高崎市議会 > 2022-09-21 >
令和 4年  9月21日 市民経済常任委員会−09月21日-01号

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  1. 高崎市議会 2022-09-21
    令和 4年  9月21日 市民経済常任委員会−09月21日-01号


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    最終取得日: 2023-04-16
    令和 4年  9月21日 市民経済常任委員会−09月21日-01号令和 4年  9月21日 市民経済常任委員会   令和4年高崎市議会市民経済常任委員会会議録   ────────────────────────────────────────────                                   令和4年9月21日(水曜日)   ────────────────────────────────────────────                   市民経済常任委員会次第                                     令和4年9月21日(水)                                     第1委員会室 午前10時 1 議  題 (1)議案の審査    議案第72号 財産の取得について(ICカードシステム車載器一式)    議案第78号 高崎市福祉医療費助成条例の一部改正について    議案第79号 高崎市産業創造館設置及び管理に関する条例の一部改正について    議案第83号 令和4年度高崎市一般会計補正予算(第6号)(所管部分)    議案第85号 令和4年度高崎市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)    議案第86号 令和4年度高崎市一般会計補正予算(第7号)    議案第67号 令和3年度高崎市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定について(所管部分) (2)請願の審査    請願第 4 号 消費税インボイス制度の実施中止の意見書の採択について
    2 そ の 他   ──────────────────────────────────────────── 出席委員等(10人)   委 員 長   長  壁  真  樹  君     副委員長   青  木  和  也  君   委  員   三  井  暢  秀  君     委  員   清  水  明  夫  君   委  員   小  野  聡  子  君     委  員   渡  邊  幹  治  君   委  員   白  石  隆  夫  君     委  員   後  閑  賢  二  君   委  員   三  島  久 美 子  君   議  長   根  岸  赴  夫  君     副 議 長   (委         員)   ──────────────────────────────────────────── 欠席委員(なし)   ──────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者   市長      富  岡  賢  治  君   副市長     兵  藤  公  保  君   副市長     齋  藤  逹  也  君   市民部長    山  田  史  仁  君   市民生活課長  町  田  一  美  君   人権男女共同参画課長                                   細  野  明  久  君   防犯・青少年課長福  島     優  君   地域交通課長  大  澤  康  典  君   市民課長    大  山  富 美 雄  君   保険年金課長  高  橋  宏  樹  君   環境部長    清  水  弘  明  君   環境政策課長  田  胡  徹  也  君   一般廃棄物対策課長               産業廃棄物対策課長           金  澤  大  作  君           岩  佐  英  臣  君   環境施設整備室長吉  田  尚  広  君   清掃管理課長  矢  嶋     穣  君   高浜クリーンセンター所長            城南クリーンセンター所長           西  山     学  君           田  口  和  彦  君   吉井クリーンセンター所長            商工観光部長  福  島  貴  希  君           茂  木     亨  君   産業政策課長  瀧  本  和  正  君   商工振興課長  佐  藤     勉  君   観光課長    瀧  上  幸  治  君   農政部長    只  石  恵 一 郎  君   農林課長    原  田  修  樹  君   田園整備課長  井  上  敏  聡  君   農業委員会事務局長               倉渕支所地域振興課長           八  木  秀  明  君           石  川  明  彦  君   倉渕支所市民福祉課長              倉渕支所農林建設課長           長  壁  保  幸  君           大  井  良  幸  君   箕郷支所地域振興課長              箕郷支所市民福祉課長           佐  藤  久  夫  君           久  保  奈 津 江  君   箕郷支所産業課長小  泉  雅  裕  君   箕郷支所建設課長飯  島  英  樹  君   群馬支所地域振興課長              群馬支所市民福祉課長           塚  越  直  樹  君           都  丸  由 香 里  君   群馬支所産業課長石  川  秀  彦  君   群馬支所建設課長中  陦  茂  大  君   新町支所地域振興課長              新町支所市民福祉課長           戸  塚  和  也  君           白  田  美  徳  君   新町支所建設課長霞     博  文  君   榛名支所地域振興課長                                   津 久 井  光  明  君   榛名支所市民福祉課長              榛名支所産業観光課長           金  高  英  之  君           近  藤  浩  司  君   榛名支所建設課長中  島  克  利  君   吉井支所地域振興課長                                   高  麗  和  男  君   吉井支所市民福祉課長              吉井支所産業課長堀  越     修  君           佐  藤  真  樹  君   吉井支所建設課長田  中  和  典  君   財務部長    南  雲  孝  志  君   財政課長    天  田  順  久  君   契約課長    新  井     博  君   納税課長    外  所  康  信  君   会計管理者   志  田     登  君   会計課長    冨 加 津     豊  君   代表監査委員  小  泉  貴 代 子  君   監査委員事務局長吉  井  秀  広  君   ──────────────────────────────────────────── 事務局職員出席者   事務局長    大 河 原  博  幸      庶務課長    庄     佳  子   議事課長    坂  口  圭  吾      議事課長補佐(兼)議事担当係長                                   門  倉  直  希   議事課主任主事 田  中  博  英      議事課主任主事 生  方  万 喜 子   ──────────────────────────────────────────── △開会  午前 9時58分開会 ○委員長(長壁真樹君) おはようございます。定刻前ですけれども皆様おそろいですので、ただいまから市民経済常任委員会を開会いたします。   ──────────────────────────────────────────── △諸般の報告 ○委員長(長壁真樹君) この際、諸般の報告を申し上げます。  傍聴は、あらかじめ許可してあります。  以上で諸般の報告を終わります。   ──────────────────────────────────────────── △開議 ○委員長(長壁真樹君) それでは、本日の会議に入ります。  本日の会議は、お手元に配付の次第に従い、進行いたします。なお、決算認定議案及び補正予算議案の審査ついては、次第の裏面に記載のとおり進めたいと思います。  この際、委員会の運営上お願いします。本日の会議は、会議規則第118条第1項の規定により、委員1人当たりの発言時間を30分程度としたいと思いますので、委員からの質疑は内容を簡潔にされるとともに、議題の範囲を超えないよう1問ずつお願いいたします。また、執行部は質疑の趣旨を的確に捉え、簡潔な答弁を行ってください。  なお、発言に際しては、マイクを意識し、聞き取りやすい質疑、答弁に努めてください。  以上、円滑な委員会運営に御協力をお願いいたします。   ──────────────────────────────────────────── △議案の審査  議案第72号 財産の取得について(ICカードシステム車載器一式)  議案第78号 高崎市福祉医療費助成条例の一部改正について  議案第79号 高崎市産業創造館設置及び管理に関する条例の一部改正について  議案第83号 令和4年度高崎市一般会計補正予算(第6号)(所管部分)  議案第85号 令和4年度高崎市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)  議案第86号 令和4年度高崎市一般会計補正予算(第7号)  議案第67号 令和3年度高崎市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定について(所管部分) ○委員長(長壁真樹君) それでは、議案の審査に入ります。  定例会議案を御用意いただき、87ページをお開きください。  議案第72号 財産の取得についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(白石隆夫君) これは、ICカードシステム車載器の購入ということで、レシップという会社の機械を納入するものだと思いますが、この業者の選定理由についてはいかがでしょうか。 ◎地域交通課長(大澤康典君) 市内循環バスぐるりん等の車両に現在登載されております運賃箱等の車載器がレシップ株式会社製のものであること、またぐるりん等の運行を委託しているバス事業者が先行して自社の路線においてICカードシステムを導入済みでございますが、こちらにも同社の機器が採用されていることなどから、運用の継続性や汎用性、機器の互換性のほか、導入に係る費用や期間の面でも相当に優位性が高いため、同社を選定したものでございます。 ◆委員(白石隆夫君) レシップという会社はあまり聞いたことがないのですが、どのような会社なのでしょうか。 ◎地域交通課長(大澤康典君) 特にバスや鉄道等の車載器を主に製造している会社でございまして、一般的な乗用車とかの機器のメーカーではないのですが、公共交通の機器のメーカーではトップクラスの企業というふうに聞いております。 ◆委員(白石隆夫君) 了解いたしました。このことによって、利用者の利便性が高くなることを期待いたします。ありがとうございました。 ◆委員(三井暢秀君) 88ページにICカードシステム車載器一式一覧が記載されていますけれども、ICカードシステムに対応する車載器等の対象となる車両については、6月の委員会では40台というふうに答弁されておりますけれども、一覧表ではIC対応運賃箱やIC車載器などの数量にばらつきがあるというふうに思いますけれども、その理由についてお伺いしたいと思います。 ◎地域交通課長(大澤康典君) 導入の対象となる路線で使用している車両48台のうち市が所有するものは40台とお答えしておりましたが、その後老朽化した車両が1台廃車となりまして、現在対象は39台となっております。うち小型バス車両が36台、ワゴン車両が3台でございます。また、車両を購入した時期によりまして車載器の型式が異なっており、特に最近購入した車両には最新型の機器が搭載されておりまして、こちらについては一部機器の入替えや改修により対応する予定でございます。
     また、バス車両とワゴン車両で導入する機器が異なること、運行するバス事業者により、ノルベ及びスイカの使用とパスモの使用に分かれておりまして、それぞれにおいて必要とする機器が異なることなどが購入する数量が一定でない理由でございます。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございました。  続けて、このICカードシステムの利用時期についてお伺いしますけれども、これはいつからできるようになるかお伺いいたします。 ◎地域交通課長(大澤康典君) 令和5年1月を目途としまして、現在、JR、PASMO(パスモ)協議会、バス事業者等と運用開始に係る事前協議を進めているところでございます。 ◆委員(三井暢秀君) 了解いたしました。運用開始に向けて御尽力いただきたいというふうに思います。 ○委員長(長壁真樹君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第72号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(長壁真樹君) 起立全員です。  よって、議案第72号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  125ページをお開きください。  議案第78号 高崎市福祉医療費助成条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第78号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(長壁真樹君) 起立全員です。  よって、議案第78号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  127ページをお開きください。  議案第79号 高崎市産業創造館設置及び管理に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第79号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(長壁真樹君) 起立全員です。  よって、議案第79号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  141ページをお開きください。  議案第83号 令和4年度高崎市一般会計補正予算(第6号)の所管部分を議題といたします。  最初に、歳入の審査を行いますので、150ページをお開きください。  16款国庫支出金 (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) 152ページをお開きください。  17款県支出金から  19款寄附金 (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) 続いて、歳出の審査を行いますので、156ページをお開きください。  2款総務費について御質疑ありませんか。 ◆委員(三井暢秀君) 157ページの一番下の2款総務費1項戸籍住民基本台帳費1目戸籍住民基本台帳費1,950万円についてお伺いしますけれども、提案説明でマイナンバーカードの普及促進のための経費であるということが分かりました。ここにある役務費の150万円と物品借上料1,800万円の内訳について、お伺いいたします。 ◎市民課長(大山富美雄君) 現時点での予定でございますけれども、会場をJR高崎駅西口のオーパ前の2階、ペデストリアンデッキに加えまして、ワクチン接種の巡回バスによる接種会場として御協力をいただきました市内6か所の商業施設に屋外テントを設置いたしたいというふうに考えておりまして、その費用ということになっております。 ◆委員(三井暢秀君) 了解いたしました。  続けて、本市における現在のマイナンバーカードの交付率を伺いたいと思います。 ◎市民課長(大山富美雄君) 8月末時点の数字になりますけれども、本市におけるマイナンバーカードの交付枚数が14万7,270枚で、交付率にいたしまして39.7%となっております。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。  続けて、マイナンバーカードを普及させるための本市の独自な取組というのですか、それについてお伺いいたします。 ◎市民課長(大山富美雄君) 本市では、マイナンバーカードを利用しまして、全国のコンビニエンスストアで、早朝、深夜、土日、祝日でも住民票の写しなどの証明書を取得できるサービスを平成28年1月から開始しております。また、本市独自ではございませんが、健康保険証としての利用や特定健診情報などの閲覧、公金受取口座の登録、新型コロナウイルスワクチン接種証明書等など、マイナンバーカードの利活用、支援は拡大しておりまして、民間のサービスにも広がっている状況でございます。マイナンバーカードは、対面でもオンラインでも安全、確実に本人確認を行うことができるデジタル社会の基盤となるツールですので、特設会場の設置をマイナンバーカードの利活用について広く市民の皆様にお伝えするよい機会と捉えまして、さらなる普及促進につなげてまいりたいと考えております。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございました。  マイナンバーカードの普及促進に向けて、本市の独自の取組も含めて取り組んでいただきたいというふうに思います。 ○委員長(長壁真樹君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  158ページをお開きください。  3款民生費について御質疑ありませんか。 ◆委員(三島久美子君) ここに福祉医療費の費用が載っていますけれども、先ほど高校生の医療費無料化に向けて条例改正の審査を行ったのですが、ここには準備経費が計上されていると思うのですけれども、少し詳細について御説明いただきたいと思います。 ◎保険年金課長(高橋宏樹君) 福祉医療事業における補正予算の具体的な内容でございますけれども、来年度当初からの高校生世代への医療費助成拡大に係る準備経費というものでございまして、主な経費といたしましては、4月から速やかに助成が受けられるよう、3月中に受給資格者証を交付するための経費、それから受給資格者証の交付に必要な申請をいただくための通知の発送に係る費用でございまして、需用費は受給資格者証の用紙、それから受給資格者証や通知を印刷する際の封筒の印刷製本費、そのほかに発送に必要な消耗品費等でございます。また、役務費につきましては受給資格者証、それから通知等の発送に係る郵便料でございます。最後に、委託料ですけれども、受給資格者証と通知を発送するための封入作業の委託経費でございます。 ◆委員(三島久美子君) 詳細な説明ありがとうございました。  確認なのですけれども、来年度から18歳まで拡大するということで、新たに発生する対象者の数とそれに関わる費用の概算について、確認させていただきたいと思います。 ◎保険年金課長(高橋宏樹君) まず、拡大に伴う対象者数でございますけれども、約1万500人を見込んでございます。また、年間の事業費の見込みについてでございますけれども、コロナ禍での受診控えの影響の少ない令和元年度の中学3年生への助成実績を基に、約3億円等を見込んでございます。 ◆委員(三島久美子君) 周知を徹底するなどして、取りこぼしのないように、来年度からスタートできるように御尽力いただきたいと思います。 ○委員長(長壁真樹君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  162ページをお開きください。  4款衛生費 (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) 6款農林水産業費について御質疑ありませんか。 ◆委員(清水明夫君) 163ページの、はばたけぐんまの担い手支援事業県補助金の減額の理由について教えてください。 ◎農林課長(原田修樹君) 当補助金は、認定農業者の経営発展や新規就農者の早期の経営安定を図るための機械や設備などの導入を支援する補助金となっておりまして、対象となる設備の導入が確定したため、それに伴い減額するものでございます。 ◆委員(清水明夫君) 理由については理解しました。昨今農家さんを取り巻く環境は、自然災害や後継者不足など、大変な状況続がいておりますので、引き続き御支援のほどよろしくお願いします。 ◆委員(小野聡子君) 164ページの農林振興費のところで、特用林産物生産活力アップ事業県補助金、この事業の概要を教えていただきたいと思います。 ◎農林課長(原田修樹君) 当該補助金は、キノコ等の特用林産物の振興を図るため、キノコ生産団体や認定農業者が導入します生産効率向上の機械について補助金を交付するものでございまして、補助率は県が2分の1、市が10分の1となっております。今回は、吉井地域のシイタケ生産者が導入します菌床袋詰め機に対して支援するもので、導入する機械で菌床の原料を攪拌したり、また袋詰めにする作業を行いますので、作業効率の向上が期待できるものです。 ◆委員(小野聡子君) 丁寧な御説明をありがとうございます。本当に農家の方の応援になるすばらしい事業だと思いますので、もしまた来年、県のほうでこのような取組をされるようでしたらば、ぜひ引き続きよろしくお願いいたします。 ○委員長(長壁真樹君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  164ページをお開きください。  7款商工費について御質疑ありませんか。 ◆委員(小野聡子君) 中小企業経営安定化助成金についてお伺いします。  何社に助成しているのか、またコロナ禍の中での推移などが分かれば、併せて教えていただきたいと思います。 ◎商工振興課長(佐藤勉君) コロナ禍での実績の推移でございますが、令和元年度が約11億4,600万円で575件、2年度が約11億9,000万円で588件、3年度が約12億2,300万円で603件となっており、件数、金額ともに増加傾向にございます。ただし、助成額の増加傾向はコロナ禍にかかわらず以前から継続しておりますので、コロナ禍の影響は大きくは受けていないというふうに考えております。 ◆委員(小野聡子君) 丁寧にありがとうございました。  これは本市独自のすばらしい支援事業だと思いますので、今後とも引き続きよろしくお願いいたします。 ◆委員(三島久美子君) この事業、本当に本市独自ということで、事業所税の相当額について補助したりしている制度だと思いますけれども、当初予算では8億4,000万円が計上されていたのですが、今回4億円の補正をしたという、その理由についてお答えいただきたいと思います。 ◎商工振興課長(佐藤勉君) 本助成制度は、事業所税の課税開始に合わせた平成23年7月決算分からの事業所税を対象にスタートしたものでございます。以降、これまで毎年企業の7月決算時に市内経済の状況等を総合的に判断しまして、助成割合等を検討の上、制度を継続してまいりました。本年度もコロナ禍からの回復途上にある中で、円安、ウクライナ情勢、原油や原材料価格の高騰などの影響を考慮し、7月決算以降の制度継続を決定した上で、年度末までの不足額を試算し、補正額を決定させていただいたものでございます。 ◆委員(三島久美子君) 7月の決算の段階で判断していくということで、どうしても補正予算を組まざるを得ないというふうに解釈できるのですけれども、これは毎年毎年3億円、4億円という補正予算をこの時期に組んでいるということで、もう少しあらかじめ予算を確保しておく必要があるのではないかなと思いますけれども、その辺りについてはいかかでしょうか。 ◎商工振興課長(佐藤勉君) 補正額の算出に当たりましては、昨年5月決算から本年4月決算の実績における赤字、黒字比率や企業数を参考にしております。これにより本年度に想定される助成企業及び助成額は、赤字企業約250社に5億2,000万円、黒字企業約350社に7億3,000万円を想定しているものでございます。 ◆委員(三島久美子君) そういうことで補正を組まざるを得ないというのはよく分かりました。ちなみにこの制度、平成23年からスタートということで、12年が経過したのですけれども、確かに今状況も悪い中で、今後この事業についてどのように進めていくのか、継続していくのかという点について確認をさせていただきたいと思います。 ◎商工振興課長(佐藤勉君) 本制度は、中小企業者の経営体力の増進が図れるよう支援し、中小企業者の経営の安定化を図ることを目的として創設されたものでございます。コロナ禍の収束が見えず、経営状況が厳しい市内中小企業の現状を踏まえますと、今後も本制度の継続実施が必要であると考えております。 ◆委員(三島久美子君) 中小企業の下支えということで、ぜひとも市内企業がしっかりと健全経営できるようにサポートしていただきたいと思います。 ○委員長(長壁真樹君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第83号の所管部分を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(長壁真樹君) 起立全員です。  よって、議案第83号の所管部分は原案のとおり可決すべきものと決しました。  193ページをお開きください。  議案第85号 令和4年度高崎市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。  最初に、歳入の審査を行いますので、198ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) 続いて、歳出の審査を行いますので、200ページをお開きください。  歳出 (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) これより議案第85号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(長壁真樹君) 起立全員です。  よって、議案第85号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、定例会議案(2)を御用意いただき、1ページをお開きください。  議案第86号 令和4年度高崎市一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。  最初に、歳入の審査を行いますので、6ページをお開きください。
     17款県支出金 (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) 続いて、歳出の審査を行いますので、8ページをお開きください。  7款商工費 (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) これより議案第86号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(長壁真樹君) 起立全員です。  よって、議案第86号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、決算認定議案の審査を行いますので、令和3年度高崎市歳入歳出決算書及び附属書類を御用意ください。  議案第67号 令和3年度高崎市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定についての所管部分を議題といたします。  初めに、一般会計の審査を行います。  最初に、歳入の審査を行いますので、29ページをお開きください。  13款交通安全対策特別交付金から  14款分担金及び負担金 (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) 31ページをお開きください。  15款使用料及び手数料について御質疑ありませんか。 ◆委員(清水明夫君) 42ページの上のほうの勤労青少年ホーム登録手数料についてお伺いしたいのですけれども、勤労青少年ホームの登録者数は現在どのようになっているか、教えてください。 ◎産業政策課長(瀧本和正君) 勤労青少年ホームの利用登録は、1年間の登録料を払っていただくことで登録となりますが、令和3年度は男性65人、女性145人、計210人の登録がありました。 ◆委員(清水明夫君) 計210人の登録があるということで、基本的にはこの210人の方が使用する施設となっていると思いますが、空いている時間に特別利用という形で一般者の利用も認めていると思いますが、もう少し広く一般の方に使っていただけると、よりいいのかなと感じております。引き続き、その辺も対策を考えていただければと思います。 ○委員長(長壁真樹君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  43ページをお開きください。  16款国庫支出金について御質疑ありませんか。 ◆委員(白石隆夫君) 47ページ、循環型社会形成推進交付金ということですけども、金額がかなり大きいので、この内容についてお知らせいただければと思います。 ◎環境施設整備室長(吉田尚広君) 循環型社会形成推進交付金は、廃棄物のリデュース、リユース、リサイクルを推進するため、循環型社会形成推進地域計画に位置づけられた廃棄物処理施設の整備に対し、国から交付される交付金でございます。具体的には、高浜クリーンセンター建設事業に関わる交付金が31億1,163万円、エコパーク榛名のかさ上げ事業に関わる交付金が1,246万3,000円、浄化槽設置補助事業に関わる交付金が2,474万円で、合計いたしますと31億4,883万3,000円となっております。 ◆委員(白石隆夫君) 了解いたしました。廃棄物処理施設等、非常に重要な施設に関わる交付金ということで、よろしくお願いいたします。 ○委員長(長壁真樹君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  53ページをお開きください。  17款県支出金について御質疑ありませんか。 ◆委員(渡邊幹治君) 59ページの3項3目の中で、深夜営業騒音規制というのがあるのですけども、騒音規制の規制内容や指導方法を教えてください。 ◎環境政策課長(田胡徹也君) 深夜営業騒音規制につきましては、高崎市公害防止条例及び群馬県の生活環境を保全する条例におきまして、営業に伴う騒音により、人の健康及び生活環境が著しく損なわれることがないよう、午後10時から翌日午前6時までの間、飲食店などの深夜営業において発生する騒音に関して騒音規制基準を定めております。また、カラオケ装置などの音響機器についても、敷地境界の外に音が漏れない場合を除き、午後11時から翌日午前6時まで使用制限を定めております。深夜営業に関して市民から相談があった場合につきましては、事業者に対して相談内容を説明し、現地を確認するなどしながら、改善を促すよう指導しているところでございます。 ◆委員(渡邊幹治君) ありがとうございました。  カラオケなどのお店の場合は、時々騒音ということでトラブルというのですか、そういうのを耳にすることがありますけども、これからもそういう場合には適切な対応をしていただければありがたいなと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○委員長(長壁真樹君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  61ページをお開きください。  18款財産収入について御質疑ありませんか。 ◆委員(清水明夫君) 64ページの下のほうの物品売払収入の中の鉄くず、アルミ、古紙類等が大きく昨年と比べて増額しているかと思うのですが、増額の理由について教えてください。 ◎一般廃棄物対策課長(金澤大作君) 増額理由は、鉄くず、アルミ、古紙の買取り単価の高騰によるものです。高騰の理由は様々ですが、世界各国が温室効果ガス排出量の実質ゼロの目標を打ち出し、鉄くず、アルミ、古紙等を再利用する国が増えたことなどで、原材料が不足していることが主な原因でございます。内訳につきましては、鉄くずが3,075万3,602円、アルミが2,964万9,345円、古紙が2,923万9,542円、ペットボトルが1,959万4,524円、ビール瓶など洗浄して繰り返し使えるリターナブル瓶が12万9,350円でございます。 ◆委員(清水明夫君) 承知いたしました。ありがとうございました。 ◆委員(三井暢秀君) 清水委員と同じところなのですけども、この鉄くずだとかアルミだとかは市民の御協力で得られた収入だというふうに思うのですけども、この収入について、どのくらいあったかお伺いいたします。 ◎一般廃棄物対策課長(金澤大作君) 市民の皆様の御協力により得られた収入は、ごみステーションやごみ処理施設への直接持ち込みにより分別排出していただいた資源物の売払いによる1億891万1,492円でございます。その他の収入は、市役所から排出された古紙45万3,276円と鉄くず1,595円でございます。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。  続けてですけれども、この多くの収益が上がっているというふうに思うのですけども、本市ももっと積極的にPRして、市民のごみの分別意識、これを喚起するべきだと思うのですが、そこら辺をお伺いしたいと思います。 ◎一般廃棄物対策課長(金澤大作君) これまで市のホームページで資源物の量を公表してまいりましたが、今後は市民の方々のごみ分別意識を喚起するため、資源物の売払い収入についてもホームページ等で公表し、積極的にPRしていきたいと考えております。 ◆委員(三井暢秀君) 了解いたしました。  続けてもう一点なのですが……やっぱりいいです。大丈夫です。 ○委員長(長壁真樹君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  65ページをお開きください。  19款寄附金 (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) 69ページをお開きください。  20款繰入金 (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) 73ページをお開きください。  22款諸収入 (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) 85ページをお開きください。  23款市債 (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) 続いて、歳出の審査を行いますので、95ページをお開きください。  2款総務費1項総務管理費について御質疑ありませんか。 ◆委員(三井暢秀君) 96ページになります。2款総務費1項3目文書広報費の下のほうになるのですけれども、市民相談事業についてです。説明書は25ページなのですが、そこには一般相談と法律相談の、合わせて3,355件の相談があったということですけれども、具体的にどのような相談が多かったのか、伺いたいと思います。 ◎市民生活課長(町田一美君) 相談の多い順に、主なものを申し上げます。遺産分割協議や遺言書の作成、相続税、贈与税等の相続、税金問題が966件、土地建物の売買、賃貸借、隣地境界や不動産登記等の不動産関係の問題が438件、離婚や親兄弟の扶養、葬儀やお墓等の夫婦、親族問題が425件となっております。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。  続けてなのですけども、コロナ禍でDVだったり、また児童虐待などの増加が懸念されるというふうに思いますけれども、関係部署との横の連携、これについてはどのように図っているのか、お伺いしたいというふうに思います。 ◎市民生活課長(町田一美君) 市民相談担当では、DV相談は人権男女共同参画課、児童虐待の相談はこども救援センターへ引継ぎをしております。また、相談を受ける中で法律的な知識が必要な場合は、弁護士等の相談を案内しております。逆に、DVや児童虐待の担当課から法律知識の問合せを受けることや法律相談を利用したいという依頼も受けております。 ◆委員(三井暢秀君) 了解です。  