高崎市議会 2020-09-28
令和 2年 9月28日 市民経済常任委員会−09月28日-01号
◆委員(
中島輝男君) 単純に、これはどこの路線に使うのか、教えてください。
◎
地域交通課長(
小山和寛君) 路線につきましては、少林山線で使用する予定でございます。
○
委員長(
飯塚邦広君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
これより議案第104号を起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○
委員長(
飯塚邦広君)
起立全員です。
よって、議案第104号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
53ページをお開きください。
議案第108号 高崎市
新型コロナウイルス緊急経済対策基金条例の制定についてを議題といたします。
本案について御質疑ありませんか。
◆委員(
中島輝男君)
新型コロナウイルスの
経済対策基金なのですけれども、この基金の設置の目的をお聞きしたいと思います。
◎
商工振興課長(佐藤勉君) 今年度の国の
補正予算の成立を受けまして、
利子補給や
信用保証料補助を目的として、条例により基金を創設した場合に限り、その
基金積立金が
臨時交付金の
交付対象となることが示されましたので、本市といたしましても
緊急経済対策融資制度の後
年度負担の軽減を図るため、
臨時交付金による積立てを行うものでございます。
◆委員(
中島輝男君) 後ろの補正額を見ると、
基金積立金が3億1,249万5,000円と、ちょっと端数が出ているのですけれども、この辺の
積算根拠はどうなっているのでしょうか。
◎
財政課長(
福島貴希君)
臨時交付金の活用と関連いたしますので、財政課よりお答えさせていただきます。
今回
臨時交付金の二次交付の限度額であります約25.7億円につきまして、本市におきましては国の定める
交付対象に合わせまして、確実に当てはまる事業ですとか、比較的規模の大きな事業から充当していく方針でおります。
当該基金の積立てにつきましても、今後複数年にわたりまして約8億円程度を必要とする
予算規模の大きな事業の一つというふうに捉えておりまして、約25.7億円のうち、他事業等に充当した分の差引きで約3.1億円を今回積み立てておくものでございます。
◆委員(
中島輝男君) 分かりました。ありがとうございます。
○
委員長(
飯塚邦広君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
これより議案第108号を起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○
委員長(
飯塚邦広君)
起立全員です。
よって、議案第108号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
57ページをお開きください。
議案第110号
箕郷矢原宿カフェ設置及び管理に関する条例の制定についてを議題といたします。
本案について御質疑ありませんか。
◆委員(
丸山覚君)
養蚕住宅の保存と
地域住民の憩いの場ということで、大変すばらしいというふうに思います。そこで、営業時間はどうなっているのでしょうか。
◎
観光課長(
瀧上幸治君) 開館時間は、午前10時から午後4時までを予定してございます。
◆委員(
丸山覚君) 倉賀野の古商家もすばらしい取組だというふうに思っていますけれども、その取組の場合は地元の方が関わっているというのが一つのポイントだったと思うのですけれども、この箕郷の矢原宿の
カフェは地元の方との関わりというのはどうなのでしょうか。
◎
観光課長(
瀧上幸治君) 運営につきましては、地域の方々が
ボランティアとして参加してくださる予定でございまして、さきに募集をしましたところ、14名の方に御協力いただけることになってございます。
◆委員(
丸山覚君) 地元の方がいていただいたほうが、非常に入りやすいというか、親しみやすくなりますので、よろしくお願いいたします。
◆委員(
中島輝男君)
カフェということなので、使い方としたらどういう
イメージになるのか、ちょっと教えていただきたいと思います。
◎
観光課長(
瀧上幸治君)
箕郷矢原宿カフェでございますが、大正期の
養蚕住宅の寄附を受けまして、
箕輪城跡を訪れる観光客や地域の方々の憩いの場として活用していただくよう、整備を行ったものでございます。
◆委員(
中島輝男君)
カフェだから当然飲食もできるのかなと思うのですけれども、その辺の
イメージはどういうふうになりますか。
◎
観光課長(
瀧上幸治君) 先ほど申し上げました
ボランティアさんの方にコーヒーやお茶のほか、注文が入りましたら、近くの
和菓子店から
シソまんじゅうですとか、みたらしだんごなどを取りに行っていただきまして、提供してもらう予定となってございます。
◆委員(
中島輝男君) 倉賀野の施設と同様な施設みたいな運営の仕方と考えてよろしいですか。
◎
観光課長(
瀧上幸治君) そのとおりでございます。
○
委員長(
飯塚邦広君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
これより議案第110号を起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○
委員長(
飯塚邦広君)
起立全員です。
よって、議案第110号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
69ページをお開きください。
議案第114号 令和2
年度高崎市
一般会計補正予算(第6号)の
所管部分を議題といたします。
初めに歳入の審査を行いますので、78ページをお開きください。
16
款国庫支出金 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 以上で歳入の審査を終わり、続いて歳出の審査を行いますので、86ページをお開きください。
2
款総務費について御質疑ありませんか。
◆委員(
中島輝男君)
戸籍住民基本台帳費の
システム整備委託料なのですけれども、この委託料の内容をちょっとお聞きします。
◎
市民課長(
大山富美雄君) この
システム整備でございますけれども、これは本市の事務の変更に伴うものではございませんでして、
デジタル手続法の改正に伴いまして、
国外転出者による
マイナンバーカード、そして
公的個人認証を利用できるようにするために、その関連する
システム、そして連携する
システムの改修を行う、それの委託に対する経費でございます。
◆委員(
中島輝男君) その下に
社会保障・
税番号制度(戸籍分)とあるのですけれども、これに戸籍がどういうふうに関係してくるのか、お聞きします。
◎
市民課長(
大山富美雄君)
マイナンバーカード及び
公的個人認証は、住民票を基にした制度となっております。現在住民票は
国外転出時には消除されてしまうため、
国外転出者は
マイナンバーカードが利用できないというのが、今の現状になっております。今後は、
国外転出後も
マイナンバーカード等を利用できるようにするため、
国外転出後も消除されない戸籍の付票を利用して、
本人確認の基として活用することから戸籍が関係してくるというものでございまして、具体的には戸籍の
記載事項をこれまでの氏名、住所に加えまして、生年月日、性別、
住民票コードを追加いたしまして、
既存システムとの連携を図り、活用するというものでございます。
◆委員(
中島輝男君) 分かりました。
国外転出者でも
マイナンバーカードが使えるというためのもので、10分の10の
国庫補助ということで、国の事業ということで粛々と進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○
委員長(
飯塚邦広君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
92ページをお開きください。
6
款農林水産業費について御質疑ありませんか。
◆委員(
中島輝男君)
農業振興費の
制度資金ということなのですけれども、これは
コロナ関連での融資ということで330万円、金額は少ないのですけれども、どのようなところを支援するのか、今の状況を教えてください。
◎
農林課長(
原田修樹君) 本
融資制度は、
新型コロナウイルス感染症の緊急的な
経済対策として、令和2年、今年の3月に
農業者を対象に市独自の
融資制度としまして創設しました。
新型コロナウイルスの感染症の影響を受ける
認定農業者、またはそれに準ずる
農業者に対して、これからの経営安定のために必要な
運転資金としての
融資制度としております。この
融資制度が9月末をもって申込みが終了しますので、今回9月の補正で計上させていただいたものです。今のところ全部で16件の申込みがありました。
◆委員(
中島輝男君) 分かりました。ありがとうございます。
それで、これが市の単独ということで、
一般財源なのですけれども、これ
コロナウイルスの
臨時交付金を使わなかった理由というのがあれば教えてください。
◎
財政課長(
福島貴希君) この事業につきましては、
臨時交付金の
交付対象となる内容ではございますが、
交付金活用の本市の考え方といたしまして、比較的規模の大きな事業から充当していく方針でおりますので、今回の補正分につきましては100万円台ということもございますので、
一般財源での対応とさせていただいたところでございます。
○
委員長(
飯塚邦広君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
7
款商工費について御質疑ありませんか。
◆委員(
白石隆夫君) 商工費の
商業総務費で、
職場環境改善事業補助金と
まちなか商店リニューアル助成金、このあたりに対して補正をつけた理由と、それから今後の
