◎
建築住宅課長(
稲山有司君)
入居資格のうちの一つである
収入基準につきましては、
公営住宅法並びに同
施行令で定められた
基準の
金額を参酌しまして、
高崎市
市営住宅の設置及び
管理に関する
条例第6条第1項第2号で定めております。
委員質問の
物価や
給与の上昇に伴う
収入基準の見直しにつきましては、
公営住宅法など関係する法令の動向を注視しながら、適切に
対応していきたいと考えております。
◆
委員(
林恒徳君) 何か昨日の
ニュースあたりだと、久々に
公的年金もちょっと
収入が上がったよというような話も出てきたところもありますけれども、大体今、例えば
公営住宅に入居する場合の
収入基準は、平均的なものでいいので、どのくらいなのか、ちょっと教えてもらえればと思います。
◎
建築住宅課長(
稲山有司君) 一例ですけれども、御夫婦お二人の
世帯収入の
上限金額ですが、
給与収入がある方が1人の場合ですけれども、年間で351万1,999円が
上限となっております。
◆
委員(
林恒徳君) 何か普通に正社員で勤めていると、今
公営住宅にはほぼ入れないというような話も聞いたりもしています。もう20年近くになるのかな、
公営住宅の在り方が大きく変わって、低
所得者の人は非常に入りやすい、そういった形にはなったのだろうなというふうには思うのですけれども、地域の人といろいろお話ししていると、
公営住宅に入居している人が本当に高齢化してしまっていて、その中の
内部管理をするのが体力的にも厳しいというような話も出てきています。どうすれば元気な
人たちを入れられるのか、そういう部分のサポートができるのか、もしくはそれが難しいのかなと、そんなところも含めてちょっと今後検討いただければと思います。
◆
委員(
三島久美子君) 2点ほどお願いします。
まず、1点目は、先ほど
小野委員からもあった
水道管の
老朽化及び
漏水調査の件なのですが、先ほどの
答弁では
漏水調査というのは
職員が
現場を確認しているというだけの話だったのですけれども、現実問題、
市民やほかの方から水漏れしているよというところを見に行くのは当然として、定期的にやっていらっしゃるのですか。
◎
工務課長(
清水美能留君) 現在のところ、定期的に
職員が
現場を確認しております。
◆
委員(
三島久美子君) どのくらいの
頻度でやっているのですか。
◎
工務課長(
清水美能留君) 二、三か月に1度ぐらいの
頻度で行っております。
◆
委員(
三島久美子君) ちょっと
前橋市のことが昨日も大きな記事になっていて、
AIを導入することによって、今まで5年で1周していたものが半年でピンポイントにできるようになったと。先ほど
上下水道事業管理者の方からも非常に前向きな
答弁をいただいたのですが、いずれにしても
高崎市内には
老朽管がたくさんあるというふうに認識しております。ちなみに、
水道管の
耐用年数は40年ということなのですが、その40年を経過した
老朽管は
本市では
延長どのくらいあるのでしょうか。
◎
工務課長(
清水美能留君) 40年を経過した
経年管の
延長は約606キロメートルでございます。
◆
委員(
三島久美子君) 606キロメートル、
老朽管につながる話で、以前から私は
水道管の
耐震化ということも大きな問題だというふうに申し上げてきました。
令和4年度の
決算数値で47%だよという
答弁を以前にいただいていますが、本当に
遅々として進んでいないなというのが私の正直な
感想です、せいぜい年に二、三キロメートル。実際、国は5年後の
令和10年度末までに
耐震化率を60%以上にしなさいと言っています。別に
お隣のまちと比較するわけではないですけれども、
本市が47%、
お隣の
前橋市は51%弱ということで、
お隣さんは頑張っているなというのが正直な
感想なのですが、現実問題、私が知っている
数値は
令和4年度
決算数値なのですが、
令和5年度の
段階ではどのくらい
耐震化というのが進んだのですか。
◎
工務課長(
清水美能留君)
令和5年度の
