太田市議会 > 2000-03-15 >
旧太田市 平成12年度予算特別委員会−03月15日-02号

  • 東山動物園(/)
ツイート シェア
  1. 太田市議会 2000-03-15
    旧太田市 平成12年度予算特別委員会−03月15日-02号


    取得元: 太田市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-25
    旧太田市 平成12年度予算特別委員会−03月15日-02号旧太田市 平成12年度予算特別委員会        平成12年度予算特別委員会記録(第2日) 平成12年3月15日(水曜日) 1 出席委員(13人)  委員長       吉 井 弘 三   副委員長       深 澤 直 久  委員        井 野 文 人   委員         小 林 人 志  委員        斉 藤 幸 拓   委員         伊 藤   薫  委員        鈴 木 信 昭   委員         市 川 隆 康  委員        白 石 さと子   委員         小 林 耕 作  委員        山 田 隆 史   委員         荒 井 昭 男  委員        石 川   宏 1 説明のため出席した者  収入役       戸 塚 清 治   総務部長       松 島 健 三  市民生活部長    野 口 政 嘉   健康福祉部長     金 谷 泰一郎  経済部長      中 里 好 男   建設部長       中   昭 一  都市開発部長    岩 田 博 之   水道局長       小 暮 雅 史  教育委員会管理部長 飯 島 迪 男   教育委員会指導部長  樋 口   悟  監査委員事務局長  植 木 浩 之   企画部副部長     船 山 佳 之
     総務部副部長    多 田 雄 吉   市民生活部副部長   尾 花 範 正  市民生活部副部長  浅 海 崇 夫   健康福祉部副部長   松 本   章  経済部副部長    宮 本 富太郎   建設部副部長     寺 田 武 夫  都市開発部副部長  須 藤   浩   農業委員会事務局長  広 瀬 国 男  総合健康増進事業団所長         スポーツ振興事業団事務局長            高 橋 正 孝              渡 辺 欣 司  社会福祉協議会事務局長         企画部参事(政策推進室長)            天 笠 利 信              早 川 充 彦  企画部参事(職員課長)         企画部参事(企画調整課長)            小 暮 和 好              岡 島 幸 雄  企画部参事(広報公聴課長)       企画部参事(情報システム課長)            大久保 義 忠              新 井   匠  総務部参事(総務課長)         総務部参事(財政課長)竹 吉   弘            山 田 欽 司  市民課長      堀 江   久   斎場管理事務所長   山 影 龍 雄  市民生活部参事(保険年金課長)     環境対策課長     野 村   敏            小 林   治  交通対策課長    澤 口 恭 彦   市民生活部参事(清掃事業課長)                                 阿久戸 征 三  衛生事業課長    石 井 忠 雄   社会課長       原 島 利 光  健康福祉部参事(福祉課長)       高齢対策課長     久保田 幹 雄            須 永   暉  介護保険課長    金 子 一 男   健康管理課長     片 山 邦 広  健康福祉部参事(児童家庭課長)     福祉事業課長     矢 島 政 充            天 笠 秀 彦  農村整備課長    岡 田 義 久   経済部参事(商業観光課長)                                 高 橋   猛  経済部参事(工業振興課長)       建設部参事(道路河川課長)            吉 田   稠              松 本 秀 夫  応急工事課長    大 槻 重 吉   建設部参事(建築住宅課長)                                 佐 口 敬 夫  建築指導課長    滝 沢 光 栄   下水道課長      碓 氷 軍 次  都市開発部参事(都市計画課長)     都市開発部参事(公園緑地課長)            清 水 正 道              青 木 繁 雄  区画整理課長    金 井   稔   都市開発部参事(市街地整備課長)                                 石 原 康 男  北関東自動車道対策室長         参事(会計課長)   町 田 憲 一            福 澤 善 明  監査委員事務局課長 澤 田   健   農業委員会事務局次長 富 岡 英 夫  消防組合次長    飯 田 芳 雄   消防組合財務課長   萬 年 稔 明  スポーツ振興事業団管理課長       農業振興公社事務局長 島 田 秀 明            清 水   勉  農業振興課農政係長 橋 本 利 明   農業振興課長補佐(指導係長)                                 渡 邊 行 雄  契約管財課長補佐(契約係長)      総務課長補佐(文書法規係長)            家 泉 喜久男              茂 木 博 光  財政課財政係長   堀 越 真 理   財政課財政係主任   瀬 古 茂 雄  財政課財政係主事  清 水 健 司 1 事務局職員出席者  事務局長      大 川 勝 弘   事務局参事      天 笠   彰  議事課長補佐(議事係長)        総務課長補佐(管理係長)            北 澤 潤 一              玉 置 哲 夫  書記        長谷川 幸 浩   書記         堀 越 喜三代  書記        五十畑   昇   書記         中 澤 文 孝  書記        安 藤 信 行   書記         長谷川 晋 一            会議に付した事件 議案第58号 平成12年度太田市一般会計予算       (歳出・4款衛生費、5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費、8款土木費、9款消防費、11款災害復旧費、12款公債費、13款諸支出金、14款予備費)       (第2表継続費・第3表債務負担行為・第4表地方債) 議案第60号 平成12年度太田市下水道特別会計予算 議案第61号 平成12年度太田市競輪特別会計予算 議案第62号 平成12年度太田市住宅新築資金等貸付特別会計予算 議案第64号 平成12年度太田市八王子山墓特別会計予算 議案第65号 平成12年度太田市農業集落排水事業特別会計予算      ◎ 開     議                                      午前9時開議 ○委員長(吉井弘三) ただいまから本日の会議を開きます。      ◎ 4款衛生費に対する質疑 ○委員長(吉井弘三) 4款衛生費について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(小林人志) おはようございます。176ページ、4款1項11目、1細目の公害対策費の中の産業廃棄物撤去負担金2,000万円について、環境対策課長にお伺いをいたします。この予算については、東金井地区の産廃撤去と聞いておりますが、この負担金2,000万円の説明と産廃の総量と撤去費用の総額はどのようになっているのか、お聞かせ願いたいと思います。 ◎環境対策課長(野村敏) この負担金2,000万円の根拠につきまして説明いたします。初めに、廃棄物の総量ですが、これは1万3,376立米あります。撤去費用といたしましては、約1億9,000万円を予定しております。実際に工事を始めて若干の変更があるかと思いますが、工事は群馬県産業廃棄物協会が群馬県環境保全補償基金を取り崩して行っております。土地所有者に、撤去による土地の価値の上昇に伴う応分の負担を求めまして、差し引いた分の2分の1ずつが県・市の負担となるわけであります。負担金2,000万円については、補償基金の取り崩した分を分割で補填するものであります。 ◆委員(小林人志) 今の説明をお伺いしますと、この原因者のやり得というような感じにも受け取れるのですが、その辺はどうなっているのでしょうか。 ◎環境対策課長(野村敏) この辺につきましては、群馬県産業廃棄物協会が原因者への賠償請求権を引き継ぎまして、原因者のやり得にならぬよう、協会・土地所有者・県・市とで協定書を締結して対応していくことになっております。 ◆委員(小林人志) 産廃については、他地区にもあると思います。私の地区、龍舞にも同じような産廃の山があります。撤去の話もあったのですが、その後の状況はどのようになっているのか、お知らせ願いたいと思います。 ◎環境対策課長(野村敏) 当初の計画でありますと、龍舞の産廃につきましては撤去に向けて土地所有者との話し合いが県と市も立ち会って持たれまして、非常に難航したと聞いております。現在、土地所有者が収監中でありまして、土地も競売にかかっており、権利関係も複雑であるので進展していません。今後も県担当課に働きかけていきたいと思います。 ◆委員(小林人志) 産廃の山も大変大きくなりますと、先ほどお話を伺っているように処理費用も膨大になります。結局、最終的には市民の税金で賄うことになりますので、大変な損失となります。どうしても防止対策、これが課題ではないかというふうに私は考えております。そういった防止対策を含めて、監視体制をどのような形で今後とっていくのか。それとあわせて、私の地元である龍舞地内の撤去の可能性、そういったものについてもお願いというかお聞かせを願って、この質問は終わらせていただきます。 ◎環境対策課長(野村敏) 委員ご指摘のとおりでありますが、県では産廃110番を設置して多くの情報収集に努めまして、また地域保健所に産廃Gメンを配置して、初動対応を行っております。市としましても、市民からの情報を県や保健所へ速やかにつなぎまして、初動対応に努めてまいりたいと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  龍舞の産廃の撤去の可能性につきましては、これから要望をしていきますので、可能性は3割か4割ぐらいだと思います。 ◆委員(小林人志) 地元では大変苦労していますので、ぜひひとつ撤廃に向けてよろしくお願いをしたいと思います。  以上で終わります。 ◆委員(伊藤薫) おはようございます。質問させていただきますが、先ほど同僚議員が質問しましたので、そのほかでちょっとお聞きしたいと思います。今、東金井並びに休泊地区の産廃の撤去についてのお話がございましたけれども、太田地区の中でまだほかにあるとも聞いているのですが、その辺の調査はどんなものでしょうか。 ◎環境対策課長(野村敏) 産業廃棄物につきましては、根本的に県の方が主体になっておりまして、細かい部分につきましての数とか、その辺につきましてはちょっと把握をしておりませんが、こちらに連絡が入ったものにつきましてはその都度保健所等と一体で対応はしております。 ◆委員(伊藤薫) では、これは群馬県の要請を受けてから市が対応するという形になるのですか。 ◎環境対策課長(野村敏) 群馬県の要請というか、市民から市の方に入ってきたものにつきましては保健所に即連絡しまして、市で対応できないものにつきましては一体で対応しています。 ◆委員(伊藤薫) やはり太田市内にある、そういった市民が困るような産業廃棄物については、県がやるからではなく、市独自の調査というものが必要ではないかと私自身は思うのですが、その点はどうですか。 ◎市民生活部副部長(浅海崇夫) それでは、私の方からお答えさせていただきます。  課長の方からは産業廃棄物の所管が県だということでちょっとお話し申し上げたのですが、いずれにしても県の方と連絡をとりながら、お互いにその連絡を密にしまして、先ほど申し上げましたけれども産廃Gメンも配置されております。太田市にはいち早く配置されておりますし、その辺は連絡をとりながらやっております。  それから、委員からご指摘がありました市内は調査していないのかということでございますけれども、私どもでも県の方と連絡をとりながら、幾つか把握はしております。ですから、先ほど小林委員からもお話のありました龍舞、それから同じ龍舞にも花水木団地というところがございました。これについては、先月あたりまでにある程度地ならしが終わりまして、大体解決しております。
     それから、あと産廃の山といいますと、別所にございます。新田町との境界の近くでございます。そのほか、あれは産廃の捨て場所ではないかというところが一、二、例えば毛里田の只上といいましょうか市場の方、それから龍舞にも一つ、個人の所有の土地ですけれども、産廃に近い、置き去りにされたごみといいますか、片づけていないものがございます。そのほか細かい点についてはそれ以上、私も把握しておりませんけれども、いずれにしましても県の方と連絡をとりながら、今後皆さんの心配のないように進めてまいりたいと思いますので、よろしくご理解のほどをお願い申し上げたいと思います。 ◆委員(伊藤薫) ないのではなくて、あるということですね。ですから、そういったことには全面的に前進的な考えでやっていただければ、そんなふうに希望するわけでございます。  次に180ページ、4款衛生費、ごみ収集経費の内容についてお伺いいたします。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) ごみ収集経費の内容でございますが、直営でやっておりますパッカー車の修繕、燃料その他必要な消耗品、それから委託でやっております可燃ごみ収集の委託、それから不燃ごみ収集、資源の瓶・缶の収集の委託料で構成されておるところでございます。 ◆委員(伊藤薫) これに関連すると思う質問でございますが、まず最初に家庭ごみの量並びに金額、積算すれば出ると思うのですが、それから業者のごみの量と金額、その辺を明確に教えていただければと思います。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) 業者持ち込みのごみの量は、今年度3月まで延ばした見込みでございますけれども、およそ1万8,300トンほどになると見込んでおります。これは1キロ1円の料金を徴収しておりまして、1トン1,000円になりますので、1,830万円ほどが持ち込みごみの料金です。それから、家庭系につきましては、量ではステーションから4万3,800トンほど収集しておりますけれども、これは無料ですので料金は徴収してございません。 ◆委員(伊藤薫) 前年比ではどうなっていますか。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) 対10年度比ですけれども、太田市で発生しましたごみ総量につきましてはほぼ横ばい、100%ということになります。それから、ステーションの家庭系のごみですけれども、可燃ごみにつきましてはおよそ3%ほど伸びている。それから、一般持ち込み、これは事業系のごみですけれども、これはおよそ横ばい、100%程度です。それから、不燃ごみの方が家庭系で2%程度の伸びかと思っております。それらともども平均しますと先ほど申し上げましたとおりで、全体の発生量は前年並みというふうに見込んでおります。 ◆委員(伊藤薫) このデータは正確だと思うのですが、最近特に不況のせいか、家庭ごみの収集場所を回りますと、業者らしいごみの量が増えているような感じでございます。そこで、この点をちょっと聞いたわけでございますけれども、その辺の対策をどう考えていますか。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) ステーション利用は生活系のごみの排出だけなものですから、おっしゃるような家庭系以外の、事業所のごみが頻繁に出されるようでしたら、これは追跡して出さないような指導を直接したいと思っております。今までにも事に当たってみると何件かありますので、この辺かという目星をつけた事業所には直接指導に入っておりますけれども、なかなか私がやりました、こういうふうにはおっしゃっていただけない。でも、訪ねることによって、次の抑止効果はあるのだろうと思って、作業をしておるところでございます。 ◆委員(伊藤薫) 不法投棄が目立つという状況の中で、監視体制、追跡調査等はどのような方法でやっていますか。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) まず、ステーションには減量指導員をお願いしております。各地区、およそ100世帯に1人ほど、市内全域で540人ほどの減量指導員がいらっしゃいますが、この方々にまず先頭に立っていただいて、ステーションの利用状況を確認願っております。さらには、ステーションは当番制で利用者の方々が自発的に管理をなさっていらっしゃる。そういった形の中で不法にというか、本来のステーションのナンバー制ということになっておりますので、どなたからどなたまでがこのステーションの利用者であるということが明確になっております。それ以外の方が使われる場合には、ステーションの利用者、グループでわかりますので、どうも変だという通報が私どもに入ってまいります。それを受けて、住所や氏名がわかる者はそのまま即指導に入れるのですが、確信犯の人はわからないような形で出しますので、なかなか行き届かない。ただ、不法投棄という形のものは、恐らく限定されたステーションにあらわれているだけでして、アトランダムにあちこちのステーションがそういう状況を引き起こしているというふうには、私どもも今のところ考えておりません。 ◆委員(伊藤薫) 南口の飲食店組合等では収集についてはかなりよくなってきている、そういう傾向が見られるのです。ただ、収集場所に業者が出すのではなくて、一応個人のごみとして業者らしい人が持ち込む場合がかなりあるということで、結局は個人の場合は無料ということですから、そういうところに業者が入り込んでいる状況が、こういう不況になってくるとぼちぼち出てくる可能性がある。今、通報によって的確な情報をつかむ、そしてそれを追跡調査をする、それは甘いと思うのです。業者の監視をするのではなくて、そのほかに、それ以前に何か方法をとれば、私はそういったものを事前に防ぐことができるのではないかと思うのです。ここで急に対策を発表しろとは言えません。しかし、そういった新しい政策、施策を打ち出していくことが私は大事ではないかということを今、考えているわけです。その点についてどうですか。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) お話にありました南口の小規模な飲食を主体とする事業系のごみは、組合を立てましてうまく対応してもらっています。それ以外の住居と事業が半々ぐらいで営まれているような在来の小規模な店、これも事業所としてとらえるのか、家庭としてとらえるのか、この辺のボーダーを引くのがなかなか難しいところでもありますけれども、その他苦し紛れにステーションに散らして歩くような、そんな不届きな行為をする人もいるわけですけれども、これはまさにモラルの問題です。これに全部罰則適用して取り締まるというのも、なかなかうまくいかないのがこういったステーションに出されるごみの管理のネックなところでございます。あちこち不法に投棄する者につきましては法適用もありますし、果断にそれらを追及することもできると思うのですけれども、ステーション利用というのはやはりモラル、マナー、それだけお願いをしていくということに尽きると思っておりますが、事業系は法で自ら処理するという前提がございますので、これらをもう少し強く発信して、あわせて事業系のごみの減量にも結びつくような施策を講じてまいりたいと思っております。 ◆委員(伊藤薫) 今、おっしゃった回答の中にも、幾らか前進的な意見かというところもちらりと見えるわけでございますけれども、市民の意識の問題だと言えば一言で済んでしまうのですけれども、いろいろと試行錯誤しながら、やはり今言った中小の事業体、これが一番問題です。大きいところはある程度は規制をかぶせると守ってくれるのですけれども、そのほかのところ、漏れた中小の事業体が問題になるわけです。ですから、その辺にどういう基準をつくりながら、よい方法を考えていただくか。単なる規制をかぶせているから、市民のモラルだからという問題ではない。いずれにしましても、最終的には市民の意識改革がなければ、そういったごみ問題は解決しないことが事実でございますけれども、やはりそういうブロックを少しでも崩していく一つの規制、規制と言うと厳しいかもしれないですけれども、方法があれば新しい見地から見た立場でやっていただければと思います。  次に、これから広域行政がだんだん活発化してくる時代に突入するわけでございますけれども、現在、本市では瓶・缶・ペットボトルという分別をしておるわけでございます。そういう中で他町村の分別の基準、これはどういうお話になっているのか、現状でいいですから聞かせていただければと思います。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) 現在では構成します町ごとに分別の品目が異なっております。規模が小さい町ほど分別の種類が多いという状況でございます。太田市は、今お話にありましたような分別の数でございます。細かく数えても7種類ぐらい、一番多いところでは十二、三種という分け方をしておる町もございます。これを統一していくというのはなかなか難しいことだと思いますが、現在はそういう状況を踏まえているだけで、どう実行していくかという詰めまでは入っていない状況でございます。 ◆委員(伊藤薫) 難しいと言っておりますけれども、これはいずれ広域行政の中では統一的な基準づくりというものが大事になってくると思うのです。難しいからやらないで済めば、それで済むと考えますか。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) 難しさを踏まえながら統一できる基準をこれからつくっていく、そういう状況にあります。 ◆委員(伊藤薫) 早急にそういう準備態勢に入っていただければと思うのですが、要望しておきます。  終わります。 ◆委員(井野文人) 質問いたします。関連するかと思いますので、3項目にわたりますが、まとめて質問させていただきます。  まず172ページ、4款1項7目環境衛生費の中の地域環境基本計画策定委託料400万円、それからページは異なりますが4款2項1目清掃総務費の中の生活環境影響調査業務委託料250万円、それから176ページ、4款1項11目公害対策費の中の1細目で公害調査委託料376万8,000円がいずれも新しい事業として出されておりますが、これらの調査の目的と委託の内容、それから委託先について初めにお伺いしたいと思います。 ◎環境対策課長(野村敏) 初めに、地域環境基本計画策定委託料の目的につきましては地球環境の保全、それから生態系の保全、市民が健康で快適な生活を確保することを目的としております。この柱としましては五つございまして、生活環境の保全、自然環境の保全、歴史・文化的環境の保全、循環型社会の構築、アメニティ創造等を考えておるわけであります。委託先につきましてはこれからで、入札は随契かプロポーザルか、これからよく協議検討して決めていきたいと思っております。委託内容でありますが、これにつきましては11年度から13年度の将来の目標として目標値を取り入れて、行動指針を定めていくわけでありますが、この辺につきましてはよく基本計画を策定しながら、調査分析を委託していきたいと思っております。 ◎衛生事業課長(石井忠雄) それでは、178ページの生活環境影響調査業務委託料につきまして説明申し上げたいと思います。  これは、いわゆる環境アセスメントという調査でございまして、環境衛生評価表、また県環境影響評価条例によりまして、当該事業が環境にどのような影響を与えるかということについて調査を行うものであります。この衛生処理は、昭和59年建設の100キロリットルの施設と平成6年度に建設されました120キロリットル施設の合計220キロ施設をもって処理を行っております。そういう中でも、100キロリットル施設につきましては築造後15年を経過しておりまして、大部分の機器類が耐用年数を過ぎていることから、常に運転のトラブルが心配されております。したがいまして、施設全体に対しまして新たな見直しを図る必要性もありまして、また将来への投入量の変化から機関整備を検討してまいりました。また、今後下水道事業の普及や合併浄化槽等への切り替えから、し尿の投入量の大幅な減少が予測されます。そのような観点から、今後は大変古くなった100キロリットル施設に見切りをつけまして、120キロ施設に対しまして浄化槽汚泥を中心とした処理体系に改造していけば、運転が可能であるかどうかという判断を加えまして施設の変更を今後考える。そういうことから、その環境影響評価を行うという予定でおります。  以上です。 ◎環境対策課長(野村敏) 公害調査委託料について説明いたします。  これにつきましては、公共用水域の水質検査委託料、これは市内の公共用水域における水質分析検査であります。これは2万3,000円掛ける14地点の4回ということで計算しております。それから、ダイオキシン調査委託料、東・西工業団地の水質分析委託料、そのようなものをここに全体的な調査委託料として盛っております。以前は使用料として盛っておったのですが、委託料の方が適切だろうということで、あえて分けました。 ◆委員(井野文人) 公害調査の方は名称が変わったということで、内容を聞いてわかりました。  それで、もう一度伺いますが、環境基本計画策定委託料、これは平成13年に環境基本計画を策定するということで、私は本会議でも過去2度ほど質問でも取り上げておりますが、このような内容でできるだけ実態に即したというか、きちっとハードルを持ってダイオキシンやらの大気・水・土壌などにおける独自の目標というか、ガイドラインもきちっと持った、よい環境基本計画をつくっていただきたいと思いますので、もう一度見解を伺いたいと思います。  それから、環境影響評価の方は、今聞いてし尿処理中心というふうに答弁いただきましたが、これは私の理解では1市5町のリサイクルプラザとの関連でと思ったものですから、そういうことでないかどうかだけ確認をさせていただきたいと思います。  以上です。 ◎環境対策課長(野村敏) この地域環境基本計画の策定でありますが、これは本来11年度から13年度ということで私どもは考えております。それで、11年度につきましては、現在市民のアンケート調査を行っておりまして、これは一般市民が1,000名、小学校高学年が160名、中学2年生160名、高校2年生が160名、事業者200名、全部で1,680名を抽出していただきまして調査分析を行っていくということで、現在回収率が45%ぐらいであります。それから、組織等につきましては、これから専門部会・策定委員会・ワーキング部会等を一応設立しまして、より充実した基本計画をつくっていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◎衛生事業課長(石井忠雄) 先ほど私は、今後し尿処理というものが大幅に減っていくことが予想されるということから、浄化槽汚泥を中心とした施設に切り替えていくのがよいのではないかということを申し上げたつもりでおりました。したがいまして、これは衛生処理施設の単独の改造事業でありまして、リサイクルプラザとの関連は一切ないというふうに思っております。 ◆委員(井野文人) 次に、182ページの4款2項5目ごみ処理施設整備事業費、これについて伺いたいと思います。本年8億2,728万7,000円が計上され、継続費として来年度に13億円程度、合わせて21億円強の事業になりますが、国・県合わせて約2億円の補助金の助成がある、こういうことになっておりますが、まず国・県の補助金を出す基準について伺いたいと思います。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) まず、この施設整備の国費の補助率ですけれども、4分の1でございます。補助対象事業費、この算出は所要事業費の中から全体が補助対象になるわけではございませんで、周辺の関連部分ですとか、本体との直接の兼ね合いが薄い部分、そういったところが補助対象から外れてまいります。具体的な数字で申し上げますと、12年度は総事業費で申し上げますと21億2,800万円ほどの事業費の中から補助対象事業費として採択されますものがおよそ18億5,900万円、そういった金額になりまして、その4分の1が国費、それからその他起債等が認められまして、残りが一般財源になりますけれども、およそ2億1,900万円何がしかの4分の1が県費補助というふうになると見込んでおります。 ◆委員(井野文人) 次に、新4号炉というものだと思いますが、この新しい炉の処理能力、現在稼働しているものと比べてどのくらいのものかということと、当然発注はこれからだと思いますが、どういう形式で発注を想定されているのか、あわせてお伺いしておきます。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) まず、能力のことでございます。今ございます4号炉、能力は85トンが2基並んでおりまして、170トン能力の炉でございますが、この排ガス対応の機器類を一部改修いたすわけでございます。ですから、端的に申し上げれば排ガスがいま少しきれいになって、ダイオキシンが1ナノグラム以下程度の排出でおさまるような、そういった周辺機器の改造をいたしたい、そういった事業でございますので、能力には変更はございません。  それから、発注の方式ですが、過去の事例によりますとすべて入札制度で行っておりますので、これからもそうなるのだろうというふうには思っております。 ◆委員(鈴木信昭) おはようございます。166ページ、4款1項保健衛生費、1目保健衛生総務費の救急医療対策事業の概要のご説明をお願いします。 ◎健康管理課長(片山邦広) 救急医療対策事業費につきましては、市民の皆様方の救急患者に対します医療の確保を実施するために行っている事業であります。 ◆委員(鈴木信昭) 通常の医療と救急医療との違いのご説明をお願いします。 ◎健康管理課長(片山邦広) 通常の病気につきましては一般的に風邪だとか腹痛、そういった状況でありますけれども、救急的な問題につきましては交通事故等あるいは心疾患、ある程度救急的な問題についての事業でございます。 ◆委員(鈴木信昭) 例えば、通常の治療時間中に急におなかが痛くなったということで駆けつけて、救急だからやってもらいたいということ、これはどうなるのでしょうか。 ◎健康管理課長(片山邦広) それは救急車の搬送によれば、救急医療という形になろうかと思います。 ◆委員(鈴木信昭) そうすると、簡単に考えると、救急車を呼んだ場合が救急医療という形で考えてよろしいのでしょうか。 ◎健康管理課長(片山邦広) 私の見識としては、そのように考えております。 ◆委員(鈴木信昭) この救急医療の範囲はどの辺までを指定しているのでしょうか。太田地区だけなのか、周辺も対象としているのか。 ◎健康管理課長(片山邦広) この範囲の関係につきましては、広域圏でやっております消防組合の範囲内というふうに解釈しております。 ◆委員(鈴木信昭) この規模というのですか負担割合について、全体の額の負担割合が来ていると思うのですけれども、それを教えてください。 ◎健康管理課長(片山邦広) 全体の負担割合といいますと、これは各病院の方へ搬送された患者の数によりまして配分しているというのが現状です。 ◆委員(鈴木信昭) 国と県の補助もあると聞いているのですけれども、その割合を教えてください。 ◎健康管理課長(片山邦広) 補助対象事業につきましては、365日の夜間と日曜・祝祭日に対しての事業でありまして、それが延べで大体437日から6日ぐらいになると思いますけれども、それを患者の搬送される病院ごとの数によりまして日数配分してお願いしているというのが現状でございます。 ◆委員(鈴木信昭) この全体の予算的なものというのは、これは国の指導でなっていると思うのですけれども、人口の割合と国の指導というのですか、全体の規模が出ているのでしょうか。 ◎健康管理課長(片山邦広) 人口の規模とかそういう形でなく一律に、1日当たり7万2,270円が補助対象という形になって示されております。 ◆委員(鈴木信昭) それで、現在の医療システム、太田地区の場合は五つの病院が持ち回り体制というふうに聞いているのですけれども、具体的にどういう形で持ち回りになっているのでしょうか。 ◎健康管理課長(片山邦広) 具体的にといいますと、先ほども言いましたとおり、今までの実績によります救急の搬送によりましても、その人数によって各病院ごとに協議していただきまして、それで日数を決めているという状況でございます。 ◆委員(鈴木信昭) 例えば持ち回りで、きょうはここの病院、次の日は違う病院、そういう持ち回りになっているのでしょうか。 ◎健康管理課長(片山邦広) そのとおりです。 ◆委員(鈴木信昭) ある人から聞いたことは、持ち回り制度ということでたまたま救急医療でその病院に搬送された場合に、ちょうどその病気、けがに応じた医師が待機していると十分な対応ができるのだけれども、専門でない方がいた場合には困る、十分な対応ができないという話も聞いているのですけれども、その辺はいかがなのでしょうか。 ◎健康管理課長(片山邦広) その関係につきましては、実際に救急でいきますと消防の方の現地に到達した段階で病気等の状況を把握し、各5病院等と連絡し合いながら搬送している状況になります。 ◆委員(鈴木信昭) 都市規模が違うので一概には言えませんが、大きなところですと救命救急センターというのですか、そういうものが1ヵ所ということで集中してあるようですけれども、太田市としてはそういうことはどうなのでしょうか。 ◎健康管理課長(片山邦広) 県人口が200万人を超えた場合において、100万人ごとに1ヵ所設置するという状況があるようなのですけれども、既に200万人を超えているわけですが、1ヵ所は多分今、高崎市にあると思います。その関係で東部の方へという話も一時はあったのですが、最終的には公平にするという決定はまだ出されていないようです。 ◆委員(鈴木信昭) 最後になりますけれども、こういう救急医療システムというものはお金と人材ということで、いつ起こるかわからないことに対して待機するわけですから非常にお金もかかりますし、機材等を整備するのにももちろんお金がかかるわけなのです。限られた予算の中でいつどういうことが起こるかわからない医療システムですけれども、これからも十分検討するよう要望して、終わりにします。 ◆委員(斉藤幸拓) 先ほど伊藤委員、それから小林委員の方から産業廃棄物の質問がありましたけれども、関連でちょっとお話ししておきたいと思っています。今、浅海副部長の方から市場の話がちょっとありましたけれども、捨てられて山になれば目につくのですけれども、掘って埋められてしまうのです。只上から市場にかけては、このケースです。私も地元の区長と当時の環境交通課に、捨てているぞという電話を3回してきたのですけれども、結果的に具体的な対応ができなくて、かなりのところに埋めてある。今見れば埋めてしまってありますから、何もなかったような感じです。私が一番問題にしたのは、すぐそばに太田市の飲料水の4号、5号の井戸があるのです。ですから、手おくれにならないうちに手を打てということで再三電話したのですけれども、結局これといった対応ができないまま埋められてしまって、今見れば平らですから、何もなかったような感じです。  ただ、市を責めても、これはだめです。保健所へ行ってもだめです。警察の力をかりなければ、絶対にこの問題には対応できません。全部周りを囲って、ドアを閉めた中でやっているわけです。野焼きをどんどんやっています。行っても近づけません。これはGメンの方が見つけても、そこへ行って中を見せてくれと言っても、見せるような対応の者ではありません。ですから、ぜひそういう形で警察と保健所と役所の職員が一体になっての対応でないと、必ず東金井や龍舞のような手おくれの状況になるというふうに思います。特に不況の中で企業か何かが倒産してしまって、債権のかわりに土地を押さえられてしまって、それから先は裏のルートで土地をだれが持っているのかわからなくなってしまっているのです。あの市場に捨てられたものは、埼玉からのものです。埼玉ナンバーの車が24時間、特に夜中にどんどん、どんどん来て埋めている。そういう状況ですので、通報があってただ市の職員が行ってみても、とてもではないけれども対応できるものではありませんので、その辺のところは警察と保健所と役所がチームを組んでの対応ができないと、必ず今言ったような形で何十万立米も捨てられてしまったり、埋められてしまったりするというケースが今後もますます頻繁に起きてくる。どこへも捨て場がなくて困っているわけですから、どこか1ヵ所いい捨て場があれば、そこへ集中的にかなり広範囲なところから捨てに来るというのが現実でありますので、ぜひGメンの方に活躍してもらって早期に発見して、早期に警察力を導入して止めていくというスタイルをとっていただければありがたいというふうに思っています。これは、意見だけで結構です。  早速ですが、179ページの4款2項、ごみ資源化及び減量化業務委託ということで500万円弱の金額がここに載っておりますけれども、平成12年4月1日から法改正で廃プラスチックと段ボールが分別を義務づけられると思うのですけれども、この辺の市の対応はどうなっていますか。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) 新年度から容器リサイクル法の分別が全面施行というふうになるわけですけれども、お話にありますその他プラ、その他紙でできている容器の分別収集、こういうお話なのです。今現在、法施行にはなりますけれども、どれが容器で、どれが容器でないのか、見分けるような製品をつくるという形までは進んでおりません。ですから、私どもにも本当にわかりにくい分別の仕方になっており、それを5万数千世帯のご家庭にすべからく理解していただかなければ仕事はできませんので、現在のところすぐに対応するのは無理かと思われます。それが一つと、実施いたしますのにハードがございません。これは広域の中でハード整備をしてまいる、そういう計画になっておりますので、その進捗と容易に分別できる製品のマーク表示なりが行われてきた段階で取り組むべき問題だというふうに思っております。 ◆委員(斉藤幸拓) そうすると、単純に頭の中のイメージで考えて段ボールと、プラスチックの関係についてはいろいろな樹脂があるから、どれがそうだというのは難しい感じがしますけれども、段ボールについては通常段ボールと言えば、様式として頭に描く段ボールが対象になるのか。ただ、プラスチックに関しては使う材料によって結構複雑にあるようであります。ということは、これは法令化されるけれども、まだこれとこれとこれとということがはっきり国の方から明示されていないということでよいのでしょうか。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) 分別するものの名前は段ボール、プラスチック製容器、紙製容器、そういうふうに指定はされております。ですから、そういう名称では、これははっきりしているのです。ただ、同じ段ボールでも例えば宅急便を届けるための箱、それからリンゴが入っている箱、これは容器と容器外というふうになるのです。宅急便の方は容器ではないのです。ミカンやリンゴが入った方の箱は容器なのです。