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旧太田市 平成13年度予算特別委員会−03月14日-02号

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  1. 太田市議会 2001-03-14
    旧太田市 平成13年度予算特別委員会−03月14日-02号


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    旧太田市 平成13年度予算特別委員会−03月14日-02号旧太田市 平成13年度予算特別委員会        平成13年度予算特別委員会記録(第2日) 平成13年3月14日(水曜日) 1 出席委員(12人)  委員長       白 石 さと子   副委員長       斉 藤 幸 拓  委員        市 川 隆 康   委員         山 田 隆 史  委員        鈴 木 信 昭   委員         深 澤 直 久  委員        小 林 人 志   委員         竹 内 和 代  委員        伊 藤   薫   委員         半 田   栄  委員        小 林 耕 作   委員         中 島 貞 夫 1 オブザーバー(4人)            荒 井 昭 男              石 川   宏            高 橋 美 博              岡 島 喜 男 1 説明のため出席した者  収入役       戸 塚 清 治   教育長        正 田 喜 久  企画部長      船 山 佳 之   総務部長       多 田 雄 吉  市民生活部長    野 口 政 嘉   健康福祉部長     金 谷 泰一郎  産業環境部長    高 橋 正 孝   都市づくり部長    松 島 健 三
     水道局長      小 暮 雅 史   教育部長       樋 口   悟  監査委員事務局長  植 木 浩 之   土地開発公社常務理事 森   英 智  企画部副部長(企画担当)        総務部副部長(総務担当)            浅 海 崇 夫              石 原 康 男  市民生活部副部長(市民生活担当)    市民生活部副部長(生涯学習担当)            新 井   匠              尾 花 範 正  市民生活部副部長(スポーツ・芸術担当) 健康福祉部副部長(高齢者担当)            渡 辺 欣 司              新 井 正 彦  健康福祉部副部長(健康福祉担当)    産業環境部副部長(産業担当)            浅 野 斌 久              宮 本 富太郎  産業環境部副部長(環境担当)      都市づくり部副部長(都市建設担当)            清 水 計 男              須 藤   浩  都市づくり部副部長(土木建築担当)   教育部副部長(青少年育成担当)            寺 田 武 夫              斎 藤 宏 善  農業委員会事務局長 久保田   力   消防組合次長     飯 田 芳 雄  土地開発公社事務局長木 村 一 忠   企画部参事(秘書課長)河 野 光 則  企画部参事(総合政策課長)       企画部参事(人事課長)小 暮 和 好            岡 島 幸 雄  企画部参事(行政改革推進課長)     情報サービス課長   毛 呂   実            大久保 義 忠  総務部参事(総務課長)         総務部参事(財政課長)竹 吉   弘            橋 本 克 彦  総務部参事(契約管財課長)       検査指導課長     大 槻 重 吉            阿久戸 征 三  市民生活部参事(生活そうだん課長)   市民課長       堀 江   久            吉 田   稠  市民生活部課長(斎場管理事務所)    健康福祉部参事(元気おとしより課長)            山 影 龍 雄              早 川 充 彦  介護サービス課長  金 子 一 男   健康福祉部参事(社会福祉課長)                                 須 永   暉  健康福祉部参事(保険年金課長)     健康づくり課長    片 山 邦 広            小 林   治  産業環境部課長(産業担当総括)     産業環境部課長(環境担当総括)            板 垣 一 郎              橋 本 好 弘  産業環境部参事(農業政策課長)     農村整備課長     岡 田 義 久            富 岡 英 夫  産業環境部参事(商業観光課長)     工業政策課長     久保田 幹 雄            高 橋   猛  産業環境部課長             環境政策課長     野 村   敏  (勤労者福祉サービスセンター)            大 澤 正 元  清掃事業課長    上 原 隆 志   下水道推進課長    碓 氷 軍 次  衛生事業課長    石 井 忠 雄   都市づくり部参事(都市計画課長)                                 清 水 正 道  建築指導課長    滝 沢 光 栄   区画整理課長     金 井   稔  市街地整備課長   松 井 儀 継   北関東自動車道対策課長福 澤 善 明  都市づくり部参事(道路河川課長)    道路維持課長     樋 沢 三四郎            松 本 秀 夫  都市づくり部参事(花と緑の推進課長)  都市づくり部参事(公営住宅課長)            青 木 繁 雄              佐 口 敬 夫  建築課長      富 岡   豊   参事(会計課長)   山 田 欽 司  教育部課長(青少年育成担当総括)    教育部指導参事(青少年課長)            大 澤 佳 郎              伊 藤 都 幸  監査委員事務局次長 大 矢 光 衛   農業委員会事務局参事 武 正 廉 平  消防組合財務課長  萬 年 稔 明   スポーツ振興事業団管理課長                                 清 水   勉  スポーツ振興事業団スポーツ事業課長   農業振興公社事務局長 島 田 秀 明            中 村   勝  土地開発公社用地管理課長        土地開発公社用地開発課長            菊 地 孝 壽              土 田 隆 一  総務課長補佐(法制係長)        財政課財政係長    堀 越 真 理            茂 木 博 光  財政課係長代理   長 島 榮 一   財政課主任      赤 坂 高 志  財政課主任     瀬 古 茂 雄 1 事務局職員出席者  事務局長      松 本   章   参事(総務課長兼議事課長)                                 天 笠   彰  議事課長補佐(議事係長兼調査広報係長) 総務課長補佐(管理係長)            塚 越   隆              玉 置 哲 夫  議事課係長代理   安 藤 信 行   書記         長谷川 幸 浩  書記        五十畑   昇   書記         中 澤 文 孝  書記        長谷川 晋 一            会議に付した事件 議案第32号 平成13年度太田市一般会計予算       (歳出・4款衛生費、5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費、8款土木費、9款消防費、11款災害復旧費、12款公債費、13款諸支出金、14款予備費)       (第2表継続費、第3表債務負担行為、第4表地方債) 議案第34号 平成13年度太田市競輪特別会計予算 議案第35号 平成13年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計予算 議案第37号 平成13年度太田市八王子山墓園特別会計予算      ◎ 開    議                                      午前9時開議 ○委員長(白石さと子) ただいまから本日の会議を開きます。      ◎ 4款衛生費に対する質疑 ○委員長(白石さと子) 4款衛生費について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(竹内和代) おはようございます。170ページの予防接種事業についてお伺いします。ここで言う予防接種の種類はどんなものでしょうか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) おはようございます。お答えさせていただきます。  予防接種につきましては、これは予防接種法に基づきます予防接種でございまして、疾病につきましては急性灰白髄炎、これは俗に言いますポリオです。それから、日本脳炎・ジフテリア・百日咳・破傷風・麻疹・風疹でございます。 ◆委員(竹内和代) ここの一番下の方に個別予防接種補助金が148万円とありますが、この内容についてご説明ください。
    健康づくり課長(片山邦広) この予防接種につきましてはポリオ、それにつきましては集団でやっていますけれども、ほかのものにつきましては施設接種という形でやっておりまして、これはたまたま市内の病院でできないで、かかりつけ医の関係でどうしても県外とか市外でやる場合があります。それに対しまして接種した後、本人の申請に基づきまして補助金として出すものでございます。 ◆委員(竹内和代) 予防接種事業は、これは対象者に対して何度ぐらいやっていらっしゃるのでしょうか。例えば受けられない場合も結構多いですよね。熱が出ていたとか、集団予防接種のときに受けられないときがありますね。こういう人たちのために何度かその後開かれているのでしょうか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) これは予防接種によって対象年齢が定められておりまして、大方大体90カ月ですから7歳半ぐらいまで、その間でしたら大体ほとんど受けられる、そういう状況になると思います。 ◆委員(竹内和代) ただ、年齢によって接種する時期があります。だから、その場合、予防接種の注射によって何歳までに受けなければならないというものもありますね。 ◎健康づくり課長(片山邦広) ですから、おおむね大体90カ月までが接種期間ということで、ただ日本脳炎だけ一応始まりの期間が法律的には半年以降というのですが、大体医師会等の見解の中では3歳からということで一応定めております。 ◆委員(竹内和代) ちょうどその予防接種の日に受けられないというのは結構風邪を引いていたりとか下痢をしていたり、発熱で受けられないときというのが結構あって、個別接種、医療機関などで受ける場合がありますけれども、今、県外とか市外でやる場合には補助があるということだったのですけれども、その時期に受けられなくてかかりつけのお医者さんで受けたというものに対しては、これは以前も質問したことがあるのですけれども、補助は全然今でも出ていないのでしょうか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) ちょっと今聞き漏らしてしまったのですけれども、もう一度すみません。 ◆委員(竹内和代) 集団の予防接種のときに受けられなくて個別に医療機関で受けた場合、かなり予防接種、薬剤そのものはすごく安いものですから何百人と受けてしまうと本当に数十円で済む、薬そのものは本当に安いものだと思うのですが、医療機関で受けた場合には何百人の分1瓶を空けてしまって1人で受けるものですから、かなり高くつくわけです。その場合の補助はないのだろうかということで前に要望したのですが、これについてはどうなのでしょうか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) 集団でやるものにつきましては、今、言いました90カ月を経過してしまってやりたいという場合については自費的な問題でやっていただいております。それ以外のものについてはすべて公費で接種はさせていただいているというのが状況です。 ◆委員(竹内和代) ちょっと子育ての時期を過ぎてしまったものですから、例えば日本脳炎だったら3回年齢までにやりますね。その予防接種の時期を逸してしまうという場合には個別に受けますね。そういう場合は、予防接種はそんなに何度もやっているわけではないですから、そういう人たちのために補助はないのかどうかということなのです。 ◎健康づくり課長(片山邦広) ですから、先ほどからちょっと申し上げているのですけれども、一応あくまでも生後3歳から90カ月、要するに7歳半までの間で実施するものにつきましては、今日本脳炎なんかの場合にはすべて個別接種でやっておりますので、その医療機関の方でやっていただくという形になればすべて公費になりますということです。 ◆委員(竹内和代) そうすると、日本脳炎の場合には個別に受けてもその医療機関に行くということになっているわけなのですね。 ◎健康づくり課長(片山邦広) そのとおりです。 ◆委員(竹内和代) では、前進しているのだということがわかりましたので、それでは、次に172ページの4款1項6目母子保健事業のところなのですが、この中で妊婦健康診査補助金というのがありますけれども、これは妊婦の検診の無料券が配布されていると思うのですけれども、今何枚なのでしょうか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) 前後合わせて2枚です。 ◆委員(竹内和代) 今、非常に異常出産が多いと思うのですけれども、太田市内の状況は把握されておりますか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) 太田市内の異常出産の状況というのは、ちょっとこちらの方では把握しておりません。 ◆委員(竹内和代) 異常出産が多いという、全国的には把握されていらっしゃるのでしょうか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) すみません。大変勉強不足で申しわけありませんが、それについても把握しておりません。 ◆委員(竹内和代) ぜひ後で保健婦さんなどにお答えいただける機会を得たいと思うのですが、病院などに行っていますと本当に異常出産が多くて、これはもう保険をきかせなくてはならないのではないかと思うくらい異常出産が多いわけで、この少子化の中で子供さんが難産で、それから本当に集中治療室などへ運ぶような状況が結構多くありますので、できればやはりそういう状況を早くきちんと把握しておくためにも検診を、出産の関係は保険がきかないものですから検診も1回についてかなり高額になるわけで、この辺の無料券の枚数をもう少し増やすことを考えていただいた方がいいのではないかと思うのですけれども、これについてはいかがでしょうか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) 先ほどの異常分娩の関係につきましては、これは市内の一つの病院でNICU、要するに新生児救急救命事業という形でやらせていただいています。それについて、これは平成11年度の結果ですけれども、太田市内の数が89という形になっております。ただいまの質問の助成の関係につきましては、これは県内統一的な考え方の中で進めさせていただいていますので、その辺で増やすかどうかにつきましては今後研究していきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(竹内和代) ちゃいるどプランや何かも立てられているわけで、少子化対策というのは本当に緊急に施策を迫られている課題だと思うのですけれども、異常分娩で89というのは、NICUというのは異常に産まれた赤ちゃんを集中管理するところです。その前に普通分娩ではなくて異常分娩になってしまう、帝王切開になってしまうという数が非常に増えているのではないかと思うのですけれども、この辺をぜひ把握していただいて、施策の中にぜひ盛り込んでいただきたいというふうに思うのですけれども、それを要望して終わります。 ◆委員(鈴木信昭) おはようございます。それでは178ページ、総合健康センターの管理運営費について内容を説明願います。 ◎健康づくり課長(片山邦広) 総合健康センター管理運営費につきましては平成11年度までは財団法人第三セクターによりまして経営をしておったわけですけれども、ご案内のとおり4月1日から社団法人の太田市医師会の方へ管理委託いたしまして、プールの運営、それからトレーニングルームの運営を実施しているのが現状でございます。 ◆委員(鈴木信昭) まだ1年が経過していないのでなかなか比較も難しいと思いますが、以前と委託後の比較はどうでしょうか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) 利用者につきましては減少しているのが現状です。 ◆委員(鈴木信昭) 減少しているその考えられる要因というのはどういうところがあるでしょうか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) 4月から多少でございますが料金の改定をさせていただきまして、若年層といいますか、要するに40歳未満の方の利用につきましては300円から500円に引き上げさせていただきました。多分その影響も多少はあるのではないかというふうに考えてはおります。 ◆委員(鈴木信昭) 利用者が減っても収入というのは変わらないのでしょうか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) 収入につきまして、今現在のところではプールとそれからトレーニングルームの使用の部分につきましては昨年度より上がっているというのが現状です。 ◆委員(鈴木信昭) 医師会に委託しているメリットというのですか、特徴はどういうところが以前とは変わっていますでしょうか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) 実際的には医師会の方で運営はできませんので専門業者の方へ再委託という形でさせていただいておりまして、専門業者の取り扱いをやっていますので、かなりの細かいところまでにサービスが行き届いているというような形で考えております。 ◆委員(鈴木信昭) 医師会に委託しているメリットというのですか、その辺はいかがでしょうか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) これは医師会の方に委託したという、その最初の目的そのものにつきましてがやはり経費の節減というのが大前提というような形でありましたので、その辺につきましても効果が上がっているものと考えております。 ◆委員(鈴木信昭) 医師会の方で例えばリハビリに利用してもらうようなことをしているとか、その医師会としてのこのプールの利用を高めるようなことはされているのでしょうか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) このプールとかそういったトレーニングルームの医師会そのものという形では、単独的には今のところないと思います。ただし、スポーツ振興事業団等の共催の中では利用されているという状況でございます。 ◆委員(鈴木信昭) ぜひ要望なのですけれども、せっかく医師会の方に委託しているわけですから、医師会というやはり組織力でリハビリに利用してもらうとか、変な話トンネルで医師会の名前をかりているわけではないですから、ぜひその辺は医師会の方と相談していただいて、そのメリットをどんどん生かして利用者が利用できるように、あとこの間、新聞の方にはホールを利用して写真展などをやっていたのを見たのですけれども、そういった意味であそこの場所がいろいろな意味で活用できるようにぜひ医師会の方のメリットを生かすような指導というか、進めていただければと思いますけれども、それについてどうでしょうか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) 身体障害者の話がちょっと今出ていましたけれども、本年度平成12年度におきまして7月・8月の土曜日の午前中を利用いたしまして、その方々の要望に基づきまして実際に利用していただいた、そういう経過はございます。 ◆委員(鈴木信昭) では、そういうことでぜひ医師会の特性を生かしたプールということで、意義を深めていただければと思います。  続いて、182ページの生ごみ処理槽等の設置助成金についてご説明願います。 ◎環境政策課長(野村敏) この生ごみ処理槽設置の助成金346万円につきましては生ごみ処理槽、これはコンポスターであります。これが248基、それから生ごみ処理容器22基、生ごみ処理機器180基、これにつきましての全体で345万9,900円というようなことであります。これにつきましては助成等それぞれ、コンポスターにつきましては2分の1、EMボカシ菌が2分の1、それから電気式の助成4分の1というようなことで助成が出ております。 ◆委員(鈴木信昭) これはいつごろから始まって、今までの累計がわかれば教えてください。 ◎環境政策課長(野村敏) コンポスターにつきましては昭和62年から始まっております。それから、EMボカシ菌につきましては平成8年からです。それから、電気式につきましては平成8年から始まっておりまして、コンポスターにつきましては平成12年度末では1万2,099基です。EMボカシ菌につきましては460基、それから電気式につきましては257基になっております。 ◆委員(鈴木信昭) コンポスターについては1万基を超えていますのでかなり普及しているのかと思うのですが、これは土がないと難しいわけで、それに比べると電気式とかEMボカシ菌の方は少ないわけですけれども、これの普及率、その辺はどういうふうに見ていますでしょうか。 ◎環境政策課長(野村敏) 普及率というのは特に出していないのですが、コンポスターとEMボカシ菌につきましては年々減ってきておりますが、電気式につきましては非常に増えております。 ◆委員(鈴木信昭) 市長の方が本会議等で小学校のごみ処理の方に家庭ごみを持ってきたらどうかというお話があったわけなのですけれども、その辺については学校教育現場との協議等は行われたのでしょうか。 ◎環境政策課長(野村敏) 今のところ行ってはおりません。 ◆委員(鈴木信昭) 私は非常に興味がありまして、学校のその担当している方ともお話をしたのですけれども、なかなかやはり小学校での処理というのが処理能力とか持っていく家庭でのいろいろな諸問題もあって、すぐには難しいというのが実感だったのですけれども、でもいずれにしても家庭から出るごみの3分の1が生ごみと言われているわけで、焼却場の減量化に向けては生ごみをどうに処理するかというところなのですけれども、今後その家庭ごみの生ごみを減らすということではどちらかというと受け身のような気もするのですけれども、今後これを普及を進めていく上で何か特段の考えがおありでしょうか。 ◎環境政策課長(野村敏) これにつきましては広報またはチラシ等で周知していきたいと思います。これを推進していくことにつきましては経費等も非常に軽減されますので、これは推進していきたいと思っております。 ◆委員(鈴木信昭) ぜひ私の意見なのですけれども、これは大々的に普及の方を進めてもらうということがごみの減量化につながると思うのです。それで、提案なのですけれども、ぜひ今の施策だとどうしても受け身になっていると思うのです。それを広めるためには各行政区ごとにモニターのような形でこの電気処理機の方を、結局庭がない家が多いわけですから、その電気処理機の方を普及する意味で各行政区ごとにモニターというような制度を設けて無料で貸し出して、実際に使ってよかったという話がその地域で広まれば、では今度買おうかという話で、なかなか強制的にこの処理機を置けというわけにいかないものですから、その辺の普及をぜひ積極的に、要するに受け身ではなくて積極的な政策としてごみを減量化するという大きな目的のもとに大きくやったらどうかと思うのですけれども、その点についていかがでしょうか。 ◎環境政策課長(野村敏) これにつきましてはイベント等でも展示しまして説明や使い方等、それぞれ周知していっているのが現状であります。 ◆委員(鈴木信昭) 積極的に地域に売り込むというか、その辺について担当の部長なり、その辺の考えはいかがですか、難しいですか。 ◎産業環境部長(高橋正孝) 今、いろいろな提案をいただきましたが、やはりこういう制度があるというPRがもう少し必要かとも考えています。いずれにしてもこれから環境問題で当然このごみへの取り組みは市民へもいろいろお願いしなければなりませんので、鋭意地区の衛生委員会を通しながらまた積極的にお願いしていこうかと思っています。お願いします。 ◆委員(鈴木信昭) ぜひチラシだけでこういうのがありますというだけでなくて、具体的に物として置いて使ってみるというような政策をぜひ進めるように要望して終わります。  以上です。 ◆委員(山田隆史) おはようございます。168ページ、4款衛生費、1項の保健衛生費、健康づくり課の救急医療対策事業でこの救急医療情報システム、これについての概要をちょっとお願いしたいと思います。 ◎健康づくり課長(片山邦広) 救急医療情報システム運営費分担金につきましては、これは群馬県が主体的に実施しておるものでございまして、緊急に発生しました情報を医療機関等に早急に流せるシステムという形の中で運用しているものでございます。 ◆委員(山田隆史) もうちょっと具体的にお話ししていただけるとありがたいのですが。 ◎健康づくり課長(片山邦広) これは先ほども申し上げましたとおり群馬県を主体といたしまして70市町村全部すべてが加入いたしまして、緊急の情報を消防本部や住民に速やかに情報を提供するためのシステムという形で、これは昭和55年から稼働して実施しているものでございます。 ◆委員(山田隆史) 最近皆さん方もご存じかと思うのですけれども、テレビ等々でよくコマーシャルのようなのですけれども、伝えられております。ある自動車メーカーが車を運転中に、例えばペースメーカーが入っている方とか何か持病を持っていらっしゃる方が車を運転していて、異常を感じたときに急遽道路のわきに止めて電話がしっかりできればいいのですけれども、できない状態でいるとスイッチを押すだけでその位置が確認できる、そこへ救急車が来てくれるということが最近報道されているのですが、ご存じだったらその辺をちょっと。 ◎健康づくり課長(片山邦広) その関係につきましては一応情報的には多少ありますけれども、具体的にはちょっとこちらの方ではすみません、勉強不足で申しわけないのですが。 ◆委員(山田隆史) ひとり暮らしのお年寄りやら何やらで緊急通報システムというのが今いろいろ確立されてきて非常に結構だと思うのですけれども、いわゆる弱体者と申しましょうか、体の弱い方もおるわけでありまして、私もあるとき車ごと田んぼに落ちてしまったという方がおりまして、たまたまその近くの方が知っている方がおりましたので、救出したようなことも古くにはあります。そういった形で、健常者であったとしても何が起こるかわかりませんので、そういういい機械・器具等が出てきたということでありますので、それを普及させる意味においても別に販売がどうのではないのですけれども、そういう障害を持っていらっしゃる方、不安を抱えている方たちが日常的に生活する中で、しかも安心して暮らせるということに関しては、そういった機械を取りつけた車に乗っているということも一ついいかと思います。  あと、痴呆の方が散歩しているときにも携帯を持っているとその人の位置が確認できる、そういうものがあります。そういったものに対して、今後できれば助成をして普及をさせていくというような考え方を今後取り入れてもらえるようであればありがたいと思うのですけれども、いかがでございましょうか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) その関係につきましては、いずれにしましても今後十分調査いたしまして研究してまいりたいと考えておりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(山田隆史) では、よろしくお願いいたします。  それでは、続きまして、同じく168ページの4款衛生費、1項保健衛生費の健康づくり課の今言った運営費、同じところです。高等看護学院の運営費というのがあるのですが、本市には幾つぐらいの学校があるのでしょうか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) 本市では4校でございます。 ◆委員(山田隆史) 藤阿久にあったのが一つ最近看板が見えなくなってしまったのですけれども、その辺はどうなっているのでしょうか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) 藤阿久にありました医師会立の、これは看護専修学校と言いまして、これは准看護婦を育成する学校ですけれども、平成12年度いっぱいをもちまして一応閉校予定でございます。 ◆委員(山田隆史) ということは、生徒の数が減ったということでしょうか。それとも、入ってくる人もいないということでしょうか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) そのようにお聞きしております。 ◆委員(山田隆史) 全部で四つの高等看護学校があるというと、そこの生徒は今どのくらいおりますでしょうか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) これは太田病院で設立といいますか、富士重工の方でやっておりますのが定員が35名の看護婦の養成学校です。それから、やはり同じく医師会の方でやっております太田専門学校でございまして、これは進学校でございまして、准看護婦を持っている方が入る学校ですけれども、これは3年制でございますが、これが30人です。それから、高林にあります東群馬看護専門学校、これが定員50名ということでございます。 ◆委員(山田隆史) そこそこの数になろうかというふうに思うのですけれども、この人たちは卒業後は大体市内の病院あるいは医院におさまっていくのでしょうか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) これは去年の平成11年度の卒業生の結果でいきますと、大体4校で76.6%が太田市内の方に就職という形になっています。 ◆委員(山田隆史) 平成12年度が2,626万2,000円で本年度が1,848万4,000円ということで、大分金額的に激減という感じがするのですけれども、何かそこには理由がありますでしょうか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) 先ほども説明した准看の廃止によりまして、それの減でございます。 ◆委員(山田隆史) 結構です。ありがとうございました。 ◆委員(市川隆康) 168ページ、4款衛生費、1項1目保健衛生総務費について、社会福祉法人「麦の会」運営費補助金とありますが、この概要説明をお願いいたします。 ◎健康づくり課長(片山邦広) この補助金につきましては、社会福祉法人麦の会が経営いたします精神障害者通所授産施設の運営費のための補助金でございます。 ◆委員(市川隆康) 聞くところによりますと、法改正により平成14年度より精神障害者社会復帰施設または精神障害者委託生活支援事業や精神障害者社会適応訓練事業の補助の主体が市に移管されるそうですが、そうなりましたら太田市以外の精神障害者通所授産施設に太田市民が通っている場合もあろうかと思います。そうなりましたときに、市としては運営費の補助等考えていただけるのでしょうか、健康福祉部長にお伺いいたします。 ◎健康福祉部長(金谷泰一郎) 市外にございますいわゆる精神障害者の通所授産施設に市民が通っている場合に運営費の補助ができるかどうかというご質問でございますけれども、ご質問のご趣旨は十分理解できますけれども、ただ、残念ながら他の施設の関係もございまして、また財政事情その他の関係で今直ちに実現ができないというのが実情でございます。この市外にあります施設に市民が利用しているこういった授産施設の運営費の補助につきましては、今後とも研究をしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(市川隆康) 何分にも太田市民が通っているということでありますので、今後十分に前向きに検討をお願いいたします。終わります。 ◆委員(小林人志) それでは、ページでいきますと170ページ、斎場管理費の関係でお伺いをいたします。斎場委託というようなお話もちらほら伺っているのですが、この関係はどうなのでしょうか。 ◎市民生活部課長(山影龍雄) 今、協議中になっております。 ◆委員(小林人志) かなり具体的に進んでいるような話を伺っていますので、その辺についてお尋ねをしたいと思います。現在も斎場、所長とあとは委託なりあるいは派遣職員あるいは市民団体等々にお願いをしながら経営しているのではないかと思うのですが、それで間違いないのでしょうか。 ◎市民生活部課長(山影龍雄) そのとおりです。 ◆委員(小林人志) この斎場を設置したときの目的というのはどんなものがあったのでしょうか。 ◎市民生活部長(野口政嘉) この斎場の設置につきましては、たしか太田市には人口もだんだん増加してきて、いわゆる団地の増加も増えてきたとか、あるいは個々の住宅が団地として増えてきていろいろ式をやるのが、今まで通例ですと自宅でやるという部分が太田市でも多かったわけでございますが、やはりそういう中においてだんだん屋敷も狭いとか、あるいは団地の中でなかなかできないという状況の中で、太田市で斎場を持ち、そういう方々に利用していただこうというのが趣旨かというふうに聞いておりますが、よろしくお願いします。 ◆委員(小林人志) 旧火葬場のとき、それから今の斎場に移行する段階でかなり地域住民等々反対があったと伺っております。そしてまた、その地域住民の理解を得るためにいろいろな形でその地域の方に約束をしたことがあろうかと思います。昨日の委員会の中でも通夜の関係が出ましたときには、やはりこの地域住民の理解を得られなければそういったことも始められないというような声も出ておりましたが、その辺の地域住民との約束等々はどんなものがあったのでしょうか。 ◎市民生活部長(野口政嘉) 私も今現在の中で詳しいところまではちょっとわかっていませんけれども、いろいろな中では火葬場をつくるのと、いわゆる前々からの時点の中ではこれらをつくるに当たりましてやはり地域の方々との合意形成を得るという中で、今の条件の中ではあそこにある西浜会館につきましては市でつくり、今の維持管理費は斎場の方でもっているという状況でございます。 ◆委員(小林人志) その地域住民との約束というのは今も有効というのか、生きているということで解釈してよろしいのでしょうか。 ◎市民生活部長(野口政嘉) 私どもが今聞いている西浜会館の維持管理費等につきましては、斎場のみならずこれは火葬の問題もございますので、当然市としては地域との中での合意形成ですのでやっていかなくてはならないかと思っています。通夜につきましては、やはり議員皆さん方からも太田市の斎場でこれはできないかということは再三要望もされておりますし、また太田市民全体の中では太田市の斎場でもこれらが利用できれば非常にいいという声も聞いておるわけでございまして、そういう観点から考えれば今後地域の方々とはやはり合意形成を得ながらその利便を図っていきたい、こんなふうには考えておるところでございます。 ◆委員(小林人志) では、今、計画という段階では地域を含めてそのようなお話はされていないということなのでしょうか。 ◎市民生活部長(野口政嘉) 私どもが今いろいろな話の中で農協の方でやっていただくというようなことで今話が出ておるわけでございますが、そういう中において私どもでは現在地域の区長にはとりあえずお話をしながら、今後地域からの要望も上がってくるかという部分はあり得るというふうに考えております。 ◆委員(小林人志) 今、農協ということでお話が出ましたけれども、そういう委託ということを前提に考えた場合の質問を幾つかさせていただきたいと思います。先ほどお話ししましたとおり地域住民との約束事というのが生きているということですから、当然地域の方々を含めて十分話し合いをしながら進んでいただきたいというふうに思っております。それでは、この農協に委託というのはいつごろからお考えになるのでしょうか。 ◎市民生活部長(野口政嘉) まだ向こうの受け入れ態勢等々も今農協の方も三つの農協が合併をいたしまして、まだその理事会とか総代会がいろいろございまして、やはり向こうの態勢もございますので、それらとの共生を図りながら進めてまいりたい。いずれにしましても平成13年度にできるような方向であればまた皆さん方にお諮りをしていきたい、こんなふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ◆委員(小林人志) それでは、そういう前提ということでちょっとお伺いいたしますけれども、その場合に委託という形ですか、あるいは施設を貸して賃貸料をいただく、どのような形をお考えになるのでしょうか。 ◎市民生活部長(野口政嘉) 斎場につきましてはやはり火葬の部分と斎場の部分というのがございまして、火葬につきましてはやはり市の固有の事務でございますので、これにつきましては市でやっていかざるを得ないかというようなことで考えております。また、斎場につきましては当然管理移管をしていくということでございまして、管理の方を委託していくということでございます。 ◆委員(小林人志) 現在大きい式場あるいは小さい方の式場を利用した場合に平均的な市民の負担というのか、料金はどのくらいになりますか。
