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令和 6年  3月 定例会(第1回)−02月22日-01号
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  1. 高崎市議会 2024-02-22
    令和 6年  3月 定例会(第1回)−02月22日-01号


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    最終取得日: 2024-09-15
    令和 6年  3月 定例会(第1回)−02月22日-01号令和 6年  3月 定例会(第1回)   令和6年第1回高崎市議会定例会会議録(第1日)   ────────────────────────────────────────────                                   令和6年2月22日(木曜日)   ────────────────────────────────────────────                  議 事 日 程 (第1号)                                  令和6年2月22日午後1時開議 第 1 会期の決定 第 2 会議録署名議員の指名 第 3 報告第 1 号 専決処分の報告について 第 4 承認第 1 号 専決処分の承認について(交通事故による損害賠償に関する和解及びその損害賠償の額の決定) 第 5 承認第 2 号 専決処分の承認について(令和5年度高崎市一般会計補正予算(第9号)) 第 6 議案第 1 号 市道路線の廃止について     議案第 2 号 市道路線の認定について 第 7 議案第 3 号 財産の取得について(小学校教師用指導書) 第 8 議案第 4 号 高崎市吏員其ノ他ノ職員退隠料、通算退隠料、退職給与金、返還金、死亡給与金遺族扶助料及通算遺族扶助料条例等の廃止について 第 9 議案第 5 号 高崎市戸籍法関係手数料条例の一部改正について 第10 議案第 6 号 高崎市市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について     議案第 7 号 高崎市ふるさと住宅設置及び管理に関する条例の一部改正について
    第11 議案第 8 号 令和5年度高崎市一般会計補正予算(第10号)     議案第 9 号 令和5年度高崎市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)     議案第10号 令和5年度高崎市介護保険特別会計補正予算(第3号)     議案第11号 令和5年度高崎市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 第12 議案第12号 令和5年度高崎市水道事業会計補正予算(第2号) 第13 議案第13号 令和5年度高崎市公共下水道事業会計補正予算(第2号) 第14 議案第58号 令和5年度高崎市一般会計補正予算(第11号) 第15 請願第 1 号 高崎市の学校給食における地場農産物使用率の目標達成を求めることについて 第16 議案第14号 財産の無償貸付けについて     議案第15号 財産の減額貸付けについて     議案第16号 包括外部監査契約の締結について     議案第17号 高崎市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号及び特定個人情報の利用並びに特定個人情報の提供に関する条例の一部改正について     議案第18号 高崎市市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例及び高崎市水道事業、簡易水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について     議案第19号 高崎市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正について     議案第20号 高崎市体育施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について     議案第21号 高崎市無料低額宿泊所の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について     議案第22号 高崎市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について     議案第23号 高崎市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について     議案第24号 高崎市軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について     議案第25号 高崎市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について     議案第26号 高崎市特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について     議案第27号 高崎市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部改正について     議案第28号 高崎市指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について     議案第29号 高崎市介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部改正について     議案第30号 高崎市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部改正について     議案第31号 高崎市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について     議案第32号 高崎市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について     議案第33号 高崎市指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例等の一部改正について     議案第34号 高崎市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について     議案第35号 高崎市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について     議案第36号 高崎市指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例 の廃止について     議案第37号 高崎市倉渕就労継続支援施設設置及び管理に関する条例の制定について     議案第38号 高崎市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について     議案第39号 高崎市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について     議案第40号 高崎市指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について     議案第41号 高崎市障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について     議案第42号 高崎市障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について     議案第43号 高崎市女性自立支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について     議案第44号 高崎市介護保険条例の一部改正について     議案第45号 高崎市介護保険法関係手数料条例の一部改正について     議案第46号 高崎市道路占用料徴収条例の一部改正について     議案第47号 高崎市建築基準法関係手数料条例の一部改正について     議案第48号 高崎市建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律関係手数料条例の一部改正について     議案第49号 令和6年度高崎市一般会計予算     議案第50号 令和6年度高崎市国民健康保険事業特別会計予算     議案第51号 令和6年度高崎市介護保険特別会計予算     議案第52号 令和6年度高崎市牛伏ドリームセンター事業特別会計予算     議案第53号 令和6年度高崎市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算     議案第54号 令和6年度高崎市後期高齢者医療特別会計予算     議案第55号 令和6年度高崎市農業集落排水事業特別会計予算     議案第56号 令和6年度高崎市水道事業会計予算     議案第57号 令和6年度高崎市公共下水道事業会計予算   ──────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件 (議事日程に同じ)   ──────────────────────────────────────────── 出席議員(38人)      1番   渡  辺  隆  宏  君      2番   横  田  卓  也  君      3番   高  橋     淳  君      4番   新  倉  哲  郎  君      5番   金  子  和  幸  君      6番   角  倉  邦  良  君      7番   宮 原 田  綾  香  君      8番   樋  口  哲  郎  君      9番   荒  木  征  二  君     10番   三  井  暢  秀  君     11番   大 河 原  吉  明  君     12番   青  木  和  也  君     13番   谷  川  留 美 子  君     14番   中  村  さ と 美  君     15番   後  藤     彰  君     16番   中  島  輝  男  君     17番   伊  藤  敦  博  君     18番   小  野  聡  子  君     19番   新  保  克  佳  君     20番   時  田  裕  之  君     21番   林     恒  徳  君     22番   青  柳     隆  君     23番   根  岸  赴  夫  君     24番   渡  辺  幹  治  君     25番   丸  山     覚  君     26番   白  石  隆  夫  君     27番   逆 瀬 川  義  久  君     28番   長  壁  真  樹  君     29番   大  竹  隆  一  君     30番   堀  口     順  君     31番   松  本  賢  一  君     32番   柄  沢  高  男  君     33番   石  川     徹  君     34番   後  閑  賢  二  君     35番   三  島  久 美 子  君     36番   高  橋  美 奈 雄  君     37番   丸  山  和  久  君     38番   柴  田  和  正  君   ──────────────────────────────────────────── 欠席議員(なし)   ──────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者   市長      富  岡  賢  治  君   副市長     兵  藤  公  保  君   副市長     齋  藤  逹  也  君   総務部長    曽  根  光  広  君   財務部長    天  田  順  久  君   市民部長    藍     美  香  君   福祉部長    石  原  正  人  君   福祉部子育て支援担当部長                                   千  明     浩  君   福祉部児童相談所担当部長            保健医療部長  水  井  栄  二  君           中  山  直  美  君   環境部長    清  水  弘  明  君   商工観光部長  福  島  貴  希  君   建設部長    奥  野  正  佳  君   都市整備部長  清  水  博  幸  君   倉渕支所長   塚  越  好  博  君   箕郷支所長   新  井     修  君   群馬支所長   山  田  史  仁  君   新町支所長   御 園 生  敏  寿  君   榛名支所長   太  田  直  樹  君   吉井支所長   田  代  有  史  君   会計管理者   志  田     登  君   教育長     小  林  良  江  君   教育部長    青  柳  正  典  君   教育部公民館担当部長                                   川  嶋  昭  人  君   教育部学校教育担当部長             選挙管理委員会事務局長(併任)           大  澤  好  則  君           曽  根  光  広  君   代表監査委員  小  泉  貴 代 子  君   監査委員事務局長吉  井  秀  広  君   上下水道事業管理者               水道局長    牧  野  宏  之  君
              内  田  昌  孝  君   下水道局長   大  塚     篤  君   消防局長    中  村     均  君   群馬支所建設課長中  陦  茂  大  君   介護保険課長  佐  鳥     久  君   健康教育課長  長  岡     誠  君   健康課長    田  村  克  弘  君   財政課長    矢  口     賢  君   ──────────────────────────────────────────── 事務局職員出席者   事務局長    大 河 原  博  幸      庶務課長    庄     佳  子   議事課長    坂  口  圭  吾      議事課議事担当係長                                   塚  本  秀  幸   議事課主任主事 田  中  博  英      議事課主任主事 池  田  光  輝   ──────────────────────────────────────────── △開会  午後 1時00分開会 ○議長(時田裕之君) ただいまから令和6年第1回高崎市議会定例会を開会いたします。   ──────────────────────────────────────────── △開議 ○議長(時田裕之君) これより本日の会議を開きます。   ──────────────────────────────────────────── △諸般の報告 ○議長(時田裕之君) この際、諸般の報告を申し上げます。  今回提出されました陳情書につきましては、議席に配付いたしました。  次に、監査委員から令和5年10月分から12月分の現金出納検査結果報告が地方自治法第235条の2第3項の規定に基づき提出されましたので、事務局に保管してあります。  以上で諸般の報告を終わります。  本日の会議は、議席に配付いたしました議事日程(第1号)に基づき議事を進めます。   ──────────────────────────────────────────── △日程第1 会期の決定 ○議長(時田裕之君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から3月18日までの26日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(時田裕之君) 御異議なしと認めます。  よって、本定例会の会期は本日から3月18日までの26日間と決定いたしました。   ──────────────────────────────────────────── △日程第2 会議録署名議員の指名 ○議長(時田裕之君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、5番 金子和幸議員、18番 小野聡子議員及び31番 松本賢一議員を指名いたします。   ──────────────────────────────────────────── △日程第3 報告第1号 専決処分の報告について ○議長(時田裕之君) 日程第3、報告第1号 専決処分の報告についてを議題といたします。  当局の説明を求めます。                  (群馬支所建設課長 中陦茂大君登壇) ◎群馬支所建設課長(中陦茂大君) ただいま議題となりました報告第1号について御説明申し上げます。  議案書(1)の1ページを御覧ください。本件は、地方自治法第180条第1項の規定により、議会の議決により市長において専決処分することができる事項として指定された権原に基づき専決処分したもので、同条第2項の規定により御報告するものです。  それでは、専決第1号につきまして御説明申し上げます。議案書(1)の4ページを御覧ください。この事故は、令和5年9月25日午後5時10分頃、金古町地先市道において、通行中の軽自動車が路面の破損箇所に車輪を落とし、当該車両を破損したものです。和解事項につきましては記載のとおりでございます。損害賠償の額は7,882円です。  以上、専決第1号の説明とさせていただきます。                  (介護保険課長 佐鳥 久君登壇) ◎介護保険課長(佐鳥久君) それでは、専決第2号につきまして御説明申し上げます。  議案書(1)の8ページを御覧ください。この事故は、令和5年11月13日午前10時40分頃、高崎市高松町36番地、高崎総合医療センター駐車場において、介護保険課職員が開けた軽乗用車のドアが駐車中の普通乗用車に接触したものです。和解事項につきましては記載のとおりでございます。損害賠償の額は21万3,125円です。  以上、専決第2号の説明とさせていただきます。                  (健康教育課長 長岡 誠君登壇) ◎健康教育課長(長岡誠君) それでは、専決第3号につきまして御説明申し上げます。  議案書(1)の12ページを御覧ください。この事故は、令和5年9月4日午前10時57分頃、吉井町吉井地内の市道において、健康教育課職員の運転する普通貨物自動車が駐車中の軽乗用車に接触したものです。和解事項につきましては記載のとおりでございます。損害賠償の額は19万9,507円です。  以上、専決第3号の説明とさせていただきます。 ○議長(時田裕之君) 当局の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。ありませんか。────質疑を終結いたします。  以上で報告第1号を終わります。   ──────────────────────────────────────────── △日程第4 承認第1号 専決処分の承認について(交通事故による損害賠償に関する和解及びその損害賠償の額の決定) ○議長(時田裕之君) 日程第4、承認第1号 専決処分の承認について(交通事故による損害賠償に関する和解及びその損害賠償の額の決定)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。                  (健康課長 田村克弘君登壇) ◎健康課長(田村克弘君) ただいま議題となりました承認第1号に係る専決処分の承認につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  議案書(1)の15ページを御開きください。本件は、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分させていただきましたので、同条第3項の規定により御報告申し上げ、御承認をお願いするものでございます。  1枚おめくりいただき、16ページを御覧ください。この事故は、令和5年12月11日午後1時30分頃、高崎市常盤町100番地において、健康課職員の運転する軽貨物自動車株式会社久保田モータースが所有する建物に衝突したものでございます。この事故について、次により和解し、その損害賠償の額を定めることにつきましては、相手方の早期事業再開のため交渉の長期化を避ける必要が生じ、市議会の議決すべき事件について、特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認められましたので、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分をさせていただいたものでございます。和解事項といたしましては、高崎市長を甲、相手方を乙とし、甲は乙に対しシャッター修理費35万5,300円及びヘッドライトテスター購入費151万4,700円、合計187万円を支払うものでございます。また、甲及び乙は本件について今後いかなる事情が生じても一切異議請求の申立てをしないというものでございます。なお、損害賠償の額は187万円です。  以上、誠に簡単ですが、承認第1号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願いいたします。今後とも安全運転について自覚を高め、交通事故防止に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(時田裕之君) 提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。ありませんか。────質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本件は、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(時田裕之君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。ありませんか。────討論を終結いたします。  これより承認第1号を採決いたします。  本件は、これを承認することに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(時田裕之君) 御異議なしと認めます。  よって、承認第1号は承認することに決しました。   ──────────────────────────────────────────── △日程第5 承認第2号 専決処分の承認について(令和5年度高崎市一般会計補正予算(第9号)) ○議長(時田裕之君) 日程第5、承認第2号 専決処分の承認について(令和5年度高崎市一般会計補正予算(第9号))を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。                  (財政課長 矢口 賢君登壇) ◎財政課長(矢口賢君) ただいま議題となりました承認第2号 専決処分の承認につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  議案書(1)の19ページを御覧ください。本件は、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分させていただきましたので、同条第3項の規定に基づき御報告申し上げ、御承認をお願いするものでございます。  1枚おめくりいただきまして、20ページの専決第2号、専決処分書を御覧ください。国における物価高騰対策として、住民税均等割のみ課税世帯及び低所得者の子育て世帯支援に係る給付金給付事業の実施につきまして早期に対応する必要が生じましたが、議会を招集する時間的余裕がないことが明らかでしたので、令和6年1月18日付で令和5年度高崎市一般会計補正予算(第9号)を専決処分させていただいたものでございます。  21ページを御覧ください。第1条は歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ10億3,013万2,000円を追加いたしまして、予算の総額を1,800億634万1,000円とするものでございます。補正予算の款項の区分、当該区分ごとの金額は第1表歳入歳出予算補正のとおりでございます。  それでは、歳入歳出補正予算の内容につきまして事項別明細書により歳出から御説明申し上げますので、28ページを御覧ください。3歳出でございます。3款1項1目社会福祉総務費は、エネルギー食料品価格等の物価高騰による家計への影響が大きい住民税均等割のみ課税世帯に対して1世帯当たり10万円を、また低所得者の子育て世帯に対して、世帯内で扶養されている18歳以下の子ども1人当たり5万円をそれぞれ給付するための経費を計上するものでございます。以上で歳出の説明を終わらせていただきます。  続きまして、歳入について御説明申し上げますので、前に戻っていただきまして、26ページを御覧ください。2歳入でございます。16款2項1目総務費国庫補助金は、歳出の事業に対して全額を物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金で措置させていただくものでございます。  以上、承認第2号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(時田裕之君) 提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。ありませんか。────質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本件は、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(時田裕之君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。ありませんか。────討論を終結いたします。  これより承認第2号を採決いたします。  本件は、これを承認することに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(時田裕之君) 御異議なしと認めます。
     よって、承認第2号は承認することに決しました。   ──────────────────────────────────────────── △日程第6 議案第1号 市道路線の廃止について       議案第2号 市道路線の認定について ○議長(時田裕之君) 日程第6、議案第1号 市道路線の廃止について及び議案第2号 市道路線の認定について、以上2議案を一括して議題といたします。  提案理由の説明を求めます。                  (建設部長 奥野正佳君登壇) ◎建設部長(奥野正佳君) ただいま議題となりました議案第1号及び議案第2号の2議案につきまして、一括して提案理由の御説明を申し上げます。  定例会議案(1)の35ページを御覧ください。初めに、議案第1号 市道路線の廃止につきましては、道路法第10条第1項の規定により、次のとおり市道路線の認定を廃止するものでございます。  続いて、36ページを御覧ください。市道路線廃止箇所調書の箕郷−1−214号線から吉井−羽田倉7号線までの7路線を廃止するものでございます。  37ページを御覧ください。参考図ナンバー1の箕郷町白川地内、箕郷−1−214号線につきましては、県による西毛広域幹線道路の整備に伴い、路線の再編成を行うため、認定を廃止するものでございます。  続いて、38ページを御覧ください。参考図ナンバー2の棟高町地内、群馬−3−589号線につきましては、不要道路として認定を廃止するものでございます。  39ページを御覧ください。参考図ナンバー3の中里見町地内、榛名−4−331号線につきましては、隣接土地所有者が土地の一体利用を図るため、認定を廃止するものでございます。  40ページと41ページを御覧ください。参考図ナンバー4の吉井町下奥平地内、吉井−助沢・長坂線並びに参考図ナンバー5の吉井町本郷地内、吉井−石橋3号線につきましては、一般交通の形態がないことから認定を廃止するものでございます。  42ページを御覧ください。参考図ナンバー6の吉井町片山地内、吉井−田島7号線につきましては、県による国道254号線バイパスの整備に伴い、認定を廃止するものでございます。  43ページを御覧ください。参考図ナンバー7の吉井町長根地内、吉井−羽田倉7号線につきましては、一般交通の形態がないことから認定を廃止するものでございます。  続いて、45ページを御覧ください。続きまして、議案第2号 市道路線の認定につきましては、道路法第8条第2項の規定により、次のとおり市道路線を認定するものでございます。  46ページを御覧ください。市道路線認定箇所調書のH1361号線から吉井−田島16号線までの6路線を認定するものでございます。  続いて、47ページを御覧ください。参考図ナンバー1の下中居町地内、H1361号線は、新設道路の整備により認定をするものでございます。  48ページを御覧ください。参考図ナンバー2の箕郷町白川地内、箕郷−1−421号線と箕郷−1−422号線につきましては、前号の議案で廃止した路線を含めて再編成し、認定するものでございます。  続いて、49ページを御覧ください。参考図ナンバー3の箕郷町生原地内、箕郷−3−644号線につきましては、道路として寄附を受けたことに伴い、認定をするものでございます。  50ページを御覧ください。参考図ナンバー4の吉井町片山地内、吉井−田島15号線と吉井−田島16号線につきましては、前号の議案で廃止した路線を含めて再編成し、認定するものでございます。  以上、誠に簡単ではございますが、議案第1号及び議案第2号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(時田裕之君) 提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。ありませんか。────質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案は、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(時田裕之君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。ありませんか。────討論を終結いたします。  これより議案第1号及び議案第2号、以上2議案を一括して採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(時田裕之君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第1号及び議案第2号は、いずれも原案のとおり可決されました。   ──────────────────────────────────────────── △日程第7 議案第3号 財産の取得について(小学校教師用指導書) ○議長(時田裕之君) 日程第7、議案第3号 財産の取得について(小学校教師用指導書)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。                  (財務部長 天田順久君登壇) ◎財務部長(天田順久君) ただいま議題となりました議案第3号につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  議案書(1)の51ページを御覧ください。本案は、高崎市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議会の御議決をお願いするものでございます。  取得財産は小学校教師用指導書で、8,938冊購入するものでございます。契約金額は1億8,395万800円で、契約保証金は高崎市契約規則第26条第1項第7号の規定により免除するものでございます。契約の方法は、高崎市契約規則の規定に基づくもので、小学校教師用指導書の取扱業者が県内では1者であることから随意契約により契約締結しようとするものでございます。契約の相手方は、高崎市小八木町1740番地5、群馬県教科書販売株式会社高崎営業所所長、石坂幸男でございます。  1枚おめくりいただき、参考といたしまして取得財産の書名の一覧を添付させていただいております。  以上、議案第3号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(時田裕之君) 提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。