【議長(
三森和也議員)】 本日の議事は、
議事日程第1号により進めます。
6 ◎ 会 期 の 決 定
【議長(
三森和也議員)】 日程第1、会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から9月27日までの24日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
7 【議長(
三森和也議員)】 ご異議なしと認めます。
よって、会期は本日から9月27日までの24日間と決まりました。
8 ◎
会議録署名議員の指名
【議長(
三森和也議員)】 日程第2、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員には、19番
鈴木俊司議員、20番
富田公隆議員、21番
小曽根英明議員、以上3名を指名いたします。
9 ◎ 議 案 上 程
【議長(
三森和也議員)】 日程第3、市長より送付を受けた議案第72号から第94号まで及び報告第3号、以上24件を一括議題といたします。
10 ◎ 提案理由の説明
【議長(
三森和也議員)】 ただいま上程いたしました議案第72号以下24件について当局の説明を求めます。
初めに、議案第72号から第83号まで、以上12件の平成29年度前橋市各
会計決算認定について市長の説明を求めます。
11 【市長(山本龍)】 ただいま上程されました議案第72号から第83号にわたります平成29年度各
会計決算につきまして、その大要をご説明申し上げます。
平成29年度は、市民の英知とともに、未来の芽を育み、発信ようという
行政経営方針に基づき、暮らしの質感の向上、稼ぐ力の創出、官民連携、この3つを重点施策として定め、各種の事業を推進してまいりました。また、
計画期間の
最終年度となります第六次前橋市
総合計画や県都まえばし
創生プランに位置づけた
地方創生の
取り組みにつきましても限られた財源を有効に活用しながら将来を見据え、それぞれ着実に進めることができました。その結果、平成29年度
一般会計決算額は、
歳入総額が1,430億5,347万円、
歳出総額が1,401億7,688万円となりました。
歳入歳出差引額は28億7,659万円で、平成30年度への
繰り越し財源を差し引いた実質収支は24億8,896万円の黒字となり、このうち13億円を
地方財政法の規定に基づき、
決算剰余金処分として
財政調整基金へ積み立てを行いました。
続きまして、歳入の主な内容についてご説明いたします。初めに、
市税収入は
個人市民税が給与所得の増加により前年度と比べ約7,000万円の増額となり、
法人市民税も緩やかな景気回復を背景に企業の業績が改善されたことにより約1億5,000万円の増額となりました。また、
固定資産税は新
増築家屋分の増加等により前年度と比べ約2億9,000万円の増額となり、市税全体では約6億円増の530億3,000万円となりました。
次に、譲与税や
交付金関係では、
地方交付税が
市町村合併の
特例期間の
段階的終了の影響により約9億円の大幅な減額となりましたが、
地方消費税交付金は
課税対象取引の増加等により約3億5,000万円の増額となりました。
国庫支出金は、
六供清掃工場の
延命化工事に伴う
二酸化炭素排出抑制対策事業交付金の増加等により約5億円の増額となり、
県支出金は
農業関係の
産地パワーアップ事業補助金や
畜産競争力強化対策整備事業補助金の増加により約9億6,000万円の増額となりました。
財産収入では、
土地売払収入の増加により約5億7,000万円の増額となりました。
繰入金は、
財政調整基金の取り崩しが前年度を下回ったことにより約19億8,000万円の減額となりました。
市債は、
六供清掃工場施設整備事業債や
中学校校舎等改築事業債等が増加となりましたが、
市民文化会館改修事業債や
消防施設整備事業債等が減少したことにより前年度とほぼ同額の約158億8,000万円となり、平成29年度末における
一般会計の
市債残高は約1,554億8,000万円、このうち
臨時財政対策債を除く通常債の残高は前年度末に比べ約4億5,000万円増の939億円余りとなりました。以上が歳入の主な内容でございます。
