高崎市議会 > 2020-03-12 >
令和 2年  3月12日 建設水道常任委員会−03月12日-01号

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  1. 高崎市議会 2020-03-12
    令和 2年  3月12日 建設水道常任委員会−03月12日-01号


    取得元: 高崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    令和 2年  3月12日 建設水道常任委員会−03月12日-01号令和 2年  3月12日 建設水道常任委員会   令和2年高崎市議会建設水道常任委員会会議録   ────────────────────────────────────────────                                 令和2年3月12日(木曜日)   ────────────────────────────────────────────                   建設水道常任委員会次第                                   令和2年3月12日(木)                                   第1委員会室 午前10時 1 議  題 (1)議案の審査    議案第 7 号 高崎市道路の構造の技術的基準を定める条例の一部改正について    議案第17号 高崎市駐車場事業特別会計条例の廃止について    議案第28号 高崎市市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について    議案第29号 高崎市建築基準法関係手数料条例の一部改正について    議案第30号 高崎市建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律関係手数料条例の一部改正について    議案第31号 高崎市市街化調整区域における開発行為の許可の基準に関する条例の一部改正について    議案第32号 高崎市水道事業、簡易水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について    議案第33号 令和2年度高崎市一般会計予算(所管部分)    議案第41号 令和2年度高崎市水道事業会計予算
       議案第42号 令和2年度高崎市公共下水道事業会計予算 2 報告事項 (1)競争入札に関する予定価格等の公表について                (財 務 部) 3 そ の 他   ──────────────────────────────────────────── 出席委員等(11人)   委 員 長   後  藤     彰  君     副委員長   根  岸  赴  夫  君   委  員   丸  山  芳  典  君     委  員   依  田  好  明  君   委  員   逆 瀬 川  義  久  君     委  員   後  閑  太  一  君   委  員   三  島  久 美 子  君     委  員   高  橋  美 奈 雄  君   委  員   丸  山  和  久  君   議  長   松  本  賢  一  君     副 議 長   時  田  裕  之  君   ──────────────────────────────────────────── 欠席委員(なし)   ──────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者   市長      富  岡  賢  治  君   副市長     兵  藤  公  保  君   建設部長    宮  石     修  君   管理課長    小 野 澤  俊  彦  君   土木課長    牧  野  宏  之  君   道路維持課長  原  田  良  夫  君   建築住宅課長  青  柳  正  典  君   建築指導課長  斎  藤  興  嗣  君   開発指導課長  井  上  英  光  君   都市整備部長  内  田  昌  孝  君   都市整備部次長 内  山  昌  行  君   都市整備部次長 清  水  博  幸  君   都市計画課長  岩  下     浩  君   景観室長    櫻  井     実  君   都市集客施設整備室長              産業・流通基盤整備室長           霞     博  文  君           笠  原  伸  益  君   市街地整備課長 中  陦  茂  大  君   区画整理課長  関  矢  弘  幸  君   都市施設課長  横  田  邦  敏  君   公園緑地課長  奥  野  正  佳  君   倉渕支所農林建設課長              箕郷支所建設課長田  中     享  君           塚  本  茂  之  君   群馬支所建設課長関  口  宏  達  君   新町支所建設課長金  田  徳  義  君   榛名支所建設課長青  柳  佳  嗣  君   吉井支所建設課長田  中  和  典  君   上下水道事業管理者               水道局長(兼)経営企画課長           新  井  俊  光  君           福  島  克  明  君   料金課長    外  所  康  信  君   工務課長    田  口  和  彦  君   浄水課長    田  畑     守  君   下水道局長   松  田  隆  克  君   総務課長    中 曽 根  哲  哉  君   整備課長    佐  藤  善  信  君   維持管理課長  飯  島  英  樹  君   施設課長    大  山  多 賀 雄  君   財務部長    南  雲  孝  志  君   財政課長    横  澤     慶  君   契約課長    新  井     博  君   技術監理課長  秋  山  元  弘  君   ──────────────────────────────────────────── 事務局職員出席者   事務局長    大 河 原  博  幸      庶務課長    佐  藤     勉   議事課長    村  上  正  和      議事課議事担当係長                                   門  倉  直  希   議事課主査   浅  原  良  太      議事課主任主事 田  村  智  明   ──────────────────────────────────────────── △開会  午前 9時58分開会 ○委員長(後藤彰君) ただいまから建設水道常任委員会を開会いたします。   ──────────────────────────────────────────── △諸般の報告 ○委員長(後藤彰君) この際、諸般の報告を申し上げます。  傍聴は、あらかじめ許可してあります。  以上で諸般の報告を終わります。   ──────────────────────────────────────────── △開議 ○委員長(後藤彰君) それでは、本日の会議に入ります。  本日の会議は、お手元に配付の次第に従い進行いたします。なお、予算議案については、次第の裏面に記載のとおり審査を進めたいと思います。  この際、委員会の運営上お願いします。委員からの質疑は、内容を簡潔にされるとともに、議題の範囲を超えないよう1問ずつお願いします。また、執行部は質疑の趣旨を的確に捉え、簡潔な答弁を行ってください。  以上、円滑な委員会運営に御協力をお願いします。   ──────────────────────────────────────────── △議案の審査  議案第 7 号 高崎市道路の構造の技術的基準を定める条例の一部改正について  議案第17号 高崎市駐車場事業特別会計条例の廃止について  議案第28号 高崎市市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正について  議案第29号 高崎市建築基準法関係手数料条例の一部改正について  議案第30号 高崎市建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律関係手数料条例の一部改正について  議案第31号 高崎市市街化調整区域における開発行為の許可の基準に関する条例の一部改正について  議案第32号 高崎市水道事業、簡易水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について  議案第33号 令和2年度高崎市一般会計予算(所管部分)  議案第41号 令和2年度高崎市水道事業会計予算  議案第42号 令和2年度高崎市公共下水道事業会計予算 ○委員長(後藤彰君) それでは、議案の審査に入ります。  定例会議案(1)を御用意いただき、43ページをお開きください。  議案第7号 高崎市道路の構造の技術的基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(三島久美子君) ちょっと教えていただきたいのですけれども、これは道路法とか道路構造令の改正に伴うもので、いわゆる自転車通行帯というのが規定されるということだと思うのですが、この条例改正の内容について、まずもう少し分かりやすく説明していただけますか。 ◎管理課長(小野澤俊彦君) 自転車通行帯につきましては、平成31年4月に道路構造令上新たに規定されたことに伴い、本条例を改正するものでございます。内容につきましては、自動車と自転車の交通量の多い道路の車道左端に、自転車の通行を分離する幅員1.5メートル以上の自転車通行帯を、やむを得ない場合を除いて設けるものとする規定を追加するものでございます。また、現在駅と高校を結ぶ自転車利用の多い路線を順次整備しております矢羽根型路面表示につきましては、平成25年12月に道路交通法改正により自転車の左側通行が義務づけられたことから、自転車通行位置の目安として車道左側に路面表示をしたもので、自転車通行帯に規定しております幅員に適合しない箇所もございます。 ◆委員(三島久美子君) あくまでもこの自転車通行帯というのが定められた関係で、条例でもきちっと条件を定めておこうということだと思うのですけれども、先ほど課長から御説明いただいたいわゆる矢羽根の自転車走行指導帯というのでしたか、それとは全く別のもの、別のものという言い方は変ですけれども、それとはまた違った形で設定するものというふうに解釈してよろしいのですか。あの矢羽根の場合は、車が通っても大丈夫という、大丈夫という言い方は変ですけれども、この通行帯に関しては、自動車もそこは通ってはいけないという規定になっていくのですか。 ◎管理課長(小野澤俊彦君) 矢羽根型の路面表示につきましては、幅員1メーター以上ということが望ましいと規定されておりますが、場所によって、道路交通状況によっては外側線をまたがって施工する場合もございます。今回の通行帯につきましては、道路交通法に基づく普通自転車専用通行帯とは異なりまして、車が通っても通行帯としては問題ないものとなっております。 ◆委員(三島久美子君) いろんな種類があって、一般の市民には分かりにくい部分もあるのですけれども、いずれにしても高校生等が自転車通学をするということで、事故が結構多発しているということも含めて、こういう改正がなされた流れの中での今回の条例改正だと思うのですが、実際に高崎市の今の市道で、この自転車通行帯を造れるようなというか、造ったほうがいいというか、そういった市道というのは、現状ではあるのでしょうか。その辺を確認させてください。 ◎管理課長(小野澤俊彦君) 既設の市道に自転車通行帯を整備していくには、幅員が狭い道路が多く、また沿道に住宅や商店等が隣接し、車の出入りに支障を来すところが多いため、用地買収等を伴った歩道改良工事を行う必要があります。 ◆委員(三島久美子君) ということは、今すぐ今ある既存の市道にこの通行帯を造るということではないという解釈でよろしいのですか。 ◎管理課長(小野澤俊彦君) 周囲の沿線状況を鑑みて、新設道路等において自転車通行帯の整備をしていきたいというふうに考えております。 ◆委員(三島久美子君) 条件もあるとは思うのですけれども、やっぱり安全性というのを確保するためにはよく検討していただいて、今後既存のところでも、もしかして造れるような場所があれば、地域住民の方の御理解をいただくなりして、やっぱり安全確保という意味ではこの通行帯の整備を進めていっていただきたいと思います。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第7号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(後藤彰君) 起立全員です。  よって、議案第7号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  定例会議案(2)を御用意いただき、3ページをお開きください。  議案第17号 高崎市駐車場事業特別会計条例の廃止についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) 償還が完済できたということで条例の廃止ということなのですけれども、この償還金の本来の総額は幾らぐらいで、年数が長くかかったと思うのですけれども、その期間はどれくらいだったのか確認したいと思います。 ◎都市計画課長(岩下浩君) 償還額総額でございますが、68億8,629万3,035円でございます。なお、償還期間でございますが25年でございまして、平成7年から返済を開始いたしまして、当初の計画どおり終了しております。
    ◆委員(依田好明君) ありがとうございます。今後とも市民のために、利用者のために駐車場事業を円滑に運営していただけたらと思います。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第17号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(後藤彰君) 起立全員です。  よって、議案第17号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  39ページをお開きください。  議案第28号 高崎市市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) この「年5分の割合」を「法定利率」ということに改めたのですけれども、これはどういう理由なのでしょうか。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) こちらは公営住宅法の改正に伴いまして、今回の条例改正、年5分から3分に変更するものでございます。 ◆委員(依田好明君) 5分から3分ということで、現時点では利用者的には安いとは思うのですけれども、今後入居者の負担が増えることのないようにお願いしたいということです。 ◆委員(三島久美子君) 法定利率については3%になるということなのですけれども、ちょっと今回のこの住宅の設置及び管理に関する条例の改正に当たって、今回はこの利率、ここの部分だけを改正したというふうにお見受けするのですが、実はいわゆる上位法、公営住宅法の上にある上位法で民法の改正があったわけで、この連帯保証人については保証契約の限度額、要するに正式には個人根保証契約の極度額というらしいのですが、その設定が法律で義務化されたというふうに私は認識していますけれども、今回の条例改正案にその案件を盛り込まなかったのはどうしてなのでしょうか。その辺りを確認させてください。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) この市営住宅の設置及び管理に関する条例では、連帯保証人につきましては規則で定めるというふうにされておりまして、今回の民法改正に伴う改正に基づいて、現在は規則改正の手続は進めているところでございます。またその民法改正によりますと、個人の根保証契約というのは、さっき委員がおっしゃられたように、極度額を定めなければならないのですけれども、その極度額についても、今改正を規則のほうで定める手続を進めている状態でございます。 ◆委員(三島久美子君) 極度額を定める方向で今高崎市としては動いているということなのですけれども、今いわゆる公営住宅について、連帯保証人を置くということがなかなか難しい時代になってきて、いわゆる低所得者というか、生活困窮者の救済という意味でも法律ができまして、この連帯保証人を置かなくてもいい方向に今動いているというふうに思うのです。実際に国土交通省が出している公営住宅の管理標準条例案というものには、この保証人に関する規定が削除されているわけです。もちろん今の本市の条例上は、市長が特別に事情があると認めた場合には保証人を置かなくてもいいということで、柔軟に対応していることは承知しているのですけれども、いわゆるこの連帯保証人の在り方について、もうそろそろ全国的に、いわゆる生活困窮者の問題も含めて見直す時期に来ているのではないかなというふうに私は考えるのです。  先ほど課長のほうから極度額については設定するということで、その方向にあるということは、連帯保証人は今の現状のままいくのかなというふうに解釈しているのですけれども、県議会のほうでも県営住宅については連帯保証人を廃止して、身元受入れ人という言い方、連絡先のようなものをきちっと示しなさいという形で条例改正案が今県議会のほうでも議論されているようには聞き及んでおるのですけれども、その辺りの考え方、本市ではその連帯保証人の在り方というのをどういうふうに考えていらっしゃるのかを確認させていただきたいと思います。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) 先ほど委員がおっしゃられたように、公営住宅の管理標準条例案、そちらのほうでは保証人に関する規定は削除されております。ただ、家賃を滞納した場合ですとか緊急時、そちらに連絡する場合など、連帯保証人の役割というのはすごく大切でございます。この改正後も連帯保証人を要件とする自治体もまだ多数ございます。そういったことから、本市におきましては既に運用しております連帯保証人の免除規定、こちらを活用しまして、また連帯保証人が確保できない場合については、そういった形での特別な要件を設けて、市営住宅に入居できないような事態が生じないように努めてまいりたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) その考え方も理解できるのです。実際に決算なんかを見ると、滞納していらっしゃる方も現実にはいらっしゃると。もちろん悪質な場合は、きちっと訴訟にまで持っていくような強い姿勢を高崎市は持っていますし、いわゆる問題のある方たち、ここはケアしなければいけないという方に関しては、いろいろな形で相談に乗っているというのも理解しているのですけれども、この問題はもう一度しっかりと議論していただいて、県の住宅供給公社のほうに高崎市の市営住宅のほうの管理も委託しているわけですから、県議会の動きも見据えながら、今後この問題を再度考えていただきたいと思います。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第28号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(後藤彰君) 起立全員です。  