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  1. 大垣市議会 2007-09-12
    平成19年市民病院に関する委員会 本文 2007-09-12


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    平成19年市民病院に関する委員会 本文 2007-09-12 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 154 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯委員長中沢清子君) 選択 2 : ◯病院事務局長佐竹啓一君) 選択 3 : ◯病院庶務課長内藤雅夫君) 選択 4 : ◯委員長中沢清子君) 選択 5 : ◯委員富田せいじ君) 選択 6 : ◯病院庶務課長内藤雅夫君) 選択 7 : ◯委員富田せいじ君) 選択 8 : ◯病院庶務課長内藤雅夫君) 選択 9 : ◯委員岡田まさあき君) 選択 10 : ◯病院庶務課長内藤雅夫君) 選択 11 : ◯委員岡田まさあき君) 選択 12 : ◯病院庶務課長内藤雅夫君) 選択 13 : ◯委員外議員鈴木陸平君) 選択 14 : ◯病院事務局長佐竹啓一君) 選択 15 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 16 : ◯委員外議員鈴木陸平君) 選択 17 : ◯病院事務局長佐竹啓一君) 選択 18 : ◯委員長中沢清子君) 選択 19 : ◯委員長中沢清子君) 選択 20 : ◯病院庶務課長内藤雅夫君) 選択 21 : ◯委員長中沢清子君) 選択 22 : ◯委員高橋 滋君) 選択 23 : ◯委員長中沢清子君) 選択 24 : ◯委員高橋 滋君) 選択 25 : ◯病院庶務課長内藤雅夫君) 選択 26 : ◯委員高橋 滋君) 選択 27 : ◯病院庶務課長内藤雅夫君) 選択 28 : ◯委員高橋 滋君) 選択 29 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 30 : ◯委員高橋 滋君) 選択 31 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 32 : ◯委員高橋 滋君) 選択 33 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 34 : ◯委員高橋 滋君) 選択 35 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 36 : ◯委員高橋 滋君) 選択 37 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 38 : ◯委員高橋 滋君) 選択 39 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 40 : ◯委員高橋 滋君) 選択 41 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 42 : ◯委員高橋 滋君) 選択 43 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 44 : ◯委員高橋 滋君) 選択 45 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 46 : ◯委員高橋 滋君) 選択 47 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 48 : ◯委員高橋 滋君) 選択 49 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 50 : ◯委員高橋 滋君) 選択 51 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 52 : ◯委員高橋 滋君) 選択 53 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 54 : ◯委員高橋 滋君) 選択 55 : ◯病院事務局長佐竹啓一君) 選択 56 : ◯委員高橋 滋君) 選択 57 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 58 : ◯委員高橋 滋君) 選択 59 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 60 : ◯委員高橋 滋君) 選択 61 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 62 : ◯委員高橋 滋君) 選択 63 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 64 : ◯委員高橋 滋君) 選択 65 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 66 : ◯委員高橋 滋君) 選択 67 : ◯委員長中沢清子君) 選択 68 : ◯病院事務局長佐竹啓一君) 選択 69 : ◯委員高橋 滋君) 選択 70 : ◯委員富田せいじ君) 選択 71 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 72 : ◯委員富田せいじ君) 選択 73 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 74 : ◯委員富田せいじ君) 選択 75 : ◯委員・議長(津汲 仁君) 選択 76 : ◯病院庶務課長内藤雅夫君) 選択 77 : ◯委員・議長(津汲 仁君) 選択 78 : ◯病院庶務課長内藤雅夫君) 選択 79 : ◯委員・議長(津汲 仁君) 選択 80 : ◯病院長(山口晃弘君) 選択 81 : ◯委員・議長(津汲 仁君) 選択 82 : ◯病院長(山口晃弘君) 選択 83 : ◯委員・議長(津汲 仁君) 選択 84 : ◯病院長(山口晃弘君) 選択 85 : ◯委員・議長(津汲 仁君) 選択 86 : ◯委員岡田まさあき君) 選択 87 : ◯病院庶務課長内藤雅夫君) 選択 88 : ◯委員岡田まさあき君) 選択 89 : ◯病院庶務課長内藤雅夫君) 選択 90 : ◯委員岡田まさあき君) 選択 91 : ◯病院庶務課長内藤雅夫君) 選択 92 : ◯委員岡田まさあき君) 選択 93 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 94 : ◯委員岡田まさあき君) 選択 95 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 96 : ◯委員岡田まさあき君) 選択 97 : ◯病院庶務課長内藤雅夫君) 選択 98 : ◯委員岡田まさあき君) 選択 99 : ◯病院庶務課長内藤雅夫君) 選択 100 : ◯委員岡田まさあき君) 選択 101 : ◯病院庶務課長内藤雅夫君) 選択 102 : ◯委員岡田まさあき君) 選択 103 : ◯病院庶務課長内藤雅夫君) 選択 104 : ◯委員岡田まさあき君) 選択 105 : ◯病院庶務課長内藤雅夫君) 選択 106 : ◯委員富田せいじ君) 選択 107 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 108 : ◯委員富田せいじ君) 選択 109 : ◯病院事務局長佐竹啓一君) 選択 110 : ◯委員富田せいじ君) 選択 111 : ◯委員岡田まさあき君) 選択 112 : ◯病院庶務課長内藤雅夫君) 選択 113 : ◯委員岡田まさあき君) 選択 114 : ◯病院庶務課長内藤雅夫君) 選択 115 : ◯委員高橋 滋君) 選択 116 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 117 : ◯委員高橋 滋君) 選択 118 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 119 : ◯委員高橋 滋君) 選択 120 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 121 : ◯委員高橋 滋君) 選択 122 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 123 : ◯病院事務局長佐竹啓一君) 選択 124 : ◯委員高橋 滋君) 選択 125 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 126 : ◯委員高橋 滋君) 選択 127 : ◯病院医事課長市川紀行君) 選択 128 : ◯委員高橋 滋君) 選択 129 : ◯委員長中沢清子君) 選択 130 : ◯委員長中沢清子君) 選択 131 : ◯委員長中沢清子君) 選択 132 : ◯病院庶務課長内藤雅夫君) 選択 133 : ◯委員長中沢清子君) 選択 134 : ◯委員岡田まさあき君) 選択 135 : ◯病院庶務課医療安全管理担当対策官(道鬼富博君) 選択 136 : ◯委員岡田まさあき君) 選択 137 : ◯病院庶務課医療安全管理担当対策官(道鬼富博君) 選択 138 : ◯委員長中沢清子君) 選択 139 : ◯委員岡田まさあき君) 選択 140 : ◯病院庶務課長内藤雅夫君) 選択 141 : ◯委員岡田まさあき君) 選択 142 : ◯病院長(山口晃弘君) 選択 143 : ◯委員岡田まさあき君) 選択 144 : ◯病院長(山口晃弘君) 選択 145 : ◯委員岡田まさあき君) 選択 146 : ◯病院長(山口晃弘君) 選択 147 : ◯委員岡田まさあき君) 選択 148 : ◯病院長(山口晃弘君) 選択 149 : ◯委員岡田まさあき君) 選択 150 : ◯委員富田せいじ君) 選択 151 : ◯病院事務局長佐竹啓一君) 選択 152 : ◯委員富田せいじ君) 選択 153 : ◯委員長中沢清子君) 選択 154 : ◯委員長中沢清子君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:              午後 1時      開 会 ◯委員長中沢清子君)  ただいまから、市民病院に関する委員会を開会いたします。  