まず、(1)のこれまでの
検査数ですが、前橋市では4,544件となっており、検査の
実施機関等の内訳については記載のとおりでございます。
また、(2)の
月別検査件数、直近の
検査数については記載のとおりとなっておりますが、県の数値につきましては、昨日現在の県の
ホームページの状況によるものです。また、県も先週の途中から報告の状況が変わりましたので、件数については、16日以降の件数がそれまでから少し減少はしておりますが、また後日公表されるということになっていると思います。
続きまして、3の
患者発生状況についてですが、県内では、昨日、10月20日までに797人の患者が確認されており、うち本市内は128人となっております。月別の件数では、本市は8月に85件の発生がございましたが、9月は6件でありました。10月になりまして、昨日までに25件の発生があった状況でございます。本日お配りしてあります横長の資料も併せてご覧いただければと思いますが、10月11日以降の発生状況を抜粋させていただいており、23件の発生がございました。これは、学生及び学生等が居住するアパートでの発生によるものが主でございます。まず、このアパートの関係でございますが、ここは学生等が住んでいるアパートで、16日、17日と、アパート内に居住する学生複数の陽性患者が確認されたため、アパート全員のPCR検査を実施いたしまた。その結果が19日に判明いたしましたが、アパート関係全部で10名の陽性者を確認しております。また、広範囲に陽性者が発生しております専門学校では、陽性者のクラスも広範囲にわたるというところもございまして、引き続き調査を行うとともに、学生全員の検査も実施するように予定していきたいと現在考えているところでございます。
6 (4)令和2年度前橋市
教育文化功労者の表彰について
(
教委総務課長)
報告事項4、令和2年度前橋市
教育文化功労者の表彰についてご報告させていただきます。資料3をご覧ください。
教育文化功労者表彰は、本市の教育文化の振興、発展のために顕著な功労または功績のあった方々を前橋市教育
委員会として表彰するものでございます。選考の結果、今年度は個人22名及び5団体を11月6日、金曜日の午後1時30分から市役所3階の31会議室において表彰させていただく予定でございます。なお、表彰者につきましては別紙名簿に記載のとおりでございます。
7 (5)ICTを活用した
オンライン教材による
学習支援(実証実験)アンケート結果概要について
(
教委総務課長)
報告事項5、ICTを活用した
オンライン教材による
学習支援、実証実験のアンケート結果概要について報告いたします。資料4をご覧ください。
本実証実験につきましては、
新型コロナウイルス感染症の蔓延防止のため、学校の一斉休校により通常授業が行われない状況が生じた中で、市立中学校の3年生を対象にICT活用による
学習支援を行い、その有効性の検証を行ったものです。支援の概要については1に記載のとおりでございますが、貸出し用タブレットの確保など環境の整備にも相応の時間がかかったことから、学校再開後においても課題となります学習の遅れを支援できる教材ソフトすららの配付を行って活用してもらいました。このたびアンケート結果の概要がまとまりましたので、報告させていただきます。
アンケートについては、利用した3年生の
保護者と、これに携わった学校の教諭を対象に実施させていただきました。
初めに、2の(1)
保護者に対するアンケートの結果ですが、問い1のすららは休校中の学習の補助教材として役立ったかとの問いに対しては、29%の
保護者から役に立った、47%の
保護者からは分からない、24%の
保護者からは役に立たなかったとの回答がありました。そして、問い2のすららの学習内容はお子さんの学習に適していたかとの問いに対しましては、半数以上の52%の
保護者から分かりやすかったとの回答をいただきました。また、問い4で、すららの週平均の利用時間はどのくらいであったかの問いに対しましては、1時間未満の利用が57%と最も多い結果となりましたが、4時間以上の11%の中には10時間以上と回答した生徒も多くおりました。次に、問い5の
オンライン教材の評価できることはとの問いに対しましては、動画を用いた分かりやすい説明であるとか、自分の苦手分野や能力に合った学習が可能などの意見が多く、GIGAスクール構想の理念でございます個別最適化への期待の高さがうかがえる結果でありました。また、今回の実証実験に対する自由意見といたしましては、学年末まで利用したかったとの意見のほか、授業に取り入れることへの期待などの意見が寄せられた一方で、端末の利用に伴う情報リテラシーの問題や、視力の低下など健康面での不安に対する意見など、様々な意見をいただきました。
