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平成29年第5回定例会(第3日) 本文 開催日:2017-12-06
平成29年第5回定例会(第3日) 名簿 開催日:2017-12-06

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  1. 可児市議会 2017-12-06
    平成29年第5回定例会(第3日) 本文 開催日:2017-12-06


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2017-12-06: 平成29年第5回定例会(第3日) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 139 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 2 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 3 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 4 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 5 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 6 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 7 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 8 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 9 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 10 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 11 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 12 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 13 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 14 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 15 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 16 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 17 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 18 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 19 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 20 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 21 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 22 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 23 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 24 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 25 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 26 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 27 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 28 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 29 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 30 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 31 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 32 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 33 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 34 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 35 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 36 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 37 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 38 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 39 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 40 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 41 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 42 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 43 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 44 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 45 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 46 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 47 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 48 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 49 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 50 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 51 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 52 :  ◯16番(山根一男君) 選択 53 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 54 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 55 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 56 :  ◯16番(山根一男君) 選択 57 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 58 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 59 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 60 :  ◯16番(山根一男君) 選択 61 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 62 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 63 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 64 :  ◯16番(山根一男君) 選択 65 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 66 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 67 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 68 :  ◯16番(山根一男君) 選択 69 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 70 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 71 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 72 :  ◯16番(山根一男君) 選択 73 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 74 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 75 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 76 :  ◯16番(山根一男君) 選択 77 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 78 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 79 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 80 :  ◯16番(山根一男君) 選択 81 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 82 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 83 