高崎市議会 2023-09-19
令和 5年 9月19日 総務常任委員会−09月19日-01号
令和 5年 9月19日
総務常任委員会−09月19日-01号令和 5年 9月19日
総務常任委員会
令和5年
高崎市議会総務常任委員会会議録
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令和5年9月19日(火曜日)
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総務常任委員会次第
令和5年9月19日(火)
第1委員会室 午前10時
1 議 題
(1)議案の審査
議案第107号 令和5年度高崎市
一般会計補正予算(第4号)(所管部分)
議案第 95 号 令和4年度高崎市一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定について(所管部分)
(2)請願の審査
請願第 4 号 日本政府に
核兵器禁止条約への賛同と推進を求める意見書の採択について
2 その他
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出席委員等(12人)
委 員 長 大 河 原 吉 明 君 副委員長 松 本 賢 一 君
委 員 高 橋 淳 君 委 員 角 倉 邦 良 君
委 員 宮 原 田 綾 香 君 委 員 伊 藤 敦 博 君
委 員 丸 山 覚 君 委 員 石 川 徹 君
委 員 高 橋 美 奈 雄 君 委 員 丸 山 和 久 君
議 長 時 田 裕 之 君 副 議 長 大 竹 隆 一 君
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欠席委員(なし)
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説明のため出席した者
市長 富 岡 賢 治 君 副市長 兵 藤 公 保 君
副市長 齋 藤 逹 也 君 総務部長 曽 根 光 広 君
総務部次長 青 木 信 幸 君 秘書課長 岩 森 令 祐 君
企画調整課長(兼)
コンプライアンス室次長 企画調整課付課長田 中 晴 美 君
村 上 正 和 君
防災安全課長 中 村 剛 志 君 職員課長 渋 澤 康 行 君
情報政策課長 木 本 弘 幸 君 文化課長 小 峰 好 恵 君
美術館副館長(兼)事務長
染料植物園長 猪 狩 啓 子 君
今 泉 公 彦 君
スポーツ課長 津 久 井 光 明 君 広報課長 田 中 美 由 紀 君
財務部長 天 田 順 久 君 財政課長 矢 口 賢 君
管財課長 阿 久 澤 健 君 契約課長 新 井 博 君
市民税課長 高 橋 弘 之 君 資産税課長 井 上 英 光 君
納税課長 外 所 康 信 君 倉渕支所長 塚 越 好 博 君
倉渕支所地域振興課長 倉渕支所税務課長小 見 一 秀 君
石 川 明 彦 君
箕郷支所長 新 井 修 君
箕郷支所地域振興課長
藤 岡 勉 君
箕郷支所税務課長清 水 琢 磨 君 群馬支所長 山 田 史 仁 君
群馬支所地域振興課長 群馬支所税務課長細 野 和 美 君
塚 越 直 樹 君
新町支所長 御 園 生 敏 寿 君
新町支所地域振興課長
戸 塚 和 也 君
新町支所税務課長藤 野 泰 宏 君 榛名支所長 太 田 直 樹 君
榛名支所地域振興課長 榛名支所税務課長福 島 康 秀 君
門 倉 直 希 君
榛名支所産業観光課長 吉井支所長 田 代 有 史 君
近 藤 浩 司 君
吉井支所地域振興課長 吉井支所税務課長吉 井 み ど り 君
高 麗 和 男 君
会計管理者 志 田 登 君 会計課長 井 田 安 彦 君
選挙管理委員会事務局長(併任)
選挙管理委員会事務局次長
曽 根 光 広 君 上 野 和 男 君
代表監査委員 小 泉 貴 代 子 君
監査委員事務局長吉 井 秀 広 君
消防局長 中 村 均 君 消防局次長 甘 田 明 広 君
総務課長 高 野 敦 君 予防課長 高 橋 健 二 君
警防課長 江 積 明 博 君 救急課長 黒 崎 信 男 君
通信指令課長 小 林 一 彦 君
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事務局職員出席者
事務局長 大 河 原 博 幸 庶務課長 庄 佳 子
議事課長 坂 口 圭 吾
議事課議事担当係長
塚 本 秀 幸
議事課主任主事 田 中 博 英
議事課主任主事 生 方 万 喜 子
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△開会
午前 9時58分開会
○委員長(大河原吉明君) それでは、時間前ではありますが、
皆さんおそろいですので、ただいまから
総務常任委員会を開会いたします。
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△諸般の報告
○委員長(大河原吉明君) この際、諸般の報告を申し上げます。
傍聴は、あらかじめ許可してあります。
以上で諸般の報告を終わります。
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△開議
○委員長(大河原吉明君) それでは、本日の会議に入ります。
本日の会議は、お手元に配付の次第に従い進行いたします。なお、
決算認定議案及び
補正予算議案の審査については、次第の裏面に記載のとおり進めたいと思います。
この際、委員会の運営上お願いします。本日の会議は、会議規則第118条第1項の規定により、委員1人当たりの発言時間を30分程度としたいと思いますので、委員からの質疑は内容を簡潔にされるとともに、議題の範囲を超えないよう1問ずつお願いします。また、執行部は質疑の趣旨を的確に捉え、簡潔な答弁を行ってください。なお、発言に際してはマイクを意識し、聞き取りやすい質疑、答弁に努めてください。
以上、円滑な委員会運営に御協力をお願いします。
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△議案の審査
議案第107号 令和5年度高崎市
一般会計補正予算(第4号)(所管部分)
議案第 95 号 令和4年度高崎市一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定について(所管部分)
○委員長(大河原吉明君) それでは、議案の審査に入ります。
定例会議案を御用意いただき、77ページをお開きください。
議案第107号 令和5年度高崎市
一般会計補正予算(第4号)の所管部分を議題といたします。
最初に、歳入の審査を行いますので、88ページをお開きください。
12
款地方交付税から
17款県支出金まで (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 90ページをお開きください。
19款寄附金から
23款市債まで (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 続いて、歳出の審査を行いますので、92ページをお開きください。
1款議会費 (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 2款総務費について御質疑ありませんか。
◆委員(宮原田綾香君) 9目企画費の
企画調整課経費、
移住支援金事業費補助金についてですが、まずは制度の概要についてお願いします。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) この制度ですけれども、東京23区に5年以上在住、または東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、埼玉県は一部除外されるのですけれども、4都県に在住し、かつ東京23区に5年以上通勤している方が高崎市に移住し、テレワークや関係人口等の要件を満たした方に単身で60万円、世帯で100万円を交付する制度でございます。財源負担は国が2分の1、群馬県が4分の1、高崎市が4分の1となっております。令和元年度から始まっておりまして、今年度で5年目となります。
◆委員(宮原田綾香君) 移住する人がどのくらい増えると見込むかというか、補正を組むことになった積算根拠についてお答えください。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) 本年度の当初予算で66件の移住者を見込んだわけなのですけれども、6月21日時点で申請件数が57件に達しまして、その後6月22日以降、前年度の実績ですとか、それからそれまでのペース等々を踏まえまして、また群馬県とも協議をいたしまして、今回の補正で単身が11件、世帯が27件、合計で4,050万円の増額補正をお願いするものでございます。
◆委員(宮原田綾香君) ありがとうございます。ぜひ移住者が増えるように今後も支援をお願いいたします。
○委員長(大河原吉明君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
106ページをお開きください。
9款消防費 (質疑なし)
続いて、繰越明許費の審査を行いますので、前に戻っていただき、80ページお開きください。
繰越明許費 (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 続いて、地方債の審査を行いますので、82ページをお開きください。
地方債の補正 (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) これより議案第107号の所管部分を起立により採決いたします。
本案は原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○委員長(大河原吉明君) 起立全員です。
よって、議案第107号の所管部分は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
決算認定議案の審査を行いますので、令和4年度高崎市
歳入歳出決算書及び附属書類を御用意ください。
議案第95号 令和4年度高崎市一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定についての所管部分を議題といたします。
初めに、一般会計の審査を行います。
最初に、歳入の審査を行いますので、19ページをお開きください。
1款市税について御質疑ありませんか。
◆委員(
高橋美奈雄君) 決算審議でございますので、基本的なことを、まず冒頭に何点かお伺いをさせていただきたいというふうに思います。決算収支で、実質収支約84億9,000万円から前年度実質収支を差し引いた単年度収支が約10億3,000万円の赤字というふうに報告をされております。赤字だからこの部分は悪いというのではないのですよね。返済等があれば、これはこうなるのですけど。以上の数字が一般会計、特別会計とも、まず赤字となった理由についてお伺いをさせていただきたいというふうに思います。
◎財政課長(矢口賢君) 今回マイナスとなった要因ですが、令和3年度の実質収支額は、市税等において最終的な予算額を大幅に上回って収入されたことにより、結果として令和3年度については81億円となったところですが、令和4年度については最終的な予算額を上回ったものの、歳入歳出の差引き、つまり剰余金が令和3年度ほど生じず、令和4年度については実質収支額は71億円にとどまった、その差が赤字となったものでございます。
◆委員(
高橋美奈雄君) 課長、了解しました。そういうことですね。
あと何点か、本当に基本的なことを質疑させていただきたいというふうに思いますが、財政力指数がここ数年落ち込んでおります。令和4年度も前年度に比べて0.011ポイントほど落ち込んで、0.825となっておりますが、その理由についてお伺いをさせていただきたいというふうに思います。
◎財政課長(矢口賢君) 財政力指数は、
基準財政需要額に対する
基準財政収入額の割合で、過去3年間の平均で表した指標となっており、指数が高いほど財源に余裕があり、財政力が強いということになります。今回数値が下がった主な要因としては、令和4年度においては、個人、法人とも市民税が増加して、
基準財政収入額というものが増加したものの、それ以上に
基準財政需要額において
社会保障関係費、社会福祉だとか障害福祉の経費が増加したことにより財政力指数が昨年度に比べて下がったというところでございます。
◆委員(
高橋美奈雄君) 課長、ありがとうございます。時代背景がそういうふうにさせているのかなというふうに思います。
続いて、先に進めさせていただきたいというふうに思います。
経常収支比率が前年度に比べて5.9ポイント上回っておりまして、96.7%という数字になっております。この数字は、私は大変大きいのかなというふうに捉えているわけでございますが、俗に言う財政の硬直化と言っていいのでしょうか、どうか分かりませんけれども、こんなことが進んだ理由についてお伺いをさせていただきたいというふうに思います。
◎財政課長(矢口賢君)
経常収支比率は、財政構造の弾力化を表す比率で、人件費や扶助費など経常的な経費を市税や普通交付税などの経常的な
一般財源収入でどの程度賄えるかといった指標でございます。令和4年度の決算においては、先ほど申し上げましたけども、市税収入や
地方消費税交付金などが増加したところでありますが、普通交付税や
臨時財政対策債などが減少し、全体としては
経常一般財源というのが落ちてしまったというところが一つです。もう一つは扶助費とか介護保険に関わる繰出金等の経費が増加したこと、3点目としますと昨今の
エネルギー価格の高騰により市有施設の電気料が大幅に上昇したというところが主な要因となって、5.9ポイント数値を押し上げたものとなっております。
◆委員(
高橋美奈雄君) 幾つかの要因というものが今御報告されたことであるというふうに思いますが、いずれにしてもその中で高崎市は頑張っているから、逆にここが大幅に出てしまったのかなということも考えられるのかなというふうに思います。今後ともぜひしっかりと、この辺も財政運営をよろしくお願いしたいというふうに思います。
さらにもう一点なのですけど、そのような議論から、やはり令和4年度の市税収入は、過去最高と言っていいかと思うのですが、令和3年度よりも22億円増えているわけでございます。その要因については、もう
決算認定報告で市長からも御説明がございましたが、決算審議でありますので、改めて御説明を求めたいというふうに思います。よろしくお願いします。
◎
市民税課長(高橋弘之君) 私のほうから市民税個人、市民税法人、たばこ税などについて御説明をさせていただきますが、まず市民税個人につきましては、令和3年中の景気の回復基調に伴い、給与所得が増加したことにより、前年度よりも4億300万円の増額となっております。市民税法人は、半導体需要の高まりによりまして、これらに関連する製造業の一部で大幅な増収となり、3億3,800万円の増額となりました。たばこ税は、税率の引上げや売渡し本数の増加により1億6,400万円の増額となっております。入湯税も外出の機会が増えたことにより増額となっております。事業所税も工場の増築や営業所の設置による床面積の増加、また従業者の給与が増えたことにより増額となりました。
私のほうからは以上でございます。
◎資産税課長(井上英光君) 私のほうから資産税課が所管いたします税目についてお答えいたします。
固定資産税につきましては、令和3年度に比べまして約11億5,500万円の増加となっております。こちらは令和3年度に行われました事業用家屋及び償却資産に対する固定資産税の課税標準を軽減する措置及び土地の税額を前年同額に据え置く特別な措置、いわゆるコロナ特例というのが終了したことが大きな要因と考えております。また、軽自動車税につきましては、令和3年度に比べまして約6,800万円の増加となっております。こちらは、普通車に劣らない性能ながら燃費がよい点などで人気が高く、軽自動車の販売台数が増加したことなどが要因であると考えております。都市計画税につきましては、令和3年度と比べまして約1億4,300万円の増加でございます。こちらも固定資産税と同様に、令和3年度に行われましたコロナ特例が終了したことが増額の主な要因と考えております。
◆委員(
高橋美奈雄君) 両課長に御説明をいただきました。ありがとうございました。やはりこの辺のベースというものが確認できると、さらなる質疑というものが円滑に進むのではないかなというふうに思いまして、質疑をさせていただきました。一旦はここで切ります。ありがとうございました。
◆委員(丸山和久君) 21ページなのですけれども、市たばこ税の歳入で、ここ5年ほどの推移が分かりましたら教えてください。
◎
市民税課長(高橋弘之君) 金額は億単位となりますけれども、平成29年度につきましては24.1億円、平成30年度は23.6億円、令和元年度は23.6億円、令和2年度は22.3億円、令和3年度は23.8億円、そして令和4年度の決算額は25.4億円となっております。
◆委員(丸山和久君) 禁煙運動、また喫煙する場所がかなり減っているわけでありますけれども、まあまあ例年並みというふうなことで安心をしました。
◆委員(宮原田綾香君) 収入未済額と不納欠損額の推移について報告をお願いします。また、これからどのように回収していく予定かの計画等も併せてお願いいたします。
◎納税課長(外所康信君) 初めに、不納欠損は地方税法第15条の7の規定に基づき、滞納者に処分する財産がないとき、あるいは処分することによってその生活を著しく窮迫させるおそれがあるとき、また滞納者の所在及び滞納処分をすることができる財産がともに不明であるときに滞納処分の執行を停止し、