次に、歳出の主な事業の
実施状況について、第六次
総合計画の主要6分野ごとにご説明いたします。初めに、1、快適で暮らしやすい
まちづくりでありますが、住環境の整備では
市営住宅の建てかえや既設の
市営住宅への
エレベーター設置工事を実施するとともに、空き家の
活用促進としてリフォームや2世代近居、同居のための
住宅改修費等を引き続き補助いたしました。また、コンパクトな
まちづくりを目指す
立地適正化計画における
都市機能誘導区域を公表するとともに、
居住誘導区域の指定に向けて取り組んだほか、
土地区画整理事業では市内12地区における事業を推進いたしました。
道路整備では、
新市建設計画、
新市基本計画に位置づけられました
幹線道路の整備、舗装の
長寿命化修繕計画に基づく
主要幹線道路の
舗装補修を実施いたしました。
橋梁維持では、橋梁の
長寿命化修繕計画に基づき、点検、
補修工事を引き続き実施いたしました。
公共交通の整備では、
高齢者等の移動手段として
マイタク制度を継続実施したほか、本市の
公共交通ネットワークの再構築に向け、
地域公共交通網形成計画を策定いたしました。
防災体制の推進では、群馬県の
浸水想定区域見直しに伴い、
総合防災マップの全面改定を行い、市民への周知を図りました。また、
災害対応力の強化を図るため、
南消防署城南分署の
移転新築工事に着手いたしました。
水道事業では、水道水の安全、安定給水と管路の耐震性の向上を図るため、
老朽鋳鉄管につきまして耐震管への更新を計画的に進めるとともに、
敷島浄水場の新配水塔の建設に向け、詳細設計に着手いたしました。
下水道事業では、
下水道管渠の
耐震化工事を計画的に進めたほか、
下水道施設全体の
老朽化対策として
ストックマネジメント計画の策定に向け、基礎調査を実施いたしました。
次に、2、恵み豊かな自然と共生する
まちづくりについてでございますが、
循環型社会の形成では
ごみ出しルールあるいは分別方法を効果的に市民に周知する手段として資源・
ごみ分別アプリシステムを導入し、ごみの減量や正しい取り扱いの啓発に
取り組みました。また、新エネルギーの導入といたしまして、
赤城大沼用水の小
水力発電施設の
整備工事を引き続き実施いたしました。
清掃施設の整備では、平成31年度までを
計画期間とする
六供清掃工場の
延命化工事を引き続き実施したほか、新たな
最終処分場の建設に向け、
整備方針を策定するとともに、基本構想の策定に着手いたしました。
緑豊かな
まちづくりでは、
総合運動公園の
拡張工事や荻窪公園の
県道南ゾーンへの
造成工事を引き続き実施するとともに、
広瀬川河畔を人々の新たな交流空間とするため河畔緑地に丘を整備し、寄附していただいた岡本太郎氏の作品、太陽の鐘を設置いたしました。また、
全国さくらサミットin前橋を開催し、市内外に前橋の桜をPRするとともに、桜を通じた人々の交流を生むことができました。
次に、3、個々が光り輝く
まちづくりについてでございますが、
健康増進の
取り組みではがん検診を初めとする
各種健康診査の受診勧奨に引き続き取り組むとともに、
ロタウイルス予防接種費用に対する支援を充実いたしました。また、心の
健康づくりをさらに推進するため
自殺対策推進計画を策定するとともに、健全な食生活を通じて
健康寿命の延伸を図るため、第3次
食育推進計画を策定いたしました。
医療施設等の整備では、本年6月に開院いたしました
前橋赤十字病院の
移転新築に対して補助を行いました。また、救命率のさらなる向上を目指し、
市有施設のほか、新たにコンビニエンスストアへの
AED設置を行いました。
児童福祉では、保育所や
認定こども園等の
障害児保育に必要な職員の配置に対して支援を行ったほか、
児童養護施設等の退所者の
住居契約費等に対する助成を継続実施し、経済的な負担の軽減、そして
自立支援を図りました。母子保健では、出産後の
母親支援として育児や家事を行う産後
ヘルパー事業に新たに取り組んだほか、新生児の
健康対策として
聴覚検査費用の支援を行いました。
高齢者福祉では、
最終年度となります第6期
スマイルプランに基づき、
特別養護老人ホームや
