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令和 元年  9月24日 建設水道常任委員会−09月24日-01号

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  1. 高崎市議会 2019-09-24
    令和 元年  9月24日 建設水道常任委員会−09月24日-01号


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    令和 元年  9月24日 建設水道常任委員会−09月24日-01号令和 元年  9月24日 建設水道常任委員会   令和元年高崎市議会建設水道常任委員会会議録   ────────────────────────────────────────────                                 令和元年9月24日(火曜日)   ────────────────────────────────────────────                   建設水道常任委員会次第                                   令和元年9月24日(火)                                   第1委員会室 午前10時 1 議  題 (1)議案の審査    議案第84号 高崎市地区計画区域内建築物の制限に関する条例の一部改正について    議案第85号 高崎市給水条例の一部改正について    議案第87号 令和元年度高崎市一般会計補正予算(第3号)(所管部分)    議案第89号 令和元年度高崎市公共下水道事業会計補正予算(第1号)    議案第71号 平成30年度高崎市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定について(所管部分)    議案第72号 平成30年度高崎市水道事業会計及び高崎市公共下水道事業会計利益の処分及び決算認定について 2 そ の 他   ────────────────────────────────────────────
    出席委員等(11人)   委 員 長   後  藤     彰  君     副委員長   根  岸  赴  夫  君   委  員   丸  山  芳  典  君     委  員   依  田  好  明  君   委  員   逆 瀬 川  義  久  君     委  員   後  閑  太  一  君   委  員   三  島  久 美 子  君     委  員   高  橋  美 奈 雄  君   委  員   丸  山  和  久  君   議  長   松  本  賢  一  君     副 議 長   時  田  裕  之  君   ──────────────────────────────────────────── 欠席委員(なし)   ──────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者   市長      富  岡  賢  治  君   副市長     兵  藤  公  保  君   建設部長    宮  石     修  君   管理課長    小 野 澤  俊  彦  君   土木課長    牧  野  宏  之  君   道路維持課長  原  田  良  夫  君   建築住宅課長  青  柳  正  典  君   建築指導課長  斎  藤  興  嗣  君   開発指導課長  井  上  英  光  君   都市整備部長  内  田  昌  孝  君   都市整備部次長 内  山  昌  行  君   都市整備部次長 清  水  博  幸  君   都市計画課長  岩  下     浩  君   景観室長    櫻  井     実  君   都市集客施設整備室長              産業・流通基盤整備室長           霞     博  文  君           瀧  上  幸  治  君   市街地整備課長 中  陦  茂  大  君   区画整理課長  関  矢  弘  幸  君   都市施設課長  横  田  邦  敏  君   公園緑地課長  奥  野  正  佳  君   倉渕支所農林建設課長              箕郷支所建設課長田  中     享  君           塚  本  茂  之  君   群馬支所建設課長関  口  宏  達  君   新町支所建設課長金  田  徳  義  君   榛名支所建設課長青  柳  佳  嗣  君   吉井支所建設課長田  中  和  典  君   上下水道事業管理者           新  井  俊  光  君   水道局長    福  島  克  明  君   経営企画課長  清  水  琢  磨  君   料金課長    外  所  康  信  君   工務課長    田  口  和  彦  君   浄水課長    田  畑     守  君   下水道局長   松  田  隆  克  君   総務課長    中 曽 根  哲  哉  君   整備課長    佐  藤  善  信  君   維持管理課長  飯  島  英  樹  君   施設課長    大  山  多 賀 雄  君   財務部長    南  雲  孝  志  君   財政課長    横  澤     慶  君   契約課長    新  井     博  君   技術監理課長  秋  山  元  弘  君   代表監査委員  田  口  幸  夫  君   監査委員事務局長宮  下  明  子  君   会計管理者   岸     一  之  君   会計課長    冨 加 津     豊  君   ──────────────────────────────────────────── 事務局職員出席者   事務局長    大 河 原  博  幸      庶務課長    佐  藤     勉   議事課長    村  上  正  和      議事課議事担当係長                                   門  倉  直  希   議事課主査   浅  原  良  太      議事課主任主事 田  村  智  明   ──────────────────────────────────────────── △開会  午前 9時59分開会 ○委員長(後藤彰君) おはようございます。全員おそろいですので、ただいまから建設水道常任委員会を開会いたします。   ──────────────────────────────────────────── △諸般の報告 ○委員長(後藤彰君) この際、諸般の報告を申し上げます。  傍聴は、あらかじめ許可してあります。  以上で諸般の報告を終わります。   ──────────────────────────────────────────── △開議 ○委員長(後藤彰君) それでは、本日の会議に入ります。  本日の会議は、お手元に配付の次第に従い、進行いたします。なお、決算認定議案及び補正予算議案については、次第の裏面に記載のとおり審査を進めたいと思います。  この際、委員会の運営上お願いいたします。委員からの質疑は、内容を簡潔にされるとともに、議題の範囲を超えないよう1問ずつお願いします。また、執行部は質疑の趣旨を的確に捉え、簡潔な答弁を行ってください。  以上、円滑な委員会運営に御協力をお願いします。   ──────────────────────────────────────────── △議案の審査  議案第84号 高崎市地区計画区域内建築物の制限に関する条例の一部改正について  議案第85号 高崎市給水条例の一部改正について  議案第87号 令和元年度高崎市一般会計補正予算(第3号)(所管部分)  議案第89号 令和元年度高崎市公共下水道事業会計補正予算(第1号)  議案第71号 平成30年度高崎市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定について(所管部分)  議案第72号 平成30年度高崎市水道事業会計及び高崎市公共下水道事業会計利益の処分及び決算認定について ○委員長(後藤彰君) それでは、議案の審査に入ります。  定例会議案を御用意いただき、89ページをお開きください。  議案第84号 高崎市地区計画区域内建築物の制限に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本件について御質疑ありませんか。 ◆委員(逆瀬川義久君) 1点確認をさせていただきたいのですけれども、この第3号を第4号に改めるということなのですけれども、ちょっと内容がいただいている資料からわからないので、御説明をお願いします。 ◎都市計画課長(岩下浩君) 高崎駅イーストサイト地区整備計画区域内で建築できない建築物の用途といたしまして、風俗営業等の規制及び業務の適正化に関する法律、いわゆる風営法でございますが、こちらのほうに規定されておりますマージャン屋、パチンコ屋、これをこの区域にふさわしくない用途といたしまして制限の追加をするものでございます。特にパチンコ屋につきましては、数年前にはこの区域内にあったわけなのですが、現在は立地していないというようなことから、周辺環境に配慮する意味からも今回建築できない建物として追加するものでございます。 ◆委員(依田好明君) 今の説明でパチンコ屋とかマージャン屋がつくれなくなるということがわかりました。前にも同様の条例が出たと思うのですけれども、現在高崎市ではこのほかにどういった地域がこうした規制の対象になっているか確認します。 ◎都市計画課長(岩下浩君) いわゆる風営法の部分の用途の制限につきましては、主に商業地域ですから、中心市街地は全般的、また準工業地域、これは例えば環状線の沿道添い、こういうところになりますが、用途地域の中でこの風営法、いわゆるパチンコ屋ですとか、また風俗営業の店、こういうものが認められていると。そういうところにつきましては、地区計画の中で制限をさせていただきます。 ◆委員(依田好明君) そういうことでしたら安心なわけですけれども、今後高崎市の顔になる、表玄関になる部分ですので、そういう、何て言うのですか、健全なまちづくりということでやっていただきたいと思います。 ◆委員(三島久美子君) 確認なのですけれども、このイーストサイト地区の整備計画については、きちんとした段取りにのっとって、原案の縦覧とか、土地所有者等への説明とか公聴会、最終案の縦覧、その手続を経て、最終的には都市計画審議会で決定されて8月23日に告示をされたと。それを受けての条例改正だと思うのですけれども、ちょっと聞きたいのが、このイーストサイト地区計画を拡大したわけですよね。旧B地区の南東部分というのですか、北双葉町の一部が新たに4.4ヘクタール拡大して21.3ヘクタールになったと。その拡大だけではなくて、用途地域というのですか、第二種住居地域から商業地域にも変更されたと。そのあたりについて、地区計画ですから地元説明会等々でさまざまな意見集約をしたと思うのですが、どのような意見が出されたのかをちょっと確認させてください。 ◎都市計画課長(岩下浩君) 説明会に参加された住民の方からは、この都市計画の変更に伴いまして、地価が上がるのかとか、あと固定資産税の上昇、こういうものを心配される意見等が出されました。しかしながら、この地区計画、また用途地域の変更案に対しましての反対意見というのは特にございませんでした。 ◆委員(三島久美子君) 商業地になるということで、高度利用というか、相当高い建物が建つ可能性があるので、ちょっと心配していらっしゃる方もいるのかなと思って、あえて確認させていただきました。結局用途地域を変更したわけですけれども、その目的というのはどういうところにあるのか。芸術劇場がこの間オープンしましたけれども、駐車場が足りないということで、芸術劇場のすぐ南側にしかるべき用地があって、そこに立体駐車場なんていうお話も聞いておりますけれども、そういったものが可能になる、そういった高度利用するためにもこの用途変更というのが必要だったのかなと思うのですが、そのあたりの確認をさせてください。 ◎都市計画課長(岩下浩君) 先日の高崎芸術劇場の完成であったり、また来春群馬県によりますGメッセの開館というようなことで、この東口周辺は非常に交流人口の増加とにぎわいの創出、これが今後見込まれていくわけなのですが、それとともに、過日の新聞にも出ておりましたが、大変土地も上がっていくというようなことがございます。こういうことで、民間開発の需要が非常に高まっているというようなことと、この地域の活性化の受け皿としてますます活力ある土地利用を図っていきたいと、そのようなことから、今回の都市計画の変更をしたものでございます。 ◆委員(三島久美子君) 確かに本当に高崎市の新しい顔ということで期待されている地域なので、きちんとした地区計画に基づいて、また用途地域変更をしたものに基づいてやっていただきたいと思います。  それで、あと1点だけ、地区計画では街区の緑化推進というのもはっきりと書いてあるのですけれども、私は一般質問でも緑化の推進というのは申し上げたのですけれども、ペデストリアンデッキが芸術劇場まで延伸されて、中央分離帯の高木が全部伐採されてしまったのですけれども、両サイドにはそれなりの街路樹はあるのですが、もっともっと緑豊かな高崎の顔として、そういうイメージのまちづくりを進めていただきたいと思うのですけれども、今後、今でもありますけれども、歩道とか建物への緑化の推進というのはどういうふうに進めていくお考えなのでしょうか。 ◎市長(富岡賢治君) これは委員からもたびたび御指摘いただいたことで、地方都市の中でも高崎、前橋あたりは緑が少ないなと、こういうふうに思っているのは、認識は今でも変わっていませんけれども、いい案がないです。私は、美しい並木道があるまちというのが一番いいと思うのだけれども、高崎はいい並木道がありませんので、並木道なんかをつくりたいなと、こう思っていますけれども、えらい金がかかると。物すごい金がかかるということもわかっていますので、すぐに踏み切るということもできませんし、西口から来るところにプランターを置く、あれもいいアイデアだと思うのですけれども、本物志向からするとちょっといかがかなという気もしますので、しかしこれは研究しなくてはいかぬと思っていまして、問題意識としては共通ですから、よく研究していきたいと思っています。 ◆委員(三島久美子君) 市長みずからの重要だという認識をいただいたので、費用の問題があるかもしれませんけれども、検討、研究をしていただいて、やっぱりすてきなまちだなというふうに思われるように、高崎の玄関口ですので、よろしくお願いしたいと思います。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第84号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(後藤彰君) 起立全員です。  よって、議案第84号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  91ページをお開きください。  議案第85号 高崎市給水条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) 本条例は、事業者に対して5年更新制ということになった形だと思うのですけれども、なぜそうなったのか、確認の意味でお聞きします。 ◎経営企画課長(清水琢磨君) 現在の指定給水装置工事事業者制度は、平成10年に水道法の改正によりまして創設されたものでございます。これまでも事業者の名称や所在地等の変更、事業の廃止、休止などがあった場合には届け出をしていただくということになっておりましたけれども、そうした場合に届け出がないと、事業者の実態が把握できずに、所在不明の事業者が存在するなどといったような課題がございました。こうした課題に対応することなどを目的といたしまして、今回5年ごとの更新制度というものが導入されたところでございます。 ◆委員(依田好明君) わかりました。ぜひ高崎市の良質な水道水を今後とも供給する事業を頑張っていただきたいと思います。水道法とか水道事業をめぐっては、私たちはいわゆる民営化ですとかコンセッション方式とか、そういうものについては懸念を持っている立場なのですけれども、そういう意味ではないということで安心いたしました。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第85号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
                     (賛成者起立) ○委員長(後藤彰君) 起立全員です。  よって、議案第85号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  97ページをお開きください。  議案第87号 令和元年度高崎市一般会計補正予算(第3号)の所管部分を議題といたします。  110ページをお開きください。  歳入16款国庫支出金 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 114ページをお開きください。  22款諸収入から  23款市債まで (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 124ページをお開きください。  歳出8款土木費について御質疑ありませんか。 ◆委員(三島久美子君) 土木費の2目道路橋りょう維持事業、道路補修工事というのがございますけれども、これは市長が一生懸命やってくださっている危険箇所の総点検の結果、これだけ必要なのだよということで補正をしたというふうに御説明いただきましたけれども、当初予算でも4億円組んでいたのです。それでも足りないということで今回2,000万円が計上されているのかなと思うのですけれども、具体的にどんな工事を予定しているのかを御説明いただきたいと思います。 ◎道路維持課長(原田良夫君) 今回の補正内容につきましては、危険箇所総点検の結果によるものでございます。大雨時の住家等への水害や道路冠水の発生などを未然に防止するため、道路側溝の整備や側溝内の土砂等の阻害物の除去、のり面保護の補修や、道路上に倒木等のおそれがある場所の伐採などでございます。 ◆委員(三島久美子君) そうしますと、基本的にはとにかく点検をした結果、ここは事前にやっておいたほうがいいなというのが予定したよりも多かったと、そういうふうに考えてよろしいのでしょうか。これはとても大事なことなので、当初予算でもっとつけてもいいのかなという気がしているものですから、そのあたりちょっと点検の結果、やっぱり必要だったというふうに解釈してよろしいですか。 ◎道路維持課長(原田良夫君) そのとおりでございます。 ◆委員(三島久美子君) もう一点お願いします。3目の道路橋りょう新築改良費、これは一般質問の答弁にもあったのですけれども、7月の豪雨で内水被害があったと。それによっていろいろな水路のつけかえなんかを行うための補正予算だよというふうに御説明いただいたのですけれども、ちょっと改めて詳細について御答弁いただけますでしょうか。 ◎土木課長(牧野宏之君) 7月にありました集中豪雨により、井野川の水位が上昇し、内水被害が発生いたしました。宿大類工業団地と元島名地区における浸水被害軽減を目的に測量設計を行うとともに、工業団地内の浸水対策としてバイパス排水路等の整備を行うものとなっております。 ◆委員(三島久美子君) とても重要な工事なのですけれども、いつごろこの工事が完了するのか。来年の降雨時には間に合うように、これは完了する予定なのでしょうか。 ◎土木課長(牧野宏之君) 完成を6月末日と見込んでいます。 ◆委員(三島久美子君) では、来年の梅雨に入るか入らないかぐらいには間に合うということで安心をしました。ちょっと財源についてお聞きしたいのですけれども、起債がされています。