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平成19年  9月20日 建設水道常任委員会−09月20日-01号

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  1. 高崎市議会 2007-09-20
    平成19年  9月20日 建設水道常任委員会−09月20日-01号


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    平成19年  9月20日 建設水道常任委員会−09月20日-01号平成19年 9月20日 建設水道常任委員会   平成19年高崎市議会建設水道常任委員会会議録   ───────────────────────────────────────────                                  平成19年9月20日(木曜日)                                           第1委員会室   ─────────────────────────────────────────── 議案の審査     議案第75号 平成18年度高崎市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定について(所管部分)     議案第76号 平成18年度高崎市水道事業会計及び高崎市公共下水道事業会計決算認定について     議案第82号 請負契約締結について(高崎駅東口駅前広場ペデストリアンデッキ築造工事(Aデッキ))     議案第83号 施行協定締結について(高崎駅東口駅前広場ペデストリアンデッキ整備事業駅前デッキ設置工事)     議案第85号 訴えの提起について     議案第92号 高崎市大規模開発区域の面積等に関する条例の廃止について     議案第93号 高崎市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について     議案第95号 平成19年度高崎市一般会計補正予算(第2号)(所管部分)     議案第97号 平成19年度高崎市公共下水道事業会計補正予算(第1号)   ─────────────────────────────────────────── 出席委員等(13名)   委 員 長   岩  田     寿  君     副委員長   及  川  古 四 郎  君
      委  員   大 河 原     茂  君     委  員   堀  口     順  君   委  員   高  井  俊 一 郎  君     委  員   後  閑  賢  二  君   委  員   松  本  基  志  君     委  員   高  橋  美 奈 雄  君   委  員   高  橋  美  幸  君     委  員   横  尾  富  安  君   委  員   清  水  一  郎  君   議  長   丸  山  和  久  君     副 議 長   田  中  英  彰  君   ─────────────────────────────────────────── 欠席委員(なし)   ─────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者   市長      松  浦  幸  雄  君   副市長     座  間  愛  知  君   市長公室長   花  形  亘  浩  君   総務部長    横  堀  一  三  君   財務部長    曽  根     豊  君   建設部長    高  地  康  男  君   都市整備部長都市拠点整備局長         会計管理者   長  井  光  久  君           松  本  泰  夫  君   上下水道事業管理者               水道局長    金  澤  功 太 郎  君           矢  澤  敏  彦  君   下水道局長   島  方  孝  晴  君   代表監査委員  木  部  純  二  君   監査委員事務局長櫻  井  光  夫  君   企画調整課長  塚  越     潤  君   契約課長    坂  田  隆  明  君   技術監理課長  山  田     孝  君   財政課長    金  井  利  朗  君   管理課長    大  冢  義  樹  君   土木課長    内  田  秀  雄  君   道路維持課長  内  山  喜  由  君   建築課長    金  田  高  男  君   住宅課長    石  橋  達  男  君   建築指導課長  高  田  賢  三  君   都市計画課長  須  藤  道  樹  君   市街地整備課長 森  下  礼  治  君   区画整理1課長 天  田     要  君   区画整理2課長 井  上  哲  男  君   都市施設課長  清  水     豊  君   公園緑地課長  神  宮  和  夫  君   緑化フェア推進室長                                   藤  本  和  子  君   拠点整備課長  山  本  孝  行  君   倉渕支所建設課長山  田  則  男  君   箕郷支所建設課長大  山  重  雄  君   群馬支所建設課長黒  崎  謙  次  君   新町支所建設課長木  村  和  夫  君   榛名支所建設課長清  水  徳  男  君   学生課長    前  田     始  君   料金課長    岡  本  正  彦  君   工務課長    大  野  芳  男  君   給水課長    新 後 閑  吉  宏  君   浄水課長    長 谷 川     宏  君   総務課長    阿 久 津  和  夫  君   計画課長    長  井     寛  君   整備課長    室  岡  敏  幸  君   処理場建設室長 鈴  木     卓  君   維持管理課長  上  原     隆  君   水質浄化センター所長           荻  野  保  明  君   ─────────────────────────────────────────── 事務局職員出席者   局長      都  丸  芳  明      庶務課長    塚  越  芳  則   議事課長    上  原  正  男      議事課調査担当係長                                   大 河 原  博  幸   議事課主任主事 大  木  芳  美      議事課主任主事 金  井  康  幸   ─────────────────────────────────────────── △開会  午前 9時57分開会 ○委員長(岩田寿君) ただいまから建設水道常任委員会を開会いたします。   ─────────────────────────────────────────── △諸般の報告 ○委員長(岩田寿君) この際、諸般の報告を申し上げます。  記者クラブ及び一般の傍聴は、あらかじめ許可してあります。  以上で諸般の報告を終わります。   ─────────────────────────────────────────── △議案第75号 平成18年度高崎市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定について(所管部分)  議案第76号 平成18年度高崎市水道事業会計及び高崎市公共下水道事業会計決算認定について  議案第82号 請負契約締結について(高崎駅東口駅前広場ペデストリアンデッキ築造工事(Aデッキ))  議案第83号 施行協定締結について(高崎駅東口駅前広場ペデストリアンデッキ整備事業駅前デッキ設置工事)  議案第85号 訴えの提起について  議案第92号 高崎市大規模開発区域の面積等に関する条例の廃止について  議案第93号 高崎市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について  議案第95号 平成19年度高崎市一般会計補正予算(第2号)(所管部分)  議案第97号 平成19年度高崎市公共下水道事業会計補正予算(第1号) ○委員長(岩田寿君) それでは、早速議事に入ります。  本日の議題は、本委員会に付託されました議案第75号 平成18年度高崎市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定についての所管部分ほか8件であります。  それでは、9議案を一括して議題といたします。これに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(岩田寿君) 御異議なしと認めます。  それでは、議案審査に先立ち、審査の方法についてお諮りいたします。  審査の進め方については、常任委員会付託議案の審査の進め方についての案を配付してありますが、最初に条例議案等について順次議案ごとに質疑、採決を行いたいと思います。その後、補正予算議案について順次議案ごとに質疑、採決を行いたいと思います。  なお、一般会計補正予算中の所管部分については、歳入・歳出ともにそれぞれの款について項ごとに行いたいと思います。  次に、決算認定議案である議案第75号中の所管部分については、決算書の附属書類である平成18年度高崎市一般会計及び特別会計歳入歳出決算事項別明細書により、まず一般会計の歳入・歳出ともにそれぞれの款について項ごとに審査を行いたいと思います。ただし、歳出、8款土木費3項都市計画費においては、内容が多岐にわっているため、適宜目で区切って進めたいと思います。  その後、所管の特別会計について歳入・歳出ごとに審査を行い、最後に附属書類の財産に関する調書について審査を行いたいと思います。  次に、議案第76号については、水道事業及び公共下水道事業の両会計とも決算報告書損益計算書剰余金計算書剰余金処分計算書(案)、欠損金処理計算書及び貸借対照表をそれぞれ一括して審査したいと思います。  以上申し上げた方法により審査を進めたいと思います。これに御異議ありませんか。                  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(岩田寿君) 御異議なしと認めます。  よって、お諮りのとおり進めさせていただきます。  この際、委員会の運営上お願い申し上げます。委員の質疑は、内容を簡潔にされるとともに、議題の範囲を超えないよう心がけてください。  補正予算及び決算認定議案の質疑では、何目の何々についてと、まず目の名称及び事業の名称等を述べてから内容に入ってください。また、執行部は質疑の趣旨を的確にとらえ、明快な答弁をされるよう御留意ください。  以上、円滑な委員会運営がなされますよう御協力のほどよろしくお願い申し上げます。  それでは、早速審査に入ります。  高崎市議会定例会議案を御用意いただき、39ページをお開きください。  議案第82号 請負契約締結について(高崎駅東口駅前広場ペデストリアンデッキ築造工事(Aデッキ))について御質疑ありませんか。 ◆委員(高橋美奈雄君) 議案第82号について少しお聞きしたいことがあります。デッキ建設ということでいよいよ東口の整備が動き出すわけです。これは非常に喜ばしいことだと思うのですが、これから工事なので、そのイメージというのですか、そういうものについてお聞きしたいのですが、西口のペデストリアンデッキは、御案内のとおり、仙台を見学して、それをモデルにしてつくったということを言われています。今度東口になるわけですが、1つとして、高崎市は景観行政団体になっているわけです。将来的には、駅周辺ですから、多分これは景観地区指定になっていくものと思います。そういう意味において東口のペデストリアンデッキのイメージというものは、西口みたいなコンクリートを固めてつくるようなイメージになるのか、私とすれば少ししゃれたつり橋型みたいなペデストリアンデッキにすれば景観にもいいのかなと思っているのですが、その辺について今どのような考えがあるのかお聞かせ願いたいと思います。 ◎都市計画課長(須藤道樹君) 委員おっしゃるとおり、現在西口にペデストリアンデッキがありますが、東口についても築造を計画しているという状況です。イメージ等については、はやり今風といいますか、先見性を持たせたシンプルで現代風な、高欄にしても、ガラスといった形で透明感のあるすっきりした形で考えています。材質ですとか、あるいは照明等、いろいろとデザインの関係もあるのですが、今全体のイメージを個々ではなくて、それぞれを組み合わせた場合にはどうなるかということでイメージづくりを行っているところです。すっきりした形で行いたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(高橋美奈雄君) 1点目はわかりました。ぜひそのような形でお願いしたいと思います。  次に、2点目なのですが、ペデストリアンデッキをつくっていくということは、上と下、歩行者と車というものが当然分離されるわけですが、私は同時に、下の部分というのですか、駅前広場整備をどのような考え方で進めていくのかということも、同時にある程度オープンにしていかなければならないだろうと思います。バスのことはわかるのですが、送迎等の一般車両やタクシーなどの配置の問題、特にあそこ狭いですから、そこもやはりある部分、都会的センスというのですか、例えば飛行場などに行けば、もうウェルカムという形で、一般車両よりもタクシーが正面に構えたりしているわけですよね。そのようなものを考えながら、なおかつその安全、混雑緩和対策等も取り組まなければならないと思うのですが、その辺についての考えをお聞かせ願いたいと思います。 ◎都市計画課長(須藤道樹君) 東口の整備については、ペデストリアンデッキの築造を今行おうとしており、それに伴って駅前広場の再編ということも当然出てくるわけです。その前に、築造に当たり、ストックヤードですとか、そういった形で工事期間に限り大分制限を設けるということで、バスあるいはタクシーの事業者にお集まりいただいて、その辺の協力をお願いしているところです。その間の利用に当たっては、大変狭くなるということと、あと混雑になりますので、タクシーの方には、特におりる方、乗る方、乗降口を個別に考えて、混雑のないようにしたいと考えています。公安委員会からその辺の回答書が得られましたので、その辺について再度また事業者に集まっていただいて、協議をお願いしていきたいと考えています。 ◆委員(高橋美奈雄君) 安全対策というのですか、工事期間中の進め方というのは理解ができます。私が先ほど言ったのは、それも含めて、ペデストリアンデッキの工事が始まるということで、市民は全体でどうなるのかというのは非常に興味があるだろうと思います。ですから、先ほどイメージという言葉を使わせていただきましたが、ペデストリアンデッキの工事が始まる以上、上と下でこうなるのだというものを市民に示していったほうがいいのではないかと思うのですが、ある程度考え方というのはもうここまで来れば固まっていると思うのですが、その辺についてもう一度御答弁いただけますか。 ◎都市計画課長(須藤道樹君) 計画途中においても幅広く市民にお知らせしていかなくてはならないと考えています。そういう意味では、景観の関係、あるいは事業途中の報告なり、最終的にはパブリックコメント等、市民に広く計画を周知していきたいと考えています。 ◆委員(横尾富安君) 議案第83号にもかかわるのですが、この全体の計画、特にBデッキ、Cデッキの今後の計画、それと駅舎を含む工事とA、B、Cのデッキ全体でどのくらいの費用がかかるのか、概算でも結構ですから、お知らせいただきたい。 ◎都市計画課長(須藤道樹君) ペデストリアンデッキについては、4カ所の部分に分かれており、委員御質問のBデッキ、Cデッキについても平成19年度から平成20年度にかけて2カ年の整備ということで予定しています。ペデストリアンデッキの費用、またそれに伴う駅舎改修ということもあり、全体の事業費ということになりますと、概算ですが、三十数億円になるのではないかと見込んでいます。 ◆委員(横尾富安君) 大体長さを計算していけば三十数億円ぐらいにはなるだろうなという感じはしますが、三十数億円といいますと高崎市でもかなり大型の公共工事ということになると思うのですが、説明を聞きましたら、国から約4割の補助金が出ると。合併特例債を使うということですから、合併特例債で95%となりますと、ごく単純に計算すると、高崎市は1億数千万円出せばこの三十数億円のものができるのだという非常に短絡的な計算はできるのですが、今の国の予算の振り分けを見ても、相変わらず40兆円を超える45兆円ぐらいの公共事業への割り振りになっていると。そして、その中で毎年毎年言われる予算編成のときに福祉関係の予算、社会保障制度関係の予算というのは足りない、足りないと言われている中で、幾ら高崎市にとって有利な条件があるにしても、全体から見れば、4割出る補助金も国民の税金で賄うわけだし、そして合併特例債も無論そういう部類に入る。そして、市にとってはこれがいわば有利とはいえ借金になるわけです。財政の硬直化にもつながるという点で、果たしてこの工事、市民の皆さんが本当に今生活が苦しい、あるいは社会保障制度が悪くなる、そういう非常に苦しいときにこれを真っ先に優先して仕事をやるということは果たしてどうなのかという疑問を持っています。医療制度、介護制度、高崎市も数年前から改悪されている部分が非常にあるわけで、そういう方々の暮らしや福祉を守っていくということが優先されるべきではないかと私自身は考えています。 ◆委員(高橋美幸君) この図面を見ますと、どこにエレベーターがつくのかわからないのですが、待望のペデストリアンデッキがやっと前へ進んできたという感じを受けるのですが、西口のペデストリアンデッキの使い勝手の悪さ、その同じ轍を東口で踏んでほしくはないと、以前からそういう要望をしてきたところです。何点も使い勝手が悪いところがあるわけではないのですが、1つ言いますと、一番問題になったのはエレベーターの設置場所、そしてエレベーターシースルーではないため、障害者が車いす等で乗ったときに、中でもし何か事故が起こったときに外側から見られないというところが非常に心配であるという御意見等も今まで伺ってきた経緯があります。東口のペデストリアンデッキに関しては、この点どのように対応されるのかお伺いしたいと思います。 ◎都市計画課長(須藤道樹君) 確かにエレベーター等は体の不自由な方がお使いになるわけであり、そういった意味でも身体障害者の方々とも検証して計画させていただいています。場所については幾つか予定しており、交差点形状になりますので、その中に1カ所は必ずつけたいと考えています。 ◆委員(高橋美幸君) 駅周辺のバリアフリー化、またユニバーサルデザイン化は、障害者団体の御協力も得てこれまで取り組んできたところですので、その辺も考えていただいているのかとは思っていますが、できてからでは遅いので、ぜひエレベーターに関してはシースルーエレベーターの設置、それから西口でエレベーターをおり立って、そこから渡れないという問題が長年ありましたので、おり立った動線の問題、その辺をよく考えて対応していただくよう要望しておきます。 ○委員長(岩田寿君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第82号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。
