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令和 4年  3月10日 教育福祉常任委員会−03月10日-01号

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  1. 高崎市議会 2022-03-10
    令和 4年  3月10日 教育福祉常任委員会−03月10日-01号


    取得元: 高崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 4年  3月10日 教育福祉常任委員会−03月10日-01号令和 4年  3月10日 教育福祉常任委員会   令和4年高崎市議会教育福祉常任委員会会議録   ────────────────────────────────────────────                                   令和4年3月10日(木曜日)   ────────────────────────────────────────────                   教育福祉常任委員会次第                                     令和4年3月10日(木)                                     第1委員会室 午前10時 1 議  題 (1)議案の審査    議案第 6 号 高崎市民生委員定数条例の一部改正について    議案第 7 号 高崎市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第22号 高崎市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第23号 高崎市立保育所設置条例の一部改正について    議案第24号 高崎市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について    議案第25号 高崎市指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の一部改正について    議案第26号 高崎市保健所関係使用料及び手数料条例の一部改正について    議案第34号 令和4年度高崎市一般会計予算(所管部分)    議案第35号 令和4年度高崎市国民健康保険事業特別会計予算(所管部分)
       議案第36号 令和4年度高崎市介護保険特別会計予算    議案第38号 令和4年度高崎市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算    議案第39号 令和4年度高崎市後期高齢者医療特別会計予算(所管部分) (2)請願の審査    請願第 1 号 「聞こえのバリアフリー制度」を創設することについて 2 報告事項  (1)令和4年度高崎市食品衛生監視指導計画(案)に関するパブリックコメントの実施結果について                                          (保健医療部) 3 その他   ──────────────────────────────────────────── 出席委員等(10人)   委 員 長   林     恒  徳  君     副委員長   樋  口  哲  郎  君   委  員   依  田  好  明  君     委  員   根  岸  赴  夫  君   委  員   堀  口     順  君     委  員   白  石  隆  夫  君   委  員   丸  山     覚  君     委  員   三  島  久 美 子  君   委  員   丸  山  和  久  君   議  長   (委         員)     副 議 長   片  貝  喜 一 郎  君   ──────────────────────────────────────────── 欠席委員(1人)   委  員   飯  塚  邦  広  君   ──────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者   市長      富  岡  賢  治  君   副市長     齋  藤  逹  也  君   福祉部長    吉  井     仁  君   社会福祉課長  淡  嶋  美 奈 子  君   指導監査課長  細  野  明  久  君   障害福祉課長  千  明     浩  君   長寿社会課長  本  間  澄  行  君   介護保険課長  佐  鳥     久  君   福祉部子育て支援担当部長            こども家庭課長 中  井  真 理 子  君           星  野  守  弘  君   こども救援センター所長             保育課長    星     季  有  君           中  山  直  美  君   こども発達支援センター所長           保健医療部長  水  井  栄  二  君           内  田     睦  君   保健医療部次長 青  柳  正  典  君   保健医療総務課長加  藤  由  視  君   保健予防課長  橋  爪  千  秋  君   新型コロナウイルスワクチン接種対策室長                                   真  藤  要 一 郎  君   健康課長    井  田  安  彦  君   生活衛生課長  青  山  正  樹  君   食肉衛生検査所長清  水  静  一  君   総務部長    曽  根  光  広  君   倉渕支所地域振興課長              倉渕支所市民福祉課長           津 久 井  光  明  君           長  壁  保  幸  君   箕郷支所地域振興課長              箕郷支所市民福祉課長           佐  藤  久  夫  君           久  保  奈 津 江  君   群馬支所地域振興課長              群馬支所市民福祉課長           塚  越  直  樹  君           都  丸  由 香 里  君   新町支所地域振興課長              新町支所市民福祉課長           戸  塚  和  也  君           白  田  美  徳  君   榛名支所地域振興課長              榛名支所市民福祉課長           中  村  剛  志  君           金  田  祐  児  君   吉井支所地域振興課長              吉井支所市民福祉課長           高  麗  和  男  君           石  井  和  彦  君   教育長     飯  野  眞  幸  君   教育部長    小  見  幸  雄  君   教育総務課長  小  池  郁  生  君   社会教育課長  茂  原  久 美 子  君   文化財保護課長 角  田  真  也  君   中央公民館長  藍     美  香  君   中央図書館次長 齊  藤  寛  方  君   教育部学校教育担当部長                                   山  崎  幹  夫  君   教職員課長   岡  田  朝  夫  君   学校教育課長  橋  爪  幸  雄  君   健康教育課長  長  岡     誠  君   教育センター所長永  井  智  幸  君   高崎経済大学附属高等学校事務長         財務部長    南  雲  孝  志  君           新  井  史  代  君   財政課長    天  田  順  久  君   納税課長    外  所  康  信  君   ──────────────────────────────────────────── 事務局職員出席者   事務局長    大 河 原  博  幸      庶務課長    八  木  秀  明   議事課長    坂  口  圭  吾      議事課長補佐(兼)議事担当係長                                   門  倉  直  希   議事課主任主事 生  方  万 喜 子      議事課主任主事 清  水  達  哉   ──────────────────────────────────────────── △開会  午前 9時58分開会 ○委員長(林恒徳君) 定刻前ですが、皆さんおそろいですので、ただいまから教育福祉常任委員会を開会いたします。   ──────────────────────────────────────────── △諸般の報告 ○委員長(林恒徳君) この際、諸般の報告を申し上げます。  飯塚邦広委員から入院治療のため本日の会議を欠席する旨の届出がありました。  なお、傍聴はあらかじめ許可してあります。  以上で諸般の報告を終わります。   ──────────────────────────────────────────── △開議 ○委員長(林恒徳君) それでは、本日の会議に入ります。  本日の会議は、お手元に配付の次第に従い進行いたします。なお、予算議案の審査については、次第の裏面に記載のとおり進めたいと思います。  この際、委員会の運営上お願いいたします。本日の会議は、会議規則第118条第1項の規定により、委員1人当たりの発言時間を30分程度としたいと思いますので、委員からの質疑は内容を簡潔にされるとともに、議題の範囲を超えないよう1問ずつお願いします。また、執行部は質疑の趣旨を的確に捉え、簡潔な答弁を行ってください。なお、発言に際してはマイクを意識し、聞き取りやすい質疑、答弁に努めてください。  以上、円滑な委員会運営に御協力をお願いします。   ──────────────────────────────────────────── △議案の審査  議案第 6 号 高崎市民生委員定数条例の一部改正について  議案第 7 号 高崎市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第22号 高崎市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第23号 高崎市立保育所設置条例の一部改正について  議案第24号 高崎市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について  議案第25号 高崎市指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の一部改正について  議案第26号 高崎市保健所関係使用料及び手数料条例の一部改正について  議案第34号 令和4年度高崎市一般会計予算(所管部分)  議案第35号 令和4年度高崎市国民健康保険事業特別会計予算(所管部分)  議案第36号 令和4年度高崎市介護保険特別会計予算  議案第38号 令和4年度高崎市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算  議案第39号 令和4年度高崎市後期高齢者医療特別会計予算(所管部分) ○委員長(林恒徳君) それでは、議案の審査に入ります。
     定例会議案(1)を御用意いただき、59ページをお開きください。  議案第6号 高崎市民生委員定数条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(丸山覚君) 地域福祉に本当にお力添えを頂いております大切な方々でありますけれども、今回のこの議案の増員の理由について、まず教えていただけますでしょうか。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) 民生委員の定数の増員につきましては、民生委員児童委員協議会の地区会長に調査いたしまして、増員要望があった地区について、国の民生委員・児童委員の配置基準や独り暮らし高齢者数などを勘案し、民生委員・児童委員活動の需要増に対応するとともに、委員の適正な配置を図るため、8名の増員といたしました。 ◆委員(丸山覚君) ありがとうございます。そうしますと、現在の充足状況から足りないというか、その不足している分を補充するという理解でよろしいのでしょうか。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) はい、それで大丈夫かと思います。 ◆委員(三島久美子君) すみません、今の御説明で、増員要望があったところがあったので、その協議会で8人増やすという話になったという話なのですが、現状とすれば712人中、欠員というのが既に出ているということなのですか。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) 現在の民生委員の充足状況でございますが、令和4年2月末現在で、716名の定員に対し712名の方を委嘱させていただいております。 ◆委員(三島久美子君) ありがとうございます。それで、さらに増やしたいという、そういう話ですね。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) そのとおりでございます。 ◆委員(三島久美子君) いずれにしても、重要な役割を担ってくださる民生委員さんなので、ぜひとも、成り手不足ということもいろいろ言われていますから、その辺りもしっかりと行政のほうでサポートできることはしていっていただきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(依田好明君) 大体聞いてしまったのですけれども、こういう要望は出ていると思うのですけれども、何年かに1回とか、これまでも増員してきたということはあるのですか。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) 民生委員の任期が3年でございますので、任期のタイミングにおいて確認させていただいております。 ◆委員(依田好明君) 分かりました。今コロナで大変な市民も増えているので、こういう身近な民生委員さんの役割が非常に重要だと思いますので、今後とも指導というか、支援していっていただければと思います。 ○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第6号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(林恒徳君) 起立全員です。  よって、議案第6号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  61ページをお開きください。  議案第7号 高崎市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) 今回の条例の一部改正では、第53条のところが大きく変わって、電磁的記録とか、電磁的方法によって提出することができるということなのですけれども、いわゆる自治体のデジタル化の流れに沿った形の変更なのでしょうか。 ◎保育課長(星季有君) 事業者の業務負担の軽減、利用者の利便性の向上を目的に、書面にて作成等しておかなければならなかった文書をデータ形式で作成等ができるなど、デジタル対応も可能とするための改正でございます。 ◆委員(依田好明君) 手続の簡素化とか効率化が市民にとっても、職員にとってもいい方向になればいいと思うのですけれども、必要な場合には対面での指導の必要もあると思うので、そういう点はしっかり取り組んでいただければと思います。 ○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第7号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(林恒徳君) 起立全員です。  よって、議案第7号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  定例会議案(2)を御用意いただき、15ページをお開きください。  議案第22号 高崎市児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第22号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(林恒徳君) 起立全員です。  よって、議案第22号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  17ページをお開きください。  議案第23号 高崎市立保育所設置条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) 趣旨に異論があるわけではないのですけれども、榛名地域にあるはるな分園なのですけれども、箕郷第三保育園が名前の最初につくということで、地域の人にとってとか、少し違和感などはないのでしょうか。 ◎保育課長(星季有君) 利用者が少なく、本園と一体的な運営が可能であることから、分園として設置を考えた上で、榛名地域においては公立保育所が設置されていないことから、最寄りの箕郷第三保育園の分園とし、榛名地域に施設が当たるため、混乱がないようはるなという名称を入れたものでございます。 ◆委員(依田好明君) そういうことであれば全く異論はないのですけれども、ぜひ地域の保護者や子どもたちにとっていい保育園になるようによろしくお願いします。 ○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第23号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(林恒徳君) 起立全員です。  よって、議案第23号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  19ページをお開きください。  議案第24号 高崎市指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第24号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(林恒徳君) 起立全員です。  よって、議案第24号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  21ページをお開きください。  議案第25号 高崎市指定障害者支援施設等の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) 確認の意味で、経過措置の2年延長の理由についてちょっとお聞きしたいのですけれども。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 当条例の改正につきましては、引用しております国の基準省令が改正されたために行うものでございますが、入所施設の設備基準等に係ることから、大規模な改修工事や建て替え等が必要になり、費用はもとより入所者への影響等が大きいため、経過措置期間を再延長したものでございます。 ◆委員(依田好明君) 分かりました。ありがとうございました。 ○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第25号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(林恒徳君) 起立全員です。  よって、議案第25号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  23ページをお開きください。  議案第26号 高崎市保健所関係使用料及び手数料条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) 表の24のところが4,100円になる理由について確認させてください。 ◎保健医療総務課長(加藤由視君) この条例の別表第2の24項、こちらについては毒物または劇物の販売業の登録票の再交付に関わる手数料を定めております。この再交付は、申請者が登録票を紛失しておりまして、登録情報の確認や登録票の再作成などの事務が必要で、他の業務より多くの事務が発生します。このため、他の県内自治体でも同手数料の見直しを行いまして、4,100円に改正する予定であることから、本市におきましても現在の2,500円から4,100円に改めるものでございます。 ◆委員(依田好明君) 丁寧な御説明ありがとうございました。よく分かりました。 ○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第26号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(林恒徳君) 起立全員です。  よって、議案第26号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、一般会計予算の審査を行いますので、予算に関する説明書(1)を御用意ください。  議案第34号 令和4年度高崎市一般会計予算の所管部分を議題といたします。  最初に、歳入の審査を行いますので、20ページをお開きください。  14款分担金及び負担金2項負担金 (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) 22ページをお開きください。  15款使用料及び手数料1項使用料 (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) 26ページをお開きください。  2項手数料 (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) 28ページをお開きください。  16款国庫支出金1項国庫負担金 (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) 30ページをお開きください。  2項国庫補助金について御質疑ありませんか。 ◆委員(根岸赴夫君) 16款2項2目の新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金についてなのですけれども、この交付金の目的と内容について御説明いただければと思います。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) 新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金でございますが、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金支給事業に対する国の交付金でございます。この事業は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、生活に困窮する世帯の就労による自立を図るために、社会福祉協議会が実施する緊急小口資金等の特例貸付けを終了した世帯に対し、収入要件、金融資産要件、求職活動要件等の要件を満たした世帯に支援金を支給するものでございます。  支給金額は、単身世帯が月額6万円、2人世帯が8万円、3人以上世帯が10万円、支給期間は3か月となっております。この事業は、令和3年7月より申請受付を開始し、当初の申請期限は8月末でございましたが、申請期限が何度か延長されまして、現在は令和4年6月までとなっております。