続きまして、(2)の教諭に対するアンケート結果ですが、問い1のすららは休校中の学習の補充に役立ったかの問いに対して、37%の教諭から役に立ったと回答があった一方、27%の教諭から役に立たなかったとの回答がありました。また、裏面、問い2のすららの活用により宿題を出す負担は軽減されたかの問いに対しましては、軽減されたのが9%で、8割以上が変わらないという結果になりました。これは、学校の休校と同時に各校でドリルペーパーなどが用意されていたため、途中で
オンライン教材が提供されても現場として併用が難しかったからではないかと考えております。次に、問い3のすららの具体的な利用方法ですが、1年生から2年生の学習内容の復習や定期テスト、実力テストの対策に利用した、新しく習っている単元の学習内容を確認させるために利用した、また夏休みの課題として利用した等の回答がありました。また、問い4のパソコン管理で困ったことはあったかの問いに対しては、73%もの教諭から困ったことがあったと回答があり、現場での課題が表出した結果となりました。具体的には、タブレットの不具合や問合せに対する教諭の負担が増えたこと、また貸し出したタブレットの管理状況が見えず、使い方を説明するのに時間と労力を要したなどが挙げられました。この点につきましては、今後1人1台の端末を整備する際にも教諭の負担が軽減されるような体制づくりが必要であると考えております。次に、問い5の今後1人1台の端末が整備された際に
オンライン教材をどのように活用したいかの問いに対しては、学習している単元を短時間で学習できる課題の発信に使いたいなど、現実的な期待も上げられておりました。また、問い6の今回の実証実験期間中、すらら以外で端末を利用したかの問いに対しましては、22校中7校で実施したとの回答がございまして、県教委が作成した動画を用いた学習などのほか、ズームを使って全校集会や始業式、終業式を実施したとの回答もありました。今後、1人1台の端末整備に合わせさらに様々な活用方法が想定されますが、一定のルールづくりも必要であると考えております。
以上を踏まえました3の考察、今後の課題でございますが、
オンライン教材を活用した学習に対するメリットといたしましては、(1)に記載のとおり、得意、不得意など学習を自分のペースで行えること、また教員の説明がなくても何度も繰り返して学習ができること、一方、デメリットといたしましては、(2)に記載してございますけれども、端末操作の得意、不得意で学習に差が出てしまうおそれや、端末や
オンライン教材に不具合が生じると学習が止まってしまうなどが挙げられております。また、(3)の
オンライン教材に対する考え方といたしましては、既存の紙冊子のドリルから
オンライン教材への置き換えが可能であり、そのためにも個別最適化に向けた習熟度別対応の教材選定が今後重要になってくると考えております。(4)に記載いたしましたが、GIGAスクール構想の1人1台の端末整備に向けましては、何よりも教員及び生徒への研修機会を設けることと、教職員の負担につながらないよう
サポート体制を構築してまいりたいと考えております。
最後になりますが、今回の実証実験は8月末で終了し、貸し出したタブレットは授業で必要なため回収させていただきましたけれども、
新型コロナウイルス感染症による今後の緊急な場面で臨時的に対応できるよう、1人1台の端末が整備されるまでの間は貸出し用のタブレットを40台確保して対応していきたいと考えております。
◎ 質 疑
(
委員長)ただいまの報告についてご質疑がありましたらお願いいたします。
8 (1)
特別養護老人ホーム入所申込状況調査結果について
【浅井委員】調査の内容は分かったのですけれども、こういう調査があって、今後前橋市ではどのように受け止めて、どのような取組をされるのか伺います。
(
長寿包括ケア課長)
減少傾向にある申込者の状況ですとか、現在の充足状況、それから
事業者側の人材確保の対応なども勘案しながら、県が示している支援計画なども踏まえまして、今まえばしスマイルプランの中で来年度からの3か年の整備計画をつくっておりますので、そこに反映してまいりたいと考えております。