ありませんか。────質疑を終結いたします。  本案は、教育福祉常任委員会に付託いたします。   ──────────────────────────────────────────── △日程第8 議案第4号 高崎市吏員其ノ他ノ職員退隠料、通算退隠料、退職給与金、返還金、死亡給与金遺族扶助料及通算遺族扶助料条例等の廃止について ○議長(時田裕之君) 日程第8、議案第4号 高崎市吏員其ノ他ノ職員退隠料、通算退隠料、退職給与金、返還金、死亡給与金遺族扶助料及通算遺族扶助料条例等の廃止についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。                  (総務部長 曽根光広君登壇) ◎総務部長(曽根光広君) ただいま議題となりました議案第4号につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  議案書(1)の55ページを御覧ください。廃止の理由といたしましては、退隠料等の制度の適用を受ける者がいないため廃止しようとするものでございます。  内容について御説明を申し上げますので、1枚おめくりいただき、56ページを御覧ください。第1号の高崎市吏員其ノ他ノ職員退隠料、通算退隠料、退職給与金、返還金、死亡給与金、遺族扶助料及通算遺族扶助料条例につきましては、地方公務員等共済組合法が昭和37年12月1日に施行される前の年金制度について規定するもので、条例の適用を受ける者は昭和37年11月30日以前に退職した職員及びその遺族となります。今般最後の支給対象者が亡くなり、また今後も新たに条例の適用を受ける者がいないことから、本条例を廃止しようとするものでございます。  また、第2号から第21号までの20条例につきましては、第1号に関連する条例のため同様に廃止しようとするものでございます。  附則につきましては、施行期日に関する規定で、公布の日からの施行とするものでございます。  以上、誠に簡単ではございますが、議案第4号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(時田裕之君) 提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。ありませんか。────質疑を終結いたします。  本案は、総務常任委員会に付託いたします。   ──────────────────────────────────────────── △日程第9 議案第5号 高崎市戸籍法関係手数料条例の一部改正について ○議長(時田裕之君) 日程第9、議案第5号 高崎市戸籍法関係手数料条例の一部改正についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。                  (市民部長 藍 美香君登壇) ◎市民部長(藍美香君) ただいま議題となりました議案第5号 高崎市戸籍法関係手数料条例の一部改正につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  59ページを御覧いただきたいと思います。改正の理由でございますが、戸籍法の一部改正に伴い、新たに増える事務に関する手数料を定める必要があるため、高崎市戸籍法関係手数料条例の別表の手数料を徴収する事務の規定について改正するものです。  1枚おめくりいただき、60ページを御覧ください。主な内容について御説明申し上げます。現在、相続等の手続において、過去の戸籍を遡って取得しようとする場合など、それぞれの本籍地の市区町村に対して郵送または直接窓口に出向いて戸籍証明書等を請求、取得しなければなりませんでしたが、令和6年3月1日からは最寄りの市区町村で戸籍証明書等を請求、取得できるようになる戸籍謄本等の広域交付が開始されます。これに伴い、手数料を徴収する事務としてこれを追加するものでございます。  次に、これまで戸籍等証明書の提出が必要とされた行政手続に関し、戸籍または除籍電子証明書提供用識別符号の提出により、今後は戸籍等証明書の提出が不要となるとされております。このため、戸籍電子証明書提供用識別符号1件につき400円、除籍電子証明書提供用識別符号1件につき700円とする識別記号の発行について、手数料を徴収する事務として追加するものでございます。よって、これらを踏まえまして、別表に規定する手数料を徴収する事務について、改正された戸籍法の条項を引用する箇所を新設または改正された条項に改めるなど、所要の規定の整備等を行うものです。  次に、附則ですが、戸籍法の一部を改正する法律の施行期日を定める政令が令和5年12月6日に公布され、改正法の施行日が令和6年3月1日とされたことから、この条例は法律の施行に合わせ、令和6年3月1日から施行するというものです。  以上、誠に簡単ではございますが、議案第5号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(時田裕之君) 提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。ありませんか。────質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案は、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(時田裕之君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。ありませんか。────討論を終結いたします。  これより議案第5号を採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(時田裕之君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。   ──────────────────────────────────────────── △日程第10 議案第6号 高崎市市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について        議案第7号 高崎市ふるさと住宅設置及び管理に関する条例の一部改正について ○議長(時田裕之君) 日程第10、議案第6号 高崎市市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について及び議案第7号 高崎市ふるさと住宅設置及び管理に関する条例の一部改正について、以上2議案を一括して議題といたします。  提案理由の説明を求めます。                  (建設部長 奥野正佳君登壇) ◎建設部長(奥野正佳君) ただいま議題となりました議案第6号及び議案第7号の2議案につきまして、一括して提案理由の御説明を申し上げます。  63ページを御覧ください。初めに、議案第6号 高崎市市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正についてでございますが、本案は市営住宅の管理戸数を変更するため、改正しようとするものでございます。  1枚おめくりいただき、64ページを御覧ください。改正の内容でございますが、市営住宅のうち長期間入居がなく、老朽化の著しい戸建て住宅の解体、撤去を行ったため、条例別表の管理戸数を改めるものでございます。  なお、附則といたしまして、この条例は公布の日から施行するものでございます。  続きまして、65ページを御覧ください。議案第7号 高崎市ふるさと住宅設置及び管理に関する条例の一部改正についてでございますが、本案はふるさと住宅の入居者の資格を改めるため、改正を行うものでございます。  1枚おめくりいただき、66ページを御覧ください。改正の内容でございますが、ふるさと住宅に入居できる者の年齢の上限を撤廃し、同居の要件として必要な配偶者を親族に改め、併せて文言の整理を行うものでございます。  なお、附則といたしまして、この条例は公布の日から施行するものでございまして、改正後の規定は、この条例の施行の日以降に入居申込みをした者に適用するものといたします。  以上、誠に簡単ではございますが、議案第6号及び議案第7号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(時田裕之君) 提案理由の説明は終わりました。
     これより質疑に入ります。ありませんか。────質疑を終結いたします。  本案は、建設水道常任委員会に付託いたします。   ──────────────────────────────────────────── △日程第11 議案第 8号 令和5年度高崎市一般会計補正予算(第10号)        議案第 9号 令和5年度高崎市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)        議案第10号 令和5年度高崎市介護保険特別会計補正予算(第3号)        議案第11号 令和5年度高崎市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) ○議長(時田裕之君) 日程第11、議案第8号 令和5年度高崎市一般会計補正予算(第10号)から議案第11号 令和5年度高崎市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、以上4議案を一括して議題といたします。  提案理由の説明を求めます。                  (財務部長 天田順久君登壇) ◎財務部長(天田順久君) ただいま議題となりました議案第8号から議案第11号までの4議案につきまして、一括して提案理由の御説明を申し上げます。  初めに、議案第8号 令和5年度高崎市一般会計補正予算(第10号)につきまして御説明申し上げますので、議案書(1)の67ページを御覧ください。第1条は歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ27億1,099万7,000円を追加いたしまして、予算の総額を1,827億1,733万8,000円とするものでございます。補正予算の款項の区分、当該区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算補正のとおりでございます。第2条は繰越明許費の補正で、追加が25件、変更が3件でございます。第3条は債務負担行為の補正で、変更が4件でございます。第4条は地方債の補正で、廃止が1件、変更が19件でございます。  初めに、今回の補正予算の概要でございますが、歳出につきましては、令和5年度に計画いたしました諸事業がおおむね執行済みとなりましたので、不用額の整理が主なものとなっております。歳入につきましては、主に歳出事業費の確定に伴い、国・県支出金や市債など、実績見込みにより計上しております。なお、事務事業の執行実績等から補正減となるもの、各事業の決算見込みによる財源変更につきましては、特別なもの以外は説明を省略させていただきたいと存じます。また、電気料及び燃料費につきましては、説明欄に需用費として記載されておりますが、いずれも価格高騰等に伴う不足見込額を増額するものとなりますので、同様に説明は省略させていただきたいと存じます。  それでは、歳入歳出補正予算の内容につきまして、事項別明細書により歳出から御説明申し上げますので、104ページを御覧ください。3歳出でございます。初めに、2款1項1目一般管理費の一般経費は実績見込みにより計上するもので、国際交流事業はふるさと納税による寄附金をウクライナ避難民等支援寄附金に充てるものでございます。また、株式会社コムテックス様、中豊岡町の竹内様、中居町の松村様、東日本高速道路株式会社関東支社高崎管理事務所様、しののめ信用金庫様及びサラフジ株式会社様からの寄附金をウクライナ選手団支援寄附金に充てるものでございます。6目財政管理費は、財政調整基金及び減債基金へ積立金でございます。  1枚おめくりいただきまして、106ページの8目財産管理費の財産管理事業は土地開発基金の土地の貸付収入等を同基金へ繰り出すもので、群馬支所経費は高圧引込ケーブルの修繕に必要な経費を計上するものでございます。10目地域振興費の地域振興事業はふるさと納税の寄附の増加に伴い、返礼品や基金積立金等を計上するもので、地域づくり推進事業は内示額に合わせて増額するものでございます。13目交通地域安全費は燃料費高騰などの影響により、市内循環バスぐるりん運行補助金等を増額するもので、1枚おめくりいただきまして、108ページの20目総務諸費はいずれも過年度交付分の国・県支出金を実績により精算し、超過分を返還するものでございます。  2枚おめくりいただきまして、112ページを御覧ください。4項1目戸籍住民基本台帳費は、コンビニエンスストアでの証明書発行件数の増加に伴う手数料のほか、国庫補助金の内示額に合わせてシステム整備委託料をそれぞれ増額するものでございます。  5項2目県知事選挙費から、1枚おめくりいただきまして、114ページの5目市長・市議会議員選挙費までは、実績見込みに合わせて減額するものでございます。  3款1項1目社会福祉総務費の一般経費は電気料等の高騰の影響を受けた各施設の指定管理料及び社会福祉協議会の運営費補助金を増額するほか、特別会計の補正予算に伴う繰出金で、生活困窮者自立支援事業は相談業務に従事する派遣職員の給与費負担金を実績見込みにより増額するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、116ページを御覧ください。2目障害者福祉費は、令和6年度の報酬改定に伴うシステム改修経費を計上するほか、実績見込みに合わせて委託料や扶助費等を増額するものでございます。2項1目児童福祉総務費のこども家庭課経費はスマイルエイトバトミントンサークル様、高崎青年センターフェスティバル清算委員会様ほか匿名希望の方々からの御寄附をこども基金に積み立てるもので、保育課経費は国の補正予算に係るこども誰でも通園事業(仮称)を実施するための経費を計上するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、118ページを御覧ください。放課後児童健全育成事業からこども救援センター事業までは実績見込みにより増減するもので、児童相談所整備事業は契約額に合わせて工事費を減額するものでございます。2目児童措置費は公定価格の単価改定や入所児童数、各手当の実績見込み等による増減で、4目母子生活支援費は実績見込みにより増額するものでございます。  5目児童館費は井野児童館の駐車場用地を購入するための経費を、1枚おめくりいただきまして、120ページの3項1目高齢者福祉総務費は実績見込みによる増減でございます。3目高齢者医療費の高齢者医療事業は実績見込み及び特別会計の補正予算に伴う繰出金等の減額で、後期高齢者健康診査事業は事業の属する会計を後期高齢者医療特別会計から一般会計へと変更するものでございます。4目長寿センター費は新町長寿センターの給湯設備修繕に必要な経費を計上するもので、4項生活保護費2目扶助費は医療扶助費を実績見込みにより増額するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、122ページを御覧ください。4款1項1目保健衛生総務費の救急医療対策事業は、診療報酬の減収等に伴い指定管理料を増額するとともに、新型コロナ感染患者の診療を行っている医療機関等に対する補助金を実績見込みにより減額するものでございます。保健センター事業は高圧引込ケーブルの修繕に必要な経費等を計上するもので、3目予防接種費は特例臨時接種の終了に伴い減額するもの、また4目母子保健費は実績見込みにより増減するものでございます。5目成人保健費は、実績見込みにより増額するもので、特定財源の保健衛生事業寄附金は明治安田生命保険相互会社群馬支社様から住民の健康づくり等に役立ててほしいとの趣旨で御寄附をいただきましたので、事業費に充てさせていただくものでございます。  1枚おめくりいただきまして、124ページを御覧ください。6目感染症対策費は、新型コロナウイルス感染症の検査手数料及び入院患者医療費の助成等を実績見込みにより減額するものでございます。2項3目環境保全費の環境対策事業は三原興業株式会社様から環境保全活動に役立ててほしいとの趣旨で御寄附をいただきましたので、環境保全基金に積み立てるもので、地球温暖化対策事業は早期に会社を設立したことにより不要となったものでございます。