    ◎市民生活部長(野口政嘉) 大式場が4万6,300円、本市の住民以外が9万2,700円、祭壇を使用しない場合が本市が3万6,000円、市民以外が7万2,100円、小式場につきましては本市の住民が2万3,600円、本市以外は4万7,300円、祭壇を使用しない場合が1万3,300円、本市以外が2万6,700円ということで、いずれも使用時間は3時間、こんな形になっております。 ◆委員(小林人志) 民間でやった場合、今多く民間の式場等々ができておりますけれども、標準的な費用というのはどのくらいになるものでしょうか、おわかりになるでしょうか。 ◎市民生活部長(野口政嘉) 普通のお葬式ですと大体100万円から大きいので180万円ぐらいのお葬式の費用になっていると思います。 ◆委員(小林人志) 今お聞きしますと、市の斎場で市民ですと四、五万円ぐらいですか、民間ですと100万円以上というお話でございます。 ◎市民生活部長(野口政嘉) これはあくまでも式場の使用料だけでございまして、太田市の式場を借りても葬式をやったときには葬式の総費用はそのくらいかかっていると思います。これは民間の場合にはその斎場の会員になっているとか、いろいろのシステムがありまして、ちょっと我々も何とも言えませんが、今ここである一例を申し上げますと大体会場費として7万円程度、それで会員価格とすれば3万5,000円ぐらい、こんな形が一つの例でございます。 ◆委員(小林人志) そうしますと、市の斎場を利用した場合も民間を利用した場合もほとんど変わらないということで理解してよろしいのでしょうか。 ◎市民生活部長(野口政嘉) そのとおりです。 ◆委員(小林人志) 私が思いますと、民間ですと30万円コース・40万円コース・何十万円コースということで、式場と祭壇を利用した場合、そんなものがあると思うのですけれども、そういうのとは全く違うのでしょうか。 ◎市民生活部長(野口政嘉) 恐らく民間の場合、家へ飾る祭壇とかそういうものがいろいろあると思うのです。だから、恐らく市でやる葬祭業者がとって自分の家に祭壇を飾ることになりますとそういう何十万円コースとか、そういうのがあると思います。 ◆委員(小林人志) この議論をしても堂々めぐりになってしまう部分はあるのですけれども、もし斎場委託を前提としてもこういった料金というのは変わらない方向で考えるのでしょうか。 ◎市民生活部長(野口政嘉) 当然私どもは管理移管をすることですから、移管された側は市の条例の使用料に基づいた形で運営していただく、こういう形になります。 ◆委員(小林人志) 私の方も斎場委託ということで費用が莫大に増えるのではないかという心配をしたわけですけれども、その心配は要らないということですか。 ◎市民生活部長(野口政嘉) 当然その必要はなく、私どもは向こうの営業努力によって幾らかでも市の方へ歳入が入ればありがたい、こんなふうには考えております。 ◆委員(小林人志) わかりました。委託に当たっては当然地域住民もいらっしゃいます。それとあわせて料金的なものも当然今の状況よりも支出が増えるということでは大変なことになるわけでございますので、慎重に、そして市民が低廉で利用しやすくやっていただける、そんな方向で取り組んでいただきたいと要望しておきます。そしてまた、その時期等々へ来ればまたいろいろな形で質問させていただきたいというふうに思っております。  以上で質問を終わりにいたします。 ◆委員(深澤直久) おはようございます。182ページ、4款2項1目清掃総務費の4、ごみ減量資源化事業の中の家電廃棄物回収運搬委託料50万円、これについてちょっとお聞きしたいのですけれども、内容は。 ◎環境政策課長(野村敏) これにつきましては4月1日より家電リサイクル法の施行によりましてエアコン・テレビ・冷蔵庫、それから洗濯機の四つの製品を処分する場合、購入したときの販売店や買い替えのときの販売店にリサイクル料ですが、これは有料で引き取ってもらうということになります。ほかに運搬料も取られますが、これにつきましては不法投棄防止による運搬料分であります。 ◆委員(深澤直久) 話を聞きたかったのは家電リサイクル法の太田市の対応ということで、ちょっとお聞きいたします。一般では4月から冷蔵庫とかテレビを捨てるとお金を取られるというものぐらいしか認識されていません。まず、現状どのくらい増えているか、今が一番旬だと思うのですけれども。 ◎環境政策課長(野村敏) これによりまして平成12年度でありますが、4月からの統計でありますが、テレビが1,207台出されております。それから、洗濯機につきましては840台、エアコンにつきましては479台、冷蔵庫は1,135台ということで9月分から急激に増え出しております。 ◆委員(深澤直久) そうすると、今後は家電メーカーにお金を取られる、そこら辺の考え方というのをちょっと聞かせてください。 ◎環境政策課長(野村敏) これにつきましては消費者がリサイクル料金、それから運搬料等を支払いしまして、それから小売店が収集運搬ということでなるわけです。それで、家電メーカーがリサイクルするということでシステムになっております。 ◆委員(深澤直久) その中でそれぞれのメーカーがあると思いますけれども、そんなに遠いところには置かないと思うのですけれども、そこら辺の一時仮置き場所とか、そういうところは太田市の中にあるのですか。 ◎環境政策課長(野村敏) これにつきましてはAグループ・Bグループとありまして、太田市の場合にはBグループに入ります。それで、太田市は清原町に50号線のわきなのですが、日本通運がありますが、そこが指定になっております。 ◆委員(深澤直久) 漏れ聞こえてくると、この法が適用になったときに、一時的でしょうけれども不法投棄、畑を持っている人は大変かというのがあるのですけれども、そこに捨てられた他人のごみというのは、これは回収をするという考え方の予算に思うのですけれども、確認なのですけれども、それを太田市が回収をしてくれるのですか。 ◎環境政策課長(野村敏) 他人の管理地についてはその本人になりますが、道路上とかそういう完全な不法投棄につきましては市の方で対応したいと考えております。 ◆委員(深澤直久) ちょっとわからなかったのですけれども、個人の所有地にぽっと置かれてしまうのが多分不法投棄だと思いますが、それは太田市がやるということですか。 ◎環境政策課長(野村敏) それにつきましては本人の管理的責任もありますので、本人の方でその辺はやはり対応していただきたいと思います。 ◆委員(深澤直久) 本人の管理責任と言いますけれども、畑や田んぼにだれが自分の家の畑に落としますかと、そこら辺は認識がちょっと違うのではないですか。では、管理責任と言いますが、田んぼ・畑・山をどうやって、バリケードか何か張るのでしょうか、お答えください。 ◎環境政策課長(野村敏) その辺は完全なる不法投棄ということで現状なり確認できれば、またその辺は対応していきたいと思います。 ◆委員(深澤直久) 対応するという言葉がありました。お願いをしておきます。というのは、間違いなく捨てられると思います。そして、どこに連絡をしていいか、わかりません。今の答弁ですと隣の家に置いてしまえばいいということもあり得ます。これは大変なものですから、お願いをしたいと思います。 ◎産業環境部副部長(清水計男) 委員のおっしゃるとおり不法投棄が懸念されています。これは一応全国的な市町村の担当はかなり心配しているところですけれども、太田市の場合については多分ないだろうというような市民を信頼したいということが実態でございますけれども、今、うちの課長が申し上げたのはポイ捨て条例のことが頭にかなりあると思います。捨てられないようにひとつ管理してくださいというお願いが一つにはあるというふうに考えます。もし不法投棄された場合については市役所に一報ください。対応をしたいというふうに考えてございます。 ◆委員(深澤直久) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。  以上で終わります。 ◆委員(半田栄) 174ページをお願いします。一番下に環境イベント委託料というのがありますけれども、この内容をお聞きします。 ◎環境政策課長(野村敏) これにつきましては今年を環境元年としまして、またISO14001のキックオフとしまして、環境にふさわしい事業として、全課を対象に環境をテーマとした事業テーマを提出していただいたわけですが、関係課で取りまとめていただきましたところ新規事業64点、それから継続事業22点、計86点出ました。この中より何点か決めていくわけですが、今のところまだ決まっていないのが現状であります。また、関係部局で行っていただく形になると思います。 ◆委員(半田栄) ということは、全庁的な形でやりたいということでよろしいのでしょうか。 ◎環境政策課長(野村敏) これにつきましては全庁的な形で考えております。 ◆委員(半田栄) まだ具体的な計画が固まっていないということのようでございますけれども、例えば全庁的な形で同じようなイベントという考え方でいくと産業フェスティバルだとか、あるいはそのすぐ上にありますけれども環境フェア、こういうのもあります。この辺との絡みはどうなりますか。 ◎環境政策課長(野村敏) この辺につきましては産業環境フェスティバルを行ったわけですが、この中に取り込めるものはある程度取り込んで、またそれとは原則的には別の考え方で、これをこの中より選出してチームなりをつくってまた別にとらえていきたいと考えております。 ◆委員(半田栄) 何かまだまとまっていないということなので、具体性がない話ですからちょっと理解しにくいのですけれども、この辺の考え方は副部長どうですか。 ◎産業環境部副部長(清水計男) この環境イベント委託料の1,000万円につきましては、今、課長の方からご答弁申し上げたとおり来年度の太田市の主要な政策として環境というものが取り上げられているということでございます。ISO14000のキックオフも4月からやりたいということの中で、各部局で環境に対応する主要な施策を事業展開していただきたいというのが主要な項目でございます。  例えば先ほど課長が申し上げましたとおり、企画部の方で全庁的な提案を募ったところ相当数の件数が出てございます。ただ、今までの所管の予算でできるものというのもあると思うのです。例えばこの間の会議の中では、総務部の方では選管の掲示板をアルミにしたらどうかというような提案も出ています。だから、これは所管の方の予算で対応できるところというのもあると思うのです。あるいは環境に対応する講演会をやったらいかがだとか、子供たちの教育をやったらいかがだとかというのが全庁から出てございます。そういうものを整理しながらよく事業展開をしていきたいというふうに考えていますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(半田栄) この名称があまりよろしくないのではないかという気がするのです。要するにイベントという感じですと、どうしても我々は一つの会場でいろいろな催し物をやるのだという意識になってしまうわけです。ですから、今ちょっとお聞きして、まだ具体的な話がないということですからわからないということなのでしょうけれども、何かイベントというよりは全庁的にいろいろな環境にかかわる事業を展開していくというような感じがするのですけれども、どうですか。 ◎産業環境部副部長(清水計男) そのとおりでございます。各部局で環境に対応する施策の事業展開をしていただきたいということが主要です。ただ、今、環境政策課長が申し上げたとおり産業環境フェスティバルを去年実施したら大変好評でございました。その中での環境部門につきましては、約15団体で35ぐらいのイベントが展開されたと思います。今回につきましては、いよいよ4月からポイ捨て条例の施行も始まります。環境基本条例も今上程中でございます。そういったものも含めて、市として積極的にやはり環境フェアの中に入っていきたいというようなこともございますので、そういったものも総体に含めて考えていきたいというふうに思っております。 ◆委員(半田栄) いずれにしてもこれからの具体的な立案ということでございますので、ぜひ環境の問題は非常に大切な問題でもありますので、その辺のところを心してお願いしたいということを要望して終わります。 ◆委員(小林耕作) それでは、先ほど同僚議員から出ました168ページ、4款1項1目健康づくり課運営費でありますが、そうしますと看護学校で准看の養成所が閉鎖されるということは、准看という制度というのはなくなるという解釈でよろしいのですか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) 一時これは国の方では廃止したい旨の話は出ておりましたが、全国医師会の方と協議とかそういったいろいろな中では今の段階ではすぐに廃止という形では出ておりません。 ◆委員(小林耕作) 市内の看護婦さんの就職の状況はどんなふうになっているのでしょうか。不足しているとか、足りているとか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) 市内という形で限定されるとちょっと調査はしておりません。 ◆委員(小林耕作) ただいまこの卒業生の76.6%の皆さんが市内に勤めてくれているという話でした。そうしますと、国家試験の合格者が76.6%ということでイコールですか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) 国家試験の合格率とは別になります。 ◆委員(小林耕作) 国家試験の合格率はどのくらいになっていますか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) 学校によって多少の差がありますけれども、平成12年度でいきますと准看を含めて4校とも100%というふうにお聞きしております。 ◆委員(小林耕作) ありがとうございました。  それから、その下の6細目の救急医療対策事業について説明をお願いします。 ◎健康づくり課長(片山邦広) 救急医療対策事業につきましては、最初に出ております救急医療対策事業補助金7,648万1,000円、これにつきましては休日・夜間等を5病院にお願いいたしまして、輪番制で市民が緊急的に入院等が必要な治療に対しまして対応するための補助金を運営費の補助金という形で出させていただいております。それから、先ほども出ておりましたけれども、救急医療情報システム運営費分担金につきましては、県が実施しておりますシステムでございまして、緊急の情報を各医療機関等に速やかに流すというシステムの分担金でございます。それから、その下の救急病院医療機器購入費補助金につきましては、今の5病院の関係で順番的にお願いいたしまして救急医療に必要な機器の購入に対しまして補助金を800万円させていただくという事業でございます。  それから、一番下の救急病院施設整備費補助金3,070万5,000円につきましては、これは本年度事業だけで単年事業という形でございまして、5病院のうちの一つの病院が病棟の新築をするということに伴いまして、救急施設そのものをその中に含めるということで国・県の補助金をいただきまして、これは3分の1ずつですが、太田市も3分の1の補助をつけまして補助をするものでございます。 ◆委員(小林耕作) 次に169ページ、4款1項4目予防接種費でありますけれども、今年は少なかったようですが、これから流行になるだろうと言われておりますインフルエンザの件ですが、老人のインフルエンザ予防接種の状況はどうなっていますか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) 予防接種の状況につきましては、ちょっと申しわけございませんが把握しておりません。 ◆委員(小林耕作) では、インフルエンザの予防接種の状況はどうなっていますか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) インフルエンザの予防接種の関係につきましては、これは今度の国会の方に提出されようかというような情報的なものは得ていますけれども、というのが今年の10月ごろから予防接種法に含めて公費負担による接種を進めていきたいという状況では一応お聞きしております。そんな状況で、まだ今の太田市の状況としましては任意の予防接種という形で本人の希望によった予防接種という形でやらせていただいていますので、その数とか方法についてはちょっと把握しておりません。 ◆委員(小林耕作) わかりました。いずれにしましても高齢者の医療費がどうしても高くなってきていて国民健康保険税の料金のアップも間々やむを得ない、こういう状況で毎年心配されているわけです。特に高齢者の皆さんにつきましては体力も弱いということもありますから、勢いインフルエンザに負けてしまう、こういうことになりますと健康を阻害することが多くなってくるというようなことですので、そういうふうに法律が変わっていくだろうというふうに思うのですが、70歳以上のインフルエンザ予防接種につきましては本市としても無料にするとか、無料にするというのは私あまり好きではないのですけれども、何とか高齢者の皆さんにここの部分で手当てをしておく、あるいはする必要があるのではないかと思うのですが、どうでしょうか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) インフルエンザの関係につきましては、今、申し上げましたとおり多分10月ごろから法改正によって公費負担という形になると、これは受ける本人からすれば無料になるという形になりますので、ただしこれは65歳以上という限定になると思います。そんな状況でございますので、今後そういった形につきましては十分研究していきたいと考えております。 ◆委員(小林耕作) 隣の県の太田原市ではもう既にそういうことをやっているというニュースもあったものですから、そういうことと平成13年の4月からインフルエンザの副作用によって障害が起きたような場合については、これについては国の方が面倒を見るという話も出ていますので、そこらのところをひとつよろしくお願いしたいと思います。 ◎健康づくり課長(片山邦広) インフルエンザの予防接種による健康被害につきましては、今現在ではこれは全国市長会という形の中で予防接種による健康被害の補償という形の保険に入っておりますので、インフルエンザの予防接種でもし万が一の状況が出た場合については、その保険においてある程度の補償的な対応が図れるという状況にはなっております。それで、10月以降の法律改正によっては今度は額がちょっと変わってきますけれども、今これは薬剤師さんの方で保険をやっております薬剤の方の保険と同額的な補償というようなものが見込まれる、そういう状況でございます。 ◆委員(小林耕作) わかりました。  続きまして、174ページ、4款1項7目環境衛生事業の合併処理浄化槽の件ですが、これも私も追いかけておりまして、追いかけているというのはやはりお金を安く仕上げるということなのです。ですから、今日的に技術も進んできれいな水が田んぼに流せるということであれば合併浄化槽を使っていく必要がある、もちろんこれは受益者負担でいくことは当たり前の話です。  それで、きのうもお話がありましたけれども、衛生事業を行っている方が市内に11社あるというふうに聞きました。この方たちがなくなってしまうということになるとまた大変ですから、そういうことも考え3面コンクリートにする必要もないし、しかもきれいな水が流れてビオトープで金をかける必要もない、ドジョウやタニシやメダカも多分出てくるであろうと、だから今の単独処理槽ですとどうしても今の状況では汚れてしまうわけです。ですから、きのうの話のぶり返しになるのですけれども、やはりモデル地区を設けて太田市としてやってみようかということを提案したいのですけれども、どうでしょうか。  ただいまの生ごみのコンポスターあるいは電気の処理機もそうなのですが、焼却炉に入れるのに生ごみがダイオキシンの悪さをする、こういう話も出ています。しかも、生ごみがほとんどの焼却に関係しているということからすれば、やはりモデル地区を設けてやってみて、本当に利益・効果があるとすれば対策を太田市としては講じていく、こういうやり方がいいのではないかというふうに思っているのですが、どうでしょうか。 ◎環境政策課長(野村敏) 一番初めの経費面についてですが、これは去年前回ありまして、その後いろいろ調べまして、一応基準というのは20ppmですが、放流する際の水質、それについてはちょっと参考に調べましたら農集排の場合は1ppmまできれいなのです。それで、合併の場合は5ppmが平均だそうです。その辺についても今後十分検討していく必要があると思います。それから、単独が非常に多いということですが、これにつきましては今度の4月から法改正がありまして、すべて合併浄化槽でなければ許可にならないということであります。  それから、きのうありましたモデル地区につきましては、ちょっと県の方へ問い合わせてみましたらいろいろ単年で20戸以上整備がまとまらないとだめというようなことで、それで計画書を出したりいろいろな手続で認定されるまでに非常に難しい面があります。これは今後また検討していかなければならないと思っております。 ◆委員(小林耕作) 4月1日以降は合併処理浄化槽でということはわかっているのです。それなので、やはり格安でということになればそういう対策を市として考えてとっていくということが、いわゆるモデル地区を設けてつくっていくということがいいのではないかということについて、部長どうですか。 ◎産業環境部長(高橋正孝) きのうもちょっと申し上げましたが、平成13年から下水道等の事業会計をつくりながらいろいろ検討をするわけですけれども、そういう中で当然議員がおっしゃるとおり私も市としても、市民としても安く自己負担がいかに少なくできるかがやはり一番重要かと思います。そういったことで、今話のあったモデル地区の設定等についても今後のそういう検討の中でひとつ研究させてもらいたいと思っていますが、お願いします。 ◆委員(小林耕作) よろしくお願いします。  次に183ページ、4款2項3目の衛生処理費でありますが、平成13年度太田市環境基本条例の制定や4月1日以降からキックオフされますISO14000等、評価をしたいというふうに思いますけれども、2002年にはし尿処理汚泥・公共下水道汚泥・団地下水道汚泥、それから農業集落排水事業の汚泥、これらについて再利用が義務づけになる、こういう国の状況でありますけれども、それに対する本市の現況はどうなっているでしょうか。 ◎衛生事業課長(石井忠雄) 衛生センターから排出されております汚泥につきましては乾燥いたしまして焼却をいたしております。これが年平均約240トン程度搬出されるわけであります。そのいわゆる焼却灰というふうに言っておりますが、これらにつきましては民間の農地、大体主に畑でありますけれども、そちらの方へ運搬し、利用していただいておる状態であります。非常に評判もよく、特に野菜類等につきましては大変好評をいただいておるところであります。  また、第一浄化センター・第二浄化センターまた4団地から排出される汚泥等につきましては、やはり乾燥汚泥といたしましてそれぞれの専門業者、それが二つあるのですが、それぞれに一応堆肥化、あとは改良材等に使われておるのが現状であります。 ◆委員(小林耕作) そうしますと2002年に再利用が義務づけされますということにつきましては、太田市は問題ないということでしょうか。 ◎衛生事業課長(石井忠雄) 本来であれば、太田市から搬出される汚泥等につきましては市内におきまして再利用するのが本当であります。それらにつきましてはいろいろ今現在検討しておるところでありますが、何せ今このような状況の中、大きな資金を投入するというような状態になってまいります。したがいまして、今現在の方法が最良かというふうに考えております。 ◆委員(小林耕作) 焼却灰につきましてもさらに溶融炉でスラグ化をして排出を少なくして、こういうことでありまして、今他県に持っていっております焼却灰等についても自分のところで出たものは自分のところで処理しよう、こういうことについてはそのとおりだと思うのです。そういう観点からしますと、どうしてもこの汚泥関係につきましてのリサイクル化、再利用というのが大事になってくるわけでして、それも2002年には国の方ではそういう義務づけをしますというようなことですから、本市としては問題ないということでよろしいわけですね。 ◎衛生事業課長(石井忠雄) 現在のところは全く問題はないものと考えております。 ◆委員(小林耕作) はい、わかりました。終わります。 ◆委員(中島貞夫) 168ページ、先ほど同僚議員から救急医療対策事業について質問がありましたけれども、その中身といいますか、ちょっと具体的にお聞きをいたしますけれども、子供さんが産まれるに当たって異常を来した場合、小さい病院から大きな病院に運ばれる。当然そうした大きな病院の負担が大きいわけですけれども、これらについてのいろいろな機器類の充実を含めてそうした補助金についてはどこを見ればいいのですか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) 今、言われましたNICUの関係でございますが、太田市といたしましては1,800万円ほどの助成は年間させていただいているのが現状でございまして、項目的に見るものといたしましては救急医療対策事業費補助金の中に含まれているものでございます。 ◆委員(中島貞夫) これは800万円のところの項目という理解でいいのですか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) 別なところで、一番上にあります救急医療対策事業費補助金の中でございます。 ◆委員(中島貞夫) わかりました。この5病院にかかる負担というのが非常に大きいのだというふうに理解をしているのですけれども、これに対しまして病院からの要望というのは出ていないのですか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) これは国庫補助事業という形の中で事業を進めさせていただいておりますが、それに太田市として1病院500万円ほどの市単独費用をプラスいたしまして助成させていただいておりますのが現状で、ただ病院等によりましては一昨年だったですか、ちょっと市単の部分を値上げしてほしいという要望は出されておりましたが、現状のところではちょっとご期待に沿えないというような状況の結論が出まして、今そのままの状況になっているのが現状でございます。 ◆委員(中島貞夫) 病院に携わる人あるいは機器類を含めて非常に負担が大きいのだというふうに私も思っていますし、すべて100%要望を聞くということでなくて、やはり中身を精査しながらぜひその体制を太田市としてもやはりバックアップするという姿勢はぜひお願いをしたいというふうに思います。  それから、もう一つ、緊急の体制について、この病院にかかわるいろいろな体制が24時間で組まれているというふうに理解をしていますけれども、これはここで聞くのがどうかというのはあるのですけれども、1日の緊急出動回数というのは把握できますか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) これは1日ではないのですが、年間的な問題の中では把握はしております。一応救急車により搬送されている年間、これは平成11年の1月から12月の関係でございます。これは5病院全部含めてでございますが、交通事故等によりますところのが時間内が299、時間外が448、それから一般の病気的なもので時間外が1,165、時間内が572、その他の患者ということになりますが、時間内が148、時間外が143、そういう状況でございます。 ◆委員(中島貞夫) この数を見ただけでも相当の数が5病院に運ばれている。それによって市民の皆さんが救急車を呼ぶと非常に安心度がある、すぐ診てくれる、こういうのは非常に大きいのだというふうに思います。一つ、すべての人ではないのですけれども、例えば外国人が救急車で運ばれたときに病院としてはその看護をしなくてはいけないという医者としての使命があるのだというふうに思いますけれども、外国人を運んだときに診療した後のお金の処理についてもらえないという話を聞くのですけれども、これは当局はどんなふうに、聞いたことはありますか。 ◎健康づくり課長(片山邦広) お話的には聞いております。対応につきましては、これはちょっと記憶が定かでないのですが、これは群馬県でそれに対します補償的な問題というのですか、そういったものはある程度出しているという話は聞いております。 ◆委員(中島貞夫) 具体的な話で先日あったという話を聞いているのですけれども、お金もない、保険証もない、働いてもいないという実態の話を聞くのですけれども、ここで論議して結論が出るわけではないのですけれども、非常に大きな病院ほどこういうことが起きているというふうに思っていますので、ぜひやはりお互いにそうした部分は真剣に考えてやらないと、すべてはここでは解決できませんけれども、そうした苦労も5病院が抱えている、あるいはほかの小さな病院も抱えているということだけご認識をしていただきたいというふうに思います。 ◎健康づくり課長(片山邦広) その関係につきましては一応太田市の医師会等と協議しながら何らかの対策ができればというような形で考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(中島貞夫) 終わります。 ○委員長(白石さと子) 他の委員でご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり)      ◎ 休     憩
                                         午前10時22分休憩 ○委員長(白石さと子) この際暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午前10時40分再開 ○委員長(白石さと子) 休憩前に引き続き会議を開きます。  オブザーバーご質疑ありませんか。 ◎オブザーバー(荒井昭男) 182ページ、みどりのリサイクル推進事業、これをご説明願います。 ◎環境政策課長(野村敏) これにつきましては剪定枝等の処理委託料1,500万円になるわけですが、これにつきましては当初木酢液、プラントの移設利用の予定でありましたが、現在剪定枝、全体の対応について検討を進めてきたわけであります。これにつきましては関係課による検討委員会というのをつくりまして、12月19日より視察または会議等8回にわたって重ねてきたわけであります。その結果、報告書を作成して市長の方へ提出したわけであります。それにつきまして、ゴルフ場などにつきましてはこの間の本会議でもありましたが、木酢液を購入して行うということで、市民が持ってきたものにつきましてはチップにして持ち帰っていただいて家庭内の木の根元また花壇等に利用していただく、そんな考えでおります。また、これにつきましてどこでやるか、場所等につきましては今後また検討していきたい、そのように考えております。 ◎オブザーバー(荒井昭男) そうしますと、一般家庭のはわかるのですが、例えば業者等の持ち込み等はどのように考えているのか、お聞きします。 ◎環境政策課長(野村敏) これにつきましてはやはりストック場所、大量に持ち込まれるのでストック場所が必要だと思います。それにつきましてはどこの場所でやるか、やはり場所等これから十分検討していかなければならないと思っております。 ◎オブザーバー(荒井昭男) それに対してチップにしてお返しするということですけれども、場所についても市長は自分のところで出たごみは自分のところで処理する、そんなことをいつもおっしゃっているので太田市内に最終処分地というのですか、決めるかと思うのですが、いずれにいたしましても大変いいことということで、ぜひ強力に進めていっていただきたい、そんなふうに思うわけであります。  次にいきます。184ページ、ごみ収集委託料というのがあるのですが、ごみ収集について今、太田市全体の流れをお聞かせ願えればと思います。 ◎清掃事業課長(上原隆志) ごみ収集につきまして、太田市全体の委託の現状でございますが、ごみ収集につきまして可燃ごみ、これにつきましては委託がほぼ半分、直営がほぼ半分というような状況でございます。それから、不燃ごみ、これにつきましては100%委託、それと資源ごみ、これにつきましても100%の委託ということでございます。 ◎オブザーバー(荒井昭男) 前にもちょっとお話ししたのですが、隣接の町からのごみの持ち込みがまだ大分見受けられるのですが、その辺について対処等はどのようにやっておりますか。 ◎清掃事業課長(上原隆志) これは他地区からのごみの持ち込みというようなことでございますけれども、基本的には不法投棄あるいは違法投棄というようなことになるのだろうと思いますが、環境政策の方でごみの減量指導員あるいは衛生委員の方たちがいらっしゃいます。そういう方と連携をしてそれぞれの地区で対応をしていただくのが一番なのではないかというふうに私どもは考えておりますが、具体的な行動といたしましては環境政策の方でしていただくというような形になろうと思います。 ◎環境政策課長(野村敏) その場合に、他市町村のごみの場合には近所の方また衛生委員、減量指導員等からこちらへ連絡が入った場合には即行って証拠、だれが出しているか、そこら辺の証拠などを調べて、他の市町村の場合にはそこへうちの方から連絡して対応または周知するようにお願いしております。 ◎オブザーバー(荒井昭男) その際、衛生委員がいるところには置いていかない、なるべくいないところで目立たないようなところを選んで捨てていくというのを大分聞いているのですが、その辺についていかがでしょうか。 ◎環境政策課長(野村敏) いないところでもやはり一般市民でもこちらに通報があった場合には、やはり夜出しなんかが多い場合に、この間も夜中に現場に行って証拠を押さえようということで行ったのがちょうど空振りで終わってしまったのが現状だったのですけれども、やはり何しろその現場を押さえるのが一番なので、これからも十分対応していきたいと思っております。 ◎オブザーバー(荒井昭男) わかりました。ごみの収集については、ある自治体で個別収集を始めたところごみの量が少なくなって非常に町自体もきれいになったという報道が過去にされていたのですが、太田市としては今後どのように考えているのか、お聞きします。 ◎清掃事業課長(上原隆志) 個別収集によって町がきれいになる、あるいはごみの量が減るというようなことは他市町村において幾つか例があるようでございます。私どももそれを検討していかなければならないということで考えております。 ◎オブザーバー(荒井昭男) ぜひ早急にそういう計画を立て、そして個別収集の試算等もしていただきながら、多少人数が増えたりするかもしれないのですけれども、それはそれとして雇用の場にもなるのではないか、そんなことでありますので、早急に試算等していただければと思います。  それから、ごみの減量化ということで昨年買い物袋を全戸配布したと思うのです。それについて、その成果をお聞きしたいのです。 ◎環境政策課長(野村敏) 買い物袋につきましてはいろいろ周知しながらやってきたわけですが、それにつきましてはやはり利用が少ないというような意見もあります。実際、今度スタンプ割引等、今まで取りまとめて早いうちに出そうと思ったのがなかなか取りまとめが遅くなってしまったわけですが、今度3月15日号で太田市内全体でスタンプ割引しているところをまとめて広報で出すような手配になっておりますので、それが出れば幾らか買い物袋の利用も今度は増えていくのではないかと考えております。 ◎オブザーバー(荒井昭男) いずれにしても今後もごみの減量化に向けてその利用を市民に知らせる、それから、各お店に対しては協力していただけるよう役所から出向いていって勧誘というのですか、ぜひともそういう施策をとっていただければと思うのですが、これは環境担当副部長の所見をお聞きしたいと思います。 ◎産業環境部副部長(清水計男) エコバックについては当初いろいろなご指摘もございました。ここ数日見てみますと、かなりの方が持ってきているように私は受け止めています。今、課長が申し上げたとおり3月15日号にエコバック持参の方については一定の割引をするという広報一面を使った宣伝もしてみたいというふうに考えてございます。今後ともエコバックの推進については強力にいろいろな情報手段を使いまして市民啓蒙を図っていきたいというふうに考えていますので、よろしくお願いいたします。 ◎オブザーバー(荒井昭男) わかりました。終わります。 ◎オブザーバー(高橋美博) 182ページをお願いいたします。4款2項1目、一番上なのですけれども、生活雑排水の運搬業務の委託料、この件についてお願いいたします。 ◎衛生事業課長(石井忠雄) それでは、生活雑排水収集運搬業務委託料でありますが、本事業につきましては公共用水域の水質保全の観点から、生活雑排水に対しまして昭和52年に生活雑排水槽を設置して処理をするようにということが厚生省の方から指導されております。しかしながら、本市におきましては当時はそのようなものを処理する施設がありませんでしたけれども、平成7年度につくられました新施設120キロ施設に生活雑排水汚泥を処理する施設が完成したということから、平成8年度から各家庭にありますいわゆる洗面・台所、そういうところから排出されます雑排水の汚泥につきましての収集運搬を開始したのですが、それ以来6カ年の実績を積んで今日に至っております。  今現在、先月の申し込み件数が3,000戸の上でありまして、前年度と比較しまして約8%の増というふうになっております。これは下水道の整備に伴いましてし尿処理業者の業務が減るということから、それに伴いますところの一般廃棄物処理業の合理化に関する特別措置法というものがありまして、太田市衛生組合11社にこの仕事を委託しております。これは太田市が直接業務を行うということから、本来であれば本人が行うことをやってあげるということで非常に好評をちょうだいしております。 ◎オブザーバー(高橋美博) 900万円ということでございますけれども、これを12カ月で割りますと75万円ぐらいにつきます。これでこの先5万3,000世帯、むろん下水道が入っているところもありますけれども、入っていないところを対象にもう少し何かの方法で太田市民の皆さんにこういう事業があるのですということを知らしめる方法は、今現在どんな方法でやっていますか。 ◎衛生事業課長(石井忠雄) これはいわゆるし尿のくみ取り、それと単独浄化槽を有する家庭に対してこういうようなものがあるわけでございます。したがいまして、今後は合併浄化槽の普及がなされてまいります。今現在が一番ピークであろうかというふうに考えております。また、このPR等につきましては11業者が各家庭を回っております関係から、そのような業者を通じてそれなりの周知を徹底しておるところであります。 ◎オブザーバー(高橋美博) わかりました。  次にいきます。同じページの真ん中あたりで保健衛生委員会運営委託料、この内容についてお願いいたします。 ◎環境政策課長(野村敏) 保健衛生委員会運営委託料1,762万5,000円について、説明させていただきます。保健衛生委員長の事務委託料としまして、これは世帯割が817万5,000円、均等割900万円であります。これは太田市長と保健衛生委員会の会長で委託契約しまして、会長より委員長宛へ振り込んでおるわけであります。そのほかに地区運営費としまして45万円とっておりますが、これにつきましては委員長1人当たり2,000円ですから、2,000円掛ける126人で25万2,000円であります。残りの19万8,000円につきましては、事務局で会議等のときの消耗品等に現在使ってあるのが現状であります。これにつきましては地区運営費につきましては会長より地区の会計課の方へ振り込んでおるのが現状です。 ◎オブザーバー(高橋美博) 地区の会計の方へと今言ったようですけれども、衛生委員長の個人の家とは違うのですね。 ◎環境政策課長(野村敏) この事務委託のものにつきましては衛生委員長宛の方へ振り込んでおりますが、こちらの地区運営費の方につきましては地区の会計の方へ振り込んでおります。 ◎オブザーバー(高橋美博) 私の家も隣組長兼衛生委員をこの1年間やらせてもらったのですけれども、ほとんど何もなかったように思うのですけれども、仕事内容はどんなふうになっていますか。 ◎環境政策課長(野村敏) これにつきましてはいろいろあるのですが、クリーン作戦の行政区内指導、それから狂犬病の予防接種会場等の設営関係、ごみステーションの新設移動あるいは廃止等に伴います申請、あと正しい家庭ごみの出し方の配布以来、あとコンポスターのあっせん等、そのほか健康管理課の方の胸部エックス線とか前立腺がん検診、食中毒等に関係する啓発パンフレット・チラシ等の配布等、さまざまあります。 ◎オブザーバー(高橋美博) 大分この委託料の件については問題が出ているように私自身把握しておるのですけれども、できましたら76ページに区制事務経費というのがあるのですけれども、この中に報償費とそれから区制事務委託料というのに分けてあるのですけれども、そんな方向へはもっていけないのかと思うのですけれども、この先の見通し等についてお願いいたします。 ◎環境政策課長(野村敏) 現在ではこの保健衛生委員会の関係は太田市保健衛生委員長設置規則第5条で保健衛生委員長に事務委託費を交付するとうたわれているわけですが、その取り扱いにつきましては地区によって多少の違いがあると思います。今度委員長の手当て分を報償費として明確化した方がよいかどうか、地区長会議等に案を提出して十分協議していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◎オブザーバー(高橋美博) もう一つ、186ページ、4款2項4目のごみ処理施設整備事業について、本年度は7億620万円で昨年度は8億2,000万円ついております。まず、最初に昨年度の8億2,000万円についてちょっとお願いいたします。 ◎清掃事業課長(上原隆志) 昨年度の事業ですけれども、8億円ということでございますが、当初計画で総事業費が20億円程度というようなことで、平成12年度につきましては8億円程度の予算でというような形でやってきたわけでございますが、実際に本年度は総事業費が20億6,141万2,500円という中で、平成12年度につきましては13億5,519万4,000円というような形で事業を進めてございます。それから、平成13年度が残りの7億621万9,000円ということでございます。 ◎オブザーバー(高橋美博) この20億円という数字は私の知っている範囲ではこれはダイオキシン対策ということかと思うのですけれども、このダイオキシンの件につきまして3年前から大分規制が厳しくなったということでこのような事業が始まったのだろうと思いますけれども、今現在はどのくらいのダイオキシン濃度か、そしてまたでき上がって、今現在20億円なりをかけてこの後の見通しの濃度をちょっとお願いできますか。 ◎清掃事業課長(上原隆志) 現在のダイオキシンの現状でございますけれども、私どもの清掃センターから出ている煙突から出ておりますダイオキシンでございますが、平成12年の測定では4号炉の1号基、これが3.0ナノグラム、それから4号炉の2号基、これが1.3ナノグラム、それと3号炉は0.39ナノグラムというような形になってございます。3号炉につきましては、現時点でも平成14年12月の規制に引っかからないというような状況で特にダイオキシン対策は講じないわけですけれども、4号炉の1号基・2号基につきましては、これが平成14年の12月になりますと1ナノグラムというような基準の中に入れなければならないというようなことで今作業を進めておるわけですが、これが全部完成した暁には私どもとしては、基準は1ナノグラムですけれども、性能としては0.1ナノグラムぐらいを目標に考えております。 ◎オブザーバー(高橋美博) どうもありがとうございました。 ◎オブザーバー(岡島喜男) ページが182ページ、4款2項ごみ減量資源化事業、その中のごみ資源化及び減量化業務委託料について説明をお願いいたします。 ◎環境政策課長(野村敏) これにつきましてはペットボトルの処理業務委託料、これが660万円です。これは54拠点で公共施設19、それから店舗35ですが、これについて排出されたペットボトルを毎週2回、月曜と木曜、4トン車1台で収集を業者に委託しましてリサイクル協会の指定する再資源化業者に引き渡しているものであります。 ◎オブザーバー(岡島喜男) これは始めて何年ぐらいになりますか。 ◎環境政策課長(野村敏) 10年になります。 ◎オブザーバー(岡島喜男) そんなにならないのではないですか。公民館で集めるようになったのはごく最近だと思うのですが。 ◎環境政策課長(野村敏) すみません。回収の開始日が平成10年12月1日であります。 ◎オブザーバー(岡島喜男) それで、この集めたものについては当然その業者が持っていくのでしょうけれども、これは再利用されているのでしょうか。 ◎環境政策課長(野村敏) これは再利用されております。これにつきましてはいろいろ公民館とか児童館等公共施設・コンビニ・ドラッグストア・酒店、そういうようなところで出したものをそれぞれ再利用としてリサイクルされております。 ◎オブザーバー(岡島喜男) いろいろな報道でもうペットボトルもパンク状態だということでテレビ放映されていたことがあるのですが、660万円の大金をかけてやっていらっしゃるのですが、この54拠点の各公民館等、これは非常に容積率が大きいものだから大変かと思うのですが、相当大きな入れ物で集めていらっしゃるのでしょうか。 ◎環境政策課長(野村敏) これは集めるときにはゆすいで、それをつぶして回収容器に入れるような形で取り扱っております。 ◎オブザーバー(岡島喜男) 集めるのに相当容積がかさばるから苦労するのではないかというような質問なのですが。 ◎環境政策課長(野村敏) かなりこれは大きいもので、回収に十分間に合うようなものになっております。 ◎オブザーバー(岡島喜男) では、この件については結構です。  次に、先ほど鈴木委員の方から生ごみ処理槽等の設置助成金、これは細かく説明があったのですが、今年度予算ではコンポスターが248基、電気式とEM菌のボカシ容器についてはちょっと聞き取れなかったのですが、再度説明いただけますか。 ◎環境政策課長(野村敏) EMボカシにつきましては、これは22基です。それで、電気式につきましては180基です。 ◎オブザーバー(岡島喜男) 去年だったでしょうか、資源循環型社会形成推進法案という法律ができて、関連6法ができてリサイクルというものに物すごく力を入れていくことになったわけですけれども、太田市としてもいち早くもうこの生ごみに対しても集めて有効に利用している、コンポスターにしても先ほどの説明では昭和62年から始められて1万2,099基ですか、それから電気式については平成8年から始められて257基、EM菌のボカシ容器については460基と先進的な取り組みをしているということで大いに評価をしたい、こう思います。  ところで、これはそれぞれわかればいいのですけれども、例えばコンポスターを1万2,099基、これが利用されているとすると生ごみの減量化がどれくらい進んだのか、金銭的にそういう試算をされたことはありますでしょうか。 ◎環境政策課長(野村敏) これにつきまして参考に行ったわけであります。これは灰原料とか1トン当たりの単価とか、そういうような運搬費等を計算しまして1年間でどのくらい削減、これを直に清掃センターに持っていった場合とこれを使った場合と全体的なもので担当の方で計算してもらったのですが、1,495万8,260円削減されているというようなことであります。 ◎オブザーバー(岡島喜男) これは要するにその平成12年度ですか。 ◎環境政策課長(野村敏) まだ平成12年度は出ていません。平成11年度のを参考に行いました。 ◎オブザーバー(岡島喜男) そうしますとコンポスターだとか電気式だとか、全部まとめてという意味でよろしいのでしょうか。 ◎環境政策課長(野村敏) 全部まとめてです。 ◎オブザーバー(岡島喜男) よく理解できました。こんなものでは済まないのではないかと思うのだけれども、集める手間から燃やす燃料代、そういうことから試算するとはるかにこれ以上のものにいっているのではないかと思うのですが、またそのうちにそちらの方へ行ってお聞きします。  それから、次に、例えば今回こういうふうに予算化をされて市民要望が大変多い、コンポスターにしても電気式にしてもEM菌にしても予算以上のものが注文があった、そういうときはどうされるのですか。 ◎環境政策課長(野村敏) これもやはり補正等で要望をしている状況であります。 ◎オブザーバー(岡島喜男) 当局に対して要望していくということの理解でいいのですか。 ◎環境政策課長(野村敏) そのとおりであります。 ◎オブザーバー(岡島喜男) それから、食品リサイクル法がやはり今年の4月から実施されます。そういうことで群馬県の方から何か指導が来ていますでしょうか。 ◎環境政策課長(野村敏) 食品の方につきましては特にこちらには来ておりません。 ◎オブザーバー(岡島喜男) 太田市内にもコンビニだとか外食産業だとかスーパーだとか、たくさんの店があるわけです。そういう中で、そういうところの生ごみをやはり資源化できればいいかと思うのですが、こういうものを集約されようとする考え方はあるのかどうか、その辺ちょっとお伺いしたいのです。 ◎環境政策課長(野村敏) ちょっとその辺不勉強なもので、食品衛生の方もその辺もよく勉強して検討してみたいと思います。 ◎オブザーバー(岡島喜男) 市内の小・中学校では何年か前からこの生ごみ処理機なんかを導入して試験的に運用している、新年度についてもまた2校新たにその生ごみ処理機を入れるということも耳にしております。そういうことで、やはりこれだけ環境問題が騒がれている、自治体として何ができるかということ、何もかも全部自治体でというわけにもいかないでしょうけれども、本当はそういう外食産業の業者・コンビニの業者等、そういう人たちがちゃんと結束してやってくれればいいのですけれども、やはりそういうものにも目を光らせて国の法律に照らしながら指導はしていかなくてはいけないのかと思うのです。  そういう中でごみ問題についてはいいとして、その上の消耗品費60万円、あと印刷製本費40万円と出ておりますけれども、消耗品費の中には紙だとかこういうものについては、そういう環境に配慮したものを買っていらっしゃるのでしょうか。 ◎環境政策課長(野村敏) この消耗品費の60万円といいますのは廃棄物の減量指導員のゴム手袋、それから衛生委員のやはりゴム手袋とかごみ袋、あと廃棄物の減量指導員研修会用の封筒とか保健衛生委員長の記章とか表札、そのような関係であります。 ◎オブザーバー(岡島喜男) 環境に関係ないものも相当入っているのでしょうけれども、環境に関係のあるものとして地球環境に負荷をかけないという意味で再生紙の使用だとかいろいろなものがあると思うのです。  そういう意味からも本年やはり4月1日からグリーン購入法というのが導入されます。そういうことで、国の方は物すごい厳しい法律をつくりまして、国の各機関に対してはきちんともう調達方針を作成しろ、それから調達実績を取りまとめて報告をしろ、そしてそれを公表しろ、それから全部環境大臣に報告をする、そして環境大臣はそれを見たら何々機関はこれについてこういうふうに調達方法を変えなさいとか、こういうふうに国の機関としてはきつい法律で各機関に指導しようとしているわけです。地方公共団体については努力義務、こうなっているわけです。そういうところでこのグリーン購入の方法をいかに進めていくのかというのも太田市の課題でもあるかと思うのです。  そういうことで、今までいろいろな形で紙の再生紙の利用だとかいろいろやってこられたと思うのですが、やってこられた実績みたいなものがありましたら、これは総務部になるのでしょうが、ひとつ全庁的な観点から教えていただければと思うのです。 ◎総務部参事(阿久戸征三) 通称のグリーン購入法、4月から施行という形の中で、私どもはそれに従い努力をするという義務づけがされているということは承知しておりますが、現在まで実施しております事柄の中では、私ども全庁の中で使われる消耗品類約200品目ほどの単価契約を締結している窓口でございます。その中ではコピー用紙、例えばコピー用紙では75%再生紙を使用するように指定しております。それから、コピー機に使いますトナー、これも再生品であるトナーを使うように計上してございます。その他、各職場単位で努力もなさっておられると思います。100%古紙の再生紙を使っている職場も記憶してございます。もろもろその他省エネルギーの、例えばコピー機であれば省エネルギー型のものを選ぶとか、ほかの機器についてもそういった配慮をしながら新年度、平成13年度に向けていろいろな準備を進めてまいり、この法の趣旨に沿った形で実効があるものをつくり上げていきたいというふうに存じます。 ◎オブザーバー(岡島喜男) 最後になりますけれども、一応いろいろそういうエコ商品というか、そういうものをきちんと精査して、各部署に対してこういうものを購入するようにという調達品目一覧表みたいなものをつくってぜひ進めていただきたい。車に関しても富士重工の車が一番いいのでしょうけれども、ハイブリッドカーだとか低公害車、そういうものも購入するときにはやはり考えてひとつ、これほど環境問題が騒がれて、そしてまた太田市がこれほど環境問題に力を入れたときというのは過去になかったですね。そういう意味でひとつ全庁的にこの調達品目一覧表みたいなものをつくって推進していただきたいと思うのですが、いかがなものでしょうか。 ◎総務部参事(阿久戸征三) おっしゃっておりますようなグリーンコンシューマーのまとまった冊子等も、冊子というよりもっと大がかりな本があるようでございます。そういったものの中から抜粋したものを作成するなどして、お話にありますようなことに十分対応できる、そういったものにしていきたいと思います。 ◎オブザーバー(岡島喜男) はい、終わります。 ○委員長(白石さと子) 他のオブザーバーでご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ◎清掃事業課長(上原隆志) 1点だけよろしいでしょうか。先ほど私は排ガス中のダイオキシン濃度、3号炉の部分ですけれども、0.39ナノグラムというようなお話をしたかと思いますが、申しわけございませんでした。これは間違いでして、0.19ナノグラムが正しい数字でございます。訂正をお願いしたいと思います。 ○委員長(白石さと子) 以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                      午前11時19分休憩 ○委員長(白石さと子) 執行者入れ替えのため暫時休憩いたします。      ◎ 再     開
                                         午前11時21分再開 ○委員長(白石さと子) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 5款労働費〜7款商工費・競輪特別会計に対する質疑 ○委員長(白石さと子) 次に、5款労働費、6款農林水産業費及び7款商工費並びに競輪特別会計について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(市川隆康) 196ページ、6款農林水産業費1項2目農業総務費、太田市農業祭負担金についてお尋ねします。農業祭の目的と成果についてお願いいたします。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) 農業祭でございますけれども、まず目的でございますが、市内の農業の理解を一般市民の方に深めていただくということが1点、さらには地元農産物のPRということが大きなテーマになってございます。  それから、成果ですけれども、特に昨年度につきましては産業環境フェスティバル・消費生活展と合同開催ということでございまして、従来より大変多くの市民の皆様、それから参加いただいた他産業の方が当日来場いただきまして、従来より大変成果が上がったというふうに解釈しております。 ◆委員(市川隆康) 私も専業農家でありますので、この農業祭の目的は十分理解しております。また、期待もしておりますが、聞くところによりますと試食品といいますか、農産物の割引の量が前年度よりも全体的な予算が20万円少なくなってしまったために量に限りがあって、もう少し補助してもらいたいというのを聞きましたけれども、この点についてお尋ねいたします。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) 昨年度につきましては、先ほど申し上げたとおり若干開催方法を変えさせていただきました。ついでに中身というのでしょうか、それも検討していただきまして、従来の市の方である程度補填をして農業者に協力をいただくという、その方法を見直しました。と申し上げますのは、ご案内のとおり大変今農産物は厳しい状況下にありますので、農家自体にもその厳しさをある面知っていただくということも必要かと思いまして、従来多少の補助はしていたのですけれども、前回から参加者自己努力ということで私どもの補助を打ち切りまして、参加していただく方の自助努力ということで即売をしていただいたという経過がございます。 ◆委員(市川隆康) 認識してもらいたいと言われなくても専業農家としてはもう十分厳しい状況は認識しております。何とか今後も拡大の方向でご努力願いたいと要望しておきます。その点についてどう思いますか。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) 農業祭につきましても昨年度実施した合同開催というのは私は非常に意義深いものがあるかというふうに考えてございますので、今後のまたやり方につきましては実行委員会等もございますので、そちらに提案をしていってご協議をしていただこうというふうに考えてございます。できる限り盛り上げていきたいという考えを持っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(市川隆康) よろしくお願いいたします。  次に、204ページ、森林病害虫等防除事業について、この事業説明をお願いいたします。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) 事業ですけれども、これは松くい虫防除にかかる事業でございます。主なものを申し上げますと防除のための薬剤散布、それから被害木の伐倒処理という形での予算計上になってございます。 ◆委員(市川隆康) 被害状況はどうなっておりますか。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) 平成12年度の被害状況でございますが、松くい虫による被害状況は3,943本でございました。前年対比を申し上げますとマイナス66本という結果でございます。 ◆委員(市川隆康) 読売新聞で1月16日に「立ち枯れの進む前橋敷島公園の松の再生」ということでいい記事が載っていたのですけれども、私も諸般の都合で参加できなかったのですけれども、これを見ますと約40万円のカンパで約3トンの粉の炭が用意できて350本に散布したと書かれております。平成13年度の予算書の中にはこれが入っていないのですけれども、このことについて太田市では取り組んでいただけるでしょうか、お尋ねいたします。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) その記事につきましては私も新聞で見させていただいております。内容をちょっと研究してみますと、松くい虫そのものの防除に効果がどうかという疑念を私は抱きました。よく読んでみますと、木の勢いといいますか、樹勢といいますか、そちらを盛り返すというか、回復するには大変効果があるのではないかという認識はしてございますけれども、私どもで担当しております松くい虫自体の防除ですとか、その関係については若干疑問を持っているところがございまして、今後前橋等の成果をまた確かめながら関係課と協議をしていきたいというふうには考えてはおりますけれども、よろしくお願いいたします。 ◆委員(市川隆康) わかりました。よろしくお願いいたします。  それについてですけれども、金山の全体が公園になっております。これは市民の誇れるものだと思いますけれども、この管理については林業振興費ということになっております。8款土木費4項都市計画費でも賄われていると思いますけれども、実際管理をしているのは5目公園管理費ということになって、機構替えをしていただけたらと思うわけであります。といいますのは、昨年松の木オーナーで下草刈りに行ってみますと、既にもう作業が業者の間でされており、私たちはボランティアとして松の木オーナーで行ってみたら草がなかった、正直言ってこれはがっかりしてしまった問題であります。もちろん市有林の下草刈り作業委託料には金を払っていると思うのですけれども、ボランティアの人の心境を思うと、これは所管を一本化した方がいいのではないかと思うわけであります。これについてどなたかコメントをお願いします。 ◎都市づくり部長(松島健三) ご答弁したいと思います。  林業振興費の件ですけれども、予算科目というのは目的別に計上しておりますので、事業の性質を勘案いたしまして検討させていただきたいと思います。  それと、下草刈りの関係につきましては、関係部署との連絡を密にして調整をさせていただくということでよろしくお願いします。 ◆委員(市川隆康) よろしくお願いいたします。  次に、208ページ、7款商工費1項2目商業振興費、商店街イルミネーション事業補助金についてでありますけれども、これは前年度よりも少ないようですが、大丈夫でしょうか、お伺いいたします。 ◎産業環境部参事(高橋猛) 昨年度よりも事業費が少し少ないというご質問なのですけれども、私どもではおおむね事業費をそれぞれ申請してもらいまして、4分の1程度の助成を予算の中で支援をさせてもらっているのが現状でございます。ということで、今年度額が少なくなっているのは商店街側からの、4商店街があるわけでございますけれども、そちらから上がってくる事業費規模が縮小されている現状でございます。 ◆委員(市川隆康) それでは、太田市役所のイルミネーションは大変昨年好評のようでしたが、どのくらいかかったでしょうか。また、受付に募金という字が見えたので私も少しだけ参加させてもらったのですけれども、どのくらいあったか、わかるでしょうか。 ◎総務部参事(阿久戸征三) 昨年暮れから1月の中旬まで庁舎内樹木にイルミネーションをつけましたけれども、これの設置につきましてはすべてボランティアグループの寄附でできたものでございます。経費につきましては相当額かかっておるだろうと思いますが、詳しくは伺っておりません。それから、補足になりますが、電気料といたしましてその該当期間中の電気料を私どもで求められて算定いたしました1万2,000円ばかりですけれども、指定寄附として寄附をいただいております。そのような状況でございます。  それから、庁舎インフォメーションでボックスを置きまして寄付を募りました。これも中身につきましては私どもが寄附をお願いしたのでなくて、そのボランティアグループからボックスを置かせてほしいという要望を受け入れて対処いたしました都合で、中身についても確認はできておりません。 ◆委員(市川隆康) わかりました。  次に、210ページ、7款商工費1項3目工業振興費、4細目にニット産業活路対策事業補助金とあります。この事業の目的と成果をお尋ねいたします。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 太田市の代表的な地場産業でございますニット産業等について、その振興を図るためにその補助金を出しているわけでございます。このニット工業協同組合が今非常に厳しい状況でございますけれども、東京の方で新製品等を開発して展示会等を行う、そうした中において新しい進路開拓あるいは新商品の開発等を行ってきております。特に東京で開催したときには来場者にすべてアンケートをとりました。そして、太田市を知っていますか、あるいはこのメリヤスはどうですかとか、そういったアンケートをとっております。そういった中で、やはりメリヤス太田という名前を少しでもPRしたい、あるいはよい製品等、これをぜひ使っていきたいということでそういう取り扱い業者から引き合いがある、そういうふうに聞いております。 ◆委員(市川隆康) 関係議員もおるかと思いますが、このニット産業は太田市の基幹産業でありますので、今後ともよろしくお願いいたします。  次に、214ページ、観光施設整備工事費でありますけれども、この事業の概要をお聞かせください。 ◎産業環境部参事(高橋猛) ご説明申し上げます。八瀬川の関係の観光施設整備工事費900万円の内訳でございます。これにつきましては800万円が現在八瀬川を県の方で河川改修をしていただいて、それに伴いまして市の方では道路河川課の方が両方の道路のインターロッキングの舗装を行ってもらっています。私どもの方では800万円の県の2分の1補助事業を使いまして街路灯、古くなった街路灯があると思いますけれども、これを順次毎年8灯ほど改修、新しくしているものでございます。それから、もう一つ、100万円ほどにつきましては観光の案内板等の設置をしていきたいという事業でございます。 ◆委員(市川隆康) 最初の総務部長の説明の中にもありましたように御城道の看板を平成13年度予定しているということを聞いたのですけれども、この点はどうなのですか。 ◎産業環境部参事(高橋猛) 私の方で説明不足かと思いますけれども、また100万円の方について説明をしていきたいと思います。案内板ということで、本来ですと県の補助事業の中でも例えば前橋館林線を太田市に入ってきますと道路標識、金山城址の方へあと何キロとかという、こういう大きい案内板がございます。これについては八瀬川の街路灯と同じように2分の1の補助事業で事業費があるわけですけれども、今回の平成13年度の100万円の案内板等につきましては市単で計画をしてございます。  ただ、これから実行するものでございますので、折に触れて県の方との補助対象にのせていきたいという考えもございますので、特にこれにつきましては今委員の方から御城道というお話が出ておりますけれども、これもあわせて私どもの方では太田の中心商店街から市内の周遊、回遊できる観光ルート、現在では11キロほどで七福神めぐりを行っているのですけれども、これをミニコースではないのですけれども、5キロ程度のコースで金山の南面を今太田市の方で高山神社、それから東山公園内の整備をやっているわけですけれども、これらを結んだミニ観光ルートの整備に少しお手伝いできるような案内板を設置していきたい、そういう考えで予算を盛ってあるものでございます。 ◆委員(市川隆康) その設置計画には「御城道と歩む会」等の会がありますけれども、その会と市民との対話は進めていただけるのでしょうか、お尋ねいたします。 ◎産業環境部参事(高橋猛) 設置につきましては私どもの方ではミニコース5キロの中に旧太田ということで地元の区長または当然商店街の皆さんにも協力をしてもらう、関係者、今お話が出ている研究会の方にもご意見を伺いながらよりいい親しみやすい案内板を設置していきたい、そういう考えでございます。よろしくお願いします。 ◆委員(市川隆康) 正田教育長におかれましては平成12年10月6日に「御城道と歩む会」という中で移りゆく御城道と題してご講演をしていただいております。教育長に一言意気込みをお聞きしたいのですけれども、お願いいたします。 ◎教育長(正田喜久) 頼まれて講演したわけでありまして、これは今お話があったように「御城道と歩む会」が中心となってまちおこしの一環、文化の薫り高いまちの一環としてまずあの道が金山城へ上がっていく道がいつできて、そしてそのことがどういうふうに変わっていき、そして現在ある明治・大正・昭和の建物が何が残っているか、これを今調べているわけであります。そして、勉強をしてさらに保存できるものは保存をし、そしてそれを生かしてまちづくりをおこそう、こういうことでありますので、私の知っている知識、お手伝いできることは一生懸命させていただきたい、こんなふうに思っています。 ◆委員(市川隆康) よろしくお願いいたします。  その214ページの下に観光振興団体等支援事業というのがあります。これについてお尋ねしたいのですけれども、観光客誘致対策事業費は平成11年度・12年度から比較しますと74万4,000円少なくなっておりますけれども、都市型観光に活路を開こうとするのに支障はないでしょうか、お尋ねいたします。 ◎産業環境部参事(高橋猛) 委員の方から指摘をされて前年度よりも80万円ほど予算が少なくなっているのではないかということなのですけれども、ご承知のようにこの事業につきましては、南の方から407号線へ入りますと観光誘客ということで、先ほど私勘違いしまして答弁したのですけれども、太田市と尾島町の中にゴルフ場がございまして、県営企業局、それから民営とゴルフ場があるわけですけれども、これらの誘客用の看板・案内板等の委託事業でございまして、これらに事業をお願いするものでございます。事業費が少なくなっているということは土地の賃借代等ございまして、賃借契約等で土地の対価も少し下がってきておりますので、そういうものも含めながら委託料を下げてお願いしているものでございます。 ◆委員(市川隆康) わかりました。本題に入りたいと思います。太田市八木節連合会事業の補助金でありますけれども、私も会員として活動に参加しておりますが、今月の9日から3日間、群馬県を代表してハワイで開かれました第7回ホノルルフェスティバルに太田市八木節連合会が群馬県を代表して参加しております。このような活動に対して補助金は平成11年度は45万円、平成12年度は40万円、平成13年度は30万円と盛られております。このような状況を見て、太田市の今後の取り組みを聞きたいと思います。よろしくお願いします。 ◎産業環境部参事(高橋猛) 年々何か商業観光、特に観光関係は予算が少なくなっているようなお話なのですけれども、私どもの方では枠の中で予算組みを執行していただいていますので、特に今ご指摘がございました八木節連合会をはじめ伝統文化伝承関係の団体等につきましては、私どもの方と教育委員会等生涯学習とか、そういう絡みも一つございます。  それと、先ほどの関連もございますけれども、事業に合わせて応分な支援をしていきたいということで、裏を返せば新たに新しいそういうものが起きたときには、また別な角度を事業を支援していきたいということでございます。ということで、八木節につきましては関八州の八木節大会等についても別枠で支援をさせてもらっております。よろしくお願いします。 ◆委員(市川隆康) 関八州は去年度から復活させていただいておりましてありがとうございます。この第7回ホノルルフェスティバルに、たとえ県事業であったとしても太田市としては何かバックアップしていただいたのでしょうか、お尋ねいたします。 ◎産業環境部参事(高橋猛) ちょうどこの時期に私どもは東武の新越谷駅で観光キャンペーンをやっておりまして、太田市の八木節連合会の方に30名ほど協力をしてもらいました。そのときにちょうどこのホノルルの今、議員の方からお話があったような方へは岡島会長をはじめ13名が参加をされたようなお話を聞きおきました。私どもではそういう形で金銭の支援ができない場合には人的な支援とか、そういうことでトータル的に支援をしていきたいということで考えております。 ◆委員(市川隆康) よろしくお願いいたします。これで終わります。      ◎ 休     憩                                      午前11時46分休憩 ○委員長(白石さと子) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午後1時再開 ○委員長(白石さと子) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(伊藤薫) 7款1項2目、208ページ、街路灯の設置事業補助金についてお伺いをいたします。この事業は今年の予算では多少でありますけれども、60万円ばかりプラスになっておりますが、その中で事業概要とその予定等をお聞きしたいと思います。 ◎産業環境部参事(高橋猛) 街路灯の設置事業等につきましては現在市内の24の商店街がございまして、ここに平成13年の2月末現在2,221灯設置をされてございます。これにつきましては昭和59年からこの事業を開始いたしまして現在に至るわけでございますけれども、その事業費の支援方法としましては新設に対する助成、それから設置後10年とか15年経ちますと支柱等がさびましたり、そういう補修がございますので、補修等の助成、またその後20年ぐらい経ちますと新たに新設をするもの等については撤去費の助成と三つに分かれてございまして、平成13年度につきましては前年よりも従前の希望をとりまして若干多い設置希望がございますので、予算等についても増額になっているものでございます。 ◆委員(伊藤薫) そこで、街路灯についてちょっと私なりに意見を持っているのでお話をして、そのご意見をまた聞きたいと思うのですが、いろいろと太田市の中で全体的に見ますと太田市の市民の方々またよそから来る人たちのいろいろなお話が入ってくるわけでございますけれども、旅行、海外から入ってくる、太田市へ戻ってくる、各市外から入ってくるまたいろいろな企業の人たちが太田市の中に入ってくるわけでございますけれども、その印象として太田市のまちが全体的に暗い、そういうお話を多々耳にするわけであります。  そうした中で、今経済のこういった非常に落ち込んでいる中でやはり一つのまちの活性化を考えていくときに、その視点に立ったときにやはり街路灯をもう少し増やしてまちの中全体を明るくしたらどうだという一つの意見があるわけでございます。そうした意見の観点に立って考えますときに、これが直接経済の活性化にはつながらないとは思いますけれども、やはり産業を興して文化の薫り高いまちを市民憲章にもうたわれているわけでございますので、それらの基本的なことを考えますと、やはりそういう声を行政の中にも反映していければ、こういう観点に立つわけでございます。  そこで、これは大変市の行政の中でやるべきことと、また商店または商工会とのいろいろな接点、ジョイントの中でやはりやっていくべきであろうと思いますけれども、そういった中で私が昨日のお話もありましたように積極的な行動というものがこれからまちの行政の中にも非常に大事なことになってくる、そういうことを考えますとき、やはりこの予算の中ではちょっと全体を明るくするということではできないか。それはやはり今、言ったように商店街または商工会議所の非常に大きな努力が必要になるわけですけれども、そこらを働きかけて何とか明るい太田市、これがやはり一つの太田市の新しいキーポイントになるか、そういう観点でお話をさせていただいております。そこらを総合的に判断しながら、何か一つの方法として考え方が見出せれば、こんなふうに思っていますので、そこらを含めてお話を聞かせていただきたいと思います。 ◎産業環境部参事(高橋猛) 確かに暗さだけではなくて太田市全体というか、これは商業関係では非常に難しい問題かと思います。これは群馬県内それぞれマスコミ等に新聞を含めた報道の中で空き店舗対策とかというのが毎日載っているわけでございますけれども、なかなか打つ手がないというのが現状でございます。ただ、今、委員ご提案のとおり積極策というのがないわけではないと思います。一つは、一番わかりやすいのが今、委員ご指摘のもう少し街路灯を増やす、明るくする、時間帯ももう少し夜遅くまで店を開いたらいいのではないかという一つの方策もございます。  そういう中で24ある商店街の中で、例えばですけれども、南の方の南太田という商工会がございますけれども、この辺はまた近くに大型店・コンビニ等が林立をして、既存の商店街が連檐をしているところですけれども、それなりに会長を中心にして知恵を出し合って元気にやっている商店街もございます。ですから、そういうところも含めながら、今せっかく委員の方からご提案いただいていますので、よく24商店街、また商振連という大きい団体もございますし、大きくは太田商工会議所もございますので、関係団体とよく協議しながら総合計画の中でも順次積極策を、またご提言がありました外から入ってくる方たちからの印象についても住みやすいというか、明るいまちづくり、元気のあるまちづくりをやっていきたいという考えでございます。よろしくお願いします。 ◆委員(伊藤薫) ただいまいろいろと積極的な意見をいただきました。これらのことを期待するわけではございますけれども、できるところからとなるとやはり幹線道路を中心とした、商店街はもちろんでございますけれども、そういった街路灯を中心とした施策ができれば、こんなふうにいろいろと私なりに皆さんのそういった話を聞きますとそのような要望もあるわけでございます。市民の声として聞いていただき、市政に反映していただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、7款1項3目、210ページをお願いします。インキュベーター事業補助金について関連でお聞きしたいと思います。インキュベーターというと、ちょっとまだ聞き慣れない言葉でございますが、私調べたところによりますと、この事業は1960年代の北欧から始まった事業と言われております。そうした中で、今これから非常にそういった事業が21世紀の一つのキーポイントとなる事業になるのではないかと私は今思っているわけでありますが、そうした中でインキュベーター事業の事業概要、それからまた予定、どういうものを予定しているのか、お聞きしたいと思います。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 今、議員のおっしゃるとおりこれから企業等がなかなか今現在は新たに興てこないような状況の中で、少しでも企業を興す人を創業支援という形でこの目的を行うわけでございます。まず、考え方といたしましては新商品あるいは新製品あるいは新しい技術等を行うなど、ものづくりあるいは情報関連企業等を対象にやっていきたい。そして、助成内容でございますけれども、空き事務所とかあるいは空き工場あるいは空き店舗等を対象に家賃の2分の1、5万円を限度額にして助成していきたい。そして、3カ年間を一つのめどとしております。特にまた借りる人たちの対象でございますけれども、創業3年以内の中小企業者あるいは創業予定者を考えております。  そして、やはりこういった企業等が自分で研究したものあるいは研究したものを製品に試作しなければならない、こういった部分があろうかと思いますけれども、こういったものについては現在高度化センターがございます。そういった中でいろいろ特許アドバイスだとか販売アドバイスだとか、こういった部分もありますので、こういったものを少し連携を深めながらやっていただきたい。