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  1. 大垣市議会 2009-03-12
    平成21年市民病院に関する委員会 本文 2009-03-12


    取得元: 大垣市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    平成21年市民病院に関する委員会 本文 2009-03-12 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 92 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯委員長小川文康君) 選択 2 : ◯病院事務局長佐竹啓一君) 選択 3 : ◯委員長小川文康君) 選択 4 : ◯病院庶務課長浅野孝一君) 選択 5 : ◯委員長小川文康君) 選択 6 : ◯委員石川まさと君) 選択 7 : ◯病院庶務課長浅野孝一君) 選択 8 : ◯委員石川まさと君) 選択 9 : ◯病院庶務課長浅野孝一君) 選択 10 : ◯委員石川まさと君) 選択 11 : ◯病院庶務課長浅野孝一君) 選択 12 : ◯病院事務局長佐竹啓一君) 選択 13 : ◯委員野田のりお君) 選択 14 : ◯病院庶務課長浅野孝一君) 選択 15 : ◯委員野田のりお君) 選択 16 : ◯病院事務局長佐竹啓一君) 選択 17 : ◯委員野田のりお君) 選択 18 : ◯病院庶務課長浅野孝一君) 選択 19 : ◯委員野田のりお君) 選択 20 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 21 : ◯委員野田のりお君) 選択 22 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 23 : ◯委員野田のりお君) 選択 24 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 25 : ◯委員野田のりお君) 選択 26 : ◯委員(石田 仁君) 選択 27 : ◯委員野田のりお君) 選択 28 : ◯委員(石田 仁君) 選択 29 : ◯委員(長澤忠男君) 選択 30 : ◯委員(石田 仁君) 選択 31 : ◯委員野田のりお君) 選択 32 : ◯委員(石田 仁君) 選択 33 : ◯委員野田のりお君) 選択 34 : ◯病院庶務課長浅野孝一君) 選択 35 : ◯委員外議員(岡田まさあき君) 選択 36 : ◯病院事務局長佐竹啓一君) 選択 37 : ◯委員外議員(岡田まさあき君) 選択 38 : ◯委員(石田 仁君) 選択 39 : ◯委員外議員(岡田まさあき君) 選択 40 : ◯病院庶務課長浅野孝一君) 選択 41 : ◯委員外議員(笹田トヨ子君) 選択 42 : ◯病院庶務課長浅野孝一君) 選択 43 : ◯委員野田のりお君) 選択 44 : ◯委員(長澤忠男君) 選択 45 : ◯病院長(曽根孝仁君) 選択 46 : ◯委員(長澤忠男君) 選択 47 : ◯委員長小川文康君) 選択 48 : ◯委員長小川文康君) 選択 49 : ◯病院庶務課長浅野孝一君) 選択 50 : ◯委員長小川文康君) 選択 51 : ◯委員(長澤忠男君) 選択 52 : ◯病院庶務課医療安全管理担当対策官(道鬼富博君) 選択 53 : ◯委員外議員(鈴木陸平君) 選択 54 : ◯病院庶務課医療安全管理担当対策官(道鬼富博君) 選択 55 : ◯委員外議員(鈴木陸平君) 選択 56 : ◯病院庶務課医療安全管理担当対策官(道鬼富博君) 選択 57 : ◯委員長小川文康君) 選択 58 : ◯委員長小川文康君) 選択 59 : ◯病院庶務課長浅野孝一君) 選択 60 : ◯病院庶務課医療安全管理担当対策官(道鬼富博君) 選択 61 : ◯病院施設課長(本田秀城君) 選択 62 : ◯委員長小川文康君) 選択 63 : ◯委員外議員(粥川加奈子君) 選択 64 : ◯病院庶務課長浅野孝一君) 選択 65 : ◯委員外議員(粥川加奈子君) 選択 66 : ◯病院事務局長佐竹啓一君) 選択 67 : ◯委員外議員(岡田まさあき君) 選択 68 : ◯病院庶務課長浅野孝一君) 選択 69 : ◯委員外議員(岡田まさあき君) 選択 70 : ◯病院庶務課長浅野孝一君) 選択 71 : ◯委員外議員(岡田まさあき君) 選択 72 : ◯病院庶務課長浅野孝一君) 選択 73 : ◯委員外議員(岡田まさあき君) 選択 74 : ◯病院庶務課長浅野孝一君) 選択 75 : ◯委員外議員(岡田まさあき君) 選択 76 : ◯病院庶務課長浅野孝一君) 選択 77 : ◯委員外議員(岡田まさあき君) 選択 78 : ◯病院庶務課長浅野孝一君) 選択 79 : ◯委員外議員(岡田まさあき君) 選択 80 : ◯委員(長澤忠男君) 選択 81 : ◯委員長小川文康君) 選択 82 : ◯委員野田のりお君) 選択 83 : ◯病院施設課長(本田秀城君) 選択 84 : ◯委員野田のりお君) 選択 85 : ◯病院施設課長(本田秀城君) 選択 86 : ◯委員野田のりお君) 選択 87 : ◯委員外議員(粥川加奈子君) 選択 88 : ◯病院長(曽根孝仁君) 選択 89 : ◯委員外議員(粥川加奈子君) 選択 90 : ◯病院事務局長佐竹啓一君) 選択 91 : ◯委員長小川文康君) 選択 92 : ◯委員長小川文康君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:              午後 1時      開 会 ◯委員長小川文康君)  ただいまから、市民病院に関する委員会を開会いたします。  本会議からの付託議案の審査に入る前に、佐竹病院事務局長から発言を求められておりますので、許可します。            (理事者起立) 2: ◯病院事務局長佐竹啓一君)  議案御審議の前に御発言をお許しいただきたいと存じます。  市民病院の医療事故にかかわります患者さんとの和解を成立させるため、200万円の損害賠償額の支払いについて今議会において御審議いただくことになりました。このことにつきまして、患者さんや御家族並びに議会の皆様に大変御迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます。まことに申しわけございませんでした。今後は、より適切な検査や慎重な診断を行ってまいりたいと存じます。詳細につきましては、この後、議案説明の中で御説明申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。            (理事者着席) 3: ◯委員長小川文康君)  本会議から付託されました諸議案の審査を行います。  初めに、議第20号 平成21年度大垣市病院事業会計予算を議題といたします。  理事者の説明を願います。 4: ◯病院庶務課長浅野孝一君)  議第20号 平成21年度大垣市病院事業会計予算につきまして御説明申し上げます。恐れ入りますが、平成21年度大垣市予算書91ページをお開きいただきたいと存じます。こちらの薄いほうが予算書になっております。よろしくお願いいたします。91ページでございます。  第2条の業務の予定量でございますが、(1)の病床数は888床でございます。(2)の年間患者数につきましては、入院患者が28万6,000人で、昨年度より1万2,300人の減、外来患者が昨年度と同じ59万人で、実績見込みを勘案して算出いたしました。したがいまして、(3)の1日の平均患者数につきましても、入院患者が784人、外来患者が2,438人でございます。(4)の主要な建設改良事業につきましては、イの救命救急センターほか第一期増改築事業で、4億4,850万円を計上してございます。92ページをお開きください。  第3条、収益的収入及び支出と第4条の資本的収入及び支出につきましては、予算の総括だけを御説明申し上げ、明細は後ほど御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。第3条、収益的収入及び支出でございますが、まず、収入の第1款病院事業収益は260億3,000万円で、前年度に対し3億1,000万円、前年度比1.2%増でございます。内訳としましては、第1項の病院医業収益が256億2,180万円、第2項の病院医業外収益が4億720万円、第3項の特別利益が100万円でございます。次に、支出でございますが、第1款病院事業費用は260億2,000万円で、前年度に対し3億1,000万円、前年度比1.2%増でございます。内訳としましては、第1項の病院医業費用が254億6,610万円、第2項の病院医業外費用が2億5,730万円、第3項の特別損失が2億8,660万円、第4項の予備費が1,000万円でございます。