【浅井委員】前橋の充足数に対する考え方とすると、足りている、それともまだまだ足りない、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。
(
長寿包括ケア課長)今ちょうど分岐点に来ているのかというところです。待機者がかなり減ってきている状況ですとか、新たに希望される方の状況、それから実際に順番が回ってきた方への施設からの連絡でもまだ自宅で見るからいいという方のほかに、既にほかの施設に入所されている方は改めて特養の希望はしないといった反応も多くなってきていると
事業者から聞いております。ですので、県の支援計画なども踏まえてにはなりますけれども、来年度からの3か年で整備を幾つにするかというのは今慎重に検討しているところでございます。
【浅井委員】分かりました。なかなか減っているようには見えないので、相変わらず待機の方は多いような気がします。実態をよく見ていただいて、きめ細かい対応をお願いします。
【
小林委員】入所者の内訳ということで、
Aグループ、今すぐ入所を希望する、
Bグループ、希望しないという
グループ別の分け方になりましたけれども、前年度まではA、B、Cの
グループ分けをしておりました。このA、B、Cの
グループ分けをしていたときは入所希望の理由とか、認知症の状況、身体の状況、希望時期についてもかなり細かく調査していたようなのですけれども、県が入所等の指針を変えたということで、なぜ今回このように変えてしまったのか分かるようでしたらお知らせいただければと思うのですけれども。
(
長寿包括ケア課長)その件について特に聞いたことはないので、細かくは分からないのですけれども、今回、この
入所指針の改定の中でも、まず受付時点で
Aグループと
Bグループに分けまして、その後、実際に入所の判定に当たっては、
Aグループの該当者について、これまでどおりの認知症の状況ですとか個別指標に基づいて評価基準で点数化して、合計点数の高い順に名簿を作成するということですので、その後の流れについてはこれまでと変更はございません。
【
小林委員】介護度3以上の数字が出ているわけですけれども、要介護1、2の方、認知症等が非常に顕著な場合等も特例入所の対象になっています。その
対象者は市で把握しているのでしょうか。その辺を教えていただければと思います。
(
長寿包括ケア課長)特例入所の申込みがあった場合につきましては、当該
入所申込者が特例入所
対象者に該当するか否かを判断するに当たって、施設で入所等検討
委員会が開催されるまでの間に、市に対して意見を求めることとされております。ですので、その時点でその方の状況は把握が可能という制度にはなっております。
【
小林委員】具体的に特例入所の方がどれくらいいるのか分かるようでしたら。
(
長寿包括ケア課長)介護保険課に確認した限りでは、昨年度と今年度、これまで施設から特例入所に係る意見照会がないということですので、件数としては少ないものと考えております。
【
小林委員】分かりました。この表を見てみると、令和2年度は、現基準で79人の減少となったようですけれども、2の内訳を見ますと、今すぐ入所を希望する
Aグループの人数が346人ということで、昨年の
Aグループが260人でしたから、申込者数は減ったけれども、今すぐ入所を希望したいという人たちが増えているという印象を受けます。来年、第8期まえばしスマイルプランの計画も控えておりまして、やはり
特別養護老人ホームの整備もしっかりとしていくことが必要だと思いますので、先ほど状況を見ながらというお答えもありましたけれども、ぜひ今すぐ入所を希望する人たちが入れるような整備指針をつくっていただきたいと思いますので、要望させていただきます。
9 (2)
新型コロナウイルス感染症対策への取組について
【
小林委員】資料2の4ページに、中学校の駅伝の練習において安全面を考慮した上で練習をすることとしたという、部活動における留意事項等々が出ているのですけれども、ほかの部活動の実施状況や、あるいは練習試合とか対外試合などについてはどのような指針で行っているのかお聞きできればと思います。
(学校教育課長)部活動につきましては、現在、県外への練習試合や県外で催されます強化練習会などへの参加については行わないようにと各中学校に