特に試作する場合には高度化センターに機械等がございますから、そういったものをお借りして製品の試作をする、そういったふうに考えております。そういった中で、今商工会議所の中にベンチャー支援センターがございますけれども、創業したいというデータが93件ほどございますので、こういった要望等にこたえていきたい、こういう内容でございますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(伊藤薫) そうしますと、インキュベーター関係で一応いろいろと先進的な、先に行っている市町村等がありますけれども、特に台東区ではインキュベーターの今言った賃貸の事業、それから三鷹市でもSOHOの事業をやっております。そのような関連の事業ということで理解していいのですか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 三鷹市の例等でございますけれども、これらについては施設そのものが市あるいは第三セクターで設置いたしまして、それをそういったインキュベーターを目指す人たちにお貸ししているようなものでございます。群馬県におきましては新事業創出法の制定が平成10年に行われたわけですけれども、それに基づく高度技術産業集積活性化計画、これが昨年の12月に国の認可になりました。その認可を経まして国の補助金あるいは地域整備公団等の融資あるいは出資等ができるようになるわけでございまして、今後は市等も三鷹市と同じように検討していかなければならないかと思いますけれども、現段階ではあくまでも民間の店舗・事務所等を借りた場合には家賃を補助していきたい、そういった内容でございます。 ◆委員(伊藤薫) そうしますと、将来的には第三セクターでやっていくというような方向性はあるわけですね。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 今後検討していきたいと思います。 ◆委員(伊藤薫) もう一つ、それに関連してつけ加えさせていただくのですが、最近商店街が非常に落ち込んでいるという話は聞きます。一般質問でもいろいろと商店街の人は頑張れよということでかなりハッパをかけて、商店街の人たちに頑張れよということでしりをたたいているわけでございますけれども、シャッター通りといって非常にシャッターのおりているところが数多く見受けられますけれども、そこらも考慮しながらインキュベーター事業に対しても支援していく、そういうものも一つつけ加えていただければ、こんなふうに要望するわけでございます。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 商店街の空き店舗を仮に借りた場合、それは研究施設という形になりますから、そうするとシャッターがおりたままとかそういう形になりますので、もし商店街の空き店舗を借りた場合には、例えば研究しながらコンピューターのソフトを販売したい、こういった場合には例えば面積案分等に応じて助成をしていきたい、こういうふうに考えております。 ◆委員(伊藤薫) インキュベーターについては終わりますけれども、それに関連してベンチャーという言葉が出てきました。ここでちょっとベンチャーについて関連でございますのでお聞きしたいと思いますが、ベンチャー企業については国策で平成11年度から始めまして、かなり平成12年度は大幅に予算アップの中で通商産業省で非常に最近は力を入れてきている。それに基づいて県下にその予算が配分されて、それを調べてみますとその配分は各市町村におりてきていない。群馬県下で調べますと、各商工会議所にその予算がおりてきていることが私は調べたらわかってきました。  そこで、商工会議所、群馬県下12団体の中でいろいろと今お話がありましたように支援事業が商工会議所の中に事務所があるということでございますが、今回のいろいろなインキュベーターを含めたベンチャー企業の支援ということについては、市当局としてもやはり県の予算配分の中で何か市の方に予算配分がされているのか、その辺ちょっとお聞きしたいと思うのです。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) このベンチャー関係で、確かに議員がおっしゃるように各商工会議所の方に地域ベンチャー支援センターというものを開設している状況でございまして、市の方には来ておりません。 ◆委員(伊藤薫) そうしますと、今回市長の施政方針でも、昨年も施政方針の中で表明していたのですけれども、ベンチャー企業振興を図るということを述べておるわけでございますが、本年度のベンチャー企業の振興についてどのように考えているのか、お聞かせください。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) このベンチャーという言葉とインキュベーターという言葉なのですけれども、インキュベーターというのは一つの卵をふ化する機械という形で、企業を創業したいというものでございまして、それに対して市の方が補助していくものでございます。また、ベンチャー支援センターについては、会社を興したいのはどうしたらいいかとか相談のところでございまして、若干このニュアンスが違うところでございます。 ◆委員(伊藤薫) ですから、ベンチャーの振興、今それを聞いているのですけれども、ベンチャー企業支援というのは非常に幅が広いのです。中小企業の経営の支援体制を整備するとか、または創業者のベンチャー企業に対する支援とか中小企業の経営の革新をする支援とか、いろいろな支援の方法というのが幾つかに分かれるのです。そういう中で、やはり私が言おうとしていることは今、群馬県下で企業局が各地区の市にみんな工業団地とかいろいろと持っているわけです。そういうものが今まだ販売されないで、経済の不況の中で売れないということですけれども、今一生懸命売ってもらわないとやはり市としても市内にある土地でありますので、できれば早くいろいろと企業に来てもらってやらなくてはならないという観点があるわけです。  いろいろとその各市に我々も委員会で豊田市なんかに行っているのですけれども、かなり市の助成とかそういうものの支援体制というのがあるのです。一つに、豊田市においては固定資産税を5年間とか、いろいろと創業に来る人には免除するとか、そういういろいろな支援があるわけなのです。そういうことをしていくこともやはり新しい今の21世紀の事業を興していく、今までの既存している企業を応援することもいいのですけれども、新しく来る人たちにもやはり何か特典的なものを与えて育てるという、やはり企業を育てていくという気持ちがないとまずいかという感じがあるわけです。そういうことをやったらどうかという一つの提案なのです。今ちょっと豊田市の資料が見つからないのですが、かなり企業に対しては支援体制をとっているというのが事実なのです。ですから、太田市の場合は2分の1という一つの何か補助があるらしいのですけれども、さらにそれをつけ加える要素があるのか、ないのか、そこらも含めてお聞きをいたします。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 確かに今現在新たに工業団地に進出する企業等につきましては固定資産税等を3年間2分の1にするとか、そういったものとか、あるいは新しい事業に進出したい場合にはそういった新分野の助成制度等がございますけれども、今後時代に合ったそういった施策等を考えていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(伊藤薫) いろいろとそういうことの重要性を考えながら、ひとつこれから特に行動の哲学、要するに積極的な行動を起こす、これが21世紀に課せられた私は大事な要素だと思いますので、ぜひひとつ考えていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(深澤直久) ページは196ページ、6款農林水産業費、1項2目3細目の生産調整推進事業、これをお聞きいたします。この概要と今年度の面積及び達成率をまずお聞かせ願いたいと思います。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) 生産調整の推進事業費でございますけれども、こちらはいわゆる転作にかかわる事業でございます。まず、今年度の実績から申し上げますが平成12年度の太田市の転作の達成率でございます。85.8%の達成率でございまして、前年対比を申し上げますと0.8ポイントほど落ちております。  また、平成13年度の目標を新たに県から提示を受けました。面積を申し上げますと871.6ヘクタールの太田市の割り当てでございます。やはり前年と対比をしてみますと、前年が855.6ヘクタールでございまして、増加した分が16ヘクタールございますが、こちらにつきましては昨年のコメの豊作ということで、また政府米の方がコメが余ってしまったということ、特別な対策として緊急拡大分として追加されてきたものでございます。従来の855.6ヘクタールに緊急分が16ヘクタール来年度は加算をされたという現状でございます。よろしくお願いします。 ◆委員(深澤直久) 新年度まで言ってもらいましてありがとうございました。そうすると、目標はそういう目標なのですけれども、実際これができるかどうか、その推測予測はどう見ておりますか。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) あまりいい返事ができない状態であるかとは思うのですが、大変コメの余っている状況下がここ数年間大分長い間続いてございます。その過程の中で生産調整事業がまだ行われているわけですけれども、転作制度の長期化あるいは内容の複雑化というのも伴ってまいりまして、なかなか農家の方にご理解をお願いしているのですけれども、理解が得られないような状況下も多々見受けられます。大変ここ数年85、86%ぐらいの推移での転作率が続いておりますけれども、来年度を見据えた場合を私なりに個人的に判断をしても決して見通しは甘くはないかとは思っております。ただ、幾らかでも転作率の向上に向けた努力は職員一同一丸となって進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(深澤直久) 農業経営拡大促進の方だと思うのですけれども、一応国の奨励の中の団地化というのですか、その現状をお知らせください。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) 委員ご指摘の転作の団地化でよろしいのでしょうか。 ◆委員(深澤直久) いろいろな作付の中で農地を大きく集めていく、そういう部門の方の質問であります。
    ◎産業環境部参事(富岡英夫) それでしたら、今ご指摘のとおり経営拡大の推進事業の方に該当してまいります。こちらにつきましては農地を有効的に活用するために集約化を図っていきたい、集団化を図っていきたいという事業でございまして、これは補助制度をつけておりましての推進という形になってございます。より多くの団地化を図るという意味での推進事業でございまして、俗に農地の流動化ということで事業を行っているものでございます。 ◆委員(深澤直久) これの現状と取りまとめ及び作付の状況を聞いているものですから、昨年あたりの実際のそれがどのくらい取りまとまったかをお聞きしたいのです。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) 平成12年度の資料が最近できましたのでご報告をさせていただきます。流動化に伴いまして農地が集約化されました総体の面積でございますが、平成12年度1年間で82.33ヘクタールが利用権の設定をされてございます。流動化率で11.0%ということで、前年よりも若干伸びてございます。 ◆委員(深澤直久) これはまとまったというものはおコメですか、それとも転作事業ですから他のもの、奨励金が出るためには指定作物ということですか、何をつくっていたのかということです。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) 転作に伴う団地化になりますと、その前の生産調整推進事業の補助金ということで、今、私が答弁申し上げたのが若干違いますので申しわけございません。転作関係の団地化につきましては、国の方で麦と大豆、それから飼料作物をメーンに団地化を推進しなさいということで事業決定されておりまして、私どもも積極的に各地区へお願いをして推進を図っているところでございます。現在のところ、太田市の状況を申し上げますと小麦、それから大豆という部分が既に何地区か協力をいただいて、平成12年度はもう団地化がされているものがございます。 ◆委員(深澤直久) すみませんでした。私も次の項目と聞き方がちょっと悪かったので申しわけありませんでした。そうすると、幾ばくかながら大きい面積でやる方が増えているということですね。もう一つ関連になるのですけれども、株式会社農業というか有限会社農業というか、だんだん多角的になってきますとそういう個人から集団というのですか、そこら辺の実態というのは出てきているようなのですか。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) 集団的なものというのは既存の集団というのがやはり幾つかございます。現在集団化という形よりも生産法人的な組織化を進めているというのが現段階でございますけれども、残念ながら太田市での現状では生産集団の誕生が今までないというような現状になってございます。 ◆委員(深澤直久) その下の5番になるのですけれども、地域農政推進事業の中で太田市農業振興地域整備計画製本業務委託、これはいかなるものか、ちょっと教えてください。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) こちらの事業でございますけれども、太田市の農業振興地域整備計画というのが定めてございます。こちらの計画につきましては従来おおむね5年に一度の見直しをしなさいというような規定になってございました。昨年法律の改正がございまして、平成13年度に県下一斉にこれを見直しするというようなことになりました。これら見直しをするためにどうしても資料として農地のデータ化あるいは地番入りの図面、これを作成したいと思いましての経費の計上でございます。 ◆委員(深澤直久) 過日新聞等で群馬県の方が調整区域から市街化区域というような見直しと、その同じものなのですか。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) 私どもが管轄しておりますのは調整区域エリア内の中の俗に言う青地・白地と申し上げておりますけれども、農振農用地か、それ以外かという、それの色塗りでございます。 ◆委員(深澤直久) すごく興味があるものですから、農地を守るものとしては太田市は、後ろの方に都市づくりの方々もいらっしゃるので現状で結構ですけれども、農用地から市街化区域に編入するというようなお考えの場所があるかどうか、お聞きできればと思います。 ◎都市づくり部長(松島健三) 農用地からの転向の関係ですけれども、今まで出ているので大規模開発等で幾つか出ておりますけれども、今のところそれ以外のもので今確定しているものは他にございませんので、よろしくお願いします。 ◆委員(深澤直久) ありがとうございました。  次にいきます。200ページ、6款1項4目、園芸振興費の中で傾斜地遊休農地有効利用推進事業というのがありますけれども、これについていかなるものか、ご答弁願います。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) 傾斜地の有効利用の関係の補助金でございますが、ご案内のとおり平坦部もしかり、特に山間部と申しましょうか、傾斜地部分のかつて桑園として利用されていた土地がかなり遊休地化しているということがございまして、私どもで一つのモデルケースといたしまして対象地区が菅塩地区になりますけれども、こちらの方に有効利用組合というものを昨年立ち上げをいたしました。一部では抜根をいたしましてソバをまいて鑑賞したというようなことになっておりますが、これらに関する補助金でございます。 ◆委員(深澤直久) 地区名もお聞きできましたのでありがとうございました。これは私も一般質問もしたものですから、それかと思って今確認だったのですけれども、その中で今年度予算一応10万円という形ですけれども、これは利用とかそういう組織がきちんとし、目的がはっきりすればもうちょっと伸びる予算なのでしょうか。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) この予算計上につきましては組織の運営費補助という意味合いで私どもは計上させていただいております。いずれにしても組織強化が今年度図っていければというふうに考えてございます。 ◆委員(深澤直久) ありがとうございました。  次にいきます。206ページ、6款1項10目の中の県営土地改良事業等負担金、これについてお聞かせをください。負担金ですので一応市の方がこれだけ出すということだと思うのですけれども、多分ビオトープ事業だと思うのです。 ◎農村整備課長(岡田義久) この県営土地改良事業等負担金につきまして、ただいま質問がございましだビオトープ事業も含まれておるわけでございます。そのほかに5地区ございますが、それでは先ほどビオトープ事業ということで出ましたので、ビオトープ事業についてご説明申し上げます。今現在ビオトープ事業につきましては強戸北部3地区のため池等を中心としまして、豊かな自然環境や生態系の保全、復元、創造のための事業を実施していまして、教育・文化の場としても活用されることを目的としまして県常事業として実施中でございます。 ◆委員(深澤直久) この予算についてはビオトープで全部使えるのかという思いがあったのですけれども、それではこの5地区というのをもう一度お聞かせください。 ◎農村整備課長(岡田義久) まず、1点目につきましては県営湛水防除事業で岡登地区が1点目でございます。それと、県営自然環境保全整備事業、これはビオトープ事業でございます。それと、市場地区でございますけれども、県営農村地域水質保全対策事業、県営基幹水利施設管理事業渡良瀬川中央地区、県営かんがい排水事業長藤堀地区、それと団体営地域用水機能増進事業、県営渡良瀬川中央土地改良事業負担金、これらでございます。 ◆委員(深澤直久) ありがとうございました。そうすると、この中で絞りますが、例えばビオトープに関してはこの後、この中の費用から県事業と一緒に負担するということですよね。 ◎農村整備課長(岡田義久) そのとおりでございます。 ◆委員(深澤直久) 太田市はどのくらいこのビオトープに関してはかかわりがあるのですか。 ◎農村整備課長(岡田義久) ビオトープにつきましては平成12年度につきましては総事業費6,300万円でございまして、国の負担50%、県の負担が25%で市の負担が25%でございまして、1,575万円でございます。また、平成13年度につきましても同額の事業を見込んでおりますので1,575万円の負担となるわけでございます。 ◆委員(深澤直久) ビオトープ事業なのですけれども、平成13年度はどこら辺が対象にどんな工事が進められるわけなのですか。 ◎農村整備課長(岡田義久) 平成13年度につきましては今まで谷津川の改修を進めておったわけでございますけれども、谷津川の下流にトンボ池、調整池を兼ねたトンボ池をつくるわけでございますけれども、平成13年度につきましてはトンボ池の造成、それと北金井地区の実施設計等を予定しておるわけでございます。 ◆委員(深澤直久) ありがとうございました。  次にいきます。196ページ、上から4行目に米消費拡大事業交付金、これはどんなものか、教えてください。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) 米消費拡大推進事業につきましては、太田市にございます米消費拡大推進連絡協議会という組織がございまして、こちらに対する交付金ということでご理解をいただきたいと思います。なお、この協議会につきましてはコメに対する知識の啓発普及、それから消費拡大を中心の事業として取り組んでおるものでございます。 ◆委員(深澤直久) 前々から思っていたのですけれども、太田市のコメは太田市の人に食べてもらおうというような思いがあります。農地を守っていくにはまずそこからか、そういう考え方をしているのですけれども、太田市としてはいかなるお考えを持っていますか。また、そういう消費拡大に対するものを今後していかなくてはならないかと思うのですけれども、お考えを聞かせください。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) 事業取り組みとしまして、従来夏休みを利用して親子のコメを使った料理教室ですとか、あるいは普及拡大を図るためのPRというのをやっております。改善センターのところにも「もっとご飯を食べようよ」という看板が上げられているのをご確認いただいているかと思うのですが、これもこの事業の一環で取り組んでございます。  新年度につきましては、子供を対象にひとつ出前講座をやってみようか、特にコメに対する講座をやってみようかということで、今学校の方にお願いをいたしまして4校か5校ぐらい今申し込みが来てございますので、そちらの方も対応していきたい。それから、新たな取り組みとして今年の1月の中旬から取り組んでございますけれども、消費拡大につなげたいということで米パンの製作に現在入っているのがこの事業の対応でございます。 ◆委員(深澤直久) 今聞くとやはりどちらかというと啓蒙の方が先んじているということですね。実質的に今後農地というのは国土保全に近いかという気はしているのですけれども、そんな観点で今後その事業展開また指導というのをお考えできるものなのでしょうか。また、してもらいたいと思いながら聞いているのですけれども、いかがですか。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) 転作との裏腹な問題も多少ございまして、片やコメをたくさん食べなさい、農地を守りなさいという傍ら転作も進めていくという非常に難しい立場ではいるかとは思っておりますけれども、いずれにしましてもこの地方としては水田利用というのが一番気象あるいは地形に合っている地域ではないかというふうに考えております。いずれにしても農地を有効に活用していくためには、どうしても農家の方の協力がなくてはできません。高齢化等・後継者不足等が進む中で我々も苦慮しているところもございますけれども、より一層農地の有効利用を図るような方策を今後考えていきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただければと思います。 ◆委員(深澤直久) 終わります。 ◆委員(鈴木信昭) 202ページのふるさと総合整備事業について、概要の説明をお願いします。 ◎農村整備課長(岡田義久) このふるさと総合整備事業につきましては県の単独補助事業でございまして、主に農振農用地の用排水路の水路工事等が主な事業でございます。また、米沢地内の市民農園造成工事もこのふるさと総合整備事業で実施しているものでございます。 ◆委員(鈴木信昭) 今、言った米沢市民農園の予算はどのくらいなのでしょうか。 ◎農村整備課長(岡田義久) 平成13年度につきましては事業費7,000万円計上してございます。 ◆委員(鈴木信昭) これは3年間の計画と聞いているのですけれども、その進捗状況、工事の進捗状況を説明願います。 ◎農村整備課長(岡田義久) この市民農園造成工事につきましては、平成12年・13年・14年度と計画しておるわけでございますけれども、平成12年度の工事の進捗状況でございますけれども、まず1点目といたしまして調整池の造成工事、それに伴います桟橋の設置工事、排水路のつけ替え工事、ネットフェンスの設置工事、農園の整地工事等が平成12年度の主な事業でございまして、今現在予定どおり進捗しているものでございます。 ◆委員(鈴木信昭) 図面をちょっと見させていただいたのですけれども、私は市民農園というので市民農園がほとんどかと思ったらそうではなくて、それは一部ということで結構森もつくられるような形なのですけれども、市長の言う森づくりの一環というか、その整合性はどうなのでしょうか。 ◎農村整備課長(岡田義久) 森整備構想との関連でございますけれども、この市民農園造成事業の中ではコミュニティ広場を兼ねました雑木林を造成する計画を織り込んでおるわけでございます。 ◆委員(鈴木信昭) 市長の方からも野鳥が市内を渡り歩けるような、そういう森をつくりたいというようなお話もあったわけですけれども、そういった意味でここの森の場合も野鳥のえさになるような、そういう木々もぜひ整備していただきたい、そういう地元からの声もあるようなのですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ◎農村整備課長(岡田義久) 樹木の選定につきましては今後予定するわけでございますけれども、地元の意見あるいはただいまご指摘のあった点について十分配慮した中で樹木の選定については行っていきたいと思いますので、ひとつよろしくお願い申し上げます。 ◆委員(鈴木信昭) 非常に私自身も早く家族で遊びに行きたいと期待しているところですので、よろしくお願いして次に移ります。  210ページ、今、同僚委員からもお話がありましたけれども、インキュベーター事業の助成金について、今空き店舗ということもあったのですけれども、具体的にどういうような形で空き店舗が使われるのか、もう一度具体的にこういうような内容であるのではないかという、その辺をお話しいただければと思います。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 空き店舗、商店街から見ますとこういったインキュベーター企業が入った場合ですと店ではございませんので研究施設という形になりますから、ですから例えばITのソフトウェアを自分で研究していきたい場合は、例えば研究期間中店の留守番も兼ねて、例えば半分道路に面した側を店舗にして奥を研究施設に、インキュベーター施設を使った場合、面積案分で例えば2分の1は店です、2分の1は研究施設ですとなれば、その2分の1部分に対して助成をしていきたい、そういうふうに考えております。 ◆委員(鈴木信昭) 例えばその研究したもので、即そのお客さんに使ってもらうとか試してもらうというような場合に、販売行為をある程度するような場合はそこは認められないのでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) このインキュベーターは新たに新商品の開発だとか、あるいは新製品の開発あるいはコンピューターの新しいソフトあるいはゲームソフトとか、そういった開発を目指すものに対して援助をしていきたい、そういったような内容でございます。 ◆委員(鈴木信昭) 例えばソフトを開発する場合に、そのソフトを実際にお客さんに試してもらうとか、そういうことでお店をやった場合にそれは範囲の中には含まれないのでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) あくまでも研究施設に対して補助しまして、例えばそれを今度つくったものをお客さんにいじってもらうとか、そういった部分については対象外という形になりますけれども、そのときはまたちょっと考えていきたいと思います。 ◆委員(鈴木信昭) そういった試すのも私は十分に研究対象の中に入ると思うのです。それで、基本的に私はこの事業はすごく期待しているというか、おもしろいと思うのです。というのは、こういった技術開発というのは敷地のこともあるので、太田市で言うと毛里田の方にいっぱいできていますけれども、どうしても結局それはだれが使うというと人間が使うわけですから、人間が使って使いやすいかどうかというところが一番売れるかどうかになるわけです。そういったときに、つくるだけではなくてそれがどういうふうに使われるかを考えたときに、なるべく人がいるところでそれを見てもらったり使ってもらうというのが一番いいと思うのです。そういった点では、商店街というのは人が密集しているところでそういった技術開発をしながら、実際にそこに住んでいる人が見たり触れたりする、それが本当に一番人間に優しいのかどうか、使われやすいのかという点になると思うのです。  そういった意味では、先ほど話を聞いていると、すごく消極的に商店街の空き店舗がどうかというお話があったのですけれども、私はもっと積極的にどんどんどんどん生産技術を開発する人もまちうちに出てきてもらって、そこでこういうものをつくっているのだというのをどんどんディスプレイに表示したり、そこに触れてもらって、それでこれは受けそうだとか売れそうだとか、それがすごく商店街の活性化にもなりますし、また開発する人も直に消費者の声が聞こえるわけですから、私はこの事業というのはもっともっと、市長も空き店舗にというような話もありましたけれども、積極的に進めていっていただきたいと思っているのですが、その点はいかがでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 事業を興す人、例えばこのインキュベーターですとやはり常駐で勤務していただくような形になります。そうしますと、例えば自分で新たな商品を開発するに当たりまして2年、3年かかるかと思います。そういったとき、それだけの莫大な資金等を必要とする部分もあるかと思います。そうした中において、究極的なものを目指すとなればやはりこれから物をつくって生き抜いていくためには最低限は特許的なものも考えていかなければならない、あるいは新案登録もしなければならない。  例えばゲームですと、やはりそれなりの特許的なものを目指していかないと将来その企業が今度発展していくためにはやはり太田市内の例えばどこかの工業団地に進出してもらって大きな企業になっていただきたい、そういった部分を考えております。そういった中において、自分で試作したものがこれがいいか、どうかという試してもらう部分についてはそういった中で商店街でもできるかと思いますけれども、究極的な部分を見ますとそういったところにインキュベーターの部分があるわけでございますので、よろしくご理解いただきたいと思います。 ◆委員(鈴木信昭) もちろん音が出たりとか振動したりとかにおいがするとか、そういった開発は市街地には向いてはいませんけれども、ITの時代でパソコンを使って何か考えたりする場合、もう音も出ないしにおいもない、振動もしない、そういったものはぜひどんどんどんどん市街地に研究所なり持ってくるような、それが空き店舗を使ってもらえるなら商店街としても大賛成ではないかと思うのです。そういう点でぜひともお願いして、要望して次に移ります。  同じページの地場産品販路拡大事業補助金についてご説明願います。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) これにつきましては平成12年度から初めて行ったものでございまして、郷土産業振興協議会の方へ補助しておるものでございます。少しでも地場商品の愛用をしていただきたいということで、商工会議所の方が主体になりますけれども、お中元の時期になりましてはがき等でぜひ地場産品を使っていただきたい、あるいは11月ごろポスターを作成いたしまして市内の企業等にポスターを張っていただいて地場産品を愛用していただきたい、そういったような活動をしているものに対しての補助でございます。 ◆委員(鈴木信昭) 関連になるのですけれども、よくこういった市役所というか、市民が集まるところで地場産品の展示をしている、ショーケースにおいてこういうものをつくっていますというような、そういうところはどこの市町村でも行われていると思うのですけれども、太田市でも商工会議所に展示コーナーがありますけれども、なかなかあそこは人が通らないという、裏の駐車場からほとんど人が入ってきて、正面からあまり人が入らないという点も、または市民の人がそんなにも行かないという点もあるのですけれども、そういった意味で太田市の市役所の一番人が集まる1階の受付周辺ですけれども、そういったところに地場産品、これは工業製品または物産、両方言えると思うのですけれども、そういった考え、以前にもそういった声があったのではないかと思うのですけれども、その辺について工業関係は久保田課長の方で、物産の関係は高橋課長の方から一言いただければと思いますが、いかがでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) まず、工業サイドから申しますけれども、たしか太田市は車産業が中心になっております。あるいはメリヤス等がございますけれども、車の展示とかそれに付随する部品関連会社が非常に多いような状況でございまして、それを飾るとなると相当数のスペースが必要になる。あるいはこれを一月ごとに展示していく、交換しながら展示することも考えられますけれども、やはりそういったスペース等を十分考えながら検討していきたいと思います。 ◎産業環境部参事(高橋猛) 物産関係は広域ということで太田・新田で物産の組合をつくってございます。委員のご指摘のとおり商工会議所のところに展示されているわけですけれども、今ちょっと物産の方からも撤退をしたいとか、場所を違うところが欲しいとかという要望が出てございます。  昨年度具現化したのは、一つは県と協力して太田市の合同庁舎へ行きますとあそこへ県産の木材を使いましてそういう展示場所をつくっていただきまして、そちらに一つ展示をさせてもらってございます。県庁の方にも県内の物産もございますし、遠く東京では八重洲口の東京事務所の中にも物産展、太田市のもあるのですけれども、今ご指摘があったように、今、工業政策課長がお話ししたようにスペースをかなりとっていきますので、いろいろなイベントとか2階のギャラリーでイベントをやるとか、そういうときにあわせて協賛をしていくとか、そういう考え方で研究していきたいと思います。 ◆委員(鈴木信昭) これは展示方法をいろいろ研究しなくてはいけないと思うのです。ただ置いてあるだけだとあまりだんだん見なくなってしまうので、これは一つ提案ですけれども、ぜひそういった展示を考える場合はギャラリー的な考えというのですか、そういった絵画とか書物、かいたものというのですか、そういった芸術品を展示するような感覚でそういった地場産品・工業製品についてもアート的な感じで展示をし、それも定期的に変えるような形でやればマンネリ化もしないし、市民も見ても楽しんで、結構工業製品にしても変わった蛇口をつくっている会社もありますし、いろいろ探せば結構あると思うのです。そういった面をぜひ積極的にお願いして、それは要望して次に移ります。  その下の太田産業フェスティバル補助金について、この内容について昨年と今年で変わるものがあればお願いします。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 産業フェスティバル、平成12年度は産業環境フェスティバル、それから消費生活展、それから農業祭等と合同で行ったわけでございますけれども、平成11年度は産業フェスティバルという形で行ったわけでございます。その内容等ですけれども、そういった平成12年度につきましてはあらゆるイベントをまとめてやった経過でございます。 ◆委員(鈴木信昭) 商工会議所との連携という点ではいかがでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 商工会議所の方でもいろいろ手伝っていただきましたけれども、あるいは商振連だとか商工会等でいろいろ手伝っていただいております。また、この開催に当たりましても商工会議所の方からもそういった補助金等をいただいている状況でございます。 ◆委員(鈴木信昭) なかなか商工会議所の方も忙しいようなので、すぐというのは難しいと思いますけれども、商工会議所が主体的に運営するような産業フェスティバルというのが一番いいのではないかと私は思うのですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 産業振興の本来の姿を見ますと、行政もやらなければならないし会議所もやらなければならない、そういった中においてどちらがいいかということでございますけれども、平成12年度は環境あるいは農業も含めて、そういったこともございましたので、平成13年度におきましてはちょっと検討させていただきたいと思います。 ◆委員(鈴木信昭) 細かいことになって申しわけないのですけれども、今年はまたキャラクターショーは行われるのでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) やはりお客さん、小さい幼児からお年寄りまで一般のいろいろなお客さんが見えます。そういった中でまた小さい幼児の方等にも楽しみがあるようにという形で平成12年度はキャラクターショーを行わせていただいたわけでございますけれども、何か子供さんたちに喜ばれるようなイベントがありましたら、それにかわるものを考えていきたいと思います。 ◆委員(鈴木信昭) ぜひ私はキャラクターショーはやめていただきたいと思っています。これはスポレクのときにも言う予定なのですけれども、ぜひ商業ベースに丸投げをするようなイベントはやはり行政はやるべきでないと私は思います。去年も言ったのですけれども、どうしてもキャラクターショーを見せたい親御さんは、そういったものをやっているところがありますのでそちらに行って見てもらう。やはり行政がやるのであれば、やはり職員なり市民のみんなが汗をかいて、それで趣旨にのっとったものでやるべきだと思うのです。  産業フェスティバルという目的ならばやはり技術、そういった物をつくるという喜びを子供に与えるような、一緒につくるような内容、一緒に子供と楽しむ、私も小さい子供がいますから子供に言えばキャラクターショーが見たいと言いますけれども、ただそれだけで終わっていいのか、それだけで産業フェスティバル、何とかレンジャーというのがかっこよかった、それだけで終わってしまったのだとしたら私は本当に残念だと思いますので、ぜひ検討していただきたい、要望して次に移ります。  商業観光の高橋課長に最後、本当は次の質問項に入ってしまうので、ただ次の項目がいらっしゃらなくなってしまうのでここで一言聞きたいのですけれども、本陣の跡地を開発公社の方で購入していただいたということで、これは本町通りというか、中心商店街にとっては長年の懸案事項でありました。私はこれを聞いたときに本当にすごいというか、大喜びというか、本当は商店街としてもちょうちん行列ぐらいやらなくてはいけないくらいの大きなことではないかと思います。  今まで太田市の中心商店街の一つのガンと言ってはおかしいですけれども、焼けた本陣の跡が残っていたり、その後もなくなっても同じような状態になっていて、本当にいつもあそこを通るたびにこの町がどうなってしまうのかというぐらいに思っていたのが、買っていただいたということばすごいことなのです。これについて今後本陣を中心としたまちづくりという、中心商店街の活性化について課長の所見を伺って終わりたいと思います。