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令和4年第5回定例会(第3日) 名簿 開催日:2022-09-02
令和4年第5回定例会(第3日) 本文 開催日:2022-09-02

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  1. 可児市議会 2022-09-02
    令和4年第5回定例会(第3日) 本文 開催日:2022-09-02


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    最終取得日: 2023-04-14
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2022-09-02: 令和4年第5回定例会(第3日) 本文 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 163 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長板津博之君) 選択 2 :  ◯議長板津博之君) 選択 3 :  ◯議長板津博之君) 選択 4 :  ◯議長板津博之君) 選択 5 :  ◯16番(野呂和久君) 選択 6 :  ◯議長板津博之君) 選択 7 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 8 :  ◯議長板津博之君) 選択 9 :  ◯16番(野呂和久君) 選択 10 :  ◯議長板津博之君) 選択 11 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 12 :  ◯議長板津博之君) 選択 13 :  ◯16番(野呂和久君) 選択 14 :  ◯議長板津博之君) 選択 15 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 16 :  ◯議長板津博之君) 選択 17 :  ◯16番(野呂和久君) 選択 18 :  ◯議長板津博之君) 選択 19 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 20 :  ◯議長板津博之君) 選択 21 :  ◯16番(野呂和久君) 選択 22 :  ◯議長板津博之君) 選択 23 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 24 :  ◯議長板津博之君) 選択 25 :  ◯16番(野呂和久君) 選択 26 :  ◯議長板津博之君) 選択 27 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 28 :  ◯議長板津博之君) 選択 29 :  ◯16番(野呂和久君) 選択 30 :  ◯議長板津博之君) 選択 31 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 32 :  ◯議長板津博之君) 選択 33 :  ◯16番(野呂和久君) 選択 34 :  ◯議長板津博之君) 選択 35 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 36 :  ◯議長板津博之君) 選択 37 :  ◯16番(野呂和久君) 選択 38 :  ◯議長板津博之君) 選択 39 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 40 :  ◯議長板津博之君) 選択 41 :  ◯16番(野呂和久君) 選択 42 :  ◯議長板津博之君) 選択 43 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 44 :  ◯議長板津博之君) 選択 45 :  ◯16番(野呂和久君) 選択 46 :  ◯議長板津博之君) 選択 47 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 48 :  ◯議長板津博之君) 選択 49 :  ◯16番(野呂和久君) 選択 50 :  ◯議長板津博之君) 選択 51 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 52 :  ◯議長板津博之君) 選択 53 :  ◯16番(野呂和久君) 選択 54 :  ◯議長板津博之君) 選択 55 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 56 :  ◯議長板津博之君) 選択 57 :  ◯16番(野呂和久君) 選択 58 :  ◯議長板津博之君) 選択 59 :  ◯議長板津博之君) 選択 60 :  ◯建設部長(林 宏次君) 選択 61 :  ◯議長板津博之君) 選択 62 :  ◯17番(山根一男君) 選択 63 :  ◯議長板津博之君) 選択 64 :  ◯文化スポーツ部長(三好誠司君) 選択 65 :  ◯議長板津博之君) 選択 66 :  ◯こども健康部長(伊左次敏宏君) 選択 67 :  ◯議長板津博之君) 選択 68 :  ◯市民部長(日比野慎治君) 選択 69 :  ◯議長板津博之君) 選択 70 :  ◯17番(山根一男君) 選択 71 :  ◯議長板津博之君) 選択 72 :  ◯こども健康部長(伊左次敏宏君) 選択 73 :  ◯議長板津博之君) 選択 74 :  ◯17番(山根一男君) 選択 75 :  ◯議長板津博之君) 選択 76 :  ◯こども健康部長(伊左次敏宏君) 選択 77 :  ◯議長板津博之君) 選択 78 :  ◯17番(山根一男君) 選択 79 :  ◯議長板津博之君) 選択 80 :  ◯市民部長(日比野慎治君) 選択 81 :  ◯議長板津博之君) 選択 82 :  ◯17番(山根一男君) 選択 83 :  ◯議長板津博之君) 選択 84 :  ◯市長(冨田成輝君) 選択 85 :  ◯議長板津博之君) 選択 86 :  ◯17番(山根一男君) 選択 87 :  ◯議長板津博之君) 選択 88 :  ◯市民部長(日比野慎治君) 選択 89 :  ◯議長板津博之君) 選択 90 :  ◯17番(山根一男君) 選択 91 :  ◯議長板津博之君) 選択 92 :  ◯市長(冨田成輝君) 選択 93 :  ◯議長板津博之君) 選択 94 :  ◯17番(山根一男君) 選択 95 :  ◯議長板津博之君) 選択 96 :  ◯市民部長(日比野慎治君) 選択 97 :  ◯議長板津博之君) 選択 98 :  ◯17番(山根一男君) 選択 99 :  ◯議長板津博之君) 選択 100 :  ◯市民部長(日比野慎治君) 選択 101 :  ◯議長板津博之君) 選択 102 :  ◯17番(山根一男君) 選択 103 :  ◯議長板津博之君) 選択 104 :  ◯市民部長(日比野慎治君) 選択 105 :  ◯議長板津博之君) 選択 106 :  ◯17番(山根一男君) 選択 107 :  ◯議長板津博之君) 選択 108 :  ◯市民部長(日比野慎治君) 選択 109 :  ◯議長板津博之君) 選択 110 :  ◯17番(山根一男君) 選択 111 :  ◯議長板津博之君) 選択 112 :  ◯市民部長(日比野慎治君) 選択 113 :  ◯議長板津博之君) 選択 114 :  ◯17番(山根一男君) 選択 115 :  ◯議長板津博之君) 選択 116 :  ◯市民部長(日比野慎治君) 選択 117 :  ◯議長板津博之君) 選択 118 :  ◯17番(山根一男君) 選択 119 :  ◯議長板津博之君) 選択 120 :  ◯市長(冨田成輝君) 選択 121 :  ◯議長板津博之君) 選択 122 :  ◯17番(山根一男君) 選択 123 :  ◯議長板津博之君) 選択 124 :  ◯議長板津博之君) 選択 125 :  ◯2番(松尾和樹君) 選択 126 :  ◯議長板津博之君) 選択 127 :  ◯教育長(堀部好彦君) 選択 128 :  ◯議長板津博之君) 選択 129 :  ◯2番(松尾和樹君) 選択 130 :  ◯議長板津博之君) 選択 131 :  ◯教育長(堀部好彦君) 選択 132◯議長板津博之君) 選択 133 :  ◯2番(松尾和樹君) 選択 134 :  ◯議長板津博之君) 選択 135 :  ◯教育長(堀部好彦君) 選択 136 :  ◯議長板津博之君) 選択 137 :  ◯2番(松尾和樹君) 選択 138 :  ◯議長板津博之君) 選択 139 :  ◯教育長(堀部好彦君) 選択 140 :  ◯議長板津博之君) 選択 141 :  ◯2番(松尾和樹君) 選択 142 :  ◯議長板津博之君) 選択 143 :  ◯教育長(堀部好彦君) 選択 144 :  ◯議長板津博之君) 選択 145 :  ◯2番(松尾和樹君) 選択 146 :  ◯議長板津博之君) 選択 147 :  ◯教育長(堀部好彦君) 選択 148 :  ◯議長板津博之君) 選択 149 :  ◯2番(松尾和樹君) 選択 150 :  ◯議長板津博之君) 選択 151 :  ◯教育長(堀部好彦君) 選択 152 :  ◯議長板津博之君) 選択 153 :  ◯2番(松尾和樹君) 選択 154 :  ◯議長板津博之君) 選択 155 :  ◯教育長(堀部好彦君) 選択 156 :  ◯議長板津博之君) 選択 157 :  ◯2番(松尾和樹君) 選択 158 :  ◯議長板津博之君) 選択 159 :  ◯議長板津博之君) 選択 160 :  ◯議長板津博之君) 選択 161 :  ◯議長板津博之君) 選択 162 :  ◯議長板津博之君) 選択 163 :  ◯議長板津博之君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                                 開議 午前9時00分   ────────────────────────────────────── ◯議長板津博之君) おはようございます。  本日、会議を再開しましたところ、議員各位には御参集を賜りまして誠にありがとうございます。   ──────────────────────────────────────   開議の宣告 2: ◯議長板津博之君) ただいまの出席議員は21名です。したがって、定足数に達しております。  これより前日に引き続き会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付しましたとおり定めましたので、よろしくお願いします。   ──────────────────────────────────────   会議録署名議員の指名 3: ◯議長板津博之君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により、18番議員 中村悟君、19番議員 伊藤健二君を指名します。   ──────────────────────────────────────   一般質問 4: ◯議長板津博之君) 日程第2、前日に引き続き一般質問を行います。  通告がございますので質問を許します。  16番議員 野呂和久君。 5: ◯16番(野呂和久君) おはようございます。  16番議員、可児市議会公明党の野呂和久です。
