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  1. 前橋市議会 2019-11-19
    令和元年_魅力あるまちづくりと交通政策調査特別委員会 本文 開催日: 2019-11-19


    取得元: 前橋市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-15
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1          ┌────┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬──┬──────┐          │分類番号│O│ 0: 1│ 0: 2│ 0: 1│ 2: 3│ 1: 0│公開│個人情報・無│ ┌────┬───┴┬───┴┬┴─┴─┼─┴─┴┬┴─┴─┼─┴─┴─┴──┴─┬────┤ │議  長│副議長 │委員長 │事務局長│総務課長│議事課長│   係  長   │係  員│ ├────┼────┼────┼────┼────┼────┼──────────┼────┤ │    │    │    │    │    │    │          │    │ │    │    │    │    │    │    │          │    │ │    │    │    │    │    │    │          │    │ ├────┴────┴────┴────┴────┴────┴──────────┴────┤ │            前  橋  市  議  会  会  議  録           │ ├───────┬─────────────────────────────────────┤ │委員会の名称 │  魅力あるまちづくり交通政策調査特別委員会              │ ├───────┼─────────────────────────────────────┤ │開議年月日時 │  令和元年11月19日(火) 午後2時58分              │ ├───────┼─────────────────────────────────────┤ │散会年月日時 │  令和元年11月19日(火) 午後4時11分              │ ├───────┼─────────────────────────────────────┤ │会議の場所  │  第一委員会室                             │ ├───────┼─────────────────────────────────────┤ │       │                                     │
    │       │                                     │ │       │1 調査研究事項                             │ │       │ (1)アーバンデザインについて                     │ │       │                                     │ │       │2 その他                                │ │       │ (1)次期委員会の開催内容及び日程について               │ │       │                                     │ │       │                                     │ │       │                                     │ │ 議   題 │                                     │ │       │                                     │ │       │                                     │ │       │                                     │ │       │                                     │ │       │                                     │ │       │                                     │ │       │                                     │ │       │                                     │ │       │                                     │ │       │                                     │ │       │                                     │ ├─┬─────┼─────────────────────────────────────┤ │ │     │委員長  横山  副委員長 藤江                     │ │ │     ├…………………………………………………………………………………………………┤ │ │ 委 員 │委  員 小渕、林、近藤(好)、近藤(登)、浅井、石塚          │ │ │     ├…………………………………………………………………………………………………┤ │出│ (8名)│                                     │ │ │     ├…………………………………………………………………………………………………┤ │ │     │欠席委員 なし                              │ │ ├─────┼─────────────────────────────────────┤ │席│     │都市計画部長市街地整備課長                       │ │ │ 当 局 │                                     │ │ │     │                                     │ │ ├─────┼─────────────────────────────────────┤ │者│その他の者│副議長                                  │ │ ├─────┼─────────────────────────────────────┤ │ │事 務 局│事務局長議事課長、議事係長                       │ │ │     │                                     │ │ │職   員│                       記録書記 根岸副主幹    │ └─┴─────┴─────────────────────────────────────┘ 2                  ◎ 開       議                                     (午後2時58分) (委員長)これより魅力あるまちづくり交通政策調査特別委員会を開きます。  初めに、傍聴につきましては許可することといたしますので、ご了承ください。                   ◎ 調査研究事項 3 (1)アーバンデザインについて (委員長)それでは、本日の調査研究事項に入りますけれども、アーバンデザインについて行いたいと思います。  本委員会の調査研究対象であります本市のまちづくりについて、当局から説明を求めることといたします。本日は、都市計画部長及び市街地整備課長に出席していただいておりますので、アーバンデザインについて説明していただき、その後質疑を行いたいと思います。本日は、このように今までと違った趣向で対応したいと思いますので、委員の皆さんどうぞよろしくお願いしたいと思います。  それでは、まず都市計画部長からよろしくお願いいたします。 (都市計画部長)魅力あるまちづくり交通政策調査特別委員会に当たりまして、まず一言申し上げさせていただきます。  本市の中心市街地では、現在官民におけるまちづくり取り組みが多く実施されており、目に見える形となってきております。ことし2月には優良建築物等整備事業によりまして、城東町の広瀬川河畔で分譲住宅120戸、1階部分には飲食店などの店舗が入る建物が完成し、3月には本町二丁目交差点北側の空きビルが賃貸住宅や事務所、飲食店が入る複合ビルに生まれ変わりました。また、前橋駅北口で検討されております市街地再開発事業につきましては、住宅や店舗、子育て支援施設などが複合する建物の設計が進み、来年度には工事着工を予定しております。千代田町中心拠点地区におきましても、9月に決定しました事業協力者が地権者とともに基本構想の検討を開始しております。このような再開発事業のほか、本市の中心市街地においても、官民連携のさまざまな取り組みが始まり、まちづくりの主体が行政から民間へと移行する転換期を迎えているものと考えております。また、同時に人口減少社会や逼迫する地方行財政等の状況下におきまして、行政主体まちづくりには限界が見え始めているものとも考えております。  こうした状況の中、民間主体まちづくりを推進する上では、さまざまなステークホルダーの羅針盤となる理念が必要であるとの考えから、官民協働で前橋市アーバンデザインの策定をいたしました。アーバンデザインの策定によりまして、市民や企業、行政のそれぞれが自分事として地域の課題を捉え、自主的または連携して課題解決に取り組むことで、中心市街地の活性化につながるものと考えております。 (委員長)ありがとうございました。それでは、市街地整備課長、説明をよろしくお願いします。 (市街地整備課長)それでは、ことし9月に策定いたしました前橋市アーバンデザインの概要につきまして、パワーポイントで説明させていただきます。済みませんが、着座にて説明させていただきます。なお、本日配付させていただきました資料につきましては、概要版であり、本編につきましては、市街地整備課のホームページに掲載されております。  最初に、アーバンデザインという言葉ですが、アーバンとは都市的、都会的、デザインとは意匠のほかに使い方の最適化という意味を持っております。すなわちアーバンデザインとは、建物、街路、オープンスペースなどの都市空間を対象としましたデザインの改善や最適化により、見た目の美しさだけでなく、利便性や安らぎ、楽しさといった価値も都市づくりに取り入れようとする考え方です。  それでは、まず、策定の背景になりますが、近年におきます地方公共団体の財政が逼迫している状況下におきまして、行政主体まちづくりには限界が見え始めております。一方で、全国的に官民連携まちづくりで、豊かな公共空間を生み出す事例が紹介されるようになる中で、本市の中心市街地においても、官民連携のさまざまな取り組みが始まっており、まちづくりの主体が行政から民間へ移行する転換期を迎えております。  次に、策定の趣旨と狙いですが、これまでのまちづくりでは、行政が主体となり、計画に基づきハード整備などを進めてまいりましたが、これからのまちづくりは民間の主体性を重視するために、民間の声を反映したまちづくりの理念を官民で共有することが求められます。このため民間主体まちづくりを推進するための指針となります前橋市アーバンデザインを策定することで、長期的視点に立ったまちづくりビジョンを共有し、民間が主体的にかかわる実際のアクションにつながるきっかけとなり、最終的には民間主体エリアマネジメントの活性化を図ることを目的としております。アーバンデザインの構成ですが、官民で理念を共有するビジョンプラン編と民間のアクションへつなげるアクションプラン編からなります。ビジョンプラン編では、まちづくりの方向性から指針を示し、これに基づく長期プランを設定しております。さらに、個別エリアにおける将来像をイメージパースで可視化して示しております。また、アクションプラン編では、事業実施における手引となるアーバンデザインガイドラインを示し、高い効果が期待できる優先的に実施すべきモデルプロジェクト例を4つのエリアで取り上げております。  次に、アーバンデザインの特徴といたしまして、策定に当たりワークショップを計11回開催いたしました。ワークショップのメンバーには、住民や商店街関係者のほか、学生やまちづくり団体などのまちのキーパーソンを選定いたしまして、延べ200人の方々に参加いただきました。