次に、3の経過及び盗難品の内訳についてでございますが、まず4月28日の土曜日の8時ごろに
山王小学校の
プール改築工事の現場におきまして、水栓、
工具類等がなくなっていることが判明いたしまして、警察に届け出をしたという報告が
工事業者からありました。5月15日火曜日になりまして、10時ごろ
駒形小学校におきまして、プールの
シャワーヘッド、水栓がなくなっていたことが判明いたしまして、学校のほうで警察に届け出をしております。さらに、当日同じく5月15日の14時ごろですが、
教育施設課の職員が
広瀬小学校のプールの
シャワーヘッド、水栓がなくなっていることを確認したために、学校から警察に届け出をしてもらいました。その後同じく同日15時ごろに
教育施設課から各学校へプールの
シャワーヘッド、水栓の状況確認の
照会メールを送信いたしまして、翌日5月16日までに報告するように依頼しました。さらに、5月16日の11時ごろ
教育施設課から各学校へ
盗難対策について
依頼メールを送信いたしました。盗難品の内訳は、表に記載してあるとおりでございます。
最後に、4の対策についてでございますが、
盗難防止といたしまして、
プール開場までの期間、
シャワーヘッドや水栓を中心に器具類を
ビニールシートで覆う等の対応をとるように依頼しております。また、プールの出入り口の施錠や備品類の収納を徹底することを各学校に依頼いたしました。その後本日午前中までの間に、このほか同様の被害等の報告はございません。
以上で説明を終わります。
10 (8)前橋市
学校教育ネットワークへの
不正アクセスに関わる状況について
(
学校教育課長補佐)
報告事項8、前橋市
学校教育ネットワークへの
不正アクセスにかかわる状況についてご報告いたします。
資料7をごらんください。1の概要といたしまして、こちらは先月の
教育福祉常任委員会以降の内容になります。平成30年4月30日、対象となった
児童生徒、幼児の
保護者宛て4万2,972通の
おわび文を郵送するとともに、
本市ホームページに掲載いたしました。平成30年5月1日以降、
コールセンターの人員を増加させて
問い合わせに対応するとともに、流出した可能性が高い
個人情報にかかわる照会に対応するため、
教育ネットワーク対応室において来庁者に個別に回答しています。また、教職員に対しては、平成30年5月16日に
おわび文を送付いたしました。今後
学習系ネットワークの再構築に合わせて
学習系ネットワークに接続する
児童生徒系タブレットパソコンを復旧していきます。
2、
問い合わせのあった人数でございます。
おわび文の送付後の
コールセンターへの
問い合わせ件数は211件であり、これまでの総件数は347件です。また、平成30年5月1日以降市役所に来庁し、
個人情報を確認した方は122名です。こちらは5月14日現在となっておりまして、また最新の5月18日、先週の金曜日現在でございますが、
コールセンターへの
問い合わせ件数は222件でありまして、これまでの総件数は358件となっております。また、市役所に来庁し、
個人情報を確認した方は135名となっております。
コールセンターは5月14日月曜からは平日の対応とし、9時から5時まで受け付けております。
3、
データセンターにおける現在の状況でございます。(1)、
不正アクセスを避けるため、
インターネットへの接続を遮断しております。(2)窃取されたと見られるファイルが
インターネット上に公開されていないか、引き続きセキュリティー専門事業者による監視を実施しております。現時点でファイルの公開は確認されておらず、被害も確認されておりません。(3)、
個人情報保護系ネットワークにおいては、不正プログラム等を取り除く作業を実施するとともに、サーバーの再構築を進めております。(4)、5月7日月曜日より
データセンター内の
個人情報保護系ネットワークを復旧し、今後完全なシステムの稼働を目指して作業を進めております。
4、学校における現在の状況、(1)、これまで
データセンターの復旧作業を行ってきましたが、ネットワーク環境の万全を期すため平成30年4月28日より大型連休を使って各学校の約2,000台の教職員パソコンのクリーンインストール等本格的な復旧作業を行ってきました。(2)、教職員パソコンはUSBメモリを使用できないようシステムの制限をかけました。ただし、管理職のパソコンのみ教育委員会から配付した管理用USBメモリを使用できるようにいたしました。(3)、平成30年5月8日から暫定的に指導者用タブレットパソコン及び
