○
委員長(
清水明夫君) 説明は終わりました。
本件に対し、御
質疑等がありましたらお願いします。────なければ、本件を終結いたします。
次に、
令和3年度
高崎市
食品衛生監視指導計画(案)に関する
パブリックコメントの
実施について説明をお願いします。
◎
生活衛生課長(
武井祥一君)
令和3年度
高崎市
食品衛生監視指導計画(案)に関する
パブリックコメントの
実施につきまして御報告申し上げます。
お手元の
令和3年度
監視指導計画案を御覧ください。この
計画は、毎年
次年度の
計画案を作成し、その作成に当たっては広く
市民から意見を聞くことが
食品衛生法で規定されております。基本的なところは割愛いたしまして、
次年度の
計画で変更となりました事項につきまして御説明いたします。
資料の6ページをお願いいたします。下段の第7の
重点監視指導事項のところでございますけれども、次の7ページの重点2に記載しました
食品衛生法改正に伴う
営業者への周知が新たに加わった事項となります。
食品衛生法が一部改正となり、新たに許可が必要な業種が加わったことから、該当する
営業者には申請を行っていただいたり、
営業許可を受けている業種以外の
営業者は今回の改正で届出を行うこととなりました。いずれも本年6月1日が
施行日であることから、該当する
食品事業者に対しまして様々な機会を通じて法律の改正を周知いたしまして、円滑に手続を行っていただくよう対応してまいります。その他の
重点事項につきましては引き続き
実施していくこととしております。
続いて、資料の9ページですが、食品の
事業者への
監視指導実施計画についてでございます。その施設が取り扱う食品の危害の程度や施設の規模に応じてAからDの4つに
ランク分けをいたしまして、それぞれ右の欄に記載の延べ立入り回数、合計いたしますと3,580件になりますけれども、
監視等を
実施いたします。また、次の10ページの
食品検査計画ですけども、市内で生産された食品や農産物を含め幅広い食品に対しまして
理化学検査及び
微生物検査を359件
実施いたします。以上、
令和3年度の
計画案について御説明をいたしました。
パブリックコメントの
実施につきましては、お手元に配付いたしました1枚紙のほうを御覧いただきたいと思います。
パブリックコメントの
実施期間につきましては、1月27日水曜日から2月17日水曜日までの期間といたします。
公表場所、方法などにつきましては記載のとおりでございます。その結果、意見が寄せられました事項につきましては検討を行い、3月に意見結果の公表を行い、4月1日からの
実施を予定しております。
以上、簡単でございますが、
令和3年度
高崎市
食品衛生監視指導計画(案)に関する
パブリックコメントの
実施につきましての報告とさせていただきます。なお、本
委員会終了後、全議員の皆様に資料を配付させていただきますのでよろしくお願いいたします。
○
委員長(
清水明夫君) 説明は終わりました。
本件に対し、御
質疑等がありましたらお願いいたします。────なければ、本件を終結いたします。
以上で
報告事項を終わります。
────────────────────────────────────────────
△その他
○
委員長(
清水明夫君) 次に、その他として執行部から何かありましたらお願いいたします。
なければ、この際
委員の方々から執行部に対しお聞きしたいことがありましたらお願いいたします。
◆
委員(
青木和也君) 新型コロナウイルスのワクチン接種についてお尋ねいたします。先般、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を円滑に進めるための担当大臣に河野太郎行革担当大臣が起用され、国内においてのワクチン接種の機運が高まっております。そこでお伺いいたしますけれども、本市におけるワクチン接種の体制づくりの現状、これは国の方針等々でまだ決まっていない部分もあるかと思うのですけれども、ワクチン接種に関して大まかなスケジュールで何か分かっていることがありましたら確認させてください。お願いします。
◎
保健医療部次長(青柳正典君) 本市におけるワクチン接種の体制でございますけれど、3月下旬頃には
高齢者の優先接種ですとか一般の方の接種もございます。そこは市町村が調整主体となりますので、今年の年明けには保健予防課の予防接種担当内にワクチン接種に対応する職員3人を増員して接種体制、あるいは接種券の発行準備ですとか印刷に関して、あとは地元の医師会と調整に当たっているところでございます。先に納入されるワクチンは、今、ファイザー製というふうに伝えられておりますけれど、基本的には超低温での保管が必要になっています。まだ国のほうで詳細な内容は示されておりませんけれど、この超低温フリーザー、ディープフリーザーと言われているものなのですけれど、これが配備されると、この冷凍庫を設置した
