高崎市議会 > 1998-03-17 >
平成10年  3月 予算特別委員会−03月17日-03号

  • 部落(/)
ツイート シェア
  1. 高崎市議会 1998-03-17
    平成10年  3月 予算特別委員会−03月17日-03号


    取得元: 高崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-16
    平成10年  3月 予算特別委員会−03月17日-03号平成10年 3月 予算特別委員会    平成10年高崎市議会予算特別委員会会議録(第3回)    ──────────────────────────────                         平成10年3月17日(火曜日)                         市議会議場    ──────────────────────────────  出席委員(37名)    委員長    福島秀人君   副委員長   富沢徳好君    委員     竹本 誠君   委員     横尾富安君    委員     中島 篤君   委員     柴田和正君    委員     大山 孝君   委員     深町勝敏君    委員     北村久瑩君   委員     木暮孝夫君    委員     植原大二郎君  委員     深堀忠雄君    委員     酒井悦夫君   委員     齊藤正毅君    委員     二口昌弘君   委員     田中治男君    委員     秋山実夫君   委員     井草嘉嶽君    委員     渡辺元一君   委員     渡辺 昌君    委員     吉井照雄君   委員     高橋 勇君    委員     小野里 博君  委員     根岸貴子君
       委員     桜井敬吉君   委員     榑松正義君    委員     友松敬三君   委員     長井保雄君    委員     小林伝八君   委員     浅貝正雄君    委員     清水一郎君   委員     清水文男君    委員     藤巻正一君   委員     井草一男君    委員     水野兼吉君   委員     土屋利一君    委員     吉田伊三美君    ──────────────────────────────  欠席委員(なし)    ──────────────────────────────  説明のため出席した者    市長     松浦幸雄君   第一助役   中村六郎君    第二助役   坂 真哉君   収入役    堤  宏君    市長公室長  松橋 亮君   財務部長   梅山龍男君                   保健福祉    市民部長   渡邉勝由君          中島英明君                   部長    環境部長   清塚方義君   商工部長   福田秀夫君    農政部長   武居政道君   建設部長   稲垣幸夫君    都市計画           村岡正利君   開発部長   大橋榮次君    部長    経済大学           市長公室           木暮 功君          佐藤 勇君    事務局長           副公室長    市長公室付    副部長            財務部    (文化    梅山昭一君          高田 薫君    事業団            副部長    事務局長)    保健福祉部    副部長兼    高度特殊           企画調整    医療施設   高橋襄一君          横堀一三君    準備室長兼          課長    保健福祉    推進室長                   能力開発    文化課長   関  勤君          花形亘浩君                   課長                   市長公室付                   課長    庁舎建設           (高崎           田中 弘君          高木三昭君    室長             シティ                   ギャラリー                   館長)                   情報    職員課長   中島乙彦君   システム   片山紀道君                   課長    人権擁護           交通対策           小林 修君          吉田正一君    課長             課長    都市計画           総務部           中嶋清男君   参事兼    宇田川 進君    課長             会計課長    上下水道           角貝正男君   水道局長   井田忠芳君    事業管理者    下水道局長  清水博之君   教育長    砂田威夫君                   生涯学習    管理部長   須藤若葉君          青木健二君                   部長    代表             監査委員           倉林 要君          須賀邦夫君    監査委員           事務局長    監査委員           選挙管理           中村浩三君   委員会    相川悦夫君    事務局次長          事務局長    選挙管理    委員会    時田宣章君   消防長    片山義晴君    事務局次長    ──────────────────────────────  事務局職員出席者                   副局長兼    局長     佐藤正二           本多武久                   庶務課長                   議事課長    議事課長   吉田健一    補佐兼    梅山 晃                   議事係長    議事課長    補佐兼    吉岡 昇    専門員    加藤定男    調査係長    専門員    石村和多留   主任主事   大河原博幸    ────────────────────────────── △開議  午前10時06分開議 ○副委員長(富沢徳好君) おはようございます。ただいまから予算特別委員会を開会いたします。    ────────────────────────────── △諸般の報告 ○副委員長(富沢徳好君) この際、諸般の報告を申し上げます。  福島秀人委員長友松敬三委員から都合により本日の会議をおくれる旨の連絡がありました。  以上で諸般の報告は終わります。    ────────────────────────────── ○副委員長(富沢徳好君) それでは、これより本日の審査を行います。  昨日に引き続き、2款1項総務管理費から審査を続行いたします。  2款、6ページをお開きください。  4目自治振興費から  5目消費対策費 (質疑なし) ○副委員長(富沢徳好君) 6目財政管理費について御質疑はありませんか。
    ◆委員(酒井悦夫君) ちょっと本来の財政管理費の趣旨から外れる質問になるかもしれませんが、財政調整基金等、それぞれ有価証券ですとかあるいは現金などで積み立てをしているわけなのですけれども、財政調整基金の中に株式になるわけなのですけれども、第一勧業銀行の株を保有しているわけなのです。そういう形で積み立てをしているわけなのですけれども、昨年来問題になっている銀行あるいは証券会社、一つはそういう株を持っているということが不安ないのかどうかという点です。経営的な問題で群銀の株も所有しているわけなのですけれども、そういう金融機関が心配ないのかどうかというような問題があるわけです。そういうことについてどんなふうに考えているのかという点です。  それから、もう一つの側面は、倫理的な意味、いわゆる総会屋などへの利益供与というようなことで、銀行あるいは銀行と同じような会社に対する地方公共団体の関与というようなところが倫理的にも問題になってきていて、昨年幾つかの自治体で撤退をするというようなこともありましたから、その辺についてどんなふうにお考えになっているのか、お知らせいただきたい。 ◎収入役(堤宏君) 基金の管理につきましては、会計課の方で担当をしておりますので、私の方から回答させていただきたいと思います。  御指摘の都銀等への預金の関係なのですけれども、高崎市では現在のところ第一勧業銀行とは取引しておりません。問題が起きる前からないわけでございまして、最近になりまして地方の時代ということを踏まえてでしょうか、都銀等から大分預金の預け入れ、あるいは借り入れについての働きかけはあるわけでございますけれども、現在のところは第一勧銀からは借り入れ等は行っておりません。  それから、持ち株の状況ですけれども、会計課長から回答させます。  第一勧銀持ち株関係につきましては、5,003株所有しております。  以上でございます。 ◆委員(酒井悦夫君) 要するに昨今の金融不安の中で預金者保護というようなことが言われたりもして、それが一つのキーワードになったりもしているわけです。群馬銀行、それから第一勧業銀行の有価証券の形をとって財政調整基金を積み立てているという面もあるわけです。それから、現金そのものを一部定期だとか、あるいは普通の預金というような形になるかもしれないですけれども、そういうような預金者保護、こちら側からすれば、高崎市の方からすれば預けているということについて不安といったものがないかどうか。問題がないかどうかというふうな問題です。  それと、第一勧業銀行は5,003株で問題が生じる前からも取引はないと、こんなふうに理解をしていいのかどうか。もう少し詳しくお聞かせいただければと思います。 ◎収入役(堤宏君) 基金を含めまして公金の管理につきましては、まず第1が安全でございます。安全第一ということで、管理をしているわけでございます。その次に運用ということになりましょうか、金利のなるたけいいところということで管理をしているわけでございます。  それから、株の内容につきましては、会計課長の方から回答させます。 ◎総務部参事会計課長(宇田川進君) 群銀につきましては66万9,721株です。先ほど言いました第一勧銀が5,003株、ほかについては株の方は持っておりません。よろしくお願いします。 ○副委員長(富沢徳好君) ほかにございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○副委員長(富沢徳好君) 質疑を終結いたします。  7目会計管理費 (質疑なし) ○副委員長(富沢徳好君) 8目財産管理費について御質疑はありませんか。 ◆委員(中島篤君) 何点かお聞かせをいただきたいと思います。  まず、ヘリポート芝刈り委託料等が出ているわけでありますが、現実に今度新市庁舎の一番上にヘリポートができました。その中で今後管理をしていく中で、新市庁舎管理事業の部分で航空設備保守委託料というのが出ておりますけれども、こういうもので賄えるのか。それと現況、今あるヘリポートがどの程度年間の中で使われて、なおかつ新市庁舎の上に建つヘリポートがどのような活用方法があるのか、お知らせをいただきたいと思います。  もう一点でありますけれども、庁舎管理事業の中で旧庁舎の解体及び整備工事が3億5,000万円の計上がございます。これについて解体と整備が分けてあるのでしょうけれども、できましたら解体工事平米単価、こういうものも出ていると思いますので、まずお知らせをいただきたいと思います。 ◎財務部長(梅山龍男君) 管財関係の御質問をいただきましたけれども、管財課長、本日急に体調を崩しましたので副部長以下で対応させていただきますので、あらかじめよろしくお願いいたします。 ◎財務部副部長(高田薫君) お答えいたします。  まず、ヘリポートの関係でございますけれども、河原にヘリポートがございます。 それから新市庁舎にもヘリポートができましたけれども、新市庁舎のヘリポートは通常のヘリが飛んできてあそこへおりると、そういうことではございません。災害等があった場合についてあのヘリポートを使うという形で、建物の避難等のためにつくったヘリポートというものでございますので、通常ヘリがあそこへ着陸するということはございません。  それから、河原にあるヘリポートでございますけれども、使用回数でございますけれども、前年は36回だそうでございます。  それから、旧市庁舎の解体でございますけれども、予算では3億5,000万円ということで組んでおります。この平米単価ということでございますけれども、実は旧市庁舎につきましては1万7,438平米現在あるわけでございますけれども、解体の見積もりにつきましてはリサイクル解体ということで積算をいたしまして、25万円ぐらいかかるのではないかということになっております。  それから、解体はどこまでやるかということでございますけれども、現状のこの7棟ぐらいある市庁舎を全部壊しまして、地下にも倉庫が幾つかございますが、それらのコンクリートまで全部取って、それで埋め立てをするという形で見積もりはしたものでございます。よろしくお願いします。 ◆委員(中島篤君) まず、ヘリポートについてでありますけれども、災害時にお使いになるということであります。間違っていたらまた後で修正をしていただきたいのですが、ヘリポートをつくるということの中で約3億円ぐらいかかっているというふうに私どもは承知をしているわけでありますけれども、現実に何度か市庁舎について私どもも視察をさせていただきました。その中でまだ現実には見てないのですけれども、風が大変強いと。下では大して風は吹いてないのですけれども、そういったことで危険であるので見せていただけなかったわけでありますが、現況、災害時等の中においてもどの程度風が吹いている中であの市庁舎の上にヘリコプターが着陸をする可能な風速、この辺を1点お知らせをいただきたいと思います。  それと、今旧市庁舎の方の説明がございましたが、平米単価25万円という今お話なのですが、これ坪単価ですか。通常の中で解体云々というと坪単価で2万円ぐらいなのです。今25万円とちょっととんでもない金額が出てしまったのですけれども、この辺はちょっと違うのならば修正をしていただいて、もう一度お伺いします。 ◎財務部副部長(高田薫君) 大変失礼いたしました。平米2万5,000円という数字でございます。よろしくお願いします。 ◎庁舎建設室長(田中弘君) 新市庁舎のヘリポートの件についてお答えしますけれども、あの新市庁舎についてはあくまでも緊急時に使うという対応をしてあります。ですから、災害にもちろんするのですけれども、緊急、火災とかそういうときにホバリングと言うのですけれども、おりてきて使えるように、そういう施設になっております。  以上です。 ◆委員(中島篤君) 今風速の話を聞いたわけでありますけれども、風が常時吹いてないという現状の中で使えるということは、風が吹いていると使えないというように受け取れるわけで、再度ちょっとお伺いをしたいのですが、例えば風が通常の中で、特にヘリコプターというのは風に弱いわけですから、まず何メートルぐらいの風までならばあそこへ着陸ができるのかどうか。そのぐらいは調べてあると思いますので、まずそれをお聞かせをいただきたいと思います。  もう一点、今の解体工事、平米25万円というと坪単価で75万円になってしまうので、今間違いだろうなと思って再度お聞きしたのですけれども、それにしても平米単価にしても大変高い。坪単価にすると7万5,000円ぐらいかかっているのです。そうすると、どちらで見積もりをとったかわからないのですが、これは何社からとっているのだかどうだか、ちょっとお聞かせください。 ◎庁舎建設室長(田中弘君) ヘリポートの件ですけれども、これは消防の方の県の基準がありまして、高層棟については、90メートル以上については設置しなさいという義務がありまして、それに基づいて設置しているわけです。ですから風速何メートル以上とかそういう基準ではないのです。  以上です。 ◎財務部副部長(高田薫君) 市庁舎の解体につきまして見積もりを何社とっているかというお話でございますけれども、見積もりは1社でございます。ただ、このリサイクル解体につきましては参考になるものが2件ばかりございまして、それらを参考にしたということでございます。まず一つが、群馬県の警察庁舎をリサイクル解体したわけでございますけれども、このときが平米2万4,000円。それから県庁の議場、中庁舎、これらをやはりリサイクル解体をしたわけですけれども、これが平米2万9,800円、そういう数字が出ております。そういうもの等を参考にいたしまして見積もりをしたということでございます。よろしくお願いいたします。 ◆委員(中島篤君) 再度まずヘリポートの方からお話しをしますが、今の答弁でいくと、そういう建物、90メートル以上の建物を建てるとそういうものを設置をしなくてはならないという中でおつくりになったという話ですけれども、そうすると、現況あれは飾りであって、そういう指定があるのでつくったと。現実には使えるかどうかの調査はしてないというような話の中で、私が聞いているのは、まず風速が何メートルだったらばあそこに着陸ができるかどうかという話で、別にあそこが風速が例えば15メートル以上は無理だとか、その辺を先にお聞かせをいただきたいというふうに思います。  それと、今の解体についてでありますけれども、解体については今1社ということでありました。リサイクル解体ということも多少金額が技術的にかかるのだなというふうに思いますけれども、できればそのリサイクル解体の中で今、現況例えばこの市庁舎の中で何をお残しになって、どういうもので使うのか。現況、解体というと大きなクレーン車ないしユンボで解体をしたりするわけですけれども、それと同じようではなくて、リサイクル解体というのがどの程度のことだか私もわからないのですけれども、もう少し具体的に技術的な内容。もちろん全部わからないと思いますけれども、憶測、例えば我々が市民に説明をできる程度の説明をちょっとお願いしたいと思います。 ◎庁舎建設室長(田中弘君) お答えします。  ヘリポートの件ですけれども、あくまでも災害用ということでしていまして、風速何メートルというのはちょっと私の方、勉強不足でちょっとわからないのですけれども、災害のときにおりられるということで、ある程度の風では大丈夫なのかなということで、今ここで何メートルだからおりられないとか、そういうのはちょっとわからないので申しわけないのですけれども、そんな状況です。 ◎財務部副部長(高田薫君) リサイクル解体の関係につきまして御説明申し上げます。  コンクリート、それからアスファルト、鉄筋、鉄骨、金属、アルミは再生使用するということであります。それから、木材につきましてはチップ材にしたい。あるいは小さくなって焼却処分も一部あります。それから炭などに焼くということも考えられます。そういう形で考えております。それから、PCBは蛍光灯器具等に若干あるのかなと。あるいは受電変電設備トランス等にあると思いますけれども、これらにつきましても安全な処理をやっぱりしなければいけない。それから、アスベストボイラー室からの保温材としてかなり配管に巻かれているのではないかなと思われます。そういうアスベスト等につきましては発がん性があるということで、これらも別に回収をして処理をする。それから、ガラスでございますけれども、再生して床材等にまた使っていただくというような形で再利用を考えた解体を考えておるということでございます。よろしくお願いします。 ◆委員(中島篤君) またヘリポートから入りますが、今のお話ですと災害時に使う、災害時に使うといっても、仮に風速が規定というか、まず乗っからないのでは話にならないものですから、その辺の調査がしてないというような答弁ですので、ぜひこれはどういう場合に使うのか。災害のときは風が吹いたりいろんな状況、それから例えばあの建物が火災になったというときは、火の風圧で上はかなりの風も出るわけです。ですからその辺もよく検討していただいて、せっかく3億円からのお金をかけている仕事でありますから。やはり緊急時に必要だということは我々もよくわかりますので、その中で常時そういうときに本当に使えるのかどうかということは検討していただきたいのです。ただ飾りでつくったということでは大変なことだというふうに私は思います。  それと今の解体についてでありますけれども、解体についても今それぞれ説明がございましたが、その解体も、今通常の一般の解体においても全部一緒にガシャッと壊してそれを持っていくということはないのです。材木は材木、金物は金物、そういうふうに出さない限り解体もできないのです。そういうふうに考えると非常に単価的なものにおいては高い気がするわけです。それで、建物解体は解体として、あと例えばこの中にあるいろんな備品等も片づけ賃ということで計上になるかと思うのです。それについて例えばまだ使える、リサイクルができるもの、例えば新市庁舎には持っていかないいすですとか机ですとか、そのほかもろもろの備品、こういうものについてどのような考えを持っているのか、お知らせいただきたいと思います。 ◎市長公室副公室長(佐藤勇君) 21階のヘリコプターの件でお答えを申し上げます。  風速何メートルであればおりられるかということなのですけれども、これはヘリコプターによってもかなり違うと思います。今正確に記憶はないのですが、多分通常のヘリですと15メートルぐらい、このぐらいの風速であれば大丈夫かなというふうに私は思います。それで、これは正式の離着陸場ではございませんでして、いわゆる緊急時の離着陸場ということでございます。災害時といいましても、市内に災害が起きてこれでということではございませんで、この建物が例えば火災があったとか、そういうようなときのみに使えると。こういった着陸場でございますので、よろしくお願いいたします。 ◎財務部副部長(高田薫君) 建物の解体について御答弁させていただきます。  まず、建物につきましては、先ほど言いましたように木材あるいはアスベスト、ガラス等を最初に取りまして、その後はユンボ等の機械で壊していくという形で、コンクリートにつきましては再生路盤材等に使用するように解体をするし、また鉄材等につきましてはそれをまた鉄につくり直すという形で考えて解体をしていく、そういうことでございます。よろしくお願いします。 ◎総務部参事会計課長(宇田川進君) 残留物品のことが出ましたので、私の方でちょっと関係しておりますので、残留物品、残った机とかいす、そういうことの関係で説明させてもらいます。  現状と、それから対策というように分けてちょっと説明させてもらいますけれども、新市庁舎建設を考慮しましたここ十数年来は、特に3・6ロッカー、3尺、6尺のそれと、それから机等の庁用備品の購入は抑制しておりましたので、このような結果から今後の使用に対するものが相当あり、また事務机につきましては先ほど議会で答弁させていただいた中に、約4割に当たります600台の購入については議決いただいている次第でございます。それで3・6ロッカーにつきましては、市民の視界を遮るため、新市庁舎には原則として持ち込まない方針でございます。これにつきましても購入を抑制しておりますが、半数以上がさびたり、それから取っ手が破損したり、扉の開閉がスムーズでない。なお、これらのことから、若干ではありますが今後とも使用できるものがございます。  ということで対策につきましては、1と2と分けまして、まずは廃棄物件ですか廃棄物についてと、それから再利用物品ということで今進めさせてもらっております。使用に耐えない庁用備品類につきましては、先ほどから出ていますけれども、つぶすと一緒ですか、再資源化を図る方向で検討しており、また利用できる物品としまして、修繕をかけずに再利用可能な庁用備品については再資源化を図るとともに、現品を利用した方がエネルギー消費が少なく、それから地球環境からも有利であります。これらにつきましては再利用するところは、出先機関があればそこで再利用していただくような方向で検討しております。再利用先の範囲でございますけれども、再利用できるものについては相当多いわけでありませんので、第1に市の機関で対象にしたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆委員(中島篤君) 余りしつこくなると時間がもったいないので最後にさせていただきますが、まずヘリポートについてでありますけれども、ヘリポートについてはあの建物の緊急時に使うということで今御答弁をいただきました。もちろん災害がないことを祈るわけですけれども、あったときには、せっかくつくったものでありますから、その辺の万全な体制というのですか、そういうものをお願いをしたいというふうに思います。それから、先ほどずっと言っていた15メートルというのは、ある程度私は認識をしていたのですけれども、すぐ出なかったものですからちょっとしつこくなりましたので、お許しをいただきたいと思います。  それと、解体についてでありますが、それぞれの中で1社から見積もりをとったということでこの金額が出てきたと。ほかの事例もあるということでありますけれども、ぜひ何社からか地元の中からおとりをいただきたい、このように思うわけです。解体については私の感覚では大変高いというふうに思います。解体と整備というのが、今触れなかったのですが、要するに壊した後この上に土盛りをするような整備、その後の使い勝手についてはいろいろお話がある中で、100周年記念をする中でのイベント等にこれを使うのだというようなお話を聞いておりますので、それなりの整備はしていただけるのだろうというふうに思っております。そういうものももしこの後答弁が必要でしたらばしていただいて、整備に触れなかったものですから、解体だけだったものですから、触れていただけるのならば触れてください。  それと、今一番最後に会計課長の方からお話がありました備品等についてでありますけれども、もちろん使えるものについては使っていただきたい。それから、そのほかでこれはどうにも新市庁舎では使えないという備品については、地域の中の例えば公民館であるとか市の出先機関ですとか、そういうところで欲しいというものについては、まずそちらに分けてあげる。それと同時にこれは要望でありますけれども、どの程度のものを捨てるようになるかわかりませんけれども、要するにごみとしてまとめて資源ということの中でつぶして出すよりは、例えば机一つにしても、その机でも欲しいという市民の声があるならば、1日ぐらい入札でそういった備品についてはお引き取りをしてもらうと。もしくは金額では買えないような備品については、持っていきたい人がいるということになれば分けてあげてもいいのではないかなと。ただ単にみんな廃材にしてしまってごみにするよりは、リサイクル、先ほど会計課長からも地球環境というお話が出ましたけれども、そういった観点の中からもぜひそういった検討をしていただきたいと思います。  以上、要望も入れましたけれども、先ほどの整備についてだけ再度お願いしたいと思います。 ◎財務部長(梅山龍男君) 整備につきましてお答えをしたいと思います。  まず、この整備につきましては、この市庁舎を壊すということを一義的に考えております。ですから、この庁舎を壊した後どういうようにするか、その使い勝手までの整備ということは考えておりません。今のところはこれを壊して、それを粗整備といいますか、そういうことをやりながらまた考えていきたい。そのように考えていますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(中島篤君) わかりました。要するに解体上この建物がなくなる中で、そこの状況で土を入れたり何をするのではなくて、平らにすると。