきました。
     それから、もう一つは当時PFI的な手法ということで、反対しにくいといいますか、メーカーの責任でプラントを10億円以上かけて設置するのだと、だめなら引き上げるのだと、したがって本市の土地の提供と建屋と光熱費の負担という大枠が明示されて出てきてやってきた。したがって、そういう意味から考えれば、平成13年度に竣工して2サイクルぐらいはやったけれども、去年1年間というのはあまり実稼動がない。先日の説明でも1号炉が147日しか稼動していない。2号炉で163日、要するに期間は今4年目に差しかかっているけれども、わずかな期間しか運転していない。先日、市長からあれには井野さんも反対できないだろうという話もいただいたのですが、私が一番疑問に思っているのは、ごみの減容化、ごみを減らしあるいは確かに灰を依存しているという実態を含めて変えなければならない。そういう経過とか、着眼を全く否定はしていませんけれども、今年7月5日、静岡市の灰溶融炉が爆発したのをご存じの方は少ないかもしれませんけれども、そういう事実もあります。これは別に富士重工や協和ではなくて、大手の日立造船です。灰溶融技術そのものが未完成な技術だというのが私の見方なのです。これは、灰よりもさらに減容化してというのはもちろんいい方法です。だから、ランニングコストがかからなくて安定して出るということが前提ならば、処分場に埋め立てるにしても減容化するということがあるわけですから、考え方では全否定はしませんけれども、技術が完成していないという先ほどの話ではありませんが、今回の実証運転でも私はずっと言い続けてきていますけれども、最低180日連続運転可能でない機種は絶対に長もちしない、これはある種常識だと思っているわけです。そこのところを今回12月議会で決着的な考え方のようですが、基本的な考え方としてそこのところをまずお尋ねしたいと思います。 ◎産業環境部副部長(金子一男) 当初5社、選定委員会の中では2プラントということでいろいろな角度から検討し、1号炉については富士・オギハラグループ、2号炉については新潟鐵工ということで選定をさせていただきましたけれども、まず当初も溶融炉技術というのが確立されていないということで、私どもも選定委員会の内容を見ますと、その辺が論議されて2つの社の技術を総合的に検討していきたいという経過がございまして、今お話しがありましたように、ある社の炉が爆発したというのは私どもも存じております。ですけれども、こういう経過を踏まえていろいろ検証した結果、私たちは最善だと認識しているところであります。  もう一つ、産業構造の改革をするにはベンチャーとか、そういう企業ももちろん育てていかなければならない。これは産業構造の改革で自動車産業だけが偏重するよりも、企業の努力によって環境政策はこれから1兆円あるいは10兆円産業になりますけれども、そういうベンチャーも育てていくという意味で1号炉についてはお願いをした経過がございます。それから、プラント110カ所の検証では、100日以上稼動していれば安定稼動という基準値もございまして、我々も月例会を開きまして各社に我々の意向、そして問題点を解決しながら今後は飛灰を取り除いた主灰と残渣を除いたことでやれば、見ていただいたようにいいスラグが出てきております。この辺につきましても、その仕様についてこれから検討させていただきますが、ぜひ井野委員にも十数回にわたって本会議でご答弁しているとおり、ご理解をいただければと考えてございます。 ◆委員(井野文人) ですから、別に発想を否定しているわけではなくて、効率とか採算性も含めてトータルで判断したい。したがって、灰をよそに頼って埋め続けろと言っているかのように議論されては困りますので、未完成の技術ということと、やはりコストは無視できない。  もう一つ、意外と見落としてしまう議論なのですけれども、灰を3分の1に減容もできる、次に利用もできる、利用の部分はまだ当該自治体内部ということになっていますから、路盤材や建築部材としてはまだまだ制約があると思っていますけれども、リサイクルはすべてそうです。再生紙は原資、樹木からつくった紙より高い、ペットボトルでもリサイクルのためにはつぶして持っていってキャップを取ってという、人間の手間をかけて再度同じペットボトルに仕上げるということはプラスチックの原料からつくるときより高くなります。したがって、これは循環型社会のためのコストということで私も認めているわけですけれども、この灰溶融炉もごみを燃やして灰になった。そのまま埋めるか、もう一回カロリーを加えて別の形にするわけです。したがって、そのかかるエネルギーを中心に搬送したりする費用がスラグにするためのコストです。今、世の中でというか、小山市のメイテックがトン4万3,000円でできている。それを目標に本市もやるというわけですけれども、逆に焼却灰1トンをスラグに、先ほど七、八割がスラグになると、こういう考え方で灰をスラグにするために使うエネルギー、人工は別としてCO2を増やすわけですから、100トンの灰で約80トンのスラグができる。そこにつぎ込むエネルギーをどういうふうに把握していますか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) まことに申しわけございませんが、まだそこのところについては確認しておりません。数字的には出ていると思いますので、後日報告させていただきます。 ◆委員(井野文人) したがって、処分場があるから灰のままでいいやという論議はしませんけれども、やはりスラグにするために一たん高温で燃やして常温になった灰をまた千三、四百度に上げなければスラグにはならない。このエネルギーはCO2発生そのものですよね。したがって、ここのところも含めた論議が必要だということを技術の完成度とあわせてぜひ確認していただきたいと思います。また数字は後でいただきたいと思います。  それから、今年3月、私が質問したときのコストでは1号炉・2号炉ともたしかトン10万円を超えた11万何千円という実態であった。これではだめだということで今回のトライになったと理解していますが、6万円、7万円ではなくて既に市場に出ている企業化されている4万3,000円という一番わかりやすい指標、それからあわせて主灰だけにしてしまうということは全体の機能からいえば、飛灰もだめですと、それから粗大ごみの残渣もだめですと、要するに極端なことをいえば機能が3分の1に縮小されてよかったという議論はいかがか。当初の目的と先ほど同僚委員の話にもありましたけれども、本来は飛灰もということでスタートしたのに、方向転換して3割余りが除外されてしまう。それから、粗大ごみの残渣も一緒にできないという、ある意味では機能が大幅に縮小されている中での判断ということですから、ここら辺はプラント側の考え方と受け入れる一般市民の側から見ると、やはり疑問を感じると思うのですけれども、そこのところは全体のいいところだけをとって、主灰だけでうまいというのは議論として成り立ちにくいのではないかという疑問を感じますが、いかがでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 飛灰についての見解なのですが、飛灰については溶融は可能でございます。それは単にだめだということではなく、ランニングコストを上げる要因になっております。ランニングコストというのが今市場で言っている4万3,000円からかなりかけ離れた数字でございますので、そういう中で例えば飛灰を溶融しますと普通主灰だけだと溶融飛灰が2%ぐらい出るのが通常ですが、溶融飛灰を30%まぜて、そこの中に入れるとなると10%前後の溶融飛灰が発生してしまいます。溶融飛灰量がかなり増えるということは、その部分が基本的にキレート処理といいましてコンクリート処理している部分がありますので、その部分をもう一度溶融してしまうという中で消石灰の量が多くなったり、そういう部分で不合理な部分が余計発生してしまうという部分もありますので、その辺を考慮しながら飛灰を抜くという形を検討したわけでございます。 ◆委員(井野文人) でも、それは灰溶融炉と焼却炉が別立て、連続的にRDFを使ってやる炉と分離型の部類ですけれども、二、三年前の資料で全国的には灰溶融炉は60カ所弱です。でもほかのメーカーあるいはほかの自治体では飛灰も含めて処理しているわけですから、やって調子が悪いからという論議そのものが本来からいえば見当違いであったと言わざるを得ないし、やはりそこのところはできるものだけやって白黒で白だという議論はいかがかなという感じがします。既に世の中には飛灰も含めて処理している灰溶融炉もあるわけですから、そういう水準を求めたい。これは無理なお願いではなくて一般市民から見てもそれは当然というか、ごく普通ではないでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) ごもっともな話なのですが、基本的なところの部分では循環型という形の中でやっていかなければならないというのは同じなのですが、一応当初の中で溶融炉の中にいろいろなものをトライしてみるというスタンスがまだ確立されていない中で、この機械についてこういうものにトライしてその特性なりを見たという部分も私どもは感じているわけです。 ◆委員(半田栄) 218ページ、合併処理浄化槽設置整備事業補助金についてですけれども、今日までの進捗状況をお願いします。 ◎下水道管理課長(小林俊一) 合併処理浄化槽につきましては、昭和63年から制度が開始されております。平成15年末現在で3,643基の設置をしております。 ◆委員(半田栄) 下水道の普及率は、最新のデータで何%ぐらいになっていますか。 ◎下水道管理課長(小林俊一) 平成15年度末ということでご答弁申し上げます。公共下水道につきましては34.2%、団地下水道につきましては6.6%、農業集落排水事業につきましては2.1%、浄化槽につきましては14.9%、合計で57.8%ということでございます。 ◆委員(半田栄) 五次総の計画とどうですか。達成しているのですか。 ◎下水道管理課長(小林俊一) 五次総では、平成17年度末までに60%の普及率を目指しております。平成15年度末で下水道普及率は先ほど申し上げましたけれども57.8%ということで、残り2.2%でございます。2カ年ございますので達成は可能であると考えております。 ◆委員(半田栄) 一応計画どおりということでとらえていきたいと思うのですけれども、合併を間近に控えていますが、合併後の計画というのはどんな形になりますか。 ◎下水道管理課長(小林俊一) 太田市の下水道事業につきましては先ほど申し上げましたとおり、4事業を進めております。合併後ということでございますけれども、浄化槽につきましては3町とも補助制度を導入しております。新田町につきましては、農業集落排水事業並びにコミュニティプラント、尾島町につきましても1カ所コミュニティプラントを事業として実施してございます。 ◆委員(半田栄) 今後合併に支障のないような計画をお願いしたいと思います。  次に、218ページ、環境美化事業の中の看板作成委託料というのがありますけれども、この概要を教えてください。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) これにつきましては、ポイ捨て防止看板を作成してございます。 ◆委員(半田栄) 内容は。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 100枚ほど作成してございます。 ◆委員(半田栄) 平成14年度と平成15年度の決算額が同額なのです。これは同じものを同じ数だけつくっているという解釈でいいのですか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) そのとおりでございます。 ◆委員(半田栄) 次220ページ、先ほども同僚委員から質問がございましたけれども、地域新エネルギービジョン策定等事業委託料、大体先ほどの答弁でわかりましたが、一つだけ聞かせてください。まほろば事業ということだと思いますけれども、6月に事業採択をされているということですが、今後の具体的な計画を教えてください。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) これにつきましては、平成16年、平成17年、平成18年ということで環境省から交付金事業として交付金をいただいてございます。具体的な内容につきましては、平成16年度につきましては、公共施設3施設の新エネ・省エネ改修を行う。これは天然ガスのコジェネレーションとかを使いまして施設改修を行いまして、CO2の削減を図るということでございます。そのほかにPal Townの中にツーバイフォーハウス、また公共施設に燃料電池などの導入を行う予定でおります。 ◆委員(半田栄) 次226ページ、生ごみ処理槽等設置助成金の内容と実績を教えてください。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 生ごみ処理槽等の補助金の交付につきましては、昭和62年から事業をやっておりまして、コンポスター、生ごみ処理容器、機械式の処理機、それについておのおの補助金を差し上げているところでございます。1世帯につき、生ごみの関係でコンポスターについては1年に1基の割合で購入額の2分の1もしくは4,000円という形で補助しております。また、生ごみ処理容器につきましては、菌等によって時間的にかかるものですので、1年につき2基まで補助金を出しておりまして、それにつきましても購入費に対しまして2分の1もしくは4,000円ということになっております。また、生ごみ処理機は電気式とかいろいろな形のものがありますが、それについては1年に1台という形で補助していまして、補助金につきましては購入費の2分の1、もしくは3万5,000円ということで支出しているところでございます。今年度につきましては、コンポスターが224台、EM等の生ごみ処理容器が20台、それと機械式が100台となっております。全部で344件が対象となっております。 ◆委員(半田栄) 今、いろいろお話を聞きまして、最近生ごみ処理機については新機種というのですか、いろいろなものが出ています。これは関係なく今言った基準の中で価格の2分の1あるいは4,000円といった額を補助するということで理解していいのですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) はい、そのとおりでございます。 ◆委員(半田栄) それで、ごみを減量化するということでの対策ですが、仙台市の例なのですけれども、割りばしをリサイクルしているという資料もいただいております。割りばし3ぜんで紙が1枚できるのだそうです。仙台市のような大きなまちですから、非常に取り組みやすいというのもあるようですし、協力してくれる製紙会社も近くにあるようです。そんなこともあるからある意味では簡単にできるという部分もあるのだと思うのです。そういう小さなことですけれども、そういうことも今後取り入れていく必要があるのかというふうに思うのですが、その辺はいかがですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 確かにそういう部分についても、きめの細かいところまでのごみの減量化というのは必要かと思われます。ただ、今、太田市では今後ごみを3割ぐらい減量することを目標といたしまして、やはりごみの構成を見ますと、紙が55%ぐらいで、ビニール、合成樹脂、ゴム、皮革等が23%ぐらい、そのほかの木、竹、わらの部類が10%前後という形の中で、やはり減量をするのであればまず我々は紙の減量に一生懸命力を入れようというところで、そういう部分のものがあれば当然そういう部分も検討していかなければならないと考えております。 ◆委員(半田栄) 今後そういうことも含めて検討をお願いしたいと思います。  それともう一つ、ごみの不法投棄の状況をお聞かせいただきたいのですが、現在はどのような形でごみの不法投棄に対する対応をしていますか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 清掃事業課では、ステーションに出された部分の不法投棄という部分で一応予算化して、予算の範囲内で実際に行っているのが現状ですが、やはり地元の世話をやいていただいている方などが、わざわざと言っては語弊がありますけれども、ステーションまで運んできてそれで我々のところにお願いにくる部分については、我々はそれはステーションのごみではないからできませんという拒否反応はいたしておりません。予算の範囲の中で対応しているのが現状でございます。 ◆委員(半田栄) 今、ステーションの話が出ましたけれども、ステーション以外で不法投棄をされている、例えば山あるいは畑、そういう荒地の部分でこの箇所はというのが、巡回している中でいつもここなのだという場所はありますか。そういう確認をしていますか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 太田市には捨てられやすい場所が何カ所かあります。それは、環境保健委員それからポイ捨ての防止指導員等がいますので、その方たちに巡回を依頼しております。不法投棄がされた場合には、不法投棄をしてはいけませんよという張り紙を10日ぐらい張っておきます。それが済んだ後、なくなる場合もあるのですけれども、一応10日をめどに片づけさせてもらっております。 ◆委員(半田栄) 片づけた後、また巡回すると同じように捨ててあるという例もありますか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) かなりきれいにいたしますので、捨てられやすい場所というのはあるのですけれども、やはり1カ月ぐらいは大丈夫なようです。 ◆委員(半田栄) これは全国農業新聞にたまたま載っていたのでお話しするのですが、ばかげた話といえばばかげた話なのですけれども、ごみがいつも捨てられている場所を清掃して、その後にただ単に石ころにしめ縄を飾って置いておいたら、その後捨てられないというのです。ただ単に石ころにしめ縄を巻いただけでごみが捨てられなくなるというのは、何か嫌な感じなのですけれども、そういう例もあるようです。ですから、ある意味では神頼みということなのでしょうけれども、そこまでする必要があるのかどうかというのは論議があると思うのですが、そういう現状だと思うのです。ですから、そういう意味合いで、もし捨てられやすい場所があるのだとすれば、そういうことも考えの一つに入れたらいかがかと思うわけですが、いかがですか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) なかなか一般人には思いつかない発想でいいのではないかと思います。環境保健委員会などと検討を加えまして前向きに検討してみたいと思います。 ◆委員(鈴木信昭) 226ページのミックスペーパー回収処理委託料について説明願います。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) これにつきましては、平成13年度から実施しておりまして、平成13年度については九合の一部、平成14年度につきましてはそれに加え宝泉の一部ということで、ミックスペーパーはどんなものがあるかというのはご承知だと思いますけれども、破いてみて中が白い紙です。そういうミックスペーパーというものを分別して燃やす部分の減量ということの中で出発した話でございまして、これにつきましては行政センターに持っていってもらって、平成15年7月以降からは全市に拡大したところでございます。 ◆委員(鈴木信昭) 燃やすごみを減らすということですばらしい取り組みということで大きく評価できると思うのですけれども、これは今、各行政センターということですから、市内に9カ所集める場所があるということでよろしいのでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) そのとおりですが、もう少し部分的に増えている場所もございます。それは、沢野の南ふれあいセンターとか、もちろん我々が工場を持っている清掃センター、それと今後はさらに拡大していきたいと考えております。 ◆委員(鈴木信昭) この委託料というのは、回収した量によって委託料が決まってくるのでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) そのとおりでございます。 ◆委員(鈴木信昭) トン当たりとか、そういう金額になるのでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) そうでございます。処理費というのがキロ当たり約20円でございます。 ◆委員(鈴木信昭) キロ当たり20円というと、何トンぐらい集まった計算ですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 8万1,580キロでございます。 ◆委員(鈴木信昭) 例えば、これを単純に燃やした場合はどのくらいの経費がかかったという計算になりますか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) キロ31円かかっている計算です。 ◆委員(鈴木信昭) キロ31円ということは、少なくて済むという解釈でよろしいわけですか。先ほど言った9カ所とほかにもあるということなのですけれども、回収しているのは行政センターが主なのですけれども、回収している立場というのですか、行政センターがそれぞれあるのですけれども、市民からミックスペーパーに対して何か要望等々の声が寄せられていれば、特にどのセンターということではないのですけれども、もしそういう声があれば各行政センターの所長からちょっとコメントをいただければと思うのです。 ◎太田地区行政センター所長(森尻正光) 太田地区行政センターでございますけれども、特に大きな声でどうのこうのという話はございませんが、やはり持ち運びにやや不便だと、というのは入れる袋が破けてしまうケースが多々あるのです。そのくらいで大きなトラブル等につきましてはさほどございません。 ◆委員(鈴木信昭) 要するに回収が地区に1カ所、中には2カ所ということで、特にお年寄りしかいない家庭はセンターの近くだったらまだいいのですけれども、なかなか持って行きにくい、そういう声が結構何人かから聞けたのですけれども、その辺は担当課としては話としてありますか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) ミックスペーパーについては、特殊な業者が回収を行っておりますので、さらに需要がもっと多くなれば当然我々はそれに寄ったことを考えていく必要があります。ごみ減量の中で拠点を増やしてやっていきたいと考えております。 ◆委員(鈴木信昭) ごみの方も2段階で負担をしてもらうという話も今進んでいるわけで、合併を契機にという話も聞いていますけれども、そういった場合ですと当然ミックスペーパーを出す人も増えてくると思うのです。それと、今の話ですとミックスペーパーに出した方が逆に処理費用が少なくて済むということがもっと徹底して市民の方に普及すれば、あとは回収がもっと身近にできたり、今の収集場所で出せるとかいろいろ方法があるかと思うのですけれども、もっと簡単に出せるということになれば積極的にミックスペーパーを集める方がいらっしゃるのではないかと思うのですけれども、その辺についてはどのように考えていらっしゃいますか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) おっしゃるとおりですので、今後前向きに検討していきたいと思います。 ◎産業環境部長(石原康男) 補足になりますけれども、これにつきましては合併というのが目の前に迫っていまして、ご存じのとおり今、料金改定等当然しなくてはならない課題があります。前にもいろいろな意味でお示ししておりますけれども、一応基本的には3割減ということで方針を出していまして、ただ単に3割減というのではその目的をどうするか、3割をどうするかという観点から、紙であるとか、段ボール、ミックスペーパーもそうなのですが、こういうものをどういうふうに分別していくかという課題が一つありますので、そちらの方で検討してミックスペーパーなり、紙そのものはでき得れば単独で回収していきたい、そんな方向で検討しておりますので、今後進捗がありましたら随時委員会にでもご報告させていただきたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。 ◆委員(鈴木信昭) 最後に要望で、先ほど森尻所長からもありましたけれども、集める紙が弱いということで、以前も私の方でも市民の方から言われたものですから担当課に話したことがあるのですけれども、今、つくっているものが終わって次につくるときには、新聞紙を回収するぐらいの強度があればいいかと思うのですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 指定されたミックスペーパーではなく、家庭にある丈夫な袋でもいいというとらえ方でやっていきたいと思っています。 ◆委員(鈴木信昭) その方が効率がいいといえばそういう方法も当然ありますし、丈夫な紙、よく結婚式の引き出物の紙で丈夫なものがあります。そういうものが使えればいいということで解釈しました。いずれにしても、合併を控えてごみの減量化で有効な方法ですので、いろいろな回収方法等を検討していただいて、より市民に普及していただければと思います。要望して終わります。      ◎ 休     憩                                      午前11時56分休憩 ○委員長(深澤直久) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午後1時再開 ○委員長(深澤直久) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◆委員(濱田光雄) 226ページのごみ減量資源化事業に近いと思うのですが、先ほど鈴木委員のところでも既に部長なり課長の説明があったわけですが、これからごみを3割削減したいということで目標を立ててやっているわけですけれども、先ほど聞き落としたのですが、今、出ているごみの量からすると紙が55%、次の23%は何だったのですか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) ビニール、合成樹脂、ゴム、皮革等でございます。 ◆委員(濱田光雄) そんな状態で一番の割合を占めているのが先ほどの話で紙類だということで、特に紙を減量すれば、いわゆる紙の資源化ということでそちらへ出すことによって相当ごみが減ってくるということがよくわかりました。  そこで、3割削減するということで、単に目標を3割といってもなかなか市民の方がどうしたら3割減るのかということがあろうかと思います。そこで、先ほど部長がいみじくもその辺の話をしていたわけですけれども、具体的にはどんな方法を考えていますか。