本会議から付託されました諸議案の審査を行います。  初めに、議第79号 平成19年度大垣市病院事業会計補正予算(第2号)及び議第94号 損害賠償の額の決定については、関連がありますので一括審査いたします。  理事者の説明を願います。           (理事者起立) 2: ◯病院事務局長佐竹啓一君)  冒頭に発言をお許しいただきたいと存じます。  本議会におきまして、市民病院の医療事故に係る患者様の御遺族との和解を成立させるため、700万円の損害賠償額の支払いについて御審議いただくことになりました。この場をおかりし、お亡くなりになられました患者様の御冥福を心からお祈りいたしますとともに、御遺族並びに議会の皆様に多大の御迷惑をおかけしましたことにつきまして、深くおわび申し上げます。まことに申しわけございませんでした。  今後、より一層適切な薬剤投与に十分配慮し、再発防止に努めてまいります。詳細につきましては議案で御説明申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。           (理事者着席) 3: ◯病院庶務課長内藤雅夫君)  それでは、議第79号 平成19年度大垣市病院事業会計補正予算(第2号)及び議第94号 損害賠償の額の決定について御説明申し上げます。恐れ入りますが、お手元の資料をごらんいただきたいと存じます。  資料1ページは補正予算の総括表でございますので、2ページの予算明細書で御説明申し上げます。1の収益的収入の節のその他医業外収益ですが、これにつきましては、議第94号 損害賠償の額の決定についてと関連がございますので、先にこちらを御説明申し上げます。恐れ入りますが、資料の3ページをごらんいただきたいと存じます。  患者さん及び原告に関する事項は上段にお示ししてございます。個人情報の取り扱いにつきましては、十分御配慮を賜りたいと存じます。事故の概要は、平成4年11月10日から敗血症などの疑いで当院内科に入院されていました患者さんが、同年12月31日15時に解熱目的でインダシン座薬を挿肛し、狭心症発作の徴候が発現したため、ニトロペン、ニトログリセリンですが、舌下錠を投与しました。その後、徐々に呼吸状態が悪化し、下顎様呼吸の発現、意識状態の低下を来たしたため、気管内挿管を行い、酸素投与を続けましたが、回復せず死亡されたものです。妻と2人の子が平成7年10月18日に1億195万4,915円の損害賠償額の支払いを求める民事訴訟を提訴され、平成17年7月28日に岐阜地方裁判所において、原告らの請求をいずれも棄却するとの病院勝訴の判決がありました。その後、平成17年8月9日に2人の子が名古屋高等裁判所に控訴され、双方の代理人弁護士が11回の弁論準備を重ねました。平成19年7月25日に名古屋高等裁判所から、インダシン、ニトロペンの投与自体及びその前後の患者の身体状況の把握に関し、なお何らかの過失ありと言えるのではないかとの疑義があるということから、和解の勧告がなされました。当院としましては、インダシン座薬の投与方法が医薬品添付文書の用法及び用量と異なること、ニトロペン投与前に血圧を測定しなかったことなどに瑕疵があることを否定できないため、和解勧告を受け入れるべきと考え、大垣市が700万円を支払うことで和解の合意が成立し、平成19年7月25日に双方代理人弁護士の間で覚書を締結いたしました。今議会で御議決を賜りました後、名古屋高等裁判所において和解調書を作成し、解決金を支払う予定です。このため、大垣市病院事業の設置等に関する条例第8条の規定に基づきまして、議案集46ページのとおり、議第94号 損害賠償の額の決定についてを本議会に提出させていただきました。この和解金額700万円をお支払いするために、その他医業外収益及びその他雑損失につきまして増額補正をお願いするものです。  再度、資料の2ページをごらんいただきたいと存じます。表の一番下、節のその他医業外収益ですが、補正前1億9,180万円、補正額700万円、補正後1億9,880万円です。これは、全国自治体病院協議会の病院賠償責任保険から和解金額と同額の保険金700万円が入りますので、増額補正をお願いするものです。次に、2の収益的支出でございますが、ただいま収益で御説明申し上げました和解金額をお支払いするためのもので、表の上から4段目、節のその他雑損失ですが、補正前1,379万円、補正額700万円、補正後2,079万円です。  以上、議第79号 平成19年度大垣市病院事業会計補正予算(第2号)及び議第94号 損害賠償の額の決定につきまして御説明させていただきました。  よろしく御審査賜りますようお願い申し上げます。 4: ◯委員長中沢清子君)
     以上で説明が終わりました。  これより質疑に入ります。  委員の質問を受けます。 5: ◯委員富田せいじ君)  78歳の方が1億円からの損害賠償を出された根拠というのか、どのように思っておられるかということと、弁護士に限らず司法の関係の人数をふやすという自民党、また政府の方針で、質の低下が非常に今後心配される法曹界の状況にあるときに、受けて立った大垣市もどういう姿勢かということであります。結局、よくわからない過失をここまで双方の弁護士が費用と時間をかけて、高等裁判所まで行ったわけで、今後の市民病院のことを考えますと、700万円の裁判所の和解を受けるということだと。向こうの要求が1億円でしたから、当初からの事務方等々の御努力も実らなかった結果、訴訟になってきたとは思いますが、ここまで来たなら白か黒かで裁判所に出させるのも、今後の医療、また市民病院のことを考えますと、私はやっぱり大事であると思うのですが、御見解をお聞きしておきたいと思います。  ここに明確に何らかの過失だということは出ていないわけで、こんなものまで受けていると、この方に失礼になるかもわかりませんが、これからは弁護士がふえるわけで、弁護士は金もうけですから、ある意味ではどんなことでも受けていくと。広島だったか、光市でマスメディアにも云々されているように、やはり無謀な弁護士も現実に、無謀というのか何というかな、死刑廃止の考えが根底にあるとかないとかということを書かれておる文献もあるわけですが。いずれにしても、弁護士がふえれば、弁護士は弁護士なりの生活が事実あるわけだから、私が国会議員ならそんなにふやしたらいかぬという考えを持っておる一人で、訴訟合戦の日本になるかなということも思い、お尋ねしておきたいと思います。 6: ◯病院庶務課長内藤雅夫君)  まず、1億195万円の根拠ですが、この方は高齢でございましたが、当時、まだ常勤として仕事をしておられました。その収入額と、平均余命から計算して、慰謝料も含めこの金額を積み上げられたという形です。高齢ではございますが、まだ収入がかなりある方だったということが大きな金額になった原因だと思っております。  それから、何らかの過失ということでございますが、ここでは争点でありますインダシン座薬とニトロペンの投与についてのみあらわしておりますが、実はいろいろな争点でずっと十数年争ってまいっております。高等裁判所は、ほかの争点は非常に一生懸命やっているが、解熱剤、インダシン座薬の投与方法が、医薬品添付文書の中にはそのものが解熱剤として使用することは省かれており、要はインダシン座薬を投与したときには、既にインダシン座薬自体は解熱剤としての効能から外れて、高齢でかなり体力が弱っておられる方に使用した量が通常の量であったと、いわゆる半分ぐらいの量が適切であったのではないかということが過失であるということです。もう一つ、狭心症の発作については、その前段階の症状を心電図で確認はしておりますが、ニトロペンを投与する前には患者さんの血圧を測定して、投与後も観察を続けて、血圧低下とか症状があらわれたときには、すぐそれに対応するような処置をしなければいけないということがあるわけですが、その点について大垣市民病院の過失があるのではないかということで、主任裁判官の心証の開示が行われ、当院の顧問弁護士や医師とも随分そのあたりについて相談をして、その点については、過失を認めざるを得ないということが一つです。それと、裁判を始めて相当時間がたっており、お亡くなりになってから15年の期間が経過しているということがあるので、今回については和解をするということにさせていただきました。 7: ◯委員富田せいじ君)  先ほども申し上げましたように、これからは今まで以上にすぐ裁判をかけてくる方が多くなると思うんです。そういう意味からして、時間も年月も十何年たって、非常に判断が難しいところにあったということであると思いますが、最高裁まで持っていって、白か黒かをなぜ出されなかったのかということだけ、もう一度お聞きしたいと思います。 