今後ここを何かで使うためには、再度整備としての予算をかけるという答弁だったかと思いますけれども、3億5,000万円という大きな金額を解体費にかけるわけでありますから、その辺についてはよく検討していただいて、もちろんこれは実行ではないわけですから、できることなら安く仕上がることをお願いをいたしまして、終わります。 ◆委員(酒井悦夫君) 今中島 篤委員がやりとりしたのですが、その最後のところなのです。つまりまだ結構使えるではないかと。リサイクル、リユースできるようなものを、市の出先機関などを優先をして再利用を図っていくということで答弁がありましたけれども、市民に向けたそういう取り組みみたいなものを考えていないのかどうか。市民にとってみれば、これはまだ使えるのではないのかというようなものまで捨ててしまうのかどうかというようなところなのですが、どんなふうにその辺を考えているか、お知らせいただきたいと思います。  それと、きのうの議論ではありませんけれども、例の市庁舎のどこのスペースに入るのだかわかりませんが、記者クラブの問題がきのう議論ありました。この新市庁舎の財産管理費のところの財源内訳を見ますと、庁舎等使用料ということで2,659万3,000円だけ特定財源として計上されているわけなのですが、きのうのお答えですと水道・光熱費だとか電話料金だとか、そういったものについては別途徴収するのだと、こういうふうなお話がありました。そういうものというのはどんなふうに受け入れをしていくのか、その辺についてもお知らせをいただきたいと思います。  それと、警備委託料、それから設備運転管理委託料、合わせて9,200万円ほどの金額になるのですけれども、どんなふうな内容で委託を考えているのか。もう既に委託をしつつあるというふうに思うのですけれども、その内容についてお知らせいただきたい。 ◎総務部参事会計課長(宇田川進君) お答えさせていただきます。  残留物品の関係でございますが、先ほども申し上げさせていただいたのですけれども、ここ数年間抑制しまして残してきているものの関係がございます。それとまた持っていけるものについては持っていくようにやっていきたいということを考えまして、それと先ほど中島 篤委員さんからもいただきましたけれども、出先の機関のところを利用したりするということを主にやっておりまして、市民の方へということは今のところまだ考えてないということでございますので、よろしくお願いします。そういうことを含めまして、これからまだ検討していかなくてはならないということでございます。よろしくお願いします。 ◎財務部長(梅山龍男君) お答えいたします。  まず、2点目の件でございますけれども、新市庁舎の使用料をどうするのだということでございます。  新市庁舎の使用料につきましては、次のページでございますけれども、新市庁舎等共同管理経費負担金収入、そこのところに光熱水費等全部入ってございます。今申し上げましたのは新市庁舎等の共同管理の負担金でございまして、特にレストランと金融機関からの光熱水費等、そういうものについてはこの下のところに入ってございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◎財務部副部長(高田薫君) 委託料関係について御答弁させていただきます。  清掃委託でございますけれども、新市庁舎につきましては4万4,774平米ございます。この建物の清掃につきましては日常清掃ということで、展望ロビー、中2階ロビー、それから廊下、エレベーターホール、市民ホール、大階段、それからトイレ、議会棟の廊下、事務室あるいは通路、2階ロビー、構内あるいはスカイウェイ、各階のごみ庫の処理、それから冷水給茶器等27カ所ございますが、これらを随時やると。それから、植木の水やり等についてもございます。それから共用部分の金属手すり等の清掃。これらが日常清掃で、5,100万円ほどございます。  それから定期整備ということで、特別室あるいは議会等のじゅうたんの清掃、月2回ほどやります。それから、会議室、更衣室、階段、それからパブリックシリンダー、議場のじゅうたん、これらは随時です。それから、外部のガラス清掃、室内のガラス清掃、トップライト、スカイウェイの屋根部分も含めましての清掃。それからブラインドの清掃、外壁、屋上あるいは植栽、これらの定期整備が月2回、あるいは年1回とかということで3,184万5,000円ほどございます。それから、定期追加清掃の関係で、カーペットの汚れ等につきましてはクリーニングを年2回ほどやりますし、じゅうたんのクリーニングもございます。それから、ラバータイルのワックスがけ、それから木質床のワックスかけ、あるいは石の洗浄、これらを年2回あるいは月1回ということで1,656万5,000円ほど見ております。  以上です。 ◆委員(酒井悦夫君) リサイクルの問題なのですけれども、できるだけごみを少なくしていくという点からすれば、これから検討していくということですから、そういうことになってしまうのでしょうけれども、ある意味では市民が注目をしているところでもあるというふうなことで、今後の検討の中で反映をさせていっていただきたいと思います。  光熱水費、それから電話料金などということで言いましたけれども、当然それぞれの内訳などについても把握がされているのだろうと思うのです。管理上は特に個メーターをつけるということ。先日の答弁ではそういうことであったわけなのですが、それは水道や電気だとか水場、給排水なんかがあった場合には水道ということになるでしょうし、電気のたぐい。電話などについてはどんなふうにその辺のところが区分されていくのかどうか。ちょっと細かい問題ですけれども、それについてもお答えをいただきたいと思います。  警備委託料、それから設備運転管理委託料というところで内容を説明いただきました。それぞれそういう中身であるわけなのですけれども、委託を契約するというのですか、委託をしてもらう業者は一つの会社なのか、それともそういう内容に沿って複数以上の会社になっているのか。あるいはそういうことで計画をしているのか、その辺についてもお知らせいただきたい。 ◎財務部副部長(高田薫君) ただいまの警備委託、あるいは設備運転管理の関係の委託につきまして御答弁させていただきます。  警備委託につきましては既に契約をしておりますけれども、実は2社でもって入札をやっております。3回やりましたけれども、落札者がおりませんでした。そのため最低の価格の入札札を入れた業者と随意契約という形で契約を既に済ませてございます。それから、設備運転管理でございますけれども、4社ほどからいろいろ見積もりをとりましてやったわけでございますけれども、OAビル、あるいはインテリジェントビルということで非常に複雑なビルでございますので、ノウハウのある会社ということで1社と随意契約をさせていただいたということでございます。  以上でございます。 ◎財務部長(梅山龍男君) 電話のことで説明をさせていただきますけれども、電話につきましては各ところで必要がありましたら引いていただくということで、うちの方では特に考えておりません。 ◆委員(木暮孝夫君) まず、今のこの市庁舎の解体なのですが、いつごろを予定しているのか。あと解体に要する期間はどのくらいなのか、それもちょっとあわせて聞いておきたいと思います。  それと、車両管理事業の中での駐車場の借上料ということで800万円ほどついていますけれども、これ場所がどこで、何台分なのかをお答えいただきたいと思います。  それと、新市庁舎に来たお客さん用の駐車料を1時間程度無料にするということでの地下駐車場の駐車場使用料が計上されて、これも9,200万円ということですから、本当に1億円近い金で、やはりちりも詰もればということだと思うのですけれども、ちょっと聞き逃してしまって、もう一回どういう対象の方が幾らの無料になるのか。新市庁舎に来たときの来客のその駐車料についてお尋ねをします。 ◎財務部副部長(高田薫君) 解体の件につきましてお答えいたします。  この移転が済みましたら、解体につきましては7月ごろから解体をしたいと。期間は約半年間を予定しております。  それから、駐車場の件でございますけれども、駐車場使用料9,273万8,000円ほど予算計上してございますが、会議等で来られた場合には2時間の範囲内ということで無料、それから通常仕事で来庁される方につきましては1時間の範囲内で無料と、市で払うという形で見積もりをしたものでございます。  駐車場でございますけれども、高松駐車場が67台、それから日本たばこの駐車場20台を現在借りております。 ◆委員(木暮孝夫君) ということは、市庁舎の解体のことについては入札はこれからということですよね。先ほど中島 篤委員さんがやりとりしたけれども、一応読みとしては平米単価が2万5,000円、それはいずれにしてもうんと安くなる可能性があるということですよね。そういうことでいいわけですね。わかりました。  それと新市庁舎に来客する方は1時間無料ということですよね。シティギャラリーに行く方、音楽センターに行く方は半額ということですよね。ギャラリーに行く前に新市庁舎に寄って平山画伯の絵を見て、判こを押してもらってギャラリーに行けば1時間はただになって、残りの時間についてまた半額になるというふうなことの理解でよろしいのでしょうか。 ◎財務部副部長(高田薫君) お答えいたします。  通常ここで無料とするのは、窓口業務で窓へ来た者については無料とすると。音楽センターあるいはシティギャラリー等を使用する場合は半額という形で考えておりますので、今言われたように市役所へ来て窓で判をもらって、シティギャラリーを見た場合どうするかという問題もございますけれども、1時間の範囲内ぐらいであれば問題ないのかなと。ただ、それを超えるようでしたら、やはりそれは負担していただくという形になろうかと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(木暮孝夫君) これから新市庁舎に用事がなくてもというか、みんな来てくださいということでお招きをするわけです。ところが余り厳しいとらえ方をしてしまうと、何だ、自分の市役所に来たのに駐車料を取るのかという話もやっぱり出てくる気がするのです。庶民というのは賢明ですから少しでも安い方がいいわけでありまして、ちょっと情報センターに寄ってパソコンをいじっただけであっても市役所に来たのだとなるわけで、そういうことでまたギャラリーに回遊していただいたりするのも、逆に言えばいいのかなというふうに思っているのですけれども。その点は、今御答弁がありましたけれども、やっぱり仕事で来たというのと、ただ来たというのは立て分けはするのでしょうか。さらにお尋ねいたします。 ◎都市計画課長(中嶋清男君) 駐車場の関係につきましては、今度391台が市庁舎の地下にと。一般公共有料駐車場ということでやっております。それと城址地下、これが192台で県営になっておりまして、一部分シリンダーと言っている部分でつなごうとしているわけです。どちらも一般有料ということでございますけれども、市庁舎に来庁される方、それから音楽センター、シティギャラリーに来られる方、それと中心市街地に買い物に来られる方、あるいは用向きで来られる方、これらの方すべてに対応しようということでいろいろな使われ方がなされるわけでございます。  来庁者につきましては、仕事以外でも市庁舎に来た、情報センターに来た、そういうことで認証機というのを置きまして、駐車券を持って認証機にかけますと1時間まで原則無料ということを考えております。それぞれのフロアなり必要な課に認証機というのを置きまして、そういうことで対応する。また、会議についても原則2時間というような考え方でやっていくわけですが、無料と。ある程度の柔軟性は、余りかたくななことも言えない。駐車場としてはきちっとした会計でやらなければならないものですから、それを補てんするということになるわけです。庁舎管理費の中から補てんすると。その辺の金を計上しているわけでございまして、全然融通がきかないという、がんじがらめのことは少なくともやりたくないと思っておりますが、いずれにしても駐車場経営の立場からしますと県の駐車場も受託してやっているものですから、きちっとした経営はやっていかなければならぬということで、補てんされることを前提に柔軟な利活用、運用を図っていきたいと、このように考えております。  以上です。 ◆委員(木暮孝夫君) 1階は市民のフロアであって市民の皆さんに自由に来てください、大いに使ってください、それが市民の皆さんのための市役所としてつくった。そういうことでずっと来たわけです。来たら有料駐車場、駐車場は払ってくださいということになるとちょっと抵抗があるような気がするので、これから運用の仕方についてはある程度ひとつ。それぞれの人が見解が違うのでは困るので、ぜひお願いします。例えば売店に来られた方だってお客さんになってしまうわけです。そういう方、あるいは食堂に来る方も、いろんな形でできる限り駐車場の御負担をいただかないような形の施策になるかと思いますけれども、そういうところというのは意外と市民というのは見ていますから、どうか市民の皆さんからの反発のないような運用のされ方をひとつ御検討いただきたいというふうにお願いをしておきます。  以上。 ◆委員(植原大二郎君) 新市庁舎の管理事業にかかわって御質問いたします。  予算に関するその他の説明書の37ページにも内訳についてはあるのですが、それと重複しないような形で、まず幾つか御確認をしていきたいのですが、今現在の市庁舎の管理費というのがまずかかっているわけですね。先ほどもお話ありましたけれども、新市庁舎の方は4万4,700余平米ということですが、たしか私の記憶で1万4,000か5,000ぐらいの平米数だと思うのです。それで今現在幾らかかかっている。それの比例で約3倍ぐらいの面積比になるわけですから、それでいくと幾らになるのかというふうなのを、まずちょっとイメージをわかすために最初お尋ねをしておきたいと思います。  それから次に、需用費の関係なのですが、一くくりにして4億1,645万2,000円というふうな需用費があります。これは御説明の中では、電気だとか水道だとかガスだとか、あるいは冷暖房費だと。こういうふうなこと。冷暖房費については2億4,528万9,000円ということで、この37ページの中に内訳として出ております。そこで、いわゆる冷暖房費を除いた需用費、恐らく電気だとか水だとかガスなどが主力になると思うのですけれども、その内訳がどうなっているかというのを2番目にお尋ねをします。  それから、冷暖房費の関係なのですけれども、2億4,528万9,000円と、こういうふうな金額ですが、これは地域冷暖房の関係の費用がここに計上されているのだというふうに思うのですけれども、その中身なのですが、固定的な部分、要するに東電さんとか、あるいはそこまでの引き込みの地下の埋設物等の事業なんかもありましたよね。それにかかわる償却資産部分といいますか、固定的な費用というのがあると思うのです。それと使用比例といいますか、使ったらかかるよというふうなものがそれぞれあると思うのですけれども、その内訳がどうなっているのかというのを3番目にお尋ねします。  それから、その他の項目の中でそれぞれ委託料がずっとあります。先ほども委託料の関係で警備委託料あるいは設備運転管理委託料等は議論がありました。それぞれ内容については、警備については24時間体制で常時2人だとか、あるいは設備運転管理は24時間体制で昼間6人、夜は2人だとか、そんな説明がここでされております。恐らくほとんど人件費というふうなのがこの二つの関係の項目だと思うのです。委託料だと思うのです。
     あと市庁舎の清掃の委託料なのですけれども、これも先ほど中身については本当に詳しく説明がありました。聞いたのですけれども、全部メモとれなくてよくわからないのですけれども、結論的にはよくわからないのですが、一つは日常的な毎日毎日やるような部分が5,100万円ぐらいとおっしゃっていましたかね。それから、日常的なものプラス特殊的な対応をしなくてはならないというのが三千幾らかというふうな表現だったのです。それから、月1回あるいは年2回というふうにものが千六百五十何万円と、そういうふうな内訳だったと思うのです。なるほど分類の中でそういうふうなものなのかと。総体で約1億円というふうな金の中をそういうふうに分析された数値を聞くと、一見納得するような気もするのですけれども、その前にちょっとお伺いしたいのは、今恐らくここの現市庁舎はこれらの管理というのは1社がどこか請け負っていると思うのです。今言ったような幾つかに分かれて相当な金額になっておりますが、請負先というのは今1社で考えているのか、それぞれ専門的な業者を何社か考えておられるのか。  以上、とりあえず4点についてお伺いします。 ◎財務部副部長(高田薫君) お答えいたします。  まず、管理費は現市庁舎の何倍ぐらいになるかという質問でございますけれども、平成9年度予算で見ますと現市庁舎が1億4,527万円でございます。新市庁舎のは、予算書にものっておりますように、平成10年度で7億8,778万3,000円ということで、約5.4倍になっております。面積では現市庁舎が1万7,438平米、それから新市庁舎が4万4,774平米でございますので、面積比では2.6倍ということになっております。維持費を簡単に比較いたしますと5.4倍となりますけれども、床面積の比較で2.6倍というふうな形になっておりますけれども、この現市庁舎と新市庁舎では大分内容が違いますので、かなり金額的には多くなっているということでございます。  それから、冷暖房費以外の需用費でございますけれども、市庁舎につきましては4億1,645万2,000円ほど今回の予算で見ておりますけれども、消耗品330万円、燃料費、これ重油等でございますけれども40万円、それから会議費4万5,000円、電気料1億3,049万5,000円、それから水道料1,265万2,000円、それからガス料が2,147万1,000円、修繕料280万円、それから冷暖房費の2億4,528万9,000円、これ合計いたしまして4億1,645万2,000円ということでのせてございます。  それから、地域冷暖房費の固定費と比例費でございますけれども、固定分が基本料金と言われております。それから比例分が使用料ということでございまして、合計ですと2億4,528万9,000円でございます。その内訳が基本料金が1億4,679万円、使用料金が9,849万9,000円でございます。基本料金につきましては、冷房が1カ月当たり1万6,744メガジュール掛ける単価が1メガジュール467円2銭ということで、月額782万円ほどかかります。それを12倍いたしますと基本料金が9,853万2,000円。それから暖房分では、8,372メガジュール掛ける単価が457円47銭ということで、月額で383万円ほどかかります。それが年間ですと、消費税を含めまして4,825万8,000円。それから、使用料金でございますけれども、冷房費が12カ月で7,594万3,000円、それから暖房費が12カ月で2,255万6,000円ということで、合計9,849万9,000円、こういうことが見積もり価格になっています。  それから、次の清掃委託の関係でございますけれども、先ほどちょっと日常清掃あるいは定期清掃ということで申し上げましたが、何社を予定しているのかということでございますけれども、清掃につきましてはこれから入札をするという形になりますけれども、一括でやっていきたいと。ですから当然請負業者は1社という形になろうかと思いますが、そういう形で考えております。よろしくお願いします。 ◆委員(植原大二郎君) ただいま現市庁舎との単純な面積比でいくと、今私ちょっと計算してみたのですが、3億7,000万円ぐらい、このレベルでいえばそのくらいかなという面積比の話です。その差額約4億円ぐらいあるわけですけれども、これについては例えば高層化されたとか、あるいは装備が違うと。例えばエスカレーター、エレベーターとか、あるいは冷暖房も地域冷暖房を使っているというふうな部分ですとか、それから管理も今の管理とまた新市庁舎についてはそれぞれ違うと。装備も違いますから管理も違うというふうな部分が出てくると思うのです。その分が約4億円に相当するという大ざっぱな理解になるのかなというふうに思うのです。それぞれ面積比の部分あるいは高層化された、あるいは装備が変わった、したがって管理も異なってくるよという部分が、それぞれどういうふうに金額的になっているのかということはここで求めませんけれども、そういうふうな分析をした上で、また管理費のあるべき姿というものも分析しておく必要があるかということを思います。ここではちょっと即答は求めませんが、そういうふうな検討もした上で今後の対応の資料にしてほしいなということを、ここでは一つお願いをしておきます。  それから、電気、水というふうな関係なのですけれども、いろいろお話があったのですけれども、やはりこの中では電気が一番大きいかなということだったですね。需用費の中の冷暖房費を除く中身。これらについては、高層化されて上下移動するための装備、エレベーター等の電気代というもの、あるいは空調を駆動するための電気だとか、そういうものがかかっているのだと思うのです。これは全庁的な問題なのですけれども、市民のためにつくった市庁舎ということを徹底すれば、そこに行く職員はぎりぎりの節約が求められてしかるべきだというふうに思うのです。移転後にその辺の行動あるいは職員の考え方、対応ということで、その辺の努力あるいはルールというものを具体的にどういうふうなお考えがあるか、やろうとしているかということがあったら、ここはひとつお伺いしておきたいというふうに思います。  それと、冷暖房費の話なのですけれども、固定費と使用料という形でそれぞれ分かれたお話を受けました。その後ちょっとごちゃごちゃしていたのですけれども、細かい説明があったので最初わからなくなってしまったのですが、固定費は約1億4,000万円ぐらいで使用料が約1億円だと、大くくりで言えば。そういう理解でいいのかどうか。その後いろいろの数字が出たので、私も戻ったらよくわからなくなってしまったのですけれども、最初マクロ的に言った話はたしか固定的な部分、いわゆる基本料が1億4,000万円くらいで使用料が約1億円という理解で、マクロ的なとらえ方で、いいとすれば。固定費が非常に高いなというふうな印象があったわけです。この固定費が将来にわたって、例えば減価償却的な部分でいけば当然それは償却されていくわけですから、減っていくというふうな考え方になると思うのですけれども、そういう見通しになるのかどうか。あるいは基本料ということで将来にわたってそれが基本料という形で固定されるし、あるいは物価が上がっていれば上がっていくものだという考え方なのか。ちょっとその辺のところがどういう基本料の契約的な見通しになっているかということ。あとは使用料をどう節約するかということは、先ほどの話に戻りますけれども、これは同じようなことで示していただきたいというふうに思います。  それから、清掃費の関係なのですけれども、中身をいろいろ説明受けて、先ほど1社ということなので、それはそれでそういうことかなというふうに思うわけですが、先ほど委託料を見て警備委託料、それから設備運転管理委託料、それからこの清掃委託料というのはほとんど人件費だと思うのです。先ほど申し上げましたように、例えば警備委託料を24時間体制で常時2人という感じで割り戻してみますと、年間1人約四百五、六十万円という経費です。それから、24時間体制、昼間6人、夜2人というふうな体制をやはり人数で割り戻してみますと、設備運転管理委託料では大体1人520万円ぐらいの経費がかかっていると。その中にはもろもろの経費が入っているのですけれども、1人当たりに直せばそういう金額だと。九千九百何万円、約1億円、これを500万円ぐらいで割り返しても20人です。要するに500万円ぐらい取る人が20人常時いるということ。実際は床の掃除が主体、先ほども5,000万円の最初の日常的な作業というのはパート的な仕事で十分なわけです。今パートの年収というのは約100万円です。そうすると仮に1億円を100万円で割り返せば、毎日100人ぐらいの人が市庁舎の中にいると、こういうことになる。そういうふうな考え方をすると、先ほどの中島 篤委員も解体で高いのではないかという話をされていましたが、そういう感は否めないというふうに思うのです。その辺はどういうふうに見通されているかということをもう一度お伺いしたい。  あと、今のこの1万七千何ぼの清掃している契約が1,000万円いかない、500万円台ぐらいの金額だと私の頭ではあるのです。その比較でも約20倍というふうな形になるわけですから、その辺のところをこれからの見通しも含めて、どういうふうなお考えでこういう予算計上をされているか、再度お伺いします。 ○副委員長(富沢徳好君) この際、質問者並びに当局にお願いいたします。質問される委員さん並びに答弁される当局の発言につきましては、要旨を的確に大意し、簡潔明瞭にされるようお願いいたします。 ◎庁舎建設室長(田中弘君) お答えします。  節約ということで電気料節約のお話ですけれども、特にエレベーターの利用については職員の移動ということですけれども、上下2階までの移動についてはエレベーターを使用しないようにお願いしております。経費の節約というのももちろんですけれども、健康のためにもこういう最低上下2階についてはエレベーターを使用しないようにということで、うちの方では指示しております。  以上です。 ◎財務部副部長(高田薫君) 冷暖房の固定費はどうなのかということについてお答えいたします。  地域冷暖房の料金その他の供給状況は、高崎中央地区熱供給規程により定められております。この熱供給規程は熱供給事業法の第14条第1項の規定によりまして、通産大臣の認可を受けた者が料金を変更する場合は大臣の変更認可を必要とするという形になっております。現在の料金は、新市庁舎及びシティギャラリーに熱供給をするために必要なプラントのイニシャルコスト及びランニングコストに基づいて、あくまで原価主義にのっとった認可料金ということになっておりますので、東電にも確認をいたしましたが、遠い将来は予測できませんけれども、現状では料金に変更はないものと考えております。  幾つか例を拾ってみたのですけれども、東京電力で直営プラントでやっておりますのは、東京の箱崎地区というところに平成元年3月に認可されたものがございます。それから、千葉の幕張新都心のハイテクビジネス地区というところで平成2年の3月に認可されたものがございます。それから、宇都宮市の中央地区で平成3年1月に認可されたものがございます。高崎市は中央地区ということで平成5年11月に認可されておりますけれども、高崎市以外のものにつきましては過去料金の変更はないということでございますので、ここ10年ぐらいは変更ないということでございます。ですから当分の間は変更はないのであろうというふうに考えております。  それから、清掃あるいは警備、それから運転管理等でございますけれども、これらがちょっと高いのではないかと。警備あるいは運転業務につきましては、常時2人とか、あるいは昼間6人、夜間2人というふうな形になっておりますけれども、この6名なりあるいは2名だけでは実際警備あるいは運転管理できないのです。清掃費につきましては、高層化してやはり外の窓ガラス清掃、あるいはアルミ板の清掃等につきましては、ゴンドラを下げて清掃しなければならないというような問題もあります。今までのこの市庁舎は廊下とトイレと玄関ぐらいの清掃ということで、かなり安い金額でやっております。それと比較いたしますと今度は部屋もじゅうたん敷きとかになりますので、月に2回清掃したりということで、非常に清掃もきめ細かにやるということで単価的にはかなり高いものになっているのかな、そんなふうに感じております。  以上です。 ◎財務部長(梅山龍男君) 最後の清掃のことにつきましてちょっとお話しをさせていただきます。  まず、清掃費が高いのではないかと。今後は契約方法も少し考えてはどうかというような御質問だと思いますけれども、今の現市庁舎の契約状況を考えてみますと、確かにそれの質によって随分変わってきているような状況がしております。