児童生徒用タブレットパソコンを利用できるようにしました。同時にデジタル教科書を活用した授業についても暫定的に利用できるようにいたしました。
裏面をごらんください。(4)といたしまして、現在
インターネットの利用は各学校に1台ずつ配置した別回線を用いたレンタルパソコンにより行っております。(5)、各学校の事務職員は引き続き市役所3階OAルームを利用して財務会計システムや給与、旅費システムを利用しております。(6)、
学習系ネットワークが早期に
インターネットに再接続できるようネットワークの安全性を検証しながら作業を進めております。(7)、今後教職員が
インターネットに接続できる新たな校務外部接続系ネットワークの整備を検討しております。
5、
データセンター構築委託業者によるファイアウオール設定不備についてでございます。(1)、平成27年10月の
データセンター構築当初から
個人情報が流出するおそれのある設定がファイアウオールに施されていた可能性があります。(2)、構築委託業者は設計に基づく適切な完成試験を行っていなかったと考えられます。(3)、運用時において市教委から構築委託業者に対してシステムの安全性に関する
問い合わせを行いましたが、問題ない旨の回答を受けておりました。
6、これまでの対応でございます。(1)、教育委員会の対応、群馬県警察本部サイバー犯罪対策課に依頼した捜査は継続しております。前橋市
ホームページに随時状況を掲載しております。
教育ネットワーク対応室及び窓口による対応を継続しております。ネットワークの再構築に向けてセキュリティー専門事業者による継続的な専門的アドバイスを受けております。(2)、情報政策課の対応、ネットワークの再構築に向けて教育委員会と情報共有し、協議を行っております。(3)、前橋市
学校教育ネットワークセキュリティ調査対策検討委員会の対応、委員会の求めに応じて資料提供を行いました。また、関係職員や業者が委員会のヒアリングを受けております。
以上で報告を終わります。
11 (9)公の施設の
指定管理者の指定に係る
議決事項の変更について(前橋市林間研修施設おおさる山
乃家ほか)
(
青少年課長)
報告事項9、公の施設の
指定管理者の指定に係る
議決事項の変更についてご説明いたします。
資料8をごらんください。これは、青少年課が所管しております林間研修施設おおさる山乃家の指定管理期間を変更するものでございます。当施設は、同じく青少年課が所管しております赤城少年自然の家とあわせて平成27年4月1日から平成32年3月31日までの5年間、指定管理施設として施設の運営及び管理を行っております。当施設は平成9年に旧粕川村が開設し、現在は豊かな自然環境の中で自然体験活動、野外活動等を通じて心身ともに健全な青少年の育成を図る施設として運営しております。しかしながら、現在の運営形態は施設管理に特化し、自然体験プログラムを提供していないため、自然体験を目的とした利用が少ない状況にあります。この施設で自然体験プログラムを提供することは、教育委員会の今年度
重点事業であります赤城山ろく里山学校の趣旨にかなっており、当施設が子供の豊かな感性や主体性を育む場となるよう指定管理業務に自然体験プログラムの企画、実施を加えた形態で、改めて
指定管理者を公募したいと考えております。そこで、当施設の指定管理期間を1年短縮し、平成27年4月1日から平成31年3月31日までの4年間に変更するものです。
以上、ご説明いたしました
議決事項の変更につきましては、第2回
定例市議会に議案として提出を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。
12 (10)前橋市
いじめ防止基本方針の改定について
(
青少年課長)
報告事項10、前橋市
いじめ防止基本方針の改定についてご説明いたします。資料9をごらんください。本基本方針は、平成26年5月に策定された後、多様な学校問題の解決に向けた附属機関として、前橋市学校問題対策専門委員会を条例設置するとともに、いじめによる重大事態発生時の調査組織として位置づけたことから、平成27年4月に一部改定いたしました。今回平成29年3月に改定された国の方針と本市の現状を踏まえて見直した改定点についてご説明いたします。
