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平成29年第2回定例会(第3日) 本文 開催日:2017-06-12
平成29年第2回定例会(第3日) 名簿 開催日:2017-06-12

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  1. 可児市議会 2017-06-12
    平成29年第2回定例会(第3日) 本文 開催日:2017-06-12


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    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2017-06-12: 平成29年第2回定例会(第3日) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 200 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 2 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 3 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 4 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 5 :  ◯2番(田原理香君) 選択 6 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 7 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 8 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 9 :  ◯2番(田原理香君) 選択 10 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 11 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 12 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 13 :  ◯2番(田原理香君) 選択 14 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 15 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 16 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 17 :  ◯2番(田原理香君) 選択 18 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 19 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 20 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 21 :  ◯2番(田原理香君) 選択 22 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 23 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 24 :  ◯2番(田原理香君) 選択 25 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 26 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 27 :  ◯2番(田原理香君) 選択 28 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 29 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 30 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 31 :  ◯2番(田原理香君) 選択 32 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 33 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 34 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 35 :  ◯2番(田原理香君) 選択 36 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 37 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 38 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 39 :  ◯2番(田原理香君) 選択 40 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 41 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 42 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 43 :  ◯2番(田原理香君) 選択 44 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 45 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 46 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 47 :  ◯2番(田原理香君) 選択 48 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 49 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 50 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 51 :  ◯2番(田原理香君) 選択 52 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 53 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 54 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 55 :  ◯2番(田原理香君) 選択 56 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 57 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 58 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 59 :  ◯2番(田原理香君) 選択 60 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 61 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 62 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 63 :  ◯2番(田原理香君) 選択 64 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 65 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 66 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 67 :  ◯2番(田原理香君) 選択 68 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 69 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 70 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 71 :  ◯2番(田原理香君) 選択 72 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 73 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 74 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 75 :  ◯2番(田原理香君) 選択 76 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 77 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 78 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 79 :  ◯2番(田原理香君) 選択 80 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 81 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 82 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 83 :  ◯2番(田原理香君) 選択 84 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 85 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 86 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 87 :  ◯2番(田原理香君) 選択 88 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 89 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 90 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 91 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 92 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 93 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 94 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 95 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 96 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 97 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 98 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 99 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 100 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 101 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 102 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 103 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 104 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 105 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 106 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 107 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 108 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 109 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 110 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 111 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 112 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 113 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 114 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 115 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 116 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 117 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 118 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 119 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 120 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 121 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 122 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 123 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 124 :  ◯18番(伊藤健二君) 選択 125 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 126 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 127 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 128 :  ◯18番(伊藤健二君) 選択 129 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 130 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 131 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 132 :  ◯18番(伊藤健二君) 選択 133 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 134 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 135 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 136 :  ◯18番(伊藤健二君) 選択 137 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 138 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 139 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 140 :  ◯18番(伊藤健二君) 選択 141 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 142 :  ◯福祉部長(西田清美君) 選択 143 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 144 :  ◯18番(伊藤健二君) 選択 145 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 146 :  ◯福祉部長(西田清美君) 選択 147 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 148 :  ◯18番(伊藤健二君) 選択 149 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 150 :  ◯17番(中村 悟君) 選択 151 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 152 :  ◯教育長(篭橋義朗君) 選択 153 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 154 :  ◯市民部参事(村瀬雅也君) 選択 155 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 156 :  ◯17番(中村 悟君) 選択 157 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 158 :  ◯教育長(篭橋義朗君) 選択 159 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 