高崎市議会 > 2024-06-20 >
令和 6年  6月20日 市民経済常任委員会−06月20日-01号
令和 6年  6月20日 建設水道常任委員会−06月20日-01号

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  1. 高崎市議会 2024-06-20
    令和 6年  6月20日 建設水道常任委員会−06月20日-01号


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    最終取得日: 2024-09-15
    令和 6年  6月20日 建設水道常任委員会−06月20日-01号令和 6年  6月20日 建設水道常任委員会   令和6年高崎市議会建設水道常任委員会会議録   ────────────────────────────────────────────                                   令和6年6月20日(木曜日)   ────────────────────────────────────────────                   建設水道常任委員会次第                                     令和6年6月20日(木)                                   第1委員会室 午後1時30分 1 議  題 (1)議案審査    議案第83号 高崎水道事業における布設工事監督者配置及び資格並びに水道技術管理者資格を定める条例の一部改正について 2 その他   ──────────────────────────────────────────── 出席委員等(10人)   委 員 長   青  木  和  也  君     副委員長   丸  山     覚  君   委  員   小  野  聡  子  君     委  員   林     恒  徳  君   委  員   青  柳     隆  君     委  員   白  石  隆  夫  君   委  員   大  竹  隆  一  君     委  員   後  閑  賢  二  君
      委  員   三  島  久 美 子  君   議  長   (委         員)     副 議 長   新  保  克  佳  君   ──────────────────────────────────────────── 欠席委員(なし)   ──────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者   市長      富  岡  賢  治  君   副市長     兵  藤  公  保  君   建設部長    奥  野  正  佳  君   管理課長    小 野 澤  俊  彦  君   道路維持課長  原  田  良  夫  君   建築住宅課長  稲  山  有  司  君   建築指導課長  斎  藤  興  嗣  君   開発指導課長  石  上  智  博  君   都市整備部長  清  水  博  幸  君   都市整備部次長 瀧  上  幸  治  君   都市計画課長  笠  原  伸  益  君   景観室長    櫻  井     実  君   産業流通基盤整備室長             市街地整備課長 木  村  泰  久  君           浮  本  雅  二  君   区画整理課長  横  尾  英  雄  君   都市施設課長  新  井     寛  君   公園緑地課長  小  渕  嘉  春  君   倉渕支所農林建設課長                                   小  暮     悟  君   箕郷支所建設課長西  岡  一  也  君   群馬支所建設課長中  陦  茂  大  君   新町支所建設課長春  山  利  幸  君   榛名支所建設課長宇 津 木  晶  子  君   吉井支所建設課長秋  山  元  弘  君   上下水道事業管理者                                   内  田  昌  孝  君   水道局長    牧  野  宏  之  君   経営企画課長  加  藤  由  視  君   料金課長    堀  越  佳 代 子  君   工務課長    清  水  美 能 留  君   浄水課長    田  畑     守  君   下水道局長   大  塚     篤  君   総務課長    井  上  忠  夫  君   整備課長    伊  藤  和  仁  君   維持管理課長  田  中  和  典  君   施設課長    関  根  裕  之  君   