この手の工事というのは、国、県の交付金というのですか、そういうのはつかないのですか。その辺を確認させてください。 ◎土木課長(牧野宏之君) 今回の工事につきましては、国や県の補助金はありません。 ◆委員(三島久美子君) できれば、国民、県民、市民の命なので、ぜひともこういう工事には国も助成をしていただきたいなと。非常に重要な案件なので、そのあたりはまた違った場面で国や県に要望していっていただきたいと思いますけれども、いずれにしても市債の残高がどんどん上がっている中で起債をせざるを得ないという、こういう本当にじくじたるところもあるのですけれども、ぜひとも必要なものは必要なところに予算をきちんと配分していただいて、なおかつ有利な起債等々も研究していただいて市民の税金を守っていただきたいと思います。  あと1点だけお願いします。橋りょう長寿命化事業というのがここにございますけれども、これは高崎市の橋梁長寿命化修繕計画というのがあって、それに基づいて粛々と進めているというふうには認識しているのですが、当初予算でも計上されていたものが、なおかつここで補正が組まれているというあたり、その辺の理由について御説明をお願いいたします。 ◎土木課長(牧野宏之君) 今回補正でお願いしている橋梁は、新保町地内の1級河川染谷川にかかります稲荷木橋でございます。地域の主要道路であります市道貝沢萩原線にありますが、架設後31年以上経過し、橋梁の定期点検において、主要部材に補修を必要とする損傷が見つかりました。早急に補修工事を行う必要があり、今回の補正をお願いしております。 ◆委員(三島久美子君) 染谷川の稲荷木橋ですか、それはちょっともう古くなっていて、当然長寿命化計画の中に組み込まれていると思うのですけれども、それをあえてここで補正した。というのはやはり、これは本当に地味な作業なのですけれども、修繕計画というのはきちんと予算配分をして毎年毎年計画的にやっていかないと、これが後回しになってしまうというのを非常に心配をしているわけです。そのあたりを確認したいのですけれども、いずれにしてもこの修繕計画の対象となっている橋梁というのは何橋高崎市にはあるのでしょうか。 ◎土木課長(牧野宏之君) 平成30年度の対象となる橋梁につきましては、247橋となっております。 ◆委員(三島久美子君) 247基の橋というと、かなりのボリュームで、本当に莫大な予算が必要なのかなと思うのですけれども、今後の修繕計画というのは先ほど申し上げた計画に基づいてやられているのか。補正予算を組まなければならないような事態にならないように、きちんとした計画に基づいた修繕をやっていただきたいのですが、そのあたりいかがでしょうか。 ◎土木課長(牧野宏之君) 修繕計画に基づきまして、毎年修繕をしております。 ◆委員(三島久美子君) 後手後手に回らないように、いずれにしても大事な橋梁の修繕、長寿命化、これはかけかえるとなると大変なことになるので、現段階で補修ができるのであればしっかりしていただいて、橋は命の道です、避難をするにしても何にしても。本当に大切な事業だと思うので、地味なようですけれども、きちんと予算配分をしてやっていただきたいと思います。 ◆委員(高橋美奈雄君) 今三島委員さんが質疑をなさったところと同じところなのですが、この用排水路整備事業の補正予算、私は市で単費でつけていただいたということは非常に評価をさせていただきたいというふうに思っています。というのも、この井野川の議論というのはきのうきょうの議論ではないわけでございます。ちょっとさかのぼれば、平成24年に貝沢地内で井野川の水が堤防を越流しまして、かなり大きな被害がありました。そのときから市長は県とかけ合って、タイムリーにその都度その都度対応をとっていただきまして、井野川の土砂のしゅんせつも、もちろん県事業ですけれども、市も加担をしてそのしゅんせつをしたという経緯から始まっているのだろうというふうに思います。ですから、やはりその辺のことをきちんと押さえておく必要がまずはあるのだろうと思っています。そして、その都度その都度護岸工事なんかもやっていただいていますし、まさに県を動かして市の行政が井野川の対策をとっていただいているということは、これは評価をしなければならないのだろうというふうに私は感じています。地元でも言っています。私の地元ですから。地元の住民の人にも理解していただいています。  その中で、質問なのですけれども、内水対策です。水利権との関係もあるというふうに思いますが、内水対策と、一方でもう一つ重要なのが農業用水との関係なのです。河川を流れる水ですから、農業用水も一般河川も洪水となれば関係ないわけでございます。そうなると、このように市が積極的な対応をとっていただいている中で、農政部との連携というのも非常に大事だというふうに思うのです。農政部はここの所管ではございませんが、ただこの内水対策という部分においては連携が非常に大切だというふうに思っていますので、その辺のところについての御見解をお聞かせ願いたいというふうに思います。 ◎市長(富岡賢治君) 先ほどお話が出ました防災対策というのは、窓口は防災安全課、総務部ですけれども、会合をやるたびに農政部、建設部、都市整備部が全部そろいまして、あした、あさってから台風が来るから、みんなこういう体制でいこうなということの意見統一、これはちょっと珍しいのではないかと思うのですけれども、私のところに各部の部長、課長、担当者がずらっとそろいまして、それぞれこういう対策をすると。あるいは、こういう準備体制をするというようなことをやっておりますので、これは形式的な会議をやるのではなくて、本当に集まりますから、そういうことでやっていますので、農政部も全く外れているということはありませんので、むしろ積極的に、今度の総点検でも農政部は、農業用水とか、そういうものを全部点検を建設部と同じようにやっていますから、うまく点検はしていると私は思っております。 ◆委員(高橋美奈雄君) ありがとうございます。今市長からございましたように、農政部も都市整備部も全部入って、建設部もやっているということで、本当に先ほど申しましたように、その都度タイムリーな対応をとっていただいているなというふうに思っています。ぜひ前に進めていただきたいなというふうに思っている次第でございますが、もう一つ質問させていただきたいのですけれど、やはりそうなると以前から議論されているように、水門の管理が非常に重要になってまいります。市では、自動水門をかなりの数設置をして、それを推進しているわけですが、地元に帰りますと、本当に地元の方が管理しているわけでございまして、その方々にあの洪水のときに水門を管理しろと言っても、これは命にかかわる問題になってしまいますので、改めてなのですけれども、この水門管理に対する本市の考え方をお伺いさせていただきたいというふうに思います。 ◎副市長(兵藤公保君) 水門の管理でございますけれども、農政部のほうの関係でございますが、現在自動水門が約30ございます。各用水組合さんのほうにお願いしまして、台風とかの場合につきましては、タイムラインといいますか、時間的余裕がございますので、事前に用水組合さんのほうにお話をして、一緒に水門の管理、閉める、あけるという対応をしているわけでございます。それにしましても、自動で閉められる水門というのが余り数多くございませんので、その辺につきましてはやはり水門の管理者の方々とよく調整をしまして、なるべく自動であけ閉めができるような、そんな対策を今後研究してまいりたいなというふうに思っております。 ◆委員(高橋美奈雄君) ぜひ水門のほうもその方向で進めていただければというふうに思います。  もう一点なのですけれども、もう一つ話題になるのが調整池をどうするか、将来的にということにもなってくるとは思うのですけれども、当然県との協議が必要になってくると思うのですけれども、今この調整池の関係で県との協議は現在どのようになっているのでしょうか。 ◎建設部長(宮石修君) 井野川につきましては、県の井野川の整備計画に基づいて今工事を着々と進めていただいています。その中で、井野川沿線に3カ所、染谷川沿線に1カ所、4カ所の調整池が計画されています。今用地交渉含めて始めたところだと思います。これからもその調整池の完成を早急にお願いするよう県にも働きかけていきたいと思います。 ◆委員(高橋美奈雄君) ありがとうございました。ぜひその方向性でお願いをさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  もう一点、その下の、先ほどもありましたけれども、橋りょう長寿命化事業でございます。これは染谷川ということでございます。これも私の地元の川なので、地域の方は喜んでいるのですけれども、もちろん長寿命化の橋は以前から当然調査をしてきたと思うのですが、これを補正で出すきっかけとなったのは、やはり総点検等を行ったことが大きく左右されているのでしょうか。その辺についてお伺いします。 ◎建設部長(宮石修君) 総点検で橋梁等も点検をしています。特にこの稲荷木橋については、先ほど言いましたが31年から経過して、一部部材に損傷が見られたということで、これ以上の被害を防ぐという意味で補正で対応させていただいています。 ◆委員(高橋美奈雄君) 地元では大変喜ばしいことだというふうに思います。この春、総点検で市長みずから染谷川を訪れていただきまして、地域住民の方と懇談をして、染谷川対策にも力を入れていくということを市長におっしゃっていただいたそうです。非常に新保の地域の方は喜んでおります。この橋もその一つのスタートになるのかなというふうに思っていますので、ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。 ◆委員(依田好明君) 1点だけですけれども、確認ですが、この長寿命化工事によって、おおよそでいいのですけれども、どれくらい寿命というのですか、延びることになるのかお聞きします。 ◎土木課長(牧野宏之君) 今後訪れる老朽化した橋梁の増加により、従来の事後的な修繕やかけかえでは費用が一時的に集中し、多大な経費が必要となります。そこで、計画的かつ効率的に修繕を行う予防保全型に転換していくことによって、予算を平準化して財政負担の軽減を図っているところでございます。  橋梁の寿命については、工事を実施しても、何年延びるといった具体的なことは言えません。今後も5年に1度の定期点検と補修によって、整備していくことによって寿命が延びていくように考えております。 ◆委員(依田好明君) 確かに今おっしゃられたように、高度成長期などにかなり橋なんかもつくられたようなので、そういうのが一遍に補修が集中しないように進めていただければと思います。 ◆委員(三島久美子君) 129ページ、浜川運動公園の拡張整備事業というのがここにあるのですけれども、整地工事という名称で3億4,000万円が補正されていますけれど、この内容について御説明いただきたいと思います。 ◎都市施設課長(横田邦敏君) 現在整備を進めておりますクラブハウスやテニスコートのメーンコート周辺の広場工事、テニスコート北側の駐車場整備を行うものでございます。 ◆委員(三島久美子君) この浜川運動公園というのは非常に重要な案件だと思っているのですけれども、これは当初予算でも整地工事費がついていたのですが、さらにここで4億円ほど、整地工事として、たしか当初予算に計上されて進めていると思うのですが、さらにこの3億4,000万円が追加されたというような理由についてお伺いしたいと思います。 ◎都市施設課長(横田邦敏君) 今回の補正につきましては、来年度に予定いたしました第1期整備事業において、利用者の利便性を向上させるため、先ほど申し上げました工事を前倒しして行うものでございます。国の補助金も増額されたことから、補正をお願いし、施工するものでございます。 ◆委員(三島久美子君) 本来は来年やろうかなと思っていたものが国のいわゆる社会資本整備総合交付金がついているわけなのです。令和元年度に想定していたよりもこの交付金が大きくなったがゆえに、この工事を進めることができるようになったというふうな解釈でよろしいのでしょうか。 ◎都市施設課長(横田邦敏君) そのとおりでございます。 ◆委員(三島久美子君) わかりました。いずれにしても、本来やるべきものを前倒しということで、これが早目、早目にできるようになったのは、浜川運動公園の拡張工事が国の社会資本整備総合交付金の対象として認められたということだと思いますので、鋭意進めていただきたいと思います。これも、先ほどの件でも申し上げましたが、国の交付金だけではなくて、どうしても市の起債が必要になってくる事業でありますので、いい意味で慎重に進めていただくことをお願いしておきます。  それともう一点、土木費の4項の住宅費、ここで空き家緊急総合対策、3,500万円ほどの補正予算がついています。これについては、平成26年から6年目に入るということで、非常に人気のある事業なのですけれども、8つのメニューがありますけれども、令和元年度、この8つのメニューにどのくらいの補助申請があって、この3,500万円を補正しなければならなくなった理由というのも含めて御説明いただけますでしょうか。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) 今年度の空き家緊急総合対策事業のそれぞれの制度の実績でございますが、先週末、9月20日現在でございます。空き家の管理助成が36件、空き家の解体助成が93件、それに伴う奨励金が25件、跡地の管理助成が1件、サロン改修助成が1件、サロンの家賃助成が11件、空き家の活用促進改修が1件、空き家の定住促進家賃補助が2件、あと事務所、店舗改修助成は現在のところありませんが、合計で170件の申請となっております。  また、補正をお願いするに至ったということは、現状もう既に当初予算の金額についてはほぼない状態でございまして、現在も解体助成の申請、あるいは申請に伴う相談等はかなりございます。また、昨年度等の実績からも踏まえて、解体で恐らく20件以上、あとサロンとか空き家の改修でもやっぱり数件の問い合わせ等がございますので、その辺を算定しまして3,500万円ほどの計上をさせていただきました。 ◆委員(三島久美子君) 本当に全国的にも画期的な制度ということで注目を集めているのですが、市長も以前おっしゃっていましたけれども、解体は解体でいいと。そうではなくて、空き家を利活用するということがいかに大事かということで、新しい補助制度として、事務所とか店舗として活用してもいいよというのを設けた経緯を存じ上げておりますけれども、この辺は言ってみれば、空き家のリノベーションと言っていいのですか、そのあたりに重点を置いた政策に転換というか、シフトしていくべきなのかなというのが私の個人的な意見であり、非常に大きな費用のかかっている補助事業なので、高崎市の街中だけではなくて、市全域の空き家を本当に活性化するという視点が必要だと思うのですが、その辺についての今後の取り組みについてお尋ねしたいと思います。 ◎市長(富岡賢治君) 三島委員にこの制度を評価していただいたのは大変ありがたいことでございますけれども、もともと私は空き家対策というのは、こんなことは地方自治体にとってはもう古典的で、ずっと続いている問題にもかかわらず、対策というのは実は各地方公共団体でもそう進んでおりませんで、せいぜい空き家条例とか、空き家条例というのは市議会でも御質問いただきまして、私はやる気はありませんでですね、空き家を管理していない人の名前を市民に出して、それは要するにいじめみたいな、魔女狩りみたいな手法でございますから、そういうことはしたくないということで、こういう制度を設けるということで始めたわけでございまして、これは全国ではない例でございます。そのときに、メニューを用意いたしましたけれども、解体が中心になるということは、当時もそう思っていましたし、今でもそう思っております。やはり解体して、防災上も防犯上もそういう心配をなくしていったり、それから更地にするということで使い方がまた出てくるわけでございますから、それがやっぱり中心になることは間違いない。ただ、それだけではちょっと能がないので、委員がおっしゃったように、赤ちゃんを抱えた孤独なお母さんたちの、何ていうか情報交換をするようなサロンにしたり、お年寄りのサロンにしたりするという、こういうことを促していったらいいと考えてメニューにしたのですけれども、もともと少ない。よくこれでも数件あるなと私は思っているのです。なぜかといいますと、そういう活動をしている人たちがそもそもそんなたくさんいるわけではないし、そういう人たちが空き家を使ってやるということまでいくというのはちょっと時間かかりますので、なかなかそういうふうにセットはできないと思っていますので、広報普及はしてまいりますし、結構問い合わせなんかも来るようになりましたから、これはこれで応援して少し促していこうとは思いますけれども、大体こんな感じではないかと私は思っておりますので、全体の数字が。ですから、今すぐどうこうするということではなく、ただ議会から御質問がありましたので、1つ修正したのは、空き家をサロンにしたりする以外に、やっぱり事業所とかお店にしたりするということにも促したほうがいいという御意見を議会でもいただきましたから、その部分は修正させていただきましたけれども、あとそれ以外は当面積極的に変えなくてはいかぬという理由はないかなと思っていますけれども、委員がおっしゃったように、これは研究テーマとして大事なテーマですので、今後も推移を見ながらやっていきたいと。空き家対策で空き家のマッチングを図るということで、不動産業界を、うまく民活をするという手法があるのですけれども、これは形だけは整って仕事をしているような感じがしますけど、実際はうまくいかない。なぜかというと、私も不動産業界に情報提供なんかしたりしていましたけれども、そんなこと公が関与しなくたって、ビジネスになるのだったらやってくれるわけです、もともと。だから、役所がこの物件はいい悪いとかリストに載せて、不動産の個別の私的な契約に何らかの責任をとるようなことになるというのはかなわないと思いますので、形としては体裁はいいのですけれども、ちょっと無理かなと思っています。当面これでいかせていただきたいと思います。 ◆委員(三島久美子君) 市長みずからお答えいただいて、更地になれば、新しい建物を建てる意欲につながったり、固定資産税の問題も上がるということで、市税増収にもつながっていくわけなのですけれども、やはり市長も悩んでいらっしゃる空き家の改修、利活用、その辺についてもうちょっと、マッチングとかの問題ではなくて、何かいい名案があれば進めていければいいかなと。かなり街中は空き家が目立っています。これからの政策に期待させていただきたいと思います。 ◆委員(依田好明君) そのすぐ上なのですけれども、住環境改善助成事業で、例年この時期に補正が組まれているわけですけれども、今年度は4,000万円ということですけれども、ことしはどんな申し込み状況でしょうか。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) 住環境改善助成事業につきましては、今年度で9年目を迎えておりますが、今年度も大変好評をいただいております。事前申請の件数につきましては、ほぼ昨年と同様の推移をしておりまして、今回の補正につきましては、10月に予定されている消費税率等も考慮したり、以前からの事前申請の件数、あるいは本申請につながるものを含めて精査しまして、今回4,000万円ほど計上させていただきました。 ◆委員(依田好明君) 2011年に市長が決断していただいて始めた事業なのですけれども、ぜひ住宅のほうもより長く使えるように、市民の方の活用が進むように、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。お願いします。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  前に戻っていただき、100ページをお開きください。  繰越明許費の補正 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 102ページをお開きください。  