160 :  ◯17番(中村 悟君) 選択 161 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 162 :  ◯市民部参事(村瀬雅也君) 選択 163 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 164 :  ◯17番(中村 悟君) 選択 165 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 166 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 167 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 168 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 169 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 170 :  ◯17番(中村 悟君) 選択 171 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 172 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 173 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 174 :  ◯17番(中村 悟君) 選択 175 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 176 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 177 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 178 :  ◯17番(中村 悟君) 選択 179 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 180 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 181 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 182 :  ◯17番(中村 悟君) 選択 183 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 184 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 185 :  ◯12番(川上文浩君) 選択 186 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 187 :  ◯12番(川上文浩君) 選択 188 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 189 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 190 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 191 :  ◯12番(川上文浩君) 選択 192 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 193 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 194 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 195 :  ◯こども健康部長井上さよ子君) 選択 196 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 197 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 198 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 199 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 200 :  ◯議長(澤野 伸君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                                 開議 午前9時00分   ────────────────────────────────────── ◯議長(澤野 伸君) おはようございます。  本日、会議を再開しましたところ、議員各位には御参集を賜りまして、まことにありがとうございます。  本日も、バラ議会に際しまして、花フェスタ記念公園、可児市にあります岐阜県立国際園芸アカデミーの上田善弘学長、海津市のバラ農園ブロメリア・ギフの御協力をいただいております。   ──────────────────────────────────────   開議の宣告 2: ◯議長(澤野 伸君) ただいまの出席議員は22名です。したがって、定足数に達しております。  これより先週に引き続き会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付しましたとおり定めましたので、よろしくお願いをいたします。   ──────────────────────────────────────   会議録署名議員の指名 3: ◯議長(澤野 伸君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により、19番議員 冨田牧子さん、20番議員 亀谷光君を指名いたします。   ──────────────────────────────────────   一般質問 4: ◯議長(澤野 伸君) 日程第2、先週に引き続き一般質問を行います。  通告がございますので、質問を許します。  2番議員 田原理香さん。 5: ◯2番(田原理香君) おはようございます。
     緑がまぶしい季節となりました。  2番議員、誠颯会、田原理香です。  通告に従いまして、大項目を1つ質問いたします。どうぞ御答弁よろしくお願いいたします。  私は、常々、可児市政における地域の重要性を考えています。特に「マイナス10カ月から つなぐ まなぶ かかわる 子育て」において、地域の役割は大きいと思います。地域で子供を育てるという理念のもと、地域全体がかかわって、出会い、触れ合い、子供たちにさまざまな体験をしてもらう、また郷土愛を育むなど、子供たちの健全育成のために地域がいかにかかわるか、大変大切なことだと考えております。  さて、昨年度より子育て施設の一つである市内4カ所の児童館が民間企業での指定管理となりました。  平成27年6月の教育福祉委員会において、可児市児童館の設置及び管理に関する条例の制定についての説明がございました。それに対する質疑で、そもそも指定管理にする理由は何かとの質問がありました。担当課長より、今よりさらに市民へのサービスが向上するのではないかという検討の中で指定管理にするところです。このさらにいいものにしたいというのは、よりその地域に密着し、より地域に合ったそれぞれの館の運営ができないだろうか。それは、我々市が管理するよりも、民間サービスの中でフレキシブルにできるところはフレキシブルにやる、そういったものをうまく引き出せるのは民間活力であろうと、そういう考えに基づいて、今回、指定管理の条例を出したとの担当課長からの発言がありました。  また、事業者による提案書に、私たちが目指す児童館として「子供の生き生きを地域で育む児童館」「子供たちの生きる力」「地域との共生」「人と人とのきずな」と3つ柱を立てて、「子供たちの生きる力」では、子供たちが伸び伸び、楽しく、自由に遊べる環境を整え、安全な地域の遊び場を確保し、などなど。2つ目、「地域との共生」においては、児童館運営は地域との連携・協働が不可欠です。子供たちが温かく見守られているという安心感が持てるまちづくりを目指します。そして3つ目の柱に「人との人とのきずな」、地域住民との異世代の交流をキーワードにして、子供たちが地域の人たちと積極的にかかわり合いながら豊かな心を育めるよう、児童館を通じて地域住民と異世代の交流を設けると明記されております。これは同様に、事業計画にも運営方針として上げられているものであります。  その10月に指定管理者の選定委員会がございました。そして12月、これは私も出席しておりましたが、12月の委員会において、今度は指定管理者の指定について説明があり、次のような質疑があったことをはっきり記憶しております。  それは、6月の委員会において、地域に合う活動を強めていく、その地域地域で、合ったところで取り組んでいきたいというお話がありましたが、そのことについて、事業者は具体的にどのようなことをイメージしておられるのか、十分理解できているのかと質問したのに、地域の中心になって児童館が子育て支援のコーディネートをするんだ、中心になるんだということを事業者の方からの提案書に強く書き込んであります。また、運営委員会の中に、当然のことながら、地域の方にも入っていただいたり、学校の先生と密に連絡を取り合って、こういうものをと進めていきたいと、いろんな提案がなされている。また、事業者が地域の皆さんなどの意見を聞きながら進めていきたいと強くおっしゃっていますと、担当課長からの発言がありました。  そこで、私は、今後の可児市の試しどころだねと、地域の中でいろんな人たちがかかわって児童館がそういうところになるのなら、地域の方やふだん携わってみえる方の意見をしっかり聞いて、市はそれを吸い上げて、現場の声を大事にしながらやっていくことを期待して私は賛成しますと発言をいたしました。市の担当課長の説明を聞き、反対意見もある中で、期待をして賛成をしたのです。  今回、指定管理の1年を経て、現状の把握と今後の展望について質問いたしますが、5年計画だから、まだ1年たっただけだ、長い目でと思われるかもしれませんが、私が考えますに、1年たった今だからこそ、方向性が定まってしまう前に本来の設置の目的に沿っているかどうか確認すべきと思うところです。現に委員会の中でも、本当にそういったことができるのであろうかとの意見もありましたし、また広見児童館におきましては、指定管理は今回2年で廃止となり、駅前拠点施設において、中央児童センターとして新たに指定管理が導入されることになります。そういったこともあり、ぜひとも現時点で質問したいと思うわけであります。  それでは質問です。  よりその地域に密着し、より地域に合ったそれぞれの館の運営について、具体的に何を意味しておられるのか、それはさらによくなっているのか、具体的にお示しください。  2番目、モニタリング評価についてです。  モニタリング評価の特にヒアリングにおきましては、四半期に1度、事業者、可児市、統括リーダー、モニタリングを行うところの児童館のリーダーの4者で、基本協定書・仕様書に記載されている項目を、確認・評価・指導を行うものです。さらにいいものにしたいがこの指定管理の目的ですが、そうした意味で前年度の比較が必要だと思いますが、見たところ前年度の比較がないように見えます。仕様書や協定書などのとおりに活動しているかが主になっているようです。  さて、評価において、さらにいいものになったかのチェック項目はあるのか、さらにいいものの評価はどうなっているのか、より地域に密着し、より地域に合ったそれぞれの館の運営についてどう評価されているのか。  3番目の質問は、現場の危機管理についてです。  平成29年5月6日の土曜日、施設に遊びに来た児童が、施設前でボール遊びで転倒し、手首の成長軟骨損傷という大けがを負いました。親御さんと連絡がとれず、手術に至るまで3時間余り時間を要しました。職員は、上司の事業者ともすぐには連絡がつかなくて、どうしたらいいかわからず、たまたま居合わせた他施設の職員が救急車を呼んだということでした。  生じた事故への緊急対応について、まずどのような話し合いがされ、対策が講じられましたか。なぜそうしたことが起きたのか、今後二度と同じことが起きないよう、対策もあわせてお聞かせください。  4つ目、児童センターの職員の待遇について。  より質の高い事業を展開してもらうために、児童館職員の就業環境の向上が大切だと思います。行政は、児童館職員の声を聞いて、課題の抽出・把握に努めてみえますか。  そして最後、5つ目、前よりさらによくなったことについて。  今よりさらにいいものにしたいと、よくなることを約束して指定管理制度を導入したはずです。それゆえ、あえて再度確認いたします。よくなったことは何でしょうか。  以上です。御答弁よろしくお願いいたします。 6: ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  こども健康部長 井上さよ子さん。 7: ◯こども健康部長井上さよ子君) おはようございます。  それでは1つ目の御質問、よりその地域に密着し、より地域に合ったそれぞれの運営についてお答えいたします。  児童センター・児童館は、市内に4館ございます。4館にはそれぞれの利用実態があり、各施設に求められるニーズにも違いがあらわれてきます。より地域に密着し、より地域に合ったそれぞれの運営とは、そのような状況を踏まえ、地域の人・施設・環境などの社会資源を生かした管理・運営やプログラム企画を実施することを意味します。  具体的には、地域の団体や個人と連携した事業の実施や、施設の規模や特性を生かした運営、施設周辺の環境を生かした運営であると考えています。  よくなった具体例につきましては、兼山児童館の例を御紹介いたします。  同館は、兼山小学校キッズクラブ開設に伴い、平成27年6月から小学生の利用が大幅に減少いたしました。兼山児童館としては、地域を超えて多くの市民の皆さんに兼山に来ていただくことを狙い、幼児期とその保護者向けの企画を充実させつつ、小規模館で静かな施設環境をPRした結果、平成28年度は幼児と大人の利用者数が増加するとともに、子育てパートナーも多くの相談をお受けすることができました。  それでは、2つ目のモニタリング評価に関する御質問についてお答えいたします。  前年度比較に関しては、指定管理者が行うセルフモニタリング項目の中で、施設利用者数の増加、利用者利便性の向上等に関する項目で比較分析が行われています。  さらにいいものに関しては、そういった抽象的なチェック項目はございませんが、さらなる地域とのかかわり評価につきましては、モニタリングを通じた情報交換等において各館の運営状況を確認しています。  より地域に密着し、より地域に合ったそれぞれの館の運営についてどう評価しているのかに関しては、定期モニタリング項目において、地域のさまざまな機関との協働や連携に関する評価項目を持っていますので、これに基づき、確認しております。平成28年度については、直営からの事業を確実に引き継いだ年度として、おおむね順調に進められたと評価しております。  3つ目の現場の危機管理についての御質問にお答えいたします。  事故に関してですが、一部補足説明をさせていただきます。  児童は近隣市在住で、児童センターに来館チェック後、屋外にて持参した子供用スケートボードで複数の児童と遊ぶ中、転倒されました。事故が起こった場所は、児童センターではなく、公民館前の広場でしたが、児童センター職員も公民館職員等と一緒に子供への対応に当たりました。保護者と電話が通じない状態が続いておりましたので、救急車には、児童が安心できるように、顔を知っている児童センター職員が同乗し、両親が来られるまで病院で児童に付き添いました。児童の両親と連絡を取り合ってから処置を開始するという医師の指示のもと、時間が経過した事例でございます。  この件については、指定管理者と話し合いを持ち、経緯の確認、今後の取り組みについて話し合いました。  本件については児童センターの管理区域外での発生事故ではありますが、緊急時には関係施設・職員が連携して対応することが大切です。この件に関しましても、事故発生現場の公民館と児童センターとの情報共有、市所管部署との情報共有を行いました。  事故防止としては、今度も各施設連携し、危険な遊びを見つけたら声がけすること、環境の整備、必要時の見回りを徹底することなどを確認しております。  また、利用児童の保護者の皆様には、今回のようなケースのように、連絡がとれない場合に治療がおくれてしまう可能性があることから、連絡体制に十分注意していただくよう啓発に努めてまいります。  次に、4つ目の御質問、児童館職員の声を聞いて課題の抽出と把握に努めているかについてお答えいたします。  議員御承知のとおり、指定管理者制度では、管理・運営業務のルールなどを定めた協定を市と結び、指定管理者は、その業務運営について、労働環境も含めて全責任を持って行い、市はその内容を定期的にチェックすることになります。したがって、市は指定管理者職員に直接指示してはいけない立場にございます。  しかし、児童センターの良好かつ安全な運営のために必要なことについては、指定管理制度のルールにのっとって、モニタリング評価時のヒアリングで意見を出すなどしております。また、毎月実施されるリーダー会、この会議は4館の責任者及び運営支援の担当者が出席するものでございますが、このリーダー会には、指定管理者と合意の上、市担当職員が出席し、状況点検・確認、情報共有を行っております。  5つ目の御質問、前よりさらによくなったことについてお答えいたします。  新たに取り組んだことについて、今後の予定も含めて、主なものを述べさせていただきます。  まず、活動内容に関してでございます。平成28年度の新規事業として、幼児と保護者を対象とした食育活動が、指定管理者所属の管理栄養士の指導により、取り組まれました。また、小学生を主な対象としたスポーツ鬼ごっこ等の体力増進活動が、いずれも各館で実施されました。  この夏休みには、利用児童に呼びかけ、こども運営委員会を組織し、子供たちによる企画が動く予定でございます。  兼山児童館の利用状況の改善点はさきに述べさせていただきましたが、兼山児童館では、さらに今年度、民生・児童委員、主任児童委員さん方による子育てサロン「かねやまっこ」が新たに開設されました。  管理運営面においては、可児市児童館・児童センター各館ごとのホームページを新設するとともに、パンフレットの作成・配布を行い、PRに努められました。  施設管理に関しては、施設の実情に合わせたきめ細かな修繕対応が図られております。  また、全職員向けの研修など、円滑な運営や年度事業計画の進めについて、情報共有が図られています。  評価に関しては、アンケートによる利用者の意見収集が、指定管理者制度導入により、幅広く丁寧に実施されることになりました。