いわゆる市民に3割削減にぜひ協力してくださいという意味での、どちらかというとPRというか、そういう点での具体的な方法で今考えていることがありましたらお知らせいただければと思うのです。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 今、紙については燃えるごみの日ということで週2回、計8回回収しているわけですが、今度目標のために我々が今考えていることは、既にある資源のステーションの所へ月1回紙の収集を考えております。資源としての紙の収集、だから可燃ごみの日には出さないで資源の日に出してもらいたいと考えております。それと従前どおり資源回収でPTAとか、そういう部分については今までどおりやってもらいまして、9月から学校におきまして清掃センターで直営の特別班というのをつくりまして、今、各学校にていろいろなスタイルですが資源回収を行っているところでございます。 ◆委員(濱田光雄) それは実際にやることですけれども、いわゆる市民一人一人にわかるような広報というのはどんなことで考えていますか。 ◎清掃事業課長(渡邊行雄) 啓発も含めてですが、もちろん広報もわかりやすく何回かに分けて載せていきたいと思っておりますし、回覧板とか、いろいろな方法でなるべく市民にわかりやすいような方法を探りまして、今後いろいろな形で地元の説明会とか、そういった部分の中でそういう話をしていきたいと考えております。 ◆委員(濱田光雄) そのことがすごく大切なのだろうと思っているのです。要は、例えば紙を燃えるごみではなく出してもらうのにどう市民が、この紙はこういう日に出すのだというのを自分が知る、その意味では例えば大きなチラシで出ています。燃えるごみがいつとかいろいろなものが出ていると思うのですが、そういうものを徹底すると、その中に今なぜそれをやっているかという、3割の目標を本市では立ててやっているのです。そのことをきちんと市民に知らせるということが一番大切なことかと思っているのです。だから、これから具体的にそういうことをやっていくのでしょうけれども、まずそういう点で市民にわかりやすい、そして市民が頭の中に入れられるような形でぜひPRしてほしいと思うのです。その辺も絡めて、昨年私も産業環境委員会にいたときに、実はそのときにもぜひお願いしますと言ったわけなのですが、前のときにいわゆる買い物袋を各家庭に一つずつ配りました。緊急雇用対策でつくったのですけれども、それは去年産業環境委員会で私も言って今でも変わらないわけですけれども、横澤課長がぜひ検討してみたいと言いましたが、その辺のことで検討はしましたか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 毎日頭の中で考えております。ただ、財政が厳しい状況ですので、財政当局に言ってもなかなか予算がつかないという状況でございまして、最近の傾向といたしまして群馬県全体でマイバッグキャンペーンというのを行っております。これは、自分の買い物袋を持ってレジ袋を持たないようにして買い物に行きましょうという運動です。毎年9月1日から11月30日まで3カ月間行われるのですけれども、レジ袋をもらわなかったりしますと、スタンプ帳がありましてそこにスタンプを押してもらいます。それで自転車とか、いろいろ生活に便利なものが当たりますので、ぜひレジ袋をもらわないで買い物をしてくださいという運動を太田市も一緒になりまして参加しております。 ◆委員(濱田光雄) 要は、意識を持ってもらうということだろうと思うのです。環境を考えたり、あるいはごみを減らすというのは、環境の問題が最終的にはくっついてくるのだろうと思っていますけれども、横澤課長には毎日頭の中で考えてもらっている割には先へ進まないなと感じたのですけれども、例えば新しく太田市に転居してくる家庭、それといわゆる結婚して新たに例えばアパートとか、あるいは借家、自分の家を建てるなど、結婚した方には特にお祝いぐらいの気持ちでそういうものをやったらいかがかと思っているのです。転入された方には、太田市ではごみを減らそうというキャンペーンもやりながら、資料もつけてあげて、いわゆる転入届なり、婚姻届を出したときにそういうものをつけてあげるというのは大して金がかからないと思うのです。転入者というのは平均するとどのくらいいるかというのも多分統計で出ると思うのです、結婚する人も年間でどのくらいいるというのもわかると思うのです、つまり太田市に入ったり、結婚した人はそういう努力をしてほしいという意味で、そういうものをぜひお願いできればと思っているわけです。それで、去年の委員会でもそういう話をしたわけですが、横澤課長少しは考えは変わりましたか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 濱田委員に委員会でも言われたのは大変よく覚えております。この問題についてはいろいろありますけれども、いい意見ですので前向きに取り組んでいきたいと思っております。 ◆委員(濱田光雄) 昨年、部長は産業環境委員会にはおられなかったわけですが、新たに産業環境部長になってどうですか。 ◎産業環境部長(石原康男) 大変貴重な意見だというふうに聞いておりました。ごみの問題につきましては、先ほども申し上げましたように、1市3町のごみ対策というのが太田市にとっては抜本的な改革になるというとらえ方をしています。というのは、小さなことからいいますと、今、太田市で使っているごみ袋は全部撤廃をして新たにつくるという考え方を持っています。というのは、この間のごみのシンポジウムの話でもしたのですが、先ほど言った3割の減ということで、極端にいえば7割以上の分、これは表現がおかしいかもしれませんけれども、いずれにしても3割、7割という表現をさせてもらいますが、それを超えるものについてはある程度の有料化、そういう考え方をしています。有料化がメーンではなくて、減量化がメーンだというとらえ方をしていますので、俗に言えば太田市の3割減量化大作戦が一つのテーマになろうかと思いますので、では3割の減をどうするかというのは、先ほど申し上げましたようなミックスペーパーの回収であるとか、新聞の回収、こういう細かいものもありますし、あとは家庭用の雑排の問題があると思いますので、今のマイバッグ運動も有効に活用させながら3割減の一環に役立たせていけたらというとらえ方をしていきたいと思いますので、今後の参考意見として大変貴重な言葉としてありがたく受け止めておきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(濱田光雄) 今、3割というのは有料化をするのではないというのが多分そうだと思うのです。3割減らす目標というのは、要はそのくらいにしないとなかなか3割の目標が達成できないというのがあるのだと思うのです。だから、そういう形になるのだろう。そういうつもりでそういうところを私も強く感じているわけですから、それでいわゆるマイバッグというのは自分でバックを持ってももちろんいいわけですけれども、要するにそれを今言った転入者あるいは新婚の方にやることによって全く意識が違う。あなたマイバッグを持って買い物に行ってくださいよと幾ら言ってもなかなかそこまではいかない。だから、そういう意味で私は強くこれをお願いしているわけなのです。ぜひその辺を検討していただければありがたいと思うのです。  これは検討してからの話になるのでしょうけれども、委員会でそれがいいとか悪いとかではなく、もちろん検討されての話なのですけれども、その前にどうしてもお金がないのでという回答が返ってきてしまうのです。だけれども、お金というのはそれが生きるところに使うべきだと思うのです。例えば、それが全部できないことはないと思うのですけれども、確かにそういうところにお金をちゃんと使っていると思うのですが、ただその辺の割り振りをきちんと、前回こうだったからこうというのではなくて、やはりそれぞれこれは今回すごく必要だというところは、例えばそれが膨大な額だったら別ですけれども、ある程度の範囲の中でできるのだったら、ぜひそういうやりくりはしてほしい。特にきょうは聞きませんけれども、財務課にぜひそういうところをお願いしておきたいと思うのです。もしコメントがありましたらお願いします。 ◎財務課長(竹内信一) 全く同感です。きのうも民生費の中でめり張りのある予算という意見が出ておりましたし、私どもも枠配分の趣旨というのはあくまで規制をしようということではなくて、その範囲内で今委員がおっしゃったとおり、優先順位を考えて予算を配分してほしいという気持ちで私どもは枠配分をやっておりますので、執行率98%までということで職員にはそれだけの能力がありますので、量の点では一定のレベルに達していますので、あとは質の問題だと思います。これは解決できるということで期待をしていますし、これからもお願いしていこうと思っています。 ◆委員(濱田光雄) ぜひ産業環境部の話を聞いてあげてください。 ◆委員(白石さと子) 218ページの4款1項6目の看板作成委託料、先ほどこの金額につきましては看板100枚の代金だということでありましたけれども、この配布状況についてお聞かせください。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) この看板につきましては、ポイ捨ての防止看板でございますので、太田市に9地区あります中のポイ捨て防止重点地区というのを毎年設定しております。その地区を中心に看板を配らせてもらっておるという現況でございます。 ◆委員(白石さと子) そうしますと、平成15年度は11カ所になるでしょうか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 太田市の9地区で1カ所ずつ出てきますので、9地区ということでございます。 ◆委員(白石さと子) 事務に関する説明書の173ページを見てみますと、9カ所ですけれども太田地区が浜町一区・二区・三区ということになっていますので、これが3つのカウントするのかと思ったので11カ所と言ったのですけれども、9カ所でよろしいのですか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 太田地区は太田地区ということで配らせてもらっておりますので、原則1区につき七、八枚を配っておるのですけれども、一応3地区ありますので多少太田地区は多くなっているかと思います。 ◆委員(白石さと子) そうしますと、今年度は114枚ということですか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 平成15年度は114枚配らせてもらっております。
    ◆委員(白石さと子) そうしますと、9地区で7枚平均だと63枚ですけれども、希望者のところに余分に配布しているということなのでしょうか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 重点地区以外にも常時もらいにくる地区がございますので、全くないというわけにはいきませんので、その地区のために一応在庫は用意してございます。 ◆委員(白石さと子) 平成14年度については、どういう状況だったのでしょうか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 平成14年度につきましても100枚つくらせてもらっておりますので、同じような状況で100枚ぐらいを配っておると思います。正確な資料がないものですから、申しわけありません。 ◆委員(白石さと子) 例えば、横澤課長のところに看板が欲しいのだけれどもということでお願いすると、すぐオーケーが出て配布していただけるという理解でよろしいのでしょうか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 大変申しわけないのですけれども、一応原則としまして地区の環境保健委員、区長の許可をもらってくださいということで、この看板は配布しております。 ◆委員(白石さと子) そうしますと、配布をするまではそういう状況ですよね。配布した後、どういうところについたかという確認はしていないということですか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 一応申請届がありまして、それにどこどこへつけますというのを書いてもらいますので、確認はその段階でしてございます。 ◆委員(白石さと子) 私がちょっと見させていただきますと、非常に距離が近いところに何本か集中しているようなところも見受けられるのですが、その辺は申請が上がってきてここは確かに必要だなということの理解で判断されて、そしてお出しになっているという理解でよろしいのですか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 判断もしていますけれども、ある程度地区の自主性といいますか、要望に応じて配っておりますので、ある程度密集してといいますか、固まってついているところについては多分ポイ捨てが多いのではないかと、わざと目立たせるために看板を多く立てておくと、そのような状況だと理解しております。 ◆委員(白石さと子) ところで成果はどうでしたか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) この看板につきましては、各地区で大変喜ばれておりまして、ぜひいただきたいという希望が多いものですから、かなり目立ってポイ捨ての防止効果があるのではないかと考えております。 ◆委員(白石さと子) そうしますと翌年度も重点地区を変えて活動に力を入れていくという理解でよろしいのでしょうか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) はい、そのとおりでございます。 ◆委員(白石さと子) 合併になったときは、どういうお考えでしょうか。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 合併の状況ですけれども、一応合併協議会で話し合っておりますけれども、太田市が一歩進んでおりまして、こういう看板は太田市だけでしかつくっていないという状況ですので、順次広げていけたら広げたいと考えております。 ◆委員(白石さと子) そうしますと、今現在何本残っておって、そして来年もこれは継続するということでよろしいのかどうかお聞きします。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) ぜひそのようにしていきたいと考えております。 ◆委員(白石さと子) 残数は。 ◎産業環境部参事(横澤義隆) 申しわけありません。正確な数は私の方では把握しておりませんので、後でご連絡をいたします。 ◆委員(白石さと子) ぜひまちの中を一回りごらんになって、どういうところについたかということも確認するとよろしいかと思いますが、時間のあるときにまちの中を出かけることがありましたらお願いしておきたいと思います。  次に、224ページ、4款2項1目の太田市外五町広域清掃組合負担金に関連しまして、リサイクルプラザのことについてお聞きしたいと思います。建設年月日を含めて施設の概要と総事業費を伺います。 ◎太田市外五町広域清掃組合参事(金井稔) 平成14年7月から着工いたしまして、平成16年3月25日に完工いたしております。リサイクルプラザの概要につきましては、1市5町で建設を進めてまいりまして、不燃ごみ、あるいは粗大ごみ、それと資源ごみを処理するごみ処理施設に、粗大ごみとして搬入されました不用品は家具類とか、自転車の関係になりますが、こういったものの再生をし、住民への啓発普及を行うためのプラザ機能を備えた施設でございます。総事業費は24億8,850万円でございます。 ◆委員(白石さと子) そうしますと、今年の4月オープンということでしたでしょうか。 ◎太田市外五町広域清掃組合参事(金井稔) そのとおりでございます。 ◆委員(白石さと子) 昨年同僚委員がこのことについて伺っているのですけれども、組織体制につきましてはその当時おっしゃっていたような体制で行われておるという理解でよろしいのでしょうか。 ◎太田市外五町広域清掃組合参事(金井稔) 組織でございますけれども、現在の内容につきましては太田市からの派遣職員が5名であります。それから、組合本体が採用しました職員は臨時職員を含めまして7名、計12名で課の構成をしていまして、内容につきましては管理係、それと計画係、処理施設係の3つで運営しております。 ◆委員(白石さと子) たしか昨年このことにつきましてお伺いしたときには、1課3係で10名ということでしたけれども、やはり規模的に12名は必要だということで、その配置になったのでしょうか。 ◎太田市外五町広域清掃組合参事(金井稔) そのようにお願いいたしました。 ◆委員(白石さと子) リサイクルプラザの稼動状況はいかがですか。 ◎太田市外五町広域清掃組合参事(金井稔) 4月1日から稼動いたしまして順調に推移いたしておりますけれども、リサイクルプラザの中の資源化処理施設とうちの方で委託しております福祉工場の資源化処理施設、これはスチールとアルミの缶の処理です。順調に推移しまして売り払い収入もかなり出ております。 ◆委員(白石さと子) 結構なことです。そうしますと、総売り上げというのはどのくらいになっておりますか。 ◎太田市外五町広域清掃組合参事(金井稔) 4月から6月までの実績でございますけれども、プレスのスチールとアルミの関係につきましては、4月、5月、6月のトータルで約1,300万円、そのほかにリサイクルプラザで破砕をする鉄だとかアルミ、それと不要物の選磁関係、それと再使用できる生き瓶でございますが、こういったものをあわせますと全体で6,700万円という状況でございます。 ◆委員(白石さと子) 全体で6,700万円ですか。 ◎太田市外五町広域清掃組合参事(金井稔) 4月、5月、6月分の総計でございます。 ◆委員(白石さと子) そうしますと、福祉工場に委託をしていると先ほどおっしゃいました。その委託をしている先での実績というのは6,700万円という理解でよろしいのでしょうか。 ◎太田市外五町広域清掃組合参事(金井稔) 全体の売り上げ収入でございまして、中身を占めるプレスのスチール缶とアルミ缶の処理に伴う売り払いにつきましては1,300万円、これが福祉工場で発生する売り払い収入でございます。 ◆委員(白石さと子) 3カ月で1,300万円ということになりますと、それを3で割ると1カ月が400万円ちょっとですか。 ◎太田市外五町広域清掃組合参事(金井稔) はい、そのとおりです。 ◆委員(白石さと子) 委託ということでしたけれども、どのような契約の内容で委託をされているのかお伺いをしたいと思います。 ◎太田市外五町広域清掃組合参事(金井稔) これにつきましては、いわゆる缶の処理業務ですけれども、缶の選別、圧縮の中間処理業務とあわせましてライターだとか、乾電池だとか、スプレー缶等々の危険ごみの仕分けの作業、それからスプレー缶の穴あけ作業、それと管理棟の日常の清掃業務でございます。 ◆委員(白石さと子) 具体的に委託をするというからにはいろいろと見積もり等もとられて、このくらいの金額ということで金額をお決めになったかと思うのですが、その辺のことについて伺いたいのです。 ◎太田市外五町広域清掃組合参事(金井稔) これにつきましては、当然予算要求するときにいろいろな資料をいただいて概算要求していくわけですけれども、その中身としましては要望した要求額に対して予算がつかなかったという部分で300万円ぐらいの査定が入って実質2,900万円ぐらいの金額になってございます。 ◆委員(白石さと子) 私が伺った話をお話し申し上げますと、見積もりの中には当初入っていない仕事も実はこの中にはしている話を伺っているのですけれども、なぜ減額になってしまったかということも含めて聞かせてもらえればと思います。 ◎太田市外五町広域清掃組合参事(金井稔) 業務の内容につきましては、当然設計を組むときに委託者から受託者に向けまして現場説明もやると思いますけれども、その中ではっきりと業務内容を示して精査して2,898万円の設計を起こしてございます。 ◆委員(白石さと子) その後にまた別な仕事もその中には含まれている話も伺っているのですが、その辺はどうなのでしょうか。 ◎太田市外五町広域清掃組合参事(金井稔) 確かに業務内容以外で、例えばリサイクルプラザの除草作業ということがあるのですけれども、これにつきましては自主的に福祉工場から話がありまして、除草作業をさせてくださいという中で、現在は自主的にやってもらっている内容になってございます。それから、トレイと紙パックの仕分けの関係につきましては、資源ごみを搬入する場合に、ごみの仕分けをしてそれぞれの資源化処理施設のホッパーに分けて投入するなり、あるいはその前段でプラットホームに荷おろしをするというのが関係構成市町の収集運搬業務の中の範疇でございます。したがいまして、うちの方は仕分けができたものを処理するという中身でありますので、トレイと紙パック、たまたま太田市では1ネットに紙パックとトレイが一緒に混在されて入ってくるという状況がございますので、その仕分けを考えますと福祉工場から太田市に対して協議をかける内容だと認識しております。 ◆委員(白石さと子) 仕事の内容なども聞かせていただきますと、これだけをしてくださいよという契約でなくて、いろいろその後にもそういった細々とした作業も出てくるのだと思うのですけれども、先ほどの数字を伺っていますと、年間にしますと大体5,200万円になるわけです。お話を伺っていますと年間2,890万円という数字だと伺ったのですけれども、5,200万円という売り上げができるようであれば、当初3,200万円からの見積もりを出しているようでありますので、もう少し希望に沿った形でどうにか相談に応じてあげられるのではないかと思うのです、その辺はいかがなのでしょうか。 ◎太田市外五町広域清掃組合参事(金井稔) 今のお話ですけれども、これは当初リサイクルプラザと福祉工場の建設が始まる前段、当然今の資源化売り払い収入の関係も含めまして、かかる処理経費と人件費を総合的に判断をいたしまして独立運営でいくのがいいのか、あるいは委託方式をとるのがいいのか、十分議論があったようでございます。確かに運転されて1年、2年の間は恐らく処理施設の瑕疵担保期間、保証期間がありますからあまり機械設備の補修等にはお金がかからないと判断ができます。そういった中で、現在は確かに資源化売り払い収入が上がっていますから黒字であります。しかしながら、瑕疵担保期間が経過して長い年数を考えますと、機械設備のランニングコストといったものがかかってきますから、トータル的には直営でやるよりは業務委託方式の方が得策であるという判断がされて、現在の業務委託形式になっております。  それともう1点は、資源化の関係なのですけれども、現在はアルミとスチール缶は大変高く売れています。しかしながら、市場価格の変動がかなり大きな物件ですので、これからもそういった市場性を考えますと必ずしも増収が見られるようなものではないので下がることもあります。ちなみに4月、5月、6月は上がっていましたけれども、7月に入りまして4月、5月、6月の単価から見ますと10%ほど既に下がってきております。そんな状況もありますし、そういったことを想定して当初委託方式の方がいいだろうという判断があったものと思っています。  それと今後検討される内容ですけれども、構内の除草作業だとか、再生品の補修工房の中で先ほどもお話ししましたけれども、家具類の補修だとか、自転車類の補修の再生事業を考えていますから、そういった中で検討していきたいと考えております。 ◆委員(白石さと子) 仕事は増えるは、お金は同じということは健常者だったら怒ってしまいます。最賃法の話もきのう聞かせていただきましたけれども、そういう意味で当初の計画に見合うような50名定員というのが、まだそこには到達できないという話も伺っています。予算があれば働きたい人もいるというお話も伺っていますので、その辺もあわせてお考えをいただけたらと思うのですけれども、その辺いかがでしょうか。 ◎太田市外五町広域清掃組合参事(金井稔) 全体で50人というお話は、リサイクルプラザが発注する業務内容も含めまして違った形の、いわゆる例えばレストラン経営だとか、トマト・ランの栽培だとか、そういったところにも50人の中のカウントになっていると思うのですが、あくまでもうちの方はリサイクルプラザにかかわる缶処理の業務委託という中で考えています。今の設計内容を考えますと、福祉工場で大体20名の方が缶処理業務に従事しております。 ◆委員(白石さと子) それはこちらが50名雇えるような金額をということで、全体的なお話しをしているわけなので、リサイクルプラザの中で出している仕事の内容というのは、そういうことかもしれませんけれども、そのほかにも新たな仕事が入ってくるわけですから、そういうことを考えれば差し引きましてもう少し面倒を見てあげる必要があるのではないか。損しているところに出せとは言わないのですけれども、売り上げがあるものですからその辺を考えてあげたらどうかと思うのです。立ち上がってすぐ黒字という仕事はすばらしいです。今まで最速でみんな1年目は赤字というお話しでしたけれども、そういう意味でもう少し希望の持てるような方法を考えてあげたらと思うのです。  それともう一つ、仕事がないわけではなくて、仕事は探せばたくさんあるようなお話も伺っていますので、ぜひ努力をして企業の事業系の缶も回収しながら、それも作業に当てられるような話もきのう民生費の方で伺っていますので、そういった努力もしていただきながら、もう少し金額を増やしてあげられるような方向に持っていけたらと他人事ではなく感じましたので、その辺も含めてお伺いできればと思うのです。 ◎産業環境部副部長(金子一男) 今、課長からお話しを申し上げましたように、直営、委託で検討しましたが、今現在は確かに缶の値段がいいようであります。杜の舎の方からも缶の処理についていろいろご提議をいただいておりますが、私どもも委員のおっしゃるとおり、もし缶の搬入が多くなるような手法が見つかるとすれば、それなりの人件費等を考慮して再契約を結んでいきたいと担当でも思っていますので、ご理解をお願いしたいと思います。 ◆委員(白石さと子) 今、実際缶の作業というのは時間がそんなにかからず、1日かからずに終わってしまうような話も聞いているのです。ですから、私が申しましたように事業系の缶を回収して、そういう場所を増やしていくことで、もう少し希望に沿ったような形で出してあげられるのかと思いますが、その辺も伺ってこの項で終わります。 ◎産業環境部副部長(金子一男) 今、おっしゃった内容を検討させていただきまして、今後研究してまいりたいと思います。 ◆委員(白石さと子) 毎日ではなくてもいいですから、ぜひ委託をした杜の舎とよく協議をして、お互いに歩み寄っていい結果を出していただきたいと思います。障害者の方というのは非常に我々と違ってまじめですし、これをしなさいよということでできないことはないのですから、皆さんで支えてあげてしっかりと仕事もしていただいて、そして自立をしていけるようなもので対応してください。 ◎産業環境部長(石原康男) 大局的にとらえさせていただきまして、福祉工場云々でなくて、要するに障害者の雇用という面からとらえさせていただきまして、経過につきましては今、課長が、また今後の方針については副部長が話したとおりでございますので、収入が多いから云々ではなくて、先ほど委員から提案がありましたように、物量が増えてくれば量も増えてくる、そうすれば売り上げも上がってくる、だから多くの賃金が払えるという循環制度の中で、障害者の雇用というものを考えていく必要があるかと思います。  また一方では、福祉工場のみならず、市役所全体を挙げて考えることもあろうかと思いますので、関係部局とも協議をしながら前向きに検討していきたいと考えますので、よろしくご理解をいただければと思います。 ◆委員(白石さと子) 健康福祉部長にもコメントをいただきたいと思います。 ◎健康福祉部長(早川充彦) 障害を担当する部門としては、今の部長のお話は大変ありがたく、また委員の質疑を承っておりまして大変ありがたく応援していただいている気持ちで受け止めさせていただきました。 ○委員長(深澤直久) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(深澤直久) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                      午後1時40分休憩 ○委員長(深澤直久) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午後1時42分再開 ○委員長(深澤直久) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 5款労働費〜7款商工費・競輪特別会計に対する質疑 ○委員長(深澤直久) 次に、5款労働費から7款商工費まで及び競輪特別会計について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(高橋美博) まず、230ページ、5款1項1目備考の2番、雇用対策関連事業の中の太田市労政対策推進協議会補助金350万6,000円について、補助金の事業目的と内容、それから効果について伺います。 ◎工業政策課長(中村勝) この事業の目的は、雇用及び労働力確保のための労働対策を円滑にするために行っております。事業内容ですが、新規学卒者の雇用対策や高齢者の雇用対策、離職者のための就職支援講座等を行っております。特に、平成15年5月16日に行われました新規学卒者の合同企業面接会では、参加企業35社、参加学生数277人でした。効果につきましては、労働力の確保、地元就職の促進、雇用の向上が図られたと思っております。 ◆委員(高橋美博) 太田市の雇用対策推進事業ということで、2階に今度太田市就職支援センターヤング・アタックおおたが今年度開設されたようでありますけれども、この概要と目的をお願いいたします。 ◎工業政策課長(中村勝) この事業は、平成16年3月1日に施行の改正職業安定法で地方自治体にも無料職業紹介が解禁になりました。そんな中で太田市は若者への就職支援を積極的に行おうということで開設しましたが、この事業によりましてある意味では企業立地の付加価値、または他市による企業立地が有利になると思われております。また、若者定職化へと地元企業の発展、税収アップが図られるという観点からこの事業を始めました。 ◆委員(高橋美博) このセンターの3カ月間の利用状況をお願いします。 ◎工業政策課長(中村勝) 6月26日に開設しましたが、8月31日までの数値ですけれども、登録企業数が159社、求人データ数が133社、パソコンからのアクセス件数が7,300件、携帯電話からのアクセス件数が9,104件、合わせて1万6,404件で、2階に来庁されました人数が353人、1日平均5.2人となっております。 ◆委員(高橋美博) わずか2カ月強ですけれども、すごいアクセスの数ですけれども、これに対して実際に就職できた人というのはおるわけですか。 ◎工業政策課長(中村勝) 多数お礼の電話はいただいておりますけれども、実際の数値はつかんでおりません。 ◆委員(高橋美博) 何かあまりにも大きい数字なので、不景気を反映しているのかと思いますけれども、関係者の皆さんはやるのにも張り合いがいいかと思いますので、これからもぜひ頑張ってほしいと思います。  248ページ、6款2項1目市有林管理経費で415万5,396円の内容をお願いいたします。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) この関係につきましては、主なものといたしまして市有林管理委託料で、梅田の市有林管理委託料といたしまして、市有林14.2ヘクタールに対する3回の巡回等があるわけですけれども、除伐が65万3,000円と金山と梅田の市有林の下草刈りでございます。 ◆委員(高橋美博) きのうの同僚委員からの質問と重なってしまいますけれども、もう一度伺います。梅田町の市有林の一部を宝泉の行政センターの建築に使用するということですけれども、具体的にお願いいたします。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 宝泉の行政センターから建築に伴いますところの材といたしまして柱、壁材、あるいは手すり、和室の一部、それらに材を使用するということで、杉82本、ヒノキ28本、計110本を欲しいということでありましたので、了解をしたということであります。 ◆委員(高橋美博) 原木を110本といいますと、利用箇所がかなり多いのではないかと思いますけれども、私も商売柄非常に楽しみにしておりますので、よろしくお願いします。  ところで、この項の中の有害鳥獣駆除委託料で20万円とありますけれども、この委託先と活動状況も含めてお願いいたします。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) この関係につきましては、委託先は太田の猟友会でございまして、金額はご案内のとおり20万円ということで、カラスあるいは鳥獣保護に関する関係で狩猟期間中の事故防止等の事業をお願いしているところであります。 ◆委員(高橋美博) 近隣に山があるないということでもって、非常にこの辺の被害と関係があるのでしょうけれども、現在担当課では被害状況をどの程度把握しているのか伺いたいと思います。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 被害状況というのは非常に難しい部分があるのですけれども、カラスでどういう被害があるかということ等があるわけですけれども、カラスにつきましては柿だとか、畑のものということであります。イノシシにつきましては、双葉ゴルフ場で出たということで、特別な被害はなかったようでありますけれども、そういう状況であります。 ◆委員(高橋美博) 平成15年度は20万円の予算ということのようですけれども、この数字はいかがですか。
    ◎産業環境部参事(萬年稔明) この関係については、近隣の桐生市だとかいろいろあるわけですけれども、太田市が少ないということでかなり活動していただいている関係がございます。そういうことで平成16年度については、いろいろ大変ではありますけれども5万円ぐらい増やしていきたいということで予算を25万円計上させていただいたところでございます。 ◆委員(高橋美博) 20万円が今年度は25万円ということで、きっと喜んでいることかと思います。ところで、最近、金山あたりにもイノシシが来ているような話を伺っているのですけれども、今までの対応と今後の対策等はどんなふうに考えているのか伺いたいと思います。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 現在の状況といたしましては、金山にはまだ出没した話は聞いておりません。先ほど申し上げましたように、西長岡の双葉カントリーゴルフ場には、昨年捕獲機をセットして2頭捕獲したということであります。 ◆委員(高橋美博) 金山周辺の特に長手町だの、こどもの国だとか、鶴生田町あたりではかなりの量のカラスが生息しているという話を聞いているのですけれども、この辺の対策なり対応はどんなふうになっていますか。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) この問題は大変難しい話で数は把握しておりませんけれども、かなりの量がいることは確かだと思います。そういうことから、各区長とか、近隣のところから陳情なりあるいはお話を聞いて、そのところについて要望があれば猟友会にお願いして駆除しているということでございます。 ◆委員(高橋美博) 聞くところによりますと、イノシシというのはえさが多ければ年2回の分娩があって、1回の出産で8匹から12匹ぐらい産むのだそうです。そして、2年間ぐらいで生獣になって、繁殖率が非常に高いということです。二、三年もするとかなりの量のイノシシが増えるのではないかと言われておりますので、人的被害が出る前に早急な対策を必要とするかと思うのですけれども、この辺の考え方はいかがでしょうか。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 現在おりが3つありまして、出没するところにおりを仕掛けて捕獲しているということでありますけれども、繁殖のペースからいきますとそういう懸念がされますけれども、極力早くのうちに手を打ちながらやっていければということで考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(高橋美博) 藪塚本町湯之入地区、それから太田市内のゴルフ場で、ここ3年間の間に20頭を超える捕獲があると伺っております。この現状を踏まえて人的被害が出る前に早急な対策をお願いしたいと思います。ひとつ部長のコメントをお願いします。 ◎産業環境部長(石原康男) イノシシの関係につきましては、今、課長から話がありましたように、双葉ゴルフ場の中でコースを荒らされるという、今のところまだそのような状況を聞いておるところなのですけれども、なかなかえさといいますか、冬場に向けての食糧難もあるのではないかと思いますが、それによって人家または人的な被害が一番懸念されますので、早急にそういう措置をとって人的被害のないような措置をできればと思っておりますので、今後とも情報がありましたらぜひお聞かせいただければと思います。 ◆委員(高橋美博) 248ページ、6款2項1目森林病害虫等防除事業について伺います。まず、この内容と今までの経過とその効果及び今後の見通しを伺います。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) この関係につきましては、松くい虫の防除というのが主でありまして、松くい虫の関係については、主なものは薬剤散布が514万5,000円、伐倒処理が2,596万4,000円、それと特別の伐倒ということで人家とか道路になるのですけれども、それが100万円ちょっとという事業でございます。 ◆委員(高橋美博) 昭和63年までに空中散布が行われてきまして、平成に入ったら地上散布に切り換えた理由と、そのころから現在までに使用されました農薬の種類と量をお願いします。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) ご案内のとおり、以前は空中散布をやっていたわけですけれども、地上散布に切り換えたということにつきましては、やはり空中の散布の場合は有人でありますからかなりの高度ということで、飛散もかなりあろうかということで地上散布に切り換えたということでございます。それ以降、薬剤につきましては、平成元年から平成14年まではスミパインということで、年間40リットルぐらいを180倍でまき、平成15年からは薬剤をマツノグリーン液剤ということで、これは約100倍でまくのですけれども、1年間に原液80リットルを使用しているということでございます。 ◆委員(高橋美博) この農薬は当然松くい虫には効果があろうかと思いますけれども、そのほかの生物に対しては何か影響がないのかどうか、その辺をわかる範囲で結構ですけれどもお願いします。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 別にまかせていただいているわけですけれども、人家の近いところについてはある程度よけておりますので、一応そういった人体的な影響は今のところ長きにわたってなかったようであります。ただ、最近1名、下小林の方ですけれども、まいた日は調子が悪いという話がございます。しかし、距離からいってほとんどその影響ではないのではないかという理解をしています。 ◆委員(高橋美博) 私は松くい虫を退治するのに使用されている農薬が逆に松をだめにしてしまっていると感じているのです。仮に松くい虫の天敵がいたとした場合、この散布によって一緒になって死んでしまうということで、といって松くい虫は全部死滅するのかというとそうではなくて、何割か残ってしまうということも考えているのですけれども、この辺の課長の考え方をお願いします。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) いずれにしても、自然界ですからそういうことがあるかもしれませんけれども、私が知り得ているところでは、要するにマツノザイセンチュウはマダラカミキリが運んでいくということで、小鳥、アカゲラとか、そういった鳥については小さいうちにマダラカミキリを食べるというのがあるようでありまして、低毒性でありますから鳥までには影響はないと思っております。 ◆委員(高橋美博) 地上散布がいつも大体6月ごろ行われているようですけれども、松くい虫防除がどんな状態の中で6月ごろやるのか、その辺をお願いします。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 先ほど申し上げましたように、松くい虫はマダラカミキリが運ぶということでございまして、マダラカミキリが羽化する時期が県内では5月下旬から6月ということでありますので、そのときにマダラカミキリを駆除する。よって、松くい虫の伝播がなくなるというシステムでやらせてもらっています。 ◆委員(高橋美博) 随分前の話なのですけれども、松の中に白い虫が幾つも入っていてかなりトンネル状になってしまった松の木を材木屋が運んできたことがあるのです。それを見たときに、これではと思って無論返品したのですけれども、恐らくそんな状態が金山の松にもあるのかなと、そうすると私の感じでは3年か4年ぐらいで松の木が枯れてしまうのではないか、そんなふうに私自身も思っているのです。まして幹の中に虫が入っている状態だと、空中散布または地上散布をしても何の意味もなさないのではないかと思っています。まして毎年4,000から5,000本の空中散布を始めた現在まででも約6万本の木が枯れているわけで、この現状を見た場合、今まで同じことを繰り返してきて地上散布してから16年目に入っているわけですから、この辺で1回立ち止まってもう1回考え直してもいいのではないかと思うのですけれどもいかがですか。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) そういう話の中で難しい問題になりますけれども、あれだけの松があそこまで育つという年数とかをいろいろ考えますと、やはり守れる範囲で守りたいと、それが市民の考えるところだろうと思っています。そういうことの中で、ちなみに散布したのとしないのとをうちの方で3年間調査をしていますけれども、したところが19.8%、しないところは55.9%と約6割枯れてしまうのです。やはりいろいろあると思うのですけれども、そういうことの中で貴重な松を守りたい。全山守るというのは経費的に問題ですから、今、東山、西山プラスアルファーを消毒し、金山全山やっていますけれども、そういうことで守らせていただきたいと考えていますので、理解のほどをお願いしたいと思います。 ◆委員(高橋美博) 今年度は2月上旬から3月上旬に樹幹注入剤の施行が960本ですけれども、次年度からは地上散布をやめて、予算をすべて三、四年間はきき目があろうかと思われる樹幹注入剤の施行に切りかえてみてはどうかと思うのです。ということは、アカゲラのえさは何であるのかわかりませんけれども、それによってアカゲラのえさを確保する必要もあるのではないかと思います。また、虫がとりついて松が枯れるまでの期間が、私の考えで4年間ぐらいかと考えておりますので、そこで少なくともここ5年間は環境面もいろいろ考慮していただきまして、樹幹注入に切り換えて様子を見たらどうかと思うのですけれども、部長のコメントをお願いします。 ◎産業環境部長(石原康男) 状況については、今、課長からいろいろお話のあったとおりですけれども、一言で言ってしまうと、金山の松をどう守るかということではないかと思います。重点地域を定めまして、観光名所的に南側から見る松については、やはりそれなりの対応で緑を守る必要があろうかと思います。これは今までも松くい虫の防除をしたのとしないのとでは、今、課長が申し上げましたように、歴然と差が出ているというのも事実でございます。南側の観光面に対する松についてこのままの状態でおいた場合に、消毒していない場合約6割が枯れているというデータですけれども、この数字というのは非常に怖い状態であります。では、それにかわって今の話のように樹幹注入剤をということですけれども、費用対効果の問題も考慮する必要がありますので、金山の松を守るか、ほうっておいてしばらく見て状況を見定めるか、それとも樹幹注入で多くの金をかけていくか、この辺を考える時期かというのもあります。  ただ、私たちも子供のころから緑の金山というのを親しんできた。これをまた後世に伝える義務もあると思います。また我々は市有林を管理する立場からすれば、1本でも枯らすのを少なくしたい。そのためにはどういう方法がいいか。費用対効果を考えた場合に、安くして守っていきたいというのが空中散布なり、今の薬剤散布できた経過もあるかと思いますので、それらをまた総合的に勘案しながらでき得れば、それは人的被害の出る前に違う方法があればそちらに切りかえたいと思いますけれども、何せそこの壁になりますのが費用対効果というのもありますので、内部でよく協議をしながら検討してまいりたいと思いますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。 ◆委員(山田隆史) 236ページ、6款1項米粉パンの製造委託料についてなのですけれども、米粉パンの製造について、これまでの経過と概要について説明をお願いします。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 米粉パンにつきましては、平成14年度から導入をさせていただいて、当初はご案内のとおり地元産のコメを新潟で製粉して、その粉でパンをつくってきたという経過でございます。その後、平成15年度につきましては地元のコメを利用するという地産地消で非常にいいのですけれども、保管の問題あるいは経費の問題等々がありまして、新潟製粉で製粉したものを購入して米粉パンを年20回、小・中・養護学校の31校で実施しておるというのが現状であります。 ◆委員(山田隆史) 米粉をひいてもらうのには単価はどんなものなのか。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 平成14年度にひいてもらったのですけれども、製粉の委託料は1万1,676キロで198万6,087円でありました。 ◆委員(山田隆史) 1キロ当たりどのくらいになりますか。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 170円です。 ◆委員(山田隆史) 今、市内の小・中学校で小麦アレルギーの子供はどのくらいおるのですか。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 話は聞いておりますけれども、人数は把握しておりません。 ◎教育部副部長(中島俊明) 教育委員会としても、小麦アレルギーについては把握しておりません。 ◆委員(山田隆史) どの程度いるかで、米パンを採用したのかという感じもするのですけれども、ただ単にコメ消費だけではないのではないか、小麦のパンがだめな子供がそれなりにいるということからきた発想なのかと思ったものですから、わからない程度では大したことはないのかという感じもしているのです。今現在、地元産のコメで米粉をひいて地元でパンをつくるというのは難しいですか。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 小麦のアレルギーについては、米粉にしても100%米ではないですから、すべて解消ではないということを報告させていただきます。  それと、地元の米でつくるということになりますと、要するにJAでも農家でもいいのでしょうけれども、コメを買ってその買ったコメを保管しておいて粉にするまでに搬送します。それが粉で返ってくるということで、先ほど言った金額が製造費です。平成14年度には農協でいろいろ考えていただいて、保管料といった経費は農協で持っていただいた経過があるので、それはお金として出てこなかったわけですけれども、その後平成15年以降そういうことも全部入れていろいろ計算するとかなりの金額がいくということで具体的に金額は出しませんでしたけれども、それで地元のコメが難しいということで大変趣旨からすると難しい部分もあるのですけれども、食育の問題、コメの消費拡大が大前提でやらせていただいている。 ◆委員(山田隆史) そこまでの話は承知しているのですけれども、いろいろ調べたところ、米粉をひくプラントの問題があって、結局新潟まで行かなければならないという経緯があるのかと思うわけです。現在、米粉をひいているところというのが新潟県だけではないのです。隣の栃木県にもあるということで、あるいは静岡県だとかに何カ所かあります。さらに、東京の恵比寿に日機装という会社がありまして、これなどはプラントの販売価格は1,000万円からあるのです。しかも、少量ひくこともできるし、結構幅広い守備範囲を持っておりまして、米粉だけではなくほかのものもできるというのもあるやに聞いております。  できれば、先ほど課長が言いました地産地消といううたい文句の中でスタートしたという記憶があるのですけれども、もし機械の価格的な問題である程度可能性が出てきたとするならば、今まで新潟の機械を買おうとするとたしか5億円という話だったのですけれども、それではとても手が出ませんので、1,000万円台になってくればどうか、ただ1,000万円台の機械はどの程度のものかわかりませんけれども、もうちょっとその辺を研究していただける可能性が出てきたかという感じもするのですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) いずれにしても、1,000万円クラスの製粉機の能力は私も勉強不足でわからないのですけれども、多分難しいかと思います。今、委員があちらこちらでという話の中で、委員もご承知の佐野にも製粉する会社があります。そういうことで私どもも佐野の米粉で各製パン会社に20キロずつ提供していただいてパンをつくった経過がございます。全部の会社ではないのですけれども、今のところそういった形の中でつくっていただいて製パン会社が丸を出していただけない部分が一部ある。今後研究する部分があると思うのですけれども、そういったところで推移しているところでありまして、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(山田隆史) 今の1,000万円程度と5億円というのでは、えらい差がありますから比較にならないかもしれませんけれども、私が知り得た範囲でいきますと1日当たりの処理量が500キロとした場合、プラント全体にかかるランニングコストが100キロ当たりで150円、加工する際の最少量30キロ単位でもできます。新潟の場合は1キロ当たり150円かかってしまうということなのです。その辺の違いも出てきているほどのものが出てきたのかという情報がありますので、それはそれでまたご検討いただければと思います。  次に、コメ消費拡大と関連していくのですが、群馬県はご存じのようにコメの消費県だと、人口の割には生産量が少ないということなのでしょうけれども、本市もご多分に漏れずだと思っているところなのですけれども、コメが余っているということを聞いて実は驚いているのですが、もしコメの消費拡大が思うようにいかない、いわゆる消費拡大につながっていかないとするならば、どこに原因があるのかということになるかと思うのですけれども、その辺について。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) コメが余る現象につきましては、ご案内のとおり食べないということが第一だと思うのですが、基本的には昭和35年ごろ1人大体118キロぐらい食べていたのです。そのときの太田市の生産量が10アール当たり375キロぐらいなのです。そうすると、とれなくてたんと食べていた。今は逆に平年作として481キロぐらいを見ているのですが、太田市のデータは出ていませんけれども、消費量が62.7キロぐらいです。そういう消費量ですから、余って当然みたいな話ですから、それを早くのうちに農政上何かに転嫁していく必要があったのかと思いますけれども、太田市だけでできる問題ではないので、国全体のレベルだと思っていますけれども、そういう需要と供給のバランスであります。 ◆委員(山田隆史) 考え方としてなのですけれども、太田市のコメはおいしいコメではないかと思っているところなのですけれども、主に粒のままで消費できなければ加工するということも一つあるわけです。先ほどのパンではないですけれども、粉にひいて処理するという方法もありましょうし、さらにそれを加工してほかの製品に転嫁するという考え方も一つあるかと思うわけです。先ほど申しましたように、粉をひくということが結構問題になっているのかと、ということは先ほどの機械の話が出てくるのですけれども、そして通常粉にする程度だったらいろいろな機械で十分可能かということでありますので、次にそれを加工する、例えばそれをメーンにするとか、例えばくずコメは一般的におせんべいになっているという話も聞いているのですけれども、古米でも古々米でも細かく粉にできますと実際にパンにでさえも十分対応できるのだそうです。そうすると農家の方も古米を持っているとしても、低廉で売らなくても加工するものがあれば、ほぼ新米とか全く同じというわけにはいかないにしてもかなり近いところで売れて、必ずしも損は出ないのかなと、そこのところだけで粒以外のものに変化できる材料を考えていったらいいのかと思うけれども、そこら辺のお考えは何かございますか。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) たしかにそういうことで余っているコメですから、食物ですから何かの方法でということになりますと、今後の比率も50対50とか、20対80とか、そういう問題もあろうかと思うのですけれども、麺類とか、そういうものをやっているところもあります。