市教委からお話をさせていただいております。駅伝につきましては、本年度関東大会が茨城県で実施されることが決まりましたので、10月3日に市の大会が行われました。その市の大会を受けまして、11月7日に県大会があるのですが、上位に入賞しますと関東大会出場という学校も出てくると思います。茨城大会では、例年ですと午前中にレースが行われるのですけれども、本年度は午後にということで、移動を考慮するようなプログラムで行うという予定であります。なお、ほかの競技でいいますと、県の新人大会が行われる予定になっておりますので、市としましては9月の4連休頃までの間に各種目の市の大会を実施させていただきました。
【
小林委員】
小学校、中学校の修学旅行の中止が残念ながら決まってしまいましたけれども、この修学旅行に代わるようなものは何か準備されているのでしょうか。また、実施もしたのでしょうか。その辺のことを教えていただければと思います。
(学校教育課長)
小学校につきましては、全ての学校で6年生の修学旅行の代替の行事を計画していただきました。現在、順次各学校で実施していただいております。内容といたしましては、日帰りのバス旅行になります。方面は、吾妻方面や沼田方面に出かける学校が多いです。中には県外の日光に出かける計画を立てていただいている学校もあります。中学校につきましては、学校ごとに実施について検討していただきましたが、代替を実施している学校はまだ数校です。方面についても、先ほどの
小学校と同じようなところに出かけていく日帰りを計画しております。ほかに、旅行ではないのですけれども、校内の行事に組み替えるというようなこと、また事前学習で修学旅行について調べてきた内容を発表するというような学習発表会に置き換えた学校もあると聞いております。
【
小林委員】成人式の関係なのですけれども、ここに来て若い
方たちの間で新型コロナウイルス感染が増えている中で、この成人式の実施については
新型コロナウイルス感染症対策を取って2回に分けて行うということですけれども、実施に向けたこれからの市としての準備等々はどのような感じで行っていくのか、教えていただければと思います。
(
指導担当次長)例年のように実行
委員会を招集しまして、大枠については既にお知らせさせていただいたとおり、2回に分けて実施するといった方向で、その中をどうしていくか具体的なやり方については今検討しながら進めているということでございます。
【藤江委員】今年の第2回定例会の総括質問の中では、子供を持つ
保護者の方が万が一感染した場合の対応ですとか、医療的ケア児を含む
障害児の親が万が一感染した場合の対応等々についての質疑があったのですけれども、例えば中高年の子供が高齢の親を介護しながら暮らしている家庭もあるかと思います。その子供さんが新型コロナウイルスにかかってしまったといった場合の支援体制はどのようになっているのか、お伺いできればと思います。
(
長寿包括ケア課長)介護者であるご家族が
新型コロナウイルス感染症で入院した場合等の要介護高齢者等の支援が必要な方への対応でございますが、まず支援を必要とする方が要介護認定を受けている場合には、介護保険サービスの利用で在宅での生活が可能かどうかを判断しまして、可能な場合には引き続き介護サービスによる日常生活の支援を行っていくことが考えられます。また、サービスを利用しても在宅での生活の継続が困難な方もいらっしゃるかと思いますが、そういった方につきましては、緊急の短期入所生活介護、いわゆる緊急ショートステイなどを利用していただくようなことも想定しております。いずれにいたしましても、どのような支援が必要かというのはやはりその方の状態によって違ってくると思いますので、ご本人の状態ですとか家族の状況などを把握して、ケアマネジャー、それから受入れ施設側等とも連携して適切な支援につなげてまいりたいと考えております。
【藤江委員】ショートステイですとか、そのままサービスを受けられるというお話だったのですけれども、子供さんがかかってしまった場合には濃厚接触者になる可能性がかなり高いと思うのです。そうすると、その濃厚接触者になった場合に、例えば訪問してもらえるのか、またショートステイできるのか、その辺についてはいかがでしょうか。
(
長寿包括ケア課長)
厚生労働省からも、濃厚接触者であっても在宅生活の継続ができるように必要な支援を行うこととされております。実際にそういった形でケアマネジャーとの連携も図っているところでございます。
【藤江委員】ケース・バイ・ケースになるかと思うのですけれども、そういうことも想定しながら、ぜひ万全な体制を整えていただけたらありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