医療機関が基本型施設という形で位置づけられることになりますので、この施設に対しての接種体制等も整備いたしまして、効率よく接種できるような体制をつくっていくことにも努めていきたいと考えております。
また、大まかなワクチン接種のスケジュールでございますけれども、国が想定しているワクチンのスケジュールでございますけれども、2月中旬には先ほど言ったファイザー社製の承認が判断されることになるかと思います。この承認がされますと、2月下旬には安全性調査に参加する医療従事者の先行接種、この間新聞の報道でもございましたが、国立病院機構がまず優先的な接種病院となりますので、
高崎市におきましては総合医療センターが対象施設になろうかと思われます。そこで働く医療従事者の接種が先行して行われます。また、3月中旬には医療従事者への接種も始まる予定でございます。また、3月下旬には65歳以上の
高齢者の方の優先接種が始まる予定になっております。この優先接種に続いて一般の方の接種が開始されますけれど、今のところ5月下旬あるいは6月上旬というのを予定しておりますけれど、当面は16歳以上の方を対象とするというふうな報道も現在出ているところでございます。まだまだ細かい状況は分かりかねますけれど、現状はそういった状況で進んでいるところでございます。
◆
委員(
青木和也君) どうもありがとうございます。これからいろいろなことが国から示されるというふうに思っておりますので、円滑に、
市民の皆さんが安心・安全なうちに接種できるように、ぜひ周知等を含めて対応いただければというふうに思います。どうもありがとうございます。
◆
委員(
谷川留美子君) 児童・生徒へのパソコン1人1台整備の進捗状況についてお伺いします。発注先や納期などは、どの段階まで進んでいらっしゃるのでしょうか。
◎
教育総務課長(真藤要一郎君) 進捗状況ですけれども、まず学校内のネットワークの改修、それから電源保管庫の整備につきましては、おおむね2月末をめどといたしまして今
事業を進めているところでございます。また、タブレットパソコンにつきましては、今年度中の配備を目指しまして調達の手続を進めているところでございます。
◆
委員(
谷川留美子君) ありがとうございます。ネットワークの環境のない家庭でも使えるタブレットを準備すると伺っておりますが、学校が休校にならない限りは家に持ち帰れないと聞いています。他の市では、家に持ち帰ることができるという市もあるようなのですけれど、やっぱり
高崎市では家にパソコンがない子でも家に持ち帰って復習したりするということはできないのでしょうか。
◎
学校教育課長(橋爪幸雄君) もちろん自宅での学習については可能ですけれども、そのためにも日々の授業の中での使い方だとかルール、そういうものについてしっかり学び取ることを勧めておりますので、よろしくお願いします。
◆
委員(
谷川留美子君) それでは持ち帰ることもできるということなのですね、ありがとうございます。家で自由に使える子と使えない子では、その差を埋めるのがなかなか難しいと思うので、持ち帰れば家にない子は本当に喜ぶと思うのです。でも、どうしても学校で授業中に習うだけだと、やはり差がありますから先生も大変だと思います。やはり、そういうときのためにも補講をするとか、誰かパソコン
支援員の方を準備するとか、そういう必要性はどのようにお考えでしょうか。
◎
学校教育課長(橋爪幸雄君) 前回も議会のほうでありましたけれども、
支援員を教育センターのほうに配置しておりますので、そういうところをフルに活用しながら、今後も努めてまいりたいと思います。
◆
委員(
谷川留美子君) では、その準備もあるということで、ありがとうございます。せっかく
オンラインを利用した学びの環境ができるので、例えば不登校のお子さんも一緒に家で
オンラインで勉強ができるような、そんな活用も考えることができると思うのです。ぜひそうすれば喜びますので、家にいる子たちも。有意義に活用してより発展的な
事業を進めていただきますように、どうぞよろしくお願いします。
◆