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 84 :  ◯16番(山根一男君) 選択 85 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 86 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 87 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 88 :  ◯16番(山根一男君) 選択 89 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 90 :  ◯市長(冨田成輝君) 選択 91 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 92 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 93 :  ◯16番(山根一男君) 選択 94 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 95 :  ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 選択 96 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 97 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 98 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 99 :  ◯16番(山根一男君) 選択 100 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 101 :  ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 選択 102 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 103 :  ◯16番(山根一男君) 選択 104 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 105 :  ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 選択 106 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 107 :  ◯16番(山根一男君) 選択 108 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 109 :  ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 選択 110 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 111 :  ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 選択 112 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 113 :  ◯16番(山根一男君) 選択 114 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 115 :  ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 選択 116 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 117 :  ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 選択 118 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 119 :  ◯16番(山根一男君) 選択 120 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 121 :  ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 選択 122 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 123 :  ◯16番(山根一男君) 選択 124 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 125 :  ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 選択 126 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 127 :  ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 選択 128 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 129 :  ◯16番(山根一男君) 選択 130 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 131 :  ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 選択 132 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 133 :  ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 選択 134 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 135 :  ◯16番(山根一男君) 選択 136 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 137 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 138 :  ◯議長(川上文浩君) 選択 139 :  ◯議長(川上文浩君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                                 開議 午前9時00分   ────────────────────────────────────── ◯議長(川上文浩君) おはようございます。  本日、会議を再開しましたところ、議員各位には御参集を賜りまして、まことにありがとうございます。   ──────────────────────────────────────   開議の宣告 2: ◯議長(川上文浩君) ただいまの出席議員は21名です。したがって、定足数に達しております。  なお、18番議員 伊藤健二君から、親族に不幸があったため、本日の会議に欠席する旨の届け出がありましたので、御報告申し上げます。  これより前日に引き続き会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付しましたとおり定めましたので、よろしくお願いします。   ──────────────────────────────────────   会議録署名議員の指名 3: ◯議長(川上文浩君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により、21番議員 可児慶志君、22番議員 林則夫君を指名します。   ──────────────────────────────────────   諸般の報告 4: ◯議長(川上文浩君) 日程第2、諸般の報告をします。  監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定により、平成29年10月分の例月出納検査結果の報告がありましたので、その写しをお手元に配付しました。   ──────────────────────────────────────   一般質問
    5: ◯議長(川上文浩君) 日程第3、前日に引き続き一般質問を行います。  通告がございますので、質問を許します。  4番議員 渡辺仁美さん。 6: ◯4番(渡辺仁美君) おはようございます。  4番議員、市民の声、渡辺仁美でございます。  通告に従い、一般質問、ひとり親家庭支援についてさせていただきます。御答弁のほど、よろしくお願い申し上げます。  ひとり親家庭のみならず支援が必要な場合、私は3つの大きな項目を支援の対象と見ております。その1つ目が仕事、そして2つ目が教育、3つ目に金銭、経済的支援です。そこに相談支援が加わって、そしてそういった各種支援を円滑に受けることができると、このように考えております。  まず仕事についてでございますけれども、先般の議会で、私、女性が輝くというテーマから一般質問をさせていただきました折に、本市から御答弁で「わくわくWorkプロジェクト」について御説明をいただきました。  これについては、民間企業が働く者への支援をしていると捉えてよいと思います。働く者の仕事と生活のバランスを考えた企業がふえていると、このように思います。そしてそれは子育て支援も含んでおりますので、女性のみならず、働くひとり親家庭の方にも大変効果のあることと考えます。  2つ目の教育ですけれども、8月に内閣府が人づくり革命を断行すると言いました。この中に教育も内容に含まれておりまして、それは学び直しをする、日本が日本をつくるという内容だったと思います。その学び直しというのは、私自身もこの自分の人生で数回経験しております。ひとり親家庭にしてみましても、学び直しというのは経済的自立の上で大変重要な高等教育を受ける、その場を与える、その機会を与えるということに相当すると思っております。  しかしながら、ひとり親家庭にいる子の場合、学び直しという時点では遅過ぎます。やはりプロパーが合って、適正な時期の、そしてふさわしい内容の教育をきちんと受ける機会を与えられる必要があると思います。そういった意味での支援も必要となってきます。  また、経済的支援については、ひとり親家庭の、特に母子家庭は貧困に陥りやすいというリスクが高いと言われてきております。そんなところで、本市は、もちろん児童福祉手当の給付などを行っておられる、そういった内容を本日伺っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。  1つ目の項目になりますけれども、世帯数を伺います。  可児市では、母子家庭が518世帯、そして父子家庭が57世帯あります。