不納欠損処理をさせていただくものでございます。令和4年度の不納欠損額は、前年度に比べ約3,775万円の減額となっておりますが、減額の理由といたしましては、不納欠損の主な対象が収入未済額、いわゆる滞納繰越しの個々の案件でございますので、収入未済額が減少すると不納欠損額は減少傾向になることによるもので、前年度に比べ不納欠損額と収入未済額がともに減少しており、収入歩合は過去最高の99.38%、速報値で県内12市1位、全国62の中核市で5位ですので、滞納整理が順調に進んでいる状況と考えております。
◆委員(宮原田綾香君) ありがとうございます。県内で1位、中核市でも5位ということで、着々と進んでいると思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
◆委員(
高橋美奈雄君) 1款でいいのだよね。すみません、度々。21ページの事業所税についてお伺いをしたいのですけど、先ほどからもありましたように、法人等は令和4年度好調であったというふうに言われているのですけど、市内にこの事業所税の対象企業というのは、具体的に何社ほどあるのでしょうか。まず、その辺についてお伺いします。
◎
市民税課長(高橋弘之君) 847社が事業所税の対象企業となっております。
◆委員(
高橋美奈雄君) 847社ということでございます。事業所税は目的税であるというふうに思うのですが、令和4年度は具体的にどのようなものに利用されたのでしょうか。その辺についてお伺いします。
◎
市民税課長(高橋弘之君) 事業所税につきましては、都市環境の整備及び改善に要する費用に充てる目的税とされていますので、ごみ処理、道路、橋梁の補修、あとは道路や用水路の整備などの事業のために使われております。
◆委員(
高橋美奈雄君) 社会資本の整備などに多く使われているようでございますが、事業所税を納めている事業者の皆様のメリットに結びつくような施策展開などというものはいかがなものだったのでしょうか、お伺いをさせていただきたいというふうに思います。
◎
市民税課長(高橋弘之君) 毎年25億円もの事業所税によりまして、本市の企業活動を支え、企業のメリットにも結びつく都市環境の整備や改善が図られていると思われるところではございます。引き続き事業所税の目的、使い道などについて周知に努めてまいりたいと考えております。
◆委員(
高橋美奈雄君) 引き続きそのような観点から取り組んでいきたいということでございますので、ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。
続いて、その次の都市計画税についてお伺いをさせていただきます。この都市計画税も目的税であるというふうに思います。今定例会でも公平性の観点から一般質問等があったわけでございますが、まずは都市計画税の使途についてはどうなのか、お伺いをさせていただきたいというふうに思います。
◎資産税課長(井上英光君) 都市計画税は、地方税法第702条の規定によりまして、都市計画法に基づいて行う
都市計画事業、または
土地区画整理法に基づいて行う
土地区画整理事業に要する費用に充てるために課しているものでございます。例えば下水道事業ですとか、公園、
区画整理事業などに充てられております。
◆委員(
高橋美奈雄君) ありがとうございます。そのような使途で使われているということでございますが、要は何が聞きたいかというと、徴収区域に目的を持って使われているということで理解をしてよろしいのでしょうか。
◎資産税課長(井上英光君) 繰り返しで恐縮ですけども、
都市計画事業や
土地区画整理事業の費用に充てるために徴収しているということでございまして、徴収した区域に限らず、また当然徴収した区域も含めまして使われているものと認識しております。
◆委員(
高橋美奈雄君) 分かりました。そのように法的にも位置づけられているのでしたら、それはそれで致し方ないことだというふうに思います。
○委員長(大河原吉明君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
23ページをお開きください。
2
款地方譲与税から
3
款利子割交付金まで (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 25ページをお開きください。
4
款配当割交付金から
5
款株式等譲渡所得割交付金まで (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 6
款法人事業税交付金について御質疑ありませんか。
◆委員(丸山和久君) 法人事業税交付金でありますけれども、コロナ禍が明けて、大分それぞれの企業活動が活発化したと思いますけれども、ここ5年間の交付金の推移はどうなっているか、お知らせください。
◎財政課長(矢口賢君) この交付金は、平成28年度の税制改正で創設されまして、実際の交付が始まったのが令和2年度からになります。令和2年度については約4.3億円、令和3年度につきましては約8.4億円、令和4年度につきましては9.7億円となっております。
◆委員(丸山和久君) この数字から見ると、やや景気が回復をしているのかなというふうに思いますけれども、いろんな事業所が、コロナ融資の返済が始まったりだとか、いろんな大変な思いをしているところだと思うので、いろんな形で法人を支援していただければというふうに思います。
○委員長(大河原吉明君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
7款
地方消費税交付金について御質疑ありませんか。
◆委員(石川徹君) この額を当初予算から見ると、かなりの額の増額をしている消費税交付金でございます。それとともに、来月10月から、消費税等に係るインボイス制度がいよいよスタートになるわけでございますけども、本市においても小規模事業者が多数あって、これで免税事業者がいよいよ課税事業者となっていくわけでございます。そういったものがこの項目に組み込まれてくると思いますけども、その影響と、これからその影響がいつ頃からこの交付金に発生してくるのか、そういったことについてお尋ねします。
◎財政課長(矢口賢君) インボイス制度の開始により、免税事業者が課税事業者となることで消費税額が増えることが予想されておりますので、必然的に地方に配分される
地方消費税交付金についても増加が見込まれるというような状況です。金額については現在まだはっきりとした数字は分かっておりませんが、その影響については早くて今年度の3月から出てくるだろうと見込んでおります。
◆委員(石川徹君) 早いもので、3月からその影響が出てくるというお答えでございましたけども、この
地方消費税交付金は、消費税を我々は10%納めているわけでございますが、そのうちどのくらいが市町村へ交付されてくるのでしょうか。参考にお聞かせください。
◎財政課長(矢口賢君) 消費税10%のうち、地方消費税分として地方に配分されるのが2.2%であります。2.2%のうち半分が都道府県、その半分が市町村という割合になっております。市町村については、その市区町村の人口あるいは従業員者数に基づいて配分されるものでございます。
◆委員(石川徹君) このように免税事業者がこれから課税事業者になってくるわけですけれども、大変大事なこの消費税でございます。有効にぜひともお使いいただくことをお願いします。
○委員長(大河原吉明君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
8款ゴルフ場利用税交付金 (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 27ページをお開きください。
9款環境性能割交付金について御質疑ありませんか。
◆委員(石川徹君) 続けてで申し訳ございません。お願いします。環境性能割交付金についてですけども、今現在、大変環境性能のよい自動車が出てきているわけでございまして、購入時にそのレベルによって課税され、環境性能割交付金として還元されてくるわけでございますけども、以前、自動車購入時には自動車取得税というものがありました。そしてまた、今もちろん自動車重量税、そういったものが地方に交付金でと書かれていたときに、これが道路の補修維持に使われているのだということで我々は納得してきたわけでございますけれども、そういった環境性能割とかの税に対してどのように環境性能割交付金はかかってくるのでしょうか、どのようになってくるのでしょうか。また、それがどのような割合で市町村に、先ほども言いましたけども、還元されてくるのか、そのことについてもお伺いいたします。
◎財政課長(矢口賢君) 令和元年10月1日より自動車取得税が廃止され、代わりに自動車を購入する際に払う環境性能割が導入されました。環境性能割交付金は、この環境性能割の収入額に95%を乗じた額の100分の43に相当する額が市町村の道路の延長及び面積の割合に応じて配分されるものでございます。
◆委員(石川徹君) よく分かりました。納得するところはそうですけども、これからどんどん、ますます車の性能は向上してくるでしょう。行き着くところは電気自動車とか、そういった環境には大変いい車です。そうすると、この環境性能割交付金というのは減少してくるということでしょうか。
◎財政課長(矢口賢君) そのとおりになります。
◆委員(石川徹君) よく分かりました。ありがとうございました。
○委員長(大河原吉明君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
10款国有提供施設等所在市町村助成交付金から
11款地方特例交付金まで (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 29ページをお開きください。
12
款地方交付税について御質疑ありませんか。
◆委員(
高橋美奈雄君) 単純な質問です。収入済額は144億2,700万円ということでございます。前年に比べ約5億1,900万円減少しているわけでございます。この減少というものは高崎市が頑張ったから減少してしまっている。そういう仕組みですから仕方ないかなというふうに思うのですけど、何が聞きたいかというと、単純に地方税収入の増額が約22億円あるわけでございます。そこから、この地方交付税の減少額5億1,900万円を差し引いた約17億円、このお金は本市が自由に使えるお金として捉えてもよろしいのでしょうか、どうなのでしょうかという質問なのですけど。
◎財政課長(矢口賢君) そういった側面もございますが、歳入全体として考えた場合、地方交付税のほかに、自主的な交付税である
臨時財政対策債は昨年度に比べて約50億円の減額をされていたり、ほかの交付金については昨年度と比べて増減があるわけなのですけども、自由に使えるという意味で一般財源で比較いたしますと、令和3年度については約1,090億円、令和4年度については1,093億円ということで、一般財源で言えば約3億円の増加ということになっております。
◆委員(
高橋美奈雄君) 了解しました。そんな単純なことではないのですよという御答弁だったというふうに思います。いずれにしても了解しました。よろしくお願いします。
○委員長(大河原吉明君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
14款分担金及び負担金 (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 31ページをお開きください。
15款使用料及び手数料 (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 45ページをお開きください。
16款国庫支出金 (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 53ページをお開きください。
17款県支出金 (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 63ページをお開きください。
18款財産収入 (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 65ページをお開きください。
19款寄附金について御質疑ありませんか。
◆委員(
高橋美奈雄君) 一般寄附金でちょっとお伺いさせていただきたいのですけど、ふるさと応援基金寄附金のここ数年の推移についてお伺いさせていただきます。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) 令和元年度からの数字で申し上げますけれども、令和元年度が1億4,793万円、令和2年度が2億2,647万円、令和3年度が2億9,535万円、令和4年度が2億8,235万円となっております。
◆委員(
高橋美奈雄君) ありがとうございます。順調に推移しているかというふうに思います。これも単純な質問で全く申し訳ないというふうに思うのですけど、ふるさと応援基金ですから、当然入ってくるほう、出てくるほうとあると思うのですけど、実際は黒字になっているのですか、赤字になっているのですか、その辺についてお伺いをさせていただきたいというふうに思います。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) ふるさと納税の制度として収支を計算する場合、まず初めに、令和4年度ベースで申し上げますと、令和4年度に高崎市にふるさと納税をしていただいた寄附額、そこから令和3年度に高崎市民が他の自治体に寄附することで生じる市民税寄附控除額を差し引きます。その市民税寄附控除額の75%、4分の3は普通交付税として歳入で入ってきますので、これを加味いたしますと、令和4年度は約1,900万円の利益が出ております。
◆委員(
高橋美奈雄君) 令和4年度は1,900万円の利益が出ているということでございます。これは市民の皆様、国民の皆様の善意でやっていますもので、あまり赤字か黒字かなんて、そういうことを言うのも失礼ですね。ちょっと聞いたところでございます。
○委員長(大河原吉明君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
67ページをお開きください。
20款繰入金 (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 71ページをお開きください。
21款繰越金から
22款諸収入まで (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 85ページをお開きください。
23款市債について御質疑ありませんか。
◆委員(宮原田綾香君) 89ページの
臨時財政対策債ですが、限度額はどのように決まっているか、まずは教えてください。
◎財政課長(矢口賢君)
臨時財政対策債の限度額については、毎年7月の普通交付税の算定と併せて
基準財政需要額というのを見込んだ中から、普通交付税と同時に算定されるものでございます。
◆委員(宮原田綾香君) 今年度は、どのくらい交付税措置される予定になっていますでしょうか。
◎財政課長(矢口賢君)
臨時財政対策債の交付税措置というのが、元利償還金額の100%ということで、発行可能額、理論値の算入ですけども、100%算入ということになっております。今年度に100%算入となっています。ちなみに、令和4年度については
基準財政需要額の中に、
臨時財政対策債の元利償還金は約52億円積算されております。
◆委員(宮原田綾香君) ありがとうございます。
○委員長(大河原吉明君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
続いて、歳出の審査を行いますので、91ページをお開きください。
1款議会費 (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 2款総務費ですが、1項総務管理費は内容が多岐にわたっていますので、2つに分けて審査を行います。
まず、1目一般管理費から8目財産管理費について御質疑ありませんか。
◆委員(高橋淳君) 95ページの2款1項3目なのですけども、群馬テレビデータ放送情報配信サービス使用料について、その内容についてお伺いできますでしょうか。
◎広報課長(田中美由紀君) 群馬テレビ番組内でリモコンのdボタンを押すことで、自治体の情報が入手できる群馬テレビの情報配信サービスでございます。高崎市は令和3年6月から導入し、休日の当番医やイベントの開催情報などを配信しております。また、災害時における避難情報などを自治体ごとに配信することも可能となっております。
◆委員(高橋淳君) ありがとうございます。9月1日より高崎市では公式ラインも始まり、リアルタイムに発信できるツールというものも増えましたが、高齢の方など、まだまだテレビになじみのある方もいらっしゃると思います。市民の皆様の環境に合わせた情報を発信するツールがあるというのは非常によいことだなというふうに思っております。ぜひたくさんの方に知っていただきたいと思いますので、広報のほうもよろしくお願いいたします。
