高崎市議会 > 2016-09-13 >
平成28年  9月13日 総務教育常任委員会−09月13日-01号

  • "林間学校条例"(/)
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  1. 高崎市議会 2016-09-13
    平成28年  9月13日 総務教育常任委員会−09月13日-01号


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    平成28年  9月13日 総務教育常任委員会−09月13日-01号平成28年 9月13日 総務教育常任委員会   平成28年高崎市議会総務教育常任委員会会議録   ────────────────────────────────────────────                                平成28年9月13日(火曜日)   ────────────────────────────────────────────                   総務教育常任委員会次第                                  平成28年9月13日(火)                                   第1委員会室 午前10時 1 議  題 (1)議案の審査    議案第 88 号 請負契約締結について(高崎市立高南中学校校舎改築工事)    議案第 89 号 請負契約締結について(高崎市立高南中学校校舎改築電気設備工事)    議案第 94 号 公の施設(高崎アリーナ)の指定管理者の指定について    議案第 95 号 高崎市証明手数料条例の一部改正について    議案第 96 号 高崎市立高等学校入学料等徴収条例の一部改正について    議案第 97 号 高崎市臨海学校条例の廃止について    議案第 98 号 高崎市林間学校条例の制定について    議案第107号 公立大学法人高崎経済大学中期目標を定めることについて    議案第108号 平成28年度高崎市一般会計補正予算(第4号)(所管部分)
       議案第110号 平成28年度高崎市牛伏ドリームセンター事業特別会計補正予算(第1号)    議案第 81 号 平成27年度高崎市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定について(所管部分) 2 その他   ──────────────────────────────────────────── 出席委員等(12人)   委 員 長   追  川  徳  信  君     副委員長   木  村  純  章  君   委  員   田  村     理  君     委  員   中  島  輝  男  君   委  員   小  野  聡  子  君     委  員   白  石  隆  夫  君   委  員   飯  塚  邦  広  君     委  員   三  島  久 美 子  君   委  員   柄  沢  高  男  君     委  員   柴  田  正  夫  君   議  長   後  閑  太  一  君     副 議 長   渡  邊  幹  治  君   ──────────────────────────────────────────── 欠席委員(なし)   ──────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者   市長      富  岡  賢  治  君   副市長     兵  藤  公  保  君   総務部長    新  井  俊  光  君   秘書課長    只  石  恵 一 郎  君   企画調整課長  太  田  直  樹  君   防災安全課長  曽  根  光  広  君   職員課長    渋  澤  康  行  君   情報政策課長  深  澤  雅  彦  君   文化課長    櫻  井     実  君   文化課美術館副館長                                   齊  藤  寛  方  君   文化課染料植物園長               広報広聴課長  御 園 生  敏  寿  君           甘  田  正  弘  君   財務部長    北  島     晃  君   財政課長    南  雲  孝  志  君   管財課長    山  田  史  仁  君   契約課長    川  嶋  昭  人  君   市民税課長   堀  越  昭  仁  君   資産税課長   秋  山  泰  行  君   納税課長    岩  佐  英  臣  君   倉渕支所長   内  山     匡  君   倉渕支所地域振興課長              倉渕支所税務課長丸  橋  正  弘  君           中  山  直  美  君   箕郷支所長   中  村  真 由 美  君   箕郷支所地域振興課長                                   生  方  忠  義  君   箕郷支所税務課長木  暮  一  俊  君   群馬支所長   内  田     良  君   群馬支所地域振興課長              群馬支所税務課長飯  島     毅  君           飯  島  照  彦  君   新町支所長   山  口     聡  君   新町支所地域振興課長                                   齋  藤  忠  男  君   新町支所税務課長長 谷 川  亮  則  君   榛名支所長   千  保  芳  明  君   榛名支所地域振興課長              榛名支所税務課長近  藤  隆  人  君           高  橋  宏  樹  君   吉井支所長   吉  田     護  君   吉井支所地域振興課長                                   田  代  有  史  君   吉井支所税務課長福  島  康  秀  君   会計管理者   歌  代  典  彦  君   会計課長    高  橋  淳  一  君   教育長     飯  野  眞  幸  君   教育部長    上  原  正  男  君   教育総務課長  小  見  幸  雄  君   社会教育課長  中  村  仁  寿  君   文化財保護課長 若  狭     徹  君   スポーツ課長  青  木  信  幸  君   教育部学校教育担当部長                                   須  永     智  君   教職員課長   星  野  順 一 郎  君   学校教育課長  真  下  雅  徳  君   健康教育課長  嶋  村  三  城  君   教育センター所長島  田  恵  二  君   高崎経済大学附属高等学校事務長         中央図書館長  清  水  敏  博  君           淡  嶋  美 奈 子  君   中央図書館次長 土  谷  真 由 美  君   選挙管理委員会事務局長                                   新  井  俊  光  君   選挙管理委員会事務局次長            代表監査委員  村  上  次  男  君           松  本     淳  君   監査委員事務局長高  橋  義  信  君   消防局長    岡  田     勉  君   消防局次長   田  中  治  夫  君   総務課長    佐  藤     誠  君   予防課長    山  田  明  弘  君   警防課長    井  草  明  仁  君   通信指令課長  大 佐 古  進  弘  君   ──────────────────────────────────────────── 事務局職員出席者   事務局長    田  口  幸  夫      庶務課長    小  林     茂   議事課長    大 河 原  博  幸      議事課議事担当係長                                   坂  口  圭  吾   議事課主任主事 野  口     洋      議事課主任主事 田  村  智  明   ──────────────────────────────────────────── △開会   午前 9時57分開会 ○委員長(追川徳信君) ただいまから総務教育常任委員会を開会いたします。   ──────────────────────────────────────────── △諸般の報告 ○委員長(追川徳信君) この際、諸般の報告を申し上げます。  傍聴は、あらかじめ許可してあります。  以上で諸般の報告を終わります。   ──────────────────────────────────────────── △開議 ○委員長(追川徳信君) それでは、本日の会議に入ります。  本日の会議は、お手元に配付の次第に従い進行いたします。なお、決算認定議案及び補正予算議案については、次第の裏面に記載のとおり審査を進めたいと思います。  この際、委員会の運営上お願いします。委員からの質疑は、内容を簡潔にされるとともに議題の範囲を超えないよう1問ずつお願いします。また、執行部は質疑の趣旨を的確に捉え、簡潔な答弁を行ってください。  以上、円滑な委員会運営に御協力をお願いいたします。   ──────────────────────────────────────────── △議案の審査  議案第 88 号 請負契約締結について(高崎市立高南中学校校舎改築工事)  議案第 89 号 請負契約締結について(高崎市立高南中学校校舎改築電気設備工事)  議案第 94 号 公の施設(高崎アリーナ)の指定管理者の指定について  議案第 95 号 高崎市証明手数料条例の一部改正について  議案第 96 号 高崎市立高等学校入学料等徴収条例の一部改正について  議案第 97 号 高崎市臨海学校条例の廃止について  議案第 98 号 高崎市林間学校条例の制定について  議案第107号 公立大学法人高崎経済大学中期目標を定めることについて  議案第108号 平成28年度高崎市一般会計補正予算(第4号)(所管部分)  議案第110号 平成28年度高崎市牛伏ドリームセンター事業特別会計補正予算(第1号)  議案第 81 号 平成27年度高崎市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定について(所管部分) ○委員長(追川徳信君) それでは、議案の審査に入ります。  定例会議案を御用意いただき、37ページをお開きください。  議案第88号 請負契約についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。
     これより議案第88号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(追川徳信君) 起立全員です。  よって、議案第88号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  39ページをお開きください。  議案第89号 請負契約締結についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(中島輝男君) 高南中の電気設備、今まで普通教室についていたエアコンは、どうしたのかということと、あと工事概要を見ますと、一番下に太陽光発電工事一式とあるのですが、この発電規模は、どのぐらいなのか教えていただきたいと思います。 ◎教育総務課長(小見幸雄君) 高南中の旧校舎の普通教室、図書室についておりましたエアコンは15台ございまして、ほかの学校のクラス増により必要となった教室ですとか、冷房能力が低下している教室に設置がえを行って活用しております。また、太陽光につきましては20キロワットの太陽光を設置する予定でございます。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第89号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(追川徳信君) 起立全員です。  よって、議案第89号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  57ページをお開きください。  議案第94号 公の施設(高崎アリーナ)の指定管理者の指定についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(小野聡子君) こちらの指定管理の期間のところで御質問させていただきます。平成29年4月1日から平成31年3月31日までで、2年間になっているかと思いますが、いろいろなものの指定の期間は5年が多いように認識しているのですが、この2年ということはどんなことからなのか、お伺いしたいと思います。 ◎スポーツ課長(青木信幸君) 本市の指定管理制度におきましては、指定管理の期間の検討につきまして、原則5年とすることとなっておりますが、同種の施設で既に指定管理者制度を導入している施設がある場合には、その指定期間の終了の時期と合わせることも検討することとなっております。本市の体育施設で高崎財団が指定管理を行っているものは28施設ございますが、その周期が、皆、平成31年3月31日でございますので、本件もこれに合わせて指定管理期間を2年間としたものでございます。 ◆委員(小野聡子君) ありがとうございます。また2年たったときに公募とかも御検討いただきながらになるのでしょうか。 ◎スポーツ課長(青木信幸君) その辺は2年間の実績を見ながら検討をしていきたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) 先般議会のほうで視察をさせていただきまして、大変すばらしいものができたなと思って感動して帰ってまいりました。それで、この議案に関して指定管理者の指定の議案なのですけれども、指定管理者の業務については6月の本常任委員会で説明がありました。その中に運営に関することという項目があったのですけれども、日常業務に従事する人材についても指定管理者が確保するということなのでしょうか、まずそこを確認させてください。 ◎スポーツ課長(青木信幸君) 高崎アリーナの管理運営は、指定管理者におきまして専門の管理部を組織し、正規の職員、非常勤職員も含めまして必要十分な職員を配置する計画でございます。 ◆委員(三島久美子君) わかりました。実は現地を視察させていただいたところ、図面上事務室となっている部屋がインフォメーションという表示になっていたのです。それで、先般一般質問でも視覚障害のある方のための点字ブロックの話もさせていただいたのですが、どうもアリーナは点字ブロックが少ないなというのが印象的だったので担当者にお尋ねしたところ、入り口のところにインターホンがあって、ちょっとそこはどこかというのは未確認なのですけれども、それで呼びかけるとスタッフが出向いて目的地に案内する、そんなシステムだという説明を受けました。視覚障害のある方は、当然耳で聞くことができますからお客様として訪れることもあるでしょうし、今パラリンピックもありますけれども、柔道なんかは全盲の方もやっていらっしゃいます。競技をする方もいらっしゃる。指定管理者への要求水準とすれば、そういった障害者への対応というのをしっかりやっていらっしゃるとは思うのですが、その辺を確認させてください。 ◎スポーツ課長(青木信幸君) 公の施設は、あらゆる市民が気軽に利用できることが重要であると考えております。このあらゆる市民の中には当然障害者や外国人も含まれておりまして、指定管理者はこれらの方々が少しでも気軽に施設を利用できるよう努める必要があるという考えのもとに、指定管理者の職員につきましては、障害者対応研修を受講してもらいまして、車椅子や視覚、聴覚障害のある方らへの対応を習得してもらうという計画となっております。ほかにも耳マークの表示や英語での利用案内の作成など、誰にでも利用しやすい施設になる取り組みをしてまいる考えでございます。 ◆委員(三島久美子君) ちょっとどうなるのかなというのが心配事だったのでお尋ねしたのですが、いずれにしましても、そういった研修をしっかりなさってくださるということで、最初はいろいろトラブルはあるかもしれないのですけれども、いずれにしても常に改善ということを考えていただくように指定管理者には指導していただいて、先ほどおっしゃっていたように、あらゆる市民がという、その視点でアリーナがいい意味で運営ができるように願っております。しっかりと指導していただくように要望しておきます。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第94号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(追川徳信君) 起立全員です。  よって、議案第94号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  59ページをお開きください。  議案第95号 高崎市証明手数料条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(田村理君) こちらの条例の一部改正、内容をまず御説明いただきたいのですけれども、お願いいたします。 ◎資産税課長(秋山泰行君) 現在行っております住民票の写し及び印鑑証明のコンビニでの交付に税証明を追加するために証明手数料条例を改正するものでございます。追加する税証明は、所得証明、所得課税証明及び非課税証明の3件となっております。 ◆委員(田村理君) コンビニ交付に関する条例の一部改正ということになるかと思うのですけれども、実際このコンビニ交付に対しましてコンビニに対する手数料が発生すると思うのですけれども、これはどのようになっているか教えてください。 ◎資産税課長(秋山泰行君) 経費といたしましては、コンビニ証明書交付手数料といたしまして、証明1件当たり単価123円になりまして、平成28年度当初予算では10万円を計上させていただいております。 ◆委員(田村理君) 手数料が123円もかかるということで、実際にコンビニから市のほうに入ってくるお金は127円ということだと思います。そもそもマイナンバー制度は社会保障の給付削減を狙ったり、国民のプライバシーを危険にさらす制度ということで我が会派では訴えてきたわけなのですけれども、マイナンバーカード、実際に持っていない方へのメリットはないということと、あと市の持ち出し、これも実際にあるということがわかりまして、この条例の一部改正に反対する立場を表明させていただきます。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第95号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(追川徳信君) 起立多数です。  よって、議案第95号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  61ページをお開きください。  議案第96号 高崎市立高等学校入学料等徴収条例の一部改正についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第96号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(追川徳信君) 起立全員です。  よって、議案第96は原案のとおり可決すべきものと決しました。  63ページをお開きください。  議案第97号 高崎市臨海学校条例の廃止についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第97号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(追川徳信君) 起立全員です。  よって、議案第97号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  65ページをお開きください。  議案第98号 高崎市林間学校条例の制定についてを議題といたします。  本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(小野聡子君) こちらの林間学校の使用期間が、この間の本会議の中で5月から11月、夏休みを除くというふうに御答弁あったかと思うのですけれども、利用しない期間は何かほかに有効活用するようなお考えはあるのでしょうか。 ◎健康教育課長(嶋村三城君) 来年度は林間学校実施の初年度でもありますので、市内全小学校の児童の利用を中心に実施してまいりますが、この期間以外の利用につきましては、今後研究してまいりたいと考えております。 ◆委員(小野聡子君) ありがとうございます。とてもいい場所にある施設になりますので、ぜひ利用しない間はどこかの高校や大学の合宿とかも御検討いただけたらと思いますので、御提案させていただきます。 ◆委員(中島輝男君) 幾つかあるのですけれども、一括でお聞きしてもよろしいでしょうか。 ○委員長(追川徳信君) 1問ずつお願いします。 ◆委員(中島輝男君) 68ページの別表に、上記以外の者640円とあるのですけれども、これは一般の方の利用もできるのでしょうか。 ◎健康教育課長(嶋村三城君) 来年度は市内の全小学校児童が利用する初年度に当たりますので、運営状況を見ながら、その他の利用については今後検討してまいりたいと考えております。 ◆委員(中島輝男君) はい、わかりました。ちょっと同じような質問になってしまうのですけれども、当初東吾妻の小学生の利用という話も出ていたと思うのですけれども、そちらのほうの検討のほうはどうなっているのでしょうか。 ◎健康教育課長(嶋村三城君) 東吾妻町の住民の利用につきましては、現在東吾妻町と協議を進めておるところでございます。 ◆委員(中島輝男君) ありがとうございます。では、また管理方式というのはどういうふうになるのかお伺いします。 ◎健康教育課長(嶋村三城君) 施設の管理ということでございましょうか。榛名林間学校は、高崎市が運営する施設ということで活用してまいります。 ◆委員(中島輝男君) では、今のところ委託は考えていないということでしょうか。 ◎健康教育課長(嶋村三城君) 本市運営ということで委託は考えておりません。 ◆委員(中島輝男君) ありがとうございます。あともう一点、これもこれから検討していただけるのかなと思いますけれども、ハルヒルなどのイベントのとき、そういうお客さんが集中するときの利用というのは検討材料になっているのでしょうか。 ◎健康教育課長(嶋村三城君) 高崎市の小学校の林間学校を利用ということで、その他有効な活用につきましては、今後研究してまいりたいと考えております。 ◆委員(中島輝男君) 本当にいいところにあるので、そういう有効活用のほうを検討していただきたいと思います。ありがとうございます。 ◆委員(三島久美子君) 今のお話の流れに近いのですけれども、この別表のことなのですが、この料金というのはあくまでも1人1泊食事なしという料金なのですか。その辺ちょっと細かいことですけれども、確認させてください。 ◎健康教育課長(嶋村三城君) 別表にある使用料は、1人1泊の宿泊のみの料金となります。 ◆委員(三島久美子君) そうすると、食事の提供なんかはどういうふうにするのですか。 ◎健康教育課長(嶋村三城君) 食事の提供につきましては、来年度子どもたちへの提供ということで考えておりますので、今後そのことについても検討してまいりたいと思います。 ◆委員(三島久美子君) 今までの話をちょっと聞いてみますと、あくまでも今は小・中学生、来年は小学生を中心に対象にするということなのですけれども、ではこの別表の上記以外の者というのはどういう人を想定しているのですか。 ◎健康教育課長(嶋村三城君) この別表にある上記以外の者という含みでございますが、小学生、中学生及び引率者、そして高校生、その引率者以外の者ということになります。 ◆委員(三島久美子君) 一般開放はまだ考えていないような感じのお答えなのですけれども、とりあえず担保しておこうと思ってこの表に入れたのかなという気がするのですが、そうなると恐らくこれは条例なので、それ以外の規則等で食事の提供なんかも細かく規定していくのかなと思いますし、将来的に市長も、これは東吾妻町から頼まれた部分もありますけれども、いい場所ということで2億円ぐらいの費用をかけて取得をして改修していったもので、やっぱり有効活用というのをしっかりともう現段階からきちっと捉えていかなければいけないと思うのです。先ほどの中島委員もハルヒルの利用者等々への活用、とにかく公共施設だから利益を上げなくていいのだという考え方はもう捨てていただいて、やはり少しでも皆さんに愛される、活用してもらえるような施設運営というのを心がけていただきたいのですが、その辺ちょっとどなたか。 ◎市長(富岡賢治君) それは、子ども以外も利用することになると思います。もちろん子ども会だとか青年団とか、それから家族連れも、いずれはそうなると思いますけれども、初年ですので、これは学校教育でやる林間学校ですので、もう最初は手がたく出たいということがありますので、スタートは今課長が答弁したようなことなのです。しかし、一般の方が利用できないなんていうクローズな運営を将来するはずがないと私は思っています。ただ、まだ最初から、国民宿舎みたいなつもりで利用されるとちょっと学校のスケジュールなんかが入ったりすると、一人でも一般人が入ったら学校が使えない、追い出すというわけにいきませんので、最初はちょっと手がたく出たいということですから、考え方はそんなにクローズに思っていません。 ◆委員(三島久美子君) 市長みずからありがとうございました。当然林間学校でない期間、やっぱりオフシーズンということはないですが、紅葉の季節とか榛名は1年中楽しめると思うので、その辺も十分検討していただいて、貴重な市の財産ですので活用をお願いいたします。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第98号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(追川徳信君) 起立全員です。  よって、議案第98号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  93ページをお開きください。  議案第107号 公立大学法人高崎経済大学中期目標を定めることについてを議題といたします。
