可児市議会 > 2016-09-07 >
平成28年第4回定例会(第3日) 名簿 開催日:2016-09-07
平成28年第4回定例会(第3日) 本文 開催日:2016-09-07

  • 山梨(/)
ツイート シェア
  1. 可児市議会 2016-09-07
    平成28年第4回定例会(第3日) 本文 開催日:2016-09-07


    取得元: 可児市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-14
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 2016-09-07: 平成28年第4回定例会(第3日) 本文 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 241 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 2 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 3 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 4 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 5 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 6 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 7 :  ◯健康福祉部長西田清美君) 選択 8 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 9 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 10 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 11 :  ◯健康福祉部長西田清美君) 選択 12 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 13 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 14 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 15 :  ◯健康福祉部長西田清美君) 選択 16 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 17 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 18 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 19 :  ◯健康福祉部長西田清美君) 選択 20 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 21 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 22 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 23 :  ◯健康福祉部長西田清美君) 選択 24 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 25 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 26 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 27 :  ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 選択 28 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 29 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 30 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 31 :  ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 選択 32 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 33 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 34 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 35 :  ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 選択 36 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 37 :  ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 選択 38 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 39 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 40 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 41 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 42 :  ◯健康福祉部長西田清美君) 選択 43 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 44 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 45 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 46 :  ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 選択 47 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 48 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 49 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 50 :  ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 選択 51 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 52 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 53 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 54 :  ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 選択 55 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 56 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 57 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 58 :  ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 選択 59 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 60 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 61 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 62 :  ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 選択 63 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 64 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 65 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 66 :  ◯教育長(篭橋義朗君) 選択 67 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 68 :  ◯13番(野呂和久君) 選択 69 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 70 :  ◯9番(天羽良明君) 選択 71 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 72 :  ◯企画部長(佐藤 誠君) 選択 73 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 74 :  ◯9番(天羽良明君) 選択 75 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 76 :  ◯企画部長(佐藤 誠君) 選択 77 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 78 :  ◯9番(天羽良明君) 選択 79 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 80 :  ◯企画部長(佐藤 誠君) 選択 81 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 82 :  ◯9番(天羽良明君) 選択 83 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 84 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 85 :  ◯16番(山根一男君) 選択 86 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 87 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 88 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 89 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 90 :  ◯16番(山根一男君) 選択 91 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 92 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 93 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 94 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 95 :  ◯16番(山根一男君) 選択 96 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 97 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 98 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 99 :  ◯16番(山根一男君) 選択 100 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 101 :  ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 選択 102 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 103 :  ◯16番(山根一男君) 選択 104 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 105 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 106 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 107 :  ◯16番(山根一男君) 選択 108 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 109 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 110 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 111 :  ◯16番(山根一男君) 選択 112 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 113 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 114 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 115 :  ◯16番(山根一男君) 選択 116 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 117 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 118 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 119 :  ◯16番(山根一男君) 選択 120 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 121 :  ◯観光経済部長(牛江 宏君) 選択 122 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 123 :  ◯16番(山根一男君) 選択 124 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 125 :  ◯観光経済部長(牛江 宏君) 選択 126 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 127 :  ◯16番(山根一男君) 選択 128 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 129 :  ◯観光経済部長(牛江 宏君) 選択 130 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 131 :  ◯16番(山根一男君) 選択 132 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 133 :  ◯市長(冨田成輝君) 選択 134 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 135 :  ◯市長(冨田成輝君) 選択 136 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 137 :  ◯市長(冨田成輝君) 選択 138 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 139 :  ◯16番(山根一男君) 選択 140 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 141 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 142 :  ◯市長(冨田成輝君) 選択 143 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 144 :  ◯16番(山根一男君) 選択 145 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 146 :  ◯16番(山根一男君) 選択 147 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 148 :  ◯2番(田原理香君) 選択 149 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 150 :  ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 選択 151 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 152 :  ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 選択 153 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 154 :  ◯2番(田原理香君) 選択 155 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 156 :  ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 選択 157 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 158 :  ◯2番(田原理香君) 選択 159 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 160 :  ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 選択 161 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 162 :  ◯2番(田原理香君) 選択 163 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 164 :  ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 選択 165 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 166 :  ◯2番(田原理香君) 選択 167 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 168 :  ◯市民部長(荘加淳夫君) 選択 169 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 170 :  ◯2番(田原理香君) 選択 171 