これは過去の5年間の経緯をお示しいただきたいのですが、もし国勢調査の数字などであれば、5年前のものをお示しください。よろしくお願いします。 7: ◯議長(川上文浩君) 執行部の答弁を求めます。  こども健康部長 井上さよ子さん。 8: ◯こども健康部長井上さよ子君) おはようございます。  それでは、お答えいたします。  御質問の中でございました母子家庭518世帯、父子家庭57世帯は、平成27年の国勢調査の結果であり、子供の年齢は20歳未満となっております。  同年の国勢調査において18歳未満の親族のいる世帯は、母子世帯が475世帯、父子世帯が43世帯の計518世帯となっております。  5年間の推移としましては、18歳未満の親族がいる世帯を平成22年の国勢調査と比較してみますと、平成22年は母子家庭が376世帯、父子家庭が50世帯であり、母子家庭は約26%の増加となっており、父子家庭は約14%の減少となっております。以上でございます。                  〔4番議員挙手〕 9: ◯議長(川上文浩君) 渡辺議員。 10: ◯4番(渡辺仁美君) ありがとうございます。  その数字は人口に換算いたしますと、可児市全人口の1%にも満たない数字ではありますけれども、確実にふえてきております。この数字をどう捉えていらっしゃるのか、お聞かせ願います。 11: ◯議長(川上文浩君) こども健康部長。 12: ◯こども健康部長井上さよ子君) 可児市においては、母子の家庭のほうがふえておりますけれども、やはり社会情勢の変化とともに離婚が大きな原因となっての母子家庭の状態となっておりますので、そういった社会情勢は如実に影響されているかと思っております。                  〔4番議員挙手〕 13: ◯議長(川上文浩君) 渡辺議員。 14: ◯4番(渡辺仁美君) ありがとうございます。  その社会情勢でございますけれども、やはり特に女性の場合、自分が母子家庭となる選択をしたときに、これは特に離婚を考えられた方のケースですけれども、そういったときに一番立ちはだかるのが経済な不安ですとか、あとは、私はこの子を一人で育てていけるのかといった心痛だと伺っております。そういった意味でも本市の各種支援への相談ですとか、そういった相談窓口の存在が大変重要になってくるわけですけれども、本市で行われている相談支援事業について伺います。2項目めでございます。  ひとり親家庭からの相談件数は何件ありますか。そして、その相談内容の概要をお聞かせ願います。 15: ◯議長(川上文浩君) こども健康部長。 16: ◯こども健康部長井上さよ子君) 平成28年度にこども課の母子・父子自立支援員が母子家庭や寡婦の方から受けた相談回数は延べで900回に上ります。  その主な相談内容といたしましては、保育所や放課後児童クラブの入園・入所、そし子育ての方法などの養育に関する相談が241回、不登校、進学先などの教育に関する相談が111回、母親の病気、障がい、出産、子供の病気などの医療・健康に関する相談が83回、夫等の暴力、離婚前の相談などの家庭紛争に関する相談が64回、求職、転職、職場の悩みなどの就労に関する相談が64回となっております。                  〔4番議員挙手〕 17: ◯議長(川上文浩君) 渡辺議員。 18: ◯4番(渡辺仁美君) ありがとうございます。  相談内容が大変複雑多岐にわたっているようであります。その相談は母子・父子支援専門員さんとか、そういった専門性の高い方の相談を受けることができるのでしょうか。 19: ◯議長(川上文浩君) こども健康部長。 20: ◯こども健康部長井上さよ子君) この家庭相談は、主に県の研修を受けました母子・父子自立支援員が中心になって相談に当たりますが、またほかのメンバーとしましても、この相談に当たりますのは、社会福祉士、精神保健福祉士、保育士といったチームで対応している状況でございます。                  〔4番議員挙手〕 21: ◯議長(川上文浩君) 渡辺議員。 22: ◯4番(渡辺仁美君) ありがとうございます。  そういった複雑な相談内容ですけれども、その相談事は解決に至っているのでしょうか。 23: ◯議長(川上文浩君) こども健康部長。 24: ◯こども健康部長井上さよ子君) 先ほど延べ900回と述べさせていただいた回数から確認いたしますと、実件数は310件でございます。そのうち解決に至った件数は174件、半数強というふうな数字となっております。                  〔4番議員挙手〕 25: ◯議長(川上文浩君) 渡辺議員。 26: ◯4番(渡辺仁美君) それでは、その解決に至っていないほうのことを少し伺います。それをどのように分析されておられますか。 27: ◯議長(川上文浩君) こども健康部長。 28: ◯こども健康部長井上さよ子君) 解決に至っていない件数が半数弱あるわけですけれども、先ほど養育に関する相談についてが一番多い相談内容と申し上げましたけれども、やはり解決し切れない部分はそこに多くあるというふうに思っております。やはり家庭の力が弱くていらっしゃる場合に、いろんな案件が起こった場合に一人では判断し切れなかったり、情報収集にも対応でき切れなかったりというようなことで、なかなかお一人の解決では至らず、またそこで支援を差し上げても、また新たな局面にまいりますと、またそこで同じ判断の力の出ずというようなことで長期化するような傾向はやはりあるかなというふうに思っております。                  〔4番議員挙手〕 29: ◯議長(川上文浩君) 渡辺議員。 30: ◯4番(渡辺仁美君) ありがとうございます。  正直、私もそういう相談を受けることがあります。何もしてあげられないというのが本当のところです。それで申し上げるのは、市役所に専門員による相談窓口があるので、そちらに一度行ってごらんになられるといいですよと、こういうことは申し上げます。ただ聞くだけです。本当に解決に至らないというのは、とても重い気持ちを相談員の方も持たれると思うんですけど、そういった御苦労の多い地道な相談支援、ぜひぜひ続けていただいて、これからも親身になって相談を受けてくださるようにこの場でお願いしたいと思います。  では、私自身も受ける相談の中でこういうことを言われる方がいらっしゃいました。塾に行かせてやりたいけど行かせられない。塾の送り迎えができない。または、養育が精いっぱいであって、教育について考えると頭が痛い、本当に不安であると、このようなことをおっしゃいます。  そこで、これはちょっと飛躍した質問ではありますけれども、現時点でのお答えがいただけたらと思います。学習の支援についてです。4項目め……。大変失礼しました3項目めのほうを飛ばしました。子供の数をお聞きしたいです。  いろんな給付を受けていらっしゃる世帯の数からして、何人の子供がそれを受けていることになりますか。世帯数でなくて子供の数で教えていただけますか。お願いします。 31: ◯議長(川上文浩君) こども健康部長。 32: ◯こども健康部長井上さよ子君) ひとり親家庭への金銭的支援は、子供が受給しているのではなく、母または父が受給している事業もございます。主なものが6項目ありますが、順次御説明いたします。子供の数がわかる分だけになりますが、お願いいたします。  まず主な6項目でございますが、1番目に児童扶養手当は、平成28年度はひとり親等の方673人に支給しており、その子供の数は1,001人となっております。  2つ目に、保険内医療費の自己負担額を助成するひとり親家庭への医療費助成、平成28年度に子供やその父母が月平均2,343人助成を受けております。  3つ目に、学用品費、給食費などの一部を援助する要保護及び準要保護児童生徒就学援助のうち、ひとり親家庭であるということが明らかな児童・生徒数は平成28年度409人となっております。  4つ目に、専門的な資格取得を支援する高等職業訓練促進給付金、平成28年度はひとり親の方10人に支給しており、その子供の数は13人となっております。  5つ目に、保育園・幼稚園で利用者負担の減免及び幼稚園の就園奨励費(拡充)を受けているなど、就園に関する支援を受けている児童数、子供さんの数は、現時点で計150人となっております。  6つ目に、各種資金を無利子または低利で貸し付ける母子父子寡婦福祉資金貸付金は、平成28年度ひとり親等の方13人が利用しており、その子供の数は20人となっております。そのほかに特定寡婦に対する所得税控除、市県民税控除、交通遺児激励金などがございます。以上でございます。                  〔4番議員挙手〕 33: ◯議長(川上文浩君) 渡辺議員。 34: ◯4番(渡辺仁美君) ありがとうございます。子供の数字を出していただいたこと、本当にありがとうございます。  これは世帯数プラス子供が1人、あるいは2人で、およその数を把握すると1,000人ちょっとというふうに捉えていいかと思うんですけれども、それでよろしかったでしょうか。そんなアバウトな感じで思っていても。 35: ◯議長(川上文浩君) こども健康部長。 36: ◯こども健康部長井上さよ子君) 申し上げましたように、主な6項目だけを取り上げておりますので、その総計だけでは言えない部分はございますけれども、子供さんのわかる数においては、主なものは以上でございますということでお願いいたします。                  〔4番議員挙手〕 37: ◯議長(川上文浩君) 渡辺議員。 38: ◯4番(渡辺仁美君) それでは次に参ります。  ひとり親家庭の子供たちが受けたい支援の中で、やはり学習に対する戸惑い、不安感から学習支援というものをお考えになれないかというところで質問いたします。4項目めでございます。  教育に対する不安の現状を検証された上で、民間との連携によるなどして学習支援などへの取り組みをお考えにはなれないでしょうか。 39: ◯議長(川上文浩君) 執行部の答弁を求めます。  こども健康部長。 40: ◯こども健康部長井上さよ子君) 教育に対する不安の現状に関連しては、教育委員会で受けている教育に関する相談の状況をお伺いしたところでは、不登校関係の相談が多くなっております。  また、先ほど御説明いたしましたように、母子家庭や寡婦の方からの相談では養育に関する相談が多くなっており、ひとり親家庭のニーズはどこにあるのかを把握していく必要があると考えております。  市は、ひとり親家庭の方々で構成される市民団体の活動への支援を行ってきており、その中でひとり親家庭への学習支援を求める声は出ています。市内で市民の有志の方々により実施された学習支援の状況を伺いますと、対象者をひとり親家庭や生活困窮者等の子供に絞り込まず実施されていると聞いております。  学習支援は、単なる塾ではないさまざまな形があるのではないかと考えております。地域でボランティアの方々等が展開していかれる動きがあれば、その状況を見守り、必要に応じて行政としてのかかわりも検討してまいりたいと考えております。以上でございます。                  