8: ◯病院庶務課長内藤雅夫君)  3年ほど前に、名古屋地方裁判所、名古屋高等裁判所に医療集中部という医療事故を専門に取り扱う部ができました。今回の高等裁判所の右陪席裁判官が最高裁判所から来られた裁判官で、最近の最高裁判所の判例の流れは、治療期待権の侵害あるいは延命期待権の侵害ということで、500万円以上の判決が出ています。今回のこの第1審の判決については、その部分についての判断が明確ではなく、高等裁判所としては、この部分について、大垣市に対しては過失があると認定するという心証の開示をされました。したがいまして、最高裁で争ってはどうだったのかというお話もございますが、顧問弁護士とも相談をしまして、ここまで主任裁判官及び陪席裁判官の心証の開示がされている以上は、本件については確実に大垣市が賠償金を支払う判決が出るということはまず間違いなく、最高裁においても同様に大垣市が損害賠償金を払う必要があるということになるだろうという判断をし、このように和解をさせていただくということにいたしました。 9: ◯委員岡田まさあき君)  第1審の二十数回の口頭弁論、鑑定依頼というのがありますが、何回ぐらいで費用は幾らぐらいなのか。それから、普通の医療の場合はセカンドオピニオンとかがあると思うんですが、鑑定依頼とは別にいろんな医療機関に問い合わせをされて、それが裁判の証人喚問に出てきたのか。それから、同じように控訴審の場合の11回の弁論準備はどのような内容であったかということと、総額の弁護士費用。そして、1審は大垣市が勝訴したので向こうが弁護士費用を持たれたのか、それともこちらが持ったのかという点の3点ほど教えていただけますか。 10: ◯病院庶務課長内藤雅夫君)  鑑定人については、裁判所が選任をする鑑定人で、費用の支払いはしておりません。証人喚問については、双方の原告・被告、双方の医師あるいは看護師に対して裁判官が証人喚問を行うということですので、費用はかかっておりません。それから、弁護士費用は、双方の負担とするということになるわけですが、通信運搬費、電話代のようなものについては双方の負担ということで、費用は数万円というものだと思います。それから、弁護士に払うお金ですが、顧問弁護士ですので、特に費用としてお支払いするということはございません。  それから、第1審の二十数回、非常に長い間なぜかかったかということですが、当初は、ここに書いてありますインダシン、インドメタシンという解熱剤の使用とニトロペン、ニトログリセリンの使用について非常に大きな問題があるということが争点でした。その後、鑑定人から出された鑑定書の中に水分出納、いわゆる点滴をする量と尿で出される量、あるいは汗とか呼吸で出る不感蒸泄というものがあるんですが、その量の出入りがきちっと管理されていなかったのではないかという指摘が出されました。それについては相当細かく、日々何cc入って何cc出たかとか、あるいは尿がどれだけあって、便がどれだけあって、不感蒸泄はこの年齢のこの体重で安静時はどれだけあるかというようなことで、それが主な争点に途中で変わってきております。したがいまして、当方の医師、あるいは大垣市民病院におられた内科系の先生に意見書をいただき、ずっと闘ってきております。非常に長くなったというのは、今まで最初の第1審では争点でなかったことが途中第7回ぐらいのときだと思いますが、争点に加わってきたために、裁判所もそれについては何のことかわからないということから、相当長い間、裁判所がその意味を調べるために、弁論準備が行われない期間がありました。その後、第1審の裁判所側は全く合理的ではないという判断に傾いていったということで、その後は非常に早く判決まで行ったわけです。第2審の控訴審においても、水分出納の話が相当議論されたわけですが、裁判所側はそれについては問題はない、ただその薬剤の使用について少し安易なところがあり、過失があるのではないかと傾いてきて長期化したということです。 11: ◯委員岡田まさあき君)  参考までにお聞きしますが、インダシン座薬の使用について、市民病院の先生が出される意見書は被告側で自分たちの利益を代弁するみたいな形ですが、第三者のセカンドオピニオン的な、例えば名古屋大学の先生に聞くとか、そういうものは提出されたのですか。 12: ◯病院庶務課長内藤雅夫君)  裁判所が求めた鑑定人の鑑定の中にインダシン座薬とニトロペンの使用についての判断があり、そのときはインドメタシンの使用は当時医薬品添付文書から外れてはいたが、一般の病院では非常にたくさん使っているので、そんなに大きな問題ではない、それからニトログリセリンについては、それを投与することについて余り問題はない、ただ投与後の観察について問題があるのではないかというような鑑定書はございます。 13: ◯委員外議員鈴木陸平君)  700万円は保険で対応という御報告ですが、このことによって、病院の保険料は、来年上がるというシステムになっているのか。参考までに、保険料というのは幾らになるのか御説明をいただきたいと思います。 14: ◯病院事務局長佐竹啓一君)  病院が全国自治体病院の保険の機関と契約をしておりますのは、1年間に最高額で2億円まで、件数にしまして無制限と理解しております。その額をもし万が一、1年間の支出として支払った場合には、翌年度の保険料等が変更になる可能性はあろうかと認識しております。 15: ◯病院医事課長市川紀行君)  保険料は約2,000万円を超えると思いますが、算定につきましては5年間さかのぼり、支払い保険料に対し、市民病院が受けた保険金が100%を超えると保険料額が上がっていく形になっております。今のところ、この700万円が保険料に影響するということは考えておりません。 16: ◯委員外議員鈴木陸平君)  ちなみに、今年度給付を受けた保険金額というのは幾らぐらいですか。 17: ◯病院事務局長佐竹啓一君)  今年度に関しましては今回初めてでございますので、700万円が初めての支出ということになります。 18: ◯委員長中沢清子君)  ほかに御意見はありませんか。─── ないようですので、採決いたします。  議第79号 平成19年度大垣市病院事業会計補正予算(第2号)及び議第94号 損害賠償の額の決定につきましては、それぞれ原案のとおり承認することに御異議ありませんか。           (異議なし) 19: ◯委員長中沢清子君)  御異議ありませんので、両議案はそれぞれ原案のとおり承認することに決しました。  次に、認第1号 平成18年度大垣市公営企業会計決算の認定についてのうち、当委員会関係の平成18年度大垣市病院事業会計決算について審査いたします。  理事者の説明を願います。 20: ◯病院庶務課長内藤雅夫君)  認第1号 平成18年度大垣市公営企業会計決算の認定についてのうち、平成18年度大垣市病院事業会計決算について御説明申し上げます。お手元の大垣市病院事業会計決算書でございますが、1ページをごらんいただきたいと存じます。それぞれの合計額と決算額を中心に御説明させていただきます。  1ページの平成18年度大垣市病院事業決算報告書の(1)の収益的収入及び支出の収入は、第1款病院事業収益の当初予算額252億円、補正予算額1億1,250万円、予算額の合計253億1,250万円で、決算額が252億7,157万4,045円です。予算額に比べ決算額の増減は、4,092万5,955円の減です。病院事業収益の主なものは、第1項の病院医業収益です。なお、補正予算額は、入院収益及び外来収益で患者1人1日当たりの診療収益が増加したのに伴い、入院収益で1億300万円、損害賠償の支払いに伴う自治体病院共済会からの保険金950万円、合計で1億1,250万円の増額補正を行ったものです。次に、支出ですが、第1款病院事業費用の当初予算額251億9,000万円、補正予算額が1億1,250万円、予算額の小計及び合計が同じく253億250万円で、決算額244億3,734万5,204円で、不用額は8億6,515万4,796円です。病院事業費用の主なものは、第1項の病院医業費用です。なお、補正予算額は、2月、3月分の診療報酬返戻分1億300万円、損害賠償支払い額950万円、合計で1億1,250万円の増額補正を行ったものです。  2ページをお開きください。(2)の資本的収入及び支出の収入は、第1款資本的収入の当初予算額が23億7,900万円、予算額の小計及び合計が同じく23億7,900万円です。決算額は22億9,719万9,556円で、8,180万444円の減です。資本的収入の主なものは、3病棟増改築工事に対する第1項の企業債と第2項の出資金です。次に、支出は、第1款資本的支出の当初予算52億7,400万円、補正予算額7,500万円、予算額の小計及び合計が同じく53億4,900万円、決算額53億1,696万6,043円、不用額は3,203万3,957円です。資本的支出の主なものは、3病棟増改築工事及び器械備品購入の第1項建設改良費と第2項の企業債償還金、第4項の投資です。なお、補正予算額は、がんの化学療法を外来で実施するために設置した通院治療センターでの安全な投薬を行うために開発したシステム開発費用7,500万円の増額補正を行ったものです。また、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額30億1,976万6,487円は、過年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額635万981円、減債積立金4,100万円及び過年度分損益勘定留保資金29億7,241万5,506円で補てんをしております。  次に、3ページの平成18年度大垣市病院事業損益計算書からは、税抜き表示です。