     また、令和3年12月からは、求職活動を行ったにもかかわらず自立への移行が困難だった世帯に対し、一度に限り再支給が可能となっております。 ◆委員(根岸赴夫君) 実際にこのコロナ禍になって2年以上経過して、働きたくても働けないという人が非常に増えているのかなと実感をしております。私のところにもそういった相談が来ているのですけれども、そういった方たちにできる限りの支援をしていただければということで、高崎市もいろいろ御努力いただいていると思いますけれども、今後の御努力に期待したいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  34ページをお開きください。  3項委託金 (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) 36ページをお開きください。  17款県支出金1項県負担金から  2項県補助金まで (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) 40ページをお開きください。  3項委託金 (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) 42ページをお開きください。  18款財産収入1項財産運用収入 (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) 44ページをお開きください。  2項財産売払収入から  19款寄附金まで (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) 46ページをお開きください。  20款繰入金 (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) 50ページをお開きください。  22款諸収入3項貸付金元利収入から  4項受託事業収入まで (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) 52ページをお開きください。  5項雑入について御質疑ありませんか。 ◆委員(三島久美子君) 4目雑入の9節に学校等給食事業収入があります。給食費滞納繰越分を1,700万円見込んでいるのですけれども、決算のときにも少し確認したのですが、実際の滞納額というのがあとどのくらいあるのかを、まず確認させていただきたいと思います。 ◎健康教育課長(長岡誠君) 前年度の決算額から700万円前後減額となる見込みでございます。 ◆委員(三島久美子君) 総額を聞きたいのですけれども。滞納の総額。 ◎健康教育課長(長岡誠君) 5月末で整理しますので、前年度の決算額から700万円前後減額となる見込みでございます。 ◆委員(三島久美子君) すみません。ということは、令和2年度の決算額が1億907万円ぐらいあったのですが、それから700万円減る見込みだという解釈でよろしいのでしょうか。 ◎健康教育課長(長岡誠君) その見込みでございます。 ◆委員(三島久美子君) 分かりました。実際に給食費滞納繰越分として1,700万円を予算上では計上しているのですけれども、この算出根拠というのはどういうふうになっているのでしょうか。 ◎健康教育課長(長岡誠君) 過去3年間の滞納繰越分の決算額の平均値に努力目標を加味して算出したものでございます。 ◆委員(三島久美子君) 分かりました。努力目標ということで、どのくらいの努力目標を掲げていらっしゃるのでしょうか。 ◎健康教育課長(長岡誠君) 200万円程度を努力目標として掲げております。 ◆委員(三島久美子君) 本当に現場が大変御苦労いただいているのも十分承知しています。きちっと分納とか、そういうのに応じてくださる保護者の方がいらっしゃることもよく理解しておりますし、また生活保護世帯の方には給食費相当分が給付されております。また、低所得対策として就学援助制度なんかもあるのですけれども、中には悪質なケースがあって、高崎市ではここのところずっと毅然とした態度で、非常に悪質なものに対しては訴訟もいとわないというような態度を取っていらっしゃるのですが、そこまでいかないうちに、やはりさっき申し上げた就学援助制度とかをしっかり理解いただいて、地道に分納いただくとか、努力をしていく必要があると思うのですけれども、その辺りについてどのように令和4年度は取り組んでいくのかお答えいただきたいと思います。 ◎健康教育課長(長岡誠君) 児童手当からの天引きについては、催告時や勧奨通知等で個別に案内をしております。また、就学援助制度については、入学説明会や新年度開始時を含め、随時案内をするなどして、学校と連携しながら保護者に制度についての周知をしております。 ◆委員(三島久美子君) 公会計になってから、学校が直接というふうに関わりにくくなっている部分もありますので、行政、市教委としてもいろんな形でアプローチしていただいて、やはり真面目に払ってくださる方たちのこともありますので、この給食費の滞納整理というのもしっかりやっていきながら、健全な給食運営をやっていただきたいとお願いをしておきます。 ○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  54ページをお開きください。  23款市債 (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) 続いて、歳出の審査を行いますので、124ページをお開きください。  3款民生費1項社会福祉費について御質疑ありませんか。 ◆委員(丸山覚君) 126ページで、3款1項1目社会福祉総務費の生活困窮者自立支援事業の中の生活困窮者自立支援金は、先ほどの歳入の質疑で、根岸委員のセーフティネット強化交付金の中で御説明をされた話に多分なってしまうのかもしれないのですが、この自立支援金の内容というのは先ほど根岸委員の質疑で説明された内容でよろしいのですよね。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) はい、同様でございます。 ◆委員(丸山覚君) その上で、対象者の見込み数というのはどのぐらいになっているのですか。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) 対象者の見込み数でございますが、申請期限が6月まで延長される前の状況で約970世帯と見込んでおります。 ◆委員(丸山覚君) 分かりました。ありがとうございます。結構です。 ◆委員(三島久美子君) まず最初に、125ページの説明欄の真ん中辺に市の社会福祉協議会の補助金が載っています。この補助金は令和3年度にかなり大きく減額されていて、その理由について、手話通訳の方の人件費が委託料に変わったよとか、いろいろ御説明いただいたのですけれども、実際に社会福祉協議会の責務というか役割というのは年々上昇しているような状況なのですけれども、今回計上した2億1,700万円ほどというのは、どのような内容の補助金なのか、まず確認させていただきたいと思います。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) 社会福祉協議会補助金の内容でございますが、法人運営経費としての人件費や本所及び支所の事務局経費、また地域福祉活動事業としての地区社会福祉協議会への助成金等でございます。 ◆委員(三島久美子君) 本当に必要な経費を補助しているというふうな認識なのですが、先ほども申し上げたように様々なニーズが高まる中で、社協に対してより一層援助していく必要があるのかなと思うのですけれども、その辺りの考え方はどうなのでしょうか、お答えいただければお願いします。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) 社会福祉協議会の補助金につきましては、令和元年度までは人件費や事業の増加分について配慮をして補助金額を決定しておりましたが、令和2年度からはコロナ禍において事業が縮小となり、補助金額も減額となっている状況でございます。社会福祉協議会の法人運営には、市からの補助金によるところが大きいと認識しておりますので、運営に支障のないよう、引き続き支援してまいりたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) 分かりました。ありがとうございます。  続けていいですか。127ページ、先ほど丸山委員がおっしゃっていた生活困窮者自立支援事業についてなのですけれども、コロナの関係でかなり相談件数とかも増加しているというふうに認識しております。それで、令和2年度の決算のときにもお答えいただいたのですけれども、令和3年度の相談件数がどのように推移しているのか、まず確認させていただきたいと思います。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) 自立相談支援事業における令和3年度の相談件数でございますが、1月末現在で新規相談が1,144件、継続相談が2,202件、計3,346件となっております。令和2年度と比較いたしますと減少傾向にある状況ではございますが、コロナ禍以前の令和元年度と比較すると、新規相談件数は2倍以上となっております。 ◆委員(三島久美子君) 相談支援、若干減ってはいると言いながら、これから第6波が7波に変わっていく可能性もあるし、まだまだ社会情勢というのは厳しいのかなというふうに思っていますけれども、この相談業務に関わる職員体制なのですが、以前に確認したレベルでは、市の職員が2人と社協からの出向職員4人の6人で自立支援事業の対応をしていると、相談業務については主に4人の出向者がやっているという話なのですが、新年度はこの体制がどのように変わっていくのかお答えいただきたいと思います。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) 職員体制につきましては、令和4年度においても現人員で対応していこうと考えておりますけれども、相談が著しく増加した際には、社会福祉協議会からの出向職員の増員について、社会福祉協議会と協議してまいりたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) 非常に重要な業務だと思いますので、もし必要があれば、今課長がおっしゃったように増員も考えていただいて、しっかり対応していただくようにお願いいたします。  これ2目もいいのですよね。この1項全部。 ○委員長(林恒徳君) 1項全部です。 ◆委員(三島久美子君) ちょっと長くなるので、ほかにいらっしゃれば先に。 ◆委員(堀口順君) 125ページです。民生児童委員事業の一番下に民生児童委員協議会補助金ということで、先ほどの議案でも出まして、716名から724名にということで、8名増というようなことになっておりますけれども、この辺のところが勘案されているのか、若干今年度よりも予算がプラスになっているのですけれども、その辺のところの内容をちょっと御説明願いたいと思います。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) 民生児童委員協議会補助金でございますけれども、12月1日から定数が増員になりますので、その分の活動費の補助等が増額となっております。 ◆委員(堀口順君) 民生・児童委員さんに関しても、この辺のところも、なかなか受け手が少ないというようなところも含めて大変頭の痛いところではございますけれども、もう一点、ここの少し上に退任者記念品ということで、若干ですけれども、予算が計上されておりますけれども、この辺のところの兼ね合いを含めて、ちょっと御説明願いたいと思います。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) 民生児童委員協議会補助金には退任者の記念品等は入っておりませんが、市のほうで退任者に関する記念品を用意するということでございます。 ◆委員(堀口順君) 先ほども言いましたように、本当にこの民生・児童委員さんの受け手、大体任期が3年ぐらいですか、そんな中で変わっていくのですけれども、近年1期3年で辞めてしまう方々が非常に多いというふうにも伺っております。できれば2期6年していただけるのが一番ありがたいのかなというふうに思いますけれども、その辺のところの退任の記念品等も含めてなのですけれども、何かお考え等がございましたらお聞かせ願いたいと思います。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) 民生委員さんの負担が大きいという話も聞いておりますので、民生委員さんの定数を増員することだとか、それから民生委員さんの年齢要件等を緩和することによって、民生委員さんをお願いしやすくするように心がけていきたいと思っております。 ◆委員(堀口順君) 多分地域の区長さん等含めて、役員さんが非常に頭を悩ませている一つかなというふうに思いますが、ぜひいろいろな形で援助していただいて、地域の子どもたちが、ないしはお年寄りがしっかりとサポートしてもらえるような、そういう支援をしていただければと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。 ◆委員(依田好明君) 同じところなのですけど、民生児童委員協議会補助金が7,974万5,000円と計上されておりますけど、基本的にはボランティアだとは思うのですけど、何らかの手当ても含む補助金なのでしょうか。協議会に対する補助金の中身をちょっと御説明いただければ。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) 民生委員児童委員協議会への補助金の内容でございますが、委員の活動費、また協議会の運営費、それから地区協議会の運営費などに充ててもらっております。 ◆委員(依田好明君) ありがとうございます。  それと、今地区協議会と言いましたけど、全体のと幾つかの地域のとに分かれているのでしょうか。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) 本市には、地区の民生委員児童委員協議会が36ございまして、それの集まりが民生委員児童委員協議会ということになっております。 ◆委員(依田好明君) ありがとうございました。よろしくお願いします。 ◆委員(丸山覚君) では、すみません、もう一つ。3款1項2目障害者福祉費の中に、障害者福祉事業で障害児通所給付費というのがございまして、13億6,419万5,000円ですか、この中に放課後児童の放デイのお金というのは入るのでよろしいのでしょうか。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 今お話のあった給付費の中に、放課後等デイサービス、それと未就学児を対象といたします児童発達支援センター、児童発達支援事業所に対する給付費、それと保育所等訪問支援等に関する給付費が含まれております。以上の3つのサービスの給付費となっております。 ◆委員(丸山覚君) ありがとうございます。その上で、この放課後等デイサービスの運用の中で、定員超過利用減算というものがあって、課長も御承知だと思うのですが、いろいろ議論が多いところだというふうに聞いておりまして、この運用について高崎市はどのようになっているのかを確認させていただいてよろしいでしょうか。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 放課後等デイサービスにおいては、制度基準上で災害時等の緊急やむを得ない場合を除き、原則定員を遵守しなさいという基準になっております。そのため、本市におきましても定員遵守で運営していただくようにお願いしています。また、定員を超過して受け入れた場合には、公費で支給されます先ほどの障害児通所給付費が減算となります。具体的には1日当たり定員の150%を超過した場合ですとか、あと過去3か月の平均利用者数が125%超過している場合は定員超過利用減算となりまして、基本報酬の30%がカット、減算されまして、70%で請求していただくという流れになります。また、定員超過利用減算によりまして、それ以外に児童指導員等加配加算、加算の部分などが算定できなくなることがございます。 ◆委員(丸山覚君) 入りと、それから出のところでペナルティーがかかってくるのだと思うのですが、その現場の事業所からすると、もう課長も聞いている話だと思うのですけど、一日一日で見られてしまうとなかなか運営上厳しいのだと。例えば1週間で見ることはできないのかみたいな声もあると思うのですけど、高崎市の、そういう声に対する御認識、所見というのはどんなふうになっているのでしょうか。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 事業所のほうからは、やはり一日一日の定員を超える場合もあるから何とかしてほしい、1週間単位にしてほしいとかございますけれども、実際には、高崎市におきましては設備基準で1人の利用児童当たりの面積基準というのを明確に定めております。そのために、影響はさほどないと思いますけれども、ほかの基準のないところにおきましては、狭い部屋でたくさんの子を定員を超えて受け入れるということがありますと、療育のサービスの質というものが問題視されるかと考えております。高崎市におきまして設備基準、面積基準は定めておりますけれども、実際に定員を超えてきたときに職員の配置基準、人員基準というものもございますので、人員基準を満たさない状態で多くの定員を超過した利用児童を預かるということは、やはり療育支援という概念からはサービスの質の低下を招くおそれがあるということで、高崎市におきましては、やはりそこは基準、制度に基づきまして定員を超過しないようにということで指導させてもらっております。 ◆委員(丸山覚君) 分かりました。これというのは、高崎市は高崎市、前橋市は前橋市という、自治体ごとに判断するものなのでしょうか。それとも、何か判断基準がもう決まっていて、群馬県一律、自治体はそういうふうな運用をするというふうになっているのか、それはどちらなのでしょうか。