よって、議案第28号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  41ページをお開きください。  議案第29号 高崎市建築基準法関係手数料条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(高橋美奈雄君) この申請手数料なのですけれども、具体的にはどのようなケースがあるのでしょうか。 ◎建築指導課長斎藤興嗣君) 49項は、用途変更を2つ以上の工事に分けて行う場合の制限の緩和です。用途変更というのは、既存の建物の用途を変えていくという確認申請を伴うものなのですけれども、今までは用途変更に伴って、その建物全体の不適格な部分を現行基準に適合せさるための改修を建物全体について一度に行う必要がありましたけれども、行政庁が全体の計画を認定することで段階的な改修が可能になったと。例えば5階建てで2階部分だけを使いたいという、そういう場合でも対応できるという認定制度が始まる。そのための認定審査の手数料でございます。  それから、50項、51項は既存建築物の用途を変更して、一時的に他の用途として使用するという、仮設的に使用する場合の制限の緩和です。今までは、仮設建築物は新築等、そういう建築が前提で、既存建築物の一時的な転用に対する基準はございませんでしたが、既存建築物にも新築等の仮設建築物と同様の一部の緩和規定を導入するというもので、その許可の申請手数料でございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) この50項、51項とは、これは興業場とか特別興業場、簡単に言ってしまうと、よくサーカスなんか来るのだけれども、そういうのとはまた関係ないのですか。 ◎建築指導課長斎藤興嗣君) 大体そういう感じなのですけれども、50項の興業場等というのは普通にそういうサーカス、あるいは店舗等で仮設の使用期限が1年以内というものです。それから、51項の特別興業場等、こちらは大規模な会議、協議会等で、1年を超えて使用する大規模な仮設建築物の許可となります。 ◆委員(高橋美奈雄君) 課長、当たり前のことでしょうけれども、51項はGメッセとは全然関係ないですよね。 ◎建築指導課長斎藤興嗣君) 関係ございません。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第29号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(後藤彰君) 起立全員です。  よって、議案第29号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  43ページをお開きください。  議案第30号 高崎市建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律関係手数料条例の一部改正についてを議題といたします。  本案に対して御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第30号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(後藤彰君) 起立全員です。  よって、議案第30号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  45ページをお開きください。  議案第31号 高崎市市街化調整区域における開発行為の許可の基準に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) (1)の中に西毛広幹道の両側100メートルずつとあるのですけれども、聞いたところでは、その南側については、次の信号のところまでの南側については指定しないということなのですけれども、その南側でも最近はいわゆる耕作放棄地というのも目立ってきているのですけれども、指定しないのはどんな理由なのでしょうか。 ◎開発指導課長(井上英光君) イオンの交差点から東側の西毛広幹道の南側につきましては、まだ広大な優良な農地が残されているところでございますので、今回は指定する区域から外したということでございます。 ◆委員(依田好明君) 分かりました。  それと、今度は高渋バイパスの西側、この部分はちょっと分かりやすいのですけれども、農地が三角に残っていたのですけれども、西毛広幹道の北側についてはどの辺りまでを今回指定するのでしょうか。 ◎開発指導課長(井上英光君) そちらの区域につきましては、正式には条例施行後の告示をもって決定されるところでございますけれども、そちらの区域は西毛広幹道から高崎渋川線バイパス及び県道の足門前橋線、こちらに囲まれた区域を想定しております。 ◆委員(依田好明君) 分かりました。今回この地域の開発許可の基準を緩和するその目的と、いわば新たな居住誘導地域とも思えるのですけれども、そういうことと考えていいのでしょうか。 ◎開発指導課長(井上英光君) まず、今回の目的でございますけれども、今回指定をいたします区域の周辺は、西毛広幹道や区画整理事業などが進められておりまして、地域の中心拠点としての充実が図られております。今後も住宅や生活利便施設などの集積を一層進めておく地域というふうに位置づけられております。そのような場所の土地利用を推進すべく、幹線道路沿線としての特性にふさわしい業務の利便性の増加を図る区域、また地域の実情に応じた居住環境の整備を図る必要のある区域というのを指定いたしまして、地域の将来像に即した開発行為に対しまして許可ができるようにするというのが直接の目的でございます。  また、今回の指定する地域につきましては、良好な居住環境の整備を図るために、最低の敷地面積や接道要件なども設けまして、子育て世帯をはじめとしまして、幅広い世代の人々が住みやすいというようなまちづくりを目指しているところでございます。 ◆委員(依田好明君) 分かりました。このことによって子どもも増えると思うのです。今後保育園とか小学校の整備、あるいは交通安全対策など、しっかり進めていただければと思います。 ◆委員(高橋美奈雄君) そもそも論なのですけれども、今の議論も聞いていてもそうなのですけれども、これは開発行為ですよね、西毛広幹道の。そもそも調整区域でそのままやるわけなのですけれども、なぜ都市計画決定して市街化区域に編入をしないのですか。 ◎開発指導課長(井上英光君) 現時点におきましては、種々手法はあろうかと思いますけれども、市街化区域への編入ということではなくて、開発許可制度によりまして土地利用の増進を図るというような手法を選択したものでございます。今回改正する部分につきましては、都市計画法の34条11号というのに基づいている部分でございまして、こちらの34条11号というのが、市街化調整区域のうち一定の区域を条例で指定しまして、また環境の保全上支障がある用途を条例で定めることによりまして、開発行為が許容されることとなるというものでございます。ですので、この条例改正によりまして、一定の区域に限りまして、環境の保全上支障があると認められる用途以外のものの開発許可を認めることといたしましても、都市計画法の趣旨にも沿うものであるというふうに考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 34条11号ということで、都市計画法の趣旨にも合うということなのですけれども、このようなやり方というのは高崎市として前例があるのですか。 ◎開発指導課長(井上英光君) 現在この都市計画法34条11号に基づく条例によりまして、調整区域では一般の個人住宅、それが認められております。その用途がこの一定の区域に限りましては多少広がるというようなことでございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 一般の個人住宅は認められているというのは私どもも分かっているのですけれども、要はこのような開発行為ですよね。私も長年議員をさせてもらっていますけれども、初めて聞くことなので、そんなことがあるのかなと思うのですけれども。市長が指定する区域ということなのですけれども、どうも市民感覚で考えたときに、あそこは線引きもきちっと入っていますし、税の関係でいくと当然固定資産税、都市計画税等々のバランスを考えますと、公平、平等ではないのかなというような疑問も浮かんでくるわけなのですけれども、今後もこのような開発行為は市長が指定する区域ということで進めていくというような考え方でいらっしゃるのでしょうか。 ◎建設部長(宮石修君) 今後のこういった指定ということですけれども、ここの場所につきましては、皆さん御存じのとおり、隣接する前橋市、吉岡町、そういったところは手法として区画整理事業、そういったものをもって最近開発が認められる、進められているということで、群馬地域につきましては、先ほど申し上げましたとおり、イオン、支所、あそこを中心に栄えているということで、まさに前橋市とイオンまでの間が歯抜けのように抜けてしまっているということで、まずはそこの地区を良好な住宅環境の整備ということを目的に指定すると。ですから、今後もそういった市街化区域に囲まれたところですとか、沿線で必要なところは指定をしていく考えも持っているところでございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 今後もそのような考えを持っているということでございますけれども、先ほど言いましたように、税の関係においては不平等になってくるのではないかなということを私は考えています。そういう意味においても、今高崎市は立地適正化計画をやっているわけですけれども、立適との整合性はどのように考えているのでしょうか。 ◎都市計画課長(岩下浩君) 今回のこの条例改正に当たります主な地域につきましては、市街化調整区域が非常に多いということでございますが、この周辺につきましては、群馬地域のほうでも地域中心拠点というようなことで、都市機能誘導区域等も定められております。立地適正化計画の中では中心地域ということでございまして、イオンの増床であったり区画整理の進捗であったりと、また西毛広幹道、高渋バイパスが開通しているというようなことで、非常に地域中心拠点としても現在も強化が進められていると。今回条例の対象になる地域につきましては市街化調整区域でございますが、やはりこの中心拠点に隣接するというような場所で、ここの場所も含めて群馬地域の地域中心拠点の強化を図っていきたいというようなことで、隣接地域、一体と考えていってもいいのではないかというふうに考えています。 ◆委員(高橋美奈雄君) 群馬地域という視点で捉えればそれは分かりますけれども、ただ立適とか市街化にするというのは地域云々ではなくて、やっぱりオール高崎で考えていかなくてはならないことだというふうに私は思うのです。そういう部分で、今後とも、もちろんこれはこれでいいのですけれども、様々な角度からの検討がまだまだ今後の開発において必要ではないのかというふうに思うのです。ともかく線引きをしてあるところはやはり市街化にすると、都市計画決定をして、それがもう当たり前のことだと思うのですけれども、その辺について御見解があればお願いしたいというふうに思います。 ◎都市計画課長(岩下浩君) 先ほど申し上げさせていただきましたこのイオン周辺につきましては、西毛広幹道沿線、また多くの市街化調整区域ということでございまして、基本的には開発が制限されているということでございますが、今後もこの西毛広幹道等の開発等が進みまして、ますますこの地域の利便性というのが上がってくるのではないかと。そんな状況も踏まえまして、今回まずは条例による土地利用も図っていくということで、今後この周辺地域も含めまして、有効な土地利用につきましては研究をしてまいりたいというふうに考えています。 ◆委員(高橋美奈雄君) ぜひそのような方向でお願いしたいというふうに思います。 ◆委員(三島久美子君) いろいろ議論を聞いていて、疑問も少し解けてきたのですけれども、要はこの条例改正の第3条の(1)、これは西毛広域幹線道路の北側の一部と西側のほうなのかということが理解できました。それで、そこには当然のことながら、先ほど来議論があったように農振地域ということで、農用地区域、いわゆる青地に指定されたものがあるわけです。今回この条例を改正して開発行為を許可するというのと農地転用とは全然別の部分で議論されていくもので、農転、これが今回の条例改正をして市長が開発を認めたからといって、その農地転用の手続がスムーズになるとか、そういう視点ではないというふうに理解していいのでしょうか。 ◎開発指導課長(井上英光君) 農用地区域からの除外ですとか農地転用につきましては、それぞれの法令の基準によりまして、今までどおりに審査がされるというふうに思っております。 ◆委員(三島久美子君) ちょっと所管が違うのかもしれませんけれども、上毛新聞の記事では、いわゆる農用地区域からの除外も視野に入れて検討したようなことも書いてありましたが、いずれにしても簡単ではないなと。それなりにきちっとした手続を踏んで、県の農業委員会にかけてという形で、そして初めて開発ができるというふうに理解をしているのですけれども、その辺りは必要性は理解できますけれども、優良農地の問題も含めてきちっと議論をなさっていただいて、前に進めていただくようにお願いしたいと思います。  そして、この改正案の33条の(2)、(3)を見ると、この西毛広域幹線道路沿線以外にも同じようなケースを想定しているのかなというのが見受けられるのですが、この改正条例の追加をした(2)、(3)、(3)は上記以外の区域となっていますけれども、(2)についてはどんな区域を想定していらっしゃるのでしょうか。 ◎開発指導課長(井上英光君) (2)、第2号の規定により指定する区域につきましては、現在のところ、この西毛広幹道の南北2か所を想定してございます、1つ目がイオンの南側です。高崎渋川線バイパスと市街化区域と西毛広幹道に囲まれたエリアでございます。もう一つがイオンの東側になりますけれども、西毛広幹道と高崎渋川線バイパス及び足門前橋線に囲まれた区域、この2か所を想定しております。 ◆委員(三島久美子君) 何かここに鉄道等に囲まれたというふうな表記があったので、あの辺に鉄道があったかなと、非常に素朴な疑問だったのですけれども、想定をしているのは、先ほどおっしゃっていたイオン周辺、広幹道の南北ということだと思いますけれども、これで、もしかしたらほかの地域にまで波及していくような条例改正なのかなというふうに、いい部分もありますが、デメリットもあるのだろうなというふうに心配をしています。この条例改正そのものに関しては、イオン周辺の群馬地域の発展のためには必要な開発なのかなというのは理解しておりますけれども、今後これを適用していくときに、やはり慎重に、先ほど高橋委員からもあったいわゆる市街化区域への組入れとか、いろいろな手法の中で、やっぱり高崎市の都市計画全体を考えて進めていただくようなお願いをしておきたいと思います。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第31号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(後藤彰君) 起立全員です。  よって、議案第31号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  49ページをお開きください。  議案第32号 高崎市水道事業、簡易水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第32号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(後藤彰君) 起立全員です。  よって、議案第32号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、一般会計予算の審査を行いますので、予算に関する説明書(1)を御用意ください。  議案第33号 令和2年度高崎市一般会計予算の所管部分を議題といたします。  24ページをお開きください。  歳入15款使用料及び手数料1項使用料について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) 25ページの土木使用料で、下から5番目、公営住宅使用料なのですけれども、8億4,521万8,000円とあるのですけれども、現在公営住宅に入居している世帯数、人数について確認したいと思います。  また、昨年度の数字と比べ3,156万円ほど減っているわけなのですけれども、それは入居者の減少なのか、あるいは安い家賃のほうにシフトしているのか、お聞きしたいと思います。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) 3月1日現在の世帯数及び入居人数でございますが、3,257世帯で6,738人でございます。使用料の減少につきましては、家賃の算出時に住宅が建設されてからの経過年数等を考慮しておりますので、全体的に家賃が低くなっていることですとか、あるいは世帯数の減少というものもありまして、複数の要因があろうかと思われます。 ◆委員(依田好明君) 今後とも住宅に困っている方々の家賃を低く押さえていただければと思います。
    ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  28ページをお開きください。  2項手数料について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) 29ページ、15款、土木手数料、そして土木管理手数料の中で、先ほど議案第29号や議案第30号の手数料というのがあったのですけれども、どの項目に反映されるのかと、それから一昨年度や昨年度に比べて全体として減っている理由についてお聞きします。 ◎建築指導課長斎藤興嗣君) 議案第29号は、こちらの丸の上から2つ目、建築物許可申請手数料で受け入れます。それから議案第30号は、同じく丸の上から9つ目、省エネ建築物認定手数料で受け入れます。それから歳入は、過去の決算の推移を基に見積もっておるのですけれども、減少傾向の要因は、ここ三、四年住宅着工が減少してございます。それから、着工した住宅の床面積も、ここ10年ぐらいずっと減少しております。また、近年は特にアパートなどの借家が減少しております。このようなことが主な要因と考えられます。 ◆委員(依田好明君) 分かりました。お願いします。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  32ページをお開きください。  16款国庫支出金2項国庫補助金について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) 33ページ、16款、土木費国庫補助金が全体として大きく減っているのは、大体分かっているのですけれども、どのようなことですか。大型施設の完了ということだと思うのですけれども。 ◎土木課長(牧野宏之君) この中で、道路橋りょう費補助金、この額が減っていることだと思います。これは、社会資本整備総合交付金と特定防衛施設周辺整備調整交付金というものがございます。この中で、特定防衛施設周辺整備調整交付金なのですけれども、こちらは合併特例措置というものがありました。その措置が令和元年度をもって期間満了となりまして、交付額が減じるものでございます。 ◆委員(依田好明君) 分かりました。それでその部分は結構です。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  34ページをお開きください。  3項委託金 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 38ページをお開きください。  17款県支出金2項県補助金 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 40ページをお開きください。  3項委託金 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 42ページをお開きください。  18款財産収入1項財産運用収入 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 44ページをお開きください。  2項財産売払収入 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 46ページをお開きください。  20款繰入金 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 50ページをお開きください。  22款諸収入3項貸付金元利収入 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 52ページをお開きください。  5項雑入 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 54ページをお開きください。  23款市債 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 以上で歳入の審査を終わり、続いて歳出の審査を行いますので、62ページをお開きください。  2款総務費1項総務管理費について御質疑ありませんか。 ◆委員(三島久美子君) ここの所管は契約課の経費だと思うのですけれども、ちょっと昨年来いろいろ高崎市も官製談合事件等々が起こって、この契約、入札も含めたこの辺の透明性、公平性の確保というのが問われて、コンプライアンス室等々も含めていろいろな努力をなさっていることに関しては一定の評価をさせていただきますけれども、令和2年度のことですので、まず確認をしたいのが、本市の公共工事等の入札で、工事の予定価格の事前公表というのはどのような基準で行われているのか、その点をまず確認させてください。 ◎契約課長(新井博君) 建設工事につきましては、公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律に基づきまして、高崎市公共工事等における発注見通し、入札及び契約の過程並びに契約の内容に係る情報の公表要綱を策定いたしまして、平成14年1月から予定価格の事前公表を行っております。 ◆委員(三島久美子君) そうすると、建設工事、建築工事、それ以外の設備も含めて事前公表を行っているのですか。事前公表を行っているのは、そこの今おっしゃった部分だけということでよろしいのでしょうか。 ◎契約課長(新井博君) 建設工事及び建設コンサルタントにつきまして、この要綱で公表を行っております。 ◆委員(三島久美子君) 確かに官製談合というものをなくすためには、本日も報告事項で物品の調達などに関しての予定価格の公表の案件が出てくるのですけれども、本当に職員が予定価格を探ったり、またそれを外部にというようなことは、この予定価格の公表によって防止ができるということは理解できるのですけれども、今国のほうも予定価格を公表することが果たしていいのかということも含めて、いわゆる事前公表は弊害が生じ得るということを総務大臣、国土交通大臣の連名で各都道府県知事宛てに、そういった入札及び契約の適正化の推進についてといった通知を出したというふうに私は認識しておるのですけれども、そういった中で、いわゆる入札の不調みたいなものが起こったり、またそういうことを防止するためにもこの予定価格の公表が必要だとおっしゃるのですけれども、いわゆる積算能力が不十分な業者も参加し得るということで、ちょっと幾つか心配な点も考えられるわけです。その辺りについて、本市では徹底した方法を取って、そういう積算能力のない方が入ってくるようなことがないようなことをやっていらっしゃるというふうには思うのですけれども、その辺りについてちょっと御説明をいただけますでしょうか。 ◎契約課長(新井博君) 積算能力の低下という部分に関してお答えをいたします。積算能力が事前公表をするという部分になると低下になるというような国の数値等もございますが、高崎市におきましては、建設工事におきまして、全ての入札に工事内訳書の提出を求めております。 ◆委員(三島久美子君) 内訳書の提出を求めることによって、きちっと能力も審査できるのだということと思います。いずれにしましても、この入札の在り方というのは、事前公表することが果たしていいのか、それともやっぱり官製談合を防止するためには事前公表をしたほうがいいのかということも含めて、今後やり始めたらそれが全部ベストではなくて、ある意味では立ち止まってしっかり考えていく必要があると思うので、その辺りについては令和2年度、まさに正念場だと思いますので、さらに精査して進めていただきたいと思います。  また、談合防止の観点からは、この入札監視委員会とか、そういった第三者機関みたいなのを設置していくことも大事なのかなと思いますけれども、その辺りについて、令和2年度の入札及び契約の適正化にどう取り組んでいくのかをお答えください。 ◎財務部長(南雲孝志君) 談合防止の観点からは、入札監視委員会等の第三者機関の設置が必要だという案については貴重な御意見ではございますけれども、そのような外部の組織を置いたからといいまして、必ずしも不正が見抜けるかどうか、また不正の競争が防止できるかどうか、疑念のあるところではございます。したがって、入札の競争性、公正性、透明性の向上について、より一層の努力を行ってまいりたいというふうに思っております。また、適正な入札の取組を行うよう業者に周知をしてまいります。 ◆委員(三島久美子君) 予定価格を公表することで、逆に今度は官製談合ではなくて業者の談合がしやすくなるというような見解もあって、非常にいろんな意味でこの問題というのは奥が深くて、根っこも深くて、なかなかこうすれば絶対だというようなことはないかもしれませんけれども、我々市民の代表として、市民の大切な税金を使って、いろいろな工事や、また物品の調達をするわけですので、今後は電子入札の積極的な活用も含めて、この入札の制度、そして契約制度の適正化に努めていただくことを強く訴えておきたいと思います。 ◆委員(高橋美奈雄君) 私もこの契約課経費のところでお伺いさせていただきたいのですけど、実は市民から頂いたことで質問させていただきたいのですけど、高崎市は契約課のほうで、本当に市内の企業の皆様の発展のために、A、B、C、どこでもそうでしょうが、ランクを分けて、本当に市内企業のために入札、指名をしていただいているということは重々承知をしているわけでございますが、その中で、実はどの業種に限らず、Cクラスの方々が指名を頂けるのは本当にありがたいと。しかしながら、人出不足もあり、また技術不足もあるのでしょうか、書類等の作成等がままならず、どうしても辞退をしなければならない事象がいっぱい発生してしまっているというのです。だから、本当に指名をしていただけるのはありがたいのですけど、どうしても辞退という形になってしまっているというお話を聞くのですけど、実際どうなのでしょうか。指名入札において、特にCクラスにおいて、そのようなことはいっぱい発生しているのでしょうか。 ◎契約課長(新井博君) 建設工事においてランクづけを行っている業種につきましては、土木、建築、電気、管、舗装工事の5業種でございます。発注に関しましては、工事発注基準に基づきまして、ランクごとに発注の標準とする設計金額により工事を発注しております。先ほどの委員のおっしゃる部分に関しましては、今年度におきまして入札を行った部分で、3件ほど不調がございました。その中の工事で、管の工事がございまして、それが11月に発注をいたしました小・中学校のトイレの洋式化の工事でございます。16校分、16案件で発注をしたのですが、入札の辞退者が多く見られ、3件ほど不調になりました。不調となった工事につきましては、その後ランクを上げまして発注し、契約に至ったという形になります。  また、小学校、所管は違うのですが、来年度も洋式化の予定をしております。学校の工事につきましては安全対策の徹底のほか、限られた日程での工期の制約等もございます。より一層の現場管理や工程調整が求められますので、来年度の発注で不調等が出ないよう、今年度の入札結果の状況も踏まえ、十分に検討して発注したいと考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) やはり私のところへも相談に来たことが事実なのかなというふうに、今課長の答弁を聞いていて思いました。今不調という言葉で、3件とあったのですけど、不調は仕方ないとしても、その前の辞退になってしまうそうなのです。先ほど言いましたように、書類作成とかができないという。ただ、入札ですから、できないは許されないのです。と思います。幾らCクラスだろうが何であろうが、それはきちっとやってもらわなくてはならない。しかしながら、そういう事象がいっぱい発生していると。今課長の答弁にありましたように、今年は市長の英断でトイレに3億円も予算をつけていただいていまして、そうするとトイレ改修となりますと、やはりこれはCクラスぐらいの金額設定が多くなってくるのだろうというふうに思っています。そういう意味で、うまく地域でBと抱き合わせるとか、抱き合わせるなんていう言葉はあまりよくないかな。何か方法論を、これでまたそれだけ辞退が多いと、同じように出してもまた辞退、辞退となってしまうと思うのです。そうすると、契約課の手間もまたかかるでしょうし、秋のトイレの改修の教訓を生かして、上手に指名するというか、そういう言い方はおかしいな、ちょっと方法を幾つか模索してもらって指名を出していただければいいのかなというふうに思うのですけれども、その辺について御見解があればお願いしたいというふうに思います。 ◎副市長(兵藤公保君) 答えになるかどうか分かりませんけれども、今事情はよく拝聴させていただきました。それを参考にさせていただきまして、改善できる点は改善に努めて、皆さんがきちんとお仕事を取ってもらえるような、そういう環境づくり、あるいはまた業者の指導、きっちりやってまいりたいなと思いますので、よろしくどうぞお願いします。 ◆委員(高橋美奈雄君) ぜひ副市長、お願いします。本当にCクラスの人もBクラスの人も、高崎市には感謝しています。本当にありがたいと。ただ、対応できないのはこちらの力量が足りないのだということは言っているのですけれども、それも現実でございますので、ぜひ市内の業者を育てるという観点で、ひとつ対応よろしくお願いしたいというふうに思います。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  168ページをお開きください。  4款衛生費2項環境衛生費 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 206ページをお開きください。  8款土木費1項土木管理費について御質疑ありませんか。 ◆委員(三島久美子君) ちょっと素朴な疑問で。207ページの説明欄にある土木総務費の一番上、河川クリーンアップパトロール報酬、これは今まで見たことがなかったので、新規事業なのかなという気がするのですが、その内容について説明していただきたいと思います。 ◎倉渕支所農林建設課長(塚本茂之君) 倉渕地域には烏川や相間川などの河川が流れており、適度な広さの河川敷もあることから、川遊びやバーベキューをしている方が多く見られます。そういった方の中には、ごみの片づけ等をせずに帰ってしまう方もおります。良好な景観を阻害する要因にもなっております。しかし、河川の利用は自由で、制限を設けることができませんので、良好な河川景観を維持するため、春から秋の休日明けに地域住民による有償ボランティアをお願いし、河川のパトロールを実施していただくための予算でございます。 ◆委員(三島久美子君) 趣旨は分かりました。地域住民の方にお願いをするということで、どのくらいの頻度でやられるのですか。 ◎倉渕支所農林建設課長(塚本茂之君) 春から秋の週明け、土日明けの、例えば月曜日とかという形で、2名の方が25週間ということで予定してございます。 ◆委員(三島久美子君) 活動内容は分かりました。というのは、高崎市は河川が流れている、烏川を代表として、美しいまちで、やっぱりこういった川遊びをなさる方がいて、本当にモラルの問題で、ごみをきちっと持ち帰っていただければそれは一番いいことなのですけれども、そういったものに、今回は報酬を出してやっていただくということなのですが、私も烏川流域に住んでいるものですから、いわゆるボランティアの方たち、高崎河川国道事務所さんなんかとも協力しながら、役所の職員も地域住民も河川クリーン作戦という形で河川の清掃活動を今まで行ってきたのですけれども、今回はあえて住民の方に報酬を払ってやっていただくというような、ちょっとそこがかみ合わないのかなという気がするのですけれども、その辺りどういう考え方に基づいて、今回はこれをやられることになったのかを確認させてください。 ◎倉渕支所農林建設課長(塚本茂之君) うちのほうが想定しております場所は、人家から遠く離れた山の中の河川でありましたり、そういう市内とは違う、河川の中でも人家から離れた遠くの場所でありますので、日頃の住民ボランティアがそこまで足を運ぶということがないものですから、改めて人にお願いをしたいということでございます。 ◆委員(三島久美子君) 分かりました。いずれにしても地域の皆様方のボランティア意識も含めて向上させるためにも、これがいい意味で生かせていければいいのかなと。また、いわゆる支所としても河川の自己管理ということも含めて、ごみは持ち帰りといった啓発も含めてやっていっていただきたいと思います。  この件に関しては以上ですけれども、その同じページの下に建築指導費というのがございますけれども、開発指導事務経費のところです。二重丸の2番目、その中に行政代執行委託料4,500万円というのがあるのですが、これは毎年同じ金額が予算計上されているのですが、代執行というのはどういう手順で行われるのかを説明していただきたいと思います。 ◎開発指導課長(井上英光君) 代執行の手順でございますけれども、法律等によりまして、命令を出した義務を相手方が履行しない場合に行うものでございますけれども、まず相当の期限を定めまして、期限までに履行されないときは代執行を行う旨を文書で戒告することになります。次に、この指定の期限までに履行しないときには、代執行する時期ですとか、費用の概算の見積額などを代執行令書によりまして義務者のほうに通知いたします。そして、この代執行令書に記載した期日に代執行を行うというようなことが手順でございます。 ◆委員(三島久美子君) 実際に高崎市内でこの代執行が行われたケースは過去にあるのでしょうか。 ◎開発指導課長(井上英光君) 開発許可制度に係る行政代執行につきましては、これまで行ったということは承知しておりません。 ◆委員(三島久美子君) 要するにこれからもしそういうことが起こった場合のための担保の予算なのかなという気がします。いずれにしましても、開発行為はある程度規制が必要だと思うので、環境整備を図るためにも適切な指導、監督をお願いしたいと思います。  次に、1枚はぐっていただいて、上のほうに、説明欄に耐震改修促進計画の策定委託料というのが一番上にございます、300万円。これは、第2期の耐震改修促進計画が、来年度、令和2年度までということで、第3期計画をつくるのかなというふうには認識しておるのですけれども、そうした中で本市の耐震という問題についてちょっとここでお聞きしておきたいのですけれども、昨年の9月の決算のときもちょっと指摘させていただいたのですが、多数の方が利用する特定建築物の耐震化、市有施設については100%耐震化を達成するということで、それで現実問題、令和2年度はこの耐震化に向けた動きというのは、この市有施設では具体的にどういう動きがあるのか、どこの建物がということも含めて具体的にお答えいただきたいと思います。 ◎建築指導課長斎藤興嗣君) 令和2年度は、この特定建築物の中では、労使会館が建て替えに向けて動き出すというふうに認識しております。 ◆委員(三島久美子君) 労使会館以外にも幾つかあると思うのですけれども、吉井の体育館だとか新町の支所、そして浜川体育館のメーンアリーナとか、その辺り。労使会館はそういうふうな動きになった。あとは、それでどのくらい残ってしまうのかというのを確認させてください。 ◎建築指導課長斎藤興嗣君) 中央体育館とゆうすげのレークサイドのほう、こちらは取り壊していくと承知しております。それから残る施設は、ほぼ委員さんが言ったとおりでございまして、浜川体育館、心身障がい者体育センター、吉井体育館、吉井文化会館、中央公民館、青年センター、新町支所の本庁舎、7施設8棟ということになります。 ◆委員(三島久美子君) いろいろな考え方、公共施設の問題なので、ちょっと総務のほうかもしれませんけれども、耐震という観点からは本常任委員会の所管なのでお伺いしますけれども、総務と連携して、この耐震化の促進、風水害は本当に身近に去年は感じました。地震についても昨日東日本大震災から9年目ということで、やはりこれは人ごとではないということですので、ぜひともいわゆる公共施設、耐震化について、この新しい促進計画の中できっちりと位置づけて、明確な基準をつくって促進をしていくということを進めていっていただきたいと思います。  また、民間建築物、民間住宅ってなかなか耐震化が進まないのが現実なのですけれども、その促進についてはどういうふうな方法で、市民の方にお願いをするしかないのかもしれませんけれども、進めていくのかという点をお答えいただきたいと思います。 ◎建築指導課長斎藤興嗣君) 今年度、耐震化が必要な民間施設、特定建築物、割と大規模なものなのですけれども、こちらの所有者に対してはアンケート調査を実施いたしました。その結果を踏まえて、次期の耐震改修促進計画改定において効果的な施策を検討することにしております。また、緊急輸送道路沿道の建築物の耐震化、こちらにも来年度から着手いたします。また、住宅につきましては、現行の補助制度が好評ですので、そして効果も上げているということから、これを継続していきたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) 例年に引き続き、さらに進めていただくことをお願いしておきます。  そこにもう一つ、大規模建築物耐震補強支援補助金というのがございますけれども、令和元年度に関しては、グランビューの関係で、平成30年度、平成31年度、令和元年度と高崎市が補助しなければならないという規定に基づいて、ここの補助を出していった経緯があることは認識しておりますが、新年度、この547万6,000円というのは、具体的にどこに対する補助なのか教えていただきたいと思います。 ◎建築指導課長斎藤興嗣君) ホテルグランビューの耐震の関係は、今年度いっぱいで終了です。それでグランビューと同じ予算科目で予算計上していますので、ちょっと混同したかもしれないのですけれども、こちらはちょっと先ほど言いました緊急輸送道路の沿道建築物の耐震化を促進するというものでして、具体的には緊急輸送道路は県が指定するのですけれども、高崎市内では高速道路、国道17号、18号、それから東毛広域幹線道路、354バイパスですね、こちらの沿道の建築物で、大地震発生時に倒壊した場合に道路を封鎖してしまうおそれがある旧耐震基準の建築物に対して耐震診断の費用を補助する、そういう予算でございます。  それから、具体的にという話なのですけれども、まだ調査結果の精査中でございまして、どの建物とは申し上げられませんが、来年度の予算は2件分の診断費を計上しております。 ◆委員(三島久美子君) 理解できました。結構残っている可能性もあるということで、これもやっぱり法律のルールに基づいて市が補助していくというふうに理解しております。緊急輸送道路、また避難経路も含めてきっちりと精査をしていただいて、いろんな意味での防災というか、減災ということで、発災後の対応に努めていただくようにお願いをしておきたいと思います。 ◆委員(逆瀬川義久君) 今の三島委員の質問とちょっと関連させてお伺いしたいのですけど、まずちょっと1枚戻っていただいて、先ほどの行政代執行のところなのですが、これは御承知のように毎年のように計上されています。実際には群馬地域の食の駅も想定しているのかなというふうに思うのですけれども、先日あそこの高崎渋川バイパスを走ってみたときに、北側の敷地というか、土地がきれいに整地されてきていて、建物も何となく少し縮小したような気がしているのですけれども、現状どういう形になっているのか、その辺の状況をお知らせいただきたいと思います。 ◎開発指導課長(井上英光君) おっしゃるとおり、建築物の一部につきまして取壊しが行われております。相手方からは、取り壊した部分の土地につきまして、所有者のほうに返還するためというようなことを聞いております。本市といたしますと、建築物全体の除却を命令しているところでございますので、命令どおり全体の除却をするようにとしか言えないという旨は伝えておるところでございます。いずれにしても今回の一部取壊しにつきましては、裁判ですとか裁判外の話合いによりまして始まったということではございません。 ◆委員(逆瀬川義久君) そうすると、基本的な方針というのですか、市の姿勢というのは変わっていないということで理解をしてよろしいのですか。 ◎開発指導課長(井上英光君) そのとおり、まだ係争中でございますので、本市の正当性を主張しているところでございます。 ◆委員(逆瀬川義久君) 分かりました。それで、すみません、また1枚めくっていただいて、先ほどのちょっと質疑がありました大規模建築物耐震補強支援補助金のほうなのですけれども、どういう道路の沿線にある建物が対象になるかというのは分かったのですけれども、この大規模建築物というのは大体基準はどのぐらいの大きさの基準で、現状何件くらい対象になる建物があると考えているのか、ちょっとお知らせください。 ◎建築指導課長斎藤興嗣君) この沿道の関係の大規模建築物は、本年度までやっていましたグランビューの規模のものは要緊急耐震といいまして、本当に大規模で不特定が使うということで、巨大な建築物、そちらの次の段階の特定建築物という用途によって規模が違うのですけれども、おおむね2,000平米と。この沿道の場合は規模ではございませんので、要はこの指定する高速道路、国道17号、18号、354バイパスで道路側に倒れたと仮定したときに、道路を半分以上封鎖してしまうという位置取りと高さの旧耐震のもの、こちらが全部対象になります。それを今年度御予算頂きまして、こちら1次指定ということで、354バイパスまでなのですけれども、この後2次指定、3次指定ということで、例えば三桁国道ですとか、環状線とか非常に重要な道路を指定していく、年数をかけてですけれども、なると思うのですけれども、こちらも含めまして、全て今年度に建物の調査、位置取りと高さ、これをさせていただいております。今結果をまとめているところで、何棟まではなかなか言えないのですけれども、最初に指定する、先ほど申しました354バイパスまでの間というか、道路沿いですと数か所、民間ですのでまだちょっと言いづらいのですけれども、数か所出てきます。その中で、来年度から3か年くらいで診断してくださいということになりますので、すぐには診断の申出は来ないと見ておりまして、およそ2か所分を予算で用意させていただきたいということでございます。 ◆委員(逆瀬川義久君) 細かくありがとうございました。その道路を半分以上、大きな地震とかがあったときに塞いでしまう可能性のある建物だということで、今年度調査した結果、今まとめている最中だということなのですけれども、この補強支援補助金ということで、新年度は診断費2件分ということなのですけれども、その補助率というのは大体どのくらいで、この後当然診断した後に、実際に補強する工事というのも、また相手方がある話ですけれども、考えられると思うのですが、その辺ちょっとどういう流れになっていくのか、教えていただければと思います。 ◎建築指導課長斎藤興嗣君) まず、診断のほうなのですけれども、補助率、これは国、県、市で補助をするのですけれども、平米単価とありまして、建物の規模によって算出するのですけれども、民間なので幾らでお頼みするというのは多少ばらつきがあるのですけれども、通常のお頼みをすれば、ほぼ100%補助金で診断はできると、そういう制度になってございます。その後の工事につきましては、設計工事につきましては、ホテルグランビューの例と同じ、建物の用途によりまして、グランビューの場合は避難所に指定されましたので一層補助率がよかったのですけれども、そこまでではないにしましても、かなり設計工事に移りましても、国、県、市で補助していくという形になってございます。 ◆委員(逆瀬川義久君) 分かりました。ちょっとなかなか答えづらい部分もあったのかなというふうに思いますけれども、いずれにしましても、こういった大きな建物についても、民間ではありますけれども、行政としてしっかり安心・安全なまちづくりに向けて指導をしていっていただきたいなというふうに思います。よろしくお願いします。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  210ページをお開きください。  2項道路橋りょう費について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) 213ページなのですけど、道路橋りょう費の中で、補修工事が3億7,000万円で、前年度より少し減っているのですけれども、今年度の主な工事内容はどんなものでしょうか。 ◎道路維持課長(原田良夫君) 道路補修工事につきましては、道路の舗装の傷みや側溝の溝蓋等の破損、あるいはがたつきなどの維持補修を実施しております。また、地域要望につきましては、緊急性を考慮しながら、できるだけ速やかに補修を行うとともに、また緊急性を伴わないもの、あるいは地域の皆様といろいろ御相談していただくものについてはちょっとお時間を頂きますが、計画的な補修工事を目指して、通行の安全を図っていきたいと考えております。 ◆委員(依田好明君) ぜひ通行の安全のために補修をお願いしたいと思います。  それから、そのちょっと下のほうに支所地域維持補修工事ということで1億8,000万円、6支所あるので3,000万円ずつ割り振られているのですけれども、全く同額なのですけれども、特にこの点で問題は起きていないのでしょうか。 ◎道路維持課長(原田良夫君) 支所地域維持補修工事につきましては、様々な要望に対しまして、各支所の判断で緊急的、突発的な道路補修等に柔軟かつ迅速に対応できるよう、人口や道路延長などにとらわれず、今年度と同額の各支所一律3,000万円を計上させていただいております。特に問題等はございません。 ◆委員(依田好明君) では、続けていいですか。その下段の道路橋りょう新設改良費のほうなのですけれども、上から5番目で、5億円ですけれども、これも前年より減額となっているのですけれども、この点ではどんな工事が予定されているのでしょうか。 ◎土木課長(牧野宏之君) この道路橋りょう新設改良工事なのですけれども、主な工事といたしますと、鼻高町地内でやっております鼻高上之原線といいます道路改良工事、歩道を設置しておりますけれども、その工事が上豊岡町地内で、環状線のとりせんの前辺りなのですが、舗装工事などを予定しております。 ◆委員(依田好明君) ありがとうございました。また後で違うものを質問します。 ◆委員(三島久美子君) 213ページの上から5番目に、中央銀座アーケードの維持管理委託料が掲載されています。これは、平成30年度から予算化されているのですけど、ちょっと確認ですが、これは中央アーケードのどこの部分なのかということと、それとどこに委託をしているのか、その2点をお答えください。 ◎道路維持課長(原田良夫君) 委託箇所につきましては、再整備をされました全長110メートルのアーケードの部分でございます。施設を常に正常かつ良好な状態に保ち、安全性と耐久性を維持するために、屋根開閉設備、あるいは雨どいの清掃、腐食や劣化等による不具合の確認点検業務でございます。委託につきましては、令和元年度、今年度につきましてはアーケードの改修工事を行いました株式会社研屋でございます。
    ◆委員(三島久美子君) 専門業者にお願いしているということで、レトロアベニューの部分ですよね。所管が違うので多くは語らないのですけれども、今きちっとこうやって整備をして、管理をして、維持をして、そして続けていくという意味で、そこを有効に生かしてほしいなという観点で指摘をさせていただいたのですけれども、重要な中央銀座、非常に高崎市にとっては重要なストリートなのかなという思いで、これからの活用、そして活性化に努力をしていただきたいと思います。  続きまして、下の3目の二重丸の2つ目、用排水路整備事業の中に雨水対策工事というのがございますけれども、2億4,100万円、これは具体的にどこで行われるどのような工事なのかを確認させてください。 ◎土木課長(牧野宏之君) ここに載っています工事なのですけれども、一番大きなものは、元島名地区であります。これの雨水対策工事、そして2番目に大きなものとしますと、井野町でやります屋敷添水路築造工事なのですけれども、元島名の雨水対策工事は、内容ですけれども、およそ1,800立方メートルぐらいの貯水池などを工事する予定となっております。また、井野町の雨水対策工事につきましては、前後の道路に比べまして部分的に低くなっている部分があるのですけれども、こちらの道路を上げて雨水対策をするような工事となっております。 ◆委員(三島久美子君) 昨年の台風19号で、本当に内水氾濫というのが改めてクローズアップされて、もともと元島名の辺り、非常に大変だったということで、今回これだけの予算をつけて、貯水池を造っていただくと。一時的にためておく場所があれば、井野川に流すことも抑えられるということで、その辺については非常に予算をかけていただいてありがたいと思うのですけれども、今この雨水排水対策というのは非常に重要な局面に来ていて、ここでやっぱり徹底的に予算を投入していかないとまずいのかなというふうに思いますけれども、その辺りの雨水対策の推進について、令和2年度の取組、場合によっては予算以上に補正等々で対応できる場合もきちっとやっていただきたいという思いで質問するのですが、どんな取組をしていくのか、お答えいただきたいと思います。 ◎土木課長(牧野宏之君) 今回の元島名の雨水対策工事におきましても、貯水池だとか樋管、井野川へ排水する設備があるのですけれども、そういうのを、周りの改良を行いまして、この地域における被害を軽減しようというふうにしております。今後もいろいろ被害のあった場所について、被害軽減のために工事をして対応していきたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) とにかくやっておかないと、やっぱり被害は収まらないと。いわゆる自然災害が激甚化しているというのは間違いない事実ですので、迅速な対応をお願いしておきたいと思います。  あと1点だけ。4目の交通安全対策のところでお尋ねいたします。215ページ、小学校周辺道路交通安全対策工事がここの所管だと思うのですけれども、ハンプをずっと設置してきて、ほぼ令和元年で終了したのでしょうか。それともこの令和2年にこの1,200万円、どこかに予定をしている場所があるのであれば具体的にお答えいただきたいと思います。 ◎管理課長(小野澤俊彦君) 小学校周辺道路交通安全事業につきましては、平成28年度から令和2年度までの5年計画で小学校周辺における児童や歩行者の安全を守るためハンプを設置する事業で、学校関係者、地域の方から大変御好評を頂いているものでございます。令和2年度の工事箇所につきましては、東部小、南小、城東小、堤ヶ岡小、車郷小、下室田小、上室田小、久留馬小、下里見小、宮沢小、南陽台小の11校の小学校を予定しております。実際の施工に際しましては、近隣にお住まいの方々に事業の趣旨を御説明するとともに、御意見を伺った上で工事に着手してまいりたいと思います。 ◆委員(三島久美子君) 非常にこれは抑制効果があります。ただ、近隣の方もすごく通りにくいとか、自転車が走りにくいとか、いろいろなことをおっしゃるかもしれないのですけれども、ぜひとも子どもたちの命を守るのだということで御理解いただいて、また老朽化すると言うとおかしいですけれども、うちの地域なんかかなり早くからそれをやってきたので、古くなってしまったハンプ、ちょっと欠損というか、欠落が起こっているような部分もありますので、その辺に、今度はこの令和2年度で全部が終了する中で、さらに見直しも図っていくような努力をお願いしておきたいと思います。 ◆委員(高橋美奈雄君) 215ページ、ここに橋りょう長寿命化事業が載っているのですけど、この予定橋梁はどこなのか、教えていただけますか。 ◎土木課長(牧野宏之君) 令和2年度は、予定されている橋梁につきまして、橋りょう長寿命化事業で、環状線を行きますと、両毛線をまたぐ浜尻陸橋というのがありますけれども、この橋を予定しております。 ◆委員(高橋美奈雄君) ありがとうございます、浜尻陸橋ということですね。あと、そのほかに橋梁の長寿命化で、耐震補強なんかの考え方というのはどんな感じで行っているのでしょうか。 ◎土木課長(牧野宏之君) 耐震補強は、下にやはり国道17号とか18号とか、鉄道とかあります。そういう落ちたらまずい橋を落ちないようにする工事なのです。先ほど建築のほうでもありましたけれども、そういう災害が、2次災害が出ないような橋の感じでやる予定なのですけれども、来年度は国道17号をまたぐ城南小のほうに向かいます城南橋というのを予定しております。 ◆委員(高橋美奈雄君) ありがとうございます。ぜひ橋を落とさないようにお願いしたいというふうに思います。  もう一点お願いします。ここに歩道改良事業も載っています。私は安全面から見て、本当にこれも重要な施策であるのかなというふうに思うのですが、これは全体なのですか、それとも場所を限定して、どこどこということなのでしょうか。その辺について、ちょっと御説明いただければと思います。 ◎土木課長(牧野宏之君) ここに載っています歩道改良事業ですけれども、社会資本整備総合交付金を頂いて行っている事業となります。この事業は、比較的規模の大きな歩道整備事業となっています。この中の場所ですけれども、一つに箕郷地域の鳴沢湖から県道箕郷板鼻線に通じる道路なのですけれども、車郷小の通学路に当たっている部分、これと吉井地域の馬庭小学校の通学路に当たる吉井馬庭岩井線という路線を中心に行っております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 歩道改良事業、本当に重要だと思います。ただ、やってくれやってくれと言ったって、切りがないですものね。でも、切りがなくてもやっていただかなければならないことなので、順次進めていっていただければと思います。  もう一点お願いします。先ほども交通安全施策整備事業で、このハンプの課題がありました。私の場合は、これは小学校、通学路云々というよりも、道路補修の関係にも結びついてくると思うのですけど、正直言ってハンプは非常に評判がいいのです。うちの地域でも、導入のときは、何だあんなもの、車の出入りがやりづらいとかなんとか出るのですけど、導入されてしまうと、あれいいではないかというような、交通安全上、声が出ていまして、今の学校周辺を中心にやっていただいているのですけど、今非常に高齢者の運転事故等もありまして、交通事故の半分以上がこの一般道で起きているということでございます。そうなってくると、私は、要望みたいになってしまうのですけど、ハンプをもっと拡大できないものなのかというふうに思うのです、一般道にも。そうしていただくと、安全上物すごく有効な施策になるのかなというふうに思うのですけど、その辺についてお考えがあればお聞かせ願いたいというふうに思います。 ◎建設部長(宮石修君) ハンプにつきましては、今委員さんの言われたとおり大変好評でして、学校に1か所でなく、もっとつけてくれという話もたくさん頂いています。今委員さんが言われたとおり、一般の道路についても今後交通安全対策という観点から、できるところは設置を検討していきたいと考えています。 ◆委員(高橋美奈雄君) 部長、ありがとうございます。ぜひ交通安全という観点を最大限に取っていただいて、一般道にもぜひ導入をしていただければと思います。と同時に、進入禁止のところなんかは、逆に言うとハンプとともにライジングボラードなんかも入れていただけると本当にありがたいなというふうに思いますので、その辺を抱き合わせての安全対策というものを推進していただければというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。 △休憩 ○委員長(後藤彰君) 審査の途中ですが、この際、暫時休憩をいたします。  午前11時34分   ─────────────────────────────────────────── △再開  午後 0時58分 ○委員長(後藤彰君) 会議を再開いたします。  休憩前に引き続き審査を行います。  216ページをお開きください。  3項都市計画費ですが、内容が多岐にわたっていますので、2つに分けて審査を行います。  まず、216ページの1目都市計画総務費から227ページの9目街路事業費について御質疑ありませんか。 ○副委員長(根岸赴夫君) 説明の文の217ページなのですけれども、その中に新町駅エレベーター設置工事負担金がありますけれども、進捗状況について御説明いただきたいと思います。 ◎都市計画課長(岩下浩君) 新町駅エレベーター設置工事につきましては、昨年10月に工事着手する予定でございました。しかしながら、昨年10月の台風19号、こちらの影響によりまして、JR東日本管内の鉄道施設にも大きな被害が出たことから、JRといたしましても災害復旧工事、こちらを優先してまいりました。このためエレベーター工事における人員確保や、また資材等はうまく確保ができないということで延期になってございました。しかしながら、各路線の復旧工事にめどが立ってきたというようなことから、この3月からエレベーター工事に着手できる見込みになったということでございます。なお、完成時期につきましては、工程表等の見直しを行いまして、当初の目標どおり令和3年6月の完成を厳守してまいりたいと考えております。 ○副委員長(根岸赴夫君) これ半年ぐらい遅れたわけなのだけれども、最終的に工事が、その令和3年6月で間に合うのですか。 ◎都市計画課長(岩下浩君) JRとの打合せの中では、工程表の見直し等行いまして、効率的に行うということで、できるということで伺っております。 ○副委員長(根岸赴夫君) 間に合うということですので、頑張ってやっていただくしかないと思うのですけれども、間違いのないようにしていただきたいなというふうに思います。  続いて、同じところなのですけれども、新町のまちづくり計画策定委託料というのがあるのですけれども、これの内容をちょっと聞かせていただきたいのです。 ◎都市計画課長(岩下浩君) 昨年3月の上毛新聞の報道にもございましたが、現在群馬県を事業主といたしまして、令和4年の事業着工を目指しまして、新町駅周辺の連続立体交差化事業、こちらのほうを検討されております。