平成28年度は、前期9月と後期3月の各1カ月間、年2回のアンケートを行い、各館利用者406名からの回答を得ております。前期と後期の比較になりますが、利用しやすいと答えた人が、前期より後期が4%上昇、楽しいと答えた小学生は、後期は10%上昇するなど、高評価が得られております。  児童センターの指定管理は、今後も規定に沿って、施設所管部署による定期モニタリング、事業終了年度ごとの事業実施報告・評価、また2年経過後には外部評価委員会による外部評価が実施されていきますし、この評価の区切りごとに、改善すべきところ、伸ばすところを確認してまいります。  現在は1年経過したところです。指定期間の5年間、今後も点検を重ね、児童センター・児童館サービスの質の向上を目指してまいります。以上でございます。                  〔2番議員挙手〕 8: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 9: ◯2番(田原理香君) 御答弁ありがとうございます。  先ほどの3つの柱の中で、地域住民との異世代の交流の場を設けると、出会い、触れ合いという、その人と人とのきずなのところを今回事業者の方が強調しておられましたが、今御答弁にありました児童館とかかわりをもった個人や団体の方々は指定管理の前よりふえたのでしょうか。 10: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長。 11: ◯こども健康部長井上さよ子君) 各館の状況につきましては、ほとんど前年度と同様な地域の方々、団体や個人の方々が入っていただけていると承知しております。                  〔2番議員挙手〕 12: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 13: ◯2番(田原理香君) それが一番私の中では気になっておりまして、その事業者の方も地域の方ではなくて、職員の方も地域の方ではなくて、今回その事業者計画を見ましたところ、やはりほとんどがそのまま、もしくは縮小になっているというところです。  こういったときに、そういう地域の方々との、先ほどから連携というふうにおっしゃっていますが、それをどなたが特に広げて、つなげて、やっていかれるのでしょうか。 14: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長。 15: ◯こども健康部長井上さよ子君) それは、やはり各館に児童厚生員の責任者がおります。また、統括リーダーという立場で4館を眺めるという立場の職員が位置されておりますので、その方々が各地域のつながりをさらに深めるという方向で状況を確認していっていただけるというふうに思っております。                  〔2番議員挙手〕 16: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 17: ◯2番(田原理香君) 今言いましたように、その職員の方も地域の方ではないと。そうすると、今回のその地域とのつながりをつくるということにおいて、職員は本当にキーパーソンになっているかと思います。そういう意味で、やはりそこでの市のかかわり、市の手助けは何かございますでしょうか、つなげていくというところで。 18: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長。 19: ◯こども健康部長井上さよ子君) 答弁でも申し上げさせていただきましたように、指定管理者制度という体制の中で、ルールにのっとって、定期モニタリング、運営委員会にも参加させていただいております。  そういったルールにのっとっての情報交換の場で点検・情報共有いたしておりますので、そこの場で必要な情報は常に提供しておりますし、事業者からの悩み・課題等も伺いながら、そこに関してはその場でアドバイスできていると思っております。                  〔2番議員挙手〕 20: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 21: ◯2番(田原理香君) ことしで2年目になりますけれども、そういったことにおいて、まず平成28年度が終わりました。そのときに事業所からは、このことについてどのような報告がありましたでしょうか。 22: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長。 23: ◯こども健康部長井上さよ子君) このようなことというのは、地域との連携ということでよろしいでしょうか。 24: ◯2番(田原理香君) そうです。 25: ◯こども健康部長井上さよ子君) 前年度から、今御報告申し上げたように、地域との連携につきましては、兼山児童館が非常に、初年度ながら、活発な動きをしていただきました。各館につきましても、本当に詳細な部分ではございますけれども、中学生さんが実習といいますか、児童センターの業務を勉強させてほしいという方を受け入れたり、そういった詳細な項目はありますので、そういったことを積み重ねながら、平成29年度、子ども運営委員会であったり、昨年度、地域との連携の中でうまく、感染症の流行などによって影響を受けた地域等の事業についてはやり方を見直して、新たな皆さんがお越しいただけるような体制で準備をしたい、そんなようなことを伺っております。                  〔2番議員挙手〕 26: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 27: ◯2番(田原理香君) 今回、その地域との連携とか、一番最初にやっぱり気になったのは、今回の目的が、より地域に密着し、より地域に合ったそれぞれの運営ということについては、今、井上部長から御答弁いただきましたが、そのことについて、指定管理になって、職員の方は、それをするから指定管理になっているんだ、そのことをきちんとやっていくんだということの職員の方々の御認識はどうでしょうか。 28: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長。 29: ◯こども健康部長井上さよ子君) 指定管理者は、平成27年度まではできていなかった研修の回数を非常にきちんと持っていただきまして、年4回、全員職員研修を行っておられます。その中で、指定管理者のあり方、指定管理者だからこそできるというメリット等について、全職員に御報告・研修をなさっております。その受けとめに関する職員からのアンケート等も拝見しておりますので、情報共有しながら進めていただけるというふうに考えております。                  〔2番議員挙手〕 30: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 31: ◯2番(田原理香君) 職員からすると、指定管理になったからあえてその地域とのというつながりをしっかりつくっていくんだということの意識は、ちょっと4館に行きましたところ、そういうふうな意識の仕方はちょっとお持ちでなかったようなんですね。そうすると、今おっしゃったのとはちょっと違いがありますが。  それから、もう一つ。私は今、とことんより地域に密着しというところでお聞きしているところなんですけれど、今回、児童センターだよりというこのチラシがあります。これは、今まではその地域の方々に回覧をしております。仕様書にも、こういったことにおいては、何かやって、つながりをつくって、とにかく情報公開し、連携をとってやっていきましょうということがありますが、これは今回、指定管理になってから、1月から廃止をされる形となりましたが、それはどうしてでしょうか。 32: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長。 33: ◯こども健康部長井上さよ子君) その便りの自治会回覧ということは、停止をされることになりました。  それに関しましては、「広報かに」が月1回の配付になりましたので、各館の事業を自治会回覧の体制でお伝えしますと、非常に情報が古くなってしまったり、行き違いが起こったりするような欠点を持つような配付回数になってきましたので、そこら辺は停止をする形をとられました。  パンフレットはカラーパンフレット等をつくっておられますし、その便りに関しましては、公民館に置くことをより努められたり、市内の事業者、お店等にも置かせていただきたいと交渉を進めておられる経緯がございます。                  〔2番議員挙手〕 34: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 35: ◯2番(田原理香君) 地域の中の公民館として、例えばお孫さんをお持ちのおじいちゃん、おばあちゃんとか、それからきょうはこういう相談日があるねとか、きょうはこんなことがあるねということで、今まで楽しみにして児童館に行っていたことができなくなってきたということを地域の方からも聞きましたし、それは職員の方からも聞きました。ぜひこの回覧において、またモニタリングの中でそのことを危惧するような話を市から指定管理者のほうにはされておりますが、それに対して指定管理者の方はこのままでいいということだったんでしょうか。 36: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長。 37: ◯こども健康部長井上さよ子君) そこの今後の、平成29年度の詳細については、課題として確認していくことは必要かと思っておりますが、ホームページのほうが非常に見やすく各館の予定も出しておりますので、そういった反応も見ながらということになります。
     市のほうには、そういった便りでの情報を知りたいということについては、まだ御意見は届いておりません。                  〔2番議員挙手〕 38: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 39: ◯2番(田原理香君) もう一つです。  平成28年度と平成29年度の事業計画がありますが、途中でも学校との連絡を密にとるということで、小学生が児童館に行っているからということで密に連絡をとっていくというような事業者側の提案書や計画がありました。  平成28年度には、学校の挨拶、児童館利用の核となる児童が通う学校には広報を直接配付し、直接校長先生や教頭先生に挨拶し、そして理解や連携をお願いすると。これは子供たちの利用者増につながっているということが平成28年度はございましたが、平成29年度はその部分が全くなくなっておりました。かわりに食育推進というところが書かれておりますが、この学校の挨拶、先ほど、それは平成29年度の事業計画が1月31日に出されましたが、実は1月27日にモニタリングで、市の方が指定管理者に、学校と地域と顔の見える関係をつくってほしい、連携をつくってほしいということを、モニタリングの中で、ヒアリングの中で、市の担当課の方は指定管理者に伝えているんですが、にもかかわらず、次の平成29年度の今年度の計画には学校の挨拶の部分がなくなり、学校には挨拶にいらっしゃっていないということを聞いておりますが、それについてはいかがでしょうか。 40: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長。 41: ◯こども健康部長井上さよ子君) そこの詳細な運営のやり方ということにつきましては、事業者さんに独立した自主性を重んじていただきますので、事業者さんの一番効果的と思われるやり方でやっていただければよいと思っております。  学校は、学校ごとの個性もありますし、大きさも違いますし、そういった状況を見ながらよい関係を順番に運営委員会等で、委員としてもお越しいただいておりますので、そういった関係の積み重ねの結果、各館によって動きは異なってくることはあるかと思っております。                  〔2番議員挙手〕 42: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 43: ◯2番(田原理香君) ありがとうございます。  私は指定管理について反対をするわけではございません。本当に目的に沿ったところで、今回、地域により密着し、より地域に合ったそれぞれの運営ということが今回の指定管理の目的なんだということをしっかりと担当課長のほうからお話をされております。ですので、それに至ったところで、じゃあそれに向かって企業努力されておられるのか、職員はどうなのか、市はどうなのかということでお聞きしたところでございます。  次、じゃあモニタリングのことで再質問させていただきます。  モニタリングのヒアリングのところにおいて、しっかりと項目においてやられているのはわかりますが、ただ気になったことがあります。ヒアリングを見てみると、指定管理者が言う、それに市の方が質問をする、それに対して指定管理者の方がお答えするとなると、それで終わってしまうときがあるんですね。すなわち、やはり本当にそれはどうなのかという、その正当な評価のために、やはり担当者の方は、時には現場のほうへ行って、会合じゃないです、現場へ行って、子供たちが遊んでいるところとかそういうところへ行って、ああ、なるほど、今ヒアリングをしているのはこのことなのかというところで正当な評価、それに対して指定管理の方に言っていく、また評価・指導ができるんじゃないかと思いますけれど、質問ですが、担当者の方は月に何度ほど行っておられますでしょうか。 44: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長。 45: ◯こども健康部長井上さよ子君) 恐れ入ります、各月に何回出ていっているかは、私は承知しておりません。                  〔2番議員挙手〕 46: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 47: ◯2番(田原理香君) 井上部長は、行かれたことはございますでしょうか。 48: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長。 49: ◯こども健康部長井上さよ子君) 私は、出かけたことはございますけれども、一日中皆さんの様子を見るということは、いたしてはおりません。                  〔2番議員挙手〕 50: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 51: ◯2番(田原理香君) こういう職員の方々とお話をしていますと、本当に私どものことが、ちゃんとこういうヒアリングをしていても、私たちの環境のこと、子供たちとのやりとりのこと、そんなことを行政の人が本当にわかっておられるだろうかと。ほとんど見えていない。ヒアリングのとき、またはリーダー会議のときには来られているけれど、四半期に1回、桜ケ丘、帷子、広見、兼山とあるわけですが、四半期に1回、そこで初めて行かれるというわけなんです。  そして、そこの中で、やっぱり現場に行ったことで、このことはどうなんだ、どうなんだということを本当にモニタリング・ヒアリングの中で言っていくことによって、それをしっかり記録に残すことによって、そして初めてそのことが指定管理者に伝わるんだと思いますが、今後もうちょっと行かれるように、やっぱり現場が大切だと思いますが、そのことはいかがですか。 52: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長。 53: ◯こども健康部長井上さよ子君) 先ほども申し上げましたけれども、この児童センター・児童館は指定管理者制度の体制で動いております。指定管理者とは協定を結びまして、指定管理者の独立した自主性も重んじながら、きちんと信頼してお任せするという体制が基本にございます。それにのっとって、その指定管理の一連の流れが四半期のモニタリングということになりますし、事業の実施報告というような制度にのっとって行う、そういった形がございます。そのルールをきちんと踏まえながら、事業者さんが知らないところでというようなことがないように。  現場の確認をするということは、非常に大事なことでございます。ただ、平成27年度に比べましたら、指定管理者制度という体制との差がございますので、市の職員が施設の点検なり事務連絡ということで出かけるということの回数としては、平成27年度と平成28年度は当然差がございます。  また一方で、平成28年度におきましても、申し上げておりませんけれども、市の保健センターが食育の関係で子育てサロンと共同体制をとりまして、何回か出かける回数をふやしております。また、子育て支援課の臨床心理士のほうも、相談員からの要請に応じて、昨年度も5回出かけております。そういった市の職員があらゆる形で連携をとることが、平成28年度、一歩進んだ点がございますが、そういった機会にもお邪魔しております。  ルールにのっとった形で、きちんと状況は確認してまいりたいと思います。                  〔2番議員挙手〕 54: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 55: ◯2番(田原理香君) ありがとうございます。  私は、本当にこのモニタリング・ヒアリングをするということは、ちゃんとした評価をするということのためにございます。であれば、やはり現場に行って、そのときに職員や指定管理者からの声を、それは市から見たときに、ペーパーだけじゃなくて、ああ、このことなんだということをきちっと評価ができるようにするために、やはり現場に行ってほしいと。職員の方々からは、ほとんど市の方はいらっしゃっていないと、本当にわかるのだろうかという声を聞いたのでお聞きしたところです。  そして、もう一つ。今、駅前拠点をつくりつつあります。今回、兼山、帷子、桜ケ丘、広見と、児童館に何度も訪れましたが、感じることは、赤ちゃんから、妊婦さんから、それから若いお母さん方、そしてお父さん方、子供たちが、とにかくたくさん来ているということです。そして、今、井上部長がおっしゃったように、その館その館によって全然違いますよね。地域の方々が入られるところや、建てているところも全部違うので、違うんです。すなわち何が言いたいかというと、ここに行けば、それぞれ回っていれば、今若い世代が何を求めているか、子供たちにどんなことがあったらいいのか、そういったことがやっぱりわかってくるということです。今後、それは駅前拠点の子育て支援をつくるところにおいては、私は大いに、生の声を聞く、実際にお母さん方と話してみる、子供さんたちと話してみる、そういったことで大いに役立つというふうに感じたので、現場に行かれるということをお伝えしたところでございます。  