委員(伊藤敦博君) 毎度で恐縮ですけれども、新型コロナ感染症対策について伺いたいと思います。今11都府県で緊急事態宣言のまさにさなかですけれども、報道にあるように新規感染者がなかなか減りません。亡くなられた方は既に5,000人を超えました。本市でも、昨年の間は比較的数字が少なかったのですが、毎日のレポートを拝見すると、今月になってから既に200人の陽性者が出て、残念ながら先週亡くなられた方もいらっしゃいます。基本的には、政府のやり方を見ていて、後手後手で、右往左往する中で、本当に菅さんに任せていたら助かる命も助からないのではないかという声も聞いていますけれども、そういうところで
市民の不安が募るばかりです。やっぱり自治体がこういうときに
市民の不安を払拭するために正確な情報発信をしていくことが、私は大事ではないかというふうに考えています。
幾つか伺いたいのですけれども、まず、残念なことに
高崎市でもこの年末から1月にかけて、小学校、それから高等学校、あと
医療機関で、クラスターと言えない部分もあるかもしれないですけれども、複数の感染者が発見されました。これについて本市としてはどういう対応をしたのか御報告いただきたいと思います。
◎
保健予防課長(小池芙美子君) 今、学校や
医療機関で陽性患者の発生があった場合、陽性患者一人一人に積極的疫学調査により本人の行動歴等を発症前2週間に遡り、聞き取りを行います。同時に、学校や
医療機関の調査も行います。患者本人は隔離措置を取り、患者と接した人を洗い出し、この際に
高崎市では濃厚接触者だけではなく広範囲の拡大検査と健康観察、外出自粛をお願いすることになります。早い段階で陽性患者を発見し、療養につなげ、感染の拡大防止に努めています。学校や
医療機関における感染対策は、それぞれのガイドラインに基づいて徹底されていることと思います。
最近の陽性患者の積極的疫学調査を見ますと、感染経路が不明なものも多くありますけれど、この年末年始、3連休に県外への外出、それから親族宅への訪問、親族の帰省など、ふだん会わない人との会食の機会を持たれていることが分かりました。集団生活の中に持ち込まれた場合、感染拡大の抑制は難しくなります。もう一度、教員、生徒、医療従事者、
市民一人一人が、うつさない、かからない対策を徹底することが大事です。今後も感染予防の周知等に努めてまいります。
◆
委員(伊藤敦博君) ありがとうございました。人数を見ると300人、400人の方にPCR検査を受けていただいたり、それを全部追っかけているということで、大変甚大な御尽力をいただいた中で、比較的小学校なんかは早い収束で復活できたのかなというふうに考えておりますけれども、やっぱり心配なのは、学校などでは本当にやるべきことはこれまでやってきたと思うのですが、今言われたように県外とかふだん会わない人との接触の中で、防ぎようのない状況が今後も発生すると思いますので、しっかりとした対応をこれからもよろしくお願い申し上げます。
それで、毎日の日報を見てみると、陽性者が書いてあって、そのところに入院については現在調整中というコメントが多いと思います。全国的には1万5,000人が入院調整中で、テレビ番組なんかではなかなか搬送先が見つからなくて、救急車を呼んだけれども行く先が見つからないなんていう報道もされていますけれども、本市は現時点で
医療機関の受入れ体制、病床確保のほうはどういうふうな状況になっているのでしょうか。
◎保健医療総務課長(青山正樹君) コロナ病床の確保につきましては、直接は群馬県が対応しているところでございます。現在確保している335床の使用率が60%を超えたということで、さらなる増床に向けて県内の
医療機関に対しまして依頼を行っているというふうに聞いております。本市でも、コロナの入院患者の受入れにつきましては、市内の協力
医療機関に対しまして市独自の
支援の下、協力を依頼し増床につなげてきたところであり、現在も
高崎総合医療センターと日高病院に増床を準備していただいているところでございます。
◆
委員(伊藤敦博君)
高崎市では、病院に対して財政
支援もしていく中で、一定の数を確保しているということについては、前の議会の中でも評価をさせていただきました。今のところ私の近隣のところでは行き先がないという話は伺っていませんけれども、今後まだまだ予断を許さない状況ですので、ぜひしっかり
医療機関の確保をお願いしたいと思います。
すみません、もう一点いいですか。同時に、発症者は当然
医療機関ということですけれども、PCR検査の中で、発症していない方が今は当然自宅待機あるいはホテル待機ということになろうかと思います。これについても、今非常に増えているという話を先ほどさせていただきましたけれども、行く先がなくて心配だという方もいらっしゃるのですが、今、本市で自宅待機者というのが増えているのかどうかという点で、先日も報道で
高崎のホテルも確保されたということを伺っていますけれども、その辺の軽症者の受入れ体制について教えてください。