地域密着型サービス施設の整備を支援いたしました。また、高齢者が地域において健康で生き生きとした生活が送れますよう
総合事業を推進し、
介護予防に向けた
地域活動の支援と多様な
サービスの提供に
取り組みました。
障害者福祉では、手話の施策の
推進方針に基づく
市民向けの手話教室の開催や
手話奉仕員の養成を通じまして手話の普及啓発に取り組むとともに、
障害福祉関係施設の整備に対し、助成を行いました。
生活困窮者の
自立支援では、新たにまえばし
フードバンク事業を開始し、
食品関係企業等から寄附いただきました食品を配付したほか、
生活保護世帯や
生活困窮世帯の中学生を対象といたしました
学習支援を継続実施いたしました。このほか誰もが住みなれた場所で生きがいを持って生涯活躍できるまちの実現を目指す
前橋版CCRC事業では、日赤跡地における生涯活躍の
まち事業の
優先交渉権者を決定いたしました。
次に、4、
地域資源を活かした活力ある
まちづくりについてでございますが、
産業振興の分野では小口資金の
融資保証料の
全額補助を継続実施し、
中小企業を資金面から支援するとともに、企業が行う新製品あるいは新技術の開発に対する支援を充実いたしました。また、起業家の支援では
拠点施設であります前橋市
創業センターの利用促進を図り、
創業支援の充実に
取り組みました。
雇用対策では、
総合的若者・子育て女性
就職支援施設ジョブセンターまえばしを開設し、ハローワークの
職業紹介事業と一体的な
就職支援に
取り組みました。
企業誘致では、
五代南部工業団地の拡張用地の造成と分譲を行うとともに、新たな産業団地の開発に向けた
取り組みを推進いたしました。
中心市街地の
にぎわい創出では、空き店舗や
空きオフィスへの出店等に対する支援を継続実施したほか、前橋市
まちづくり公社や民間団体あるいは商店街との連携により活気ある街なかをつくり出す
イベント活動に対し、支援を行いました。
農業振興では、6次産業化のさらなる推進のため、施設の整備や
商品開発等に対する支援を継続するとともに、
農産物直売所の
販売力強化のための
施設整備や
経営相談等に対する支援を行いました。また、前橋産
農畜産物の県内外における
販売促進や海外販路の拡大を引き続き推進いたしました。このほか圃場整備では、
上細井中西部地区の
土地改良事業につきまして、
事業主体の群馬県が行う測量や設計等に対し、負担金を支出いたしました。
観光振興では、赤城山の魅力を伝えるため、
地域観光の担い手となる法人組織であります
DMO赤城自然塾の活動を支援いたしました。また、
赤城周辺地域の食や農産物、歴史、文化や
自然環境を大切にした暮らしを目指すため、30カ国が加盟いたします
スローシティ国際連盟に日本で2番目に加盟いたしました。このほか
東京オリンピックを控え、
インバウンド観光を推進するための
海外メディアを活用したPR活動を展開するとともに、新たに
ホテル等の
宿泊施設が行う一定の
施設整備に対する支援を開始いたしました。
新たな道の駅の整備では、
計画策定から運営までを担う
事業予定者を公募し、
優先交渉権者を決定いたしました。
次に、5、豊かな心を育む
まちづくりについてでございますが、
社会教育施設の整備では、
南橘公民館本館の耐震化のための改築に向けました
実施設計を行いました。
学校教育では、
特別支援学級介助員やほっとルームティーチャーを増員するとともに、新たに
学習サポーターを配置し、
通常学級において特別な支援を必要とする
児童生徒の
学習支援を行いました。また、小学校の
教科指導講師、中学校の
校務補助員を増員し、
学習指導の充実と教職員の多忙さの解消、さらには教員が
児童生徒と向き合う時間の確保に努めました。このほか小学校の30人学級化に向けました段階的な
取り組みといたしまして、単学級の35人学級化の継続に必要な教職員を配置するとともに、中学生を対象といたしました
地域寺子屋事業では
実施地区を拡充し、地域のボランティアの協力を得ながら、
生徒主体の
学習活動を推進いたしました。
小中学校の
施設整備では、
コミュニティセンターや
放課後児童クラブ、
消防団詰所を併設いたしました
桃井小学校の
