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平成27年 12月22日 環境施設建設調査特別委員会−12月22日-01号

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  1. 高崎市議会 2015-12-22
    平成27年 12月22日 環境施設建設調査特別委員会−12月22日-01号


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    平成27年 12月22日 環境施設建設調査特別委員会−12月22日-01号平成27年 12月22日 環境施設建設調査特別委員会   平成27年高崎市議会環境施設建設調査特別委員会会議録   ────────────────────────────────────────────                                 平成27年12月22日(火曜日)   ────────────────────────────────────────────                環境施設建設調査特別委員会次第                                   平成27年12月22日(火)                                     第1委員会室 午前10時 1 報告事項 (1)高浜クリーンセンター建替事業について                    (環 境 部) 2 そ の 他   ──────────────────────────────────────────── 出席委員等(9人)   委 員 長   丸  山  和  久  君     副委員長   柄  沢  高  男  君   委  員   北  嶋  菊  好  君     委  員   伊  藤  敦  博  君   委  員   小  野  聡  子  君     委  員   時  田  裕  之  君   委  員   長  壁  真  樹  君     委  員   石  川     徹  君   委  員   田  中  治  男  君
      議  長   (委         員)   ──────────────────────────────────────────── 欠席委員(なし)   ──────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者   市長      富  岡  賢  治  君   副市長     木  村  正  志  君   副市長     松  本  泰  夫  君   総務部長    兵  藤  公  保  君   企画調整課長  太  田  直  樹  君   財務部長    北  島     晃  君   財政課長    山  田  史  仁  君   環境部長    今  井  伸  一  君   環境政策課長  服  部  正  幸  君   一般廃棄物対策課長                                   森  下  英  次  君   産業廃棄物対策課長               環境施設整備室長石  原  正  人  君           松  田  隆  克  君   清掃管理課長  清  塚  正  人  君   高浜クリーンセンター所長                                   根  岸  恵  一  君   吉井クリーンセンター所長            榛名支所長   千  保  芳  明  君           中  澤     朗  君   榛名支所地域振興課長              榛名支所市民福祉課長           江  原     豊  君           関  根  英  二  君   ──────────────────────────────────────────── 事務局職員出席者   事務局長    田  口  幸  夫      庶務課長    田  中  謙  一   議事課長    大 河 原  博  幸      議事課議事担当係長                                   村  上  正  和   議事課主任主事 高  橋  智  仁   ──────────────────────────────────────────── △開会  午前 9時58分開会 ○委員長丸山和久君) 定刻前でありますけれども、全員おそろいでありますので、ただいまから環境施設建設調査特別委員会を開会いたします。   ──────────────────────────────────────────── △諸般の報告 ○委員長丸山和久君) この際、諸般の報告を申し上げます。  傍聴はあらかじめ許可してあります。  以上で諸般の報告を終わります。   ──────────────────────────────────────────── △報告事項委員長丸山和久君) それでは、報告事項に入ります。  高浜クリーンセンター建替事業について、説明をお願いいたします。 ◎環境施設整備室長石原正人君) それでは、高浜クリーンセンター建替事業について、資料に基づき御説明させていただきます。  高浜クリーンセンターは、供用開始から27年が経過し施設の老朽化が進んでおり、社会情勢の変化に対応可能な規模及び能力を備えた施設の整備が求められていることから、本市の一般廃棄物を安定的かつ効率的に処理するため、隣接地に建てかえ計画を進めております。このたび、整備に関する基本方針でございます高崎市高浜クリーンセンター建替基本計画(素案)がまとまりましたので、御報告させていただくものでございます。また、あわせまして本計画(素案)のパブリックコメントの実施についても御報告させていただきます。  初めに、1の高崎市高浜クリーンセンター建替基本計画(素案)について御説明いたします。お手元に配付させていただきました建替基本計画(素案)をごらんください。  1枚おめくりいただき目次でございますが、目次につきましては、第1章の計画概要から第9章の事業計画までで構成されております。  続きまして、1ページをお開きください。第1章、計画概要でございます。1の計画策定の目的でございますが、現在の高浜クリーンセンター供用開始から27年が経過し老朽化が進んでいることや、社会情勢の変化に対応した規模及び能力の施設の整備が求められていることから、既存施設に隣接した敷地に建てかえを行おうとするものでございます。整備に当たりましては、周辺地域との調和、環境への配慮、安全、適正、継続的な処理ができる資源循環型施設の整備を基本的な考えとし、これらを踏まえ新規施設の基本的な仕様や方針等を定めた計画として本計画を策定するものでございます。  2ページをお開きください。整備の視点でございますが、新規施設の整備に当たっては、地球に優しい施設、安全性にすぐれた施設、資源や熱エネルギーを効率的に有効利用できる施設、周辺環境と調和した施設、市民に開かれた施設、維持管理が容易で経済性にすぐれた施設の6つの視点により整備を進めることといたします。  続きまして、3ページをごらんください。第2章、建設予定地概要でございます。1の地理的条件の(1)計画地では、建設予定地位置図を下の図に示しております。計画地敷地面積は約6.45ヘクタールとなっており、現在、高浜長寿センター等が整備されている土地に新規施設を建てかえ、既存施設跡地長寿センター等余熱利用施設等を整備することといたします。次に(2)の地盤でございますが、平成26年度に実施したボーリング調査によりますと、良好な支持地盤が確認されております。  1枚おめくりいただき、4ページをお開きください。(3)の気象でございますが、気象条件は記載のとおりでございます。平成26年2月には記録的な大雪もありましたので、そういった点にも留意して設計・施工を行ってまいります。(4)の都市計画につきましては、計画地都市計画条件を下の表にお示しさせていただきました。  続きまして、5ページをごらんください。2のユーティリティー条件でございます。(1)電気につきましては、既存施設では東京電力より高圧受電しております。(2)給水につきましては、既存施設では上水道が既存施設北西側で接続されております。(3)排水につきましては、既存施設では処理水を場内で再利用するクローズドシステムを採用しております。(4)燃料・ガスにつきましては、既存施設では助燃用として灯油を使用しております。また、都市ガス計画地周辺まで敷設されております。ユーティリティー位置図については、1枚おめくりいただいた6ページに記載しております。  続きまして、7ページをごらんください。3の搬入・搬出車両条件でございます。(1)の搬入・搬出車両の寸法でございますが、基本的には既存施設と同様の車両が搬入・搬出するものと想定し、その詳細につきましては下表のとおりとなっております。(2)のごみ搬入車両の台数でございますが、新規施設稼働後も搬入車両台数は現状と同程度と想定いたします。参考として、平成26年度の搬入車両台数を、下の表に記載しております。  続きまして、8ページをお開きください。(3)のその他の車両につきましては、見学者や施設職員用の車両の出入りについて記載しております。