本市といたしましては、事業化に向けました検討と並行いたしまして、連続立体交差化事業の事業完了後を見据えた中長期的な新たなまちづくり、こちらの計画について検討していく必要があるだろうというようなことで、新町未来のまちづくり会議、これは仮称でございますが、このような協議会を設置することを想定いたしまして予算化をさせていただいているものでございます。  なお、この計画策定に当たりましては、全くの白紙状態で住民意見を聞くということは必ずしも適正でないと考えておりますので、まずは地元住民代表の方々に参加を頂きまして、この会議を設置いたしまして、ここで素案を作成いたしまして、その後皆様の意見をまたお聞きしたいというふうに考えております。現在は、この準備のほうを進めているという状況でございます。  なお、この会議の実施のタイミングであったり、具体的な実施方法、委員構成等ですが、これにつきましては、これから群馬県をはじめとする関係団体の状況、それらを注視しながら検討していきたいというふうに考えております。 ○副委員長(根岸赴夫君) まずは、その地元の方の代表というのですか、そういった方に意見を。この上のほうにある新町未来のまちづくり会議委員報酬という、細かい37万1,000円、これはそのことについてなのですか。 ◎都市計画課長(岩下浩君) この会議のほうに参加していただく方々の委員報酬を計上させていただいております。 ○副委員長(根岸赴夫君) これは、要するに新町の駅周辺の人ということなのですか、それとも新町の区長さんとか。 ◎都市計画課長(岩下浩君) まだ人選等は具体的にはございませんが、いずれにしろ新町にお住まいの方々であったり、多方面の方々等いらっしゃいますので、いろんな方々の意見を聞きたいというふうに考えております。 ○副委員長(根岸赴夫君) 分かりました。しっかりとした意見を収集していただいて、事業に着手していただければというふうに思います。  同じページなので、一緒に聞かせていただきますけれども、豊岡の新駅調査委託料についてなのですけれども、これはどういう状況になっているのでしょうか。お聞かせいただきたいと思います。 ◎都市整備部次長(清水博幸君) 令和元年度に実施しました調査につきましては、現地測量、地質調査、補償調査、駅前広場計画の検討を行ったものでございます。内容といたしましては、想定しております駅前広場の測量、それから境界立会い、また3か所のボーリング調査とその解析などを行ったものでございます。 ○副委員長(根岸赴夫君) これで駅前広場だとか、そういったものを造るというのは、例えば操車場の跡地、私が住んでいるところの近くなのですけれども、そういった駅前広場が出来上がったけれども、駅はいつなのだという話になりますので、そういったことのないように、この辺もしっかりとやっていただければというふうに思いますので、この点はどうですか、どういう状況で。 ◎市長(富岡賢治君) 委員、簡単ではないです。私どもは一日も早くと、また地元の方からもそういう要請がございますけど、JRさん、やっぱり堅いですから、ああそうですか、はいはいというわけにはいきません。特に信越線の乗降客の目安というのが必ずしも伸びるというわけではないという見通しをJRさん持っておりまして、高崎市がどういうふうに信越線を活性化したり、いろいろ工夫するのかというようなことも検討してほしいと、それをよく見てみたいということもございますので、安中市の市長さんとも協力を得まして、高崎市と安中市で知恵を出していこうと。知恵を出したって、そう簡単にいい知恵が出るわけではありませんから。  ただ、JRさんの一部には、そもそも信越線がある必要があるのかと、地元で受けてもらったらどうだというようなことを言う人もいますから、そういう雰囲気の中で、何が何でも実行していこうと、こういうふうに思っていますので、ちょっと知恵を出して、また地元の方にも一度新聞等を通しまして、安中周辺まで利用者がどのくらいいるかというようなことの調査なんかやらせていただきましたけれども、それだけでは調査が足りないなんて言われたりしていますので、また繰り返し調査をする必要があるかなと思ったりしております。でも、強い、地元からの長い間の要望でございますので、実現していきたいということで、まなじりを決しているのが正直でございますが、簡単ではありませんので、いろいろ知恵を出していきたいと思っています。 ○副委員長(根岸赴夫君) いろんなところからいろんな意見を聞いていただいて、その中で進めていただきたい事業かなというふうに思います。  それに関連することなのですけれども、豊岡経大大橋(仮称)調査委託料というのがついているのですけれども、これについて御説明いただきたいと思います。 ◎都市整備部次長(清水博幸君) 豊岡経大大橋につきましては、上豊岡町と烏川対岸の下小塙町を結ぶ新たな橋梁でございまして、周辺道路の渋滞解消や豊岡新駅の利用増、両地域の交流促進を目的に新たな橋梁の整備に向けた調査を行うものでございます。令和2年度の調査につきましては、豊岡経大大橋の整備を想定しております区間の測量、地質調査などの現地調査を行うとともに、河川管理者との協議資料を作成するものでございます。 ○副委員長(根岸赴夫君) 豊岡経大大橋、名前が経大と入っているという、仮称ですけれども、経済大学、特に高崎市にとっては本当に大きな財産である大学ですので、そこの大学の前に駅があるかないかというのはすごく大きなことだと思います。これができ上がるとすごく大きな橋になると思いますし、また高崎市の名前を上げることになると思いますから、そういった面では、先ほど市長もおっしゃっていましたけれども、大変だと思いますけれども、ぜひこれを実現させていただくということをお願いしまして、質問を終わります。 ◆委員(三島久美子君) 先ほどの豊岡新駅のお話なのですけれども、令和元年度は測量だとか補償の費用だとか、駅前広場等々、基本計画の策定委託料まで入っていたのですが、その基本計画についてはもう既に出来上がっているという理解でよろしいのでしょうか。 ◎都市整備部次長(清水博幸君) 予定した作業については完了しているところでございます。 ◆委員(三島久美子君) そうしますと、新たな調査が必要だと先ほど市長もちょっとおっしゃっていましたけれども、利用者調査だけではなくて、違った角度で説得力のある調査をするという、この1,000万円は具体的にどんな内容を想定していらっしゃるのですか。 ◎都市整備部次長(清水博幸君) 本年度策定しました調査に基づきまして、既にJR東日本と協議を開始しているところでございます。ただJR東日本の了承を得るには、様々な条件をクリアする必要がございますので、やはり一定の時間は要するものと考えております。この調査委託料につきましては、今後JR東日本との協議を踏まえまして詳細な調査が必要と考えておりまして、今後の合意形成に向けた協議資料の作成をするための委託料でございます。 ◆委員(三島久美子君) JRさんとの協議の段階で、こういう調査が必要だろうというのが発生したら、またそれに取りかかるとか、そういった意味の費用を計上してあるということですか。 ◎都市整備部次長(清水博幸君) そのとおりでございます。 ◆委員(三島久美子君) 以前にもこの委員会で出たような気がするのですけれども、あくまでも請願駅ということで、費用負担は本市が100%持つ、その解釈で変わりはないかを確認させていただきたいと思います。 ◎都市整備部次長(清水博幸君) 請願駅の整備費につきましては、全額地元負担が原則となっております。このため国や県の補助事業を活用するなど、市の歳出の削減に努めてまいりたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) 分かりました。いろんなまちづくりとかを絡めると、そういった交付金も出てくるのかなという気がします。当然これに絡んだ形で経大大橋の話が出てくると思うのですけれども、実際問題調査委託をすると言いながら、もう、ちょっと独り歩き的に、ある一部の報道では、何メートルの橋でどうのこうのというのが出てきているのですけれども、現在どのような橋を考えていらっしゃるのか、その費用的なものは、橋というもう莫大なお金がかかる事業なのですけれども、どのくらいの見積りというか、詳細ではないとしても、おおむねこのくらいはかかるであろうというようなものがお示しいただけるのであれば教えていただきたいと思います。 ◎都市整備部次長(清水博幸君) 新橋につきましては、豊岡と下小塙町を結ぶということで、橋長おおむね300メートルで、また片側1車線、両側歩道で幅員約13メートルを現在想定しております。また、整備費なのですが、橋につきましてはやはり下部工、上部工の構造が決まっておりません。また河川管理者との協議を開始したばかりでございますので、現時点で建設費を算出することはできません。 ◆委員(三島久美子君) 300メートル1車線歩道つきで幅員13メートルというレベルだけでは単純に算出ができないというふうなお話ですけれども、同じような形態の橋が高崎市にあると思うのですけれども、その辺の費用と比較した場合はどんな感じですか。 ◎市長(富岡賢治君) 三島委員、大体であれば、雑談でしたら出せます。ただ、議会に大体幾らぐらいと言うと、大体それで独り歩きしますので、ちょっと勘弁していただいて、またそれより多かったら、膨らむのかなんていう御指摘を受けるのもちょっと面白くないので、もうちょっとお待ちくださいませ。 ◆委員(三島久美子君) 確かに雑駁なことは言えないので、それはよく理解できております。ただ、相当な費用がかかるのだろうなと。先ほども請願駅ということで、全額地元負担が原則、もちろんいろんな交付金を使ってやられるということだったのですけれども、いずれにしましてもかなり大きな、高崎市のまちづくりに関わるような事業だと思いますので、丁寧な説明責任を果たしながら、先ほど市長も簡単ではないと、長い時間がかかるであろうというふうにおっしゃっていましたけれども、丁寧な対応をしながら、地元の盛り上がり、高崎市としての盛り上がり、豊岡地区とかだけではなくて。そういう中で、では信越線の沿線をどうするという流れをきちっとつくった上で、この事業を進めていっていただくようにお願いしたいと思います。  それで、この後区画整理の関係も出てくるので、そこで聞こうかなと思ったのですが、先ほどもちょっと高崎線の新駅構想が出ていましたけれども、あちらに関しては、やっぱり駅構想がかなり以前に出ていて、実際あそこは区画整理が大分進んで、おかげさまで雨水排水対策なども、北側のほうもやっていただいて大分住宅の集積も進んできたのかなと。また、操車場跡地に関しては、大手企業さんが市長のいろいろな御英断で集積が進んで、非常にいい住環境及び企業の環境もあの辺りは出てきていると。以前には比較にならないくらい駅の必要性というのが高まってきたのかなという気がするのですけれども、その辺りについて、なかなか単純ではないとは思いますけれども、お考えがあれば、これはやはり大きな話なので市長さんのお話になるのかもしれませんけれども、前向きな御答弁をいただければありがたいと思います。 ◎市長(富岡賢治君) 構想はしっかり持っております。ただ、JRさんは役所の中の役所よりもさらに役所みたいなところでございますから、一遍に3つも4つも振り込むというのはなかなかできないことでございますから、今新町駅のエレベーター、これはいろいろもたもたしていますけれども、JRさんが自ら工事するようなことでやっています。それから、豊岡新駅構想、それから今お話しの駅構想というのが並行して3つをこなすということはできないです。私だったらこなしますけれども、役所はそういうふうに一遍に動く会社ではありませんので、順次やっていこうと思っていますけれども、課題は当然失ったものではありませんで、高崎市全体のために忘れてはいけない、しかも重要な課題だと思っています。 ◆委員(三島久美子君) ありがとうございました。地元の人にしてみれば、そういう話あったよねというお話も聞くものですから、あえて話題にのせさせていただきました。本当に高崎全体のまちづくりにも関わる大きな事業なので、粛々としっかりと進めていっていただくようにお願いをしておきたいと思います。  あと一点だけお願いしたいのです。ちょっと移りますけれども、場所が。223ページ、群馬中央第二区画整理事業ということで、真ん中辺に水路の築造工事3億5,000万円計上されているのですが、これは昨年の9月で、本来昨年中にやりたかったけれども令和2年度に持ち越すよという形で、債務負担となっていたものだというふうに思うのですが、これはしかも12月に雨水排水路の整備に関しては工事の議決をさせていただいておりますけれども、その工事をいよいよここでやるというふうな解釈でよろしいのか、確認をさせてください。 ◎区画整理課長(関矢弘幸君) 今委員のほうからお話がありましたとおりでございます。この事業につきましては、令和元年度から令和2年度の2か年による債務負担の工事であります。令和元年度は、補正予算を含む2億円、令和2年度は3億5,000万円を限度額として、さきの12月議会のほうに契約議決を頂きましたところでございます。 ◆委員(三島久美子君) 本当にあれは雨水排水、内水氾濫も含めて、その辺の考え方に基づいて進めている大変重要な事業で、たしかその12月の議論のときでしたか、要するに調整池の築造も鋭意進めていくのだよというお話がありましたけれども、あくまでも今回の費用は雨水排水路の整備で、その調整池については基本的にはやる方向でいるけれども、この令和2年にどうするという話ではないのか。既にもしかして用地買収等々で費用がここについているのかもしれませんけれども、その辺りの御説明をお願いいたします。 ◎区画整理課長(関矢弘幸君) 調整池の話につきましては、前回12月同委員会のほうでお話をさせていただきました。今現在ですと、平成29年から現在に至るまで3年間にわたって、既に用地の買収に一部着手しております。面積についてはおよそ8,900平米ぐらい必要なわけなのですけれども、権利者が12名おります。用地の買収の進捗率については50.9%というようなことで、今進んでいるところでございます。 ◆委員(三島久美子君) では、今回の令和2年の予算にも、その用地買収費というのが、ここに入っているのが、そのためのものと解釈してよろしいのですか。 ◎区画整理課長(関矢弘幸君) そのとおりでございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 先ほどから出ている豊岡新駅のことで1点お伺いしたいのですけれども、本当にまさに市長がおっしゃってくれていたとおりであるということは、私はよく分かります。JRが相手といっても、役所中の役所、そのとおりだと思うのです。皆さんJR相手というと栄町のあのビルだと思いますけれども、そうではないのです。請願駅を誘致するということは新宿が相手ですから。だから、本当に厳しい状況だというふうに思います。厳しいというか、やらなければならないのです、ごめんなさい。  その中で私が聞きたいのは、やはり高崎問屋町駅を誘致したときの経験をどういうふうに生かすのかということが非常に私は大事になってくるのだろうというふうに思っています。1点だけ、幾つもあるのですけれども、問屋町駅を誘致したときの状況と今の状況を比べると、地域住民の盛り上がり、そこが私は今豊岡地区は、当時と比べるとちょっとその辺が足りないのかなというふうに思っています。あのとき、御案内のとおり、皆さんがどこまで知っているか分かりませんけれども、問屋町をやったときは問屋町の東西の地域を地域住民がまちづくり勉強会をつくって、それで盛り上げたという経緯がございます。ただ、その盛り上げた経緯の中で、行政が相当の仕掛けをしたわけです。地域住民を盛り上げるのに。そういう部分の仕掛けというのですか、そういうことは今行政とすればどの程度まで考えているのか、また具体的にはどんな行動を取っているのか、お知らせ願いたいというふうに思います。 ◎市長(富岡賢治君) 問屋町の経験が物すごく参考になるのは当然でございまして、全部そこは洗ってやっておりますし、相手方のJRさんのほうも、いろんなこちらのほうから出した資料なんかを点検するような会社が間に入ったりしているのですけれども、問屋町駅を造ったときの担当者が幸いなことに入っておりまして、幸いかどうか分かりませんけれども、そういう意味では、お互いに高崎市がJRさんとあれしてきた経緯をよく知っているもの同士がやってはおりますけれども、それが吉と出るか凶と出るかはちょっと分からない。それで、例えば利用者がどのぐらいいるかなんていう数字を出すときに、問屋町というのは割合正方形という、丸で利用者が考えられる。こちらは横に幅広いわけでございますから、そういうのはちょっと違うとかというのは、全部問屋町駅の資料を参考に、それを入れ替えたり作り直したりするという、こういう作業をしています。  それから、あと地元の盛り上がりというのは、確かに問屋町の場合は、問屋町の商店なり企業なりが非常に動いて頑張ったわけでございますから。こちらのほうはそういう大手企業というわけではありませんので、ちょっと語弊があってはいけませんけれども、普通の住まいの、普通の農家の方とか、そういう方々の利用なんかを考えながらやりますので、ちょっと違いますけれども、ただ共通理解は出てまいりましたから、特に安中市と高崎市が組んで盛り上げていこうというので、関係者をいろいろ会議に引っ張ってきまして、例えば今までやったことないことでございますけれども、最大の利用者の一つである高校生、高校生を協議会の正規の委員にしまして、いろんな意見、これは役職にある人よりもいいですね、意見が。よく校内で集会をやって、信越線を盛り上げるために私たちはどうしたらいいかなんていう議論をして会議に臨んできましたり、大変いい知恵を頂いたりしていますから。そんなようなことで高橋委員のおっしゃる点はよく分かっていますけれども、盛り上げ方がうまくいくかどうか分かりませんけれども、仕掛けというか、それは当然いろいろ工夫してやりたいと思っています。 ◆委員(高橋美奈雄君) 市長ありがとうございます。本当に安中市との連携を取ることは大変すばらしいことなのかなと思っています。高校生を入れてくれた、多分新島学園の生徒さんなのかなというふうに思います。安中市でも新島学園のところに駅というのも前々から言っていますので、その辺の連携を取るということは、信越線の活性化に非常にすばらしいことなのかなというふうに思っています。  ただ、問屋町の経験の中でもそうなのですけれども、たしかに問屋町のお歴々の方もいましたけれども、豊岡と条件は違いますけれども、似ているところは、貝沢口のほうは本当に一般の住民が盛り上がったわけでございますので、その辺は豊岡のほうとも一致すると思いますので、その辺も参考にした取組をお願いできればというふうに思います。 ◆委員(依田好明君) 今の豊岡新駅とも大いに関係していると思うのですけれども、豊岡と経済大学の辺りをつなげる新たな橋の調査委託料2,000万円ついているのですけれども、その委託先や調査内容をお知らせください。 ◎都市整備部次長(清水博幸君) まず、調査の委託先でございますが、令和2年度の予算につきましては、この議会におきましてまだ御承認いただいておりませんので、委託先は決まっておりません。委託内容でございますが、新橋の整備を想定している区間の測量、地質調査、それと河川管理者との協議資料の作成でございます。 ◆委員(依田好明君) 駅が完成すれば、駅との直線距離も高経大と1キロぐらいですから、本当に大きく関係していると思うので、駅の実現とともに進めていただきたいと思います。  それから、さっきの新町駅のエレベーターがこれで完成すると思うのですけれども、倉賀野駅などでもエレベーターの設置を求める声も出ているので、今後それについてはどう考えているか、お聞きしたいと思います。 ◎都市計画課長(岩下浩君) 倉賀野駅のエレベーターの関係でございますが、こちらの設置につきましては、まず駅舎自体の老朽化が激しいと。それと、跨線橋の構造上の問題など多くの問題がございます。