     本案について御質疑ありませんか。 ◆委員(中島輝男君) 今回が2期目ということなのですけれども、1期目の実績はどうだったのかということと、それを踏まえて2期目はどういうふうになるのか、特徴などありましたらお伺いいたします。 ◎企画調整課長(太田直樹君) 実績成果というものですけれども、数値で示されたものがわかりやすいかと思いますので、就職率をちょっと例に挙げてお話ししたいと思います。これは、法人化前の平成21年、22年、それと法人化後、この計画、中期目標後のものでちょっと比較をしてみたいと思うのですけれども、法人化前、平成21年度の就職率というのが91.3%、平成22年度が89.9%でございました。法人化後、この中期目標の目標計画期間でいきますと、平成23年度なのですけれども、これが91.6%、平成24年度が93.3%、平成25年度が93.9%、平成26年度が95.6%、平成27年度が97.3%となっておりまして、徐々に就職率というのが増加しているということで、この目標の成果があらわれているのではないかと思います。そのほか志願者数とか受験者数も順調におおむね推移してきております。  それから、第2期の特徴でございますけれども、議案の94ページの前文にちょっと書かせていただきましたけれども、3つございまして、1つ目は国内外に通用するコミュニケーション能力の高い人材を育成する、2つ目が国際学科を設置することを踏まえまして、国際感覚、創造力及び実践力に富む人材を育成すること、それから3つ目が、これは大学のあり方ですけれども、教育研究の成果を地域社会に貢献できる。こういう人材を育成する、この3つが今回盛り込みました特徴と言えるのではないかと思っております。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第107号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(追川徳信君) 起立全員です。  よって、議案第107号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  101ページをお開きください。  議案第108号 平成28年度高崎市一般会計補正予算(第4号)の所管部分を議題といたします。  114ページをお開きください。  歳入11款地方交付税から  15款国庫支出金まで (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 116ページをお開きください。  17款財産収入から  21款諸収入まで (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 118ページをお開きください。  22款市債 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 120ページをお開きください。  歳出2款総務費について御質疑ありませんか。 ◆委員(田村理君) 2款1項17目情報推進費でありますけれども、こちら説明のところに情報システム経費とありまして、総合住民情報システム改修委託料ということで金額は少ないのですけれども計上されていまして、この経費はどういった経費なのか御説明をいただきたいのですけれども。 ◎情報政策課長(深澤雅彦君) こちらは関係法令の改正に伴うシステム改修でございます。ことしの6月に予防接種に関する関係法令の改正がございまして、10月1日から定期予防接種の対象疾患にB型肝炎が追加されるということになりました。それに伴います健康情報システムの改修でございます。 ◆委員(田村理君) ありがとうございます。この回収に関してもうちょっと突っ込んで質問させていただきたいのですけれども、予防接種のデータとマイナンバーを関連づけるようなシステム改修はあったのかどうか、この点について伺いたいと思います。 ◎情報政策課長(深澤雅彦君) 今回改修いたします健康情報システムにつきましては、このシステムに関するマイナンバー対応につきましては既に終了しておりまして、マイナンバーには直接影響を及ぼさない部分の改修を今回行うというものでございます。 ◆委員(田村理君) ありがとうございます。今回はマイナンバーとの関連はないということで、B型肝炎予防接種に今回の改修で改善された部分を生かしていただきたいなと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(三島久美子君) 1項総務管理費の6目財政管理費、ここに減債基金積立金というのがあるのですけれども、新たに6億円積み立てる理由というのを確認させてください。 ◎財政課長(南雲孝志君) 減債基金につきましては、地方債の償還を計画的に行うための資金を積み立てる目的で設けられている基金でございます。今回6億円を積み立てるとことにつきましては、平成28年度当初予算で7億円を地方債償還のために繰り入れることとしておりますので、同程度の額を積み立てておくものでございます。 ◆委員(三島久美子君) 要するに、これから高崎は大型公共事業がぞくぞくとというか、推進する中でやっぱり大きな起債をしなければならない。そのために減債基金をきちっと積み上げておかないと非常に心配というか、やっぱり市民に迷惑をかけるだろうと。そんなような、ちょっと素人的な言い方なので、そんな考え方でよろしいのでしょうか。 ◎財務部長(北島晃君) 基金の設置目的は今課長から御説明申し上げたとおりでございますけれども、委員が御質問の公共事業で大きいのがあるからということではなくて、この基金につきましては今までも同じように年度当初の予算で繰入金を計上しまして、年度途中で今回のように財源が余裕あるときは、またそれを積み戻すということで、過去そういう運用の方法をずっととってきておりますので、今後もこういった運用を続けていきたいというふうなことでございます。 ◆委員(三島久美子君) 部長みずからお答えいただきましてありがとうございます。起債も私は否定はしていません。やっぱり大きな事業をする以上は、ある程度借りられるという能力を持っている自治体ですから借りて、そして推進していくことは非常に重要なので、それを否定するものではないのですけれども、いずれにしても今余裕があるときにという表現をなさいましたけれども、やっぱりそういった弾力性のある財政運営を、これからまたこの後決算の審議もありますけれども、弾力性のある財政運営をぜひともお願いして、やはり市民が安心して任せられるような、そういう行政の推進をここで強く訴えておきたいと思います。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  132ページをお開きください。  9款消防費 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 134ページをお開きください。  10款教育費について御質疑ありませんか。 ◆委員(柄沢高男君) 体育施設費、この中の一番下のところなのですけれども、庭球場事業で、設計委託料と用地買収費ということがあるのですけれども、これの内容をちょっと教えてください。 ◎スポーツ課長(青木信幸君) 今回計上いたしました庭球場事業についてですが、こちらは高浜クリーンセンターの建てかえに伴いまして既存のテニスコートがこれから使えなくなるため、下里見町に建設を予定しておりますテニスコート等の設計委託料840万円、用地買収費1,060万円を補正で増額するものでございます。既存の高浜テニスコートはグリーンサンドのコートが4面、これにナイター照明設備がございまして、20台分の駐車場もございます。例年1万人程度が御利用いただいております。代がえのテニスコートも同程度のものを予定しておりまして、今年度中に代がえ地の選定及び取得、平成29年度に設計及び施工をし、平成30年度の供用開始を目指しておるところでございます。駐車場やトイレなども設置する予定でございます。 ◆委員(柄沢高男君) はい、よくわかりました。浜川のテニス場を整備するという話と混同になってしまう人が随分いるので、私も一瞬あれっ、浜川をもう始める気なのかなというふうに思いましたけれども、高浜のクリーンセンターの関連で、下里見に整備していただけるということのようですので、大変ありがたく思います。よろしくお願いいたします。 ◆委員(小野聡子君) その上のところの学校管理費のところで、特別支援学校管理経費というのが計上されています。この中のスクールバスの運行についてお尋ねしますが、これは特別支援学校のスクールバスだと思いますけれども、現状何台で定員どのくらいのバスで、また送り迎えをされている所要時間、学校に着くまでの時間は今どのくらいになっているかお尋ねします。 ◎教育総務課長(小見幸雄君) 特別支援学校のスクールバスですけれども、現在2台ございまして、1台の定員は37人で35人の児童・生徒が乗車しております。また、もう一台の定員は33人で30人が乗車をしております。送り迎えには一番長いところでは1時間ちょっとかかるような状態になっております。 ◆委員(小野聡子君) 先日、特別支援学校のほうを会派で視察をさせていただきました。やっぱり支援員さんという、子どもたちが安全に学校に来るまで、きちんとバスに乗れるような、その見守りをする方も常に乗車をされているかと思いますが、今後バス1台ふやすというふうに聞いておりますけれども、今のこのバスの中の様子と、今後バスをふやしたときに今支援員さんをつけている状況は、新しくバスをふやしたときにも変わらずつけていただけるのか、ちょっとその辺をお伺いします。 ◎教育総務課長(小見幸雄君) バスはかなり定員に近い状態ですので、1時間以上も乗車する生徒もいることから状態としてはかなり窮屈な状態になるかと思います。また、バスの中の介助士さんですけれども、5人おりまして、そういった方はローテーションで1台ふえてもうまく回していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(小野聡子君) 3台になるので、学校に着くまでの時間も大分短縮されるかと思いますけれども、学校からスタートしてぐるっと1周回すというコースだけではなくて、例えば群馬支所とかに1台置きながら、より所要時間を短くして学校に児童・生徒さんが来られるような、そんなこともちょっと御検討いただけたらと思いますので、運行ルートのほうもよろしくお願いいたします。 ◆委員(三島久美子君) 3目の学校建設費、中学校費、財源変更のお話なのですけれども、たしか当初予算では新町中学のプール建設、これは県道藤岡大胡線の拡幅に伴うものなので、拡幅事業補償金1億8,000万円というのがそのまんまそこに充てられるはずだったのですけれども、どうして今回こういう格好で、細かく歳入とか見てみると、学校の施設改善交付金が1,778万円とか市の建設事業債、結局市が持ち出すことになってしまったのだなと思うのですけれども、この辺の経緯というのはどういうことなのでしょうか。 ◎教育総務課長(小見幸雄君) これは、県からの補償費が確定したためでございまして、当初は県道拡幅工事に伴うものでありますことから、全額補償されるというふうに見込んでおったものでございます。 ◆委員(三島久美子君) ちょっと見込み違いというか、本来県道が拡幅するわけですから県が責任持ってやってもらわなければいけないわけですよね。中学生のためのプールなのでもう速攻つくらなければいけないのでぐずぐず言っている場合ではないのですけれども、その辺は、県の言い分というのもあるのかもしれませんけれども、市とすればやっぱり貴重な市民の財産をこれから起債で3,150万円、一般財源7,000万円以上つぎ込むわけですから、その辺の財政的な措置に関してはがっつり県ともやり合っていただいて、私たちの貴重な税金を有効に活用するように頑張ってもらいたいと思います。  ここでちょっと確認しておきたいのが、このプールの進捗状況についてお尋ねしたいと思います。 ◎教育総務課長(小見幸雄君) 現在プールの解体が終了いたしまして、建設工事のほうに着手をしているところでございます。 ◆委員(三島久美子君) となると、来年の夏は使えるのでしょうか。 ◎教育総務課長(小見幸雄君) 来年の3月中旬には完成の予定でございますので、来年の夏は使用可能となります。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  少しお戻りいただき、108ページをお開きください。  地方債の補正について御質疑ありませんか。 ◆委員(三島久美子君) 地方債補正でございますが、臨時財政対策債についてお伺いしたいと思います。今回2億8,420万円増額した理由を単刀直入にお伺いします。 ◎財政課長(南雲孝志君) 今回の臨時財政対策債2億8,420万円増額した理由でございますが、平成28年度の普通交付税の算定に合わせまして発行が認められております臨時財政対策債の発行可能額が国より示されたことによりまして、当初予算との差額2億8,420万円を増額補正させていただくというものでございます。 ◆委員(三島久美子君) 経緯はわかりました。要するに、有利な臨財債を上手に使うという趣旨はわかります。ただ、前々から御指摘申し上げている部分なのですが、この臨財債は釈迦に説法ですけれども、元利償還金が基準財政需要額に全額認められて、今年度交付税措置するというふうに国は言っているのです。だから、有利な起債だと。かつてかなり前から地方版の赤字国債ではないかなんてという批判もありますけれども、実際後から入ってくる交付税には名前も書いていなし色もついていないのです。これが本当に臨財債なのかどうかなんていうのは全くわからないわけです。合併の算定がえ等、交付税の算定がえも終わってしまって、国の財政需要は今非常に厳しい状態なんかを考えると、これから先交付税への締めつけというのはかなり厳しくなると思うのですけれども、今後本市としてはこの臨財債の取り扱いをどう考えていらっしゃるのですか。 ◎財政課長(南雲孝志君) この臨時財政対策債は、委員御指摘のとおり、実質的な普通交付税として発行が認められているところでありますことから、元利償還金の相当額が基準財政需要額に100%算入される有利な起債であります。今後もこの臨時財政対策債につきましては、発行可能額全額を借り入れてまいりたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) 借り入れるのはいいのですけれども、とにかく臨財債100%交付税措置の本当にどこなのかなというのが見えない中でやっていくわけですから、やっぱり慎重に、枠が広がったから借りてしまえみたいなのではなくて、その辺もしっかりと見きわめて、国の財政需要108兆円も、100兆円以上の国家予算を組もうとしている国の状況とかも含めまして、これからしっかり地方の財政運営、高崎市の財政運営をしていただくように、この場でお願いをしておきます。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第108号の所管部分を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(追川徳信君) 起立全員です。  よって、議案第108号の所管部分は原案のとおり可決すべきものと決しました。  153ページをお開きください。  議案第110号 平成28年度高崎市牛伏ドリームセンター事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。  158ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 160ページをお開きください。  歳出について御質疑ありませんか。 ◆委員(柄沢高男君) この施設運営経費、需用費と備品購入費とありますけれども、ちょっと内容についてお知らせいただきたいと思います。 ◎吉井支所地域振興課長(田代有史君) まず、需用費の170万円でございますけれども、緊急を要する修繕といたしまして、エレベーターを昇降させるための油圧ホースの交換、施設内の非常用照明設備の修繕、それから客室の空調機の修繕が必要となったため補正をお願いするものでございます。  また、備品購入費の50万円でございますけれども、約16年間使用いたしました調理用蒸し器が今年度になって故障したため入れかえるものでございます。 ◆委員(三島久美子君) 今回の補正の中身はわかったのですけれども、修繕費、需用費も含めて当初予算ではこれは全くわからなかった。だから、補正したのかなとは思いますけれども、そういった予測はつかなかったのでしょうか。 ◎吉井支所地域振興課長(田代有史君) まず、エレベーターにつきましては、ことしの5月30日に実施いたしました保守点検の結果から油圧ホースの交換が必要であると認められて判断したものでございます。また、蒸し器についても、今年度になって急遽交換が必要になったということでございます。  それから、先ほどの非常用照明設備と客室の空調設備につきましても、今年度になって故障があったために修繕をするものでございます。 ◆委員(三島久美子君) 修繕しなければね、お客様がいるわけですから。なぜここでこれを聞くかというと、ドリームセンターは毎年5,000万円前後一般会計から繰り入れている。一時期3.11のときに利益が減ったとかいろいろあったのでさらにもっと増額投入しましたけれども、今回は財源として前年度からの繰入金を充てているようなのですけれども、いわゆる全体で考えていた余裕のある予算ではないということなのかなという感じがするのですが、この繰入金を財源として投入していったという考え方はいかがなのでしょうか。 ◎吉井支所地域振興課長(田代有史君) 今年度については、今回繰越金からの充当ということでお願いをしておりますけれども、平成27年度におきましては事業収入が見込みよりも200万円以上多くございました。また、緊急修繕などによります予備費の充当がなかったことから繰越金が621万5,000円ございましたので、一般会計の繰入金ではなくて繰越金を充当するということでございます。 ◆委員(三島久美子君) ごめんなさい、繰越金でした。620万円、かなり頑張っていることはよくわかっているのです。私も宿泊したこともありますし、ただやっぱりこのドリームセンター、本市直営で運営しているのですけれども、逆にもっともっと活性化させるためには指定管理とか民間委託という考え方もできるのではないのかなと。本来この特別会計を組む以上は、ちゃんとした収入があって運営していけるのだということが裏づけにある中での特会ですから、その辺、毎年毎年一般財源投入して何とか維持していく。確かに吉井のクリーンセンターの地域住民に対する還元施設という位置づけはよく理解している中での質問なのですけれども、そのあたりもっともっと民間感覚を活用した改善というのに努めていく必要があるのではないかなと。例えばこの間、介護SOS、市長が一生懸命頑張ってくれたSOSサービスで、宿泊系サービス施設として榛名の新生会だけではなくてサンピアを活用するというお話が出ました。ここの牛伏ドリームセンターも、そういった意味では宿泊施設ですので、活用できるのではないかなと、私はちょっと素人考えなのですが、そんなふうに思います。こういった公共施設を上手に活用していく必要があると思うのですが、その辺の考え方を確認させてください。 ◎市長(富岡賢治君) 吉井のこの施設をどうするかというのは前からの課題でございまして、いろんな方がいろんな意見を私にも伝えてきています。もうやめたほうがいい、あるいは修繕しながら細々とやったほうがいい、あるいは高崎アリーナなんかができましたらスポーツ関係の宿泊がある、スポーツ選手というのは結構貧乏ですから、ホテルになかなか泊まれないのであそこを利用したほうがいいとか、いろんな意見がありますけれども、帯に短したすきに長しでして、今それで民間委託して何か目の覚めるようなことがあるというのはちょっと考えられないです。そんなに商売がうまくいくことはちょっと考えられませんから。  それから、介護SOSの宿泊としてということですけれども、部屋があればいいというわけではないので、やっぱり近くに社会福祉法人があって専門の介護士がいるというような、そういうのはセットでございますからなかなかそうはいかないと思うので、どうしようかというのは正直迷っているところでございます。いろんな皆さんのいろんな意見を聞いて、大体こういう施設はもうからないです。それは、もう議員の皆さんよく御存じのように。何か民間委託したらもうかるというのは全く錯覚でして、私はシミュレーションしてももうかると思っていませんけれども、もうからなければもうからないなりにいろいろ工夫する必要があると思っているので。私も市長になって5年、同じ問題をいつも頭の中に入れて考えているのですけれども、ぴったりした案がありませんで、また議員の皆さん方にお知恵がありましたら、お知恵をおかりしたいなと思っております。ただ、安易に民間に売ってしまったほうがいいとかなんていう雑な御意見に動かされる気はありませんので、せっかく貴重な資産ですからよく考えていきたいと思うのです。ちょっと何か答えがはっきりしないで申しわけないですけれども、よく考えさせてください。 ◆委員(三島久美子君) 市長みずから状況認識、本当に問題意識を持っていらっしゃることを確認できました。ありがとうございました。清掃センターが隣にあるということで、私なんかは南国ふうにヤシの木でも植えたらいいのではないかなとか、室内のゲートボール場、今ゲートボールはほとんどやりませんから、いい屋内施設があるので、それを活用する違った方法とかいろいろ考えられます。皆さんのお知恵でより一層有効活用できるようにお願いしておきたいと思います。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第110号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(追川徳信君) 起立全員です。  よって、議案第110号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、決算認定議案の審査を行いますので、平成27年度高崎市歳入歳出決算書及び附属書類を御用意ください。  議案第81号 平成27年度高崎市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定について、所管部分を議題といたします。  19ページをお開きください。  歳入1款市税について御質疑ありませんか。 ◆委員(三島久美子君) 市税も含めて歳入の総括的な、財政的な質問、ここの場面が一番いいかと思ってさせていただきます。私の認識としましては、平成27年度決算、健全化比率、判断比率なんかを見ますと、本当に実質公債費比率やら将来負担比率が改善されていると、御努力の結果なのかなというふうに決算全体については評価をさせていただきたいのですけれども、1つ目が監査委員の方の意見書の中に経常収支比率のことが載っていました。平成27年度は91.1%、前年度から0.5%、本当にわずかとは言いながら上回っているのです。平成25年決算から徐々に上昇していまして、9割前後という高い数値で推移していると。今後さらに起債とかもしなければならない中で、公債費が伸びていくと。そうするとちょっと心配かなという感じがするのですけれども、財政の弾力化を示す数値がこの経常収支比率なのですけれども、そのあたりどのようにお考えになられて、今後その部分、いわゆる節減だけではどうにもならない部分があるので、そのあたりの施策をどういうふうに展開していくのか財政的な見地から御説明いただきたいと思います。 ◎財政課長(南雲孝志君) 財政構造の弾力性を示す指標であります経常収支比率でございますが、これを改善するためにということなのですけれども、人件費ですとか、あるいは物件費などの経常的な経費の削減のほかに、経常的な収入でございます市税ですとか、あるいは普通交付税の確保に努めることが必要となってまいります。このために経常的な経費につきましては、予算編成時におきまして削減に努めているところでもありますし、収入に関しましては企業誘致などによりまして税収を確保するとともに、その収納率の向上にも努めてまいりたいというふうに考えております。 ◆委員(三島久美子君) まさにすばらしい回答なのですけれども、もう人件費の削減とか物件費の削減、本当に今までもさんざんやってきて、もうこれ以上削れないよと。必要なものにお金を使いたいよという執行部の声も耳にしているものですから、やはり市長が今進めていらっしゃる市税の確保ということです。その辺しっかりとやっていただいて、この経常収支を低く抑えて、余裕のある新しい事業が展開できるような財政運営をしていただくようにお願いをしておきます。  次に、普通会計の市債残高なのですけれども、平成27年度は1,363億7,400万円で、実際の平成27年度決算で市債の発行額が収入済額で126億6,270万円、予算上は164億5,430万円というふうになっていまして、結果的には毎年毎年起債をしているわけです。そして、市債がどんどん平成24度以降どうやら上昇傾向にあるというふうに感じています。今年度の当初予算でももう既に140億円以上の起債を予定している中で将来に負担を残すという、先ほど起債は必要だと申し上げて矛盾するようですけれども、慎重にやっぱり起債をしていかなければならないと思うのですけれども、このあたりの将来見通しについて財政的な立場でお答えいただきたいと思います。 ◎財政課長(南雲孝志君) 市債につきましては、将来にわたりまして利用する施設等の整備に対し、その財源として活用されるものでございます。施設を利用するこれからの世代の方にも公平に負担をお願いするというものでございます。今後の財政運営に当たりましては、これまで同様に補助金ですとか基金などの財源確保によりまして、できる限り借入額の圧縮に努めるとともに財政指標などにも留意しながら、さらに健全な財政運営に努めてまいりたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) まさにそのとおりだと思います。国・県のいろんな補助、またいろいろな、さまざまな形で外から取れるお金をしっかりと確保した上で、やはり将来負担を少しでも軽減できるように御努力お願いしたいと思います。