4目斎場費は電気料等の高騰に伴い指定管理料を増額するもので、5目上水道事業費は実績見込みにより増減するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、126ページを御覧ください。3項3目し尿処理費は薬品費などを実績見込みにより増額するもので、5款1項1目労働諸費は国の補正予算による補助金の追加交付に伴い計上するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、128ページを御覧ください。6款1項2目農業総務費の農業公社支援事業は実績見込みにより増額するもので、特定財源の企業版ふるさと納税寄附金はファームランド株式会社様から農地再生推進事業に活用してほしいとの趣旨で御寄附をいただきましたので、事業費に充てさせていただくものでございます。6目農地費の震災対策農業水利施設整備事業委託料は国庫補助金の採択年度前倒しにより計上するもので、2項2目林業振興費は実績見込みにより増減するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、130ページを御覧ください。7款1項6目観光費の各指定管理料は、宿泊料等の減収及び食材や光熱費等の高騰に伴い増額するものでございます。  8款1項2目建築指導費は国庫補助金の採択年度前倒しにより計上するもの及び実績見込みにより減額するもので、1枚おめくりいただきまして、132ページの2項3目道路橋りょう新設改良費は国の事業費の実績見込みにより負担金を増額するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、134ページを御覧ください。3項1目都市計画総務費から、1枚おめくりいただきまして、136ページの13目公園建設費までは、事業の進捗や実績見込みに合わせて事業費を減額するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、138ページを御覧ください。4項1目住宅管理費は実績見込みにより増減するもので、9款1項1目常備消防費は一部事務組合の負担金を実績見込みにより減額するものでございます。  10款1項3目学校教育費は、奨学資金の貸付対象者の確定等による増減で、特定財源のヤングケアラー支援寄附金は高関町の小池様ほか匿名希望の方々から当該事業に役立ててほしいとの趣旨で御寄附をいただきましたので、ヤングケアラーSOSサービス事業に充てさせていただくものでございます。  1枚おめくりいただきまして、140ページを御覧ください。2項小学校費1目学校管理費から、1枚おめくりいただきまして、142ページの4項高等学校費1目学校管理費までは、電気料や水道料のほか就学援助費等の実績見込みによる増減でございます。5項幼稚園費1目幼稚園管理費は、倉賀野幼稚園の駐車場用地の返還に伴い、原状復旧するための経費を計上するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、144ページを御覧ください。7項2目文化財保護費は、国庫補助金の内示及び事業の進捗に合わせた増減などでございます。  2枚おめくりいただきまして、148ページを御覧ください。8項5目学校給食費及び6目林間学校費は、燃料費や水道料を実績見込みにより増額するものでございます。  12款公債費につきましては、臨時財政対策債の利率見直しに伴い、元金を増額するほか、実績により利子を整理するものでございます。以上で歳出の説明を終わらせていただきます。  続きまして、歳入について御説明申し上げますので、前に戻っていただきまして、84ページを御覧ください。2歳入でございます。2款1項地方揮発油譲与税から、2枚おめくりいただきまして、88ページの11款2項新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金までは実績見込み及び交付額の決定による増減で、12款1項地方交付税は国の補正予算により追加交付されるものでございます。  1枚おめくりいただきまして、90ページを御覧ください。16款1項国庫負担金から、2枚おめくりをいただきまして、94ページの17款県支出金3項委託金までは、歳出のそれぞれの事業や実績見込みに合わせ、所定の補助率等に基づき増減するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、96ページを御覧ください。18款1項3目基金収入は各基金の運用益等で、19款1項寄附金はふるさと納税による寄附金及び歳出で御説明いたしました方々からの御寄附を計上するものでございます。  20款2項1目財政調整基金繰入金は歳入歳出の差引きを調整するもので、11目新型コロナウイルス緊急経済対策基金繰入金から15目森林環境基金繰入金までは実績見込みにより減額するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、98ページを御覧ください。21款1項1目繰越金は、令和4年度の残額を計上するものでございます。  22款1項延滞金・加算金及び過料から、1枚おめくりいただきまして、100ページの5項雑入までは、収入見込みなどによる増減でございます。  23款1項市債は、それぞれの事業費の確定等により、所定の充当率に基づき補正するものでございます。以上で歳入の説明を終わらせていただきます。  少し前にお戻りいただきまして、72ページを御覧ください。第2表繰越明許費補正は追加が25件、変更が3件でございます。初めに、追加でございますが、2款総務費は、事業が翌年度に及ぶため、または工事に不測の日数を要したため、それぞれ繰り越すものでございます。  3款民生費は、事業が翌年度に及ぶため、または関係機関や地権者等との調整に不測の日数を要したため、それぞれ繰り越すものでございます。  4款衛生費及び5款労働費は、事業が翌年度に及ぶため、それぞれ繰り越すものでございます。  6款農林水産業費から8款土木費までは、事業が翌年度に及ぶため、または関係機関等との調整や工事等に不測の日数を要したため、それぞれ繰り越すものでございます。  10款教育費7項社会教育費は関係機関との調整に不測の日数を要したため、8項保健体育費は事業が翌年度に及ぶため、それぞれ繰り越すものでございます。  1枚おめくりいただきまして、74ページを御覧ください。次に、変更でございますが、2款総務費は国庫補助金の内示額の増額に伴い、8款土木費は関係機関との調整等に不測の日数を要したため繰越しする事業等を追加し、それぞれ繰越金額を増額するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、76ページを御覧ください。第3表債務負担行為補正は変更が4件でございます。(81)、(82)及び(84)につきましては契約額の確定によりそれぞれ限度額を変更するもので、(86)につきましては国庫補助金の内示に伴う年度割の変更及び契約額の確定による限度額の変更でございます。  77ページの第4表地方債補正は廃止が1件、変更が19件でございます。廃止につきましては財源の整理によるもの、1枚おめくりいただきまして、78ページの変更につきましてはそれぞれの事業費の確定等によるものでございます。以上で一般会計の説明を終わらせていただきます。  続きまして、特別会計の御説明を申し上げますので、159ページを御覧ください。議案第9号 令和5年度高崎市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきまして、御説明申し上げます。第1条は、歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6億6,240万3,000円を追加いたしまして、予算の総額を354億2,134万7,000円とするものでございます。補正予算の款項の区分、当該区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算補正のとおりでございます。  歳入歳出補正予算の内容につきまして、事項別明細書により歳入から御説明申し上げますので、166ページを御覧ください。2歳入でございます。1款1項国民健康保険税は収入見込みによる整理で、3款1項国庫補助金は出産育児一時金の改正やマイナンバーカードの保険証利用の促進に係る経費に対するものでございます。  4款1項県補助金は保険給付費の実績見込みに伴うもののほか交付金の収入見込みによる増減で、1枚おめくりいただきまして、168ページの5款1項財産運用収入は基金の運用益に合わせて増額するものでございます。  6款1項一般会計繰入金及び2項基金繰入金は、歳出の見込み等によりそれぞれ整理するものでございます。  7款1項繰越金は繰越金の精算で、1枚おめくりいただきまして、170ページの8款1項延滞金・加算金及び過料及び2項雑入は実績見込みにより増減するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、172ページを御覧ください。3歳出でございます。1款1項総務管理費から、1枚おめくりいただきまして、174ページの2款6項傷病手当諸費までは、実績見込みにより増減及び財源変更でございます。  3款1項医療給付費分から、1枚おめくりいただきまして、176ページの3項介護納付金分までは交付金の確定等により財源を変更するもので、4款2項保健事業費は実績見込みにより減額するものでございます。  5款1項基金積立金は歳入に合わせ整理するもので、1枚おめくりいただきまして、178ページの7款1項償還金利子及び還付加算金は過年度分の精算額の確定によるものでございます。以上で国民健康保険事業特別会計の説明を終わらせていただきます。  続きまして、181ページを御覧ください。議案第10号 令和5年度高崎市介護保険特別会計補正予算(第3号)につきまして御説明申し上げます。第1条は、歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6億2,932万4,000円を追加いたしまして、予算の総額を377億1,343万9,000円とするものでございます。補正予算の款項の区分、当該区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算補正のとおりでございます。  歳入歳出補正予算の内容につきまして、事項別明細書により歳入から御説明申し上げますので、188ページを御覧ください。2歳入でございます。1款1項介護保険料は収入見込みによる整理で、3款1項国庫負担金から、1枚おめくりいただきまして、190ページの6款1項財産運用収入までは実績見込みにより整理するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、192ページを御覧ください。7款1項一般会計繰入金及び2項基金繰入金は歳出の実績見込み等により整理するもので、8款1項繰越金は繰越金の精算で、9款3項雑入は実績見込みにより増額するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、194ページを御覧ください。3歳出でございます。1款1項総務管理費は電算事務負担金の確定による減額で、3項介護認定審査会費から、恐れ入りますが、5枚おめくりいただきまして、204ページの4款6項その他諸費まではそれぞれ実績見込みによる増減及び財源変更で、5款1項基金積立金は歳入に合わせて整理するものでございます。以上で介護保険特別会計の説明を終わらせていただきます。  続きまして、209ページを御覧ください。議案第11号 令和5年度高崎市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきまして御説明申し上げます。第1条は、歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1億3,980万8,000円を減額いたしまして、予算の総額を55億1,247万8,000円とするものでございます。補正予算の款項の区分、当該区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算補正のとおりでございます。  歳入歳出補正予算の内容につきまして、事項別明細書により歳入から御説明申し上げますので、214ページを御覧ください。2歳入でございます。1款1項後期高齢者医療保険料はそれぞれ収入見込みにより増減するもので、3款1項1目事務費繰入金は歳入歳出の差引きを調整するものでございます。  2目保険基盤安定繰入金は群馬県後期高齢者医療広域連合からの決定額により減額するもので、3目高齢者保健事業繰入金は歳出の後期高齢者健康診査事業等の属する会計を後期高齢者医療特別会計から一般会計へと変更することに伴い整理するものでございます。  4款1項繰越金は繰越金の精算で、5款2項償還金利子及び還付加算金は実績見込みにより合わせて増額するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、216ページの3項受託事業収入は高齢者保健事業繰入金と同様に属する会計を変更することに伴い整理するもので、4項雑入は実績見込みにより増額するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、218ページを御覧ください。3歳出でございます。1款1項総務管理費及び2款1項後期高齢者医療広域連合納付金は実績見込みによる増額及び財源変更で、3款1項後期高齢者健康診査事業費は属する会計を変更するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、220ページの2項保健事業費及び4款1項償還金利子及び還付加算金は、実績見込みによる増額でございます。以上で後期高齢者医療特別会計の説明を終わらせていただきます。  以上、議案第8号から議案第11号までの提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(時田裕之君) 提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  通告に基づき、順次発言を許します。  最初に、35番 三島久美子議員の発言を許します。                  (35番 三島久美子君登壇) ◆35番(三島久美子君) 35番議員の三島久美子でございます。ただいま議題となりました議案第8号 令和5年度高崎市一般会計補正予算(第10号)について、通告に従いまして質疑を行います。  まず、議案書の116ページにあります3款民生費2項児童福祉費1目児童福祉総務費の説明欄にある保育課経費4,905万円について、これは先ほども多少説明がありましたが、国のこども未来戦略方針に基づいて、就労要件を問わずに時間単位等で柔軟に利用できる新たな通園給付として創設された制度でありまして、既にモデルケースとして他自治体では先行実施しているケースもございます。  そこで、まずこの制度の概要について、できるだけ詳細にお答えいただきたいと思います。                  (福祉部子育て支援担当部長 千明 浩君登壇) ◎福祉部子育て支援担当部長(千明浩君) お答えいたします。  当該事業については、国がこども未来戦略の一つとして位置づけ、全ての子どもの育ちを応援し、子どもの良質な成育環境を整備するとともに、全ての子育て家庭に対し、多様な働き方やライフスタイルにかかわらない形での支援を強化するため、現行の幼児教育、保育給付に加え、保育所等の利用がない子どもに対し、保護者の就労要件を問わず、月10時間までの利用可能枠の中で、時間単位で柔軟に当該事業の実施施設を利用できる新たな通園制度でございます。  当該事業は、子どもにとっては他の子どもとの関わりにより成長発達を促進するとともに、保護者にとっては子育ての孤立感や不安感を解消し、保育施設との関わりから親自身の成長を促進していくことを目的としております。 ◆35番(三島久美子君) 制度の概要についてはおおむね理解できました。本市でも、その本格実施に向けて試行的に来年度実施をしたいということで、この本補正予算案の歳入の91ページにあるように、事業費の4分の3を国が補助するという、そういった規定に基づいて民生費国庫補助金、保育対策総合支援事業費として今年度3,678万7,000円の交付決定がなされたことから、今回の補正予算で事業費を計上したのではないかなと思っています。  そこで、本市ではこども誰でも通園制度について、本格実施というのは国の制度上、令和8年度からというふうに認識しておりますけれども、来年度以降どのような内容で、またどんな方法で実施をするのか、実施スケジュールも含めて具体的かつ詳細にお答えいただきたいと思います。 ◎福祉部子育て支援担当部長(千明浩君) お答えいたします。  本市では、国がこども未来戦略の一つとして推し進めようとしているこども誰でも通園制度の本格実施を見据えた試行的事業として、国の実施方針に基づき令和6年度より実施を予定しております。実施内容については、対象児童は保育所等に通っていない零歳6か月から3歳未満までの児童であり、実施場所は保育所、認定こども園、幼稚園で、児童1人が利用できる時間は1か月10時間が上限でございます。なお、利用料金は30分150円、1時間300円となっており、30分単位の利用も可としております。  また、実施施設は現行の設備基準や人員基準を遵守した上で、受入れ可能な範囲で対象児童を受け入れるものとし、受け入れた児童に対し、1人1時間当たり850円が本市から委託料として支払われることになっております。  次に、実施方法については、利用者は直接実施施設へ申込み等を行い、当該事業の最初の利用の際に利用申請を行い、個々の利用状況の確認のために必要となる利用状況確認票を施設から交付してもらい、利用の都度施設に提示していただきます。施設は、当該確認票を基に利用可能時間の確認を行い、利用後には利用時間等を当該確認票に御記入の上、利用者に返却し、利用者に利用時間に応じた利用料をお支払いいただくものとなっております。  また、本市に対しては、利用があった翌月に当月分の利用状況の報告や委託料の請求を行っていただく流れになっております。なお、実施時期につきましては、令和6年4月1日からの開始を予定しており、実施施設についても既に公募させていただき、今後選定させていただく予定でございます。 ◆35番(三島久美子君) 今回の補正予算では、4月1日から始めるということで試行的実施事業、それに対して需用費の60万円、実施委託料として4,845万円が計上されています。  そこで、この金額の積算根拠について、実際に想定される、先ほど何園程度かちょっとはっきりしていなかったのですけれども、どのくらいの園にやっていただけるのか。また、利用する幼児の年齢とか人数などについて、どのように想定して積算していったのか、具体的にお答えいただきたいと思います。 ◎福祉部子育て支援担当部長(千明浩君) お答えいたします。  現時点において、実施を希望する私立の施設は20か所ほどでございます。また、公立施設でも数か所の実施を考えておりますが、入所児童の状況や予定人員配置によりますので、状況を見極めつつ実施施設を選定したいと考えております。  次に、予算の根拠となる利用人数については、国から当該事業に対しどの程度の利用が想定されるのか示されておらず、また国は令和6年度に実施する試行的事業において利用状況を見極める意向であることから、本市においては一時預かり保育事業の実施状況を踏まえ、保育施設等に入所していない対象児童の半分程度が利用するものと想定し、一月当たりの利用者を500人程度と見込んでおります。今後につきましては、利用状況を注視しながら、利用者が想定した数を超えた場合は国に変更申請を行うなど、適宜対応してまいりたいと考えております。 ◆35番(三島久美子君) 分かりました。今回の補正で予算化されたこども誰でも通園制度の事業費4,905万円なのですけれども、今年度中の事業実施は難しいということで、補正予算についてはいるのですが、72ページから73ページにあるように全額が繰越明許費補正ということで、翌年度に繰越しされることになるというふうな提案をいただいています。繰越明許費は皆さん御存じだと思うのですけれども、財政法に基づいて、その年度内に支出が終わらない見込みのあるものを翌年度に繰越ししてもいいよと、翌年度に繰り越して使用することができる制度ということであります。例えば、道路などの用地買収の交渉が難航して、年度内に買収契約が成立しない、そして翌年度にずれ込んでしまった場合など、予算をあらかじめ確保しておかなければならないということで、このように予算を翌年度の契約成立後に支出する場合は繰越明許費で対応するということはよく理解できます。御承知のように、この繰越明許費というのは、自治体は会計年度独立の原則というのがございます。つまり単年度予算が原則である地方自治体の財政において、あくまでも例外的措置であり、本当にむやみやたらに計上するものではないと私は思っています。  そこで、今回の補正予算について、議案書の72ページから73ページにかけてある第2表の繰越明許費補正、この一覧表をよく見ていただきたいと思うのですが、私自身の私見ですけれども、どう考えても今年度の補正予算ではなくて、新年度予算に計上するべき費目がかなりあるのではないかと私は気がつきました。これは、先ほども申し上げたように、あくまでも私の私見ではありますけれども、先ほど質問させていただいたこども誰でも通園事業、確かにもう既に事業を想定して打診をして、20園程度がどうのこうのとおっしゃっていますけれども、実際に4月1日からしっかりと始められるかどうか、そうしたいという意図はおありなのでしょうが、これも新年度予算でもよかったのではないかというふうに私は思っています。  また、先ほど財務部長から御説明のあった群馬支所経費の需用費、これは群馬保健センターとセットなのですけれども、高圧引込みケーブルが老朽化しているので、それを修繕したいというそういった費用、また障害福祉課経費の障害福祉システム改修委託料及び指定事業所等管理システム改修委託料、これも新年度予算につけるべきではないかなと私は思っています。  また、児童館運営事業に井野児童館の駐車場の用地買収をする費用がついています。それから、長寿センター運営事業、これは新町長寿センターの給湯設備の修繕費で、以前からボイラーが壊れていて予算要望していたものが、やっとここでつけていただいたのはありがたいのですが、これももうこの期に及んでは新年度予算につけてもよかったのではないかなと。しっかりと常任委員会に付託をして、議論をさせていただきたかった。  また、労使会館建設事業の建設等工事費、それから農地費の一般経費の震災対策農業水利施設整備事業委託料、これはため池関連ということでございますけれども、この辺りもしっかり新年度予算の議論の中でやりたかった。  また、開発指導事務経費の盛土規制法基礎調査委託料、さらには日高遺跡保存整備事業の保存整備工事施工監理委託料、それから保存整備工事、これらはいずれも私の見立てでは令和5年度の補正予算にしなければならない、そういった理由が認められない事業なのです。その総額は、私の試算ですけれども、4億7,000万円ほどになっています。これらの予算を今回増額補正して、しかも全額翌年度に繰越明許費として計上する、これは一体どういうことなのだろうなと。本当ならば新年度予算に計上していただいて、我々議会も委員会付託制度を持っています。そこでしっかりと審議をさせていただいて可決するという、そういった性格のものと思いますけれども、それをあえて補正予算案に盛り込んで、今日即決していただきたい、そんな依頼を執行部から受けました。では、なぜこの今年度予算を増額補正して、かつ全額繰越明許費として計上したのか、その辺りを明確に説明していただきたい。よろしくお願いします。 ◎財務部長(天田順久君) お答えいたします。
     今般の補正予算で計上いたしまして、繰越しさせていただきたい事業費といたしまして、こども誰でも通園事業(仮称)実施委託料あるいは労使会館建設事業に係る建設等工事費などにつきましては、事業実施に当たりまして、今年度の国の補正予算に伴い、年度を合わせまして予算の措置が必要となった、そのような事柄が生じたという対応でございます。  また、そのほかの事業費につきましてもそれぞれ理由はございますが、一例といたしまして、群馬支所、長寿センター及び保健センターにおける修繕につきましては、電気設備、給湯設備の不具合により、早急に対応しなければ施設の運営に支障を来すおそれが生じたことによるもの、また児童館運営事業の用地買収費では賃貸借契約の継続が困難になったことから、利用者の利便を確保するため早期に予算措置をする必要があると、そのような諸理由が生じたことというものでございます。そのような対応として上程させていただいたところでございます。 ◆35番(三島久美子君) なるべく早くやりたいと、だから補正予算としたのだという話ですが、新町長寿センターのボイラーはかなり前から壊れていて、もっと早く補正予算を組んでくださっていれば、もっと早く利用者の方にサービスできたのかなと思っています。なぜこの期に及んで、当初予算にもせずに補正予算を組んだのか。先ほどのこども誰でも通園制度ですけれども、試行的事業と言いながら、何度も申し上げますが、しっかりと教育福祉常任委員会で議論ができるような形で、それは議会が決めることですけれども、今日これから常任委員会を開いても本当はいいのかもしれませんけれども、いろんな事情があって即決していただきたい、そんなようなお願いでございますから、無理は申し上げませんが、本来ならば当初予算にのせて、しっかりと議論するべきものではないでしょうか。  また、先ほどるるいろいろと指摘をさせていただきました。増額補正をした数々の事業について、今年度では実施する時間がないから全て新年度に繰り越すのだと、国の交付決定があったから今年度の補正予算になどの説明をいただきましたけれども、何度も申し上げます、会計年度独立の原則、単年度予算が原則の地方財政の原理原則を覆してまで繰越明許費補正をするというイレギュラーな例外的措置を取る理由が私にはよく理解できません。あえて言うなら、非常におかしな言い方かもしれませんけれども、この今年度予算にのせて増額補正をした、来年度にのせなかったということは、この4億7,000万円をもし来年度予算案に計上したとすると、実は総額が0.3ポイント上がるのです。御提案いただいた新年度予算案は、対前年度比1.3%の増、先ほど申し上げた、るる4億数千万円をのせると1.6%の増という形になって、非常に上方修正しなければならない。そんなことを考えての、もしかしたら行動なのではないかなと。嫌な言い方をすれば、ちょっと姑息な意図が見受けられます。いずれにしましても、補正予算における安易な繰越明許費は、これからは厳に慎んでいただいて、しっかりと予算編成をしていただく、補正するべき時期は今ではありません。しっかりと年度内に完了するような形で、でき得る限りの予算組みをお願いして質疑を終わります。 ○議長(時田裕之君) 35番 三島久美子議員の発言を終わります。  次に、21番 林 恒徳議員の発言を許します。                  (21番 林 恒徳君登壇) ◆21番(林恒徳君) 議席21番、林 恒徳です。通告に基づき質疑を行います。  議案第8号 令和5年度高崎市一般会計補正予算(第10号)、3款民生費2項児童福祉費1目児童福祉総務費の中の保育課経費4,905万円について伺います。先ほどの三島議員の質疑のほかに、幾つかちょっと確認したい点がございますので、その内容に沿って行いたいと思います。  初めに、今回のこども誰でも通園事業についてですが、これは試行という、試しで行うということで、手を挙げた自治体が国に認められて実施するというふうにお話を伺っていますけれども、本市はどのような経過で手を挙げ、どのように国と交渉が行われ予算化されたのか、まずお伺いしたいと思います。                  (福祉部子育て支援担当部長 千明 浩君登壇) ◎福祉部子育て支援担当部長(千明浩君) お答えいたします。  当該事業については、全ての子どもの育ちを応援し、子どもの良質な成育環境を整備するとともに、全ての子育て家庭に対し、多様な働き方やライフスタイルにかかわらない形での支援を強化するための制度であり、令和5年12月に国から実施を希望する場合には協議するよう求められたものでございます。本市におきましては、当該事業の目的を鑑み、また今後の本格的な実施を踏まえ、本市における需要等の実態把握を図るとともに、新たな子育て支援の一環として実施することとしたものでございます。対象となる施設には当該事業の概要を説明し、実施を希望する施設を募るとともに、利用者数を想定した上で予算化しております。なお、国からは1月上旬に内示通知が来ております。 ◆21番(林恒徳君) 本市では、市長が中心となってやり始めました託児などの制度を含めると、就学前の児童に対して、結構隙間なくサービスの提供ができているのかなというふうに思います。  また、今回の制度と現在実施している一時預かり保育、この制度との違いというのが、あまり大きく変わらないのではないかなというふうに感じるのですけれども、利用者側の視点に立って、例えば、今回の利用者はどのような目的で申請してくるのか、そういう点についてお伺いしたいのと、改めてこれは試行ですから、要綱とかそういう部分、そういったものをどのような形で整備していくのかお伺いいたします。 ◎福祉部子育て支援担当部長(千明浩君) お答えいたします。  当該事業については、年齢の近い子ども同士が触れ合いや関わりの機会を持ち、豊かな経験を得る子どもの成長発達に資する場として、また保護者においては様々な理由が考えられますが、単に便宜的な預かりを望む場合や子育てのノウハウを得る場として利用されるものと考えております。  また、条例改正等については、当該事業に係る関係法規が現時点では改正されておりませんので、今後適宜対応してまいります。なお、実施要綱については高崎市の実施要綱を制定して、それに基づき実施してまいります。 ◆21番(林恒徳君) とにかく国のほうが制度としてこうやってアンテナを上げて、市民の皆さん、国民の皆さんに説明をしていって、こういう制度があるのだよと。別に就労していなくても、保育所や幼稚園、そういったところに、幼稚園だったら3歳未満の子でも、今回手を挙げた施設の中でそういう部分があれば、事前に早く入っていくことができるのだよという部分に対してのアドバルーン的なと言ったらいいのですか、そういうものとしては一定程度効果があるのかなというふうに思いますし、あと話に聞くと、国のほうは基本的には1時間単位でというような方向でいたのが、本市としては30分単位も可能というような形で、人によっては2.5時間を4回というような形の利用もできるのが高崎独自のやり方というのですか、そういう形かなというふうに思っています。  聞いたところによりますと、群馬県内では高崎市、前橋市、渋川市というのが今回手を挙げて、新年度から始まっていくのかなというふうに思いますし、全国で見ますと、ちょっと正確な数字を思い出せませんが、108か所ぐらいですか、そういう形でやっていくというようなお話を伺っていますので、せっかくいろいろ子育て支援という部分で多くの自治体が今制度をつくりながらやっていると思いますけれども、利用者の方がどれがいいのだろうねと思ったときにしっかりと対応できるような相談体制が整うような形の実施をお願いして、私のほうの質疑を終わりにします。 ○議長(時田裕之君) 21番 林 恒徳議員の発言を終わります。  以上で通告に基づく質疑は終わりました。  ほかに質疑はありませんか。────質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案は、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(時田裕之君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。ありませんか。────討論を終結いたします。  これより議案第8号から議案第11号、以上4議案を一括して採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(時田裕之君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第8号、議案第9号、議案第10号及び議案第11号は、いずれも原案のとおり可決されました。   ──────────────────────────────────────────── △日程第12 議案第12号 令和5年度高崎市水道事業会計補正予算(第2号) ○議長(時田裕之君) 日程第12、議案第12号 令和5年度高崎市水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。                  (水道局長 牧野宏之君登壇) ◎水道局長(牧野宏之君) ただいま議題となりました議案第12号 令和5年度高崎市水道事業会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  223ページを御覧ください。本案は、決算見込みによる予定額の変更を行うものでございます。  初めに、第2条でございますが、業務の予定量を記載の数量及び金額にそれぞれ改めさせていただくものでございます。  