1カ所目は、3ページ、各学校の組織です。学校のいじめ対策組織が効果的に機能するために、会議の構成員や取り組む内容、連携する機関について見直しました。加えて、より実効性の高い取り組みを実施するために、日ごろから
児童生徒や保護者、地域に学校
いじめ防止基本方針の内容の周知を図るとともに、いじめの早期発見、再発防止の取り組みについてPTAや地域と連携した適正な評価を行うこととしました。
続いて、7ページの6)です。いじめが生まれる背景はさまざまであり、教職員のいじめられる側にも問題があるという認識は、いじめを深刻化させることになります。そこで、障害のある
児童生徒や外国籍の
児童生徒等特に配慮が必要な
児童生徒について、特性を踏まえた適切な支援を行うことといたしました。
続いて、8ページの1)です。けんかやふざけ合いであっても、見えないところで被害が発生している場合もあります。そのためけんかが起きた背景を調査し、
児童生徒の感じる被害性に着目して、いじめに該当するか否かを判断するものといたしました。
最後に、10ページの2)です。いじめは、単に謝罪をもって安易に解消とすることはできません。そのため3カ月間、全職員でいじめに係る行為がやんでいるか、また被害
児童生徒が心身の苦痛を感じていないか、見守ることといたしました。
以上が主な改定点となります。
◎ 質 疑
(委員長)ただいまの報告についてご質疑がありましたらお願いしたいと思いますが、今回は第2回定例会に提出予定の案件も報告されています。つきましては、それらの案件については可否にかかわるような発言とならないようご注意をお願いいたします。
それでは、質疑に入ります。
13 (1)前橋市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の改正について
【長谷川委員】
報告事項1の
放課後児童健全育成事業に関してお伺いします。この
放課後児童支援員の
基礎資格に、高校を卒業していなくても5年以上経験があれば適当と認めたものについては支援員として認めるという新たな項目ですけれども、本市の放課後健全事業、いわゆる学童保育と言ったほうがわかりやすいのですけれども、公設民営、それから民設民営と、当初から民設民営でやっているところもまだ残っていると思うのですけれども、いろんな指導員の形態があると思うのです。国が学童保育を制度化して、運営費補助もきちっと出せるようになって、市の負担も逆に3分の1ぐらいに減ったという面もあると思うのですけれども、職員の処遇改善の一環としてこういうつけ加えもされるわけですけれども、今前橋の放課後児童クラブの職員、指導員といいますか、今法律的には支援員というふうに位置づけていますけれども、処遇改善について今どこにどんな課題があって、今後どうされようとしているのか、関連してお伺いしたいのですけれども、全体像でいいのでお願いしたいと思います。
(
子育て施設課長)放課後児童クラブの支援員の処遇改善につきましては、国がここ数年いろいろな事業を行っておりまして、一つは処遇改善事業ということで、放課後児童クラブについても長い時間開設したりとか日数等開設したところにつきましては、基準というか、本市では常勤の方については1人当たり月額3万円を上限にしているところなのですけれども、それ以外にキャリアアップということで、そういう仕組みを設けた場合にも処遇の改善を図ると、そういうような事業についても国の予算が決まりましたので、いち早く取り組みさせていただいております。処遇改善の部分については以上になります。
【長谷川委員】わかりました。それで、今回5年以上の従事経験者を
基礎資格に認めるということを加えることになったわけですけれども、具体的に個人名は結構なのですけれども、こういう方がこれによって支援員として処遇されるということが市内の放課後児童クラブの中にあると思うのですけれども、これによって救済される、改善される例を具体的に示していただきたいと思います。
(
子育て施設課長)国が基準条例を変えたときに、あわせて各施設のほうに確認させていただいたところ、高校を卒業していないで5年以上勤めている方が民設民営の児童クラブなのですけれども、1名いらっしゃいます。この方は10年近く勤めているというような状況でございまして、ほぼ毎日、今は補助員ということですので、1日3時間程度という形なのですけれども、そういう方がいらっしゃいます。