◆委員(宮原田綾香君) まず、93ページのコンプライアンス室経費についてお伺いいたします。今年度の成果としてはどのようなことがあるか、教えてください。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) コンプライアンス室では、担当課が業務を行う上で、市民対応や法解釈に関する問題が生じた場合に、法律相談業務を行っております。令和4年度の相談件数としてお答えいたしますと、105件でございました。相談内容といたしましては、本当に多種多様な内容になりますけれども、例を挙げますと、市民の方から行政不服審査法の審査請求を受けた際の裁決書の書き方について、また市が所有する債権等の滞納整理の手順について、また学校等における生徒間のトラブルの対応策についてなど様々な相談を受け、弁護士の専門的な見地からの助言を行っているところでございます。
◆委員(宮原田綾香君) ありがとうございます。職員の方の法令遵守が徹底できるよう、今後ともよろしくお願いいたします。
次に、95ページ、職員研修経費についてお伺いいたします。まずは職員研修経費に関連して、女性管理職の割合について教えてください。
◎職員課長(渋澤康行君) 最新の数値として、令和5年4月時点の状況で申し上げさせていただきます。
課長職以上の女性管理職の割合は11.9%、それから係長以上の女性管理職の割合が21.7%となっております。
◆委員(宮原田綾香君) 女性管理職育成という意味での研修など、何か取組等というのは行われていらっしゃいますでしょうか。
◎職員課長(渋澤康行君) 女性に限った研修の実施というのは特には行っていなくて、男性、女性にかかわらず必要な研修の実施に努めているところでございます。
◆委員(宮原田綾香君) ここ数年の推移なども拝見させていただいたのですが、横ばいというか、数値にあまり変動がないように見られます。出産や育児などのライフステージの変化など、様々な理由で管理職が増えないというのは企業等でも言われていることかと思いますが、女性側にもそういった自分のライフプランを考える上で尻込みするという点もあるのかと思いますが、ぜひ育休明けの研修などを、企業等では女性が活躍できるように研修の充実を図っているようですので、そうした取組等もお願いいたします。
続けて、97ページ、区長事務取扱経費に関連してお伺いいたします。この区長さんの事務量で一番大きくなっているのは、月2回の広報高崎の配付かなというふうに思われるのですが、今後の広報の配付方法や広報自体の在り方について、市はどのようなお考えをお持ちか、教えてください。
◎広報課長(田中美由紀君) 区長さんには、月2回の広報高崎の配付につきまして大変御尽力いただいておるところでございます。その中で、配付の負担が大きいという声も伺っているところでございます。負担軽減策といたしまして、配付業務を業者委託するなども含め、各世帯に速やかに配付することができる方法について研究しております。また、ホームページやラインなどのSNSを活用したデジタルでの情報配信を進めるなど、スマートフォンなどで気軽に広報高崎が閲覧可能となる配信方法の導入も研究しているところでございます。
◆委員(宮原田綾香君) 全国的に月に2回配付している市町村は中核市レベルになると多いのかなというふうに思うのですが、ぜひ配付の回数や方法等についても今後とも検討をお願いいたします。
続きまして、99ページの財政管理費の中の財政調整基金積立金についてお伺いいたします。中核市は80億円から100億円が望ましいというような指標もあるようですが、本市の適正額は幾らが望ましいと考えていらっしゃるか、教えてください。
◎財政課長(矢口賢君) 地方自治体における財政調整基金の残高につきましては、その規模がいろいろと今までも議論されているところでございますが、特に基準となるものはございません。しかし、本市といたしましては災害等に備えるため、ある程度の金額を確保する必要があると考えておりますので、今後の経済状況や本市の財政状況を考慮しながら、適切な基金の管理に努めてまいりたいというふうに考えております。
◆委員(宮原田綾香君) 分かりました。ありがとうございます。
続きまして、101ページ、財産管理費の財産管理事業について、庁舎管理事業も含めてお伺いいたします。現在市庁舎の和式トイレの割合はどのくらいになっているか、教えていただけますでしょうか。
◎管財課長(阿久澤健君) 本庁舎における室内トイレは計178か所でございます。そのうち和式トイレは19か所で、全体の約10%となっております。
◆委員(宮原田綾香君) 1割は残してあるということで、様々な理由があるのかなというふうに推察されるのですが、保育園や学校なども洋式化が進んでおりますし、高齢者の方もやはり増えていらっしゃるので、一部和式を望む方もいらっしゃるのかもしれませんが、今後とも検討、整備を進めていくことをよろしくお願いいたします。
あわせまして、108ページの新町支所経費についてお伺いいたします。かねてから言われていると思いますが、新町支所の庁舎ですが、老朽化が大変進んでいるというふうにお伺いをしていますが、今後の計画についてはどのようになっているか、教えてください。
◎総務部長(曽根光広君) 新町支所の建て替えの問題につきましては、かねてから議論いただいているところですが、本市の新市建設計画に掲載されておりまして、その後、現在の第6次総合計画にも引き継いでおります。懸案であることは承知をしておりますが、現在のところ具体的な計画はないという状況でございます。新町支所の建て替えについては十分認識しているところでございますけれども、周辺施設等の関係も含めて、支所機能のことも含め、鋭意これから検討をしてまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
◆委員(宮原田綾香君) かねてから聞いていらっしゃると思いますが、庁舎の整備を望む声が地元にもあるというふうにお伺いしていますので、ぜひ整備の検討を前向きにお願いいたします。
以上になります。
◆委員(伊藤敦博君) ちょっと宮原田委員と重なりますけれども、94ページのコンプライアンス室経費について、2つほどお聞きしたいと思います。御存じのとおり、2019年に高崎芸術劇場の備品購入を巡って官製談合事件が起こり、3名の方が逮捕されたと。それを機にして、職員の法令遵守を図ろうという目的でこのコンプライアンス室が作られたというふうに認識しておりますけれども、先ほど具体的に弁護士へどういう相談内容があったというのは伺いました。その下に、また研修委託料として34万円が支出されていますけれども、具体的にどういう研修が行われたのかをまず教えてください。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) こちらの研修でございますけれども、講師に明石市の法務監理官として御活躍される非常に行政経験豊富な荻野泰三弁護士をお招きいたしまして、係長以上の管理職の職員を対象にいたしまして、職務執行に係るコンプライアンス、法令遵守をさらに徹底する研修を行っております。令和2年度はコロナ禍のため開催を見送ったわけでございますけれども、令和3年度、令和4年度と開催しております。なるべく多くの職員が受講できるよう、午前と午後の2回に分けて、これまでに計68名が受講しているところでございます。
◆委員(伊藤敦博君) ありがとうございました。職員が法令を遵守するのは常識的なことだと思うのですけれども、同時にこれは庁舎内、職員だけの問題ではなくて、やはり市に様々な形で参入してくる業者との関わりが大きいと思うのですが、そういう対外への取組というのはあるのでしょうか。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) 市の業務に関連する団体等には、毎年コンプライアンスに関する啓発チラシというものを配付しております。このチラシの中で、個人情報の取扱いへの注意、また不当要求や公の機関へ金品を送ることの禁止等について記載しまして、コンプライアンス推進の呼びかけを行っているところでございます。
◆委員(伊藤敦博君) 高崎市ではこの問題に真摯に取り組んでいただいているというふうに考えますけれども、昨年も隣の前橋市で副市長が逮捕されるという大きな事件がありました。今後高崎市においては、そういうことを二度と繰り返さないよう、手綱を緩めることなく取組をお願いします。
◆委員(高橋美奈雄君) 宮原田さんとちょっとダブってしまうのですけど、よろしくお願いしたいというふうに思います。まず、96ページ、2目人事管理費の職員研修経費でございます。前年よりも約208万円ほど増額されているわけでございますが、増額はいいことだと思うのですけど、要は令和4年度に職員研修の重要性を認識し、どのような特徴ある職員研修を行ったのか、その辺についてお伺いさせていただきたいというふうに思います。
◎職員課長(渋澤康行君) 本市における職員研修、人材育成につきましては、高崎市人材育成基本方針において市民の視野に立った行政のプロを育成していくことを基本的な方向性として位置づけ、取り組んでいるところでございます。市民のニーズに的確に応え、質の高い行政サービスを提供していくためには、職員研修、人材育成は大変重要であるものと認識しているところでございます。今後、市民の方々のニーズはますます多様化し、高度化していくことが予想されますので、そのような時代のニーズに応えられるような職員の育成に向け、様々な研修の実施に努めてきたところでございます。
◆委員(
高橋美奈雄君) トータル的にはそういうお話だろうというふうに思うのですけど、例えば令和4年度の特徴的なものが1つ、2つ挙げられればお願いをしたいというふうに思います。
◎職員課長(渋澤康行君) 令和3年度と比較しますと、コロナ禍が大分落ち着いてきたということで、派遣研修も大分増えてきたという状況にございます。そのため令和4年度につきましては旅費などが増えたため、研修経費が増額になっているという理由でございます。
◆委員(
高橋美奈雄君) 了解しました。ありがとうございました。
続きまして、4目の自治振興費、98ページの区長事務取扱経費でございます。先ほど広報の配付の関係なんかも出ていましたけど、もう少しかみ砕いて、要は529の町内会で最多の世帯数と最少の世帯数というのは幾つになるのですか。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) 令和4年度末のデータでお答えいたしますと、最多世帯数につきましては1,773世帯です。それから、一番少ない町内会の世帯数は18世帯になります。
◆委員(
高橋美奈雄君) 町内会のことですから、行政が手は入れられないというふうに思いますが、ただ何らかの方法を考えないと。いずれにしても、これだけアンバランスがあると大変ですよね。こんなことを言っては失礼かもしれないですけど、18世帯なら、大きいところだと班長さんの世帯数ですよね。そうすると、ふだん区長さんから出る言葉なんかでお伺いしますけど、1,000世帯を超える町内会は高崎市に幾つあるのですか。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) 20町内会となります。
◆委員(
高橋美奈雄君) 1,000世帯を超える町内会が20町内会あるということでございます。我々議員は区長さんとの接点が多いわけでございますが、本当に1,000を超えると大変なのです。これは冗談半分ですけど、1,000を超える町内会では、区長さんは軽トラを持っていなくては仕事ができないというふうにも言われています。事実、広報を配るときなんかはそうだろうというふうに思います。そして、そういう中で行政が支援してあげられることの1つとして考えられることが、例えば配付物でございます。全町内会に一律で配られているというふうに思いますが、1,000を超えるようなところについては、広報も前日ではなくて、もう刷り終わったらすぐに区長さんのところへ届けられる、そんなシステムは考えられないのでしょうか。お伺いします。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) 広報につきましては、刷り上がりのタイミングもございますし、また今は非常に世帯の多い町内会のお話ですけれども、町内会によって広報の配り方というのは様々でして、我々が区長さんのところにお届けしているわけですけれども、町内会によっては地区の集会所にお届けして、そこで当日朝から区長さんをはじめ役員の方十数名が作業して、その日のうちに広報を次の嘱託員、または班長へというふうに配っていただいているような町内会もございますので、今のところ、前々日に広報を配ってくれという御要望はないものですから検討したことはないのですけれども、状況によっては、広報の配付の方法については、先ほど広報課長がお答え申し上げましたとおり、いろんな方法について研究していく必要があるかなと思っております。
◆委員(
高橋美奈雄君) 課長がおっしゃるとおり、各町内会にそれぞれのやり方があってやっているというとこは私も承知しております。やはり、市のほうには大きな町内会からの配付物をもっと早く届けてくれないかという声が入っていないということでございますが、大きな町内会の区長さんの中では相当その声が出ております。ですから、先ほど申しましたように、行政としてああしてくれ、こうしてくれとかはできないことでございますけど、もうちょっとアンテナを立てて区長さんの声を聞いて、できれば、そのような対応をしていただくとありがたいなというふうに思います。
それと、これも行政でどうこうというのはできないのですけど、将来的に地域行政を円滑に進めるためには、やはり世帯数なんかの平準化も必要だというふうに思うのです。これも行政として、市としてああにしてくれ、こうにしてくれというふうには言えないわけでございますが、役員の担い手もいなくなる中、何か手を打つ時期に来ているのかなというふうに思うのですけど、その辺の御見解がありましたらお願いしたいというふうに思います。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) 町内会の規模については、非常に難しい問題だと思います。町内会のもともと位置する地理的要因であったり、また培ってきた歴史であったり、抱えている課題はそれぞれ違って、様々な要因がありますので、私どもとすれば、何よりも一番重要なのは町内会の住民からの発意、それと合意形成だと思っております。そういったことから、高崎市が町内会の規模を決定していくというのは非常に難しいのではないかと思っておりますが、これまでもそうですけれども、今後も町内会の方から相談等があれば、よく事情をお聞きして、他の町内会の事例なども紹介しながら、相談者に寄り添ってまいりたいと考えております。
◆委員(高橋美奈雄君) 課長から答弁いただき、最後に町内会に寄り添っていきたいと思うと言っていただきました。ぜひそういう対応でお願いしたいというふうに思います。もうこれは御存じかと思いますけど、本当に町内会の役員を見つけるのが難しくて、これは高崎市内の全町内会がそうだというふうに思いますけど、大変な状況でございますので、行政として何か支援できることはないのか、どう寄り添うのかということをこれからもテーマにして進めていっていただければというふうに思いますので、よろしくお願いします。
次に、7目会計管理費でございます。ここに公金収納代行委託料がございます。これはコンビニでの納付の手数料だと思いますが、年々上昇傾向でございます。近年の実績についてお伺いをさせていただきたいというふうに思います。
◎会計課長(井田安彦君) 公金収納代行委託料は、コンビニでの納付のほか、スマホ等のモバイルバンキングを利用しての納付、またペイペイ等の電子マネーによる納付の手数料の委託料でございます。令和4年度の実績ですが、コンビニが57万9,848件、モバイルレジが530件、電子マネーが4万3,931件でございます。委託料の増加の理由といたしましては、コンビニも微増ではございますが、電子マネーが前年に比べ約1万5,000件増えていることによるものでございます。
◆委員(高橋美奈雄君) お答えいただきました。電子マネーが増えているということですね。これは、いいことなのかなというふうに思います。ぜひまた今後ともこういう施策を前進させていただければありがたいのかなというふうに思います。
続きまして、8目の財産管理費、その中に車両管理事業があるわけでございます。これを私は以前から指摘しているのですが、公用車の老朽化がますます進んでいると言っても過言ではないというふうに思います。見た目にも、これは相当限界だよなという公用車を日々見かけるわけでございます。令和4年度はこのような指摘に対しどんな対応を図られたのか、お伺いさせていただきたいというふうに思います。
◎管財課長(阿久澤健君) 令和4年度の対応ということなのですけれども、公用車に関しまして、委員さんがおっしゃるような御指摘があることは十分承知しているところでございます。このため、現在、令和6年度からの適正な新規車両の購入に向けまして、全庁的な公用車の状況調査を実施しており、併せて検討を進めているところでございます。
◆委員(高橋美奈雄君) 課長、ありがとうございました。
そのような指摘を受け止めていて、簡単に言えば令和6年度から本格的に入替えをしていくのだというような方向だというふうに思います。ぜひ早めにお願いしたいというふうに思うのですけど、そうなってまいりますと、2点目なのですけど、安全対策から考えても絶対にドライブレコーダー、ドラレコの設置が私は重要であるというふうに思うのです。今、公用車ではどのぐらいの台数、また何%ぐらいがこのドラレコを積んでいるのか、お伺いさせていただきたいというふうに思います。
◎管財課長(阿久澤健君) 公用車へのドライブレコーダーの搭載率でございますけれども、令和5年9月1日時点で、一部作業車両を含みますけれども、全公用車627台のうち23台が設置しております。搭載率は3.7%となっております。