◎
保健予防課長(小池芙美子君) 今現在、宿泊療養している方は、県内が164人、本市では
54人です。入院・宿泊療養を調整中の方が県内で91人、昨日現在で本市では20人となっています。入院、それからホテル入居につきましては2日、長くて3日くらいには入れる予定にはなっております。今現在、群馬県としては、陽性者は入院または宿泊療養という方針で対応していますが、今後患者数の増加に伴い、在宅療養も検討していくとのことでした。ホテルでの医療提供体制ですけれど、看護師が24時間常駐して1日2回の健康観察を室内の電話を通して行っています。医師は、1日に1回は施設に出向き、それ以外は呼出しに応じて来ていただく体制だそうです。解熱剤等の対症療法の薬の処方は行われています。体調不良があればすぐに
医療機関に搬送できる体制は整っています。本日稼働する
高崎市の宿泊療養施設が542室ありますので、今後につきまして早期の入所ができるように要請してまいりたいと思っております。
◆
委員(伊藤敦博君) ありがとうございます。ベッドの数にしても、医療
支援にしても、それなりの準備ができているということで、ひとまずは安心しました。首都圏では、この間自宅待機中に状況が急変して亡くなられている方というのもいらっしゃるので、その辺もしっかり
支援をしていただきたいし、悲しいことにホテルで待機中に自死された女性がいらっしゃるという報道がありましたけれども、そういうメンタルの面も含めてしっかりとフォローをお願いしたいと思います。
あと一点だけいいですか。最後にもう一点だけ。先ほど課長のお話の中で、
高崎市は積極的疫学調査をして、広範囲に調査、追跡を行うことによって最小限に被害を食い止めているというお話をいただいていますけれども、ここに来ていろいろなところから、無症状患者を発見するためにはもっと広範囲に、例えば
地域を絞って行うとか、あるいは3密が避けられない介護施設だとか医療施設、そういうところで定期的にPCR検査を行うことが、最終的にコロナを封じ込める上で非常に有効ではないかというお話が出ているのですけれども、これについて本市は今現在ではどういうふうに考えているのか伺いたいと思います。
◎
保健予防課長(小池芙美子君)
社会的検査というふうに申しますけれども、
社会的検査については、感染拡大が高止まり、陽性者が減らない
地域の住民ですとか、医療従事者や介護
事業所、
障害者施設、保育園、幼稚園、小・中学校の職員を対象に、施設
利用者等への感染を未然に防ぐ目的で一斉に、定期的にPCR検査を行う方法ですが、無症状の人から新型コロナウイルスの感染が広がるのを防ごうとする狙いがある一方、検査数が許容範囲を超えて、症状がある人の検査に遅れが出ないか、保健所は陽性者の聞き取りや書類作成、毎日の健康観察など日々の業務に追われておりますが、それに対応するための体制が取れるかなど、医療現場では陽性者のフォロー体制への不安も懸念されるところでございます。PCR検査は、あくまでも検体採取した時点での結果であります。陰性と判断された人が、安心して外出してしまい、市中において人との接触機会が増えることも懸念されます。本市は、陽性患者の周りを広く拡大検査しております。施設や学校を丸ごと検査することもあります。今後も1,000件取る予定がございます。今後の感染拡大状況なども見極めるとともに、他県で
実施されているそういった方法の実績なども参考にして、今後研究してまいりたいと思っております。
◆
委員(伊藤敦博君) 前向きな御答弁ありがとうございました。実際には、キャパシティーの問題だとか、それから幾つかの課題があるということで、私なりにも理解していますけれども、政府もここに来て若干、不特定多数を公費で検査という話も出てきています。先日、ノーベル賞を受賞された先生方から、やっぱりPCR検査をもっと拡大しなければ駄目だという話がありました。
高崎市では今1,000件もの
計画があるというお話があって、ある意味安心できる部分でもあります。それについてしっかり対応をお願いしたいと思います。
最後に、蛇足になりますけれども、
保健医療部の方、ほかのセクションの方も含めて大変頑張っていらっしゃるのは本当に頭が下がる思いで、そこのキャパシティーは大丈夫かということを本当に陰ながら危惧しております。そこへのマンパワーの増員も、ぜひ幹部の方には御検討いただきたいと思います。
◆
委員(新保克佳君) 今の御質問でもあったのですけれども、今年のお正月、元旦の日の第1報だったのですけれども、私の地元でありますのでお話ししますけれども、南八幡小学校の教員の方に陽性反応が出たと。ここから始まりまして、今年のお正月が
