(
交通政策課長)
マイナンバーカードの一本化に向けての
検討は、先ほど来説明しているとおりでございます。
マイタクの
利用時間の
延長については、先ほど説明させていただきましたが、
財政負担や
タクシー事業者への
影響等を考えながら今後
検討していく段階でございます。
【近藤(登)委員】山本龍後援会事務所というクレジットタイトルがあるチラシにそれが書いてあるわけですが、夕方7時までの
マイタクの
利用時間の
延長は決定ではないということでしょうか。
(
交通政策課長)ご指摘のとおりでございます。
【近藤(登)委員】このチラシについては、林幸一議員と山本市長の連名のチラシになっているのですが、このことについて私から林幸一議員に直接お聞きするのが議員間討議になって問題だとすれば、
委員長から聞いていただくことはできますか。
(
委員長)
当局はそのチラシの記載事項を承知していないようです。林幸一議員と市長の連名というご指摘があり、当事者が本
委員会に出席しておりますので、もしご発言があれば。なければないで。
【林(幸)委員】そのチラシは、市長と討議する中でその方向で進めていきたいという
考え方を示しており、方向性を広報しているわけです。
(
委員長)そのチラシの連名者のお一人が本
委員会に出席されていましたので、発言を求めまして、林幸一議員からご発言をいただきました。少し理解に苦しむところはありますが、一応発言の趣旨としてはそういうことでございます。今回は
マイタク制度の
充実等に関する
陳情の
委員会でございますので、発言についてはこれで一旦終わりにします。これを受けまして、ほかにご質疑があればお願いいたします。
【
中道委員】チラシに夕方7時まで
マイタクの
利用時間の
延長を行いますと書いてあり、チラシを配っているわけですから、チラシを見た人は夕方7時まで
延長するのだと理解します。
当局はチラシの内容までは承知していないということですので、ぜひこの
委員会が終わったらこのことについて市長にこういう意見が出たとお伝えしていただきたいのですが。
(政策部長)山本龍後援会事務所のチラシについて、我々は関わっていませんし、存じていません。想定になってしまうのですが、
マイタクのみならず、全体的に
市民の期待や
要望に対して応える寄り添いの思いでそういうことが示されているのかと思います。事務方も
市民に身近な地域
行政を担っておりますので、
マイタク制度の
見直しについては、当然
市民や
タクシー事業者から意見を聞きながら具体な
検討を進めていきたいと考えております。先ほど
中道委員さんがおっしゃったことは、市長に伝えておきます。
【
中道委員】市長に伝えていただいて、訂正するか、あるいは
マイタクの
利用時間の
延長を実行するのかを確認していただきたいと思います。
(
委員長)一旦確認しますが、
中道委員からの質問に関しては政策部長から市長に伝えていただき、その回答を委員に報告いただけるということでよろしいでしょうか。各委員、よろしいですか。
(「はい」の声あり)
【阿部委員】今近藤委員さんがチラシを出しましたが、それを
委員会で取り上げるということは、これから各委員が
委員会に何かを持ってきて質問することになるので、前例をつくるのはよくないと思います。
【近藤(登)委員】このチラシの内容は、今回の
陳情に関しての根幹に関わる部分、
要望事項に関係があり、それが決定されていると告知されているので、
当局にどうなのですかと尋ねたわけです。
(何事か声あり)
【宮田委員】先ほどの説明で
アンケート結果のお話がございましたが、
アンケートはどのくらいの数で行い、回答率はどのくらいだったのでしょうか。また、
アンケートの中身で
マイタクの
利用時間の
延長や
延長してほしい理由まで尋ねたのかをお伺いしたいと思います。
(
交通政策課長)
マイタク制度を始めた平成28年の
アンケート結果は今持っていないのですが、令和元年7月から9月までに行った
アンケートですと、当時の登録者2万5,890人から1,000人を無作為に抽出し、その1,000人の
アンケート結果で傾向を分析しております。その中では、
現状の
マイタクの
利用時間や目的などを聞いております。また、今後の
マイタクの
利用に当たっての自由な意見を求めております。自由意見欄では
マイタクの
利用時間の
延長の声が一番多くありました。
【宮田委員】自由意見の特徴的な部分で、先ほど医療機関にかかって夕方6時を過ぎてしまうという意見があったのですが、それは何件くらいあったのですか。
(
交通政策課長)
病院で時間がかかってしまうという意見は四、五件かと思います。
【宮田委員】
利用実態をもう少し精査する必要があると思います。
それから、今後財源問題を含めて
検討というお話でございますが、
現状の財政支出は2億円では足らなくて3億円になるのかと思ったら、コロナ禍で若干
利用が落ちているようです。また、今後団塊の世代が
高齢者になってくるとさらに
利用が増え、財政に直接関わってくる問題になろうかと思っています。そのような中で登録者数と
利用者数に乖離があるわけでございます。一般的に言われている1,000円の基本
料金範囲内での
利用が多く、
郊外の
利用率は低いということは