当太田市は今のところそれは考えておりませんけれども、そういう米麺もあることはあります。 ◆委員(山田隆史) もちろん米麺が一番消費に結びつくので、ひとつ考え方としていいかと思うのです。それがまたいわゆる地産地消ということで、群馬のコメを利用した麺であれば説得力がありますし、いわゆる名物にもなるのかという感じもするわけです。もし麺がなかなか技術的に難しいということがあるとするならば、フォーだのブンだとかいろいろあります。東南アジア系の後進国でもできるようなものがあるわけですから、その辺だったら十分可能かと思います。ほかのものに転嫁しながら、例えばさらにもう一歩進んだ話をさせてもらうと、道の駅ではないけれども農協がやっております野菜の直売所だとか、ああいったところで一つの地元産のものでということでやりますと、結構それも一つのPR効果が出てきておもしろいかと、さらには焼きそばのまち太田ということで話を広げさせてもらっただけでも、イオンの中に三国同麺というので太田の焼きそばがカップ麺で出てきたりするような時代ですから、さらに広がるのではないか。群馬のコメがおいしいのだよと、うどんにすればこうだよ、あるいはそれ以外のものをしてもこうだよというのがPRすることができるとするならば、さらに消化できるかという感じがするのですけれども、どう思いますか。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 一事業としては、そういうことがあり得るかと思いますけれども、農協とも相談している経過もございますけれども、今のところはまだそこまでいっていないということで、今後は研究なりをする必要があるということで認識しております。 ◆委員(山田隆史) また、いろいろ検討していただいて、できるだけコメ消費拡大につながるような政策を考えていただければありがたいと思います。  続きまして、250ページ、7款1項空き店舗活用支援事業補助金なのですけれども、空き店舗活用支援事業の概要についてご説明をお願いいたします。 ◎商業観光課長(北爪宏) 空き店舗活用支援事業補助金につきましては、太田北口駅前商店街振興組合が設置いたしましたお店でございまして、まちのえきと称しておりまして、焼きそばの調理販売やBBCOによる情報の提供、それから観光パンフ等の配布というようなことで活用されてございます。 ◆委員(山田隆史) 現状でもまだそういう店はやっているのでしょうか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 現在もやっております。 ◆委員(山田隆史) 市内の空き店舗の実態について中心市街地、また他の商店街も含めて空き店舗はどのくらいあるとお考えですか。  今、空き店舗はシャッター通りと一口に言われるぐらいですからどんどん増えているのですけれども、増えている理由はどんなふうに思われますか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 一つには後継者がいなくなりまして廃業されるということ、それから事業の不振で廃業されるといったことかと考えてございます。 ◆委員(山田隆史) それ以外にも幾つか考えられるかという感じはしているのですけれども、本市として今後の対策、今現在のままいったのではもっと増えるだけかという感じがするわけですけれども、特にこれといった対策のお考えがあったら教えていただけますか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 空き店舗と対策でございますが、現在平成15年度まで行っております事業ということで申し上げますと、商業活性化のイベントを推進するための支援、あるいは商業団体がよりよい活動ができるように行う研修事業に対する支援、それから商圏拡大の企業に対する支援という形で支援しているのが現状でございます。  それから、先ほどの商店街の空き店舗の状況でございますけれども、昨年の調査でございますが、各市内の商工団体に照会をいたしましてアンケート方式で回答を求めましたところ、空き店舗は市内に100店舗という形でご回答を得ております。 ◆委員(山田隆史) 空き店舗対策なのですけれども、前回の決算特別委員会にもお話ししたかと思うのですけれども、場所にもよってなのですけれども、県内でも高崎商業高校の生徒がNPO化した形の中かと思うのですけれども、商店街の空き店舗を活用して出店していると、全国の中には高校生あるいは大学生も含めていろいろな形の中で空き店舗を活用した中で出店していると、そういう人たちが出てくるということはかなりそれにかかわる仲間もいましょうし、家族もいましょうしということで、結構にぎわいの一つの火種になるのではないかという感じもするわけであります。そういったことも考えの中に入れておいていただいて、進めていただければいいのではないかと思っております。  251ページ、商店街づくり総合支援事業なのですけれども、この概要について説明をお願いいたします。 ◎商業観光課長(北爪宏) 商店街づくり総合支援事業でございますが、これにつきましては群馬県が実施しております補助事業でございまして、平成15年度につきましては、先ほど申し上げました北口駅前商店街振興組合が設置しました、まちのえきに対する県の補助事業による補助金ということでございます。 ◆委員(山田隆史) 商店街づくりというのは、私なども専門でないから非常に難しいのですけれども、本市は車でなくてはどうにもならないようなまちの形態です。電車のほかはバスしかないので、バスもなかなか思うようではないということもあって、どうしても駐車場の確保というのが一番かと思うのです。駅の立体化をやっています。区画整理によって土地が出てくる、いわゆる線路の下にも出てくるわけですけれども、東武鉄道も新桐生の駅にパークアンドライドをつくったということも聞いております。その辺も含めて東武に交渉ができればいいのではないか。藪塚本町においては、町の予算で駅の前に駐車場をつくったかと思うのですけれども、太田市は自然に空き地ができるわけではないのですけれども、その辺のお考えはどうでしょうか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 東武鉄道の連続立体交差事業につきましては、現在進捗してございますけれども、その中で都市づくり部が中心となりまして、過日連続立体交差の高架化の利用につきまして検討する委員会を成立されたということでございます。その中で、駐車スペースの関係につきましても論議されてくるものと思いますので、その推移を見守っていきたいと考えてございます。 ◆委員(山田隆史) 見守っていくのも大事なのですけれども、積極的に推し進めるように東武とも交渉していただけるような形をとってもらえればありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(星野一広) 250ページの7款1項2目、備考の一番下の商業環境施設整備事業が8,900万円ついております。これは工事請負費ということでありますが、その内訳を教えてください。 ◎商業観光課長(北爪宏) これにつきましては、南一番街道路改良工事でございまして、太田駅南口線の道路改良に要した経費でございます。 ◆委員(星野一広) るる意見があると思いますけれども、その後広い歩道のところをいろいろな形で使いたいという意見があったかと思うのですけれども、なかなかそれが実際に行われない現状であると思うのです。そういった推進というのはどういうふうに考えていますか。また、何か支障があるかどうかお答え願いたいと思います。 ◎商業観光課長(北爪宏) 歩道の活用につきましては、本年春の緑化祭ということで実施をいたしました。内容につきましては、歩道の部分に花・植木等を置きまして行ったわけでございますけれども、あわせて若干の模擬店が出ましたので、それも歩道に配置しまして、あと露天商の方も出店されまして、小一日のイベントということで行いました。きっかけといたしましては、南一番街のリニューアルオープンの式典にあわせてやったというのが春のイベントでございます。夏につきましては、恒例の太田夏まつりということで、九合地区を中心に行われたわけでございますけれども、これにつきましては例年どおりの実施ということで歩車道を通じてイベントの会場になったということでございます。 ◆委員(星野一広) そういう大きいイベントも結構なのですけれども、現状はるるパトロールをされている状況も知っているのですけれども、その後夜は特に客引きの人がうようよいるのです。そういう被害というか、苦情もいっぱい来ていると思いますけれども、昼間の部分もいろいろなイベントを組んでいただいて雰囲気を変えていただきたいと思いますけれども、総合的に進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 南一番街の整備につきましては、まずアーケードの取り壊しから始まりまして、現在の状況になったわけでございますけれども、その間地元の商店街振興組合あるいは飯田町の地区の方と何度も協議をしながら道路形態等の素案をつくり、最終的には公安委員会のご指導を受けて、ああいった形になったわけでございますけれども、その中でもイベントに活用できるような形で水道の栓、あるいは電気の引き込みができる場所等をセットいたしました。そういうことで、商店街振興組合あるいは地元の方に有効に活用してもらうべく配慮したわけでございますけれども、現在のところ今年度につきましては大きなイベント2つということにとどまっておりますので、また商店街等にお話しをしていきたいと考えております。 ◆委員(星野一広) せっかく整備されましたので、一生懸命やっていって頑張っていただきたいと思います。  続きまして、252ページ、同じ目ですけれども、上の方に街路灯設置事業補助金というのが6万5,000円ついています。たしかこれは予算関係では30万円ぐらいついていたかと思うのですけれども、その状況を教えてください。 ◎商業観光課長(北爪宏) 街路灯設置事業補助金6万5,000円の決算額でございますが、これにつきましては韮川商工振興会におきまして街路灯の撤去を行ったものに対する補助ということでございます。 ◆委員(星野一広) 本来撤去ではなくて設置する方の補助ではないかと思うのですが。 ◎商業観光課長(北爪宏) この補助につきましては、街路灯の設置、移設及び改修並びに撤去につきまして補助金が支出できるような形になってございます。 ◆委員(星野一広) きのうの防犯灯のところでもお話が出ましたけれども、街路灯においても重要な防犯の一つだと思います。景気があまりよくない状況で、商店また商工会とか振興会の皆さんのところで街路灯をつけられないという状況なのかと思いますが、それはいかがですか。 ◎商業観光課長(北爪宏) この事業につきましては、市の単独事業でございますけれども、要望がありますればご相談に乗りまして、新設の場合にも当然対応できますので対応していきたいと思います。また、県の補助事業としてメニューがあればその相談の内容によりまして対応できるものもあろうかと思いますので、ご相談は受けていきたいと考えております。 ◆委員(星野一広) 補助の金額ですけれども、パーセントでやるのか、全額とか、そういうものがわかったら教えてください。 ◎商業観光課長(北爪宏) 手元に太田市街路灯設置補助規程がございますが、それによりますと新設の場合は100分の25以内で3万円以内、改修及び移設は100分の15以内で1万5,000円以内、撤去につきましては100分の25以内で5,000円以内ということでございます。 ◆委員(星野一広) ということは、あまりつけられないですよね。極端に増えても困ると思うのですけれども、部長にお聞きしたいが、限度額を増やしたり、もうちょっとつけやすいような状況をつくってもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎産業環境部長(石原康男) 予算の関係につきましては、商工会の街路灯撤去ということですけれども、規程の中にありますのは、新設、移設、撤去の項目が入っています。地元商店街の活性化のためにそういう要望があるとすれば事務方でも考える必要があるかと思いますので、折がありましたらそれを情報として聞かせていただければと思いますので、お願いしたいと思います。 ◆委員(星野一広) もう一点、256ページ、7款1項1目の備考の上の方、小口資金融資貸付金が8億6,000万円あります。事務の説明書にもありますけれども、若干この説明とここ3年間の状況も踏まえて教えてください。 ◎商業観光課長(北爪宏) 小口資金の融資ということでございますが、事務に関する説明書のご指摘のとおり、3年間の中で平成14年度が件数、金額とも多かったわけでございますけれども、平成15年度につきましては件数、金額とも減っておりますが、決算額8億6,000万円につきましては、金融機関に小口資金融資のために預託したものでございまして、前年度の実績に基づきまして預託をいたしましたものでございますから、金額的には平成14年度決算額よりも増えておるところでございます。 ◆委員(星野一広) 年度ごとでまた増減すると思うのです。聞くところによると、太田市の小口また制度融資関係が充実しているという話はよく聞く話なので、あまり減らすことを考えないでいただいて、堅持をしていってもらいたいと思うところですが、これは要望としてよろしくお願いしますということで意見を申しつけ加えて、この項は終わります。      ◎ 休     憩                                      午後2時39分休憩 ○委員長(深澤直久) それでは、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午後3時再開 ○委員長(深澤直久) 休憩前に引き続き会議を開きます。  会議に入ります前に、発言の訂正について申し出が出ております。先ほど白石委員の質問に対して、太田市外五町清掃組合の金井課長より訂正の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎太田市外五町広域清掃組合参事(金井稔) 資源化物の売り払い収入の関係なのですが、全体でプレス缶だとか、破砕鉄、それから生き瓶の関係の売り払い収入が6,700万円というお話をしましたけれども、3,300万円に訂正をお願いいたします。 ○委員長(深澤直久) そのような訂正がございましたけれども、白石委員よろしいでしょうか。 ◆委員(白石さと子) 何でそんな少なくなってしまったのですか。 ◎太田市外五町広域清掃組合参事(金井稔) 生き瓶のところで計算が間違っていました。 ○委員長(深澤直久) ご了承願いたいと思います。 ◆委員(井野文人) 256ページ、先ほど同僚委員が類似のところでやっておりますが、緊急特別支援資金融資貸付金という項目でありますが、以前無担保無保証人で100万円というのがあったかと思うのですが、利用が少なくなって廃止になったと聞いておりますが、その経過と果たした役割について説明いただきたいと思います。
    ◎商業観光課長(北爪宏) ご指摘の件につきましては、小企業者振興資金かと思いますが、平成13年度で所期の目的を達成したということで廃止をいたしたものでございます。 ◆委員(井野文人) 私も、今から大分前ですけれども、100万円という金額ですけれども無担保無保証人ということで業者が随分救済されたという話を直接先輩議員から聞いたこともあります。現在の制度は、さまざまな融資、何百万円から何千万円までと、無担保無保証人の融資が併用できないというところに利用者が減った最大限の原因があると私は認識しているわけです。予算要望書などでも出しているのですけれども、例えばほかの制度融資の500万円とか、近代化資金とかいろいろあります。それを利用している方でも年末のいろいろな資金繰りでショートしそうだというときに、併用が可能であればこの制度は生かせると私はかねがね思っていました。ぜひそういう形で復活していただきたい。私がおつき合いしている中小の零細業者、電気工事屋だとか、大工さん、水道屋とか、そういう範囲の方でいえば結局ある制度を利用してこれを使いたいけれども、一つ使ってしまうともっと大きなものが借りられないということでやめているという方が多いものですから、それから金額の要望なども聞いてみますと確かに200万円、300万円と大きい方がいいわけです。だけれども、そこのところは予算と無担保無保証人ですから、市の判断も加えていただくのは結構なのですけれども、とりあえず100万円の無担保無保証人制度の復活を他の融資制度との併用という方向で検討していただきたいと思うのですけれども、きょうあすという問題でなくて、財政的な問題と実際に調査、ヒアリングなども含めてもう少し調査、検討をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 小企業者振興資金につきましては、現在の融資制度とは違った側面がございまして、現在は先ほども申しましたように金融機関に融資をお願いするわけでございますが、そこに対して市の方は預託をしていくという形になってございます。それが小企業者振興資金の場合は、いわば直貸しという形で行っていた経過がございます。その後、現在におきましては、小口資金のほかにも緊急特別支援資金等の創設をいたしまして、より利用しやすいような資金のメニューを増やしてございますし、夏期、年末の季節におきましても季節資金ということで活用できますので、現在の制度をよりよく利用しやすい制度にしていきたいと考えてございます。 ◆委員(井野文人) 短期には無理だと思いますが、併用という考え方についてぜひという気持ちもありますので、検討をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 先ほど申しましたように、現在の制度で融資条件についてもかなり改善しておりますので非常に利用しやすくなっていると思います。それに保証料の補助負担についても行ってございますので、当面はこの制度をより使いやすくするために改善していくということで対応していければと考えてございます。 ◆委員(井野文人) 242ページ、6款1項4目の備考欄の下の方に学校給食地場産農産物利用促進協議会負担金ということで20万円が計上されております。この春、教育部から学校給食の地場産を採用する学校は、たしか去年までは9校、この春から12校に増えたと記憶していますが、大変この間前進してきたと思います。協議会の活動内容と構成メンバーについてとりあえずお尋ねしたいと思います。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 活動内容につきましては、学校給食を円滑に推進するための活動でありまして、委員は教育委員会と産業環境部長、野菜部会の会長、農協等であります。 ◆委員(井野文人) やはり太田市の場合には、教育委員会も産業環境部も前向きに県が促進協議会の設置を義務づけた当初から取り組んでいただいたと私も理解しておりますが、ひとつ要望を兼ねての質問ですが、関係者の教育委員会と農協と産業環境部を中心に協議してというのも非常に大事ですけれども、もう一つ農事とか、生産者組合に行政なり農協を通じてでも結構ですけれども、より広く、今、12校採用していただいているところでも、地場産品の量を増やすというテーマが多分あると思いますし、それから生産者の側にとっては学校給食を通して近隣の子供たちに自分たちがつくった農産品を食べてもらうという両面があると思いますので、ぜひ生産者の側にもっと啓蒙していくと、あるいは学校の場合だったら父母に学校給食の中でこれだけの地場産品を使っているのだよということを広く知らせていく活動が協議会の中でも次のステップアップに、今、採用していただいているところには量を増やす、あるいはまだ採用していない学校に広げていくためにも、そういった啓蒙を協議会の中でも具体的にあれこれということではなくて、そういう方向でぜひ啓蒙、PRを広げていっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) その関係につきましては、今、学校給食をやっておる関係の学校に父兄の皆様も見られるかと思うのですけれども、パンフレット等をつくって昨年度配布しています。生産者の関係でありますけれども、これはJAが入らないとなかなか生産者と生産物とのバランスがありますので、8月に四十数名集まっていただきましてぜひ協力をお願いしたいということで、逐次そういう会議もやっています。ただ、農家はロットが少ないものですから、非常に難しいものは抱えているということであります。 ◆委員(小林人志) それでは、230ページ、雇用対策なりあるいは勤労者福祉という観点で何点かお尋ねしたいと思います。昨日の歳入の面でもイオン効果ということで、固定資産税なりを含め、あるいは来年以降になりますけれども、従業員等の市民税等々の明るい見通しがある、そのようなお話を伺ったところでございます。そこで、昨年12月にイオンがオープンしたわけですけれども、雇用の面であそこにいろいろな職種があろうかと思いますけれども、効果というのか、どのくらいの人数が働いているのかおわかりになればお願いしたいと思います。 ◎商業観光課長(北爪宏) 昨年12月にオープンしたイオン太田ショッピングセンターでございますが、ショッピングセンター全体オープン時で雇用者数1,700人と伺っております。 ◆委員(小林人志) 1,700人ということなのですけれども、市内の方々というのはおよそでいいですけれども、おわかりになるでしょうか。 ◎商業観光課長(北爪宏) そのうち地元で1,200人と伺っております。 ◆委員(小林人志) 実はこの雇用環境ですけれども、2003年の数字でいきますと、非社員の割合というのが約34.6%という数値で出ておりますけれども、イオンの従業員の方の雇用関係というのはその辺の数字も把握しているでしょうか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 正規の社員、あるいはパート、アルバイト等の内容につきましては把握してございません。 ◆委員(小林人志) 一般的な数字でありますけれども、先ほど言ったように34%、こういう職場ですともっと多い数字かなというのが見通せるわけでございます。そういった中で、特に非正規の社員の方々については、雇用保険等々についても50%台であるとか、あるいは健康保険では40%、あるいは厚生年金加入では38%とか、あるいは退職金制度があるのは2割を下回るような数字ということで、一般的に連合等の統計の中では出ております。そういった状況の中で232ページ、中小企業退職金共済制度加入促進ということで助成がされているわけですけれども、こういった状況はどうなっているのかお伺いしたいと思います。 ◎工業政策課長(中村勝) 中退金について説明しますけれども、掛け金につきましては新規加入の場合は月額20%の補助をしておりまして、案内文等を差し上げておりますけれども、平成13年度につきましては60事業所、平成14年度につきましては49事業所、平成15年度については57事業所、利用率が平成13年度が85.94%、平成14年度につきましては95%、平成15年度につきましては87.2%となっております。 ◆委員(小林人志) そうしますと、中退金加入関係ですと人数的にはどのような推移になっていますか。 ◎工業政策課長(中村勝) 中退金につきましては、平成13年度が2,275名、平成14年度につきましては3,036名、平成15年度につきましては2,730名となっております。 ◆委員(小林人志) 先ほど全国的な数字を申し上げたわけですけれども、やはり非正規従業員・職員という数字は太田市においてもかなり高くなっていくのではないか、あるいはなっているのではないかと推測されます。やはり労働者の福利厚生という面では、ぜひこの事業等々についてもより一層の推進、あるいは予算化を含めてお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎工業政策課長(中村勝) 中退金につきましては、中小企業140社ほど案内をしながら加入に努めているところでございます。 ◆委員(小林人志) イオンの中にも約百二、三十店舗という話もございますので、ぜひお願いしたいと思います。  次に、254ページをお願いいたします。地場産品の振興ということで昨年の夏、ノーネクタイ、ユニクロのワイシャツ、そして冬にはニットのカーディガンということで、地場産品の推進を図りながら、あるいは昨年では電力不足もあったのでしょうけれども、そういったことを含めて市長自ら推進をしたわけですけれども、この結果と申しますか、どのように評価しているのかお伺いしたいと思います。 ◎工業政策課長(中村勝) とりあえず、市の職員に250着が販売されまして、ニット産業に対してかなりの効果があったかと確認しております。 ◆委員(小林人志) 夏のユニクロのシャツというのはどうだったでしょうか。カジュアル化ということで、日米産のコンピューター等との云々というのがあったと思うのです。 ◎人事課長(荒木建夫) ユニクロのシャツの話ですけれども、人事課で夏場のカジュアル化ということで職員に注文をとって着ていただいたという経過がございます。数字的なものは手元にございませんので後ほどご報告申し上げたいと思いますけれども、いずれにしても相当数の方がカジュアル化に向けてシャツを着用したと考えております。 ◆委員(小林人志) シャツにしても、カーディガンにしても、別にいいとか悪いとかという判断はしていないのですけれども、このもの自体一過性に終わっては何のためにやったのかというのもあろうかと思います。花火を打ち上げてもう翌年からは何も発展的なものはなかったというのでは何のためにやったのかということがございますので、地場産品あるいは地場での消費、他にいろいろな製品等も昨日も商業面、工業面、交流事業として、他市にも積極的に友好都市なり姉妹都市にも行うという答弁もいただいておりますので、その辺のコメントをひとつお願いしたいと思います。 ◎工業政策課長(中村勝) 今、言われた継続事業ということで6月にベストを職員に販売しました。今後とも継続していきたいということと、今、姉妹都市の話も出ておりましたけれども、10月2日・3日、今治市の樽祭りということでニットを6社ほど持参して販売に努めたいと考えております。あと両毛5市との関係で4市にニットを持参して販売を進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(小林人志) ニットだけではなく、他のいろいろな面もございますので、そういうことを含めてお願いしたいと思います。  256ページの関係で、観光行政ということで大きな意味で伺っておきます。来年3月に合併ということで、当然この間いろいろな協議をしてきました。そういった中で、合併に関してのいろいろな記念事業等々をこれから、あるいは今計画しているのがあるかどうか伺いたいと思います。 ◎総合政策課長(岡田辰雄) 合併関係の記念事業の関係でございますが、太田市といたしましては花火大会を3月に行うということが決定しております。