まず、1の病院医業収益は合計248億1,860万7,669円で、主な収益は入院収益と外来収益で、その他医業収益は文書料、個室部屋代などです。次に、2の病院医業費用は合計233億2,530万4,224円で、主な費用は、給与費と診療の材料費、光熱水費、修繕費などの経費です。次に、3の病院医業外収益合計4億1,652万8,916円で、主な収益は、国県補助金、他会計負担金、個室等の電話料や有料駐車場使用料のその他医業外収益です。次に、4の病院医業外費用は合計8億3,664万6,228円で、主な費用は、支払い利息及び企業債取扱諸費と仕入れに係る控除対象外の消費税額を計上した雑損失です。次に、5の特別利益は178万4,200円で、職員の過年度に支給した手当等の返還金による過年度損益修正益です。次に、6の特別損失は合計2億5,805万2,581円で、過年度の調定減や不納欠損の過年度損益修正損と奨学金貸付免除などによるその他特別損失です。以上、1の病院医業収益、3の病院医業外収益、5の特別利益の合計額と2の病院医業費用、4の病院医業外費用、6の特別損失の合計額との差し引きが、当年度純利益が8億1,691万7,752円です。なお、前年度繰越利益剰余金66億4,095万8,727円と合わせて、当年度の未処分利益剰余金は74億5,787万6,479円です。  次に、4ページをお開きください。平成18年度大垣市病院事業剰余金計算書ですが、利益剰余金の部のI減債積立金は、前年度末残高4,100万円、前年度繰入額5,200万円、当年度処分額4,100万円、当年度末残高5,200万円です。次に、II未処分利益剰余金は、前年度未処分利益剰余金66億9,295万8,727円、前年度利益剰余金処分額のI減債積立金5,200万円、差し引き、繰越利益剰余金年度末残高66億4,095万8,727円です。なお、当年度純利益8億1,691万7,752円で、繰越利益剰余金年度末残高と合わせて、当年度未処分利益剰余金74億5,787万6,479円です。次に、資本剰余金の部のI受贈財産評価額は、前年度末残高1億2,159万1,631円、当年度発生高1,017万7,000円、当年度処分額6万3,000円、当年度末残高は1億3,170万5,631円です。次に、II寄附金は、前年度末残高1億1,625万1,000円、当年度発生高387万5,000円で、14件の現金による寄附がございました。処分関係はありませんので、当年度末残高1億2,012万6,000円です。次に、III補助金は、1の他会計補助金については、資本の発生、処分関係はございませんので、前年度末残高と同額の1億4,910万8,609円です。次に、5ページの2の国庫補助金は、前年度末残高1億7,502万2,000円、当年度処分額2,000万836円、差し引き、当年度末残高1億5,502万1,164円です。次に、3の県補助金は、前年度末残高6億9,353万7,800円、当年度発生高3,605万2,000円、当年度処分額331万5,373円、差し引き、当年度末残高7億2,627万4,427円です。したがいまして、資本剰余金の部の翌年度繰越資本剰余金は12億8,223万5,831円です。  次に、平成18年度大垣市病院事業剰余金処分計算書、1の当年度未処分利益剰余金は、74億5,787万6,479円です。今回、2の利益剰余金処分額は、減債積立金に4,500万円を積み立て、差し引き、3の翌年度繰越利益剰余金は74億1,287万6,479円です。  次に、6ページをお開きください。平成18年度大垣市病院事業貸借対照表です。資産の部の1の固定資産は、有形固定資産、無形固定資産、投資を含め、固定資産の合計245億7,918万5,014円です。次に、2の現金預金等の流動資産は合計188億3,239万9,084円です。次に、3の繰延勘定の控除対象外消費税額は2億7,985万1,432円で、平成18年度に発生した控除対象外消費税額を平成19年度以降、事業年度以内に毎年度均等額以上を償却することとなっているために計上しました。資産合計は436億9,143万5,530円です。  次に、7ページの負債の部4の固定負債ですが、引当金の退職給与引当金と修繕引当金の固定負債合計が46億1,834万6,962円です。5の流動負債の未払い金と預り金の流動負債合計35億1,413万3,272円、負債合計81億3,248万234円です。次に、資本の部6の資本金は、自己資本金と借入資本金の資本金合計267億6,684万2,986円です。次に、7の剰余金は、資本剰余金と利益剰余金を合計して、剰余金合計87億9,211万2,310円、資本合計355億5,895万5,296円です。負債と資本の合計は436億9,143万5,530円で、先ほどの資産の合計と一致しております。  以上が、平成18年度大垣市病院事業会計決算書の概要でございます。なお、次ページ以降の平成18年度大垣市病院事業報告書附属書類については、別紙資料にまとめましたので、そちらで説明させていただきます。  資料5ページの平成18年度大垣市病院事業会計決算状況をお開き願います。5ページから7ページまでは、御説明申し上げました決算書のまとめです。8ページをごらんください。7の患者数、(1)の年延べ患者数の平成18年度の入院患者数は29万6,414人で、前年度比96人、0.03ポイントの増です。外来患者数は60万3,538人で、前年度比2万8,875人、4.6ポイントの減です。合計は89万9,952人で、前年度比2万8,779人、3.1ポイントの減です。次に、(2)の1日平均患者数、平成18年度の入院患者数は812人で、前年度と同数、外来患者数は2,463人で、前年度比129人の減です。  次に、8の料金収入(1)の入院収益及び外来収益の税抜きで、平成18年度の入院収益は151億6,487万円で、前年度比1億3,954万4,000円、0.9ポイントの増です。外来収益は92億4,953万4,000円で、前年度比1億467万6,000円、1.1ポイントの減です。合計は244億1,440万4,000円で、前年度比3,486万8,000円、0.1ポイントの増です。(2)の患者1人1日当りの診療収入、平成18年度の入院は5万1,161円で、前年度比454円、0.9ポイントの増、外来は1万5,326円で、前年度比535円、3.6ポイントの増です。  次に、9ページをお開きください。9の費用構成比率の対事業費用比率は、平成18年度の給与費が41.0%、材料費が38.2%、減価償却費が5.4%、その他が15.4%です。なお、給与費と材料費で総費用の79.2%を占めております。その他は、光熱水費、修繕費、委託料など経費が主なものです。  次に、10の主な費用の(1)の給与費及び材料費の平成18年度の給与費は100億936万3,000円、前年度比2億2,699万6,000円、2.3ポイントの増です。材料費は93億2,943万5,000円、前年度比2億1,530万8,000円、2.3ポイントの減です。平成18年度給与費と材料費の合計は193億3,879万8,000円、前年度より1,168万8,000円、0.1ポイントの増です。次に、(2)の対医業収益比率の平成18年度の給与費は40.3%、前年度より0.7ポイントの増、材料費は37.6%、前年度より1ポイントの減、また両方合わせて77.9%を占めております。  次に、10ページをお開きください。11の資本的支出の(1)の建設改良工事の概況ですが、平成14年3月に着工した3病棟増改築工事は、管理棟、健康管理センターの関連工事を含めて、平成19年3月23日に完成しました。内訳は、建築主体、電気、衛生、空調各工事の合計が31億5,928万2,000円、監理業務委託料が2,510万3,000円、ヘリポート工事完成検査申請業務が256万8,000円、合計31億8,695万3,000円です。以上が建設改良工事の概況です。  次に、11ページをお開きください。(2)の主な医療器械等の整備状況ですが、500万円以上の器械等8件を挙げさせていただきましたが、件数が多いので、2,000万円以上の重要資産に限って御説明いたします。まず、電動リモートコントロールベッドですが、患者さんに快適な入院生活を提供するため、全個室に設置したものです。金額は2,513万7,000円です。次に、通院治療センターシステムですが、外来でがんの化学療法・抗がん剤治療を行うために、3病棟に設置しました通院治療センターで安全・確実な抗がん剤投与を行うために開発したシステムで、金額は7,245万円です。次に、磁気共鳴断層診断装置ですが、平成元年の購入から17年経過した装置を更新したもので、金額は1億2,982万5,000円です。次に、デジタルエックス線テレビシステムですが、健康管理センターで使用していましたエックス線テレビ装置が購入後18年を経過したために更新したもので、金額は3,197万3,000円です。最後に、医療総合情報システムですが、電子カルテ、オーダリングを中心とした診療、投薬、会計などの総合管理システムです。平成16年度からの3ヵ年継続事業で、平成18年度の金額は5億4,862万9,000円で、総事業費が26億2,272万9,000円です。以上が主な医療器械等の整備状況でございます。  次に、12の企業債の償還状況ですが、昨年度は3病棟増改築に伴う企業債借入総額55億円のうち、18年度出来高分として当年度借入額20億3,000万円を借り入れしております。内訳は、財務省財政融資資金が11億9,910万円、公営企業金融公庫が8億3,090万円で、これを含めて18年度末の借り入れは、財務省から11件、公営企業金融公庫から2件で、合計13件です。また、前年度末残高が53億7,110万6,000円、当年度の借り入れは20億3,000万円、当年度の償還額は1億4,220万2,000円、当年度末残高が72億5,890万4,000円です。  