そういうことを踏まえまして、この新市庁舎につきましてもできるだけ幅広い視野に基づいて契約をやっていきたいなと思っていますので、その辺よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(植原大二郎君) 清掃費の関係なのですけれども、確かに高層化したことによっての管理費の増というのは理解できるのです。ただ、先ほど内訳聞いても月1回とか年2回とかというふうなやつは千六百五十何万円なのです。さっきの九千九百何万円に占める比率というのは非常に少ないわけでしょう。私は先ほど、高層化したのがどうなのだとか、そういうなところをきちっと分析した上でそういうことを詰めていかないとだめなのだよということを言わせてもらったわけです。なおかつ今言ったような清掃費に対する答弁が、高層化で窓をゴンドラで掃除しなければならないからと。ではその費用は幾らだと言えば、さっきの説明では、酒井悦夫委員への答弁では一千六百何がしということですから、16%とかそういう比率の中の話なのです。だからそういうふうなことをきちっとやっていってもらわないと、何となくよく理解できないままずるずるいってしまうということなので、ぜひそういう観点を。先ほども言ったようにそれは答弁を求めませんから、そういう観点でよく分析してもらいたいということを改めてよく申し述べておきます。  あと、先ほどちょっと上下2階という話をされまして、それはそれで一つの努力かなと思うのですが、それにとどまらずもっともっと幅広い検討をやはりしてもらいたいということを要望しまして、終わりたいと思います。 ◆委員(小野里博君) 現市庁舎の解体工事に関連しての質問なのですが、この議会棟の議場の解体について、かつて有名な設計者の建築物でもあるし、歴史的にも価値のある建物だということで、この議場を残して改修等をして、美術の展示とかいろいろな市民の皆さんのために開放できないかと、こういう論議があったと思うのですが、現時点では解体という形になっているようです。その辺に至る、例えば市民団体とかあるいは有識者の皆さんとの話し合いの場が設けられたのか、あるいは市の幹部の皆さんの話し合いの中でそういうことが決まったのか、それについて経過がもしございましたらお知らせいただきたいと思います。 ◎企画調整課長(横堀一三君) 現市庁舎の建物の建て壊しのことですけれども、私ども事務局といたしまして城址全体の土地利用という中で、この現市庁舎の跡地のことについても御議論がございまして、この建物につきましては城址土地利用市民懇談会を設置いたしまして、その中で今小野里 博委員さん御指摘のような点も十分御議論していただき、結果的にはこの建物を取り壊しいたしまして、当面は広場等に使うということ。将来的な土地利用については次世代にゆだねるという方向が出されたわけでございます。それらを市議会の特別委員会に報告させていただきまして御了解いただいていると。  そういう状況でございますので、よろしくお願い申し上げます。 ◆委員(小野里博君) その中でこの議場についての御議論等もいろいろされたでしょうか、どうでしょうか。 ◎企画調整課長(横堀一三君) 再質問にお答え申し上げます。  議場につきましても当然ほかの建物と一緒に、一部には例えばリニューアルするとか、ファサード方式で使うとかという御議論もあったことも事実でございます。しかしながら、結果的には先ほど申し上げましたとおり、当面は全部壊して広場等にして使うということで決着したというように受けとめておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ◆委員(小野里博君) 一般の市民の皆さんはそれなりに経過もよく知らないわけでして、依然根強くこの議場を何とか残せないという御意見もまだまだ残っております。例えて言うならば、市民団体、例えば福祉団体、文化団体とか教育団体とか、それぞれ大小含めますと約1,000を数えるいろんな団体があると聞いております。そういう団体の皆さんが総会を持つとか会合を持つとか打ち合わせ会を持とうと思っても、公民館は皆ふさがっているし、なかなかその会場がなくて困っているという声は相当数多く市民の間からもございます。  当分の間はここは全部解体をして、駐車場なりお祭り広場なり、要するにそういう広場としていろいろ市民の皆さんに利用していただくと。こういうことでございますので、もしできることであればこの議場だけでも残して、これれんがづくりの、私も設計者の名前ちょっと忘れてしまったのですが有名な方の設計だそうでして、非常に歴史的にも価値のある建物だそうでございます。だから、ほかの建物は全部壊すとしても、ちょうどこの議場の広さが室内楽の演奏会とかミニコンサートとか、あるいは諸団体の総会とか、150人とか200人ぐらいの会合でも使えると。全部解体されると広場になるわけですから、駐車場も相当広く使えるのではないかと。いろんな意味を考えて、次の施設が5年後になるか10年後になるかわかりませんが、この現市庁舎跡地の利用が決まるまでの間だけでも市民の皆さんに大いに開放して利用してもらうと。文化の一つの拠点として使ってもらうと、こういう考え方がなぜできなかったかなと、こう思うのですが、その辺について再度ひとつお考えをお聞かせいただきたい。 ◎企画調整課長(横堀一三君) 建物を取り壊した後の部分でございますけれども、従来からこの構内を利用しましていろんなイベントに使われていたわけでございます。そのほか、これから2年後に迫りました市制100周年、こういった記念事業の利活用を想定しているわけでございます。いずれにいたしましても御指摘のこの土地、中心市街地の貴重な土地でございます。そういったことでございますので、これからも商店街の皆様や各種団体の皆様、あるいは市の主催事業、そういったものについては、広場にふさわしいようなイベント等に積極的に利用していただきまして、周辺商店街の活性化に少しでも役立てば、あるいは先ほど小野里 博委員さんが申し上げました、ここを拠点といたしまして高崎市から情報発信をしたいというような考えを持ってございます。議場につきましては、先ほど申し上げましたようにいろいろ御議論があったことも事実でございます。また、そういったことにつきまして懇談会の中でもいろんな委員さんの方々に真剣に御議論していただいたところでございますけれども、結果といたしまして委員会の総意といたしましてここは全部壊すということで方向が出たわけでございまして、ひとつ御了解いただければと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(小野里博君) 市民懇談会でそういう結論に至ったということは十分理解しているのですが、やはりこの中心市街地に位置するこの建物、非常に価値のある場所であるし、また施設自体も価値があるのだと思うのです。ほかは全部解体をして周りが全部広場になったとしても、この議場の建物だけを残して使うということは技術的には可能ではないかと思うのです。例えば解体するについても、ここだけ残すということに対して技術的には可能なのではないのでしょうか。どうなのでしょうか、もう少し詳しくその辺について。 ◎市長公室長(松橋亮君) お答えいたします。  今この議事堂の保存的な多用途に使うお話でございます。確かに四十数年の建物でございます。私も建築学上どうだという価値は別にいたしましても、一つの方法としては原形のままで保存すること、あるいは記録で保存するという二つの方法があると思います。私どもが原形保存ではなくて記録保存を選びましたのは、確かに小野里 博委員さんおっしゃるとおりこの建物、このままでは使えませんけれども、取っ払って文化活動に使えるのではないかというお話でございます。それも可能だと思いますけれども、この建物を防災の面あるいは防犯の面、それから周辺の環境からこれを単独で残すということは、やはり市民の方々も市民懇談会の中でもその観点からは不適当であると。適当ではないだろうと。  それで文化活動等々、あるいは各種団体、1,000を超える団体のいろんな集会に使う施設といたしましては、まず群馬音楽センターを初め文化施設がございます。それから、24万市民が全部ここに集まるわけでございません。各中学校区には公民館等もあります。そのほか町内の公民館等もあります。そのほか、できるだけ新しい市庁舎に各種団体の方々がお入りいただくということで、多方面から検討させていただいて、これを取り上げると、現に使っているものを追い出すような形で今般取り組んだわけではございませんので。確かにあれば利用できると思いますけれども、管理面、いろいろな面から考えた場合に、その代替もきくであろうということで踏み込んだわけでございますので、ひとつよろしくお願いいたします。23日には閉場式を行うということで承っておりますけれども、ひとつよろしくお願いいたします。 ◆委員(小野里博君) そういう解体に至る話し合いの経過等は十分理解できるのです。確かに管理の面とか、また景観上の面とかいろいろあるでしょう。しかし、今市長公室長がお答えになったいろんな市民団体、1,000を超す団体がある中で、音楽センターもあるではないか、あるいはまた文化会館もあるではないか、公民館もあるではないかということでございますが、現在の文化施設だけではどうしても足りないのが現状なのです。市民の皆さんはもっともっといろんな施設を希望しております。だけれども、現在ないからやむを得ず今ある施設を使うしかないのだということで、特に音楽センターあるいはまた文化会館等におきましても、駐車場の問題とか市民からのいろんな意見や苦情とか課題は多いのです。  そういう中で、例えばこの議場を改修をして200人ないし300人ぐらい入れる集会施設として、あるいは音楽堂としていろんなコンサートの場として活用できることになれば、外観上多少お金がかかっても余りみにくくない程度に色塗りをするとか、ちょっとした補修をするとか、それから床等も少しお金をかけて活用すれば、半永久的にということではないのです。次の施設が決まってその建物ができるまでの間だけでも、市民の憩いの場といいますか文化の拠点といいますか、そういう形でなぜ使えないのかなと。そういうふうに思うのですけれども、その辺について技術的に可能なのであれば再検討する余地もあるのではないかと思うのですけれども、再度御説明をお聞かせいただきます。 ◎市長公室長(松橋亮君) 建築学上の技術上の可能性につきましては、それはあると思います。ただいまのやりとりの中で、文化施設が十分このまちの中で足りているという趣旨で私は答弁をしたわけではございません。確かにもう一つ、もう二つとあれば結構なのですけれども、幅広く考えた場合に、これを残し例えば音楽堂という形になった場合、これは全く音響はなっておりません。これに億の単位でお金がかかると思います。そういうことになりますと満足な施設として利用できないと。そしてまた一つには、専用にはできませんから、多用途に使うということになりますと、この単独の施設ではなくてこのほかにも管理上の施設もつけ足しになってくるということになってきます。これも足す、これも足すということなりますと、この建物だけではまいらないということでございます。ひとつその辺は御論議のあるところだと思いますけれども、御了解いただければというふうに思っております。文化施設の充足の問題については別の問題としてまた対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(友松敬三君) きのうの競馬場もきょうの議事堂の話も、小野里 博委員に出おくれてしまいました。関連でございますけれども、揚げ足をとるつもりは毛頭ございません。しかし、閉場の予定も式次第もでき上がって云々は別の問題でありまして、議場が二つ必要ではないのです。新しい議場があるから、ここは最後の議会であるからということで閉場ということをやるので、そういうことを答弁に加えてほしくない。非常に残念です。  それと、議会で再三この問題については各議員から意見が出されておりますけれども、そういうものに対して否定的な答弁ばかりでは議会というのはなくたっていいのです。大変グローバルに今後の問題を含めたり歴史上の問題を含めたりして我々は議論をしているわけですから、そういうスタンスでやはり答弁をしていただかないと、ここはこうするのですよと、こうするのですよという企画調整課長あるいは市長公室長の答弁に終始しております。これでは議論になりません。改めて議論をさせていただきます。  先ほどの財務部の副部長の御答弁にございましたように、これを解体をしていくということになりますと、ことしの7月から解体を始めていこうということになりますが、実際ちょっと見えてこないのですけれども、解体をすると高崎市の建物財産としてこれは消滅をするわけですね。消滅をするということは、解体し終わった後に滅失登記をしていくということだと思うのです。そうなりますと、棟がどうなるのだろうということになると、谷口さんの話が先ほどから出ておりますけれども、この議事堂は本庁舎に入るのか。本庁舎の棟が一つ。それから中庁舎があり、また東庁舎があり、それから旧警察の水道庁舎があって、教育委員会の庁舎がある。棟とすれば五つなのですか、それとも議事堂は独立して六つなのですか。まずそれをお答えいただきたい。 ◎財務部副部長(高田薫君) 友松敬三委員さんのこの議場は一体のものなのか、あるいは別の棟なのかという質問でございますけれども、これは議会棟ということで一つの独立したものという考え方をしております。 ◆委員(友松敬三君) ということは、私が今お話しいたしましたように五つプラス一つということですから、六つの棟を壊すということになりますね。小野里 博委員さんとの議論なのですけれども、確かに全部思い切って壊すのも大事なのですが、この議事堂がこの敷地内の真ん中にあるのだったら、いろいろなことで急ぐといいますか、そういう意味でしょうけれども、西側の端に近いところにあるわけです。歴史的な四十何年という建物をそうそう全部ぶっ壊そうということは、ちょっと危険な考え方だと思うのです。  それと、先ほどから市民懇談会、市民懇談会と盛んに市長公室長は答弁をしておりますけれども、これは跡地利用のための市民懇談会という意味なのか、それともこの議事堂を存続をするか否かの市民懇談会なのか。それが年に何回開かれて今までこの議論をしたのか。それから、議会でこの問題を取り上げて、議員の皆さんがこの問題に対して真剣に議論をした経過があるのか。あるいはたかさき2000年委員会の中でこの問題が話されたのか。この議事堂のやりとりについて、今までの詳しい懇談会で話された、それから今までこの議事堂のことが話された経過についてもう少し詳しくお話しをいただきたい。これは市長公室長ですか。 ◎企画調整課長(横堀一三君) 友松敬三委員さんの御質問にお答え申し上げます。  議事堂につきましては、先ほどもちょっと出ましたように城址土地利用市民懇談会は、城址内の土地約31万平方メートルありますけれども、その全体の土地利用というものの将来的な検討をするという中で、とりあえず新市庁舎ができるということで、この現市庁舎の跡地の利用についての御論議をしていただいたところでございます。当然ながら議事堂につきましてもほかの建物同様、先ほど出ました谷口吉郎さんの建築物だということも委員の皆様にはお話しをさせていただいたり、あるいは委員の皆様の中でもそういったことにつきましても残すか壊すか、あるいは一部再利用してリニューアルして使うか、そういった面につきまして御論議のあったことは事実でございます。平成6年からこの城址土地利用市民懇談会はスタートさせていただいたわけでございますけれども、平成8年の11月の第4回目の懇談会において先ほど申し上げましたような考え方が出されたわけでございまして、その間に年に2回あるいは1回というぐあいに御論議をしてきたという経緯がございます。  以上でございます。 ◆委員(友松敬三君) その懇談会と議会との接点でございますけれども、当然何回も議論が行われた、また最終的な結論が出たということが総務常任委員会に報告をされましたでしょうか。 ◎企画調整課長(横堀一三君) この城址土地利用市民懇談会につきましては、議会からも議長さん等に参加していただいております。また、総務常任委員会の報告ということでございますけれども、総務常任委員会ではなくて新市庁舎建設特別委員会、そちらの方に御報告をさせていただいた経緯がございます。  以上でございます。 ◆委員(友松敬三君) それは報告の仕方によると思います。全体の土地利用についてはこういうふうな考え方と。特に皆さんのなじみのある歴史のある議会という問題のこの議場については、こうでありますというような鮮烈なニュースとして我々議員のところに届いていないのは今の議論でも事実でございます。そういう意味では簡単に経過をしてしまったというような感にとられているわけでございます。  そこで、先ほどの企画調整課長の御答弁の中に、たかさき2000年委員会、西暦2000年の100周年のイベント広場として云々と言いますけれども、やっぱりこの歴史というのは、100年は高崎市制100周年であっても歴史の通過点でしかすぎないのです。余り100周年ということの中で四十何年あるこの伝統ある議事堂を、その通過点の中に簡単に埋没させてしまっていいのかというのが小野里 博委員との議論だと思います。この問題は議会でこれだけ騒がれたり、またいろんな議員のお考えがあると思います。この議場を議場としてでなく、市民に開放できる一つの集会場として、この伝統ある建物をもう少し利用したらいかがという意見なのです。  そこでお尋ねいたしますけれども、シティギャラリーのコアホール、年間どのぐらいの利用がされて、どのぐらい待ちの方がいらっしゃって、どのぐらい満杯で、どのぐらいの市民の方々があのコアホールを使いたがっているのでしょうか。その内容について、関連ですから質問いたします。 ◎市長公室付課長[高崎シティギャラリー館長](高木三昭君) ただいまシティギャラリー、コアホールの年間の利用状況につきまして御質問ございましたので、お答えさせていただきまます。  平成8年度でございますけれども、年間3万3,395人の入場人員がございます。そして使用件数でございますけれども、年間218件の利用がございます。 ◆委員(友松敬三君) 218件ということで、日曜日を除いたり休館日を除いたりしたらほぼ満杯の状態だと思います。その街の中の施設として大変関係があるのですが、今年度の予算で第3分団の防災センターが第3分団の詰所と一緒にでき上がります。あの2階の集会所をめぐっても、中央地区の区長会さん方、あるいは今まで桧物町、鍛治町、南銀座商店街、そして宮元町一、二、三、この6ブロックの人たちの集会所という形で、いろんな引き合いがあるわけです。また、第3分団の詰所、防災センター、大変高額なお金で買った土地であります。それから、高いお金を出して建物を出していただく。街の中はお金がかかるわけです。そういう地域の部分の人たちだけが使うのではなくて、高崎市全体の中でいろんなスポーツ団体や文化団体の総会なんかで使わせてやってもいいのではないかという声も出るほど、今総会関係の文化、スポーツ団体だけでもかなり場所が逼迫しています。そういう総会は、先ほど小野里 博委員さんの話ではないですけれども、100名程度が入れる、また150名程度が入れるような建物を欲っしているわけです。そういう市民の利用の底の深さというものと、単に1棟、2棟、3棟、4棟、5棟、6棟とばんとぶっ壊していく中の議事堂という考え方を同じにしていいのだろうかという議論を今しているわけです。改めてこの議事堂の問題に関して議会も真剣に取り組みますので、第一助役さんのお考えを聞かせていただきたい。 ◎第一助役(中村六郎君) いろいろの御論議をいただいてありがとうございます。ただ、ここを広場にして使うという便利と、これを残して使う便利の比較も一つあると思うわけでございます。そういうことにつきましても市民懇談会の方ではいろいろと論議がございました。実は沿革を申しますと、一番初めにできましたのがそこの市長室と、それから議会事務局がある、それ一本だったのです。議事堂はそれと同時期にできたものではございませんで、ちょっとおくれてできた建物でございます。前にも私、専門家に聞いたのですけれども、この屋根がぐずぐずだそうでございます。ある程度といいましても、やっぱり相当の金をかけなければこれは利用には適さない。使えないわけではございませんけれども、利用はちょっとできないのではないかというような話も聞いたことがございます。確かにお話しのとおりこういう建物があれば便利をするということでございますけれども、私の考え方とすれば、これ壊しますとほぼ真ん中なのです。したがって、これを残して使うよりも、やっぱり更地にしていろいろなイベントに使っていただく方がプラスがあるのではないか、私はそういうふうに考えております。 ◆委員(友松敬三君) いろんな意見がございましょうが、まだまだ今の状況の中では議論が足らないな。そして壊すタイムリミットが来てしまったという形の、いわば借金取りが背中で火をつけて催促しているようなそんな状況。そんな状況だから仕方がないというような考え方は私は危険だというふうに言っているわけです。もう少し議論を尽くすことも、この歴史を残すことも、これを多目的に利用することももっともっと大事な部分もありますし、管理上の問題や、また建物の修復の問題も20億円、30億円かかる話ではなくて、2億円、3億円でできる話だったら、この建物を考えていただきたい。市長は首を振っております。2億円、3億円では直せないそうです。5億円、6億円かかってもこの建物を使える方向の考え方もあるわけですから、もう少しこの問題については慎重に、まず教育委員会の東側からぶっ壊していきながら、その間に考えていくということの議論の余地を与えていただくだけの優しい行政であってほしいと思いますが、第一助役もう一回答弁をお願いします。 ◎第一助役(中村六郎君) お話しの優しい行政というのはいろいろな考え方がございますけれども、7月ごろから取り壊しということを財務部の副部長申し上げましたのですが、きのうも私は申し上げましたが、実は第3分団の建築の進行ともにらみ合わせなくてはいけません。それよりも前になりますと、第3分団のあの建物だけを切り離して水道、ガス、電気だけを取り外せるかというのを今研究をさせているわけでございますが、取り壊しがどっちかになるかちょっと今のところわかりませんですけれども、ぜひこのことにつきましては私どもといたしましては更地で市民の方々により多く使っていただきたい。そういうふうな考え方でございますので、ひとつよろしくお願いいたします。 ◆委員(友松敬三君) 最後にいたしますけれども、普通のお宅でも母屋があって、若い夫婦が庭先に家をつくるなんていう農家なんかあります。そこに土蔵があったり倉庫があったり昔の厩があったりします。だんだん壊していきながら、これはここにあったっていいではないかというような建物は、やっぱり哀愁とかそれから歴史というものを感じまして、壊していきながら、これはちょっといいではないかという部分もあるのです。そういう意味での壊されていく建物に対する優しさも考えてほしいということです。ほぼここは真ん中ですと地図上で広げるよりも、ほかから壊していって、ぽっとここが残ったときに、これはいいではないかという部分も出てくるかもしれません。ひとつそういう議論を、やっぱり市民全体の中でこの議事堂の問題がもう少し広く、いろんな文化団体なんかもあるのです。そういうところにもひとつも相談かけてないではないですか。私うんとしつこいのです。小野里 博委員さんと性格が似ているので、もうちょっと突っ込んでいきたいと思いますので、その部分を残しながら質問を終わります。 ◆委員(榑松正義君) 私も議会棟いろいろあったのですけれども、時間もないので、重複しますので一つだけ観点を変えて、清掃業務委託の関係なのです。  私が危惧しているのは、ずっと長く1社で来ている。これからもその推移でいくのではなかろうかと言われている。ということは競争の原理が働かないわけです。いま一つは、委託先は他県、すなわち埼玉県が本社。こっちは名だけの支店あるいは営業所ということなのです。市長がいつもおっしゃるように地元の産業育成、地場産業育成、こういった観点もありますので、そういうものを私ちょっと質問させていただきます。先ほど1社一括で年間契約ということでございました。この契約は随意契約なのか見積もり合わせなのか、あるいは一般競争入札なのか指名競争入札なのか。手法は幾通りもあると思うのですけれども、どういう形でやっておられるのか。それをまず第1にお聞きしたいと思う。 ◎財務部副部長(高田薫君) 清掃業務委託の競争原理が働かないのではないかということでございますけれども、現市庁舎においても清掃委託につきましては数社で競争入札をやっております。その結果が現在清掃をやっている会社が落札をしたということでございます。  2点目の地元の業者ではないではないかということでございますけれども、現在は高崎市内に事務所も設けておりまして、一応そういう面で言えば高崎市に法人税も納めているわけでございます。地元業者でないと言えばないかもしれませんけれども、高崎市へ納税していますので地元の業者であると。いずれにしましても、地元の業者を主体に考えていきたいということでございます。  それから、指名競争入札か一般競争入札かということでございますけれども、指名参加願を出してございます業者を指名をいたしまして指名競争入札でやっていきたい、こんなふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ◆委員(榑松正義君) 業者の資格というか力というか規模というか条件があるのかなと。あるいは特別のノウハウを持っている場合とかいろいろあるわけですけれども、そういうものは私考えられないのではないかと。ライセンスかなんかあるのかなというふうに思ったりもします。それといま一つは、残念ながら制度というか、しようがないというか、2月に業者の指名参加願を出すわけです。末に締めまして3月に経営審査をおやりになるようです。それで4月からスタートということのようです。悪いことにちょうどはざまに入るのでしょうか、3月契約、あるいは4月新規、新年度1日から。────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────地場産業育成のために何か配慮も必要ではなかろうかなというふうに思います。ちょっと私の言葉が過ぎたかもしれませんけれども、失礼がありましたら御容赦願いまして、答弁は結構です。要望にしておきましょう。 ○副委員長(富沢徳好君) ほかにございませんか。  質疑を終結いたします。 △休憩 ○副委員長(富沢徳好君) この際、暫時休憩をいたします。  午後零時02分休憩    ────────────────────────────── △再開  午後1時06分再開 ○副委員長(富沢徳好君) 会議を再開いたします。    ────────────────────────────── △発言の取り消し ○副委員長(富沢徳好君) この際、お諮りをいたします。  榑松正義君から先ほどの委員会においての質疑の際の発言について、会議規則第116条の規定により発言の一部が不適当との理由により、その不適当部分を取り消したい旨の申し出がありました。この発言取り消しを許可することに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副委員長(富沢徳好君) 御異議なしと認めます。  よって、榑松正義君からの発言取り消し申し出を許可することに決しました。    ────────────────────────────── ○副委員長(富沢徳好君) それでは、休憩前に引き続き2款1項から審査を続行いたします。  2款、12ページをお開きください。  9目企画費について御質疑はありませんか。 ◆委員(中島篤君) たかさき2000年事業について質問させていただきたいと思います。  たかさき2000年委員会の中で7,300万円の予算がついております。その中で特に光のページェントについて質問させていただきます。実際に何日間光のページェントをやって、幾らかかっているのか。まずお聞かせをいただきたいと思います。 ◎文化課長(関勤君) 中島 篤委員さんの御質問にお答えさせていただきます。  光のページェント事業については、たかさき2000年事業の中で文化課が一応窓口という格好でやらせていただいています。今御質問の何日やっているか、あるいは幾らぐらいという話ですが、昨年の暮れの例で御説明させていただきますと、11月21日から1月3日までの44日間、経費につきましては現在市民課のロビーでフォトコンテンストの写真展、作品を展示しておりまして、まだ事業としますと完結しておりませんので、決算額が出ておりませんので明確には申し上げられませんが、予算的には1,200万円の事業費でやっております。  以上です。 ◆委員(中島篤君) 光のページェントにつきましてはいろいろな御意見を私もいただいております。私自身も見ますと大変きれいだなというふうに思います。きれいだなというふうに思うのですけれども、その後が何もない。その辺についてどのような波及効果をお考えになってこの事業をやられているのか、ちょっとお聞かせいただきたいと思うのです。 ◎文化課長(関勤君) この事業の実施の経緯と申しますか、その辺から関連してくる話だと思いますが、城址地区を中心とする光のページェント事業は、シティギャラリーの開館とかシンフォニーロードの開通を契機に、都市の景観とかにぎわいのあるまちづくりというようなことを目的に、たかさき2000年事業のリーディング事業として平成6年からやっておるわけです。まさに事業を始めた経緯でもあります市街地を中心とした活性化というようなことにつながればということで、事業を実施しているというふうに言えると思います。 ◆委員(中島篤君) 活性をしたいということの中で事業が始まったのだなというのはわかります。高崎市も夜になりますと大変寂しいまちだというのは、以前からいろんな話の中で出ているかと思います。駅前を初めとするところで幾つか始まって、本格的にスズランの前から幾つかずつふえてきた。私どももこの市役所に来ますから見ることが多い方なのですけれども、市民の皆さんに言わせてみると、あそこの寂しい通りにああやって電気をつけているけれども、一回は見ると。わざわざ見には来ないけれども、見ると。確かにきれいだと。あれを汚いと言う人はいないのですけれども、ただ幾らぐらいかかるのですかというふうに皆さんが聞くものですから、1,000万円ぐらいかかっているのですという話をすると、むだではないのかというような話も実は聞くのです。  やはり昨今の中では財政が非常に大変なのだという話がいろんなところで出るわけです。そういった中でこの事業が確かにきれいだというのはわかるのですけれども、あれについて例えば仙台でもやっています。仙台の駅前をやっているのは私も見に行ったことがありますけれども、あれは年間の中でやっている期間中、何十万人、ちょっと何人だったかはわかりませんけれども、かなりの観光客が収容できる。高崎市の中でこの事業をすることによって何かそういったことがあるのか。私が見ている限りでは、あそこへおりる人も少ない。車の中で、ああ、きれいだなと言ってそのまま帰ってしまうような状況なのですけれども、その辺について。例えば高崎の駅におりる人があの期間非常にふえて見に来ているのだというような実態があるのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎文化課長(関勤君) お答えします。  事業が野外の事業でして、何人の人出があったとか、どこの方がどのくらい来たというデータは残念ながらとれませんが、例えば今年度初めて光のページェント事業の関連でやりました写真のフォトコンテストについて言えば、市内の方だけではなくて幅広く、例えば県外の方からも応募がございました。そういう意味でも単に市内の方が見ているだけではないなということはわかると思います。