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 群馬県におきましては、実際に指定しておりますのは中核市と都道府県になりますので、群馬県と前橋市、高崎市という3つの自治体になります。県内、特に高崎、前橋は隣接しておりますので、違う基準に基づいて指導するということは事業者も混乱いたしますので、群馬県と前橋市と高崎市で共同で合同指導ということで、集団指導、実際にある場所にお集まりいただいて指導するという場におきまして、定員超過については厳守していただくという統一した見解で指導しております。 ◆委員(丸山覚君) すみません、ちょっと長くなって申し訳ありません。そうすると、高崎市、前橋市は共同で、ほかの市町村は、群馬県のまた違う基準みたいなのがあってということで運用するのでしょうか。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 基準となります定員超過に関する運営基準というものについては、全国統一で厚生労働省の省令で定められたものです。その省令に基づいて各市町村で条例化しなさいということなのですが、基本的にはそちらを準用する形になっておりますので、群馬県外であろうが、県内であろうが、統一的な見解で定員超過は原則認めないという状況でございます。 ◆委員(丸山覚君) では、これで終わりにしますけれども、要は群馬県の考えと、その運用と、要するに高崎市、前橋市以外の市町村と、それから高崎、前橋の中核市は、そこにその差異はないという理解でよろしいのでしょうか。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 差異なくやっているところでございます。 ◆委員(丸山覚君) 分かりました。ありがとうございます。 ◆委員(三島久美子君) すみません、度々。126、127ページのところに障害者福祉費というふうな項目がありますが、その項目そのものの予算編成の在り方についてお伺いしたいのですけれども、令和3年度の当初予算と比較しますと、本定例会の初日に補正予算がありましたが、その自立支援給付費に関しては10億円以上の大型な補正が行われた結果、当初予算との開きというのが17億円ぐらい出ているのです。これはその前の年、令和2年度も大きな開きが、当初予算と最終的な決算を見ると開きがあると。いつも3月定例会の段階になると、この10億円ぐらいの大きな補正予算が行われるのですが、何でこの当初予算の段階でそれが積算できなかったのかということを、まず確認させていただきたいと思います。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 当初予算については受給者数の伸び率等から推計し、計上しておりますが、給付額の伸びがそれ以上であったため、年々補正額が増大する結果となったものでございます。 ◆委員(三島久美子君) いずれにしても、今は措置の時代からいわゆる交付、契約の時代。以前ならば、国の交付決定が年度末になったからという理由があると思うのですけれども、もうちょっと予測というか、今までの経験値からも、これだけかかるであろうというような見通しが立てられるようになったのではないかと思うのですけれども、その辺りはどうですか。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 御指摘のように差異は出ておるのですけれども、今後は実績値等も踏まえまして、より精度の高い給付見込みの積算に努めてまいりたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) 分かりました。当初予算を低く抑えなければいけないなという部分もちょっと透けて見えるのですけれども、いずれにしても実績値をしっかり判断しながら、きちっとした積算に基づいて、厳しい財政状況の中、予算全体でやっぱり抑えていかなければならない部分は抑えなければいけないでしょうけれども、結果的には増えてしまったというようなことが見受けられるので、予算編成の在り方について、これからもしっかりと協議していただきたいとお願いしておきます。  ちょっと続けさせていただきますが、127ページに、先ほどちょっと出たかもしれないけれども、自立支援給付等事業というのがございます。その中の介護給付費・訓練等給付費、これが毎年毎年増加しているのです。今年度も、先ほどの予算編成にもつながるかもしれませんけれども、当初予算の段階で3億円ぐらい前年度よりも給付費が増加していると。この辺の算出根拠は、やはり先ほどおっしゃっていた利用実績みたいなことが根拠なのかなと思いますけれども、その辺りを確認させてください。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 介護給付費・訓練等給付費等の積算については、これまでの受給者数の伸び率から推計し、計上しております。具体的には、9月30日現在の障害者のサービス受給者数の前年度比較では、令和3年度は69人増加、約3%の増加となっております。しかし、ここ数年では給付費が受給者数の伸び率を上回る伸びとなっておりますことから、令和4年度におきましては、約2億円を上乗せして前年度対比約3億6,000万円増で計上させていただいたものでございます。 ◆委員(三島久美子君) 障害者の問題、いわゆる障害者総合支援法等もできて、非常にサービスが充実してきたのかなという気もしますけれども、ここでちょっと確認したいのが、実際に手帳をお持ちの方、身体障害者手帳、療育手帳、また精神障害者保健福祉手帳の所持者というのは、この数年どういう推移をしているのか確認させてください。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 各種の障害者手帳の所持者数については、平成31年、令和2年、令和3年それぞれの3月31日現在の実績値についてお答えいたしますと、まず身体障害者手帳におきましては1万2,038人、1万1,950人、1万1,898人と、ほぼ横ばい傾向にございます。次に、療育手帳の所持者におきましては2,559人、2,622人、2,692人と毎年3%程度増加しております。最後に、精神障害者保健福祉手帳の所持者数については2,108人、2,279人、2,327人と、療育手帳と同様に増加しております。 ◆委員(三島久美子君) 特に療育、精神関係は増加傾向にあるということで、サービス事業者の数そのものも、ここ数年増えているのでしょうか。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 障害福祉サービス事業所数の推移につきましては、それぞれの1月1日現在では、令和2年が196か所、令和3年が208か所、令和4年が220か所と増加してきており、特にグループホームが増えてきている状況でございます。 ◆委員(三島久美子君) 本当にサービスが充実するということは、非常に喜ばしいことなのですけれども、いわゆるサービス事業者の方にもいろいろな方がいらっしゃいまして、以前も指摘しましたけれども、質の向上をしっかりと図るように市のほうで指導、監査していただいて、監督に努めていただいて、やっぱり障害者の方々が生きやすいような社会づくりに、ここは費用がかかりますけれども、しっかりと対応していっていただきたいと思います。  それと、次に129……                  (何事か呼ぶ者あり) ◆委員(三島久美子君) では、先にどうぞ。 ◆委員(根岸赴夫君) ごめんなさいね、途中で割り込んでしまって。疲れただろうから、ちょっと代わりに。
     3款1項2目の131ページになるのですけれども、障害者農業就労施設整備事業なのですけども、これは一般質問でも出ていますので、話は大体分かってはいるのですけれども、新規事業ですので、少し内容を細かくお知らせいただければと思いますので、よろしくお願いします。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 障害者農業就労施設整備事業につきましては、障害のある人の就労の場として付加価値の高い農産物、具体的には水耕栽培メロンを生産する就労支援施設を倉渕地域に整備するもので、令和6年度中の開設を目指しております。  なお、受入れ定員は20人で、利用者が長く安心して通えるよう、施設と自宅の間を送迎する予定でございます。この事業は、高齢の親が障害のある子どもを支える8050(ハチマルゴーマル)問題や親なき後といった社会課題に対し、障害者の就労の場の確保を図り、御家族が安心して生活を送ることができる一助とすることを目的としております。 ◆委員(根岸赴夫君) これは、受入れ定員が20人というふうに定められているみたいなのですけれども、この辺の理由というのをちょっと聞かせていただいてもいいですか。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 就労支援施設については、障害者総合支援法に基づく就労継続支援B型サービス事業所として運営する予定でございまして、制度基準上では、利用者定員が最低20人と規定されているためでございます。  なお、当面はこの規模で運営を行い、生産、販売状況等を適宜検証しながら、適正な利用定員数についても研究してまいりたいと考えております。 ◆委員(根岸赴夫君) 当面は、最低の人数を想定してということですね。先ほどお話がありましたメロンを作るということで、倉渕産メロン、どうなのかなとちょっと思ったのですけれども、ぜひ高崎市産というか、倉渕のメロンがすごく有名になるような形にできればなと思いますので、3年後にこれが出来上がるということなので……何か市長が言いたいようで。 ◎市長(富岡賢治君) これは、メロンと言い出しているのは私なのですけれども、今課長から答えがございましたように、障害者を持ったお父さん、お母さんは、自分が亡くなった後、子どもがどうなるだろうということが一番の問題で、それぞれ施設に入ったときに、多少ともその障害者の利益というか、収益を上げるような活動をやっていただいたらいいのではないかということで。そうしますと、今やっているのは、みんな苦労してメロンパンとかああいう、確かに大変おいしいメロンパンなんか作っていただいたりしているのでいいのだけど、単価が非常に安うございますので、なかなか収益を上げるというところに届くのは大変なので、何かそういう付加価値の高いものを考えたらいいのではないかと。それで障害者ができるというのは、土いじりをしたりすることというのはちょっとなかなか難しいかなと思って、水耕栽培というのを高崎で。非常に進んでいる企業も高崎市にはございますから、そういう方々の協力を得て、何が一番値段が、付加価値が高いかというと、それはメロンだろうということになったのです。けれども、メロンというのをちゃんと作るためには、相当実践で苦労しなくてはいけないので、農業関係者でお力添えいただく方に随分集まっていただけることになりましたので、メロンでスタートしますけれども、うまくいかないかもしれませんけれども、スーパーマーケットに行ったら、北海道の物すごくおいしいメロンとアンデス産メロンみたいなそれほどでもないのも売っているわけですから、いろいろ実践してみようかというふうに思っています。人数も、少しでも大勢の方がやれるようにしたいとは思っていますけれども、無理なことでスタートしてもいけないと思いますので、20人ということで出させていただいたわけでございます。御協力いただきたいと思います。最初は、そううまく生産物ができるということは簡単には、農産物ですから、相当トライアンドエラーが必要かと思っております。 ◆委員(根岸赴夫君) 気候がありますので、今地球が温暖化していますので、なかなか倉渕といっても温度差がある地域ではありますけれども、なかなか甘いメロンができるかどうかというのは、北海道の夕張メロンみたいなわけにはいかないかもしれないですけれども、それに匹敵したようなすばらしいメロンが出来上がれば、こういった障害者の就労について、今本当に大変な思いをしていらっしゃると思いますけども、行政の手を差し伸べるということが本当に安心につながって、これは有効な事業だと思いますので、ぜひ成功させていただきたいというふうに思います。我々もぜひ出来上がったメロンを食べてみたいなと思いますので、ぜひお力添えをお願いしたいというふうに思います。よろしくお願いします。 ◆委員(三島久美子君) すみません、ではあと少しだけ。今メロンの話が出たので、そこの部分をまず先にやらせていただきます。131ページの農業就労施設、この施設の概要なのですけれども、実際にどの程度のものを作られるのか、例えばビニールハウスがどのくらいあってみたいな、その辺について今の段階で分かるようであれば、教えていただきたいと思います。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 障害者農業就労施設については、確定ではございませんが、メロンの水耕栽培を行うビニールハウス3棟と、障害者が休憩したり、ビニールハウス外での作業を行う管理棟兼作業棟1棟の整備を予定しております。なお、ビニールハウスは1棟当たり100坪のハウスを3棟整備する予定で考えております。 ◆委員(三島久美子君) 結構、水耕栽培のこの施設はお金がかかるというふうに私も聞いてはいるのですけれども、実際にこの施設整備費の概算というのは、新年度はまだ用地買収と造成工事費しか予算化されていないのですが、どのくらいかかるというふうに積算して、見積もっていらっしゃるのでしょうか。 ◎障害福祉課長(千明浩君) ビニールハウスや管理棟については、令和4年度に設計委託を行う予定でございますので、それまでに決めていきたいと考えております。水耕栽培用の水槽については、特許を持つ株式会社まちだシルク農園より見積りをもらっており、ビニールハウス1棟、100坪当たり16槽の水槽がある設備で、約1,000万円ということで見積りをもらっております。 ◆委員(三島久美子君) お金もかかりますけれども、市長がおっしゃるように大事な事業ですので、だからこそ、お金がかかるからこそ行政がやらなければいけないのかなというような、そんな気がしています。やっぱりなかなか民間ではできない部分を行政がフォローしていくというこの障害者支援は、大事なことだと思います。  ちょっと具体的な話なのですが、新年度は臨時職員が1人ついていますけれども、この方の業務というのはどういうふうな形になっているのでしょうか。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 予算化しております臨時職員については、農業経験者2名を予定しており、経験のある農業知識や農業技術を生かし、準備段階から指導、協力をいただく予定でございます。具体的には、くらぶち草の会において積極的に農業に取り組まれている方2名を現時点では考えております。 ◆委員(三島久美子君) そういう知識のある方に御協力いただきながら整備していくと。でもメロン栽培とかになると、かなり専門的な技術が必要だと思うのですけれども、その辺の指導者についてはどのように考えていらっしゃるのでしょうか。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 令和4年度から教育機関で農業指導を行っていた方を職員として採用する予定でございます。常勤職員として週5日勤務し、メロンの水耕栽培をはじめ、メロン以外の付加価値の高い農産物の栽培や施設の運営、管理体制の研究を行ってもらう予定でございます。人件費につきましては、3款1項1目社会福祉総務費のほうで計上しております。 ◆委員(三島久美子君) 分かりました。最初から、スタートラインからそういった専門的なものも含めて、知識を持った方も含めて、しっかりと取り組んでいくという事業だというふうに認識しました。令和6年度開設ということは、新年度は設計とかをして、来年度以降に建物というふうに入っていくと思いますが、その辺の具体的なスケジュールについて最後に確認させてください。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 開設に向けたスケジュールでございますが、令和4年度におきましては、地権者との購入交渉を具体的に進め、用地取得後に測量と土地の造成、施設の設計を行ってまいります。また、令和5年度にビニールハウスと管理棟兼作業棟の施設整備を行う予定でございます。施設の運営管理体制については、令和4年度中に決定してまいりたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) 了解しました。鋭意努力していただくことをお願いしておきます。この事業、温かく見守ってまいりたいと思います。  あと1点だけ、障害福祉の関係で。129ページ、先ほどちょっと出た障害児通所給付費の話でございます。やはりこちらも需要が高まっているのかなということが感じられますけれども、予算上、やっぱり令和3年度と比較すると、六千何百万円か増加しているという傾向がありますが、その辺りどのような状況からなのか、お答えいただきたいと思います。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 障害児通所給付費については、介護給付費・訓練等給付費と同様に受給者数の伸び率から推計しております。令和3年度に48人増加、約5%増加しておりますので、令和4年度の当初予算については前年度対比5%増で計上させていただきました。 ◆委員(三島久美子君) 実際この放デイとかの関係は、障害者の手帳を持っていなくても利用できると思うのですが、そういった手帳を所持していない子というのは、この全体の何%ぐらいいらっしゃるのでしょうか。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 障害児通所サービスを利用している障害児においては、令和3年9月30日現在で1,121人であり、このうち身体、知的、精神の障害手帳を持っている子どもは485人でございます。障害手帳を所持していない子どもの割合は、残りの58%でございます。 ◆委員(三島久美子君) この事業もとても大事な事業で、いわゆる発達障害なんかがかなり増えていて、早期発見、早期対応が進んだことも、この給付費の伸びにつながっているのかなとは思っています。発達障害への支援はとても大事なことなのですけれども、この辺りについて、新年度はどう取り組んでいくのか確認させてください。 ◎障害福祉課長(千明浩君) 発達障害は早期発見、早期対応が重要ですので、本市では乳幼児健診時をはじめ、こども発達支援センターが実施している保育所、幼稚園、こども園への巡回相談や小・中学校への訪問相談の際、あるいは障害者支援SOSセンターばるーんでの相談の際など、気になる子どもについて保護者等から広く相談を受け付けており、支援が必要な場合にはこども発達支援センターの療育支援や医療機関への受診、リハビリ等につないでおります。さらに、日常的に療育が必要な場合には、相談支援事業所と連携を図り、障害児の通所サービスでございます児童発達支援サービスや放課後等デイサービスにつないでおります。 ◆委員(三島久美子君) 分かりました。とにかく非常に重要な事業だなというふうに見ていますので、今後の取組に大いに期待させていただきたいと思います。 ○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  134ページをお開きください。  2項児童福祉費について御質疑ありませんか。 ◆委員(根岸赴夫君) 139ページになってしまうのですけれども、3款2項1目の児童相談所整備事業なのですけども、これに関して相談件数だとかこれまでの推移、これからの今後の見込みについてお聞かせいただければと思います。 ◎こども救援センター所長(中山直美君) 本市が対応している児童相談は、令和2年度実績で年間1,590件、うち虐待相談は209件となっております。増減はありますけれども、相談件数はおおむね増加傾向にございます。また、今後、本市で児童相談所を設置した場合ですけれども、現在県の西部児童相談所で受付している本市分の相談も併せて受け付けることになりますので、年間、虐待相談以外も含めますと3,000件程度の相談に対応する必要があるというふうに見込んでおります。 ◆委員(根岸赴夫君) 県の西部児童相談所で受け付けている分も、今度は高崎市で受け付けるという、そういったことだと思います。これについては、新しく児相を設置することによって、整備前と整備後で何か変わる部分というのがあると思うのですけれども、どういったものがどのように変わっていくのかというのを、その辺をちょっとお聞かせいただきたいなと思います。 ◎こども救援センター所長(中山直美君) 本市が児童相談所を整備することで、これまで県と市、2つの機関が担ってきた児童相談の窓口が一本化されまして、スピーディーな対応が可能となります。