     あと1点だけお願いしたいのが債務負担行為についてであります。この債務負担行為というのは当年度予算をちょっと圧縮するという目的も若干あるのかなという気がしないでもないのですけれども、次の年以降の支出をあらかじめ決めておく。起債ではないけれども、悪い人は隠れ起債だなんて呼んでいますけれども、注意を要するのではないかなというふうに前から気にしていました。ここ数年の推移を見ていくと、平成22年までは10億円台、平成23年25億円、平成24年27億円、平成25年が16億と、平成26年度で急に100億円以上にはね上がって、平成27年決算では302億円ということになっているのです。極端に多いということでございまして、実際の支出済額も前年度に比べて平成27年は約5.2倍、それはそうですよね、たくさん必要になったので予算措置したわけですから。また、平成26年度と比較しても結構大きな数字になっているなという感じがするのですけれども、このあたりこういった措置をした理由というのをちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ◎財政課長(南雲孝志君) 平成27年度の決算におきます増額の理由ということになるかと思いますが、主なものといたしましては、新斎場と高崎アリーナの建設工事における平成27年度分の債務負担行為額が新斎場で建設工事費として約7億円、それから高崎アリーナで建設工事費として53億円ほどございまして、事業費の年割りによりまして支出済額、それから一般財源それぞれが増額したものでございます。 ◎財務部長(北島晃君) ちょっと補足で御答弁申し上げたいのですけれども、隠れ起債というような御指摘がありましたけれども、そういうものではありませんで、債務負担行為は、複数年以上にわたります事業、例えば工事であるとかといった場合に債務負担行為の御議決をいただきまして複数年の契約をするということです。基本的には予算は単年度でございますけれども、複数年にわたる場合はこの債務負担行為をお願いするというふうなことでございます。ここ近年増額をしているということは、こういった事業が今課長から御説明申し上げましたけれども、多かったというふうなことで決してこういった起債ではないというふうなことでございますので、御理解をいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(三島久美子君) いずれにしても、こういったものもしっかりと私たち議員は見ていかないと、単年度で判断するのではなくて、長期的な展望の中でやっぱり高崎市の財政大丈夫かなと。当然頑張ってくださっているのですけれども、その辺をしっかりと見ていかないといけないという見地で御質問させていただきました。これからもやっぱり逆にこういったものをきちっと見せて、これだけお金がかかる事業をやるのだけれども頼むねというような部分もあると思うのですけれども、そのあたりもしっかりとやっていっていただきたいと思います。  全体的な質問はちょっと終わりまして、19ページの市税の部分で収入未済額が25億2,659万7,279円とあります。これは、大分圧縮して去年、前年度に比べれば5億円以上圧縮して本当に滞納整理というか、頑張ってくれたのだなというあらわれかとは思うのですが、やはり依然として高額だということで、その要因はどのように考えていらっしゃるのかを確認させてください。 ◎納税課長(岩佐英臣君) 収入未済額は依然として高額、そして主な要因についてでございますけれども、まず税目別に収入未済額の状況を見ていただきますと、都市計画税、それから固定資産税を合わせた収入未済額は12億4,441万6,746円と最も高くなっておりまして、次いで個人市民税の11億961万529円となっております。固定資産税の未済額が高額となっております要因といたしますと、高額不動産の所有者によります継続的な滞納、差し押さえ不動産に抵当権が設定されていることが挙げられます。また、個人市民税では雇用情勢の改善によりまして給与所得が伸びたことにより、平成27年度収入額は前年比で10億4,610万円ほど増額となっておりますけれども、納税相談時に滞納者から提出をしていただく収支状況等報告書の内容からしますと、収入はある程度あるものの支出面にルーズであったり、携帯電話に多額のお金を使ったり、無計画に住宅ローンや車のローンを組んだり、さらにはクレジットカードを使ったりという状況が確認されておりまして、こうしたことが結果的に少額での分割納付の対応となりまして、収入未済額の縮減につながっていないというふうに考えているところでございます。 ◆委員(三島久美子君) 本当に個人の納税の義務は憲法で規定されていますけれども、個人の支出の問題なのかなと思う中でいろんなことを言われながら市の職員は一生懸命滞納整理をしてくれて本当に敬意を表したいと思います。滞納整理について、平成27年はこの辺をちょっと強化したよというのがあれば教えてください。 ◎納税課長(岩佐英臣君) 平成27年度徴収対策の主な取り組みといたしますと、まず現年課税分におきます収納対策では新規発生の滞納案件につきまして、延滞金も課せられますので徴収困難になる前に催告、調査、処分、差し押さえを徹底いたしまして、滞納税を累積させることのないように年度内での解決に努めました。また、滞納繰り越し分につきましては、350万円以上の高額滞納案件46件、約1億9,000万円ほどございましたけれども、これを全て本庁の特別整理担当へ移管しまして、納税相談の指導の強化、それから動産の差し押さえを中心としましたインターネット公売の充実、それから納税催告をしても反応がない、いわゆる納税に誠意のない滞納者につきましては、机上の財産調査でも財産が確認されないなどの状況から捜索を実施したところでございます。今後におきましても、滞納者が延滞金というさらなる負担によりまして、納税意欲をなくすことのないよう速やかに滞納者の生活状況等を確認して、徹底した財産調査を行いまして、差し押さえ財産があれば速やかに差し押さえを執行し、本庁納税課、それから支所税務課職員一丸となって収入未済額の圧縮に取り組んでいきたいと考えております。 ◆委員(三島久美子君) 大変お疲れさまです。中には本当に事情があって払えない方もいるとは思うのです。そういう人はきっと相談には乗ってくれると思う。これから先も景気回復なんかも含めて難しさがありますけれども、不納欠損を少しでも出さないために、逃げ切りの勝ちを許さないという強い姿勢でこの滞納整理も含めて取り組んでいただきたいと思います。  あと1点、21ページ、事業所税がございます。具体的なお話なのですが、現年課税分、23億円云々、これは対象企業というのは何社ぐらいなのでしょうかお尋ねします。 ◎市民税課長(堀越昭仁君) 平成27年度の納税義務者は、888社でございます。 ◆委員(三島久美子君) だんだん納税対象企業がふえているというのは状況がよくなっているのかな、従業員なんかもふえているのかなという気がするのですけれども、この事業所税、本市では景気の問題を考えて平成23年7月からの課税なのですけれども、それと一緒に商工観光部のほうが努力をしてくださって負担軽減の中小企業経営安定化助成制度というのをつくって、赤字企業は全額免除、黒字企業に関しては100人以下の小規模な事業所に対して4分の3の助成をし続けてきました。ちょっと所管が違うのでここで答弁は求められないかもしれませんけれども、本当は事業所税というのはここに書いてある二十三億八千何ぼがきちっと入ってくるはずなものが、この助成制度を見ると10億円以上助成しているので、実際に歳入として入ってくるお金はその差額の13億3,000万円ちょっとというふうに解釈していいのかをまず確認させてください。 ◎市民税課長(堀越昭仁君) 事業所税は、御存じのとおり、地方税法の規定に基づき都市環境の整備及び改善に関する事業に要する費用に充てる目的税でございます。事業所税現年課税分の収入額につきましては23億8,658万9,200円となっておりますが、単純に差し引きますと委員おっしゃるとおりの解釈になるかと思います。 ◆委員(三島久美子君) ここは所管が違うので追及しませんけれども、安定化助成制度は決して今の状況では悪いことではない。でも、本来はこの助成制度がなくなるような景気状態になることが理想的でありますし、実際にこの事業所税が目的税であるという、道路整備だとか、環境改善だとかいったものに使われるのだという、ちゃんと事業者の方々の御理解をしていただいていくというのが筋論だと思うのです。もうその辺については、これからの市政の全体の課題にもつながってしまうのでここでは触れませんが、きちっと税金が払えるような環境整備を行っていただくように要望をしておきます。 ◆委員(中島輝男君) 細かいことを少し、何点かお伺いします。まず、1款1項2目の法人税の不納欠損額、収入未済額について、本年度分と過年度分の傾向と税制変更の影響はどのような傾向なのかお伺いしたいと思います。 ◎納税課長(岩佐英臣君) 法人市民税におきます不納欠損、収入未済額でございますけれども、不納欠損につきましては、個人市民税も同じでございますけれども、滞納処分の執行停止の状態が平成24、25、26年度と3年間継続され、また平成27年度中に解散した法人ですとか破産した法人といったものを不納欠損処理させていただいたものでございまして、対前年比で1,530万9,435円の減額となってございます。減額となった主な要因といたしますと、前年度の不納欠損、対象期間が平成23、24、25年度の3年間でございましたけれども、平成23年度において大口の滞納法人が破産をし、徴収見込みが全くなくなったことが影響しているものと考えております。  次に、収入未済額でございますけれども、前年度で比較しますと、592万7,594円の増額となってございます。増額となった主な要因といたしますと、市内1法人に対しまして国税局が査察に入りまして追徴課税がなされました。これに伴いまして、本市の法人市民税におきましても1,570万円ほどの追徴課税がなされまして、その滞納となった分が主な要因となってございます。 ◎市民税課長(堀越昭仁君) 委員の税制変更の影響額についてを答弁させていただきます。平成27年度の市民税法人申告額への税制改正の影響についてですが、税率が従来の14.7%から12.1%に引き下げられました影響により、決算額でおよそ5億7,000万円ほどの減収となっております。 ◆委員(中島輝男君) ありがとうございます。あと、もう一点、2項の固定資産税について、この金額に評価がえの影響というのはどのくらいあるのでしょうか。 ◎資産税課長(秋山泰行君) 評価がえの影響ということですけれども、直接的な数字はありませんので、平成26年度と比較しますと、土地が2億4,720万6,513円の減、家屋が2億1,995万2,280円の減となっております。土地は、下落率は減少が続いておりまして、評価変動比較でも平成27年につきましては、マイナス1.2%となっております。また、家屋につきましては、新増築による増よりも評価がえによる減額のほうが上回りまして、先ほどの2億1,995万2,280円の減となっております。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  23ページをお開きください。  2款地方譲与税から  4款配当割交付金まで (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 25ページをお開きください。  5款株式等譲渡所得割交付金から  8款自動車取得税交付金まで (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 27ページをお開きください。  9款国有提供施設等所在市町村助成交付金から  10款地方特例交付金まで (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 11款地方交付税について御質疑ありませんか。 ◆委員(中島輝男君) 地方交付税なのですけれども、臨時財政対策債と合併特例債の国からの収入はどれほどになるのかということと、あと平成27年度の基準財政収入額と基準財政需要額はどれぐらいで計算したのかお伺いします。 ◎財政課長(南雲孝志君) 臨時財政対策債につきましては、元利償還金の相当額が基準財政需要額に100%算入されるというものでございまして、平成27年度の普通交付税の基準財政需要額に算入されております元利償還金につきましては、全額が算入されておりまして、額といたしましては約36億円ほどとなっております。また、合併特例債につきましてですが、元利償還金の70%が交付税に算入される起債でございまして、平成27年度普通交付税の基準財政需要額への算入額は約18億円となっております。  それから、平成27年度の普通交付税の基準財政収入額と基準財政需要額ということでございますが、まず基準財政収入額につきましては、約473億円で基準財政需要額につきましては605億円でございます。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  29ページをお開きください。  13款分担金及び負担金2項負担金 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 31ページをお開きください。  14款使用料及び手数料1項使用料について御質疑ありませんか。 ◆委員(飯塚邦広君) 32ページの総務使用料の中の山田かまち美術館観覧料ですか、ここだけちょっと金額的に非常に低いのですけれども、幾らぐらい取って何人ぐらいいらっしゃるのですか。ちょっと教えてください。 ◎文化課美術館副館長(齊藤寛方君) 山田かまち美術館の昨年度の入館者数でございますが、3,839人でございまして、そのうち有料の入館者につきましては、2,556人でございます。 ◆委員(中島輝男君) 同じところ、総務使用料の総務管理使用料の中なのですが、行政財産使用料の金額は何なのか説明をお願いいたします。 ◎管財課長(山田史仁君) この行政財政使用料というものにつきましては、行政財産使用料条例に定められた使用料をまとめて計上しているものでございます。この総務管理使用料の中に含まれているものについては、本庁舎と各支所の庁舎使用料、それと電柱敷地使用料などが含まれております。一番大きなのが管財課で所管する本庁舎の使用料ということで、この中のうちの1,990万円ほど含まれております。内訳といたしますと、各銀行あるいは21階のレストラン、それから自動販売機の設置使用料、こういったものが含まれております。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  37ページをお開きください。  2項手数料 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 43ページをお開きください。  15款国庫支出金1項国庫負担金 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 2項国庫補助金について御質疑ありませんか。 ◆委員(中島輝男君) 47ページの7目教育費国庫補助金の小学校費補助金の中のへき地児童生徒援助費等ということなのですけれども、具体的にどのようなものに対して補助が出るのか。また、その対象エリアはどの辺なのかお伺いしたいと思います。 ◎教職員課長(星野順一郎君) この国庫補助金ですけれども、これは倉渕小学校の統合に伴うものでございます。倉渕の3小学校の統合に伴いまして児童の通学距離が延びました。そのための保護者の経済的負担を軽減するために路線バスの定期代、これは対象が80名、それからタクシーの委託料、対象13名おりますけれども、これらを補助しているものです。統合から5年間、国が予算の範囲内でその経費の2分の1を補助するということになっているものでございます。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  49ページをお開きください。  3項委託金 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 51ページをお開きください。  16款県支出金1項県負担金から  2項県補助金まで (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 57ページをお開きください。  3項委託金 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 59ページをお開きください。  17款財産収入1項財産運用収入について御質疑ありませんか。 ◆委員(白石隆夫君) 61ページなのですけれども、1目財産貸付収入のうちの光ケーブル貸付収入の契約内容についてお知らせください。 ◎倉渕支所地域振興課長(中山直美君) 光ファイバー網の整備については、本来民間での整備が原則ですけれども、倉渕地域は採算性の問題等から情報格差の是正のため国の交付金により本市が整備し、平成23年1月に供用を開始しております。  契約の内容ですけれども、光ケーブルの所有者である本市がNTT東日本に光ケーブルを貸し出し、保守や維持管理をお願いしております。  契約期間ですけれども、平成23年1月からの10年間となっております。 ◆委員(白石隆夫君) ちなみに整備にかかった費用というのはどのくらいであったのでしょうか。 ◎倉渕支所地域振興課長(中山直美君) 整備費用といたしましては、2億2,260万円ほどかかりました。全額を国の交付金等でまかなっております。 ◆委員(白石隆夫君) わかりました。倉渕地区の環境改善の一つであると思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  61ページをお開きください。  2項財産売払収入 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 63ページをお開きください。  18款寄附金について御質疑ありませんか。 ◆委員(白石隆夫君) この寄附金の中のふるさと応援基金寄附金ですけれども、これは返礼品によって大分各地で話題になっているのですが、高崎市の状況についてお知らせください。 ◎企画調整課長(太田直樹君) 高崎市のふるさと納税は、平成27年度の9月から返礼品を充実をさせまして、それにより寄附金額が急激に伸びまして、平成27年度の単年度で1億300万円ほどの寄附をいただいております。 ◆委員(白石隆夫君) その充実した返礼品の内容についてお知らせいただければと思います。 ◎企画調整課長(太田直樹君) 市内の農産物とか、あとは食品加工品といった高崎の特産物を中心に用意しております。 ◆委員(白石隆夫君) 特に農産物といったものが今後さらに皆さんの目に触れて、こういった寄附金がふえることを期待いたします。お世話になりました。 ◆委員(中島輝男君) 同じところなのですけれども、このふるさと応援基金寄附金のカタログだとか返礼品だとかにかかる経費、1億円もらっているわけですけれども、かかる経費はどのぐらいなのか教えていただきたいと思います。 ◎企画調整課長(太田直樹君) カタログの経費でございますけれども、これは先ほどお話しさせていただきました特産品をそろえましたカタログで100万円程度です。 ◆委員(三島久美子君) 今のところなのですけれども、返礼品のカタログは100万円だけれども、それ以外に返礼品そのもののお金とかといったものはどういうふうになっているのですか。 ◎企画調整課長(太田直樹君) 失礼いたしました。返礼品は、例えば1万円を寄附してくださった方に3割相当のものをお返ししております。返礼品の郵送料も入りますので、年間で3,600万円ほどかかっております。 ◆委員(三島久美子君) そうすると、3,600万円足す100万円で3,700万円で、あとは人件費みたいな形で、都合四、五千万円はかかってしまっているのかなという感じでいいのですか。 ◎企画調整課長(太田直樹君) 人件費の計算をどういうふうにするかというのはちょっと難しいところがあります。その辺は難しいかなと。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  65ページをお開きください。  19款繰入金 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 69ページをお開きください。  20款繰越金から  21款諸収入2項市預金利子まで (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 73ページをお開きください。  3項貸付金元利収入 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 4項受託事業収入について御質疑ありませんか。 ◆委員(中島輝男君) 4項の社会教育費受託事業収入の収入未済額の金額というのは、どういうお金なのか教えてください。 ◎文化財保護課長(若狭徹君) 本節は、開発事業者から受託しました発掘調査経費の収入が記載してございますけれども、ごらんのとおりの発掘調査を行っているわけですが、このうちスマートインター周辺遺跡の発掘調査につきまして一部区域の着手状況が整わなかったために、総収入の2億710万1,000円のうち9,617万4,299円を平成28年度に繰り越しました。そのためその金額が収入未済として記載されたものでございます。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  5項雑入について御質疑ありませんか。 ◆委員(柄沢高男君) 82ページのちょうど真ん中のところからちょっと下ぐらいで、高崎経済大学運営費交付金精算金とありますけれども、この内容についてちょっとお知らせいただきたいと思います。 ◎企画調整課長(太田直樹君) 毎年市から経済大学に補助金的な意味合いの運営費交付金というのを2億円から3億円程度交付しているのですけれども、これは全部使い切らない場合もありますので、使い切らなかった分を戻していただくと。これが今回2,200万円ということでございます。 ◆委員(柄沢高男君) 余ったら返すというお金がこれだということですね。足りなかった場合は、どういうふうに対応するのですか。