市長の方から座っている人は押せないというような厳しい言葉を言われたのですけれども、ただ、座っていてもどうにか一緒に手をつないで立たせて歩かなくてはならないと思いますので、その辺も含めて所見をお伺いして質問を終わりにします。 ◎産業環境部参事(高橋猛) 私どもの商業振興の施策としても第五次総から始まりまして、それ以前から実は群馬県でトップの中心商店街かということで異動してきたのですけれども、2年間の間にあっという間によその市、例えば前橋市・高崎市・沼田市、それから隣の桐生市とか足利市、この辺が平成バブル後大分商業関係が、太田市もそうなのですけれども、安堵していたわけではないのですけれども、厳しくなりまして、いろいろな施策を講じてまいりました。  特に多分今、ご指摘がありましたように中心商店街、本町通りを中心にしてですけれども、所管が違いますけれども、五次総の中で都市づくり部の方でハード事業でかなり今整備が進んでいますけれども、その前後しまして国の方でも要するにまちづくり三法を平成10年・11年・12年と改正をされまして、ご承知のように都市計画法、それから中心市街地活性化法、さらに大型店立地法というふうに立て続けにまちづくりの三法が現代版に変わってきたわけです。ちょっと太田市は乗り遅れているのかという気分で今いるわけですけれども、後押しをしてよちよち歩きではないですけれども、立ちつつございますのでぜひご支援していただく中で、これらとあわせて今、ご指摘がございました本陣がちょうど中心商店街の真ん中に位置をしてございますので、新しい施策をまたほかの部署とも調整しながら取り入れていきたい。  それと、地元の商店街の人たち、議員も地元ですのでご承知かと思いますけれども、平成17年ごろに本町通りのリニューアル化の借金がなし終わる時期にまいります。ということで、ちょうど平成13年あたりから新しい施策、俗に言うまちづくりタウン構想、TMOという一つの方策があるわけですけれども、これらに取りかかっていきたいという考えでおります。 ◆委員(半田栄) 188ページ、真ん中辺でございますけれども、勤労者住宅資金融資貸付金のことにつきまして、この事業内容、実績等をお願いします。 ◎産業環境部参事(高橋猛) 勤労者住宅資金の融資貸付金の関係でございますけれども、これにつきましては平成12年1月末現在で実績としましては15件ございます。それから、過去3カ年を見ますと平成9年が2件、それから平成10年・11年とそれぞれ1件でございます。ということで、平成12年1月末現在で15件ということはかなり前よりも実績が増えているのが現状でございます。 ◆委員(半田栄) これは融資の内容はどういうのでしょうか。 ◎産業環境部参事(高橋猛) 融資の内容というか、平成12年の4月1日に貸し付けの限度額を引き上げまして1,000万円に引き上げてございます。さらに勤労者が住宅等を求める場合には金融公庫並びに市中銀行の住宅ローンを利用されるのが常だと思いますけれども、その中で市の制度資金の中では土地についても平成12年度認めていこうというか、枠を広げてございます。これらがニーズに合っている、ちょうど時代に即している制度改正かということで、利用率がかなり増えてきているのが現状でございます。 ◆委員(半田栄) これは4億3,100万円強の予算があるわけですけれども、これは満額予算として使った場合には何件ぐらいおおむねなりますか。 ◎産業環境部参事(高橋猛) 今年度さらに利用者調査または金融機関と協議しまして、制度資金の中で特にこの住宅資金の部分について枠をさらに引き上げていこうという要望なり、またニーズがあるものですから、これに備えるべき金額の1,000万円の枠を少し引き上げていきたいという考えが一つございます。それとあわせて融資枠ですけれども、この予算でいきますと約40件ほど融資が可能かということです。 ◆委員(半田栄) 先ほど実績が平成9年からお聞きしまして、特に平成12年の今現在で15件ということで急激に伸びたということでございますけれども、過去には1件、2件というようなことで非常に予算がある割には借りていないというのが実績かというふうに思います。なぜこの質問をするのかというと、来年に向けて新野脇屋住宅団地等も本格的に販売が始まるというようなことで、市としましてもこの融資制度を大いに活用してもらって買ってもらう、そういうことが必要なのだと思うのです。この今の実情を見ますと、まだまだこれから十分に予算はあるわけですから、これはぜひ使ってもらうようなことを今後PRしてほしい、そんなことからちょっと質問させてもらったのですが、その辺の考え方をお聞かせいただければと思います。 ◎産業環境部参事(高橋猛) PRの仕方が幾つかあるかと思います。まず、利用されなくてはということで利用者の関係の方にPRする方法としては当然市の広報、それからメディアではエフエム太郎でお知らせをする。また、勤労者の組織をされているそういう労働団体を通してのPRの仕方、直接PR、それから未組織者等については社長のところへ出向いたりしてPRするという方法と、それと取り扱ってくれる金融機関のところへも当然PRをしていかなくてはならないということで、これは実施をされる3月末に市内金融機関を集めてこれもあわせての制度資金の融資のPRをしていく、説明会をしていく、そういう考え方でおりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(半田栄) そういうことで、ぜひこの事業については積極的な推進をお願いしたいということを要望しておきたいと思います。  次に、196ページ、米消費拡大事業交付金、この内容ですが、これは先ほど同僚議員から事業の内容についてはお聞かせいただきましたので、それにかかわる中での内容でちょっとお聞きしたいのですが、一応コメの粉のパン、これを積極的に取り入れていきたいというようなことでございますが、今までコメの粉のパンの試作をしたりいろいろしていると思うのですが、経過と今後の予定等をお聞かせいただければと思います。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) 委員長、その前に先ほどの私の答弁の中の一部訂正をしたいのですが、よろしいでしょうか。 ○委員長(白石さと子) はい、どうぞ。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) 深澤委員の先ほどのご質問の中で、私の方で誤って答弁した部分がございますので訂正をさせていただきたいと思います。生産法人の関係でございますけれども、先ほど市内なしというお話でご答弁申し上げましたが、1社昨年できたということで、生産法人が1社あるということで訂正をさせていただければと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、半田委員のご質問の関係でございますが、まず米パンでございますけれども、取り組みをしている経過、それから今後というお話でございましたけれども、まずコメの消費が大幅に落ち込んでいるという状況下を前提にいたしまして、何とか需要の拡大ができないだろうかということで、たまたま新潟県の黒川村で取り組んでいるコメ粉というのでパンをつくったというところがございましたので、早速情報を仕入れてまいりました。  今年の1月の中旬だったかと思いますが、新潟の方へお願いをいたしましてコメの粉60キロを買ってまいりました。太田市の方のパン屋さんの方に早速試作ということで製作をお願いをしてございます。現在まで約2カ月ほど経過をしている段階でございますけれども、お願いをしているパン業者の方のお話ですと、ものによっては9割方のでき、ものによってはまだ70%のできというものでございますけれども、段階としては非常にいいところまで来ているということでございます。私どもも何回か試作をいただきまして試食もさせてもらっておりますけれども、大変私個人的な意見としては好きだというような食感でございました。  今後の予定、計画でございますけれども、今は新潟のコメの粉ということでパンをつくっておりますけれども、ぜひ私どもがねらいとしておりますコメ消費の拡大ということで、地場のコメの拡大を図りたいということもございますので、ぜひ太田市のコメを新潟にお持ちをいたしまして粉にしていただき、それをまたパンに試作してみようかというふうに思っております。また、来年度試作段階から入りまして、できれば並行して試食会等も取り組んでいければというふうに思っております。それらの結果を見ながらまた学校関係者、教育委員会も含めて、それからパン製造業者も含めて協議をさせていただいて、できるものであれば学校給食にでも使っていければという考えは持っております。 ◆委員(半田栄) 先日私も担当しておる委員会で試食をさせていただきました。確かに非常においしいというふうに感じたわけです。このことにつきましては、私は昨年の決算委員会のときに学校の給食の中で使えないかという話をさせてもらったのです。というのは、小麦粉のアレルギーを持っているお子さんがいるということを聞いたものですから、もちろん全部をコメにというのではなくて、たまにはそういうコメのパンもどうですかという意志なのですが、そういうようなお話をさせてもらった経緯もあるものですから、このことについては非常に興味があるわけです。今、将来的には学校給食という話も出ましたので、教育部長がいらっしゃいましたら将来的な考え方として学校給食のことについてコメントいただければと思うのです。 ◎教育部長(樋口悟) 米パンの学校給食導入ですけれども、現在学校給食はパンですけれども、これは県の学校給食会と市の教育委員会が契約をしております。それで、学校給食会の方からパン業者を指定しているわけですけれども、それについては強制力はないということであります。そういう中で、これから学校がもしその米パンを導入ということであるならば、先ほど申し上げましたように強制力はありませんので、そのパンの製造をしていただける会社、パン業者と契約をして、それで導入することはできるということであります。
     そういう中で、一番問題になるのは、現在学校給食で使っているパンですけれども、種類によって違いますけれども、大体50円程度なのです。だから、その値段が米パンが50円程度、そこの近辺でできれば学校も導入ができるだろうというふうに考えております。 ◆委員(半田栄) 確かに米パンについては原料であるコメが粉よりも高いということのようですから、当然値段の問題はやはりあるのだと思います。ですから、将来的にその辺のところもぜひ、逆に言えばコメを消費するというようなことから助成を市として考えて、学校給食は小麦粉パンと同じようなレベルでやれるような方法も一つの方法かというふうに思うわけです。いずれにしましてもこの問題についてはぜひ実現できるように要望しておきたいと思います。  次にいきます。200ページ、学校給食県内産農産物等利用促進地域協議会負担金というのがございますけれども、この辺の事業内容を。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) こちらの事業内容でございますけれども、先ほど若干パンのところでも学校給食に触れておりましたけれども、こちらについてはぜひ地元でできた農産物を学校給食に使っていただけないだろうかという内容での事業でございまして、基本的にこれから学校給食地場産利用地域の協議会というものを発足をさせる予定になってございます。こちらの協議会発足後にいろいろなケースでの学校給食への農産物導入について検討していっていただきたいという内容でございます。 ◆委員(半田栄) そうすると、この協議会をこれからつくるということでしょうか。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) 一応予定で申し上げますが、今考えておりますのは4月中にでも協議会を発足したいというふうに思っております。 ◆委員(半田栄) このメンバーというか、協議会はどういう方たちにどんな形でお願いするのでしょうか。 ◎産業環境部参事(富岡英夫) 当然受給者側、出し方・受け方、両方の関係者には出ていただきます。そのほかに生産者にも出ていただきたいということで、今私どもの考えておりますのは協議会、それから、具体的にその細かい内容を検討していただくために協議会の下にもっと実務者を集めました組織を、ひとつ検討会とでも名称をつけたいと思ってはいるのですけれども、そんな組織化を図っていければというふうに思っています。全体的に約20名程度の委員構成になっていくかというふうには思っております。 ◆委員(半田栄) この地場農産品の関係なのですけれども、私なんかも地域の人、野菜専業農家にお聞きしますと、事前にいろいろとお話をいただければ結構可能ではないか、そんな話も承っております。当然これは全部を100%県内産というわけにはいかないのだと思うのです。ですから、少しでもそういうものを使っていくという方向だと思うのです。そういう意味合いから、当然受け止め方は学校になるわけでございますので、もう1回申しわけありません、教育部長、この受け止め側の学校の方としてはどんなふうにお考えでしょうか。 ◎教育部長(樋口悟) 今、農業政策課の方からございましたけれども、いわゆる利用促進協議会が設立されるというようなことであります。その結果を待って、もしそういう中で学校給食へそういう農産物を供給するという協力がいただければ、30校全校すぐというわけにはいきませんので、何校かモデル校を設置しながら地元の農産物を取り入れて、子供たちにいろいろとまた農業のすばらしさというものを教育的に導入しながらやっていきたいということであります。そういう意味で、安定的な供給をしていただければ学校側では受け入れる体制はできるということであります。よろしくお願いします。 ◆委員(半田栄) この件についても、今後検討をお願いしたいということです。  次に行きます。204ページ、森林病害虫防除事業委託料のことですが、先ほど同僚委員から内容についても聞いた部分もございますので、私の方からは若干考え方を変えてお聞きしたいと思います。今、防除しなければならない対象の松は何本ぐらいありますか。 ◎農業環境部参事(富岡英夫) 金山の松ということで、私の方が頭に入っておりますのが21万本という数量が入ってございますけれども、その後松枯れによって枯れている部分があろうかと思います。さらには枯れた部分、幾らかまた植えかえた部分等もあろうかと思いますが、正式にわかっていなくて申しわけないのですが、15万本以上はあるかというふうに認識しております。 ◆委員(半田栄) 先ほど平成11年度の実績というのですか、被害松の処理件数でいいのでしょうか、3,943本というお話がありましたけれども。 ◎農業環境部参事(富岡英夫) 被害木の抜倒木数ということでご理解いただきたいと思います。 ◆委員(半田栄) そうすると、これはいろいろと駆除をやっているのでしょうけれども、効果が出たというのは何%ぐらいになるでしょう。 ◎農業環境部参事(富岡英夫) かなり前の資料にはなりますけれども、松くい虫の薬剤散布をしたエリア、しないエリアということで被害状況を調べた数値がございまして、これは同じ条件というのはなかなか難しいとは思うのですが、同じ面積で同じだけの松があるかということなのですけれども、それはちょっと対比にならない部分もあろうかと思うのですが、数値的に申し上げますと防除しているのとしていない地域では21倍の違いがあったという結果が出てございます。 ◆委員(半田栄) この駆除の方法というのですか、どんなことをやっていますか。 ◎農業環境部参事(富岡英夫) 薬剤散布という形で、現在地上散布が一つと、スプリンクラーを取りつけてございますので、その二つを使った地上からの散布方式をとっております。 ◆委員(半田栄) 最近静電気を使って松くい虫を防除できるというようなお話も伺ったのですが、ご存知ですか。 ◎農業環境部参事(富岡英夫) 私どもの方が昨年だったかと思います。静電気かどうかちょっとわからないのですけれども、やはり電気を使って防除するという情報を得たものですから、場所が特定できずに日本国じゅう情報をとりましたところ、最終的に九州電力が開発をいたしました名称が「松五郎」という松枯れ予防装置というシステムがあるという情報を聞きましたので、早速九州電力から資料をいただいてみました。今まで、私どもも松枯れ対策、特に松くい虫対策には頭を悩ませているわけなのですが、いろいろ情報をいただいても直接的に松くい虫に効くという形での情報がなかなか得られません。これは、情報を聞きますと、松くい虫にじかに効くということで、大変いい情報だと思いまして実は資料を集めていろいろ研究をしてみたのですけれども、幾つか弱点があるというか、難点があるというか。というのは、1本の松に一つの機械を使ってしまうということです。先ほど申しました15万本もあって、これを15万本つけられないということになりまして、まして単価が5万円以上するということで、これはちょっと無理かということ。さらに、細かい情報を入れて見ますと、開発当事者のお話ですと、すべての松100%に効果があるとは言いがたいというような情報も得てしまいましたので、この「松五郎」に関する情報は今、うちの方ではそのままになっているというような状況でございます。 ◆委員(半田栄) もう一つ、私がちょっと持っている資料の中で、群馬よみうりで1月4日に掲載されたのですけれども、有用微生物群の培養というのですか、EM菌という菌だそうでございますが、これを特殊培養液で樹勢を回復させて、人間で言えば栄養剤のようなものだと思うのですけれども、それで成功した例があるようです。これは、コピーしたのでちょっとわからないのですけれども、上が黄色になっていて下のものがすっかり青く再生されている写真が載っておりましたけれども、これは何か2回ぐらい散布したらそういう結果が出たということです。群馬県北橘村上箱田の石田さんという方だそうですが、そういう研究者もいるようでございますので、ぜひ市としても金山の松は大事な松でございますので、先ほどの「松五郎」は5万円かかるということですけれども、何本かやってみる。それで、結果がよければ逐一やっていくということもいいのだと思うのです。そういう意味で、どうでしょうか、コメントをいただけますか。 ◎農業環境部参事(富岡英夫) 先ほどもご質問をいただいた中で、木炭の灰、木酢というお話もございました。今、新たにまた何か新しい何とか菌というのが出てまいりましたけれども、お話を伺っているところによりますと樹勢をつけるには非常に効果がある。写真では黄色くなっているのが緑になったということなのですけれども、黄色くなった要因が松くいによる要因なのか、松の立ち枯れによる要因なのかという部分が若干疑問視するところがあるのですけれども、恐らく立ち枯れに対する効果というのは私も先ほど石川委員からお話があった方法もいいだろうと思いますし、この方法もいいだろうと思います。いずれにしましても、私どもが松くい虫しか見ていないものですから、総体的な松の育成に関しては関係課がほかにございますので、また協議をして検討していければというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(半田栄) 352ページ、競輪の関係なのですが、これは私も担当委員会に所属していてちょっと最近心配している部分があるものですから、その確認だけさせていただきたいのです。  この競輪の関係ですが、平成11年度の決算だと998万6,672円の繰入金があったかというふうに思います。先週の日曜日3月11日ですが、太田市の主催事業が終了したのだと思いますが、平成12年度の実績がわかりますか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 平成12年度の太田市、前橋市2市共催の競輪でございますけれども、前節が3月2日・3日・4日、後節が3月9日・10日・11日ということで計6日間行なわれました。その中におきまして、総売り上げが20億700万円でございます。それから、入場者につきましても6万4,000人でございます。そういった結果でございます。 ◆委員(半田栄) これは、総額でそういう売り上げだったということですよね。これは、いろいろ経費が引かれるわけですけれども、繰入金はおよそどのくらいになるか予想がつきますか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 繰入金、要するに収益でございますけれども、今、前橋競輪の方で計算中でございましてはっきりした数字は出ません。結局まだ換金なさっていないお客様がございますので、これはまだちょっと時間がかかるかと思いますけれども、とりあえず18億円以上売り上げがあれば何とか収益があるということがわかっております。 ◆委員(半田栄) ということは、繰入金が若干あるだろうということで理解してよろしいわけですよね。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) そのとおりでございます。 ◆委員(半田栄) 幾つかの競輪を開催している市で、例えば清水市などでは撤退をしたというような話も承っています。それから、先日の新聞あるいはラジオ等の報道で所沢市が自転車振興会へ交付金を払うのを払わないというような話も出ています。そういう中で、これから競輪がというよりもギャンブルそのものが非常に厳しい状況になるのかというふうに思うのですけれども、その辺のところの担当課長の考え方はいかがですか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 確かにギャンブルは全体的に落ち込んできております。今回太田市の開催におきましても、前年度と比べて約3億円の落ち込みでございますけれども、特に11日につきましては県内の桐生競艇あるいは伊勢崎オート、高崎競馬等が開催されまして、その中でも競輪は売り上げはトップであった状況でございます。そういった中において、各市が非常に厳しいという形で撤退している事実もございます。ただ、前橋競輪におきましては、平成12年度はまだ途中でございますけれども、全国で2位の売り上げを誇っております。そういった中において、やはり自転車振興会等の交付金というのですか、上納金というのですか、そういった部分についても何とか比率を変えてくれないかとか、そういった運動もしておりますし、また、施行者組合の方もそういった陳情等を総理大臣宛に出しているような状況でございまして、国の方も何らかの形で対応を図ってくると思います。そういった状況でございまして、本市も競輪の収益について非常に貢献をいただいておりますので、今後とも当面は続けていきたい、そういうふうに考えております。 ◆委員(半田栄) 終わります。      ◎ 休     憩                                      午後2時38分休憩 ○委員長(白石さと子) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午後3時再開 ○委員長(白石さと子) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◆委員(小林人志) 190ページで勤労会館運営費の関係をお尋ねしたいと思います。  まず、勤労会館の利用状況はどうなっているでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 勤労会館の平成11年度の実績でございますけれども、53団体、利用者が延べ3万8,600人ほどでございます。また、会館内に4団体の入居団体がございます。そういった状況でございます。 ◆委員(小林人志) 今の数字を聞きますと、勤労会館は大変有効に使用目的に沿って利用されていると思いますが、いかがでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) そのとおりでございます。 ◆委員(小林人志) 今、4団体が入居しているということですが、家賃を払っている団体は幾つあるのでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) それぞれ申し上げます。  まず、勤労者サービスセンターでございますけれども、年間50万4,000円、これは約でございます。それから、連合でございますけれども、37万4,000円。それから、地区労センターでございますけれども、39万7,000円ほどでございます。それから、労生協が2階にございますけれども、63万8,000円。それから、母子会が3万6,000円でございます。 ◆委員(小林人志) 先ほどもお話ししましたとおり、使用目的に沿って大変有効的に利用しているというお話でございます。勤労会館の移転という計画があるように伺っていますが、その関係はどうなのでしょうか。 ◎産業環境部副部長(宮本富太郎) 勤労会館の関係につきましては、委員ご承知のことと思いますけれども、市内の3農協が合併したということで、現在農協は西本町にありますところの新田太田農業会館を利用しておるということでございますが、本所事務所、それと合併時の条件でもあります葬祭センターの建設を一日も早くしたいということで、資金面とか土地の面とか、いろいろな形で検討を重ねてきておるということで、そのことについてはまた太田市にも相談に来ておるということでございます。そんなこともあわせまして、農業を取り巻く環境は非常に厳しいということで、農業の振興を図っていかなくてはならないということから、太田市が提案をさせていただいたということでございます。 ◆委員(小林人志) 農業を取り巻く状況は私も理解をしております。私の方も勤労者、労働者を取り巻く状況が大変厳しいというのも昨日の委員会の中でもお話をさせていただきました。労働者を取り巻く環境等々について副部長の方はどのような認識をお持ちになっているでしょうか。 ◎産業環境部副部長(宮本富太郎) 現在長引く景気の低迷ということで、全産業が非常に厳しい部分があるということだと思います。特に農業・商業につきましては、その厳しさも顕著にあらわれているのかと思っています。工業につきましては、おかげさまで勤労者の皆さんがいろいろご努力なさっておるということで、何とか日の目を見ているかということで、これからもひとつご努力をお願いしたいと思います。 ◆委員(小林人志) この移転の関係でいきますと、農協の方はそういうことで了解というのか、もちろん市の方にお願い、あるいは市からお願いという形の中ではほぼ確定というようなことなのでしょうか。 ◎産業環境部副部長(宮本富太郎) 現在そういったことを踏まえまして、JAと事務的協議を進めておるということでございますが、農協につきましては農協の組織のいろいろな部分がございます。そういったことで、まず理事会に諮って意思決定をした中で、最終的には総会というものがあるわけですが、その総会で承認を得た後に正式に動き出すということになると思います。 ◆委員(小林人志) 農協の総会の見通しというのは、ある程度可決というのか、了承いただけるような形で進んでいるのでしょうか。 ◎産業環境部副部長(宮本富太郎) 三つの農協が一つになったということでございますが、現体制の中では理事の方も旧の体制のままで現在組織化されておるということで、今回の総会をもって新たな執行体制ができてくるということだと思いますが、そこら辺はまだ何とも言えない部分があるのかというふうに思います。 ◆委員(小林人志) 勤労者の方にはどういう形でお話というのか、あるいはある程度の感触というのはどうなっているのでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) そういった方向性を考慮いたしまして、3月1日には既に6月分の利用の申請等を受けなければならない。そういったことを踏まえまして、まず利用団体につきましては2月23日に昼間と夜という形で説明会を開催して、このような方向性になるからご理解いただきたいということで説明会を開いております。  また、入居団体が4団体ございますけれども、特に地区労センター、あるいは連合、あるいは労生協、これらにつきましては2月6日、あるいは2月19日にそういった形で説明申し上げて、なおかつ過日労働団体に対して2月19日でございますけれども、経過説明等も説明申し上げましたけれども、2月20日付をもって文書でこういった方向ですので、よろしくご協力いただきたいという通知を出しております。ただ、これについて了解しましたとか、そういった返事はいただいていないような状況でございます。 ◆委員(小林人志) 今、農協なり、あるいは労働団体との経過を含めてお話をいただきましたが、私の方はあくまでも利用している団体、あるいは勤労会館ですから市民の他のいろいろな団体もご利用になっているかと思いますが、労働団体はわかりましたけれども、市民団体としてご利用になっている方々のご意見というのはお尋ねになったのでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 2月23日に利用団体の方に説明申し上げたわけでございますけれども、特に意見というのは向こうが利用できるまでの間をどこか代替的なものを考えてくれないかということでございました。そういったこともありまして、各行政センターに問い合わせをして部屋が空いている日程等を調査させていただきまして、そういった連絡調整は行っております。 ◆委員(小林人志) 勤労会館設置規則でいきますと、常任運営委員会があろうかと思うのですが、ここでの協議等は行っておるのでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) これについてはやっていません。 ◆委員(小林人志) 移転ということになりますと、今お話ししましたとおり運営委員会等もあるわけでございますので、私個人といいますか、委員という立場では反対とか賛成とかということではなくて、あくまでもそういった機関等できちっとした手続をしていただきたい。そして、了解をしていただきながら円満に解決というか、進むことを望んでいるわけでございますので、その辺の今後の手続も含めどのようにお考えになっているのでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) これにつきましては、やはりこういった設置条例とか規則等がございますので、運営委員会等を開催してやっていきたい、そういうふうに考えております。 ◆委員(小林人志) 市あるいは農協の方で予定をして移転というのが始まったかと思います。そういった形の中で、この利用団体というのは余儀なくここを移転するような形が今後の中で生まれてくるのだろうと私は思いますが、そんな方向になるのでしょうか。 ◎産業環境部副部長(宮本富太郎) 農協自身の考え方をきちんと整理した中で、5月22日が総会の日ということになっているらしいのですが、総会に諮られるということで、農協の意思決定があればそういった方向で進ませていただくということですので、ぜひご理解をお願いしたいと思います。 ◆委員(小林人志) 農協次第ということで、先ほどお話ししたとおりその決定に基づけば労働団体、あるいは利用者というのは他の場所ということになるのではないかと思います。なかなかこれは反対とかどうとかというのは、いろいろな政治も絡んで大変な部分があろうかと思います。そういった中で、移転ということで決まってくるならば今入居している団体なり、あるいは利用している団体、こちらの方は不利益になるような形での取り扱いと申しますか、移転等との関係がないように考えていただきたいというふうに思いますが、その辺の関係はどうなってくるでしょうか。 ◎産業環境部副部長(宮本富太郎) そういった形になれば当然引っ越しをしたり、いろいろなものがかかってくると思います。そういったことに対しましては、現状の中でそういう不合理が出ないような形でやらせていただきたいというふうに思います。ただ、時間的に部分的にしようがないということでご理解していただければと思います。 ◆委員(小林人志) ところで、農協会館の建物というのは築どのくらい経っているのでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 昭和38年に建設されたものであります。 ◆委員(小林人志) 昭和38年といいますと、38年の経過ということになりますか。かなり老朽しているかと思うのですが、その辺のところはどのようにお考えですか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) その当時の建物は非常にしっかりできております。骨組みがしっかりできておりまして、窓もその間相当数手が加えられております。そういった状況で、確かに冷暖房等の配管は露出しておりますけれども、建物そのものはしっかりしていると私は感じております。 ◆委員(小林人志) 鉄筋コンクリートでしっかりしているということなのですけれども、一般的に耐用年数というのはどのくらいと考えたらよろしいのでしょうか。専門的な方がいらっしゃればそちらのご答弁をいただきたいと思うのです。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 行政の補助金絡みで、鉄筋コンクリート等は大体60年といういうふうに換算すると私は聞いております。 ◆委員(小林人志) 60年というと、あと二十数年大丈夫だという計算になろうかと思います。これは、いろいろな理由があろうかと思いますが、市役所の前庁舎がどのくらいで立てかえになったのでしょうか。 ◎総務部参事(阿久戸征三) 旧庁舎は、昭和33年に建設されたものだというふうに聞いております。 ◆委員(小林人志) それと比較しますと、ちょうど年数的には同じような建物だというような形になろうかと思います。私も昨日の予算の関係でもお尋ねをしました。約38年、40年近く経っている建物ですので、勤労者の町にふさわしい勤労会館等々について昨日総合施策という中でお伺いいたしました。そんな方向も、ぜひひとつ今後の中でお考えになるお気持ちを特に担当部長としてひとつお願いをしたいと思うのです。 ◎産業環境部長(高橋正孝) 2月19日の連合、あるいは地区労の役員と市長との意見交換がありました。そのときにも役員からの質問に市長も答えていましたが、「いずれそういった環境が整ってくれば」という表現をしましたが、ここ1兆5,000億円の工業生産がありますところの下支えをしてくれている労働者の皆さん、そういった方々の集まる場所、憩いの場所も必要かと思っています。また、これから総合政策の中で我々としては希望を出していきたいというふうに考えています。 ◆委員(小林人志) 部長の方から大変お心強いご支援策をいただきました。ぜひそれが実現しますように、これはお願い、要望をしておきたいというふうに思います。  勤労会館の関係で、もう1点についてお尋ねしたいと思います。先日の3月5日でございますけれども、事務所荒らしが入りました。被害状況等を確認しておれば内容等をお願いしたいと思うのです。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 過日3月4日日曜日の夜、それから3月5日の未明かと思いますけれども、北側の通用口から侵入した盗難があったわけでございます。まず、被害状況でございますけれども、会館そのものでございますが、北側の通用口の扉、かぎが壊されました。それから、サービスセンターあるいは地区労センターあるいは連合群馬の入口のドア、あるいはかぎが壊された状況でございます。  それから、まずサービスセンターの被害でございますけれども、耐火金庫、約60キロの金庫でございますけれども、金庫そのものが盗難に遭っております。中には、勤労会館の使用料1万4,300円、それから、ライフアップおおたの会費が4万6,900円。中には映画の券、あるいは入浴券、預金通帳等が金庫の中に入っていた状況でございます。それから、連合群馬でございますけれども、手提げ金庫が開けられまして約7万円ぐらいの現金が盗まれております。それから、地区労センターにつきましても同じように耐火金庫がこじ開けられまして7万円前後の現金が盗まれておった。それから、母子会でございますけれども、自動販売機たばこのみが被害に遭いまして、たばこの自動販売機の現金6,000円と3万円相当のたばこが盗まれております。現金につきましては、合計で21万円前後でございます。 ◆委員(小林人志) 勤労会館は、建設当時から警備保障が入っていたと思うのですが、どうだったでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 昭和60年8月にオープンしたわけでございますけれども、その当時から警備保障は入っておりました。 ◆委員(小林人志) この警備保障を解約というのか、中止した理由は何だったのでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 年間230万円ほどの警備委託料を平成10年度いっぱいまで支払っておったわけでございますけれども、経費節減という形でこの予算を切りました。 ◆委員(小林人志) 勤労会館の建物だけで230万円警備の関係があったのでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) そのとおりでございます。 ◆委員(小林人志) そうしますと、その中であのときに一律に役所の出先があったかと思うのですが、その理由が何点かあったと記憶しているのですが、どのような理由で警備保障を中止したのでしょうか。 ◎総務部参事(竹吉弘) 今、警備やら、その他もろもろの削減の状況でありますが、きのうもお話ししましたけれども、市長就任以来そういった経常経費の削減という中でやっていきました。そういった意味では、全体を切るというニュアンスではなかったと思いますが、一年一年10%、20%という形の中、あるいは今まで契約をしていた中身を検討して、そのお金のできる範囲内での契約をというニュアンスの中で削減をしていったというふうに認識をしています。 ◆委員(小林人志) 経費節減というのも大きな理由の一つだったと理解してよろしいのでしょうか。 ◎総務部参事(竹吉弘) そのとおりです。 ◆委員(小林人志) そうしますと、先ほど勤労会館で年230万円で、2年経過になるわけですか、3年経過になるわけですか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 2年が経過するということでございます。 ◆委員(小林人志) そうしますと、勤労会館だけでも経費節減という意味では460万円の節減があった、こういうことでよろしいわけですか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) そのとおりでございます。