第3条は、収益的収入及び支出の予定額を補正するものでございます。まず、収入でございます。第1款水道事業収益は9,685万2,000円減額し、予定額を71億3,577万5,000円とするもので、第1項営業収益の給水収益などの変更によるものでございます。  第2款簡易水道事業収益は166万4,000円増額し、予定額を1億192万9,000円とするもので、第1項営業収益の給水収益などの変更によるものでございます。  224ページを御覧ください。次に、支出でございます。第1款水道事業費用は1億1,878万9,000円減額し、予定額を62億3,805万7,000円とするもので、第1項営業費用の原水及び浄水費などの変更によるものでございます。  第2款簡易水道事業費用は251万8,000円減額し、予定額を1億4,468万8,000円とするもので、第1項営業費用の原水及び浄水費などの変更によるものでございます。  第4条は、資本的収入及び支出の予定額を補正するとともに、資本的収支の不足額と使用する補填財源の額をそれぞれ改めるものでございます。まず、収入でございます。第1款水道事業資本的収入は6億5,334万5,000円減額し、予定額を5億6,384万7,000円とするもので、第2項企業債及び第4項負担金を対象とする事業費の変更などに伴い変更するものでございます。  第2款簡易水道事業資本的収入は304万5,000円増額し、予定額を6,219万2,000円とするもので、第3項負担金を対象となる事業費の変更などに伴い変更するものでございます。  次に、支出でございます。第1款水道事業資本的支出は1億7,291万3,000円減額し、予定額を36億3,768万6,000円とするもので、第1項建設改良費及び第2項固定資産購入費を変更するものでございます。  第2款簡易水道事業資本的支出は2,000円増額し、予定額を7,392万5,000円とするもので、第2項固定資産購入費を変更するものでございます。  第5条は、今回の補正に合わせて起債の限度額を改めるものでございます。  なお、225ページ以降につきましては、今回の予算の詳細な説明資料でございますので、説明は省略させていただきます。  以上で議案第12号の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(時田裕之君) 提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。ありませんか。────質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案は、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(時田裕之君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。ありませんか。────討論を終結いたします。  これより議案第12号を採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(時田裕之君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。   ──────────────────────────────────────────── △日程第13 議案第13号 令和5年度高崎市公共下水道事業会計補正予算(第2号) ○議長(時田裕之君) 日程第13、議案第13号 令和5年度高崎市公共下水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。                  (下水道局長 大塚 篤君登壇) ◎下水道局長(大塚篤君) ただいま議題となりました議案第13号 令和5年度高崎市公共下水道事業会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  241ページを御覧ください。本案は、決算見込みによる予定額の変更や年度末の計数整理を行うものでございます。  初めに、第2条でございますが、業務の予定量を記載の数量及び金額にそれぞれ改めるものでございます。  第3条は、収益的収入及び支出の予定額を補正するものでございます。収入につきましては、第1款下水道事業収益を7,159万2,000円減額し、予定額を80億5,433万2,000円といたします。第1項営業収益は7,003万1,000円の減額で、下水道使用料などを変更するものでございます。第2項営業外収益は、長期前受金戻入などを変更するものでございます。  支出につきましては、第1款下水道事業費用を1億2,169万3,000円減額し、予定額を73億867万6,000円といたします。第1項営業費用は1億1,970万円の減額で、阿久津水処理センター費などを変更するものでございます。第2項営業外費用は、支払利息などの変更により予定額を改めるものでございます。第3項特別損失は、過年度損益修正損を変更するものでございます。  第4条は、資本的収入及び支出の予定額を補正するとともに、資本的収支の不足額と使用する補填財源の額をそれぞれ改めるものでございます。  242ページを御覧ください。収入につきましては、第1款資本的収入を7,170万5,000円減額し、予定額を23億7,378万9,000円といたします。第3項国庫補助金は、対象となる事業費の確定などによる変更でございます。第6項負担金と第7項分担金は、決算見込みによる変更でございます。  支出につきましては、第1款資本的支出を2,227万2,000円減額し、予定額を66億2,512万3,000円といたします。第1項建設改良費は2,227万2,000円の減額でございますが、これは事業費の確定による変更でございます。  なお、243ページ以降につきましては、今回の予算の詳細な説明資料でございますので、説明は省略させていただきます。  以上で議案第13号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(時田裕之君) 提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。ありませんか。────質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案は、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(時田裕之君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。ありませんか。────討論を終結いたします。  これより議案第13号を採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(時田裕之君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。   ──────────────────────────────────────────── △日程第14 議案第58号 令和5年度高崎市一般会計補正予算(第11号) ○議長(時田裕之君) 日程第14、議案第58号 令和5年度高崎市一般会計補正予算(第11号)を議題といたします。  提案理由の説明を求めます。                  (財務部長 天田順久君登壇) ◎財務部長(天田順久君) ただいま議題となりました議案第58号 令和5年度高崎市一般会計補正予算(第11号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。  初めに、今回の補正予算につきましては、昨今の物価高騰の影響を踏まえ、国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用した事業者や農業者、保育所などに対する支援策として、総額4億1,805万円を計上するものでございます。  議案書(3)の1ページを御覧ください。第1条は、歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4億1,805万円を追加いたしまして、予算の総額を1,831億3,538万8,000円とするものでございます。補正予算の款項の区分、当該区分ごとの金額は、第1表歳入歳出予算補正のとおりでございます。  第2条は繰越明許費の補正で、追加が5件、変更が2件でございます。
     それでは、補正予算の内容につきまして、事項別明細書により歳出から御説明申し上げますので、12ページを御覧ください。3歳出でございます。3款1項2目障害者福祉費から3項1目高齢者福祉総務費までは、物価高騰の影響を受けている福祉施設や放課後児童クラブ及び私立保育所等に対し、光熱費や食材費等の一部をそれぞれ支援するものでございます。  1枚おめくりいただきまして、14ページを御覧ください。5款1項1目労働諸費は従業員の給与改善を図る中小事業者に対し、賃上げ率に応じて支援するもので、6款1項3目農業振興費は認定農業者等の経営基盤の安定化を図るため支援するものでございます。  10款5項幼稚園費2目教育振興費は、物価高騰の影響を受けている私立幼稚園に対し、光熱費や食材費等の一部を支援するものでございます。以上で歳出の説明を終わらせていただきます。  続きまして、歳入につきまして御説明申し上げますので、前に戻っていただきまして、10ページを御覧ください。2歳入でございます。16款2項1目総務費国庫補助金は、歳出の事業につきまして、全額を物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金で措置させていただくものでございます。  少し前にお戻りいただきまして、4ページを御覧ください。第2表繰越明許費補正は、追加が5件、変更が2件でございます。いずれも今回の補正予算で計上した事業が翌年度に及ぶことから、それぞれ繰り越すものでございます。  以上、議案第58号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(時田裕之君) 提案理由の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。ありませんか。────質疑を終結いたします。  本案は、議席に配付の議案付託表(1)のとおり、所管事項別に総務、教育福祉、市民経済の各常任委員会にそれぞれ付託いたします。         ───────────────────────────────                     議案付託表(1)                                      令和6年第1回定例会 〇 総務常任委員会 ┌────────┬─────────────────────────────────────┐ │  議 案 番 号 │         件                 名         │ ├────────┼─────────────────────────────────────┤ │議案第 4 号  │高崎市吏員其ノ他ノ職員退隠料、通算退隠料、退職給与金、返還金、死亡給与金、│ │        │遺族扶助料及通算遺族扶助料条例等の廃止について              │ ├────────┼─────────────────────────────────────┤ │議案第58号  │令和5年度高崎市一般会計補正予算(第11号)(所管部分)         │ └────────┴─────────────────────────────────────┘ 〇 教育福祉常任委員会 ┌────────┬─────────────────────────────────────┐ │  議 案 番 号 │         件                 名         │ ├────────┼─────────────────────────────────────┤ │議案第 3 号  │財産の取得について(小学校教師用指導書)                 │ ├────────┼─────────────────────────────────────┤ │議案第58号  │令和5年度高崎市一般会計補正予算(第11号)(所管部分)         │ └────────┴─────────────────────────────────────┘ 〇 市民経済常任委員会 ┌────────┬─────────────────────────────────────┐ │  議 案 番 号 │         件                 名         │ ├────────┼─────────────────────────────────────┤ │議案第58号  │令和5年度高崎市一般会計補正予算(第11号)(所管部分)         │ └────────┴─────────────────────────────────────┘ 〇 建設水道常任委員会 ┌────────┬─────────────────────────────────────┐ │  議 案 番 号 │         件                 名         │ ├────────┼─────────────────────────────────────┤ │議案第 6 号  │高崎市市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について        │ ├────────┼─────────────────────────────────────┤ │議案第 7 号  │高崎市ふるさと住宅設置及び管理に関する条例の一部改正について       │ └────────┴─────────────────────────────────────┘     議案第58号 令和5年度高崎市一般会計補正予算(第11号)委員会付託内訳(案) ┌────────┬─────────────────────────────────────┐ │ 委員会名   │            款     項     目            │ ├────────┼─────────────────────────────────────┤ │ 総務     │(歳入)                                 │ │ 常任委員会  │ 16款 国庫支出金 2項 国庫補助金                   │ └────────┴─────────────────────────────────────┘ ┌────────┬─────────────────────────────────────┐ │ 委員会名   │            款     項     目            │ ├────────┼─────────────────────────────────────┤ │ 教育福祉   │(歳出)                                 │ │ 常任委員会  │  3款 民生費 1項 社会福祉費、2項 児童福祉費、3項 高齢者福祉費   │ │        │ 10款 教育費 5項 幼稚園費                      │ │        ├─────────────────────────────────────┤ │        │第2表 繰越明許費補正                          │ │        │ 追加 3款 民生費、10款 教育費                   │ │        │ 変更 3款 民生費                           │ └────────┴─────────────────────────────────────┘ ┌────────┬─────────────────────────────────────┐ │ 委員会名   │            款     項     目            │ ├────────┼─────────────────────────────────────┤ │ 市民経済   │(歳出)                                 │ │ 常任委員会  │  5款 労働費 1項 労働諸費                      │ │        │  6款 農林水産業費 1項 農業費                    │ │        ├─────────────────────────────────────┤ │        │第2表 繰越明許費補正                          │ │        │ 追加 5款 労働費、6款 農林水産業費                 │ └────────┴─────────────────────────────────────┘   ──────────────────────────────────────────── △日程第15 請願第1号 高崎市の学校給食における地場農産物使用率の目標達成を求めることについて ○議長(時田裕之君) 日程第15、請願第1号 高崎市の学校給食における地場農産物使用率の目標達成を求めることについては、議席に配付の請願文書表のとおり、教育福祉常任委員会に付託いたします。         ─────────────────────────────── ┌──────┬─────────────┬─────┬───────────────────┐ │ 受理番号 │    請願第1号    │受理年月日│     令和6年2月15日     │ ├──────┼─────────────┴─────┴───────────────────┤ │ 件  名 │ 高崎市の学校給食における地場農産物使用率の目標達成を求めることについて   │ ├──────┼───────────────────────────────────────┤ │ 提 出 者 │ 高崎市八幡町512-2                              │ │      │ 丸山 真希子                                │ ├──────┼───────────────────────────────────────┤ │ 紹介議員 │ 新倉 哲郎                                 │ ├──────┼───────────────────────────────────────┤ │ 要  旨 │ 高崎市は、学校給食へ新鮮で安全な食材を提供するとともに、地元の農産物生産者へ│ │      │の支援や、高崎市の農産物や農業に対する児童・生徒の関心を高めることを期待して、│ │      │学校給食に地場農産物を積極的に使用する給食充実事業を実施している。      │ │      │ 過去5年間(令和元年度〜令和5年度)の教育委員会の点検・評価報告書によると、│ │      │高崎市は学校給食における地場農産物使用率の目標値を平成28年度から令和4年度ま│ │      │で50%としているのがわかる。                        │ │      │ しかし、令和4年度現在の地場農産物使用率は39.3%であり、いまだに目標が達 │ │      │成されていない。特に、令和元年度から令和2年度にかけての地場農産物使用率は、4│ │      │7.4%から38.8%へと大きく減少してしまっており、この減少の原因として高崎市│ │      │は、コロナ禍での臨時休校、農産物の生育の遅れ、出荷量の減少等を報告書内で述べて│ │      │いる。                                    │ │      │ このような状況の中、令和5年度における地場農産物使用率の目標値は40%へと引│
    │      │き下げられたが、新型コロナウイルス感染症が5類となり、行動制限がほとんどなくな│ │      │った今こそ、地場農産物使用率を令和元年度の水準(47.4%)まで回復させるべき │ │      │ではないか。令和5年12月定例会においても、議員から学校給食における地場農産物│ │      │使用率についての質問があり、目標値を見直すように要望している。        │ │      │ 以上の趣旨から、高崎市教育委員会に対して、以下の事項を求める。       │ │      │                                       │ │      │                   記                   │ │      │1 令和6年度において、高崎市の学校給食における地場農産物使用率の目標値を50│ │      │  %とすること。                              │ │      │2 地場農産物使用率50%を達成するため、各学校及び給食センターに対して、十分│ │      │  な働きかけと支援を実施すること。                     │ ├──────┼───────────────────────────────────────┤ │ 付  託 │ 教育福祉常任委員会                             │ │ 委 員 会 │                                       │ └──────┴───────────────────────────────────────┘         ─────────────────────────────── △日程第16 議案第14号 財産の無償貸付けについて        議案第15号 財産の減額貸付けについて        議案第16号 包括外部監査契約の締結について        議案第17号 高崎市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号及び特定個人情報の利用並びに特定個人情報の提供に関する条例の一部改正について        議案第18号 高崎市市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例及び高崎市水道事業、簡易水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について        議案第19号 高崎市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正について        議案第20号 高崎市体育施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について        議案第21号 高崎市無料低額宿泊所の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について        議案第22号 高崎市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について        議案第23号 高崎市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について        議案第24号 高崎市軽費老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について        議案第25号 高崎市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について        議案第26号 高崎市特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について        議案第27号 高崎市指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部改正について        議案第28号 高崎市指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について        議案第29号 高崎市介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部改正について        議案第30号 高崎市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準を定める条例の一部改正について        議案第31号 高崎市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について        議案第32号 高崎市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について        議案第33号 高崎市指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例等の一部改正について        議案第34号 高崎市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について        議案第35号 高崎市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について        議案第36号 高崎市指定介護療養型医療施設の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の廃止について        議案第37号 高崎市倉渕就労継続支援施設設置及び管理に関する条例の制定について        議案第38号 高崎市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について        議案第39号 高崎市指定障害福祉サービスの事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について        議案第40号 高崎市指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について        議案第41号 高崎市障害福祉サービス事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について        議案第42号 高崎市障害者支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について        議案第43号 高崎市女性自立支援施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について        議案第44号 高崎市介護保険条例の一部改正について        議案第45号 高崎市介護保険法関係手数料条例の一部改正について        議案第46号 高崎市道路占用料徴収条例の一部改正について        議案第47号 高崎市建築基準法関係手数料条例の一部改正について        議案第48号 高崎市建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律関係手数料条例の一部改正について        議案第49号 令和6年度高崎市一般会計予算        議案第50号 令和6年度高崎市国民健康保険事業特別会計予算        議案第51号 令和6年度高崎市介護保険特別会計予算        議案第52号 令和6年度高崎市牛伏ドリームセンター事業特別会計予算        議案第53号 令和6年度高崎市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算        議案第54号 令和6年度高崎市後期高齢者医療特別会計予算        議案第55号 令和6年度高崎市農業集落排水事業特別会計予算        議案第56号 令和6年度高崎市水道事業会計予算        議案第57号 令和6年度高崎市公共下水道事業会計予算 ○議長(時田裕之君) 日程第16、議案第14号 財産の無償貸付けについてから議案第57号 令和6年度高崎市公共下水道事業会計予算、以上44議案を一括して議題といたします。  提案理由の説明を求めます。                  (市長 富岡賢治君登壇) ◎市長(富岡賢治君) ただいま議題となりました令和6年度高崎市一般会計予算、各特別会計予算並びに関係諸議案を御審議いただくに当たり、市政運営について、所信の一端と予算の概要について御説明を申し上げ、議員の皆様をはじめ市民の皆様に格別の御理解と御協力を賜りたいと存じます。  政府は令和6年度の経済財政運営に当たり、国の経済がコロナ禍を乗り越え、改善しつつある中、30年ぶりとなる高水準の賃上げや企業の高い投資意欲など、民間需要主導の経済成長の実現が期待されることから、デフレ完全脱却のための総合経済対策を策定し、引き続き経済をしっかりと立て直し、財政健全化に向けて取り組んでいくこととしております。  本市におきましても、物価高騰対策や市内経済活動の正常化を推進するため、引き続き独自の各種ビジネス施策により、地元企業を中心とした本市の経済活動を活性化させ、税収基盤の強化を図り、福祉や教育、子育て支援などを充実させる考え方で取り組んでいるところでございます。  本市の令和6年度の一般会計予算でございますが、1,682億9,000万円、前年度に比べ1.3%の増といたしました。  一般会計、特別会計、企業会計を合わせた予算の総額が2,702億9,221万円で、前年度に比べ0.8%の増でございます。  予算編成に当たっての基本方針としましては、引き続き徹底した事業費の削減、重点事業の積極的な推進、人件費の圧縮を3つの柱に掲げ、限られた財源をいかに効率よく、いかに効果のある事業に配分していくかという視点を重視し、選択と集中による「新しい高崎」の理念と基本政策の実現に向けた具体的な施策を展開していくことといたしました。  それでは、歳入予算の概要について申し上げます。  市税は全体で629億9,921万円、前年度と比べて1.2%の減といたしました。  市民税個人は所得や労働人口の実績、定額減税による減収額等を反映させ、前年度比4.6%減の213億6,427万円、市民税法人は景気の緩やかな回復を見込むとともに、国の地方財政計画を踏まえ、前年度比1.3%増の59億5,887万円といたしました。  固定資産税は、評価替えによる減収が見込まれるものの、企業の設備投資などが増加傾向にあることから、前年度比0.1%増の262億8,751万円といたしました。  市たばこ税は、実績等を考慮し、前年度比5.6%増の25億9,733万円といたしました。  地方消費税交付金は、消費の伸びや実績等を勘案し、前年度比2.1%増の97億円といたしました。  地方特例交付金につきましては、定額減税による市民税個人の減収額が全額国費で補填されることから、前年度比327.8%増の19億2,492万円といたしました。  地方交付税は、国の地方財政計画や交付実績を考慮し、普通交付税は前年度比9.6%増の126億円、特別交付税は交付実績等を考慮し、前年度から1億円増の19億円といたしました。  繰入金は、財政調整基金から43億円、減債基金から12億円を繰り入れるほか、廃棄物処理施設整備等基金8億2,000万円などを事業に活用することといたしました。  市債は、建設等事業債については、児童相談所整備や労使会館建設等に伴う事業費の増加があるものの、高浜クリーンセンター建設事業費等の減少により99億3,270万円、また臨時財政対策債は前年度比55.6%減の8億円を見込み、市債全体では前年度比9.2%減の107億3,270万円といたしました。なお、令和6年度末市債現在高の見込みは23億8,504万円減の1,442億4,585万円となり、債務の抑制に努めました。  続きまして、歳出予算の概要について、新規施策や主な事業を中心に「新しい高崎」の基本施策に沿って申し上げます。  初めに、「教育と人づくり」でございます。  本市の未来を担う子どもたちを健やかに、個性豊かに育てるため、学校だけでなく、地域社会と一体となって子どもたちを守り、育てる環境を整えてまいります。  具体的施策でございますが、くらぶち英語村の運営につきましては、地域住民との連携をさらに深めながら、特色ある生きた英語に囲まれた教育環境の充実を引き続き図ってまいります。  小・中学校の英語教育では、さらなる英語力向上を図るため、英語指導助手を引き続き全小・中学校へ配置するのに加え、大規模校を対象として、複数配置に踏み切るための増員を行うこととします。また、中学2年生を対象に英語4技能テストを実施するなど、英語力の育成指導に生かしてまいります。  不登校対策では、スクールソーシャルワーカーを増員するほか、新たに市独自でスクールカウンセラーを配置し、さらに支援の強化を図ってまいります。