【長谷川委員】わかりました。まだまだ放課後児童クラブの職員の待遇は、他の学校現場や保育現場の職員に比べると処遇がよくないと思いますので、ぜひ改善を図っていただきたいと思います。
14 (6)第2期前橋市
国民健康保険データヘルス計画(第3期前橋市
特定健康診査等実施計画)の策定
について
【長谷川委員】
報告事項6のデータヘルス計画の関係についてお伺いいたします。これは、今国保運営が県に財政運営は移って、給付のほうについてできる限り病気を重症化させない、健康寿命をふやすということで、全体的に持続可能な国保運営を図っていくという上での大きな力になる計画だというふうには思うのですけれども、この厚いほうの計画書の21ページのところにちょっと気になる記載がありますので、これについてお聞きしたいのですが、21ページの一番上の(2)のところに保険者努力支援制度というのがありまして、医療費適正化に向けて努力をした成果を評価すると、それでここに1から12番まで特定健診の受診率の努力をしたところとか、いろいろ後発医薬品、ジェネリック医薬品の促進の取り組みとか、点数がこうあって、右側にその構成の割合が出ていまして、国保税の収納率なんかも高いのですけれども、糖尿病等の重症化予防の取り組みも評価の割合が多いと、これはよくトップランナー方式と言って、いろいろ努力したところはそれなりに評価して、それよりも劣っているところは運営費補助なんかを減らすとかというペナルティーがかかったりすることがよくありますけれども、この努力支援制度は全体の中でどういうふうに意識されてこの計画をつくられたのか、後ろのほうに特定健診の現状だとか、これからそれを高めていく、あるいは保健指導を高めていくというのが細かく出ていて大事なことだと思うのですけれども、この努力支援制度についてはどんなふうに考えておられるのか、お聞きしたいと思います。
(
国民健康保険課長)今回の都道府県化に伴いまして、保険者努力支援制度というのがインセンティブということで新たに誕生しております。現段階でも本市で幾つか該当になっているものもあれば、まだ該当できていないものもあります。今回の計画に当たっては、やはり該当できるものをよりふやしていくようなことを考えて計画も立てておりますし、今後これに取り組んでいきたいというふうに考えております。
【長谷川委員】わかりました。このデータヘルス計画の冒頭に、現在の
国民健康保険は被保険者の年齢構成が高くて、そして医療費水準が高いことに加え、加入者の所得水準が低く、所得に占める保険税負担が重いという構造的な課題を抱えていますという、まさにずばり今の地方の国保運営の大変さが出ているのですけれども、例えばこのデータヘルス計画に基づいて病気の重症化を防ぎ、そして健康寿命もきちっと高め、そして健診率も高め、指導もちゃんと受けるというようなことで医療給付費が減れば、一番肝心な市民が望んでいる高い国保税を引き下げるという方向に結びつくのかどうなのか、その辺はいかがでしょうか。
(
国民健康保険課長)保険者努力支援制度につきましても、これ今始まったばかりでこれがどの程度まで今後継続されるかということについては、まだ不透明な状況でございます。また、国、県の激変緩和措置につきましても、今後の状況がまだ不透明ですので、現段階では国保税の引き下げまでは考えていないという状況でございます。
【長谷川委員】ぜひ考えていただいて、せっかくこういう市民の健康を維持していくという、あるいは重症化を防ぐといういい計画で、これを推進していくことが非常に大事だと思うのですけれども、その成果をぜひ市民の負担の高い国保税の引き下げに結びつくような取り組みも考えていただきたい、冒頭のところはちゃんと国保の大変さは位置づけているわけですから、ぜひそういうふうにしていただきたいということを強く要望しておきたいと思います。
【石塚委員】6番の
国民健康保険データヘルス計画についてですけれども、今後の健康診査実施計画にそれぞれ
特定健康診査と
特定保健指導の数値目標が示された取り組みが書かれておりますけれども、健康診査のほうは診断を受ける、受けないで率の数値目標はイメージが湧くのですけれども、
特定保健指導についての数値目標というのはどういうふうに数値目標を決めているのか教えてください。
(
国民健康保険課長)
特定保健指導の実施率というのは、