以上、認第1号 平成18年度大垣市公営企業会計決算の認定について御説明申し上げました。なお、本会計の決算については、過日、監査委員の審査に付し、適正に表示されているとの公営企業会計決算審査意見書の提出をいただいておりますので、あわせて御報告申し上げます。  以上、よろしく御審査賜りますようお願い申し上げます。 21: ◯委員長中沢清子君)  以上で説明が終わりました。  これより質疑に入ります。  委員の質問を受けます。 22: ◯委員高橋 滋君)  3ページのその他特別損失の2,044万800円の内訳を教えていただけますか。 23: ◯委員長中沢清子君)  わかりますか。時間がかかるようですので、先にほかの質問をお願いします。 24: ◯委員高橋 滋君)  それなら、それは後にして、もう1点、市内の入院患者と市外の入院患者の部屋の使用料は違うのですか。 25: ◯病院庶務課長内藤雅夫君)  同額でございます。 26: ◯委員高橋 滋君)  差はなしですか。 27: ◯病院庶務課長内藤雅夫君)  差はございません。 28: ◯委員高橋 滋君)  それなら、よろしい。では、1点目の件をお願いします。 29: ◯病院医事課長市川紀行君)  主にケーブルテレビの敷設負担金で、これは20年度にわたって償還しており、それが一部と、看護師の奨学金の免除額が大きなものだと思います。 30: ◯委員高橋 滋君)  何を聞いておるかと申し上げますと、不納欠損の処分額を聞きたいんです。 31: ◯病院医事課長市川紀行君)  不納欠損については、特別損失の過年度損益修正損のほうで計上しております。 32: ◯委員高橋 滋君)  不納欠損額を知らせてください。ワースト五つぐらいまでと、それは幾らあるのか。また、総額は幾らあるのか。 33: ◯病院医事課長市川紀行君)  18年度の不納欠損額は2,356万1,673円で、360件です。前年度と比較して、わずかに減少しております。 34: ◯委員高橋 滋君)  一番多い人から1、2、3、4、5でいいので、教えてください。 35: ◯病院医事課長市川紀行君)  未収額の一番多い人ですと87万2,010円、次が81万4,720円、次が78万750円、次が71万4,220円、5番目が70万7,550円という高額の方の順番です。 36: ◯委員高橋 滋君)  それは、入院患者なのか、通院患者なのですか。 37: ◯病院医事課長市川紀行君)  この方たちはすべて入院の患者さんです。 38: ◯委員高橋 滋君)  そうしますと、連帯保証人をつけてございますね。 39: ◯病院医事課長市川紀行君)  はい。入院申込書に連帯保証人を記載いただいております。 40: ◯委員高橋 滋君)
     その方の対応はどうなんですか。 41: ◯病院医事課長市川紀行君)  未収に関しては、今のところ連帯保証人への債務の請求はやっておりません。 42: ◯委員高橋 滋君)  それなら、何のために連帯保証人をつけていただいておるんですか。 43: ◯病院医事課長市川紀行君)  基本的に、緊急の用事で御家族に御連絡ができない場合に連帯保証人さんのほうに御連絡させていただいています。監査委員さんからもその連帯保証人を上手に活用して未収金の徴収を図れとの御意見をいただいていますが、今のところ連帯保証人を活用してというようなことはございません。 44: ◯委員高橋 滋君)  お尋ねするんですが、保証人と連帯保証人と意味は違うのですか、一緒ですか。 45: ◯病院医事課長市川紀行君)  知識が浅いですが、連帯保証人と保証人は違うと思います。 46: ◯委員高橋 滋君)  どのように違うのですか。 47: ◯病院医事課長市川紀行君)  連帯保証人のほうが、いわゆる強いといいますか、債務を保証する責任が強いんじゃないかと思います。 48: ◯委員高橋 滋君)  それなら、請求しなあかぬやないか。そうでしょう。 49: ◯病院医事課長市川紀行君)  そうですね。 50: ◯委員高橋 滋君)  債務者がお金を借りるとき連帯保証をつけてくださいと言うね。債務者と連帯保証人は同格ですよ。 51: ◯病院医事課長市川紀行君)  そうですか。 52: ◯委員高橋 滋君)  そんなことでいいんですか。そんないいかげんなことだったら保証せぬでもよくなる。 53: ◯病院医事課長市川紀行君)  先ほど申しましたように、ちょっと知識が浅いものですから、これから勉強させていただきます。 54: ◯委員高橋 滋君)  連帯保証人と保証人の勉強をされたことはあるのですか、ないのですか。ないのであれば、職務怠慢ですね。局長さん、どうお思いになるのですか。 55: ◯病院事務局長佐竹啓一君)  高橋委員のおっしゃるとおりでございまして、連帯保証人と、それから保証人の区別、そういったものをきちっと見きわめ、今後、病院としまして連帯保証を設けるのであれば、そういった方々に医療費等の未収があった場合の請求等を考えていかなければならないと認識しております。 56: ◯委員高橋 滋君)  そんな甘いことではいかぬ。今の体制なら保証人だけでいいのですよ。連帯とついた以上はどうしてももらわなあかぬと思いますが、どうですか。今後はどういう方向で進められるか、ちょっとお考えだけ聞いて終わります。 57: ◯病院医事課長市川紀行君)  もう少し勉強させていただきまして、入院申込書の連帯保証人、ここに記載されているものについてどのような法的な根拠があるのか、それももう一度勉強させていただきまして、その部分を活用して未収金の徴収、可能であればその方に未収金の督促、催告等をしていきたいと思っております。 58: ◯委員高橋 滋君)  現在も続いておるんですが、その方々への対応はどんなふうにされておるんですか。 59: ◯病院医事課長市川紀行君)  基本的に連帯保証人の記載はお願いしており、今の5人の方も入院申込書に必ず記載いただきますので、連帯保証人はついていると思います。 60: ◯委員高橋 滋君)  もうこれは、請求できないでしょ。 61: ◯病院医事課長市川紀行君)  これはもうできません。 62: ◯委員高橋 滋君)  この後、たまっているのは事務的にできていくわけですか。あと、まだ3億か4億残っておるのでしょ。 63: ◯病院医事課長市川紀行君)  そうです。 64: ◯委員高橋 滋君)  それはどうなるのですか。 65: ◯病院医事課長市川紀行君)  先ほど申しましたように、活用できるような形で、今後勉強していきたいと思っております。 66: ◯委員高橋 滋君)  ほかの部署でもお願いしているのですが、連帯保証人というのは名前だけじゃなく債務者と同じで、連帯保証に立った人の責任があるんです。連帯保証人に電話等で確認してもらわなあかぬと思う。今は連帯保証人を書く欄があって、印鑑をもらってくればそれで済ませておる。市民の皆さんのほとんどの方が連帯保証人ってどういうことかわからぬと思うのですよ。連帯保証人というのは、万一、入院患者が払わないとおたくが払わならぬがよろしいかと、そのぐらい言ってもいい。そういうことだから、4億もたまってしまう。ほかの課でも連帯保証人の場合は、役所へ来ていただくんです。万一、本人が払わなければ、おたくからお金をいただきますよ、請求させていただきますよと言っている。未収金は、何らかの対応をしていかないとふえていくばかりじゃないか。 67: ◯委員長中沢清子君)  事務局長、今後の対応について。 68: ◯病院事務局長佐竹啓一君)  医事課長が申し上げましたとおり、保証人それから連帯保証人のそういった法的な根拠を調べつつ、また高橋委員さん御指摘のとおり、連帯保証人になっていただいた場合の連帯保証人への督促といいますか、催告といいますか、それから認識を持っていただく、そういった形を病院としてもとっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 69: ◯委員高橋 滋君)  しっかりやってくださいよ。 70: ◯委員富田せいじ君)  先日、地元の個人のクリニックへ行きましたら、外国人の方はそれなりの資格的なものを持っていない場合は診ないということで診ていないわけであります。高橋委員が市内と市外の料金の差があるかと申されておりましたが、私は日本人の味方でありますので、市内と市外とを分けなくてもいいと思います。外国人の診療はされておると思うんですが、高橋委員がおっしゃったようなことについてはどのような状況になっておるか、ちょっとお尋ねをしたいと思います。出産して退院時に母子ともいないとか以前聞いたことがありますが、未収金があるかどうかお尋ねしたい。日本人の場合は資産があるだろうし、連帯保証人がいるが、外国人には何もない。太平洋もイビデンも責任をとっていない。これは政府なり国会議員の問題だと私は思っていますが、そのあたりのツケが市民病院に来ている気がする。パスポートに限らずそれなりのものを持たずに診て治療した結果で、未収金があるのかお聞きしたい。 71: ◯病院医事課長市川紀行君)  現在の外国人の方の未収金がどのくらいあるかという詳細なデータは持ち合わせておりませんのでお答えできませんが、外国人のほうが支払いは順調にされ、むしろ不納欠損になるのは外国人のほうが少ないのではと私は考えております。 72: ◯委員富田せいじ君)  そうですか。日本人のほうが悪いわけですか。わかりました。しかし、日本人の場合は連帯保証という形で、逆に言うと確実であります。外国人がふえてきているのはここ10年ですから、外国人に関してはどれぐらいの金額かつかんでおられますか。 