高崎市議会 2017-09-21
平成29年 9月21日 市民経済常任委員会−09月21日-01号
平成29年 9月21日
市民経済常任委員会−09月21日-01号平成29年 9月21日
市民経済常任委員会
平成29年
高崎市議会市民経済常任委員会会議録
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平成29年9月21日(木曜日)
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市民経済常任委員会次第
平成29年9月21日(木)
第1委員会室 午前10時
1 議 題
(1)議案の審査
議案第111号 平成29年度高崎市
一般会計補正予算(第2号)(
所管部分)
議案第114号 平成29年度高崎市
一般会計補正予算(第3号)
議案第 97 号 平成28年度高崎市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定について(
所管部分)
2 そ の 他
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出席委員等(11人)
委 員 長 渡 邊 幹 治 君 副委員長 追 川 徳 信 君
委 員 田 村 理 君 委 員 新 保 克 佳 君
委 員 松 本 基 志 君 委 員 木 村 純 章 君
委 員 石 川 徹 君 委 員 柄 沢 高 男 君
委 員 丸 山 和 久 君
議 長 逆 瀬 川 義 久 君 副 議 長 林 恒 徳 君
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欠席委員(なし)
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説明のため出席した者
市長 富 岡 賢 治 君 副市長 兵 藤 公 保 君
副市長 松 本 泰 夫 君 市民部長 小 泉 貴 代 子 君
市民生活課長 冨 加 津 豊 君
人権男女共同参画課長
阿 久 澤 健 君
防犯・
青少年課長福 島 優 君
地域交通課長 金 田 祐 児 君
市民課長 青 柳 正 典 君
保険年金課長 山 田 史 仁 君
環境部長 石 原 正 人 君
環境政策課長 清 水 弘 明 君
一般廃棄物対策課長 産業廃棄物対策課長
塚 越 直 樹 君 松 田 隆 克 君
環境施設整備室長吉 田 尚 広 君
清掃管理課長 藤 野 泰 宏 君
高浜クリーンセンター所長 城南クリーンセンター所長
西 山 学 君 清 水 孝 之 君
吉井クリーンセンター所長 商工観光部長 齋 藤 逹 也 君
吉 岡 和 雄 君
産業政策課長 吉 井 秀 広 君
商工振興課長 大 山 富 美 雄 君
観光課長 新 井 修 君 農政部長 真 下 信 芳 君
農林課長 高 橋 弘 之 君
田園整備課長 金 井 孝 文 君
農業委員会事務局長 倉渕支所地域振興課長
堀 越 修 君 宮 下 明 子 君
倉渕支所市民福祉課長 倉渕支所農林建設課長
牛 田 雅 志 君 塚 本 茂 之 君
箕郷支所地域振興課長 箕郷支所市民福祉課長
生 方 忠 義 君 須 田 美 智 子 君
箕郷支所産業課長長 壁 保 幸 君
箕郷支所建設課長外 所 広 昭 君
群馬支所地域振興課長 群馬支所市民福祉課長
飯 島 照 彦 君 藍 美 香 君
群馬支所産業課長中 島 金 作 君
群馬支所建設課長関 矢 弘 幸 君
新町支所地域振興課長 新町支所市民福祉課長
近 藤 隆 人 君 中 澤 朗 君
新町支所建設課長本 田 時 人 君
榛名支所地域振興課長
高 橋 宏 樹 君
榛名支所市民福祉課長 榛名支所産業観光課長
関 根 英 二 君 久 保 達 也 君
榛名支所建設課長神 宮 宏 幸 君
吉井支所地域振興課長
田 代 有 史 君
吉井支所市民福祉課長 吉井支所産業課長松 本 雅 彦 君
田 嶋 恭 子 君
吉井支所建設課長田 中 和 典 君 財務部長 北 島 晃 君
財政課長 南 雲 孝 志 君 納税課長 岩 佐 英 臣 君
会計管理者 歌 代 典 彦 君 会計課長 中 村 仁 寿 君
代表監査委員 田 口 幸 夫 君
監査委員事務局長土 谷 徹 則 君
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事務局職員出席者
事務局長 小 林 茂 庶務課長 大 島 勇 人
議事課長 大 河 原 博 幸
議事課長補佐(兼)
議事担当係長
坂 口 圭 吾
議事課主任主事 高 橋 智 仁
議事課主任主事 後 閑 和 晴
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△開会
午前 9時58分開会
○委員長(
渡邊幹治君) 定刻前ですが、委員の
皆様全員おそろいでございますので、ただいまから
市民経済常任委員会を開会いたします。
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△諸般の報告
○委員長(
渡邊幹治君) この際、諸般の報告を申し上げます。
傍聴は、あらかじめ許可してあります。
以上で諸般の報告を終わります。
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△開議
○委員長(
渡邊幹治君) それでは、本日の会議に入ります。
本日の会議は、お手元に配付の次第に従い進行いたします。なお、
決算認定議案及び
補正予算議案については、次第の裏面に記載のとおり審査を進めたいと思います。
この際、委員会の運営上お願いいたします。委員からの質疑は、内容を簡潔にされるとともに、議題の範囲を超えないよう1問ずつお願いします。また、執行部は質疑の趣旨を的確に捉え、簡潔な答弁を行ってください。
以上、円滑な
委員会運営に御協力をお願いいたします。
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△議案の審査
議案第111号 平成29年度高崎市
一般会計補正予算(第2号)(
所管部分)
議案第114号 平成29年度高崎市
一般会計補正予算(第3号)(
所管部分)
議案第 97 号 平成28年度高崎市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定について(
所管部分)
○委員長(
渡邊幹治君) それでは、議案の審査に入ります。
定例会議案を御用意いただき、77ページをお開きください。
議案第111号 平成29年度高崎市
一般会計補正予算(第2号)の
所管部分を議題といたします。
88ページをお開きください。
歳入15
款国庫支出金 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 90ページをお開きください。
16
款県支出金 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 92ページをお開きください。
21款諸収入 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 94ページをお開きください。
歳出2款総務費について御質疑ありませんか。
◆委員(田村理君) 97ページ、2款4項1目でありますけれども、こちらの
戸籍住民基本台帳事務経費ということで、この金額が支出になったということですが、1,000万円ちょうどの補正ということで、ちょっと気になったものですから質問させていただきます。これは、どこにどういった整備を委託したのか、教えていただけますでしょうか。
◎
市民課長(青柳正典君) こちらの委託費は、
個人番号カードの記載事項の充実に係る
システム改修ということで、女性活躍を位置づけた政府の取り組みであります形で、旧氏の併記を可能とする形で
システム改修を行うものでございます。この1,000万円という金額でございますが、まだ大枠のものしか示されておりませんので、その大枠の仕様に基づいてベンダーに見積もり徴収したところ、この額ということで上がってきましたので、計上させていただいたものです。委託先が今
住民基本台帳のシステムベンダーでありますジーシーシーの高崎支店に委託する予定でございますが、詳細が決まるのはまだこれからということでございますので、この額の計上とさせていただいたものです。
◆委員(田村理君)
マイナンバーカードに情報として旧氏を記載するということでありましたけれども、例えば
住民基本台帳の情報として、旧氏、これが実際に登録をされていない方もいらっしゃると思うのです。違う市町村で御結婚されて高崎に転入された、そういった場合は旧氏の情報がないと思うのですけれども、そういった場合の御対応、教えていただけますでしょうか。
◎
市民課長(青柳正典君) こちらの詳細につきましても、まだ国のほうから示されておりませんが、基本的には過去に使用してきた戸籍上の氏を使うということですので、市町村のほうでその過去の戸籍等を徴取するなりして、確認して旧氏を掲載していくものと推測されております。
◆委員(田村理君) そこに手間もかかる、人件費もかかるということになると思うのですけれども、そもそも
マイナンバーカードの普及率が依然として低い状況だと思うのです。3月議会の段階でも6.8%の普及率ということで、国民の理解が得られていない制度だと言えると思うのですけれども、そういったものに対する支出は反対をいたします。この件に関しては以上です。
○委員長(
渡邊幹治君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
100ページをお開きください。
4款衛生費 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 102ページをお開きください。
5款労働費 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 6
款農林水産業費について御質疑ありませんか。
◆委員(新保克佳君) 102ページ、103ページの
農作物養蚕対策費について伺いたいと思います。今回
養蚕振興事業、
蚕糸業継承対策事業補助金ということで補正していただいたわけですけれども、まず市内の
養蚕農家の軒数など、実態について御報告ください。
◎
農林課長(高橋弘之君) 市内の
養蚕農家の数ですけれども、平成29年度合計で15軒となっております。
◆委員(新保克佳君) これ以前から、私も
養蚕農家さんからいろいろなお話を伺っておりまして、当局といろいろと御相談させていただいたわけなのですけれども、今回こういう形で補正がついて、本当に大変うれしく思っているのですが、以前お話を伺ったところによりますと、JAとの協議とか、あと広域の自治体、ほかの市町村との協議なども必要だということだったのですが、今回その辺についてはどういう形でここに至ったのか御説明いただきたいのですけれども。
◎
農林課長(高橋弘之君) こちらのほうにつきましては、平成26年度を基準といたしまして、その生産量を必ず上回ることとされていた県の補助要件がございました。こちらの要件が緩和となりまして、これまでのJAたかさき管内ですとか、あとはぐくみ管内に加えまして、新たにJAたのふじの管内が補助対象となりました。そういったこともありまして、今回増額の補正をお願いするというものです。
あと、高崎市から単価で100円という形で、1キログラム当たり100円の補助金が出ているのですけれども、そちらのほうも周辺の市町村とあわせまして均衡をとるような形で、100円から1,000円という形でお願いをしているものでございます。
◆委員(新保克佳君) ありがとうございます。恐らくそういった自治体ということですから、当然富岡市長初め皆さんの、特に市長のいろいろな御尽力あったというふうに推察されますので、心から感謝申し上げるとともに、この事業費の内容とともに、継承対策ということですので、大事な産業ですし、一方で先行きが大変厳しいものもありますので、ぜひ事業が継承されますように、今後とも取り組み、引き続きお願いしたいと思います。
◆委員(木村純章君) 今の件でちょっと確認をさせていただきたいのですけれども、どうしてもお蚕さんの場合には現実ちょっと時期が、富岡製糸が世界遺産になったのは3年前なのですけれども、ちょっとタイミングが、
養蚕農家さんに聞くと、もうちょっと早くやってくれればなというのが本音であると思うのです。所管も承知していると思うのですけれども。そういった点で、国も県も富岡製糸の世界遺産もそうですけれども、日本絹の里も群馬町にあるのですけれども、その辺の意気込みというか、市内に15軒しかないから、ただ補助金を出したからといっても、かなり年配になってしまっているのです、もう。そうすると、高崎市としての補助の仕方というのは、補助金を出すだけでない、15軒をもうちょっとピックアップしてあげたほうがいいかなとは感じるのですが、その辺どういうふうに持っていきましょうか。
◎
農林課長(高橋弘之君) 高齢化などによりまして、
養蚕農家は年々減っております。ただ、現在の農家ですとか、あとこれから養蚕業を志す若者に対して、養蚕業は魅力的な稼げる農業と思えるような足がかりの一つとなるように今回の補正をお願いしているわけなのですけれども、それに加えまして、実際には蚕室や機械、桑畑などは不足しているというのが現状でもあります。そういったこともありますので、例えば
養蚕農家が引退するときに、蚕室ですとか機械、桑畑、そういった引退する農家のものを、新しく志す若者にマッチングさせるようなことを研究してまいりたいと考えております。
◆委員(木村純章君) 課長おっしゃるとおりだと思うので、群馬町も多分三、四軒くらいあって、宮内庁とか皇后様にも献上したような方もおられると思うのです。別に群馬町だけではなく。そういった面で、先ほど冒頭にお話ししたように、ちょっと高齢化が進んで、だけれども、言葉は変なのですけれども、好きだからやっている、意地でとは言わないのだけれども、そういう状況があるので、今課長が言ってくれた、桑畑も一回伐根してしまうともうだめというか、新たに植えるのは大変なので、宅地化も進んでいるエリアもありますから、その辺については15軒なので、広報高崎とかいろんなピックアップ、農業系の新聞等には載せていただいているとは思うのですけれども、そういった励みを、もうちょっと援助して励みになるようなことも考えていただいて、バックアップしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○委員長(
渡邊幹治君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
104ページをお開きください。
7款商工費 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) これより議案第111号の
所管部分を起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○委員長(
渡邊幹治君) 起立多数です。
よって、議案第111号の
所管部分は原案のとおり可決すべきものと決しました。
定例会議案(2)を御用意いただき、1ページをお開きください。
議案第114号 平成29年度高崎市
一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。
6ページをお開きください。
歳入20款繰越金 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 8ページをお開きください。
歳出5款労働費について御質疑ありませんか。
◆委員(田村理君) 9ページです。今回
勤労青少年ホーム運営事業ということで、
空調設備改修工事補正が組まれたわけでありますけれども、補正で1,000万円近く増額になっているのですけれども、この改修の内容について詳しく御説明いただきたいと思います。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 並榎町にございます
勤労青少年ホームの空調設備が、本年8月28日に熱交換器に穴があいて修理不能となり、使用することができなくなったため
全面改修工事を行うものでございます。
◆委員(田村理君) 実際壊れてしまってからすぐ改修ができたという、そういう認識でよろしいでしょうか。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 8月28日に熱交換器のほうが修理不能になりまして、すぐに工事の補正予算のほうを追加の議案として出させていただいたものでございます。
◆委員(田村理君) すぐ補正が決断されたということで、今回これだけ補正になってしまったというのは、やっぱり事前に早い段階での改修をしていればこれだけお金がかからなかったのかとも思えるのです。実際壊れてしまうまで、本当に細かい細かい改修をされているという話を伺っています。それで何とかもたせているという状況が、この施設だけではなくて公共施設全体に言えることだと思うのですけれども、今後こういった大きな改修にならないように、実際公共施設の改修の予算を少し多目に組んでいただきたいなというふうに希望を申し上げておきたいと思います。今回迅速な対応ということで、この点に関しましては評価をしたいと思います。
○委員長(
渡邊幹治君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
これより議案第114号を起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○委員長(