したがいまして、先ほどの病院事業収益260億3,000万円から病院事業費用260億2,000万円を差し引きしました純利益は、前年度と同額の1,000万円を見込んでおります。  次に、第4条の資本的収入及び支出の予算額につきまして御説明申し上げます。まず、収入の第1款資本的収入は13億3,100万円で、前年度に対し2億3,000万円、前年度比20.9%の増でございます。内訳としましては、第1項の企業債が2億円で、これは救命救急センターほか、第一期増改築工事分を借り入れるものでございます。第2項の出資金が1億1,680万円で、一般会計からの出資金でございます。次に、93ページへ参りまして、第3項の補助金が1,100万円で、新型インフルエンザ患者入院医療機関設備整備の補助金によるものでございます。第4項の固定資産売却代金が10億円で、国債の満期によるものでございます。第5項の貸付金返還金が120万円で、奨学金貸し付け者の中途退職による返還金でございます。第6項の寄附金を200万円計上いたしました。支出の第1款資本的支出は28億2,000万円で、前年度に対しまして9億8,800万円、前年度比53.9%の増でございます。内訳としましては、第1項の建設改良費16億5,520万円で、平成20年度に当院西側の敷地内に建設に取りかかりました救命救急センターほか第一期増改築工事関連で、増改築工事が4億4,850万円、管理業務委託料が2,070万円、救命救急センターほか第二期増改築工事設計業務委託が3,600万円、器械備品費が11億5,000万円でございます。第2項の企業債償還金が1億1,170万円で、これは平成20年度末企業債償還金予定残高61億7,831万円に対する元金償還分でございます。第3項の貸付金が4,800万円で、これは看護学生奨学金貸付者80人分で計上いたしました。次に、第4項の投資が10億500万円で、これはペイオフ対策とあわせて、定期預金よりも安全、有利な国債による運用を図るために有価証券購入費として計上したものでございます。したがいまして、第4条の括弧書きのとおり、資本的収入額13億3,100万円が資本的支出額28億2,000万円に対しまして、不足する14億8,900万円は、過年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額125万5,000円、減債積立金2,000万円、過年度分損益勘定留保資金14億6,774万5,000円で補てんするものでございます。  次に、第5条の企業債につきましては、先ほど説明申し上げました救命救急センターほか第一期増改築分として2億円を借り入れるものでございます。  次に、第6条の一時借入金でございますが、6億円と定めさせていただいております。
     第7条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費といたしましては、94ページのとおりでございまして、(1)の職員給与費が108億8,240万円、(2)の交際費が50万円でございます。  次に、第8条のたな卸資産購入限度額でございますが、これは材料費と患者外及び保育所の給食材料費の合計額で、平成21年度は96億728万円と定めるものでございます。  次に、第9条の重要な資産の取得及び処分でございますが、平成21年度は1の取得する資産の器械備品としまして、まず、放射線治療装置一式でございますが、平成5年稼働から15年経過したこの装置は経年劣化のため更新するもので、救命救急センターほか第一期増改築工事で整備します放射線治療室に設置するものでございます。次に、血管撮影装置一式でございますが、現在使用しております血管撮影装置ですが、導入から14年が経過し老朽化に伴う更新で、血管造影室に設置するものでございます。次に、高圧蒸気滅菌装置2台でございますが、現在月曜から土曜の毎日8時から20時まで連続使用し、滅菌装置の中心的機器でありますが、5台購入してから21年が経過しているため万全を期し、順次更新するものでございます。次に、全身麻酔器4台でございますが、旧式の麻酔器は20年間使用してきており精度が悪く、小児に使用できないということや、旧式のタイプを入れかえることですべての麻酔器の操作性がほぼ同じになるということで、より安全な操作が確保できるようになることもあって更新するもので、中央手術室に設置いたします。次に、低温プラズマ滅菌装置一式でございますが、現在ホルマリン消毒器を使用して内視鏡関係の機器を消毒してきましたが、手術機器を介してのプリオン病2次感染防止のため、新規に低温プラズマ滅菌装置を中央材料室に設置するものでございます。  以上、平成21年度の大垣市病院事業会計予算の総括を説明させていただきました。  引き続き、予算明細につきましては、資料1の平成21年度大垣市病院事業会計予算概要のほうにまとめさせていただいておりますので、恐れ入りますが、別紙資料をごらんいただきたいと存じます。  それでは、資料1の平成21年度大垣市病院事業会計予算概要でございますが、1ページと2ページにつきましては、ただいま説明させていただいた分でございますので、概要でございますので、3ページをごらんいただきたいと存じます。  3ページの収益的収支予算明細でございますが、1の病院事業収益につきまして主なものを御説明申し上げます。  初めに、病院医業収益でございますが、総額が256億2,180万円、前年度比1.4%の増でございます。内訳としまして、入院収益が151億5,800万円で、実績に合わせて1人1日当たりの収益を5万3,000円、延べ患者数を28万6,000人で見込んでおります。この内訳としまして、診療収益が147億500万円、また、給食収益を4億5,300万円で見込んでおります。次に、外来収益でございますが、98億2,400万円で、これも実績に合わせて1人1日当たりの収益を1万6,650円、延べ患者数59万人で見込んでおります。この内訳としまして、通院診療収益が96億5,600万円、また、健康管理センター収益を1億6,800万円で見込んでおります。次に、他会計負担金が1億5,400万円で、職員共済組合負担金の追加費用負担分を一般会計からの繰入金として計上しております。次に、室料収益が3億7,750万円で、これは個室料の使用料を見込んでおります。  続きまして、病院医業外収益でございますが、総額が4億720万円、前年度比10.9%の減でございます。主な内訳としましては、受取利息及び配当金が5,270万円で、これは預金利息と国債の有価証券利息でございます。次に、補助金の9,150万円でございますが、これは医師及び歯科医師の臨床研修病院としての国庫補助金等でございます。次に、他会計負担金でございますが、9,330万円で、これは現在借り入れ中の2病棟や3病棟などの増改築に係る企業債償還利息分として一般会計から繰り入れしていただいておる分でございます。次に、保育所収益が1,020万円で、これは院内保育所の保育料でございます。次に、その他医業外収益としましては、総額で1億5,290万円で、この内訳としまして、治験受託料が2,500万円、個室などの電話の使用料が339万円、病棟に設置してあります洗濯機及び乾燥機の使用料が360万円、医師寮などの使用料が340万円、有料駐車場の使用料が5,230万円、病院実習の施設使用料ほかで6,521万円を計上しております。  次に、特別利益でございますが、総額が100万円、そのうち主な内訳としましては、過年度損益修正益90万円を計上しております。したがいまして、病院事業収益の総額は、表の一番下になりますが、260億3,000万円で、前年度比1.2%の増でございます。次に、4ページをお願いいたします。  2、病院事業費用の主なものでございますが、1)の病院医業費用の給与費の総額が108億5,320万円で、前年度比3.6%の増でございます。内訳としましては、医師給ほかで88億2,830万円で、これは医師、看護師等の病院職員合計1,254人分の給料と手当でございます。次に、賃金でございますが、1億9,190万円で、パート看護師、アルバイト等の賃金でございます。次に、報酬が7,180万円で、これは医師の代務料として診療や手術をお願いした場合にお支払いするものでございます。次に、退職給与金でございますが、4億5,300万円で、これは定年退職16人分と普通退職71人分の退職給付金でございます。次に、法定福利費でございますが、13億820万円で、これは職員共済組合の負担金ほかでございます。  次に、材料費でございますが、総額が96億20万円で、前年度比1.4%の減でございます。内訳としましては、薬品費が61億4,600万円、これのさらなる内訳としましては、投薬用薬品が34億3,200万円、注射用薬品が24億9,000万円、血液製剤が2億2,400万円でございます。