73: ◯病院医事課長市川紀行君)  先ほど申しましたように、外国人の未収金についてはこちらに資料を取りそろえておりませんので、後日、御報告させていただきたいと思います。 74: ◯委員富田せいじ君)  金額は後日として、未収金があるということですね。これは裏づけがないわけで、先日の一般質問でも少しお話ししましたが、不法もあると聞くわけです。人材派遣の人が言っているわけですから。そうすると、日本人の場合は逃げようがないということですが、外国人は1週間後にいなければおしまいと、それが現実ですので、外国人のほうはきちっとしていただくようお願いしておきます。 75: ◯委員・議長(津汲 仁君)  ベッドの差額基準があって、1人部屋、2人部屋とか、いい部屋とか悪い部屋とかあり、部屋のランクにより違います。これについても市内と市外が同じだとおっしゃってびっくりしたのですが、要は市内と市外、こういうところの差額は取れるんじゃないですか。例えば、大垣市の税金が入っている病院に入院されていますが、医療に関しては全国一律で問題はないが、部屋に関しては実際取れないものですか。僕は違っているものと思っていましたから、取れるのか取れないのかだけお聞きしたいです。 76: ◯病院庶務課長内藤雅夫君)  差額のベッド代というのは自由診療の部分になり、金額の設定は自由にできますので、条例・規則等を整えれば徴収することは可能だと考えます。 77: ◯委員・議長(津汲 仁君)  国で示す基準はあるわけですから、今おっしゃるようにベッドの差額というのは自由に取れるはずだから、条例で決めれば、市内、市外で取れることは可能か可能じゃないのか、もう1回確認だけしたいのですが。 78: ◯病院庶務課長内藤雅夫君)  それは可能です。 79: ◯委員・議長(津汲 仁君)  そうですか。私も検討し提案しなければと思っております。常に不満が出るのは、税金を払って市外の人と同じという市内の人です。診療報酬は全国一緒ですから、もらうことはできませんが、ベッドに関しては幾らでもできるのじゃないかという認識があり、正直やっているものと思っていましたのでびっくりしたのですが、当然差があってもいいんじゃないかなと思います。これは後日、改めてよく検討したいと思っていますので、今はできることだけ確認できればいいです。 80: ◯病院長(山口晃弘君)  私からお答えいたしますが、医療費、ベッドの差額等につきましては、私自身の考えで、市内外との差をつけないようにという指示を出しております。 81: ◯委員・議長(津汲 仁君)  個人がしてみえるという意味ですか。 82: ◯病院長(山口晃弘君)  病院全体としてそういうことをしないようにということで、現在もそのように行っております。 83: ◯委員・議長(津汲 仁君)  そのしないという指示の根拠は何かあるんですか。 84: ◯病院長(山口晃弘君)  根拠という別にそう大した根拠じゃないですが、病院に来る方は、大垣市民以外の方が半数見えますので、内外の差をつけないようにという私の考え方です。 85: ◯委員・議長(津汲 仁君)  院長は差をつけないという方針を持ってみえる。僕は、逆につけることによってより一層利益が上がるんじゃないかなと思っておりますが、要は差をつけないと不満が残るのは事実です。よく聞きますが、同じ税金を使いながら、大垣市民と市外と一緒なんておかしいじゃないのかと。ほかの利用施設では差をつけているところがいっぱいありますので、一遍うちも研究します。今はできることだけ確認できればいいんです。 86: ◯委員岡田まさあき君)  決算書の3ページの4の病院医業外費用の雑損失はどんなものなのか。それから、6ページの投資の投資有価証券は幾らぐらいもうかったのか、2点、まずそれだけお聞かせください。 87: ◯病院庶務課長内藤雅夫君)  雑損失については、先ほど御説明申し上げました損害賠償の支払いです。投資については、国債を購入しております。 88: ◯委員岡田まさあき君)  国債1年でどれくらいもうかったんですか。 89: ◯病院庶務課長内藤雅夫君)  2億円を1月ごとに買って、10億円です。 90: ◯委員岡田まさあき君)
     1年間で利益は。 91: ◯病院庶務課長内藤雅夫君)  資料をちょっと調べさせてください。 92: ◯委員岡田まさあき君)  それから、雑損失の中身、損害賠償だけで5億9,000万円ですか。 93: ◯病院医事課長市川紀行君)  雑損失の主なものは、消費税の納税計算上、課税控除できなかった額が大部分を占めております。というのは、病院の場合、収入がほとんど非課税ですから、課税売り上げが95%未満の場合は、消費税は課税売上割合しか控除できません。課税売上割合が大体3%未満です。仮に支払いが200億円ですべて課税仕入れだとしますと、税率5%ですので約10億円ございます。仮払消費税10億円のうちの約3%ぐらいしか結局控除できず、その差し引き分がその他雑損失という形で計上しております。 94: ◯委員岡田まさあき君)  例えば、200億円の5%で10億円ですよね。そのうちの3%ですから、3,000万円ぐらいですか。 95: ◯病院医事課長市川紀行君)  3%ですから、3,000万円ぐらいです。 96: ◯委員岡田まさあき君)  わかりました。その消費税の分と損害賠償額などで、5億9,000万円ですね。 97: ◯病院庶務課長内藤雅夫君)  それから、国債については、18年度で額面金額が9億9,800万円で、利息が1,556万8,000円です。 98: ◯委員岡田まさあき君)  ありがとうございます。  それと、企業債の償還状況で、これはうちのクラブの野田議員も前おっしゃったことがあるんですが、今回、当年度借り入れで、公営企業金融公庫からの借り入れがあり、当年度償還がないのですが、これをもう少し詳しく。  それから、毎回言っていますが、建物の関係もあるのかもしれませんが、現金がかなりあるのですが、企業債を借りないとだめなのかどうなのか見解をいただきたいと思います。 99: ◯病院庶務課長内藤雅夫君)  公庫の借り入れについては、据え置き期間がございますので、支払いが発生しないということです。現金は、かなりあるわけですが、それを一気に病院の手持ち金として支払うか、借り入れかということになりますと、これは会計上の問題ですが、借り入れの場合は元金と利息について一般会計からの繰入金が2分の1、義務負担として入ってきますので、病院の企業会計として考えた場合にどちらが有利であるかというようなことを、当然、財政当局とも相談しながらやってきた結果、借り入れをしていこうということで、現在も借り入れをしているということです。 100: ◯委員岡田まさあき君)  残高をもう1回確認したいのと、例えば公営企業金融公庫の場合、残高がもう13億円ですから、先ほどおっしゃったようなことも考え合わせても借りたほうがメリットがあるということですね。残高も含めて言ってください。 101: ◯病院庶務課長内藤雅夫君)  まず、過年度損益勘定留保資金の18年度末の残高が18億3,300万円、年度末の現金預金高で141億8,700万円ございます。ただ、この中には退職金の引当金の40億円と修繕の引き当ての6億円がありますので、46億円が引当金ということになります。ですから、残りが約90億円程度はあるわけですが、それを含めてこれを減らして、一般会計のほうの義務負担の繰入額がなくなるということになれば、その分病院事業会計単独としてはマイナスになるという考えは持っております。これは収益的収支のほうが黒字である場合はどんどんどんどん積み立てるということもできるわけですが、収益的収支の状況によって非常に変動があるということになりますので、内部留保資金としてはそれはそのまま持っていきたいと考えております。 102: ◯委員岡田まさあき君)  先ほど、未収金の件も出ていますが、いろんな状況の中で90億円ぐらいの現金があって18億円を返せないとは、一般的な企業ではちょっと考えられないと思うんですが、あくまでそうおっしゃるのであれば、また検討課題で勉強してきます。そんなに大きな部分を返せと言っているわけではないので、返せるところはやっぱり返しておいたほうがより健全で、返したほうがメリットがあると考えますので、見解が違いますので、また宿題にさせていただきます。  それから、医療総合システムの債務負担行為ですが、前にも申し上げたのですが、これのチェックは、機械等も含めて、ソフト会社、そのあたりはきちんと済んでいるのかという点をお聞かせ願いたいと思います。 103: ◯病院庶務課長内藤雅夫君)  医療情報総合システムについては、ことしの1月に最初の電子カルテシステムの稼働が終わっております。したがって、債務負担行為の3年分については確実に終了しておるということです。 104: ◯委員岡田まさあき君)  いろんな点でスタートがまずかったりとか、余分な負担金とか、あるいは逆に企業側のミスで賠償責任があるとか、そういうことはなかったわけですか。 105: ◯病院庶務課長内藤雅夫君)  そういうことはございません。 106: ◯委員富田せいじ君)  担当の課長さんにちょっとお尋ねするのですが、未収の方が患者として再来された場合に、これだけコンピューター化されたときに、再来AさんならAさんが未収があるない、その辺はわかるようになっているか、なっていないのか。 107: ◯病院医事課長市川紀行君)  その点については、会計窓口で未収があるかないかは確認させていただき、未収がございましたら、その場で納付のほうをお願いしますという形で支払いをお願いしております。 108: ◯委員富田せいじ君)  そうではなく、もう1回お聞きするのですが、再来でいろんな受付があると思うのですが、終わってから会計のところで言ってもあきませんので、入り口の段階でチェックをできるようになっておるのかと。