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  1. 大垣市議会 2015-09-17
    平成27年市民病院に関する委員会 本文 2015-09-17


    取得元: 大垣市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    平成27年市民病院に関する委員会 本文 2015-09-17 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 60 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯委員長岩井哲二君) 選択 2 : ◯病院事務局長小林邦弘君) 選択 3 : ◯病院長金岡祐次君) 選択 4 : ◯委員長岩井哲二君) 選択 5 : ◯病院庶務課長道鬼富博君) 選択 6 : ◯委員長岩井哲二君) 選択 7 : ◯委員丸山新吾君) 選択 8 : ◯病院長金岡祐次君) 選択 9 : ◯委員丸山新吾君) 選択 10 : ◯病院長金岡祐次君) 選択 11 : ◯委員丸山新吾君) 選択 12 : ◯病院医療安全管理課長小林譲司君) 選択 13 : ◯委員丸山新吾君) 選択 14 : ◯病院事務局長小林邦弘君) 選択 15 : ◯委員丸山新吾君) 選択 16 : ◯委員外議員岡田まさあき君) 選択 17 : ◯病院長金岡祐次君) 選択 18 : ◯委員外議員岡田まさあき君) 選択 19 : ◯病院長金岡祐次君) 選択 20 : ◯委員外議員岡田まさあき君) 選択 21 : ◯病院庶務課長道鬼富博君) 選択 22 : ◯委員外議員岡田まさあき君) 選択 23 : ◯病院庶務課長道鬼富博君) 選択 24 : ◯委員外議員岡田まさあき君) 選択 25 : ◯病院医療安全管理課長小林譲司君) 選択 26 : ◯委員外議員(北野ひとし君) 選択 27 : ◯病院医事課長(岩田人志君) 選択 28 : ◯委員外議員(北野ひとし君) 選択 29 : ◯委員外議員(粥川加奈子君) 選択 30 : ◯病院事務局長小林邦弘君) 選択 31 : ◯委員外議員(粥川加奈子君) 選択 32 : ◯委員長岩井哲二君) 選択 33 : ◯委員長岩井哲二君) 選択 34 : ◯病院庶務課長道鬼富博君) 選択 35 : ◯委員長岩井哲二君) 選択 36 : ◯委員(石川まさと君) 選択 37 : ◯病院医事課長(岩田人志君) 選択 38 : ◯委員(石川まさと君) 選択 39 : ◯病院医事課長(岩田人志君) 選択 40 : ◯委員(石川まさと君) 選択 41 : ◯委員丸山新吾君) 選択 42 : ◯病院庶務課長道鬼富博君) 選択 43 : ◯委員丸山新吾君) 選択 44 : ◯病院庶務課長道鬼富博君) 選択 45 : ◯委員丸山新吾君) 選択 46 : ◯委員外議員岡田まさあき君) 選択 47 : ◯病院庶務課長道鬼富博君) 選択 48 : ◯委員外議員岡田まさあき君) 選択 49 : ◯委員長岩井哲二君) 選択 50 : ◯委員長岩井哲二君) 選択 51 : ◯委員(横山幸司君) 選択 52 : ◯病院庶務課長道鬼富博君) 選択 53 : ◯委員(横山幸司君) 選択 54 : ◯委員外議員(笹田トヨ子君) 選択 55 : ◯病院医事課長(岩田人志君) 選択 56 : ◯委員外議員(笹田トヨ子君) 選択 57 : ◯病院医事課長(岩田人志君) 選択 58 : ◯委員外議員(笹田トヨ子君) 選択 59 : ◯委員長岩井哲二君) 選択 60 : ◯委員長岩井哲二君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:              午後 1時      開 会 ◯委員長岩井哲二君)  ただいまから、市民病院に関する委員会を開会いたします。  本会議からの付託議案の審査に入る前に、金岡病院長、小林病院事務局長から発言を求められておりますので、許可します。            (理事者 起立) 2: ◯病院事務局長小林邦弘君)  議案審査の前に発言をお許しいただきまして、まことにありがとうございます。  この場をおかりいたしまして、先般、病院職員が酒気帯び運転をし、追突事故を起こしましたことにつきまして、あってはならない不祥事でございます。深くおわび申し上げます。  概略につきましては、御承知のことと存じますが、7月18日土曜日5時ごろまで飲酒した後に、帰宅のため自家用車を運転し、信号待ちのため停車していた普通貨物車に追突したものでございます。駆けつけた署員に現行犯逮捕ということでございます。本人は、病院看護部看護師、24歳、男性でございます。処分につきましては、8月26日付で本人を停職6ヵ月、直接の上司である看護師長心得を戒告、それから院長、看護部長、副看護部長が訓告となっております。  平素からは、飲酒運転につきましては絶対やらないように言っておりましたが、このようなことになってしまい、大変申しわけございませんでした。今後は二度と起こらないように、職員一同、服務規律の徹底及び綱紀粛正に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。大変申しわけございませんでした。  次に、6月議会に引き続きまして、今議会におきまして、損害賠償の額の決定について御審議をいただくこととなりました。議会の皆様には大変御迷惑をおかけしましたこと、まことに申しわけございませんでした。  今後は、より一層医療安全管理を徹底し、再発防止に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 3: ◯病院長金岡祐次君)  今回の酒気帯び運転事故及び医療事故につきまして、病院の監督責任者としておわび申し上げます。特に医療事故に関しましては、単純な医療ミスから大変な事態に至ったことに対し、病院一同、肝に銘じ、改善に向けた努力をしていく所存です。二度とこのようなことが起こらないように、そしてまた、議員の皆様、市民の皆様の信頼の回復のために一層の努力をしてまいります。  このたびは大変申しわけございませんでした。            (理事者 着席) 4: ◯委員長岩井哲二君)  委員長からも一言述べさせていただきます。  今回の損害賠償の案件が上がっておりますが、ちょうど1年前にも同じような事件が発生いたしており、市民病院、多くの市民の方々、西濃圏域の方の信頼を損ねないように、また、組織機構の見直しを図られますことをお願いいたしまして、委員長からの言葉とさせていただきます。よろしくお願いいたします。  それでは、本会議から付託されました諸議案について審査いたします。