校舎等改築が終了し、平成30年4月に移転開校したほか、第一中学校の
校舎改築等を実施いたしました。
前橋工科大学では、老朽化いたしました実験棟の改築を行うとともに、新たな実験機器の購入を行い、
教育研究環境の向上を図りました。
スポーツ振興につきましては、
赤城山ヒルクライム大会や、あるいは市街地での
自転車周回レースでありますまえばしクリテリウムなどの
スポーツイベントを通じ、本市をPRするとともに、
スポーツコミッション事業といたしまして、全国大会の
本市開催支援や
東京オリンピック・パラリンピックの
キャンプ地誘致、ハンガリーを相手国といたしました
ホストタウン事業等に
取り組みました。
文化財の保護と活用につきましては、3カ年にわたる臨江閣の
改修工事が完了し、
リニューアル開館記念事業として将棋の
竜王戦等を開催するとともに、ライトアップによるPRを行うなど文化財としての活用にとどまらず、
シティプロモーションとして大いに活用を図りました。
文化振興では、
市民参加によりますミュージカルを上演したほか、歴史、
文化遺産の活用と発信を目的といたしました
イベントとして、
前橋藩主松平大和守家顕彰祭や前橋四公祭等を開催いたしました。また、
前橋文学館では本市が誇る詩人、
萩原朔太郎に関する企画展を実施するとともに、貴重な資料を保管するための収蔵庫の
増築工事に着手いたしました。
アーツ前橋では、言葉とアートをテーマに街なかの回遊性を高める企画展を文学館と共同実施するなど多様な企画展や
イベントを開催し、市民に身近な
芸術文化活動を推進いたしました。
次に、6、
市民協働の
まちづくりについてでございますが、
市民協働地域づくりでは新たに
地域おこし協力隊を委嘱し、
地域活動の支援を行うとともに、
移住コンシェルジュと連携し、移住、定住促進にも
取り組みました。
行財政運営では、平成28年度から30年度までの
行財政改革推進計画に基づき、
事務事業の見直しや民間活力の導入に努め、効率的な行政運営に取り組むとともに、ファシリティーマネジメントの推進といたしまして、
市有施設の
長寿命化や保有総量の縮減、効率的な利活用に向けて施設の
予防保全、そして
事後保全等の
取り組みを進めてまいりました。
情報化の推進では、マイナンバーカードの普及と
地域経済の活性化のため、クレジットカードの
ポイント等を
自治体ポイントとして前橋の
特産物等と交換できる
前橋ポイント制度を開始いたしました。このほか平成30年度から本市の
まちづくりの指針となる第七次前橋市
総合計画を策定いたしました。以上が平成29年度に取り組んだ主な施策でございます。
最後に、決算に基づく財務指標につきましては、
財政構造の弾力性を示す
経常収支比率、そして財源の豊かさを示します
財政力指数とともに昨年度より改善したことから、今後も引き続き健全な
財政運営に努めてまいります。本市を取り巻く状況は、
少子高齢化、そして人口減少が着実に進むと見込まれる中、歳出面では医療、介護などの
社会保障費や老朽化いたしました
市有施設の
維持管理費に加え、大型の
建設事業費の増加が見込まれております。一方、歳入面では税収は上向いているものの、
合併特例期間の終了による
地方交付税の段階的な減額が続いていることから、歳入全体では減少傾向が続くものと見込まれ、なおかつ
財政調整基金の残高が減少していることから、今後も厳しい
財政状況が続くものと思われます。こうした状況ではございますが、平成30年度からの第七次
総合計画を着実に推進するため
事務事業のさらなる見直しを進めるとともに、職員の創意工夫をもって
事業実施に取り組んでまいります。そして、市政の情報を広く発信するとともに、市民の皆さんの意見に耳を傾けながら、前橋の
まちづくりを進めてまいりたいと考えております。
以上で平成29年度各
会計決算の大要の説明を終わります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
12 【議長(
三森和也議員)】 引き続き議案第84号以下12件について当局の説明を求めます。
13 【財務部長(沼賀良宏)】 議案第84号から第88号までの