(4)のごみ搬入搬出ルートについては、基本的に現行と同様であり、工事用車両についても同路線を主要な走行ルートとします。  9ページをごらんください。第3章、施設規模ごみ質でございます。1の施設規模の(1)の処理種別でございますが、大きく分けますと、可燃ごみ処理施設においては燃やせるごみ、可燃性残渣を、不燃・粗大ごみ処理施設においては燃やせないごみ、不燃性粗大ごみ等を、リサイクルセンターにおいては資源物を処理・保管することとし、その品目の詳細は記載のとおりでございます。この処理品目は、本市における現在の分別区分に基づくものであり、今後の施策等により変更が生じた場合は、適切な対応を図ることといたします。  続きまして、10ページをお開きください。(2)施設規模のア、可燃ごみ処理施設につきましては、人口動態、産業・経済の発展、過去のごみ処理実績に基づくごみ量推計減量化及び資源化施策の効果、災害や不測の事態への対応等を総合的に考慮し施設規模を決定することとし、施設規模としては、現在本市が有する能力と同等の能力を確保し、かつ本市のごみ処理を1施設で賄える日量480トンといたします。イの不燃・粗大ごみ処理施設及びリサイクルセンターにつきましては、可燃ごみ処理と同様の検討に加え、各種リサイクル法の施行に伴う処理種別の変更や、技術の進歩に伴う容器の軽量化等を勘案し処理規模を決定することとし、不燃性粗大ごみ処理施設は日量34トン、リサイクルセンターは日量65トンといたします。  11ページをごらんください。2のごみ質、(1)可燃ごみでございますが、計画ごみ質は、焼却対象として計画する低質ごみ基準ごみ、高質ごみのそれぞれの3成分(水分、灰分、可燃分)、低位発熱量単位体積重量及び基準ごみ可燃分中の炭素、水素、窒素、酸素、硫黄、塩素の元素組成によって示されます。可燃ごみ処理施設は、計画ごみ質を適切に設定することで効率的かつ安定的な稼働につながるものでございます。新規施設における計画ごみ質については、下の表に記載のとおりでございます。  続きまして、12ページをお開きください。(2)不燃・粗大ごみ計画ごみ質は、過去5年間のごみ質調査結果に基づき設定することとし、その内容は下の表に記載のとおりでございます。  13ページをごらんください。第4章、可燃ごみ処理方式でございます。1の可燃ごみ処理方式の概要でございますが、現在、最も一般的な可燃ごみ処理方式としては、焼却方式焼却プラス灰溶融方式ガス化溶融方式が挙げられます。その他にも多様な方法がございますが、資源化した物の受け入れ先の確保や、本市と同規模の処理実績建設費及び維持管理費等の増加が懸念されます。新規施設は、本市においては代替のできない重要な施設であるため、実績が多く安定的かつ継続的な処理が可能な先の3方式を対象に選定を行います。(1)の焼却方式は、ごみの中の水分を蒸発させ、可燃分を焼却する方式であり、国内で最も多くの稼動実績を有している方式です。(2)の灰溶融方式は、(1)の焼却方式で出た焼却灰を溶融することにより減容化し、溶融スラグを得る方式でございます。(3)のガス化溶融方式は、簡単に申し上げますと(1)の焼却方式と(2)の灰溶融方式を同時に行う方式でございます。各方式の詳細につきましては記載のとおりでございます。  続きまして、14ページをお開きください。可燃ごみ処理方式についてでございますが、3つの方式から処理方式を選定するに当たり、本市にて溶融を行うか否かについて検討いたします。比較検討の結果を下の表に示しております。14ページから15ページにわたる表においてお示しするとおり、溶融を行わない方式は、行う方式より環境保全の項目においては二酸化炭素排出量が少ない点ですぐれており、安全性安定性の項目においては、建設実績安定稼動実績等の点ですぐれており、維持管理費を含めた維持管理の項目においては、シンプルなシステム構成ランニングコストの点ですぐれており、競争性の確保の項目においては、技術を保有するメーカーが多く競争性が確保しやすい点においてすぐれております。その他の項目では、最終処分の項目においては、溶融を行う方式がすぐれていると考えられますが、資源の有効利用の項目においては同等と考えられます。総合評価といたしまして、溶融を行わない方式が溶融を行う方式よりもすぐれた結果となっております。以上の比較検討の結果、溶融を行わない焼却方式ストーカ式または流動床式が優位であると考えられるため、次に焼却方式比較検討を行います。  16ページをお開きください。焼却方式にはストーカ式流動床式の2方式がございます。ここではストーカ式流動床式のどちらを採用するかについて検討いたします。下の表ではストーカ式流動床式の処理の概要を示しております。ストーカ式ストーカと呼ばれる火格子を機械的に駆動し、乾燥、燃焼、後燃焼工程に順次移送し燃焼させる方式でございます。