アーバンデザインでは、将来のイメージを共有するため、イメージパース等を多く取り込んで視覚的に示して、幾つかの異なる立場やシーンにおけるライフスタイルを提案いたしました。  これまでのまちづくりでは、行政が主体となり、計画に基づき大きなサイクルでハード整備などを進めてまいりました。今回前橋市アーバンデザインが策定されたことで、民間が主体的に社会実験などのアクションを実行いたしまして、小さなサイクルを継続して回していくという形が可能となりました。策定区域につきましては、この黄色で示されております前橋駅や群馬県庁を含みます中心市街地の約158ヘクタールです。  続きまして、まちづくりの方向性ですが、大きく3つ掲げております。まず、エコディストリクトですが、エコはエコノミーが意味するにぎわいと便利さというまちの経済的な側面、エコロジーが意味する居心地や快適さ、健康感といったまちの環境的な側面の両方を兼ね備えております。ディストリクトは、地区、地域という意味を持っております。すなわち都市の利便さと自然と暮らす心地よさを兼ね備えた地区、まちづくりを目指すものです。  次に、ミクストユース、すなわち住職商学といった複数用途が混在したまちづくりです。1つの用途に偏ることなく、複数の用途が混在することにより、昼夜問わず人が行き交い、商業が一日を通して集客を見込めるようなまちの活気につながります。理想的な複合用途の指標といたしまして、区域内の人口密度と職住比率、すなわち従業者数と住民人口の比率がありますが、本市の場合周辺の中核市と比較しまして、人口密度と従業員密度が低い状況にあります。特に職住比率は著しく低く、短期的な視点といたしまして、まずは住人口の増加を目指し、長期的には新たな雇用を生む起業家の誘導などを行いまして、理想的な職住比率に近づけ、バランスを保ったまちづくりを目指します。  最後に、3点目のローカルファーストですが、前橋のローカルコンテンツとして、赤城山、広瀬川などの自然資源や臨江閣や絹産業などの歴史、アーツ前橋民間アート活動などの芸術文化、萩原朔太郎前橋文学館などの文学文化が多くあります。こうしたローカルコンテンツを地域で磨き、育て、活用することが前橋に対する愛着となるとともに、地域経営による小さな経済圏を確立し、地域内循環による持続可能なまちづくりへとつながることから、個性的なまちづくりを目指します。これら3つの方向性に基づき、さらに記載のとおり8つの指針を設定いたしまして、これを踏まえたさまざまな取り組みが相互に関連しながら機能していくことを求めております。  そして、この指針を踏まえた長期プランになりますが、まず中心市街地を大きく2つの視点の軸として位置づけました。1つは、前橋駅からけやき並木通り、繁華街を通り、広瀬川に至る南北エリアで、ビジネスホテルオフィスビルアーケードなどのある繁華街へつながる商業軸、もう一つが利根川から前橋公園、繁華街を通り、中央前橋駅に至る東西のエリアで、行政施設や美術館、城跡、馬場川、広瀬川といった文化的な特徴を生かすべき文化、健康軸といたしました。  長期プランになりますが、まちの構成要素である街路ネットワークオープンスペース土地利用の3つのテーマに分けて設定いたしました。まず、街路ネットワークでは、歩行者や自転車がまちの中を便利に安全に移動できることを目標としております。改善イメージといたしましては、街なかの自動車通過交通を外周へ誘導し、複数交通手段対応の主要街路とすることで、交通量の減った街路空間オープンカフェイベントの開催などで積極的に活用いたします。また、裏通りなどの二次的街路を一方通行とするなど、道路空間を再配分して歩行者動線を確保すること、中心市街地を取り囲むようにグリーンループを整備し、歩行者や自転車の回遊性を高めること、県庁、前橋駅、中央前橋駅を交通結節点といたしまして、自動運転循環バスを導入することを提案しております。  次に、オープンスペースでは、水や緑、歴史文化などの地域資源を可視化することを目標としております。改善イメージといたしましては、空き地や平面駐車場などの民間の低未利用地をオープンスペースとして利活用すること、緑の広場をつくり、交流やイベント、憩いの拠点とすること、既存のオープンスペースを積極的に活用するための改善を図ること、水に親しむオープンスペースを整備し、水のイメージを高めること、城跡や歴史文化イメージまちづくりに反映すること、オープンスペースをつなぐ街路を緑化して、緑の前橋のイメージを高めることを提案しております。  最後に、土地利用では用途の複合化を促進することで、昼夜間人口のバランスをとり、昼夜問わず人が行き交う仕組みをつくることを目標としております。改善イメージとしましては、多様な居住ニーズに対応したフレックスな住宅をふやし、人口密度を上げること、既存建物を職住一体型の施設にリノベーションし、職を中心とした昼間人口を増加させること、地域固有の自然環境や特産品などのローカルコンテンツを生かした商業店舗をふやすこと、サテライトキャンパスシェアハウスなど、若者がまちにかかわるきっかけをつくり、滞在する場を広げていくことを提案しております。  続きまして、この長期プランに基づきました個別エリアのまちの将来像ですが、主なエリアにつきまして紹介させていただきます。前橋駅北口周辺ですが、駅前広場内にはキッチンカーなどが出店し、お茶やお酒を楽しめるほか、広場に面して多くの小売店が開業し、大きな開口部からにぎわいがあふれ出ております。また、植栽やキャノピーが日差しや雨を避ける機能とともに、駅前けやき並木通りへ人を導く機能を果たしております。駅前けやき並木通りになりますが、広幅員の歩道に開かれた地上階のカフェなどの店舗と上階にケヤキ並木の景観を取り入れたシェアオフィスを配置し、通りからも人の気配が感じられます。また、歩道上ではコンテナ店舗が営業し、前橋駅から街なかまでのにぎわいを連続させます。  次に、中央通りでは、空き店舗のリノベーションにより、地域の人、もの、ことを生かしたローカルファーストな店舗が並び、上階にはシェアオフィスサテライトキャンパスが入っております。また、アーケード内には、アートが配置され、視覚的に楽しみのある通りとなっております。馬場川通りでは、水と緑を感じながらリラックスできるオープンスペースやベンチが整備され、車道と歩道の段差をなくし、イベント時の一体的な利用を可能としております。また、店舗はガラス面やバルコニーが馬場川に向かって開かれ、連続して通りのにぎわいを創出しております。