耐震化につきましては46.80%から46.83%でございます。
◆
委員(
三島久美子君) 46.8……本当僅か0.何ポイントということですね。大事な話なのです、これは。
群馬県は
地震が少ないなんていうのはもう神話だと思います。熊本県も能登半島も
地震が少ないと言われていたものが、ああいう
激甚災害に見舞われたと。そのときに
水道管、命の水。もちろん
給水車とかいろいろありますけれども、すぐ応援が来てくれる
可能性は高いですけれども、やはり私
たちの命の水を守るために、華やかな建物ではなくて、この地中に埋まっているものが
市民の命を守るという観点で、しっかりとここに取り組んでいただきたい。
水道計画では、たしか1年間で10キロメートルとか進めると言っていたのを以前に聞いていたのですが、もうここに来て
遅々として進んでいない。これは本当にゆゆしき問題だと思うのです。先ほどの
漏水にもつながっていきます、おのずと。必ずしも40年以上経過した
水道管が破裂するとは限りません。
前橋市の
ケースは粉々になったというのが本当にすごいなと思ったのが、
交通量の多い
道路だったとか、そういったいろんな要素が絡んでくる話ですけれども、いずれにしても
前橋市の
ケースも30年ぐらい経過していたものだったということで、
老朽化はおのずと
漏水にもつながる。
漏水につながるということは、
水道収益につながることなのです。
収益が下がるということで、有
収率が下がるということは、お金をかけて水をつくっても、どんどん、どんどんどぶに捨てているということになります。ぜひともこういうものにしっかりと予算を計上していただくこと、これを強くお願いしておきます。そして、
DXの
活用も積極的に進めていただきたいと思います。
もう一点、次は
高崎玉村スマートインターの
周辺の
産業団地A地区、
B地区の話です。もちろんこの譲渡、売買に関しては
高崎工業団地造成組合がやっていることで、ここの所管ではありませんけれども、参考までにお伺いしておきます。
スマートインターの
周辺の
産業団地に関しては、なかなか
利活用が決まらないということで
A地区、
B地区と
懸案事項だったものが、おととしの
令和4年8月に
公募型プロポーザルを行ったと。そして、去年の2月に、たしか
高崎工業団地造成組合議会の議員さんだけではなくて、私
たち市議会にも
報告がありました。伊勢崎市の
阿佐見産業株式会社さんを代表とした
JVと言っていいかどうか分かりませんけれども、
高崎市の
株式会社群成舎さん、そして
国際警備株式会社、さらには東京都千代田区にある
株式会社アンテナという
会社、この
株式会社アンテナさんというのは今はもうやめましたけれども、
本市の
SNS等を用いた
移住定住促進事業、この
業務を委託している
会社ですけれども、この4社が
JVのような形を組んで
グループ企業としてプロポーザルの優先交渉権者になりましたよということを昨年の2月に
報告されています。その資料によると、去年の12月までには基本設計が出来上がって、分譲契約が結ばれるとあったのですけれども、ちょっと参考までに、この後市に関わる
質問をしますので、現状どうなっているのか、その辺について市議会としても確認しておく必要があるので、お答えいただきたいと思います。
◎
産業・
流通基盤整備室長(浮本雅二君)
高崎工業団地造成組合の案件となりますので、現在
高崎工業団地造成組合事務局が中心となりまして、分譲契約締結に向けて優先交渉権者と調整を行っているところでございます。
本市の東の玄関口であるこのエリアを新たな
産業拠点に発展させるため、
高崎市産及び
群馬県産の農産物の販売を一手に担う、極めて斬新で、大胆な発想を取り入れた、道の駅を超えるパーク型商業施設となるよう、現在慎重に検討を進めているところでございます。
◆
委員(
三島久美子君) 慎重に検討するのはいいのですけど、優先交渉権者が決まってから1年以上経過して、まだ慎重にと。聞くところによると、