これに対し流動床式は、熱した砂を空気で攪拌させた流動層にごみを投入して乾燥、燃焼、後燃焼をほぼ同時に行う方式でございます。  17ページをごらんください。2つの方式の比較検討を表に示しております。ストーカ式流動床式に比べ安全性安定性の項目においては、建設実績等の点ですぐれており、その他の項目の近年の採用に係る動向については、近年最も採用例が多い点においてすぐれており、競争性の確保の点においては、全ての処理方式の中で最も対応できるメーカーが多い点ですぐれております。環境保全経済性においては同等と考えられます。総合評価としてストーカ式流動床式よりもすぐれた結果となっております。比較検討の結果、新規施設における可燃ごみ処理方式焼却方式ストーカ式)といたします。  続きまして、18ページをごらんください。第5章、公害防止基準値でございます。1の公害防止基準値、(1)排ガスでございますが、新規施設に設置される焼却炉は、大気汚染防止法等に規定する排出基準が適用されます。新規施設の整備に当たっては、整備の視点の1つにおいて、地球に優しい施設を掲げておりますので、施設周辺自然環境及び生活環境へ配慮した施設となるよう、計画地の状況を考慮して、可能な限り厳しい自主基準を設定してまいります。(2)の排水、1枚おめくりいただき、20ページの(3)騒音・振動、(4)悪臭につきましては、法及びこれに基づく条例等の基準を遵守することとし、その内容は記載のとおりでございます。なお、それぞれの項目の下に、参考として法令等の基準を掲載させていただきました。  続きまして、21ページをごらんください。第6章、余熱利用計画でございます。1の余熱利用計画、(1)高効率ごみ発電でございますが、環境省が定めた計画では、焼却せざるを得ないごみについては、焼却時に高効率な発電を実施し、回収エネルギー量を確保することが示されております。また、より高効率なごみ発電施設を導入する自治体に対し、優遇した交付金を手当てする制度が導入されております。そして新規施設は、資源循環型社会及び低炭素社会の形成に寄与する施設となるため高効率ごみ発電施設の整備を目指してまいります。(2)その他の余熱利用及び還元施設につきましては、現在、高浜長寿センターにて余熱利用を行っております。また、新規施設の整備に当たって温水プールの建設が要望されており、温水プールについても余熱を有効に利用することができるので、今後はそれらの整備に向けた検討を行ってまいります。また、新規施設建設期間中、長期にわたり現行の還元施設を利用できない期間が発生してしまいます。いずれの施設も利用率が高いため、利用者の方々に可能な限り御不便をおかけしないよう、別の敷地での整備や計画地内での先行整備等の代替案について適切に対応してまいります。  続きまして、22ページをごらんください。第7章、プラント設備条件でございます。1の可燃ごみ処理施設プラント設備におきましては、新規施設可燃ごみ処理施設に係るプラント設備について整理させていただきました。なお、新規施設は本市の大半のごみ処理を担い、安定的な稼動と不測の事態におけるリスク管理が重要であるため、既存施設で実績のある3炉構成といたします。(1)受入・供給設備におきましては、ごみ計量機プラットホームごみ投入扉ダンピングボックス、23ページに移りまして、ごみピットごみクレーン可燃性粗大ごみ破砕機脱臭装置薬液噴霧装置、可燃性残渣受入供給装置といった各種プラント設備を設置いたします。各設備の内容は記載のとおりでございます。  1枚おめくりいただき、24ページをごらんください。(2)ストーカ式燃焼設備につきましては、先ほど第4章、可燃ごみ処理方式の選定の部分でも御説明させていただいたところでございますが、こちらにつきましては、ごみホッパ給じん装置燃焼装置焼却炉、助燃装置で構成されており、各設備の内容は記載のとおりでございます。続きまして、(3)燃焼ガス冷却設備につきましては、ごみ燃焼後の排ガスを冷却する目的で設置いたします。  25ページをごらんください。(4)排ガス処理設備につきましては、減温塔、集じん設備有害ガス除去設備で構成されます。各設備の内容は記載のとおりでございます。(5)余熱利用設備につきましては、ごみの焼却による余熱を利用し、発電等有効利用する目的で設置するもので、発電設備、蒸気及び温水利用設備で構成されます。設備の内容は記載のとおりでございます。  続きまして、26ページをお開きください。(6)通風設備につきましては、押込送風機空気予熱器、風道(通風ダクト)、誘引送風機、煙道(排ガスダクト)、煙突等で構成されます。各設備の内容は記載のとおりでございます。