県庁前けやき並木通りでは、歩道に沿ってひさしやガラス窓を配したミクストユースビルが建ち、れんが調の外壁を使用して、歴史的建造物の趣が感じられる町並みが形成されております。また、平日の昼には車道にテーブル席が設けられ、周囲で働く人たちの憩いの場となっております。  次に、ライフスタイルの提案では、5つの異なる立場の人々やシーンにおける、とある一日を住む、働く、学ぶ、育てる、食べる、遊ぶなどのシチュエーションによりまして紹介しておりますが、このうちの一つ、ビジネスシーンを紹介いたします。朝通勤途中のオープンカフェでモーニングを食べ、徒歩でオフィスへ、街なかのリノベーションされたシェアオフィスパソコン作業、昼休みには広場のキッチンカーランチボックスを購入、午後は公園でスマートフォンやタブレットを使ったテレビ会議、仕事の後は友人と川沿いで地ビールを楽しみ、自動運転バスで帰宅というシーンが考えられます。  続きまして、アーバンデザインガイドラインです。アーバンデザインガイドラインは、将来像を実現させるために必要な個々のデザインやしつらえについて、配慮すべき視点について示したものです。一つ一つの建物や街路、オープンスペースについて、ガイドラインを参考にしたデザインを試行的に取り入れ、更新していくことで、将来的には通りやエリアごとに育ったコミュニティーによりアレンジされ、エリアマネジメントなどの地域まちづくりに発展していくことを期待するものです。アーバンデザインガイドラインは、建物や街路、オープンスペースについてそれぞれのテーマに基づいた指針としてイメージ図や写真とともに文書で具体的に示されております。主なものを紹介いたしますと、建築物の項目のセットフロントや開口の指針では、建物の外壁面をセットフロントさせ、歩道にできる限り近づけることや開口部の面積を大きくとることで、地上階のにぎわいが歩道に漏れ出したり、屋外の歩行者が行き交う光景を屋内の人が楽しめたりすることができます。用途では、地上階にはオフィスや集合住宅のロビー、商業店舗、テラス、ギャラリーなどのにぎわい用途を配置し、人がいる様子が見えるようにする。出入り口につきましては、店舗は街路から直接出入りできるようにし、利用者にとってわかりやすくするなどです。  リノベーションでは、既存の建物はクリエーティブにリノベーションすることで、まちの記憶である古い建物を残し、新しい魅力を創造することを促進します。また、街路やオープンスペースの項目のアメニティーの指針では、にぎわい活動を屋外で楽しめるように、街路やオープンスペースアメニティーを配置し、人々がとどまる空間をつくります。イベントでは、街路やオープンスペースを使って、定期的にイベントを開催することで、交流を促進し、シビックプライドを高め、ローカルファーストの意識醸成を促します。緑化では、街路やオープンスペースに樹木を多く配置し、リラックス効果を高め、まちの居心地を向上させます。水では、河川空間の活用や水に触れる場をつくり、親水性を高め、前橋らしい都市環境をつくり出します。  続きまして、モデルプロジェクトでは、改善することにより、高い効果が期待できる事業を優先的、試行的に実施していくもので、エリアごとに合意形成を図りつつ、先進事例の情報共有や社会実験などを取り入れながら、実現性を高めていくことを想定しております。モデルプロジェクトでは、既存の公共空間等を利活用いたしまして、効果的ににぎわいをつなげることを意図した4つのプロジェクトを示しております。1つ目は、図の茶色で示されました前橋駅から繁華街を経て、行政地区や前橋公園のエリアへ至るけやき並木通り道路空間の利活用、2つ目は青色で示されました広瀬川での水辺空間の高質化と利活用、3つ目は緑色で示されましたリンクと名づけた二次的街路での道路空間の再配分と高質化によります利活用、4つ目は黄色で示されました緑の広場で民間平面駐車場の広場への転用による利活用になります。  まず、道路空間の利活用ですが、駅前けやき並木通りは前橋駅利用者にとって前橋の玄関口であり、繁華街へつながるメーンストリートになります。前橋駅からにぎわい創出とともに、定期的なイベント等の会場としても使用されることが期待されます。また、県庁前けやき並木通りは、官公庁に関係する人たちの居住やオフィスのほか、利根川や前橋公園への玄関口としての発展も期待されます。具体的な取り組み例といたしまして、既存建物1階に商業店舗を誘致し、街路空間へのつながりを持たせる、また特例道路専用区域となっております駅前けやき並木通りの道路内建築物で、店舗の試験的営業を実施する、車道を歩行者天国にして、定期的にイベントを開催するなどを提案しております。  次に、水辺空間の利活用です。中心市街地の大切な地域資源であります水辺空間を利活用し、活動が活発化することが中心市街地の機運を上げるきっかけとなります。広瀬川周辺を対象といたしました民間によります遊休不動産のリノベーションや低未利用地の利活用を推進し、一方で歩きやすく人がとどまれるような河畔環境の整備をすることで、広瀬川周辺の一体的な利用によるにぎわいの創出が促されます。イメージパースは、太陽の鐘周辺の改善例ですが、川への段を整備しまして、水面を間近で感じられるようにする、河畔緑地や店舗から水面が見えるようにする、道路と河畔緑地を視覚的に一体化する、太陽の鐘の眺望と噴水が楽しめる広場でイベントを行う、遊休不動産のリノベーションにより、広瀬川に開いた店舗がふえるというイメージです。  続きまして、道路空間の再配分によります利活用です。中心市街地の主要な施設や拠点をつなぐ二次的な街路をリンクと名づけ、歩行者や自転車利用者が便利で安全に快適に移動できるように、高質化や緑化を行います。また、既存の道路空間の再配分によりまして、車道を狭くして歩行者や自転車の通行空間を確保することを提案しております。これは、国道17号から前橋公園へのリンクにおける歩行者空間高質化の改善イメージをあらわしておりますが、現在2車線ある車道を1車線として一方通行といたしまして、街路樹のほか、ベンチ、水路などのある歩行者空間を整備します。これにより、平日には街なかでビジネスをする人が昼休みに前橋公園エリアに散歩するなど、リフレッシュをしまして、休日には前橋公園を訪れたファミリーが繁華街へ足を延ばすなどの行動が期待できます。  最後に、低未利用地の利活用です。中心市街地に点在する空き地や平面駐車場などの低未利用地は、周囲のにぎわいの連続性を阻害する要因となっております。