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 172 :  ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 選択 173 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 174 :  ◯2番(田原理香君) 選択 175 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 176 :  ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 選択 177 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 178 :  ◯2番(田原理香君) 選択 179 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 180 :  ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 選択 181 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 182 :  ◯2番(田原理香君) 選択 183 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 184 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 185 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 186 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 187 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 188 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 189 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 190 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 191 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 192 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 193 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 194 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 195 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 196 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 197 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 198 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 199 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 200 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 201 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 202 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 203 :  ◯建設部長(三好英隆君) 選択 204 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 205 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 206 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 207 :  ◯教育長(篭橋義朗君) 選択 208 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 209 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 210 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 211 :  ◯教育長(篭橋義朗君) 選択 212 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 213 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 214 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 215 :  ◯教育長(篭橋義朗君) 選択 216 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 217 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 218 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 219 :  ◯教育長(篭橋義朗君) 選択 220 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 221 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 222 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 223 :  ◯教育長(篭橋義朗君) 選択 224 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 225 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 226 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 227 :  ◯教育長(篭橋義朗君) 選択 228 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 229 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 230 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 231 :  ◯教育長(篭橋義朗君) 選択 232 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 233 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 234 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 235 :  ◯教育長(篭橋義朗君) 選択 236 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 237 :  ◯4番(渡辺仁美君) 選択 238 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 239 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 240 :  ◯議長(澤野 伸君) 選択 241 :  ◯議長(澤野 伸君) ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:                                 開議 午前9時00分   ────────────────────────────────────── ◯議長(澤野 伸君) おはようございます。  本日、会議を再開しましたところ、議員各位には御参集を賜りまして、まことにありがとうございます。   ──────────────────────────────────────   開議の宣告 2: ◯議長(澤野 伸君) ただいまの出席議員は22名です。したがって、定足数に達しております。  これより前日に引き続き会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付しましたとおり定めましたので、よろしくお願いいたします。   ──────────────────────────────────────   会議録署名議員の指名 3: ◯議長(澤野 伸君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により、15番議員 山田喜弘君、16番議員 山根一男君を指名します。   ──────────────────────────────────────   一般質問 4: ◯議長(澤野 伸君) 日程第2、前日に引き続き一般質問を行います。  通告がございますので、質問を許します。  13番議員 野呂和久君。 5: ◯13番(野呂和久君) 13番議員、可児市議会公明党の野呂和久です。  9月は健康増進普及月間です。厚生労働省では、健康寿命を延ばすことを目標にスマート・ライフ・プロジェクトを行っており、適度な運動、適切な食生活、禁煙のアクションで、具体的な生活習慣の改善策を提案しています。1年間の中で日常を振り返り、生活習慣を見直したり改善に取り組んでみるきっかけの月にするのもよいのではないでしょうか。
     2016年5月19日、WHO(世界保健機関)が発表しました世界一の長寿国は日本で、男女の平均は83.7歳でした。また、2000年からWHOが提唱した平均寿命のうち、健康で活動的に暮らせる期間を示した健康寿命も同じく世界一は日本で、男女平均は74.9歳で、平均寿命と健康寿命の差は8.8歳でした。  戦後、食生活や保健衛生の改善に加え、医学の進歩などにより、日本は長寿社会を実現しました。長寿で、かつ健康に、そして充実した人生を送りたいとは誰もが願うことですが、一生のうちには思いもよらない病気やけが、事故等で健康を害すときもあります。その一方で、自分自身の日ごろからの心がけや努力で、そのリスクを減らすことも可能と思います。その一つが健診等の受診で、予防を心がけ、自分の健康管理と病気の早期発見・早期治療ではないかと考えます。  健康かにプラン21には、健康とは、心身がバランスのとれた状態で、かつ社会的な充実も得られる状態としています。その達成に4つの課題を分野ごとに整理し、一つ、身体活動・運動について、一つ、健康づくり・健康診査について、一つ、栄養・食生活について、一つ、地域活動についてとして取り組みを示しています。  健康診査の部分では、定期的な健診やがん検診の受診は、疾病の予防、早期発見につながるとともに、生活習慣を見直す機会ともなるため、未受診者への受診勧奨を行うとともに、健診の受けやすい体制づくりが必要と課題を指摘しています。  今回は、可茂管内もそうですが、日本人の死亡原因の第1位ががんであります。第2位が心疾患であり、その予防に必要な整備とはを念頭に置きながら、特定健診・がん検診について質問をさせていただきます。  本市の特定健診について。  可児市の保健活動平成27年度を見ますと、可児市特定健診の受診率は、平成22年度は25%に対し平成27年度は30.3%、目標値は45%ですが、5年間で5.3%の健診の受診率の向上が見られます。その要因として、未受診者へのはがきによる受診勧奨のほか、公民館まつりや運動会等の地域のイベントでの啓発活動等を行ったことにより、受診者数と受診者の受診率の向上につながったとの分析が記載をされています。その一方で、ぎふ・すこやか健診については、平成27年度は13.5%と受診率の低さを指摘しています。  1つ目の質問に入ります。  特定健診実施状況を見ると、生活保護世帯の受診率は、平成25年度4.5%、平成26年度7.4%、平成27年度7.4%と低い結果となっています。また、75歳以上の方が対象のぎふ・すこやか健診も受診率の低さを指摘されています。どこに課題があると分析をされていますか、御答弁をよろしくお願いいたします。 6: ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  健康福祉部長 西田清美君。 7: ◯健康福祉部長西田清美君) おはようございます。  それでは、よろしくお願いいたします。  ただいまの生活保護世帯並びにぎふ・すこやか健診の受診率が低い要因と課題についてお答えをいたします。  初めに、生活保護世帯の受診率が低い要因でございますが、生活保護世帯の被保護者は、高齢、障がい、傷病などを原因として被保護者となる方が多く、既に生活習慣病などで治療を受けている方が多いことが健診の低い要因と考えております。これにつきましては、ケースワーカーが被保護者と定期的に面接をいたしますので、そうしたときに状況に応じた受診勧奨をしてまいりたいと考えております。  次に、75歳以上が対象のぎふ・すこやか健診の受診率が低い要因と課題でございますが、後期高齢者には介護老人福祉施設、通称「特別養護老人ホーム」と言っておりますが、これや介護老人保健施設、有料老人ホームなどへの入所者、それから病院への通院者・入院者が多く、そのことが受診率を下げる要因となっていると考えております。こちらにつきましては、保険者である岐阜県後期高齢者医療広域連合と連携をいたしまして、健診の必要性を啓発する案内文書の発送により、受診率の向上に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。                  〔13番議員挙手〕 8: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 9: ◯13番(野呂和久君) 御答弁ありがとうございました。  この数字を最初に見たときに、医療機関等への交通アクセス等で、なかなか行くことが難しいのかなというようなこともちょっと考えた、懸念もしたんですけれど、今の御答弁ですと、通院等で医療機関にかかっているんだという数字だということでしたので、若干安心をしました。  確認ということで、40歳から74歳の方が受診をされてみえます特定健診の受診者、例えば平成27年度ですと、生活保護の方を除いたところで2万62人が対象者で、受診者が5,705人となって、受診率が28.4%となっております。先ほどの御答弁ですと、通院等だということだったんですが、今のが生活保護以外の方。そして、生活保護の世帯の方については、対象者が203名で、生活保護世帯の受診者数が15人、そして受診率が先ほどお話ししました7.4%ということでした。御答弁が先ほどのとおりで、通院等医療機関にかかっているんですよということでしたが、実際その203人のうち、医療機関等にかかっているという数字がもしありましたら、御答弁をいただきたいと思いますが。 10: ◯議長(澤野 伸君) 健康福祉部長。 11: ◯健康福祉部長西田清美君) ただいまの御質問でございますが、生活保護世帯の方での通院者という状況をお聞きになったと思いますけれども、これについては集計したデータがございませんので、ちょっと手作業になります。そういったことで年間のデータというのはございませんので、直近といいますか平成28年6月に限ったデータということになりますが、6月現在の40歳から74歳の生活保護の対象者が200人おられます。そのうち通院・入院された方、これもただし生活習慣病だけというわけではございませんが、歯科は除いてございますけれども、いろんな病気でかかっておられますが、そういう方が126人おられます。割合にしますと、63%の方が何らかの通院・入院をしてみえるということでございます。以上でございます。                  〔13番議員挙手〕 12: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 13: ◯13番(野呂和久君) 高いパーセントで通院または医療機関にかかっているということでしたので、わかりました。  あと、先ほどの通院している、または医療機関にかかっているということで、例えば人間ドック等というのは、この健診の受診率の中には入ってはいないというふうに思っておりますが、健診を受ける方の受診率という数字を追っていくことも重要であると思いますけれども、お一人お一人が自分の健康管理ということで病院等にかかっていることの実質的なところがすごい大事だと思うんですけれど、こうした人間ドックにかかっている人たち、実際この数字には入っていないんですけれども、こうした通院また医療機関にかかっていると同じような考え方、認識に立っているというふうにお考えでしょうか。 14: ◯議長(澤野 伸君) 健康福祉部長。 15: ◯健康福祉部長西田清美君) 人間ドックに関しては、特に受けてみえるか受けてみえないかというデータというのは、生活保護の方についてとっておりませんのでわかりませんけれども、もし見えるとしたら、予防という観点できちっと健診を受けてみえるという認識になろうかと思います。以上でございます。                  〔13番議員挙手〕 16: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 17: ◯13番(野呂和久君) 済みません、今の質問は生活保護に限らずということで、質問の仕方もちょっと悪かったんですけど。生活保護の方に限らず、可児市民の方で国民健康保険に入ってらっしゃる方の対象者の中で、人間ドックにかかっていたり、また病院にかかっていたり、そういう方も認識的には、医療機関にかかって自分の健康管理に気をつけているんだという認識を持ってらっしゃるというような御答弁だったと思います。ありがとうございます。  それでは、2番目の質問に移らせていただきます。  可児市特定健康診査等実施計画(第2期)には、特定健康診査の受診率向上の取り組みとして8項目が上げられております。1つ目が、広報・ホームページ等の掲載など特定健康診査の周知・啓発ということで、今月、9月1日号にも掲載をされていたと思います。公共施設や医療機関、商店・スーパー・銀行等でのポスターの掲示、窓口でのパンフレットやチラシの配布が1つ目としてあります。2つ目が未受診者への勧奨通知の送付、3つ目が未受診者への電話による受診勧奨、4つ目が戸別訪問による受診勧奨の検討、5つ目が医師会の協力による治療中者の検査データの活用、6つ目が医師会の協力による生活習慣病以外の治療中者や家族に対する特定健診の受診勧奨、7つ目が老人会、自治会、商工会等の地域組織を活用した健診受診への呼びかけ、最後の8項目めが身近な医療機関におけるがん検診と特定健康診査の同時実施とあります。  この8項目の中で未実施の項目があれば、その理由も含め、御答弁をよろしくお願いいたします。 18: ◯議長(澤野 伸君) 健康福祉部長 西田清美君。 19: ◯健康福祉部長西田清美君) それでは、ただいまの御質問の特定健康診査の受診率向上に向けた8項目の取り組みの中で未実施のものはあるかとの御質問についてお答えをいたします。  平成25年度から平成29年度の計画期間の中で、ただいま議員がおっしゃられました8項目について順次取り組んでおります。