高崎市議会 > 2017-09-19 >
平成29年  9月19日 都市集客施設建設特別委員会−09月19日-01号
平成29年  9月19日 総務教育常任委員会−09月19日-01号

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  1. 高崎市議会 2017-09-19
    平成29年  9月19日 総務教育常任委員会−09月19日-01号


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    最終取得日: 2023-04-16
    平成29年  9月19日 総務教育常任委員会−09月19日-01号平成29年 9月19日 総務教育常任委員会   平成29年高崎市議会総務教育常任委員会会議録   ────────────────────────────────────────────                                平成29年9月19日(火曜日)   ────────────────────────────────────────────                   総務教育常任委員会次第                                  平成29年9月19日(火)                                   第1委員会室 午前10時 1 議  題 (1)議案の審査    議案第103号 財産の取得について(小型動力ポンプ付積載車)    議案第104号 高崎市市税条例の一部改正について    議案第105号 高崎市都市計画税条例の一部改正について    議案第111号 平成29年度高崎市一般会計補正予算(第2号)(所管部分)    議案第 97 号 平成28年度高崎市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定について(所管部分) (2)請願の審査    請願第 5 号 テロ等準備罪(共謀罪)を新設した改正組織犯罪処罰法の成立に抗議し、廃止を求める意見書の採択について 2 報告事項
    (1)吉井地域審議会及び地域振興協議会の開催結果について             (総 務 部) 3 そ の 他   ──────────────────────────────────────────── 出席委員等(11人)   委 員 長   松  本  賢  一  君     副委員長   小  野  聡  子  君   委  員   依  田  好  明  君     委  員   大  竹  隆  一  君   委  員   根  岸  赴  夫  君     委  員   長  壁  真  樹  君   委  員   逆 瀬 川  義  久  君     委  員   青  柳     隆  君   委  員   高  橋  美 奈 雄  君     委  員   柴  田  和  正  君   議  長   (委         員)     副 議 長   林     恒  徳  君   ──────────────────────────────────────────── 欠席委員(なし)   ──────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者  市長       富  岡  賢  治  君   副市長     兵  藤  公  保  君  総務部長     新  井  俊  光  君   総務部次長   曽  根  光  弘  君  秘書課長     只  石  恵 一 郎  君   企画調整課長  太  田  直  樹  君  防災安全課長   水  井  栄  二  君   職員課長    渋  澤  康  行  君  情報政策課長   深  澤  雅  彦  君   文化課長    櫻  井     実  君  美術館副館長   齊  藤  寛  方  君   染料植物園長  甘  田  正  弘  君  スポーツ課長   青  木  信  幸  君   広報広聴課長  渡  木  秀  徳  君  財務部長     北  島     晃  君   財政課長    南  雲  孝  志  君  管財課長     高  野     敦  君   契約課長    新  井     博  君  市民税課長    堀  越  昭  仁  君   資産税課長   秋  山  泰  行  君  納税課長     岩  佐  英  臣  君   倉渕支所長   宮  下  好  史  君  倉渕支所地域振興課長               倉渕支所税務課長千  葉  照  真  君           宮  下  明  子  君  箕郷支所長    岡  田  賢  司  君   箕郷支所地域振興課長                                   生  方  忠  義  君  箕郷支所税務課長 赤  石     守  君   群馬支所長   内  田     良  君  群馬支所地域振興課長               群馬支所税務課長飯  島     毅  君           飯  島  照  彦  君  新町支所長    松  本     淳  君   新町支所地域振興課長                                   近  藤  隆  人  君  新町支所税務課長 横  田  裕  一  君   榛名支所長   清  水  敏  博  君  榛名支所地域振興課長               榛名支所税務課長佐  藤  久  夫  君           高  橋  宏  樹  君  吉井支所長    小 野 里  つ よ し  君   吉井支所地域振興課長                                   田  代  有  史  君  吉井支所税務課長 福  島  康  秀  君   会計管理者   歌  代  典  彦  君  会計課長     中  村  仁  寿  君   教育長     飯  野  眞  幸  君  教育部長     小  見  幸  雄  君   教育総務課長  植  原  政  美  君  社会教育課長   土  谷  真 由 美  君   文化財保護課長 角  田  真  也  君  中央公民館長   松  田  匡  子  君   中央図書館次長 秋  山  美 和 子  君  学校教育担当部長 星  野  順 一 郎  君   教職員課長   熊  井  正  裕  君  学校教育課長   真  下  雅  徳  君   健康教育課長  嶋  村  三  城  君  教育センター所長 佐  藤  明  彦  君   高崎経済大学附属高等学校事務長                                   淡  嶋  美 奈 子  君  選挙管理委員会事務局長(併任)          選挙管理委員会事務局次長           新  井  俊  光  君           上  野  和  男  君  代表監査委員   田  口  幸  夫  君   監査委員事務局長土  谷  徹  則  君  消防局長     井  草  明  仁  君   消防局次長   浅  野  秀  之  君  総務課長     後  閑  善  行  君   予防課長    中  澤  哲  夫  君  警防課長     植  原  芳  康  君   通信指令課長  中  島  和  弘  君   ──────────────────────────────────────────── 事務局職員出席者  事務局長     小  林     茂      庶務課長    大  島  勇  人  議事課長     大 河 原  博  幸      議事課長補佐(兼)議事担当係長                                   坂  口  圭  吾  議事課主任主事  浅  原  良  太      議事課主任主事 田  村  智  明   ──────────────────────────────────────────── △開会  午前 9時58分開会 ○委員長(松本賢一君) ただいまから総務教育常任委員会を開会いたします。   ──────────────────────────────────────────── △諸般の報告 ○委員長(松本賢一君) この際、諸般の報告を申し上げます。  傍聴は、あらかじめ許可してあります。  以上で諸般の報告を終わります。   ──────────────────────────────────────────── △開議 ○委員長(松本賢一君) それでは、本日の会議に入ります。  本日の会議は、お手元に配付の次第に従い、進行いたします。なお、決算認定議案及び補正予算議案については、次第の裏面に記載のとおり審査を進めたいと思います。  この際、委員会の運営上お願いいたします。委員からの質疑は、内容を簡潔にされるとともに、議題の範囲を超えないよう1問ずつお願いします。また、執行部は質疑の趣旨を的確に捉え、簡潔な答弁を行ってください。  以上、円滑な委員会運営に御協力をお願いいたします。   ──────────────────────────────────────────── △議案の審査  議案第103号 財産の取得について(小型動力ポンプ付積載車)  議案第104号 高崎市市税条例の一部改正について  議案第105号 高崎市都市計画税条例の一部改正について  議案第111号 平成29年度高崎市一般会計補正予算(第2号)(所管部分)  議案第 97 号 平成28年度高崎市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定について(所管部分) ○委員長(松本賢一君) それでは、議案の審査に入ります。  定例会議案を御用意いただき、57ページをお開きください。  議案第103号 財産の取得についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) 確認の意味でお聞きします。この2台の小型動力ポンプ積載車は、どこの方面隊のどこの分団に配置されるのでしょうか。 ◎警防課長(植原芳康君) 2台の小型動力ポンプ積載車は、倉渕方面隊へ配属させていただきます。1台は第3分団の水沼地区に配属され、もう1台は第7分団の川浦地区に配属されます。 ◆委員(依田好明君) お答えいただきました。それと、ほかにも指名競争入札の相手企業があったのかということと、最終的に温井自動車工業株式会社に決まった決め手は何でしょうか。 ◎契約課長(新井博君) 本入札物件につきましては5者を指名いたしまして、応札者が2者、辞退者が3者でございました。決め手ということでございますが、入札でございますので、価格でございます。 ◆委員(大竹隆一君) 車の大きさというのは、これは寸法で出ているのですけれども、この積載車の性能と、それとポンプの性能というのを、どういうものなのだかわかりますか。 ◎警防課長(植原芳康君) まず、シャシーにつきましてはディーゼルエンジン車、4WDのマニュアル車となっております。この車の特徴の可搬ポンプを積載しておりますので、そちらのポンプの性能はB―2級というものでございます。 ◆委員(大竹隆一君) B―2級では、申しわけないけれども、ちょっと理解ができないのだけれども、もうちょっと。例えば1分間に何リットルとか。 ◎警防課長(植原芳康君) ポンプ性能の基準でございまして、吐出量をあらわしております。そちらにつきましては細分化されておりまして、B―2級が1分間にどのぐらいの量で吐出するのかというのが、ちょっと今手元にございませんので、また後ほどお答えしたいと思います。 ◎消防局長(井草明仁君) 補足で御説明させていただきます。ポンプ性能A―2とかB―1とかあるのですけれども、規格の放水圧力0.7メガパスカルがB―2級とか、そういうふうに放水量の圧力によってそのポンプの性能が定められているというものでございます。 ◆委員(大竹隆一君) 済みません、後でそのあれを出してください。 ○委員長(松本賢一君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。
     これより議案第103号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(松本賢一君) 起立全員です。  よって、議案第103号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  59ページをお開きください。  議案第104号 高崎市市税条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) この条例の中で、控除対象配偶者というものを同一生計配偶者に変えたのはどういう意味があるのでしょうか。 ◎市民税課長(堀越昭仁君) 配偶者控除の要件に、扶養をとる側の合計所得金額が1,000万円以下であることが加わりました。そこで、今まで控除対象配偶者と呼んでいたものを同一生計配偶者とし、同一生計配偶者のうちで、合計所得金額が1,000万円以下の納税義務者の配偶者、すなわち改正後の配偶者控除の対象となるものが控除対象配偶者となるものでございます。 ◆委員(依田好明君) わかりました。それと、軽自動車税の特例が期間が変更になっているのですけれども、その意味について確認したいと思うのですけれども。 ◎資産税課長(秋山泰行君) 新車にかかる翌年度の税率を燃費性能に応じて軽減するグリーン化特例を延長するもので、ただ期間を延長するだけでなく、環境性能に応じた対象を絞り込んで、重点化を図って期間を延長するものとなっております。 ○委員長(松本賢一君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第104号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(松本賢一君) 起立全員です。  よって、議案第104号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  63ページをお開きください。  議案第105号 高崎市都市計画税条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) この都市計画税条例の一部改正によって、大きな影響を受ける市民というのはあるのでしょうか。 ◎資産税課長(秋山泰行君) 直接市民が影響を受けるというよりも、いずれの改正も事業者に対する特例となっております。 ○委員長(松本賢一君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第105号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(松本賢一君) 起立全員です。  よって、議案第105号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  77ページをお開きください。  議案第111号 平成29年度高崎市一般会計補正予算(第2号)の所管部分を議題といたします。  88ページをお開きください。  歳入11款地方交付税から  15款国庫支出金まで (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 90ページをお開きください。  20款繰越金 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 92ページをお開きください。  21款諸収入から  22款市債まで (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 94ページをお開きください。  歳出2款総務費について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) この中で、上から3つ目の情報システム経費、社会保障・税番号制度(福祉分)システム整備委託料、これについてはマイナンバー制度にかかわる経費の委託料ということで理解していいのでしょうか。 ◎情報政策課長(深澤雅彦君) おっしゃいますとおり、マイナンバー制度に関連いたしましたシステムの改修経費でございます。 ◆委員(依田好明君) 同じく97ページのほうなのですけれども、上からやはり3つ目の丸の戸籍住民基本台帳事務経費、それの記載項目を充実するというような説明があったのですけれども、これも同じマイナンバー制度の関係でしょうか。 ○委員長(松本賢一君) 依田委員、これは所管外ですので。 ◆委員(長壁真樹君) 10目の地域振興費の中で、くらぶち英語村(仮称)整備事業の中にマイクロバス購入費があるのですけれども、このくらぶち英語村のほうでいろいろな形で使われると思うのですが、まず乗車定員は何名のマイクロバスなのか、教えてください。 ◎企画調整課長(太田直樹君) 乗車定員は29人乗りでございます。 ◆委員(長壁真樹君) それでは、運転手さんはどういう形でされるのか。お願いします。 ◎企画調整課長(太田直樹君) 今職員募集の中で運転手さんを募集しておりまして、子どもの送迎、県外活動とか、あとは高崎駅からくらぶち英語村までの子どもたちの送迎等に使うというような予定でございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 私も今の長壁委員さんと同じところなのですけれども、マイクロバスではなくて、その上の運営準備業務委託料というのがあるのですけれども、開校へ向けて順調に推移はしていると思うのですけれども、補正ですので、開校へ向けての準備かというふうに思うのですけれども、どこへ委託をするのかということと、どんな事業内容を展開するのかということについてお知らせ願いたいというふうに思います。 ◎企画調整課長(太田直樹君) くらぶち英語村は、倉渕の豊かな自然を生かして、農作業とか野外活動等を子どもたちが外国人スタッフの生きた英語に囲まれた中で活動をしていただくというようなことで、生きる力、思いやりの心等を育んでいただくというようなことでございます。  委託先は、公益財団法人育てる会というところで、これは山村留学の実績が約50年ぐらいの山村留学の先駆けの事業者でございます。 ○委員長(松本賢一君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  110ページをお開きください。  9款消防費について御質疑ありませんか。 ◆委員(長壁真樹君) 5目の災害対策費の中、災害対策事業車載用拡声装置等購入費ということで、説明では公用車にスピーカーをつけるということで伺っているのですけれども、この台数は何台か、教えてください。 ◎防災安全課長(水井栄二君) 43台でございます。 ◆委員(長壁真樹君) それと、本庁を含めて各支所にも配置されるのかなと思うのですけれども、配置の場所というのはどういうふうになっているのか、教えてください。 ◎防災安全課長(水井栄二君) 本庁分として25台配備いたしまして、また各支所には3台ずつ、18台配備になります。 ◆委員(高橋美奈雄君) また長壁さんと同じところなのですけれども、災害対策事業なのですけれども、実は8月7日の台風5号、本当に市の職員の皆様にも御尽力をいただきまして、対応を図っていただいたのですが、その際、全分団が出動して御協力もいただいたということで、大変ありがたいなというふうに思っているのですが、こういう災害のときに分団が出動して、災害事故等がもしあった場合、そういう対応はどのように図られるのか、お知らせ願いたいというふうに思います。 ◎警防課長(植原芳康君) 事故等がございましたら、市有物件のほうで対応をさせていただくということになっております。 ◆委員(高橋美奈雄君) そうではなくて、どんな内容になるのかということです。 ◎消防局長(井草明仁君) 消防団員がまず事故、けが等があれば、公務災害補償の対象になります。今警防課長が申し上げたのは、車両の事故等についてはしっかり保険で補填をすると。また、一般的なけがについても、生命保険的な福祉共済というのに消防団員は1口入っております。そういう部分から全て補填をしていくと。もちろんあってはならないのですが、殉職した場合は条例で定められております。 ◆委員(高橋美奈雄君) さらに、もう一点お聞きしたいのですけれども、災害対応ですから、基本的には団本部からの指示というのが大きいと思うのですけれども、臨機応変な対応として、分団の判断で動くことがあるではないですか。そういうのも同じ適用になるのでしょうか。 ◎消防局長(井草明仁君) そのとおりでございます。方面隊長がございますので、方面隊長の責任で動いております。 ○委員長(松本賢一君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  10款教育費 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 少しお戻りいただき、82ページをお開きください。  地方債の補正 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) これより議案第111号の所管部分を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(松本賢一君) 起立多数です。  よって、議案第111号の所管部分は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、決算認定議案の審査を行いますので、平成28年度高崎市歳入歳出決算書及び附属書類を御用意ください。  議案第97号 平成28年度高崎市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定についての所管部分を議題といたします。  19ページをお開きください。  歳入1款市税について御質疑ありませんか。 ◆委員(青柳隆君) 一番初めに質問させていただきますが、平成28年度決算ということでございますが、平成28年の当初予算に比べまして、決算では大きな差異というのですか、収入がうんとあってよかったなというところと、いやこれはちょっと違ったなというようなところがありましたらお知らせをいただきたいと思います。 ◎財政課長(南雲孝志君) 一般財源の主な増減の要因ということでよろしいかと思いますけれども、まず市税のうち市民法人税につきましては、当初予算では税制改正の影響から11億円の減収が見込まれたために、そこに増収分を加味いたしまして、前年度予算額の7億円減の約51億円としたことによりまして、決算額では平成27年度と同額の収入確保できたということでございまして、当初予算と比較をいたしまして約9億円の増となり、60億円ほどの決算額となっているところでございます。  また、地方交付税につきましては、普通交付税について、合併算定がえの影響ですとか地方財政計画を加味しまして、当初予算額では124億円としておりましたけれども、決算で約3億円増となりました。また、特別交付税のほうも3億円ほどふえておりますので、地方交付税といたしましては約6億円の増の148億円ほどの決算額となっております。一方で、減少したほうなのですけれども、地方消費税交付金が、当初予算におきまして税率改正後の実績を勘案いたしまして72億円としていたわけですが、実際の消費の動向などによりまして約7億円減収となりまして、65億円ほどとなったところでございます。  このように地方消費税交付金におきまして減額要素はあったわけでございますが、市税と地方交付税が当初予算よりも伸びたということによりまして、当初予算に予定していた一般財源は十分に確保できているのかなというふうに考えているところでございます。 ◆委員(青柳隆君) 今課長のほうから話を聞きまして、総務の委員会ですので、収入が一番の問題だと思っているのです。我々議員とすると、これをやってもらいたいとかいって支出のほうになるのですが、そういうことで予算を組んだときは随分苦労されたと思いますけれども、景気等も悪くならなかったというようなこともありましたので、その分よかったなというように思っておりますが、またいろいろな面で厳しく査定をいただいて、なるべくいいほうに持っていっていただきたいなと思います。ありがとうございました。 ◆委員(高橋美奈雄君) 今青柳さんも入り口の部分で、決算ですからということを聞きましたけれども、私も同じような視点からお聞きをさせていただきたいというふうに思います。  本当に基本的な質疑になるのですけれども、これは決算カードでも読み取れまして、この監査委員の審査意見書でも述べられておるのですが、単年度収支が今回大幅な19億2,385万円の赤字です。実質収支は39億5,613万円、黒字になっているのですけれども、この数値が4年ぶりに大幅な赤字になったその理由についてお知らせをしていただきたいというふうに思います。 ◎財政課長(南雲孝志君) 単年度収支が赤字になっているという要因は何かということでございますけれども、この単年度収支につきましては予算との関係がありまして、複雑なものではありますので、ちょっと要因を説明させていただきます前に、単年度収支について若干の御説明を申し上げます。単年度収支については、当該年度の収支の状況を捉えるものでして、単年度の歳入歳出の決算額の差額から翌年度への繰り越すべき財源を差し引いた実質収支を前年度の実質収支から差し引き求めた額が単年度収支ということになるわけでございます。予算では見込める歳入で歳出を組みまして、決算では予算に対しまして、歳入では各科目で歳入超過あるいは歳入不足が生じまして、歳出では執行状況に応じまして不用額が予算額との差額として生じることとなります。基本的には歳入は予算を厳し目に見積もっておりますので、全体では予算を超える歳入超過となります。また、歳出は執行に合わせて予算の整理をしておりますので、多少の不用額が出ることになりますけれども、この不用額につきましては歳入と相殺されまして、翌年度の剰余金の一部となることとなります。  したがいまして、歳入歳出の決算を差し引いた差の主な要因となりますのは、予算を厳しく見ている歳入の予算と決算額との差額が出ているということになりますので、単年度収支についても歳入の予算決算の差が主な要因であるという形になります。  具体的には、地方消費税交付金が、平成27年度におきまして予算額よりも8.7億円ふえましたので、ここでマイナス約9.8億円、また、市税が同じく15億円ふえたことによりましてマイナス3.2億円、あとは地方交付税が同じく5億円ふえましたので、約2.2億円となったことが主な要因であるというふうに考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 今課長から御説明いただいたのですけれども、それらのことを加味しますと、経常収支比率が前年度に比べて2.6ポイント上回っているのです。93.7%になるのですか。いわゆる財政の弾力性というものが、若干でございますが少なくなってきているのかなというふうに思うのですが、その理由についてはどのように認識をしておりますか。 ◎財政課長(南雲孝志君) 経常収支比率は、財政構造の弾力性を示す比率ということで、人件費ですとか扶助費などの経常的な経費に充当された一般財源を、市税ですとか普通交付税などの経常的な一般財源収入でどの程度賄えるかというものをあらわしているものでございます。平成28年度の経常収支比率が前年を上回った主な原因といたしましては、普通交付税ですとか地方消費税交付金等の経常一般財源が減少いたしまして、維持補修ですとか扶助費、公債費等の経常経費充当一般財源、こちらが増加したことによりまして2.6ポイント数値を押し上げることとなったものと考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 今の課長からの御説明にありましたように、特に扶助費等は例年もううなぎ登りといいましょうか、どこの地方自治体も抱える課題として大きなものがあるのかなというふうに思うのですけれども、これは決算カードでも明らかなのですけれども、臨時財政対策債など含めない比率だと99.5%になっているのです。これはこんなに高くなると、ほとんど身動きがとれないこともあるのかなというふうに思うのですが、この臨財債など含めない比率はどのように見ていらっしゃいますか。 ◎財政課長(南雲孝志君) 一般的に経常収支比率は低いほど財政構造に弾力性があるということとされております。そういった意味では、前年度に比較いたしまして数値が上昇しましたので、昨年度より硬直化が進んだと言えるというふうに思います。御指摘いただきましたように、臨時財政対策債を除きますと99.5%となるところなのですけれども、この臨時財政対策債につきましては、普通交付税における財源不足として国と地方が折半して負担をするというものでございますので、その地方負担分については臨時財政対策債で補填することとされておりまして、元利償還金も普通交付税のほうに算入されると。全額算入されてくるというものでございますので、見方としては臨財債を含めた93.7%ということで経常収支比率は考えさせていただいております。  いずれにしましても、前年に比較しまして2.6ポイントの上昇となっておりまして、今後合併算定がえによる普通交付税の減少も始まっておりますので、引き続きまして税収の確保とともに、経常経費の内容を見直すなど、より一層の経費の節減に努めて、健全な財政運営に努力していきたいというふうに考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) そんなに続けることないので、あと一、二点続けていいですか。 ○委員長(松本賢一君) はい。 ◆委員(高橋美奈雄君) これも全体的なお話だというふうに思うのですけれども、各項目で収入未済額が全体的に、今度はいい話なのですけれども、減少傾向なのです。もちろん職員の方の御努力というものが大きな要因になっているというふうに思うのですが、この全体的に収入未済が減っている要因をどのように捉えているのかということと、収納対策が効果をあらわしているのかなというふうにも捉えることができるのですけれども、その辺の認識について御見解をお伺いしたいというふうに思います。 ◎納税課長(岩佐英臣君) 収入未済額の縮減が図れた要因といたしますと、まず現年課税分の徴収強化ですとか積極的な財産調査によりまして、年度内での解決に努めました。また、滞納繰り越し分でございますけれども、滞納繰り越し分につきましては、滞納額は250万円以上の滞納案件を本庁の特別整理担当に全て移管をいたしまして、集中管理によりまして納税相談指導の強化等に努めてまいったところでございます。  また、納税意識が薄い、納税に誠意のない滞納者につきましては、既存の財産調査でも差し押さえする財産が発見できないこともありますので、捜索等によりまして滞納者の自宅を訪問いたしまして処分徴収等に努めたところでございます。さらに不動産の公売、こういったことも充実強化をしたところでございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 予想どおり職員の方の御努力というものが実を結んでいるのかなというふうに理解できました。  さらに1点なのですけれども、これは先ほど青柳委員さんの質疑の中にも答弁であったのですが、要するに税制改正による減収が見込まれていた市民法人税、ある程度確保できたと喜ばしいことなのですけれども、御案内のとおり、県では法人税の減税を見込みまして、減税補填債を平成29年度に発行しているわけでございます。これは、多分東毛地区の輸出関連をにらんだものだというふうに思うのですけれども、これからも大事なので、やはりこういう状況にあっても高崎市が法人税をある程度確保できるという、この高崎市の産業構造というのですか、それを執行部はどのように捉えているのか、お答えをいただきたいというふうに思います。
    ◎副市長(兵藤公保君) ただいまの御質問でございますけれども、高崎市の産業構造、これは中小零細企業が97%を占めると。必ずしも大企業が来てどんどん、どんどん税金を落とすというふうな状況ではございません。しかしながら、それぞれの企業が持ち前の能力、それを発揮して、外に向けてさまざまなPRを行っていくと。そういったいわゆる商業、工業、それと高崎市は農産物等々の産業等があるわけでございますが、そういった産業をやはりこれからも活発化をさせて、ビジネスを活発化させ、そこから税収をいただいて、その税収を市民福祉に還元していくと。これは、市長の就任当時からの方針でございます。そういったものを本市としましてはこれからも推進してまいりたいというふうに考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 今副市長から答弁いただきました。本当に市長の積み上げてきた政策というものが、高崎市の中小の企業の方にもかなり効果をあらわしているのかなというふうに思っています。そういう意味で、税収が確保されているということも言えるのかなというふうに私は理解をしています。  そうしますと、もう一点、企業となりますと事業所税というものがございます。これは、目的税でございますが、平成28年度は具体的にはどのようなものに使われたのか、お伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎財政課長(南雲孝志君) 事業所税につきましては、主要施策の成果等に関する説明書の17ページにございますように、都市環境の整備ですとか、あるいは改善に要する費用に充てる目的税でございます。したがいまして、ごみ処理費、道路橋りょう維持費、道路橋りょう新設改良費に係る一般財源に対して充てさせていただいております。なお、目的税ということになるわけですけれども、都市計画税ですとか入湯税などと同様に一般財源扱いとしておりますので、具体的な事業に充てるということは考えていないところでございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) そのとおりなのですけれども、その分を私もこちらの成果等に関する説明書を読んでいるのですけれども、それは例年どおりで、要は、言いたいのは事業所税、やはり企業のメリットに結びつくような施策展開というものも私は大事なのかなというふうに思うのですけれども、そんな使われ方はなさらなかったのですか。 ◎財政課長(南雲孝志君) 事業所税を企業のメリットに結びつく施策展開にということですけれども、事業所税は使途の限られている目的税ということでございますので、事業所税自体を企業のメリットに直接結びつくような使い方はできないところでございます。しかしながら、本市では商工政策の中で独自の取り組みといたしまして、中小企業の経営安定化助成金によりまして、中小企業の事業所税の負担軽減を行うというものとか、あるいは事業所税の納付によりまして運転資金等が不足する場合の中小企業者向けの融資制度、こういったものを独自施策として展開をしておりますので、こういった施策を通しまして事業所の期待にも応えられているのではないのかなというふうに考えているところでございます。 ◆委員(長壁真樹君) 19ページの3目軽自動車税と、また21ページ、都市計画税にも出てくるのですけれども、不納欠損が出てくるわけなのですけれども、この辺の理由と対応について教えてください。 ◎納税課長(岩佐英臣君) 不納欠損につきましては、法令または条例の定めによりまして、地方公共団体の債権が消滅したときに、その債権額の整理をさせていただくものでございますけれども、その前提となるのが滞納処分の執行停止でございます。この滞納処分の執行停止につきましては、3つの要件がございまして、まず1つ目といたしまして滞納者に滞納処分をすることができる財産がないとき、要するに差し押さえすべき財産等がないとき、それから2つ目といたしまして、滞納処分をすることによって滞納者の生活を著しく急迫させるとき、生活保護等になるようなとき、それから3つ目といたしまして滞納者の所在、それから財産ともに所在が不明な場合、こういった場合は滞納処分の執行を停止する、こういう法律になっておりまして、こういったことによりまして滞納処分を執行停止した状態が平成26年度、平成27年度、平成28年度と3年間継続いたしまして担税力の回復が見込めなかったこと、さらには平成28年度中に破産あるいは法人等の解散等によりまして徴収見込みが全くなくなった場合、こういったときに不納欠損をさせていただいて処理をさせていただくという状況になっております。 ◆委員(長壁真樹君) 3年間ということなのですけれども、給食費を例に出すと、督促みたいな形で続けていくとということで、3年間というのに限って、3年間督促等はしながら様子を見て、債権者が払える能力がないとかという事案が出たということに関してこの不納欠損処理をするということでよろしいのでしょうか。 ◎納税課長(岩佐英臣君) 委員さん御指摘のとおり、滞納になりますと督促状、それから催告状、その後財産調査をしまして、うちのほうですと滞納処分、差し押さえをします。差し押さえをしますと時効が延長になりますので、そのときから5年間になりますけれども、その5年の間に私どもは再度納税相談を通じて、担税力の回復ですとか財産の状況、そういった状況を調査しまして、滞納処分の3つの要件に該当するか、そこら辺を調査しまして3年間そういった状況が続いているという状況でございます。 ◆委員(依田好明君) 同じく軽自動車税のことなのですけれども、先ほどのグリーン特例の延長なんかもあるようなのですけれども、実際には18%以上伸びているのですけれども、どんな要因が考えられるのでしょうか。 ◎資産税課長(秋山泰行君) 大きな要因といたしましては、先ほど委員さんが御指摘の平成28年の税率の改正があったことが挙げられます。新税率及び重課による増加、それから軽課による減額がありましたが、台数で全体の55%を占める税率の高い自家用軽乗用車において、その約15%が税率が高くなる重課になったこと等によりまして全体として増加となっているものです。 ◆委員(依田好明君) それから、監査委員からの指摘にもありますように、地方交付税というのはこの5年間でもどんどん減り続けているのですけれども、これについてはどんな要因が。合併特例なんかもあるのでしょうけれども、そういうこと以外でも何か要因があればお願いします。 ◎財政課長(南雲孝志君) 地方交付税の中には、普通交付税特別交付税がございますが、年々減っているというのは、普通交付税が減っているということと思いますけれども、平成28年度におきまして、平成27年度と比較をいたしまして4%ほど減っております。これは、基準財政収入額に算入されている地方消費税交付税について、実は平成27年度分が算入されることとなっておりまして、この平成27年度分が消費税率が8%に引き上げられたことに伴う税率改正の影響ですとか、あるいは申告、それと原油価格の上昇ということから、輸入取引に課される貨物割が増加した、そのような影響で平成27年度分が多かったわけでございます。その分が平成28年度の基準財政需要額を6億円ほど増加した要因ということになります。  また、委員さんがおっしゃられましたように、合併算定がえの縮減の影響というのもございまして、その分が基準財政需要額のほうから前年と比較をいたしまして、4.9億円ほど減少したことが主な要因となっているところでございます。 ◆委員(依田好明君) 今後もこういう傾向が続くと思うので影響を懸念しているのですけれども、しっかりした財政運営に努めていただきたいと思います。 ◆委員(大竹隆一君) 高橋委員と同じところなのですけれども、21ページの1款7項1目で、事業所税についてなのですけれども、これは中核市になったことによってできた税ということは理解しているのですけれども、そうするとこの対象企業というのは何件で、赤字企業と黒字企業の内訳というのを伺いたいと思います。 ◎市民税課長(堀越昭仁君) 対象企業は865件でございます。赤字企業と黒字企業の内訳ですが、これにつきましては、法人市民税や個人市民税の申告データをもとに分けることになりますが、赤字は284件、黒字は577件でございます。なお、合計が4件合わないのは、高崎市内に倉庫のみがある場合には、事業所税は課税になっても法人市民税や個人市民税は課税になりません。よって、申告データがないため、赤字、黒字の判定ができないということでございます。 ◆委員(大竹隆一君) 先ほどの話では、企業のメリットにつけるということは、じかにはしていないということなのですけれども、赤字の分については全額、また黒字については4分の3ということで、こうした中小企業の経営安定と雇用の確保につなげるという安定策でやっているというふうに思っているのですけれども、今の環境ですと、当面これは続けるという環境で考えていていいのかどうか、それを伺います。 ◎市長(富岡賢治君) ずっとと言われるとちょっと、ああそうですかということになりませんけれども、毎年毎年考えていくということだと思いますけれども、当面はちょっと動かせないなと、こういうふうに思っております。 ○委員長(松本賢一君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  23ページをお開きください。  2款地方譲与税から  4款配当割交付金まで (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 25ページをお開きください。  5款株式等譲渡所得割交付金から  8款自動車取得税交付金まで (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 27ページをお開きください。  9款国有提供施設等所在市町村助成交付金から  11款地方交付税まで (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 29ページをお開きください。  13款分担金及び負担金2項負担金 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 31ページをお開きください。  14款使用料及び手数料1項使用料について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) 美術館が3つほどあるのですけれども、減少傾向になっているのですけれども、その要因についてお伺いします。 ◎美術館副館長(齊藤寛方君) 美術館では、特に夏休み期間に家族連れで楽しんでいただけるような、そういう展覧会を開催しておりまして、例年入館者数もほかの時期に比べて一番多くなっております。昨年度の夏休み期間中には、高崎市美術館で約1万人、タワー美術館で約6,000人に来館していただきまして、大変好評をいただいたものと考えておりますけれども、平成27年度の同じ時期と比べますと、市美術館で約1,000人、タワー美術館で約3,000人の減となりまして、結果としてこの期間に平成27年度に及ばなかったというところが主な要因であると、そのように考えております。 ◆委員(依田好明君) お答えいただきました。それと、逆にその下の文化会館の辺は、多くの会館でかなりふえているのですけれども、どんな要因でしょうか。 ◎文化課長(櫻井実君) 増加傾向の要因といたしまして、まず新規の利用者がふえていること、そして年間を通して定期的に利用する団体がまたふえていること、さらに定期利用団体の中で、利用時間、利用回数をふやしている団体が出てきているということ、こういったことが要因であると考えております。 ◆委員(依田好明君) ありがとうございました。各美術館や文化会館での企画をよく考えていただければと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(高橋美奈雄君) 9目の教育使用料、38ページになるのかな。照明設備使用料ということで、学校施設、校庭の照明施設の使用料が載っているのですけれども、これは中学校における照明設備の設置状況なのかなというふうに思うのですが、設置された校庭の利用状況というのは、今どんな感じなのでしょうか。 ◎健康教育課長(嶋村三城君) 照明設備については、中学校、小学校ともに利用状況はございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 利用状況があるからここに載っているのは、それはわかるのですけれども、何校ぐらいあって、どんな活動で利用されているのですかということなのです。 ◎健康教育課長(嶋村三城君) 今手元に校数はございませんので、後でお届けしたいと思いますが、小学校でありますと、サッカー、それから野球、そして中学校もそういった団体の使用というのがございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 子どもたちはわかるのですけれども、要するに開かれた学校づくりという観点もあると思うのですけれども、一般市民というか、地域の方も当然御利用なさっているかというふうに思うのですけれども、どんな状況なのですかということなのです。 ◎健康教育課長(嶋村三城君) 小学校、中学校ともに一般の方の夜間の利用は少ないのですが、利用については数件ございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) いや、少ないということはないと思います。結構利用されている。 ◎教育長(飯野眞幸君) 確かに私の近くの学校におきましても、随分帰りがけに照明がついておりまして、一生懸命やられているということは承知しておりますので、今後またそういう状況等を踏まえながら、やっぱり使いやすい形にしていかなければいけないかなというふうに思っていますので、またよろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(高橋美奈雄君) 教育長から御答弁いただきまして、確かにそのとおりだと思います。要は地域等から要望があった場合、どんな条件が整えば校庭に照明設備がつけられるのでしょうか。 ◎健康教育課長(嶋村三城君) 照明設備については、使用についてこちらで検討させていただきまして、学校、そして電気料もかかるものですから、検討を進めております。今年度も数件利用させてほしいというような要望がございましたが、電気料、それから設置の状況、今までついている照明等を加味いたしまして検討をしてまいりました。 ◆委員(高橋美奈雄君) 検討しているのはわかるのですけれども、要は照明設備を校庭に設置するということは、どのような条件が整えば、その検討課題に上がるのかということです。 ◎教育部長(小見幸雄君) まず、地元の方からお話をいただいて、現場をよく確認しております。また電気の配線ですとか施設の状況なんかを見て、よく相談しながら進めているというのが現状でございます。その学校、学校によって若干異なる部分があるかと思いますけれども、できるだけ利用者に配慮した対応をしております。よろしくお願いいたします。 ○委員長(松本賢一君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  37ページをお開きください。  2項手数料 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 43ページをお開きください。  15款国庫支出金1項国庫負担金から  2項国庫補助金まで (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 49ページをお開きください。  3項委託金 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 51ページをお開きください。  16款県支出金1項県負担金 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 53ページをお開きください。  2項県補助金 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 57ページをお開きください。  3項委託金 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 61ページをお開きください。  17款財産収入1項財産運用収入 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 63ページをお開きください。  2項財産売払収入 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 18款寄附金について御質疑ありませんか。 ◆委員(長壁真樹君) 63ページの一般寄附金の中にふるさと応援基金ということがあるのですけれども、当然これはふるさと納税でいただいた寄附金をふるさと応援基金に積み立てるものというふうに理解しているのですが、税収に対して、市民から逆に市外に寄附されてしまうと減収になってしまうと思うのですけれども、その辺の影響はどういうふうになっているのか、わかればお知らせください。 ◎市民税課長(堀越昭仁君) 平成28年度の市民税の減収額ですが、ふるさと納税の影響額が1億4,900万5,000円となっております。 ◆委員(長壁真樹君) 収入として1億1,000万円、この計上されている額が寄附金で、減収分として1億4,900万円ということは、トータルだと2億5,000万円減収という見方になるのでしょうか。その差額分が減収という、項目的には違うのですけれども、という考え方でいいでしょうか。 ◎市長(富岡賢治君) そういうことです。それで、これはちょっと後の御質問があるのかもしれませんけれども、よく東京だとか大阪なんかはえらい大きな金額になって、差額が。ふるさと納税の返還なんかが問題なので、見直ししてくれという要望が強いということは我々もよく承知しています。その差額がマイナスになっているということは残念ですけれども。  私は、当分様子を見ようと思っておりまして、そのぐらいは腹くくっていいのではないかと思っております。やっぱり納税する方があそこへ納税したいという、そういう意思は大事にしなくてはいけないと思います。その差額が余り大きくならないように我々も努力しなくてはいかぬと思いますけれども、都市がえてしてマイナスが多いということになります。これは、基本的な構造がそうなっているのだと私は思います。ただ、私どものほうは単に高崎市にというのではなくて、今年度から群馬交響楽団に支援したい、あるいはスポーツ団体の、例えば野球のこのチームに応援したいとか、そういう特定の情熱を持って納税していただけるテーマを区分けして出しましたので、そういう効果をもう少し見てみたいと、こう思っていますので、しばらくはこのままでいきたいと思っています。 ◆委員(長壁真樹君) 答弁いただきました。本市の魅力をさらにPRしてもらって、できれば増収という言い方がいいのかわからないのですが、他市と競争がいいとも思っていないのですけれども、魅力を発揮して増収になるようによろしくお願いしたいと思います。 ○委員長(松本賢一君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  65ページをお開きください。  19款繰入金 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 69ページをお開きください。  20款繰越金から  21款諸収入2項市預金利子まで (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 73ページをお開きください。  3項貸付金元利収入から  5項雑入まで (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 85ページをお開きください。  22款市債 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 以上で歳入の審査を終わり、続いて歳出の審査を行いますので、89ページをお開きください。  1款議会費 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 2款総務費ですが、1項総務管理費は内容が多岐にわたっていますので、2つに分けて審査を行います。  1目一般管理費から8目財産管理費について御質疑ありませんか。 ◆委員(高橋美奈雄君) 一般管理費で、これは94ページになるのか、ここに職員ストレスチェック委託料が載っています。御案内のとおり、職員の皆様もいろんな悩み等抱えておりまして、体調を崩す方がかなりおるというふうな中で委託料が発生をしているのだろうというふうに思いますけれども、どんな取り組みを行ったのか、また成果はどのようなものであったというふうにお考えになっているのか、お伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎職員課長(渋沢康行君) ストレスチェックの制度についてでございますが、毎年職員のストレスの状況について検査を行い、本人にその結果を通知して、みずからのストレスの状況について気づきを促すことにより、メンタルヘルスの不調を未然に防止することを目的とするものでございまして、本市におきましても各職員に質問票を配付し、その結果を分析の上、各職員に通知しております。昨年度対象職員は2,944人で、検査を受けた職員が2,858人、約97%でございます。そのうち高ストレス者と判定された者が234人、受験者の約8.2%でございました。また、高ストレス者と判定された職員に対しましては産業医による面談を勧奨しておりまして、この勧奨に応じて面談を実施した職員は17人でございました。  成果でございますが、個々の職員がみずからのストレスの程度を把握することにより、職員自身のストレスへの気づきを促すこと、また医師による面接指導を通じまして、メンタルヘルスの不調の未然防止につなげることができたものと考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 今お聞きしましたら、ちょっと予想より多い方々がかなり心の病になっているなというふうに思いました。今の時代ですから、これは単なる職場だけの問題ではないのかなということも言えるのだろうと思いますけれども、ぜひこの取り組みは引き続き御尽力をいただければというふうに思います。本当に職員の皆様の健康というものもバックアップしていただきたいなというふうに思ったので、質問をさせていただきました。  次に、95ページなのですけれども、自治振興費です。区長事務取扱経費でございますけれども、これは私もよく質問するのですけれども、区長会というものがございますので、余り議会のほうからどうこうというのはどうなのかなというふうに思うのですが、ただいずれにしても区長さんの事務軽減が本当に図られない、配布書類なんかも縦系列でおろしてくるというのですか、それが依然として改善されないというような声を多々聞くのです。要するに区長さん、区長さんと言うけれども、一義的には町内会長さんであって、余り業務がふえてしまうと、町内会のいろんな仕事というものが置き去りにされてしまうよというような意見を聞いています。特に大きな町内は大変なわけなのです。そういう部分で、前々から声が出ていますように、この区長さんの委嘱事務の軽減は平成28年度どのような取り組みを行ってきたのか、お伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎企画調整課長(太田直樹君) 区長さんの事務軽減についてお答えをさせていただきたいと思います。  今世帯数の多いようなところの区長さん、特に事務が大変だということでございますけれども、市内に1,000世帯以上の町内会が17町内会ございまして、市から区長さんに委託をしております業務として、広報の配布とか各種行政文書の配布というのがあるのですけれども、1,000世帯以上になりますと相当大変だということでございまして、町内会の御希望によりまして嘱託員さんというのを配置をさせてもらっております。これは、町内によって数はまちまちでございますし、どこからどこまでの仕事をしていただくのかというのも町内によってまちまちでございますけれども、区長さんをフォローする役割として嘱託員さんというのを配置をさせていただいております。  それから、事務軽減でございますけれども、市のほうから配布をさせていただいております行政文書とか回覧とか、こういったものは本当に必要のないものについてはできる限り配布をしないというようなことをさせていただいているほか、さまざまな行政文書というのもできる限りわかりやすいような表現というような形で努めさせていただいております。そのほか区長さんからいろいろなお話をいただきますけれども、その都度その都度、こちらのほうとしてはできる限りの相談に乗らせていただいて対応ができればいいかなというふうに考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 冒頭申しましたように、区長会というものがありますから、余りああでもない、こうでもないというのは適切ではないのかなというふうに思うのですが、ただいずれにしても、嘱託の人がいるといっても、あれは別に最近つくったのではなくて、世帯数に応じているわけですから、その方がいたからといって今の区長さんのお仕事が軽減されると、それは私は違うのだろうなというふうに思っている次第でございます。