     今回は、市営住宅の入居手続に際し必要とされている連帯保証人について質問をさせていただきます。この件は、2年前、2020年9月の建設市民委員会においても質疑をさせていただいております。  2018年(平成30年)3月30日に、公営住宅への入居に際しての取扱いについてと題する通知が国土交通省住宅局から出ました。内容は、民法の一部を改正する法律(2020年4月施行)により、個人根保証契約に極度額の設定が必要となるなど、民法における債権関係の規定の見直しが行われますとし、それに伴い、公営住宅への入居に際しての保証人(連帯保証人を含む)の取扱いについては事業主体の判断に委ねられておりますが、近年、身寄りのない単身高齢者等が増加していることなども踏まえると、今後、公営住宅への入居に際して保証人の確保が困難になることが懸念されますと続き、このような状況を踏まえ、公営住宅管理標準条例(案)を改正し、保証人に関する規定を削除したことに伴い、技術的な助言として通知したとしています。  質問に入ります。  民法の一部改正が2020年(令和2年)4月に施行され、本市も市営住宅入居時に連帯保証人が負う極度額、最大負担額の設定が求められた本市の市営住宅管理条例施行規則では、当該入居決定者の入居時の家賃の12か月分に相当する額と定められています。  現入居者の保証人で最大の極度額は幾らか、また保証人確保に困難な事例などはなかったかをお伺いいたします。 6: ◯議長板津博之君) 執行部の答弁を求めます。  建設部長 林宏次君。 7: ◯建設部長(林 宏次君) 可児市市営住宅管理条例施行規則第5条において、連帯保証人の極度額は、当該入居決定者の入居当時の家賃の12か月分に相当する額と定めておりますので、現入居者の連帯保証人で最大の金額は29万4,000円となります。  また、連帯保証人の確保に困難な事例につきましては、入居決定後、連帯保証人が確保できず入居を辞退された事案が令和元年度と3年度にそれぞれ1件ございました。以上でございます。                  〔16番議員挙手〕 8: ◯議長板津博之君) 野呂和久君。 9: ◯16番(野呂和久君) 御答弁ありがとうございました。  令和元年に1件と、あと令和3年に1件。近年では1件あったということですが、どのような理由というのは御本人でないと分からないのかもしれないんですけど、御本人はどのような理由で困難というようなことだったでしょうか。  また、その場合は入居ができなかったという判断でよろしかったでしょうか。 10: ◯議長板津博之君) 建設部長。 11: ◯建設部長(林 宏次君) この2件につきましては連帯保証人の確保ができなかったと、残念ながらそういうことでございましたが、お二人とも、1人はその後どうなったかはちょっと存じ上げておりませんが、もう一人は福祉支援課のほうに引継ぎさせていただいて、お話、相談させていただいたという経緯がございます。以上です。                  〔16番議員挙手〕 12: ◯議長板津博之君) 野呂和久君。 13: ◯16番(野呂和久君) ありがとうございました。  ちょっと理由はよく分からないというか、御本人のあれだということですね。分かりました。  それでは、前段で紹介しました2018年(平成30年)3月の国土交通省の通知に続き、2年後の2020年(令和2年)2月20日には、公営住宅への入居に際しての保証人の取扱いについてと題し、同省住宅局から改めて、当面引き続き保証人の確保を入居の要件とする事業主体においても、入居希望者の努力にもかかわらず保証人が見つからなかった場合、保証人の免除を行う。緊急連絡先の登録をもって入居を認めるなど、住宅困窮者の住居の安定の観点から特段の配慮をお願いいたしますと通知が出されています。  2つ目の質問です。  本市は市営住宅管理条例で、入居決定者と同程度以上の収入を有する市内に住居する成年の者2人以上の連帯保証人の連署する住宅使用請書を提出することとしています。やむを得ない理由が認められた場合は市外の住居者を連帯保証人にできるともしてあります。保証人が見つからなかった場合が入居決定者の努力にもかかわらず発生したときは、どのように対応するのか、そもそも連帯保証人を本市が求める理由は何か、直近3年間に連帯保証人による支払い義務が発生した事例はあったのかについてお伺いをいたします。 14: ◯議長板津博之君) 建設部長 林宏次君。 15: ◯建設部長(林 宏次君) 連帯保証人が見つからない場合の対応としまして、今年度より連帯保証人の代替としまして、家賃債務保証会社と保証委託契約を結ぶことにより家賃債務保証会社を利用できる制度を開始いたしました。これにより、身寄りのない高齢者などの連署を要しない方については連帯保証人を確保せずに入居することが可能となりました。  連帯保証人を求める理由としましては、市営住宅も市民の貴重な財産の一つであり、それを使用していただいていることから、家賃の滞納が生じた場合、結果的に市民への負担につながることになります。したがいまして、入居者を保証する連帯保証人を設けておくことは市としての責務であると認識しております。ただし、本市では連帯保証人が見つからないことにより入居できない事案を極力つくらないよう連帯保証人制度の緩和を行っております。  令和2年度には可児市市営住宅管理条例施行規則を改正し、連帯保証人の連署を必要としない60歳以上の方、障がいをお持ちの方、生活保護を受けていらっしゃる方など特別の事情があると認める方を定め、連帯保証人1名、または免除する規定を設けました。  さらには、先ほど御説明したとおり家賃債務保証会社の利用ができるようになりました。  また、直近3年間に連帯保証人による支払い義務が発生した事例としましては、連帯保証人への請求が3件ございました。以上です。                  〔16番議員挙手〕 16: ◯議長板津博之君) 野呂和久君。 17: ◯16番(野呂和久君) ありがとうございました。  入居を希望していらっしゃる方が連帯保証人が取れないということで、それの緩和策として保証会社を通してというやり方や、また先ほど御答弁いただきました規則を変えたということなんですが、それはいつ頃でしょうか。 18: ◯議長板津博之君) 建設部長。 19: ◯建設部長(林 宏次君) 令和2年度に改正させていただきました。以上です。                  〔16番議員挙手〕 20: ◯議長板津博之君) 野呂和久君。 21: ◯16番(野呂和久君) そうしますと令和2年度ですので、先ほどの答弁だと令和3年度も1件、連帯保証人が取れなくて入居ができなかったという方の答弁があったんですけど、その方については60歳以下だったということでしょうか。 22: ◯議長板津博之君) 建設部長。 23: ◯建設部長(林 宏次君) そのとおりでございます。                  〔16番議員挙手〕 24: ◯議長板津博之君) 野呂和久君。 25: ◯16番(野呂和久君) 分かりました。  先ほど連帯保証人をなぜ求めるかということで、市税というか、あれを投入して建設をして運営をしているということで、利用していただいている方の利用料をしっかりと回収していくということなのかなというふうには思いましたけれど、あと保証人の支払い事例が3件あったということですが、金額的にはこの3件、保証人の方が支払いをされたその3件、それぞれが分かればそれぞれで、分からなければ3件トータルで教えていただけるとありがたいです。 26: ◯議長板津博之君) 建設部長。 27: ◯建設部長(林 宏次君) 合計で160万円程度でございます。以上です。                  〔16番議員挙手〕 28: ◯議長板津博之君) 野呂和久君。 29: ◯16番(野呂和久君) ありがとうございました。  市営住宅の入居者が家賃を滞納する場合、高齢や病気のため就労が困難となっている、就労していても低収入である、多重債務の状況になっているなど、何らかの問題を抱えていることが考えられます。連帯保証人からの家賃の回収に力を入れる前に生活支援の担当課と連携するなど、生活再建に向けた支援を優先することが入居者、連帯保証人など関係者には価値的な対応であると考えます。  質問の3つ目です。  市営住宅の入居者で家賃の滞納が発生した場合、具体的にどのような対応をするのか。生活再建に向けた生活支援の担当課との連携は、具体的な事例での説明を求めます。 30: ◯議長板津博之君) 建設部長 林宏次君。 31: ◯建設部長(林 宏次君) 家賃滞納が発生した場合の対応としましては、可児市債権管理マニュアル及び可児市市営住宅使用料等滞納整理事務マニュアルに基づき債権回収を行っております。  具体的には、入居者に督促や催告を行いながら、滞納が2か月に達した場合、連帯保証人へ入居者への納付指導依頼を行います。さらに、滞納が3か月に達した場合は連帯保証人へ支払い請求を行うこととしております。  また、納付相談により特別な事情があるようであれば、家賃減免等の基準に該当する場合には、減免申請により負担軽減を実施しております。  