地域も含めて大変な状況だったわけなのですけれども、先ほどの詳しいお話でどういった行動を取っていただいたかということはよく理解できました。
地域のいろんな反応もやっぱり今回はありまして、当初は学校名が公表されたということで非常に、意見がありました。ただ、今思うと児童、そしてまた教員、そして大人の方を含めて21名でありましたので、私自身は学校名の公表に対してはよかった、適切だったなと思います。なぜかと言うと、様々な臆測、いろいろなものが飛び交っていましたので、あそこでもし公表しなかったら、かえっていろんな尾ひれ、背ひれがついたような話が横行していたかなと思いますと、結果的には
地域も落ち着いて行動できましたのでよかったと思います。ただ、その辺の、一応どういう経緯でこういった公表になったのかというところを確認しておきたいのと、今回は結果的に南八幡
地域でそういったコロナの感染が出たということで、いろんな
地域の力も借りながら対応したのですけど、何か気づいたこと等があればこの際なのでお伺いしたいと思います。
◎
保健医療部長(新井修君) 年明けの小学校での複数の陽性患者の関係ですので、私のほうから御説明させていただきます。
どのような考えで公表したかというお話がございました。本市では、何度か一般質問等でも説明させていただいておりますけれども、施設や
事業所等で陽性患者が発生した場合につきましては、関係部局が一堂に集まり、状況の把握に努め、公表の際には
社会的影響等についてその都度検討しております。特に、
事業者名等を公表する場合は、その事案の一つ一つについて丁寧に検討を行い、誤った情報などが広まることのないように、また情報を公表しないことにより、臆測により誹謗中傷や風評被害が発生しないように対応してまいりました。今回、市内小学校から複数の陽性患者が発生した事案でしたが、これまでと同様に学校名の公表などにつきましては、保健所が
実施した積極的疫学調査の結果を踏まえて、関係部局と検討を重ね判断したものでございます。
それから、気づいた点というのは今回幾つかございました。保健所に発症届が提出されると、その後、今もお話ししましたように、法律に基づいて積極的疫学調査が
実施されます。最近の発症事例では、保健所の調査前に患者や勤務先、それから施設などが自らの判断で行動してしまうというケースが見受けられます。今回も、市内の小学校で複数の子どもが陽性になった初めてのケースということで、発生当時なのですけれども、情報が錯綜しまして、保護者をはじめとする学校関係者、
地域の方々が不安に思って、すごく心配する声が多く寄せられました。そこで本市では、現在の状況を詳しく記載したチラシを作成して、区長、民生
委員の皆さんの御協力の下、小学校区の全戸に配付させていただきまして、その結果正しい情報が提供できたということもあって、落ち着いた行動を取っていただくことができました。学校や施設でのこういった患者発生時に、落ち着いた行動をしてもらえないかという対応については引き続き検討していきたいと思っています。
◆
委員(新保克佳君) ありがとうございます。本当に、今、部長からもお話がありましたとおり、お正月だったというところもあるのですけれども、非常にびっくり仰天、こういったときにということだったので。私も、
委員長の清水議員とも連携しながら、また本当に横断的に対応していただきました各部署に伺いながら、
地域も奔走して、落ち着くようにということで動かせていただきました。
その中でこんな事例があったということで、ちょっとお伝えしたいと思いまして、お考えも聞きたいと思うのですけど、不幸にも陽性になられた方、これはただ逆に言うと、病院に入院になったり、ホテルにというところだったり、それなりの対応はあるわけですけれども、濃厚接触者なのですが、自宅に待機ということになっていくと、外出できない中で、急なことなのでお買物に行けなくなって、食料品ですとかそういったものが底をついてしまったと。こういった、困ったというお話が、これは現実の上でありまして、そういったところのケアというか、今後の課題としてあるのかなと思います。買物代行という話になるかもしれませんけれども、
高齢者にはこれまで
福祉部のほうの
事業でありますけれども、
高齢者に限らず、こういった事態に備えた、そういった困り事、緊急的なものに対して対応していただけるような、何か取組というのは必要かなというふうに感じるのですけれども、どうでしょうか、その辺のお考えは。
◎
保健医療部長(新井修君) 今お話がありましたが、いわゆる買物代行
