◎
社会福祉課長(淡嶋美奈子君) こちらの数字が11月末現在ということでございますが、現在は1件ふえまして、11件申請をいただいております。基礎支援金につきましては全員の方に支給、もちろんできますので、期限がございますので、期限までには促しをさせていただきたいと考えております。
◆
委員(三島久美子君) わかりました。お聞きしたかったのが生活再建支援金に関してなのですけれども、大
規模半壊までしか申請ができないと。
半壊の世帯も58件ほどいらっしゃいまして、罹災証明が出てまして、実際に
床上浸水1メートル未満しているわけですよね。それで恐らく畳や何やら、相当な、実際にこの何ていうのですか、この1メートルと、先ほどの三井さんじゃないですけれど、1メートルと1メートル1センチの差みたいな、99.9の差。何が言いたいかというと、これは内閣府のほうのいわゆる基準があるので、そういうふうに数値で切るのですけれども、
本市の独自で、こういった方たちにそれなりの生活再建のための支援というのを独自制度でできないかというのをお伺いしたいわけです。実際に他の市町村というか、全国的に見ると義援金等を使ってそういう生活再建支援というのを市独自でやっているような、そういう制度構築をしていたりとか、いろいろな形で考えられることがあると思うので、その辺についての
考え方をもし、部長かな、お伺いできるとありがたいと思います。
◎
福祉部長(吉井仁君) 今回の生活再建支援金につきましては、迅速な
対応ということもありまして、既存の制度に基づいて迅速に
対応させていただいたところでございます。三島議員さんのおっしゃる市独自の制度につきましては、今後研究していきたいと考えております。
◆
委員(三島久美子君) 市長、ぜひ優しいまなざしでそういった制度もつくっていただいて、市民の安心できる生活環境を確保していただきたいと思います。
ちょっと、全然角度が違うのですけれども、今回の
台風19号では本当にたくさんの
被害が出てしまったのですけれども、
本市よりも物すごい
被害を受けた長野県のケースで千曲川の堤防が決壊して、そして大規模な氾濫が起こったと。そのときに長野県の危機管理
防災課がツイッターで記載者からの救助要請を受けて、それが多数寄せられたために、本当に臨機応変というか瞬時にいろんな判断をして、♯
台風19号長野県
被害みたいな形でハッシュタグをつけると、双方向で今どういう
状況なのですかとかそういった形で
被害を受けている方たちの救済に向かうことができたと、新聞やテレビ等でも報道されているのですけれども、難しさは重々承知しております。情報の信憑性をどうやって担保するのかとかいろんな問題はあるのですけれども、今回は、高崎市の場合は命にかかわる
被害はなかったのは本当に不幸中の幸いと言っていいと思うのですけれども、今後、来年以降こういう気象変動の中でどんな
災害が起こるかわからないという
状況の中で、こういった好事例を参考にして、そういった双方向的な救済システムみたいなのをつくれないのかなと、その辺についての
考え方をお伺いしておきたいと思います。
◎
防災安全課長(
水井栄二君) 長野県の事例ですけれども、私のほうでも拝見をさせていただきました。それをちょっと高崎のほうに当てはめて考えてみますと、恐らく情報量としては1,000件単位とか1,000、2,000という単位の情報量が入ってくると思います。そういったものの情報収集が相手とのやりとり、またそれをさらには消防局の救助活動であったりとか、自衛隊の活動に結びつけていかなければなりませんので、相当数の職員の確保等も必要になってくるのが課題かなというふうには考えております。実際には
避難者対応に忙殺されている市町村の職員ではなく、これは長野県庁の職員が専属で行ったということが書かれておりましたけれども、市民の生命を守るという観点からは、やはりあらゆる手段を活用しまして救済していかなければいけないというふうには考えておりますけれども、市町村が単独で運用するにはそういった課題も多くて、県や警察、あとは消防、自衛隊との連携も必要になると思いますので、今後の研究課題かなというふうに考えております。
◆
委員(三島久美子君) 確かに大きい話なので群馬県レベルで
対応する必要もあるのかなと思いますけれども、高崎市も県内では最大の都市ということで、今回これだけのいろんなことが起こってしまった中で何ができるか、先ほど長野県の事例がベストとは言いません。要するに、このツイッター、フェイスブックに
災害情報を発信している
本市ですから、違った形でツールを活用できるのではないかなという視点でお伺いしたわけです。これから日々大変な部署だとは思いますけれども、検討を重ねていただいて、最小限の
被害に受けとめられるような準備を進めておいていただきたいと思います。
次に、国土交通省との情報共有というのはどういうふうに行われたのかなというのが、いろいろ
防災計画、
地域防災計画を見るとそういうふうなことが書いてあるのですけれども、現実問題今回の
台風19号のレベルで、段階でどういうふうなやりとりをして市民の安心・安全を守ったのかというのをその視点でちょっとお伺いしたいと思います。
◎
防災安全課長(
水井栄二君) 国土交通省との連携につきましては、高崎
河川国道事務所の所長と
本市の齋藤副市長がホットラインを結んでおりまして、
河川の
状況によってはホットラインが入ることになっております。また、今回は下久保ダムの放流の話がありましたので、その点についても