特定健康診査を受けた人の中で、いわゆる基準値に含まれないような、保健指導を必要とされるというような方の割合というものを出したものでございます。数値の目標なのですが、平成28年度は現在23.4%という割合でしたので、これを平成25年度からは25%にし、その後1%ずつ上げていくということで、実はこの目標についても国の目標は今60%というふうになっているのですが、前橋市だけではなくて全自治体的にこの国の目標自体が結構かけ離れていまして、本日お配りした資料、全体版の中の28ページを見ていただければと思うのですが、28ページに全国の
特定保健指導の実施率の表を入れさせていただいております。濃い実線が中規模市ということで、前橋市もこれに該当するのですが、この資料でいうと直近の平成27年度が24.3%、本市より若干上なのですが、国の60%というものにはかけ離れた状況になっております。本市のこの部分については若干全国よりは落ちるのですが、そんなに遠くない数字ということで、基本的にはこれからこれを達成可能な数値の中で上げていきたいというふうに考えております。
15 (7)小学校における
プール設備の盗難について
【長谷川委員】プールの盗難の細かいご報告をいただきましたけれども、
シャワーヘッドだとか水栓だとか、材質はいろいろだと思うのですけれども、要するに窃盗の目的は
シャワーヘッドとしてどこかで使うとかというのではなくて、金属の有価物として何か売り払ってもうけを上げるとか、そういうことが目的なのでしょうか。要するに盗んだ人の気持ちはわからないけれども、何なのかということです。つまりそれを考えておかないと、これからどこのプールだって、市内40もプールがあるわけです。それを全部対象にされるという危険性があるわけです。何が目的なのですか。
(
教育施設課長)目的自体については、私どもでもわかりかねるところなのですけれども、今回プールの新築の現場、新品を取りつけたものが盗まれているということと、既存のものというのですか、新品ではないものも盗まれておりますので、一つの考え方としては委員さんのおっしゃるような金属の有価物としての目的でやっているということも推測はできるのですけれども、あくまでも推測でありまして、目的自体についてはちょっとわかりかねるところでございます。
【長谷川委員】そうしますと警察当局に被害届を出しているということであれば、そういう金属の業者というか、中古品を引き取る業者とか、そういうところをちょっとチェックしておくということが必要ですよね。その辺警察はどういう対応をしているのですか。
(
教育施設課長)申しわけございません。警察が今どのような対応をしているかというところまでは、我々もまだ把握はしておりません。とりあえず警察も現場のほうに来て内容を聞いたり、現地の確認をしたというところでございます。
【長谷川委員】わかりました。南橘中学校なんか見ますと、学校から道路挟んでプールがあったりして、夜は誰も監視ができないという状況にもなっていますので、せっかくこれからプールの時期に入っていく中でそういう被害が起きないように、交番にパトロールを頼むとか、そういうことも含めて再び
シャワーヘッドがとられないようにぜひしていただきたいと思います。
【石塚委員】小学校のプールの設備の盗難は、非常に残念なことだと思いますけれども、盗難で盗まれた器具の復旧というか、その辺はどうするのでしょうか。
(
教育施設課長)これにつきましては、プールの開場までに復旧できるよう業者に手配しております。
【石塚委員】ちょっとわからないのですが、例えば保険に入っているとか、そういうお金の面というのはどうなのですか。
(
教育施設課長)保険の関係なのですけれども、建物の損害保険には入っておるのですけれども、今回プールで建物外になるので、今入っている保険の対象にはならないということになっております。
【石塚委員】となると、どこかから予算をということなのでしょうか。
(
教育施設課長)とりあえず損害を与えた相手が特定できない段階であれば、とりあえずは市のほうで一時的に補修しておくしかないかというところでございます。
16 (8)前橋市
学校教育ネットワークへの
不正アクセスに関わる状況について
【長谷川委員】
報告事項、これは8の学校教育のネットワークの
不正アクセスの問題で質問いたします。いろいろきょう報告いただいたとおり、いろいろな改善策というか対応策を具体化されているということはわかりました。ただこのところ学校現場の先生に直接お話をお伺いしますと、先生の各人の机の上にパソコンがあって、それで今まではそれをフル活用して調べ物をしたり、学級通信をつくったり、テストをつくったり、あるいは成績を入れるのに使ったり、フル活用されていたわけです。それが今