また、児童虐待などの発生時に、子どもの一時保護などは児童相談所のみが行える権限でありますので、本市が児童相談所を設置することで、高崎の子どもの命を守るために迅速かつ積極的な対応が可能となるというふうに考えています。さらに、県と市ではなく、高崎市という一つの組織が行うことで、市の子育てサービスや生活支援等のサービスにもつなげた一体的な支援が可能になるというふうに考えております。 ◆委員(根岸赴夫君) よく報道なんかでも言われますけれども、もうちょっと早くそれに気がつけなかったのかとか、そういうケースって非常に多いかなというふうに思うのです。やはり高崎市で一体化して、一本化されるということは非常に大きなメリットかなというふうに思います。今後こういったものが、相談件数のほうは恐らくこれからまだまだ増えていくのではないかと思いますけども、それに対応できる、タイムリーに対応できるようなことを期待しておきたいというふうに思います。 ◆委員(依田好明君) 今のところ質問したかったのですけど、その虐待件数が209件というふうに先ほどお答えいただいたのですけど、その中には身体的なものとか、また精神的なものもあると思うのですけれども、その種別的にはどういうふうになっているのでしょうか。 ◎こども救援センター所長(中山直美君) 令和2年度、209件の虐待種別の内訳ですけれども、一番多い虐待が殴る、蹴る、たたくなどの身体的虐待、これが全体の約5割。それから、次いで心理的虐待、これは言葉による脅しですとか、そういったものですが、それが約4割。残りの1割がネグレクト、育児放棄と性的虐待になります。 ◆委員(依田好明君) ありがとうございました。  それから、もう一問続けていいですか。135ページに放課後児童健全育成事業ということであるのですけど、12月にもちょっと一般質問でやったテーマなのですけど、保護者の方とか町内会の方からの要望としては、そうした人たちは何年かたつと任期だとか、あるいは子どもが大きくなって外れていってしまうので、一定規模の範囲で、責任を持って運営できる法人みたいな形にしたらいいのではないかという要望があったのですけど、現状はどれくらいのところで法人化とか進んでいるのでしょうか。 ◎こども家庭課長(中井真理子君) 法人が放課後児童クラブの運営に参入する場合においても、地域の方々や保護者の意見を反映させることができる運営委員会方式での運営が前提とはなりますが、社会福祉法人や学校法人などが運営に関わっているクラブも市内に6か所ほどございます。引き続き運営については地域の御意見などをよく伺いながら、適切に対応してまいりたいと考えております。 ◆委員(依田好明君) 今、6か所を学校法人とか社会福祉法人が引き受けているようなのですけど、先ほども言ったように、そういう継続性だとか、あるいは人的な融通を図るためには、幾つかの学校区を束ねたような、少し広めなエリアで展開できたほうがいいのではないかという意見がありまして、本市としては、長期的にはどういう運営主体が望ましいと考えているかお聞きできればと思います。 ◎市長(富岡賢治君) それは私、その意見には賛成ではありません。なぜかといいますと、一律ではないのです。それぞれの地域でこういうクラブを、みんなの手で子どもたちを守ってやるというふうに形がいろいろでございまして、またそこで指導してくださっている方も、それは相当な学歴の方から、非常に親切な、学歴とかがなくても親切でやっていただく方とか、いろいろいるわけでございます。それは一律にみんな苦労しています。会計処理なんかをやらされて大変だとか。だけれども、それはもうそういう苦労をしていただきながら、自分たちでやっていくという形で進んできたわけで、それを一律に何か一つの法人にすればうまくいくということはないと思います。ですから、そういうことができれば、それはそれでも別に構わないですけど、そういう方向へ持っていくということは、多分無理だと思います。それから、何かこういう指導者を探すのが大変だ、会計処理が大変だって、これはもうよく分かります。だけど、これを、では例えば市のどこかでやったらどうだとか、市役所でやったらどうかだとか、そうしましたら資格制度なんかをつくったりして、ぎちぎちになってしまって、それをやったらもう今一生懸命働いている人たちが排除されたり、そういうことに結果的になったりしますので、もうしばらく我慢していただいて、それはPTAが大変だとか、そういうのと同じなのです。自分たちで汗をかくというのは、なかなか大変なのですけど、それは多少汗をかいていただく形で当面は進めなくてはいけないと思っています。 ◆委員(依田好明君) 市長からは、そういう学校区ごとの運営委員会で、現状のような形で進めていくというようなことでした。  もう一つお聞きしますけれども、働く職員の処遇の問題で、年収的には150万円以下の人が半分ぐらいいるということなのですけれども、国庫の補助金とか県の補助金も一定額はあるとは思うのですけれども、来年度、こういう処遇を少しでも改善してほしいという声にどう対応、取り組んでいくかということについてお聞きします。 ◎こども家庭課長(中井真理子君) 従来からの処遇改善事業を引き続き実施するとともに、国から新たに示されました常勤支援員1人当たり月額約9,000円の賃金改善を行う処遇改善事業の実施により、さらなる処遇の改善を図ってまいりたいと思っております。 ◆委員(依田好明君) 引き続き処遇改善に取り組んでいただきたいと思います。学童にはいろいろと意見が寄せられておりますので、前向きに取り組んでいただくよう、よろしくお願いします。 ◆委員(丸山覚君) 135ページの3款2項1目児童福祉総務費、一般経費、職員人件費の中に、括弧書きで69というふうに人数が入っておりまして、前回から比べると9名増えていると思います。どこの人員になるのか教えてください。 ◎こども救援センター所長(中山直美君) 9人の増員分につきましては、令和4年度から子育て支援担当内に児童相談所準備室が設置されることに伴う増員でございます。 ◆委員(丸山覚君) 分かりました。その9名の皆様はどのような業務をされるのか教えていただきたいと思います。 ◎こども救援センター所長(中山直美君) 児童相談所準備室の業務につきましては、令和7年度中に開設の見込みの児童相談所の設置に向けまして、施設の整備や人材の確保などを引き続き進めてまいります。また、来年度は準備室より6名の職員が県内外の児童相談所に派遣され、実務経験を積んでまいります。 ◆委員(丸山覚君) 分かりました。  あと、児童福祉費、もう一個あるので、いいですか。次が137ページ、3款2項1目の児童福祉総務費、私立保育所振興事業の中に病児保育事業補助金というのがございまして、予算額が1,000万円ほど増額になっております。その理由を教えてください。 ◎保育課長(星季有君) 令和4年度において新たに1施設が事業開始予定であることから、他の病児施設と同様に支援するための予算の増額となっております。 ◆委員(丸山覚君) 内容を詳しくもう少し教えていただけますでしょうか。 ◎保育課長(星季有君) 大八木町にて、社会福祉法人榛桐会が運営しております重症心身障害施設となります。主に通所支援事業、相談支援事業、訪問リハビリテーションなどを展開しておりまして、その施設の一角に医院を設けまして、隣接する専用施設において病児保育を実施する予定となっております。 ◆委員(丸山覚君) 分かりました。ありがとうございます。  それで、その病児保育の下のところに休日保育事業というような補助金もありまして、74万7,000円ですか、ちょっと現状をまず確認したいのですが、休日保育事業を実施している園はどのぐらいあるのでしょうか。 ◎保育課長(星季有君) いず海第一こども園、冷水かがやきこども園、石原かがやきこども園、桃ヶ丘保育園、新町かぜいろこども園の5園となっております。 ◆委員(丸山覚君) それで、私は本会議の一般質問でも、それから課のほうにも直訴しに行って、休日保育を何とか充実してほしいというお願いはしているのですけども、増やすお考えは、新年度はどうなのでしょうか。 ◎保育課長(星季有君) 保護者の就労状況の多様化によって需要が高まっている、そういった動きもございますので、拡充に努めてまいりたいと考えております。 ◆委員(丸山覚君) ありがとうございます。ただ、予算が、先ほども申し上げましたけれども、74万7,000円ということで、なかなかこの数字からそういう思いが伝わってこないのですが、いかがでしょうか。 ◎保育課長(星季有君) 現在、休日保育を実施している施設につきましては、国から運営費のほうが支給されております。従前、本市独自で一定額を支援していた経緯がございまして、国から支給が始まった後も安定した運営を確保するために、当時の支給額と国からの支給額の差額を支援しているものでございます。おおむね国からの運営費で賄えているため、予算額が小さいものとなっております。 ◆委員(丸山覚君) 仕組みは分かりました。ぜひ充実させていただきますようお願いします。  それで、ちょっと一回お休みさせていただきます。 ◆委員(三島久美子君) すみません、135ページの放課後児童健全育成事業の関係で、先ほど来いろいろ現場の御苦労の話が出たのですけれども、主要事業の12ページに会計・労務事務の外部委託に係る費用の支援をしますよとあるのですが、もう既に外部委託を行っているクラブが結構あるというふうに認識しているのですが、市内のクラブの中でこの会計事務等々を外部委託している事業所というのはどのくらいあるのでしょうか。 ◎こども家庭課長(中井真理子君) 現在約8割のクラブが会計・労務事務を外部へ委託している状況でございます。 ◆委員(三島久美子君) 本当に大変な御苦労の中で、高崎市がこの外部委託に関しても支援してあげますよということで、今8割ぐらいがそういった外部委託が進んでいると。この支援というのはどういう形で支援するのか教えていただきたいと思います。 ◎こども家庭課長(中井真理子君) 国の補助を活用しまして、外部委託費用を運営委託料に上乗せする形で支援することで、運営に関わる保護者の負担軽減に努めてまいります。 ◆委員(三島久美子君) 分かりました。残りの2割のクラブも、必要があればこういった制度があるということをしっかりとお伝えいただいて、やっぱり現場の負担感を少し和らげていただけるといいのかなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  それと、先ほどちょっと丸山委員のほうから病児保育の話が出ましたけれども、コロナの影響で利用者が減少しているケースというのが結構見られて、市とすればそれを前年度実績に基づいて運営費、看護師等を雇わなければならないことも含めて結構大変な中での運営ですので、その辺の助成をするよという制度があったと思うのです。その制度は、今後ももしかしたらコロナの影響がどうなるか分かりませんけれども、やっぱり利用者が減少してしまうケースがあると思うのですが、その辺の新年度での適用というのはどうなるのか教えてください。 ◎保育課長(星季有君) 現在は未定のところでございますけれども、国の動向を注視しながら、運営に支障がないよう、今年度と同様の対応も考えているところでございます。 ◆委員(三島久美子君) 病児保育を受けてくださって、高崎市が新たに1か所増やすということで、本当に、5か所になるわけで心強いものです。ぜひとも継続的に運営ができるように支援をお願いしておきたいと思います。  もう一点だけいいですか。139ページの子育てSOSサービスについてです。本当に結構利用頻度が高くて、ニーズも高まっているような感じなのですが、具体的にどんなニーズが高いのかを教えていただきたいと思います。 ◎保育課長(星季有君) サービス内容といたしますと、部屋の掃除、食事の調理、衣服の洗濯などの利用が多く見られているところでございます。 ◆委員(三島久美子君) 意外とそういったものを助けていただくと、保護者の方は助かるということで、そういったニーズが高いことはよく理解しています。新年度、予算が増額しています。その理由についてお答えいただきたいと思います。 ◎保育課長(星季有君) ニーズに応えるためにヘルパーを増やすための増額に加えまして、実績に応じましてヘルパーにお支払いする活動費も昨年度より多く見込んでございます。 ◆委員(三島久美子君) 本市では、産後鬱の対策なんかもやっていますけれども、このSOSサービスというのもその一翼を担っているのかなと思っておりますので、今後も積極的な支援をお願いしたいと思います。  もう一点ありました。あと1点お願いします。いいですか。それから、保育所の経費ということで、先ほど設置条例の改正がありまして、140ページ辺りですね。箕郷第三保育園はるな分園の件についてお聞きしたいのですけれども、公立保育所としては分園という形は初めてなのかなというふうに思いますが、これどういうふうに運営していくのか確認させてください。 ◎保育課長(星季有君) 園長は、本園と分園を行き来することにはなりますけれども、保育士、給食技師、管理技士などは在園しますので、現在の公立保育所と同様な体制での運営になるものでございます。 ◆委員(三島久美子君) 分かりました。園長さんは兼任ということで、現場には移動がないという、固定してやっていただけるということが確認できました。  先ほど給食技師の話が出たのですけれども、はるな分園では3歳以上児の給食提供というのは完全給食なのでしょうか、それとも副食のみなのかを確認させてください。 ◎保育課長(星季有君) 今の状況と同様に完全給食を考えております。 ◆委員(三島久美子君) 高崎市の公立保育所は、いわゆる副食のみということでのケースがほとんどだったので、はるな分園が公立化しても完全給食を維持していただけるというのはありがたいと思いますので、引き続きお願いいたします。  はるな分園でのおむつの持ち帰りについてはどうなっていますでしょうか。 ◎保育課長(星季有君) おむつの持ち帰りにつきましても、現在のはるな保育所と同様に自園で廃棄する予定となっております。 ◆委員(三島久美子君) このおむつの持ち帰りの件、私立の保育所とこども園とでは持ち帰りさせないで、園のほうで処理というケースがほとんどなのですけれども、市内の公立の現状はどうなっているのかを確認させてください。 ◎保育課長(星季有君) 公立保育所におきましても、令和4年度からは持ち帰りではなく、自園で廃棄する予定となっております。 ◆委員(三島久美子君) 令和4年度から実現してくださるということで、非常に保護者の負担軽減には有効かなと思います。そういった意味では、いろんな形で新しい公立保育所の在り方というのをこれからもしっかりと模索していっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(堀口順君) 簡単に終わりますので。137ページの気になる子対策補助金ということで、年々増えているということなのです。この気になる子対策は非常にありがたいなというふうに私は思っておるのですけれども、改めましてこの制度の内容を確認させてください。 ◎保育課長(星季有君) 身体的、情緒的に特徴のある児童を保育する際に、保育士を増やすなど対応している施設に対しまして、年間延べ在籍人数の5%に1万円を掛けた金額を支援しているものでございます。 ◆委員(堀口順君) 新年度は5%ということで、326万円ほどが増額されていると思いますけれども、この気になる子の対策ということでの増加傾向、5%というような、実質多いところでは10%を超えているなんていう園の園長さんの声も聞こえるのですけれども、この辺のところにつきまして、どのようにお考えになっているかお聞かせください。 ◎保育課長(星季有君) 気になる子に対します定義というのが、非常にグレーな部分もございます。本市としますと、現在の水準を維持しているものと考えておりまして、今回の予算増額分につきましては、気になる子の数が増えたというよりも対象施設が増えたということでの増額とさせていただいております。 ◆委員(堀口順君) 対象施設が増えたということで、子どもの数を増やしたというわけではないというのは分かりました。いずれにしましても、現場では非常に、こういう気になる子の扱いというのは大変苦慮しているというふうに思っております。いろいろな形で支援してはいただいておりますけれども、今後もしっかりと支援のほどよろしくお願いしたいと思います。 △休憩 ○委員長(林恒徳君) 審査の途中ですが、この際暫時休憩いたします。  午前11時25分休憩   ──────────────────────────────────────────── △再開  午後 0時58分再開
    ○委員長(林恒徳君) 会議を再開いたします。  休憩前に引き続き審査を行います。  134ページをお開きください。  3款民生費2項児童福祉費について御質疑ありませんか。 ◆委員(丸山覚君) 児童福祉費、母子生活支援費の中の母子家庭等自立支援事業で、高等職業訓練促進給付金が5,800万円余りなのですが、昨年度と比べて予算が増額している、まず理由を教えてください。 ◎こども家庭課長(中井真理子君) 令和3年度から養成機関においての就業期間が1年以上から6か月以上に緩和され、対象資格においても看護師、保育士等の国家資格だけでなく、デジタル分野等の民間資格も一部対象となるなど拡充されたことから、支給対象が増えることを見込んだものでございます。 ◆委員(丸山覚君) 分かりました。ありがとうございます。大変ありがたい話だと思います。  ちょっと確認なのですが、これ母子家庭等自立支援事業となっていますけど、例えばこの給付金については、父子家庭というのは対象になるのでしょうか。 ◎こども家庭課長(中井真理子君) 対象でございます。 ○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  144ページをお開きください。  3項高齢者福祉費について御質疑ありませんか。 ◆委員(丸山和久君) 147ページの3款3項2目に高齢者等あんしん見守りシステム委託料というのがあるのですけれども、利用者数の実績と新年度の見込みについてお伺いいたします。 ◎介護保険課長(佐鳥久君) 利用数でございますけども、令和4年2月末現在で4,479台となっております。平成24年度の事業開始以来、人感センサーによります通報件数198件のうち134人の方の命を救うことができております。  次に、令和4年度末の見込み台数でございますが、4,800台を見込んでおります。 ◆委員(丸山和久君) この事業は、スタートしてから本当に地道に、地道にやってきて、通報が198件、そのうちの134人を救えたというふうなことで、本当に家族からしてみると助かるなというふうな部分、それから先ほども出ていましたけれども、民生委員の皆さん方の協力や地域の協力もあろうかというふうに思いますけれども、ほかの自治体ではなかなかこういった取組をしていない。今後の取組にもしお考えがあるようでしたらお願いします。 ◎介護保険課長(佐鳥久君) ただいま委員さんがおっしゃいましたように、高崎市としましては、ほかの自治体でもこういった事業はございますけれども、全て無料で、これだけの台数が入っているところは全国的にもトップレベルというふうに自負しております。今後ですけども、さらにこちらの事業を展開しまして、台数のほうも増やすというふうな取組をしていきたいというふうに考えております。 ◆委員(丸山和久君) いろいろ、4,000台からというふうなことで、大変だというふうに思いますけれども、しっかり取り組んでいただきたいというふうに思います。 ◆委員(依田好明君) 145ページです。その一番下に、家族介護支援事業ということで、介護SOSサービス事業補助金で8,999万7,000円ということなのですけれども、この関連で、近々ニューサンピアが閉鎖になるようなのですけれども、そこでもかなりやっていたと思うのですけれども、そのフォローといいますか、代替施設などは大丈夫なのでしょうか。 ◎長寿社会課長(本間澄行君) 介護SOSサービスの宿泊につきましては、現在ニューサンピアと新生会の2施設が宿泊の場所となっております。こちらのところが、本年の2月7日にニューサンピアの運営会社から3月末日をもって営業を終了するという発表がありました。本市としましては、24時間対応で緊急に宿泊できるサービス体制を整えておく必要があることから、介護SOSサービスの電話受付を行っている事業者とも調整しまして、複数の候補の中から部屋の確保とか広さ、それと送迎の有無、バリアフリーの対応とか介護ヘルパーの出入り、それと地理的な面などを勘案しまして、最も条件のよいところとしましてホテルサンコー72(セブンツー)、こちらを予定しておりまして、現在最終的な調整を行っているところでございます。 ◆委員(依田好明君) 詳しく御報告いただきまして、ありがとうございます。この事業は介護離職を防ぐためにも重要ですので、ぜひ新しい施設での再開ができますようお願いします。 ◆委員(堀口順君) その上の高齢者生活支援事業のおとしよりぐるりんタクシーの関係で、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。