これはちょっとわからないのです。もう少し具体的に細かく、わかりやすく、そういう政省令ができるまで即時には対応できない。県内の他市町もみなそんな状況で立ち止まっている、そんな状況でございます。 ◆委員(斉藤幸拓) それは当然複雑で、各自治体がやらないということになったら、国もそんなに先に行かないうちにもう少し具体的に分別ができるような施策というものを打ってくるのかと思うのですけれども、その辺のところはどうでしょうか。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) 当然、循環型社会を目指すという大きなフレームの中では、いろいろな経済性やら取り組みにくさ、難しさを排除しながら、それらに取り組んでいかなくてはならない。これはどなたも認めていらっしゃるところだと思います。ただ、これを継続してやらなくてはならない、幅広い方々にすべからくご理解してもらってからでないとエラーばかり出てしまう。  話が飛んでしまいますけれども、瓶の方で今お世話になっておりますが、あのふたが瓶の中にppm単位、ですから100万分の十幾つかという単位でまざっていてもこれは不良品扱いで、瓶の再生メーカーの方で引き取りに難色を示す、そういう状況になっております。これから施行されます容器の方も、それに容器以外のおもちゃやら何やらがまざった場合には引き取らないというトラブルも起きてくるのだと思います。ですから、その辺を明確に、互いに理解し合える、そういう製品づくり、川上から川下までわかり合えるような形での表示がなされないと、ちょっと取り組みにくい。でも、そういう問題を抱えながらでも、取り組みを進めてまいりたい、そういうふうに思っております。 ◆委員(斉藤幸拓) 課長の言うとおりで、現在も瓶と缶の回収についてほぼ定着したかと思えます。これをスタートするまでには、地域の方によく理解してもらったり、出し方を分別しろと言ってもまじったまま出してしまったり、ごみの減量指導員や衛生の方が大変苦労して、ここ二、三年の間にようやく今のルールの一つの確立ができたかと見ているわけです。さらに新たに二つの廃プラと段ボールも分別に追加するということですから、それなりに地元の方にもそれを徹底しなくてはならないし、難しい面もあると思いますけれども、今後法整備の方がもう少し明確になってきて、はっきりしたものが出てくれば、市としては対応していく考えはあるわけでしょうか。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) よくじっくり見きわめて、対応してまいりたいというふうに思っております。 ◆委員(斉藤幸拓) ぜひそんな形で、苦労はあると思いますけれども今の流れですから、太田市だけがその流れの中から外れていくというわけにはいきませんので、苦労は承知の上で国の方から明確なものが出てきたら対応してもらえればありがたいと思います。  終わります。 ◆委員(市川隆康) 176ページ、4款衛生費、産業廃棄物撤去負担金について、先ほど来同僚議員からもお話がありましたけれども、東金井地区の概要と進捗状況をお伺いいたします。 ◎環境対策課長(野村敏) 概要につきまして、撤去場所は東金井地区であります。この不法投棄は平成7年ごろより始まりまして、地域住民より市の方に陳情書が提出されたわけであります。原因者に撤去能力がなく、環境保全上、必要があると認められた場合に、地域の生活環境のため、県と市の共同事業として実施するわけであります。進捗状況は、再度見積もり額を調整いたしまして、工事額約1億9,000万円を予定しておるわけであります。土地所有者の撤去による土地の価値の上昇に伴う応分の負担分を差し引いて、県と市の2分の1ずつで、4回のうちの1回の分割分であります。現在、協定書見積もり額を地権者に説明し、調印が済み次第、3月中に地元説明会を開いて工事に取りかかる予定であります。大体3ヵ月から5ヵ月ぐらいかかるようであります。  また、作業所につきましては、この場所では狭いために、近くの場所の122号線沿いで行うことになっております。 ◆委員(市川隆康) 産業廃棄物はどのような種類に選別され、その運搬先はどのようにお考えでしょうか。 ◎環境対策課長(野村敏) 種類につきましては、コンクリート塊・廃プラ類・木くず・紙くず・混合物・金属類・土砂類等に選別されるわけであります。運搬先は、群馬県産業廃棄物協会が請け負って行います。木くず・紙くず・廃プラの一部ですが、これは清掃センターで処分されます。土砂類はサンプリングをしまして、問題のない土として市の方で処理されることになっております。 ◆委員(市川隆康) 私も現場を見てきましたが、東京の日の出町のように土の上でじかに選別すると地下水や付近の水田に浸透して、汚染する心配はありませんか。これから春風が吹く季節となりますが、粉じんが飛ぶ危険はないでしょうか。また、地域の皆様が最も心配している、この産業廃棄物の分別に使用する土地を今後は使用される心配はないでしょうか、見解をお伺いします。 ◎環境対策課長(野村敏) これにつきましてはサンプリングはしておりまして、有害物ではなく、その都度運搬して処理していきますので、汚染の問題はありません。また、これにつきましては下にビニールシート、鉄板等を敷きますので、大丈夫であります。それから、作業所は水田より2メートル内側に高さ3メートルの囲いをしまして作業を行います。作業を行う上の粉じんは大丈夫だと思います。また、その状況によりまして非常に乾燥しているときには水をまきながら対応していきたいと思っております。  それから、作業所の土地は高崎のプロパンガス屋さんの土地を1年間借用しましたので、その作業が終わればもとの更地になり、利用はされません。ひとつよろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(市川隆康) わかりました。私も注意深く見守っていきたいと思います。よろしくお願いします。  終わります。 ◆委員(荒井昭男) 178ページの4款2項、太田市外二町清掃組合負担金というものがあるのですけれども、これと本会議で市長が言われた1市5町のリサイクルプラザの関連性といいますか、関係がございますか説明願います。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) 1市5町のリサイクルプラザの構想は、ここに記載してあります太田市外二町清掃組合と、お隣の邑楽ブロックの大泉町外二町の広域の清掃組合とのタイアップでより効率化を目指す、そういうコンセプトでございます。この負担金では、1市5町の今後の基本計画あるいは施設整備の基本計画等をこの予算を充当しながら展開していく、そんなかかわり合いを持つことになります。 ◆委員(荒井昭男) わかりました。今回の議会において市長の方からリサイクルプラザにおいては、自分のところから出た分については自分のところで処理していかなければならないだろう、それからもう一点は実験的に炉をつくって準備していきたいというお話があったのですが、具体的にこのような計画がなされているのか、また計画がされているのであれば、概略で結構ですが説明願えればと思います。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) 自分の行政区域内で処理すべきだと市長が申し上げましたのは、焼却処理された灰のことでございまして、その灰を溶融するという構想を温めている状況でございます。いろいろな企業とのコンタクトをとっているわけですけれども、どれをどこに、いつ、そういったところまでは煮詰まっておらないという状況にございます。 ◆委員(荒井昭男) そういうことですので、早急に計画に従って準備を進めていただければというふうに思います。  次に行きたいと思います。180ページのごみ処理費のところで、ごみの収集については大分苦慮しているというお話があったのですが、例えば南一番街等においては組合をつくって一部有料化だと思うのですが、そういう形で収集をやって非常にうまくいっているという話を聞いているのです。実際に現状での太田市の収集については各地区に衛生役員をお願いし、そういう人たちが中心になってやられているということで、役員の人柄というのですか、それによってもかたい人は本当にまじめに、一生懸命になってごみをなくそうということで周辺もきれいにしていただいているということで、本当に頭の下がる思いがするのですけれども、いかんせん犬とか猫、鳥などが大分食い散らかしてしまったり、袋を破って散らかしたりということで苦慮しているようです。  その辺について私が思うのが、例えば今後ごみ収集については宅集ということを考えればよいのかと思うのです。というのは、自分の家から出たごみは自分の家で責任を持つということで、それぞれ自分の家の玄関先にごみを出して、それを収集して回るということが、例えば予算的に無理であればそれを有料化するなりして、そういった方法でやれば必ずや皆さんが責任を持ってごみを出すのではないか。したがって、よその家のごみステーションに無断で置くこともなくなるのではないかというふうに考えます。特に有料化の問題については、いろいろ議論があろうかと思うのですが、例えば一たんは有料でお金を集めて、それを何かほかの観点で市民にそのお金は還元するということでやれば、有料化にはならないかと思うのですが、その辺の意見も聞かせていただければと思うのです。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) ステーションの利用を適正に、あるいは野鳥、カラスや犬・猫の被害に遭わないように、そういったことを考え合わせますと、正直に申し上げまして私どももまず塀の中に、自分の敷地の中に置いてもらうのが一番ルールを守りやすい方法だということは強く感じます。東京周辺ではいまだに各戸収集をしている自治体もあるわけでございます。有料化論議は長いスパンで見ますと避けては通れない、そんな報道もなされておりますので、ただごみを減らすためだけの有料化論議でなく、市民の方の利便性を向上する中での有料化ということも考え合わせていくのがよいのかとも思います。現在はステーションに集約する形で燃えないごみが40世帯でおよそ1ヵ所、燃えるごみが20世帯で1ヵ所ほどを共用していただいておりますが、委員ご指摘のとおり、一生懸命取り組んで、本当にきれいにごみの排出ができているところと、まれにそうでないところとございます。それらを平準化するために有料化ということも、またちょっとショートし過ぎかと思います。ごみについては、これが正解だというものがなかなか出てまいりませんけれども、一生懸命地域の方々が取り組んでいらっしゃる、その活動をまずは一緒になって取り組みを深めてまいりたい、そのように思っております。よろしくお願いいたします。 ◆委員(荒井昭男) 姿勢はよくわかっているのですが、それに向けてまた今後とも鋭意取り組んでいただければというふうに考えております。ひとつよろしくお願いしたいと思います。  次に、同じく関連があるかと思うのですが、3月12日の上毛新聞においてダイオキシンの調査結果というものが報道されておったのですが、市内5ヵ所ほど検査した結果、環境基準値の倍というのですか、超えているということなのです。この新聞を見ますと、あたかも太田の焼却場から出たダイオキシンが全部散らばっているかのようにとられかねない部分もあるのですけれども、実態としてはどうなのですか。例えば、検査の箇所が毛里田地区とか焼却場付近ということであるのですけれども、その辺についてはどうとらえておりますか。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) 環境に及ぼすダイオキシンの発生源の最たるものとして清掃センターの煙突がやり玉に上がっているわけでございますけれども、現在、一番悪い状況で排出したときが9ナノグラムであります。もう一つが5ナノグラム、平均しますとおよそ7ナノグラムですけれども、現行の基準の80ナノグラムは十分クリアしております。14年12月からの基準、1日5ナノグラムをクリアするために、12年からの改修工事をお願いしてあるものでございます。この7ナノグラムの煙突からのダイオキシンは、煙突の高さがおよそ60メートルですので、その10倍の600メートル程度の離れたところの人の背丈の所が一番高濃度のダイオキシンが到達するところだというふうに言われております。そこへ到達するまでにおよそ20万倍ほどに希釈されるというふうに言われております。そうすると、7ナノグラムが20万倍になりますから、恐らく0.03ピコグラムぐらいが影響しているのだろうと思います。非常に微少な影響をして、下浜田の辺が0.62ぐらいの平均だったと思いますので、それからいきますとバックグラウンドには0.5近いダイオキシンがある。煙突は、その中のほんのわずかな部分に関与しているに過ぎない、そのように私どもでは考えております。 ◎環境対策課長(野村敏) 一般の大気調査について、環境対策課で太田市役所と清掃センター、毛里田公民館、総合ふれあいセンター、下浜田町の集会所について調査したわけでありますが、これにつきまして全体の平均値では0.67ピコグラムでありまして、これは12年1月15日に法が改正になりまして、0.8から0.6ピコグラムが基準値になったわけであります。前年につきましては1.2から1.3ということで、前年から比較しますと非常に下がったわけでありますが、これも非常に微妙なもので、風向きとか風量、それから季節等によっても非常に変化するわけであります。規制が厳しくなってきまして、基準等が改善されていきますので、これからまだいろいろ平均値等が下がっていくものと思っております。
     以上です。 ◆委員(荒井昭男) その辺についてはわかるのですが、特に市民についてはこういった数字的なものを見ると不安が募るということもありますので、先ほど同僚委員からありましたように、4号焼却炉の改修が終われば、かなり解消できるだろうというお話だったのですが、その辺については鋭意努力をしていただきたい、そんなふうに思います。  それから、たまたまけさのNHKで、汚泥の処理方法としてコンクリートを混ぜて下水のヒューム管として製造しているということを報道していました。私は詳しくは見ていなかったのですが、その工場が熊谷市のセメント工場というか、コンクリート工場なのです。そういった処理の方法もあるということで、今後太田市でも汚泥処理としてやっていく考えがあるのかどうか、お聞きしたいと思うのです。 ◎衛生事業課長(石井忠雄) 衛生センターにつきましては、当然汚泥が発生いたします。そういう中で、衛生センターにつきましては焼却炉がありまして、そこで全部焼却をいたしております。汚泥等はすべて灰に還元して、農地に搬出しておるのが現状であります。したがいまして、汚泥についての処分は発生しておりません。 ◆委員(荒井昭男) わかりました。焼却場の最終の灰については、相当県外へ運んでいると認識しているのですが、その辺についての有効利用というのですか、今後考えられる問題としてコンクリートに使えるのかどうかひとつ検討して、やっていただければと思いますが、いかがでしょうか。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) 焼却灰、今燃やして生じたそのままでセメントを混和して、ブロックや何かに使えないかということを模索した経緯もあります。あちこちの町でも取り組まれたようですが、そうこうしているうちに灰中のダイオキシンという話が出てまいりまして、これは直接そういうふうに使わない方がいいだろうというお答えが導かれそうであります。  もう一つのエコセメント、セメント工場で灰をその中に吹き込みまして、石灰石と合わせましてセメントをつくるという利用方法、さらに太田市が溶融炉ということで目指しておりますその先のリサイクルが、今おっしゃいますようなブロック等をつくる際の骨材、砂もしくは砂利の中に、どういう混合比になるかわかりませんがまぜ合わせまして、そういうコンクリートの製品をつくってまいる、あるいは路盤、舗装の骨材にまぜる、いろいろな利用方法が示されております。ですから、そういった意味ではこれからの灰のリサイクルのシステムは、溶融を通じて幅広く選択されてまいるというふうに思っております。 ◆委員(荒井昭男) いずれにしても、それぞれの部門で前向きに検討していただくということで、私の質問を終わります。 ○委員長(吉井弘三) 他の委員でございますか。 ◆委員(山田隆史) 先ほど同僚議員から出た部分で、若干重複する部分もあるかと思うのですけれども、178ページのごみ減量資源化事業についてなのですが、もう一度確認の意味で最新の動向をお願いしたいと思います。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) ごみ減量化の施策といたしまして、民間の分別収集、それから集団回収等での古い紙の収集、それから生ごみ処理器・コンポスター等の普及を目指しました事業、合わせましておよそ資源化が全ごみ量の18%程度までできているというふうに思います。ちなみに、県平均ですと14%程度だったと思います。わずかながら県平均を上回るレベルのリサイクルができておる。そういった意味で、燃やしたり、ただ埋めたりするごみは18%減らされているというふうにとらえていけると思います。 ◆委員(山田隆史) 先ほど言いました、最近の各種団体による集団回収、回収作業というものは増えていますか、減っていますか。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) 作業回数は、わずかながら増えております。 ◆委員(山田隆史) これはいろいろな団体がございまして、PTAがやってみたり、子供会がやってみたりということなのですが、定期的あるいは定例的にやっているのですけれども、最近は回収してきても、今言った古紙なら古紙だけという回収の仕方ができません。布なら布という回収の仕方ができませんので、瓶も缶もみんな一緒に回収をしてくるわけです。あるいは、雑誌も入ってきます。それを廃品回収業者の方に持っていきますと、逆ざやではないですけれども、古紙と布についてはそれなりの評価を受けて一定の金額になるのですけれども、それ以外のものはマイナスで、逆にお支払いをしてこないと引き取っていただけないという現象が起きているわけですね。その辺についていかがお考えでしょうか。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) お話にありますような価格の低迷というのでしょうか、特に紙の中でも雑誌・段ボールが低い価格を示しております。集めてきてもらいます中には、ケースに入ったままのビール瓶ですとか、こういったものがある程度値を張っております。押しなべて見ますと、古紙集団回収の売り上げというものは、1キロ当たり0.2円ぐらいまで、昨年がマイナス円を示しておりましたので、押しなべて0.2円というのは市況が少し上向いてきつつあるのかと思いますけれども、やっても汗が出ただけで金にならないという状況になります。ただ、そういった中で補助金が8円ありまして、絶対量が増えておりますので、1団体当たりの活動費のもとになります費用、報償費は多少増えているという状況にございます。 ◆委員(山田隆史) 各種団体、特に子供が中心となって回収作業をやるということでは、子供たちに一つには労働体験を、また一つには環境美化という考え方の意識づけもあるわけであります。そういった中で、さらにはそれぞれの団体がある程度の利益を期待していることは間違いないわけでありまして、またそれが活動資金ということで運用されているわけです。当初、それぞれの団体がそれなりにみんな計画を立てているわけなのですが、最近はどうも大変なようでございまして、そういった意味で市の方では、先ほどの逆ざやではないですけれども、少しでも応援をしてやっていただければ、さらに一生懸命やるのではないか、やる方も張り合いがよいのではないか、汗する方もそれなりの気持ちがあってやれるようになるのではないかという感じがいたしますので、今後若干でも結構でございますので、見直していただけるようなところがあればありがたいというふうに思いますけれども、いかがでございますか。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) 過去の報償費の設定の推移を見ますと、一定の売り上げ、10円とか9円とかを切ったあたりがボーダーラインで再検討をするという運びだったようです。私どもも、そういう目でここ数年を見てきておりますが、なかなかこういった折から実行が難しいという状況で来ておりますが、おっしゃるような検討は進めまして庁内でわかり合えるお話をしながら、活動が衰えないような方向を目指したいと思います。 ◆委員(山田隆史) 続きまして同じ178ページ、害虫等駆除業務委託料についてなのですけれども、この動向についてちょっとご説明願いたいと思います。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) これは極めて内輪の話でございまして、私たちの清掃センターの構内に出ますゴキブリとかネズミを退治するための薬をセットしてもらう、その委託業務の料金でございます。 ◆委員(山田隆史) わかりました。  続きまして、180ページの愛玩動物火葬施設運転業務委託料についてなのですが、最近の利用状況をお願いいたします。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) 本年2月末までの状況でございますが、犬・猫を合わせましておよそ450件ほどになっております。連日行いますと790ほどのキャパシティーがありますので、稼働率としては63%程度で動いております。 ◆委員(山田隆史) 今、犬・猫という言葉がありましたが、種類については犬・猫だけでございますか。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) そのほかにウサギ・インコ、ウサギが大方なのですが、中にインコが一つということもありました。 ◆委員(山田隆史) 私どもが仕事をしております関係上、時折道路で交通事故に遭った、見るに忍びない形で放置されている犬・猫あるいはウサギもいるのでしょうけれども、そういったものについては発見者が届けないと、その後の処理というのはしていただけないわけでしょうか。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) 道路で交通事故に遭ったりした動物ですが、連絡を受けまして私どもが取りに行っております。私どもが行くまでにさらにということもありますので、通報をいただいた方には道端まで片づけておいていただければというお願いはしながら、取り組んでおります。 ◆委員(山田隆史) 実は先ほどの種類も含めてそうなのですが、私も子供と直接がかわっている団体に所属している関係上、ある意味で命の大切さというものも啓蒙して、子供たちに教えていくつもりでいるわけです。そうしたときに、先ほど申し上げました犬・猫のほかにも、物によってはなかなか難しいのではないか、大きさにもよるのではないかということで、子供たちが仕方なく家族と一緒に家のすみに葬ったとか、それがまた必ずしもいい反応ではなくて、いろいろな形でいつになってもその場所に線香を持っていっては立ち退かないとか、いろいろな話を聞くわけです。そういった意味で、受け入れができないような種類の動物等がございましたら、ひとつ教えていただきたいと思うのですけれども、牛とか馬は入らないとか、それはまた話が別ですが。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) 80キロほどのものを1時間で焼く能力のものという設計でつくりましたので、非常に大きなものは別ですが、ペットとして飼われているものには対応できると思います。小さなものの方がかえって骨が折れるというふうに思います。 ◆委員(山田隆史) 最近、ニュース等でもそうなのですけれども、いろいろ趣味の範囲が広くなりまして、愛玩動物も多様化してきたわけです。中には虎がいてみたり、犬でも私より大きなものがいるのですけれども、その辺まで大丈夫ということでございましょうか。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) セントバーナードより大きな犬がいるというふうに聞いておりますが、実物を見たことがございません。この間、セントバーナードが病死したそうで、大分やせ衰えていたのですけれども、4人でやっと抱え上げた、そういったものにも対応可能でしたので、大丈夫だと思います。 ◆委員(山田隆史) それから、受け入れの範囲なのですが、太田市のほかは隣接町村のどの辺まで受け入れをしておりますか。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) これは、いつも議論していただいているところなのですけれども、先ほど申し上げました63%の稼働率といいますと、重複する日は3日ほど先まで延びてしまうという状況も起きております。そんな高度の利用がなされておる施設でございますので、現在は太田市内というふうに限定させていただいております。 ◆委員(山田隆史) いろいろな意味で、いろいろな分野で広域化をしていることは事実であって、人の部分と動物の部分はまた違うと言えばそのとおりなのですが、今後炉を増やすような予定はございませんでしょうか。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) 広域行政を推し進めるのに必須の要件だという解釈をするかどうかに尽きると思うのですけれども、人体の方がそういう方向になったそうですから、ごみの方も広域化を模索する中で、それも可能かどうか今後も検討させていただきたいと思います。 ◆委員(山田隆史) 結構です。ありがとうございました。      ◎ 休     憩                                      午前10時30分休憩 ○委員長(吉井弘三) この際、暫時休憩をいたします。      ◎ 再     開                                      午前10時50分再開 ○委員長(吉井弘三) 休憩前に引き続き会議を開きます。  他の委員でご質疑ありませんか。 ◆委員(小林耕作) 1点だけお願いします。182ページ、4款2項3目衛生処理の中ですが、衛生センターの終末汚水処理場のBOD基準値、それとこれにつきましては国の環境基準とか県の基準とか、いろいろあると思うのですけれども、勉強させてください。 ◎衛生事業課長(石井忠雄) それでは、水質の状況というふうに認識いたすわけでございます。我々の業務の中で、汚れた水を下流の人たちにできるだけきれいな水、飲めるような水にして河川に返してやるということが大きな使命の一つでもあります。したがいまして、衛生センターにつきましても、特定事業所といたしまして水質汚濁防止法、また下水道法、先ほどおっしゃいました県の条例等によりまして、排水基準の適用を受けておるものでございます。  なお、この群馬県では先ほど申し上げました下水道並びに水質汚濁防止法の基準よりもはるかに高い独自の基準を設けております。これをいわゆる上乗せ条例と言いまして、条例で定めてあります。これは平成10年10月1日より施行されまして、この基準に従いまして放流をいたしております。一般的に水の汚れについてはBODで示し、生物化学的酸素要求量と申しておるようですが、これを申し上げますと、国の基準では160ppm以下というふうになっておりますが、県の上乗せ条例によりまして25ppm以下というふうにされております。ちなみに、衛生センターは今年度の4月から2月までの11ヵ月の平均数値は4.0ppmというふうになっておりまして、水質については全く問題のないものというふうに考えております。 ◆委員(小林耕作) ありがとうございました。  そうしますと、関連なのですけれども、農業集落排水事業の汚水処理用のBOD基準値、それから合併処理浄化槽の基準値、団地下水道の基準値は現在どんなふうになっているのでしょうか。 ◎衛生事業課長(石井忠雄) 私どもで管轄しております衛生センターは先ほど申し上げましたが、そのほかに第一浄化センター、また第二浄化センター、それと四つの大きな住宅団地があります。これらを毎月1回ずつ水質の検査をやっております。ちなみに申し上げますと、第一浄化センターの11ヵ月の平均値は2.5ppmというふうになっております。第二浄化センターは4.4ppm、また団地4ヵ所の平均トータルは3.3ppmというふうになっております。また、合併浄化槽並びに農業集落排水事業等も、それなりの基準等に達しておるものと理解をしております。いわゆる合併処理浄化槽につきましては、最低でも20ppmを処理できる能力という基準があろうかとは思います。一般的には現在、BOD4ppm程度で放流をしておるというふうに認識をいたしております。 ◆委員(小林耕作) わかりました。終わります。 ○委員長(吉井弘三) 他の委員でご質疑ありませんか。 ◆委員(石川宏) 174ページの総合健康センターの管理委託料についてお尋ねします。総合健康センターの利用料金の体系はどうなっていますか。 ◎総合健康増進事業団所長(高橋正孝) 利用料金につきましては現在一律300円でございますが、この4月から40歳以上は300円で据え置き、40歳未満につきましては市内の人でも500円、市外につきましては年齢に関係なく500円。それから、ロッカーの使用につきまして、今まで100円取っていますが、これは無料にするという方向でございます。 ◆委員(石川宏) 市外と市内について、18歳以上については金額の差がないわけですが、これについて同一にした理由というのはあるのですか。 ◎総合健康増進事業団所長(高橋正孝) もう一回、お願いできますか。 ◆委員(石川宏) 太田市民と市外の方は、1回500円で同一の金額になっていますね。 ◎総合健康増進事業団所長(高橋正孝) 40歳未満につきましては、市内でも500円、市外は年齢に関係なく500円です。 ◆委員(石川宏) だから、その金額は同じわけですけれども、同じにする理由はあるのですか。 ◎総合健康増進事業団所長(高橋正孝) 市内につきましては、利用状況を見ますと40歳以上の方が年間、40歳未満の者に比べまして5回ぐらい利用頻度が多いということで、40歳以上につきまして引き上げるとより負担が増加するということで、市内の40歳以上につきましては300円で据え置いたということでございます。 ◆委員(石川宏) 私が考えているのは、18歳から40歳までの太田市民と市外の万が、金額が500円と同じわけですね。タックスペイヤーについては安くすべきだ、そして市外の方を優遇する必要はないというか、太田市民よりも条件が悪くても仕方がないのではないかという考え方があるのですけれども、その辺についてはいかがですか。 ◎総合健康増進事業団所長(高橋正孝) 当然納税している者としていない者で分けることによって公平を保てるということで、今回は市外については500円の負担をしてもらうということで考えました。 ◆委員(石川宏) 市民も18歳から40歳まで500円ですね。 ◎総合健康増進事業団所長(高橋正孝) そのとおりです。 ◆委員(石川宏) そうすると、市外の方は18歳以上で500円ですね。そうすると、太田市民が優遇されているという感じは受けないのですが。 ◎総合健康増進事業団所長(高橋正孝) 市内の40歳未満につきましてはそういうとらえ方ができるかと思いますが、これまで一律、市内、市外とも300円であったものを、いかにしたらよいかという検討の中でそういう区分をしたわけです。 ◆委員(石川宏) そうすると、40歳以上については市民が300円、市外の方が500円、40歳未満については市内・市外とも、両方500円ということで、それは優遇の対象にはなっていないということですね。 ◎総合健康増進事業団所長(高橋正孝) 優遇の対象というのが私にはわからないのですが、いずれにしてもロッカーの使用料等、総体的に勘案した中ではそれぞれの利用者に対して配慮してきたというふうに思っています。 ◆委員(石川宏) 考え方の中で、例えばこれは東毛広域圏の協定か何かがあって、その中で共用して使うような施設に指定されているから同一の料金になっているのか、あるいはそれとは全く関係なく、40歳以上だけは太田市民を安くしよう、40歳未満については市民も市外の方も金額をそろえようという考え方があったのかどうか、その辺をちょっと伺いたかったのです。 ◎総合健康増進事業団所長(高橋正孝) 結局、税金を納めている者といない者の区分をまず考えました。また、東毛広域とも関連しますが、今回、ご案内のとおり経営管理主体が我々太田市と医師会による事業団から社団法人太田市医師会単独に管理運営をお願いするというもろもろの環境変化といいますか、状況変化がありましたので、東毛広域圏の関係につきましては現状をよく経過観察をしまして、その後考えていくという考えでございます。 ◆委員(石川宏) わかりました。  次に、プールとトレーニング機器を使うところの料金が別になっていると思うのですけれども、これは共通で幾らということにはできないのでしょうか。 ◎総合健康増進事業団所長(高橋正孝) プール、トレーニングルームとも料金は同じですが、それぞれプールを利用しても300円、トレーニングルームを利用しても300円という考えであります。両方利用して300円という考えではありません。 ◆委員(石川宏) その辺なのです。だから、例えば両方が使えて500円とか400円という設定にはできないですか。 ◎総合健康増進事業団所長(高橋正孝) いろいろな検討の中では、そういう検討もしてきました。ただ、利用者の利用実態がやはりプールだけ使う人、あるいはトレーニングルームを使う人というふうに比較的区分されているということで、今回の中ではそういう一緒に合わせた料金関係は検討しませんでした。 ◆委員(石川宏) もう一点、毎月の定期券でありますとか、あるいは年間利用券でありますとか、そういった長期的な利用券については検討はなされているのですか。 ◎総合健康増進事業団所長(高橋正孝) 定期パスについては今のところ考えておりませんが、11回券を3,000円とか5,000円ということで、1回分サービスするような形での券の発売はしております。また、定期券等につきましては、これからの利用者ニーズ等を判断しながらまた検討したらどうかということで考えております。また、医師会の方にも、そういったこともお話ししておこうかと思っています。 ◆委員(石川宏) そうすると、今後医師会の管理ということになるわけですけれども、利用者の声といいますか、そういった使い勝手の面でこうした方がよいのではないか、ああした方がよいのではないか、あるいはクレームの問題というのは、どこが窓口になるわけですか。 ◎総合健康増進事業団所長(高橋正孝) 健康センター全体の管理運営を医師会に委託するわけですから、利用者の声の受付窓口としては、医師会の事務局というふうに考えております。 ◆委員(石川宏) とりあえず医師会に管理運営をしていただくということでありますけれども、その内容いかんによっては移管がえ、ほかの方に管理をしていただくということもあり得るわけですか。 ◎総合健康増進事業団所長(高橋正孝) 全くそういうことは考えておりません。といいますのは、医師会もこれまで我々と一緒に健康増進事業団の一員として一生懸命やってきてくれました。また、今後あのセンターを医師会のノウハウの中で、例えば市民の健康教室とか健康講座、健康相談、今後のいろいろな面で市民の健康増進、管理をターゲットにしたいろいろな活動ができるというふうに考えています。したがって、現時点では変えるとか、そういうことは考えておりません。 ◆委員(石川宏) 現時点での話でなくて、いろいろな問題が生じた場合には、これは変えるという考え方はあるのだろうなという私の方の考え方なのですけれども、全く変える考えがないというと、これはずっと医師会に委託をしたままなのかと思ってしまうのです。 ◎総合健康増進事業団所長(高橋正孝) 医師会と太田市との業務委託契約は1年ごとに更新する考えですので、何か不都合があってという場合には当然そういう考えは出てくると思います。 ◆委員(石川宏) 次に、176ページの鉱毒史編さん事業補助金について伺います。事業費の総額は幾らぐらいでしょうか。 ◎環境対策課長(野村敏) これにつきましては、全体計画でありますが6,300万円です。 ◆委員(石川宏) 前に1億円ぐらいかかるような話を聞いたのですが、それと金額は変わっていますか。 ◎環境対策課長(野村敏) これにつきましては、最近また新たに見積もりをとり直しましたら非常に安くできるということで、6,300万円ということであります。 ◆委員(石川宏) 見積もりをとり直したというのは、購読紙の編さん事業を行っている同盟会かどこかで見積もりをとったわけですか。 ◎環境対策課長(野村敏) これは、私ども環境対策課の方で同盟会にも承諾を得て、そういう編さん委員会の方にも承諾を得て説明をしております。 ◆委員(石川宏) 見積書を出したのは、どこなのですか。 ◎環境対策課長(野村敏) これは前橋市にあります朝日印刷であります。 ◆委員(石川宏) 大体1億円かかるというのが6,300万円ぐらいになりそうだという状況なのですが、進捗状況はどうなのですか。 ◎環境対策課長(野村敏) この進捗状況につきましては、初めから申し上げますと、平成7年に鉱毒史編さん委員会が構成されたわけでありまして、これは会員が21名であります。 ◆委員(石川宏) 現状だけで結構です。 ◎環境対策課長(野村敏) これにつきましては当初、12年に編さんが全部完了するということでありましたが、いろいろな事情で1年延ばしていただきたいということで、13年作成ということでございます。11年12月に第5回の編さん委員会を行いまして、その場所で承諾を得ております。 ◆委員(石川宏) これまでに太田市が鉱毒史編さん事業の補助金ということで支出した金額は幾らでしょうか。 ◎環境対策課長(野村敏) 太田市では1,000万円です。 ◆委員(石川宏) これまでが1,000万円で、12年度が500万円で、1,500万円ということですか。