前のお支払いが1万3,000円ありますよと大きな声で、出してやると十二分に効果があると思うのですが、その辺はどうでしょうか。 109: ◯病院事務局長佐竹啓一君)  診察前に各受付等でチェックするまでは至っておりません。診療が終わった後、最後に料金の計算のところへおいでになられましたときに、過去の未収があるかどうかがチェックできますので、プライバシーのこともありますので、その窓口から少し離れていただいた窓口で、あなたは未収がありますのでお納めくださいという催告をさせていただいております。 110: ◯委員富田せいじ君)  そうしたら、お願いしておきますが、今の時代ですから、最初の段階のところでチェックできるシステムは絶対組めると思いますので、時間をかけてでもそういうシステムにしていただくようにお願いしておきます。これはもう大事な部分だと思います。連帯保証人までがんとやれと言われるのと比べると、その辺は簡単にできることかなと思いますので、研究をしていただきたいと思います。 111: ◯委員岡田まさあき君)  ことしのこの決算からの意見ですが、患者数ですが、入院患者はちょっとふえたみたいですが、1人当たりの外来の費用は上がっていても外来の数は減っていると思うんですが、傾向と、それから今度、徳州会ができますが、そういった意味での対策というんですか、どんなお考えかだけお願いします。 112: ◯病院庶務課長内藤雅夫君)  まず、外来の減少の大きな理由としては、薬品の3ヵ月、90日分の投与ができることになったのが患者数が非常に減少した原因だと思います。患者さんの中には毎月診察をする必要がある方がおられて、そういう方たちは、指導料あるいは管理料というのが発生しますが、結果として、そういう指導料が必要のない、90日投薬をする患者さんというのは来院回数が減ります。そのかわり、毎月の指導料、管理料をいただける外来患者さんがふえてくるということになりますので、その分が診療単価が高くなるということになります。  それと、今、急性期の病院については外来を縮小して、主に入院で急性期医療に当たれということを国が言っておりますが、当然、入院患者が減っていって経営に大きな影響を与えるということも考えられますので、救急を非常に重要と考えて、救命救急センターにお見えになった患者さんの、入院をしなければいけない、どちらか疑いがあるというような方はなるべく入院へ持っていって入院患者は減らさないということと、これは地域との連携も必要になってくるんですが、指導をきちっとやっていって、ある程度の高度な部分についての外来は、うちへ来ていただくようなことでやっていこうと考えております。 113: ◯委員岡田まさあき君)  ぜひよろしくお願いします。  最後に、材料費のところで、今までもお聞きしたと思うのですが、一般競争入札をできるだけやっていただきたいのと、この18年度の場合に不調であった、要するに入札、あるいは随契も含めて、うまくいかなかった件数と今後の対策だけお聞かせください。 114: ◯病院庶務課長内藤雅夫君)  不調の件数等については、今、資料を持ち合わせておりませんので、後日、まとめたものを提出させていただきたいと思います。  それと、一般競争入札については、これは大垣市において物件の一般入札はまだ行われていないということで、当院庶務課の用度係では一般競争入札に適するものがないかということを現在研究している段階でございますが、議員おっしゃるように、前の委員会のときにもお答え申し上げましたが、今後、また研究をし、なるべく多くの業者が入れるような環境をつくってまいりたいと思っております。 115: ◯委員高橋 滋君)  できるかできないかはわからないが、費用の明細書をつくることはできないのか。 116: ◯病院医事課長市川紀行君)  基本的に決算書は公営企業法に基づいてつくっておりますので、その明細というものをつくれというような規則はございません。 117: ◯委員高橋 滋君)  別紙に費用の明細だけつくっていただくとお尋ねしなくても、よくわかるのです。先ほど、岡田委員からの質問にあった雑損失中に幾らでもあるでしょう。何々がどれだけ、何々がどれだけと、そういう明細書は、別紙でいいからできないのですか。 118: ◯病院医事課長市川紀行君)  できないことはないのですが、いわゆる主なものという形でさせていただくことは可能かと思います。 119: ◯委員高橋 滋君)  そんなのすっと書けるでしょ、明細を書くだけだから。 120: ◯病院医事課長市川紀行君)  明細書というものが必要であるということであれば。 121: ◯委員高橋 滋君)  私は必要だと思います。 122: ◯病院医事課長市川紀行君)  検討させていただきまして、御返事させていただきたいと思います。 123: ◯病院事務局長佐竹啓一君)  決算書の18ページをごらんいただきたいと思いますが、今、高橋委員御指摘の明細書の件についてですが、こういった収益の費用の明細書を作成させていただいておりますが、さらにという御指摘でございましょうか。 124: ◯委員高橋 滋君)  そうです。欠損はどこに書いてあるのですか、書いていないでしょう。 125: ◯病院医事課長市川紀行君)  一番最後についているのが明細ですが、これは各節ごとに費用を挙げておりますので、さらに節の内訳が必要だということでございますね。 126: ◯委員高橋 滋君)  はい。費用の面だけ別につくってもらえばいいんだから。 127: ◯病院医事課長市川紀行君)  つくる方向で検討させていただきます。 128: ◯委員高橋 滋君)  お願いします。 129: ◯委員長中沢清子君)  ほかに御意見はありませんか。─── ないようですので、採決いたします。  認第1号 平成18年度大垣市公営企業会計決算の認定についてのうち、当委員会関係の平成18年度大垣市病院事業会計決算については、原案のとおり認定することに御異議ありませんか。           (異議なし) 130: ◯委員長中沢清子君)  御異議ありませんので、本案は原案のとおり認定することに決しました。  それでは、ここで暫時休憩いたします。              午後 2時34分   休 憩            ──────────────────              午後 2時45分   再 開 131: ◯委員長中沢清子君)  再開いたします。  報告事項に移ります。  報告事項が4件ありますので、順次報告を願います。 132: ◯病院庶務課長内藤雅夫君)  分娩料の値上げについて御報告申し上げます。これは、分娩料の見直しをするために、大垣市病院事業管理規則の一部を改正するものでございます。  昨今の分娩施設の減少や産婦人科医の不足等の現況から、公立病院の出産費用の適正化は周産期医療の維持に不可欠であるということや、地域医師会の要望も踏まえ、分娩料を新生児1人につき5万円引き上げるものです。現在は、通常分娩で入院料、分娩料などを含め、総額でおよそ28万円ですが、平成20年4月からはこれをおよそ34万円とさせていただきます。なお、市内の産院における分娩費用の総額はおよそ40万円です。
     次に、病床の増床計画について御報告申し上げます。  救命救急センター増築工事については、今年度、基本設計及び実施設計を予定しております。現在の救命救急センターは、救急外来の隣にあります救急病室が15床、2病棟2階にありますICUが15床で、合わせて30床ございます。増築工事が完成すると救急病棟として30床が独立し、これを救命救急センターといたします。ICUについては、急性期病院として多くの患者さんを受け入れ、良質な医療が提供できるよう、そのまま院内の入院患者さん用として残します。したがいまして、病床数が現在の888床から15床増加して903床になりますので、岐阜県に対し増床計画書を提出し、承認されました。  次に、患者給食の選択メニューについて御報告申し上げます。お手元の資料一番最後につけてございます患者給食の選択メニューについての資料で御説明申し上げます。  平成18年3月6日付の厚生労働省保険局医療課長通知、入院時食事療養の実施上の留意事項についてという中で、食事は医療の一環として提供され、それぞれの患者の病状に応じて必要とする栄養量が与えられ、食事の質の向上と患者サービスの改善を目指して行われるべきものであると定めております。現在、当院では、患者さんの病状に合わせて毎食160種類を超える食事を提供しておりますが、新たな患者サービスの一環として、10月1日から患者給食の選択メニュー制を実施したいと考えております。今回の選択メニューは、一般食、これは常食でございますが、一般食の患者さんのうち、食事に特別に制限がない患者さん、約200人前後おられますが、それに対して、毎週月・水・金の朝食及び昼食にあらかじめ決められた基本となるメニューのほかにもう1種類のメニューを加えて、2種類のメニューから一つを選んでいただくシステムにいたします。例えば、基本メニューが肉料理なら、他方は魚料理、基本メニューが米飯なら、他方はパン食にするというような食事選択の楽しみを提供させていただきたいと考えております。2種類のメニューの材料費については同程度の価格といたしますが、異なる材料を使用することや業務量がふえることにより、基本メニュー以外を選択した患者さんには、厚生労働省通知で認められていますように、1食当たり20円の負担金をいただく予定です。  最後に、よろず相談センター出前講座について御報告申し上げます。  平成19年4月によろず相談センターを設置し、医療に関するさまざまな相談にお答えしております。その中で相談回数が多い項目について、講座形式で多くの患者さんや御家族などに説明できるよろず相談センター出前講座を8月から開催しております。