まずは、令和2年度の実績として各ルートの利用状況からちょっと説明していただければありがたいのですけれども。 ◎長寿社会課長(本間澄行君) 令和3年度でよろしいですか。 ◆委員(堀口順君) 令和3年度です。すみません、間違えました。 ◎長寿社会課長(本間澄行君) 令和3年度につきまして、2月末までの11か月間、こちらの実績を延べ利用人数で申し上げますと、榛名の西ルートが4,649人、榛名の東ルートが4,159人、吉井ルートが4,598人、倉渕ルートが582人で、支所ルートのほうは合計で1万3,988人となっております。  また、昨年の8月から運行を開始しました旧市の4ルートでございますけれども、2月末までの7か月間の延べ利用人数で申し上げますと、乗附ルートが606人、片岡ルートが926人、寺尾ルートが1,444人、南八幡ルートが787人の合計で3,763人となっております。 ◆委員(堀口順君) おとしよりぐるりんということで、どこでもお年寄りの方が手を挙げて乗れるというような、そういうところは非常にありがたいとは言いつつも、かなり費用がかかるというようなところでございます。その中で、特に倉渕も人数が少ないとは言いながらも必要な場所ということで、ルートは設定してあるのですけれども、費用対効果も含めてしっかり検証を重ね、よりよい制度設計を、高齢者の生活支援を行うことと思うのですが、新年度はどのような形で取り組んでいくのか、お教え願いたいと思います。 ◎長寿社会課長(本間澄行君) おとしよりぐるりんタクシーの現在の支所ルートにつきましては、これまでに地域の利用者の方々とか地域の方々に多くの御意見を頂きまして、御要望等も頂いております。さらなる利便性の向上のために、今回4月1日にルート変更を実施する予定で、1月の常任委員会でも発表させていただきましたけれども、現在準備を進めております。  また、新年度につきましては、ルート変更の内容等も含め、4月以降に地域で開催される高齢者のサロンとか、そちらのほうに職員が直接出向きまして、地域の高齢者に対して事業の説明を丁寧に行うとともにお試し試乗会、こちらのほうも開催しながら周知に努めてまいりたいと考えております。  また、今後の展開につきましては、引き続き利用者の声を伺いながら、蓄積しながら、地域の要望等もまた聞きながら検討してまいりたいと思っております。 ◆委員(堀口順君) 私の地域も山坂が多い場所でございますので、ぜひそういうところも今後検討していただければなという要望でございますが、よろしくお願いしたいと思います。 ○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  150ページをお開きください。  4項生活保護費について御質疑ありませんか。 ◆委員(三島久美子君) コロナ禍の中ということで、生活が苦しくなられて、受給者も増加傾向にあるのかなと思うのですけれども、現状はどのようになっているのか、その推移というのを教えていただきたいと思います。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) 生活保護受給者数の推移でございますけれども、令和2年の1月が3,474人、令和3年の1月が3,446人、令和4年1月が3,432人でございまして、ほぼ横ばいの状態でございます。 ◆委員(三島久美子君) ほぼ横ばいということで。  それで今、現状何人のケースワーカーで対応していらっしゃるのか、またケースワーカー1人当たりの担当人数も含めて教えていただきたいと思います。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) ケースワーカーの人数でございますが、現在35名でございます。それから、ケースワーカー1人当たりの人数とのことですけれども、ケースワーカーは世帯を基に割り当てておりますので、世帯数で回答させていただきたいと思いますけれども、令和4年の1月現在の被保護世帯が2,928世帯でございまして、ケースワーカー1人当たり約84世帯ということでございます。 ◆委員(三島久美子君) ありがとうございます。本当に複雑なケースもたくさん見受けられて、ケースワーカーの皆さんが御苦労なさっているとは思うのです。以前に比べれば、以前は1人当たり100世帯ぐらいやっていらっしゃって、かなり厳しかったのが、現状相当職員も増やしていただいて84世帯になったということなのですけれども、今後やっぱりいろんな状況の中で、この世帯が増加する可能性も高いので、そういった意味でも十分な人材の確保をお願いしておきたいと思います。 ◆委員(依田好明君) 151ページの、やはり生活保護総務経費の中で、下から3番目に役務費とあるのですけれども、若干増えているのですけれども、この項目は就労支援に関わる部分でしょうか。 ◎社会福祉課長(淡嶋美奈子君) 役務費についてでございますけれども、課の公用車の車検が令和3年度は1台だったものが、令和4年度は4台となるために増額となっております。 ◆委員(依田好明君) 公用車の更新の関係だということでした。いずれにしても、生活保護で大変な方がおりますので、就労の支援とか安定した仕事に結びつくように、今後ともよろしくお願いします。 ○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  152ページをお開きください。  5項災害救助費 (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) 154ページをお開きください。  4款衛生費1項保健衛生費について御質疑ありませんか。 ◆委員(丸山和久君) 155ページの下から4行目でありますけれども、医療提供体制整備補助金の増額の根拠となる数字についてお知らせいただきたいと思います。 ◎保健医療総務課長(加藤由視君) この補助金なのですけれども、本市の要請に基づきましてコロナの入院病床を整備した医療機関に対しまして、医療従事者の確保など、病床数に応じた運営経費等を支援しております。令和4年度につきましては、令和3年度当初と比較しまして19床増加しているため、増額したものでございます。 ◆委員(丸山和久君) 今年に入って、オミクロン株というふうなことで、急激に数が増えたというふうな対応もあると思いますし、また在宅での療養というのがかなり増えていると思いますけれども、増えた部分はよく分かるのですけれども、実際稼働率はどのぐらいなのでしょうか。 ◎保健医療部長(水井栄二君) 高崎市内の医療機関の病床に対する稼働率ですけれども、昨日時点で70%ほどになっております。 ◆委員(丸山和久君) なかなか曜日によって患者数が減ったり、また少しすると100を超えていってしまう。皆さん注意していると思いますけれども、また大変な状況の中で、やはり適切な対応を今後もしていただきたいというふうに思います。 ◆委員(丸山覚君) すみません、161ページの4款1項4目母子保健費の中の乳幼児等健康診査事業で、不妊治療のところがあります。いよいよ新年度から保険適用だと思うのですけども、その保険適用後の助成制度について、高崎市の変更点とかがもしあれば、教えていただければありがたいのですけれども。 ◎健康課長(井田安彦君) 特定不妊治療は、現在健康保険の適用外でございますが、新年度から健康保険の適用となります。現行の国の助成制度の対象となっている43歳未満、1子について6回までがそのまま健康保険の適用範囲となる見込みでございます。本市では、国の助成制度を大幅に拡充して、年齢制限や回数制限を設けず助成を実施しておりますけれども、国の制度改正の最終的な決定が3月中旬、来週になされ、通知されるということになっておりますので、それを受けて対応する予定となっております。 ◆委員(丸山覚君) 分かりました。では、国の決定を受けてということですよね。分かりました。  あと、もう一ついいですか、すみません。4款1項5目成人保健費、難病対策事業、難病患者見舞金1億400万円なのですけど、制度の概要と、あと対象者を教えていただけますでしょうか。 ◎保健予防課長(橋爪千秋君) 難病患者見舞金は、難病患者及び家族の福祉の増進を図ることを目的に、指定難病や小児慢性特定疾病医療費の受給者証の所持者に対してお見舞金を支給するものになります。金額は月3,000円で、年に3回、4月、8月、12月に4か月分を支給しております。対象者の人数ですが、12月の支給分の対象者は3,048人になっております。 ◆委員(丸山覚君) 分かりました。ありがとうございます。結構です。 ◆委員(三島久美子君) 161ページの、先ほど丸山覚委員からあった不妊治療の助成の問題なのですけれども、ちょっと分かりにくかったので確認なのですが、4月1日から保険が適用されるということで、現行の国の制度では、今まで助成していた部分だけが保険の適用になるということで、高崎市はそれ以外に拡大して助成を行ってきた、その拡大した部分が、令和4年度以降助成していく対象になるというふうな解釈でよろしいのでしょうか。 ◎健康課長(井田安彦君) 現在、助成制度を拡充して行っておりますけれども、現行の保険の適用の範囲とか内容についての詳細の確定がこれからでございますので、そういった内容を確認した上で、今後の対応を考えていくということでございます。 ◆委員(三島久美子君) 単純に保険適用外でやられた部分に助成制度を当てはめるよという解釈でいいのかなと思ったのですけれども、国の制度云々がこれから確定するのですけれども、そういう保険が適用されている方は、高崎市も助成をもうしなくなるという、そういうことですよね。 ◎保健医療部長(水井栄二君) 今の国の助成制度というものは43歳未満の方、それから1子について6回までの方、これが4月以降はそっくり保険のほうに乗っかっていきます。本市としては、その回数であるとか年齢制限を撤廃して、幅広く助成しているわけですけれども、その部分は当然今後も維持していく方向で検討しております。保険制度に関しましては、まだ保険制度の全体像というのですか、それが見えていない部分がありますので、それを見て総合的に検討していきたいというふうに考えております。 ◆委員(三島久美子君) ごめんなさい、何度も。いずれにしても、富岡市長も気を遣っていただいて、この部分は本当に手厚くやっていただいていることには感謝いたします。保険から外れた方への助成制度をしっかりとこれからもやっていただきたいとお願いしておきます。  もう一点、161ページに産後ケア委託料が入っています。これは令和2年から始まったものなのですけれども、産後鬱対策とすれば非常に有効だなって、かなりの方が御利用になっているような気がするのですが、現状どのくらいの方がまず御利用になっているのかを確認させていただいてよろしいでしょうか。 ◎健康課長(井田安彦君) 産後ケアについては、本年度大幅に利用が増えまして、大体月に50件から60件程度、利用されています。 ◆委員(三島久美子君) ありがとうございました。ニーズが高いということで、しっかり取り組んでいただきたいのですが、私がちょっと気になるのが、今高崎市がやっている産後ケアの中で、訪問型という形でやっているケアがあるのですが、それの1回当たりの利用料が今1,800円になっているのです。これをもうちょっと引き下げると御利用が促進されるのかな、産後鬱というのがさらに解消されていくのかなというふうに思うのですが、その辺の料金の引下げについて、令和4年度にぜひとも検討していただきたいのですが、その辺りの考え方はいかがでしょうか。 ◎健康課長(井田安彦君) 1,800円については、デイサービス型の個人負担額なので、そちらのほうの回答でよろしいでしょうか。 ◆委員(三島久美子君) ごめんなさい、私が間違えました。日帰りのデイサービス型の事業が今1,800円かかっていると。それを1,000円程度にできないかなというお願いでございますが、いかがでしょうか。 ◎健康課長(井田安彦君) 現在デイサービス型の実施医療機関への委託料が1万8,000円であり、その1割の1,800円を自己負担額とさせていただいております。これは、昼食代も含まれての費用となっております。この委託料及び個人負担額については、全国的に見ても、また県内で見ても標準的な金額となっておりますけれども、事業の実施には助産師や看護師、保育士の対応が必要であり、業務の質を維持するために必要な金額と考えております。 ◆委員(三島久美子君) 引下げは、あまり考えられないという話ですが、いわゆる本当に子育て支援という視点から考えると、この辺の料金に関してももう少し公費を投入してもいいのかなというふうに思っておりますので、ぜひとも御検討をお願いしたいと思います。  またもう一点、産後ケアに関して、かねてから何度も何度も私も申し上げているのですけれども、いわゆる宿泊型の産後ケア、これがなかなか高崎市は実施ができない。また、もちろんその受入れ施設の問題があるというふうなお話は頂いているのですけれども、民間がやっている宿泊型の産後ケアというのは本当に料金が高くて、とてもではないけれども、余裕がない方には手が出ないと。やっぱり行政が行うことによって、本当に、自己負担額が5,000円程度ぐらいで、せめて、1泊するわけですから、やれれば、とても使いやすいサービスになるのかな、それが産後鬱の解消に大きく寄与するのかなと思っているのですけれども、その辺りの宿泊型の実施について再度御検討をお願いしたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎健康課長(井田安彦君) 宿泊型は、事業を実施する医療機関等において、夜勤に対応する助産師や看護師を確保したり、また実際に宿泊ができる施設が必要になるなど、導入には課題がありますので、引き続き研究してまいります。 ◆委員(三島久美子君) いつもその御答弁を頂くのですけれども、ぜひとも高崎市の本当に子育て支援の一環として、こういったことにも手厚いサービスを実施しているのだよという考え方の中で、ぜひ研究ではなくて、実際に実施していく方向で検討していただくようにお願いしておきたいと思います。 ◆委員(堀口順君) 159ページの予防接種事業の中の真ん中ぐらいですか、子宮頸がん個別予防接種委託料ということで、昨年、一昨年に比べると一気に予算額が増えまして、これは一時期国が推奨を止めていた子宮頸がんのワクチンということで、それが本年度からある程度推奨になったという、そういう経緯があると思います。そんな中で、どのような形で令和4年度は進めていくのかお伺いしたいと思います。 ◎保健予防課長(橋爪千秋君) 子宮頸がんワクチンの予防接種につきましては、積極的勧奨の再開に関する国からの通知を受け、令和4年4月から対応してまいりますが、今後につきましては厚労省のリーフレットを配付し、令和2年度、令和3年度の実績を基に実施していくのですけども、4月以降に対応してまいりたいと考えております。 ◆委員(堀口順君) 令和4年度からですね。ちょっと私はぴんとこなかったので、すみません。この関係というのは、私も全然知らなかったのですけれども、実は20年ぐらい前に県のPTA関係に私が携わっているときに、研修会で若年層の子宮頸がんということで非常に取り上げられて、私もショックを受けたのです。そんな中で国も動き出して一時期は推奨したのですけれども、御承知のとおり、テレビ等で若い女性の後遺症問題というのが非常に取り上げられて、一時期ストップしたという、そういう経緯がございます。そんな中で、やはり保護者の皆さんにとっては非常に心配な部分もあるとは思うのですけれども、その辺のところは国のリーフレット等でというようなお話がありましたけれども、問合せ等も多分来るでしょうから、ぜひ丁寧な説明をしていただいて、対応していただければなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  もう一点、よろしいですか。165ページの感染症対策事業ということで、感染症入院患者医療費助成扶助費というのですか、こちらに関しても、多分これはコロナということで対応しているのだと思いますけれども、令和4年度の対応についてちょっと御説明願いたいと思います。 ◎保健予防課長(橋爪千秋君) 令和4年度の対応といたしましても、今までと同じような形で、発生数によって入院、ホテル療養、自宅療養というふうにすみ分けていくのですけれども、その関係上で、入院の方については入院対応という形で進めさせていただきたいと思っております。 ◆委員(堀口順君) そうすると、その3つ上に役務費ということで、多分これはPCRですとか、抗体検査の手数料かなと。これも国の全額負担ということで承知はしているのですけれども、大体どの程度の予想を含めてこの金額になっているのだか、併せてちょっと御説明願いたいと思います。 ◎保健予防課長(橋爪千秋君) 役務費につきましては、PCR検査の手数料になっておりますが、感染症の発生状況によって大きく左右されるものなのですが、現在のところ年間2万4,000件を想定して算出しております。 ◆委員(堀口順君) まだまだ第6波で、もうBA.2(ビーエーツー)も云々なんていう話も出てきております。そんな中で、非常に現場の皆さんは対応するのが大変かなというふうに思いますけれども、今後も粘り強く対応していただければと思いますので、よろしくお願いします。 ◆委員(依田好明君) 今堀口委員が質問した感染症対策事業ということで、役務費が検査手数料などだと思うのですけど、以前だと、必ずしも濃厚接触者ではなくてもPCR検査を指示されたのですけれども、今は家族に感染者が出たような濃厚接触者であっても健康観察をして、一定期間観察して、症状がなければPCR検査をしないなんていうことも聞いたことあるのですけど、現状どうなっているのでしたか。 ◎保健予防課長(橋爪千秋君) 以前の感染蔓延期でないような時期のときには、1人発生すると、近くにいた方とか、念のための検査ということで、拡大検査を実施していた状況でありますけれども、オミクロンによって濃厚接触者の自宅待機期間も14日から7日間に短くなっております。その際に、濃厚接触者の方については、65歳以上の高齢者だとか基礎疾患のある方などについては検査の対象になるのですけれども、そのほかは、無症状であれば7日間の健康観察を実施しておりますので、その間に症状がある方、発熱がある方についてはすぐに検査に回すというような方向で対応しております。 ◆委員(依田好明君) オミクロン株になって、そういう対応に変わってきたということですよね。少し検査を抑えているので、全国的にも陽性率が上がっているところがあるのですけど、必要な場合はぜひPCR検査を実施していただきたいと思います。  それと、155ページ、一番上の辺に職員人件費ということで、今年度よりも増員の予算になっていますけど、なかなか感染拡大が思ったほど下がってこないということもありますし、第7波も新しい年度に出てくると思うので、この体制、もし一定期間収まることがあったとしても、体制はぜひ維持してもらいたいと思いますけれども、どうお考えでしょうか。 ◎保健医療部長(水井栄二君) この104人なのですけれども、今年度既に101人の職員が配置されておりまして、実質的には3人増える形になります。この3人につきましては、新年度当然維持される数字でございますけれども、職員を増員しての保健所機能の強化、こういったことに関しては、感染というのはどうしても波がありますので、そのたびごとに新規患者というのは多かったり少なかったり、当然増減が発生します。ですから、その状況に応じて臨機応変に機動的に対応していくことが、効率的で現実的な対応なのではなかろうかというふうに考えております。したがいまして、感染者の数に応じた保健所内の応援体制、また保健所をまたいだ全庁的な応援体制、併せて事務改善、こういったものに努めてまいりたいというふうに考えております。 ◆委員(依田好明君) 詳しくお答えいただきましてありがとうございます。そういう点では安心したわけですけれども、急激に第7波なんか起きて盛り上がった場合には、全庁的な体制も含めて支援していただければと思います。 ○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  166ページをお開きください。  2項環境衛生費 (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) 242ページをお開きください。  10款教育費1項教育総務費について御質疑ありませんか。 ○副委員長(樋口哲郎君) 244ページのヤングケアラーSOSサービス事業について質問いたします。今年度新規事業として、他の自治体に例を見ない取組としてヤングケアラーSOSサービス事業委託料が8,300万円と大きく見込まれていますが、この予算の算出根拠をお聞かせください。また、委託先を分かっていれば教えていただきたいと思います。 ◎学校教育課長(橋爪幸雄君) 派遣については週2回で、1回の上限を2時間としております。年間44週で考え、対象者は60人を見込んでおります。それに事務費を加えた額を計上したものでございます。また、委託先については民間の福祉事業者を予定しております。 ○副委員長(樋口哲郎君) 算出根拠は分かりました。また、委託先についても、当然ですけれども、福祉事業者ということで安心いたしました。対象者は60人を見込んでいるということですので、複数の事業者になると思いますけれども、適切に選定いただきまして、本当に困っている家庭や子どもにしっかりと手を差し伸べて支援していただきたいと思います。 ◆委員(三島久美子君) 243ページの事務局費の中で、2目ですね。高校生等通学支援事業補助金というのがあるのですけれども、まずはこの制度の概要を改めて確認させていただきたいと思います。 ◎教育総務課長(小池郁生君) 補助金の概要につきましては、公共交通機関の定期券を使用して通学する高校生等の保護者の経済的な負担を軽減するため、定期券の額から一月当たり2万円を控除した額を補助するものでございます。 ◆委員(三島久美子君) 2万円を超えた部分について助成するということで、結構遠距離の方にとってはありがたい制度だと思うのですが、ちょっとここで確認したいのが、実はバス事業者がこの4月から事業のIC化に伴って、バスカードというのを廃止するという話を聞いているのです。そうなると、バスカードではないのですけれども、この定期券の扱いがどうなるのかなとか、この通学支援事業がIC化に伴ってどう変化していくのかというのが非常に気になるところなのですけれども、その辺りの影響というのをどのように考えていらっしゃいますでしょうか。 ◎教育総務課長(小池郁生君) バス事業のIC化に伴う影響でございますけれども、定期券はICカードに変更となりますが、購入時に発行されるICカード内容控えというものがございまして、その写しを提出することで引き続き申請が可能となりますので、影響は特にないと考えております。