     議第65号 平成27年度大垣市病院事業会計補正予算(第2号)及び議第84号 損害賠償の額の決定については関連がありますので、両議案を一括審査いたします。  理事者の説明を願います。 5: ◯病院庶務課長道鬼富博君)  議第65号 平成27年度大垣市病院事業会計補正予算(第2号)及び議第84号 損害賠償の額の決定につきまして御説明申し上げます。  議案集では19ページから31ページ及び78ページでございますが、お手元の委員会資料1、2にて御説明させていただきます。資料1をごらんください。  このたびの補正は、当院において発生した医療事故に係る和解を成立させるため、損害賠償額の決定をし、その額1,500万円を補正するものと、地域周術期医療システム開発講座事業が平成27年10月から開設することになったため、3ヵ月分1,250万円を減額補正するとともに、平成28年度から32年度の債務負担行為の限度額を増額補正するものでございます。2ページをお開きください。  条文予算第2条収益的収入及び支出の病院事業収益、病院医業外収益及び病院事業費用、病院医業外費用につきまして、医療事故に伴う損害賠償額の1,500万円の補正を行うとともに、病院事業費用、特別損失に地域周術期医療システム開発講座事業に係る1,250万円を減額補正し、第3条債務負担行為の限度額を1,250万円増額補正するものでございます。予算明細の収益的収入の節、その他医業外収益ですが、補正前2億1,930万円、補正額1,500万円、補正後は2億3,430万円で、補正額は全国自治体病院協議会の病院賠償責任保険で充当し、収益的支出の節、その他雑損失で1,500万円を補正し、損害賠償額をお支払いするもの及びその他特別損失で地域周術期医療システム開発講座事業費1,250万円を減額補正するものでございます。  次に、医療事故に伴う損害賠償につきましては、資料2をごらんください。なお、患者さんに関する事項は、患者御家族からの強い意向によりまして控えさせていただきましたので、よろしくお願いいたします。  概要でございますが、患者さんは、かかりつけ医から貧血と便潜血陽性のため精査目的で紹介され、平成24年12月6日に消化器内科を受診した結果、採血検査で軽度の貧血でしたが、腹部の超音波検査では明らかな異常は認められませんでした。さらに精査するため、12月14日に下部消化管透視検査と、12月19日に上部消化管内視鏡検査を実施すると、上部消化管内視鏡検査で胃空腸吻合部に発赤があったため、組織を採取し病理組織診断を実施しました。12月21日にグループ5・中分化型管状腺癌と診断されましたが、患者の次の診察予約をとっていなかったため、診断結果をお伝えすることなく、悪性所見の見逃しとなりました。また、紹介元であるかかりつけ医にも悪性所見の報告はされませんでした。平成26年4月28日、高度の貧血と下腿浮腫のため、かかりつけ医から紹介され、消化器内科を受診されました。CT検査等を実施したところ、胃空腸吻合部に不整な壁肥厚と、肝臓に28掛ける25mmの境界不明瞭ながんの転移が認められ、平成24年12月の病理組織診断結果を伝えていなかったことが判明しました。4月30日に上部内視鏡検査を実施し、3型進行がんを認め、病理組織診断では低分化・非充実腺がんと診断されました。ステージはIVで、その後の治療方法について検討を行い、手術不可能であると判断し化学療法にて加療することとしました。その後、入退院を繰り返され、平成26年9月に死亡されました。平成26年6月12日に御家族に事故の概要の説明を行い、その後、それぞれの代理人の協議の結果、平成27年7月に、医師が病理組織診断の結果を患者に伝えることを怠ったことで、生命予後に影響を及ぼす悪性所見の見逃しとなり、疾患に対する治療開始が遅延したことに対し、和解金1,500万円を支払う覚書を締結したところでございます。今後の防止策といたしましては、主治医は検査予約時に次回の診察を予約することを徹底し、また、外来スタッフや内視鏡検査室スタッフなども予約されていることを確認することとしました。  議案集78ページの議第84号の損害賠償の額の決定につきましては、本議会で議決を賜れば、和解契約書を作成し、和解金をお支払いする予定でございます。  以上で、議第65号 平成27年度大垣市病院事業会計補正予算(第2号)及び議第84号 損害賠償の額の決定につきまして御説明させていただきました。よろしく御審査賜りますようお願い申し上げます。 6: ◯委員長岩井哲二君)  以上で説明が終わりました。  これより質疑に入ります。  委員の質問を受けます。 7: ◯委員丸山新吾君)  この医療事故のことですけれども、検査結果を伝えていない、次の予約もとっていなかったということですが、紹介元のかかりつけの医療機関にも報告はされなかったという部分がちょっと気になるんですけれども、以前、私もある開業医さんから聞いたのが、そこの診療所で診察を受けて市民病院に紹介した患者さんに対して、通常は、どういう治療をしてどうなったか、その結果を報告することになっていると思うんですけれども、その紹介先の医療機関に。それを市民病院はしてくれないと。特定の医師だけなのかもしれませんけれども、そういうことを言われた開業医さんもいたんですけれども、そういった紹介元への治療結果報告というのはどういった扱いをされているんですか。今回も、もし次の治療、診察の予約はなかったにしても、何らかの結果を紹介元の医療機関に報告するという手続がされていれば、何かおかしいなということを気づかれるきっかけになったかもしれないんですけれども、そういった紹介元への治療結果の報告というのはどうされていますか。 