渡邊幹治君) 起立全員です。
よって、議案第114号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
決算認定議案の審査を行いますので、平成28年度高崎市
歳入歳出決算書及び附属書類を御用意ください。
議案第97号 平成28年度高崎市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定についての
所管部分を議題といたします。
27ページをお開きください。
歳入12
款交通安全対策特別交付金 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 29ページをお開きください。
13款分担金及び負担金1項分担金 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 31ページをお開きください。
14款使用料及び手数料1項使用料 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 37ページをお開きください。
2項手数料について御質疑ありませんか。
◆委員(田村理君) 38ページ、14款2項1目3節でありますけれども、
戸籍住民基本台帳手数料ということで、これだけ収入があったということなのですが、約1億5,273万円ということです。このうち
マイナンバーカードによるものはどれだけになるのでしょうか。
◎
市民課長(青柳正典君) 手数料の
マイナンバーカードということですので、
マイナンバーカードの
コンビニ交付の手数料ということでよろしいですか。それにつきましては、この全体額の中の69万1,850円で、件数が2,732件でございます。全体の0.6%となっております。
◆委員(田村理君) 全体の0.6%ということで、やはり国が予想していたようなカードの普及状況ではないということで、こういった低い数字になっているのかなと思います。ありがとうございます。
○委員長(
渡邊幹治君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
41ページをお開きください。
15
款国庫支出金1項
国庫負担金 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 43ページをお開きください。
2項
国庫補助金について御質疑ありませんか。
◆委員(田村理君) 44ページでありますけれども、15款2項1目1節の中に、一番最後の丸で、
個人番号カード交付事務費(前年度
繰越明許分)ということであるのですけれども、繰越明許の理由について教えてください。
◎
市民課長(青柳正典君) こちらは前年度、平成27年度におきまして
個人番号カードの交付が始まったわけでございますが、こちらについては交付申請が当初の見込みよりも低調であったということ、また交付窓口におきまして
個人番号交付のために連携する
地方公共団体情報システム機構が保有しているシステムに障害が発生したり等、交付に関して不測の遅延が生じたというのが実情でございます。それをもとに、当初国が予定していました全国で合計2,500万枚の交付が年度内に達成できないということで、それを翌年度に繰り越したものでございます。
◆委員(田村理君) 全く思うようにこの制度が進行していないということが確認できました。ありがとうございます。
○委員長(
渡邊幹治君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
49ページをお開きください。
3項委託金 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 51ページをお開きください。
16
款県支出金1項県負担金 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 53ページをお開きください。
2項県補助金 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 57ページをお開きください。
3項委託金について御質疑ありませんか。
◆委員(木村純章君) 60ページの
商工費委託金で、
首都圏自然歩道管理49万円ありますが、これはどういう歩道のことに充当されるのでしょうか。
◎
観光課長(新井修君)
首都圏自然歩道は、別名関東ふれあいの道と呼ばれていまして、1都6県を一周する総延長1,799キロメートルの
長距離自然歩道でございますが、その自然歩道の保全及び利用者の安全に資することを目的に、草刈り及び
小規模修繕について、高崎市内のコースの一部を群馬県から委託されている事業でございます。
○委員長(
渡邊幹治君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
61ページをお開きください。
17
款財産収入1項
財産運用収入 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 63ページをお開きください。
2項
財産売払収入について御質疑ありませんか。
◆委員(新保克佳君) 63ページ、物品売払収入なのですけれども、この中にあるのかあれなのですけれども、レアメタルの回収というのが含まれるのかどうか、あれば回収数量など、お知らせください。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) 現在高崎市では、レアメタル単体としての回収は行っておりませんが、平成26年1月よりレアメタルなど希少金属を含む使用済み小型家電の回収を行っております。回収した使用済み小型家電は、再資源化業者へ売り払い、希少金属も再資源化されております。また、回収量ということですが、平成28年度におきましては約341トンの回収量がありました。年間の売り払い額といたしましては3万6,855円となっております。これからも資源の有効活用を図れるよう努めてまいりたいと考えております。
◆委員(新保克佳君) 先日報道とかで、2020年の東京オリンピックのメダルをこのレアメタルから、回収したものからつくろうというようなキャンペーンですか、取り組みがあるというふうに伺ったのですけれども、この数量、平成28年度だけ聞いたので、評価については何とも言えないのですけれども、そういったものも絡ませると、こういった事業がさらに進んで、収入にもつながるのかな思いますので、ぜひそういったお取り組みをお願いしたい、要望になりますけれども。
○委員長(
渡邊幹治君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
67ページをお開きください。
19款繰入金 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 71ページをお開きください。
21款諸収入3項貸付金元利収入について御質疑ありませんか。
◆委員(松本基志君) 1目1節総務管理費貸付金元利収入なのですけれども、この住宅新築資金等貸付金については、主要施策の成果等に関する説明書にも載っていますけれども、平成8年度をもって終了した住宅新築資金等貸付事業についてということでございます。新規の貸し付けは平成8年以降は行われていないと思いますけれども、この中でやっぱり収入未済額が6億6,500万円と大変大きな金額になっているのですけれども、このもともとの貸付金について、簡単でいいので、とりあえず説明をお願いしたいのです。
◎
人権男女共同参画課長(阿久澤健君) 住宅新築資金等貸付事業につきましては、同和対策事業特別措置法のもと、歴史的、社会的な理由により生活環境の安定向上が阻害されている地域の環境整備を図るため、当該地域に係る住宅の新築、改修、宅地の取得について必要な資金の貸し付けを行ったものでございます。高崎市におきましては、昭和44年度から平成8年度まで貸し付けを行いまして、貸し付け件数1,454件、53億1,216万円の貸し付けを行ったところでございます。今現在回収に努めておりますけれども、平成28年度末におきまして228件、金額にいたしまして6億6,551万7,329円が収入未済となっているところでございます。
◆委員(松本基志君) 6億6,551万円が収入未済になったということで、平成8年度以降は毎年債権回収の事業ということで行っているのだと思いますけれども、これが平成27年度と比べても入ってくる額が大分減ってきているのだと思うのです。平成28年度において滞納整理みたいなことはどんなことをやったのか、確認の意味でお聞きしたいと思います。
◎
人権男女共同参画課長(阿久澤健君) 現在は、平成33年度まで続く償還金の返済の受け入れと、未収債権の回収業務を人権男女共同参画課と吉井を除きます各支所の地域振興課で実施しているところでございます。また、滞納件数の多い高崎、箕郷、群馬地区につきましては、非常勤の嘱託6名と協力しながら回収業務を行っているところでございます。また、回収業務を円滑に行うため、支所担当者の研修会や月例の徴収員の連絡会議を行いまして、情報交換会等を行うとともに、群馬県と関係市町村住宅資金償還事務検討会で事例研究等を行っております。
滞納者に対しましては、定期的に催告あるいは督促等の文書を送付させていただきまして、文書回答がない場合、また分納納付が途切れた場合などにつきましては、電話や自宅訪問を行いまして償還指導を行っておるところでございます。今後とも適正な債権管理に努めてまいりたいと考えております。
◆委員(松本基志君) 今回収について御説明いただいたのですけれども、当初53億円であって、平成33年までというお話でしたから、まだ約定で普通に返済している方もいらっしゃると思うのです。その中で6億6,500万円収入未済になるというのは、例えば普通の金融機関だったら多分もう潰れてしまうぐらいの金額になっているのではないかなと思いますし、いろいろ取り組んでいただいていることは理解できるし、嘱託の方にもお願いをしているということですけれども、歳出の中では嘱託でも約900万円ぐらい嘱託報酬等も出ているわけです。なかなか難しいのかなと思いますけれども、これそっくり不納欠損にするわけにもいかないと思いますし、より一層の御努力をお願いして、これが少しでも少なくなるようなお取り組みをお願いして、終わりにしたいと思います。
○委員長(
渡邊幹治君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
73ページをお開きください。
4項受託事業収入から
5項雑入まで (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 83ページをお開きください。
22款市債 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 以上で歳入の審査を終わり、続いて歳出の審査を行いますので、95ページをお開きください。
2款総務費1項総務管理費について御質疑ありませんか。
◆委員(田村理君) 3点ばかり質問させていただきたいと思います。まず、97、98ページなのですけれども、2款1項5目消費対策費、この中に消費者啓発事業ということで、講師謝金11万4,000円の支出になっています。予算の段階ではこの項目は確認できなかったのですけれども、これどういったものなのか、御説明いただけますでしょうか。
◎
市民生活課長(冨加津豊君) この支出は、食品ロス削減に向けた啓発事業として、食材を無駄にしないための料理教室を開催しておりまして、その料理教室の際の講師に支払った謝金でございます。あと、予算上は消費者啓発事業ということで、報償費に講師謝金として13万4,000円ほど計上されていたのですけれども、予算書のほうでは20万円以下の詳細の記載は省略されているということで、予算書上では項目としては上がっていなかったものでございます。
◆委員(田村理君) これはすばらしい取り組みだと思うのです。食品ロス、社会的な問題になっていまして、この問題が解決に向かっていけば、ごみの排出量の減量に大きく役に立つのかなと思っているのですけれども、ちょっと今の御説明の中でなかったのですが、実際に教室は年に何回、どういったところで行われているのか教えていただけますでしょうか。
◎
市民生活課長(冨加津豊君) 会場といたしましては、中央公民館ですとか各地区の公民館、あとはソシアス、高崎市の保健所ですとか福祉会館などをお借りしまして、平成28年度では10回ほど開催させていただきました。
◆委員(田村理君) 年10回やっているということで、知らなかったのですけれども、ちなみにこれはいつごろからの取り組みで、参加者は年々どういった形なのでしょうか、ふえているのか減っているのか、その辺をお聞かせください。
◎
市民生活課長(冨加津豊君) この料理教室は、平成27年度から実施しております。平成27年度の参加者は108人、次の平成28年度が149人という実績が残っております。
◆委員(田村理君) 食品ロス、これをなくすための取り組みということで、啓発活動なんかもされて、徐々に参加者もふえているという状況だと思います。私も料理は好きなのですけれども、ブロッコリーを買ったら、茎の部分もいためて食べるとか工夫しているのですけれども、こういった取り組みをこれからも一層強めていっていただきたいなと思います。よろしくお願いします。
続いて、2点目になりますけれども、115、116ページ。備考欄の一番上に交通安全推進事業ということでありまして、これが当初予算と比較して500万円ほど減額になっています。その理由についてお聞かせください。
◎
地域交通課長(金田祐児君) 執行残の中身、不用額の主な内容につきましては、高崎市交通安全指導員が23名の定員まで充足されていないことによる交通安全指導員報酬や報償金、並びに交通安全教室に携わる嘱託職員の補充が1名おくれたことによる嘱託報酬等が不用額になったものでございます。
◆委員(田村理君) 指導員の充足がなかなか思うように進まなかったということで、実際に指導員をされている方、本当に感謝するところなのですけれども、なかなか充足できない、この状況をやっぱり改善するためにいろいろ大変だと思いますが、今後も努力していっていただきたいと思います。
実際に、指導員の充足が進まなかったということで、これによる影響、例えば交通安全推進事業、これに多少支障があるとか、そういった状況はあると認識されているのでしょうか。
◎
地域交通課長(金田祐児君) 各地域で支えていただきまして、交通安全指導員以外の学校関係者、交通安全協会とも連携して、老人、子どもの交通安全等に取り組んでいただいておりますので、現状のところは支障ございません。
◆委員(田村理君) 支障がないということで安心いたしました。8月24日に小学校3年生の男の子が軽自動車と衝突して、頭の骨を折る重体になってしまうという痛ましい事故が起こったばかりであります。今後も交通安全に関する取り組み、これに力を入れていっていただきたいと思います。このことをお願いして、この点については終わります。
続いて、3点目、121、122ページになります。2款1項18目男女共同参画費、この中の上から4つ目のポチなのですけれども、たかさき縁結び応援団補助金審査委員会委員報償金というのと、あとその次のページ、上から4つ目のポチ、たかさき縁結び応援団補助金、その下の婚活支援事業補助金ということで240万円程度支出があるのですけれども、当初予算の段階ではたかさき縁結び応援団補助金ということで、1本の項目で500万円が計上されていました。これは、どういった経緯でこういうふうになったのか、御説明いただけますでしょうか。
◎
人権男女共同参画課長(阿久澤健君) たかさき縁結び応援団補助金につきましては、公益活動を通じまして男女の出会いと交流につながる機会を提供する団体等の取り組みを支援するものでございます。一方、婚活支援事業補助金につきましては、平成28年度より高崎商工会議所が開始した出会いの場創出事業への助成でございまして、中小規模事業者に対しまして、企業の永続的発展や福利厚生の一環としていただくため側面的な支援を行ったものでございます。このようなことから補助金の趣旨が異なることになりましたので、予算を振り分けたものでございます。
◆委員(田村理君) わかりました。若者がなかなか結婚できないというのは、社会的な背景などいろいろあると思うのですけれども、実際にこういったイベントは、参加費用の問題であるとか、年齢制限の問題であるとか、いろいろ課題があると思うのです。出会いの場をつくり出す活動がちゃんと実を結んでいるのか、成果を見きわめて、今後必要な手だてをとっていかなければならないと思います。その点についてお願いをさせていただきます。
◆委員(丸山和久君) 116ページの交通安全推進事業のうちの高齢者自動車運転免許証自主返納奨励費というふうな部分でありますけれども、説明書のほうでは997件あったというふうなことですけれども、今高齢者の事故がいろんな、いつも新聞紙面をにぎわせておりますけれども、今後もっともっとふえるというふうに思いますけれども、どのぐらいの部分の中でふえているのかどうか、ちょっとその辺内容的に教えいただければ。
◎
地域交通課長(金田祐児君) 高齢者の交通安全対策で、高齢者の事故等もふえてきている状況でございますが、自主返納者については毎年件数がふえてきております。当初平成22年度から始まった時点では400件ぐらいで推移していたものが、毎年着実にふえて、平成28年度では997件と、平均して毎月80件、一番多い月で127件ほどの申請がございました。これからも高齢者の関係の対策は重要と考えております。