サービスですが、宿泊療養施設に入るまで待機している方や濃厚接触者につきましては、市からも在宅中の注意点等については御説明のほうをさせていただいております。濃厚接触者は2週間の自宅待機になりますが、その買物の方法についても説明させていただいているところでございます。方法としては、親族や友人等にお買物をお願いして、買物したものをドアの外に置いておいてもらうという方法や、あとは非対面の宅配
サービスをスーパーなどで実際にもうやっているところもありますので、そういったところもありますということをお伝えしています。食料品や衛生品の買物代行
サービスをしている自治体があるということは承知しておりますけれども、民間
事業者で同様の
サービスを行っているような状況もありますので、接触しなくても配達してくれる民間
事業者の利用について御説明をさせていただきたいと思っております。
◆
委員(新保克佳君) ありがとうございます。本当に経験してみて、したくない経験だったのですけれども、してみて改めて気づいたこともありまして、そういった中で今後これは実はどこの
地域でも発生する可能性は十分あるわけですし、学校もそうです。そういう中で今回、先ほどもありましたけれども、通算で5回市から発表していただいたものを全戸配付ということで、本当に
地域の皆さんにもお世話になったのですけども、今後こういった事態が発生したとき、学校のみならず
地域ということで、やはり落ち着いていただくことは非常に重要なので、今後の対策、また行動
計画というのですか、ガイドラインというのか、そういったものをもし、必要かなと思うのですけども、その辺のお考えについても伺いたいと思います。
◎
保健医療部長(新井修君) 今御説明させていただきましたように、本市では陽性患者が出ますと、一連のそういった関係各部局が集まったりすることが、もう本当に自然の流れの中で体制が取れております。ですから、行動
計画みたいな、そういったマニュアルをつくるかというと、そこはまだ今後研究していかなければいけないのですけれども、先ほどございました
地域へのチラシ作成だとかそういったものについては、また状況を見ながら適切に対応していきたいというふうに考えております。
◆
委員(新保克佳君) いろんなことを準備しておくということだけでも必要だと思いますので、幸いそういった横断的に、すぐに集まる体制ができているということで安心ではあるのです。今回も教育部、またもちろん
保健医療部、そして
福祉部、子育て
支援担当、皆さんに大変お世話になりましたし、また非常にスピーディーな対応というのも、一方で、横で見て分かりましたので、また引き続きその中から新しいもの、またよりよいものをつくっていただきたいなというふうに思います。
もう一点よろしいでしょうか。新型コロナワクチンの接種について私のほうからもお伺いしたいと思うのですけども、先週厚労省のほうから通知等が出ていると思いますし、これからそういった指示等々があるということで先ほど御答弁がありましたけれども、そうはいってもやはりもう分かっていることとして、接種会場、これは市のほうで確保するということだと思いますので、現段階でこの新型コロナワクチン、もちろん3月中旬ぐらいから始まるのだけれども、その対象によってやっぱり会場の大きさも違うと思いますけれども、接種会場なんてどうですか、その辺の議論はどの程度進んでいるのでしょうか。
◎
保健医療部次長(青柳正典君)
委員おっしゃるように、会場ですとか接種方法についてもまだ国のほうから、集団接種、個別接種とか幾つかまだ案がある状態なものですから、まだ現状ではちょっとどういう格好になるかというのは検討中というか、国の話の流れの中で考えていきたいと思っております。
◆
委員(新保克佳君) 分かりました。またこれから議論が深まっていくと思いますので、いろいろ御報告もあろうかと思いますので注目していきたいと思います。
今お話があった接種の仕方、方法もこれからということですけれども、ちょっとこれもそこに入ってしまうのかなと思うのですけども、その接種の仕方、これは任意接種ということなのだと思うのですけども、では個別に接種の御案内、通知が来るのか、何か接種券みたいなのが来るのか、またそれは自分から申込みをするのか、どういうふうにするのか、そんなようなこともちょっと気になるところでありますので、その辺はどうでしょうか。
◎
保健医療部次長(青柳正典君) こちらもまだ細かいものはないのですけれど、実際は予診票の作成を行い、接種対象者に対して受診券を発送する、あるいは受診に関しては、今システムを国のほうで検討しておりまして、そこのシステムで予約登録を行うとか、そういった大枠はあるのですけれど、どういう流れでという細かい内容が分かっておりませんので、新しい情報が分かり次第、また御報告をさせていただければと思います。