そして、じゃあ次に行きます。次の質問です。  そして、もう一つ。ヒアリングをちょっと見ていましたら、ちょっと気になるところが1つございました。平成29年4月21日、1月から3月の実施状況のモニタリングについてでございます。  市の方が、平成28年11月、12月、平成29年3月の食料費が高額になっているが、何か特別の事情はあるのかというふうに指定管理の方にお伺いしましたら、そうしたら指定管理の方が、平成28年12月のクリスマスブーツ、1つ1,000円程度のものを用意して、イベントの際に来館者に配付したから、それで高額になっているということがありました。  このときのヒアリング・モニタリングでは、指摘事項はありませんでしたが、これはどのような判断をされたのでしょうか、ちょっと気になったのでお聞きするところです。 56: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長。 57: ◯こども健康部長井上さよ子君) 恐れ入ります、その点に関しては、ちょっと詳細はわかっておりません。                  〔2番議員挙手〕 58: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 59: ◯2番(田原理香君) もちろんこれは指定管理者の方が任せられてやっていることですけれど、ちょっとプレゼントに工夫してと思うのは私だけでしょうか。  では、次の質問をいたします。  先ほど児童館に遊びに来たという子の危機管理についてお尋ねしました。児童館に遊びに来た子供たちが安心・安全で遊べる場所というところが、この児童館です。  また、誰もが、職員の方々がおっしゃるのは、自由来館ですと。誰もが来てもいいと。12歳未満の方、赤ちゃんから、もうとにかく来てもいいですよというところであります。  今回、対策が講じられたということですけれど、先ほど、公民館で今回は事故が起こりました。ここにおきましては、まだ、じゃあ公民館とこういったことをしましょうという、その後の対策について、正式に公民館側にきちっとこういうことをしましょうということは聞いておりませんが、さっきやられたとおっしゃいましたよね、それについてはそうなんですか。  まだ、公民館側からすると、あのままになっていると。まだその公民館において、こういったことをお互いに、児童館と公民館においてやっていきましょうという話にはなっていないということを聞きましたけれど、それはそうなんですか。 60: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長。 61: ◯こども健康部長井上さよ子君) 子育て支援課といたしましては、地域振興課、また地域振興課長、市民部長と会議を持ちまして、こういった事例の流れを、経緯を確認いたしまして、敷地を共有する施設としては、お互いに線を引くということではなく、お互いにきちんと危険を察知したら声がけをする、緊急時には落ちついて対応できる、そういったことをさらに確認をするということはいたしました。                  〔2番議員挙手〕 62: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 63: ◯2番(田原理香君) これまでもグレーゾーンで私が知っている限りでは3回ほど事故がありましたが、それに対して、何らその3者で、2者でそのやりとりをするということがなかったということで、事故が起こったというふうに聞いております。  こういう自由来館で大勢の子供たちが来るということで、例えば職員の方々から、ここの安心・安全で遊べる場所というところにおいて、夏休みは非常に大勢の子供たちが来ると、入場制限をしたいぐらいだということを聞いておりますが、この安全・安心で遊べる場所ということの児童館におきまして、夏休みについてはどのようにお考えでしょうか。 64: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長。 65: ◯こども健康部長井上さよ子君) おっしゃいましたように、児童館・児童センターは18歳までの方が対象で、自由に来館していただく館でございます。入場制限というようなことでの議論はいたしてはおりません。体制として、長期休暇のときにはどんな職員体制で臨むのがよいかというようなことについて、指定管理者と協議のほうはしております。                  〔2番議員挙手〕 66: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 67: ◯2番(田原理香君) 本当に話によりますと、畳1畳にフラフープをしている子と縄跳びをしている子がいて、そこを飛び回っている子供たちがいるということをイメージしてくれたらいいというふうに職員の方がおっしゃっていましたし、けががないほうがおかしいと、本当にその辺ではらはらどきどきしているということがありました。  先ほど、きょう、親さんとの連絡はなかなかとれなかったということもありますが、その親さんと連絡が、今回は連絡をすることができたからよかったんですけれど、この親への連絡の仕方ということが今曖昧になっているということを聞きましたが、そのあたりの対策は講じられているのでしょうか。 68: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長。 69: ◯こども健康部長井上さよ子君) 親の連絡先は、曖昧にはなっておりません。入館されたときにきちんとお名前と連絡先をしっかり記入していただくという体制はとっております。  この事例に関しては、親さんが、第1連絡先である携帯電話番号がわかっておりましたが、そこに反応してくださらなかったというふうな事例でございました。                  〔2番議員挙手〕 70: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 71: ◯2番(田原理香君) 利用カードが何も全部強制ではないということを聞きましたので、それで必ずしも親と連絡がとれることにはならないと聞いたので、ちょっとそういったことをお聞きしました。  そしてもう一つ、夏休みのお弁当について、子供たちがお弁当を持ってきますが、そのことについては御存じでしょうか。 72: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長。 73: ◯こども健康部長井上さよ子君) 存じております。                  〔2番議員挙手〕 74: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 75: ◯2番(田原理香君) その保管の仕方はわかりますか。 76: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長。 77: ◯こども健康部長井上さよ子君) それは、やはり自由来館の中で自由に持ち物を持参される流れでございますので、多分持参される状態の中で保冷を確保しながらの持参だというふうに受けとめております。                  〔2番議員挙手〕 78: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 79: ◯2番(田原理香君) 余りにも児童館が暑いので、実はエアコンの下に箱を置いて、子供たちのお弁当を預かって、そしてエアコンの下に置いているということを聞いております。そうじゃないと、とても暑くて、食べるときに悪くなっていると。親さんたちがそこまで保冷で持ってきているわけではない。朝、お弁当と子供さんを連れて、はい、はいで行っちゃうケースが多いので、それを職員の方々が預かるということになって、エアコンの下に箱を、お弁当を預かったのを置いたということを聞いています。  すなわち、安心・安全面からすると、衛生面についてもやっぱり考えなきゃいけないということがあります。もちろん責任がということを私は言っているわけではもう全くありません。だけど、やっぱりやるべきことをやる、現状がこういう状態なんだということを見て、そういう意味でのやはり親さんに伝えること、地域で職員がやらなきゃいけないことということにおいて、やっぱり対策を講じる必要があると思いますが、いかがですか。 80: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長。 81: ◯こども健康部長井上さよ子君) 必要な配慮はしていくべきだというふうに思っておりますが、自由来館で各家庭が責任を持って送り出していただくことの啓発に努めるということが必要かと思います。  先ほど職員の御心配をしていただきましたけれども、余りにも家庭が行うべき配慮を職員が担うというようなことは適当ではないと思います。職員の負担もふえる一方でございますので、必要な配慮をきちんと指定管理者と協議しながら、モニタリング時にも確認しながら進めていけたらいいというふうに思っております。                  〔2番議員挙手〕 82: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 83: ◯2番(田原理香君) きっとそういったことは、リーダー会とか、それから四半期のヒアリングの中で出てきて、じゃあ今後それをどうするかということになるかと思いますので、ぜひお願いします。  職員の待遇のことについて、処遇のことについて、先ほどお聞きしました。何はともあれ、職員がやはりキーパーソンになっていることは確かなんですね。いろんな地域の方々とか、ちょっと実際に保護者とお会いする、そして地域の方々とお会いする。いろんな運営において、やっぱり職員の方々がキーパーソンになっているのは確かなんです。  そうすると、職員がもうやっぱり不安もなく、やりがいを持って、しっかりとやれるように、そうすることが質の高い事業展開につながるんだと思いますけれども、そういう意味で、市とその職員の方が話す機会というのは、なかなか市の方がいらっしゃらないので機会がないというふうに聞きますが、その辺はどう考えられるでしょうか。 84: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長。 85: ◯こども健康部長井上さよ子君) 何度も繰り返しになりますけれども、指定管理者制度でございます。そのルールの中で、信頼関係を持って、必要な部分にはアドバイスを行います。  そこに関しては、やはりまず指定管理者と話し合いをしながら、ダイナミックに、非常に質の向上を目指すべきこの点に関してというふうな提案をいただきましたら、そこに関してはどんなふうにいったらいいかということはお話をしていくと思いますけれども、細かなことに関することは、指定管理者がきちんとやっていただけるというふうに思っております。                  〔2番議員挙手〕 86: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 87: ◯2番(田原理香君) 指定管理者と、市の方と、それから職員の方と会う機会は何度でも、四半期だったりリーダー会でありますが、やはり職員の方がなかなか上司の方に、社員でございますので、伝えるということがなかなか難しいというふうに聞いております。仮にそういったことをして、ヒアリングの中で、リーダー会の中で、市の方が、ああ、これはこういうことかというふうに市のほうで判断して言うということもありますので、ぜひやはり、私は、職員との信頼関係をぜひ持っていただく。そもそも市は来ていないし、わかっていないということが、もう職員との信頼関係を、私はちょっと今は少ないかなあというふうに思いますので、お願いをしたいと思います。  今、このように、きょうはいろんなことを聞いてまいりました。今回、指定管理ということにおいて、民間でということがあります。今、民間にできるものは民間という流れになっています。単に財政とか仕事削減ばかりでなくて、本当に民がやることで質が上がってサービスの向上になるのか、内容的にその施設の目的により合致するからということで民がやるということになるのか、これからの指定管理について、いま一度、私は本当に考えていきたいと思いました。  指定管理にするのであれば、私は、今回やって思ったのは、本当に指定管理者がこのことを地域のことについてやっていこうというふうに企業努力されて思ってみえるのか、指定管理者はもっとほかにいろんなことを思っていて、本当にこのことが目的なんだ、これをやらなきゃいけないのかというふうにすとんと落ちて、努力されているのかということが、この間ちょっと思いました。明確に指定管理者、市に携わる方々が、何が目的なのか、使命なのか、共有して、確認し合って、それに向けて、モニタリングを含めて進めていくことが大事だと思いました。  ということで、私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) 88: ◯議長(澤野 伸君) 以上で、2番議員 田原理香さんの質問を終わります。  続きまして、13番議員 野呂和久君。 89: ◯13番(野呂和久君) 13番議員、可児市議会公明党の野呂和久です。
     可児市は、高齢化社会の進展に伴い、高齢者や自動車を運転しない方の生活や社会参加の足として、平成12年(2000年)10月からコミュニティバスの運行を始めました。5年後の2005年には、兼山との合併に伴い、兼山線を新設しました。2009年には川合・土田線で電話で予約バスの実験運行を実施し、翌年の2010年の電話で予約バスのスタートを皮切りに、現在、7路線、14地区を運行しています。  また、近くは、2013年10月、ダイヤ改正とともに、さつきバスに新たに中心循環線を設けるなど、改善点を拾い上げながら利用者の利便性向上に向けた取り組みが進められ、今日のコミュニティバス運行の一つの形ができ上がったと思っております。  また、今年度は公共交通網形成計画基礎調査も予定されております。  以下、質問をさせていただきます。  高齢者ドライバーの事故、ブレーキとアクセルの踏み間違いなどを受け、その防止に向けた官民による自動ブレーキなどの先進安全技術を搭載した車の普及や、この車を対象とする減税や補助の導入なども考えられているようです。  可児市では、運転免許証自主返納者に対する支援事業を行っています。公共交通利用促進のため、免許証を自主返納された人に、一度のみ、市内を走るバスの乗車回数券を1組、11枚つづりをプレゼントするというものです。対象バス路線は、東濃鉄道路線バス帷子線、さつきバス、電話で予約バスとなっています。免許証の返納を考えている高齢者ドライバーを行動へ移すきっかけの一つとしても、必要な事業と思います。また、免許証を自主返納された方から大変に喜ばれていると思います。  1つ目の質問です。  免許証返納者への回数券について。  現在、回数券をプレゼントしております。自主返納者の生活スタイルから、毎日バスを利用する方には定期券が有効ではないかと考えます。また、月に一、二回のバス利用者には回数券がよいのではないかと考えます。回数券と1カ月の定期券の選択制にはできないでしょうか。 90: ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  建設部長 三好英隆君。 91: ◯建設部長(三好英隆君) おはようございます。  それでは、お答えいたします。  この事業は、公共交通利用促進事業の一環として、可児市在住で全ての運転免許証の取り消し手続(これを自主返納と呼びます)をした人に対し、東濃鉄道路線バス、市コミュニティバス(さつきバスか電話で予約バス)のいずれかの乗車回数券11枚つづりを1回のみプレゼントするというもので、平成27年11月1日より事業をスタートさせております。  平成28年度の実績についてでございますが、可児警察署への運転免許証自主返納者147名のうち、約72%に当たる106名の方が申請し、回数券を受け取っておられ、可児警察署の御協力もあり、事業は順調に推移していると認識しております。  回数券でなく1カ月定期券との選択制にできないかとの御提案でございますが、運転免許証返納後の移動手段としてコミュニティバスや路線バスを選んでいただくきっかけづくりとしていただくというのが本事業の趣旨でございますので、今後、定期券をという市民の皆様のニーズや御要望があると判断した場合は、検討していきたいと考えております。以上でございます。                  〔13番議員挙手〕 92: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 93: ◯13番(野呂和久君) ニーズがあればまた検討していくということですので、よろしくお願いいたします。  それでは、2つ目の質問に移らせていただきます。  さつきバス・デマンドタクシー停留所の座席シートの設置について。  病院や大型スーパー前にあるさつきバスの停留所には、屋根つきで座席シートが設置されているところ、座席シートのみ設置されているところ、座席シートもないところと、さまざまな状況となっています。病院前の停留所で高齢者の方が立ってバスを待っている姿を見かけるときがありますが、利用者の身体的負担軽減からも改善が必要と思いますが、対策についてお伺いいたします。 94: ◯議長(澤野 伸君) 建設部長 三好英隆君。 95: ◯建設部長(三好英隆君) お答えします。  市コミュニティバスの停留所につきましては、さつきバス、電話で予約バス、合わせて472カ所ございます。このうち、屋根・椅子ともに設置されているバス停もありますが、公共施設関連の施設が多く、一部の商業施設・医療機関などで、施設管理者の御厚意により、座席シートなどを自主的に設置いただいているバス停もあることは承知しており、市としても大変ありがたく感じているところでございます。  コミュニティバスを利用されるお客様の利便性向上のためには、お客様のお声を十分にお聞きしながら、日々改善していくことが必要であると認識しておりますが、議員御指摘の点につきましては、今のところ要望としてお聞きしておりませんし、バス停の多くが民地内であることから、市が整備していくことは、権利的にも、費用対効果の面からも、難しいと考えております。以上でございます。                  〔13番議員挙手〕 96: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 97: ◯13番(野呂和久君) 御答弁ありがとうございました。  停留所の座席シート等の設置について、先ほど課題というかクリアしなければいけない課題ということも答弁でおっしゃられました。民間の施設のところのバス停、特に病院とか大型スーパーということですので、ただ現に設置されているバス停も、先ほど指摘をさせていただきましたが、ございます。