◆委員(高橋美奈雄君) 幾ら何でもちょっと低い数値かなというふうに私は思います。多分、皆さんもそう感じていらっしゃるというふうに思います。これは決算なので新年度予算のこと言ってはおかしいのですけど、ぜひ令和5年度でしっかり……今は5年度だね、ごめん。今年度もしっかり取り組んでいただきたいなというふうに思います。本当にいろんなことが起きる中で、このドライブレコーダーというのは本当に重要な役割を果たすというふうに思いますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。
さらにもう一点、市のバスが支所なんかにもありますよね。それもほとんどドライブレコーダーが搭載されていないということをお聞きしているのですけど、職員や、時によれば市民の方もそのバスには乗るわけでございますので、その辺についてはどのようになっているのか、お伺いさせていただきたいというふうに思います。
◎管財課長(阿久澤健君) バスについては、本庁舎や各支所がそれぞれ管理をしているところではございますけれども、ドライブレコーダーの設置につきましては、交通事故発生時の事故処理の迅速化、また職員の安全意識の向上を図ることが期待されていますので、費用対効果も検証しながら今後とも研究してまいりたいと思います。
◆委員(
高橋美奈雄君) ですから、市の持っているバスに積まれているのですか、それとも積まれていないのですか。
◎管財課長(阿久澤健君) 私が承知している限りでは、吉井のバスには登載されているものと思われます。
◆委員(
高橋美奈雄君) 吉井のバスだけだということでございます。先ほど申しましたように、要するにバスには職員も乗れば、市民の方も乗るわけでございますので、そんなに台数もあるわけではないし、金額もそんなに張るものではないので、ぜひ今年度中の対応をお願いできればというふうに思います。
そのようなことを申し上げまして、私は終わります。
○委員長(大河原吉明君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
109ページをお開きください。
9目企画費から128ページの20目総務諸費について御質疑ありませんか。
◆委員(高橋淳君) 109ページ、2款1項9目の
企画調整課経費に関する部分ですが、先ほど宮原田委員も補正予算の件で触れておりましたが、
移住支援金事業費補助金、改めてこちらの内容をお聞かせいただけますでしょうか。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) そうしましたら、改めて制度を御説明いたします。この移住支援金事業ですけれども、東京23区に5年以上在住または東京圏に在住し東京23区に5年以上勤務した方が高崎市に移住し、テレワークや関係人口等の要件を満たした場合に、単身の方に60万円、世帯の方に100万円を交付する制度でございまして、財源の負担は国が2分の1、県が4分の1、高崎市が4分の1となっております。
◆委員(高橋淳君) ありがとうございます。一定の条件の下で高崎市に移住してくださった方に交付する補助金で、国と県の負担が4分の3あることを確認いたしました。こちらの補助金ですが、実績がどれぐらいあったのかについてお聞かせください。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) 令和4年度の決算データでございますけども、単身の方が31件、世帯の方が49件、合計で80件でございました。
◆委員(高橋淳君) ありがとうございます。こちらを令和4年度以外の令和3年度とかと比較すると増えているのかどうか、また県内のほかの市町村と比較して高崎がどのような数字だったのかというところをお聞かせいただけますでしょうか。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) 令和3年度のデータですけども、単身が12件、世帯が22件、合計34件でございました。令和3年度、それから令和4年度ともに、群馬県では最多の数となっております。
◆委員(高橋淳君) ありがとうございます。新型コロナウイルスの影響もあって働き方に多様性が生まれたことや、高崎市の住環境のよさ、子育てのしやすさにプラスして、先ほどあったインターネット広告などの施策が後押しとなりまして、他の市町村と比較しても高崎のほうに移住される方が多かったのかなというふうに感じております。移住者といっても条件が合わなかった方や制度を知らなかった方などはここの数字に反映されていないのかなというふうに思っておりますので、実際にはもっとたくさんの方が高崎に引っ越しされたのかなというふうに思っております。高崎に移住された方がいつまでも定住し続けてくださるような魅力あるまちであり続けることも大切なのだなというふうに感じております。
続けてよろしいでしょうか。121ページの2款1項16目情報推進費なのですけども、高度情報化推進事業全般についてお伺いいたします。こちらの項目なのですけれども、行政サービスのデジタル化やデジタルを活用した働き方を推進するための事業だと思いますが、具体的にはどのような内容でしょうか。お聞かせください。
◎
情報政策課長(木本弘幸君) 本市におきましては、国が推進いたしますデジタル社会の実現に向けた重点計画とデジタル化の動きを捉えまして、国や県の政策及び方針、事業に関して積極的に情報を収集しながら、本市としてデジタル化を検討しているところでございます。
直近では、市役所内部の業務の効率化を図るため、AIによる音声認識文字起こしシステムのトライアルや、今いろいろ話題になっておりますチャットGPTをはじめとした生成AIなどの導入の検討など、デジタル化の推進に向けて取り組んでいるところでございます。
◆委員(高橋淳君) 会派のほうでもチャットGPTの勉強会を開催していただきまして、非常に未来を感じるもので、様々な業務の効率化が図れるのではないかなというふうに期待しております。ちなみに、AI文字起こしとはどのようなものなのでしょうか。また、今年度の事業になってしまい恐縮なのですけども、先ほどトライアル中と伺いましたが、どんなスケジュールで行っているのかお聞かせください。
◎
情報政策課長(木本弘幸君) AI文字起こしとは、AIによる音声認識機能を搭載しました文字起こし支援のアプリケーションとなっております。高度な日本語のAI音声認識により、リアルタイムかつ自動で議事録などを作成し、テキスト、ワード、エクセルなど、様々な形式で出力が可能なものとなっております。また、編集や会議進行に役立つ機能を多数搭載しておりまして、対面、オンラインを問わず、あらゆるシーンでの議事録作成を効率化できるシステムでございます。現在使用しておりますシステムのトライアルにつきましては9月末までとなっておりますが、他のAIの文字起こしシステム等も今年度中にトライアルを行い、導入についての検討や研究をしてまいりたいと考えております。
◆委員(高橋淳君) 今のトライアルについては、9月までということで承知いたしました。音声認識文字起こしシステムやチャットGPTだけではなくて、様々なデジタル技術を使うことで業務改善につながると思いますし、空いた時間や人員により新しい施策を推し進めることができるというふうに思っております。聞いたところによると、デジタル化を推し進めるためには、庁内のインターネット環境やセキュリティーも見直す必要があるというふうに聞いております。ぜひそちらも含めた導入に向けた研究をお願いできればというふうに思っております。
◆委員(宮原田綾香君) まず、109ページの企画費の中で、高崎ブランド・シティプロモーション事業委託料から始めます。まず、どのような事業に幾ら使っているのか、内容と金額の内訳について教えてください。
◎広報課長(田中美由紀君) 本市の知名度やブランド力のさらなる向上を図る事業といたしまして、令和4年度は、好評頂いております絶メシリストの運営や、本市の農業プロモーションとしてテレビ東京と共同制作したドラマ「旅するサンドイッチ」を制作、放映いたしました。また、本市の魅力を海外へ向けてPRするため、シンガポールの女優ジネット・アウ氏をPR大使に起用した高崎PR大使事業を継続し、広く本市のプロモーション事業を実施いたしました。本事業を継続することにより、本市に興味を持ち、高崎に遊びに行きたいなどの声やテレビ等メディアによる取材機会が増加するなど、様々な場面で効果が生まれているものと考えております。
決算額の内訳といたしましては、絶メシリストの運営に1,304万5,590円、農業PRドラマ「旅するサンドイッチ」の制作、放送に4,059万4,410円、ジネット・アウ氏のPR大使任命を通じた海外への発信に600万円となっております。
◆委員(宮原田綾香君) ありがとうございます。絶メシリストですが、県外にいる方からも聞かれたりするなど、大変高崎市の知名度を上げたことになったかなというふうに考えていて、好評だというふうに思うのですが、何年前の事業だったか教えていただけますでしょうか。
◎広報課長(田中美由紀君) 平成29年に開始いたしまして、令和4年度で6年目を迎えた事業でございます。
◆委員(宮原田綾香君) 6年目というふうなお話ですけども、この絶メシリストは、どこの会社に、毎年幾らくらい委託料を払っているか、教えていただけますでしょうか。
◎広報課長(田中美由紀君) 株式会社博報堂に毎年5,400万円程度の支出を行っております。
◆委員(宮原田綾香君) 当初は多分大きい金額だったかなというふうに思うのですが、最初に事業を行って、その後は、今年は1,300万円というようなお話でしたが、このくらいの金額で今まで推移してきたというような解釈でよろしいでしょうか。
◎総務部長(曽根光広君) 絶メシリストの当初の導入の年に当たりましては、相当いろいろな取材を重ねたり、コンテンツをつくったりするところで経費がかかっておりますが、その後はホームページの維持、更新、あるいは新規のお店に博報堂のほうで取材に行っていただいたりした追加等がございます。この1,300万円は令和4年度の決算額でございますが、単に絶メシリストのホームページの運営経費ということではなくて、テレビドラマであります「絶メシロード」ですとか、そういった番組制作をテレビ東京がされたわけですが、そういったタイミングを使ってテレビコマーシャル等の制作も博報堂にお願いして、さらにインターネット上ですとかユーチューブですとかでもこの絶メシリストの宣伝をしていただいたりというような、コマーシャルの制作というのが大きなウエートを占めているところでありまして、必ずしもホームページの維持管理、運営に充てているお金だけではないということでございます。
◆委員(宮原田綾香君) 毎年CMを流すというようなことはないと思うのですけども、ちなみにホームページの維持管理だけだと、概算で、おおよそで結構なのですけども、どのくらいの金額になるのでしょうか。
◎広報課長(田中美由紀君) ホームページの運営だけですと、500万円程度の金額がかかっております。
◆委員(宮原田綾香君) ありがとうございます。すみません、詳細について御説明いただきまして。
次に、その下にあるSNS等を用いた移住定住促進事業委託料についてお伺いしたいと思います。こちらすみません、以前も質問させていただきまして、インターネットでの広告としてリスティング広告やディスプレー広告などを行っているというふうにお伺いしましたが、それらの成果について教えていただけますでしょうか。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) インターネット広告の実績ということでよろしいでしょうか。
まず、リスティング広告なのですけれども、こちらはユーザーが検索したキーワードに合わせて、検索結果の上位に表示される広告のことでございまして、検索連動型広告とも呼ばれておるものでございます。こちらにつきまして、令和4年度は151万回再生をされております。また、ディスプレー広告につきましては、ウェブサイトやアプリの広告枠に表示される広告のことでございまして、こちらはバナー広告とも呼ばれておりますけれども、こちらについては760万回ほど表示されているものでございます。
◆委員(宮原田綾香君) これらの広告からクリック数やオンライン相談等の相談件数にどのくらいつながったかというような率というのは分かるのでしょうか。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) リスティング広告のほうからお答え申し上げますと、表示回数は151万回ですけれども、クリック数は2万8,970回です。クリック率とすると1.92%でございます。それからディスプレー広告でございますけども、表示回数760万回に対してクリック数が2万4,162回でございまして、クリック率は0.32%でございます。ディスプレー広告のクリック率のほうが非常に数字的には悪いのですけれども、ただ委託している会社といろいろ相談しながら、このクリック数自体は、こういった広告のものに比べて決して悪くはないというふうに捉えております。また、ディスプレー広告は検索キーワードを引かずに、ヤフーですとか、そういったアプリを見ているところに、広告枠の中にぽんと高崎市の広告が飛び出ますので、それだけでも効果があるものかなと思っているところでございます。
◆委員(宮原田綾香君) あわせまして、インターネットの広告以外にはどのような発信を行っているか教えてください。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) 失礼しました。先ほどのオンライン相談窓口への連携についてお答えしていなかったのですけれども、オンライン相談窓口の令和4年度の実績でいきますと36件ございました。当然全ての方とは申しませんけれども、このインターネット広告を見ましたという方がかなりの数おりまして、見ていただいているのかなという実感はございます。
それから、それ以外の広告でございますけれども、このリスティング広告をやるに当たって、一般質問でも御答弁申し上げましたけれども、DSP広告といって、デマンド・サイド・プラットフォームというものなのですが、ディスプレー広告をするに当たって、何でもかんでも出していると切りがないですので、ターゲットを絞らせていただいています。首都圏にお住まいの方で20代から40代の方、過去に高崎線ですとか群馬県高崎市に関連するような電車や路線に乗ったことがあるような方、または都内にある相談施設に行ったことがあるような移住を検討しているだろうと思われるような方々に対して広告を打つようにしております。
また、昨年度に行ったものとしますと、全ての世代で利用されていると思われますユーチューブがございますけれども、こちらにTrueView(トゥルー・ビュー)インストリーム広告という、最初に5秒間なのですけども広告が出まして、そのまま閉じられれば終わりなのですけど、そのまま見ていただくようなものもございますので、そういったもので高崎市のPRをしているところでございます。
◆委員(宮原田綾香君) ありがとうございます。そのほかにもフェイスブックの高崎目線の更新なども拝見させていただいているのですが、ニュース記事のリンクも見かけますが、その他の投稿については、委託業者の方が高崎まで来て写真を撮影して投稿してくださっているというような形になっているのでしょうか。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) フェイスブックの高崎目線の運営につきましては、新聞の記事ですとかは我々も見まして、高崎にとっていい記事だなと思えば、どんどんフェイスブックに載せております。また、都内の会社と委託契約を結んでいるわけですけれども、こちらの社員が高崎に降り立って、いいシーンだなというものがあれば写真を撮っていただいて、掲載していただいているというようなことでございまして、なかなか地元に住んでいる我々では気づかないようなところも都内から来た人には新鮮に映るということでございまして、その辺の効果を狙って運営をしているところでございます。
◆委員(宮原田綾香君) ありがとうございます。使う媒体の年齢層の問題もあると思うのですが、国内のSNSの中のフェイスブックで頑張っていただいているというのは拝見しているのですけども、利用者数は既にインスタに超されているなど、媒体がどんどん変わっていくということもあります。インスタからフェイスブックのほうに連動することはできても、フェイスブックからインスタに同期投稿というのはできないというふうに思いますので、ぜひその辺りの媒体、ターゲットとしている人たちがどういうものを見ているかというような検討もしていくべきかなというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
あわせまして、その下、移住促進資金利子補給金のほうについてお伺いをしたいと思います。まず、これはどういう制度かというような制度の内容について教えてください。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) この事業は、倉渕、榛名、吉井地域の人口減少対策の一環として実施しているものでございまして、平成28年度から始めているものでございます。今年度で8年目ということでございます。
◆委員(宮原田綾香君) 認定件数や成果について、また、主にどういう地域に住む方からの申請が多いか、教えていただけますでしょうか。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) 令和4年度の認定件数で申し上げますと、転入先は、まず倉渕が1件、榛名が35件、吉井が65件でございました。転入元なのですけれども、地域ごとではないので申し訳ないのですけれども、県外の方が3件、市外の方が17件、市内の方が28件、同地域が53件でございました。