インターネットにその部分については接続できないということもあって、何か調べ物があるときには、学校に1台
インターネットにつながっている別回線があるというのはお聞きしていますけれども、例えば教頭先生のところにあるのでしょうか、先生はそこまで一々、行けないので、スマホで調べて授業に対応しているとか、それから自宅で学級通信をつくって、今までは
インターネットの手段で学校に送って完成は学校でさせるというようなことをされていたのだけれども、今は自宅で完成させるか、あるいは残業して学校でつくり上げるか、それをやらなくてはいけない。それから、せっかく生徒の生き生きした姿をデジカメかスマホで撮り写真ニュースに張りつけるとかということもできたのだけれども、そういうのも今ちょっとできないということで、これから夏休み前の成績を入れるのに支障が出たら大変だというような心配もされています。それで、今多忙さの解消というのがことしの教育振興基本計画の柱だと思うのですけれども、こういう事件があったということで、逆に先生の多忙さが深まっているという逆行した状況が生まれていると思うのですけれども、本当に今までのような先生の
インターネット、パソコンを使った今までと同じような状況に完全に復帰するのはいつごろになるのか、それから多忙さを解消するための支援策とかをどんなふうに考えておられるのか、大分具体的に報告いただきましたけれども、もう少し丁寧に報告いただきたいと思います。
(
学校教育課長補佐)今長谷川委員さんのおっしゃったように非常に学校現場、特に教職員の皆さんにはご迷惑をおかけてしているというのはこちらのほうも重々承知しております。今の状況においては、先ほど委員さんがおっしゃったような状況になっておりますので、我々といたしますといち早く学校現場を原状に戻すような努力をしている所存でございます。実際いつごろかということでございますけれども、我々も全力で以前と同じような形に戻す努力はしておりますけれども、第三者委員会の内容でありますとか、いろいろな状況がございますので、今ここでいつまでというような内容を申し上げることはできない状況でございます。
あと教職員の多忙さなのですけれども、こちらにおきましても今回の
不正アクセスに係る状況によりまして、先生方の多忙さというのは一層増しているという状態は否めませんので、こちらのほうも先ほどの復旧を第一にしていくことが多忙化を解消するための一番のことだと思いますので、鋭意努力している次第でございます。
【長谷川委員】わかりました。いろいろ大変だと思いますけど、ぜひ促進していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
【石塚委員】教育ネットワークの
不正アクセスの関係ですけれども、ファイアウオール設定不備というところで、前回説明を受けたときには外部の
インターネットと、それから内部のほうから大きく2カ所入り込めないような設定がしてあるという説明を受けましたけれども、今回この内容によりますと、構築当初からそういうものが設定されていなかった可能性があるというふうに書かれていますけれども、今後調べていって可能性というのが、これが原因ということはわかるのでしょうか。
(
学校教育課長補佐)一応今回のファイアウオールの設定不備、当初からというお話なのですけれども、こちらのほうは構築委託業者から直接いただいている話になりますので、今の段階だと当初からそういう状況であっただろうということでお話しいただいております。細かいことは第三者委員会の報告等で、さらに詳しいことがわかってくると思われます。
【石塚委員】ということは、今の話ですと可能性がほぼ可能性ではない、当初からというふうに聞こえましたけれども、今後第三者委員会の調査とともに、この辺はどういうふうに進めていくというか、どういうふうになっていくのでしょう。
(
学校教育課長補佐)今回第三者委員会の報告が当初の予定どおり6月末までには最終報告が行われる予定でございますので、そちらを受けまして、また構築委託業者も何らかの発表をするというお話も伺っておりますので、それを受けまして今後の方針を我々も検討していきたいと考えております。