広見のバス停ですと、濃成病院の前ですが、また可児郵便局も隣にあるということで、ここは屋根つきの座席シートが設置をされています。また、ヨシヅヤにつきましては、現在、中心循環線と桜ケ丘線の往路のみが来ているのと、あと西部線、東部線が入っておりますが、ここにつきましては座席シートが設置されています。また、ラスパ御嵩店につきまして、これは兼山線が入っておりますけれども、屋根つきの座席シートが設置をされております。  例えば、今、本市でも公園に、民間の方に、シートを設置する事業をやられているかというふうに思います。公園育みあい事業という事業をやられて、公園のベンチ等の利用で、親しみを持って利用できる場となるようにということで、公園のベンチや遊具等、市民の皆様からの寄附で設置をする事業を今やっていらっしゃるというふうに思いますが、こういうような形で、例えば市民の方または民間の方から寄附をしていただきながら設置をしていくという考えも一つあろうかと思いますが、こうしたお考えはいかがでしょうか。 98: ◯議長(澤野 伸君) 建設部長。 99: ◯建設部長(三好英隆君) お答えします。  これは、また最後にも御質問の中の、今年度、公共交通網形成計画の基礎調査ということで、今回のは基礎調査でございますけど、今後、公共交通のマスタープランというものをつくらせていただきますので、そこの中でもそういった御提案等があれば十分検討する余地があると思いますので、今後とも検討させていただきたいというふうには考えております。以上です。                  〔13番議員挙手〕 100: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 101: ◯13番(野呂和久君) 今後の検討課題ということで、よろしくお願いをいたします。  それでは、3つ目に移らせていただきます。  兼山から可児駅前拠点施設を公共交通で利用する場合についてです。  5月の兼山地区での議会報告会でも出ました意見の中に、兼山地区からの子育て支援施設へのアクセスの整備を望む声がありました。  高齢者等が、兼山から公共交通を利用して、2018年4月から供用開始をする可児駅前拠点施設に通う場合、考えられるのが自家用車を使う、また家族が車で送迎するも含みますが、通う場合、また公共交通、さつきバスで可児駅へ行く方法と、YAOバスで明智駅に出て、そこから電車に乗りかえて、名鉄広見線で新可児駅へ行くという方法があるというふうに思っております。  公共交通を利用して駅前拠点に通う場合、さつきバスは1日の運行本数が少ないと私は思っておりますが、あとYAOバスと名鉄広見線の通いは、運行本数については、さつきバスより便数は多いんですが、運賃補助制度もあるようですが、割高となります。  駅前拠点施設との足としての利用者から見ると、現在の公共交通の現状には課題があるように思いますが、いかがでしょうか。 102: ◯議長(澤野 伸君) 建設部長 三好英隆君。 103: ◯建設部長(三好英隆君) お答えします。  御案内のとおり、駅前拠点施設は現在建設中でございます。  可児駅前ということで、可児市の中心部に位置しているとの認識ではございますが、各地域にはそれぞれの特性があり、公共交通について、全地域を全て同様の条件にすることは現実的ではないと考えます。利便性については、改善を目指していきます。  兼山地区からはさつきバス兼山線を御利用いただけますし、その他の公共交通としての鉄道・路線バスなども上手に御活用いただければと思います。以上でございます。                  〔13番議員挙手〕 104: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 105: ◯13番(野呂和久君) 御答弁ありがとうございました。  先ほどお話をさせていただいたように、さつきバスですと直通で可児駅まで200円で行けます。あと、YAOバスですと、バス自体は何か団体で5人以上乗られた場合は団体割引があるというふうに聞いております。そして、明智駅まで行って、明智駅でも可児駅までの割引という制度があって、それを利用すればかなり割安では行けるというふうには思っているんですけど、まずは200円で行けるかというと、私の計算では200円では行けないかなあというふうに思っておりますが、この辺も一度検討というか考えていただけるとありがたいかなあというふうに思っております。  例えば先ほどお話ししました名鉄広見線の回数券の購入補助制度ということで、回数券を購入していただくと2分の1、半額ということです。この2分の1の回数券の補助制度ですけれども、兼山の方に、この認知度ということは大事かなあというふうに思っておりますが、実際に現在この回数券を利用していらっしゃる方の年間の人数というのはわかりますでしょうか。 106: ◯議長(澤野 伸君) 建設部長。 107: ◯建設部長(三好英隆君) 今御質問の件でございますけど、細かい数字的には、今のここでは資料はございませんけど、名鉄広見線活性化ニュースのほうで御報告させていただいておるという状況でございます。以上です。                  〔13番議員挙手〕 108: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 109: ◯13番(野呂和久君) ありがとうございます。  ホームページ上にも資料が出ていましたので、印象的には使っていらっしゃる方って少ないのかなあという実際印象を持っていますので、特にこの回数券については、やっぱり皆さんが利用をできるように、広報といいますか、これにちょっと力を入れていただきたいなあというふうに思います。  それでは、最後の質問に移らせていただきます。  地域公共交通網形成計画の基礎調査が、今年度、実施されます。調査結果の分析から、今後の可児市のまちづくりと公共交通をどうするのか等を総合的な視点から検討されていくと思いますが、電話で予約バスのドア・ツー・ドア化やさつきバス5路線の今後の方向性、例えばそれは電話で予約バス化なども検討されるでしょうか。 110: ◯議長(澤野 伸君) 建設部長 三好英隆君。 111: ◯建設部長(三好英隆君) 市では、本年度、地域公共交通網形成計画を策定するための基礎調査を実施することとしております。  そもそも地域公共交通網形成計画とは、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づく法定計画であり、単にコミュニティバスにとどまらず、鉄道、路線バス、タクシー、民間の有償運送など、あらゆる交通手段を有効に活用して、まちづくり施策や観光施策と連携した地域活性化の一翼を担う公共交通のマスタープランとして策定するものであります。  本年度の調査は、本市の地域特性や地域公共交通の現状把握とともに、市民の移動実態や需要・意向を把握するための各種調査を行うことを予定しております。  地域公共交通網形成計画は、今後の可児市のまちづくりにおける公共交通のあり方を総合的な視点を持って策定するものであり、基礎調査によって明らかになるさまざまな課題をクリアしていくための計画であると理解しておりますので、議員御指摘の点につきましては、課題の一つとして今後の参考にさせていただきたいと考えております。以上でございます。                  〔13番議員挙手〕 112: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 113: ◯13番(野呂和久君) 御答弁ありがとうございました。  確認ということでお聞きしたいと思います。  市内を走ります電話で予約バスについてですが、まず停留所での乗ったりおりたり、乗降の仕組みとしている、まず理由をお聞きしたいと思います。  電話で予約バスについて、バス停まで行って乗りおりをするという仕組みになっていますけれども、家から目的地までというやり方ではなく、バス停へ出ていって、バス停から乗ってということをしておりますが、基本的なところでの確認という意味でお聞きしますが、なぜそうしているのかということでお聞きします。 114: ◯議長(澤野 伸君) 建設部長。 115: ◯建設部長(三好英隆君) 今の御質問はドア・ツー・バス方式の考え方だというふうに理解して、お答えさせていただきます。  今の段階は、タクシー事業というのがございまして、基本的には民業圧迫につながるということで、現在はそういった状況の中で、バス停へ行っていただいて、予約バスということで利用をお願いしたいと思っていますけど、先ほど言いましたように、今後につきましては、公共交通網形成計画の中で十分議論をいただきながら検討させていただくことになるかと思います。以上でございます。                  〔13番議員挙手〕 116: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 117: ◯13番(野呂和久君) 先ほど御答弁いただいたとおり、民間の圧迫につながるということでした。  電話で予約バスの利用者と、あと民営タクシーの利用者が、そもそも論として、お客さんが競合しているのかというところかと思うんですけれど、その根拠というか、例えば何かアンケートをとったりとか、そういう形で何かデータをとったりとか、そうしたことというのはやられているわけでしょうか。 118: ◯議長(澤野 伸君) 建設部長。 119: ◯建設部長(三好英隆君) 実態的には、タクシー利用者の方と今言った電話で予約バスの関係、そこまでのまだ詳細なアンケート調査とか利用については承知しておりませんけど、一応電話で予約バスにつきましては、毎年利用者につきましてはふえておりまして、これはちょっと古い、平成27年度ですけど、2万7,000人ほどの利用者がございますので、今後、それにつきましても調査をさせていただいて、公共交通網の中で検討させていただきたい、一つの指標となるかというふうには考えております。                  〔13番議員挙手〕 120: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 121: ◯13番(野呂和久君) 御答弁ありがとうございました。  これから高齢化ということも大変心配されますし、今、高齢者の方が車等を利用して事故というようなこともニュースでよく最近聞くようになってきました。やっぱりこの車以外での、一番いいのは、まずは健康で歩くということ、そして自転車と、そして公共交通という形、いろんな形の足になるものってあると思いますけれども、本市は本市でそうしたいろんな組み合わせをしながら、今後、調査もしていきながら組み立てをしていくということですので、ぜひ市民の足として、さつきバス、電話で予約バス等をまたさらに充実をさせていただきたいことを願いまして、私の一般質問を終わります。どうもありがとうございました。(拍手) 122: ◯議長(澤野 伸君) 以上で、13番議員 野呂和久君の質問を終わります。  ここで、午前10時30分まで休憩といたします。                                 休憩 午前10時13分   ──────────────────────────────────────                                 再開 午前10時30分 123: ◯議長(澤野 伸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  18番議員 伊藤健二君。 124: ◯18番(伊藤健二君) 18番、日本共産党、伊藤健二でございます。  きょうは、第1問目、リニア中央新幹線の建設問題、事業者への市の対応を問いたいと思います。  昨年の12月議会でも、私は着工後1年目でのリニア中央新幹線の状況についてということでお尋ねしましたが、さほどそれからも工事に関する情報が得られておりません。一方で、リニア中央新幹線名古屋駅の上に、駅前広場を防災広場として活用する案がほぼ名古屋市で固まったと、こうした報道もなされております。平成18年度末までに、名古屋市の土地の買い取りを進める計画だそうでありまして、それでも工事それ自体は9カ月ほどの工事のおくれを指摘する声もございます。これに対して余りマスコミ報道もされていないのが、岐阜県や長野県のトンネル工事に係る状況ではないでしょうか。きょうは、こうした事例も引き合いに出しながらお尋ねをしたいと考えています。  第1問目のリニア中央新幹線建設問題ですが、最初に、可児市内の大森山岳出口にかかわって質問をいたします。  この半年間で建設工事に入るための土地の買い取り等が明らかになってまいりました。今回は、大森財産区の土地を一部買い上げる、山林・防災林の改編と山林道路の工事車両への往来の問題、それから下流域のため池や農業用ため池への環境影響評価並びに土砂災害等の対策・検討などはどうなっていくのでしょうか。こうした点が大変今懸案として私の頭の中をぐるぐる回っております。  ここでは、大森山岳地の建設工事の概略と市民生活への安全対策、保安林の問題ですとか、林道規制等々の問題、あるいは農業用水と環境水域、池等についてどうなっていくのか、お尋ねをしたいと思います。  まず最初の質問です。
     1番、大森地区の山岳出口、これはJR東海のリニア中央新幹線計画に係る建設工事概略について、わかる範囲での説明を求めたいということです。1番目のこの山岳出口の1つ目は、トンネル坑道はどの方向に掘り進むのか。久々利、柿下方向とも掘り出して、この出し口から土砂を搬出していくのか。そうした説明については、以前、一回部分的に他の議員の質問ときに紹介されましたけれども、その後の説明変更等はないのか。この点について、坑道の掘り進む方向と土砂の問題です。お尋ねをいたします。  それから、2点目は、この出口から掘り出す掘削残土の総量、掘削量は何万立方メートルと見込まれるのか。また、あわせて残土処分の搬出ルートはどうなるんでしょうか、お尋ねをいたします。  続きまして、3つ目に、大森出口の近くに一時仮置き場、仮の残土場はつくる計画なのか、それとも掘り出すそばからどこかへ運び出していくのか、その点についてもさっぱりと情報がありません。残土置き場をつくる、一時仮置き場なるもの、一時的な仮置き場であれ、つくるというのであれば、その大きさはどれほどになるのかということであります。これは、その近くの大森財産区の土地を買い取っていくという話が出ていますので、当然ここでの建設工事計画がはっきりしてきている、具体性を帯びてきているということの裏返しとして、どれだけの土地を必要としているかということが当然明らかになっていると思いますので、そういった点についてもお示しいただきたいというふうに思いまして、質問をいたしております。  4つ目、近くに可児市の公共残土、ストックヤードとして設置した場所でございます。こうした残土置き場があるわけですが、将来に向かって、その施設、残土置き場等をJR東海、事業者に利用させるという考え方を可児市はお持ちなのかどうなのか、その点について問いたいと思います。  5つ目、工事の実施計画案が固まってこそ、それに必要な土地の買い取り交渉というものが当然具体化されてくると理解されるわけであります。リニア中央新幹線建設工事のトンネル出口工事の実施計画案を、事業者であるJR東海が開示をして、可児市民に対する説明責任を果たしていくという時期ではないかと私は思います。また、こうした市民の中にさまざまな不安や声がありますが、こうした市民の声を聞く組織というものを可児市としてきちっと立ち上げていく必要性があるのではないでしょうか。リニア中央新幹線対策協議会、仮称ですけれども、そうしたものを設置して、市民の声を広く集約していく、そういう時期が来ているのではないかと思います。  具体例としては、恵那市では、今後こうしたリニア中央新幹線対策協議会的なものを設置していくということが、本年3月議会で市議会議員の質問に市長が答えておられます。住民自治の観点という点から見ても、可児市にもこうした協議会が必要ではないかと思いますので、この点についてお考えをお示しいただきたいということであります。  以上が、出口工事、山岳出口にかかわる、今、市として構えておかなきゃいけない課題ではないかと思いましてお尋ねをしました。  中項目の2番目、次にトンネル掘削残土について、その置き場について、特にその安全性という点にかかわって、市の考えや構えをお尋ねしたいと思います。  ちょっと論点を分けました。  これから二、三、例示を紹介したいと思います。これは、冒頭に言いました長野県や岐阜県の状況がどうなっているかということの、一つの私が把握をした事態の紹介であります。  まず、瑞浪市でございます。  この瑞浪市も、中津川から瑞浪、土岐、そして可児へとトンネルが延びてくるわけであります。ここでは、日吉町の南垣外の日吉トンネル非常口の残土置き場、残土埋め立て場の現場では、今、重機が入り、山が削られておるところであります。下流の地すべり等防止法違反でストップをしている残土運搬道路工事現場のその下には、土石流で押し流されたような大きな岩、巨岩があり、集落の上部に残土埋め立て場をつくるということの不安が出されております。これは例の一つです。  それから2つ目の例としまして、長野県豊丘村では、4月にリニア中央新幹線トンネル工事による掘削残土の安全を考えるリニア問題学習交流会が開かれたものであります。紹介しますと、JR東海が安全とする報告書の問題点を上げて、日本科学者会議長野支部の講師が、豊丘村が実施をした現地調査結果と、もう一つは、京都大学防災研究所の見解をもとにしまして、残土処分予定地は緩やかな傾斜地であり、残土が谷を埋める盛り土となる。盛り土が崩壊しない安定した状態が保てるのかどうか、極めて危険だと指摘をしたということであります。これが2つ目の例であります。  本年5月9日の衆議院における国土交通委員会で、本村伸子日本共産党の衆議院議員が、リニア中央新幹線トンネル工事について現に起きている問題についてただしました。その中身というのは、長野県大鹿村の除山非常口は、残土の搬出先が決まらないまま4月27日に掘削工事が始まった問題、特に長野県と村に対しては、前日の夕方に通知をするという事態だった。村民に対しては、希望者のみに前日の夜にメールで通知するというものだったということであります。これまで国交大臣が繰り返し答弁をしてきた住民への丁寧な説明という文言、これに対して見ますと、事業者、JR東海は明らかに反しているのではないかと論及をし、国交省からの事業者への指導・監督の不徹底改善を強く求めたところでございました。  このように課題が大きい残土処分問題では、行政、これは県や市を具体的には指すわけですが、行政もそして住民も誠実な対応を受けていない。誠実な対応をきちっと我々の側が受けていないと、こういうのが現実問題ではないのかということであります。  