補正予算5件につきまして一括ご説明申し上げます。
議案書とは別に配付いたしました平成30年度前橋市各
会計補正予算の概要という資料をごらんいただきたいと思います。最初に、1ページをごらんいただきたいと思います。今回の
補正予算の特徴点を記載しております。1つ目の
医療施設・
設備整備補助事業の追加は、日赤病院及び
済生会前橋病院の医療機器の整備に対して補助するもので、国、県、市の3者が補助を行い、
補助金額の3分の2につきましては国分を含む
県支出金による歳入を見込んでおります。
2つ目の
赤城山観光振興事業の追加は、前橋・
赤城スローシティフェスタの開催に伴う
実行委員会への負担金でありまして、開催日は11月4日、会場は
カネコ種苗ぐんまフラワーパークを予定しております。
3つ目の
消費者教育推進事業の追加は、高齢者の電話による
詐欺被害等を防止するため、詐欺や迷惑電話などへの防止機能がついた電話機の購入に対して補助を行うものでございます。
4つ目は、緊急的な
道路補修等に対応するための
市単独事業費を追加するものでございます。
最後の
情報教育推進事業の追加は、本市の
教育情報ネットワークでございますMENETの再構築に向けた費用を追加するものでございます。なお、
不正アクセスに係る
ネットワークの復旧に要するこれらの費用につきましては、
NTT東日本へ
損害賠償の請求を予定しております。以上が今回の
補正予算の特徴的な内容でございます。
続きまして、2ページをごらんいただきたいと思います。各
会計補正予算の一覧表でございまして、今回補正を行いますのは
一般会計、
国民健康保険特別会計、
競輪特別会計、
介護保険特別会計、
水道事業会計の5会計でございます。
次に、3ページ及び4ページをごらんいただきたいと思います。
一般会計の
歳入歳出補正予算款別一覧表でございます。一番下の合計欄に記載のとおり、
歳入歳出それぞれ5億244万2,000円を追加し、補正後の
予算規模を1,441億1,512万1,000円にしようとするものでございます。
次に、5ページをごらんいただきたいと思います。
一般会計の歳入でございますが、主な
補正項目についてご説明いたします。初めに、14
款国庫支出金は
社会資本整備総合交付金の
補助内示に伴う減額が主な内容でありまして、そのほか
道路事業の
補助メニューの変更として
地域連携道路事業費補助金を追加するものでございます。
1つ飛びまして、18
款繰入金は施設の
改修工事の財源として
公共施設等整備基金の繰り入れを行うものなどでございます。
次に、19
款繰越金は平成29年度決算の確定に伴いまして、前年度繰越金を追加するものでございます。以上が
歳入補正の概要でございます。
続きまして、6ページからは歳出の主な
補正項目でございますが、予算の特徴や歳入で説明した事業との重複を避けまして、主なものをご説明いたします。初めに、2
款総務費でございますが、
市庁舎周辺整備事業の追加は新議会棟の整備に向けた地盤調査などでございます。
次に、
シティプロモーション事業の追加はふるさと前橋応援寄附金を活用したザスパクサツ群馬連携支援事業として、ホームゲームでの冠マッチの開催等を行うものでございます。
1つ飛びまして、過年度支出の追加は市税還付金の今後の支出見込みにより追加するものでございます。
次に、3款民生費でございますが、介護施設等整備事業は国の交付金を財源として市内グループホームの防災のための施設改修に対して補助するものでございます。
5款労働費に移りまして、テルサ整備事業はテルサ内に6基ございますエレベーターの巻き上げ機の改修を行うものでございます。
次に、6款農林水産業費でございますが、基盤整備促進事業の追加は荒砥北部パイプラインの補修に向けた調査を実施するものでございます。
次に、7款商工費でございますが、市営立体駐車場管理運営事業の追加は5番街立体駐車場の屋上階の防水シートが劣化していることから、
改修工事を行うものでございます。
1つ飛びまして、
宿泊施設誘致改修支援事業の追加はインバウンドの対応として
宿泊施設の改修支援事業補助金を追加するものでございます。