河川の
状況がどうなのかということを国交省の担当者のほうと
防災安全課のほうで情報共有をして
対応を図っていたところでございます。
◆
委員(三島久美子君) 確かに私も下久保ダムの下流に住んでいる者ですから情報はありがたかったのですけれども、いわゆる
災害対策車、国交省も持っているわけですよね。高崎市も持っていると、今は1台ですけれども。そのときに高崎から国土交通省に、
災害対策車を出してくださいというようなそういう申請をやるという形なのでしょうか。今回、国交省の
災害対策車は出てなかったのかな、その辺もちょっと確認させてください。
◎
防災安全課長(
水井栄二君) 国交省の
災害対策車ですけれども、基本的には国が管理しております烏川、神流川、鏑川も入っておりますけれども、そういった直轄区間の洪水対策を目的に国交省のほうでは1台所有しております。自治体のほうからの要請があればいつでも貸し出しますということは言われております。今回実際に高崎
河川のほうに要請をいたしました。ただ、既にその段階では
災害の危険性がかなり高まっていた下仁田町のほうに
災害対策車がもう既に出向いていまして、こちらのほうで貸していただくというのは実現しなかったというところでございます。
◆
委員(三島久美子君) 日ごろから連携をとっていることは重々、いろんな会議も重ねていて、平時からこういうときはこうにしましょうというのは
地域防災計画の中にもはっきり示されているのですけれども、現実問題ちょっとした行き違いで
対応がおくれるという。情報もなかなか完璧に共有することも難しいのかな、いわゆる副市長のところに
報告が来てる、それを全庁で回していくということになると思うのですけれども、そのあたりの国交省と市、そして市の下の部署との、各責任者との連携というのを、やっぱり今回かなり大きな
災害だったのでいろいろと反省点があると思うので、今後再構築というか、いろんな意味で何て言うのですか、今回以上の
対応ができるように、そういう努力を重ねていただくことをお願いしておきたいと思います。
あと一点だけ。
防災ラジオなのですけれども、前々から導入するべきだと、
防災無線と連動して室内にいる、そのラジオに情報が流れてくるみたいな形で。もちろんスマートフォン、携帯電話をお持ちの方はいらっしゃいますけれども、安心ほっとメールも全ての人がそれを登録しているわけではないということも含めて、そういった超アナログ的な情報提供というのも高齢者の方たちや一部障害のある方も含めて必要だと思うのですけれども、なかなか何年も前からこれを導入してくださいというふうにお願いしてあるのですけれども、これが進まないと。その辺について、いつも答えはラジオ高崎だ、ツイッターだ、フェイスブックだというふうなお話を、あとほっとメールって、いただくのですけれども、こういったツールも必要だという認識をお持ちなのかどうか確認させていただきたいと思います。
◎
総務部長(曽根光広君)
防災ラジオの
有効性ということで申し上げますと、親機のほうから自動起動させる機能があるというのが
防災ラジオの最大の特徴なわけでございますが、基本的にラジオということには変わりございません。ラジオ高崎から流れる放送を、家庭用のラジオ、あるいはカーラジオ等でも十分聞くことができます。また、
体育館の中にそういったラジオの電波を受信する
施設を持っている
吉井地域なんかは、微弱な電波を増幅させるような仕組みをとっているところもあります。
防災ラジオの
有効性はそこにあるわけなのですが、やはりそれ以上にスピーカーでの、一番大きなのは職員がみずからの声で、車に乗ってくまなくスピーカー車でお声がけをするということが最も効果的な方法じゃないかというふうなことで、そういったところに力を入れて、あとは
防災スピーカーですね、
学校等に設置しておりますが、今年度でおおむね設置完了いたしますが、そういったことに力を入れているところです。
◆
委員(三島久美子君) いつも同じ答えなのですが、暴風雨、今回の
台風災害のときには
防災、移動系の広報車の音が何を言っているのかわからないと。また新町
地域は
防災無線、もちろん
小学校にもつけていただいたのですけれども、
防災スピーカー。やっぱりスピーカーの向きによっては全く聞こえない、もちろん窓を閉め切っていれば聞こえないと、そういうことも起こり得るので、今後の課題としてぜひとも検討していただくことをお願いして終わります。
○
委員長(
堀口順君) ほかにございませんか。────なければ本件を終結いたします。
以上で、
報告事項を終わります。
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△その他
○
委員長(
堀口順君) 次に、その他として執行部から何かありましたらお願いいたします。
なければ、この際
委員の方々から執行部に対し、お聞きしたいことがありましたらお願いいたします。
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△閉会
○
委員長(
堀口順君) なければ、以上で本日の
防災・
危機管理対策特別委員会を閉会いたします。
午後 2時10分閉会
高崎市議会
委員会条例第30条第1項の規定によりここに署名する。
令和元年12月5日
防災・
危機管理対策特別委員会 委 員 長 堀 口 順...