〔4番議員挙手〕 41: ◯議長(川上文浩君) 渡辺議員。 42: ◯4番(渡辺仁美君) ありがとうございます。そういったことが伺いたかったです。  実はそういった民間との連携を視野に入れられて、そして現在、市民で活動されている方もいらっしゃると思いますので、そういったところへの働きかけ、それから塾などへの働きかけをされて、4月から始まります地区センターなどを拠点にし、そういった委託事業的に学習支援をおやりになる、そういったお考えは、ちょっと繰り返しの質問にはなりますけれども、可能性としてはいかがでしょうか。 43: ◯議長(川上文浩君) こども健康部長。 44: ◯こども健康部長井上さよ子君) 今おっしゃいましたような塾などのというような例は想定はしておりませんし、市が委託をするというような形での想定も考えてはおりません。  やはりいろんなニーズがあるとは思いますけれども、子供さんが社会経験の幅を広げさせたいというような御希望がまず1つあるのではないかといういうふうにも思います。それは、やっぱり行政が直接携わることではない部分が非常に大きいのではないかと思っておりますし、地域の方々が身近なところで支えてくださる活動がありましたら、必要に応じて支援は考えたいというふうには思っております。                  〔4番議員挙手〕 45: ◯議長(川上文浩君) 渡辺議員。 46: ◯4番(渡辺仁美君) ありがとうございます。  やはりひとり親家庭を含む生活困窮者ですとか、いろんな支援を求める方、総合的に判断して学習の支援も今後進めていただけることを期待します。  では、最後の質問になりますけれども、他市では市単独の支援事業などを行っているところもあります。今、こうして伺いますと可児市は十分な教育、それから仕事、そして経済的支援についても十分な支援がなされているとは思いますけれども、5項目めであります。今後、ひとり親家庭に対する支援について、可児市では新たな単独の施策を事業化される、そういったお考えはありますか。 47: ◯議長(川上文浩君) こども健康部長。 48: ◯こども健康部長井上さよ子君) 市としましては、ひとり親に限定した新たな施策というよりは、現在行っている施策をより充実させていきたいと考えております。  ひとり親家庭の支援において、市が担う役割で重要なことは、相談に応じること、有効な支援情報を提供していくことでございます。母子・父子自立支援員を中心に生活一般について行っている相談指導はさらに充実させ、個々の家庭に寄り添った支援を進めてまいります。  さらに、可児市子育て健康プラザ「mano」が来年春にオープンいたします。ハード・ソフト両面で子育て支援機能を集約し、ひとり親家庭を含め、さまざまな課題を抱えている家庭に対し、関係機関との効果的な連携体制で支援を進めてまいります。
     国等においても、子育て、生活支援、就業支援、経済的支援などの各種事業が設けられております。市の現状を踏まえ、これらの活用、実施を進めてまいりたいと考えております。議員に相談される方がございましたら、市の相談窓口を御紹介いただければと思います。                  〔4番議員挙手〕 49: ◯議長(川上文浩君) 渡辺議員。 50: ◯4番(渡辺仁美君) 今後、私も相談を受けるようなことがありましたら、ぜひ市の相談窓口へと申し上げたいと思っております。  そして、今御答弁いただきましたように、個々の事例に寄り添った形で新たなそういった支援策がまた生まれてくることかと思います。世帯数は減ることはないと思いますので、今後も引き続き母子家庭、父子家庭への支援を続けてくださいますよう期待申し上げます。  では、私の一般質問をこれで終わります。ありがとうございます。(拍手) 51: ◯議長(川上文浩君) 以上で、4番議員 渡辺仁美さんの質問を終わります。  次に、16番議員 山根一男君。 52: ◯16番(山根一男君) 16番議員、引き続きまして市民の声、山根一男でございます。  本日は大項目2件につきまして一般質問をいたします。執行部におきましては簡潔にして的を射た答弁をお願いいたします。  まず第1問目ですけれども、子育て支援に関することです。テーマが妊娠、当市の子育て施策の基本理念であります「子育てしやすい地域づくりを目指して マイナス10カ月から つなぐ まなぶ かかわる 子育て」の根幹とも言える妊娠期から乳幼児にかけての主に保健師や母子保健推進員、スマイルママ等による訪問指導について、現在の状況や課題、今後の方針、望ましいやり方について伺いたいと思います。  マイナス10カ月からの子育て支援は、当市の看板施策と言っても過言ではないと思いますので、冨田市長からの一言も、もしいただけたらと思っております。  先般、甲府市子育て世代包括支援センター「マイ保健師制度」を行政視察してまいりました。甲府市は人口が約19万人で、年間約1,500人の新生児が生まれるということであります。母子健康手帳発行時にマイ保健師と呼ばれる妊婦ごとに担当の保健師が決まっておりまして、このような名刺を渡したりすると。その後も出産後に至るまで継続的にかかわっていくということでありまして、名刺の裏にはこのように書いてあります。初めての妊娠で不安がいっぱい。何から始めればいいのかな。思いがけない妊娠に戸惑っている。頼れる人もいなくて育てていけるか不安。赤ちゃんが何をしても泣きやまない。どうしたらいいのかな。母乳・ミルクは足りているのかな。育児が忙しくていらいらする。子供の言葉の発達が気になる。子供を預けて働きたい。手続はどうしたらいいの。こんなときに御相談くださいということで、担当の保健師、それとエリアマネジャーと呼ばれる、その地区を担当する2人の名前がありまして、当然連絡先も書いてあります。  このようなマイ保健師による面談によりまして、特定妊婦等アセスメント会議を経て、ハイリスク妊婦を対象に訪問指導したり、乳児家庭には全戸訪問を行っているということです。その後も継続的な手厚い支援が必要な家庭、見守り等の支援が必要な家庭、自立できる家庭に分けて就学まではその体制は継続されるということでございました。  この事業に携わる保健師の数は18名とのことでした。妊娠期の当初からマイ保健師として名刺を渡され面談するというのは、妊婦にとってもとても安心感を与えるものではないかと思われました。  当市におきましても、最初に担当者の名前と連絡先を記したマグネットを渡すなど、ほぼこれに近い形で行われるというふうに聞いておりますけれども、ハイリスク妊婦訪問などでは、必ずしも訪問率は高くないということですし、そのあたりの課題や対応法などにつきましてお聞かせ願いたいと思います。  では、具体的な項目ですけれども、一括ですので全部読み上げます。  保健師や保健推進員、スマイルママによる妊婦、乳幼児の訪問指導など、どのような基準でどれぐらいの範囲、頻度で行われているか、実態を教えていただきたいと思います。  その2番目、その中でも外国籍市民への対応状況やその実施数についてどうでしょうか。  3番目、ハイリスク妊婦と呼ばれる妊婦の振り分け方、それぞれのリスク項目への対応方法や課題点についてはどうでしょうか。また、これまでの経験則からリスク項目が児童虐待や育児放棄などにつながってしまうケースはありますでしょうか。  4番目、本市では、新生児等家庭訪問と第2子以降のスマイルママ訪問では別事業となっていますが、切れ目のない子育て支援という観点からは問題はないのでしょうか。これを分けた理由並びに連携の方法につきましてお聞かせいただきたいと思います。  5番目、甲府市のような妊娠期から就学期まで継続的に一定の保健師が担当するには、何か課題がありますでしょうか。  以上、5項目です。よろしくお願いいたします。 53: ◯議長(川上文浩君) 執行部の答弁を求めます。  こども健康部長 井上さよ子さん。 54: ◯こども健康部長井上さよ子君) それでは1点目の妊婦、乳幼児の訪問実施についてからお答えいたします。  まず妊婦さんにつきましては、母子健康手帳交付時の個別面談にて、リスクの有無、訪問希望の有無等を確認し、訪問同意を得て、出産までに1回から2回訪問しております。リスクが高いと判断される妊婦には、担当保健師が中期に1回、後期に1回の計2回の訪問を行っております。ハイリスク以外の妊婦で訪問希望がある方については、これは昨年度9月から拡充した事業になりますが、市が母子保健推進員として委嘱した在宅の助産師・保健師により、後期に1回の訪問を行っております。  平成28年度の妊婦訪問実績は、ハイリスク妊婦202人に対して訪問は56人、電話での相談は73人、保健センターで面談ができた方が28人であり、状況を把握した方の割合は77.7%でした。  ハイリスク以外の妊婦で希望ありの方については、平成28年度の下半期の対象35人に対して23人に訪問できており、65.7%の把握割合となっています。  次に、新生児の訪問についてですが、原則として4カ月児健診前に1回の訪問を行っております。第1子新生児は、健康増進課の保健師・助産師、そして母子保健推進員が訪問いたします。ただし、第1子でなくても出生体重2,500グラム未満の子供さん、母親がハイリスク妊婦、母親が外国籍の方等への訪問は健康増進課で対応しております。  第2子以降は、こども課所管のスマイルママ、これは市が委嘱する方5名による訪問で、原則4カ月児健診前に1回の訪問となります。  訪問実績は、健康増進課において対象者575人に対し、母子保健推進員251人、健康増進課保健師304人で、全体の訪問実施率は96.5%となっております。スマイルママ訪問は、対象者234人に対し233人の訪問で、訪問実施率は99.6%となっております。  2点目の御質問、外国籍市民への対応状況等についてお答えいたします。  平成28年度は64人の方に外国語版母子健康手帳を交付しております。これは全体の7.86%に当たります。外国人妊婦については、保健師・助産師が必要に応じて市の通訳同席の上で妊婦全員の面談を実施しております。妊婦訪問は基準に基づいて実施いたしますが、平成28年度におけるハイリスク妊婦訪問対象202人中30人が対象となり、うち11人について訪問しております。訪問できていない19人のうち、10人は通訳による電話相談対応を行っておりますが、それ以外は連絡がとれないなどの状況となっております。  新生児訪問は、外国籍児童対象者57人のうち、55人について訪問しています。未訪問2件のうち、1人は面接実施、1人は訪問を希望しないという結果になっております。  3点目のハイリスク妊婦の振り分け方、対応方法と課題点についての御質問にお答えいたします。  まずハイリスク妊婦の振り分け方、基準でございますが、問診等によりハイリスク妊婦管理基準に基づくリスク項目の点数が高い妊婦、そして点数は低いが精神疾患や多胎、生活背景に問題を抱えている方などをハイリスク妊婦該当者としております。  リスク項目への対応については、それぞれの背景、課題に沿って担当保健師が寄り添い、継続支援を行います。課題としては、転出入を繰り返しているケースについては状況把握がおくれがちとなる傾向がありますが、関係機関と密な連携をとり、丁寧な対応を心がけております。  