毎月第1・第4水曜日の14時半から1時間程度で、各病棟のラウンジなどを利用して開催します。現在までに、介護保険、医療福祉制度などについて2回開催し、今後も毎月2回開催してまいります。  以上4点、御報告申し上げました。よろしくお願いいたします。 133: ◯委員長中沢清子君)  以上、報告を受けましたが、委員の質問を受けます。 134: ◯委員岡田まさあき君)  よろず相談は、今まで出前講座だけでも利用状況はかなり進んでいるという話ですが、どんな程度ですか。 135: ◯病院庶務課医療安全管理担当対策官(道鬼富博君)  よろず相談センターについては、今お話ししましたように、4月1日から開始され、実態としては、退院援助といったようなものが月に400件程度、診療の予約等が月に400件程度、それ以外にもセカンドオピニオンの御相談でありますとか、医療安全等についての意見箱の収集等をしております。 136: ◯委員岡田まさあき君)  それに携わっているMSW、メディカルソーシャルワーカーですかね、そういう方は何人で、それと、時間的には割と自由にお願いできるわけですか。 137: ◯病院庶務課医療安全管理担当対策官(道鬼富博君)  人数的には、センターの中の常勤としまして、医療相談部門としてソーシャルワーカー4名と、パートとして2人おります。それから、地域連携部門としまして、看護師2名、事務2名、医師会より半日で1人と受付という形で1人、常勤専従で12名、兼任2名で組織されております。相談内容につきましては、8時半から6時15分まで受けております。それから、地域連携としましては、開業医さんからの予約等を現在の8時半から、9月からは6時半まで行うような形で実施しております。 138: ◯委員長中沢清子君)  ほかにありませんか。─── ないようですので、報告事項を終了いたします。  そのほか御発言はありませんか。 139: ◯委員岡田まさあき君)  一般質問でも申し上げた周産期医療のことですが、前回は検討ということでしたが、岐阜県は奈良県の例もあり、総合周産期母子医療センターを今年度設置したいということです。それから、先日も申し上げたように、五次総の中で大垣市の周産期医療の充実が書いてあるわけですが、地域周産期母子医療センターの器械設備で大きなものが二つあって、一つは既に大垣市民病院は備わっていると聞いているのですが、あと何をそろえれば地域周産期母子医療センターになるのか教えていただけますか。 140: ◯病院庶務課長内藤雅夫君)  総合周産期母子医療センターは三次医療圏に1ヵ所整備するということで、岐阜県総合医療センターが整備されたときに母とこども医療センターというものをつくり、母とこども医療センターが総合周産期母子医療センターになります。整備事業の中で必須条項として決まっているのは、総合周産期母子医療センターだけです。地域周産期母子医療センターについては、設置について「望ましい」という表現が全部されております。したがいまして、地域の周産期母子医療センターについては、特に緊急に整備するという必要はございませんが、ただ、望ましい項目の中に、地域周産期医療センターにおいても産科の医師が常時医療行為を行うことができるよう、例えば帝王切開術が必要な場合、30分以内に児の娩出が可能となるように医師及びその他職員を派遣しなければならないと、そういう人的なものが必要です。もう一つ、24時間体制で小児科を担当する医師が勤務しているということは既にやっておりますので、それは十分ですが、今、委員御指摘のことについてあと一つというのは、24時間体制で30分以内に帝王切開術が必要な児の娩出が可能となるような医師を、24時間体制で常時配置するということになります。現在、当院の産科の医師、産婦人科の医師は7人ですので、当直体制ではなくて宅直体制、お宅にいていただいて、オンコール体制で緊急の場合は来ていただくというようなことをしておりますので、そのあたりをもう少し充実させないとうまく機能しないのではないかというふうに考えております。 141: ◯委員岡田まさあき君)  一般質問で申し上げましたように、去年、奈良県で起きた場合は帝王切開であったわけですから、そういう意味では、今おっしゃった30分以内での体制が大垣の市民病院はあるということが望ましく、救急の場合、理想だと思うのですが、そのあたりはぜひ院長に見解をお聞かせ願いたい、地域周産期母子医療センターというふうになるおつもりはないのか。 142: ◯病院長(山口晃弘君)  私自身の考えは、現状、30分以内に病院に来れない医師というのは原則いない。委員のおっしゃるようなセンターの機能は実際既に動いておると思います。そういう名称をとっていないというだけのことで、西濃二次医療圏の中の周産期センター的役割は十分可能だと思っております。 143: ◯委員岡田まさあき君)  そうであれば名乗ってもいいのではないかなと思うので、よろしくお願いします。  それと、もう1点だけですが、患者の紹介率というものがよく言われるんですが、平成18年度は基準値が35.4で、平成20年度までに50%にしたいということらしいんですが、それはどういうおつもりかということと、どういう展開をされるのか。 144: ◯病院長(山口晃弘君)  当院が地域医療支援病院という形になりますと、診療報酬その他の面でかなり加算が加わるわけですが、それに必要な紹介患者数が40%、それから逆紹介といいまして、病院から診療所のほうに紹介するパーセンテージが60%という数値がありますので、それを目標にして今後取り組んでいきたいと思っております。 145: ◯委員岡田まさあき君)  ぜひお願いしたいと思います。  最後に、小児科医の救急医療患者数ですが、目標は1,800人ということで、今、819ぐらいですが、そのあたりはどのようにお考えになるのですか。 146: ◯病院長(山口晃弘君)  これについては、詳細な数値というのは私は今ここに持っておりませんが、土曜の夜間救急と木曜日の夜間救急医療のお話と考えてよろしいですか。 147: ◯委員岡田まさあき君)  はい。 148: ◯病院長(山口晃弘君)  土曜日と木曜日に地域医師会の御協力で小児夜間救急医療を行っておりますが、その人数が今およそ年間900人と認識しております。木曜日を始めたのがこの4月からですので、昨年度よりは上積みされると思います。それが、木曜日、土曜日にやっていて倍増するかというと、実際には木曜日の患者数のほうが土曜日よりかなり少ないですので、もう少し木曜日にそういう事業を病院でやっていることを住民に対し啓発をしないといけないということと、土曜日並みにはなかなか難しいと思うのですが、目標値では現状の2倍ぐらいあってもいいのではないかと考えています。 149: ◯委員岡田まさあき君)  さっきの産婦人科医の周産期医療も一緒なのですが、一番夜間救急とかでお子さんが多いと思いますので、ぜひそのあたりを、本当に命を預けていただいて信頼度が一番高い病院で、大垣市民の本当に財産ですので、ぜひふやしていただくようにお願いします。要望です。 150: ◯委員富田せいじ君)  今回、また視察があるわけですが、以前は、医療部門、院長、それから事務局、看護部長等々が来られておりました。ここのところ、何か看護部長が出られなくなってしまったのでどうしてかなと思っておるのですが、市民病院をこれからよりすばらしいものにしていただくのは院長一人じゃなくて、看護部長さんもいろんな形で見ておいでになると思いますが、私どもとしては一緒に勉強していただいたらいいのではないかなと思っておりますが、どんなものですか。 151: ◯病院事務局長佐竹啓一君)  昨年までは、院長、事務局長、庶務課長が御同行させていただいております。看護部長同行につきましては、委員御指摘のとおり、だいぶ前には看護部長さんもということを聞いておりますので、もしそういう意見が多いということであれば、議会事務局にまたお願いをしてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 152: ◯委員富田せいじ君)  当然ドクターの先生方が中心でありますが、大いに勉強していただくということが大事だと思いますので、でき得れば、病院運営の中の金額から見れば視察費用はそんな大きなものではないと思いますので、でき得れば御同行願えたらと思っております。 153: ◯委員長中沢清子君)  ほかにありませんか。─── ないようですので、ここで行政視察の打ち合わせを行いたいと思います。  この際、暫時休憩いたします。              午後 3時 4分   休 憩            ──────────────────              午後 3時 5分   再 開 154: ◯委員長中沢清子君)  再開いたします。  行政視察については日程は、11月6日から7日、視察先は青梅市立総合病院、静岡市立静岡病院とし、行程は配付のとおりといたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で市民病院に関する委員会を閉会いたします。              午後 3時 6分   閉 会            ────────────────── ○傍聴議員11名 三輪雅務 日比野芳幸 粥川加奈子 山口和昭 小川文康 笹田トヨ子         野田のりお 石田 仁 丸山新吾 石川まさと 鈴木陸平 発言が指定されていません。 Copyright © Ogaki City Assembly Minutes, All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...