     いずれにしても、何か知恵を絞ってほしいのです。だって、それだけ行政は区長さんからいろんな言葉を聞いているのだから。だから、細かいことは言いませんけれども、例えば具体的に平成29年度はどんなことを改善をしようかなというふうに思っているのか、取り組んでいるようなことがあったらお伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎企画調整課長(太田直樹君) お答えになるかどうかわからないのですけれども、区長さんというのは町内会の会長職にある方に区長職を委嘱をさせていただいておりますけれども、今少子高齢化とか、市民一人一人の意識の変化、それから社会構造の変化というのがありまして、昔に比べますと、町内でいろいろな行事をしても、参加してくれる人がいつも決まった一握りの人になってしまうと。例えば民生委員さんとか環境保健委員さんの役を推薦するというようなときに、以前であればいろいろな町内の人が協力し合ってくれていますので、次は誰々さんというような形で、すぐに声をかけやすかったという話を聞いておりますけれども、最近ではいろいろ人材は地域にいらっしゃるのだけれども、非常に声をかけにくい、かけても簡単に断られてしまうというような形で、結果的に一部の役員さんに仕事が集中してしまう、区長さんに仕事が集中してしまうというようなことがあろうかと考えております。  こういったものをどうやって解決していけばいいのかと、非常に難しいところでございますけれども、子どもからお年寄りまでが参加できるような地域行事というのを何か考えるとか、そういったようなことを地道にやっていくような方法しか、今のところはないのかなというような考えでおります。 ◆委員(高橋美奈雄君) 今課長がおっしゃった、地域でもその通りです。どこでも同じだと思います。本当に大変なのです。役員のなり手がいなくて。何回も言うけれども、区長会から名前のこと言えませんけれども、せめて大きな世帯を誇る町内等は、広報を含めた配布物というのですか、ちょっと期限を前倒ししてお届けできるような、具体的には。そんなことも行政側として考えていただければ、私は大分区長さんの負担軽減になるのかなというふうに思います。今一律だから。例えばそれを打ち出しても、別に何ら障害はないと思うのです。例えばもう700から800ある世帯のところには前もって配布物をお届けするとか、小さなことですけれども、そういうことで大分助かると思うので、その辺の御検討もよろしくお願いしたいというふうに思います。 ○副委員長(小野聡子君) 96ページの文書管理のところなのですけれども、高崎市の公文書の管理をどうされているのかというのを伺いたいのですが、どういう内容のものをどこに託して、何年間の管理というふうにされているのか、教えていただきたいと思います。 ◎企画調整課長(太田直樹君) 行政文書の管理につきましてお答えをしたいと思います。  市役所で扱っております文書というのは、全て行政文書という扱いでございまして、この文書の重要性に応じまして、1年保存とか3年保存、5年保存、10年保存、あと永年保存というふうに区分けをしております。これは、保存年限が来たものについては随時廃棄というような形になっておりまして、保存場所につきましては、本庁であれば市役所の地下、それから支所であれば支所というところに保存しておりまして、そこで保管し切れないものについては民間委託ということで、ここに計上させてありますけれども、今下佐野の高崎倉庫に委託をして保管をしていただいているというような現状でございます。 ○副委員長(小野聡子君) 今後も適切な形での文書管理、よろしくお願いいたします。 ◆委員(依田好明君) 98ページの上から3つ目の丸の相馬原周辺整備事業というのがふえているのですけれども、これは集会所整備に使っているのですけれども、どのような中身だったかお聞かせください。 ◎企画調整課長(太田直樹君) 平成28年度につきましては、箕郷地域の生原1区の集会所の建設と、東区の集会所の設計と測量を行いました。 ◆委員(依田好明君) 箕郷地域が相馬原の影響を受けるということで、ほぼ全額補助なのだと思うのですけれども、その前のページに、住民センターをほかのところでつくる場合はどれくらいの補助率なのか、わかりますか。 ◎企画調整課長(太田直樹君) 住民センターにつきましては、新築とか増築とか用地の買収というところで、補助率、上限額が違いますけれども、新築で2分の1で上限700万円、改修は補助対象経費の2分の1で上限100万円、用地の買収は補助対象経費の4分の1で限度額200万円ということでございます。 ○委員長(松本賢一君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  107ページをお開きください。  9目企画費から21目総務諸費について御質疑ありませんか。 ◆委員(根岸赴夫君) では、企画費のところで幾つか聞かせていただきたいのですけれども、ちょうど真ん中にあります高崎財団の補助金なのですけれども、これは昨年度なのですけれども、予算でスポーツ財団、その当時はスポーツ財団だったのですけれども、4,500万円の計上があって、実際には2,080万円使用したのかな。今回の財団の補助金なのですけれども、内容をちょっと聞かせていただきたいのですけれども。 ◎企画調整課長(太田直樹君) この財団の補助金につきましては、昨年同様、高崎アリーナとか文芸センターのオープンに当たりまして、財団の組織強化というのを図る必要があるということで、外部の専門知識、有識者などを登用すると、これに対しての人件費補助でございます。 ◆委員(根岸赴夫君) オープンに向けてということですね。そういった技術者なんかは、そのオープンした後はどうなるのですか。 ◎企画調整課長(太田直樹君) オープンした後につきましては、新体育館もオープンした後でございますので、この時点で、今年度からでございますけれども、前年に比べ職員を増員して配置をさせてもらっているということでございます。 ◆委員(根岸赴夫君) 続けて、その下の高崎文化芸術センター(仮称)ですけれども、新体育館企画誘致事業ですか、これについてもちょっと内容をお聞かせいただきたいのです。 ◎企画調整課長(太田直樹君) こちらにつきましては新体育館、それから文化芸術センターの企画事業の検討、こちらもオープンに向けた実験事業の検討とか実施、アリーナにつきましては2020年の東京オリンピックの事前合宿の誘致活動とか国際大会の誘致活動などが主な委託事業の委託内容というふうになっております。 ◆委員(根岸赴夫君) さまざまな事業を検討していただいているのだと思うのですけれども、文化芸術センターと高崎アリーナの割合はどのくらいになっているのでしょうか。 ◎企画調整課長(太田直樹君) 割合的には文化芸術センターのほうが3,050万円、アリーナのほうが3,200万円ということで、半分半分程度ということでございます。 ◆委員(根岸赴夫君) 半分半分程度ということで、それぞれいろんな事業を企画していただいて、頑張っていただいていますので、ぜひそちらのほうを今後も強化していただいて、高崎市がどんどん、どんどん有名になるように頑張っていただきたいなというふうに思います。  続けてよろしいでしょうか。次のページになるのですけれども、110ページの一番上の高崎ブランド・シティプロモーション計画策定委託料ですけれども、これは委託なので、余り細かいことは聞きませんけれども、成果はどれくらいになっているのか、ちょっと聞きたいのです。 ◎企画調整課長(太田直樹君) 本市では、これまでさまざまな市の地域資源を生かしまして、いろいろなところでキャンペーン活動等を行っているところでございますけれども、今後さらなる知名度の向上、それからブランド力の向上を図ろうということで、新たな角度からプロモーション活動の検討をしたものでございます。平成28年度中に広告代理店に委託をしまして、さまざまな検討を行ってきたわけでございます。最終的に高崎の食というものにスポットを当てまして、これをインターネットで全国に向けて発信していくということになっております。具体的な内容なのですけれども、平成28年度の成果を受けて、今年度まさに事業を進めているところでございまして、もう少しでお知らせできると思いますので、楽しみにしていただければと思います。 ◆委員(根岸赴夫君) 楽しみにしていますので、ぜひ頑張っていただきたい。私は最近思うのですけれども、焼きまんじゅうが随分あちこちで人気みたいで、インスタなんかでも上がっていたりとかして、結構やればどんどん、どんどん広がっていくのかなというふうに思います。私なんか子どものころから本当に大好きな食べ物だったので、それを広めるというのはすごくいいことだなと。食って結構、人はよく見ているのです。今インターネットなんかでも食のところをクリックすると、どんどんどんどん広がっていくというようなところありますので、ぜひそういった面から高崎をどんどん広げていただければなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ◎市長(富岡賢治君) お楽しみにしていただければいいのですけれども、今根岸委員が言いましたように、焼きまんじゅうというのは高崎固有のものでは必ずしもないのですけれども、非常に東京や大阪なんかで高崎のシティプロモーションの事業やるとき、焼きまんじゅうは物すごい人気になるのです。初日からすごい長蛇の列ができるということで、いずれ高崎のものになってしまうのではないかと私は思っていますけれども、高崎へ来たビジネスマンとか高崎へ来た方が、焼きまんじゅうというのはどこで食べられるのかというときに、実は情報を入手する方法がないわけでございまして、今お楽しみにしてくださいと言ったのは、実はそういうことが書いてある広報普及物をつくろうと、こういうことで、もうすぐ議員の皆さん方にはお伝えしたいと、こう思っていますけれども、パスタのまちと言われていまして、では高崎駅へ来た人がパスタをどこで食べたらいいのだということになりますと、携帯でやりますとヒット数の多いところから出てきますけれども、高崎駅のそばで食べたいのだけれどもなんていってビジネスマンが思っても、若い女子高校生ばっかりの店がヒットされてもちょっと困るので、そういうようなことが手にとってわかるような感じのシステムにしていきたいなと、こう思って、この出発を今やる直前でございますので、請う御期待といって、言われているほどではないでないかという御指摘受けるかもしれませんけれども、そういうようなことに取り組んでいるということでございます。 ◆委員(根岸赴夫君) うちも会派で青森へ視察に行ってきたのですが、青森なんかもやっぱりまちで、どういったものがどこで味わえるかだとか、そういったものもすごく研究されていますので、ぜひそういったものを参考にしていただければというふうに思います。よろしくお願いします。楽しみにしています。 ◆委員(大竹隆一君) 108ページの移住促進について、これは人口減歯どめということだなというふうには理解しているのですけれども、この利子の補給金の利用人数と内訳について、それとこういうことをするための対応というのは、今どういうようなことをしているのか、それを伺います。 ◎企画調整課長(太田直樹君) 移住促進の実績と対応についてお答えをしたいと思います。  平成28年度につきましては、倉渕地域が2件の利用、榛名地域が9件、それから吉井地域が38件で、合計49件の利用ということでございます。  それから、この事業のPRというようなことでございますけれども、高崎市民につきましては、広報とかホームページ等で周知をしておりますけれども、首都圏に向けての周知ということでございますと、ぐんま暮らしフェアとか、ぐんま暮らし相談会というのが東京の交通会館とかふるさと回帰支援センターというところでやっております。こちらのそのフェアに参加をいたしまして、来場者に御案内をさせてもらっているというようなことでございます。 ◆委員(依田好明君) 先ほどちょっと根岸委員も問い合わせたところなのですけれども、文芸センターと高崎アリーナの企画誘致事業委託料ということで、6,250万円ということで、さっき両方ともほぼ同じくらいの金額だったのですけれども、アリーナのほうではオリンピックの事前合宿ということで、ポーランドなんかのことも聞いていますけれども、文芸センターはこれからでき上がっていくわけなのですけれども、この事業の平成28年度中における何らかの成果とかありましたでしょうか。 ◎企画調整課長(太田直樹君) 平成28年度につきましては、オープニングに向けた実験的事業ということで、音楽センターでことしの2月に開催をしたのですけれども、「蝶々夫人」ということで、市民参加の催し物を実施をさせていただきました。こちらのほうがかなりメーンの事業ということでございます。 ◆委員(依田好明君) それが文芸センターの委託費の中で行われたということですね。  それから、次のページで地域づくり推進事業の中でかなり大きな金額の地域活動推進補助金というのがあるのですけれども、これの中身は、目的、内容はどういうことでしょう。 ◎企画調整課長(太田直樹君) こちらは、市内に58カ所なのですけれども、地域づくり活動協議会ということで、これは小学校単位で設置されているものでございまして、この小学校単位の協議会一つ一つにつきまして、世帯数などによりまして40万円から70万円の補助金を交付させていただいているということでございます。 ◆委員(依田好明君) ありがとうございました。それともう一つ、そのすぐ下に自治総合センターコミュニティ助成金というのがありまして、それについてもちょっと教えていただければ。 ◎企画調整課長(太田直樹君) これは、一般財団法人自治総合センターといって、宝くじの還元事業として実施しているものなのですけれども、伝統芸能備品の購入とか、集会所の備品の購入などに対して補助をするものでございます。補助率10分の1で100万円から250万円を補助しております。平成28年度は常盤町の町内会の集会所に設置するエアコンの整備に助成をさせていただいたということでございます。 ◆委員(依田好明君) 先ほどの地域活動推進補助金も含めまして、最も身近な単位のところへの補助ということで、今後とも充実していただければと思います。 ○委員長(松本賢一君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  127ページをお開きください。  2項文化振興費について御質疑ありませんか。 ◆委員(根岸赴夫君) 文化振興費ですけれども、この箕郷、また新町、榛名、吉井と、文化会館だとかホールだとかという名前で、要は文化会館があるのですけれども、バリアフリーの対応はどういうふうになっているかというのをお聞かせいただきたいのですけれども。 ◎文化課長(櫻井実君) 今お話ございました直営の文化施設、こちら全てにおきまして身障者用駐車スペースの確保並びに多目的トイレの設置、そしてロビーに貸し出し用の車椅子の配備等のバリアフリー対応を行っております。また、施設の構造に応じましてエレベーターの設置、さらに大規模改修の際には段差の解消、そして手すり等の設置を行っているところでございます。 ◆委員(根岸赴夫君) 全てのそういった身体障害者といいますか、そういった方とかお年寄り、特に少子高齢化していますので、そういった方たちが恐らく楽しみにした事業等がそういったところでは開かれると思いますので、おくれている場所もあるように聞いておりますので、ぜひそういったところも心がけていただければなというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ◆委員(青柳隆君) 128ページの文化会館運営事業の中で、説明書のところに、47ページなのですけれども、各文化会館運営事業というので人数等が書かれていて、これは手前みそでまことにあれなのですけれども、箕郷文化会館が人数的にも多くなっているので、まことにうれしい限りなのですが、何か大きな事業でもしたのでしょうか。ちょっとお聞きします。 ◎文化課長(櫻井実君) 箕郷文化会館、こちらの多目的ホールは、カラオケ、ピアノ教室、そして地元の保育園、幼稚園の各種団体の発表、そして練習の場としてしっかりと定着をしております。