当局の従来の見解でも分かっています。
現状で登録者数1人当たりの還元額の上限は12万円です。12万円掛ける登録者数を念頭に置いて財政
計画を立てているかというと非常に難しいです。
利用率はもっと低く見積もるわけです。その辺の財政
計画の立て方は
当局も非常に難しいでしょうし、現実にはそれだけの財源を想定して財政
計画を立てることは絶対あり得ないわけです。
当局で
利用時間や
料金について一定の
見通しを立てない限り財政
計画という話にはならないわけです。
検討、
検討と言いますが、現実的にはどのくらいの
利用率を見込むかになると思うのです。1人世帯で現在の
支援額の120回を全て使うとすれば、年間54週と考えますと、買物での往復
利用で週1回です。2人の
高齢者世帯では、買物等を一緒に行動するとすれば往復
利用で週2回は使えます。こう考えていくと、何回までが妥当なのかという議論になるわけです。1,000円を2,000円にすると直接財政問題に関わってくるので、
当局が
検討する際には
利用率を想定しながらでないとなかなか結論が見いだせないと思います。したがって、
検討の際にはこれらも含めて
検討されるべきだと思うのですがいかがでございますか。
(
交通政策課長)登録者全てが現在の
支援額の120回を使うとした場合、現実的にはその経費を
負担することができません。
現状を分析しながら予算との兼ね合いを考慮しておりますが、
現状は
マイタクの登録者、約2万8,000人のうち実際に
利用されているのは約40%でございます。また、
支援額の平均を分析しており、上限は1,000円ですが、平均は約630円でございます。そういった
現状を踏まえた予算、財政
計画を立てておりまして、その
現状から今後
マイタク利用者が増えるとどれぐらい
財政負担が増えるといった分析もしております。
【宮田委員】この事業については、国の助成
制度は存在しているのですか。
(
交通政策課長)この事業については、国の助成
制度はございません。
【宮田委員】ということは、市の単独で経費を支出しなければならないということです。平均が約630円ですと、基本
料金で行ける範囲の
利用が極めて高いことが見てとれるわけです。
利用率が高まることは否定しませんが、
支援額が1,000円から2,000円になれば、当然
郊外利用の
利用率が上がるのは分かる話なので、一方で財源措置が本当に可能なのかを考える必要があります。国の
制度はというと、団塊の世代が
高齢者になる、したがって医療費が増える、医療費が増えるから
高齢者についても200万円の所得を境に1割
負担から2割
負担を求めるという
制度になるわけです。今後本市でも、所得条件を加味した
制度にしないと事業を継続できなくなると思うのです。したがって、事務が煩雑になるとは思いますが、申請時に所得が把握できる書類の提出を求めることなどは財政問題と絡めて議論しなければならない課題になりつつあると思っているところでございます。
陳情事項の1についてはぜひそういったことを含めて精査していただきたいと申し上げておきます。
それから、
陳情事項の2に関連して
情報政策担当部長にお聞きしたいのですが、
マイナンバーカードを
健康保険証で
利用するということですが、全国の自治体が
マイナンバーカードを
健康保険証として
利用しなければならないというのは、法律で決められるのですか。そこまで情報は入ってきていませんか。
(
情報政策担当部長)法律で決められるという情報は入ってきておりませんが、国の目標として2021年3月には
マイナンバーカードを
健康保険証として
利用を開始するという情報は入ってきております。また、本市においても、今年10月から市庁舎1階の総合支援窓口において
マイナンバーカードの登録作業をお手伝いしているところです。
【宮田委員】一番気になるのは、全国の自治体が
健康保険証として
マイナンバーカードを
利用しなくては駄目なのかということです。また、2023年には運転免許証についても
マイナンバーカードを
利用するという議論になっています。今後並列で対応していくとなると、IT化するに伴って
行政がいつまでたっても並列で対応することになり、事務の手数料と手間を考えると、何のためだろうという思いもするわけです。したがって、国はその辺の方針を明確にもっと打ち出すべきだということを、末端の自治体として意見提起すべきだと思っています。
それから、事務作業量の関係で、
行政における
マイナンバーカードと帳票類の精査、それから
タクシー事業者における精査については、
行政も
タクシー事業者も臨時的に雇用を増やして行っています。この臨時的な雇用の経費が今後増えるとさらに事務が煩雑化することも
検討する際には考えておくべき事項だと思っています。
若干気になるのは、
マイナンバーカードを紛失した場合の情報漏れです。また別問題として、
マイナンバーカードを紛失した場合、
マイナンバーカードが再発行されるまでの期間は
マイタクが
利用できなくなるわけです。運転免許証を紛失した場合、運転免許証が再発行されるまでの間は車を運転できないのと同じように、
マイナンバーカードが再発行されるまでは
マイタクが
利用できないとなると、