8: ◯病院長金岡祐次君)  一般的な話からさせていただきますと、もちろん紹介状をいただいた患者様につきましては優先的に診るようにしまして、検査結果も早目にお伝えするようにしているので、本来であれば、紹介状とともに検査結果をお伝えするという手順になると思うんですが、恐らく抜けていたのは、どの科かはわかりませんけれども、紹介状の返事を書かなかったという単純なミスか、あるいは、もう一つ可能性として考えられるのは、新患外来というのを設けている科がありまして、これは外科もそうなんですけど、新患外来というので、最初に新患に来られた患者を診た医師と、実際にそこからバトンタッチして、その患者の精査、結果を見る医師が2人存在する場合があって、そうなると、その責任の所在をついついその2人の間でキャッチボール的に扱ってしまうケースが、ひょっとしたら可能性としてはあるかもしれません。でも、本来的には、やはり最終的に診た医者がちゃんとした返事を書くというのが本来行うべきであると思っております。以上です。 9: ◯委員丸山新吾君)  今回の場合は、治療を完結しないといかん状況だったと思うんですけれども、今回のようなケースは、通常は、通常というか、報告すべき、紹介元の医療機関に報告すべき状況だったのかどうか、ちょっと教えてもらえますか。 10: ◯病院長金岡祐次君)  今、申したとおり、もちろん優先的に報告すべき状況で、予約をとり忘れたがために全てが、報告義務も恐らく忘れてしまったんだろうと。予約をとるシステムを今回新たに病院として築きましたので、その辺で今後は対応していこうというふうに考えております。以上です。 11: ◯委員丸山新吾君)  わかりました。  それと、話は少しかわるんですけれども、今回1,500万円ということで、ここ何年か、毎年のようにこういった損害賠償をしなければいけない状況があるわけですが、議会に出てくるだけじゃなくて、保険を使って何らかの賠償なり、お見舞いかもしれませんけれども、そういった医療ミスによる損害金を払う事例というのは、議会に上がるもの以外にどのくらいの件数が毎年あるのか、幾らぐらい払っているのか、教えてもらえますか。 12: ◯病院医療安全管理課長小林譲司君)  昨年度、平成26年度に1回ございました。こちらは金額が約99万円です。それから、今年度に入りまして、4月以降に、20万円ほどと97万円という支払いがございました。この3件でございます。 13: ◯委員丸山新吾君)  これ、金額が低いからかな。議会への報告が、報告というか、議案に上がらないというのは。 14: ◯病院事務局長小林邦弘君)  賠償額につきましては、市民病院事業の設置に関する条例に損害賠償の額の決定に係る金額が100万円以上のものについては議会の議決を要するとしており、その金額が100万円以下につきましては報告していないという状況でございます。 15: ◯委員丸山新吾君)  私らがわかるのは100万円以上のものだということで、それ以外のものもこのようにちょくちょくあるという現状を見ると、もっと深刻なのかなと、私らが認識しているよりも深刻な状況が病院の中にあるんじゃないかなというふうに思いますので、先ほど当委員会の委員長からの話がありましたように、しっかりと病院としてもこういったミスがないように取り組んでいってください。以上です。 16: ◯委員外議員岡田まさあき君)  今、丸山委員も御指摘されたんですけれども、これ、紹介状があった場合は、検査は優先的に、検査とか診察はやられますよね。ということは、ここで12月21日に明らかに中分化型管状腺がんと診断、がんというふうに診断されていますよね。例えば、健康診断なんかされた場合、普通の健康、市民病院もあると思うんですけれども、ちょっと危ないという結果が出たら、すぐにでも手紙で行って、診察を受けてくださいというすぐ連絡があると思うんですが、この場合は明らかにがんと書いてありながら、それができなかったからこういうことになったんだとは思うんですけれども、6月の議会のときにもやはりもう1件案件がありましたし、それに関しても、キャッチボールがしっかり伝わらなかったという形なんでしょうけれども、改善方法は書いてあるんですけれども、その辺を曖昧にされるから、テレビなんかとか新聞報道で本当に大きな事件になった場合は、病院長を初め、フラッシュをたかれるところで頭を下げなければ責任が明らかにされないのか。今回のような案件に関しても、きちんとした責任のとり方をとる必要があるんじゃないですか。そのあたり、院長さん、どうですか。 17: ◯病院長金岡祐次君)  前回の案件とちょっと今回のは違うとは思うんですけれども、内容的には。ただ、ミスの大きさとしては同じようなものなので、非常に重大に受けとめております。ただ、このミスの責任を個人に任せていては、やはり病院としての体質は改善しないというふうに考えておりまして、決して個人に甘えるわけではなくて、個人にはちゃんと指導はしております。ただ、それ以上につきましては、病院として体制として責任をとっていかなければ、こういうことはまた起きる可能性があるというふうに考えておりますので、ぜひその辺を御理解いただきたいというふうに思います。以上です。 18: ◯委員外議員岡田まさあき君)  お気持ちはわかるんですけれども、患者さんとか患者さんの御家族の気持ちを思うと、やっぱりそれなりのきちんとしたことをやらないと、やっぱりお金だけで解決しているんじゃないかというふうにとられかねませんので、医師の現場も大変ですし、お医者さんも看護師さんも大変なハードなお仕事をされているので、お気持ちはわかるんですけれども、そのあたりをきちんと、例えば今、飲酒運転で職員が、看護師が飲酒運転で捕まって現行犯で逮捕されただけで6ヵ月の停職で、明らかに医療ミスみたいな、特に6月みたいなようなことがあると、はっきりどこかできちんと責任をとるという形を、院内の中で、病院の中できちんとした危機管理をやらないと、これはまたなくならないのではないかと思うんですけれども、そのあたりを含めて、もう一度御決意だけ聞かせてください。 