以上、例1、2、3と3つの事例を紹介しましたけれども、ただでさえ巨大なトンネルを掘っていくということ、そしてそこの上り線、下り線を含めて、幅が十五、六メートルある大きなトンネルを日本アルプスの下から掘り出してくるわけですから、そして、それをこの可児市でも大変他と比べて出口のたくさんある、また逆に言えば、地表の上の土の量が、幅の厚さが薄いという状態も可児市では考えられるわけでありまして、そうした状況の中で、この残土のトンネルの掘削の工事と、そしてそこで掘り出した残土をどう対応し、処分し、安全に処理していくのかという問題は、一朝一夕でできる話ではありません。  そこでお尋ねをするわけですが、可児市においても、数カ所のトンネル出口の工事、安全対策、大型車両による土砂搬出のコース決めやトンネル周辺の発生土の仮置き場などは、どのように検討されているのか。いつから具体的にこうした問題で市とJR東海との間で協議に入るのか。公共工事計画の開示がなされていないのであるならば、可児市との協議、市民意見の聴取抜きには工事着工はしないと、こういう約束、制約というのを事業者に対してきちっとさせるべきではないのか。事業者に、公約として可児市に対し、また可児市民に対し約束をさせるということが必要ではないかと私は思いますが、市としてはどう考えておられるのか、御返事をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 125: ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  建設部長 三好英隆君。 126: ◯建設部長(三好英隆君) お答えいたします。  リニア中央新幹線事業に関する一般質問につきましては、昨年12月議会において伊藤議員より質問をいただき、進捗状況等についてお答えしたところですが、改めての御質問でございますので、まずは昨年12月以降の進捗状況について御説明いたします。  リニア中央新幹線事業の可児市内ルートにつきましては、大萱地区は、昨年12月以降の進展はなく、地元住民の皆さんとJR東海が話し合いを継続しているところでございます。大森地区につきましては、昨年12月以降、JR東海と大森財産区との話し合いが継続して行われ、非常口設置に係る大森財産区の同意が得られ、現在、用地売り払いの手続が進んでいるところでございます。この大森非常口の用地売り払いにつきましては、非常口施設を機能させる上で必要とされる範囲についてのみの手続であり、工事施工に伴う一時的なヤードなどは一切考慮されておりません。また、現時点での工事施工の具体的な計画等は何も決まっておらず、他地区の先行事例などを見ますと、JR東海からの業務を受注した工事業者が工事計画等を立案し、それを受けてJR東海が公表していく仕組みとなっている状況でございます。  以上、昨年12月以降、現在までの進捗状況を御説明いたしましたが、これを踏まえました上で伊藤議員の御質問にお答えいたします。  まず、大森地区の建設工事概略についてのお尋ねでございます。  1点目のトンネル坑道はどの方向に掘り進むのか、説明変更はないかの質問についてですが、平成26年8月に示された「中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価書資料編(岐阜県)」に記載されている内容に変更はございません。大森非常口からは、柿下、多治見両方面に掘り進む計画となっております。  2点目の掘削残土の総量見込みは何立方メートルか、搬出ルートはどうかについてですが、環境影響評価書によりますと、大森非常口からの掘削土量は約65万立方メートルの見込みであり、また掘削土の搬出ルートは決まっていないとJR東海からお聞きしております。  3点目の大森出口近くに一時置き、仮残土場をつくる計画か、その大きさはいかほどかについてですが、一時置き、仮残土場の計画は決まっていないとJR東海からお聞きしております。  4点目の、近くに可児市公共残土ストックヤードなど残土置き場があるが、その施設等を利用させる考えはあるかについてですが、可児市公共残土ストックヤードは大森財産区から土地を借用していることから、搬入作業が終了すれば大森財産区に返却することとなっております。  5点目のトンネル工事実施計画案をJR東海に開示を求めるべきではないか、住民自治の観点から協議会が必要ではないかについてですが、初めにも御説明いたしましたが、工事に関する実施計画案などは作成されておらず、非常口設備の建設に必要な部分について、用地取得の手続を進めているとJR東海からお聞きしております。  リニア中央新幹線事業に関して、可児市の自然環境や住民の生活環境を守っていく上で、事業者であるJR東海と地域住民、岐阜県、可児市が相互に情報を共有することは重要であると考えております。しかし、可児市では、これまでもリニア中央新幹線事業に関して市が知り得た情報につきましては間を置かず的確に地域住民に伝達しており、十分な情報共有、情報交換がなされていると認識しております。こうしたことから、現時点では、協議会を設置することは考えておりません。  次に、工事安全対策、工事計画開示についてのお尋ねでございます。  繰り返しになりますが、現時点で土砂搬出コースや発生土の仮置き場等は決まっていないとJR東海からお聞きしております。当然ながら、リニア中央新幹線事業につきましては、関係法令に基づく適切な協議、地元住民への丁寧な説明が必須であると理解しており、環境影響評価書における岐阜県知事からの意見に対して、JR東海からは、例えば工事方法については、工事の着手に当たっては工事の方法や工事用車両の種類等を明らかにし、関係市町、道路管理者や交通管理者と協議を行い、安全かつ円滑な交通の確保に配慮した計画を策定した上で、工事説明会等において地元の方々に御説明してまいります。廃棄物等については、発生土置き場の場所及び発生土の運搬する車両の運行ルートについては、計画が固まった段階で関係する自治体も含め地元に御説明し、工事を進めてまいりますという見解が示されており、今後ともJR東海の動きを注視してまいりたいと考えております。以上でございます。                  〔18番議員挙手〕 127: ◯議長(澤野 伸君) 伊藤健二君。 128: ◯18番(伊藤健二君) ありがとうございました。  ちょっとうまく聞き取れなかったというか、先に確認させていただきたいと思います。  ストックヤードのところで、残土置き場について、何か前段のところがよく頭に入らなくて、返却させるという言葉だけが残っているんですが、そこをもう一度、別の近くにある可児市のストックヤードをどう利用するのかについてお願いします。 129: ◯議長(澤野 伸君) 建設部長。 130: ◯建設部長(三好英隆君) 申しわけありません。可児市公共残土ストックヤードは、現在大森財産区から土地を借用して残土置き場としております。搬入作業が終了すれば、大森財産区に返却をします。以上です。                  〔18番議員挙手〕 131: ◯議長(澤野 伸君) 伊藤健二君。 132: ◯18番(伊藤健二君) ということは、あれはないということですね。リニア中央新幹線事業に関連して可児市公共残土ストックヤードを貸し出したりするようなことはないということが明確でした。ありがとうございました。  全般的に再質問ですが、まず第1は、前提を説明してくださいました。事業者がゼネコンなりに工事を発注して、それでその実施計画案なるものは、その受注をした工事事業者が計画案をまとめて、それを事業主であるJR東海のほうにもう一遍戻して、こういうふうでいきたいと思いますがよろしいですかといって、初めてJR東海が可児市長に対してこういうふうな計画ですよという説明ができるようになるということをよく知ってくれというのが今の御説明だったというふうに思いました。  その上で聞くんですが、そうした場合でも、これまでの他の地域でのJR東海についてはいろいろとドタバタと解決していない問題があっても、全体としては工程をおくらせることできないからというので、前へ前へ工事をのめっていくということも当然出るわけですね。そうすると、勢い、未確定の部分、未解決の部分はあるけれども、どうなるという形になりかねないと私は思います。  それで、それを防ぐために、得られた情報はこれまでも地域住民に共有して、報告しているというお立場だということはわかりましたので、この情報の公開性について、個人情報部分は別にしまして、共有できる情報、地区の住民には説明されているけれども、一般公開されているのかどうなのか。この点について、例えば市のホームページに、得られた行政情報で、この工事にかかわる、進展にかかわっていく部分については、その都度情報が開示されていく、誰でもがそこを見ることができるようなシステムになっているのでしょうか。そういうふうに扱っていただけるんでしょうか。その点についてお願いします。 133: ◯議長(澤野 伸君) 建設部長。 134: ◯建設部長(三好英隆君) 今後につきまして、JR東海のほうから工事におけるそういった環境等とか、いろいろ問題があれば、広報等、皆さんに知っていただく情報開示につきましては十分開示したいというふうに考えております。                  〔18番議員挙手〕 135: ◯議長(澤野 伸君) 伊藤健二君。 136: ◯18番(伊藤健二君) 広報等で開示する。リアルタイムで情報が入った時点でホームページの特定の欄にそういう情報が表示される、もちろん必要な決裁を経た上でされるという仕組みまでにはいかないんですか。 137: ◯議長(澤野 伸君) 建設部長。 138: ◯建設部長(三好英隆君) 今の御提案でございますけど、ホームページ等で工事概要が順番に逐一開示されれば、ホームページ等も開設をしまして、リアルタイムに情報を共有したいというふうに考えます。                  〔18番議員挙手〕 139: ◯議長(澤野 伸君) 伊藤健二君。 140: ◯18番(伊藤健二君) ありがとうございました。ぜひよろしくお願いしたいと思います。  なぜこだわったかというと、過去、地域別にJR東海の中心線を決めて説明をしていくときに、地域地域でやりました。私らは議員だったので全会場を、桜ケ丘も行きましたし、久々利も行きましたし、公民館でやられた説明会に出かけていったわけですけれども、一般的にいうと、ここの地区住民のための説明ですよと言っていた時期がありまして、それだと地区住民じゃない人はちょっと場から外れてくれと、こういう話も事業主側が何か言っていたのかなあと思って、ちょっと気になっていました。今、必要な情報はきちっと公開する、そして特に該当する地域住民にとっては、きちんとした情報の共有と説明があるということがわかりましたので、この点はしっかりやっていただきたいと思います。それがあるなら、リニア中央新幹線の対策協議会なるものは、今のところは要らないという御返事が理解できるということであります。  リニア中央新幹線の問題、ほかにもいろいろと今後心配な点はありますが、工事そのものの進展がないということと買い取りの話については、別途そこに必要の部分だけがやられているということなので、これ以上議論しようがありません。  それで、時間の関係もありますが、たまたま6月8日、きょうは6月12日ですが、6月8日の一般新聞ではなくて、うちの赤旗新聞の日刊紙に、北陸新幹線のトンネルの工事、その上にある地域で、地盤沈下で建物がゆがんでいるという記事が報道されました。  この私が質問を書いた時点では、もちろんこれは見ていませんし、調査を行ったのが6月5日ですので、そこで聞いた話、見た話について一言触れて、リニア新幹線、特に長大トンネルを掘ってやっていく、またそこで掘った土を、搬出土をどう対応するかという問題だけではなくて、トンネルを掘ったら、その真上の地域の住宅に被害が出たというのが、この北陸新幹線高丘トンネルです。  長野県中野市、池田さんとおっしゃる市長さんのようですけれども、この真上の地域で住宅などにひびやゆがみが生じたということがありました。既に2015年3月に金銭補償の問題が終わっていますので、計88戸、182棟に対する金銭補償は済んだと地方紙が報道をして、でも、うちの沈んでいく問題は解決していないよねというのが、今この時点で明らかになったわけですね。つまり、一言で言えば、この被害地である中野市の安源寺地区の住民の皆さんは、引き続き今も現在も地盤沈下が進んでいるという被害に遭っているということだということです。  工事を受注した国土交通省の外郭団体である独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構、ここの機構がもう既に第1次の被害補償はしたんですけど、2015年3月に。だからといって、被害がとまっていないという現状がわかった今、改めて新しい被害について確認できれば、それは当然補償しますと。新たに被害があれば、機構は対応するという連絡が市に対してありました。市長いわく、誰かが我慢しないといけないというのは、池田市長の私の望むところではないと述べられて、市としても、当然実態をよく調査し、何らかの対応が必要になると表明をされたということがわかっています。  くどくど説明をしましたが、これほどリニア中央新幹線というのは、大自然に対して大きな、何といいますか、いわゆる建設科学文明がトンネルを掘って突っ込んでいくわけですね、想定外のこともいっぱい起きると思います。日本アルプスが、だんだんと地盤がずれていっておる。何十年かすると何センチもずれるということまで地質学者が指摘をし、本当に安全なのと、あのリニア中央新幹線建設って大丈夫なのという声があるわけです。可児市の場合は、それがさらに4カ所の出口があり、そこに出されてくる量も相当なものだと。200万立米程度の搬出はあるだろうと言われているわけで、その土質の問題含めて安全・確実に対処し、可児市や可児市地域の住民が被害を受けないように、被害者にならないように、極力必要な対策を事前事前に構えてやっていただきたいいうことを要請して、この質問は一旦終わります。ありがとうございました。  続きまして、第2問に移ります。  第2問は、介護保険にかかわる、人の住まう場所、サービスつき高齢者向け住宅というのができております。可児市にも一定数ございまして、老人介護施設に比べればわずかに小さいですし、まだまだこれからという施設だと思います。しかし、そこにかかわって幾つか法の側と、最近新聞調査もなされたようで、そうした資料を提示しながら、ちょっと質問をさせていただきたいと思います。  いわゆる介護保険法の今後とサービスつき高齢者向け住宅についてでございます。  5月26日の参議院本会議で、自民党・公明党の与党は、地域包括ケアシステムの強化のための介護保険制度関連法の改定を成立させました。この法についていえば、1つには、一定の所得以上の介護保険利用料を3割負担にするという介護保険の改悪の部分、2つ目に、自立支援重度化予防をスローガンにした要介護認定率の引き下げ、そして3つ目に、療養病床の削減を進めていくという考え、そして4つ目には、高齢者、高齢障がい者の介護保険を優先に扱うという原則による実質負担増など、共生の名のもとに社会保障削減と解体を図るものとなっております。こうした事態が適用されるようになれば、深刻な事態を生むのではないかと今危惧をしているところであります。  可児市も当然影響を受けまして、平成30年度から、市でも行われます第7期の介護保険事業計画、介護保険支援計画に影響が出ます。介護予防や重度化防止ということを名目にして、そうした取り組みをさらに進め、そして目標値もこの計画の中に記載が求められていくというふうになったわけであります。法律として成立しましたので、そういうことが法のもとに求められてきます。  前回の改正、2015年度で実施されましたけれども、この前回の改正で一部の利用者の利用料が2割化されました。特養入所者の対象を介護度でいうと3以上、いわゆる重度者に限定するという原則化、限定が行われました。また、所得が少なくて困っているという人に対する補足給付というのがありましたが、この補足給付が見直しになって、負担が大きくなっています。  1つ目に、サービス利用の削減や家族の介護負担増と介護離職の問題が促進されはしないか。2つ目の危惧は、特養からの締め出し、また介護自殺など深刻な事態が明らかになっている今日、今後はどうなっていくのか心配であります。こうした中で、新たな負担増、給付削減を国民や高齢者、市民に強いるもので、私は今度の法制度の改定については本当に承服しがたいという思いであります。  国は、今きれいな言葉を使っておりまして、「我が事・丸ごと」地域共生社会、これをつくっていくんだという美名のもとで公的責任の後退を進めています。国の誘導による苛酷な社会保障費の削減と市民への負担増により、可児市域においても一層の貧困と格差の拡大、健康侵害による被害の拡大が懸念されるところであります。今後の介護保険制度、本当にどうなっていくのか、そしてまた今、市が取り組んでいるさまざまなサービス事業について、どのようにそれが補うものになっていけるのかどうか、この辺は注目・注視していくことが必要です。そうした中で、一つ新しい要素として調査しましたところが、このサービスつき高齢者向け住宅の問題であります。  朝日新聞が、5月7日付朝刊で「サ高住、事故3,000件超え、1年半で死亡147件、骨折1,337件」、こうした見出しで、サービスつき高齢者向け住宅、全国で21万戸ございますが、そこでの事故を報じました。  岐阜県には、このサービスつき高齢者向け住宅と呼ばれる概念の、いわゆる民間住宅が68施設で1,717戸ございます。ことし平成29年3月時点での数字であります。このサービスつき高齢者向け住宅は、制度上は民間賃貸し住宅に近いわけでありますが、要介護者が入居者の多くを占める例もあります。高齢者住まい法の改正によって、2011年に、6年前に創設された住居でございまして、60歳以上の高齢者等が入居対象となる住宅です。本人の選択により施設を選び、1日1回の安否確認と生活相談のサービスが受けられるということがうたい文句となっています。夜間は、緊急通報システムなどがあれば職員常駐が不必要となるため、孤独死と言っていいかどうか、単独死なのかもしれませんが、孤独死問題などで改善が求められていると新聞の一部に書いてございました。  2015年1月から2016年8月、1年半までの事故報告数3,362件を分析すると、運営面からの報告書も照らし合わせてみますと、入居者の88%が要介護・要支援の認定を受けている実態があるというわけであります。要介護3以上の重度者も3割に及び、介護施設化が進んでいると新聞は指摘をしました。国が想定した以上に要介護者が入居している実態がございます。国交省と厚労省が、自治体に対してサービスつき高齢者向け住宅への指導徹底を求めております。この自治体というのは、岐阜県も入る都道府県と政令市、中核市の114自治体でございます。つまり、一般市である可児市は直接国や国交省等からの指導が来るという形ではありません。