見通し等をお願いいたします。
◎
商工振興課長(佐藤勉君) 今年度の
申請受付分のうち、当初予算で補助金の
交付決定ができなかった申請を対象としまして
補正予算のお願いをさせていただいており、成立すれば
申請内容を精査の上、順次
交付決定をさせていただく予定となっております。
新規受付につきましては、今年度は今のところ予定はしておりません。
◆委員(
白石隆夫君) そうすると、説明にありましたように、当初の受付で交付ができなかった分をこの補正で行うということで、今年度の新規はないということでよろしいわけでしょうか。
◎
商工振興課長(佐藤勉君) そのとおりでございます。
◆委員(
中島輝男君) その下の観光費なのですけれども、
指定管理料の追加ということで、
コロナの影響かなとは思うのですが、その
積算根拠を教えてださい。
◎
観光課長(
瀧上幸治君)
指定管理3施設の運営につきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響により、
臨時休館や予約の
キャンセル等が多数発生いたしました。また、今後の
コロナの状況が見通せない中、当初の
指定管理料のみでは施設の運営に支障が出ることが想定されます。これらの理由から、その減収分を
補正予算として計上させていただいているものでございます。
◆委員(
中島輝男君) 分かりました。それで、先ほども聞いたのですが、これも
一般財源となっていますが、これも
臨時交付金を使わなかった理由は、先ほど同じ理由なのでしょうか。
◎
財政課長(
福島貴希君)
指定管理者への支援につきましては、
臨時交付金の
交付対象にしても差し支えないとされている一方で、事業者の休業に伴います損失を補償することについては対象外とされております。今回補正でお世話になります
指定管理料につきましては、その内容を
交付対象と対象外とに要素がそれぞれ含まれておりまして、これを明確に区分できることが困難と思われますので、全てを
一般財源での対応とさせていただいたところでございます。
○
委員長(
飯塚邦広君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
これより議案第114号の
所管部分を起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○
委員長(
飯塚邦広君)
起立全員です。
よって、議案第114号の
所管部分は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
決算認定議案の審査を行いますので、令和元
年度高崎市
歳入歳出決算書及び
附属書類を御用意ください。
議案第98号 令和元
年度高崎市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定についての
所管部分を議題といたします。
初めに、歳入の審査を行いますので、29ページをお開きください。
13
款交通安全対策特別交付金から
14
款分担金及び負担金1項分担金まで (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 31ページをお開きください。
15
款使用料及び手数料1項使用料 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 37ページをお開きください。
2項手数料 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 43ページをお開きください。
16
款国庫支出金1項
国庫負担金 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 45ページをお開きください。
2項
国庫補助金 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 51ページをお開きください。
3項委託金 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 53ページをお開きください。
17款県支出金1項県負担金 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 2項県補助金について御質疑ありませんか。
◆委員(
中島輝男君) 57ページ、商工費県補助金の千客万来支援事業、これは何に使われたのか、ちょっと教えていただきたいと思います。
◎
観光課長(
瀧上幸治君) 千客万来支援事業でございますが、集客力の高い魅力ある観光地を実現するための観光振興施策に対しまして支援を行う県の補助事業でございまして、本支援事業を活用し、榛名湖畔にあります本市管理の公衆トイレ4か所の大便器11基を洋式化したものでございます。なお、補助率は事業費の3分の1となってございます。
○
委員長(
飯塚邦広君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
59ページをお開きください。
3項委託金について御質疑ありませんか。
◆委員(
中島輝男君) 61ページ、商工費委託金の中の高崎駅構内観光案内運営業務なのですけれども、これはどういう扱いになっているのか、内容を教えていただきたいと思います。
◎
観光課長(
瀧上幸治君) 高崎駅総合案内所は、以前県と市で別々に業務を行っておりましたが、平成29年度から本市が県の業務を受託し、統合した運営を行っております。県からの委託金につきましては、職員2名分の人件費、県が借りているJRの床分の賃借料、それから光熱費等となってございます。なお、委託先は高崎観光協会となってございます。
○
委員長(
飯塚邦広君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
61ページをお開きください。
18款財産収入1項財産運用収入 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 63ページをお開きください。
2項財産売払収入 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 65ページをお開きください。
19款寄附金 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 69ページをお開きください。
20款繰入金 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 71ページをお開きください。
22款諸収入3項貸付金元利収入 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 75ページをお開きください。
4項受託事業収入から
5項雑入まで (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 85ページをお開きください。
23款市債 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 以上で歳入の審査を終わり、続いて歳出の審査を行いますので、95ページをお開きください。
2
款総務費1項総務管理費について御質疑ありませんか。
◆委員(
丸山覚君) 99ページ、2款1項5目消費対策費の中に、消費生活相談事業がございまして、その商品だったり、契約だったり、どちらかというと法律的な知識対応というのが必要になる相談が多いのだろうというふうに思いますが、消費生活相談員の方が様々なアドバイスを相談に来る方にしていただいていると思うのですが、これは法律的な対応が必要だという場面では、どのようにしているのかということを教えていただけますでしょうか。
◎
市民生活課長(町田一美君) 消費生活センターでは、専門の知識を持った消費生活相談員が相談者へ助言や情報の提供、事業者へのあっせんなどを行っております。令和元年度の相談件数は2,904件でした。そのうち問題解決に当たり、法的根拠について法律の専門家の助言を求めるのが適当と思われる場合や事業者が交渉に応じない場合、また事業者の顧問弁護士が対応している場合には、高崎市で実施しております無料法律相談や群馬県弁護士会群馬司法書士会が実施しております無料の法律相談を案内しております。令和元年度につきましては131件案内いたしました。また、多重債務の相談につきましては、弁護士もしくは司法書士の無料相談を受けられるよう引継ぎを行っております。令和元年度は71件案内いたしました。
◆委員(
丸山覚君) 分かりました。安心しました。法律家につながらないで、そこでとどまってしまって解決に至らないというのが一番困る話になりますので、これからもしっかりと引継ぎのほうをよろしくお願いいたします。
◆委員(
中島輝男君) 125ページ、126ページの男女共同参画費の一番最後のほうです。たかさき縁結び応援団補助金と婚活支援事業補助金で、縁結び応援団補助金のほうは、昨年に比べて60万円ぐらい増加していて、その下の婚活支援のほうは50万円から大分減少しているのですが、どういう状況だったのか教えてください。
◎
人権男女共同参画課長(阿久澤健君) たかさき縁結び応援団補助金の令和元年度の実績でございますけれども、婚活交流イベントの回数は14回、男性の参加者は193名、女性の参加者が181名の計374名の方々が御参加されました。カップルの成立数は39組でございました。台風や猛暑の影響で申請が若干少なかった平成30年度と比較いたしますと、イベントの開催数は6回の増、参加者は129名の増、カップル成立数は20組の増加でございました。ちなみに令和元年度のカップル数39組でございますけれども、平成28年度から事業が開始いたしました以降最も多い数字となってございます。