現状でも2か月、さらに今後申請が増えると2か月以上は
マイタクが
利用できなくなり、いわゆる
行政サービスの提供そのものを阻害することにもなりかねません。したがって、対応を考えざるを得ないと思うのですが、その辺はどのように
検討していますか。
(
交通政策課長)現在の運用では、紙の
利用券を紛失すると、金券相当ということで再発行はできませんので、その年度は全く使えなくなります。紙の
利用券が
マイナンバーカードに移行されれば、仮に
マイナンバーカードを紛失しても再発行されれば年度途中でも
マイタクが
利用できるようになりますので、
サービス向上になります。しかしながらご指摘のとおり、再発行までの期間は
マイタクが
利用できなくなりますので、代用の
サービスの方法について現在
検討を始めているところでございます。
【宮田委員】仮に
マイナンバーカードへの一本化を前提に考えるとすれば、今指摘したような内容についても当然併せて
検討されるべき課題だと思っています。現在日にちだけは
当局の考えが示されておりますが、それに併せて今提起したような内容についても
考え方を整理して明らかにすべきだと思いますので、お願いしておきます。
【阿部委員】広報まえばしに
マイナンバーカードの記事が掲載されていましたが、ほかにどのように
市民に周知されるのかをお伺いしたいと思います。
(
交通政策課長)周知を始めたのは12月15日号の広報まえばしからでございますが、
マイタクの運用に当たって
マイナンバーカードが便利です、そちらに移行をお願いしますという周知のチラシも作成しており、各自治会や各老人会への説明等を始めるところでございます。また、現在の登録者には来年の3月に令和3年度分の
マイタクの
利用券を発送します。令和3年4月からの新規登録者は
マイナンバーカードのみの
利用となります。令和
4年4月からは現在紙の
利用券を
利用している方も
マイナンバーカードに移行しますという案内文により周知したいと考えております。また、それ以外にも出張申請受付の窓口で丁寧な対応をしていきたいと考えております。
【阿部委員】1枚の文書だけでは理解に苦しむことがたくさんありますので、今まで以上に丁寧に説明をしていただきたいと思います。
マイナンバーカードの
取得については、市が丁寧に説明して
サポートすることが非常に大事だと思います。不安を少しでも払拭する努力をしなくてはならないと思うのです。したがって、
マイナンバーカードを申請するときの
サポートが必要だと思うのですが、どのようなお考えをお持ちですか。
(
交通政策課長)現在
マイタクを
利用していて、不安を感じた方や疑問を持った方は交通政策課にお問合せいただいて、その都度丁寧な電話対応をしており、窓口に来られた場合も丁寧に説明しております。
マイナンバーカードで
マイタクを
利用することについて不安を感じる方も確かにいらっしゃいますので、来年1月からは
マイナンバーカードの出張申請受付を各
市民サービスセンターでも順次展開してまいります。
【阿部委員】ぜひ出張申請受付をこれまで以上にやっていただきたいと思いますし、希望があれば出前講座などもしていただいて、多くの方に理解していただけるようにご努力いただきますようお願いしたいと思います。
【
中道委員】先ほどお聞きしたのですが、答弁まで行かなかったので再度お聞きしますが、
マイナンバーカードの
取得は任意です。したがって、どうしても
マイナンバーカードを
取得したくない方がいると思うのです。このような方は
マイタクが
利用できなくなるのですか。
(
交通政策課長)令和
4年4月からは
マイナンバーカードのみで
マイタクが
利用できるようになりますので、
マイナンバーカードがない方は
利用できなくなります。
【
中道委員】それはひどいと思います。先ほども言いましたが、
マイナンバーカードの
取得は任意ですから、その人が
マイナンバーカードを取る、取らないは自由だと思うのです。それに対して
マイタクが
利用できないのは不公平ですし、どの
市民にも平等に
行政を進めていかなければならないと思うので、それは絶対に中止すべきだと思いますので、強く求めておきます。
(
委員長)ほかに質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
(
委員長)ないようですので、以上で
陳情については終了いたします。
◎ そ の 他
(
委員長)次に、その他でありますが、
次期委員会につきましては、必要が生じた場合、正副
委員長で協議し、招集することでよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
(
委員長)それでは、
次期委員会は必要が生じた場合、正副
委員長で協議し、招集することといたします。
◎ 散 会
(
委員長)以上で本日の議題は全て終了いたしましたので、会議を閉じます。
(午後2時
45分)
当サイトに掲載されているすべてのコンテンツは前橋市議会の著作物であり、日本国内の法律および国際条約によって保護されています。
Copyright (c) Maebashi City Council, all rights reserved. ↑ ページの先頭へ...