(7)灰出し設備につきましては、焼却炉から排出される灰及び各部で捕集される灰を集め、処理及び最終処分場へ搬出するためのもので、灰ピット、27ページの灰クレーン飛灰搬送装置飛灰貯留槽飛灰処理設備処理飛灰貯留設備で構成されます。各設備の内容は記載のとおりでございます。(8)給水設備は、プラント用水及び生活用水を供給するもので、(9)排水処理設備は、ごみピット汚水プラント排水及び生活排水を処理するものでございます。  続きまして、28ページをお開きください。(10)電気・計装設備につきましては、電気設備は、受電設備変電設備配電設備動力設備、非常用発電設備等で構成されており、計装設備は、安定的で効率的な施設の運営が可能となる各設備を設置いたします。  続きまして、29ページをごらんください。2の不燃・粗大ごみ処理施設につきましては、施設の処理対象物を、燃やせないごみ、不燃性粗大ごみスプレー缶カセットボンベ・ライターとし、プラント設備を整理いたします。新規施設の不燃・粗大ごみ処理に係るプラント設備については、(1)受入・供給設備につきましては、搬入ごみの種類と搬入方法貯留方式展開検査の方法をお示しいたしました。その他必要な設備として、(2)破砕設備、(3)搬送設備、30ページに移りまして、(4)選別設備、(5)再生設備、貯留・搬出設備、(6)集じん設備、(7)給水・排水処理設備、(8)電気・計装設備がございます。設備の内容は記載のとおりでございます。  続きまして、31ページをごらんください。リサイクルセンタープラント設備につきまして、処理する資源物は、飲料缶、びん類、ペットボトルとし、保管する資源物は、古紙、小型家電、乾電池、蛍光灯といたします。新規施設リサイクルセンターに係るプラント設備につきましては、(1)受入・供給設備につきましては、受入・供給フロー貯留方式をお示しいたしました。その他必要な設備として、(2)の搬送設備、(3)選別設備、32ページに移りまして、(4)再生設備、貯留・搬出設備、(5)集じん設備、(6)給水・排水処理設備、(7)電気・計装設備がございます。各設備の内容は記載のとおりでございます。  続きまして、33ページをごらんください。第8章、土木・建築条件でございます。1の配置計画につきましては、配置を検討するものとして、(1)建築物、(2)プラットホームレベル、(3)計量待ち滞留車両、(4)車両の動線がございます。検討内容につきましては記載のとおりでございますが、安全性や周辺の住宅地等に配慮した検討を進めます。下に、大まかなゾーニング案を示してありますので御確認ください。西側に可燃ゾーン、東側に不燃・粗大・リサイクルゾーン、南側に計量・搬入路ゾーンを配置する案となっております。  続きまして、34ページをお開きください。2の建築計画につきましては、(1)建築意匠、(2)建築構造、(3)建築設備、(4)外構計画で構成されます。検討内容につきましては記載のとおりでございます。続きまして、3の災害対策でございますが、(1)の地震対策につきましては、廃棄物処理施設は、災害時における災害ごみの処理を担い、公共施設として防災拠点になり得る施設であるため、大地震後にも大きな補修をすることなく、機能を保持できる設計とする必要がございます。このため、新規施設においては建築基準法等関係法令等に基づき、耐震安全性を高く設定いたします。(2)の浸水対策につきましては、計画地が烏川に面した平地であることや、近年においては集中豪雨が発生することを考慮し、環境省災害廃棄物対策指針に示される一般廃棄物処理施設における浸水対策を実施いたします。  続きまして、35ページをごらんください。第9章、事業計画でございます。1の事業方式につきましては、廃棄物処理施設整備事業に係る事業方式は、その実施主体役割分担違い等により、建設から運営までの全てを行政が担う公設公営方式のほか、一部または全部に民間の資金や能力を活用するPFI方式DBO方式がございます。新規施設は、本市のごみ処理の大半を担う代替のできない施設であり、本市が安全なごみ処理を継続していくため、いかなる場合においても本市が責任を果たす事業方式であること、長期にわたり安定して施設を使用できる事業方式であること、効率的かつ経済的な事業方式であること、これらを基本的な考えとし、最も適合する事業方式として公設公営方式を採用いたします。2の財政計画につきましては、新規施設の建設に当たり、環境省所管循環型社会形成推進交付金や起債を最大限に活用し、一般財源の支出の抑制を図りながら適切に進めます。3の施設整備スケジュールにつきましては、平成28年度から仕様書の作成や設計等を行い、平成31年度の工事着手、平成34年度の供用開始を目指します。  以上、簡単ではございますが、高崎市高浜クリーンセンター建替基本計画(素案)の御説明とさせていただきます。  