低未利用地の利活用を核としたモデルプロジェクトといたしまして、繁華街の中心にあります民間の平面駐車場を緑の広場として活用する提案をしております。緑の広場は、オープンスペースネットワークの中核として、既存の商業エリアや広瀬川などとリンクでつなぐ重要な面的結節点の役割を果たします。緑の広場に人が集まり、にぎわうことで、周辺の新たな開発や既存建物のリノベーションにより、店舗が連鎖的に開店することを狙います。  次に、実現に向けた取り組みとしまして、官民の役割分担を整理しております。まず、地域の人たちがまちでやりたいことを発案しまして、小さなアクションを起こし、民間事業者は出店やイベントなどの事業を実施いたします。地域の人たちと民間事業者は、地域まちづくり勉強会などでそれぞれの取り組みの共有や今後のまちづくりのための共通認識を確認します。そして、行政はこれらの民間の取り組みに対して、制度活用や位置づけ、規制緩和等によりフォローするという形になります。やりたいことの発案は、積極的にアクションにつなげますが、簡単に始められる小さなアクションを起こし、周囲の人々の関心を得ることで、人々を巻き込み、徐々に広がり、次のステップにつながります。地域の人たちや事業者が個別エリアで行う地域まちづくり勉強会では、地域の人たちが考えたアイデアをアクションにつなげるための手法や事業の実施主体、エリアの将来などについて検討を深め、合意形成を図ります。また、各エリアにおきますアーバンデザインガイドラインについて議論し、試行的に運用しながら、地域運営の任意のルールをつくり、建築協定や地区計画への発展も可能にします。  民間事業者は、ノウハウを生かして、店舗の出店を進めますが、遊休不動産が多い現在の中心市街地において、効果的な手法でありますリノベーションまちづくりを推進しております。リノベーションまちづくりとは、今あるものを生かし、新しい使い方をしてまちを変えることで、遊休不動産における空間資源と潜在的な地域資源を活用しまして、民間自立型のプロジェクトを起こして、エリアの活性化を目指し、さまざまな地域課題を解決する官民連携まちづくりの手法です。リノベーション事業は、事業化へのスピードが速く、初期投資も少なく、収益性が高いことが特徴です。そのため出店による費用対効果を検証することで、次の事業計画をすぐに立てることが可能となります。  また、行政の役割であります制度の活用ですが、まちづくり団体を法的に位置づけた都市再生推進法人や道路や河川、都市公園などの公共施設の占用許可の特例制度、都市再生特別措置法に基づく協定、まちづくり活動への助成制度があります。  最後に、実現に向けた取り組みプロセスです。ことし10月8日に中央イベント広場におきまして開催いたしましたまちづくりシンポジウムにおいて、約250人の参加者のもと、前橋市アーバンデザインを紹介いたしました。今後は、個別エリアで民間が主体となった勉強会を継続的に開催してまいりますが、最初から一度に広範囲で進めるのではなく、効果の高いエリアから先行的に進めてまいります。その後アーバンデザインを実現していくための組織が設立され、公共空間の利活用やリノベーションまちづくり等のモデルプロジェクトを推進してまいります。そして、最終的には民間主体によりますさまざまな仕掛けや取り組みが持続し、発展して地域の価値が向上していくことを目標としております。  以上で前橋市アーバンデザインの概要についての説明を終了させていただきます。 (委員長)説明ありがとうございました。また、パワーポイントを使っていただきまして、非常にわかりやすかった印象であります。たくさんの市民の皆さんにこのデザインを作成するのにご協力いただいてここまでやってこられたことは評価しておきたいと思います。  そんな中で、今説明していただきましたこの件につきまして、委員の皆さんのご質問、そしてまたご意見を含めて聞きたいと思いますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。 【石塚委員】非常に難しくてよくわからない部分が多いのですけれども、思いつくままに質問させていただきたいと思います。まず、きょうご説明いただいたこの資料は、今まで開かれてきたワークショップでつくられてきてこれになったということでいいのですか。 (市街地整備課長)策定に当たりましては、ワークショップを重ねて官民協働でつくったということになっております。 【石塚委員】これから組織立ててこのアーバンデザインの実現化組織という名前がついていますけれども、これまでのワークショップの主体になってきた民間の方たちがその民間主体アーバンデザインを推進する組織をつくることでいいのですか。 (市街地整備課長ワークショップに参加いただいた民間の人たちも含めて、今後はもっと幅広くそういった民間の団体の方が勉強会等を通じて出てきていただいて、民間主体まちづくりを進めていっていただきたいと考えております。 【石塚委員】そうなると、前橋市のいろいろな取り組みは、何々事業というふうに事業がつきますけれども、今後はアーバンデザイン推進事業みたいに、例えば計画期間が何年で、予算が幾らで、そういう推進事業みたいな形になるということなのですか。 (市街地整備課長)このアーバンデザインの事業ということではなくて、いろんな公共の事業でもそうですし、民間の事業等でもそうですし、このアーバンデザインがつくられたことによって、こういった方向性にそれぞれの事業がアーバンデザインの将来像に向かって進んでいくということになりますので、いろんな事業がある中で、その個々の事業がこの将来像に結びついていくという位置づけになります。 【石塚委員】そうすると、先ほどの広瀬川のイメージですとか、けやき並木通りイメージですとか、前橋駅北口のイメージ、幾つかの代表するところが一つ一つの事業になっていって、最終的にこのアーバンデザインになるという感じですか。 (市街地整備課長)いつまでというのではないのですが、将来的にこういった将来像に向かって個々の事業が進んでいくと、そういう形になります。 【石塚委員】エリアが158ヘクタールでしたか、このエリアは中心市街地活性化の計画エリアとほぼリンクすると思いますが、中心市街地活性化基本計画とダブったりすることはないかとは思うのですけれども、一緒に何かやったりとかという事業も今後はあるということなのですか。 (市街地整備課長中心市街地活性化基本計画のエリアが140ヘクタールだったと思いますが、それに県庁とか、前橋公園の周辺のところを若干プラスして158ヘクタールという区域になっておりまして、当然そういった関連計画とは整合と連携を図りながら進めていくことになります。 【近藤(好)委員】本日の上毛新聞に前橋中心街のまちづくり、民間で担う新団体という記事がトップ記事で、こんな団体をつくっていることにちょっと驚いてしまいまして、多分議会には全く報告はなかったと思うのですが、最近横文字が多いので、本当に覚えられないのですけれども、一般社団法人前橋デザインコミッションを設立したという記事がありました。きょうその記事を読みますと、このアーバンデザインをもとに、都市の利便さと自然を兼ね備え、職場と住居の云々かんぬんということで、この団体が中心になるという理解をしてしまうのですけれども、これとの関係はどのようになっているのでしょうか。 (市街地整備課長)きょうの新聞の1面に出ておりますこの団体につきましても、こういった民間の団体の中の一つで、将来的にはそうなっていく候補の一つだと認識しております。 【近藤(好)委員】この記事で見ると、前橋市も十分理解し、承知し、一緒に連携して進めていくような感じに捉えられるのですけれども、一つの候補である可能性があるという理解でいいのですか。 (市街地整備課長)はい、そういう理解でよろしいです。 【近藤(好)委員】官民連携を先ほどの説明にもあったように、官主導ではなく今後連携していくという話があるのですが、議会にも報告がないとか、十分承知しないままさまざまな事業が仕掛けられているというか、進んでいくということに非常に疑問を感じるのです。このアーバンデザインそのものを立ち上げるに当たって、市全体で考えれば、この中心市街地だけにあるいはそこにかかわっている人だけではなく、周辺の旧町村も含めて、さまざまなご意見を持っている市民の方がいらっしゃると思うのですけれども、こういう方たちを対象にしたご意見をいただかないまま、このアーバンデザインイメージで進んでいくということになるのですか。
    市街地整備課長)策定に当たって、ワークショップでもいろんな立場の人を含めまして議論してきて、公開でやってきましたが、あくまでもこのアーバンデザインというのは、中心市街地に関する一つの計画、ルールということで策定しておりますので、これに関しては中心市街地をこれからどういう方向性で将来に向かってつくっていくかといった一つのものになっているということです。 【近藤(好)委員】しかし、この長期的なビジョン、期間を限定しないということですけれども、一体いつまでやるのかよくわからないのですが、手をつけられるところからやると。要するに推進する立場にもう既になっているわけで、一部分だけではなくて、立地適正化計画とか、中心市街地の再開発とか、この間前橋市が打ち出している方針、そしてその財政投資、かなりの予算が投入される可能性が今後あるものも含めて、アーバンデザインというのはここにリンクしていくのだと思うのです。そういう点では非常に重要な都市デザインだと思うのですけれども、これは一部分ではないと思うので、今のお答えはちょっと疑問に思ってしまうのです。全市民的なまさに中心課題だと思うのですけれども、この点いかがなのですか。 (市街地整備課長)説明の冒頭でも申し上げたとおり、これまでは行政主体で計画して、行政主導でのまちづくりを進めてまいったわけですが、これからは民間主体にだんだんシフトしていく中で、やはり街なかへの市のお金の投入だけでは限界があるので、民主導のまちで、民間も一緒に連携して策定しながら、理解を得ながら、民でもいろんなことをやっていただいて、まちづくりをしていくということで、だんだん行政主体のまちからシフトしていくという考えで策定しております。 【近藤(好)委員】私は、かなり問題があると思うのです。具体的にこれを見ると、前橋市のそもそものよさ、前提として何を尊重するのかとかということがどうもよくわからない。まさに都市型のデザインなのですが、前橋市の市民がよさを感じるのは、田舎だからというと変ですけれども、田舎的なよさというのをすごく感じている人が多いと思うのですが、このデザインは何かちょっとついていけないというか、都市型デザインというか、それが何か前提になっているのですけれども、何でこういう発想になってしまうのかがちょっと理解できないのです。都市ではある意味どこにでもあるようなスタイルです。一定の都市の中では、こういうところは結構あります。なぜ前橋市にこれが必要なのか、そこの議論がどうなっていますか。 (市街地整備課長)資料の最初の3つの柱の中でもありましたとおり、エコディストリクト、エコノミーとエコロジーということで、都会的な部分もありながらも、環境的な部分ということで、居心地がいいとか、そういったところを掲げていたり、あとはローカルファーストということで、前橋らしいというところ、都会的な部分だけではなくて、いろんな前橋のそういった文化を重んじながらやっていくところを掲げております。 【近藤(好)委員】よくわかりませんけれども、またかなり流れが激しい広瀬川に穏やかな親水性みたいな感じになるという、このイメージがちょっとついていけないのですけれども、これも本当にこういうイメージで進めていくのですか。 (市街地整備課長)このイメージパースにつきましては、具体的にまだどういうふうにということまでは踏み込んでいませんが、こういった整備が行われる際には、その流れとか、そういったところも危険とかが生じないようなつくり込みをしていく必要があると思いますので、イメージ的にはこういったパースで示しているということになります。 (委員長)近藤委員、もうそろそろまとめてもらえますか。 【近藤(好)委員】わかりました。人がたくさん来るという前提で考えられているのですけれども、仕事を創出していかないとにぎわい創出ができないと思うのですけれども、この辺の提案はないのですが、検討はどうなっているのですか。 (市街地整備課長)そういったオフィスというものが、特に前橋は少ないですから、ミクストユースという中で昼間人口すなわちオフィスとかを街なかに入れ込んでいくというような提案は掲げているところでございます。 【近藤(好)委員】まとめでいきます。アーバンデザインをある意味どこにでもあるような中身で、しかも先進的でもないというイメージを持ってしまったのです。また、かなり非現実的な感じがします。私は前橋のよさということを十分前提として考えていただいて、周辺に住んでいる方も含めて、全市民的に意見を聞いて、官民連携だからといって、今後莫大な投資をする可能性のある事業をこういう形で進めることは、私は非常に疑問ですし、もう一度再考していただきたいと思います。 