19: ◯病院長金岡祐次君)  決意といいましょうか、私自身も、もちろん今、院長ではありますけれども、臨床を実際に行っていて、外来はもちろんですけれども、病棟の回診、それから手術もまだ行っているんですけれども、やっぱりこの医師としての自覚というのが一番根底に大事なものだろうというふうに思っています。つまり、患者と接しながら、患者の病気を自分の肌で感じながら接するということが一番大事なことかなと思っています。これは医師だけではなくて病院の職員全体に言えることですけれども、患者様の立場に立って医療を行うと、患者に寄り添った医療を行うと、その基本精神をもう一度各人に確認し、今後このようなことが起こらないように徹底してまいりたいというふうに思っております。以上です。 20: ◯委員外議員岡田まさあき君)  ぜひそのあたりと、私はぜひ内部でのきちんとした責任をとるという形も大事ではないかと思いますので、これは提言だけさせていただきます。  それと、ついでと言ったらあれですけど、先ほど質問が出た件と重なるんですけれども、これ、100万円以下の場合の事故に関しては、恐らく保険を使われなくてもできるのか。保険を使わない場合もあると思うんですが、そのあたりと、それと、1年間に99万円なのか。何回にも分けて和解という場合がなされた例も今まで聞いたことがあるんですけれども、そのあたりはどうなんでしょう。 21: ◯病院庶務課長道鬼富博君)  和解の金額につきましては、保険のほうを全部使っております。  それから、金額については、先ほどの1件ずつの数字でございます。以上です。 22: ◯委員外議員岡田まさあき君)  1件ずつということは、お一人の患者さんに関して、トータルで99万円なのか。例えば、今年度が99万円で、来年度が99万円だったということではないんですか。 23: ◯病院庶務課長道鬼富博君)  先ほど医療安全の課長がお話しさせていただいたように、1件ずつの金額でございます。 24: ◯委員外議員岡田まさあき君)  最後に、トータルで、そういうことになった場合、参考になんですけれども、入院費用とかそれは全て、こういうミスの事故があった場合は、病院でさかのぼって持つのか、その分はその分で請求をして、和解は和解の金額の保険料は払われるのか、そこのところだけ教えてください。 25: ◯病院医療安全管理課長小林譲司君)  この事例3件につきましては、入院された患者さんの費用については病院のほうで負担させていただいております。 26: ◯委員外議員(北野ひとし君)  私、事故が起きたときに、責任追及ということに時間をかけるよりも、一番重要なのは再発を防止するための改善策だというふうに思います。この改善策を見せていただくと、やっぱり人に頼る部分が、恐らくこれ三つとも、人が確認をする、チェックをするということになっていると思うんです。そうすると、人の場合はやっぱり抜ける可能性があると思うんです。  例えばですけれども、ある検査をして、次回の予約のところにチェックが入らないと最後の精算をするものが打ち出しができないとか、そういうぽかよけをシステムの中に組み込むことで、こういった人がチェックをしなくても、システムの中でチェックがされる。で、漏れないということを僕は検討するほうがいいと思うんですね。システム的にもそれほど難しいことではないと思いますので、ぜひ、人がチェックする、人が守るということから、人がもしぽかミスを犯しても抜けないということをこの改善策に盛り込んでいただけるとよいのかなという、これはあくまでも私の考えですけれども、ぜひお願いをしたいと思います。 27: ◯病院医事課長(岩田人志君)  今の御質問でございますが、実は病院でも、システム的にできないかということで、医師が電子カルテで検査オーダーをした場合、これは例えば先ほどの内視鏡検査等も含むということでございますけれども、電子カルテの画面に、次回の診察予約がとれているかという警告メッセージ、それが自動的に表示されるようにシステム的に注意喚起ができることを、具体的に改善ということで進めているところでございます。まだこちらの場では御報告できるまでに至っておりませんでしたが、進めているところでございます。 28: ◯委員外議員(北野ひとし君)  ありがとうございます。安心いたしました。ぜひそういう方向で、人がミスをしてもつかまえることができるという方向でぜひお願いしたいと思います。 29: ◯委員外議員(粥川加奈子君)  地域連携ということに関して、今の問題があったんですけれども、最初にかかりつけ医さんから紹介されて検査に行かれたわけで、そこにもフィードバックがなかったということなんですけれども、もちろんそれは、今おっしゃってくださっているように、市民病院さんのほうからなかったのでだめだったということですけれども、連携という言葉から私が感じるのは、やっぱり一番最初の主治医さんはそのかかりつけ医さんだったわけで、多分その方は何らか、うちの病院だけでは対応し切れないと思われて、多分市民病院さんへ紹介されたんだと思うんですね。そういう場合、ぜひ医師会さんともしっかりお願いされて、もしも、これからはないとは思いますが、ないとは思いますが、連絡がなかった場合、請求していただくようにされたほうが、もう一つ、本当の連携、また、逆に市民病院さんからかかりつけ医さんのほうに何らかのお願いをされた場合も、きちっとお互いにその情報を共有できるような、本当の意味での連携がとれるような、そういった計らいもこの際していただけるといいのではないかと思いますが、いかがですか。 30: ◯病院事務局長小林邦弘君)  今の御質問の中で、返事がなかったというお話があったと思うんですけれども、最初に、市内の開業医さんからの御紹介で受診され、医師は、検査結果ではなく受診されたことの返事は出してみえるということでございまして、検査の結果というのはまた別の形で返事という形になっていたかと思います。 31: ◯委員外議員(粥川加奈子君)  今回の場合はそういうことでうまくいかなかったんでしょうが、今後一層そういった本当の意味でのキャッチボールができるように、ぜひ連携という、名実ともにそれができるようによろしくお願いします。 