次に、生活支援の担当課等との連携状況につきましては、まずは入居者御本人から滞納に関する納付相談を受けます。収入等の状況や個々の事情を十分に聞き取り、入居者の置かれている状況を把握いたします。  結果、生活の立て直しが必要と判断される場合には、福祉支援課職員の同席による相談や直接福祉支援課の窓口を案内し、生活支援の連携を図っております。以上です。                  〔16番議員挙手〕 32: ◯議長板津博之君) 野呂和久君。 33: ◯16番(野呂和久君) 御答弁ありがとうございました。  滞納が発生した場合は本人からいろんな事情を聞くという、本人からということは本人が言ってきたらということなんでしょうか、それとも本人が言ってこなくてもこちらから対応するということなんでしょうか。 34: ◯議長板津博之君) 建設部長。 35: ◯建設部長(林 宏次君) 基本は御本人から相談を受けますが、そうじゃない場合も時々ございます。以上です。                  〔16番議員挙手〕 36: ◯議長板津博之君) 野呂和久君。 37: ◯16番(野呂和久君) ありがとうございました。  時々ということなので、ほとんど言ってこないと対応しないというふうに判断をさせてもらってもいいということでしょうか。 38: ◯議長板津博之君) 建設部長。 39: ◯建設部長(林 宏次君) はい、そのとおりでございますが、滞納が2か月ございますと連絡が行きますので、そのときには多少なりとも御本人には実感があるということで判断しております。以上です。                  〔16番議員挙手〕 40: ◯議長板津博之君) 野呂和久君。 41: ◯16番(野呂和久君) ありがとうございます。  滞納があった場合に、その考え方なのかもしれないんですけど、そこで、先ほど言った福祉の関係のところも含めて連携をしたほうがいいんじゃないかという思いがあって、御本人がもうどうにもならなくなって、2か月、3か月、2か月後には連帯保証人に連絡をし、3か月後には3か月滞納があるともう支払いの請求というか動きがあるみたいですけど、たしか敷金は、私の認識なのかもしれないんですが、敷金というのは滞納があったときの担保的な意味合いというのはあるんですかね、そこはちょっと確認というか、間違っていたら教えてください。 42: ◯議長板津博之君) 建設部長。 43: ◯建設部長(林 宏次君) 入居者の退去時に、その滞納があったときにはそれを差し引かせていただいて、残りの分をお支払いするという形になっております。以上です。                  〔16番議員挙手〕 44: ◯議長板津博之君) 野呂和久君。 45: ◯16番(野呂和久君) 条例にそういうふうに書いてあるので、ただ、ある意味これが一つの、先ほどおっしゃった使用料が回収できないと市民の方に対する負担ということにつながるのでということだったので、少なくとも3か月分の敷金を入居のときにいただいているはずなので、その3か月の間に何ができるかということを僕は考えなきゃいけないのかなというふうに思っていて、福祉のほうへしっかりとつないでいくということが大事じゃないかなというふうには思っているんです。  それで、今の最初の御答弁ですと、御本人が何も動きがない、言ってこないということだと、ある意味、動きが全くないので、2か月になると今度は連帯保証人のほうに話は行って今滞納されていますよということなんですけど、そこはしっかりと、もう1か月滞納があった時点で、おっというところからスタートして、やっぱりこちらから状況どうですかと、問題ないですか、元気ですか、大丈夫ですかという声かけって必要じゃないかと思いますが、その辺はどうでしょうか。考え方の違いなのかもしれません。 46: ◯議長板津博之君) 建設部長。 47: ◯建設部長(林 宏次君) まず1か月ほど滞納された方に関しては、弁護士も入れていただいて相談させていただいております。その中で、我々担当課としましては、連帯保証人に行く前に入居者御本人にどうされていますかと、議員おっしゃったように今どうしていますかというお声かけはさせていただいて、今、1か月分滞納されていますよと、お支払いは大丈夫ですかという声はかけさせていただいております。以上です。                  〔16番議員挙手〕 48: ◯議長板津博之君) 野呂和久君。 49: ◯16番(野呂和久君) 認識の違いなのかもしれませんけど、相手が御本人、滞納があった方が言ってきた場合はこうしますという今答弁のような気がして、その前、最初に、なくてもどうですかと聞いたときはほとんどしていませんということだったので、私が言っているのは、言ってきた方はいいんです。  問題は、言ってこなくて、そのまま2か月、3か月といかれる方のことを僕は心配しているので、そういう場合はどうされますか。 50: ◯議長板津博之君) 建設部長。 51: ◯建設部長(林 宏次君) そういう場合の方は、まずは先ほど申しましたように、まず担当課のほうから、滞納されていますのでどうしていますかというお話をさせていただいて、2か月続くようですと連帯保証人のほうにお話しさせていただきますので、ちゃんとお支払いしてくださいよというお話をさせていただいております。以上です。                  〔16番議員挙手〕 52: ◯議長板津博之君) 野呂和久君。 53: ◯16番(野呂和久君) そういうことをきちっとやっているのに、なぜ滞納が出てきて保証人の方が支払いを3件されているわけですよね。だから、それはできているかもしれないけど、どういうあれでか知らないけど、3件そうして連帯保証人の方が支払いを負わなきゃいけないということも事実3件あって、120万円でしたっけ、トータルとしてその金額を連帯保証人の方が払っていらっしゃるということなので、そこはちょっと小まめに少し丁寧にやっていただければ本当にありがたい。お忙しい中でのことなので、この業務だけをやっているわけでは当然ない中でのことなんですけれども、少し目配せをしていただけるとありがたいかなと思います。  では、国土交通省の公営住宅への入居に際しての保証人の取扱い等に関する調査(令和3年4月1日時点)によると、保証人を求めない事業主体1,671に対し、384自治体で23%。内訳は、都道府県18、38.3%、政令市17、85%、中核市25、41.7%、その他324、20.9%となっています。  質問に移ります。  本市においても公営住宅への入居に際し、条例等を改正し、連帯保証人等を不要とするお考えはないか、お伺いいたします。 54: ◯議長板津博之君) 建設部長 林宏次君。 55: ◯建設部長(林 宏次君) 2つ目の御質問でも連帯保証人の必要性についてお答えいたしましたが、市営住宅は福祉的な側面もあることから、滞納による明渡し請求等を慎重に考えながら対応しております。  したがいまして、入居者御本人を支援する意味においてでも連帯して家賃を保証していただく連帯保証人は、現時点では必要であると判断しております。  国土交通省住宅局の通知や公営住宅管理標準条例において、保証人の確保を求めるときであっても入居予定者が保証人を見つけられない場合は、保証人の免除や家賃債務保証業者等の機関保証を活用することなどを求めております。  本市は、先ほども答弁させていただきましたが、段階的に連帯保証人の免除や人数の緩和、家賃債務保証会社利用制度を利用することにより、保証人の確保が難しい方の入居を円滑にしたところでございます。現時点では、これらの制度を活用し、対応していくこととしております。以上でございます。                  〔16番議員挙手〕
    56: ◯議長板津博之君) 野呂和久君。 57: ◯16番(野呂和久君) ありがとうございました。  いろいろ入居に際しての入居希望者の方が連帯保証人を四苦八苦しながら、探しながら取っていらっしゃるんだろうかなと思いますけど、その中で、実際に職員の方も対面されながら大変だなという思いもあって、いろんな今、緩和措置を取りながら進めているということなので、それを検証しながら、他市でも連帯保証人を取らないでやっていらっしゃるところもありますので、そういう方向へ進むように、また御検討いただければと思います。  私の質問は以上で終わりにいたします。ありがとうございました。(拍手) 58: ◯議長板津博之君) 以上で、16番議員 野呂和久君の質問を終わります。  ここで9時40分まで休憩とします。                                 休憩 午前9時30分   ──────────────────────────────────────                                 再開 午前9時40分 59: ◯議長板津博之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  先ほどの野呂議員の一般質問の答弁に訂正があるということでございますので、これを許します。  建設部長。 60: ◯建設部長(林 宏次君) 先ほど野呂議員より、連帯保証人からの支払い額は幾らかという御質問がございましたが、160万円という答弁をさせていただきましたが、誠に申し訳ありません。集計欄を間違ってございましたので、正確には約30万円ということになります。大変失礼いたしました。 61: ◯議長板津博之君) それでは、そのように会議録も修正をさせていただきます。  それでは、一般質問を続けます。  17番議員 山根一男君。 62: ◯17番(山根一男君) 17番議員、立憲民主党市民の声、山根一男でございます。  通告に従いまして、本日は、大項目2件につきまして一般質問いたします。  2番目のゼロカーボンシティへの施策については、昨日の冨田牧子議員の可児市版グリーントランスフォーメーションで実現するものと重なる部分があるかもしれませんが、少し視点が違いますので、より丁寧な説明をお願いいたします。  また、このゼロカーボンシティの質問に関しまして、私は市長にも答弁を求めておりますので、ぜひ市長からの決意表明を期待したいと思います。  それでは、大項目1個目の1番目の質問です。  子供たちの学習スペースは確保できているかというテーマです。  