◆委員(宮原田綾香君) どういう人をターゲットに移住促進を考えるかというようなこともあるかと思いますが、同地域内でも人口減少を防ぐという意味でこの政策を続けていらっしゃるというふうには思うのですけども、ちょっとこの考え方は、すみません、まだ私自身も研究をしていきたいというふうに思うのですが、都内ではセカンドハウスというか、別荘とは違う使い方で、2拠点生活で住んでいきたいというような方々のニーズも増えているようですので、ぜひそういったような違う形での広報の仕方や調査研究も併せてお願いできればというふうに思います。
続きまして、次のページ、高崎芸術劇場・アリーナ企画誘致事業の5,700万円についてお伺いしたいと思います。委託内容や事業成果はどうだったか、費用対効果をどう捉えるか、教えていただけますでしょうか。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) この事業は、高崎市民に対して質の高い文化芸術、あるいはスポーツの鑑賞、観戦の機会を提供するとともに、本市の都市力の向上を図ることができる良質なものを誘致する事業として高崎財団に委託しているものでございます。主に高崎アリーナや高崎芸術劇場での文化芸術、スポーツに関するイベントや大会を企画、誘致、開催し、またその情報発信を行っているものでございます。
令和4年度の実績ですけれども、高崎アリーナでは国際大会や全国大会等の誘致、開催や、それに関連した告知、また歓迎のための看板等の製作、また東京オリンピックを契機としたホストタウンやJOC関連の事業としてポーランドのポズナン市との交流事業やオリンピック教室の開催等を行いました。高崎芸術劇場では、劇場及び文化芸術に関するプロモーション活動として、高崎駅や新幹線車内での劇場の広告掲示や市民を対象とした劇場の施設、設備の紹介、体験イベントの開催等を行っております。
成果といたしまして、これまで申し上げた様々な事業の積み重ねによりまして、市民が一流の文化芸術、スポーツに触れる機会を増やすとともに、交流人口や定住人口の増加、また本市の都市力の向上に確実に貢献しているものと考えております。
◆委員(宮原田綾香君) 分かりました。あわせまして、同じページの地域活性化センター運営事業について、この施設の使い方及び利用実績について、確認のため教えてください。
◎文化課長(小峰好恵君) 高崎市地域活性化センターは、施設の1階が地域の交流施設とフィルムコミッションの協力作品展示室、2階は映画館として運営されており、映画のあるまち高崎のランドマークとしての役割を担っております。令和4年度の運営実績ですが、1階集会室の利用件数は128件で、延べ1,064人の方に御利用いただきました。2階映画館は、毎月テーマを決めて特集として映画を上映するほか、月1回「ここに泉あり」の無料上映を行っております。令和4年度の上映日数は188日で、8,450人の方に御来場いただきました。
◆委員(宮原田綾香君) ありがとうございます。確認できました。
続きまして、飛んで121ページからその後ですか、情報推進費に関連してお伺いいたします。職員の電子決裁率についてお伺いいたします。前年度の決算時期の
総務常任委員会の会議録を拝見させていただきまして、令和4年8月時点での利用率が平均9.6%というような数字を見たのですけども、現在は何%まで来ていますでしょうか。
◎
情報政策課長(木本弘幸君) そうすれば、まず令和4年度における全体の電子決裁の利用件数からお答えさせていただきます。1万4,906件で、電子決裁の利用率は先ほど委員のほうがおっしゃったような大体9.1%となっております。参考までに、令和3年度につきましては利用件数が8,556件で、利用率が5.2%となっておりますので、数字としては着実に伸びていることがうかがえます。なお、令和5年度、今年度の8月までの電子決裁の利用件数なのですけど、9,062件で電子決裁の利用率は12.6%となっております。緩やかではございますが、上昇傾向でございます。今後につきましては、電子決裁の操作方法を含め、所属ごとにいろいろな啓蒙活動を行い、電子化への意識づけを行ってまいりたいと考えております。
◆委員(宮原田綾香君) 微増ということで、課によってはちょっと難しいところもあるのかなというふうには理解するのですが、10%台ということもありますので、ぜひ今後も利用率を高めるための啓発等をよろしくお願いいたします。
あわせまして、ぴったりサービスの対応状況についてはいかがでしょうか。
◎
情報政策課長(木本弘幸君) 本市におきましては、令和5年2月6日から児童手当の11手続、4月1日から介護保険の11手続及び妊娠の届出について、ぴったりサービスによる受付を開始いたしました。現在は、全国的に利用が開始された引越しワンストップサービスを含め、合計28手続において申請が可能となっております。申請が可能になりましてから令和5年8月までの申請件数なのですけど、合わせまして1,881件となっております。今後につきましては、さらにぴったりサービスの手続数を増やしながら、利便性向上及びデジタル化の推進について図っていきたいと考えております。
◆委員(宮原田綾香君) 令和5年8月で1,881件というようなことで、着々と進んでいるのかなというふうに考えます。介護や妊娠届もできるようになったというふうにお伺いしましたが、子育て関連は国も推奨していると思いますので、デジタル庁が主導で進めていくというのもあるのかなというふうにも思いますが、高崎市でもデジタル化が進んで効率的な行政手続を市民の方々ができるように、ぜひ今後とも引き続きよろしくお願いいたします。
以上になります。
◆委員(伊藤敦博君) 3点ほどあるのですが、簡潔に質問します。
まず、110ページ、核兵器廃絶平和都市宣言啓発事業ということで、これは一般市民から市長への申入れもあり、一般質問でも取り扱わせていただきました。高崎城址公園の市役所前の平和ゾーン、この整備について進捗状況を教えてください。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) 平和ゾーンの整備ということなのですけども、令和5年度に行ったものということでよろしいのでしょうか。
◆委員(伊藤敦博君) はい。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) こちらにつきましては、広島で被曝したアオギリと長崎で被曝したクスノキ、それぞれの種から育てられました被曝二世の木がございまして、その2本の木の間に核兵器廃絶平和都市宣言が刻まれた平和モニュメントが設置をされているところでございます。この平和ゾーンを整備してから約10年が経過をしておりますので、アオギリを紹介するプレートが少し劣化してしまっていることから、その補修を令和5年度、今年度に実施したところでございます。
また、この平和ゾーンをより多くの方に知ってもらえるよう、市ホームページや広報高崎に掲載したほか、お堀端にございます案内看板、また高松町交差点の音楽センター側に設置してあります同じく案内看板に平和ゾーンの表示を施したところでございます。
◆委員(伊藤敦博君) すみません、決算の域を超えてしまって申し訳ありませんでした。やっていただいた内容については、本当にありがとうございました。まだまだ市民に知られていない貴重なゾーンだと思うので、これからも広報をよろしくお願いしたいと思います。
続けて、114ページ、くらぶち英語村運営事業ということで、毎年この運営事業の決算についてはいろいろな方が御意見を述べていますけれども、令和4年度は年間で1億7,342万円と非常に大きな金額が支出されています。歳入のほうを見ると、使用料として収入が2,833万円、それから家賃負担金として158万円というのが収入として挙げられていますけれども、それを差し引いても大きな金額になると思います。実績のほうを見ると、通年コースが22名のほか、県内外からの253名が週末等に利用されているというふうに報告されています。
まず1つ、この中身で具体的に伺いたいと思いますけど、賄材料費の955万8,000円は食材費という考え方でよろしいのでしょうか。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) 賄材料費は、通年、短期、週末の3コースがございますけれども、それぞれのコースの子どもたちに提供する食事の材料でございます。こちらは、くらぶち英語村使用料として歳入のほうに含まれております。
◆委員(伊藤敦博君) 使用料の中に給食費という形で入れているということが分かりました。私は、くらぶち英語村の事業というのは非常にユニークでおもしろいし、いろんなメッセージが発せられる、そういう事業であるというふうには考えていますし、また教育とか福祉のところに費用対効果を持ち込むのはいかがなものかと思います。ただ、やはり大きな金額が出ているからには説明責任があると思うのですが、このくらぶち英語村の設置の効果、効用についてどういうふうにお考えか教えてください。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) こちらは様々な効果があるかと思いますけれども、まず地域振興の面では、例えば地元で長らく閉校していました旧川浦小学校の敷地内に英語村を設置したわけでございますけれども、実は中止になっていた地域のどんどん焼きが、英語村ができたことでその英語村を会場として再開するなど、地域の活性化に貢献しているところでございます。また、教育面では、地元の倉渕小学校や中学校の生徒が英語村の生徒に刺激を受けて、これまで受けなかった英検などを受験したりですとか、授業中には活発に質問するなど、よい影響が出ていると伺っております。
英語村は、英語での山村留学を実施している全国でも唯一の施設でございますので、全国から多くの小学生・中学生が、またその保護者の方の関心も集めているという、そういった宣伝効果もあると思います。英語村を巣立った子どもたち、またその保護者は、英語村、それから倉渕地域、高崎市のファンとなりますので、将来的には第二の故郷高崎市に貢献してくれるような人材がもしかしたら出てくるかもしれないと期待をしているところでございます。
◆委員(伊藤敦博君) 具体的な数字には表れないけれども、様々な効果が上がっているというふうに伺いました。私も事業としてはおもしろい事業だと考えているのですが、例えば福島県にブリティッシュヒルズという施設があるのです。これは宿泊形式で、その門をくぐった途端に英語しか話ができない。ホテルもありますし、食事も全部英語でやる、そういう英語漬けの生活。これは神田外語大が運営しているのですが、企業として営業が成り立っているのだそうです。そういう意味も含めて、このくらぶち英語村を将来的には民間に委託するという考え方もあると思うのですが、そこについて市のお考えを伺いたいと思います。
◎市長(富岡賢治君) それは無理です。くらぶち英語村は、全国からの小学生が地元の学校へ通って、昼間は学校教育を受けて、そして地域の子どもたちと一緒に過ごして、そして自然の中で生き生きと活動して、夜は英語漬けにということなので、そういう子どもたちにビジネスとして成立するだけのお金を出しなさいというのは無理です。お金をなるべくかけないように努力はいたしますけど、それはちょっと考え過ぎです。無理です。
◆委員(伊藤敦博君) 私も民営化はそう容易なことではないと思いますけれども、市が使った税金がなかなか直接市民のところに還元されないという点で批判があるのも事実ですので、無駄遣いしないようにということも含めて、今後の運営についてぜひ丁寧に考慮いただきたいと思います。
あと一点、122ページ、先ほども高度情報化推進事業についてありましたけど、その中で上から5番目に電子地域通貨システム導入等委託料というのがあります。これはいわゆる高崎通貨のことだと思います。この間、高崎通貨を本市における就労支援だとか、子育て支援に活用してきたということは伺っていますけれども、本来の高崎通貨を汎用させるためのコンセプトというのがどこにあるのかということと、現在の加盟店数がホームページを見るとずらっと出てくるのですが、加盟店舗数が幾つぐらいあって、ただその一方で、この前丸山委員も話していましたけど、使っている方の声はあまり聞かないので、現状でどのくらいの方がこれを利用されているのか、教えてください。
◎
情報政策課長(木本弘幸君) まず、高崎通貨のコンセプトという件です。そちらのほうからお答えをさせていただきます。電子地域通貨の中の高崎通貨ですが、高崎市内で経済が循環する仕組みの一つとして導入されており、チャージ型のいわゆるQRコード決済サービスや交通系電子マネーと異なり、利用できる期間や地域を限定することによって市内経済の活性化に寄与するものとして導入させていただいております。
続きまして、加盟店の関係でちょっとお話をさせていただきます。現在の高崎通貨の加盟店舗数なのですけど、およそ2,600店でございます。まず、決算ということですので、令和4年度の利用人数のお話をさせていただきます。中小企業就職奨励金事業が265人、出産・子育て応援事業が4,129人、合計で4,394人になります。なお、令和5年度の直近の部分でちょっとお話をさせていただきます。令和5年8月末の利用人数につきましては、中小企業就職奨励金事業が281名、出産・子育て応援事業が延べ6,189人、合計6,470人となっておりますので、順調に利用者数が伸びていると考えております。
◆委員(伊藤敦博君) ありがとうございました。それから、ホームページを見ると、本来電子通貨を使うと、いわゆる金融機関に一定の手数料を支払う必要があるのですが、本市は普及と負担の軽減ということで、これまで第1回の手数料補填をしてこの加盟店の負担を軽減していると思うのですが、この中でその金額はどのくらいになるのでしょうか。
◎
情報政策課長(木本弘幸君) 高崎通貨なのですけど、第1回の手数料の補填は、令和5年、今年の2月15日までの利用額に対して3月31日に実施をさせていただいておりまして、金額におきましては8万8,270円となっております。第1回の手数料の補填につきましては、中小企業就職奨励金事業の給付に対する手数料のみが該当となっておりますので、金額のほうが若干少なめになっております。
それでは、参考までに第2回の手数料の補填についてお話をさせていただきます。今月の終わり、9月30日までの利用額に対し、11月15日に予定されておりまして、出産・子育て応援事業の給付金に対する手数料も含まれると考えておりますので、補填額の増額が見込まれております。
◆委員(伊藤敦博君) 分かりました。キャッシュレス決済は、時代の流れだということは重々承知をしていますけれども、電子地域通貨は、ある意味もろ刃の剣の部分もあるというふうに私は考えますので、ぜひ慎重な運用をお願い申し上げて、終わります。
◆委員(丸山覚君) 122ページ、16目の高度情報化推進事業の中で、情報化支援講習委託料ですが、説明書のほうに7地域で34回開催しましたというふうに書いてあります。講習会の内容をまず教えていただけますでしょうか。
◎
情報政策課長(木本弘幸君) 令和4年度における講習会の内容なのですけど、今回はスマートフォンの講習会をいきいきIT教室という形でやらさせていただきました。講習会の内容といたしましては、スマートフォンの概要や基本操作、アプリの紹介など、高齢者及び初心者向けの内容となっております。それと、利用者の声とかをちょっとお話しさせていただいてもよろしいですか。
◆委員(丸山覚君) ぜひ利用者の声を御紹介いただければありがたいです。
◎
情報政策課長(木本弘幸君) ありがとうございます。利用者の方々からは、講師の方の分かりやすい説明でよく理解ができました、ラインの友達登録の方法を知ることができてよかった、分からないことばかりなので、続けて講習をお願いしますなどの好評の声を頂いております。今後につきましては、引き続き高齢者及び初心者向けの講習会の充実を図るため、様々な研究等をやらせていただければと考えております。
◆委員(丸山覚君) ぜひ引き続き充実強化に努めていただきたいと思います。
それからもう一つ、その下に公衆無線LAN回線使用料がございますけれども、フリーWi−Fiのことだと思いますが、本市ではどこで、何か所ぐらいこれを使えるようになっているのでしょうか。
◎
情報政策課長(木本弘幸君) 公衆無線LANは、今委員のほうからもお話がありましたいわゆるTakasaki Free Wi−Fiでございます。使用できる場所ですが、まず高崎駅周辺で、高崎駅西口、東口、駅構内の観光案内所の3か所となっております。それと、榛名地域にありまして、榛名地域におきましては榛名神社の参道、榛名公園、榛名湖畔の消防団、榛名湖アーティスト・レジデンスの4か所で、市内の合計で7か所となっております。また、令和4年度のアクセス件数の実績でございますが、高崎駅周辺が19万9,705件、榛名地域が8,491件でございます。
◆委員(丸山覚君) 分かりました。ありがとうございます。ぜひ広げていっていただきたい、こちらも充実強化に努めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
△休憩
○委員長(大河原吉明君) 審査の途中ですが、この際、暫時休憩いたします。
午前11時52分休憩
────────────────────────────────────────────
△再開
午後 0時58分再開
○委員長(大河原吉明君) 会議を再開いたします。