32: ◯委員長岩井哲二君)  ほか、よろしいですか。─── 意見も出尽くしたようですので、以上で質疑を終了いたします。  これより採決に移ります。  議第65号 平成27年度大垣市病院事業会計補正予算(第2号)及び議第84号 損害賠償の額の決定についての両議案を一括採決いたします。  両議案はそれぞれ原案のとおり承認することに御異議ありませんか。            (異議なし) 33: ◯委員長岩井哲二君)  御異議ありませんので、両議案それぞれ原案のとおり承認することに決しました。  次に、認第2号 平成26年度大垣市公営企業会計決算の認定についてのうち、当委員会関係の病院事業会計決算についてを議題といたします。  理事者の説明を願います。 34: ◯病院庶務課長道鬼富博君)  認第2号 平成26年度大垣市公営企業会計決算の認定についてのうち、大垣市病院事業会計決算につきまして御説明申し上げます。お手元の大垣市病院事業会計決算書の1ページをごらんいただきたいと存じます。  1ページの大垣市病院事業決算報告書の(1)の収益的収入及び支出の収入でございますが、病院事業収益の当初予算額が310億1,600万円、補正予算額が9億9,200万円、合計が320億800万円で、決算額は317億8,354万3,484円で、2億2,445万6,516円の減額でございます。次に、支出でございますが、病院事業費用の当初予算額が310億600万円、補正予算額が9億9,200万円、合計が319億9,800万円で、決算額は309億5,486万1,925円で、不用額は10億4,313万8,075円でございます。2ページをお開きください。  (2)の資本的収入及び支出の収入でございますが、資本的収入の当初予算額が3億2,500万円、決算額は3億5,409万7,141円で、2,909万7,141円の増でございます。次に、支出でございますが、資本的支出の当初予算額28億8,800万円、補正予算額が4億5,000万円、合計が33億3,800万円、決算額が22億6,130万4,251円、不用額は10億7,669万5,749円でございます。また欄外にございます、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額19億720万7,110円は、過年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額及び過年度分損益勘定留保資金で補填をいたしております。3ページをお願いいたします。  大垣市病院事業損益計算書でございますが、このページ以降は税抜き表示でございます。病院医業収益は305億8,361万9,200円で、入院収益と外来収益、文書料等その他医業収益でございます。病院医業費用は284億6,254万2,942円で、給与費、材料費、光熱水費、修繕費などの経費でございます。病院医業外収益は5億1,216万6,669円で、国県補助金、他会計負担金、その他医業外収益などでございます。病院医業外費用は15億4,180万2,602円で、支払利息及び企業債取扱諸費と雑損失が主なものでございます。特別利益は6億1,614万6,979円で、過年度損益修正益及びその他特別利益でございます。特別損失は9億3,605万9,518円で、過年度の診療報酬などの調定減と奨学金貸付免除、賞与引当金繰入額、貸倒引当金繰入額などでございます。当年度純利益は7億7,152万7,786円でございます。なお、前年度繰越利益剰余金と合わせまして、当年度の未処分利益剰余金といたしましては149億915万6,512円でございます。4ページをお開きください。  剰余金計算書でございます。一番下段の当年度末残高でございますが、今年度、地方公営企業新会計基準適用に伴い、借入資本金廃止及び長期前受金新設により別科目に振りかえを行っておりますので、資本金の自己資本金211億1,428万7,475円、剰余金の資本剰余金合計は1億4,910万8,609円で、利益剰余金合計は149億915万6,512円で、資本合計の当年度末残高は361億7,255万2,596円でございます。  次に、5ページの剰余金処分計算書でございますが、平成26年度は剰余金の処分はありませんでしたので、未処分利益剰余金は149億915万6,512円でございます。6ページをお開きください。  貸借対照表でございます。資産の部の1の固定資産は、有形固定資産、無形固定資産、投資を含めまして、固定資産の合計が225億258万9,512円でございます。2の流動資産は、現金預金等を含めまして286億8,271万9,438円、資産合計は511億8,530万8,950円でございます。7ページをごらんください。負債の部の3固定負債でございますが、建設改良費等の財源に充てるための企業債が58億620万4,740円、リース債務が5,101万560円、引当金の退職給付引当金が46億4,675万5,695円、固定負債合計が105億397万995円でございます。4流動負債でございますが、建設改良費等の財源に充てるための企業債が2億8,502万4,704円、リース債務が1,492万9,920円、未払金が28億6,488万737円、賞与引当金が6億4,400万円、その他流動負債合計が800万円で、流動負債合計は38億1,683万5,361円でございます。5の繰延収益でございますが、補助金等の長期前受金合計である繰延収益合計は6億9,194万9,998円で、負債合計は150億1,275万6,354円でございます。8ページをお開きください。次に、資本の部の6資本金でございますが、211億1,428万7,475円でございます。7剰余金でございますが、資本剰余金と利益剰余金を合計いたしまして、剰余金合計が150億5,826万5,121円で、資本合計は361億7,255万2,596円でございます。負債資本合計は511億8,530万8,950円で、先ほどの資産合計と一致しております。  以上が大垣市病院事業会計決算書の概要でございます。  