児童虐待や育児放棄につながる心配につきましては、妊娠期という特異な期間の状態におられますので、見守りは必要ですが、だからといって全ての方が虐待につながるわけではございません。精神的にも身体的にも不安定な時期を適切に支援することは、危機発生を予防することにつながると考え対応しております。  4点目の御質問、訪問事業を2つの課で取り組んでいる体制についてお答えいたします。  まず問題はないかというお尋ねですが、現体制に切れ目はなく、問題はないと考えております。  次に、2つの課の事業体制について御説明いたします。  まず健康増進課の新生児訪問事業は、昭和41年施行の母子保健法に基づき母子の健康を守るため、長年、健康増進課にて専門職である保健師・助産師による訪問体制をとってきております。  一方、スマイルママ訪問、こんにちは赤ちゃん事業と呼ばれるものですが、これは児童福祉法に基づき平成19年度から開始をしております。子育て情報提供や母親の悩みの傾聴、相談を目的とし、訪問スタッフについては育児経験があれば職種の制限はございません。可児市の場合は5名のスマイルママさんのうち、幼稚園教諭・保育士が3名、子育て経験者が2名となっております。どちらも同じ子育て家庭へのアプローチであり、訪問実施に関する情報交換を行うとともに、経過観察が必要な方については、こども課と健康増進課が連絡をとり合い、継続した支援を行っております。  5点目の御質問、甲府市のような体制構築に関する課題についてお答えいたします。  御承知のとおり、可児市においては平成26年度から「マイナス10カ月から つなぐ まなぶ かかわる 子育て」を推進しており、平成30年度には子育て世代包括支援センターとしての体制も整える予定でございます。来年度からの可児市子育て健康プラザ「mano」での体制については、県内外の先進事例十数カ所について視察する等、参考にさせていただき構築してきております。御紹介いただいた甲府市のような妊娠期から就学前までの継続的な支援体制については、既に体制は整えてきているというふうに考えております。以上でございます。                  〔16番議員挙手〕 55: ◯議長(川上文浩君) 山根議員。 56: ◯16番(山根一男君) 丁寧な答弁をありがとうございます。  幾つか再質問をしたいと思います。  まず外国籍の方ですけれども、こちらも大変な状況の中で訪問、指導などをされていると思います。通訳の方、これはフィリピン、ブラジル、いろいろといらっしゃると思うんですけれども、十分に足りているといいますか、通訳がいないからなかなかアポがとれないとか、そういったことはないでしょうか。 57: ◯議長(川上文浩君) こども健康部長。 58: ◯こども健康部長井上さよ子君) それはやはり容易には連絡がとりにくい場合は多うございますけれども、何回か御連絡を繰り返すなり、人づくり課の通訳さんのお手をかりましての連絡を重ねたりということで、ただいま申し上げたような結果というふうになっております。                  〔16番議員挙手〕 59: ◯議長(川上文浩君) 山根議員。 60: ◯16番(山根一男君) リスクにつきましてですけれども、可児市の保健活動というところをいろいろと見させていただいているんですけれども、13項目で一番多いのが、妊娠がわかったときにうれしくない、総計で928人中248人、26.7%というふうに出ていますけれども、これはポイントとしては配点2、多くのものは1点ですけれども、リスクの高いものについては2点というふうに換算されております。このうれしくないというのも、予想外だったので戸惑ったとか、困ったとか、何とも思わないとか、いろいろとあるようですけれども、このあたりはちょっと私的にも非常にショックといいますか、結構な数がいらっしゃるんだなあというふうに思ったわけですけれども、これをリスクというふうに捉えていいと思うんですけれども、これがどのようなフォローの仕方があるかといいますか、現場の動きなんかも含めまして、もし事例があるようでしたら教えていただきたいんですけど、いかがでしょうか。 61: ◯議長(川上文浩君) こども健康部長。 62: ◯こども健康部長井上さよ子君) これのみに限った事例ということは特別取り上げて確認はしておりませんが、妊娠がわかったときにどんなふうに思うかということは、今後、妊娠を継続し、出産を迎え、子育てをするにおいて一番最初の入り口でありますので、望まない妊娠であったのではないかということを非常に心配して、全員の妊婦さんにお目にかかっての問診ですけれども、特に丁寧にお伺いしながら、またほかの今御紹介いただいた妊娠項目のチェックは、本人のチェックによる問診事項の中の一つでございますので、もう一つ、保健師等が直接伺い、聞き取った背景の分野もクロスしながら総合的にリスクを判定した管理基準としておりますので、この項目に限ったことではなく、妊婦さんの不安に関しては寄り添うという体制で丁寧に対応しております。                  〔16番議員挙手〕 63: ◯議長(川上文浩君) 山根議員。 64: ◯16番(山根一男君) この13項目めに、その他、面接時に気になるということですけど、それが40人ぐらいいらっしゃるわけですけれども、これにはどんなことがあるのか、もし事例がわかるようでしたらお願いできませんでしょうか。 65: ◯議長(川上文浩君) こども健康部長。 66: ◯こども健康部長井上さよ子君) やはりそれは事例ということでは申し上げることはできませんけれども、保健師等が観察をしていて、先ほども申し上げましたとおり総合的に判断をいたします。その中で、最初にお話しされていることと矛盾を感じるようなお申し出のことであったりとか、そういった内容で裁量といいますか、そういった分野で感じる、保健師として専門職として、ちょっとこの反応は気になるなというところをチェックしたりというような部分というちょっと曖昧な答えになりますけれども、面接の中で総合的に判断する一つの項目でございます。                  〔16番議員挙手〕 67: ◯議長(川上文浩君) 山根議員。 68: ◯16番(山根一男君) その判断といいますのは、保健師の方、もしくは何らかのアセス会議みたいな、そういうことを開いてやるんでしょうか。どのような仕組みになっているか、簡単で結構ですので、教えていただけますか。 69: ◯議長(川上文浩君) こども健康部長。 70: ◯こども健康部長井上さよ子君) 妊婦さんとの面談をした際には、母子健康手帳交付時でございますので、そのときに担当する保健師がまずは対応いたします。その手続が終わりました後に集計等に移るわけですけれども、その中で母子保健の担当者が確認しつつ、ちょっと気になる方については、その場で確認をするというような、定例的にアセスメント会議というようなものをわざわざ設けてはございませんけれども、毎週の随時の手帳交付時の折に一つずつ確認をする機会を持っております。                  〔16番議員挙手〕 71: ◯議長(川上文浩君) 山根議員。 72: ◯16番(山根一男君) あと精神疾患の既往ありが21人、あとここ1年間に鬱状態が2週間以上続いたことがあるという、これは大変ある程度のリスクだと思うんですけれども、単独でも十分なリスクになる、これが90人ぐらいいらっしゃるということですけれども、これに対してどのような対応の仕方があるのか。訪問する方をかえるとか、対応の仕方があるようでしたら、ちょっと事例として教えていただけませんでしょうか。 73: ◯議長(川上文浩君) こども健康部長。 74: ◯こども健康部長井上さよ子君) この問診項目のチェック項目につきましては、繰り返しの答えになりますけれども、この1項目を取り上げてのみの判断ではございません。もう一つの背景等をクロスに掛け合わせた上でその方を総合的に判断するように考えますので、この項目に限っての対応ということに関してはお答えできるものはございません。                  〔16番議員挙手〕 75: ◯議長(川上文浩君) 山根議員。 76: ◯16番(山根一男君) 4番目のスマイルママとの役割の違いですけれども、歴史的な背景が違うということもわかりました。また、部署が違うと言えば違うんですけれども、連携が今後、特にとりやすくなっていくだろうなということも想像できますので、ぜひまた続けていただきたいなあと思います。  甲府市のようなという言い方をしてしまいましたけれども、十分できているという感じはするんですけれども、ただ、やはり最初の時点で担当ですというようなことがどの程度できているのか。その実態につきまして、もう少し教えていただけませんでしょうか。 77: ◯議長(川上文浩君) こども健康部長。 78: ◯こども健康部長井上さよ子君) まずは母子健康手帳交付時に一番最初にお目にかかります。そのときに、当然手帳交付を担当する者が当たっておりますので、担当する保健師は13人ほどおりますから、全ての保健師がその事業に集中するわけにはまいりませんので、まずは名前の紹介をすることがほとんどになると思います。たまたまそこを担当している保健師がその方にマッチングできれば、お顔を見せながらの紹介になると思います。一番最初はそういう形になりますけれども、次の訪問であったり、乳児健診であったり、また続く相談であったり、また随時の相談はお待ちしておりますというメッセージも残しておりますので、そういったつながりの中で、ずうっと先を見越してあなたの担当をさせていただく保健師ですというふうな紹介を最初にしております。                  〔16番議員挙手〕 79: ◯議長(川上文浩君) 山根議員。 80: ◯16番(山根一男君) そのときに連絡先を書いたマグネットを、この方があなたの担当ですよという形で渡すんでしょうか。名刺はそのときには渡しませんか。どのような形か、まだ見ていないので、済みません。 81: ◯議長(川上文浩君) こども健康部長。 82: ◯こども健康部長井上さよ子君) 名刺をお渡ししていると思います。どのような形かということは、本議会でも実物をお見せして答弁をさせていただいておりますし、重点事業シートの中でも、名刺、マグネットのものの写しは図柄で紹介しておりますので、そこで御確認していただけると思いますけれども、母子健康手帳交付時にお渡ししております。                  〔16番議員挙手〕 83: ◯議長(川上文浩君) 山根議員。 84: ◯16番(山根一男君) 最初がすごく大事だと思います。もちろんなかなか担当者が会えないということがあると思いますけど、毎週木曜日にある程度一括して母子手帳を渡されているわけですよね。なるべくこの日に担当の保健師の方が短時間でも会って、挨拶といいますか、私が担当ですということをきめ細かくやることは、今の体制の中で難しいんでしょうか。 85: ◯議長(川上文浩君) こども健康部長。 