     以上です。 ◆委員(中島篤君) では、事業とするとこれからもずっと続けられていく事業なのかなというふうに思いますが、私の考え方を言わせていただくと、非常に中途半端である。もっとお客が来て高崎市の商業の発展をするためには、やるのならばもう少し大々的な中で商店街までも巻き込んだ中でやらないと、一部分あそこのところの、まして何も店がない、寄るところもない。あの寒い中で出ているのがまず10分ぐらいだろうな。車の中で多少アベックがとまって見ていますけれども。そういったことを考えると、今のままの中でこの事業を続けるということは、いろんなことの中でむだ遣いがあるのではないかという市民の目の中では、まちの方の意見、見た方は先ほどから何度も言いますように決して汚いものではない、きれいである。しかしながら、1,200万円というお金がかかっているということの中では、びっくり仰天というふうなとらえ方が多いのです。1,200万円のお金をかけてやっていることですから、もう少し商業にかかわって、そのために何か波及効果があるとか、今回暮れだったですか、あそこでオーケストラの演奏がありました。何かそういうものをやらないと、ただあそこへ電球をくっつけてきれいだから、これで活性できるのだというふうな考え方で電球だけをふやすのでは何にもならない。そのために何かそれにつけ加えた、今話がありました写真コンテストをしたということですけれども、それはまた写真愛好家が来ることであって、市民がそこに集客ができるような何か対策というか、それに合わせてお考えがあるかお聞かせいただきたいと思います。 ◎文化課長(関勤君) 冒頭申し上げましたとおり、この事業はあくまでたかさき2000年委員会の事業でございます。そういう中で委託料の中から関連事業として光のページェントの方に予算をいただいて、それを実行委員会の方々と相談しながら文化課窓口という格好でやっておるわけです。そういう中で実行委員の皆さんもいろいろ御苦労いただいて、例えばことし今話の出ましたフォトコンテストをやってみたり、また昨年初めてやった例なのですが、エイズキャンペーンとの連携をとって、クリスマスコンサートに大勢の子供さん方に来ていただいたり、そういう努力はしているつもりなのです。限られた予算の中で中島 篤委員さんからの御提言の趣旨が生かせるか、これからまた来年の事業に向けまして実行委員会の皆さんと議論しながら検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆委員(中島篤君) 今限られた予算の中でと言いますけれども、実際に7,300万円ものお金をたかさき2000年委員会に与えて、いろいろな中でこれを有効に使ってくれということでやっているかと思うのです。限られた予算を使えばいいのだということではなくて、仮に光のページェントだとすれば1,200万円かけているのですから、いろんな形の中でそこに来られたりそういう施策を考えていかないと、ただきれいだということで終わってしまうのではもったいないという意見を申し上げて、質問を終わりにさせてもらいます。 ◆委員(二口昌弘君) 今、地域連携というのが行政の一つのキーワードになっておりますので、ちょっと3点だけお尋ねをいたします。  一つは、県央拠点都市地域整備推進協議会負担金、所要の負担金が計上してありますが、これについて新年度の取り組みです。主な事業だけで結構でございますので、決まっていたら御説明をいただきたいと思います。  それから二つ目は、同じく北関東新潟地域連携軸推進協議会負担金、これも所要の負担金が計上してありますが、これについても同様、新年度の主な事業で結構でございますので、御説明をいただきたいと思います。それと、たしか本年度は郷土芸能祭をやるなんていうことを一時私聞いたのですが、説明書に載っておりませんので、これ実際に既にやったのかどうか。この点についてもちょっと確認の意味で御説明いただきたいと思います。  それから3点目が、前橋・高崎連携市長会議事業、これについても新聞報道等によりますと大分両市の連携事業、市民サービスの向上であるとか、効果的あるいはまた効率的な基盤整備、あるいはまた行政部門の連携強化その他、結構いろんな事業が登載されておりますけれども、特に新年度においてはどの辺から手をつけていくのか、この点について御説明をいただきたいと思います。 ◎企画調整課長(横堀一三君) お答え申し上げます。  まず、1点目の拠点都市法に基づく県央拠点都市地域整備推進協議会の関係でございますけれども、平成10年度の事業につきましては、基本的には平成9年度に実施させていただきました県央少年サッカー大会、それから県央人形劇フェスティバル、それからことし初めての試みだったのでございますけれども、拠点区域内の大学の皆様に参加していただきましてロックフェスティバルというものを開催させていただきました。それから、バスツアーめぐりというものもやらせていただいたところでございます。平成10年度の事業につきましてはこれらの事業が基本となると思いますけれども、これから関係市町村による幹事会、あるいは総会等で正式に決定されるというように思っております。拠点都市法につきましては以上でございます。  それから、2点目の北関東新潟地域連携軸推進協議会負担金の関係でございますけれども、平成10年度の事業につきましては、地域連携促進のイベントをまずさせていただければというふうに思っています。  それから、観光農園等の視察研修をしたいと思っています。これにつきましては昨年は群馬、新潟方面の観光農園をめぐって、各地の地域資産というものを再確認し、それぞれの地域を知るよい機会だったというように思います。三つ目には情報誌の発行を考えております。それから、果樹等の歳時記の作成も念頭に置いております。また講演会というものも考えております。さらに、二口昌弘委員さんから御指摘のございました郷土芸能でございますけれども、これらも念頭に置いて事業計画させていただければというふうに思っております。  それから、3点目の前橋・高崎連携市長会議の件でございますけれども、御承知のとおりことしの1月8日に初めてこの初会合が開かれたわけでございますけれども、現在10部門について両市の間で合意を図られたわけでございますけれども、今後につきましてはそれらになかったもの、市民サービスの向上ということを念頭に置きますと、ことし福祉の関係とかそういった部分をやっておりませんので、そういったものも俎上に上がってくるのではないかというように思っております。これにつきましては、両市の窓口になっております前橋市の企画調整課と私どもの企画調整課で協議を重ねまして、その辺のところを新年度どういうものを新たに取り組むか御協議をさせていただければという状況でございます。  以上でございます。 ◆委員(二口昌弘君) 最初に、県央拠点都市地域整備推進協議会の事業について説明いただきまして、大体継続的な形で行っていくということでありますが、この協議会もたしかできたのが高崎市の広域圏ができたのと大体同じぐらいの時期ですか、ですからもう30年近くなると思うのです。これ県の事業になるわけで、県の投資になっているわけですが、持ち上がらないということで、一時断念というような経緯もあったわけですけれども、現在この構想に対しての県の取り組みの姿勢の点についてはどういうような取り組みをなさっているのか、再度お尋ねをします。それと30年間やってきているわけですから、いろんな形で成果というのですか、その辺もある程度出てきているのかなというように思うわけです。人間的な面の交流とか目に見えない面もあろうかと思いますけれども、その辺30年近くやってきての成果、この点についても御説明いただきたいと思います。  それから、県央拠点都市地域整備推進協議会と同じ行政エリアを対象にして拠点整備法に基づく事業も高崎市におきましては、この対象の中の具体的な事業としては駅の周辺、東口、西口どちらかでしたか、それと高崎操車場跡地、この辺もたしか拠点整備の一つの拠点になっていたと思うのですが、最近さっぱりこの拠点法について情報がありませんので、この点についてどうなっているのか。これは企画調整課だけではなくて、全庁的な話であろうかと思います。国サイドにおいても建設省を初め主だった省庁が全部名を連ねて、その肝入りでできた法律ということでありますので、もしこの点について掌握していれば御説明をいただきたいと思います。 ◎企画調整課長(横堀一三君) 再度の御質問にお答え申し上げます。  1点目の県央拠点都市地域整備推進協議会につきましては、御案内のとおり4市5町1村で構成されているわけでございますけれども、これにつきましては県にもいろんな形で入っていただきまして、サジェスチョンいただくとか御指導いただくとか、いろんな面で県もこれにかかわりを持っておりまして、民間の活動費につきましても県から補助金が出ているという状況でございます。  それから、この事業の概要でございますけれども、前橋市、高崎市のこの拠点の区域内で八つの整備地区、拠点地区というものを指定してございます。高崎市の場合で申し上げますと、今二口昌弘委員さんおっしゃいましたように高崎操車場跡地とか高崎駅周辺とか情報団地、この3地区がそうでございますけれども、昨年の8月に特にこの計画実現に資するために、建設省の所管事業に関し特に整備効果の高いもの、そういった事業につきましては具体的なその実施計画を作成するということで、アクションプログラムというものが発表されております。したがいまして、私どもはそういった経緯がございますので、指定された関係上、今後につきましてはこれらについて大いに期待しているということでございます。  それから、順序が逆さまになりましたけれども、今までの取り組みの成果ということでございます。やはり人的なつながりといったものが一番大きくて、ちょっと私もこれについてそこまで口はばったいことを言うことは大変恐縮でございますけれども、そういった人的なつながりを持ってそれぞれの相手を知るという意味で、大変こういうものは意義あるものというように感じております。  以上でございます。 ◆委員(二口昌弘君) わかりました。前橋・高崎連携市長会議については、さっき企画調整課長の方から答弁いただきまして、特に福祉とかそういった住民に密着な点についてこれから俎上にのせていくというお話がありましたが、たしかあのときの説明の中でも、その一つとしてバスの一体的な相互乗り入れ、前橋市の南部と高崎市の東南部地域、あそこの大利根団地、萩原団地の辺ですが、あの辺今上信バスが入っているのですけれども、非常に本数が少ないということで、現在まさに陸の孤島みたいな状況なのです。御案内のように住宅ラッシュでお年寄りも結構おります。大変足も不自由しております。こういった事業の一つであるバスの一体的な乗り入れ、ぜひこういうのもいち早く俎上にのせて軌道にのせていただきたいというふうに、これは要望しておきます。  御案内のように両市は犬猿の仲だったということだったわけですけれども、今般こういったことでがっちり両市長さんが手を握って広域行政を目指すということで、大変歓迎をしております。先般、前橋市で道路公団の主催の講演会がありまして、そのときに講師の1人である前橋市出身のSF作家の豊田有恒さんが申しておりましたけれども、とかくこれまでいろんなことで高崎市、前橋市はいがみ合ってきたわけですけれども、ひとつ一日も早く合併を目指して取り組んでいただきたいというようなことを強く要望しておりました。この会議は道路公団の主催でありますから、北関東横断道という高速道を利用した県土づくりというか、まちづくりというようなテーマでお話し合いが行われたわけですけれども、今の状況でいくと、全部のパネリストの方が一様におっしゃっておりましたが、そういった高速道が走っても現状のままですと通過圏、あるいはまた通過都市になってしまう。そういう非常に憂いた発言をしておりました。ぜひそういったことにならないように高崎市、前橋市が本当に一体になっていけば、県からのいろんな予算あるいはまた事業を引き出す上にも、連携を組んでいけば非常に大きな力になっていくというように思いますので、ぜひ軌道にのせて通過圏あるいはまた通過都市にならないように、ひとつそういった事業展開をしていただきたいことを要望して、終わります。 ◆委員(酒井悦夫君) 企画費ということですが、核兵器廃絶平和都市宣言事業の新年度1年の主な事業計画というのですか、内容について御案内をしていただきたいという点が一つです。  二つ目は、地方分権の受け皿として中核市ですとか、あるいは市町村連合というようなことが考えられたりしてきている中で、高崎市とすれば中核市を構想していくというようなことで取り組みをされてきているわけです。具体的には関係する庁内、部内的に制度研究会を設けたりというふうなことで進めたりしてきています。御承知のように中核市はそういう制度が発足をしてこの平成10年度で2年目ぐらいになるのでしょうか、当初12市程度が指定をされたということになるわけなのです。そういう中で指定を受けたのだけれども、実際予想したよりも進めていく中で思わぬいろんな問題というのが出てきたという点で、それぞれの中核市指定のところの地方自治体、地方公共団体としてのいろんな思いが言われたりもしています。そういうことで、今後の中で中核市構想で実際に中核市指定を受けている地方公共団体の実情など、実際などを、今後どんなふうに調査したり研究していったりしていくのか。そもそもそういう考えはないのかどうかという点について、お知らせいただきたいと思います。  三つ目は、それとの関連にもなるのですけれども、分権推進委員会が第4次の勧告を昨年の10月に出したわけです。その第4次の勧告の中の、特に地方分権だからということで事務事業を市町村に移管というのですか、文字どおり市町村の仕事に移していく。しっかりとそれに財源あるいは財政的手当てというのを行わなければならないのだけれども、なかなかその辺が不十分だと。しかしながら、4次勧告のところでは20万人以上の都市を受け皿として事務事業といったものを移管をしていく、移していくということが出されたりもしてきています。そういう中で具体的にこの新年度進められようとしていることなんかもあったりするわけなのですが、まずその4次勧告の受けとめ、それから事務事業の委譲、高崎市に移ってくるという点でのこれからの取り組みについて、どんなふうな考え方で臨んだりというふうに思っているのか、お知らせをいただきたい。 ◎企画調整課長(横堀一三君) 酒井悦夫委員さんの御質問にお答えします。  3点ほど大きな質問をいただきましたけれども、私の方から1点目と2点目につきましてお答えをさせていただきたいと存じます。  まず、1点目の平成10年度の事業でございますけれども、基本的には平成9年度と大きくは変わっておりません。一つは平和啓発のパンフレット作成、二つ目は懸垂幕の掲示をするということです。三つ目には平和映画の上映をいたしたいということでございます。それから平和映画の16ミリフィルムの購入。それらにあわせまして平和団体への支援、若干なりともさせていただければというふうに考えております。1点目につきましては以上でございます。  2点目の中核市でございますけれども、御案内のとおりこれは地方自治法の一部改正によりまして、市町村の規模能力に応じた事務配分を進めるために、政令市を除く比較的大きな都市につきまして、それまで県が行ってまいりました事務をみずから処理することによりその事務権限を強化いたしまして、できる限り住民の身近で行政を行い、地域行政の充実に資するために創設された都市制度でございます。実情の調査とかという点でございますけれども、まだ発足して間もないということが1点と、全国で対象都市が29都市でございます。それらの調査につきましては酒井悦夫委員さん御指摘のように、議会に中核市構想という特別委員会が設けられておりますので、それらを念頭に置きながら、今御指摘の点につきましては私どもといたしましてもどうあるべき、どうなのかということにつきましては調査をさせていただくように、今後とも取り組んでまいりたいというように考えております。よろしくお願いいたします。 ◎能力開発課長(花形亘浩君) 3点目の地方分権の関係、4次勧告というふうな受けとめがどうかということでお答えをさせていただきたいと思います。  1次から4次までの勧告がそれぞれ出されているわけでございますけれども、私どもの方でこの勧告につきましては、従来中央集権型であったものでございますけれども、これが国・県・地方、こういう縦型からのもの、いわゆる上下主従というふうに言われているようでございますけれども、これが対等協力の関係に変わってくるというふうな現段階であろうというふうに感じております。それで、お話ございましたこれからの取り組みというふうなことでございますけれども、特に権限の委譲というふうなことが大きくクローズアップされているわけでございます。この権限の委譲というふうなことにつきましては、県からの委譲も含めまして適正な財源措置が伴うものでなければならないというふうなことであるわけでございますけれども、基本的な考え方といたしますれば、市民サービスの向上につながるような事務事業というふうなものにつきましては、積極的な対応が必要なのであろうかなというふうに感じているところでございます。  以上でございます。 ◆委員(酒井悦夫君) 核兵器廃絶平和都市宣言事業については、この平成9年度と大差ないというようなことですが、新しい市庁舎が完成をしてこの5月から始まるという経過の中で、一つ懸案だったというのですか、あるいは一定の市民の皆さんの関心あるいは要望の一つでもあるモニュメントの設置の問題です。これは今までの経過としては、庁内で検討委員会を設置をしてもろもろの調査を進めてきた。新しい段階と言うと変ですけれども、節目の時期を迎えている状況の中で、今後どういうふうにモニュメント設置については進んでいくのだろうか。その辺についての考え方、また方向性をどんなふうにお持ちなのか、お知らせいただきたいと思います。  二つ目の問題なのですけれども、企画課、中核市構想を推進をしていくという点での部署としても調査研究を進めていくというふうなことでありますが、ちょうどこの項の中に入っていますけれども、市民アンケートなんかを今度の年度でやるということになっていますから、直接住民、市民の意向なりを把握していくという点で、市町村合併あるいは連合といったものを市民がどんなふうに受けとめたり、また考えたりしているかという点を把握していくこともかなり有効なのではないのかな。総合計画を策定していく基礎的、準備的な段階というふうな点でも大事なのではないのかなと。その辺についてお考えがあるかどうか、その辺もあわせてお聞かせをいただきたいと思います。  それと三つ目なのですが、これちょっと繰り返しになってしまうかもしれませんけれども、20万人以上の都市に国が法制上、つまり法律上でこういうものについては委譲するよということを明確に打ち出しなさいというのが、簡単に言うと第4次勧告の大きな特徴だというふうにも言えると思うのです。そのほか国との係争をどういうふうに処理していくかとかというようなことがありますけれども、そこのところで今答弁がありましたけれども、市民サービスの向上につながるところ、結局財政との裏腹の、仕事はふえるけれども、お金の手当てがないと。つまり財政的手当てがないということになれば、私たちが希望するところからかけ離れたものになっていってしまう面がやっぱりあると思うのです。それは逆に言えば、職員もふやさない、あるいはそれほどふやすことができないというような状況の中でいけば、仕事ばっかりがふえていくと。何が地方分権なのかなというふうなことにもつがっていくかもしれない。その辺はやっぱり見きわめていかなくてはならないだろうというふうに思ったりもするのです。そういう点で、改めて事務委譲をどういうふうに受けとめて、また進めていくかという点での考え方をお聞かせいただきたいと思います。 ◎企画調整課長(横堀一三君) 再度の御質問にお答え申し上げます。私の方からは前の2点につきましてお答え申し上げます。  平和モニュメントにつきましては、これまでも平和モニュメント設置委員会の委員の皆様の中にもいろいろな御意見あるいはお考えがございまして、事務局といたしましては努力を重ねておったのですけれども、現段階におきましては絞り込むには至っておらないという状況でございます。しかしながら、これからも平和の尊さということを若い次世代に伝えていくための一つの施策といたしまして、この平和モニュメントにつきましては大変意義のあるものというふうに私ども認識しております。したがいまして、事務局といたしましてはこうしたことを踏まえまして、市民だれにでも親しんでいただけるようなものを目指してまいりたい、そのように考えており、委員会としての方向を出していかなければならないと、そんなふうに思っております。よろしくお願い申し上げます。  2点目の中核市に関連いたしまして市民アンケートの見解でございますけれども、御案内のとおり市民アンケートは、きのうも広報広聴課長から御説明があったように、昭和47年から平成7年までに大体2ないし3年の間で1回実施しておりますけれども、今般、御指摘のように総合計画の基本構想の準備にかかる段階に差しかかっております。したがいまして、総合計画に市民の意識を反映させるための重要な調査であるというふうに受けとめております。企画調整課としてもこれらを十分踏まえまして、広報広聴課と共同してこういったものに当たれればというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ◎能力開発課長(花形亘浩君) 3点目の委譲の関係につきましてお答えをさせていただきたいと思います。  御指摘ございましたように財源が伴ってというふうなことが基本的にあるわけでございます。今までの勧告の中では権限のみが委譲されるというふうな部分もちょっと読み取れる記載もあるわけでございますが、国の考え方等の中で見ますというと、4次勧告で示された市町村の規模に応じた、酒井悦夫委員さんおっしゃる都市の規模に応じた委譲というふうなことが言われているわけでございますけれども、これらの事務は既に市町村が実施している事務というものが多いというふうに感じております。県の権限委譲の計画が進められている部分もあるわけでございますけれども、その権限等は県の方にありながら市民対応というふうなことになるわけでございます。現実、市町村が機関委任事務と申しましょうか、委譲事務でやっておる部分が多いわけですので、予算的にはそんなに財源を伴わないのだというふうな理解があるようでございます。私どもも現在県の委譲事務の検討はさせていただきながら、県の推進計画に沿った中で高崎市としてどんなものを受け入れていくかというふうに検討はさせていただいているところでございまして、十分市民サービス等の問題と比較しながら取り組みをさせていただきたいというふうに思っております。 ◆委員(酒井悦夫君) それぞれお答えいただきました。  最後に、ちょっと関連になるのですが、核兵器廃絶平和都市宣言事業との関連でということなのですけれども、国際的な地域紛争などで問題になっている対人地雷をなくしていこうという国際条約の批准、締結なんかに向けて国際的な運動が行われているわけなのですけれども、高崎市で関係する方々がこの4月だったかと思うのですが、シティギャラリーを使いましてそういう運動を市民、県民に広めていく、あるいは啓発していくと言うと語弊がありますけれども、呼びかけなどを行っていく企画を準備しているように聞いているのですが、こういった事業を核兵器廃絶平和都市宣言事業というふうなところからサポートしていく、支援をしていくということが考えられないのかどうか。その辺の把握とお考えをどんなふうに思っているか、お知らせいただきたいと思います。 ◎企画調整課長(横堀一三君) 再質問にお答え申し上げます。  私どもも今お話しの点につきましては、若干それなりの話は聞き及んでおります。