    ◎環境対策課長(野村敏) そうです。 ◆委員(石川宏) そうすると、当初市が予定していた金額がありますね。鉱毒史編さん事業に幾ら補助を出すということがあったわけなのですが、それが6,300万円に減額をされたということで、当然考え方として太田市から支出をする補助金自体も下がっていますか。 ◎環境対策課長(野村敏) 太田市の補助金につきましては、現状同じ500万円でいっております。 ◆委員(石川宏) そうでなくて、累計で今、1,500万円という話が出ましたね。そうすると、今回の1,500万円で終わりなのか、さらに補助金を出すつもりがあるのかどうか、この辺を教えてください。 ◎市民生活部副部長(浅海崇夫) この全体的な計画につきましては、編さん委員会の方にお任せしているわけなのでございますけれども、会長の意向あるいはいろいろな先生方の意向で見積もりがこういうふうに変わってきたわけでございます。  そうした中で、今までに1,500万円になるわけでございますけれども、その状況を見ながら、私どもでも今後出していく形になろうかと思います。そのほか、県の方にもまたお願いをしていきたい。また、編さん委員会の方では寄附といいますか、いろいろな団体の方に寄附などもお願いして、全体で6,000万円という形で編さんを進めていきたい、こういうことでございます。 ◆委員(石川宏) この問題については、前期の議会の社会委員会か経済委員会で3,000万円ぐらいの補助金が相当であろうというふうに、当時尾内委員長のときにそんな請願の採択をしたような記憶があるのです。それからすると、あのときには1億円かかるのだという事業のときに3,000万円ぐらいが相当であろうということになったと記憶しているのです。ですから、1億円が6,300万円に減額されたのであれば、あのときは3,000万円出すべきだという結論を出したわけですけれども、案分をして、6,300万円に減額されたということであれば、議会としても前回のそういった採択の金額にも影響が出てきて当然だと思うわけなのです。そう思ったものですから、市の方の考え方を聞きたかったのですけれども、最終的にはどのくらいまでやむを得ないという考え方を持っていますか。 ◎市民生活部長(野口政嘉) これは鉱毒史編さん委員会の方にもいろいろご相談申し上げながらやっているわけでございまして、いろいろつくる過程の中においても、いろいろな取り組み方によっては金のかかる場合が結構出てきます。そんな中で、今、課長の方から6,300万円ということが出てきたわけでございますけれども、全体的にはまだまだ状況の中でどうなっていくかということがちょっとわからない部分があるのは事実でございます。いずれにしましても、現段階では私どもとすれば当初計画の中である程度やっていきたい、こんなふうに考えておりますので、鉱毒史編さん委員会の方からもう少し具体的なものが出てこないと、ある程度確定的なものが出ないかというふうにちょっと感じているのですけれども、その辺をご理解していたたければ大変ありがたいと思います。 ◆委員(石川宏) 当初計画の中でできればやっていきたいという部長答弁だったわけなのですけれども、当初計画というのは先ほど私が申し上げた3,000万円ぐらいというふうに考えてよろしいわけですか。 ◎市民生活部長(野口政嘉) そのとおりでございます。 ◆委員(石川宏) 了解しました。  続いて、178ページの生活雑排水の収集運搬業務委託料について伺います。この事業の利用状況はいかがですか。 ◎衛生事業課長(石井忠雄) 生活雑排水につきましては、昭和52年より生活雑排水処理施設を設置するよう国の方から指導されまして、その後、平成6年度に今の120キロ施設の中にそのような施設が完成いたしました。それから丸4年を経過いたしまして、2月末現在の申し込み件数は2,814戸、清掃件数は3,987件というふうになっております。 ◆委員(石川宏) 利用状況は、年々増えている状況かというふうに思いますけれども、市民の評判はいかがですか。 ◎衛生事業課長(石井忠雄) 年々4%から、多いときでは10%程度増えておりまして、直接市民の方から電話を受け付けております。そうした中で、大体月に二、三件は満遍なくあるのが実態であります。 ◆委員(石川宏) 電話が満遍なくあるのではなくて、市民の評判はいかがですか。 ◎衛生事業課長(石井忠雄) 評判は、これは年に2回やっておりますけれども、現在では申し込み件数が非常に多くて、やはり年に2回というのが困難な状況であるようなことから、評判はすこぶる好評のようであります。 ◆委員(石川宏) わかりました。評判はいいわけですね。排水放流先の水質等について、これの成果が出てくると思うのですが、その水質等の成果というのは数値か何かであらわれていますか。 ◎衛生事業課長(石井忠雄) 排水放流先の数値につきましては、先ほどのご質問の中でも申し上げましたが、衛生センターにつきましてはBOD、生物化学的酸素要求量、一般的に魚がすめるのがBOD5.0ppmということから、衛生センターでは4.0ppm、現在は石田川下流に放流をいたしておるところでございます。 ◆委員(石川宏) 生活雑排水の収集というのは、個々の家庭にある雑排水処理槽の清掃の委託ですね。それとは別なのですか。 ◎衛生事業課長(石井忠雄) 生活雑排水の収集につきましては、各家庭にある昔から言われておりますミリオンフィルターという四角の大きいものに、家庭のお勝手から出る排水が詰まるために、その汚泥の収集運搬であります。 ◆委員(石川宏) その水質がよくなったかどうかと私が聞いた問題は、石田川の単独の問題ではなくて、個々の家庭の例えば排水放流先、道路側溝でありますとか、近隣の隣接する水路でありますとか、そういうところの環境がよくなっているかどうかという問題なのです。だから、数値としてはあらわれていないと思うのです。あらわれていないけれども、生活用の道路側溝ですとか水路の悪臭がなくなったとか、そういう生活改善はなされているかどうか、そういうところに成果があらわれているかどうかという問題です。 ◎市民生活部長(野口政嘉) 生活雑排水とミリオンフィルターの関係につきましては、やはりそれをやったからといってその川の浄化がよくなるかということは、ここでは何とも言えないと思います。申しわけないのですが、たまりますので何回か取るのですけれども、やはりまた1ヵ月、2ヵ月、半年ぐらい経ちますと、もとへ戻るような状況になっていきまして、浄化槽とは違う形になりますので、その川がわずかの間は恐らくきれいになるかと思いますけれども、永久に続くという形にはならないというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(石川宏) そうしますと、そんなに成果がないのだったら、予算書に出てくるのはおかしいのではないかと思うのです。何らかの形で、毎年幾分かでも成果としてあらわれるから、今年度も予算として盛っておくべきだと思うけれども、あまり成果がないのだったら、私はこんなに毎年毎年入れることはないと思うのですけれども、その辺はいかがですか。 ◎市民生活部長(野口政嘉) それは委員の言われる面もあるのですけれども、やはりミリオンフィルターも目詰まりがしてきますから、半年ごとあるいは1年ごとぐらいにはその辺の清掃をしていきますと機能が発揮されますから、その部分については相当な成果があるというふうに見ています。だから、その辺のところであとは何回か回数を重ねるごとによりまして、それらの成果というのはあらわれていますので、これはご理解していただきたいと思います。 ◆委員(石川宏) かなりの成果が上がっているということで理解をいたしましたので、これも今後とも継続していただきたいというふうに思います。  続いて、181ページのごみ処理施設の整備事業で、先ほど4号炉のお話が出たわけなのですけれども、そのことにつきまして私の方で心配するのは、例えば今まで太田市がA社で中を整備してきたとする。焼却炉とか設備一切をA社で整備してきたものを、今回は4号炉を直すためにB社になった、あるいは将来はC社の可能性がある、そういうメーカーが変わっても対応はしていけるのですか。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) 全国的に改修工事に取り組まれておりまして、その中ではA社が施工したものをB社が改修したという状況も出ております。装置の組立産業ですから、不可能ではないのだというふうに思っております。 ◆委員(石川宏) その辺が一番懸念されるわけです。例えば、五、六年前に問題がありましたけれども、コンピューターの入札を1円とか2円でやって、後のソフトで、もうけようという形で、1回ハードを入れてしまえば、あとは継続的に自分のところへ仕事が来るのだという考え方があったわけですけれども、やはりそれが一番怖いところで、急所を握られてしまうような、そういうことがないように我々も考えていかなくてはならない。そのためには、どのメーカーにも対応し得るような、例えばA社で入れたもの、制御板がA社用になってしまっていて、コンピューターのソフト自体も全面的に交換しなければB社に対応できないという問題があると大変ですから、その点の心配がなければコメントをいただければと思うのです。 ◎市民生活部参事(阿久戸征三) 燃焼管理のためのプログラムソフトですとか、これもおっしゃるようなプラントメーカーごとのノウハウが込められているのが通例でありますけれども、そのソフトをつくるのはまた電機会社であったり、コンピューターメーカーであったりするわけですので、それらの組み合わせを行う中では、もとの設置した業者でなければ全部不都合が生じてきてしまう、こういうふうにはならないと思っております。競争入札の原理原則が働く中で受注してもらって、うまく改造が行われるというふうに認識はしております。 ◆委員(石川宏) 終わります。 ○委員長(吉井弘三) 他の委員でご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(吉井弘三) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                      午前11時22分休憩 ○委員長(吉井弘三) 執行者入れ替えのため、暫時休憩をいたします。      ◎ 再     開                                      午前11時24分再開 ○委員長(吉井弘三) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 5款労働費〜7款商工費・競輪特別会計・農業集落排水事業特別会計に対する質疑 ○委員長(吉井弘三) 次に、5款労働費、6款農林水産業費及び7款商工費並びに競輪特別会計及び農業集落排水事業特別会計について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(伊藤薫) 196ページ、6款1項4目、産地育成対策事業の内容についてお聞きいたします。 ◎農業振興課長補佐(渡邊行雄) この産地育成対策事業につきましては、太田市の園芸に関する事業で、中には花卉の栽培の関係の「色あざやかな群馬の花」ステップアップ事業費補助金、それから「ぐんまの野菜2001」生産対策事業費補助金等がございまして、この中で本県の農業につきましては農業者の後継者不足や生産者の高齢化、農業の国際化等、厳しい社会経済的な状況のもとに置かれておるわけでございます。こうした中で本県の野菜とか花卉につきましては、大消費地の東京等が近隣にございまして、有利な立地条件にあるわけでございますが、21世紀に向けた長期的な戦略のもとに、ほかの作物からの転換や作期の拡大あるいは省力化等、また低コストの生産等に取り組まなくてはならない厳しい状況にある中で、いろいろな花や野菜の振興のために、県の方から補助金が事業費の3分の1ずつございます。  その中で、「色あざやかな群馬の花」の事業につきましては、群馬県の花産地整備事業といたしまして、既存産地の充実強化のために「色あざやかな群馬の花」としてのブランド力のある産地を育成するために、太田市において施設整備といたしまして、菊などの花卉が対象でございますので、花卉の施設のパイプハウスの整備475.2平米と大型ハウスの1,413平米の計1,888平米の施設整備の事業でございまして、事業費といたしましては4,683万7,465円となっております。その中で、県の方から3分の1、市の方から6分の1を合算しまして、地域の整備のために2分の1の補助事業で行っておる事業でございます。  また、「ぐんまの野菜2001」につきましては、同じような施設整備の補助金等、あと「ぐんまの野菜2001」の生産体制強化を図るために、やはり同じような形で2分の1の補助がございまして、県から3分の1、市が6分の1の合わせて2分の1ということです。この中でイチゴの関係のハウスの事業主体は太田市のJA、新生JAになるかと思いますが、とりあえずこれが主体になりまして、イチゴハウスの整備といたしまして15棟設置をするわけですが、1棟当たり50万円で約750万円、先ほど言いましたけれども、2分の1の補助事業というふうになっております。  以上です。 ◆委員(伊藤薫) 今、大方の説明をいただきましたから、大体わかりますけれども、各論に入らせていただきますが、「色あざやかな群馬の花」の2,341万9,000円、これは太田市が補助する金額と受け止めたわけでございますけれども、パイプハウスについては補助の対象はイチゴだけですか。 ◎農業振興課長補佐(渡邊行雄) 今回は対象がイチゴハウスということです。 ◆委員(伊藤薫) 今、15棟とありましたけれども、この15棟は件数としては何件ぐらいですか。 ◎農業振興課長補佐(渡邊行雄) 6戸ぐらいで15棟をつくるということです。 ◆委員(伊藤薫) 大型ハウスについて聞きますけれども、これは多分花の関係が主力だと認識していますけれども、この内容、件数をお願いします。 ◎農業振興課長補佐(渡邊行雄) 大型ハウスにつきましては2件がこの予定でございまして、菊の関係で12メートル掛ける30メートルの2連棟と、12メートル掛ける54メートル、プラス、5掛ける9というL型のハウスになろうかと思いますが、そういうもの2件で大型ハウスを建てる予定となっております。 ◆委員(伊藤薫) 大型の場合は、多分暖房器具とかいろいろな附帯器具がついてくると思うのですけれども、これも含めての金額ですか。 ◎農業振興課長補佐(渡邊行雄) そのとおりです。 ◆委員(伊藤薫) こういった後継者育成のために多少の補助なり負担金をしていくということは、かなり大事な一つのことかと思うのですが、年々後継者が少なくなっている状態の中でこういった補助事業を前年として比較した場合どのような状況か、ちょっと教えてくれませんか。 ◎農業振興課長補佐(渡邊行雄) 事業としては横ばいでございまして、金額にしてこの「色あざやかな群馬の花」ステップアップ事業が、事業費として5倍ぐらいになっております。 ◆委員(伊藤薫) わかりました。  次に198ページ、6款1項6目のふるさと総合整備事業と設計委託料について、事業内容についてお聞きします。 ◎農村整備課長(岡田義久) それでは、ふるさと総合整備事業につきましてご説明をさせていただきたいと思います。  この事業につきましては、県の単独補助事業でございまして、市街化調整区域内の用排水路の整備あるいは米沢町地内の寄附地の整備を実施するものでございます。概要といたしましては、用排水路の整備で今年度予定しておる箇所は、龍舞町ほか6地区を予定しておるわけでございます。それと、米沢町地内の寄附地の整備につきましては農用地の寄附でありまして、農地利用としまして市民農園を中心にいたしまして、芝生の育成上、またあの場所につきましては聖川が石田川と合流するところでございまして、地形的に一番低いところとなっておる関係から、降雨時の水害対策として調整池を計画しておるものでございます。この設計委託料につきましては、用排水路の整備と米沢町地内の寄附地の設計委託料でございます。 ◆委員(伊藤薫) 設計委託料の件でちょっとお聞きしたいのですが、いろいろと委託料ということで各セクションの中に出てくるのですけれども、設計の委託について太田市の職員の中でこういったプロ的な一級建築士とか、いろいろな資格を持っている人がおると思うのですけれども、そういう方々は設計していないで、一括で委託を頼んでいるのでしょうか。 ◎農村整備課長(岡田義久) 農村整備課におきましては、設計は土地改良連合会の方に委託しておるわけでございます。 ◆委員(伊藤薫) この委託料については、またいろいろなセクションで質問したいと思うのですが、わかりました。  次に200ページ、6款1項の中の市有林管理費というところがあるのですが、この内容についてちょっとお伺いします。事業内容と内訳をお願いします。 ◎農業振興課農政係長(橋本利明) 市有林管理委託料の関係でございますが、これにつきましては市有林の下草刈り作業委託です。それから、中に各種協議会負担金、県単治山事業の負担金あるいはそういった事業が含まれております。  それから、野鳥保護活動の報償金といたしまして鳥之郷小等で野鳥の巣箱かけ等を実施しておりますが、そういった報償費が含まれております。  以上です。 ◆委員(伊藤薫) これに関連してですが、平成11年9月定例会で同僚議員が一般質問で環境に優しいまちづくりの推進についての質問をされたわけでございますけれども、その中でケナフの重要性の貴重な質問があったわけでございます。平成5年に環境に優しい市民の誓いということで環境都市宣言を行った実績があるわけですし、そういう経緯があるのですが、その答弁の中で本市においても児童・生徒の環境教育に大変役立つという答弁がありました。そうした中で、新年度のケナフの育成とその進捗状況をお聞きしたいと思うのです。 ◎農業振興課農政係長(橋本利明) ケナフにつきましては、昨年9月議会で転作の関係、あるいは子供の教育の関係という面で、環境整備をする中で重要な作物というとらえ方で進めてきたわけですが、現状におきましては種をまく時期が基本的に5月ということで、実際に校舎の方で枝を取っていただいて、作付けした状況はあります。しかしながら、今後これを環境に優しいという面から農業振興上、例えば転作作物ということでご答弁申し上げてありますけれども、そういった農地にこれを導入することについては、いろいろな条件がありまして、例えば土壌中の肥料を非常に多く食べてしまうということ、あるいは木が大きくなりまして、手作業ではできないという条件等がございまして、なかなか難しい状況にあるかと思います。  以上です。 ◆委員(伊藤薫) そうすると、農業公社と補助設置についての検討に入るという答弁の中では、今年の予定ではどのような進捗状況ですか。 ◎農業振興公社事務局長(島田秀明) ケナフにつきましては、先ほど橋本係長の方から説明がございましたけれども、5月から6月が播種の適期ということになっております。それで、まず公社では育苗センターということもございますので、苗の部分の研究をしていきたいというふうに思っております。発芽率あるいは培土の関係、温度、水分、これらでございますけれども、よい苗が供給できるようにしたいというふうに思っております。また、その後、その苗の栽培等もしていきたいというふうに考えております。 ◆委員(伊藤薫) それに関達してですが、小・中学校17校で取り組んでいるという内容の答弁があったのですが、その取り組んでいる結果とかそういうものはもう出ているのですか。 ◎教育委員会指導部長(樋口悟) ケナフの栽培でありますけれども、先ほど17校ということでありましたけれども、その後、取り組んだ学校等もございまして、現在小学校16校、中学校3校、養護学校1校、計20校で取り組みをしました。  その利用状況等でありますけれども、各学校でどうしても栽培の本数がそんなに多くないわけです。そういう中で、その活用がまだ十分図られていない、強いて挙げれば学校によってはつえをつくったり、または食用というか天ぷら等で料理に活用したり、また鳥のえさにしたり、標本づくりとか、そんなことで活用してる状況でございます。 ◆委員(伊藤薫) いろいろな試行錯誤をしながら、今のケナフの栽培についてはさらにいろいろと新しい挑戦をしているかと思うのですが、やはり今、地球に優しい環境づくりということで、全体をグローバル的に考えると、地球環境の汚染という問題が非常に問題になっているわけです。やはりこれは一太田市で環境問題、地球的な規模の話をするというのは難しく、今までの質問の中にもありましたけれども、そういった市民の意識改革、地球環境をよくするという意識改革がやはり小さい子供たちにも、小・中の子供たちに植えつける心が大事だと思います。そういう土壌に種をまくということは、種をまかなければ芽は出ない、これは自然の理でありますから、そういったものを考えたとき、こういった生態系が大きくなってしまったとかでなく、そういったほかの面で研究していく必要があるか、こういうふうに思っているわけです。やはりこのケナフについては、植物として見たときに非常によい、すばらしい面がいっぱいあるわけです。ですから、だめだったということであきらめることなく、もう少し継続的にチャレンジをしていただければ、こんなふうに思っているのですけれども、どうですか。 ◎経済部副部長(宮本富太郎) ケナフにつきましては、環境面では非常によい部分があるというふうに思っているわけです。それで、日本全国的にもいろいろな自治体でこれらのケナフの取り組みをやった経緯があると思います。そういう中で、今現在自治体でも撤退しているところもありますが、ケナフを栽培していく上において問題が多過ぎるということだと思います。減反として田んぼに使う場合には土壌が非常に荒れてしまう。実際に取り扱いにも非常に不便な部分もあるということだと思います。環境にも優しいということでございますので、これからは小・中学生の教材だとか、いろいろそういった部分も含めまして、実験的な栽培をしていきながら研究をしていければというふうに思っております。  以上です。 ◆委員(伊藤薫) わかりました。  以上で終わります。 ○委員長(吉井弘三) 他の委員でございますか。 ◆委員(鈴木信昭) 184ページ、5款1項1目13節、雇用対策関連事業の放置自動車実態調査事業委託について概要をお願いします。これは、既に昨年12月補正で予算がついて調査が進んでいるようですが、その経過と今後の予定についてお伺いします。 ◎経済部参事(吉田稠) 12月議会で鈴木委員の方から質問いただいた放置自動車の実態調査ですが、これにつきましては現在、太田ワークスという団体がございまして、なかなか社会になじめない若い人たちが今まで社会に迷惑をかけた、その恩返しではないのですけれども、そういう格好で活動しています。太田ワークスは今、会員85名の中で常時太田市内をくまなく、順次実態調査を行っているところであります。 ◆委員(鈴木信昭) この結果をどのように生かすのでしょうか。 ◎経済部参事(吉田稠) 現在、1グループ4人ないし5人ということで、各地区に入りながら地元の区長と相談しながら実態調査を進めているところですが、この調査結果が出た段階でまたいろいろ関係機関と調整をしながら、この成果を生かしていきたい、そんなふうに考えております。 ◆委員(鈴木信昭) 担当課が違うと思うのですけれども、例えば現在、不法放置した車を一般市民の方が撤去していただきたいということで申し入れた場合、現時点での対応はどうなっているのでしょうか。 ◎経済部参事(吉田稠) その放置してある場所によって、いろいろ所管というのですか、そんなものが違うので難しい面があると思います。民地だとか公道だとか、そういう場面で行政がすんなり手を出せない部分もあるので、そのケース・バイ・ケースの中で対応ということになってくると思います。 ◆委員(鈴木信昭) 現在の放置自動車の窓口というのは、統一されているのでしょうか。 ◎経済部参事(吉田稠) 放置自動車の窓口ということではありませんが、現在、この調査は工業振興課が進めておりますので、その調査結果をもって関係課と協議をしながらその成果を生かしていければ、そんなふうに考えております。 ◆委員(鈴木信昭) 太田市は、車のまちということで車産業で発展してきたまちですから、その放置自動車の処分システムを確立して、逆に全国に発信するぐらいの意気込みが必要だと思います。その場合に、いろいろ法的な制限があるのなら、それを条例等で対処できるように議会としても検討するべきだと思います。他の地区でも、具体的には横浜市ですけれども、放置自動車を見つけたらここに電話してくれということで、045−663−7970「なくなれ」というごろ合わせをつくっているところもあるようなのですけれども、そういったことについて見解を求めて、この項は終わりにします。 ◎経済部参事(吉田稠) せっかく実施している事業ですから、これからその成果をぜひ生かして、よい展開になるように努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆委員(鈴木信昭) 引き続いて吉田課長にお伺いしますが、210ページの7款1項3目工業振興費の19節、補助金の太田産業フェスティバル補助金についてお尋ねします。これは昨年9月補正で200万円の補助が出て、急遽皆さんで努力してやられたわけなのですけれども、今回の補助金は倍額となっていますが、全体の事業規模とか内容、昨年と比べるとどのようになるのか、お尋ねします。
    ◎経済部参事(吉田稠) 昨年初めて太田市の産業フェスティバルということで地場産品の愛用運動の一環ということで始めたもので、景気もこんな状況ですので、何か少しでも景気がよくなるよう仕掛けられればと考え、また購買意欲が起こるように、そんなことで始めた事業ですので、これからも同じような格好でぜひやっていきたい、そんなふうに考えています。金額的に今年度は400万円ということでお願いしているわけですが、内容的には今年度はとにかくばたばたっとやった事業ですので、いろいろ反省点もあります。そんなことをきちんと整理しながら、ぜひ太田市の産業振興、地場産品の育成、そんなことで反省点を生かしながら12年度に向けて頑張っていければ、そんなふうに考えております。 ◆委員(鈴木信昭) 私自身、昨年物産協会と商工振興連合会の会員として参加させていただいて、非常に楽しんだわけなのですけれども、ニット組合のファッションショーとか富士重工の方でやられていた手づくりの郵便受けを参加者と一緒につくらせたりとか、非常にユニークというのですか、先端技術から手づくりまでいろいろ網羅されて非常によかったと思うのですが、今年の目玉というのですか、産業フェスティバルということで何か計画があれば教えてください。 ◎経済部参事(吉田稠) 委員さんにもご案内のように、太田市は富士重工なり近隣の三洋電機さん、それらを中心とした製造業のまちでございます。ただ、自社製品を持っている企業というのが意外と少ないのです。そういう中で、11年度に実施した部分でそういう自社製品を持っているすべての企業には、短期間の中なので参加していただけなかった部分もあります。12年度に産業フェスティバルを開催するに当たっては幅広く呼びかけながら、なおかつ今、ベンチャーで活躍している企業もありますので、そういう方たちも取り込んで、太田市らしい産業フェスティバル、そんなものにできればということで考えております。 ◆委員(鈴木信昭) よくテレビでロボットコンテストを報道しており、小型のロボット同士を相撲させたり、ある一定のプログラムを競技させるようなものがあります。私は非常に興味があって、そういう番組があるとよく見るのです。例えば、そういう工業系の大学とか専門学校、工業高校等に呼びかけて、そういったコンテストの開催などもおもしろいのではないかと思うのです。ジャズフェスティバルは音楽文化の面ですけれども、今度はそういう工業系のフェスティバル的なものになったらおもしろいという思いもあるのですけれども、その辺のコメントを聞かせてください。 ◎経済部参事(吉田稠) 確かに太田市の企業としては、西新町にアイテックさんという企業があるのですけれども、そこでもそういう工業用のロボット機械などもつくっております。その企業も今回の産業フェスティバルに参加していただいております。そういう企業ももちろんそうですし、太田市には産業技術専門校とか太田工業高校もありますので、そういう物づくりという面で参加を呼びかけて、そういう発表の場というのですか、そんな場所にしてもよい、そんなふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(鈴木信昭) 最後に要望して終わりますけれども、産業フェスティバルということですから、ぜひその産業フェスティバルの趣旨にこだわった、楽しい、物づくりから先端技術までのことをやっていただきたい。前回もふわふわドームとかがありましたけれども、あまり安易な客寄せパンダ的なもの、趣旨にそぐわないものは極力避けていただきたい。もし、子供を呼び込むのなら、逆に産業フェスティバルに引っかけたアイデア、ピカチュウの飾り物を針金でつくってあげるとか、何か産業にこだわったイベントで子供を引き寄せて、繰り返しになりますけれども、安易にイベント会社に頼むのは避けた方がよいのではないかと思います。要望して、次に移ります。  続いて、212ページの7款1項5目観光費の太田市観光協会運営費等補助金についてお尋ねします。昨年の326万円から200万円と減額になっていますけれども、その理由について、また観光協会自体の昨年の予算、また今年度の予定はどのくらいになるのか、教えてください。 ◎経済部参事(高橋猛) 観光行政につきましては、長く観光協会とタイアップしながら観光振興を進めてきているわけでございます。ご承知のように10年来、観光の関係の施設整備等も大体終わりまして、主なものとしては七草寺の観光トイレ等の整備を中心にして、また現在は八瀬川の方の県の土木工事とあわせて、市の建設部と街路灯等の整備を今、継続しているところでございます。そういうものが一段落したところに来まして21世紀に向けて、前年度からですけれども、観光協会への助成金もひとつハードからソフト事業に力を入れていきたいということで、若干助成金を減額というか、少なくなっているようでございます。ただ、今まで投資した事業の中で、今度はそれをばねにして、さらに21世紀に向けての都市型のというか、平坦地観光を推進できるのかと思っています。 ◆委員(鈴木信昭) 私としても、観光協会の補助金が多いとか少ないという議論ではなくて、今後太田市の観光をどのように整備し、太田市を訪れる方を温かく迎え、よいまちだ、よいところだということで再度太田市を訪れてくださるような、そんな人を増やすことが観光協会の仕事ではないかと思います。太田市として今後この観光協会をどのように指導するというか、形づくっていくのか、考え方を教えてください。 ◎経済部参事(高橋猛) 特に太田市を代表する金山または大光院等ということで観光行政を進めているわけですけれども、現在太田市へおいでになる方等については、一大イベント事業としてはご承知のように夏の花火、また秋の大光院の菊花大会、通年ではぐんまこどもの国の来訪者、これらがよそのお客さんが多くおいでになる観光の施設なり、イベント関係かと思います。あわせて、夏祭り等についても、何年か前から地元にお願いをして、本町通りの旧太田、また南一番街を中心とした南太田、そういう形でこれからは観光等についても市民参加というよりも、地元で自慢ができるような、そういう観光で人を寄せていきたいという流れになっていくのではないかとは見ております。そういうところで適切に諸団体の指導を仰ぎながら、振興を図っていきたいと考えております。 ◆委員(鈴木信昭) 観光協会に関しては、今まで事務局が市の観光課ということで、観光課の職員の方が日曜・祭日もなく頑張っている姿を私も見ているわけなのですけれども、それを行政だけではなくて、どうにか民間の力というのですか、民間サイドでもっともっと観光協会というものを盛り上げられればと私も思うのですけれども、その辺は事務局を独立させるようなお考えはないのでしょうか。 ◎経済部参事(高橋猛) 今、ご提案がありました観光協会、昨年7月に新しい会長を商工会議所の方から推薦いただいて、新会長が今、1年になろうとしております。今、委員の方からお話が出ている点等についても、正副会長会議を何回か重ねたり、また11年度は昨年末から市民参加の意見交換会も行い、観光行政について観光協会で市民の皆さんからお話を聞きながら、12年度以降についての事業計画を立てているところでございます。 ◆委員(鈴木信昭) 商業と観光に関して、最後に部長に所見を伺いたいと思います。先ほど観光協会のことは補助金が多い少ないではないと申し上げたのですけれども、それとは矛盾してしまうのですけれども、私が全体的な予算をいろいろ見た場合に、どうしても商工関係と観光関係の予算が少ないと感じてしまって、例えば商工関係にしても、商工会議所への補助金はそこから出ているわけで、今年は950万円です。また、観光の方の予算にしても花火が2,000万円ということで、別に花火自体を批判するわけではありませんけれども、花火が実際にこちらの中心街というのですか、大光院を中心とする従来の観光にどれだけ役に立つのかということにはちょっと疑問な点もあるわけですから、そういったいろいろな事を考えたときに従来からの諸問題、観光行政、また商業関係が予算的にもちょっと少ないということを非常に感じております。これは昨年12月にも市長に観光行政のお話をいろいろしたのですけれども、要するにもっと住民が市民レベルで話を盛り上げていってくれということで、確かにそれもそうなのです。ただ、門前商店街にしても、住民で頑張れと言われても、ああいう状態になってしまっているものをどうやって頑張ればよいのかということを非常に感じながら、今いろいろな桜祭りとか、私も陰で応援しているわけなのです。  例えば学校教育でも現場というのですか、商店街でいろいろ買い物をするような、町を歩くような教育もされているのですけれども、実際に今、商店というものがなくなっている。太田地区だけではなくて、太田市内のそれぞれの昔の町にあった商店街というものが本当に歯抜けになって、シャッター通りと言われるような状態になり、みんなそれぞれ大変な状態になっているわけです。だから、学校教育で商店街に買い物に行って、その町を勉強してきなさいと言っても、行くお店が今は非常に少なくなって、これからもどんどん少なくなっていくかと思うのです。確かに大型ショッピングセンターとか周りにも今後予定されていますけれども、私自身新潟とか、先日は熊本の方に商工会議所青年部の方で視察にも行きましたけれども、どんなにすばらしいショッピングセンターができて、そこに行っても、新潟とか熊本の風土を感じることはないのです。品物はたくさんあって、もちろん安くて、ゲームセンターとかアミューズメントセンターはすごくそろっているのだけれども、そこに行ってその土地のにおいを感じるというのは、ほとんどないのです。ですから、太田の場合もそれをどこで担うかというと、やはり既存の商店街または観光施設というのですか、そういうところが頑張るべきだと私は思っているのです。  ちょっと話が長くなりましたけれども、その辺のことを含めて部長に所見というのですか、感想を求めて、私のここでの質問を終わりにします。 ◎経済部長(中里好男) 観光行政につきましては、私もこれから当然重要な施策の一つというふうに受け止めています。人口はなかなか増えていかない、ほかの都市から人を誘致する、呼ぶ、今後はこういう形でないと、都市そのものの活性化というものはもちろんないだろうというふうに感じています。そういう意味でも、観光行政は大変重要です。ただ、太田市の観光の場合については平坦地観光ですし、なかなかその民間レベルでも母体がどこなのか実感としてない、そういう形の中で振興するということは大変難しい要素がございます。それともう一つ、観光施設をいかに活用して観光していくか、こういう問題も含めて、まだまだ太田市の場合については未整備でございます。今、市長が金山なり御城道なり、大光院を中心とした形の中で計画をされて、実行をしつつございます。そういうものと、国から新田庄遺跡も指定されるわけですから、そういう施設を考えると、明るい要素であることは一つございます。  それと、観光行政はどこがリーダーシップをとっていくのか、こういう問題で私も経済部へ来て4年になるわけですけれども、当初から太田市は職員がすべて計画し、対応しているというのはだめだということで、課長にお願いをしてできるだけ商工会議所と相談をしながら、徐々に移行していく。急に移行するということはいろいろな問題が出ますから、いずれにしてもそういう形で民間の皆さん方にご理解をいただく。そういうことで先ほど課長の方からございましたけれども、前の本島会長から今度天笠会長に移った形の中で、本島商工会議所会頭も含めた形の中でこれについては若干私も議論をさせていただいてございます。そういうことで、大分商工会議所の方も前向きに受け止めてくれて、徐々にそういう形に今後なってくるだろうと思うのです。今の会長も非常に積極的にいろいろな形の事業にも自ら参加をして、やってきてございます。だから、そういう意味で会員のあり方の問題、そういうものも含めて今後の検討課題かというふうに受け止めますし、一歩が始まったかという感じがしてございます。  何とか太田市の持っている観光施設を利用して、できるだけ他から人を呼ぶ、それに基づいて商業も振興がされてくる。それについては、まだまだ中心商店街あるいは中心市街地、市長は中心商店街とは言うなと言っているのです。商店街と言うと、商業が振興していないようでどうもイメージが悪いということです。いずれにしても、今、鉄道高架を含めて区画整理あるいはそういう形の整備が進んできた形の中で、地域の皆さんと相談しながら、どういう商業のあり方がよいのか、そういう形の中であわせて観光の方にも取り組んでいただいて、太田市のイメージアップもあわせて図れればというふうに考えております。  答えになるかちょっとわかりませんけれども、以上です。 ◆委員(鈴木信昭) 私も商人の一人ですので、ずっと議員と商人の二足のわらじでいきますので、今後ともよろしくお願いします。  以上です。      ◎ 休     憩                                      午後0時8分休憩 ○委員長(吉井弘三) この際、暫時休憩をいたします。      ◎ 再     開                                      午後1時再開 ○委員長(吉井弘三) 休憩前に引き続き会議を開きます。  他の委員でご質疑ありますか。 ◆委員(市川隆康) 212ページ、7款商工費、観光振興団体等支援事業について、先ほども同僚委員から話がありましたけれども、お伺いいたします。昨年9月議会で私も郷土芸能の保存と支援について質問をいたしました折に、執行者から行政として積極的なご支援をしていきたいとご答弁をいただきました。 それなのに、支援事業費補助金は前年度対比14.6%減の予算です。予算に対するお考えをお伺いいたします。 ◎経済部参事(高橋猛) 観光振興団体といたしましては、太田市の観光協会並びに八木節連合会などを含めて、私どもの方で支援をさせてもらっているものは5団体ございます。この支援事業については市制50周年事業をピークにして、八木節のはっぴとか必要な備品類等、またイベント参加の事業費等の練習にかかる諸経費等、必要と見られる事業に対して今まで援助というか、助成をしてまいりました。そういう形で助成事業を数年来続けてまいりまして、各5団体ともそれぞれの準備というか、一段落したものということで、12年度につきましては必要な運営費、また事業計画を出していただいた中で、必要なところの助成を今、考えたところでございます。 ◆委員(市川隆康) 太田市大名行列保存事業は今後も拡大して支援していくお考えでしょうか。私たちの会派で視察してきました福井県福井市では、毎年行われる越前時代行列に全国から大勢の観光客が訪れるそうです。太田市指定の重要無形民俗文化財、新井八幡宮、東矢島長良神社、細谷冠稲荷の各獅子舞、龍舞賀茂神社の万灯、沖之郷祇園ばやしには補助金がないようですが、行政として積極的に支援して、5団体競演のイベントなどでこれからの都市型観光をアピールしていく構想はありますか、あわせてお伺いします。 ◎経済部参事(高橋猛) 最初に、大名行列の関係についてでございますけれども、ご承知のように市制50周年のときに天候にも恵まれまして、本町通りを6丁目から大盛況のうちに、成功裏に終わったと思っています。私も、そのときに一市民として見させてもらったのですけれども、大名行列等については、午前中のご質問もあったように、そういう形で外からの集客を呼ぶ一つのイベントとしてはかなり重責をなしているかと思っております。何せ若干費用がかかるものですから、今のところ5年ごとというか、そういう記念事業のときに実施をしてまいりたいということで、平年度はそれにかかわる練習費とか、そういうものに対して助成をしていきたいという考えでございます。  もう一点の、今お話が出ている獅子舞等でございますけれども、これらの一つは助成が出ていないという問題ですけれども、これについて私の方で今、5団体に助成金を出しておりますけれども、それらについては所管の関係の団体、または地域のそれらを伝承していただける保存会の人たちとの協議も今後重ねていかなくてはならないかと思われます。また、そういう点で今、ご提案がございました5大イベント、そういうものについても協議を調えながら、また検討してまいりたいという考えでございます。 ◆委員(市川隆康) 観光振興団体の中には、事業補助金がカットされたり、著しく減った団体もあり、意気消沈していないか心配です。また、鶴生田町の獅子舞や強戸の太鼓など、新たな活動を含めて今後どのように支援事業を展開していくのか、お考えをお伺いいたします。 ◎経済部参事(高橋猛) 9地区を見ますと、今、委員からお話が出ている鶴生田とか強戸、石橋の祇園ばやし等だと思うのですけれども、まだほかにも掘り起こすとそういう貴重な伝統芸能等があるように聞いております。