財務部長    天  田  順  久  君   契約課長    新  井     博  君   技術監理課長  清  水  弘  子  君   ──────────────────────────────────────────── 事務局職員出席者   事務局長    大 河 原  博  幸      庶務課長    庄     佳  子   議事課長    坂  口  圭  吾      議事課議事担当係長                                   塚  本  秀  幸   議事課主任主  池  田  光  輝   ──────────────────────────────────────────── △開会  午後 1時27分開会委員長青木和也君) 時間前ではございますが、皆様おそろいのようですので、ただいまから建設水道常任委員会開会いたします。   ──────────────────────────────────────────── △諸般報告委員長青木和也君) この際、諸般報告を申し上げます。  傍聴は、あらかじめ許可してあります。  以上で諸般報告を終わります。   ──────────────────────────────────────────── △開議委員長青木和也君) それでは、本日の会議に入ります。  本日の会議は、お手元に配付の次第に従い進行いたします。なお、会議規則第118条第1項の規定により、委員1人当たりの発言時間を15分程度としたいと思いますので、よろしくお願いいたします。   ──────────────────────────────────────────── △議案審査  議案第83号 高崎水道事業における布設工事監督者配置及び資格並びに水道技術管理者資格を定める条例の一部改正について ○委員長青木和也君) それでは、議案審査に入ります。  定例会議案を御用意いただき、83ページをお開きください。  議案第83号 高崎水道事業における布設工事監督者配置及び資格並びに水道技術管理者資格を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本件について御質疑ありませんか。 ◆委員白石隆夫君) この条例改正は、布設工事監督者等の確保ということが大きな目的かと思います。それによって資格を取得するための条件を緩和するというふうに考えておりますが、具体的な資格要件緩和内容についてお知らせください。 ◎経営企画課長加藤由視君) 布設工事監督者につきましては、必要な実務経験年数の少なくとも半分は水道に関するものとされ、また学歴、学科要件では、今まで土木工学科しか認められなかったものが、機械工学科電気工学科等も含められました。ほかに建設業法による1級土木施工管理技士布設工事監督者及び水道技術管理者資格要件として追加されたものでございます。 ◆委員白石隆夫君) 土木工学科出身者だけでなく、機械工学科あるいは電気工学科の方も資格取得要件になるということで、ぜひそういった学科出身者でも、資格取得の目標がある方には資格を取ってもらえるようにして、それぞれの個人のスキルアップあるいはモチベーションのアップになるようにしていただければと思います。分かりました。ありがとうございました。 ◆委員林恒徳君) 今回、施行令施行規則改正ということなのですけれども、条例改正理由水道事業の移管が挙げられるのかなというふうに思うのですけれども、厚生労働省から国土交通省に移管されることになった経緯とかその概要についてお伺いしたいと思います。 ◎経営企画課長加藤由視君) 経緯としますと、令和4年9月に内閣総理大臣本部長とする新型コロナウイルス感染症対策本部において、次の感染症危機に備えるための具体策が取りまとめられ、その中で、厚生労働省では平時からの感染症対応能力を強化するため、感染症対策部を新たに設置するなどとされ、あわせて食品衛生基準行政消費者庁へ、水道整備管理行政国土交通省及び環境省令和6年度から移管されたものでございます。概要としますと、社会資本整備災害対応に関する専門的な能力、知見を有する国土交通省に移管し、下水道等の他の社会資本と一体的な整備を進め、また水質や衛生に関する事務環境省に移管し、機能強化を図るとされております。 ◆委員林恒徳君) ありがとうございます。先ほどの白石委員とも若干内容がかぶるかなと思うのですけれども、水道技術管理者布設工事監督者資格要件が緩和されているのですけれども、この資格概要と緩和する理由、これについてお伺いしたいと思います。 ◎経営企画課長加藤由視君) 水道技術管理者とは、水道管理について技術上の業務を監督させるため、水道法において自治体等水道事業者が必ず置かなければならないと定められている技術面での責任者です。布設工事監督者とは、自治体等水道事業者が行う水道布設工事等施工に関して技術上の監督業務を行う者です。  