10 (3)
新型コロナウイルス感染症への
対応状況について
【浅井委員】PCR検査等の実施状況について伺いたいのですけれども、このデータによりますと、PCR検査の月別検査状況が前橋の場合は8月、9月に数が増えているのですが、これは見方とするとPCR検査の敷居が低くなったのか、それともPCR検査を必要とする方の数が多かったのか、どちらでしょうか。
(
保健予防課長)以前にも報告いたしましたように、前橋市内で2軒の店舗でクラスターが起こりまして、その関係者、またいわゆる夜のまちの関係者の検査も行ったということで、8月については件数が多くなっておりますが、それだけではなく、
医療機関等でもPCR検査を実施するようになり、全体的に増えております。
【浅井委員】このところの前橋市の報告や新聞等のデータでもあるように、クラスターに近い感染が起きているという状況なのだと思うのですけれども、ぱっと見ると人数的には千代田町のホストクラブのクラスターと遜色ないような、これからもっと増えそうな感じがします。特定の仕事の枠の中での交流だけの
方たちと違って、恐らくこの学校からあちらこちらに働きに出ている方が多いように受け止められるのですが、このときのたどり方といいますか、クラスターですから、恐らくその種を見つけて潰していくような方法を取るのだと思うのですけれども、巷間承る話だと、日本の方ではないというお話も出ています。別に外国人だからどうこうと言うつもりは全くないのですが、生活習慣が若干違う方も多いので、なかなか難しいのではというご意見を大分市民の方からいただくのですけれども、この事象に関しての保健所の基本的な考え方を教えてください。
(
保健予防課長)先ほどお話しいたしましたとおり、現在も広範囲に陽性者が出ている専門学校では検査を順次進めているところでございます。まずはその全容を把握するというところが1点と、もう一つは、学生がアルバイトにも行っておりますので、アルバイト先にも行動等を確認しながら、濃厚接触者がいるかどうかということも含めて調査しながら対応しているところでございます。
【浅井委員】頂いている資料だと軽症の方が多いと書いてあると思うのですけれども、軽症の方が1か所にとどまって他者にうつさないようにするのはなかなか難しい場面もあります。前の総括質問だと、前橋の場合は、自宅待機ではなくて、軽症の方でもホテル等で経過を見ながら治療というようなご答弁だったのですけれども、基本的には今回の
方たちもみんなそのような対応ということでよろしいのでしょうか。
(
保健予防課長)国も入院に関しては方向を変えまして、全件を感染症指定
医療機関への入院ではなくて、基本的には高齢者ですとか基礎疾患のある方の対応をするようにとなっております。それ以外の方についてはホテルの宿泊療養に入るか、または自宅での療養ということを国では示しております。前橋市内では自宅療養という例はないのですが、今回の発生の案件につきましては、ホテルで療養される方もいらっしゃいますし、症状がある方、症状が強い方等については入院ということもございます。重症の方は、いない状況でございます。
【浅井委員】別に外国人がどうのということではないので、くれぐれも誤解のないようにお願いしたいのですけれども、大分東毛方面でも外国人の方の罹患率が高くなって、前橋でもこのようなことで、市役所前のコンビニなどでお会いしてもマスクをつけていない方も散見するような状態で、軽症の方でもそこからまた広がるのではないのかと心配されているという話を結構伺っています。ですから、対応をきちんとしていただかないと不要な風評も起こりかねないので、その辺はぜひ十分に考慮をお願いしたいと思います。
【笠原委員】聞き漏らしたか分かりませんけれども、今日、専門学校の発生状況の資料を頂いて、この専門学校の今の対応はどのようになっているか、分かる範囲でいいのですが、お聞かせください。
(
保健予防課長)おもてなし専門学校とNIPPON語学院については、1週間ほど休校というお話を聞いております。それ以外の中央農業大学校と中央情報経理専門学校につきましては、数日間休校ということです。いずれも遠隔での授業も行うというお話を聞いております。
【笠原委員】いつ頃から1週間程度の休校なのですか。
(
保健予防課長)休校については、いつからか忘れてしまいました。今も休校中なのですが、昨日の時点で1週間程度ということでご相談はさせていただいております。