このことを質問しようと思ったのは、最近市民の方から、可児市文化創造センター アーラや子育て健康プラザ マーノで、学生たちがエントランスホールなどで学習しているために一般の方が使いにくいという声を聞いたことがきっかけです。恐らくこの言葉の裏には、勉強している子供たちが悪いのではなく、将来ある勉強熱心な子供たちにこのような、ある意味劣悪な環境しか提供できていない市政に対して不満があるのではないかと感じました。あるいは、大人も勉強するスペースが欲しいけれども、子供たちに占拠されていて大人が入れるスペースがないという不満があるのかもしれません。  本来は、きちんとした学習スペースが図書館にあれば、このような公共スペースに学生たちがあふれるようなことはないはずです。残念ながら可児市図書館の学習室は、単なる会議室に会議机を配しているだけで、閉鎖的で狭く、使いづらいようです。本市におきましては、可児市文化創造センター アーラや子育て健康プラザ マーノの公共スペースで勉強している学生たちの姿を見るのが当たり前の風景になっています。  10年以上前ですが、私の娘もよく可児市文化創造センター アーラで勉強していました。天井が高いために手元が暗くて、これで目を悪くする子供も多いのではないかと心配になりました。  図書館に関して忘れられない光景があります。高山市の図書館、これは煥章館という明治39年に開館した歴史ある建物ですが、中にはオープンスペースに個別の学習スペースがたくさんあって、それぞれに照明がついていて、多くの学生が無心で勉強していました。  以前に子育て健康プラザ マーノの使い方を議論する中で、私は駅前という好立地を生かして学習スペースを開設することを提案いたしましたが、却下されました。その機能は地区センターが担うという回答だったと思います。ただ、中学生ぐらいまでならいざ知らず、高校生ぐらいになると地元の地区センターで勉強するというのはあまり気が進まないのではないかと思います。  夏休み中、各地区センターでは学習スペースとして開放したところも多かったということですので、その辺りの実情もお聞きしたいと思います。もちろん個別学習は家か学校でするものとして、行政に学習スペースを用意する義務はないのかもしれません。ただ、自宅では学習が困難な児童・生徒や、自宅以外のほうが勉強がはかどるという子も相当数存在すると思われます。  本市のキャッチコピーの一つに「可能性のある児がそだつまち」というのがあります。学習意欲の高い子供たちによりよい学習スペースを提供することは、結果的に優秀な人材の確保等につながり、市に利益をもたらすことになることでしょう。市として子供たちの学習スペースについての実情を把握し、課題を精査して、最低限、施設の一般利用者に迷惑がかからないような形でよりよい学習スペースが確保されることを望むものでございます。  小項目の質問に移ります。  一括答弁ですので3問あります。  質問1.図書館の学習室の利用状況及び、可児市文化創造センター アーラや子育て健康プラザ マーノの公共スペースでの学習者の推定利用者はどれぐらいでしょうか。  質問2.夏休み期間中、各地区センターは学習スペースとして利用されていましたが、その開設状況や利用状況はどうだったでしょうか。  また、開設した地区センターにおいて学習スペースがあるという告知、これはどのようにされたでしょうか。  また、今後、夏休み以外の時期の利用についてはどうなりますでしょうか。  質問3.本市において公共施設における学習スペースは必要を満たしているでしょうか。より環境のよい個別学習スペースを確保する考えはないか、お聞かせください。  以上、3点、よろしくお願いします。 63: ◯議長板津博之君) 執行部の答弁を求めます。  文化スポーツ部長 三好誠司君。 64: ◯文化スポーツ部長(三好誠司君) 私からは、小項目1の可児市文化創造センター アーラの公共スペースでの学習者の推定利用者はどれぐらいかについてお答えいたします。  可児市文化創造センター アーラには、1階の情報コーナーと2階のラウンジにそれぞれ12席の机と椅子が合計で24席設置してあります。1階の情報コーナーは文化活動に関する情報の収集や交換など、2階のラウンジは文化活動に関する打合せや文化交流などに御利用いただくなど、多目的に御利用いただいており、その中で学習スペースとして御利用いただいているケースもございます。このスペースについては誰でも自由に御利用いただけるスペースとしており、個々の利用内容については把握しておりません。  なお、利用者数の集計はしておりませんが、時間帯によってはほぼ満席となっております。以上です。 65: ◯議長板津博之君) こども健康部長 伊左次敏宏君。 66: ◯こども健康部長(伊左次敏宏君) 私のほうからも、小項目1つ目のことについてお答えします。  子育て健康プラザ マーノで学習される推定利用者ということでございますが、子育て健康プラザ マーノのオープンスペースに設置しております机の席数は、1階が9席、2階に13席で合計22席となります。子育て世代の方々や学生の方など、自由に利用されており、特に土・日でありますとか平日の夕方からは、ほとんどの席が利用されている状況でございます。ただ、学習目的で利用される方の数ということで個別の集計はしておりません。  また、夏休み期間中につきましては、子育て健康プラザ マーノにおいては会議室の一室を学習室として開放しており、そこでは1日当たり、今年の夏ですけれども、7人から8人程度の利用があったということでございます。以上でございます。 67: ◯議長板津博之君) 市民部長 日比野慎治君。 68: ◯市民部長(日比野慎治君) それでは、大項目の残りの部分について、市民部からお答えをいたします。  小項目1つ目のうち、図書館の学習室の利用状況についてでございますが、図書館本館の学習室は23席ありますが、フリースペースとして開放しているため利用者の人数や年齢などは把握していません。ただし、令和2年7月以降については新型コロナウイルス感染症の拡大予防対策として受付を行っておりますので、平均して1日当たり15人程度の利用が確認できております。  なお、土・日、祝日や学校のテスト期間には学生の利用が多く見られます。  帷子分館では、まなぶるーむとして6席あります。利用対象者を小学生から高校生までとしており、夏休み期間中は平均して6割から7割程度、土・日、祝日やテスト期間などは平均して5割程度の利用があります。  続いて、2つ目の御質問、地区センターでの学習スペースの利用状況についてお答えいたします。  夏休み期間中、地区センターでは14地区のうち11地区において会議室や図書室などを学習スペースとして利用できるようにしており、地区センターだよりや地区センターのホームページで御案内しています。  利用状況については、各地区とも平均して1日当たり二、三名程度となっています。  また、夏休み期間以外は学習スペースを設けていませんが、御希望があった場合にはロビーの利用を案内することとしております。  3つ目の御質問、公共施設における学習スペースは必要を満たしているか、より環境のよい個別学習スペースを確保する考えはないかについてお答えいたします。  図書館本館の学習室は、利用者が必要に応じて一定時間を利用されていますが、満席になることはないことから、スペースとしては必要数を満たしているものと考えています。  なお、図書館本館の更新時には、より学習効果を上げることができるようなスペースの確保についても検討したいと考えています。以上でございます。                  〔17番議員挙手〕 69: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 70: ◯17番(山根一男君) 御答弁ありがとうございます。  質問1の利用状況につきましては、押しなべて把握されていないということですけれども、一応こちらの子育て健康プラザ マーノの来館者実績というものを頂いているんですけれども、年間で令和3年度7万8,615人のうち、ショップ、書斎、広場1階利用者が6,275人、推計ですけれども、それから2階ラウンジ20席5,100人、この2つを足すと全体の14%、1万1,375人が、この公共スペースといいますか使っているというふうになるんですけれども、この数字をどのように受け止められますでしょうか、お願いします。 71: ◯議長板津博之君) こども健康部長。 72: ◯こども健康部長(伊左次敏宏君) 大変子育て健康プラザ マーノのほうも1階、2階とも学生さん含めて多くの方に利用していただいております。非常に利用の仕方を見ていましても、子供さんたちは非常に快適な環境の中で学習していただいていますし、2階の席につきましては、ある程度高校生の方が学習しやすいような形で設計もしておりますので、そういう形での施設ではありませんけれども、有効に利用されているというふうに考えております。以上です。                  〔17番議員挙手〕 73: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 74: ◯17番(山根一男君) その子育て健康プラザ マーノにつきまして言いますと、先ほど夏休み期間中、どこかの部屋を学習スペースに当てられたというふうに聞いたと思うんですけれども、そうであれば、そこはどこでしょうか。そこは開放することはできないでしょうか。 75: ◯議長板津博之君) こども健康部長。 76: ◯こども健康部長(伊左次敏宏君) 夏休みの期間につきましては、会議室の一室を学習スペース、特に小・中学生の子たちも利用できるようにというようなこともあって開放させていただいたわけでございますが、利用状況を見ますと、先ほど数値も申し上げましたように平均で7名から8名というようなところでございますので、これを常に年中ということは、やっぱり会議室の利用もありますし、できませんけれども、十分スペースとしては夏休みの間の十分な機能を果たせたというふうに考えております。                  〔17番議員挙手〕 77: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 78: ◯17番(山根一男君) 可児市文化創造センター アーラにしましても子育て健康プラザ マーノも、確かに学習するためのスペースとして造ったわけじゃありませんので非常に難しいところはあるかもしれませんですけれども、事実上、私の感覚でいつ行っても大概学生たちがいるということで、そういう利用のされ方をしているわけですから、またさらに便宜を図るようなことができるようであれば、そういった形でしていただきたいと思います。  