これら核兵器廃絶事業の云々という話でございますけれども、平和の尊さを追及する基本的な考えにつきましては私どももそうですし、そういった方々の活動も全く気持ちは同じではないかと、そのように思っておるところでござきませんけれども、平和の尊さをお互いにかみしめる、よい機会ではないかというふうに思っております。  以上でございます。 ○副委員長(富沢徳好君) ほかにございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○副委員長(富沢徳好君) 質疑を終結いたします。  10目庁舎建設事業費について御質疑はありませんか。 ◆委員(木暮孝夫君) 午前中に庁舎のヘリポートについてのやりとりがありまして、私はこれまで防火用の緊急避難用のヘリポートということで安心していたわけなのですが、あの御答弁を聞いてちょっと不安を感じていました。さっき昼飯食べていたのですが、どうものどの通りが悪いということで、もう一回胃薬のようなすっきりとした御答弁をお願いしたいと思います。 ◎庁舎建設室長(田中弘君) お答えします。  まず、設置目的ですけれども、これは群馬県高層建築物等防火対策指導要綱というのがありまして、その第9条によりまして高さ31メートル以上を超えるもの及び地上11階以上のものについてはこういうものを設置しなさいという県の指導がありまして、設置してございます。それで、これはあくまでも市庁舎の建物の防火上、火災時の消火とかそういうための目的で設置しているわけでございます。前の中島 篤委員さんのときの御質問なのですけれども、この場合ヘリコプターは風速15メートルまででしたら着陸できるということでございます。それから、ホバリングと言いまして空中でとまる場合があるのですけれども、その場合でしたら風速17メートルまでなら対応できるということでございます。  以上でございます。 ◆委員(木暮孝夫君) 要は不安はないのですね。安心できるのですね。それきちっと言ってください。何かうんと不安げに答えられると、一緒になってうつってしまうような感じなので。想定しているのは、ある程度風が吹いても避難は大丈夫なのだということでありますね。きちっとした自信を持って答弁をお願いします。 ◎庁舎建設室長(田中弘君) 不安はありません。自信を持って大丈夫だということでお答えします。 ◆委員(友松敬三君) いよいよ新市庁舎ができ上がるわけですけれども、あの前の公園広場に毎朝毎夕いろんなグループが犬の散歩に参ります。間近に新市庁舎を眺めながら、いつもあそこはこう、ここはこうということで市庁舎の専門家というか、毎日見ていますからプロなのです。その人たちから、議事堂の前に二つ真四角な建物がありますと。それにゲートがつきますというということで、早速調べましたら、議事堂に向かって左側は排気棟の建物、右側が階段と地下駐車場からやってくるエレベーターの棟と二つ棟があるようです。どうも議事堂の材質が立派なせいか、違う材質で同じ単色で淡い色なのですけれども、材質が違うために異質の建物に見えるという感じを大分まちの人たちに言われました。これから新市庁舎の周り、また議事堂の周りに植栽がなされると思うのですが、その植栽の際にあの異質に見える建物にアイビーとか、建物を緑で覆うようなデコレーションというのもいかがかなと。かつてシティギャラリーができ上がったときに排気棟として二つ大きな塔が立っておりますけれども、まさに刑務所の監視やぐらみたいで、あれはちょっとおかしいと言う人もおられました。だけれども、そういうものを緑で覆っていく、また緑を繁茂させていく。それなりに緑の害というものもございましょうが、植栽業者の皆さんと検討していただけるような御用意がございましたら、ひとつ答弁を願いたい。 ◎庁舎建設室長(田中弘君) お答えします。  今の排気棟と地下駐車場の出口の関係ですけれども、そこに植栽を植えるかという話かと思うのですけれども、今現在植栽をやっている最中です。まだ植えてないものもありますし、今植栽中でありますので、景観上よくないものであれば植えていきたい、そのように考えています。 ◆委員(友松敬三君) ツタを生やすような植物については、一挙にそこにアデランスみたいにかぶせるわけにいかないわけですから、そのツタを伸ばしていくという形でだんだんと緑になっていけばいいかな、自然のうちに。そんな感じが望まれますので、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。  それからもう一つなのですけれども、先ほどの旧市庁舎を取り壊しますとハトさんたちがみんな一緒に新市庁舎に引っ越しすると思うのですが、このハト対策は万全でございましょうか。 ◎庁舎建設室長(田中弘君) 新市庁舎の周りに非常にハトが多いわけなのですけれども、ハト対策としてバードウエイというのですか、ハトがとまると痛くなる、剣山みたいなものを議場のところに設置しましてハトが来ないようにということで、その対策は今やっております。建設中に結構ハトは来たのですけれども、それを取りつけてから今のところハトがそれほど来なくなっております。よろしくお願いします。 ○副委員長(富沢徳好君) ほかにございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○副委員長(富沢徳好君) 質疑を終結いたします。  11目市史編さん費から  12目事務管理費まで (質疑なし) ○副委員長(富沢徳好君) 13目交通対策費について御質疑はありませんか。 ◆委員(竹本誠君) 交通対策費、バス交通対策事業についてお尋ねをしたいわけでありますけれども、高崎市は交通拠点というふうに言われているわけですけれども、一歩、駅へおり立ちますと、ここで足のないといいますか、公共交通が大変不便であるというようなことが言われるわけであります。  先日、こういうような状況のもとで市民からもちょっと要望があったわけなのですが、せっかくできた市民バスをもっと本数をふやしてもらいたい、あるいはコースを延長してもらいたい、こういうような要望があったわけであります。先日、私のところへたまたま来た方は、鼻高の方の、功明ちゃん殺しと言っていましたか、子供さんが殺害されたそういうような地域の人たちなのですけれども、この地域の人たちはそういうような不安の中で、子供さんがいろいろ習いに行ったり日常生活の中でも、子供だけで通学させたりいろいろ用事を済まさせることができないという形の中で、若いお母さん方が勤めも行けないでタクシーを使ったり、あるいは母親が年じゅう送り迎えをしなければならない。こういうような切実な思いも語られました。同時にお年寄りがタクシーを使わないと医者へもかかれない。医者代よりもタクシー代の方が大変高いのだ。こういうふうに言われて、請願という形でぜひ改善をしてほしいというお願いがありました。このほかにも、地域の中で随分そうした状況がいろいろあるのだというふうに思うのです。  そういう状況のもとで交通対策課として、このぐるりんバスをどういうふうに発展させていこうかというふうに思っているのかという点で、例えば今年度このぐるりんバスに乗車をされる人たちをどの程度ふやしていこうか、そういうような計画もあればあわせてお聞かせを願いたいと思います。 ◎交通対策課長(吉田正一君) お答え申し上げます。  ぐるりんバスは現在東西南北の4路線、8系統でございます。バス業者は群バス、中央バス、上信バスの3社でございますが、運行本数は東路線7回でございまして、その他の路線はすべて8回となっております。一周にかかる時間はおよそ1時間10分から1時間30分ぐらいでございまして、距離でございますが24キロメートルから28キロメートル、計5台で北路線の前半が中央バス、群馬バスが後半と運行しています。その中で見直しですけれども、ことしの6月から7月にかけて検討していきたいと思っております。よろしくお願いします。 ◆委員(竹本誠君) 6月から7月にかけて見直しというのは前からいろいろ聞いているのですけれども、この期間市民の要望というのが大変寄せられてきて、そういう問題も当然勘案をして進められるのかなというふうに思うのです。そういう点から見まして、今年度のこの事業が6,504万6,000円という状況なのですけれども、このうちに一般財源がどれぐらいつぎ込まれているのか。路線をふやした場合に、あるいはバスをふやす場合にどれぐらい財源があればそういうことが可能なのか。こういう点についてももうちょっと踏み込んだところでの御答弁をいただければと思っているのです。例えばそれぞれの路線を1台ずつバスをふやして間隔をもうちょっと狭くした場合、バスを4台ふやした場合幾らになるのだという具体的なところでお答えいただければと思うのですけれども、よろしくお願いします。 ◎交通対策課長(吉田正一君) お答え申し上げます。  バスの関係5,347万5,000円ですけれども、これ運行に使う費用でございます。それとバスの購入費の関係ですけれども、1台1,284万1,000円ほどでございます。それらを何台ふやすかわからないのでございますけれども、見直しの中で検討していきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆委員(竹本誠君) 現状の中でいきますと、いろいろ市民から出されている、もうちょっと路線を延長してほしいとか、朝行ったバスを利用して帰りもバスで帰れるようにしたい、こういうふうな点を見ると、現在の4路線、左回り、両回りで8路線ということなのですけれども、そういう状況だと1時間何分以上かかるという形になりますと、そういう問題はもう解決できないような状況になるのだろうと思うのです。したがって、バスをふやすということだとか路線をもっと分割するとか、いろんな工夫がされないと解決できないというふうに思うのです。そういう点を進めるための検討がされているのかどうかというところも含めてお答えをいただきたいのです。 ◎交通対策課長(吉田正一君) 御指摘のとおりバスアンケート調査等を現在していまして、ことしの6月か7月ごろに今御指摘の検討委員会をつくりまして進めさせていただきたいと思います。 ◆委員(竹本誠君) よしという声もあるのですけれども、ちょっと市民の方はなかなか納得できないかなという部分があるのですけれども、実際に6月、7月に検討されても予算上の保証がここではほとんどないのかなというふうに思うのです。今後の中で補正予算を組んででもやるという状況があるのかどうか、そういう点も含めてやりませんと、ここのところ保証があり得ないのだろうというふうに思うのです。第一助役さんがお話しをしたいようなものですから、第一助役さんのところからそういう決意も含めて、本当に市民が生活の足を求めているわけなので、この部分について一般財源があとどのぐらいあれば、そうしたことも含めてできるのかという点も含めてお答えをいただきたいのです。 ◎第一助役(中村六郎君) 財源のこと、これからの回数のこと、すべてを含めましてこれからの検討でございます。 ◆委員(友松敬三君) 上信電鉄沿線市町村連絡協議会負担金10万円ですが、これも何年か前に私同じ議論をしたというように記憶しております。この名前、書いてある漢字を全部読みますと、この予算書を読んだときかなりの期待を持ちました。これからの広域圏、特に西毛地区の公共交通、特に鉄路についてはどうしていくのだというような議論はここでできるのか。それにしては10万円の負担金というのは安いなというふうに思っていますが、この連絡協議会の実態をもう一度明らかにしていただきたいと思います。 ◎交通対策課長(吉田正一君) お答え申し上げます。  上信電鉄の安定的な経営に寄与するため、また支援、協力するということでつくったわけでございますけれども、構成市町村といたしましては本市、富岡市、吉井町、甘楽町、下仁田町、妙義町、南牧村の7市町村でございます。ちなみに会長は富岡市長ということになっています。よろしくお願いします。 ◆委員(友松敬三君) 前々から議論になっております袋小路の終点がある鉄路は将来性がないという中で、上信電鉄はかなりいろいろな企業努力をしながら頑張っている方だと思います。下仁田町で終点でございます。また、いずれ存続が危ぶまれております横川、松井田で終点になってしまいました信越線、こういうものを含めながらの西毛の公共交通についてはどういうところで話し合ったらいいのか。また、たまたまこういう文言が出てまいりましたので、今の交通対策課長の答弁のとおりだと思いますけれども、公共交通に対して、西毛のそういう問題に対して、どういうところでこれから一歩一歩議論を積み上げていったらいいのだろうかなということを常々考えておりますので、第一助役さんの御答弁をお願いしておきます。 ◎第一助役(中村六郎君) 上信の沿線につきましては、ただいま交通対策課長が御答弁申し上げましたとおりでございますが、西毛全体の公共交通についての検討とかという場は今のところ設けられておりません。したがいまして、これから碓氷の方も含めましてどういうふうにしていくかということは、また一つの課題だと思っているわけでございますけれども、今のところは具体的な検討の場も機関もございませんので、そういうような時期あるいは機会が参りましたならば、議会の方とも御相談を申し上げていろいろのお知恵を拝借したいと思っております。 ◆委員(友松敬三君) 私が言わんとしていることは第一助役も先刻御承知なわけで、この問題を妙義町や甘楽町が持ち上げましても、なかなか持ち上がらない。西毛の雄としての、また兄貴分としての高崎市が問題提起をしてこそ皆さんが立ち上がってくる問題でございますので、今後西毛地区の雄としての公共交通のあり方について、意見具申をしていくリーダーになってほしいということを常に頭に考えながらやっていっていただきたいなというふうに私ども思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(吉井照雄君) 何点かお伺いをいたします。  つい先日まで、庁内の掲示板に群馬県の人口当たりの事故発生率が全国のワースト2だというようなポスターが掲示をされていたわけであります。それを見るにつけ、一体高崎市はワースト2の群馬県の中の何番目になるのかということをつかんでいましたら、高崎市の事故の発生率。前にもたしかそれに伴う論議があったかと思うのですけれども、高崎市内ではどういう地点が事故の発生率が高いのか。  これは委員長にお許しいただきたいのですけれども、8款土木費2項道路橋りょう費5目交通安全施設整備事業費の交通安全対策の施設にもかかわりますけれども、関連しますのでこの場でついでに引き続きお尋ねしたいのですけれども、今言われたように発生地点というのを多分つかんでいると思いますので、そこにどういうような交通安全施策を展開しているのか。その2点についてお伺いいたします。 ◎交通対策課長(吉田正一君) お答え申し上げます。  本市の交通事故の状況でございますけれども、平成9年度中に2,821件、死者21人、負傷者3,580人となっております。県内の人口1万人当たりを見ますと、事故発生件数で117件で、残念ながら悪い方の2位、ワースト2位ということで、死者は0.9人でよくなりましてワースト31位でございます。負傷者は149人で、悪い方で8位というふうになっています。事故の多発場所でございますけれども、国道17号や県道の駒形線、それに市道の環状線等でございます。主な原因でございますけれども、わき見、ぼんやり運転等の安全運転義務違反や一時停止違反、またはスピードオーバー等による運転者自身に責任がある事故が大半ということでございます。  それから、対策でございますけれども、広報紙等による交通安全の啓発、また交通安全教室等を行っています。ハード面についてでございますが、高崎警察署等と協議いたしまして、見通しの悪い交差点等を道路反射鏡または太陽電池内臓型自発光式点滅鋲等の施工をしております。これらの両面から交通事故を減少するために警察、交通安全協会等の協力とともに、地域の交通安全をなお一層活発化し、安全で安心して道路が利用できる交通環境づくりに努めていきたい、そんなふうに考えていますので、よろしくお願いします。 ◆委員(吉井照雄君) 残念ながら全国で県別で言うと群馬県がワースト2位、そのワースト2位の県内の中で高崎市はまたワースト2位ということですから、そういう意味では非常に交通事故の発生率といいますか発生件数、そういうものが人口当たりでは高い地域だというふうにならざるを得ない。  次に、先ほど言いましたように8款土木費2項道路橋りょう費5目交通安全施設整備事業費にかかわる、平成7年度あたりからで結構ですから、この交通安全施策に対する予算推移がどうなっているのかというのをその次にお伺いします。  また、たしか昨年の4月からだったでしょうか、群馬県警察本部の方から市の職員として1人おいでいただいています。その方がお見えになって、そのお迎えになった方がこれら交通施策や交通安全事業に対する施策にどのように役割を果たしているのか。その点についてお伺いします。 ◎交通対策課長(吉田正一君) お答え申し上げます。  まず、1点目の予算の関係ですけれども、平成7年度1億291万円、平成8年度、平成9年度予算額1億800万円となっています。平成10年度予算につきましては1億円予定をしております。また、平成9年度におきまして道路反射鏡等の安全施設を設置しまして、市民の皆さんの要望にこたえているところでございます。いずれにいたしましても大変厳しい状況でございますけれども、一生懸命努力していきたいと思います。  あと2点目の派遣職員についてでございますけれども、交通安全対策の基本は行政と警察が一体となってやらなければならないものと思っております。地域住民や団体を通して交通安全の啓発活動に努めていただくとともに、警察署等に対する交通安全対策の陳情がスムーズに図られるようになったと思っております。今後とも交通事故総量減少対策を強力に推進しまして、事故多発地点の解消や市民ニーズに、いち早く対応し、よりよい効果が得られると思っております。  以上です。よろしくお願いします。 ◆委員(吉井照雄君) 今のやりとりを聞いていても、全体的に市の予算が厳しいということはそれなりにわかっていますけれども、平成10年はこの議会ですからここで云々というのは難しいでしょうから、少なからず全国ワースト2の中の、また県内で高崎市はワースト2だということですから、よもやそういうことはないと思うのですけれども、事人命等にかかわる事業でありますから、財政当局の皆さんは平成11年度の査定に当たってはその辺のところも十分加味して。なぜそれを言うかというと、この1億円という予算だけ聞くと大きいような感じがするのですけれども、実は歳入の方を見ますと7,400万円は国から来ているのです。ですから高崎市は、そこから言うと2,600万円出しているだけなのです。そういう計算になりますよね。ですからそういう意味では、ぜひともこれからの安全対策についてもう少しいろんなところを見きわめながら、発生地点の多いところがわかっているのでしょうから、そういうところに重点的な交通安全施策を展開するようにお願いしておきます。
     それから、お見えいただいています警察からの人、今もお話しのとおり頑張っていらっしゃるようですから、いま一層努力するように交通対策課長の方からも言っておいてください。  以上で終わります。 ○副委員長(富沢徳好君) ほかにございませんか。  質疑を終結いたします。  14目公平委員会費から  16目隣保館費まで (質疑なし) ○副委員長(富沢徳好君) 17目人権推進費について御質疑はありませんか。 ◆委員(横尾富安君) この中の部落解放同盟あるいは部落解放運動連合会に対しての補助金の関係なのですけれども、私はそれぞれの運動団体がこの目的に沿って自主性を守りながら運動を展開していくということについて、そのこと自体について異議があるとか、あるいは補助金を出してはいかぬとかということではないのですけれども、この二つの団体にこれだけの金額の差があるということ。それと、これについての会計の報告といいますか、使途の明細がそれぞれ明確になって担当課の方でそれを把握をされているのかどうか。まずそれについて伺いたいと思います。 ◎人権擁護課長(小林修君) お答え申し上げます。  補助金の交付ですけれども、昭和46年から始まっていますけれども、昭和54年から2団体に対して同額交付となっております。金額の差がある原因というふうな御質問ですけれども、基本的には会員数、事業の割合というふうなことをベースに今日まで交付を続けてきております。また、会計報告資料等の明確化というふうな点につきましては、決算報告をいただいた上で庁内にも審査を経て交付をさせていただいているものでございます。  以上です。 ◆委員(横尾富安君) 私ちょっと調べさせてもらいましたら、この部落解放同盟に対しての補助金というのが、私の見た範囲で10年間全く変わってないのです。その前のことはよく知りません。しかし、全く同じ金額。私はそれぞれこういった団体の補助金というのは、先ほど言われた人員であるとか、あるいは運動の性格であるとか運動の量であるとか、そういったことに対してやはり変化はあるのではないのかなというふうに思うのです。十数年も全く同じ金額でそれを補助しているというのは、やはり不自然ではないかというふうに思うわけです。これから先もただこうやって同じ金額をずっと補助をしていくということが果たして目的に沿った形での補助になるのかどうか、そのことについての見解を伺いたいと思います。 ◎人権擁護課長(小林修君) 見直しについての取り組みというふうな観点からお答えさせていただきますけれども、この問題につきましては過去の経緯を抜きに考えるのは非常に難しいことではないかと思っています。実態調査や諸事業の具体化というふうなことで取り組んでまいりましたけれども、その中で団体の皆さんとの連携が非常に大きな役割を果たしてきたことも否めない事実であります。そうした中で状況が変わってきていることは十分認識しているわけでございます。また、この問題に関しましては、時代も移り変わっている中で、環境面の変化とあわせ、また団体における指導者の方の問題も各市町村に共通に申し上げられますけれども、そういった指導者の方も高齢化が進み、一部若返りが予想される状況下にもあります。また一面、高崎市だけで取り組んでいる問題でもありませんので、県内の各地域、市町村等の動向とも絡ませながら考えていかないといけないのではないかと思っております。市独自の方針というものがなかなか立てにくい状況にありますことをぜひ御理解を賜りたいと思います。  以上でございます。 ◆委員(横尾富安君) この前、歳入のところで固定資産税の関係でも申し上げました。人権擁護課長、水が流れ始めたという話もされていましたけれども、私はそれぞれの団体に対して、例えばこの部落解放運動連合会の人と会ったときにもちょっと言ったのですけれども、自分たちできちんと会費を取って自主的な運営をする、そしてそういう目的に対して市が補助金をやるというような、きちんとしたそういう関係をつくって、その運動の推進を図っていくというのが本来ではないかということをその団体にも話ししたことがあります。安中市の団体と話をしていてもそういう話をします。きちんとそれはやっていく必要があるのではないかというふうに思うわけです。  私、前の議会のときでしたか、財政援助団体に対して会計の監査を今までやったことがあるかと言ったら、全くそれは過去やったことがないということですけれども、その後監査の方でこれについて検討されたことがあるのかどうか、その点について伺いたいと思います。 ◎監査委員事務局次長(中村浩三君) 横尾富安委員さんの御質問にお答え申し上げます。  財政援助団体の監査につきましては、地方自治法上では必要があると認めるときは出納事務の執行を当該財政援助にかかわるものを監査することができるとなっております。対象団体が多いものですから、その中から毎年抽出して行っている状況でございます。御質問の団体については今年行っておりません。  以上でございます。 ◆委員(横尾富安君) 今年やってないというか、つまりことしもやってないからずっとやってないということになるわけです。私も例を挙げて監査委員事務局の方にも、こういうことだからこれはやっぱり必要なのではないのかということも申し上げたわけで、それをことしもまたやってないと。私は別に団体憎しとか団体どうのこうのではないのです。やっぱり補助金に対しての使途を明確にした方がお互いに運動の発展につながるのではないかという立場で申し上げているわけで、それ以上申し上げませんけれども、ぜひそういうことでの主体的な運動を取り組んでいくという点での行政をこれからは進めていってもらいたいということを申し上げておきます。 ◆委員(酒井悦夫君) ちょっと細かい点で申しわけありませんが、一つは、意識調査集計分析委託料の計上ですけれども、これはどういうものであるのかお知らせいただきたい。  それから、名称がただ変わっただけなのかわかりませんが、人権教育啓発推進センター負担金、金額は変わってないのですけれども、どういう中身のものなのか。  それから、一番最後の下から2行目なのですが、人権擁護委員会事業補助金、これもやっぱり呼び方が変わっているかな。そういうふうな形にしてあるのですけれども、人権擁護委員会事業というのはどういうものを考えているのか、その辺についてお知らせください。 ◎人権擁護課長(小林修君) お答えさせていただきます。  意識調査の関係ですけれども、この問題につきましては平成3年度に市が人権に関しまして意識調査を行って6年になるわけですけれども、意識も大変変化してきているものと思われます。そうした中で同和問題を含めました人権諸問題に関する市民の意識を把握し、今後の有効な啓発活動の推進に役立てることを目的としていこうとするものでございます。調査の中身につきましては、同和問題に限らず一般意識の状況、またさまざまな人権問題に対する考え方、今後の人権行政、人権教育推進のあり方等々を客観的に把握できる基礎資料としていけたらと考えております。  それから、名称の関係ですけれども、名称につきましてはお話がございましたように地域改善啓発センターと今までなっていましたものを、人権教育啓発推進センターと名称の変更に伴うものの呼び名の変更でございます。  それから、人権擁護委員会事業補助金ですけれども、事業が妥当かどうかというふうな意味では、人権擁護委員さんに委託している部分ということもありますので、もう少しこの辺につきましては検討をさせていただけたらと思っております。  以上でございます。 ◆委員(酒井悦夫君) その最後のところですけれども、人権擁護委員会事業補助金ということなのですけれども、高崎市が補助していくその理由、どういう意図で、またどういう根拠で、どんなふうに考えているのですか。その辺がちょっとよくわからないのです。通常でいけば委託金かなにかで受け入れて、それで人権擁護委員会の事業に充てていくというのはわかりますけれども、これでいくとまるっきり高崎市が補助をしていくというようなことになるわけで、どういう内容に対する補助なのかというようなことにもなってくると思うので、もう一度御説明いただきたいと思います。 ◎人権擁護課長(小林修君) お答え申し上げます。  これにつきましては旅費とかそういった面の実費弁償相当分ということの補助というふうに御理解いただけたらと思いますけれども、よろしくお願いいたします。 ○副委員長(富沢徳好君) ほかにございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○副委員長(富沢徳好君) 質疑を終結いたします。  18目情報システム費について御質疑はありませんか。 ◆委員(柴田和正君) 庁内のネットワークについてお尋ねしたいと思います。  新市庁舎移転によって情報センターもでき、ハイテク機器が設置されて市民サービスも一段と向上されると思います。また、庁内におきましてもOA化が推進されると思っております。