7ページに移りまして、8款土木費でございますが、上から3つ目の敷島公園・ばら園管理事業の追加は、県の千客万来支援事業費補助金を活用したばら園の園路舗装工事の実施などでございます。
3つ飛びまして、荻窪公園管理事業の追加も県の千客万来支援事業費補助金を活用して園路の舗装工事を実施するものでございます。
1つ飛びまして、
総合運動公園整備事業以下4事業につきましては、いずれも国庫
補助内示に伴い、事業費を追加及び減額するものでございます。
8ページに移りまして、10款教育費でございますが、2つ目の小学校校舎等大規模改修事業以下3事業につきましては、国庫補助の不採択により事業費を減額するものでございます。
次に、点線四角囲いの債務負担行為の変更は、今年度から2カ年で実施する南橘公民館の本館改築工事につきまして、年度間の事業費を見直すものでございます。以上が一般
会計補正予算の概要でございます。
続きまして、9ページからは特別会計及び企業会計予算の補正でございます。初めに、
国民健康保険特別会計でございますが、1
款総務費の国民健康保険事業運営の追加につきましては、結核性疾病及び精神病に係る医療費が医療費全体の15%を超えると特別調整交付金の対象となりますが、本市はこれに該当することが見込まれるため、申請用のデータ抽出を委託するものでございます。
次に、9款諸支出金の療養給付費等交付金返還金の追加は、平成29年度の実績確定に伴う返還金の追加でございます。
次に、競輪事業特別会計でございますが、競輪運営事業の追加はグリーンドームの今後の運営のあり方等を検討する委員会の開催費用でございます。
次に、
施設整備事業の減はグリーンドームの設備を更新する第2次ESCO事業につきまして事業費を減額するものでございます。ESCO事業は、平成30年度の単年度事業を予定しておりましたが、今年度からの2カ年事業として実施することから、その下の点線四角囲いの債務負担行為を設定するものでございます。なお、今年度は支出を伴わないことから、事業費の全額を減額いたします。
10ページに移りまして、
介護保険特別会計でございますが、2款保険給付費の高額医療合算介護
サービス費の追加は、今後の給付費に一部不足が見込まれるものでございます。
1つ飛びまして、7款諸支出金の介護給付費負担金等返還金の追加は、平成29年度の実績確定に伴う返還金の追加でございます。
最後に、
水道事業会計でございますが、施設改良費の追加は上細井配水場の内部防水工事の追加などでございます。
次の経年管整備費の追加は、管路の耐震性向上のため経年管
整備工事を追加するものでございます。
以上で
補正予算議案5件の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
14 【福祉部長(松井英治)】 続きまして、議案第89号及び議案第90号につきましてご説明申し上げます。
水色の表紙の第1次送付分とございます説明資料の1ページをごらんいただきたいと思います。初めに、議案第89号についてでございます。1の制定の理由ですが、介護保険法の改正により新たな介護保険施設として介護医療院が創設されたことに伴い、本市の指定を受ける際に満たさなければならない一般原則や事業の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準について定めようとするものです。
2の主な内容ですが、5点ございまして、1点目から4点目までは介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営について、介護医療院に置くべき従業者及びその員数の基準に関する事項、施設や構造設備の基準に関する事項、運営規定に関する事項等について定めるものでございます。5点目は、本市の独自基準といたしまして、基準省令では記録の整備についてその保存期間を2年間としておりますが、保険者の介護報酬過誤返還等の債権消滅時効は5年であることから、記録の保存期間を5年間とするものでございます。
3の施行期日につきましては、公布の日とするものです。
なお、本件にかかわる参考資料を3ページに掲載させていただきましたので、後ほどごらんいただきたいと思います。