そうした中で、医師会の協力による治療中の方の検査データの活用、5番目におっしゃった項目でございますが、これにつきましては現在未実施でございます。  この項目につきましては、国民健康保険団体連合会が実施する特定健診受診率向上に向けた特定健康診査情報提供事業が平成27年12月よりモデル事業として始まりました。当市におきましても、今年度から医師会との協議を始めたところでございます。  平成27年度の国民健康保険のデータベースによりますと、健診対象者1万8,000人のうち5,463人が特定健診を受診され、受診率は30.4%でございました。未受診の1万2,537人のうち、生活習慣病の治療をされている方が8,488人ございました。これらの方が特定健診を受診されたと仮定いたしますと、受診率は77.5%に相当することになります。しかしながら、これらの方が特定健診の項目を全て治療によって実施しているとは限られないため、今後の治療時に不足する項目を健診する仕組みづくりを現在、先ほど申し上げましたように医師会と協議し、受診率の向上に向けて今後取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。                  〔13番議員挙手〕 20: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 21: ◯13番(野呂和久君) 答弁ありがとうございました。  治療されている方も入れると77.5%の方が特定健診も受け、そして病院に通っている方を入れると77.5%という数字が出てきて、あとまだ実際全く受けていらっしゃらない方が約23%いらっしゃるという数字でした。こういう方をこれからどうしていくかということが一つの課題かなあというふうに思います。  あと、先ほどの8項目のうちの身近な医療機関におけるがん検診と特定健康診査の同時実施という項目があります。受診の対象者の方のところに受診の通知が行きます。申込用紙には希望月というのを記入するところがあります。希望日は記入しなかったという項目と、希望月を記入したということで、自分で希望する、いつごろ受けたいという。今までは誕生月に合わせてたしか来ていて、それによって受診していたと思うんですけれども、今は幅がありまして希望月を選択することができて、例えばうちですと家内と2人で同じ月に受診をしたんですけれど、そういうことが今は可能になってきています。  いただいている資料の中に医療機関の一覧というのがありまして、ここの中で特定健診やぎふ・すこやか健診、胃がん検診、大腸がん検診などを受診するんですけれど、見てみますと、例えば可児とうのう病院健康管理センターにつきましては、特定健診、ぎふ・すこやか健診、あとがん検診も、胃がん、大腸がん、肺がん、肝炎ウイルス検診、前立腺がん等々、可児市のほうが推奨し、かつこれも受けてくださいねというがん検診につきましても1カ所で全て受けられるようになっています。あとほかに、例えば下恵土の一般財団法人総合保健センターにつきましては、子宮頸がんと乳がんは受けられませんが、それ以外のものは受けられるようになっています。  例えば桜ケ丘、皐ケ丘等を見てみますと、特定健診とぎふ・すこやか健診は、それぞれ病院がありまして、そこで受診ができます。ただ、胃がん検診と肺がん検診については受診がそこの病院ではできないということになっておりまして、また兼山につきましても同じように1カ所の病院で特定健診やぎふ・すこやか健診は受けられるようになっていますが、胃がん検診と肺がん検診は受けられないということになっています。  地域的に若干ばらつきがあるので、この辺も少し、先ほど一番最初のときに足とか、健診を受けたいけどちょっと遠いよねというところの部分を少し解消することも必要じゃないかなと。土田ですと、西側を網羅というか大体の方が行かれているのかなと。下恵土ですと、可児市の中心ですので中心の方が来ている。先ほどの桜ケ丘、皐ケ丘、兼山と、東側のところというのは若干そういう意味ではどうかなというのを感じましたので、その辺を少し指摘だけさせていただきたいと思います。  次に、3つ目の質問に移らせていただきます。  3つ目です。受診率の向上の要因として、未受診者へのはがきによる受診勧奨や地域のイベントでの啓発活動を上げられております。私の勝手な案ということなんですが、未受診者への勧奨のはがきに、例えば受診の所要時間を記載し目安にしてもらうなど、対象者に受診をイメージできる内容を入れるなどの工夫をしてみてはどうかということですが、可児市で特定健康診査等に関するアンケート調査を、若干古いかもしれませんが、平成23年8月9日から調査期間ということでやっていらして、調査の対象が、平成22年度の特定健診対象者のうち受診をしなかった未受診であった1万4,006人の中から、無作為抽出した2,000人を対象にアンケート調査をされておられます。  回収率が39.8%、約4割の方が回答を寄せられておられるわけですが、その中の市民の意識ということで、忙しいからとか、あと面倒だからというようなお答えもあります。忙しいという答えをしてみえる方は40代で一番多くて、34.8%の方が忙しいからということをおっしゃっています。あと50歳代の方ですと、19.8%の方が忙しいというようなアンケートの結果を言われています。あと面倒だという方ですと、40代ですと10.9%ですので、約1割の方が面倒くさいというか面倒だというようなことを答えておられます。そうした所要時間を記入することで、これぐらいの時間でできるんだというイメージを持ってもらうのはどうかなというようなことを考えてみました。  あと、地域の顔見知りや隣近所で、お互いの健康を気遣いながら健診の声かけをするという。行政のほうから、やってくださいやってくださいということよりも、身近な方、子供、また地域の方、友達から、一緒に行こうよという形で、大事だよということで声かけをしてもらうというような仕組みも、多分こういうことは誰でも考えていることだと思うんですけど、そういうことの取り組みの中で、ペアで健診が受けられるペア割引券の発行など、先ほど8項目ということで上げられておりましたが、8項目以外で進めている、または予定している取り組みがもしありましたら、御答弁をよろしくお願いいたします。 22: ◯議長(澤野 伸君) 健康福祉部長 西田清美君。 23: ◯健康福祉部長西田清美君) それでは、ただいまのペア割引券の発行など8項目以外の取り組みなどの受診率向上の取り組みについてお答えをいたします。  まずは、御提案をいただきまして、ありがとうございました。しかしながら、勧奨はがきへの目安となる所要時間の記載につきましては、受診する日や病院等の状況により要する時間が違ってまいりますので、かえって混乱を招くおそれがあることから、現時点では考えておりません。  また、ペア割引券の配布につきましては、受診者にとっては事前の申請が必要となることや、病院にとっては費用の請求先がふえることによる事務量の増加、市にとっては割引券の交付、支払いの事務、そして受けていただける医師会との調整など、事務量の増加と費用に対して受診率向上の効果は低いと考えられることから、当分の間は御質問にございました8項目以外の取り組みとして、現在実施しております受診者に対する市内スポーツクラブの無料利用券による向上策をこれからも検証しながら続けてまいりたいと考えております。以上でございます。                  〔13番議員挙手〕 24: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 25: ◯13番(野呂和久君) 御答弁ありがとうございました。  先ほど健診のことで、私は家が下恵土ですので、下恵土の総合保健センターのほうへ、歩いてでも行ける距離ですので、そこへ行ってきました。途中からちょっと理由があって、可児とうのう病院の健康管理センターのほうへ変えまして、今そちらのほうで受診を、がん検診等しているんですけれど、可児とうのう病院と総合保健センターで健診は一緒です。先ほど御紹介したとおりですが、例えば総合保健センターですと、受け付けをして、その後一つ一つ健診を受けていく形です。胃がん検診等ですと、レントゲンの車の中で着がえをして、終わるとまた服を着て外へ出ていくというやり方ですが、可児とうのう病院の場合は、行くと、受け付けが終わると、ロッカーがあるので、ロッカー室で着がえをして、そして受診のための服というか、それに着がえて、あとは順次回っていくということで、そうした途中で着がえたりする必要もないので、非常に楽だなというふうに感じました。  受診をするときの時間短縮にもなるのかなと思いまして、そうした実際の健診を受けるところの現場でのいろんな工夫であるとか、ちょっとした工夫で、時間を短縮させたりとか、そういうことは可能じゃないかなあと思うんです。トヨタなんかは改善改善ということで、1秒をどう改善するかという世界です。工具にしても、右側に置くか、左側に置くか、右ききの方が右側に工具があればすぐ手が出せますが、こちらにこうやるのと、こうやるので、ほんの差というのはすごい、ちょっとしたことなんですけど、それを1年にするとすごい時間の関係があるというようなことがあって、ということも含めて健診を受けている現場での改善ということが一つ大事ではないかというふうに思っております。  こうした医療機関等との協議の場というのは持っていらっしゃるでしょうか。 26: ◯議長(澤野 伸君) 健康福祉部参事。 27: ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 健診の契約をお願いしておりますのは可児医師会となります。可児医師会との協議は、定例も持っておりますし、随時も持っております。その中で、健診のあり方については標準の仕様書が何ページもありますので、それに沿って行っていただけるようにお願いしております。  改善といいましても、物に対するということではございません。人の安全、そして有効な健診になるために一人一人の配慮を考えながら行いますので、一律の標準の仕様書がどれだけ有効であるかは、きちんと医師の判断のもとに各医療機関が進めていただけるよう強くお願いしております。以上でございます。                  〔13番議員挙手〕 28: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 29: ◯13番(野呂和久君) 若干比喩が、車とあれですると、ちょっとあれだったんで、比喩としてはまずかったのかもしれませんけど、先ほどの最初に着がえて、そして健診をずっと受けていく形と、総合保健センターですとバスの中で着がえをする。ちょっとしたことなんですけど、そこのあれというのは大きくて、それによって待ち時間も変わるのかなあということもありましたんで、そういったところの改善、常に現場の方というのは一番現場のことをよく知ってらっしゃるので、そこもありましたので、いい改善ができれば、それによってまた時間的な短縮もすれば、じゃあまた受けに行こうということにもなってくるかなということで思いましたので、ちょっと指摘をさせていただきました。  あと、先ほど人間ドックも、健診率の中には入らないんだけれどもということでお話をさせていただきました。例えば埼玉県の北本市では、人間ドック・脳ドックについては補助を出してやってみえます。また、お隣の多治見市では、お聞きするところによると、以前は人間ドックについて補助を出していたが、今は脳ドックだけだというようなお話でした。  こういう形で健診に限らず、健康管理のためのきっかけづくりということで、こうした人間ドック等に対しての補助をしていくということについては、今、急なお話なのであれかと思いますけれども、この件につきまして御答弁がいただければお願いします。 30: ◯議長(澤野 伸君) 健康福祉部参事。 31: ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 可児市の健診体制を先ほど医療機関の一覧表をもって御紹介いただきましたけれども、可児市の特定健診は他のがん検診も組み合わせてできるように、つまり何回も日にちを費やしてのがん検診を受けるのではなく、特定健診と各種のがん検診を組み合わせて1日でお受けいただける、つまり総合ドックのような、限りなく人間ドックに近いような形に市民の方に広く受けていただける体制をということで全体の計画を進めておるところでございます。現在の特定健診プラスがん検診を受けていただく体制が人間ドックに匹敵するというふうに考えております。以上でございます。                  〔13番議員挙手〕 32: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 33: ◯13番(野呂和久君) 人間ドックについての補助についてはどのようなお考えですか。 34: ◯議長(澤野 伸君) 健康福祉部参事。 35: ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 反問をお願いいたします。 36: ◯議長(澤野 伸君) ちょっとお待ちください。時計をとめてください。  反問を許します。 37: ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 人間ドックといいますのは、御質問にあります8項目に関して特定健診とがん検診を組み合わせる工夫に関することで人間ドックを加え、それに補助をしてはどうかという、そういう意味合いでございましょうか。 38: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 39: ◯13番(野呂和久君) 受診率の向上ということに限らずということなんですけど。今の8項目の中に入れてということではなく、8項目以外のところで、一番最初に御質問させていただいた健診の受診率の向上プラス、あと医療機関に通院でもいいですし、そうしたものに通っている数字、そうしたことは本当は大事だというところで、脳ドックについても健診には入らないんだけど、こうした通院とか、また健診以外の人間ドック、個人的に受けに行っているというのは数字には入ってないんだけど、これも大事なことと僕は思うので、こういうことのきっかけとして、例えば中には受診をされていない方も補助等を通して病院へ行く、そういうきっかけづくりにできないかと思うので、こうしたことで補助をするというのはどうでしょうか。急なあれですのであれですけれども、もしお考えがあればお願いしますということです。 40: ◯議長(澤野 伸君) 答えられますか。少々お待ちいただけますか。  もう反問はよろしいですね。                 〔「はい」の声あり〕 41: ◯議長(澤野 伸君) 反問を終わります。  時計を進めてください。  答弁をお願いいたします。  健康福祉部長。 42: ◯健康福祉部長西田清美君) ただいまの8項目に加えての形になると思いますけれども、そういう受診率向上のために、ほかの検診、脳ドック等も加えて向上策を考えておられるかという御質問だったと思いますけれども、それについては先ほど申し上げましたように考えておりません。以上でございます。                  〔13番議員挙手〕 43: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 44: ◯13番(野呂和久君) なかなか伝えにくくて申しわけないです。ありがとうございます。  それでは、次の質問に移らせていただきます。  歯周病検診についてです。  歯周病が糖尿病を悪化させるとの研究があります。それは、歯周ポケットに歯周病菌がたまってしまうと、白血球が歯周病菌を退治するために集まり、このとき白血球が歯周病菌の出す毒素に触れることで、ある物質を出すと言われております。この物質が血液中のインシュリンの働きを妨げ、さらに糖尿病を悪化させてしまうというものです。  歯周病検診は20歳以上プラス妊婦の配偶者が対象ということで、5歳刻みの年齢の方を対象に市内の指定歯科医療機関37施設で行われています。検診の目的も、高齢者における歯の喪失を予防することというふうにしています。糖尿病の方や、その予備群とされる方も、歯の治療への足がかりとなるよう検診の対象に加えるなど手だてが必要と考えますが、御答弁をよろしくお願いします。 45: ◯議長(澤野 伸君) 健康福祉部参事 井上さよ子さん。 46: ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) それでは、糖尿病及びその予備群の方を歯周病検診の対象に加えてはどうかの御質問についてお答えいたします。  歯周病検診は、健康増進法に基づく健康増進事業実施要領により定められております。市の歯周病検診は、この実施要領に定められた対象年齢40・50・60・70歳に、歯科医師会の指導により若い世代等も含めた可児市独自の年齢を加えており、現在、20歳から70歳までの5歳刻みの年齢、そして妊婦及び妊婦の配偶者を対象に実施しておりますし、後期高齢者75歳以上では全ての方がぎふ・さわやか口腔健診としてお受けいただくことができます。したがいまして、糖尿病の方も含め、これらの対象に該当される全ての方が歯周病検診を受けていただいております。