これらをいろいろよく洗い直しながら、また倉賀野の土地区画整理事業、こちらのほうの進捗も整合を図りまして、よく検討していきたいと。いずれにしても倉賀野のバリアフリー化につきましては重要だという考えでおります。引き続きJR東日本と慎重に協議のほうをしてまいりたいというふうに考えております。 ◆委員(依田好明君) ぜひ利用者の利便性を図るとともに、また乗降客も増えると思うので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  226ページをお開きください。  10目産業・流通基盤整備事業費から14目緑化費について御質疑ありませんか。 ◆委員(丸山和久君) 227ページ、10目のスマートインター周辺整備事業についてお聞きをしたいと思います。昨年から比べるとちょっと予算額も少なくなっているのですけれども、現在の進捗状況についてお伺いをいたします。 ◎産業・流通基盤整備室長(笠原伸益君) スマートインターチェンジ周辺整備状況でございますが、道路につきましては94.2%の進捗率となってございます。公園につきましては77.8%、緩衝緑地が67%の進捗率となってございます。また、農畜産物・海産物販売拠点等計画策定委託料の部分でございますけれども、インフラの整備を進めます間に、高崎産の農産物売買について民間での様々な取組が行われるなど、農産物を取り巻く状況も変化し、また県によりますBRT高速バス計画も凍結となったことなども踏まえまして、改めて事業化に向け消費者動向に注視しながら調査研究を進めたいというふうに考えております。 ◆委員(丸山和久君) 今説明をもらいました。この高速バスのBRTについてもちょっと先延ばしになったような、県のほうがちょっと弱腰かなというふうな部分がありますけれども、これも本市議会が玉村町さんとの東部分科会の中で様々な勉強会を重ねて提言をしてきたわけでありまして、本当に東毛と高崎駅東口を結ぶ354号線沿線の重要な事業になるのではないかなというふうに思いますけれども、本市としてこれについても県とこれからどういうふうなやり方をやっていくか、何かあればお聞かせください。 ◎市長(富岡賢治君) BRTは、私どもがやめてくれなんてつゆほど思ったことないわけでございまして、新しい知事さんの方針がそのように出て、みんなそうなってしまったと、こういうことでございます。ただ、いずれにしてもスマートインターの周辺は全部企業に割り振りませんで、もっといい会社があるのではないかとずっと待っておりましたら、信越化学のようなトップ企業が先端部門を持ってくるということが決まったりして、大変いいニュースだと私は思っていますけれども、高崎の一つの中心地として、企業の中心地として、これからやっていこうと思っています。  問題は、こういう議会でも再三御指摘いただいたり、応援でお話していただいたりした農産物の販売センターでございますけれども、もたもた、もたもたしていますけれども、同じ答えばかりですけれども、これは大プロジェクトでございまして、高崎の農産物販売のブレークスルーみたいになる施設になる可能性があるわけでございますけれども、農産物の販売、高崎の農産物、群馬県の農産物も含めてですけれども、販売するという民間の試みが随分いろいろ出てまいりまして、そういうものの動きを参考にしなくてはいけないということが一つと、それから再三この議会でお答えしておりますけれども、民間ベースでやっていただくつもりでございますから、そうすると高崎の農産物や群馬の農産物の価値を十分知っていて、また東京を中心とした首都圏の消費者の動向も十分知っていて、販売力もあって、そして何よりも資金力がある企業ということになりますと、簡単ではありませんで、数えるしかないわけでございますから、そういうところにリアリティーがあるものかどうかというようなことも、そういう会社が参加してくるためにはどういうインフラを用意しなくてはいけないかとか、そんなようなこと、会社が決まっているわけではないです、全然。インフラをどういうふうに用意しておかなくてはいかぬかということを考えたりしますと、ちょっと慌ててやると危ないかなという感じが私は正直していまして、もう少しじっくり腰を落ち着けて研究したいと思っていますけれども、大事なことでございますから、そのために土地を空けてあるのですから、これはきちっと研究、検討を進めてまいりたいと思っています。 ◆委員(丸山和久君) 市長のほうから今お話をいただきましたけれども、スマートインターチェンジができるというふうなことが決まった段階からあそこに食を張りつけてというようなことで、議会でも八戸の八食センターを見たり、磐田市のスマートインター周辺のららぽーとを見たりだとか、商工会議所、それからJAも含めて勉強会をやったり、いろんなことで市のほうに提言をしてきたというふうに思います。高崎にとって大切な場所でありますので、しっかりとした計画の中で今後進めていっていただければというふうに思います。  それからもう一点、これは229ページ、公園管理費になりますけれども、旧高崎市民ゴルフ場跡地の管理委託料4,000万円というふうに出ていますが、昨年の台風19号でゴルフ場が壊滅的な部分になって、有限会社新高崎リバーパークだというふうに思いますが、そこが管理をしていた部分の中の人件費と管理費なのかなというふうに思いますけれども、その辺についてお聞かせください。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) 市民ゴルフ場の件なのですけれども、一応本年3月末の市民ゴルフ場廃止に伴いまして、今まで管理運営していた新高崎リバーパークの指定管理も終了となりますが、4月以降も会社は一応存続する予定でございますので、引き続き新高崎リバーパークのほうへ芝を再利用するための管理をはじめ、除草、剪定等、維持管理をお願いしていければなというふうに考えております。
    ◆委員(丸山和久君) 指定管理者が3月で外れて、会社は存続をしながら今までの部分を維持管理していただくというふうなことで、新しいスポーツパーク構想があるわけですけれども、その間今まで働いていた方の雇用等々も含めてお考えがありましたらお願いします。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) 会社の従業員のほうも、一応会社が存続する予定ということでございますので、継続雇用していくというふうには伺っております。 ◆委員(丸山和久君) スポーツパークができる以降も、そういう人たちの生計だとか、いろんなことを考えなければいけないので、しっかりこの部分にも取り組んでいただければというふうに思います。 ◆委員(丸山芳典君) 230ページを御覧いただきたいと思います。8款3項12目の公園管理費の中の八幡霊園の管理事業についてお伺いしたいと思うのですが、八幡霊園の墓所で空き墓所が発生していると思うのですけれども、その状況を教えていただきたいと思います。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) 八幡霊園の空き墓所につきましては、まず空き墓所なのですけれども、八幡霊園の使用者が他の墓所への改葬、また墓じまいなどの理由で使用者から市へ墓所を返還されたものでございます。前年度返還された空き場所を、翌年の新規墓所の募集と併せまして使用者の募集をかけているところでございまして、令和元年度は空き墓所57基を募集いたしまして、空き墓所の解消に努めているところでこす。 ◆委員(丸山芳典君) ありがとうございます。空き墓所がなくなるように御尽力をお願いしたいと思います。  もう一点続けてよろしいですか。同じく230ページ、8款3項13目の公園建設費の中で、3点ほどお伺いしたいところがあるのですけれども、まず1点目、下から3行目にある烏川緑地(高松エリア)基本構想策定業務委託料についてですが、この基本構想作成の進捗状況と今後の見通しについてお伺いしたいと思います。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) 昨年の7月6日に社会実験を兼ねたイベントでございます高崎天の川フェスティバルを開催いたしましたところ、大変多くの来場がありまして、好評を頂きました。今回その結果を踏まえまして、烏川におけます水辺空間の利活用に向け、利用区域の設定など国と協議、検討を進めているというところでございます。今後につきましては、街中から烏川の河川敷へ人を呼び込めるようにパスタ店などの飲食店を並べた特徴のある水辺空間の整備に向けて、街中におけます様々な仕掛け、施策などを活用しながら、引き続き国などと連携しながら、にぎわいの創出に向けた取組を進めていきたいというふうに考えております。 ◆委員(丸山芳典君) ありがとうございます。これは、市民に河川に親しんでいただけるように、いろいろな施策を総合的に講じていただければと思います。  もう一点が、同じく230ページの吉井中央公園(仮称)整備工事についてですが、この整備工事の進捗状況はどのようになっているか、お伺いしたいと思います。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) 吉井中央公園でございますが、平成29年度より工事に着手をいたしまして、令和元年度は防球ネットやバックスクリーンの野球施設の整備、またグラウンドゴルフ場、多目的広場の芝張り工事などの整備を行っているところでございます。今後も引き続き防衛省の補助を活用しながら、多目的広場のある公園部分につきましては令和2年度の完成を目標に整備を進めてまいります。 ◆委員(丸山芳典君) お答えいただきました。この公園については、吉井地域の人のみならず、大勢の市民の方に利用していただけるような整備をお願いしたいと思います。  それからもう一点、232ページなのですけれども、先ほどの八幡霊園の管理事業とかぶるところがあると思うのですけれども、八幡霊園拡張整備事業の関係で、進入路の整備はどのようになっているか、その進捗状況をお伺いしたいのですけれども、よろしくお願いします。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) 八幡霊園の進入路につきましては、墓所の拡張整備の進捗に合わせまして事業を進めているところでございますが、現在までに国道406号付近の用地の買収が完了しております。今後は、河川沿いの用地取得を進めるとともに、里見川に架かる橋、また国道との交差点の協議などを行いながら進入路の整備を進めていきたいというふうに考えております。 ◆委員(丸山芳典君) ありがとうございます。これにつきましては、墓所の利用者の利便性の向上等に向けて整備を進めていただきたいと思っております。 ◆委員(三島久美子君) 229ページ、市民ゴルフ場の跡地の関係、管理委託の件については理解できました。ちょっとその先に、今度は233ページのほうに、この市民スポーツパーク整備事業、これは絡むのですけれども、要は12月議会で議決を私たちがさせていただいて、その後新年度予算として、今度は整備のほうに5,600万円が計上されているわけです。新年度に執行されることになる工事というのは、第1期工事というふうに聞いているのですけれども、具体的にどの辺から着手するのか、イメージ図に関して2月1日の「広報高崎」に全体イメージ図が載っていましたけれども、非常に遠大な計画で、市長も少しずつ進めていきたいというお話だったのですけれども、まずどの辺から手をつけていくのかなというのを確認させていただきたいと思います。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) 市民スポーツパークにつきましては、委員おっしゃるとおり12月補正で測量設計費用を頂いて、現在測量調査のほうに着手しているところでございます。新年度は、地元をはじめ河川を管理する国交省などと協議をしながら、基盤整備工事に着手していければなというふうに考えております。 ◆委員(三島久美子君) ということは、具体的にこのエリアからやるというよりも、まずは全体の中での基盤を、そういう考え方なのですか。この全体構想をまず固めていくというような考え方でいいのですか。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) 委員おっしゃるとおり、まず構想をまとめるのが優先でして、その後どこから手をつけていくかというのを考えていくのだと思うのですけれども、それと先行して基盤整備というのは地中に埋める水道だとか、電気だとか、そういう工事を先行して進めていければというふうに考えております。 ◆委員(三島久美子君) この件は、結構皆さん注目をしている部分もあるので、また進捗状況等も踏まえて議会のほうにお知らせいただければありがたいと思います。  それからもう一点、231ページ、先ほども出ましたけれども、烏川緑地、高松エリアの関係ですけれども、この構想はかなり長い時間がたっていまして、かわまちづくり計画ということで相当以前から始まって、富岡市長もそれをきちっとやりたいということでいろんな整備を進めていただいて、社会実験として天の川フェスティバルをやられたという、そういう前向きな気持ちで進めてこられたことは本当に高く評価させていただくのですけれども、まずは先ほどの回答では基本構想策定ということだったのですが、この後当然基本構想を策定すれば、基本的な計画、さらには実施計画という形で、本当に具体化が進んでいくことになると思うのですが、その辺りのタイムスケジュールについてどういうふうに考えているのか、もちろん国交省との協議が必要なことは十分理解しているのですが、もう既にこれは国交省のほうの認可を受けての事業なので、その辺はスムーズにいくのかなという思いでちょっと御質問させていただきたいのですが、よろしくお願いいたします。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) 委員さんおっしゃるとおり、確かに国交省との協議というのは、一応認可を取ってはいるのですけれども、個別の整備に当たっては、また別途さらなる詳細な協議が要るというふうになっておりますので、国交省との協議にも時間を要すということもございます。ただ、基本構想を策定した後は、先ほどもお話しさせていただきましたパスタ店とかの飲食店の整備に向けた準備というものを、国交省をはじめ、どういう形で出店ができるかとか、どういう形で整備ができるかとか、そういうたたき台をつくっていければというふうに考えております。 ◆委員(三島久美子君) 川は、もちろん台風19号なんかを見ると、非常につらい存在でもあるのですけれども、それはきちっとした防災体制を整えて、なおかつ日常的には高崎市のシンボルとも言えるような烏川だと私は思っているのです。母なる川と言っていいのですか。大体豊かなまち、パリにしてもどこにしても大きな川が流れていて、その豊かな川沿いの利活用で非常にまちが魅力的になると。だから、私は前からこの整備についてはどんどん進めていただきたいなと、非常に興味深く見ておりました。大変な局面もあると思うのですけれども、ぜひとも回遊性向上云々も含めて、この整備計画については積極的に予算投入をしていただいて、多くの市民が集まれるような環境をつくっていただくようにお願いをしておきます。 ◆委員(依田好明君) 229ページの公園のトイレ改修工事というのがあるのですけれども、その内容と、これによって公園でのトイレ洋式化のほうはどの程度まで進むのか、お聞きします。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) 公園のトイレの洋式化についてでございますが、公園のトイレの洋式化は、近年の家庭用トイレの洋式化に伴いまして、必要であるというふうな認識はしております。現在トイレの洋式化につきましては、トイレの改修や新設のときに併せて対応をしているところでございまして、今後も引き続き公園の利用状況や地域の要望等を踏まえながら、利用環境の向上に努めていきたいというふうに考えております。 ◆委員(依田好明君) トイレのない公園なんていうのもあるので、そういうのを今後とも整備していただきたいと思います。  それと、233ページに浜川公園の拡張整備事業なのですけれども、2020年度は主にどんな予定となっているでしょうか。 ◎都市施設課長(横田邦敏君) 浜川運動公園拡張整備事業の令和2年度の主な整備事業でございますが、1期工事エリア内のソフトボール場やテニスコート周辺の植栽や園路などの公園工事、また2期エリア内では文化財発掘調査等を行う予定としております。 ◆委員(依田好明君) 地域の方も期待しておりますので、しっかり進めていただければと思います。 ◆委員(高橋美奈雄君) 一つ提案なのだけれども、先ほどから議論になっている233ページで、高崎市民スポーツパーク整備事業があるというふうに思うのですが、高崎市は河川敷を使ったスポーツ関係の広場がいっぱいあるのですけれども、やはり今度のスポーツパークが高崎市の大きな目玉になってくる施設だというふうに思います。そうはいっても、やはり河川敷に造るもので、前回も言いましたけれども、水害というのですか、これは避けては通れない部分も出てくるのだろうというふうに思っています。そういう中にあって、万が一のことを考えて、私の提案なのですけれども、スポーツパークに対しての基金というのですか、整備基金、もし水害があったときはそれを使ってという、そんなようなことは考えられないのですか。 ◎市長(富岡賢治君) 初めての御提案なので、一つは、そういうことは、アイデアはいろいろ考えなくてはいけないと思うのですけれども、基金というのは、今高浜がそういうことをやって、少しでもその年、その年で財源を少し積み込むということをやっておりますけれども、そういう構想はいいと思いますけれども、民間から集めるということはほとんど不可能でございますから、予算のやりくりで、例えばそういうことを用意するということはあるかもしれませんが、そういうときは大体予備費とか、そういうので使うときは使いますから、研究はしますけれども、ちょっと今すぐやろうという気にならないですね、そういう時期が来るかもしれませんけれども。  ただ、当然河川敷ですから、この構想はできるだけ節約しながらやりたいと思っていますので、何か箱物は、例えば浜川のように野球場を造ったり、ソフトボール、観客席のあるような球場を造ったりするということはしませんので、施設も、あそこにクラブハウスが今ありますから、それを活用させていただいて、それから今トイレを、お年を召した方の、スポーツの場合は多いですから、そういうものは用意いたしますけれども、それは将来流される可能性だってあるわけです。でも、それはある程度覚悟しないといかぬかなとも思っておりますので、あまりそれを下げると、うんとハードなものをきちきちやっていかなくてはいけないので、それもちょっといかがかなと思いますので、貴重な話でございますので、心に留めて研究をさせていただこうと思います。 ◆委員(高橋美奈雄君) 本当にすばらしい施設になるというふうに思っていますので、市民の、多分人気の施設になるというふうに思いますので、災害が起きたときにまた対応するのも大変でしょうから、そんなことも一つ視野に入れた御検討をいただければというふうに思います。よろしくお願いします。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  236ページをお開きください。  4項住宅費について御質疑ありませんか。 ◆委員(丸山芳典君) 236ページ、8款4項1目の住宅管理費の中で、空き家緊急総合対策事業についてですが、この事業の実績をお伺いできればと思います。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) 空き家緊急総合対策事業につきましては、空き家の減少ですとか、空き家問題の解消につながる総合的な対策といたしまして、管理、解体、活用を3本の柱とした8つの助成制度による本市独自の事業でございまして、平成26年度から実施しております。