【笠原委員】この先、患者さんがどのくらいになるか分かりませんけれども、陽性になった生徒さんはアパート住まいというお話が先ほどありましたが、そのアパートというのは1部屋何人ぐらい住んでいるのですか。
(
保健予防課長)先ほどお話ししましたアパート全体を全件検査したというアパートもございますし、そこ以外のところにも皆さん住んでいるというような状況でございます。何人といいますか、居住形態については、部屋の広さなどによって、1人での方もいらっしゃいますし、3人、4人と複数名住んでいる方もいらっしゃいますので、そこはお部屋の状況によって全く異なるかなと思います。
【笠原委員】職業は、学生、アルバイトとあるのですが、結構外国の方がコンビニなどのレジをやっていますけれども、大体そのアルバイトというのはどのような職種が多いのですか。
(
保健予防課長)具体的なお答えはできないところでございますが、いろいろなところでアルバイトをしています。一般的に留学生の方々が働いているような、そういったイメージをしていただければよろしいかと思います。
【笠原委員】いや、あまり具体的に聞きませんけれども。それで、今後終息に向かってきた場合はまた普通の学生に戻ると思うのですが、その後の追跡と言うとちょっと語弊があるか分かりませんが、今後どのような対応を当局とすれば取っていく予定ですか。
(
保健予防課長)学校とも相談いたしまして、学校での感染予防策等だけではなくて、学校以外での感染予防策等も周知、啓発をしていきたいとは考えております。
【
小林委員】専門学校の学生を中心に感染者が増えている現状の中で、先ほどPCR検査を学生全員にも実施していくことを考えていきたいというご答弁があったかと思うのですけれども、関係する学生全体で何人ぐらいいらっしゃるのでしょうか。
(
保健予防課長)正確な数は把握できておりませんが、九百数十人いると聞いております。
【
小林委員】かなりの数がいらっしゃるということですが、市の対応として、アパートの居住者への早期のPCR検査対応なども行ったようなのですけれども、これ以上感染を広げない、食い止めるためにも、どういう形でやるのがいいかちょっと私も分かりませんが、PCR検査をできるだけ幅広く行っていくことが必要なのではないかと思うのです。今後の学生へのPCR検査の実施についてはどのような対応を図っていくのかお伺いできればと思います。
(
保健予防課長)先ほどお話ししましたように、学校の調査も進めた上で学生の検査を進めていきます。陽性者のクラスも広範囲に及んでいるものですから、その辺の状況も踏まえて、できるだけ学生に対しては幅広くやっていきたいと考えております。
11 (5)ICTを活用した
オンライン教材による
学習支援(実証実験)アンケート結果概要について
【浅井委員】
保護者アンケートの1番のすららは休校中の学習の補助教材で役立ったのかという問いに、役に立たなかったという答えが24%もあるのですけれども、これについてはどのように捉えていらっしゃるのか伺います。
(
教委総務課長)現実に24%あったわけですけれども、先ほどちょっと説明させていただきましたが、家庭から見ますと既に学校からの宿題プリントが配付されていて、さらには塾などにも通っている子供もいまして、そういった中で、なかなか焦点が絞り切れなかった実態があったと考えています。
【浅井委員】
先生方のアンケートの6番で、中3生に1人1台端末が整備され、すらら以外を利用したかということで、実施したが7校、実施しなかったが15校とかなり極端に違うようなのですけれども、これは実際どのような推奨をされて学校へこの端末が配付されたのでしょうか。
(
教委総務課長)今回のインターネット環境の担保の仕方については、まず家庭にインターネット環境がある中3生は家庭のものを使っていただき、家庭にない方にタブレットを貸し出したという中で、家庭での学習教材としてすららを提供しています。その貸し出したタブレットは、学習教材だけでなくズームなども使えるので、各学校の実態に合わせてそういったものも活用してくださいという取組でございました。そのタブレット等を配付したのが、分散登校により学校が再開された段階で、もう既に対面での授業も始まっている中でした。できるだけ活用のお願いをしたのですけれども、そういう中でも22校中7校は実施していただいたと受け取っております。