債務負担行為の補正について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) 群馬中央第二土地区画整理事業ということで、3億5,000万円の債務負担行為の補正なのですけれども、これは主にどんな目的で使われますか。 ◎区画整理課長(関矢弘幸君) 群馬中央第二地区の降雨時の浸水被害軽減のため、雨水排水管を整備し、1級河川天王川に放流すべく工事を予定するものです。工事内容につきましては、推進工法によりまして、直径1,200ミリのパイプをおよそ530メートルの施工を予定します。 ◆委員(依田好明君) わかりました。それと、前で聞けばよかったのですけれども、こういった補正によって、今年度の中で進捗率がどの程度までになりますでしょうか。 ◎区画整理課長(関矢弘幸君) 今回補正等をいただきまして事業を進めることによりまして、令和元年度末の進捗率でございますけれども、事業費ベースで54.2%の見込みでございます。 ◆委員(依田好明君) 地域の開発のために頑張っていただきたいと思います。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  104ページをお開きください。  地方債の補正 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) これより議案第87号の所管部分を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(後藤彰君) 起立全員です。  よって、議案第87号の所管部分は原案のとおり可決すべきものと決しました。  147ページをお開きください。  議案第89号 令和元年度高崎市公共下水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第89号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(後藤彰君) 起立全員です。  よって、議案第89号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、決算認定議案の審査を行いますので、平成30年度高崎市歳入歳出決算書及び附属書類を御用意ください。  議案第71号 平成30年度高崎市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定についての所管部分を議題といたします。  35ページをお開きください。  歳入14款使用料及び手数料1項使用料について御質疑ありませんか。 ◆委員(三島久美子君) 土木使用料で住宅の使用料が出ています。これは、公営住宅の使用料だと思うのですが、収入未済がかなり出ていますけれども、この収入未済、また滞納繰り越し分についても5,139万円、足すとかなりの金額になります。1億円近くとか8,000万円、7,000万円ちょっと、具体的にはこれは何件分なのでしょうか。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) 住宅使用料の現年分につきましては179件分、住宅使用料の滞納繰り越し分につきましては155件でございます。 ◆委員(三島久美子君) これは、費用の公平負担ということで、きちんと払っていただかなければならないのですけれども、悪質なケースというのも見受けられると思うのですが、この中でちょっとこれは悪質だなというケースがあったら、一応参考までに教えていただきたいと思います。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) 現在の滞納状況でございますが、重立ったものが入居者の高齢化に伴いまして、年金受給世代の滞納がふえているというのが多くなっているという部分が現状でございます。悪質なといいますか、納付の意思が全くないような悪質なケースというのは特に現在のところございませんけれど、現在の滞納者につきましては、誓約書等をいただいて分割納付をしたりとか、そういった形でお願いをしているところでございます。 ◆委員(三島久美子君) いわゆる高齢化から来るものがほとんどで、悪質なケースは今のところ見受けられないということなのですけれども、高崎市ではこの市営住宅の事務処理に関して要綱をつくっていて、滞納整理というか、先ほど課長もおっしゃっていましたけれども、分割納付とか、さまざまな形で御相談に応じていると思うのですけれども、そのあたり平成30年度はどんな取り組みが行われたのか。また悪質なケースに関しては訴訟もいとわないと。以前にそんなケースがあったような気がするのですが、そのあたりのこれからの姿勢についてもあわせてお答えいただきたいと思います。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) 現在の滞納者の方については、入居者あるいは保証人の方に催告状を送付したり、また電話による催告等も順次行っております。また、状況によっては戸別の訪問を行って、面談を行ったりして、分割納付、納付指導等を行っている現状でございます。また、入居者の負担の公平ということでございますけれども、お願いしていた分割の約束が守られなかったりですとか、その滞納が長期にわたる者がいらっしゃれば、ほかの入居者の方との公平性を欠かないように、適切な対応をしていければと思っております。 ◆委員(三島久美子君) これからもぜひ公平公正に入居費用を支払っていただくように、本人たちの御都合も含めて、きちんと相談に乗って進めていただきたいと思います。これがゼロになることが理想だと思っていますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(依田好明君) そのすぐ上のほうなのですけれども、駐車場使用料のほうが4%とか6%とか、高松地下とか城址地下などで減っていますけれども、どんな原因がありますか。
    都市計画課長(岩下浩君) こちらにつきましては、駐車場の利用台数の減によるものでございます。普通駐車場の台数は、平成29年度と比較いたしますと、高松地下駐車場、こちらにつきましては1,373台減っております。また、城址地下駐車場については1万285台の減ということでございます。原因といたしますと、周辺のイベントの開催、この状況等によりまして、車の駐車台数の増減が影響するのではないかというふうに見ております。 ◆委員(依田好明君) そういうイベントもありますでしょうし、民間の駐車場もふえてきておりますので、より利便性がある形で進めていただければと思います。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  39ページをお開きください。  2項手数料 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 45ページをお開きください。  15款国庫支出金2項国庫補助金 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 49ページをお開きください。  3項委託金 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 53ページをお開きください。  16款県支出金2項県補助金 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 59ページをお開きください。  3項委託金から  17款財産収入1項財産運用収入まで (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 61ページをお開きください。  2項財産売払収入 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 67ページをお開きください。  19款繰入金 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 71ページをお開きください。  21款諸収入3項貸付金元利収入 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 75ページをお開きください。  5項雑入 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 81ページをお開きください。  22款市債 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 以上で歳入の審査を終わり、続いて歳出の審査を行いますので、89ページをお開きください。  2款総務費1項総務管理費 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 195ページをお開きください。  4款衛生費2項環境衛生費 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 231ページをお開きください。  8款土木費1項土木管理費について御質疑ありませんか。 ◆委員(三島久美子君) 234ページ、建築物等の耐震化促進事業というのが備考欄にあります。この促進事業、木造住宅の耐震診断委託料というのがここにも決算されていますが、この制度は、昭和56年5月31日以前の旧耐震基準の木造建築を市が無料で診断しますよ、技術者を派遣しますよという制度だと思うのですけれども、この説明書によると10件しかなかったと。当初予算では30件ほどの金額が予定されていたというふうに認識しているのですが、これは余り芳しくないというのが現実だと思うのですけれども、そこで高崎市にはこの旧耐震基準の木造住宅というのがどのくらいあるのかなと。そのうちこの耐震診断及び耐震改修が済んでいるのはどの程度あるのだろうかというのが非常に心配になってきまして、その辺をわかる範囲で教えていただきたいと思います。 ◎建築指導課長(斎藤興嗣君) 旧耐震基準の木造住宅は、平成31年1月1日現在で約3万8,000あります。そのうち耐震性なしと推計される数は3万4,000です。それから、市の補助金を利用して、まず耐震診断、この派遣診断を受けた件数は昨年度末までで533件です。それから、市の補助金を受けて耐震改修工事をしたものは51件です。他に民間資金で工事しているものもあるわけですけれども、ちょっと数は把握しておりません。 ◆委員(三島久美子君) 恐らくお金もたくさんかかるということもあって、診断を受けたけれども、改修には至らなかったとか、さまざまな理由があるのだと思いますけれども、民間の方がやることなので、ああせい、こうせいとは、市が強制的にできる問題ではないと思いますけれど、こういう助成制度とか、いろんな建築物の耐震化の促進の補助の制度、ホームページ等々には書いてあるのですけれども、このあたりの周知というか、市民の方に御利用いただくと。そして、耐震意識、決して群馬は安心ですよということはないわけで、そのあたりの市民への周知というのが非常に重要だと思うのですけれども、そのあたりの平成30年度の取り組みをお答えいただきたいと思います。 ◎建築指導課長(斎藤興嗣君) 委員さんのおっしゃるとおり、広報、ホームページ、こちらは周知しております。それから、ラジオ高崎での周知、それから耐震改修の説明会、相談会を毎年開催しております。こちらは、広報に加えまして、過去に耐震診断を受けて改修を実施していない方全員に手紙で案内しております。それから、最近ではリフォーム業者の新聞折り込みチラシで市の耐震の補助が使える旨を記載しているものが見受けられます。こちらのよしあしは別としましても、周知にはなっていると感じております。 ◆委員(三島久美子君) さまざまな努力をしていただいているのですけれども、自助努力をしていただかなければならない部分が多々あるので、難しさはあると思いますけれども、2次被害、3次被害が起こらないように、できる限りこの耐震改修をしていただく方向で市民の方への周知をお願いしておきたいと思います。  それと、耐震改修促進計画というのが高崎市にありますけれども、その中で平成32年度ですから、令和2年度になるのですか、その中には、耐震化するべき市有特定建築物というのですか、耐震化100%を達成するという目標を掲げています。もちろん市有建築物ですから、100%達成というのは目標として当たり前なのかもしれませんけれども、以前に私が一般質問で市の耐震化するべき特定建築物というのはあとどのくらい残っているのですかというふうに聞いたところ、平成30年3月ですから、1年半ぐらい前なのですが、あと11棟残っていますという答弁をいただいているのです。老朽化した私の地元の新町支所もそうです。また、浜川の体育館、今冷暖房装置をやっていますけれども、こちらの大きいほうのアリーナはまだ耐震が済んでいないというふうにお答えいただいたのですが、その後この耐震改修の進捗というのは、この平成30年度の事業も含めてどういうふうに進んでいるのかを確認させていただきたいのと、これからの取り組みについてもあわせて御答弁いただきたいと思います。 ◎建築指導課長(斎藤興嗣君) 特定建築物11棟のうち2棟は取り壊しの方向が示されましたので、少し進んだと言えると思います。それから、今後の取り組みということなのですけれども、建物を所管する課の担当者は耐震性に関する当課の説明を熱心に聞いておりまして、理解していただいておりますので、耐震性に関する姿勢というのは前向きな姿勢を持っておりますので、そちらは変わらないと考えております。 ◎建設部長(宮石修君) 市有施設の耐震化なのですけれども、耐震化と同時に、施設が老朽化しているということで、耐震性を図っても、施設自体が老朽化して損傷している部分もあるということで、その施設の存続のあり方、そういったものも考慮しながら今後検討していきたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) 老朽化したものを耐震化しても費用対効果がないということで、取り壊しということも決定していくのかもしれませんけれども、いずれにしても市民が集まる場所、市有特定建築物というのは災害時に避難所となったりとか、いろいろな形で必要と思われるような施設が含まれているわけです。これはお金のかかることで、単純な話ではないのはよくわかっているのですが、こういったものにしっかりと費用を配分していただいて、来年度新たな取り組みにつなげていただくことをお願いしておきたいと思います。 ◆委員(丸山和久君) 今の三島委員のところとちょっとダブるのですけれども、建築物の耐震化促進補助金というほうが多いわけですけれども、恐らくこれは屋根だとか塀だとかというふうな部分もあるのですけれども、先日の千葉の台風の災害ではありませんけれども、耐震というふうなことよりは、ここは空っ風の吹く場所でありますし、最近の災害は本当に屋根の瓦からみんな持っていってしまう、あるいは東毛地区のほうでは竜巻みたいなものも発生しているというふうな異常気象の中で、耐震はもちろんですけれども、そういった部分を市民に注意を惹起しなければいけないと思いますが、その辺についてはどんな対応を今までしてきたかお知らせください。 ◎建築指導課長(斎藤興嗣君) 建築指導課としましては、耐震ということで内容を集約しましてやっているのですが、耐震工事でも今の技術で新たに屋根をふきかえていただければ当然風にも強くなるということになりますので、なるべく耐震化と同時に瓦のふき方も基本的には全数どめしてくださいよと。そうすると、また風に強くなるわけでして、基準にのっとった形で工事をしていただければ台風にも強くなるということで考えておりますので、耐震という名目ですけれども、今後とも進めていきたいと思っております。 ◆委員(丸山和久君) ぜひ耐震等を含めて、その辺の対策も講じていただきたいというふうに思います。また、この下に大規模建築物耐震補強支援補助金というのがありますけれども、ホテルグランビュー高崎だというふうに思いますが、この辺の内容と今後の工程について、もしわかれば教えていただけますか。 ◎建築指導課長(斎藤興嗣君) こちらは、ホテルグランビュー高崎の耐震設計に対する補助で、992万2,000円なのですけれども、市のほうはこのうち248万円を負担しております。ホテルグランビュー高崎につきましては、現在耐震工事とリニューアル工事を並行して行っておりますが、耐震工事につきましては今年度中に終了する予定になっております。 ◆委員(逆瀬川義久君) 同じところになるのですけれども、この耐震化促進補助金の関係で、今も丸山委員のほうから暴風雨ということで屋根の話もありましたけれど、昨年6月には大阪北部地震がありまして、そのときに学校のブロック塀が倒壊してお子さんが1人犠牲になるという痛ましい事故があったわけですけれども、そのこともあって昨年本市のほうではブロック塀の関係でいろいろそのチェックに動かれたかと思います。この補助事業の中にも塀の除却と改修というのがあるのですけれども、その辺の取り組み内容についてお知らせいただきたいと思います。 ◎建築指導課長(斎藤興嗣君) 道路沿いのブロック塀の全数調査は、熊本地震後の平成28年と大阪府北部地震後の平成30年、2回行っております。2回目の調査のときには、補助事業の案内文をポスティングしております。塀改修の申請件数なのですけれども、平成28年度が14件、平成29年度が22件だったのに対しまして、平成30年度は65件となっておりまして、65件のうち調査、周知の影響があったと思われる時期のものが58件ございます。これは、それまでの件数の半数以上を占めておりますので、かなりの効果があったと思われます。ちなみに今年度は先月末で27件となっておりまして、効果が継続していると考えております。 ◆委員(逆瀬川義久君) 全数調査は、民間というか、個人のブロック塀に対してもやっていただいているということで、大変ありがとうございます。民間、個人のものとはいえ、やはり道路側のほうに倒れてくればそういう事件、事故というか、災害を引き起こす可能性がありますので、引き続きこういった取り組みをしているということを、先ほどもありましたけれども、周知のほうをよろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(依田好明君) そのページの上から4番目に生活道路拡幅整備工事ということで3,014万円ほどあるのですけれども、これが市全体だとすると何か少ないような気がしたのですけれども、全体では何件ぐらいのところなのかということと、ここで言う生活道路とはどんな範囲のものなのかお聞きします。 ◎建築指導課長(斎藤興嗣君) まず、生活道路とはということですけれども、生活道路とは幅員が4メートル未満の建築基準法の道です。道路後退が必要な道とも言えます。後退部分の工事をした件数なのですけれども、工事件数は107カ所です。こちらは毎年100カ所程度を工事いたしております。 ◆委員(依田好明君) ありがとうございました。大体わかりました。こういったところは結構まだまだあると思うので、しっかり取り組んでいただきたいと思います。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  233ページをお開きください。  2項道路橋りょう費について御質疑ありませんか。 ○副委員長(根岸赴夫君) 239ページの4目交通安全施設整備事業費についてなのですけれども、小学校周辺で大分いろいろな工事をしていただいたりとかしておりまして、交通安全の対策を練っていただいているのだと思うのですけれども、今回ハンプだとかグリーンベルトだとか、そういったものを非常に学校周辺に整備していただいて、本当にありがたいなというふうに思うのですけれども、現状のその工事箇所、今どの程度この工事が進んでいるのかといったことと、これから今後どういうふうな形でこれを、仕上げていくという言い方はおかしいのですけれども、最終段階としてどの程度のことまでしようとしているのかというのをちょっと教えていただければなと思います。 ◎管理課長(小野澤俊彦君) 平成28年度から令和2年度までの5カ年計画で整備を実施しております。平成30年度は、小学校9校区、12カ所を施工いたしました。