次ページ以降の大垣市病院事業報告書附属書類につきましては、資料3-1にまとめさせていただきましたので、ごらんいただきたいと存じます。なお、21ページ以降の大垣市病院事業会計収益費用明細書の節の内訳は、資料3-2にまとめさせていただいおりますので、後ほどごらんいただきたいと存じます。資料1ページから3ページまでは、ただいま御説明申し上げました決算書のまとめでございますので、4ページをお開きください。  患者総数でございますが、年延べ患者数は、入院患者数26万4,885人で、1日平均726人、前年と比較して4,465人の減でございます。外来患者数は56万8,975人で、1日平均2,332人、前年度と比較して4,470人の減でございます。患者1人1日当たりの診療収入でございますが、入院は6万5,816円、外来は2万1,955円でございます。次に、5ページをお開きください。経営の状況でございますが、2医業収支の病院医業収益は305億8,361万9,000円で、前年度と比較しまして10億5,344万9,000円の増でございます。そのうち、入院収益は174億3,367万9,000円で、外来収益は124億9,186万7,000円でございます。病院医業費用は284億6,254万3,000円で、前年度と比較しまして9億6,670万9,000円の増でございます。給与費は114億7,948万円、材料費は113億8,839万7,000円、経費は37億93万1,000円でございます。3の費用構成比率の対事業費用比率でございますが、給与費が37.1%、材料費が36.8%、経費が12.0%、減価償却費が5.6%、その他8.5%でございます。4の対医業収益との比率でございますが、給与費は37.5%、材料費は37.2%、両方合わせて74.7%を占めております。次に、6ページをお開きください。3の医療器械等の整備状況でございますが、500万円以上の器械等15件を挙げさせていただきました。5,000万円以上の医療機器は、注射薬自動払出システム、血管撮影システム、血管撮影装置、医療情報総合システム、磁気共鳴断層撮影装置の5件でございます。次に、7ページをごらんください。企業債の概況でございますが、託児所及び寮の建設改良費の財源に充てるため、当年度の企業債の借入額は1億2,000万円で、当年度償還額は合計2億7,075万4,930円で、当年度末残高は合計60億9,122万9,444円でございます。  次に、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定に基づく資金不足比率の関係でございますが、恐れ入りますが、大垣市病院事業会計決算書の6ページをごらんいただきたいと存じます。資金不足比率とは、病院事業会計の資金不足額の事業規模に対する比率でございますが、右端の下段から2番目の流動資産合計額が286億8,271万9,438円で、流動負債といたしましては、7ページの右端、上段から2番目の流動負債合計額が38億1,683万5,361円で、流動資産合計額が流動負債合計額資金の不足額はございません。なお、決算に基づく資金不足比率につきましては、平成26年度大垣市公営企業会計決算に基づく資金不足比率審査意見書に適正に作成されているものと認められたとの御意見をいただいておりますので、あわせて御報告申し上げます。  最後に、お手元の資料、平成26年度大垣市公営企業会計における私債権の放棄についてをごらんいただきたいと存じます。大垣市私債権管理条例第8条第1項の規定に基づき、平成26年度公営企業会計における私債権を放棄いたしましたので、同条第2項の規定により御報告申し上げます。病院診療費につきましては、第2号破産免責等により16人、166万8,170円を、第5号消滅時効により705人、7,168万7,042円を、合計721人、7,335万5,212円を債権放棄いたしましたので、御報告させていただきます。なお、大垣市債権管理条例は平成26年4月1日から施行されたもので、今回初めて御報告させていただくものでございます。  以上、よろしく御審査賜りますようお願い申し上げます。 35: ◯委員長岩井哲二君)  以上で説明が終わりました。  これより質疑に入ります。  委員の質問を受けます。 36: ◯委員(石川まさと君)  今の債権放棄ですけど、取り立てができないということなんですけれども、大垣にいなくて取れないのか、収入が全くないのでこういうことなのか。 37: ◯病院医事課長(岩田人志君)
     債権放棄でございますけれども、病院ではいろいろな手段、督促状の送付、電話催告、訪問徴収、そして患者さんが来院時には来院時に直接事情を聞くなど、いろいろなやり方をやっているわけでございます。確かに生活困窮の方もみえます。それから、患者さん御本人が亡くなられて、後、相続放棄をされたりとか、そういうケースも多々ございます。なかなか訪問徴収に行っても御本人と会えないというようなケースも含めて、そのようなものにつきましては、弁護士委託に回させていただいて、9割ほどは弁護士委託に回させていただいておりますが、それでもなかなか回収がままならないというのが現状でございます。職員一同、努力はいたしておりますが、やむを得ないという部分がございます。よろしくお願いいたします。 38: ◯委員(石川まさと君)  大垣に在住してみえる方の話ですよね、今の話は。もう大垣から戸籍を抜かれて、どこか行かれてわからないという方もみえるかと思いますけど、そういう方々というのはどのぐらいおみえになるんですかね。 39: ◯病院医事課長(岩田人志君)  市内と市外の割合でございますけれども、市内の方が57%、市外、県内の方が23%、県外の方が20%、県外の方が約2割でございます。費用対効果の関係で、やはり県外等には訪問徴収も行けませんし、その辺、なかなか難しいところでございます。以上でございます。 40: ◯委員(石川まさと君)  わかりましたけれど、県外へ行ってしまえば何の請求もないということになると、何かちょっと矛盾したところがあるのではなかろうかと思うので、県外の方もやっぱりある程度請求されて、どうしてもだめなら仕方がないでしょうけれども、できるだけのことはやっていただきたいというふうに思います。 