◆委員(丸山和久君) 年々ふえているというふうに思いますけれども、なかなか高齢者が、うちの父親のときもそうだったのですけれども、危なくて、免許返納したほうがいいのではないのと言っても、やはりそれにかわる足というか、ないので、なかなか免許を手放せないというのが実情だというふうに思いますけれども、やっぱり高齢者に向けてどんな啓発活動をやっているのか、もしあれば教えてください。
◎
地域交通課長(金田祐児君) 高齢者の交通安全活動については、嘱託職員がうぐいすクラブと称して、地域の長寿会とかサロンとか、そういうところに出向きまして、交通安全啓発、あとはいろいろな地域の活動のところでPRをさせていただいている状況でございます。
◆委員(丸山和久君) 例えばこれ自主返納した場合に、バスカードだとかタクシー券を多分1年分、1年どのくらいの金額だか、1件当たりどのぐらいの予算でやっているのか、割ればわかると思うのですけれども、返納した人から、1年と言わないでせめて3年とか5年ぐらい続けてもらえないだろうかというふうな話をよくいただくのですけれども、その辺の対応についてはどうお考えでしょうか。
◎
地域交通課長(金田祐児君) 現在自主返納の奨励事業、奨励品でございますが、バスカードやタクシーチケット、6,000円から7,000円相当額を1回きりでございますが、交付している状況です。ただ、これについては継続していくことが適切、また予算の計上が望ましいかどうか、今まで運転されていた方が新たに別の移動手段につなぐときのきっかけとしての部分の奨励品として捉えておりますので、その後の生活にかかわる移動手段の確保については、また別途いろんな観点で検討してまいっているところでございます。
◆委員(丸山和久君) そういうことですけれども、できれば1回ではなくて複数年できるような、高崎方式というふうな部分で検討していただければというふうに思いますので、よろしくお願います。
◎市民部長(小泉貴代子君) ただいま
地域交通課長のほうからお答えをさせていただきましたが、こちらの足の確保策につきましては、いろんな角度から今研究を進めているところでございます。その中でこういった奨励事業につきましてもあわせて検討させていただきたいというふうに考えております。また、広く県内のタクシー協会が経歴証明書の提示によって10%の割引をしたり、上信電鉄は乗車料金が半額になったりとか、そういった企業さんの努力もあわせてお願いしてまいりたいということで、またそちらの周知についてもあわせて市としてできる限りのことをしてまいりたいと思っております。
◆委員(新保克佳君) 114ページの青少年育成費なのですけれども、2款1項12目です。成人祝事業、これについて伺いたいと思います。この中に成人式映像放映委託料というふうに項目がありますけれども、成人式に参加しますと、記念映像等も流していたような記憶があるのですけれども、この放映の委託については、その会場の中の映像なのか、またその記念映像だったと思うのですけれども、そういったものなのか、ちょっとこの内訳、内容を御説明ください。
◎防犯・青少年課長(福島優君) 現在放映しているものは、今おっしゃられました成人式を迎えた方の式典の映像と企画委員たちの映像と、あと思い出のアルバム等、そういった映像を流しているところでございます。
◆委員(新保克佳君) 説明書、これを拝見しますと、高崎音楽センターと、あと各支所地域の成人式の出席率などが出ているのですが、高崎音楽センターのほうが70.8%で、支所地域は総じてそれよりも多く、倉渕は100%ということなのですけれども。実は、どうしてもこの成人式に参加できない方が出ておりまして、そうした方から実はこんな声があったのですけれども、記念映像、また各学校とか、独自でつくったようなものをいただけないかと、販売しているのであればぜひ購入したいと、こんなような声があって、やはり一生に一度の式典でございますので、そういった声があるわけなのですけれども。これについては、ちょっとなかなか答えづらい部分あるかと思いますけれども、お考えがあれば伺いたいのですけれども。
◎防犯・青少年課長(福島優君) 記念映像等の贈呈、販売につきましては、今後ニーズの調査や同窓会で放映するといった利用方法などについても、各出身中学校から選出されました企画委員に提案し、協議していきたいと思います。
◆委員(新保克佳君) 済みません、答えにくかったでしょうけれども、ありがとうございました。ぜひ本当に、近年若い方たちにどう光を当てて盛り上げていこうかというところは、さまざまな部署でも議論されているわけですけれども、本当に一生に一度、成人式を迎えて、ここからよい社会人になっていくわけですので、せひそういった部分も含めて、今後さらなる検討をお願いしたいと思います。
◆委員(木村純章君) 交通安全推進事業で、指導員さんの報酬で2,178万円計上されていますが、定員というか、充足率については足りている状況なのでしょうか、平成28年度は。
◎
地域交通課長(金田祐児君) 平成28年度末の時点で、定員に対して地区ごとに申し上げますけれども、高崎地域89.4%、倉渕地域88.2%、箕郷地域82.4%、群馬地域100%、新町地域90.9%、榛名地域94.4%、吉井地域75%、市全体では89.2%の充足率となっております。
◆委員(木村純章君) 以前と違って、自営業の方も少なくなったりしているので、旧市内の場合には、指導員さんは子どもたちが通学する日というのは、ほとんど出ていただいているものなのですか。
◎
地域交通課長(金田祐児君) 旧市内、学校のございます日については、登校の安全確保のために出動していただいております。
◆委員(木村純章君) 全地域の指導員さんには、朝というか、本当に大変なときに出ていただいておられます。群馬地域の場合には毎日ではないのですが、きょうから交通安全運動でしたか、交通指導員さんとモニターさんと、あともう一方というか、指導員さんと安協さんが警察のほうから依頼された人と、お三方が今出ていて、ありがたいのですけれども、期間なので。それは、地域交通課さんのほうで掌握されて出てくれないというか、あれなのですか。
◎
地域交通課長(金田祐児君) 交通安全の登校時の保護、見守り活動につきましては、交通安全指導員につきましては、市の委嘱において幹線等重点的に必要なところに配置させていただいております。また通学路の安全確保として、学校関係等、保護者等も含めまして、もう一つの団体とすれば交通安全協会。これは財団法人になりますので、会員の皆様等で地域を支える活動、あとは保護者等含めて、その都度毎年通学する生徒・児童の数とか箇所とかも変わって、重点的なところも変わるところについては学校側のほうである程度把握していると聞いております。
◆委員(木村純章君) 課長のほうが仕切っていただいているのかなと思うのですけれども、旧市内の場合には毎日指導員さんが出ていただいているので、本当にありがたいと思うのです。地域によっては毎日ではない部分があるわけです。このときばかりはと言っては変な言い方なのですけれども、三、四人わあっと交差点に、これもありがたいことなのですけれども、できれば分散していただく仕組みをお願いできるものならば、地域交通課さんというか、高崎市のほうで県警と連携とって、要するに安協さんも指示されたときにちゃんと出ないといけない仕組みだと思うので、それを勝手に、では来週出てくれないというわけに現場で言ってもだめなので、そういうのはできるかな、統制というのか。
◎
地域交通課長(金田祐児君) 本日より秋の交通安全運動期間でございまして、これに先立って各期の交通安全運動期間前に警察等とか、あと交通安全協会、3つの団体で、三交会議という形で活動の内容について調整をしております。また、御心配の支所地域におきましては、倉渕地域については旧市と同様に毎日登校時にされて、ほかの地域につきましては各支所の地域振興課の交通安全担当のほうで連携をとって、必要な時点で、必要に応じて、関係団体含めて調整を行っているところでございます。
◆委員(木村純章君) わかりました。小学校によっても通学路が違いますし、支所の地域振興課さんのお世話になりながら上手にバランスをとって、できれば毎日出るような形になれば最高かなと。もちろん保護者も旗振りしているわけだから、自分のことですから、それは原則かと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
続いて、バス交通対策事業で4億608万円ですけれども、バスナビゲーションシステム機器借上料で316万円とありますが、これは毎年おおむねこの金額で出ているのでしょうか。
◎
地域交通課長(金田祐児君) おっしゃるとおり、バスナビゲーションシステムについては、バスの車内にGPSの機能をつけたものを搭載しておりまして、現在どこら辺をバスが通過しているか、次の停留所までおおむねどの程度で到達するかというような目安になるようなものを情報として、携帯電話等からアクセスしていただいて情報提供するものでございます。これを継続して行っておりますので、毎年同じような金額で推移しております。
◆委員(木村純章君) これは合併から11年たって、新入りはシャトルバスになると思うのですけれども、これは全部同じ仕組み、大もとの機能というのですか、メーカーというのかな、要するに互換性という言い方は変ですけれども、その辺はあるものなのですか。
◎
地域交通課長(金田祐児君) システムといたしましては、NTTドコモさんがシステム構成をしておりますが、どの携帯とかスマホからでもホームページからアクセスできるような形、あとは各停留所でQRコードを読み取ればすぐにアクセスできるような形になっております。あとはアリーナシャトルにつきましては、15分おきに発車していますので搭載しておりません。
◆委員(木村純章君) では、アリーナは15分置きだから載っていないということですね。はい、わかりました。
続いて行きます。118ページの市民安全推進事業で、防犯カメラ借上料があります。この防犯カメラもかなりというか、非常に効果があると思っているのですけれども、この機種というか保存期間というのですか、1週間とか1カ月ぐらい前のを見られるとかというのをちょっと。当初は、そういう説明あったかと思うのですけれども、改めてお願いいたします。
◎防犯・青少年課長(福島優君) 1週間程度の画像の保存となっております。
◆委員(木村純章君) では1週間たつと、もうその前のはだめというか、ドライブレコーダーとはまた違うタイプということですね。はい、わかりました。ありがとうございます。
続いて、120ページ行きます。人権プラザ運営事業で、トイレ改修工事32万円計上されておりますが、どちらのプラザで、どのようなトイレ形式というか、御説明をお願いします。
◎
人権男女共同参画課長(阿久澤健君) この改修工事につきましては、倉賀野町にございます高崎人権プラザ館内の男子トイレの洋式化への改修工事でございます。
◆委員(木村純章君) 人権プラザの全体的な、おおむねの洋式化率というのですか、かなり旧式なところも多いと思うのですけれども、それの進みぐあいは、平成28年度では、細かい数字はいいのですけれども。
◎
人権男女共同参画課長(阿久澤健君) 高崎人権プラザを含めまして、市内に4館のプラザがございますけれども、全体の洋式化の状況でございます。男子用、女子用、それから共用と全て含みまして25カ所の便器といいますか、それがあるのですけれども、そのうちの16カ所が今洋式化となっております。
◆委員(木村純章君) 16カ所がというのは、男性だったら和式が1個だとすると、それはほとんど洋式化になっているという理解ですか。女性は2つあって、半分は洋式化とかでしょうか。
◎
人権男女共同参画課長(阿久澤健君) 今委員さんおっしゃったとおりです。例えば男性のほうで2カ所あれば1カ所だとか、女性のほうも3カ所あれば2カ所だとか、半分程度以上は洋式化になっているということでございます。
◆委員(木村純章君) 年配の方も含めて利用する人が多いと思います。あとは、交流館というのもあるので、順次プラザが済んだら進めていってもらえればありがたいかなと。予算の関係もあるかと思いますけれども、よろしくお願いいたします。
ちょっと戻ってしまいます。もう一点、これで終わりにしますけれども、鉄道網整備促進事業、地方鉄道事業補助金で5,487万円、116ページです。これは、具体的にどのように使われているものなのでしょうか。
◎
地域交通課長(金田祐児君) 地方鉄道事業補助金につきましては、上信電鉄の鉄道事業における鉄道輸送対策の補助、鉄道の基盤整備の維持費の補助及び鉄道固定資産税相当分の補助となっております。
◆委員(木村純章君) 基盤ということなので、乗客数をふやすためのものかなとも思いますけれども、上信さん、上毛さんもそうですけれども、よく夏イベントやるではないですか、そういうものはこれとはまた別の補助を出す形になるのですか。
◎
地域交通課長(金田祐児君) この支援につきましては、上信電鉄が定めた経営再建計画について補助をしているものでございますが、こちらの協議会のほかに支えるものとして、いろいろなイベントについて支援、補助も同時に行っております。
◆委員(木村純章君) 富岡製糸も世界遺産になって、この沿線市町村の組合みたいなものがあると思うのですけれども、これについて高崎市としてはどのくらいの力の入れようで、市民に対して乗ってくれないというようなことでやっているのでしょうか。
◎
地域交通課長(金田祐児君) 上信電鉄沿線には21の駅がございまして、うち10の駅が高崎市内にございます。また、年間230万人近くのお客様がいる中で、一番やはり利用客が多いのが高崎駅になります。また、沿線、南牧村には駅はございませんが、下仁田駅を介して高崎方面に出ていらっしゃる通学通勤の方というのも、せんだって県のパーソントリップ調査の速報でも明らかになっているところでございます。高崎市といたしましては、富岡製糸のほか上野三碑の関係等もございますので、新たな事業の発掘、開拓に向けて努力してまいりたいと考えております。
◆委員(木村純章君) 高崎アリーナもちょうど踏切の手前の沿線がちょっとあいているので、ああいう場所も上手に、仮の停車場になったらいいなといつも思ってはいるのですけれども、なかなかこれも国交省とか私鉄さんの考えもあるかと思いますけれども、そういう形で機関車トーマスでも引っ張っていってもらえれば、また人気が出るのではないかなと思っていますけれども、余談になり過ぎました。
◆委員(新保克佳君) 再度申しわけないです。今の関連なのですけれども、鉄道網整備促進事業で1点、今特に首都圏のほうから随時導入がされています内方線つきの点状ブロックの設置という問題があって、特に上信、高崎市内で10駅あったということですけれども、無人駅でやはり目の不自由な方が乗りおりするときに点状ブロックって大事なのですけれども、ホーム内側だという印なのです、それは。時折非常に悲しい事故等の報告があるわけですけれども、この辺の考え方、上信がどういうふうに持っているのか、また高崎も大分補助していますし、その辺の意見を高崎主導でぜひ推進していただきたいわけなのですけれども、その辺のお考えについて、この際なので伺いたいと思います。
◎
地域交通課長(金田祐児君) 上信電鉄の無人駅でそういうものが重要であるということについては、安全確保の面で鉄道事業者は認識しているものでございます。ただ、経営状況厳しい中での整備でございますので、上信電鉄の鉄道事業における施設整備につきましては、群馬県及び沿線市町村で構成する上信電鉄沿線市町村連絡協議会において協議の上、計画的に支援を行っている性格上、今後その協議会において積極的に提案してまいりたいと考えております。
○委員長(
渡邊幹治君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
139ページをお開きください。
4項戸籍
住民基本台帳費について御質疑ありませんか。
◆委員(田村理君) 141、142ページなのですけれども、上から3つ目のポチで、社会保障・税番号カード関連事務費負担金ということで支出になっているのですけれども、当初予算の倍の金額が今回支出されたということになっています。この理由について、まずお聞かせいただけますでしょうか。
◎
市民課長(青柳正典君) この平成28年度当初予算のときは、その前年度、平成27年度に平成28年度の年割額として国のほうから交付決定額として示されたものを予算化したものでございますが、平成28年度に入ってから、改めて平成28年度分として、交付実績分として確定額がこの5,500万円ほどになりましたので、そういった形での決算になったものでございます。
◆委員(田村理君) 確定額ということでこの金額になったということなのですけれども、実際にこの支出に対する国の補助割合、あと金額について教えていただけますでしょうか。
◎
市民課長(青柳正典君) こちらは、
地方公共団体情報システム機構に交付する交付金で、この交付額としては5,557万9,000円で、国庫補助は10分の10、100%の補助になっております。
◆委員(田村理君) 100%ということで、その点に関しては安心したところなのですけれども、ただやはり実際に事務が発生している、そこに人の手がかかっているということで、そもそもマイナンバー制度、これは個人情報を一元管理して社会保障費を削減する、そういった目的で制定されたものでありますし、個人情報が危険にさらされる、そんな制度でもあります。こういったことから、当初からマイナンバー制度には反対してきたのですが、今回のこの支出、実際に事務が発生してしまったということに対して、賛成できかねるということを申し上げたいと思います。