先ほど車両管理の質疑をちょっと聞いておりましたのですけれども、今うわさの中でカードシステム等が導入されるようなお話も聞いておりますけれども、そのカードシステムの内容自体がわかりましたら、どういうもの、どういうことができるのか、その点についてお聞きしたいと思います。 ◎庁舎建設室長(田中弘君) お答えします。  カードシステムの件ですけれども、幾つかあります。まず、職員の出退勤に関するカード、職員証がカードになります。これが一つ。それと公用車の予約関係、そういったものをカードでやります。それからかぎの開施錠、かぎをあけたり閉めたり、そういうのをカードでやります。それと会議室の予約なんかもカードでやると。大きく分けて4点ほどちょっとあります。職員証がカードにかわるということで今進めています。  以上です。 ◆委員(柴田和正君) 今カードシステムの話聞いて、ビルの管理をするというふうになっておりますけれども、かぎの管理とか職員の出退勤の管理につきましては、胸につけているようなこのぐらいのカードでかぎをあけたり閉めたり、多分そういうようなシステムになると思うのですけれども、職員の出退勤のカードとかそういうものは職員に一人一人渡るのか、またかぎの管理とかそういうものについてはだれがどういうふうに管理するのか。最終的には、議員なんかの場合、議会事務局へ入る場合でもそういうかぎの管理、一枚一枚カードを渡されることによって、議員も議員控室へ入っていくのか。その点についてもお聞きしたいと思います。 ◎職員課長(中島乙彦君) 新市庁舎で使用するカードシステムにつきまして、このカードの発行は職員課の方で行いますので、私の方から回答させていただきます。  新市庁舎を利用する職員、それから議員さんも含めまして、すべての方がこのカードをお持ちになっていただきます。職員については身分証明書を兼ねますが、出勤、退勤の確認をいたします。そしてこのカードがないとすべての事務室に入れません。それぞれの事務室のかぎの役目もしております。このような機能を持たせたICカードと言いますが、このカードを全員お持ちになっていただいて市庁舎に入っていただくということになります。  以上でございます。 ◆委員(柴田和正君) そうするとその実施時期は5月6日の時点から実施する、こういうことですか。 ◎職員課長(中島乙彦君) 実施の時期でございますが、開庁の日からとなりますので、平成10年の5月6日からとなります。  以上です。 ◆委員(柴田和正君) カードシステムのことを大体理解をできました。  それからあと、この事務に関する説明書の27ページ、情報システムの関係でディスプレー等のプリンター、この配置状況が書いてあるのですけれども、教育委員会と秘書課にプリンターが設置されてないのです。要するにリアルタイムで、秘書課なんかでは市長さん初め助役等すぐ庁内情報を見たいと思うし、また教育委員会としてもすぐ情報がアウトプットされるプリンターがないということは、大変不都合ではないかと思うのです。これは予算に計上されているかされてないか知らないですけれども、教育委員会の場合はこれがないということをわかっていてこういうものを予算要求をしたのか。その点もひとつお聞かせください。 ◎情報システム課長(片山紀道君) ただいまの柴田和正委員さんの御質問、27ページというのは事務の報告の中でございまして、これはオンライン業務に携わる周辺機器の状況説明でございます。そんな感じのものがここに載せてありますので、個々の各課のプリンターとかそういう一般的なものは別のところで計上されたりしていると思います。これはオンラインで結ばれたものの、そこで出力されたりいろいろ出てくるもののプリンターでございますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(吉井照雄君) この中の細かく言えば、最初に新しい市庁舎ができ上がってインテリジェントビルなのですけれども、このインテリジェント化した新しい市庁舎をいかに効率よく情報を送ったり取り出したりするかというのは、これからの市庁舎の非常に大きな一つの機能だと思っています。庁内LANとして保守委託料が720万円ほどのっているわけですけれども、このローカル・エリア・ネットワーク、LANの問題について新しい市庁舎の中ではどのような事務を進めようとしているのか、お尋ねいたします。 ◎情報システム課長(片山紀道君) ただいまの吉井照雄委員さんの御質問でございますが、インテリジェントビルの機能の中でのネットワーク、これはどのようにしていくのかということですけれども、吉井照雄委員さんも既に御承知だと思いますけれども、ここで最初にLANについての御説明をちょっと簡単にさせていただきます。LANというのは頭文字をとったようでございます。ローカル・エリア・ネットワークの頭文字をとって、通称LANと呼んでおります。これは閉ざされた建物、我々の市役所だとか企業だとかそういうところでネットワークを管理して、その中の世界だけで情報通信設備を結んでいきたいと。それで業務に反映していったらどうだ、そういうことを手がけた一番新技術的なネットワークでございます。この設備を今回は新市庁舎におきましては、最新技術でございます光ファイバーというものを使って、高速かつ大量の業務を瞬時に処理をしてくれると言われております。  業務については現市庁舎の方と比較しながらちょっと説明させていただきますが、まずうちの方で情報システム課として管理しております住民情報系のコンピューター、それから水道局の方で管理しております企業会計のコンピューター、それから会計課にコンピューターがあるのですけれども、財務会計システム、この大きな3本柱の大型コンピューター、これをこのLANに乗せていこう。そうしますとこれの周辺の端末機、コンピューター、パソコン等がぶら下がるわけです。それをネットワークの中で管理していくには、やはりそれを見張っていなくてはならないものがあると。たまたまトラブルが起きたり、どこで起きているか、これが今吉井照雄委員さんが投げてかけてくれたネットワークの保守経費等の内容でございます。よろしくお願いいたします。 ◆委員(吉井照雄君) それぞれ今言われたように、今の市庁舎とまた違ったLANを使った情報のやりとりが、ある意味では非常に今まで以上に便利になるということについてはわかったのですけれども、市役所の業務の中には個人情報にかかわる問題を多く毎日いろんなところで処理をしているわけです。それだけ便利になってきますと、例えば先ほどの職員のカードシステムの話もありましたけれども、それをいろんなところの端末から取り出せるということも、ある意味では可能になってくるわけで、そうなってきたときに情報の保護というのが大きな問題になってくるのかなというような感じがしております。この部分について情報の保護あるいは高崎市は個人情報の保護条例を持っているわけですから、こういう観点からどのような論議をされているのですか。 ◎情報システム課長(片山紀道君) ただいまの御質問の吉井照雄委員さんの投げかけ、我々も大変心配しているわけでございます。どこの家庭でも電話やダイレクトメールなどで子供たちの入学時期にはいろいろな関係の商品の売り込みが、インターネットだとかそういうものでやりとりできる。そんな世界を我々は想像するわけです。今もそれをリンクして話をすると、やはり心配事で寝ることもできません。我々も情報システム課の方で管理しているコンピューター類は、今回のLANの中では24万市民の情報を管理するということで、セキュリティーにセキュリティーをかけた方法論をとっております。そんなわけで、一般の電話回線や外からの投げかけが入ってくるようなことの接続はしておりません。今吉井照雄委員さんの言われました外向けのものについては、新しくできました市民情報センターの方でそういう投げかけをしていくようになりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(吉井照雄君) これは情報システム課だけの問題ではないのでしょうけれども、当然今やられている業務もすべて高崎市の職員が新しいシステムの開発だとかそういうものに携わっているわけではなくて、外部の委託というのが必ずそこにあるわけです。それは今でもパンチ業務その他の問題については外部委託をしているわけですから、そういう部分から情報が持ち出されるという心配があるような気がして、前にも聞いたことがあります。そういう委託会社とのシステムの開発、あるいは毎日のデータの処理のための外部委託、こういうところに対してどのような契約上の問題、塚沢中学校の火災のときにもいろいろ問題がありましたけれども、そういう外部委託している業者との契約内容にこういう情報の保護ということはどういうふうに盛り込まれて、そのためのペナルティーはどういうふうになっているのか、お尋ねします。 ◎情報システム課長(片山紀道君) 情報の構築につきましては、簡単なものについては我々の課の職員がやりますけれども、大半のものは先ほど吉井照雄委員さんからの投げかけのとおり外部委託になると思います。うちの方の業務の中ではやはり委託料がかなりウエートを占めております。この委託というのはかなりありますけれども、大きく5項目ぐらいに分かれております。まず、新しくシステムを開発するような委託、それから人として仕事としてお願いするプログラマーやオペレーターの派遣委託、それから先ほど出ましたパンチ業務ですか、今はデータの入力業務と言っておりますが、パンチャーの委託、こういうものをやっております。なおかつセキュリティーを一層深めるために、でき上がった磁気テープと毎日、日々のテープ等を保管をしておかなくてはならない委託でございます。それから、最後には機器類のメンテナンス委託、こういうものもろもろを一つの大きな委託という中では基本的なものは守っていかなくてはならない。うちの方とすれば、すべてセキュリティーを中心にした委託が中心でございます。  その中で、我々市職員もそうですけれども、地方公務員法で我々は守秘義務をうたわれておりますが、契約の中にも機密保持は必ずうたっております。それから、今ペナルティーの話が出ましたけれども、これは損害賠償についても金額等はうたいませんけれども、甲乙協議の上で必ずそれを履行するとことということでうたわさせてもらっています。また、人の委託で派遣されてくる人たちが来た場合は、この人、また会社と個々に個人個人で誓約書までとって業務を遂行しております。そういうことでございますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(吉井照雄君) なぜこだわって言っているのかというと、つい1カ月ぐらい前にもニュースや新聞等で大きく、デパートの職員が自分のところのデパートの個人情報を個人情報の売買会社に持っていって売ったとか、あるいは銀行が自分のところの顧客のカードを持っていって売ったとか、情報が商品化されているという時代でありますから、そういう意味で心配して聞いているわけなのです。  情報システム課の方はいろんな御心配なさっているようですけれども、先ほどのLANの話ではないのですけれども、市の職員が今まで以上に便利なシステムをどこでも取り出せるということになった場合に、このフロッピーが例えばインターフェイスさえ合えばほかのパソコンでも出力ができる。いわゆるデータを取り出せるという可能性も私はあるような気がします。ぜひともこれを機会に市の職員が日々使っているものが外部に持ち出されることのないように、今言われた地方公務員法その他の中でかなり厳しいものがあるかもしれませんけれども、私が思っているのは、不幸にして安中市の事件がありました。あのときには全庁挙げて公印の問題についてかなりシビアな取り組みがされたように思っているのです。今現在、あの当時の意識でそのまま公印の保管についてやられているのだろうかというような心配もあります。個人情報の保護という問題を考えたときに、この全体の情報の保護ということに対して、これは情報システム課長ではなくてどなたが答えていただけるのでしょうか。そういう保護のこれからの考え方についてお伺いいたします。 ◎第一助役(中村六郎君) 公務員はみずから市民その他の秘密を守る、保護するという重大な使命があるわけでございます。ただいまお話しいただきましたことに関しましては、私といたしましても事務の総括責任者として改めて職員に注意と、それから改めての喚起をやっていきたい、そういうふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○副委員長(富沢徳好君) ほかにございませんか。  質疑を終結いたします。  19目女性政策費 (質疑なし) ○副委員長(富沢徳好君) 20目自転車等放置防止対策費について御質疑はありませんか。 ◆委員(竹本誠君) 自転車等放置防止事業が2,358万2,000円という形で取り組まれているのですけれども、その現状をちょっとお尋ねをしたいと思うのですが、よろしくお願いします。 ◎交通対策課長(吉田正一君) お答え申し上げます。  井野駅の東口自転車駐輪場、あと群馬八幡駅前駐輪場、高崎駅東口高架下駐輪場、井野駅西口駐輪場、高崎駅西口駐輪場、倉賀野駅南口駐輪場、あと北高崎駅駐輪場ということでございます。よろしくお願いします。 ◆委員(竹本誠君) 駅を中心にしてそれぞれ努力をされていただいて、駅周辺では極めてきれいになっているように思うわけなのですけれども、よく見受けるのは、前もちょっと質問したことがあるのですけれども、市内のあちらこちらに放置自転車が見受けられるわけです。これは放置というよりも明らかにだれかが足に使って、そのまま置いてあるというような状況がずっとあるわけなのです。基本的なところでは、やっぱりモラルの問題として取らせないというようなことが必要であるし、また取られないようなことも必要なのかというふうに思うのですけれども、現実にはそうした事態の中であちらこちらに本当に多くの自転車が放置されているというような現状があります。これは交番に言ってみても、交番は持っていけば管理はしてくれるわけでけれども、なかなかそれもされないと。市役所に言えば、市役所は道路のものについてはやりますよということですけれども、放置の範囲というのが官地であったりあるいは民地であったりというような状況もいろいろあるのです。  私ども幾つか経験しているのですけれども、その自転車に子供さんたちが学校の校章や名前など、何かがついていると、そこへ連絡してやるとすぐに取りに来て、本人もわかる。こういうような状況があるわけです。前の質問の中で盗難防止のためのことが必要なのではないかなというふうにも提起をしたわけなのですけれども、そこら辺の問題も含めて何かいい対策がないものかなというふうに思うのです。交通対策課の方に何か案があれば、ちょっとお聞きしたいというふうに思います。 ◎交通対策課長(吉田正一君) お答え申し上げます。  今竹本 誠委員さん御指摘のとおり例えば道路ですとか民地ですとか、いろいろ管理者がおりますので、その部分については管理者に撤去していただくということです。  もう一つ、何か名案はないかということですけれども、高校生の放置自転車等が一番多いものですから、今ちょうど高校生は終始業時期でございまして、学校の方にお願いして放置自転車等をしないように、職員が出向きまして市内の高等学校全校を回ったところでございます。よろしくお願いします。 ◆委員(竹本誠君) 私の方が余りはっきり言わなかったものですからお答えしにくい部分もあるのかなと思うのですけれども、それぞれ学校の関係に行きましたら、それぞれ学校ごとにちゃんと管理ができるような校章みたいなものをつけるというのが義務づけになっているのか、あるいはそこはフリーなのかよくわからないのですけれども、まず一つはそこのところを設定して、放置された自転車が人々によって通報される、どこの学校の子供さんの自転車なのではないかなというところがわかれば、それなりにお知らせをしてあげれば、本人にとっては必要な自転車がほとんどであって、連絡がつけば取りに来るというのがかなり多いわけです。学校の子供さんたちの自転車の管理の問題での規則をはっきりさせるというところが可能なのかどうかということを、1点お聞きしたいということ。  もう一つは、本来ならば市民情報センター事業の中でお知らせすればよかったのかなと思うのですけれども、現実に本人の手元から離れてしまった自転車がどこにあるかというのが、なかなか実際には捜せないというような状況であります。高崎市でホームページなんかちょっと開設して、いろんな市民情報を与えながら市民サービスなんかを考えていくような状況もあるわけなのですけれども、こういう面も含めて市民のための自転車の盗難がなくなるようなこと等も含めた取り組みなんかもいろいろ可能なのかなというように思うのです。  学校側の一つの体制の問題と、市民へのなくなった場合の情報、その2点についてお考えをお聞かせ願いたいのですけれども。 ◎交通対策課長(吉田正一君) お答え申し上げます。  自転車等放置防止推進協議会がございまして、我々自転車等放置をなくすという目的としまして市の幹部の人、また関係行政機関の関係者、また特に竹本 誠委員さんお話しありました学校関係者も入っていますので、それの中で言っていきたいと思いますし、進めていきたいと思います。それとあと自転車等の販売組合、自転車屋さんの関係もあります。あと市民の方々、区長さん方も入っていただきまして検討をしているところでございます。よろしくお願いいたします。 ◆委員(竹本誠君) 実際なくなった自転車というものは、市の職員も結構歩いて通勤している人もおりますし、町内を歩けばこれが明らかに放置されたというか、盗難に遭ったような自転車だということはわかるのだろうというように思うのです。そういうものを写真なり何なり撮って、それを情報としてつかめた場合に、それがホームページやなんかでこういう自転車が盗難として、あるいは放置されているよというところを場所やなにか知らせられた場合に、市民に情報としてそれが届けられるかというか、ホームページやなにかを使った形でそれを市民が知り得ることができるか。そんな工夫がホームページを使った形でできるのかどうかということをちょっとお聞きをしたいのです。 ◎市民部長(渡邉勝由君) 私の方からお答えさせていただきます。  先ほど交通対策課長から御答弁申し上げたのですけれども、放置自転車の関係につきましては駅前とか条例に基づくところでやらせていただいておるわけですけれども、今お話しのようなことといいますと、やっぱり警察との連携といいますか、そちらが一番主になるのかなと思っております。そういう中で市民に対して情報提供ということになりますと、現在のところまだそこまで、うちの方は条例上にあるところで学校やらそういう対応はできますけれども、なかなか難しいのかなと思っていますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(竹本誠君) この程度で終わりますけれども、自転車の場合、交番やなにかに行った場合にはほとんど対応してくれないというのが現状なのです。もしそういう点を今後行政が強めて改善をしたいということならば、そういう形でのしっかりとした対応が欲しいというふうに要望しておきたいと思うのです。現状では、今警察官自身も交番自体がどんどんなくなっていくというような状況でありまして、多分放置自転車のところまで警察の手が回らないだろうというのは想定はできるのです。そういう点では市民の力もかりた形で解決をしていくということにならないと、なかなか解決されないかなというふうに思います。そういう問題も含めた形で考えていかないと、放置されたままの自転車はそのまま残るのかなと思いますので、そんなことも含めて今後の中での対応をぜひ考えていただければということを要望して、終わります。 ○副委員長(富沢徳好君) ほかにございませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○副委員長(富沢徳好君) 質疑を終結いたします。  21目総務諸費について御質疑はありませんか。 ◆委員(高橋勇君) 総務諸費の中に政策調整課経費というのがないのですが、必要な場合にはここにあるわけなので、関連がありますのでちょっとお伺いいたします。  高崎商科短期大学が2001年に4年制の大学に開学をしたいということで準備を進めているわけですが、当局ではよく御承知のことと思います。今から10年ぐらい前に短期大学のできますときに、育英短期大学、群馬女子短期大学、新島短期大学、また商科短期大学、それぞれ建設補助金として相当の補助金をやってきたわけですが、今回4年制の大学になると。本市としても2番目の4年制の大学ということなので建設補助金を検討されているのかどうか、1点お伺いしたいと思います。  それからもう一点は、この大学設置基準によりますと、600名が1,040名になるそうです。校地が4万平米必要だと。現在2万平米だと。事によって2万平米を買わなければならないということのようです。あと専任教員が22名が36名というふうにありますけれども、問題は用地の購入なのですが、学校の南部は圃場整備等の関係で進出ができないということで、北部の2号緑地に出るより仕方がないということで検討してまいりまして、建設省もいいだろうというふうな御返事をいただいたようですし、文部省も運動場ならいいということで御返事をいただいたので、地権者にも説明会されて、私もそのとき呼ばれたのですが、地権者も公共性があるのでいいのではないのかなというふうな感覚を持っています。ところが、民民取引ということですので税金の免除がないということで、地権者が本当は公共性があるように思うので、せめて1,500万円程度の免税があればいいのだがと。もちろん収用法による5,000万円というわけにいかないのですが、何かそういう方法があって協力できればいいのだがねというふうに言っているのですが、その辺何かお知恵がありましたらおかりしたいと思います。二つ聞きます。 ◎企画調整課長(横堀一三君) お答えをさせていただきます。  私立学校の補助等に関しましては、私どもの方で事務を取り扱わせている関係上、私の方から御答弁をさせていただきたいと存じます。  私立学校の短期大学等に対する補助につきましては、市民の子弟の教育機会の拡大とか機会均等、父母負担の軽減を図るとか、あるいはそれによって地域の活性化を図られるというような観点から、従来施設整備費の一部として補助をしたという経緯がございます。御指摘の高崎商科短期大学にございましても、設立当初とそれから秘書科創設の際にも補助を出した経緯がございます。総額といたしますと3億円ちょっと、手元に細かい資料はございませんけれども、そのくらいいっているというように感じ取っております。  2点目の校地につきましては、当然ながら大学4年制になりますと大学の設置基準等があると思いますので、その要件を具備しなければ大学の認可の審査会といいますか、文部省の方で認められないというようなことが考えられますけれども、それに関する用地の関係とか用地の取得、あるいは税金控除につきましては、ちょっとまだ勉強不足で私の方から細かいことはお答えできませんけれども、いずれにしても、4年制に向けましてそれらの要件を具備するように商科短大においては現在御努力をなさっているというようなことは聞き及んでおりますので、よろしくお願い申し上げます。 ◆委員(高橋勇君) 短期大学のときに補助金を出しているというふうにおっしゃいました。私もちょっと調べてみましたら4回ほど出ていまして、3億3,600万円かな、間違っているかもしれませんが、合っているかもしれません。そういうことで出ているからもう出さないよというふうに私には聞こえるのですが、その辺もう一回お伺いいたします。  それと、この免税の点については非常に難しいかなというふうに思いますが、私もちょっと調べたところ、小学校、中学校、高校の場合には民間でも免除になるよと。大学はだめだよというふうにちょっと聞いたわけです。それは規則であれば仕方がないのですけれども、ちょっとその辺も市のお力で何とかならないかなというふうに思うのですが、その辺はひとつ御検討していただいて御指導いただければありがたいと。  最初の1点の補助金についてお伺いしたいと思いますが、たまたま群馬女子短大が、最近の上毛新聞見ましたら、渋川市に2日の日に進出することが決定をしたというふうに書いてありました。市長部局でも助役さんを中心にして大学設置推進委員会と、議会でも市議会大学問題特別委員会というものを設置して誘致をしていたと。4万2,000平米の土地というか、あそこは平らな山林でしょうけれども、買って近隣の道路整備あるいは水道の整備等もする。ことしの予算に計上したというふうに新聞に出ていました。それから、前橋市の共愛学園ですが、あれも岩神に100年ぐらいあそこにいたのでしょうけれども、狭いということで東部の方に移ったようです。駒形の方だと思うのですが、それに対しても前橋市は10億円の補助金を出したというふうなことが新聞に出ていました。だからどうというのではないのですけれども、ひとつこの補助金については高崎市としてふさわしい補助金を御検討いただいて、ぜひ出してやってほしいというふうに思います。その辺についてもう一回御答弁願います。 ◎企画調整課長(横堀一三君) 再度の御質問にお答え申し上げます。  補助金につきましては、私どもの現在ある取り扱い要綱といいますか決めといいますか、そういったものでさせていただいておりますけれども、4年制大学というものは想定してないということがまず第一前提でございます。したがいまして、今般この4年制大学ということが浮上してまいりますと、まだ正式には各市の状況等まだ調査してございませんけれども、今後そういったもの、いろんなことを研究させていただく中で、そういったことにつきましての考え方がまとまってくるではないかというように考えております。  以上でございます。 ○副委員長(富沢徳好君) ほかにございませんか。