また、家族の介護や家事、きょうだいの世話等をする児童・生徒の負担を軽減するため、引き続きヤングケアラーSOSサービス事業を実施いたします。  学校施設につきましては、小・中学校のトイレ洋式化のほか、体育館への空調設備の設置や照明のLED化に引き続き取り組むとともに、給食室への空調設備の設置校数を増やすなど、学校施設環境の改善を一層推進してまいります。  また、学校給食につきましては、食材価格の高騰に対応するため、給食材料費の高騰分について、引き続き公費で負担してまいります。  ほかにも、小・中学校への楽器購入の拡充を継続するとともに、GIGA(ギガ)スクール構想を推進するなど、幅広く本市の教育環境を充実させてまいります。  次は、「産業の振興」でございます。  ますます激化する都市間競争に対応するためには、本市の持つ多様な特性を最大限に生かした成長戦略が必要となります。「新しい高崎」の実現に向けて、本市の企業が全国や世界を相手にした企業活動ができるように支援してまいります。また、新しいビジネスや産業をつくり、様々な業務が集積して雇用を生み出し、多くの人々が集まる都市づくりに取り組んでまいります。  高崎ブランド・シティプロモーションでは、本市の地域資源を効果的に発信し、知名度、ブランド力の向上を図ってまいります。  労働施策では、市内在住かつ市内中小企業に就職した若者に対して、引き続き電子地域通貨の高崎通貨により奨励金を交付いたします。また、老朽化した労使会館については、現在の機能に体育館を加えた新たな施設として、引き続き整備を進めてまいります。  農業の振興では、新商品等の開発や6次産業化などに取り組む活動を引き続き支援するとともに、荒廃農地の整備などへの支援を継続してまいります。また、新規就農者確保ため、引き続き初期費用や生活費等を総合的に支援してまいります。さらに、年々増加しているクビアカツヤカミキリによる被害拡大を抑制する対策を強化することで果樹農家を支援するとともに、森林環境譲与税を活用し、観音山丘陵内に整備されている高崎自然歩道等の再整備を引き続き実施してまいります。  国際施策の振興では、ジェトロ群馬貿易情報センターやJICA(ジャイカ)東京高崎分室と連携し、市内事業者などの海外進出や販路拡大を支援するとともに、高崎ものづくり海外フェアでは、ものづくり分野の世界発信を目指す若手経営者を支援してまいります。  商工施策では、地元企業の支援策として中小企業経営安定化助成、職場環境改善事業を引き続き実施するとともに、市内事業所の多岐にわたる相談事にワンストップで対応できるまちなか経済情報センターの運営を継続してまいります。また、人材育成や生産性向上を目的とした従業員の資格取得に対して、引き続き支援いたします。多くの方々に御利用いただいておりますまちなか商店リニューアル助成や飲食店衛生向上リニューアル特別助成につきましては、住環境改善助成とともに引き続き必要な予算を確保し、店舗の魅力や集客力の向上、市内経済の活性化につなげてまいります。  ビジネス誘致施策では、首都圏において本市の産業、文化及び観光等を広く発信し、高崎ブランドの浸透を図るとともに、ビジネス誘致施策を引き続き積極的に展開してまいります。  次は、「文化と歴史を活かした創造的な高崎」でございます。  芸術や文化は、市民生活や産業経済活動、地域社会の在り方に大きな影響をもたらすもので、本市が持続的に発展していくためには、文化と産業が相乗的な効果を発揮する取組が必要です。本市の持つ優れた芸術・文化スポーツ活動、歴史・文化遺産を生かした創造的な高崎を目指してまいります。  文化事業では、街中の活性化につなげるため、まちなか音楽活動助成事業や高崎芸術劇場、Gメッセ群馬、高崎アリーナにおいて同時開催される屋内型の大型音楽フェスなどを支援してまいります。  スポーツの振興では、市民ゴルフ場跡地を様々なスポーツに親しむことのできる施設に整備するとともに、高崎アリーナで開催予定の各種スポーツイベント等を支援し、市内スポーツのさらなる振興を図ってまいります。
     歴史を生かしたまちづくりでは、世界の記憶、上野三碑の保存活用や修理に努め、地元のボランティア団体と連携した活動に引き続き取り組むとともに、榛名神社の社殿など、国の重要文化財建造物の修復を支援してまいります。  史跡等の保存整備では、上野国多胡郡正倉跡の公有地化や日高遺跡、箕輪城跡等の整備を進めるとともに、保渡田古墳群の再整備に着手してまいります。このほか重要遺跡調査として、北谷遺跡や多胡碑周辺遺跡等の発掘調査を継続してまいります。  次は、「やさしい眼差しに満ちた市政」でございます。  子どもやお年寄り、障害のある人、仕事をしながら子育てをする皆さんが安心して心豊かに暮らせる都市でなければなりません。経済や産業活動を発展させ、活力ある都市にしていくと同時に、支えが必要な人や守っていくべき人たちへの「やさしい眼差しに満ちた市政」を進めてまいります。市民一人一人が人間としての尊厳と多様な生き方が保障される地域社会をつくってまいります。  子育て支援施策では、妊娠期から就学前児童を持つ保護者の育児等に係る負担軽減を図るため、子育てSOSサービス事業を引き続き実施するなど、子育て環境の充実を図ってまいります。  待機児童ゼロの継続に向けましては、希望する方々が円滑に保育所等を利用できるよう、年度途中の入所に備えあらかじめ雇用した保育士の人件費に対する支援を実施するなど、保育士等の確保対策に引き続き取り組んでまいります。また、公立保育所の緊急修繕等を行うことで、安心した保育環境の整備を図ってまいります。  病児・病後児保育につきましては、施設の拡充等に対して引き続き支援するとともに、インターネットで事前に空き状況を確認して予約することができる病児・病後児保育施設予約システムを新たに運用し、事業者や利用者の負担軽減を図ります。また、保育所等における気になる子への支援を継続し、保育環境のさらなる充実を図るとともに、放課後児童クラブにつきましても、地域の実情に合わせた増設や支援員の処遇改善事業を継続して実施いたします。  年々増加する児童虐待事案への対応につきましては、相談支援体制を強化するとともに、引き続き児童相談所の整備を進めてまいります。  障害者福祉の充実では、障害者支援SOSセンターばるーんを引き続き運営し、障害に関するあらゆる悩み事に対して総合的に対応してまいります。また、障害者の就労の場を確保するため、倉渕地域に障害者が付加価値の高いメロン等を生産する就労支援施設を開設いたします。  高齢者福祉の充実では、介護職員等の確保や定着を図るため、市内介護サービス事業所に新たに従事し、市内に在住する者に対し家賃の一部を引き続き支援するとともに、資格取得費用の一部を新たに支援いたします。また、現在市内13ルートで運行しているおとしよりぐるりんタクシーに新たに新町地域のルートを創設し、交通弱者の支援を一層図るとともに、高齢者世帯の困り事の一つである重い物の移動などの力仕事を代行する高齢者力仕事SOSサービス事業を引き続き実施してまいります。ほかにも、24時間365日体制で介護者の負担軽減や介護離職の防止を図る介護SOSサービス事業や独り暮らし高齢者等の生活の不安を解消するあんしん見守りシステム等の普及も進めてまいります。さらに、高齢者福祉なんでも相談センター(仮称)を新たに開設し、高齢者やその家族が介護サービスの利用や老後のことなどについて気軽に相談できる体制を整えるとともに、高齢者あんしんセンターにつきましても、きめ細かな相談や訪問を引き続き行ってまいります。  救急医療体制の充実では、救急搬送患者のたらい回しゼロの強化に向け、医療機関の受入れ体制の整備に対し引き続き支援するとともに、市内医療機関での24時間365日の小児救急医療体制を継続して実施するほか、市内の分娩を扱う産科に対して、引き続き医師等の確保や新たに消防設備の設置に対する支援を行うなど、安心して子どもを産み育てられる環境整備を推進してまいります。また、体調不良等により、一時的に買物のための外出が困難な高齢者世帯に対し、電話一本で食料品や日用品を宅配する高齢者世帯買い物SOSサービス事業を実施してまいります。さらに、帯状疱疹の発症を予防するため、50歳以上の人や罹患リスクの高い人に対して、ワクチン接種に係る費用を新たに助成いたします。  母子健康支援事業では、妊婦健康診査補助券による健康診査費用の助成や高崎通貨による出産・子育て応援交付金を引き続き給付するとともに、初回産科受診料の一部を新たに助成するなど、妊産婦の支援を充実してまいります。また、不妊・不育症治療に対して引き続き助成するほか、出産入院費用や新生児の難病検査費用についても新たに支援してまいります。  小児難病対策では、医療費や通院費用の一部を引き続き助成するほか、物価高騰の影響を受けている特定疾病や障害を有する小児等を養育する家庭に対して新たに支援を行います。  がん対策事業の推進では、がんの早期発見、早期治療及び各種がん検診の受診率の向上を図るため、医療機関での個別検診の実施や内視鏡による胃がん検診などを引き続き実施してまいります。また、医療用ウイッグなどの購入費用に対する助成を引き続き行うなど、がん治療等を受けている方の社会生活を支援いたします。  次は、「合併した地域の個性を活かした魅力づくり」でございます。  合併により、本市は豊かな自然や観光資源を持つ都市になり、新しい貴重な産業を有することになりました。こうした合併地域のそれぞれの個性を大切にした地域振興施策を推進してまいります。  箕郷地域では、多世代の方が気軽に運動できる施設として、みさと芝桜公園の隣接地に地域の防災拠点機能も兼ね備えた多目的運動場の整備を継続してまいります。  榛名地域においては、好評いただいております榛名山ヒルクライムin高崎など、地域資源を生かしたイベントを引き続き開催するとともに、榛名湖で様々なコンサートが開催できる湖上ステージ等の設計に着手いたします。  吉井地域においては、牛伏山自然公園に四季折々の花木を植栽するプロジェクトを新たに5か年計画で実施いたします。  また、倉渕、榛名、吉井地域への移住、定住を促進するため、住宅取得に係る利子補給について継続して実施いたします。  老朽化した道路など社会資本整備につきましては、喫緊の課題である修繕や延命化対策として、令和6年度は6支所の地域において積極的、弾力的な対応がさらに図れるよう、予算を増額して取り組んでまいります。  次は、「能登半島地震を踏まえた災害対策の強化」でございます。  本年1月1日に発生いたしました能登半島地震を踏まえ、本市におきましても災害対策の強化は必要不可欠であると考えております。台風や大雨、局地的豪雨等による浸水被害対策として、新町地域に災害救助用ボートを新たに配備するとともに、地震等の災害発生時に移動式電源として活用できる災害対策用電気自動車や車椅子対応の移動式トイレトレーラーのほか、災害対策用給水車や水道応急復旧対策車を新たに配備するなど、災害対策の強化を図ってまいります。  次は、「安心・安全な地域社会づくり」でございます。  健全な地域社会をつくるためには、地域のことは地域で解決していく住民自治の確立が必要だと考えます。地域と住民の安心・安全を守り、みんなで支え合う地域社会をつくっていくために、福祉、介護、生活環境、教育文化など、幅広い分野での地域の活動を支援してまいります。  防災対策事業では、消防団車両の充実を図るほか、地域の自主防災組織への支援を継続してまいります。また、健全な道路環境を保持し、市民生活の安心・安全を確保するため、全地域において穴ぼこ改修特別整備工事を引き続き実施いたします。  交通安全対策では、通学路の交通安全対策として、横断歩道等の更新やカラー化を推進するとともに、ハンプの設置に重点的に取り組みます。また、道路等の破損箇所の迅速な補修やカーブミラーなどの安全施設の整備を引き続き実施してまいります。  猫の適正飼養を推進するため、飼い猫の不妊・去勢手術費を引き続き助成するとともに、飼い主のいない猫の対策に取り組む町内会等に対しましても新たに助成してまいります。  高浜クリーンセンターの建て替えにつきましては、完成に向けた施設の建設やプラント設備工事を継続してまいります。また、高齢者等のごみ出し支援として、ごみ出しが困難な高齢者世帯等を対象に、戸別訪問によるごみ収集を引き続き実施してまいります。  次は、「大勢の人が歩き、賑わう街」でございます。  高崎の街中の都市基盤は整備されてきましたが、高崎のまちの人手をもっと増やしていく必要があると考えております。まちにいつも多くの人が歩き、にぎわいがあり、元気いっぱいのまちになるような仕組みをつくってまいります。  中心市街地の活性化と観光施策の充実では、お店ぐるりんタクシーを継続して運行し、さらなる回遊性の向上を図るとともに、毎回多くの来場者でにぎわう高崎まつりや山車まつりについては第50回を記念して開催するなど、引き続き街中の活性化を図ってまいります。  また、高崎オーパ内の高崎じまんなどでの高崎産農産物や食、物産の販売を引き続き支援するとともに、高崎の食をアピールするための各種施策を継続して実施するなど、高崎ブランドを全国に発信してまいります。  堤ヶ岡飛行場跡地地区の活用に向けては、基本調査や都市計画マスタープランの策定を進めてまいります。また、新たに高崎だるまミュージアム(仮称)の建設に向けた検討を行うとともに、引き続き豊岡新駅(仮称)の設置や新駅へのアクセス及び地域住民の利便性を向上させる橋梁の整備を進めてまいります。  高崎駅周辺では、高崎駅東口栄町地区の市街地再開発事業のほか、宮元町第二地区や連雀町地区における優良建築物等整備事業についても必要な支援を計上してまいります。  高崎芸術劇場・高崎アリーナ等企画誘致事業では、両施設を中心に開催される文化事業やスポーツ大会の企画、誘致活動を引き続き実施してまいります。  また、街中にある小さな公園を計画的に美化することにより、地域住民の憩いの場となるよう、まちなか小さな公園美化大作戦5か年計画を引き続き実施いたします。さらに、烏川における水辺空間の魅力向上や高崎産フルーツなどの農産物のさらなるブランド化を図るため、主に榛名地域の果物を提供するレストハウスやオープンカフェを整備してまいります。  空き家対策では、老朽化した空き家の解体費用のほか、高齢者等が気軽に集まれるサロンや子育て中の方たちが情報交換できるサロンなどとして活用する場合の改修費への助成等を引き続き実施いたします。  以上が一般会計の概要でございます。  次に、特別会計でございます。国民健康保険事業特別会計では、被保険者数や医療費の動向に応じた保険給付費等を計上しております。介護保険特別会計では、第9期介護保険事業計画において保険料を改定することとしておりますが、近年の保険給付費が増加する中で安定した事業の運営を行うために必要な改定でございますので、特段の御理解を賜りますようお願い申し上げます。  そのほかの特別会計につきましては、事業の円滑な運営が行えるよう、それぞれ所要の経費を計上しております。  次に、上下水道事業でございます。公営企業として健全な財政運営を行い、安定した経営基盤の確立を目指してまいります。  水道事業につきましては、引き続き良質な水道水の安定供給のため、老朽管の耐震化など災害に強いライフラインの構築を進めるとともに、水道施設の適切な維持管理に努めてまいります。  下水道事業につきましては、安全で快適な生活環境の確保のため、引き続き各地域における汚水、雨水の管渠整備を実施するとともに、既設管渠及び各汚水処理施設の適切な管理に努めてまいります。  以上、市政運営ついての所信の一端と予算の大要について御説明申し上げましたが、私は高崎市が都市としてさらに成長し、発展していくことを願い、また物価高騰対策や市内経済活動の正常化を推進するため、財政規律を堅持し、大胆でスピード感ある力強い市政運営に積極的かつ全力で取り組んでいく所存でございます。  なお、予算の細部につきましては財務部長から、その他の議案につきましては担当部長からそれぞれ説明させますので、よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案説明とさせていただきます。 ○議長(時田裕之君) 以上で市長からの施政方針及び予算の大要についての説明が終わりました。   ──────────────────────────────────────────── △延会 ○議長(時田裕之君) この際、お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(時田裕之君) 御異議なしと認めます。  よって、本日の会議は延会することに決しました。  次の本会議は、26日定刻に開きます。  本日は、これにて延会いたします。                                      午後 3時00分延会...