【浅井委員】私は反対に非常によくできていると思うので、これはこれでいいと思うのです。むしろ官民連携をどうやって進めていくかが一番難しいと思うのです。実際民間と一緒にやっていくと、民間は投資スピードやいろんな計画スピード、結構スピード重視ですから、どんどんやる気になれば進んでいくのだけれども、例えば行政はこうした議会のチェックも含めて、なかなかそのスピードについていけなかったりすると、果たして本当に官民連携が望んでいるような形になるのかどうかという問題もあると思うのです。計画自体は、かつてのけやきフェスタをやっているころのケヤキ並木イメージだったり、広瀬川はそれこそ無数のプランがあって、その延長線上のものなので、結構それなりに長い時間やたくさんの方たちがかかわってきたものの延長線上にできているのだと思うので、実現は可能だと思うのです。ではそれをどうやっていくかが本当に一番大変なのだと思うのです。一番感じるのは、誰が何をやるのかが切り分けてはあるのですけれども、具体的に余りイメージが湧かないのが一番だと思うのです。その部分が曖昧なままだと各論部分でブレーキがかかるようになってしまう。だから、行政がどのようなことを担うのかをもう少しはっきり出していかないと実際問題できないと思うのです。ですから、そういうことについてどのように考えていらっしゃるのか。  それから、先ほど民間団体の話がありましたけれども、それを誰がやるのだろうということなのです。それはもう今日本全国結構お金がありますから、お金と将来性、投資の回収性がミックスされれば、民間もどんどん出てくると思うのです。でも現状でいくと、それを待っていた10年、20年という歴史の中では、余り実際は来なかったという現実があると思うので、スタート段階で仕掛けていかないと、実際問題そういうものも十分にできないと思うのですけれども、そういうものに対する見込みみたいなものをどう考えているのか伺います。 (市街地整備課長)まず、やはり民間のそういったマネジメントをしていく役割ということで、街なかでは前橋の場合、低未利用地が多いというところで、調査をしてみるとどうしていいかわからない不動産オーナーの方々が非常に多いという現状がございます。あとは、そういった情報とかがない中で、事業をやりたい方がなかなか現実的に店舗が出店できないということもございますので、そういった両者のマッチングを行うような立場の民間のまちづくり団体といいますか、そういったものが育って、その両者を結びつけて事業を実現していく役割が期待されるところであります。今後これから勉強会等を重ねていきながら、いろんな実績をつくっていただいて、だんだん民間主体で最終的にはエリアマネジメントができればいいのではないかと考えております。 【浅井委員】では例えば直近の5年ぐらいの間、例えば行政とすると、どういう投資をするからそれを前提に民間業者にそれを活用した投資といいますか、計画を求めるお考えというか、ある程度固まったものはあるのですか。 (市街地整備課長)行政の立場としますと、先ほどの例えば勉強会をこれからやっていく中では、急に民間に全部預けることはできませんので、その辺は当初は行政も当然支援していくというところでございまして、あとは制度的な活用とか、国の交付金等も含めて、そういった民間のまちづくりに対する助成とか、規制緩和的なものは継続していきたいと考えています。 【浅井委員】お願いなのですけれども、具体的にみんなによくわかる事例を大至急という言い方もおかしいですけれども、なるべく早くつくっていただきたい。目的や手法は違いますけれども、私も長い間こういった計画を見ていますが、最初の一歩のかけ違いみたいなことが多くて、当初考えていたものと全然別なものになって進んでしまったり、それと物すごく普通の再開発みたいなことになってしまったりしたことが結構多く、特に余り具体的ではなくて、あとは個人の好みみたいなことで恐らくいろんなことを多分言われるような計画だと思うので、きちっと具体策を見せておかないと、なかなか理解されないと思うので頑張っていただきたいと思います。 【小渕委員】浅井委員のおっしゃるとおり、すばらしいアーバンデザインというか、こういうふうになったらいいなというデザインなのですけれども、改めてお聞きするのですけれども、この予算はどのくらいかかっているのでしょうか。 (市街地整備課長アーバンデザイン策定の金額ですが、1度変更いたしまして、最終的には4,449万6,000円になっております。 【小渕委員】業者さんはどちらでしたか。 (市街地整備課長)業者は、株式会社石井設計、それから株式会社石井アーバンデザインリサーチの業務共同提案体という形になります。 【小渕委員】こういうまちづくりをしていくには、やっぱり核たる店舗とか、そういった部分が必要だと思うのですけれども、そういった部分に関しては、このアーバンデザインの中で何か大型店を誘致するとか、そういった趣旨はあるのかないのか。 (市街地整備課長)このアーバンデザインの中で大きな施設を誘致とか、そういったものというのは全く定めてはおりません。 【近藤(登)委員】今るるご説明ありましたけれども、前橋のこの街なか再生という部分で考えれば、数年前の前橋ビジョン、めぶく、に前橋市の再生という部分もありました。また、商工会議所からのグリーンアンドリラックスとか、あと総合計画の中でもまちの中の活性化という部分がいろいろあるわけですけれども、ここでまたあえてアーバンデザインという形で、計画はたくさんあるのだけれども、その整合性とその序列的な部分も整理しないと、わかりづらくなっていくのではないのでしょうか。その辺はどのようにお考えになっているか。 (市街地整備課長)序列的な部分ですが、第七次前橋市総合計画が一番上位にありまして、その下のいろんな関連計画があるのですが、それとは整合、連携をとりながらということで、序列というのは一概になかなかないのですけれども、こういった前橋の将来的なビジョンが今までないという中で官民連携してつくった将来的なビジョンということで、そこは横並びといいますか、整合を図りながらになります。 【近藤(登)委員】横並びというか、ちょっと並び立っているので、よくわからないという部分もあるかと思います。