    ◆委員(小林人志) 市の出先であるライフアップで先ほど耐火金庫60キロの中に現金、あるいはチケット等が被害に遭ったということですけれども、これの保障というのは保険会社になるのですか、それとも市の公金で負担をするのでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) まず、1点でございますけれども、勤労会館の使用料につきましては市の公金として取り扱いができますので、今、その手続等を検討しております。それから、サービスセンターあるいは労働団体等の部分については、公金という形の取り扱いができません。そういった中で、保険等の保障はできません。そういった状況でございます。また、通常の傷害保険、要するに勤労会館を利用する人が施設の整備不足でけがをした場合には傷害保険という形でございますけれども、保障対象は考えておりません。 ◆委員(小林人志) そうしますと、入居団体については、全くそういう被害の補償はないということでよろしいのでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 私は、そのとおり解釈しております。 ◆委員(小林人志) 入居時の賃貸契約というのがあろうかと思います。その中では、文書でうたわれている部分、あと、うたわれていない、既に設置のしてあった設備、先ほど話をした機械警備の関係でございます。機械警備の関係を入居者の同意も得ずに一方的に中止をしたということでは、貸し主である太田市にその過失責任と申しますか、説明責任があろうかと思いますが、その辺のところはどうなるのでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) まず、家賃の設定をご理解いただきたいと思います。この家賃の設定ですけれども、建物の建築費が3億7,000万円ほどでございます。それの100分の6を掛けまして、建物の延べ面積1,900平米で割り返したものでございまして、それから土地の購入費等も同じように割り返したものでございます。ですから、平米当たり月1,000円の家賃を設定したわけでございます。この機械警備については、あくまでも委託料でございますので、そういった家賃の中には警備にかかる部分は含まれておりません。ですから、その家賃設定の中に警備料が含まれておるのならそういう部分が考えられますけれども、家賃設定についてはそういった形で行っております。特に労働団体につきましては、そのうちの50%を減免ということでございますので、よろしくご理解いただきたいと思います。 ◆委員(小林人志) この入居時に当たっての契約は、この部屋を云々ということであり、設備というのはその施設にある電気であるとか水道であるとか、あるいはエアコンであるとか、あるいは今お話をした機械警備、これがもう既に設置をしてあるということは、それらを含んで契約になっていると民法上では理解するのではないでしょうか。当然契約に含まれるということで理解するのではないでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 民法上については、私もちょっと理解できませんけれども、昭和60年開設以来家賃もそのまま平米1,000円という形でずっと来た、そういったことでご理解いただきたいと思います。 ◆委員(小林人志) 要するに、この部屋を借りるとすればこういうマイクもついている状態で借りた場合、このマイクを外すに当たって借り主の同意を得ましたかということなのです。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 当然翌年度に機械警備料がなくなれば、当時の担当者、あるいは係長かわかりませんけれども、当然そういう団体等の部屋の中に警備されている器具類を撤去しなければなりませんから、そういった中において例えば「平成11年の4月1日からはこれがなくなります。」といった言葉はかけたかと思います。 ◆委員(小林人志) その辺の同意を得たかどうか、ここでの議論はわかりませんので、ぜひ確認をしていただきたいと思います。お願いいたします。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 当時の担当者に問い合わせてみたいと思います。 ◆委員(小林人志) その関係が一番大きな問題になろうかと思います。そのように私の方も質問に当たって若干お聞きしましたら、その辺のところをきちっと確認した方がいいですよということでアドバイスを受けましたので、そこで確認をさせていただきますので、ぜひお願いをしたいと思います。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 今回の盗難事件につきましては、非常に大胆なものでございます。仮に機械警備があっても入ったかもわかりません。そういったことで、ひとつよろしくご理解いただきたいと思います。 ◆委員(小林人志) その辺の同意というのも大きな問題になるわけですから、被害に遭われた団体とよくご協議をしていただいて今後トラブルが起きないような対応を望んでおきたいと思います。  それと、もう1点でございますけれども、当然市民の大切な財産である公共物なり公金が被害に遭ったということでございます。その原因というのも警備があれば100%大丈夫なのか、あるいはどうかといろいろな問題もあろうかと思いますけれども、市の財政を預かる理事者側としては当然最小の経費で最大の効果を上げるのが使命でございます。警備を外すということは、最小の経費をかけないということでございます。かけなければ効果はゼロということですから、その辺もひとつご理解をしていただきながら他にある施設等々についても再度確認をしていただきながら市民の大切な財産、そういったものの安全な管理体制というものをとっていただきたいというふうに思います。その辺について、どなたかご答弁をいただければと思います。 ◎総務部参事(竹吉弘) 今、ご指摘をいただきました点等につきましては、今までも段階的にそういった経費部分を削減してやってまいりましたけれども、先ほど申し上げましたようにある時点で非常に内容の濃い警備委託をしていたとすれば、例えばお金が減れば相手との契約事ですから何らかが減るということで、全体を云々ということではなかったと思うのです。ですから、ご指摘されるように市の施設等の警備のために市民の財産を守るということは基本的には考えてまいりたいというふうに考えています。 ◆委員(小林人志) 以上で質問を終わります。 ○委員長(白石さと子) 他の委員でご質疑ありませんか。 ◆委員(竹内和代) 私も勤労会館のことでお聞きしたいのですが、私の方は利用者としての立場からいろいろ意見が寄せられておりましたので、お聞きしたいと思います。  一つは、今回の勤労会館の行方というか、それがまだ実際によくわかっていない段階で今、お聞きしますと農協の方では決定をしていないということで、その行方がどういうふうになるかは実際には厳密に言えばわからないということだと思います。しかし、実際にはもうそういうことを前提にして動き出していて、利用者の方には説明会が持たれているわけですよね。実際に利用されている方も本当に困っているわけで、その受け皿をちゃんと用意してそういう説明がされるといいのですが、5月いっぱいで使えませんということで一方的な説明になったと思うのです。結局予算編成の段階では、この問題がまだ出されていなかったらしくて、勤労会館の管理運営費が1,128万3,000円というのは現状のままの予算が組まれたということですよね。その辺をちょっと確認しておきたいのです。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) この予算書につきましては、その現状のままの予算でございます。 ◆委員(竹内和代) そうしますと、話の中では農業会館と交換するという様子なのですけれども、そちらはかなり改修費をかけないと実際に利用できるようにはならないのだと思うのです。その手続上非常に逆さまだと思うのですけれども、まだ農業団体の方と話し合いがついていない時点であれば、それが決まった時点でその先実際に交換するのであれば改修をどうしようか、利用団体に対しての受け皿はどうしようかという手順を踏んでいくのだと思うのですが、今回は非常に無理のある手続がとられているのだと思うのです。これは、どこの時点からどういうふうに、そしてこれからどういうふうに進もうとしているのか、ある程度見通しをもって出してきたのだと思いますので、もうちょっと丁寧にお答えいただきたいと思うのです。 ◎産業環境部副部長(宮本富太郎) 今、新田太田農業会館が本来の当初の目的をもう終わったということで、今回解散をするということでございます。ですから、今のJAが新田太田農業会館を今、使用しておるというのは、間借りをしてあそこで本所事務をとっておるということでございます。それが、今度社団法人新田太田農業会館ということで、社団法人が解散した場合においては残余財産を組合員で分配するというわけにはいかないわけなのです。それで、どこへ解散するに当たって残余財産の整理をするかということになってくるわけですが、それが民法で規定されておるものを解釈しますと、公共団体あるいは利益を追求しない公益法人何とか、そういったものにしか寄附できないということなのです。  ですから、太田市にも寄附の話が来ているわけですけれども、今回太田市が受けないとすれば県なり、また新田町なり尾島町なり、そういったところに話が行く。受けないとなれば、最終的には国庫に帰属するという性格の財産なのです。ですから、それを今度5月22日の農協の総代会においてそれも最終確定をするわけですけれども、太田市の方に正式に総代会で確定したものとすれば所有権を太田市の方へもってくるということを前提に、それらも考えた中でそういった今の農協の問題も一緒に進めておるということでございます。 ◆委員(竹内和代) そうすると、解散をして、いわゆる太田市に寄附するということが決定した場合にはすぐに別の場所が必要だということなのですか。斎場事業をやるのを支援するということが交換条件として出されるということなのですか。 ◎産業環境部副部長(宮本富太郎) 一切交換条件には入っておりません。ということは、今申したとおり太田市が寄附を受けなければ国庫へ帰属するということですから、一切そのほかの考え方はないというふうに考えてください。ただ、今、農協も資金面とか、いわゆる葬祭センターの建設場所と本所事務所をつくる場所等がまだ立地条件等も考えながら確定していないということで、それではこういう所があるけれども、どうですかというような形で太田市が提案させていただいたということでございます。 ◆委員(竹内和代) ですから、例えば葬祭事業を支援するとかを交換条件で出されているのでなければ、確定してから出発してもいいのではないかと思うのです。その時点から、では改修をどうしようかとか、葬祭事業をどういうふうに引き継ぎしていこうかとかということが始まるのだと思うのですけれども、今回は農協の方の総代会で決定したことではないから、あまり表には大っぴらには出せないということなどもあるようです。これはかなり急に出されていますから、利用者とか入居団体というのも非常に混乱をしているのではないかと思うのですけれども、これはそういうふうに進んでいるということなのですけれども、今まで勤労会館はかなり利用しやすくて私たちも大分利用させていただいているのですが、実際にこれにかわるものが農業会館の中で確保できるのかどうか、その辺をちょっとお伺いしたいのです。 ◎産業環境部副部長(宮本富太郎) ちょっと先ほどのお話で口足らずのところがあったのですが、太田市が提案させていただいた、それに対して農協の5役、常勤理事が一応施設も見させてくれということで施設見学もさせていただきました。そういう中で、1月31日だったですか、農協としての暫定的な考え方というか、臨時理事会を開いていろいろ現状を理事に報告はしてあるということで、農協はきておるということでございます。それと、私の考え方ですが、最終的には今の新田太田農業会館は7反あるのです。面積が2,100坪あるわけです。ですから、あそこをある程度改修した中で勤労会館の部分で使っていければ駐車場も広いし、目的を達成できるかというふうには現在考えております。 ◆委員(竹内和代) 利用者の説明会の中では、例えば農業会館の方には和室がなさそうだけれども、それは確保してもらえるのだろうかという要望も出されていたようですが、それはどうでしょうか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 利用団体の説明会では、そういった要望がありましたので、そういった部分も含めて今後まだまだ検討していく段階でございます。 ◆委員(竹内和代) 敷地がかなり広いですから、今後利用価値としてはかなりあるのだと思うのですが、建物そのものはあまり老朽化していますと十字屋の建物ではないですけれども、それを建てかえするのに壊すのに何億円もかかるという状況などもあると思うのですが、昭和38年当時の建物ということであればすぐある程度短期的な計画を立てなければならないと思うのですが、それについてはもうある程度のプランはお持ちなのですか。 ◎産業環境部副部長(宮本富太郎) 農協の方からあの財産を太田市に寄附をという話があったときは、あの建物はとりあえず壊すかというような話もあったのは事実です。ただ、あれだけの建物だし、何かに利用できないかということで考えた部分もありますし、利用できるだけは利用していこうということで、将来的には当然壊してあそこに何か太田市の公共施設をつくっていければいいかというふうには考えておりますけれども、またそれは今後の計画というか、そういった利用的なものの中で決まってくるというふうに思っています。 ◆委員(竹内和代) そうしますと、うまくスムーズに移管される場合補正を組まなければならないと思うのですが、改修事業の方はいつごろから始まってどのくらいのところから使えるようになるという見通しなのでしょうか。 ◎産業環境部副部長(宮本富太郎) まず、現勤労会館でございますが、勤労会館も農協が使うという前提で考えますと、多少リフォームもしなければならないということで、それが終わったら引っ越しをします。引っ越しが終わってから、もし改修をするようであれば改修もしなくてはならないということで、将棋の駒ではないけれども、ちょっとこんな感じがあるのですが、いろいろまた勤労会館の使い勝手で条例の関係も出てきますから、そういった改正をするものは改正していかなくてはならないということで、順調に行けば6月の議会にまた諮らせていただくような形になって、7月か8月には勤労会館を使っていただけるかと思っています。 ◆委員(竹内和代) そうしますと、農業会館が勤労会館という名称になるということは予測できるわけなのですが、できるだけ早い時期に今の機能を損なわないような貸館機能を一日も早く実際に執行していただきたいというふうに思います。 ◆委員(小林耕作) 186ページ、5款労働費、1項1目労働諸費の中の3細目労働団体補助事業で今年度も976万円予算を組み立てておりますけれども、労働組合の存在意義についてどのように感じていますか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) やはり勤労者は非常に弱いものがございます。そういった中で、お互いに連帯を深めながらよりよい自分たちの立場をつくり上げていくというような団体かと考えております。 ◆委員(小林耕作) そんなには立場は弱くないのです。それは、昔のことであります。先日の日産の2000年3月決算が8,600億円の赤字を今年度の3月決算ではプラスの2,500億円にする。もうこのことですよ。ですから、労働組合というのは捨てたものではないということです。昔の労働組合と今は違うのです。ですから、平成11年度の工業製品出荷額が15年振りに北関東で1番になった。1兆5,350億円稼ぎ出しまして204市町村の中でトップに来たということでありまして、これにかかわった太田市の事業所数と従業員数とその中で労働組合に組織されている組織率をちょっとお願いします。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 現在太田市には、労働組合数が51組合、組合員数でございますけれども、2万3,193名でございまして、組織率につきましてはちょっとデータがありませんのでご勘弁いただきたいと思います。 ◆委員(小林耕作) 1兆5,000億円を稼ぎ出しました事業所数と従業員数をお願いします。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 705事業所かと思います。従業員数は2万3,000人ほどでございます。 ◆委員(小林耕作) そうすると、みんな組織されているということになってしまうのですけれども。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 工業統計調査ですと、4名以上という形になりますので、そういったギャップがあろうかと思いますけれども、やはり組合の組織率は相当数の従業員がいないと組織していない部分があろうかと思いますので、そういった差があろうかと思います。 ◆委員(小林耕作) わかりました。それでいきますと、組織されているのが1万人ぐらいですから未組織が1万三、四千人ぐらいになるだろうと思います。それで、これは変な話なのですけれども、ここのところ労働組合の組織化率というのが全体的には落ちているわけです。それで、やはり労働組合で組合費を払ってちゃんと働いているところの労働条件はいいというのは紛れもない事実ですからそういうふうになっています。そうすると、やはり労働組合を組織していただくような指導も経済の発展のためには大変重要になってきているのではないかと思うわけです。その件については当局としてはどうでしょうか。 ◎産業政策課長(久保田幹雄) これにつきましては、行政サイドからそういった部分ができるかどうかというのはちょっとわかりませんけれども、今現在あります連合群馬太田地協、あるいは太田地区労センター等の役員とか、あるいは組合員等がそういった未組織の組織等でぜひご指導していただいて、少しでも組織化を図っていただければいいかというのが実感でございます。 ◆委員(小林耕作) 今、教科書問題の請願が出されまして論議をしたところなのですが、教科書の中に労働組合の記述というのがどんなふうに書かれているかわかりますか。 ◎教育部長(樋口悟) 私もちょっと勉強不足で調べてございませんので、申しわけございません。 ◆委員(小林耕作) 戦争とか、そういうことは書かれていると思うのですけれども、戦後労働組合がいっぱいできてきまして今日こういう社会をつくってきました。今日的には自らの労働条件を上げるのには何といっても企業基盤の強化なのです。給料を払えるだけの体制が企業になければ、幾ら手を挙げて要求をしたところで前に進まないわけです。ですから、公営住宅の入居基準の中では、昨年度の所得が今、410万円から415万円です。そういう人たちが公営住宅に入れるというふうになっているわけです。ところが、組織化されている組合員は、現状では二十二、三歳でもう入れないのです。それは、労働条件がいい、いっぱい取っているのだからということになるわけです。ということからしますと、やはりこれは企業城下町、産業都市太田市としましては経営者も大事です。働く人も大事です。けれども、レベルの高い経済環境、労使関係をつくっていくためには、労働組合を組織したらどうですかという投げかけは私は悪くないと思うのです。どう思いますか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) この関係につきましては、労使教育委員会というものがございまして、そういった中でお互いに情報交換等をやっている状況でございまして、そういった中で大きな課題等があればいろいろ考えてまいりたいというふうに考えております。 ◆委員(小林耕作) その場で強く発言をしてもらって経営者の皆さんにも理解を求めてもらうようにお願いをしまして、先ほど同僚委員の方から話が出ました勤労会館の件ですが、となりの大泉町でもすばらしいものをつくったのです。それもやはり大泉町は8,000億円からの稼ぎを出しているわけです。そうしますと、勤労者にふさわしい勤労会館ということになるわけでして、今回は本当に早急な話で農協がそういう状況で苦しい中でも合併をしたということをいろいろ考えますと、組合側の方もむげにだめだというわけにはいかない状況にあるわけです。そういうことからしまして、新田太田の向こうの会館の方に移るということについてはリフォームをしてもらうということを大前提にしていただいて、第五次総が終わるのが平成17年度ですから、平成18年の最初の年にすごい勤労会館をつくってもらうということでどうでしょうか。決意を。 ◎産業環境部長(高橋正孝) 先ほども申し上げましたが、やはり今、委員がおっしゃるとおり勤労者の集える殿堂ですか、そういうものは私も必要だと思っています。ただ、今の話のように平成18年にどうこうとまでは言えませんけれども、そういう方向で研究検討してまいりたいと思っています。 ◆委員(小林耕作) 終わります。 ◆委員(中島貞夫) 202ページのふるさと総合整備事業ですが、同僚委員からも質問がありましたとおり先ほど岡田課長からお話を伺いました。この総合整備事業の当初の計画は、3カ年で完成をさせるという確認でよろしいのでしょうか。 ◎農村整備課長(岡田義久) 当初3カ年で終了するということで計画いたしました。 ◆委員(中島貞夫) 平成13年度の当初の予算というのは幾らですか。 ◎農村整備課長(岡田義久) 7,000万円でございます。 ◆委員(中島貞夫) 平成13年度当初の計画ですよ。間違いありませんか。 ◎農村整備課長(岡田義久) 当初計画では1億1,400万円予定したわけでございます。 ◆委員(中島貞夫) 失礼しました。平成13年度は9,261万円、中身としては7,000万円を投資するということだというふうに思いますけれども、これは3年計画でいくと完成ができますか。 ◎農村整備課長(岡田義久) 今、こういう財政事情でございますので、できれば当初計画に沿った中で見直しができる部分につきましては見直しをして、できれば3年ぐらいで完成させたい、そんな気持ちでは今いるわけでございます。 ◆委員(中島貞夫) 担当部長にお尋ねいたします。  これは産業経済の振興ということで、太田市の重点事業の一つですよね。これを3年計画で本当にできますか。 ◎産業環境部長(高橋正孝) ビオトープの事業は、県事業でお願いしながら市の方も協力しているという現状ですけれども、3年というのは私の記憶の中ではないわけで、もっと長いスパンで。 ◎産業環境部副部長(宮本富太郎) ふるさと総合整備事業は群馬県の単独の補助事業ということで、補助率が2分の1、50%を補助するということなのです。この事業は、環境ものにつきましては7,000万円が限度です。1年に7,000万円しか県からもらえないわけですね。ですから、米沢の事業にしてもお金があれば1年なり1年半で工事はできるのです。ただ、こういった財政難のときなので、いろいろ四苦八苦して県の方と協議しながらこの事業を3年面倒見てくださいということです。本来なら、もう単年度で切られてしまうわけですけれども、3年間で面倒見てくださいということでこの事業を始めたということなのです。  ですから、県の方に要望する事業名は地区名を変えたりいろいろして毎回違う部分もあるわけなのです。そうでないと、補助金がもらえないということなので、いかにしたら補助金をもらえるかということで、担当課長とすれば本当に頭を使ってこの事業をやっていきたいということなのです。ですから、それを3年間でやっていこうということですから、財政の方へお願いしてまた単独費も多少入れていかなくてはならないかというふうに思います。そういった事業でございます。苦労しているわけですので、ひとつよろしくお願いいたします。 ◆委員(中島貞夫) 苦労されているというのは十分我々も認識しています。ただ、やはり太田市の重点事業の一つだということで、第五次実施計画書にも記載されているわけです。ですから、やはりあまり財政当局が引き算をされてもここだけは頑張るのだと担当部で決意をしてもらわないと、なかなかいいものができ上がらないというふうに私は認識しているのです。ですから、今、副部長のお気持ちは十分わかりましたので、そのお気持ちでぜひ財政当局とけんかをしてでもこの事業を完成させるのだという気持ちになってやっていただきたいというふうに思います。  続いて、もう1点、204ページの地積調査事業についてお尋ねいたします。この事業は、もう何年かかっていますか。 ◎農村整備課長(岡田義久) 地積調査事業につきましては、昭和38年から実施しております。 ◆委員(中島貞夫) 今、どこの地区をやられていますか。 ◎農村整備課長(岡田義久) 今、矢場町でございます。 ◆委員(中島貞夫) 矢場町はいつごろ終わる予定ですか。 ◎農村整備課長(岡田義久) 矢場町につきましては、平成12年から3年計画で平成14年に終了する予定でございます。 ◆委員(中島貞夫) 全体の計画終了年次というのはいつですか。 ◎農村整備課長(岡田義久) この地積調査事業につきましては、今現在計画面積で申しますと68.55平方キロメートルを計画しておるわけでございますけれども、そのうち平成10年度までに43.51平方キロメートルを実施しておりまして、進捗率につきましては63.5%ということで今現在進んでおるわけでございます。この地積事業につきましても、面積を多くやればそれなりに進捗するわけでございますけれども、やはり土地の権利を調査するわけでございますので、なるべく小さい面積で正確な調査を実施していきたいということで、今現在は大体25ヘクタールから30ヘクタールの面積を想定して今、実施しておるところでございます。 ◆委員(中島貞夫) 非常に効果があるのだろうというふうに認識をしています。ただ、年次がかかっていますので、これはどうなのですか。もう38年からという話ですから、もうちょっと早く年次を詰めてやるというわけには財政当局はいかないのですか。どうなのですか。 ◎総務部参事(竹吉弘) 私たちが財政上で考えさせていただくのは、やはり単一の事業というよりはある程度全体を見つめながらということで、入りの総量と比較した中で計画を立てて今年何とかなるかという見方の方がやはり強いような気がします。ですから、大局的な流れの中で単一のものであれば一つだけであれば処理できるという考え方でいきますけれども、やはり複数の事業のそういった積み重ね、五次総の特に実施計画などもありますけれども、なかなかこれに沿っていけないというのが現状かというふうに思っています。 ◆委員(中島貞夫) 岡田課長の担当部から財政当局へはもうちょっと早期に実施したいのだという要望が総務部に出ているのではないですか。 ◎総務部参事(竹吉弘) 個々の事業について、年間いろいろやりとりをさせていただきます。岡田さんもよくお見えになりますけれども、私と顔を見合わせながらいろいろな中の職員のあうんの呼吸という感じでいくときもありますが、今の質問の趣旨からしまして、そういう意味では岡田さんは職責を十分全うしているというふうに思っています。 ◆委員(中島貞夫) 私が言いたいのは、担当部から出た話ですから、やはり1年でも5年でも早くしたいということであればそれを酌んでやるのが総務部ではないですか。 ◎総務部参事(竹吉弘) 全く気持ちは同じで、私なりに男気もありますし、「よし」という気持ちはありますが、なかなか現実申しわけないというふうに思っています。 ◆委員(中島貞夫) 総務部長、今、財政課長の立場の答えはわかりました。私もわかります。100円のものしか予算がないのだというのはわかりますけれども、どこを優先にするかというのがあるのだと思うのです。与えられた予算の中でどうやるかというのは、財政課がある程度引き算をしたり足し算をしたりしてすばらしい太田市をつくっていくのだ、このように認識をしていますけれども、総務部長の決意を聞いて終わります。 ◎総務部長(多田雄吉) 委員おっしゃるとおりで、毎年毎年予算というのはそういう工夫を凝らしながらやっております。今のご質問の地積調査は、私も内容がよくわかりませんでしたので財政担当に聞きましたら、これは五次総の実施計画に基づいてこの枠の中できちっと組んでいるということですから、私どもからすれば所管の方からこれだけの要求が出てきたものをつけているということです。 ○委員長(白石さと子) 他の委員でご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(白石さと子) 他に質疑もないようですから、以上で委員の質疑を打ち切ります。  オブザーバーご質疑ありませんか。 ◎オブザーバー(石川宏) 久保田課長にお尋ねしますけれども、勤労会館の問題であります。先ほど同僚委員とのやりとりを聞いていましたところ、特定の団体が何団体か長期間継続をして勤労会館の中に事務所を設けているという話だったのですが、それは間違いないですか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 毎年その都度契約を結んで利用していただいている状況でございます。 ◎オブザーバー(石川宏) 勤労会館の設置及び管理に関する条例の施行規則の第4条、継続使用期間は次の各号に掲げる区分に従い、当該各号に定める期間を超えることができないということで、継続して使用できる期間は定めがありますね。一つ、大ホールは3日間。第2号で展示ホール7日間。3号、大会議室等ということで5日間。これ以外に継続使用期間の規定がないですね。それなのに、先ほど列挙された団体は根拠なく使用しているわけですか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) これにつきましては、その規則の中において市長が特別な理由があると認められたものという形で処理している状況でございます。 ◎オブザーバー(石川宏) 市長が特に認めたものというのは、この施行規則の中に書いてあるのですか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) これにつきましては、地方自治法238条4項の規定に基づいてということで処理しております。 ◎オブザーバー(石川宏) 地方自治法のどの部分ですか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 238条の4、第4項ということでございます。その内容についてはちょっと私手元に資料がございませんので申しわけございませんが、その法律に基づいてということでございます。 ◎オブザーバー(石川宏) 地方自治法に基づいて貸しているということはわかります。ただ、設置条例、あるいはその設置条例の施行規則の中に明らかにそれはできない話ですよね。その他市長が特に認めるものとか、何か例外規定があればいいですけれども、これは例外規定のない、これ以外には使えないという規定だと思うのですけれども、その辺の解釈はいかがですか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 第7条の部分にその他市長が特別の理由があると認めたもの、その部分の解釈かと思います。 ◎オブザーバー(石川宏) それは、使用の申請の問題ですよね。そこに書いてあるからといって市長が特に認めたということは、その他のものについては使用する日の三日前から3カ月以内に申請書を市長に提出という規定だけで、今の話がすなわち長期間使えますという規定ではないですね。課長、これはこれで一たん棚へ上げましょう。  次に行きます。それで、建物あるいは部屋だから一つの不動産ですけれども、それを賃貸するのに契約書も何もつくってないのですか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 契約書はつくっております。
    ◎オブザーバー(石川宏) すぐ今、手に入りますか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) すぐ手に入れたいと思います。      ◎ 休     憩                                      午後4時10分休憩 ○委員長(白石さと子) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午後4時11分再開 ○委員長(白石さと子) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) ただいまとりよせましたところ、契約書ではなくて許可書ということでございますので、取り消しいただきたいと思います。これにつきましては、申請に基づきまして市長がその申請者宛に許可書を出しております。その内容につきましては、申請のあった行政財産の使用については地方自治法第238条第4項の規定に基づき次のとおり許可するということであります。その238条の第4項でございますけれども、行政財産はその用途または目的を妨げない限度において、その使用を許可することができるということになっております。 ◎オブザーバー(石川宏) それで、契約書ではなくて許可書だということなのですけれども、その内容の中に例えば今回みたいな盗難事件があったという場合にはどう対処するのか。あるいはその管理上の問題ですね。それについて何か規定はないのですか。 ◎工業政策課長(久保田幹雄) 施行規則の中に、そういった盗難等があった場合には請求しないものといったものがございます。 ◎オブザーバー(石川宏) 施行規則の中に、盗難等があった場合には請求しないことと今、話されました。そうすると、先ほど小林委員の質問に対してその請求云々の話が出たときにその話は出なかったですけれども、多分今、課長が言ったのは施行規則の13条、使用者は次の各号に掲げる事項を遵守しなければならないということの1項6号、火災盗難その他災害の防止に配慮すること。使用者が配慮するべきだというふうになっていますね。ということは、先ほど小林委員が課長に申し上げた話は、市として初めからあった警備をなくしたということに対して市の方の過失があったのではないかという話ですけれども、むしろ過失があったのは使用者の方ではないかと私は思うわけですが、総務部長の見解はいかがですか。 ◎総務部長(多田雄吉) 私も条例の内容がよくわからなかったのですが、今話を聞いている範囲ではそういう施行規則がある以上はそういう見解を求めなければいけないというふうに思っています。 ◎オブザーバー(石川宏) 勤労会館については、労働団体ということで今までも例えば一部政治活動をしているのではなかろうかということで、この13条1項3号の「政治または宗教活動をしてはならない」というものに引っかかるのではなかろうかと何回か論議をしたことがありますけれども、そういったこともあります。また、今の盗難の話もあります。執行者はもっと毅然とした態度で答弁に臨んでもらいたい。  終わります。 ○委員長(白石さと子) 他のオブザーバーご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(白石さと子) 以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                      午後4時15分休憩 ○委員長(白石さと子) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午後4時40分再開 ○委員長(白石さと子) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 8款土木費・11款災害復旧費・住宅新築資金等貸付特別会計・八王子山墓園特別会計に対する質疑 ○委員長(白石さと子) 次に、8款土木費及び11款災害復旧費並びに住宅新築資金等貸付特別会計及び八王子山墓園特別会計について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(山田隆史) まず、236ページ、市街地内森林整備事業というのがございますが、これについて概要をご説明お願いたします。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) 市街地内森林整備事業でございますが、21世紀を迎えまして環境問題が特にクローズアップされておるわけでございますが、これらの環境問題に対応いたしまして都市環境の緩和、森としての人との潤いのある関係の復活等を目指した森づくり事業でございます。 ◆委員(山田隆史) これはいつまでの事業になりましょうか。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) 最近事業化と申しますか、計画をした事業でございますので、これから具体的な計画を立てて実施していく事業でございます。 ◆委員(山田隆史) 一応予算として盛っているわけであります。したがって、予定はどこら辺に計画をされているわけでしょうか。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) 新年度で計画いたしましたのは、龍舞地区の道路用地の部分を計画いたしております。また、随時適当な地区を見つけまして計画推進したいというふうに考えております。 ◆委員(山田隆史) 予算的に見ますと、1年に大体1カ所ぐらいの割合になりましょうか。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) まだ、具体的に計画が固まっていない所があるのですが、できれば1カ所に限らず複数についても予算等の関係を見ながら推進してまいりたいというふうに考えております。 ◆委員(山田隆史) ちょっと聞き方も悪いのですけれども、これはずっと継続されてこれからやっていくということでいいわけですね。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) そのように考えております。 ◆委員(山田隆史) それはそれで結構でございます。  今、国会で情報だと多分きょう、あす当たり衆議院で審議して通過した後、参議院に行くという話が一つあるのですが、それというのは高齢者の居住安定確保に関する法律というのが、提出されているわけです。これは、一口で申し上げますと、バリアフリーの住宅を目指している。それが個々のご自分の持ち家の中においてもそうなのですが、それ以外のアパート、マンション、もちろん市営住宅もそうなのですが、もう既に太田市の場合は今現在つくっております本町の電気館跡地の建物についてもバリアフリーということで建築をされているところなのですけれども、今度の法律が通過いたしますと個々の家の改造費などにまで補助金として国が施策の一つとして考えているようにも聞いております。これから新しく制定される法律ではあるのですけれども、情報としてもし入っているとするならばちょっとお聞かせいただければありがたいというふうに思っているのです。 ◎建築指導課長(滝沢光栄) まだ、情報としてとらえてはおりませんが、今現在住宅金融公庫の融資住宅につきましては一定のバリアフリーの基準等をクリアしたものについては低金利の融資が受けられるとかという政策になっておりまして、現状についてはその程度になっております。 ◆委員(山田隆史) というのは、実はお年寄りが住み慣れた家庭や地域に暮らし続けられるという、その辺が一つの大きな目安らしいのです。そのためには、住環境を整備していかなくてはいけない。