平成30年度までの5年間で助成件数は1,099件、助成金額については7億9,282万円の実績でございます。 ◆委員(丸山芳典君) 5年間で1,099件ということで、大変利用いただいていると思うのですけれども、空き家が解消されることはいいことでございますので、今後所有者が亡くなられて、人が住まなくなって空き家が発生する場合などが考えられまして、相続人等の難しい問題もあろうと思いますが、空き家解消に向けて御尽力いただければと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(三島久美子君) 空き家緊急総合対策事業、新年度は7年目ということで、確かに市長が実効性のある空き家対策をするのだということでこれを始めて、途中でやっぱりサロンだとか、そういったいわゆる空き家の商店とかに利活用するための後押しをするということで、制度改正をしてやられてきたわけですけれども、ちょっと確認をしたいのですが、やはりどうしても空き家解体に重きが置かれてしまっている状況なのですが、現実問題、平成31年度の実績見込みで、空き家の解体費の助成というのは、金額ベースで全体の何%ぐらいになるのかを確認させてください。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) まだ正確な金額は確定しておりませんが、例年と同じように80%前後になろうかと思われます。 ◆委員(三島久美子君) 本当にこれは確かに100万円の補助というのは非常に魅力的で、多くの方がそれを期待しているということも私は十分認識をしております。ただ、毎年1億数千万円、大体当初予算で1億円つけて補正をしていくというパターンでこの6年間来ているわけですけれども、その中の約8割がこの空き家解体に費やされていると。本来は、それも一つの空き家対策で、やっぱり老朽化した空き家がそのまま放置されていることの危険性を考えれば、それも大きな方法論として私も一定の評価はさせていただくのですけれども、平成26年度から本年度までに実際何棟の空き家を解体したのかというのが分かれば、総計で教えていただきたいと思います。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) 解体された空き家につきましては、平成30年度までで679棟ございます。また今年度の見込みとして109棟ございますので、今年度の事業を含めると788棟の空き家が解体されることになります。 ◆委員(三島久美子君) 確かにその788棟の後押しをしたのがこの制度だということで、住環境、地域環境とか、あとは災害時の危険を防止するとか、一定の成果が出ているのかなと思うのですけれども、これは何度も何度も申し上げていて申し訳ないのですけれども、やっぱりいわゆる所得制限を設けずに100万円、5分の4補助という制度というのは本当にかなりいい制度で、市民から見ると魅力的であることは間違いないのですけれども、やはり自己負担というか、自助努力というものが求められるわけで、ある程度所得のおありの方は、ぜひ御自分でやっていただきたいというのが私の考え方であって、この件は何度も市長とやりとりをしていて、この制度でもう少しやらせてくださいと、もちろんサロン等々空き家の事務所、店舗改修には力を入れていきますというお答えを頂いているのですけれども、その辺りの、もう7年目に入って、新年度はこの制度でいくのだということなのですが、その所得制限の在り方も含めて、制度設計を再度見直してもいい時期で、実際に1,000件近くの空き家を解体することができたという成果を評価しながら制度設計をやっていくべきではないかというふうな考え方で質問させていただいているのですが、その辺りについてどうお考えか、お答えをお願いいたします。 ◎市長(富岡賢治君) 早いですよ、進め方が。だって、空き家解体と口では言っていますけれども、各市町村は何をやっているかといったら、不動産屋に情報提供するとか、そんな有効でないことをやっているわけで、それは悪いことではないですよ。だからやっぱりこういう制度を置いて、端的にやるようにしなければ駄目だと思っていますから、私はこの制度は基本いいと思っているのです。ただ解体するだけだと、ちょっと能がないということがあるのです。だから、今執行のときも、何でも解体を受付するというのではなくて、風景、高崎の景観を残すような空き家があったり、それから無理に解体しなくてお店に替えたり、ちょっとトラディショナルな味のあるレストランに替えたり、商店に替えたりしたらいかがですかとか、一つ一つやりとりしながらやっているのです。だけど、これは個人の所有者の話ですから、言うとおりにしてくれるわけではありませんけれども、そういうことも相談しながらやっています。  それから、これは三島委員が前から御指摘のように、せっかく古い空き家をあれするのだったら、例えばお年を召した方のサロンにしたり、子育てママたちのサロンにしたりするという、そういうふうに活用するということも積極的にやりなさいという御指摘をいただいて、それも随分、数は1割もいかないと思いますけれども、そういうこともやっていますので、これはそういうことで、私はまだそれを、設計を変えるというのは早過ぎると私は思っていますから、しばらくこのままでいこうと思いますけれども、ただ所得制限を入れるかというお話は、ふっと心が揺らぐところもあるのですけれども、ただそういうことをやっていましたら、お金を持っている人はちゃんとやってくれるでしょうって、やってくれないからこういう制度を置いたのです。だから、幾らお願いしても素知らぬ顔していて、高崎にいなくて東京か何かにいて、わしはやれないよというような話ではなくて、いてもいなくても聞く耳を持たないという方が多いので、そういうことはあまり、今から金持ちはどうこうというわけにはちょっといかないので、もうしばらく、三島委員、早いですから、いろんなこと考えるのが。ただ、ちょっと早過ぎるかなと思っていますので、しばらくこれでいきたいと思っています。 ◆委員(三島久美子君) 私も群馬の女で、ちょっとせっかちなものですから。いずれにしても、所得制限に関しては、ある程度、何となく引っかかるなとおっしゃってくださっているだけでも私は市長に感謝申し上げたいのですけれども、本当に考え方が多分一緒です。本当にやっていただきたいのだけれども、やっていただかない方がいるからこういう制度をつくったと。現実問題、空き家の後の使い方に関してだって、ああせいこうせいとは、個人の資産にはなかなか口が出せないという歯がゆさの中で進んでいる。実際更地にすると固定資産税が上がるので、それなりに市の収入にはつながるのですけれども、いずれにしてもじっくりと取り組んでいく中で、ほかの市町村のいろんな事例を見ると、やっぱり100万円というのはなかなかないです、現実問題。そして、やっぱりそこまでの体力がないと、財政力がないとこの制度は成立していかないわけで、これからいろんな形での制度設計を考えながら、よりよいものにつなげていただくようにお願いをしておきたいと思います。 ◆委員(依田好明君) 同じページに住環境改善助成事業というのがありまして、来年度で10年目になるのですけれども、事務に関する説明書なんか見ますと、673件とちょっと落ち着いてきているのですけれども、まちなか商店リニューアルなんかは新規分野への拡張とか、そういったこともやっているのですけれども、住環境改善助成事業については、その辺りはどんなお考えでしょうか。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) 住環境改善助成事業につきましては、平成23年度の事業開始から9年経過して、確かに来年度10年目を迎えます。これまでにも多くの市民の方々に御利用いただきまして、およそ8,000件の改修実績がございます。実際本事業を開始する前の試算では、この事業の、所得ですとかの要件の対象となる市内の住居戸数がおよそ8万戸ございましたので、現状まだ1割ぐらいの利用実績ということでございます。来年10年目を迎えますけれども、まだそれだけの対象がございますので、引き続いて本事業を推進して、市民の皆様、市内の事業者の皆様にいろいろ御活用いただいて、さらなる拡充も検討しながら進めていければと思います。 ◆委員(依田好明君) 私どもは所得制限の一部緩和なども考えて、今まで利用できなかった人にも少し広げてみたらどうかという考えを持っていますけれども、ぜひ検討していただければと思います。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  296ページをお開きください。  11款災害復旧費3項土木施設災害復旧費 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 以上で歳入歳出予算の審査を終わり、続いて地方債の審査を行いますので、定例会議案(2)を御用意ください。  58ページをお開きください。  地方債 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) これより議案第33号の所管部分を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(後藤彰君) 起立全員です。  よって、議案第33号の所管部分は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、特別会計予算の審査を行いますので、予算に関する説明書(2)を御用意ください。  これより水道事業会計予算及び公共下水道事業会計予算の審査を行いますが、この2議案については収益的収入、収益的支出、資本的収入、資本的支出ごとに審査を進めます。  それでは、最初に議案第41号 令和2年度高崎市水道事業会計予算を議題といたします。  251ページをお開きください。  収益的収入 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 254ページをお開きください。  収益的支出について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) 水道事業のいわゆる有効率向上のために漏水対策というのに取り組んでいると思うのですけれども、それについてはどのようなことを実施しているでしょうか。 ◎工務課長(田口和彦君) 漏水対策でございますが、漏水を早期に発見するために、上水道区域を9ブロックに分け、毎年2ブロックごとに漏水調査を実施しております。令和2年度につきましては、路面音聴調査を約60キロメートルほど予定しております。そのほか給水管の漏水調査ということで1万9,800戸余りを予定しております。また、水道管の強度が低下している石綿管等につきましても、漏水を未然に防ぐことを目的として計画的に布設替えを行っているところでございます。 ◆委員(依田好明君) ありがとうございます。それで、今言われた石綿管とか鉛管については、どれくらいまで進むのでしょうか。 ◎工務課長(田口和彦君) 石綿管につきましては、現在毎年行っているところでございますが、今年度につきましては、大体6キロほどを予定していまして、残りが100キロ程度というところでございます。鉛管につきましては、当初平成元年まで高崎市においても使っておりました。その後平成2年から全面的に鉛管等を使わないという形になりまして、そこからは今のステンレス管というものを使って布設替えを行っていることによりまして、当初平成元年度の段階で約8万9,000戸ぐらいあったのですけれども、今は2万8,000戸ぐらいまで減ってきているという状況でございます。 ◆委員(依田好明君) 今後とも計画的に進めていただければと思います。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  263ページをお開きください。  資本的収入 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 264ページをお開きください。  資本的支出について御質疑ありませんか。 ◆委員(後閑太一君) 石綿管布設替え工事の進捗状況と今後の見通しについてをお願いします。 ◎工務課長(田口和彦君) 今年度の石綿管の布設替え延長でございますが、まだ終わってございませんので約でございますが、箕郷地域で約500メートル、群馬地域で約3,100メートル、榛名地域で約300メートル、吉井地域で約2,100メートル、合計で約6キロメートルほどの布設替えを実施しております。残りの石綿管の延長でございますが、今年度終了した時点で、仮でございますが、計算しますと箕郷地域が残り約1.7キロメートルほどになろうかと思います。そのほか群馬地域ですが約44.6キロメートル、榛名地域が約26.5キロメートル、吉井地域で約27.9キロメートル、合計で約100.7キロメートルということになろうかと思います。高崎地域と新町地域につきましては既に更新済みで、石綿管はございません。  今後の整備といたしましては、先ほどもちょっとお話が出たのですけれども、漏水調査等、あとは漏水修繕の結果等を踏まえながら、計画的かつ効率的に更新を行ってまいりたいというふうに考えております。 ◆委員(後閑太一君) ありがとうございました。 ◆委員(三島久美子君) 先ほど来石綿管の話が出ているのですけれども、令和元年度末であと100.7キロ布設替えが必要なものが残っているということなのですけれども、新年度も鋭意進めていくということで、ちょっと本当に単純な話で申し訳ないのですけれども、あとこの100キロを更新するためにどのくらいの費用がかかるのかなと。その辺について、単純計算で申し訳ないのですけれども、分かるようであれば教えていただきたいと思います。 ◎工務課長(田口和彦君) 先ほど申しましたとおり、残り100.7キロメートルというところでございます。今までの実績から申し上げまして、単純に計算しますと、大体メーター当たりの単価が出るわけなのですけれども、そこの中で計算しますと、それをやるのに残り大体約90億円程度になろうかと思われます。 ◆委員(三島久美子君) 90億円って非常に大きなお金なのですけれども、御承知のように石綿管というのは、いわゆる破損をして漏水の原因にもなったり、あと夏場なんかだと破損をしないように、あえて石綿管の辺りをわざと漏水させたりと、非常に貴重な水を無駄にとは言いませんけれども、もったいないことになっていると。災害対策という意味でも布設替えが急がれるのですけれども、いわゆる水道管の耐震化、石綿管以外にも老朽化した塩ビ管とか鋳鉄管とかもあると思うのですけれども、この耐震管への切替えというのを一生懸命やってくださっているとは思うのですが、現状ではどの程度、いわゆる水道管の耐震化が進んでいるのか、ちょっと分かりやすく教えていただけますか。 ◎工務課長(田口和彦君) 耐震化につきましては、平成23年あたりから実施をしてございます。工務課で行っております工事につきましては全て耐震管で行っておりますので、100%全て耐震管で進んでおりますので、今後はどんどんどんどん耐震化されていきまして、最終的には全て耐震管になるというところなのですけれども、これは全国的にも言っているところなのですけれども、耐震化、これの基準で基幹管路というものがございまして、基幹管路というのが呼び径400ミリということで、直径40センチほどの水道管なのですけれども、それ以上大きいものを基幹管路と言っているのですが、それの耐震適合率というものが昨年度末で46.5%、今年度が大体10キロ程度になりますので、その辺の延長から計算しますとプラス0.1ポイントということで、46.6%ほどになろうかというふうに思います。 ◆委員(三島久美子君) いわゆる基幹管路だけではなくて、やっぱり耐震化を進めている管の整備があると思うのですが、その辺を全部ひっくるめると、高崎市の水道管に関しての耐震化というのはどのくらいになるのか、その辺をちょっとお知らせいただけますか。 ◎工務課長(田口和彦君) 75ミリとか100ミリとか、末端に及ぶまでの管のところまで全てということになりますと、全体の耐震化率というのは、平成30年度といいますか、年度末で26.5%ということで、今年度が済んだ段階で、まだ確定ではございませんが、27.2%ぐらいになろうかということで、プラス0.7ポイントほどになるのかなというところでございます。 ◆委員(三島久美子君) 何でこの話をするかというと、本当に耐震化というのは、先ほど石綿管の布設替えも、いわゆる耐震というか、防災という部分で、貴重な水を地震等々で失わせないためにも必要なことで、毎年毎年やってはいるのだけれども、本当に費用が必要だということで、なかなか前に進まない。また企業会計、水道事業が一応の独立採算みたいなものも持っているので、なかなか一般会計からの投入というのも難しさもあって、お金を捻出することが大変だということもあるのでしょうし、前へ進まないことをちょっと懸念をしています。先ほど課長が、全体ではまだ27.2%ですか、令和元年度で。それで年間に0.7ポイントしか進んでいないというのを単純に計算すると、この耐震化が全部済むのに100年かかると。その100年後には、既に例えば今年度やったものが老朽管には当然なっていくと。何かそういう意味では本当に難しさを感じます。そうはいいながらも、市民の生命、財産を守るために、この耐震化事業をスピード感を持って進めていただくことをここで訴えておきたいと思います。  あと一点だけお願いしたいのが、ちょっとこれは政策的なお話になるのですけれども、上下水道の料金の統一の問題です。1月の本常任委員会でもちょっと指摘をさせていただいて、なかなかこれからの課題ですというお話もいただきましたけれども、本市が市町村、平成の大合併をして、最初の合併からこの1月で15年目に入りました。合併時の合併協議で、一応5年を目途に料金の統一化を図るというふうなお話が、なかなか難しいということもあって、それがさらに5年延びた。現状では令和5年3月31日までは今の現行制度でいくということを我々議会も議決をさせていただいたわけですけれども、いわゆる水道料金が地域によって全く異なるというその制度、1市複数制度の在り方、そしてその統一方向に向かって進むべきだというふうな、私は考えを持っているのですが、その辺り、執行部としてはどういうふうに考えているのかを、まず確認させていただきたいと思います。 ◎水道局長(福島克明君) この料金統一につきましては、委員さん御指摘のように、合併協定で平成24年度までは現行どおりということで、その後の事業の執行のときに、事業に支障を来すというような見通しが必要となった時点で、高崎市の例を基にしまして段階的に統一を目指すというような調整が行われました。その後10年を迎えたわけですけれども、事業執行に現段階で支障がございませんので、引き続き5年間、委員さんのおっしゃっている令和5月3月31日までとさせていただいております。現状におきましては、比較的安定な経営をしてございますので、当面は現状の料金体系を維持できるものという認識でおります。 ◆委員(三島久美子君) 経営上維持できるとかという、そういう次元の話ではなくて、やっぱり市民、今37万3,000人ぐらいですけれども、その高崎市民が地域によって水道料金がばらばらというのがそもそも論でおかしいから、合併協議の中で統一していきましょうねという話になったわけです。平成26年の包括外部監査の資料をちょっとひっくり返して見たら、やはり外部監査の先生も、これはやっぱり統一するべきだろうと、そういう方向でやってくださいよという指摘を受けたことを御記憶にあるとは思いますけれども、現実問題、営業上問題がないからこのままでいいのだというところに落ち着いてしまうと、下手をすると健全経営をしていらっしゃるので、問題なく恐らくこのままいってしまいますよね。  