41: ◯委員丸山新吾君)  収益は25年度よりも26年度のほうが上がっているんですけれども、逆に費用のほうが、逆にというか、それ以上に費用のほうが上がっているということで、純利益が5億3,000万円ほど上がっているということですけれども、これ、消費税が5%から3%上がった初めの年というのか、影響というのはこういうところに、利益のところに影響しているんですかね。 42: ◯病院庶務課長道鬼富博君)  議員のおっしゃるとおりで、かなり消費税の影響がございます。約4億円ぐらいは影響があると考えております。 43: ◯委員丸山新吾君)  また今度2年後か、2年後にはまたさらに2%上がるということがほぼ決まっているわけですけれども、そうすると、さらにここのところが、利益が減るということが想定されるんですけれども、それに対して何か対応は考えていますか。例えば、薬剤の分を院外処方に出せば、その分、病院がかぶる分が減るということもあると思うんですけれども、何か対応というか、対策は考えていますか。 44: ◯病院庶務課長道鬼富博君)  現実問題、消費税がやはり今度2%またふえるということで、このままですと、今回と同じような割合でふえるという状態は想定しております。今回の消費税の値上げにつきましても、主な部分はやはり薬剤費、それから診療材料、そういったものでございますので、そのあたりについて、交渉等を行いながら、安く購入できるような形でメーカーさんであるとか卸さんと交渉はしております。今のところはそういった部分で、あとは、やはり国での消費税の考えが、医療費については患者さんへは消費税の転嫁をしないということになっておりますので、最終的に病院のほうで消費税を負担することとなり、収益が減ってしまうというような形になっているのが現状でございます。 45: ◯委員丸山新吾君)  2017年、またさらに上がるということで、交渉によっていろいろ経費を抑えるというのも大変重要なことだと思うんですけれども、抜本的に、特に薬剤の部分で病院に対する消費税増税の影響は大きいので、そういったことも院外処方に出すなり考慮しながら、利益をしっかりと確保して、それを結果的に患者さんに還元していくというような考え方をとって進めていただきたいというふうに思います。要望です。 46: ◯委員外議員岡田まさあき君)  今の丸山委員と同じような質問なんですけれども、さらに2%上がってくると、消費税がふえてきた場合、純利益がまた、今度3億円ぐらいと2億円、このままの同じ状態でいくと、かつて13億円あったのが2億円になっていくと、今後、看護師さんとか、あるいは医師をふやされると思うんですけれども、人件費がかなり多くなってきますので、そのあたりで、患者さんも入院患者さんも減っているんですが、そのあたりの経営の見通しと、それから院外処方に出された場合のメリット、デメリットがあると思うんですね。特に院外処方に出されて、薬剤師さんをたくさん抱えていらっしゃるので、ベッドに張りついてケアをされていくことによって、また新たな補助金といいますか、医師と看護師と薬剤師で連携した医療を進めることによって費用もふえると思うんですね。そのあたりの経営の見通しも立てながらやっていかないと、確実に、今おっしゃったように、2%消費税がふえてきたときに、果たして市民病院、また今後、心配しないと、かつて1億円ぐらいまで下がったと思うんですけれども、また経営が大変になってきて、なかなか7対1の看護配置をやれないという状況も出てきますので、そのあたりをどうお考えなのか、もう少し先を見越して考え方を教えてもらえますか。 47: ◯病院庶務課長道鬼富博君)  今おっしゃられるように、いろいろな問題もございますし、7対1を進める中で人件費等もふえております。7対1の算定条件まで届くことになれば、ある程度診療報酬の点数での加味が行われますが、今は、看護配置を7対1にするだけの条件になってきておりません。ほかにも看護必要度であるとか、要は急性期の患者さんをある程度の割合で受け入れないと7対1の加算はだめですよというようなルールに変わりつつあります。  そのほかにも、かなりいろんな診療報酬の改正の中で動きはございまして、単に看護師さんだけをふやすということでは難しい状況、そういったものも含めて考えておりますし、薬剤師の採用につきましても、長期的な中期計画、そちらを中心に、病棟への薬剤師の配置、それによる加算というようなことも考えております。  ただ、これ以上、現時点の医療制度の中で期待のできる収入につながるものは、なかなか減ってきております。かなり今までに当院としまして、いろんな認定であるとか制度に、診療報酬につながるようなものについて、いろいろ対応してまいりましたが、今後、全体的にはかなり難しいものも感じております。 48: ◯委員外議員岡田まさあき君)  今おっしゃったように、かなり、これからすぐに医療加算、医療報酬の加算につながるばかりではないとおっしゃっているので、余計、逆に、ある意味では病院内のいろんなコストの削減とか人件費にも踏み込んでいただいて、こんなことを言うと失礼かもしれませんが、医師の給与も含めて、きちんと自治体病院のあり方の中で考えていただくということも、今は適正かもしれませんけれども、将来的なことも含めて考えていただくように要望だけしておきます。 49: ◯委員長岩井哲二君)  ほかに御意見はありませんか。─── 御意見も出尽くしたようですので、以上で質疑を終了いたします。  これより採決に移ります。  認第2号 平成26年度大垣市公営企業会計決算の認定についてのうち、当委員会関係の病院事業会計決算については認定することに御異議ありませんか。            (異議なし) 50: ◯委員長岩井哲二君)  御異議ありませんので、認定することに決しました。  以上で、本会議から付託されました諸議案の審査は終了いたしました。  その他、御発言はありませんか。 