それにはやはり一番密接した地域は最終的には市町村になるのかというふうに思うわけなのですが、今後そういった形で国の方の法律がそういう形になっていた場合には積極的に太田市も取り入れていただくということになろうかと思うのですけれども、全国的には一人暮らしを含めて高齢者がそれぞれ現在住んでいる所にずっと住み続けたいという意向を持っている方がたくさんおるということからして、今住んでいる住宅の改造費、あるいはその方が今後そこから近くのほかの施設、建物に移る、あるいは改築、新築も含めてそういったときに一定の助成をお願いできるような施策を今後考えていただければありがたいというふうに思います。それについて何かコメントしていただけるとありがたいのですが。 ◎建築指導課長(滝沢光栄) 法令等をまた検討させていただきまして、今後研究課題とさせてもらいたいと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(山田隆史) どうもありがとうございました。結構です。 ◆委員(市川隆康) 216ページ、8款土木費1項1目太田市雨水排水計画策定業務委託料というのがありますけれども、この事業の概要説明をお願いいたします。 ◎都市づくり部参事(松本秀夫) これにつきましては、まとめという形の中でお話ししますと、太田市の排水の現状、また特性、今後の改善方針の提言をすると同時に、次の整備計画、いわゆる詳細設計、こういったものの方向性につなげるような策定を行っていくということでございます。また、大きくは石田川流域という形の中の関連性からもそういったものの策定を行っていくというものでございます。 ◆委員(市川隆康) この事業は、今後も続けていくのでしょうか。 ◎都市づくり部参事(松本秀夫) この事業につきましては、平成12年から一応この辺の調査を始めまして、平成15年までの4年間で6,000万円等の費用をかけてやっていこうという計画でございます。 ◆委員(市川隆康) 市内には地盤の低い所もたくさんあるかと思うので、よろしくお願いいたします。  続きまして、234ページ、公園整備事業についてでありますけれども、この工事請負費の概要をお願いいたします。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) 公園整備費の工事の内容でございますが、市内全域の公園を対象と考えておりまして、新設公園が1カ所、全面的な再整備ということで2カ所、補修を7カ所、河川緑地の整備を1カ所、計11カ所を予定いたしております。 ◆委員(市川隆康) 前年までは公園管理費の中で補修工事費というのがありましたが、今年の予算書ではそういう細目がありません。東新町中央公園等のフェンスが大分傷んでいるように見受けられますが、フェンス等の補修計画はこれに盛られているのでしょうか、お尋ねいたします。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) 東新町の中央公園でございますが、東部工業団地の造成時につくられまして20年以上経過いたしまして、フェンスが大分傷んでおります。昨年一部施工いたしまして今年度も一部施工いたしております。引き続きもう少しペースを上げて整備したいというふうに考えております。この工事請負費の中で対応したいというふうに考えております。 ◆委員(市川隆康) 引き続きと言いますけれども、平成13年度は何メートルぐらい予定しておりますか。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) 平成12年度が100メートル弱でございますので、平成13年度につきましてはそれよりも上回るような形で考えたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(市川隆康) 全体的に見て100メートルではなくて500メートルぐらい、あるいはそれ以上あるかと思うので、今後とも引き続きフェンスが壊れる前にお願いしたいと思います。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) ちょっと距離があるのですけれども、極力そういうことで進めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(市川隆康) よろしくお願いいたします。  続きまして、240ページ、8款土木費4項10目金山総合整備事業費でありますけれども、この中に松の木オーナーのネームプレート等の費用は含まれておるのでしょうか、お願いいたします。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) 消耗品の費用の中で対応いたしております。 ◆委員(市川隆康) 松の木オーナーについては、私たちはもちろん女房たちもオーナーになっており、家族や知人も誘い合って松の保存に努めております。そして、作業終了後には実費でジュースなどを持ち寄り会員の親睦を深めております。平成13年度の募集はどのように考えておりますか、お尋ねいたします。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) 赤松管理オーナーにつきましては、平成8年度から市民参加ということでお願いいたしまして現在310人、500本余りの管理オーナーになっていただいております。平成13年度につきましても4月15日号の広報で募集いたしまして参加を募りたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(市川隆康) 当初の予定では100名と書いてあるように広報等では見受けましたけれども、金山の松を守るすばらしいボランティア事業でありますので、太田市の宝でもありますこの松の木オーナーに皆様こぞって参加をお願いしたいと思います。  これで終わります。      ◎ 会議時間の延長 ○委員長(白石さと子) 本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。 ◆委員(鈴木信昭) 先ほど本陣跡地のことで高橋課長から熱意をいただいたわけなのですけれども、この本陣跡地は今の話ですと高層の市営住宅を将来的には計画していきたいという意向があるというような話があるわけですけれども、当然市営住宅だけではなく、その周りも総合的に考えていく、要するに商店街ということではなくて中心市街地に住む住民にとっても大きな起爆になることは間違いないと思うのですけれども、総合政策課という観点からこの本陣の取得に関して今後どのように考えているのかお尋ねします。 ◎企画部参事(岡島幸雄) 総合政策課といたしましては、本陣の土地については本市の総合計画の中で都市基盤の整備プロジェクトの中では駅周辺の諸事業を通して本市の顔にふさわしい中心商店街づくり、また産業基盤整備のプロジェクトの中では中心商店街として回遊性のある商業環境の整備を図っていくということをうたっております。これらのことを勘案していきますと、せっかく太田市が取得した用地でありますので、今後関係部局と十分いろいろな協議を進めていく中で、できればプロジェクトのようなものを立ち上げて総合的な整備が図られればと考えております。 ◆委員(鈴木信昭) 本陣周辺で今、市が所有している土地はどのくらいあるのでしょうか。 ◎企画部参事(岡島幸雄) 私どもで調査した範囲で申し上げますと、本町公園約9,000平米程度、児童センターが900平米、本町駐車場4,200平米、太田行政センター6,000平米、今回取得となりました本陣跡3,265平米を加えますと、おおむね2万3,427平米ぐらいあの辺に太田市としての市有地が財産としてあるというふうに理解しております。 ◆委員(鈴木信昭) 本当に本陣周辺はそれだけ集中していますし、また今、もう少しで分譲が始まります東本町の市営住宅もすぐ近くですし、また再開発住宅も本当に近くです。その辺も含めて具体的な構想というのはまだこれからだと思うのですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。担当部長からお願いします。 ◎都市づくり部長(松島健三) 今、岡島参事の方から申し上げたとおりでございますけれども、あそこには公園があったり、あるいは行政センターがあったり、児童センターがあったり、本町駐車場があったり、また今回の本陣の跡地があったりで、今、お話のとおり2万3,427平米の土地もありますので、私どもとすれば人口の集中化といいますか、定住化ということを目的にすれば一つには高層住宅が考えられますけれども、広い範囲で全体に土地がありますので総合的な観点から道路整備等も含めて、まちづくりという考え方のもとに全庁的な調整を図って進めていきたい、そんなふうに考えます。 ◆委員(鈴木信昭) ぜひそのようによろしくお願いしたいのですけれども、特にほかの地区がよくわからないので太田地区で皆さんに接していると、どうしてもおとなしい方が多いというのですか、積極的にそういったいろいろなプロジェクトにかかわる人が少なくて、実際にでき上がってから批判する人はたくさんいるのですけれども、もうでき上がってから言われても困ってしまうわけで、ぜひ今回これからいろいろ総合政策を中心にやっていくと思うのですけれども、なかなか立っている人が多くないので申しわけないのですけれども、座ってくる人が多いのが現実かもしれないのですけれども、ぜひ当初計画からどんどん巻き込んで地域の人が入った形で中心市街地、それは商店街だけではなくて先ほど言ったように住んでいる人みんなが憩えるような場所として、またほかからもどんどん人が集まるような場所として活性化するようにお願いして、私の質問を終わりますが、一言だけコメントをいただいて終わりにしたいと思います。 ◎都市づくり部長(松島健三) 先ほども申し上げたのですけれども、中心市街地にとって非常に大事な所であります。ただいまのご提案等を十分配慮した中で、また関係部課とも相談しながら進めていきたい、こんなふうに思います。よろしくお願いします。 ◆委員(深澤直久) 216ページ、8款1項1目の先ほどの同僚委員から聞きました太田市雨水排水計画のことなのですけれども、角度を変えて質問させてもらいたいと思います。  これは、石田川の水害調査ということで、先ほど聞きました4年で6,000万円というのですけれども、調査だけですか。 ◎都市づくり部参事(松本秀夫) これは、あくまでも調査だけでございます。 ◆委員(深澤直久) 調査している期間に水害が出た場合はどのような考え方なのですか。 ◎都市づくり部参事(松本秀夫) やはり全国的でございますが、太田市においても内水雨水ということで本河川に落ちるまでの途中で開いてしまうというのが通常でございます。そういうことの問題につきましては、投資効果、あるいは実際のところを調査しながら、どういう形で改修していったらいいのかという考え方の中で今後対応していくということで考えていますので、よろしくお願いします。 ◆委員(深澤直久) そうすると、石田川にこだわらず、このままのとおり太田市の雨水排水計画をやるという認識でよろしいのですか。 ◎都市づくり部参事(松本秀夫) この石田川流域の策定ができるまでという形で、できたからすぐ雨水排水の計画を実際的にそれにそった費用がかけられるかということになりますと、太田市にもいろいろと冠水場所がございます。これをやるのには時間と費用もかかりますので、その前に今、与えられている予算の中で四苦八苦しながらどういう解消をしていったらいいのかという模索をしながら、その辺については現段階の中で対応していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(深澤直久) 一つ懸念した場所がありましたので、頭に入れておいてもらいたいということです。今、土地開発公社で仮称リーベの跡地の泥とりをしております。そこと、北関東自動車道という中では地元からも現状でも何か水が出てしまうという所がありました。昨年の一般質問でも部長の方から答弁をいただいたのですけれども、その話の中でも北関東と農地防災事業とはさまれた所は太田市がやるという答弁がありましたので、その言葉に二言はないかと部長の方から改めて聞きたいと思います。 ◎都市づくり部長(松島健三) 例の吉沢地区の関係かと思うのですけれども、地元から雨水対策として求められております。地元からの要望内容の聞き取り等をいたしたところなのですけれども、北関東自動車道あるいは北部幹線に起因するこういうものではなくて、大雨のときには常に浸水する箇所のようでもございます。また、地元ではこうしたことを考えまして高速道路の横断ボックスカルバートの中の水路の断面が小さ過ぎるということで大変危惧もしておるようでございます。ただ、公団の方ではこの水路断面につきましては決定に当たってはきちんと流量計算等をしておりまして、現行の計画断面で十分可能だというふうにしておるのですけれども、公団の方でも実際工事に当たるときには事前に詳細設計を組んで、またさらに容量が不足であれば対応するという柔軟な体制もとっております。また、その上流の部分の関係等につきましては、市の方で対応していかなければならない、こんなふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(深澤直久) よろしくお願いいたします。  次に行きます。226ページ、8款3項2目河川新設改良事業、市内排水路新設改良工事費についてちょっと説明をしていただきたいと思います。 ◎都市づくり部参事(松本秀夫) 河川新設改良工事でございますが、これは陳情ということでございまして、市内各排水路の関係につきまして18路線、水路延長にしまして2,210メートルの改修を行っていくという内容でございます。 ◆委員(深澤直久) お手元にこの計画の基本になる場所等の今年度の資料はありますか。 ◎都市づくり部参事(松本秀夫) 箇所についてでございますが、一応あくまでもこれは予定でございます。例えば行政区の名前を読み上げてみますと、丸山町、菅塩町、石原町、北金井町、新野町、市場町1区、2区、只上町、富若町、龍舞町、八幡町、西野谷町、米沢町、西新町、藤久良町、東田島、末広町、牛沢町、岩瀬川町、このような形で今、現在予定しておるところでございますので、よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。 ◆委員(深澤直久) 太田市が網羅されているというふうに理解されます。
     次に行きます。226ページ、8款4項1目3の北関東自動車道対策費ということで、業務設計委託という項が二つあります。これについて、この前もちょっと同僚委員から出たかと思いますけれども、これからの流れを中心に聞きたいと思います。今年設計をし、設計ができ上がりますと構想とか、そこら辺のことをちょっとお聞かせ願いたいのです。 ◎北関東自動車道対策課長(福澤善明) 今年度盛りましたのは、西長岡にございますJAの集荷所から県道足利伊勢崎線までの間、強戸地区の北側側道ですけれども、これの実施設計と構造物の設計、地質調査、加えまして毛里田地区の市道強戸鳥山線から県道太田桐生線までの間、この区間の用地測量ということでこの設計業務委託を盛り込んでおります。 ◆委員(深澤直久) そうすると、これは部分的なように思いますので、来年もまた継続という形になるわけですか。 ◎北関東自動車道対策課長(福澤善明) 同様に来年も調査が幾つか出てまいります。それから、側道に関しましては、市の財源もございますのであらかじめ工区分けを設定しておりまして、その中で優先順位を付して施工していきたいと考えております。 ◆委員(深澤直久) 本線との絡みの中では、これはできる所からやっていくというふうに解釈してよろしいのですか。 ◎北関東自動車道対策課長(福澤善明) 本線との絡みもございますけれども、側道が一部新設となる区間、あるいは農地防災との絡みで工事区間が重なる場所は優先して実施していきたいと考えております。 ◆委員(深澤直久) 236ページ、8款4項7目の生垣設置事業補助金という形で、ここ数年の生垣に関する利用状況をお知らせください。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) 生垣設置事業補助金の関係でございますが、毎年10件程度の申請がございまして、特に平成12年度につきましては例年より多く申請があった状況でございます。 ◆委員(深澤直久) 時代を反映してこの生垣は大変いいことなものですから、継続をしてもらいたいと思うのですけれども、その中に近年ガーデニングということの中で生垣条例を設置したときも周景美化という考え方があったように思います。そういう中で、近年生垣に対応しないというものでも住宅地をきれいに飾りつけているものがありますので、そこら辺のお考えはされているでしょうか、お聞きいたします。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) この補助事業につきましては、都市緑化条例に基づきまして樹木代の2分の1、5万円を限度ということで支給しているわけでございますが、樹木の種類・大きさ等につきましては一定の基準でやっておりますので、ただいまのようなものの対応につきましてはこれから検討させていただきたいというふうに考えます。 ◆委員(深澤直久) 大変きれいな家もありますので、例えばみどりの日か何かで生垣を褒めるという中でもきれいにしてくれる家に関しては、やはり光を当ててあげるという工夫が必要かと思います。これは、要望ということでお願いいたします。  次に、238ページの8款4項8目区画整理事業の中で、宝泉南部の土地区画整理事業ですが、この前質問しました中では平成13年度に本格的にという答えがあったのですけれども、今年の大まかな進行状況及びそこら辺をお聞かせ願いたいと思います。 ◎区画整理課長(金井稔) 宝泉南部の関係なのですが、平成12年度につきましては大川の東側になるのですけれども、左岸側の道路築造工事を進めております。昨年地元から要望のありました道路網計画の変更やら近隣公園の位置変更につきましては、説明会の結果を踏まえまして現在関係地権者との調整を行っております。近々のうちに最終案をまとめまして新年度ですが、平成13年度に入りましてから事業計画の変更、近隣公園の位置変更等の決定の手続に入っていきたい、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(深澤直久) そうすると、例えば土地を今度買い求めていくとか、目で見えたような形のものはこの平成13年度計画という中には多くは盛り込まれていないということですか。 ◎区画整理課長(金井稔) 区画整理事業と申しますのが土地を買い求めるという事業ではないので、あくまでも換地手法の中で事業をやっていく関係になりますから、大川東側の道路築造と西側になりますけれども、泉町区域の仮換地の設計、こういった事業調査をやりまして、まずそれをまとめてから換地発表になるわけでして、それから建物移転、工事築造ということになっていきますので、その前段の事業計画を固めるということがまず重要なものですから、その関係の仕事を平成13年度中にやっていきたいというふうに考えております。 ◆委員(深澤直久) 終わります。 ◆委員(半田栄) 222ページ、道路新設改良事業に絡めてお話しさせてもらいます。  予算書の構成率を見ますと、平成12年度の土木費が全体で13.3%であるわけですが、金額にすると66億3,500万円。それが、平成13年度では16.8%ということで、金額的にも84億7,200万円ということで、比率でいきますと3.5ポイント増額ということになっております。そういうことから考えますと、土木費関係が非常に顕著な伸びを示していると思います。私は、昨年の決算委員会のときに土木費の関係で特に陳情道路というか、陳情関係についてぜひもう少し地域の要望であるから進捗状況を早めてほしいという要望を出しております。そういう中で、これを見ますと非常に大幅に予算が伸びているわけでございます。したがいまして、私としましては大いに来年度は期待をしているところでございますけれども、ちょっと平成11年度の処理件数と平成12年度の現在までで結構なのですが、処理件数等を件数でお知らせいただければと思うのです。 ◎都市づくり部参事(松本秀夫) 処理件数という形と方向はちょっと変えてしまい、申し訳ないのですが、処理件数という形でいっても1件のものが例えば1億円もかかる予算の陳情があったり、あるいは1件のものでも200万円とか100万円とか、そういう件数もございます。そういう形の中で、ちょっと方向性を変えますが、実際的には道路維持課、あるいは道路河川を含めまして実施可能だという中でいきますと、約9億円程度の未処理陳情箇所がございます。そういう中で、仕事を進めておるわけですが、今、委員がおっしゃったことをちょっと覆すような形になりますが、全体的には土木費が非常に増えているということでございますが、平成12年度の陳情だけを取り上げていきますとほぼ同等程度ということになるわけでございます。  また、陳情箇所につきましては、前年度の処理件数を上回るよう努力していくと同時に、緊急性、あるいは投資効果等を考慮した中で優先度を区長と一緒に決めまして市民ニーズに対応していこうという考え方でおりますので、ひとつご理解のほどをよろしくお願いいたします。 ◆委員(半田栄) 確かに課長が言うように、その場所によって当然ボリュームが違うということだと思います。したがいまして、処理件数が何件だからこれでいいのだということではないということは十分理解できますけれども、今言うように陳情されてきている数字が9億円からあるということでございますので、私としては非常に期待しておりますので、ぜひ前年を上回るような処理をしていただきたい、そういうふうに思うわけです。どうでしょうか、部長、ちょっとコメントをお願いできますか。 ◎都市づくり部長(松島健三) 陳情道路等につきましては、平成12年で行ってきた中では区長等と相談した中でかなりの件数を消化してかなり満足していただけたかと思うのですけれども、そういう形の中でできる限り予算確保をさせていただいて消化していきたい、こんなふうに考えますので、よろしくお願いします。 ◆委員(半田栄) よろしくお願いします。  次に移ります。240ページ、森林空間総合整備事業の関係でございますが、これは金山の整備ということになろうかと思います。この工事請負費の内容についてちょっとお聞かせください。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) 森林空間総合整備事業でございますが、平成13年度につきましては平成11年度から開始しまして3年目になるわけでございますが、事業内容といたしましては森林整備、これは下刈りをしたり不用な木を除伐と申しますか、除いたりするものでございますが、これが54ヘクタール。それから、林内歩道、これはハイキングコース等に活用するものでございますが、500メートル。それから、標識・案内板、これらを20基程度計画いたしております。 ◆委員(半田栄) この事業の中なのだろうと思うのですけれども、西山公園に昨年松を植えましたね。小松というのですか、小さい松です。あそこに私もたまに行くのですが、木が非常に枯れているという気がするのですけれども、いかがですか。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) ただいまの西山公園の区域でございますが、昨年度赤松を植栽したところでございます。あの区域につきましては、集団的に松枯れが起きていまして松がほとんどなくなったという部分でございますが、ここに抵抗性の松を植栽したわけでございますが、昨年2月に植えたのですが、植えた時期がちょっと異常気象で雨がしばらく降らなかった関係で大分枯れてしまいまして、半分近く枯れてしまいました。その後補植ということで、昨年11月に秋ということで植えたのですけれども、またちょっと気候的に悪くて雨が降らなくて相当数枯れてしまいました。ただ、今の状況が枯れたか、まだ生きているかというあたりがちょっとわからないところがございますので、状況を見ながら対応を考えたいというふうに思っております。 ◆委員(半田栄) そうすると、総体的には5割程度しか活着していないという見方でよろしいのですか。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) 昨年度植えたのが5割ちょっとついていると思います。それから、補植したのも何割かついておりますので、全体的には3分の2ぐらいはついておると思います。それから、残りについてもまだちょっと活着の状況がわからないものがございます。 ◆委員(半田栄) 枯れた部分は偏って枯れている所もあるでしょうし、結構いい状況にある部分もあるのだろうと思うのですけれども、その辺の補植等はどんなふうに考えていますか。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) 1メートル20センチ間隔ということで、かなり密植してございますが、最初のうちは密植していないとなかなか成長が思わしくないということもございます。したがいまして、枯れた部分については補植を考えていきたいというふうに思っております。 ◆委員(半田栄) 時期もあるのでしょうから専門家とよく相談しながら、今後適切な補植をぜひむだのないようにお願いしたいということを要望して終わります。 ◆委員(小林耕作) 216ページ、8款1項1目、太田市サイクリングロードの管理委託料ですけれども、蛇川サイクリングロード13.2キロメートルのことだと思いますが、石田川近くに行きますと路面が悪くて子供が自転車に乗るのは大変ですと言われておりまして、せっかくのサイクリングロードの管理をこれからどうしていくのかということについてお願いします。 ◎都市づくり部参事(松本秀夫) たしか石田川の部分につきましては、しの竹等が生えておりまして、非常に道が悪いということでございます。これらにつきましては、住民の要望を聞きながら今後整備をしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(小林耕作) 県の予算を18億円かけまして、サイクリングロードのネットワークというようなことが出されました。本市としましては、この件についてどういう対応をしていくつもりなのかをお伺いします。 ◎都市づくり部参事(松本秀夫) 県と市町村とのサイクリングロードのネットワークという考え方かと思いますが、昨今21世紀は環境問題という形の中で叫ばれております。そういう中で、人に優しい交通ということで生活環境を重視したそういうものを中心とした生活者の視点に立った交通ビジョンということで、県道あるいは市道とのネットワークを今後計画しておるところでございます。予定としましては、平成12年から10カ年、平成22年まででございますが、これらについての県道あるいは市道のネットワークを結んでいきたい。ただし、今現在道路がある所を拡幅して歩道を築造するということではなくて、今現在既設の歩車道が分離されている歩道につきまして県道あるいは市道とのネットワークを結び、これらの官公庁あるいは学校、こういったものの整備をやっていこうということで、現在も県の方では結構予算がとれまして茶色の部分が鳥山龍舞線などでも行われておりますが、これらとのネットワークを結んでいこうということで本市も現在考えておるところでございますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(小林耕作) 終わります。 ◆委員(伊藤薫) 236ページ、8款4項7目の中に消耗品費ということで、昨年は1,960万円、今年は1,566万2,000円ということでありますけれども、その内容をちょっと教えてくれますか。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) 消耗品の関係でございますが、いろいろございますが、主なものは花いっぱい運動の花の苗でございます。これまで植えかえ回数を4回実施しておりましたが、3回にしたいということで節減したものでございます。 ◆委員(伊藤薫) この費用は、花いっぱい運動の花の苗だけですか。それ以外にもありますか。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) 苗と、モデル地区として指定された最初の年にはプランター、土、肥料。2回目からは、それの補充程度ということでございます。 ◆委員(伊藤薫) その苗の量ですけれども、大体どのくらいですか。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) 平成13年度で合計の本数が16万5,000本ほど予定いたしております。 ◆委員(伊藤薫) 次に、ふるさとの緑づくり事業工事費ということで、この内容を教えてください。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) ふるさとの緑づくり事業でございますが、県の補助事業でございまして各地域の緑づくりを推進しております。この事業につきましては、宝町の泉緑地東側の高圧線の下でございますが、ここを整備する計画でございます。 ◆委員(伊藤薫) 今年は200万円アップでございますけれども、その宝町の工事のために200万円アップですか。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) 平成12年度の比較かと思いますけれども、そのとおりでございます。 ◆委員(伊藤薫) この事業は、いつごろから始まるのですか。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) 新年度からになりますが、2年目になりますのでなるべく早い時期に着工したいというふうに考えております。 ◆委員(伊藤薫) この青写真等は、もう既にできているのですか。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) ここの区域は高圧線の下でございまして、幅員が10メートル弱で延長が500メートルぐらいございます。順次整備していく予定でございますが、樹木の植栽と遊歩道的な道路をめぐらすという計画で全体計画はできております。 ◆委員(伊藤薫) 242ページ、8款5項1目ストック総合活用計画策定委託料について、この内容について教えてください。 ◎都市づくり部参事(佐口敬夫) ストック総合活用計画の策定委託料でございますが、これにつきましては既存の市営住宅で経過年数を経たものがあるわけでございますが、この改善計画について総合的な活用計画を定めることを平成13年度予定にしておりまして、その将来計画を改修計画についてそれぞれの市営住宅を検討してまいりたいということから、国の補助事業といたしまして取り組むものでございます。歳入の方では、34ページにございますが、公営住宅整備事業推進事業費補助金がその該当の補助内容でございますが、今後市営住宅の必要な改善方策について業務委託として策定してまいりたいという内容でございますので、よろしくお願いします。 ◆委員(伊藤薫) この事業は、改築・改装を含めての事業ですね。 ◎都市づくり部参事(佐口敬夫) そのとおりでございまして、住居改善あるいは設備の面、あるいは高齢者対応等をにらんでどのように改修していったらいいかということも含めて検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆委員(伊藤薫) わかりました。終わります。 ○委員長(白石さと子) 他の委員でご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(白石さと子) 他に質疑もないようですから、以上で委員の質疑を打ち切ります。  オブザーバーご質疑ありませんか。 ◎オブザーバー(荒井昭男) 234ページをお願いします。公園管理費というのがあるのですが、これは市内に公園が幾つぐらいあるのか。そしてまた、この管理費というのはどういった形で支払っているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) 公園の数でございますが、市内に都市公園が177カ所、子供の遊び場、ちびっこ広場等がございまして、合計で270カ所ほどございます。それから、公園管理費の関係でございますが、報償費につきましては各地区に公園愛護会がございまして、公園の広さやトイレのあるなし等を勘案いたしまして報償費として各公園の管理者に支給いたしております。 ◎オブザーバー(荒井昭男) その管理の中で、各所在している地区に愛護会ができているということですが、大体がその所在地区の区が所管かと思うのですが、区以外の団体とか会とかに委託しているところが何箇所ぐらいありますか。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) 愛護会は全体で100団体ほどございます。その中で、区長が代表になってやっておられるのが、ちょっと正確な数字が今、手元にないのですが、8割ぐらいかと思います。残りは、老人会とかいろいろな団体でございます。 ◎オブザーバー(荒井昭男) 公園も各地区きれいな所から汚れている所までさまざまあるのですね。そういう中で、多分区を主体とした愛護会に管理費を払っている地区というのはおおむねきれいな公園かと思うのですが、それ以外の団体に管理を移管しているという地区がちょっと汚れている。近くの人に話を聞いてみますと、あそこの会がこの公園を管理している、ただ年間全部管理をしているのではなくて、そのほか利用者にも呼びかけをして除草とか、そういうものをして管理そのものはあまりやっていないようだという話も聞いたのです。そして、その管理費というのは、年間幾らぐらいおりているのかわかりませんが、周りの住民も全く知らないという状態があります。先ほど言いましたように、公園も都市公園とちびっこ広場といろいろあろうかと思うのですが、おおむね管理費というのは年間幾らぐらい支払って管理してもらっているのでしょうか。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) 公園の愛護会の管理の関係ですが、区長を中心にやっていただいている所も各団体でやっていただいている所も最近大変よくやっていただいている所があります。ただ、二、三管理ができないので返すと言われたのが最近ございまして、ちょっとそれらの対応に困っているのですが、そういう公園の管理が悪いのかと思います。それから、愛護会の報償費の関係でございますが、公園によって異なるのですが、小さい公園で3万円、大きい公園で12万円ぐらいでございます。 ◎オブザーバー(荒井昭男) 多分その大きい方の公園の話かと思うのですが、私も行ってみるのですが、おおむねきれいになっているのです。ただ、夏といいますか、草が生える時期になると除草が大変かと思います。そういうこともあって、その愛護会が一手に引き受けて除草等をやっているのではなくて、使っている団体にも呼びかけをしてやっている。はっきり申し上げますと、その愛護会で飲み食いまでしているという住民の錯覚かもしれないのですけれども、そういう認識が一部あるということなのですね。その辺については、把握しているのでしょうか。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) 報奨金ということで支出していまして、3万円から多くても10万円というようなことで、除草剤とかトイレットペーパーというもろもろのものに使いますとそれほどの残りは出ないというような状況で、先ほど申し上げましたが、管理費がかさむのでこの費用では管理できない所もできておりますので、それほどの余裕はないとは思うのですが、ただ何年か前はもう少し報償費もよかったので、そのような嫌いもあったかというふうに考えております。特に私どもの方でそういう所は把握してございません。 ◎オブザーバー(荒井昭男) 愛護会というのは、先ほども申し上げたように区を中心とした愛護会に委託しているとかなり管理も徹底されていると思うのです。住民の感情的なことかもしれないのですけれども、あそこの管理で管理しているのだけれども、何か飲み食いで終わっているようだとか、あるいは区の方に報告がないとか、幾らもらってどのように使っているのか知る場所がないという声があるのですが、その辺についてどういう見解でしょうか。 ◎都市づくり部参事(青木繁雄) 確かに支出された報償費の使い道につきましては、把握してございませんので、そういう見方もあるかと思いますが、我々といたしましては必要最小限の額を出しておりますので、有効に使われているというふうに考えております。 ◎オブザーバー(荒井昭男) その辺はよくわかるのですが、もう一度総ざらいをしてできるだけ地区の皆さんの公園ですから、きれいに楽しく使えるような公園にするべく努力をしていただきたいということで終わりたいと思います。 ◎オブザーバー(高橋美博) 218ページをお願いします。8款1項2目建築指導課運営費の中の道路位置指定の今までの推移をお願いいたします。 ◎建築指導課長(滝沢光栄) 道路位置指定につきましては、太田市が建築主事を設置した昭和52年以前は県でやっておりまして、それ以降太田市が位置指定をやっております。それから、位置指定道路につきましては、特に基準法の中では構造的な基準というのが砂利敷き、その他ぬかるみにならない構造という簡単な書き方になっておりまして、当時いろいろなトラブルも発生したものですから、昭和58年に当時あった指導要綱を一部改正しまして道路の築造基準等もきっちり定めて、それ以降道路の築造も舗装等もされて現在に至っております。最近の道路指定につきましては、およそ件数にしますと10件前後、延長で約200メートル前後に毎年なっております。  それから、特に多かった年が県でやっていた当時なのですけれども、40年代の合計をしたのが400件ほど位置指定がございます。30年代にも26件ありまして、30年代、40年代で430件ほどになっております。最近の道路指定道路につきましては、先ほどお話ししましたように指導要綱の中で道路の築造基準もきっちり定めておりますので、特に問題なく市の方で受け入れてもらっております。 ◎オブザーバー(高橋美博) そうしますと、30年代、40年代の道路はいまだかつて砂利道であろうかと私は判断していますけれども、その辺はいかがでしょうか。 ◎建築指導課長(滝沢光栄) 30年代、40年代につきましては、位置指定のままでありますとほとんどが砂利道になっているかと思います。 ◎オブザーバー(高橋美博) ただいまの数字でいきますと、400件から二百六十何件、合わせるとちょっと600件ぐらいという位置の所がまだ砂利道で残っているということですか。 ◎建築指導課長(滝沢光栄) 30年代は26件です。 ◎オブザーバー(高橋美博) この辺につきまして、道路河川課の課長の方から何か所見をお願いいたします。 ◎都市づくり部参事(松本秀夫) 今、建築指導課長の方からお話があったとおり、指導要綱という形の中で58年以前は県が位置指定については指導しておったところでございますが、58年以前についての今言った30年代ということで26件でございますが、位置指定につきましては4メートルの道路幅員があれば寄附をしていただきまして、また2戸以上の使用している道路であればその地権者の承諾を得て舗装を行うという形で現在進めているところでございます。ただし、現段階においては寄附の申し込みということにつきましては、当然4メートル以上あって、しかも接道が2メートル以上、しかも内蓋式の側溝が両側になされている。しかも舗装がされて勾配については6%未満というものを受け入れていくという状況でございます。 ◎オブザーバー(高橋美博) そうしますと、いまだかつて砂利道であるという所が400件からあるということ、この辺をひとつ担当部長の方はどんなふうに考えますか。 ◎都市づくり部長(松島健三) 今、ご説明申し上げたとおりでございますけれども、そういった道路については道路維持課の方で要請があれば市民の方が大変困っているという場合には舗装するなりして対応いたしてございます。ただ、個人の権利のある土地でございますので、我々としても勝手にそこをいじるわけにはいきません。本来的には、寄附をしていただくのが一番いいかと思います。もし寄附が不可能であれば市の方でその承諾をいただいた中で住民の方に不便を来さないような対応をしておりますし、またこれからもしていきたい、こんなふうに思っております。 ◎オブザーバー(高橋美博) 今のこの時代なものですから、少しでも骨を折っていただきましてアスファルトにできる方向へご尽力願えればありがたいと思います。  では、次へ行きます。220ページ、8款2項2目、一番下の道路維持補修用原材料費についてお尋ねします。 ◎道路維持課長(樋沢三四郎) これが先ほど出た後退線とか、そういう舗装と小穴補修に使っている材料でございます。 ◎オブザーバー(高橋美博) およそ人数はどのくらいでやっておられますか。 ◎道路維持課長(樋沢三四郎) 4名でございます。 ◎オブザーバー(高橋美博) 太田市に市道として舗装されている延長距離というのはどのくらいありますか。 ◎都市づくり部参事(松本秀夫) 約1,400キロメートルあります。 ◎オブザーバー(高橋美博) 1,400キロメートルといいますと、東京から千歳空港まで1,000キロメートルですから、北海道の先までずっと行ってしまうわけですね。それを4名の方で見ているわけですか。 ◎都市づくり部参事(松本秀夫) 1,400キロメートルというのはどこまで行くかちょっとわかりませんが、一応市道認定してある道路ということでご理解願いたいと思います。 ◎オブザーバー(高橋美博) この辺は、いま少し人数を増やした方がよろしいのではないでしょうか。いかがでしょう。 ◎道路維持課長(樋沢三四郎) 今現在道路維持課では、全体で40名おるのですが、舗装班2班でやっていまして、先ほど4名と言いましたけれども、小穴とほかの溝蓋等を入れますと8名になるのですが、その4班編制。あと、学校で1班で5班編制でやっておるのが現状でございます。 ◎オブザーバー(高橋美博) 恐らく4名では1,400キロメートルというのは大変だろうと思うのですけれども、ひとつその辺はまた何か考慮していただければありがたいと思います。  では、次に行きます。228ページ、8款4項2目緊急地方道路整備事業の内容と現在の進捗状況等をお願いします。 ◎都市づくり部参事(松本秀夫) 緊急地方道路の内容でございますが、主なものとしましては飯塚町から東矢島町になりますが、現在小舞木寄木戸線ということで都市計画道路の16メートルの幅員で整備しておる内容でございます。その内容でございますか、現在進捗率的には平成12年度末で26.85%ということでございます。 ◎オブザーバー(高橋美博) 現在ラフィエット通りの所までできていますけれども、その既設の道路にでき上がって幾らも経たないうちに下水道工事がなされまして、がたかたになってしまいまして、それからどのくらいしてか、またさらに上にアスファルトを盛っているのです。そういう意味でも、要望といたしましてこれから新設する道路にはぜひ下水道の管も一緒に布設してほしいと思いますけれども、その辺いかがでしょうか。 ◎都市づくり部参事(松本秀夫) きれいにした中での、またお金をかけた中での下水道整備ということになりますと、非常に厳しいというか、圧密沈下の関係で沈下するのが普通でございます。それらにつきましての考え方は、今後下水道課とよく協議調整をしながら整備する前にそういった管を埋設していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 ◎オブザーバー(高橋美博) 横の連絡を取り合いまして、ぜひその辺をお願いいたします。  次に行きます。238ページ、8款4項8目各種業務委託料の内容についてお願いいたします。