また、集会室、視聴覚室という施設がございますけれども、そちらが会議や研修等の通常の使用以外にホールを利用される方の楽屋、出演者控室等としても頻繁に利用されております。また、そちらの集会室、視聴覚室につきましてはフラワーアレンジメントなど、そういった各種サークルの活動の場としても定期的に御利用いただいていることから、他の館に比べまして利用件数、利用人数が多いものでございます。 ◆委員(青柳隆君) 今課長のほうから聞かせていただき、では別に大きな事業ではなくて、ふだんからというようなことだと思うのですが、そうすると、地域性なのかなということもあるのですが、ほかの会館というのは、そういうことが余り行われていないのかどうか、ちょっとお聞きします。 ◎文化課長(櫻井実君) 数字的に見ていただきますと、榛名の文化会館、ちょっとこちらの件数が若干低いように感じられるのですけれども、こちらの施設は公民館と一体となった複合施設となっております。サークル活動等の活動の場としては、やはり公民館のほうの利用という形になっていますので、ちょっと件数的にはこちらのほうに反映されていないと、そういったことでございます。 ◆委員(青柳隆君) なるべく使ってもらうのが一番いいということでございますので、これからもいろいろな企画、また使っていただけるような運営をしていただきたいなと思います。 ◆委員(高橋美奈雄君) 2目の文化事業費、134ページ、芸術文化活動促進事業ということであるのですけれども、今定例会は、私はちょっと「音楽のある街高崎」に凝っているわけでございますけれども、こちらの成果等に関する説明書も詳しく書かれています。これは開催日とか入場者数というものがメーンなのかなというふうに思っているのですけれども、要はこれらの事業を踏まえて、平成28年度は、まずはどんな成果があったものというふうに受けとめていらっしゃるのでしょうか。 ◎文化課長(櫻井実君) 芸術文化活動促進育成事業ということで、まずタカサキダンスフェスティバル、市内、全国的なアマチュアダンスの祭典ということで開催をさせていただいております。また、新町の文化ホールでは高校生のバンドフェスティバルということで合併当初から開催をしているところで、多くの高校生が楽しみにしている催しとなっております。いずれにいたしましても、市民が参加、活動するような文化活動を中心に、平成28年度開催をさせていただいたところでございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 御答弁いただいたのですけれども、今は前のページの育成事業のお話だと思うのです。私が聞いたのは、促進事業のほうなのですけれども…… ○委員長(松本賢一君) 134ページの備考欄一番上の二重丸の芸術文化活動促進事業、これについての平成28年度の成果についてという御質問でございますので。 ◎文化課長(櫻井実君) 委員さんおっしゃいました「音楽のある街高崎」ということで、まずは群馬交響楽団、そして高崎音楽祭、あと高崎マーチングフェスティバル、群馬交響楽団は違うのですけれども、そういった市民が主体となって活動する音楽の活動に対して積極的に補助が行われたものというふうに考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 課長、ごめんね、聞き方が悪かったので。成果は上がっているということは理解できるのですけれども、先ほどもありましたように今後文芸センター等々、まさに「音楽のある街高崎」のさらなるステップアップというのですか、ボトムアップというのですか、それが図られようとしているのですが、このような伝統ある事業を通して、改めて「音楽のある街高崎」というものをどのように高めていきたいというふうな意向を執行部はお持ちなのか、お伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎市長(富岡賢治君) この事業は音楽ばかりではありませんで、その一つ一つ成果をと言われてもちょっと答えようがないのですけれども、高崎のまちが発展するためには、ビジネスを盛んにしたりするだけではなくて、福祉をやればいいというわけではなくて、総合的な施策を進めていく必要があるわけで、例えば文化につきましても文化芸術センターのようなところで大規模にやるものと、街中の路上で、まちの中でやるやつと、両方が盛んにならなくてはいけないということでございますので、ここで書いてある促進事業のほうは比較的街中でやる事業、地域住民が主体となってやる事業が多いわけでございますが、両方あわせ持って高崎のまちの活性化を図っていく必要があるのではないかと、こう思っております。  一方、これは上意下達でつくった事業よりは、どちらかというと地域ごとに、あるいは団体ごとに積み上げきた事業が割合多い分野でございますから、これはしっかりそういうものは支えていきたいと、こういうふうに思っておりますけれども、両方合わさって、そしてビジネスだけではなくて、福祉も文化も教育もみんな総合的に進まなければいけないと、こういうふうに思っています。 ◆委員(高橋美奈雄君) 市長、ありがとうございました。そのとおりだというふうに思います。音楽のことになれば、これ一般質問でも言いましたけれども、本当に音楽というのは幅の広い分野であるというふうに言われています。そういう活動をまとめていくという大変さもあるかというふうには思いますが、高崎の特色を本当に生かした「音楽のある街高崎」というものを今後もぜひ推進してほしいなというふうに思います。 ◆委員(依田好明君) その音楽のあるまちに関係するのですけれども、同じ芸術文化活動促進事業の中の全国アマチュアミュージシャンフェスティバル開催補助金ということなのですけれども、昨年度の成果と今後どうしていくか、定例化していくということなのか、お聞きしたいと思います。 ◎文化課長(櫻井実君) フェスティバルの成果ということでございますけれども、まずプロを目指す若者たちのあこがれの舞台として、オーディションには全国から約1,500組の若者たちから応募をいただいております。また、最優秀賞の方には、スタジオでのレコーディング、CD化への支援等新たな才能の発掘、育成という成果が上げられたものと考えております。また、スペシャルゲストライブとして、本市出身のギタリスト、布袋寅泰さんのスペシャルライブ、こちらには会場周辺に約2万5,000人の方が集まりまして、その模様が全国に放送されるなど、本市の大きなPR、シティプロモーションにつながったものと考えております。また、フェスティバルの定例化については現在未定でございます。 ○委員長(松本賢一君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  137ページをお開きください。  3項徴税費について御質疑ありませんか。 ◆委員(依田好明君) 138ページの一番下の丸の資産税等賦課経費の標準宅地鑑定評価委託料というのが前年度にはない費目になっているのですけれども、一番大きいと思うのですけれども、その目的、内容についてお聞きします。 ◎資産税課長(秋山泰行君) 本業務は、3年に1度実施するものとなっておりまして、基準年度、平成30年度の前年の平成29年1月1日の鑑定評価を公益社団法人群馬県不動産鑑定士協会に委託したものです。鑑定評価に精通した不動産鑑定士に委託することにより、その専門知識はもちろんのこと、県内の隣接する市町村とのバランスも調節することができるため、公平公正な鑑定評価を行うことができるものと考えております。 ◆委員(依田好明君) 続けて、その下にあるのですけれども、全棟全筆調査委託料、ここも同じところに委託したのかもしれないのですけれども、かなりふえているのですけれども、どんな要因でしょうか。 ◎資産税課長(秋山泰行君) 全棟全筆調査委託料につきましては、平成27年度と平成28年度で作業内容が異なっております。平成27年度は評価がえの年であったため、倉渕、新町、榛名、吉井地域における航空写真データの比較による経年異動判読調査というものを実施しております。これに対しまして、平成28年度につきましては4年計画で実施する旧高崎地域の1年目に当たりまして、現地調査により課税台帳と現況を照合する棟別照合作業になりまして、作業量がふえたため増額となっているものでございます。 ◆委員(依田好明君) お答えありがとうございました。そういう中で、今までは課税されていなかったのだけれども、小さな建物でも課税されるような話を聞いたのですけれども、そういうこともあり得るということですか。 ◎資産税課長(秋山泰行君) この全棟全筆調査によりまして、特に家屋ですけれども、評価が漏れていたもので、新たに課税になったものはあります。 ○委員長(松本賢一君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  141ページをお開きください。  5項選挙費 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 143ページをお開きください。  6項統計調査費 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 145ページをお開きください。  7項監査委員費 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 147ページをお開きください。  3款民生費1項社会福祉費 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 249ページをお開きください。  8款土木費3項都市計画費 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 257ページをお開きください。  9款消防費について御質疑ありませんか。 ◆委員(大竹隆一君) 259ページの9款1項3目で、老朽化の進んでいる詰所の定期的な建てかえ工事が行われているというふうに理解しているのですけれども、これは市民の生命・安全を守るということで、基礎というふうに思っております。今後もこの建てかえは続けていかなければならないと思っているのですけれども、最近の建てかえた分団詰所と今後の建てかえ計画というものについて伺います。 ◎警防課長(植原芳康君) 直近ですと、平成25年度、平成26年度で吉井方面隊第4分団の建てかえを行わせていただきました。平成27年度、平成28年度につきまして吉井方面隊の第5分団の建てかえを行いました。今年度は、老朽化の激しい東部方面隊第1分団詰所の庁舎の設計等、地質調査を実施させていただきまして、来年度は建てかえ工事という予定でございます。 ◆委員(大竹隆一君) わかりました。それで、老朽化による建てかえというのが主ということなのですけれども、これは当然新しくすれば、よりよいものにするというか、設備面の充実や工夫とか、あるいは改善策についてはどのような対応というのがされたのか、あったら伺います。 ◎警防課長(植原芳康君) 地域の実情等もございますけれども、まず団員の方たちにどういった分団詰所の使いやすさというのがあるかというようなこともお聞きしながら、庁舎の建設には努力していたということでございます。 ◆委員(大竹隆一君) そこの場所の実情に応じてということですね。はい、わかりました。いいです。結構です。 ◆委員(依田好明君) 258ページの非常備消防経費の中で、ちょっと目立つので聞くのですけれども、需用費というのがその前年度よりも半分以下になっているのですけれども、その要因はどういったことでしょうか。 ◎警防課長(植原芳康君) 需用費の中の被服費に関しまして、平成27年度は高崎市消防団全団員様に活動服とアポロキャップを更新させていただいたと。また、女性防火クラブ員のジャンパーにつきましても更新させていただいたというところで、平成28年度はそのような事業が終わりましたので、減となったということでございます。 ◆委員(依田好明君) 了解しました。  それから、ちょっとページが飛ぶのですけれども、262ページの災害対策事業で、避難場所案内板設置、これは逆に大きく伸びたのですけれども、その大きく伸びた要因について確認したいと思います。 ◎防災安全課長(水井栄二君) 避難所の表示板や案内看板ですけれども、設置からかなりの年数が経過しておりまして、著しい老朽化が見られます。こうしたことから、平成28年度から予算を増額しまして、その更新を行ったということで決算額がふえております。 ◆委員(依田好明君) 災害が今後群馬でも高崎でも起こり得ることで、大切なことだと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(高橋美奈雄君) 2目の非常備消防費の関係でお伺いをさせていただきます。  平成28年度学生さんを中心に女性団員が募集をされまして、今年度、平成29年度正式に発足されたということでございます。さきの市の消防隊総合訓練でも活躍をされておりましたが、そのときのアナウンスというのですか、今29名の団員が活躍中であるということが放送されておりましたが、この女性消防団員の今後の展望について、どのようなことをお考えなのか、お伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎警防課長(植原芳康君) 委員さん御指摘のように、昨年度の同時期は2名でしたけれども、おっしゃるとおり、団員の女性の数が増加いたしました。こちらにつきましては、高崎市が推進する加入促進を今後も継続したいと思っております。また、展望につきましては、女性の消防団員さん、こちらの方たちは、入ってすぐに現場活動というわけにはいきません。それですので、女性特有の優しさを土台に、後方支援で、例えば災害があったときには、女性からの視点で特有のフォローをできるように、今後も、例えば普通救命講習を受講していただいて、指導ができるようになれるぐらいにまでなっていただきたいなと私どもは思っております。今後とも女性団員の加入促進は図ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(高橋美奈雄君) 今課長から御答弁いただきました。そのとおりだと思います。急にできたからといって、現場でどうこうではなくて、しっかりと研修等なされまして、女性特有の働きというものが期待されるものでございます。若い方たちですから、非常に機動力もあって、消防のほうでしっかり指導いただければ、すばらしい団員になっていくのかなということで期待をしております。
     続けて質問させていただきます。5目災害対策費なのですけれども、この項目がどうこうというよりも、高崎市には何名ぐらいの防災士の方々が現在活躍されているのでしょうか。 ◎防災安全課長(水井栄二君) 市内の防災士ですが、8月1日現在219人でございます。 ◆委員(高橋美奈雄君) 219人の防災士さんが活躍をされているということでございます。多分これは執行部も同じ御意見かというふうに思いますけれども、まだまだこれはふやしていかなければならないのかなというふうに思っている次第です。  そのようなことを観点に入れまして、この項目にある市防災支援クラブ補助金が出ているわけでございます。金額が云々かんぬんではございません。この市防災支援クラブというのは、聞くところによりますと、分団長以上を経験したOBの方々の集まりだというふうに聞いております。要するに分団長以上経験するということは、本当に経験値、また知識も豊富ということで、防災士取得において、その経験からして結構免除項目があって、比較的取得しやすいということも聞いているのですが、この市防災支援クラブの皆様に、防災士として活躍していただければ非常にありがたいなというふうに思うのですが、この辺の考え方について、執行部はどのようにお考えなのか、お伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎防災安全課長(水井栄二君) 平成29年度の高崎市の防災支援クラブの会員でございますけれども、現在141名おります。広域消防局の退職者と、それから消防団の退団者、そのうち分団長経験者で組織をしているところでございます。こうした方々が消防士の資格を取得する場合には、認定登録に必要な研修であるとか試験、こういったものが免除になっております。本市では平成28年度からこの制度の活用を奨励しておりまして、現在29名の方が防災士の認定登録をされております。今後につきましては、防災リーダーとして活躍していただけるように、資格の取得を推進してまいりたいというふうに考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 現在このOBの方々の防災支援クラブに29名の防災士さんが出ているということでございます。うまく連携を図りながら、OBの方々の皆様の力をおかりするという形を防災士という形で推進していただければありがたいのかなというふうに思います。  もう一点なのですけれども、要支援者支援という観点からお伺いをさせていただきたいのですけれども、これは災害に結びつくかどうかわからないのですけれども、実は私の地元の貝沢町で、古いマンションなのですけれども、10階で火災が発生したのです。大きな火災にはならなかったのですけれども、そのときに地元の区長さん、民生委員さんが駆けつけました。なぜかというと、そのマンションは75歳以上の方が30人を超えていまして、ほとんどの方が要支援者名簿に登録をされているということでございます。区長さんも飛んでいって、消防の方に、どこの部屋ですかというふうにお聞きしたのですけれども、やはりそれは教えられません。消防とすれば当然です。言葉は悪いのですけれども、私が区長ですと言ったって、区長なる証明がないわけですから、当然のことだというふうに思うのですけれども、ただこの要支援者名簿というものが区長さんのところにありまして、まさにこれはよく言う自助、共助の部分でしょうか、そういう部分で地域としての取り組みも行われていて、このようなときは本当に地域でできる限りのことはしなければならないということは当然のことであると思うのですが、このような、例えば火災でもそうですけれども、災害でもそうですけれども、地域でそういう役員をしている方、区長さん等々、災害対応について、現場ではどんな連絡体制というのですか、協議等が行われるのでしょうか。 ◎防災安全課長(水井栄二君) 有事の際ということになりますので、防災の観点からお答えいたしますと、実際現場では、やはり本当の火事が起きて、そこで例えば消防の方が活動されている間、なかなか区長さん方に入っていただくのも危険が伴うものかなとは思うのですけれども、例えば台風で避難をするというようなときになりますと、区長さんを初め町内の中で連絡網をつくっていただいていまして、そういったものに基づいて民生委員の方々、それからほかの役員の方々、そういった方のうちどなたがその支援者の家に行くのかというのをあらかじめ決めておいていただいた上で対応を図っていただいているというのが現状になろうかと思います。 ◆委員(高橋美奈雄君) 課長、それはよくわかります。では、私からひとつ提案なのですけれども、町内の人はわかります。でも、例えば災害となれば消防の方も来るかもしれないし、分団の方も応援に来てくれる、警察の方も来るかもしれない。でもやっぱりそこで情報共有、または情報交換というのが必要なのです。ですから、例えば区長さんと、この人は区長さんなのですとわかるような腕章等を市のほうでつくって配付をしていただいて、やはり現場での対応というのは即というものも求められるので、そこで情報交換をしながらその場の対策を進めていくということは考えられないのでしょうか。地域の人はわかっているけれども、ある部分来ていただいた方は、どなたが区長さんで、どなたがどうだというのは全くわからないわけなので、そこでやりとりしてもしようがないので、せめてこの人が区長さんなのですよと目印になるようなものを各町内に配付していただいたらいかがなものかなというふうに思うのですが。 ◎副市長(兵藤公保君) ただいまの御提案、非常にすばらしい御提案かなと思います。私どももその点を今後ぜひ研究をさせていただければなというふうに思います。ただ、どうしても個人情報というのが絡みますので、なかなか出せないという部分はあるのですが、そこのところはぜひ御理解をいただきたいと思います。それを超えての御支援が必要であれば、そういったときには区長さんとわかるような、そういったものを今委員さん御提案の部分も含めて、ぜひ研究をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(高橋美奈雄君) ぜひよろしくお願います。 ◆委員(青柳隆君) 災害対策事業の中で、この説明書の中に東日本大震災における対応状況と熊本地震における支援というのが出ているのです。この中で熊本地震に行った人は、東日本に行っていた人を送ったのかどうか、ちょっとお聞きしたいのですけれども。 ◎防災安全課長(水井栄二君) 東日本大震災に伴う支援ですが、これはもう長期的な派遣ということで、現在5人の職員を人的支援として送っております。熊本地震に関しましては、短期の支援が主なものでございまして、中には資産税課職員が家屋の関係で長期の支援に行っているものもございますが、人としては別になっております。 ◆委員(青柳隆君) では、東日本に行った人ではなくて送ったというようなことですけれども、そうすると、行ってきた人ですよね。東日本に行ったとき、早かったような気もするのですけれども、熊本地震に行くというのは、何日目ぐらいに入った人たちなのでしょうか。 ◎防災安全課長(水井栄二君) 熊本地震ですけれども、一番最初は4月23日に現場に入っております。それから6月ぐらいまで短期な活動として活動しております。 ◆委員(青柳隆君) わかりました。技術的なあれだというようなお話だったので、反対に言うと、行ってきた人の心のケアとか、そういうのはここにはなかったようで、よかったなと思うのですけれども、東日本に行った人は、結構長くいるといろいろな面があったと思うのですけれども、その辺はケアというのは、帰ってきた人にはどうなっていたのでしょうか。 ◎総務部次長(曽根光広君) 防災のほうも担当しておりましたので、お答えいたします。  東日本のときも初期の段階では短期といいますか、数カ月というような派遣をしておりましたが、現在は落ちつきまして1年間の派遣という形で、ちょっと時間の経過において派遣の仕方が変わっております。ケアということなのですが、熊本地震のときにはそういったことを考慮して、1週間のローテーションということで、長期にわたる負担がないような形で職員の派遣を行っていまして、土木技師、先ほど話がありました資産税、家屋調査ですとか土地の調査ですとか、そのほか看護師ですとか、保健師ですとか、いろんな形で派遣をしておりますが、長期にわたる派遣というのは初期の段階ではございません。後に1カ月程度の派遣要請がありましたが、これにつきましても本人の確認をとりまして、負担がないように行っております。本人の気持ちはしっかりと確認しながら、コミュニケーションをとりながらやっておったという状況だと思います。 ◆委員(青柳隆君) わかりました。災害地ですので、見ていてもいろいろな人がいて、いろいろなことも言われると思うのです。その辺もよくわかって行っていると思うのですけれども、その後のこともケアをしていただきたいなと思います。よろしくお願いします。 △休憩 ○委員長(松本賢一君) 審査の途中ですが、この際暫時休憩いたします。  午前11時58分休憩   ──────────────────────────────────────────── △再開  午後 1時00分再開 ○委員長(松本賢一君) 会議を再開いたします。  審査に入る前に、健康教育課長から発言を求められておりますので、これを許します。 ◎健康教育課長(嶋村三城君) ありがとうございます。先ほど御質問いただきました学校体育施設開放事業につきまして、昨年度担当課がまとめた資料がございますので、お伝えしたいと思います。  お手持ちの主要施策の成果等に関する説明書、この別刷りのものですが、195ページをお開きください。この195ページに学校体育施設開放事業の状況が記載されております。簡単に申し上げますと、体育館の開放の利用状況につきましては、小学校58校、中学校25校、特別支援学校1校ということで開放しております。また、校庭の夜間開放につきましては、小学校で14校、中学校で12校実施しております。利用団体につきましては、年間を通しまして調べましたところ615団体、主にスポーツ少年団等の子どもの利用が219団体、大人などの一般の方の利用が396団体ということを確認させていただきました。  平成27年度と比較いたしまして、利用数はほぼ横ばいで推移している状況でございます。これにつきましては、ほかのグラウンド等の施設、そちらの利用ができるようになったということで、ほぼ横ばい、多少減っている傾向はあるということでございます。 ○委員長(松本賢一君) 休憩前に引き続き審査を行います。  257ページをお開きください。  9款消防費について御質疑はありませんか。 ○副委員長(小野聡子君) 5目の災害対策費です。260ページに防災会議の委員報酬とあるのですけれども、この委員の中に女性は何名いらっしゃいますか。 ◎防災安全課長(水井栄二君) 高崎市防災会議でございますが、会長を市長としまして、委員は会長以外40名おります。そのうち女性は4名でございます。 ○副委員長(小野聡子君) ありがとうございます。消防団も女性の団員さんが大分ふえていて、とても喜ばしいと思うのですけれども、この防災会議もやっぱり女性の視点を生かすということは非常に大事だと思います。40%いる自治体もあると伺っておりますし、また子育て中のお母さんに入っていただいて、そういう方の視点を取り入れているということも伺っておりますので、ぜひ女性の目線が入るような形で今後も御検討いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(松本賢一君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  261ページをお開きください。  10款教育費1項教育総務費について御質疑ありませんか。 ◆委員(高橋美奈雄君) 教育総務費、教育の入り口でございますので、ちょっと1点お聞きしたいというふうに思います。たしか総合計画と同じ期間というのですか、平成29年度末までか、高崎市教育ビジョン等が策定をされていると思うのですが、もう間もなくその期間も終わるところから、この間どのように検証なされまして、成果はどのようなものがあったというふうに認識をされているのか、お伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎教育部長(小見幸雄君) 教育委員会では、教育の関連法に基づきまして、そのビジョンとなります教育大綱を定めております。また、毎年事務管理ですとか執行状況を確認しております。こうしたことによりまして、成果として学力アップ大作戦や休日学習相談ステーション、また榛名林間学校などの新たな事業を開始いたしまして、今日的な教育行政の課題に応えられるような取り組みを進めることができているものと考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) お答えをいただきました。確かに成果は上がっているのだろうというふうに思っています。そうなりますと今度、平成29年度末ですから、新たな教育ビジョン等に対するお考え等ありましたら、お伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎教育部長(小見幸雄君) 私のほうでお答えいたしました教育大綱というものが今ございまして、そちらも同じく平成29年度末までとなっております。そちらを今年度中に改訂いたしまして、また新たな計画をつくって、その中にさまざまな検討事項を盛り込んでいきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(高橋美奈雄君) 了解いたしました。またすばらしい教育ビジョンをつくっていただいて、施策の展開をお願いしたいというふうに思います。 ◆委員(依田好明君) 266ページの学校教育指導事業の一番最後のところに、教育振興基金積立金ということで2,071円という計上があるのですけれども、ちょっと少ないので驚いているのですけれども、どうしてなのでしょうか。 ◎教育総務課長(植原政美君) この積立金は基金の運用益でございまして、平成28年度では基金を自然体験活動施設整備に充当したため基金残高が減りまして、あわせて運用益も減少し、積立金の減少となったものでございます。 ◆委員(依田好明君) 運用益ということでわかりました。全体の累計でも41万円ということで、なかなか使いようがない金額かと思います。  それから、そのすぐ上の理科教育の研究大会、群馬大会補助金というものですけれども、これも余り多くないような気もするのですけれども、どうお考えでしょうか。 ◎学校教育課長(真下雅徳君) 平成28年度、本市において全国中学校理科教育研究会群馬大会が開催されました。群馬県内で全国、もしくは関東レベル等の教科等の大会が開催される場合には、参加校数分の大会参加費を負担しております。ほかの教科等についても同様な補助をしておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(依田好明君) わかりました。理科教育が重要でありますので、今後ともよろしくお願いします。  それでは、その下の英語教育指導事業で、英語指導助手の増員があったと思うのですけれども、これらの人の契約というのは何年単位になっているのでしょう。 ◎学校教育課長(真下雅徳君) 原則ALTの契約は1年契約となっております。JETプログラムの場合は、本人が継続を希望する場合、1年ごとの更新となりますけれども、3年まで契約ができることになっております。 ◆委員(依田好明君) 専門性を生かすために、もう少し長期の契約というのとか、必要な場合もあるのではないかと考えます。  それから、備品購入費が計上されているのですけれども、これも100倍以上のふえ方なのですけれども、何を購入したものでしょうか。 ◎学校教育課長(真下雅徳君) 本市は、平成28年度より小学校全校が通常とは異なる英語教育の教育課程特例校の指定を受けております。国に先行しておりますので、授業に使う教科書等はございません。そこで、授業で使う教材としての英語の絵本や音楽CDを各校に配付したものでございます。 ◆委員(依田好明君) お答えいただきました。それともう一つ、自治体国際化協会というのがあるのですけれども、これはどんな組織になっているのでしょうか。 ◎学校教育課長(真下雅徳君) 自治体国際化協会は、自治体の国際化推進を支援する組織でございます。本市は、自治体国際化協会の外国の青年を日本に招致するJETプログラムを利用して現在ALTを確保しております。平成28年度は、新規ALTのほか、帰国したALTにかわるALTを含め30名が来日しましたので、渡航費であったり、保険料年間負担金等の合計がふえたものでございます。よろしくお願いします。 ◆委員(依田好明君) 英語教育のところはわかりました。それと、やるベンチャーウィーク推進事業がその下にあるのですけれども、今教師の多忙化なんかもありまして、業務が過密化する中で、このやるベンチャーウィークというのは、やる側にとってはどういう意味があると考えていますか。 ◎学校教育課長(真下雅徳君) 生徒は、自分の将来の進路についての経験という意味で、自分で選んだ事業所において、教室では学ぶことのできない貴重な体験ができております。そうした経験を通して、働くことの意義であったり、望ましい職業観を身につけていくことにつながっております。 ◆委員(依田好明君) 聞くところによると、実際には職業体験先でやってもらう仕事というのは、掃除ですとか、洗い物とか、そういうものが多くて、なかなかやる分野が少ないというふうにも聞いているのですけれども、受け入れ先の企業、事業所にとってはどんなメリットがあるのでしょうか。 ◎学校教育課長(真下雅徳君) 体験内容は、事業所の方々に中学生にもできることを選んでいただいています。また、そういった中で、中学生との触れ合いを事業所の方からしていただいたことによりまして、そういった子どもたちの教育環境を見ながら、事業所の方たちにとってもそういった仕事を教育現場に反映できる、そのような効果が期待できております。 ◆委員(依田好明君) 高校生になりますと、かなり職業への展望というか、意識が高まってくるのですけれども、中学生ですと、受け入れ先にとっても仕事の一部分としてもやらせる分野が非常に少ないというふうにも聞いているのですけれども、もう少しやるベンチャーの中身について検討していただけたらという考えでございます。 ○委員長(松本賢一君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  269ページをお開きください。  2項小学校費について御質疑ありませんか。 ◆委員(高橋美奈雄君) 済みません。小学校費の3目学校建設費でお伺いいたします。箕輪小学校校舎建設事業が始まっております。私の個人的な考えなのですけれども、高崎の本家に建てる小学校ですから、それなりの小学校をつくっていただきたいなということで思っているのですけれども、完成は何年度を予定されているのでしょうか。そしてまた全体予算はどのぐらいを予定されているのでしょうか、お伺いいたします。 ◎教育総務課長(植原政美君) 校舎の建設期間につきましては、平成29年度から平成32年度の4年間の予定でございます。それから、費用につきましてですけれども、校舎本体の工事費で申し上げますと、22億円を見込んでおります。 ◆委員(高橋美奈雄君) 平成32年度に完成ということで、費用が22億円を見込んでいるということでございます。一般の小学校の建てかえからするとかなりの予算だなというふうに思うのですが、冒頭申しましたように、やはり高崎の発祥のところ、まさに本家のところへ建てるのだから、それはそれでいいと思うのですけれども、木材調達業務委託料等もあるのですけれども、どんなイメージの校舎になるのでしょうか。 ◎教育総務課長(植原政美君) 箕輪小につきましては、外観を木造、それから、はり、柱につきましても木造を予定しております。屋根については切妻を予定をしております。全体を木造で切妻の建物として、2階建てで低く構えたような構造になっております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 実は、これは要望となってしまうのか、ちょっとわからないのですけれども、もちろん木材を使った校舎建設は、これは私はすばらしいことだと思っています。しかしながら、例えば桜山小なんかもそうだったのですけれども、ウッドデッキなんかつくると、どうしても木材だから2年ぐらいで変色してしまって、ささくれみたいなものが出てしまって大変な状況も発生をしているということなのですけれども、その辺の対策というものは十分加味した中で、この箕輪小学校建設が行われているのかどうなのか、改めてお伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎教育総務課長(植原政美君) 本建物につきましては、屋根の部分の出っ張りといいますか、軒を広く開きまして、雨に余り当たらないような構造とするよう考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 私が言いたかったのは、屋根のほうはそれはそれでわかります。ただ、一つとしてやっぱり木材というものは、ささくれだとか、そういうものが出てくる、子どもの安全、そこまで神経質になる必要ないのかもわかりませんけれども、やはり使う場所によれば、そういうことも考えた中での、木材が劣化しないような対策をしっかりとる必要があるというふうに思うのですけれども、その辺についてお考えをお伺いさせていただきたいというふうに思います。 ◎教育部長(小見幸雄君) 木材の校舎ということで、今まで余り取り組みのない校舎なのですけれども、今御指摘のありましたことにつきましては、十分配慮してやっていきたいというふうに思います。劣化のささくれとか、古い校舎は問題になることが多いのですけれども、見直しを十分注意してやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(高橋美奈雄君) 今部長のほうから、そのようなことも視点に入れながら、十分配慮して取り組んでいきたいというふうにお答えございましたので、ぜひそのような方向でよろしくお願いしたいというふうに思います。 ○副委員長(小野聡子君) 1目学校管理費の270ページの真ん中辺に、消防の設備の保守点検委託料とあるのですけれども、防火シャッターが誤作動でおりたときの対策とか、その辺のこともなされているのか、ちょっと伺いたいと思います。 ◎教育総務課長(植原政美君) 防火シャッターにつきましては、消防点検の中で点検をさせていただいております。誤作動につきましても、随時その際に確認をしているところでございます。 ○副委員長(小野聡子君) 万が一誤作動でおりたとき、下に子どもがいても抜け出せるような形で防火シャッターを見直すようにというふうに、国のほうでそういう指示になっているように思うのですけれども、この点検のときにその辺のこともなさっているのか、ちょっと伺いたいと思います。 ◎教育総務課長(植原政美君) 点検の際ではございませんけれども、平成16年に建築基準法が改正をされまして、それ以降建築した建物につきましては挟み込み防止のシャッターが義務づけられておりますので、小学校については4校、それから中学校については3校でございますけれども、新たなシャッターを設置しております。 ○副委員長(小野聡子君) そうすると、では小学校で4校、中学校で3校、合計で7校以外は挟み込み防止のシャッターではないということですか。 ◎教育総務課長(植原政美君) 現在は、そのような状況になっております。 ○副委員長(小野聡子君) 予算も限られていると思うのですけれども、安全対策ということで、その辺のところも御検討いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(松本賢一君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  273ページをお開きください。  3項中学校費について御質疑ありませんか。 ◆委員(根岸赴夫君) 中学校費なのですけれども、276ページの高南中学校校舎建設事業なのですけれども、先ほど箕輪小の質問がありまして、木造というお話でしたけれども、高南中については木造ではなかったかなと思うのです。今現在の進捗状況、ちょっとお聞かせいただきたいのですけれども。 ◎教育総務課長(植原政美君) 高南中学校につきましては、現在建物本体が3階まで完成しておりまして、今現在は内装や設備工事などを進めている状況でございます。建築工事につきましては、計画どおりに進んでおりまして、校舎につきましては本年12月完成の予定となっております。 ◆委員(根岸赴夫君) ことしの12月、もうすぐでき上がるということですけれども、もともとあの校舎も東から西へ細長い校舎だったのですけれども、今度の形は若干違うと思うのです。その使い勝手のよさとか、そういったものを研究なさってたしかつくっていらっしゃると思うのですけれども、その辺のちょっと詳しいところお聞かせいただきたいのですけれども。 ◎教育部長(小見幸雄君) 高南中学校につきましては、以前の校舎よりもかなり廊下等広くして、また採光も明かりが入る明るいような建物にしております。また、特徴的なものとしては、階段部分の通風部分を時計台のように形づくっていまして、かなり印象的な建物になるかと思います。 ◆委員(根岸赴夫君) 私も高南中の出身なので、非常に思い入れがあるのですけれども、南側にケヤキの木が大分古い、立派と言えば立派なのですけれども、後々管理が大変なのかなというふうに思うのですけれども、あれは何本残す予定なのですか。 ◎教育部長(小見幸雄君) ケヤキの木は、たしかおおむね10本ほどあったかと思いますけれども、あれは学校のほうで植樹した思い出の木だというふうに伺っていますので、うまく剪定をしながら共存していくようなスタンスでいきたいというふうに思っています。よろしくお願いします。 ◆委員(根岸赴夫君) 樹木については、ほかの学校でも、例えば矢中中なんかもかなり伸びて、先生なんかもこれを剪定するのに大変困るというので、後々お金のかかることなので、学校の費用でなかなかできない部分とかあったりとかしますので、後で困るような、そういう形のものは、できる限りきちっとした剪定をしていただいて、余り伸び過ぎてしまわないようにというのですか。あのケヤキは、悪いことに冬になると葉っぱが落ちるのです。いいと言えばいいのです。南側に植える部分については、夏は日よけになりますし、冬は日当たりがよくなるから本当はいいのですけれども、葉の処理というのですか、すごく大変なので、その辺もよく考えた上で、残すものは残す、剪定するものは剪定するということできちっとやっていただきたいので、その辺もよろしくお願いします。  それと、もう一点なのですけれども、たしか工事中に大型の工事車両が入るのに大変だったという話をお聞きしたのですけれども、その辺についてはどうですか。 ◎教育部長(小見幸雄君) そういった御意見も伺っておりまして、校舎の裏に関越道の側道から入れるような工事車両用の通行路を設けておりまして、特に支障なく進めております。 ◆委員(根岸赴夫君) その工事が進んで、最終的にその工事が終わった後は、その土地はお返しするということですか。 ◎教育部長(小見幸雄君) その土地を借りているのは建設業者のほうでございまして、終わりましたら業者のほうでお返しするような形になるかと思います。よろしくお願いいたします。 ◆委員(根岸赴夫君) あの学校は、周りがほとんど田んぼのときにできたのですけれども、道路づけが余りよくないのです。場所がいい割に道路づけが悪いということで、今回そういった形で工事車両を入れるのに、北側の関越道の側道から道路を抜いて使ったという経緯があったのだと思うのですけれども、今後例えば修理だとか、あとは今のケヤキの太い木を切るのにはクレーン車が入ったりだとか、そういったこともあると思いますので、その北側の場所、ぜひその辺も確保できるような形を今後考えてもらえればありがたいなというふうに思いますので、その辺も検討の上で研究していただければと思いますので、よろしくお願いします。 ◆委員(高橋美奈雄君) 2目教育振興費、部活動補助金についてお伺いをさせていただきたいというふうに思います。  これは、前回のこの委員会でも質疑をさせていただいたのですが、いずれにしてもここ近年、教員の多忙感の解消ということでさまざまな議論が上がっております。マスコミ等でも報道されているのですけれども、どういうアンケートのとり方をしているか私はわかりませんが、教員の事務というのですか、本来の授業等の煩雑さと部活動がどうも一緒にされてしまっているように思えてならないのです。部活動も大変だから。私は、それは違うのではないかと思うのです。部活動の意義というものは、学校教育の中で果たす役目は物すごく大きいと思っています。  その中で平成28年度、例えば地域での外部コーチの招聘等、これは部活動というのはスポーツだけではありませんから、文化も芸術もあるわけですけれども、何らかの対策はとられたのか、お伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎健康教育課長(嶋村三城君) 平成28年度の部活動につきましては、主に顧問教師が中心となって指導しておりますが、技術指導のために外部指導者の活用を図っております。昨年度の実績といたしましては、60名の外部指導者に技術指導をお願いいたしました。その中では、剣道の外部指導者が最も多く12名、続いて柔道が8名、さらにバレーボール6名というような状況となっております。
    ◆委員(高橋美奈雄君) 今は、ちょっと運動部だけのことでしたけれども、でもかなりの成果を上げているのかなというふうに受け取りました。ただ、そうは言ってもまだまだ部活動に対しての理解というのですか、私はそう思うのですけれども、実は私も正直言って、中体連のほうの関係でさまざまな、自分の趣味というのですか、仕事の中で参加するときがあるのですけれども、一生懸命やっている先生からこんな声を聞きました。新しく入ってくる先生、学校へ来ていろんなお話の中で、部活動の指導もしないうちから、私は部活の指導は結構ですと言う先生がいらっしゃるそうです。いかがなものかなというふうに思うのです。多忙感の解消というものは、冒頭申し上げましたように、煩雑な事務だとか、子どもさんにかかわる時間をふやすためにどういうふうにしようかということが主なことだろうというふうに思うのですが、最初から私は部活動は結構ですと言う先生もいらっしゃるということでございます。私はそのような状況でいいのかなというふうに思うのです。  皆さんも多分いろんな思い出があるかというふうに思いますけれども、やはり先生がいて、それを恩師と感じられて、そして社会へ出ていくときに、部活動で指導していただいたり、また子ども同士で、正直言ってちょっと悪さをしてみて、それを先生にたしなめられて、また先生とのコミュニケーションができて、本当にいい思い出になる、まさにそういうことも、ちょっと大げさな言い方すれば生きる力に結びつくのかなというふうに思うのですけれども、そういうふうなことを考えると、これは学校教育の本当に大切な分野だと私は思うのです。ですから、高崎市として、この部活動指導というものにどんな対策を立てて取り組んでいかれるのか、お伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎教育長(飯野眞幸君) 部活動につきましては、この常任委員会や一般質問でも私はお答えさせていただきましたけれども、いずれにしても毎年約60名から70名ぐらいの新任教員を高崎は扱って、初任研もやっておりますけれども、新たに教員になった者が、その赴任先に行きまして、部活をやりませんと言うことは、ちょっとあり得ないのではないかなと。というのは部活も職務なのです。ですから、校長とすれば職務の一環ということでお願いしているわけなので、ただやっぱり異動の際に、ほかの学校から回ってきた方々の中には、自分の経験したことのない部活についてやってくれと、その人は、ほかの自分の専門とすれば随分実績を持っているという中で、校長との意見交換といいましょうか、対立というのもあるようには聞いておりますけれども、とにかく部活は全くやりませんという形で教員が成り立つかというと、一応高崎の場合はないのではないかなというふうに思っています。  以前から高橋委員につきましては、野球というような部分で、実際に中学校の部活なども身近に見ていただいている中で、私自身もやっぱり部活そのものが教員を大きくしてくれるということがあります。ただ、言われていますように、なかなか自分が得意でないものに対しての抵抗感というのはありますから、その抵抗感に対しては外部講師であるとか、そういったものも宛てがってやらなければならない。  それから、先ほどの部活の話ですけれども、授業の中でも柔道、格技につきましては、市長のほうからもお計らいがありまして、これを本当に群馬県では高崎だけだと思うのですけれども、授業の中では専門家がついていてくださると。それも高崎市外からも協力をしていただいていると、これは物すごい力になっております。ですから、部活に関しては、忙しいという部分と、それからもう一つの問題とすると、やっぱり指導がうまくいかなくて、けがをした場合の負担感というのはとてもあると思うのです。ですから、その両方の負担感をやっぱり減らしてやるような取り組みは今後も続けていかなければいけないなというふうに思っています。幸い県のほうも本腰でやっていただくというような情報もつかんでおりますので、協力しながら進めていきたいというふうに思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。 ◆委員(高橋美奈雄君) 今教育長から心温まるような答弁をいただきました。ぜひ教育長、子どもたちのために、その部活の指導のほうもよろしくお願いしたいというふうに思います。 ○委員長(松本賢一君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  275ページをお開きください。  4項高等学校費 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 277ページをお開きください。  5項幼稚園費 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 279ページをお開きください。  6項特別支援学校費 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 281ページをお開きください。  7項社会教育費について御質疑ありませんか。 ◆委員(高橋美奈雄君) 286ページの1目社会教育総務費、市民活動センター経費についてお伺いをさせていただきます。この市民活動センター、ソシアスです。立派な建物で、今運営されているわけでございますけれども、貸し館業務のほうは本当に地域の方々、また多くの市民の方々に御利用いただいて、順調のようでございます。一方で、私の記憶が間違っていたらごめんなさいなのですけれども、たしかあそこはNPOの支援とか、あと男女共同参画、または社会教育の生涯学習の拠点といいましょうか、委員会はちょっと所管が違ってくるところもあると思いますけれども、要するにその3本の柱というのですか、それを柱として活動を始めたわけでございますけれども、その取り組み等は余り表に出てこないというか、明らかになってきていないような部分もあるのですけれども、この市民活動センターは、これまでどのような成果を上げていると認識されているのか、お伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎社会教育課長(土谷真由美君) 市民活動センターは、市民の生涯学習、男女共同参画社会、ボランティア活動などの推進の活動団体のリーダーとなる人材の育成を支援しております。利用団体数も着実にふえております。成果の例といたしましては、ソシアスが会場となる高崎学検定の受験者が社会教育の講師を務めるなど、市民が自主的に地域づくりに参画する活動の場としての成果を上げております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 簡単にお答えいただきましたけれども、所管も違うから、ほかのことは触れられないから、そういうことなのでしょうけれども、成果を上げているのはわかるのですけれども、建設の経緯等も執行部は十分承知をしているというふうに思うのですけれども、あれだけの設備です。今後はどんな施策展開を、新たな施策展開等は今考えていらっしゃるのかどうなのか、その辺についてもお伺いをさせていただきたいというふうに思います。 ◎社会教育課長(土谷真由美君) 市民活動センターは、複数の所管課の施設が併設しておりますので、十分な連携をとりながら事業を深めていきたいと考えております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 連携はわかるのです。所管が違うのだから、連携はわかるのだけれども、さらにステップアップするために、あれだけの施設ですから、新たな考え方というのですか、方向性というのですか、そういうものは研究はされていないのでしょうか。 ◎社会教育課長(土谷真由美君) 今後も各種セミナー開催、NPO、ボランティアなどの事業を充実させるように計画していきたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ◎市長(富岡賢治君) 高橋委員、これは派手な成果が上がるという分野ではないのです、男女共同参画とか生涯学習というのは。私は、生涯学習長く仕事してきた人間ですけれども、吹けば飛ぶような世界なのです。だって、地味な社会教育で、こつこつこつこつとやるような世界ですから、派手な話題が余り起きないので、多少姿が浮かばないかもしれませんけれども、よくやっていますから。ただ、次に何をするかと言われたら、まだ今しっかり研究はしていますけれども、簡単にはいきませんので、一生懸命やってまいりたいと思っております。 ◆委員(高橋美奈雄君) 市長、わかりました。ただ、私が言っているのは、あれだけの施設ですから、もっと皆さんで有効活用ができるようになればいいなという方向性でございます。 ◆委員(大竹隆一君) 山名古墳群の今の保存の考え方と、公園の整備の考え方というのはあるのかどうか、これをちょっと伺いたいと思います。 ◎文化財保護課長(角田真也君) 山名古墳群につきましては、市の指定史跡として古墳群を後世に残すためにこの事業がございます。現在市内外の愛好家の方や近隣の方々に利用されております。整備につきましては、平成21年度に駐車場及び解説板の整備をいたしました。今後は地域の方々とともに、どのような活用方法があるのか、研究を進めてまいりたいと考えております。 ◆委員(大竹隆一君) 決算書で見ると、ここ8年ほどはずっと変わらずに、保護目的ということだけでされているのかなというふうに思うのですけれども、この活用方法についての研究を進めてと言ってくれているのですけれども、古墳ができて恐らく1,500年たって、今までこういうふうになっていたのだから、ここ8年や10年でそんな急に変われるわけないよと言われるとそれまでの話になるのですけれども、ただぼつぼつ今の8年、9年をずっとやってきたことは別に非難はしないのですけれども、例えば上野三碑というのがあると、当然それに関連した、距離といい、歴史的といい、何か関連性で活用方法が持っていけるのかなというふうにちょっと思うのですけれども、その辺については。 ◎文化財保護課長(角田真也君) 委員がおっしゃいますとおり、現在上野三碑につきましてはユネスコの世界の記憶登録を目指しているところでございます。地域的にも南八幡という、もしくは吉井という地域に所在する古墳群でございますから、こういったものとも連携して今後取り組んでまいりたいと考えております。 ◆委員(依田好明君) 296ページの上のほうに北谷遺跡保存整備事業、総括質疑でもちょっと質問させていただいたのですけれども、用地買収の中に喜の蔵というお店なんかは入っているのですか。 ◎文化財保護課長(角田真也君) 昨年度につきましては入っておりません。今年度につきましても予定はしておりません。 ◆委員(依田好明君) では、遺跡の範囲内としては、計画にはなっていないということで。 ◎文化財保護課長(角田真也君) 史跡としては指定範囲内にございます。 ◆委員(依田好明君) 随分利用も多いようなので、あれは買収の対象にはしないほうがいいのかなというふうな思いもありますので。 ○副委員長(小野聡子君) 4目図書館費のところなのですけれども、302ページの図書館運営事業なのですけれども、この間の白石議員の一般質問の中でも、この学校連携等が大分需要があるというお話なのですけれども、この学校連携、今学校だけで、ここには幼稚園だったり保育園というのは全く入っていないのでしょうか。 ◎中央図書館次長(秋山美和子君) 幼稚園・保育園に対する絵本セットなどは、現在のところは実施をしておりません。現在利用希望ですとか利用しやすいセットの内容を調査いたしまして、実施に向けて準備をしているところでございます。 ○副委員長(小野聡子君) 多分これが始まると、幼稚園・保育園のほうでは非常にニーズがあると思いますので、十分な御協議の上、いい形での実施を期待したいと思います。ありがとうございます。 ○委員長(松本賢一君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  303ページをお開きください。  8項保健体育費 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 321ページをお開きください。  9項大学費 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 323ページをお開きください。  11款災害復旧費4項教育施設災害復旧費から  12款公債費まで (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 329ページをお開きください。  13款予備費 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 以上で一般会計の審査を終わり、次に特別会計の審査を行います。  最初に、牛伏ドリームセンター事業特別会計の審査を行いますので、413ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 417ページをお開きください。  歳出 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 続いて、土地取得事業特別会計の審査を行いますので、507ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 509ページをお開きください。  歳出 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 以上で特別会計の審査を終わります。  次に、調書の審査を行いますので、515ページをお開きください。  財産に関する調書 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) 531ページをお開きください。  基金運用状況に関する調書 (質疑なし) ○委員長(松本賢一君) これより議案第97号の所管部分を起立により採決いたします。  本案を認定することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(松本賢一君) 起立多数です。  よって、議案第97号の所管部分は認定すべきものと決しました。   ──────────────────────────────────────────── △請願の審査  請願第5号 テロ等準備罪(共謀罪)を新設した改正組織犯罪処罰法の成立に抗議し、廃止を求める意見書の採択について ○委員長(松本賢一君) 次に、請願の審査に入ります。  請願文書表を御用意ください。  請願第5号 テロ等準備罪(共謀罪)を新設した改正組織犯罪処罰法の成立に抗議し、廃止を求める意見書の採択についてを議題といたします。  まず、請願の趣旨について、紹介議員として依田委員から説明をお願いします。 ◆委員(依田好明君) それでは、紹介議員を代表して請願の趣旨について説明させていただきます。  これは、日本の刑事司法では、既に起きた犯罪を取り締まるのが原則だったわけですけれども、今度のテロ等準備罪改正組織犯罪処罰法は、まだ起きていない幅広い犯罪を取り締まろうという中身でありまして、いわゆる共謀罪であり、過去3回も廃案になってきました。2003年、2005年、2009年など、3回廃案になったわけなのですけれども、共謀罪は団体の活動として、犯罪の遂行を共謀した者を処罰するという形でありまして、思想でなく行為を処罰するという刑事法体系の基本原則に矛盾するものです。しかも、その処罰範囲が限りなく曖昧で、拡大してしまうおそれがあります。条約が求める越境組織犯罪とは全く無関係な犯罪や重大犯罪とは言えないものまで含んでおります。277ということで、これまでよりは絞り込んではいますけれども、例えばキノコ狩り、これが森林法の違反というような、およそ組織犯罪とは関係のないものが含まれているわけです。そして、何よりも組織的犯罪集団か否かを決めるのは警察でありまして、警察が怪しい、あるいは危険だとにらんだ人を日常的に監視していくことが必要不可欠な内容を持っているということです。それから、自主減免規定ということで、密告すれば刑を軽くするという捜査の手法も取り入れているというところが問題であります。  何よりも共謀罪は、人間の思想あるいは心情といった内面にまで当局が踏み込んでくるということが一番の問題でありまして、プライバシーの権利とか結社の自由の侵害になる危険が大きくて、日本国憲法とこれまでの我が国の刑事法体系と全く相入れない法律だということです。  国会審議の中でも当時の金田法務大臣が電話やメール、ラインなどのやりとりも共謀罪が成立し得るというような答弁でした。また、花見と犯罪の下見を区別するにはどうするかと問われまして、弁当とビールを持っていれば花見、双眼鏡と地図、あるいはメモ用紙を持っていれば犯罪の下見だというような答弁をして、失笑を買ったわけです。  国会の審議時間においても衆議院が30時間25分、参議院になっては17時間50分にとどまりました。そして審議が不十分なまま、特に参議院では委員会採決を省略する中間報告という手続を使って、委員会の採決なしで、6月15日早朝に本会議で採決を強行したということであります。  このように市民の監視社会をつくるというところで、現代版の治安維持法とも言われておりまして、見過ごすことができません。こうした共謀罪の内容とその成立までの経緯に抗議して、廃止をするように求めるのが今回の請願の趣旨であります。そういうことでございます。 ○委員長(松本賢一君) 説明は終わりました。  次に、本件について執行部から何か発言はありませんか。 ◎副市長(兵藤公保君) 本件につきましては、特にございません。 ○委員長(松本賢一君) それでは、本件に対して質疑がありましたらお願いいたします。────質疑を終結いたします。  それでは、本請願の取り扱いについて各委員の御意見をお聞きしたいと思います。 ◆委員(依田好明君) 請願の趣旨に賛成するという意見でございます。共謀罪というのは、やっぱり内心の自由を侵すものだという考えからでございます。 ○委員長(松本賢一君) 採択ということですね。 ◆委員(依田好明君) はい。 ◆委員(大竹隆一君) これは、改正組織犯罪処罰法に共謀罪を新設したものというふうに理解をしております。今回政府がテロ等組織犯罪準備罪という名前を変更して、主にテロにかかわる犯罪準備活動を取り締まる法案であります。  まず、これは前提になるのが組織犯罪にかかわっている、2人以上で犯罪計画の立案に参加している、また計画に沿った準備行為をしているということが、これが立証できた場合にテロ準備罪で訴追対象になるということらしいのですけれども、この中で一般の会社や市民団体、サークルや同好会とか、そういった正当な活動の団体においては対象になっていないということであります。監視社会を招く不安については、これはやはり世界中でテロ対策の強化ということで、その一環として社会の監視を強めたことが要素ということになっているのかなというふうに思っております。通信傍受等の心配ということもありますけれども、そういったことも脅かされることは今の段階ではないと思っております。  ただ、先ほどキノコ狩りの話もちょっと出ていたのですけれども、定義がいま一つ曖昧な点というのも確かに心配されているのですけれども、何といってもこれはテロ防止が主でありまして、廃止でなく、公正で明快な判断ができる法律に仕上げていただきたいということをつけ加えて、この請願については不採択ということでお願いします。 ◆委員(根岸赴夫君) 趣旨は、今大竹委員からお話がありましたとおりでして、既に国のほうで成立している事項でございますので、地方議会からこのような意見書を提出するのはそぐわないというふうに考えますので、私は不採択ということでお願いしたいと思います。 ◆委員(長壁真樹君) 不採択でお願いいたします。 ◆委員(逆瀬川義久君) あらあらの趣旨の説明は大竹委員と一緒なのですけれども、共謀罪、共謀罪という言い方をしていますけれども、国で過去に3度廃案になった共謀罪においては、一般的な団体という非常に抽象的な定義だったわけですけれども、今回については対象をテロ集団、その他の組織的犯罪集団ということで限定をしております。その上で、2人以上の計画の合意、そして準備行為が実際に行われたというふうにその犯罪の構成要件を非常に厳格にしておりますので、この請願は不採択でお願いします。 ◆委員(青柳隆君) 不採択でお願いいたします。 ◆委員(高橋美奈雄君) 正直なところ弱っているのです。先ほど大竹さんからもありましたけれども、私どもの解釈としても、まだまだ説明が足りないのかなという方向性を持っています、正直言って。市民活動や労働組合運動など対しても、まだ明確な答弁等はいただいておりません。ですから、この共産党さんが出した中身の趣旨というものとは別の角度で私どもも明確になっていない部分があるので、この趣旨にはちょっと賛同できない部分が正直言って多々あります。しかしながら、この法案の方向性とすれば、私どももできれば廃案にしてほしいという思いを持っておりますので、出された以上は採択ということでお願いしたいというふうに思います。 ◆委員(柴田和正君) 不採択。 ○副委員長(小野聡子君) 不採択です。TOC条約に加盟するに当たっても、国内法の整備が整ってということが条件でした。2020年のオリンピック・パラリンピックを目指したときに、やはりどうしてもTOC条約に加盟をするということが大事なことだと思いますので、こちらは不採択でお願いします。 ○委員長(松本賢一君) それでは、これより請願第5号を起立により採決いたします。  本請願を採択することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(松本賢一君) 起立少数です。  よって、請願第5号は不採択とすべきものと決しました。
      ──────────────────────────────────────────── △審査終了 ○委員長(松本賢一君) 以上で本委員会に付託された議案及び請願の審査は全て終了いたしました。  審査に当たり、円滑な委員会運営に御協力いただき、ありがとうございました。  なお、委員長報告の作成については私に一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(松本賢一君) それでは、そのようにしたいと思います。  以上で本日の議題を終わります。                                       午後 1時57分   ──────────────────────────────────────────── △報告事項 ・吉井地域審議会及び地域振興協議会の開催結果について ○委員長(松本賢一君) 次に、報告事項に入ります。  吉井地域審議会及び地域振興協議会の開催結果について説明をお願いいたします。 ◎企画調整課長(太田直樹君) 吉井地域審議会と、その他の地域の地域振興協議会の開催結果について御報告させていたします。  吉井地域審議会と、そのほかの地域振興協議会、あわせて報告をさせていただきます。どちらの会とも担当課長のほうから地域に関する事業の進捗報告をさせていただきまして、それが終わった後に地域の審議会、協議会のメンバーの方から、地域に関する意見をいただいて、執行部のほうから回答するというような形をとらせていただきました。  開催日時につきましては、書類に書いてあるとおりでございます。それから、出席者につきましても、市長以下市の幹部でございます。添付の横書きの資料でございます。各地域ごとにまとまっております。内容につきましては、後ほどごらんいただければと思います。  以上、簡単ではございますけれども、地域審議会、それから振興協議会の報告とさせていただきます。なお、本資料は委員会終了後、全議員の皆様に配付をさせていただきます。 ○委員長(松本賢一君) 説明は終わりました。  本件に対し、御質疑等ありましたらお願いいたします。────なければ、本件を終結いたします。  以上で報告事項を終わります。   ──────────────────────────────────────────── △その他 ○委員長(松本賢一君) 次に、その他として執行部から何かありましたらお願いします。 ◎防災安全課長(水井栄二君) 追加で資料を配付いたしました。台風18号への対応につきまして御報告を申し上げます。  今回の台風18号におきましては、九州地方などでは河川の氾濫など大きな被害を招きましたが、台風の進路や前橋気象台からの情報提供によりまして、あらかじめ本市への影響は短時間で、かつ広範囲にはわたらないものと推測し、資料に記載のとおりの対応を行いましたので、御説明いたします。  資料1の経過でございますが、9月17日正午から災害警戒本部を設置しまして、15時には庁舎の一部開放と緊急応援隊の配置を行い、災害対応に当たりました。その後大雨や洪水などの警報の発表はなく、18日午前4時には災害警戒本部を解散いたしました。  次に、2の警戒体制でございますが、139人の職員で災害対応に当たりました。  3の避難状況でございますが、自主避難者はございませんでした。  4の被害状況でございますが、群馬地域と榛名地域でそれぞれ倒木が1件ずつありましたが、既に撤去済みで、市民や人家、市道などへの公共施設への被害はございませんでした。  最後に、5の台風18号に対する本市の総括的な対応でございますが、本市への影響が短時間で広範囲にはわたらないものとの予測から、本庁舎と各支所庁舎の一部を自主避難場所として避難者の受け入れ体制をとりました。同時に、災害時専用電話、321―5000番ですが、こちらへの対応と自主避難者の支援に備えて緊急応援隊を配備いたしました。また、井野川を初め水害危険箇所の監視のため、建設部局などの職員による警戒体制をとりました。今後も災害対応には万全を期して安心・安全な市民生活の確保に努めてまいりたいというふうに考えております。  説明は以上でございます。なお、本資料につきましては、本委員会終了後、全議員の皆様に配付させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(松本賢一君) 説明は終わりました。  本件に対し、御質問等がありましたら、お願いします。───なければ本件を終結いたします。  ほかにその他として何かありますか。  なければ、この際、委員の方々から執行部に対してお聞きしたいことがありましたらお願いします。 ◆委員(依田好明君) 2問ほどあります。来年度から道徳教育が正式に教科化になるのですけれども、その教科書の選定についてと、それから小学校や中学校での構成についてお聞きしたいと思います。 ◎教育センター所長(佐藤明彦君) 使用する教科書については、西毛第1地区協議会において、県から示された7つの観点に加え、地域として独自にいじめ防止への配慮を盛り込み、8つの観点で調査研究を行ったと聞いております。小学校と中学校の児童・生徒の発達段階に応じた内容となっております。 ◆委員(依田好明君) 報告いただきました。それと道徳の場合は、ほかの教科と比べて評価の方法が難しいと思うのですけれども、どんな考え方でやるのでしょうか。 ◎教育センター所長(佐藤明彦君) 評価については、児童・生徒がいかに成長したかを積極的に受けとめ、認め、励ます個人内評価とし、記述式とします。 ◆委員(依田好明君) 道徳教育のあり方についてはいろいろ意見はありますけれども、そのくらいにして、次に就学援助金についてちょっと確認したいと思います。生活保護のほかに準要保護者という家庭があると思うのですけれども、その部分が一般財源化されたわけなのでけれども、その受給対象とかに変化は起きているのでしょうか。 ◎教職員課長(熊井正裕君) 準要保護につきましては、保護家庭に準じる形で支給をしています。保護対象については、要保護家庭の1.3倍程度というふうに考えています。 ◆委員(依田好明君) だから、その前の年度とか、これまでと比べて減ったりはしていないのか。 ◎教職員課長(熊井正裕君) 対象については同様に考えております。 ◎学校教育担当部長(星野順一郎君) 給食費の滞納とかと連動しながら周知をしているというようなお話をこれまでさせてきていただいたと思うのですけれども、全家庭に周知をいたしまして、手続をとっていただいています。若干増加傾向にあるというふうに捉えております。 ◆委員(依田好明君) 最後に、入学準備金の入学前の前倒しという要望とか出ていると思うのですけれども、また全国でもそういう自治体がふえているように聞いていますけれども、本市はどのようにお考えでしょうか。 ◎学校教育担当部長(星野順一郎君) 一般質問でも小野議員さんから、入学準備金について必要なときにお支払いができないかということで御要望いただいております。現在は6月に前年の分の所得が確定することから、その時点で審査をいたしまして、7月に支給するということで、必要な3月から数カ月後に支給するという形で、後で追いかけて支給ということになっています。御要望いただいていることにつきまして、今どんなふうに進めていったらいいかということで研究を進めているところですので、もう少しお時間いただければと思います。どうぞよろしくお願いします。 ◆委員(依田好明君) お答えありがとうございます。そういう要望が寄せられているということで、ぜひ検討して前に進めていただければと思います。 ○委員長(松本賢一君) ほかにありませんか。   ──────────────────────────────────────────── △閉会 ○委員長(松本賢一君) なければ、以上で本日の総務教育常任委員会を閉会いたします。  午後 2時07分閉会...