間接的に県からの助言等があるということなんでしょうけどね。可児市はこの主体者ではないということです。岐阜県の資料から見てみますと、市内には在宅介護サービスが利用できる介護利用型ハウスというのはありません。これ、いわゆるケアハウスのことです。ケアハウスは可児市にはないので、何があるかというと老健施設と有料老人ホーム、そしてこのサービスつき高齢者向け住宅という3つの分野があります。  それで、介護サービスが受けられるのは特養並びに介護老人保健施設等ですので、調べてみますと、介護老人福祉施設では、特養なので、5施設で379床。介護老人保健施設、いわゆる老健では3施設で316床となっています。介護関連入所施設で合計695ベッド、約700ベッド弱あるということがわかります。もう一つ、有料老人ホームというのがございまして、9施設で232床とあります。全県の5.14%となっております。そして、先ほど紹介したサービスつき高齢者向け住宅は3施設で112床、全県の6.8%と、若干県と比較しますと可児市は高い状況にあります。民間住宅系で、この有料老人ホームとサービスつき高齢者向け住宅を合算しますと344ベッドとなるわけでありまして、これは先ほど紹介した介護老人関連施設関係と比べると、約半分の程度ということになります。全体で介護老人福祉施設と通常の民間住宅系とを合計しますと、1,000床を少し超える1,039床という状況になっています。  そこで、お尋ねをしていきたいと思います。  特養ホームや老健施設から住宅へと利用者がいざなわれて、自助、自立、自己責任が強調されてきた結果、民間賃貸し住宅の介護施設化が進み始めたように全国状況としては見受けられるようであります。可児市の場合に、これがどういう状況になっているのかをお尋ねしたいと思いまして、介護施設化が進んできたのか、まだまだこれからなのか、お尋ねをしたいというところであります。  そこで質問の1番目は、統計のとれる直近のデータで結構ですが、可児市民はどれだけ利用しているのか。住所地特例などの適用を加味して示していただきたいと思います。また、利用者の介護度別の構成比を、できれば施設種類ごとに示していただきたいということであります。  もう一つの観点は、質問2として、サービスつき高齢者向け住宅への期待度が高い現状については、可児市としてはどう受けとめておられますか。事故事例などの把握はどうでしょうか。この辺について、御説明いただきたいと思います。よろしくお願いします。 141: ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  福祉部長 西田清美君。 142: ◯福祉部長(西田清美君) それでは、ただいまの介護保険の今後とサービスつき高齢者向け住宅についての御質問にお答えいたします。  初めに、御質問1点目の介護保険の施設、有料老人ホーム、サービスつき高齢者向け住宅の利用状況についてでございます。  介護老人福祉施設、介護老人保健施設など、介護保険の施設につきましては合計8施設、定員695名で、現在625名の方が利用されてみえます。そのうち、市内の方の御利用は442名となっています。介護度別では、要介護2までの軽・中度の方が95名で15.2%、要介護3以上の重度の方が530名で84.8%となっています。  有料老人ホームは、合計9施設、定員232名で、現在168名の方が利用されています。そのうち、市内の方の御利用は85名となっております。介護度別では、介護認定のない方から要介護2までの方が74名で44%、要介護3以上の方が94名で56%となっています。サービスつき高齢者向け住宅では、合計3施設、定員112名で、現在111名の方が利用されてみえます。そのうち、市内の方の御利用は72名となっています。介護度別では、認定のない方から要介護2までの方が90名で81.1%、要介護3以上の方が21名で18.9%となっております。  御質問2点目の、サービスつき高齢者向け住宅への期待度が高い現状についてどう受けとめているのか、事故事例などの把握はどうかについてお答えをいたします。  1点目でお答えをいたしましたように、介護保険の施設では、要介護3以上の重度者の割合が84.8%となるなど、やはり介護の必要な度合いが高い方の入所が大半となっております。  次に、有料老人ホームでは、認定のない方や要介護2までの軽・中度の方の割合は44%となっております。この中には、介護つき有料老人ホームが1施設ある関係上、重度の方の割合も、若干でございますが高い傾向にあります。サービスつき高齢者向け住宅では、要介護2までの方の割合は81.1%となっており、軽・中度の方の御利用が多いという結果になっております。このように、それぞれの施設で一定の役割分担ができているものというふうに考えております。  御質問のサービスつき高齢者向け住宅は、安否確認や生活相談などのサービスを附帯している住宅でございます。高齢者世帯の住まいを考えた場合、自宅、高齢者向けの集合住宅、介護保険の施設などが考えられますが、今後高齢化の進行に合わせて必要性が高まってくる一つの住まいの形態であろうというふうに考えております。  事故事例の把握につきましては、サービスつき高齢者向け住宅は、都道府県等に登録し、事故等の発生時には都道府県等に報告する仕組みとなっております。そのため市では把握をしておりませんが、岐阜県に確認したところ、市内の事業所からの事故報告は現在までないということでございました。以上でございます。                  〔18番議員挙手〕 143: ◯議長(澤野 伸君) 伊藤健二君。 144: ◯18番(伊藤健二君) どうもありがとうございました。なかなか資料がとりにくいところ、いろいろと担当者の方には御迷惑かけましたけれども、とっていただきましてありがとうございました。  私は、データ数値を求める場合はという欄に書きましたので、他の議員にはありませんが、私の手元には今、部長が御報告いただいた数値と同じものがございます。大変特徴的になっているのは、有料老人ホーム、介護つきが1施設あるということで、この定員42名、介護つき有料老人ホームが1つあることで、要介護3から要介護5の範疇が、パーセンテージでいうと56%と大変ふえているという特徴がございます。介護保険の施設、いわゆる老人福祉施設や老人保健施設が、介護度が高くなるのはもう当たり前の傾向でございますが、一般賃貸住宅の一部変形である有料老人ホームやサービスつき高齢者向け住宅などが必ずしも介護度が高いとは言えないわけであります。  可児市の場合は、今私が言いましたように、老人ホーム、介護つきがあるがために高くなっておりますが、サービスつき高齢者向け住宅のほうは大変少ない。介護度3から5が21名と、18.9%という低さになっています。そういうことなので、役割分担がなされているという部長の御返答が聞かれましたが、私もまさにそういうことだろうと思います。  今後、急速にこのサービスつき高齢者向け住宅が伸びるどうかは定かではありませんし、民間事業者がここに何らかの魅力を感じて、ここで一勝負打って出るよということがあるんなら、またふえるでしょうけど、そうした要素は必ずしも今ないというふうに思っています。結局、一般の団地を初めとして、可児市の地域で住宅戸数もまあまあ建設されているようでして、そこで若い人が出ていっちゃった後に高齢御夫婦が住んでいくという高齢化社会に地域社会も徐々になりつつある。そんな中で必要なサービスが受けられるかどうかということで比較してみますと、特別のそういうサービスつき有料老人ホームであるとか、サービスつき高齢者向け住宅へ選択肢を持っていかなくても、自分の御自宅で受けることができるという人が大半ではないのかなというふうに、今改めて統計上からも見てみました。  1つ再質問したいのは、一般の戸建て住宅の場合には、地域社会があり、そこで地域自治会があって、自治会と社会福祉協議会や民生児童委員会のメンバーの複層的な、いわゆる包括ケアシステムがネットワークとして形成されてきています。市長さんも可児市民生児童委員連絡協議会の総会なんかに出ていって講演していただきながら、いつも体制を強化していくために頑張ってほしいという話をされているようですので、大事なことだなあと思って聞いています。  一般個別住宅には、地域単位で、自治会単位で、あるいは地域の社協の単位でアフターケア、フォローしていく。特に民生児童委員さんが御足労願っていると思いますが、そういう御本人たちの在宅での介護サービスを供給していく、相談に乗ってもらうということを含めて、行政機関との連絡、コネクションを上手にとってもらっていますよね。この、いわゆる有料老人ホームとか、サービスつき高齢者向け住宅についていうと、民生児童委員さんが、地域の人がそこにある住宅の中に入っていくというふうにはちょっと考えられないし、そういうことはしていないはずですね。1日1回の見回りをしてくれているわけですから。だから、そこの職員が、民生委員のやろうとする仕事を代行するというふうに理解してよろしいんでしょうか。それとも、そういうふうにやることにもう既になっていて、そこは心配要らないよという話でいいわけでしょうか。その辺について、ちょっとお願いします。 145: ◯議長(澤野 伸君) 福祉部長。 146: ◯福祉部長(西田清美君) ちょっと手元にある資料を見て、サービスつき高齢者向け住宅についてお話をさせていただきますと、サービスつき高齢者向け住宅につきましては、高齢者居住の安定確保に関する法律第5条というもので、必須サービスとして、先ほど議員もおっしゃったように、安否確認、状況確認サービス、これが1日1回以上が必須でございまして、それともう一つは、いろんな生活相談サービスを受けられるということになっております。  したがいまして、民生委員さんの見守りという対象からは外れるわけでございますけれども、民生委員さんの見守りでも毎日1回以上やるというのは非常に無理なことでございますけれども、そこより厚く見守りができるというな状況でございますし、可児市のサービスつき高齢者向け住宅、3つでございますけれども、議員さんの御質問にもございましたけれども、夜間については、緊急通報システムがあればということも書いてございますけれども、可児市のサービスつき高齢者向け住宅については一応24時間職員が常駐しているというような状況でございますので、非常にうまく機能しているのかなということ思います。以上でございます。
                     〔18番議員挙手〕 147: ◯議長(澤野 伸君) 伊藤健二君。 148: ◯18番(伊藤健二君) ありがとうございました。  まだまだこれから介護保険をめぐってはいろいろな状態が考えられますが、ぜひ市民が安心して介護保険を使えるように、また介護保険のサービス対象外の部分についても、必要なフォローアップ体制がとれるように、課題が進展することを願って私の質問は終了いたします。どうもありがとうございました。 149: ◯議長(澤野 伸君) 以上で、18番議員 伊藤健二君の質問を終わります。  続きまして、17番議員 中村悟君。 150: ◯17番(中村 悟君) 真政会、中村悟です。  今回は、ジュニア育成について、それから駅前の拠点施設の進捗ぐあいについてと2点を質問させていただいております。  早速ですが、第1問のジュニア育成ということについて御質問をさせていただきます。  ここでいうジュニアというのは、小学校、中学生の世代の方ということで、もう一つは、育成ということにつきましては、スポーツの分野に限ってということで質問をさせていただいております。  東京オリンピックの開催が決定されたことを機に、数々の自治体で、こうしたオリンピックのような国際舞台あるいは全国大会のような大きな大会で活躍のできる選手を輩出したい、そうした目的のもとに、ジュニア世代、小学校、中学生のころから能力の高い子、あるいはやる気のある子等を集めて、そうした選手に育てていっていこうという動きがあるようであります。従来から、私もこの一般質問の場でいろいろ言葉やら、方向性は違いますけれども、こうした考え方には意見を述べさせていただいております。やはり可児市においても同様の取り組み、すなわちこうした小学校、中学校のころから能力のある子、やる気のある子というのを集めて指導する、育てていく、そして、そうした大きな大会等に輩出できるようなスポーツ選手を育てていこうと、そうした一連の取り組みということが必要であろうと、重要なことであろうというふうに思います。また、そうした動きをしながら可児市全体のスポーツの環境の充実を図る、そういったことも大変重要なことであろうというふうに思います。  最近テレビですとか、新聞なんかを読んでいますと、スポーツの問題ではないんですけれども、中学生の部活動のことがよく出ます。主には、先生方の長時間労働の問題についての中で部活動のことが取り上げられています。あるいは部活動の先生のことも含めてですが、指導者がいない、あるいは子供たちの数が減って活動が縮小傾向である、そういった中学校の部活についてなどは、そういったことがよく耳に入ります。そうしたことを見聞きするにつけて、こうした小学校、中学校の世代の子たちのこれからのスポーツの環境というのはどうなるんだろうということを大変不安に感じております。  そうした観点から質問をさせていただきます。  まず第1に、今お話をしました中学の部活動の件であります。  今申し上げましたように、少子化によって、野球ですとか、サッカーですとか、1チームに多くの選手を必要とする競技、そういったものに取り組みができにくくなっている、あるいは指導者が本当にいない。そうしたいろんな問題があって、なかなか活気が出ないというふうにお伺いをしております。実際、可児市では、中学校の部活動についてはどんな状況になっているか。そしてまた、いろんな問題があるかどうかわかりませんけれども、それに対する対策は考えておられるかどうかということをお伺いします。  また2番目に、今の部活を含めて小学生や中学生の可児市における、そうした世代のスポーツに対する環境に関して、可児市さんとしてはどんな捉え方をしてみえるか、どんな評価をしてみえるかといったことをお伺いします。そして、専門的な指導のできるコーチをそろえた可児市のスポーツクラブというようなものを設立して、こうしたやる気のある子や能力のある子を集め、受け入れて、こうしたジュニア世代から活躍の支援をする、そうした取り組みはできないのか。そして可児市全体のスポーツの発展に取り組むということができないのかということをお伺いしたいと思います。とりあえずよろしくお願いします。 151: ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  教育長 篭橋義朗君。 152: ◯教育長(篭橋義朗君) 1つ目の中学校の部活動の現状についての質問にお答えします。  可児市の中学校の部活動においては、活気がないということはございません。可児市の平成28年度の部活加入率は96%でありまして、生徒は自分の興味を持った部活動に入部し、活動に励んでおります。生徒の中には、市内・市外にあるクラブチームやスポーツクラブに参加し、自分の希望する種目に取り組んでいる子供もおります。こうした事情を学校は考慮し、部活動への参加について配慮をしております。このような取り組みの成果として、中学校体育連盟の可児市郡大会、可茂地区大会では上位に入賞するチームもあり、県大会にも出場しております。  中学校の部活は教育活動の一環として捉えており、体力づくりや仲間づくりを主たる狙いとしています。そのため、学校の教育活動の範囲内で計画的に部活動の時間をとるようにしております。なお、部活動の指導者は、基本的には学校の教職員が受け持ち、安全面も考慮し、1つの部活動に2名の教員を配置するようにしております。また現在、部活動の種類については、入部を希望する生徒数や指導できる教職員の配置を考慮し、決定をしております。加えて、部活動の顧問以外に指導者として地域人材を活用し、外部講師として活動に協力を依頼している種目もあります。  中学校の部活については以上のような状況であり、競技ができない、活気がないということではありませんので、部活動に対して特に対策を考えているということはありません。以上です。 153: ◯議長(澤野 伸君) 市民部参事 村瀬雅也君。 154: ◯市民部参事(村瀬雅也君) それでは、私のほうからは2つ目のジュニア世代の支援策についてお答えいたします。  まず、可児市のジュニア世代のスポーツに関する状況はどう評価しているかとの御質問についてお答えします。  市内には、民間のスポーツクラブやNPO法人が運営するクラブ、可児UNIC、先ほどの学校部活動、種目協会による活動など多種多様な受け皿があり、ジュニア世代の皆さんもそれぞれ目標に向け頑張っていただいていると認識しております。  次に、スポーツクラブ設立によりジュニア世代の活躍を支援してはどうかとの御質問ですが、可児市におきましては、市の第四次総合計画後期計画にありますように、生涯にわたりスポーツに親しみ楽しむことができるまちをつくることを目標に、ジュニア世代に対しましては、さまざまなスポーツイベント、教室等により、スポーツに親しみ楽しむ機会の提供を図る事業を推進しております。  議員御提案のトップアスリートを養成する市のスポーツクラブ設立は考えておりませんけれども、市としましては、可児市運動公園などの施設整備等、その施設貸し出しの面からジュニア世代の活動もサポートしております。そうした中で、優秀な選手の育成に御努力いただいておりますので、今後の御活躍を期待しているところでございます。  また、今年度から体育施設の指定管理者に指定しましたKSCグループにおきまして、一流アスリートによる教室が計画されており、最初の事業といたしまして、今度の6月25日には、オリンピックメダリストの星奈津美選手を迎えて小学生を対象とした水泳教室を開催いたします。  今後も、さまざまな種目におきましてトップアスリートによる指導が受けられるよう、指定管理者とも協議してまいります。以上です。                  〔17番議員挙手〕 155: ◯議長(澤野 伸君) 中村悟君。 156: ◯17番(中村 悟君) 1問目の中学校の部活動のことで確認ですが、教えていただきたいんですが、部活動、学校の活動ですので、競技どうこうより、教育面でのという配慮でやっているということですが、一つ、これも例えば可児市の場合、蘇南中学校とか、中部中学校は当然学生も多いので、いろんなスポーツもできるかと思いますけれども、広陵中学校とか東可児中学校は人数も少ないし、多分、例えば同じ野球でも、確かに中学としてはチームはできるかもしれないですけれども、例えば蘇南中学校ですと、例えば1学年ごとにチームもできて、十分人も見えるだろうという環境で例えば野球をやる。例えば、これもし違っていたら済みません。