86: ◯こども健康部長井上さよ子君) 母子健康手帳交付事業に保健師が13人投入するということは、大変事業的にも困難な体制です。多種の50を超える事業を抱えている保健センターの中で、幾つもの業務を兼ね合わせながら効率を考えながら動いております。どんな形で一番妊婦さんに接点を持ち続けることができるのかという工夫は、こういった名刺であったり、マグネットであったりということで対応することで何とか埋め合わせたいというふうに考えておりますが、そこの部分だけに13人を投入するということは考えておりません。                  〔16番議員挙手〕 87: ◯議長(川上文浩君) 山根議員。 88: ◯16番(山根一男君) 限られた人員の中で精いっぱいの努力をされているというのは本当にわかります。ただ、看板といいますか、マイナス10カ月というのは今後の可児市の、今現在も大きなテーマでもありますし、まして「mano」ができて、より緊密な、距離的にもかなり近い形でできるようになってくると思いますので、そのあたりをぜひ、きめ細やかな対応をさらに続けていただきたいと思いますけど、もし市長にコメントがありましたらお願いできませんでしょうか。 89: ◯議長(川上文浩君) あるならどうぞ。  冨田市長。 90: ◯市長(冨田成輝君) 何を聞かれているのかよくわからないんで申しわけないんですが、コメントをということですが、私が市長にさせていただいたときに大きな今後の地域の課題として、これは日本中どこでもそうですけれども、高齢化と少子化というのがもう当時ありました。その中で、特に子供がただでさえ少なくなる。一方で非常に問題を抱えた子供さん、そして家庭がふえているという現状、それにどう対応していくかと考えたときに、可児市は、これは可児市の大きな特徴は職員が普通のところの半分しかいない。甲府市は1,000人ということですが、うちは500人ということで、人口の違いはあるにしても非常に少ない。その中で職員の皆さんがフルに力を発揮するためには集約するしかない。そして1カ所で連携を深める。さらには、いろいろな政策を一緒になってやっていくと。効率的にやっていくしかないんで、ほかにもいっぱい理由はありますけれども、それで今の「mano」の構想を議会に諮らせていただいて、賛成をいただいて進めさせていただいておるというところでございます。  その中で、やっぱり市長といえども現場のことはわからないわけで、逆に余り口出しをしてはいけないと私は思っていまして、市の子育ての方針をしっかりと決めて職員に伝える。職員がそれを理解しているというのを確認した上で、あとの現場のやり方は現場の責任者である部長以下に任せながら時々チェックさせていただくということで、今のところ、施政方針に沿った形で進めていただいていると思いますし、ソフトの関係はもう既にスタートして、建物ができたときには、そこからスタートしては間に合わないので、そういう意味では大変苦労しながらも順調にいろいろ勉強してやっていただけているなということは思います。  引き続き議会の皆様や市民の皆様の声を聞きながら、現場がしっかりと市民の声に応えているかというのは当然、任せると言いながらチェックしないというわけじゃありませんので、監視をさせていただきながら、一方で自由に伸び伸びと職員がその力を発揮していただけるような環境を維持していきたいというふうに考えております。以上でございます。 91: ◯議長(川上文浩君) 山根議員に申し上げます。  ここは一般質問の場でありますので、市政のトップである市長に対してコメントを求めるというやり方はどうかというふうに思いますので、今後、質問に答えるという立場での質問は結構ですけれども、コメントをいただくというのは、この一般質問の場では控えていただきますように、また議会運営委員会のほうで議論していただきますようによろしくお願いいたします。                  〔16番議員挙手〕
    92: ◯議長(川上文浩君) 山根議員。 93: ◯16番(山根一男君) わかりました。  コメントという言い方は悪かったかもしれませんですけれども、総責任者としましての今回のテーマに関しましての意見をお伺いしたかったという気持ちでございますので、今後、ちょっと控えさせていただきたいと思います。  そうしますと、じゃあ、以上で第1点目につきましては終わりたいと思います。  それでは、第2点目につきましてですけれども、いじめ相談体制は万全かというテーマです。  当市は、平成24年10月3日に全国に先駆けて子供のいじめ防止に特化した可児市子どものいじめの防止に関する条例を施行しました。常設型のいじめ防止専門委員会の設置など、いじめ防止に関する施策では全国のモデルにもなってきました。あれから5年が過ぎました。  この5年間、取り立てて大きな事案もなく、各学校や児童・生徒自身の取り組みも功を奏し、市内の小・中学校ではいじめに対して落ちついているものと想定はできます。可児市のいじめ防止専門委員会に関しましても、昨年度の相談件数は18件で過去最低を記録しました。一番多かった3年前からすると半減しています。いじめの相談経路としては、児童・生徒の保護者からが9件、学校からが6件、当事者である子供本人からはわずか2件だった。年18件といえば一月当たり1.5件であり、少ないことはいいことでありますので、それはそれでいいと思いますけれども、それでいじめが減ってきたと受けとめればそれでいいんですけれども、ただ、一方で教育委員会が把握している昨年度の学校現場でのいじめの件数は128件あったということです。懸念されるのは、いじめのあり方がより巧妙化しており、SNSなどネットを利用したものがふえているんではないかという見方ができるかと思います。  ことし9月に長野県が中高生向きの無料通信アプリ、LINEを利用して試験的にいじめや自殺等についての相談窓口を開設したところ、わずか2週間で547件もの相談依頼があったとのことです。この件数は、長野県の昨年の電話相談1年分の2倍を超えたとのことでした。  このことから想像されるのは、子供たちはふだん電話を使うことが少なくなっておりまして、SNSのLINE等を利用する児童・生徒が大半なので、電話を利用した相談では、余り利用されないのではないだろうかということです。このことは相談ツールとしての電話のあり方を見直し、より複眼的な見地から媒体について検討する余地があるのではと思います。  また、同様にいじめの行われる場所としても、SNSを中心としたネットを利用したものにシフトされるというよりも、完全にシフトしていると思うんですけれども、まだ実態がわからないというのが現実だと思います。  具体的な質問に移ります。一括質問でいきます。  いじめ防止専門委員会に寄せられる相談18件、 ── 平成28年度の実績ですけれども ── と、教育委員会が把握されている平成28年のいじめの実態、年間128件、数字的に大きなギャップがあるわけですけれども、このあたりどういう意味合いがあるか御説明いただければと思います。  2番目、SNSなどネットを利用したいじめの実態や対応策、防止策など、最新の状況などを御説明いただきたいと思います。  3番目、いじめ事案の学校による差はないのでしょうか。特にネットを利用したいじめ等に対して、より有効な防止策を講じている事例などがあれば御紹介いただきたいと思います。  4番、可児市いじめ防止専門委員会への児童・生徒本人からの相談件数が少ないように思いますが、より広く多くの方に認知してもらうために、何か利用促進する方法があるでしょうか。  5番目、大津市などで既に行われていますが、SNSを利用したいじめについての相談体制を加えることは可能でしょうか。  以上、5点につきましてお願いしたいと思います。 94: ◯議長(川上文浩君) 執行部の答弁を求めます。  教育委員会事務局長 長瀬治義君。 95: ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 私のほうからは、1番目、2番目、3番目の3つにいてお答えいたします。  まず、1つ目のいじめ防止専門委員会と教育委員会が把握しているいじめの件数についての質問にお答えいたします。  可児市のいじめ防止専門委員会は、通報、相談等を受けたいじめについて専門家による客観的な立場からの調査、調整等を行うために設置されているものであります。平成28年度の18件とは、この委員会に寄せられた相談件数であります。  教育委員会が把握している128件は、文部科学省が毎年度実施している児童・生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査に基づきまして学校が認知した件数であります。この18件と128件については、件数の把握方法についての性格が異なりますため、直接比較検討することはできないと考えられます。  学校では、本人からの相談、保護者からの相談、周りの子からの相談、教師による発見、アンケート調査、地域からの情報提供など、さまざまな手段でいじめの把握に努めておりまして、できるだけ早く情報をつかんで共有し、迅速に対応するようにしております。  平成28年度いじめ防止専門委員会の活動報告でも、いじめ防止専門委員会への相談や訴えが減少していることは、学校全体として事案の把握から早期解決に向けて取り組んでいる成果であると述べられております。  2つ目のSNSなどネットを利用したいじめの状況についてお答えいたします。  初めに、いじめの実態についてであります。  平成28年度、SNSなどネットを利用したいじめは、小・中学校合わせて4件の報告がありました。本年度は、現在のところ報告を受けておりません。  次に、対応策についてであります。  SNSへの書き込み等の情報を得るために、岐阜県が設置しているネットパトロールと連携し、情報の提供を受けております。また、さまざまな方法で把握されたいじめ事案は、即座に事実の把握に努めます。事案によっては警察とも連携し、保護者の協力を得ながら対応いたします。  いじめ防止専門委員会では、平成25年6月からスマートフォン、携帯電話、パソコンからのメールを利用した相談も受け付けており、これまでに2件の相談があったと聞きました。  次に、防止策についてであります。  市内の小・中学校では、年間計画に従い、情報モラルについて指導しております。また、ネットを使ったいじめや犯罪の事例を話題にして日常的に指導をしております。小学校では、児童が利用するパソコンに情報モラル指導ソフトが入れてあり、アニメーションを使った70ほどの授業が展開できます。  中学校では、生徒用のパソコンからインターネットを通じて情報モラルの授業が受けられるように環境整備をしております。外部の機関とも連携しており、可児市人権啓発センターの人権標語、300字小説などの募集に対しては、各学校が積極的に参加しております。人権について、子供たちが考えるよい機会となっております。各家庭、保護者に対しても懇談会やPTA行事、学校だよりなどを利用して啓発しております。  また、可児市家庭教育学級では、LINEの運営会社から講師を招くなどし、情報モラル講座を毎年1月に開催しています。