【石塚委員】責任の所在とかそういう問題も出てくるのだと思いますけれども、もう一つ、学校のそういうサーバーを通さないで外からアクセスできるようなことも考えているという、4番の(7)の校務外部接続系ネットワークの整備も検討しているということが書いてありますけれども、これは具体的にどういうことですか。
(
指導担当次長)先生方がそもそも仕事をしていく上で、今言われている
個人情報を取り扱う仕事、それから
個人情報は取り扱わないのだけれども、どうしても
インターネットを使わざるを得ない仕事というのもございます。その
インターネットを使わなくてはできない、例えば大会の申し込みであるとか、そういったことが結構ございます。そういうものができるような環境を随時用意していかないと、やはり学校現場、特に先生方の仕事として困るだろうという意味でここに書かれているのは、新たな校務外部接続系ネットワークと、こういうふうに言っております。
【石塚委員】ということは教育委員会が持っているMENETを使わないで、各学校が
インターネットを使う場所を提供、
インターネットの環境をMENET以外のものをつくるということ、そういうことですか。
(
指導担当次長)今回こういう事件を受けまして、今文部科学省のガイドラインであるとか、また今後第三者委員会のいろいろなご指摘等を受けてこの件は構築していかなければいけないとは思っているのですけれども、ここで言っております先生方がいわゆる仕事を、
個人情報を取り扱わないで仕事をしていく、やっぱり
インターネット環境というのも別個に、別個というのはMENETの当然それは一つとして捉えていただかなくてはならないかと思うのですけれども、それもやはり今回の今後の構築していく上でいかに安全につくっていくかと、これは全く別個のものではなくて、いわゆるMENETのネットワークの中の一つとして、これをいかに安全に先生方の仕事ができるようにするのかということを現在検討中であるというふうに考えていただければありがたいと思います。
17 (9)公の施設の
指定管理者の指定に係る
議決事項の変更について(前橋市林間研修施設おおさる山
乃家ほか)
【長谷川委員】おおさる山乃家の
指定管理者の指定期間の短縮についてです。私もかつて一、二回行ったことがあるのですけれども、市の
ホームページに写真も出ていて、それから部屋の間取りだとか料金表とか出ていますけれども、立地がそんなに高度でないということで涼しくない、自然は残っていると思いますけれども、建物も学校の校舎のような風情のある懐かしい施設だというふうに思うのですけれども、かつては私が行ったときには食事も提供していたと思うのですけれども、今食事の提供がない、あずまやというのも通常のキャンプ場の炊飯場みたいで、あずまやというと何か部屋みたいになっていてそこにシーツや布団が用意されていて泊まれるようなというのではないのです。屋根があるだけで開放的なということで、これ今日本水泳振興会が
指定管理者としてやっておられるわけですけれども、何か
指定管理者をかえてそれで事が済むのではないのではと、自然体験や何かももちろん提供していく事業者を見つけるということは大事だと思うのですけれども、建物自体を、施設自体をもう少し市民、青少年、各団体が魅力を感じるような投資をして、そして
指定管理者を招くということをしないと、現状のまま
指定管理者をかえても事は済まないのではないかという感じがいろいろ見ていてするのですけれども、その辺はいかがでしょうか。
(
青少年課長)委員さんご指摘のとおりなかなか今の状況だと訪れた方々が求めるようなサービスというのはなかなかできないという状況があると思います。それは、現在の指定管理の内容が現在の日本水泳振興会には指定管理、建物の管理のみということで業務を指定した上での業務ということなのです。今おっしゃられたとおり環境的にはすばらしいものがありますので、実は昨年度試行的に里山学校をあそこで行ったところ、かなり利用者がふえました。そんなところもありまして、指定管理のあり方、今まで建物の管理だけだったものを今度は自主的な主催事業もできるようにすると、あそこの有効利用が図れるのではないかというところでの今回の指定期間の変更ということになります。
指定管理者については、現状でももっとやりたいという希望もありますので、その中で改めて公募したときに内容を検討して、その施設の活用についてもあわせて検討して、また来年度からの応募になるのかと思いますけれども、そんなことで活動を広げるための指定の変更になります。