     なお、歯周病と糖尿病は相互に影響を及ぼすとされています。糖尿病患者は歯周病の保有率が高く、より重症化するとの報告もありますので、糖尿病患者及び予備群の方には、日ごろの口腔ケアとかかりつけ歯科医への適切な受診、合併症予防を呼びかけてまいります。以上でございます。                  〔13番議員挙手〕 47: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 48: ◯13番(野呂和久君) 御答弁ありがとうございました。  5歳刻みで歯周病検診の案内を出されていると思いますけれど、例えばその案内状等に糖尿病の方等にということで、メッセージ性のある例えば文章ですね、特に受けていただきたいというようなメッセージ性のあるそうした文章を実施するとか、またはがきや電話等での受診の勧奨等の実施も必要ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 49: ◯議長(澤野 伸君) 健康福祉部参事。 50: ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 今、御提案いただいたはがきや電話等の予定は考えておりませんけれども、大事な5歳刻みの節目年齢にはぜひ受けていただきたい歯周病検診でございますので、対象年齢全ての方に通知申し上げる啓発の中には、そういった啓発項目も含めてまいりたいと思います。                  〔13番議員挙手〕 51: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 52: ◯13番(野呂和久君) ありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。  それでは、次の質問に移らせていただきます。  本市のがん検診について。  胃がん検診について。  国内外の知見を収集し、科学的根拠のあるがん検診の方法等について検討を行う等を趣旨として、がん検診のあり方に関する検討会が平成24年5月に厚生労働省に設置をされました。平成28年2月のがん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針改正の中で、がん予防重点健康教育の実施内容に、胃がんに関する正しい知識並びに胃がんと食生活、喫煙、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染等と、新たに胃がんとピロリ菌の感染との関係についての文言が追加をされ、健康教育の実施に当たっての留意事項として、胃がん予防健康教育を実施する場合は、胃がんの予防においては食生活の改善、喫煙、ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌等の一次予防と検診の二次予防とが重要な役割を担うと、胃がんの一次予防としてピロリ菌の除菌も位置づけられました。  本市において胃がんの一次予防としてのピロリ菌除菌の対策は、教育などの啓発活動とともに具体的な対策の検討はされているでしょうか、御答弁をよろしくお願いいたします。 53: ◯議長(澤野 伸君) 健康福祉部参事 井上さよ子さん。 54: ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 胃がんの一次予防としてのピロリ菌除菌対策の啓発活動とともに具体的な対策を検討しているかについてお答えいたします。  議員から御指摘いただきました平成28年2月にがん予防教育の一つに加えられたピロリ菌除菌に関する啓発については、平成28年度の検診案内の送付には間に合いませんでしたので、今のところは実施できておりません。今後、順次啓発項目に加えていく予定でございます。  なお、がん検診については、厚生労働省がん検診実施のための指針及び医師会の指導に基づいて行っております。ピロリ菌検診を胃がん検診項目に取り入れる件につきましては、平成27年9月に厚生労働省のがん検診のあり方に関する検討会から提出されたがん検診のあり方に関する検討会中間報告書で、死亡率減少効果のエビデンス(根拠)が十分ではないため、引き続き検証を行っていく必要があるとの報告がされているところでございます。したがいまして、ピロリ菌検査については啓発以外の具体的な対策を実施していく予定はございません。                  〔13番議員挙手〕 55: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 56: ◯13番(野呂和久君) ありがとうございました。  具体的な対策はしていかないということでしたが、新潟県の長岡市におきましては、胃がん撲滅を目指すということで、中学2年生を対象にピロリ菌検査等の実施をされておられます。この新潟県の長岡市は、毎年5月から6月に市立中学校2年生の希望者を対象にして、貧血や生活習慣病予防検査、血液検査を行っていまして、それに付随してピロリ菌も一緒に調べるということで、同じ血液を使ってピロリ菌の検査も同時にしていくということをやってみえるところもあります。こういうことも御紹介だけさせていただきたいと思います。  次に移らせていただきます。  健康増進法に基づく本市の胃がん検診は、胃部エックス線検査を行っています。胃がん検診の検診項目は、エックス線検査のほかに内視鏡検査もあわせて提供してもよいとされ、受診者はいずれかを選択することとなったと聞いています。本市の胃がん検診に内視鏡検査を導入する予定はありますか。御答弁をよろしくお願いいたします。 57: ◯議長(澤野 伸君) 健康福祉部参事 井上さよ子さん。 58: ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 胃がん検診に内視鏡検査を導入する予定はあるのかについてお答えいたします。  平成28年2月4日に改正されました厚生労働省がん検診実施のための指針では、胃がん検診に内視鏡検査を取り入れてよいことになりました。対象年齢は50歳以上で、2年に1回という改正も加わっております。実施に当たっては、日本消化器がん検診学会による胃内視鏡検診マニュアルに示されている高い実施基準が求められております。全く新しい実施体制の構築でございます。安全で正確な実施に向けて、基準に対応できる市内内視鏡検査受け入れ可能医療機関を調査した上で、今後の方向性を研究してまいりたいと考えております。  ただし、検査受け入れ機関が非常に少ないことが予見され、当面は国の指示に沿いまして40歳以上の方へのエックス線による検診を毎年実施しております現体制を継続していく予定でございます。以上です。                  〔13番議員挙手〕 59: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 60: ◯13番(野呂和久君) 御答弁ありがとうございました。  先ほど特定健診でもお話をさせていただきました検診項目の充実を望むという50代・60代の方の市のアンケート調査結果もありますので、今、体制をどうするかということかと思いますけれども、リスクということも確かに指摘されていますので、慎重に、かつ検診のより、よりという表現があれかもしれませんが、制度という部分も含めまして進めていただければと思います。  それでは、次の質問に移らせていただきます。  本市では、乳がん検診は市内の医療機関3施設で、40歳以上の女性を対象に2年に1回のマンモグラフィー(エックス線撮影)を主な検査方法としています。  ここで、新聞の記事を紹介させていただきます。  マンモグラフィーは、しこりになる前の小さな乳がんを見つける能力が高く、欧米で死亡率低下を実現したと評価される検診だが、乳腺も、がんも白く写るため、高濃度乳房だと異常が見つけにくい弱点があるという指摘がされておりまして、しかし国の乳がん検診指針では、本人に知らせるのは要精密検査か、または異常なしという結果のみだそうです。乳房タイプの通知までは求められていないというふうに新聞記事にありました。  検診結果の通知のあり方として、高濃度タイプの通知と、その対象者には超音波検診も選択できるようにする必要があると考えますが、御答弁をよろしくお願いいたします。 61: ◯議長(澤野 伸君) 健康福祉部参事 井上さよ子さん。 62: ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 乳がん検診結果、高濃度乳腺群の結果通知と超音波検査選択性の導入についてお答えいたします。  まず、高濃度乳房、高濃度乳腺の意味と可児市の有所見者の割合から御説明いたします。  高濃度乳腺とは、主に脂肪と乳腺組織からできている乳房において乳腺組織が多く存在している乳房を指し、高濃度乳房という用語が用いられております。乳腺濃度が高いと、マンモグラフィーの画像では白く写りますために、同じく白く写る腫瘍との判別が難しい場合があると言われております。  平成27年度の可児市乳がん検診受診者2,842人のうち、高濃度乳腺の所見ありの方は7.6%の216人でございました。年代別には、40代で69.0%、50代13.4%、60代13.9%、70代3.2%と、若い方の割合が多くなっております。  御質問の高濃度乳腺に関する通知の仕方でございますが、現状のお知らせの仕方を御説明いたします。  がん検診の結果区分は、がん検診実施要領に基づき決められている区分を用い、全国共通で行われております。したがいまして、高濃度乳腺の所見については、所見をどう御説明しているかということが重要になります。可児市の場合、受診結果票に「高濃度」という所見のチェック欄を設けておりますし、チェックされた方につきましては担当医師から受診者へ直接に所見の説明を依頼しております。その結果、高濃度乳腺の方で必要な方には、任意の超音波検査をお勧めいただく事例もございます。  次に、超音波検査についてでございますが、マンモグラフィーと超音波検査の併用は効果的だと言われているものの、がん検診実施のための指針において、がん検診の検査項目として取り入れられるには至っておりません。また、平成27年9月に厚生労働省のがん検診のあり方に関する検討会から出されました中間報告書におきましても、死亡率減少効果や検診の実施体制、特異度が低下するといった不利益を最小化するための対策等について、引き続き検証していく必要があるというふうに報告されているところでございます。したがいまして、当面、超音波検査の導入は考えておりません。以上でございます。                  〔13番議員挙手〕 63: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 64: ◯13番(野呂和久君) 御答弁ありがとうございました。今の現状の検診のあり方を続けていくということでした。  先ほど指摘された、まだ研究段階で、超音波検診についてもデータをとっている段階だということも聞いておりますので、超音波検診の精度というものもしっかりとしてきた時点で、また質問をさせていただきたいと思います。  次に移らせていただきます。  日本人の2人に1人が一生のうちにがんになると言われています。がんは日本人の死亡原因のトップであり、死亡者数全体の約8割を占めております。子供に幼いうちから、がんの知識、予防法を伝えるがん教育を実施する必要性もここにあるのではないでしょうか。文部科学省では、小・中・高生を対象にしたがん教育の授業のあり方などを示した指導案を完成させ、モデル校での実践を踏まえ、平成29年度から全国展開するとしています。  本市も各小・中学校において、がん教育を実施していると思います。国は自治体に対し、教育委員会と関連団体等との協力により、学校医、がん専門医、外部講師、例えばがん患者や経験者等の活用など、地域連携体制の構築を考えているようですが、本市はがん教育などをどのように進めていくお考えでしょうか、御答弁をよろしくお願いいたします。 65: ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  教育長 篭橋義朗君。 66: ◯教育長(篭橋義朗君) それでは、本市におけるがん教育の実施についてお答えします。  議員御指摘のとおり、平成24年6月策定のがん対策推進基本計画に基づき、文部科学省において「がん教育」の在り方に関する検討会が立ち上げられています。それを踏まえたモデル事業が本年度末まで進められ、今後、2020年に改訂される学習指導要領に反映される見通しであります。  平成27年3月の文部科学省通知「学校におけるがん教育の在り方について」では、学校教育の中でがんについて学ぶことにより健康に対する関心を持ち、正しく理解し、適切な態度や行動をとることができるようにすることが求められています。ただし、がんを特別に扱うことが目的ではなく、健康教育全体の充実を図るものであると示されています。  本市の小・中学校においては、現行の学習指導要領に従って健康教育を進めております。具体的には、小学校5・6年生の体育の保健領域、中学校3年生保健体育の保健分野において、健康な生活と疾病の予防について学習をしています。内容は、生活習慣と健康のかかわり、喫煙、飲酒、薬物乱用などの行為と健康のかかわりでございます。このように、がんにつきましては生活習慣が大きな要因となってかかる病気の一つとして学習をしております。  また、食育の観点から給食センターの栄養教諭が全小・中学校を訪問し、学年の発達段階に応じた指導をする機会を設けております。これを通じて子供たちは、自分の食生活を見直すことや食べ物に含まれる栄養素等についての知識を得ています。今後は、学習指導要領の改訂を見据えながら、さらなる指導改善に努めてまいります。以上です。                  〔13番議員挙手〕 67: ◯議長(澤野 伸君) 野呂和久君。 68: ◯13番(野呂和久君) 御答弁ありがとうございました。  子供のときからの正しいそうした健康についての知識を得ていくということは大事だと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。  以上で一般質問を終了します。ありがとうございました。(拍手) 69: ◯議長(澤野 伸君) 以上で、13番議員 野呂和久君の質問を終わります。  続きまして、9番議員 天羽良明君。 70: ◯9番(天羽良明君) おはようございます。  9番議員、誠颯会、天羽良明でございます。  本日は、50年後の本市の公共施設についての質問です。  1年半前の平成27年3月に策定された50年先を見据えた可児市公共施設等マネジメント基本方針(本編)の今後について、お伺いします。  まずもって、昨日は歴史資産山城を活用したチャンバラのお話が出ました。リオデジャネイロオリンピック400メートルリレー男子決勝でも、4人は侍ポーズでした。見事にバトンをつなぎ、銀メダルでした。  50年と申し上げました。4年後の東京オリンピック時点を想像することは何とかできますが、10年先の未来を想像することも難しい現在、平成78年の日本は、また可児市はどうなっているのでしょうか。今、本市は市制施行34周年ですから、50年前は可児市ではございませんでした。可児町でした。市役所があるこの場所も田畑が広がっていたとお伺いしております。52年前の1964年10月10日から始まった東京オリンピックは、戦後の荒廃から急激な復活を遂げた日本が再び国際社会で中心に復帰するシンボル的な意味を持っており、日本中が活気に満ちていたと想像します。  50年先を見ること、平成78年の可児市の公共施設を想像することは簡単ではありません。スクリーンを少しごらんいただきたいと思います。ただいま運動会シーズンです。小学校、中学校、高校等の運動会が開催されています。先日、高校の体育大会が行われていました。若者が50年後に、本当にいいまちだ、住みやすいまちだと思ってもらうために、建設をしてきた市役所、学校、公民館など、またKYBスタジアムなどのスポーツ施設など、延べ床面積24万5,000平方メートルの公共施設の維持・更新のあり方を考えておくことは、我々大人の責務だと思います。市民が利用しやすいように、市民ニーズに寄り添い、柔軟な公共施設運営がなされるようにしておくことも大切なことです。  高度経済成長期の人口増加に伴って公共施設を集中的に整備した本市は、今後、更新や維持管理に膨大な費用がかかります。公共施設等マネジメント基本方針には、現在でも多くの施設が老朽化を始めており、その速度は今後急激に加速し、財源見通しシミュレーションでは平成44年から公共施設の大規模修繕や建てかえの規模が大きくなり、平成49年前後から20年間は建てかえが集中するため財政負担が急速に増すことになり、50年後には289億円の財源不足を予想していると記載があります。  また、背景には、可児市の人口推計で、平成22年9万7,436人と比較して平成52年には15.8%減少の8万2,023人となると推計され、短期間に一気に団地に人口が流入した結果、高齢化も一気に進むことになり、市の人口構造も着実に変化をしてまいります。  しかし、更新・維持ができるようにしておかなければなりません。また、未来の可児市民が新しい公共施設も建設できるようにしておかなければなりません。このような状況でどう実行していくか、質問に入りたいと思います。  公共施設等マネジメント基本方針で、公共施設の維持管理・更新時のおおよその方向性が示されてから1年半がたちました。次のステップとして、1番、計画を実行するためのアクションプランはありますか。  2番、庁内の合意形成、コンセンサスの形成をどのようにしますか。  3番、民間のノウハウの活用をどのように図りますか。  4番、統廃合、複合化、共用化などをどう推進するつもりか。  最後に、計画で想定していない新規整備についてどう対応するつもりでしょうか。  以上が質問です。御答弁をお願いします。 71: ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  企画部長 佐藤誠君。 72: ◯企画部長(佐藤 誠君) それでは、1点目の可児市公共施設等マネジメント基本方針の今後について、計画を実行するためのアクションプランはあるかとの御質問にお答えをいたします。  施設を適切に維持管理するためには、計画的に維持修繕工事を行う、いわゆる予防保全が大切となります。そこで、今年度中に施設ごとの今後必要となる維持修繕工事の内容、実施時期、工事費の目安などを示したライフサイクル計画を策定いたします。そのうち平成35年度までを第1期のアクションプランとする予定です。  また、平成36年度以降は計画期間を10年とし、公共施設等マネジメントの計画期間となる平成75年度までに全5期のアクションプランを作成する予定でございます。  2点目の庁内のコンセンサスの形成をどのようにするのかとの御質問にお答えいたします。  施設の維持修繕、建てかえ、新築など、施設のマネジメントにおける重要事項については、昨年度設置いたしました市長、副市長、教育長及び部長級職員で組織いたします可児市公共施設等マネジメント戦略委員会、その下に位置づける施設を所管する課長等で組織する公共施設等マネジメント推進会議で十分検討を重ね、コンセンサスを得た上で進めているところでございます。  3点目の民間のノウハウの活用をどのように図るかとの御質問にお答えします。  可児市公共施設等マネジメント基本方針には、民間活力の導入の検討を上げております。施設を建てかえる際には、民間資金やノウハウを活用し、建設費や運営費用を最小限に抑制するほか、サービスの質の向上を図るため、PPP(パブリック・プライベート・パートナーズ)やPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)など、さまざまな民間活力の手法の中で、その最適な手法を検討してまいります。  4点目の統廃合、複合化、共用化などをどう推進するかとの御質問にお答えします。  今年度策定予定の可児市公共施設等マネジメント基本計画では、教育施設、公民館などの施設分類ごとに、施設の長寿命化、適正規模での建てかえ、異なる種類の施設の複合化、あるいは似通ったサービスを行っている施設の集約化や廃止などの方向性を示す予定です。  今後、施設の更新時期などを見据えた適切な時期に、施設の稼働率や時代のニーズの変化などから、あるべき施設の姿を再検証し、個別施設ごとの実施計画を策定するとともに、その推進に当たっては議会、市民の皆さんのコンセンサスを得ながら進めてまいります。  5点目の計画で想定していない新規整備についてどう対応するかとの御質問にお答えします。  可児市公共施設等マネジメント基本方針には、戦略的な新規事業の導入検討を掲げています。今後、基本計画を策定するに当たっては、単なる公共施設の縮減だけではなくて、市民皆さんの誰もが使いやすい施設となるために手法を検討するとともに、市が目標とします「住みごこち一番・可児 若い世代が住みたいと感じる魅力あるまちの創造」を実現するために、必要となる新規施設についても検討していく必要があると考えております。  また、新たな施設を検討する際には、類似いたします既存の施設の集約廃止、周辺施設との複合などの検討もあわせて行ってまいります。以上でございます。                  〔9番議員挙手〕 73: ◯議長(澤野 伸君) 天羽良明君。