図書館につきましては満席になることがないというような話でしたけれども、やはりこれは使い勝手がよくないんではないかという、要するに図書館に行かずにほかのところで勉強するということなんですけれども、改善の余地等は考えられないでしょうか。 79: ◯議長板津博之君) 市民部長。 80: ◯市民部長(日比野慎治君) 御利用者の方から使いにくいよという話はほとんど届いておりませんので、更新のときにその辺は、そういった意見も含めて考えていくということになろうかと思います。以上です。                  〔17番議員挙手〕 81: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 82: ◯17番(山根一男君) 学生たちですから、なかなか市に注文をつけるというようなところまではいかないのではないかと思いますので、ぜひ将来的には個別に勉強できるような、そういうような施設が可児市にもあってほしいなというのは私の願いでございますので、1問目はこれにて終わりたいと思います。 83: ◯議長板津博之君) 市長 冨田成輝君。 84: ◯市長(冨田成輝君) ぜひ議員にお願いしたいんですけれども、子育て健康プラザ マーノや可児市文化創造センター アーラ、何でそれを利用するのかと、なぜ図書館へ行かないのかと私聞いたことがあるんですよ。勉強する目的の環境なら家にあるんですね、自分の部屋が。でも嫌なんですよ、嫌な人は。やっぱり可児市文化創造センター アーラは、雑然としていていろんな人がいて、時々俳優が来たり、そういう雑然とした環境が好きな子が集まっているんですね。子育て健康プラザ マーノもそうなんですね。子育て健康プラザ マーノも、実はあそこに学習スペースをつくったのは、若い方たちがあそこへ来ることで、ファミリーが楽しそうにしている、そういう姿を見てもらいたいと。そういういかにも勉強してくださいというスペースじゃなくて雑然としたところで、がやがやとしたところで最近の子は勉強したいようです。私たちの蛍雪の功とは随分違うなと。  したがって、行政がそういう雑然としたところをその図書館の中につくるのかというと、これまた非常に難しいんですね。ですから、やはり図書館の場合は、勉強しやすい明るいところで、静かなところできちっと勉強したいというニーズに応える設計になると思いますし、でも、やっぱりそうじゃなくて雑然なところへ行きたいという人も多いんですね。それは、なかなか行政で整備するというのは非常に難しい。ある意味、民間との協力というのが方向性の一つであるかもしれませんので、ぜひ、なぜ可児市文化創造センター アーラを皆さん利用するのか。図書館が環境が悪いからと決めつけずに、なぜ若い子たちが、中学生とか高校生の議会関係もやってみえるので、若い人たちがなぜ可児市文化創造センター アーラへ行くのか、子育て健康プラザ マーノへ行くのか、どういう環境で勉強したいのか、それが行政の税金を使うことに対応できるのか、そういうことをぜひ研究していただいて、また聞かせていただくと大変今後の参考になりますので、よろしくお願いしたいと。答弁でお願いしてはいけないのかもしれませんが、せっかくいい話題で質問いただいたもんですから、ぜひそういう方向の議論をお願いしたいなというふうに思います。ありがとうございます。                  〔17番議員挙手〕 85: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 86: ◯17番(山根一男君) 市長自らの御回答ありがとうございます。  私も実はその部分は感じておりまして、多くの方の見る前で勉強したい、雑然とした環境でもいいという子も多いと思います。ただ、ほかの市町、全部が全部というわけではありませんけど、私が見た中では、本当に一人一人しっかりと個別に勉強できる図書館を持っているようなところはあります。高山市にしても各務原市にしても関市にしても、そういった環境から見ると可児市はそういうところはないなというのが非常に残念でならないということで、この質問をいたしました。私もこれから研究していきますので、よろしくお願いします。  2問目に移ります。  ゼロカーボンシティへの施策は、となります。  本年7月5日、広見小学校での環境学習の後、市長により可児市ゼロカーボンシティ宣言が出されました。主な施策としまして、公共施設等への再生エネルギーの導入、利用促進、プラスチック資源循環体制の強化、フードドライブの推進及びフードバンク活動の実施、公共施設機器の省エネ化の推進、公用車への次世代自動車の導入、環境教育の推進となっています。  2019年度実績で82万9,170トンもある温室効果ガス、可児市の温暖化対策実行計画の中では2018年度の値として温室効果ガスの総排出量は84.7万トンとしていますが、これを今から28年後に実質ゼロにするという、ある意味途方もない計画であります。しかし、宣言する以上、実現に向けてあらゆる政策資源をそれに向けて整備し、市民、事業者、他市町とも一体となって努力しなければ到底達成できるものではありません。  2050年に二酸化炭素排出量を実質ゼロにするということですが、これには中間目標があります。2030年、今から8年後ですが、このときまでに2013年度対比46%削減するということです。環境省が発表している2020年度における地球温暖化対策計画進捗状況によりますと、我が国の2020年度における温室効果ガスの排出・吸収量は、確定値として11億600万トンで、前年度から6,000万トン減少、基準年である2013年対比では21.5%減少しているとのことで、2030年度目標である2013年度対比46%の7億6,000万トンは達成可能としています。  この確定値の中で、二酸化炭素の吸収源としての森林と、これには田畑、田んぼや畑も含まれていますが、この数値が2020年度で4,450万トン、約4%を占め、2030年の目標達成時には4,770万トン、約5.8%を占めるということになります。  この点から、昨日、市民部長から答弁がありました本市の森林等による二酸化炭素年間吸収量が1,000トン程度で、温室効果ガス全体に対する吸収量としては0.1%程度しか貢献しないという数値には、私は疑問に思っています。  林野庁のホームページによりますと、森林等の二酸化炭素吸収量としまして、1ヘクタール当たり樹齢36年から40年の杉の木に換算して1,000本あるとして、年間の二酸化炭素吸着量は8.8トンという数字があります。これを可児市の森林面積3,342ヘクタールで掛け合わせると2万9,409トンとなります。無論、市内の森林が全部杉というわけではありません。杉林は全体の約40%とのことです。  一方で、田畑や街路樹などは入っていません。国のデータだと田畑の二酸化炭素吸収量は森林の約5分の1程度とのことです。  本市の森林等による年間の二酸化炭素吸収量を2万9,409トンと仮定すると、2018年度の温室効果ガス排出量84万7,000トンに対して約3.4%となり、国の4%に近い値となります。数値的なことは今後のゼロカーボンシティ推進計画策定業務の中で明らかになってくるのだと思いますが、基準となる数値はしっかりと最新の知見を持って算出していただきたいと思います。  では、小項目の質問に移ります。一問一答でお願いします。  1.可児市ゼロカーボンシティ宣言を広見小学校で行った意図、宣言の趣旨、主な内容、目標につきまして説明いただきたいと思います。お願いします。 87: ◯議長板津博之君) 執行部の答弁を求めます。  市民部長 日比野慎治君。
    88: ◯市民部長(日比野慎治君) ゼロカーボンシティ宣言を広見小学校の環境学習の場で行った意図は、将来を担う子供たちを前に宣言することで、環境への取組の重要性を地球環境悪化の影響を今以上に受ける未来を支える子供たちに知ってもらい、今後、市一丸となって取り組んでいくことをアピールするためでございます。  宣言の趣旨及び目標は、気候変動問題を引き起こしたのは私たち人間であること。また、可児市は製造業を中心に発展し、気候変動に少なからず影響を与えてきたことを重く受け止め、英知を絞って地球温暖化を食い止めるため、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指すこととしております。以上です。                  〔17番議員挙手〕 89: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 90: ◯17番(山根一男君) ゼロカーボンシティ宣言、こちらにありますけれども、この中に、殊さら製造業を中心に発展してきた背景があり、産業部門の温室効果ガス排出量は市全体の5割以上占めというところ、その事実を重く受け止めというふうにありますけれども、ここを強調しているということには何か意図があるんでしょうか、この宣言を出したことに対する。 91: ◯議長板津博之君) 市長 冨田成輝君。 92: ◯市長(冨田成輝君) この文章は、私も入って考えました。ほかの宣言文書を見ると、どこの地域でも似たり寄ったりの文章ですので、やはり可児市で宣言する以上、可児市の特徴をしっかりと、多少大げさでも訴えるという趣旨で、やはり可児市が製造業で支えられたことは間違いございませんし、これは消費関係、飲食店関係も含めて産業のまちですので、それと森林面積も、先ほどその効果についての議論は今後調査の中で明確になってきますけれども、やはりメインになるのは製造業、そして消費する私たちの努力が最も大切と、可児市においては、そういう可児市の特徴を明確にした宣言内容にしようという趣旨でございます。                  〔17番議員挙手〕 93: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 94: ◯17番(山根一男君) 分かりました。  2番目の質問に移ります。  温室効果ガス削減や脱炭素については、これまでも可児市地球温暖化対策実行計画等に基づいて取り組んできていると思います。