今回の条例改正では、本市水道事業で従事するための資格要件を政令で定める内容を参酌して規定するものです。緩和することとなった要因としますと、小規模な自治体では要件を満たす職員数に限りがあります。適切な人員を確保するため、資格要件を緩和し、これらの人員水道整備管理行政機能強化に当たれるとするものでございます。 ◆委員林恒徳君) 高崎市の場合は、今職員の採用というと、市長部局のほうで一括してというような形になっているかと思うのですけれども、現在本市ではこれらの人員というのはどんな感じなのか、充足しているのかどうかお伺いします。 ◎経営企画課長加藤由視君) 水道技術管理者資格要件を満たす者は、水道局内に16名、布設工事監督者は12名で、現在十分充足しております。また、資格要件が緩和されますと、該当の職員数は増えるものと想定しております。 ◆委員林恒徳君) 高崎市の場合には別荘地だとかそういうところが多くあるわけではないと思いますので、民間企業でこういう資格取得者が必要という想定はなかなかないのだろうというふうに思いますけれども、本市がこの状態で継続してやっていけるという話を伺いましたので、以上で質問のほうを終了します。 ○委員長青木和也君) ほかにございませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第83号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり決することに賛成委員起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長青木和也君) 起立全員です。  よって、議案第83号は原案のとおり可決すべきものと決しました。   ──────────────────────────────────────────── △審査終了 ○委員長青木和也君) 以上で本委員会に付託された議案審査は全て終了いたしました。  審査に当たり円滑な委員会運営に御協力いただき、ありがとうございました。  なお、委員長報告の作成については私に一任いただければと思いますが、いかがでしょうか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長青木和也君) それでは、そのようにしたいと思います。  以上で本日の議題を終わります。   ──────────────────────────────────────────── △その他 ○委員長青木和也君) 次に、その他として執行部から何かありましたらお願いします。  なければ、この際、委員の方々から執行部に対しお聞きしたいことがありましたらお願いします。 ◆委員小野聡子君) お世話になります。2点お伺いしたいと思います。  1点目は、昨日の上毛新聞等でも報道されていましたけれども、前橋市で配水管の破断ということが出ていました。どこも同じ状況かと思うのですけれども、高崎市の場合にはどういう方法で点検されているのか、まずここを伺いたいと思います。 ◎工務課長清水美能留君) 高崎市の点検方法につきましては、現在のところ職員が直接現場のほうに参って、漏水探知機を使いながら調査をしているのが実情でございます。 ◆委員小野聡子君) 職員の方が直接行ってくださって、漏水探知機で見つけてくださっているという現状は承知いたしました。御検討されているかと思うのですけれども、やっぱりAIの力というのを使いながら、より早く、ここが危ないというのをキャッチしていただいて、対策を取っていただけるとありがたいと思いますので、その辺はいかがでしょうか。 ◎工務課長清水美能留君) AIにつきましては、以前に委員会等でもお話ししたこともありますが、現在研究段階でございまして、今年度に関しては一応試験的に検討はしているところでございます。 ◎上下水道事業管理者内田昌孝君) 今、課長のほうから説明させましたけれども、ちょっと補足として説明させていただければと思います。  人工衛星等を使った漏水調査AI診断でございますけれども、これはイスラエルのほうでやっているものが1つございます。また、日本国内ですと、JAXA(ジャクサ)、宇宙航空研究開発機構、こちらのほうのスタートアップ企業株式会社天地人のものを前橋市は取り入れています。本市といたしましても、こちらのほうについて海外のものではなくて、国産のもので漏水調査を今年度からやっていこうということで今準備を進めているところでございます。 ◆委員小野聡子君) 御答弁ありがとうございます。今準備を進めてくださっているということで、また何かあったときには本当に迅速に対応してくださっていることは承知しておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。  