                    (「なし」と呼ぶ者あり) ○副委員長(富沢徳好君) 質疑を終結いたします。 △休憩 ○副委員長(富沢徳好君) この際、暫時休憩いたします。  午後3時01分休憩    ────────────────────────────── △再開  午後3時34分再開 ○委員長(福島秀人君) 会議を再開いたします。  休憩前に引き続き審査を続行いたします。  2款総務費2項文化振興費1目文化振興総務費について御質疑はありませんか。 ◆委員(小野里博君) 新年度から音楽センターや文化会館の申し込みが、今まで半年前からという形でいましたが、文化団体等の年間計画を立てるのに非常に不便だと、予定が立てられないということで、そういった要望等もあったのだと思うのですが、今度は1年前から申し込み可能と、そういうお話を伺いました。具体的には何月ごろどういう形で、抽せんとかそういったことを、期間は何月から何月までをめどに申し込み受け付けをするのか、その辺について内容をお知らせいただきたいと思います。 ◎文化課長(関勤君) 小野里 博委員さんの御質問にお答えさせていただきます。  この問題につきましては、さきの2月3日の総務常任委員会で御説明させていただいておるわけですが、ただいま御質問のあったいつから実施するのかということですが、現在考えておりますのは施行規則の改正を今進めているところでございます。その中で、施行規則を例えば4月1日に改正した場合、いきなり実施するかということになるわけですが、現在各館とも6カ月先までの申し込みを既に受け付けを済ませていること、あるいは規則改正をいたしましてから市の広報、あるいは今までそういう施設を活用していただいた利用者の皆さんへの周知期間等を十分留保しませんと混乱が生ずるというようなことを踏まえまして、6カ月間の猶予期間を置きまして10月1日に施行したいと考えております。  以上です。 ◆委員(小野里博君) そうしますと、10月1日ということになりますと、9月の時点において申し込みを受け付けすると、向こう1年間ということですから、平成11年の9月なら9月まで1年間分申し込み受け付けすると、こういう考え方でいいのでしょうか。具体的にどういうことでしょうか。その辺をもう少し。要するに1年前から受け付けはできますよということなのでしょうか。それとも申し込み、1年間の行事を全部受け付けをして、その中で例えば土・日とか祭日とかそういう集中する日には抽せんを前もってして、それで割り振りをすると。こういう形にするのでしょうか。その辺ちょっと具体的にどういうふうな形になるのか。 ◎文化課長(関勤君) お答えします。  例えばの例で申し上げますが、10月1日に申し込みを受けるのは翌年度の10月分まで、要するに1年先まで受けるということです。ただ、これは申し込みを受け付けませんと、抽せんになるかどうかはその利用者の数によって変わりますので、何とも申し上げられませんが、いずれにしても、1年先までの予約、申し込みを受け付けるということでございます。 ◆委員(小野里博君) そうしますと、今後必ず10月に受け付けをして翌年の10月まで1年間と、こういうパターンでずっとこれからも毎年毎年やっていくと、こういうふうにとらえてよろしいですか。 ◎文化課長(関勤君) ですから10月1日に翌年度の10月まで受け付けて、次の11月1日にはまた11月まで受け付ける。要するに1年先まで順次それを繰り返して毎月やっていくというふうに御理解いただきたいと思います。 ◆委員(小野里博君) そうしますと、季節によって非常に文化事業等が集中する、例えば秋とか春先とか、そういうことが考えられると思うのですが、仮に先ほど申し上げましたように土曜日とか日曜日とか、あるいは祭日とか、こういう日程で申し込み者が数多くなるという場合には、もちろん抽せんということになると思うのですが、要するに1年前からということですから、例えばことしの10月から受け付け始めると。ずっと受け付けをして、今度は来年の3月とか4月になった場合には、またその翌年1年間先まで随時あいていればどんどん受け付けをしていくと、こういうふうにとらえてよろしいのですか。 ◎文化課長(関勤君) そのとおりでございます。 ◆委員(酒井悦夫君) 音楽センターの問題なのですけれども、総括質疑でありましたから、全体的なところにもかかわってしまうかもしれませんけれども、2年ほど前のやりとりの中では、文化事業団の中に庁内的に検討委員会を設置をして、今後の検討をどんなふうに準備していったらいいかみたいなところを検討していくと、委員会を設置をして検討を始めていこうかというようなことがお答えであったときがありました。その検討委員会が今後どうなるのか。そういうのはもう店じまいにして終わりになってしまっているのか。この新年度ではそういうことではない、別な形で検討していくというところなのか、その辺の部分についてお知らせいただきたいと思います。 ◎市長公室付副部長[文化事業団事務局長](梅山昭一君) お答えさせていただきます。  音楽センターの老朽化に伴います将来的な課題に対応するために、文化事業団といたしまして平成7年の10月でございますけれども、内部検討会を発足させまして、技術職員を中心といたしまして16人によるところのプロジェクトを編成したわけでございます。そして主に文化施設の舞台装置、音響装置、空調設備のほか、施設全般にわたりまして県内の先進地ホールを視察いたしまして研修を行ったという経緯があるわけでございます。その内容といたしましては、多目的ホールやクラシック音楽ホールのメリット、デメリット等でございます。その後の活動でございますけれども、今酒井悦夫委員さんもおっしゃっておられましたのですが、11日の総括質疑におきまして市長答弁の中におきましても、今後の音楽センターの対応につきましては議会を初め市民の皆さんのコンセンサスを得ながら政策形成をしていくとしております。したがいまして、現在では特に活動はしておらないわけでございますが、今後その必要があれば改めて内部で検討会をつくりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(吉井照雄君) この中に文化事業団の委託料、駅ビルギャラリーの経費が計上されているわけであります。たしか私が聞くところによりますと、シティギャラリーができてから駅ビルのギャラリーの方の利用率が非常に少なくなってきたと。実態はどのように利用されているのか、まずお答えいただきたいと思います。 ◎市長公室付課長[高崎シティギャラリー館長](高木三昭君) 吉井照雄委員さんの駅ビルギャラリーに関しまして、実態についてお答えさせていただきます。  まず、使用率、利用率についてでございますけれども、平成4年度につきましては56.9%と非常に高い利用率でございました。それが平成6年度にシティギャラリーがオープンいたしまして43.4%と少し下がってまいりまして、それが平成7年度になりますと39.8%、また平成8年度になりますと25.8%と、非常に利用率が下がってまいりました。特に駅ビルギャラリーの利用者がシティギャラリーの方で展示等をしていただくということが多くなってきておるというのも実態でございますし、平成7年度にはJRの中にステーションギャラリーというのができまして、またこれも無料でお貸ししているということもございます。特に駅ビルギャラリーの場合は、1日単位ということで利用していただけるということがございます。そういったことで一般の方も1週間はちょっと無理だけれども、2日、3日、例えば土・日だけやりたいとか、そういった方の御利用が多うございます。また、高校生とか大学生等につきましては、授業等の関係もございますので、日を切って1日とか2日について駅ビルで利用していただいているというのが実態でございます。  以上でございます。 ◆委員(吉井照雄君) この中に駅ビルギャラリーの経費として340万円ほどのっているわけですけれども、ギャラリーの経費としてこの中に実際に事業の委託にかかわる、言ってみればランニングコストというふうに私は理解をしているわけなのですけれども、駅ビルギャラリーの経費としてはこのほかにどのぐらいかかっていますか。 ◎市長公室付課長[高崎シティギャラリー館長](高木三昭君) 管理面で340万6,000円管理経費としてかかっておりますが、そのほかに建物の賃借料が約330万円ぐらいかかっております。  以上でございます。 ◆委員(吉井照雄君) そうしますと、この細かい数字の土地借上料の下に書いてある建物賃借料333万9,000円というのが高崎市が駅ビルを借りている使用料という形になろうかと思うのですけれども、トータルすればちょっと700万円近いのですけれども、文化事業ですから余り金額的なことで、まさに費用対効果ということを私自身も言いたくはないのですけれども、先ほどの高崎シティギャラリー館長の説明によると、今利用率というのが27%程度に落ち込んでいるという話がありました。私が昨年の質問のときに、体育・公園施設管理公社の運営についてという形で一般質問をさせていただきました。私の考え方というのは、少なからず市で行う文化事業あるいは体育事業についても、実際にそこを貸し館している、管理運営しているところに一番近いところに自主事業なり、市民の窓口になって対応できるところに、そういう機構と言ったらいいのでしょうか、組織を置くべきだと私は私なりに考えていることなのです。  この駅ビルギャラリーに関連してですが、シティギャラリーが平成6年にオープンしたという話を聞きました。そこで具体的にお伺いしたいのは、駅ビルギャラリーというのがこのままあの場所で存続していった方がいいのかどうなのか。27.5%という少なからずの利用率と、今まで駅ビルギャラリーを使っていた方が、ほとんどこちらの方のシティギャラリーに来ているというお話も聞いています。そういう観点から見た場合に、この駅ビルギャラリーというのは今後あそこでこのままずっと今の形で運営をしていくのかどうか。この点についてお伺いいたします。 ◎市長公室付副部長[文化事業団事務局長](梅山昭一君) お答えさせていただきます。  駅ビルギャラリーの利用者の減でございますが、今高崎シティギャラリー館長が申しましたように駅の東口にありますJRの無料ステーションギャラリーができていること、あるいはシティギャラリーが開館していることが大きな要因だと考えております。しかし、シティギャラリーの1週間単位の貸し出しに対しまして、駅ビルギャラリーにつきましては1日単位の貸し出しでございまして、小規模で短期間の展示には小回りがききまして使い勝手が非常によろしいわけでございます。しかし、吉井照雄委員さんおっしゃいますように年々利用者が減少していることもまた事実でございまして、例えば平成8年度の入場者数は1万669人あったわけでございますけれども、平成9年度では9,700人余りが見込まれるところでございます。これを対前年度比で比べますと90%ということになります。  そこで、利用者増に対しての施策でございますけれども、使用料の見直し、PRの強化等も含めまして、あのスペースが果たして文化施設のギャラリーとして利用していくことが適当なのかどうか、もっとそれ以外に市民に喜ばれる使用目的があるのかどうかなど、今後関係部課と総合的に協議し検討してまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆委員(吉井照雄君) なぜ先ほど体育・公園施設管理公社の話を出したかというと、そういう部分で私が質問しますと、文化事業団の方で答えるわけなのです。これからの利用率だとか、どういうふうにあそこを活性化していこうとかといろんなことを考えたときに、今の市長公室のところにある文化課、それと文化事業団の中にも文化係というのが現実にあるわけで、この辺のお互いのコンセンサスというのは意思疎通をしてうまくやってますと。去年の竹本 誠委員さんとのやりとりの中ではそういうような言い方をしているのですけれども、それもやはり私の持論であります利用者が見える、利用者の顔が見えるところにいろんな事業の窓口を置くべきだという私の考え方について、何かお考えを持っていますか。 ◎文化課長(関勤君) どういう考えかという御質問なのですが、いずれにしましても現在文化課と事業団の文化係、特に企画文化事業という大きな各種文化事業をうまく連携をしながらやっていくということしか私の立場では言いようがありません。  以上です。 ◆委員(吉井照雄君) 先ほども文化事業団の事務局長からお話ありました駅ビルギャラリーの話ですけれども、このギャラリーは駅ビルギャラリーとして出発したのだから、あそこの使用目的というのをギャラリーに限ってこれから検討するのかということと、あの場所を高崎市民として、あるいは高崎市民以外の人でもいいですけれども、少なくともそこの場所をもっと違う利用勝手、違う使用目的にどういうふうにしたら変えていけるのだろうか、またそういう必要の方が今要望としては高いのではないか。例えばいろんな市民サービスを受けるときに、今市民サービスセンターというのを高崎市では7館ほどつくっているわけですけれども、市民情報センターもできていますから、会社の勤務を終えた後、あるいは行きですとか、あの駅ビルの中で、そこで情報を仕入れたり、例えば住民票なり戸籍だとか各種証明はそういうところでとれるのだとか、今のギャラリーに限った使い方に固定するのではなくて、もっと幅広くあの場所はどういう利用勝手が一番市民に喜ばれるのだろうかという判断で一つは検討をお願いできればと。これはお願いであります。  先ほど言いました今の文化課と文化事業団の関係が、端から見ていて決してうまくいってないからという私の質問ではないので、私は従来文化事業団で自主事業等をやったときには、所管が教育委員会の生涯教育の方にあったかなというような記憶をしているのです。教育委員会と文化事業というのがどうだろうといういろんな論議が議会の中でもありまして、市長部局の方で市長公室の部の中に文化課というのを置こうではないかと、こういうふうに変わってきたわけです。今までやってきたことをどういう形で評価して、今の文化課になったのかということをもう一度考えた場合には、繰り返しますけれども、私の考え方は先ほど言ったように一番利用者の方々が見える場所のところにそういう組織は置いた方がいいのではないかというふうに思っているのです。文化課長は私の立場ではそれ以上ということですから、その立場のある人からお答えいただきたいと思います。 ◎市長公室長(松橋亮君) お答えいたします。  文化施設の管理運営の面と、それからそれを利用しての文化事業という観点が2通りあると思います。お話の文化事業につきまして、顔の見えるその場所においてその組織が動くべきだ。それはもっともだと思います。現在文化事業団の文化係、そして市長部局に平成7年から文化課が設置されましたけれども、一つの事業を考えた場合にそれを企画をし、そしてまた演出もし、さらに集客ということが一連であるわけです。その中で特に演出の関係では舞台、照明、音響、これらにつきましても意を配るところでございます。そういうものが1セットになって市の文化事業というのは成り立つわけでございます。それぞれそれをすべて抱えるということは大変なことでございます。また養成も大変でございます。  現在、文化事業団というのは平成9年に設立されたわけでございますが、そこでプロパーの方を中心にいたしまして、照明あるいは音響、それから舞台ということで十分技術を持っている方々がいらっしゃいます。そういう方々のノウハウ、あるいはいろんな関係のお力添えをいただいて現在文化事業を行っているわけでございます。そういう中でお互いに、例えば切符売りについてもすべてをトータルにとらえた形でないと、この事業には取り組めません。そういうような形の中で文化課と文化事業とは全く一体でさせていただいております。それゆえに今日までの事業も、来年も小さいものを入れて32本の事業を考えております。これらにつきましても一体で協力し合ってやっている状況でございます。今そこの文化事業団で自主事業をという従来のお話もございますけれども、いましばらく定着をし、そして今効果を上げつつある状況でございますので、ひとつ温かく見守っていただければというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆委員(吉井照雄君) これで終わりにしますけれども、平成10年度の一連の予算を組むときに、3年に1回とかというような時期的な問題があったりして、使用料、手数料の改定も大分ほかの費目であるわけですけれども、この文化関係の使用料については見直しをしてないわけです。そういう意味でいうと、一つの高崎市の文化行政をやるときの考え方というのはそこに出ているわけですから、そういう部分では私も評価しているので、市長公室長もおっしゃったように今も非常にうまくいっているという話ですから、文化事業団の皆さんとこっちの企画の方々が、今もそうでしょうけれども、今まで以上にうまく意思疎通をして市民の負託にこたえていただきたい。  終わります。 ○委員長(福島秀人君) ほかにありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(福島秀人君) 質疑を終結いたします。  2目文化事業費について御質疑はありませんか。 ◆委員(酒井悦夫君) 二つほどお伺いをいたします。  一つは、ここの芸術文化活動促進事業というところでいろんな文化団体あるいは芸術、芸能団体等、市の文化活動を進めていくというところの接点にもなっているだろうと思います。音楽センターとか文化会館、あるいは今出されているギャラリーですとか、そういう施設の利用に当たってさまざまな問題、苦情ですとかあるいは要望ですとか、そういったものを利用団体、利用者から日常的に掌握をしていくそんな取り組みというのは、どんなふうにされているのかなと。その辺についてお聞かせをいただきたいというのが一つです。  それからもう一つは、高崎伝統芸能まつり開催補助金というのがありまして、この平成9年度と同じ金額の計上になっているわけなのですが、この伝統芸能まつり開催補助金と、それから市の文化協会補助金等の相互の関係ですね。この辺についてその内容と相互の関係、もしかかわり合いがあるということであればお知らせいただけないかなというふうに思います。それはなぜ言うかといいますと、片一方の市文化協会補助金というところで、ある意味でいけば芸術文化諸団体に対する補助を、これまで一本化するような形で行ってきたというふうな経過があったかと思うのです。そういう範疇に伝統芸能まつり開催補助というのが含まれるのではないかなというふうな疑問もあります。そういったところでの補助の出し方の方がふさわしいのではないのかというふうに思われますので、その内容と、それから相互の関係、その辺についての御説明をいただきたいと思います。 ◎市長公室付課長[高崎シティギャラリー館長](高木三昭君) お答えさせていただきます。  第1点目の利用者の声といいましょうか、そういった把握についてでございますけれども、シティギャラリーにつきましては大体利用者の方が、終わった段階で事務室の方に終わりましたからということで、かぎの管理もございますし、最終的に設備使用料等の関係もございますので、利用者の方がお見えになります。そういったときに、私がいるときには直接利用者の方に使い勝手はいかがでしたかというような、ちょっと口頭での質問をいたしましてお聞きしております。現在施設につきましては非常に利用勝手がいいということで好評をいただいております。ただ、やはり利用状況が高いということで、なかなかとれないのが一つの難点ではないかなというようなお声はいただいていますけれども、これは施設絶対数がございますものですから、これ抽せんでということで今やっていただいておるわけでございます。あと自主事業等の際にいろいろアンケート調査なんかもとっております。  そういった中でいろいろな御意見を聞いておりますけれども、施設的に問題は特に今ないと思いますけれども、例えば照明が暗いとかというのは、また技術的な問題になろうかと思いますので、特に今施設的に我々で使いづらいとかそういったことは受けておりません。皆さん例えば毎月抽せんの受け付け等もございますけれども、そういったときに皆さんのお声をお聞かせいただければということで、私どもなるべく市民の方のそういう声をお聞きするような形では今進めております。よろしくお願いいたします。 ◎文化課長(関勤君) 酒井悦夫委員さんの第2点目の高崎伝統芸能まつり開催補助金の関係と文化協会の補助金の相互のかかわり等についてお答えさせていただきます。  まず、高崎伝統芸能まつりの関係につきましては、市内の貴重な伝統芸能が失われつつある状況の中で、市内各地に残る特色のある伝統芸能の鑑賞の機会を市民の皆さんに提供するとともに、保存会等の各団体の発表の場の確保、あるいは各地域の伝統芸能の後継者の育成など、保存活動を助長するようなことを目的に、平成7年度の市制95周年から実施を始めた事業でございまして、各分野の保存会の出演希望等を文化課等で取りまとめまして、出演団体の代表による実行委員会を組織いたしまして実施しております。ちなみに昨年、市内の7団体と県外からの招待1団体の合計8団体、約200名の方がご出演いただき、市民の方にも約500名程度お客さんとして見ていただいたところであります。  また、文化協会の補助金につきましては、過去、文化課ができる前の教育委員会の時代には、文化課の各施設の予算の中で各団体の活動費の一部を援助するような格好でやっておったものを、文化協会補助金という格好でまとめさせていただいたわけですが、現在文化協会補助金の中でこの伝統芸能まつりとはどう相互のかかわりがあるかということになりますと、あくまで協会の補助金の方は、現在協会に30団体強加盟しておるわけですが、それぞれの加盟団体のうち、市民文化祭という冠をつけて1年間を通じて各団体ごとに活動しているもの、あるいは複数の団体が一緒にやっているもの等がございますが、あくまで協会に加盟している団体の年間を通じた文化活動に対する援助という格好で、協会の補助金は使わせていただいております。そういう意味で、直接伝統芸能まつりの方へ協会から補助という格好はとっておらないのが実態でございます。 ◆委員(酒井悦夫君) その2点目の件は、ちょっと私も混乱しているのかもしれませんけれども、獅子舞保存会連絡協議会補助金というのがありますね。聞くところによると太鼓保存会ですとか、あるいは民謡と踊りの保存会ですとか、そういった人たちが年1回開催をするという内容だというふうに聞いているわけなのです。それも一つは文化活動だと言えば文化活動だし、そういう活動をしている保存会、同好会と言うと変ですけれども、振興会とかそういったものの会に対する補助ということにも受け取れるというふうに思うのです。その辺の補助の仕方、あるいは束ね方というのですか、そういう点で、もしおわかりでしたら高崎伝統芸能まつり開催補助金という形で補助をするようになった経過ということで、ちょっと再度御説明をいただければと思います。  それともう一点、シティギャラリーの方については説明があったわけなのです。個々のホールあるいはギャラリーという問題、その全体を通じて利用者あるいは利用団体の意見や要望というのをどんなふうに掌握しているかという点での、システムと言うと大げさかもしれませんが、そういう仕組み、手だて、そういったものをどんなふうに講じているかという点での質問なのですが、その辺ではどうなのでしょうか。 ◎市長公室付副部長[文化事業団事務局長](梅山昭一君) 後段の部分につきましてお答えさせていただきます。  私ども文化事業団の中にモニター制度を設けておりまして、高崎市民の中から代表約10名でございますけれども、決めさせていただきまして、率直な御意見を吸い上げるといいますかお伺いしております。それを反映させると。そういうことも一つの方法として実施しておりますので、よろしくお願いします。 ◎文化課長(関勤君) 補助金の関係についてお答えさせていただきます。  高崎伝統芸能まつり開催補助金の方につきましては、先ほど触れましたように平成7年の市制95周年から、先ほど説明した理由等で何とか市内の貴重な伝統芸能の保存を図っていかなければならないという市の政策として、補助を開始したというふうに理解しております。また、文化協会の方の補助金につきましては、これは文化協会という組織に市から補助金を出すわけですから、今度はその出された補助金をどう文化協会に加盟している団体が活用するかは、文化協会の判断にゆだねるわけですので、その辺でおのずと両者の違いはあろうかと思っております。  以上です。 ○委員長(福島秀人君) ほかにありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(福島秀人君) 質疑を終結いたします。  3目美術館費について御質疑はありませんか。 ◆委員(酒井悦夫君) 取得基金の条例が提案もされていますので、その基金への積み立てもありますから、ここでお尋ねをいたします。  今回、美術作品等の取得の基金を設けようということで考えてくることになったその背景、どういう理由によって、またどういうような効果がこのことによって得られるのかという点について説明をいただきたいというふうに思います。  それから、それとの関連にもちろんなってしまうのですけれども、今までの通常の美術作品の購入の仕方というのが、今度取得基金を設けることによってどんなふうに変わっていくのかという点です。その辺についても今現在の考えですとかあるいは見込みなど、その辺の状況についてお知らせいただきたいと思います。 ◎文化課長(関勤君) 酒井悦夫委員さんの御質問にお答えさせていただきます。  まず、第1点目の設置の理由あるいは効果ということでございますが、この設置の理由等につきましては過日の総括質問の条例の提案説明の中で触れておりますが、従来から単年度予算による美術作品等の購入では質あるいは量の両面での充実というのが難しいと。そこで、基金を設置させていただきまして積み立てを行い、将来美術館に相ふさわしく、かつ市民の皆さんが誇れるような作品を購入させていただき、収蔵作品の質的な面での一層の充実を図ろうという趣旨で設置するものであります。  また、その効果ということになりますと、若干その経緯、今までの美術館の美術品の収集状況も御説明させていただきたいと思うのですが、美術館は平成3年に開館したわけですけれども、建設準備中の平成元年から収蔵作品の購入を開始しておりまして、ことしの2月現在432点を既に購入済みであります。購入作品を見ますと、1点1,000万円を超える作品はその中に21点しかございません。最高価格の作品が平成6年度に購入した山口 薫さんの「牛の頭」というものが一番高かったもので、約4,750万円の作品でございます。そういう中で作品を収集してから9年たったわけですが、美術館をオープンする時点では年間を通じて収蔵品展を開いていかなければならないという美術館の宿命から、当然ある程度作品数を中心に収集せざるを得なかったのだとは思うのですが、やはり収集を始めて9年たった今の時点になりまして、今後のことを考えますと質的な面での充実というのがどうしても必要になってくるだろう。その辺をこの基金をつくることによって何とか充実できないだろうかということでございます。その辺が効果であると思います。  それと、2点目の今までの購入の仕方と変わっていくのかということでございますが、今までも美術館につきましては高崎市美術館としての収集事業の方針というのがございまして、さきの議会でも触れさせていただきましたが、高崎市にゆかりのある作家の作品を中心に、同時代に活躍した国内外の作家のすぐれた作品等を収集しているわけで、それを現在美術館の中に購入審査委員会という組織で十分検討していただいて選定して買っているということでございまして、基金ができてもこの方針あるいはやり方については変わるところではございませんので、変更はないというふうに考えております。 ◆委員(酒井悦夫君) 具体的な予算の計上でいきますと、今まで美術作品購入ということで7,000万円の計上だったのですが、そのうち3,000万円を基金に積み立てましょう、残りの4,000万円はことしの美術作品購入に充てていこうということでなっているわけなのですが、その基金を積み上げていって一定のところでこういう作品を購入しようと。今のところ、現在の見込みというのですか予定というのですか、変な言葉で言うとターゲット、こういうものを目的にして一定のところまで積み上げていくと。今の単年度、単年度の制約というのですか、7,000万円を計上してくる状況の中では制限があったわけなのでしょうから、明らかにはっきりとした目的あるいは目標が今現在あって、そういうような基金をつくっていくということになっているのかどうか。そのことが、当初この美術館を建設をしていくというときの考え方、しかも高崎市の街角というのでしょうか、極めて市民にとって身近な気軽なところに美術館、しかも規模的にもそんなに大きくない美術館を設定していく、つくっていく、そういう基本的な考え方とぶつかってくるというふうな心配は感じていないのかどうか。その二つ、最後に改めてお聞かせをください。 ◎文化課長(関勤君) 当面ターゲットはあるのかという第1点目につきましては、現在全くございません。ある程度積み立てが進む過程の中で、先ほど申し上げましたように市民の方が誇れるような作品との出会いがうまくできれば、その段階で検討させていただくということになろうかと思います。  また、2点目の美術館のいわゆるコンセプト等が変わるのかというような御趣旨かと思いますが、これにつきましても高崎市美術館は市民の憩いの場として、今酒井悦夫委員さんも言いました街角美術館というような性格で、高崎駅の西口から3分ぐらいで歩いて行ける、いわゆる市街地の街角に立地しておりますし、買い物帰りとか散歩の途中とか、気楽に立ち寄れる美術館というふうに我々も理解しております。その辺は収蔵作品の価格の高いものを買ったからとか、そういうことで変わるとは考えておりません。