また、高崎商工会議所が実施しております出会いの場創設事業を支援する婚活支援事業補助金につきましては、例年、年1回商工会議所さんが開催をしておりますが、当初は令和元年の10月に事業を開始する予定でございました。ただ、台風の影響により令和2年の2月に延期となりました。その後も開催に向け準備を進めていたところだったのですけれども、
新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となったものでございます。決算額につきましては、チラシの作成費、会場キャンセル料など、既にかかった経費について半額を補助したものでございます。
◆委員(
中島輝男君) 分かりました。本当に実績も上がっているようなので、
コロナの状況もありますが、またしっかりと取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。
○副
委員長(荒木征二君) 13目に交通地域安全費ということで上がっておりまして、その中にバス交通対策事業ということで掲載されております。決算年度も市民の足としてのバスの充実に御尽力いただいたことと思いますが、決算年度を通じて、このバスの利用者というのはどの程度のものだったか、推移を含めてお教えいただけると幸いですが、お答えいただければと思います。
◎
地域交通課長(
小山和寛君) 市内循環バスぐるりんの利用者数推移でございますけれども、過去5年間の利用者数の推移でございますが、平成27年度が64万7,880人、平成28年度が66万2,233人、平成29年度が67万4,756人、平成30年度が68万5,849人、令和元年度が69万9,446人で、5年間で5万1,566人、8%増加しております。
○副
委員長(荒木征二君) ありがとうございます。すっかり定着して、順調に利用者も伸びているということが確認できまして、ぐるりんの効用がはっきり認められることと思います。
これは、私の個人的な興味でも関心事でもあるのですけれども、ぐるりんも様々なところを走っています。その中でも旧高崎市、系統でいうと第1系統から16系統がいわゆる旧高崎市の路線かと思うのですけれども、ここら辺の路線の平均乗降数、あるいは平均乗降数の中でもやっぱり人気路線というのですか、乗降数の多い路線なんかあったりもするのかなと思いまして、参考までに一番乗降数の多い路線がありましたらお教え願いたいと思います。
◎
地域交通課長(
小山和寛君) 令和元年度の旧高崎、16系統8路線ございますけれども、利用者数の平均は7万4,579人でございました。また、一番多く御利用いただきました路線は、群馬の森線の1年間で10万5,783人でございました。
○副
委員長(荒木征二君) 8路線でも結構いろいろと差というか、路線ごとにいろいろと特色もあると思います。群馬の森線は、もう10万人超えということなので、沿線の皆さんのニーズも相当高まっていると思います。こういったところもぜひ今後は実態を見ながら、ダイヤのことも含めて柔軟にお考えいただきたいと思います。
それと、先日来私も御指摘させていただきますけれども、アリーナシャトルもそうですし、例えば都心循環線なんかも大分定着はしていると思いますけれども、時折しっかり先を見据えた工夫というのもしていただいて、より使いやすいバス網の整備にお努めいただきたいと思いますので、御要望としてお願いをしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○
委員長(
飯塚邦広君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
151ページをお開きください。
4項
戸籍住民基本台帳費について御質疑ありませんか。
◆委員(
丸山覚君) 152ページの
戸籍住民基本台帳費の中に戸籍機器借上料がありまして、その中にマイナンバー関連の対応の顔認証機器借上料48万1,464円というのがあるのですけれども、これはどういう場面で使うのでしょうか。
◎
市民課長(
大山富美雄君)
マイナンバーカードを交付する際には、カードに添付されております顔写真と窓口に来られた申請者が同一人物であるかを、通常は職員が目視により判断、確認をしておるところでございますけれども、同一人物であるか判断が難しいような場合には顔認証機器によるチェックを併せて行っておるというようなことでございます。
◆委員(
丸山覚君) 課長の御答弁の中の、同一人物であるかを目視で判断するのが難しいケースというのは、例えば整形をしているとか、そういうことなのでしょうか。
◎
市民課長(
大山富美雄君) 委員おっしゃるとおり、
マイナンバーカードというのは非常に身分証明書としても使えるということですので、整形をしているかということはどうかといたしましても、目視で見たときに、ちょっとこれは違うのではないかと、また個人として判別しづらい部分につきましてはこちらのほうで判断をさせていただくことになりますが、そういった場合については御本人さんにお伺いしても、これは私自身だというふうに主張されるということがありますので、そういった場合に御納得いただけないということも当然想定をしておりますので、その際に当該機器を使用いたしまして、再度確認をさせていただいて、御本人に御説明を差し上げるというようなことを想定しております。
◆委員(
丸山覚君) 分かりました。御本人は認めないでしょうから、トラブルにならないようにということで機械を使うのだというふうに思いますが、この機械を実際に使ったという場面というのはあったのでしょうか。
◎
市民課長(
大山富美雄君) 幸いに、多くの方が写真については適切な写真を添付していただいておりますので、今までに使ったということはございませんけれども、今後も当該機器を有効的に活用いたしまして、適切な
マイナンバーカードの交付に努めてまいりたいというふうに思っています。
○
委員長(
飯塚邦広君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
161ページをお開きください。
3款民生費1項社会福祉費について御質疑ありませんか。
◆委員(
中島輝男君) 社会福祉総務費の中の一般経費の下のほうなのですけれども、国民健康保険事業特別会計繰出金と、その下の基盤安定繰出金なのですけれども、この繰出金の
積算根拠を教えていただきたいと思います。
◎
保険年金課長(高橋宏樹君) まず、国民健康保険事業特別会計繰出金ですけれども、国民健康保険の繰り出し基準によって決められてございます出産育児一時金繰出金、それから職員給付費等繰出金、そして財政安定化支援事業繰出金、この3つ、そして本市が実施している福祉医療費支給制度を現物支給方式で実施していることに対する国庫負担等の削減額、いわゆる福祉ペナルティーに対する繰出金を併せて繰り出しているものでございます。
それぞれの繰り出し額につきましては、出産育児一時金繰出金が支給基準額の3分の2を繰り出しており約6,525万円、また職員給付費等繰出金が国民健康保険事務、こちらに要する費用として約4億1,848万円、そして財政安定化支援事業繰出金が被保険者の年齢構成が高齢者に偏っているということなどを基準として約6,588万円繰り出してございます。また、福祉ペナルティーに対する繰出金については、市単独事業分と、それから県と市が2分の1ずつ負担している共通事業分に係る繰り出しでございまして、市負担分として約1億368万円を繰り出してございます。
続きまして、国民健康保険事業特別会計保険基盤安定繰出金についてでございます。こちらも繰り出し基準に基づきまして、保健基盤安定制度における保険税軽減分、それから保険者支援分、この2つを繰り出しているものでございまして、繰り出し額につきましては、保険税軽減分が約12億4,358万円、このうち負担ですけれども、県が4分の3、市が4分の1を負担することになっております。また、保険者支援分、こちらが約6億8,558万円で、負担につきましては国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1、こちらを負担することになってございます。
◆委員(
中島輝男君) 本当に丁寧に説明していただいてありがとうございます。勉強になりました。
もう一つ続けてよろしいですか。167ページ、168ページの3目福祉医療費の真ん中辺なのですが、子ども医療費助成扶助費、これは金額も大きいのですが、この内容を確認させてください。
◎
保険年金課長(高橋宏樹君) こちらにつきましては、子ども医療費の助成でございまして、中学3年生までの子どもの医療費の自己負担分、こちらを助成するものでございまして、本人の負担がない制度となっておりますが、扶助費の負担割合については県との協調事業といたしまして実施しておりますので、2分の1ずつ県と市で負担してございます。
◆委員(
中島輝男君) どうもありがとうございます。中3まで医療費無料ということは本当にありがたいことなので、負担も大きいのですが、引き続きよろしくお願いいたします。
○
委員長(
飯塚邦広君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
183ページをお開きください。
3項高齢者福祉費 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 197ページをお開きください。
4款衛生費2項環境衛生費 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 203ページをお開きください。
3項清掃費について御質疑ありませんか。