これらについては、教育委員会ともよく横の連携を図りながら、また地域おこしというか私どもではそういう地域で自慢ができそうなもの、また自慢ができるということについては観光協会ともよく協議しながら、取り組めるような姿勢を指導していきたいと思います。 ◆委員(市川隆康) わかりました。よろしくお願いいたします。  終わります。 ◆委員(井野文人) 194ページの6款1項2目農業総務費に関連して、質問いたします。  該当するというか、一番近いと思われますのが群馬県農地利用集積促進奨励金という項目と、太田市農地流動化促進助成金という項目で750万円ほど計上されておりますが、この費目はどのような内容で使われているのか、お教えいただきたいと思います。 ◎農業振興課農政係長(橋本利明) まず最初に、群馬県農地利用集積促進奨励金でございますが、これにつきましては貸し手に助成をするものでございまして、平均耕作面積がそれぞれの市町村平均の2倍以上の面積、太田市では163アール以上の農家に農地を貸しますと奨励金が出るということで、県の助成事業を該当させまして行っているものでございます。  また、太田市農地流動化促進助成金につきましては、借り手に助成をしておるものでございます。条件といたしましては、経営耕地面積が80アール以上の中核的担い手農家が土地を借りた場合に、太田市として出している奨励金でございます。  なお、それぞれ借りる年数等によりましても、金額が違っております。  以上です。 ◆委員(井野文人) いずれも私が聞こうと思っていたこととちょっと変わっていましたので、それでは率直に、具体的にお話ししますと、実は建設委員と会派代表1名ずつが参加して、北関東自動車道研究会というものが構成されておりまして、いろいろ視察したり、市の議会側からいろいろ意見交換をしております。その中で、強戸地区は既に完了したのですが、毛里田地区の地権者あるいは対策協議会と公団との話し合いは着々と進んでいて、要望に対する回答書などももらって近々第3回目が行われると聞いております。実はその中で、高速道路本体とインターチェンジなどで1町歩以上の農耕地がそれに重なるということで、こういう場に出ても意見の言い場所がなかなかなさそうだということで、ある農家から相談を受けました。率直に言いますと、その方は本当は高速道路反対だけれども、代替地で農業を続けたい、息子さんも続けていくということです。そうした場合に、本人は不動産屋でもありませんし、どういう形で行政や農業委員会、こちらで言うと農村整備課とか農業振興課、農業委員会などでそういった農民の声を吸収して、実現してあげられるのか、その辺をお聞きしたいと思ったわけなのですけれども、いかがでしょうか。 ◎農業委員会事務局次長(富岡英夫) それでは、農業委員会の立場でご答弁をさせていただきます。農地を希望して取得、あるいは売却等したいというご相談の関係だろうと思うのですが、地元に農業委員という公選の委員がございますので、ぜひそちらの方にお声がけをいただいて、ご相談をなされることが一番だと思います。 ◆委員(井野文人) その方は1町歩以上ということですから、多い面積をお持ちで、平日は勤めもしているようですけれども、息子さんと続けていきたい。その場合に、北関東自動車道研究会では高速道路にぶつかってくれれば、この際土地を手放したいという人の方が多いから大丈夫だということはあるのですけれども、本人にすると現在、道路本体あるいはインターチェンジでまとまって5反歩以上ということですから、いわば逆にまとめて一つに集約した方が耕作もしやすいし、いろいろな面があります。そういう点で、具体的にぜひ自治体なり農業委員会の方々がその農家の営農が続けられるように、立場を最大限尊重していただけるように、できれば近々のうちに伺いたいと思うのです。個別の問題として伺いたいと思いますので、ぜひご協力をお願いしたいと思います。 ◎農業委員会事務局次長(富岡英夫) 今の質問に絡んででございますけれども、おっしゃるとおり農地法でいきますと50アールという基準がございまして、これは現に所有する面積という解釈ではございませんので、申請時において取得後の面積が50アール以上という規定が農地法にございます。それを満たしているということがまず第一条件になってまいります。それから、委員ご指摘のお話で集約化の問題になりますけれども、今、農業振興課の橋本の方で説明を申し上げたとおり、農用地の利用集積の関係でかなり農業委員も活発に動いております。ぜひまたそちらの方にお声がけをいただいて、遊休農地等をあるいは手放したい方がいらっしゃればその辺を集約していく方法が一番よろしいかと思います。また、農地に関しまして農業委員会では毎月25日に相談日を開催してございますので、ぜひご相談においでになるときには25日の日に事務局においでになることが一番よろしいかと思います。よろしくお願いいたします。 ◆委員(井野文人) その件はよろしくお願いいたします。  次に、本日の上毛新聞に出ていた記事ですので、まだ具体的なお考えということではなくて、要望も含めてお願いしたいと思いますが、私は昨年の9月議会と12月議会で地元農産物を学校給食へということでしたけれども、まだ環境とか、態勢が整う段階でなかったということもあるのですけれども、きょうの新聞報道によれば学校給食ということに関すれば教育委員会ですけれども、県の新しい施策は農政部が核となって83事業、24億円余りを投入して35自治体に県に準じた協議会を発足させて、それに補助金を出すというような内容も書かれてございます。そういう意味で新しい農業基本法の中で実際のカロリーベースの自給率が4割を切るようなレベルで、この記事によれば県はそれをも下回って36%、全国でも下位に位置しているということもありますので、ぜひこれは時間のかかる問題だと思いますけれども、地元産品が最大限学校でも使われ、これでいきますともっと多面的に展開を今後されていくと思うのですけれども、ぜひ経済部の方で核となって推進をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎農業振興課長補佐(渡邊行雄) 学校給食への県内産の農産物利用につきましては、県の利用促進ということで今県議会でも行われているところでございますが、その中で市町村に対しまして今後の対応策という中で市町村段階で学校給食の需要者、供給者等の関係から成る利用促進協議会を設置し、協議検討を進めるという意向がございまして、それにつきまして今ご指摘の37ヵ市町村の協議会というのがこれに当てはまろうかと思いますが、そういう形の中で今後市といたしましても県と協議しながらその辺については取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◆委員(井野文人) そうすると、当初予算には組まれておりませんが、来るべき6月とか、9月とか、そういう時点で補正も含めて前向きに取り組んでいただけるということでよろしいでしょうか。 ◎農業振興課長補佐(渡邊行雄) 一応こういう案は前からあったのですが、県議会の方で議案として予算が成立したら正式に対応していくという考えでおりました。 ◆委員(井野文人) 終わります。 ◆委員(山田隆史) 184ページ、5款労働費でございます。雇用対策関連事業という項目なのですが、昨今冷え切った社会環境の中で雇用を創出する意欲が依然として先が見えない状態であるわけです。そういった観点からなのでしょうか、ここで2,900万6,000円、前年が827万8,000円という予算措置だったのですが、今年は大幅に増えたわけなのですが、ここのところの理由をまず教えていただきたいと思います。 ◎経済部参事(吉田稠) 全体としては昨年とそんなに変わらないのですが、ただこの中に放置自動車の実態調査委託料と環境にやさしい買物袋作製事業委託料が国の労働省の方の11年、12年、13年と3ヵ年計画で雇用200万人創出という事業の一環として新たに創設された事業ですので、この部分についてがプラスということになっていますので、よろしくお願いします。 ◆委員(山田隆史) 今の話の中で事業内容も説明いただいてしまったわけなのですが、まずは放置自動車、先ほど同僚議員からちょっとお話がありました、実際に実施してみて成果をもう一度ちょっと確認の意味で教えていただきたいと思うのです。 ◎経済部参事(吉田稠) 先ほどの答弁と重複するかもしれませんが、今回11年度、12年度2ヵ年の計画の事業ということで実施しているわけですが、なかなか放置自動車というのはどこが窓口というのは非常に難しい部分がありまして、特に太田市の場合は富士重工を中心に輸送機器産業のまちという中で、非常に放置自動車、そういうことをやることそのものがまちのイメージアップにもつながってくると理解はしております。 ◆委員(山田隆史) 11年度、12年度の2年間ということで今お話があったのですが、ということはその先はもうやらないのですか。 ◎経済部参事(吉田稠) これは国の方の事業で3ヵ年で新たな雇用を創出しましょうという事業の中にのっかった事業ですので、とりあえず11年度、12年度それぞれ延べ人数にしてそれぞれの各年度約700人くらいの新たな雇用の創出が生まれています。今、こういう厳しい中で特に今回この仕事に携わる人たちはなかなか社会になじめないような人たちが仕事の勤労意欲、また仕事をした後の快い汗というのですか、そういう意味でも非常にこれについては成果のある事業というふうに考えていますが、国の事業が終わった後については、とりあえず今のところはこの先どういう展開になるか、その辺今後の検討課題になってくるのかというふうに考えています。 ◆委員(山田隆史) この事業は1年間幾日ぐらいを用意してあるのですか。 ◎経済部参事(吉田稠) これは半年間が国の方の補助対象期間ということなのです。だから、ただ11年度については国の方も補正で動き始めた仕事ですので、11年度については1月から3月まで、太田市の場合にはこの仕事に取り組んでいるわけですが、12年度については4月からとりあえず10月までという格好で今仕事の準備に取り組んでおります。 ◆委員(山田隆史) 総予算がこれを見ますと約500万円です。そうすると、何人の労働者がそこへかかわって一人が幾らぐらいの収入を得たことになるのか、ちょっとそこら辺を教えてください。 ◎経済部参事(吉田稠) 先ほどもお話ししましたように、延べで約700人の雇用の創出が図られると思います。 ◆委員(山田隆史) 500万円で終わった場合に1人幾らになるのですか。 ◎経済部参事(吉田稠) これは時間当たり大体750円ぐらいの単価ということで、掛ける実労ということで考えております。 ◆委員(山田隆史) そうしますと、いろいろ仕事のあり方というのはあるのですが、パートがあったり、アルバイトがあったり、この辺になるとフリーターの世界という感じもするのですけれども、ましてやそういった短期間でフリーターの世界であって1年とか、2年とか、3年とかということになってくると必ずしもこれは雇用の創出といえるのかどうかというのがちょっと疑問に思うのですけれども、その辺いかがですか。 ◎経済部参事(吉田稠) 先ほどもちょっとお話ししたように、なかなか社会になじめない人がまず仕事に就く、勤労の大切さを意識してもらう、それがこの事業の目的ですので、そういう仕事をパートでも、アルバイトでもいいと思うのです。そういう中で仕事をしてそれが今後の継続雇用というのですか、また本人の勤労意欲に結びつくというのが一番の目的というふうに理解しています。 ◆委員(山田隆史) そうすると、これは工業振興課よりか福祉課の方がいいのではないかという感じもするのですけれども、どう思いますか。 ◎経済部参事(吉田稠) これは労働省の窓口の事業ということで工業振興課が今回手がけたわけですが、いろいろそういう個々の事業展開、そういう推移を見ながらただこれは3ヵ年の事業期間限定の事業ですので、今後どんな展開になっていくのか、その辺の推移を見ながら検討していければと考えています。 ◆委員(山田隆史) その件はそれでありがとうございました。  続きまして、同じ184ページの今の延長線上になるのですが、環境にやさしい買物袋作製事業について詳細にちょっと説明していただきたいと思うのです。 ◎経済部参事(吉田稠) 環境にやさしい買物袋も労働省の方の200万人雇用創出の目的に沿った事業でやっているわけですが、現在いろいろスーパーなり、商店でビニール袋というのですか、そんな買物袋を配布しています。そういうものを少しでもなくす運動の一環として、買物袋を作製して各家庭に配布してなるべくそういうビニールの買物袋を使わないで買い物なり、そういう格好で利用していただければ、そういうことでこの事業を進めているところです。 ◆委員(山田隆史) 実施時期はいつから始めますか。 ◎経済部参事(吉田稠) 一応全世帯に配布ということで考えていますので、これが今の見通しですと5月末なり、6月早々には5万5,000枚の袋ができ上がりますので、それを一斉に配布して使っていただけるような、そんな運動を展開していければということで考えています。 ◆委員(山田隆史) この袋の強度はどうですか。 ◎経済部参事(吉田稠) 今見本があれば一応いいのですけれども、非常に強度については自信があります。 ◆委員(山田隆史) これは有償ですか、無償ですか。 ◎経済部参事(吉田稠) とりあえず無償ということで今考えています。 ◆委員(山田隆史) 今、ごみ袋ではないのですけれども、当初ちょっと差し上げますということでスタートしましたけれども、やはり今言った強度をちょっと伺ったのは使っているうちに摩耗なりして、物ですから壊れたりする。その後、継続して必要だといった場合にはそれも無償でだめになったからちょうだいと言えばもらえるのですか。 ◎経済部参事(吉田稠) まず、今回の各戸配布というのですか、無料で配布させていただきますが、限られた予算の中でやる仕事ですので、今後当然よければ2枚目、3枚目という話になってくるでしょうから、その辺については有償なり何なりそういう方向での配布も検討していかなければならないというふうに考えています。 ◆委員(山田隆史) 先の話になってしまって恐縮なのですけれども、もしでは有償で二つ目以降は通常町のどこでも買えるという状況になるわけですか。 ◎経済部参事(吉田稠) 2枚目、3枚目については、具体的にはまだこれから検討していくわけですが、いずれにしても広く利用していただくのを念頭に置いた中で配布の仕方、また皆さんに利用できる一番いい方法というのですか、それは考えていかなければならないですから、当然委員がおっしゃったようにそれぞれの特に行政だけで買物袋をぜひ使ってくれといってもなかなか浸透できない部分がありますので、逆にそういうスーパーなり、店にも協力を呼びかけながら店と行政とまた使っていただく市民の方が一体となって環境にやさしい、とにかくごみは少しでも出さないような運動の中でやっていきたいと考えています。 ◆委員(山田隆史) 見通し、要するに経済効果、あるいは環境効果はどんなふうに考えていますか。 ◎経済部参事(吉田稠) 先ほど強度はという話だったのですが、強度も非常にすぐれていますし、またデザインもちょっとイメージ的に東急ハンズなどで売っているような、結構生地も非常にビニールですけれども、ビニールに見えないようなすばらしい、デザイン的にも自信が持てるような、そんな品物になってくると思いますし、また今こういう非常に環境の大切さというのは市民の方がそれぞれ承知していると思いますので、配布するに当たってはせっかくつくる買物袋を一人でも多くの方に利用できるような、そんないろいろPR活動もかねながら配布していくということで考えていますので、何とか利用できるような一番いい方法でやっていきたいと思っています。 ◆委員(山田隆史) ちょっともう1回確認でいいですか。材質はどんなものを使っていますか。 ◎経済部参事(吉田稠) ビニールみたいな感じなのですけれども、ビニールとはまた違うのです。 ◆委員(山田隆史) では、横浜のキタムラのバックみたいな感じですね。 ◎経済部参事(吉田稠) そんなに程度がいいものではないです。 ◆委員(山田隆史) 横浜の本町で売っているキタムラのバックの大きいものがありますよね。あんな感じですか。 ◎経済部参事(吉田稠) キタムラのバックはビニールですよね。結構ビニールですけれども、見た目は布地みたいな感じでできています。 ◆委員(山田隆史) ありがとうございました。  それでは、続けて同じく184ページの5款労働費の中で夢工場補助金というのがございます。これは元の新島町の職業訓練所の跡あたりにあるものかと思うのですが、この工場のご説明をいただけるとありがたいのです。 ◎経済部参事(吉田稠) 太田市は技術者が非常に多い、またそういう技術者を中心に栄えてきた産業という中で、それぞれの企業で定年制度もひかれていまして、企業をリタイヤして、その後せっかく培った技術というのをそのまま会社を辞めたから、終わりにしてしまうのでは非常にもったいないという中でぜひ余暇活動を通じながら後継者を育成していただけるような、そんなことで夢工場というのはスタートしたわけですので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(山田隆史) 今、現在何名ぐらいが利用していますか。 ◎経済部参事(吉田稠) 常時利用している会員が25人から30人ぐらいというふうに理解しています。
    ◆委員(山田隆史) 今、言った経験豊富な方が特に集まってやっているということで、できれば将来まさに夢のあるものを作成していただいて、またさらに発明工夫展にも出品していただいて、あるいはヒットすれば一獲千金が夢ではないという世界の人たちが多いでしょうから、ぜひ大いに期待するところなのですけれども、頑張るようにお願いします。  最後に今後の方針ですか、さらにまた今後人を増やすキャパがまだあるのかどうか。どんな方向に向かっていくのか。ちょっとありましたらお願いしたいと思うのです。 ◎経済部参事(吉田稠) いずれにしても、これから高齢化社会を迎える中で余暇活動の一環の中で後継者の育成、そういうことで夢工場の会員になる方でも本当にそういう興味のある方については受け入れるという組織でございますし、また委員ご案内のように昨年産業フェスティバルのときに水道局の駐車場を使ってソーラー電車ですか、そんなものも夢工場の人たちが集まってソーラー電車をつくっていろいろなイベントなり、地域のお祭りなり、そういうところへ出向いて活動しております。また、先日幾日か前に中島飛行機当時の富岳も再現、そんなものも夢工場のメンバーが中心となってそれらを計画しておりますので、非常にこれからも期待できる団体というふうに考えています。 ◆委員(山田隆史) まさに夢のあるすばらしい団体かと思います。ご期待申し上げます。  それでは、続きまして208ページ、7款商工費、ものづくり基盤技術事業補助金とあります。900万円の予算がついているのですけれども、この概要と目的についてお願いいたします。 ◎経済部参事(吉田稠) この事業につきましては、先ほども何回もお話ししていますが、太田市は技術を中心に栄えたまちの中で、なかなか中小企業が個々にいろいろ技術開発などをするのに経費や人の問題、また機械の設備、そういう非常に難しいものがありますので、今回ものづくり基盤技術の事業につきましては各種の切削加工にそれぞれの企業が取り組んでいるわけですが、それらの切削加工に取り組みながらさらに高速の切削加工機を活用した効率的な切削加工技術の開発をお願いする事業であります。 ◆委員(山田隆史) これはどこでやっているのですか。 ◎経済部参事(吉田稠) 委託するのを考えているのはぐんま産業高度化センターの方でお願いするということで考えております。 ◆委員(山田隆史) これはそもそもどこの考え方ですか。市民要望から出てきたのですか。 ◎経済部参事(吉田稠) これは中小企業の支援策の一環ということで昨年はやはり高度化センターにお願いしてコンピューターを使ったCAD、CAM、コンピューター実物の金型なり何なりをそのままコンピューターに取り込んで、それを図面に写すとか、その一連の事業の中で中小企業の技術支援の一環ということで考えております。 ◆委員(山田隆史) 対象となる人はどんな方ですか。 ◎経済部参事(吉田稠) 市内の中小企業の方、特に製造業の方の技術の支援ということで考えております。 ◆委員(山田隆史) それでは、最後になります部長にお願いします。今後このものづくり基盤技術事業の期待される成果と見通しについてお願いいたします。これで終わりにいたします。 ◎経済部長(中里好男) 基盤技術研究等については今まで高度化センターのみということでなかなか中小企業向けではない部分が非常に多かったわけですけれども、ご案内のとおり、技術センターの一部分が太田に支所として誘致をされるような形で決定してございます。これについては、各種企業等を含めましてどんな内容が必要か、そういうものも含めて県の方に要望を出してございますから、今後はそれらで高度化センターとあわせて県の施設をかなり相乗効果が期待できる。それについては市内企業の皆さん方も積極的に参加をするという形になってございますから、太田市の技術開発については今まで以上に格段の高度な技術が開発されるというふうに見ています。いずれにしても、太田市の場合についてはそうした技術で今後も生きていくまちだと思います。だから、いずれにしてもそれが生かされて大変期待がされてくるかというふうに思っていますので、よろしくご理解をしていただきたいと思います。 ◆委員(荒井昭男) 184ページ、5款1項先ほど同僚議員からも質問があったのですが、環境にやさしい買物袋ということで昨年の6月私がごみの減量化ということでそれに引っかけてマイバック運動の展開ということで質問させてもらいました。それについて早速取り組んでいただいたということにはお礼を申し上げるところでありますが、内容的については同僚議員の方から全部聞きましたので、現在環境にやさしい店の登録店、昨年以降増えているのかどうなのか。その辺の実態を聞きたいと思います。 ◎市民生活部長(野口政嘉) すみません。まだ細かい資料がちょっとありませんので、その後の実態で増えているかどうかというのを確認ができませんので、改めまして報告したいと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(荒井昭男) 数については、後で報告ということですが、実際にこのマイバック運動を展開したときに、ごみの減量化は相当図れるのではないかというふうに思います。そして、環境にやさしい店の登録店以外にも市の方から全面的に各商店にこういった運動を展開しているよというのをアピールしながらそれと市民にもアピールしながらぜひごみの減量化が図れるよう努力していただきたいと思いますが、工業振興課長どうですか。 ◎経済部参事(吉田稠) 先ほどもお話しましたように、とにかくせっかくつくっても利用してもらわないのなら意味がないですから、利用についてのPRも積極的にやっていきたいと思っていますし、またそういう買物袋の登録店といったものにも積極的な利用の働きかけ、そんなものもしていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(荒井昭男) 以上で次の項に進みます。同じく184ページの今の項の下のところなのですが、太田地区職業訓練協議会補助金というのがあるのですが、これについて説明願います。 ◎経済部参事(吉田稠) これにつきましては、先ほども何回も同じような話になってしまいますが、太田職業訓練校を活動拠点としている訓練協議会への補助金でありまして、これについては主に建設業に携わる職人の後継者の育成の目的でやっている事業でございます。 ◆委員(荒井昭男) その職業訓練校というのは科目と生徒数は現在何人ぐらいおりますか。 ◎経済部参事(吉田稠) 科目につきましては、現在建築科、建築製図科、板金科、配管科、通年の生徒、1年間ないし2年間通う生徒については4科が現在の科目になっています。ちなみに11年度の入校生につきましては、40人が現在それぞれの科目の中で頑張って学んでおります。 ◆委員(荒井昭男) この問題については、昼間働いて夜勉強しているということでその生徒たちには頭の下がる思いですが、いずれにいたしましてもそういった技術の習得に励んでいるということで本会議場の質問答弁にもありましたように、景気の活性化にはつながるのではないかということでこの辺の技術者の育成ということについては市としてはもう少しバックアップできるのかどうかをお聞きしたいと思います。 ◎経済部参事(吉田稠) 職業訓練校は昭和27年任意団体ということで発足したわけですが、その後群馬県の職業訓練認定校ということで昭和34年に県の認定を受けて以来ずっとこの事業を続けてきているところでありますが、産業の基本は今コンピューターが発達しようが何しようがやはり人間の技術がまず原点だと思いますので、今後ともできる限りの支援というのですか、そんなものを取り組んでいければということで考えていますので、よろしくお願いします。 ◆委員(荒井昭男) 環境の整備をお願いしまして、次に行きたいと思います。198ページ、6款1項一番下の方ですか、ふるさと総合整備事業のところ、これについても先ほど同僚議員から質問があったのですが、この中で米沢地区の農地の寄附があったということで市民農園をつくっていきたいということでありますが、本会議場の市長の話の中にもいわゆる粋な太田市づくりを目指すのだと、そして地域経済の活性化を図りながらなおかつ地域の交流の場でもありたいということがあったのですが、その運営方法とか、具体的に案がありましたらお願いしたいと思います。 ◎農村整備課長(岡田義久) 市民農園の運営管理方法でございますが、これにつきましてはボランティア、あるいはNPO等の活用によりまして管理運営を検討してまいりたいと考えておりますので、ひとつよろしくお願い申し上げます。 ◆委員(荒井昭男) ほかの地区にもこういったようなものをつくる予定というか、お考えはありますか。 ◎農村整備課長(岡田義久) 今の時点ではございません。 ◆委員(荒井昭男) やはり地域の交流の場づくりということで市民農園等は最も最たるものではないかというふうに感じます。私の近所でも養蚕農家が大分あったのですが、現在では養蚕をやっていなくて、その跡地といいますか、何をつくるということもないのですけれども、草ぼうぼうにはできないということで近所の人に菜園として貸している。それによって指導者が畑なり、田んぼの持ち主ということで先生になったり、生徒になったり、いわゆるこういうものをつくりながら物すごく地域の交流が図れているという感じがするのです。ですから、太田地区各9地区あるわけですが、その辺についても今後の問題としてぜひとも交流の場づくりということで考えていただきたいと思うわけですが、その辺の所見をお願いしたいと思います。 ◎農業振興課農政係長(橋本利明) 市民農園の関係でございますけれども、今、現在市民農園は改善センターとそれから市のJAの方で経営しているものもございます。また、委員が言われましたようなご要望がありまして、なお空いている畑等があれば今後そういった相談に乗りながら検討していきたいと思いますけれども、よろしくお願いいたします。 ◆委員(荒井昭男) ぜひともお願いしたいと思います。なお、それから農地の寄附したところに屋根つきのゲートボール場をつくってほしいという要望があったというふうに聞いておるのですが、その辺についてはいかがでしょうか。 ◎農村整備課長(岡田義久) この場所につきましては、農用地の寄附ということで農振除外が不可能でございますので、屋根つきのゲートボール場の建設につきましては今のところ不可能でございます。 ◆委員(荒井昭男) わかりました。  次に行きたいと思います。200ページ、市有林の管理経費のところですが、これについても同僚議員の方から質問があったのですが、多分桐生の梅田にあるのかと思います。その面積とそれからそこに植わっている木の種別ですか、それと樹齢等がわかればご説明願いたいと思います。 ◎農業振興課農政係長(橋本利明) 桐生の方に市有林が筆数にして2筆あります。梅田町4丁目の1466番地に山林といたしまして1筆が1万2,261平方メートル、また1467番といたしまして山林で12万9,722平方メートル、合わせまして14万1,983平方メートル、14.2へクほどでございます。それで樹木の種類等でございますが、これにつきましては今現在杉、ヒノキ、カラマツ等でございまして、宝泉村から合併したときに太田市の財産になったわけですが、その間植栽等をされましたけれども、病気や風水害、あるいは台風等、それから干ばつ等がありまして、現状ではおよそ1ヘクタール当たり1,000本程度のものがあるだろうというふうに聞いております。なお、杉が50年生が約1万本程度、それから30年生が4,000本程度ということで全体で1万4,000本程度ということで聞いております。よろしくお願いします。 ◆委員(荒井昭男) 一般の杉とか、ヒノキとか、私はわからないのですが材木にするとなると何年程度必要なのでしょうか。 ◎農業振興課農政係長(橋本利明) 使用用途によっても多少違うかと思いますが、50年生程度になれば十分そういったもので使えると思いますけれども、よろしくお願いします。 ◆委員(荒井昭男) 先ほど宝泉村という言葉が出てきたのですが、私も宝泉村に生まれ育った人間として太田市に合併したときに山林として一緒に入ってきたというふうに記憶しております。しかもそういう中でいわれが宝泉村もあまり裕福でなかった村だと思います。そういった感じで木を植えてもし学校の校舎建てかえ等があったらこれをぜひ使いましょうという目的で山林を手にしたのだと思うのです。そんなことがあるものですから、私の中学校のときも今思ってみると進学組と就職組と分かれておったのですが、たしか就職組で既に決まった人等においては学校の先生が引率してきながら山林に下草刈りに行った覚えがありまして、私どもも非常に行きたかった思いがあって強烈に残っているわけなのですが、特に太田市の公共施設としてこの材木を今後使う予定があるのかどうかを聞きたいと思います。 ◎総務部長(松島健三) 梅田の市有林の関係ですけれども、木が相当の太さになっているという話もございますし、またそういう施設で使えるところがあれば使うことも有効だと思います。一度何かで使った覚えがあるような気がするのですけれども、ちょっと今どこへ使ったか思い出せないのですけれども、学校の関係で実際に使ったようでございます。今後ともまたそういう機会があれば研究していくことも必要だと思います。 ◆委員(荒井昭男) 今、群馬県でも県産品の木材をぜひ使用しましょうという運動を展開しているようであります。太田市においてもそういった名目である山林というか、材木をぜひ使用していただきたいと、しかも思い出のある木なものですから宝泉地区に今後できる公共施設においてぜひそれを使っていただいて、どこかにいわれ等を書いたプレートでも記念につけておいていただければ長く後世に残るのではないかという感じがしますので、ぜひその辺についてお願いしたいと思います。 ◎総務部長(松島健三) ただいまの件につきましても市全体の中で今後協議していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(荒井昭男) ぜひよろしくお願いしまして私の質問を終わります。 ○委員長(吉井弘三) 他の委員でございますか。 ◆委員(小林人志) それでは、184ページ、雇用対策の関係で同僚議員からも幾つも質問がされている事項なのですが、違った観点から質問させていただきたいと思います。きょう3月15日ということで中央の場で金属労協を中心として2000年春闘の妥結状況というのが皆さんのお耳にも入っているかと思いますが、3年連続のマイナスという状況でございます。現役の皆さんも大変な部分、そしてまた一方ではリストラ等で非常に雇用情勢が厳しい状況がございます。そんな中で失業率、あるいは新卒者の就職内定率、あるいは求人倍率、もし太田地域地元の状況をおわかりでしたらお教え願いたいというふうに思います。 ◎経済部参事(吉田稠) 失業率につきましては、総務庁の方で毎月発表しているわけですが、1月の失業率が4.7%、この辺の数字については非常に不確定要素というのですか、全国を8万調査ポイント抽出して、その中で1週間就職活動をしたことがあるだろうか、そのうち1時間なり2時間、そういう就職活動をしたことがあるか、その辺で失業率を算出しているようですので、一応数字として発表されているのが4.7%、それから有効求人倍率については太田職業安定所管内が0.56、群馬県が0.75、全国が0.52ということになっております。既に今年の卒業式が終わったわけですが、高校卒業生については363人が就職を希望している生徒になっています。そのうち2月1日現在の数字ですけれども、347人の子供の就職が決まっております。この差の16人については、太田高等養護学校の生徒が今試験的にその職場へ勤まるかどうか、そういう子供も含まれていますので、まだ未就職者が16人ということになっていますが、現実には100%太田市の場合は就職は学卒者については決まっております。ちなみに一般の有効求人倍率は0.56ということで非常に厳しいわけですけれども、学卒者については就職希望者が363人について求人が873人ということですから、2.5倍ぐらいの倍率がありますので、全国的なり群馬県全体を見ても太田市は厳しい中でも企業が頑張ってくれているので恵まれているのかというふうに理解しております。 ◆委員(小林人志) 国の緊急対策事業ということで平成11年度、12年度も含めて補助金等との中で雇用対策等々の展開をしているところですけれども、この事業については13年までやるのですか。 ◎経済部参事(吉田稠) 緊急雇用特別基金の事業については、11、12、13の3ヵ年事業ということで行っております。 ◆委員(小林人志) 新卒の内定率等々については、大変いい結果というのか、地域事情で大変喜ばしいことなのですけれども、中途と申しますか、リストラ等との関係でかなりの方々が今就職探しで大変な状況にあるのではないかと思いますが、その辺の状況についてはおわかりになりますか。 ◎経済部参事(吉田稠) 一般の有効求人倍率が太田は0.56ということで2人に1人しかなかなか仕事に就けない、そんな数字になっておりますが、ただ群馬県が0.75で太田が0.56、太田の方が低いのではないかということになりますが、低い要因については非常に景気の悪い中でも太田の産業界は非常に元気が逆にいいのです。いいために太田地域外の人が太田の職業安定所にみんな求職の届けを出すのです。そういうために、例えば桐生だ、館林というのはもっと有効求人倍率がいいと思うのですけれども、この近辺はなかなか就職したい人はいるけれども職がない、太田は元気だから太田の職安に登録しましょう。それが求人倍率を下げている大きな要因になっていると思います。そういう中で、今企業については従来は新年度スタートで例えば企業の定員が30人なら4月には30人で用意ドンでスタート、仕事があってもなくてもそんな感じで採用していたわけですが、最近企業の方もこういう景気の状況の中でいつ仕事の方が少なくなったり、何なりそういうものを考えた中で必要なときに必要な人を採用する。そんな傾向に切りかえてきているのが実態だと思います。そういう中で逆に技術なり、そういう特技を持っている人は中途採用の中で今まで以上に就職できる。逆にチャンスも出てきたのかと感じております。 ◆委員(小林人志) 今のちょっとお話を伺っていますと、太田については求人倍率と申しますか、いいようなお話なのですけれども、太田を中心とする他地域の方々の就職先が太田に集まって、太田の方が実質あふれてしまっているというのが現状でよろしいのでしょうか。 ◎経済部参事(吉田稠) あふれているというか、競争率が激しくなっているのは間違いないと思います。 ◆委員(小林人志) そんな中でぜひ太田の市民を中心として市内に就職できるような形での対策というのは現時点では、そういういい状況であるならば対策はとっているのでしょうか。 ◎経済部参事(吉田稠) いろいろな機会の中で職安なり、企業等と連絡情報交換会、そういう場を持たせてもらいながらとにかくまず太田市民の求職者についてはなるべく職に就けるようなことでPRもお願いしているところであります。 ◆委員(小林人志) 今回の緊急雇用対策関係を見ますと、短期的なものと申しますか、国なり、県の情勢のもとに行われているのが新年度含めて出ているわけなのですけれども、市独自として具体的な対策等をぜひとっていただきたいのです。 ◎経済部参事(吉田稠) 太田市だけではなくて、会議所なり、職業安定所なり、いろいろ関係機関を巻き込んだ中で現在労政対策推進協議会、そういう団体を組織しております。本来、この団体については昭和60年代のバブルの時代にはどちらかというと売り手市場の時代があったわけです。そういう中でみんな太田から東京へ行ってしまう、そういうのを歯止めするために市内の企業に少しでも多くの若い人に勤めてもらう。そんな活動のために雇用対策推進協議会を組織したわけですが、現在はさま変わりして逆に企業の方の買い手市場、そういう状況の中で組織を使ってそこには市内のそれなりの大手の企業も組織の中へ入っていますので、そういう企業なり、関連協力会社を通じて地元に就職、また地元の人を採用、そんな活動を行っております。それがすぐ数字にあらわれるかどうか、なかなかこういう状況ですのでただ意識についてはお願いをしているところでありますので、よろしくお願いします。 ◆委員(小林人志) なかなか緊急の雇用対策、あるいは中長期的な雇用対策、大変厳しい状況にはなっているかとは思いますが、同じ184ページの中でも労働団体であるとか、あるいは労使教育委員会等々のいろいろな団体があるわけでございますので、総合的ないろいろな調整を図りながらぜひ地元の就職で今大変困っている方々の明るい展望が見られますように、ぜひ12年度の中では具体的な施策を盛り込んでいただければというふうに考えておりますので、その辺についてお伺いします。 ◎経済部参事(吉田稠) 委員がおっしゃったように、労使一体となって今の厳しい経済情勢の中を乗り切って一日も早く明るい希望の持てる楽しい話ができるような、そんな経済情勢の中でできればということで考えていますが、昨年行われた産業フェスティバル等でもとにかく今一応労働団体の方についても非常に厳しさというのは十分承知して認識してもらっている中で、ボランティアとして労働組合を中心に250人ぐらいの方がいろいろな駐車場の整備とか、そんなことで企業が頑張っているのなら我々もそこで給料をもらっている立場で少しでも協力できればということで、今後ともそういう格好の中で連携できる部分については連携しながら頑張っていければと考えていますので、よろしくお願いします。 ◆委員(小林人志) 課長の方から大変、労働者と申しますか、大変な人たちに対して一定の前進あるというのか、考え方等を示していただきました。ぜひそういった方向で労働行政、特に今厳しい雇用環境の中ですから一層の取り組み方をお願いしたいというふうに考えております。この項の中で部長の方に最後に一言と申しますか、春闘の中央での状況を見て太田の状況が今後どうなるのか見通しをもしわかりましたらお願いします。 ◎経済部長(中里好男) 労働環境の関係については、私より委員の方がよくご案内だと思いますけれども、いろいろな意味からすればまだまだ課長の方から話がございましたように、太田の場合については条件が非常にいいと思っています。ただ、私が一番憂えているのは企業のオーナーなり、あるいは学校の教育機関等のそういった訓練の学校の校長先生なり、先生から聞く話ですと、そこへ通う子供たちが就職に対して真剣にとらえていない。来てこの企業は私の考えたのとはちょっと違うという形で3日でやめる、4日でやめる、非常に厳しい実感があるようです。この前も毎日新聞等で論説されていましたけれども、今の若い労働者というか、学卒者については親の寄生虫という感覚で真剣にとらえていない。それが今のかえって若い人たちの職を奪う一つの形とすれば高齢者なり、あるいはリストラした人が若い人たちの市場を奪っている部分もある。