【浅井委員】3番のアンケート結果に対する考察ですけれども、アンケートをされて約2か月たって、検証されたことはよく分かるのですが、ではこの検証の後にどうするのかと。これから結構莫大な予算をかけてやっていくわけですが、その割には少し評価が甘いのではという感じが正直しております。対面学習の代替の設備としてオンライン学習だけで考えているとやっぱりこんなことではないのかなと思うのです。前も質問で申し上げたかと思うのですけれども、やはりこういったタブレットが中学3年生の間に行き渡った段階で、タブレットを有効に活用した授業の在り方みたいなことも併せて進めていただくのが費用対効果に見合った形ではないかと思います。今回こういった社会実験といいますか、実証実験をされたわけなので、十分評価していただいて、もう恐らく来年度の予算ができてくる時期なので、少し急いで結論を出さないと、来年もまた同じような状況になる可能性もあるので、その辺については、ご多忙のところ大変かと思いますけれども、よろしくお願いします。
【
小林委員】3か月ちょっとの支援期間ということなのですが、このアンケートの結果を見ますと、すららを利用した時間が1時間未満から、先ほどお聞きしたら4時間以上、10時間も活用したお子さんもいらっしゃったということなのですけれども、このすららの活用方法について、前橋市から具体的にこんなようにしたらという指導などがあったのでしょうか。この活用方法に幅があり過ぎるので、その辺をお聞きできればと思うのですが。
(
教委総務課長)教材についてですけれども、一人でも学習できる、家庭でも学習できるという教材なものですから、できるだけ先生の負担をなくして、なおかつ受験を控えている子供たちに学習の遅れが生じないように、そういった目的で活用してくださいというものです。具体的にどこからどこまでの活用を強制したということは一切なく、先ほどお話ししましたとおり、それぞれの家庭状況も違うものですから、有効に活用できる中での活用といった意味では強制等々はいたしませんでした。
【
小林委員】教員のアンケートの結果で、宿題の負担が軽減されなかったのはドリルとの併用が難しかったというお話でしたけれども、パソコンの管理で困ったことはありましたかというところで、あったと答えた方が73%で、やっぱりタブレットの不具合などへの教員の負担が増加したということでした。これは下にもありますけれども、端末や
オンライン教材に不具合が発生した場合、学習が止まってしまうということで、結構タブレット等の不具合や、パソコンの
取扱いに関するいろんな障害といいますか、困難なことが多かったのでしょうか。その辺のところが分かればお聞きします。
(
教委総務課長)今ご指摘の点ですけれども、非常に突然だったということもあるのですが、それにしてもやはり端末の導入に対して教育現場、学校の
先生方がかなり苦労したという実態がございました。まさにこの点がこれから1人1台端末を整備していく上でのポイントでございまして、先ほど説明させていただきましたとおり、1人1台導入するまでの間に、例えば具体的に言いますと簡単な分かりやすいマニュアルづくりですとか、問合せに対する支援体制としてヘルプデスクですとか、先生を介さず、問合せ先に電話をすると分かるといった体制、あと今後の予算にも関わるのですけれども、GIGAスクールサポーター、ICT支援員といった具体的な策が必要なのだと改めて感じております。これにつきましては、現在教育
委員会内に前橋市教育情報システム利活用推進
委員会を設けて部会も設置しておりますので、出てきた課題点を解決すべく順次会議を開く中で、対応してまいります。
【
小林委員】分かりました。お話もあったように、十分な準備をした上で、1人1台のGIGAスクール構想に向けての対策をしっかり取って進めていただければと思います。走り出してしまった中でいろいろありますけれども、教員に対しての負担軽減もありますし、子供たちに対しては学習の格差が生まれないような対応が図られることを求めておきたいと思いますので、よろしくお願いします。
【石塚委員】このアンケート結果を見ますと、すららの活用と、今後のGIGAスクールに向けてが入り交ざってよく分からないアンケートになっていると感じます。特にすららの活用について、分からない、役に立たなかったという答えが
保護者、学校の
先生方ともに多い中で、このイメージとして結局ICTの活用があまりよくないのだよという印象を与えますけれども、実証実験の期間であったり、アンケートの対象としている人数であったり、このアンケートはすららに対するそれらの一部という受け止め方を私はしています。このアンケート結果でどの辺を生かして今後のGIGAスクールに向けていくのか、その辺を立て分けたほうがいいと思うのですけれども、いかがでしょうか。