逆に市民の皆さんが誇れるような作品がうまく基金によって購入できれば、それを展示することによって今以上に多くの市民の皆さんに気楽に立ち寄っていただければというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○委員長(福島秀人君) ほかにありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(福島秀人君) 質疑を終結いたします。  以上で目ごとの審査は終わりました。  次からは項ごとの審査に入ります。  2款、27ページ。  3項徴税費から  4項戸籍住民基本台帳費まで (質疑なし) ○委員長(福島秀人君) 2款、33ページ。  5項選挙費について御質疑はありませんか。 ◆委員(酒井悦夫君) 公職選挙法の改正に伴って投票時間が延長というのですか、変わりました。午後8時までの投票時間になるわけなのですけれども、そういう延長による影響がどんなことが考えられるか。今現在、小学校や中学校の学校施設ですとか、あるいは公民館などを使っていたりというふうなことで投票所の施設、それから不在者投票所の問題、そして今度の条例、非常勤の方の報酬の改定の案が出ているのですけれども、そういう手当の面でもその辺はどんなふうに考え、また対処しようとされているのかという点が一つです。  それから二つ目は、不在者投票にかかわってなのですが、本人であるかどうかというその確認をどんな方法によってしているかという点について、御案内をいただければと思います。  それから三つ目は、新しい市庁舎の中に恐らく引き続いて不在者投票所を設けていくのだろうと思うのですが、もちろん慢性的に常時いつもということではないのでしょうが、たまたま不在者投票者が混雑をするというとき、今までの市庁舎のところというのは非常に不評なわけなのです。中待合のところなんかが十分整ってなかったりして、しばらく立ったままで待たなければならないとか、こういういろんな不満や不評というのが届いたりもしています。そういうことで、今度の新しい市庁舎の中に不在者投票所を恐らく設けるのでしょうから、その辺のスペースあるいは設備的な点でどんなふうなことが今考えられているか。そしてゆったりと言うと変ですけれども、不在者投票の人の気分や感情などを和らげながら、心地よく投票率を上げていくようなものとして整っていくのだろうかという点で御説明をいただきたいと思います。 ◎選挙管理委員会事務局次長(時田宣章君) お答えいたします。  投票時間の延長によってどういうふうな影響が予想されるかというふうなことでございますが、有権者から見ますと非常に間口が広くなったというふうなことでございます。ただ、私どもの選挙管理委員会といたしましては、投票従事者の健康面の問題、そしてそれに対する経費の問題、それから立会人さんの問題、時間が延長になりますので、そういうふうなもろもろの関係もございます。それから施設面の中におきましては、今までは投票時間が午前7時から午後6時までだったものですから、明るいうちに選挙、投票事務が終了できたわけでございます。ただ、今回の法改正によりまして午後8時までということになりますと、真夏でも暗くなります。したがいまして、投票所の入り口、出口、それから記載する場所につきましていろいろな問題が出てくると思います。これにつきましては、これから投票従事者を4月の人事異動等がございますので、それが終わりまして4月21日以降になろうかと思いますけれども、早急に決めまして投票所の出入り口の有権者に対しての設備というのですか、そういうふうなものを考えていきたいというふうに考えております。  それで、どのぐらいの経費が余分にかかりますかというふうなことでございますが、投票所の単純計算でいきますと、2時間の延長でございます。例えば私が試算しましたらば、700人といたしまして約300万円ぐらいかかるのかなというふうに考えます。これは投票従事者と、それから投票立会人の方の幾らかのアップ、2時間延長になりますと2時間の手当の補給。それから立会人さんにつきましては、非常勤の報酬というふうなことで出しますけれども、それについても出す。それから、今度は夕食が出るわけでございます。夕食を出さないと午後8時までということになりますと大変になりますので、その辺も出したいかなというふうに考えております。  それから、不在者投票の本人確認をどのようにしているかというふうなことでございますが、一般的には入場券をお持ちになっていただきまして、あとは本人であるかどうかというふうな宣誓書、どういうふうな理由でもって不在者投票に来たのかというふうなことを確認いたします。入場券に基づきまして選挙人名簿の照合をするわけでございます。照合して本人であるかどうかというふうなことを確認します。入場券を忘れた方につきましては、免許証または保険証等で確認をさせていただいております。  それから、新市庁舎での不在者投票場所はどこでするのかというふうな質問でございますが、新市庁舎での不在者投票場所につきましては、正面玄関の入り口というのですか、1階の右側になります。東側の方から入りまして1階の場所に考えております。それで面積につきましては、5メートルと9メートル、約45平米、坪にしまして13.6坪、市民ロビーを使いましてパーテーションを組みまして有権者に支障がないような形で投票をしていただく。新市庁舎に移ってから不在者投票場所がより便利になったと言われるような方法で考えております。  以上でございます。
    ◆委員(酒井悦夫君) 全体的な説明なのですが、投票時間の延長に際しては特に先ほど説明でもありましたが、その施設、投票所の出入りというのですか動線というのですか、明らかに夜間の時間が延びるわけですから、そういったところの必要な措置がきちんと整うようにぜひ対処していっていただきたいというふうに思います。  それで、新市庁舎のところなのですが、具体的に言いますと不在者投票所に来た方が混雑しているときがやっぱり問題なのだろうと思うのです。そういう人たちが待っていられる、ゆったりと臨んでいけると。そういう点ではどんな施設の状況というのですか、とりあえず今の説明ではパーテーションで仕切っていくということですから、具体的に言いますといすの準備などがどういうふうに行われるのかだとか、そういうことになったりもするので、その辺で今のところの考えなどお知らせいただきたいというふうに思います。 ◎選挙管理委員会事務局次長(時田宣章君) お答えいたします。  パーテーションにつきましては、先ほど5メートルの9メートルというふうなことでお話ししたと思います。それで入り口、出口、1メートル、1メートルとりますと7メートルございます。いすの幅が約50センチとしましても14席設けられます。それはパーテーションの外側、要するに不在者投票の反対側の場所に待合というのですか、一緒に来た方についてお座りいただいて、投票が終わりましたらばまた一緒に帰っていただくというふうなことで考えております。できるだけ新しい市庁舎に行ってからも不便がないように、また新しい市庁舎になってから今までの不在者投票場所よりもよかったと言えるような場所にしたいというふうに考えておりますので、御協力のほどお願いいたします。 ○委員長(福島秀人君) ほかにありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(福島秀人君) 質疑を終結いたします。  6項統計調査費から  7項監査委員費まで (質疑なし) ○委員長(福島秀人君) 3款、1ページ。  3款民生費1項社会福祉費について御質疑はありませんか。 ◆委員(植原大二郎君) 介護保険の件につきましては既に総括質疑でも、あるいは一般質問でも触れられておりますが、重複しない範囲でさらにお伺いをしていきたいと思っています。  ここのところに介護サービスの体制整備準備事業と介護保険の事業計画策定準備事業と二つの事業が平成10年度の計画の中にあります。特に介護サービスの体制整備準備事業につきましては、介護認定審査員の選定というのがここに入っております。これについてどういうふうな人選と準備をされようとしているのか。特に公正、公平というものが重視をされますので、その辺の内容についてもお考えをお示しをしておいていただきたい、こういうふうに思います。  それからもう一つ、介護保険の事業計画策定準備事業ですが、これはどのような内容について御準備をされようとしているのか。この2点についてお伺いをします。  それからもう一つ、その下の総合保健福祉センター(仮称)調査研究事業の件なのですが、これについても総括でございましたけれども、一応第3次総合計画の中では年度内、こういうふうな計画になっておるわけですが、依然としてこの調査研究というふうな範疇の予算範囲におさまっている。これについては既に質疑もあるのですけれども、もうちょっとこの辺について見通しが明らかにできたらば、さらにお伺いをしておきたい。  以上、3点です。 ◎保健福祉部副部長兼高度特殊医療施設準備室長兼保健福祉推進室長(高橋襄一君) お答え申し上げます。  まず、1点目の介護サービス体制整備準備事業、その中の認定審査員の選定ということでございますけれども、平成9年度も既にモデル事業として実施をされております。そのモデル事業を来年度、平成10年度についても引き続いてもう一度行うということでございます。そのモデル事業の中で調査から始まりまして、認定のときに審査会にかけるということでございますけれども、審査員につきまして、審査をしていただく方につきましては平成9年度の中では医師会の理事さん、それから社会福祉協議会の事務局長さん、それから高崎地区の老人福祉施設部会の代表の方、それから県の老人保健施設の連絡協議会がございまして、その中の理事さん、それから県の西部保健所長さん、そういった方に審査員になっていただいたわけでございますけれども、来年度もほぼこういった方々、国の方からの指示の中でも高齢者保健、それから医療、それから福祉、そういった専門職の中から選定をしてくださいというような指示がございますので、そのような立場の方に審査をしていただくようになろうかと思います。  それから、次に介護保険事業計画策定の内容でございますけれども、事業計画の内容につきましては介護保険法の第117条の第2項に掲げられておりまして、まず1点としては、各年度における介護、給付等の対象サービスの種類ごとの量の見込みを盛り込みなさいということが一つあります。それから二つ目といたしまして、介護、給付等の対象サービスの種類ごとの見込み量の確保のための方策を掲げなさいということが2点目です。それから3点目でございますけれども、指定居宅サービスの事業または指定居宅介護支援の事業を行う者相互間の連携の確保に関する事業、その他の介護、給付等対象サービスの円滑な提供を図るための事業に関する事項について盛り込むこと。それから4点目が、その他介護保険事業に係る保険給付の円滑な実施を図るために市町村が認める事項、こういったことについて盛り込むようにということでございます。条文でございますので、多少抽象的な言い回しになって申しわけないのですけれども、一応条文の中ではこういうことを盛り込むということで指示を受けております。  それから、総合保健福祉センター(仮称)調査研究事業の件でございますけれども、平成9年度におきましては、建設場所を特定していくことが重要な課題ということの中で立地条件調査をさせていただいているわけでございますけれども、本年度、そして来年度、平成10年度につきましても同じく立地条件調査をさせていただくという形になっております。場所の選定ということが非常に大きな問題点の一つに掲げられておりますので、慎重に2カ年にわたりまして調査をさせていただいて、基本構想等の中に盛り込んでいきたいという考えでございます。  それで、今後の見通しということでございますけれども、今年度と来年度の立地条件調査を踏まえまして、基本構想案等をまとめていくようにしていきたいというふうに考えております。さらに、その基本構想案をまとめる中で、例えば専門家あるいは市民の方々、それから関係団体等、そういった方々に広く御検討いただいて構想案の策定に向かって努力していきたいということでございます。そういうことを進めていく中では、植原大二郎委員さんただいまおっしゃいましたように総合計画の中で後期というところに位置づけられている事業でございます。それから、議会等でも請願等の審議をいただいております。そういったことを念頭に置きまして、なるべく早く建設に取りかかるよう努力をしてまいりたいと、このように考えています。  以上でございます。よろしくお願いします。 ◆委員(植原大二郎君) 介護認定審査員の選定については、説明していただいて一応わかったわけですが、人数だけあとちょっと教えていただきたいのと、先ほど申し上げましたようにこれがそのまま本番にも移行するというふうな御説明でございますが、ぜひ公正、公平というふうな観点を重視した施行をしておいていただきたいというふうにお願いします。  事業の策定準備の内容について4項目今御説明いただいたのですが、内容が具体的でないのでよくわからないのですが、恐らくそれを突っ込んで聞いたところで今の段階ではまだ無理かと思いますので、これは要望にとどめますが、国会の委員会の中での附帯決議が19項目あるわけです。特にその中でかかわりある部分を改めてここで申し上げて、御確認をしておいてほしいなというふうなことなのですが、一つは、民間事業の団体の活用というものがいろいろ考えられると思うのです。農協だとか生協だとか諸団体がそういうものになると思うのですけれども、そういうふうなものの利用についての取り組みの状況といったものも新たな取り組みになりますので、どうするかというふうなことをぜひひとつ頭に置いておいてもらう。それからあと、施行日前に入所している方がいらっしゃいますよね。その人の経過措置というものも問題になってくるなというふうに思っています。それから、先ほど一番最初に申し上げました認定業務、これは柴田和正議員が総括の中でも質問されて、認定の公平性というもの、問題が大変だと。そのとおりだと思います。特に簡素化して迅速化した取り組みというふうなことがこの認定業務では非常に大切だと思いますので、その辺3番目として要望しておきます。  それから、いろいろなところでの問題点というのがあるということで、3点ほど指摘しておきたいのですが、介護保険、それから老人福祉法あるいは健康保険、そういうふうな中でカバーできないような部分というものが予想されるわけです。例えば困窮する低所得者の高齢者に対する配慮というのが一つある。それから、給食サービスなどは介護保険法には含まれないわけです。逆に今度デイサービスだとか福祉施設での介護用具の利用というのが、老人福祉法、両方に含まれるというふうな状況だと思うのです。こういったものをどういうふうにしていくかということも今後市の独自の取り組みとして求められているというふうに思います。あとひとり暮らしの老人といった人にどういう福祉サービスをしていくかということもあるということ。この今申し上げた3点につきましては、特にかさ上げだとかすき間的な対応として市としてどういうふうな対応をしていくかと。いわゆる法律の範疇から出るすき間、かさ上げという考えのもとでどうしていくかということが求められているのではないかというふうに思うわけです。今幾つか御指摘させていただいたわけですが、その辺に対する考えについてありましたら、お伺いをしたいというふうに思います。  それから、もう一つの大きな話で、今総合保健福祉センターについては御答弁いただきました。これは繰り返しの答弁かなというふうに思っておりますが、いずれにしても立地条件を今吟味する中で早急な取り組みをするということで、第3次総合計画を頭に置いてというふうなことなのです。今の範疇では第3次総合計画中での完成はもうおぼつかないなという中で、早急な対応を改めて私の方からも要望しておきたいと思います。  先ほど申し上げました最初の話で、御答弁の範囲でもう一度お願いしたいと思います。 ◎保健福祉部副部長兼高度特殊医療施設準備室長兼保健福祉推進室長(高橋襄一君) まず最初に、第1問のときの御質問でちょっと漏らしたところなのですけれども、審査員さんの人数ということでございますけれども、一応5人という基準でございます。  それから、いろいろ今御指示、御指導いただいたわけでございますけれども、その中で特に介護保険でカバーできない部分と申しましょうか、困窮の高齢者に対してどうするか、それから給食サービスに対してはどうするのだ、それからひとり暮らし老人のサービスを今後どう進めていくのだと、特に3点を挙げていただいたと思いますけれども、その辺のことにつきましても、この介護保険事業計画を策定するときにいろいろと細かい調査をしなければならなくなるということでございます。いろんな角度から総括的にいろいろ調査をした中で、こういうことも含めて今後検討していかなければならない問題点かなと、現在のところはその程度の認識でございます。  それで、介護保険法の中でも特に介護保険の適用事業として具体的に挙げているもの以外に、市町村独自でやれる範囲の特別給付の事業として、例えば寝具の乾燥サービスだとか移送サービスだとかそういった部分のこと。それから、さらに保健福祉事業というふうに挙げているのですけれども、これも市町村独自の事業としてやれる部分。これら第1号被保険者、65歳以上の方々の対象になる保険料をもとにしてやっていく事業として、一応介護保険法の中でも位置づけられている部分がございます。したがいまして、そういう部分についても介護保険事業計画を策定する中で、高崎市としてはどういう範囲でどのような事業をやっていけるのか、そういったことは今後決めていかなければならないというふうに認識はしております。  以上でございます。 ◆委員(横尾富安君) 3目の障害者福祉施設費の関係なのですけれども、障害者デイサービス業務委託料として9,504万2,000円というようには予算化されています。まず、ハンディキャップケアセンターの性格づけの問題ですけれども、3階建てだということで、1階、2階をデイサービスの施設。そうすると1階、2階の部分のデイサービス部分を委託するのか、あるいは3階までの部分も管理はそこに委託をされるのかどうかという点。それから、どこに委託をするのか。それと、もし委託が1階、2階だけとすれば、市の職員はそこに常時配置をされて管理運営に当たるのか。どの範囲まで管理に当たるのか。それが第1点です。  それと、4目の関係で知的障害者福祉費なのですけれども、心身障害児(者)一時介護事業委託料で、これはこの前の一般質問の中でも中島 篤議員の方から質問がありまして、一時介護事業について東部補修事務所の管理人室を改装してセンターにしていきたいと。一時介護事業は、前年度で補正を2回も組むというような状況で非常に利用者が多いわけです。今年設置が予定されているセンターというのは一時介護の関係の方々の中に非常に大きい反響といいますか、期待が広がっているわけです。その点ではこのセンターをどのような内容にして進めていくのか。具体的にはこの場所で一時介護者が被介護者を介護できるようなことになるのか、あるいはここでコーディネートといいますかコントロールといいますか、そういった機能までやれるように考えているのか、今後。一時介護の関係者を中心としたような法人などをつくって、運営についての委託ということまで視野に入れて考えておられるのか。その点についてお考えを伺いたいと思います。 ◎保健福祉部副部長兼高度特殊医療施設準備室長兼保健福祉推進室長(高橋襄一君) まず、大きな1点目でございますけれども、ハンディキャップケアセンターの委託の関係でございますけれども、3階建てのうちの1・2階なのか、その3階はどうなのかということでございますけれども、一応身障者のデイサービス事業を行う部分が1階と2階でございます。それで、現在取り壊されてこの建物を建設中でございますけれども、前の身障会館の部分が3階になる予定でございます。  それから、どこに委託するかということでございますけれども、委託先につきましては社会福祉法人でありますはんなさわらび療育園にお願いしたいと、このように考えているところでございます。  それから、市の職員のその場所での位置でございますけれども、事務室につきましては市の職員がいる場所として1階に設けております。そこに市の職員、現在は身障会館がなくなっておりますので、体育センターの方に事務職員がおりますけれども、その職員が入る事務室がございます。  それから、一時介護の関係でございますけれども、どのような内容にして進めていくのかということでございますが、横尾富安委員さんおっしゃられましたように、もとの東部補修事務所の管理人の宿舎を改装させていただいて、そこを一時介護の場所に提供をしていきたいというふうに考えております。その利用方法等でございますけれども、一応その部屋の改修が済みましたら、現在の市役所の福祉課の方が受け付け窓口のような形になりまして、福祉課の方に申し込みをしていただくような考えを持っております。福祉課の方で部屋があいているかどうかといったことの確認等を行いまして、かぎそのもの等については身障会館の方で保管をしていただいて、身障会館からかぎを受け取っていただいて御利用いただくというような形を考えております。身障会館と地理的に隣合わせの場所になりますので、そういう方法がとれるのかなというふうに考えております。それで、利用状況によりましては、現在まだ交渉中の部分がございますけれども、一時介護者の会の方、それから障害者団体の方からボランティア的にその施設で介護の受け付け事務だとか部屋のあけ閉めだとか、そういった管理を協力していただけるというようなお話も聞いております。その辺のことももう少し団体の方等々と詰めさせていただいて、できればそのような方向性でやっていけたらというふうに現在のところ考えております。  現在のところ以上のような考え方でございます。よろしくお願いします。 ◆委員(横尾富安君) 去年策定をしました障害者福祉プラン、あれによりますと、いろんなカウンセラーとか障害者の相談事とかというのもこのハンディキャップケアセンターで受けるとか、この設備を利用してとかということはいろいろかなりの項目が書かれているわけですけれども、具体的には市の方で直接それを受けるということでやるのか、あるいは今言った委託を受けたはんなさわらびの方で、委託先の方にそういった実務面についても委託をするのかどうか。今のところのそのお考えをお聞かせ願いたいと思うのです。  それと、一時介護の関係ですけれども、関係者の話なんかもいろいろ聞いてみると、無論それぞれの家庭で一時的にお預かりをしてやるのが趣旨だけれども、どうしてもやはりセンターとしての場所が本当に欲しかったのだと。大変よかったと言っているのですけれども、せっかくそういうことでやるわけですから、そこの場所で介護者と被介護者が1対1で、その人がだめになると別の人をと、対子供との関係も含めてスムーズな交代、運営ができるというのを、やはりある程度経験をしている専門の人たちの間でのやりとりでできないものかなというように考えているわけです。その点について、今後市の窓口ということではなくて、そちらの方で、ある程度のお金がかかるかもしれませんけれども、そういったことはできないかどうか重ねてお尋ねをいたします。 ◎保健福祉部副部長兼高度特殊医療施設準備室長兼保健福祉推進室長(高橋襄一君) まず、1点目の件でございますけれども、ちょっと私の聞き違いかどうかあれなのですけれども、はんなさわらびへの委託の業務の内容、その辺かと思いますので、その範囲でお答えさせていただきます。  障害者のデイサービス事業を行うということでございます。障害者のデイサービスにつきましては、内容でございますけれども、訓練指導とか相談事業そういったこと、それから具体的には医療管理だとかリハビリだとか栄養管理、そういったことも含めて実施していきたいということでございます。したがいまして、はんなさわらびの委託の範囲と申しますのは、あくまでも具体的なそういう事業を委託するということでございます。  それから、一時介護の関係でございますけれども、横尾富安委員さんの御要望としてはスムーズな交代、運営といったことができるように、一時介護の場所に交代要員とかそういった人を置いておくべきではないかという御意見かと思いますけれども、現在のところはちょっとそこまで考えていないわけでございますけれども、当面は先ほど申し上げましたように相対でボランティア、介護登録をしております介護をする方、それから介護を受ける方がお互いに連絡をとり合いまして、それでお互いの連絡の中で、もとの東部補修事務所の場所を介護の場所にして、そこで事業を実施するという考え方でございます。将来的には横尾富安委員さんのおっしゃられるような方向性も必要かと思いますけれども、現時点ではとりあえずそういう形でスタートをさせていただきたいというふうに考えております。よろしくお願いします。 ◆委員(横尾富安君) 今回の議案にこれについての条例制定の議案が出ているわけですけれども、条例の中ではこのデイサービスについてその事業の管理の委託ということになっているので、ちょっとそこは字句上の問題かどうかなのですけれども、その意味合いが管理そのものも市の方から委託をされると。その条例の意味合いがちょっと気になったということなのです。その意味合いについて今の時点でわかればお知らせをいただきたい。私があえて言ったのは、このハンディキャップケアセンターの関係でいけば、障害者福祉プランというのをつくって、その障害者福祉プラン計画で市がこれもやりますよ、これもやりますよといろいろ計画を立ててやろうという計画があると。これは市がつくった計画ですね。いろんなカウンセラーも受けますよ、専門家に相談も受けますよということがあったわけです。その部分もこの委託の中に含めてやるのかどうか、そういうお考えがあるのかどうかということをお尋ねをしているわけです。そのことについてお答えいただきたいと思う。 ◎保健福祉部副部長兼高度特殊医療施設準備室長兼保健福祉推進室長(高橋襄一君) お答え申し上げます。  先ほどの管理の部分でございますけれども、今現在のところはあくまでもその事業をしていただく部分というふうに考えております。  それから、2点目の障害者福祉プランの中でいろいろとやろうとしているということで、例えばそういう相談等についてもこの中で事業としてやっていくのかということかと思いますけれども、はんなさわらびへの委託の内容の中で相談内容についても月2回程度実施していきたいと、このように考えております。  以上でございます。 ◆委員(横尾富安君) もう最後にしますけれども、こだわるわけなのですけれども、管理の面というのをきちんと市の方でやるべきだと。相談活動あるいは家族なりが行った場合の相談コーナーなんかもお任せではなくて、やはり市の方できちんとしたそういった指導、管理に責任を負うべきだというように思いますので、その点について申し添えておきます。  もう一つは、一時介護については今関係者の間にもかなり広がって、大変いいことだと期待が広がっています。ですから、これについてはぜひ関係の方々と十分に相談をされて、今後の協力なり進め方なんかについてもそれらの要望も取り入れた、被介護者が本当に安心して高崎市の中で預けることができるということを、ぜひ進めていっていただきたいということを申し述べておきます。    ────────────────────────────── △散会 ○委員長(福島秀人君) 質疑の途中ですけれども、この後代表者会議等が予定されておりますので、またあす、あさってもありますから、この際、閉会をしておきたいと思います。  それでは、お諮りをいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(福島秀人君) 御異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて散会とすることに決しました。  なお、次会はあす午前10時に開会いたしますので、よろしく御参集のほどをお願いいたします。  本日はこれにて散会いたします。  午後5時02分散会...