    74: ◯9番(天羽良明君) 御答弁ありがとうございます。  1番と4番に少し関連する再質問をさせていただきたいと思います。  今年度中に計画が策定されるということですが、小・中学校の義務教育施設や公民館、そしてスポーツ施設とか、そういった種類別で計画の策定がされていくんでしょうか。 75: ◯議長(澤野 伸君) 企画部長。 76: ◯企画部長(佐藤 誠君) アクションプランにつきましては種類別ではございません。あくまでも個別の施設ごとに策定をする予定でございます。  先ほど画像で出ておりましたけれども、市内に130施設ございますけれども、そこからグラウンドですとか、それから旧の消防車庫、そういったものを除きますと大体110施設ぐらいになるかと考えております。                  〔9番議員挙手〕 77: ◯議長(澤野 伸君) 天羽良明君。 78: ◯9番(天羽良明君) ありがとうございます。  2番目の庁内のコンセンサスについては、先ほど戦略委員会とか推進会議ということで進めていくということをお伺いしましたが、これからは重要になってくるのが縮小とか複合とかという形になりますので、地域住民の意見の集約など、そういったことの合意形成、コンセンサスはどのように進めていかれる予定でしょうか。 79: ◯議長(澤野 伸君) 企画部長。 80: ◯企画部長(佐藤 誠君) 昨年度、公共施設に関する市民に対しましてのアンケート調査というものを行っております。これは、市内在住の20歳以上の1,500人を対象としたアンケート調査でございます。それとまた同様に市内の高校、可児高校、可児工業高校の1年生を対象といたしましてアンケート調査を行っております。  また、昨年度、各種団体から選出されました委員で構成いたします可児市公共施設あり方検討委員会という組織を立ち上げまして、そこで可児市の将来を見据えて可児市の公共施設がどうあるべきかということを熱心に御議論いただきまして、その施設ごとの基本的な方向を出していただいております。平成28年8月9日になりますけれども、その委員会から提言書という形で提言が出ております。  こういった市民のアンケート調査、そして提言書、それと議会の皆様方の御意見等をしっかり踏まえた中で、基本計画というものを策定してまいりたいと考えております。そして、また基本計画の案がまとまった段階には、パブリックコメントを行いたいと考えております。以上でございます。                  〔9番議員挙手〕 81: ◯議長(澤野 伸君) 天羽良明君。 82: ◯9番(天羽良明君) ありがとうございます。御答弁いただきました。  先ほども触れましたが、これからは縮小とか、そういったこともありますが、検討委員会の中のコメントにもありましたように、明るい再編成、未来の人々が希望を持てるような、そんな明るい計画になるように、この可児市をすばらしいバトンタッチができるように御期待いたしまして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございます。(拍手) 83: ◯議長(澤野 伸君) 以上で、9番議員 天羽良明君の質問を終わります。  ここで、午前10時35分まで休憩とさせていただきます。                                 休憩 午前10時19分   ──────────────────────────────────────                                 再開 午前10時35分 84: ◯議長(澤野 伸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  16番議員 山根一男君。 85: ◯16番(山根一男君) 16番議員、市民の声、山根一男です。  本日は、通告に従いまして大項目2点につきまして、一括答弁方式におきまして一般質問させていただきます。  2項目めのオーストラリアレッドランド市としての交流事業につきましては、ぜひ市長の総合的な見解もお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  では、まず1項目めです。リニア中央新幹線の当市走行部分についての現状進展状況と今後の対応というテーマです。  御承知のようにリニア中央新幹線は、今から約11年後、2027年に名古屋・東京間286キロ区間で開業する計画です。全体の約86%、246キロは地下トンネルを走る計画です。当市走行部分は約8キロで、大部分は地下を通りますが、久々利大萱地区約1.2キロと小渕ため池の南部の谷で一部地上走行が計画されています。また、大森地区におきましては、地上への出口であります非常口が建設計画されております。  リニアにつきましては、JR東海による環境影響評価書が出た平成25年9月以降、何度か一般質問等でも取り上げられましたし、当議会としましても平成25年12月には、中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価基準書に対する意見の概要及び当該意見についての事業者の見解に関する意見書を国や県に宛てて出しています。しかし、そこから先、余り動いてないように感じます。特段の情報も入ってはきません。一体この課題に対して議員としてどう動くべきか、大変悩むところです。  そのような状況の中で、本年7月末でしたが、会派での長野県内のリニア建設予定地の視察に行く機会がありました。リニア沿線の神奈川、山梨、長野、岐阜、愛知の自治体議員によるリニアを考える自治体議員懇談会という団体があり、そこの主催でありました。長野県南部の阿智村と南木曽町の現場を視察いたしました。私としては可児市以外のリニア建設現場に行くのは初めてですが、大変驚いたことがありました。  阿智村は長野県南部、飯田市の南西で、こちらから向かうと、ちょうど恵那山トンネルを抜けたあたりです。この阿智村では、JRの計画によれば、南信州の一大保養地である昼神温泉郷を1日最大920台の大型ダンプカーが通過すると想定されています。このことに危機感を抱いた村と村議会を中心に、阿智村独自に16名の地域住民、有識者、専門家から成る社会環境アセスメント委員会をつくり、本年2月にこのような報告書をまとめておられます。  もう1カ所、観光地妻籠を有する南木曽町では、これまでのリニアに関する情報を町のホームページに事細かくアップしており、平成26年7月には町長を会長として、議会や地域代表、NPO、公募市民や専門家から成る南木曽町リニア中央新幹線対策協議会を設置して、これまでに15回協議会が開かれ、JR東海に対して4回にわたり質問書を送り、4回とも回答を得ております。内容は、地域住民との合意についてとか、非常口の削減についてとか、発生残土の処理及び工事車両の削減についてなど、かなり具体的で踏み込んだものです。それも第2回目の質問状3ページに対して、こちらにありますようにJR側から27ページにも及ぶ回答がありました。満額回答ではないにしても、一応誠意は感じられる内容でした。  当市におきましては、平成25年11月にJR東海宛てに市長名で出された意見に対しては個別回答はなく、そういうものだと聞いていただけに、長野県でのJR東海の対応には大変驚きました。当事者や地域住民、自治体や議会が一丸となって動くことの強みを感じた次第です。それぞれの市町によってリニアに関する課題点は違いますから、必ずしも他市町村の動きに合わせる必要はないと思いますが、共有すべき情報はたくさんあると感じました。  もう1つ、気になる動きとしまして、政府がリニア中央新幹線の大阪延伸開業を当初予定の2045年から最大8年間早め、2037年としたことです。これに関連して政府は大阪延伸前倒しに向けた財政投融資の活用で、ことしと来年の2年間で総額3兆円に上る資金をJR東海に貸し出す方針を固めたとのことです。既に名古屋市内やリニア中央新幹線最大の難関とされる南アルプストンネル等で着工されており、名古屋開通まであと11年しかないということから、一気に開発が加速する可能性があると私は思います。  このような状況を踏まえまして、具体的な小項目の質問に移らせていただきます。  全部で5つあります。  これまでの経緯を簡単に説明していただけますでしょうか。  2番、現在の状況はどうでしょうか。特に大森地区におきまして、非常口が地元の要望を受け入れ、若干移動するとのことです。そのことにつきましても正式な見解をお願いしたいと思います。  大森地区にお住まいの作陶家は何人か。これは、美濃桃山陶の聖地である大萱の里を保全するために、そこに作陶家の方がいらっしゃるということが非常に大事なことだと私は思っておりますので、その動きなど、もしわかればお願いしたいと思います。  4番目、リニア中央新幹線の可児市大萱走行部分の地下化を求める市のスタンスに変わりはないでしょうか。  最後、対策協議会の設置など、今後の市の対応はどうなりますでしょうか。  以上、5問につきまして、御答弁をよろしくお願いいたします。 86: ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。                 〔発言する者あり〕 87: ◯議長(澤野 伸君) 時計をとめてください。  反問を認めます。 88: ◯建設部長(三好英隆君) 小項目の4点目の質問でございます。リニア中央新幹線の可児市大萱走行部分の地下化を求める市のスタンスは変わりないかについて反問させていただきます。  これにつきましては、平成26年6月議会における伊藤健二議員の一般質問に対する答弁において、地上走行を前提としたJR東海の具体的な計画をもとに、地域の皆様、県、JR東海と本格的な協議に入っていき、解決策を模索していきたいと明確にいたしております。すなわち、議員の御質問の前提として大きな誤認があるというふうに理解しておりますが、その点についてまず明確にした上で御質問にお答えしたいと思います。よろしくお願いいたします。 89: ◯議長(澤野 伸君) 山根一男君。 90: ◯16番(山根一男君) 市の求めるという私の言葉に非常に勘違いがあったかと思います。正式見解としてそれを受けてまいりますので、この件につきましては訂正させていただきたいと思います。 91: ◯議長(澤野 伸君) 反問はよろしいですか。                 〔「はい」の声あり〕 92: ◯議長(澤野 伸君) 反問を終わります。  時計を進めてください。  執行部の答弁を求めます。  建設部長 三好英隆君。 93: ◯建設部長(三好英隆君) では、お答えします。  リニア中央新幹線に関する山根議員の御質問にお答えします。  まず、この件につきましては、本年6月の議会建設市民委員会において、所管が都市計画課となった以降の進捗状況について御説明申し上げたところでございますので、それを踏まえて御回答をさせていただきます。  御質問の1点目、可児市走行部分についてのこれまでの経緯についてでございます。これにつきましては、主に平成27年4月以降について御説明いたします。  議員の御承知のとおり、リニア中央新幹線につきましては、平成26年10月17日に国土交通大臣による工事実施計画の認可を受けまして事業実施の段階に入っており、事業主体であるJR東海が沿線各地において市町村単位の事業説明会を行った後に各地区単位での事業説明会を行っており、平成27年4月以降につきましては各地区単位での個別の協議に入っているところでございます。  2点目の現在の状況はどうかとの御質問でございますが、これにつきましては6月の議会建設市民委員会で御説明いたしたところであり、その後大きな進展はございません。1点目でお答えしましたとおり、各地区単位での状況について御説明いたします。  大萱地区につきましては、基準点測量、中心線測量が実施済み、弾性波探査、ボーリング調査の一部を実施済みであり、大萱組とJR東海との間で協議会を設置し、話し合いが継続中でございます。  次に、大萱以外の久々利地区につきましては、基準点測量、中心線測量、縦断測量を実施済み、弾性波探査、ボーリング調査を実施済み、井戸・ため池・頭首工等の水利用調査を実施済みという状況でございます。  次に、柿下地区につきましては、基準点測量、中心線測量、縦断測量を実施済み、弾性波探査、ボーリング調査を実施済み、井戸・ため池・頭首工等の水利用調査を実施済みという状況でございます。  最後に、大森地区につきましては、基準点測量を実施済み、ボーリング調査を実施済み、弾性波探査を実施中、井戸・ため池・頭首工等の水利用調査を実施済み、岐阜県による不動産鑑定作業を実施済みであり、非常口の位置変更について、JR東海からの提案に対し、大森新田組と大森財産区管理会が了承し、協議が動き出したという状況でございます。  3点目の大萱地区の在住の作陶家についての御質問ですが、市としては、当然ではありますが、個々の職業等までは把握しておりません。  4点目の大萱走行部分の地下化を求める市のスタンスには変わりはないかの質問でございましたけど、今、反問でお答えしたとおりでございます。  これは、先ほどは反問権で反問したとおりでございます。現在でも地下化が最善であるという認識には変わりはございません。しかしながら、慎重な審議を経て地上走行という結論が出た以上、その決定を尊重し、地上走行を前提として大萱地区住民の皆さんが不利益をこうむることがないよう、地元に寄り添いながらJR東海との間に立って地元との協議を進めていくというのが考え方であり、このことにつきましては大萱地区の皆様にも直接お話がしてございます。  最後に、5点目の対策協議会の設置など今後の市の対応はどうかとの質問でございますけど、1点目の経緯のところで申し上げましたが、現在は各地区単位の個別協議の段階に入っており、特に大萱地区につきましては非公開な場での協議を望んでおられ、JR東海との間で協議会を設置して協議会を進めておられます。こうした状況を鑑みますと、議員の御提案の多くの関係者による対策協議会の設置は考えておりません。  繰り返しになりますが、市といたしましても今後とも地域の意思を尊重し、地域の意向に寄り添って対応していくことが必要であると考えております。以上でございます。                  〔16番議員挙手〕 94: ◯議長(澤野 伸君) 山根一男君。 95: ◯16番(山根一男君) 御答弁ありがとうございます。  最後に地域の意思を尊重しということで、非常に力強く思ったわけですけれども、今、個別に進んでいるということで私も認識しております。もちろん、当事者であります方々が一番重要であることは変わりないと思いますので。  では、今、現状の中ですけれども、大萱組の協議会、どのようなところでとまっているといいますか進んでいるんでしょうか。あくまでも地下走行を望んでいるというふうに私は聞いておりますけれども、いかがでしょうか。 96: ◯議長(澤野 伸君) 建設部長。 97: ◯建設部長(三好英隆君) 大萱組の皆様につきましては、今、議員が御指摘のとおり、地下走行ということを望んでおられますけど、ことし第1回の協議会がありまして、現在、協議会のほうからJR東海に対して幾つかの質問が出ている状況で、その回答待ちという状況でございます。以上です。                  〔16番議員挙手〕 98: ◯議長(澤野 伸君) 山根一男君。 99: ◯16番(山根一男君) 作陶家の問題につきましては、行政に質問することでなかったと反省しておりますが、私が言いたかったのは、美濃桃山陶の聖地として、今、整備も進めております。もしこのまま進んでいきますと、非常に創作活動とかができる状態ではなくなるんではないかという危惧もあります。そういった中で、この美濃桃山陶、あるいは発掘に関するようなこととか、そういったことで今までずっとアピールしてきた経緯もありますけれども、そのあたり、今現在はどのようなふうに考えておられますでしょうか。 100: ◯議長(澤野 伸君) 教育委員会事務局長。 101: ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 文化財保護を主管いたします教育委員会事務局でございますが、文化財保護を前提に最善の策を模索していくという立場でございます。無論、地元大萱地区の方々の生活も、先ほど建設部長が申し上げましたように尊重するということでございますが、両方の立場とも非常に大切であり、どちらがどちらを邪魔するということでも全くございません。市の立場は市の立場として文化財保護を第1に考えてまいりますし、地元のほうに先ほど申し上げましたように寄り添ってまいると。この両方の立場は、市と地元と両方とも尊重し合い、お互いに理解しているところでございます。以上です。                  〔16番議員挙手〕 102: ◯議長(澤野 伸君) 山根一男君。 103: ◯16番(山根一男君) ありがとうございます。ぜひ進めていただきたいと思います。  先ほど大森地区で非常口の位置を変えるということで、これも発表されていることでございますので既定の事実ですけれども、今のところそういう提案があったことを地元が合意したということですけれども、これは位置とか正式なことがある程度わかるのはどれぐらいかかるか、そういった見通しがもしありましたらお願いできますか。 104: ◯議長(澤野 伸君) 建設部長。 105: ◯建設部長(三好英隆君) 大森非常口の位置の変更についてでございますけど、先ほど答弁をさせていただきましたように、現在は地元自治会の了承と所有者の大森財産区に測量・地質調査の承諾を得て、現在、作業に入っているところでございますので、今後のスケジュールについてはまだ把握してない状況でございます。  今後につきましては、事業説明会を開催して、設計協議、それからスケジュールが出てくるというふうには認識しております。以上です。                  〔16番議員挙手〕 106: ◯議長(澤野 伸君) 山根一男君。 107: ◯16番(山根一男君) このことは議会としても意見書の中に盛り込んだ内容でございました。非常に一つの成果だと思っております。JR東海側がある程度譲歩していただけたということで、大変喜ばしいことというか、従来のプランであった星見台ですか、非常に子供がたくさんいる団地の割とすぐ見えるような場所でしたんでよかったなと思いますけれども、ぜひそういった形で進めていって、地元を中心に進めていっていただきたいと思いますけれども、今までの答弁の中で地元の話がまず第1だということはもちろんわかりますけれども、これがある程度決まりますと、一気に土砂をどうするかと。可児市分だけでも120万立米という土砂をどっち方向に持っていくか。これもまだ決まっていないんで手の施しようがないのかもしれませんですけれども、11年という逆算からすると、ここ一、二年の間にいろんなことが進むんではないかと私は思っているんですけれども、そういったことに対する備えとか、協議会をつくる云々は確かにまだ早いのかもしれませんし、必要はないとおっしゃるならそうかもしれませんですけれども、可児市として、地元の方だけではなくて、全体にいろんな影響を及ぼす可能性があります。何百台というトラックが大森新田とか久々利を、どっちの方向に走るかわかりませんけれども、いずれにしてもそういう事実がこれから先あるわけでございます。そういったことに対しましてどういった準備をしていくのか、もう一度見解をお伺いしたいと思います。 108: ◯議長(澤野 伸君) 建設部長。 109: ◯建設部長(三好英隆君) 今、議員御指摘のとおり、環境影響評価書においても、可児市内から出る発生土につきましては約120万立方メートルということをお聞きしております。現在、工事計画や搬出先が明確じゃない時点で、どういう形でするかというのは決めておりませんけど、庁内的には、そういった問題が出れば、まず庁内調整をさせていただいて、影響把握については、そういったところに関しても地元の説明、市民に対しての説明は今後必要になるかというふうには考えております。以上です。                  〔16番議員挙手〕 110: ◯議長(澤野 伸君) 山根一男君。