平成28年度からの累計実績は、32校区、47カ所でございます。今後についてでございますが、要望のある箇所については整備を実施していきいたいというふうにちょっと考えております。 ○副委員長(根岸赴夫君) これは、全校を対象にということだと思うのですけれども、声を大きく上げる学校と上げない学校というのがあるのではないかなと。そういう差が出てきてしまうのではないかなというふうに私はちょっと感じているので、そういう部分でどうなのかなと、全校やりますよということで今後考えていただいたほうがいいのではないかなと思うのですけれども、どうですか。 ◎副市長(兵藤公保君) ハンプの関係でございますけれども、今年度でいわゆる5カ年計画がほぼほぼ終了するというふうな見込みが立ってございます。今後につきましては、今課長のほうから説明がございましたが、要望があったから全部やるということではなくて、やはりその中から緊急性ですとか、地域の実情ですとか、そういったものも含めまして、予算の中でしっかりと検討してまいりたいというふうに考えております。 ○副委員長(根岸赴夫君) 緊急性と必要性ということで、確かに緊急なものもあると思います。今後多分これが例えばグリーンベルトなんかだと、色があせたりだとか、そういったこと、前にもこの話をしたかと思うのですけれども、補修ですか、そういった部分もきちんとしていただきたいということで、ハンプについても、道路のがたがたですので、大きなトラックがどんと走ったりとかすると崩れたりとかするケースも出てくる可能性もありますので、その辺もきちんと管理をやっていただきたいということをお願いしまして、私の質問は以上で終わります。 ◆委員(高橋美奈雄君) 何点かお伺いをさせていただきます。  236ページの道路橋りょう維持事業です。その中で、特段項目にはないのですけれども、以前から上がっていることなので、お伺いしたいのですけれども、井野川のサイクリングロードでございます。これも立派なサイクリングロードがあるわけなのですけれども、実は経済大学附属高校の生徒さん、特に部活動が終わって帰るときにサイクリングロードが真っ暗であると。非常に危険な状況になっているということは、これは前も議会でたしか上がっていたような気がするのですけれど、保護者会から聞いた意見なのですけれども、学校側からも市への対策要望が上がっているというふうにお聞きしているのですけれども、その辺のことについて実際どうなのかお伺いさせていただきたいというふうに思います。 ◎建設部長(宮石修君) 井野川のサイクリングロードですけれども、実際このサイクリングロードは県が管理している道路であります。要望は、確かに高校生の通学に危険だという声は聞いております。ただ、堤防に電柱がなかなか立てられない、電気が引けない、そういう状況もありまして、なかなか防犯灯なりを立てられない状況にあります。それと、井野川のサイクリングロードは旧群馬町から新町、烏川を通って距離が相当あります。ですから、危険なところで電柱の立てられるようなところは県にも要望しながら対応していきたいと考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 部長わかりました。ルール上はそういうことなのでしょうけれど、一応経済大学附属高校の生徒のことなので、市立高校の生徒のことなので、ぜひまた学校側と連絡をとっていただいて、できることは検討というか、しっかり実施してやってほしいなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。  これからはちょっと地域バージョンになってしまうのですけれども、ここに除草委託料が載っています。これは、決められた場所、年1回が基本ということでやっていただいているのですが、地元でも頑張っているのですけれど、やはり高齢化というのですか、そういう部分で地元管理、お手伝いがなかなかできなくなっている箇所等がございまして、防犯上や交通安全等の視点から非常にどうなのかなというふうに思うのですけれども、年1回以外の対応というのは、本市としてはどのような対応をなさっているのかお伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎道路維持課長(原田良夫君) 除草業務につきましては、車両や歩行者の通行量の多い場所やサイクリングロード、生活道路における見通しの悪い場所や、幅員が狭く通行支障となる箇所について、毎年業者委託をしているところでございます。そのほかも、地域からの要望や通行者等からの連絡により、緊急的に安全確保の必要が生じた場合などは、職員により除草作業を実施しているところでございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 緊急的には、職員の皆様がやっていただいているということでございます。これは、多分道路維持課と上並榎の事務所が連携をしながらやっていただいているのだなというふうに思いますが、大変でしょうけれども、これからも地域の事情、少子高齢化等の関係もありますので、できる限りの御配慮をお願いさせていただきたいなというふうに思います。  それから、もう一点、道路パトロール委託料が載っています。これも安心・安全の一つのパトロールということだというふうに思うのですが、その内容と成果についてお伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎道路維持課長(原田良夫君) 道路パトロール委託料は、環状線のような交通量の多い道路では、道路利用者の安全と円滑な道路交通の確保を目的に、1年を通して週3回、重大な事故が発生しないように道路上の落下物や道路附属物の損傷状況などをパトロールしております。また、山間部の幹線道路は、台風や豪雨等による道路上の障害物等を早期に排除することにより、事故の発生を未然に防ぎ、円滑な交通を確保するため、7月から10月までの期間で週2回パトロールを行っているところでございます。また、職員につきましても随時パトロールを行っているところでございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 7月から、多分災害等の備えの意味でもその時期だというふうに思うのですけれども、ぜひお願いしたいというふうに思います。ここで要望を1点させていただくのですけれど、これも市のほうに要望が届いているというふうに思いますけれども、白線というのですか、この所管ではないのかな。ちょっとわからないけれども、あれは違うよね。違うけれど、安全上のことなので、とまれとか大分薄くなってしまっているところが随分見受けられるので、その辺も、所管外かもしれませんけれど、連携をしながら取り組んでいただければありがたいなというふうに思います。  あと、これも毎年お聞きしているのですけれども、道路補修工事がございます。本当に地域の要望が多いと思います。区長さん初め、さまざまな団体から常に要望が繰り返されているというふうに思うのですけれど、平成30年度はこの道路補修工事の予算でどの程度対応できたのか、お伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎道路維持課長(原田良夫君) 道路等の維持補修につきましては、地元区長さんや市民など多くの方々からさまざまな要望をいただいているところでございます。そのほとんどが口頭によるものでございまして、道路側溝のふたの破損や舗装の傷みなど、緊急性を考慮しながら、できるだけ速やかに補修を実施しております。緊急性を伴わないもの、あるいは地域の皆さんと調整を要するものにつきましては、時間をいただき、補修工事を進めているところでございます。地域からの要望につきましては、ほぼ対応できていると考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 課長ありがとうございます。本当にきめ細かな対応をしていただいているということで、私なんかも実は8階の部分というのは地域要望が一番多い階だというふうに思います。そういう部分でよくわかっているのですけれど、なかなか地域要望といっても大きなものは対応が難しいという部分もあるというふうに思うのですけれども、本当に私は思うのですけれども、その中でよくやっていただいていると思っています、道路維持課の皆さんは。私の個人的な見解なのですけれど、ちょっと道路維持課に人が足りないのではないかなというふうに思うぐらいなのですけれど、上並榎の事務所と連絡をとりながら、連携というのですか、とりながらよくやっていただいていると思っているので、これからもぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。  238ページ、3目の橋りょう長寿命化事業でございます。説明書にも載っているのだけれども、もちろん橋りょう長寿命化事業ということで、このとおりなのでしょうけれど、まず平成30年度の事業内容の確認をさせていただきたいというふうに思います。 ◎土木課長(牧野宏之君) 平成30年度の事業ですけれども、橋梁を2橋修繕工事を行う予定でございます。1つ目が新保町にあります稲荷木橋、そして西横手町にあります西横手橋でございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 平成30年度2橋を行ったということでございますけれど……行ったのだよね。決算だからね。 ◎土木課長(牧野宏之君) 済みません。平成30年度ではなくて令和元年度でございました。訂正でよろしいですか。平成30年度も2橋やっておりまして、入の谷津橋と浜尻一号橋でございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) それを確認しておいて、本市としてこの長寿命化事業は本当に大事だと思うのですけれども、この事業の対象となる箇所はどのくらい残されているのかわかりますか。 ◎土木課長(牧野宏之君) 平成30年度現在でございますが、橋梁点検の結果、緊急対応が必要な橋というのはございませんでしたが、補修を行う必要がある橋梁といたしましては90橋あります。さらに、維持工事のみで対応できる橋梁ですが、65橋となっております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 計画的にしっかり取り組んでいただいていると確認できました。ぜひ今後ともよろしくお願いしたいというふうに思います。 ◆委員(逆瀬川義久君) 同じく238ページ、今のところから少し上なのですけれども、真ん中辺に路面下空洞調査委託料ということで640万円ほど出ています。たまたまなのですけれど、先週ニュースで千葉市緑区の道路が陥没したというニュースがありまして、交差点のところで、幅2メートルぐらい、深さが3メートルぐらいということで、結構大きな穴があきまして、たまたまその道路の上にいた車が落ちてしまったということがニュースになっていました。本市のほうでもこういった形で空洞調査をしていただいているのですけれども、平成30年度はどういったところを調査して、どういった成果があったのか、お伺いいたします。 ◎土木課長(牧野宏之君) 市が管理する交通量が多い主要な道路におきまして、路面下空洞探査車を用いまして、路面下空洞の調査分析を行っております。平成30年度は、環状線の上小塙町地内から高関町地内まで25キロにつきまして調査いたしました。調査は、車両型の地中レーダーを用いまして実施いたします。その際に、道路にシグナルが出た場所につきましては、2次調査といたしまして、小型のハンディー機器で空洞調査を再度行い、空洞が確認されました箇所につきましては、さらに穴をあけまして、そこからスコープを入れまして、空洞の確認調査を行っております。 ◆委員(逆瀬川義久君) 最終的に、穴をあけて確認がとれて、補修した箇所というのは何カ所ぐらいあったのですか。 ◎土木課長(牧野宏之君) 平成30年度の調査では、2次調査といたしまして10カ所行っております。その中の7カ所につきまして空洞が確認されております。ただ、空洞の厚み、20センチ以下程度でありましたり、広がり方が1メートル以下ということもありまして、大きなものはございませんでした。 ◆委員(逆瀬川義久君) 業者を選定する方法なのですけれども、発注というのは、いわゆる一般競争入札なのか、あるいは技術力を何らの形で判定して発注しているのか、どういった形で発注しているのでしょうか。 ◎土木課長(牧野宏之君) これは、特殊な機械を用いまして路面下の空洞調査を実施いたしますので、技術力を判定して発注しております。 ◆委員(逆瀬川義久君) 市道ということで、環状線を初め生活道路が中心になってくると思います。国も県も同様の事業をやっておりまして、その技術力というところで同じ金額をかけて調査をしても、やはりこの技術力の差によって発見率というものが変わってくるということが最近は大分言われておりまして、通常の発注ではなくて、距離がもう少し長くて、金額も多いと、いわゆる技術コンペみたいな形での発注もできてくるのだと思うのですけれども、いずれにいたしましても、この部分については、レーダーで検査をしても、先ほど御答弁にありましたように、最終的に道路下の空洞が路面からどのくらいの深さのところにあるかとか、あるいは実際にサイズが何十センチぐらいの穴なのかというようなところがやっぱり大きく関係してくると思います。そういう意味では、この業者の選定に当たっては、技術力を本当に重視した形での発注を今後もよろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(依田好明君) 238ページの道路整備事業の真ん中辺に道路新設改良舗装工事ということで5億7,200万円余りあるのですけれども、これは支所地域を含めて全市的なものになるのでしょうか。 ◎土木課長(牧野宏之君) この金額につきましては、支所分も含めた金額となります。 ◆委員(依田好明君) この新設改良工事について、優先順位というか、どういう形で進めていっているのでしょうか。 ◎土木課長(牧野宏之君) 地域からの要望とか緊急度を含めまして、総合的に見まして工事につきましては決めております。 ◆委員(依田好明君) 道路行政全体に思っているのは、例えば道路維持課のほうでは、緊急の場合は支所地域も全く同額というのがあるのですけれども、考えてみると、支所の規模というのは、人口も、それから道路延長も交通量も違うわけで、そういうのをぜひ考慮していただきたいということで、自分の思いとしては、その地域的なそういう意味でのバランスをとっていただければということを思っています。 ◆委員(三島久美子君) ちょっと補正予算のところでも聞きましたけれども、238ページの道路橋りょう新設改良費の橋梁の長寿命化事業なのですけれども、平成30年度は繰越明許の分もあったので、平成30年度新規で2件、そしてもう一件補修をしたと。それは、先ほどの高橋委員の質問でわかりました。高崎市の橋梁長寿命化修繕計画に基づいて、15メートル以上の橋りょうを平成26年度から平成30年度までという期間で2回目、5年に一遍の法定点検みたいなのをやったというふうに私は認識しているのですが、この平成30年度2件点検しましたよと、点検委託料が出ているのですが、これでいわゆる法定点検と言うべき5年に1度の2巡目の法定点検は全て完了したという解釈でよろしいのかを確認させてください。 ◎土木課長(牧野宏之君) 橋梁点検は、平成26年に道路法が改正されまして、5年に1度の橋梁点検が義務化されております。平成30年度で2巡目の点検が全て終了いたしました。 ◆委員(三島久美子君) 計画どおりにきちんと点検が行われて、さらに先ほど来あるように市長の総点検も絡めて、さらに細かい意味での橋梁点検が行われている高崎市ということで、非常に安全性の高い橋が確保されるのかなというふうに期待をしております。これからも適切な予算措置をしていただいて、計画どおりにこの補修作業、点検作業を進めていただくようにお願いしておきます。  あと1点、240ページの4目交通安全施設整備事業費の小学校周辺道路交通安全対策工事が本委員会の所管なのですけれども、先ほど副委員長のほうからもありましたけれども、このハンプについて、現実に道路点検なんかも含めて定期点検をしていると思うのですけれども、平成30年度、過去につくったものに対してふぐあい等が見つかったというようなケースはあったのでしょうか。 ◎管理課長(小野澤俊彦君) 過去に整備されましたハンプについて、特にふぐあいがあったというところはございませんでした。ただ、過去にハンプをつくりまして、その後に信号が設置されたとか、そういったことでハンプの必要性がなくなったところにつきましては、地域の方とか関係者の方と調整しまして、対策をとっていきたいと思っております。 ◆委員(三島久美子君) あれも一度つくればいいというものではなくて、かなり以前につくったものがちょっとハンプの形状が低過ぎて余り効果がないよというような話を私も承っておるのですけれども、ケース・バイ・ケースでしっかりと点検をしていただいて、地域住民の方の御意見なんかも聞きながら、これからも改修も含めて進めていっていただきたいと思います。  それとあと、やっぱりハンプに関してはそれなりのお金がかかるということで、先般何か新聞記事で、前橋市でハンプではなくて道路幅を狭くするようなラバーコーンを設置するような、そういうやり方でやっていると。ハンプとの組み合わせも含めて、そういう複合的な取り組みというのも必要だと思うのですけれども、その辺についての考え方をもしお答えいただけるのであればお願いいたします。 ◎管理課長(小野澤俊彦君) 幅員の広い道路につきましては、現在関係機関の意見も取り入れながら、ラバーコーンとかで道路を狭くする狭窄についても取り入れているところでございます。 ◆委員(三島久美子君) 小学校周辺道路の整備ということで、安全対策ということなので、これからもいい意味で費用対効果の高いものを進めていただくようにお願いしておきます。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。 △休憩