    ◆委員(三島久美子君) 安心いたしました。引き続き御支援をお願いしておきたいと思います。  もう一点、3目の学校教育費の中で、学校教育指導事業に含まれると思うのですが、スクールソーシャルワーカーの件についてお尋ねします。新年度、本当に市長もこの問題は大変だなということで1人増員していただくと、7人体制になるということなのですけれども、それでもスクールソーシャルワーカーの皆様方が対応しなければならない人数というのは、お一人当たり40人ぐらいいるというふうに伺っています。そういった意味で、このスクールソーシャルワーカーの方々の常勤化というのが大変重要になってくると思うのですが、その辺についての考え方をお答えいただきたいと思います。 ◎学校教育課長(橋爪幸雄君) 現在の制度の中で、スクールソーシャルワーカーの特性を生かせるよう、教育委員会としましても対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆委員(三島久美子君) 今のお答えだと変わらない、今までのように非常勤でやっていただくというお答えだと思うのですが、本当に現場の声をしっかりと聞いていただいて、やっぱりこれから複雑化していきます。  ちょっと1点確認したいのが、先ほど副委員長のほうから出たヤングケアラーの関係、あそこでもやっぱりスクールソーシャルワーカーの皆様方のお力が非常に重要になってくると思うのです。もちろん民生委員さんとか地元区長さんと連携を図っていく。その辺り、スクールソーシャルワーカーとヤングケアラー事業という部分でどのように連携を図っていくのかを確認させていただきたいのですけれども、すみません、よろしくお願いします。 ◎教育長(飯野眞幸君) スクールソーシャルワーカーにつきましては、確かに1人当たりの持つ児童・生徒の数では、まだ高いという御指摘があるのかもしれませんけれども、来年度、各市がどういうふうに対応するかちょっと分かりませんけれども、とにかくスクールソーシャルワーカーをダブル、複数で配置している市は本市だけなのです。ですから、その上で今回1名増員していただくというのは本当にありがたいことだというふうに思っています。確かに常勤化のお話も伺っておりますけれども、市全体という中で、またそれは検討しなければならないことなのかなというふうに思いますので、現行制度の中で、できる限り有効活用を図っていけたらというふうに思っています。  それから、ヤングケアラーとの関わりでありますけれども、当然分野はかなりダブる部分が出てくるというふうに思います。ですから、今回も市長に配慮いただいて、学校教育課の中にヤングケアラー担当を2人置いていただきますので、そういう担当と十分連絡を取りながら、このヤングケアラー事業でも応援していただくというようなことを考えております。 ◆委員(三島久美子君) 教育長自らありがとうございました。スクールソーシャルワーカーの皆様方に本当に御苦労いただいているのですが、やはりこのヤングケアラーとの関わりとかもこれからやっていかなければならないという部分で、しっかりとしたいわゆる研修というのですか、そういったものを充実させるべきだと思うのですけれども、その辺りについて、令和4年度はどのように取り組んでいくのかも併せてお願いいたします。 ◎教育長(飯野眞幸君) 今までは、基本的には業務に入る前に1か月はみっちり研修させていただくという形で、今まで見てきても、大体1か月やらせていただくと皆さんのみ込みが早くて、すぐに現場で対応できるという状況がございます。ただ、やっぱり前までの職種との関わりの中で、十分手当てをしてあげなければならない人も出てきますので、それにつきましては担当の指導主事もおりますから、しばらくはマンツーマンで応援するという形を取りたいというふうに思っております。 ◆委員(三島久美子君) ぜひともよろしくお願いします。この辺りが充実していくと、やっぱり高崎市の教育環境というのも大きく変わってくるのかなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(堀口順君) 私は、245ページですね。学力アップ推進事業の下のほうのポチですけれども、学力アップ大作戦につきまして、非常に効果が出ているなというふうには思っておりますし、コロナ禍の中でも多くのボランティアの皆様に御協力いただき、児童・生徒の学力向上に努めていただいているということは認識しております。そんな中で、現状がどのようであるか再確認させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎学校教育課長(橋爪幸雄君) 今委員さんからもありましたように、地域や保護者、学生などの地域のボランティアの力を借りまして、協力を得て、現在も感染症対策を行いながら、学習会が今年度も実施できました。 ◆委員(堀口順君) そんな中で、1点ちょっと気になるのは、中学生の休日学習ステーションの取組について、これも非常に高く評価しているところなのですけれども、もう少しPRが必要かなというふうに私は感じておるのですけれども、参加を募ることに対してどのような取組を、令和4年度はなさるのかお聞かせ願いたいと思います。 ◎教育長(飯野眞幸君) 御案内のように、この事業につきましては、中学生の大半が部活をやるということがありますので、部活をやっている生徒は放課後等の学習会には参加できないと。そのために、部活が時間的にゆとりのある土日に参加してもらおうということで、会場を公民館等においてやっているわけであります。そして、大きな特徴とすると、大体は大学生が相手をしてくれていまして、それが大変好評なのです。ですから、小学校の学力アップに比べて、中学校の学力アップは若干専門性が高くなりますので、そういう点では大学生が本当にお兄さん、お姉さん感覚で面倒を見てくれるということであります。学校を通じてPRはやっているのですけれども、私は常に校長には言っているのですけれども、部活の顧問がこの事業を十分認識して、こういうのをやっているから行ってこいよという声をかけてくれるのが一番効果的だというふうに思っていますので、来年度もその部分に、部活顧問との連携にウエートを置きながら取り組んでいきたいというふうに思っています。 ◆委員(堀口順君) コロナ禍で収入が減っている保護者もたくさんいらっしゃるかなというふうにも思いますし、そういう中でこうやってやっていただけるというのは、非常に保護者にとってもありがたいと思うので、ぜひお子さんの学力向上のために、今後ともこれを続けていただきたいと思います。  あと2点ほど、ちょっとよろしいですか。その前のページに戻りまして、243ページの学校教育指導事業の下から3行目になりますか、地域人材活用等講師謝金について。今課長のほうからもちょっと御説明がありましたけれども、地域人材というような中で、地域がやはり学校に関わって、児童・生徒のために頑張ると、そういう中で地域で盛り上げていくと、そういう趣旨の中で、非常に私はすばらしいなというふうに思っているのですけれども、残念ながらここ何年か予算が削られているな、減っているなと、この辺のところを含めてちょっと御説明願いたいと思います。 ◎学校教育課長(橋爪幸雄君) 各学校では、やはり感染防止のために多少行事等を制限して実施しておりますので、地域人材を招いての活動も多少従来の実施方法を見直しながらのことが必要になってきたための減額ということでございます。 ◆委員(堀口順君) コロナを含めた形でのということで、内容的には分かるのですけれども、ぜひコロナ前ぐらいの予算に、このコロナがある程度見通しがつくようになりましたら、また予算を復活させていただいて、ぜひ地域の人材を生かしていただいて、この学校運営にプラスになるように、地域の皆さんがまた協力できるような、そういう流れにしていっていただければなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ◎教育長(飯野眞幸君) 御心配いただきましてありがとうございます。私もこの事業を各校長からヒアリング等しているのですけれども、やっぱり学校がお願いする方々は比較的高齢の方が多いと。高齢の方々の中で、むしろ自分たちからその感染症ということを、子どもたちにうつしてはいけないというような、そういう言葉をこの2年間随分聞くようになっているということですので、自然とやっぱりこれが収まっていけば、活発な地域人材を活用した事業が戻ってくるのかなというふうに思っています。 ◆委員(堀口順君) よく理解しました。その分、また予算を復活していただくということも含めて、よろしくお願いします。  続いて、245ページの英語教育指導事業の中で、真ん中、下から4つ目になるのですか、英語指導助手受入業務委託料と、こちらは市長の肝煎りで、各校に1人のALTを配置ということの中で始まった事業だというふうに思っております。そんな中、やはりこちらもコロナの影響だというふうには思いますけれども、現状と、それから令和4年度に向けての取組、その辺のところ含めて御説明願いたいと思います。 ◎学校教育課長(橋爪幸雄君) 委託事業の委託料の減少については、この委託業者の変更に伴いまして、業務内容の見直しを図ったところでございます。そして、来年度については、やはりALTもなかなか来日がかなわないところもございますが、来日できなかったALTに代わりまして、臨時のALTの配置やその配置の工夫を行った上で、今年度も全ての小学校、中学校で授業ができましたので、引き続き工夫しながら行ってまいりたいと思います。 ◆委員(堀口順君) この予算の中で、何とか回しているというのは伝わってきます。そんな中で、やはり質のいい形でのネーティブの英語が児童・生徒に直接伝わると、こういうところは非常に大切だと思いますので、その辺も含めて頑張っていただきたいなと。この辺もやはり予算ということでしょうから、ひとつぜひこの辺のところも次年度以降、予算面でも頑張っていただいて、よりよい高崎市の子どもたちに教育が受けられるようにということで、頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  250ページをお開きください。  2項小学校費について御質疑ありませんか。 ◆委員(三島久美子君) トイレの洋式化については、本当に大変大きな予算を毎年組み込んでいただきまして、新年度末にはかなりの学校で整備が進む状態、かなり100%に近いところまでいくのかなとは思っていますが、確認なのですが、令和4年度末で、この予算をかけて整備した結果、どのくらいの洋式化が小学校、中学校それぞれについてどのくらい進むのかを確認させてください。 ◎教育総務課長(小池郁生君) 令和4年度末の小・中学校のトイレ洋式化の整備状況の予定でございますが、小学校は3,155基中2,907基が洋式となりまして、洋式化率は約92%、中学校は1,599基中1,450基で、洋式化率は約91%となる見込みでございます。 ◆委員(三島久美子君) ありがとうございます、予算をかけていただいて。もう一年ぐらいすると、ほぼ100%になるのかなと、喜ばしく思っています。  トイレの問題について、これは小学校、中学校ともに言えることなのですが、女子のトイレに、やっぱり生理用品の配備というのも考えていかなければいけない時期に来ているのかなと。もちろん以前の質問の答弁で、保健室には用意してありますよというお話は頂いておりますけれども、やはり行きにくい子どもたちというのも当然いるはずなのです。それは、私も経験則で考えられるのですけれども。そういった意味では、トイレにしっかりと配置していくこと、それが子どもたちへのいろんな意味での支援につながっていくかなと思いますが、その辺りの考え方はいかがでしょうか。 ◎健康教育課長(長岡誠君) 委員さんのおっしゃるとおり、各学校では保健室に生理用品を常備し、児童・生徒の申出によって養護教諭が手渡す対応をしております。今後も引き続き子どもたちの様子をきめ細かに見ながら、児童・生徒が安心して学校生活が送れるよう対応してまいりたいと考えております。 ○委員長(林恒徳君) 三島委員、残り発言時間が3分になりました。 ◆委員(三島久美子君) はい。  あまり答えになっていないかなと思うのです。ぜひトイレに配備するというふうにやっていただきたいと思います。  もう一点だけ、251ページの下のほうに外壁改修工事が出てくるのですが、新年度は吉井小学校の工事費というふうにありますけれども、この辺り、吉井小学校のケースで、この金額で十分全面的な改修ができるのか確認させていただきたいと思います。 ◎教育総務課長(小池郁生君) 令和4年度に実施する部分につきましては、外壁の劣化の著しい校舎につきまして、外壁モルタルやひび割れの補修工事を行い、さらに防水塗装を行う工事でございます。 ◆委員(三島久美子君) 恐らくまだやらなければならない部分というのがある中での、少しでもやりましょうという話だと思うのですけれども、この辺の補修整備が必要な学校はたくさんある。これから計画的にやるべきだと思うのですが、その辺りはどのように考えていらっしゃいますか。 ◎教育総務課長(小池郁生君) 大規模改造ですとか校舎の建て替えにつきましては、職員による点検、それから法定点検等の結果を踏まえまして、今後は適切な時期に実施していきたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) 適切な時期というのは、やっぱりみんなかなり早いと思うので、その辺りは早急な対応をお願いしておきます。 ◆委員(堀口順君) 小・中学校兼ねての管理経費になるのですか、それとも……ちょっと分からないのですけれども、小・中学校の特別教室へのエアコンの設置の件について、現状、今どのような取組をなさっているのか、ちょっとお伺いしたいと思います。 ◎教育総務課長(小池郁生君) 小・中学校の特別教室へのエアコン設置状況につきましては、令和元年度に利用頻度の高い特別教室へのエアコン整備が完了しております。主な特別教室の設置状況につきましては、小学校は理科室が約97%、音楽室が約92%、家庭科室が約69%となっておりまして、中学校におきましては理科室が約91%、音楽室が約83%、家庭科室が約31%となっております。 ◆委員(堀口順君) 相対的にみると、理科室、音楽室はかなり導入されていると。その点家庭科室が若干低いな、特に中学校は低いなという。これは利用状況ということなのですけれども、今後この辺のところの設置に向けての考え方等に関して、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ◎教育総務課長(小池郁生君) エアコンの未設置の特別教室につきましては、学校からの要望も踏まえまして、教室の使用状況等を確認しながら、設置について検討していきたいと考えております。 ◆委員(堀口順君) ある程度その空き教室に近いような状況になるのでしょうけれども、それなりに相談業務だとか、いろいろな形でやはり使う、そういう教室になる可能性というのは十分ありますので、そういう意味も含めて、順次設置していっていただければなというふうに思いますので、よろしくお願いします。  それから、その251ページの小学校管理経費の中の真ん中よりちょっと下ですか、アスベスト含有調査委託料ということで、これは多分また改修に伴っての調査というようなものですけど、令和4年度はどのような状況になるのかお示し願いたいと思います。 ◎教育総務課長(小池郁生君) 令和4年度のアスベスト調査委託につきましては、大気汚染防止法の改正に伴いまして、今年度も12月補正で御承認いただきましたけれども、工事の前に一定規模以上の建物につきましてはアスベストの含有調査が義務化されましたので、令和5年度に予定しているトイレの洋式化工事に伴う調査費を計上したものでございます。 ◆委員(堀口順君) ちなみに、何校ぐらいなのか、数字は分かりますか。 ◎教育総務課長(小池郁生君) 校数につきましては、今後各学校の調査をした上で決定する予定でございます。 ◆委員(堀口順君) 分かりました。  それからもう一点、253ページの小学校教育振興事業の中の、やはり真ん中よりちょっと下ですか、楽器購入費ということで、例年ここは300万円ほど購入するという形で予算を組んでいただいて、多分これは定期的に順次入替えしているのだろうなというふうに思います。高崎は「音楽のある街高崎」というのを標榜しておりますし、90周年の記念事業という中でマーチングをスタートしたと。なかなか実は、旧市内の小学校というのは、その当時にかなりマーチング用の楽器もある程度整えてきたのですけれども、合併町村の学校に関してはやはりその辺のところはないというのも、それからもう一点は、やはり三十数年たってきて、いろいろと楽器のほうも傷んできているなという、そういう思いがあるのですけれども、その辺のところの楽器の入替え等の流れについて、ちょっと御説明願いたいと思います。 ◎教育総務課長(小池郁生君) 通常の楽器の更新につきましては、小・中学校ともに4年サイクルの楽器購入計画に基づきまして対象校へ希望調査を実施し、必要なものを補充しております。また、今委員さんがおっしゃったように、突発的に必要になった場合は、学校の予算というわけにはいきませんので、教育総務課のほうに相談していただいた上で、対応してまいりたいと考えております。 ◆委員(堀口順君) 実は、私も当初携わったところの一人でございまして、当時財務部長さんのところにいろいろお願いに行ったときに、大分叱られたという記憶がございました。そんな金額出せるかというような。ただ、そうは言いながらも、その結果として頑張っていただいて、予算を立てていただいたおかげで、現状があるという中で、非常にありがたいなというふうに思っておりますので、今後はやはりそういう要望が出る場合には、また特別な形での予算というものが必要になってくると思いますので、ぜひそのときにはよろしくお願いしたいと思います。 ○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  254ページをお開きください。  3項中学校費について御質疑ありませんか。 ◆委員(堀口順君) すみません、255ページになるのですか。中学校管理経費の下から6行目、体育館空調設備設置工事ということで、これは市内の3校にということで、体育館に避難ということも含めて設置するというふうには承知しておるのですけれども、改めまして今後の取組につきまして、どのように考えているのかお伺いしたいと思います。 ◎教育総務課長(小池郁生君) 学校活動における熱中症ですとか、災害の発生状況など今後の状況を見ながら、防災関係課の意見を確認した上で、順次設置を進めたいと考えております。 ◆委員(堀口順君) やはり体育館は地域の皆様にも使われておりますし、今言ったように熱中症と、それから避難場所ということも踏まえて、順次ということでございますので、この辺のところは予算と大きく絡んでくると思いますので、ぜひしっかりと予算を取っていただいて順次……。  これは、中学校が例えば先行してだとか、小学校はある程度その先とか、そんなような考え方あるのでしたら、ちょっと御説明願いたいと思います。 ◎教育総務課長(小池郁生君) もちろん熱中症対策という意味では、中学校の部活動というのも大変大事なところがあるかと思いますが、災害の避難者の多い地域の学校を優先ということで、小・中どちらかに絞るということでもないのですけれども、基本的には中学校を優先に設置を検討していきたいと考えております。 ◆委員(堀口順君) よく分かりました。ぜひその辺のところはしっかり計画を立てていただいて、順次進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  258ページをお開きください。  4項高等学校費 (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) 260ページをお開きください。  5項幼稚園費について御質疑ありませんか。 ◆委員(三島久美子君) すみません、1点だけお願いします。遊具の改修整備というのがあるのですけれども、これはどういう頻度で、どういう形で行っていくのか確認させてください。 ◎教育総務課長(小池郁生君) 幼稚園の遊具点検につきましては、各園による日常点検に加えまして、専門業者による点検を年1回実施しております。 ◆委員(三島久美子君) 当然、必要とあれば改修していくということだと思います。今後とも子どもたちの安全のために取組をしっかりやっていただくようにお願いしておきます。 ○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  262ページをお開きください。  6項特別支援学校費について御質疑ありませんか。 ◆委員(丸山覚君) ちょっと確認させていただきたいのですが、3月6日の上毛新聞に、特別支援学校7校で43教室不足と、そういう新聞記事が載っていたのですけれども、新年度の予算の中に、その教室不足解消みたいな、そういうお金というのは盛り込まれているのでしょうか、どうでしょうか。 ◎教育総務課長(小池郁生君) 令和4年度の予算の中で、そういった予算は特に盛り込んでおりません。特別支援学校の教室につきましては、児童・生徒数、それから学級編制の状況を確認しながら、これまでも必要に応じて特別教室等を普通教室に転用して対応しております。来年度も教室数については不足しない予定でございます。 ◆委員(丸山覚君) 分かりました。  今の課長のお答えの中に、特別教室、例えばの話ですけれども、理科室を普通教室に転用するだとか、そういう転用ということで対応してきているのだと思うのですが、そんな正確ではなくて結構なので、ここ最近の転用状況というのを分かる範囲内で教えてもらえると。 ◎教育総務課長(小池郁生君) まず、最近の転用している教室の状況でございますけれども、タブレットが導入されたこともございまして、パソコン教室、それから一定の広さのある教材室を整理しまして、それを普通教室に転用して活用しているところでございます。 ◆委員(丸山覚君) 分かりました。新聞記事の話になってしまいますけれども、生徒さんの数が増えてきているということで、児童・生徒数の推移をしっかり見極めてというような内容の記事になっていましたので、ぜひその辺はしっかり見極めていただいて、必要に応じて整備していただくということでお願いいたします。 ○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  264ページをお開きください。  7項社会教育費について御質疑ありませんか。 ○副委員長(樋口哲郎君) 266ページの10款7項2目文化財保護費、「世界の記憶」上野三碑保存活用事業の中で、多胡碑保存修理実施設計委託料というのが83万8,000円とありますけれども、今後どのような修理を行っていくのか教えてください。 ◎文化財保護課長(角田真也君) こちらは、多胡碑本体の保存修理工事のための実施設計委託料となっております。 ○副委員長(樋口哲郎君) 来年度は、保存修理のための設計委託ということは分かりました。その次の年度では修理に取りかかるとは思いますけれども、多胡碑は牛伏砂岩でできていますので、石の性質上、大変柔らかくデリケートな部分もありますので、そうしたことを十分考慮していただきまして、大切な文化財を後世につなぐためにも、しっかりと来年度の設計業務を進めていただき、保存修理に移行していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  もう一点、いいですか。その下に上野三碑循環車両運行委託料とありますけれども、上野三碑のユネスコ世界の記憶登録直後から上野三碑めぐりバスを運行していただいているわけでありますけれども、今年度からバス停を2か所増やして運行して、利便性の向上を図って、大変喜ばれているという話も伺っています。コロナ禍の影響もあるとは思いますが、今年度の乗車実績を教えてください。 ◎文化財保護課長(角田真也君) 今年度の実績につきましては、前年度と比べまして約150%程度となっております。数にしますと1,000人ほど増えております。新型コロナウイルス流行前の平成31年度の水準に戻りつつあると考えております。 ○副委員長(樋口哲郎君) ありがとうございます。前年度比150%と、やはり今年度バス停を増やしたことなどが要因なのではないでしょうか。これは2月末の数字ですので、先般の銅鏡の展示や先日の三碑の一般公開もあって、3月末の数字ではもっと高くなっているのではないでしょうか。今後も地域住民に寄り添った運行をよろしくお願いいたします。 ◆委員(依田好明君) 271ページの真ん中辺、箕輪城跡保存整備事業についてお聞きします。先日散歩を兼ねて箕輪城跡を歩いていましたら、本丸への木橋がほぼ完成していました。戦国時代に実際にあったということですが、観光的な目的もあるようで、危険がないように欄干も立派に造られておりまして、下から見上げると特にすごく壮観に感じました。そこで、この整備事業なのですけれども、新年度は保存整備としてどんな計画で取り組まれる形でしょうか。 ◎文化財保護課長(角田真也君) 委員さん御指摘のとおり、木橋につきましては今年度には完成する予定でございます。来年度につきましては、木橋の本丸側で石垣の整備を進めていく予定でございます。 ◆委員(依田好明君) ありがとうございます。日本100名城ということで、全国からも結構来ていますし、戦国時代の貴重な遺跡なので、保存整備にしっかり取り組んでいただければと思います。 ◆委員(堀口順君) 先ほどの副委員長の発言の中でもありましたけれども、上野三碑循環車両運行委託料ということで、2月末現在で1,000人増えて前年度比150%だと、コロナ前に戻りつつあるというような、うれしい実績だったというふうに感じております。  そんな中で、これはちょっと地域の方から御意見を頂いたのですけれども、おとしよりぐるりんタクシーのように、停車場だけではなくて手を挙げたら乗りたいなと、そんなお声も聞いたのですけれども、そういうことが可能なのかどうか、ちょっとお伺いしたいと思います。 ◎文化財保護課長(角田真也君) 上野三碑めぐりバスにつきましては、上野三碑をつなぐという目的で運行しているものでございます。上野三碑の周辺は道幅が狭く、停車や乗り降りが危険な場所もございます。そのため、自由に乗降していただくことは現時点では難しいものと考えております。なお、先ほど御指摘もいただきましたように、令和3年4月からはバス停2か所を安全な場所に増設いたしまして、利用者の利便性を高めているということで御了解いただければと思います。 ◆委員(堀口順君) 運行の目的が違うということは重々分かりますけれども、地域の皆さんによると、この前を通ってくれて、手を挙げたら乗せてもらいたいなというのは本音でしょうけれども、いずれにいたしましても、できるだけ利便性の上がるように、今後もいろいろな観点で研究していただいて、よりよい形での運行をしていただければというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いします。 ◆委員(三島久美子君) 279ページに公民館補修整備工事が出ているのですけれども、公民館はかなり古いところもたくさんあって、エレベーターの設置とかバリアフリー化とか、トイレの改修とか、いろいろとあると思うのですが、今回のこの補修費以外で何か手をかけていくというものは、新年度はございますでしょうか。 ◎中央公民館長(藍美香君) 補修工事の内容でございますけれども、寺尾公民館、鼻高公民館のトイレの洋式化工事を始めまして、屋上の防水工事でございますとか空調設備の更新工事を予定しております。なお、地区公民館の軽微な補修工事につきましても、適切に対応してまいりたいというふうに考えているところでございます。 ◆委員(三島久美子君) 必要な補修とかはちゃんとやっていくということなのですが、建て替えにはお金がかかりますけれども、いろいろな意味で公民館というのは大事な施設ですので、そういった補修だけではなく、建て替えも含めて計画的に行っていただきたいと思います。  あと1点、フリーWi−Fiの件なのですが、今高崎市内の公民館でフリーWi−Fiが使えるところはあるのか確認させてください。 ◎中央公民館長(藍美香君) 地区公民館ではフリーWi−Fiは導入しておりませんが、公民館事業へのWi−Fiの活用といたしまして、本年度からモバイルルーターを導入いたしまして、オンライン講座やインターネット配信に取り組んでいるところでございます。 ◆委員(三島久美子君) モバイルルーターの貸出しをしているというのは存じ上げているのですが、やっぱり一々借りなければならないというのも含めて、使い勝手が決していいとは思えない。いろんな社会教育の拠点という意味でWi−Fiの整備を進めるべきと思うのですが、今後の考え方をお願いいたします。
    ◎中央公民館長(藍美香君) 本年度導入いたしましたモバイルルーターの活用実績を踏まえまして、引き続き公民館でのWi−Fiの整備につきまして研究していきたいというふうに考えているところでございます。 ◆委員(堀口順君) 4目の図書館費、大丈夫ですよね。すみません。281ページの下から8行目、図書館システム再構築業務委託料ということで、例年1,700万円ほど、このところ委託料が出ているのですけれども、この内容につきましてまずはお答え願いたいと思います。 ◎中央図書館次長(齊藤寛方君) 図書の管理ですとか、貸出しや返却、また予約の処理などを行うシステムにつきまして、本年6月末をもって保守また機器のリース期間が終了しますことから、新たなシステムの構築に令和3年度より着手しております。 ◆委員(堀口順君) 聞くところによると、この検索は、きちっと本の名前を正確に入れないと、なかなか検索でヒットしないとか、幾つか不便な部分があるのかなというふうにお聞きしておりますけれども、そういうところも含めて再構築するという、そういう考え方でよろしいのでしょうか。 ◎中央図書館次長(齊藤寛方君) 検索の課題は認識しておりまして、短いキーワードや曖昧なキーワードにも対応した、高速かつ精度の高い検索機能を備えてまいりたいというふうに考えております。 ◆委員(堀口順君) それはありがたいですね。その辺のところ、大分市民の皆さんからお聞きしておるので、そこが改善されるというのは非常に大きいと思います。ますますこの中央図書館が利用されることを期待いたしまして終わります。 ○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  282ページをお開きください。  8項保健体育費について御質疑ありませんか。 ◆委員(三島久美子君) 5目学校給食費、285ページです。先ほどエアコンの話がいろいろ出ていたのですけれども、給食調理室へのエアコンというのは、今回予算がついていますが、どこに整備するのでしょうか。 ◎健康教育課長(長岡誠君) 令和4年度は、南小学校、豊岡中学校への設置を予定しております。 ◆委員(三島久美子君) それ以外に、空調設備がない学校というのはどのくらいあるのかお答えください。 ◎健康教育課長(長岡誠君) 調理室に空調設備がない学校は、小学校28校、中学校12校、特別支援学校1校の計41校でございます。 ◆委員(三島久美子君) まだまだここも進めなければいけない事業かなと思っています。お金もかかることですけれども、技士さんがおいしい給食を作るために、非常に大事な整備だと思いますので、ぜひとも迅速に整備計画を立てて、進めていただくようにお願いしておきたいと思います。  あと、もう一点だけ。今高崎市は自校方式の給食を進めていますけれども、センターでやっているところもまだあります。そのセンターでの現状についてお知らせいただきたいと思います。 ◎健康教育課長(長岡誠君) センターでの現状とは、学校数とかでよろしいでしょうか。群馬学校給食センターは小学校5校、中学校1校、箕郷学校給食センターは小学校2校、吉井学校給食センターは小学校7校、中学校3校に給食を提供しております。 ◆委員(三島久美子君) ちょっと時間がもうなくなってしまったので、言いっ放しで終わりますけれども、以前からお願いしている自校方式への移行、アレルギー対応、今もセンター方式でも頑張ってくださっていますけれども、ぜひとも積極的に、お金のかかることですけれども、進めていただくことを改めてお願いしておきたいと思います。 ◆委員(堀口順君) 283ページの学校体育事業の最初のところで、中学校部活動指導員報酬ということで、部活動の顧問の先生方の負担を軽減するために、部活動の活性化のためには大切な事業だとは思っておりますが、令和4年度は何校に何人配置する予定でいるのかお示し願いたいと思います。 ◎健康教育課長(長岡誠君) 令和4年度は中学校25校に各校3名、合計75名の配置を予定しております。 ◆委員(堀口順君) そうすると、希望する中学校に関しては全て配置ができていると、そういうふうに解釈してよろしいのでしょうか。 ◎健康教育課長(長岡誠君) 各学校の希望に応じて部活動指導員を配置しているところでございます。 ◆委員(堀口順君) この部活に関しては非常に大切なことだというふうに、私は教育上も、それから子どもたちの健康上の理由も含めて大切だなと。このコロナ禍で部活動がかなり制限されて、体力も落ちているというようなことも伺っております。  そんな中で、もう一点だけ。休日の部活動の地域スポーツクラブ等への移行について、文科省も令和5年度から段階的に進めているという方針を出しております。本市としては、今後どのような取組をするというふうに考えておられるのか、お答え願いたいと思います。 ◎健康教育課長(長岡誠君) 国や県の動向を今後も注視し、適切に対応してまいりたいと考えております。 ◎市長(富岡賢治君) これは、私は国や県の言うことをうのみにしません。だって、学校からどんどん、どんどん離そうとして、それは頭でっかちの発想ですから。やっぱり学校は学校でしっかりやってもらう。そういうことで、今回も国や県に従わなくて、補助金なんかカットされてしまいましたけれども、そういうことでも、やっぱり部活動の重要性を考えましたら、国や県が一々市町村立の中学校の部活動にああだこうだ言うのはおかしいと私は思っていますから。それは高崎は高崎で決めると、こういう考えでいるのですけれども。それで、確かに外部の組織にお願いしたほうがいいという一般的な意見があるのです。だけれども、それは机の上の話であって、実際問題としてそういう人たちがちゃんとやってくれるかどうかとか、適不適というのがありますから、それは各学校が地域の実情に応じてしっかり考えていくべきことで、何もそういうことで進めろ進めろなんて言って、ああそうですかって話にはなりませんということで、高崎は高崎のやり方でやってまいります。 ◆委員(堀口順君) ありがとうございます。実は私も、どちらかといえばそちらの、今の市長の意見に賛成のほうなのですけれども。そうは言いながらも、少子化が非常に問題になってきて、部活も一つの中学校で、例えば野球だとかサッカーだとか、ある程度1チームに人数が必要な、そういう部活においては、なかなか1つの中学校単体で、例えば中体連の大会に出られないだとか、そういうことが現実に起こってきていると。そういう中で、ある程度地域のクラブチームという形での、そういう参加も、どうも中体連のほうも検討して、そういう方向に進みそうだというようなことも発表されているので、そういうことも踏まえて、今後この中学校の部活動に関しては取り組んでいただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(依田好明君) 確認でちょっとお聞きしますけれども、先ほど給食センターがまだ群馬、箕郷、吉井地域にあるとのことなのですけれども、その厨房の規模も大きいので、より熱量がすごいのですけれども、給食センターのエアコンの設置のほうはどうなっているのでしょうか。 ◎健康教育課長(長岡誠君) 群馬学校給食センターと吉井学校給食センターには配置されております。 ◆委員(依田好明君) 分かりました。  それと、学校給食の関係なのですけれども、私どもは市民の声も頂いて無料化を望んでいるのですけれども、この4月から食材費が、小麦などをはじめ上がるのですけれども、そういった場合でもその食材費の部分が影響を受けることはないでしょうか。 ◎学校教育担当部長(山崎幹夫君) 今後もそういった小麦など原材料費の高騰等につきまして注視をして、しっかり対応していきたいと考えております。 ◆委員(依田好明君) ウクライナの戦争の問題もありまして、そういう食材が値上がりしているというのがありますので、ぜひ保護者や子どもに負担がかからないようによろしくお願いします。 ◎市長(富岡賢治君) 負担がかからないようにとは、上げるなという意味ですか。それは何とも言えないです。給食の食材費は、本当に栄養士さんや調理員の方が苦労して苦労して、節約して、それは上げないで済んでいますけれども、単価がえらい安いです。だから、そういう状況になったときに、殊さら喜んで上げるはずはないですけれども、しかし適正な費用は頂かなくてはいかぬと私は思っていますので、もし依田委員が上げるなとおっしゃるのだったら、いや、それはそうとは言えないということでお答えさせていただきます。 ◆委員(依田好明君) そう言う意味は分かりますけれども、市民あるいは子どもを持つ保護者からは、給食の食材費も含めて考えていただきたいという声がありますので、よろしくお願いします。 ○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  続いて、債務負担行為及び地方債の審査を行いますので、定例会議案(2)を御用意いただき、48ページをお開きください。  債務負担行為から  地方債まで (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) これより議案第34号の所管部分を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(林恒徳君) 起立全員です。  よって、議案第34号の所管部分は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、特別会計予算の審査を行いますので、予算に関する説明書(2)を御用意ください。  議案第35号 令和4年度高崎市国民健康保険事業特別会計予算の所管部分を議題といたします。  最初に、歳入の審査を行いますので、6ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) 続いて、歳出の審査を行いますので、36ページをお開きください。  歳出 (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) これより議案第35号の所管部分を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(林恒徳君) 起立全員です。  よって、議案第35号の所管部分は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第36号 令和4年度高崎市介護保険特別会計予算を議題といたします。  最初に、歳入の審査を行いますので、64ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) 続いて、歳出の審査を行いますので、74ページをお開きください。  歳出について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) 91ページです。特定入所者介護サービス等費というのがありまして、これは低所得者への負担軽減を図るためにあると思うのですけれども、前年から見ますと5,911万7,000円減っています。また、今年度でも、その前の年から1億6,948万円減っているのですけれども、これについてお答えいただければと思います。 ◎介護保険課長(佐鳥久君) これにつきましては、令和3年8月に国の制度が改正になりまして、補助対象となります所得や預貯金の額の要件等が変更となりました。それによりまして、対象となる方が減少するというふうになったため、令和4年度におきましては減少すると見込まれるため減額となっております。 ◆委員(依田好明君) その中で、特に影響が大きかったのはどういうことになりますか、簡単に説明していただければ。 ◎介護保険課長(佐鳥久君) 特に一番大きかったのが預貯金の要件なのですけれども、以前は、令和3年の7月まで、こちらのほうは単身でお年寄り1人当たり1,000万円、夫婦で2,000万円という要件になっていたのですけれども、そちらのほうが500万円から600万円と、段階によってまたいろいろあるのですけれども、そういった形で下げられたということになりまして、500万円から1,000万円ぐらいの間の方、そういった方が対象にならなくなってしまったという形になっておりますので、人数が減ったというふうな解釈をしております。 ◆委員(依田好明君) 国の基準が変わって、申請が減ったということのようですけれども、こういう中で低所得の要介護高齢者が負担が増えたり、あるいはサービスを控えるというようなことがありますと、ますます困難になってしまいます。元は国に責任があることだと思いますけれども、本市としてもこうした高齢の要介護者で、低所得の方にもしっかり目配り、また対応をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(堀口順君) 97ページの地域介護予防活動支援事業の中の一番下になります。地域の居場所活動支援補助金ですか、156万円ほどで、減額がある程度されているのですけれども。地域介護予防活動を担っていただいている団体がたしか12団体ほどあると認識しているのですけれども、この支援補助金、3年続けて、今も話しましたけれども、減額されております。どのような内容であるのか御説明を願いたいと思います。 ◎長寿社会課長(本間澄行君) 高齢者の居場所につきましては、高齢者をはじめとして地域に住む多世代の方々、こちらが自由に集うような場所となっておりまして、住民が主体的に地域の活動に参加できる、こういった場所になっております。この補助金につきましては、居場所を運営する団体に対しまして、一月当たり1万円の運営費を交付しておるものでございますけれども、令和4年度はコロナ禍において新たな動きというのが、やはりちょっと少なかった、そういった状況を勘案いたしまして、現在開設されている居場所につきましては11か所あるのですけれども、こちらと来年度において新たに2か所、開設を予定している団体があるということで、こちらの計13団体の分を、補助金は減額することなく、1か所につき12万円、これの13団体分ということで156万円を計上させていただきました。 ◆委員(堀口順君) 13団体というのは令和4年度からということで、プラスアルファ2万円ということでございます。非常に、この居場所づくりというのは、お年寄りにとっては大切だな、地域にとってもありがたいなというふうには思います。そういう意味ではこの支援団体、ぜひ増やしていただきたいなと。その辺のところの努力もしていただきたいと思うのですけれども、どのような形でまた取り組むのか、その辺のところがお聞きできればよろしくお願いしたいと思います。 ◎長寿社会課長(本間澄行君) 協議体の活動とかから、また派生してくる部分もあるのですけれども、当課の職員のほうも積極的に地域のほうに出向いていって、地域の会合のほうにも参加させていただいております。こういったところで地域の方々が集まれる場所、こういったものをできるように努力していきたいと考えております。 ◆委員(堀口順君) ぜひ努力していただいて、一か所でもこういう居場所ができることを望んでおりますので、よろしくお願いします。  それから、99ページになります。高齢者あんしんセンター費という中で、一番下に自動車購入費ということで、(3台)というふうになっておりますが、通常今までセンターのほうでは各ところに2台程度ですか、配置されているのかなと思いますけれども、この辺のところで、この3台というのはどのような形での3台なのか御説明願いたいと思います。 ◎長寿社会課長(本間澄行君) あんしんセンターにつきましては各センターに1台、現在配備させていただいておりまして、配備のほうですけれども、令和4年度におきましては生活圏域内といいますか、その圏域内の高齢者の人口が5,000人を超えると見込まれる3か所のあんしんセンターにつきまして、職員の配置の基準が5人以上になります。そうしたところから、現在配備している1台に加えまして、追加で軽自動車1台分の配備が可能になりますので、こちらのほうの予算を計上させていただいております。対象につきましては北、東、西地区のあんしんセンターたかさき社協、それと塚沢、浜尻地区のあんしんセンター希望館、それと新高尾、中川地区のMWS日高北になっております。 ◆委員(堀口順君) すみません、勘違いしておりました。各センターで1台で、今回はそのプラス2台目ということでの3台ということですね。はい、分かりました。金額的には、多分これ軽自動車かな。                  (何事か呼ぶ者あり) ◆委員(堀口順君) いいです、いいです。多分そんな金額だと、1台100万円ぐらいですからね。これもあんしんセンターの職員の皆さん、本当に地道に地域で活動していただいておりますので、ぜひこの辺のところも進めていただきたいなと思います。  最後に1点。その上に、業務支援等委託料ということで6億円ほどですか。基幹の市役所内も含めて29か所というふうに記憶しておりますけれども、この辺のところ、令和4年度はどのような形で重点的に取り組んでいくのか説明を願いたいと思います。 ◎長寿社会課長(本間澄行君) 高齢者あんしんセンターは、待つ福祉から出向く福祉へを掲げまして、市内の日常生活圏域に29か所設置しておりまして、地域の高齢者世帯への積極的な訪問活動を展開しまして、実態の把握や定期的な見守りなどを行うなど、高齢者に寄り添った支援を現在実施しております。また、高齢者の総合相談窓口としての充実を図りまして、地域における高齢者福祉の中核機関として機能するよう、事業を推進しているところでございます。平成27年度に、それまで9か所ありました直営の地域包括支援センター、こちらを廃止しまして各地域にあんしんセンターを設置して以降、今年で7年目ということになりますけれども、活動の積み重ねにより、それぞれの地域で認知度も高まってきております。また、区長さんや民生委員さんをはじめとする地域の方々から何かと頼られる存在になるなど、高い評価の声を頂いておりますので、今後も継続して事業のほうは推進してまいりたいと考えております。 ◆委員(堀口順君) 今御答弁にありました、本当に地域の中核、お年寄りを見守っていく、本当に大切な機能を果たしているセンターだと思います。ぜひ支援を今後も充実させていただいて、このセンターが本当に地域のために活躍できることを後押ししてくれればというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第36号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(林恒徳君) 起立全員です。  よって、議案第36号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第38号 令和4年度高崎市母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算を議題といたします。  最初に、歳入の審査を行いますので、150ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) 続いて、歳出の審査を行いますので、154ページをお開きください。  歳出 (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) これより議案第38号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(林恒徳君) 起立全員です。  よって、議案第38号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第39号 令和4年度高崎市後期高齢者医療特別会計予算の所管部分を議題といたします。  最初に、歳入の審査を行いますので、162ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) 続いて、歳出の審査を行いますので、174ページをお開きください。  歳出 (質疑なし) ○委員長(林恒徳君) これより議案第39号の所管部分を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
                     (賛成者起立) ○委員長(林恒徳君) 起立全員です。  よって、議案第39号の所管部分は原案のとおり可決すべきものと決しました。   ──────────────────────────────────────────── △請願の審査  請願第1号 「聞こえのバリアフリー制度」を創設することについ        て ○委員長(林恒徳君) 次に、請願の審査に入ります。  請願文書表を御用意いただき、2ページをお開きください。  請願第1号 「聞こえのバリアフリー制度」を創設することについてを議題といたします。  まず、請願の要旨について、紹介議員として、依田議員から簡潔に説明をお願いします。 ◎紹介議員(依田好明君) 聞こえのバリアフリー制度を創設するための請願について、私から趣旨説明させていただきます。  年齢とともに、小さな音や高い音が聞こえにくくなります。原因は、耳の奥のほうで音を電気信号に変換する細胞が加齢とともに減っていくためです。加齢性難聴は、認知症のリスクが高まることが分かっています。聞こえが悪くなることで脳への刺激が減り、記憶力も低下します。そして、人とのコミュニケーションがうまくできなくなるということで、閉じ籠もりになるおそれも出てきております。70歳以上の高齢者の半数が加齢性の難聴と推定されております。41から60デシベル程度の中程度の難聴ですと、普通の会話が困難で、社会的孤立につながりやすくなります。そこで、WHOでは補聴器を常時使用するように勧めているわけです。  こういう中で、今回の請願が出てきたわけです。しかし、補聴器は非常に精密な医療機器で、片方が3万円から20万円、両方だとその2倍の費用がかかるので、年金生活での購入は大きな負担になります。早期に補聴器を使用することで、認知症を予防することができます。進行すると、十分な効果は得られないそうです。今は70デシベル以上の難聴であれば、高度・重度の難聴として身体障害者手帳が交付となって、自己負担1割で済みます。70デシベル未満の中程度の難聴だと、国の補助がない状態です。こうした中で全国的に、請願にもあるように、自治体での取組が進んでおります。東京都では23区の6割が実施しております。特に東京都港区では、高齢者の社会参加をもっと促進するためという趣旨で、60歳以上を対象に、所得制限なし、助成額の上限が13万7,000円という画期的な制度がこの4月から導入されます。60歳以上としたのは、難聴になっても仕事が続けられるように早めにしたそうで、難聴の早期発見のチェックリストの活用まで盛り込んでおります。そんな中で、今回、聞こえのバリアフリー制度の創設を求める請願を提出するわけです。  請願項目としては、1つ目に市の健康診断項目に聴力の検査を入れるように求めています。早期に発見することが閉じ籠もりや認知症への進行を少なくし、結局医療や介護費用の節減にもつながっていくと思います。2つ目に、中度・軽度の加齢性難聴者の補聴器購入に市として助成制度の創設を求めています。また、補聴器のリース代助成についても検討するように求めているわけです。先ほども述べたように、補聴器は片方で3万円から20万円、両方ではその2倍ですので、年金生活者にとってはとても大きな負担になるからなのです。  以上、本請願に対する委員の皆さんの請願への賛成をお願い申し上げまして、趣旨説明とさせていただきたいと思います。 ○委員長(林恒徳君) 次に、本件について、執行部から何か発言はございますか。 ◎副市長(齋藤逹也君) 特にございません。 ○委員長(林恒徳君) それでは、本件に対し、御質疑、御意見がありましたらお願いいたします。────質疑等を終結いたします。  それでは、本請願の取扱いについて採択、不採択、継続審査がありますが、各委員の御意見をお聞きしたいと思います。 ◆委員(依田好明君) 紹介議員として、賛成の立場で採択をお願いします。 ◆委員(根岸赴夫君) 請願文書中にWHO、世界保健機関の基準の引用がありますが、国の基準がまず定まっていて、制度が定められているということでございますので、我が国において議論されるべき事項だというふうに思っております。高崎市では、国の基準に基づいて対応していただいているようでございますし、加齢性難聴でお困りの方については、高崎市でできる限りの対応をしていただいているというふうに思っておりますので、本請願につきましては、本市の状況にそぐわないというふうに思いますので、したがって不採択でお願いしたいと思います。 ◆委員(堀口順君) 不採択でお願いいたします。今根岸委員からもお話がありましたけれども、国の動向を見つつ、趣旨としてはよく分かるのですけれども、私もちょっと難聴ぎみではございますが、ぜひ近い将来、国がそういうことに対して支援するということを期待しつつ、今のところは現状でということで、不採択でお願いいたします。 ◆委員(白石隆夫君) この請願については昨年の3月に全く同じ内容で提出され、そして不採択となりました。若干中の文章は変わっていますが、請願事項はまるっきり同じでありますので、今回も不採択とすべきと思います。 ◆委員(丸山覚君) 先ほど白石委員もおっしゃられましたけれども、これ令和2年にも、それから令和3年にも同じ趣旨で出されていて、特に環境も変わっていませんし、うちの会派としても不採択でお伝えしておりますので、不採択でお願いします。 ◆委員(三島久美子君) 趣旨は分からなくはないのですけれども、先ほど来皆様がおっしゃっているように、医療機関の関係も対応できる場所が限られているのかなというのもありますし、そういったこと、また補聴器の購入補助については、障害者の方への補助制度などもございます。国の動向を見ながら進めていく必要があるということで、現段階では不採択とさせていただきたいと思います。 ◆委員(丸山和久君) 不採択でお願いします。 ○副委員長(樋口哲郎君) 不採択でお願いします。 ○委員長(林恒徳君) それでは、これより請願第1号を起立により採決いたします。  本請願を採択することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(林恒徳君) 起立少数です。  よって、請願第1号は不採択とすべきものと決しました。   ──────────────────────────────────────────── △審査終了 ○委員長(林恒徳君) 以上で本委員会に付託された議案及び請願の審査は全て終了しました。  審査に当たり円滑な委員会運営に御協力いただき、ありがとうございました。  なお、委員長報告の作成につきましては私に一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(林恒徳君) それでは、そのようにしたいと思います。  以上で本日の議題を終わります。                                         午後 2時48分   ──────────────────────────────────────────── △報告事項 ・令和4年度高崎市食品衛生監視指導計画(案)に関するパブリックコメントの実施結果について ○委員長(林恒徳君) 次に、報告事項に入ります。  令和4年度高崎市食品衛生監視指導計画(案)に関するパブリックコメントの実施結果について説明をお願いします。 ◎生活衛生課長(青山正樹君) 令和4年度高崎市食品衛生監視指導計画(案)に関するパブリックコメントの結果につきまして御報告を申し上げます。  お手元に配付いたしました資料を御覧いただきたいと思います。令和4年1月26日から2月15日まで、令和4年度の高崎市食品衛生監視指導計画(案)を公表し、意見の提出をお願いしました。その結果、提出された御意見はございませんでした。  今後の予定でございますが、パブリックコメントによる意見結果の公表を3月11日から市民情報センターや市ホームページ等で行い、4月1日から計画に沿って実施していきたいというふうに考えております。  以上、簡単ではございますが、令和4年度高崎市食品衛生監視指導計画(案)に関するパブリックコメントの実施結果についての報告とさせていただきます。なお、本委員会終了後、全議員の皆さんに本資料を配付させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(林恒徳君) 説明は終わりました。  本件に対し、御質疑等がありましたらお願いいたします。────なければ本件を終結いたします。  以上で報告事項を終わります。   ──────────────────────────────────────────── △その他 ○委員長(林恒徳君) 次に、その他として執行部から何かありましたらお願いいたします。  なければ、この際委員の方々から執行部に対し、お聞きしたいことがありましたらお願いいたします。 ◆委員(丸山覚君) すみません、最近というか、プラスチックごみの削減ということで、私たちももうスーパーでのレジ袋というのは大分使わなく、それがもう定着してきたという感があります。最近テレビで、コンビニのお弁当でプラスチック製のスプーンみたいな、あれを首都圏のほうで実験的に減らしていこうみたいな話が今ちょうど出てきている中で、もう一つ教育関係で、給食の中で、牛乳についているストロー、この話題が出始めてきたところだというふうに思っています。給食って別にお昼御飯だけの意味ではないので、教育的な意味というのが非常にあるものなので、ではストローをなくして、その代替品はどうするのかとか、教育委員会だけで対応できる話でもなくて、業者さんに協力してもらわなければいけないという話にもなって、いろいろ課題もたくさんあるとは思うのですけれども、これからそういったこともアンテナを高くして研究しておかなければいけない、そんなテーマであろうかなとは思っているのですが、高崎市のほうの教育委員会の御認識をちょっと伺えればありがたいなと思うのですけれども。 ◎健康教育課長(長岡誠君) 牛乳のストロー等を各学校ではプラスチックごみとして適切に処理を行っておるところです。プラスチックごみの削減につきましては、今後研究してまいりたいと考えております。 ◆委員(丸山覚君) 適切に処理していただいているというふうには、当然そうだと思います。その上で、子どもたちの給食の中での、その環境教育というのですか、その中でどういうふうに取り扱うのかというのも少し研究も始めていただければありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(依田好明君) まだオミクロン株の感染拡大が収まっていないのですけれども、子ども自身が感染したり、学校だとか幼稚園とか、そういったところが休校になったり、学級閉鎖になったりして、保護者が仕事に行けないで収入が減ったり、なくなってしまったりしている、そういう状況があるのですけれども、そういったところ、小学校、特別支援学校、幼稚園、保育園などへの国のコロナ対策として小学校休業等対応助成金があります。また、中学校の場合も新型コロナ対応休業支援金制度、高校生も含まれますね、そういう形もあるのですけれども、いろいろと雇用主が協力してくれないと補償されないケースがあるわけなのです。そこでお聞きしたいのですけれども、こうした小学校休業等対応助成金制度でありますとか新型コロナ対応休業支援金制度、これらは保護者などに周知しているでしょうか。また、どんな形で周知しているかお聞きしたいと思います。 ◎学校教育課長(橋爪幸雄君) 各学校においては、市教育委員会と連携しまして、学校だよりや、また各学校のホームページを通して保護者への周知を図っているところでございます。 ◆委員(依田好明君) 新型コロナで減収したりするようなことがないように、ぜひ周知のほうをよろしくお願いしたいのですけれども、また雇用主に対する周知という点では、教育委員会としては非常に難しい部分があるので、市として、ほかの部署が中心になると思うのですけれども、雇用主への働きかけのほうもぜひやっていただきたいということを要望したいと思います。 ○委員長(林恒徳君) ほかにありませんか。   ──────────────────────────────────────────── △閉会 ○委員長(林恒徳君) なければ、以上で本日の教育福祉常任委員会を閉会いたします。                                       午後 2時55分閉会...