    111: ◯16番(山根一男君) 長野と岐阜の違いがあるのかもしれませんですけれども、先ほど聞いた南木曽町では、4回にわたりましてJR側に質問状を出して、それに対していろいろと回答を得ながらいろんな準備を進めているというふうに聞いておりますが、可児市に至りましては、1度出して、その後返答もないということで、それは質問自体をするなというようなふうに受けとめておられるんでしょうか。また、そういった打診とか懸念事項につきまして、地元ではなくてもっと広い範囲で解決していかなきゃいけないような課題に対しまして打診していってもいいんじゃないかなと私は思うんですけれども、その辺の動きは今のところお考えではないでしょうか。 112: ◯議長(澤野 伸君) 建設部長。 113: ◯建設部長(三好英隆君) 先ほど御質問に回答したとおり、現在、いろんな部分で協議中ということで、具体的な案が出てない状況の中で行政のほうから質問というのはまだ出せないという状況でございます。今後、地元のそういった協議が調って具体案が出れば、いろんな面で質問とか確認という事項が出てくるというふうには思っております。今のところは市内全体で協議会を設置するという考えはございません。以上です。                  〔16番議員挙手〕 114: ◯議長(澤野 伸君) 山根一男君。 115: ◯16番(山根一男君) 本当に丁寧な説明と地元に入っていろいろと努力されている姿は私も聞いております。大切なことだと思いますけれども、あと11年という逆算からして、いつまでこういう状態のままいられるのかというところの見通しというものはないでしょうか。 116: ◯議長(澤野 伸君) 建設部長。 117: ◯建設部長(三好英隆君) 今のところは、そういった見通しについてはちょっと把握してないというか、まだ今後十分市民と、地元市民の方々と十分協議をする必要があると思いますので、それに時間が相当まだかかるというふうには認識をしております。以上です。                  〔16番議員挙手〕 118: ◯議長(澤野 伸君) 山根一男君。 119: ◯16番(山根一男君) ありがとうございます。現状はよくわかりましたし、なかなか進んでいかないのも当然だと思います。ですが、国家的プロジェクトという観点からしますと、ある時期に一気にいろんなことが進む可能性もありますので、ぜひそれに対する備えといいますか準備を怠りなく、我々議員もそうですけれども、していかなければいけないと思います。  そういうことで、次の質問に移りたいと思います。  大項目第2点目ですが、オーストラリアレッドランド市との交流事業についてです。  これに関しましては、つい先日、レッドランド市に行って帰ってきた中・高生たち14名が帰国報告会として平成28年9月10日に開催予定だということでお聞きしております。かにっこ海外交流訪問団派遣事業帰国報告会というのが9月10日にあると、きょうお伺いしました。本日はその前に事業実施の概要をお聞きしたいのと、今後の交流事業について若干の提案を織りまぜながら今後の展開方法につきましてお伺いするものです。  もともと今回この質問をしようと思ったわけは、ある市民の方から、参加費20万円、子供たちの参加費ですけれども、それだけで諦めざるを得ない子がたくさんいる、何とかならないのかという御意見を伺ったことです。  今、子どもの貧困の問題が声高に語られています。この事業が商業ベースにのっとった単なる短期留学ならいいのですが、実際には当市とレッドランド市との交流を目的に集められた、いわば親善大使です。そして、彼らはあすの可児市を支えてくれる人材かもしれません。生まれ育った環境で可能性を左右されるのではなく、少しでもやる気と能力のある子に可児市の代表として行ってもらいたいと思います。  そこで、中学生2名、高校生2名くらいを特待生として無償でレッドランド市に送ってはいかがでしょうか。もちろん、そこに税金を投入する限りはかなり厳正な審査が必要です。英語による弁論大会等を開き、よりコミュニケーション能力にたけた方、よりやる気のある方に行ってもらえればという気持ちでおります。  でも、このような制度があれば、市内の中・高生には、とても大きな夢と希望と目標を与えることになるかと思います。可児市中でレッドランドのことが大きな話題になるでしょう。その宣伝効果や、可児市の若者が海外に行って国際親善を担い帰ってくる、子育てに熱心なまち可児市の集大成として、十分市民にも納得していただける事業だと思います。  ともあれ、この事業をより有意義なものにしていくためには、市民の方の関心を高めることが第1だと思います。単なる名前だけの友好都市ではなく、実のある関係を築いていけばと願っております。  それでは、具体的な項目に移ります。  4項目あります。  1つ目、レッドランド市との交流事業の中で中・高生によるレッドランド市の学校等訪問事業を行われたが、どのような状況だったか。  2番目、中・高生や引率希望者の応募状況や、経費負担、全体予算はいかがでしたか。  3.現状の経費負担では経済的に諦めざるを得ない子供が多い。可児市の子供たちに夢と目標を持ってチャレンジしてもらうためにも、一定数の無償枠を設ける考えはないか。  4.今後のレッドランド市との関係について、姉妹都市提携の考えはあるか。  以上4点です。よろしくお願いします。 120: ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  観光経済部長 牛江宏君。 121: ◯観光経済部長(牛江 宏君) それでは、お答えします。  初めに、レッドランド市の学校等訪問事業の様子についてお答えします。  今年度から始まりましたかにっこ海外交流訪問団派遣事業は、平成28年8月18日から27日までの10日間の日程で実施、先日帰国したところです。オーストラリア滞在中は7泊のうち6拍をホームステイで過ごし、訪問4日目と5日目の2日間は、クリープランド地区高校にて現地の子供たちと一緒に授業や活動に参加するなど、充実した学校体験ができました。学校内ではバディーと呼ばれるホームステイ先の子供と常に行動をともにし、体育や理科、数学等、それぞれの授業に参加したところです。  そのほか、可児市民の特別プログラムでもあるモギルコアラ病院の訪問やノース・ストラドブローグ島などでの自然学習を行い、特にこの島では海洋研究をしている施設で実習体験もしてきたところです。また、レッドランド市長と市議会を表敬訪問した際には、可児市を紹介するスピーチを子供たちが行うなどしてまいりました。  なお、引率ボランティアには中学校の英語教諭についていただいたため、日ごろの経験を生かし、全行程中の引率をスムーズに行っていただけました。訪問中は事故やけがもなく、子供たちにとり大変貴重な経験になったと考えております。  御案内もありましたように、今月10日、今週の土曜日でございますが、15時から子供たちによる帰国報告会を開催します。子供たちが感じたこと学んだことを発表しますので、御参加いただければと存じます。  続きまして、2つ目の中・高生や引率希望者の応募状況や、経費負担、全体予算についてお答えします。  中学生・高校生は、15名の募集に対し、ちょうど15名の応募がありました。途中で1名のキャンセルがあったため、今回訪問したのは14名です。引率者は1名の募集に対し、7名の応募がありました。どちらも書類及び面接により選考したところでございます。  参加に当たっての個人負担は、生徒1人当たり19万8,000円で、引率者については10万円でございます。  予算の執行見込み額は、職員と引率者の随行に要する経費や現地でのバス借り上げ費用などの訪問団旅行手配業務委託として75万6,490円です。この委託のほかに、随行の職員の日当やお土産代、事務費などが18万5,816円となっております。  次に、3つ目の個人負担の無償枠の設置についてお答えします。  無償枠の考え方として議員に事前確認させていただいたところ、特別枠として、すぐれた語学力や意欲に秀でた子供を選抜するとのことでしたが、市としましては、そのような無償で参加できる枠の設定については今のところ考えておりません。  なお、この事業は始まったばかりですので、まずは現在の形で進めていきたいと考えていますが、これから経験を積む中で、個人負担額にかかわらず、さまざまな御意見をいただきながら、さらによい事業としたいと考えております。  次に、4つ目のレッドランド市との姉妹都市提携についてお答えします。  本年3月11日の予算決算委員会でもお答えしましたとおり、過去に北マリアナ諸島連邦ロタと結んだ友好都市提携は、包括的な内容で具体性に欠けるものでした。その経験の上に立ち、今回の協定は、さまざまな分野を包括するような総花的なものとせず、交流のスタートに当たり重点的に行っていくことに絞った内容としました。したがいまして、現時点では協定内容に入っていない分野においても、今後の展開により発展する方向が見えた段階で協定内容に入れていきたいと考えております。  姉妹都市提携とするかどうかという協定の表現は別として、その内容はできる限り具体的なものとしたいと考えており、将来においても本市とレッドランド市双方にとり最も有効な協定となるよう、双方で協議してまいります。以上でございます。                  〔16番議員挙手〕 122: ◯議長(澤野 伸君) 山根一男君。 123: ◯16番(山根一男君) 御丁寧な答弁、ありがとうございます。ぜひ帰国報告会に参加させていただきたいと思いますので、楽しみにしております。  何点か再質問させていただきますけれども、まず無償枠は考えてないということでございます。今後3年間の間は試験期間というふうに聞いておりますし、その中でいろんな意見を聞きながらお願いしたいと思います。  私がちょっとひっかかるのは派遣事業という言葉、これは普通に使うと行政の職員を派遣するとかいう形で、組織が何かの使命を帯びた人を送るということで、子供たちにはもちろん、語学留学といいますか、語学といろんな体験をしたりして、個人的にはもちろんメリットもたくさんあると思いますけれども、もう1つ大きな使命、使命と言ってしまうと重いかもしれませんですけれども、交流を目的にして両市の友好関係をつなぐという目的を持っていると思います。だからこそ派遣という言葉を使われておると思うんですけれども、もしそうであるならば、本来は無償で行かせるのが一番いいかと思います。ただ、受益者負担ということもありますし、全てが全てということではないと思いますけれども、このあたり、ぜひ今後の検討課題として私は提案させていただきました。  姉妹都市提携の話なんですけれども、姉妹都市という言葉がちょっと古いという指摘もありました。友好都市という言葉もありますけれども、普通に考えて、可児市はどこと姉妹都市なんだと、どこと友好都市なんだと聞かれたときに、ここだと言えればいいんですけれども、友好都市と言ってしまえばそれで済むんであって、そういう協定があるというふうには余り聞いてないんですけれども、この辺の言葉の関係ですね、いろんなところへ訪問したときに、市役所のロビーに姉妹都市はこことこことここということで、そのまちのイメージも少し変わってきたりするんです。  そういう意味で、せっかくこれだけの関係性をつくっていれば、十分に友好都市ということを言い切ることができると思うんですけれども、そのあたりのニュアンスも含めまして、もう一度御見解をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 124: ◯議長(澤野 伸君) 観光経済部長。 125: ◯観光経済部長(牛江 宏君) 先ほどの最初の答弁でもお答えしましたように、基本的には、議員からもお話のとおり、名前だけの問題だと思っております。一つの例として、一般財団法人の自治体国際化協会というところが、全国のそんなようないろんな姉妹都市、友好都市、友好交流都市という、いろんな名前がついたところの数字等を把握しておるんですけれども、それが全体で約1,600ほどあるようでございます。その中にうちが入るかどうかというレベルでいけば、当然入ると思いますので、先ほどの言葉にかかわらず、うちとしてはレッドランド市と交流を結んでいる都市ということで、もちろん市民の皆さんを初めとして広く周知できるような形では考えております。以上でございます。                  〔16番議員挙手〕 126: ◯議長(澤野 伸君) 山根一男君。 127: ◯16番(山根一男君) わかりました。  あと、先ほどの経費負担のところで、引率の方を公募されて、10万円の負担ということですけれども、されたということは非常にいいことだなと私も思っておりますし、引率された職員の方も2名ということで、最小限に抑えられたなという感じはしております。  今回の派遣といいますか事業につきましての、反省と言っちゃいけませんね、総括みたいなところは、またこれからかもしれませんけれども、初めてこれだけの子供たちを連れていったというところでありまして、今現時点での感想といいますか思いをお聞かせいただければありがたいんですけど、いかがでしょうか。 128: ◯議長(澤野 伸君) 観光経済部長。 129: ◯観光経済部長(牛江 宏君) 感想というと非常に難しいところなんですけれども、まず過去にはロタ島へ派遣をしておりますので、そのときと比較して、今回は目的を持ってしっかり相手の都市の具体的な交流内容まで踏み込んで行けたというのは、成果としてあるんじゃないかなあというふうに思っております。なおかつ、子供たちがホームステイを6泊したという、先ほど紹介させていただきましたけれども、その成果については今度の土曜日に子供たちからすばらしい報告があると思います。現時点で引率の職員から聞いておる範囲でも、子供たちが多分行ってきた中で大きく成長して帰ってきてくれているというふうに感じているようでございますので、そんなような部分ではホームステイを含めた今回の派遣については十分成果があったのではないかというふうに思います。これはあくまでも、市としての評価はまだしておりませんので、私が報告を受けている範囲内での感想ということで、よろしくお願いいたします。                  〔16番議員挙手〕 130: ◯議長(澤野 伸君) 山根一男君。 131: ◯16番(山根一男君) ありがとうございます。  今後の展開も含めまして、市長の思いをぜひ締めくくりにお伺いしたいんですけど、いかがでしょうか。 132: ◯議長(澤野 伸君) 市長 冨田成輝君。 133: ◯市長(冨田成輝君) ちょっと時計をとめてもらえますか。 134: ◯議長(澤野 伸君) 反問でよろしいですか。 135: ◯市長(冨田成輝君) 確認したいことが。 136: ◯議長(澤野 伸君) 時計をとめてください。  反問を認めます。 137: ◯市長(冨田成輝君) ありがとうございます。  少しだけ確認ですが、今回の御質問、ちょっと私、どういう趣旨なのかということをずっと聞いていましたら最後までわからないもんですから、確認なんですが、冒頭で20万円が高過ぎて行けない子がいると、そういう声を聞いての質問だと言われました。そして、無償枠という話で、その無償枠は英語ができるとか、熱意があるとか、そういう子を選抜したらどうかと言われました。お金がないということと優秀なということは全く私は違っていると思っていて、逆にそういうふうにすると、非常に豊かで塾へどんどん行かせて、あるいは帰国子女とか、そういう方が結果としてなっちゃうんじゃないのと。そうすると、山根さんの御質問の目的というのは、20万円が高過ぎるから、そういう子も全て行かせよということなのか、非常に優秀な子を優先させて行かせよということなのか、どちらなのかずうっと聞いていてもわからないんですけど、私が総括する前に、どういう趣旨の質問なのか確認させていただきたいと思います。 138: ◯議長(澤野 伸君) 山根一男君。 139: ◯16番(山根一男君) ありがとうございます。  私の思いとしましては、20万円が高過ぎるとはもちろん言いませんですけれども、それがハードルになって行けない子も出てくると。結果的には確かにお金がある子といいますか、データ的にはそうですけれども、そういった語学に堪能であったりすることが多いとは思いますけれども、そうではなくても本当に努力して英語でコミュニケーションの技術を磨いたりして、このために行こうという子供たちが出てくる可能性も十分あると思いますので、ぜひそういった子には行ってほしいという気持ちがあります。  ただ今後は、今始まったばかりですので、そういうことも含めまして、ぜひ選び方といいますか、15人のところに15人というのは、ちょうどよかったといえばちょうどよかったんですけれども、もっとたくさんの方がここに応募してもらう。確かに無償枠で行く子と、そうでない子が出てきた場合に、その壁がどうできるかというのはちょっと懸念するところがありますけれども、それ以上に多くの方の夢や希望、誰でもこれだったら行ける、勉強すれば行ける、それだけの能力をもしアピールすることが行けるというふうになることが、可児市の子供たちにとっても非常にいいことだと私は思っておりますので、そういう気持ちでおります。よろしいでしょうか。 140: ◯議長(澤野 伸君) 反問はよろしいですか。                 〔「はい」の声あり〕 141: ◯議長(澤野 伸君) じゃあ、反問を終わります。 142: ◯市長(冨田成輝君) 結局よくわかりませんが、15人、できれば何百人も行ってほしいんですけど、現実には今回の訪問というのは特別な訪問です。さっき派遣という言葉にこだわられましたけれども、お金はもちろん、個人の宿泊代とか交通はもらいますけれども、実は私も行って、普通の観光では行けない特別なプログラムなわけですね。それには当然税金を使って、そういうプログラムをつくっているわけです。そういう意味での派遣ですので、普通の旅行とは全く違う特別のもの。そして、その特別なプログラムだからこそ受け入れ側にも制限があって、15人というのが現実的な制限という枠で、残念ながら15人という枠をつくりました。今回たまたま15人の枠に15人の応募ということでぴたりと合ったんですが、今後さらに多くふえてくる可能性もありますので、これは部長が答弁したように、回を重ねながら改善できるところは改善していくということともう1つは、これをきっかけに、既に何度か向こうからも可児市へ来てくれています。これをきっかけに、家族で向こうへ行こうかと、それは完全に自分持ちですけれども、レッドランド市のすばらしいことを理解して家族で行くという市民レベルでの交流にも私は期待しておりまして、そういうものも含めて、今回の派遣事業というのは市民レベルの交流でのきっかけになる可能性も私どもは期待しておりまして、市の枠というのはなかなかふやせませんけれども、そういった考え、方向性で広がっていくこともあわせて期待しながら重ねていくというつもりでおります。以上でございます。                  〔16番議員挙手〕 143: ◯議長(澤野 伸君) 山根一男君。 144: ◯16番(山根一男君) 特定の税金を投入するというのは非常に勇気の要ることだと思いますし、このことによる費用対効果と、それが本当に理にかなったものかということを特に市長はしっかりと考えておられておってのそういう答弁だと思います。私としては無償枠、もし無償枠でなかったとしても、もう少し参加しやすい金額も含めまして、たくさんの方がこのことに対して、方というのは中・高生ですけれども、応募したくなるような、応募することが可能になるような、ハードルを下げるという意味になりますけれども、最初から諦めるんではなくて、そういうことを提案させていただきました。  今後の運用の中でいろいろと試行錯誤を繰り返しながら、また市民の私の意見ですね、そういう無償で誰かを行かせるなんかとんでもないという方もいらっしゃるかもしれませんけれども、そのことによって多くの夢、あるいは多くの方がそれを目的にして子供が育っていくということを考えれば、わずかな、わずかと言っちゃいけないかもしれませんけれども、何十万という金額でそういったことがもし可能になるとすれば、非常に費用対効果は私は大きいと思っています。  そのことを踏まえまして、ぜひまた今後の検討をお願いしたいと思います。もし御意見があればお伺いして、終わりにしたいと思います。 145: ◯議長(澤野 伸君) 答弁はよろしいですか。  ないということですが、よろしいですか。 146: ◯16番(山根一男君) わかりました。 147: ◯議長(澤野 伸君) 以上で、16番議員 山根一男君の質問を終わります。  続きまして、2番議員 田原理香さん。 148: ◯2番(田原理香君) 2番議員、誠颯会、田原理香です。  通告に従いまして、大項目一括答弁方式で質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  さて、夏休みも終わり、朝になると子供たちの元気に学校へ行く姿が見られるようになりました。