○委員長(
渡邊幹治君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
147ページをお開きください。
3款民生費1項社会福祉費について御質疑ありませんか。
◆委員(新保克佳君) 153ページ、154ページで、国民年金事務費について、国民年金について伺いたいのですけれども、まずこの2016年度の納付率と、あと説明書を拝見すると、加入状況等は御報告いただいているのですけれども、この辺の推移について伺いたいと思います。
◎
保険年金課長(山田史仁君) 平成28年、2016年度の収納率でございますけれども、69.1%でございます。それから、推移でございますけれども、過去3年で御報告させていただきたいと思いますけれども、平成26年度におきましては4万9,117人、平成27年度は4万6,736人、平成28年度は4万4,029人ということで、毎年減少している状況でございます。
◆委員(新保克佳君) 今1号加入者の推移だと思いますけれども、推移を見ますと減っているわけなのですけれども、これについての状況の分析を伺いたいのですけれども、例えば、景気がよくなってきて、会社に勤めることになって減っているのか、もしくは人口が単純に減少しているということもありますし、ちょっとその辺をどう分析しているのか、伺いたいのですけれども。
◎
保険年金課長(山田史仁君) 減少している主な要因という部分では、この第1号被保険者については、20歳以上で60歳未満ということですので、先ほど言いました人口の全体的な流れの中で、支払う側よりも受ける側に回る人がふえているということで減少になっているというのがひとつ分析できるのかなというふうに思います。
それから、平成28年の10月には厚生年金の適用範囲が拡大したということもありますので、国民年金から厚生年金に移ったという方もいらっしゃるかと思いますので、いろいろそういう影響がありまして減っているというふうに分析しております。
○委員長(
渡邊幹治君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
167ページをお開きください。
3項高齢者福祉費 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 183ページをお開きください。
4款衛生費2項環境衛生費について御質疑ありませんか。
◆委員(田村理君) 187、188ページになります。4款2項4目斎場費、斎場事業ということでいろいろ支出があるわけなのですけれども、この中の上から6番目、予約・運営
システム改修委託料、その5つ下の館内無線設備増設工事、そのすぐ下の手指乾燥機設置工事ということで、これは当初予算の段階ではこういった項目がちょっと見当たらなかったものですから、どういった経緯で改修、増設、設置が行われることになったのか、その点について詳しく教えてください。
◎
市民課長(青柳正典君) こちらにつきましては、新斎場が昨年4月に開場したわけなのですが、その開場後に、利用者ですとか葬祭業者、そういった形のいろいろな御意見をいただいて、緊急的に改修を行ったものでございます。
内容としますと、予約運営システムにつきましては、実際の稼働を行った後に運用面でさまざまな変更点がございまして、追加対応したということ、変更することがございましたので、その追加に伴う
システム改修を行ったものでございます。館内無線設備につきましては、斎場の職員がインカムといいますか、無線を使って会葬者の到着ですとか葬儀の進行とかを行っておるのですが、無線が届かない部分があったりですとか、あと回線数が不足して、なかなか全員の職員に内容が伝わらないという事案が発生しましたので、緊急的に追加を行ったものでございます。また、手指乾燥機、エアタオルでございますが、運用する中で、火葬ですとか通夜に訪れた方から要望のお声がかなり多数寄せられましたので、利用者の利便性向上のためにこの工事を追加で行ったものでございます。
◆委員(田村理君) 予約・運営
システム改修と、あと手指乾燥機設置工事、こちらは市民の声を聞いていただいて、それで利便性向上のために実際に対応していただいたということで、これは感謝申し上げたいと思います。
館内無線設備増設工事に関してなのですけれども、始めてみたら無線が届かなかった、回線数が足りなかったと今お答えいただきましたけれども、これ当初の段階では予測はできなかったものなのでしょうか。
◎
市民課長(青柳正典君) 当初もいろいろ想定はしておったのですが、ちょっと細かな話をしますが、回線が3つごとにアンテナとして受信できるのですが、事務室と受付部分が近いものですから、そこに五、六名いると、回線が3つなものですから、そこで混線をしたり、何人かに話が伝わらなかったという事案が発生しましたので、その受付、事務室付近にアンテナを増設して、全ての職員が無線内容を把握できるような改修を行ったわけでございます。
◆委員(田村理君) いろいろ想定できないようなことも、始まったばかりですので出てくるかと思います。そういった場合、臨機応変に対応をしていただきたいなと思います。よろしくお願いします。
◆委員(新保克佳君) 同じく斎場事業なのですけれども、今の田村委員のお話、また答弁聞いていまして、いろんな想定できなかったことがあったと。これは、私はむしろ始めながら改善していけばいいのかなというふうに思って、私自身は非常にいろんな方の話からすると、おおむね高評価、大変すばらしい、市民生活の一番デリケートな部分ですので、大変皆さん喜んでいらっしゃいます。
その中で、ちょっときょう1点お話しさせていただきたいのが、これは火葬して斎場を使う場合に、控室というのが全てについてくるというのですか、言い方とすると。近年特に少人数の葬儀ということが大変大きなニーズになっているわけでして、家族葬ということですけれども、その場合に控室は要らないのだけれどもというお声が実際あるのです。ロビー等で十分ですと。この控室の分が約4,000円くらいの実費負担が発生するということで、その辺ぜひニーズに合わせた形で使えるようにしていただけないかなんていう声があるわけなのですけれども、この辺についてお考えをちょっと伺いたいと思います。
◎
市民課長(青柳正典君) この新斎場建設時のコンセプトとしまして、葬儀に訪れる会葬者同士のプライバシーを守るために、火葬炉と同数の待合室を設置しまして、火葬時間中は待合室でお待ちいただいて、その中で飲食等を行っていただくというつくりで建設させていただいたものです。また、ロビーにつきましては、利用する方に休憩時間として御利用いただく共用スペースとして今現在使用しておりまして、待合室としての御利用はちょっと控えさせていただいておるところでございます。委員おっしゃるように、少人数の家族葬というのが最近ふえておりますが、当面は現状での利用をお願いしたいと思っているところでございます。
◆委員(新保克佳君) ぜひこういった声があるということで、またひとつ検討して、今後さらに皆さんに喜んでいただけるような施設を目指していただきたいと思います。
◆委員(木村純章君) 同じく188ページで、地球温暖化対策事業で、需用費の480万円についてちょっと説明をお願いできますか。
◎
環境政策課長(清水弘明君) 需用費の内訳ですが、消耗品費が3万1,475円、それと被服費が16万5,240円、あと会議費が8,964円、あと電気料が449万4,444円、あと修繕費が10万4,187円となっております。
◆委員(木村純章君) 電気料440万円、これはどこで発生するものなのですか。
◎
環境政策課長(清水弘明君) こちらは市内の9カ所に急速充電器を設置しておりまして、それの電気料ということでございます。
◆委員(木村純章君) 今電気自動車の話が出たので、説明書の111ページの市内9カ所、これはお金をいただいているわけではないのですよね。お金をいただけない仕組みになっているのですよね、たしか。
◎
環境政策課長(清水弘明君) 今のところ無料ということでやらせていただいております。
◆委員(木村純章君) 平成28年度は承知しました。流れとして、電気自動車は、中国も含めて何か進むかなと思うのですけれども、あと道の駅が入り込んでいると思いますし、その辺で市として今後ふやす計画というか、その辺は国交省初め、経産省のほうから何か指示みたいなものがあるものなのでしょうか。
◎
環境政策課長(清水弘明君) 今のところ特に国等からそのような要望等はないのですが、実際電気自動車の普及というのはかなり進んでいる状況だと思います。ただ、急速充電器の設置場所のほうが県内はある程度落ちついている状態かなと思いますので、車が普及しているのと設置場所を見計らいながら今後もやっていきたいと思っております。
◆委員(木村純章君) 日産の車も距離数がすごい伸びているので、そんなにふやす必要ないかなと思うのですけれども、もう一点ちょっと。国から指示があるかどうか、ちょっとお聞きしたいのですけれども、水素自動車を何か2020年で、安倍さんも進めるぐらいの話なのですけれども、ステーション、その辺は特にこういう群馬県とかから来ていないですよね。
◎
環境政策課長(清水弘明君) 全国では幾つかの自治体で水素ステーションというのを設置しているということはあるのですが、今のところ高崎市では特に考えてはいないという状況でございます。
◆委員(木村純章君) もう一点、斎場についてなのですけれども、友引の日は連絡がとれないですよね。緊急に連絡とりたい場合にはどのようにされるのか。
◎
市民課長(青柳正典君) 斎場の休日としては、友引と年末年始ということで、確かに休日は電話が通じない状態になっております。その場合には、市民課に御連絡いただければ対応できるようになっておりますし、火葬、葬儀の場合につきましては、現在葬祭業者さんは全て予約システムを入れておりますので、火葬、式場の予約であれば、業者のほうから予約は入れられるようになっております。
◆委員(木村純章君) 友引のときちょっと電話したことがありまして、テープで繰り返しなので、どこへ、今聞けたから、市民課とかに聞けばいいということですね。一般の人は余り電話することもないかなとは思うのですけれども、その辺の休日対応もちょっと考慮していただければと思います。
○委員長(
渡邊幹治君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
189ページをお開きください。
3項清掃費について御質疑ありませんか。
◆委員(柄沢高男君) 189ページ、ごみステーションの見守りカメラの設置が行われていると思うのですけれども、これ何台ぐらい現状あるのかについて伺います。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) ごみステーション見守りカメラは、平成27年度より設置を開始し、現在3年目となりました。平成27年度は63台、平成28年度は251台の設置を行い、合わせて現在314台が設置されております。ちなみに今年度も154台の設置要望がありましたので、全て設置する予定でございます。
◆委員(柄沢高男君) 効果はどのように把握していますか。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) 設置の効果ということですが、ごみステーション見守りカメラを設置している町内会の環境保健委員さんからは、事業系のごみが出なくなった、車からの投げ捨てが少なくなった、設置に合わせて町内で回覧を回したところ、町内からのごみ出しのマナーが改善したなどという声が届いております。これからも要望に基づきまして設置していきたいと考えております。
◆委員(柄沢高男君) 大分効果が上がっているということで、これからもということなのですけれども、これからも恐らく要望に基づいて設置ということになるのだと思うのですけれども、最大何件ぐらいになるか、ちょっと把握できますか。
◎市長(富岡賢治君) これは、目標というのは数字で決めておりませんけれども、当面は御要望に沿って全部対応していこうと思っています。もともとこれを設置するということを志しましたときに、プライバシーだとかなんとかということで反対する人がいるだろうと私どもは踏んでいましたから、強制的にここに置くのだというふうに市で決めたわけではなくて、町内会ですぐ検討していただいて、うちの町内会は要らないというのなら、もう無理矢理そういったことはいたしませんというやり方でしまして、今のところそういうことを言ってくる人はいません、防犯カメラもごみステーションも。今のところ満杯になったという認識は持っていませんから、当面は御希望に添って全部やっていきたいと思っていますが、目標は最終的に何千になるかということはまだ固めておりません。
◆委員(丸山和久君) 192ページのごみ処理費、一般経費のうちの多野藤岡広域市町村圏振興整備組合の負担金の内容について教えてください。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) 高崎市は、この組合の焼却灰などを埋め立てる最終処分場と、し尿の処理をいたしますし尿処理施設の2つの構成員となっております。
まず、焼却灰を埋め立てる最終処分場ですが、これは高崎市と藤岡市の2市が構成員となっております。この負担金ですが、負担割合は均等割と投入量割で算定されます。平成28年度の負担割合は、高崎市が42.79%で2,883万3,000円となっており、藤岡市が57.21%で3,854万3,000円となっております。
次に、し尿処理施設の構成員ですが、こちらは高崎市と藤岡市のほかに神流町も加わっております。こちらの負担割合も同じく均等割と投入量割となっております。平成28年度の負担割合ですが、高崎市が20.28%で3,752万9,000円、藤岡市が73.73%で1億3,643万7,000円、また神流町が5.99%で1,107万7,000円となっております。
◆委員(丸山和久君) この部分は、高崎市は合併をした吉井地区だけというふうな認識でいいのですか。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) 吉井地区だけとなっております。
◆委員(丸山和久君) 最終処分費が吉井分42.79%というふうなことでありますけれども、環境部のほうで榛名の最終処分場をかさ上げして、今のままでいけばあと十数年もつというふうなことになっていますけれども、その辺の高崎市独自でやった場合の試算というのはしたことがありますか、どうですか。
◎環境部長(石原正人君) 焼却処理の最終処分につきましては、エコパーク榛名のかさ上げ等計画させていただいているところでございますが、こちらの多野藤岡組合にやっていただいております吉井クリーンセンターで主に発生した焼却処理した残渣につきましては、そちらのほうで最終処分をさせていただいているところですけれども、そういった部分と榛名エコパークの残余容量、延命化とか、そういったところを総合的に勘案しまして、当面の間は現在の体制を継続して、事業を続けていきたいというふうに考えております。
◆委員(丸山和久君) 当面は、現状のままでいきたいというふうなことでありますけれども、合併してもう10年近くなろうとしている中で、やはりこの広域圏のあり方をもうそろそろ考えてもいいのではないかなというふうな部分がありますけれども、ぜひ検討していただければというふうに思います。
◆委員(新保克佳君) 195ページ、4款3項3目し尿処理費について伺いたいと思います。内容を見ますと、し尿収集委託料、し尿汲取委託料というところが2つありまして、この辺の違いとか、あと補助金なども出ていますので、まず市内のし尿くみ取り業者、その辺の数ですとか、あと今の違いなどを伺いたいのですけれども。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) 現在し尿のくみ取り業者は2つの形態に分かれております。1つは、市がくみ取りを委託している委託業者があります。もう一つは、市がし尿のくみ取りを許可している許可業者があります。現在委託業者は5社、許可業者は10社となっております。地域的に見ますと、高崎、箕郷、新町、吉井地域につきましては許可業者がくみ取りを行い、倉渕、群馬、榛名地域につきましては市の委託業者がくみ取りを行っております。これは、合併前のそれぞれの地域の形態をそのまま継続しているものでございます。
◆委員(新保克佳君) 水洗トイレも普及してきまして、今こういったこと、くみ取りが必要なおうちも年々減っている中で、地域によっては業者さんも、経営という観点からすると大変な中で、でも住民の方が少なくなっているけれども困ってしまうという中で、大変御努力いただいているようなのです。その辺で補助金等々があるのだと思いますけれども、今言ったような支所地域によって分かれているのですけれども、後々その辺の業者をちょっとまたぐような、協力し合うようなことも必要かななんていうふうには、ちょっと感じることは感じるのですけれども、補助金をいただいていてそれでよしなのか、補助金をつけてそれでよしということではないと思いますので、ぜひちょっとその辺の今後の業者への補助というか、支える仕組みみたいなお考えをちょっとお伺いしたいなと思っているのですけれども。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) 業者に対しての補助ということなのですが、高崎市は現在し尿のくみ取り業者がバキューム車を購入するときの補助を取り入れております。車両価格の約40%を補助しております。バキューム車、特に特殊車両でありますので、購入価格は特に高いものとなっておりますので、そういったものを補助できれば、その業者も少しは助かるのではないかといったことから補助しているものでございます。これは1年に1台の補助ですが、当該年度にバキューム車を購入する予定のある、先ほど言いました許可業者、委託業者を対象としておりますので、これによりし尿の処理の円滑化を図っていきたいと、また業者の手助けをしたいと思っております。