◆
委員(新保克佳君) すみません、なかなか決まっていないところで。やっぱりこういったことが
市民の方はこれから気になるところだと思いますし、今の話も含めて相談に相当来ると思いますので、相談受付の部署、窓口みたいなのも別途必要かなと思います。または接種勧奨も当然必要でしょうし、さらには接種後の副反応というところもあろうかと思いますので、ここはどうですか、その辺の全部の相談窓口みたいなものをおつくりになる予定はあるのでしょうか。
◎
保健医療部次長(青柳正典君) コロナワクチン接種に関しては、一義的に市町村が行いますので、そういった問合せに対しての人員体制、あるいはワクチンの接種が始まれば、そのコールセンター、そう
いったものの設置の予定はしておるところでございます。いずれにしても、そういった
市民の方の不安等もございますので、問合せ等があれば受けていけるような体制は、今後も積極的に構築していければと思っております。
◆
委員(新保克佳君) ありがとうございました。様々伺ってまいりましたけども、やはりここは本当に、先ほど来ほかの議員の皆さんからもありましたけども、市の皆さん、そしてまたアンテナを張っていただいて、スピーディーに対応していただきたいとお願いを申し上げます。
◆
委員(三井暢秀君) 私もコロナに関してなのですけども、先ほどの新保
委員からの無症状者に対する対応というのとその無症状者に対する
支援ということは私も言いたかったのですけども、新保
委員のほうから言われたので、まあよしとしますけれども、私がもう一点聞きたいのが、この無症状者の退院の基準、これは宿泊療養と自宅療養の2つに分けられると思うのですけども、この退院の基準についてもう一度説明いただけますでしょうか。
◎
保健予防課長(小池芙美子君) 無症状者の退院基準につきましては、2通りの退院基準がございます。1つ目は、症状がないので検体採取日を発症日というふうにしますので、検体採取日から10日間経過すれば退院が可能になります。それと
2つ目は、検体採取日から6日間経過した後、24時間以上の間隔を空けて、2回のPCR検査で陰性を確認できれば退院可能というふうになります。
◆
委員(三井暢秀君) 了解しました。昨年の法改正で2週間から10日というふうになったわけなのですけども、なった本人がやはり退院後の自分の行動、そういったものをやはり先ほど言われたチラシを配って注意を喚起していく、また感染症にならないようにどうしたらいいのかという行動を示しているとは思うのですけども、ぜひその辺りを、私もここで言ってはなんなのですけど、同級生が陽性になってしまって、どうやって行動していったらいいのか分からないと。まず、保健所やコールセンターも含めて聞いているのですけれども、聞いた中でもやはり御近所の目があるだとか、あとは仕事に行く場面においてもやはりとても神経を使ってしまうと。なった人にしか分からないこういった悩みが出されているので、やはりそういったことからいっても周知を図る必要があるのかなというふうに思っています。その悩みを解決してくれるのは、やっぱり自分の行動だというのもあるのですけれども、それでは対応できない方も様々いらっしゃると思うので、そこら辺の周知をぜひ徹底していただけないかなというふうに思います。今後、無症状者も増えてくると思いますし、そういった状況の中でどういったことを本市が対応していくのかということも今後の重要課題というふうになると思いますので、ぜひそこら辺をよろしくお願いしたいというふうに思います。
○
委員長(
清水明夫君) ほかにありませんか。
なければ、私から一つ
委員の皆様に提案がございます。金古小学校及び堤ヶ岡小学校の通級指導教室について、2月15日月曜日の午前9時30分から現地調査を
実施したいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
清水明夫君) それでは、御異議がないようですので、金古小学校及び堤ヶ岡小学校の通級指導教室の現地調査を
実施することといたします。なお、詳細につきましては別途御連絡いたしますのでよろしくお願いいたします。
────────────────────────────────────────────
△閉会
○
委員長(
清水明夫君) 以上で本日の
教育福祉常任委員会を閉会いたします。
午後 2時31分閉会
高崎市議会
委員会条例第30条第1項の規定によりここに署名する。
令和3年1月25日
教育福祉常任委員会 委 員 長 清 水 明 夫...