次に、4ページの議案第90号についてでございます。1の改正の理由ですが、国の基準省令の改正に伴い、前橋市養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条例について、所要の改正を行おうとするものでございます。
2の主な内容でございますが、4点ございます。1点目は、サテライト型養護老人ホームを設置することのできる本体施設に養護老人ホームを追加するものです。2点目は、サテライト型養護老人ホームにおける主任生活相談員の配置基準を常勤換算方法で1以上とするものです。3点目は、外部
サービス利用型を除く指定特定施設入居者生活介護等を行う養護老人ホームにおける看護職員の配置基準を常勤換算方法で1以上とするものです。4点目は、本体施設が養護老人ホームである場合のサテライト型養護老人ホームについて、本体施設の栄養士、事務員等により入所者の処遇が適切に行われていると認められるときは、これらの職員を置かないことができるとするものです。
3の施行期日につきましては、平成30年10月1日とするものでございます。
以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
15 【産業経済部長(櫻井正明)】 議案第91号及び議案第92号につきましてご説明申し上げます。
説明資料の8ページをごらんいただきたいと思います。初めに、議案第91号についてでございます。1の改正の理由ですが、前橋市民交流プラザ等駐車場使用者の利便性の向上を図るため、所要の改正を行おうとするものです。
2の主な内容ですが、2点ございます。1点目は、前橋市民交流プラザ等駐車場について24時間当たりの上限額として、使用時間が10時間を超え、24時間までの駐車に係る使用料の額を1,000円とするものです。2点目は、千代田町二丁目、5番街、城東町の3つの市営駐車場と同様に、前橋市民交流プラザ等駐車場についても回数駐車券を発行することができるとする規定を加えるものです。
3の施行期日につきましては、平成31年1月1日とするものです。
次に、資料10ページの議案第92号についてでございます。1の改正の理由ですが、千代田町二丁目立体駐車場に団体定期駐車の区分を新設することにより駐車場利用率の向上を図るため、所要の改正を行おうとするものです。
2の内容ですが、2点ございます。1点目は、千代田町二丁目立体駐車場の団体定期駐車の駐車料金を表に記載のとおり定めるものです。2点目は、団体定期駐車の駐車料金は市長が適当と認める区画において同一の期間に5台以上の定期駐車を行う場合に適用するものです。
3の施行期日につきましては、平成31年1月1日とするものでございます。
以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
16 【総務部長(関谷仁)】 議案第93号及び議案第94号につきましてご説明申し上げます。
白い表紙の第1次送付分とございます議案書の135ページをごらんいただきたいと思います。初めに、議案第93号についてでございます。本件につきましては、公立大学法人
前橋工科大学の中期目標を定めることについて、地方独立行政法人法第25条第3項の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。
前橋工科大学は、平成25年度に公立大学法人に移行し、平成25年度から平成30年度までの第1期中期目標に基づき、大学運営を進めてまいりましたが、その中期目標期間が終了することから、平成31年度から6年間の新たな中期目標を法人の設立団体の長が定め、議会の議決を経て法人に指示するものでございます。
中期目標の内容ですが、138ページをごらんいただきたいと思います。1の中期目標の期間は、平成31年4月1日から平成37年3月31日までの6年間です。
2の教育研究上の基本組織ですが、(1)では工学部における現行の学科を(2)では大学院の専攻、(3)ではその他の機関を記載しております。
次に、139ページをごらんいただきたいと思います。3の中期計画及び年度計画の策定等でございますが、法人において新たな中期目標を計画的、効率的に達成するため、中期計画、年度計画を策定するよう求めるものでございます。