◆委員(新保克佳君) ありがとうございます。本当に先ほど申し上げましたけれども、業者の皆さんが長年こういった形で住民の生活を支えてきているのは事実の上で、大変厳しい言うに言えない状況もあるようですので、ぜひまた詳しく各業者の皆さんのお話を聞いていただいて、より実態に即した補助、対応をお願いしたいと思います。
◆委員(木村純章君) 190ページのごみステーション見守りカメラ899万円で、先ほど課長のほうから台数の説明もありましたが、防犯カメラのときにもちょっと確認しましたが、この見守りカメラの場合もこの保存期間というのですか、データというのかフィルム、これはどうなのでしょうか。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) ごみステーション見守りカメラの場合には、2週間の保存ということになっております。2週間を過ぎると上書きということになってしまいます。2週間というのは、ごみの資源物を出す場合に2週間置きとなっておりますので、もしそこで何かあった場合には、2週間さかのぼって見られるような設定にしております。
◆委員(木村純章君) 各地域で区長さん、関係委員さん、すごい大変な中でごみの出し方も啓発していただいているとは思うのですが、実際にビデオというのですか、依頼を受けてというか、その手順について教えてもらえますか。区長さんなのか、環境委員さんから来たものなのか。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) 画像確認の手順ですけれども、これはごみステーション見守りカメラの設置に関する要綱に入っております。まずは、区長さんから画像確認の申出書を出していただくことになっております。それに基づきまして、職員が内容を確認して区長さんに報告するものとなっております。
◆委員(木村純章君) すごく見る人大変ですよね。実際平成28年度とか設置してから見る機会というのは、細かい数字はいいのですけれども、結構あるものなのですか。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) 画像確認の申請ですが、平成28年度までには区長さんから6件ありました。また警察からは12件ありました。合計で18件です。
◆委員(木村純章君) 支所地域の場合には本庁の方が見てくれるのですか。それともどういう流れになっているのでしょうか。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) 基本的には本庁の職員が見ることになっております。
◆委員(木村純章君) では、申出書を区長さんが出して、それを見てもらうということですか。対処の仕方というのは、ちょっとターゲットと言うと言葉悪いですけれども、それらしき人が映っていた場合にはどのような処置をしていくのですか。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) 画像確認しまして、それらしい人がわかった場合には、市の職員のほうでその時間帯等をまた確認して、市の職員で対応しております。そういったことで、市の職員が対応して直接指導を行って改善した例もございます。
◆委員(木村純章君) 本庁の方も大変だと思うのですけれども、特に区長さん、環境委員さんを介在しないで、せっかくカメラをつけてくれて、逐一区長も見る必要ないと言えばあれなのだろうけれども、そういう事例だけ、変な置かれ方をしてしまったというので申請を出せば、また報告をちゃんと地元にして、改善できるかどうかは、ちょっとその人の問題もあるからという流れですか。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) 画像確認の結果を報告いたしまして、区長さんにもそれを納得してもらうということですか、それで改善を図っていっているところもございます。
◆委員(木村純章君) 支所の場合には、地域振興課さんが区長さんとか、いろいろまとめてくれて、区長もある程度支所のほうに行き来していると思うのですけれども、支所を介してでもやっていただけるという理解でいいのですか。細かくフォローしていただけますか。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) 支所の場合には市民福祉課が対応となります。こちらからも市民福祉課のほうにお願いをいたしまして、地元の環境保健委員さん、区長さんと連携をとって対応していただくようにお願いをいたします。
◆委員(木村純章君) よろしくお願いいたします。
続いて、その下のごみ減量化推進について、平成28年度は所管の方も苦労していただいて、実績的には減量にはなっているという理解でいいのですよね。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) 高崎市の1人1日当たりのごみの排出量は、平成24年度から確実に減少しております。
◆委員(木村純章君) 委員会で杉並区にお邪魔して、群馬が1,000グラムぐらい、東京のほうは700とか600とか、えっというので、いろいろ確認はしたのですけれども、課長のほうにも確認してくれということで、その辺の数字の出し方について、資源物ですか、資源物の扱いというか、数字が入っているのかなと思うのだけれども、抜いたり、そういうことは東京のほうはやっているのですか。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) 東京都独自のごみ量の出し方がありまして、東京都は資源物はごみではない、廃棄物ではないという考え方で、資源物を抜いた数字、可燃ごみ、不燃ごみ、それを人口で割ってごみ量を出しているという話を聞きました。そうなると、かなり1日当たりの量は減るのですけれども、実際高崎市等は普通のところというのですか、可燃ごみ、不燃ごみ、資源物を全部足して人口で割った数字を出しております。ただ、東京都も環境省の実態調査のときには、資源物も含めて報告しているということを確認できました。
◆委員(木村純章君) ということは、高崎市もダブルスタンダードでそういうのがいいよと、どこで許可もらうかわからないけれども、なれば1,000グラムがかなり減るということですよね。
◎
一般廃棄物対策課長(塚越直樹君) 高崎市もそういった東京都方式というのですか、資源物を除けばもちろんごみの量は減るということになります。
◆委員(木村純章君) 環境省と県だと思うので、群馬県だけでは、高崎市だけでそれをやったらちょっと痛めつけられてしまう可能性があるので、ただ中核市で人口も多いし、ぜひその辺は、東京都方式がいいのかわからないけれども、ただ、住民、市民、環境委員さん、区長さんからしてみると、一生懸命やって7グラムぐらい減りましたという話と、やっぱりその辺の数字がある程度住民の人に、要するに資源ごみは分けてちゃんとやってくれているからこれだけになったのだよというダブルスタンダードというのは必要かと思うので、ぜひ中核市としての高崎市がリーダーシップになる場面かなと思いますので、ぜひその辺は、今後の課題でしょうけれども、調査研究をいっぱいしていただいて頑張っていただきたいと思います。
○委員長(
渡邊幹治君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
197ページをお開きください。
5款労働費について御質疑ありませんか。
◆委員(田村理君) 197、198ページでありますけれども、5款1項1目労働諸費、この中で一般経費の中の下から3番目のポチ、特定求職者雇用開発補助金、これが支出されているわけなのですけれども、当初予算を確認いたしましたら、当初予算と比較して約21%の少ない支出になっているのです。その理由についてお聞かせください。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 特定求職者雇用開発補助金というものが、求職が困難な障害者、高齢者を公共職業安定所の紹介により、新たに雇用した事業主に助成するものでございますが、平成28年度は申請者が204人になったため、予算より減少したものでございます。
◆委員(田村理君) 見込みよりも申請が少なかったということで、これは事業主の方が自発的に申請をするということだと思うのですけれども、積極的に申請するように事業主に促せないかと思うのです。これは、ハローワークなどと連携して啓発活動などされているのでしょうか。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 特定求職者の雇用に関しましては、国のほうも特定求職者雇用開発助成金というのがございまして、それはハローワークのほうに書類を提出されて助成を受けるものでございますが、その書類の提出の際に、高崎のほうの制度を御紹介いただいて、そのまま高崎市のほうに御申請いただくような仕組みになっております。
◆委員(田村理君) 国からの流れというのはわかりました。事業主に対しては、そうすると働きかけているということは特にないわけですか。そういう制度ではないということですか。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) こちらの制度が、公共職業安定所の紹介により新たに雇用された、従業員として雇い入れた事業主に対して支給するものでございますので、必ず公共職業安定所のほうで紹介を受けて従業員を雇用するわけで、その際に要件に当てはまっていれば、国のほうの助成金の紹介もいたしますし、市のほうの助成金の紹介も手続のほうも紹介いただけるという仕組みになっております。
◆委員(田村理君) ありがとうございます。よくわかりました。ということは、実際にこの申請が少なかったということで、ハローワークの紹介によって働いた方、継続雇用という条件がありますけれども、そういった方が実際減ってしまっているということだと思うのです。高崎市もいろいろ雇用創出のための取り組みをされているわけですけれども、こういったところにやはり成果が出てくると思っています。今後実際に申請がふえるようになっていかなければならないのかなと思うのですけれども、雇用創出の取り組みについて、今後のお考えをお聞かせいただければと思います。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 減少した理由ということでお答えさせていただきますと、はっきりとした特定はできないのですが、高齢者につきましては平成25年4月1日から60歳以上の継続雇用制度を、以前は事業主のほうが制限できる仕組みがございました。それが廃止されて、60歳以上の従業員を継続して雇用する事業主がふえたため、公共職業安定所の紹介を経て新規に雇用する方が減っているのではないかというふうに分析しております。
また、障害者につきましては、障害者雇用安定法というのがございまして、障害者の法定雇用率というものが、平成25年4月から通常の民間企業ですと1.8%から2%に引き上げになり、あわせて平成27年4月から障害者の雇用率を満たさない事業主が負担する障害者雇用納付金制度対象事業主の拡大というのが行われまして、以前は従業員数が200人以上の事業所が対象だったのですが、それが100人以上の事業主が対象になりました。そういった形で障害者の雇用の安定化が図られていますので、こういった制度によりまして、公共職業安定所の紹介により雇用される障害者、高齢者というのは安定して推移していくものと考えております。
◆委員(田村理君) 御説明をいただきまして、この数字だけを見て、実際に制度を活用する方が減っているということではないということがよくわかりました。ありがとうございます。この補助金なのですけれども、別名で特定就職困難者雇用開発助成金というふうに呼ばれていまして、やはり就職困難者、いまだに本当に多いということを日々実感しています。私の同年代もなかなか職につけずに苦しんでいる方が大勢いらっしゃいます。今後も引き続き雇用創出、この分野、力を入れていっていただきたいと思います。
○委員長(
渡邊幹治君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
△休憩
○委員長(
渡邊幹治君) 審査の途中ですが、この際暫時休憩をいたします。
午前11時47分休憩
────────────────────────────────────────────
△再開
午後 0時58分再開
○委員長(
渡邊幹治君) 会議を再開いたします。
休憩前に引き続き審査を行います。
なお、委員会の運営上お願い申し上げます。質疑に当たっては、決算審査であることを改めて御認識いただき、その範囲を超えないよう、また質疑、答弁ともに前置き、説明等は最小限にとどめるようにしていただき、簡潔明瞭にされることをお願い申し上げます。
199ページをお開きください。
6
款農林水産業費1項農業費について御質疑ありませんか。
◆委員(柄沢高男君) 202ページになりますけれども、一番下のほうになりますけれども、農業者新規創造活動事業補助金、これの内容と実績についてお願いいたします。
◎
農林課長(高橋弘之君) こちらの新規創造活動事業補助金ですが、新品種、新商品の開発や商工業者と連携した6次産業化の推進のほか、市内産農畜産物の販路拡大に向け、農業分野で挑戦していこうという方々を総合的に支援し、応援する補助制度となっております。
実績といたしましては、6次産業化等推進事業といたしまして、ドライ野菜やドライフルーツの加工施設やイチゴの加工設備、あと梨などを利用いたしました菓子の製造設備、高崎産野菜をふんだんに使った総菜加工施設の導入などがございました。平成28年度の実績につきましては14件、8,791万2,000円となっております。加えまして、ブランド商品開発事業では新たな果樹や梅などといった加工品、あと豚肉を使ったうどんや、あとは菜種油や新品種用のパッケージデザイン開発やリーフレット作成などがございました。実績といたしましては19件、2,500万2,000円となっております。
◆委員(柄沢高男君) 今後もまた引き続きということなのでしょうけれども、新しいものを開発というのもあれなのですけれども、今農業も後継者がちょっと人手不足という感じでして、真新しいものというよりも、ある程度産地化を維持していくような、そういう商品の開発につなげるような方向で今後対応していただけたらというふうに思いますけれども、今後これをどんなような方向でつなげて引き続きやっていく方針なのか、今後何か、今までの反省を踏まえて方向性みたいなものがありましたらお願いします。
◎市長(富岡賢治君) 農業後継者をつくるというのは、やっぱり農産物が売れなくてはいけないわけで、その販売なんかに、それぞれの個々の農家が対応するのはなかなか難しい経費などがありますので、そういうものを支援しようということで、3年前から議会の御了解いただきまして予算をつくったわけでございます。農業者の工夫、トライアルを支援しようということですので、こうしろああしろとはなるべく言わないようにはするつもりでいます。大変好評ですので、また実験的な若い農業実践者がいろいろ知恵を出してくださっていますので、しばらくはそれを支援していきたいと、こういうふうに思っております。特に固定的な方向はまだ固まっておりません。
◆委員(柄沢高男君) 市長のほうから御答弁いただきました。創意工夫はしているのですけれども、なかなか農業者、事業を立ち上げるのに当初の投資がなかなか難しかったりとか、そういうことがありますので、今後ともよろしく御支援のほどお願いいたします。
◆委員(田村理君) 今柄沢委員が御質問された件なのですけれども、もうちょっと細かく確認をさせていただきたいと思うのですが、これは当初予算では1億5,000万円を見込んでいたわけでありますけれども、3,500万円ほど少ない支出だったということだと思います。ここ3年の申請状況であるとか、実際に認可がおりた状況であるとか、そういった推移を教えていただけないでしょうか。
◎
農林課長(高橋弘之君) 平成27年度の実績から申し上げます。平成27年度は合計いたしまして8,803万5,000円ほどの支出となっております。内訳といたしますと、6次産業化の推進事業補助金が6,900万円ほどとなっております。ブランド商品開発事業補助金が1,868万円ほどとなっているものでございます。
続きまして、平成28年度におきましては、こちらも補助金額のほうから申し上げますけれども、6次産業化等推進補助のほうが8,791万1,000円ほどとなっております。ブランド商品開発事業補助金につきましては2,500万1,000円ほどとなっております。
3年目ということで、平成29年度が3年目を迎えるわけですけれども、6次産業化補助にいたしましても、ブランド補助にいたしましても、前年度を上回る申し込みが来て、大変好評なものとなっております。