    ○委員長(後藤彰君) 審査の途中ですが、この際、暫時休憩いたします。  午前11時31分休憩   ──────────────────────────────────────────── △再開  午後 1時00分再開 ○委員長(後藤彰君) 会議を再開いたします。  休憩前に引き続き審査を行います。  239ページをお開きください。  3項都市計画費ですが、内容が多岐にわたっていますので、2つに分けて審査を行います。  まず、1目都市計画総務費から11目高崎駅周辺ペデストリアンデッキ整備事業費について御質疑ありませんか。 ◆委員(後閑太一君) 242ページ、景観形成事業の一番下に特定歴史的景観建造物等補助金がありますが、この補助金を活用した建造物の場所、そして内容についてお願いします。 ◎景観室長(櫻井実君) この補助金は、養蚕農家や町屋など、地域の貴重な景観資源であります歴史的な建造物の保全活用を目的としたもので、建造物の外観等の修繕に対し8件の助成を行っております。昨年度助成を行いました建造物の場所でございます。高崎地域が3件、倉渕地域が1件、箕郷地域が3件、新町地域が1件でございます。  また、修繕の内容でございますが、養蚕農家など住宅の屋根のふきかえや外壁の張りかえ、そして建具のつけかえなどが4件、また土蔵の屋根や外壁の改修などが4件でございます。 ◆委員(後閑太一君) わかりました。今後もしっかり支援していただき、次の世代に引き継いでいただきたいと思います。 ◆委員(丸山芳典君) 同じく242ページの屋外広告物規制事業についてお伺いしたいと思います。この事業は、高崎市が中核市に移行したことに伴い、県から移管された事業というふうに認識しておりますけれども、事業内容とその実績について教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◎景観室長(櫻井実君) 屋外広告物規制事業につきましては、良好な景観の形成と広告物の適正な管理を図ることを目的としております。屋外広告物条例に基づきまして、屋外広告物の許可、そして違反広告物の是正、この2つを柱に事業を推進しているところでございます。まず、屋外広告物を表示する際の許可申請の申請状況でございます。張り紙やのぼり旗など短期の広告物が266件、野立て看板や壁面広告など長期広告物が620件、合わせまして886件でございます。また、違反広告物に対しましては、是正優先路線を中心に是正指導を行いまして、31件の違反広告物の除去、回収等を行っております。 ◆委員(丸山芳典君) ありがとうございます。景観を維持していくために引き続き適正な規制や誘導を行っていただきたいと思います。よりよい景観形成のために努めていただきたいと思います。 ◆委員(逆瀬川義久君) 同じ242ページ、上のほうに都市計画課経費がありまして、そこの真ん中辺に都市計画図更新業務委託料というのがありますけれども、これはどのぐらいのタイミングで更新をしているのか、また平成30年度はどの地域をやったのか、お知らせください。 ◎都市計画課長(岩下浩君) 都市計画図更新業務委託料についてでございますが、まず都市計画道路や都市計画用途地域などのいわゆる都市計画の変更にあわせて都市計画図の修正を行う場合、これが1つと、都市計画図の基図でございます都市計画基本図、いわゆる地形図でございますが、こちらの地形地物の経年変化に伴いまして、おおむね3年ごとに修正を行っているというふうな2つの場合がございます。平成30年度につきましては、地形図の修正を行うための委託支出があったため、金額が大きくなっているということでございます。  続きまして、対象区域でございますが、今回の地形図の修正につきましては、地形地物の経年変化が著しい高崎地域、それと新たな道路ができたということで、吉井地域の254バイパス周辺、こちらのほうの修正を行ってございます。また、更新サイクルにつきましてでございますが、都市計画図や地形図につきましては、一般に販売をしているということがございますので、都市計画図は都市計画の変更時に、また地形図はおおむね3年に1度、最新のデータに修正を行っているということでございます。 ◆委員(逆瀬川義久君) 大体3年ごとに更新していただいているということなのですけれども、そうしますと3年というサイクルの中で、高崎市内もいわゆる高崎地域だけではなくて、例えば群馬地域とか、ある程度開発なり住宅の建つエリアというのがあるかと思います。そういうところに対しても3年のサイクルの中で更新していっていると、そういう理解でいいでしょうか。 ◎都市計画課長(岩下浩君) さようでございます。3年に1度を基本といたしまして、開発の度合い等を見ながらその辺の更新を図っていきたいと考えております。 ◆委員(逆瀬川義久君) きちんとやっていただいているということだと思うのですけれど、少し前のときにあった話なのですけれども、都市計画のデータも最近はいわゆるまちづくりの部分での活用以外に、町内の自主防災会が図上訓練とかをやるときに、この都市計画の図面というか、データをプリントしていただいて活用しているということがあります。とある町内で訓練をやったときに、高崎の街中のほうだったのですけれども、その参加者から、うちがここに載っていないという、そんな話も当時ございました。一定の間隔で更新はしていただいていると思うのですけれども、費用も結構かかるようですけれども、ぜひ適切に更新をお願いしたいというふうに思います。 ◆委員(高橋美奈雄君) 1目都市計画総務費、242ページです。この中で、都市計画課経費の中で豊岡新駅(仮称)の調査委託料があります。駅設置に関する利用意向調査ということで、一般質問の答弁でもありましたけれども、かなり地域の皆様の盛り上がりも高く、いい調査の結果が得られたということをお聞きしています。本当にいいことだなと思っています。この豊岡の関係は、長年にわたり地域要望もありまして、皆さんが本当に地域の方を中心に動いてくれまして、それを富岡市長が取り上げていただいて現在調査を行っているということで、大変喜ばしいことであり、ぜひ実現を皆さんの力でしていきたいなと、私はそういう思いでいっぱいなわけでございますが、市のほうで調査して、請願駅ですから、調査が終わった後JRと協議ということになっていくのでしょうけれど、その中でちょっと確認したいのですけれど、無人駅として要望していくというような方向性もお聞きしているのですけれど、その辺についてはどうなのでしょうか。 ◎市長(富岡賢治君) 簡単ではありません、この新駅は。今詰めとあれをJRとの間でやっていますけれども、信越本線がどうなのだと、こういうぐらいの問題意識でJRはいますので、本体のほうだって相当気合い入れてやらないとやっていけるかどうかというぐらいの問題です。ただ、調査のほうは粛々と進んでおりまして、これはJRの関係会社がいろんな資料をつくったりするものですから、つまり何キロ以内でどのくらいの人が利用するとか、そういうのを我々も調査いたしましたけれども、新聞なんかでアンケートをとりましたけれども、それだけではなくて、JR側から見てもちゃんとしたその数字の調査なんかもしたりするというようなことがありますので、ちょっと手間暇かかりますけれども、調査、交渉は今順調に進んでおります。ただ、請願駅ですから、お金はかかりますけれども、過剰にかけてはいけないということもあるし、JRの考え方は、おおむねの考え方ですけれども、当然無人駅です。そんなフル装備の駅ができるなんていうことはちょっと考えられないです。だから、大体そんなものだと思って、よくて井野駅ぐらいの感じではないでしょうか。ただ、時代も変わってきていますから、多少内容はフレッシュになるとは思いますけれども、人手をかけたりなんかするというような駅としてはちょっと想定されないと私は思っています。 ◆委員(高橋美奈雄君) 市長から御答弁いただきしました。現実的にはそのとおりなのだろうというふうに私も思いますけれど、私も若干駅の請願等は仕事柄経験がありまして、こういう市街地での無人駅がもし設置されたとなると、行政側の負担も大変なことになってくるケースが多いのです。というのは、治安だとかを含めてさまざまな対策で、結構各地で行政側もできた後骨を折っているという経緯が見受けられます。今からそんなことを言ってもしようがないのでしょうけれど、結果的には無人駅になっても仕方ないと思うのですけれども、もう一方で、人がいたら張りつけたらどうなのかという議論もしていただければありがたいのかなというふうに思うのですけれど。 ◎市長(富岡賢治君) 経費がかかるというのはそのとおりでして、例えば井野駅ではいまだに引っ張っていますでしょう。井野駅の費用負担関係については、もういいかげんいいではないかと、議会からそういうお声もありましたけれども、いまだによくはないのです、相手のある話で。ですから、今のところ経費をずっとかけているわけです。これは、確保しなくてはいけないと私は思っています。ただ、駅をつくる以上は、駅のロータリーなんかも寂れたロータリーではおもしろくないので、だるまの生産地でもありますから、そんなようなことも考慮して、人が魅力的な駅だなと、こういうふうにしていきたいと思っています。寂れたところも、幸福駅なんていうので人気のある駅もありますから、そんなようなことも知恵を出してやっていこうとは思っていますけれども、本体の信越本線を維持するということも大事な話ですので、そこから今議論をするぐらいの話ですから、そういうことでやっております。ベストを尽くします。 ◆委員(高橋美奈雄君) 市長ありがとうございました。ぜひまた今後の議論に期待させていただきますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。  もう一点行きます。同じページです。市街地整備課経費の中で都市整備公社貸付金がございます。前年度の平成29年度もほぼ同額かな。1,000万円ぐらい多いのか、平成29年度のほうが。これは、整備公社が行う駅東西の再開発事業の経費ということでございますが、具体的にどのような事業が行われたのか、お伺いをさせていただきます。 ◎市街地整備課長(中陦茂大君) こちらの貸付金につきましては、都市整備公社が高崎駅西口第一地区の駅前駐車場と高崎駅東口第二地区イーストタワーの再開発事業に参画した際の土地購入資金として貸し付けをしたものでございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 了解しました。  次に、9目、250ページなのですけれども、市街地再開発事業費です。高崎駅東口第九地区第一種市街地再開発事業、これは当然再開発のルールに基づいての補助金であるというふうに思いますが、平成29年度も約3億9,000万円出ております。これは、御案内のとおり、例のタワーマンションのことだと思うのですが、本当に大変好評なようでございます。これは、本市にとっても喜ばしいことだというふうに思うのですが、ルールに基づいて支出する補助金なのですけれども、この補助金に対して本市としてのメリットはどのようなものがあるというふうにお考えでしょうか。 ◎市街地整備課長(中陦茂大君) 再開発事業は、複数の地権者がそれぞれ個別に建物を建てるのではなく敷地を共有化して建物をつくることで、まとまった都市空間や公共的な空地を生み出し、密集された市外地の環境の改善を図ることができます。こうした補助事業を利用することによって、この区域が防災性の高い安全で快適な都市空間となりました。また、この再開発事業につきましては、共同住宅が建設されたことによる中心市街地の定住人口増加、駐車場建設による駅周辺の駐車場不足の解消、ペデストリアンデッキの建設による高崎駅東口周辺の利便性、回遊性の向上など、さまざまなメリットが挙げられると考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) そのとおりだろうというふうに思うのですが、あのタワーマンション、ちょっとランクの高いマンションということで、今までの高崎市内にできたマンションよりグレードも高いということをお聞きしております。そういう部分でのメリット、要するにそういうものが高崎市内でもどんどん売れるということは、このまちが評価されていると同時に、相当なメリットがあるというふうに思うのです。これ以上はいいですけれど、そういうことで今後東口でさまざまな発展が本当に実現化する仕掛けを本当に執行部はしていただいていますので、ぜひこういうマンションの建設なんかも再開発等も利用しながらまちづくりを推進してほしいなというふうに思っています。  次は11目です。高崎駅周辺ペデストリアンデッキ整備事業費です。これは254ページなのですけれども、この西口のペデストリアンデッキ整備事業、これもすばらしいことだなと私も喜んでいる次第ですけれども、ここに地下埋設物移設工事負担金があるのです。複雑な地下埋設物が見つかったということで、以前この西口ペデは大幅な設計変更もされまして、それなりの予算もかけられたわけですが、確かに複雑なところなのです。私もちょっと仕事柄わかっているところなのですけれども、要は西口周辺の複雑な地下埋設物は今回この措置によってどの程度整理できたのか、まずお伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎都市施設課長(横田邦敏君) 高崎駅西口周辺は、委員御指摘のとおり、占用物件が複雑に埋設されておりますが、今回のペデストリアンデッキ工事に支障となります埋設物につきましては、移設が可能なものは適切に移設を行いました。また、地下埋設物移設の際は関係機関と調整を図り、埋設物情報なども各機関と共有を図っており、台帳の修正等も行いましたので、今後のインフラ整備に活用できるものと考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 今課長から、台帳の整備も行ったということでございますので、把握はできているのかなというふうに思いますが、例えば今後新たな整備事業等が発生すれば、やはりまだまだ同様の措置が必要となってくることが考えられるのかどうなのか、その辺についてもお答え願えればというふうに思います。 ◎都市施設課長(横田邦敏君) 今後の工事にもいろいろあると思いますけれども、簡単な、例えば道路側溝のやりかえとか道路舗装につきましては、今の道路台帳の補正で可能なものと考えております。 ◆委員(依田好明君) 同じく254ページのそのすぐ下、東口ペデストリアンデッキ整備事業ということで、ここが5億3,700万円と、それから一番下にも繰越明許で4億9,000万円余りあるのです。下のほうなのですけれども、先日高崎芸術劇場が完成しましたので、ほぼ事業的には東口のほうは終了した形かとは思うのですけれども、今後あとどれぐらい計上すべき金額が残っているか確認したいと思います。 ◎都市施設課長(横田邦敏君) 委員の御指摘のとおり、計画されております高崎駅周辺のペデストリアンデッキ工事はことしの9月で全て完成いたします。高崎駅周辺のペデストリアンデッキ整備に要する残りの金額ですが、東口のみでございまして、令和元年度の支払いといたしましては、前年度からの繰り越し分約4億円、今年度発注いたしました屋根ですけれども、屋根の工事が4億8,000万円、含めまして工事費で約8億8,000万円を見込んでおります。 ◎副市長(兵藤公保君) 今後の予定でございますけれども、今担当課長のほうから説明がございましたように、令和元年度、今年度で一応計画部分は終了というふうな形になりますが、今後、例えば前にも新聞紙上で公表させていただきました太陽誘電の駐車場でございますとか、そういった部分が実現化をするというふうなお話になれば、そういった部分につきましてやはり柔軟に対応してまいりたいなというふうに考えております。一応現段階では、幹線につきましてはほぼ終了ということで御理解をいただければと思います。 ◆委員(三島久美子君) 242ページに戻っていただいて、都市計画経費の中の新町駅付近の連続立体交差化事業、これは促進期成同盟会への負担金で、毎年毎年出しているのですが、これは30年来の新町地域の懸案事項だったのですけれども、新聞にことしの初めにちょっと出たということで、県のほうもようやく実現の可能性を含めて動き始めたかなと。この連続立体は群馬県事業なのですけれども、市も応分の負担をしなければならない事業ということで、平成30年度中、要するにことしの3月までに県と市とで協議が持たれたものと認識しているのですが、どんな協議だったのかというのを確認させていただきたいと思います。 ◎都市計画課長(岩下浩君) 本年3月、群馬県より本市、また藤岡市、それとJR東日本高崎支社、それと国土交通省高崎河川国道事務所、この関係機関に対しまして、連続立体交差化事業の事業化に必要な費用対効果、いわゆるBバイCでございますが、こちらが再算定によりまして1を超える見通しになったというようなことで、令和4年度までに事業着手ができるよう協議していきたいという内容の申し入れを群馬県よりいただいております。 ◆委員(三島久美子君) 進めますよということだと思うのですけれども、その後に何か動きがあれば教えていただきたいのですが、お願いいたします。 ◎都市計画課長(岩下浩君) 本年度、その後につきましてでございますが、担当者によって課題等について意見交換を現在行っております。今後につきまして、財政面の影響も考慮しながら、引き続き関係機関と事業化について慎重に検討してまいりたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) 恐らくまだ試算をしてみないとわかりませんけれども、何百億円というか、200億円から300億円ぐらいかかるような事業だというふうに認識しておるのですが、市の負担もあるということで、きちんと意見交換を進めながら実現をしていただきたいと。ここまで来ればもう実現をするというのが私たち地元住民の願いですので、そのあたりについては強く訴えておきたいと思います。  次に、もう一点、同じページの景観形成事業のところに、先ほども質問がありましたけれども、特定歴史的景観建造物の補助金の決算がされていますが、参考までに、本市にある特定ということではなくて歴史的景観建造物、この歴史的景観建造物の中からこの特定というものが認定されるというふうに認識しておるのですが、この歴史的景観建造物に認定されているのは何件あるのかをまず確認させてください。 ◎景観室長(櫻井実君) 歴史的景観建造物の登録件数でございますが、平成30年度末現在で99件でございます。 ◆委員(三島久美子君) そのうち具体的に歴史的景観建造物に認定されている補助事業が出たのは8件ですけれども、実際にこの99件の中に特定歴史的景観建造物は何件あるのですか。 ◎景観室長(櫻井実君) 歴史的景観建造物に登録をされました建造物の中で特に景観的な価値が高いものを特定歴史的景観建造物に認定するものでございます。現在の特定歴史的景観建造物の認定件数につきましては99件でございます。 ◆委員(三島久美子君) 99件中の全てが特定歴史的景観建造物ということでよろしいのですか。 ◎景観室長(櫻井実君) そのとおりでございます。 ◆委員(三島久美子君) 恐らく景観審議会等々で審査をした結果、こういうふうになったのだと思いますけれども、先ほどどういう修理をしたとか、そういうようなお話はもう既にお答えいただいたのですが、大事なことだと思うのです、この歴史的景観建造物というのは。本当に私たち現役世代がしっかりと見ていかないと将来に残らない。意外と広報高崎なんかに時々載るのですが、知らない方が多いというか、もうちょっと積極的にPRする必要があると思うのですが、平成30年度の取り組みと今後のあり方みたいなものをお答えいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◎景観室長(櫻井実君) 歴史的景観建造物のPRについてということだと思いますけれども、まず市のホームページのほうに歴史的景観建造物を紹介するページのほうを作成いたしまして、現在養蚕農家、町家など4件の建造物を紹介させていただいております。また、平成30年度には高崎経済大学の地域科学研究所と連携いたしまして、地域めぐり、高崎市の歴史的景観建造物をめぐるの実施や、地域政策学部の学生を対象にした特別講義などを行っております。また、今後につきましてはホームページの内容の充実を図るとともに、まちめぐりなどの実施により、さまざまな方法でPRに努めてまいりたいと考えております。 ◎市長(富岡賢治君) 三島委員に大事なことだという御指摘をいただいたのは、意を強くしましたけれども、高崎って、古い遺跡だとか建物だとか、そういうことに対して割合無頓着でありまして、私が市長になりまして、それまで置きっ放しにしておりましたものにもう一回日を当てたい、そしてそれを修繕するのはみんな自己負担でやっていましたので、結局安いプレハブかに何かに直していったりするということで価値がどんどん落ちてしまいますので、こういうものを直していこうと。そういうことをなくしていこうということが1つ。それから、街中の歴史をたどることができる史跡みたいなものを全く若い人は御存じないということもありましたので、それぞれの町内で大事なものを表に出していくようにしようというようなことで、これに補助もさせていただいたりしましたけれども、一貫してそういう考え方で私はいきたいと思っておりますので、これは私が始めた制度でございますから、誰かに言われてやったわけではありませんので、これをもっとこういう考え方で大事にしていきたいと思っています。ちょっと潤いのないまちでございますから、高崎は。そういう意味ではこういうことで、ここでどうこうということはないですけれども、そういうことを一歩一歩でやっていきたいと思っています。 ◆委員(三島久美子君) 市長みずからの御決断というか、意思を述べていただきましたけれども、まさにそのとおりで、結構維持管理ってお金がかかるものなのです。そのきっかけづくりになるのがこの補助制度なのかなと。うちのまちの地域でもそういった補助を使って外壁の補修をしたケースがありますけれども、これからの取り組みに大いに期待させていただきたいと思っております。