引き続きまして、パブリックコメントの実施について御説明させていただきます。お手数でございますが、委員会資料に戻っていただき、2のパブリックコメントの実施についてをごらんください。(1)資料の公表及び意見の提出期間といたしましては、平成28年1月8日金曜日から平成28年2月8日月曜日とさせていただきます。(2)資料の公表場所につきましては、環境施設整備室、市民情報センター、高浜クリーンセンター、各支所市民福祉課、市ホームページとさせていただきます。(3)意見の募集方法につきましては、郵送、電子メール、ファクシミリ、持参によるものとさせていただきます。(4)市民への周知方法につきましては、広報高崎1月1日号、市ホームページ等とさせていただきます。以上、パブリックコメントの実施についての御説明とさせていただきます。  説明は以上でございます。なお、お手元の資料につきましては、本委員会終了後、全議員の皆様に配付させていただく予定でございますのでよろしくお願いいたします。 ○委員長丸山和久君) 説明は終わりました。  本件に対し御質疑等ありましたらお願いいたします。 ◆委員(北嶋菊好君) 2つだけ聞かせてください。この基本計画でわかったことは焼却方式ストーカ式でやりますよと、こういうことだというふうに認識しております。昨今いろんな溶融炉方式だとか、ダイオキシン対策で溶融炉なんて話が出てきたのかなというふうに思うのですけれども、ただちょっと心配するのは最終処分場の延命策としていかがなものかという疑問が1つあるのです。最終処分場は、十数年前にたしかかさ上げをした経過があると思うのですが、その最終処分場の延命策としてどのように考えているのか、お願いします。 ◎環境施設整備室長石原正人君) 現在、焼却灰の処分先といたしましては、高崎市で経営しておりますエコパーク榛名がございます。エコパーク榛名につきましては2期工事が終了し、現在の計画では平成35年度末までで埋め立てが終了する計画となっております。焼却灰の処理につきましては、本市が責任を持って処分先を確保する必要があるため、現在エコパーク榛名埋め立て終了後の灰の処分先については、検討を進めているところでございます。今後、基本的な方針が決まりましたら御報告させていただきたいと思います。 ◆委員(北嶋菊好君) わかりました。その辺の最終処分場のことがちょっと気になったものですから、お聞きしました。  もう1点いいですか。細かいことで恐縮ですけれども、35ページの2の財政計画というのがあるのですけれども、財政課との協議もあるのだと思いますけれども、この文章でいくと環境省所管の推進交付金、それから起債を最大限にという表現があるのですが、起債という言葉はなかなか一般の市民にはわからない。ある意味では家庭でいえばローンだよね。だから私は一般財源を抑制して起債で賄いますよと、年間の元利償還を平準化しますよというお考えだと思うのですけれども、うがった見方なのでしょうけれども、私はその借金を最大限に活用するととられなくもない。これはある意味で、私なりの表現だと起債を限度額まで活用させていただくというような表現にされたほうが受け入れやすいのかな。細かいところですけどね。そんな感じがいたしますけれども、いかがでしょうか。 ◎環境部長(今井伸一君) 今の御指摘、起債の関係につきましてもさまざまな起債がございまして、ここで申し上げましたように、一般財源を極力少なくしていくために有効に活用できる、例えば今委員の御指摘もございましたけれども、全てが借金ということではなくて、起債を起こした中でも後年度の交付税の措置ですとか、そういったものが最大限受けられるようなものを検討しながら活用してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(長壁真樹君) 何点か済みません、お聞きをいたします。21ページのところにあるのですけれども、今度ごみを処理して高効率発電をするということなのですけれども、現在高浜発電所は県の企業局で運営していると思うのですが、新クリーンセンターにおいてはどういう形で事業をされるのかお聞きします。 ◎環境施設整備室長石原正人君) 新規施設では、高浜クリーンセンターにおいて余熱を利用した高効率発電を実施する予定です。県の企業局がやっているものではなく自前で高効率発電を実施する予定でございます。 ◆委員(長壁真樹君) 県の企業局でなくて市が独自で発電をするということですから、場内でも多分使ったりもするし、収入にもなるというふうに思いますので、ぜひできるだけ大きなワット数で取り組んでいただければというふうに思います。  