4の大学の教育研究等の質の向上に関する目標からは、具体的な目標を掲げております。第1期中期目標では、42項目の目標がありましたが、他の公立大学に比べて目標数が多いこと、全体的に類似する項目が多いことから、第2期中期目標では第1期中期目標に記載されている内容を基本に28項目に整理、統合を行いました。(1)は教育に関する目標であり、アの学部教育に関する目標を3項目、イの大学院教育に関する目標を2項目掲げておりますが、大学における人材育成や教育体制に関する目標となっております。次の(2)は研究に関する目標ですが、社会の発展に貢献できる幅広い研究等について3項目掲げております。続いて、140ページをごらんいただきたいと思います。(3)は地域貢献に関する目標ですが、地域活性化を図るための目標を2項目掲げております。次の(4)は国際交流に関する目標ですが、海外の大学等との教員や学生の相互交流の目標を掲げております。次の(5)は教員の資質向上に関する目標として、教育力の向上や人事評価などの3項目を目標として掲げております。
5の業務運営の改善及び効率化に関する目標でございますが、ここでは公立大学法人が1つの組織として円滑に、かつ効果的、効率的に運営されるための目標を4項目掲げております。
続いて、141ページをごらんいただきたいと思います。6の財務内容の改善に関する目標ですが、法人として財政基盤を強化し、安定経営を図るための目標を3項目掲げております。
7は、自己点検、評価及び情報公開に関する目標ですが、第三者評価を受けるとともに、法人情報の積極的な公開に関する目標を2項目掲げております。
最後に、8としてその他の業務運営に関する重要な目標ですが、5項目にわたって大学施設の適正な維持管理や危機管理体制の確立等の目標を掲げております。以上が新たな中期目標でありまして、議決後速やかに市長から指示する予定でございます。
次に、142ページの議案第94号についてでございます。
南橘公民館本館改築建築工事につきましては、平成30年7月19日に条件つき一般競争入札を行った結果、2億8,620万円で立見建設株式会社が落札しましたので、同社と工事請負契約を締結しようとするものでございます。なお、工事内容等につきましては議案書に記載のとおりでございます。
以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
17 【消防局長(清水岳)】 報告第3号につきましてご説明申し上げます。
議案書の143ページ及び144ページをあわせてごらんいただきたいと思います。本件は、平成30年3月6日午前零時25分ころ前橋市二之宮町1638番地3において、前橋市消防団第4方面団第15分団1部の車庫詰所敷地内にあるホース乾燥塔で干していた消防用ホースが強風にあおられて相手方住宅に当たり、当該住宅の外壁等を損傷した事故にかかわるものです。市と相手方との間で
損害賠償について協議してまいりましたが、本年8月14日、
損害賠償額を324万2,441円とすることで協議が調いました。本件は、特に緊急を要し、議会を招集する時間的余裕がないことから、
地方自治法第179条第1項の規定により
専決処分を行いましたので、ここにご報告を申し上げ、ご承認をお願いするものでございます。
よろしくご承認のほどお願い申し上げます。
18 【議長(
三森和也議員)】 以上で議案第72号以下24件に対する説明は終わりました。
19 ◎ 休 会 の 議 決
【議長(
三森和也議員)】 お諮りいたします。
議事の都合により、あす5日から10日までの6日間は休会したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
20 【議長(
三森和也議員)】 ご異議なしと認めます。
よって、あす5日から10日までの6日間は休会することに決まりました。
21 ◎ 散 会
【議長(
三森和也議員)】 以上で本日の日程は全部終了いたしましたので、これにて散会いたします。
(午後1時43分)
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