◆委員(丸山芳典君) 203ページ、204ページの清掃総務費の中に、ごみステーション見守りカメラ借上料が6,345万円ほどあるのですけれども、これの経過と今後の見通しをお願いしたいと思います。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) この事業は平成27年度から開始した事業でございます。経過ということですけれども、設置の台数で報告をさせていただきます。平成27年度が63台、平成28年度が251台、平成29年度が149台、平成30年度が142台、令和元年度が143台、合計いたしまして748台のカメラを設置いたしました。また、今後の借り上げ料の見通しということなのですけれども、今後につきましてもカメラの設置目的に合致した箇所から要望があれば設置を考えております。したがいまして、今後の借り上げ料もカメラの設置台数に比例していくものと認識をしております。
◆委員(丸山芳典君) ありがとうございました。令和元年度までに748台を設置していただいて、ここのところ平成29年度以降140台ぐらいということで、安定して要望箇所があるということで承知をいたしました。それで、令和2年度予算で7,000万円を超える予算が組んであったと思うのですけれども、今後も設置箇所のさらなる要望があると思いますので、それに対応していただきますようよろしくお願いを申し上げたいと思います。
○
委員長(
飯塚邦広君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
211ページをお開きください。
5款労働費について御質疑ありませんか。
◆委員(
中島輝男君) 213ページ、労働諸費の一番下なのですけれども、勤労者福祉資金融資事業、これが前年の1,585万1,000円から大分減少しているのですけれども、この減少の理由をどのように捉えているのか教えてください。
◎
商工振興課長(佐藤勉君) 既に借入れを行った方の償還が進んだこと、新規での借入れ利用者がなかったことによる減額でございます。
◆委員(
中島輝男君) 新規の方がいないということは、ほかと比べて有利な制度ではないとか、借りづらい制度なのかとか、そういう問題点というのはあるのでしょうか。
◎
商工振興課長(佐藤勉君) 勤労者福祉資金
融資制度は、市中金利が高かった昭和55年に勤労者の福祉の向上を目的に、民間の金融機関よりも低金利で住宅資金や生活資金を貸し付けるものとして設置された制度融資でございます。ゼロ金利時代と言われる今日では、民間金融機関の金利も低下していることから、制度融資を活用する方が減少しているものと考えております。
◆委員(
中島輝男君) 分かりました。ほかの自治体では廃止にしたところもあるみたいなのですけれども、勤労者福祉に資する制度なので頑張っていただいて、利用者が増えるように、より有利な制度にしていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
○
委員長(
飯塚邦広君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
215ページをお開きください。
6
款農林水産業費1項農業費について御質疑ありませんか。
◆委員(
丸山覚君) 220ページの養蚕振興事業というのがございまして、説明書を読むと、絹産業再生の機運の高まりに伴い、繭生産量の一定量の確保や、高品質繭の増産に取り組む農家の支援を拡充し、養蚕業の持続的発展を推進したというふうに書いてありまして、まずは養蚕農家というのはどの程度あるのかということを確認させてください。
◎
農林課長(
原田修樹君) 市内には12軒の養蚕農家があります。内訳としましては、JAはぐくみ管内には2軒、JAたかさき管内に3軒、そしてJAたのふじ管内に7軒、合計しまして12軒の養蚕農家となります。
◆委員(
丸山覚君) 生産量のほうはいかがでしょうか。
◎
農林課長(
原田修樹君) 令和元年度に市全体で2,523キロの繭が生産されました。これは、例えば絹の着物では1反を作るのに繭が約4.9キロ必要になるということですので、本市の生産量でいきますと、約515反に相当する繭が生産されたということになります。
◆委員(
丸山覚君) 今、ちょっと話がずれてしまいますけれども、日本絹の里で琉球の絹織物の企画展というのをやっていまして、大変すばらしい企画展でございまして、私も見ました。その糸は群馬県産の糸が使われているというふうで、すばらしいなというふうに感じてこの質問をさせていただいているのですけれども、大切な事業なので後継者のことが心配になります。支援のほうはどうなのでしょうか。
◎
農林課長(
原田修樹君) 後継者対策等につきましては、主に高崎市としましては2つの補助制度を軸に対策を講じてきました。1つは良質繭生産対策事業補助金です。これは良質の繭の生産や労力軽減、繭の増産を図るために人工飼料代に対する助成を行うものです。また、もう一つは蚕糸業継承対策事業補助金です。これにつきましては、繭生産量の確保や養蚕参入者の育成、高品質繭の生産等の活動を支援することを目的に、繭生産量に応じまして、県と市の補助金の基準単価を乗じて支給しております。この2つの対策によりまして、後継者を含む養蚕農家を支援し、養蚕業の振興を図ってまいりました。
◆委員(
丸山覚君) これからもしっかりお願いしたいのですけれども、ちなみに繭生産で生産量が一番多いのは群馬県でどこになるのか、高崎市はどの辺の位置にいるのかというのをお答えいただきたいのですけれども。
◎
農林課長(
原田修樹君) まず、令和元年度、昨年度の群馬県の繭生産量の全体としましては、約3万6,000キロとなっておりまして、これは全国の約4割を群馬県が占めております。古くから上毛かるたにも繭と生糸は日本一というようなことがありまして、群馬県は養蚕が盛んな県でありまして、明治に入りまして蚕糸技術の改良が進み、前橋藩士の手で機械での製糸が始められ、それ以降前橋を中心に養蚕が発展してきた、そういうこともありまして、県内で最も繭の生産が多いのは前橋市となりまして、令和元年度の生産量は約1万1,000キロとなっております。その中で、本市は県内で4番目の生産量となっております。
◆委員(
丸山覚君) 分かりました。県都前橋生糸の町と言いますから、分かりました。ありがとうございます。
◆委員(丸山芳典君) 219ページ、220ページの一番上の段に、農業経営基盤強化促進対策事業の中に農業次世代人材投資事業補助金がありますが、この事業の内容と実績の地域ごとの内訳を教えていただきたいのですが、お願いします。
◎
農林課長(
原田修樹君) 農業次世代人材投資事業は、経営の不安定な就農初期段階の50歳未満の青年就農者に対しまして、経済的支援としての給付金を支給することにより、就農意欲の喚起だとか就農後の定着を図るものです。昨年度は高崎市全体で19名の
農業者が本事業を活用されました。19名の内訳ですけれども、旧高崎地域で2名、倉渕地域で4名、箕郷地域で5名、群馬地域で1名、榛名地域で6名、吉井地域で1名となっております。
◆委員(丸山芳典君) ありがとうございます。給付額が最大150万円ということですが、給付実績が19名で2,132万3,233円ということになりますと、1名平均が112万2,000円程度になりますが、この補助金の交付はどのように行っているのか教えていただきたいと思います。
◎
農林課長(
原田修樹君) 年額の支給額150万円というのは満額支給となります。ただ、算出に当たりまして、農業開始日が年度の途中だったりだとか、また前年度の所得、そして夫婦型の申請をされる方など様々な受給要件を基に計算され、その年の支給額、そういうものを決定しております。
◆委員(丸山芳典君) ありがとうございます。年度途中であったり、夫婦であったりということで、支給額に差が出てくるということで承知いたしました。すみません、この事業なのですけれども、今後の見通しを教えていただければと思います。
◎
農林課長(
原田修樹君) この事業の今後の見通しですけれども、就農希望者を受け入れる
農業者団体などが意欲的に協力してくれていることもありまして、新規事業利用者というのが増加しております。今後もこういうような地域の農業団体と連携を図りながら就労相談会に一緒に参加することなどして、本市の農業の魅力というのも発信していきたいと思っています。
◆委員(丸山芳典君) すみません、ありがとうございます。さらなる本市の農業の魅力の発信を継続していただいて、新規なり、就農希望者が増えることを期待しております。
◆委員(
中島輝男君) 217ページ、218ページの真ん中辺です。地産多消推進事業の中の一番下、
農業者新規創造活動事業補助金なのですけれども、今までの実績も含めて、どういう状況だったか教えていただきたいと思います。
◎
農林課長(
原田修樹君)
農業者新規創造活動事業補助金は、
農業者の所得向上や農畜産物の生産拡大、販路開拓を目的として、新品種、新商品の開発により、6次産業化の推進のほか、市内産の農畜物のブランド化による販路拡大に向け、農業分野で挑戦する市民や法人を総合的に支援するものでございます。令和元年度になりますが、例えば自家生産したトマトや梨、そういうものを加工品にした取組だとか、有機栽培による小麦を製粉してうどんを製造するなどの新商品の開発に伴う施設整備だとか機械導入費の一部、そういったものを支援させていただきました。
実績としまして、6次産業化への取組に対しては11件の支援を行いまして、ブランド商品開発への取組に対しては15件の支援を行いました。この制度につきましては、
農業者からも大変好評で、また使いやすい制度ということもありますので毎年多くの申込みがあります。引き続き多くの
農業者を、このような制度を使いまして支援していきたいと考えております。
◆委員(
中島輝男君) 分かりました。実績も上がっているようなので、これからもよろしくお願いをいたします。
あともう一件よろしいですか。219ページ、220ページの農作物養蚕対策費の中の畑作総合振興事業の一番下、産地パワーアップ事業補助金、国の補助金だと思いますけれども、これは何に使われたのか内容を教えてください。
◎
農林課長(