次に、診療材料費が32億2,400万円でございますが、内訳は診療用材料が17億7,800万円、診療用具が10億3,600万円、検査用試薬が4億1,000万円でございます。  次に、経費でございますが、総額が33億40万円で、前年度比1.7%の増でございます。主な内訳としましては、厚生福利費が2,400万円で、市共済会負担金、職員に対する血液検査、健康診断などの経費でございます。次に、消耗品費でございますが、総額が1億1,290万円で、ごみ袋、トイレットペーパーなどの清掃・日用雑貨類が1,550万円、消毒・殺菌剤類が310万円、ボイラー用の中和剤などの保守用品類が5,120万円、コピー紙や医療データ保存用のディスクなど事務用品類が4,050万円、新聞雑誌類260万円が内訳でございます。次に、5ページに参りまして、光熱水費の総額が3億1,990万円、これは電気料が2億3,570万円とガス料が5,280万円、上下水道料が3,140万円が内訳でございます。次に、燃料費が1億1,950万円で、A重油等の燃料でございます。次に、印刷製本費が2,540万円で、主なものは、論文などの製本費、診療綴、患者さん向けの冊子などでございます。次に、修繕費の総額が3億5,990万円で、これはCT等の管球取りかえやエックス線テレビ装置のオーバーホール等の医療器械修繕が1億8,000万円、駐車場整備工事や1病棟共用部非常灯改修工事など建物、施設関係の修繕費としまして1億7,990万円が内訳でございます。次に、賃借料の総額が3億6,730万円で、内訳としましては、寝具等の借上料が4,476万円、医療機器の借上料が1億8,332万円、駐車場の用地借上料が5,872万円、また、有料駐車場の管理機借上料が1,896万円、複写機の借上料が309万円でございます。そのほかに、植木、マットなどの借上料ほかで5,845万円でございます。次に、委託料の総額が17億9,880万円で、内訳としましては、エレベーターの保守業務委託料が2,489万円、駐車場の整理業務委託料が1,492万円、院内、院外の清掃業務委託料が1億2,663万円、廃棄物処理の業務委託料が1億5,996万円、医療情報総合システム保守業務委託料が3億39万円、診療報酬の請求業務委託料が3,629万円、受付、南玄関の案内などの業務委託料が2億7,660万円、物品管理業務委託料が3,767万円、検査の業務委託料が1億5,780万円、MRIやCTなどの医療器械の保守業務委託料が3億1,400万円、そのほか、電話交換、警備業務などの委託料が3億4,965万円でございます。  次に、研究研修費の総額でございますが、総額が9,110万円で、内訳としましては、図書費が2,160万円、国内及び国外の図書の購入を見込んでおります。次に、旅費が3,315万円、学会発表等の旅費等でございます。次に、研究雑費が3,103万円、学会の参加費や学会発表用のスライドの作成費などでございます。なお、説明資料には記載してございませんが、昭和34年10月に大垣市が買収し、大垣市民病院として開設しまして、ことしで50年を迎えます。つきましては、雑費のほうで開設50周年記念事業100万円を計上させていただいております。  したがいまして、病院医業費用の総額は、表の一番下の行になりますが、254億6,610万円で、前年度比1.4%の増でございます。次に、6ページをお願いいたします。  2)の病院医業外費用でございますが、まず、支払利息及び企業債取扱諸費の企業債利息として1億4,610万円で、これは現在借り入れ中の3病棟や2病棟などの増改築に係る企業債の償還利息でございます。  次に、保育所費でございますが、総額が4,390万円、内訳としましては、保育士などの給与費が4,040万円で、これは保育職員の6人分の給与、手当、法定福利費等でございます。そのほか、園児の給食材料費やおむつ等の賃借料などで350万円を見込んでおります。  次に、雑損失のその他雑損失ほかで総額が800万円、内訳としましては、軽微な損害賠償金や雑支出でございます。  次に、治験研究費でございますが、治験を行った診療科の図書費、旅費、研究雑費ほかで、総額で3,000万円を見込んでおります。  したがいまして、病院医業外費用の総額は、表の一番下の行になりますが、2億5,730万円で、前年度比14.3%の減でございます。  次に、3)の特別損失でございますが、まず、過年度損益修正損としましては2億6,260万円、これは過年度の診療報酬の調定減額分と不納欠損などでございます。  次に、その他特別損失としまして2,400万円、内訳としましては、看護師の奨学金免除者19人分2,040万円などでございます。  したがいまして、特別損失の総額は2億8,660万円で、前年度比0.1%の減でございます。  次に、4)の予備費が1,000万円で見込んでおります。  したがいまして、先ほどの病院医業費用と病院医業外費用、特別損失及び予備費を合わせました病院事業費用の総額は、260億2,000万円で、前年度比1.2%の増でございます。  次に、7ページへ参りまして、資本的収支予算明細でございますが、まず、1の資本的収入の主なものでございますが、出資金の他会計出資金としまして、一般会計から総額で1億1,680万円を出資していただいております。内訳としましては、企業債の償還元金分が6,680万円、救命救急センターほか第一期増改築工事が2,000万円と高額医療機器購入分が3,000万円でございます。  次に、補助金でございますが、人工呼吸器購入に要する経費1,100万円、県補助金でございます。  次に、固定資産売却代金、これは国債の満期償還額で10億円でございます。  したがいまして、資本的収入の総額は、貸付金返還金、寄附金を含めまして13億3,100万円で、前年度比20.9%の増でございます。  次に、2の資本的支出の主なものでございますが、初めに、病院改良費の総額が5億520万円で、救命救急センターほか第一期増改築工事に伴う監理業務委託料2,070万円及び工事請負費4億4,850万円と救命救急センターほか第二期増改築工事の実施設計業務委託料3,600万円でございます。  次に、固定資産購入費の総額が11億5,000万円で、内訳としましては、重要な資産の購入部分で御説明申し上げました放射線治療装置ほか5品目で、9億3,101万円、医療情報総合システムの機能改修費が500万円、その他器械備品としまして2億1,399万円でございます。  次に、病院事業債償還金の企業債元金でございますが、1億1,170万円を企業債の償還元金として見込んでおります。  次に、長期貸付金が80人分で4,800万円を見込んでおります。  次に、その下でございますが、当初御説明申し上げました投資で10億500万円でございます。  したがいまして、資本的支出の総額は28億2,000万円で、前年度比53.9%の増でございます。  以上、平成21年度大垣市病院事業会計予算の概要について御説明させていただきました。よろしく御審査賜りますようお願い申し上げます。 5: ◯委員長小川文康君)  以上で説明が終わりました。  これより質疑に入ります。  委員の質問を受けます。 6: ◯委員石川まさと君)  6ページの保育所費ですが、保育士給が12.2%ふえているということは、何かあっての話ですか。 7: ◯病院庶務課長浅野孝一君)  6ページの保育所費、保育士給につきましての分でございますが、昨年度の給与の算定が一部誤っておりましたので、今年度給与の見直しをしております。12.2%ふえています。 8: ◯委員石川まさと君)  そういうふうになったということね。 9: ◯病院庶務課長浅野孝一君)  給与費を支払いすることはしておるんですが、予算を立てたときの算定が一部誤っておりましたので、正確には予算執行しておりますけれど、新年度で改めて給与の見直しをした結果、12.2%増になっております。 10: ◯委員石川まさと君)  ということは、変わっていないということ。 11: ◯病院庶務課長浅野孝一君)  そうです。 12: ◯病院事務局長佐竹啓一君)  補足をさせていただきますと、今年度から保育所の運営時間帯が延長になり、延長保育が始まりましたということと、それから今までは隔週で土曜日の保育所の運営をしておりましたものが、今年度の途中でございますが、毎週というふうに拡大をさせていただきましたもので、それに伴います保育士さんの経費等がふえるという予算立てでございます。 13: ◯委員野田のりお君)  資本的収入、支出の件で、何で企業債を発行するんですかね。これだけ10億も国債を買う金があるのに、どうして企業債を出さないかぬのか、そこら辺がちょっと納得できぬのですけど。それと、企業債の金利等もどれぐらいか、6%以下と書いてあるけど、何%で借りる契約になっているのか。 14: ◯病院庶務課長浅野孝一君)  議案集をごらんいただきたいと思います。議案集の67ページでございます。現金預金で約131億円あるかと存じます。