そうではなくて、やっぱり市民として、同じ市民でありながら制度がばらばらであって、ここに住んだほうがいいとか悪いとかというような、それを知らない市民もいらっしゃる。そのこと自体が大きな問題であり、やっぱり一体感の醸成、やっぱり高崎市に合併して、地域も含めて37万人が一体感という意味では、こういった制度も統一するべきだと考えるのです。もう令和の時代に入ったわけで、先ほど延長した期限まで、それこそ考える期間も制度設計をする期間も含めれば3年ぐらいしかない。そろそろその辺りも本気で取り組んでいかないと、やっぱり将来に禍根を残すという言い方は変かもしれませんけれども、やっぱり問題は先送りしているだけになってしまうので、ぜひとも取り組んでいただきたいということを強くこの場で訴えておきたいと思います。 ◆委員(高橋美奈雄君) この上下水道もそうなのですけれども、私はよく言うのですけれども、見えないインフラということで、非常に大事なものだというふうに思うのですけれども、ちょっと先ほどから出ている耐震性のことに対して、もうちょっと掘り下げてお聞かせ願いたいなというふうに思っています。令和元年度で27.2%になるということですが、実は高崎市の取組として、3.11以降、より強いまちづくりということで、本管はGX管で整備をしていたわけです。それが数年前からPE管、ポリ管に切り替わってきたわけでございます。ただ、私どもの分からないのは、そのPE管といってもしょせんポリ管なわけであって、今取り替えている本管なりの耐震性というものは、どういうところでそこが証明できるのか、その辺について見解があればお聞かせ願いたいというふうに思います。 ◎工務課長(田口和彦君) 今御指摘のGX管におきましては、平成24年にその耐震化というところから使うようになりました。当初は、このGX管をなぜ使っていたのかというところなのですけれども、厚生労働省のほうの指針の中で、耐震管につきましてはGX管というところがございまして、高崎市におきましてもGX管を採用してきました。そのときには、今おっしゃられましたポリ管につきましては、まだ耐震管として使っていいよというお話が厚生労働省のほうからございませんでした。ただ、現場サイドといたしましては、十分にGX管と同等の強度があるというところで、その辺はメーカーからの実証実験の結果ですとか、あるいは被災地における実際に崩れたところにあるポリ管が破損せず、水が漏れないで大丈夫であったというような状況から、ポリ管業界のほうの人も再三厚生労働省のほうに話に行きまして、何とかこのポリ管も耐震管として認めてもらいたいというような話がございまして、その後ようやく何年か遅れてポリ管というものが認識をされて、認められるようになったというところがございます。  それを受けまして、消費税が5%、8%、10%と上がる中で、当然私たちのほうも工事をやれる量が減ってきてしまいますので、更新延長も減ってきてしまう中で、少しでも早く更新をしていきたいという中で、どうやったら更新延長を延ばせるのかという中で、工事費をどうやったら縮められるのかという中で、材料費を抑えるしかないというところで、GX管とポリ管を比べた場合に、ポリ管のほうがメーター当たり約1万円ほど安いというところが分かりまして、そちらのほうがなるべく安く上がります。現実的に今、年間約18キロから20キロぐらいやっていますから、その距離でメーター当たり1万円違いますとそれだけ違ってくるので、その分多く更新が進んでいくというところもございまして、最近ではポリ管を多く使うようになってきております。実際に今まで使ってきたGX管ですが、現在高崎のほうで使ったのが全延長で83キロメートル、パーセンテージにしますと全体の3.4%、ポリ管につきましては、遅れて始めましたので、今のところ34キロメートル、パーセンテージにしますと1.4%で、GX管とポリ管を足しますと117キロメートルというところで、全体の4.7%ほどがその耐震管という形に替わってきているというところでございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 課長、丁寧にありがとうございました。よく分かりました。ポリ管であっても国が認めたそれなりの耐震性があるということで、あとは費用対効果というものも考えて、GX管からポリ管へということでございます。  要望になりますけれども、そうはいってもやはりGX管のほうがより耐震性というものが高いのだろうというふうに思います。ぜひこういう言葉が適切かどうか分からないのですけれども、中心市街地を中心として、貴重な都市の心臓部といいましょうか、そういうところはしっかりと私はGX管で対応していってほしいなというふうに思いますので、今後ともぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。  あと、これは以前からも問題になっているのですけれども、家庭に引き込む枝管がありますよね。これも現状新しいのもステンレス管でやっているわけですけれども、まだまだ鉛管が多いわけでございまして、これも正直申しまして、高崎市はもう既に方針を古くから出していてなのですけれども、やっぱり先ほど言いました石綿管等の関係があるので、費用がそっちへ移ってしまって、なかなか旧高崎でも進んでいないという部分があるのですけれども、やはりこの辺も、もちろん石綿管も大事ですけれども、しっかり取り組む必要があるというふうに思うのですけれども、見解をお願いいたします。 ◎水道局長(福島克明君) 鉛管の更新につきましては、委員さんが御指摘のように、工務課長のほうが先ほどの質問の中で、残り2万か所ぐらいということになりましたけれども、個人所有物ということもありまして、なかなか進まないところがありますが、さきの一般質問でも、他市の中で助成金というような制度を設けてはどうかというような質問をいただきまして、それについても研究をしていきたいということで考えています。石綿管も含めまして、鉛管更新が一層進むように研究してまいりたいという認識でございます。
    ◆委員(高橋美奈雄君) 局長、ぜひよろしくお願いします。ともかくこの枝管については、合併以前から高崎市は方針を出していますので、そこはしっかり取り組んでいただければというふうに思っていますので、市民は待っていますので、よろしくお願いします。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第41号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(後藤彰君) 起立全員です。  よって、議案第41号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第42号 令和2年度高崎市公共下水道事業会計予算を議題といたします。  305ページをお開きください。  収益的収入 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 306ページをお開きください。  収益的支出について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) 下水道の布設なのですけれども、現状の工事額でいうと、本市の処理場に行く部分と県央処理場に行く部分というのはどんな割合になっていますか。それから、もしできればこの何年間でどういう変化をしてきたかも分かればありがたいのですけれども。 ◎整備課長(佐藤善信君) 阿久津の水処理センターに行く分と県央処理場に行く割合ということでよろしいですか。令和2年度の工事費ベースでお答えいたしますが、阿久津水処理センターへ流入する管渠の工事費が令和2年度の管渠工事費の約8.4%、県央処理場へ流入する管渠の工事費が約91.6%でございます。ちょっと今用意してあるのは、令和2年度でのベースでの数字しかございません。申し訳ないです。 ◆委員(依田好明君) 大分県央処理場のほうが多いというのが分かりました。私は周辺地域に住んでおりますので、地域の市街化区域に住んでいる方からも、もっと工事を進めてほしいという要望を聞いておりますので、計画的に進めていただければと思います。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  313ページをお開きください。  資本的収入 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 315ページをお開きください。  資本的支出について御質疑ありませんか。 ◆委員(高橋美奈雄君) 316ページの3目雨水対策費でお願いしたいのですけれども、改めて下水道事業で行う雨水対策の目的と、令和2年度の事業についてお伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎整備課長(佐藤善信君) 雨水対策工事につきましては、雨水対策としての認可を受けた部分に幹線を入れていく工事でございまして、令和2年度につきましては、工事につきましては高崎地域で烏川左岸雨水8−8号幹線築造工事の第2工区と、一貫堀川雨水6号幹線築造工事の第4工区、あと新町地域におきまして、烏川雨水3号幹線築造工事の3か所を予定してございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 課長、ありがとうございました。  もう一点、要はその3か所は分かるのですけれども、都市集客施設周辺や市街地周辺で合流式と分流式で混在しているところがあるかというふうに思うのですが、今までもちょっとそれぞれの問題があったと思うのですけれども、その合流式と分流式の関係について、雨水対策評価の何か事業等は図られるのかどうなのか、その辺についてお考えがあればお願いしたいというふうに思います。 ◎総務課長(中曽根哲哉君) 今委員がおっしゃられました集客施設周辺につきましては、高崎芸術劇場並びにGメッセ等がございますけれども、高崎芸術劇場とGメッセの西側の一部につきましては、高崎処理区の合流管に配水設備の接続をされているところです。ただし、芸術劇場及びGメッセにつきましても、施設内の雨水につきましては敷地内に貯留施設を設けていただきまして、大雨時の合流管への負担を軽減させていただいている措置が取られているものと考えられます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 集客施設、Gメッセも含めて、その対応は分かりました。そのほかにも中心市街地を含めて、そのような場所が多々あるかというふうに思うのですけれども、ちょっと一度あふれてしまうと大変なことになるので、ぜひ今後とも小まめな対応をどうぞよろしくお願いしたいというふうに思います。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第42号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(後藤彰君) 起立全員です。  よって、議案第42号は原案のとおり可決すべきものと決しました。   ──────────────────────────────────────────── △審査終了 ○委員長(後藤彰君) 以上で本委員会に付託された議案の審査は全て終了いたしました。  審査に当たり、円滑な委員会運営に御協力いただき、ありがとうございました。  なお、委員長報告の作成については私に一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(後藤彰君) それでは、そのようにしたいと思います。  以上で本日の議題を終わります。                                       午後 2時34分   ──────────────────────────────────────────── △報告事項 ・競争入札に関する予定価格等の公表について ○委員長(後藤彰君) 次に、報告事項に入ります。  競争入札に関する予定価格等の公表について説明をお願いします。 ◎契約課長(新井博君) それでは、競争入札に関する予定価格等の公表につきまして御説明いたします。配付資料を御覧ください。  令和2年度の競争入札より、透明性の向上を図る観点から、物品購入、賃貸借、業務委託の入札に関する公表の内容を変更いたします。変更の内容でございますが、非公表としていた予定価格を事前公表といたしまして、また入札結果につきましては、落札者と落札金額のみの公表でしたが、入札参加者全ての名称、入札金額及び審査結果につきましても落札者決定後に公表をするというものでございます。  以上で競争入札に関する予定価格等の公表についての報告とさせていただきます。なお、本委員会終了後、各議員の皆様に本資料を配付させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(後藤彰君) 説明は終わりました。  本件に対し、御質疑等がありましたらお願いします。 ◆委員(三島久美子君) 先ほど予算のところでもちょっと指摘させていただいたのですが、官製談合事件、あの問題を受けて、よりよい方向にということで今回の予定価格の公表の制度をつくったというふうに理解はしています。  それで、予定価格の公表が及ぼすデメリット的なもので、先ほどもちょっと御指摘申し上げたのですけれども、要するに入札の参加資格者が安易な積算をしてはいけないということで、建築工事等では工事費の内訳明細をきちっと出させているのですよというお話をいただきましたけれども、この備品購入とか賃貸借業務委託、それぞれ性格は異なるのですが、そういったいわゆる入札者に関してのきちんとした調査というもの、いわゆるこの方たちがきちっとした制度に基づいて参加しているのだということを分かるような仕組みというのは、きちっと今回の場合もつくられているのでしょうか。 ◎契約課長(新井博君) 入札に参加する者に関しましては、入札の参加資格申請という制度に基づきまして、2年に1度資格申請を求めております。物品、役務の提供、リースにつきましても、商いをするにはこういう法令のこういう資格が必要だというものはございませんが、例えば警備に関しましては警備業法の許認可が必要、その他もろもろ分類がありますが、そういったような許可申請の部分も確認をさせていただいている業種もございまして、その中から発注に関しましての物品購入であれば得意の分野、取扱いができる業者、役務の提供につきましては、そういったような部分の専門業者を選定させていただきまして、入札を行っているところでございます。 ◆委員(三島久美子君) 基本的にはそういったものも徹底してやっているということで、心配はないなとは思うのですけれども、入札制度の在り方、今回こういう形で事前公表すると、しかも落札結果についても、しっかりと全てに関して公表するという姿勢には一定の評価をさせていただきたいと思います。これからもこれでいいということはないという姿勢で、徹底した改革、透明性、公平性を図るための改革を進めていただいて、そして高崎市の入札制度の中で、二度と官製談合も含めて、談合は許さないという、そういった強い姿勢で今後も取り組んでいただくようにお願いをしておきたいと思います。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────なければ本件を終結いたします。  以上で報告事項を終わります。   ─────────────────────────────────────────── △その他 ○委員長(後藤彰君) 次に、その他として執行部から何かありましたらお願いします。  なければ、この際委員の方々から執行部に対し、お聞きしたいことがありましたらお願いします。 ◆委員(三島久美子君) ちょっと台風19号の関係で、八千代橋、佐野橋、中乗橋の復旧工事の進捗と、最終的な到達点というか、完了するのにどのくらいになるのかと、市民の方からいろいろと聞かれる部分もありまして、非常に皆様方心配しているので、お答えいただければありがたいと思います。 ◎土木課長(牧野宏之君) 八千代橋、佐野橋、中乗橋、それぞれの復旧の状況ですけれども、3橋とも現在河川管理者との協議は順調に進みまして、終わりました。  まず、八千代橋の今の状況ですが、鋼床版をメーカー発注したり、仮設道路の工事に入る準備を行っております。佐野橋、中乗橋につきましては、主な材料でありますH鋼というものや木材などの切り出しとか、そういうものの加工に着手をしております。中乗橋につきましては、現在仮設道路の一部建設を始めております。  現在、完成する工期の予定なのですけれども、八千代橋につきましては7月31日を予定しております。中乗橋、佐野橋につきましては9月30日を予定しております。河川内の工事で天候等に左右される可能性もあると思いますが、少しでも早く完成できるように、受注した業者とうまく調整をして、何とか完成をさせたいと思っております。 ◆委員(三島久美子君) ありがとうございました。ちょっとこれから5月、6月になると雨期に入るというか、なかなか工事も難しいところもあるとは思うのですけれども、市民の生活の非常に大事なアクセスなので、一日も早い完成をお願いしておきたいと思います。  あと一点だけお願いします。ちょっと全然違う話なのですが、以前にもちょっと指摘をさせていただいたのですが、私の地元の新町の市営つくし団地と言われている地域がありまして、合併協議の中で3棟の市営住宅を造っていただきました。古い、本当に昭和二十何年のものを全部建て替えて、できたことに関しては、高崎市に合併して本当によかったなということで地域住民からも高く評価されています。  その中で、古い住宅団地を調整していく中で、今まであった公園を潰して集約していったのです。その中で実は公園を、新しい市営団地ができたらどこかしらに造ってもらいたいという要望が地域住民の中にありまして、現実問題まとまった残地というのがそれなりに周辺にあるわけです。その整備についても、2年ほど前にこの常任委員会で、私はぜひやっていただきたいというふうな指摘をさせていただいたのですけれども、これに関しては新町の地域審議会という場面でも要望が出ていまして、結構前向きな答弁を頂いたという経緯がありますけれども、これから空間利用について担当部署と調整していきたいというようなお話があったのですが、それからどうなっているのかなということで、あえてこの常任委員会で話題として上げさせていただきましたので、答弁をお願いいたします。 ◎新町支所建設課長(金田徳義君) 委員御指摘の用地につきましては、地元住民からの強い要望がある中で、現在群馬県を中心に新町駅周辺の連続立体交差事業の事業化に向けた検討が行われております。今後この事業化の進展も見据えながら、行政需要に対応できる用地利用を検討してまいりたいと思います。 ◆委員(三島久美子君) 検討していくということで、要は、先ほども新町のまちづくり計画の話も出ましたけれども、新年度予算で。本当に貴重な財産だと思いますから、有効活用していただいて、人口増加にもつながっていく、子どもたちを持つ若いお母さんの家族が住んでくれるような環境のためにもそういった公園造りというのも大事になってきますので、今後の課題としてしっかりと受け止めて、検討していただくようにお願いしておきたいと思います。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。   ──────────────────────────────────────────── △閉会 ○委員長(後藤彰君) なければ、以上で本日の建設水道常任委員会を閉会いたします。                                     午後 2時43分閉会...