それ以外につきましては、まだ検討中でございます。 ◆委員(小林人志) 実は休泊の沖之郷地区で文化財の方に大変お世話になりまして、歴史ある山車が今年度で3台修繕が終了いたします。そういった中で地元の皆さんも、こういった記念事業があるのであれば、ぜひ呼んでいただいて参加し花を添えたいという申し出も伺っていますので、その辺をお願いして私の質問を終わります。 ◎企画部長(小暮和好) 合併の関係を所管するということもありまして、私からご答弁させていただきますが、先ほど総合政策課長から花火以外は検討中であるということでありますが、今、ご質問の件につきまして所管の関係もございますけれども、私ども合併を担当する部とすれば、その件につきましては十分協議をした上でやるということになれば対応していきたいと考えております。 ◆委員(半田栄) 244ページ、農村整備課運営費の関係ですが、農地防災事業について現在の進捗状況を教えてください。 ◎農村整備課長(日野重夫) 遊水池の関係の進捗率を事業費ベースでお答えしたいと思います。現在、計画されております遊水池につきましては、太田市で5カ所あるわけですが、現在ある程度進捗しているものにつきましては、宝泉地区に造成されます、仮称になりますが、川島堀・聖川遊水池並びに現在工事を実施しております東長岡地内の大谷幹線遊水池の2点についてご答弁申し上げたいと思います。事業費ベースでいきますと、川島堀・聖川遊水池が約1.2%、大谷幹線遊水池が約59%の進捗となっております。 ◆委員(半田栄) 宝泉が1.2%、これは用地買収ですか。 ◎農村整備課長(日野重夫) これにつきましては、まだ用地買収までいっておりません。用地買収前の調査測量等が実施されたものでございます。 ◆委員(半田栄) 完成後の管理体制はどうなりますか。とりあえず東長岡を限定してでも結構です。 ◎農村整備課長(日野重夫) 各遊水池につきましては、事業完了後、市に移管になってくるわけでございます。移管されれば当然行政で管理しなければならないと思いますが、遊水池につきましては箇所数も多く、広さも広大でありますので、地域の皆様にご協力いただいて管理していくような体制づくりを考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(半田栄) 先日、東長岡の関係で今、課長の地域の皆さんに協力いただくという基本的な考えがあるようですけれども、実質花植えと除草をやったようです。この参加状況はどんな状況ですか。 ◎農村整備課長(日野重夫) 植栽並びに除草作業を大谷遊水池をはぐくむ会という団体をつくっていただいて実施しております。植栽作業につきましては、2日間延べ人数で552名の方に参加していただいております。 ◆委員(半田栄) その植栽事業なのですが、何か手当を支給したと漏れ聞いているのですけれども、実情はどうですか。 ◎農村整備課長(日野重夫) 植栽作業につきましては、農家・地域住民等参加型直営施工という制度を利用したものでございます。この制度に参加した団体につきましては、その後の管理について無償ボランティアで実施するということが前提となっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(半田栄) 花植えのときに手当をくれたという事実はわかっていますか。 ◎農村整備課長(日野重夫) 存じております。 ◆委員(半田栄) 今、課長から今後ボランティアでという話ですから、それ以上のことは言わないつもりなのですが、太田市は今、いろいろな事業をやるのについて手当をくれていないです。実質そういうことも地域の皆さんに協力をいただくということでやっていると思うのです。ですから、この事業については国の事業ということで、ある程度予算的なものもあったのだろうと思うのですが、今後ぜひその辺のところは団体で運営費でというのならいいのだけれども、個々に手当をくれるということについてはいかがかと感じたのです。ですから、その辺については部長いかがですか。 ◎産業環境部長(石原康男) 私もその話を後で聞いたのですけれども、今、お話の出ました大谷幹線については国営でやっているという意味もありまして、地域の管理費のかわりというか、支出の方法が市と国では若干の違いがあるようであります。ただ、幸いにして参加者の中で理解をしていただいた部分がありますので、それが今後の管理費に充当するという持ち方もしているようでございますので、それは一応今後見守りたいと思います。ただ、今回の手法がいいかどうかということになった場合には、問題があると思いますので、こんなことのないように事務局と国の方の関係とよく協議をしてまいりたいと思いますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。 ◆委員(半田栄) もう一つ、農地防災の関係で東長岡がある程度具体的にできましたのでお聞きするのですけれども、調整池の効果、当然農地の調整ということは理解しているのですけれども、周辺で市の中心街、具体的に申し上げますと、例えば東長岡でいえば東本町だとか、富士重工の周辺も台風等の影響で結構冠水することがあります。その辺の調整の効果というのはあるのですか。 ◎農村整備課長(日野重夫) 農地防災事業につきましては、委員のおっしゃるとおり農地の湛水被害の解消というのが目的ではありますが、この地区につきましては鶴巻川を拡幅改修する関係がございますので、鶴巻川に流入する用排水路の周辺地域につきましては、多少なり解消するものと我々も期待しているところでございますので、よろしくお願いします。 ◆委員(半田栄) 農業土木事業調査委託料の事業内容について概要を教えていただけますか。 ◎農村整備課長(日野重夫) この委託料につきましては、補助事業採択に向けたヒアリング資料作成のための業務委託でございます。 ◆委員(半田栄) 補助事業は農水省の関係ですか。 ◎農村整備課長(日野重夫) そのとおりです。 ◆委員(半田栄) 概要としてはどんな事業になりますか。 ◎農村整備課長(日野重夫) 工事の内容といたしましては、現在地元の方たちと協議を重ねておるわけですが、遊休農地の利活用ということが目的ですので、農地利用ということで市民農園あるいは観光農園、それと桜等の植栽も含めた計画を今考えているところでございます。 ◆委員(半田栄) この事業は、前、鳳凰ゴルフ場の東側というのですか、山際の農地があります。地域名でいうと、吉沢地区の桜云々という話が出ていましたよね、その関係でしょうか。 ◎農村整備課長(日野重夫) 位置的には、吉沢町地内の通称萩原地区というところと緑町地内にあります小丸山を対象に計画しております。 ◆委員(半田栄) 具体化される時期はわかりますか。 ◎農村整備課長(日野重夫) 時期的なものにつきましては、平成17年度に国の採択に向けてのヒアリングを実施していただきまして、採択になればできれば平成18年度あたりから着手したいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(半田栄) 次に、競輪特別会計で現状はどんな状況でしょうか。 ◎工業政策課長(中村勝) 競輪につきましては、日本自転車振興会、全国競輪施行者協議会、日本競輪選手会、関東自転車競技会等々で協議を進めているところでございます。 ◆委員(半田栄) 今、やっている状況は。 ◎工業政策課長(中村勝) 年1回、6日間開催しております。 ◆委員(半田栄) 競輪の関係はいいのですけれども、関連して競艇の話をお聞きしたいのです。これは漏れ聞いたところによりますと、合併します藪塚本町の関係で事業的な進展があったという話も聞いております。そんなことから、合併の関係なのですけれども、どなたに聞いたらいいのでしょうか。その辺の経過、あるいは現状をお聞かせいただければと思います。 ◎収入役(清水計男) 競艇の関係と今問題になっています桐生広域の関係であります。大変議員あるいは委員の皆さんにはお世話になりまして、合併が最終的な詰めを迎えております。最後のクリアは、藪塚本町が加入いたしております桐生広域あるいは阿左美水の関係でございまして、実はきのう合併協議会から桐生広域にリサーチしまして状況を聞いた経過がございます。その経過がきのう入ってきまして、けさの新聞にもあったのですが、桐生広域圏の事業は大きく分けて3つございます。ごみと消防に代表される広域圏の事業は7市町村で構成している。桐生厚生病院の医療組合も7市町村、それから今お話の出ました競艇の阿左美水が3町で構成されているものでございます。これが3セットになっておりまして、きのう藪塚本町の議会、それと黒保根村の議会で全員一致で3議案の財産処分が可決されたという情報が入っております。今後の問題でありますけれども、藪塚本町を皮切りに今、各市町村で議案が上程されております。多分可決されていくのだろうと期待しておりますけれども、最終的には桐生市議会が9月21日の議決を目指しているという状況でございます。  それから、県の状況でありますけれども、群馬県議会でも今月中旬に開会されます県議会に上程したいというような話も承っておりますので、ほとんどこれで合併の問題については法的なハードルはすべてクリアできるかと考えております。いずれにいたしましても、いいまちづくりに向けてもう一度改めて対応していくということであります。なお、9月22日に開催予定されております合併特別委員会には、相当詳しい話が報告できるのではないかと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(鈴木信昭) 236ページの米粉パン製造委託料で同僚委員から質問がありましたので、また別の角度から質問したいと思います。現在、学校給食で米飯とパンと米粉パンとそのほかうどんとか麺類等々が出されていると思うのですけれども、現在その割合というのはどういう形で出されているのかお願いします。 ◎教育部副部長(中島俊明) 主食として出されるパンとコメの割合は、一応1週間に2回と1週間に3回ということで、コメとパンにかかわってくるものが2.5という割合でございます。ですから、2週間で半分半分という形になります。米粉パンについては2週間に1回で出ています。それはコメにかわる部分として出しております。 ◆委員(鈴木信昭) 前も同じようなことを言ったかもしれないのですけれども、地元のおコメを消費するという目的でもありますし、またわざわざ新潟から持ってくるというと搬送経費もかかるわけですし、また製粉経費もかかるということで、そういったコストの問題もある中で、今までの実績としてそれは認めますけれども、これからはそういった経費のことを考えると米飯として消費するような形でいいのではないかと思うのです。その方が地元のおコメの消費が増えるわけですし、その辺はいかがでしょうか。 ◎産業環境部参事(萬年稔明) 米粉パンの問題でありますけれども、経費の面については地元のコメよりも新潟から入れる米粉の方が安いのが現実でございます。20キログラム5,320円、そうすると粉にして1俵当たり1万5,960円です。そうすると、農家から玄米で買って粉にして新潟から持ってきてその値段ですから金額的には安い。ただしかし、小麦よりも高いというのが現状であります。コメにした方がいいという関係は、この2年ぐらい決算・予算でずっと同じ答弁になるかと思うのですが、基本的には余っているコメをどういう形の中で学校の給食で取り入れるかというのが問題の起こりであります。  聞いたところ、昭和五十三、四年代コメが余って10年ぐらい経って、余っているコメを学校でよそから買ってくる粉よりも日本でとれるコメを食べてもらった方がいいといういろいろ難しい議論はあったと思うのですが、そういう形の中で月1、週1ということで米飯を取り入れてきていただいた経過があると思うのです。基本的にはその当時から米飯を全部入れていただければこういう話にはならなかったと思うのです。しかし、いろいろな諸般の事情からコメを食べるという形の中で、パンとのバランスの中で何かあったと思うのですが、なかなかそこへ入っていけなかった。それで逐次入れてきたのが今5日間で2.5、0.5を2週間に1回が米粉パン、小麦のパンが2日という経過があって、今考えてみますとそういう形の中で理解されると思うのですが、ようやくここまで努力してきたところがあるのです。そういう意味合いの中で、今余っているコメをいかにどういう形で学校の教育上もそうですけれども、コメのよさというのを子供にわかっていただくという手法の中に入ってきた段階です。そういう形の中で米飯という考えもあろうかと思うのですけれども、そこまでやっと農政関係から経費をかけまして何とか理解してきていただいているというのが現状です。 ◆委員(鈴木信昭) そういった努力でコメの見直しというのがあったからこそ、今は半々に来たのではないかと思うのですけれども、ここまで来たのだからぜひパンは日常的に子供たちも結構食べていますので、米飯の割合を今1対1ということですから、例えば米飯を3にしてパンを2にするとか、単純にそういうふうにした方が地場産のコメの消費拡大、コメが余っているということで新潟のコメを持ってくることは日本の中では有効かもしれないですけれども、地元ということを考えたときに、わざわざ新潟県の余っているコメを考える必要はないわけで、そういった場合に別に今までやってきたことがむだという意味ではなくて、今まで努力してきたことを発展的に転換するような形で、ここは原点に戻って米粉パンを単純に米飯にかえ米飯の範囲を広げることで、子供たちは今なかなかはしを持つということも、はしの文化も薄れてくる中で、学校教育も含めて必要だと思うのですけれども、担当の農業振興という観点からの部長答弁と学校教育の立場で、はしの文化というのもこれからは必要だと思いますけれども、教育担当の部長のコメントをいただけたらと思うのです。 ◎産業環境部長(石原康男) いわんとすることは、私も賛成の部分があります。私も農家でありますから、コメの消費拡大というのには非常に興味がありますが、ただコメのパンというのがどういう意味でここまで普及してきたかわかりませんけれども、恐らくコメ消費拡大の一環として、その手法が米粒以外の手法として米粉パンに取り入れたという技術といいますか、その手法が非常に画期的であったのではないか、そういうことが想定されましてそれをうまく学校給食とタイアップしたのかなと、勝手な想像ですがそれによって消費拡大を図ったのではないかという想定がされます。恐らくここまで来る過程に、今、委員がおっしゃいました米飯給食というのは議論されてきていると思うのです。コメ消費は米飯がいいのではないかというのは当然議論されてきているのにもかかわらず、今の状態になっているというのは私が判断をする以上に、何か深い意味があるのではないかと思いますので、その辺を分析しながらまた原点に戻れる時間があったり、また機会があったとしたら、その時点でもう一度見直してみたいと判断しますので、いろいろな意味でご協力をお願い申し上げたいと思います。 ◎教育部長(岡島幸雄) 米飯給食の関係ですけれども、これについては食材のメーンになるものは県の学校給食会から市販よりも廉価で食材が提供されるということもあります。また、これ以上、今までのコメの消費拡大という部分での給食、それから教育委員会とすれば学校教育の中での食育という立場での米飯給食の推進と、この2つが絡み合っていると思うのです。やはり今、委員のおっしゃったような毎日の給食の中でも、はしを使うとかあるいは日本食のマナーとか、そういうものはあると思うのです。一時は先割れスプーンだとかいろいろそういうものもありましたけれども、一つの教育の中での物の考え方を現場の先生方と指導の方法等を考えながらこれから十分検討していく必要があるのだろうと思います。農政担当からの最大の努力で今日までの話し合いの中で米飯給食が進んできたと、あるいは地産地消の関係も進んできている。これから合併していく中で、太田市の場合は自校調理方式をとっていますし、また他の町ではセンター方式等をとっている場合もあります。またさらには、新田郡では相当農業生産物の生産性が高いといった中で、どうやってこれらを学校給食の中で考えていくかが大きな問題かと思いますので、十分学校現場等も含めて検討させていただきたいと思います。 ◆委員(鈴木信昭) そういうことでぜひ前向きに検討していただきたいと思います。補足すると、別に私は製粉に関して何も思っていないというか、私も毎日家業でだんごをつくっていますので製粉していますから、その点粉にはすごく親しみがあるのですけれども、よろしくお願いします。  252ページのISO取得企業奨励金で今まで奨励された累計数がわかればお願いします。 ◎工業政策課長(中村勝) ISOの推進ですが、9000シリーズが平成11年度に15社、平成13年度に21社、14000が5社、平成14年度に9000シリーズが10社、14000が2社、平成15年度に9000シリーズが14社で、9000シリーズが60社、14000が7社となっております。 ◆委員(鈴木信昭) これは奨励金をいただいた数ということですけれども、そのほか奨励金をもらわないで会社で独自に取った数字も把握していらっしゃいますか。 ◎工業政策課長(中村勝) 今のところ把握しておりません。 ◆委員(鈴木信昭) いずれにしても、太田市は車を中心とした工業のまちでありますから、そういった意味で奨励金制度というのは高く評価できると思います。ぜひとも今後も続けていっていただきたいと思います。  同じような項目でありますけれども、254ページの太田市企業立地促進奨励金について説明願います。 ◎工業政策課長(中村勝) 企業立地につきましては、平成9年度に1件、平成10年度に2件、平成11年度に3件、平成12年度に3件、平成13年度に5件、平成14年度に5件、平成15年度に8件の27件でございます。 ◆委員(鈴木信昭) 奨励金の内容について具体的にお願いします。 ◎工業政策課長(中村勝) 固定資産税の土地相当分を奨励金として交付しているものでございます。 ◆委員(鈴木信昭) これは県とか市が進めている工業団地に進出する企業に対しての奨励金ということでよろしいのでしょうか。 ◎工業政策課長(中村勝) はい、そのとおりでございます。 ◆委員(鈴木信昭) 現在、県とか市が造成した工業団地で区画数とか、広さとか、今現在余っているところはあるのでしょうか。 ◎工業政策課長(中村勝) とりあえず太田リサーチパークは分譲率が76.37%、沖野・上田島は分譲率が29.40%、新田東部の太田市分は82.80%の分譲率になっております。 ◆委員(鈴木信昭) どこでも結構造成した工業用地が本当に全然埋まらないところが見受けられる中で、かなり健闘している数字ではないかと思うのですけれども、これから合併を控えて、先ほど太田市分というのがありましたけれども、3町で造成してわかっている範囲で今どのくらい埋まっているのか、あいているところがどのくらいあるのかわかりますか。 ◎工業政策課長(中村勝) 尾島に1区画、新田分もはかり売りしておりますけれども大きく1区画が残っていることは確認しております。 ◆委員(鈴木信昭) そうすると、大きく残っている団地というのは3町にはないという解釈でよろしいのでしょうか。 ◎工業政策課長(中村勝) はい、そのとおりだと思っております。 ◆委員(鈴木信昭) いずれにしても、今の太田市の産業というのですか、税収を支えている大きな制度ですので続けていっていただきたいと思います。  256ページの呑龍公園動物園等管理委託料に関連してなのですけれども、今は動物がいない状態になっていますけれども、今後の予定について教えてください。 ◎商業観光課長(北爪宏) 呑龍公園動物園の今後についてでございますが、現在動物等の移転が完了しております。平成16年度予算で動物の飼育舎の取り壊しの経費が計上されてございますので、飼育舎を取り壊して整備していくということでございますが、具体的な整備内容につきましては、今後地権者であります大光院と協議してまいりたいと考えてございます。 ◆委員(鈴木信昭) ぜひこれは動物園の位置だけではなくて、ご存じのように大光院も含めて、あと富士重工の北工場、または金山周辺も含めた総合的な中で動物園の跡地も考えるべきだと思うのですけれども、この辺の大光院を含めた金山周辺の全体の今後の計画について総合政策としては、どのような考え方を持っているのか聞きたいと思います。 ◎総合政策課長(岡田辰雄) 企業との関係もございますので、具体的にはまだ検討されてございません。 ◆委員(鈴木信昭) 実は民間の方でも、大光院周辺のまちづくりを考えるという形で今、NPO法人が立ち上がって活動しているようなのですけれども、その辺の動きというのは特につかんでいないでしょうか。 ◎総合政策課長(岡田辰雄) 特につかんでおりません。 ◆委員(鈴木信昭) 担当部長に聞きたいと思うのですけれども、大光院、北工場を含めていつも移転の話が何年かに出ては消えという経過があったと思うのですけれども、今後も呑龍公園動物園も含めてですけれども、北工場が大きな核というか、北工場の今後の動向によって周辺をどういうふうに開発していくのか、整備していくのかが大きなところだと思うのですけれども、民間でもそういったNPOで動きが始まっている中で、ぜひとも太田市としても主導権を持っていただいて、大光院周辺の金山も含めた整備を進めていただきたいと思いますけれども、その辺の所見をお聞かせください。
    ◎企画部長(小暮和好) 取り急ぎ呑龍公園の関係につきましては、整備をするという形が一時的な対応かと思っております。そして、今、お話がありました大光院を中心とした富士重工の関係、あるいは金山全体の関係でございますが、担当課長からも民間の動きの話がありましたように、私どももまだ伺っていないという状況でございますが、いずれにしましてもご指摘のとおり、あの周辺の全体的なエリア、関係についても市としても何らかの考え方を持たなくてはならないという考えは持っております。今後、新市になりますけれども、そういったことを踏まえまして私どもとしてもその動きを確認しながら、対応また検討していきたいと思っております。 ◆委員(鈴木信昭) 256ページの中にあると思いますけれども、八瀬川の桜の維持管理について現状を教えてください。 ◎商業観光課長(北爪宏) 八瀬川の両側の桜の管理ということでございますけれども、私どもの方では桜の名所ということでございますので、年1回消毒を行っているのが現状でございます。 ◆委員(鈴木信昭) 現在の桜の状況はどうなっているのか、把握している範囲で教えてください。 ◎商業観光課長(北爪宏) 桜につきましては、市道八瀬川堤線の街路樹ということでありますけれども、近年八瀬川の整備とあわせて道路の整備を行っている状況でございますが、昨年、一昨年につきましては、桜の木をほとんど若木に植えかえて施工しているようでございますが、それ以前につきましては古木を保存しながらの施工となってございますので、かなり古い樹木もございます。 ◆委員(鈴木信昭) 立ち枯れというか、途中で切ったままの状態とか、元からなくなってしまったところがあると思うのですけれども、その辺の数がわかりますか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 施工道路あるいは河川の工事の施工の都合ということだと思いますが、幹の途中で切ってあるものが2本、その後枯れたり、事故で損失をしてなくなっているのが2本かと承知しております。 ◆委員(鈴木信昭) 途中で切ってしまったものについては、聞くところによるとなかなかそれを全部根本から撤去するにはかなりブロックも外さなければいけないということで、費用が非常にかかるという話でありました。いずれにしても、そのままでは見た感じもよくないですし、ほかの木も寿命が来ているし、正直言ってあまりいい条件ではないというのですか、本当に土が少ないところでよく生き残っているというと失礼ですけれども、そういう環境のあまりよくない状態の中で咲いているものですから、今後とも維持管理というのは植えかえ等々も毎年していかないと、今、4本という話ですけれども、多分ほかにも危ないなというのが何カ所か見られますので、毎年ある程度の予算計上をしていくのも必要ですし、また民間で例えば八瀬川をきれいにする会とか、あとは八瀬川桜まつりでいろいろイベントをしている民間の実行委員会もありますので、そういったところとも一緒になって保全をやっていく。要するに市にお任せではなく一緒にやっていくような形もいいと思うのですけれども、今後八瀬川の桜の保全、植えかえも含めた考え方を教えてください。 ◎商業観光課長(北爪宏) 八瀬川の桜につきましては、先ほども申し上げましたとおり、市道の街路樹ということで位置づけられていると思いますので、所管であります都市づくり部と協議をしていきたいと考えてございますが、現状を申し上げますと、先ほど委員ご指摘の民間の団体の方が枯れた枝等についても配慮していただいて整理していただいている状況でございますが、私どもでも民間の動きに合わせまして枝の片づけ等はしている状況でございます。いずれにいたしましても、ご指摘のとおりかなり古い木が多いということでございますので、道路河川課あるいは花と緑の推進課と協議をしながら桜の名所として今後も活用できるような形にしていければと考えてございます。 ◆委員(鈴木信昭) ぜひ予算化をしていただくということを要望して次に移ります。  同じページで大名行列開催委託料と出ていますけれども、内容について教えてください。 ◎商業観光課長(北爪宏) これにつきましては、市制施行55周年記念事業の一環として実施されたものでございまして、昨年10月の太田市商業祭、あるいは南一番街の秋祭りとあわせて実施されたものでございます。大名行列保存会のメンバー及び太田地区、九合地区の区長会等のご協力によりまして83人の参加で行われた事業でございます。 ◆委員(鈴木信昭) 聞いておいて私も参加していたので申しわけなかったのですけれども、来年新しい市ができるときに大名行列をぜひとも新市の新しいイベントとして取り上げていただきたいという大名行列保存会の方々からの声があるのですけれども、新市イベントでこのとらえ方はどうなるのでしょうか。 ◎商業観光課長(北爪宏) 先ほど新市のイベントということで、新市施行のイベントについてご質問がありまして、総合政策課長がお答えいたしましたけれども、花火大会というお話がございましたが、あれにつきましては現在の太田市が3月26日に実施するということで、委員ご指摘の新市のイベントというのは新市になってからのイベントということだと思いますが、先ほどの総合政策課の答弁では特にまだ考えていないということでございますので、そういった新太田市誕生のイベントを行うような形になった場合、委員ご指摘の大名行列につきましても協議、検討の中に入ってくるものと考えてございます。 ◆委員(鈴木信昭) 大名行列については、5年、10年の記念の年には出させていただいておりますので、ぜひとも検討をよろしくお願いして質問を終わります。 ○委員長(深澤直久) 他の委員でご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(深澤直久) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                      午後4時5分休憩 ○委員長(深澤直久) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午後4時9分再開 ○委員長(深澤直久) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 8款土木費・11款災害復旧費・住宅新築資金等貸付特別会計・八王子山墓特別会計に対する質疑 ○委員長(深澤直久) 次に、8款土木費及び11款災害復旧費並びに住宅新築資金等貸付特別会計及び八王子山墓特別会計について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(高橋美博) 264ページ、8款2項2目道路維持経費について、これは毎度決算とか予算等で出てきますけれども、今回もひとつよろしくお願いいたします。平成15年度の要望件数及び実施件数と次年度への持ち越し件数がありましたらよろしくお願いします。 ◎応急工事課長(藤本壽男) 事務に関する説明書等で報告してありますけれども、要望の受け付けした件数につきましては1,401件、処理済みの件数につきましては1,357件でございます。残り44件についてが未処理ということでございます。この件につきましては、時期的なものとか、あとは要望者の方でもいろいろ条件がありまして、その関係でできないもの、近いうちにはできると思いますが、そういうもので44件残っております。 ◆委員(高橋美博) 平成15年度の予算の7,564万5,479円とそれから現場職員数に対してどのように考えておられるのか伺います。 ◎応急工事課長(藤本壽男) 道路維持経費7,564万5,479円の経費につきまして、そのうちに占める俗に言う現業職員によります直営の人たちの経費が中ほどにあります道路維持補修用原材料費2,042万3,768円と決算書の144ページの中ほどに2款交通安全施設維持修繕用原材料費709万2,048円、この2つの経費を合わせたおよそ2,750万円ほどが直営班の経費でございます。直営班は応急工事係、維持係、現場の人たちが13名おります。13名の人たちの応急的な処置に関する経費でございます。これが多いか少ないかといいますと、13名で大体要望処理の件数から申しまして、あったもののうち先ほど申しましたように44件が残としてあるということですので、おおむね人員に対しては適正な経費ではないかと考えております。また、いろいろ維持係とか応急工事係のほかに道路舗装係等の班もございますので、その辺で道路維持経費の方の現業班とすれば、おおむね適正ではないかと考えております。 ◆委員(高橋美博) 事務に関する説明書を見てみますと、応急工事費とはいえ、随分いろいろな工事をやっているのだと私も非常に驚いておりました。この中で直営工事施工状況の中の(1)簡易道路舗装工事にもっと予算と職員をつぎ込むべきではないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ◎応急工事課長(藤本壽男) 道路改良事業は、俗に言います巡回舗装の経費についての質問だと思いますが、これは市を南部と北部の2つに分けまして2班体制で、それぞれ1班、2班ともに7名ずつで区長の要望に基づいた形で舗装しているわけですが、端的に申しますと職員の年齢も大分上がっております。来年度につきましては、一遍に4人も退職を迎える。当然同じような事業をやるからには、それなりの補充が必要かと思います。ただ、うちの方の作業につきましては、すぐ来たからだれでもできるというものではなくて、ある程度職人的な技量が要求されるわけですので、今後の運営については非常に難しいものがあるのではないかと感じております。民間でできるものについては民間で、そういう世の中の流れでございますので、いずれは近い将来工事発注等によるものに変わっていくのではないかと感じております。  ただ、直営のいいところといいますのは、例えば台風による風水害、あとは雪が降ったとき等の動員とか、何か突発的ことが起こった場合については即作業ができるというところが強みではないかと思っています。その辺のことを考えながら、今後どういう形でいくか十分検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(高橋美博) 私はきのう建築基準法第42条の2項道路の件について質問させてもらいましたけれども、どうも道路河川課では後退した部分はどうしても所有権が云々という話になってきてしまうと、一歩も前に進まないような感じがするのです。その点、応急工事課の場合ですと、ただ口頭だけでいいですよ、大丈夫ですよという了解をもらえればずっと広い面、例えば4メートル道路で後退してくれた人たちのところの道路が広がってくれるのです。ですから、そういう意味でも応急工事課の皆さんはありがたい人たちだと思っています。ですから、これからもぜひやってほしいと思っているのです。今の課長の話ですと、南北の7人の人たちが高齢化してきたということで、もしかすれば要するに工事発注するというような考え方もあるようですけれども、ひとつその辺は今までどおり続けてほしいとぜひお願いしたいところであります。  平成16年度の太田市の市民満足度アンケート調査によりますと、道路網の整備ということで、昨年28位だったのが、今回最下位だということのようでありますけれども、なぜ最下位なのかということで私も市民の目線のところを見てみたのですけれども載っていないのです。私なりにメモしてみたのですけれども、既存の住宅地に入っていくと道路が狭いこと、それからアスファルトになっていてもひびが入っていて亀甲状になっている所が非常に多いということ、それから亀甲状になったところへ持ってきて水道工事、下水道工事などが行われてあちこちで継ぎはぎだらけの状態が非常に多いということで、さらに雨が降ったりした場合、工事をやった部分がへこんでしまって、さらに水がたまって車が走って雨水がはねるということが繰り返されているように思うのですけれども、どのような工事発注をしているのか。例えば、本管を埋めた場合に後で引っ込んでしまう事業者に対してどのような指導をしているのかお尋ねしたいのです。 ◎都市づくり部参事(樋澤三四郎) 委員ご指摘の取り出し等は、特に水道、下水だと思いますが、ガスも入るのですけれども、要するに新築する場合にみんな取り出しで後から取るということで水たまりができたり、亀甲状になったりということですが、道路管理者としては毎年道路工事連絡協議会ということで、各関係機関の調整会議を持ってやっているのですが、これからもそういう席で関係機関に強く要望というか、こういうことが特に多いということで今後もそういうことに注意するようにやっていきたいと思います。 ◆委員(高橋美博) 例えば、2メートル真っ角ぐらいで穴を掘って最後にアスファルトで仕上げます。それから、例えば1年後ぐらいにへこんでしまったという場合はどうなのでしょうか。業者の皆さんにはどこまで保証をお願いできますか。 ◎都市づくり部参事(樋澤三四郎) 水道、下水等も1年が担保期間というか、仮復旧という形で道路等が下がった場合には、やった業者が1年間管理をして1年後状況を見て本復旧ということでやった業者か、それともあとは発注した課でオーバーレイなり部分的に補修をしております。その後は、道路河川課の管理ということでございます。 ◆委員(高橋美博) 1年間ですか。 ◎都市づくり部参事(樋澤三四郎) 1年が仮です。下がったらそこにまた舗装を入れるなり、下がり具合によってはまた砕石を入れて舗装、その後に本復旧という形で影響部等を入れて完成ということでやっております。 ◆委員(高橋美博) アンケート結果で最下位だということですけれども、その辺を今後どのように生かしていく方針でいるのか伺います。 ◎都市づくり部参事(樋澤三四郎) 先ほど申し上げました連絡会議等、またはパトロールの強化、あと市民の皆さんがいろいろ通報してくれますけれども、それを早く処理するような方法でやっていきたいと考えております。 ◆委員(高橋美博) 平成15年度は、財政調整基金に11億円ものお金を積み立てられたのはまことに結構なことであると思っております。道路というのは、市民が日常生活を円滑に送るための最も重要な施設であると考えております。大動脈も大切でありますけれども、毛細血管も詰まっては困るのではないかと考えております。そのためにも、本市は道路にもっとお金をかけるべきではないのか、残すばかりではなくてもうちょっと道路にお金をかけた方がいいのではないかと思いますけれども、道路網の現状を都市づくり部長に、そしてまた予算面の件については総務部長にお尋ねいたします。 ◎都市づくり部長(滝沢光栄) 道路網の整備の関係でありますけれども、ご指摘のように本当に道路というのは人々の生活のすべてにかかわる、社会資本の整備の中でも最も基本になる部分かと思っております。そうした中で、ご指摘のように今年度の市民満足度調査の結果が出たわけですけれども、需要度につきましては前年度から少し上がって平均値を少し上回ったくらいと見ています。満足度につきましては、お話しのように最下位という結果になっておりまして、道路網の整備につきましては決して十分ではないと認識しております。ただ、平成15年4月1日現在で太田市道がおよそ140万メートル、また太田市はご承知のように合併ということで現在に至っておりますので、投資効果が極めて不利な状況にあると感じております。そうした中での道路行政になっておりますので、十分に満足のいく状況をつくるというのは極めて大変な状況にあるかと思っているところであります。ただし、満足度調査の結果や今、委員ご指摘の件もありますので、将来のことを考えますと道路行政について関係者の理解を得る努力をいたしまして、積極的になおかつ計画的に道路網の整備をしていかなければならないと認識しております。 ◎総務部長(竹吉弘) 道路に対しての認識は全く同じであります。過去にもこの辺の問題に関しては、陳情の経緯等から見ましていろいろな要望が出てきたところでありまして、過去にそういった努力もしてきました。その年に1億円増やすとか、2億円増やすとかという作業を繰り返し行ってきたわけですけれども、今、部長から話がありましたように、そういった道路への需要が高いということはよくわかりますので、ただバランスシートの中でも見えますように、道路だけの減価償却費だけでも200億円ぐらいになっています。これを毎年手だてするということには当たらないのでしょうけれども、そういった需要のあるメンテナンスが必要な道路についてどれだけかという把握をきちっとすることが一つあって、またそれを計画的に整備をしていくという計画が、より厳しい状況下では必要なのかと感じておりまして、そういった意味合いでも連携をとりながら、その計画をまとめてもらった中で対応ができればということを強く思います。 ◆委員(高橋美博) 都市づくり部長も来年は同じ太田市民になろうかと思うのですけれども、どうか太田市道をこれからも大事にしていってほしいと思います。 ◆委員(小林人志) 4款の中でも灰溶融炉の関係で議論させていただきました。排出されるスラグなのですけれども、路盤材として使えるのかどうか、道路担当課長にお聞きしたいと思います。 ◎都市づくり部参事(樋澤三四郎) 今までにもスラグの関係で調整会議を2回ほど持ったのですが、清掃事業課でいろいろな試験等はやっているようでございます。要するに、どこへどういうふうにということで考えますと、スラグ状のものはガラス系統というようなこともありまして、表面に出るようなところに使うのには問題があるのではないかということで、道路の路盤というか、下に隠れる部分で使えばということで検討して、今年度からということで計画を進めてきたわけですが、まだスラグの関係が使えるというところまでいっていないのかと思いますが、道路河川課では道路改良等の工事も平成16年度はある程度済んでおりまして、これから出るとなると平成17年度から使うようなことになるかと思うのですが、一つは国からもらってやる補助金の関係ですと会計検査等もありますので、まずは市の単独事業の工事に使いたいと考えております。 ◆委員(小林人志) スラグが使えると仮定しまして、太田市で原材料の一部として年間何トンぐらい必要だとお考えなのでしょうか。 ◎応急工事課長(藤本壽男) 応急工事課で購入しております原材料費の数値が出ていますので、それをご報告いたします。  道路補修関係あとは先ほどの巡回舗装等でおよそ3,700立米ほどの砕石を使っておりますので、もし安全等が確認されまして支障がないということでしたら、砕石としてはその数字が使えると思います。そのほかにアスファルト等の業者で合材をつくっていただけるのでしたら、相当数需要があると思いますので、よろしくお願いします。 ◆委員(小林人志) 仮定ですけれども、5,000トンぐらい毎年スラグが出される。これは完全に自治体として問題なければ消化は可能ということで考えてよろしいのですか。 ◎都市づくり部参事(樋澤三四郎) 会議の中で、平成16年9月からということで数量を清掃事業課がまとめたと思うのですが、全体で2,400立方ということで数値が出ていまして、スラグの場合はその中の約2割と聞いていますので、その辺の数値がどうかというのがちょっと今のところわからないのですが、出たスラグを全部使えるかどうかということになりますと、今のところ換算していないのでわからないのです。 ◆委員(小林人志) 先ほどの質疑の中では、年間稼動しますと灰の中からスラグが5,000トン排出される。それが公共事業の主として路盤材等で全部消化可能かどうか伺いたいのですけれども、数字的にわからないのであれば後日部長からぜひ議会へ知らせていただければと思います。 ○委員長(深澤直久) この件に関しては昨日より使えるものと使えないものということで数字上の提出をお願いしています。これも大変重要な考える一つの大きいものになると思いますので、ぜひ数字の提供をお願いしたいと思います。 ◎都市づくり部長(滝沢光栄) お話しのように、できるだけ原材料費等を使って縮減を図っていきたいと思っていますけれども、私も過去の経過をつかみ切っていないので以前の状態がよくわからない部分もあるのですけれども、今、それぞれ課長が話したように使える部分もありますし、ただどれだけの需要があるかという部分につきましては、まだ正確な数字という形で出せないと思いますので、5,000トンがすべて賄えるのかと言われますと、多分正確な数字は出せないという気がするのですけれども、できるだけ資料は提供したいと思っております。 ◆委員(白石さと子) 278ページ、8款4項7目の街路緑化管理委託料の内容をお願いいたします。 ◎花と緑の推進課長(佐口修一) 街路緑化管理委託料356万4,750円の内訳でございますけれども、交差点花壇あるいは駅前花壇、県道鳥山龍舞線等の花壇管理の委託料等でございます。 ◆委員(白石さと子) ちなみに街路樹の管理というのはどちらでされているのでしょうか。 ◎花と緑の推進課長(佐口修一) 基本的には行政管理公社でやっております。 ◆委員(白石さと子) 低木、中木、高木ということで、太田市内には街路樹が大変植樹されておりますけれども、この中で高木というのはどれくらいの高さのものを指すのか。 ◎花と緑の推進課長(佐口修一) 基本的に3メートル以上の木を指しております。 ◆委員(白石さと子) 市民会館南・東・西・北という信号がありますけれども、その間だけで街路樹がどのくらい植わっているかわかりますか。 ◎花と緑の推進課長(佐口修一) 資料を持ち合わせておりませんので、後ほど報告します。 ◆委員(白石さと子) 両方で約200本です。片側だけ104本と数えたものですから、片側は数えなかったものですから、多分200本ちょっとあると思うのですけれども、それで何が言いたいかといいますと、電線の地中化だと電線が気にならなくてきれいなのです。電線の木中化みたいに木の中に電線が入ってしまってすごく心配なのです。あそこの間は下を見ますと路面がすごくすてきな道路なのです。ところが、ごらんになって調べていただければおわかりかと思いますけれども、上を見たら200本ある中で一、二本が電線にかかっていないだけで全部かかっているのです。そのことで心配なものですからお伺いしたのですが、いかがでしょうか。 ◎花と緑の推進課長(佐口修一) 行政事業部と十分協議して対応していきたいと思います。 ◆委員(白石さと子) ちなみに東電にお願いすると、どうのという話も伺っていますので、これは市の道路だから、県道だからということを理由に手をつけないのではなくて、やはり安全管理ということも含めて気がついたところは気がついたところで、気がついた人がやっていただけるよう、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(星野一広) 道路行政全般で伺いたいと思います。先ほど来あったように、市民の目線のアンケートによっても満足度が最下位ということでありました。その中で、実際に受けている話をお話ししますと、市道が通っているのに側溝がなくてという家が現実的にあります。新しく合併浄化槽を入れるということでやったわけですけれども、側溝に排水を流すことができないということで、浸透式という形でやっていたりする家もまだまだ現実的にあるわけです。そういったところで、実際当局に聞いてもなかなか予算がつかないという話も聞きます。そこら辺の改善の状況というものも不満度に当たるのではないかと思いますけれども、考え方をお伺いしたいと思います。 ◎都市づくり部参事(樋澤三四郎) 今、側溝ということだと思うのですが、側溝、道路拡幅等地区の陳情ということで太田市の行政は進んでおりまして、陳情の中で一番極端な話が、人家があってやれば効果が出るというところからやっております。ということで、順番からしますと1軒のために50メートル、100メートルやるということになりますと、そのほかの方が効果的だということで遅れているところもあるかと思うのですが、地区で陳情等を出していただければ、地区の順番等もありますのでいつごろとは言えないと思うのですが、そういうことでやっていきたいと思っております。 ◆委員(星野一広) そこは1軒のためという状況ではないので、6月議会に同僚議員からも高瀬町のことで話もあったと思いますけれども、市長から逆に高瀬の真ん中の道が年々細くなってくるという話もあったところの場所ですので、ぜひもう一回検討をお願いしたいと思います。  続いて、276ページになりますけれども、8款4項6目公園事業費ということであります。この中に(仮称)北部運動公園基本設計業務委託料が入っております。基本設計が終わった状況と今の状況、また実際どういうふうに動いているかというのをちょっと聞かせていただきたいと思います。 ◎花と緑の推進課長(佐口修一) (仮称)北部運動公園基本設計業務委託料の関係につきましては、平成15年度につきましては北部運動公園の地形測量業務委託、それから北部運動公園の整備基本設計のその1ということで、主に排水についての基本設計の委託をしました。それと北部運動公園の用地調査業務委託を実施しております。昨年までの状況でございますけれども、地元説明会等を開催いたしまして、都市計画決定までが済んでおります。今年度より土地開発公社に委託しておりまして用地買収に入っております。  今後の予定でございますけれども、平成17年度に文化財調査が終わり次第造成に入っていく。今、私どもが県に要望しております都市緑化フェアが平成20年に予定されておりますので、それに向けての整備をしていきたいということで進んでおります。 ◆委員(星野一広) ぜひ頑張ってやっていただきたいということで要望いたします。  続きまして、282ページ、5項1目の住宅管理費で備考の2市営住宅維持管理費の中で、前々の予決算のところでも、退去された後の修繕をして入る期間が短くなっていると思うのですけれども、現状を教えてください ◎住宅課長(茂木博光) 退去後の住宅の修繕につきましては、今現在ですと1カ月程度ということで努力してそこまで短縮できたということでございますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(星野一広) 1カ月未満ぐらいでぜひお願いしたいと思います。  284ページに関連しますけれども、2目の公営住宅建設費というところでありますけれども、現状の市営住宅で、例えば石原住宅または高原住宅というのはすごく古くなってしまっております。住んでいる方も長年住まわれていると、特にその後どうしていくのかということで、高齢者がかなり多くなっている状況だと思うのです。絵だけ石原団地にもあって、しかしなかなか進まないということなのですけれども、もう一回その先の状況というか、どういう形でというのがわかっている範囲で教えていただきたいと思いますが、よろしくお願いします。 ◎住宅課長(茂木博光) 今回決算書に載っております工事費につきましては、本陣の本体工事費ということでございます。また、石原住宅あるいは高原住宅の建て替えにつきましては、ストック総合活用計画に基づきまして順次進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(星野一広) 石原団地についての建て替えというのは何年というのは出ませんか。 ◎住宅課長(茂木博光) 石原市営住宅の建て替えにつきましては、東長岡に用地を取得いたしましたので、東長岡団地にまず建て替えをしてそちらに移っていただくということによって、その後に石原住宅を建て替えてまいりたいと考えております。 ◆委員(星野一広) 明確な年度が出ないので、そういう感じですか。 ◎住宅課長(茂木博光) 東長岡団地につきましては、まだ地元との交渉といいますか、地権者といいますか、東長岡団地の世話人委員会の方々もいらっしゃいますけれども、そういった中で住宅課といたしましては平成17年度から建設してまいりたいと考えております。 ◆委員(星野一広) そういう情報を石原団地に住まわれている方などは知っていそうで知らなかったりということで不安を感じている方もいらっしゃいますので、わかった時点で早目の報告をされると安心できるかと思いますので、要望しておきます。  市営住宅の建設ということで、都市建設委員会で報告があったそうですけれども、まず地域再生計画を使って公営住宅整備事業補助金差額交付金化構想という状況であると思います。そういう手法を使ってというのがこれから想定されていますか。 ◎住宅課長(茂木博光) これは総務省に地域再生の計画ということで6月に住宅課の案という形で提出させていただきましたけれども、標準設計よりも努力いたしまして、それ以下の金額で建設された場合について、その補助対象の差額があるわけです。その差額分につきまして何も努力した成果というものがありませんので、その差額につきましては市に交付金という形でいただけないでしょうかという提案をさせていただきました。 ◆委員(星野一広) 実際にそういうものをする状況にあるわけですか。 ◎住宅課長(茂木博光) 先ほど申し上げました東長岡団地の方でそういうことができればと考えております。      ◎ 会議時間の延長 ○委員長(深澤直久) 本日の会議は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。