原田修樹君) 将来的な販売額の向上だとかコストの削減などを定めた産地パワーアップ計画、そのような計画に基づきまして、地域が一丸となって計画的に収益力の強化に取り組む団体に対して、その機械や施設の導入、また集出荷施設の再編、改植等の転換などを対象に支援する
国庫補助事業となっております。昨年度につきましては、木部町を中心としたトマト生産部会に対しまして、ハウスの建設であったりとか、自動で水だとか肥料をトマトに与える設備の導入、そういったものを対象に事業を実施いたしました。この当事業を実施することによりまして、地域に根づいたトマトの生産を安定させ、ブランド化を図ることや地域の活性化につながることと考えております。
◆委員(
中島輝男君) 今後生産の安定化を図るであるとか、いろいろあれなのですけれども、今後の展開はどのように捉えているのか教えてください。
◎
農林課長(
原田修樹君) 本市では、先ほどもありましたとおり
農業者が新たな取組に挑戦することを支援する新規創造活動事業補助金というものがございます。例えばこの事業に関しては、生産過程でどうしても出てしまう、味はよいのですけれども出荷できないB級品であったりだとか、それらのものを加工、販売することによって、農産物の新たな価値を見出すための施設整備だとか機械導入、そういったものに支援を行いますので、このような助成制度を有効に活用していただきまして、加工等にもチャレンジしていただきまして、木部のトマト、うれっ娘トマトの販路拡大、そういったものにつなげていただければと思います。
◆委員(
中島輝男君) 将来性も見込めるのかなと思いますけれども、ほかの地域とか団体で、この国の補助金を使いたいみたいな、そういうところは今のところあるのでしょうか。
◎
農林課長(
原田修樹君) 今のところは、具体的には上がっていないのですけれども、先ほどお話ししたように、産地パワーアップ計画といって、地域ごとにこれからの農業、その地域でどうしていくか、そういうものを定めていくことによって、県、国と協議しながら申請を受け付けたり、事業を実施していただければと思っています。
◆委員(
中島輝男君) 分かりました。国の補助金ということなので、意欲のある地域や団体にどんどん使ってもらうように周知していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○
委員長(
飯塚邦広君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
225ページをお開きください。
2項林業費について御質疑ありませんか。
◆委員(丸山芳典君) 226ページの一般経費の中に、林業・木材産業成長産業化促進対策補助金2,520万円がありますが、その内容を教えていただければと思います。
◎
農林課長(
原田修樹君) 当事業は、高性能林業機械を導入するための
国庫補助事業でございます。高性能林業機械の導入によりまして、従来手作業で行っていた木の伐採だとか枝払い、玉切り等といったそのような作業を機械で行うことができまして、作業効率や作業の安全性を大きく向上させることができます。令和元年度につきましては、烏川流域森林組合が事業主体となりまして、伐採、枝払い、玉切り、集積、そういった作業を一貫して行うことができる高性能林業機械、ハーベスタというものを導入しまして、それに対する補助を行いました。補助率につきましては、国、県、市を合わせまして10分の7となっております。
◆委員(丸山芳典君) ありがとうございます。林業の作業というのは大変なところなので、こういった機械を導入して補助をしていただいて、林業経営がさらに安定化するように今後もお願いしたいと思います。
もう一点よろしいですか。226ページ、同じページなのですけれども、有害鳥獣対策事業の推移と里山元気再生事業の状況を教えていただければと思います。
◎
農林課長(
原田修樹君) 有害鳥獣対策事業は、有害鳥獣捕獲業務委託料や防除対策補助金、さらには里山元気再生事業補助金、そのようなもので構成されております。ここ数年の事業費は増加傾向にございます。令和元年度は約4,040万円でしたが、平成30年度は3,800万円、平成29年度は3,350万円でした。増加の原因としまして、有害鳥獣の捕獲強化によって有害鳥獣捕獲業務委託料が増加したことが主な理由に上がります。
また、里山元気再生事業につきましては、本市の重点事業として位置づけられておりまして、地域の皆様からも大変人気な事業でございまして、令和元年度は市内全域で14地区、面積にしまして約2.1ヘクタールの面積で取り組まれました。
◆委員(丸山芳典君) ありがとうございます。有害鳥獣対策事業、大変な事業だと思うのですが、その中で有害鳥獣捕獲業務委託料がありますが、この内容を教えていただければと思います。
◎
農林課長(
原田修樹君) この委託料は、有害鳥獣による農作物の被害軽減を図るため、各地区にあります猟友会に有害鳥獣の捕獲業務を委託しているものでございます。委託料の内訳としましては、捕獲鳥獣の処分費やそれに伴う人件費、ハンターさんの保険などとなっております。なお、捕獲鳥獣の処分費につきましては、鳥獣の種別により単価が決まっておりますが、高崎市の単価につきましては、県内のトップクラスの額でございまして、捕獲頭数に応じて支払いを行っております。
◆委員(丸山芳典君) ありがとうございます。よく分かりました。有害鳥獣捕獲は大変な仕事であると思います。私も職員で、榛名支所の林業担当で1年ほど担当させていただきましたが、大変だったことを思い出しました。委託先であります有害鳥獣捕獲隊である猟友会の皆さんは、捕獲おりの設置場所の選定、おりの設置、それからおりにかかった鳥獣の止め刺し、処分など大変御苦労いただいていることと思います。野生動物による農畜産物への被害の軽減のため、今後も御尽力をお願いしたいと思います。
◆委員(
中島輝男君) 227ページ、228ページの森林経営管理事業の中の森林所有者経営管理意向調査委託料なのですけれども、調査ということで、この結果はどうなったのか教えていただきたいと思います。
◎
農林課長(
原田修樹君) 森林経営管理制度は、森林所有者自らが森林管理をできない場合には、その森林を市町村に委ねていただきまして、経営ベースに乗る森林については意欲と能力のある林業経営体に経営を再委託するとともに、自然的条件等から見て経営ベースでの森林管理が困難な森林については、市町村が公的に森林管理を行っていくものでございます。令和元年度につきましては、取組の初年度ということもありまして、榛名地区の宮沢町の山林で所有者の意向調査を実施いたしました。今回対象とした山林は約52万平米ありまして、そのうちの約21万平米を市に経営や管理を委ねたい、そのような回答がございました。
◆委員(
中島輝男君) これから随時進めていくものと思われますけれども、管理されていない森林が増えていると聞きます。しっかりと整備していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○
委員長(
飯塚邦広君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
227ページをお開きください。
7
款商工費について御質疑ありませんか。
◆委員(石川徹君) 一つお聞きしたいと思いますが、230ページの1項2目の商業振興費の下から8行目、まちなか回遊性向上事業というのがありますけれども、その一環となっているお店ぐるりんタクシー運行等委託料が3,100万円計上されていますけれども、このお店ぐるりんタクシー、大変好評で、どこでも乗れる、どこでも降りられると、そういった大変便利なもので大変好評と聞いておりますけれども、この1年ちょうど経過した中で利用者の状況、それをまずお聞かせ願いたいと思います。
◎
商工振興課長(佐藤勉君) 運行につきましては、令和元年6月1日から運行を開始しております。令和2年3月31日までの305日間に延べ約3万人、1日平均約100人の方が利用されているところでございます。
◆委員(石川徹君) 今説明してもらえて、ありがとうございました。昨年の6月からとなると、ちょうど10か月で3万人の利用があったと、1日100人が利用したということで大変よかったなと思いますけれども、このぐるりんタクシーは、あくまでも中心市街地の活性化事業、またこの事業となっていますまちなか回遊性向上事業としての一環であるわけでございますけれども、1年目として、成果というものをお聞きするのも早いかと思いますけれども、このタクシーの運行経路の沿線の商店街、そういったところの声というものはどのような声が聞こえているのか状況を聞かせてください。お願いします。
◎
商工振興課長(佐藤勉君) お店ぐるりんタクシーの沿道の商店街の店主などからは、お店ぐるりんタクシーに乗って商店街に買物に来る常連客ができ商店街としても助かっている、利用している人をよく見かける、市街地の活性化につながっていると思うといった声を頂いており、確実に中心市街地の活性化につながっているものと考えております。
◆委員(石川徹君) 沿線の商店の店主の方々からも助かっているというような話がございますけれども、あくまでも私はこのぐるりんタクシーを見るたびに、市内のお年寄りだとか、そういった方々の市民の足、そういったものにも幅を広げて大きく利用させていただけるような形を取るのであり、皆さんに、市民の足、生活の足、そういったことにも大きく幅を広げていくべきだと私は思っています。これからこういったものについて、今1日2台回遊していると聞きますけれども、これからこれを増やしていくというような考え方というのは、どのように思っているか聞かせてください。
◎市長(富岡賢治君) お店ぐるりんタクシーというのと、それから合併地域はおとしよりぐるりんタクシー、これはセットで考えておりまして、地方都市の最大の問題はやっぱり足の確保ということでございます。公営企業のバス等については決まったコースですから、それ以外の、そこへたどり着くまでのお年寄りの困難さを考えたときに、こういうぐるりんタクシーなんかが必要だということで考えて、それで利用者が結構多いということで、それでは合併地域にも広げようとしたわけでございます。