ことし11月の可児市青少年育成市民会議主催のシンポジウムでは、保護者などが参加し、ネットトラブルに関する専門家によるネットの怖さや使用方法に関する講演が行われました。その中では、SNSの利用は使う人の心の問題であり、その心を育てなくてはならないとして、子供が主体的にルールづくりをしていくことが大切であるという話を伺いました。  学校が未然防止に努めることはもちろんですが、社会全体としてもいじめを許さない雰囲気をつくることや、多くの方がネットの状況を理解することにより、SNS等を利用したいじめの防止につながるものと考えております。  3つ目のいじめ事案の学校による差、より有効な防止策についての御質問にお答えいたします。  いじめの内容は学校によって違いがあるものではなく、悪口や仲間外れ、暴力などによって被害者が心身の苦痛を受けたものをいじめと捉え、それぞれの学校で対応しております。いじめ事案に対する学校の対応は、情報の収集、事実把握、解決に向けての対応、事後指導と進めており、どこも同様でございます。ただし、小学校と中学校では、子供の発達段階が異なるため、発生する事案の内容に差が見られます。したがって、段階に応じた指導をする必要があります。  小学校においては、SNSのシステムやほかの人に与える影響について、理解不足によるネットトラブルが心配されます。そこで、情報モラル教育において、利用指導とともにマナー違反や不注意な行為がトラブルや犯罪になることを指導ソフトを活用して指導しております。また、道徳や学級活動などで加害者、被害者の立場でその気持ちを考えさせたり、利用の仕方を話し合わせたりする心の教育に力点を置いて指導しております。  中学校においては、自身の行為がいじめとわかっていながら悪意を持って行ったことによるトラブルが起こりがちであります。特定の個人の悪口を書き込んだり、グループのメンバーから外したりするような事案であります。中学校でも情報モラル教育において、利用指導とともにマナー違反や不注意な行為がトラブルや犯罪になることを具体的な事例を活用して指導しております。加えて自制すること、相手を尊重すること、友情の大切さなど、望ましい人間関係の構築に資する価値意識を育てるよう道徳教育でも指導を進めております。  このように、小・中学校どちらにおいても仲間との温かい関係づくりを重視した指導を行っております。いじめをなくし、笑顔の学校とするため、学級における人間関係の大切さを重視し、良好な友達関係を築くよう指導を進めているところであります。以上です。 96: ◯議長(川上文浩君) こども健康部長 井上さよ子さん。 97: ◯こども健康部長井上さよ子君) それでは、小項目4と5について、こども健康部からお答えさせていただきます。  4点目の御質問、相談の利用促進についてでございますが、児童・生徒本人にも相談窓口の存在を知ってもらえるよう、平成24年度から毎年度いじめ防止啓発用パンフレットを作成し、市内小・中学校の全児童・生徒に学校を通じ配付しております。年齢に合わせ小学生向け、中学生向けがあり、平成27年度からは外国語版も作成しております。そのほか、カードやポスターなどによる周知にも努めております。  また、子供たちがみずから相談しやすいような工夫として、手紙相談については、いじめ防止パンフレットに切り取ると料金受取人払いの手紙欄つき封筒になるページを入れております。「秘密を守ります」「お手紙待っています」などのメッセージも添えているものでございます。電話相談としては、子供相談専用フリーダイヤルを設置、そしてパンフレットには二次元バーコードをつけ、インターネットメール相談も受け付けているところでございます。  こうしたことで、相談窓口があることについての認知に努めているところでございますが、より子供たちの関心を引くような印刷物の体裁や内容の改善、子供が多く参加する催しなどの場を活用した啓発活動なども進めながら、地道に継続していくことが大切であると考えております。  5点目の御質問、SNSを利用したいじめ相談体制を加えることは可能かについてお答えいたします。  市としましては、現段階では他市の事例等を見守る時期であると考えております。大津市のLINEによるいじめ相談は、本年11月から来年3月末までの期間で試験的に始められており、同市の一部の中学生、これは3つの中学校を選ばれ、約2,500人を対象とされておりますが、平日の夕方から夜、午後5時から9時までの時間帯になりますが、この間で相談を受け付ける形で始まったばかりのものでございます。  また、9月に長野県で行われたいじめ・自殺対策を目的としたLINEによる相談の結果のレポートによりますと、2週間で延べ547件の相談が寄せられた、相談者の約半数が高校生であった、相談のうちいじめに関するものは45件であった、これは全体の約8%に当たるものですが、こういった状況が報告されております。今後、いじめの解決が図られたのかなどの検証が待たれるところでございます。  SNSを活用した相談は、子供たちにとって身近で気軽に相談できる環境づくりの一つとして興味深い方法ではあると思います。文部科学省においてもワーキンググループを設置、本年8月にはSNSを活用した相談体制の構築に関する当面の考え方、これは中間報告でございますが、考え方がまとめられ、来年度をめどに国においてモデル事業を行う方針が示されています。この報告では幾つかの課題が示されています。  対応する相談員については、電話や面談による相談業務の経験豊富な者に加えて、SNSで使用するメッセージの言葉遣いや絵文字の解釈など、若年層のコミュニケーション事情に精通した人材の配置が必要となってくること、緊急時対応については、命にかかわる相談があったときの体制整備が必要であること、時間をあけない対応が期待されるSNS相談に迅速に対応し切れるのか危惧されること、また、アプリについてはどのようなものを選択するのかなどの課題が示されております。今後に向けては、国のモデル事業の実施結果等を検証し、技法の改善を図った上で全国展開について検討すべきと考えられると報告されているところでございます。  こうした状況から、現段階では、市としてSNSを利用したいじめ相談に取り組むことは考えておりませんが、今後の国や他自治体の動向を注視してまいりたいと思います。以上でございます。                  〔16番議員挙手〕 98: ◯議長(川上文浩君) 山根議員。 99: ◯16番(山根一男君) 御答弁ありがとうございます。  幾つか再質問したいと思います。  教育委員会で把握されている128件、そのうちネットに関するものが4件という非常に少ないなあと思いますけれども、ほかに事案としまして重篤なものがあったのかどうかとか、あるいは外国籍の子供に関してどれぐらいあったとか、もし把握されている範囲内でわかるようでしたら、128件の内訳についてもう少し御説明いただけませんでしょうか。 100: ◯議長(川上文浩君) 教育委員会事務局長。 101: ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) まず外国籍児童・生徒なのか、日本国籍の子供なのか、そういった分類、種分けはしておりません。  いま一つ、重篤なと言われましたが、その事案ですね。いじめのいろいろな対応ですね、からかわれるとか、悪口を言われるとか、そういった分類はしております。とりたててこれは重篤だというような印象は持っておりませんが、内容によっては保護者と連携しながら、警察にも相談に乗っていただきながら、そのような事案があったことは記憶しております。以上です。                  〔16番議員挙手〕 102: ◯議長(川上文浩君) 山根議員。 103: ◯16番(山根一男君) 学校側からいじめ防止委員会のほうに対応を求められたのは6件という話でしたけれども、もう少しあってもいいのかなあというのはちょっと勝手な感想かもしれませんですけれども、そこに至らないという判断であればそういうことだと思うんですけれども。といいますのは、当初、いじめ防止委員会ができるときに、学校で負担が大きいことに関しまして、専門家集団であるいじめ防止委員会のほうで対応というところもあったかと思うんですけれども、そういうケースが余り大きくないというふうに感じます。その6件がそうだったのかというところで、その辺の見解はいかがでしょうか。 104: ◯議長(川上文浩君) 教育委員会事務局長。 105: ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 学校に寄せられる相談、あるいは学校が認知するいじめ事案、そういうものといじめ防止専門委員会に寄せられる相談、これは子供であったり、親であったり、そういう寄せられる人の意識の違い、ちょっと言い方が悪いかもしれませんが、学校には知られたくないですとか、匿名でお願いしたいとか、そういった学校を通したくない、あるいはさらに専門的な意見を聞きたい、そういった個別の内容が含まれていると、意味合いが含まれているというふうに考えます。そういったところで、先ほども申し上げました件数についての比較は、性格が違うということであります。以上です。                  〔16番議員挙手〕 106: ◯議長(川上文浩君) 山根議員。 107: ◯16番(山根一男君) 128件中ネット関係が4件だったということです。といいますのは、非常に把握がしにくいというのはわかります。文部科学省のネット上のいじめについての定義といいますか、特色について書かれていますので、読ませていただきます。  インターネットの持つ匿名性から安易に誹謗・中傷な書き込みが行われるため、子供が簡単に被害者にも加害者にもなれる。インターネット上に掲載された個人情報や画像は、情報の加工が容易にできることから誹謗・中傷の対象として悪用されやすい。また、保護者や教師など、身近な大人が子供の携帯電話等の利用の状況を把握することは難しい。要は、実態把握することは非常に難しいというふうになっています。当然だと思いますけれども。  ですので、4件というのは氷山の一角なのではないかというふうに感じますけれども、そんな中でいろんな形で子供たちに教えていただいてわかるんですけれども、やはりそれをいかにして把握するかということの工夫ですね。大津市とか、あるいはこれからということですけれども、もう少し踏み込んだ形で、特に学校におきましてはアンケート調査なんかを毎年必ずやっているというふうにお聞きしましたんですけれども、そんな中でもう少し踏み込んだ形で聞くことは、ネットについての質問をしているのかどうかということをちょっと質問したいと思いますけど、いかがでしょうか。 108: ◯議長(川上文浩君) 教育委員会事務局長。 109: ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 議長、ちょっと反問をさせてください。 110: ◯議長(川上文浩君) 反問を認めます。時計をとめてください。  どうぞ、反問。 