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  253ページをお開きください。  13目産業・流通基盤整備事業費から17目緑化費について御質疑ありませんか。 ◆委員(丸山芳典君) 260ページですが、16目公園建設費、公園建設事業の下から10番目ですけれども、烏川食と遊びのフェスティバル開催委託料516万円がありますが、この内容と実績について教えていただければと思います。お願いします。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) この内容は、烏川の和田橋周辺の河川敷におきます水辺空間の利活用に向けた社会実験を兼ねたイベントでございます。高崎天の川フェスティバルの実行委員会への開催委託料でございます。昨年7月7日の開催を予定しておりましたが、天候不順によります河川増水のおそれから、来場者の安全に配慮いたしまして、当日の朝イベント中止となったものでございます。決算額につきましては、そのイベント設営にかかった費用でございます。なお、本年7月24日の本委員会におきまして、ことし7月6日に実施いたしました天の川フェスティバルの結果について御報告をさせていただいたところでございます。 ◆委員(丸山芳典君) ありがとうございました。前年大雨で実施できなかったイベントの委託料ということですが、天候にはかないませんし、来場者の安全確保が第一ということでございますので、わかりました。 ◆委員(逆瀬川義久君) 今のに関連して、もう一点続けてお聞きしたいのですけれども、その烏川のフェスティバルですけれども、昨年は大雨で中止ということで、ことしも開催はできたのですけれども、当日やはり川の水が増水をしていて、対岸のほうへ国交省のほうが臨時の仮設の橋というのをかけられなかったのです。ちょうどこの7月のタイミングというのが割と雨降りが多いのかなという印象があります。せっかくこういう取り組みを進めていく中で、その開催時期の部分について再度の御検討ですとか、今後どういう形で、社会実験ということもあるのだと思うのですけれども、今後という部分でちょっとお考えをお聞きできればと思います。 ◎市長(富岡賢治君) これも実は背景がございまして、川を活用した地方創生を進めたいと、こういう思いが国土交通省にあるようでして、高崎市は協力してくれるかと言うから、もちろんだと。私どももそう思っています。地方創生という言葉を使うかどうかは別として、川を生かすということは大事だと思っておりますので。ところが、高崎は烏川があって、上毛三山が見えて、浅間山も見えて、谷川岳も見えて、パノラマ風景を持っている川を持ちながら何も活用していない。余りその特色のある活動、雰囲気にしていないということをちょっと残念に思っていましたので、今サッカー場などは、自動車教習所をなくした後は国土交通省の了解を得て子どもたちのサッカー場に改修できましたけれども、こっち側の岸は何とか高崎の特色を出した川というふうにしたいと。福岡なんかでしたら川沿いにラーメン屋が並ぶとか、そういう特色があるわけでございますから、そういう特色づくりをしたいなと、こういうふうに思っておりまして、そういう準備では、国土交通省の言う川の地方創生ということと軌を一にいたしますので、それは協力しましょうと。川に人を集めるということをやっぱり国土交通省はやりたいと言うので、それは賛成だということで始めたのですけれども、そっちのほうのプロジェクトが、私どもが考えているプロジェクトがもし仮に進めば、こういうことをとりあえず来年しなくてはいけないということはないのです。だから、来年すぐ進むということはありませんでしょうから、来年もう一回やるにしても、同じような形がいいのかどうかというのは、実はああいう中途半端な形でやろうと思っていたわけではなくて、おっしゃるとおり、もう少し水がなかったら、橋をつくりまして、仮橋をつくって、中州で思い切って遊べるような構想だったのです、最初。それができなかったというのは、改善の必要があることは認識していますけれども、またやるかどうかというのは、国土交通省がまたやる気があるかどうかということにも多分にかかっておりますので、ちょっと今の段階では私ども単独でやる気はないのです。それだったらもう先へ進みたいと私は思っていますから。ただ催し物をやればいいというわけではなくて、あそこを本当に高崎市民が散歩がてら立ち寄れるような場所にしていきたい。いろいろな御批判もございましたけれども、高崎に美しい散歩道がないということで、実はそれを見越しまして、高崎公園から国道沿いの桜観音橋などをつくって、これは無駄ではないかと随分御指摘を受けましたけれども、結論的にああいう巡回するツールをつくって、河川敷のほうに歩いて、河川敷のほうで人が散歩できるような、あるいはそこでパスタでも食えるような川にしていきたいなと、こういうふうに私は思っています。これが具体的になりましたらまた議会に報告することになりますけれども、今そういうつもりでいるということで、このフェスティバルがまたこのまま同じ形で続くかどうかというのは、来年の状況を見て判断させていただきたいと思います。 ◆委員(逆瀬川義久君) 今市長から丁寧にお答えいただきまして、事情というか、状況がよくわかりました。以前確かに市長のほうから、かわまちづくりという名前がいいかどうかはわからないですけれども、お店も含めて、あそこを憩いの場というか、憩いとにぎわいと。市街地との回遊性ということを狙っての構想も話を伺っております。そういう中で、ちょうど国交省とコラボレーションしてやってきたということで、今後についてはこれからの協議次第ということなのかなと思いました。いい形で、ことしの開催がああいう形ではあったけれども、私もお邪魔しましたけれども、非常に多くの方が来ておりまして、もてなし広場の駐車場もタイミングによってはとめることができなかったというぐらい多くの方がお見えになっていたということで、市民の期待も大きいと思いますので、いい形での取り組みをお願いしたいというふうに思います。  済みません、ちょっともう1つだけ続けていいですか、256ページなのですけれども、下から4行目に城南大橋ドッグラン広場管理業務委託料というのがありまして、私も犬を飼っておりまして、これができたときから登録をして、当初何回かお邪魔というか、犬を遊びに連れていったことがあるのですけれども、そのときの印象では結構混んでいて、ちょっと窮屈感があったのですけれども、この広場というのは、そもそも何頭ぐらいの利用というか、その辺を見込んでできているものなのか、お知らせください。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) 城南大橋ドッグランにつきましては、当初想定としてピーク時、時間当たり最大100頭前後の利用ができるものという計算で整備をしております。現状の利用頭数から計算しますと、大体1日平均70頭前後利用されておりますので、今のところうまく利用されているのかなというふうに考えております。 ◆委員(逆瀬川義久君) ちょうどいい感じだというお答えではありましたけれども、いずれにしても需要があるということは証明されていると思うのです。今はあそこの城南大橋の下に1カ所市内にあるという状況です。場所をどうこうするというか、考えるのもまたあると思うのですけれども、タイミングというか見計らって、ちょっと東南部側とか、どこか適当な緑地があれば、もう一カ所ぐらい考えてもいいのかなというふうにも思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(三島久美子君) 15目公園管理費のところで、258ページですか、公園の遊器具の改修というのが上のほうにあります。いわゆる公園の遊具、この遊具が設置されている公園というのが、児童公園の数がどのくらい今高崎市にあるのかを確認させてください。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) 平成30年度末現在で市が管理する公園は508カ所ございまして、そのうち遊具のある公園は302カ所でございます。 ◆委員(三島久美子君) 302カ所の公園に遊具があると。遊具の数までは、数え方もあると思うので、難しいので、あえてここでは聞きませんけれども、相当数の遊具が設置されている。当然遊具というのは老朽化もするわけで、最近は余り耳にしなくなりましたけれども、以前子どもが事故に遭って死亡したケースとかもあって、それで国のほうも都市公園法なんかを改正して、きっちりと点検をしなさいというルールに変わったというふうに記憶しているのですけれども、その定期点検について、本市ではどんなマニュアルに基づいて遊具点検を行っているのかを教えてください。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) 高崎市では、公園遊具の点検につきましては、都市公園法の義務化以前から毎年定期的に実施しておりまして、国土交通省の指針をもとに、一般社団法人日本公園施設業協会が定めております基準によりまして遊具の劣化診断を行っております。また、職員による点検も年2回行っておりまして、業者による点検と合わせて年3回点検を実施しているところでございます。 ◆委員(三島久美子君) かなり小まめに見てくれているのかなということで安心をしております。これからも怠ることなく、やっぱり子どもたちの命にかかわる問題ですので、しっかりと取り組んでいただくように、安全確保を最優先して取り組むことをお願いしておきます。  次に、先ほどちょっと話題になった、260ページの烏川高松エリアの河川空間の利用関係なのですが、ここに高崎烏川高松エリア河川空間利用調整協議会という会があるということで、その報奨金が出ているのですが、この協議会というのはどういう性格のもので、またどんな協議が行われているのかということについてお尋ねします。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) この協議会は、河川の有効活用、民間事業者が活用するに当たりまして、河川を管理する国のほうの指針に基づき設置したものでございます。この協議会は、飲食などの民間事業者並びに河川を管理する国、高崎市などのメンバーで構成されておりまして、高松エリア周辺の新たな回遊性とにぎわいの場創出に向けた河川の利活用について調整等を行うものでございまして、平成30年度は社会実験、昨年度中止になりましたイベントについて協議を行ったものでございます。 ◆委員(三島久美子君) 先ほど市長がいろいろとおっしゃってくださった、いわゆる河川の利活用ということで、私もその方向性については大賛成なのですけれども、そのためにはこういう協議会を持って、民間が運営する飲食が可能かどうかということで、この協議会を持たなければならないという形で設置したものというふうに今理解をしました。いずれにしましても、烏川の河川敷は本当に重要なポジションにあるなと。桜観音橋も非常に明るくて、夜になると本当にいい感じで輝いていると。ぜひ夜も散歩ができるような、そういう河川敷づくりをしていただきたい。今の状況だと、とてももったいないなという気がしておりますので、その辺の取り組みはまた来年度に向けて頑張ってもらいたいと思います。  あと1点、264ページ、シンフォニーロード花壇等の植栽工事というのが入っています。これは、恐らく市役所の庁舎前の広場とかシンフォニーロード、かなり植栽をしているのですけれども、このあたり、等と書いてあるので、どこの部分をやっているのか、ちょっとその辺をまず明確にしてください。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) シンフォニーロード花壇等植栽工事につきましては、場所は委員御指摘のとおり、庁舎前広場だとかシンフォニーロード、ハープの泉などの植栽を行っております。 ◆委員(三島久美子君) そうしますと、私も一般質問でもちょっと街中の活性化という意味では質問させていただいたのですが、高崎駅周辺の東二条通りだとか田町通り、そこにいる商店とかも頑張ってはくれているのですけれども、本当に街中の緑化というのがやっぱりまだちょっと足りないなと。先ほどちょっと最初の質問のときに、東口の件のときに市長にお答えいただいたのですが、やっぱりその必要性、プランター等ではちょっともったいないなというお話もしておりましたけれども、この辺もう少し真剣に取り組んでいかないとやっぱり回遊性にもつながっていかないのではないかというふうに、私はいい意味でお金をかけてもらいたいなというふうに思っている次第なのですが、平成30年度この緑化費の中でいろんな協議もされながらここにたどり着いていると思うのですが、どんな方針を打ち出して緑化についての協議を進めて取り組んできたかという点を確認させてください。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) 平成30年度の取り組みですけれども、平成30年度につきましても、お話しさせていただきました庁舎前広場の花壇だとか、高崎駅西口シンフォニーロードなどの植栽を行っております。一般質問でもお答えさせていただきましたが、街中においては、グリーンモア街角事業といたしまして、春と秋の年2回、町内会や商店街などへ花苗や肥料などを配布いたしまして、民地や歩道沿いに植栽をしていただいております。今後も地域住民や商店街、ボランティア団体、地区緑化委員さんなどと連携協力しながら、花と緑あふれるまちづくりに取り組んでいければというふうに考えております。 ◆委員(三島久美子君) とにかく費用も必要だということで、大変だとは思うのですけれども、高崎駅の東西どこへ行ってもお花や緑があふれていて、しかもすばらしい施設があって、高崎って来てみると美しいよね、きれいだよね、行ってみたいよねと、ただ歩くだけでも楽しいなというようなまちにしていただきたいというのが私の思いであります。ぜひとも来年度予算編成に向けて、そういった方向で進めていくことをお願いして終わります。 ◆委員(高橋美奈雄君) 15目公園管理事業、256ページでお伺いをしたいのですけれど、高崎市が前からやっている公園愛護事業です。本当に皆さん一生懸命やっていただいているのですけれど、最近高齢化といいましょうか、ちょっと体が動かないのだよねなんていう感じで返還公園も発生しているやに聞こえてはくるのですが、現状の公園愛護、平成30年度でいいのですけれども、公園愛護の現状についてお伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) 公園愛護につきましては、例えば街区公園等身近な公園につきましては、地域の長寿会や育成会などで構成されます公園愛護会のほうへ日常の清掃や維持管理をお願いしているところでございます。市全体501ある公園のうち368にこの公園愛護会というのがございます。現状といたしましては、会員の高齢化や人手不足などもございまして、管理が難しくなっている公園というのも実際ございますが、引き続き地域の公園愛護会と連携を密にしながら、協力、連携することで活動を継続していただけるようにお願いをしていきたいというふうに考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) ちょっと私のところにも漏れ聞こえてくるような情報がやはり高崎市全体にもあるのかなというふうな今の答弁でした。これからも公園愛護というのは本当に大事な取り組みだと思いますので、難しい場面もあるかと思いますが、ぜひ推進していってほしいなというふうに思っています。  続きまして、258ページのトイレ設置等工事、この部分でお聞きしたいのですけれど、本市の公園のトイレの設置基準というものはまずどのようになっているのか、お伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) トイレにつきましては、身近な公園ということでお答えさせていただきますが、区長さんを通じた地域からの要望に基づきまして、公園に隣接する住民の同意、また清掃、ペーパー等、消耗品の交換など日常の維持管理業務を地域にて行っていただくなどを条件に、公園の大きさとか利用状況等を見ながら設置のほう考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) ありがとうございます。そのとおりだろうというふうに思うのですけれど、これは課長、大変なのですよね、正直言って。公園緑地課にも、多分ここにいる委員の皆様のところにも多分同じような住民要望というものがいっぱい入ってくるのだろうというふうに思うのですが、実は近隣公園や街区公園でも、御案内のとおり、グラウンドゴルフだとかゲートボールなど、そのほかにもさまざまな趣味で活動している、ある意味高齢者の方が多いのですけれども、やはりトイレの質問って多いのです。というのは、うちのほうの地域もそうなのですけれども、以前区画整理とか街路事業等で正直言って基準も曖昧なまま設置してしまっているのです。ですから、その管理が物すごく大変なわけです、一生懸命やっているのですけれども。ですから、幾ら地域要望といえども、そんな簡単にイエスと言える問題ではないなと思うのです。さりとて要望する方々のお気持ちも理解できるのです。地域で言われることも理解できるのです。そういう部分で本当に苦慮しているということが正直な気持ちなのですけれど、こういうことは改めてその方向性というのですか、執行部の皆様と私ども議会で共有する必要があるかなというふうに思うのですけれど、その辺のお考えがあったらお聞かせ願いたいというふうに思います。 ◎市長(富岡賢治君) 高橋委員、私も散歩をしょっちゅうしますから、トイレがないところなんかがあるのは、言いたいなと思いますけれども、汚いトイレもあるでしょう。東京ほど汚くはないです。だけれども、とても入る気にならないようなトイレもあります。では、基準がないのはなぜかといいますと、基準をつくっても、そのとおりつくれないからです、まだ。例えば500平米の公園があったら必ず1個つくることとか、そういう基準をつくっても、それができるということの前提があって初めてつくるものですから、ただ基準だけ先にすればいいというものではありませんから、そういうことはなかなかできる状況にはないです。だから、そういうことはなかなかできませんけれども、ですから、実際どういうことが起きているかというと、課長が答えましたように、地域からの強い要望があったところ、そういうところに行って、なるほど、それはそうだねということで、そういう相対関係でやっていますから。では声を出して一生懸命やったところだけがつくれるのかというと、そうです、端的に言うと。ただ、そういうことでずっといいかどうかという問題はあります。それから、つくるのを本当に考えなくていい、男トイレ1つ、女トイレ1つで、きれいな化粧台もないというつくり方をしますから、何かもうとても入れないようなトイレをつくるのではしようがないと思うので、つくるならきちんとつくったほうがいいと思いますけれども、結構金かかりますから、トイレは。だから、そういうものを全体計算して、何か全体の計画がつくれるような状況が出てくるかどうかですけれど、今はできません。公園が500カ所あったら、今300個ないから、300公園全部つくります、3年以内につくりますなんて、うそっぽい計画は書けません。だから、少しずつやっていくよりしようがないので、そういうことを書けるようになったらそういうものをつくっていきたいと思いますけれども、今はまだそういう状況にないということです。私は、できもしない基準をつくるのは嫌なので、よくないと思っていますから、そういう行政はしたくないので、やっぱりつくる以上はきちんきちんとやっていけるという見通しを立ててやっていきたいと思いますので、そういう意味ではまだ熟していないです。だけれども、問題意識はよくわかっています。 ◆委員(高橋美奈雄君) ありがとうございます。