こうしたいつもながらの当たり前の光景を目にして、いいもんだな、何か幸せを感じます。  さて、今回はキッズクラブを取り上げさせていただきました。キッズクラブにおきましては、これまでも板津議員や冨田議員など多くの議員がさまざまな視点で取り上げておられます。私は、このキッズクラブにおきまして、特に夏休みの子供たちの過ごし方に大変関心がありました。ですから、市内にありますキッズクラブ、12ありますが、桜ケ丘、旭、東明、広見、兼山、今渡南、今渡北、春里、土田、帷子、南帷子、Lポートと訪問させていただき、指導員の方々からお話を聞き、意見を交わすことができました。  このキッズクラブは通年で、少ないところですと10人ちょっとですけれども、ふだん30人とか、50人ぐらいとか、100人ぐらいとか、そしてそこに長期休暇型入室児童が30人から50人、入られております。こども課の努力のところで、こうしたことが可能となっております。  さて、行ってみてまず感じましたことは、地域によって本当に異なるんだなということです。まさに千差万別です。例えば子供たちの様子。整然とまとまってお利口さんして勉強したり遊んだりしているところがある一方、指導員の方の注意がなかなか耳に入らなくて、騒いだり、飛び回ったり、ずっと注意をし続けなければいけないところ。場所も、学校の教室だったり、プレハブだったり、プールやグラウンドの使用条件も異なっていたり、さまざまです。また、地域の方々が積極的にかかわってくださって、うまく指導員の方とも連携をとって、キッズクラブで育った中学生も入って、まさに地域の中で育まれているんだなと思えるところとか、地域から全く孤立しているところ。校長先生が大変協力的で喜んでみえる指導員の方とか、またそうでないように見える学校とか、さまざまでした。  そして、もう1つ感じましたことは、指導員の仕事の大変さです。夏休みに特にふえた多くの子供たち相手に、多いところだと50人一気にふえて、そしてまだ十分補充もままならなくて、そんな中、安心・安全を確保しながら事故なく過ごさせようと大変苦慮している様子がうかがわれました。もちろん、その中で指導員の方々は、少しでも子供たちに有意義な時間を過ごしてもらおうと、例えば卵の殻を集めてポプリを人数分を用意したりという工夫をしているところもいろんなところで見受けられました。  今回、安全・安心を一番に考えるのは本当に当然なことだと思います。ですけれども、せっかくの夏休みに長時間、何十人かの子供たちが集まって過ごすわけです。それを大切な時間と捉えて、その過ごす内容が子供たちの成長に真に役立っているのか、いろんな立場で考えてみる必要があるのではないかなと思いました。  現場で見聞きし、問題として捉えたところ、それは今言いましたが、貴重な夏休みの時間により充実した内容を目指すべきではないか。その時間こそが子供の育成につながるのではないか。そこのところを頭において、集中して以下の質問をさせていただきます。  1つ目、可児市はキッズクラブの現状把握をどのようにされていますでしょうか。課題には何があり、それに対して解決にどのように取り組んでおられますでしょうか。
     児童福祉法によれば、放課後児童健全育成事業 ── 当市では「キッズクラブ」と呼びますが ── の目的は、適切な遊び及び生活の場を与え、児童の健全育成を図ることとあります。また、可児市ホームページによりますと、可児市キッズクラブは、働く親の支援を目的とした放課後の生活と遊びの場とあります。健全育成は可児市総合計画重点方針2にあります子育て世代の安心づくりの施策2-2「子どもの育ちと学びの流れをつなぐ」、豊かな心、ルールを守る意識、夢に向かってチャレンジできるたくましい力を育み、ふるさとを愛し、社会に進んで貢献できる人を育てますに掲げていると思われます。  そこでお尋ねします。2番目です。具体的に可児市キッズクラブ運営におきまして、法や可児市総合計画重点方針をどのように生かされておられますでしょうか。また、今後どのように展開されていくのでしょうか。  同じく施策2-4「地域のみんなで子ども・子育てにかかわる」、地域全体で子供の教育にかかわり、家庭・地域・行政が連携し、子育てを進めます。また、可児市ホームページによりますと、地域の方と児童との交流の場となることを目指していますとあります。  そこでお尋ねします。3番目です。キッズクラブの運営に、施策やホームページに掲げることを具体的にどのように展開され、今後どのように進めていくのでしょうか。  教育大綱において5つの目標の中に、豊かな心を育みます、夢に向かってチャレンジできるたくましい力を養います、ふるさとを愛し、社会に進んで貢献できる人を育てます、子供は地域全体で育てる意識を高めますとあり、可児市教育基本計画にもしっかりとうたっています。学校とキッズクラブの関係においても、校長先生の考え方次第で年度ごとに変わることが多いとの声も聞かれました。  そこでお尋ねします。4つ目です。学校とキッズクラブとの連携について、また教育大綱や計画に掲げることをキッズクラブにおいても推進すべきと考えますが、どのようにお考えでしょうか。以上です。 149: ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  健康福祉部参事 井上さよ子さん。 150: ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 質問大項目として、キッズクラブの現状と今後のあり方の御質問をいただいておりますので、まずキッズクラブ全般についてお答えいたします。  最初に、キッズクラブ(学童保育)とは、保護者が労働等によって昼間家庭にいない小学生に対し、放課後等に適切な遊びと生活の場を与え、その健全な育成を図る事業でございます。働く親への支援を目的に、児童を安心・安全に預かることが最も重要であると考えます。  現在の保育ニーズの高まりは、女性の社会進出が進み、共稼ぎ世帯が増加していることが大きな要因と考えられます。当市のキッズクラブも低学年の入室率が急増し、一部の学校で1年生の入室率が40%を超えるなど、今後も低学年を中心に入室児童数が増加する見込みがございます。  今年7月1日時点の入室児童数は、通年型入室児童数733人、長期休暇型入室児童数395人で定員いっぱいとなっておりまして、通年型7人、長期休暇型41人が待機児童となりました。平成26年度に比べ、利用希望者は175人ふえており、その増加のスピードに、施設確保、指導員確保が困難な状況もございます。  ことしの夏、待機となった児童への対策として、Lポート可児の和室で夏休み臨時キッズクラブを開設し、14人の児童を受け入れました。また、教育委員会と協議の場を持ち、2カ所の学校での臨時教室確保、2カ所の学校で教室使用時間の延長等の調整をお願いいたしました。以前からの学校へのお願いを含めますと、これで9カ所の学校で夏休み対応をとっていただいております。  さらに、地域振興課と連携し、高学年児童の利用を中心に見込み、各地域にある公民館等のロビーなど共用スペースの提供や夏休み行事に参加しやすいような配慮をお願いし、全庁体制で子供の居場所づくりに取り組んでおります。  それでは、1点目の御質問、キッズクラブの現状把握をどのようにしているか。課題には何があり、それに対して解決にどのように取り組んでいるかについてお答えいたします。  まず、現状把握につきましては、定例会議や巡回指導の形で行っております。毎月のリーダー会議や随時のサブリーダー会議の実施、そしてこども課にキッズクラブ統括指導員、この指導員は小学校教育の経験豊かな先生でございますが、統括指導員を置いておりますので、その先生によるクラブの巡回指導を行っております。  また、こども課職員がクラブの巡回やクラブ指導員との定期的な面談、業務日誌の確認を実施するなど、現状把握に努めております。  課題としましては、定員いっぱいで児童数が多いことはもとより、小学校の現場と同じく配慮や支援が必要な児童が増加傾向にあり、児童の突発的な行動によるけがやさまざまなトラブルが絶えない状況にあることでございます。  その対応として各クラブでは、ヒヤリ・ハットで情報共有を図りながら対策を協議しております。また、大きなけがが発生した際には、臨時リーダー会議を開催し、クラブ内の危険につながる事象の洗い出しを行いました。そのほか、児童の日ごろの過ごし方について各クラブで定期的にミーティングを実施し、児童にとってより安心で安全な場になるように検討を行っております。  2点目の御質問、法や総合計画重点方針をどのように推進しているのか。また、今後どう展開されるのかにつきましては、法や条文等に照らしてお答えいたします。  まず、児童福祉法第6条の3第2項に、放課後児童健全育成事業とは、小学校に就学している児童であって、その保護者が労働等により昼間家庭にいないものに、授業の終了後に児童厚生施設等の施設を利用して適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図ると規定されております。この法律を受け、厚生労働省から放課後児童クラブ運営指針が示されておりますので、この指針に従い、統一的に行うべきものと各クラブの特徴を生かすものとのバランスをとりながら運営を進めております。  総合計画重点方針の施策2-2「子どもの育ちと学びの流れをつなぐ」にございます安心して預けられるキッズクラブの環境づくりの推進については、この運営指針に従い、保育面積、指導員数、資格基準に沿って運営しております。指導員には放課後児童支援員研修受講を促し、資質向上に努めております。  また、本市では、かねてから子供たちの遊びや楽しみの部分で、キッズボランティアの方々が各クラブでかかわっていただいております。現在のところ、キッズボランティアの登録者は250人でございます。内訳として、一般の方が150人、学生が100人で、昨年より50人増加しております。特に夏休みには、子供たちの見守りと子供たちを楽しませる、その2つの区分でボランティアを依頼し、活動していただきました。  総合計画の中では目標指標として待機児童ゼロを掲げておりますが、現時点で待機児童が発生している状況です。この点については、入室条件等の見直しや、教育委員会と協議しながら、待機児童の解消を進めてまいります。  3点目の御質問、総合計画2-4の施策とクラブで地域の方と児童との交流の場となることの具体的な展開と今後についてお答えいたします。  施策2-4「地域のみんなで子ども・子育てにかかわる」は、公民館等を核とした地域とのかかわりを位置づけております。その中の目標指標の一つである公民館等における地域子ども教室等の参加者数は、平成27年度4,181人となっており、前年度と比べ132人増加しています。この施策は、主に休日の子供の居場所づくりを想定して、公民館、UNIC、青少年の健全育成事業などの実施により、地域と子供たちをつなぎ、かかわっていくものでございます。  また、市のホームページに、キッズクラブは地域の方と児童との交流の場となることを目指していますと掲載しております。これは、キッズボランティアの皆さんにクラブに来ていただき、かかわってもらうことで、子供たちがふだん余り接することのない世代の方と触れ合うことができ、それがかけがえのない経験となり、財産となることを意図しているものでございます。  今後も、地域の方がさらにかかわっていただけるよう引き続きお呼びかけしてまいりながら、市の掲げる「つなぐ まなぶ かかわる子育て」を推進してまいります。以上でございます。 151: ◯議長(澤野 伸君) 教育委員会事務局長 長瀬治義君。 152: ◯教育委員会事務局長(長瀬治義君) 私からは、4番目の御質問の学校とキッズクラブの連携についてと、教育大綱や計画に掲げることのキッズクラブでの推進についてお答えいたします。  今、健康福祉部参事が申し上げましたとおり、キッズクラブは安全な環境のもとでの保育の場であり、児童に適切な遊びと生活の場を与え、健全な育成を図る事業でございます。また、キッズクラブが主に学校施設や学校の敷地内で行われることから、学校との連携が欠かせないものであることは申すまでもございません。  御質問にあります学校とキッズクラブの連携につきましては、健康福祉部と教育委員会事務局が現状認識や情報の共有を図るとともに、課題がある場合は、その解消に向けた協議を定期的に行っているところでございます。  また、学校側の理解や御協力も不可欠であることから、校長会におきまして現状や見通しについての説明をしていただき、連携を深めて事業を推進していくことをしっかりと確認しております。さらに、必要に応じて個別に校長先生を初め学校の職員とも協議を行っているところでございます。  その結果、今年度におきましては、特に夏休み期間におけるキッズクラブの運営をより改善するために、次のような対応を行いました。先ほどの答弁と少し重複いたしますが、まず利用者の増加に対応するため、新たに今渡北小学校の多目的ルームや広見小学校の少人数学級用の教室をこれに充てて活用いたしました。  また、帷子小学校や東明小学校におきましては、学校内におけるセキュリティーの警戒区域を切り分けることで、これまでよりもキッズクラブが長い時間運営できるように改善できております。  今後も、健康福祉部や学校との協議、連携を継続いたしまして、働く親への支援に全面協力してまいります。  次に、教育大綱や計画に掲げることのキッズクラブでの推進についてお答えいたします。  可児市教育大綱の目標実現のため、教育基本計画におきましては施策の一つとしてキッズクラブの運営と整備を掲げ、これが実践されているところであります。教育委員会といたしましても、キッズクラブの主体的な運営を尊重するとともに、教育基本計画の内容につきましても広く周知してまいります。また、できる限り学校施設活用への便宜や配慮を図ってまいる、そういう考えでございます。以上です。                  〔2番議員挙手〕 153: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 154: ◯2番(田原理香君) 御答弁ありがとうございます。  まず、1つ目からお聞きしたいと思います。  まず、現状把握ということで、どうされていますかと、どうしてそういう問いをしたかということは、本当に現状把握をされておられるのかなということを訪問してちょっと感じたことです。今、御答弁の中に、リーダー会、サブリーダー会、それから定例会議、それから巡回をされる、それから業務日誌を確認する等の答弁がありました。  結果報告を求めるだけではなくて、ふだんからの生の姿、子供の様子というのが大事じゃないかと。というのは、指導員の方々から、もちろん全部じゃないですけど、ほとんどのところから、私たちのこの様子をわかっていらっしゃるんだろうかと。リーダー会とか会議のときに、こういうことが問題です、こういうことがありましたといったときに、それをイメージがつくんだろうかという声を本当に多くいただきました。もちろん、全部が全部じゃないということはわかっております。  先ほど統括の先生が回っておられるということを聞きました。もちろん指導員の方も、月に1回そうしたベテランの先生がいらっしゃるということには非常に心強くてありがたいなとおっしゃっていました。だけど、例えば先生もあっちこっち、全部の12をまたがって行ってらっしゃるわけです。でしたら、その指導員からすると、もっとほかはこんなことをやっている、もっとこうしたらいいんじゃないかなという声を聞きたいという声がありました。  その本当の姿、生の姿を見てないんじゃないかという、あと希望の声と、それから今の巡回の指導員の方がもっといろんなところを私たちに教えてほしいということにおきましては、いかが思われますでしょうか。 155: ◯議長(澤野 伸君) 健康福祉部参事。 156: ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 定例会議は月1回、また随時のサブリーダー会議という会議で招集して中央で行うという形はとっておりますけれども、加えて申し上げましたように、巡回の形もとっております。それは、こども課職員も定期的にといいますか随時、リーダー会で情報をいただいた部分については即伺ったり、生の姿、それは11カ所全てに張りつくわけにはいきませんけれども、巡回の形で丁寧に指導員の話を聞くように努めておりますし、今後も、そういう御意見をいただくのであれば、さらに努めてまいりたいというふうに思います。                  〔2番議員挙手〕 157: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 158: ◯2番(田原理香君) よろしくお願いいたします。  指導員の方々がそれぞれ悩みを抱えて、指導員の方同士の悩みも共有したり、もっとそれを市の職員の方々にもお伝えして本当に改善していただきたいという声をたくさん聞きましたので、よろしくお願いいたします。  そして、2つ目のところで、法や総合計画の重点方針等をどのように推進しているか、今後どのように展開されていくかというところにおきまして、私は施策の2の「子どもの育ちと学びの流れをつなぐ」というところにおきまして、特に豊かな心、ルールを守る意識、夢に向かってチャレンジできるたくましい力を育み、ふるさとを愛し、社会に進んで貢献できる人を育てますと、そこのところをどのように生かしているか、展開しているかということをお伺いしましたところ、保育面積とか、もう一つ違った施策の2-2に書かれているところでの御答弁でした。  私、この間行って、大勢の子供たちが入室が可能になる、そして安心・安全ということに重きを置かれて、これまで可児市の方々が臨時教室を設けられたり、トイレを設けられたり、そこにいる環境整備ということにおいて本当にこども課の方々が努力をされている。公民館に行きますと所長が、こども課の方が来て、何とかここを、共有スペースを何とかつくってくれないか、使わせてくれないか、子供たちの居場所をということも聞きました。そういう意味では、これまでずっと努力をされているということがわかります。  安心・安全ということでも、私が今回聞きましたところは、安心・安全はわかっているんです。そういうことを本当によく指導されていて、それが指導員の方々に行っている、安心・安全が第1なのよということをわかっていらっしゃるけれど、内容においてきちんとやっておられるところもあるけれど、安全な時間を過ごすということに心を奪われているようにちょっと感じたんです。もっと本当に有意義な時間を過ごさせて、それこそ健全育成に資する取り組みをする必要があるんじゃないかなと思いました。  私、今回、わざわざ児童福祉法でこうやって書いてあるじゃないか、総合計画でこんなこと書いてあるじゃないか、これがキッズクラブのどこかなんて、そんなふうに本当は言いたくないんです。ただ、長時間子供たちがそこにいる。大勢の子を前にしたら、可児市は児童の健全育成をどう考えているんだろうか。安全・安心じゃなくてどう考えているんだろうか。もっと言うと、子供にどう育ってほしい、だからこういうことをやるんだということが、ちょっとキッズクラブには見えてこないということが印象でしたが、いかがでしょうか。 159: ◯議長(澤野 伸君) 健康福祉部参事。 160: ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) キッズクラブの目的は、先ほども申し上げましたように、議員も御理解いただいておると思いますけれども、働く親の支援。これは、少子化対策の対応として、最新のものでも子ども・子育て支援制度の中で少子化対策として働く親の支援、その一事業としても位置づけられまして、その中できちんと基準も、全国的に統一した水準を持ちなさいということで基準も求められ、市のほうもそれに沿った条例もつくっております。そして、運営に関しては運営指針、ガイドラインなんですけれども、それが出ております。