温室効果ガス排出量も2013年対比で2019年度はマイナス11.6%という結果になっていますが、これまでの取組の中で特に効果が見られるものはどのようなものがありますでしょうか。  また、ゼロカーボンシティ宣言を受けて施行する施策や今後取り組んでいく課題はどのようなものがありますでしょうか。主なもので結構ですので、よろしくお願いします。 95: ◯議長板津博之君) 市民部長 日比野慎治君。 96: ◯市民部長(日比野慎治君) 最新の数値である2019年度の温室効果ガス排出量が2013年度と比べてマイナス11.6%となったのは、産業部門においてCO2排出量の少ないエネルギーへの転換が進んだことによる効果が大きいと考えられます。  ゼロカーボンシティを実現するための施策としては、可児市地球温暖化対策実行計画区域施策編の41事業を着実に実行しつつ、技術革新などに基づく新たな施策も積極に取り入れていきたいと考えています。  また、今後の取組においては、いかに市民や事業者を巻き込んでいくかが重要な課題であると考えております。以上です。                  〔17番議員挙手〕 97: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 98: ◯17番(山根一男君) 一番最後の回答の中に、いかに市民を巻き込んでいくかということがありました。私もそう思います。それは計画の中で明らかにするのでしょうか。今、もしこの宣言をするに当たって、具体的に何か今までにないようなやり方とか市民に対する協力の要請の仕方で何か考えておられることがありましたら、この場でお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 99: ◯議長板津博之君) 市民部長。 100: ◯市民部長(日比野慎治君) 昨日、冨田議員の質問にもお答えしましたけれども、削減効果が見えてくると、少し頑張ればこの程度削減できるということが分かってきますので、そういった数値等も今後、広報紙とか、ホームページとか、イベント、環境学習の場で活用しながら市民の取組を喚起していくということで考えております。以上です。                  〔17番議員挙手〕 101: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 102: ◯17番(山根一男君) ぜひ本当に大変な目標だと思いますので、それに対する市民の協力、これが不可欠だと思います。この前に、まず理解することが必要だと思いますけれども、そちらも含めて啓発を早くお願いしたいと思います。  3番目です。  宣言でも課題視されていますように、本市の温室効果ガス排出量の5割以上を占めている産業部門への促進策として、環境省のガイドラインに基づく我が国における中小企業の環境経営促進策であるエコアクション21があります。現在、全国で7,900以上の事業者が認証・登録されているということですが、本市での登録状況や、今後この制度の活用策はあるんでしょうか、お願いします。 103: ◯議長板津博之君) 市民部長 日比野慎治君。 104: ◯市民部長(日比野慎治君) エコアクション21の市内の登録事業者は3社でございます。エコアクション21による企業の取組は地球温暖化対策を推進する一つの方法であり、今後、事業者への啓発を進める中で必要に応じて周知を図っていきます。なお、エコアクション21の認証・登録・更新には費用がかかるものであり、あくまでも企業活動としての取組であるため、市が直接的に活用する考えはありません。以上です。                  〔17番議員挙手〕 105: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 106: ◯17番(山根一男君) これはまさに目標になる、産業界に対する市ができるといいますか、一つの大きな施策ではないかと思いますし、環境省の中では自治体イニシアチブ・プログラムということで、むしろ自治体が、このエコアクションに関与することを推奨しているようにも見えます。  まだというか3社あるということでございますけれども、これに対して、あるいはこれ以外に何か、一番のコアである産業界に対する啓発の仕方、あるいは補助の仕方、そういったことで今、案として出ているようなことがありましたらお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 107: ◯議長板津博之君) 市民部長。 108: ◯市民部長(日比野慎治君) 産業界のほうには、一定の企業ではございますが、環境課の職員がお邪魔をさせていただいて、どんな課題があるのか、今後取組をする上で何か支援が必要なのかという辺りはヒアリングを実施しておりますので、そういったことも今後整理しながら検討してまいりたいというふうに思います。以上です。                  〔17番議員挙手〕 109: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 110: ◯17番(山根一男君) 昨日の可児御嵩インターチェンジ工業団地の中にもありましたけれども、各企業がSDGsですとか脱炭素にどの程度熱心かということはかる尺度として何があるかという話もありましたけれども、こういったことを取引の条件にしたりとか、あるいはそれによって表彰したりとか、いろんな方法があるかと思うんですけれども、そのような形での企業への関与というものを今現時点では考えておられないか、もう一度確認したいんですけどお願いします。 111: ◯議長板津博之君) 市民部長。 112: ◯市民部長(日比野慎治君) 可児御嵩インターチェンジ工業団地の選定の中には脱炭素への取組を、どう評価するかというところはありますけれども、そういった視点は持って選定をするということでございますし、先ほどのエコアクションの話で、3社のうちの1社にちょっと状況等確認をさせていただいた経緯がございますけれども、やはり企業活動の取引条件として、そういうものが求められたので認証を受けたというような話もございますので、そういうことは、うちとしても今後参考にさせていただきたいというふうに考えております。以上です。                  〔17番議員挙手〕 113: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 114: ◯17番(山根一男君) ぜひ企業の側も投資とかを得るためには脱炭素のことがもう必須条件になってきておりますので、ぜひそういった感覚も持ちながら今後の計画を進めていただきたいと思います。  4番目です。  ゼロカーボンシティを宣言したことにより、これまでの政策や予算の決め方などにも影響してくると思われます。これまではコストや安全・安心ということが政策立案や予算立てをする際の一つの尺度であったと思われますが、そこにゼロカーボンの考え方が加わることになります。例えばグラウンドの人工芝化や街路樹の大量伐採等について、より矛盾のない説明責任が生じることと思います。  現在進められている施策や今後の政策立案に対して、このゼロカーボンシティ宣言がどのような影響を及ぼすのか見解を問いたいと思います。お願いします。 115: ◯議長板津博之君) 市民部長 日比野慎治君。 116: ◯市民部長(日比野慎治君) 今議会の補正予算で上程させていただいているゼロカーボンシティ推進計画の策定後、その内容を踏まえて市全体の政策の方向性について検討し、来年度策定予定の市政経営計画に反映させていきます。以上でございます。                  〔17番議員挙手〕 117: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 118: ◯17番(山根一男君) そのゼロカーボンの計画ができていないということで何も答えられないような気がしますけれども、これは最後に市長に一言、先ほど一つの片りんはありましたですけれども、全体的なところで、やはり市長の指導力というものが非常に大きなウエートを占めると私は考えております。市民がそれに納得してついていけるか、要するに、ただほかの市がやるから宣言したのではないかという見方もされてしまいがちです。ぜひ本心からこの脱炭素に取り組むんだという決意をお願いしたいと思いますけど、いかがでしょうか。 119: ◯議長板津博之君) 市長 冨田成輝君。 120: ◯市長(冨田成輝君) ほかのまちがやっているからやっているというわけではございませんが、今回の補正で出している計画、これはゼロカーボンを推進するために改めてもう一度何が効果的なのかと、どこに力を入れたら達成できるのかと、目標を。そのために短い時間ではありますが、改めてきちっと見直すというために補正を出していますので、その前に、まだ調査も済んでないうちに現時点でとやかくなかなか言えないわけでございますが、本当はこれを先にやってから宣言するというのもあるのかもしれませんが、やはり宣言を一旦してから、その目標を達成するために具体的に何が効果的なのかということをきっちりと整理をして、産業界、そして市民の皆様にそれを明確にしていくと。  市長のイニシアチブというお話がありましたけれども、私は違うと思います。もちろん行政はそうですけれども、結局のところは産業界が今後産業をしっかりと支えていって、しかも世界の企業と伍していくためにはこういうことをやるのが必要なんだと。そして、自分ところの会社が何をそれをやれるんだと。それは取引先との関係もそうですし、また市民の皆様も、自分たちが安心して生活できるためにゼロカーボンというのは大事であって、子供たちの将来のためにもとても大事だという意識の中で、じゃあ自分たちでできることは一体何なのかというところを行政としては明確にお示しをして、それぞれできる範囲で自らやっていただくと、そういう気持ちになっていただくということが最も大事だと思います。  ですから、広見小学校でまず宣言をして、これから各小・中学校、30年後の中心の方たちですので、そういう方たちに今からそういう意識を持っていただきたいということで宣言させていただきましたので、この計画の中で詰めた後で、企業、そして市民の皆様に、それぞれにできる範囲で頑張っていただきたいということをお願いしてまいりたいふうに考えております。                  