しかし、就職をする若い人たちが基本的にまだ厳しさを実感していないという部分もございます。  私ごとになりますけれども、私が中学なり高校を卒業するときに対してはほとんど就職したくても場所がございませんでした。私が消防署に入ったのは太田地区消防組合が広域化された昭和46年、47年でございましたけれども、その当時就職というか、関係の職員としてこの近辺、太田、足利、桐生、妻沼、あらゆる学校を回させていただいたわけですけれども、消防署のような福利厚生、あるいは24時間勤務の職場にうちの学校の生徒は一人もいません。一人も来ませんでした。農家の長男なりが何人か当時就職に来ていただいたわけですけれども、そんな中で何年か経って非常に条件も変わってきまして、今は非常に競争倍率も激しい、それと今、委員がご案内のとおり大変就職活動をしてもなかなか気に入ったところへは行けないという状況にあるわけですから、これは行政もそういった職業訓練をやる場、あるいは家庭についてもやはり真剣にこの問題に取り組まないとなかなか大変ではなかろうかという感じがしてございます。いずれにしても、太田に限っていえば企業の皆さん方に非常に頑張っていただいていますので条件がいい。それと同時に製造業だけに頼らず、それ以外の範囲についてもいろいろ拡大して就業できる場を広げていく必要があるだろうと考えています。太田については勤労者によってここまで発展したまちですから、当然今後も勤労者の皆さん方をできるだけ支援していくような方向で対応していきたいというふうに私も考えています。  以上です。 ◆委員(小林人志) 最後に、これはお願いですけれども、今新しい分野での産業等とベンチャー企業という今はやり言葉ではないですけれども、いろいろなことで今進められています。そういうことも視野に入れながら今後の市行政の中でそういった産業を生み出す、そういった行政についても、積極的に取り組んでいただくことを希望しまして質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 ○委員長(吉井弘三) 他の委員でご質疑ありますか。 ◆委員(斉藤幸拓) 195ページ、6款1項3目の営農集団整備対策事業の中の農業労災対策事業補助金というのが40万円盛ってありますけれども、この内容をちょっと教えてください。 ◎農業振興課長補佐(渡邊行雄) この事業につきましては、農家の労働災害保険でありまして、その加入促進に対しまして補助するお金でございます。 ◆委員(斉藤幸拓) 今、機械化の農業の中で結構コンバインだとか、トラクターでけがをする方がいるわけです。そういうことで農家の方に労災に入れという指導をしているわけですか。 ◎農業振興課長補佐(渡邊行雄) 農協とか保険会社が2種類ございまして、農協系列と民間系列のものがございます。そういう保険に入るように指導しております。 ◆委員(斉藤幸拓) 私もあまり聞き慣れない農業労災ということだったので、金額的にはわずかですけれども、内容を聞いてみたかったわけです。結構、最近の農家の中でコンバインの奥に手を挟まれて、指を落としたり、トラクターでけがをしたりという方が結構多くなっておりますので、農家の方にも労災に入って、そういうときのために備えてくれということの補助金という形で理解していいわけですか。 ◎農業振興課長補佐(渡邊行雄) 入る推進事業に対しての補助金でございます。 ◆委員(斉藤幸拓) 了解。では、次にいきます。201ページ、6款1項11目の一番下ですけれども、農村総合整備事業がありますけれども、県の資料の中に「ふるさと農道緊急整備」ということで1,000万円の予算づけがされておりますけれども、特に北金井と吉沢という形で出ておりますけれども、この事業はこの中に含まれることでいいわけですか。 ◎農村整備課長(岡田義久) この事業につきましては、県営事業の負担金ということで、この農村総合整備事業の中には含まれてございません。 ◆委員(斉藤幸拓) 含まれていないのですね。こちらの市の第4次実施計画の中を見ると、平成12年、13年、14年で、私が前にもお伺いしたとおりこの北金井から毛里田に降りてくる八王子山を越えてくる、あの事業とこのふるさと緊急農道整備というのは関係ないのですか。 ◎農村整備課長(岡田義久) それは関係ございません。 ◆委員(斉藤幸拓) わかりました。では、こちらの方の第4次実施計画に入っている北金井から来る、あの道とこれとは、1,000万円のお金については関係ないということですね。 ◎経済部副部長(宮本富太郎) 今、委員がおっしゃいました第4次実施計画の道路計画につきましては、強戸北部の傾斜地農地の推進をどのようにしたらよいかということで載せてあると思います。ですから、今、委員が言っている北金井から抜ける道路については、これは県の緊急農道整備事業の一環として、時限立法でなっているということで、県の単独の補助事業ということで実施を予定しているということです。 ◆委員(斉藤幸拓) では、この予算書の中には、これは入っていないということでいいわけですか。 ◎経済部副部長(宮本富太郎) はい、そのとおりです。 ◆委員(斉藤幸拓) では、次に移ります。211ページ7款1項5目観光振興団体等支援事業、先ほども委員の中からありましたけれども、私は角度を変えて、上州太田七福神めぐりの人気があって大変市民から喜ばれている事業のことにつきまして、若干幾つかの質問をしていきたいと思っています。これはすばらしいパンフレットで、上州七福神めぐりを観光課の方で実施してくれているわけですけれども、何千人という方がこれに参加をしてスタンプを押していく、最初が大光院ということでありますので、スタンプの数が少なくて、いっぱい集まってしまってなかなかスタートできない。この辺のところでもう少しスタンプの数を増やして、スムーズにスタートできないかという参加者の声があるのですけれども、その辺どうですか。 ◎経済部参事(高橋猛) 今年の1月9日だったと思いますけれども、第19回目の上州七福神めぐりということで、今、委員の方からお話があったとおりでございまして、朝7時半からの受付ということだったのですけれども、7時前から相当な方が集まっておりました。ということで、私ども準備で暗いうちから行っていたのですけれども、できるだけ早くということでスタンプを大光院ですと本堂の所に用意をしたのですけれども、ご指摘のように、スタンプの数が非常に少なかったというのが事実でございます。また、この事業については、観光協会を主体としてというか、また関係する企業の方たちにも相当な方たちにお手伝いをいただいて実施したわけですけれども、大変ご迷惑をかけたのは事実でございます。 ◆委員(斉藤幸拓) では、来年からはもう少し数を増やして、スムーズなスタートをしていきたいということで、理解してよろしいわけですか。 ◎経済部参事(高橋猛) 委員にご心配をかけないようにしていきたいと思うのですけれども、それと私ども実施の方でもちょっと責任があったのかと思います。当日受付ということがありますので、どのくらい来るのかというのは、おおよそ19回やっていますから、人数はつかめるのですけれども、その辺も、今、ご指導いただいておりますので、十分検討してまいりたいと思います。 ◆委員(斉藤幸拓) もう一つお伺いします。こちらの方は、七福神めぐりの紙を当日に有償か何かで配付するのでしょうけれども、これを見ると6人しかいないように見えるです。7人いるわけなのですけれども、誰か1人が隠れているのです。このような形で立派なものをつくるのだから、7人がびしっと見えるようにしてくれという声があるのです。意図的に7人のうちの誰か1人を隠したのかどうかわかりませんけれども、ぱっと見ると6人しかいない。あぶれば出てくるのかと思ったけれども、そうでもなくて、よく見ると後ろ向きが1人いて、これは在庫があったので、なかなか直せないということがあったのですけれども、在庫の状況はどうですか。 ◎経済部参事(高橋猛) 1名確かにご指摘のとおり数えていくと七福神めぐりの中で、お尻を向けている方がいらっしゃいます。そういうことで、いろいろとご批判を前からいただいたわけですけれども、私どもも十分その辺のところを反省するところは反省をさせてもらいまして、先ほどお話があった七福神めぐりについても、一般の市民の方、また参加の地元の企業の方たちにボランティアでいろいろと役員さんとしてお手伝いしてもらっていますので、ご意見をいただきながら、よりいいものに、またどうせつくるのでしたら、人気のあるものをつくっていきたいと考えております。ありがとうございます。 ◆委員(斉藤幸拓) ご提案があります。これを買う方は、どこか額か何かに入れて飾っておきたいと思うのです。通常のパンフレットの中にもスタンプが押せるわけですけども、こちらを買う人というのは、標本して飾っておきたい。だけれども、はっきり申し上げて、何年に行ったのか全くわからない。ですから、判こか何かに工夫して、平成12年に行きました、平成13年に行きましたというのを、何か判こに工夫なりをして、毎年行ったのがずっと飾っておけるようにしたらどうかという声が多いのですけれども、その辺はどうですか。 ◎経済部参事(高橋猛) できるだけそういうご要望に沿えるように、また検討を十分していきたいと思います。ありがとうございました。 ◆委員(斉藤幸拓) こちらの方につきましては、それでぜひ、このような形で市民の要望にこたえてもらえればありがたいと思っています。  それからもう一点、大光院の東側の駐車場は相変わらず舗装もしないで、荒れ放題ということでもないけれども、とても使いづらくなっていますけれども、なぜ、あそこを舗装しないのか教えてくれますか。 ◎経済部参事(高橋猛) 寺の敷地というか、大光院の境内地の一部だと思います。私どもでは、そのすぐ北側に地元の富士重工に貴重な土地を貸してもらいまして、市営駐車場、また金龍寺の所にも駐車場を設けさせてもらっております。今、委員ご指摘のとおり、入りまして一番近い所の駐車場になるかと思いますけれども、雨の日はかなり水がたまりまして、しばらく水がたまっているような状態を指しているのかと思っております。これは、駐車場とそれから、ちょっと長くなりましたけれども、私どもは春から秋までイベントを大光院の境内をお借りして実施しているわけですけれども、いろいろな方たちからの声も出ておりまして、大光院の方にも申し入れをさせてもらっているわけですけれども、なかなか寺の都合等もあるようにお話が出るわけですけれども、その辺については、ご迷惑をかけないように、また、せっかくおいでになる参拝者の方にもご迷惑をかけないように、よく寺ともう一度十分協議してまいりたいと考えております。 ◆委員(斉藤幸拓) 大光院も別にきれいにしてくれる分には、いやだと言わないのではないですか。その辺のところはどうですか。 ◎経済部参事(高橋猛) 申し入れはさせてもらっているのですけれども、大光院の境内をイベント等で利用される団体等については、観光協会が一番大きいイベントをさせてもらっているわけです。また、寺の一部として大光院幼稚園も南の西にございまして、時間帯では、朝・夕、ご父兄方が送迎で車が出入りをしているようでございます。また、いろいろなご来場の方も一部吉祥門の東の所からちょっと車が入れるようになっていますので、そこら辺についても、現状ではご迷惑をかけているような状態が見受けられますので、委員がお話のように、寺の方でもそういう気持ちが見受けられますので、また、よく寺の貫主等とも粘り強くお話をしていきたいと思っております。 ◆委員(斉藤幸拓) 大勢の市民があそこに来て、何でここだけきれいになっていないのだろう、車も止めづらいし、もう少し土手をきれいに削ってぴしっと舗装にして白線でも引かれたら、とても使いやすくなるし台数も余分に置けるし、今でも駐車場がなくて困っているわけですから、何か話の様子ですと、和尚さんもあまり周りの整備には乗り気ではないのだという人も一部にはいますけれども、ぜひ、お寺の方としっかり話し合ってもらって、駐車がスムーズにできるような形で整備してもらえれば、全部の市民の方が使うわけですから、そのような形でぜひ寺の方との交渉を進めてもらって、先に行かないうちに整備をしてもらえるとありがたいと思っております。  以上で質問を終わります。 ○委員長(吉井弘三) 他の委員でございますか。 ◆委員(白石さと子) 184ページ、5款1項1目労働諸費、先ほど来、委員から出ておりますけれども、放置自動車実態調査事業委託料につきまして、事業内容は理解できたのですけれども、この先ほどの話の中で、調査した後のことについては、検討されているようなお話がありましたが、どのようなことを検討されているのか、その辺をお聞かせいただければと思います。 ◎経済部参事(吉田稠) 現在、放置自動車がどのくらい放置されているのか、それを中心に調査をしているところであります。そういう中で、放置されている状況というのですか、民地に捨てられているのか、道路に捨てられているのか、いろいろなケースがあると思うのですが、それらのケースをどのような状況だか把握しながら、一番いい方法を関係機関と相談しながらやっていければということで、考えております。 ◆委員(白石さと子) 今、関係機関ということが出ていたものですから、その中に具体的にはどういった関係機関というのが入っているのでしょうか。 ◎経済部参事(吉田稠) 当然、道路ですと道路管理者というのですか、市道なり県道なりいろいろそれぞれ管理者がいるわけですし、また、民地の場合はその所有者もいるわけですから、そういう方たち、また、それを取り締まったりする警察、そういうものもあるわけですから、そういうところといろいろ問題を一つ一つクリアしながら一番いい方法を見つけていきたい、このように考えております。 ◆委員(白石さと子) この事業に従事されている、先ほど延べ人数700人というお話でしたけれども、その人たちにとりましても、その後の対応と申しますか、その辺がやはりできるかできないかによっては、すごく仕事に張り合いが持てるか持てないかという部分があるのかと思うのです。それで、実際私もお話を伺いまして、なるほどと思ったのが、やはり警察との連携というのでしょうか、警察がなかなか重い腰を上げてくれない、今、警官はうそつきの始まりなどということを言われておりますが、警察が汚名返上するのは、そういったところで行政がちょっと後押しをしてあげながら、そういったパイプができて、この仕事にかかわった人たちの意向に沿ったような形が取れればということで、今、その辺のところはどうなのかということを伺いたいのです。 ◎経済部参事(吉田稠) 今回、この放置自動車の調査に取り組むに当たって、警察の方とも、こういう調査、そういうものを始めますということで、それについてどのような問題があるか、そのようなこともちょっとお話させていただいた経緯もありますので、警察の方も非常にある程度具体的になっていれば、一緒になって一番いい解決方法というのですか、相談に乗っていただけるということで信じていますので、よろしくお願いします。 ◆委員(白石さと子) ぜひ、これにかかわっている方が切望していましたので、その辺よろしくお願いしたいと思います。
     それから続きまして、労働団体補助事業、同じページです。5款1項1目の労働諸費のところは同じですけれども、連合群馬太田地協等労働団体事業補助金というところで、12月の補正で185万円が組まれて、しかも今度136万円のアップということで、具体的には、今まで以上により内容に期待をしている部分が感じられるのですが、内容についてお聞かせいただければと思います。 ◎経済部参事(吉田稠) 今回、12月補正で185万円の増額をするということで、お願いして理解していただいたわけですが、平成11年4月に男女雇用機会均等法が施行されまして、なかなか行政だけでは雇用機会均等法のPRなり周知が非常に難しいという面があります。それは労働団体の活動を通じて、そういう周知またはお願いをしたり、そのようなものが主な増額になったところでございます。また、今年度についても、まだまだ頭の中では雇用機会均等法なり、そういうものをわかっているわけですが、引き続き、そういうPR、または、今、非常に不安定な経済情勢ですので、雇用の確保、直接はそういう労働団体に補助金をやることによって、雇用の確保を図るかどうかその辺は目に見えない部分でありますが、そういう中でそこに勤めている方の身分をきちんと保障できるような、そのような運動につなげていっていただければ、そのようなことで考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(白石さと子) 女性のことがかかわっていると言われたものですから、その辺については私もなるほどという感じがするのですが、労働者にとって、活力を見出す潤滑油的な意味があるということで、ぜひ、成果を期待したいと思います。  続きまして、192ページ、6款1項2目農業総務費になろうかと思いますけれども、これまで合併に向けて予算化がされてきたわけです。前年も農協合併補助金900万円ということであったわけですが、今回、3JAということで、市農協・中央それから休泊が合併されたわけですけれども、これも新聞でちょっと見ましたが、経過についてお尋ねしたいと思います。 ◎農業振興課農政係長(橋本利明) 3JAの合併の関係でございますが、経過概要につきましてご答弁申し上げます。  平成11年3月30日に市内3JA合併推進協議会というのが発足いたしまして、それからこの合併推進協議会を中心にいたしまして、それぞれいろいろ検討会、あるいは役員会等を開きまして、6月22日に新JAの候補、「太田市農業協同組合」という名前の候補が位置づけられました。また、それに基づきまして、7月中旬から8月12日までに3JAそれぞれ旧JAの統一座談会、これは各地区に出向きまして農家の方々にこういう目的で合併をするという説明会を実施したわけです。それから、8月18日に合併の予備契約の調印式が行われました。それから9月19日になりますと、合併の臨時総会、これにつきましては、3JAが同一日、同時刻に実施されたわけです。それから、合併に対することにつきまして、県の方へ合併経営計画の認定申請ということで、年が明けまして平成12年1月14日に申請を行いまして、これが2月16日に合併認可がされたわけです。それに基づきまして、合併申請手続を3月1日に行いまして、合併が完了したわけでございます。なお、3月9日にこの3JAの合併推進協議会の解散式と新JAの太田市農業協同組合の発足式が行われたわけでございます。  以上ですが、よろしくお願いします。 ◆委員(白石さと子) 3月1日に合併が成立したということで、今現在の市役所の南側に市の農協があります。その農協についての土地問題のことなのですけれども、これまで市の方での話があったわけですけれども、その話が不成立になったわけですが、その後の話し合いというのは、持たれておられるのでしょうか。 ◎総務部副部長(多田雄吉) 今まで交渉した経過が総務部でしたので、かわって答弁をさせてもらいます。とりあえず、3JAが合併した新しい農協に資産として持ち込むということになっておりますので、合併をした農協がこの資産をどういうふうに流用するか、まずその出方を見て、再度、市に買ってほしいという話があれば、交渉を再開したいというふうに考えております。 ◆委員(白石さと子) そうですか。何か、先日の市長の答弁の中に、美術館構想まで発表がありましたけれども、その辺の話があまりにも具体化されていますので、今、交渉して売る気があれば買いたいという話というのは、ちょっと矛盾しているのかと思うのですが、その辺のことについてお聞かせいただければと思います。 ◎総務部副部長(多田雄吉) もともと買うときに、そういう構想もあったのです。ただ、今、お話ししましたように、決着がつかないで、結果的に合併をして、新農協に資産を持ち込むという話ですから、市長は買ってそういうものをつくりたいのではないかと思います。ただ、合併した農協三つが一緒になるのですから、そこで引き継いだ資産をどういうふうに運用するかという決議がなければ、多分難しいのではないかと思うのです。そういうふうに考えています。 ◆委員(白石さと子) その辺のことは理解できましたけれども、市長がそういう気持ちでおられるということは、職員にとっては、どういう気持ちでその辺いらっしゃるか。 ◎総務部副部長(多田雄吉) もともと、市の駐車場として買おうということで、一生懸命やっていました。農協内部の問題で決着がつきませんでした。やはり、場所から見ても、あそこに合併した後に、あの建物が旧態依然と残るというのは、あまり景観からいってもよくないし、できれば市長がそういう意向であれば、向こうが売る気があれば、我々も一生懸命農協と交渉を再開して市のものにして、何とかうまく活用したい。そのように考えております。 ◆委員(白石さと子) では、期待するわけですが、どの辺の時期に合わせて期待をしたらよろしいでしょうか。 ◎総務部副部長(多田雄吉) 相手の出方待ちです。 ◆委員(白石さと子) わかりました。そうしますと、その3JAが合併したわけですが、この合併したことによって、これまで別々になっておりました農協が一つになったということで大変体制が強力化されたということに受け止めるわけなのですけれども、その辺で、農家が生産したものがありますが、農産物等の流通経路について、販路が拡大したとか、流通経路が変わってきたとか、太田の市場との関連が、今までかかわっていたのと、どのようにこれから変わってくるのか、その辺についてお聞かせいただければと思うのです。 ◎農業振興課農政係長(橋本利明) 合併をいたしまして、野菜あるいは農産物の生産流通の関係ですが、中に経済課というのがございまして、その経済課が担当いたします部門になります。今まで農協は、それぞれ得意分野といいますか、例えば、中央農協で言いますと東北市場、それから太田市農協でいきますと東京市場ということで、農協別に得意な分野があったかと思います。それが合併することによって、そういったものが広く使えるということで、いい面が出てきていると思います。なお、それから太田市場の関係でございますけれども、現実的に太田市場には、これは聞いたところの話なのですが、あまり品物がないときに出してくださいという要望があって出すのですが、現実的に他の市場に持っていった方が農家手取りが多いために、JAではあまり進んで太田市場に出していないということを聞いたことがあります。 ◆委員(白石さと子) 太田市に市場があるにもかかわらず、やはり東北市場とか、東京市場とかというところに品物が流通されているということを伺うと、何か残念なような気がするのですが、ちょっと話がそれてしまうのですが、太田市場の建設年次というのは、いつごろだったのでしょうか。 ◎経済部参事(高橋猛) ご承知のように市場の関係は、市役所のすぐの所にあったわけです。商工会議所のすぐ西側です。私どもが市役所に入った昭和40年代にございまして、移転が今の地にされたわけです。ですから、昭和40年代の後半に移転をしまして現在に至っております。今、農業振興の地元の生産物ということで、お話をさせてもらったのですけれども、太田の市場については、生産者の組合ができておりまして、太田市の農家の人たちも含まれて周辺の人たちから、毎日新鮮な野菜類等を太田市民をはじめ、太田・新田・大泉までを含めた広域の市場になっておりますので、そういう市民の方、町民の方に新鮮野菜を届けているというのが実態でございます。 ◆委員(白石さと子) ちょっと聞き忘れたのですが、社長はどなたなのでしょう。 ◎経済部参事(高橋猛) 太田市長が代表取締役になっております。 ◆委員(白石さと子) 建設年度を伺うと、昭和40年代ということでよろしいのですよね。ということですと、あまり新しいとは言えないと思いますので、今後、建てかえとかという予定はあるのかどうか、その辺お願いします。 ◎経済部参事(高橋猛) 今、国の方では、農水省の方の話になるわけですけれども、広域的なそういう物流関係をできるだけ集約をしながらやるという事業もございます。現に、そういうことで、何年か前から検討して、近隣のところではそういう形で広域の市場が再構築されつつあります。そういうことで、太田の市場につきましても、今、検討課題の中で関係の部課長で組織している幹事会等もございますので、その中で、今、検討しているところでございます。何を検討しているかというと、そういうものを含んで、広域的にもう少し広い視野での物流の流通を図りたいということで検討をしております。 ◆委員(白石さと子) 私も今のお話ですが、賛成なのですが、せっかく、今、市場もこれからそういう方向で検討されているようですので、ぜひ、広範囲にわたって複合的な内容を備えた、そのような市場の建設に力を入れていっていただければと思うのですが、農水省の方でも乗り気ということも伺っておりますので、ぜひ、そのような方向で話が実現できるようにお願いしたいと思います。その辺についてお願いします。 ◎経済部参事(高橋猛) 広域的だということで、私どもの市場につきましては、かなりご指摘のとおり古くなっております。では、どの辺の範囲かというと、東を見ますと館林、また西の方は桐生とか、また一部県域を越えて、足利とか佐野とかという話も、今、検討しているわけですけれども、国の方ではできるだけ広い範囲でという検討をされているようですので、あわせて関係の県域の中と協議をしながら、また、国の事業等にも乗っていけるのかどうかということもあわせながら、十分検討していきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(白石さと子) 足利は、今、移転とか、検討されているとか、そのような話があるのですか。もし、そういうことでもあれば、やはりそこまでを包含して、ぜひ国ではすぐ太田の方でその辺の話が煮詰まれば、きっと話に乗ってくれるのではないかと期待しているのですけれども、その辺を含めて前向きにぜひ検討していただきたいと思います。 ◎経済部参事(高橋猛) 足利はどちらかといいますと、南の方の公設の市場が50号線の端にあるわけでございますけれども、この辺の、今、言った両毛5市を含めて眺めますと、一番充実しているのが足利の公設市場でございます。朝4時ごろ行ってみますと、かなりの荷が集まっています。活気も呈していまして、ただ、若干市場の関係者等とも情報交換をしているわけですけれども、やはり、これからはそういう、今、委員がご指摘のあったように広域の関係で考えていかないと、乗り遅れるという懸念はするようですので、ぜひ、頑張っていきたいと思います。 ◆委員(白石さと子) そのことにつきしまては、また、後でゆっくりとお話をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、196ページ、6款1項3目農業振興費、このところで食料自給率向上のことにつきまして、前年も麦と大豆につきましては自給率を上げるということで、国の方の事業に関連して市でも望んだのだと思うのですけれども、今回の場合に、今年度はどのような様子でしょうか。国では、自給率を45%なり50%という目標を持ってされているようですし、個別に見ますと小麦が9%から12%、あるいは大豆が3%から5%に引き上げるということで、そういう目標を掲げているようですけれども、本市としては、具体的に小麦や大豆についての取り組みをどのようにお考えなのか。 ◎農業振興課農政係長(橋本利明) 小麦と大豆の関係ですが、委員のご意見のとおり、自給率の問題につきましては、いずれにつきましても、自給率が低い状況になっています。今、現在、太田市の大豆なりを農林統計で見てみますと、例えば、大豆で約9ヘクタールの作付け面積、それから小麦等につきましては、食糧事務所なりで調べますと、平成11年度産で合わせまして約900ヘクタール程度の作付け面積になっております。今後、今年の転作の関係ですが、水田農業経営確立対策事業ということで、水田の本作の作物として、小麦なり大豆、あるいは飼料作物の自給率を高めるために導入するということでありますので、今後、これにつきましても、普及しながら高めていく必要性があるというふうに考えております。 ◆委員(白石さと子) ぜひ、お願いしたいと思います。  それから、198ページ、6款1項6目、先ほども質問された委員がいたようですけれども、市民農園をNPOが管理されるというお話でしたけれども、概要について、規模とかそれから対象者、それから利用料を含めてお話しいただければと思います。 ◎農村整備課長(岡田義久) この事業につきましては、平成12年度事業ということで、これから細かい設計等にかかりますので、今の時点では、細かい点までは煮詰めてございません。 ◆委員(白石さと子) 細かいところまで煮詰めていらっしゃらないのでしたら、ぜひ、その中に入れていただきたいというか、そういうものがあるのですが、バリアフリーという言葉があちこちで聞かれるかと思うのですが、この農園の場合にもそういった方法が取り入れられればというふうに考えているのですけれども、例えば、久喜市でスタートしたらしいのですが、プランター式畑の導入ということで、車椅子でも楽々と作業ができるということなのです。ということは、その全部をそうしなさいというのではなくて、その中に一部そういったものを設けてスタートするのも一つの方法かと思うのですが、研究してみてはいかがでしょうか。 ◎農村整備課長(岡田義久) それについては、今後、十分検討していきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 ◆委員(白石さと子) 障害者に優しいまちを目指して、ぜひその辺検討して最初にいいスタートが切れるようによろしくお願いしたいと思います。  続きまして、208ページの7款1項3目工業振興費、ISO取得企業奨励金1,000万円、この概要と、それから効果についてお話しいただければと思います。 ◎経済部参事(吉田稠) ISO、これには9000シリーズと14000シリーズがあるわけですが、まず、9000シリーズについては、規格システムの維持を目的ということであります。それから14000シリーズは、環境パフォーマンスの継続的な改善を目的ということで、二つのシリーズがあるわけですが、この効果というのは、取得の導入のねらい、企業などについては、このISOを取得することによって、海外の取り引きをするについて、とにかく今はもうこのISO取得が必須条件というのですが、また、同業他社との競争に有利になるとか、品質保証のシンボルというか保証になる、そのようないろいろなメリットがある中で、それぞれの企業がこの取得に向けて活動をしているところだと思います。 ◆委員(白石さと子) この奨励の内容については、どうなっていますか。 ◎経済部参事(吉田稠) 奨励については、一企業でISOを取得するのに対して、審査登録機関に支払う登録経費、これに対して上限を100万円を限度、そのようなことで考えております。 ◆委員(白石さと子) そうしますと、対象となる企業は、市内では何件ぐらいなのでしょうか。 ◎経済部参事(吉田稠) 正式にきちんとした格好で、この数字は間違いないという数字は、なかなかまだつかみきっていないのですが、平成11年度に市内の企業で通常中小企業と言われる企業が7社、これは9000シリーズを中心に取得しております。また、平成11年度から平成12年度にかけて、キックオフなり取得見込みの企業が15社ぐらいということで、数字は考えております。 ◆委員(白石さと子) それは認証取得をされることで、この支援をしてもらえる対象ということですよね。そうではなくて広く一般の企業が太田市内にありますよね、その企業の中でいろいろ条件があるのでしょう。資本金が幾らでどうのということで、そういった企業がどのくらいありますか。 ◎経済部参事(吉田稠) すべての企業の数というのはちょっと申しわけないのですが、今、ここで手持ちの資料がないのですが、中小企業法に該当する企業、また中小企業法、これが改正になりますが、現在の状況ですと製造業については、資本金が1億円未満、もしくは従業員が300人未満の法人または個人、それから卸売業については、資本金が3,000万円未満、または従業員が100人未満、小売業、またはサービス業については、資本金が1,000万円未満、または従業員が50人未満、これらの業種についてを対象として、奨励金を支出ということで考えております。 ◆委員(白石さと子) その企業は何社ぐらいあるのですか。わからないですか。  該当する企業が全部が全部手を挙げて、取得しますということはないと思うのです。 ◎経済部参事(吉田稠) 全体の細かい数字については、今、手元に資料がないのですが、現在、ISO9000を取得した企業の中で一番従業員なり会社の規模が小さい企業、これは従業員が18人の企業が取得しております。あとは、大体、今現在、キックオフしたり取得している企業については、その18人の企業を抜かしては、今現在、私の方でつかんでいるのは、従業員最低43人以上の企業が取得なり取得に向けて頑張っているところであります。 ◆委員(白石さと子) 答弁の内容はわかるのですけれども、要は、足らなければまた補正で組むということが言われているわけなのですけれども、実際に数字に対してどのくらいを見込んでいらっしゃるのか、今の22社、その数字を見込んでいるだけで、その後増えるとかという予定は考えてはいないのですか。 ◎経済部参事(吉田稠) こういう厳しい状況の中で、なるべく支出を抑えられればいいのでしょうけれども、逆にこれは奨励という中で、1社でも多く取得していただければということで、また、そういう格好でPRをしていますので、今現在、それに向けて頑張っている企業にいろいろな場面で情報収集しながら、できるだけ多く奨励金として交付していきたいということで考えていますので、またよろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(白石さと子) この一般の市民の方のISOに対しての認識度というのは、どういうふうにお考えですか。 ◎経済部参事(吉田稠) まだまだ、そういう企業の関係者なりは、ある程度承知している部分があるでしょうけれども、まだ一般の市民まではなかなか浸透していないのが正直な実態だと思います。ただ、今後、いろいろ特にこれから外国との取り引きなどする中小企業も非常に多くなってきますので、そこで働いている従業員を通じてなり、だんだんに理解は深まっていく、そのように考えています。よろしくお願いします。 ◆委員(白石さと子) 正直申しまして、市役所の内部でも取得をして昨日の質問の中でも出ましたけれども、どういうところでそれが目に止まって、触れてわかるかという、そのようなところまでがありましたけれども、実際、この街の中で企業の方で認証を取得したということが、ちょっと一目でわかるような、「ISOのまち」ということで掲げてアピールしていくわけですから、その辺の工夫をしていったらいいのかと思うのです。例えば、認証を取得したということになれば、そういう表から見たときに、ここのうちは認証を取得したのだということが一目瞭然でわかるような、そのような方法をとられるとか、あるいは「ISOのまち」というので、22社でそういうことではなくて、もっと広く認証取得するような方向で計画を立てていただければ、そのようにも思いますし、私は本当のことを言って、取る方の企業の方が、どうしても必要なら、正直申しまして、これは奨励しなくても取ると思うのです。奨励があるから取るのだということであれば、それはまたちょっと違うのかと思うのです。だから、そういうことでなくて、本当に太田市が「ISOのまち」ということで全国にアピールしたいというのだったら、それなりに成果というか、市民の方にもわかるようにやっていただければと思うのです。  以上です。 ◎経済部参事(吉田稠) 平成11年度に7社、平成12年度で15社というお話をしましたが、平成11年以前に太田市内の企業で25社取得しております。その企業については、富士重工なり坂本工業とか東和工業、それなりの大手の企業はもうそれ以前の中で取得をしております。そういう企業とおつき合いする中で、やはり仕事をもらったり、また新しい仕事の開拓をする中で、それは当然必要になってきますし、この奨励金を出すことによって、企業の振興策ということで考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(白石さと子) 今、終わりにしようかと思ったのですけれども、部長にちょっと一言だけ声を聞きたいものですから、私が質問するのは最後ですから、今のお話ですけれども、市民に本当に太田の街が「ISOのまち」なのだということでアピールするというのに、方法としていろいろなことがあると思うのですが、その辺、皆さんが市民の人が胸を張って太田とはこういう街なのだと言えるような、そういったことで外に向かってアピールできるような市民にも理解できるような方法というのが、もし、お考えがありましたら、お聞かせいただきまして終わります。 ◎経済部長(中里好男) ISOの問題につきましては、太田市の企業が外国企業から認められるということの最低基準ではないかと思うのです。それと太田市役所とかということは、今まで話があったとおりですから、ただ、今、委員がおっしゃるような形で、市民の皆さんにもそういう形で理解をしていただくような、何かをしていくということは、大変大事なことですし、今後知恵を出しながら、太田市のイメージアップも図りながら、施策を今後展開していくように考えていきたいと思います。 ◆委員(小林耕作) それでは184ページ、5款労働費、1項1目の労働諸費のところで質問をいたします。  これまで働く人、勤労者のための労働金庫を各自治体ともご利用していただいておりまして、大変ありがたく思っているわけですが、何と言いましても、健全経営の労働金庫ですので、一層のご活用をお願いしたいという立場で質問させていただきますが、特に、勤労者住宅資金融資貸付金の実態についてお願いいたします。 ◎経済部参事(高橋猛) 労働金庫の関係の融資制度資金の関係でございますけれども、勤労者の住宅資金の関係につきましては、昨年よりも利用率が若干下がっているのが現状でございまして、ただ、引き続き利用者の需要が多いものですから、支援はやっていきたいという考え方でございます。 ◆委員(小林耕作) ありがとうございます。それで、融資の限度額といたしましては、今、800万円でありまして、しかもこれが住宅金融公庫とセット借り入れになっております。そのような関係でどうも勤労者からは借りづらいという意見もありますものですから、何とかこれを前橋・高崎の方では既に限度額のアップがなされておりますし、同時に、金融公庫とのセット借り入れというのを取っ払っていただきますと、大変ありがたいというように思っているのですが、その件についてはどうですか。 ◎経済部参事(高橋猛) 今の前橋市等の例が委員の方からもお話が出ているわけですけれども、太田市につきましては、労働金庫の太田支店の支店長をはじめ、スタッフの方と定例的にそういう情報交換というか、勉強会を、今、重ねているところでございます。今、委員のご指摘があった点等についても、勉強会の中でも意見が取り交わされているわけでございますけれども、十分需要等また対応できるもの等については、検討していきたいということで、今、協議中でございますのでよろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(小林耕作) 将来の太田市にとりまして、持ち家を持ってもらって、太田市に住んでもらうということが大変よろしいわけでして、そういう意味では、住宅建設等の促進奨励金、これは本当に市民にとりましては朗報であったわけです。新野・脇屋の住宅団地もこれから建設が計画されるということになりますと、何とか計画を成功させなくてはいけない、こういう観点から行きますと、固定資産の減免とか、さらに新築住宅が促進されるようなお考えはないかどうか、総務部長にお願いしたいと思うのです。 ◎総務部長(松島健三) 固定資産の減免につきましては、法的な規制がございまして、この中で特に住宅については土地・家屋等の優遇措置がありますし、またさらに来年度は、その範囲というか、家屋の対象になる面積も広がるという予定もございますので、これはさらに促進されるだろうというふうに考えてございます。