51: ◯委員(横山幸司君)  10日ほど前のニュースにちょっとあったんですが、全国の病院で、特にがん患者さんに関して、がん診療連携拠点病院、こういったところについては、ハローワークとタイアップして職員を派遣して、患者さんが、がんを抱えながらも生きていかなきゃならない、働かなきゃならないという状況がありますから、それをサポートするという形で、病院にそういうハローワークの支援ナビゲーターというんですか、それを設置するというような報道がありましたが、当院においてはどのような方向性を考え、やっていらっしゃるとは思うんですけれども、どんなふうな状況にこれからなっていくのか、その辺をどんなふうに考えているのかお聞きしたいと思うんですが、どうでしょうか。 52: ◯病院庶務課長道鬼富博君)  現在、当院は地域がん診療連携拠点病院という形になっておりまして、がんの治療について全国的に統一的な、どこででも同じようながんに対する治療を受けれるというようなことが求められています。その中で、最近ですと、緩和ケアセンター、そういったものの設置というようなことで、患者さんに対するいろんなサポート体制が求められておりまして、来年4月にはそういったものを設置していきたいというような形で準備させていただいております。 53: ◯委員(横山幸司君)  がんといっても幅広いものですから、早期に発見されれば、手術で回復される方は今は多いですし、乳がんは80%を超えていますし、胃がんあたりでも五、六十%ということもありますし、いろんな形で、社会の中で、患者さんはがんを抱えながらも生活を健全にやっていかれるという、そういう今の状況があります。これは、医療の進歩によってそういうふうにしていって、放射線治療とかいろんな形でも、そういう形で、体に負担が余りかからないような治療が今進んでいますので、当然、そういう意味で、今後そういうハローワーク等々で、先ほど申し上げたような、今答弁いただいたようなものがどんどんと進んでいるように思います。ぜひとも西濃の拠点病院として、少なくともそういった部分のサポートといいますか、そういったことも行うようにすれば、大変市民にとってありがたいことではないかなと、先に希望が見れるのではないか、こういうふうに思います。どうぞよろしくお願いいたします。 54: ◯委員外議員(笹田トヨ子君)  救急外来の対応のところで、8月の末ですけれど、生活保護を受けておられるおうちの子供さんがけがをして、夜、9時以降だったと思いますが、救急外来に、市民病院の外来にかかっているんですね。ただ、受付のところで、保護のほうに連絡がつかないからということで、その場は要は自費で払ってほしいというようなことを言われたということなんです。後でお金は返ってくるからというふうなことを言われたそうですけど、それを払っちゃうと、返ってくるまでの間お金がなくて、ほかでは払えなくなっちゃうので、もう仕方がないので、結局受診せずに帰ったという、そういった事例なんですね。結構けがは、骨折を心配していて、幸い骨折までいかなかったんですが、次の日、別の医療機関でギブスをはめて対応しているというふうな状況なんですけど、子供さんで、大垣市の場合だと医療費の無料の対象にもなっているわけですし、いずれにしても、医療を受けられずに帰るというふうな事態があるというのはちょっといかがなものかと思うんですが、この件について。 55: ◯病院医事課長(岩田人志君)  事態が把握できていなかったのは申しわけございませんけれども、確かに大垣市の場合は高校生年齢相当まで、医療費については、主保険と、それから子供医療費の助成制度で無料扱いになっておりますので、その事例について、また詳しくこちらのほうで調べさせていただきます。確かにその場合、もしそういう形でしたら、とりあえずの持ち合わせがないとか、そういう通常の対応と同じ形であると思っておりますけれども、診療費等支払い誓約書を書いていただいて受診していただくというのが、病院としての対応と思っておりますので、その事例を教えていただきますようによろしくお願いいたします。 56: ◯委員外議員(笹田トヨ子君)  子供の医療費云々を別にしても、もし仮に子供さんでなくてもですけれど、通常、医療機関の場合、命とかに関係する問題ですと、通常は医療を受ける、とりあえず受けるということが、普通、一般的には医療機関では対応されているというふうに思っていたものですから、市民病院の救急でそういった対応になったということについてはちょっと、どうしてというふうな感じになったんですね。  一つお聞きしますけど、今、救急の窓口は派遣の職員の方ですか。 57: ◯病院医事課長(岩田人志君)  夜間の場合ですと、病院の職員が1名、業務委託先の社員が2名、そして、夜11時まではもう1名、そういう体制の合計4名で対応しているという状況でございます。 58: ◯委員外議員(笹田トヨ子君)  恐らく、そこの窓口のところの対応について、もう少しきちんとそういったケースについては理解していただいて対応していただけるように、今後よろしくお願いします。 59: ◯委員長岩井哲二君)  ほか、よろしいですか。─── 以上で質疑を終了いたします。  ここで、行政視察の打ち合わせを行いたいと思います。  この際、暫時休憩いたします。              午後 2時10分   休 憩            ──────────────────              午後 2時15分   再 開 60: ◯委員長岩井哲二君)  再開いたします。  行政視察につきましては、日程は11月11日(水)から11月12日(木)、視察先につきましては、広島県県立広島病院、兵庫県県立尼崎総合医療センターとし、行程が決定次第、皆様に御連絡させていただきますので、よろしくお願いします。  以上で市民病院に関する委員会を閉会いたします。              午後 2時16分   閉 会            ────────────────── ○傍聴議員9名 中田としや 空 英明 北野ひとし 中田ゆみこ 粥川加奈子 田中孝         典 日比野芳幸 笹田トヨ子 岡田まさあき 発言が指定されていません。 Copyright © Ogaki City Assembly Minutes, All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...