休憩前に引き続き審査を行います。
109ページをお開きください。
9目企画費から20目総務諸費について御質疑ありませんか。
○副委員長(松本賢一君) 10目、114ページです。先ほどの質疑の中でも出ていましたけれども、くらぶち英語村運営事業ですけれども、これについて細かいことなのですけど、確認のため質問させていただきたいと思います。2018年4月にオープンして4年たったところでございますけれども、この事業の下のほう、各所改修工事というのが156万円ということで決算されております。これの各所改修工事の内容についてどんな工事がされたのか、御説明いただきたいと思います。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) こちらの工事でございますけれども、2つございまして、1つは通年コースの保護者の方との連絡や報告、相談などをオンラインにより行っているところでございますけれども、よりよい通信状態で行いたいということから、有線LANの配線工事を実施いたしたところでございます。もう一点は、旧川浦小学校の校舎の北側に消火栓ポンプ室がございますけれども、こちらが冬期になると凍結してしまいますので、その保温工事を実施したところでございます。
○副委員長(松本賢一君) 課長に御説明をいただきました。ありがとうございます。くらぶち英語村の環境を整備するということで行った工事だということがよく分かりました。くらぶち英語村というのは、英語教育に力を入れている本市の象徴的な事業であるというふうに思っています。先ほど
企画調整課長のほうからも午前中の説明にあったとおり、市のイメージアップにつながっているものでもありますので、意欲的に取り組んで頑張っている子どもたちのために、必要な手だてについては積極的に講じていただいて、くらぶち英語村の運営をしっかりと行っていただければありがたいというふうに思っています。また、こういった事業は、成果がしっかりとしたものとして認識できるようなるまでに相当の長いスパンが必要かというふうに思っておりますので、息の長い取組として運営を続けていっていただければありがたいなというふうに思います。以上で終わります。
○委員長(大河原吉明君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
129ページをお開きください。
2項文化スポーツ振興費について御質疑ありませんか。
◆委員(宮原田綾香君) 139ページの指定管理施設維持管理事業について、関連してお伺いします。市の文化会館もここに入っているかと思うのですが、利用について、今後今までと同様に維持していく方針かどうか、教えてください。
◎文化課長(小峰好恵君) 高崎市文化会館は、客席数705席のコンパクトなホールで、立地も市街地にあり、市民の団体による活動や発表会、大学や専門学校の入学式、卒業式などを中心に幅広い用途で利用されております。その利用方法は、芸術性の高い舞台芸術を中心とした高崎芸術劇場や吹奏楽等の音楽の演奏を中心とした群馬音楽センターとはすみ分けがされており、より市民から身近に利用されているホールでございます。今後とも適切な修繕を行いながら大切に使ってまいります。
◆委員(宮原田綾香君) 以前からお願いをしておりますが、これからも適切な維持管理を行っていくという方針であれば、上の階にある少年科学館や室内の遊び場も今後高崎市で整備する予定、計画があるようですけども、それとは恐らくすみ分けが違うものになると思いますので、ぜひ今後も整備を進めていただきますよう、よろしくお願いいたします。
◆委員(伊藤敦博君) 132ページ、文化振興費の一番下の台北愛樂コンサート開催補助金というものについて伺います。このコンサートは、本年の2月4日に芸術劇場の大劇場で開催されたとホームページのほうにも出ていますけれども、令和4年度の当初予算を見たら、この項目が見当たりませんでした。それなので、このコンサートを本市で開催した目的と、それから250万円の補助金をどういう理由で市が支出したのかについて教えてください。
◎文化課長(小峰好恵君) 本事業は、高崎国際音楽協会が主催し、世界レベルの実力を持つ台北愛樂室内合唱団を招聘し、群馬交響楽団有志や市民による合唱団の協力の下、開催されたものでございます。本事業は、令和2年度に計画されたもののコロナ禍で実施できずにいた事業でございましたが、新型コロナウイルス感染症に関する水際対策が緩和されたことから開催することになったものでございます。本市といたしましても、優れた舞台芸術を高崎芸術劇場で開催する市民団体を支援するために補助金を交付したものでございます。
◆委員(伊藤敦博君) 了解しました。ありがとうございました。
◆委員(高橋淳君) 132ページの2款2項2目のまちなか音楽活動助成事業補助金の理由と内容について確認させてください。
◎文化課長(小峰好恵君) まちなか音楽活動は、市内の街角や屋外施設などで行われる自主的な音楽活動を促進し、併せてにぎわいを創出するため、団体が実施する音楽活動に補助金を交付するものでございます。高崎地域では、高崎おとまちプロジェクトが毎週日曜日に高崎駅西口周辺でおとまちライブを開催し、毎回10組程度のミュージシャンが出演しております。現在、高崎おとまちプロジェクトにエントリーしているミュージシャンは300組を超え、演奏の機会として非常に人気のあるイベントとなっております。
昨年11月には、おとまちプロジェクト10周年記念として拝啓BOOWY(ボウイ)様を実施いたしました。参加者は3,000人となり、イベントの様子はNHKをはじめ、各テレビ局や雑誌でも取り上げられました。また、各支所地域におきましても、例年まちなか音楽祭と名づけての音楽イベントの開催や他イベントとの連動による開催など、音楽を通じたにぎわいを創出しております。
◆委員(高橋淳君) エントリーしているミュージシャンが300組もいるということに非常に驚きました。音楽を愛する方の発表の場が街中にあふれているということは、まさに音楽のまち高崎らしく、非常に誇らしく感じます。拝啓BOOWY様に関しては、今年度も開催されるというふうにお聞きしておりますので、こちらも非常に楽しみにしております。
続けてよろしいでしょうか。135ページのくらぶちこども天文台運営事業についてお伺いします。まず、天体観望会開催委託業務なのですが、こちら委託先はどちらになりますでしょうか。
◎文化課長(小峰好恵君) 天体観望会開催委託業務の委託先は、相間川温泉株式会社でございます。
◆委員(高橋淳君) ありがとうございます。
次に、改めて天体観望会の内容や令和4年度にどれぐらいの方が来場されたのか、お伺いできますでしょうか。
◎文化課長(小峰好恵君) 天体観望会は、天体望遠鏡による星の観察と、くらぶちこども天文台のスタッフにより星空や星座を分かりやすく解説するもので、開館日には毎日行っております。令和4年度には4,489人の来場者がございました。また、年に2回程度流星群の観望などをテーマとしたイベントも開催しております。先月8月13日前後、その頃にペルセウス座流星群観望会を開催したところ、464人が訪れました。そのほか高崎駅西口ペデストリアンデッキで行うまちなか観望会や動画配信など、積極的に天体情報の発信を行っております。
◆委員(高橋淳君) 4,489人、私の想像よりもたくさんの方が訪れているということが確認できました。西口のペデストリアンデッキのまちなか観望会、私も参加したことがあるのですけども、まち行く人が気楽に天体観測できる非常によい企画だというふうに感じておりますし、くらぶちこども天文台をPRするよい場所になっているようにも感じております。実際にこのまちなか観望会からくらぶちこども天文台を訪れたというような方もいらっしゃるのでしょうか。
◎文化課長(小峰好恵君) まちなか観望会は、月に1度高崎駅西口でくらぶちこども天文台が出張して、通行者に天体望遠鏡で月の表面などを見ていただくイベントでございます。最近では、くらぶちこども天文台の観望会において、まちなか観望会に参加したことをきっかけにくらぶちこども天文台を訪れたという話を聞くことも多く、徐々に増えてきているというふうに実感しております。
◆委員(高橋淳君) ありがとうございます。このくらぶちこども天文台が、たくさんの方が倉渕を訪れるきっかけになるということを期待しております。
◆委員(丸山覚君) そうしましたら、136ページのくらぶちこども天文台運営事業の中で、市民の方からトイレが冷たいという声がありまして、どんな仕様のトイレになっているのか、まず確認させていただいていいですか。
◎
スポーツ課長(津久井光明君) くらぶちこども天文台の来場者が利用しているトイレは、倉渕サッカー場の附属施設としてスポーツ課で管理しております。今のトイレですけれども、洋式の便座にはなっているのですが、暖房だとかそういったものはついていないものとなっております。
◆委員(丸山覚君) 分かりました。これから秋、冬に向けて、この市内に比べれば気温が少し低いところだと思いますので、できれば便座を温めるようなもの、できるものを御検討いただければと思っております。
同じところでもう一つ、140ページの指定管理施設維持管理事業。この中には、高崎芸術劇場も入っていると思いますが、これも市民の方からの声で、駐輪場に屋根がついていないのはどうしてなのでしょうかというお声がありまして、芸術劇場を造られたときにいろいろ御検討はされたのだと思うのですが、つけなかった、あるいはつけられなかったのかもしれないのですが、その経緯というのを教えてもらってもよろしいでしょうか。
◎文化課長(小峰好恵君) 高崎芸術劇場の西側駐車場の土地は、都市計画の高度利用地区の要件により、容積率や建築面積などに制限がありまして、要件を満たさない建築物の整備ができないこととなっております。このようなことから、駐輪場の屋根の整備が現状ではちょっと難しいというふうに思われますが、今後再開発事業の進捗とともに、劇場の附帯施設としての駐輪場の在り方について研究してまいりたいと考えております。
◆委員(丸山覚君) ぜひ御研究していただいて、つけていただければありがたいのですが。というのは、お車で来られて、駐車場に止めて歩いてこられる方、それから電車で高崎駅に来られてペデストリアンデッキを歩いて来場される方。数はそんなに多くないと思うのですけど、自転車あるいはバイクで来館されるという方もいらっしゃいまして、雨が降っているときには、マイカーであったり、あるいは電車で来ていただければとは思うのですが、どうしてもレインコートを着て、自転車なりオートバイで来館される方も、数は多くないですが、いらっしゃいます。そういった方がレインコートを脱ぐときに、雨の中で雨にぬれながらレインコートを脱がなければならなくなります。そんなに大人数が雨のときに自転車やオートバイで来るわけではないと思いますので、できれば全面に屋根をつけるということではなくて、一部分だけでもいいですから、そういった雨にぬれながらレインコートを脱がなくてはいけないというような、そういう場面だけはつくらないでいただければありがたいというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
◆委員(
高橋美奈雄君) 132ページ、2目の文化振興費なのですけど、芸術文化活動促進事業で、これはずっと高崎でやっていますけど、高崎アートインキュベーション推進事業補助金と高崎光のページェント開催補助金が計上されております。やや増額となっているのですけど、どんな成果が見られたのか、お伺いをさせていただきたいというふうに思います。
◎文化課長(小峰好恵君) 高崎アートインキュベーション推進会議は、高崎まちなかアートイベント事業と高崎音楽ブランド発信事業の大きく2つの事業を実施しております。まちなかアートにつきましては、高崎駅ビルモントレーの壁面を活用し、大きな壁画を展示するなど、新たな展示を実施したことや、展示するアートの質が年々向上しているなどのことから、参加アーティストがさらに出品しやすくなるよう、材料費や交通費などの支援の充実に努めました。
高崎光のページェントにつきましては、高崎駅西口ペデストリアンデッキ上のクリスマスツリーなどを配したフォトスポットエリアの拡充や、電飾のデザインがより華やかになるような見直しを行い、開催期間を大幅に延長いたしました。両イベントとも来街者や商店街の方からも好評であり、市街地のさらなるにぎわいの創出に寄与できたものと考えております。
◆委員(
高橋美奈雄君) 課長、ありがとうございます。本当に両イベントとも盛況で、多くの皆様の御支持が得られたということでございます。私もこの高崎アートインキュベーションや高崎光のページェントをずっと応援していますので、これからもぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。
もう一点、142ページ、5目のスポーツ施設費でお伺いをさせていただきたいというふうに思います。以前よりスポーツ施設のトイレの問題もその都度指摘されておりました。令和4年度を見ますと、上並榎庭球場トイレ改修工事というものが載っているのですけど、そのほかにはどのような取組をされたのか、お伺いをさせていただきたいというふうに思います。
◎
スポーツ課長(津久井光明君) 令和4年度につきましては、先ほど委員さんからおっしゃっていただいた上並榎庭球場トイレ改修工事、それが1点。工事自体は別の所管になるのですが、流通センター運動広場のところにもトイレの設置をしております。
◆委員(
高橋美奈雄君) 課長、ありがとうございます。ちょっと決算とかけ離れてしまうかもしれませんけど、市民の声として大きなものがあるので、その辺についてお伺いをさせていただきたいというふうに思うのですが、実は和田橋野球場と貝沢野球場でございます。ここにも利用者数が載っています。和田橋野球場が9,851人、貝沢野球場が7,597人と、やはりかなりの子どもたちが利用しているわけでございます。宇津木スタジアムよりも多くの人が利用していることになっております。そうしたところ、やはり正直言うとあの2つの施設のトイレは3Kなのです。子どもたちは、和式を使えないわけなのです。洋式しか使えなくて、少年野球でも中体連でもそうなのですけど、役員の方がかなり手を焼いているわけでございます。多分その辺のところは執行部のほうも十分承知をしているかというふうに思うのですが、まして子どもたちのことですから、そこに携わるお母さんたちにもかなりの労力がかかっているわけでございます。そういう部分で、これだけの子どもたちが利用しているのだから、ちょっと手を加えてやれないかなというふうに思うのですけど、その辺について御見解がありましたらお願いをしたいというふうに思います。
◎
スポーツ課長(津久井光明君) 令和4年度末時点で、市内の68体育施設で和式が289基、洋式が336基、洋式化率は53.8%という形になっております。今後も和田橋野球場、貝沢野球場、その他の施設も含めまして、体育施設におけるトイレの洋式化に取り組んでまいりたいと思っております。
◆委員(
高橋美奈雄君) 最後は要望になってしまうかと思うのですが、先ほど申しましたように、和田橋野球場と貝沢野球場は、いわゆる少年野球のメッカでございます。子どもたちがこのように数字的にいっぱい集まるわけでございますので、ぜひその辺のところを考慮してあげていただいて、トイレの改修を行っていただきたいということを申し上げさせていただきたいというふうに思います。
◆委員(丸山覚君) 142ページのスポーツ振興事業の中の全国グラウンド・ゴルフ交歓大会開催補助金なのですが、大会が開かれて大変よかったなというふうに思っております。まずは大会の概要、どんな大会だったのかというのをお知らせいただけますでしょうか。
◎
スポーツ課長(津久井光明君) 第35回全国グラウンド・ゴルフ交歓群馬県大会ですが、「ひろげよう絆を 伝えよう感動を」をテーマに、全国のグラウンドゴルフ愛好者が一堂に集い、昨年10月5日、6日に和田橋運動広場及び八千代運動広場を会場に行われました。全国44の都府県から1,725名が参加し、その参加者の内訳ですけれども、東北地区から104名、関東地区から752名、北信越地区から87名、東海地区から141名、近畿地区から169名、中国地区から173名、四国地区から69名、九州地区から226名と、招待選手4名を参加者として行っております。
◆委員(丸山覚君) 各方面別の人数も教えていただきまして、ありがとうございます。すばらしいなというふうに思いながら聞いていたのですが、これは都道府県の持ち回りで、何十年に1回しか回ってこないものなのでしょうか。
◎
スポーツ課長(津久井光明君) この大会の開催地についてですけれども、全国を東地区、中地区、西地区の3ブロックに分けておりまして、各ブロックの持ち回りとなっております。
◆委員(丸山覚君) ぜひまた高崎市に来ていただきたいなというふうに思ったものですから、確認をさせていただきました。グラウンドゴルフは、高齢期の市民の皆様に大変親しまれていまして、健康にも、あとコミュニケーションを図れるとてもいいスポーツだなというふうに思っておりますから、引き続きいろんな市民への御支援をお願いいたします。
○委員長(大河原吉明君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
149ページをお開きください。
3項徴税費 (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 153ページをお開きください。
5項選挙費 (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 157ページをお開きください。