         ◎ 休     憩                                      午後4時49分休憩 ○委員長(深澤直久) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午後5時55分再開 ○委員長(深澤直久) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◆委員(星野一広) 借り上げ市営住宅制度をやるということで進められていると思いますけれども、その現状を教えていただきたいと思います。 ◎住宅課長(茂木博光) 太田市借り上げ市営住宅制度につきましては、公営住宅法の中に従来から直接建設する方式に加えまして、民間事業者が建設する住宅を公共団体が借り上げして公営住宅とする方式というのが定められております。その定めを利用いたしまして、太田市においても民間の土地所有者等が建設する住宅等を20年程度市が借り上げ市営住宅として供給するということでございます。これにつきましては、新たに建設されるものに限らせていただきます。その借り上げ計画に基づきまして、建設事業者、建築主を募集いたします。借り上げ市営住宅部分にかかります建設事業費の一部を予算の範囲内で建設事業者に補助いたしております。完成後、市場家賃相当額で市が借り上げまして、住宅困窮者に転貸するということになります。  借り上げ戸数ですけれども、1建設事業により建設される戸数のおおむね3分の2以内、1事業当たり5戸ないし20戸程度ということでございます。それと建設事業者につきましては、事業計画、資金計画等が確実なものであること、建設地につきましては太田市中心市街地活性化基本計画に定めます中心市街地のうち、原則として重点整備地区内の土地であること、建設事業は原則といたしまして市街地再開発事業優良建築物等整備事業などの中心市街地の再生、または住宅市街地の整備を目的とする事業との同時施工であること、敷地及び建物につきましては国の公営住宅等整備基準、都市計画法、建築基準法、その他建築関係法令に適合していること、基本計画、基本設計、実施設計、積算、宅地造成、文化財調査、地元説明会、開発許可、建築確認申請等はすべて建築事業者において行っていただくというような概要になります。ですから、こういったことを満足する方について借り上げ市営住宅ということで市が借り上げていきたいということでございます。 ◆委員(星野一広) 実際に計画は持ち上がっていますか。 ◎住宅課長(茂木博光) この制度につきましては、市営住宅ということで借り上げていくというものですから、駐車場の整備とか、やはり公営住宅整備基準等にあります施設を整備していただくということですので、ある程度の面積をお持ちの方が事業対象になるのかということもありますので、事前に何件かこういう制度がありますというお話はさせていただきましたけれども、その後、特に建設したいという申し出はございません。 ◆委員(星野一広) いずれにしても、借り上げの住宅を含めて市営住宅の拡充はなかなかできないと思いますので、そういうところで広げていただいて住宅をやっていただきたいということで要望して終わります。 ◆委員(半田栄) 276ページをお願いします。太田市民ゴルフ場の関係ですが、昨年と今年の利用状況をお願いします。 ◎渡良瀬緑地課長(関根英雄) 8月いっぱいまでの経過でございますが、ご承知のとおり昨年は比較的夏が涼しかったのですが、今年は特に記録的な猛暑でございまして、4月から8月まで計算しましたところ、443人の減でゴルフ利用税を含めた料金ですと277万250円の減収となっております。 ◆委員(半田栄) 今、利用料が落ちているという話です。当然、そんな感じかと思いましたので質問させていただいたわけですけれども、猛暑が理由だろうと思いますけれども、芝は大丈夫だったですか。 ◎渡良瀬緑地課長(関根英雄) 今年は非常に厳しい管理状況でございましたが、本来うちのゴルフ場は他のゴルフ場に比べて高麗芝でグリーンができております。高麗というのはベントよりも若干高温には強いということなのですが、それでも変色しかかりましたが、職員の努力で散水作業を繰り返しまして、何とかもちこたえたという状況でございます。 ◆委員(半田栄) 先日、テレビで放映されていたのですけれども、沖縄で子供の利用料は無料ということで便宜を図っているという話がありましたけれども、太田市の実情はどうなっていますか。 ◎渡良瀬緑地課長(関根英雄) ジュニアの料金の問題ですけれども、ご承知のとおり九州、沖縄地方というのはゴルフの熱が盛んでして、特にジュニアについては小・中・高校生、特に低年齢のときからゴルファーを目指しているというか、環境もそうさせるのだと思うのですけれども、ゴルフ場も協力していると思いますが、昨今高校生でプロになった方もいらっしゃるようで、ブームというか、その火つけ役にもなっていると思いますが、太田市内ではジュニアの料金というのは他のゴルフ場と一緒で、基本的には非課税利用ということで土・日・祝祭日に18ホールを利用しますと3,700円です。ハーフの料金は1,850円です。平日につきましては、18ホールが2,700円、9ホールが1,350円です。 ◆委員(半田栄) そうすると、今、おおたスポーツ学校等で使っていると思うのだけれども、この利用についてはどんな対応をしていますか。 ◎渡良瀬緑地課長(関根英雄) 太田は特殊でございまして、スポーツ学校に登録していただきますと、土日・平日関係なくお一人様1,000円で利用していただいております。ただ、保護者等は普通の料金をいただいておりますが、小・中学生等の登録された方については1,000円で利用していただいております。 ◆委員(半田栄) そうすると、今後もそういう形ですか。利用料をもう少し下げようかとか、そういうお考えはありますか。 ◎渡良瀬緑地課長(関根英雄) 今現在、ジュニアでスポーツ学校の登録者が小学生では30名、中学生では市内に22名いるのですが、できるだけゴルフを目指している方については、スポーツ学校のゴルフの登録をしていただいて、そういう方についてはできるだけゴルフは練習もそうですしコースに出るとお金がかかるということで、そういう部分はできるだけ高齢者と一緒にジュニアを対象にしないと市民ゴルフ場という感覚でもなくなりますので、スポーツ学校のゴルフ部といろいろ検討させていただきますけれども、全部無料というのはなかなか他のところから来るジュニアもいらっしゃいますので、そうでなくても今現在は1,000円ということで、おおたスポーツ学校の生徒はいいなということで言われていますので、その辺はこれからいろいろ検討させていただきます。ただ、ジュニアの大会、スポーツ学校主催は年1回夏休みに行っていますが、それについては他の市町村の参加者もスポーツ学校と同等ということで、その大会に参加する方については1,000円で利用していただいています。それから、群馬県のジュニアの大会、それから市のスポーツ学校の主催のジュニアの大会等に出られる方については、放課後とか、そういうときはスポーツ学校の講師がつくという条件で夕方とか、そういう限られた時間になってしまい9ホール全部は回れませんけれども、そういうときは引率してもらうということを条件に1,000円もいただいておりません。ですから、公式に土日とか父兄の方と一緒に来るときは、なかなか単独で来られますと土日ですと一般のお客様もいますので、技量的に普通に回れればいいのですけれども、まだ初めの方というのは、最近の傾向として練習場即コースというのが見えますので、その辺を少し理解していただかないと、無料にしてしまうと収集がつかない部分もあるのではないかということも考えられますので、やはり練習をしていただいて9ホールのコースですけれども一応コースですから、そういう形を理解していただくということで、もちろん技量もそうですしマナーもありますので、その辺を理解していただいて調整したいと思います。 ◆委員(半田栄) 282ページ、市営住宅維持管理費に関係しまして、東本町の住宅団地の入居状況についてお聞きしたいのですが。 ◎住宅課長(茂木博光) 東本町団地の入居状況でございますけれども、平成13年3月に完成いたしまして36戸という状況でございます。全室入居中でございます。 ◆委員(半田栄) 1階に名称はよくわからないのですが、空いている部分があります。何と言いましたか。 ◎住宅課長(茂木博光) ピロティーと呼ばせていただいております。 ◆委員(半田栄) ピロティーの場所は、どういう目的で空いているのでしょうか。 ◎住宅課長(茂木博光) 東本町団地の建設に合わせまして、駅周辺区画整理事業の円滑な推進を図るために区画整理事業内の移転用の仮店舗用の施設として設置してあります。 ◆委員(半田栄) 設置目的はそこへ店舗をつくるという予定であるわけですか。 ◎住宅課長(茂木博光) はい、そのとおりでございます。 ◆委員(半田栄) あの住宅ができて3年ぐらい経っていますか。 ◎住宅課長(茂木博光) 平成13年3月の完成ですから、3年ということになると思います。 ◆委員(半田栄) いまだかつて入っていないわけですが、これは区画整理の影響ということですか。 ◎住宅課長(茂木博光) 先ほど申し上げました設置目的のとおり、区画整理事業に伴う移転用の店舗施設ということで設置してあるものですから、実際に3年経過しておるわけですけれども、現在のところ利用がないという状況はあるのですけれども、今後区画整理事業につきましても駅周辺にシフトしていくというようなお話も伺っておりますので、周辺店舗の数も多いと思いますので、そういったことから利用していただけるようなことが期待できると考えております。 ◆委員(半田栄) その辺の見通しは、区画整理の担当課長としてどうですか。 ◎都市づくり部参事(松井儀継) 太田駅周辺土地区画整理事業におきましては、平成8年度に事業着手して以来、減価補償金によります土地取得に誠心誠意努力してまいりまして、その準備も整ったわけでございますけれども、今、浜町地区で仮換地指定をいたしましたところへ現在移転を進めさせていただいております。連立事業の完成が平成18年度を目指して現在進めてございますけれども、その完成に合わせながら、先ほど住宅課長が申し上げましたとおり、北口駅前周辺の整備を進めなければならないという状況が予定されてございます。そうした際に、そこに存在する店舗の移転が予想されてくるわけでございますけれども、店舗の移転先というか、仮の移転先としてこういった準備をされたものを利用していきたいと考えております。 ◆委員(半田栄) 仮の移転先ということは、家賃はどうなるのですか。 ◎都市づくり部参事(松井儀継) 一応区画整理事業におきまして、仮店舗の移転費用につきましては補償費の中で損失補償として持っていくという考えでおります。 ◆委員(半田栄) 今、空いている状態の中では補償のしようがないということです。見通しとして平成18年ごろにはそういう方向で進めていくということです。もう3年も空いているわけです。できればもっと有効活用できないかというのが、私たちが今回の決算委員会の勉強をしている中で出た話であるわけです。そこで、両方の部署を担当している部長として、この問題についてはどんなふうに考えていますか。 ◎都市づくり部長(滝沢光栄) 今、課長から話がありましたように、連立事業が平成18年に完成予定になってきます。これに合わせまして、私の部としても駅前はきちんと整備をしたいと思っております。そういったことから、需要についても平成18年ごろになってくるかということで、既に3年空いている状態でまたここで何年かという委員ご指摘の問題が出るわけですけれども、基本的には設置目的がそういうことでありましたので、そういう方向で検討したいと思っております。また、仮店舗の関係、ほかの検討も加えまして対応ができる状況があれば、なるべく空ける状況をなくしたいと考えております。 ◆委員(半田栄) 今、部長から答弁をいただきましたけれども、区画整理で必ずしも店舗が埋まるということでもないと思うのです。ですから、そういう見通しを立てた中で、仮店舗ということでなくて、ほかで区画整理事業の関係について何とか対応できるということであれば、あそこは市営住宅として一部改築も視野に入れて考えていただいて、ぜひ有効活用していただきたいということを要望して終わります。 ◆委員(濱田光雄) 280ページの金山総合整備事業1,530万9,000円というのがあるわけですけれども、これはどんな整備をしたわけですか。 ◎花と緑の推進課長(佐口修一) 金山総合整備事業につきましては、森林空間総合整備事業ということで国・県の補助を受けまして、金山の東山公園を中心といたしまして整備等を行いました。 ◆委員(濱田光雄) さきの一般質問のとき、御城道の関係で東山を通ってつり橋で東山と多分松風峠の近くを結んで十八曲がりの整備をして頂上に向かうという市長答弁があったかと思っているのですが、その中で十八曲がりというのは、多分東金井側から登るのを言っているのだと思うのですが、それは違っていますか。私が金山の十八曲がりと聞いているのは、東金井側から上がるのを十八曲がりと前から言っているのです。真っすぐこちらから上がっていくのは十八曲がりとは言っていないのです。十八曲がりというのは、私が今言った十八曲がりということでよろしいのかどうか。 ◎花と緑の推進課長(佐口修一) 東金井側から上がっていくのは十八曲がりではないと思います。 ◆委員(濱田光雄) そうすると、どこを十八曲がりというのですか。 ◎花と緑の推進課長(佐口修一) どちらかといいますと、南側の方から金山城址線のモータープールの方へ上がっていくところだと思います。 ◆委員(濱田光雄) どちらが正しいのですか。今の道路があって、あれを上がっていくのを十八曲がりと言っているわけで、私が小さいころから聞いているのは東金井から上がる道を十八曲がりと言っているのです。御城道から上がっていくのは、ほとんど曲がっていないのです。もともと真っすぐ上がっていく道なのです。今言ったモータープールへ行く道は新たに設けた道です。 ◎花と緑の推進課長(佐口修一) モータープールへ行く道を横切っていくのですけれども、橋の関係につきまして説明させていただきますと、松風峠のところから渡りまして新田神社の階段のところまで上がっていくルートということで考えております。ですから、十八曲がりのところまでは遊歩道みたいなものをつくらないとぶつからない、既存のルートは今のところ十八曲がりではない。ただ、橋をかけて神社のところまで上っていくルートがありますので、それも一応使ってつくっていきたいと考えております。 ◆委員(濱田光雄) そうすると、東金井から登る今あるルートは全く整備の対象にはなっていないということですか。 ◎花と緑の推進課長(佐口修一) 東金井から上がるというのは、例えば大日様から上がるルートということでよろしいのですか。 ◆委員(濱田光雄) 大日如来があるところです。 ◎花と緑の推進課長(佐口修一) 私どもが今考えている橋のルートはそこのところではありません。先ほども言いましたように、松風峠を渡りましてきついのですけれども、直に尾根伝いに上がっているルートを考えております。ただ、十八曲がりにぶつけるとすれば、やはり遊歩道整備をする必要がある。大日如来様のルートではないのです。 ◆委員(濱田光雄) その計画がどうなっているか聞きたかったのです。十八曲がりのところが違うと根本的に違ってしまうわけです。ただし、実際につり橋をつくって十八曲がりにつなげてという答弁をしていましたから、そうすると十八曲がりというのをきちんとどこだか把握した方がいいと思うのです。 ◎花と緑の推進課長(佐口修一) 私どもが思っている十八曲がりと委員が思っている十八曲がりがどうも違うようですので、それについてはしっかり把握したいと思います。 ◆委員(濱田光雄) とりあえず、その辺をきちんと聞こうかと思ったのですけれども、どうもかみ合わないようなので、その辺がきちんとしたら明日でも教えてもらえればいいです。私は向こうのルートを何とかということで考えていましたから、その辺の整備をどう考えていますかという質問をしたかったものですから、話を全く変えます。大日如来のあるところから東金井、いわゆる私が思っている十八曲がりはちょうど藤棚のところへ出るのです。それについては今の状態では整備計画は全くないと理解すればよろしいのですか。 ◎花と緑の推進課長(佐口修一) 私どもの課では、今の段階ではまだ整備する予定はありません。 ○委員長(深澤直久) 他の委員で質疑はございますか。      (「なし」の声あり) ○委員長(深澤直久) 他に質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 9款消防費及び12款公債費〜14款予備費並びに実質収支に関する調書及び財産に関する調書に対する質疑 ○委員長(深澤直久) 次に、9款消防費及び12款公債費から14款予備費並びに実質収支に関する調書及び財産に関する調書について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(山田隆史) 286ページ、9款1項消防費についてでございます。まず、平成14年、平成15年の消防自動車並びに救急車の出場状況を教えていただきたいと思います。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) まず最初にお断り申し上げたいのですが、当消防組合の統計につきましては組合統計のデータでございます。必要があれば太田市のみの比較等もお話ししたいと思いますけれども、とりあえず組合合計で、平成15年の火災件数は94件でございます。それから、平成14年度が109件、比較しますと15件の減というデータでございます。それから、太田市につきましては、平成15年が58件、平成14年が61件で、3件の減というデータでございます。それから、救急出場関係でございますけれども、これも組合の統計でございますけれども、平成14年が6,803件、搬送人員が6,700人、平成15年が出場件数は7,187件、搬送人員は7,005人でございます。これを比較しますと、平成15年がプラス384件、救急出場件数につきましては年々増加の一途をたどっておりまして約5%の増加傾向にあります。また、太田市を挙げてみますと、救急出場ですけれども、平成14年が4,479件、搬送人員が4,406人でございます。それから、平成15年が4,715件、搬送人員が4,568人、平成14年と平成15年の比較がプラス236件となっております。 ◆委員(山田隆史) 救急は大変過密な活動をしているのだとしみじみ感じたところであります。  次に、消防団の団員の定足数は現在どうなっておりますか。定足数に対して現在いる消防団の団員の数との関係はどうなっておりますか。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) 消防団員の定数につきましては、条例で定められておりまして、これも太田地区消防組合の消防団員の定数条例ということでお聞き取り願いたいと思いますが、790人でございます。現有数759人、充足率は96%でございます。また、太田市の団員の定数が353人、現有数が336人でございまして、17人の欠員ということでございますけれども、充足率からいきますと96%という形でございます。なお、消防団員の減少につきましては全国的な問題でございまして、これらの原因としましては若年層の意識の変化、あるいは団員の就業構造の変化、いわゆるサラリーマン化が大きな要因であると指摘されております。しかしながら、少子・高齢化が進みまして地域コミュニティーが希薄になっている現在、地域に密着して地域を守る消防団につきましては、その重さは十分であるということから、消防団の団員の確保につきましては今後も充実と活性化を図りながら団員確保に努めていきたいと考えておるところでございます。 ◆委員(山田隆史) 大変細かく説明していただきありがとうございます。新聞に、今、全国的に約3,600団、約93万人の団員がいるという記事が載っておりました。うち女性が1万2,823人であると消防庁では発表しておりました。なお、これからは団員の中に、全体の10%以上の女性の確保に努めるようにという通達が出たようでありますけれども、これから団員を増やすのについて今言った女性あるいは地域で活躍している農協の職員とか、あるいは太田市の職員も何人かいるようですけれども、そういったところで特に女性が非常に少ないという感じがするのですけれども、今現在太田市では団員の中で女性の割合はどのくらいいるのですか。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) 現在、太田消防団につきましては女性が7名おります。そのうち5名につきましては、訓練等あるいは火災現場で信号を出しますラッパ隊員に所属しております。残り2名につきましては、火災現場等での消火活動の補助的な役割を担っているというところでございます。ちなみに太田地区消防組合につきましては、そのほか大泉、新田に女性消防団員がおりまして、合計14名の女性消防団員がおります。委員ご指摘のとおり、消防団員の減少に伴う活性化を図る中で、女性消防団員についてもぜひ登用していきたい。国から示されております指針につきましても、全国で100万人の消防団員が必要であると、現在が93万人でございます。まだまだ消防団員が足りないというご指摘もございますので、当太田地区消防組合管内につきましても、こういった活性化を図りながら消防団員の確保に努めていきたい。その中で、やはり100万人の中で1割の10万人は女性消防団員を登用していこうという国の考え方も出ておりますので、当太田地区の各消防団につきましても、今後さらに女性消防団員の登用が増えるのではなかろうかと期待しているところでございます。 ◆委員(山田隆史) 先ほどの救急車は大変な出場率があるわけでありますけれども、現在の救急車両での対応が必ずしも十分でなくなってしまうのかという懸念もされるかと思うのです。そこで、赤い救急車、消救車の導入というのは予定されておりますか。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) 消救車というのは、委員の言うとおり、消防車プラス救急車の両方の任務を備えておるというものでございます。最近、国内のメーカーが研究開発したものと思っておりますけれども、これにつきましては消防ポンプ車のポンプがついておりまして、それから救急業務に使用するストレッチャー等が積載されておるわけでございますけれども、現状では消救車につきましてはそのままの運用はできないであろうというようなことが考えられますけれども、というのは法律によって救急車は白、消防車は朱色ということが決められております。さらに、警報音でございますけれども、救急車は基本的にはピーポーサイレン、それから消防車については通常のサイレンです。これらも今国と交渉中であると聞いております。なお、太田地区消防組合では、そういった車の導入の考えはあるのかどうかということでございますけれども、今のところ当組合におきましてはこれを導入する予定はございません。 ◆委員(山田隆史) 救急救命士による救命率アップのために、最近では気管内挿管、また心臓に電気ショックを与える助細動器の使用が認められております。また、さらに2006年4月、一部の薬剤使用も認められる方向で検討されているようであります。これからは救命士の任務も多様化してくるようですけれども、これまでに助細動器あるいは気管内挿管といったことを救命士で実際にやられた方が何人ぐらいいて、何回ぐらいやられて、やったとすればその成果についてお伺いしたいと思うのです。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) 委員のご質問の関係でございますけれども、お手元の資料は昨年1年間のデータだけしか用意されていないのですけれども、それでよろしいでしょうか。 ◆委員(山田隆史) 結構です。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) 気道確保、それから輸液と助細動を救急救命士の特定3項目と言っておりますけれども、昨年1年間の実施件数でございますけれども、まず気道確保が37名、輸液が9名、助細動が6名。そういった中で特定行為をする必要があった対象者につきましては、昨年1年間では40名、その中で先ほど言った数字が特定行為を行った方の数ということでございます。救急救命士法ができまして、平成6年から当太田地区消防組合では3項目の運用開始をしてございますけれども、ちなみに救命士制度ができてからの平成6年から平成15年までの累計につきましては、気道確保が217人、輸液が76人、助細動が29人という数値でございます。また、当太田地区消防組合につきましては、委員ご指摘のとおり、救命士の特定行為の法改正がございまして、助細動の電気ショックにつきましては平成16年8月から一般の救急隊員でも救命処置ができるという位置づけがございました。それから、気道確保いわゆる気管内挿管につきましても平成16年7月から可能になった。ただし、現在有資格者である救命士が62時間の講習を受けた後に、この気管内挿管の臨床実施を30症例やりなさいというような条件がついております。こういった救命士の特定行為が法改正される中で、さらに救命率等の効果については上がるのではないかと期待をしておるところでございます。 ◆委員(山田隆史) 端的に回答いただけるとありがたいのですが、犯罪に強いまちづくりのために消火や防災活動だけにしか今まで参加できなかった消防団の方が防災組織として役割を与えられた。夜間の見回りや防犯活動、いわゆるパトロールとか、あるいは啓発運動にも規制緩和で二役が可能になったと聞いているわけですけれども、また本市は満足度調査で防犯がトップでもあるわけで、そういうことからして消防団の方が防災だけではなくて、防犯の両面からの活躍が期待されているところですけれども、本市の取り組みとしてはどんなものでしょうか。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) 消防団の防犯活動につきましては、去る平成16年6月9日付のマスコミによりまして、防犯活動も可能であるというような記事が出ましたけれども、その後に消防庁からそれは誤りであると、したがいまして消防団の防犯活動は消防団の業務ではないというような結果が出ております。 ◆委員(山田隆史) 最後になりますけれども、太田市は医療機関の関係がなかなか充足されていないところがあって、救急車の利用度はそれだけでも時間をかける頻度も高いというところもあるわけですけれども、よろしくお願いしたいところであります。  外国ではアメリカの同時多発テロがありました。国内では地下鉄サリン事件などがありまして、このときは死者とかあるいはけがをされた方がたくさん出たのですけれども、その中でPTSDというストレス障害の方が随分おりまして、今でもまだ十分回復されていない人が多いようでもあります。消防署員もそうですけれども、団員の中にもPTSDになった、あるいはなりそうな方はおられますか。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) PTSDというのは、心的外傷後ストレス障害というものでございますけれども、過去に職員あるいは団員等でこういった症状にかかった方はございません。 ◆委員(山田隆史) これからも体と健康に十分留意して、本市の市民の安心と安全のために活躍していただくことを心からお願いいたしまして、終わります。 ◆委員(高田勝浩) 九合の分署、望楼を壊すということで、それまでの施設についてお伺いします。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) 九合分署の建物につきましては、コンクリート等の関係で危険があるということから解体をする必要性があると太田市から話がございまして、あの一部に九合分署があるわけですから、この分署を取り壊しするということでございますので、当面取り壊し後につきましては、あの位置に仮庁舎をつくっていただいて業務をしたいと考えております。 ◎財務課長(竹内信一) 九合分署の解体の件でございますが、あの建物が昭和40年代半ばぐらいに建てられまして、当時市消防から組合消防に移るのを機に組合消防に無償で貸与いたしました。平成10年に鳥山下町に新たな消防本部ができてそれを機に九合分署を使わなくなったということで、市へ返していただきました。ただ、そのうち1階部分のみは今の九合分署の機能を残すということで、九合分署として現在使われております。それから、2階、3階につきましては、現在芸術学校として使っております。ただ、今回のお話はそのようなことで、既に30年から経過してきましてかなり老朽化が進んでおります。外壁についてもいつ剥落をしてコンクリート片が落ちても不思議ではないという状況になりましたので、先日総務企画委員の皆様に視察をしていただきまして、それで今回の9月補正におきまして4,000万円ほど解体費ということで計上させていただいた経緯でございます。 ◆委員(高田勝浩) 今後、プレハブのようなもので九合分署はやるということですけれども、現状として消防隊員は日夜問わず活動するわけですけれども、設備的にはどうなのですか。 ◎財務課長(竹内信一) 現在のところ車庫の部分だけを残しまして、それ以外のところは平地にしていきたいと思っておりますが、それから車庫と文化財課が入っている建物の間にプレハブで2階建てぐらいの仮屋をつくっていければと考えておりまして、その点については当然九合分署の機能を維持する必要があるものですから、消防と相談しながら今詰めているところでございます。 ◆委員(高田勝浩) 隊員のことですので、一番現場でやっていらっしゃることですから、最高の設備でなくても、少なくとも仕事に差し障りのないものをお考えいただけたらありがたいと思います。 ◎財務課長(竹内信一) 委員ご指摘のとおり、機能を維持していく必要がありますので、消防本部と相談しながら進めていきたいと思います。 ◆委員(高田勝浩) 現状では、大泉町の方に太田市の方が行っていると思うのですけれども、その辺は今後どういうふうにお考えになっていらっしゃるのでしょうか。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) 合併にかかわる大泉町の消防に関しての問題ですけれども、合併日をもちまして新市が大泉町からの事務委託で受託をするという形で現在話を進めておるところでございます。 ◆委員(高田勝浩) そうすると、人員は大泉署に残ったままという形でよろしいわけですか。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) 全く消防力は低下することなく、現在の職員数の確保をもって今後業務を実施していきたいと考えております。 ◆委員(高田勝浩) 藪笠分署があります。市長から建てるという話でありましたけれども、あちらは桐生広域の部類です。もし桐生広域の方で人が行くということになると、藪塚本町が合併して単独消防という形になったときに、その辺の人員はどうするのですか。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) 現在の藪塚本町につきましては、委員ご指摘のように桐生広域圏の中で消防をやっておりますけれども、広域圏から離脱されるということで、新太田市に職員は入り込まないという桐生の消防長のお話でございます。したがいまして、合併にかかわる新太田市の消防本部につきましては、藪塚本町につきましてはそれだけの増員計画を立てておりまして、新年度の採用計画をしたいと考えております。