もう一点なのですけども、こういった相談について、電話やメールだけではなく、SNSのチャットの活用、これも何か必要なのではないかというふうに考えています。相談しやすいこの環境整備に取り組んでいただくべきだというふうに考えていますけれども、本市ではどのように考えているのか、お伺いしたいというふうに思います。 ◎市民生活課長(町田一美君) 市民相談の場合、職員がリアルタイムで対応していても、相談の範囲も広く、相談者の相談内容を的確に判断するのが難しいため、現状においては、チャット機能を利用したAI自動応答等は難しいものと思われます。しかしながら、今後ますます多様化する市民の要望に対応するため、研究してまいりたいと思います。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございました。多様化する時代を迎えるに当たって、本市においても研究をしていただきたいというふうに思います。 ◆委員(小野聡子君) 118ページです。バス交通対策事業の中の一番下のところに、地域公共交通バリア解消促進事業補助金が出ています。こちらはUDタクシーかと思うのですけれども、こちらの実績を教えていただきたいと思います。 ◎地域交通課長(大澤康典君) 高崎市に営業拠点を有するタクシー事業者がユニバーサルデザインタクシーを購入する際に補助金を交付することにより、交通環境の整備を推進し、交通弱者の方にとってのバリアの解消を図るものでございます。補助率は、補助対象経費の6分の1以内で、限度額は1台につき30万円となっておりまして、令和3年度の実績でございますが、1事業者が2台購入しましたので、60万円の補助金を交付したところでございます。 ◆委員(小野聡子君) 交通弱者の方がお出かけしやすいような環境を整えていただける、すばらしい事業だと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。  続けて、124ページです。男女共同参画推進事業の中の真ん中辺に、女性元気サポート事業委託料があります。こちらの実績を教えていただきたいと思います。 ◎人権男女共同参画課長(細野明久君) 本事業は、コロナ禍において社会との関わりを失い、孤独や孤立等で不安を抱える女性が深刻な状況となっている中、社会福祉法人やNPO法人などの民間団体の知見と能力を活用し、相談支援や居場所の提供、生理用品等の生活必需品の提供などの支援を通じ、社会とのつながりの回復を支援する事業でございます。  令和3年の7月から社会福祉協議会に業務委託を開始いたしまして、相談件数は163件、生理用品の提供は364件、居場所の提供は13回開催いたしまして27名の参加がございました。 ◆委員(小野聡子君) ありがとうございました。  孤独や孤立で不安を抱える女性ということなので、あまりここがまた増えてくるというのは心配ではあるのですけれども、この居場所の中で、二次委託してくださっているイイトコさんというところから状況を伺ったのですけれども、不安や孤独とか女性元気とかという名前を前面に出すよりも、皆さんが来やすいようにということで、おむすびカフェということで居場所を13回ですか、やってくださった中で、本当に初めて来て何もしゃべれなかった方たちが、その中で皆さんがしゃべれるようにするのにはどうしたらいいのかというのをスタッフの方が考えてくださっている中で、次も来たい、次も来たいというふうになって、孤独で来た方が、今実はその中で新体操の講師までやって、まさかのお元気になられた姿があったというふうに伺いました。とても大事な事業だと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。  続けてよろしいですか。同じ124ページです。自転車等駐輪場事業なのですけれども、こちら説明書の45ページを見ると、レンタサイクルを利用された方の延べ人数等が出ているのですが、それぞれの駐輪スペースには何台ぐらいの自転車を常備、置いていらっしゃるのか、教えていただきたいと思います。 ◎地域交通課長(大澤康典君) 市が運営する自転車等駐車場に配置をしておりまして、それぞれ群馬八幡駅前が2台、倉賀野駅南が3台、高崎駅西口が7台、北高崎駅が2台、井野駅西口が2台、問屋町駅貝沢口が3台、問屋町駅問屋口が3台、合計22台となっております。 ◆委員(小野聡子君) ありがとうございます。  私は北高崎駅を比較的使うのですけれども、こういう事業をされているというのも分からなかったのですが、この辺、あったらとても便利だなというふうに思いますので、御案内のほうを周知していただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 ◆委員(白石隆夫君) 118ページですけれども、一番上に鉄道網整備促進事業ということで、特にこの中の地方鉄道事業補助金、この辺りの内容についてお知らせいただきたいと思います。 ◎地域交通課長(大澤康典君) 上信電鉄に対しまして、群馬県及び沿線市町村で連携して実施している公的支援に係る補助金の交付でございます。 ◆委員(白石隆夫君) 上信電鉄に対する補助ということで、ぜひ活発に利用していただくようになればいいなと思っています。よろしくお願いします。 ◆委員(三島久美子君) 何点かお聞きしたいと思います。まず100ページ、5目消費対策費、その中に消費生活相談のことが載っています。説明書によると2,157件あったということで、通信販売に関するものも716件というふうに最も多かったようなのですけれども、最近電子メール等による詐欺が頻発していると。架空請求メールだとかクレジット会社の成り済ましで、個人情報を盗み取るとかいろいろあります。この手口が年々巧妙化しているのですけれども、こうした特殊詐欺に市民がだまされないようにするために注意喚起をする必要があると思うのですけれども、どのように取り組まれたのか、お伺いしたいと思います。 ◎市民生活課長(町田一美君) 消費生活センターでは、特殊詐欺や悪質商法の被害を未然に防止するため、広報高崎やホームページ、ラジオ高崎での注意喚起、消費生活センターニュースの全戸配付、悪質商法、特殊詐欺撃退のリーフレットやカレンダーを作成し、配布して周知を図っておりますが、今後も特殊詐欺被害の防止に向けて、市民への注意喚起に努めてまいります。 ◆委員(三島久美子君) とにかく注意喚起するしかないかなと思うのですけれども、ちょっと関連して、118ページの13目交通地域安全費の中で、特殊詐欺対策電話装置等購入補助金というのが計上されています。補助実績は令和2年度と比較してどうだったのかを確認させていただきたいと思います。 ◎防犯・青少年課長(福島優君) 補助金の実績でございますが、令和2年度が518件、令和3年度が375件でございます。新聞等によりますと、被害が後を絶たない状況にございますので、さらに制度の普及に努めてまいりたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) かなり減少しているのですけれども、令和2年度から令和3年度に比べて。その理由というのはどんなことが考えられますか。 ◎防犯・青少年課長(福島優君) 令和2年度におきましては、新規で事業を始めたものですから、最初にお客様のほうから申請が多くあったのですけれども、令和3年度につきましてはいろんな方法で周知をしているのですけれども、なかなか家族等、そういった方に周知が伝わっていなかったので、若干減ったという状況でございます。 ◆委員(三島久美子君) 周知をなさってくださっているということなのですけれども、その周知徹底をどのように図ったのかを具体的に教えていただけますか。 ◎防犯・青少年課長(福島優君) 周知方法につきましては、広報高崎やホームページの掲載、高齢者が多く利用する市有施設や家電量販店等へのチラシの配付、民生委員を通じて高齢者へのチラシの配布、また安心ほっとメールの配信等により周知を図っているところでございます。今後につきましても高齢者やその家族に情報が届くよう、工夫を凝らして周知を図ってまいりたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) ぜひともお願いしたいと思います。  それで、ちょっと相談に乗る立場の方々のスキルアップというのが非常に重要になってくると思うのですが、先ほどの三井委員の市民相談の件とも共通するのですけれども、市民のために非常に知識の必要な相談内容が多々あると思われますけれども、その辺りの職員のスキルアップのためにどのような研修を行ったのか、確認させてください。 ◎市民生活課長(町田一美君) 消費生活相談員向けの主な研修は、神奈川県の独立行政法人国民生活センターが実施するものと群馬県が実施するものがあります。国民生活センターの研修については、コロナ禍であることから、遠隔研修オンデマンド配信コース、D−ラーニングを受講しております。群馬県で行われている研修についても、昨年度よりオンライン中心に変更されております。今年度は、相談員が1名増員となり、以前より受講しやすい環境になっております。悪質商法や詐欺は日々複雑化、高度化しており、相談員には常に最新の情報と問題解決のための手法の向上が求められますので、引き続き消費生活相談員の資質向上に向け、必要な研修の機会を確保できるよう努めてまいります。 ◆委員(三島久美子君) しっかり予算を確保していただいて、リモートもいいのですけれども、やっぱり現地に行っていろんな意見交換をしたり、講師の方から直接疑問点を聞いたりとか、解決したりとか、いろいろなメリットが、やっぱり現地視察というか、研修というのは大きいと思いますので、その辺りの費用のしっかりとした確保をお願いしておきたいと思います。  続けていいですか。次に、116ページに青年センター運営事業がございます。青年センターは、実は物すごく古くて、昭和47年の建築ということで50年以上が経過して、老朽化が激しいと。本市の耐震改修促進計画で、この青年センターというのは耐震改修が必要な特定建築物の一つに位置づけられているのです。耐震基準も旧耐震に基づいているものということで、早急に耐震診断を行って耐震化に取り組むべきだと思うのですけれども、令和3年度は、ちょっとその辺りが見当たらないのですが、この各所改修工事というところにその辺が含まれるのかなと思いつつ、質問させていただきたいと思います。どんな改修が行われたのでしょうか。 ◎防犯・青少年課長(福島優君) 令和3年度の改修工事の内容でございますが、停電時に必要な非常用照明器具が老朽化したため、非常用バッテリーを備えた照明器具に交換したものでございます。 ◆委員(三島久美子君) 自家発電機がかなり老朽化しているということで、非常に心配な施設だなというふうに思います。先ほど申し上げましたけれども、この施設は、たしか過去に耐力度調査を行ったときに、緊急に建て替えが必要ないよという判断がされたのです。それは平成24年度です。それから10年も経過しているので、やはりしっかりとした耐震診断を行って、改修も含めた大規模改修工事というものを実施するべきだと思うのですけれども、その辺りの見解をお答えいただきたいと思います。 ◎防犯・青少年課長(福島優君) 耐震診断につきましては現在行っておりませんが、今後も利用者が安全・安心に利用できるよう施設の点検を入念に行うとともに、必要な修繕、改修を随時実施していきたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) 耐震診断を行っていないということで、早急に対応を、来年度予算をつけていただいて、しっかりと今後の方針というのを決めていただきたいと思います。  この施設は、令和元年度には約3万4,000人ということで、直近はコロナの関係があるので比較できませんけれども、それ以前は4万人以上の方が御利用になっていたのです。やっぱり青年センターというのは、青少年の健全育成とか居場所づくりとか、いろんな意味で非常に重要な施設だと思いますので、今後、先ほどの耐震改修も含めて、例えば体育施設にボルダリングの壁を作ったりとか、また屋外、隣接地ですけれども、今使っていない東部プールがありますので、ぜひともスケートボード場の整備をしたりといった形で、青少年がいろんな意味で集まりやすいような施設運営が望まれるのですが、その辺りの見解について、令和3年度、今後の在り方等々も含めてどのような検討が行われたのか、お伺いしたいと思います。 ◎防犯・青少年課長(福島優君) 青年センターは、青少年の組織的な教育活動を助長し、その健全な育成を図るため、生涯学習の基礎、基本を身につける支援活動として、青年教室などの主催事業を開催するとともに、生涯学習に関わる諸活動を奨励するものでございます。令和3年度の青年教室は、親子卓球やヨガ教室など32講座を開催し、延べ2,292人が参加しておりますが、今後も参加者の要望をお聞きしながら充実を図ってまいりたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) そのとおりなのですけれども、ぜひとも大規模改修に合わせて抜本的な改革を来年度に向けて検討していただきたいと思います。
     もう一点だけお願いします。124ページの、先ほど小野委員が御質問なさった男女共同参画費の中の女性元気サポート事業委託料なのですけれども、これは詳細は先ほどお伺いしましたが、国の女性活躍推進交付金というのですか、それを活用していらっしゃると。これが現在はあるのですけれども、今後継続的にこの事業が行われていくのかどうか。この交付金が例えばなくなったとしても、もう少しやっぱりサポートしていくべきではないかなと。コロナの影響というのは、そう簡単にはなくならないということで、その辺りについての見解を確認させていただきたいと思います。 ◎人権男女共同参画課長(細野明久君) 国として女性活躍推進交付金事業を推し進めている状況でございますので、本市といたしましても事業の継続に向け、引き続き国に要望してまいりたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) ぜひともしっかりサポートをお願いしておきたいと思います。 ◆委員(三井暢秀君) 114ページになります。青少年健全育成事業の中の11番目です。子ども会育成団体連絡協議会補助金ということで265万2,000円ついておりますけれども、子ども会育成団体ですが、原則町内会ごとに組織されているのだというふうに思うのですけれども、本市では現在この団体が何団体活動しているのか、お伺いしたいと思います。 ◎防犯・青少年課長(福島優君) 現在市内で活動している町内会単位の子ども会の数は274団体でございます。 ◆委員(三井暢秀君) 了解いたしました。529町内会あって274団体ということで、半分になっているということで。  続けていいですか。そこなのですけれども、この育成会の活動を休止や取りやめている町内会があるのですけれども、例えば上毛かるた大会だとかへの出場などはどのように対応しているのか、お伺いをいたします。 ◎防犯・青少年課長(福島優君) 育成会の活動を休止している地区においては、近隣の地区の区長さんや育成会の役員との相談により、その地区の練習会や大会に参加するケースや、小学校区単位で上毛かるた大会の参加者を募集し、参加しているケースもございます。上毛かるた大会は、上毛かるたを伝承していくために重要な行事でございますので、さらに参加しやすい仕組みを検討していきたいと考えております。 ◆委員(三井暢秀君) ぜひとも参加しやすい仕組みということで、やはり青少年に関わる市民の理解や認識を深めていくということが大事だというふうに思いますし、また地域や町内会、学校との連携、そういったことも十分図っていただきたいというふうに思っています。何よりも子どもたちが健やかに成長できるような、そういった過程をつくっていくことが大事だと思いますので、働きかけをよろしくお願いします。  続けていいですか。続けてなのですけれども、118ページで、先ほど白石委員のほうから鉄道網整備促進事業ということで、地方鉄道事業補助金についての内容が出されましたけれども、1点ありまして、鉄路等の維持というのは、安全性の確保と、人件費も含めてなのですけれども、利便性の向上を図るためにはこのような補助金が重要であるというふうに考えています。令和3年度におけるこの鉄路等の維持と安全性の確保に対してはどのような取組を行ったのか、伺いたいと思います。 ◎地域交通課長(大澤康典君) 上信電鉄におきましては、コロナ禍においてテレワークの増加や学校の休校等の影響を受けまして、利用者の減少、これに伴う運賃収入の減少に見舞われたところでございます。上信電鉄の自助努力だけでは賄えないほどの減少幅となりましたので、運行における安全性の確保や向上に必要な工事等の事業の執行が危ぶまれるような状況になりました。このことから高崎市を含む関係自治体が追加の公的支援を行うこととなり、当初予算から増額をいたしまして、追加の公的支援を実施したところでございます。 ◆委員(三井暢秀君) 公的支援ということで、十分な公的支援をやってもらいたいのですけれども、まず安全性の確保と、やっぱりその地域に住まわれている方、またそこも安全性なのですけれども、その確立をしていただきたいというふうに思います。  続けていいですか。続けてなのですけれども、その下のバス交通対策事業についてお伺いをいたします。説明書では40ページになりますけれども、市内循環ぐるりんバスなどの運行補助金ですけれども、当初予算より増額されているということであります。ぐるりんバスでは2,072万円、代替バスでは433万円、アリーナシャトルでは369万円が増額されておりますけれども、これについて、どのような理由なのかをお伺いいたします。 ◎地域交通課長(大澤康典君) バスの運行補助金は、運行や関係事務に要した経常費用から運賃収入等の経常収入を控除した額を補助金として交付をするという仕組みになっております。コロナ禍において利用者が減少し、これに伴って運賃収入が大きく減少したこと、また燃料価格の高騰や車両の修繕費等により費用も増大したため、補助金額が増加となったというものでございます。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。  続いて、このコロナの影響があって利用状況が非常に厳しいというふうに言われておりますけれども、ちなみに代替バスやアリーナシャトルのバスでは、それぞれの収支率というものはどういうふうになっているのかお伺いします。 ◎地域交通課長(大澤康典君) 令和3年度のコミュニティーバスの収支率の実績でございますが、市内循環バスぐるりんでは、高崎駅を起終点とする9路線の平均が22.9%、廃止代替バス7路線の平均が12.0%、アリーナシャトルが9.1%となっております。