◆委員(田村理君) 当初予算には届かなかったけれども、年々申請もふえていて、認可もふえていると、そういうような状況かと思います。6次産業化ということでいうと、去年農水省が発表したデータで、1事業所当たりの農林漁業者の売上高、これが平成24年3月時点では5,300万円ほどだったのが、平成27年で7,200万円ほどまでふえているという報告がありました。実際に収入がふえているということで喜ばしいことだと思うのですけれども、本市では、実際に6次産業の認可を受けた事業者の方々の売り上げは伸びているのかどうなのか、その点についてわかれば教えていただきたいのですけれども。
◎農政部長(真下信芳君) 具体的な数字の伸びというのは捉えておりませんけれども、開発した商品をもって商談会に出たりしますと、その後の取引にバイヤーさんから引き合いがありまして、着実に結びついているという実態がございます。そういった効果が目に見えてあらわれてきている状況でございます。
◆委員(田村理君) ありがとうございます。効果が目に見えてきているということで、やはり売り上げが伸びていかないと、これは補助金を出してもどうなのかという話にもなりますので、しっかりその辺もチェックをしていただいて、今後事業を進めていっていただきたいなと思います。
○副委員長(追川徳信君) 同じ場所で、地産多消推進事業の中で、農畜産物広報活動委託料なのですけれども、これの昨年の実績というか、内容をちょっと教えていただきたいのですが。
◎
農林課長(高橋弘之君) こちらは市内産農畜産物の安全性や品質の高さを広く周知することを目的といたしまして、PRや販売活動をいたしました。恵比寿ガーデンプレイスなどでの生産者と消費者を結びつける販売イベントですとか、あとは函館グルメサーカス、あとは日本橋高島屋、あとは商工観光部とも連携をいたしまして、東京ドームのふるさと祭り東京といった観光や物産をあわせた販売促進活動に参加しております。また、イオンモール幕張新都心などでのスイーツ&フードフェアですとか、そういったもので大都市圏を中心に年間12回参加、実施しております。市内におきましては、ハルヒルや榛名湖マラソン、農業まつりなどといったイベントにも参加いたしまして、農産物のPRを行っております。
あとは、生産者向けの実践的セミナーといたしまして、商品のパッケージデザインですとかネーミングのつけ方、そういったセミナーを行っております。また、県内外へのPRや販路拡大を目的といたしまして、農業や食に関するメディア記者を招いたプレスツアーを実施しております。最後になりますけれども、大規模な商談会であるアグリフードエキスポなどに参加を行いまして、生産者とバイヤーを結びつける調整などを行っております。
○副委員長(追川徳信君) 大分各地区で頑張っていただいているようなのですが、大分成果が上がっているのではないかなと思っているのですけれども、その成果をちょっとお聞きしたいのです。
◎
農林課長(高橋弘之君) 成果でございますが、生産者の方々からは都内の消費者の声を聞き、商品開発を進めたところ、首都圏の顧客をつかんだとか、またはパッケージデザインやネーミングによりましてバイヤーの目を引くようになったですとか、あと商談会に参加した後、実際に引き合いがあったりとか、そういった定期的な取引にも結びついているといった声を聞いております。こちらのほうで生産者の所得向上ですとか、そういったものに大きく貢献しているものと考えております。
○副委員長(追川徳信君) ありがとうございました。一生懸命努力していただいているようなので、売り上げが上がるように頑張っていただきたいと思います。
続けてよろしいでしょうか。204ページです。農業経営基盤強化促進事業の中で、青年就農給付金の内容とその成果をちょっとお聞きしたいと思います。
◎
農林課長(高橋弘之君) 青年就農給付金につきましては、収入が安定しない就農初期段階にある45歳未満の新規就農者に対しまして、給付金により農業資材や小型機械の導入費用などの経済的支援を行うことによりまして就農の定着を図るものでございます。内容としては、給付額が1年間で最大150万円まで、最長で5年間受けることができる制度となっております。こちらの成果といたしましては、累計で35名の方が今まで申請して、給付を受けております。定着率といたしましては97%になっております。ただ、1名ほど農家を離農している方がいるのですけれども、この方の場合には、今年度になりまして結婚を機に民間企業へ就職が決まった方となっていますので、ほとんどの方が、全員の方が農家をこのまま続けているといった成果になっております。
○副委員長(追川徳信君) 定着率97%、非常に高いので、本当に一生懸命頑張っていただいているかなと思います。実際に、年々これはふえているのですか、増加傾向にあるのですか、お聞きします。
◎
農林課長(高橋弘之君) 受給開始になったりですとか、あとは5年間たってやめたりというか、給付が停止になったりですとかということになっておりますけれども、累計で35名が受けておりますが、今現在は13名の方が継続して給付金を受けているといった状態になっています。
○副委員長(追川徳信君) 非常にこの給付金はありがたいことだなというふうに思っています。ただ、やっぱりどうしても倉渕地域みたいなところですと、新規就農住宅なんかあって、そこへ仮住まいを二、三年するのですけれども、その後なかなかうちが見つからないというのが多くて、その辺の対策を、すぐ次に移れるような、そういう対策をぜひこれからは御努力していただいてやっていただければ、さらに定着率もふえてくるのかなというふうに思いますので、よろしくお願いします。
◆委員(木村純章君) 200ページの農業委員会費の農地利用状況調査資料作成等委託料163万円の実績と、これは耕作放棄地対応になるのかなと考えていますけれども、それについて説明をお願いいたします。
◎
農業委員会事務局長(堀越修君) 耕作放棄地の実績ということでお答えいたします。平成28年度農地パトロール、農地利用状況調査は農地パトロールと申しますけれども、調査結果でございます。507ヘクタールが耕作放棄地と判定されており、農地台帳に登載されております高崎市管内の農地8,601ヘクタールのうち5.9%を占める面積となっております。
◆委員(木村純章君) 実際これ放棄地に対しては、どのような通知、以前も聞いたことあるのですけれども、通知というのですか。通知の仕方。
◎
農業委員会事務局長(堀越修君) 農地パトロールを行いまして、耕作放棄地を把握した後、その所有者に自分で耕作するか、あるいは誰かに貸すかなどを尋ねる利用意向調査を行いまして、その回答に基づき耕作放棄地の是正を図っております。農業委員会では、農業委員が戸別訪問を行ったり、地域の担い手等に働きかけをして、耕作放棄地の解消に向けた活動を行っているところでございます。また、そのほか公的機関を利用して、農地の貸し借りを仲介している機関がありますけれども、それを希望する所有者もおりますので、その場合には農地中間管理事業という事業を行っている群馬県農業公社などに対しまして農地情報を提供し、出し手と受け手の双方が有効に農地を活用できるように図っているところでございます。
◆委員(木村純章君) 相続とかで地元にいない人もいるかと思うのですけれども、回答率というのはいいほうなのですか。
◎
農業委員会事務局長(堀越修君) 回答率は、年によって違うのですけれども、おおむね60%ぐらいでございます。
◆委員(木村純章君) 以前もちょっとお世話になったことあるのですが、市長名で多分出るのですよね、文書は。違いましたか。だから、非常にもらったほうは、あっとなって、緊張感が走って、ちゃんとやらなくてはなとか、シルバーを頼むかとかというのですけれども、今同じですか。どういう形で。
◎
農業委員会事務局長(堀越修君) 現在は農業委員会長名で出ております。
◆委員(木村純章君) 全体としては5.9%だと思うのですけれども、ちょっと群馬地域も多いので気になっているもので、いつも課長ともお話をさせてもらっていますけれども。
次に、202ページの農業公社負担金1,400万円でありますが、この農業公社の役割というか実績は、先ほどの話と絡むのかなと思うのですけれども、説明をお願いできますか。
◎
農林課長(高橋弘之君) 農業公社の事業について御説明させていただきます。まずは農地所有者から委任によります農地の貸し出し、貸し付けを行っております。あとは、所有者と耕作者との利用権設定の調整、あとは飼料用稲の刈り取り作業などを行っております。そのほかにおきましては、認定農業者などへの農業用機械導入に対する購入費の支援、あとは市民農園10カ所の運営管理、あとは荒れた農地の再生作業で使う作業機械の貸し出し、そういったものを事業として行っております。
◆委員(木村純章君) 先ほどの耕作放棄地との話とダブりますが、実際引き受けて、お父さん、お母さんが亡くなったりして相続して、息子、娘の代になって、農業やらない人が多分ふえてきている流れで、その土地を誰に売ったらいいのかわからないというのは意外と多いのかなと思うのです。そのときには、先ほどもちょっと説明があったかと思うのだけれども、仲人役というか、間に入ってあげて、こうしてあげるという役割はどなたになるのですか。貸したいのだけれども、誰に言ったらいいかわからないというか、そういう方たちが意外と世代的には多いのではないかなと思うのだけれども。
◎農政部長(真下信芳君) 現在中間管理事業とか、出し手、受け手をマッチングさせる事業もスタートしておりまして、なかなか自分が使いたい、いい場所が見つからないとか、そういうマッチングをしながらもアンマッチな状態も結構あったりもするので、中間管理事業を中心に取り組んでいるところでございます。
◆委員(木村純章君) マッチングの話もそうなのだけれども、ただ農協さんなんかも間に入ってくれる場合もあるという理解でいいのですか。それとも農業公社さんが間に入るとか、高崎市の農政部が間に入るとか、そういう仕組みがあるのかどうかをちょっと伺いたいのです。
◎
農林課長(高橋弘之君) 中間管理事業につきましては、群馬県農業公社が行うものなのですけれども、その委託を受けて高崎市の農林課が行っているという形になっております。
◆委員(木村純章君) 群馬県の農業公社がやるのだけれども、それは高崎市の農業公社がやるわけではなく、農政部がやるということですか。
◎
農林課長(高橋弘之君) そのとおりでございます。
◆委員(木村純章君) 息子も農業やるという話で、ちょっと利根沼田と甘楽のほうを勉強させてもらったときがあって、甘楽町は町長名で間に入ってあげて、貸してあげるとか、貸すほうと借りるほう、要するに貸すほうは変な人に借りられても困るしというのがあるので、その辺小まめに、ちょっと間に入る仕組みをよく考えていただくと、この放棄地対策も、パトロールはしていただいているとは思うのですけれども、ぜひその辺も、いいところを勉強してもらって、よろしくお願いいたします。
次行きます。同じく202ページの農業ふれあい促進事業で、群馬地域だと思うのですけれども、青空マルシェ100万円というのが新規でスタートしたと思うのですけれども、これはどんな目的で、趣旨についてはどのような形で行われているかの説明をお願いいたします。
◎
群馬支所産業課長(中島金作君) 趣旨と目的でございますけれども、この事業につきましては、群馬商工会、またJAはぐくみを初めとします関係団体によりまして、ぐんま青空マルシェ実行委員会が設立されました。その実行委員会が開催するぐんま青空マルシェに定額を補助したものでございます。関係団体の生産者が、経営者が新鮮な旬の農産物、あるいは加工品、飲食物などを販売する市を開催することによりまして、群馬地域の継続的なにぎわいや出店者と消費者の触れ合いの場となることを目的としております。
◆委員(木村純章君) 農業も観光もそうなのでしょうけれども、生産者がいかに確定、いっぱいもうからなくてもいいと思うのですけれども、ある程度の安定したものに結びつけるかということで、この後ちょっと触れさせてもらいます地産多消推進事業というのも、多分そういう場づくりかなとは思っているのですけれども、そういった点で、群馬地域の生産者も頑張っていただける仕組みで、バックアップをしていただたきたいと考えております。
続いて、地産多消推進事業の1億8,367万円の話に入りますが、農業者新規創造活動事業補助金1億1,433万円についての大枠の内訳をお願いいたします。聞きましたか。
では続いて、農畜産物販売研究事業補助金の703万円とありますけれども、これは販売を検討する会議ということですか、それとも先ほどから私もしつこく言っているのは、生産者がいかにやる気が出るかというのは非常に、特に農畜産物は大事かなと考えておりますので、その辺について説明をお願いいたします。
◎
農林課長(高橋弘之君) こちらの補助金につきましては、新たな販路拡大に向けまして、これからマーケット全体の成長が期待できますアジア諸国への輸出を研究するため、シンガポール高島屋のジャパンオータムフェアにおいて野菜や果物を販売し、PR活動を行ったものです。団体に対する補助金となっております。
◆委員(木村純章君) わかりました。その他のところでやってもいいかなと、ちょっとここで絡めさせてもらいまして、19日火曜日の上毛新聞の1面に、農業産出額という表が出ていたのです。2015年の話ですけれども。前橋が391億1,000万円で、高崎は178億1,000万円で、市の中でも、順位を言ってもしようがない話なのですけれども、もうちょっとあっていいのかなと思うのですけれども、こういうものに、ぜひ数値の捉え方も、これは上毛新聞さんが調べたからだと思うのですけれども、農政部としての数字の捉え方というのはあるのですか。例えばタマネギがどのくらいの売り上げがあるだとか、ニンジンがどのくらいだとか。
◎農政部長(真下信芳君) この農業産出額につきましては、統計で私どもも県のほうに提出しておりまして、それがベースになっております。
◆委員(木村純章君) そうしますと、決算時というわけではないのですけれども、細かい数字は別としても、ある程度この地産多消推進事業も含め、売り込みされていますよね。そうすると、これに結びついて生産量もふえただとか、横ばいだとか、そういうものがわかるデータというのは出してもらえるということですか、今後も。
◎農政部長(真下信芳君) 品目ごとに、何がどれだけ産出額がある、高崎市の分の中で各品目でどれだけあるとか、そういったものは提供できます。
◆委員(木村純章君) わかりました。きょうもうれっ娘トマトの推進もちょっと上毛新聞に載っていたので、そういうものを高崎市の農政部としての捉え方として、単年度でしっかり今後持っていただきたいなとお願いをしておきますので、よろしくお願いします。
○委員長(
渡邊幹治君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
209ページをお開きください。
2項林業費について御質疑ありませんか。
◆委員(柄沢高男君) 212ページなのですけれども、有害鳥獣の捕獲と防除とありますけれども、この防除対策補助金というのはどんな事業内容になっているのか、ちょっとお知らせいただきたい。
◎
農林課長(高橋弘之君) こちらにつきましては、イノシシ等の有害鳥獣の被害を防ぐため、農家が共同で田んぼや畑に電気柵や金網柵を設置するときの材料費について支援するものでございます。こちらについては、原則2戸以上の農家の共同設置がこの補助金の対象となっているものでございます。こちらにつきましては、市単独事業と県の補助事業がございますが、市単独事業の場合には、2分の1の範囲内で1戸当たり5万円が限度となっております。県の補助の場合におきましては、農家数が多く、受益面積が広い場所に防除柵を設置するケースが対象となりまして、この場合には補助率は4分の3以内となっているものでございます。
◆委員(柄沢高男君) 今ちょうどぼつぼつ稲刈りが始まりまして、山間地域の田んぼの周りにこの防護柵というか、電気柵が張ってあるわけなのですけれども、これイノシシに対しては非常にいい効果があるのですけれども、ちょっと薬で言えば副産物といいますか、副作用といいますか、そういう部分がありまして、イノシシに追われた蛇が逃げ込んでいる可能性があって、マムシもいるようなところは、稲刈り行って蛇にかまれるというような危険性があるので、その辺のところをちょっと農家の人に注意するように話をしてもらえると助かるのですけれども。私もこの間草刈りしていたら、マムシ、知らずに首切ってしまったからよかったのですけれども、向こうに先に見つけられたら私がやられたかもしれないので、それを考えるとちょっと怖いのです。電気柵で防御の成果は上がっていると思うのですけれども、やっぱり基本的には取ってしまうと、数が減ってくれたほうがいろいろぐあいはいいということなので、その効果というのですか、捕獲の実績等もわかったら、ちょっとお知らせいただけますか。
◎
農林課長(高橋弘之君) 有害鳥獣対策といたしましては、捕獲が一番重要だと言われておりますけれども、平成27年度と平成28年度の比較をさせていただきます。まず、イノシシにつきましては、平成27年度343頭から843頭にふえて、捕獲しております。鹿につきましては45頭から113頭となっております。猿は16頭から42頭となっております。熊は1頭から8頭となっております。ハクビシンにつきましては184頭から283頭となっております。また、タヌキにつきましては149頭から219頭へとふえております。最後になりますが、アライグマにつきましては41頭から94頭へ、それぞれ増加しているというものでございます。
◆委員(柄沢高男君) 1年で随分ふえてしまいましたね。こんなにふえていると思わなかったのですけれども、それだけ一生懸命担当部署で努力してもらって、また猟友会に委託して作業はやってもらっているのだと思うのですけれども、猟友会がだんだん年取ってくると思うので、その辺のところも今後よく対応を考えていただけたらありがたいなと思います。よろしくお願いいたします。