〔17番議員挙手〕 121: ◯議長板津博之君) 山根一男君。 122: ◯17番(山根一男君) 市長の決意も聞けましたので、これで私の質問は終わりたいと思います。ありがとうございました。(拍手) 123: ◯議長板津博之君) 以上で、17番議員 山根一男君の質問を終わります。  ここで10時35分まで休憩とします。                                 休憩 午前10時22分   ──────────────────────────────────────                                 再開 午前10時35分 124: ◯議長板津博之君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  2番議員 松尾和樹君。 125: ◯2番(松尾和樹君) それでは、2番議員 松尾和樹です。  通告に従いまして、教員不足による弊害はないかということに関して、一問一答方式で質問させていただきます。  なお、本日は、質問の要旨を説明するに当たりましてスライドのほうを御用意させていただきましたので、そちらを見ていただきながら進行させていただきたいと思います。  それでは、始めさせていただきたいと思います。  こちらは文部科学省のホームページから一部抜粋した資料になります。「教員不足」に関する実態調査のページになります。  なお、国が実態調査をしたのは今回が初めてということです。それだけ重要な課題に教師不足というものがなっているということだというふうに考えられます。  教師不足というキーワードに関しましては、ここ最近、新聞やSNSなどメディアでも目に触れる機会は増えておりまして、保護者目線で見ても心配される方はたくさんいると思いますので、本市での実情などを知り、多くの皆さんがこの課題に向き合い、多少なり解決や安心につながる、そんなきっかけの一つにできればと思いまして質問させていただきますので、御答弁のほどよろしくお願いいたします。  まず、文科省のこの調査の目的と概要です。  臨時的任用教員等の確保ができず、学校へ配置する教師の数に欠員が生じる教師不足に関して、年度当初における全国的な実態を把握するため実態調査を実施したとのことです。  そして、次に教師不足の定義についてです。  臨時的任用職員等の講師の確保ができず、実際に学校に配置されている教師の数が、各都道府県・指定都市等の教育委員会において学校に配置することとしている教師の数、いわゆる配当数、この配当数を満たしておらず欠員が生じる状態を指すとのことです。  次に、教員の定義です。  本調査における教員の定義とは、校長、副校長、教頭、主幹教諭、指導教諭、教諭、助教諭、講師を対象とすると。そして、正規の職員、臨時的任用職員、非常勤講師(会計年度任用職員)、再任用職員(フルタイム・短時間)を全て含むとのことです。  そして、調査対象は全国の教育委員会、計68です。  今回の調査は、いわゆる県費負担教職員と言われる都道府県・政令市が財政負担している教員、教員の多数を占めていると思いますが、こちらを対象としたとのことです。なお、市区町村が自前の財源で配置、加配をしている教員は含まれていないと。なお、市区町村配置の教員の成り手不足に悩んでいる地域もあるということが補足で書かれておりました。  次に、不足人数に関してです。  文科省が2021年5月時点で調査した結果によりますと、全国の公立学校1,897校のうち2,065人の教員が不足をしているとのことです。そして、翌年の2022年、今年の5月、NHKが同じ条件で行った調査によりますと、2,800人の教員が不足しているということが分かったということです。これは1年間で不足人数が36%、実に36%増加したということが分かりました。  ちなみに、これは全国の公立学校の教員不足の人数を表にしたものなんですけれども、岐阜県のところを注目いたしますと、昨年が右側の列の27人不足していると。そして、今年においては33人の不足と、1年間で6名不足者数が増加したことになります。  不足者数の増加率は全国平均と比べると低いわけですが、昨年と比較して、岐阜県でも22%不足者数が増加をしておるということが分かりました。  次に、全国の現場から寄せられた声を紹介させていただきます。  例えばですけれども、教科外の教員が教えることで子供たちは専門的に学ぶ機会を失っているですとか、教員がいない教科の授業を教員が確保できるまで先送りをしているという場所もあるそうです。  また、特別な配慮を必要とする子供の緊急対応ができないですとか、教科研究の時間が取れないといった声が多く寄せられていたと。これはNHKが2022年5月に行った調査の結果です。  最後に補足になりますが、教師不足の要因に関するアンケートの結果、これは文部科学省が行ったものです。  1つ目に、産休・育休取得者数が見込みより、思ったよりも多かったと。2つ目に、特別支援学級数が見込みより増加した。そして、病休者数が見込みより増加をしたということが上げられるとのことでした。  それでは、ただいま全国的な教師不足の実態、背景を共有させていただきましたので、早速ですが質問のほうに移らせていただきたいと思います。  1つ目の質問です。  市内の学校の常勤の臨時的任用職員の配置状況がどうなっているかということを教えていただけますでしょうか。 126: ◯議長板津博之君) 執行部の答弁を求めます。  教育長 堀部好彦君。 127: ◯教育長(堀部好彦君) 教員の配置については、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律によって定数が決まっています。  また、教員の任命・配置については、市教育委員会ではなく県教育委員会の役割であり、市は教員の配置について県教育委員会に要望する立場となります。  なお、昨今の全国的な教員不足は当県でも同様であり、県下においても幾つかの市町村で定数配置が不足していると聞いております。本市におきましても本年4月1日時点では、小学校3校で計3名が未配置でした。  教員の配置は県の役割ではありますが、臨時的任用職員の常勤講師の人材確保に際しましては市教育委員会におきましても人材探しに対応しております。実際、4月中に適切な人材を1名探すことができたため、5月1日時点では定数の未配置を2校に減らすことができました。  なお、未配置の2校につきましては常勤講師の配置はできませんでしたが、非常勤講師を週15時間ずつ配置することができたため、教員不足の影響を必要最小限にとどめることができました。以上でございます。
                     〔2番議員挙手〕 128: ◯議長板津博之君) 松尾和樹君。 129: ◯2番(松尾和樹君) ありがとうございます。  ただいま教育長の御答弁では、市の配置、任命権は県にあるけれども、市のほうでも人材探しというところには力を入れていて、今年度になりまして1名の配置ができたということでした。ありがとうございます。  それでは2つ目の質問なんですけれども、非常勤講師の配置状況についても教えていただけますでしょうか。 130: ◯議長板津博之君) 教育長 堀部好彦君。 131: ◯教育長(堀部好彦君) 非常勤講師の配置状況につきましては、本年4月1日時点におきましては、小学校1校で週6時間分の非常勤講師の配置をすることができませんでした。しかし、御質問1でお答えした常勤講師と同様に、この間に市教育委員会におきまして適切な人材を見つけることができたため、この夏休み明けからは未配置の状況は解消することができております。以上です。                  〔2番議員挙手〕 132: ◯議長板津博之君) 松尾和樹君。 133: ◯2番(松尾和樹君) 今、夏休み明けから解消することができているということで、非常に明るい御答弁をいただくことができましたので、安心をすることができました。ありがとうございます。  非常勤講師に関連して、1つ再質問させていただきたいと思います。  非常勤講師は授業以外の生徒指導、事務作業、部活動などを行わないので、非常勤講師が増えると常勤講師の負担が増えるという意見が全国的にはあるようなんですけれども、本市においては非常勤講師の割合によって常勤講師の負担が重くなるというようなことがあるのでしょうか。 134: ◯議長板津博之君) 教育長。 135: ◯教育長(堀部好彦君) 本市におきましてそのようなことはございません。非常勤講師が増えているところで、常勤講師をそもそも配置をしなければならないんだけれども非常勤講師でというような状況が少しあるわけですけれども、そういった場合でも学校の体制を整えまして、一言で言えば組織で対応する、お互いが支え合う、補い合う、このような体制を具体的に校長が指導しまして日々授業等に当たるということで、大きな影響は出ていないというふうに考えております。以上です。                  〔2番議員挙手〕 136: ◯議長板津博之君) 松尾和樹君。 137: ◯2番(松尾和樹君) 大きな影響は出ていないということを聞けて安心をいたしました。ありがとうございます。  続いてですけれども、関連して、ちょっと質問を一つ簡単にさせていただきたいと思います。  今回の質問に際しまして、市内の学校の職員の配置状況についてのデータを頂戴いたしました。これを見ますと、在籍数が640人の小学校では合計の臨時的任用職員が3名、一方で、613人の児童数の小学校では14人臨時的任用職員がいると。同じぐらいの小学生の児童の人数だけれども、臨時的任用職員の数が3名、片方、それで片方は14名とすごい偏りがあるように感じるんですけれども、この偏りに関しては、何かどんな認識をされているのか、ちょっと教えていただけますでしょうか。 138: ◯議長板津博之君) 教育長。 139: ◯教育長(堀部好彦君) この偏りにつきましては、主な理由といたしまして、産休・育休を取得している教諭の数が多いところに常勤講師、または非常勤講師が配置されているというふうに捉えております。以上です。                  〔2番議員挙手〕 140: ◯議長板津博之君) 松尾和樹君。 