それで、私の志としてはこれをどんどん広げたいと思っていますけれども、1路線広げると大体3,000万円ぐらいかかると、こういうふうに思われるわけで。だけれども、私は地方都市のお年寄りの足を確保するのなら3,000万円が惜しいということはないと思っているのですけれども、ただ切りがなくやるということもなかなかできないと思いますので、お店ぐるりんタクシーなんかを見ると、例えば環状線の周辺の住民の方から、うちは何とかしてくれないかとか、いろいろ声を聞きますけれども、来年の予算なんかでも
コロナで税収が少なくなるということなんか考えますと、安易に広げることはちょっと難しいかなと思って、もうしばらく様子を見ようかなと思っていますけれども、最終的に私の志としては、例えば旧市内でも、あるいは地域によっては非常に高齢化率の高い地域もございますから、そういうところなんかをターゲットにして考える必要もあるのかななんて思いますけれども、財政的なことも考えながらやっていきたいと思っています。将来的な希望としては、志は持っていますけれども、あまり早急にやるというわけにはいかないかなと思っています。
◆委員(石川徹君) 市長さんのこの福祉に対する、高齢者、お年寄りに対する対応、そういった熱意が分かる、そういった今の返答でございましたけれども、今の話ではないですけれども、多くの人が利用できる、今のうちのほうの合併地域でも、このおとしよりぐるりんタクシーは大変好評ですし、こういったお年寄りの足を確保してあげる、そういったことは我々、行政の立場の大切なことだと思います。ぜひこういったことをより一層進めていただくことをお願いします。終わります。ありがとうございました。
◆委員(
白石隆夫君) 232ページのビジネス誘致推進事業ですけれども、これの内容についてお知らせいただければと思います。
◎
産業政策課長(本間澄行君) ビジネス誘致推進事業のうち高崎シティプロモーション事業、こちらにつきましては昨年の11月に銀座シックスで実施させていただいたもので、本市ゆかりの著名人によるトークイベント等を中心に、延べ3万8,000人の来場者に高崎の魅力をPRしたものでございます。
その次の産業立地振興奨励金につきましては、市内への企業の新規の立地、それと建て替え、増設等に対しまして固定資産税相当額等を交付する施設設置奨励金、これと雇用促進奨励金などを交付するものでございまして、決算額といたしまして令和元年度につきましては25社に対して4億455万6,900円。
その次のビジネス立地奨励金につきましては、重点区域であります操車場跡地に立地しました企業に対しまして施設設置奨励金、また雇用促進奨励金を交付いたしたもので、令和元年度につきましては5社に1億968万3,500円を交付させていただきました。
◆委員(
白石隆夫君) 答弁いただきました。ビジネス誘致推進事業ということで、産業立地奨励金が25社、それからビジネス立地奨励金が5社ということで、これが大変大きな実績であるというふうに思いますが、この中で全く高崎市に今までなくて、新しく高崎に工場とか、そういった事業所を建てたというのはどのくらいなのでしょうか。
◎
産業政策課長(本間澄行君) 最近の実績からですけれども、スマートインター産業団地につきまして、株式会社武蔵野さん、これが平成29年度に稼働いたしましたが、こちらのほうが高崎以外から転入ということになります。また、高崎市内の転入、昨年8月にオリヒロさんが転入という形になっております。
◆委員(
白石隆夫君) ありがとうございました。こういった奨励金によって、それだけではないでしょうけれども、高崎に新しい企業が入っていただけるということは本当にありがたいことだと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
◆委員(
丸山覚君) 228ページの商工総務費の中に、地域総合整備資金貸付金10億円というのがありまして、説明書のほうを見ましたら、本市の産業の活性化を図るため市内事業者の工場増設資金として、ふるさと
融資制度を活用した貸付けを行いましたよというふうに説明されているのですけれども、このふるさと
融資制度というのはどういう制度なのでしょうか、仕組みはどうなっているのでしょうか。
◎
産業政策課長(本間澄行君) このふるさと
融資制度でございますけれども、地域振興につながる民間の設備投資等を支援するため、市町村が無利子の資金を融資する制度でございまして、地域総合整備財団、これが通称ふるさと財団と言われているところでございますけれども、こちらを通じて事業主への貸付けとその償還が行われるものでございます。市のほうの融資の財源といたしましては、起債により調達するものとなっておりまして、市町村の負担となります起債利子の75%、こちらについては地方交付税の措置ということになっております。
◆委員(
丸山覚君) 高崎市が起債をして、お金を準備して、ふるさと財団というところを通じて貸し付けていくと。その利子、起債した利子は交付税で見てもらっているよという、そういう理解でよろしいのでしょうか。
その上で、10億円を無利子で借りられるという今の御説明だったので、高崎市のどんな企業さんが使われたのかというのをちょっと教えていただきたいのですけれども。
◎
産業政策課長(本間澄行君) 本件の対象につきましては、新町にございます高梨乳業群馬工場におきまして、高級ブランドアイスクリーム、こちらの増産体制を整えるために、4番目の工場棟を建設する事業費、約43億円強になりますけれども、こちらの資金の一部として10億円のふるさと融資の利用があったというものでございます。
◆委員(
丸山覚君) 分かりました。
続いてもう一ついいですか。232ページ、また同じように金融の話になるのですが、この金融事業というのは本当に商都高崎を象徴する金額の大きさで、政令市の中でももう上位に移置するくらいの、中核市なんかのレベルでは全然ないですけれども、政令市レベルの上のほうの数字というふうに聞いておりますが、そういった大きなお金を動かしていると、やっぱり損失という、焦げつきというのですか、貸倒れの、損失のリスクというのは高崎市にないのかなんて心配になるのですけれども、この中でずらずらと、232ページの金融事業の中で見ていきますと、大体補助金だとか預託金だとかと書いてあるのですけれども、一番下のところに小口資金融資損失補償金というのがあるのですけれども、これがそういったものなのでしょうか。
◎
商工振興課長(佐藤勉君) 小口資金融資損失補償金でございますが、小口資金は市の制度融資の中でも信用保証協会の保証がつく制度となっております。このため融資を受けた事業者が返済困難になった場合、信用保証協会が事業者に代わり金融機関に対して債務の弁済を行います。本市では、信用保証協会に対して、契約に基づき基本、
代位弁済の16%の損失補償を行っております。令和元年度の損失補償金3,546万1,669円は、この信用保証協会に対する損失補償金でございまして、件数は57件でございます。
◆委員(
丸山覚君) ちょっと難しい話で、もう一回確認なのですが、小口資金融資というのは高崎市がやっていて、貸した先が焦げつくと、信用保証協会のほうが一旦は肩代わりしてくれて、それでも回収できない16%の部分については高崎市が責任を持たなければいけないと、こういう理解でいいのですか。
◎
商工振興課長(佐藤勉君) そのとおりでございます。
◆委員(
中島輝男君) 229ページ、230ページ、商業振興費の中の真ん中辺、
まちなか商店リニューアル助成金なのですけれども、施工業者は市内業者だということで、その辺の効果は分かるのですが、商店とか、高崎市の経済効果というのはどのように捉えているのか、お聞かせください。
◎
商工振興課長(佐藤勉君)
まちなか商店リニューアル助成金の実績につきましては355件、補助額2億9,084万7,000円で、事業費ベースでは約6億4,000万円となっており、市内経済への波及効果をもたらしているものと考えております。また、商店の売上げの動向でございますが、数字で表せるものではございませんが、店舗のリニューアルにより客層が広がり、売上げが伸びた、店に足を運んでくれる人数が増えたなどのお声を頂いているところでございます。
◆委員(
中島輝男君) 結構経済効果あるのかなと思いました。お店のほうもおおむね効果的という御意見のようなので、また今後もより効果の出るように期待しております。
もう一件よろしいですか。その下の高崎じまん等支援事業補助金なのですけれども、決算額は去年に比べて200万円ほど減額になっているのですが、
コロナの影響もあったと思いますが、どのような状況だったのかを教えてください。
◎
産業政策課長(本間澄行君) 本補助金は、規模の小さい農家や個店でも、大規模な商業施設に自慢の品を出品できる機会をつくるために、オーパへの賃料や人件費など、店舗の運営に係る費用の一部を支援しているもので、1階の高崎じまんでございますけれども、高崎産の野菜やフルーツ等が好評で、徐々にではありますが、売上げのほうも伸びてきておるところでございます。7階のCAFE(
カフェ)高崎じまんにつきましても、安心・安全で良質な高崎産の野菜やフルーツなどを使ったメニュー、こちらのほうが好評で、リピーターも増えてきており、売上げも安定してきております。こうした状況に加え、経費節減などの経営努力も行いまして、年度末に
新型コロナウイルス感染の拡大の影響が出始めましたものの、前年に比べて約200万円の減額ができたものと伺っております。
◆委員(
中島輝男君) 依然
コロナの影響はあると思うのですけれども、現在の状況はどんなものなのでしょうか。
◎
産業政策課長(本間澄行君) 現在の状況でございますが、やはり4月から5月にかけまして、同じく
コロナの影響で、オーパ全体も臨時休業をしたこともありまして、一時期結構厳しい状況でございましたけれども、現在につきましては徐々に回復してきている、こういった状況になっております。