それと、きのうもご答弁申し上げましたけれども、住宅の奨励金、これらについても今後とも配慮していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(小林耕作) そういうことで、今度は労金をさらに活用していただきたいということのお願いなのですが、今日、勤労者のための労働金庫を育成していくということにつきましては、平成10年度の工業統計を見ましても、工業用出荷高1兆4,928億円ですし、従業者数は2万4,555人という実態になっています。昨年度の自己破産者が全国で12万人です。平成10年が8万人、平成9年が7万人、こういうことで自己破産者が、今、増えている状況です。激増しているという状況でありまして、ということで、悲しいニュースが毎日のように報じられているわけですが、今、労金はそういうことでは、サラ金対策に躍起なのです。そういうこともありまして、ほかの金融機関ではとてもこういう事業はやっていないわけでして、どうしても営利が先になってしまいます。しかも、今日、太田市内でも消費者ローンは乱立状況でありまして、何とかならないのか、こういう市民の声も聞かれている状況です。そういう立場で、地方債の縁故債の部分で指名競争入札に金融機関として労金を入れていただけないかということがあるわけですが、この件についてはどうか、また、各種基金がありますけれども、その基金の労金への振り分けは考えられないかどうか、この2点につきまして、お伺いします。 ◎総務部参事(竹吉弘) 先の一つの地方債の関係のところだけお話したいと思うのですけれども、地方債、借金をするときに許可が県知事から与えられます。その中に政府の融資枠というのですか、そのような中で政府資金で手だてできない部分というところ、公営企業金融公庫と政府資金以外のところで借りていいよという、借りなさいというのが来るのです。そうすると、それが金額も決められています。しかし、その裁量については、与えられたところの自由裁量になっていまして、それを私どもの方でどうしたらいいかということで、平成10年から入札をして金利を決めさせていただいて、借り受けるというシステムをとっています。今、勧誘をいただいている部分の労働金庫の関係ですけれども、最初の年から参加をしていただいております。ただ、結果とすれば残念ながら利率の関係で私どもの方で借り受けることは、現状していないですけれども、そのグループの中には入っています。 ◎総務部長(松島健三) あと、その後段部分の基金の運用関係でございますけれども、利率の関係等もあるかと思うのですけれども、収入役の方と相談して、また検討させていただきたいと思います。 ◆委員(小林耕作) 現在、太田市の土地開発公社の借り入れ残高は、7億円ちょっと労金の方に関係がありまして、こういうことになりますと、そういった難しい地方債との関わり合いは抜きにすれば、水道事業会計、それから地区消防組合等の労金とのかかわり合いの関係を強化していくということはできるわけでして、この辺についての考え方はどうでしょうか。 ◎総務部参事(竹吉弘) 私どもの方も縁故債という自由裁量の部分についてだけ何とかできる部分なものですから、今後もそういったとりあえず競争原理を働かせた中で、そういった機会をつくりたいと思っていますので、ぜひ、競争力を身につけて、参加を願えればありがたいというふうに思います。 ◆委員(小林耕作) わかりました。何とかまけてもらってということを言いたいのですけれども、競争社会ですから、それは難しいということであります。しかし、労金は他の金融機関とは違いまして、勤労者のためということで、勤労者の預金に基づいて、全く健全経営をしているという立場で、これからもひとつご活用をいただけますように、お願いをしたいと思います。  次に、204ページ、6款1項11目農村総合整備費でありますが、これは毛里田の桜ロードのことのようですので、この事業の概要など、それから、八瀬川の趣とはちょっと変わっているものですから、地区の皆さんとしましては、今後、大事に育てていって、休憩場等もつくっていただきまして、できるだけ早くに桜見物がしたいということで期待が高まっているのですけれども、この事業の総額と工事内容の内訳についてお願いします。 ◎農村整備課長(岡田義久) この農村総合整備事業につきましては、平成9年度から平成12年度にかけて、来年度が最終年度になるわけでありますが、全体事業費につきましては5億1,000万円でございます。施工延長については、1.6キロメートルあるわけでございます。それと、平成12年度の事業概要でございますけれども、丸山の北側でございますけれども、ここに景観保全施設整備、ここには東屋等をつくるわけでございまして、また、防災安全設備施設整備ということで、防火貯水槽等を備えるわけでございます。そのほかに水辺環境ということで、ポケットパーク等を設置、あるいは農道の整備を実施していくわけでございます。平成12年度の事業費につきましては、約9,850万円でございます。 ◆委員(小林耕作) これも欲を言えばきりがないのですけれども、せっかくできた東屋に水道を引いていただければ120点満点というふうに、地区の皆さんが切望しているのですけれどもいかがでしょうか。 ◎農村整備課長(岡田義久) 調べてみないとわからないのですけれども、水道本管が入っていればそういうことも可能でございますけれども、後々の維持管理等もございますので、非常に難しい問題等もありますので、今後十分検討させていただきたいと思います。 ◆委員(小林耕作) それでは、466ページの特別会計もよろしいわけですね。農業集落排水事業のところで質問をいたしますが、まず第5次総合計画平成17年度までの目標達成ラインは、公共下水道普及率36.6%、農業集落排水事業団地下水道合併処理浄化槽まで含めた目標ラインは、60%でありますけれども、今日、中間点までまいりまして、進捗状況についてお伺いします。 ◎農村整備課長(岡田義久) 今までの進捗状況といたしますと、太田東、これは沖之郷町地内でございますが、それと毛里田北、これは原宿町地内でございまして、これにつきましては、既に供用開始となっているわけでございます。それと、今、3ヵ所目といたしまして、強戸北部を実施しているわけでございますが、これは平成12年度に事業を完了いたしまして、供用開始する予定となっているわけでございます。  以上でございます。 ◆委員(小林耕作) 西邑楽処理区の供用開始が大泉町の方では始まってくるように聞いているのですけれども、本市の方の流域下水の供用開始の日程等はどうなっていますか。 ◎建設部長(中昭一) 西邑楽処理区は平成12年の5月1日一部供用開始という予定でおります。 ◆委員(小林耕作) わかりました。すみません、今、私の質問の内容が農業集落排水事業は大変お金がかかるので、できれば合併処理浄化槽に仕事の内容を切りかえたらどうかという質問なもので、ちょっとあちこち質問の内容が飛んでいるのですけれども、申しわけなく思っております。そのようなことで、先ほど説明がありましたとおり、太田東、毛里田北と現在工事中の強戸北と作業が農業集落排水事業は進んでおりますけれども、それらの総事業費、計画戸数、それから受益者分担金、これにつきましてお願いします。 ◎農村整備課長(岡田義久) 太田東地区につきましては、総事業費が6億9,507万円でございます。計画戸数につきましては、171戸でございます。受益者分担金につきましては、17万円でございます。  続きまして、毛里田北地区でございますが、総事業費につきましては9億6,900万円でございます。計画戸数につきましては、299戸でございます。受益者の分担金につきましては18万2,000円でございます。強戸北につきましては、今現在、事業が進捗中でございますので、総事業費につきましては18億6,800万円、計画戸数につきましては328戸、受益者の分担金につきましては、まだ事業が終了しておりませんので、まだ確定しておりません。  以上でございます。      ◎ 休     憩                                      午後3時15分休憩 ○委員長(吉井弘三) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午後3時35分再開 ○委員長(吉井弘三) 休憩前に引き続き会議を開きます。  吉田課長から発言があります。 ◎経済部参事(吉田稠) 先ほど山田委員、また荒井委員の方から買い物袋についてご質問がありましたが、ちょうど見本を取り寄せましたので、見ていただければ予算を理解していただけるかと思いまして、見本をお渡ししますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○委員長(吉井弘三) 野口部長から先ほどの質問に対して答えがありますので、発言を許します。 ◎市民生活部長(野口政嘉) 先ほどの荒井委員からございました「太田市環境に優しい店」の登録店舗が増えたかというようなことでございましたが、1年経つわけでございますけれども、広報にも載せてはありましたが、現在のところまだ増えていないというのが実情でございます。従来どおり19店舗でございます。そのマイバック化をすすめる中で、いろいろ要請はしていきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。 ◆委員(小林耕作) 合併処理浄化槽の設置が始まりましたのが昭和62年から館林市・新田町で始まりまして、昭和63年に高崎市・太田市・大泉町・板倉町・六合村・上野村というようなことで、合併処理浄化槽の建設が進められてきまして、今日に至っています。そういう面では、太田市が早い取り組みをしまして、どうにもならない冬場の用水堀が少しずつではありますけれども、先ほど石川委員の方で、たいしてきれいにならないのなら、やらなくてもいいのではないかという話もありましたけれども、しかしやはりいろいろなことをやることによって、水がきれいになったことは事実だと思うのです。しかし、お金がかかり過ぎるというのがどうもあるものですから、そういうことで、今、質問をしているわけなのですが、そうしますと、太田東地区では、1戸当たりでは406万円かかっているわけです。毛里田の北では324万円、強戸の北では569万円かかっているわけです。そういうことになりますと、受益者負担金というのは当然かかってくるわけなのですが、先ほどの太田東が17万円、毛里田北が18万円、強戸北ではさらに上がるのではないかという話が出ておりますけれども、これの分担金の仕組みと、それぞれの地域の形状によって、金額が違ってくるというのも、また、従来から話が出されていた内容でありまして、特に強戸北については、存外の価格になりそうだという話も聞いているものですから、やはり、この事業については、上限は設けるべきではないかという気がいたしますので、その2点につきましてお願いします。 ◎経済部副部長(宮本富太郎) 農業集落排水事業の受益者負担金の仕組みでございますが、これにつきましては、当初太田市が一番に始めた所は、毛里田東、いわゆる沖之郷地区でございますが、そのときに負担金についての条例を制定したということでございます。実際には事業費の5%という形で負担金をいただいているわけでございますが、確かに委員のご指摘どおり、地区によってこの5%が違うということになろうかと思います。これはやはり事業量の差が金額にはね返ってくるということでございます。それはその地域性があります。土質だとか、地域の形状だとか、そういったものがありまして、どうしてもそういった金額の差が出てくるわけです。それで、公平というのは何なのだろうということになろうかと思います。その地域、地域が住みよくなってくるということで、その地域の形の中で、事業を実施していくわけですから、当然、それらのスパンも必要かというふうに思うわけでございますけれども、受益者が受ける受益は同じだということも考え合わせますと、確かに上限等を設けて、そこら辺の負担金の緩和をしてやるというようなことも必要かというふうに考えております。  以上です。 ◆委員(小林耕作) わかりました。ぜひとも、そういう方向で確認していただければありがたいと思っていますが、今度は、先ほどの強戸地区でいきますと、1戸当たり569万円かかるということになるわけですが、一般的に公共事業費につきましては、一たん事業を行ったところではどうなのでしょう。公共事業というのは、1戸当たりに換算するとどのくらいの事業費がかかるか、その出し方はちょっと難しいのかと思うのですが、何かいい資料はありませんか。
    ◎経済部副部長(宮本富太郎) 公共事業というのは、公共下水道のことを言っているのですか。 ◆委員(小林耕作) すみません。合併処理浄化槽とは違って、市街化区域内の一般の公共下水道、それはどのくらいかということなのです。 ◎建設部長(中昭一) 今、手元に資料がありませんので、後ほどお知らせしたいと思います。 ◎経済部副部長(宮本富太郎) 公共下水道の場合は、現在の人口をもとにして計画するというのではなくて、10年、20年後の人口を予測した中での計画をしていくということでございますので、最低でも10年、今は太田市の下水道は20年先を見て計画をしているわけですが、20年後の人口が計画どおりに張りついた場合には、その人口でやっていければいいのではないかというか、そういった事業効果が出てくるということだと思います。ですから、一概にはそういった比較はできないと思います。 ◆委員(小林耕作) わかりました。ちょっと難があるかと思って聞いてみたのですけれども、いずれにしても水をきれいにして流す、これが究極の目標ですから、そういう意味で衛生費のところで聞きました、ほぼ衛生センターでは、3ppmぐらいでもたっぷり大丈夫ですということです。魚が住むのに5ppmと言いました。しかし合併処理浄化槽のところは、20ppmということだったのです。そこで、すばらしい博士が簡単に1ppmで合併処理浄化槽の基準値をクリアできるというのを開発したそうでありまして、高性能の合併処理浄化槽ということで、第一工業大学の石井博士が石井式というのを考案いたしました。これが市販化されている、こういう状況なのです。そうしますと、それも格安でできる、しかも合併処理浄化槽で1ppmの微量で可能であるとすれば、これは何としてもこれを使わない手はないなという気がいたしますが、この件についてはどうですか。 ◎経済部副部長(宮本富太郎) 処理の方法につきましては、合併浄化槽も普通の浄化槽も生物処理ということには変わらないと思うのです。放流水のppmの話ですが、これは群馬県の環境基準で定められているBOD20ppm、それとSSが50ppmということで定められております。ですから、その基準値をクリアするような形の中で処理方式ができているわけです。それで日常の管理の中でそれらについては、今、言った3ppmなり5ppmなりで20ppm以下で放流しているというのが、現状だと思います。それと、今、言った石井方式の1ppmの浄化槽というのは、住民槽だとかそういった小さい浄化槽だと思うわけでございます。ただ、小さい浄化槽というのは、いわゆる汚れた度合いの水の量によって、対応が非常にしにくいということで、浄化槽の場合には槽内の安定が難しいということで、常に決まった安定した処理水が放流できないというのが最大の欠点ではないかというふうに思っております。また、1ppmで放流できる、しかも事業費が安いというような合併浄化槽があるとすれば、今後よく研究させていただいて、やっていきたいというふうに考えております。 ◆委員(小林耕作) きのうも質問をいたしまして、足利市で領収書のノーサンキューと言った部分については、発行しない部分で1,400万円の削減ができたという話を聞きますと、どこかで稼ぎ出していくということについては、もう少しスクラップ・アンド・ビルドではないですけれども、眉毛を湿してやらないと、なかなか前に進まないのだと思うのです。これを見ますと、流入量でいきますと、日に430立方メートル、人間が2,750人分、それでいてこの石井式というのは、8人槽とか12人槽ではないということが出ておりますものですから、本当にこれはぱっと見ただけで、かなり使えるのではないかという気がいたしますので、検討をしてみる余地があるのではないかということをお願いして終わります。コメントをいただければありがたいです。 ◎経済部副部長(宮本富太郎) いわゆる処理をするのに普通の公共下水道とかで使っている処理の仕方と、合併処理槽でやる、その合併処理槽でやった方が事業費が安く上がるのではないかという質問だと思うのです。ただ、合併処理浄化槽でもできると思うのですが、処理場をつくる処理水の過程というのは、全くどういうやり方でやっても同じだと思うのです。同じような規模になってくると思うのです。浄化槽の場合には、各個人、個人の宅地の中に入る。また、その市営住宅なり何なりにすれば、いわゆる自分の宅地のエリアの中での処理法式になろうかと簡単に考えると思うのです。普通の農業集落排水、また、公共下水道などでやる処理場というのは、遠々と道路の下に管を伏せて持ってくるわけです。そうすると高さの関係とかいろいろ出てくると思いますけれども、そこら辺も合わせて、研究をさせていただきたいというふうに思っております。よろしくお願いします。 ○委員長(吉井弘三) 他にございますか。      (「なし」の声あり) ○委員長(吉井弘三) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                      午後3時51分休憩 ○委員長(吉井弘三) 執行者入れかえのため、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午後3時55分再開 ○委員長(吉井弘三) 休憩前に引き続き会議を開きます。      ◎ 8款土木費・11款災害復旧費・下水道事業特別会計・住宅新築資金等貸付特別会計・八王子山墓特別会計に対する質疑 ○委員長(吉井弘三) 次に、8款土木費及び11款災害復旧費並びに下水道事業特別会計、住宅新築資金等貸付特別会計及び八王子山墓特別会計について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(鈴木信昭) それでは216ページ、8款1項土木管理費13節の法定外公共物調査業務委託料についてご説明願います。 ◎建設部参事(松本秀夫) ご説明申し上げます。  この法定外公共物調査業務委託料でございますが、これは地方分権によりまして、国有地を無償取得するための現地調査と法人登記簿等の照合を行い、譲与申請を行う業務委託料でございます。 ◆委員(鈴木信昭) もう少しわかりやすい言葉で説明してもらいたいのですけれども。 ◎建設部参事(松本秀夫) いわゆる法定公共物につきましては、太田市が今度は国にかわって管理するということでございまして、これには里道だとかあるいは水路、こういった公共物がございます。その公共物につきましては、太田市が今後について管理していくということのものでございます。 ◆委員(鈴木信昭) 例えば、太田地区の八幡西地区というのは、昔ながらの道路がいつの間にか、例えば、ブロックが道の上に建てられてしまったりとか、先ほどお話があった馬屋というのですか、そちらの方に個人的に倉庫を建てたりとか、そういう所があると聞いているのですけれども、その辺の調査はどうなのでしょうか。 ◎建設部参事(松本秀夫) お答え申し上げます。  既に、例えば、ブロック塀、あるいは建物が公共物の上に建っているという所につきましては、今までどおり国の方から贈与を受けるということで、今回の公共物につきましては、強いて言えば機能が優先している、機能的に生きているというものについて、引き受けるということになるわけでございます。 ◆委員(鈴木信昭) そうすると、法を犯しているというと言い方がおかしいですけれども、勝手に建ててしまったものに関しては、今回は対象外ということなのですけれども、よくそういう既得権のように、ブロックを建てたりとか、倉庫を用水路の上に建てているとか、そういう話を聞くわけなのですけれども、この話とはまた別なのですけれども、そういった指導というのは、今後どうなるのですか。 ◎建設部参事(松本秀夫) この公共物調査をする段階において、そういった家を建てているとか、あるいはブロック塀が建っているとかという公共物がございますので、そういった部分につきましては、今度太田市の方でその辺については払い下げなり、機能的に喪失しているものというものについて、払い下げなり何なりをするようにという形の中で、指導していきたいというふうに考えております。 ◆委員(鈴木信昭) なかなか、かなり年数が経って、そのまま使われているものに対して、指導していくというのは、いろいろ難しい面もあると思うのですけれども、既得権というわけではありませんので、その辺をうまく調整しながら、指導していただければと思います。  以上です。 ◆委員(市川隆康) 236ページ、8款土木費、公園整備事業についてお伺いいたします。  現在、市内には公園は何ヵ所ありますか、また、(仮称)市場前原公園のように、平成12年度新たに整備を予定している公園は何ヵ所ありますか。お伺いいたします。 ◎都市開発部参事(青木繁雄) 市内の公園の数でございますが、都市公園が179ヵ所、これは都市公園法によりまして、設置管理している公園でございます。それから、このほかにちびっこ広場、子どもの遊び場が87ヵ所、合計266ヵ所ございます。新年度で整備を予定している公園でございますが、ただいまお話のありました(仮称)市場前原公園が主になりますが、このほかに施設の整備を3公園ほどで予定いたしております。 ◆委員(市川隆康) 緑豊かな都市公園が毎年整備されていく中で、公園整備事業費は前年度対比約50%減となっておりますが、その内容をお聞かせください。 ◎都市開発部参事(青木繁雄) ご指摘の公園整備事業費の減少の関係でございますが、ここでは先ほど申し上げましたとおり、幾つかの公園の整備を予定しているわけでございますが、主たる公園整備が前年度は台之郷公園、新年度は市場前原公園となります。規模的に半分以下になりますので、それに応じて整備費も減となっておりますのが主な内容でございます。 ◆委員(市川隆康) 新しく整備されたきれいな公園が目を引く反面、どっしりと地域に根づいて市民から愛用されている公園の中で、フェンスや遊具に老朽化が進んでいるところも散見されます。これらの整備に平成12年度予算は十分に含まれているでしょうか。 ◎都市開発部参事(青木繁雄) 公園の維持管理的な整備についてでございますが、公園管理費の補修工事費、または公園事業費の工事請負費の中で対応いたしております。市内の公園数等は先ほど申し上げましたが、この中には東西の工業団地をはじめ、住宅団地や区画整理等に関連して、整備された公園が相当数ございます。ほぼ設置から20年を経過いたしておりますので、いろいろ傷みが出てきているのが実情でございまして、なかなか整備が追いつかないところがございます。整備につきましては、予算の中で施工方法等も含めまして、有効に使って対応してまいりたいと考えております。また、このような維持管理的な経費が今後増大してくることが考えられますので、関係課ともよく協議してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(市川隆康) 最近、庁舎から見て驚いたのですが、金山の南斜面の松が伐採されて、はげ山のように見えますが、どのような計画でしょうか、お伺いいたします。 ◎都市開発部参事(青木繁雄) ご指摘の場所でございますが、森林空間総合整備事業という林野庁の方の補助事業で、今年度から森林整備を着手したところでございます。ただいまの場所は、地形・地質等から赤松がほとんど枯れてしまった箇所でございます。0.9ヘクタールほどございますが、ここに松枯れに抵抗性のある赤松を植えようという予定でございます。健全な松はほとんどなかったのですけれども、少しきれいになり過ぎたという感も持っておりますが、いろいろ植林的なものから、ある程度きれいにならないと育たないということもございまして、あのような状態でございます。 ◆委員(市川隆康) 昨日、市民の方から言われましたが、昭和53年5月3日に制定された太田市民憲章と同時に、市のシンボルの木、松、市の木にモクセイ、カエデ、また市の花に菊がそれぞれ定められました。モクセイやカエデは、子どもが生まれたときに誕生日の記念品として市からいただくことはありますが、街路樹として太田市の目抜き通りに植えられていないのが残念と言われ、私ははっとしました。昨日、同僚議員からも平和通りのシンボルと標識について質問がありました。街路緑化事業の中にモクセイ街道やカエデ街道の計画がありますか、ご所見をお伺いいたします。 ◎都市開発部参事(青木繁雄) 街路樹の関係でございますが、道路整備によって植えられる場合が多いわけですが、樹種等は所管課と協議しながら対応いたしております。木の種類の関係は、いろいろ植栽のスペースの関係とか、交通上の見通しの関係、それから剪定・日照・病虫害・排気ガス等の関係でいろいろなことがございまして、樹種がある程度限定されるような形で現在のような種類に落ちついているところでございます。  モクセイにつきましては、樹形的にあまり上へ伸びないで、下に繁茂するということがございまして、見通しが非常に悪いということで、なかなか一般の街路樹には使いにくいというところがございます。一部、歩行者専用道路で使っているところがございます。  それから、カエデでございますが、カエデもいろいろな種類がございますが、一般的に、排気ガスに弱いということと、剪定に弱いということがございまして、なかなか市街地には適していないということがございます。市の木ということでもございますので、今後、適当な場所がありましたら、検討させていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(市川隆康) わかりました。よろしくお願いします。 ◆委員(荒井昭男) 223ページ、8款2項ですが、橋りょう維持費というのがございます。今年度予算ゼロとなっているのですが、その辺について説明願いたいと思います。 ◎建設部参事(松本秀夫) お答え申し上げます。橋りょう維持費の関係につきましては、非常に小規模というものでございまして、いわゆる内容的には橋の高欄だとか、あるいは地覆だとか、こういった補修程度ということでございまして、この補修事業費については、小規模という中から、220ページになるのですが、道路維持費の方で対応していきたいという考え方で廃目にしたわけでございますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(荒井昭男) それについて了解したのですが、ページ数が変わるのですが、同じような項目だと思いますので、297ページの災害復旧費というのがあるのです。これもほとんどゼロ予算と同じという考えなのですが、災害とか特に橋りょうの補修という問題については、5年前の阪神・淡路大震災の災害以来、橋りょうの強度とかの問題がいろいろあって補強なり補修工事を、相当全国各地でやられたと思うのです。その辺について、太田市も跨線橋等補強工事をした所もあるようですが、その辺の補強した箇所と、それから補強の検査をしたかどうか、その辺をちょっとお伺いしたいと思います。 ◎建設部参事(松本秀夫) 今、委員がお話いたしました阪神・淡路大震災、あるいは豊浜トンネル、こういった形の中での橋りょうの見直しというお話かと思いますが、これにつきましては、去年、調査いたしまして、橋りょうの橋脚とかあるいは橋台部ですが、これらの洗掘の部分を踏査あるいは目視したということでございまして、今後につきましては、本格的に詳細設計を委託した中で、これから補強していこうという形の中で、今、考えているところでございます。ということで、したがいまして、補強工事につきましては、これといって現在はやっておりません。 ◆委員(荒井昭男) 災害は、忘れたころにやってくるということがあります。そして実際に起きてみると、こんなに大変だったのか、常にやり玉に上げられるのが、お役所は何をしていたのだということになろうかと思うのです。やはりこのような経済状況で大変厳しい中で、こういったことで予算盛りしていくのは、厳しいのかと思うのですけれども、実際に5年前の阪神・淡路大震災に私も現地に行ってきました。 きょう執行者側でその当時の様子を見に行ってきた方は何人ぐらいおられますか。挙手をお願いしたいと思います。      (挙手する者あり) ○委員長(吉井弘三) 1人です。 ◆委員(荒井昭男) 今、1人手を挙げていただいたのですが、実際に現地に行ってみると、非常に悲惨なわけです。例えば、阪神高速3号線といわれるものが、道路部分がそっくり下に落ちてしまったり、あるいは、橋げたごとそっくり横になってしまったり、どうにもならないというものすごい悲惨な状況を見てきました。また、あるいは道路とか河川等もひび割れして、水が一つもなくなったり、これが災害の被害かと本当に天と地がひっくり返ったような災害だと思います。太田市においても、こういった問題がいつ起こるかわからないという状況の中で、活断層が太田市にはないとか、あるとかと言われていますけれども、いつ何時、どのような災害が起きるかわからないと思います。起きてから人の話は七十五日とか、じきに忘れてしまうのですけれども、テレビの報道等もえてしてそういう方向にあろうかと思います。やはり、太田市を守るのは行政からひとつ守っていただくような形で、今後もこういった問題にぜひ前向きな形で、予算組み等の関係もあろうかと思うのですが、取り組んでいっていただきたい、そのように思いますが、総務部長ですか。 ◎総務部長(松島健三) 災害の関係でございますけれども、特に災害復旧費が今回存目になっておりますが、これは大災害等起きた場合には、それが補助対象になるとか、あるいは単独災害もあるわけですけれども、その場合にここに予算計上して、復旧の経費を盛って対応する、こういうことでございます。普段の小さなものにつきましては、平常の8款の土木費の中で処理できますので、そういうことでご理解をいただきたいと思います。 ◆委員(荒井昭男) 実際に災害が起きてから、予算組みするということで間に合うわけですか。 ◎総務部長(松島健三) 災害が起きた場合にということで、これは復旧でございますので、そのときに対応いたします。また、緊急の場合等につきましては、現在の8款の中で対応していく、またそれで足らない場合には、予備費充用なりで緊急の場合には対応できるというふうに考えております。 ◆委員(荒井昭男) そういうわけで、先ほども申し上げたのですが、前向きな形で取り組んでいっていただきたいということで、終わります。 ◆委員(山田隆史) 236ページ、8款土木費、緑化推進事業2,847万8,000円の中のふるさとの緑づくり事業工事費250万円、前年が450万円ですが、大分減ってしまいました。あと、ずっとこの後、緑ということで、環境をイメージするには、色は緑というのはやはりいいのですか。また、緑というのがつくと、補助金がいっぱいついてしまうので、今度何かをつくるときには、緑を皆さんは入れた方がいいかと思います。その中で、まず最初なのですが、今のふるさとの緑づくり事業、これはいかなる事業なのか、ちょっとご説明いただきたいと思うのです。 ◎都市開発部参事(青木繁雄) これは県の補助事業でございますが、新年度で予定いたしておりますのは、鳥之郷ふれあいセンターの植栽工事を予定いたしております。 ◆委員(山田隆史) それだけですか。 ◎都市開発部参事(青木繁雄) そのとおりでございます。 ◆委員(山田隆史) これは毎年つくのでしょうか。 ◎都市開発部参事(青木繁雄) 県の方の予算規模もございますが、毎年ある程度はついてございます。 ◆委員(山田隆史) 今回が250万円前年が450万円ということで、毎年違うということですか。 ◎都市開発部参事(青木繁雄) 昨年度、休泊地区にできました総合ふれあいセンターの植栽を利用いたしました。その年度の事業費によりまして違ってまいります。 ◆委員(山田隆史) わかりました。同じく236ページで、この後まとめてお願いします。  まず、太田市みどり愛護会、みどりの少年団、緑の会、これはそれぞれいかなる団体なのか、ちょっとご説明をお願いします。 ◎都市開発部参事(青木繁雄) 太田市みどり愛護会でございますが、緑に関してのボランティア団体・企業・個人等、51団体によって構成されております。みどりの少年団でございますが、市内の全小学校に設置していただいておりますが、緑化推進に協力していただいております。それから、緑の会でございますが、これは会員が300人ほどございまして、金山を中心にしたボランティア活動で緑化に協力していただいております。 ◆委員(山田隆史) 太田市みどり愛護会というのが、最初のボランティアをやっている51団体でよろしいわけですね。 ◎都市開発部参事(青木繁雄) そのとおりでございます。 ◆委員(山田隆史) これは、それぞれいつごろからスタートしたのですか。 ◎都市開発部参事(青木繁雄) 太田市みどり愛護会でございますが、はっきりした年度がわからないのですけれども、10年ぐらい前でございます。それから、みどりの少年団は、毎年入っていただきまして、市内の全小学校18校に構成していただいております。それから、緑の会でございますが、発足が平成元年ということでございます。 ◆委員(山田隆史) それぞれ、目的は何なのですか。 ◎都市開発部参事(青木繁雄) 緑化推進ということですが、具体的にはボランティア活動、それからいろいろなイベント等に参加していただいております。また、草刈りとか、ごみ拾い、それから木に名札をつけていただいたり、防火活動とか、そのようなことでご協力いただいております。 ◆委員(山田隆史) それぞれが100万円、100万円、20万円ですか、それなりの予算がついているのですけれども、この人たちの活動の成果、実績はどうでしょうか。 ◎都市開発部参事(青木繁雄) 愛護会の関係ですが、これにつきましては、結婚記念植樹に助成していただいたり、植樹祭等に協力いただいております。  それから、みどりの少年団でございますが、1校6万円でございますが、4万円は県からの補助金でございます。これは各学校でいろいろ花壇をつくっていただいたり、草花を植えたり、植樹祭に参加していただいて、緑化思想を高めるということで協力いただいております。  それから、緑の会でございますが、ここは300人ございますが、金山、特に山頂を中心にボランティア活動をしていただいておりまして、先日も桜のテングス病等には出ていただいて協力いただいております。  それから、各木の名前とか草の名前とか、いろいろ標識等を整備していただいております。 ◆委員(山田隆史) そうすると、各団体とも今後もずっとこのまま継続して、さらに発展的に進んでいかれる、こういうことでよろしいですか。 ◎都市開発部参事(青木繁雄) 補助金等を有効に使っていただいて、より一層効果があるような活動をしてもらうということで、進めてまいりたいと考えております。 ◆委員(山田隆史) 環境問題というのは、盛んに叫ばれている一番大事なことかという感じが、私どももしているわけなのですが、なぜか緑がつく団体に非常によくカットがなく、そのまますんなりきているので、緑というのは一つのキーワードかという感じがしているわけですけれども、各団体にこれから一生懸命頑張ってもらうのを期待いたしまして、以上で終わります。 ◆委員(井野文人) 244ページの8款5項1目の住宅管理費の中の説明の項で5細目になっております、住宅建設等促進奨励事業、これについて昨年は1億7,600万円が当初予算に計上されていたと思いますが、本年は1億5,000万円ということですが、この減額といいますか、この理由をまずお聞きしたいと思います。 ◎建設指導課長(滝沢光栄) ご案内のとおり、この制度がほかに例もない制度でございましたので、通常ですと、過去の実績等を踏まえながら積算ができるわけですが、本制度はどの程度の影響が出るか、なかなか見極めが難しかったものですから、多少前年度より多く出ている可能性はあったと思います。今年度は半年の実績を見ましたので、より近い積算になっていると思います。 ◆委員(井野文人) これは建物面積に応じて上限40万円ということですから、最大三百七、八十戸の戸建で住宅であれば、そういう勘定になるかと思うのですが、この奨励金によって、家が建ったのか、あらかじめ計画されて本人に一種のご褒美のように喜びになったのか、そこを検証するデータなり明らかになるものはありますでしょうか。 ◎建設指導課長(滝沢光栄) 今のところデータはとられておりませんが、私ども担当といたしましても、その辺の建築主さんにどの程度心理的な影響といいますか、実態的な影響があるか、今後見極めていきたいというふうに考えております。今のところ持ち合わせておりませんが、なかなかどの程度の効果といいますか、着工件数の推移につきましては、いろいろな要素が絡んでおりますので、この制度がどの程度影響があったか、数字的に出すのは極めて難しいかというふうに考えております。いずれにいたしましても、今後ある程度見極めをしていきたいというふうに考えております。 ◆委員(井野文人) 本件はそういう意味でこれがなかったら住宅が建たないかどうかというのは、景気が時々刻々変わりますから、単純に前の年の同月比較とか、そういうのは難しいと思いますけれども、一応、そこら辺も含めて十分検証いただきたいのと、制度としてはおもしろいけれども、実効性ということになると、私は疑問を持っている立場から、次に質問を進めたいと思います。  220ページの8款2項2目の道路維持費、ここが道路を維持するための工事費で4,530万円、それから維持のための材料費で2,620万円、これが計上されておりますが、もし、効果がないのであれば、例えば、こういう部分を補充して生活環境整備に充てるとか、同じく244ページの、昨日もちょっと関連で質問させていただきましたが、8款5項1目市営住宅の維持管理費、これが6,179万円計上されておりますが、昨日も申し上げたとおり、築後老朽化した団地全体を建てかえた岩瀬川の方式で近代的になって、家賃も新しい法律のもとで高くなる。一方では、高齢のひとり暮らしとか、所得の低い層とかに対する公営住宅を最小限賄う、こういう考え方できのうも申し上げたのですけれども、こういうところに費用を回す、これも一つの市民に対する、特に、低所得者や家族構成の少ない家族に対して、有効性が高いと思いますので、あまり実証できない事業であれば、同じような事業の中でもより身近な方向に振っていただきたいと思いますが、見解はいかがでしょうか。 ◎建設指導課長(滝沢光栄) 住宅建設促進奨励金につきましては、先ほど効果などについて数字的な見極めが極めて難しいというお話を申し上げたのですが、私どもで、今、今後比較をしていきたいと思っているのは、近隣の市町村との確認申請件数の伸びを比較いたしまして、太田市がどの程度突出しているかというのを、ある程度の期間をとらえて、確認をしていきたいというふうに考えております。それと、件数ももちろん伸びていると思いますけれども、太田市は金券で支給しておりますので、これについて消費がすべて太田市市内で消費される金券ということで、そういった面で効果も非常に大きくなっております。それと、先ほどちょっと話題に出ましたけれども、阪神・淡路大震災等で被害の出た家が、法律に基づいてきちんと施工されていれば、倒壊なり被害を免れた家がかなりあったわけで、今、全国的に建築指導行政としては、建築物の安全、安心、推進計画というのを実施しておりまして、法律の整備とともに、その実効性の確保というのをやっております。その中で、完了検査を推進しろということでやっているわけですが、この奨励金の支給については、完了検査をさせていただきまして、合格したものについて支給をさせていただいておりますので、そういった建築物の安全性の確保という面でも、かなり寄与しているというふうに、住宅の奨励金については考えております。 ◆委員(井野文人) 答弁いただけないのですけれども、今、別にこの事業をやめてほしい、ということではなくて、市営住宅のそうした運用の仕方といいますか、所得の少ない人や高齢者が住めるような一律に全戸建てかえということではなくて、もう少し補充をしていただく、そういう政策的な考え方、道路維持の砂利を入れていただいたり、簡易舗装していただくという、身の回りの環境整備、そういう意味で二つの項目を強化していただきたい、こういうお願いです。 ◎総務部参事(竹吉弘) 今のお話ですけれども、今年の当初予算を編成する中の一つの基本目標といいますか、陳情対応ですとか、そういったことを、昨年来より積み重なっている部分が多いものですから、平成11年度予算の中で、陳情関係の対応ということで、2億円ほど増やした形で平成12年度も引き継いでおります。今、委員からご指摘になった市営住宅の老朽化に伴う修理ということで、私どもの方でもつかんでいる資料では、かなり高額に上る金額になりますので、これについてもこういった状況の中でしたら、計画的に考えていきたいというふうに考えております。 ◆委員(井野文人) ぜひよろくお願いします。