                     (賛成者起立) ○委員長(岩田寿君) 起立多数であります。  よって、議案第82号は原案を可決すべきものと決しました。  43ページをお開きください。  議案第83号 施行協定締結について(高崎駅東口駅前広場ペデストリアンデッキ整備事業駅前デッキ設置工事)について御質疑ありませんか。 ◆委員(高橋美奈雄君) 議案第83号についても若干お聞きしたいと思います。  駅前デッキ設置工事ということで、要はJR東日本との関係というものが非常に大きくなってくるのだろうと思います。その中で一番問題になるのは駅舎とのつなぎ込みだと私は思っています。1つとして、東口の階段の部分に人工地盤を張らなければならない、また駅舎の耐震性の問題も今非常に取りざたされています。また、市民サービスセンターがあるわけですが、あれは駅のコンコースから入るようになっています。デッキがかかれば、当然デッキ側からも出入りができなければ、市民サービスセンターの果たす役割というものが非常に薄れてくるだろうと考えているのですが、そこで委託をJR東日本上信越事務所というふうに契約協定の相手先がなっていますので、その辺どのような話し合いが進められているのかお聞かせ願いたいと思います。 ◎都市計画課長(須藤道樹君) 委員御質問の人工地盤、駅舎前の駅前デッキと呼んでいるところですが、そこのところについては今回の議案で締結をお願いしているところです。駅舎とのつなぎ込み、階段等が一部あり、それとの高さ調整ですとか、あるいは既設の出入り口との調整等を進めています。また、駅舎の耐震性の問題もあり、それについては駅舎改修という中で協議を進めさせていただいています。残りの部分の駅前デッキの協定のときにはきちんとした形で協定を結びたいと考えています。  また、市民サービスセンターの出入り口ということですが、駅前デッキができるわけであり、その利用から考えますと、デッキ側からの出入り、また現在もそうですが、駅ビルからの出入りという形で考えていますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(高橋美奈雄君) 特に駅舎側との安全の問題というものは、デッキ工事に基づいてJRとの協議を進める中で同時並行的にやっていくという答弁を今いただいたわけですが、ぜひそのような形でお願いしたいと思います。  さらに、いよいよAデッキ、先ほど横尾委員からもありましたが、Bデッキ、Cデッキも含めてあと2年ぐらいで完成するわけですが、デッキはデッキでいいのですが、常々言っている東西自由通路、あれは市の財産なわけですよね。やはり東西一体的な考え方を示すことが必要だと思っています。駅コンコースは、シンフォニックアベニューということでにぎわいを見せていますが、何か以前の自由通路が暗い、危険というイメージがあるのですが、これは前も言ったことがあるのですが、この辺の有効活用等についてデッキ整備とあわせてどのような考えがあるのかお聞かせ願いたいと思います。 ◎都市計画課長(須藤道樹君) 確かに現在委員おっしゃるように東西自由通路は暗いイメージを受けるところですが、東口のペデストリアンデッキの整備に伴い、駅前デッキ等の回遊性ですとか東西の接続といった形でさらに利用状況が増してくると考えています。中央のコンコースとあわせて東西通路の2本により接続できる通路ということで、一体性を持った回遊性のある通路として利用できるのではないかと考えています。 ◆委員(高橋美奈雄君) 一体性を持った回遊性を求めていくということは理解できます。ただ、これからなのでしょうけれども、具体的にどうしていくのかということが大きな課題になると思うのですが、ぜひその辺のところはしっかり検討していただきたいと思います。個人的な考えとすれば、起業家支援ではないですが、スペースを区切って屋台村でもつくれば活気が出るのかなと思いますが、その辺のことも御提言申し上げ、終わりにします。 ○委員長(岩田寿君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第83号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(岩田寿君) 起立多数であります。  よって、議案第83号は原案を可決すべきものと決しました。  49ページをお開きください。  議案第85号 訴えの提起について御質疑ありませんか。 ◆委員(横尾富安君) この訴えの提起ですが、改めて提案された内容をもう少し詳しく、例えば契約者と今度訴えをした人が違うわけなので、その辺の関係も含めて御説明いただきたい。 ◎住宅課長(石橋達男君) 本案は、高崎市営住宅804号室の女性に対し、入居の承継の手続を行わずに長期にわたり市営住宅を不正に使用し、再三の明け渡し請求にも応じないため、市営住宅の明け渡しを求める訴えを起こすものであり、議会の御議決をお願いするものですが、当該市営住宅である高崎市営住宅の804号は今回の相手方である女性の元夫が名義人で契約者です。 ◆委員(横尾富安君) 夫がうちにいなくて、行っても会えない、それで奥さんに立ち退きをお願いしたということですが、この人の家族構成についてはどうなのですか。 ◎住宅課長(石橋達男君) 元奥様が50歳で、あと22歳の長女と20歳の次女の3人家族です。 ◆委員(横尾富安君) この件ということではないのですが、今までも訴えの提起はかなり数があった中で私も何件か調査しました。その中には、場合によっては、教育委員会からの援助で子どもの養育の関係が何とかならなかったのかな、あるいは生活保護を受けることでそこの住まいが継続できるような手がなかったかなという事例もありました。そういうことから見ると、市全体で、ただ単に住宅課で呼び出しをしても来ない、あるいは訪ねていっても会えない、長期にわたって滞納が続くということで、立ち退きの訴えなり今回のような訴えを起こすというようなことを始める前に、その家族構成であるとか、生活実態であるとか、そういうことをきちんと見定めておく必要があるのではないかとそのときは感じました。そんなことも幾つかあったものですから、今後の住宅課の施策の中に生かしていっていただきたいということを指摘しておきます。 ○委員長(岩田寿君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  これより議案第85号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(岩田寿君) 起立全員であります。  よって、議案第85号は原案を可決すべきものと決しました。  65ページをお開きください。  議案第92号 高崎市大規模開発区域の面積等に関する条例の廃止について (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) これより議案第92号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(岩田寿君) 起立全員であります。  よって、議案第92号は原案を可決すべきものと決しました。  67ページをお開きください。  議案第93号 高崎市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) これより議案第93号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(岩田寿君) 起立全員であります。  よって、議案第93号は原案を可決すべきものと決しました。  次に、補正予算議案である議案第95号 平成19年度高崎市一般会計補正予算(第2号)中の所管部分について審査を行いますので、78ページをお開きください。  歳入、18款寄附金1項寄附金 (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) 88ページをお開きください。  歳出、8款土木費3項都市計画費 (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) 90ページをお開きください。  4項住宅費 (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) 以上で一般会計補正予算(第2号)中の所管部分の審査は終わりました。  これより議案第95号中の所管部分を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(岩田寿君) 起立全員であります。  よって、議案第95号中の所管部分は原案を可決すべきものと決しました。  次に、111ページをお開きください。  議案第97号 平成19年度高崎市公共下水道事業会計補正予算(第1号) (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) これより議案第97号を起立により採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(岩田寿君) 起立全員であります。  よって、議案第97号は原案を可決すべきものと決しました。  以上で補正予算議案の審査は終わりました。  次に、決算認定議案である議案第75号 平成18年度高崎市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定について(所管部分)の審査を行います。  平成18年度高崎市歳入歳出決算書及び附属書類を御用意ください。  歳入から審査を行いますので、29ページをお開きください。  14款使用料及び手数料1項使用料 (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) 35ページをお開きください。  2項手数料 (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) 39ページをお開きください。  15款国庫支出金1項国庫負担金 (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) 41ページをお開きください。  2項国庫補助金について御質疑ありませんか。 ◆委員(横尾富安君) 6目土木費国庫補助金、土木管理費補助金が予算で225万円、決算では76万5,000円と非常に下がるのですが、この中身について御説明願いたい。 ◎建築指導課長(高田賢三君) 当補助金は、住宅建築物耐震改修について平成18年9月より施行した木造住宅耐震診断事業費です。当事業は、地震に強いまちづくりを目指すため、建物所有者の申し込みを受けて、高崎市が耐震診断を行うものです。対象となる建物は、昭和56年以前に建設された木造の戸建て住宅を対象としています。件数は、当初150件を予定していました。当事業の周知には、広報高崎、ラジオ高崎に各2回広報活動を行い、また公民館にチラシ等の配布も行いましたが、なかなか申し込み件数がふえませんでした。結果、平成18年度に診断した件数は51件でしたので、減額したものです。 ◆委員(横尾富安君) 非常にいい制度なのだけれども、利用が少なかったということですが、その中で耐震診断をして、その結果として得られたものといいますか、成果というのはどうだったのでしょうか。 ◎建築指導課長(高田賢三君) 先ほどの耐震診断を行った中で改修が不要だとされたものは1件です。 ○委員長(岩田寿君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  45ページをお開きください。  3項委託金について御質疑ありませんか。 ◆委員(横尾富安君) 6目土木費委託金の中で全国都市再生モデル調査というものをやっているのですが、これは国の委託を受けたものかどうかわからないのですが、その内容と成果について御説明いただきたい。 ◎都市計画課長(須藤道樹君) この調査ですが、これは国の100%の補助です。内容ですが、都市再生の幅広い展開に資するため、国が全国から都市再生モデル調査という提案を募集し、その中から先導的、有効性の高い提案について選定し、都市再生活動の支援をするというものです。平成18年度については、全国で541件応募があったということです。そのうち選定は159件でした。本市においても応募し、提案内容としては、駅周辺のにぎわいづくりと鉄道高架下の利用についてというものを行いました。これは、駅をコアとした戦略的なまちづくりを推進するために鉄道高架下の都市空間を活用しようというものです。この報告の中では幾つか計画構想というものが示されており、1つにはビジネスをテーマにしたもの、あるいは食をテーマにしたものなどがあります。いずれにしても、基本的なレイアウト構想としては、回遊性を持たせた通路を設け、にぎわいを呼び起こす、あるいは創出するというものです。今後においては、中心市街地の整備ですとか、あるいはまちづくりを推進する中でこの報告書にあるものを活用していきたいと考えています。 ◆委員(横尾富安君) 1つだけ、今言った高架下の利活用ですが、この高架下というのはJRの持ち物になるのを市が利用するということで、JRとの関係というのは一体どうなるのですか。 ◎都市計画課長(須藤道樹君) 確かに高架下ですので、所有はJRにあるわけですが、まちづくり一体として通路を挟んで、何とかにぎわいを創出したいという中での調査です。東口の開発をこれからしていくわけですが、中心市街地の一環としてのにぎわいを創出するという提案です。 ◆委員(横尾富安君) そうすると、都市再生モデルとしては、箇所づけとすれば、先ほどのペデストリアンデッキも含めての東口を中心としたということで考えていいのですか。 ◎都市計画課長(須藤道樹君) 東口の駅前広場の開発と北で接している箇所であり、大きくとらえれば、その中の一部ということで考えられると思います。 ○委員長(岩田寿君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  51ページをお開きください。  16款県支出金2項県補助金 (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) 55ページをお開きください。  3項委託金 (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) 59ページをお開きください。  17款財産収入2項財産売払収入 (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) 61ページをお開きください。  18款寄附金1項寄附金 (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) 67ページをお開きください。  21款諸収入3項貸付金元利収入 (質疑なし)
    ○委員長(岩田寿君) 69ページをお開きください。  4項受託事業収入 (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) 71ページをお開きください。  5項雑入 (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) 79ページをお開きください。  22款市債1項市債 (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) 以上で歳入の審査を終わり、続いて歳出の審査を行います。  86ページをお開きください。  2款総務費1項総務管理費のうち契約課経費及び技術監理課経費について御質疑ありませんか。 ◆委員(高橋美奈雄君) 契約課経費についてお聞きしたいことがあります。月並みな質問なのですが、この契約という行為というものは非常に今微妙なことも取りざたされていますので、まず平成18年度の入札率、細かい数値は要らないのですが、予定価格に対して落札はどの程度で推移したのかということと、一般競争入札と指名競争入札の比率はどうだったのか、また電子入札にも取り組んでいるわけですが、電子入札の現状についてお聞かせ願いたいと思います。 ◎契約課長(坂田隆明君) まず、建設工事ですが、昨年度はトータルで371件行い、落札率は平均で93.65%です。建設コンサルタントについては、77件入札して91.14%です。  続いて、一般競争入札と指名競争入札の比率ですが、一般競争入札については建設工事のみ実施しています。件数が1件ありましたので、率としては0.27%です。  続いて、電子入札の導入状況ですが、平成18年度、県の共通のシステムですが、一部ふぐあいがあり、模擬電子入札を1回第4四半期に実施しています。平成19年度に入って既に4回ほど、こちらについては土木、建築工事、電気工事、管設備工事、舗装工事の5業種のAクラスに対して4回ずつ行っています。今後、ホームページにスケジュールを発表していますが、それに沿って10月以降、逐次本番で行っていく予定です。 ◆委員(高橋美奈雄君) 入札率は93.65%ということです。このパーセンテージというものは、例えば平成17年度、平成16年度と比較してどのような推移なのか、またそれを契約課としてはどのように見ているのかということに関してもう一回お聞かせ願いたいと思います。 ◎契約課長(坂田隆明君) 落札率については年々下がってきています。手元に平成16年度の資料を持ってきていませんが、平成17年度については94.86%です。平成18年度が93.91%ということで、平成16年度はたしか、うろ覚えなのですが、95%台だったように記憶していますので、徐々に下がってきています。 ◆委員(高橋美奈雄君) あと、電子入札の現状なのですが、今御答弁いただいた中では、いよいよ本格的になると思います。この電子入札、本市としては、すべて電子入札に移すということは正直言って不可能なことなのだろうと思いますが、将来的にはどの程度の割合で電子入札に移行させていきたい考えをお持ちなのか、お考えだけでもお聞かせ願いたいと思います。 ◎契約課長(坂田隆明君) 建設工事及び建設コンサルタントについては、順次平成22年度までにはすべてのランクについて模擬電子入札を実施し、すべて電子入札に移行したいと考えています。物品及び委託については、全体の入札件数が非常に少ない業種等がありますので、そちらについては適宜検討し、導入できるものから導入していきたいと考えています。 ○委員長(岩田寿君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  120ページをお開きください。  1項総務管理費のうち住宅課経費 (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) 181ページをお開きください。  