次の68ページをごらんいただきたいと思います。引当金としまして、退職給与引当金、修繕引当金等で、他に流用して執行できない部分が約46億ほどございます。残りは84億になるかと思います。企業債を借りる理由の一つとしまして、まず1点は、今の公営企業法にのっとりますと、経営をもって充てることのできない出資金に対しては、平成14年度からは2分の1、その前までは3分の2を一般会計から繰り入れることが義務的経費として担保されております。そういうことがまず1点あるかと思います。自己資金ですべて借りなくて、企業債に頼ることなく執行できる状況ではあるかと存じますが、そのような執行よりも、一般会計から公営企業法にのっとった形で借り入れることができるというのがまず1点あるかと存じます。 15: ◯委員野田のりお君)  一般会計から欲しいがために借りるということですか。 16: ◯病院事務局長佐竹啓一君)  欲しいからということではございませんが、将来的な病院の収支状況だとか、今持っております預金等をかんがみまして、将来にわたりました健全経営を維持していくために、市のほうからこういった大きな工事関係の場合には御援助していただくということでいつもお願いをさせていただいておりまして、今回もある程度の金額を市のほうから御援助していただくというものでございます。 17: ◯委員野田のりお君)  それはおかしいんじゃないの。ということは、市も苦しい中でやっているところで、病院だけ楽をしようという、そういう考えになっちゃうわね。結論的に言えばそういうことでしょう。 18: ◯病院庶務課長浅野孝一君)  これは何も大垣市民病院だけではございませんので、基本的に公営企業法を適用している病院に対しては、建設改良費、先ほど申し上げた高度医療の機器等を購入するに当たりましては、一般会計からの繰り入れは認められており、義務的経費かと存じますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 19: ◯委員野田のりお君)  私が言わぬとするところは、市民病院が赤字で何ともならぬというならわかるんだけど、今のところ健全経営でやってみえて、結構貯金もある中で、一般的に私は会社の経営で考えますよ。そういう市からお金をもらうとかもらわぬとかじゃなしに、独立的にやっている会社の場合、お金があれば、何もわざわざ高い金利で借りる必要もない。まして、国債なんかは一%か一.二、三%でしょう。これは企業債は幾らで金利は契約してみえるか知らぬけど、恐らく2%が2.9ぐらいになっておるんでしょう。だから、あえてそんなことをしなくてもやれるんだから、資金的にはあるんだから、まして市からもらおうなんて、そのためにわざわざ企業債を発行するというのはちょっと本末転倒やないかと。 20: ◯病院医事課長市川紀行君)  委員のおっしゃるように、十分な財源を持っておりますので、企業債を借りずに単年度で支出したらいいという考え方もございますけれども、建物等につきましては法定耐用年数が39年ございます。起債等の借り入れにつきましては、結局今だけで単年度に費用化するのではなくて、この建物については後年度にわたって患者さんが利用されます。そのために後年度負担、いわゆる今後39年間にわたって患者さんが利用される建物等につきましては起債の借り入れをして、今年度以降の患者さんにも負担していただきましょうというような考え方のもとに起債の借り入れをいたしております。 21: ◯委員野田のりお君)  ちょっとそこら辺の理屈を僕は納得できぬのだけど。企業として経営しておるんですから、単純明快にいけば、お金があるのに何もわざわざ借りなくていいんじゃないかと。普通一般の会社だったらそうしますわね。当然建物なら減価償却というのがあるわけですから、当然減価償却していくわけでしょうし、だから、あえてこうする必要があるのかなと、私はこれをいつも疑問に思うんですけれど、正直言って、会社を経営しておる者として。例えば、企業債が安くて、貯金していくほうが利子が高ければ、それはそれで一つの理屈になるんですけれど、そういうふうになっておるんですか。そうじゃないでしょう。当然企業債のほうが金利が高いでしょう、国債よりも。 22: ◯病院医事課長市川紀行君)  今のおっしゃるように、確かに起債の借りベースは下がりつつありますけれども、やはり基本的には国債の10年物が基準になります。ですから、今の自主財源を使ってやっていくという方法もあるかもしれませんけれども、先ほど申しましたように、いわゆる公的な施設につきましては、今後利用される方にも負担をしていただきましょうという一般会計的な考え方がございますので、公営企業だからといって、すべて一般の会社等の会計基準に準じたもので進めなきゃいけないということもないと考えております。 23: ◯委員野田のりお君)  要は、そういう制度があるから、その制度をフルに使いたいということやね。 24: ◯病院医事課長市川紀行君)  それもあります。 25: ◯委員野田のりお君)  そういう甘い制度があるわけや。一般会計にしてみれば、そういう理屈になるわけやね。 26: ◯委員(石田 仁君)  市はそういうふうにやってあるで。道路とか、水道とか、下水道も皆そういうふう。 27: ◯委員野田のりお君)  それはわかるんですよ。 28: ◯委員(石田 仁君)  これでも同じことやて。 29: ◯委員(長澤忠男君)  これだけ特別というわけやない。 30: ◯委員(石田 仁君)  特別にこれだけがやっておるわけやなくて、多くの人たちから負担をしてもらうというふうでやっておるのやで。 31: ◯委員野田のりお君)  市から負担してもらうと。 32: ◯委員(石田 仁君)  違う違う。後の人たちが、建物をずっと後世、来年も再来年の人たちも返金をしていくと。今の人たちが全部金を払うという制度じゃないでしょう。今、金があるけども、20年、30年の間に皆さんが返していくと。道路でも下水道でもそうじゃないですか。今、自分たちが全部買うんじゃないのやで。 33: ◯委員野田のりお君)  僕は、企業としての経営でいけば、単純明快にいけば、高い利息を払ってそんなことをする必要はないんじゃないかと。企業会計ですから、あくまでも。それを言いたいわけ。まあ、いいですよ。  それと、新年度、入院患者ですか、4%減っておりますわね、一応見通しとして。売り上げとしてはふえておりますわね、これは見積もりでしょうけど。これはどこら辺にその原因があるんですか。患者が減って売り上げがふえるというのは。 34: ◯病院庶務課長浅野孝一君)  御指摘のとおり、入院患者につきましては減っておりますが、これは入院計画書に基づいて、DPCでは病名、疾患等によって患者さんの同意を受けながら治療計画を立ててまいっております。入院につきましてはその期間が算定上短ければ短いほど料金が高い設定の仕組みとなっております。今現在、当院の場合、入院される患者さんの入院期間、平均在院日数が短くなっておりますので、それに伴って延べ患者数は減っておりますけれど、収益としましては伸びているということで、掛け算をしますと入院収益は上がっているということで御理解いただきたいと思います。 35: ◯委員外議員(岡田まさあき君)
     野田委員の議論を蒸し返すわけではないんですけども、私は同じ議論を安村さんが助役の時代にしたことがあるんです。一般会計から繰り入れることも可能なんだけどという話をしたときに、できる限り市民の財政を扱っている市民病院だから、一般会計の繰り入れをせずに努力をするのが市民病院の経営のあり方というようなことで議論したことがあるんですけども。そういった意味で、大垣市全体から見ていったときに、基金だって11億ありますよね。そこから2億崩したって私はいいと思うんですけども、ただ6%として年間1,200万というと大きな利息ですよね。市財政で1,200万円節約しようと思ったら大変なことなんですよ。市財政から一般的に入れていくときに、確かに先ほどの議論は私はすりかえだと思うんですけども、長い年限で見たときに、市民病院がいつの時代も健全であることが長い期間病院経営を維持していけることで、先ほど野田委員が言われたように、赤字であったら仕方がないですよ。  それから、後で御説明があると思うんですが、大垣市民病院改革基本方針の中に、今回経営の効率化で、病院の経営状況を見ながら計画的に一般会計からの繰り入れを図りますというような文言がきちんと出てきているということは、大垣市民病院が、これからは状況に応じては市の一般会計から入れるということは、雪崩現象的に売り上げも減っていますし、それから現実的には収益が落ちつつある、あるいは徳洲会病院に対する危機感もきちんと文章で書いてある中で、いざというときには市民病院だけは何とかとんとんですよという言いわけをつくるために一般財源から持ってくるのではないかなというような予防堤を張っているような気がするんですけれども。