あともう一点いいですか。除草防草対策について伺います。毎年、建設部皆さんには幾つかの課をまたいで、市民皆様から、あそこが危ないので、見通しが利かないので刈ってくださいとか、車道のほうに人が膨らんで歩いているので刈ってくださいという、そんなお声があって、本当に迅速に対応してくださっていると思います。本当にありがとうございます。今年度の除草依頼件数が今どのくらいになっているのか、またその依頼に関して、直営とか業者さんを使ったりとか、そういう形で対応してくださっていると思うのですけれども、今の対応についても伺います。 ◎道路維持課長原田良夫君) 現在、除草依頼件数でございますが、60件でございます。このうち既に対応しているものが30件ございます。除草依頼に関しましては、現地を確認した上で道路維持課職員による除草作業、あるいは交通量が多い場所、また見通しが悪い場所などにつきましては業者へ委託しております。緊急性危険性などを考慮しながら順次取り組んでいるところでございます。 ◆委員小野聡子君) ありがとうございます。除草していただいても、本当に草の伸びはすごいので、その後の防草対策ということで、例えば土手のサイクリングロードとか、もう人の背丈ぐらいの草が生えてしまって、1回切っていただいても、またすぐ伸びてしまうというところがございます。この辺の防草対策として、費用対効果等々あると思うのですけれども、ちょっとその辺のお考えを教えていただけたらと思います。 ◎道路維持課長原田良夫君) 現在、防草対策につきましては、防草シートあるいはコンクリートで隙間を埋めるなどの現地状況を見ながら対策を実施しているところでございます。 ◆委員小野聡子君) ありがとうございます。刈った後にそうやって防草シートだったり、目地を埋めたりとかいろいろやっていただいて、本当にありがたいと思います。  今月6月の頭に、高崎市の一斉清掃のときに私たちの町内では、この日を除草にしましょうということで声をかけて皆さんで草刈りをしたのですけれども、130人以上集まって、いつも道路維持課さんにお願いしているようなところも、130人がこうして集まったら、2時間ぐらいですごくきれいになって、でも市民がやるにはちょっと危ないと残したところを道路維持課さんにお願いさせていただいたのですけれども、そういう市の一斉清掃みたいな呼びかけもすごく有効かと思いますし、あわせて今の防草対策ということも有効かと思いますので、今後ともまた御研究していただきながら、安心・安全で皆さんが過ごせますようによろしくお願いいたします。 ◆委員林恒徳君) すみません。公営住宅収入基準というのですか、それについてちょっとお伺いしたいのですけれども、最近物価が上がったりとか、また市の政策もありますけれども、所得自体も変わってきている、そんなところがあるのですけれども、収入基準の考え方についてちょっとお伺いしたいと思います。
    建築住宅課長稲山有司君) 入居資格のうちの一つである収入基準につきましては、公営住宅法並びに同施行令で定められた基準金額を参酌しまして、高崎市営住宅の設置及び管理に関する条例第6条第1項第2号で定めております。  委員質問物価給与の上昇に伴う収入基準の見直しにつきましては、公営住宅法など関係する法令の動向を注視しながら、適切に対応していきたいと考えております。 ◆委員林恒徳君) 何か昨日のニュースあたりだと、久々に公的年金もちょっと収入が上がったよというような話も出てきたところもありますけれども、大体今、例えば公営住宅に入居する場合の収入基準は、平均的なものでいいので、どのくらいなのか、ちょっと教えてもらえればと思います。 ◎建築住宅課長稲山有司君) 一例ですけれども、御夫婦お二人の世帯収入上限金額ですが、給与収入がある方が1人の場合ですけれども、年間で351万1,999円が上限となっております。 ◆委員林恒徳君) 何か普通に正社員で勤めていると、今公営住宅にはほぼ入れないというような話も聞いたりもしています。もう20年近くになるのかな、公営住宅の在り方が大きく変わって、低所得者の人は非常に入りやすい、そういった形にはなったのだろうなというふうには思うのですけれども、地域の人といろいろお話ししていると、公営住宅に入居している人が本当に高齢化してしまっていて、その中の内部管理をするのが体力的にも厳しいというような話も出てきています。どうすれば元気な人たちを入れられるのか、そういう部分のサポートができるのか、もしくはそれが難しいのかなと、そんなところも含めてちょっと今後検討いただければと思います。 ◆委員三島久美子君) 2点ほどお願いします。  まず、1点目は、先ほど小野委員からもあった水道管老朽化及び漏水調査の件なのですが、先ほどの答弁では漏水調査というのは職員現場を確認しているというだけの話だったのですけれども、現実問題、市民やほかの方から水漏れしているよというところを見に行くのは当然として、定期的にやっていらっしゃるのですか。 ◎工務課長清水美能留君) 現在のところ、定期的に職員現場を確認しております。 ◆委員三島久美子君) どのくらいの頻度でやっているのですか。 ◎工務課長清水美能留君) 二、三か月に1度ぐらいの頻度で行っております。 ◆委員三島久美子君) ちょっと前橋市のことが昨日も大きな記事になっていて、AIを導入することによって、今まで5年で1周していたものが半年でピンポイントにできるようになったと。先ほど上下水道事業管理者の方からも非常に前向きな答弁をいただいたのですが、いずれにしても高崎市内には老朽管がたくさんあるというふうに認識しております。ちなみに、水道管耐用年数は40年ということなのですが、その40年を経過した老朽管本市では延長どのくらいあるのでしょうか。 ◎工務課長清水美能留君) 40年を経過した経年管延長は約606キロメートルでございます。 ◆委員三島久美子君) 606キロメートル、老朽管につながる話で、以前から私は水道管耐震化ということも大きな問題だというふうに申し上げてきました。令和4年度の決算数値で47%だよという答弁を以前にいただいていますが、本当に遅々として進んでいないなというのが私の正直な感想です、せいぜい年に二、三キロメートル。実際、国は5年後の令和10年度末までに耐震化率を60%以上にしなさいと言っています。別にお隣のまちと比較するわけではないですけれども、本市が47%、お隣前橋市は51%弱ということで、お隣さんは頑張っているなというのが正直な感想なのですが、現実問題、私が知っている数値令和4年度決算数値なのですが、令和5年度の段階ではどのくらい耐震化というのが進んだのですか。 ◎工務課長清水美能留君) 令和5年度の耐震化につきましては46.80%から46.83%でございます。 ◆委員三島久美子君) 46.8……本当僅か0.何ポイントということですね。大事な話なのです、これは。群馬県は地震が少ないなんていうのはもう神話だと思います。熊本県も能登半島も地震が少ないと言われていたものが、ああいう激甚災害に見舞われたと。そのときに水道管、命の水。もちろん給水車とかいろいろありますけれども、すぐ応援が来てくれる可能性は高いですけれども、やはり私たちの命の水を守るために、華やかな建物ではなくて、この地中に埋まっているものが市民の命を守るという観点で、しっかりとここに取り組んでいただきたい。  水道計画では、たしか1年間で10キロメートルとか進めると言っていたのを以前に聞いていたのですが、もうここに来て遅々として進んでいない。これは本当にゆゆしき問題だと思うのです。先ほどの漏水にもつながっていきます、おのずと。必ずしも40年以上経過した水道管が破裂するとは限りません。前橋市のケースは粉々になったというのが本当にすごいなと思ったのが、交通量の多い道路だったとか、そういったいろんな要素が絡んでくる話ですけれども、いずれにしても前橋市のケースも30年ぐらい経過していたものだったということで、老朽化はおのずと漏水にもつながる。漏水につながるということは、水道収益につながることなのです。収益が下がるということで、有収率が下がるということは、お金をかけて水をつくっても、どんどん、どんどんどぶに捨てているということになります。ぜひともこういうものにしっかりと予算を計上していただくこと、これを強くお願いしておきます。そして、DX活用も積極的に進めていただきたいと思います。  もう一点、次は高崎玉村スマートインター周辺産業団地A地区B地区の話です。もちろんこの譲渡、売買に関しては高崎工業団地造成組合がやっていることで、ここの所管ではありませんけれども、参考までにお伺いしておきます。スマートインター周辺産業団地に関しては、なかなか利活用が決まらないということでA地区B地区懸案事項だったものが、おととしの令和4年8月に公募型プロポーザルを行ったと。そして、去年の2月に、たしか高崎工業団地造成組合議会の議員さんだけではなくて、私たち市議会にも報告がありました。伊勢崎市の阿佐見産業株式会社さんを代表としたJVと言っていいかどうか分かりませんけれども、高崎市の株式会社群成舎さん、そして国際警備株式会社、さらには東京都千代田区にある株式会社アンテナという会社、この株式会社アンテナさんというのは今はもうやめましたけれども、本市SNS等を用いた移住定住促進事業、この業務を委託している会社ですけれども、この4社がJVのような形を組んでグループ企業としてプロポーザルの優先交渉権者になりましたよということを昨年の2月に報告されています。その資料によると、去年の12月までには基本設計が出来上がって、分譲契約が結ばれるとあったのですけれども、ちょっと参考までに、この後市に関わる質問をしますので、現状どうなっているのか、その辺について市議会としても確認しておく必要があるので、お答えいただきたいと思います。 ◎産業流通基盤整備室長(浮本雅二君) 高崎工業団地造成組合の案件となりますので、現在高崎工業団地造成組合事務局が中心となりまして、分譲契約締結に向けて優先交渉権者と調整を行っているところでございます。本市の東の玄関口であるこのエリアを新たな産業拠点に発展させるため、高崎市産及び群馬県産の農産物の販売を一手に担う、極めて斬新で、大胆な発想を取り入れた、道の駅を超えるパーク型商業施設となるよう、現在慎重に検討を進めているところでございます。 ◆委員三島久美子君) 慎重に検討するのはいいのですけど、優先交渉権者が決まってから1年以上経過して、まだ慎重にと。聞くところによると、高崎工業団地造成組合の話も聞いています、契約すら結ばれていない。どういうことなのかなと、本当に何か原因があるのだなというふうに私はいろいろ調べさせていただいております。  プロポーザルというのはこういうふうにやりますよと提案するわけですよね。計画からいうと、もうそれが半年以上遅れていて、こうなると、当初の予定よりも随分ずれ込んでいくのだなというふうには思っています。先ほど室長がおっしゃったように、あそこは富岡市長も大事な場所だと、北関東自動車道にも通じる開発だけではなくて、本当に高崎市の起爆剤になるような重要なエリアにあるのだということをおっしゃっておられました。だから、私たち議会もかなり期待をして、長い間どうするのだという質問をし続けてきた経緯があったと思います。ようやく決まったけれども、何かの理由で頓挫しているというのがちょっと残念だなと思うのですが。さて、これは本当は令和8年5月にオープンという計画だったらしいですけれども、それがちょっとその先になるかなと思いつつ、この事業は、高崎のまちづくりにとってはもちろん深く関わる重要な事業。譲渡とか売買は高崎工業団地造成組合がやりますけれども、この後高崎市が道路整備だとかインフラ整備、またパースを見ると、高崎玉村スマートインターチェンジの出入口のところにA地区B地区を結ぶ公道をまたぐ歩道橋のようなものを造るような絵が描いてあるのです。そうなると、やはり高崎市として相当深く関わっていかなければ、この事業は成り立たないのだなというふうに感じていますけれども、今後この事業に関して高崎市が今言ったような公道の整備とか接続道だとか、そういったことも含めて周辺のインフラ整備、上下水道やら何やらいろんな関わりがあると思うのですが、どんなふうに関わっていくのか、まず教えていただけますか。 ◎産業流通基盤整備室長(浮本雅二君) 本市といたしましては、平成24年3月策定の高崎スマートインターチェンジ周辺工業団地開発基本計画におきまして、「ヒト・モノを呼び込む仕掛けを創る、賑い交流拠点の創造」をコンセプトに掲げまして、高崎産農畜産物のブランド力向上や海産物などの観光型直売施設等を主体とした集客力のある中核的な地域振興施設などの導入を図り、このエリアが新たな産業拠点となるよう、その実現に向けまして必要な支援を行ってまいりたいというふうに考えております。 ◆委員三島久美子君) 必要な支援というか、おのずとやらなければならないことって工業団地を開発するときでもいろんなことをやらなければならなかった。そういうことで、絵を見ると本当に立派なパースができています。もう夢のような、子どもの遊び場も造るのだとかいろいろ見せていただきましたけれども、そういった意味ではどのぐらいの費用負担があるのかなと、おのずと高崎市の財政出動も必要になってくるのだろうなというふうに覚悟を決めなければいけないな、それをうまく費用対効果を考えて有効活用して活性化のあるものに。ただ、今関わっている会社皆様方も、どのくらいの財政出動が必要なのかちょっと分からないというような状態で不安だというお声も聞いています。  何度も申し上げますけれども、高崎工業団地造成組合の話かもしれませんけれども、何でこんなに頓挫してしまって、1年半以上放置された状態になっているのか、甚だ疑問であります。この件に関しては非常に重要なエリアの開発ですので、これからもしっかりと注視して、場合によっては一般質問等々で高崎のまちづくりの根幹に関わる問題ですので、しっかり取り組んでいかせていただきたいと思います。 ○委員長青木和也君) ほかにありませんか。   ──────────────────────────────────────────── △閉会 ○委員長青木和也君) なければ、以上で本日の建設水道常任委員会を閉会いたします。                                       午後 1時55分閉会 高崎市議会委員会条例第30条第1項の規定によりここに署名する。   令和6年6月20日                       建設水道常任委員会 委 員 長  青  木  和  也...