4款衛生費1項保健衛生費 (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) 217ページをお開きください。  8款土木費1項土木管理費について御質疑ありませんか。 ◆委員(横尾富安君) この1項の中で、職員人件費が予算から見て決算が6,400万円ばかりふえているわけですが、これについて説明をお願いしたいのと、その一番下に弁護士費用40万円というのがあるのですが、この内容の説明をお願いします。 ◎管理課長(大冢義樹君) まず、人件費の関係です。その差額については、御承知のように、昨年10月1日に榛名町が合併し、その職員が10人います。その10月1日から3月31日までの半年間の人件費です。また、報償金についてですが、平成2年に市内の中尾町で道路境界線の立ち会いについて立ち会い申請人と市の主張が合わず、15年ほどいろいろやりとりをしていたのですが、平成17年4月1日に裁判所に持ち込まれ、裁判が始まっています。13回の公判を経てことし3月30日に結審いたしました。高崎市が勝訴し、これに対して弁護士にお支払いしたお金です。 ◆委員(横尾富安君) 建築指導費の中に土地利用対策委員会委員報酬とありますが、どんな性格を持つ委員会なのか、委員数や目的、その開催回数等について御説明いただきたい。 ◎建築指導課長(高田賢三君) 土地利用委員会については、合併前の榛名町における組織です。榛名町土地利用委員会は、榛名町土地開発事業指導要綱によって、開発行為の届け出のあった計画などを当該委員会で総合的に検討・調整し、榛名町の保全及び秩序ある開発を図ることを目的として設置されています。高崎市と合併するまで機能していました。委員の構成ですが、助役を初め町議会、農業委員会、区長会、その他学識経験者など15人で構成されていました。開催回数ですが、合併前に1度開催されています。 ◆委員(横尾富安君) そうすると、その土地の有効利用等に関する仕事というのは新高崎市ではどこで受け入れ、どう具体化していくのですか。 ◎建築指導課長(高田賢三君) 高崎市においては、宅地開発指導要綱というものがあります。計画がある場合は、事前にそこで計画内容について審議を行います。また、開発許可が必要とされた場合は建築審査会を開催し、同意を得て許可しています。 ◆委員(横尾富安君) そうすると、榛名町がこの委員会を持っていた、その機能というのは支障なく新市の中に含まれていくということでとらえていいのですか。 ◎建築指導課長(高田賢三君) はい、そのとおりです。 ◆委員(高橋美奈雄君) この場所で聞いてもいいのかなと思うのですが、建築指導課経費ですので、要は建築確認のことについてお聞きしたいのですが、皆さんも既に御案内のとおり、民間がかなり比率が高くなってきたということ、その中にあって住民とのトラブルも多々発生しているということはもう既に御案内のとおりだと思うのですが、まず平成18年度の建築確認について、民間との比率、また前年度との比較についてお知らせ願いたいと思います。 ◎建築指導課長(高田賢三君) 確認件数に占める民間確認機関との比率ということですが、平成18年度は確認申請が全部で2,911件申請されています。その中で指定確認機関に申請されたものは1,152件、率に直すと39.6%となっています。また、平成17年度における率ですが、全確認件数が2,209件、指定確認機関が1,002件、率に直すと45.4%となっています。 ◆委員(高橋美奈雄君) 率的にはそんなに上下がなかったということでしょうか。いずれにしても、半数近くは民間機関に移行しているということです。実は私、正直申しまして、この部分に関しては何でも民間委託すればいいのかという大きな疑問を持っている一人です。というのは、今まで行政が行ってきた建築確認というものは、建築基準法等に基づき、安全性や開発と住民生活の調和というのを非常に果たしてきたと思うのです。その中にあって職員も努力して、資格も取って一生懸命やってきたということは非常に私は評価しているのですが、時代の趨勢といいますか、そういう中で民間へ移行ということです。ただ、ゼネコンやハウスメーカーは正直言って利益優先主義であり、具体的に申しますと、私の地域で最近あったことなのですが、あるゼネコンがマンションを建てるということで、地域住民説明会に入りました。住民は、マンションを建てるのはだめだとは言っていないのですが、住民の意見も聞いてくれということで、区長を初め話し合いを持って、その中で工事協定書を結んでくださいということを申し上げましたら、ゼネコンは全く拒否、それでその工事も今進まない状況というものがあるのです。行政に対してああしてくれ、こうしてくれとは言えない状況なのですが、こういうことも加味しながら、先ほど申しましたように、やはり住民生活の安全性、また開発との調和というのですか、そういうものはやはり厳しい状況の中でも市としてもしっかりリーダーシップを発揮しなければならないと私は思うのです。今後難しい状況もあるのでしょうけれども、この建築確認についての行政としての体制や検査のあり方、どのようなお考えがあるのかお聞かせ願いたいと思います。 ◎建築指導課長(高田賢三君) 平成11年に建築基準法が改正され、民間の指定確認機関でも確認業務が行えるようになりました。その際に行政に求められたことは、法の実効性の確保ということで、現場での検査及び違反是正の強化、そのようなものを行政側に求められた改正だと思っています。したがって、我々行政としては、今後も検査業務、指導業務に力を注いで安全・安心なまちづくりに寄与していきたいと考えています。 ◆委員(高橋美奈雄君) 法の実効性の確保を求めつつ検査業務、指導体制をしっかりやっていきたいということです。本当に難しい部分はあろうかと思うのですが、ぜひ知恵を絞ってしっかりやっていただきたいと思います。耐震疑惑なんかもそうですが、正直言って行政側には責任ないことまで裁判等になれば行政側に訴えてくるようなことも見受けられますので、先ほど答弁がありましたように、はっきり申し上げることは、ゼネコンやハウスメーカーにもしっかり行政としての意見を述べていただいて、住民生活の向上に寄与していただきたいと思います。お願いになって申しわけないのですが、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(高橋美幸君) 同じ2目の建築指導費の件でお伺いします。少し関連しますが、建築確認の件です。先ほど、合併を経て今年度の建築確認というのはかなりふえているという答弁がありました。まず、建築確認の数というのは、一般住宅も含めての数だと思いますが、高崎市の定住率といいますか、景気の動向というもの、合併を経て建築確認が増加しているということを見越して、どのような傾向が見られるととらえているのか、まずお聞きしたいと思います。  それと、この中で一番問題になるのは、今マンションラッシュということで、高崎市内にもかなり高層マンションが立て続けに建っていますが、一昨年の耐震偽装事件、これは大変社会的な問題になったわけですが、一番重要なのはこのマンションの件だと思います。この確認の中で、5階以上のマンションはどれぐらい申請があったのか、そしてその確認申請の中で民間の検査機関で確認申請を行ったものがどれくらいあったのか教えていただきたいと思います。 ◎建築指導課長(高田賢三君) 平成18年度の確認件数は、先ほども申しましたが、2,911件でした。前年度と比較しますと702件の増加となっています。高崎市は、平成18年1月と10月に合併をしており、旧高崎市に申請された1号から4号の建物の件数を比較しますと、平成17年度は1,947件、平成18年度は1,921件と、ほぼ同じでした。件数の増加は、合併地区の件数によるものであり、その件数は約800件となっています。そのうち住宅が占めるものは500件程度の申請があり、高崎市は市域が広くなりましたので、住宅の件数が多いと判断しています。  次に、マンションの確認はということですが、平成18年度は14件の確認申請がありました。その中で10件が民間の確認機関で確認をしたものです。 ◆委員(高橋美幸君) 昨年1年間は、担当部局が大変御苦労なさってこの問題に取り組んでいただいて、何とか事前に、中間検査といいますか、そういうこともしたり、またこの説明書にもありますが、宅地開発及び中高層建築物の指導要綱に基づく事前協議というようなやり方でもチェックをしていただいたと思います。そういう中で、この偽装事前チェック、民間の検査機関というものが建築基準法で認められている以上、行政ですべてをチェックするというのは大変難しいわけですが、この説明書にもありますように、建築行為による環境の悪化を防ぎ、住みよいまちづくりに貢献したとこの説明書に書いてありますので、やはり行政としての責任というものは十分にあると思います。そういうことで、この偽装問題に関して一歩踏み込んで、事前チェックがどこまで効果的にできたかという点で、どういう効果があったかということをお聞きしたいと思います。 ◎建築指導課長(高田賢三君) 一昨年11月に発覚した構造計算偽装事件は、建物の安全性について社会的に大きな不安を生じさせました。本市では、このような事件が引き起こされないよう、審査について対策を講じてきています。事件の発覚以来、構造計算ソフトの購入による審査の充実、構造計算の勉強会、研修会への職員の積極的参加、構造計算の審査担当を専従とするなど、より詳細で的確な審査ができるような体制を図ってきています。また、国のほうでも建築確認審査の厳格を大きな柱とする改正建築基準法が6月20日から施行されています。この中では、構造計算適合判定制度というものが新たに導入されています。高度な構造計算を行う建築物については、第三者機関による構造計算適合判定の構造審査を義務づけるというものです。さらに、指針に基づく厳格な審査の実施が規定されました。今まで審査する項目については法に基づいて各行政機関で個々に定めていましたが、本改正では審査内容を省令、告示等により詳細に定め、チェックリストとして示されています。高崎市としては、このような変化に対応するよう、建築確認検査は安全を確保するための重要な手続ですので、これからもこれらのものを確実に行えるよう努力していきたいと考えています。 ◆委員(高橋美幸君) 6月に施行された改正建築基準法ですが、相当厳しい内容になっています。今も答弁にありましたように、第三者機関による構造審査が義務づけられたという点がやはりとても厳しい点だと思うわけです。本市においてもこういったことが昨年度から検討されてきたと聞いていますが、この法を受けて、具体的に第三者機関の設置というものは本市としてはどのようなものになるのかお伺いしたいと思います。 ◎建築指導課長(高田賢三君) 本市と第三者機関のかかわりですが、確認申請をされた中で適合判定機関に回さなければならないという申請が出てきた場合には、意匠関係、構造関係を高崎市で事前に審査し、そこで構造については大丈夫だろうというものを改めて第三者機関に回して審査をお願いするというものです。第三者機関については、群馬県は群馬県建築構造技術センターがその業務を行っているところですので、その機関とはまた今後も密接な関係を持って、情報のやりとりをして、遺漏のないように業務を行っていきたいと考えています。 ○委員長(岩田寿君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  219ページをお開きください。  2項道路橋りょう費について御質疑ありませんか。 ◆委員(堀口順君) 1目の道路橋りょう総務費の中の220ページになります。水門・樋管操作点検委託料、水門開閉器管理委託料、山名イーストタウン水門保守点検委託料の3つで計775万円余りなのですが、この事業内容というか、主要施策の成果等に関する説明書を見ますと66門で、どのような管理をしているのかお知らせ願いたいと思います。 ◎道路維持課長(内山喜由君) 今御質問の66門の水門については、定期点検ということです。1年を通じて管理を行っているところですが、特に出水時、6月から10月までの間については2回定期点検を行っています。その内容としますと、水門の動作の確認、施設の異常の有無、注油、除草、ごみの撤去等を行っています。また、洪水警報時においては現場確認も行うという内容で契約しています。 ◆委員(堀口順君) 日ごろ地道ですが、今回の台風9号とその前の集中豪雨等で大変この水門関係、樋管に関しても重要なポイントであると思いますが、今回の台風時等に関しては緊急時においてどのような対応をなさったのか、後の報告でもあるとは思いますが、答えられる範囲でお願いいたします。 ◎道路維持課長(内山喜由君) 今回の台風9号ですが、日本各地で相当の被害があったということです。また、本県においても碓氷川、烏川、鏑川が増水しました。特に鏑川が異常な降雨量ということで、上流の市町村においては甚大な被害があったということですが、本市においては、多少水路のはんらん等はありましたが、それほどの被害はありませんでした。碓氷川、烏川、鏑川の増水に伴う体制としては、市と委託業者が連絡を密に行い、河川から低地帯への流入を阻止するため、24時間体制で河川の水位状況を確認しつつ、樋管、水門の開閉管理を行ってまいりました。また、その他の主要水門についても、事前に開閉管理が的確に行われているか、その確認を行ったことが今回の比較的水害が少なかった結果ではなかったかと考えています。 ◆委員(堀口順君) 大変お疲れさまでした。24時間体制、多分1日だけではなくて、2日、3日と体制を整えて待機していたのだと思います。御苦労さまでした。もう一点、農業関係になってしまうのかもしれませんが、農業者の小さい水門が幾つかあろうかと思うのですが、その辺との連絡網なり、そういうことに関しては現在どうなっているのでしょうか。 ◎道路維持課長(内山喜由君) 幹線の水路の水門については建設部、農政部と連携をとって行っていますが、中小の水路の水門についてはそれぞれの管理、例えば建設部で管理するものについては責任を持って建設部で、また農政部については農政部ということで行っています。ですから、特に中小の水路の点検については今のところ行っていません。 ◆委員(堀口順君) 意外と中小の件に関しては、例えば農業者が水門を見に行って流されてしまったということが多々緊急時には起こりますけれども、その辺のところの連絡網等に関してもぜひ密にとっていただいて、市民の安心・安全というところで非常に大切な部分だと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(高橋美奈雄君) 220ページ、堤防除草委託料が1,200万円ほど計上されています。これは、当然読んで字のごとく堤防の除草なのでしょうけれども、平成18年度になりますと合併して、高崎市は大きな河川がたくさんふえたわけです。その中で、もう少しきれいにすればいいのになというところも多々見受けられるわけなのですが、この委託だけではどうにもならないということは十分理解できます。そこで、たしかのり面から1.5メートルは市の役割とかいろいろあると思うのですが、この堤防除草の委託に関して、国や県、市の役割についてはどのようになっているのかお聞かせ願いたいと思います。 ◎道路維持課長(内山喜由君) 堤防等の除草については、国は国、県は県、市は市ということで、その管理区分に基づき、それぞれ管理を行っているところです。ただ、先ほど委員がおっしゃいましたように、サイクリングロード等により堤防を占用しているところについては、一応条件では路肩より1メートルということですが、少し多目に刈っているところで、それ以外のところについては、それぞれ管理している国、県等が除草等を行っているところです。また、地元からの要望も多々ありますが、それは状況を見ながら適宜除草を行っているというのが現状です。 ◆委員(高橋美奈雄君) すべて行政にやってくれとか、そんなことはできないということはわかっています。1つとして、今サイクリングロードの話も出ました。サイクリングロード周辺でも非常に生い茂っていて、大変なところがあるわけですが、一つの考え方として、公園等では公園愛護ということで、地域で公園愛護を立ち上げて、公園をきれいにする取り組みがあるのですが、この堤防の除草等でもそのような取り組みというのは今なされているところがあるのかどうか、その辺についてお聞かせ願いたいと思います。 ◎道路維持課長(内山喜由君) 特に地元等からの要望がない限り、今のところ実施していないというのが実情です。 ◆委員(高橋美奈雄君) わかりました。余り突っ込んでしまうと先に進みませんので、もう一点お聞かせ願いたいと思うのですが、224ページ、自転車道・歩道整備事業ということで計上されています。説明書を読みますと、県補助でのサイクリングロードの整備が主であると書いてあるのですが、この自転車道・歩道整備は、特にこの少子高齢化の中でこれから本当に大事なことだと思っています。そこで、説明書にありますように、サイクリングロードの整備というのはわかるのですが、一般道に対して平成18年度の整備はどのように取り組まれたのかお聞かせ願いたいと思います。 ◎土木課長(内田秀雄君) 一般道については改築工事等で対応しており、快適性を考慮してフラット化を目指していますが、周辺の状況等がありますので、すべてを勘案してフラット化ができないところも多々あります。また、部分的な補修という形では、マウンドアップのところはまたマウンドアップで補修しているところもありますが、今後についても快適な歩行空間の整備に努めるとともに、フラット化に向けて進めていきたいと思っています。 ◆委員(高橋美奈雄君) 今課長からフラット化を目指すのだという答弁がありました。都市計画道路などではもう当然フラット化で行っているわけですが、要するに一般道、狭い歩道のところもあるわけですよね。そういう部分も今後修繕をしていくときには基本的にはフラット化でやっていく方向で、これから進めていくというお考えでよろしいのでしょうか。 ◎土木課長(内田秀雄君) 周辺の状況を勘案し、フラットにすると不都合な部分も多々生活面で出てくる可能性が非常に大きいものですから、できるだけ道路幅員等を勘案し、歩道部分が広いところについてはフラット化でいきたいと考えています。 ◆委員(横尾富安君) 何点かありますので、順次1点ずつお願いしたいと思います。  まず、道路橋りょう維持費の中で道路愛護委員報償金というのが71万7,000円支出されていますが、この事業の内容について御説明いただきたい。 ◎榛名支所建設課長(清水徳男君) 旧榛名町では、以前より県の道路愛護運動の実施に伴い、住民総参加で道路・河川愛護運動を春、秋の年2回実施期間を定め、各町内会の実情に合わせて協力していただいています。各世帯1人の参加により作業していただくわけですが、作業の内容については、道路の幅員確保のための路肩の土砂の清掃、草刈り及び交通の支障となる樹木の伐採、側溝、河川の清掃、道路、水路等施設の点検等が主なものです。榛名地域においては、町内会の区域が広い町内会もあり、町内会によりますが、朝8時ごろより作業を開始し、12時ごろまで作業がかかる町内会があると報告を受けています。