    企画調整課長(太田直樹君) 足りなかった場合、過去にちょっとそういう経緯を聞いたことがないのですけれども、随時検討するということになろうかとは思います。 ◆委員(柴田正夫君) 84ページの雑入について伺います。備考欄の上から4行目にスポーツ振興くじ助成金という項目があります。この事業内容について説明をお願いします。 ◎スポーツ課長(青木信幸君) まず、スポーツ振興くじ助成金についてですが、この助成金は地方公共団体やスポーツ団体が行うスポーツの振興を目的とする事業に対しまして、独立行政法人日本スポーツ振興センターが事業費の一部を助成するというものでございます。  助成の対象となる事業は、大規模なスポーツ大会の運営や地域におけるスポーツ施設の整備事業、また国際的選手の育成事業などでございます。totoやBIGと言われるスポーツ振興くじを財源としております。地方公共団体やスポーツ団体から日本スポーツ振興センターへ事業助成の申請をしまして、同センターの審査を経て交付の可否が決定されます。事業の内容によって助成の割合や限度額が変わってまいります。本市においては榛名山ヒルクライムin高崎の運営費や菊地サッカー・ラグビー場の人工芝ほか八幡原グラウンドの整備、和田橋運動広場サッカー・ラグビー場の芝生化整備に助成を受けております。 ◆委員(柴田正夫君) わかりました。平成27年度は3,651万円が決済されております。当初予算には計上していないわけですけれども、これについてどういう理由か説明をお願いします。 ◎スポーツ課長(青木信幸君) スポーツ振興くじの助成金は例年1月に交付申請を行っておりまして、4月に交付決定がされます。当初予算の要求時点では交付決定前ということもありまして、例年予算計上しておらず、最終的に交付額が確定する3月に補正により計上しているものでございます。ちなみに平成27年度の交付実績は和田橋運動広場のサッカー・ラグビー場改修工事に2,851万円が交付されておりまして、榛名山ヒルクライムin高崎の運営費事業として800万円、計3,651万円が交付されたものでございます。 ◆委員(中島輝男君) 77ページの10節になるのですが、学校等給食事業収入の収入未済額、前年1億3,900万円ぐらいだったのがこの金額にふえているのですけれども、今どんな状況なのか、それについて何かお考えがあればお伺いします。 ◎教育長(飯野眞幸君) 給食費の滞納問題につきましては御心配をいただいておりますけれども、法的措置をとらせていただいておりまして、過年度分につきましては確実に減少しているということでありますけれども、現年度分がそれを打ち消すという状況が続いてきました。今年度新たな専従の係もつくっていただきました。精力的に今取り組んでおります。また、法的措置につきましても強化していくということで、今取り組んでいるところでございます。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  85ページをお開きください。  22款市債 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 以上で歳入の審査を終わり、続いて歳出の審査を行いますので、87ページをお開きください。  1款議会費 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 2款総務費ですが、1項総務管理費は内容が多岐にわたっていますので、2つに分けて審査を行います。  1目一般管理費から8目財産管理費について御質疑ありませんか。 ◆委員(田村理君) 92ページでありますけれども、2款1項3目文書広報費ということで、この右側の備考欄のところの広報広聴事業、ここの需用費が平成26年度決算と比較して614万円余りの増額、平成27年度予算と比較して144万円ほどの増額ということになっておりますけれども、なぜこうなっているのか。その辺のことについて教えてください。 ◎広報広聴課長(御園生敏寿君) 重立った要因でございますけれども、印刷製本費の増額でございまして、広報高崎の一部当たりの単価が上がったことと、マイナンバー制度や市の独自の取り組みや制度を市民の皆さんに認知、利用していただくために広報高崎のページ数をふやして市民の皆様に周知を行ったこと。それから、高崎市全域において観光庁などの主要な施設を記した地図があるのですけれども、マイシティたかさきの内容を更新、発行したものによるものでございます。 ◆委員(田村理君) ありがとうございます。ちなみに印刷製本費の紙の単価、どれぐらい上がっているのか教えてください。 ◎広報広聴課長(御園生敏寿君) 広報高崎の発行ページ数によって単価が違うのですけれども、広報高崎ですと28ページ、24ページ、20ページを基本として広報を発行しているのですけれども、28ページが26円13銭、それから24ページが20円73銭、それから20ページが19円44銭になっております。 ◆委員(田村理君) ページごとに86銭余り単価が上がっているということになりますか。紙の質などを上げて、今回予算に対して決算が増額になっているといったことではないということがわかりまして安心をいたしました。 ◆委員(中島輝男君) 幾つかあるのですけれども、まず89ページの人事管理費の中の一番下のほうの福利厚生経費の災害補償費の金額は、どのような支出なのか説明をお願いいたします。 ◎職員課長(渋澤康行君) 災害補償費につきましては、嘱託職員や臨時職員などの非常勤の職員が公務中の災害を受けた場合に、高崎市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の規定に基づきまして療養費等の補償を行うものでございます。昨年度につきましては、該当件数が4件でございました。 ◆委員(中島輝男君) ありがとうございます。続きまして、次の91ページの人事管理費なのですけれども、まずカウンセリング業務委託料14万1,920円は本当に必要性があるものだと思うのですけれども、金額がちょっと少ないのだと思うのですが、この内容はどのような内容になっているのか教えてください。 ◎職員課長(渋澤康行君) カウンセリング業務委託料につきましては、日本産業カウンセラー協会に委託をして職員のメンタルヘルス相談を実施するものでございまして、庁舎内での相談と庁舎外での相談の両方を合わせて行っております。庁舎内の相談は本庁舎の20階保健室で年4回実施をしておりまして、1回当たりの委託料は1万9,280円でございます。昨年度の利用実績は9人でございました。また、庁舎外の相談は、問屋町の日本産業カウンセラー協会の相談室で職員が直接予約をして行う方法でございまして、月曜日から土曜日まで随時行っております。委託料は相談1件につきまして6,480円で、昨年度の利用実績は延べ10人となっております。本市では職員が相談しやすいよう庁舎内での相談と庁舎外で相談と両方を合わせて実施をしているところでございまして、現状では相談があった場合につきましては、全て対応できているといった状況でございます。 ◆委員(中島輝男君) ありがとうございます。続きまして、その下の職員研修費なのですけれども、全般について有効に活用されているという実績について報告をお願いいたします。 ◎職員課長(渋澤康行君) 職員研修につきましては、職員の階層別に行う一般研修、また選択制や公募などの方法に行います専門研修、また自己啓発のために行う自主研修、さらにはより広い視野を身につけるための派遣研修などさまざまな形態の研修を実施し、職員の資質向上に努めているところでございます。昨年度の実績といたしましては、一般研修では19課程、延べ1,171人が受講し、専門研修では20課程、延べ1,076人が受講したところでございます。また、自主研修でございますが、通信教育を18講座、延べ22人が受講いたしました。さらに派遣研修についてでございますが、1年間の長期派遣といたしまして、前橋市や群馬県東京事務所のほか内閣府や国土交通省といった国の機関へ、計7人の職員を派遣しましたほか、海外派遣研修といたしまして、これは国際的な感覚や柔軟な発想力などを養うことを目的とするものでございますが、5人の職員を派遣しております。 ◆委員(中島輝男君) ありがとうございます。続きまして、次の93ページの自治振興費の中の住民センター設置事業で住民センター建設補助金なのですけれども、地域の皆さんのために本当にありがたいことなのですが、実績を見ますと新築が4カ所、改修が36カ所となっているのですけれども、これはほかに順番待ちしているような地域というのはどのくらいあるのでしょうか。 ◎企画調整課長(太田直樹君) この住民センターの補助金の活用につきましては、前の年に各町内会の皆様に意見を伺ってヒアリングをしております。それに基づいて新年度割り振らさせていただいております。そういった意味では要望というのは、かなりあります。 ◆委員(中島輝男君) ありがとうございます。うちのほうも近々考えているのでまたよろしくお願いいたします。  続きまして、長々と済みません、次、95ページ、自治振興費、市民参加・市民自治推進事業のところなのですけれども、このたかさき市民討議会実行委員会負担金は実際にどんな方がメンバーで、何をしているのか、そして成果などがありましたら教えていただきたいと思います。 ◎企画調整課長(太田直樹君) これはVOICE2015ということで毎年開催しているのですけれども、高崎青年会議所と市が協働で市民討議会というのをやっているのです。アトランダムに1,200人の方に御案内を出しまして、その御案内に基づいて参加したいという市民が、定員50人なのですけれども集まっていただいて、特定のテーマに沿って議論をしていただいて政策研究をしていただくということでございます。この政策研究の中でグループごとに分かれていろいろなアイデアとかを出していただいておりまして、これをまとめて報告書として市に提出していただくということでございます。 ◆委員(中島輝男君) ありがとうございます。済みません、次にもう一点だけ。105ページ、財産管理費の榛名支所経費なのですけれども、前年度繰越明許分が567万円で繰越明許不用額が723万円出ているのですけれども、この説明をお願いいたします。 ◎榛名支所地域振興課長(高橋宏樹君) こちらにつきましては、平成26年12月議会で御議決いただきました榛名湖畔の市有地の貸し付けに関しまして、相手方の長期にわたる滞納で土地の明け渡し、それから貸付料の納付及び建物の収去、こちらを求める訴えに関する建物の収去の費用に関するものでございまして、不用額につきましては当初の見積もりの段階では建物がまだ相手方の占有物件であったために建物内部への立ち入りというものができませんで、外観からの状況に基づいて概算で見積もらせていただきましたけれども、入札の際、業者が内部を確認し、入札した結果723万円の差金が生じたものでございます。 △休憩 ○委員長(追川徳信君) 審査の途中ですが、この際暫時休憩いたします。  午前11時43分休憩   ──────────────────────────────────────────── △再開  午後 0時57分再開 ○委員長(追川徳信君) 会議を再開いたします。  休憩前に引き続き審査を行います。  2款総務費1項1目から8目について御質疑ありませんか。 ◆委員(小野聡子君) 90ページの国際交流事業のところです。前回の常任委員会の際にも御案内したと思うのですけれども、この委員会の中で視察をさせていただいた東京都文京区で導入されている通訳クラウドサービスの件なのですが、こちら通訳クラウドサービスでタブレットの端末を使うことによって非常に効果があったというお話を伺いました。相談時間が長くなったこと、また実際に外国人の方が申請等でお困りになっている窓口にタブレットを貸し出すことで、結果として相談件数が随分減少した。また、効果はそれだけではなくて経費の面でも25%ほど削減できたという視察のときの内容を伺ったのですけれども、本市ではこの通訳クラウドサービスについてはどのようにお考えかをお尋ねします。 ◎文化課長(櫻井実君) 在住外国人の生活相談につきましては、市役所2階の国際交流コーナーに生活相談窓口を開設いたしまして、高崎での外国人の生活に詳しい相談員が差し向かいで相談に乗っており、必要に応じて関係課または関係機関との橋渡しや通訳を行っているところでございます。クラウドサービスの導入につきましては、関係課と調整を要することもございますので、既に導入をされている他の自治体の状況を踏まえまして研究してまいりたいと考えております。 ◆委員(小野聡子君) ありがとうございます。経費面でも、またサービス面でも市民の方が一番喜ぶような方法を御検討いただきたいと思います。お願いいたします。 ◆委員(三島久美子君) 同じく90ページの国際交流事業なのですけれども、成果等に関する説明書の22ページに外国人観光客のおもてなし通訳・翻訳ボランティアの登録・活用という項目があって、高崎市の情報を国内外に発信していくと。そのためにこのボランティアを活用するのだよということなのですけれども、具体的にどんな活動というか、行動が行われたのか参考事例を教えてください。 ◎文化課長(櫻井実君) 平成27年6月から行っております高崎観光情報海外発信事業について通訳・翻訳ボランティアに御協力をいただいているところでございます。具体的には高崎観光大使が地域情報サイト「ぐるたび」に投稿いたしました各種イベントやグルメ情報などから有益な情報を選び、英語、中国語、台湾語、韓国語、タイ語の5カ国語に翻訳し、フェイスブックを活用し発信をしているところでございます。 ◆委員(三島久美子君) ということは、直接外国から来たお客様の通訳とか、まだそういう活動はこの年度ではやっていないと。例えばことしの、もうすぐですけれども、国際合気道大会が来るとか、来年以降いろんな国際大会がここに来た場合、今後こういった通訳の方たちをぜひボランティアで協力してもらうというような意図もあるのでしょうか。 ◎市長(富岡賢治君) それは、三島委員、私が意図するところでして、高崎で国際交流協会でいろいろ活動していますけれども、さらに一歩前進するために高崎市の市民の中で外国人の方がお見えになったときに通訳・翻訳ができる人は手を挙げてくださいということを2年前でしたか、やったのです。自己申告ですからレベルの差は多少ありますけれども、そうしましたら世界中の言語に近い言語を通訳できる人が高崎にいるということはわかりました。ですから、そういう方々にボランティアとしていつでも連絡できる体制にいたしました。それで、これからいろんな国際大会がありますからお手伝いしていただけますかねということをみんなが集まったところで言いましたら、みんなやる気満々です。やる気満々ですけれども、そうたびたびそういうことがあるわけではありませんから、平成27年度はたしかまだ事例がないと思うのですけれども、もうこれからそういう方々にお願いをしていこうと思っております。これは、地方都市の国際交流というと、何かろくにできない人ばかりいるかのように思われているところがありますけれども、高崎市あたりになりましたらそういう状況です。だから、私は非常に自信を持ちましたから、これからそういう方を導入させていただこうと思います。  それから、今文化課長が答えました、観光大使というのを日本中発令するという風習はやっていますけれども、大体タレントです。私は、それはおかしいと思っている。そういうタレントもいいですけれども、高崎は余りタレントがいないのですけれども、これは市民になってもらおうということで、市民みんなが観光大使という事業で、例えばあの店のあの料理がおいしかったよという程度でいいから発信してくださいと、ノルマを課しまして、月1回ぐらいは何か書き込みしてと800名の人に頼んだのですけれども、やっぱりしょっちゅう発信してくれる人というのは100人とかそんな数字です。その中でもいいよというだけでは翻訳してもしようがないので、何か書き込みをしてくれた人はあらかじめ御本人の御了解をいただきまして、それを今5カ国語に翻訳して発信するという事業を始めたのです。これは、効果はいつ出てくるかわかりませんけれども、出てくるのではないかと思います。と申しますのは、ちょっと長くなって恐縮ですけれども、越後湯沢はタイの人が物すごく来る町になっているのです。何でそう来るかといったら、タイから湯沢の旅館にお嫁入りした方が年がら年中タイ語で発信していたのだそうです。そしたら、タイじゅうで湯沢という町がうんと広まってしまったのです。そういうのをやったらどうかというアドバイスをいただいたので、そういうことを今やっているのですけれども、効果はこれからですので、そういう努力をしていきたいと思っています。 ◆委員(三島久美子君) 私の意図するところと全く市長の考えが同じだということでうれしく思います。それで、登録人数と実働人数が実際この成果等に関する説明書にあるので合わないかなという気がするのですけれども、その辺は今のお話を総合すると、とりあえず平成27年は国際的な事業がまだ軌道に乗っていないというと変ですけれども、なかったという考えが。市長がおっしゃるように、204人の方が翻訳、通訳の登録をしてくれたということは非常に心強いのですけれども、災害対応なんかにも、災害時やはり外国人の方が日本語が読めない。もちろん何カ国語かで書くのですけれども、読めない、書けない。でも、そうはいってもその表示すらどこにあるかわからない方たちが観光客なんかは多いわけですから、そういった災害時なんかにもこのボランティアの方たちには御活動いただけるような、そういう考え方はお持ちなのでしょうか。ちょっと確認させてください。 ◎市長(富岡賢治君) 三島議員、そうすぐに次から次にできないです。考え方としてはそういうことは大事だと思っているのです。私、ちょっとうかつだったのですけれども、この市役所のそばに外国人の登録をしたり、いろんな事務をするオフィスがあるということを実は知らなかった。市民も知らないので、それから在日の外国人等、高崎にいる方でも知らなかったので、そういう方の案内は市役所の受付へ来られるのだそうです。そういうところでいろんなボランティアの方がお手伝いしてもらうなんていうことも考えなくてはいかぬななんて思っていますので、おいおいやらさせていただきます。 ◆委員(三島久美子君) ぜひ、私も急にということではなく、やっぱり研修とか、いろいろその人たちのお時間の問題もあるので、全部が全部というわけにいかないと思いますけれども、ぜひともやる気になっていらっしゃる方をうまくその気にさせてというと変ですけれども、やっぱりボランティアは楽しくやらないといけないと思いますのでよろしくお願いします。  次に、92ページの上のほうの備考欄、職員研修費がございますけれども、先ほど中島委員も御質問なさったのですが、私が聞きたいのは説明書にたくさんこれこれこういうのをやったというのを書いてあるのですが、専門研修の中に接遇研修ほか19課程というふうにありますけれども、先般の一般質問でも女性の活躍推進等々で管理職の意識改革が必要だということを行政のほうも認識していらっしゃって、私もそれを強く要望したのですが、そういった管理職を対象としたような研修も当然この中に含まれているのか、それは具体的にどんなものだったのかなというのを教えてください。 ◎職員課長(渋澤康行君) 専門研修の具体的な内容でございますが、窓口や電話などの市民対応能力の向上を図るための接遇研修やCS向上クレーム対応力強化研修、安全運転の徹底を図るための安全運転再教育研修、職員のメンタルヘルス対策としてのメンタルヘルスマネジメント研修、またコミュニケーション能力の向上を図るためのアサーション研修や折衝、交渉力向上研修、さらには職場でのより実践的な能力を養うための法制執務研修や文書作成力向上研修、政策ディベート研修などさまざまな研修を取り入れて実施をしているところでございます。先ほど三島委員さんのほうでおっしゃられました管理職への意識づけのための研修でございますが、こちらにつきましては係長昇任時の研修、こちらのほうは一般研修という位置づけになりますが、そちらのほうで管理職への意識づけを行っているところでございます。 ◆委員(三島久美子君) いろんな研修をなさってくださっているというのは非常に感謝します。私はもっともっと研修費をかけるべきだという認識を持っているのですけれども、先ほど申し上げて重複してしまいますけれども、係長昇任時だけではなくて、さらに、もう部長だからわかっているとか、そういう問題ではなくて、やっぱりふだん意識をきちっとしていかないとなかなか改革というのはできませんので、ぜひともこういったものを意識しながら研修のいろんなメニューをそろえていただくようにお願いをしておきます。  もう一点だけ。102ページ、財産管理費、新町支所の経費が出てまいります。ちょっとしつこいようですが、何度もやらせていただきますが、今までにもいろいろ指摘させていただいているのですけれども、新町支所、耐震評価が非常に低くて建てかえが必要というふうに指摘をされています。また、洪水ハザードマップ、先般国のほうも洪水ハザードを今までの100年に1度から1000年に1度にしろということで、恐らく新町支所、洪水に遭えばすっぽり埋まってしまうのではないかなと。そこが防水拠点であり、避難所。先般の台風でも一時避難所になりました。もちろんいきなり洪水が来るわけではないとはいいながら、本当にそういった観点からもこの種の問題はクローズアップしたいなと思っているのです。御承知のように、合併時の新市計画でこの建てかえが重点事業となっていたと。合併後10年、合併特例債の適用範囲が延長されたので15年間で何とかしなければいけないかなと思ってはいるのですけれども、これも常にまないたの上にのせておかないと先に進まないと。前々から市長もおっしゃってくださいました、忘れているわけではない。考えていくよと。でも、ちょっと待ってほしいという御答弁を市長みずからいただいた経緯もありますけれども、平成27年度どんな検討を行ったのか、また今後の対応みたいなのも含めてお答えをいただけるとありがたいと思います。 ◎市長(富岡賢治君) いや、まないたの上にはのっているのです。だけれども、新町はあと体育館がありますので、それ2つは懸案ではありますけれども、今のままを建てかえるというのもちょっと芸がないので、それからお金もかかる話ですからどうしようかなというふうに思っているのが実情ですので。同じ答えで恐縮ですけれども、ちょっと考えさせてください。 ◆委員(三島久美子君) 市長が忘れていないとは思っていたのですけれども、ありがとうございます。本当に大事なことなので、いろいろなものと並行して、高崎のお金はたくさんありますけれども、この件に関しても引き続きお願いしたいと思います。 ○副委員長(木村純章君) 2点だけ、済みません。企画調整課長になると思うのです。90ページの真ん中辺で多野藤岡広域市町村圏振興整備組合と。平成18年で合併10年で、吉井さんが3年後なので、もう7年ぐらいたっていると思うのですけれども、負担金1,770万円と。これは、当然地域としても必要な部分かなと思っていますけれども、合併後、吉井時代にも高崎のほうに入るという、はっきり言いますけれども脱退ですか、そういう検討もしていくのかなとは思っているのですけれども、この辺の兼ね合いは今どうでしょうか。 ◎副市長(兵藤公保君) 吉井地域の消防の問題でございます。この問題につきましては、合併当時からるる検討を重ねてきたところでございますけれども、現在は確かに方面隊、それと常備、ここにねじれが生じているというふうなことでございますが、実際のその消防活動を聞いてみますと大きな支障はないというふうなことで、現在はもう順調に推移をしているかなというふうに感じているところでございます。ただ、高崎市、合併をしまして大きな都市になったわけでございます。このまま多野藤岡さんにずっとお世話になっていくということは毛頭考えてはございませんが、ただ相手方のいることもございますし、本市の消防の組織の強化といった観点から本当に将来的によりよい方向に向けて今後も研究、協議を重ねてまいりたいというふうに現在考えているところでございます。 ○副委員長(木村純章君) 高崎としては、今副市長が言っていただいたとおりだと思うのですけれども、多野藤岡さんのほうもいろいろ状況もあるでしょうし、病院とか消防関係もこの後も出ますけれども、もくろみもあるでしょうから、デリケートだとは承知していながらで、引き続き頑張っていただくというのも変ですけれども、よろしく検討をお願いいたします。  もう一点は、94ページ、先ほどうちの中島委員からも出ました住民センターの件で再度ちょっと。四、五年前に亡き山田議員とちょっと御相談で市長とも相談させてもらった件なので、御礼も兼ねて。