市民全体、それから長い年限から見たら、基金が11億あって、病院会計からきちんと出せる余裕があるときに、わざわざ国債の安い金利のものを買って、それからまた出ていくというのは、やっぱりどう考えてもおかしいと思うので、そのあたりは議論をしっかりしていただいて。  それから、くどく言いますけども、一般財源から持ってくるということを安易に考えると、他の全国の75%の自治体病院と同じように赤字に転落していくおそれがあると思いますので、それは本当にもっと議論すべきやないかなと思いますので、これは強く要望します。できれば、それに対する御見解をもう1回だけいただきたい。 36: ◯病院事務局長佐竹啓一君)  まず、一般会計からたくさんの出資金を出されております、よその病院さんの例を出させていただきますと、当院の888床ぐらいの規模の病院ですと、国等のほうから地方交付税等々で病院事業のほうの関係でいただいております金額が約20億円ほど入っております。当院では、今年度計上させていただきました一般会計からの繰入金は約3億から4億程度いただくことになろうかと思います。それで、よそ様の病院ですと、国のほうから、あるいは県や市のほうからいただいておりますそういった補助金を丸々充当しても、なおかつ赤字経営になっておられると。うちの場合は、今言いましたように、国等のほうから入ってきます財源のうち3億から4億ほどいただいておりまして、残りの金額を市の一般会計のほうでうまく運用されておるというふうに認識をしております。そういうのが現状でございまして、私ども、できる限り病院の健全経営を図るためには、翌年度いろんな高額医療器械を更新、あるいは新規で購入していかなければならないという思いの中で、市のほうからいつもいただきます約3億、4億の金額につきましては、高度の医療器械を充実するための金額ということで今のところは認識をしております。以上でございます。 37: ◯委員外議員(岡田まさあき君)  おっしゃりたい意味もわかるんですけれども、もう一度先ほどの議論に戻っていただいて、もちろん新しい器械購入ということは大切なことですけども、企業経営ですから、企業会計ですので、その中でやっぱりきちんとできるだけ利息を払わずに経営していくというのが原則だと思いますので。先ほどおっしゃった何十年にわたって市民の負担というのはわかりますけども、そこできちんと経営をしていって負担を求めるという考え方をすれば、今ここできちんとした黒字にしていくことが大事なので、今おっしゃった20億にしても、市が上手に運用しているんだと、3億か4億しかもらわないということですけども、そういう状態を維持しつつやっていくということが大事ではないかなと思いますので、これは強く要望しておきます。  それで、ちょっと関連してですが、後発の薬をどんどんこれからは、何とかいいますね。 38: ◯委員(石田 仁君)  ジェネリック。 39: ◯委員外議員(岡田まさあき君)  そういった薬とか、それから実際に薬の入札で不調に終わったりするのも範囲を広げたり、それから電子カルテ等のきちんとした経費節減とか、そういった点で今年度の予算のところでは新規でやっていただけるのか、それから薬とか用品の入札不良、要するに不調に終わった場合、実際に今年度あったのか、範囲を広げて今年度経費節減されるのか、そのあたりの現状と来年度予算に対するお考えをお願いしたいと思います。 40: ◯病院庶務課長浅野孝一君)  まず、資料のほうでございますが、4ページのほうに薬品費等がございます。0.9%の増になっております。これにつきましては、当院はがん診療拠点の病院になっておりますので、やはり信頼性の高い先発品の薬品を使うというケースも多々ございます。それ以外に、当然安定的に供給できる薬品等につきましては後発品、ゾロを使うことも十分念頭に入れた予算組みをしておりますので、御理解いただきたいと思います。  入札につきましては、本年度単価契約を結び、その中で執行しておりますし、最終的には年度末にそれを踏まえた形で事前の予算を組んでおりますので、御理解いただきたいと思います。不調に終わっていることはございません。 41: ◯委員外議員(笹田トヨ子君)  先ほど出ました在院日数は、今は現状はどのくらいかということと、それからもう一つは、人件費の人件費比率は何%か。 42: ◯病院庶務課長浅野孝一君)  まず、平均在院日数でございますが、19年度まででございますと15.8という数字になっておりますが、20年度につきましては14日、14.何がしという日にちで短縮になっております。  給与費の比率でございますが、19年度までは39.4となっておりまして、また後ほど改革プランの中でもお話しさせていただきたいというふうに思っておりましたが、目標数値を立てておりまして、何とか21年度から23年度までの数値目標としましては42.7%以内を維持するようなことで、国のほうは50%以内というふうに言っておりますが、それを下回る格好で実施してまいりたいというふうに考えております。 43: ◯委員野田のりお君)  先ほども私は言うたんですけれど、要は大垣市民病院は一生懸命健全経営でやっていただいて、本当に立派だと思うんです。ですけれど、さらにだんだんと病院経営も、日本全体の非常に厳しいと言われておる中で頑張っていただくんですけど、さらに頑張っていただくために、やはり市民病院という位置づけはあるんですけれど、個々で経営しておるというぐらいの、そのぐらいの厳しさで、市からこういう補助金が入るとかどうとか、そういうことは抜きにして、ある程度独立採算で経営できるというような、そういう感覚でやっていかないと、これからまた安易に、先ほど岡田議員が言ったように、どんどんとまた補助金がもらえるからということでがたがたになっちゃうといかぬで、そこら辺を病院の中で全部のサイクルが終わるような、そういうふうに頑張っていただきたいなと、それだけちょっとお願いしておきます。 44: ◯委員(長澤忠男君)  ちょっと院長にお聞きしておきたいんやけども、去年産科医とかいろんな医師不足が出ておって、産科医の激務に対して賃金が安いとかいろんなことが言われておったんですけど、今、これから病院経営の中で医師不足というか安定した医師の確保とか、看護師だって理想は7人に1人とか言うておる中で、今は10人に1人、あと、介護助手この人にたくさんお手伝いしてもらって何とか回っておるというのが実態だと思うんですけども、その中できちっと安定して市民に不安を与えない病院経営をやろうと思うと、今の医師体制と、それから今の賃金でそのままで確保して自信を持ってやっていけるのかどうか、そこら辺のちょっと考えを聞いておきたいんですが。 45: ◯病院長(曽根孝仁君)  周産期、それから救急、そういったところが今一番注目されているところかと思いますけども、そういった部門においては、国とか県から補助金も出ますし、それから診療報酬上のその部分のアップ、そういうものがあるし、今後ふえていきます。そういうものを活用して、その部門が一生懸命やってくれれば、その部門の医師がふえるような時間外手当等を支給するとか、適時考えてやっております。現在周産期医療の医師、全部合わせて、産科が8名、小児科が8名、小児科は全部で20名ですけど、周産期にかかわる小児科が8名、ですから体制としては十分ありますし、それなりの給与体制も組んでおるので不満はないと思っています。 46: ◯委員(長澤忠男君)  今まで過去、大垣市は産科で拒否したことが一遍もないとか、そういう非常にありがたいんですけど、今言われた経費節減とか、そういう方面は当然やっていただかないかぬけども、私はちょっとさっきの人たちと違っておって、やっぱり病院経営というのは、もっと私は日本一を目指す高度医療のそういう病院にしてほしいんですわ。だから、市民病院へかかったら、よその病院でがんを治すよりも大垣の市民病院のほうが非常にいいという、そういう実績を残すためにも、私はある程度の思い切ったそういう中での充実というか、それもやってほしいし、それから病院そのものの自己資本というか、こういうものもきちっと高めていかぬと、将来高額な先生たちがやめていったときに、その退職引当金が足らぬようになったりとろいことになったらいかぬので、私はそこら辺も含めて病院経営全体を思ってやってほしいなと、こういうふうに思います。 47: ◯委員長小川文康君)  ほかに御意見はありませんか。─── ないようですので、採決いたします。  議第20号 平成21年度大垣市病院事業会計予算については、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。            (異議なし) 48: ◯委員長小川文康君)  御異議ありませんので、本案は原案のとおり承認することに決しました。  次に、議第29号 平成20年度大垣市病院事業会計補正予算(第4号)及び議第52号 損害賠償の額の決定については、関連がありますので一括審査いたします。  