報償金については、平成18年秋に実施した道路愛護時の茶菓子代として出動人員1人100円を町内会区長に支出したものです。 ◎倉渕支所建設課長(山田則男君) 倉渕支所ですが、この報償金のうち一部を支出していますので、その説明をさせていただきます。  春と秋に行われた道路愛護運動について、倉渕支所においても住民総出により道路の清掃等に取り組んだところです。住民への周知や実施について地域の区長や役員に御協力をお願いしており、その活動の費用として1行政区について1万円、合わせて8万円を支出しています。なお、この報償金については、合併時の協議により、平成18年度限りで廃止されています。 ◆委員(横尾富安君) 高崎市かどうかわかりませんが、私の住んでいるところでも年2回道路清掃というか、道路普請というか、大したことはしていないのですが、年2回やって、この際出られない世帯は出不足金を払っているのです。私は、この倉渕であるとか榛名であるとか今聞きましたら、ほとんど半日かかるような作業、しかも河川とか道路の補修なども含めて一生懸命やっているということを聞いて、また平成18年度限りでやめるというのは、仕事をやめるのか、お金を出すのをやめるのかわかりませんが、大変残念な気がするのです。私のところなんかは、わずか200メートルぐらいのところをみんなで20人も出て草刈って、大体2時間弱で終わってしまう。去年までジュースが1つ出ていたのですが、ことしは全然出なかったのですが、別にジュースが欲しいというわけではないけれども、作業した後にジュースがもらえるなんていうと何となくうれしい気がするのですが、それが今度榛名町なり倉渕地域なんかはずっと広い地域を担当してやっておられる。それがかなり行政の方々にも有効に作用しているということを考えますと、合併したからこういうお金を出すのは控えようというのではなくて、実情に合わせて町内の清掃はみんなでやっていこう。せめて出たときにはジュースの一缶ぐらい、あるいはお茶菓子ちょっとぐらいというような制度があってもいいのでないか。終わった後、みんなが冷たいジュースを飲みながら、一言お互いに御苦労さんと言って、少し座談会みたいなことで話し合いをするという場があってもいいのではないかと思うのです。今平成18年度からこれを費用の面でも廃止ということを聞いたのですが、これはその実情に合わせて今までどおりやったほうがいいのかなという感じがするのですが、地域の人の声はどうなっていますか。 ◎榛名支所建設課長(清水徳男君) ことしの春も道路愛護を住民総出でやっていただいたわけですが、その辺の費用負担の関係についても御説明を申し上げ、御理解していただき、従来どおりの愛護運動が実施できました。 ◆委員(横尾富安君) お互いに力を出し合って、お互いに善意の中でやるという仕事はやはり継続をして、そして自分のまちを本当に大事にしていこうという気分をお互いに持ち合うという点でも、この事業について、仕事はしながら今度はお金出さないよというのではなくて、せめて終わった後一休みしながら話をお互いにするような、そういう場にしていくためにも、わずかなお金ですから、工面をして事業継続を。わずかなお金の面でも継続していくということを今後ぜひ行政で検討していただきたいという点を指摘しておきます。  次は、さっき高橋美奈雄委員も言っていましたが、自転車道・歩道整備はかなりお金をかけて今年度やらせてもらいました。これが当初の予算ですと2,020万円だったのがこの決算では8,054万5,000円支出されている。この大きい差について一体どういう内容だったかお聞かせいただきたい。 ◎土木課長(内田秀雄君) 自転車道整備事業については、群馬県の県費事業です。また、本市の当該事業の施工路線ですが、石原町地内の烏川・碓氷川サイクリングロード、延長254.4メートル及び藤塚町地内の碓氷川左岸サイクリングロード、延長1,001.8メートルの2路線です。  なお、この事業ですが、公共事業調整費、市町村協調型市町村道路整備事業という本事業ですが、この事業が平成19年度より打ち切りということで、県からありましたものですから、次年度以降の工事を前倒しして平成18年度中に2路線を完成させたものです。 ◆委員(横尾富安君) 内容はわかりました。このうち藤塚町のサイクリングロードについては、私どもも要望書を上げて、ぜひお願いして、それも当初の計画より早目にやっていただいたということで、来年から打ち切りという中で整備してもらったということについては、非常に地元でも喜んでいるということがありましたので、つけ加えておきます。  次に、小栗の里整備事業なのですが、予算では基本構想策定委託料が150万円あったのですが、これが決算にはあらわれていないのですが、この間の経過についてお知らせいただきたい。 ◎土木課長(内田秀雄君) 小栗の里整備事業ですが、当該事業は平成18年度に基本構想策定ということに向けて倉渕支所と協議を重ねてまいりましたが、基本構想の策定には至りませんでした。そのために減額措置をさせていただきました。なお、引き続き本年度は地域振興費に計上させていただき、委員会を開催し、基本構想策定に向けた協議を重ねているところです。 ◆委員(横尾富安君) 地域振興費に今年度入っているということですね。小栗上野介というのは、幕末の本県出身の方で、歴史の上で見聞きすれば、非常に上州人らしいといいますか、一本気がある、正義感がある方で、幕末に新政府によって殺されたということなのですが、彼の人生を見てみますと、潔い感じがするわけです。私も倉渕へ行きますと、そんな思いをいつも抱きながらあの辺を歩いているのですが、ぜひこの事業は新しい地域振興部で積極的に取り組んでいただきたいということを要望しておきます。  もう一つ、A658号線電線類地中化工事、これは例の観音通りの地中化の工事だと思うのですが、予算から見て決算額が非常に消化が遅いということですが、その経過について説明してもらいたい。 ◎土木課長(内田秀雄君) 工事がおくれた理由ですが、A658号線電線類地中化工事ですが、当該路線と近接の民間工事との調整に不測の時間を要したものですから、繰り越し策を講じさせていただきました。内容ですが、民間の建物の電気系及び通信系の引き込みの位置の確定に時間を要してしまいました。調整に時間がかかり、地中化工事の手間取りを防ぐために繰り越し策を講じました。 ◆委員(横尾富安君) これは、繰越明許にしなかったのはどうしてなのですか。 ◎土木課長(内田秀雄君) 一部1,003万円を地中化工事として、この分が前年の繰り越し分です。この分を繰り越しました。 ○委員長(岩田寿君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  225ページをお開きください。  これから3項都市計画費に入るわけですが、内容が多岐にわたっていますので、2つに分割して審査を行います。  まず、1目都市計画総務費から12目高崎操車場跡地周辺土地区画整理事業費について御質疑ありませんか。 ◆委員(高井俊一郎君) 1目の都市計画総務費です。ページ数が228ページ、一番下のまちづくり推進事業の中で一番下、高崎駅周辺アートインキュベーション推進研究事業委託料とあります。決算書ですと299万9,850円となっており、説明書を見ると明記が29万9,850円になっています。どちらが正しいのでしょうか。と同時に、研究事業委託とはどのような内容なのかお聞かせください。 ◎都市計画課長(須藤道樹君) まず、金額の点ですが、これは299万850円です。重要施策のほうが一けた違っていました。申しわけありません。訂正させていただきたいと思います。  それから、内容ですが、この委託については、商工会議所の中に高崎アートインキュベーション推進研究会議というのがあります。そこのところに委託しており、高崎駅周辺における音楽あるいは映像などの文化産業によるまちづくりという観点から推進を図っているものです。若手ミュージシャンの支援、あるいは映像、音楽によるまちづくりの計画の策定、またまちづくり講演会の中でのコンサートの実施、活動研究などを行っています。 ◆委員(後閑賢二君) 237ページ、11目浜尻北土地区画整理事業費についてお伺いいたします。  2億2,300万円ほど予算執行されているわけですが、その中の内訳で職員人件費というのが9,500万円半分近く占めているわけですが、非常に多いので、少し質問させていただきます。職員がどのくらいいるのか、どういう配置で行われているのかお願いいたします。また、事業量が職員の割に少ないものですから、平成18年度どんな事業をやられたのか、進捗状況についてお伺いいたします。また、事業の中で障害のある問題点があるのかどうかもお聞きしたいと思います。 ◎区画整理1課長(天田要君) 人件費ですが、平成18年1月23日に合併し、組合施行分を含む担当地区が10地区になり、その職員数が34人になったため、平成18年4月1日の機構改革により区画整理課は1課と2課に分かれて、区画整理課の組合施行も含めて、5地区を担当している職員数は22人ということです。市施行地区2地区、浜尻北地区が職員人件費13人を計上したということです。  2点目の浜尻北土地区画整理事業の進捗については、全部で建物移転は62棟あります。その中で、建物を現在25.8%進捗させたということで、おおむね順調に来ているのかなと思います。  3点目については、今高渋バイパスの直上物件を移転しており、そういうものが非常に重要な課題となっていますので、その辺を解決して、高前バイパスの早期解決に向けた方策を今研究しているところです。 ◆委員(後閑賢二君) 特に事業上の問題はないということですよね。職員については、浜尻だけではなくて、ほかも担当しているので、ここに計上してあるということで、わかりました。  先ほどのお話の中にもありましたように、ここ浜尻は高渋バイパスの完成を早くしてもらいたいという重要な地区です。そういう中で、高渋バイパスについて、その予定地内にどのくらいの人家があって、今どのようになっているかお聞きしたいと思います。 ◎区画整理1課長(天田要君) 今高崎渋川線のバイパスの本線上の建物を重点的に移転しているわけですが、その直上の棟数については全31棟あり、今17棟移転し、地区の南側に残る14棟の建物移転を最優先として取り組んでいます。平成19年度も直上物件3棟を動かす予定です。 ◆委員(後閑賢二君) ぜひ積極的に取り組んでいただきたいと思います。合併して、群馬地域と旧高崎地域を結ぶ大動脈道路ですので、ぜひ努力をお願いしたいと思います。 ◆委員(高橋美奈雄君) 幾つかここでお聞きしておきたいと思います。1目都市計画総務費から入らせていただきたいと思います。  ここでも、都市計画経費の中に、先ほど議案のほうにもありましたが、高崎駅東口ペデストリアンデッキの関係が載っています。高崎駅東口のペデストリアンデッキが云々かんぬんではなくて、要は駅周辺開発というものは、今合併の話もありましたが、やはり群馬の玄関口であり、高崎の顔です。ここをどう整備していくかということは非常に大事なことだろうと思っているのですが、その中で決算書を見ても、何かそのスタンスというものが非常に東口オンリーの事業展開になっているなということを感じます。当然これは大事なことなのは重々承知しているのですが、いかににぎわい、触れ合いを創出しようかということで、東西コンコースを高崎駅コスモスプランにより自由通路化したわけです。この自由通路化をしたということは、執行部は既に御存じかと思いますが、相当なプロセスを踏んできたわけです。一朝一夕にあれができたわけではありません。そのことを説明していると長くなりますので、省略いたしますが、要は中心市街地も含めた高崎市の顔となる部分をどう駅を中心としてつくっていくのかということが大きな課題になってくるのだろうと思いますが、その高崎駅コスモスプランにより、まずは質問させてもらいますが、そのようなことから、この自由通路化になった効果をまず行政としてどのように分析しているのか、そしてどのように新たなまちづくりに結びつけようとしているのかということを1点お聞きしたいと思います。
     また、平成12年度の中心市街地活性化事業の中で第2自由通路計画というものがあったわけです。これは相当お金がかかる計画だったわけですが、正直言ってもう今はそれも必要ないだろうと思っています。その中で、先ほどから回遊性という言葉が出ていましたが、高崎駅東口整備に伴う回遊性、特にこの説明書にもありますが、都市施設計画調査等委託料のところで高崎駅東口広場整備に伴う歩行者交通量調査等も実施したとなっていますが、それらの考え方に合わせて交通量調査等も含めてどのような結果が得られたのか、以上2点、お聞かせ願いたいと思います。 ◎都市計画課長(須藤道樹君) 高崎駅を中心とした市の開発の考え方ということですが、委員御承知のように高崎駅を中心にして西口については商業系のエリアということで考えています。また、東口については業務系のエリアということで、そのような整備方針を持って計画を立てているところです。高崎駅の自由通路といいますか、中央のコンコースがああいった形で開通し、東西が自由に行き来できるようになった、整備によってできたということで、この歩行者の数、交通量調査の点からも、大分駅の関係の東西の通行量は大変ふえています。そういった意味では、一体的な効果が得られるのかなと。また、どうしても今東口に予算が多く割かれているところですが、今東口についてペデストリアンデッキを初めとして大きなプロジェクトが計画されています。そういったこともあり、そういった整備をする中でこの中央のコンコースの成果もまた相乗効果としてさらにあらわれてくるのかなと考えています。  それから、2点目の第2自由通路の考え方ですが、以前この第2通路についても、計画といいますか、構想がありました。まだ構想段階であるわけですが、事業は凍結しているということです。駅の自由通路のコンコースの整備ですとか、そういった状況になったわけですので、今は事業を凍結しているという状況です。東口整備に伴う今後の整備を見きわめながら考えていきたいと思っています。また、交通量調査等ですが、これは東口の歩行者の関係の調査を行ったわけであり、高崎駅前広場の整備、あるいはあそこには高速ターミナル等があります。そういった関係で、歩行者の安全性の確保というような観点から調査を行いました。 ◆委員(高橋美奈雄君) 今答弁いただきましたが、先ほどから言っているとおり、高崎駅周辺開発というものはいかに中心市街地の活性化と結びつけられるかということ、顔づくりもありますが、それも一つの大きな課題だと思うのです。実際あそこで市民の流れを見ていますと、1つとしては駅ビル、もう一つとしては東口の109シネマズ高崎などに集中しているというのが現実かと思います。それが中心市街地へ流れているかということは、非常に疑問の部分が私はあるわけです。ですから、先ほども言いましたように、東口も大事ですが高崎駅周辺を開発するということは西口も一体的に考えていかなければならないのではないのですかということを私は申し上げているわけです。平成18年度決算の経費等を見ても、西口のことは余り載っていないわけです。具体的にもっと言ってしまえば、アパホテル前にも会社があったのをどかして、あそこ市有地もあるわけですよね。そういうところをどう利活用していくのか。また、駅前にある日通も少しうわさを聞きましたが、いずれにしても駅ビルやアパマンションの間のJRの持っている駐車場等を含めて、要は先ほど言いましたように、東西自由通路化を図ったということは、それなりの行政との話し合う土壌ができているわけですから、そういうものを生かしながら、どう人の流れというものを中心市街地も含めた中で回遊性を高め、にぎわい、触れ合いを創出する施策というものをもっと高崎駅前広場にどんどん、どんどんアピールし、そして実行していかなければならないと思うのですが、その辺についてのお考えをお聞かせ願いたいと思います。 ◎都市計画課長(須藤道樹君) 確かに大変難しい問題かと思います。東口の整備については今これからという段階であり、西口については区画整理事業を初め都市基盤の整備に努めているところであり、そういったことも相まって相乗効果としてにぎわいが創出できればと考えているわけですが、西口の先ほど委員おっしゃった空き地等についても、さらにまた再開発の計画といったことも聞き及んでいます。そういった西口にある建設計画といいますか、またそれら、あるいはもう既にできているアパート、マンションとの接続、回遊性をどのように図るかということであろうと思います。東口のことで恐縮ですが、今整備を図っており、その整備いかんということにもなろうかと思います。ペデストリアンデッキを初めとして高崎駅前広場の整備をきちんとする中で効果もあらわれてくると考えています。東口については、先ほど109シネマズ高崎というお話が出ましたが、まさにこのエリアは拠点性を目指しているエリアです。行動計画を図っていく地区であり、そういったところといかに結びつけるかが大きな課題になろうかと思います。そういったことも踏まえながら、その整備を進めながら考えていきたいと思っています。 ◆委員(高橋美奈雄君) 東口にまず着手して進めながらということで御答弁いただきました。若干食い違っているのかなと思います。私は、西口も含めた一体的というものを要望しているわけですが、余りやっていると時間がなくなってしまうので、先に進ませていただきたいと思います。  今東口を進めながらという答弁がありました。東口にそこで目を移しますと、ペデストリアンデッキがこれから事業を進めて、ヤマダ電機も来て、それなりの都市空間が形成されていくわけですが、先ほど少し出ましたが、高架下開発との関係です。今私は安心・安全というものが何よりも先に行くのだろうと思っているのですが、例えば109シネマズ高崎と新幹線の高架の間の市道、それから今度できるヤマダ電機と高架下の間の市道、その先には開発公社の市で持っている駐車場もあるわけですが、やはり夜になると非常にあそこの部分は死角になっていくのだろうと予想されると思っています。今現在でも109シネマズ高崎と高架下の間は非常に暗く、ちょっとした問題も起きているみたいですが、東口をしっかり仕上げていくのだという答弁の中で、そういうところにもきちんと目配りをした東口開発をしていかなければならないと思うのですが、死角になるであろうと予想される新幹線高架とヤマダ電機または109シネマズ高崎の動線についてはどのような整備を行っていくのかお聞かせ願いたいと思います。 ◎都市計画課長(須藤道樹君) 東口のヤマダ電機、それからココパルク800ですか、北側に接続するところ、また南側の109シネマズ高崎の動線ということで、今確かに通路も狭く、そういった状況かと思います。北側については、今ペデストリアンデッキの話が出ましたが、北ルートというのも構想にあります。そういった形で北側についての接続を図っていきたいということです。また、高架下の利用ということですが、先ほど都市再生モデル調査のところで少しお話しさせていただきましたが、そういった調査でもその辺の整備ということで、ビジネスをテーマにしたもの、あるいは食をテーマにしたものというような幾つかの提案があります。そういったものを取り入れながら、通路を確保して回遊性を高めていき、にぎわい、触れ合いの創出につなげていきたいと考えています。