    ◆委員(小林人志) 242ページ、住宅管理費の関係でちょっとお尋ねをしたいというふうに思います。住宅の家賃の関係なのですが、現在、家賃の納入方法というのは、どういうものがあるのでしょうか。 ◎建設部参事(佐口敬夫) お答えいたします。  市営住宅の家賃の納入方法につきましては、市内金融機関に口座振替を入居者の方々にお願いいたしまして、口座振替の方法と一部窓口納入という方法がございます。口座振替が大半、9割以上というふうに思っております。 ◆委員(小林人志) では現在、窓口納入という方も10%ほどいらっしゃるということですか。そのような関係で、実は、口座振替の関係でちょっとお尋ねしたいのですが、市内金融機関あるいは信金・信組・農協、あるいは郵便局等あるわけですけれども、すべての金融機関で口座振替が可能なのでしょうか。 ◎建設部参事(佐口敬夫) 市内郵便局については、まだ私どもの方といたしましても、口座振替が整っておりません。 ◆委員(小林人志) 役所の関係では、使用料、税金、その他もろもろを含めて、市内の金融機関、郵便局を含めてですけれども、住宅家賃以外のところはすべてのところが全部可能ではないのかと私は理解しているのですけれども、現実はそうなのでしょうか。おわかりになる人は。 ◎建設部参事(佐口敬夫) 税をはじめといたしまして、水道料金等についても郵便局の口座振替を取り扱っているというふうに聞いておりまして、私どもの方だけなのかというふうに思っております。 ◆委員(小林人志) 実は、多くの方というのか市民の方から耳にしたものですから、私の方もこの間まで気がつかなかったのです。なぜ、その辺できないのか。あるいは今後の中で十分検討して、可能かどうかあわせてお伺いしたいと思います。 ◎建設部参事(佐口敬夫) お話の関係につきましては、私ども郵便局、郵政の方とお話し合いを続けているところでございまして、郵便局の方からぜひ郵便局も口座振替の取り扱いをしたいという申し出を受けまして、早速お話し合いを持って続けているわけでございますが、事務手続上の問題が数点ございまして、今までの従来の私どもでお願いしている銀行、あるいは農協等におきましては、口座振替はもちろんですけれども、口座から落ちない場合等があった場合に、窓口納入についても取り扱っていただいているということがありまして、これが郵便局では窓口払いは遠慮してもらいたいという話がございます。また、その郵便局への市からの支払い関係、これについて、例えば、入居者の中には過誤納で口座から落ちなくて、2ヵ月まとめて引き落としになるという例もあるわけでございますが、データ入力日の関係等で、それらを還付処理をする場合に、郵便局の場合、現金でお願いしたいというお話もございます。還付手続を書類処理ができない、このような難点もございまして、それらについて郵便局の方で私どものわがままを聞いていただけないかどうか、そういうお話もさせていただいておりますが、これらについて、今後またさらに郵便局の方と相談をさせてもらいながら、私どももできる範囲で口座振替処理をし、入居者の利便に寄与したいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(小林人志) 住宅家賃以外のところですべて可能ということでもございますし、事務的な問題、技術的な問題もあろうかと思いますけれども、やはり入居者の利便性、その他を含めまして、ぜひ、平成12年度中に解決できますように、努力をお願いしたいというふうに思います。  以上でございます。 ◆委員(伊藤薫) 244ページ、8款5項1目の中で、6,179万円市営住宅維持管理工事費でありますけれども、これに関連して質問をしたいと思います。  この契約のあり方についてひとつお聞きしたいのです。 ◎建設部参事(佐口敬夫) 市営住宅の維持管理工事費の関係でございますが、平成12年度につきましては、鳥之郷団地ほか3ヵ所の各受水槽の取りかえ工事等、あるいはメーター取りかえ、こういうことを計画しているところでございますが、この発注関係につきましては、設計額に基づきましての指名競争入札制度によりまして、発注をされるだろうというふうに考えております。 ◆委員(伊藤薫) 指名入札ということでございますが、これに関連して、土木の公共事業等も関連すると思うのですが、指名入札ともう一つ一般競争入札、それと公募指名入札と落札する場合には三つの方法がとられておりますが、その中で土木関係の中では、建築と分かれてどの辺のところを選んでいるか。指名入札の場合は何社入れるのですか。 ◎契約管財課長補佐(家泉喜久男) 工事の入札につきましては、一般競争入札それから指名競争入札、それから随意契約、この三つの方法により契約を締結することになります。そのうち、一般競争入札というのは、簡単に言えば誰でも応募してその中から入札をして落札者を決定するという方法になります。それによりがたい場合には、指名競争入札というのがありまして、それはこちらから業者を指名してその中で入札を行うということになります。さらに、もう一つの随意契約というのがありまして、一般競争あるいは指名競争に属さないものをするときには、随意契約でもよろしいということになっております。契約につきましては、その三つの方法によって、そのうちのどれかで契約をすることになります。 ◆委員(伊藤薫) 実は、入札の方法はわかるのですけれども、その中で最低入札価格というのですか、この入札するときには最低制限の金額をうたっていると思うのですけれども、前日のいろいろな質問の中にもありましたけれども、スクラップ・アンド・ビルドという、そういう財政の非常に厳しい中、経費節減を目指してやっている中で、一つはこういった公共事業もそうなのですけれども、建設に関係する入札の方法として、公共事業も発注する量が少なくなっているために、最近は企業が非常に企業努力をしているということが、今、各市町村でも言われております。そういった中で、本市においても市長の言葉を借りるとすれば、市は中小企業だ、そういうことをよく耳にするのですけれども、そういう企業としての観点に立ったときに、やはり企業努力をしなくてはならないという、そういうことになるかと思うのです。そのときに、今までは、最低価格を入れて、そして5社なり6社なりを指名して、その中で最低価格に近い金額で落札したというのが、これは今までの建築でも公共事業でもそうなのですが、そういう方法がとられてきている。そこで、各市町村でもそうですけれども、いち早く最近明るいニュースとして、前橋市で最低制限価格を下回っても、落札がオーケーという発表がなされているわけです。そういう中で、太田市の場合はどういうふうに考えているか。 ◎契約管財課長補佐(家泉喜久男) この最低制限価格につきましては、自治法の定めによりまして、必要があるときには、設定することができるということになっております。それで太田市におきましても、平成9年度までは最低制限価格を実施しておりました。それでその後、一連のゼネコンの疑惑等がありましたので、入札制度の改革に向けていろいろな検討をした結果、平成10年から最低制限価格を設けたり、設けなかったり、いろいろなことをして試行実施してまいりまして、平成11年度の工事からは、全部最低制限価格は設けてありません。したがいまして、最低制限はありませんから、安く企業努力をして入れた業者にはそのまま落札ということになりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(伊藤薫) そうしますと、競争入札の場合に、価格の一番安いところに落札するということですか。 ◎契約管財課長補佐(家泉喜久男) そのとおりでございます。 ◆委員(伊藤薫) はい、わかりました。  以上で終わります。 ◆委員(斉藤幸拓) 219ページ、8款2項3目道路新設改良事業についてお聞きしたいと思っています。  まず最初に、現在、市で採用している舗装と、透水性の舗装の値段の格差がどのくらいあるか、ちょっと教えてください。 ◎建設部参事(松本秀夫) お答え申し上げます。  舗装につきましては、一般的に密粒アスコンの表層工と、それから透水性、それから排水性というようなことで、三つに分かれておりまして、まず、排水性舗装というのは、歩道しか使えないということでございます。いわゆる路盤の方まで、すぐ水が浸透していくというものでございます。それから、排水性舗装につきましては、それなりの排水の構造をつくった形の舗装ということになります。その辺でいろいろなメリット、デメリットがございますが、排水性舗装の場合には騒音が軽減できる。要するに粘着の強いストレートアスファルトを使っておりまして、いわゆる点と点の大きい骨材の中での密着ということで軽減ができる。また、表面に水がたまらないということの中から、ブレーキも即きくということで、耐久性もそれなりにあるという形の中で、そういったものがございますが、いいところもございますが、やはり普通舗装に比べますと約1.5倍ぐらい、材料でいきますと、普通のアスファルトがトン当たり8,000円ぐらいしますと、透水性の方での合剤だけでいきますと1万円ぐらいということと、そのほかに排水性の構造の築造をしていかなくてはならないということでございます。 ◆委員(斉藤幸拓) 我が市でも環境に優しい街づくりということで、一つの大きなテーマにしているわけで、いろいろな交通事故のスリップの問題、今、とても問題になっている環境の騒音の問題、この面でやはり今後は市の幹線道路にも多少の工事費などの材料費が高くなるけれども、取り入れていく必要があるのではないかと思いますけれども、その辺はどうですか。 ◎建設部参事(松本秀夫) お答え申し上げます。  たしか、今、こういった高速道路等につきましては、ほとんどそういう排水性の舗装というものがされてきております。将来的には、太田市の方もこういった傾向になってくるのではないかというふうに考えております。また、そういう中でちょっと排水管関係の施工の方でお金がかかりますので、それらをいろいろと検討した中で、使える場所につきましては、使っていこうという形の中で、今後検討していきたいということでございますので、よろしくご理解をお願いします。 ◆委員(斉藤幸拓) 今、太田市でやっている北関東自動車道もすべてこの透水性というか、排水性というか、全線でこれを採用するということは既に決まっているようでありますけれども、県内でも前橋市あたりでは、これを既に使い始めている町村もあるということを聞いております。特に太田市は県内でも有数の交通事故の多発地区でもありますから、このようなものを取り入れてスリップの防止、それから今、高速道路の方で私たちも調べているところですけれども、話を聞くと、大体騒音が3デシベルぐらい下がりますということで、特に高速道路や車がいっぱい通るところでは、一番問題になっている騒音の問題、これがこの排水性の舗装を採用することによって、かなり下がりますということでありますから、多少のコストはかかっても、今後はこういう流れになっていくのか、そのように思うわけです。けれども、今、言ったように、多少のコストがかかりますから、今すぐというわけにはいかないと思いますけれども、再度確認しますが、今後はこの方式を取り入れていくという考えはお持ちでしょうか。 ◎建設部参事(松本秀夫) 実際的にもう太田市も使っているわけですけれども、例えば、守屋建設の前の太田環状線と申しますが、そこについて排水性のものを使っております。そういう形の中で今後については、こういった中で一応検討していこうというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(斉藤幸拓) 昨年の9月の決算特別委員会で、我が会派の私と私の隣にいます伊藤議員が、土木費の件でかなりしつこく質問をしました。それは厳しい財政の中だけれども、各地区の区長が出してくる陳情を、もう少し効率よくはけないか、要するに生活密着型の道路予算になっていないではないか、その辺のところを激しく追求したのを覚えておりますけれども、全体の財政が厳しい中ですけれども、今年度の予算の中で、その辺のところが生きているかどうか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ◎建設部参事(松本秀夫) お答え申し上げます。  工事費につきましては、ほぼ、同等という形の中で予算をいただいておりまして、前回のこういう中で、担当をつけるようにということでございますけれども、大変厳しい予算の中での配慮というものにつきましては、していただいたという形の中で、一応、認識をしております。 ◆委員(斉藤幸拓) 全体の財政が圧縮されている中で、どこの予算も全体を見ると教育費と衛生費が増えているだけで、あとは全部下がっていますから、その辺のところ、今、課長が言うのはよく理解できます。ただ、昨年と同等並の予算の配分がされているということは、私たちが全体で言ったことが生かされているのか、そのような感じをとてもうれしく思っているわけであります。昨年の9月の決算特別委員会でもやはり3日間かけて徹底的に平成10年度のお金が正しく使われたかどうかということを、集中審議したわけでありますけれども、それがこの予算の中で、生きてこなかったらやる意味がないわけで、あらゆる場面で厳しい財政の中でも去年の9月の決算特別委員会でいろいろな指摘があったところは、この平成12年度予算の中で、多少でも生かされてこなければ、あえて12月でやっていた決算特別委員会を9月に繰り上げて、この予算に間に合うような形での取り組みをやってきたわけでしょうから、財政全体が圧迫されていますから、思うようにいかないと言われれば、それまでですけれども、今、その辺のところで課長に聞いたら、ほぼ、昨年並みの予算がついていますということでありますので、とてもうれしく思っていますし、全体が毎年区長が出してくる陳情が山積みになっていて、なかなかはけていかない、だからこの辺のところの予算をつけろというのを言ったわけでありますけれども、今、話を聞いて非常にうれしく思っています。ありがとうございました。  それでは、次に移りたいと思います。235ページ、8款4項5目公園整備事業で、私の地元であります市場前原の区画整理の中に公園が設置されるということになって予算組みがされているわけでありますけれども、昨年で仕上がった台之郷公園は地域の方の要望を聞いて、地域の方も参加してつくった公園だというふうに認識をしております。ただ、この前原は区画整理をやって二、三十件家ができるところでありますから、地域の要望を聞くということはないのだと思うのですけれども、その辺のところはどうですか。 ◎都市開発部参事(青木繁雄) ただいまのお話のように台之郷公園はワークショップ方式と申しますか、地域の皆さんのご協力をいただいてつくったわけでございますが、市場の公園につきましても、同じような考えを持っております。ただ、地区的にまだ住んでいる方がいないということですので、その辺はまたよく協議しながら進めさせていただきたいと思っております。 ◆委員(斉藤幸拓) これも昨年の9月のときに、公園をつくったら、後の維持管理のしやすい樹木を植えた方がいいですよと一応我々が主張したのですけれども、植えたらどんどん、どんどん伸びてしまう木を植えたら、その管理に手がまわらなくなっているのが現実ですから、できるだけ病害虫に強い木、それから後の管理のしやすい木、その辺のところをぜひ考慮して、新しくできた6ヘクタールからの組合方式でやっている区画整理ですから、その中に公園ができるということはとてもいい環境になると思いますので、ぜひ、その辺のところをお願いして私の質問を終わりにします。      ◎ 会議時間の延長 ○委員長(吉井弘三) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。  他の委員でご質疑ございますか。 ◆委員(石川宏) 226ページの太田市地形図数値化業務調査委託料というのがあるのですが、これについて説明願います。 ◎都市開発部参事(清水正道) これにつきましては、2,500分の1の地形図を数値化、デジタル化したいという考えでありまして、当面、試験的に取り組んでみようかということでございます。 ◆委員(石川宏) 試験的に取り組むということですけれども、48枚ぐらいあったと思うのですけれども、将来的には太田市全域でなさるおつもりですか。 ◎都市開発部参事(清水正道) 実は、今年度、都市計画法の6条に基づいて、線引き見直しというのが大体5年に1度行われますが、その中間時点で、都市の現況を細かく調査するということで、基礎調査というのを行っています。その中でやはり航空写真等を撮っていまして、いろいろと市民から用途であるとか、いろいろな照会があるわけです。そのたびごとに非常に時間がかかっておりますので、今年度その事業の中で、地番から用途照会等に答えられるシステムを構築しておりますが、今、考えておりますのは、一つはベクターデータと称しまして、座標値と地図を重ね合わせる方法、もう一つは、航空写真を1画素最大0.1ミリという細かなドットで読ませて写真という形で出す方法、その二つについて建設省国土地理院の公共測量作業規定、これに基づいて研究していきたいということで、全体的には、建設省の方もそういった方向にあるということでございます。将来的には、全市にということになるでしょうけれども、当面、ちょっと手がけてみようかというような内容でございます。 ◆委員(石川宏) それと今回、100万円の予算が盛ってあるわけですけれども、この100万円の予算でできる範囲というのは、2,500分の1の地図にして何枚ぐらいになりますか。 ◎都市開発部参事(清水正道) 地図を何枚という形ではございませんで、試験的なデータを取り込んで、そういった対応ができるか、そういった内容でございまして、具体的に地図に繁栄できるという段階までまだいかないという内容でございます。 ◆委員(石川宏) それは研究段階で試験的になさるということで、私はいつも思うのですけれども、毎回の線引きがある、あるいは用途別現況図を何年かに1度つくるということで、都市計画課も膨大な資料を持っていると思うのです。これが公表されないまま、みんな倉庫の中に眠っていると思うのです。例えば、航空写真もそうですし、市の方で2,500分の1の地図をつくるときに、航空写真も撮っているわけです。いろいろなデータがあると思うのですが、そういうものを公表せずに全部倉庫に入っている。これはやはり太田市民共有の財産でありますから、公開できるものは公開すべきだというふうに、私はいつも思っているのですけれども、まして今回の地図が座標化できるという問題は、例の個人情報の公開の問題に抵触しなければ、こういうものもどんどん公開をする、あるいは市民に提供するという立場をとっていった方が、より一層、今度は民間のレベルでもいろいろな問題に使っていけるというふうに思うわけですが、その辺のご見解はいかがですか。 ◎都市開発部参事(清水正道) 前にも委員からご指摘等をいただきまして、最近では、太田市の都市計画のあらましという形で、大きく報告できるようなものについては、データとして載せて、一般にも頒布するように心がけておりますし、また、航空写真等も営利を目的に本来業者がつくるべきものについては、お断りしているわけですが、公共性が高く、お貸しして市民のためになるものについては、そういった航空写真の貸し出し等もやっているところでございまして、また、引き続きそういう市民のプライバシー的なものがクリアできるならば、おっしゃるとおりそういった提供にも心がけていきたい、そのように考えております。 ◆委員(石川宏) ちょっと我々も業務の中で線引き当時の航空写真が見たいということになると、やはり建設省の筑波にある航空写真を保管している地図センター、そこに問い合わせて地図を送ってもらうということはやっているのですけれども、そういうものも今度は、市の都市計画課の方へ行って、何がしかの申請をすれば見せていただけるということですか。 ◎都市開発部参事(清水正道) 既に、既存宅地の確認等については、まず最初にいらっしゃるのが、建築指導課の方でございます。ここに住宅が建てられるかどうかという判断でございますので、現在の段階では、昭和46年12月最初の線引き以前の写真は、建築指導課の方で保管していただいて、早い時期に市民の確認ができるように対応しているところでございます。 ◆委員(石川宏) では、今現在、そういうシステムができていて、建築指導課の方で航空写真を持っていて確認ができるということなのでしょうか。 ◎都市開発部参事(清水正道) そのように対応しております。 ◆委員(石川宏) そうすると、滝沢課長がいらっしゃいますけれども、既存宅地をとる場合は、わざわざ地図センターから地図を取り寄せなくても、市の方であるデータを見ていただいて、それが既存宅地であるという確認がとれれば、添付する必要はないですか。 ◎建築指導課長(滝沢光栄) 今のところ、書面として証明できるものをつけてもらっておりますので、そこのところまでの考え方には至っておりませんが、今後また担当として検討させていただきたいというふうに考えております。 ◆委員(石川宏) 確かに地図センターからもらう地図というのは、裏に証明文言が入っているわけです。だから、太田市がいわゆる一つの官公署として、それを何年に撮影して、この写しを交付したのが何年だということになれば、建築課の方でもいわゆる証拠として扱えるのでしょうけれども、それがない限りは、資料としてはつけてもらっても、あくまでも資料であって、証明ではないという考え方なのです。その辺が同じ役所の中で、こちらはこう、あちらはああという考えでいくと、だから役所は一般の人から見ると、同じ役所なのに何をやっているのだろうという考え方になってしまうと思うので、この論議を続けてもしようがないので、後々いい方に解決するようにお願いします。  226ページに移ります。北関東自動車道の問題です。この進捗状況はいかがですか。 ◎北関東自動車道対策室長(福澤善明) 北関東自動車道につきましては、設計協議に入っているところですけれども、このうち、強戸地区につきましては、去る2月14日に本線については、大筋合意ということで調印が行われました。残る毛里田地区につきましては、来る23日に第3回の回答が行われる予定になっております。その後、早ければ強戸地区については、年度内に用地買収に入りたい。毛里田地区についても、設計協議が整い次第、幅ぐいの設置に入りたいという状況でございます。 ◆委員(石川宏) 今、強戸地区の設計協議が行われたという話だったと思うのですけれども、設計協議が行われたということは、もうこれから具体的な設計に入るということなのですか。 ◎北関東自動車道対策室長(福澤善明) 本線については、具体的な設計に入ってきています。 ◆委員(石川宏) そうしますと、本線については、そういうことだということになりますと、側道についてはまだなのですか。 ◎北関東自動車道対策室長(福澤善明) 側道につきましては、ただいま、優先区間から設計に入っております。 ◆委員(石川宏) 本線であっても、側道であっても、私は主副の関係で、どちらが早くどちらが遅くということでいいとは思っていないわけなのですが、側道については、いろいろ問題があるというふうに聞いているのですけれども、側道をつくる場合の費用負担というのはどうなっているのですか。 ◎北関東自動車道対策室長(福澤善明) 側道につきましては、県の補助がございます。この補助につきましては、内容を申し上げますと、北側側道につきましては、幅員5メートルまでの部分については、4分の1補助、5メートルを超える部分については2分の1補助ということになっております。また、毛里田地区は南側に側道がつきます。幅員7メートルでございますので、5メートルまでの部分が4分の1、残りが2分の1ということですから、これを合算しますと強戸地区につきましては、44分の28、毛里田地区につきましては28分の9というような補助率になっております。 ◆委員(石川宏) 私が側道として理解しているのは、本線があって、その両側に側道ということができるのではないかと思ったのですが、そうではなくて、例えば、強戸の部分は本線の北側に側道ができて、毛里田へ行くと南側に側道ができるという考え方なのですか。 ◎北関東自動車道対策室長(福澤善明) 本市の考え方を申し上げますと、側道につきましては、地域の生活道路といたしまして、強戸地区は現道を生かしながら、高速道路北側に幅員11メートルの側道を整備いたしまして、毛里田地区につきまては、高速道南側に幅員7メートルの側道を整備し、このほかの側道につきましては、原則として連続した側道は設けないというのが市の基本方針でございます。 ◆委員(石川宏) そうしますと、今の市の考えはわかりました。地元は全部それでいいと言っているのですか。 ◎北関東自動車道対策室長(福澤善明) たびたび設計協議の中で、地元にも出向きまして、地元の方々と協議いたしました。この中で、市といたしましては、交通事故の60%ないし70%は、交差点あるいはその周辺で発生するという実態がございます。加えて、高速道路は盛り土構造ということになっておりますので、交差部にブラインドができます。このため、交通事故の危険度が上がるということでございます。そのことから、交差点の増加ということになりますと、交通危険箇所の増加ということになりますので、危険性が高まることが懸念されるということでございます。 ◆委員(石川宏) 確かに交通事故の問題はわかるのですけれども、これは今の話が地元の意見かというのは、私はすこぶる疑問に思うのですが、地元とすればやはり南北に道路が走ってくれるのが一番いいのではないかと思うのです。ちょっと藪塚の話を聞いたのですけれども、藪塚は道路の北と南に、北には11メートル、南には6メートルか7メートルできると聞いているのですが、それは福澤室長の方でも同じことを聞いていらっしゃいますか。 ◎北関東自動車道対策室長(福澤善明) 同じようなことを聞いております。 ◆委員(石川宏) そうすると、藪塚本町と太田市で藪塚本町まで南北に本線があって、両方に側道が来ているものが、太田市に来るとそれがなくなるということになってしまうわけですね。 ◎北関東自動車道対策室長(福澤善明) 一部はそういうものもございます。 ◆委員(石川宏) これは同じ県の中で行われていて、なぜそういうことが起こるのか、これはちょっと私は不信に思わざるを得ないわけなのですけれども、藪塚はできて、太田市はできないというのは、何か理由があるのですか。 ◎北関東自動車道対策室長(福澤善明) 藪塚ができて、太田市ができないという理由の一つは、藪塚の場合は北側側道11メートルですが、これにつきまして、大半の部分について県が施工するということでございます。藪塚本町が施工する部分はごくわずかということでございます。 ◆委員(石川宏) 太田市もそのパターンでやってもらえないのですか。 ◎北関東自動車道対策室長(福澤善明) 県に、今、相談しているところでございますけれども、太田市については、無理だということで県から回答をいただいております。 ◆委員(石川宏) 道路河川課長、11メートルの道路を太田市の北関東自動車道の延長分、側道をつくった場合に幾らぐらいかかりますか。 ◎建設部参事(松本秀夫) お答え申し上げます。  大体、小さな道ですと、1.5倍ぐらい、11メートルですと2倍から2.5倍ぐらいの、例えば幅員に対して11メートルですと、倍にしますとメーター当たり22万円程度ということで、ごくアバウトというか、そういう形の中で考えております。 ◆委員(石川宏) メーター当たり22万円というような話が出てきましたけれども、そうすると8.3キロメートル太田市分の延長があると20倍しても16億円ぐらいの金額がかかるわけです。それに用地買収分が幾らあるのかわかりませんけれども、用地買収分が入っても、倍ぐらいの金額になるのでしょうか。そうすると44億円ぐらいの側道の金額になると思うのですけれども、藪塚はそれで県がやってくれる。太田市は最初の話からすると、それを市でやれということなのでしょう。これで県に対しては、市は何とも言っていないのですか。 ◎都市開発部長(岩田博之) 側道につきましては、県知事の方の方針で11メートル道路、高崎市から太田市までということになっております。これは県が44分の17の補助金を出して、11メートル側道を行うというのが、一つの側道です。これは北側へつけようということなのです。その割合としまして、太田市の場合は、県道足利伊勢崎線がありますから、原則としてそこまで持ってこようというのが県の考え方のわけです。それで、そこまで11メートル道路は農道を利用して太田市の場合はつくってきました。それで東村とそれから藪塚は、太田市もこの11メートル道路について、当初、いらないのではないかということで、かなり県の方へ申し入れたのですけれども、実際のところ、県の方の要望も多くて、行う方針になりましたので、東村と藪塚につきましては、とてもこんなに道路を負担することができないということで、県が読みかえとしてかなり相当部分を出しております。太田市の場合は、農道を利用してきましたので、かなりそこのところに来るまでには、機能保障等がつきますので、経費があまりかからないでできます。私どもの方としますと、毛里田にも当然、生活道路としてつけたいというのがありましたので、南に振りまして、7メートルの道路をつけました。これについても県の方に要望をしまして、ぜひつけてほしいということだったのです。一番この中で県の側道の場合でお金がかかるのが、東武の跨線橋です。東武の跨線橋について、もっと出してくれということで、県に強く要望をしておりまして、これはまだ正式な決着がついておりません。ただ、県の言い分ですと、伊勢崎市や前橋市で44分の17でやってきたので、太田市だけを特別にするということはできないという回答でございます。県の方でも東村と藪塚がやりませんと、11メートル道路の意味がないので、読みかえとして、全部ではないですがかなりの部分を県が施工するということになったようです。もう一つの側道が5メートル道路の側道なのですけれども、これは穴抜け道路につきまして、要するに穴抜け道路がたくさんある所は、例えば、伊勢崎市などではこれを統合しまして、その部分を機能保障として公団の方にやってもらっています。太田市の場合は、原則として今ある道路を南北全部抜きなさいという意見だったわけです。したがいまして、例えば、太田市の場合、100メートルだとか200メートルのところの道路がみんな抜けております。実際、そこの所へ一般車道が入ってきますと、非常に交通上難しい面がある。これは対策協議会等の要望の意見の中で、機能保障道路としていわゆる公団がやった部門と、これから一般道の車が入らないような形をとろうというところもあります。それでどうしても全線つけろという議論でやりますと、穴抜けがたくさんあり過ぎてしまいますので、そこのところの、先ほど室長の方からも危険箇所が多々あるのだということなのです。それらは対策協議会の中で、私たちはずっと協議をしてまいりましたので、要するにそれが全部穴抜けしてやってきましたから、今、ここでそういう議論になっても、また地元と十分相談しなくてはならない問題だと思います。これは市単でやる場合につきましては、たくさんの一般道が入る場合は、私どもの方は要望の中でも砂利道対応をして、一般道が入らないような形のところもございます。実際でき上がってどうしても不便だという場合は、またでき上がった時点での市が対応になりますので、市と地元との協議になると思います。 ◆委員(石川宏) 大きい事業ですから、難しい話はわかるのです。私が一番問題だと思うのは、議会にまだ図面を公表していないですよね。全協では確かに長いロールの図面を見せてもらいましたけれども、この沿線がどうなるというルート図を配付していないですね。 ◎都市開発部長(岩田博之) これは建設委員会にも全協にも大きな図面を配付してありますし、それから地元にも配付してございます。それから議会の調査研究会がございまして、ここの調査研究会の中でもそういう細かい点につきまして、いろいろご協議させていただいております。長い期間積み重なっております。したがいまして、大きな図面でございますので、全部配付するという点につきましては、いわゆる機能保障がいろいろ変わります。地元の要望に従いまして、穴抜けの大きさだとかはかなり変わってきます。それなので誤解を招かないという点で、大きな図面については、地元の区長のところだとか、1カ所にとどまっております。そういうことで、ひとつご理解願いたいと思います。 ◆委員(石川宏) 図面がないと我々議員も議論できないわけです。どこにどういう道路ができるのだとか、話を聞きかじって、それでは藪塚はどうなのだろう、伊勢崎はどうだったのだろうという話になってくるわけです。それで、今、言ったように、もうここにこういう設計協議確認書、こういうものができています。だから今からそのようなことを言われても、これは大変な話になって、極端な話が、もうやってしまったのだから直せないという話になってしまうでしょう。 ◎都市開発部長(岩田博之) 先ほども、そういう話をしましたとおり、それはあくまでも本線のものでございます。したがいまして、穴抜けだとか水対策だとかについて、あるいは水をどうするかという調整池だとかの問題でございまして、それで側道の問題につきましては、これから市と地元の問題も出てくるのだと思います。その中での全体での協議の中で、県道についての水の穴抜けだとか、それから毛里田地区の穴抜けだとかというのは、あるいはその側道については、話し合ってきまして、それで図面は全協にお見せしまして、大きい図面でございますのでいちいち全部は配付しておりませんけれども、調査研究会の中では、全部協議しておりますし、地元の区長のところにも1部ずつ行っておりますので、ひとつご理解願いたいと思います。 ◆委員(石川宏) 大きな図面でなくてもいいのです。だからあれが2,500分の1ですから、せいぜい5,000分の1でも結構ですし、1万分の1でも結構ですし、その程度の縮尺のものを、やはり議会に対して開示をしていただきたいというふうに思います。それでないと、地元議員が全部出ていても、どの道路がどうなるのだかわからない、一たん図面が配られたのだけれども、また回収をされました。だから頭の中に入っている話だけしかできないわけです。やはりきちんとそういうものは図面で配って、それで我々が議論できるように、あるいは要望できるように、もとになるものがなければ、要望も何もできないのです。 ◎都市開発部長(岩田博之) 今、ここで言われても大変申しわけないのですけれども、もし、そういう要望があれば小さい図面は幾らでも私どもは出しますし、各地区の説明会、それから区の説明会、それと議会の調査研究会でも大きな図面も出しておりますし、要望については、全部資料を出しております。それから地元からの要望についても、こういう回答をしてありますというのは、全部ご報告いたしております。ひとつその点でご理解願いたいと思います。 ◆委員(石川宏) わかりました。では設計協議という確認書はつくったけれども、これは側道には一切関係ない、側道についてはこれから検討をすることであるということでよろしいのですね。 ◎都市開発部長(岩田博之) 一切関係ないと言われると困るのです。要するに機能保障の道路というのは、既に5メートル考えておりますから、この部門がかなりの面積をとっておりますので、一切それは関係ないと言われてしまうと困りますし、その側道については、地元対策協議会なりで各地区で議論してきているのです。それでどうしても公団の方で機能保障道路としての理由が立たないというのは、市の方が対応するということになると思いますし、また、それは必ずしも5メートルだと危険な所もございます。そういうことで考えていただきたいと思います。 ◆委員(石川宏) 東武の跨線橋の問題ですとか、まだまだ側道については問題がいっぱいあると思うのです。そういう面も我々は心配するのは、太田市は平成14年はお金がなくなるというのがわかっていて、またここで跨線橋の問題だとか、側道でお金がかかってくるわけです。またここで我々がそういうマイナスをしょって、一般会計を圧縮するような身動きがとれないような状況になっても困るということで、一緒になって考えていきたいのですけれども、我々としては、今まで話したようにとにかく資料がなかった、問題点がわからなかった、他市の状況がわからなかった、話を開いてみたら藪塚はこういう事情だという話が入ったものですから、今、お尋ねしたわけなのですけれども、ぜひこれからも積極的にもちろん車の両輪と言われているのですから、一緒にやっていきたいと思うのです。  もう1点、北関東自動車道の問題で、パーキングエリアの問題はどうなったのですか。 ◎北関東自動車道対策室長(福澤善明) パーキングエリアにつきましては、高速道路本線とは遅れまして、設計協議が若干遅れたものですから、現在、地元に提示いたしまして、地元からの意見、要望を待っている段階でございます。 ◆委員(石川宏) パーキングエリアを使って、奥で何か事業をしたいのだという話がありましたね。あれはもう中止になったのですか。 ◎都市開発部長(岩田博之) 過日の本会議でもご答弁申し上げたとおりでございまして、二段構えでいくということになります。というのは、初めはハイウェイオアシス的な面でパーキングを考えていたのですけれども、ただこれですと、法が改正になりましたので、連結料・占用料は多額に取られるということになりました。全線が開通した段階でその占用料を取られるものについては、対応しようということで、これも調査研究会の方にもご報告してありますし、建設委員会の方にもご報告してあります。 ◆委員(石川宏) やるとか、やらないとか、結論としてはまだ出ていないのですか。 ◎都市開発部長(岩田博之) 施工命令が出たときに、太田市の位置づけが得られておりまして、これも大変失礼なのですけれども、議会の方にご配付申し上げてあるので、ですからパーキングエリアをつくるということはもう決まっております。 ◆委員(石川宏) そうではなくて、議会でいつか報告はなさって、今、二段構えで行くと言っていましたよね。そのパーキングエリアを使った奥をつくるのかどうかという問題です。 ◎都市開発部長(岩田博之) 議会でご答弁したとおり二段構えで考えております。