理事者の説明を願います。 49: ◯病院庶務課長浅野孝一君)  議第29号 平成20年度大垣市病院事業会計補正予算(第4号)につきまして御説明申し上げます。議案集では61ページでございますが、恐れ入りますが、お手元の別紙資料2で御説明したいと思いますので、ごらんいただきたいと存じます。1ページは、今回お願いします補正予算の総括表でございますので、次の2ページ以降の予算明細書で御説明申し上げます。  今回の増額補正は、医療事故に係る損害賠償請求事件の和解締結による200万円と新型インフルエンザ患者入院医療機関設備整備に伴う個人防護具200万円及び人工呼吸器の1,100万円の補正をするものでございます。  初めに、議第52号 損害賠償の額の決定につきましては、議案集131ページでございます。  平成17年11月に発生しました医療事故に係る和解を成立させるため損害賠償の額の決定をし、その額を補正するものでございます。資料3をごらんいただきたいと存じます。  事故の概要でございますが、患者さんは西濃地域在住の手術当時40歳代の女性で、乳がん検診で腫瘤を指摘され、平成17年10月18日当院外科を受診されました。触診と2回の細胞診検査及び超音波検査の結果、乳がんと診断し、11月25日、乳房部分切除と腋窩リンパ郭清を施行し退院されました。しかし、病理組織診断結果は線維腺腫という良性疾患でございまして、手術前の細胞診の診断誤りがあったことを認め、和解金200万円を支払う覚書を締結いたしました。  再発防止策といたしましては、当時は細胞診専門医がおりませんでしたが、現在は隔週で非常勤の細胞診専門医が疑陽性以上の症例につきまして診断していただいております。判定に迷うものは、さらに乳腺専門の細胞診専門医にコンサルトしております。さらに、乳腺細胞診を行った全症例について、触診結果、超音波、マンモグラフィ及び細胞診結果などについて、乳腺外科医師を含め多職種職員による症例検討会を行いまして総合的に診断を行うこととしております。また、確定診断がつかない場合は、根治手術と経過観察のリスクを十分に説明いたしまして、患者さんの同意を得た上でいずれかを選択するということを徹底いたしております。  議第52号につきましては、今議会で議決を賜れば、和解調書を作成し、和解金をお支払いする予定でございます。  再度、資料2の2ページをごらんいただきたいと存じます。収益的収入、表の上から6段目で、節の区分がその他医業外収益ですが、補正前2億9,660万円、補正額200万円、補正後は2億9,860万円で、補正額200万円は全国自治体病院協議会の病院賠償責任保険で充当し、収益的支出、節の区分、その他雑損失で200万円を補正し、お支払いするものでございます。  次に、新型インフルエンザ患者入院医療機関設備整備でございますが、この補正は県が協力要請する新型インフルエンザ患者入院医療機関に対しまして交付金が交付されるもので、医療体制の強化を図るものでございます。この補助金は、マスク、ゴーグル、ガウンなど個人防護具と人工呼吸器及びそれに対する備品が交付対象となっておりまして、今年度は個人防護具705セットと人工呼吸器5台を整備いたします。それに伴いまして、個人防護具については資料2の2ページの予算明細書の収益的収入、款、病院事業収益の節の区分で県補助金で200万円、また人工呼吸器及び附帯設備については、資料2の3ページのほうの資本的収入の節の区分で県補助金1,100万円の増額補正をお願いするものでございます。なお、このたびの補正事業に係る支出予算につきましては、現行の予算で執行してまいります。  以上で、議第29号 平成20年度大垣市病院事業会計補正予算(第4号)及び議第52号 損害賠償の額の決定について御説明させていただきました。よろしく御審査賜りますようよろしくお願い申し上げます。 50: ◯委員長小川文康君)  以上で説明が終わりました。  これより質疑に入ります。  委員の質問を受けます。 51: ◯委員(長澤忠男君)  がんは、細胞をとって当然検査するでしょう。そのときに良性か悪性かという判断を誤ったのか、わからなんだのか、その辺もうちょっと詳しく教えてもらえますか。 52: ◯病院庶務課医療安全管理担当対策官(道鬼富博君)  この場合、細胞診といいまして、針の少し太いもの、そういったものを組織に対して刺しまして、組織というよりは細胞の小さいものをとってくると。ですから、全体の組織をとってきて調べたわけではないんですけれども、そういう形で検査をしております。それは、侵襲性、要するに傷ですとか、そういったものが小さいですので、そういった検査をさせていただいております。その際に、検査をする技師さん、そういった方が顕微鏡で見まして、結果的に2回見てはおるんですけれども、がんを強く疑うという結果と、まずがんであろうと、そういうような判定をしまして、そのほか、超音波検査であるとか、触診、そういったものを含めまして、まずがんに間違いないだろうというような判定をさせていただいて手術に向かっております。 53: ◯委員外議員(鈴木陸平君)  この損害賠償の件でちょっと素朴な質問かと思うんですが、こういう場合というのは、治療費というのは請求しているんですか。当然道義的にはしていないほうだと思うんですが、いかがでしょうか。 54: ◯病院庶務課医療安全管理担当対策官(道鬼富博君)  これは大分前の事案でございまして、その当時説明をさせていただいて治療費についてはいただいております。今回の賠償の中で、差し引きというとちょっと語弊があるかもしれませんが、そういったものも含めてお支払いさせていただくという考えでございます。 55: ◯委員外議員(鈴木陸平君)  治療費のお返しも含めて200万ということで。 56: ◯病院庶務課医療安全管理担当対策官(道鬼富博君)  はい。 57: ◯委員長小川文康君)  ほかに御意見はありませんか。─── ないようですので、採決いたします。  議第29号 平成20年度大垣市病院事業会計補正予算(第4号)及び議第52号 損害賠償の額の決定については、それぞれ原案のとおり承認することに御異議ありませんか。            (異議なし) 58: ◯委員長小川文康君)  御異議ありませんので、両議案はそれぞれ原案のとおり承認することに決しました。  以上で本会議から付託されました諸議案の審査は終了しました。  続いて、報告事項に移ります。  報告事項が3件ありますので、順次報告を願います。 59: ◯病院庶務課長浅野孝一君)  大垣市民病院改革プランについて御報告いたします。資料4の3ページをごらんください。  現在、平成18年度公営企業の決算概要で、973の公立病院のうち、約75%の病院が経常赤字に陥っております。こうした中、総務省から平成19年12月に公立病院改革ガイドラインが示され、その中で健全経営とともに地域における医療体制の確保を図り、その改革を推進するよう求めています。当院といたしましても、医療費抑制を目的にした診療報酬の制度改定が頻繁に実施される中で、健全経営を維持しつつさらなる成長を遂げるため、公立病院改革ガイドラインを踏まえ、一つ、経営の効率化、二つ、再編・ネットワーク化、三つ、経営形態の見直しの視点で公立病院改革プランを策定し、病院事業経営の改革に総合的に取り組むことといたしました。6ページの第4章のほうをごらんいただきたいと思います。  改革プランの基本方針でございますが、1、計画期間は平成21年度から平成25年度とし、経営の効率化については平成23年度までを、再編・ネットワーク化及び経営形態の見直しについては平成25年度までを期間対象といたしました。  2、経営の効率化につきましては、一つ、性質上当該地方公営企業の経営に伴う収入をもって充てることが適当でない経費、2、当該地方公営企業の性格上効率的な経営を行っても、なおその経営に伴う収入のみをもって充てることが客観的に困難と認められる経費、3、経営基盤を強化するための経費、これらについて、病院の経営状況を見ながら計画的に一般会計から繰り入れをお願いしてまいりたいと思っております。平成21年度から平成23年度の経営効率化に係る主な数値目標値につきましては、7ページに記載しておりますので、お目通しいただければと存じます。10ページをごらんください。3、再編・ネットワーク化については、当院は、地域医療支援病院の承認を目標に、他の医療機関との情報交換、情報提供などネットワークを強化し、連携の拡大を推進してまいります。4、経営形態の見直しについては、現在当院は地方公営企業法の一部適用で運営し、多くの事務事業を市の関係所属で処理されており、病院事務処理を最小に保つことができております。今後とも、黒字経営に努め、現状の経営形態を維持しつつ、増収対策や経費削減を目指し、経営改善に努めてまいりたいと存じます。  