また、南側の動線についても、現在狭くなっていますが、ここのところは今、ビルといいますか、開発が進んでいます。その辺の接続についても確かに心配な面があります。高度利用が図れる形の中での歩行者の動線という位置づけをきちんと計画の中に入れて整備を進めていきたいと考えています。 ◆委員(高橋美奈雄君) そういうことなのでしょうけれども、整備を進めていきたいというのはわかるのですが、私が先ほどから言っているのは、まず東口を仕上げてということですから、今でも109シネマズ高崎の裏側というのは非常にいかがなものかなという状況で、暗い、危険というものがあるわけです。開発を仕上げるということは、具体的にあの動線をどうしていくのかということは、もうペデストリアンデッキの工事にかかるのでしたら明らかにしておかなくてはならないと思うのです。相手もあることですから、そんな簡単にはいかないと思いますが、高崎市としての動線を安心・安全の部分に関して、もちろん店舗もいいでしょうけれども、そういう部分に関しての安心・安全をいかに確保するかということに関しての答弁をお伺いしたいと思います。 ◎都市整備部長(松本泰夫君) お問い合わせのところについては、市の公園もあり、今閉鎖している状況で、いろいろ問題を抱えています。そういったものをこれから一つ一つ整備を行って、安全な地域に進めていきたい。あと、地区計画を立てましたので、高崎駅イーストサイト高度利用地区計画を立てて、開発をしていただける方々、住民を含めて今後開発が進むと見ていますが、そういった方々に協力をしていただきながら、市も提案させていただきますが、開発が進む中であとについても整備を図っていきたい。地区計画の中では用途規制もかけています。あるいは、看板の規制といったものをまちづくりの中で地区計画として、地区のまちづくりとして定めていますので、開発はこれから進むと思いますので、その開発の事業者と十分話し合いをさせていただき、安全の観点からも対応していきたい。また、デッキ計画も当然シネマコンプレックスのほうに南ルートというのがありますが、現在のところはその必要性が少し薄いということで、提案させていただいたBデッキも含めて今後どのように整備を図っていくかこれから検討するわけですが、いずれにしても地区計画を立てて民間の開発を促進させていますので、民間開発とあわせてまちづくりを進めていきたいと考えていますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 ◆委員(高橋美奈雄君) 少ししつこいので、これで終わりにしますが、今部長から109シネマズ高崎の通りの具体的なお答えをいただいたと思っているのですが、今度は逆のココパルク800からヤマダ電機、奥に市の開発公社の駐車場もあるわけです。あの辺の有効利用とその動線の回遊性を高めていくためにどんな施策を持っているのかお伺いさせていただきたいと思います。 ◎都市整備部長(松本泰夫君) 都市計画課長から説明させていただいていますが、北ルートがあり、これについては高崎駅の今回の改修、また新駅の問題があり、今回JRで少し手を入れますが、そこからデッキが延びていくわけです。現在のところ発注したものはタワー21までつながっていますが、当然ヤマダ電機のほうにもつなぎ込みます。それと、ヤマダ電機に御協力いただき、ヤマダ電機側で北ルートの一部を建物に併設して建築していただくということを御了解いただいています。その北にココパルク800がありますが、ココパルク800でも自主的にデッキをつくっていくという形であり、民間の力をかりて、その接続の部分、道路上の部分については高崎市がやっていくという形で、なるべく高崎市の費用がかからないように民間とあわせて一緒にやっていきたい。開発が進む段階で一緒に協議しますが、事業が終わった段階では民間のデッキと高崎市のデッキがつながっていくという仕掛けです。  また、その先に市の所有地がありますが、JRの高崎工事区の前ですが、そこにも所有地があります。最終的にはその土地も含めてまちづくりを考えていますが、恐らく東口開発については、今後スマートインターチェンジ等もいよいよ始まる段階であり、東に相当の車が入ってまいります。そういったことで、恐らく駐車場がかなり足らなくなってくると見ており、そういったときに駐車場としてあのあたりを対応したほうがいいのか、あるいは駐車場が民間開発で進めば、次はにぎわいの創出に手当てをするためにあの土地を使うといったことも含めて、これから開発の動向を見ながら進めていきたい。いずれにしても、東口については民間開発が進んでいますので、民間開発を担ってくれる事業者と一緒に整備を図っていきたいということですので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(高橋美奈雄君) 大分具体的なイメージが浮かんできましたので、これで終わりにいたします。 △休憩 ○委員長(岩田寿君) 審査の途中ですが、この際暫時休憩いたします。   午前11時58分休憩   ─────────────────────────────────────────── △再開  午後 零時58分再開 ○委員長(岩田寿君) 再開いたします。  休憩前に引き続き、8款3項1目から12目の審査を行います。  なお、委員会の運営上お願い申し上げます。委員の質疑は、その内容を簡潔にされるとともに、議題の範囲を超えないようよろしくお願いしたいと思います。当局におかれましても、質疑の趣旨を的確にとらえ、明快な答弁をいただくようお願いいたします。  それでは、始めさせていただきます。 ◆委員(高橋美幸君) 12目の高崎操車場跡地周辺土地区画整理事業費についてお伺いします。  ビジネスパークの整備事業は除草委託料がすべてということになっていますが、平成17年度では産業創造館の建設費用等が入って、かなりここの予算がついていたと思うのですが、今回はこの除草委託料だけということで、少し寂しい気もします。費目的に除草委託料というものをビジネスパーク整備事業として別枠で上げていますが、その前の項目の中にも除草委託料というのが26万7,750円入っていますが、これとの兼ね合いはどのようになっているのでしょうか。 ◎拠点整備課長(山本孝行君) まず、ビジネスパーク事業の中の除草委託料の関係ですが、これはビジネスパーク地内の産業創造館より東側の分譲地及び周辺道路約7万平方メートルの除草委託料です。6月から10月までの間に年4回実施しています。それと、区画整理地内の除草委託料の関係ですが、これは区画整理を行っている中で、保留地とか公園用地とか、あと周辺道路等、当課でもって管理する場所があります。約1万3,000平方メートルですが、これに対する除草委託料です。 ◆委員(高橋美幸君) それとまた少し違う観点ですが、ビジネスパーク内では土地の分譲を平成16年度から開始していますが、平成18年度についてはこの土地の分譲に対しての引き合いというのはどれぐらいあったのでしょうか。 ◎拠点整備課長(山本孝行君) まず、ビジネスパーク内の土地の引き合いの関係ですが、平成18年度までに96件あります。その中では資料の提供とか現地案内も含めてですが、現地案内に関しては25件ほどあります。そういった中で、平成18年度については、現在は市のホームページや県の産業政策課で発行している企業誘致情報誌の群馬企業立地のご案内に掲載しています。平成16年度から引き続き分譲は今でもしているわけですが、平成18年度については、主なものとしては学校関係とか、あとホームセンターからの引き合いがありました。また、つい最近では、県の情報政策課からIT関係の企業の引き合いもありました。 ◆委員(高橋美幸君) 相当引き合いがあるということで、動きとしてはあるのだなと感じましたが、なかなか契約にまで至らないというところで、ここのインフラ整備がなかなか進んでいないからというところで契約にまで至らないというところがあると思うのですよ。事業費を見てみますと、この総事業費の中の物件移転補償が七十何%を占めていて、補助金の算出方法は違いますから、一概に言えないのですが、インフラ整備に使えるお金というのは限られていて、そういう中でいかに効果的に基盤整備をするかということが求められているわけですが、その辺について平成18年度はどのような形で集中的にやったのかお尋ねします。 ◎拠点整備課長(山本孝行君) 高崎操車場の跡地、今はビジネスパークですが、こちらの開発を中心に事業は進めています。現在でも上水道、ガスについてはほぼ完了しています。また、電気については、先ほど委員から御指摘がありましたが、高崎玉村線からビジネスパークに入る南口駅前通り線、これはメーン道路ですので、この電線とか電話線の共同溝、それから上下水道も年内には完備する予定です。この南口駅前通り線周辺をまず最初に整備を進め、こういった基盤整備をする中でもって、分譲地の形態というのですか、要するにだれが見てもここは分譲地だと、はっきり見えるような形で早急に分譲地の形態を整えていきたいと考えています。それと、つい最近なのですが、キリンビールの跡地に森永製菓の進出が決まっています。これは、本事業にとっても非常に追い風になるものと確信しています。いずれにしても、これだけの面積の分譲地を持つ地区はこのビジネスパークだけですので、基盤整備がしっかり整えば必ず分譲できるものと考えています。 ◆委員(高橋美幸君) 南口駅前通り線が本年度中に完成するということで期待もしています。森永製菓の進出というのは本当に大きいことで、本市の3大大型空き地というか、跡地の一つのキリンビールの跡地がそういう形でいいほうに向かって、すごくこの高崎操車場に関しても隣接しているので、期待しているところです。特に地域住民、下之城(一)、(二)、それから倉賀野町、地元の地域の方々は、この草刈り費用に見るように、物すごく草が生えるのとほこりで生活環境が非常に悪い中で我慢していただいているわけです。それとまた、地権者もかなり高齢化しています。進捗率が平成18年度で19%ということですので、本当にこれからかなという感じもしていますので、ぜひ見える形で基盤整備を急いでいただいて、そして何とかそこにいろいろな業種の方、今引き合いがある企業等に入っていただいて、見える形で開発が進むように今まで以上の御努力をお願いしたいと思います。 ◆委員(横尾富安君) 最初のほうの都市計画課経費なのですが、この中の都市計画事業特別融資資金預託金なのですが、この事業の内容はどういう中身であるか、そして年度ごとにかなりばらつきがあるのは、どういうことでそうなっているのかについて説明をお願いします。 ◎都市計画課長(須藤道樹君) この制度ですが、これは土地区画整理事業、あるいは街路事業等、いわゆる都市計画事業の施行に伴い、建築物の移転、新築、改築等、また土地の購入等によって資金が必要になった事業協力者が市の指定した金融機関から借り入れを行う場合、融資額の3分の1を高崎市がその金融機関に預託し、返還利子の軽減を図る制度です。融資額としては、900万円を限度としています。その決算、予算の金額のばらつきといいますか、金額が違っているということですが、900万円が限度ですので、その3分の1、1件当たり300万円ということで、平成18年度は3件を予定していました。予算に計上したということですが、この制度を利用された方が平成18年度はございませんでした。したがって、決算では少なくなっているという状況です。また、継続して平成18年度までに4件が継続で残っています。その決算として平成18年度は計上されています。 ◆委員(横尾富安君) そういう制度でありながら、この利用といいますか、非常に少ないということですが、該当者がかなりありながら利用が少ないというのはどういう原因なのですか。 ◎都市計画課長(須藤道樹君) この制度ができた当初は、金利等も大分高い時代だったかなと。そのときには利用される方も多くあったように聞いていますが、最近では大分下がっていますので、これをわざわざ利用されるということがなくなってきたのではないかと考えています。 ◆委員(横尾富安君) 現在借りている人で、例えばかなり金利が高いので、一般の銀行等への借りかえというのはこの間あったのかどうか。 ◎都市計画課長(須藤道樹君) これは、12年間の返済のもので、途中での借りかえはありません。 ◆委員(横尾富安君) かなり形骸化しているというか、当初は非常にいい制度ということで、市も預託したのですが、地価が下がった、あるいは建築する場合も非常に低迷しているということで、その存在というのがどうも余り価値がないような制度になっているので、もちろん高崎市がどうこうできるという問題ではないのですが、これをもっと利用しやすいような制度に有効的にできるように、私は制度そのものはやはり見直しをするべきだと。そうなると、もちろん高崎市だけではできませんから、そんな意見をぜひ国に上げていただきたいということを指摘しておきたいと思います。 ◆委員(高橋美奈雄君) では、このところであと2点だけお願いします。  1点は、228ページ、都市景観形成事業です。説明書では、景観行政団体として景観計画策定作業を行ったと書かれています。市は、平成20年度の景観計画策定を目指しているわけです。その中で、平成18年度はどのような取り組みが行われたのか、まず1点お聞かせ願いたいと思います。  次に、景観計画というものは、それなりの景観区域を決めて、ゾーニングというものが非常に大事になってくるわけですが、その中で特に景観地区指定になりますと、住民との合意が本当に大きな問題であり、また住民の御理解をいただかなければならないのですが、それについては、前段での合意形成といいますか、そういう準備作業が非常に大事なことなのだろうと思っています。平成20年度から逆算していきますと、そういうものもそろそろ平成18年度の中では練り上げてきたのかなという予測もつくわけですが、平成18年度はどのような取り組みが行われたのかお伺いいたします。 ◎都市計画課長(須藤道樹君) 都市景観形成事業ですが、平成18年度から行っています。平成18年度については、景観計画の策定のための基礎資料的な調査です。文献資料の調査を行っています。また、現地調査による景観資源調査等があります。資産税課の台帳をもとにして景観に沿って重要保護建築物候補を洗い出して、現地でも実際に調査を行っています。そういった調査を平成18年度に行っています。この景観地区の指定ということになりますと、委員御指摘のように、行政だけではできない事業であり、どうしても住民の合意が必要になってくるということです。平成18年度の後半でも説明会等を行いながらその辺の説明をさせていただき、平成19年度、今年度ですが、そういった住民の意見をお聞きするということでワークショップを計画しています。来月の広報高崎等で募集し、10月後半、11月に入って各地区でワークショップを開催し、住民の皆さんの御意見をお聞きするということです。 ◆委員(高橋美奈雄君) 各地区でワークショップを開催するということは、本市においても既に地区指定についてというものはある程度目星をつけているのですか。それとも、そのワークショップというものは全市的に行うのか、どういうことなのでしょうか。 ◎都市計画課長(須藤道樹君) 各地域においてワークショップを開催したいということで、それぞれ各地区には景観に配慮した場所ですとか通りですとか候補地はあります。ただ、そういったものを住民がどうとらえているか、住民と行政が一体となって行っていかなければならない事業であり、行政側だけではどうにもならないということですので、まず地元の御意見、地権者ですとか、そういった方の御意見をお聞きしながら、その辺の指定ですとか、そちらのほうに向けて計画していきたいと考えています。 ◆委員(高橋美奈雄君) さらに、もう一点、都市計画マスタープランについてお伺いしたいと思います。こちらの説明書でも、これもまた平成20年度の予定ですが、各地域の現状把握、課題等の整理を行ったと述べられていますが、このまちづくりにおいては指針となる上位計画であると思っています。そこで、現状把握、課題の整理までは各地域別等もあると思いますが、どの辺まで進んだのかお伺いしたいと思います。 ◎都市計画課長(須藤道樹君) 都市計画マスタープランについても平成18年度、平成19年度、平成20年度と3カ年で策定を予定しています。平成18年度については、合併先のところにもマスタープランがありましたので、それとの整合性ですとか、あるいは合併先のそれぞれの地区の調査を行っています。これは、都市の区域における整備、開発、保全という方針を作成するという作業ですので、現在のそれぞれの地区の状況を平成18年度に調査し、確認したということです。 ◆委員(高橋美奈雄君) このマスタープランもまちづくりにおいては本当に大事な計画であるし、またこれも地域住民の御理解を得なければならない計画だと私は考えています。そこで、平成18年度は調査を行ったということですが、今後策定に当たって住民へのディスカス、先ほどもありましたが、ある部分中間報告等を踏まえながら推進するというような計画はないのかお伺いいたします。 ◎都市計画課長(須藤道樹君) 先ほどの景観の関係とダブるかもわかりませんが、こちらについても今後ワークショップを開催し、地元の皆さんの意見をお聞きしながら進めていくということです。町内的な合意も図る中で、地元の皆さんの意見を聞きながら進めていきたいと考えています。 ◆委員(堀口順君) 私も1点だけ、若干似ているところがあるのですが、226ページの街路交通調査委託料ということで約900万円近くの金額ですが、この委託先はどちらかということと、もう一点、この内容に関しては、多分今のマスタープランの形と同じだとは思いますが、5町村合併で全体的なトータルでのマスタープランという形になるかと思いますが、その辺の内容を御説明願いたいと思います。 ◎都市計画課長(須藤道樹君) この調査は、合併により地域、エリアが拡大した高崎市において、それぞれの地域の交通の現状、あるいは地域格差のある交通体系を検証し、これからの高崎市の都市交通計画となる交通マスタープランを策定するために実施した事業です。平成18年度の調査内容としては、合併後の高崎市の交通の現況を把握するため、さまざまな調査を行いました。1つには、この交通の発生源である人口について、あるいは交通需要、交通サービス等です。そういった調査を平成18年度は行いました。それから、委託先ですが、社団法人日本交通計画協会というところに委託しています。 ◆委員(堀口順君) 委託先は、社団法人日本交通計画協会ということです。結構委託先は日本全国同じようなところをうまくフィットさせて高崎市に当てはめるというケースも多々あるように私は今まで感じているのですが、高崎市の5町村との合併の中において高崎市としてのあり方というのを、今後のプランに盛り込んでいただければと思います。それから、交通体系の見直しということの中で、先般の常任委員会でもありましたが、ぐるりん等の見直し等があります。その中で、どういう形でまたトータル的にするかということもよく勘案して進めていってもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(岩田寿君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  239ページをお開きください。  