111: ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 今の御質問でちょっと具体性がなくて、私には質問の内容を受け取れませんでしたので、いま一度お願いいたしたいと思います。 112: ◯議長(川上文浩君) 再質問の詳細について、山根議員、お答えください。 113: ◯16番(山根一男君) 失礼しました。  いじめについてのアンケートを各学校ごとにやられているというふうに聞きました、小学校でも、中学校でも。そのときの質問項目の中に、特にネットについて具体的に聞いているような項目があるかないかということをお伺いしたいと思います。 114: ◯議長(川上文浩君) 教育委員会事務局長。済みません、反問はよろしいですか、もう。 115: ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 反問を終わります。ありがとうございます。 116: ◯議長(川上文浩君) それでは反問を終わります。時計を進めてください。  教育委員会事務局長。 117: ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 各小・中学校では、独自にそれぞれの学校で2回から4回程度、それぞれ学校によって違いますが、子供に対する生活のアンケートを行っております。その目的は、自分が今クラスの中で楽しいかとか、悩み事があるのかないのかとか、そういったいじめに関することも含んでおりますが、特にSNSなどネット関係についてのいじめに特化したという内容では、質問の項目は設けておりません。以上です。                  〔16番議員挙手〕 118: ◯議長(川上文浩君) 山根議員。 119: ◯16番(山根一男君) 私も内容を見させていただきましたけれども、いじめがあったかなかったかという単純なところでありまして、もちろんそういったことを地道にやられている努力は非常に買いたいと思います。  1つ紹介したいんですけれども、ちょっと10年ぐらい前の話ですので、中学校のPTAのときにアンケート調査をやったことがありまして、親に対するアンケートです。全部で490人ぐらいの方に聞いたわけですけれども、子供のいじめについて、いじめがあるかないかというようなことを聞いたときに、子供といじめについて会話した内容について、「いじめたことがある」という方が65人、「誰かをいじめたことがある」が18人、「誰かがいじめられるのを見たことがある」が96人、「いじめがあることを聞いたことがある」が138人というような数字がありまして、どういう場所で行われているかということですけれども、「教室」153人、「部活」38人、「特別教室」14人、「放課後の学校」28人、「学校外」25人、「ネットやメール」13人、4.4%ですけれども、11年前、2006年の調査ですけれども、中学校で行ったときにそういった実態がありました。今とは違うかもしれませんけれども、要は、親は非常に把握しているケースが多い。親が子供に聞いているということなんですけれども、そのような、例えば親に対するアンケートとか、とにかくいろんな形で、いろんな方法でいじめを把握しようという答弁が今ありましたんですけれども、そんな中で、保護者を通じてそういったことを見ようという実績みたいなことはありますでしょうか。 120: ◯議長(川上文浩君) 教育委員会事務局長。 121: ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 子供に対してではなくて、それは保護者に対して子供と同様のようなアンケートを実施するということと私は受けとめましたけれども、そんなようなことで答弁させていただきますが、この128件、平成28年度のいじめの件数、この発見に至る経緯ですね。その内容を見ますと……。  申しわけございません。そのようなアンケートを実施したことがあるのかということですね。保護者に対してはアンケートを実施したことはございません。                  〔16番議員挙手〕 122: ◯議長(川上文浩君) 山根議員。 123: ◯16番(山根一男君) ないということです。私も余り聞いてないんですけれども、ただ、手だてとしてそういった方法は使えるのか使えないのか。もし使おうとすると何か支障があるのかどうか、お伺いしたいと思います。より有効な手だての中の一つだと私は考えますので。 124: ◯議長(川上文浩君) 教育委員会事務局長。 125: ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 議長、反問させてください。 126: ◯議長(川上文浩君) 反問を認めます。時計をとめてください。 127: ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 保護者に対してのいじめのアンケートということですけれども、児童・生徒8,300人ほどの子供たちがおります。その保護者に対するアンケートということですが、大変な時間と労力が必要だと思います。そういった中で、議員がどういった理由でそのアンケートをすることが有効なのか、効果が出るのか、どういう理由でそういうふうに思ってみえるかをお聞きしたいと思います。 128: ◯議長(川上文浩君) 山根議員。 129: ◯16番(山根一男君) 反問、ありがとうございます。  128件のうち4件しかネットやメールでのいじめがないと、この件数は私の実感とはかなりかけ離れたもので、ということは、特にネットやSNSを通じたいじめというのはなかなか表面にあらわれにくい。じゃあどうやって探そうかというときに、もちろん直接子供に聞くことも大切ですけれども、親がある程度そのことをいろんな子供を見ている中で気がつくケースも多いんじゃないかと思いましたもので、とにかくやっぱりいじめをなくすということを最前線に考えた場合にあらゆる手を尽くすというところで、私が過去行った自分がPTA会長のときに行ったアンケートの結果ですけれども、非常にびっくりするような数字が出てきました。本当に落ちついて何もないような感じでしたけれども、中ではいろんなことが行われているというのが、保護者の声を通じて見えてきたことがありましたので、その体験をお話しした上で、学校現場でそういったことを今後やれる可能性がないのかということをお伺いしました。以上です。
    130: ◯議長(川上文浩君) 教育委員会事務局長。 131: ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 反問を終わります。 132: ◯議長(川上文浩君) 時計を進めてください。反問を終わります。 133: ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 128件のいじめ認知件数のうち、発見の経緯といたしましては、そのうち56件が保護者からの相談によるということであります。そして33件が子供本人からの先生に対する相談、そして32件が教育現場、教員・教諭、職員による発見というところであります。その数字を見る限り、保護者と子供が家庭の中でかなりコミュニケーションがとれていて、子供の情報は保護者が知り得ていると。この保護者からの相談という件数が余りに低ければ、数が少なければ、そのアンケートというのも議員が言われるように効果があるのかもしれませんが、かなり数を保護者からいただいているというところの状況を踏まえますと、先ほど啓発用のパンフレットの全ての子供に対する配付ですとか、あるいは学校だよりでの啓蒙ですとか、そういったところを通じて啓発していくのが妥当かなというふうに考えるわけであります。以上です。                  〔16番議員挙手〕 134: ◯議長(川上文浩君) 山根議員。 135: ◯16番(山根一男君) わかりました。そういう状況だということで了解しましたけれども、このときのアンケート、378人の方から回答をいただいたんですけど、そのうち171人の方が手書きでいろんなコメントをたくさん書いてきた。それぐらい思いが詰まっていたと。ちょうど11年前といいますと、いじめが大きな世間的にも話題になっていたときですので、また今とは状況が違うかもわかりませんけれども、そういった方法もあるということだけをお知らせしていきたいと思います。  本市にとりまして、いじめは絶対あってはならないということを、なくすのはもちろん不可能に近いかもしれませんですけれども、常にあらゆる努力をしてそれをなくしていくという取り組みをぜひとも今後期待して私の一般質問を終わりたいと思います。以上です。 136: ◯議長(川上文浩君) 以上で、16番議員 山根一男君の質問を終わります。  以上で、通告による質問は全て終了しました。  これをもって一般質問を終了します。   ──────────────────────────────────────   議案第56号から議案第67号まで及び議案第69号から議案第73号までについて(質疑・委   員会付託) 137: ◯議長(川上文浩君) 日程第4、議案第56号から議案第67号まで、議案第69号から議案第73号までの17議案を一括議題とします。  これより質疑を行います。  通告がありませんでしたので、これにて質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております各議案につきましては、配付しました付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会へその審査を付託します。   ──────────────────────────────────────   散会の宣告 138: ◯議長(川上文浩君) 以上で、本日の日程は終わりました。  お諮りします。委員会審査のため、明日から12月20日までの14日間を休会としたいと思います。これに御異議ございませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 139: ◯議長(川上文浩君) 御異議がないものと認めます。よって、明日から12月20日までの14日間を休会とすることに決定しました。  本日はこれをもって散会します。  次は、12月21日午前9時から会議を再開しますので、よろしくお願いいたします。御苦労さまでした。                                 散会 午前10時28分  前記のとおり会議の次第を記載し、その相違ないことを証するため、ここに署名する。     平成29年12月6日         可児市議会議長     川  上  文  浩         署 名 議 員     可  児  慶  志         署 名 議 員     林     則  夫 発言が指定されていません。 Copyright (c) KANI CITY PLENARY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...