(
教委総務課長)石塚委員さんのお話は本当にごもっともでございまして、ここでは、実証実験と称して、学習教材、
学習支援ソフトについての利便性をまず図ったというのがありますけれども、それと同時に一般的に言われていますリモートの授業を行ったということではございません。GIGAスクールが目指すのは、個別最適化といいますけれども、授業の場でより深い学びができることとか、学習の現場でどのように生かしていくかがメインになってきます。したがいまして、まさにその辺は切り分けて考える必要がある中で、今回タブレットの配付にまつわりますハード的ないろんなトラブルシュートといいますか、課題が出てまいりました。この辺はこれから配付する上で生かしていくところで、おっしゃるとおりそれも切り分けてまいりたいと考えています。
【小岩井委員】教諭アンケート結果を見ていると、タブレット、PC管理など、
オンライン教材の活用方法等で現場の
先生方は困っている、戸惑っているという答えが多いと結果が出ております。そういった中で、(4)でGIGAスクール構想に向けての方向性の中で教員及び生徒への研修が必要だという記載がされておりますが、10月から設置された情報教育推進室として何か具体的に研修に対して考えていることがあればお伺いいたします。
(
教委総務課長)具体的にというお話でございますけれども、先ほどございました、まずはマニュアルづくりです。ご家庭に対する活用のルールを含めた簡単なマニュアルの整備ですとか、様々な問合せ先をどこにするかといったことを今推進室で整理してございます。申し訳ありませんが、今はなかなかこの場で結論的には申し上げられないのですけれども、そういったところから順次検討しております。
【
入澤委員】質問といいますか、こんなこともあるよということを提案させていただきたいのですけれども、タブレットを使う学習はこれから必要だと思います。文字が書けない、文字が読めないというディスレクシアでしたか、そういう障害のある方に音声学習などはとてもいいと聞いているのですけれども、テストになると筆記になってしまい、書けずに結果がよくなくて、学力が下がるではないですけれども、また学習意欲を落としてしまうというようなことも聞いているのですが、その辺はどうお考えなのですか。
(学校教育課長)ただいまのご質問なのですけれども、やはり一人一人のお子さんの現状といったものをよく理解した上でタブレットの活用を進めていく必要があると思います。授業の場面ではそういったお子さんについては非常に効果的だと言われていますけれども、テストのときになるとというようなご心配もあると思いますので、そういったところを現場とよくすり合わせをしていくことは必要だと思っております。
【
入澤委員】実施した際の活用例というところで、動画撮影やユーチューブを載せるというのを
先生方がつくったりすると、また仕事が増えるといいますか、負担が増えるような気がしていて、それなら民間の専門的な方の事業や、講座などを活用するのもいいのかなと思っているのですけれども、その辺の検討はされているのでしょうか。
(学校教育課長)授業動画などについては、まだ具体的に検討している段階ではございません。今現状といたしましては、どのように授業の中でタブレットを活用していくかということを考えておりますので、そういった授業動画については今後検討させていただきたいと思います。ただ、どうしてもインターネットを使って配信するということになりますと、肖像権や個人情報にも関わりますので、そういった面も研究しながら進めていきたいと思っております。
(
委員長)ほかに質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
(
委員長)ないようですので、これで質疑を終了いたします。
◎ そ の 他
12 (1)
次期委員会の
開催日程について
(
委員長)次に、
次期委員会の
開催日程についてですが、案として11月17日、火曜日、午後1時から開催したいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
(
委員長)それでは、
次期委員会は11月17日、火曜日、午後1時から開催することといたします。
◎ 散 会
(
委員長)以上で本日の議題は全て終了いたしましたので、会議を閉じます。
(午後2時25分)