141: ◯2番(松尾和樹君) 御答弁ありがとうございます。よく分かりました。  それでは、3つ目の質問に移らせていただきたいと思います。  先ほどの御答弁にも少しありましたが、教員不足により子供の授業や活動に影響が出ているか、あるいは出るおそれはあるかということについて、お願いいたします。 142: ◯議長板津博之君) 教育長 堀部好彦君。 143: ◯教育長(堀部好彦君) 現在、定数に関して未配置が発生している学校は、教務主任が担任を兼務しています。該当する学年や各指導部等の先生方が協力することで組織的に対応し、授業や活動に影響が出ないようにしています。  教員がコロナ禍の中で陽性になったり自宅待機対象者になったりする場合があり、代わりに教頭などが補充に入ることがあります。このような状況におきましても、授業や教育活動に影響が出ないようにするため、各学校では全職員でサポートするようにしています。  また、本市の学校ではスクールサポーターがいつも子供たちに寄り添って授業を支え、現状における教員不足のサポート役も担ってくれています。  以上のような対応により、今のところ授業などの教育活動に大きな影響は出ていません。以上です。                  〔2番議員挙手〕 144: ◯議長板津博之君) 松尾和樹君。 145: ◯2番(松尾和樹君) 御答弁ありがとうございます。  そうですね、今の御答弁を聞いても大きな影響を受けていないということを教育長からお聞きすることができましたので、安心することができました。  ただ、現場の教員の皆様の連携によって、今のところは何とか今の状況が保たれているということも分かりました。  4つ目の質問に移らせていただきたいと思います。  いじめや不登校など特別な配慮を要する児童・生徒へ対応する体制には、この教員数に関して影響は出ていないのかということを教えていただけますでしょうか。 146: ◯議長板津博之君) 教育長 堀部好彦君。 147: ◯教育長(堀部好彦君) 先ほどお答えしましたとおり、学校によっては教員数が不足している現状がございます。しかし、毎日の学校生活を通して常に子供たちの様子を見届ける体制が取れており、今のところ、いじめや不登校の児童・生徒に対応する体制に大きな影響はございません。  学年での指導体制や管理職の巡回等を通して、努めて子供たちに寄り添った指導を行っています。  また、管理職、生徒指導主事、教育相談担当、養護教諭等で会を設け、組織的に対応しています。  本市におきましては、可児市いじめ防止専門委員会やスクールカウンセラーとの連携を図ることで、きめ細かな対応にも取り組んでいます。以上です。                  〔2番議員挙手〕 148: ◯議長板津博之君) 松尾和樹君。 149: ◯2番(松尾和樹君) 御答弁ありがとうございます。  子供たちに寄り添った教育、きめ細やかな教育というものを引き続き続けていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  5つ目の質問です。  教員の働き方についてなんですが、29の教育委員会に影響が出ていると答え、残りのほぼ全てが影響が出るおそれがあるというふうに、先ほどの実態調査では答えたとのことでした。  先ほどの質問3の御答弁にもありましたが、教務主任が欠員を補っているというような話がありました。これは先ほどの実態調査にもありましたが、教務主任ということは、つまりその教科を研究するのが主な役割だと思いますが、その教科を研究する職員が担任を持ったりするということは、その教員は1人1馬力以上の仕事、業務をこなしていることなんだろうと思います。  そこで質問ですが、本市では教員の働き方に影響が出ているか、あるいは出るおそれがあるかということについて教えてください。 150: ◯議長板津博之君) 教育長 堀部好彦君。 151: ◯教育長(堀部好彦君) 小学校の教員は、子供たちの下校後、翌日の授業準備や教材研究、資料準備等を行っていますが、学年で教材研究を行ったり、教材資料を共有したり、ICT機器の活用をしたりするなど、工夫することで負担を軽減する動きができています。  現状におきましては、教員不足により教員の時間外勤務が急に増加するなど教員の働き方に大きな影響が出ているということはございません。しかし、昨今問題となっている教員不足の問題は、本市のみならず全国的な課題であるため、国が中心となって長期的に取り組んでいかなければならない課題であると考えております。以上です。                  〔2番議員挙手〕 152: ◯議長板津博之君) 松尾和樹君。 153: ◯2番(松尾和樹君) 御答弁ありがとうございます。  重要な課題だと捉えていただいているということで、今の教員の皆様の頑張りによって可児市の子供たちの教育現場が保たれているということですので、特別な配慮を引き続きお願いしたいと思います。ありがとうございます。  質問の6に移らせていただきます。  教員の成り手の掘り起こしに関してなんですけれども、国はGIGAスクール構想の実現に向けて2020年度から取り組んでおります。2020年以前から教員の資格を持っているが教員以外の仕事をしている人などで、教職から離れている方々の多くは学校での授業におけるICT機器の使い方ということが分からないんだろうと思います。臨時的任用職員や非常勤講師の希望者に対してですけれども、ICT機器の使い方の研修を事前に行って希望者を増やそうとしている自治体も全国的にはあるようです。地方自治体ですね、あるようです。  そこで、可児市において、教員の資格を持っているが教員以外の仕事をしている人など教職から離れている方々へ、学校でのICT機器の使い方研修を実施してはどうかと私は思いますが、いかがでしょうか。 154: ◯議長板津博之君) 教育長 堀部好彦君。 155: ◯教育長(堀部好彦君) 県教育委員会は、ICTの効果的な活用について様々な活用例を県ホームページに示しています。具体的には、ICT端末、共同学習支援ツール、デジタル教材等の有効な活用法や学習効果の高いソフト等について、モデルとなる事例をまとめています。  御質問の1でお答えしたように、教員の任命・配置につきましては県教育委員会の役割ですので、市といたしましては教職から離れている方々に、このホームページを紹介するなどの対応をしたいと考えています。  また、ICT実践フィールド校である西可児中学校の授業参観等を紹介することも考えています。以上です。                  〔2番議員挙手〕 156: ◯議長板津博之君) 松尾和樹君。 157: ◯2番(松尾和樹君) ありがとうございます。御答弁ありがとうございました。  県のホームページでICTに関する情報を公開しており、それを市のほうでも紹介していくということでした。  質問は以上になりますが、最後に、そもそも教師の配置という業務は県の教育委員会の業務であるということは私も承知しております。ですが、教員不足により不利益を被るのは本市の子供たちです。ですので、子供たちの教育環境が常に改善されていくように、本市の教育委員会では、教育長をはじめ常日頃から積極的に取り組んでいただいているということはよく分かりました。  本市の教員不足という課題にも様々なアプローチをして、課題解決に向けて引き続き導いていただけることをお願いいたしまして、私の一般質問を終わりとさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手) 158: ◯議長板津博之君) 以上で、2番議員 松尾和樹君の質問を終わります。  以上で、通告による質問は全て終了しました。  これをもって一般質問を終了します。   ──────────────────────────────────────   議案第57号について(質疑・委員会付託) 159: ◯議長板津博之君) 日程第3、議案第57号を議題といたします。  この議案について通告がありませんでしたので、これにて質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第57号につきましては、所管の総務企画委員会へその審査を付託します。   ──────────────────────────────────────   議員派遣について 160: ◯議長板津博之君) 日程第4、議員派遣についてを議題といたします。  お手元に配付しましたとおり、地方自治法第100条第13項及び可児市議会会議規則第167条の規定により議員を派遣します。これに御異議ございませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 161: ◯議長板津博之君) 御異議がないものと認めます。よって、議員派遣についてはお手元に配付のとおり議員を派遣することに決定いたしました。   ──────────────────────────────────────   散会の宣告 162: ◯議長板津博之君) 以上で、本日の日程は終わりました。  お諮りします。委員会審査のため、明日から9月26日までの24日間を休会としたいと思います。これに御異議ございませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 163: ◯議長板津博之君) 御異議がないものと認めます。よって、明日から9月26日までの24日間を休会とすることに決定いたしました。  本日はこれをもって散会といたします。  次は9月27日午前9時から会議を再開しますので、よろしくお願いします。  本日は、長時間にわたり誠にお疲れさまでございました。                                 散会 午前10時58分  前記のとおり会議の次第を記載し、その相違ないことを証するため、ここに署名する。     令和4年9月2日
            可児市議会議長     板  津  博  之         署 名 議 員     中  村     悟         署 名 議 員     伊  藤  健  二 発言が指定されていません。 Copyright (c) KANI CITY PLENARY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...