第5章の改革プランの点検・評価及び公表につきましては、改革プランの点検評価を行うため大垣市民病院改革プラン評価委員会を組織し、毎年度1回以上開催してまいります。  最後に、医療を取り巻く社会情勢は目まぐるしく変化しております。当初の計画の達成が著しく困難な状況であることが判明した場合は、改革プラン対象期間内であっても改革プランの見直しを行い、新たな改革の方策を講じてまいりたいとしております。  以上、御報告申し上げました。よろしくお願いいたします。 60: ◯病院庶務課医療安全管理担当対策官(道鬼富博君)  続きまして、損害賠償請求事件について御説明させていただきます。  平成15年5月に、岐阜地方裁判所に提訴されておりました損害賠償請求事件につきまして、平成21年1月22日に判決が言い渡されましたので、御報告いたします。  この事件は、大垣市在住の手術当時58歳の女性が原告で、平成9年7月27日、市内で転倒し、右上腕骨骨頭部分を強打し、当院に入院し、8月6日に右上腕人工骨頭置換術を受け、同月25日に退院されましたが、原告は被告らの医療過誤により、右上肢の機能全廃の後遺障害を負ったなどとして、大垣市らに対し4,849万3,591円を請求したもので、5年にわたる審議の結果、原告の請求はいずれも棄却するとの判決が言い渡されたものでございます。しかしながら、原告はこの判決を不服とし控訴されましたので、今後控訴審が名古屋高等裁判所におきまして行われます。今後も誠意を持って対応してまいります。  以上、御報告させていただきます。 61: ◯病院施設課長(本田秀城君)  御報告の前に、さきに行われました救命救急センターほか第一期増改築工事の安全祈願祭には、お忙しい中、議長さんを初め多数の議員の皆様方に御出席を賜りまして、まことにありがとうございました。  それでは、救命救急センターほか第一期増改築工事の進捗状況について御報告させていただきます。資料5をごらんください。  1の概要につきましては、前回の委員会で御報告申し上げておりますので、省かせていただきます。  次に、2の平成20年度の主な工事内容につきましては、掘削工事のため土どめ工事が2月末に完了し、現在くい打ち工事が進められているところでございます。2月末現在で、全体工事の進捗率は7.4%でございます。  次に、3の平成21年度の主な予定工事内容につきましては、平成21年4月から躯体工事、仕上げ工事へと進めてまいります。並行して、8月から9月にかけて放射線遮へい工事、平成22年2月から3月にかけて外構工事の駐車場復旧工事等を施工し、平成22年3月15日に完成の予定でございます。また、建築主体工事にあわせて、電気設備、空調設備、衛生設備工事などを施工してまいります。  今後とも、工事期間中は、患者さん及び近隣の住民の方々に迷惑をかけないよう、細心の注意とできる限りの対策を講じ、実施してまいります。御理解賜りますようお願い申し上げます。  以上で報告を終わります。 62: ◯委員長小川文康君)  以上、報告を受けましたが、委員の質問を受けます。 63: ◯委員外議員(粥川加奈子君)  一つお伺いしたいんですが、先ほどから出ている問題とも関連して、私はこちらのほうを考えてみえるのかなと思ったんですが、10ページにあります経営形態の見直しというところで、3)の地方独立行政法人というふうに書かれておりますが、(2)のほうでは、現在の地方公営企業法の財務規定等適用でというふうに述べていますので、独立行政法人化は考えておられないのかなと思いましたけれども、安定した財政運営の中で企業債をやっぱり持ってきてみえるというのは、こういう将来の見通しの中において、今のところは企業債を繰り入れておられるのかなと。将来においては、独立行政法人化を考えておられるのかなという思いで聞いておりましたが、そういうわけではないんでしょうか。 64: ◯病院庶務課長浅野孝一君)  地方の独法制度が地方公共団体の運営に適用されるという新しい選択肢が与えられたということは大きく評価しておりますが、その制度が運用されて、すぐ入れることによって劇的な効果が生まれているというような評価を下されているというふうには認識しておりません。当院の場合、昨年4月、民間の新規病院が参入し、患者数、収益とも減少してはおりますが、現状の体制で今までどおり健全経営ができるものということで今回の改革プランを策定しております。御理解いただきますようよろしくお願いいたします。 65: ◯委員外議員(粥川加奈子君)
     意見として述べておきますが、この前の医師研とか、連合の推進する現代の医療を考えるというセミナーでも、独立行政法人化を目指すことは健全経営につながるという方向性も示されましたので、人事面においても、事務職の採用においても、やはり今のままの形態ですと、本当に市民病院の事務とか業務に専念される方というのは本庁のほうへ帰りたいというと変な言い方かもしれませんが、そういった思いのある方も結構多いと聞いております。給与体系の面でも、独立行政法人化したときに、結構すごくいい運営ができている実例なんかも伝わっておりますので、独立行政法人化を考えるということは、大垣市民病院ならでき得ることじゃないかなと私は思っておりますので、そういった方面の改革というのはこれから少しは視野に入れて考えていただいてもいいんじゃないでしょうか。 66: ◯病院事務局長佐竹啓一君)  答えさせていただきます。まず、事務職員の異動等につきましては議員のおっしゃるとおりでございます。専門職としてやはり雇用していかなければいけない体制を将来的にはとるべきではないかなというふうには思っております。そちらのほうにつきましては、人事課のほうにもよくお願いをさせていただきまして、3年とか5年という短いサイクルではなしに、やはりもう少し長い期間、病院のほうで従事していただけるように再三お願いをしておるところでございます。  それと、独法化のことにつきましては、私個人的な考えかもわかりませんが、国等からの補助金が病院のほうに一括していただけるというような形がとれればいいんですけれども、先ほども御説明しましたように国等からの補助があった場合に、病院がひとり占めにして一般会計のほうに今度逆にお回しするということもできませんので、そこら辺は市長さん、副市長さんともよく協議をさせていただきまして、今のところの経営形態を維持するというのを最大の目標にさせていただいております。将来的には、また見直しをしなければならない時期が来れば考えていきたいというふうに思っております。 67: ◯委員外議員(岡田まさあき君)  市民病院の改革プランについてお尋ねをしたいのですが、今の議論にもあるわけですけども、確かに国から20億来て自由に使えないという点はあるかもしれませんが、適正な基金の額というのは幾らぐらいとお考えなのかということと、それから実際にこの経営効率化についての中で3点ほど、一般会計における病院事業への経費負担の考え方をお考えなのですが、もう少し具体的に教えていただきたい、どんなものなのか。  それから、経営と医療的機能については書いてあるわけですけども、実際に患者さんとのコミュニケーションとか、あるいはトラブルを少しでもなくすためのそういったような改善計画はないのか。  それから、4番目に、外部評価でセカンドオピニオンについては余り触れていないのですが、インフォームド・コンセントには書いてあるわけですけども、病院自体の経営を判断する、何年間に1回外部診断されていると思うんですが、そういった医療評価についてはどんなふうにお考えなのかということと、最後に、この中で結構徳洲会病院のことが書いてあるわけですけども、すみ分けというか、どんなふうに思っていらっしゃるのか、経営上ちょっと脅威のように書いてあるわけですが、以上5点についてちょっと教えていただけませんか。 68: ◯病院庶務課長浅野孝一君)  まず、1点目の基金という考え方は病院のほうで留保資金をどれだけ持つべきかということの御指摘でしょうか。 69: ◯委員外議員(岡田まさあき君)  はい。 70: ◯病院庶務課長浅野孝一君)  やはり毎年健全経営を維持していくということは、病院医業収益で上がったものと支出するものがちょうどとんとんぐらいのものをどう維持していくかということですので、当然資本的収入で建設改良費等で減価償却されて支出で払う分に相当する分が経費として上がってきます。その部分も含め高度医療ですので機器への保守料等が当然かかってきます。その部分も加味した中で、何も大幅な黒字で経営する必要はございませんので、とんとんぐらいの経営が望ましいと。数字的には今持ち合わせておりませんので、そのような考え方で予算を編成してまいりたいというふうに考えております。  2点目の経営効率という御指摘は、具体的にどういう。 71: ◯委員外議員(岡田まさあき君)  文章で書いてあるので。 72: ◯病院庶務課長浅野孝一君)  ここの中の経営効率という部分につきましては。 73: ◯委員外議員(岡田まさあき君)  導入の部分ですよ。 