続いてですね、同じく21ページに還元施設というのでしょうか、温水プールの話も出ているのですけれども、あそこには長寿センターやすらぎ苑があって、テニスコートとゲートボール場と野球場があると。平成31年に着工して平成34年度に一応供用開始ということで、多分前の施設がある所に建てるわけですから、前の年に解体してということで、早くても8年とか9年とか使用できない期間があるというふうに思うのですが、あそこは大変稼働率も高い。文書にも出ているのですけれども、いろいろ考えていきますということなのですが、今の時点で具体的にどういう形でやろうとしているのかお聞かせください。 ◎環境部長(今井伸一君) 既存の還元施設につきまして、委員の御指摘のように長期間使用ができなくなるということがございます。地元の皆さんからも要望がございますので、そうした点を考慮しながら、特に長寿センターにつきましても9万人くらいの利用があるということでございます。こういった部分について最大限努力しながら検討させていただきます。よろしくお願いいたします。 ◆委員(長壁真樹君) まだこれから平成30年まであと3年くらいあるわけですから、十分検討して、利用されている方に不便はかけてしまうのですが、極力かけないような形でお願いをしたいというふうに思います。  それと最後にもう1点、2ページに市民に開かれた施設ということで、環境学習機能の充実と、多分中を見学したりということなのですが、具体的にどういうふうに考えているのか教えてください。 ◎環境施設整備室長石原正人君) 環境学習につきましては、見学しやすいコースや学習設備等を設置したいと考えております。他の自治体の事例等も参考に検討させていただき、市民の皆様がごみ処理に対する理解を深め、ごみの減量や資源化を啓発する施設となるよう計画したいと考えております。 ◆委員(長壁真樹君) わかりました。再来年度から教育部のほうで榛名吾妻荘を使って林間学校が始まるわけですから、学校の要望もあると思うのですけれども、小学生が林間学校の、例えば行きとか帰りに高浜を見学して行けるようなものも教育部とも協議してもらって、要するにごみの減量を目指す施設として、処理はするのだけれどもごみの減量の啓発活動の本当に拠点となってやっていただければありがたいと思いますので、今後検討していただければと思います。 ◆委員(小野聡子君) CO2の排出量というところで、今の高浜の施設と比べて同じ量を処理した場合、どれくらい削減できるような構造のものなのでしょうか。 ◎環境施設整備室長石原正人君) 今回お示しさせていただいた整備基本計画については、基本的な方針を定めたものでございますので、今後詳細な仕様等を決定していくものでございます。CO2の削減等につきましては、そういう段階で決まるものと認識しておりますので、現時点ではどの程度ということはお示しできないということでございます。 ◆委員(小野聡子君) 生ごみとか汚泥とかでバイオマスをというような御発想は全くないということでしょうか。 ◎環境施設整備室長石原正人君) 今回の整備計画につきましては、さまざまな処理方式の中で本市の一般廃棄物の大半を担う基幹的な施設として、まずはごみの焼却施設が必要ということで計画を立てさせていただいたものでございます。その他さまざまな処理方式につきましては、全国の自治体で取り組まれているところではございますが、いろいろな部分については引き続き研究、検討は進めていきたいと思います。 ○委員長丸山和久君) ほかにありませんか。────なければ本件を終結いたします。  以上で、報告事項を終わります。  ───────────────────────────────────────────── △その他 ○委員長丸山和久君) 次に、その他として執行部から何かありましたらお願いいたします。  なければ、この際、委員の方々から執行部に対しお聞きしたいことがありましたらお願いいたします。  ───────────────────────────────────────────── △閉会
    委員長丸山和久君) なければ、次回の委員会についてですが、2月1日を予定しておりましたが、先ほど執行部から説明がありましたように、パブリックコメントの実施期間中というふうなことでありますので、開催いたしませんので御承知おきください。なお、次回の委員会の開催については、日程が決まり次第、御連絡いたしますのでよろしくお願いいたします。  以上で本日の環境施設建設調査特別委員会を閉会いたします。                                       午前10時32分閉会 高崎市議会委員会条例第30条第1項の規定によりここに署名する。   平成27年12月22日                   環境施設建設調査特別委員会 委 員 長  丸  山  和  久...