東可児中学校は、例えば1学年だけではチームができないので、例えば2年生、1年生も加えた上でチームをつくってとかいう、ちょっと確かに部活動として、中学校体育連盟とか、どこかの試合もやれて強いチームもあったりしてということで、活気があるということでしたけれども、そうした日ごろの練習ですとか、その練習環境の違いということについてはどんなようなお考えでみえますか、お願いします。 157: ◯議長(澤野 伸君) 教育長。 158: ◯教育長(篭橋義朗君) 可児市に限らず、中学校における部活動というのは、やはり学校規模に影響を受けざるを得ません。それは指導する顧問とか、生徒の希望する人数によって種目を決めざるを得ないからであります。そういう中で、西可児中学校、東可児中学校、広陵中学校においては、サッカー部、野球部、バスケットボール男女、バレーボール女子、テニス部男女が設けられております。ただ、岐阜県内においても、西可児中学校、東可児中学校、広陵中学校などの規模は平均的なところでございますので、可児市以外でもこのような部活の活動が種目によって活発に活動されていると認識しております。以上です。                  〔17番議員挙手〕 159: ◯議長(澤野 伸君) 中村悟君。 160: ◯17番(中村 悟君) あと2問目のほうですが、いろんなクラブチーム等もあって、そういう競技スポーツについても、ある程度対応はできているというお話だったかと思いますし、例えば可児だと、ゴルフのまち可児活性化推進事業ということで、たしかゴルフ事業についてはお金もつけていただいていて、そういう小さいお子さんについても教室が開かれておるというようなことでありますけれども、先ほどの部活動にもかかわりますが、例えばひょっとして自分の学校の中で、自分のやりたい種目の部活動ができないというような子ができたような場合、そういった子の受け入れとか、いろんな部活動とクラブ活動との、昔と思うと多分いろんなところで学校とも調整をされていて、多分うまくいっていると思うんですけれども、何かそういった年代の子、きょうは言葉には出していないですが、スポーツ少年団の問題等も含めて、そういう部活動とスポーツ少年団とか、あとクラブチームとかとのある中で、ちょっと言いましたように、好きな競技が自分の学校にないとかといういろんな問題も含めて、そういったところを補うというか、先ほど可児市でのそうしたクラブは考えていないということでしたけれども、今、実はUNICという可児市のスポーツクラブがあります。私はかねてから思っておりますけれども、ああいった可児UNICスポーツクラブの活動なども、あれはたしか世代だとか、競技だとか、いろんなものを多くの枠の中でスポーツの振興を図ってもらうためのクラブだというふうに思っていますので、そうしたこういった世代のいろんな受け口としてUNICの活用なんかも考えていただいたらどうかなあというふうに思いますが、いかがですか。 161: ◯議長(澤野 伸君) 市民部参事。 162: ◯市民部参事(村瀬雅也君) それでは、私のほうから可児UNICスポーツクラブを初め、そういったサポートについてどうかという御質問についてお答えさせていただきます。  この可児UNICスポーツクラブは、いつでもどこでも誰とでも、そういったところをテーマにしまして、スポーツ振興に図っていただいているわけでございます。これは、身近な場所で定期的な運動ができる、そういったクラブが主な目的としてつくられております。この中では、いろんな地区で展開されておりますので、先ほど言われた中で、例えば自分のやりたい種目が学校になかったり、スポーツ少年団になかったり、そういった場合の種目も若干入っておりますし、そういったものも活動の中にあります。  ただ、チャンピオンスポーツを目指す活動を今のところ主活動にしておりませんので、その辺につきましては、今後可児UNICのクラブのあり方を考える中で、そういったことも必要とあれば考えていくようなことはあると思います。以上です。                  〔17番議員挙手〕 163: ◯議長(澤野 伸君) 中村悟君。 164: ◯17番(中村 悟君) お答えを聞いていますと、何というんですか、特別に競技力という意味で、そういう優秀な選手を育てるという施策については、まだお考えじゃないというように受け取りましたけれども、ぜひ一部そういうことも考えた可児市のスポーツ行政を進めていただけたらなあというふうに思います。  1問目は以上で終わります。  2問目の、駅前の拠点施設「(仮)可児駅前“子育て・健康・にぎわい空間”施設」の進捗状況について確認ということで御質問をさせていただいております。  これは難しいことはないので、まず実際の工事のほうのことで確認ですが、近隣の方なんかにも当初いろんな工事の工程表のようなものを一応お配りいただいておるようですが、そうした工程表どおりに進んでいるかどうかというようなこと、それから騒音ですとか、振動ですとか、交通関係、いろいろな諸問題が今のところ起こっているかどうか、そういったことも確認をしたいと思います。  ごめんなさい、ちょっと焦りまして、前書きを言うのを忘れました。  駅前施設が、今皆さん御存じのように建ってまいりました。骨組みがどんどん建ってきまして、やっぱり目の前に物が見えてきますと、今までもいろいろ関心があったんですけれども、やっぱり近隣の住民の方を初め、あの辺を利用される多くの方がますます興味を示されております。そういった意味で、今お伺いした進捗ぐあいですとか、いつできるのということはしょっちゅう聞かれます。また、近隣の方にそうした騒音ですとか、いろんなことが起こっていないかということも大変気がかりですので、お聞きしたようなことをお伺いしました。  済みません、あちこち行っちゃいました。  2番目に、これも前回の3月の議会のときにお伺いをしました。レストランといっていいのか、飲食店が入られるはずですけれども、そこの選定について、たしか3月のときには、6月ぐらいにはというようなお話があったかと思いますが、そこの進捗状況と、あのときにも聞きました。どの部署で担当されるんですかというのをお聞きしましたが、多分変わっていないと思いますが、またお知らせを願いたいと思います。  また3番目に、来年の4月から一応オープン予定ということでありますけれども、そのときのオープンイベントというようなことは考えてみえるのかどうか。あるいは、ほかのいろんな場所を使ったいろんな企画をやりたいという方が現実にちょっと聞きますけれども、そうしたことを御相談する窓口というのは具体的にどこか決まってきましたでしょうか、お伺いをします。  また、今言いましたオープンイベントを初め、何か具体的なイベントのようなことが企画をされていますかどうかということをお聞きします。お願いします。 165: ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  建設部長 三好英隆君。 166: ◯建設部長(三好英隆君) 私のほうからは、小項目「(仮)可児駅前“子育て・健康・にぎわい空間”施設」の工事関係についてお答えをさせていただきます。  まず1番目の質問、工事の進捗状況は工程どおりかについてお答えします。  5月末現在の工事進捗率は26.0%で、当初工程と比較しておくれは生じておりません。引き続き、平成30年2月末の完成に向けて適切な工事管理に努めてまいります。  次に2番目の質問、騒音、振動、交通関係、その他問題はないかについてお答えします。  工事による騒音、振動、交通関係、その他の問題については、苦情や問い合わせは受けておりません。なお、今後の予定としまして、7月1日及び10月1日からそれぞれ約1.5カ月間、市道148号線の全面通行どめによる交通規制を行い、上空通路の工事を施行します。周辺住民や関係者に十分説明し、周辺環境に支障が生じないように進めてまいります。以上でございます。 167: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長 井上さよ子さん。 168: ◯こども健康部長井上さよ子君) 2つ目の御質問、出店業者の選定状況、これ、レストランについてでよろしいでしょうか。お答えいたします。  平成28年12月議会で、中村議員の御質問に対し、民間事業者の選定は平成29年夏ごろまでをめどとしていると答弁いたしました。カフェレストランは、設置管理条例案の中で、地方自治法に基づく行政財産の目的外使用による使用許可によるものとし、施設を貸し出した上で営業していただく民間事業者を公募で選定する予定でございます。また、その他、児童センターにつきましては条例に基づき指定管理者による管理運営を予定したいと考えており、12月議会への上程を目指し、公募・選定の準備を進めます。これらの手続及び管理運営における民間事業者との連携につきましては、こども健康部子育て支援課が担います。  3つ目の施設の開館イベントなどの各種企画の窓口についての御質問でございますが、こちらも子育て支援課が窓口となります。各機能の運営を担う民間事業者を選定した後、施設全体の管理運営を担う子育て支援課が中心となり、選定された民間事業者と市関係課による運営調整組織を立ち上げる予定でございます。この組織では、施設の管理運営や貸し館に関する調整、にぎわいづくりに関する企画・実施の調整などを担うことを想定しております。施設を利用した具体的なイベント等の企画は現時点ではございません。以上でございます。                  〔17番議員挙手〕 169: ◯議長(澤野 伸君) 中村悟君。 170: ◯17番(中村 悟君) 建設部長からお答えをいただきました。7月1日と10月1日に市道148号線を、それぞれ1カ月半ぐらいを交通規制する。148号線というのはあれでしたよね、施設と駐車場を橋で渡すところの下のところですね、駅前の南北の通りということですね。ありがとうございます。  それと、3番の今、部長が答えられた運営だとか、調整作業するというところ、申しわけないです、ちょっとはっきり聞き取れなかったので、面倒ですが、もう一度、そういう組織の名前というか、何か協議会ですか、何か言われましたよね。済みません、そこだけちょっと確認させてください。 171: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長。 172: ◯こども健康部長井上さよ子君) その組織の名前、名称という形ではまだ決まってはおりませんけれども、施設全体の管理運営を担う子育て支援課が中心となりまして、選定された民間事業者と市関係課による運営調整組織を立ち上げる予定でございます。                  〔17番議員挙手〕 173: ◯議長(澤野 伸君) 中村悟君。 174: ◯17番(中村 悟君) ちょっとわかりにくかったですが、以上で結構です。ありがとうございました。                 〔「議長」の声あり〕 175: ◯議長(澤野 伸君) しばらくお待ちください。今、発言を求められましたので、こども健康部長。 176: ◯こども健康部長井上さよ子君) 恐れ入ります。ここで、開館の、オープンのことでございますが、平成30年の春というふうで今のところ予定をしておりますので、確認でございます。よろしくお願いいたします。                  〔17番議員挙手〕 177: ◯議長(澤野 伸君) 中村悟君。 178: ◯17番(中村 悟君) 今のお答えで、実は平成30年の、私たちは4月1日が一斉に開館というふうに、平成30年4月1日が同時にというふうに思い込んでいたんですが、今のお答えで、あくまでも春ということですので、4月1日に一斉にということではないということでよろしいですか。 179: ◯議長(澤野 伸君) こども健康部長。 180: ◯こども健康部長井上さよ子君) はい。平成30年春ということで、4月1日というふうに決定はいたしておりません。                  〔17番議員挙手〕 181: ◯議長(澤野 伸君) 中村悟君。 182: ◯17番(中村 悟君) ありがとうございました。終わります。 183: ◯議長(澤野 伸君) 以上で、17番議員 中村悟君の質問を終わります。  以上で、通告による質問は全て終了いたしました。  これをもって一般質問を終了いたします。   ──────────────────────────────────────   議案第34号から議案第41号までについて(質疑・委員会付託) 184: ◯議長(澤野 伸君) 日程第3、議案第34号から議案第41号までの8議案を一括議題といたします。  これより質疑を行います。  通告がございますので、これを許します。  初めに、12番議員 川上文浩君。 185: ◯12番(川上文浩君) それでは質疑をさせていただきます。  議案第40号 可児市子育て健康プラザの設置及び管理に関する条例の制定について、4問ほど質問をさせていただきます。  1点目、第4条の休館日については、年間で通常最大18日となりますが、これで間違いございませんでしょうか。 186: ◯議長(澤野 伸君) 一括質問・一括答弁方式です。 187: ◯12番(川上文浩君) それでは2点目、第5条の開館時間についてですが、午前8時半から午後9時までに設定した理由は。また、レストランなどの営業時間などにもこの基準が適用されるのか。  3点目、第7条、使用制限について、暴力団員による不当な行為に関する条項が、可児市暴力団排除条例があるため条文化しないようですが、法的には理解できますが、基本理念として条文を残したらどうか。
     4点目、第11条、使用料について、別表で定めた1時間当たりの使用料の根拠はいかがでしょうか。4点よろしくお願いいたします。 188: ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  こども健康部長 井上さよ子さん。 189: ◯こども健康部長井上さよ子君) お答えいたします。  1点目の休館日につきましては、通常時は年末年始の6日間と月1回の休館日を合わせ、年間最大18日で間違いございません。  2点目の開館時間の設定理由につきましては、午前8時30分の開館時間は市の業務に合わせたものでございます。閉館時間につきましては、この施設を高校生などの居場所づくりとしても機能させたいと考えておりますが、県条例に基づき、午後10時までには帰宅を終えていただきたいこと。また、現在午後10時30分まで開館している文化創造センターalaの貸し館場所以外の共用スペース利用者の様子を見ますと、午後9時以降は利用される姿が少なくなってくることなど、こういったことなどを総合的に判断し決定したものでございます。なお、レストランは、運営する事業者の提案を受けることになりますが、専用の出入り口を設けておりますので、営業時間を早めたり遅くしたりすることについては対応できるようになっております。  3点目の暴力団員による不当な行為に関する条項がないことにつきましては、議員御指摘のとおり、当該条項は平成24年に制定した可児市暴力団排除条例、第7条において、暴力団等による公の施設の使用における措置を規定し、市が設置した全ての公の施設からの暴力団の排除を明記したため、重複を避けるために省いたものでございます。今後は、この取り扱いに従って、新規制定する条例には記載しないことで統一したいと考えております。  4点目の使用料算定の根拠につきましては、各部屋の維持管理費用等、ランニングコスト等ということでございますが、これらを算出した上で市内の同類施設とのバランスを考慮して設定したものでございます。以上でございます。                  〔12番議員挙手〕 190: ◯議長(澤野 伸君) 川上文浩君。 191: ◯12番(川上文浩君) 質疑を終わります。 192: ◯議長(澤野 伸君) 以上で、12番議員 川上文浩君の質疑を終わります。  次に、13番議員 野呂和久君。 193: ◯13番(野呂和久君) 同じ議案第40号 可児市子育て健康プラザの設置及び管理に関する条例の制定についてです。  休館日についての質問で、先ほど質問された内容と重なる部分があるかもしれませんが、よろしくお願いします。  月に1日以内で規則で定める日とあるが、休館日のない月も想定しているのか。休館日は何週の何曜日と固定した日とするのか、保健センターなどはどうするのか。以上、よろしくお願いします。 194: ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  こども健康部長 井上さよ子さん。 195: ◯こども健康部長井上さよ子君) 休館日につきましては、月1回は設けるものとし、現時点では第1土曜日とすることを予定しております。保健センターを初め、市の事務を行う部門はこれまでどおりの執務時間のままでございますので、プラザの休館日や開館時間とは異なるものになります。以上です。                  〔13番議員挙手〕 196: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 197: ◯13番(野呂和久君) 以上で終わります。ありがとうございました。 198: ◯議長(澤野 伸君) 以上で、13番議員 野呂和久君の質疑を終わります。  以上で通告による質疑は終了しました。  これにて質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております各議案につきましては、配付しました付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会へその審査を付託いたします。   ──────────────────────────────────────   散会の宣告 199: ◯議長(澤野 伸君) 以上で、本日の日程は終わりました。  お諮りします。委員会審査のため、明日から6月22日までの10日間を休会といたしたいと存じます。これに御異議ございませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 200: ◯議長(澤野 伸君) 御異議がないものと認めます。よって、明日から6月22日までの10日間を休会とすることに決定をいたしました。  本日はこれをもって散会いたします。  次は、6月23日午前9時から会議を再開いたしますので、よろしくお願いをいたします。  本日はまことにお疲れさまでございました。                                 散会 午前11時52分  前記のとおり会議の次第を記載し、その相違ないことを証するため、ここに署名する。     平成29年6月12日         可児市議会議長     澤  野     伸         署 名 議 員     冨  田  牧  子         署 名 議 員     亀  谷     光 発言が指定されていません。 Copyright (c) KANI CITY PLENARY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...