74: ◯病院庶務課長浅野孝一君)  具体的目標ということで書いてございますが。 75: ◯委員外議員(岡田まさあき君)  一般会計における病院事業への経費負担の考え方をもう少し具体的に。 76: ◯病院庶務課長浅野孝一君)  具体的に申し上げると、8ページのほうをいま一度ごらんいただきたいと思いますが、当院の場合は急性期病院で、しかも基幹病院ということの位置づけの中で、まず効率的経営を主眼に置いておりますが、まず、上段部分にあります入院時医学管理加算というものがございます。これはあくまでも地域と連携をとりながら、いわゆる紹介をとりながら紹介率を上げていくことによっての加算が算定できるものでございますし、2番目の地域医療支援病院の入院診療加算につきましては、紹介率とあわせて逆紹介を高めることによってこの加算がとれる、診療報酬上でも認められているところでございます。このあたりの目標を達成していくことによって効率的な経営が達成できるのではないかというふうに考えております。  それから、3点目のトラブル対応というようなことについてどのように考えているのかという御指摘がございました。それにつきましては、具体的な取り組みの中で、9ページでございますけれど、まず、中段5)のところでございます。医療事故に向けた研修を実施する、事故防止につながる活動と事故発生に係る応急対応をするということと、あわせて次の段でございますが、やはりインフォームド・コンセントを徹底していくと。患者さんのほうでは容態が余り危険ではなくても、先生方は危険だと思っていらっしゃるようなケースもございます。その言葉がないだけで患者さんが重篤に陥った場合、おかしな治療をしたんじゃないかというふうに疑義を持たれる場合もあるかと存じます。十分な説明をしていくというようなことで患者さんの説明にこたえていくというようなことをしていきたいというふうに考えております。  4点目はセカンドオピニオンでございましたでしょうか。 77: ◯委員外議員(岡田まさあき君)  セカンドオピニオンと外部評価。 78: ◯病院庶務課長浅野孝一君)  外部評価については、10ページのほうをちょっとごらんいただきたいと思うんですけれど、改革プラン評価委員会ということを考えていまして、この評価委員の中には外部の委員の方、医師会の方もございますし、婦人会のメンバーの方とかいろんな民間の方を入れながら、また今後検討してまいりたいと思いますが、そういう委員を入れて外部評価としていきたいというふうに考えております。  セカンドオピニオンにつきましては、今、実際に行っておりまして、院長が窓口になって患者さんの相談をしていただいておりまして、各診療科のほうへ、異議が生じた場合は専門のドクターのほうに紹介されるというようなことで患者さんの御質問等に答えている体制が整っているかと存じます。  それから、徳洲会の動きでございますが、これについては、やはり患者の絶対数が減っておりますので、外来の患者数が減ったということは、少なからずとも徳洲会の影響はあったんだろうというふうに考えておりますが、市民病院が皆さんに信頼を得るだけの診療と、また職員が対応してまいれば、今の状況の中では徳洲会をそんなに気にすることもないのではないかというふうに、今、私見でございますが思っております。以上でございます。 79: ◯委員外議員(岡田まさあき君)  また勉強して質問します。 80: ◯委員(長澤忠男君)  今、とんとんでやっていくと言われたけども、そんなことはあかぬと思うんや。倉敷の中央病院へ視察へ行ったときに、あそこは毎年10億円から15億円利益を出して、本当に患者側に立った病院経営を創立者の精神で一生懸命やっておると。それはどういうことかというと、手術したら、すぐ集中治療室とか、必要な人はそういうところへ行くけども、一般病棟へ行っちゃう。ところが、あそこは、手術した人を中間の部屋で安定するまで診て、それから一般病棟へ移す、そういう部屋をたくさんつくったり、そういう患者のサイドに立った病院経営をやっているわけ。私はあれを見て、本当に大垣の市民病院はおくれておるなと、患者の側に立った経営がされていない。それにはやっぱりお金が要るわけ、そういうことをやろうと思うと。とんとんでやっておっては、私から言わせれば、国から20億近くもあったら、病院関係の費用は全部もらえばいいわけ、3億や4億もらっておらんと。おかしいよ。  そして、かつてPETという器械を去年初めて入れたけども、美濃加茂の病院は早く入れたわね。市民病院へかかっておる人は皆向こうへ行かなならぬ。市民病院って当てにならへんぞと、美濃加茂のほうが優秀やぞという評判になっちゃったわけ。そういうことでも、僕にしたら本当に入れるのが遅過ぎて、それもお金がないから、なかなかそういう高度な高額な医療機器が買えなかったという本当にマイナスの実績もあるわけ。だから、私に言わせれば、ある程度、野田さんが言われたように、本当にきめ細かい効率経営をやっていただいて、その上に立ってやっぱりもうけないかぬ。もうけて企業やで。もうけて患者に優しい病院体制をつくってもらわぬと、本当に信頼される市民病院はできへんと思うので、私は遠慮なく充実した財政運営をやれるように努力してもらいたい。以上です。 81: ◯委員長小川文康君)  ほかにありませんか。─── ないようですので、報告事項を終了いたします。  お手元に、1件100万円以上の予算流用の報告書が提出されておりますが、説明は省略し、報告にかえたいと思いますので、御了承願いたいと思います。  その他御発言はありませんか。 82: ◯委員野田のりお君)  駐車場のことなんですけれど、南側の駐車場は、例えば2階建てにするとか何とか、そういうことはできぬのですかね。 83: ◯病院施設課長(本田秀城君)  南側の駐車場は一部は市のものでございますけど、ほとんどが借地でございまして、なかなか立駐というのは難しい状況でございます。 84: ◯委員野田のりお君)  許可はもらえぬわけですか。どっちみち借りておるのでしょうけど、返すときは撤去して返すんですから。 85: ◯病院施設課長(本田秀城君)  単年度契約で借りておりますので、これから借りていく部分に関しては、10年とか15年とか、長期契約というふうには考えておりますけど、依然単年度でずっと今まで更新しておりますので、薬局か何かで一部返すところもございます。ですから、今後借地借り上げの場合には長期契約でというふうに考えております。 86: ◯委員野田のりお君)  ぜひとも長期契約で借りてもらって、2階建てにすればもうちょっと駐車スペースが多くなってみんなもより便利になると思いますから、ぜひともそういうふうでお願いしたいと思います。 87: ◯委員外議員(粥川加奈子君)  きょう、私は余り知らなかったんですが、形成外科という診療科もあるわけですが、これにおいてはどんなような治療がなされているんですか。 88: ◯病院長(曽根孝仁君)  美容整形みたいなことも時にはやりますけども、主なものは、褥瘡とか、ちょっとした創傷、糖尿病なんかの治りにくい壊疽とか、そういうものを治療するというふうに考えていただければと。 89: ◯委員外議員(粥川加奈子君)  例えば、しみとかほくろを取ることもできるんですか。この分野は今すごくスポットが当てられていて、割と採算性のいいというか利益が上がりやすいかとも思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。 90: ◯病院事務局長佐竹啓一君)  議員御指摘のこともよくわかるんですが、当院としましては、やはり急性期の病院でございます。形成外科は、今、院長も言いましたように、褥瘡だとかやけどだとか熱傷だとか、言葉が悪いですけど口唇裂の方だとか、そういった方を治療するのがやはり治療だと思いますので、そちらのほうに重点を置きたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。 91: ◯委員長小川文康君)  ほかに御意見もないようですので、この3月末をもって退職されます市川病院医事課長からあいさつの申し出がありますので、受けたいと思います。            (市川病院医事課長 あいさつ)            (小川委員長 あいさつ) 92: ◯委員長小川文康君)  以上で市民病院に関する委員会を閉会いたします。              午後 2時34分   閉 会            ────────────────── ○傍聴議員10名 田中孝典 三輪雅務 粥川加奈子 山口和昭 笹田トヨ子 川上孝浩         岡田まさあき 中沢清子 鈴木陸平 横山幸司 発言が指定されていません。 Copyright © Ogaki City Assembly Minutes, All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...