◆委員(田村理君) 209ページ、210ページなのですけれども、6款2項2目一般経費の中の竹林整備事業委託料ということで、これ2,000万円の予算が組まれていたのですけれども、300万円少ないということで今回支出となったわけであります。この事業は本当に大事な事業だと思っていまして、私も吉井地域なんかを回っていると、竹林を何とかしてくれということで言われることもありますし、整備事業は本当に助かっているということを言われたこともあります。整備事業の実績はどうだったのか、お聞かせください。
◎
農林課長(高橋弘之君) 平成28年度の実績になりますけれども、整備面積は3.3ヘクタールとなっております。
◆委員(田村理君) 3.3ヘクタールということで、これはふえているのですか。
◎
農林課長(高橋弘之君) ちなみに平成27年度の実績は12.9ヘクタールとなっております。
◆委員(田村理君) 12.9ヘクタールから3.3ヘクタールに減少ということですか。これの理由を教えていただきたいのです。
◎
農林課長(高橋弘之君) 平成27年度12.9ヘクタールという説明をさせていただきましたが、こちらは平成26年度から平成27年度へ事業を繰り越しておりますので、決算というふうに考えますと、平成27年度では12.9ヘクタールとなっておりますが、平成26年度、平成27年度を合計した、合算したヘクタールとなっております。
◆委員(田村理君) わかりました。そうすると、単純に3.3ヘクタールに減ったということは言えないということですね。先ほど申しましたが、この事業は本当に大事な事業だと思います。景観なんかの問題もありますし、耕作放棄地が竹林になってしまうなんていう問題もあるのですけれども、この改善にも役立つと考えていますので、今後も実際に事業のほう、力を入れてやっていただきたいと思います。
○委員長(
渡邊幹治君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
213ページをお開きください。
7款商工費について御質疑ありませんか。
◆委員(新保克佳君) 213ページ、商工総務費の黒ポチの一番下です。企業スポーツ等振興支援金についてお伺いします。まず、この支援先についてお知らせください。
◎
商工振興課長(大山富美雄君) 平成28年度の支援先でございますが、本市を拠点に積極的な活動を行うスポーツチームを有する企業4社に支援をしております。女子ソフトボール部を有しますビックカメラ、太陽誘電、陸上部を有しますヤマダ電機、そして群馬ダイヤモンドペガサスを支援しております。
◆委員(新保克佳君) わかりました。4社ということですけれども、それぞれ種目も違って、いろんな支援の仕方も違うのかなと思うのですが、ちょっと支援内容について、続いてお知らせください。
◎
商工振興課長(大山富美雄君) 助成金の使い道という形になりますけれども、企業スポーツの運営基盤を強化するための費用といたしまして、広報活動費、チーム強化費、国際大会の誘致及び地域貢献活動費、その他運営上必要な経費などを支援させていただいております。例を挙げますと、チームが全国大会等に参加するための遠征費やスポーツ教室等の開催費用などを支援しているものでございます。
◆委員(新保克佳君) 1点ちょっと伺いたいのですけれども、支援するに当たって、何か逆に高崎のPRをしてくださいとか、それを何か規約みたいな形で決めているのかどうか、わかりますか、よくロゴが入るとか、何かそういったような取り決めはあるのかどうか、お願いします。
◎
商工振興課長(大山富美雄君) こちらのほうは、あくまでも高崎のブランド力を高めていただくという形で御支援をさせていただいておりますので、特に何をしてくださいというお願いはしておりませんが、各チーム、企業におきましてさまざまな取り組みをしていただいております。例を挙げますと、ユニホームに高崎市のロゴを入れていただくとか、会場で本市の広告を入れたリーフレットを配っていただいたりとか、あとは強化合宿等で高崎市の国際大会の誘致活動などにも御協力をいただく、そしてこういった部分もあるのかなという部分が、地域貢献として、小学生や中学生を対象とした教室を開催する、あるいはホームゲームなどにそういった生徒さんたちを御招待していると、そういった形でいろいろな取り組みをしていただいているところでございます。
◆委員(新保克佳君) ありがとうございます。先日のソフトボールも大変大きなにぎわいだったということで、盛り上がりがだんだん、年々ふえているようですし、本当にスポーツの持つ力というのは、本当に高崎市で開催している高崎市の企業ということで、これからも大いに期待できると思いますので、引き続いてお取り組みのほう積極的にお願いしたいと思います。
◆委員(田村理君) 219ページ、220ページなのですけれども、7款1項6目観光費の中の真ん中、二重丸で観光活性化支援事業ということであるのですが、このまた真ん中辺にたかさき雷舞フェスティバル補助金ということで720万円の支出があります。これは、私も注目している雷舞でありますけれども、年々盛り上がっている印象を受けています。いろいろなイベントなどでも雷舞が踊られていたりするのを見かけます。先日の万灯会などでも踊られていました。これまで開催、結構長い年数やってきたと思うのですけれども、開催状況、あと成果についてお聞かせください。
◎
観光課長(新井修君) ことしで14回目の開催を迎える雷舞フェスティバルなのですけれども、昨年は市内外から39チーム、約1,000人の踊り子に参加していただきました。会場は、専用ステージを組んでメーン会場となるもてなし広場と、それから高崎駅西口駅前通りを交通規制して行う流し踊り会場の2会場を設けました。駅前通りに流し踊り会場を設けることで、街中の回遊性の向上とにぎわいの創出を図り、昨年は約2万5,000人の来場者でにぎわいました。また、実行委員会では、踊り講習会を開催したり、市内の学校に出講して雷舞の指導をしたり、こういった普及活動にも取り組んでおります。その成果として、運動会で雷舞が披露されたり、雷舞フェスティバルに出場する新たなチームが誕生しております。
◆委員(田村理君) 随分規模を拡大してやっているのだなという印象を受けましたが、これはそもそも高崎まつりで雷舞を踊っていたのだけれども、人気があるので独立してフェスティバルをやるようになったという経緯があると伺っています。街中の活性化、これに大きく寄与していると思いますし、あと私も運動会でこの踊りを、去年寺尾小学校で拝見をしました。子どもたちが真剣に取り組めるものとしても有効であると思っています。また、ことしも盛大に開催されるということですので、今後も力を入れてバックアップをしていっていただきたいと、そういうふうに思います。よろしくお願いします。
◆委員(丸山和久君) 216ページの工業振興費のうちのビジネス誘致推進事業というのがありますけれども、これにつきまして詳細と実績をお聞かせください。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) ビジネス誘致推進事業のうち高崎シティプロモーションは、本市のすぐれたビジネス立地環境などをPRするもので、昨年10月に東京丸ビルで実施し、約5万7,000人の来場者がございました。また、産業立地振興奨励金は、奨励金を交付することにより、企業の立地や規模の拡大を促進し、地域産業を活性化し、雇用の創出を図るため、市内に立地した工場や建てかえ、増設した工場などに施設設置、雇用促進、緑化推進などの奨励金を交付するもので、平成28年度は19社に対し奨励金を交付いたしました。ビジネス立地奨励金は、ビジネス立地重点地域である操車場跡地に立地した企業と、駅西口に立地する大規模商業施設に対し、事業用地取得、施設設置、雇用促進などの奨励金を交付するもので、平成28年度は7社に対し奨励金を交付いたしました。
◆委員(丸山和久君) 駅を中心にといいますか、高崎に人・もの・情報、いろんなものを集めるための手段の一つだというふうに思いますけれども、やはり今後もこういった部分、継続をしながらもっともっと活発になるようにやっていっていただきたいというふうに思います。
◆委員(木村純章君) 214ページのまちなか回遊性向上事業ですが、高チャリかなと思うのですけれども、2,457万円ですけれども、平成28年度の大枠の台数と設置箇所について御報告をお願いします。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) まちなか回遊性向上事業は、高崎まちなかオープンカフェ推進事業、高カフェと、高崎まちなかコミュニティサイクル推進事業、高チャリを実施する事業で、平成28年度の高カフェは17店舗で実施し、高チャリは16カ所にサイクルポートを設け、150台で運営しております。
◆委員(木村純章君) 高チャリについては評判いいとは思うのですが、これは私の最初の勘違いなのかもしれないのですけれども、高崎に見えた人、ビジネスマンとか、観光客の方に使っていただくのかなという思いはあったのですけれども、現状はどんな使われ方をされているかの把握はいかがなものなのでしょうか。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 利用につきましては、高崎に来られたビジネスマンや、あるいは高校生とか、あと若い主婦の方のお買い物の姿などが非常によく目につくようになっております。
◆委員(木村純章君) ちょっと切り口を変えまして、このセッティングの150台は、24時間やっているわけではないので、すごく御苦労があるかと思うのですけれども、何名ぐらいの体制で、朝場所にセッティングというのですか、どういう体制でされているのでしょうか。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 高チャリの保守管理を行う業務職員の人数は7人でございます。1日2交代勤務で、1日当たりでは早番3人、遅番2人で勤務しております。
◆委員(木村純章君) 先ほどビジネスマンとか来訪者の方にも乗っていただければということと、確かに100円を入れて100円戻るだけなので、何の不便はなく、名前を書くわけではないので、弱点と言えば、ちょっとどういう人が利用しているかわからないというのも、ちょっとウイークポイントなのかなとは感じているのですが、その辺については、観光協会さんに委託をしているわけですよね。その把握の仕方という調査研究のほうはどうなっているのでしょうか。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 事業の委託先は、それぞれの推進協議会のほうで、事務局につきましては、高崎商工会議所に置いております。運用の実態については、特に調査していないのですが、成果といたしまして顕著にあらわれているのが、中心市街地の通行量調査にあると考えております。事業実施前の平成24年度と平成28年度を比べますと、歩行者、自転車の通行量が約34%増加しており、確実に街中のにぎわいの向上の一助となっていると考えております。
◆委員(木村純章君) 高崎はアリーナもできて、いろいろすばらしくなっていくわけで、来訪する方もふえると思うので、ビジネスホテルさんとかと連携してアンケートとか、来てくださった人の。結構地方行くと、アンケートとっているところがありますよね。そういう仕方をして、やっぱり使われ方も、当然市民に便利が一番いいのかなとも思いますけれども、最初のスタートというのは、やはり来客、来訪の人かなとは感じてはいますので、ぜひその辺は連携してアンケートもちょっと、お金をかけるとまた問題があるかと思いますけれども、よろしくお願いしたいと。
それと、高カフェについては、やっぱりこの上州の土地柄、冬は寒いし、風が吹いて大変かなと思うし、夏は暑いしと。その辺は、高カフェを開いてくださっているお店さんとの意見交換については、どんな感じで行われているのですか。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 高カフェのお店につきましては、平成25年開始当初は13店舗、現在17店舗で増加しております。出店者の方と年に2回話し合いの場を設けておりまして、そういった高カフェに参加しているお店からは、特に店内に入りにくい小さいお子様をお連れになっている御家族の方や、ペット連れのお客様が気軽に利用できるようになったということで、非常に好評でございます。
◆委員(木村純章君) 当初担当の人も警察、道路上の話なので苦労されたと思うので、いい形に結びつけていただきたいと、期待していますので、よろしくお願いします。
続きまして、218ページの観光費、クラインガルテン指定管理料の2,450万円ですが、相間川温泉全体の運営費かなとは思っているのですけれども、まず順調なのかどうか、ちょっと所感をお願いします。
◎
倉渕支所地域振興課長(宮下明子君) クラインガルテンにつきましては、利用実績から見ますと、平成28年度休憩利用者が6万5,684人、宿泊者については6,062人、合計7万1,746人ということでございまして、多くの方に御利用いただいております。
◆委員(木村純章君) 農業体験型コテージ、何かログハウスみたいのがあって、それが多分倉渕村時代に日本で初めてでもないけれども、結構28年、30年ぐらい前に話題があったと思うのですが、今現状はどういう利用というか、現状について。
◎
倉渕支所地域振興課長(宮下明子君) ログハウスのほうなのですが、平成2年3月、当時の倉渕村の時代に5棟完成、翌年に1棟で、計6棟となっておりまして、現在もその6棟が使用されている状況でございますが、宿泊者の合計6,062人中、ログハウスの利用者が2,127人ということでございます。
◆委員(木村純章君) まずまずの数字ですか。八ッ場ダムの長野原のほうが、クラインガルテンという言葉をちょっとうたい始めてきているので、だから、ちょっと一番初めにというか、群馬県内では倉渕が最初だったと思うので、やはりこの体験型というのは非常に、マムシが出ると困るのですけれども、イノシシも出て困るのですけれども、隣はすぐいい温泉がありますから、鉄分豊富な。そういったところなので、ぜひ体験型の、それも確立していただいて頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
続いて、同じページで、二度上峠仮設トイレ設置委託料120万円がありますが、これはどの辺というか、登山客用で設置したということですか。いい場所ですから。
◎
倉渕支所地域振興課長(宮下明子君) 二度上峠の仮設トイレでございますが、二度上峠沿いにある浅間隠山登山口付近に、登山者の利便性を図るため設置したものでございます。
◆委員(木村純章君) 非常に二度上峠も軽井沢へ行くいいコースで、浅間隠も非常に利用されると思って、いいことだと思いますので、ちょっと管理も大変かと思いますけれども、よろしくお願いいたします。
続いて、たかさき観光情報発信事業委託料400万円について、実績と内容についてお願いいたします。
◎観光課長(新井修君) 本事業は、市民を観光大使に認定して、本市の魅力を広く情報発信してもらう市民みんなが観光大使という事業でございます。平成27年度からは観光大使が発信した情報を抽出、翻訳し、英語、中国語、台湾語、韓国語、タイ語の5カ国語で海外向けに情報発信しております。平成28年度の実績といたしましては、観光大使から投稿された情報などを翻訳して、約350件の情報を多言語で発信させていただきました。
効果といたしましては、これまでのような行政からの一方的な情報発信ではなく、観光大使が本市の魅力を再発見して、みずから発信していただいているということで、口コミの質が高いと伺っております。
◆委員(木村純章君) 頑張っていただいていると感じておりますが、この観光大使500名の人が一生懸命頑張ってブログに上げて、それを翻訳という形で世界ですか。これを見た人がどのくらい来たかというのは、さっきと同じでちょっとわかりにくい話なのですか、確認です。
◎観光課長(新井修君) 委員さんおっしゃるとおり、それを見て高崎を訪れたかというところまでは、なかなか把握することが難しいというふうに考えております。
◆委員(木村純章君) 一方的な一方通行のやり方、攻めですから、今の時期はまだいいと思うのですけれども、ある程度リバウンドというか、双方向で当たりを見ながらやっていく仕組みもちょっと築いていただきたいと考えております。
続いて、高崎観光協会補助金の、平成28年度は6,018万円ですけれども、平成25年、二、三年前からの補助金の推移について説明をお願いいたします。
◎観光課長(新井修君) 平成25年度、平成26年度が3,576万2,000円、平成27年度が5,763万6,000円、そして平成28年度が6,018万2,000円となっております。
◆委員(木村純章君) 毎年ふえているわけですけれども、大きくふえた要因について御説明お願いいたします。
◎観光課長(新井修君) 本市を取り巻く環境が大きく変わっている中で、平成26年度のときに本市の観光を大きく見直しております。新たな視点に立って戦略的に観光振興を推進していくためには、これまで以上に観光協会と連携して事業に取り組むことが重要だという観点で、本市の観光振興を強化していこうということで補助金の増額をさせていただいております。
◆委員(木村純章君) 観光宣伝事業のところで、高崎観光情報案内システム運営委託料1,080万円というのが、別枠ということではないのですけれども、あるのですけれども、これは別に観光協会が行うのではなくて、高崎の商工観光部が、委託だからどういう状況なのか、ちょっと説明をお願いできますか。