6項統計調査費 (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 159ページをお開きください。
7項監査委員費 (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 161ページをお開きください。
3款民生費1項社会福祉費 (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 261ページをお開きください。
8款土木費3項都市計画費 (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 267ページをお開きください。
9款消防費について御質疑ありませんか。
◆委員(宮原田綾香君) 269ページ、災害対策費についてお伺いします。以前より、本会議等でも防災ラジオの活用についてや、災害時にどうやって避難の方法を市民の方に提供するかについて多くの議員の方が質問されていると思いますが、防災ラジオを試験的にでもどうかというようなことを考えてみたのですが、一度この防災ラジオを導入する際には幾らぐらいの費用がかかるのか、それについて教えていただけますでしょうか。
◎
防災安全課長(中村剛志君) 防災ラジオの導入については、特段、現時点では試算はしておりません。ただ、高崎市としては、大雨による災害時においては安心ほっとメール、また職員による公用車での広報、SNSなどの様々な手段を活用し、防災情報を迅速に周知しております。
◆委員(宮原田綾香君) ラジオ高崎などでもしも電波を出そうとしたときに、そういった設備を整備しようとすると幾らぐらいの費用がかかるか、試算などというのはありますでしょうか。
◎総務部長(曽根光広君) 防災ラジオが今幾らかかるかという試算は行っておりませんが、何年か前に私が
防災安全課長をしていたときに、試算と言えば試算なのですが、導入経費について検討したことがございまして、ラジオ高崎にキー局を入れる、あるいは高崎市役所にそのキー局を入れるのに5,000万円とか6,000万円ぐらいだったと思うのです。防災ラジオ自体は、当時1台8,000円のものと1万2,000円のものがあったかと思うのですが、それを区長さんですとか、民生委員さんですとか、そういった方々に無償で貸与した場合に、やはり1億円以上の経費になってくるというような試算はしてございます。
また、ラジオ高崎の電波の不感地帯というのがございますので、公平にそういったものを提供するためには、これは主に自動起動する防災ラジオなものですから、緊急地震速報が発報したり、北朝鮮のミサイルが発射されたというようなことが仮に、今群馬県はあまりないですけど、北海道ですとか沖縄県でそういったものが鳴ったというのがあるかと思うのですが、そういったときに起動するような防災ラジオになるわけですが、コミュニティFMのラジオ高崎で防災情報が全域で聞けないと公平性が保てないわけです。その不感地帯を解消するには、1億円はいかなかったと思うのですが、数千万円の経費はかかるかと思います。すみません、細かい試算の数字は今持ってございません。試算も詳しくはしてございません。
◆委員(宮原田綾香君) ありがとうございます。そのときの試算で、全体にというと1億円を超える額というふうなお答えだったかと思うのですけども、もちろんスマートフォンですとか、避難の周知にはいろんな方法があると思うのですけども、ハザードマップの洪水浸水想定区域ですとか、土砂災害警戒区域などで高齢化率が特に高いところとかがあると思うのですけども、全てが平等にという意味ではなくて、特に危険性が高い地域に配備ということについては、市民の方々も特段その公平性という意味ではなく、理解を示してくれるのかなというふうに考えますので、ぜひ試算という意味で一度研究というか、もちろんウェブの活用ですとか、オンラインとか、そちらの推進もふだん考えているのですが、ただどうしてもアナログが活用されることで助けになることもあるかと思いますので、そちらの研究というか、試算などもよろしくお願いいたします。要望です。
◎総務部長(曽根光広君) すみません、御質問ではなかったかもしれないのですが、そのとき以降、そういった手段に替えて防災スピーカーというものを全域に配置、配備いたしました。これは防災行政無線というものが、群馬地域ですとか、高崎地域ですとかには配備されていなかったものですから、そういった高崎地域、群馬地域等も含めて、市内全域に防災スピーカーというものを各公共施設に配備したということで、防災ラジオを検討した後も、その代替的な取組として進めてきました。また、一昨年からは災害時電話・FAXサービスということで、登録がスマートフォンであったり、固定電話であったり、ファクスであったり、各区長さんや民生委員さんにそういったものを御利用いただいて、防災ラジオがなくても遜色ないような形での対応、取組を進めているところでございます。
◆委員(宮原田綾香君) 分かりました。今の御答弁でいくと、防災ラジオがなくても高崎市は大丈夫というような理解で市は進んでいるということが分かりましたので、今後、私自身も研究させていただきたいと思います。
◆委員(高橋美奈雄君) 268ページ、2目非常備消防費でお伺いをさせていただきたいのですけど、要は高崎市の消防団において、ホースを乾燥させたりするのに、手動で乾燥塔に巻き上げたり下ろしたりしているそうなのですけど、大変重労働だというお話も聞いているのですけど、今手動でやっている分団は何分団あるのですか。
◎警防課長(江積明博君) 高崎市の消防団57個分団のうち19か所でホース乾燥塔が手動となっております。
◆委員(
高橋美奈雄君) 57分団のうち19か所だそうです。おいおい対応を取っていただけるかとは思うのですけど、今後の対応はどのような形になっていくのか、お伺いをしたいというふうに思います。
◎警防課長(江積明博君) 今後の対応につきましては、詰所建て替えのタイミングに合わせて、手動から電動に切り替えておりますが、不具合、故障等が発生した場合はその都度対応することとしております。
◆委員(
高橋美奈雄君) 今答弁いただきました。詰所の建て替え時に対応ということですけど、詰所を建て替えることは大変なことだというふうに思いますので、詰所とはちょっとかけ離していただいて、要は半鐘塔ですよね、あれを使ってやっているのだから、そういう昇降の機械というのですか、できるだけつけてやってほしいなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。
その次に、269ページ、災害対策費でございます。ここでも本当にありがたいことに、災害対策事業で緊急排水ポンプを設置していただいております。ありがたいなというふうに思うのですが、基本的なところなので申し訳ないのですけど、緊急排水ポンプというふうに聞いても、どんな機能で、どの程度の排出レベルなのかということがちょっと分からないので、その辺について教えていただけますか。
◎
防災安全課長(中村剛志君) 本ポンプの機能につきましては、25メートルプールの水を10分程度で排出できる機能となっております。
◆委員(
高橋美奈雄君) 25メートルプールを10分ですか。分かりました。今定例会の補正予算でも上げられておりまして、吉井地区や阿久津町へ導入する議案があったわけでございますが、今後の緊急排水ポンプ設置はどのような地域を予定されているのか、もしお考えがあればお聞かせ願いたいというふうに思います。
◎
防災安全課長(中村剛志君) 令和元年の台風19号の被害の大きい地域に対し、緊急排水ポンプを設置してきたところでございます。設置箇所につきましては、令和4年度に新町第7区、吉井町中島地区に設置し、現在阿久津町、吉井町吉井地区で工事を進めているところでございます。今後におきましては、台風19号による被害が大きい箇所について、予定していた箇所は完了いたしましたが、今後も浸水被害の軽減を図るため、必要に応じて対応してまいりたいと考えております。
◆委員(
高橋美奈雄君) 分かりました。台風19号の関係の場所は、もうこれで設置が終わりますよということで、また今後については今後検討していくということでございますので、ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。
○委員長(大河原吉明君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
317ページをお開きください。
10款教育費9項大学費について御質疑ありませんか。
◆委員(伊藤敦博君) 高崎経済大学に対する支援について伺いたいと思います。一般質問でもやりましたけれども、コロナ禍以降学生の皆さんは、大変アルバイトが激減したり、また最近では物価高騰で本当に生活が大変になっている、莫大な奨学金を借りているという声を聞く中で、ボランティアの皆さんと一緒に高崎経済大学の前で19回、食料品の無料支給会をやっています。その中でいつも長蛇の列ができて、多いときには300人が参加されたこともあります。それだけ学生の皆さんは生活で大変な思いをされているということだと思います。
そんな中で、コロナについては国の交付金も一定額出たし、高崎市は市の単独事業として高崎経済大学の学生の生活に責任を負うという立場から、様々な支援活動を行っていると思うのですが、その中身を確認したいと思います。令和4年度において、高崎経済大学の学生に対して行った修学支援制度、授業料や入学料の減免などについて、それと高崎市では高崎経済大学の学生に対して奨学金の支援というのはあるのかないのか、2点について教えてください。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) まず、修学支援制度でございますけれども、こちらは令和2年度から開始となった制度でございます。3つの区分がございますけれども、令和4年度の実績で申し上げますと、全区分を合わせて、入学金の免除を受けた学生は100人、また授業料の減免、免除を受けた学生は前期が352人、後期が339人、延べ691人、実人数では362人になります。歳出の合計が1億5,932万5,400円となっておりまして、この運営費交付金の中に含まれているものでございます。
また、高崎市として奨学金の支援ということでございますけれども、高崎市の制度としてはございませんけれども、この修学支援制度の対象となる留学生であったり、大学院生、それから制度創設以前に入学した学生に対しては大学独自で補助を行っておりまして、授業料を4分の1から2分の1減免する制度がございまして、前期は35人、後期は44人の学生を支援したところでございます。
◆委員(伊藤敦博君) 高崎市が高崎経済大学の学生に対して様々な支援を行っていることについては感謝を申し上げたいと思います。ますます厳しい経済生活の中で、学生の皆さんが本当にお金の心配なく学べる、そういう大学運営にこれからも尽力していただきたいと思います。
以上で終わります。
◆委員(角倉邦良君) 同じく高崎経済大学についてでございます。高崎経済大学の卒業生で、高崎市内に就職をされた方というのはどのくらいいらっしゃるのでしょうか。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) 令和4年度の実績で51名でございます。
◆委員(角倉邦良君) 何人中なのですか。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) 就職希望者が829人、就職者が817人、高崎市に就職した方は51人でございます。
◆委員(角倉邦良君) ありがとうございます。実際高崎市として、5億円以上のお金を運営費ということで、もちろん高崎市が造った大学ですから、今もサポートしていただいているのですが、そういった高崎経済大学の学生が高崎市内に就職するということへのサポートみたいなのは、高崎経済大学でどんな対応をされているのでしょうか。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) 大学側が実施している市内就職への取組ということでお答えいたしますと、市内優良企業3社を見学するバスツアーを開催したりですとか、また市内の他の大学と連携をいたしまして、地元企業合同説明会、こちらはウェブの開催になりましたけれども、こういったことを実施しているところでございます。
◆委員(角倉邦良君) これは学生の皆さんもいろんな人生の選択をしていくわけですから、そう簡単ではないとは思うのです、高崎市内に就職といっても。ただ、毎年810人ぐらい就職しようという人がいて、50人ぐらいというのはちょっと寂しいかなという感じもいたします。高崎に住んで、県内の高崎以外のところに就職している人もいる可能性があるので、そういった意味でいうと、一概に五十何人だけでは見られないとは思っているのですけど、せっかく高崎経済大学も半分以上、3分の2ぐらいは他県から来ている方がいらっしゃると思うし、そういう意味で群馬県内、とりわけ高崎市に定住していただく、あるいは就職していただくということは非常に重要だと思うので、ぜひ今後も市と高崎経済大学で協力し合って、そういったことを進めていただくことを要望して、終わりたいと思います。
○委員長(大河原吉明君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
319ページをお開きください。
12款公債費 (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 325ページをお開きください。
13款予備費 (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 以上で一般会計の審査を終わります。
次に、特別会計の審査を行います。
牛伏ドリームセンター事業特別会計の審査を行いますので、401ページをお開きください。
歳入について御質疑ありませんか。
◆委員(
高橋美奈雄君) 歳入の401ページ、事業収入からなのですけど、これの収入未済額に昨年と同じ数字がだあっと並んでいるのです。どういうことなのでしょうか。
◎
吉井支所地域振興課長(高麗和男君) この収入未済額につきましては、主に宿泊料となっております。債務者に対して通知や電話催告を行っているところでございますが、収入できていない状況でございます。
◆委員(
高橋美奈雄君) 滞納者に対して行っているということですね。だから、昨年から全然進んでいないということでよろしいのですね。
◎
吉井支所地域振興課長(高麗和男君) そのとおりでございます。
◆委員(
高橋美奈雄君) 分かりました。歳入はいいです。
○委員長(大河原吉明君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
405ページをお開きください。
歳出について御質疑ありませんか。
◆委員(
高橋美奈雄君) 歳出についてお伺いしたいのですけど、具体的な例を出すと、406ページの施設管理費の部分がいいのかなというふうに思うのですけど、結論は大体分かっていますけど、もう長きにわたって露天風呂やサウナが牛伏ドリームセンターでは全然使えない状態だというふうに聞いています。その辺についての見解をお願いしたいというふうに思います。
◎
吉井支所地域振興課長(高麗和男君) 露天風呂につきましては、原因不明の漏水の対応について検討しておりますが、多額の費用が見込まれることから、当面閉鎖することとしております。サウナにつきましては、壁面の修繕を自前で現在行っているところでございます。早ければ今月末の再開を予定しております。
◆委員(
高橋美奈雄君) さらにお伺いいたしますけど、利用者の方々から言われているのですけど、やはり食堂について、かなり不平が正直言うと出ています。メニューもかなり減ってしまって、お弁当みたいな形になったり、さらにはうどんもお客さんではなくて、市の職員向けに力を入れて売っているそうです。各支所とか本庁なんかも、買ってくれなんて来ているそうだけど、そういう食堂運営についても不平がかなりありますけど、その辺についてはどんなお考えなのでしょうか。
◎市長(富岡賢治君) 食堂の問題はちょっと聞いておりませんでしたけど、結局何が問題かといいますと、この牛伏ドリームセンターをどうするかということです。議会で何回も御質問がありましたけど、要するにいい案がないのです。
私が考えた案は、一つはバックパッカー向けの、高崎はバックパッカー向けの安い宿泊施設がありませんから、そういうふうにならないかとか。それから、いろいろなスポーツの競技会がアリーナなんかでも増えてまいりましたから、スポーツ選手の宿泊施設にしようかとか。ただ、ここはあまりスポーツ選手が望まない条件なので、それも実現できない。それでは、お年寄りの温泉施設が高速道路の出口なんかではやっていますから、ああいうものにするかとか、いろんな案があるのですけど、うまく心に入りませんものですから。
結局、なぜ浴場に金をかけないかというと、いずれ何かの形で変わる場合に無駄な投資になるということを考えまして、手をつけられないというのが正直なところなのです。いろんな方から意見を聞いているのですけど、ちょっと心に入らないです。ですから、今このままになっています。したがって、人を入れ替えたり、食堂をきれいにしたりとかということは、ちょっとそういう状況で見通しがないのに、えいやとやるのは、働いている人の身分を、首を切るとかというわけにいきませんから、そういうことで今そのままになっているのですけど、何かいい知恵があったらやっていきたいとは思っているのですけど、今はそのままで取りあえずいるということで、しかしいろんな人に話を聞いているのですけど、いい案を持ってくる人はいないです。ですから、また引き続き頭に留めておきますので、そのときまでちょっとお待ちください。