13目上中居土地区画整理事業費から23目緑化費について御質疑ありませんか。 ◆委員(高井俊一郎君) 254ページ、23目の緑化費です。備考の欄、全国都市緑化フェア推進事業の中でお濠環境整備調査設計委託料が472万5,000円と書いています。説明書を読みますと、お堀の環境調査と書いてありますが、その調査の手法と結果を教えてください。また、その下、環境整備工事1,890万円と書いてあります。説明書によりますと、お堀底部に堆積した泥の除去とありますが、実際に除去した場所と手法、またその結果をあわせてお教えください。 ◎緑化フェア推進室長(藤本和子君) 来年の緑化フェアは、中心市街地が会場となります。まさにお堀も会場を構成する一つの要素であり、ちょうど開会が桜の時期に当たりますので、お堀に多くのお客様を迎えるという状況になってまいります。そこで、お堀の環境を調査するということで、まずお堀の環境整備調査設計委託ということで業務発注させていただきました。環境面においては、例えば水路としての役割の意味からの環境、あるいは景観という美観からの環境、また水中の生物とか飛来する鳥などに関する生物的な環境、多くのお客様を迎えるに当たって、特に自然環境、一般によく臭いとか濁っているという声もお聞きしましたので、その辺のことを中心に調査委託をいたしました。調査方法としては、水中の要素の分析及びお堀の底にたまっている土質の分析等も含め、測量に始まって、そういういろいろなものを分析をしました。実際にお堀の平均的な深さが2メートルぐらい、柳川町のほうから高崎公園までなのですが、場所によってまちまちの深さなのですが、押しなべて土まで入れて2メートル、堆積の土質が約50センチから70センチの範囲で堆積しているという調査結果があります。  水質に関しては、著しく悪いというものはなかったのですが、燐とか窒素とか多少数値の高いものもあり、何が濁っている要素の原因かということもあわせて調査をしました。主には、水質やたまっている土質そのものよりも、水と土の間にある、いわゆる浮遊物というのですが、微生物だとか水中生物、あるいは落ち葉だとかごみだとかが腐敗したものが浮遊して水の濁りを生み出すという調査結果が出ましたので、それを受けて、お堀の環境の整備工事として、お堀の水と土の間の浮遊物を取り除くしゅんせつ工事をさせていただきました。その結果、場所としては柳川町の姉妹都市公園からすずらん横までの距離にいたしますと413メートルの間です。その中で、しゅんせつとして土の部分を上げたものが1,133立方メートルに上ります。大体深さにいたしますと30センチから40センチを除去したという結果です。 ◆委員(後閑賢二君) 244ページの街路事業費の中の群馬県西毛広域幹線道路建設促進連絡協議会負担金というのが5万円あるのですが、このことについて少しお伺いしたいと思います。平成18年度は、何回ぐらい会議を持たれて、どんな内容の協議をなされたかお伺いしたいと思います。 ◎都市施設課長(清水豊君) 平成18年度の西毛広域幹線道路に関する会議ですが、総会に向けての幹事会を1回行い、総会を7月、要望に向けての幹事会をもう1回行い、知事、県議会議長への要望を11月に行いました。会議の内容ですが、総会の議案の内容を協議し、特に高崎市の場合、箕郷町、群馬町が高崎市に合併したことに伴う規約の改正、それから要望に用いる概要図の作成、それから要望の内容、それから要望の日時、日程について協議いたしました。 ◆委員(後閑賢二君) 西毛広域幹線道路については、西毛の発展のためにということで、前橋市を起点に高崎市を通過して安中市から富岡市へ抜ける幹線道路です。東毛広域幹線道路はもう大分進んで、完成間近だと聞いているのですが、こちらのほうは進展が非常に遅いので、どうなっているかと心配しているわけです。高崎市の群馬地域1.6キロメートルが今開通しているわけですが、その西は中央第二区画整理事業で生み出していくということなのですが、その西、今度28キロメートルの工程の中で半分近くが本市を通るわけですよね。それで、この榛名山ろくの欠かせない道路であると思うので、本市の関係の中でも率先して進めていただけないものか、今後の取り組みについてもお伺いしたいと思います。 ◎都市施設課長(清水豊君) 協議会は、富岡市、安中市、高崎市、前橋市の4市で構成されており、安中市の部分に関してはいまだに着手率ゼロ%という状況です。また、県の担当課からも、全長28キロメートル、4市にまたがる大型道路ということで、財政的にも早期の進展が難しいと言われています。いずれにしても、県の事業ということですので、高崎市としては、西から着手することを含めて協議会の4市と協議し、県に対して強く要望していきたいと思います。 ◆委員(後閑賢二君) ぜひとも強く要望していただきたいと思います。箕郷地域、群馬地域、榛名地域のこれからの地域振興、発展のためには欠かせない道ですので、努力をお願いします。 ◆委員(高橋美幸君) 3点ばかりお聞きしたいと思います。  21目の公園管理費、248ページですが、公園の遊具の点検についてお聞きしたいと思います。公園の遊具の事故に関しては、回転遊具の事故が頻繁に起こって大変問題になって、それから数年たって大分落ち着きは見せているものの、まだまだちょこちょこと遊具に関する事故が全国的にも起こっています。そういう中、高崎市は保守点検委託料として65万4,255円、そしてまた次の250ページに公園遊具改修工事費として900万円支出したということなのですが、点検に関しては、職員が点検するのではなくて、すべての公園に関しての点検を業者に委託しているのかどうか、どういう形で業者を選定して、どういう形で委託しているのか、点検の状況と、それに対して改修を随時していただいているのだと思いますが、昨年度の状況を教えていただきたいと思います。 ◎公園緑地課長(神宮和夫君) まず、1点目、保守管理はすべて業者に委託されているのかという御質問からお答えさせていただきたいと思います。  公園の遊器具に対して、業者にすべて委託はしていません。一部大規模な、あとは高度な、職員が見たのでは点検にならないという遊器具を対象に、例えば倉渕のせせらぎ公園のローラー滑り台という非常に長い滑り台、ザイルクライミングという少し規模の大きい遊具等があります。あとは、箕郷のふれあい公園のふわふわドーム等があります。そういう専門的な知識を持っている人間でないとなかなか点検がし切れないというものに対して、特別に業者にお願いして点検していただいています。そして、そのほかの小規模なブランコとか、ちょっとした馬乗りできる遊具は職員が年に3回から4回随時回って点検しています。これは、高崎市本庁内、あとは倉渕以外の各地域でも同じような形でやっています。  それと、2点目ですが、大規模な遊器具に対する点検業者の選定、点検するにはそれ相応の資格を持った業者が当然必要になってまいります。それは、日本公園施設協会認定技師という専門の資格ですが、その技師がいる業者と随意契約しています。  それと、その後の点検によっての改修状況ですが、平成18年度は全体で20件ほど補修なり修繕、あとは移設とか撤去とか新設をいたしました。内訳とすれば、補修4件、修繕1件、移設1件、撤去7件、新設7件です。 ◆委員(高橋美幸君) ほとんどは、特別な技術が必要な技師が見なければわからないもの以外は職員が年に三、四回定期的に点検しているということでしたが、つい最近も7月に横浜市でブランコの支柱が腐って、それが倒れたことによって小学生がかなりけがをしたという事故も起きました。そのときの状況は、市としてマニュアルはあるのですが、そのマニュアルどおりの点検が、たまたまでしょうけれども、できなかったと。目視だとか乗ってみるぐらいのことはしたのですが、そのマニュアルにハンマーでたたくというのがあったらしいのですが、そのハンマーまで使っての点検はできなかったということで、本当にある部分点検というのも難しいなと感じたわけですが、本市においてはこの点検マニュアルというようなものはつくってあるのでしょうか。 ◎公園緑地課長(神宮和夫君) 別段点検マニュアルというのは作成していません。ただ、通常委員のおっしゃるとおり多分に遊器具というのは構造物、特に鉄材の経年劣化というものが事故の引き金となるケースが多分にあります。ですから、それを確認するためにゆすってみたり、たたいてみたり、あとは外的な状況を見たり、そして大規模な遊具になりますと、基礎からの部分の劣化というのも相当影響してきます。そういう部分というのは専門的な方に依頼しています。それと、今後点検に際してはそういう劣化部分を特に注意したような形で念入りに点検するようにということで、職員には強く指示しておきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(高橋美幸君) ぜひ本市においてもある程度のマニュアルというものをつくっていただいて、職員も異動でいろいろ入れかわりもあるわけですので、わかりやすく、本当に事故が起こらないような万全な体制をしいていただきたいと思います。  そして、改修なのですが、最近よく見かけるのは公園の遊具のペンキのさび、すごくいろいろなところで見かけるのです。小さいお子さん、特に幼児の場合はさびた部分で手をけがしたりということが結構あると思うのです。塗りかえも随時していただいているようで、それもよく見かけます。この点は、業者によって違うのかもしれないのですが、単一色で塗りかえて何の遊びもない塗りかえをしているところとかわいく塗りかえているところとあるのです。細かいことかもしれませんが、やはりまちづくり、公園がもたらすまちの雰囲気づくりといいますか、そういうこともとても大事で、その辺も業者によく徹底をしていただいて、少しでも効果的な塗りかえ等の改修もしていただくようにお願いしていただきたいと思います。この問題はこれで終わります。  同じ21目なのですが、市道街路樹剪定委託料ということで4,294万1,220円というのが支出済みになっていますが、今高崎市は景観のまちづくりということで市を挙げて景観づくりというものに取り組んでいます。そんな中、特に目立つのですが、市街地における街路樹の剪定、特に秋口なのですが、秋になり切る前に丸坊主にされてしまっていて、紅葉の美しさだとかまち並みの美しさというものに対して非常にふつり合いな丸坊主の街路樹というのがすごく目立つと思うのです。市としてどういう方針でこの剪定をされているのかということをお尋ねしたいと思います。 ◎公園緑地課長(神宮和夫君) 確かに委員の御指摘は私自身としてもごもっともな御指摘かなと思っています。ただ、周辺の要するに生活のしやすさとか生活の利便性という形での対応と、あとは樹木が伸び過ぎて、そして秋になると落ち葉で庭じゅう、お堀、あとは側溝が埋まってしまうという状況とのギャップの中で、多目に剪定しろとか、早目に切ってしまえという住民からの要求が多分にあります。だからといって、本来の街路樹の目的は結局は緑を、また潤いを、憩いをという形、それとあとは酸素を排出するという環境面でのとらえ方というのが大きいわけですので、今後はそういう兼ね合いも十分考えに入れて、毅然とした形で対応できる部分は対応するような形で今後対応していきたいと思いますので、何分御理解のほどよろしくお願いいたします。 ◆委員(高橋美幸君) 当局の御苦労はよく私もわかっていますが、まちづくりという点から見ますと、住民の皆さんにも御理解をいただくというところでも努力を今後ともよろしくお願いいたします。  次に、22目、252ページですが、公園ユニバーサルデザイン化工事費というので240万円ほどついていますが、これはあたご児童公園のユニバーサルデザイン化ということで説明書に書いてあります。昨年度はこういう形でやっていただいたわけですが、五、六年前ぐらいからですか、本市はこのユニバーサルデザイン化事業をずっと継続してやっています。そのユニバーサルデザイン化というのですが、どこまで。ただならすだけなのか、どの辺まで。従来の児童公園として設置された公園が少子高齢社会に対応すべく、お年寄りや障害のある方々にも使えるような公園にしていくということが目的ですから、その趣旨にのっとってやっていただいているのはわかるのですが、どの程度のユニバーサルデザイン化をしているのか、平成18年度はどこまで事業をしているのかお聞きしたいと思います。 ◎公園緑地課長(神宮和夫君) まず、どのくらい前からそういう事業をやっているのかという第1点目からお答えさせていただきます。  ユニバーサルデザイン化事業の第1期として平成14年から始め、主に旧市内の古い公園を対象に事業を実施しています。そして、前年度の平成18年度までで、委員のおっしゃったあたご児童公園までで9カ所のユニバーサルデザイン化事業をやらせていただきました。  それと、もう一点ですが、どこまでユニバーサルデザイン化工事をやっているのかという御質問です。内容的には、高齢者に優しいベンチ、要するにベンチに平たい状態で、手すり的なものがついたベンチに変えるというものとか、車いすの方でも使用できる水飲み場の改修であるとか、公園の出入り口、側溝とか縁石とかで非常に段差がありますが、その辺の段差解消などをユニバーサルデザイン化としてやっています。 ◆委員(高橋美幸君) 大規模な改修、大々的なというよりは、本当に使いやすくするという程度の改修ではないかと感じましたが、旧高崎市9カ所が終わったということですが、周辺の合併した地域もあるわけですが、今後どのようにこれを進めるのかという方針をお聞きしたいと思います。 ◎公園緑地課長(神宮和夫君) 第1期のユニバーサルデザイン化事業が本年度でおよそ終了いたします。それ以降、第2期として、今度は旧市外を対象にした公園のユニバーサルデザイン化工事というものに着手していきたいと考えています。今のところ候補に挙げているのは、開設されたのが昭和39年とか昭和40年代というかなり古い公園があります。そういうところを中心に、まずは18カ所から20カ所ぐらいを候補に挙げて、随時、年間二、三カ所を対象に行っていきたいと考えています。 ◆委員(高橋美幸君) ユニバーサルデザイン化ということよりももう一歩進んだ形の公園の設備のあり方なのですが、高齢者対応といいますか、もっと積極的に、例えば筋トレまではいかないのですが、高齢者がリハビリに使えるような遊具、そんなにすごいものでなくても、同じベンチでも、背伸びができるものだとか、そういったものを積極的に設置するという取り組みも各自治体で見られるのですが、そういったことは検討されたのでしょうか。 ◎公園緑地課長(神宮和夫君) 御質問の趣旨は大変理解しています。そういう要望も市民からいただいていますので、新設の公園とか古いベンチ類や構造物類が壊れた際の新たな設置というときにはそういう形での配慮も考えていきたいと思います。 ◆委員(横尾富安君) 15目の群馬中央第二土地区画整理事業について、まず1の区域の進捗状況についてお知らせいただきたい。 ◎区画整理1課長(天田要君) 群馬中央第二土地区画整理事業の1の区域の進捗状況ですが、施行面積は72ヘクタール、現在1の区域と2の区域に分けて事業を行っています。1の区域の面積29.2%、換地指定が16.8ヘクタールです。指定率については81%になっています。全体の進捗率は、事業費ベースで10.2%です。1の区域については、おおむね順調に事業を進めており、あと数年で事業実施可能の範囲は終了する予定です。 ◆委員(横尾富安君) 1の区域は、ほぼ順調に推移しているとすると、イオンの周辺の道路は一応これで完了と考えていいのですか。 ◎区画整理1課長(天田要君) 西毛広域幹線道路、イオンの南側にありますが、そこが一部完成しています。それと、都市計画道路の棟高観音寺線が一部残っています。 ◆委員(横尾富安君) 1の区域は、ほぼ道路についても終わっている。問題は2の区域です。これについては、面積においても、あるいは当初計画で移転を要する件数が500件余りということですから、移転費用だけでも相当なお金になる。当面は、5年間は据え置きというか、凍結しているわけですが、この区画整理の手法として、一番最初の計画では、区画整理の道路をつくって、四角に全部整理という計画だったのですが、それはこの間どのような見直しを進めてきたのか、その点について。 ◎区画整理1課長(天田要君) 2の区域については、42.8ヘクタールあります。委員のおっしゃるとおり、住宅密集地で膨大な事業費がかかるということで、予定では606戸移転するという計画になっています。そのようなことから、事業の長期化、非常に困難な問題を抱えています。新たにまた発足した協議会で協議をしており、見直しについて承認をいただいたということですので、今後の進め方としては、改めて事業に対する地域の方々の御意見、考え方をお聞きして事業の進捗を図っていきたいと考えています。 ◆委員(横尾富安君) かなり反対が多かった地域で、しかも地形的にも坂道のところですから、これを碁盤の目のように整備していくというのはかなり困難だと、当初からそういう指摘があったにもかかわらずこの間進めてきたわけで、これはぜひとも見直しをしていかなければいけない。私が言っているのは、地域の皆さんともちろん話はするのだけれども、その内容とすれば、どのような見直しを図っていこうとしているのか、それについては検討されなかったのですか。 ◎区画整理1課長(天田要君) 見直しについては、具体的には平成19年9月、今月からですが、平成20年かけてまちづくりワークショップというものを開催し、今後の整備課題、目標を取りまとめて今後の事業に反映していきたいと考えています。 ◆委員(横尾富安君) その手法にしても、もちろん今網かけはしてありますから、その中でどうしたら移転費用を少なく効率的にできるか、消防車や救急車が入れるような道路をそれなりに確保していくか、そういう点でこのまちづくりというのは、もちろん地域の住民の皆さんの声が十分反映できる、そしてその方々の協力が得られるという中で進めないとまた多くの年月がかかっていくことになるので、そういうことを今後、前の無理な計画ではなくて、そのような地権者あるいは住民にとって納得のいくような事業を進めていってもらいたいという点を指摘しておきます。それと、街路事業の中の高前幹線ですが、この高前幹線の現在の状況についてまず御報告いただきたい。 ◎都市施設課長(清水豊君) 街路事業で実施している区間については、競馬場通り線から南へ530メートルの区間です。総事業費31億2,000万円を予定しています。平成18年度末の進捗状況は60.84%です。事業の内容としては、これまではすべて用地買収と関連する上物の補償です。 ◆委員(横尾富安君) もちろん街路事業ということでいくとそういう説明になるのでしょうけれども、全体を見てみると、事業化、いわゆる事業をしようということで決めた区域が全体の約4割です。事業化をしているのに4割。そうしますと、これから用地買収にかかる、あるいは移転していくということになると非常に多くの年月がかかる。年月どころではなくて費用が大変かかっていく。計画全体を聞きますと、まず高崎駒形線のところは道路の上をオーバーしていく橋をつくってやると。高崎操車場の関係はアンダーで通すということですが、この2つの大きい工事をやるにしても、何百億円かかるのかわかりませんが、相当な費用がかかる。それで、今の計画でオーバーをする高崎駒形線とアンダーを行う事業費の計画は2つのところがそれぞれどうなっているのかお聞かせいただきたい。 ◎都市施設課長(清水豊君) 高崎操車場の区画整理地内のアンダー部分に関しては以前議会で質問があり、アンダー部分は102億円ということになっていますが、高崎駒形線のほうは資料がありませんので、はっきりわからないのですが、橋梁ということですので、これよりは安いのではないかと思います。 ◆委員(横尾富安君) これは、既に都市計画決定をしているわけですから、およその概算というか、何百億円かかるよというのが計画ではあるはずなので、それらについて後で資料をいただきたいと思います。それにしても、この高崎駒形線なり高崎操車場、これは全部が通るということではないにしても、前倒しで測道を通すとか、踏切をつくるとか、そういうことでとりあえず通行させるということの計画はあるのかないのか。 ◎都市整備部長(松本泰夫君) まず、高崎操車場ですが、もともとアンダーパスで全体を進めたいと考えていましたが、その前提では段階的に国道17号からJRまで平面タッチで開通させるという考え方も最初から持っていました。現在街路事業で行っているところについても国道17号に平面タッチさせるということですと、競馬場通り線から国道17号までが暫定的に使えるようになります。そういった計画も考えながら全体計画を進めているところです。  それから、高崎駒形線についても、同様に新保・日高土地区画整理事業が進んでまいりますので、これについて平成17年度から計画を立てており、委員御指摘のとおりオーバーパスになっていますので、新保・日高から出てくるところについては側道タッチの受けも用意していますので、将来的には側道タッチで高崎駒形線に接続させるということも視野に入れて全体の事業を図っていくということです。ただ、事業全体については、過去に委員会、一般質問等にお答えしていますが、できるところまでは市がやって、あとは群馬県にお世話になりたいということで、高崎市が現在進めているところを一生懸命やって、その後は国道17号から国道50号を結ぶ路線ですので、非常に大きなバイパス機能を持っている道路ですので、将来は全体の仕上げは群馬県にお願いするという考え方で現在も県に要望活動を行っているところです。できればそういう形で暫定の形と将来の考え方を持って整備を進めていきたいということですので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(岩田寿君) 決算審査ですので、できるだけ決算に触れていただきたいと思います。関連して今後の取り組みというのはわかるのですが、なるべく決算の審査ということで御承知おきいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