◎観光課長(新井修君) 本事業は、実施主体は高崎市で、観光協会のほうに委託させていただいております。
◆委員(木村純章君) 内容について、さっきの補助金も毎年ふえているのですけれども、別枠に高崎観光情報案内システム運営委託料というのがまた1,080万円あるではないですか。それについての違いというか、説明をお願いします。
◎
観光課長(新井修君) 観光協会の補助金は別で、この委託料については、事業を委託している委託料でございます。本事業は、駅を中心に商業施設、あとホテル、市内7カ所にタッチパネル式の観光情報案内板を設置して、本市を訪れる市内外からの観光客に向けた広報メディアとしての機能を持たせた観光情報のほかに、交通情報、医療情報、生活に身近な情報など、幅広い情報を発信させていただいているものでございまして、こちらの情報も全て翻訳して英語、中国語、韓国語などの多言語で発信している事業でございます。
◆委員(木村純章君) しっかり頑張っているのは承知しておりますので、引き続きチャレンジしてください。
最後に、高崎フィルムコミッション事業補助金について、平成28年度のスタッフの人数というか、規模については、ふえているのか。あと、招致等の実績等について説明をお願いできますか。
◎
観光課長(新井修君) スタッフというのは職員というふうな捉え方で、現在職員は2名とボランティアスタッフが10名程度で撮影の支援活動を行っております。実績でございますが、平成28年度の支援作品は64件でございます。
◆委員(木村純章君) 映画の内容によっては余り公表できないものがあるですよね。やりましたというので。なかなか発表、すごくやっていると思っているのですけれども、もうちょっといっぱい宣伝したほうがいいなとは考えているのだけれども、その辺は縛りがやっぱりあるのでしょう。映画の内容とか、ロケ地によっては。
◎
観光課長(新井修君) 事業については、広報宣伝も含めて積極的に取り組ませていただいております。特に縛りはないのですけれども。
◆委員(木村純章君) ごめんね、聞き方が悪かった。これは委託事業だからね。映画ができて、どこでやったとか、「沈まぬ太陽」とか、倉渕の消防団の人も出てやったというのを事前に言ってはいけないとかと、ちょっと聞いたことあるのだけれども、本当はそういうところ、ロケ地場所というのでアピールすれば。
◎副市長(兵藤公保君) ロケ地の場所でございますが、物によっては事前公表する場合もございますが、ほとんどの場合がやはり事前公表なしです。というのは、やはりロケ地、山の中であればいいのですが、街中でやる場合につきましては、皆様方に御迷惑をかけるというふうな部分もございます。そういったところで、公表はしませんが、ファンの方々は何かしらきっかけをつかんで来るというのが通例でございまして、委員さんも多分御存じだと思うのですが、崩落しましたアーケード、あそこのところでビックなスターが来て長期にわたって撮影をしたということもございました。そのときには大勢の方が押し寄せたというふうなこともありました。私ども高崎市にとってみれば、できたら事前公表して、人がいっぱい集まってくれればいいなというふうに思いますけれども、制作会社からしますと、そういった部分が支障になるということもございますので、これはケース・バイ・ケースであるというふうに御理解をいただきたいと思います。
◆委員(木村純章君) 観光の活性化について、副市長に答えていただきましたけれども、観光大使も500人いるから、上手にその辺も、高崎ではない人がやるのも一つの手かなというのもあるし、通な人と。やはりロケ地というのも一つの高崎の財産にもなると思います。この前会派で栗生楽泉園、草津行った帰りに六合村経由で行ったら、寅さんのロケ地という停留所があるのです、1カ所。気がついたら行ってみてもらえば。そういうところというのも一つの財産になっていきますので、静かなるブームというのが非常に大事かなと思いますので、観光は非常に大変だと思いますけれども、頑張っていただきたいと思います。
○副委員長(追川徳信君) 215ページの工業振興費の中で、中小企業出展支援事業の内容と実績、これちょっとお聞きしたいと思います。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 中小企業出展支援事業でございますが、これは市内の中小製造業の受注拡大を図るために2つの事業を実施しているものでございます。まず、高崎市中小企業振興協議会補助金は、高崎機械工業協同組合、高崎プレス工業協同組合などの市内のものづくり組合が共同出展する経費を助成するもので、協議会の会員企業8社が東京ビックサイトで開催されました第20回機械要素技術展に共同出展した際の経費に対して補助金を交付したものでございます。もう一点、技術振興展・国際見本市出展補助金につきましては、国内外の展示会へ出展するための経費の一部を助成するもので、平成28年度は14社1団体に対して補助金を交付いたしました。
○副委員長(追川徳信君) 中小企業振興協議会で出展した過去数年の実績をちょっとお聞かせ願いたいと思います。
◎
産業政策課長(吉井秀広君) 過去数年ということで、過去3年間の実績をお答えさせていただきます。
平成27年度は22件の見積もり依頼がございまして、うち7件、金額にして約100万円の受注がございました。平成28年度は21件の見積もり依頼があったものの、受注には至りませんでした。平成29年度は、今年度は38件の見積もり依頼があり、現在までに2件の受注が成立したほか、月数百万円規模の大型の商談が進行中で、そのほかにも継続中の案件があると聞いております。
○副委員長(追川徳信君) 今年度2件の受注があったということで、これからも大分商談もあるということで期待しております。よろしくお願いします。
もう一点、218ページの7款1項5目金融費の中で、創業支援資金預託金と新分野進出資金預託金の詳細をちょっとお聞きします。
◎
商工振興課長(大山富美雄君) 本市の融資制度は、市が金融機関に融資原資の一部を無利子で預け入れることによりまして、固定で低い金利を実現しております。この預けられた資金のことを預託金ということになりますが、平成28年度における創業者支援資金の預託金は357件分で12億6,499万2,000円となっており、その内訳といたしましては平成28年度に新たに融資を活用されたものが77件で、それに相当する預託金額が3億2,336万9,000円、過去の融資残高に係る預託金が280件で9億4,162万3,000円となっております。また、新分野進出資金の預託金は78件分で5億3,717万9,000円となっており、その内訳は平成28年度に新たに融資を活用されたものが4件で3,914万4,000円、過去の融資残高に係るものが74件で4億9,803万5,000円となっております。
○副委員長(追川徳信君) 大分新分野に進出していると思うのですけれども、どのような会社がどんな新分野に進出しているか、その辺ちょっとお聞かせください。
◎
商工振興課長(大山富美雄君) 新分野進出資金というのは、事業多角化や事業転換、新商品の開発、生産などに必要な資金ということでお借りいただくようなものになります。新商品開発ということで、農業加工販売を行っている会社の方が新商品を開発されたのが1件、それと印刷業を営まれる方が不動産賃貸業をされる新分野に進出されたと、そして日用雑貨の卸売業をされていた方が婦人服の小売業ということで進出されております。それと、先ほどの不動産賃貸業に新分野進出されたという印刷業の方は案件として2件借りておりますので、合計4件ということになっております。
○委員長(
渡邊幹治君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
231ページをお開きください。
8款土木費2項道路橋梁費 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 321ページをお開きください。
11款災害復旧費1項農林水産施設災害復旧費 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 323ページをお開きください。
2項商工施設災害復旧費 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 以上で
一般会計の審査を終わり、次に特別会計の審査に入ります。
最初に、国民健康保険事業特別会計の審査を行いますので、343ページをお開きください。
歳入について御質疑ありませんか。
◆委員(田村理君) 347、348ページでありますけれども、4款1項1目、こちら療養給付費等交付金ということで、療養給付費、これは年々ふえていると認識をしているのですけれども、実際には当初予算と比較すると約6億円の減になっています。どういった理由でこうなっているのか、お答えいただきたいのですけれども、お願いします。
◎
保険年金課長(山田史仁君) 6億円というのは、当初予算といいますか、昨年度と比較してでよろしいのでしょうか。
◆委員(田村理君) 済みません。失礼しました。平成27年度の決算と比較してということです。今回約6億円の減になっているということで、その理由をお願いします。
◎
保険年金課長(山田史仁君) ただいまお話がありました昨年度と比較して減額している理由ですけれども、この国保の療養給付費等交付金につきましては退職者医療制度というものがございまして、そこに係る医療費の財源として交付されているのがこの経費になります。この制度につきましては、平成20年度に廃止されておりまして、現在経過措置がとられているものでして、平成27年度からは新規の適用という方がなくなりましたので、その分対象者が減っているということで今回減額になったものでございます。
◆委員(田村理君) よく理由がわかりました。療養給付費はやはりふえているという認識で間違いないと思うのですけれども、仕組みがおかげさまでよくわかりました。ありがとうございます。
○委員長(
渡邊幹治君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
357ページをお開きください。
歳出について御質疑ありませんか。
◆委員(田村理君) 357、358ページなのですけれども、1款1項1目一般管理経費、この中に総合住民情報
システム改修委託料というものがあります。これについて伺いますけれども、当初予算では22万7,000円だったということでありますけれども、これが7.5倍にまで膨れ上がってしまっています。どういった理由でこうなっているのか、あと
システム改修といってもいろいろあると思いますので、この改修の内訳、それについてもお答えください。
◎
保険年金課長(山田史仁君) 今回の金額の内訳といたしますと、6月の補正のときに増額させていただきました国保制度の都道府県化に向けての本市のシステムからデータを抽出して連携できるようにする経費というのがございまして、それが118万8,000円ございます。そのほかに決算額との差額であります51万6,000円というのが、法改正等によりまして改修が必要になった経費というものでございます。
◆委員(田村理君) 6月の補正で国保の都道府県単位化、この
システム改修があったのでということで今回増額になったということですね。実際金額が118万円ぐらいということなのですけれども、これに対する国の補助はどうなっているのでしょうか。
◎
保険年金課長(山田史仁君) 歳入のほうの
国庫補助金のところに、この
システム改修に係る補助が10分の10ということで措置をさせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
◆委員(田村理君) 10分の10ということで、本市の持ち出しはないということで安心をいたしました。ただ、この制度自体がやはり問題があると考えております。一般質問でもお話をさせていただいたのですけれども、
システム改修を行うことによって、それに付随するトラブルなども考えられるということもありますし、余計な
システム改修だと私は思っております。今回のこの支出には反対の立場をとらせていただきたいと思います。
○委員長(
渡邊幹治君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
続いて、後期高齢者医療特別会計の審査を行いますので、443ページをお開きください。
歳入について御質疑ありませんか。
◆委員(田村理君) これ全体的な話でもあるのですけれども、今回後期高齢者医療保険料、443、444ページなのですけれども、一番上です。実際に32億円が保険料の調定額であったということですけれども、平成20年度に制度が開始されてから、この間、2年に1度の保険料の改定で、全国的に1人当たりの保険料が増加傾向にあると、そういうふうに報告されているのを聞いております。実際に本市ではどういう状況なのか、改めて確認をさせていただきたいと思うのですけれども、平成20年度から始まって現在に至るまで、それぞれどういった状況なのか、教えてください。
◎
保険年金課長(山田史仁君) この保険料につきましては、後期高齢者広域連合のほうで設定しているものでございますけれども、平成20年度の制度施行以来、この均等割については、平成20年度が3万9,600円、所得割率が7.36%ということで始まりました。平成22年度につきましては据え置き、平成24年度では4万2,700円と8.48%、平成26年度については4万3,600円と8.6%ということで見直しが行われておりまして、平成28年度のときにはまた据え置きというふうになっております。
◆委員(田村理君) 据え置きということで、実際に増額になっていない年度もあるのですけれども、2度保険料が見直されて、高くなっているということで、この保険料が高齢者にとってどういった影響を及ぼしているのかということを、やっぱりそこを考えていかなければならないと思っています。この間保険料が引き上げられてきましたけれども、年金生活者が置かれている社会の実情というのは本当に厳しいものがあると思います。消費税増税であるとか、あとは生活必需品の値上げで支出がふえる一方、年金額が目減りしています。保険料が高齢者の暮らしに重くのしかかってきているのは明白であります。
この制度自体、そもそも2008年、当時の政権が社会保障費削減を狙った構造改革路線の柱の一つとして導入したもので、実際に75歳になった人がそれまで加入していた国保などから……
○委員長(
渡邊幹治君) 田村委員、ちょっと簡潔明瞭に。それ、いかにしても決算の質問ではありませんので。
◆委員(田村理君) いずれにしましても、この制度自体に我が会派は反対してまいりました。
○委員長(
渡邊幹治君) それを言わなくていいわけです、決算の委員会で。
◆委員(田村理君) 保険料額、これ高過ぎるということで、今回の決算、ちょっと反対をさせていただきたいと思います。
○委員長(
渡邊幹治君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
449ページをお開きください。
歳出 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 続いて、農業集落排水事業特別会計の審査を行いますので、477ページをお開きください。
歳入 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 481ページをお開きください。
歳出 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 以上で特別会計の審査を終わります。
次に、調書の審査を行いますので、515ページをお開きください。
財産に関する調書 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) 531ページをお開きください。
基金運用状況に関する調書 (質疑なし)
○委員長(
渡邊幹治君) これより議案第97号の
所管部分を起立により採決いたします。
本案を認定することに賛成の委員の起立を求めます。
(
賛成者起立)
○委員長(
渡邊幹治君) 起立多数です。
よって、議案第97号の
所管部分は認定すべきものと決しました。
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△審査終了
○委員長(
渡邊幹治君) 以上で本委員会に付託された議案の審査は全て終了いたしました。
審査に当たり円滑な
委員会運営に御協力をいただき、ありがとうございました。
なお、委員長報告の作成については私に一任をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(
渡邊幹治君) それでは、そのようにしたいと思います。
以上で本日の議題を終わります。
午後 2時16分
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△その他
○委員長(
渡邊幹治君) 次に、その他として執行部から何かありましたらお願いします。
なければ、この際委員の方々から執行部に対しお聞きしたいことがありましたらお願いします。
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△閉会
○委員長(
渡邊幹治君) なければ、以上で本日の
市民経済常任委員会を閉会いたします。
午後 2時17分閉会...