◆委員(
高橋美奈雄君) 市長、ありがとうございます。ちょっと私の質疑の仕方が回りくどかったかなという感じがしたのですけど、まさに市長がおっしゃっているとおりだろうというふうに思います。以前も市長から、いい知恵があったら出してくれよというふうに聞いております。やはりその知恵を私どもも出せないのが事実かなということでありますので、ぜひこの問題についてはしっかり取り組んでいただきたいなというふうに思います。今回も、いずれにしても一般会計から6,700万円ものお金を繰り入れているので、本当にもうしっかりと考えていかなければならないというふうに思いますので、そのようなことを申し述べてこの質疑は終わらせていただきます。
○委員長(大河原吉明君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
以上で特別会計の審査を終わります。
次に、調書の審査を行いますので、461ページをお開きください。
財産に関する調書 (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 479ページをお開きください。
基金運用状況に関する調書 (質疑なし)
○委員長(大河原吉明君) 以上で調書の審査を終わります。
これより議案第95号の所管部分を起立により採決いたします。
本案を認定することに賛成の委員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○委員長(大河原吉明君) 起立全員です。
よって、議案第95号の所管部分は認定すべきものと決しました。
────────────────────────────────────────────
△請願の審査
請願第4号 日本政府に
核兵器禁止条約への賛同と推進を求める意見書の採択について
○委員長(大河原吉明君) 次に、請願の審査に入ります。
請願文書表を御用意いただき、2ページをお開きください。
請願第4号 日本政府に
核兵器禁止条約への賛同と推進を求める意見書の採択についてを議題といたします。
まず、請願の趣旨について、紹介議員として伊藤議員から簡潔に説明をお願いします。
◎紹介議員(伊藤敦博君) 原水爆禁止高崎協議会から提出をされております請願第4号 日本政府に
核兵器禁止条約への賛同と推進を求める意見書の採択について、紹介議員として趣旨説明を行います。
同様の請願は毎年提出されており、配付されております資料につきましては、委員の皆さん、それぞれ精査されていると思いますので、今日は最近の世界情勢を踏まえながら、
核兵器禁止条約がどうして必要なのかを述べさせていただます。
今、核戦争が勃発する危機感が高まっていると言われています。言うまでもなく、その元凶となっているのがロシアのプーチンの核使用宣言であり、東アジアにおいては北朝鮮の核開発です。いずれも国連憲章に背く許されざるべき行為だと考えます。
それでは、両国の暴走による核戦争を回避するための現実的な外交政策は何でしょうか。ウクライナ戦争においては、NATO(ナトー)が軍事的支援を強めており、戦争は出口が見えません。東アジアにおいては、日米韓の軍事ブロックの強化により、北朝鮮の脅威に対抗する姿勢を強めています。ロシアや北朝鮮を軍事的に追い詰めれば、核戦争の危機は回避できるのでしょうか。ロシアや北朝鮮がこの間明確にしたことは、核による抑止力、いわゆる核の傘によって戦争を回避することは不可能だということです。
今年の広島、長崎で開催された平和記念式典で、広島、長崎の両市長と国連のグテーレス事務総長がそれぞれの言葉で核の抑止力からの脱却を訴えました。核保有国が核軍縮に背を向ける中でも、2017年に国際法として採択された
核兵器禁止条約を力にした世界の流れは着実に発展しています。
本来であれば、核兵器廃絶の先頭に立つべき被爆国の日本政府は、現在核保有国に忖度をし、この条約に後ろ向きの姿勢を続けています。岸田首相は、今年広島で開催されたG7の実績を誇示していますが、核の抑止力を肯定する広島宣言に、被爆者団体、被爆者の皆さんから強い抗議が発せられました。本市では、午前中の質疑でもありましたけれども、企画調整課の御尽力で、今年も本庁及び各支所で平和パネル展を開催していただきました。そこでは、広島の高校生が被爆者から見聞した壮絶な体験談を絵にしたものも展示をされました。御覧になった方もいらっしゃると思いますが、改めて核兵器の使用がいかに非人道的な所業であるかを訴えていました。
余命が少なくなった被爆者の皆さんの最大の願いは、日本政府による
核兵器禁止条約の批准です。11月に開催される第2回締約国会議、そして2026年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けても
核兵器禁止条約の果たす役割は大きいものがあります。
神戸方式という言葉を御存じでしょうか。神戸市は非核宣言をした後に、市議会によって神戸港にはいかなる核も持ち込ませないという宣言を出し、それ以降米軍の船艦は一度も寄港していません。神戸市民を核の脅威から守るという強い意思、決意の表明であり、この考え方は非核化地域の拡大など、
核兵器禁止条約の中でも生かされています。
本市は、昭和61年に全会派一致で市長から出された核兵器廃絶平和都市宣言を可決しました。現在、
核兵器禁止条約の批准を求める請願は、全国で661の自治体に採択され、県内でも6割の自治体が決議を上げています。一日も早く地球上から核兵器のない世界を実現するために、委員の皆さんに御賛同いただけるようお願いを申し上げまして、趣旨説明といたします。
○委員長(大河原吉明君) 次に、本件について執行部から何か発言はありますか。
◎副市長(齋藤逹也君) 執行部からは特にございません。
○委員長(大河原吉明君) それでは、本件に対し御質疑、御意見がありましたらお願いします。────質疑等を終結いたします。
それでは、本請願の取扱いについて、採択、不採択、継続審査がありますが、各委員の御意見をお聞きしたいと思います。
◆委員(高橋淳君) 結論から申し上げます。不採択でございます。
先ほど伊藤議員もおっしゃっておりましたが、高崎市は昭和61年に核兵器廃絶平和都市宣言を宣言しておりますし、二度と核兵器が使われるということは誰しも望んでおりません。ただ、外務省が発表している
核兵器禁止条約と日本政府の考えでは、核兵器の使用をほのめかす相手に対して、通常兵器だけでは抑止を効かせることは困難であるため、日米同盟の下で核兵器を有する米国の抑止力を維持することが必要と記載されております。核兵器を直ちに放棄する条約に参加すれば、米国による核抑止力の正当性を損なうことになります。
過去の議事録を確認させていただきまして、同様の請願を毎年御提出されているようですが、私も同様の考えでございまして、核兵器廃絶という大きな目標にはとても共感し、賛成しているのですが、この請願に対しては不採択でお願いいたします。
◆委員(角倉邦良君) 賛成の立場で少し意見を述べさせてもらいます。
先ほど高橋委員のほうからお話がございましたが、外務省のほうがそういった見解を出しているのは事実でございます。しかしその一方で、今年の8月6日、9日に広島県知事あるいは広島市長、長崎市長が、明確に核の抑止力に依拠した安全保障体系は破綻しているという趣旨の御発言もしているというふうに思います。そういった意味で、もちろん安全保障というのは国が第一義的なところもあるかもしれませんが、やはり自治体という観点から、この案件について私は賛同して、推進していくというか、賛成でございます。
◆委員(宮原田綾香君) 日本は唯一の被爆国であることを踏まえ、請願の趣旨については理解をしていますが、本定例会で提出される予定の日本政府に
核兵器禁止条約(TPNW)締約国会議へのオブザーバー参加を求める意見書で
意見表明をするので、こちらは不採択でお願いいたします。
◆委員(伊藤敦博君) 先ほど述べたとおりの趣旨ですが、一つ、今宮原田委員が言ったオブザーバー参加を否定しているわけではありません。請願の中身にもあるように、まずはそれまでの間、オブザーバーとして日本国政府が代表を派遣するということは、まさにそのとおりだと思います。その上で、採択でお願いします。
◆委員(丸山覚君) 継続審査でお願いいたします。
◆委員(石川徹君) 不採択でお願いします。
◆委員(
高橋美奈雄君) 今回私ども市民クラブのほうで、オブザーバー参加という現実的な手法の意見書を提出させていただいています。ですから、そちらのほうを私どもは優先していきたいので、今回は不採択でお願いいたします。
◆委員(丸山和久君) 不採択でお願いします。
○副委員長(松本賢一君) 不採択とすることが適切であろうと考えますので、よろしくお願いいたします。
○委員長(大河原吉明君) それでは、これより請願第4号を起立により採決いたします。
本請願を採択することに賛成の委員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○委員長(大河原吉明君) 起立少数です。
よって、請願第4号は不採択とすべきものと決しました。
────────────────────────────────────────────
△審査終了
○委員長(大河原吉明君) 以上で本委員会に付託された議案及び請願の審査は全て終了いたしました。
審査に当たり、円滑な委員会運営に御協力いただき、ありがとうございました。
なお、委員長報告の作成については私に一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(大河原吉明君) それでは、そのようにしたいと思います。
以上で本日の議題を終わります。
午後 1時57分
────────────────────────────────────────────
△その他
○委員長(大河原吉明君) 次に、その他として執行部から何かありましたらお願いします。
なければ、この際委員の方々から執行部に対しお聞きしたいことがありましたらお願いします。
◆委員(高橋淳君) 防災に関することです。9月10日に、もてなし広場で高崎市消防隊総合訓練がございましたが、ありがたいことに、その場で高崎ロータリークラブ様からかまどベンチの寄贈がございました。その際、災害時を想定されて、実際にベンチをかまど仕様とした炊き出し訓練を行ってくださっていました。こういったベンチが公園にあるだけで防災意識を高めることができますし、実際に見ることでさらにその意識は高まるのかなというふうに思っております。こういったかまどベンチなのですが、現在高崎市にはどこに何台ぐらい配置があるのでしょうか。
◎
防災安全課長(中村剛志君) かまどベンチの個数でございますけども、吉井町の吉井中央公園に8基、新町防災アリーナに3基、もてなし広場につきましては、先ほど委員がおっしゃいました寄附をいただいたものを含めまして8基、計19基でございます。
◆委員(高橋淳君) ありがとうございます。このような防災に関する設備なのですが、有事の際にいきなり使えというふうに言われても難しいと思います。7月23日に、吉井中央公園でも地域防災体験会が開催されておりまして、私も子どもを連れて参加させていただきました。その場でも指定管理者の皆様と地域の皆様が一緒に炊き出しを含めた訓練をされておりまして、子ども向けの防災体験も開催されておりました。子どもたちが思い切り体を動かしながら防災について体験している様子に非常に好感を持つことができました。防災について、備えることは非常に重要だと考えているのですけども、防災だけに特化して備えるということの難しさも感じております。ぜひ、このかまどベンチを使った防災訓練のように、地域の方が楽しみながら防災について触れられる機会というものが、これからもたくさんあるといいのかなというふうに思っております。
◆委員(宮原田綾香君) 9月12日に社会福祉課の窓口のほうで、取り乱した市民の方がいらっしゃって、職員の方がけがをしたというようなことをお聞きしたのですけども、確認の意味でお伺いいたしますが、このような不当要求について市はどのような対策を行っているか、お答えいただけますでしょうか。
◎
企画調整課長[兼]
コンプライアンス室次長(村上正和君) 高崎市では、市政の行政運営を公正かつ円滑に推進すること、また市民と職員の安全を確保することを目的といたしまして、あらゆる不当要求行為等に対して組織的に取り組むため、平成17年に高崎市不当要求行為等対策要綱を制定し、また同年5月に具体的な内容を示した不当要求行為等対策ガイドラインを策定いたしまして、不当要求行為等に対して、市として全庁的、組織的に対応することとしております。
実際には、それぞれの所管課の課長を対策リーダーとして定めまして、その方を中心に組織的に体制を整備する、また対応する。それから、必ずそういった方々には複数の職員で対応する。また、当初に面談時間を約束して、なるべく時間をかけないで対応するなどを基本といたしまして、職員が一人で背負い込まない、焦って誤解を招く発言をしないような体制整備に努めているところでございます。
あわせまして、不当要求行為をする方というのは、割と特定の方で、限定されるケースが多いのですけれども、複数の部署にわたって引き起こすケースがございます。そういったことにも対応するために、不当要求行為等発生通知書という通知書を作りまして、それぞれの課で情報共有をしながら対応しているというところでございます。
◆委員(宮原田綾香君) 御報告ありがとうございます。情報共有と一人で対応しない、複数の職員の方で対応されるということで、対策があるとのことなので、今後も市職員の方に被害が及ばないよう徹底をよろしくお願いいたします。
◆委員(角倉邦良君) 市内のスポーツ施設の維持管理費についてお伺いをしたいというふうに思っているのですが、維持管理費というのは、直接市が管理しているのと委託でやっているやつがあるので、どの程度この維持管理費というのがあって、さらに新しいスポーツ関連施設が高崎にたくさんできているわけなのですが、既存施設の維持管理費と、比率的にはどんな形になっているのかなということをお示しいただければというふうに思います。
◎
スポーツ課長(津久井光明君) 先ほどの決算書の中にも金額的には書かれていたと思うのですけれども、市の直営で管理する施設の維持管理費については、体育館事業、野球場事業、水泳場事業などで2億3,901万8,585円、指定管理施設の維持管理事業費は8億9,599万3,553円となっております。なかなか維持管理費というのを、比率で求めるのは難しいものですから、お答えさせていただきますけれども、市のスポーツ施設を維持する経費について、新年度予算を要望する段階では、各施設のほうへ職員が実際に出向きまして、ヒアリング、また現場確認、そういったものを行って、施設全体のバランス、緊急性、そういったものが高いものから、順位をつけながら予算を計上しているのが現状となっております。
◆委員(角倉邦良君) 部長にちょっとお伺いしたいのですが、総務部長に。この維持管理費なのですが、既存の施設がなくなってしまうということはほとんど高崎市においてもないわけで、新しい施設が、いい施設がたくさんできてきているわけなのですが、結局維持管理費というのは、今後いい悪いは別にして増えていかざるを得ないというふうに思っているのですけど、傾向としては、部長、いかがでしょうか。
◎総務部長(曽根光広君) 施設を更新しなければ、建て替えなければ、当然経年劣化は進むわけでして、その際の維持管理費、修繕費等は年々増えるのが一般的な考え方かと思います。ただ、新しい建物に対しましても、やはりそれは必要な修繕があればさせていただきますし、古いものが優先、新しいものが大事だから優先というようなものではなくて、長い間使っていけば、当然維持管理費というのは増えていくものと考えております。
◆委員(角倉邦良君) ありがとうございます。当然のことを確認してしまったのですが、やはり何でも維持管理費というのは増えていくのだなということで、その中で、限られた予算の中でどう優先順位をつけていくかということなのだとは思うのですが、例えば私の地元に体育館等の施設があるわけなのですが、体育館の照明が切れてしまったということで、何とか直してほしいということを年がら年中言われるわけなのですけど、これは考え方なのですけど、例えば榛名の体育館なんかは照明が100個くらいあって、20個ぐらいが今ついていないらしいのです。そうすると、5分の1の照明がついていないということの中で、高い屋根のところに2個とか3個を修繕していくということになると、まとめてやるよりもやっぱり高いところにつけるという経費そのものがかかるということもあって、例えば10個ついていなかったら、1つでも2つでもついたほうがいいのですけど、例えば考え方を少し変えて、榛名の事例で言えば、20個を一挙にやってしまうと。ほかの体育館のところも3年とか4年ぐらい、あるいは5年ぐらいの幅で一挙にやっていくということを前提にして照明の修繕なんかをやっていくということも、考え方として、限られた予算の中ではあるのかなというふうに思っているのですが、そういうことも含めて、ぜひスポーツ課のほうでも検討していただけるとありがたいというふうに思います。意見で終わります。
○委員長(大河原吉明君) ほかにありませんか。
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△閉会
○委員長(大河原吉明君) なければ、以上で本日の
総務常任委員会を閉会いたします。
午後 2時08分閉会...