これが発令した年度と新規の集会場の新築ですか、企画調整課長、データがありましたらお願いいたします。 ◎企画調整課長(太田直樹君) これは平成24年度に補助率をちょっと改正いたしまして、平成25年度からの新しい補助率のスタートでございます。件数的には平成24年度と平成25年度を比較いたしますと、やはり新築というのは結構お金がかかりますので1軒、2軒、数軒程度なのですけれども、改修のほうが平成24年度で大体40軒前後だったと思います。それが改正後、平成25年度では六十数軒というふうに改修の地域がふえておりますので、そういった補助率の改正が功を奏したかというふうに考えております。 ○副委員長(木村純章君) 群馬地域は新築の場合240万円だったのですけれども、本当に市長にもオーケーいただいて700万円にしていただいて、最初非常に驚かれたのです。こんなにしてしまったらすごいのではないかといって。でも、新築の場合には本当にそんなに建つわけではないので、実際群馬地域はおかげさまで、区長も本当に喜んでいるのです。その後の報告も兼ねてで申しわけないのですけれども。区民も今1,400世帯越えていますので、すばらしい建物ができたということと、240万円から700万円に上げていただいたということと、あと県の宝くじとかいろいろな組み合わせもある。これは、群馬支所の地域振興課にも本当にお世話になって地域が喜んでいる事例ですので、これは毎年こんなに行政区がやれるものではないですけれども、こういったありがたいものもありますので、御礼も兼ねて引き続き改修もあるでしょうし、建てかえ、建て増しもあると思いますので、ぜひ支所関係も含めて、アドバイスも含めて、各区長さんも悩んでいるところもあるかと思いますけれども、引き続きよろしくお願いいたします。 ◆委員(三島久美子君) 済みません、さっき木村委員が藤岡広域への消防委託の件をここで出したので、消防費のところで聞こうかなと思ったのですけれども、ちょっとばらばらしてしまうのでここにします。  先ほど副市長からこのままでいいとは思っていないという答弁が返ってきたのですけれども、これはなかなか地元の議員さん言いにくいところなのです。消防団の人たちは、やっぱり今までなれ親しんだ藤岡広域の人たちとの常備消防とのおつき合いがありますから、今のままがいいと思っている可能性が非常に高いです。その意見を聞いてしまうと、彼らがいいとか悪いとかではなくて、やっぱりあれだけ広い山間部を抱えた吉井地域の消防だけではなくて防災ということも考えると、高崎市の常備消防が持っている力というのが非常に大きいと思うのです。これは、かつては委託をしていたといった経緯がありますので、新町地域が実感したことでございます。そういったもので、いいとは思っていないとは言いながら、やっぱり具体的な議論を向こうの首長さんともしっかりと顔を突き合わせてお互いにどこが落としどころかをきっちり話し合っていかなければいけないと思うのです。そうしないといつまでも先延ばしになってしまう。その辺について、申しわけない、再度、副市長御認識を確認させてください。 ◎副市長(兵藤公保君) 先ほども申し上げましたとおり、相手のあることでございます。そればかりが理由ということではございませんけれども、我々事務サイドではどういう方向性がいいかというのは議論をしているところでございますが、まだなかなか具体的に首長さん同士でお話し合いをいただくというところまでは至ってございません。今後はいろんなこれからの高崎市としての消防の総合力と多野藤岡の消防の総合力といったものをこれからも研究を重ねさせていただいて、より具体的なものを見出しながらよりよい方向に持っていければなというふうに考えているところでございます。そんなところで、本当に今こうですということがまだお示しできないというふうな段階ではございますが、何せ相手様のいることでございます。変な話、高崎が抜けてしまって多野藤岡が存続できないというふうな場合も想定をされますので、そういったところまでシミュレーションをしながらやっていかないとこの話は進まないかなというふうに思っているところでございます。もうしばらくお時間をいただければと思います。 ◆委員(三島久美子君) その辺もよくわかって質問しているのですけれども、今は八千代の中央指令にいろんな広域がデジタル無線の関係で来ました。あの辺に関する設備投資が多野藤岡も必要がなくなったという言い方は変ですけれども、そういったことも考えていくと今多野藤岡の余力がどのくらいあるのかも含めて、私はもと広域を組んでいた人間です。よく理解しているのです。山間部もあるということも含めて、簡単にはいかないと思うのです。もう7年経過をした中で、とにかく一歩一歩、せめて10年を目途に解決の方向で進めていくことを強く要望して終わります。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  この際お願い申し上げます。審査において、前置き、説明等は最小限にとどめていただき、質疑、答弁とも簡潔明瞭にされるようお願いいたします。  続きまして、105ページをお開きください。  9目企画費から21目総務諸費について御質疑ありませんか。 ◆委員(柴田正夫君) 9目の企画費について伺います。106ページの備考欄、高崎市文化スポーツ振興財団補助金についてであります。当初予算では4,500万円が計上されておりましたが、決算では2,083万円と大幅に減額をしております。この補助の内容と補助金の減額理由について説明をお願いします。 ◎企画調整課長(太田直樹君) こちらの2,000万円ですけれども、当初は4,500万円程度当初予算で確保させていただきまして、二千数百万円減額となっているわけですけれども、これは文化芸術センター、それから新体育館の建設に先立って専門的な知識を持った舞台関係の専門家とか照明とか、また通訳、こういった専門の方を採用するということで予算計上していたのですけれども、平成27年度はちょっとタイミング的にまだ早いだろうということで見送らさせていただきました。そのための減額ということでございます。 ◆委員(柴田正夫君) はい、わかりました。続いて、110ページです。地域活性化センター運営事業が説明欄にあるのですけれども、この地域活性化センターは、通称は高崎電気館という事業でございまして、もうことしの10月で開館して2年がたつわけでございます。この運用実績と利用状況について説明をお願いします。 ◎企画調整課長(太田直樹君) 高崎電気館、地域活性化センターにつきましては、この10月でちょうど開館して2年ということでございます。開館当初からの平成28年3月末現在の利用実績でございますけれども、1階の電気館の部分ですけれども、これは累計で6,505人の利用者がございました。内容的には1階の研修室と集会室というのがあるのですけれども、ここを使いまして春には電気館祭、冬には子ども向けのクリスマスイベント等を開催しております。そのほか囲碁大会とか、あとは地域の皆様に各種教室ということで幅広く活用していただいております。2階の映画館ですけれども、こちらのほうも、「ここに泉あり」とか市川雷蔵、若尾文子の出演作や寅さんシリーズなどの映画を上映しまして、これまでに348回の上映を行いまして、累計的には6,029人という方がごらんになっている。かなり使われている状況でございます。最近では昨年の夏から「セーラー服と機関銃」、それからEXILEのテレビ番組等のロケもありまして、映画撮影の拠点としても活用されているということで徐々に文化の発信地としての周知が広まっているかなというふうに考えております。 ◆委員(柴田正夫君) 説明はよくわかりました。1階部分が1件につき30人ということで、これは本当に多いのではないかなと思っております。また、映画ですけれども、1上映が平均しますと約17人、これが多いか少ないかは映画館に余り通ったことがないのでわからないのですけれども、今後地域の活性化をさらに高めるにはどのような方法、または施策を考えているのかありましたら説明をお願いします。 ◎市長(富岡賢治君) この地域活性化センターは、映画館の活動と、それから地域の方々の囲碁大会だとか会合に利用するという2本立てで来たのでございますけれども、高崎は音楽のあるまちということでかなり一般的になっておりますけれども、実は映画のあるまち、映画づくりに大変協力するまちだという評価が市内外で割合高くなってきております。例えばロケを、年間大体70本のテレビ、映画を高崎で撮影しておりますが、全国、日本全体の映画関係者の中で高崎が大変サービス精神もあって、よくやってくれるということはもう定着しております。ですから、むしろそういうときのエキストラになったり、そういう準備をしたりする人の着がえたりするたまり場がないので、そういうような活動のほうに少しシフトしていったほうがいいのではないかと私は思っておりますので、映画づくり、映画に協力する、「映画のある街高崎」の拠点に、これからそちらのほうにちょっとシフトしていきたいと思っています。ただ、もちろんスペース的な余裕がありましたときには地域住民の方に開放するということはそのままやってまいります。  それから、映画館ですけれども、1回17人というのをどう評価するかというのはありますけれども、実はヒットする映画はやらないですから。ハリウッド映画とか、そういう新作物をやらないという映画館でございまして、しかも月1回必ず「ここに泉あり」を無料で上映するということは、私はこれはやっぱり信念としてこの高崎電気館でやってもらうということにしておりまして、ちょっと長くなって恐縮ですけれども、「ここに泉あり」とよく使われておりますけれども、2時間半ぐらいの映画でして、市民の方が案外見ていないのです。ですから、それは高崎の文化の継続発信という意味で客が少なくてもやると思っていましたら、結構客がふえぎみなのです。ですから、そういう文化政策として信念を持ってやっていきたいというふうに思っていますので、どうぞ御協力賜りますようお願いします。 ◆委員(柴田正夫君) 市長からいろいろなお話が出たのですけれども、「ここに泉あり」というのは私が高校のときにあった映画なので大分古い映画なのですけれども、高崎市の新たな文化の発祥地にしていただければありがたいと思っております。  この件の最後なのですけれども、ここに映画館の上映等開催委託料というのがあるのです。これについて説明をお願いします。 ◎企画調整課長(太田直樹君) 上映に際しまして人件費、それから映画のコンテンツをお借りするための使用料、それから広告費等にこれを活用させていただいているものでございます。 ◆委員(飯塚邦広君) 124ページの総務諸費の中の高崎経済大学附属高等学校経費という中で、スーパーグローバルハイスクール事業国庫委託金返還金というのですか、この辺の返還の理由とどんな内容なのかちょっと教えていただきたいと思います。 ◎高崎経済大学附属高等学校事務長(淡嶋美奈子君) 返還金が生じた理由でございますが、最終的な事業費が当初の事業委託金額を下回ったものによるものでございます。事業費が委託金額を下回った理由でございますが、主には生徒の海外研修旅費に補助をいたしましたが、実際の参加人数が計画した人数を大きく下回ったものによるものでございます。 ◆委員(田村理君) 108ページになりますけれども、10目地域振興費です。これは全般的な話なのですけれども、予算を補正で大幅に増額をしておりまして、増額は1億6,000万円ほどということなのですけれども、この額を計上して実際にそれに近い額を支出しているということなのですけれども、この中身について御説明をいただきたいと思います。 ◎企画調整課長(太田直樹君) 詳しい項目は、一つ一つ今現状当たってみないとわからないところがあるのですけれども、細かい一つ一つのところでお答えをしたほうが。 ◆委員(田村理君) 大幅に補正をしているというところに着目して御回答をいただければと思うのですけれども。 ◎企画調整課長(太田直樹君) その辺細かい事業がたくさんございますので、今すぐにちょっと計算ができないところがございます。 ◎副市長(兵藤公保君) 大幅に伸びた一つの要因といたしまして、ふるさと応援基金の積立金ということで、当初これほど応援基金が入ってくるというふうに想定をされておりませんでしたが、この部分が大幅に伸びたところが一番大きな要因であるというふうに認識をしてございます。 ◆委員(田村理君) ありがとうございました。ふるさと応援基金積立金の関係で大幅に補正をしているということがわかりました。いろいろ返礼品を充実させたりしたことによって寄附がふえたというお話が先ほどもありましたけれども、他市町村との返礼品競争が必要以上に加熱してしまうことを心配しておりまして、今後も返礼品の選定は慎重に行っていただきたいなと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(小野聡子君) 108ページの高崎文化芸術センター・新体育館企画誘致事業というのがございますが、市民が大変歓迎する話ですけれども、どういう動きをされて、どんな成果があったのかをお尋ねします。 ◎企画調整課長(太田直樹君) この誘致事業委託料ですけれども、文化芸術センターと新体育館に分かれております。まず、文化芸術センターのほうですけれども、こちらは施設の完成を見据えまして、この施設が舞台関係者または利用する、来ていただく観客、それから安心・安全な施設管理という面で細部にわたってそれぞれの項目でいろいろ全国の事例等研究をしたり、情報収集をしたりしているところでございます。そういう情報収集結果に基づきまして、設計会社との調整ということをメーンで行っております。芸術センターのほうは、これとあわせましてオープニングに向けた記念事業の企画立案等、関係機関と調整を行っているところでございます。  体育館側でございますけれども、施設のほうはもう既に大分進んでおりますので、どちらかといいますと、2020年の東京オリンピック誘致活動、それから国際大会の誘致活動等の調整作業というものをメーンに行っている状態です。成果といたしましては、この5月にポーランドの男子バレーがリオデジャネイロオリンピックの事前合宿ということで1週間滞在しまして、高崎市民もたくさん応援していただいたということでございます。それから、先日のジャパンカップソフトボール女子ですけれども、これは城南野球場でしたけれども、開かれました。また今度9月末に合気道の世界大会も開かれます。それから、これはまだ来年の話ですけれども、チアリーディングの世界大会といった誘致活動が目に見えるところでございます。 ◆委員(小野聡子君) ありがとうございます。高崎文化芸術センターは、大変市民の方の期待も大きくてオープニングはどうなるのだろうと結構話題になっておりますので、どうかよろしくお願いいたします。 ◆委員(中島輝男君) 119ページ、情報推進費の情報システム経費の中で外部情報通信ネットワークシステムという関係が4つぐらい見られるのですけれども、金額もかなり大きいのもあるのですが、これは庁舎のイントラシステムをインターネットから切り離したことによって大きく経費がかさんでいるのだと思うのですけれども、最近職員の方、調べ物をするのに自分のスマホを使ったり、何かそういうことをしているというお話も聞くのですが、経費がかさんで仕事がやりづらいというのはやっぱり本末転倒な気がするのですが、その辺のお考えはどうなのでしょうか。 ◎情報政策課長(深澤雅彦君) 外部情報通信ネットワークといいますのは、いわゆるインターネットに接続するためのネットワークでございます。こちらの関係経費の中にはこのネットワークですとか、機器の保守費用、それから古くなった場合の更新料、それと機器の借り上げ料といった通常発生する経費が含まれております。このうちおっしゃられましたとおり、昨年度実施いたしましたインターネット回線の分離におきまして、直接かかった費用は580万円程度でございます。このネットワーク分離とともに各課にインターネットアクセス用のパソコンを配備したのですけれども、1課1台という制約がございまして、やむ得ず緊急的な用事ということで個人のスマホでインターネット検索をしているという職員もいるかと思います。ただ、それは好ましいことではございませんので、今後改善できるよう現在検討を進めているところでございます。 ◆委員(中島輝男君) では、よろしくお願いいたします。  もう一点。123ページの総務諸費の中の管財課経費で自動車借上料52万3,520円は、具体的にどのような車両を借り上げたのか、また現在ある公用車、順次リースに変えていくようなことの御検討についてどうお考えかお伺いします。 ◎管財課長(山田史仁君) この経費につきましては、特別職とか議長などが都合により公用車が使用できない場合に利用するタクシーの借り上げ料になっております。
     2点目のリースの関係ですけれども、公用車をリースに変えたらという点につきましては、現状車両自体の安全性や信頼性が向上している状況にありますので、公用車では10年以上、中には15年を超えて使用しているようなケースがございます。リースの車両だと一般的には7年程度の契約期間というようなことがありますので、トータルで考えますと、現在行っている運用のほうが経費としては全体的に少なくなるというふうに今感じているところでございます。リース車両自体については、今後検討はさせていただきたいと考えておるところです。 ◆委員(田村理君) 120ページなのですけれども、17目19節の情報システム経費の中の黒ぽち一番下なのですけれども、コンビニ証明書交付センター運営費負担金ということで、これは平成27年度予算にはなかったわけでありますけれども、どういった負担金なのか、まず御説明をいただきたいと思います。 ◎情報政策課長(深澤雅彦君) コンビニ証明書交付センターといいますのは、地方公共団体が証明書などのコンビニ交付サービスを行う際のサービスにおける中核をなすシステムを開発しているところ、さらに運用を行っているという組織でございます。地方公共団体とコンビニ事業者とのデータ交換などの仲介もこの組織が行っております。この組織でございますけれども、サービス参加自治体からの負担金によって運営されておりまして、本市ではことし1月よりこのコンビニ交付のサービスを開始したことから、1月から3月までの3カ月分の負担金を支払ったというものでございます。 ◆委員(田村理君) ありがとうございます。そもそもマイナンバー制度自体に反対をしている立場ですから、この支出は必要ないと考えているのですけれども、国の負担金があるということですが、これは実際どのような状況になっているのか、どれだけ負担してもらえるのか、その辺についてお聞かせいただきたいと思います。 ◎情報政策課長(深澤雅彦君) こういったコンビニ交付を行う上でかかった費用に対しては国の助成がございまして、平成30年度まででございますけれども、費用の2分の1が特別交付税で措置されるということになっております。 ◆委員(田村理君) それ以外は本市の持ち出しということですね。そこの部分にも納得できていません。しかも負担するのが3年間という期間でありまして、制度が実際に施行されているという状況の中で国が全部負担すべきだというふうに思っております。 ◆委員(三島久美子君) 106ページ、お願いします。企画費の上のほうの備考欄の6番目ぐらいに北関東中核都市連携会議云々という、これは物産出展委託の費用があるのですけれども、平成27年水戸と宇都宮と高崎、前橋の4市が北関東中核都市連携会議を組んでいまして、その主催で5月に400キロの自転車走行のブルベ走行会というのを開催したと思うのですけれども、それに関して当初予算ではたしか300万円ほど計上されていたのですけれども、ちょっと決算のあれがよくわからなかったのですが、その辺は、具体的にブルベに関してどういった経費がかかっているのかをまず確認させていただきたいと思います。 ◎企画調整課長(太田直樹君) ブルベ北関東4市、水戸、宇都宮、前橋、高崎の4市の共同事業でございますけれども、当初の300万円のうち250万円が4市共有の負担金ということで第1回の宇都宮をスタート、ゴールといたしましたブルベの大会の運営費に充てさせていただきました。細かい内容としては広報費とか、第1回目でございましたので、ビブスというのですけれども、参加者が着るチョッキの製作費、その他会場運営費が主なものでございます。 ◆委員(三島久美子君) 自転車のあるまちというか、市長も、かわいいところでは高チャリとか、大きいところはハルヒルとか、高崎も本当に頑張って自転車関連のいろんなスポーツイベント等々やっているのですけれども、北関東ブルベに関してはどうも宇都宮が主導らしいのですけれども、高崎も一応通ったというだけで、この辺平均250万円負担しなさいということで出したのはいいのですけれども、平成27年度事業の決算なので、難しいかもしれないけれども、その成果をどういうふうに分析していったのかなという辺を確認させてください。 ◎企画調整課長(太田直樹君) このブルベに関しての成果でございますけれども、各4市の観光スポット的なところをコースにしているということで、もう一つ、各市の物産、高崎であれば焼きまんじゅうを通過ポイントで振る舞ったわけですけれども、そういう各市の観光とか物産のPRができたということで効果はあったかなというふうに考えております。 ◆委員(三島久美子君) 観光スポットといっても、たしかこの辺をちょっと通っただけかなという気がするのですけれども、それは置いておいて、いずれにしても、今度このブルベ、今年度も恐らくやるかなと。次回以降は認定ブルベ、去年のは任意というのですか、任意の走行会だったのですけれども、ことしは本当に認定された走行会にするということで、もっと人が集まる可能性もあるのですけれども、そういった今後の計画について、今知り得ている情報の中で教えていただきたいと思います。 ◎企画調整課長(太田直樹君) 今年度もう既に4月に開催しておりまして、委員おっしゃったとおり、パリの認定機関による公認のブルベという形で実行させていただいたところでございまして、来年度以降も、そういう形でできればというふうには考えております。 ◆委員(三島久美子君) ぜひとも北関東、高速道路も通ったことですし、高崎市の存在価値というのをしっかり示していくためにも、ここはちょっと力の出しどころかなと思うのです。いろんな意味で市が主催する事業もいいのですけれども、こういった北関東中核市連携の事業だとか、逆に今度は民間がやるような、そういったサイクリングにまつわるような事業とかいうのをどんどんこれからも誘致をしていっていただいて、高崎の活性化につなげていただきたいと思います。ここの部分は答弁は結構です。お願いします。  もう一つ、108ページ。先ほど小野委員からもあった文化芸術センター・新体育館企画誘致事業、るる先ほどこの1,800万円を何に使ったのという説明があったのですけれども、今年度の当初予算でも6,250万円が計上されているのですが、この委託料というのは今後も恒常的に発生するものなのか、これから平成30年の文芸センターなのでまだあと何年かありますからあれですけれども、その辺の考え方。こういう誘致事業ということで、もしこれから継続していくのであれば、一つの企画としてもうここでプロモーション、いわゆるコンベンションビューローみたいな形でやってもらうからこういうふうに委託していくのだよという、しっかりとしたそういう形をつくっていかなければいけないと思うのです。そのあたりの考え方、どうなのでしょうか。 ◎市長(富岡賢治君) これからも続きます。いろんな企画を、あるいは招致事業をしたり、スポーツでも、文化でもそうですけれども、一つの物を持ってくるのに3年から4年かかりますから。ですから、その間にいろいろ関係者に根回ししたり、お願いしたり、足を運んだり、それから来てもらったりするということはこれからずっと続くということになるのです。コンベンションビューローのような形だけ整えるというのは、実は余りよくないと私は思っております。なぜかといいますと、こういう事業というのは特定のラインでやれないのです。やっぱり物事の質によりまして民間のあの人に頼まなくてはいけない、あの組織に頼まなくてはいかぬとそれぞれ変わるものですから、そういうやり方もあるとは思いますけれども、私はやっぱり個別に臨機応変な対応をしていくということが当面必要だろうと思っておりますので、これはしばらく続けさせていただきたいと思っています。 ◆委員(三島久美子君) 確かにこういったビューロー的なというか、もちろんビューローをつくればいいというものではないのです。行政マンにはできないことというのがあると思うのですけれども、いずれにしても、今のところずっと高崎財団、この平成27年度は文スポだったのですが、高崎財団に委託をしていくと。これから先、同じ財団にずっと委託するというのも一つの方法論なのかもしれませんけれども、いい意味で競争させたりとかといった部分も取り入れていただいて、今指定管理のほうは非公募ということになっているのですけれども、今までの経験を生かしてというところで私たちも承認しましたが、いずれにしても民間のいろいろな人の知恵、先ほど市長もおっしゃったように、いろんな方の知恵をかりていかないと、これから先大きな2つの非常に大切な施設を回していくわけですからあれだと思うので、ぜひとも民間的な考え方をしっかりと反映できるような、また硬直化させないような仕組みを今後構築していっていただくようにお願いをしておきます。