市長もおっしゃってくれましたけれども、私も基準をつくれとか、そういうことを強く言っているのではなくて、本当に要望する方々の気持ちも、繰り返しになりますけれども、理解できる部分もあるので、何とかその方向性、ただ、市長も課長もおっしゃってくれたように、いかに地域が責任が持てるということが一番だと思いますので、その辺の整合性をとりながら今後ともぜひ取り組んでいただければなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ◆委員(丸山和久君) 260ページなのですけれども、市民ゴルフ場管理経費というのがありますけれども、昨年度の利用者数の実態がわかったら教えていただけますか。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) 平成30年度の利用実績でございますが、平成30年度は1年間総計で3万2,296人の御利用がございました。 ◆委員(丸山和久君) 近年ゴルフ人口が減っているというふうな部分の中で、ここ数年来の入場者数の推移というのはどうなのでしょうか。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) 直近10年間の利用者数で申し上げますと、平成21年のデータでございますが、利用者が約3万6,000人おりました。平成30年度で約3万2,000人でございますので、10年間で約4,000人程度減っているという状況でございます。 ◆委員(丸山和久君) 最近民間のゴルフ場でも平日が相当安くできるようにこの近辺はなっているというふうなことで、首都圏からも平日はかなりこの群馬のほうに来ている、また高崎近郊に来ているというふうな部分でありますけれども、ここの用地借上料がありますけれども、地権者は何人ぐらいいるのでしょうか。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) 市民ゴルフ場の地権者は、総勢で約120人程度おります。民地に関しては、全体の約8割程度が民地になっておりまして、その地権者が120名程度いらっしゃいます。 ◆委員(丸山和久君) 最近ある地権者の方から、市が何か今後再利用を考えているようだけれども、どうなのですかというふうな質問をされているのですけれども、その辺今後のこのゴルフ場の利用管理について何かあれば。 ◎市長(富岡賢治君) 市民ゴルフ場をそもそも市が持つというのはいかがかという問題が基本的にありまして、多少バブル期の発想ではないかと私は思っていますけれども、これだけの利用者がいることは事実ですけれども、特定の人たちのためにあの広大なゴルフ場をそのまま、要は占用していいかどうかという基本的な問題がありますので、もう少し幅広い市民の層が活用できるような、そういうエリアにしたいなという気持ちはございまして、今ちょっと詰めをしているところでございます。 ◆委員(丸山和久君) 地元では、いろんな憶測というか、うわさの話が先行しているようでありますけれども、市民のニーズに応えた今後のこのゴルフ場についての利用方法をしっかり考えてほしいなというふうなことであります。実はこれは私が議員になってからなのですけれども、この市民ゴルフ場は、市ももちろんそうですけれども、市内の民間企業さんから出資を募って有限会社でスタートして、その後解散をして今市民ゴルフ場というふうになっていますけれども、そういうふうな部分の中で利用者が年間3万人いるというふうなことは、本当に愛好者がまだまだいるのだなというふうに思いますけれども、これだけ広大な土地でありますので、有効活用を含めた部分の中で検討していただければというふうに思います。 ◆委員(依田好明君) 258ページの公園管理事業、これまでも遊具とかトイレが話題になっていますけれども、各所整備工事というので6,377万円ということなのですが、主にどんなところのどんな内容の整備だったのでしょうか。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) 各所整備工事についてでございますが、こちらは既存の公園の水飲み、ベンチ、あずまやなどの施設の改修、修繕でございます。平成30年度は総計で93件実施しております。
    ◆委員(依田好明君) わかりました。できるだけ市民にとって使いやすい公園になってもらえればと思うのですけれども、それから264ページの住宅費は範囲ですか。大丈夫ですか。 ○委員長(後藤彰君) 次です。 ◆委員(丸山芳典君) 264ページの緑化費のところなのですけれども、下から2行目にあります屋上・壁面緑化等奨励補助金の内容について教えていただければと思います。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) 屋上・壁面緑化等奨励補助金につきましては、市内の緑化推進を図るために、建物の屋上やベランダ、壁面を新たに緑化する市民に対して工事費の費用を一部助成するものでございます。 ◆委員(丸山芳典君) ありがとうございます。その内容についてちょっとお伺いしたいのですが、屋上緑化で補助が幾らとか、そういったものがわかれば教えていただければと思います。 ◎公園緑地課長(奥野正佳君) 平成30年度の実績でございますが、平成30年度は屋上緑化1件となっております。この補助金額は、緑化する面積3平米以上が対象となっておりまして、屋上緑化に要した費用が上限で50万円、壁面緑化に要した費用が上限30万円となっておりまして、平成30年度の実績は屋上緑化1件となっております。 ◆委員(丸山芳典君) ありがとうございます。緑化の推進は、高崎市にとっても重要な取り組みでありますので、今後ともぜひ継続をしていただくようお願いいたします。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  263ページをお開きください。  4項住宅費について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) 特定目的借上公共賃貸住宅事業ということで、それまでの2カ所から1カ所に減ったのはどんな理由だったのでしょうか。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) こちらの特定目的借上公営住宅でございますが、上並榎の留学生住宅が平成29年度、平成30年3月31日で契約満了になりまして、建物所有者に返還したことによって管理が終了したものでございます。 ◆委員(依田好明君) それは、留学生の方の利用が減ったとか、そういうわけではないのですね。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) 建物全体の契約期間が終了したもので、建物を所有者へお返ししたということでございます。 ◆委員(依田好明君) そういう方々のためにも今後とも力を入れていただきたいと思います。  それから、住環境改善助成事業、下から2番目の丸なのですけれども、手続上、本申請から3週間後に交付決定ということなのですけれども、その前に始めてはだめということなのですけれども、その判断が微妙な場合とかはないのでしょうか。例えば準備を進めることは差し支えないのだと思うのですけれども、その辺が微妙な感じもするのですけれども。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) 住環境改善助成事業につきましては、工事着手につきましては、本申請をして助成金の交付決定を受けてからということが一応決まりとなっておりますので、このことにつきましては、事前の問い合わせ時ですとか事前申請時、あるいは本申請時に申請者の方にその都度御説明をして守っていただいているところでございます。これまでに工事の事前着手について判断に苦慮したケースというのはございません。 ◆委員(依田好明君) それともう一つ、先ほどの補正予算のところでは今年度も同じような申し込み状況だとお聞きしたのですけれども、そうはいっても少しずつ二、三年前から減っている傾向があるのですけれど、例えばやや所得制限を緩和するであるとか、税滞納もごく軽微な場合には容認するとか、条件の一部変更などは考えられないのでしょうか。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) 本事業の実績件数につきましては、わずかではありますけれども、前年度と比べて少なくはなっておりますが、事前に申請を行ったけれども、実際本申請に至らなかったですとか、工事が途中でとりやめになったとかという事例による減少がほとんどでございまして、事前申請の件数につきましては例年とほぼ同様に推移しておりますので、まだまだ多くの需要がございますので、そのまま引き続いて事業の推進を行っていければと思います。 ◆委員(依田好明君) そういうことでしょうけれども、所得制限は現状でも8割近くカバーできているのだという考え方もありますけれども、その辺を緩和すれば少しでもふえて、企業の活性化につながるのではないかという思いもあります。それと、税滞納ということですけれども、それが軽微なものであれば、悪意のないものであれば、そういう方もむしろ所得的には困っている部分がありますので、助成事業のほうでもペナルティーが科されるというのは考え直してもいいのではないかというふうな思いもありますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(高橋美奈雄君) 済みません、住宅管理費、264ページでお伺いをさせていただきたいと思います。市営住宅なのですが、昨今、何ていうか、数年来大分ニーズが減少傾向にあるというふうにお聞きしているのですけれど、現状の市営住宅の需要と供給のバランスについてお伺いをさせていただきたいと思います。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) 委員おっしゃるように、若干入居状況は減ってきておりますけれど、住宅によっては希望でお待ちいただいている状況もあります。ただ、全体的にはあいている状況ですので、需要と供給はある程度バランスがとれているのではないかなと認識しております。 ◆委員(高橋美奈雄君) バランスはとれているということでございます。本当に入りたい人が入れればいいかなというふうに思っているのですけれど、ちょっとこれ、どうに質問するかな、市営住宅の関係で、大分何ていうか、使えない部屋が出てしまっているという現状が地域でも見てとれるのです。老朽化というより、カビだとか、水漏れというのか、水回りというのか、要するにその当時の建設そのものに問題があったのかなというふうに思うのですけれど、供給できない空室が散見されるわけでございます。これも平成に入ってからの建物なので、そんなに古いとは言えないのですけれど、そういうことが発生していて、ある市営住宅の団地では、同時に入居者が少なくなって高齢化も進むことから、生活で言えば、治安の問題なり、ごみの問題なり、除草等の問題なり、要するに市営住宅の自治会組織やコミュニティーでは対応できなくなっている状況も発生していまして、町内行政においても本当に頭の痛い問題になっている町内が実はあるのです。すぐにどうこうと言っても、これは大変なことなのだろうというふうに思いますが、この種の課題については近々の取り組みが必要というふうに私は思うのですが、その対策と今後のあり方等、お考えがありましたらお願いできればというふうに思います。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) 確かに老朽化が進んだり、あと使用の仕方、あるいは部屋によっては、なかなか入居に適さない部屋、住宅等もございます。そういったものにつきましては、そのお部屋とかの入居の募集を停止して、周辺環境に影響がないように管理を行っているのが現状でございます。また、年数が経過した古い住宅であっても、状態がいいものにつきましては修繕等を行いながら、継続した管理、入居等を行っているという現状もございます。また、老朽化した住宅の今後のあり方でございますけれど、古い住宅というのは安い家賃で住めるという、そういったニーズもございますし、周りの環境等にいろいろ注意しながら適切な管理を行っていければと思っております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 適切な管理という言葉はわかるのですけれど、私が質問しているのは老朽化した住宅を云々かんぬんではなくて、見受けられるのが平成に入ってからの建物なのです。ですから、そんなに老朽化とは言えないので、そこで使えない部屋が出てしまっていると。こういう対策をどのようになさっているのですかということをお聞きしているので、その辺について御見解があればお願いをしたいなというふうに思います。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) やはり個別の使えない状態、その辺は状況をお聞きして、対応できるものについては対応しますし、本当に入居ができないようであれば、そこは入居停止をするような状態でやっていければと思います。 ◆委員(高橋美奈雄君) ということは、そういう現状があるということを建築住宅課のほうでは把握をしていないということですか。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) 場所によって伺っている部分もございますので、状況によって既に入居停止をしているお部屋もございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) だから、それをどうするのですかということを聞いているのです。 ◎建設部長(宮石修君) 今委員さんのお話にありました平成になってからというのは、ちょっと資料がないので、わからないのですけれども、中には建物をそこのところからほかのもっと環境のいいところへ移りたくても、やっぱり地域に根づいてずっと住んでいらっしゃるということで、なかなかほかの場所の住宅へ移転を好まない方もおります。また、委員さんの言われた、新しいにもかかわらず、そういった破損等、老朽化があるというところにつきましては、早急にもう一度点検をして、対応できるものはできるようにしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆委員(高橋美奈雄君) 部長、ありがとうございました。ぜひその方向性でよろしくお願いしたいというふうに思います。 ◆委員(三島久美子君) 264ページの備考欄の多機能型住宅借上料、一般経費の中にあります。5,239万8,768円決算してありますけれども、これはレジデンス田町の借上料だと思うのですけれども、ちょっと歳入のほうでよくわからなかったので、ここで確認したいのですが、この五千二百数十万円かかっている借上料で実際に市営住宅としての使用料収入があるはずなのですが、どのくらいあるのでしょうか。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) 平成30年度につきましては、使用料収入としては1,596万2,300円となっております。 ◆委員(三島久美子君) 現状で、平成30年度の実績と現状も含めてなのですが、この64戸は全てもう入居済みということでよろしいのでしょうか。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) 現在64戸のうち58戸が入居状態でございます。90%を超える入居状況となっております。その内訳でございますが、学生が33世帯、保育関係の方が5世帯、看護関係が8世帯、介護関係の方が10世帯、障害者関係の方が2世帯となっております。現在随時の募集を行っておりまして、問い合わせ等は結構あるような状況でございます。 ◆委員(三島久美子君) この住宅が建てられた経緯もよく存じ上げているのですけれども、本当に市内の福祉施設だとか保育所の保育士さん、病院の看護師さんがなかなか人が来ないということで、都心部にこういった住宅を安価に提供して、そういう人たちにここに住んでいただいて、しっかりと市にフィードバックしていただくという、そういう高邁な思いでつくられた住宅だと思うのですが、現実問題、費用と効果という意味では、単純に言えば、借上料は五千数百万円で、入居の家賃は1,596万円だよというのを教えていただいたのですが、実際にツーペイしなかったとしても、こういう効果があるのだよと。この事業の成果というのをどのように考えていらっしゃるのかを確認させていただきたいのですけれども、よろしくお願いいたします。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) こちらの事業は、開始から今3年目を迎えておりますけれど、福祉ですとか子育て等に関係する方々に利用していただいておるということでございますが、現在入居に関する問い合わせ等もかなり多くございますので、この事業に関しては、注目されている事業であるのかなというふうに認識はしておるところでございます。 ◆委員(三島久美子君) 実際にここに入っていらっしゃる方というのは、基本的に市内のそういう事業に従事していらっしゃる方だけということでよろしいのですか。 ◎建築住宅課長(青柳正典君) 市内のそういう施設ですとか医療関係、あと市内の学校の学生さん、そういった方が入居しております。 ◆委員(三島久美子君) いい意味でこれが何ていうかそういった人材の確保というのに役に立ってくれればいいなとは思っていますので、これからも推移を見守っていきたいと思っています。  あと1点、先ほど補正予算のところでも申し上げた空き家の緊急総合対策、私はかねてから解体費に1億円近く、80%も出費するのはどうなのかなというふうに指摘をさせていただいてきたのですけれども、本当にそれが、市長も先ほどおっしゃっていましたけれども、一番のニーズだろうということで、しばらくこのままでやらせていただきたいというようなことをさっきおっしゃっていましたが、やはりサロンの利用とか、いわゆる店舗だとか事務所とか、そういうものの利用を促すことが一番大事だと思うのですけれども、平成30年度、これ決算なので、その辺についてどれくらい強調してやってきたのか、その辺をちょっと確認させてください。 ◎市長(富岡賢治君) 何度もお答えして恐縮ですけれど、高邁なことと今おっしゃったけれども、高邁なこととおっしゃってもだめなのです。それは、サロンとか、そういうものに利用してもらえたらこんなにうれしいことはないです。うれしいことはないけれども、それを目的に、主眼にするということは無理です。だって、御案内でしょう、社会福祉活動は三島さんの専門分野でいらっしゃるから。そういう方たちがNPOをつくって借り上げに至るのは時間かかります。それから、本当にそういう物件を支えていくというのは大変ですから、私はこのままでとりあえずいいと思うのです。私は、ゼロかもしれないと思ったのです、そのサロンは。だけれども、問い合わせも結構ありますし、一歩一歩です。だから、ちょっと早いです、三島さん、その御意見は。だから、一応こういうことで進ませていただきますので、またしかし新しい、より有効な考えがあれば変えていくのはやぶさかではありませんけれども。実際商店とか事務所に空き家を使いたいといったときには、この制度を使うということは、なるほど、それはいいなといって改善しましたから、それと同じで改善するのはやぶさかではありませんけれども、当面これでいいのではないかと私は思っています。始めたばかりです。誰も言わないのを始めたのですから、もう数年やっていただきたいと思います。 ◆委員(三島久美子君) 市長が、条例とかでは効果がない、必ず効果のあるものを緊急対策でつくるのだということで、私も現職の議員でしたので、よく伺っております。始まったばかり、確かにもう6年ほどたっていますけれども、それなりの成果というのも見えてきてはいます。ただ、やはり所得制限を設けないで100万円補助するのはいかがなものなかという思いが若干いまだにあるものですから、あえて質問させていただいているのですけれども、令和2年度の予算編成、このまま市長はいきたいということでありますので、私もしっかりこの推移を見守っていかせていただきたいと思っております。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  319ページをお開きください。  