    ◆委員(横尾富安君) そうしますと、森永製菓がキリンビール跡にできることになって、先ほど話題になった高崎操車場の開発も大いに期待できるのではないかという話もありました。どうしても道路が必要になってくるというので、私は前に一般質問で今の下之城町の、プリエッセの地下道のところを改修して、とりあえずあそこを通すようにしたらどうだと。踏切をつくる、あるいは側道をつくるにしても相当年月がかかっていくだろうと思うのです。そうすると、とりあえず企業誘致、あるいはそういったあそこの利用を考えると、とりあえず生活道路として片側2車線の道路をつくることが必要になってくるのではないか。平成18年度では、全くそのことが検討されなかったのかどうか。 ◎都市施設課長(清水豊君) 高前幹線の街路事業に関しては、現在はまだ用地買収ということですが、今後今のペースでいきますと、平成25年ごろには530メートルが開通できる予定ですので、その時点ですが、当面4車線で用地買収をして、2車線で開通することも検討しています。 ○委員長(岩田寿君) 今横尾委員が質問されたのは、プリエッセ武内のアンダーをというお話で、それが平成18年度、生活道路としての検討がされなかったのかという質問なのですが。 ◎都市整備部長(松本泰夫君) まず、森永製菓の関係で、側道タッチの関係ですが、森永製菓については、キリンビールの跡地ですが、これについては国道17号で十分対応できるということで、それから高崎操車場の国道17号とJRの間、これについてはやはり将来的には側道タッチで考えていく必要があるだろうと考えています。これから事業が進めば、そういったことは十分可能性がありますので、それは対応できるということです。それと、その中に都市計画道路がありますが、そことキリンビールのところを結んでいくという都市計画決定の路線もありますので、十分JRの北側について対応できるということです。  それから、御指摘のアンダーパスの関係ですが、これについては取りつけ道路のところは既に整備を図っているという状況で、トンネルの部分については高さの問題がなかなか難しいということで、その問題がありますので、これについてはJRと協議していますが、アプローチの部分については整備できているという状況です。隣の部分については、今後JRとよく相談しながら、拡幅については検討していく。ただ、物理的に高さの確保は難しいということですので、将来的にそこを幹線として、高崎操車場の北の区域と南の区域の連絡を図っていくというのは非常に難しいということです。ただ、南地区については高崎前橋線がありますので、それを南に下りますと南八幡京ヶ島線のアンダーパス、あるいは藤岡インターチェンジに十分アクセスできますので、そう開発について問題はないと考えています。 ◆委員(横尾富安君) 前にお聞きしたときには、下之城町のプリエッセのところを拡幅すると100億円ぐらいかかるから、二重投資になるからと言っていましたが、今考えてみると、高前幹線を通すことすら難しい状況にあるわけで、ぜひそれも今後あらゆる機会にまたいろいろ発言をしたり提案をしたりしていきたい。これにばかりかかっていると時間が足りませんから、また後々の討論にしていきたいと思います。  それで、あとは公園管理事業で、八幡霊園の管理事業の墓所返還還付金というのがありますが、墓所返還還付金というのは、お預かりしたというか、買ってもらったというか、貸与したのかわからないけれども、そのお金、権利金、その何割が返還されて、現在返還された件数はどのくらいあるのか、その点について。 ◎公園緑地課長(神宮和夫君) 1点目の何割が返還部分なのかという御質問ですが、一番最初に貸し付けたお金の8割を還付しています。それと、前年度の還付対象件数ですが、27件です。 ◆委員(横尾富安君) かなり八幡霊園も希望者が多くて、しばらくは造成しないということですから、こういう返還された墓地が非常に市民にとってはこれから利用できるということになるわけで、大いにこれも広報等でお知らせしながら、早目に市民に提供できるように整備してもらいたいと思います。  決算に直接関係あるかないかと言われると困るのですが、東南部運動公園がこの決算には全く触れられていません。費目がないということは、要するにこの間これへの費用は発生しなかったと考えていいのですか。 ◎公園緑地課長(神宮和夫君) 御質問のとおりです。 ◆委員(横尾富安君) ということは、これは一般質問でもほかの人も取り上げて、いろいろ言っているにもかかわらず、この件については十何年も放置してあるのです。地権者がいつ買ってくれるのかと十何年前からずっと待っている。それについて説明は全くない。そういうことで、あそこの群南の区域の人は自分が生きているうちに買ってもらいたいということを言っているわけです。ですから、特に答弁は求めませんが、もう何回も、一般質問でも、あるいはこういう決算、予算のときにも言っていますが、そのまま放置をするなと。市民にそういう不安があるのだったら、市民にきちんと説明しなさい。そして、現在の進捗状況、これからの見通しもきちんと説明をして、少なくとも市民から、全く見通しが立たない、この田んぼをどうしたらいいのか、先行き本当に見通しが立たないということがないように市民にきちんと説明をするべきだと思いますので、ぜひそのことは実行していただきたい。そのことを強く指摘して、この件は終わりたいと思います。 ◆委員(高橋美奈雄君) 決算書に載っていることで、街路事業費について質問したいと思います。  246ページに問屋町駅東口街路事業ということであるわけですが、おかげさまで私の地元で貝沢口の街路事業が仕上がって、やっと面的整備が整ったなということで喜んでいるわけです。ここで以前から、面的整備はいいのですが、要は高崎前橋線、旧17号、平たく言えば芝塚立体の辺から井野駅を出たところの十字路ぐらいまで、よく言うのですが、いつでも万年渋滞みたいに渋滞していたわけで、これに駅の都市計画道路が当たれば余計渋滞になるのかなという不安もあって、この東口整備の中でどうその辺を改良できるような施策をとれるのかなということは常々質問等していたわけです。その中で1つとすれば、交差点改良に取り組んでいくしかないだろうというお答えもいただいていたわけですが、環状線の交差部も含め、この平成18年度事業の仕上げですよね。東口線の街路事業について、交通渋滞を少しでも食いとめる交差点改良等にはどのように取り組まれたのかお伺いしたいと思います。 ◎都市施設課長(清水豊君) 問屋町駅東口線ですが、ことし3月に完成し、供用開始をしています。高崎前橋線に右折車線を設ける必要があり、この部分の県道は市で拡幅工事をいたしました。また、そこから環状線まで拡幅について地元から当時も意見があり、市で高崎土木事務所にそういった要望を伝えた経緯があります。開通から半年たったわけですので、さらに地元で交通渋滞を含めて意見があれば、市としても県に要望を伝えていきたいと思っています。 ◆委員(高橋美奈雄君) そうしますと、東口線の街路事業が一応完成したということで、今の答弁を聞きますと、地元ということは、地域住民、区長を先頭にして、今後そのような事象があれば市に上げてほしいということですか。それとも、その辺は承知しているから、きちんと計画性を持って、あそこも都市計画決定されている道路ですから、取り組んでいきたいということなのか、どちらなのでしょうか。 ◎都市施設課長(清水豊君) 今後の事業については、県道の改良事業ということになると思いますので、地元とタッグを組んで県に要望していきたいと思います。 ◆委員(高橋美奈雄君) いずれにしても、地域の区長とも要望を上げるような形にすればいいのかなと思います。区長の話はやめましょう。  もう一点なのですが、全国都市緑化フェア推進事業の項目の中に屋上・壁面緑化実施設計委託料というものがあります。屋上・壁面緑化というものは、常々議会でも何人もの議員が環境問題、CO2の削減を含めて提言が随分あったわけです。緑化フェアに絡めてこの設計委託というものが始まったみたいなのですが、この屋上・壁面緑化実施設計委託料の委託というものはどういうものだったのか御説明いただきたいと思います。 ◎緑化フェア推進室長(藤本和子君) 高崎会場の一つ、新しい緑化技術の提案場所ということで、もてなし広場において企業の出展による屋上緑化、壁面緑化の展示が行われます。これにあわせて、行政でも環境問題に関するCO2の削減等も含めて、新しい都市緑化の技術として屋上緑化、壁面緑化の考察を行うということで委託したものです。既存の施設にどのような工法で設置できるか、また維持管理経費はどのくらいかかるかという経費面や物理的な面での考察を行うとともに、現在可能な範囲でどこにしつらえていけるかという具体的提案まで委託したものです。屋上緑化については、芝を張るとか簡易な方法もありますが、壁面緑化については、工法の難しさや既存の施設を傷めるということもあり、難しい点もありますが、できる限りこの緑化フェアにあわせて、今一、二カ所候補予定地がありますので、施設管理者と調整を図っているところです。また、公共のほうで行政が主体的にやるばかりではなく、ぜひ民間の活力を活用したいと考え、その辺の啓発もあわせて図っているところです。一例には、スズランデパートがこの緑化フェアにタイアップして、屋上を新たに緑の空間としてリニューアルしたというケースもあります。維持管理の点からも考えて、公共が主体的にやる部分と民間への啓発をあわせて推進していこうという観点で考えています。 ◆委員(高橋美奈雄君) ぜひその取り組みを緑化フェアを通して前進させてほしいと思います。このような項目が新年度予算には上の緑化事業に載ってくるように、ぜひその辺は要望させていただきたいと思います。 ○委員長(岩田寿君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  253ページをお開きください。  4項住宅費について御質疑ありませんか。 ◆委員(堀口順君) 256ページ、2目住宅建設費、地場産材活用事業樹木伐採委託料ということで30万4,500円と載っています。5月の視察のときに山名の住宅団地を拝見しましたが、たしか及川議員から質問があったかと思いますが、この費用対効果も含めて、どういう状況だったかお聞かせ願いたいと思います。 ◎住宅課長(石橋達男君) 地場産材活用事業については、倉渕の公有林が植林から四、五十年過ぎていますので、山林の健康化、活性化、温室効果ガスの二酸化炭素吸収量を高めるための事業として、公共事業として地場産材を使用することにより市内林業関係者の活性化を図ることを目的としていますが、3月に寺の平地区の杉405本を伐採し、枝をつけたまま葉枯らし状態で乾燥させて、5月に3メートルから4メートルの長さの丸太にして製材工場に運搬し、ここで規格に合った材に製材、乾燥を行い、今年度の第2期山名市営住宅建てかえ工事の住宅部分のたる木と集会所のはり、柱等に使用しています。9月中旬から1,963本の材料を現場に順次搬入しています。費用対効果ですが、通常のルートの材料を購入した場合と単価を比較いたしますと、まだ製材していない材料もありますが、あくまでも予測ではありますが、5%ぐらいは安くなると想定しています。 ◆委員(堀口順君) 地場産ということで、倉渕のところも高崎市にということで、地産地消という今の状況の中でぜひ力強く、また費用対効果もおおむね5%ぐらい一般のものよりも安いということですので、ぜひ今後とも積極的に推し進めてもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(岩田寿君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  327ページをお開きください。  11款災害復旧費3項土木施設災害復旧費 (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) 以上で一般会計歳入歳出決算中の所管部分の審査は終わりました。  次に、所管の特別会計の審査に入ります。  まず、簡易水道事業等特別会計、425ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) 429ページをお開きください。  歳出 (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) 次に、駐車場事業特別会計、455ページをお開きください。  歳入 (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) 457ページをお開きください。  歳出 (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) 以上で所管の特別会計の審査は終わりました。  引き続き各調書の審査に入ります。  473ページをお開きください。  財産に関する調書、1公有財産3債権及び4基金の各所管部分 (質疑なし) ○委員長(岩田寿君) 以上で一般会計及び特別会計歳入歳出決算の審査は終わりました。  これより議案第75号中の所管部分を起立により採決いたします。  本案は、これを認定することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(岩田寿君) 起立多数であります。  よって、議案第75号はこれを認定すべきものと決しました。  次に、議案第76号 平成18年度高崎市水道事業会計及び高崎市公共下水道事業会計決算認定について審査を行います。  別冊の高崎市水道事業会計決算書・高崎市公共下水道事業会計決算書を御用意ください。  最初に、1ページから46ページまでの平成18年度高崎市水道事業決算報告書損益計算書剰余金計算書剰余金処分計算書(案)及び貸借対照表について御質疑ありませんか。 ◆委員(高井俊一郎君) 39ページ、資本的支出の国庫補助金返還金です。国庫補助金返還金が144万2,380円と計上されています。説明書を見ますと、国庫補助金の返還金とだけ書いてあります。大変珍しいと思います。どういうことか詳細に教えていただきたいと思います。 ◎総務課長(阿久津和夫君) この国庫補助金返還金ですが、箕郷地区の第3次拡張工事に伴う平成17年度の国庫補助金の額により消費税の課税売り上げが大変大きくなり、補助金等の特定収入割合が5%以下となりました。これは、箕郷町が高崎市に合併したことによって予算規模が大変大きくなったという意味合いです。この部分の消費税全額が仕入れ控除税額となりましたが、補助金は消費税の扱いでは不課税扱いということで課税されません。したがって、控除と不課税扱いということで、結果的に国庫補助金の二重払いとなるため、消費税相当額の144万2,380円を返還したものです。これは、平成5年度から通産省、厚生省等の補助金交付規則等が一部改正され、決算における消費税の特定収入割合が5%以下の場合には補助金の一部を返還することとなったもので、箕郷地区の第3次拡張工事に伴う防衛施設庁補助金においてもこの通達に沿った処理をいたしました。 ◆委員(高井俊一郎君) あと、もう一点、41ページ、固定資産明細書の(2)の無形固定資産の施設要件というところに当年度増加額が2,686万5,543円とありますが、これはどういうものか、説明もないものですから、お願いいたします。 ◎総務課長(阿久津和夫君) この施設利用権での当年度増加額2,686万5,543円ですが、これは群馬用水施設の緊急改築事業建設費負担金で、事業主体である独立行政法人水資源機構に支払ったものです。昭和45年に供用開始した群馬用水ですが、供用開始後30年以上経過し、劣化が目立つようになってきたことから、平成14年度から平成21年度までの8年間で総事業費244億円の改築事業に現在着手して進捗しています。この農業用水利用者と水道用水利用者で応分に負担したものです。なお、高崎市の負担分は全体の0.98%です。 ◆委員(高井俊一郎君) 0.98%を毎年必ず負担するということでよろしいでしょうか。 ◎総務課長(阿久津和夫君) 平成21年度にこの事業が完成するまでは、この応分の負担割合は変更がない予定と説明を受けています。 ◆委員(高橋美奈雄君) 1ページ、高崎市水道事業決算報告書の中の支出、第1款水道事業費用第3項特別損失の項でいいと思うのですが、今もって上下水道の決算は難しいと思っているので、実はこの項で加算されていると思うのですが、決算の審査意見書、監査の意見書の中で、この9ページに不納欠損の関係で、今まで地方自治法第236条第1項に定める5年間の消滅時効期限で欠損金として処分していた水道料金債権について、平成18年度からは民法第173条による短期消滅時効、いわゆる2年間を適用し、平成16年度以前の調定を欠損金としてまとめて処分したためであるとうたわれているのですが、この特別損失に計上されている約4,000万円、これは多分税込みだと思うので、近い金額になるのかなと思うのですが、いずれにしても民法により欠損金を要は放棄してしまうという形にとれるのですが、この辺について御説明いただきたいと思います。 ◎料金課長(岡本正彦君) 特別損失の関係ですが、前年度に比べて増加した理由は、先ほど委員のおっしゃるとおり、消滅時効が2年ということになり、欠損額がふえてしまったということです。通常ですと、今までですと5年時効でやっていたものですから、平成13年度調定分までを今までは不納欠損としていました。それに、今までは地方自治法第236条第1項の規定について5年ということでうたわれていたわけですが、平成15年10月10日の最高裁判所の判断で水道料金は司法上の金銭債権とされ、民法第173条第1項の規定に基づきその期限が2年とされたということで、行政解釈も改正されました。その分がふえて、今回は消費税抜きですと計3,506万4,728円となりました。昨年と比較して1,891万3,199円の増となったわけですが、このうち大口の5社が倒産して破産宣告を受けましたので、その分が1,243万8,644円あります。これが全体の7割を占めており、中でも遊園地の破産によるものが過半です。 ◆委員(高橋美奈雄君) 説明はわかりました。今まで地方自治法で5年間であったものが今後は2年に短縮されたということで、今後非常に大変な状況になるかと思うのですが、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  さらに、水道事業の貸借対照表ですか、9ページの中に未収金が載っていて、営業未収金、さらに営業外未収金、その他未収金ということですが、こちらも監査委員の意見書によると平成17年度より相当の増加ということです。合併した関係もありますので、増加は増加なのでしょうけれども、その増加の中身についてお知らせできるところがあればお知らせいただきたいと思います。 ◎総務課長(阿久津和夫君) 未収金ですが、ここに記載したとおり、貸借対照表の中でイ、ロ、ハの3つに分けています。御案内のとおり、会計方式が一般会計方式と公営企業会計方式では違っています。というのは、一般会計方式では4月1日から5月31日までの間を出納整理期間と定め、3月31日までの債権について、5月31日までで収納になったものについては、これをその当該年度の収入とすることになっています。しかし、公営企業会計はきっちり3月31日で区切るものです。そうしますと、2月、3月に発生した水道料金については未収金扱いという形になります。その部分が4億9,600万円、約5億円をこの中で一番上の営業収益の中で占めています。それから、残りは繰り越している滞納分、そういう形が多くなっています。また、最初に申し上げた一般会計との会計方式の差異により、ハの4億9,100万円ですが、国庫補助金の東京防衛施設局からの3億9,200万円というのが4月1日以降の入金になる関係上、こういった形で未収金扱いという形になっています。金額がふえているのは、委員御案内のとおり、合併により水道料金がふえたことによる増加です。 ◆委員(横尾富安君) 水道の事業計画についてお尋ねします。  水道の事業計画は、第10次拡張事業計画というのがあって、これが実は現在の水道の使用料とその当時予測された水道の使用料と大きく数字が乖離しているという問題があります。以前にもこの計画については見直しをすべきだということを提言していますが、この間の見直し等についての経過を説明していただきたい。 ◎工務課長(大野芳男君) 第10次拡張事業計画の消費水量の推計と実績の差ですが、第10次拡張事業計画は合併前の旧高崎市の計画ですので、合併後の平成17年度、平成18年度の消費水量の実績とは比較できませんので、平成16年度の家庭用と業務用と合算値をもとに比較いたします。第10次拡張事業計画における水需要予測については、水需要量が増加していた平成6年度までの過去10年間の実績をもとに水需要を予測し、平成9年度に目標年次平成31年度で1日最大給水量20万立方メートルと計画しています。平成16年度の計画1日平均消費水量は、12万2,801立方メートルと予測しています。平成16年度実績は1日平均消費水量9万581立方メートルですから、第10次拡張事業計画の平成16年度計画1日平均消費水量予測との差は3万立方メートルです。  次に、この間この計画水量の見直しは行われたかについてお答えいたします。第10次拡張事業計画については、以前にも議会で説明していますように、水需要量が増加していた平成6年度までの過去10年間の実績をもとに水需要を予測して許可を得ましたが、バブル崩壊後、経済情勢が低迷しているとともに、水需要も減少傾向を示しています。このため、給水コストなどさまざまな問題を考慮して、烏川の表流水7万8,530立方メートル、群馬用水1万3,500立方メートル、県央第1水道6万8,900立方メートルと合わせて、計画1日最大給水量16万930立方メートルとして見直しを図っているところです。 ◆委員(横尾富安君) 平成6年度以降、水需要がかなり低迷して、現在も家庭用については減少傾向にあるということですよね。事業用もキリンビール撤退後かなり低迷しているという状況なのですが、平成6年以前につくられた第10次拡張事業は、とにかくずっと産業も膨張して、家庭用もふえるという予測をしたのですから、相当乖離があるということですが、合併もありましたから、大変だと思いますが、私は1つは、昔つくられた拡張計画に沿って、高崎市の水道の施設、これについては相当大きなプラントもつくり、そしてお金もかかっているわけです。それが果たして本当に必要だったのかどうか、水道局に言わせれば、安定的な水量を確保するのだから必要だったということになるのでしょうが、かなり過大な投資をしたと私は見ています。そういう点でいきますと、今後第10次拡張計画、第11次になるかどうかわかりませんが、これについては使用量に見合った計画にして、それに応じた設備投資計画もするべきだと思いますが、その点について何か御意見がありましたら。 ◎工務課長(大野芳男君) 委員御指摘の使用水量に見合った計画に見直していくかどうかということなのですが、平成16年度に先ほど数値を申し上げた16万930立方メートルに見直しを図っているところです。現在もこの方針は変わっていません。 ◆委員(後閑賢二君) 業務費の中に水道料金等滞納整理業務委託というのが3,200万円計上してあるのですが、滞納の状況などをお聞きしたいと思います。滞納件数だとか金額、また滞納整理の状況などをお聞きしたいと思います。 ◎料金課長(岡本正彦君) 料金滞納整理業務委託ですが、滞納常習者や悪質滞納者も増加してきており、上下水道料金の収納率も年々低下していることから、平成17年度より窓口業務を含む滞納料金等徴収業務を専門に行う業者に委託し、収納率向上と経営の合理化、健全化を推進しているところです。この委託により職員2人と嘱託職員3人を削減するとともに、滞納料金等の徴収増と合わせて委託による効果額は平成17年度では4,503万円、平成18年度では1億4,767万円ほどになったと思います。  また、委託による前年度末3月31日における過去5年間の未納料金の8月31日現在の収納率ですが、平成16年度、平成17年度と低下してきていましたが、平成18年度より向上し、ことし8月末の状況では過去5年間の合計で2.40ポイント収納率が向上してきています。最終調定に対しても、平成16年度及び平成17年度の8月末は過去5年間いずれも収納率が低下してまいりましたが、平成18年8月末では平成16年度分及び平成17年度分の収納率が向上し、本年8月末では過去5年間いずれも上昇してきており、委託による効果は徐々にあらわれているものと考えています。  滞納状況のお話ですが、この件については、水道料金では、平成18年度当該年度調定額は榛名町分を含めて調定件数87万5,164件、金額にして60億9,316万2,112円です。そのうち平成19年8月末の収納金額ですが、60億3,032万1,423円で、未納件数では1万2,918件です。金額では6,284万689円となっています。収納率は98.97%です。昨年の同時期の前年度分、平成18年8月末の収納率は98.91%になっていますので、昨年に比べて0.06%ほど収納率が改善されています。また、同様に過去5年間の合計額の収納率を見てみますと、本年度は99.48%で、昨年の同時期に比べて0.11%の収納率の改善が図られました。平成19年8月末の未納金額ですが、平成18年度までの合計額では調定件数3万3,385件、金額では1億5,768万9,326円です。前年の同時期と比較しますと、金額で1,810万6,696円減少しています。 ◆委員(後閑賢二君) 業務委託したおかげで収納率が上がったということでよかったと思います。また、滞納する条件として、住まなくなったとか、いろいろな条件があろうかと思うのですが、前に新聞に出ていたのですが、この収納を上げて、また悪質なものに対しては水の供給停止もすることができるということも書いてあったのですが、現実にはそういうお宅は出ているのでしょうか。何件ぐらいあるのでしょうか。その辺についてお聞きします。 ◎料金課長(岡本正彦君) 給水の停止については、高崎市給水条例第34条で、管理者は水道の使用者が工事費、修繕費、料金または手数料を指定期限内に納入しないときなどはその水道の使用者に対して、その理由の継続する間給水を停止することができると規定しています。停水執行については、再三督促に応じなかった方や、また応じていただいたのですが、約束不履行の方等を対象に、市内を4ブロックに分けて毎月地区別に各3日間実施しています。平成18年度では、停水執行対象件数は6,486件で、執行件数は1,509件です。そのうち全額納入していただいた207件、また一部納入と誓約書により258件、誓約書による98件の計563件については停水を解除してます。現在も停水中の方は75件です。停水執行による収納件数は4,099件で、収納額は6,648万2,000円となっています。 ◆委員(後閑賢二君) 75件停止した家庭があると聞いたのですが、水がなくて、トイレなどが使えない、その現状の生活はどのようになっているのですか。後追いしていただいているのでしょうか。 ◎料金課長(岡本正彦君) 給水停止になっている方については、検針員が2カ月に1回伺うわけですが、そのときの様子を見て報告していただくことになっています。その中では、アパートなどで、不動産上の契約としてアパートに住んでいるという形になっているのですが、水道はとまっている。そこに居住がないという方も中にはいるようです。また、若い単身赴任の方などは、アパートの中に入っていますと、水はコンビニでペットボトルで買ってくる。そして、食品もコンビニとかスーパーで買ってくる。ふろはどうしているかというと、銭湯などへ行って過ごしている。洗濯物なんかはどうするかというと、今コインランドリーがありますので、そのようなものを利用している方もいらっしゃるようです。 ◆委員(後閑賢二君) 水道を切られてしまって、そういういろいろな手段で生活しているほうが生活費がかかるような気がするのですが、その辺はやむを得ない事情なのでしょうか。ただ、事件が起きていて、高崎市内から出てしまうと大変だなと思うので、やはり後もしっかりと見届けていただいて、何とか手が打てればいいかなと思うのですが、その辺についてよろしくお願いいたします。 ◆委員(横尾富安君) 石綿管のことについて伺います。  高崎市は、平成18年度でほぼ終わる見通しだということは聞いたのですが、高崎市はどうなったのか。旧郡部のほうは、石綿管が残っているのはどのくらいあるのか、今後の布設の計画はどうなっているのかお知らせいただきたい。 ◎工務課長(大野芳男君) 旧高崎市では、石綿セメント管延長約356キロメートルについては、昭和52年度から計画的に布設がえを実施してきた結果、平成14年度末までに他の事業の計画に沿っての布設がえ一部を残し石綿セメント管の更新事業が完了いたしました。合併時、新市の水道管の総延長は2,116キロメートルとなり、そのうち石綿セメント管の延長は約133キロメートルとなりました。率にすると約6%になります。その後、合併調整方針における各町村の年間整備計画に基づいて布設がえ事業を進め、平成18年度は全市で約11キロメートルを実施しています。率にすると約8%で、残りは122キロメートルになります。  各地区の整備状況としては、箕郷地区では整備計画延長は約24キロメートルで、平成18年度末までの整備済み延長は17キロメートルとなり、更新率は約71%、残りは約7キロメートルになります。群馬地区の整備計画延長は約89キロメートルで、平成18年度末まで整備済み延長は約13キロメートルになり、更新率は約15%、残りは約76キロメートルです。新町地区の整備計画延長は約28キロメートルでしたが、他事業の施行時期に合わせて行う一部を残し平成17年度末までに完了しています。最後に、榛名地域の整備計画延長は約62キロメートルで、平成18年度末までの整備済み延長は約26キロメートルになります。更新率は約42%、残りは36キロメートルになります。  2点目の今後の布設がえ計画としては、過去の実績及び合併協議内容を踏まえ、水道事業財政計画に基づき、今後も継続して効率的に事業を進めていきたいと考えています。 ◆委員(横尾富安君) 水道ですから、安全・安心ということを考えると、できるだけ早く布設がえを行うことが必要だと思いますので、さらに計画をできるだけ短縮して進められるようにお願いしておきたいと思います。 ○委員長(岩田寿君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  続いて、47ページから101ページまでの平成18年度高崎市公共下水道事業決算報告書損益計算書剰余金計算書欠損金処理計算書及び貸借対照表について御質疑ありませんか。 ◆委員(後閑賢二君) 下水道の使用料金についてお伺いしたいと思います。  38億円の予算ですか、収入の主力を占めると思うのですが、本市は75%供用区域が整備されているのですが、その中で各戸が接続ですよね。全戸協力して接続してもらっているのか、その辺の割合をお聞きしたいと思います。 ◎維持管理課長(上原隆君) 平成18年度末の当市の処理区域内世帯数は約9万9,800世帯です。そのうち未水洗世帯数は約3,700世帯となっています。率にして3.7%に当たります。従来の水洗化促進事業は、市民の皆様に下水道への理解と関心を深めていただくため、広報によるお知らせや供用開始の通知及び水洗化のお知らせのパンフレットを各家庭に戸別に発送していますが、効率のよい促進を行うため、供用開始区域については、対象家屋の建築年数及び浄化槽の種類等を調査し、訪問を実施しています。昨年度から下水道局管理職による訪問や祝祭日を利用した訪問も実施しているところです。また、下水道の布設に関し、現状の財政状況を考え、今年度から下水道局内が一体となり、処理予定区域については計画や建設先行型の事業を見直し、確実に効率のよい促進事業が展開できるよう、従来の工事説明会とは異なり、市民の皆様に対して工事発注前に下水道への接続の理解を得るよう、下水道接続と浄化槽との年間比較経費及び標準施工金額等を提示したパンフレットを作成し、地元説明会を行い、御理解を求めています。また、貸し付け等の助成措置として、融資のあっせんと、それに伴う利子補給を実情に応じた支援策として行っています。水洗化の促進事業に関しては、全国的に各自治体等も苦慮しているところですが、今後もさらに当局全職員で知恵を出し合い、努力していきたいと考えています。 ◆委員(後閑賢二君) そうすると、入ってもらえないというのが3,700件ということなのですか。そうすると、非常に利用率がいいということですよね。わかりました。区画整理だとか、いろいろ新しく新興住宅地へ入っていきますと、従来の合併槽だとか浄化槽がしっかりしたものが入っていますので、なかなか加入率が悪いということで心配していたのですが、非常に本市では努力されているということで、わかりました。  あと、もう一つ、欠損金というのが25億円出ているのですが、その内容がわからないものですから、説明をお願いしたいと思います。 ◎総務課長(阿久津和夫君) 委員お話しのように約25億円の累積欠損金が発生しています。これは、さきの合併の関係町村の会計処理方法の相違により発生したものです。合併前の高崎市及び新町では既に公営企業法という法律に基づいた会計方式を採用していましたので、それに基づいて、高崎市ではそのとき欠損金、新町からは利益剰余金をそれぞれ引き継ぎさせていただきました。他の箕郷、群馬、榛名においては、一般会計と同様の特別会計、企業会計も特別会計ですが、法適用外の特別会計で会計処理をしていたため、減価償却費の内部留保の考えが会計上、これは一般会計もありません。そういったことから、企業会計のルールにのっとり合併のときに整理させていただいた結果、欠損金が発生しています。これらの欠損金25億円の内訳ですが、平成18年度決算における内訳ですが、高崎地域が3億4,000万円、箕郷地域が6億円、群馬地域が10億2,000万円、榛名地域が7億7,000万円、これが全部欠損金であり、新町地域で2億2,000万円、これは剰余金です。そういう形になり、その差し引きで平成18年度末の欠損金が約25億円となっています。 ○委員長(岩田寿君) ほかにありませんか。────質疑を終結いたします。  以上で水道事業会計及び公共下水道事業会計決算の審査は終わりました。  これより議案第76号を起立により採決いたします。  本案は、これを認定することに賛成の委員の起立を求めます。                  (賛成者起立) ○委員長(岩田寿君) 起立多数であります。  よって、議案第76号はこれを認定すべきものと決しました。
      ─────────────────────────────────────────── △審査終了 ○委員長(岩田寿君) 以上で決算認定議案の審査を終わり、本委員会に付託された議案の審査はすべて終了いたしました。  審査に当たり、円滑な委員会運営に御協力いただきありがとうございました。  なお、委員長報告の作成につきましては委員長に御一任いただきたいと思います。                                         午後 3時00分   ───────────────────────────────────────────                  (報告事項 省略)   ─────────────────────────────────────────── △閉会 ○委員長(岩田寿君) 以上で本日の建設水道常任委員会を閉会いたします。                                       午後 4時14分閉会...