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  125ページをお開きください。  2項文化振興費について御質疑ありませんか。 ◆委員(三島久美子君) 2目文化事業費、132ページの中ほどに高崎光のページェント開催補助金3,100万円というのがあるのですけれども、平成26年度は1,100万円、それが3倍近く補助金をしっかりとつけて街中を元気にさせようということでやりました。そこでお伺いしたいのが、やっぱりきれいになったよではなくて、当然のことなのですけれども、交通量はどうだったのかなとか、集客の効果はどうだったのかなというのを検証していかなければいけない。簡単に数値であらわせるものではないとは思うのですけれども、期間中の商店の状況を聞き取り調査したりとかといったことをつなげて、翌年にさらに発展させるという手法が必要だと思うのですが、その辺についてはどのような分析を行っていったのかということでお尋ねいたします。 ◎文化課長(櫻井実君) 平成27年度は今まで高崎駅の西口周辺からあら町の交差点で終わっていたものをさらに延長いたしまして、あら町の交差点から市役所前の信号まで、そしてお堀端部分につきましては、橘医院前からスズラン前まで延長のほうをさせていただきました。集客等の人数につきましては、具体的なカウント等はしておりませんが、交通量調査などの統計数値を活用いたしまして、平成27年度は35万人と前年度に比べて5万人増となっております。イルミネーションの範囲の拡大により回遊性を持たせ、街中のさらなる活性化につながったものと考えておるところでございます。 ◆委員(三島久美子君) 交通量調査で5万人の集客がふえたということで、暮れのときですからよかったかなと。それで、ちょっと1点細かいことですけれども、お堀端に人感センサーで音楽を奏でる装置をつけたではないですか。あれって結構お金がかかっているのかなという気がするのですけれども、補助金なので、実行委員会さんのところに確認していただかなければいけないのかもしれませんけれども、あれでどのくらいの費用がかかるものなのですか。 ◎文化課長(櫻井実君) 今回イルミネーションの範囲の拡大に加えまして、お堀端の水辺を活用したことが大きな特徴でございます。今委員さんおっしゃりましたお堀端に特殊な電材を並べまして、舞い散る桜など日本の四季や自然を思い起こさせる鮮やかな光と音楽を演出したところでございます。費用につきましては、初めての施工場所ということでございまして、資材等の新たな購入、設置、撤去、そして電気工事といった費用を含めましておおよそ700万円程度ということでございます。 ◆委員(三島久美子君) ちょっと聞くところによると、あの音がうるさいと文句があったりとか、逆に私が行ったときには音が聞こえないなというような、ちょっと残念な結果だったのかなという気がするので、いろいろな反省点に基づいて、やっぱり高崎の活性化を図るためにはどんどん仕掛けていかなければいけないというのは間違いないことでございますので、ことしも同じ費用をかけるわけですから、大きく前進させるようにお願いしておきたいと思います。 ◆委員(飯塚邦広君) 132ページ、同じなのですけれども、芸術文化活動促進事業の中の山田かまち企画展開催補助金というのが出ておりますけれども、この辺の効果と内容についてちょっと説明いただきたいのと、先ほど入館者数なんかを聞いたのですけれども、同じ136ページの山田かまち美術館運営事業というのがありますけれども、この中の作品借上料240万円は前にも出ていたと思うのですけれども、これはどのくらい今までにお支払いして、毎年これから払っていかなければいけないものなのかちょっとお伺いしたいと思います。 ◎文化課美術館副館長(齊藤寛方君) まず、山田かまち企画展開催事業の補助金についてでございますけれども、この補助金は高崎シティプロモーションの一環といたしまして昨年9月11日から23日までの13日間、高崎ビジネス誘致キャンペーン実行委員会が東京渋谷のヒカリエで開催いたしました山田かまち展の経費について補助をしたものでございます。山田かまち美術館で展示、収蔵しております絵画ですとか、詩やデッサンが書かれたノートなどの作品の中から約65点を選んで展示いたしまして、文化芸術面における本市の魅力を広くPRいただいたものでございます。その成果でございますけれども、8,169人の来場者がございまして、山田かまちが生まれ、その感性を育んだまち、高崎を多くの人に知っていただくとともに、本市の貴重な文化資産でありますかまち作品の魅力を全国に発信することができたものと考えております。  続きまして、山田かまち美術館運営の作品借上料についてでございます。この作品借上料につきましては、山田かまちの自筆の詩やデザインが書かれたノートですとか、遺品など30点を御遺族からお借りしているものでございます。平成26年度と平成27年度で累計480万円を支出しております。実際絵画作品などは御遺族から寄託をしていただいておりますけれども、絵画作品に加えましてかまちの自筆の文字により、かまちの世界観をより一層お伝えすることができますことから貴重な資料として今後も継続してお借りしていきたいというふうに考えております。 ◆委員(中島輝男君) 129ページ、文化事業費の中の芸術文化活動育成事業の中に委託料という文字が結構見られるのですけれども、その中でも金額のちょっと多い高校生バンドフェスティバルですとか、タカサキダンスフェスティバル、次のページに行って、一番上、出演委託料ですか、こういう委託料というのはどこにどのように委託してお支払いしているのかちょっとお伺いしたいと思います。 ◎文化課長(櫻井実君) まず、高校生バンドフェスティバルにつきましては、高校生、大学生を中心とした実行委員会に開催を委託しております。みずから企画、運営をすることにより、将来の地域文化の担い手として育成につながるものと考えております。また、ダンスフェスティバルにつきましてはイベントの運営や、全国で活躍をするトップクラスのダンサーとつながりを持ち、審査員やゲストダンサーとして出演調整が可能な制作会社に開催を委託しておるところでございます。  また、最後の出演委託料につきましては、クラシック初心者を対象としたやさしいクラシック音楽会、また妊婦の方にクラシックを楽しんでいただくたまごコンサート、そして児童を対象とした童謡コンサートに出演をいただいたアーティストの方に出演委託料としてお支払いしたものでございます。 ◆委員(中島輝男君) ありがとうございます。あと何件かあるのですが、続きまして、131ページ、プルゼニ市欧州文化首都派遣業務委託料の委託料という意味がちょっとよくわからなかったので、何をどこに委託したのかお伺いしたいと思います。 ◎文化課長(櫻井実君) 本市の姉妹都市であるチェコ共和国プルゼニ市がEU加盟国の中から平成27年度の欧州文化首都に選定されましたこと、そして本市との姉妹都市交流が25周年という節目ということで、本市の芸術家を招き、日本の伝統文化を紹介するもので、本市から書道、茶道、盆栽、生け花の講師からなるプルゼニ市欧州文化首都日本文化使節団を組織して、そちらを派遣し、プルゼニ市においてワークショップを開催したものでございます。 ◆委員(中島輝男君) そうすると、そのワークショップを開いてくれた人に委託料として渡したという費用でよろしいですか。 ◎文化課長(櫻井実君) そのとおりでございます。プルゼニ市欧州文化首都日本文化使節団に対して、開催業務の委託をしたものでございます。 ◆委員(中島輝男君) はい、わかりました。ありがとうございます。続きまして、その下の群馬交響楽団補助金についてなのですけれども、この群響の1年間の運営経費というのはどのぐらいかかるのでしょうか。それと、今後文芸センターできることについての兼ね合いで、これからも何か群響については充実を図ることが必要だと思うのですけれども、その辺のお考えがあればお伺いしたいと思います。 ◎市長(富岡賢治君) 幾らぐらいかかるかというのは県の予算とか財団の予算ですから、答えられないのではないかと思いますけれども、これからの問題ですけれども、どうするかと。群響というのは県のオーケストラなのか、市のオーケストラなのかちょっとはっきりしないイメージがございますので、いろいろこれから群響を改革するのに誰が一体主体的に責任持ってやるのだろうかというのは実はちょっとごちゃごちゃしておりまして、ただ、今の音楽センターを拠点にしたままですとステップは上がらないことははっきりしております。新しい音楽、芸術文化ホールができましたら、そこを拠点にしてワンステップ上げたオーケストラにしていきたいというのは、私はやっぱり市民の共通の願いがあると思っております。そのときにどういうふうにてこ入れしたらいいかというのはいろんな説が当然ございまして、今大友さんという芸術監督がやっておりますけれども、大友さんはもっと外国人の演奏家を思い切って入れたらどうだというのをお考えのようですけれども、それは賛成だと思っても、市が人件費を持っているわけではありませんので、貴重な財源をちょっと出すというわけにもいきませんから、それは県にお願いするのでしょうと。ただ、プロジェクトでいろいろ市民対象とか、いろんな独創的、創造的な演奏会をやったりするときには、これはやっぱり市でかなり応援できるのではなかろうかと思っております。県と相談しながらこれからやっていきたいと思っています。今まで多少県のほうもちょっと腰が引けておりましたところもありますので、県のお尻をたたきながら、両方で協力しながらやりましょうねというところは共通理解できています。ただ、知恵の部分はちょっといろんな意見がありまして、これから少し練っていきたいなと思っております。ただ、いずれにしても、新たな核になるところができますので、ワンステップ上がるきっかけになると思いますので、知恵を出していきたいと思っています。  総額なんかわからないでしょう。わかる。済みません、ちょっと答えさせる。 ◎文化課長(櫻井実君) 平成27年度の収支状況でございますが、まず収入が約8億5,200万円、内訳といたしまして、地方公共団体補助金が最も多く39.5%、国庫補助金を含めますと収入全体の約5割を占めておるところでございます。また、支出につきましては、総額で8億2,600万円となってございます。内訳といたしまして、給料手当、役員報酬が最も多く55.1%で、約4億5,600万円、退職等給付費用を含めますと、人件費で約6割を占めておるところでございます。 ◆委員(中島輝男君) ありがとうございます。市長みずからお答えいただいてありがとうございました。本当に文芸センター、立派なものができると思いますので、これからもよろしくお願いいたします。  続きまして、その下なのですけれども、高崎駅周辺アートインキュベーション推進研究事業補助金、アートインキュベーションが何だかちょっとよくわからないので説明していただければと思います。よろしくお願いします。 ◎文化課長(櫻井実君) この事業につきましては、高崎駅西口自由通路にアマチュアミュージシャンが自由に気兼ねなく演奏できる場所の設置、そしてアマチュアやプロミュージシャンを活用したラジオ番組の制作や放送、そしてアマチュアミュージシャンの発表の場として高崎音楽祭会場でのライブの開催などを実施しております。また、平成27年度につきましては、音楽発信事業に加えまして商業施設、公共施設を活用した街中アート事業といたしまして、ゴールデンウィーク中に高アートコンテンポラリー・ゴールデン・アクションを実行しております。音楽、美術、デザイン、パフォーマンスなど、アートによるまちづくりにより、街中のさらなる魅力、にぎわいの創出につながったものと考えております。 ◆委員(中島輝男君) ありがとうございました。わかりました。  あと一点だけ、済みません。その下の美術館費なのですけれども、高崎市は3館美術館があるので本当に誇らしいことなのですけれども、3館あることによって何か効果みたいなのが生まれているのかどうかと、それと入館者数の御報告がありますけれども、その成果についてどうお考えかお伺いしたいと思います。 ◎文化課美術館副館長(齊藤寛方君) 美術館では本市にゆかりのあります作家を初め、国内外のすぐれた作品の展示を行いましたし、タワー美術館では優美で上品な日本画を中心にした展示を、また山田かまち美術館ではその芸術才能に大きな注目を集めました山田かまちの絵画作品ですとか、詩の展示を行いまして、3館合わせて昨年度は7万4,013人の方々に来館いただきました。これは、市民が芸術にかかわる機会を多く提供してまいったわけでございます。また、小学校との連携事業ですとか出張事業など、学校と連携いたしまして、子どもたちが本物の芸術文化に触れる機会を提供するなど若年層の健全育成ですとか、美術教育の推進にもつながってきているのかなというふうに考えております。そのほか、高崎経済大学ですとか県立女子大学、また青山学院大学などの学生たちの博物館実習の受け入れを依頼いただいたりとか、そういったことも本市の美術館が美術館として高く評価されていることのあらわれであるというふうに考えております。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  135ページをお開きください。  3項徴税費 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 139ページをお開きください。  5項選挙費について御質疑ありませんか。 ◆委員(三島久美子君) この間の参議院選挙から高崎のサービスセンターに期日前投票所をつくっていただいたと。それは非常に高い評価ができると思いますし、ありがたいことだなと思っていますが、平成27年決算ですので、それ以外、共通投票所とか大学の投票所をつくるとかといったことに対して、平成27年度、これからの選挙に向かって、18歳、19歳が選挙権を得られるぞという中で、どういう協議をしていったかということをまずお尋ねしたいと思います。 ◎選挙管理委員会事務局次長(松本淳君) まず、期日前投票所の拡大の可能性についてお答えをさせていただきます。  まず、期日前投票所は、二重投票の防止のためオンラインシステムを使用し、受け付けを行っていますので、まず専用回線の敷設が必要となります。また、急な衆議院の総選挙でも投票の秘密が守られる、プライバシーが守られる会場を確保せねばなりませんので、民間の商業施設等ではなかなか会場の提供が困難でございましたので、今回は高崎駅サービスセンターでの開設となりました。また、今後期日前投票の拡大は必要とは考えておりますほか、さらには期日前投票の投票時間の閉鎖時刻等の弾力的な運用を含めまして研究してまいりたいと考えております。  また、共通投票所につきましては、今回の公職選挙法で改正され、投票日当日当該自治体の有権者であれば誰でも投票できるという共通投票所の制度が設けられたわけでございますが、この投票所は各自治体の判断により設けることができるのでございますが、投票日当日、全投票所をオンラインで結び二重投票を防止することが求められておりまして、これにより有権者は近所の投票所、もしくは共通投票所のどちらでも投票できるというものでございます。しかしながら、今回の参議院通常選挙におきましての共通投票所の占める経費の割合がまだまだ少額な状況でございましたので、共通投票所につきましては、今後は既に実施をされている、準備をされている、検討されている市町村等の情報等を参考に研究してまいりたいと考えております。  また、投票率の向上につきましてでございますが、いろいろ指摘がされております投票率低下が依然として低い状況でございますが、今回の選挙におきまして、昨年の7月の知事選挙だったのですが、高崎経済大学のTCUE投票ファクトリーという若者の投票率向上の啓発の企画等実践を行う団体がございまして、その生徒さんたちに選挙公報を高崎駅で配っていただくなどして、投票行動へのきっかけづくりに御協力をいただいております。また、就職や進学等の引っ越しの際に住民票の移動をすべき旨の周知やさまざまな選挙制度を学生に積極的に周知しなければいけないと感じております。そこで、今後ではございますが、共通投票所や大学内での投票などの投票環境の整備は必要とは認識しておりますが、まずは投票所に必要な周知徹底を学生諸君に図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(三島久美子君) るる答えていただきました。投票率の低さの原因が全て投票所ではないのですけれども、我々、要するに政治に携わる者にも責任があるかなと。政治が身近ではないということも含めて。ただ、やはり投票の機会を拡大していくということは非常に重要ですので、経費もかかることとは言いながら、もう既に共通投票所を実現している自治体もあります。本当に合併によって逆に投票所が遠くなってしまったという方も、かなり年配の方はあそこまで歩けないよなんていう方もいらっしゃるので、もう一度真剣にこの問題は検討していただいて、来年度の予算につなげていっていただくようにお願いをしておきます。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  143ページお開きください。  6項統計調査費について御質疑ありませんか。 ◆委員(中島輝男君) 145ページ、統計調査の国勢調査なのですけれども、国勢査調査員1,786名の方、本当に御苦労なお仕事、本当に御苦労さまだということなのですが、状況的に人員は足りているのかどうか、あとインターネットの取り扱いなどもありましたけれども、その辺の現状についてお伺いしたいと思います。 ◎情報政策課長(深澤雅彦君) 今回の国勢調査につきましては、委員がおっしゃられましたとおり、調査員が1,786名で実施をいたしました。この調査員につきましては、事前のキャンセルなどが発生いたしまして、実際には国が示す調査員の基準よりも若干少ない人数で行った調査となりました。ただ、調査自体は特に支障なく、調査終了することができました。  それから、インターネットの取り扱いということでございますけれども、調査の回答につきましては、インターネットでの回答を推奨しております。インターネットによります回答率が全国平均でいいますと36.9%であるのに対しまして、本市ではそれを上回る42.9%でございました。国勢調査以外にもさまざまな統計調査がありますので、全ての調査におきましてインターネット回答を今後も推奨してまいりたいと考えております。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  145ページをお開きください。  7項監査委員費 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 147ページをお開きください。  3款民生費1項社会福祉費 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 253ページをお開きください。  8款土木費3項都市計画費 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 259ページをお開きください。  9款消防費について御質疑ありませんか。 ◆委員(中島輝男君) 261ページの非常備消防費の中なのですけれども、今、分団員の一番多い年齢層というのは40代の558名で、50代になると144名と急に人数が減って、またこの40代の方がこれから50代を迎えて体力の限界であるとか、また減っていくような状況になると思うのですけれども、その辺の見通しがどうなってくるのか。あと、学生分団というのは今後どうなってくるのか、また企業協力というのは今どうなのかということをお伺いしたいと思います。 ◎警防課長(井草明仁君) 委員御指摘のように、本市におきましても消防団員の減少、さらには高齢化、サラリーマン化等の課題について十分認識しているところでございます。こうしたことから、男女を問わず若い力が消防団に加わることで次世代への担い手の育成にもつながりますので、本年度特に学生分団を増強すべく、消防局はもとより市長部局、副市長、総務部長にも市内の大学へ直接協力を働きかけていただきました。まだ正式な入団には至っておりませんが、学生分団への入団希望者がかなり多く集まっており、現在9名でございますが、20名を越える勢いというふうに認識をしております。  また、サラリーマン化が進展する中で何といっても消防団員を雇用する事業所等の協力は不可欠でございます。特に平日の昼間における災害時の団員確保は課題の一つでもございますので、団員を雇用する企業へ昼間の仕事中でも団員が災害現場に駆けつけられるよう直接事業所に訪問いたしまして、我々が理解を深めさせてまいりたいと考えております。  また、消防団員がなお一層活動しやすいように、本市においても消防団協力事業所表示制度というのがございます。この制度は、事業所が消防団員活動の協力をすることによって社会的貢献を称揚しようとする制度でございますが、この制度を十分活用して、さらに消防団員が活動しやすいようにということで配慮してまいりたいと考えております。 ◆委員(中島輝男君) どうもありがとうございます。  続きまして、その下の消防施設費の中のデジタル無線機購入費なのですけれども、この無線機、デジタル化をしてどうなのか、効果が出ているのかどうかお伺いしたいと思います。 ◎警防課長(井草明仁君) 災害情報の伝達につきましては、本当に消防活動にとって大事な生命線となるわけでございます。そうした中、電波法の改正によりアナログからデジタルに変わりました。このデジタル化のメリットが今現在十分生かされておりまして、音声が鮮明になり、消防団員の方が常備の情報を共有、確認、伝達等が素早くできており、迅速かつ的確な団活動につなげられると団員さんにおいても大変好評で、導入効果は大変大きいものであったというふうに認識をしております。消防団の装備の充足はもとより、充実強化が十分図れたものだというふうに認識をしているところでございます。 ◆委員(中島輝男君) ありがとうございます。  続きまして、263ページの水防費についてなのですけれども、非常備消防に対して水防の講習会など今開催はないと聞いておるのですが、最近水害も各地で多く出ておりますので、その辺で消防団を核とした水害に対しての防災体制というのはちゃんと確保できるのかどうかお伺いしたいと思います。 ◎警防課長(井草明仁君) 水防事業費ではございませんが、非常備消防経費の中で消防団員に対して研修会や講習会を開催いたしまして、団員さんの消防の知識、技術の習得に努めていただいております。特に団員教育におきましては、県の消防学校がございます。基礎教育から特別教育まで具体的には火災防御、ポンプ車の機関員の実践、また現場の指揮、さらには安全管理等の教育がございます。平成27年度におきましては、50名の消防団員の方に消防学校へ入校していただきました。また、他団体で開催する研修、例えば安全管理セミナー、また危険予知訓練、健康づくりセミナー、多岐にわたっておりまして、300名近い団員の方が受講していただいております。さらに各方面隊、または各分団で独自で研修を実施していただいて、消防団員としての知識や技術の向上に努めていただいております。こうしたことから、公的なもの、団員の装備、車両もそうです、施設もそうです。そういう充実強化、また今月も11日に消防団総合訓練を実施いたしました。そうしたことの災害対応の能力の向上等々をおいて、消防団の方は本当に地域のキーパーソンであり、十分地域消防体制のかなめとして安全に寄与していただいているところでございます。 ◆委員(中島輝男君) どうもありがとうございます。  続きまして、その下の災害対策費の中の下のほうなのですが、自主防災組織設置補助金、自主防災訓練活動補助金があるのですけれども、自主防災組織を設置しながら余り活動していないところがあるようなお話を聞いたことがあるのですが、そういうことがあるとしたらどのくらいの組織があるのか、またその対策についてお考えがあればお伺いしたいと思います。 ◎防災安全課長(曽根光広君) 平成27年度の実績になりますが、自主防災組織として組織されております団体276団体あるわけですが、その中で訓練活動補助金を申請した団体が120団体でございましたので、156団体、56%がこの補助金を申請していないということになります。隔年で訓練を実施している団体もございますので、一概に活動していないと言い切ることはできないかと思いますが、活動が休止している団体があるのも事実かと思います。 ◆委員(中島輝男君) これからも市民の安全のためによろしくお願いいたします。 ◆委員(白石隆夫君) ただいまのページの災害対策事業の中ほどの災害情報放送業務委託料という内容について説明をお願いいたします。 ◎防災安全課長(曽根光広君) こちらにつきましては、ラジオ高崎と契約を結びまして委託をさせていただいているものです。地震や台風、大雪などの自然災害やその他予期せぬ事態の発生に備え、市内唯一のコミュニティラジオ局でありますラジオ高崎に対して、常時緊急放送体制を整え、災害発生、初期段階から時間の経過に応じた情報の提供を委託しているものでございます。また、その中では新たにラジオ高崎としても番組をつくっていただきまして、新しい番組名が「防災安全メモ」、災害に対する日ごろの備えといったものを1日に3回、1回当たり4分程度の放送をつくっていただいて放送していただいているところでございます。実際に平成27年度、ことしの1月ですが、大雪がありまして、そういったときも夜中中対応していただきまして、私どもから発信する大雪の情報等を放送していただいているという実績もございます。 ◆委員(白石隆夫君) 防災情報等を発信していただいているということですが、先日の台風9号の際に私は3時前後、一番雨が強く、台風が高崎に一番近づいたときにラジ高をつけてみたのですが、結構長い時間音楽放送をやっておりまして、ほかのNHKとか民放はほとんど特番で台風の情報をひっきりなしにやっていたのに対して、音楽の合間に安心ほっとメール程度の情報が流れるという内容であったように感じて、走っていて今川の状態がどうなっているか、あるいは道路の冠水等が今あるのかないのか、通ることのできない場所があるのかとかといった、我々の求めている情報を十分に得ることができなかったなという印象があったのですが、そのあたりいかがでしょうか。 ◎防災安全課長(曽根光広君) 比較的大きな災害が発生した場合には全ての番組を変更して特別番組、災害の番組を流すというような、災害の状況をお伝えすることもあるかとは思いますが、ふだんは生放送の中で放送を中断して注意報、あるいは警報といった気象情報を流していただいております。また、警報というレベルのものが発表された場合には24時間の体制で対応していただいて、必要な情報を流していただいているということでございます。  道路の冠水あるいは川の水量、また雪の状況等そういったことについても、市とか道路管理者、河川管理者といったところからの情報を流していただいたり、またリスナーの皆さん、市民の方からの情報をもとにそういった情報を流していただいているということもございます。その辺、これからも市としてもなるべくきめ細かな情報が提供できるように努めてまいりたいと思います。 ◆委員(白石隆夫君) 台風の場合は、今かなりの精度でどこを通るというのが予測されますので、そういった際にはぜひとも十分な情報が提供できるような体制をとっていただければと思います。 ◆委員(田村理君) 同じく264ページの災害対策事業についてですけれども、こちらの平成27年度の当初予算では4,307万円ほどが計上されておりまして、実際には5,559万円ほどかかっているということなのですけれども、1,252万円余りふえているということで中身について御説明いただけますでしょうか。 ◎防災安全課長(曽根光広君) 増額は補正によるものですが、補正の主なものといたしましては、雪かき用として529全ての町内会に対しまして6丁ずつ配付いたしましたスコップが500万円の補正でございます。また、先ほどの話にも出ました、ラジオ高崎との委託契約は7月から結びまして委託料が648万円、この補正が主なものでございます。 ◆委員(田村理君) ありがとうございました。かなり金額がふえているということで確認をさせていただいたのですけれども、全部の町内会にスコップを配付していただいたということで、これは本当にいろいろな地域の方から助かったという声をいただいています。このスコップが今後も生かされることになると思うのですけれども、こういった対策を臨機応変にこれからもとっていただきたいというふうにお願いを申し上げます。 ◆委員(三島久美子君) 1項の消防費です。ちょっとここに具体的に書いてあるわけではないのですけれども、住宅用火災報知機について、5年ほど前から義務づけられているのですけれども、この間の消防の総合訓練のときにもパンフレットに載っていましたし、案内の放送でもつけてくださいというふうに言っているのですが、この間群馬県がかなり設置率が低いなんていうニュースが新聞に載りまして、本市の状況はどうなのかなということをお尋ねしたいと思います。 ◎予防課長(山田明弘君) 今年度の6月に発表された平成27年度の調査結果でございますが、群馬県の設置率は67.1%、当消防局の設置率は75.1%となっております。 ◆委員(三島久美子君) 県平均よりも上ということで御努力の成果なのかなと評価をさせていただくのですが、それでもやっぱり25%の方がまだ未設置ということで、なかなかこれは法律で義務化されているにもかかわらず進まないということなのですけれども、ひたすら広報啓発するしかないのかなと。また、この間もちょっと放送でおっしゃっていましたけれども、もう何年も前につけたから大丈夫というものではなくて、電池の交換が必要ですよとか、いろいろなパターンでやっぱり広報啓発活動というのはうるさいなというぐらいやらないと効果がないのかなという気がするのですが、そのあたりも含めて今後の課題をお答えください。 ◎予防課長(山田明弘君) 課題ではございますが、既存の住宅が多くある郊外の地域への推進と、設置後10年の経過によりまして電池寿命がなくなってしまうというおそれがありますので、それへの周知を行っていくことが必要だと考えております。 ◆委員(三島久美子君) とにかく郊外の方にも本当に言ってもらいたいし、広報高崎とかいろいろなツールを使って、やっぱりこの辺は安心・安全のためですのでぜひやっていただきたいと思います。  次に、262ページ、先ほど消防団のことが話題になりました。ちょっと充足率についてどこかに書いてあったのか、ちょっとごめんなさい、消防団の充足率はどのくらいなのかを確認させてください。 ◎警防課長(井草明仁君) 9月1日現在でございますが、定数条例1,520名に対しまして実員1,339名、充足率は88.09%でございます。
    ◆委員(三島久美子君) 大都会に比べると結構やってくださっているなというふうに市民の皆様に感謝申し上げるのですけれども、私がちょっとこれを申し上げたいのは、先ほど警防課長が力強く男女ともにということで女性ということも言ってくださったのですけれども、実際高崎市の女性消防団員の状況というのはどういうふうになっているのですか。 ◎警防課長(井草明仁君) 女性消防団員の本市の状況でございますが、9月1日現在で学生分団員の2名が女性団員でございます。率でいくと0.15%でございます。 ◆委員(三島久美子君) 学生分団、市長が肝いりでつくっていただいて非常にいいことだと思います。その中に0.15%女子学生がいたということで、全国的に見ると、私が調べたレベルでは全国に2万2,747名、2.6%いると。全国の1,420団で女性消防団を採用している。本市もどうも今のお話聞くと、別に女性消防団員を拒否しているわけではないなというふうには感じるのですが、女性防火クラブというのがあるのですが、私は女性防火というのは、もう何ていうのですか、昔の戦時中の銃後の守りみたいな感じで何となく炊き出しするとかというようなイメージで、もう所期の目的は達成したのではないかなという気がしないでもないので、この際きちっと全市的な消防団のあり方をしっかり考えていただいて、女性防火クラブのメンバー全員消防団員にしてしまうとか、そういうような考え方でやっていく必要があるのかなと思うのですけれども、その辺どうですか部長。副市長でもいいですけれども。 ◎消防局長(岡田勉君) 本市に女性防火クラブができたのは昭和43年ということで、そのころは消防団は第一線で山活動、火災消火活動、これは常備と競ってやっているような時代でした。ただ、それだけではなかなか火災が減っていかないということで、家庭からの火災予防、地域ぐるみの火災予防という観点で女性防火クラブという組織が立ち上がっております。ですから、当初と今は大分時代も変わってきていますので、当然常備消防の部分も男女の雇用機会均等とか、それから女性活躍推進といった取り組みもしていますので、常備と密接に関連して災害活動を行う消防団についても、これは当然女性の必要性というのも認識していますので、そういった取り組みをさせていただいてはおります。  女性防火クラブも、市長からも旧態依然の考えをもう脱却して、そういった取り組みをしろと直接指示も受けていますので、その辺しっかり取り組んでいきたいというように考えております。 ◎市長(富岡賢治君) いや、ちょっと私がした指示と違いまして、私は、要するに今三島委員が言ったように女性防火クラブを消防団員としてカウントしたら、すぐ数がかなりいくのでそれはだめなのと、そういうことは言ったのです。だけれども、女性防火クラブが旧態依然だというふうに私は言いません。やっぱり彼女たちは本当によくやっていますから、ちょっとそれは言い過ぎではないかと私は思っています。ただ、女性が入りにくいという感じがやっぱりあるので、女性防火クラブの制服も、しゃれた制服を今度全部一そろえさせていただいた。要するに明るいイメージにしようと。  それから、もう一つ、消防局の職員の女性採用が少な過ぎるから、毎年せいぜい1人いるかいないかというような、これはだめだと。女性の消防局職員を採用しなさいということは強く消防局長にずっと言っていたのだけれども、なかなか言うこと聞かなくてふえなかったのです。そうしましたら消防局がみんなで手分けしまして、女子高校とか大学なんか回った結果、応募者が随分ことしは多かったのです。まだ採用は決まっていないようですけれども。だから、そういうことを全体としてイメージアップをしていくことによって消防団に女性も入ってくるということになるのではなかろうかと思っています。  それから、消防団の詰所なんかは、やっぱり何か男くさくて女性がちょっと入るのも何か、みそ汁か何かつくりに行かされるのかというような感じとなるといけないので、もっと斬新なものにしていこうということで。これは、しかしお金がかかりますので、順次今消防団の詰所を変えております。どこからやるかというので、古いところからやるといったら吉井ばかりになってしまうのです。だから、最初は吉井だったのですけれども、その後は少し変えてやっています。そういうようなことを複合的にやっていくよりしようがないのではないかと思って。  それから、最大のあれは、基本的に働く人、一般市民がそういう団体に入ることが喜々としないということです。これは、幾ら企業に申し上げたとしても、ああ、そうですかという話にはなりませんので、みんなで手分けして粘り強くやっていくこと以外ないかなと思っています。少なくとも女性に関してははっきりしていまして、そういう手段をとっていこうと思っています。 ◆委員(三島久美子君) ありがとうございます。私も女性防火クラブを否定しているわけではなくて、やっぱりいい意味で男女ともに協力し合ってやっていくような体制づくりをきちっとやっていくべきで、実際に調べてみると全国の女性消防団員は、今の女性防火のようなこともやっていただいております。やっぱり女性には女性の持ち味があると思うので、それでも消防団員としてきちっと位置づけていくことがもしかしたら大事なのかなと。何で分ける必要があるのかなというのが私の素朴な疑問ですので、ぜひとも今後の課題としていただいて、検討をお願い申し上げます。  あと1点だけお願いしたいのは、264ページの災害対策費なのですけれども、先ほど災害の伝達方法としてラジ高の話が出ました。現状とすれば、安心ほっとメールとかラジ高、また移動系、同報系、車で広報するとか、あとは新町地域にあるような防災無線といったものが情報伝達方法なのかなという気がするのですけれども、実際に倉渕地域のラジ高の難視聴とかに取り組んでいただいて、コミュニティFMなのでなかなか難しいところもあるのですが、大分解消されてきたとはいえ、やっぱりまだ電波が届かない。うちの地域も実は観音山から10キロ以上離れていますので、建物があると全く聞こえないのです。外で車の中ではオーケーなのです。家の中にいたら、うちなんかだめです。だから、そういった意味ではラジ高のそういった電波がとれないということなので、ちょっと難しさはあるのですけれども、高齢者とか難視聴地域に防災ラジオのことは前々から申し上げているのですが、そういった防災ラジオの配布とか助成制度というのについて、平成27年度検討していただけたのかなということをまず確認させていただきたいと思います。 ◎市長(富岡賢治君) 防災ラジオの選択肢はないと私は思っています。ちょっとお金がかかり過ぎますし、ラジオというのはそうみんなが必ず聞くというものでもなさそうですし。ですから、今は、三島委員がおっしゃったように、実は一人一人の市民にどう情報を素早く伝達するかというのは、これはもうちょっと難しい。1つはもちろん防災無線という手もあります、それからラジオ高崎の手もありますし、安心ほっとメールもあります。だけれども、安心ほっとメールを操作できるお年寄りはそんなにいるわけではありませんから。それで今、とりあえず、最後はアナログだと私は思っていまして、高崎市の公用車に二十何台か、上に拡声機をつけまして、がんがん、がんがん放送して街中を回るというのが一番正確ではないかと私は思っている。それは、大雨のときとか、風が吹いたら聞こえないところがありますよ、聞こえないところがありますけれども、何か言ってきているというイメージというのは大きいわけで、それを補足するような、それぞれ区長さんとかそういうのを通してやるということにして、やっぱりそういう手法が今は手っ取り早くやれるのではないかと思って、この間の連続台風が来たときにはそういう車を用意いたしました。さらに、今度は避難準備命令というのは高崎市は出しませんから。あれはおかしいと私は思っていまして、避難準備命令という言葉は一体何なのだと。避難準備命令と聞いたら待機していればいいのかなというふうに受け取りまして、岩手県で大災害になりましたから、具体的な指示をするようにしよう。指示するとして、そのときにお年を召した方に避難してくださいといっても避難しようがないという方がいっぱいいるので、そういうときには高崎の公用車全てを動員し、またバス、ミニバスを高崎は市役所で持っておりますし、各地域も、地域で持っていますので、そういうものを全部動員いたしまして、そういう体制を組み、多分ほかの市ではできないことだと思っていますけれども、そういうようなことをやって、いろんな網の目のかかるようにしていこうと。  それから、職員が要援護者全員を1人の職員が何人かを対応するというようなこともセットいたしまして、直接本人がその家庭に電話して、電話が通じなければそこへ行って大丈夫かというのを確かめるという体制までつくりました。幸いつくって待機しておりましたが、今度はそこまで行きませんでしたけれども、そうなる体制もつくりました。そういう積み上げをしてもらいたいなと思っております。  議員の御質問のお答えに直接なっていませんけれども、防災ラジオというのですか、ちょっとこれはお金がかかり過ぎまして勘弁していただきたいと思います。 ◆委員(三島久美子君) 防災ラジオは、日進月歩のところがあって、万能ではないことは間違いないのです。経費もかかります。それに対していろいろ補助を出している自治体もありますけれども、今の市長のお話聞くと、やっぱりあらゆる手段を尽くして市民の安全・安心、生命、財産を守りたいという強い意気込みを確認することができました。1つ提案なのですが、あんしん見守りシステムをうまく活用、何かシステム上でちょっと操作すると、もしかしたら何か情報提供とかできるのかなと。私はちょっとアナログ人間でよくわからないのですが、もう既にある何か、こういうものを少し手を加えることだけで可能性がある。もちろん職員の皆様方のアナログ的な手助け、市民のお互いさまが大事なのですけれども、そういったことも今後一つの課題にしていただいて、ぜひとも市民の安心・安全を守っていただくようにお願いをしておきます。 ○副委員長(木村純章君) 今の関連の中で市長もお答えいただいて、ツールがいっぱいあったほうがいいと思うのですけれども、ラジ高がせっかくあって、76.2が先ほどからも出ているように、なかなか家の中だとか中山間部へ入ると聞けない、情報政策課さんと防災安全課さんのほうではこの辺はどう捉えていますか。要はアプリがあって、インターネットがつながるところだと、どこでもつながるのは御承知されていると思うのです。だから、県外出ても、それにNHKだと「らじるらじる」というのがあって、ラジ高もそうなのですけれども、その辺について防災安全課長どうですか。 ◎防災安全課長(曽根光広君) 今議員さんおっしゃったように、あらゆる手段、ツールを使って情報伝達することが大事だと思っております。決してラジ高を否定はしておりません。ラジ高も使って、安心ほっとメールも使って、ラジ高のアプリも使って、それを使う人もいるわけですから、ツールの一つとして活用していきたいというふうに思っております。 ○副委員長(木村純章君) お願いしたいのは情報政策もそうですけれども、アプリを使う、スマホを使う人がふえているので、お年寄りの人はちょっと難しいかもしれないけれども、これからなれると思うのです。これがあるとラジ高も聞けるのです。 ◎情報政策課長(深澤雅彦君) 現在インターネットを使って日本全国のラジオが聞けるような仕組みができておりますので、そういったことも可能であると思います。 ○副委員長(木村純章君) ぜひそれもプラスしてもらって、なれてもらって、どこでも今の災害のが聞けるようになりますので、電波とか光ケーブルももちろん大事だと思いますけれども、ぜひそれもちょっと広めていただきたいと思いますので、お願いいたします。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。 △休憩 ○委員長(追川徳信君) 審査の途中ですが、この際暫時休憩いたします。  午後 2時44分休憩   ──────────────────────────────────────────── △再開  午後 3時08分再開 ○委員長(追川徳信君) 会議を再開いたします。  休憩前に引き続き審査を行います。  再度申し上げますが、審査においては前置き、説明等は最小限にとどめていただき、質疑、答弁とも簡潔明瞭にされるようお願いいたします。  それでは、263ページをお開きください。  10款教育費1項教育総務費について御質疑ありませんか。 ◆委員(柄沢高男君) 268ページの英語教育指導事業、英語指導助手報酬等のところです。ALTの人数と配置した結果の評価についてお願いいたします。 ◎学校教育課長(真下雅徳君) 平成27年度につきましては、41名のALTを配置しております。ALTの配置による効果といたしましては、小学校の高学年において週1時間ALTと触れ合える時間が確保できております。ALTとの触れ合いにより英語への関心が高まり、英語や外国語活動の授業で英語を話そうとする意欲の効果が出ております。 ◆委員(柄沢高男君) 私は、英語は大嫌いで苦手だったので、これからの国際社会にはやはりそういう授業が必要なことですので、ぜひこれからも充実していただいて、高崎市民の英語力が向上できますようによろしくお願いいたします。 ◆委員(田村理君) 266ページになりますけれども、10款1項3目学校教育費の右の備考欄のところ、一般経費の中の一番最後の黒ぽちで奨学基金積立金がありまして、これは平成26年度決算と比較して3,965万円、約4.3倍ふえているのです。あとは、平成27年度予算と比べても4,142万円ふえていまして、こちらに関しては5倍もふえているということになっています。この理由についてお聞かせください。 ◎教職員課長(星野順一郎君) この関係ですけれども、実は平成27年度中に鞘町にお住まいであった方の御遺言で奨学資金事業に対しまして、およそ3,900万円の御寄附がございました。その分がちょうど増額となってございます。平成26年度の実績が1,200万円、それに3,900万円足し上げますと、ちょうど5,100万円というような金額が出てまいります。 ◆委員(田村理君) ありがとうございます。本当にそういった方に高崎市の教育も支えられているなと思いまして、本当にありがたく思っております。せっかく教育をよくしてほしいという意思で、学生さんを助けたいという意思で遺言にもこういうふうに書いていただいたと思いますので、これを有効活用していただきたいなと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(飯塚邦広君) 268ページの学校教育費の中の備考欄の上のほうなのですけれども、ネット見守りサポーター事業委託料という内容と成果について説明いただきたいと思います。 ◎学校教育課長(真下雅徳君) ネット見守りサポーター事業は、ぐんま子どもセーフネット活動委員会に委託し、ネット上の児童・生徒の書き込みの状況を監視するものでございます。成果といたしましては、ネット上の書き込みの中から問題のある書き込みをした児童・生徒の在籍する学校に対して情報提供を行い、トラブルの未然防止、問題の早期発見、早期解決等に役立っております。 ◆委員(中島輝男君) 265ページ、学校教育費の一般経費の一番上に、教育機関の適正配置及び設置に関する審議会委員報酬がありますけれども、この平成27年度の委員会の開催状況と、その中で議論をされた案件についてどのようなものがあるのか教えてください。 ◎教職員課長(星野順一郎君) 教育機関の適正配置及び設置に関する審議会についての御質問ですけれども、実はこの審議内容につきましては、委員さんの総意によりまして秘密会とさせていただいておりますので、ちょっと具体的なことは申し上げられませんけれども、平成27年度につきましては1回開催させていただいておりまして、こちらから児童・生徒数の推移や複数の中学校へ分かれて進学する小学校の状況など御説明をさせていただき、各委員さんのほうから御意見等いただいたということでございます。 ◆委員(中島輝男君) 案件の内容が秘密でわからないのですね。はい、わかりました。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  271ページをお開きください。  2項小学校費について御質疑ありませんか。 ◆委員(小野聡子君) 274ページの小学校教育振興事業の中で、理科教育指定校、算数教育指定校、それぞれ備品購入とございますが、この指定校というのをもう少し具体的に教えていただきたいと思います。 ◎教職員課長(星野順一郎君) この備品購入の学校なのですけれども、毎年度備品の保有率をそれぞれこちらのほうで掌握しておりまして、その低い小学校・中学校をそれぞれ1校ずつ選定しまして整備を進めているところでございます。 ◆委員(小野聡子君) では、毎年1校ずつに備品がないところを充当させていくということなのですね。ありがとうございます。 ◆委員(三島久美子君) ちょっと小・中学校全体にかかわることなのですけれども、以前からいろいろな議員さんも、私も含めて指摘をさせていただいているトイレの洋式化の問題です。市長のほうも気にしてくださって、今年度当初予算でいろいろつけていただいているのですが、平成27年度末の整備状況、パーセンテージ等をお教えいただければありがたいです。 ◎教育総務課長(小見幸雄君) トイレの洋式化につきましては、職員トイレを除いた数値になりますけれども、平成27年度末で小学校が39.81%、中学校が34.75%でございまして、合計では38.14%というふうになっております。 ◆委員(三島久美子君) 毎年同じような質問をさせていただいている中で、少しずつ進んでいるなという感じは持ちました。ただ、前々から御指摘する中で、耐震化を優先してやりたいということで、その耐震化が完了したということですので、平成28年度も予算ついていますけれども、ぜひとも積極的に進めていただくようにお願いをしておきたいと思います。 ◆委員(中島輝男君) 273ページ、教育振興費の小学校教育振興事業の中のちょっと下、真ん中辺の楽器購入費なのですけれども、この後中学校費でも出てくるのですが、あわせてお聞きできればと思います。「音楽のある街高崎」として、この楽器購入に当たってどのような仕組みで、どのように取り組んでいるのかお考えをお聞かせください。 ◎教育総務課長(小見幸雄君) 楽器の購入費でございますけれども、小学校においては4年に1回、また中学校においては2年に1回ですけれども、対象となる各学校に事前に希望調査をいたしまして購入をしております。主には金管楽器が多くて、トランペットですとかトロンボーン、それからホルンといったものがメーンでございまして、マーチングフェスティバル等も金管楽器がメーンになっておりますので、音楽のあるまちに貢献できているものと感じております。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  275ページをお開きください。  3項中学校費について御質疑ありませんか。 ◆委員(柄沢高男君) 主要成果に関する説明書の中に中学校費の学校管理費経費、278ページ、備品購入費、その備品の中に柔道着の112着というのがあるのですけれども、柔道着は個人で買うのではなくて、学校の備品としてそろえているのでしょうか。この内容をちょっとお知らせいただきたいと思います。 ◎教育総務課長(小見幸雄君) 柔道着は、学校の備品となっております。今回の112着につきましては、長野郷中と寺尾中と群馬中央中の3校の分の購入分でございます。柔道着につきましては、10年経過を目安に対象となる学校のほうへ希望調査をいたしまして、必要数を計画的に購入しております。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  279ページをお開きください。  4項高等学校費について御質疑ありませんか。 ◆委員(中島輝男君) 281ページの教育振興費、上のほうのスーパーグローバルハイスクール事業なのですけれども、高経大との連携事業だそうですけれども、その成果として評価か何か出ているのかお伺いします。 ◎高崎経済大学附属高等学校事務長(淡嶋美奈子君) この事業に取り組んでいる生徒に実施したアンケート結果によりますと、国内外の政治、経済のニュースに着目できるようになった、また考え抜く力が身についた、コミュニケーション能力が身についたなどを成果として挙げております。 ◆委員(小野聡子君) 済みません、今のところに関連するのですけれども、説明書の179ページのところに、海外企業訪問参加人数ということで、中国に15人というふうにあるのですが、これをもう少し詳しく教えていただきたいと思います。 ◎高崎経済大学附属高等学校事務長(淡嶋美奈子君) 海外研修の参加生徒は2、3年生のうち、この事業に取り組んでいる生徒の中から希望を募った結果15人となっております。 ◆委員(小野聡子君) ありがとうございます。今回は中国で、今年度、来年度はまたそれぞれの企業を希望で考えていくということですか。 ◎高崎経済大学附属高等学校事務長(淡嶋美奈子君) この事業につきましては、1年生のときに高崎の企業で海外進出している企業の経営者に講話等いただいておりまして、実際に2、3年生になってその企業が進出している中国のほうに研修に行っておりますので、今年度につきましても同じように中国に研修に行かせていただいております。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  281ページをお開きください。  5項幼稚園費 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 283ページをお開きください。  6項特別支援学校費 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 285ページをお開きください。  7項社会教育費について御質疑ありませんか。 ◆委員(小野聡子君) 304ページの図書館費のところなのですが、こちらの現在高崎の中央図書館のほうの5階には個室で本を読んだり、ちょっと勉強したりということができるお部屋があるようです。この個室には電源は使えるようにはなっているのですけれども、実際にはそこの差し込みのところにふたがしてあるようで、パソコンとか何も使えないようになっているようです。ここの電源のことについて、今後どのようにお考えかをお聞かせください。 ◎中央図書館次長(土谷真由美君) 電源使用につきましては、現在スマートフォン、携帯電話等の充電を目的とした利用のおそれがあるため禁止をさせていただいております。今後の対応につきましては、利用者の要望などの状況を把握しながら検討していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆委員(小野聡子君) 利用者の方からパソコン等が使えるように電源を使わせてもらってもいいのではないかという声もありましたので、ぜひ御検討いただきたいと思います。お願いいたします。 ◆委員(中島輝男君) 済みません、また幾つかあるのですけれども、285ページの社会教育総務費の中の視聴覚教育事業について、本市の視聴覚教育についての現状と課題がありましたら教えていただきたいと思います。 ◎社会教育課長(中村仁寿君) 視聴覚教育につきましては、市民の学習意欲に応じた視聴覚教材をそろえ、映像情報を用いた学習環境を整備し、市民の学習意欲の向上を図っております。また、視聴覚教育の向上と発展のために、高崎市視聴覚教育技術者連盟に委託をいたしまして、各種研修を開催し、視聴覚技術者の養成に努めているところでございます。今後も市民の学習要求に応じた視聴覚教材を整備していく必要があると考えております。 ◆委員(中島輝男君) 平和教育にも使えると思うので、またぜひそちらのほうの充実もよろしくお願いいたします。  続きまして、287ページの一番下のほう、市民活動センター経費なのですけれども、これはソシアスですよね。この協力して働くと書いて協働、これはわかっていたつもりなのですけれども、いま一度どういうものかちょっと教えていただければと思います。 ◎社会教育課長(中村仁寿君) この市民活動センターにつきましては、地域人材支援センター、男女共同参画センター、市民公益活動センターの3つのセンターの複合施設となっておりまして、総合的に市民の生涯学習、男女共同参画、ボランティア活動等の推進や団体のリーダーとなる人材の育成を支援している施設でございます。この3つのセンターが連携、協力をいたしまして、事業を推進していくことが重要であると考えておりまして、つなぐ、連携をキーワードといたしまして、市の活性化に大きな役割を担うことができるよう、これからも努めていきたいと考えております。 ◆委員(中島輝男君) ソシアスの利用状況をお伺いできますでしょうか。 ◎社会教育課長(中村仁寿君) 平成27年度につきましては、延べ2,783団体が利用いたしまして、利用者数は5万8,242人となっております。 ◆委員(中島輝男君) どうもありがとうございました。  続きまして、297ページの文化財保護費の中、真ん中辺、日高遺跡保存整備事業の中の天狗岩堰土地改良区負担金の部分なのですけれども、この遺跡上の田んぼにおいて平成27年度初めて稲作が行われたそうなのですが、結果的にどうだったのかお伺いしたいと思います。 ◎文化財保護課長(若狭徹君) 日高遺跡では、JR上越線北側に弥生時代水田を復元しまして、地元の日高遺跡公園をともに楽しむ会に委託しまして、平成27年度より稲作実験を開始しております。まずは、水田総面積3,700平米のうち約400平米を試験的に栽培したところ、予想以上の収穫となりまして、200キロを収穫したというふうに聞いております。 ◆委員(中島輝男君) その作付した田んぼもそうだったのですが、石がごろごろしてすぐ田んぼとして活用できなかったというお話を聞いています。その辺の対処はどうお考えでしょうか。 ◎文化財保護課長(若狭徹君) 委員御指摘のとおり、工事の過程で水田に石が混入しておりまして、これにつきましては、今後機械を導入して撤去を予定しております。 ◆委員(中島輝男君) はい、わかりました。  続きまして、301ページ、公民館費、下のほうに公民館補修整備工事1,675万3,952円ありますが、これはどのような形で補修整備の希望をとっているのか、また緊急時の対応はどのようにしているのかお聞かせください。 ◎社会教育課長(中村仁寿君) 例年8月に各公民館に次年度予算資料の提出を依頼しておりますが、この中で補修整備に係る工事についても提出をお願いしております。緊急時につきましては、優先的に工事を実施するとともに、予算が不足する場合には流用や予備費充当等により対応しております。 ◆委員(中島輝男君) 続きまして、次のページ、同じ公民館費の中の図書ボランティア活動支援事業なのですけれども、この図書ボランティア、ボランティアさんの高齢化なんていう話も聞いているのですが、この活動状況と課題についてお伺いしたいと思います。 ◎社会教育課長(中村仁寿君) このボランティアにつきましては、公民館図書室活動の充実、発展を図る事業といたしまして、40の公民館で図書の貸し出しや読み聞かせボランティアを行っております。また、中央公民館においては初心者を対象とした研修会、講座を実施するなど図書ボランティアの養成に努めておりますので、これからもボランティアの確保に努めてまいりたいと考えております。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  305ページをお開きください。  8項保健体育費について御質疑ありませんか。 ◆委員(中島輝男君) 1目の保健体育総務費の中の自然体験活動施設整備事業の改修工事の状況をお知らせ願えたらと思います。 ◎教育総務課長(小見幸雄君) 現在宿泊棟の改修工事を進めておりまして、10月末に終わるように鋭意進めているところでございます。また、野外炊飯施設ですとか厨房の改修につきましては、今後の入札となります。よろしくお願いいたします。
    ◆委員(中島輝男君) はい、わかりました。  続きまして、317ページ、交通教室費の中のバス購入費なのですけれども、このバス購入後の活用状況についてお知らせください。 ◎健康教育課長(嶋村三城君) 7月の納車後、9月、12月、1月、2月、3月には地域交通課の交通安全教室で54幼稚園、保育所・園54回を送迎し、10月、11月には自転車交通安全教室のため18小学校で37回の送迎を行っております。 ◆委員(中島輝男君) わかりました。ありがとうございます。  続きまして、あと1点だけ。その下の学校給食費なのですけれども、学校給食費、アレルギー食の対応が今話題になっておりますが、その対応件数についてわかる範囲で教えていただけないかと思います。現場の方々本当に大変だと思いますが、その対応についてお伺いできればと思います。 ◎健康教育課長(嶋村三城君) アレルギーへの対応件数は、小学校が477人、中学校が156人、幼稚園が25人、合計658人となっております。作業には事前の工程の確認でありますとか、除去食、代替食をつくるための事前の準備等が必要になっております。 ◆委員(中島輝男君) はい、わかりました。本当に子どもの安全のためにもこれからも頑張っていただきたいと思います。 ◆委員(小野聡子君) 312ページの体育館事業の件です。支所地域の体育館が大分老朽化をしているということで、市民の方からも群馬体育館は雨のときに窓を閉めても窓から雨が入ってしまうということも伺っているのですけれども、この辺の設備の維持管理計画とかをちょっとお伺いしたいと思います。 ◎スポーツ課長(青木信幸君) 体育施設に関しましては、全般にちょっと老朽化のほうが進んでおりまして、利用状況や傷みぐあいなどから判断して順次修繕に取り組んでおるところでございます。群馬体育館につきましては、さきの連続台風についても今のところ雨漏りの報告は来ておりません。ただ、ほかの体育館、吉井であったりだとか、榛名、新町の体育館のほうは雨漏りの報告がございまして、昨年度、今年度と修繕を既に実施いたしております。また、今後についても状況に応じて修繕を実施してまいります。 ◆委員(小野聡子君) 天井からの雨漏りではなくて、窓を閉めたところから入ってきたということだったのですが、順次支所地域の体育館のほうもよろしくお願いいたします。 ◆委員(三島久美子君) まず、310ページ、3目体育費、下のほうにある学校体育事業、中学校の部活動指導協力者報償金がここに計上されているのですけれども、ちょっと細かいことで申しわけないのですが、この内訳をわかる範囲でお知らせください。 ◎健康教育課長(嶋村三城君) 部活動指導協力者については、平成27年度には市内24中学校から65人の希望が出されました。県のスポーツ人材活用事業で24人を、高崎市で41人を採用いたしました。1人1回2時間程度の指導につき2,000円で最高20回まで謝金をお支払いしております。 ◆委員(三島久美子君) 現段階では先ほど御説明があったように、希望した中学には平成27年は全員配置できたと。ここでこの質問をさせていただくのはいろんな場面で報道等も含めて、先生方への部活動の負担というのですか、それでなかなかボランティアのような形で日曜日に中体連で行っても一日3,000円しかもらえないとか、先生方、本当に一生懸命やっているのです。それで、合間を縫い縫い、授業の準備をしながら部活動の指導もしてと本当に大変な中で、この外部指導員というのは非常に重要だと思うのですけれども、これはもう例えば希望を出してもらうと。本当に65人がマックスなのかなという気がするのですけれども、その希望を出してもらう。もっともっと積極的に、うちはこういうことが欲しいのだと言えるような環境整備も必要だと思うのですけれども、この部活動の顧問の先生方の負担軽減について平成27年度はどのように取り組んでいたのか。この指導者の問題もそのとおりなのでしょうけれども、そのあたりについてお答えいただけますか。 ◎健康教育課長(嶋村三城君) 県中体連の申し合わせ事項というのがございまして、これをもとに毎年4月の中体連理事、評議員会におきまして、校長、それと顧問等で確認をしております。大会期やトレーニング機器等、練習頻度の差はありますものの、全ての中学校で年間を通して週1日は部活動のない休息日を確保している状況でございます。 ◆委員(三島久美子君) その辺も全部理解しているのですけれども、難しいとは思うのですが、この外部指導員はプロフェッショナルを頼んでいる自治体とかもあったり何かして、現場の先生方のやりにくさも伺ってはいるのです。どちらが指導者だいみたいな感じで。ただ、やっぱりやり方によっては本当に地域の方も含めて外部の方がどんどん中学校に入ってきてくれる。ただでさえ今中学校の部活が成り立たないというような事態が起こっておりますので、これから中学の部活のあり方、もちろん指導要領上は学校の教育の一環ですということになりますけれども、そのあたりについてきちっと対応してもらいたいのですが、教育長、何かありますか。 ◎教育長(飯野眞幸君) 部活ではないのですけれども、その上に体育の柔道授業のほうも同じような形をとらせていただきました。これは、市長のほうからけがをとにかくさせないようにということで、多分授業のときに専門家をつけて授業をさせていただいたのが本市だけかなというふうに思っています。その方々もやっぱり授業日に来られるというものがありますので、なかなかうまく集まらないと。ですから、現状は高崎市外の方も本当に子どもに柔道の事故がないようにという気持ちを理解していただいて、我々のお手伝いをしていただいて、本当に重大事故が防げているというふうに思います。部活は若干ちょっと違いますけれども、やはり専門の人を入れるには、その専門の人が正規の仕事をしていますので、その方々の時間を割いてもらうと。ですから、マックスそれだけではないのですけれども、なるべく学校の要望があれば応える姿勢は持って取り組んでいきたいと。  ただ、一方において、御指摘のように、部活の非常に過密な日程の中で子どもも教員も両方疲れているという声もありますので、その辺のことは両方勘案しながらいかなければいけないかなというふうに思っています。 ◆委員(三島久美子君) ぜひ三方全てよしではないですけれども、先生方にとっても余裕のある指導ができる。また、子どもたちもああいう先生に教わってうれしいというような、そういう部活づくりというのを、やっぱり本当に心身ともに健康になるためには重要な過程ですので、よろしくお願いします。  もう一点、312ページ、体育館事業です。先ほど小野委員から支所地域の体育館の話が出まして、期せずして課長からも新町住民体育館の話が出たのですが、これは市長も先ほどおっしゃってくださったので、またかと思うかもしれませんが、年間2万人以上の方が利用している体育館なのです。本当に老朽化が激しくて、先般平成27年度か平成26年度、平成27年度でしたか200万円ほどつけていただいて、屋根の雨漏りは直していただいたのですけれども、新市計画で建てかえが重点事業となっているものであるし、やっぱり地域住民の声は大きいです。ぜひ建てかえてもらいたいと。この合併から10年の積み残した課題の一つなのですけれども、それについて平成27年度の検討過程と今後の見通し、ここであえて確認をさせていただきたいと思います。 ◎スポーツ課長(青木信幸君) 新町住民体育館につきましては、施設をスポーツ、レクリエーションの場として安全、快適に御利用いただけるよう、施設の保守点検を入念に行うとともに必要な修繕等を随時実施しております。委員おっしゃいましたように、平成26年度は体育館の屋根の防水工事を実施いたしました。平成27年度には体育館窓ガラス周りのコーキング補修工事を実施いたしました。改築事業については、高崎市全体での公共施設の整備状況など勘案しながら研究を進めてまいりたいと思います。 ◆委員(三島久美子君) 先ほど市長からも認識いただいたので、あえてここでは答弁求めませんけれども、課題になっていると。もう少し時間が欲しいということで、まないたの上にのっているということは確認できました。ただ、やはり先ほど来申し上げている新体育館も含めて障害者への対応とかも含めると、全くバリアフリーではない状況になっていまして、バリアフリー基本構想が係っているエリア内にある公共施設とすれば失格かなと思うのですけれども、そういったものも含めて大きな課題として捉えていただくことを強く訴えておきます。  あと一点だけ。6目学校給食についてなのですけれども、318ページあたりにあるのですが、先ほど滞納整理問題については、本当に大きな課題でしっかりと取り組んでくださって大分前年度に比べて収入未済もふえてしまったとは言いながら、本当に頑張ってくれていることはよく理解しています。そのことをちょっとここで課題にするのではなくて、6月の常任委員会のときに指摘もさせていただいたのですけれども、小・中学校の学校給食について自校方式というのを進めてほしいというふうに市長に申し上げたところ、市長もやはり費用対効果ではないですけれども、財政的なものも非常に厳しい部分もあるので、順次というお答えをいただいているのですが、やはり先ほど中島委員からも出ていたアレルギー食対応のことを考えると、やっぱり自校方式に移行していくのがベストなのだろうなというふうに私は思っています。そこで、さっきアレルギー食対応の細かい話が出たので、現実先ほどの658人というのは、いわゆる給食センター方式でもきちっとアレルギー食、除去食、代替食、対応できているのかをちょっと確認させてください。 ◎健康教育課長(嶋村三城君) アレルギー食への対応につきましては、センター方式ではそれが行われておりません。代がえということで牛乳が飲めない子について麦茶の提供は行えますが、センターではアレルギー対応を行うということは行っておりません。 ◆委員(三島久美子君) そうすると、センター方式を採用している、市内に21校ありますけれども、アレルギーの子はお弁当を持ってきてくださいという話なのですか。 ◎健康教育課長(嶋村三城君) 例えば群馬地域の小学校では代がえのお弁当を準備していただいて、それを食べているという状況でございます。 ◆委員(三島久美子君) いずれにしてもセンター方式のメリットもあるとは思うのです。合理的であるということも含めて、ただやはり高崎の給食、奇跡の給食と呼ばれている給食、全国から視察がたくさん来ているこの給食のシステムの中で、やっぱり自校方式、お金はかかります。でも、本当に高崎の子どもたちがアレルギーがあろうがなかろうがみんなで一緒に給食が食べられると。アレルギーがあることによって何か疎外感を持たせないような、そういう給食にする。給食の時間というのは楽しいはずなのです。だから、その辺はやっぱりしっかり取り組んでいっていただいて、アレルギー対応だけではなくて、肥満対応とかも含めて、各学校に栄養士がいるということは大きいことなのです。本当に皆さんから、ほかの自治体の議員さんからも本当にうらやましがられて私も自慢に思っているのですけれども、ぜひとも今後の大きな課題として取り組んでいただくように。財政的な厳しさはわかっていますけれども、それを強く強く訴えて終わりにします。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  321ページをお開きください。  9項大学費 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 323ページをお開きください。  11款災害復旧費4項教育施設災害復旧費から  12款公債費まで (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 329ページをお開きください。  13款予備費 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 以上で一般会計の審査を終わり、次に特別会計の審査を行います。  最初に、牛伏ドリームセンター事業特別会計の審査を行いますので、415ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 419ページをお開きください。  歳出 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 続いて、土地取得事業特別会計の審査を行いますので、507ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 509ページをお開きください。  歳出 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 以上で特別会計の審査を終わります。  次に、調書の審査を行いますので、515ページをお開きください。  財産に関する調書 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) 531ページをお開きください。  基金運用状況に関する調書 (質疑なし) ○委員長(追川徳信君) これより議案第81号の所管部分を起立により採決いたします。  本案を認定することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(追川徳信君) 起立多数です。  よって、議案第81号の所管部分は認定すべきものと決しました。   ──────────────────────────────────────────── △審査終了 ○委員長(追川徳信君) 以上で本委員会に付託された議案の審査は全て終了いたしました。  審査に当たり、円滑な委員会運営に御協力いただきありがとうございました。なお、委員長報告の作成については私に一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(追川徳信君) それでは、そのようにしたいと思います。  以上で本日の議題を終わります。                                     午後 3時51分   ──────────────────────────────────────────── △その他 ○委員長(追川徳信君) 次に、その他として執行部から何かありましたらお願いいたします。  なければ、この際、委員の方々から執行部に対しお聞きしたいことがありましたらお願いいたします。 ◆委員(白石隆夫君) 高崎市内のスポーツ施設とか文化施設についての高齢者割引についてなのですけれども、まず他市の状況等を教えていただければと思いますが、わかりましたら、お願いいたします。 ◎スポーツ課長(青木信幸君) 大変申しわけありませんが、他市の状況、今すぐ手元に資料ございませんで、後ほど精査し、御報告でもよろしいでしょうか。 ◆委員(白石隆夫君) 市民の方から伺ったのですが、高崎市はほかの市に比べて割引率が低いのではないかということなので、実態の数字のほうは私は把握はしていないのですが、もしそういう状況であれば、ぜひとも高齢者の方が利用しやすいような形をとっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎副市長(兵藤公保君) 資料等がなくて、大変申しわけございません。また他市の状況等もつぶさに把握しているわけではございません。ただ、高齢者の方々がそういった施設を使いやすいといった環境整備につきまして、今後引き続きまして研究を重ねてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 ◆委員(白石隆夫君) 高齢者といっても大変元気な方が多いと思いますので、ぜひともそういった方向でよろしくお願いいたします。 ○委員長(追川徳信君) ほかにありませんか。   ──────────────────────────────────────────── △閉会 ○委員長(追川徳信君) なければ、以上で本日の総務教育常任委員会を閉会いたします。                                     午後 3時53分閉会...