    ◎区画整理課長(金井稔) 各種業務委託料の500万円でございますけれども、これにつきましては平成11年度の後期に作成いたしました東別所土地区画整理事業南地区の基本計画でございます。これにつきまして、施行地区の区域界、道路計画等に補正を加えて事業化の検討を行う業務委託料でございます。 ◎オブザーバー(高橋美博) 東別所地区でも区画整理の話が出まして、もう10年以上経過しまして、昨年度の春一度話が頓挫しまして田んぼの方だけ何とか区画整理ができないかという話で現在進めております。その辺の考え方、いきさつというのですか、一言何かお願いできますか。 ◎区画整理課長(金井稔) 東別所の関係につきましては、推進区域につきましては当初は東が東別所仙石線、西側につきましては小舞木寄木戸線、北が三洋住宅を除きまして、南側につきましては大泉町との行政界までの56.1ヘクタールの区域であったわけなのですが、地元の推進委員会が中心となりまして全体協議を進める中で地区南の東毛幹線、計画用地を含んだ水田地帯を先行して事業を進めたいという要望があったわけですが、これを受けまして平成11年度の後期に地区南におおむねですけれども、17ヘクタールの区域を設定して基本計画をつくっております。現在区画整理事業の準備組合を立ち上げるべく関係地権者の取りまとめに入っている状況でございますので、ぜひ新年度は施行地区を確定しまして道路計画等基本計画の補正を行って地元県との協議を進めたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◎オブザーバー(高橋美博) 東別所のすぐ隣が大泉でございます。大泉の古氷、坂田が昨年度区画整理の組合が設立されましてスタートしました。できましたら、その辺の整合性というのですか、ぜひ東別所の田んぼだけでもお骨折りをいただきまして大泉と一緒に区画整理ができるようご努力願えればありがたいと思います。 ◎区画整理課長(金井稔) 確かに隣接する大泉町の坂田、古氷の事業が平成12年7月に事業認可を取っております。この関係との整合を考えますと、太田市では平成15年度に組合設立の認可を取っていけば何とか事業整合がとれるだろうということで現在進めていますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◎オブザーバー(高橋美博) 大変でしょうけれども、ひとつよろしくお願いします。  終わります。 ◎オブザーバー(石川宏) 241ページで佐口課長にちょっとお尋ねしますけれども、市営住宅の入居の順番待ち状況が今、ホームページで見られるのですけれども、あれはどこかに委託しているのですか。 ◎都市づくり部参事(佐口敬夫) 公営住宅課のホームページを職員が立ち上げましてごらんいただいております。 ◎オブザーバー(石川宏) きちんときれいにできていて非常にすばらしいことだと思うのです。ほかの課でも暫時各課のホームページを立ち上げているようですけれども、非常に模範的なホームページだと思って見せてもらっているのですが、それがまた職員の皆さんがやっているということは非常にすばらしいことだと思います。  さらに、もう一つ、私が考えるにはあまり大きい声では言えないのですけれども、市営住宅に入れてもらいたいという市民が市議会議員とかいっぱい来るわけです。非常にその対応に苦慮して、だめだと言ってもわからない人がいっぱいいるので、ぜひ申し込みの時点で何年度の何番という番号札を渡してもらいたいのです。それで、ホームページの公開の部分にここの市営住宅は何番まで今、入れています、次に入れる方は何番ですということまで言っておいてもらえば非常に我々もその分の仕事が減るものですから、ありがたいと思うのですが、対応していただけませんか。 ◎都市づくり部参事(佐口敬夫) いろいろご迷惑をおかけしております。非常に私どもも心苦しく思っているわけですけれども、入居者の皆さんは確かに切実な問題のわけです。まだ順番が来ませんという話を連絡があるたびに申し上げるわけですが、県の方も同様でございます。県常についても、新しい所ほどそういった順番待ちの方が多いということもありまして、これについて退居者がおりませんと順番が回ってこないという実情がございまして、この辺は皆さん方に納得いただけるような方法を考えてご連絡ができればと思いますので、よろしくお願いします。 ◎オブザーバー(石川宏) 都市づくり部長にちょっと伺いますけれども、年まで従来の市営住宅というのは自治体で応援をしてあげないと生活が大変な人が住むために市営住宅をつくろうではないかということでやってこられたと思うのですけれども、最近の市営住宅は非常にグレードがいいですからみんなが入りたがってしまうのですけれども、そういった面もいろいろ何回も議論がありますけれども、あまりグレードを上げる必要はないのではないかということと、あと一つ、新野脇屋の住宅団地、あるいはこれから始まるリーベの住宅団地の関係もございますから、ぜひ市営住宅へ入った場合は10年経てばこうだ、新野脇屋を今買われて建物を建てられた場合はこうなのだという形で、ぜひ家を新築する、あるいは中古住宅を購入するような誘導もこれからは公営住宅課の方で資料として市民に知らしめることも重要かというふうに思うのですけれども、都市づくり部長の見解を伺います。 ◎都市づくり部長(松島健三) 建設費の関係につきましては、公営住宅の場合には国庫補助対象の事業でございますので、できる限り基本事業費に沿うように考えていきたいというふうに考えております。それと、今、お話のありました資料の関係でございますけれども、先ほども出ていましたように市営住宅は順番待ちの方もおりますので、資力があって建設できる方についてはやはりそういうことも必要かと思いますので、できる限りそういった方向で努力していきたいと思います。 ◎オブザーバー(石川宏) 終わります。 ○委員長(白石さと子) 以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 9款消防費、12款公債費〜14款予備費並びに第2表継続費、第3表債務負担行為及び第4表地方債に対する質疑 ○委員長(白石さと子) 次に、9款消防費及び12款公債費から、14款予備費並びに第2表継続費、第3表債務負担行為及び第4表地方債について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(市川隆康) 246ページ、9款消防費についてお尋ねいたします。  救急救命バイクが平成13年度で購入費950万円が盛られていると思いますが、昨年2台導入したと思います。1年間の成果をお尋ねいたします。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 救急救命バイクにつきましては、昨年度の6月8日から運用を開始いたしまして、平成12年度末の出動件数につきましては147件出動しております。なお、ちなみに平成12年の救急出動件数は5,803件でございまして、1日にしますと16件出動しております。その内訳が147件が救急救命バイクでございます。 ◆委員(市川隆康) 私も偶然でしたけれども、導入されて訓練しているところを見させていただきました。そのときに白バイ隊の指導官は、もちろんそれが専門だと思うのですが、すいすいクランクをやっておりましたけれども、私がそのとき見せてもらった限りでは消防隊の方は当初の目的であります早く行きたい、早く救助したいという思いからだと思うのですけれども、装備が重たくて急に曲がったりするのに支障を来すのか、ちょっと危険だということを感じましたが、今後導入するバイクについてはどういうことを考えておりますか、お尋ねいたします。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 実は、市川委員のお話になったとおり、当初の救急救命バイクにつきましては、初めての改造でございましたので横の改造の部分が若干車高が高くなりまして安定が極めて悪かった。隊員の方からそういった安全走行の問題も出ましたので、再度それを再改造させていただきまして現在につきましては安全運転走行をさせていただいております。 ◆委員(市川隆康) 特にこのバイクを導入してよかったというか、そういう例があったらお知らせください。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 実は、救急救命バイクにつきましては、当組合の救急出動件数5,803件のうち、平均の現場到着の時間が3.4分でございます。全国平均が約6分でございますから、救急車は約半分の時間で当組合は患者の所へ到着できる。さらに、救急バイクはそれよりも1分ないし2分は早く到着できるということでございますので、2分早く到着できますと救命率というのは約90%、あるいは3分内で到着できれば75%の救命率ということで、非常に救命率が高いわけでありまして、非常に救命バイクの導入はよかったと思う次第でございます。  また、実際にそういった救急救命のバイクのありがた味というのは実例がございまして、ある市民の方からそういう要請を受けまして出動をしましたら、救急車よりも救命バイクは5分も早く来ていただいた。非常にありがたく助かったとわざわざお礼に見えた方もおります。そんな関係から、救急バイクの導入につきましては結果的には非常によかったと思っている次第でございます。 ◆委員(市川隆康) 3台廃車になるということなのですけれども、その消防署の配備はわかりますか。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 平成13年度で救急救命バイクにつきましては、3台の導入を予定しております。現在につきましては、太田消防署に1台、大泉消防署に1台の2台の運用でございますが、平成13年度につきましては3台予定をしておりまして、新田消防署、尾島消防署、毛里田消防署の箇所を予定しております。 ◆委員(市川隆康) 訓練は重ねておると思うのですけれども、大変危険が伴うので、その点どう訓練を続けておりますか。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 市川委員のおっしゃるとおり、これは非常に安全性の問題が重視されております。私どもの安全運転につきましては、まず群馬にった教習所へ派遣いたしまして訓練をさせる。それから、もちろん太田警察の白バイ隊の指導も受けながら約1カ月間の訓練期間を置いて指導させておりますので、安全走行には十分配慮しながら実施をしていきたいと思っております。 ◆委員(市川隆康) 今後も市民のために頑張っていただきたいと思います。  また、消防団員の待遇についてお伺いいたします。というのは、先月清原町内の流通団地での化繊工場の火災では、山田委員をはじめ多くの市関係者が駆けつけられ、消火作業を手伝っておりました。そこで聞いた話ですが、消防署員は完璧な装備だが、消防団員の実情は中には体格のいい方、あるいは若干小さい方等おるかと思うのですけれども、そのとき聞いた話では服装等のサイズが合わないためにかっぱが支給されず最前線に行けないということを伺いました。また、中にはこの間の化繊工場ではいった人はご存知だと思うのですけれども、物すごい匂いというのですか、そういう中で防塵マスク、また防護眼鏡等を支給されておったそうですけれども、全団員には支給されておらず、こういう現場をやっている消防団員はほとんどボランティアでいち早く駆けつけておりますので、今後の消防団員の待遇等も含めて答えていただきたいと思います。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) お答えしますが、消防団員の待遇の問題につきましては、県下の消防団員と比較しますと当太田の消防団員につきましては優れていると思います。ただ、今、市川委員のおっしゃられました防火衣あるいはゴーグルあるいは防塵マスク等につきましては、全団員に渡っていないのが現状でございまして、これらにつきましても十分今後につきましては全団員に配布するように心がけたいと思いますが、それでよろしいでしょうか。 ◆委員(市川隆康) よろしくお願いいたします。  終わります。 ◆委員(山田隆史) 実は、これは昨日ちょっとお伺いしたことなのですけれども、先ほどお話がありました救急車の出動回数が昨年は5,803件、1日にすると15回ぐらい出動しているのかというふうに思うのですけれども、忙しい救急車の出動率で大変だと感じているところであります。先ほどの赤バイの話もそうなのですが、何か事があったときに1分でも1秒でも早く現地に駆けつけるというところから赤バイの導入ということもしたのだと思うのですけれども、今度は例えばけがなり病気なりをした方から消防署の方に通報するというのもやはり1分でも1秒でも早い方がいいかという感じがいたしているわけです。今、現在太田市内の自動車の普及率はかなり多いということで、私の家でも実は4人家族で4台乗っているような状態です。その中で、実は私の知り合いにたまたまあったことなのですが、車が走行中一緒に同乗していた一人が急病になりまして大分吐いてしまったということで、車を止めたところでぐずぐずと崩れてしまった。動かさなければ本当はよかったのですけれども、時間的に夜半だったものですから、そこで携帯電話で呼んで救急車が来るよりも先に連れていってしまった方がいいということで、そのままある病院へ連れていったらその病院でもすぐ処置してもらえなくてまた次の病院へ行ったということで、結果的にちょっと時間的なずれができたということで残念な結果になってしまったということが現実にあるわけです。その方は結構立派な車に乗っている方なのですが、実は最近車載用の緊急通報システムというのが発表されたわけなのですけれども、これについて消防署の方ではおわかりになるのでしたらちょっとお話しいただきたいと思います。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 車載用の緊急システムというお話でございますが、まず今、山田委員がおっしゃられました携帯電話の方からお話ししますと、現在携帯電話の119番通報につきましては、当太田地区消防組合で桐生、館林、太田の管轄が決まっておりますので、119を押していただければすべて太田地区消防組合の司令室の方へ入りますので、救急車を要請できるということでございます。それと、車載の関係につきましては、まだ私どもでは実施しておりません。ただ、自動車メーカーによってヘルプネットという対応で病人ばかりではなく緊急時、あるいは事故等、あるいは盗難とか、そういったものを含めてヘルプネットということでまさかのときに安心をということで、自動車メーカーでカーナビにセットさせた中で対応しているメーカーがあるようでございます。ただ、その車両については、そういった業者とのタイアップによっての設置だと思いますので、消防としてはまだ実施しておりません。将来的には、そういう方法で進むかと思います。 ◆委員(山田隆史) 結局、救援までの時間短縮が救命率の向上につながるという先ほどのお話でありました。今、言った例えば運転している当事者が体の調子が悪くなった、あるいは事故が起きて衝撃があった場合にはエアバックが出ると自動的に通報してしまうとか。それから、私などもちょっと自分で懲りたことがあるのですけれども、体の自由がきかなくなるほど苦しくなったなどということも中にはある方もあると思うのです。また、さらにはペースメーカーを入れている方もいるかもしれません。あるいはそれ以外の方もいる。さらには、ふだんが健常であると自分で思っていても何が起きるかわからないというのがあると思います。車に乗っている時間というのが全体的に見てかなりあるかと思います。私なども万歩計をつけているのですけれども、少しも数字が上がらないで、よく考えてみると車に乗っている時間がほとんどということです。  そういった状況の中で、緊急を要することが起きる。今、言ったように体の自由がきかなくなるほどのことも結果あるかもしれません。そのときにエアバックが出なくてもボタンを一つ押すだけでその所在がはっきりするという非常に優れものか、今の時代に合っているかという感じがいたします。これは、119番につながっているのかと思うのですが、その受け入れといいましょうか、特殊な機械を使っているのか私も機械的なものはよくわかりませんが、これがさらに普及したときに消防署の方では装置的な受け入れとして問題はないでしょうか。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 消防署で受け入れということは現在ではございません。実は、こういった問題につきましては、車のセットのボタン式で緊急ボタンを押した場合には、オペレーションセンターというのが各所できると思います。そこが一括して受けて、そこから盗難とか、けが人とか、警察とか、そういったことを振り分けてオペレーションセンターから警察なり消防へ通報するシステムでございまして、直接消防へ入ってくるような状況にはまだ進んでおりません。 ◆委員(山田隆史) 私が聞いている範囲では、衛星を使った通報ということをちょっと聞きましたものですから、どこかを経由するにしてもかなりダイレクトに近い形で入っていくのかというふうにも思っていたものですから、その辺をお伺いしたのですけれども、装置としては今あるもので全然問題ないということですか。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) そのとおりでございまして、直接消防にボタンを押すと119番が入るものでもございません。先ほどお話しましたように、ある程度オペレーションセンターに入ったものを振り分けてそこから消防、警察へ通報するシステムでございます。 ◆委員(山田隆史) 消防署の方にこんなことを聞いては申しわけないのですが、そうすると救急車だけでなくしてそれ以外の盗難、あるいは車が襲われたとか、最近よくありますよね、あるいは車上荒らしとか、ほかのことであっても全部ボタン一つでそのオペレーションセンターへ通じてそこで振り分ける。そのうちの今言った救急を要するもの、いわゆる病気、けが等については消防署の方に連絡が行く、そういうシステムになっているということでよろしいでしょうか。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) そのとおりでございます。 ◆委員(山田隆史) いずれにしても、こういった形で今、車載用が出てきたぐらいですから、場合によったら障害をお持ちの方、病気の方の場合は電話ではないですけれども、自分で携帯をするようなもの、そういった形の普及も今後考えられると思います。そういったときに、ますます消防署の方もお忙しくなると思うのですけれども、よろしくお願いしたいと思います。  以上で終わります。 ◆委員(竹内和代) 消防費のところでお伺いしたいのですが、9款1項2目の1億463万3,000円の概要についてお願いいたします。 ◎消防組合財務課長(萬年稔明) 消防費の概要でございますけれども、人件費で79%、交際費8.3%、それ以外が車両あるいはランニング経費ということでございます。 ◆委員(竹内和代) 分団の運営費というのはどういうふうに交付されているのでしょうか。それから、団本部の方の役員構成とか、そこの運営費の交付方法を教えていただきたいのです。 ◎消防組合財務課長(萬年稔明) 消防団の運営費につきましては、554万4,000円ということで、運営交付金を支出しております。内容的には、団本部に40万円、ラッパ隊に20万円。それと、9分団あるわけですけれども、1分団当たり24万円で9ですから、216万円。それと、団員割り1人8,000円、353名で28万2,400円。計、先ほど申し上げました554万4,000円でございます。 ◆委員(竹内和代) もう一度人数を教えていただけますか。 ◎消防組合財務課長(萬年稔明) 353名です。 ◆委員(竹内和代) そうしますと、団員の数によってのものと、1分団当たり24万円の分が各分団に交付されるということですか。 ◎消防組合財務課長(萬年稔明) そういうことでございます。 ◆委員(竹内和代) それは、各団員にはどういうふうに配分されるのでしょうか。 ◎消防組合財務課長(萬年稔明) これは、四半期ごとに団の方へ交付しまして、それを各9分団に今言った内容によりまして支払いをしております。 ◆委員(竹内和代) 1人8,000円ということで、本当に随分安いのだというのを改めて感じたのですけれども、総務部長にお伺いしたいのですけれども、市としては消防分団の性格とか、位置づけはどんなふうにされているのか伺いたいと思うのです。 ◎総務部長(多田雄吉) 今もお話がございましたように消防団はわずか8,000円ということで、これは太田市にいろいろなボランティアがありますけれども、私どもの認識では市民の生命・財産を守るという非常に過酷な業務に携わる最大のボランティアだというふうに認識しております。 ◆委員(竹内和代) 分団の方には市としてはどんなことを求めているのかということです。 ◎総務部長(多田雄吉) 市民の生命・財産、これを守っていただくということを期待しています。 ◆委員(竹内和代) 市民の生命・財産を守ってくださるために、本当に崇高な活躍を地域の人たちにはやっていただいているのですが、消防本部の職員にも本当に頭が下がるのですけれども、分団の方も例えば今は自営業者の方がどんどん少なくなっている中で、サラリーマンも結構参加されている方が多いのだと思うのです。ですから、火災があったときには寝ないで翌日会社に出ていくとか、どこにいても呼び出しを受けて飛んでくるとか、本当に過酷な仕事なのだと思うのですけれども、その辺ではただのボランティアということだけではだんだん通用しなくなってくるのではないかというふうに思うのです。今、担い手を次に捜すのが地域では本当に大変な思いをしているわけで、先ほどの話にもあったようにここでやはり待遇面を考えていくときではないかというふうに思うのですが、その辺のところも総務部長にお伺いします。 ◎総務部長(多田雄吉) 私どもも十分承知しておりまして、平成13年度の予算に消防は負担金補助金を出していますので、詳細は書いてありませんけれども、今お話のあったとおりなかなか団員になる人がいないというのが最大のネックでございます。消防団員になるとこういうものがあるというPR、あるいは今いる団員が長く続けていただくように特別予算といたしまして消防団員の特別活性化推進事業ということで1年100万円、これを3年間継続して活性化事業として消防団に使っていただこうということで、その中には消防団員の意識を高めること、あるいは後継者を募るということも考えて平成13年度では予算措置をいたしました。 ◆委員(竹内和代) この中に入っているわけですか。 ◎総務部長(多田雄吉) これは、消防団全体の太田市分の予算ですから、消防団の方ではそれぞれ細かく太田市の予算みたいに分けております。その中で、活性化事業として100万円という事業を組んでおります。 ◆委員(竹内和代) 使い方については、どんなふうになるのでしょうか。 ◎消防組合財務課長(萬年稔明) 一言足りなかったのですけれども、その特別推進事業というのが平成13年度から3年間つけていただきまして、今、部長が言ってくれたのですけれども、そういうことであります。その内容といたしましては、団員の日ごろの労をねぎらうという関係等もありまして、研修とか、場合によっては物、例えば皮手が必要だとかという場合があるのですけれども、そういった内容で使っていただくということで考えています。 ◆委員(竹内和代) そうすると、団員のところに直接功労とか、そういうことで返っていくということではなくて物が不足していればそれに充てるということもあるわけですか。 ◎消防組合財務課長(萬年稔明) 先ほども部長の方から話が出たのですけれども、基本的には団員が353名ということで仕事をしながらお願いしている本当のボランティアの原点だと思うので、なかなか大変だということでありますので、そういった方々の労をねぎらうために研修やら、あるいは先ほど言った物なども別な予算でもありますけれども、どうしてもといった場合にはそれらも可だということでやっていきたいと思っています。 ◆委員(竹内和代) 今年度いつもよりも予算を多く盛っていただいたということでは、多少励みになるのではないかと思うのですが、ただ今までの例ですと報酬としては本人の手元には何も残っていかないということを聞いているのですが、今までは交付された金額についての使い方というのはそれぞれの団に任せられていたわけですか。 ◎消防組合財務課長(萬年稔明) そのとおりです。それで、ちょっと誤解されると困るのですけれども、報酬はまた別途で些少ですけれども、出しております。 ◆委員(竹内和代) では、報酬はどういうふうになっているのでしょう。 ◎消防組合財務課長(萬年稔明) 報酬につきましては、団の団長、副団長、本部員、分団長、副分団長、部長、班長、団員ということで段階がありますけれども、それら1人当たり決められた金額を報酬として支出しております。 ◆委員(竹内和代) 本部の役員構成は、先ほど伺ったのでしたか。 ◎消防組合財務課長(萬年稔明) 11名です。 ◆委員(竹内和代) 本部の役員の選び方というのはどんなふうになっているのですか。大分長くやっていただいている方が多いと思うのです。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 竹内委員のおっしゃるとおりでございまして、団員につきましては任期がございません。実は、消防団長の任命につきましては、消防団員の推薦により決定をするということでございます。推薦をいただければ団長ができる。ほかの団員につきましては、団長が任命権者ですから団長の方針でやっていけるということでございます。 ◆委員(竹内和代) 後継者が見つからなくてなかなか交代ができないのか、あるいはそれ以外の理由があるのか。地域では、やはり選び方をうまくやった方がいいのではないかという声も上がっているわけですが、その辺は例えば分団長の持ち回りとか、あるいは分団長の間での互選の方法とか、そういうことはやられているところはありますか。他市などではどんなふうにやっていらっしゃるのでしょうか。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 太田地区消防組合は、太田市、大泉町、新田町、尾島町の1市3町の組合構成でございますけれども、太田以外の消防団につきましては団長につきましてはおおむね1期2年なのですが、2期ぐらいでの退団、交代とか、あるいは団員につきましては5年交代、あるいは10年交代、おおむねそんな形で交代している消防団もございます。ただ、太田の消防団につきましては、実績等を勘案しますとやはりそれらの交代劇というのはある程度実績を積んでいかないと大災害に立ち向かいできないということから、年数が多くなる人が多いということではないでしょうか。 ◆委員(竹内和代) ただ、やはりトップにはいつも絶えず人づくりをやっていただきたいというふうに思いますし、大災害に立ち向かっていける後継者を次々とつくっていただきたいということがあるのですが、そうすると消防本部としてはそういう方針は一切持っていなくて団の運営方法に任せられるということなのでしょうか。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 団の運営につきましては、消防団にお任せでございまして、助言、指導はしますが、運営につきましては団の方針どおりでございます。 ◆委員(竹内和代) 長年のご苦労をいただいていて本当に尊敬しているわけですけれども、人づくりについては地域でもそういう声がたくさん上がっておりますので、あわせてぜひお願いしたいと思います。それから、3カ年に限らず分団の待遇改善はぜひ図っていただくように総務部長にもお願いをしておきますけれども、よろしくお願いします。消防の方はそれで結構です。  9ページの継続費のところでお伺いしたいのですが、第2表の衛生費のところで住宅団地汚水処理施設建設事業というのが11億8,003万5,000円、これが2カ年事業で行われることに予算計上されておりますけれども、これは新野脇屋住宅団地の処理施設だということを伺っているのですが、それでまずよろしいのでしょうか。 ◎総務部参事(竹吉弘) そのとおりです。 ◆委員(竹内和代) それで、新野脇屋住宅団地については県の企業局の開発を肩代わりしたという経緯があるわけですけれども、市長の方から一切一般会計の方には迷惑をかけずに独立採算でやっていくのだということが言われていたわけですけれども、今回予算書を見ますとこうした汚水処理施設の建設事業に11億8,000万円、それから関連の道路の整備に約4億円が計上されているわけなのですけれども、これは後年度どういう形で土地開発公社から一般財源にバックされてくるのでしょうか。 ◎土地開発公社常務理事(森英智) 汚水処理施設については補助金対象ということですが、公社が独自でやりますと補助金が3分の1つかないということで太田市に依頼をしておるわけでございます。団地造成が完了した時点で、それらに公社が負担をしていくということを太田市との取り決めをしてございます。また、道路関係につきましては、当然住宅宅地関連ということで生活道路という関連で太田市の方に築造をお願いしておるところでございます。 ◆委員(竹内和代) 住宅団地の造成は10カ年で完売をしていくという計画でしたよね。施設の建設費については、用地費の中に盛り込んで売っていくのか、あるいは後で下水道費の中に盛り込んで回収をするのか、これはどういう形になるのでしょうか。 ◎土地開発公社常務理事(森英智) 本来的には受益者負担ということが原則になろうかと思います。ですから、当然公社の方から太田市との取り決めの中で分譲代金の中に計算をして代金を設定していきたい、こんなふうに思っています。 ◆委員(竹内和代) 最後にお伺いしておきますけれども、10カ年の中で完売していくわけですから、ただ汚水処理施設としては全部この施設を最初に先行投資をしてしまうということで、例えば10カ年で完売できなかった場合のことを考えると全部その大きな施設を最初からつくってしまうよりも、一定の区画ごとにやっていくという手法はないのでしょうか。 ◎土地開発公社常務理事(森英智) それは、大変難しい手法ではないかというふうに思っています。ということは、今、我々公社で考えている団地造成の計画なのですけれども、先ほど竹内委員が言ったとおり10カ年にわたって造成をして分譲していきたい、こんなふうには考えています。そんな中で、今年の7月ごろから造成工事に入るのだと思うのですけれども、できるだけ大きな投資をしないで小さな投資をしながら改修をして分譲していきたい、こんな計画も持ってございます。ただし、処理場については補助事業でございますので、2カ年計画で完成させるということになってございます。 ◆委員(竹内和代) 終わります。 ◆委員(小林耕作) それでは、9ページ、地方債ですが、本年度の地方債は37億1,550万円で利率が5%以内ということで、昨年度までは8%で低金利の中で高い高いと言っておりましたけれども、今回は5%というふうになっておりますので、この件については評価される内容だというふうに思っております。地方債については、説明ではできるだけ有利な適債事業として事業化を図りたいとしているわけでして、まず適債とはこれでどういうことなのかお願いします。 ◎総務部参事(竹吉弘) 適債事業は、言葉で言えば地方債を充ててできる事業ということです。具体的にわかりやすく言いますと、地方債の中に一般会計債と公営企業債という二つの大きなものがありまして、一般会計債の中が20に分かれています。また、公営企業債の中でも11というふうに分かれていまして、それぞれ目的を持って事業等をやるところにそれを貸しますということで、例えば太田市である事業を計画した。そうすると、どれかの条件と目的に合った地方債に合わなければ借りられないという意味合いが適債ということで、ご理解いただけるかというふうに思います。 ◆委員(小林耕作) できればゼロ金利になっていくという状況の中で、ここに3%とはならなかったのでしょうか。 ◎総務部参事(竹吉弘) これは、あくまでも予算議決をいただくということで、その上限を設定させていただくわけですけれども、この範囲内でということで、昨年8%であったわけですけれども、県内の他市を見まして8%という所は他にもありますけれども、大体5%、6%というのが標準的なところで、現実を眺めれば現在でも1.6%とかという数字になってきていますので、恐らく1年の間に5%という極端なことはないと思いますが、この範囲内で議決をいただきたいというふうにご理解をいただきたいと思います。 ◆委員(小林耕作) わかりました。起債の内訳ですけれども、借り方ですけれども、財務省からの政府資金、あるいは一般市中銀行からの資金借り入れとあるわけですけれども、これらにつきましては先ほどの適債事業とのかかわり合いで分かれるわけですか。 ◎総務部参事(竹吉弘) こちらの意図というわけにはいかないとは思うのですけれども、政府資金と国庫資金、縁故資金ということの三つに大別できると思います。 ◆委員(小林耕作) それは、基準はあるわけですか。
    ◎総務部参事(竹吉弘) 特にこの辺の基準ということについては、明らかな書類とか、そういったものを見た記憶はありませんけれども、必要度ですとか、そういったものによって生まれてくるのか。資金量の問題というのがあるのだと思うのです。国全体の地方債計画の中で、どれだけの資金量があるかという区分であてがわれるものだというふうに思います。 ◆委員(小林耕作) わかりました。  終わります。 ○委員長(白石さと子) 他の委員でご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(白石さと子) 他に質疑もないようですから、以上で委員の質疑を打ち切ります。  オブザーバーご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(白石さと子) 以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 閉     会 ○委員長(白石さと子) 以上をもちまして本日の日程は終了いたしました。  明日は午前9時から会議を開きますので、ご出席願います。  本日はこれをもって閉会いたします。                                      午後6時33分閉会...