◆委員(
中島輝男君) 本当にどこも今厳しい状況だと思いますので、またこれからも頑張っていただきたいと思います。
もう一件だけ。233ページの真ん中よりちょっと下なのですけれども、高崎観光協会補助金なのですけれども、昨年度に比べると3,000万円ほど増加しているのですけれども、この理由は何なのか教えてください。
◎
観光課長(
瀧上幸治君) 高崎観光協会への補助金でございますが、昨年度は外国人観光客を誘客するための新たな取組を行っております。具体的には昨年8月にシンガポールで開催された旅行博、NATAS Holiday(ナタスホリデー) 2019への出展によるPR活動のほか、シンガポールの旅行代理店や日本政府観光局での情報提供などを実施しております。これらの新たな取組を行ったことによりまして、観光協会への補助金が前年より増加したものでございます。
◆委員(
中島輝男君) 分かりました。ありがとうございます。
○
委員長(
飯塚邦広君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
245ページをお開きください。
8款土木費2項道路橋りょう費 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 323ページをお開きください。
11款災害復旧費1項農林水産施設災害復旧費 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 325ページをお開きください。
2項商工施設災害復旧費 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 以上で
一般会計の審査を終わり、次に特別会計の審査を行います。
最初に、国民健康保険事業特別会計の審査を行いますので、343ページをお開きください。
歳入 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 353ページをお開きください。
歳出 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 続いて、後期高齢者医療特別会計の審査を行いますので、439ページをお開きください。
歳入 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 445ページをお開きください。
歳出 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 続いて、農業集落排水事業特別会計の審査を行いますので、457ページをお開きください。
歳入 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 461ページをお開きください。
歳出 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 以上で特別会計の審査を終わります。
次に、調書の審査を行いますので、495ページをお開きください。
財産に関する調書 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) 511ページをお開きください。
基金運用状況に関する調書 (質疑なし)
○
委員長(
飯塚邦広君) これより議案第98号の
所管部分を起立により採決いたします。
本案を認定することに賛成の委員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○
委員長(
飯塚邦広君)
起立全員です。
よって、議案第98号の
所管部分は認定すべきものと決しました。
────────────────────────────────────────────
△審査終了
○
委員長(
飯塚邦広君) 以上で本
委員会に付託された議案の審査は全て終了いたしました。
審査に当たり、円滑な
委員会運営に御協力いただき、ありがとうございました。
なお、
委員長報告の作成については私に一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
飯塚邦広君) それでは、そのようにしたいと思います。
以上で本日の議題を終わります。
午前11時30分
────────────────────────────────────────────
△その他
○
委員長(
飯塚邦広君) 次に、その他として執行部から何かありましたらお願いいたします。
◎副市長(齋藤逹也君) 9月26日土曜日でございますが、高崎市内の養豚場で発生いたしました豚熱につきまして、これまでの経緯、それから群馬県からの要請によります本市の対応につきまして農林課から御報告させていただきます。よろしくお願いいたします。
◎
農林課長(
原田修樹君) そうしましたら、豚熱の患畜の確認について御報告させていただきます。
高崎市内の農場において、豚熱の患畜が確認されましたので、その経過及び現在の対応状況について御報告させていただきます。
配付させていただきました資料ですけれども、1番の発生農場ですけれども、高崎市内の1農場からで、この農場では飼養頭数5,390頭の豚が飼われておりました。
2番、発生までの経緯でございますが、9月25日に当該農場より群馬県に、複数の豚に異常な状態があるという連絡が入りまして、県の検査機関で検査を実施したところ、豚熱の疑いがある、そういう結果が出ましたので、引き続きまして国の検査機関で検査を実施しました。その結果、9月26日の午後5時に豚熱の陽性反応が確認されました。
これを受けまして、3番になりますが、本市の対応ですけれども、9月26日の午前から情報収集に当たりまして、同日午後6時に高崎市特定家畜伝染病対策本部を立ち上げまして、立ち上げと同時に第1回の本部会議を開催いたしました。家畜伝染病予防法によりますと、特定家畜伝染病が発生した場合は、市町村は県の指導の下、その対策を講じること、そのようになっております。これまで県からの主な要請事項としましては、現地事務所を箕郷地域のさわやか交流館に開設し、市の保健師を常駐させ、防疫従事者の健康管理支援を行うこと、また農場周辺の住民の方々が不安にならないよう、対象町内への住民説明会を開催すること、そしてさらには農場への物資運搬に係る車両と人員の確保、このようなことの要請がありまして、本市はこれらを迅速に対応しております。また、市民の方への周知ですけれども、群馬県及び国の報道発表に合わせまして、市のホームページにも関連情報を掲載しております。
当該農場の防疫措置、4番目になりますが、豚熱が発生した農場は、陽性の有無に関係なく飼養している豚全てを殺処分しなくてはなりません。県では、この殺処分と併せまして、発生農場地内への埋却作業を9月29日頃までに、また、消毒作業を10月1日頃までに終了する予定となっております。
今後の対応です。県をはじめとする関係機関と連携を図りながら、再発防止のために万全の対策を講じてまいりたいと思います。
報告は以上となります。なお、本資料につきましては、
委員会終了後、全議員に配付させていただきます。
○
委員長(
飯塚邦広君) 説明は終わりました。
本件に対し、御質疑等がありましたらお願いします。
◆委員(
丸山覚君) 大変な事態ですけれども、勉強不足で申し訳ないのですが、ちょっと教えていただきたいのですけれども、例えば殺処分にすると、この農場の方というのは、飼養している豚がみんないなくなってしまうわけで、事業の継続とか補償というのはどうなるのでしょうか。
◎
農林課長(
原田修樹君) 今回の殺処分につきましては、家畜伝染病予防法に基づくものでして、またその家畜伝染病予防法に手当金の、補償の制度というものがあります。そういうものをぜひ活用していただければと思っております。
◆委員(
丸山覚君) 分かりました。
このさわやか交流館が中継基地みたいな形になっているのだと思いますが、ここから現場へはどのくらいかかるものなのですか。
◎
農林課長(
原田修樹君) こちらの現場、獣医師が家畜防疫員として一度服を着替えたりだとか、健康診断、体調管理をしまして、そこから現場に向かいます。バスだとかトラックで行くことになりまして、現場近くが非常に狭い道なので、なかなか大型も通るのが大変だったかなというところもありますけれども、おおむね交通に慣れれば、30分から1時間の範囲内では現地には到着すると思います。
◆委員(
丸山覚君) いろいろ検討した上でここを指定されているのでしょうから、承知しました。ありがとうございます。
○副
委員長(荒木征二君) 分かればお答えいただきたいと思います。市の保健師が常駐ということですけれども、その人員体制と交代を含めた体制について、把握していましたらお知らせいただきたいと思います。
◎
農林課長(
原田修樹君) 当初は、保健医療部の保健師で対応するわけだったのですけれども、やはりこれは24時間体制で防疫を行うということで、市の保健師の体制は3交代とかでやっていきますので、最終的には、また福祉部に所属している保健師にも応援を依頼しまして、保健医療部、福祉部、両方に所属している保健師で対応したいと思っています。
○副
委員長(荒木征二君) 日頃から
コロナの対策で大変御活躍の保健師のことですので、くれぐれも体調管理等々含めてお願いしたいと思いますし、これは適用要件を調べておりませんけれども、防疫等特殊勤務手当など、もし可能性があるのでしたらば、その辺りも考慮のうちに入れていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○
委員長(
飯塚邦広君) ほかにありませんか。────なければ本件を終結いたします。
ほかにその他として何かありますか。
なければ、この際、委員の方から執行部に対し、お聞きしたいことがありましたらお願いいたします。