    ◆委員(石川宏) そうすると二段構えはあくまでもまだ二段構えであって、どちらかに結論は出ていないということですか。 ◎都市開発部長(岩田博之) 二段構えでございまして、パーキング部門につきましては、公団が責任を持って当初計画より大きなものをつくります。占用料を伴う公園的なものにつきましては、社会情勢あるいはそのときの経済情勢、また利用状況を見て検討するということです。 ◆委員(石川宏) それは市の方がですか。 ◎都市開発部長(岩田博之) 市の方です。 ◆委員(石川宏) わかりました。では北関東の方は離れて、最後に239ページの金山総合整備事業についてお願いします。  先ほど遊歩道の整備の件ではげ山になっている所というものが話題になりましたけれども、0.9ヘクタール赤松の植えかえをなさったということですが、あれは何本植えたのですか。 ◎都市開発部参事(青木繁雄) 2年生というので小さい松でございますが、6,000本でございます。 ◆委員(石川宏) この間見せてもらいまして、かなりきれいにはげ山になったのでびっくりして見に行ったのですけれども、そうしたら、松がかなりきれいに植えてあったので、安心したわけなのですけれども、東山の方の下草刈りもかなりきれいにできているという印象を受けました。それでハイキングコースで、市長が前から言っている松風峠に橋をかけようではないかという話があったわけなのですが、その話はまだ具体的にはなっていませんか。 ◎都市開発部参事(青木繁雄) 松風峠の関係ですが、用地がまだ民有地の関係等がございまして、話は具体的にはなっておりませんが、用地取得の話が、今、出ておりますので、それらを考慮しながら推進してまいりたいと考えております。 ◆委員(石川宏) 市民の中でもかなりハイキングを楽しんで、金山を歩いている人からも私もよく言われるので、早く松風峠に橋をかけてくださいという要望があるものですから、お願いしたわけなのです。  それともう一つ、街づくりの考え方といいますか、直接の都市計画ではないですけれども、ラスベガスへ行くと、ハリウッドという大きな看板が山の上にあるのですけれども、あれと同じように太田市もスバルという看板でも金山の上の方へつくったら、これは世界中の人が見て、あの看板があるところが群馬県の太田市だ、日本の太田市ですか、そういうふうにわかる形になります。あのようなものだけでも、これはロサンゼルスにあるハリウッドの山だと世界中みんな知っているわけです。それと同じように、これは日本にある太田市のスバルという看板も、世界中の人が見たらスバルは太田市だ、それぐらいの経費対効果を見れば一番世界中に効果があるのではないかと思うのですけれども、その辺の見解を伺って終わります。 ◎都市開発部長(岩田博之) 金山の頂上に、いろいろとたくさんそういうアイデアがありまして、私の方のサイドとすると、ある程度のものは認めてもらいたいものもあります。ただ、文化財指定地でございまして、本当に木一本切るのも大変でございまして、そういうことで、ひとつご理解願いたいと思います。 ◆委員(石川宏) ご理解というのは、できないということですか。 ◎都市開発部長(岩田博之) そういうことでございまして、文化財保護法というのは、教育委員会の方の考え方が意外に厳しいのです。それでできないということなのです。 ◆委員(石川宏) ぜひ、今後、年数かけても検討していただければ、私もこれで安心して終わることができるのですけれども。 ◎都市開発部長(岩田博之) 検討はいたしてみますけれども、あそこのところはもっと易しいのもできないのでございまして、これは私の方のサイドで全く応じることはできません。それなので、ひとつご理解を願いたいということなのです。 ◆委員(石川宏) 終わります。 ◆委員(小林耕作) 1点だけ、今、石川委員の方から北関東自動車道の話が出ました。226ページ、8款4項1目都市計画総務費ですが、北関東自動車道のことであります。先ほど来、話が出ていますように、毛里田地区につきましては、来週の23日、設計協議の最終段階ということで、今、話が進められています。しかし、先般の話し合いの中で、どうしても矢田堀地区の北側に側道をという話が強く地元の人から出されまして、これにつきましてどうしようかという話し合いで、今週会議が持たれています。そうしますと、大谷幹線からNTTの無人局のところまで、北側の側道を延ばせという話になるやもしれない状況に、今、ありまして、もしそのようなときには、太田市としては先ほど話が出ました様子からいきますと、非常に難しい状況に、今、あると思うのですが、市の考え方を聞いて終わりにします。 ◎北関東自動車道対策室長(福澤善明) NTTの毛里田交換局から県道太田−桐生線までの間につきましては、以前、地元にも乗り込みまして説明会等で話し合ってまいりました。そこで緑町地区内につきましては、南側側道、集落に近い方を通すということで了解をいただけたものと思っております。先ほどの続きになりますけれども、やはり地元の生活道路ということですので、利便をとるか、安全をとるかということが焦点になってくると思いますけれども、行政といたしますと、やはり安全側に寄った基本姿勢でいきたいと考えております。 ◆委員(小林耕作) それでいいのですけれども、今週の雲行きが対策協議会の方でどうしてもという方向でというニュースが入りましたものですから、そのときにどうするということなのです。 ◎都市開発部長(岩田博之) 矢田堀地区の所は、太田−桐生線の所の問題なのですけれども、これは公団の方で機能保障を行う理由がないという厳しい回答があるのです。ただ、太田−桐生線に伝わる道路であり、地元からも要望があればこの間100メートルぐらいでございますので、地元の協力が得られれば、市単独での対応をすべく検討したいというふうに考えています。  それから、NTTの北側につきましては、実は、市長の方からもお話がありましたとおり、あそこの所はほとんどの側道を穴抜けしてしまいましたので、100メートル程度のところから200メートル程度しかない区間がかなりあるわけでございます。大谷幹線の所も三角地が残るところも調整池を予定してしまったわけなので、地元と協議させていただくという形で、できれば私の方は危険の問題もあるし、調整池までつくったので、NTTの所はひとつ今までどおりつくらない方針でいきたいというふうに考えてはいます。一応、地元と協議はしたいと思います。 ◆委員(白石さと子) 222ページ、8款2項6目地方道幹線整備事業費の幹線道路整備事業1億2,298万3,000円、並びに緊急地方道路整備事業5,457万5,000円、もう一つ、226ページ、8款4項2目街路事業費緊急地方道路整備事業1億9,009万7,000円、それぞれ内容を説明願います。 ◎建設部参事(松本秀夫) お答え申し上げます。  幹線道路の整備事業費につきましては、1級道路整備という形の中で太田市の幹線道路関係の工事を行うものでございます。それから、緊急地方道整備事業というのは、道路整備緊急措置法の中での規定によりまして、地域の日常生活あるいは安全性・利便性、こういったものを考慮した中での関連した工事ということでございます。 ◎都市開発部参事(清水正道) 緊急地方道の整備事業は、都市計画課の方で担当しております。国道407号のバイパス的な役割を果たしますところの、小舞木寄木戸線の整備事業費でございます。 ◆委員(白石さと子) 緊急という言葉がつく定義か何かあるのですか。 ◎建設部参事(松本秀夫) お答え申し上げます。  緊急地方道路整備事業という定義でございますが、道路整備緊急措置法の規定によりまして、地域住民の日常生活、あるいは安全性・利便性の向上、公共広域施設の整備に関連したものというのが、緊急地方道路整備事業ということでございます。 ◆委員(白石さと子) とりあえず、その5,457万5,000円の中で組まれている事業はどこが該当するのですか。 ◎建設部参事(松本秀夫) お答え申し上げます。  名前的には一応緊急地方道路整備事業ということなのですが、道路名につきましては、高林富沢線道路改良工事というものでございます。 ◆委員(白石さと子) それでは私が質問したかったのが出てこないものですから、関連で質問させてもらいますが、龍舞の十字路、122の十字路の歩道橋が撤去されましたけれども、その撤去された理由と、老朽化したために撤去されたのか、あるいは今後計画があって、撤去がされたのか、その辺についてわかる範囲で結構です。 ◎建設部参事(松本秀夫) お答え申し上げます。  122の関係につきましては、県の方で事業主体になっております。私どもの方の関係というと、私の範囲内という形の中で解釈しますと、歩道橋というものは、むしろ下に持っていくという形と、あの歩道橋そのものが、また新しくつけると費用的に幅員が今度は拡幅していますので、かなり広くなってくるという関連性等々の形の中で、歩道橋を撤去したのではないか、また恐らく地元の方との協議はそれなりに県の方はしていると思います。 ◆委員(白石さと子) 県の事業ということでわかりましたけれども、市の方からもしお話ししていただける範囲がございましたら、将来的に歩道と車道の区別とか、あるいは安全性を含めて要望等をお願いしておきたいのですがどうでしょう。 ◎建設部参事(松本秀夫) お答え申し上げます。  議員の方のいろいろな形の中で、そういった陳情あるいは要望がございましたら、私どもが受け持ちまして、それを県の方に上げていこうというふうに考えておりますのでよろしくお願いします。 ◆委員(白石さと子) 同じく、8款の土木費になるのかと思うのですが、都市計画費のところに当たると思いますけれども、都市ガスから天然ガスへ移行するという話を耳にしたのですけれども、その辺行政の方では、移行の話は内容的に把握はされておられるのでしょうか。 ◎企画部参事(岡島幸雄) 都市ガスの関係ですけれども、国のエネルギー政策の一環といたしまして、今、委員からお話のあった方向に移行するということで、過日市内の都市ガス会社の方からお話がございました。公共施設関係については、企画の方で全課に呼びかけをいたしまして、過日業者に来ていただきまして、これからの整備計画の説明会を持ったところでございます。 ◆委員(白石さと子) それでは、具体的な計画ということで、いつごろからという計画がおありなのでしょうか。 ◎企画部参事(岡島幸雄) ただいま、資料を持ち合わせておりませんので、また資料に基づいて答弁をしたいと思いますけれども、市内の公的な施設については、対応が十分できるようにということで、その工事期間も大変かかるものですから、それらに順次対応できるように、また予算措置もそういうことでとっていけるようにということで、市民の皆さんに迷惑がかからないような形で進めております。また、全体的な路線計画等で細かい点については、企画の方ではまだ全部を措置いたしかねているのですけれども、エネルギー政策ということで、企画の方で担当させていただいております。 ◆委員(白石さと子) では、後で教えてください。  それから238ページ、8款4項7目の街路緑化事業になるのかと思うのですが、県で1999年度までの電線の地中化ということで、これまで虫食い的な状況だったということから、集中化するために整備計画をされているということを新聞記事で見まして、この関係で本市の電線の地中化の状況について、たしか国道407号線で実施したと伺っているのですが、この整備状況を本年度の計画があるのかどうか。 ◎建設部参事(松本秀夫) お答え申し上げます。  やはり地中化の関係については、県の方が主体になっておりまして、今のところにつきましては、議員がおっしゃったとおりに407号線の電柱・電話、そういったものを地中化するということで、現在のところについては、市農協からバイパスぐらいまでのところについて、成功しているのではないかというふうに受け止めております。また引き続いて、その後やっていくという計画ではないかというふうに受け止めております。  以上です。 ◆委員(白石さと子) それでは、太田市では予定というか、この地中化については計画はないのですか。 ◎建設部参事(松本秀夫) 私どもの指導としては、地中化という計画は、今現在、ございません。 ◆委員(白石さと子) 現在、進めていらっしゃる駅周辺でありますとか、その整備並びに本町通りの整備をしていらっしゃいますよね、それを合わせて地中化されればすばらしい景観になると思うのですが、その辺のことはお考えはないですか。 ◎都市開発部参事(石原康男) 駅周辺の関連で私の方からお話を申し上げたいと思いますが、ご存じのとおり駅のちょうど中央商店街から裏の、今の南裏通りになりますけれども、その通りが区画整理によって10メートル道路で計画をしておりますので、その計画の中で、地中化をするという考え方を持って地元とも協議をしたいと思いますが、時点について、いつということは申し上げられません。考え方については、その方向で進んでいるということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。  以上です。 ◆委員(白石さと子) ぜひ、景観等もあわせてすばらしいものになると思いますので、期待していたいと思います。  それから244ページ、8款5項1目住宅管理費の住宅建設等促進奨励金のことにつきまして、同僚議員からも質問されたわけですけれども、この申請して受給資格というものがあるわけです。この受給資格に合わなかったというか、そこから外れてしまりという例が実際にあるのかどうか、その辺まずはお聞かせいただきたいと思います。 ◎建設指導課長(滝沢光栄) 申請の添付図書として先ほども申し上げましたように、完了検査をさせていただきまして、違法性がないことの確認をさせてもらって支給ということになっております。完了検査をした中で、細かい数値は手元にないのですけれども、検査済み証がもらえる状態でなくて、今のところ支給を行っていないというのが、何件かあるというふうに記憶しております。 ◆委員(白石さと子) 私は素人でよくわからないのですけれども、建築屋さん、そのサイドでもって、出す前から無理だから奨励金は受けない方向で進めましょうというお話をされたということがあるのですが、それはもう出す前からわかっているというのは、何かあるのですか。 ◎建設指導課長(滝沢光栄) ちょっと具体的にわかりませんが、考えられるのは、既存の部分で違反等がありますと、やはり対象になっていきませんので、既存部分も直してもらってということになりますので、あまりよくないのですけれども、完了届を出さない方向でというのがあるかもしれません。 ◆委員(白石さと子) 難しくて聞いている方もよくわからないのですけれども、ただ、太田市でこういうふうに住宅を建てるのに奨励していますということで、面積がこのくらいでどうのこうのでという話は理解はしているのです。基準法ということで、この条例を見ますと受給の資格ということがうたってあります。それを見ると昭和25年の法律などということで、基準法ということで2番目に書いてあります。そのようなことで、これまで太田市内で住宅を建てられて、その件数の中の全部が受けたのではなくて、どのくらいが逆にこれを受けられなかったのか。 ◎建設指導課長(滝沢光栄) この奨励金の申請が建物が完成してから出してもらっておりますので、その間に建築主の事情で出してもらわないということになりますと、私どもでつかみきれませんので、ちょっと細かい数字はわかりません。 ◆委員(白石さと子) では、先ほどの話に戻りますが、なぜだめなのかということは、直接そちらに伺ってこういう場合はどうだということで、個々に相談して説明を受ければということの理解でよろしいですか。 ◎建設指導課長(滝沢光栄) そういうふうに理解してもらって結構です。 ◆委員(白石さと子) そうですか。たまたま大工さんの段階で、そういうことだということであるのが、今の話だということで理解いたしたのですけれども、それでは、もしそういう場合があったときには、直接相談に行くようにということで、お話をしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それからまた戻ってしまうのですが、214ページの8款1項1目道路河川課運営費の中でだと思うのですけれども、石原町の群銀の東側の道路なのですが、ちょっとわかりますか。ここが交通事故が多発しているということで、陳情もたしか出していると思いますけれども、この整備についてはどうなっているのか。信号が設置するかどうかの基準というのがまた出てくると思うのですけれども。 ◎建設部参事(松本秀夫) お答え申し上げます。  陳情が出ているというお話でございますので、今、ここに資料がございませんので、いずれにしましても、ちょっと調べさせていただきます。また、後日報告したいと思いますのでよろしくお願いします。 ◆委員(白石さと子) 陳情は大分前から出ていると思うのですけれども、信号機の取り付けの基準というのですか、設置基準というのがいろいろあるのでしょうけれども、そういった死人が出ないとつけないとかということではなくて、やはり事故が多発しているということ、その辺をやはり十分検討していただいて、整備をしていただくということが一番寛容なのかと思うのですが、変則の道路ということがあるものですから、一番危険を感じていて、住民の人などもこの辺について事故が多発しているということは、すごく心配しているということがあるものですから、その辺についてもしお考えがありましたらお聞かせいただきたい。 ◎建設部参事(松本秀夫) お答え申し上げます。  今のお話でございますが、信号機等また道路改良等、両方合わせた形の中で今後検討していきたいというふうに考えておりますので、よろしくご理解のほどお願いします。 ◆委員(白石さと子) ぜひ、早急に前向きに検討してください。  以上、終わります。 ◎企画部参事(岡島幸雄) 先ほどの白石委員の関係についてご答弁申し上げたいと思います。  太田都市ガスからの資料をいただきましたので、これによりますと太田市の供用開始につきましては、平成14年、2002年ということになります。また、この対象件数でございますが、平成9年12月現在までの需要の件数としては、1万481件ございますので、これらの現在使っている世帯の方については、全部ガスの天然ガス化が図られるということでございます。 ◆委員(白石さと子) わかりました。 ○委員長(吉井弘三) 他にご質疑ありませんか。      (「なし」の声あり) ○委員長(吉井弘三) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 休     憩                                      午後5時45分休憩 ○委員長(吉井弘三) この際、暫時休憩いたします。      ◎ 再     開                                      午後6時5分再開 ○委員長(吉井弘三) 休憩前に引き続き会議を開きます。  先ほどの委員の質問に碓氷課長が答弁をいたします。 ◎下水道課長(碓氷軍次) 先ほど小林委員からの質問に回答いたします。  単独公共下水道の場合の1人当たりの事業費でございますが、約59万5,000円でございます。これは認可を受けております事業費、それを計画人口で割った場合、59万5,000円ということになっております。また、受益者負担金につきましては、1平方メートル当たり350円でございます。算出根拠につきましては、末端環境整備費から補助金と起債を引きまして、排水区面積で割って平米当たりの単価を出しております。  以上でございます。      ◎ 9款消防費、12款公債費、13款諸支出金及び14款予備費並びに第2表継続費、第3表債務負担行為及び第4表地方債に対する質疑 ○委員長(吉井弘三) 次に、9款消防費、12款公債費、13款諸支出金及び14款予備費並びに第2表継続費、第3表債務負担行為及び第4表地方債について審査を行います。  ご質疑ありませんか。 ◆委員(白石さと子) ここ数日間火災発生が続いておりまして、大変消防の皆さんにはご苦労されておられるようで、本当に市民の安全に対してご協力いただいておりますことを感謝申し上げながら、質問させていただきたいと思います。  まず、消防職員の人員についてなのですが、人口比で何人という配置が決められているのかどうか、そして条件があるのでしたら、その条件はどういうことなのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 人員の対応の関係ですが、人口比1万人に対して11.7人ということでございまして、それプラス予防要員ということでございます。 ◆委員(白石さと子) 他市の状況と比較してどうでしょうか。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 太田地区消防組合の現在の消防職員の充足率からいきますと、現在、315名おりますが、80%ちょっとでございますので、他市から比べると、やや職員数は上かという感じがいたします。
    ◆委員(白石さと子) 下ではなくて、上なのですか。全体的に不足していらっしゃるのかということで伺ったわけなのですけれども、何もないときはいいですけれども、頻繁にここのところ火災が発生などということになりますと、大変重労働な部分もあるようですので、その辺、職員の方が体を休めるようなことが十分にできないということがあったりしては、うまくないということで、ちょっと質問させていただいたのですが、その辺はどうでしょうか。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) お答えします。  本当にありがたい話でございますが、実は現在、1本部5署6分署の体制でございまして、分署におきましては、16人体制でございます。したがって、現在の白石委員の言うとおり、人員からしますと若干の分署の勤務については、過酷な勤務があると思いますが、ただ、市町民のためには、所々の分散が極めて有効でございますので、これは多少現在の消防とすれば当然のことではないかと思います。 ◆委員(白石さと子) ぜひ、消防職員の皆さんがあっての我々ということもありますので、その辺過酷なスケジュールになるべくならないような、今、リストラばやりであちこちでそのような声が聞こえますので、なるべくなさらないような方向で、ぜひしていただければと思います。それから消防といいますと、全員が男性のようなイメージがあるのですけれども、女性が職員として配置をされているような話を耳にいたしましたが、この辺その女性が普通の男性と同じようにかかわっていらっしゃるのか、あるいは採用の辺からでもいいですけれども、試験した段階の話で結構ですので、ちょっとお話を聞かせてもらえればと思います。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) お答えします。  まず、女性の現在の仕事内容でございますが、主に現在は予防業務を担当させていただいておりまして、幼稚園・小学校等の防火指導が主でございます。また、今回試験の中で、平成12年度採用者で、女性2名を採用いたしました。条件としますと、一応事務だけではない、現場活動もしていただくような方法を説明して、それでもよければ受験をしてくださいというお話をさせていただいて、受験をしていただいておりまして、本人も納得しておりまして、どのような消防業務であろうと、私はそういう仕事につくという回答を得ての採用でございます。 ◆委員(白石さと子) 大分心強いお話ですけれども、男性と比較しますと、体力的にも劣ってしまうとか、そういった意味からいたしましてどうでしょう。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 今回、平成12年度採用の中で、男性職員との体力試験を実施いたしましたが、現在では男性よりも女性の体力の方が際立ってすぐれておりました。 ◆委員(白石さと子) はい、わかりました。それでその女性ですが、私はちょっと感じていることが1点あるのですが、ぜひ、今後できましたら、救急救命士の部分といいますか、要するに救急車で現場に駆けつけますと、その病院でもいろいろいますよね、内容は違いますけれども中には女性もいれば、男性もいれば、お年寄りもいれば、子どももいるということで、いろいろな対象者がいると思うのです。そのときに、男の人が「どうしました。」と言うより、女性が「どうしました。」ということの言葉かけ一つで、やはりちょっとした対応が柔らかくなったり、スムーズに行くようなところもあるかという感じがしますので、その辺のことがどの辺まで検討をされておいでなのか、お聞かせいただければと思います。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 現在、消防組合で救急救命士は11名おります。1名現在入署中で国家試験に合格すれば12名になります。その他で救急救命士のたまごというのがございますが、250時間の講習を受けた者、救急2科卒業者なのですが、これが110名おります。その中に現在の消防職員の中で、女性消防職員もおります。したがって、新年度からは救急救命士の資格はないのですが、救急2科卒業でできる女性もおりますので、4月からは女性の救急隊員の配置を考えております。したがって、非常に患者に対するソフト面の極めていい方法がとれるかと私は思っております。 ◆委員(白石さと子) ぜひ、そのような対応をお願いしたいと思います。妊婦が苦しんでいるときに男性がちょっと手を貸してあげるよりも、女性が優しい言葉一つかけてあげることも大切なことだと思いますので、お願いしたいと思います。  それからもう1点だけなのですが、今、現在ある高規格車は大きさというのは、狭隘な道路にも対応できるような高規格車なのかどうか。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 現在、五つの消防署に救急対応をさせております高規格救急車でございますが、多少道路の狭隘部分がありますが、今年度新年度におきまして、救急救命バイクも検討しております。したがって道路狭隘部分、あるいは道路事情等が極めて不都合な部分につきましては、その救急救命バイクをフルに活用させてのペア出動作戦も考えておりますので、十分対応できるかと思います。 ◆委員(白石さと子) 幅が2.3メートル、長さが8.6メートル、そしてはしご車の高さが9メートルぐらいで、違う自治体でそれを採用されたというお話なのですが、今後、そのようなコンパクトな高規格車というものは、お話されたバイクでもって対応という、それとは違いますよね。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) そういうことでございます。お答えしますが、現在の高規格救急車として大型車関係のものが2台ございますが、現在導入を考えておりますのは、コンパクトな高規格救急車を新しく導入させていただいておりますので、道路狭隘も対応できるかと思います。 ◆委員(白石さと子) それでは、消防の方から今度、道路で電線が地中化した方がはしご車を使うときに便利だからということを声を上げて言っていただれけばいいのかと思うのです。その辺だけお願いして終わります。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) ありがとうございます。はしご車の設定につきましては、電線・建物等の障害物がありますと、高さが当然制限されてしまいますので、その点は十分ご理解いただきたいと思います。 ◆委員(井野文人) 246ページの9款1項常備消防費に該当するかと思うのですが、質問させていただきます。現在、市内には火災用の防火貯水槽というのはどういう考え方に基づいて、どのように設置されているか、お答えいただきたいと思います。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 防火貯水槽に対しては、市内では約500カ所ございます。これは水量といたしますと、現在の基準では40立米、40トン以上のものを防火貯水槽として設定をさせていただいております。 ◆委員(井野文人) 地域とかそういう面での配慮、分布、その考え方はどういう基準で設置されておりますか。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 一応、水量の基準に基づきます設定でございまして、半径40メートル以内の設置基準に基づいて貯水槽を設置させていただいております。 ◆委員(井野文人) 例えば、今、大変利用者が多いということで、昨日からいろいろ論議もありました総合ふれあいセンター、これは災害時の緊急避難場所になっているようですが、近隣には防火用の貯水槽は設置されておりますか。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) どこのふれあいセンターですか。 ◆委員(井野文人) 龍舞の総合ふれあいセンターです。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 休泊ふれあいセンター近くに防火貯水槽40立米が設置してありますから、ご安心いただきたいと思います。 ◆委員(井野文人) もう1点、300ページの13款2項1目の土地開発公社の利子補給について質問したいと思います。これは前年度の当初予算が1億1,538万9,000円から若干ですけれども、金額的には減額になっておりますが、昨年の夏以来、リーベ跡地や新野・脇屋という新たな開発も加わっている中で、用地買収が入ったり、さまざまな前段の作業があるかと思うのですが、債務負担行為としては、130億円を上限に債務保証するというふうに提案もされている中で、若干ですが減っておりますが、これはどういう理由でしょうか。 ◎総務部参事(竹吉弘) 債務負担行為全体ということの中でよろしいでしょうか。今、130億円の債務負担行為が土地開発公社に対してありますが、おおむね概算を分けますと、70億円程度が北部の関係、それと新野・脇屋の関係、そのうちの残りの60億円につきましては、これが日常私ども市で取得依頼をするものというふうに理解をしていただければと思いますが、それに対する利子ということで、項目で事業で返済するもの、買い戻した部分があることによる減ということで、ご理解いただければと思います。 ◆委員(井野文人) しかしこれは平成12年度の予算ですから、4月から来年3月までに補給されるべき利子ということです。その間、ですから新たに従来の開発公社が独自に先行取得したさまざまな事業プラス、新野・脇屋及び北部開発が加わって、一般的にいうと債務保証が増えて、あるいは返すべき利子の補給が増えなくてもいいのかと思ったのです。 ◎総務部参事(竹吉弘) 個々の中身の積算については、私どもの方でいたしておりませんので、そこにちょっと触れることはできないのです。 ◎総務部長(松島健三) ただいま出ました北部開発と新野・脇屋の関係でございますけれども、この利子部分については、公社の方で借り入れをして、またその措置をするということでございまして、ここにのっておりますのは、公共用地等でお願いしている部分の利子補給ということでご理解いただきたいと思います。 ◆委員(井野文人) わかりました。終わります。 ◆委員(市川隆康) 246ページ、9款消防費についてお伺いいたします。太田消防団には、現在、新型のキャブ型自動車ポンプが11台、中型とは言いにくいのですが、一回り小さいサファリ型の自動車ポンプが10台装備されているかと思います。平成12年度に買いかえ予定のポンプ車の型と台数は、どのような計画でしょうかお伺いします。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 市川委員につきましては、サファリ型10台、キャブ型11台とよくご存じだと思いますが、一応、キャブ型のものをCD型と言っております。それからサファリにつきましては、BD型と称しております。いわゆるボンネット型の自動車ということでございますが、現在、太田消防団につきましては、21車両ございまして、先ほど話になったとおり、CDが11台、BDが10台ございます。平成12年度で更新するポンプ車は、太田消防団の3分団3号車、細谷地区のBDのポンプ車をCDに更新する計画でございます。 ◆委員(市川隆康) 次長には私が消防団員のころ大変お世話になったので、この場をかりてお礼を言わせていただきます。また、年々、装備されるポンプ車が大きくなり、以前は進入できた防火用貯水槽や消火栓に道路幅が狭くて入れないアクセス危険箇所は、太田市内でどのくらいありますか。また、樹木が生い茂って、大型のポンプ車の進入が危ぶまれている所は何ヵ所ぐらいありますかお伺いいたします。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) お答えします。  道路進入狭隘部分につきましては、平成9年度の調査に基づきましての調査をさせていただいたのですが、42ヶ所ございました。それと樹木の伐採につきましては、平成11年度で22ヵ所ございまして、すべて伐採等、対応をさせていただいた状況でございます。 ◆委員(市川隆康) 今後、対策を聞こうかと思ったのですが、すべでと言われると聞きづらくなってしまうのですけれども、東今泉の富士重工の社宅の近くに、木が生い茂っているのも一応見てもらいたいと思って、このテーマを投げたのですけれども、道路が狭くて入れない、今、42ヵ所、今後の対策はどのようにお考えでしょうかお伺いいたします。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 道路の狭隘部分につきましては、太田地区消防組合におきましては、災害時には大型車、小型車のペア出動をさせております。したがって、プロ消防としますと、狭隘部分につきましては小さい車を先行させ、大きい車を後方で送る、それから逆の場合がありまして、道路が広ければ水を持ってくる水槽車が先行して、狭い所へ小型車が行って水利を確保して水を送ってやる、そういったペア作戦によって対応しますので、道路狭隘部分にあっても、すべてプロ消防とすれば可能なことで対応しております。 ◆委員(市川隆康) 私が言いたいのは、署が大きくなって、また団も、今、おっしゃったようにだんだん大きくなる中で、以前はサファリ型が入ったのですけれども、入れない所は正直言って何ヵ所か私も現場を見させていただいております。やや、装備と逆行するかと思われるのですけれども、署でももしかしたら、この将来的に団の方でキャブ型がいっぱいになったときに、サファリ型の小型のものを装備して、そういう所に対応するお考えがありますかお伺いいたします。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) CD型の大きさとBD型の大きさにつきましては、長さにしておおむね10センチメートルの大きさ、それから幅については約8センチの大きさになりますが、ホイルベースにつきましては、CD型の新型の方が2.5メートルございます。それから現のBD型のポンプ車については、2.95メートルでございますので、ホイルベース的には、CDキャブの方が若干短いということでございますので、道路の狭隘部分につきましても、BD型と同じような対応が可能だと思われます。 ◆委員(市川隆康) それでは、よろしくお願いいたします。自主防災の必要が叫ばれている今、消防署に加えて消防団婦人防火クラブ、企業などに組織されている自衛消防などの協力体制はどのようにお考えでしょうか、見解をお伺いして終わります。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 企業等の自衛消防隊の組織の関連でございますが、太田地区消防組合におきましては、危険物、いわゆるガソリン・灯油等を大型に取り扱っている事業所を対象に危険物安全協会というのを組織してございます。それと就業人員50人以上の工場等、防火対象ということで、これらのものについても防火管理者協会というのを組織させていただいておりまして、両方を合わせますと大体700事業所ぐらい加入しております。この事業所の中で、すべて防火講演会、避難消化通報訓練、あるいは自衛消防ポンプ操法の訓練とあわせて実施させております。したがって、現在、太田市の中ではポンプ車の自衛消防を装備している事業所が10事業所、それから小型ポンプで手で搬送するポンプを所有している事業所が14事業所ございまして、これらの事業所につきましては、特別な指導と大会等をあわせて指導しておりまして、有事の際には速やかに対応できるような指導を行っているところでございます。 ○委員長(吉井弘三) 他の委員でございますか。 ◆委員(斉藤幸拓) それでは時間もないようですので、1点だけお聞きしたいと思っています。  245ページ、9款1項1目常備消防費の中で、先ほども次長の方からお話がありましたように、今年度新たに太田消防署管内でバイクを導入したいという考えがあるようですけれども、このバイク導入の意図をお聞かせ願いたいと思います。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) それではお答えしますが、現在、先ほどお話になりましたように太田地区消防組合管内では救急車が11台活動しております。この昨年の出動件数が5,570件でございました。119番通報から現場到着まで、当消防組合の平均時間が3.4分でございます。全国平均では6分でございます。したがって、約半数の時間で現在の消防組合の救急車は手当できるわけなのですが、この救命率からいきますと、3分以降ですので約50%の基礎救命率しかございません。2分以内に到着できれば、救命率90%でございます。したがって、この救急救命バイクと救急車をペア出動させて1分でも1秒でも早く患者の手当をして、救命率の向上を図りたいというのがねらいでございます。 ◆委員(斉藤幸拓) 1月20日付の各新聞社に県内で初めてだということで、太田が脚光を浴びているわけでございます。中を見ても、今、次長が言いますように3分以内に到着できれば75%の人が助かる。あと1分ごとに時間が過ぎれば過ぎるほど、10分過ぎたらほとんどだめなのだということで、1分でも早く患者の所へ到達したいということで、車よりも小回りがきいて、スピード感のあるバイクを導入ということで、試験的に太田署管内と大泉の管内に2台配置したいということで、今後につきましては、経過を見て良好ということであれば、太田署管内の分署に配置していきたいという考えがあるわけでしょうか。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) そのとおりでございまして、経過を見てどしどし対応をしていきたいと思います。 ◆委員(斉藤幸拓) ぜひ、市民の注目の的になって、この活躍に期待をして最後の質問にしたいと思います。本当にありがとうございました。 ○委員長(吉井弘三) 他の委員でございますか。 ◆委員(小林人志) 消防費の関係で1点だけ確認をさせていただきたいと思います。  消防職員会が結成されて5年ほど経過されているのではないかと思いますけれども、平成11年度職員会は何回ぐらい開催をされたか、それだけで結構です。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 職員会につきましては、年1回開催させていただいておりまして、予算反映しやすい時期、9月上旬をねらって職員会を開催させていただいております。 ◆委員(小林人志) ありがとうございました。結構です。 ○委員長(吉井弘三) 他の委員でございますか。 ◆委員(鈴木信昭) 斉藤議員と関連なのですけれども、246ページ、9款1項消防費の関係なのですけれども、救命救急バイクまたは高規格の救急車が現場に行った場合、当然病院との連絡体制が必要になってくると思うのですけれども、現在の連絡体制システムはどのようになっているのでしょうか。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 連絡体制でございますが、主に無線でございます。医師との連絡につきましては、携帯電話でございます。 ◆委員(鈴木信昭) 現在でも医師と直接現場との連絡がとれるようになっているのでしょうか。 ◎消防組合次長(飯田芳雄) 高規格救急車で救急救命士が3項目を実施する場合には医師の指示がないとできませんので、医師との連絡によっての救急救命士が対応いたします。 ◆委員(鈴木信昭) はい、わかりました。 ○委員長(吉井弘三) 他の委員でございますか。      (「なし」の声あり) ○委員長(吉井弘三) 他にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。      ◎ 散     会 ○委員長(吉井弘三) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。      (「異議なし」の声あり) ○委員長(吉井弘三) ご異議なしと認めます。  よって、本日はこれをもって散会することに決定いたしました。  なお、明日は午前9時から会議を開きますので、ご出席願います。  本日はこれをもって散会といたします。                                      午後6時31分散会...