    ◆委員(高田勝浩) 決算になじまない話かもしれないですけれども、太田市の人が今現在いろいろ訓練されていますけれども、土地カンがわからない人が向こうに行ってどのくらいの活動ができるのかと思ったものですから、その辺を含めて十分詰めていらっしゃると思うのですけれども、これからもぜひ遅滞なく活動ができるようにしていただきたいと思います。  その下の非常備消防の件でお伺いします。現状で隊員の一部から聞いた話なのですが、備品が遅れているのだという話を聞いたのですけれども、そのようなことを何かお聞きになっていますか。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) その件については、私は直接事務担当しておりませんので生の声が聞けておりませんけれども、消防団員につきましては貸与品ということで制服から長靴からということで貸与しておりますけれども、途中で老朽化というか、長靴で言えば現場で穴があいてしまったとか、そういう要望があるのですけれども、それらの購入が多分遅れているのであろうと思いますけれども、その辺につきましては担当に十分にお話は通したいと思います。 ◆委員(高田勝浩) おっしゃるとおり、物がないとか、使い回しているという話も聞くのです。やはり第一線でやっていらっしゃる方々ですので、備品の支給に関しては遅滞のないようにお願いしたいと思います。  最後に、現状で消防団の太田・尾島・新田わかれば藪塚までどのくらいの給与を払っているか、今後どういうふうにしていくかと、そちらでお話されていることがあればお伺いして終わりたいと思います。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) 現在、消防研究会の中で、消防団の統合に関するものについては協議をしてございます。その中で消防団の統合委員会を設けまして、太田・新田・尾島・藪塚という消防団からの委員から組織しました中で協議をしているところでございます。ちなみに報酬でございますけれども、太田消防団、それから尾島消防団、新田消防団につきましては4万8,000円、藪塚消防団につきましては7万2,000円ということで、報酬についても太田・新田・尾島の団員の報酬につきましては同額でございますけれども、藪塚本町につきましてはちょっと高額でございます。  団員の報酬につきましては、現在進行中でございますけれども、4消防団中の一番高額の報酬をもって調整したという内容を既に合併協議会に報告したところでございます。 ◆委員(高橋美博) 同じく286ページの消防費について伺います。一昨年の11月にスカッシュの練習をしていた高円宮様が突然倒れまして47歳の若さで急逝したと、その原因が心細動といわれております。これは発作が起きてから助細動が1分遅れるごとに救命率は10%低下するといわれております。先ほどの救命バイクの件では、助細動を29名の方が利用したということですけれども、ぜひ行政センターをはじめとして公共施設、学校関係には置けないものかどうか、その辺からお願いいたします。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) その件でございますけれども、助細動の関係が今までは医師の指示の下でということでございました。これが一般救急隊員、それから救急医療従事者でなくても処置ができることになりましたので、その辺につきましては今後の課題として検討していきたいと思います。 ◆委員(高橋美博) 現在、救命バイクは5台あるかと思うのですけれども、これは消防署にのみ配付されておると聞いております。そこで分署にも置けないものかどうか伺います。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) お話しのとおり、現在太田地区消防組合には5つの消防署がございまして、5台の配置でございます。なお、分署につきましては、職員数の関係で救命バイクを使った救急出場につきましては4名で出場しなければならないというようなことがございまして、本来の救急出場につきましては3名で、救命ライダーを出場させますと4名の人員が要る。それはなぜかといいますと、救命ライダーで出ていきました救命士を救急車に乗せて、1名がそのバイクを回収しなければならないというような状況でございますので、将来にわたって分署につきましてもこれから増員計画をしていきたいと思います。その中で救命ライダーにつきましては配備できるかと考えております。 ◆委員(高橋美博) 全協で太田消防の2名の方が来て、心疾患それから脳疾患及びその他の患者の収容先に大変苦労しているという話を伺いました。それから、5病院の院長たちの話も伺ったのですけれども、その後この話はどんなふうになったのか、ひとつ伺いたいと思います。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) 消防組合の職員がこちらに出向してお話ししたというときが何の時点か私にはわかりませんけれども、たしか議員に説明した機会があったかと思いますけれども。 ◆委員(高橋美博) 全協で伺ったのです。 ◎健康福祉部長(早川充彦) その件でございますけれども、4款のときのご質問の中でもご説明申し上げたかと思うのですが、4月以降について大分改善されてきたということでご答弁を申し上げました。そういうことで特に心疾患についても、資料を置いてきてしまいましたが、12%ぐらいとご答弁申し上げたと思うのですけれども、そういう中で状況的にはかなり改善されてきたと認識しております。 ◆委員(高橋美博) では、質問を変えます。現場出場の方々は2部制のようでありますけれども、二重出場という場合にはどのように対応しているのか伺いたいと思います。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) 消防ポンプ車にしろ、救急車にしろ、太田地区消防組合の中で出場規定というのが定められておりまして、例えば九合分署から救急車が出ました。その付近でたまたままた救急事案が発生した場合につきましては、一番近い例えば韮川分署なりあるいは太田消防署なり、直近の署からその災害に出向させるということでございます。 ◆委員(高橋美博) その場合にどうしても距離が離れているわけです。例えば、九合分署があって、九合分署が何かがあって出場したといったときに、九合分署の周りで何か起こった場合に、再度出場しなければならないのだけれども、韮川から来る、鳥山から来るという形になってしまいますので、そこのところででき得れば、予備軍として二、三名ぐらいは置いておけないのかどうかということなのです。ひとつ考え方をお願いできますか。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) 救急隊員が出場しても分署なり消防署は、次の事案に対する職員につきましては各所で待機をしておりますので、救急車が1台出てもその分署がすべて空っぽになるという状況にはならない。そのときに、近くで救急事案が発生した場合については、救急車は1台ですので救急事案には出られませんけれども、近くで火災が発生したという場合については出場できる職員につきましては待機しておりますので、そういう心配はないと思います。 ◆委員(高橋美博) 次に、合併に向けての再編成はどんなふうになっておられますか。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) 合併に関係しての新太田市消防本部の再編につきまして、現在建設計画等を作成中でございますけれども、その中で新たに消防署の適正配置、あるいは今後の増員計画等、現在建設計画の中の実施計画の中で話を進めておるところでございまして協議中でございます。 ◆委員(高橋美博) 別に具体的な案というのはまだ出ていないわけですか。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) 具体的なものは出ておりませんけれども、考え方としましては現在太田地区消防組合につきましては5つの消防署と6分署がございます。それから、職員が321名おりますけれども、どうしても分署の数が多いので職員の数が足らない。分署につきましては5名ないし6名の勤務でございますけれども、例えば職員に何か不孝ができたり、あるいは病気になってもなかなか休めないという状況の中で、今後につきましてはそういった増員も思ったようにできないという状況の中で、分署等の統合もしながら、2つの分署を1つにして小規模の分署にしたいという考え方につきましては現在持っております。 ◆委員(高橋美博) できましたら、一分一秒を争う仕事なだけに、分署を減らしてよそへ持っていくとか、要するに管轄を広くするということではなしに、でき得れば細かくあった方がいいだろうと思うのですけれども、考え方をお願いできますか。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) 先ほどもお話を申し上げましたけれども、5名ないし6名の勤務ですと、救急1隊が出場したときに残る隊員数は2名ないし3名ということでございまして、一応火災現場に出場できるだけの職員数は残っております。ただ、果たしてその中で2名ないし3名で出場した場合に、有効な消火活動ができるだろうかということももちろんありますけれども、そういった中でエリアは少し広くなるけれども、分署も署並みの規模にして同時火災出場2台できるという体制の中で統合も含めて考えていこうというところでございます。 ◆委員(高橋美博) 以前、この特別委員会で平成17年度あたりには休泊の方へ分署をつくるという予定がありますということを答弁でいただいたのですけれども、その辺の予定はどんなふうですか。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) 今、考えております地域消防本部の将来計画の中では、休泊につきましては分署の計画はございません。 ◆委員(高橋美博) もしないとすれば、先ほど同僚委員から話がありましたとおり、望楼のあるところを壊した場合、私の聞いている範囲では九合分署がサマーランドのところへ行くような話を伺っているのです。あそこだと、すぐ前にも旭中学校があり、裏には東中学校があるということで、どうも場所的にはあまりよくないのではないか。まして九合分署は年間を通して1,000回ぐらいの出場件数があるのです。その関係上やはり場所的にうまくないだろう。あそこを使うとすれば土地はただでいいのですけれども、でき得るならば休泊の方の予定がないとすれば、内ヶ島方面に持っていくべきではないか。ただ、内ヶ島方面は都市計画区域に入っていまして、あそこは住居地域や準工業地域が多いのです。調整区域なら安いのでしょうけれども高いので足踏み状態になってしまうかと思うのですけれども、ひとつそんな計画でも出た折には、ぜひ要望なのですけれども内ヶ島方面へ持っていってもらって、休泊方面のなるべく中心に持っていってほしいとお願いしたいのですけれども、ひとつコメントをお願いできますか。 ◎消防組合次長(岡部隆弘) 委員ご指摘の九合分署の移転先につきましては、サマーランドというお話でございましたけれども、今現在一候補地として名前は確かに上がっておりますけれども、まだ場所につきましては候補地ではあるけれども確定したわけではございませんので、委員のお話を十分ご理解しまして今後検討していきたいと考えております。 ◆委員(高橋美博) この先、合併した数年後には、城之内公園のそばの大泉北分署は九合なりまたは休泊の方へは恐らく行けなくなってしまうだろうと見ているのですけれども、そういう意味でもぜひ九合分署をもう少し東の方へ持っていってほしいと思っております。ぜひひとつ頭の隅にでも置いておいてほしいと思います。 ◆委員(濱田光雄) 財産に関する調書のところでお伺いをしたいと思います。美術工芸品(50万円以上)というのがあるわけですけれども、ここで竹工芸13点は全部飯塚小●(かん)齋先生のものということでよろしいのでしょうか。 ◎市民生活部長(大久保義忠) 竹工芸の13点でありますけれども、生涯学習課で管理しておりまして、飯塚小●(かん)齋先生の12点とお父さんの琅●(かん)齋さんの作品が1点の合計13点でございます。 ◆委員(濱田光雄) それから、太刀は決算年度末ですと45振りになるのですか。決算年度中に19振り増えているわけですけれども、この45振りはどなたがつくられたものなのか、全部大隅俊平先生がつくられたものですか。 ◎市民生活部長(大久保義忠) 大隅先生からご寄贈いただいたものでございます。 ◆委員(濱田光雄) 今、予定している呼び方は人間国宝美術館でいいのですか。 ◎市民生活部長(大久保義忠) 人間国宝美術館でございます。 ◆委員(濱田光雄) それは仮称でもそういう呼び方でよろしいわけですね。それの計画があるということで質問をしていきたいのですが、まず飯塚小●(かん)齋先生はお亡くなりになったわけですから、このうちの12点のほかに今後増える可能性はあるのですか。 ◎市民生活部長(大久保義忠) 作品はもうつくれませんので、美術館等の計画が具体化する中で、作品構成を考えていかなければならないと思います。その中では、購入あるいは寄託、寄贈ということも考えてまいりたいと思います。 ◆委員(濱田光雄) 遺作品みたいなものでまだ残っているものは実際にはあるのですか。飯塚小●(かん)齋先生が太田市に寄贈とかそういうのではないです。例えば、人間国宝美術館をつくるときに、12点のほかに作品が自宅とかにあって、それを太田市が購入する予定がありますか、あるいはご家族の方がそういうものができたのではということで、仮に自宅に残っていればそれをぜひ美術館に飾ってほしいというのもあるのかというので今質問しているわけですけれども、12点から増える予定はないかということです。 ◎市民生活部長(大久保義忠) 飯塚先生のところも今お通夜が終わった時間帯でございますし、明日が告別式ということでございます。飯塚小●(かん)斎先生のお嬢さんの飯塚万里さんに、亡くなってごあいさつをさせていただいたときに、その中で太田市では今お話し申し上げましたとおり、人間国宝美術館の構想計画を持っておるというお話をさせていただきました。お嬢さんは飯塚先生からも聞いていたようでございます。その中で、失礼だったのですけれども、工房の中でお道具関係をつくる道具についてはご寄贈いただければありがたいということを会話の中でお話しを申し上げたところでございます。 ◆委員(濱田光雄) その結果はまだわからないわけですか。 ◎市民生活部長(大久保義忠) そのお話の中では、十分頭の中に入れておきますというお返事をいただいたところでございます。 ◆委員(濱田光雄) そのときには謝礼ではなくて、例えば寄贈を受けた場合に市から何らかの謝礼をします。この報償費は出るわけですね。例えば、そういう道具であっても報償費という形で出す予定はあるのでしょうか。 ◎市民生活部長(大久保義忠) 現在のところ作品等につきましては、備品購入ということで委員会等でご指摘を受けまして、審査委員会にかけまして購入するように改めさせていただいております。ですが、道具関係でありますので、評価についてはなかなか難しいところでありますけれども、現実的に道具関係がわかりました段階で、また検討させていただくということになろうかと思います。 ◆委員(濱田光雄) せっかくの美術館の予定ですから、ぜひそういうものがもしあればさらにいいのかという感じがしますし、太刀と竹工芸の点数からすると、飯塚小●(かん)齋先生がお年をめしていたので数が少ないのかという感じがするのですが、比較すると45対13ですから3分の1よりもちょっと少ないわけですけれども、内容にもよると思うのですけれども、12点あれば大体よろしいという考えでいるわけですか。 ◎市民生活部長(大久保義忠) 展示のことにつきましてはなかなか難しいところがございますが、私個人といたしましては20点程度の作品があるといいなと考えております。 ◆委員(濱田光雄) それと、太刀の方で平成15年度の19振りというのは非常に多いのですけれども、この美術館の建設を予定して19振り購入したという理解でよろしいのですか。 ◎市民生活部長(大久保義忠) 寄贈していただきました大隅先生につきましては、太田市が人間国宝美術館の構想を持っているということを承知しておりましてご寄贈いただきました。その中の代表的な作品の2点を備品購入費で購入したということでございます。 ◆委員(濱田光雄) そうすると、大隅先生の太刀というのは、今後寄贈を受けるかあるいは購入するという形になろうかと思いますけれども、今45振りあるわけです。どのくらいあればいいと思っていますか。 ◎市民生活部長(大久保義忠) なかなか難しいご質問だと思います。というのは、展示構成をどうにするのかまでの具体的な検討に入っておりません。また、大隅先生のご意志もございまして、太刀のいろいろな形態、長いものから短いものまでいろいろなサイズがございますので、そういった中での展示等について大隅先生の考え方もあろうかと思いますので、引き続き必要性があるものにつきましては、備品等で購入していければと考えております。 ◆委員(濱田光雄) 美術館の大きさとか、あるいは展示場等々の絡みもあるのだろうと思います。何振りあっても、例えばその太刀を展示するときに、数が多ければ、ある部分では違うものはどこかへ収蔵して、新たなものを今回は特別展というので展示することも考えられると思うのです。年度で19振りというのは非常に多いという感じがしているのです。これから太刀をどういうふうに、美術館との関連もあるのだろうと思うのですけれども、年に1振りか2振りぐらいをとりあえず予定するのがよろしいのかという感じがしているわけですけれども、担当部長としてはいかがですか。 ◎市民生活部長(大久保義忠) 平成15年度は19振りでということで非常に多かったわけです。これは大隅先生が美術館構想の中で、それぞれの太刀の構成を考えていただきまして蓄えていたものを今回ご寄贈していただいたということでございます。今までは1振りか2振り、1年間でおつくりいただいたものをご寄贈いただきまして、それを報償費ということで謝礼をしてきたということでございました。平成15年度は特に多かったということでございますので、委員がご指摘のように構成等を考えながら1振り、2振りということが一般的なのかと考えております。 ◆委員(濱田光雄) 美術館の展示はそういうことで実際にできてみないと何とも言えないのですが、そのくらいでよろしいのかというような感じがしておりますので、今、部長がおっしゃったことでよろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(白石さと子) 407ページのどんちょうのことをお伺いいたします。3という数字がありますが、内容についてお願いいたします。 ◎市民生活部長(大久保義忠) ご質問のどんちょう3ですが、市民会館にどんちょうが2、あと太田小学校に1ということで、合計3ということです。 ◆委員(白石さと子) 市民会館には2枚のどんちょうしかないのでしょうか。 ◎市民生活部長(大久保義忠) 市民会館はご案内のとおり昭和44年に開館したときには、第1どんちょう、第2どんちょう、絞りどんちょうの3つ登録してございました。第2どんちょうが平成10年のときに落下いたしまして、平成11年3月の備品台帳から削除させていただきました。内容的に非常に古くなっておりまして、至急補強等をしてみたのでありますけれども、使えない状態だったということでございますので、現在第1どんちょうと絞りどんちょうの2つのどんちょうで市民会館を運営しているところでございます。 ◆委員(白石さと子) どんちょうが平成10年に落下してしまったということですけれども、非常に古くなってしまったというのですけれども、第1どんちょうは富士というのだそうです。第2どんちょうというのは何というのでしょうか。 ◎市民生活部長(大久保義忠) 備品台帳の写しを見ているのですが、名称は書いてありませんが、利根というような名称と伺っております。 ◆委員(白石さと子) 私もそのように伺っていまして、利根の朝焼けというそうです。これは昭和44年のころということですが、これが台帳に載る金額ということになりますと100万円以上のものです。お幾らぐらいしたのか把握されておいでですか。 ◎市民生活部長(大久保義忠) 当時の備品台帳で560万円と記帳されております。 ◆委員(白石さと子) 私が伺った話ですと、随分違うお話でありまして、どちらが本当なのかはわからないのですけれども、第1どんちょうが3,000万円、第2どんちょうが2,500万円という披露があったという話なのです。製作費がその金額ということで、市内の大企業からの寄附を充てたということを伺っていますが、その辺は全く違った数字でありますけれども、どちらが本当なのでしょうか。 ◎市民生活部長(大久保義忠) 昭和44年4月1日に備品台帳に記載されている金額が、第1どんちょう富士が680万円、第2どんちょうが560万円。当時の価格でございますので、こういう価格になるのかと考えております。委員がお尋ねのときの時点では、現在購入すると3,000万円相当の価値があるということなのかと考えております。 ◆委員(白石さと子) 私が伺ったのは、現在と物価指数で1対23だから、第1どんちょうが6億9,000万円、第2どんちょうが5億7,500万円と伺っているのですけれども、その辺は台帳に記載されておるということであれば、それが確かな数字かと思うのです。いずれにいたしましても、大変高価なものということで、これはどういう方が製作したかということは承知していらっしゃいますか。 ◎市民生活部長(大久保義忠) 申しわけありませんが承知しておりません。 ◆委員(白石さと子) 京都の西陣織は最高級のつづれ織りということで、作者が当時の第一人者であった丹羽眺勢さんという方らしいのです。この方は、太田の人間国宝の大隅さんのように、そういった方であるということも伺っておりまして、なかなか地方都市の会館のどんちょうを手がけるような人ではなかったという話なのです。まして当時一緒に第1どんちょう富士は今現在使用されておりますけれども、同じ時期に第1、第2というふうに市民会館のどんちょうに入れたわけです。それが片方だけそんな簡単にだめになってしまって、いまだに富士の方は残っているということが不思議でならないのです。もう少し管理をきちんとすればもてたと思うのですけれども、どうなのでしょうか。 ◎市民生活部長(大久保義忠) 当時の方にお聞きいたしますと、非常に重量のあるものでありまして、つり糸から切れてしまったということのようでございます。職員で対応等をしたわけでありますけれども、糸が切れて落ちたということです。平成10年のことですので、二十何年も経っていたわけであります。あわせて今ご指摘のように、もう1つの第1どんちょうについても同じことが心配されるということで専門業者にお願いいたしまして、至急劣化等の補強工事を行って現在に至っていると聞いております。 ◆委員(白石さと子) どんちょう装置の種類というのがあるそうで、飛ばし上げ式というらしいのです。というのはどういうことかというと、どんちょうが1枚そのまま引き上げられる方式で、大変豪華なものがそういうことで使われる。大劇場やホール等につけられる最も豪華なものであるということなのですけれども、そういった大事に取り扱うようなことでやってきたらしいのです。ですから、第2どんちょうが劣化してだめになってしまったからということで簡単に処分をしてしまわれたということを伺ったときに、富士の方が大丈夫だということだけに、平成10年のときですから7年も経過するときでありますので、もう少し大事にというか、うまく使えなかったものかと思っているのです。  それと同時に、先ほど来の竹工芸の寄贈あるいは太刀の話もそうですけれども、いただいたものということを考えますと、いただいたからどうのという、金額が高額だからどうのではなく、大事に扱っていきたいという思いがあるのですけれども、その辺も含めて所見を伺えればと思います。 ◎市民生活部長(大久保義忠) 委員ご指摘のとおり、重要備品でございますので、心新たにいたしまして管理に努めたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ◆委員(白石さと子) それから、ほかの施設にはこれに値するようなどんちょうはないのですか。 ◎市民生活部長(大久保義忠) 今のご質問の件につきましては、社協センターにどんちょうがございまして、これにつきましては昭和58年の開館当時に、現金で寄贈を受けまして工事等を行ったということでございます。それでは、どんちょうの枚数が合わないではないかということでございますが、取りつけ工事等をしたということで当時の担当者の認識が違っていたのだと思いますけれども、社協センターの備品台帳には載っておりまして、財務課との連絡が不一致であり、これに載っていないということであります。深くお詫び申し上げまして、この場で訂正をさせていただければと思っております。  ということで、どんちょうの数量が4ということでご訂正をいただければありがたいと思います。 ◆委員(白石さと子) 社協センターのどんちょうが100万円以上するということなのですか。 ◎市民生活部長(大久保義忠) 100万円以上でございます。 ◆委員(白石さと子) この3が4になるということなのでしょうか。 ◎市民生活部長(大久保義忠) お詫びしてご訂正をお願い申し上げたいと思います。 ◆委員(白石さと子) 今までにも金額の部分で大変ずれているようなところがありましたので、私も確認してまいりたいと思いますので、そちらの台帳の方に書いてあるものとまたもう一度確認をさせていただければと思います。3,000万円と2,500万円と聞いたのと、五百何万円というのでは随分違いますから、それをご存じの方から伺った話ですので、どこでそういう数字が違っていたのかということも含めて私自身も調べてきたいと思いますので、これで終わります。 ○委員長(深澤直久) 他の委員でご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(深澤直久) 他に質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 閉     会 ○委員長(深澤直久) 以上をもちまして本日の日程は終了いたしました。  明日は午前9時から会議を開きますので、ご出席を願います。  本日はこれをもって閉会いたします。                                      午後7時30分閉会...