◆委員(丸山芳典君) すみません。お聞きしたいということではありませんが、本市では常日頃から農Tube(チューブ)等で高崎市の農業の魅力等を発信していただいていると思いますが、先日、9月26日にテレビ東京で放映されました「畑そのまんまレストランにする。」では、高崎市の魅力が存分に放映されておりまして、市内の農業、林業、水産業の魅力が紹介されておりまして、大変よい番組であったなというふうに思います。中で、市長が2品目までしか食していただけなかったのは大変残念なことなのですけれども、もう少し時間を割いていただければと思いました。いずれにいたしましても、今後も本市の魅力、また農業のよさというものを発信し続けていただければと思います。そういうお願いをしまして、終わらせていただきます。
◆委員(
丸山覚君) 2点あります。まず1つは、両方とも新聞に出たお話なのですけれども、まず9月22日付の上毛新聞に、DVの相談件数が、これは前橋市ですけれども、2.7倍になりましたよという記事がありまして、高崎市の状況をお知らせいただきたいと思います。
◎
人権男女共同参画課長(阿久澤健君) 本年2月から5月までの自粛期間中のDV相談の件数ですけれども、155件で、前年同期間の相談件数93件と比較いたしまして約1.6倍でございました。2月、3月につきましては大きな変動はございませんでしたが、4月の相談件数は53件で、昨年同月の24件に比較して約2.2倍、5月が49件で、昨年同月の14件に比較し3.5倍と増加となりました。6月以降は特に目立った増加傾向にはございません。
4月、5月の相談件数の増加の要因といたしましては、特別定額給付金支給に係る配偶者からの暴力を理由に避難されている方への支援措置が4月から開始され、世帯主でなくても避難先の自治体に相談者が申し出ることで、給付金が支給になることのための相談が増えたためでございます。4月は相談件数の約半数、5月につきましては、約3割が特別定額給付金に係る相談でございました。
◆委員(
丸山覚君) ありがとうございます。ほぼ前橋市と同じような流れというふうに認識をいたしました。
もう一つは、電気自動車、急速充電器、これも新聞に載っていたお話ですけれども、まず高崎市が急速充電器を設置した当時の目的、意義、あと費用、それから複数の場所に設置されているようですので、その場所を教えてください。
◎
環境政策課長(清水弘明君) まず、急速充電器を設置した目的でございますが、本市における温室効果ガスの排出量は、全国と比較いたしましても、運輸部門である自動車からの排出割合が多いことから、環境負荷の少ない電気自動車の普及促進を図るため、充電施設の空白地ができないよう本庁及び各支所、それと観光施設でありますゆうすげ、はまゆう山荘の9か所に設置したものでございます。設置時期は、本庁の充電器が2012年度、そのほかの8か所は2014年度に設置しております。また、設置費用ですが、本庁の充電器はディーラーから寄附をしていただいものでございますが、工事費等に400万円ほどかかっております。そのほかの8か所については、国の補助制度であります次世代自動車充電インフラ整備促進事業の補助金を活用し、充電器と工事費を合わせた総額約2,800万円のうち3分の2の約1,600万円が補助金で賄われております。
◆委員(
丸山覚君) ありがとうございます。併せて充電器とともに、電気自動車の普及がされなければならないわけですけれども、その状況について、どんな状態になっているのでしょうか。
◎
環境政策課長(清水弘明君) 電気自動車の普及状況でございますが、県内の電気自動車の保有台数でいいますと、平成25年度が1,427台、平成30年度が4,250台となっておりまして、この5年間で約3倍に増えている状況でございます。
◆委員(
丸山覚君) 分かりました。今後の高崎市の対応、県内ただ一つ高崎市だけみたいな、対応がまだ決まっていないというのですか、その辺についてどうでしょうか。
◎市長(富岡賢治君) 私も新聞記事を見て、ああそうかと思ったのですけれども、私が市長になったばかりの頃、自動車関係者から、電気自動車のそういうあれを、サービスであれをしてくれと、こういう要請がありましたので、お金はそういうことで全部市費で賄うということでないならいいと思ったのですけれども、これ自動車産業の振興の先鞭を市役所がつけること、役割を負うことはないので、それはそれぞれ自動車関係者が相談すればいいのではないかと思って、やれる範囲内で、ゼロというのはまずいかということで設置したのですけれども、最初のそういう、電気自動車の、どこもないというのでは具合が悪いからサービスしましょうということで市として設置したので、その費用の負担までぎりぎり詰めたわけではないのです。新聞記事を見ましたら、有料のところばかりだということですから、それは有料のほうがいいかなんて今思ったりしていますけれども、よく検討してみます。いずれにしても電気自動車を普及させるということは、環境の視点ではいいことですけれども、自動車産業を考えることで、私たち市役所が先陣を切るということとはちょっと違うのではないかと私は思っていますので、慎重にやっていきたいと思います。
◆委員(
丸山覚君) 分かりました。市長さんのお考えを聞けて、大変ありがたく思います。ありがとうございました。
◆委員(
中島輝男君) 先ほどの丸山芳典委員からも発言ありましたけれども、「畑そのまんまレストランにする。」を私も見させていただきました。なかなかおもしろく見させてもらって、オール高崎で頑張っているなという思いで見ております。知らない食材が多くて驚いたし、特にタモギタケみたいなのは、私は食べたいなと本当に思っています。そこで、制作料というか、提供料というのですか、幾らぐらいかかっているのか教えていただけますか。
◎
農林課長(
原田修樹君) この番組に関しては、市がスポンサーになってとかそういうのではなくて、本当に市が制作したという特別番組になっています。その制作料につきましては、予算のほうは高崎ブランド・シティプロモーションのほうに入るのですけれども、今回の予算で、約3,000万円の経費で番組制作したということになります。
◆委員(
中島輝男君) やっぱりテレビってかかるのだなと思いました。チラシに第1弾とかあったと思うのですが、高崎市関連でまたこの第2弾みたいなのはあるのか、今後の展開が何かありましたら教えてください。
◎市長(富岡賢治君) 今ちょっと担当の答えが、あの番組を買ったわけではないですからね。税金で払ったわけではありませんから。これは背景がありまして、議会から御了承いただいて、予算化させていただいているブランド力向上の一環としまして絶メシをやらせていただきまして、それからその後に農Tubeということをやった。これは税金でやっていましたけれども、こういうスタッフ、グループが高崎の農産物に対して目を開いていただいたことがその企画につながったわけで、お金で番組を買うのだったらやりません。そうではなくて、そういうマスコミ関係者が自主的に高崎の農産物に興味を持っていただいてやったことなので、ありがたいことだと思っています。
この後ですけれども、それは番組を買う気になれば、また1,000万円でテレビ東京の番組を買うなんていうことありますけれども、私はそういうことはしませんから。もうこれだけ、おかげさまで高崎の農産物のブランド力が上がってきまして、高崎が話題になってまいりましたので、次のことがマスコミ関係者の間で口の端に上るようになる時期も来るだろうと私は思っています。こういう積み上げをしていきたいと思っていますので、取りあえずは今はないですけれども、スケジュールは。
◆委員(
中島輝男君) 分かりました。市長からお答えいただきました。本当にテレビの力は大きいなと思いますので、また機会があれば、またそういうことも展開していっていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
○副
委員長(荒木征二君) 最後に、ちょっとこれも要望になってしまって恐縮なのですけれども、今般の
コロナの対策につきましてお願いがございます。高崎市も様々な対策を打っていただきまして、子育て世代、事業所にも様々に手厚く支援をされているところで、全くないわけではありませんけれども、いわゆる高齢世代の方々から、やっぱりちょっと対策の手が十分ではないと、そういうふうにお考えの方々が、私が知る限りはやっぱりいらっしゃる。例えば5月までの臨時休校の間などは、私どもも課題にしていますけれども、学童クラブが大きな部分を担ったのは確かですけれども、実際にはお孫さんを高齢世代の方々が見ていらっしゃった、車で送り迎えをしたりだとか、もちろん食事も提供したりだとかという形でされている。当然お孫さんにその分を請求するなんていうことはあり得ませんから、そういったところもやっぱり皆さんが、それは愛情の一つだと思いますけれども、そういった形で
コロナを、高齢世代の皆様も高齢世代の皆様で必死にしのいでいらっしゃる。
ただ、Go To(ゴーツー) キャンペーンとかもろもろやっていますけれども、やはりそういったものにも軽々に便乗しにくいということで、遠慮しがちな世代でもあって、なかなか従前の活動にやっぱり伸びていかないというところで様々な葛藤があるようでございます。こういったところもこれから国のほうも様々な施策を打っていくと思うのですけれども、可能であれば高齢世代の方々もその施策の中で、高崎市なりにオリジナルで応援するような体制がもし検討できれば、商工部の皆さんを中心に御検討いただきたいと思いまして、要望として述べさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○
委員長(
飯塚邦広君) ほかにありませんか。
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△閉会
○
委員長(
飯塚邦広君) なければ、以上で本日の
市民経済常任委員会を閉会いたします。
午前11時50分閉会...