【長谷川委員】そのことは本当に大事なことだと思いますが、施設そのものの整備、改築というか、部屋も大広間というか、今大きい部屋がぼっぽとある。今全体的に家族で行く場合も余り大きい部屋ではなくて、小ぢんまりして過ごせるようなものも必要だと思うのですけれども、施設そのものの、事業の中身、自然体験を豊かにするというのは大いに結構ですけれども、施設の改善というのは予算もかかることですけれども、検討されたほうがいいと思うのですけれども、いかがでしょうか。
(
青少年課長)現状のところで非常に自然環境も厳しいところであり、何カ所か現在でも修繕をしなくてはならないところもございます。ということで、前橋市の施設の利用の計画と立地条件、施設の現状を踏まえて検討していくのかと思っております。
【長谷川委員】ぜひ検討していただいて、必要な改修というかリフォームが必要なところはしていただきたいと思います。お願いいたします。
18 (10)前橋市
いじめ防止基本方針の改定について
【長谷川委員】いじめの防止基本方針が国の制度の方針の充実もあわせて見直されたということは結構なことだと思います。それで、今前橋のいじめ、それに伴う不登校などの問題やはり大事な問題としてあると思うのですが、最近の例えば去年とかおととしにかけてのいじめの認知件数というか、その推移、そしてその内容の特徴だとかを説明いただければありがたいと思います。
(
青少年課長)昨年度のいじめの状況なのですけれども、小学校で認知されているのは518件、それはその前年の平成28年度の561件と比較して昨年度は43件減少しております。中学校は昨年度が68件、その前年の平成28年度が96件だったことから28件の減少となります。小中学校合わせての認知件数、昨年が586件、おととしが657件ですから、71件の減少となっています。いじめの内容なのですけれども、一番大きいのが冷やかしやからかい、悪口というような、本当に軽い子供同士のささいなトラブルのように見えるいじめが一番多くなっています。次が軽くぶつとかたたくとか、あとは嫌なこと、恥ずかしいことを言うと、そのような内容になっています。大きなトラブル等は見えないのですけれども、子供の心の中にはそんな小さいことでも気になっている、それをいじめとして捉えている子供がいるということがうかがえます。
【長谷川委員】今回の改正の中でそうしたささいな冷やかしだとか、そういうものも含めて、しかし事態が深刻化しないように学校、地域、そしてPTAなどと常に連携すると、そして認知したものは3カ月ぐらいフォローしていくという、そういうことは大事なことだと思うのですけれども、この新たな方針は今後PTAや地域など、あるいは学校現場もどんなふうに共通認識されていくのか、その方向を答弁いただきたいと思います。
(
青少年課長)これは、今後各学校に周知をして、各学校でこれをもとにして学校別の
いじめ防止基本方針というのをつくります。そして、その内容についてはPTAや保護者に、地域の方にも知らせることになりますし、いじめの有無については、ない場合は必ず地域に、保護者に報告しなさいというような、そういうシステムでございます。そんなことで伝わっていく、また周知できるのかと思っております。
【長谷川委員】重大事案にならないように、この方針をぜひ生かしていっていただきたいと思います。
(委員長)ほかに質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
(委員長)ないようですので、これで質疑を終了いたします。
◎ そ の 他
19 (1)
次期委員会の開催日程について
(委員長)次に、
次期委員会の開催日程についてですが、6月は定例会開催月であります。また、7月は例年同様緊急の案件がない限り開催しないこととし、8月に開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
(委員長)それでは、案として、8月21日、火曜日、午後1時から開催したいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
(委員長)それでは、
次期委員会は8月21日、火曜日、午後1時から開催することといたします。
◎ 散 会
(委員長)以上で本日の議題は全て終了いたしましたので、会議を閉じます。
(午後2時2分)
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