それともう一点ですけれども、こういった新しい考え方の中で、どうしても横文字が多くなってくるのは否めないのですけれども、これから多くの人にこの内容を知ってもらうのに当たって、エコディストリクト、ミクストユース、ローカルファースト、これはそれぞれのところに日本語で補足的な説明はありますけれども、もうずっと前から言われている行政の横文字多用という部分ももう少し考えるべきところに来ているのではないかと思います。市民の方にわかっていただくためには、横文字はなくせとは言いませんけれども、その辺の意味合いをもうちょっとわかるような形でやらないと、市民がこの物事についての共有の価値観を持っていきづらいのではないかと思っておりますが、その辺の見解についてお聞きします。 (市街地整備課長)確かに横文字が多いというところはございまして、今後勉強会等も各エリアで開かれていく中では、そういったところはなるべくわかりやすく伝えるようにはしていきたいと考えております。 【藤江委員】計画としてでき上がってきて、これからできるところから実行に移しますというお話なのですが、例えば16ページの街路ネットワーク改善イメージを見ると、街なかの通過交通を外へ逃がしますという、これは全体的なことだと思うのです。できるところからになると、例えば中心市街地で4番、8番の開発が今始まろうとしています。そういうところの整合性をどこでとっていくのか、全体のものとエリアマネジメントといっていましたけれども、そこの整合性をどこがどうやってとっていくことになるのでしょうか。 (市街地整備課長)今千代田町の4番、8番のところも基本構想をこれからつくっていくわけですが、短い期間で、例えば今の自家用車に頼ったスタイルは、すぐには変えられないとは思っておりまして、街なかに通過交通を入れないというのも、かなり時間がかかるとは思います。ただ、ずっと今の交通のスタイルではよくございませんので、将来的には公共交通にシフトしていくという中で、例えば外周でバイパス的なものをつくるというと非常に時間かかりますので、例えば街なかに入り込みづらい仕組みにするとか、車線を少し規制するとか、信号制御を変えるとか、そういったできることからやっていくというのが1つございます。 【藤江委員】最終的にこれができ上がるのを何年後ぐらいに想定しているのでしょうか。期間はわからないというお話だったのですけれども、具体的に何年後ぐらい先を目指してこれをつくったのか。 (都市計画部長)先ほど来いろいろと委員さんからお話がありますが、お配りしてあります資料の一番最終ページの実現に向けた取り組みプロセスで一旦策定は終わりましたけれども、アーバンデザインの策定がまず始まりの第一歩で、このアーバンデザインの内容につきまして、冒頭に申し上げたワークショップで11回、延べ200人の人たちの意見等を反映しております。また最終ページの中でお話ししたように、ここからまた一つ一つ現実味を出していくという始まりでございますので、今何年後というお話なのですけれども、今の段階では長期というお答えしかできなくて申しわけないのですが、ただ2年、3年、5年でこれをなし遂げられるかといえば、そうではないと認識しております。 【林委員】絵に描いた餅というのがありますけれども、だけれども、やっぱり絵は描かないと進まない、これが大切なのです。だから、一応目標を持ってやるということが大切だと思いますので、高崎市とどうしても比較されてしまうのですけれども、高崎市があれだけなったのは、お金を投資して高崎市の財政が大変ではないかということを不動産業者といろいろ話をしたのです。だけれども、何かああなると、お金がだんだん集まってくるらしいのです。魅力のあるところにお金が集まってくるということがあるらしいのです。だから思ったほど高崎市は金を出さないで済んでいるというような話を聞いたのです。だから、前橋市もやはり魅力です、広い範囲を全部やろうとしてもなかなか難しいと思うので、何かどこか魅力を出せば、その魅力にだんだんと集まってくるような形にしていただけたらと私は思って、ぜひ一生懸命やってもらいたいと応援しています。よろしくお願いします。 (委員長)それでは、調査研究事項につきましては、ここまでとして、都市計画部長及び市街地整備課長さん、大変ありがとうございました。  ここでお引き取りいただこうと思いますので、よろしくお願いします。お疲れさまでした。                  ◎ そ   の   他 4 (1)次期委員会の開催内容及び日程について (委員長)次に、次期委員会の開催内容及び日程についてお諮りいたします。さきの委員会におきましてご確認いただきましたとおり、次期委員会の開催内容は、これまでの調査研究を踏まえた中で、各委員の皆さんもそれぞれのお考えをお持ちのことだと思いますので、委員間の討議を中心に行いたいと考えておりますが、よろしいでしょうか。 【近藤(登)委員】テーマというのは、全般にわたっての話ですか。 (委員長)事務局、概略を話していただけますか。 (事務局)この委員間討議については、1つには公共交通について、2つにまちづくりについて、アーバンデザインと市内視察のアンケートを含めた形で委員間討議をしていただきたいと考えております。 (委員長)まちづくりアーバンデザインを含めた、それから一番最初にありました市内視察を行ったアンケートを含めての内容ですが、よろしいでしょうか。                 (「異議なし」の声あり) (委員長)それでは、そのように決めさせていただきたいと思います。できるだけあわせた経過表とか、資料は事前にお配りできればと考えております。  続いて、日程でありますけれども、案として1月22日、水曜日、午後3時から開催したいと思います。この日は、午前10時に市民経済常任委員会、午後1時から建設水道常任委員会、この委員会の後に開催ということになりますが、どうでしょうか。                 (「異議なし」の声あり) (委員長)それでは、次期委員会は1月22日、水曜日、午後3時から開催することとしたいと思います。                  ◎ 散       会 (委員長)以上で本日の議題は全て終了いたしましたので、会議を閉じます。                                     (午後4時11分) 当サイトに掲載されているすべてのコンテンツは前橋市議会の著作物であり、日本国内の法律および国際条約によって保護されています。 Copyright (c) Maebashi City Council, all rights reserved. ↑ ページの先頭へ...