11款災害復旧費3項土木施設災害復旧費 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 以上で一般会計の審査を終わり、次に特別会計の審査を行います。  駐車場事業特別会計の審査を行いますので、467ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 469ページをお開きください。  歳出 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) 以上で特別会計の審査を終わります。  次に、調書の審査を行いますので、489ページをお開きください。  財産に関する調書 (質疑なし) ○委員長(後藤彰君) これより議案第71号の所管部分を起立により採決いたします。  本案を認定することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(後藤彰君) 起立全員です。  よって、議案第71号の所管部分は認定すべきものと決しました。  平成30年度高崎市水道事業会計決算書、高崎市公共下水道事業会計決算書を御用意ください。  議案第72号 平成30年度高崎市水道事業会計及び高崎市公共下水道事業会計利益の処分及び決算認定についてを議題といたします。  1ページをお開きください。  平成30年度高崎市水道事業会計について御質疑ありませんか。 ◆委員(三島久美子君) 済みません、決算ということなのですけれども、ちょっとずっと気になっている問題で、8年半前の3.11東日本大震災で放射性物質を含む水道の浄水発生土というのが若田の浄水場にずっと保管をされている。8,000ベクレルパーキログラムを超えた浄水発生土は保管しなさいというルールでやってきたわけですけれども、このいわゆる監視体制というのを連綿と続けていらっしゃると思うのですが、その辺について当然平成30年度もやられてきたわけで、その辺の監視、管理体制について確認をさせていただきたいと思います。 ◎浄水課長(田畑守君) 放射性物質に係る放射能濃度8,000ベクレル毎キログラムを超える指定廃棄物につきましては、現在若田浄水場においてコンクリートで密閉した構造物の中に保管してございます。監視管理体制につきましては、職員による毎日の保管施設の確認と空間放射線量を週1回測定し、測定結果をホームページで公表してございます。また、保管状況の確認といたしまして、環境省による立入検査が毎年実施され、適正に保管されていることを確認しております。 ◆委員(三島久美子君) 基本的にそういう状態だなというのは認識しているのですけれども、当然放射性物質は半減期みたいなものが来るわけで、セシウム137は半減期30年とか言われているのですけれども、この最終処分というのは、見通しというのはどんな感じになっているのでしょうか。 ◎浄水課長(田畑守君) 今後の見通しにつきましては、いわゆる指定廃棄物につきましては、法の規定に基づきまして、国の責任において処理するものとされておりますことから、現状のまま保管を継続し、引き続き厳重な管理体制を維持しながら今後の国の動向に注視してまいりたいと思っております。 ◆委員(三島久美子君) のど元過ぎるとと言うとおかしいですけれども、やっぱり東日本の被害というのがいまだに高崎市にあるのだという認識を改めたいと私は思います。下水道についても全く同じことが言えるわけで、阿久津の処理場にはやっぱりそういった処理汚泥が管理されていると。これからしっかりと国に対しても要求をしていっていただきたいなと思っています。  水道事業について、有収率の問題についてお尋ねしたいのですけれども、平成30年度の水道事業では前年度よりも有収率が悪化していたと。1.1ポイントなのですけれど、87.4%。簡易水道のほうでもやはり同じように2.7ポイント悪化していたと。その要因についてどのように考えていらっしゃるか、お答えください。 ◎工務課長(田口和彦君) 昨年の夏は、特に暑い日が続いたということもありまして、本管の水圧変動とか水温の変化、そういったものがございまして、石綿管の膨張による破損を抑制する目的として、石綿管が布設されている一部の地域において本管の途中で水圧調整のために放水を行い、配水の管理をしたことが要因だというふうに考えております。 ◆委員(三島久美子君) 漏れ水なのかなと思ったら、そうではなくて、石綿管がある意味ではちょっと暑さで破損したということが要因だというふうに認識をしました。石綿管については、この後もう一回質問しますけれども、布設がえがやっぱり急がれるものだと思うのです。石綿管の質問に移りますけれども、管網整備費が説明書のほうの34ページにあるのですが、5億数千万円決算されていますが、このうち石綿管の布設がえ、更新費用というのは大体幾らぐらい平成30年度は決算をしたのか教えてください。 ◎工務課長(田口和彦君) この中の費用の石綿管の部分につきましてですけれども、2億6,486万円でございます。割合としては、大体約50%ぐらいということになっております。 ◆委員(三島久美子君) 石綿管の布設がえについては非常に重要だということで、全体の費用の50%をかけて更新をしているわけなのですけれども、実際にこの布設がえは平成30年度は何キロ進んだのでしょうか。 ◎工務課長(田口和彦君) 平成30年度につきましては約3.2キロでございます。地域分けですけれども、箕郷地域につきまして548メートル、群馬地域につきましては1,725メートル、榛名地域につきまして30メートル、吉井地域が877メートルということで、合わせて3.2キロということでございます。 ◆委員(三島久美子君) 今3.2キロ進めたと。では、残りはどのくらいあるのですか。あとどのくらい布設がえしなければならないか、その辺を教えてください。 ◎工務課長(田口和彦君) 残りが全体で約106.7キロございます。地域別に申し上げますと、箕郷地域が約2.2キロまだ残ってございます。そのほかに、群馬地域で約47.7キロメートル、榛名地域で約26.8キロメートル、そのほか吉井で約30キロメートル、合計で106.7キロメートルが残ってございます。高崎と新町地域につきましては、既に更新を終えてございます。 ◆委員(三島久美子君) 石綿管の布設がえは、かなり前からの課題だったわけで、先ほど有収率の質問のところでも期せずしてお答えがあったのですが、やはりいわゆる漏水対策のためにも、貴重な水のためにも石綿管の布設がえが急がれるというふうに私は思っています。暑さが悪さをするというのもちょっと初めて知ったのですけれども、そのあたりを漏水対策のためにも今後迅速に進めてほしいのですが、当面の計画のようなものがあれば最後にお示しください。 ◎工務課長(田口和彦君) 漏水対策につきましては、漏水調査を毎年行うことで、地面に見えない部分につきましても対策を行っているところでございます。また、そのほかにつきましては、そういった漏水調査、漏水修繕、それも毎年行っているわけで、その結果を踏まえつつ計画的かつ効率的に更新を行ってまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ◆委員(三島久美子君) 今のは漏水対策だったわけですが、石綿管の布設がえというのは、もうあと何年後ぐらいには完了するよというそういう計画、どんな計画になっているのですか。 ◎工務課長(田口和彦君) 先ほどちょっと石綿管の布設がえ状況につきまして大体3.2キロということでお話をさせていただきました。今年度につきましては、そういった災害といいますか、漏水が多いものですから、ことしにつきましてはしっかりとやっていきたいということで、ことしにつきましては約3.2キロに対してうまくいけば5キロぐらいをやりたいというふうに考えているわけでございます。そういった中で、限られた予算の中で効率的にというふうに考えていって、4キロから5キロぐらいやれればいいのかなという感じでございますので、その辺でやっていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(三島久美子君) わかりました。地下の中にもぐっていることって意外と地味というか、見えなくて、市民の方にはここにお金がかかることをお気づきにならない方が多いかと思うのですけれども、非常に貴重な水という資源をみすみす失ってしまう可能性のある問題だと思っています。今の計算でいけば、20年から30年かかるような話になってしまうのですけれども、こういったところにもしっかりとお金をかけていただいて、高崎の水を守っていただくようにお願いをしておきます。 ◆委員(依田好明君) 11ページに事業報告書がある中で、10行目ぐらいのところに中島浄水場の給水区域を変更したということなのですけれども、これはどんな内容でしょうか。 ◎経営企画課長(清水琢磨君) 市全体の給水量が減少傾向にあるということに加えまして、中島浄水場の施設の老朽化などの状況を踏まえまして、運転を休止し、中島浄水場の給水区域を群馬県県央第一水道の受水を供給しております正観寺配水場の給水区域に変更したものでございます。 ◆委員(依田好明君) わかりました。基本的に廃止していくという方向だと思います。それから、監査委員の経営分析をちょっと見たのですけれども、水道事業の営業収支比率とか総収支比率が前年度からやや低下している、あるいは類似団体に比べて固定負債の構成比率、自己資本構成比率がやや低いと思うのですけれども、これはどのようにお考えでしょうか。 ◎経営企画課長(清水琢磨君) 営業収益と事業収益につきましては、平成30年度は平成29年度と比べまして若干減少しておりますけれども、ほぼ同額でございます。これに対しまして、営業費用などにつきましては、平成30年度は白川浄水場ろ過池のろ過砂の交換ですとか、管路・施設情報管理システムに係る委託料などがございまして、平成29年度よりもその分が増加しておりまして、指標の数値が若干低下しております。しかしながら、こうしたものは一時的な費用の増加によるものでございまして、いずれの指標にいたしましても望まれる水準であると言われております100%を超えておりまして、現在も利益を確保している状況であることに変わりはございません。  また、固定負債構成比率や自己資本構成比率についてですけれども、この2つの指標につきましては企業債残高が影響を与えるものでございまして、類似団体に比べて確かに若干高かったり低かったりということがあるのですけれども、これは企業債残高が少し多いということが影響しております。しかしながら、毎年少しずつではございますけれども、企業債残高につきましては縮減をしておりまして、平成29年度と比べますと、固定負債構成比率につきましては1.8ポイント下がりまして、自己資本構成比率につきましては1.6ポイント上がっております。いずれも継続的に改善しておりまして、今後とも必要な施設の更新などを行いながら企業債の適正な管理に努めてまいりたいと考えております。 ◆委員(依田好明君) ありがとうございます。給水人口が徐々に減っておりますし、また節水の器具なんかもありますので、収入の伸びが期待できないと思うのですけれども、そういう中でどのように経営健全化を図っていくかというのをコメントいただければと思います。 ◎経営企画課長(清水琢磨君) 委員御指摘のとおり、給水収益の大きな伸びというのは今後期待できないという状況にはございますけれども、水道事業といたしましては、水道施設を適切に管理しながら適切な時期に更新を行う、そういったことを徹底いたしまして、費用の縮減や平準化を図り、健全経営に努めてまいりたいというふうに考えております。 ◆委員(依田好明君) この間も山歩きをする中で、榛名神社近くの社家町の上水道、簡易水道だと思うのですけれども、しっかりそういうところの水道も今頑張ってやっているのだなというのを見させていただきましたけれども、引き続き良質な水道水を守るために頑張っていただきたいと思います。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  57ページをお開きください。  平成30年度高崎市公共下水道事業会計について御質疑ありませんか。 ◆委員(三島久美子君) 全体的なことなのですけれども、汚水処理人口普及率という言い方なのでしょうか、今高崎市の汚水処理人口普及率というのは何%になっているのかを確認させてください。 ◎総務課長(中曽根哲哉君) 汚水処理人口普及率は、下水道、合併処理浄化槽、農業集落排水などの汚水処理施設ごとの整備状況を示す指標として群馬県が市町村ごとの状況を公表しているもので、平成30年度末現在の本市の汚水処理人口普及率は、下水道が73.6%で対前年比0.3%増、合併処理浄化槽が9.6%で対前年比0.2%増、農業集落排水が1.2%、対前年比同で、合計84.3%、対前年比0.4%の増となっております。 ◆委員(三島久美子君) なぜこれを聞いたかというと、群馬県内では結構進んでいるほうなのですけれども、84.3%に対して、下水道というのは計画に基づいてやっている中で、平成30年度73.6%だったのですが、それを引き上げる、マックスでどのくらいまで行けるというふうに考えていらっしゃいますか、下水道普及率は。 ◎総務課長(中曽根哲哉君) 今後事業計画区域の整備が終了しますと、77%を想定しております。 ◆委員(三島久美子君) そうなると何ポイントかは上がるということで、それでも全体は9割にまで行かないというのが大きな課題だと。高崎市とすれば、さらに進めていくべき問題だなと思っています。所管が違うので、ここではあえて申し上げませんけれども、合併処理浄化槽の普及に力を入れるのが最優先なのかなと。そう言いながらも、やっぱりお金のかかることということで、なかなか進まないのが現実でありますので、下水道局とすれば事業計画にのっとって下水道事業を粛々と進めていただくようにお願いしておきたいと思います。 ◆委員(依田好明君) 本庁を含めて各支所別など、下水道普及率の地域別の状況とか、あるいはその個人負担金の状況はどうなっているでしょうか。 ◎総務課長(中曽根哲哉君) 下水道処理人口普及率は、その地域の行政区域内人口に対する下水道を利用できる区域内の人口の割合で、分母となる行政区域内人口には、先ほどお話ししましたとおり、浄化槽区域も含まれておりますが、平成30年度末現在の地域別の下水道処理人口普及率は、高崎地域で90.3%、対前年比0.4%の増、箕郷地域で32.6%、対前年比0.2%減、群馬地域で27.3%、対前年比0.1%減、新町地域99.8%、増減なし、榛名地域23.5%、対前年比0.4%の増、吉井地域54.7%で、0.3%の増となっており、高崎市全体では73.6%で、対前年比0.3%の増となっております。  それから、2点目の御質問で、個人の負担金というのは受益者負担金でよろしいでしょうか。受益者負担金につきまして、平成30年度末現在、地域別の申告状況ですけれども、箕郷地域が68件で1,535万円、前年比で28件増の430万円増、群馬地域が170件、2,938万5,000円、対前年比22件増の540万円増、新町地域が16件、371万4,160円、前年比で2件減ですが、97万3,340円の増、榛名地域で31件、1,290万円、前年比で6件増の855万円の増、吉井地域で23件、1,607万9,650円、対前年比で8件の減ですが、985万6,750円の増、このうち新町、榛名、吉井の各地域では、大規模事業所の接続が新たにあったことから、申告件数と金額が比例しておりません。
    ◆委員(依田好明君) 御報告いただきました。群馬地域も27%ということで、都市計画税などを払い続けているのだけれども、なかなか展望がないというような声も聞いていますので、下水道のこの延伸エリア、今後の方向性をどのように考えているでしょうか。 ◎総務課長(中曽根哲哉君) 現在市街化区域における下水道整備は、群馬地域を中心に整備をしております。群馬地域では、区画整理事業などの進捗にあわせて重点的に整備を行っているところです。合併地域の下水道整備は、玉村町に処理施設があります県央処理区の整備となっております。この県央処理区は、群馬県が管理する下水道幹線への接続箇所が限られているため、順次下流側から上流側へ整備を進めているところです。今後も引き続き効率的かつ計画的な整備を進めていきたいと考えております。 ◆委員(依田好明君) どの地域の人にも、バランスがとれて、住んでいてよかったという下水道行政を進めていただければと思います。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第72号を起立により採決いたします。  本案を可決及び認定することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(後藤彰君) 起立全員です。  よって、議案第72号は可決及び認定すべきものと決しました。   ──────────────────────────────────────────── △審査終了 ○委員長(後藤彰君) 以上で本委員会に付託された議案の審査は全て終了いたしました。  審査に当たり、円滑な委員会運営に御協力いただき、ありがとうございました。  なお、委員長報告の作成については私に一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(後藤彰君) それでは、そのようにしたいと思います。  以上で本日の議題を終わります。                                       午後 2時43分   ──────────────────────────────────────────── △その他 ○委員長(後藤彰君) 次に、その他として執行部から何かありましたらお願いします。  なければ、この際、委員の方々から執行部に対し、お聞きしたいことがありましたらお願いします。 ◆委員(三島久美子君) 1点だけ、水道事業の問題です。この間、台風15号で千葉県で大規模な停電があって、本当にまだ全面復旧していない状況で、停電時の断水というのが大きな問題なのだなというふうにちょっとクローズアップされたような感じがしました。たまたま金曜日の朝日新聞の群馬版に、本市の給水施設のうち電力が必要な重要11施設の中で自家発電設備が整備されていないものが4施設あるというふうな記事、またほかにも細かくあったのですが、停電のとき、高崎市では給水にさまざまな御努力をなさると思うのですけれども、停電時の対応というのはどうに行われるものなのでしょうか。 ◎浄水課長(田畑守君) 若田浄水場に集中管視システムが導入されておりまして、水道施設や水質に異常があれば警報が出るシステムになっております。ただ、主要施設や浄水場には非常用発電機が設置されておるものですから、万一停電が発生しても自家用発電機が稼働して、浄水処理を行うことは可能でございます。 ◆委員(三島久美子君) 大きな病院とかへの水の供給というのは、ずっとは無理だとしても、停電の復旧次第なのですけれども、ある一定期間は可能だということで、その辺の心配はないよという解釈でよろしいのですか。 ◎浄水課長(田畑守君) 浄水場の規模や配水池の容量から、約半日程度は送水することが可能でございます。 ◆委員(三島久美子君) 非常に大きな問題なので、非常用発電機をもっと容量の大きいものにすればいいとかなんとかという話にもなると、かなり大きな話になってしまって、費用もかかることなのですけれども、いずれにしても災害に強い水道づくりというのが高崎市の水道事業の大きなテーマだというふうに私も認識しておりますので、先ほど来の耐震管への布設がえだとか、石綿管の布設がえだけではなくて、いろんな意味で停電時の対応についてもしっかりと取り組んでいただくようにお願いをしておきたいと思います。 ○委員長(後藤彰君) ほかにありませんか。   ──────────────────────────────────────────── △閉会 ○委員長(後藤彰君) なければ、以上で本日の建設水道常任委員会を閉会いたします。                                     午後 2時47分閉会...