令和2年度と比較いたしますと、やや上向いているといった状況でございます。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。  この収支率なのですけれども、例えば2年連続で20%未満であると、県補助金の乗合バス運行推進、これの補助対象外になってしまうというふうに認識しておりますけれども、令和3年度において、このコロナ禍ということで条件の緩和がされているというような状況であるのですけれども、来年の県補助金についてはどのように確保していくのか、伺いたいというふうに思います。 ◎地域交通課長(大澤康典君) 新型コロナウイルス感染症の収束がいまだ見えない中、市やバス事業者もバスの利用促進や感染防止対策の徹底などに努めているところでございます。しかしながら、利用者数は回復傾向にあるものの、依然として厳しい状況が続いているというところでございます。このため令和5年度の補助金につきましても、要件の緩和措置の継続を群馬県に要望しておるところでございまして、必要な財源の確保に今後も努めてまいりたいと考えております。 ◆委員(三井暢秀君) 了解いたしました。  市長も公営交通というものは赤字が当然であると、黒字ならば公営交通にする必要はないというふうにうたっていますけれども、その考え方には私も一定程度の理解は示しています。しかしながら、利益率が著しく低下していると、こういう路線に対しては再検討の余地があるというふうに考えますので、ぜひその辺の取組もお願いしたいというふうに思います。 ◎市長(富岡賢治君) 三井委員、はいはいという話にはならないです。やっぱり足の確保というのは、地方都市は全部抱えている問題です。そのときに、利益率が非常にいいところだったら、それは群馬バスや上信バスがやってくださるのです。そうでないから、税金を使ってでも足の確保をするということでやっているわけですので、あまりそこを言われますと、ではやめろということかということですけれども、やめるということにはならないです。だから、少しでも客に乗っていただくとか、そういう工夫とか、停留所の工夫とか、路線の工夫とかということは、その都度その都度実態に合わせてよく考えていきますけれども、何か根本からそうにおっしゃられると、ではやめろということをおっしゃっているのと同じことになるので、それはちょっと地方自治体としてはとても耐えられないことで、やっぱり足の確保というのは、多少赤字でも地方公共団体でやっていくべきこと。そのために、いろんな工夫をしなくてはいけないということで、いろいろ工夫しているのです。全国でみんな悩んでいますよ、この問題。悩んでいますけれども、簡単にすぱっといく手法。新聞なんかで、何かよさそうな提案なんかされている地方自治体の話を見て、半年後に聞きますと、もうやめたいなんてそればっかりですよ。だから、簡単ではないので、努力はいたしますけれども、そういう寛容性は持っていただかないと。よろしくお願いいたします。 ◆委員(三井暢秀君) 市長からいただきましたけれども、やはりそういった難しい問題であるというふうに私自身も理解しておりますけれども、やはり市民の足、高崎市として本当にこの市民の足というものを確立していかなければならないというふうに思いますので、共に考えていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  続けていいですか。続いて、118ページ、同じページなのですけれども、その下に市民安全推進事業というふうにあります。説明書では41ページになりますけれども、防犯カメラの設置についてお伺いをいたします。市内全域に142台設置とありますけれども、令和3年度に新規設置された台数についてお伺いをいたします。また、現状では市内全域に何台設置されているのか、それもお聞きいたします。 ◎防犯・青少年課長(福島優君) 令和3年度の新規設置は142台でございます。この142台を含めまして、これまでに市内全域で1,557台を設置しております。 ◆委員(三井暢秀君) 了解いたしました。  決算書に防犯カメラ借上料が1億3,980万6,914円とありますけれども、1台当たりの単価は幾らになるのか、お伺いをいたします。 ◎防犯・青少年課長(福島優君) 防犯カメラの1台当たりの単価につきましては、設置年度で変わりますが、平均しますと年額約9万円となります。 ◆委員(三井暢秀君) 9万円、了解いたしました。  また、借上料にはメンテナンスなども含まれているのか、この借上料の内容についてお伺いしたいと思います。 ◎防犯・青少年課長(福島優君) 防犯カメラの借上料の内訳でございますが、防犯カメラの設置工事、機器の保守管理及び故障時の修理、年2回以上の点検等が含まれております。 ◆委員(三井暢秀君) 了解いたしました。  もう二点あるのですけれども、防犯カメラを設置したことによって、犯罪の防止とか、どのような効果がもたらされているのか、成果などがありましたらお伺いをいたします。 ◎防犯・青少年課長(福島優君) 防犯カメラ設置による効果でございますが、1つ目が犯罪の抑止になります。高崎警察署管内の令和3年の刑法犯認知件数は1,631件で、防犯カメラの設置を始めた平成27年の3,236件に比べ1,605件の減少となっており、防犯カメラの設置は犯罪の抑止力につながっていると考えられます。2つ目の効果が証拠撮影になります。群馬県警によりますと、カメラの映像が決め手となった検挙の件数も増えており、事件の早期解決につながるなど、犯罪捜査において大きな効果を発揮しているということでございます。そして、3つ目の効果が市民の安心感になります。防犯カメラを設置したことで、区長さんからは安心して日常生活が送れるようになった等のお話を伺っております。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。  3つの効果があるということでありますけれども、来年度、また200台程度の新規設置を予定されているということでありますけれども、来年度以降の方針についてお伺いしたいと思います。 ◎防犯・青少年課長(福島優君) 防犯カメラにつきましては、令和4年度も各町内会から設置要望が多数寄せられている状況にございます。今後も地域からの要望に添うよう進めてまいりたいと考えております。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございました。ぜひ町内の要望に応えていただきたいというふうに思います。 ○委員長(長壁真樹君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  149ページをお開きください。  4項戸籍住民基本台帳費 (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) 157ページをお開きください。  3款民生費1項社会福祉費について御質疑ありませんか。 ◆委員(三島久美子君) 164ページに3目福祉医療費が出ていますけれども、お聞きしたいのが、令和5年8月から、来年の8月から重度心身障害者と高齢重度障害者の福祉医療費に所得制限が設けられるようになったということであります。本高崎市議会でも昨年12月の定例会でこの条例改正が行われたのですが、この改正の理解を求めるために、令和3年度はどのような説明とか周知を行ったのか、そこを確認させていただきたいと思います。 ◎保険年金課長(高橋宏樹君) 重度心身障害者と高齢重度障害者を対象とした本制度につきましては、扶助費の2分の1を群馬県からの補助によって実施しておりまして、県では制度を将来にわたって安定的に運営していくということのために、障害者団体を含めた外部有識者会議の検討を踏まえ、助成要件に所得制限を導入する見直しの方針を示しました。その方針に基づきまして、県内市町村では令和5年8月から足並みをそろえまして所得制限を導入するため、本市におきましても令和3年12月の市議会定例会にて条例を一部改正いたしました。  関係者への周知についてでございますけれども、条例改正後速やかな障害者団体への説明を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の心配から、団体からの延期の要望もございまして、今年の4月に各団体の会議にて県の制度改正の経緯、また見直しの概要について説明させていただきました。また、7月には全ての受給資格者の方へ、制度見直しの経緯、それから概要についての案内を郵送させていただいています。 ◆委員(三島久美子君) それでも、やっぱりこの制度をいきなりこういうふうに改正しますよというのを送られてきて、びっくりしてしまったなという方のお話も聞いております。確かに社会保障費を圧迫する中で、本当にこの制度の改正で、4,000万円ほどですけれども、圧縮ができたのかなというふうに思います。ただ、来年からまた高校生の医療費を無料化するということで、いろいろな形で社会保障費の捻出というのは大きな課題にはなっています。そういったことも含めて、やっぱりこういった対象になった方々に対して、再度周知、丁寧な説明、対応が求められると思うのですけれども、高崎市のホームページにしっかりその件を特集的に掲示したりとか、広報高崎で再度告知したりとか、そういった取組を行うべきだと思いますけれども、その辺りの見解をお伺いします。 ◎保険年金課長(高橋宏樹君) 今後の取組についてでございますけれども、現在窓口で新たに受給資格を取得した方にはリーフレットをお渡しいたしまして、丁寧に御説明をさせていただいております。また、来年8月の受給資格者証の一斉更新前には広報高崎での周知を予定してございまして、さらに今後ホームページを活用するなど、来年の見直しの開始に向けまして丁寧に説明してまいります。 ◆委員(三島久美子君) よろしくお願いいたします。 ○委員長(長壁真樹君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  169ページをお開きください。  2項児童福祉費 (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) 177ページをお開きください。  3項高齢者福祉費 (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) 193ページをお開きください。  4款衛生費2項環境衛生費について御質疑ありませんか。 ◆委員(三井暢秀君) 198ページになります。4款2項3目の環境保全費、説明書では116ページになりますけれども、地球温暖化対策事業の中の急速充電器保守管理委託料ですけれども、説明書によると市有施設9か所で利用サービスを行ったというふうにありますけれども、令和3年度の取組について、何件ぐらい利用があったのか伺いたいと思います。 ◎環境政策課長(田胡徹也君) 本市では、本庁舎及び各支所6か所とはまゆう山荘、ゆうすげ元湯の合計9か所に電気自動車用急速充電器を設置しております。急速充電器の利用件数でございますが、令和3年度は5,737件ありまして、令和2年度と比較しますと1.4倍程度増えている状況でございます。 ◆委員(三井暢秀君) 了解しました。1.4倍ほど増えているということであります。  その充電器なのですけれども、現在はまゆう山荘と榛名湖温泉のゆうすげの充電器が故障しているというふうに言われておりますけれども、これがいつから故障していたのか、お伺いしたいと思います。 ◎環境政策課長(田胡徹也君) 急速充電器につきましては、現在はまゆう山荘と、ゆうすげではなくて箕郷支所のほうが故障しているという状況でございます。はまゆう山荘のほうにつきましては令和4年7月中旬頃から、箕郷支所については令和4年5月中旬から利用を停止しているところでございます。現在修繕を実施するため、故障の原因調査及び部品調達につきまして順次進めているところでございます。 ◆委員(三井暢秀君) 了解いたしました。箕郷支所のほうでしたね。申し訳ございません。やはり故障の原因の究明についても、適切な修繕も含めてお願いしたいというふうに思います。  もう一点あるのですけれども、国は2050年までにカーボンニュートラルを目指していると。加速度的に電気自動車が普及してくる可能性があるというふうに言います。公用車を全て電気自動車に切り替えるという自治体も増えている中で、本市にも取組が求められるのだろうなというふうに考えています。そうした状況下において、急速充電器もさらに必要になってくると思いますが、本市としてどのように取り組んでいくのか、お伺いをいたします。 ◎環境政策課長(田胡徹也君) 充電器の設置につきましては、現在高崎市内には公共施設9か所を含めて58か所、99台が設置されております。主な設置場所としましては、自動車ディーラー、宿泊施設、コンビニエンスストア、大型商業施設、ゴルフ場などであり、適切な配置がされているものと考えております。なお、電気自動車の充電器メーカーによりますと、電気自動車の技術開発が進み、航続距離が伸びていることや、利用者がスマホアプリ等を利用して充電器の設置場所を素早く検索できるようになったことなどから、充電器の設置場所の目安としてはおおむね40キロメートルに1か所とのことであり、本市における充電器の設置状況としては充足しているということでございました。今後におきましても、充電器の設置、普及状況について、引き続き注視してまいりたいと考えております。 ◆委員(三井暢秀君) 了解です。充電器については40キロメートルの距離についても充足しているということでありました。先ほど公用車の電気自動車に切り替えるというようなお話もさせていただいたのですけれども、ぜひ本市においても研究等を行っていただきたいというふうに思います。 ○委員長(長壁真樹君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  199ページをお開きください。  3項清掃費について御質疑ありませんか。 ◆委員(渡邊幹治君) 199ページ、清掃費の中のごみステーション見守りカメラ、先ほど防犯カメラのお話もありましたけれども、ごみステーション見守りカメラの設置効果と、例えば具体的に警察などに捜査協力はしたのですか。その辺のところをお知らせください。 ◎一般廃棄物対策課長(金澤大作君) ごみステーション見守りカメラは、平成27年度に設置を開始いたしまして、令和3年度末時点で1,072台稼働しております。設置している町内の環境保健委員さんからは、ごみステーション見守りカメラ設置について町内回覧をしたところ、違反ごみが減った、通りすがりの車がごみを出さなくなったなどの声を頂いております。また、設置の効果が実感できたので、ほかのごみステーションにも設置したいと繰り返し申請をされる町内も多くございます。  警察への捜査協力件数ですけれども、令和3年度は179件で、年々増加傾向にございます。 ◆委員(渡邊幹治君) ありがとうございました。私も町内で区長さんなり環境委員さんなりに、この見守りカメラを設置して、特に不燃ごみの出し方が大分よくなったとかというお話をよく聞きます。それからまた、防犯上の抑止力にもなると思いますので、これからも多分いろいろ設置の要請があると思いますけれども、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ◆委員(清水明夫君) 202ページの真ん中よりちょっと下の辺りの高齢者等戸別ごみ回収委託料、ごみ出しSOSの内容だと思うのですが、この事業の効果や反響について教えてください。 ◎一般廃棄物対策課長(金澤大作君) 当事業は、令和2年9月に開始をいたしましたが、令和2年4月から事業開始まで5か月の間に584世帯の方に事前の申込みをいただきました。事業の開始後も多くの方に申請をいただき、令和3年度末の段階で1,169世帯の方に御利用いただいております。効果といたしましては、ごみ出しが困難な世帯の方の支援だけではなく、安否確認によりこれまで7名の方が救急車で搬送され、救命をされております。利用者からは、ごみ出しの負担が減り、心に余裕ができて、子どもに優しく接することができるようになった、コロナ禍で人に会う機会が減ったので、収集員の方の顔を見て話すことが楽しみになっている、利用者の御家族の方からは、離れて暮らす親を心配しているが、安否確認もしてもらえるので大変安心できるなど、大変御好評を頂いております。 ◆委員(清水明夫君) ありがとうございます。ごみ出しの手間、負担が軽減できるだけではなく、安否確認等もできるということで、非常にすばらしい事業であると感じています。僕の隣のお宅でも、幼児がいる家庭で利用していたのですけれども、朝の忙しい時間で、子どもから目を離せない中、こういったサービスがあることで本当に助かっていました。引き続きの運営をよろしくお願いいたします。 ◆委員(小野聡子君) 今清水委員がおっしゃったところと同じで、高齢者等戸別ごみ回収委託なのですけれども、7名が救命できたということで、ああ本当によかったなというふうに思うのですが、2人1組で行ってくださっていて、何か楽しみに待っているという高齢者の方も、私も何人か聞いていて、本当に、来てくれて顔を見て話を聞いてくれてありがたいというお声を伺っています。例えば、この7名が救命につながったというのは今御報告いただいたのですけれども、何か困り事とか、心配事とかを行った方が感じた場合に、そういうことはこの現場を回ってくださっている方から、市のほうにはどんな形で報告が入っているのでしょうか。 ◎一般廃棄物対策課長(金澤大作君) 委託業者が収集を行っておりますので、市の職員ではありませんので、直接収集以外のところで何かを聞くということが仕事には入っておりませんので、なかなかはっきりそういう形では伝わっておりませんけれども、見守りにつながっているということで、我々としましても声がけをさせていただいて、楽しみにしていただいていることについては大変有意義だというふうに考えております。 ◆委員(小野聡子君) 民間の方だということは承知しているのですけれども、この7名の救命につながったということも本当にすばらしいので、もしも行ったときに心配だなということがあった場合には、市のここに、環境部だと思うのですけれども、一報入れてくださいというのが、何かそういう決まりというか、仕組みができていると、その方にその先何かしてもらうというよりは、市に御報告いただければ、市のほうでそれぞれの必要な関係部局に連絡を多分入れてくださるようになると思うので、せっかくすばらしい事業なので、本当に高齢者の安心、見守りを引き続きやっていただけますように、よろしくお願いいたします。 ◆委員(三井暢秀君) 渡邊委員とかぶってしまうのですけれども、先ほどのごみステーション見守りカメラについて何点かお伺いをします。この見守りカメラの借り上げの期間についてはどのようになっているのか、お伺いをいたします。 ◎一般廃棄物対策課長(金澤大作君) 5年の長期継続契約でございます。平成27年と平成28年度におきましては、設置したカメラが既に契約を満了しておりますので、再契約をしております。再契約の場合、設置に係る費用はかかりませんので、借上料は、当初の契約時に比べ半額程度に下がっております。 ◆委員(三井暢秀君) 了解いたしました。  もう一点なのですけれども、この見守りカメラはほぼ電柱に設置してあるのだというふうに思うのですけれども、この電柱の利用料が幾らぐらいなのか、お伺いをいたします。 ◎一般廃棄物対策課長(金澤大作君) 電柱の利用料は、ごみステーション見守りカメラ共架料として108万1,080円支出しております。内訳につきましては、NTTの電柱が158本で年間17万60円、東京電力の電柱が590本で年間91万1,020円でございます。共架料の単価は、NTT電柱が1本につき1か月110円、東京電力が平成30年度までに設置した電柱が1本につき1か月110円、令和元年度以降に設置した電柱が1本につき1か月220円でございます。 ◆委員(三井暢秀君) 了解いたしました。詳細な説明ありがとうございます。  もう一点あって、電柱が近くにない場合にごみステーションの見守りカメラについてはどのように設置をしていくのか、その辺りもお伺いします。 ◎一般廃棄物対策課長(金澤大作君) 近くに設置可能な街路灯がある場合には、許可を得た上で設置をさせていただき、ない場合には専用のポールを立てて設置しております。街路灯等に設置している台数は39台、専用ポールに設置しているカメラの台数は285台でございます。 ◆委員(三井暢秀君) 了解いたしました。ありがとうございます。効果的な見守りカメラの設置をお願いしたいというふうに思います。 ◆委員(三島久美子君) 200ページ、1目の清掃総務費の中で、下から10行目ぐらいのところに、ごみ減量化推進事業の中に白色トレイ再資源化処理委託料が入っているのですけれども、この白色トレイもプラスチックということで、要はプラスチック資源循環法というのが令和3年の6月にできまして、今年の4月から施行されているということで、市町村にはプラスチックのこういう製品について、分別収集、再商品化に取り組むことが、努力義務なのですけれども求められていると。この法律の施行に向けて、令和3年度の決算でございますので、どのような検討が行われたのかをまず確認させていただきたいと思います。 ◎一般廃棄物対策課長(金澤大作君) 収集対象物の内容や分別収集、再商品化に係る費用等の情報収集に努めました。ただし、プラスチック使用製品廃棄物の再商品化は、ごみの焼却量を減らし、温室効果ガス削減を図ることはできますけれども、高カロリーのプラスチック使用製品廃棄物は、焼却処理することにより電力や熱を供給する貴重なエネルギー資源であることも事実です。本市といたしましては、国や県の動向を注視し、循環型社会構築に向け、プラスチック使用製品廃棄物をどのように処理するべきか総合的に勘案し、適切な対応を図ってまいりたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) 廃プラの分別収集、再商品化というのは、本当に莫大な経費がかかることから、なかなか手がつけられない自治体も多いというふうには認識しておりますけれども、この白色トレイの回収というのはスーパーさんなんかでもやっているのですが、実は私の地元の新町地区でもやっていまして、これをやっぱり、まずプラスチックの分別という意味では、これを取っかかりに、この白色トレイの分別に関して全市的に広げていくという考え方もあるのかなと思いますけれども、その辺りの今後の取組について確認をさせていただきたいと思います。 ◎一般廃棄物対策課長(金澤大作君) 白色トレイの全市的な拡大につきましても、プラスチック使用製品廃棄物の分別収集、再商品化の取組とともに、適切な対応を検討してまいりたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) ぜひよろしくお願いいたします。  あと1点だけ。2目のごみ処理費、298ページ…… ○委員長(長壁真樹君) 208ページまでです。 ◆委員(三島久美子君) 208ページです。ごめんなさい、勘違い。208ページでいいのですね。最終処分場(エコパーク榛名)嵩上事業がここに載っています。それで、まず最終処分場のエコパーク榛名について、令和3年度の段階でどこまで進捗したのかを確認させてください。 ◎環境施設整備室長(吉田尚広君) エコパーク榛名のかさ上げに伴う補強工事につきましては、地下水を排水するための水路であるアーチカルバートと、そのアーチカルバートを点検、管理するための出入口となっている管理ますの補強を行うものでございます。工事の進捗状況といたしましては、資材の調達等に不測の日数を要したため令和4年度に予算を繰越しさせていただきましたが、工事につきましては6月に完了しております。 ◆委員(三島久美子君) 若干遅れたけれども、今年の6月には完了したということで。来年度末には満杯になるということで、早急な対応が求められて行われた事業だというふうに認識しておりますが、これで10年延命が可能になるというふうに言われております。でも、またその後というのを考えていかなくてはいけないので、やっぱり先ほどから申し上げているリサイクル等で、焼却量の減量をするということが非常に重要になってきますけれども、その辺の取組についてお伺いしておきたいと思います。 ◎一般廃棄物対策課長(金澤大作君) 高崎市民1人が1日に排出するごみの量は、公表されている最新データである令和2年度が959グラムで、国の平均901グラムを58グラム上回っております。しかし、環境保健委員さんをはじめとする市民の皆様の御協力で、本市の数値は平成23年度の1,059グラムから10年間でちょうど100グラム減量しております。この間の国の平均の減量は75グラムでしたので、本市と国の平均との差は確実に縮小しております。今後もごみの減量の重要性を広く周知し、市民の皆様とともにごみの減量に取り組んでまいります。 ◆委員(三島久美子君) 市長も以前この常任委員会で、エコパーク榛名のさらに次ということもしっかり考えてくださるというふうにおっしゃっているので、非常に心強くは思っているのですけれども、なるべく延命というか、していかなくてはならないということで、やっぱり市民の減量意識というのを再度強力に推し進めていく必要があると思いますので、来年度以降もよろしくお願いいたします。
    ◆委員(三井暢秀君) すみません、200ページに戻るのですが、ごみ減量化推進事業の3つ下の有価物集団回収実施団体奨励金ということで記載されております。これについては、令和2年度決算から127万円ほど減少しております。当初予算では4,900万円を計上しておりましたけれども、1,500万円以上の不用額というふうになっています。この件についても、新型コロナウイルスの影響が大きいというふうに思いますけれども、それ以外にどのような理由が考えられるのか、お伺いをいたします。 ◎一般廃棄物対策課長(金澤大作君) 有価物集団回収実施団体奨励金の減少は、やはり新型コロナウイルスの影響が大きく、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の期間はほとんどの団体が回収活動を自粛していたことによります。それ以外の理由といたしますと、少子化による育成会活動の縮小などもございます。ただ、中には町内会の御協力により育成会の活動を引き継いで実施している団体もございます。 ◆委員(三井暢秀君) 廃品回収の実態についても述べられておりますとおり、きつい現状があるというようなことが分かりました。  もう一点なのですけれども、ごみの減量化について、地域の力が最大限求められるのですけれども、より一層取り組みやすい、そういった仕組みや支援を行うべきだというふうに考えておりますが、どのように本市としては取り組んでいくのか、お伺いをいたします。 ◎一般廃棄物対策課長(金澤大作君) 奨励金を含めた有価物集団回収の概要についてホームページに掲載するとともに、担当課の窓口、電話等で活動開始、継続に関する相談支援を実施してまいります。また、毎年10団体程度を優良実施団体として表彰し、1団体につき5,000円の報奨金を支給しております。 ◆委員(三井暢秀君) 了解いたしました。本市においてもしっかり支援をしているということが分かりました。  次いいですか。202ページになりますけれども、上のほうに産業廃棄物適正処理推進事業というのがあります。説明書では121ページになりますけれども、令和3年度は不法投棄などが21件発覚しているということで、この発覚したケースについてはどのようなものであったのか、お伺いをいたします。 ◎産業廃棄物対策課長(岩佐英臣君) 不法投棄など21件の内容等についてでございますけども、初めに、不法投棄13件の主なものといたしまして、山間部や人通りの少ない道路にタイヤや石、さらには建設廃材などの投棄といったものとなっております。次に、不適正保管7件でございますけども、榛名、倉渕地域などの山間部に土地を所有している事業者が、車のタイヤや解体工事に伴って生ずる廃材、瓦などを野積み状態で保管しているといった状況でございます。不法焼却1件につきましては、吉井地域におきまして建設事業者が資材置場においてドラム缶を使用し、庭木やコンビニ弁当などの容器を焼却したというものでございます。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。了解いたしました。  その下、説明書の11というところに書いてあるのですけども、不適正処理の未然防止だったり、拡大防止等のためにスカイパトロールを5回行ったということであるのですけれども、これはヘリコプターなのか、またはドローンなのかよく分からないのですけども、これについてどのように行われたのか、また費用についてもどのくらいかかっているのか、お伺いしたいと思います。 ◎産業廃棄物対策課長(岩佐英臣君) スカイパトロールでございますけども、これは群馬県警察本部の協力を得まして、県警ヘリコプターあかぎを利用し、空から監視活動、写真撮影を行うものでございまして、天候不良や他の災害等が発生しない限り、2か月に1度行っているもので、費用は発生してございません。 ◆委員(三井暢秀君) 了解いたしました。近年、スカイパトロールというところで質疑したいのですけれども、ドローンの技術が進んでいると、進歩しているということで、こうした監視業務を行うことがドローンでもできないのかということがあります。安全性はもとより、費用的にも有効だと思いますので、ぜひその点についても本市のお考えがあればお伺いをいたします。 ◎産業廃棄物対策課長(岩佐英臣君) ドローンによる監視でございますけども、近隣自治体では、群馬県、埼玉県、長野県、茨城県等が既にドローンを導入し、不法投棄等の監視業務を行っているところでございます。既にドローンを導入しております群馬県にお話を伺ったところ、年間100万円以上の費用が発生しているということでございます。ドローンの使用等により、金額に差があるものと考えますけども、導入に関する費用対効果、また群馬県との協力体制を含めて研究してまいりたいというふうに考えております。 ◆委員(三井暢秀君) 了解いたしました。やはり費用がかかってしまう、予算上の都合もあるというふうに思いますけれども、防災の観点からも含めて、ぜひ研究していただきたいというふうに思います。 ○委員長(長壁真樹君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。 △休憩 ○委員長(長壁真樹君) 審査の途中ですが、この際、暫時休憩いたします。  午前11時38分   ─────────────────────────────────────────── △再開  午後 0時57分 ○委員長(長壁真樹君) 会議を再開いたします。  休憩前に引き続き審査を行います。  207ページをお開きください。  5款労働費について御質疑ありませんか。 ◆委員(三島久美子君) 労働費のことではないのですけれども、定例会中の常任委員会は市長が出席するのが慣例になっているのですが、本日お見えにならないということで、その辺の御説明をちょっとお願いできますか。 ○委員長(長壁真樹君) 過日、市長のほうから公務が重なったということで、本日の午後の委員会のほうを欠席ということで申入れがありました。正副委員長で協議した結果、これを許可してありますので、御承知おきください。  ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  211ページをお開きください。  6款農林水産業費1項農業費について御質疑ありませんか。 ◆委員(小野聡子君) 212ページです。農業総務費の一般経費の中に、農業融資資金貸付金とあるのですけれども、これは説明書の129ページを見ると、高崎市農協に5億円、はぐくみ農協に3億円というふうに貸し付けているということが分かるのですが、どんなふうにこれが使用されているのか、その目的とか内容についてお聞きしたいと思います。 ◎農林課長(原田修樹君) 農協は組合員のために経営技術指導や生活に必要な物資の供給、さらには生産物の運搬だったり加工、貯蔵、または販売といった様々な事業を行うことができるというように農業協同組合法で定められておりまして、組合員への資金の貸付けにつきましても、経営を安定、また拡充するためにも重要な事業の一つとなっております。これらのことを踏まえまして、農協では、市からの貸付金を原資に農協が行う資金調達を有利にし、貸付事業を行っており、この貸付金は年度末に利子も含めて市のほうに償還されております。 ◆委員(小野聡子君) 御説明ありがとうございます。市からの貸付金を原資にされているということで、本当に組合員の方の経営の安定とか拡充のために有効に使っていただけているのが分かりました。今後ともよろしくお願いいたします。 ◆委員(三島久美子君) 1項農業費、214ページに地産多消推進事業というのがございます。農畜産物広報活動委託料が決算されていますが、どのような事業が行われたのか、内訳も含めて説明していただきたいと思います。 ◎農林課長(原田修樹君) 当該委託料の中で、3つの事業を通しまして本市の農産物のPR活動を行っております。1つは、本市の農産物を県内外での販売会等を通して幅広くPRするための事業となります。ただ、コロナ禍で県外でのPR活動は昨年度は実施できませんでしたが、市内イベントへの出店やマルシェの開催、また高崎じまんのホームページの運営や農産物PR動画の作成など、そういったものに803万6,854円を執行しました。また、シンガポールへの農産物輸出事業としまして3,650万円を、さらに街中で新鮮なおいしい市内産農作物を販売するためにアンテナショップを設けております。この運営は、JA高崎に委託しているわけですけども、この運営に係る経費に1,100万円を執行しました。 ◆委員(三島久美子君) その中で、シンガポールへの農産物輸出事業が3,650万ということだったのですが、一般質問でもありましたけれども、現地法人の高崎トリニオンと連携した事業が展開されているということで、もう少し具体的に、令和3年度どのような内容で行われたのか御説明ください。 ◎農林課長(原田修樹君) 日本でも料理に多く使われている野菜だとか、また、季節を感じられる野菜や果物、そういったものはシンガポールでも人気がありまして、具体的には、トマトであったりキュウリ、キャベツ、シュンギク、シイタケ、大根、縮みホウレンソウ、そういったものや梨だとかプラム、桃などの農産物を約8,900キロ、また加工品としまして、ゆずみそやコンニャク、梅ジュース、そういったものを約100キロ輸出しております。 ◆委員(三島久美子君) この事業に取り組んでいる農業者、農業団体は、一般質問で約100軒というふうにおっしゃっていたのですが、もう少し厳密な数字でお答えいただくことはできますか。 ◎農林課長(原田修樹君) 数的には本当に約100軒ということになってしまうのですけども、市内の有機野菜や果物の生産者、また道の駅や直売所などへ出荷している方、市場などへ出荷している方など、100軒の農家の方に御協力いただいております。ただ、常に100軒の農家が毎回出荷しているというわけではございませんので、1回の輸出では20軒程度の農家の方に御協力いただいております。 ◆委員(三島久美子君) この海外輸出に関して、高崎市として農業事業者に支援をしているということなのですけれども、具体的にどういう支援を行っているのかという点と、その農業者の方たちの負担はどうなっているのかという辺りをお答えいただきたいと思います。 ◎農林課長(原田修樹君) 輸出に係る経費としまして、集荷だとか輸出用への荷づくり、また輸送や航空運賃、そういったものがございますが、これらの経費は現地法人の高崎トリニオンと市が事業を進める中で負担しておりまして、実際に輸出するに当たっては、農家の方が農産物を通常出荷するのと同様に、梱包しまして商品形態にするということはありますけども、そちらまでは農家の負担ということになりまして、先ほど言ったような輸出に係る経費については、市、トリニオンのほうで負担しております。 ◆委員(三島久美子君) 農業事業者の方たちのやる気にもつながっているというお話を聞いておりますので、今後もしっかりサポートをして、軌道に乗せていっていただくようにしていただきたいと思います。  続けてお願いします。同じページの地産多消のところですけれども、一番最後に農地再生推進事業補助金というのがありますけれど、これは荒廃農地の再生を目的にした令和3年度からの新規事業ということですけれども、全体として今高崎市に荒廃農地がどのくらいあるのかをまず確認させていただきたいと思います。 ◎農林課長(原田修樹君) 本市の荒廃農地の面積ですけれども、農業委員会のほうで実施いたしました荒廃農地の発生・解消状況に関する調査の結果に基づきますと、令和3年は約605ヘクタールが荒廃農地ということになっております。 ◆委員(三島久美子君) 分かりました。そうしますと、この説明書では14件に補助したとあるのですが、具体的にどんな事業に補助したのでしょうか。 ◎農林課長(原田修樹君) 経営規模の拡大を図るため、荒廃農地を借り入れ、もしくは取得し、そこに生えています樹木の伐採だとか伐根、草の刈り取りや根の除去、そういったことを行い、農地を再生する取組を行った農業者に対しまして補助を実施するものでございまして、再生した面積に応じて補助金のほうを支出しております。