高崎工業団地造成組合の話も聞いています、契約すら結ばれていない。どういうことなのかなと、本当に何か原因があるのだなというふうに私はいろいろ調べさせていただいております。
プロポーザルというのはこういうふうにやりますよと提案するわけですよね。計画からいうと、もうそれが半年以上遅れていて、こうなると、当初の予定よりも随分ずれ込んでいくのだなというふうには思っています。先ほど室長がおっしゃったように、あそこは富岡
市長も大事な
場所だと、北関東自動車道にも通じる開発だけではなくて、本当に
高崎市の起爆剤になるような重要なエリアにあるのだということをおっしゃっておられました。だから、私
たち議会もかなり期待をして、長い間どうするのだという
質問をし続けてきた
経緯があったと思います。ようやく決まったけれども、何かの
理由で頓挫しているというのがちょっと残念だなと思うのですが。さて、これは本当は
令和8年5月にオープンという計画だったらしいですけれども、それがちょっとその先になるかなと思いつつ、この事業は、
高崎のまちづくりにとってはもちろん深く関わる重要な事業。譲渡とか売買は
高崎工業団地造成組合がやりますけれども、この後
高崎市が
道路整備だとかインフラ
整備、またパースを見ると、
高崎玉村スマートインターチェンジの出入口のところに
A地区と
B地区を結ぶ公道をまたぐ歩道橋のようなものを造るような絵が描いてあるのです。そうなると、やはり
高崎市として相当深く関わっていかなければ、この事業は成り立たないのだなというふうに感じていますけれども、今後この事業に関して
高崎市が今言ったような公道の
整備とか接続道だとか、そういったことも含めて
周辺のインフラ
整備、上下
水道やら何やらいろんな関わりがあると思うのですが、どんなふうに関わっていくのか、まず教えていただけますか。
◎
産業・
流通基盤整備室長(浮本雅二君)
本市といたしましては、平成24年3月策定の
高崎市
スマートインターチェンジ
周辺工業団地開発基本計画におきまして、「ヒト・モノを呼び込む仕掛けを創る、賑い交流拠点の創造」をコンセプトに掲げまして、
高崎産農畜産物のブランド力向上や海産物などの観光型直売施設等を主体とした集客力のある中核的な地域振興施設などの導入を図り、このエリアが新たな
産業拠点となるよう、その実現に向けまして必要な支援を行ってまいりたいというふうに考えております。
◆
委員(
三島久美子君) 必要な支援というか、おのずとやらなければならないことって工業団地を開発するときでもいろんなことをやらなければならなかった。そういうことで、絵を見ると本当に立派なパースができています。もう夢のような、子どもの遊び場も造るのだとかいろいろ見せていただきましたけれども、そういった意味ではどのぐらいの費用負担があるのかなと、おのずと
高崎市の財政出動も必要になってくるのだろうなというふうに覚悟を決めなければいけないな、それをうまく費用対効果を考えて有効
活用して活性化のあるものに。ただ、今関わっている
会社の
皆様方も、どのくらいの財政出動が必要なのかちょっと分からないというような状態で不安だというお声も聞いています。
何度も申し上げますけれども、
高崎工業団地造成組合の話かもしれませんけれども、何でこんなに頓挫してしまって、1年半以上放置された状態になっているのか、甚だ疑問であります。この件に関しては非常に重要なエリアの開発ですので、これからもしっかりと注視して、場合によっては一般
質問等々で
高崎のまちづくりの根幹に関わる問題ですので、しっかり取り組んでいかせていただきたいと思います。
○
委員長(
青木和也君) ほかにありませんか。
────────────────────────────────────────────
△閉会
○
委員長(
青木和也君) なければ、以上で本日の
建設水道常任委員会を閉会いたします。
午後 1時55分閉会
高崎市議会
委員会条例第30条第1項の規定によりここに署名する。
令和6年6月20日
建設水道常任委員会 委 員 長 青 木 和 也...