また、この事業では、農業機械や再生に必要となる機械、また再生後の生産に必要となる資材、そういったものの購入などについても対象となっておりますので、総合的に支援をさせいただいております。 ◆委員(三島久美子君) ありがとうございます。荒廃農地の問題は大きな問題で、大変だとは思いますけれども、本当に少しずつしか進んでいないとは言いながらも、やっぱりやり続けていくことが大事なので、今後も頑張っていただきたいと思います。  続けていいですか。216ページの4目のところに、特別栽培農産物認証システム推進事業というのがございますけれども、この事業について御説明いただきたいと思います。 ◎農林課長(原田修樹君) この事業についてですけれども、農薬の使用成分回数や化学肥料の、特にその中で窒素の成分量を慣行栽培基準の5割以下で栽培すること、そういうことで土壌の性質を生かし、農地の生産力を発揮させ、環境負荷をできる限り低減させた取組を行う、そういった農家に対しまして支援をするものです。市や県、JA、消費者団体、または学識者等で、高崎市特別栽培農産物認証審査委員会、そういったものも構成されていますので、その審査委員会で審査し、当該作物を認証しているという状況でございます。 ◆委員(三島久美子君) それはとても大事な事業だと思うのです。本当に付加価値をつけるという意味で。ただ、令和2年度に比べて生産戸数とか対象面積が減少しているのですけれども、具体的にどんな作物の生産が減少したのか、お答えいただきたいと思います。 ◎農林課長(原田修樹君) まず、水稲ですけれども、64戸6,962アールから60戸6,920アールへ、チンゲイサイは4戸41アールから3戸17アールへ、ブロッコリーは8戸163アールから7戸122アールへ、タマネギは11戸163アールから9戸112アールへ減少し、全体的に減少傾向にあるのですけれども、ブルーベリーにつきましては、数は少ないのですけれども、2戸23アールということで変更はありませんでした。 ◆委員(三島久美子君) 詳細にありがとうございます。  この特別栽培のお米、お米の農家もちょっと減ってしまっているということで、現実高崎市は、学校給食でこの特別栽培米を使っているのですけれども、本当に手間がかかる作業をしていただきながらも、撤退した農家がいるというのはちょっと残念に思うのですが、買取り価格を引き上げるとか、そういった生産意欲につながるような強力なサポートが必要だと思うのですけれども、その辺りの考え方についてお答えいただきたいと思います。 ◎農林課長(原田修樹君) 学校給食での利用になりますと関係部署との調整も必要になりますが、そのほかにも市場に流通していたり、直売所などでも販売されております。様々な関係者が集まった認証審査委員会が設置されておりますので、関係機関と連携を図りながら、この農産物のPRを継続しながら、また生産意欲の向上のためにも、これからも続けていくようにしたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) 今食の安心・安全とかということで、特別栽培はもちろんのこと、本当に、食物アレルギーへの対応なんかも含めて、化学農薬や肥料を使わないオーガニックというのが注目を集めているのですけれども、今後農家の増益につながるように、このオーガニックというものが大きな動きをするのではないかなというふうに考えていますが、この特別栽培米とか特別栽培の農産物をさらに進化させて、このオーガニック農産物という取組も必要になってくると思うのですが、その辺の見解をただしておきたいと思います。 ◎農林課長(原田修樹君) オーガニック農産物は、本当に付加価値の高い農産物の一つであるというふうに考えております。幸い本市には有機農業の生産団体があったり、また独自に有機栽培に取り組む農家、そういった農家もいますし、先ほどお答えさせていただいていますように、特別栽培農産物認証システム、そういったものも有しています。オーガニックの栽培の取組は、農家の経営理念、また考え方によるところというのもあるかと思うのですけれども、市としましても今後も付加価値の高い農産物の生産に対して支援をしていきたいというふうに考えております。 ◆委員(三島久美子君) ありがとうございました。続けていいですか。オーガニックの問題はちょっと大変な場面もあると思いますけれども、ぜひ力を貸していただきたいと思います。  218ページの6目の農地費なのですけれども、市内には農業用水とかため池とかがたくさん存在しているのですけれども、その安全管理というのはどのように行われたのかを確認させてください。 ◎田園整備課長(井上敏聡君) 令和3年度の危険箇所総点検では、市内の主要用水路の67用水路、主要水門の66水門及びため池53か所について職員により確認を行いました。土砂などの堆積状況、阻害物の状況や補修及び改良などの必要状況、さらには転落などへの安全対策の必要状況を点検し、用水路16か所についてはしゅんせつ及び改修工事、また水門2か所については改修工事を行い、ため池については一部雑草や堆積物の除去を行いました。現在は安全かつ安定した用水の供給が行われております。 ◆委員(三島久美子君) 安全管理をしっかりやっていただいているということで、安心をいたしました。それで、ちょっと農業用水の件で提案も含めてお尋ねしたいのですが、今地球温暖化対策という取組で、環境政策の一環として、農業用水を活用した小水力発電というのが非常に注目を集めております。農林水産省のほうでも、そうした取組に対して非常に強力に推し進めようということで、今後さらにそういった小水力発電が普及していくことを農林水産省のほうも求めているのですけれども、なかなかこれは大変な事業ですので、やっぱり市が単独で財政的な支援をするといったような形で積極的なサポートが必要だと思うのですけれども、その辺の考え方についてお伺いしたいと思います。 ◎田園整備課長(井上敏聡君) 本市では、現在農業用水を活用した小水力発電設備はございませんが、水力発電は純国産の再生可能エネルギーであり、発電過程において二酸化炭素を発生しないクリーンなエネルギーと認識しております。水路などの農業水利施設を利用した小水力発電は、農業施設の維持管理費の削減と農業負担の軽減を図るとされております。今後再生可能エネルギーの普及と環境に配慮した電力の調達などについて、また市単独での財政支援なども含め、関係部局と調査研究を進めてまいりたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) ぜひとも来年度の予算に向けて積極的な取組をお願いしておきます。  この項の最後にちょっと確認したいのですが、当初予算のときに地産多消推進事業として、榛名山麓果樹販売施設調査委託料というのがあったのですが、決算がされていません。その辺りの事情についてお話しいただきたいと思います。 ◎農林課長(原田修樹君) 当初予算では、榛名山麓果樹販売施設調査委託料として計上させていただきましたが、実際には外部委託することなく内部で、全国で展開されているフルーツを活用した施設、そういったものの調査を行いました。なお、今年度につきましては、榛名山麓果樹販売施設基本構想策定委託料として当初予算のほうに計上させていただいております。 ◆委員(三島久美子君) 今年度の当初予算に、基本構想の策定委託料ですか。令和3年度については、費用がかからないながらもいろいろ調査を進めたということなのですが、参考までに今後のこの事業の取組、スケジュール的なものを含めて教えていただきたいと思います。 ◎農林課長(原田修樹君) 榛名山麓果樹販売施設を計画するに当たりまして、どのような施設、設備が必要とされるか、そういったものについて構想を作成するための委託料となっております。今後の具体的なスケジュールについては、まだちょっと未定な部分もあるのですけれども、高崎産果樹の振興を図るため、このような計画を進めていきたいと考えております。 ◆委員(三井暢秀君) 214ページに戻ります。6款1項2目の農業総務費、地産多消推進事業の中の農畜産物振興研究委託料についてお伺いをいたします。説明書の130ページにも書いてあるのですけれども、梅による体臭改善効果に関する研究というふうにあるのですけれども、どのような研究をどこに委託したのか、内容についてもう少し詳しく説明をお願いいたします。 ◎農林課長(原田修樹君) 本市の主要農産物である梅、またその加工品の振興やPRを図るため、梅による体臭、特に加齢臭の改善効果、そういったものに関する研究を学校法人東海大学のほうに委託しております。 ◆委員(三井暢秀君) 了解いたしました。  もう一点なのですけれども、将来的に、この研究を続けて商品化も考えられるというふうに思うのですけれども、今後どのようなスケジュールで事業展開をするのか、お伺いをいたします。 ◎農林課長(原田修樹君) 今年度につきましても、東海大学のほうに委託契約という形でやらせていただいているのですけれども、令和3年度の成果、結果を基にしまして、今年度は実証試験も行っております。この結果をもちまして、梅だとか、その加工品の振興やPR、また加工品の商品化に向けた支援、そういったものにもこれから取り組んでまいりたいと考えております。 ◆委員(三井暢秀君) 今後も実証実験がされていくということで、本格的な研究になるというふうに思いますので、ぜひ商品化に向けて御努力をお願いしたいと思います。  続いて、同じところの農業者新規創造活動事業補助金についてなのですけれども、これも説明書の中の同じページに書かれていますけれども、6次産業化等推進事業補助ということで10件、7,271万5,782円というふうにありますけれども、具体的にどのような商品が開発されたのかお伺いをいたします。 ◎農林課長(原田修樹君) 具体的には、吉井地域の名産であるキュウリを使った漬物の開発であったり、市の特産である梅を使ったふりかけや練り梅の開発、またイチゴのスイーツや伝統野菜であります十文字大根のたくあんの開発など、そういったものに、6次産業化に積極的にチャレンジする農家の方を支援させていただきました。 ◆委員(三井暢秀君) 了解いたしました。  もう一点、その下に書いてあるブランド商品開発事業補助ということでありますけれども、これが16件あります。令和2年度よりこれも多くなっているというふうに見られますけれども、具体的にどのような事業が行われたのか伺います。 ◎農林課長(原田修樹君) 令和3年度は、令和2年度の6件から10件増えまして、16件の農家が取り組む農産物のブランド商品化に対して支援をさせていただきました。具体的には、生産者が農産物や加工品を販売するためのリーフレットやパッケージ、また贈答用の箱などを製作しました。また、全国的な規模で商品を展開しております製菓会社とコラボしました梅のドロップ、そういったものの開発などにもこの事業が活用されております。 ◆委員(三井暢秀君) 分かりました。様々な商品が展開されているということが分かりました。  続いてなのですけれども、3目農業振興費の中の農業経営基盤強化促進対策事業の中の農業次世代人材投資事業補助金について伺いたいと思います。これも説明書の131ページにありますけれども、23人がこの投資資金の交付を受けたということですけれども、このうち令和3年度に新規就農された人は何人いたのか、お伺いをいたします。 ◎農林課長(原田修樹君) 令和3年度の新規就農者は10人でございました。 ◆委員(三井暢秀君) 10人であることが分かりました。  もう一点、この23人の受給者のうちなのですけれども、農業後継者でない新規就農者、または農業後継者としての新規就農者は、それぞれ何人いるのか確認いたします。 ◎農林課長(原田修樹君) 農業後継者でない新規就農者の方は20名いらっしゃいまして、農業後継者ですけれども、実際には親とは別経営として新規就農した方が3名となっております。 ◆委員(三井暢秀君) 続けてなのですけれども、この新規就農する前の住所地があると思うのですけれども、市外、市内、それぞれ何人かということで伺いたいと思います。 ◎農林課長(原田修樹君) 市外の方が12名いまして、そのうち県外の方が9名となっております。また、市内の方は11名となっております。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。  この制度なのですけれども、農業振興だけでなくて、移住、定住の促進、それに向けて非常に有効だというふうに思います。手続が煩雑でハードルが高いというふうにも言われておりますので、しっかりサポートしてほしいなというふうに思います。その辺について、本市の取組について伺いたいというふうに思います。 ◎農林課長(原田修樹君) 一人一人の就農状況や希望する営農方法も違いますし、また、どうしても作成しなくてはいけない書類もございますが、本市としましても、その人その人に合ったスケジュールや手続、そういったものを丁寧に説明しながら、今後もこの事業に取り組んでいきたいと思っています。 ◆委員(三井暢秀君) ぜひ丁寧なサポートをお願いしたいというふうに思います。  続いてなのですけれども、220ページは大丈夫なのでしょうか。 ○委員長(長壁真樹君) 農業費ならオーケーです。 ◆委員(三井暢秀君) 220ページの6款2項2目の林業振興費…… ○委員長(長壁真樹君) それはまだ。1項の農業費までです。 ◆委員(三井暢秀君) 以上になります。 ○委員長(長壁真樹君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  219ページをお開きください。  2項林業費について御質疑ありませんか。 ◆委員(三井暢秀君) すみません、先ほど言ったこの林業振興費の有害鳥獣対策事業についてお伺いをいたします。説明書では136ページになりますけれども、コロナ前の令和元年度と比較すると、総額で1,000万円近く減額となっています。これについてどのような理由があるのか、お伺いをいたします。 ◎農林課長(原田修樹君) 約1,000万円の減額、その主な理由ですけれども、有害鳥獣の捕獲は各地域の猟友会に委託しておりまして、その委託料の減額によるものが大きいところです。委託料は、捕獲実績に基づきまして支払いしていますので、特にイノシシの捕獲頭数が、令和元年度ですと783頭いたのですけれども、令和3年度になりますと195頭ということで、約4分の1程度になっております。令和元年度に市内で捕獲された野生イノシシから豚熱の感染が確認された、そういった経緯もございます。そのとき以降、猟友会に捕獲強化、そういったものに取り組んでいただきまして、その結果、野生イノシシの個体数は減少したのではないかと推測されますし、それに伴いまして捕獲数も減少したというふうに考えております。 ◆委員(三井暢秀君) 了解いたしました。対策として、これに通ずるもので、補助事業なんかは充実させるべきというふうに考えておりますけれども、どのように今後取り組んでいくのか、本市のお考えをお伺いいたします。
    ◎農林課長(原田修樹君) 有害鳥獣対策は、猟友会への捕獲委託のほかに、農家の皆さんが自ら行う防除対策としまして電気柵等の設置に対する補助、そういったものも行っておりますし、また有害鳥獣が出没しづらい環境を地域ぐるみで整備する活動に対して、里山元気再生事業、そういった事業もありますので、そういう様々な方法により支援を実施しております。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございました。  有害鳥獣に対しても様々な変化が出てきていることは確かでありますので、ぜひ本市における補助事業も充実されるようお願いしたいというふうに思います。 ○委員長(長壁真樹君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  221ページをお開きください。  7款商工費について御質疑ありませんか。 ◆委員(白石隆夫君) 230ページ、補助金の関係で、上のほうにある高崎まつり補助金ですけども、昨年はコロナで高崎まつりの本体は中止になったと思いますが、これは花火大会の内容というふうに理解していいのでしょうか。 ◎観光課長(瀧上幸治君) 令和3年度の高崎まつり補助金は、新型コロナの影響で大花火大会のみの開催となりましたが、新型コロナの感染防止対策を徹底した上で開催する必要があったことから、感染対策を講じた大花火大会の実施に要した経費の決算となっております。 ◆委員(白石隆夫君) 花火大会で花火だけではなくて、コロナ対策の関係にも随分かかったということだというふうに理解いたしました。今年は、高崎まつり全体も実施することができて、皆さん待っていたように物すごく人が多く出て、街中は本当ににぎやかになったと思います。また、今年の花火大会も非常に多くの方に見ていただいたというふうに思います。今後もこういったことで高崎の活性化をしていただければと思います。 ◆委員(小野聡子君) 224ページです。商業振興費の中の丸ポチの下から3番目のところの中心市街地商業活性化支援事業補助金、これは花のページェントだと思うのですけれども、決算なので改めてなのですが、本当に多くの方から、コロナでいろいろ沈んでいる、気持ちも沈んでいる、まちの活気も落ちているようなときに、よくぞこういう企画をやってくださったということで、今回のページェントはすばらしかったというふうにお褒めのお声をたくさん頂きました。多分市のほうにもそんなお声は届いているのかなと思うのですけれども、決算ではないのですが、こういった市民の方が喜んでくださる事業を今後どういうふうに継続されていくのか、その辺のお考えがありましたらお伺いしたいと思います。 ◎商工振興課長(佐藤勉君) 高崎花のページェントは、新型コロナウイルスにより沈滞した中心市街地のにぎわいを取り戻すために急遽開催したもので、今後のコロナの状況を注視しながら、事業の慣例化について研究してまいりたいというふうに考えております。 ◆委員(小野聡子君) 今後いろいろ御検討していただけるかと思いますけれども、よろしくお願いいたします。  続けていいですか。その2つ下の高崎じまん等支援事業補助金なのですが、本当に高崎じまんで、スーパーでなくて、あそこに行かないと買えない梅干しがあるとか、あそこに売っているあの野菜が目当てなのだといってお買い求めになっていらっしゃるという市民の方のお声を最近すごくよく聞くのですけれども、高崎じまんのほうに現在農家さんでどのくらい、また市内事業者がどのくらい出店されているのか、教えていただきたいと思います。 ◎産業政策課長(瀧本和正君) 高崎オーパ1階の高崎じまんに出品している現時点での事業者数でございますが、農産物生産者が83件、お土産や加工品などの市内事業者が148件、計231件でございます。 ◆委員(小野聡子君) 本当に多くの事業者さんが出店されているのがよく分かりました。先ほどの質問とちょっと重なる部分があるのですけれども、高崎で6次産業化を応援してくださっていると思うのですけれども、その6次産業化の中でできた商品とかが出店につながっているということがあれば教えていただきたいと思います。 ◎農林課長(原田修樹君) 農家の方の6次産業化へは、農業者新規創造活動事業補助金、この事業によりまして支援させていただいておりまして、当該補助金を活用された農家の方につきましては、御質問のように高崎じまんへの出店だとかイベントへの積極的な参加、そういったものも併せてお願いしております。そのような中、6次産業化の補助金の活用によりまして、梅干しやジャム、ドレッシング、ドライフルーツ、そういったものが出店につながりまして、特に梅干しにつきましては特設コーナーを設けて、その売上げを伸ばしております。 ◆委員(小野聡子君) よく分かりました。引き続きこちらに力を入れていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(三島久美子君) 224ページの商工総務費の中に、職場環境改善事業補助金がございますけれども、これは当初予算が1億円だったのですが、6月に1億6,900万円の増額補正をされたと。ただ、結果的に6,000万円ほどが使い切れなかったのですけれども、これはコロナ対策の地方創生臨時交付金を活用していたのですが、その交付金の取扱いというのがちょっとどうなるのか分からなかったので、財政的な見地からお答えいただきたいと思います。 ◎財政課長(天田順久君) 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金につきましては、財源としての活用を見込んでおりました各事業における決算見込みに基づきまして、3月議会における補正にて整理をさせていただきまして、適切に活用させていただいたところでございます。 ◆委員(三島久美子君) 3月の段階できっちり整理をして、ほかの事業に転用したという言い方は変ですけれども、有効に使っていただいたという解釈でよろしいですね。分かりました。職場環境改善、コロナ対応という意味で本当に非常に有効だなと思うのですけれども、この事業の意義と成果というのを確認しておきたいと思います。 ◎商工振興課長(佐藤勉君) 本制度は、労働環境改善への取組がしやすくなるよう支援するもので、多くの事業所において環境改善のきっかけづくりになったところに大きな意義があったと考えております。本制度を利用された事業者からは、快適な職場で業務に従事できるようになり、従業員の体調維持に役立つとともに、作業の効率化や精度が向上した、また遮断熱塗装の施工により工場内の温度が二、三度下がり、働きやすくなるとともに電気代も軽減できた、従業員からは事業主が我々雇用者のことを考え、大切にしていると感じた、夏場は涼しい環境で仕事ができて快適だったなど、多くの好評の声を頂いております。本制度により、これから働こうとする若者に魅力的な職場とすることや、従業員の定着や健康維持に寄与できているものと考えております。 ◆委員(三島久美子君) 猛暑が続く中で、空調施設等に補助していただいたということで、働く意欲につながったと思いますので、今後ともよろしくお願いします。  続きまして、同じ224ページの2目の商業振興費の中に、まちなか商店リニューアル助成金がございますけれども、先ほどの職場環境と同様に、地方創生臨時交付金の取扱いはどうなっているのかなというか、確認ですが、やはり同じように補正予算を組んだけれども、5,000万円ほどが使われなかったということで、それも先ほどと同じような取扱いという解釈でよろしいのでしょうか。 ◎財政課長(天田順久君) そのように捉えていただいて結構でございます。 ◆委員(三島久美子君) その交付金を有効にほかの事業に使ったということであります。このまちなか商店リニューアル、もうかなり長くやっている事業なのですが、この事業の成果と今後の課題ということも含めて、どういうふうに分析しているのか、お答えください。 ◎商工振興課長(佐藤勉君) 事業の成果といたしまして、令和3年度から新たに新型コロナウイルス感染症対策のための抗菌塗装工事などを助成対象に加えたほか、飛沫防止の仕切り板や手指消毒用スタンドなどの感染症対策の備品についても、購入費の下限額を廃止しまして、来店客の安全・安心につながる支援策として拡充したところ、商店主からはお客様に安心して利用できたと言ってもらえた、従業員に安全な職場環境を提供できたといった声を頂いております。  課題としましては、令和3年度までは申請受付を先着順としていたため、前日から市庁舎や各支所に徹夜で並ぶ方がいらっしゃいましたが、今年度は4月1日から4月15日までの間、郵送や窓口での預かり、また電子申請により本庁及び各支所の計7か所で申請受付を行うことといたしましたので、申請時の負担軽減につながったところです。 ◆委員(三島久美子君) まず、課題というよりは成果という形の御答弁だったと思うのですが、この事業は、今年度は3回目もいいですよというふうになったのですが、コロナ対策としての成果はかなり評価できるのですけれども、今後の展開について、商店だけではなくて、ほかの事業者のこともございますので、これからどういうふうに事業展開を図っていくのか、その辺の考え方を確認させていただきたいと思います。 ◎商工振興課長(佐藤勉君) これまでにHACCP(ハサップ)義務化に伴い、令和2年度より飲食店衛生向上リニューアル特別枠を設けたり、令和3年度には新型コロナウイルス感染症対策として関連する工事や備品購入について対象事業費の下限を緩和してまいりました。今後もその時々の社会情勢に照らし合わせ、より多くの事業者の方に御活用いただけるよう内容を充実させていきたいというふうに考えております。 ◆委員(三島久美子君) 社会情勢に照らし合わせてということでございます。財政的な問題もありますので、しっかりと精査しながら事業の展開を考えていっていただきたいと思います。  同じページの、先ほど小野委員が御質問していた高崎じまんの件なのですが、これは観光協会への補助金なのですが、この積算根拠について確認させてください。 ◎産業政策課長(瀧本和正君) この補助金は、高崎オーパ内の高崎じまんと、カフェ高崎じまんを運営しております高崎観光協会に対し補助するものでございますが、内訳といたしましては、家賃や共益費分として約3,900万円、人件費や集荷作業費などの運営経費分として約1億円を積算しております。また、令和3年度はカフェ高崎じまんの床の張替えやデジタルサイネージを設置した改修工事として約700万円を支出しております。 ◆委員(三島久美子君) 先ほどの小野委員の質問の答弁で、かなりの農業者や商業者の方が出店している1階の部分というのは成果があったのかなとは思うのですけれども、この事業はもう5年が経過をしているということで、それぞれの事業について再確認というか、再検証をして、今後の在り方を再構築するべきだと思うのですけれども、その辺の見解をお伺いします。 ◎産業政策課長(瀧本和正君) 高崎じまんは、市内で頑張っている事業者や生産者が大規模集客施設でも安心して販売できる場を提供するとともに、高崎産の新鮮な野菜や果物、お土産や加工品のブランド力の向上を目的として設置しております。これまで事業を継続してきたことによりまして、出店者は着実に増加し、現時点で約230店になり、また固定客もついておりまして、野菜を中心に売上げも順調に伸びております。  また、7階のカフェ高崎じまんは、令和3年度予算で改修を行いまして、デジタルサイネージの活用により、メニューを見やすくする工夫ですとか、床材を明るくし、店内を明るい雰囲気にリニューアルした効果もございまして、売上げは順調に増えておりまして、コロナ前の売上げを上回る月や過日の高崎まつりの際には盛況な状況も見られております。さらには、継続していくことでプロモーションの効果もございまして、民法テレビに高崎じまんが取り上げられ、高崎を全国にPRすることにつながっております。今後もこれらの取組を継続することが重要であると考えております。 ◆委員(三島久美子君) 高崎のプロモーションにもつながるということですけれども、1億5,000万円近くのお金を投入している事業ですので、今後もしっかりと検証しながら、効果的な税金の使い方を考えていただきたいと思います。  では、続けます。同じ2目の中に、下のほうにまちなか回遊性向上事業として、お店ぐるりんタクシー運行委託料がございます。このお店ぐるりんタクシーなのですが、10時から18時まで365日運行しているということで、2台がぐるぐる行っているわけですよね。ちょっと確認したいのが、1台当たりの乗車率というのですか、平均するとどのくらいの方がお乗りになっているのかを確認させてください。 ◎商工振興課長(佐藤勉君) 令和元年6月1日の運行開始以来、1日当たりの平均乗降客数は約80人となり、2台で運行しておりますので、1台当たりは約40人となります。これにより運行時間と周回数で計算しますと、周回している間は常時二、三人の方が乗車している状況になります。 ◆委員(三島久美子君) そこそこ乗っていらっしゃるのだなというのが確認できました。ただ、ちょっと中心市街地の活性化ということで、回遊性の向上で始めた事業なのですが、中央銀座通り等々の状況を見ると、街中の回遊性の向上という意味では、駅前から街中に人を移動させるという効果というのが本当にあったのかなという疑問もちょっと感じてしまうのですが、その辺担当として成果と課題をどう捉えているのか教えてください。 ◎商工振興課長(佐藤勉君) 運行をお願いしているタクシー協議会からは、若者が本町付近で乗降するようになった、高齢者やベビーカーを押す女性の利用が増えたとの声を頂いており、コロナ禍にもかかわらず多くの方に利用していただき、さらには弱者対策としても利用されるようになってきたと認識しております。今後コロナ禍が落ち着くにつれて、様々な世代の利用者が増えてくるものと考えておりますので、さらなる周知を図り、利用促進につなげてまいりたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) 課題をたくさん捉えていらっしゃって、今後の利用促進ということなのですけれども、本当に現状把握、検証というのがうんと大事になってくると思うのですけれども、今後の在り方というのですか、再構築についての考え方を再度確認したいと思います。 ◎商工振興課長(佐藤勉君) 今後ルート上にはマンションの建設やスズランのリニューアルなどが見込まれ、町並みの変化や新たな人の流れが生じると思われますので、現在定着した運行を継続させることで移動手段の一つとして認知され、より一層の利用促進につながるものと考えております。 ◆委員(三島久美子君) なかなか難しい問題ですけれども、所管は違いますけれども、かわまちづくりの烏川添いのリバーサイド計画というのですか、その辺との連携も含めて、いろんな形が考えられると思いますので、ぜひとも高崎市の中心市街地の活性化に今後とも御尽力いただきたいと思います。 ◆委員(三井暢秀君) 224ページ、同じページの上側なのですけれども、商工総務経費の中のまちなか経済情報センター事業補助金ということでお伺いをいたします。ここに2,000万円というふうにあるのですけれども、この積算根拠についてお伺いをいたします。 ◎産業政策課長(瀧本和正君) まちなか経済情報センター事業補助金の内訳につきましては、開設に当たりましてテナントの改修費用ですとか備品購入、賃借料、人件費等でございます。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。続けます。この事業の成果についてお伺いしたいのですけれども、電話での問合せも含めてかなりの相談があるというふうに思うのですけれども、どういった特徴があるのか、お伺いをいたします。 ◎産業政策課長(瀧本和正君) 主な相談内容でございますが、まん延防止等重点措置等の適用による飲食店に対する県からの時短要請に係る協力金の問合せですとか、あと国のコロナ関連の支援制度に関する相談が多いほか、本市のまちなか商店リニューアル事業の補助金の相談なども寄せられております。 ◆委員(三井暢秀君) 相談内容を聞いたのですけれども、今後どのように継続していくのかということが、コロナ禍の後でも大変重要になってくるというふうに思うのですけれども、継続についてどのように本市としてお考えになっているのか、お伺いをいたします。 ◎産業政策課長(瀧本和正君) いまだコロナの収束が見えず、様々な支援制度が継続しておりますので、今後につきましても事業者が気楽に立ち寄れて、幅広い相談にワンストップで対応できるよう、継続して実施していくことが重要であると考えております。 ◆委員(三井暢秀君) 企業にとってもワンストップでできる相談所というのは、大変いいものであるというふうに思いますし、今後もコロナ禍でありますから、しっかりと企業への相談に乗っていただきたいというふうに思っています。  続いてですけれども、同じく224ページのその下、中小企業者資格取得支援事業補助金についてお伺いをいたします。1社当たり10万円が上限だというふうにありますけれども、132社に補助したということが説明書にもあるのですけれども、なぜ1,000万円、これがぴったりになったのか、そこら辺をお伺いいたします。 ◎産業政策課長(瀧本和正君) 中小企業者資格取得支援事業は、補助金の申請受付から審査までを高崎商工会議所が担っておりまして、市からは事業費等も含めました補助金として高崎商工会議所に対し1,000万円を補助したもので、申請額が予算額に達した時点で受付を終了したものでございます。 ◆委員(三井暢秀君) 内容は了解いたしました。それと、これについてどのような資格の取得に使われたのか、お伺いをいたします。 ◎産業政策課長(瀧本和正君) 主な資格でございますが、フォークリフト運転や土木施工管理技士等の国家資格の取得が多くあったほか、簿記などの民間資格の取得もありました。 ◆委員(三井暢秀君) ありがとうございます。資格についてなのですけれども、ぜひ資格の取得だけではなく、資格の取得に関わる研修なんかにも、ぜひそういう部分も入れていただくと大変助かると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  続いてなのですけども、226ページの真ん中の中小企業支援事業ということで、下から2番目のぐんまDX技術革新補助金についてお伺いをいたします。これはどのような事業なのか、お伺いいたします。 ◎産業政策課長(瀧本和正君) ぐんまDX技術革新補助金、これは群馬県と市町村が連携して新技術、新製品の開発を支援する事業でございます。研究開発費の一部を県と市で補助するもので、補助限度額は県と市で合わせて80万円となります。 ◆委員(三井暢秀君) 内容は了解いたしました。それで、市単独での取組というところでいうと、DXに特化した補助事業、これについてどう構築していくのかというところだと思うのですけれども、その辺どういうふうになるか、お伺いをいたします。 ◎産業政策課長(瀧本和正君) 現在国や県でDXに関連した補助事業を推進しておりますが、市内事業者の状況を注視しまして、市としてどのような対策が必要なのか、今後研究してまいりたいと思います。 ◆委員(三井暢秀君) 了解いたしました。ぜひ研究をして、革新事業にしっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。 ○委員長(長壁真樹君) 三井委員に申し上げます。発言時間残り2分となりました。 ○副委員長(青木和也君) 224ページ、商工総務経費の一番上になります。ジャイカ東京高崎分室整備工事委託料につきまして、こちらの工事の内容と分室設置の効果について確認させてください。 ◎産業政策課長(瀧本和正君) 整備工事の内容につきましては、市が高崎ターミナルビルから借用している高崎モントレー2階の一部をJICA(ジャイカ)分室のオフィスとするために、内装工事や電気、空調、あとネットワーク工事等を行ったものでございます。  また、分室設置に伴う効果でございますが、東京に行かなくても高崎で気軽にJICA支援事業に関する相談ができるようになり、高崎分室において、市内事業者から多くの相談を受けている状況でございます。  また、昨年11月には本市に本部を置く日本蚕糸絹業開発協同組合によるウズベキスタン国での高品質シルク生産の取組がJICA事業として採択されまして、高崎分室が同組合の渡航や事業実施の準備を支援し、スムーズな海外展開に貢献しているところでございます。 ○副委員長(青木和也君) 御丁寧に御説明いただきましてありがとうございます。  続けてよろしいでしょうか。同じページの次の二重丸、貿易振興事業につきまして、こちらのジェトロ群馬貿易情報センター事業負担金の内容と、またジェトロ設置の効果について再度確認させてください。 ◎産業政策課長(瀧本和正君) この負担金の内訳でございますが、群馬県、高崎市、県内の業界団体などが負担する運営経費の負担金と、本市が提案してジェトロ群馬が実施する本市独自の事業負担金でございます。  また、ジェトロ群馬設置の効果といたしましては、コロナ禍においてもオンラインを活用した事業者セミナーや個別支援を継続して実施しておりまして、インターネット上で販売するいわゆるECサイトへの出店が増加したことですとか、発信力のあるシェフやバイヤーを招聘し、市内の農産物や加工品のよさを世界に広く発信したことで、シンガポールをはじめとする海外への輸出増加につながったことが上げられます。 ○副委員長(青木和也君) どうもありがとうございます。前回の6月の一般質問でも触れさせていただきましたけれども、やはりこの政府系の2つの機関というのがあるのが、隣接するのが高崎市、本市だけだというふうに認識をしております。やはりこの高崎市の強み、今後も好機に捉えて、様々な事業を展開していただきますように、そして今の円安のことも踏まえて、さらなるチャンスを的確に捉えていただければと思いますので、ぜひ引き続き御支援のほどよろしくお願いいたします。 ◆委員(三島久美子君) 6目の観光費で、228ページの中ほどに榛名湖温泉ゆうすげ元湯指定管理料がありますけれども、これが当初予算よりも大幅に増額になっているのですが、令和3年度の稼働状況も含めて、コロナの影響等々も御説明いただきたいと思います。 ◎榛名支所産業観光課長(近藤浩司君) 例年ですと、春から夏にかけては年間を通じて集客数が最も多い時期ですが、昨年はちょうどその4月から9月に群馬県でも緊急事態宣言が断続的に発令され、宿泊客の予約キャンセルが相次ぎました。その後10月以降からは、群馬県の愛郷ぐんまプロジェクトや市の協力券交付による効果もあり、新型コロナ前に近い経営状態に回復いたしましたが、団体客のキャンセルをはじめとする年度前半のキャンセルでの収入減が大きく響きました。このため指定管理料を追加したものでございます。 ◆委員(三島久美子君) コロナ禍の中でも努力をしていただいて、なるべく収益を上げるようにやっていただいたことには感謝いたします。ちょっと派生的な話になっていくのですが、今目の前にあるレークサイドゆうすげが今後解体をしていく、将来グラウンドゴルフ場になるという整備計画があるやに聞いているのですけれども、それに併せてやっぱり榛名湖温泉ゆうすげ元湯とすれば連携した事業を進めていくべきだなというふうに考えました。例えばグラウンドゴルフ日帰りパックだとか、宿泊パックだとか、そういったことも含めて、やっぱりその計画が既にあったわけですから、令和3年度の決算ですけれども、その辺について検討、協議をどういうふうにやっていったのか、確認をさせてください。 ◎榛名支所産業観光課長(近藤浩司君) ゆうすげ元湯におきましては、現在も団体客の誘致を積極的に行っておりまして、首都圏のスポーツ団体や大学のサークルなどに営業活動を行っております。特にグラウンドゴルフにつきましては、榛名湖荘の横にありますグラウンドゴルフ場や、少し離れますが、はるなくらぶち聖苑横の上室田芝グラウンドがグラウンドコルフ場として利用されていますので、近県のグラウンドゴルフの団体に積極的に営業活動を行い、多くの方に御利用いただいているところでございます。  レークサイドゆうすげの跡地にグラウンドゴルフ場が整備された後には、この榛名湖を一望できる最高のロケーションのグラウンドゴルフ場を取り入れた、様々な企画事業を積極的に推進していきたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) ぜひとも頑張って誘客につなげていただきたいと思います。  あと1点だけ。230ページの中ほどにみさと芝桜公園運営事業がございます。説明書では1万6,000人ほどが訪れたということなのですけれども、コロナ前と比較して、その辺り集客はどうだったのか、確認をさせてください。 ◎箕郷支所産業課長(小泉雅裕君) コロナ前となります令和元年度の入園者数は4万1,554人でございます。令和2年度以降は、コロナ禍での開催であったため、積極的なPRは行わず、新型コロナ感染症対策を徹底して開催させていただき、令和3年度は1万6,210人の方に御入園をいただいてございます。 ◆委員(三島久美子君) コロナの中でも頑張っていたということですけれども、また大きな誘客につなげていくために、ちょっとコロナの問題ではないのですが、芝桜の老朽化というのが大きな課題になっていたと思うのですけれども、令和3年度はどのような整備を行ったのか教えてください。 ◎箕郷支所産業課長(小泉雅裕君) 芝桜を良好に保つためには、肥料、土入れ、害虫駆除や除草など経費がかかります。特に雑草が芝桜の育成を阻害していることが課題でございましたので、令和3年度は試験的に農業用マルチシートで雑草を抑制し、芝桜の育成環境の維持に努めてございます。 ◆委員(三島久美子君) 芝桜あってのみさと芝桜公園ですので、今後とも鋭意御努力をお願いしたいと思います。 ○委員長(長壁真樹君) 三島委員に申し上げます。残り発言時間2分となりました。  ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  239ページをお開きください。  8款土木費2項道路橋りょう費について御質疑ありませんか。 ◆委員(渡邊幹治君) 239ページ、交通安全施設整備事業の中にグリーンベルト等整備工事とありますけれども、この増額理由と内容を教えてください。 ◎地域交通課長(大澤康典君) 通学路の安全対策といたしまして、薄くなった既存のグリーンベルトの塗り替えについて前倒しで実施をしたものでございます。北関東防衛局からの令和3年度再編関連訓練移転等交付金を財源といたしまして、市内18小学校区において1万3,733.5メートルの塗り替えを実施したものでございます。 ◆委員(渡邊幹治君) 子どもたちの通学路の安全確保ということで、大変ありがとうございます。グリーンベルトも、やはり年数がたつと薄くなっていたりとか、グリーンの部分が欠けているというのですか、そういう部分を時々見かけることもありますけれども、塗り替えることによって、やはりきれいになると運転する方もより気をつけていただけるのかなと思いますので、これからも安全対策をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○委員長(長壁真樹君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  311ページをお開きください。  11款災害復旧費1項農林水産施設災害復旧費から  2項商工施設災害復旧費まで (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) 以上で一般会計の審査を終わります。  次に、特別会計の審査を行います。  最初に、国民健康保険事業特別会計の審査を行いますので、329ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) 339ページをお開きください。  歳出について御質疑ありませんか。 ◆委員(三島久美子君) 1点だけ。346ページの中ほどに傷病手当金というのが出てきます。この傷病手当金について、制度の概要を説明願いたいと思います。 ◎保険年金課長(高橋宏樹君) 傷病手当金につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、国民健康保険に加入している被用者が新型コロナウイルス感染症に感染した場合、また発熱等の症状があり、感染が疑われる場合に、その療養のために労務に服することができず、働くことができずということですね、給与収入が減少した方に対して、その期間について手当を支給するものでございます。
     本手当金の支給対象となる日数ですけれども、労務に服することができなかった日から起算して3日を経過した日、すなわち4日目から労務に服することができない期間のうち就労を予定していた日数、働くことを予定していた日数となってございまして、1日当たりの手当金の額については、連続した直近3か月の実績に基づく給与日額の3分の2の額としていまして、その額に支給対象日数を乗じた額を支給してございます。なお、本手当の支給に係る費用につきましては、その全額が国からの財政支援の対象となってございます。 ◆委員(三島久美子君) 令和2年度に比べて、令和3年度は大幅に増加しているのですか、具体的に何件ぐらいの申請があったのか教えていただきたいと思います。 ◎保険年金課長(高橋宏樹君) 手当金の件数ですけれども、令和3年度は17件の申請がございました。前年度、令和2年度については2件ということで、15件増加してございます。 ◆委員(三島久美子君) この制度が浸透してきたのかなという気もしますが、まだまだ御存じない方もいらっしゃると思いますので、今後も周知の徹底をお願いしておきたいと思います。 ○委員長(長壁真樹君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  続いて、後期高齢者医療特別会計の審査を行いますので、425ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) 431ページをお開きください。  歳出 (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) 続いて、農業集落排水事業特別会計の審査を行いますので、443ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) 447ページをお開きください。  歳出 (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) 以上で特別会計の審査を終わります。  次に、調書の審査を行いますので、455ページをお開きください。  財産に関する調書 (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) 473ページをお開きください。  基金運用状況に関する調書 (質疑なし) ○委員長(長壁真樹君) 以上で調書の審査を終わります。  これより議案第67号の所管部分を起立により採決いたします。  本案を認定することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(長壁真樹君) 起立全員です。  よって、議案第67号の所管部分は認定すべきものと決しました。   ──────────────────────────────────────────── △請願の審査  請願第4号 消費税インボイス制度の実施中止の意見書の採択について ○委員長(長壁真樹君) 次に、請願の審査に入ります。  請願文書表を御用意いただき、6ページをお開きください。  請願第4号 消費税インボイス制度の実施中止の意見書の採択についてを議題といたします。  お諮りいたします。本請願を審査するに当たり、紹介議員に出席を求めたいと思いますが、いかがでしょうか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(長壁真樹君) それでは、伊藤議員、紹介議員席にお願いします。  まず、請願の趣旨について、紹介議員として伊藤議員から簡潔に説明をお願いいたします。 ◎紹介議員(伊藤敦博君) それでは、紹介議員としまして、高崎民主商工会から提出をされました消費税インボイス制度の実施中止の意見書の採択について御説明したいと思います。お疲れのことと思いますが、本市の中小零細企業にとっても大変重要な問題だと思いますので、しっかりと審議をお願いしたいと思います。  現在、新型コロナの感染拡大、ウクライナ危機、異常な円安などによる物価高騰により、中小企業の暮らしと営業は危機的な状況が続いています。そうした中で、来年の10月から消費税インボイス制度、適格請求書等保存方式、これが実施をされようとしています。このインボイス制度の実施は、これまで非課税、いわゆる消費税を払わなくてよかった売上金額が1,000万円以下の免税業者、これが取引から、元請から排除されることが起こり得る、そういう制度であり、また元請の要請によって課税業者として登録をすれば、当然その分の事務負担や税負担が増えることになり、ますます営業が困難になります。この制度の対象になるのは、個人経営の商店、製造業や建設業の下請などの中小零細企業にとどまらず、フリーランスである俳優、音楽家、小説家、アニメーター、プロスポーツ選手、個人タクシー、配送業者、シルバー人材センターで働く高齢者など、多岐にわたり、本市で言えば社会福祉協議会もこの業者の対象になります。  財務省によれば、総額で2,480億円、1業者当たりで年間15万4,000円の税の負担増が発生するというふうに試算をされています。日本経済が大きく落ち込み、とりわけ地方経済が疲弊する中で、インボイス制度の導入反対の声が広がっています。全国中小企業団体中央会、日本商工会議所、中小企業家同友会、これらの団体も今凍結を求めており、また全国の地方自治体からも意見書が次々と上げられている状況です。  本市は、御存じのとおり中小企業が多く、その営業を守るために、今日の審議でもありましたけれども、まちなか商店リニューアルをはじめ、中小企業を支援する様々な制度が充実していますけれども、その地元業者を救うためにも、本議会でこの請願の採択をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○委員長(長壁真樹君) 次に、本件について執行部から何か発言はありますか。 ◎副市長(齋藤逹也君) 執行部からは特にございません。 ○委員長(長壁真樹君) それでは、本件に対し御質疑、御意見がありましたらお願いします。────質疑等を終結いたします。  伊藤議員、傍聴席へお戻りください。  それでは、本請願の取扱いについて、採択、不採択、継続審査がありますが、各委員の御意見をお聞きしたいというふうに思います。 ◆委員(三井暢秀君) 先ほど説明がありましたが、年々増大する社会保障費の確保のためには消費税をしっかり確保する必要があるというふうに考えています。インボイス制度の導入の意義は認めざるを得ないというふうに思っています。しかし、コロナ禍で疲弊した中小企業、これを守るには実施時期について再考する必要があるというふうに考えています。また、複雑な制度ゆえに、サポート体制、こういった強化もまだまだ必要だというふうに思いますし、まだまだ議論が必要だと思われるので、継続審査としたいと思います。 ◆委員(清水明夫君) まず、私自身のスタンスからお話ししますと、私もフリーランスで商売をしていたことがあるので、そのときに見積書の中に消費税という項目を入れて請求を出しながらも頂いた分の消費税は納めないという、ちょっと不思議に感じていたところはあったので、国の意図は分かりますが、フリーランスや中小企業の方がどれだけそれによって圧迫されるかということも感覚としては理解ができます。なので、インボイス制度に対して、私自身は決して賛成の考えを持っているわけではありませんが、ただ、この消費税インボイス制度の実施中止を本気で考えるのであれば、共産党さんとしてぜひ与党への根回しを考えていただきたいと思うのですが、こうやって共産党さんの名前が出て、意見書が出るということは、確実にその実施中止から遠ざかるというか、実現に近づくわけではないということは共産党さん自身も分かっていることだと思いますが、ですので僕はこれを見て、意見書の提出が目的であり、実施の中止が目的ではないということを感じており、ですので不採択とさせていただきます。 ◆委員(小野聡子君) 不採択です。幾つか理由はあるのですけれども、益税の改善ということはメリットとして考えられると思います。それと、電子化、ペーパーレス化、IT化が進むということで、生産性の向上ということもメリットとして考えられると思います。それから、これまで事業者間の取引の中で、弱い立場の中小企業の方が消費税分を価格転嫁できない、負担するというケースがあったように聞いております。インボイスで税額が明確化されるということで価格転嫁しやすくなる、いわゆる下請取引の理不尽な商い習慣というのが見直される、そういうこともメリットとしてはあると思います。  一方で、さっき御心配な点も清水委員からありましたけれども、免税事業者が取引から排除されかねないとか、あと事務の負担が複雑になるとか、いろんなそういう御心配の声というのはあると思うのですけれども、経過措置の期間の中で、国のほうもその辺の免税事業者への影響がどうなのかというのをしっかり注視していくというふうに言っていましたので、そこに期待をしながらこのインボイス制度の導入の反対については不採択です。 ◆委員(渡邊幹治君) 今まで売上げ1,000万円以下の小規模な事業者は、消費税を納めなくてもよいということだったのですけども、その小規模の事業者が大変だということは私も商売をやっていますので十分分かりますけども、ただ今までその消費税分が、益税としてやはり事業者の手元に残っていたということが一種の不公平感という見方もあるわけで、そういう意味で考えますと、このインボイス制度の導入も仕方がないのかなと私は個人的には思っておりますので、不採択でお願いします。 ◆委員(白石隆夫君) 渡邊委員、あるいは清水委員からもありましたけども、益税ということで、合法的に消費者から頂いた消費税を国に納入しなくていいという消費税の制度そのものに問題点があったわけで、やはりそういう点が改善されるということは、これはもうしようがないことであるというふうに考えています。したがって、この請願については不採択でお願いいたします。 ◆委員(後閑賢二君) 皆さんと同じように、明確にしていくということでは、この制度はいいかと思いますので、私も不採択でお願いいたします。 ◆委員(三島久美子君) 冒頭に三井委員からもあったのですけれども、消費税の確保というのは非常に大事なことで、この制度で明確になっていくのかなという気がします。しかし、やはり今非常に物価高騰とかも含めて、中小零細企業が厳しい状態にあるのは間違いない事実でありまして、この実施時期については、まだまだ考えていかなければならないのかなというふうに感じています。非常に制度的には複雑で、今商工会議所等でもいろんなサポートをしていただいていますけれども、まだまだきちっとした議論が必要なのだなというふうに感じておりますので、継続審査としたいと思います。 ○副委員長(青木和也君) 不採択でお願いします。 ○委員長(長壁真樹君) それでは、これより請願第4号を起立により採決いたします。  本請願を採択することに賛成の委員の起立を求めます。────起立なしです。  よって、請願第4号は不採択とすべきものと決しました。   ──────────────────────────────────────────── △審査終了 ○委員長(長壁真樹君) 以上で本委員会に付託された議案及び請願の審査は全て終了いたしました。  審査に当たり、円滑な委員会運営に御協力いただき、ありがとうございました。  なお、委員長報告の作成については私に一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(長壁真樹君) それでは、そのようにしたいと思います。  以上で本日の議題を終わります。                                         午後 2時18分   ──────────────────────────────────────────── △その他 ○委員長(長壁真樹君) 次に、その他として執行部から何かありましたらお願いします。  なければ、この際、委員の方々から執行部に対し、お聞きしたいことがありましたらお願いします。   ──────────────────────────────────────────── △閉会 ○委員長(長壁真樹君) なければ、以上で本日の市民経済常任委員会を閉会いたします。                                       午後 2時19分閉会...