行政の担う責務として、具体的に運営指針に沿って行うという前提がございます。  その中に、キッズクラブにおける児童の育成支援相当のことは、こういったことに取り組みなさいというような内容も入っておりまして、そこに沿ってきちんと指導員は理解していただくよう、受けとめていただいておりますが、それに沿って動かしております。  この子供たちの時間は、働く親の支援でございますので、家庭との空白の時間になってはいけません。それをきちんと保護者に、この時間はこんなふうに過ごしたということもお伝えして1日の生活の流れがきちんと動くように、そういった配慮をしながらの毎日の育成支援、キッズクラブにおける育成支援はそういう意味合いであります。  その中で、さらに可児市キッズクラブにおきましては、キッズボランティア、地域の皆様がかかわってくださることは大変有効だというふうな、これまでの試行の中でも結果も出ておりますので、そういった要素プラス、いかに取り込めるかということの工夫はしてきております。  ただ、今の現状としては、先ほどの課題の中で申し上げましたように、待機児、そして学校のいろんな環境の中でどんなふうに過ごしていけるかという調整のことも課題として大きくございますので、その中で事故のないようにきちんと家庭におつなぎするということを第一義に考えて動かしているということが今の現状でございます。                  〔2番議員挙手〕 161: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 162: ◯2番(田原理香君) 御答弁ありがとうございます。  お話はよくわかりました。ただ、私が先ほどから言っている、健全な育成ということに取り組むということについてはいかがでしょうか。 163: ◯議長(澤野 伸君) 健康福祉部参事。 164: ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 繰り返しにもなりますけれども、キッズクラブ、子供が学校のスケジュールから解放されて非常にリラックスされた時間です。その中で異世代のいろんな子供が、多様な個性のお子様がいらっしゃいます。その中でいかに有効な時間をおつくりし、そして家庭に報告してつなげていくか、そういった時間をきちんとつくることがキッズクラブにおける育成支援でございます。  児童の育成に関しましては、市全体で、子育て拠点もそうなりますけれども、公民館での子供への事業、そして青少年もございますけれども、オール可児で地域とかかわっていただく、そういった施策は当然行っております。それと関連しながら、そこで活躍していらっしゃる人材の方がキッズクラブへもお訪ねいただいております。そういった連携をとりながら大きな枠の子育て支援、その中でキッズクラブが果たさなければならない役割、そこと連携しながら最大限、まずはお子様のお預かりをきちんとした上で、それに補足しながら進めていくというふうに考えております。                  〔2番議員挙手〕 165: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 166: ◯2番(田原理香君) よくわかりました。  お話を聞いていると、働く親を支援するということが目的だということ、それは安心・安全で子供がちゃんと過ごして、きちっと親に預かっていてお渡しするということが可児市の一番の目的だということがよくわかりました。  私、今回、指導員の方々がずっと子供と一緒にいらっしゃるわけなので、一番担っていらっしゃる人たちなんですね。可児市も当然、指導員の方々にお任せしているということなんです。指導員の方々は、もちろん安心・安全は、こども課から聞いてわかりましたということをやってみえるんですが、ただもっといろんなことをさせてやりたいということで、御存じだと思いますけれども、苦労していろんなプログラムを、朝から、夏休みですと早いと午前7時半から午後6時までですので、飽きることがないようにいろんなプログラム、多彩なメニューを設けようとしていますが、これだけタイトなスケジュール、人数も少なかったりままならなかったりすると、御自身が考えるとか発展的に広がりを持ってメニューをつくり出していくというのは本当に難しいというお話を聞きました。もちろん、可児市が考えている中で考えたときの指導員を考えたときに。  そういう話をしたときに、ちょっと提案ですけれども、指導員の方々がなかなか自分たちでも子供たちと接するときにそういうメニューをつくり出すのが難しいと。例えば多分化共生を考えたときに、ポルトガル語とか、英語とか、そういう学習があってもいいし、それからサッカーなどのスポーツ指導とか、要は市内の人材をもっともっと生かせないか、メニューを少しでも、選択を1つでも2つでも指導員の方々ができやしないかと思いますが、そんな支援は考えられますか。市で支援する考えはございますでしょうか。 167: ◯議長(澤野 伸君) 市民部長。 168: ◯市民部長(荘加淳夫君) ただいまの田原議員の御質問でございますが、キッズクラブの目的や運営についての施策については、おっしゃられる、今、御質問されたものとは全く別物であるということは御理解いただいておるとして御説明をさせていただきます。  市民部として推進しております具体的展開といたしましては、公民館における諸事業として、地域の人材を活用した地域子ども教室の開催、子供向け体験講座の開催、公民館まつりなど地域活動への積極的な参画、この3つが上げられます。また、主に家庭教育学級の運営の中で協力体制を築いているのは、子育てサポーター制度の円滑な運営と有効利用がございます。さらに、スポーツ振興課で進めている可児UNICスポーツクラブのスポーツ講座等による子供がスポーツを楽しむことができる場の提供などが、現在、市民部で展開している施策2-4にございます内容でございます。以上です。                  〔2番議員挙手〕 169: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 170: ◯2番(田原理香君) とりあえず私は今、キッズクラブのところにおきましてということでしたが、わかりました。ありがとうございます。  御答弁の中で、キッズボランティアの登録者が250人で増加しているということでした。ただ、キッズクラブにおきましては、伺いましたところ、非常に地域によって偏りがあるなというふうに感じました。全体の増加はしているんでしょうけれど、全体の数ではなくて各地区として、そこはいかがでしょうか。 171: ◯議長(澤野 伸君) 健康福祉部参事。 172: ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 御指摘いただきましたとおり、学校別に見てみますと、たくさんボランティアが入っていただいているクラブと、そうでないというクラブの偏りはございます。ただそれは、毎年広くキッズボランティアを募集しお願いするという繰り返しをしながら、いろんな情報も発信しながら、メニューの補足をしていただける部分で協力していただける方にお呼びかけは引き続きしていきたいと思っております。                  〔2番議員挙手〕 173: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 174: ◯2番(田原理香君) 可児市のホームページのキッズクラブのところで、地域の方と児童の交流の場となることを目指すというふうにうたっておられます。ホームページに掲げて、今、いろんな情報を発信されていると言われましたが、実際に本当に孤立している、地域と全くかかわりがないところはかかわりがないと。実際に人を動かすために何をしたらいいか、考える必要が私はあると思います。その地域への働きかけをどのようにじゃあ具体的にされているか、もう一度教えてください。 175: ◯議長(澤野 伸君) 健康福祉部参事。 176: ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) キッズクラブには、地域の人を動かすという役割は一義にあるとは思っておりません。キッズクラブに協力して入っていただけるボランティアをお願いしたいというお呼びかけをしていくというスタンスでございますが、チラシを毎年つくっておりまして、そこには登録申込書というような具体的な用紙をつけまして、関係する例えば子育ての研修会がありましたときにはお声がけをする、そういったような形で募集をしております。                  〔2番議員挙手〕 177: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 178: ◯2番(田原理香君) ありがとうございます。  地域を回ったときに、指導員の方が地域の方とつながっているわけではないので、なかなかそれが広がっていかない。じゃあ誰がその間に入って、地域の人がこういうことがありますよ、もっとやったらいいですよというふうに、さらに充実していければいいかなと思ったわけです。  先ほど指導員の研修をしていただいているという話がありました。実は指導員から、この放課後児童指導員のテキスト、これを私たちは勉強しているんだけれども、非常にギャップがあると。すなわち、今、可児市のほうでは働く親を支援することが目的ということで、安心・安全ということに重きを置いてやっていると。ところが、このテキストにおきましては、彼女たちが受けているものにおいては、特に健全育成ということに重きを置いての勉強だそうです。そうすると、これを可児市において、それを展開することが非常に難しいという話も聞きました。もちろん、ほかのところでも使うことができるかもしれませんが、そういったテキストとのギャップについてはどう思われますか。 179: ◯議長(澤野 伸君) 健康福祉部参事。 180: ◯健康福祉部参事(井上さよ子君) 放課後児童支援員は、児童クラブに必須で置かなければならないとされていく役割でございます。まだ整備途中の年度でございますが、そういった研修を皆様に受けていただいておるという内容でございますが、今、テキストの中身のギャップというふうにおっしゃっていただきましたけれども、放課後児童指導員におきましては、きちんと子供の定型的な発達、そしていろんな社会とのつながりというようなことにおいても、基本的なことをきちんと勉強していただいた上で各クラブにお勤めいただく中で、各クラブの個性を運用していただくことに反映させていただくものでございます。基本的にテキストは理想的な全ての項目を網羅している、そういうふうに考えております。                  〔2番議員挙手〕 181: ◯議長(澤野 伸君) 田原理香さん。 182: ◯2番(田原理香君) 指導員の方々が、子供たちの安心・安全を見ながら、それこそ今言われた基本的なことをもちろん念頭に置きながら、彼女たちは子供たちを前にして、何とか有意義な時間、少しでもそれが健全育成につながればという思いで働いてみえるものは事実です。そういう中で今申し上げたところでございます。  最後になりますが、質問の中で総合計画、それから教育基本計画と、教育大綱と、本当にいいことが書いてあるなと、この間急に読んでいたんです。これは今おっしゃったみたいに、キッズクラブのところは安心・安全で、まずは子供を、働く親の支援なんだというふうにおっしゃることはごもっともです。私はそれをベースにして、できればそこの中で、何十人も朝から夕方まで1カ所に大勢いらっしゃる。そこを少しでも大事な時間と捉えてやれやしないかというふうに言ったわけです。
     それぞれもちろん目的もあって、考え方もいろいろあるかもしれないけれども、家においても、外においても、それから学校においても、キッズクラブにおいても、そうした掲げたところで子供たちが育っていけるように、そこに携わる方々が本当にそういう思いで取り組んでいけたらいいなというふうな思いで今回は質問させていただきました。少しでもキッズクラブの子供たちが、私は健全育成ということに少しでもつながればと思って質問をいたしました。ありがとうございました。(拍手) 183: ◯議長(澤野 伸君) 以上で、2番議員 田原理香さんの質問を終わります。  ここで午後1時まで休憩といたします。                                 休憩 午後0時01分   ──────────────────────────────────────                                 再開 午後1時00分 184: ◯議長(澤野 伸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  4番議員 渡辺仁美さん。 185: ◯4番(渡辺仁美君) 4番議員、市民の声、渡辺仁美です。  通告に従い、2項目について一問一答で行います。よろしくお願いいたします。  まず初めに、可児市のコミュニティバスの日曜等の運行についてお尋ねしてまいります。  この件につきましては、私、平成27年12月議会でもコミュニティバス、そして観光交流人口の増加に向けて、いきなり結びつけて質問をさせていただいて、丁寧な御答弁、そして具体的、建設的な御答弁をいただいております。あえてまた質問申し上げますのは、日曜運行等が本市で実施をされようとする、そのときに来ておりまして、これと観光を結びつけることはできないか。この根拠はですけれども、観光というのは、可児市の観光は、まず地域力に結びつける、ここがコンセプトかというふうに思っております。例えば地域資源、観光資源を取り出して、そしてそこの地域住民を巻き込むこと、インボルブすることで地域力を高めていこうという、そういった狙いが大きいと考えて、12月ごろから私も何か結びつくことはないかと常々考えておった次第でございます。  そして、さつきバスと病院、それからさつきバスと買い物、さつきバスと職場といいますか作業所、そういった場面を私何度も目にしております。といいますのも、私、このコミュニティバスサービスを享受しておる者でございまして、朝7時50分桜ケ丘公民館発のさつきバスに乗りますと、停留所は、まず主なところで天然温泉三峰、そして福寿苑、それからヨシヅヤ前ですね。これは乗り継ぎ停留所でもあります。そして可児駅を通りまして、市役所に午前8時半ごろに到着する。ですから、そのサービスを享受している者という点と、もう1つ、観光と何かしら結びつく、その地域力の増大ということに向けての大きなツールであると、このように考えての質問でございます。  まず初めに、前回はコミュニティバスの現状利用だけをお尋ねいたしましたけれども、今回、可児市の公共交通網全体の把握をさせていただきたいと思います。もう数字も出していらっしゃると思いますので、その点についてお尋ねしてまいります。  1点目の質問でございます。  本市の公共交通網の利用状況はどのようになっておりますか。そして、本市内、名鉄広見線5駅、それからJR太多線2駅、そして都市間高速バス、そして路線バス、それからコミュニティバスの1日当たりの平均利用客数をお聞かせください。その推移についてもお願いいたします。 186: ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  建設部長 三好英隆君。 187: ◯建設部長(三好英隆君) それでは、本市の公共交通の利用状況についてお答えします。  数字は、鉄道が平成26年度分、バスが平成27年度分のものでございます。  名鉄広見線各駅の1日平均乗車人員は、西可児駅2,453人、可児川駅770人、日本ライン今渡駅1,575人、新可児駅2,435人、明智駅417人でございます。JR太多線は、可児駅1,430人、下切駅につきましては資料がございません。  都市間高速バスにつきましては4路線あり、1人平均乗車人員は844人でございます。  東濃鉄道の路線バスにつきましては5路線あり、1人平均乗車人員は1,610人でございます。  コミュニティバスにつきましては、さつきバスは5路線あり、1日平均乗車人員が146人、電話で予約バスは7区域あり、1日平均乗車人員が75人、YAOバスは238人でございます。  利用者数の推移についてでございますが、鉄道、高速バス、路線バスにつきましては減少傾向にあり、コミュニティバスにつきましては、若干ではありますが、増加傾向にあるという状況でございます。以上でございます。                  〔4番議員挙手〕 188: ◯議長(澤野 伸君) 渡辺仁美さん。 189: ◯4番(渡辺仁美君) ありがとうございます。質問を続けます。  コミュニティバスと鉄道との結節利用者がいるかどうか、把握はされておられますか。 190: ◯議長(澤野 伸君) 建設部長 三好英隆君。 191: ◯建設部長(三好英隆君) コミュニティバスと鉄道との結節利用者がいるかどうか、把握しているかとの御質問にお答えします。  この件につきましては、以前にも御説明しているとおり、コミュニティバスのルートや発着時間につきましては、鉄道との結節について考慮した上で設定いたしており、多くの方に利用していただいていると考えますが、実際の結節利用者の数を把握するのは極めて困難と考えています。以上です。                  〔4番議員挙手〕 192: ◯議長(澤野 伸君) 渡辺仁美さん。 193: ◯4番(渡辺仁美君) ありがとうございます。  全体構想として捉えたかったので、このような質問をいたしましたが、私も利用者として見る限り、可児駅で若い女性がおりられたり、そして乗り継ぎを利用される、例えば可児とうのう病院に行かれる方ですとか、そういった方をお見受けするので、利用者が少なからずいらっしゃるということは把握しております。  次の質問ですけれども、コミュニティバスの日曜等の運行の実施、これをどう捉えていらっしゃいますか、現時点で。そしてまた、どのような方法を検討していらっしゃるのか、お聞かせいただける範囲でお願いいたします。 194: ◯議長(澤野 伸君) 建設部長 三好英隆君。 195: ◯建設部長(三好英隆君) コミュニティバスの日曜等の運行実施をどう捉えているか、どのような方法を検討しているかについてお答えします。  これにつきましては、6月の議会建設市民委員会において御報告したとおり、市民アンケート調査結果としては、日曜・祝日のバス運行については、「走らせるべき」が17.7%、「走らせるべきではない」が24.2%という結果となったものの、新たな市民ニーズの掘り起こしや市民の楽しみの創出という観点で、日曜・祝日運行実現に向けて検討を進めていくというのが市としての方針でございます。  具体的な制度設計につきましては、まさに現在検討中であり、申し上げる段階ではございませんが、担当課において具体案を構築した後に、庁内での検討とともに議会にも御相談しながら、公共交通施策に関する協議機関である可児市地域公共交通協議会にお諮りをして、最終案として固めていきたいと考えております。以上でございます。                  〔4番議員挙手〕 196: ◯議長(澤野 伸君) 渡辺仁美さん。 197: ◯4番(渡辺仁美君) ありがとうございます。改めての質問、恐れ入ります。  私、私見ですけれども、こういうふうにイメージしておりまして、月曜から土曜までは人を動かす、人が動く、デイリーライフ、生活そのものを乗せて走っている感がありまして、買い物ですとか、病院ですとか、そういったところにいらっしゃる。もちろん観光グランドデザインにも盛られている戦国城跡めぐりの停留所もございますし、あるいは花フェスタ記念公園、そして可児駅前にぎわい空間も、可児駅はまさにバスにとっても拠点でありますので、それからalaエリアですとか、そういったところも観光グランドデザインの事業の中にその停留所も含まれていますので、観光は随分意識はしておられるとは思いますけれども、日曜日については、さらにふだんの月曜日から土曜日までとまたちょっと違ったイメージのさつきバスが走ると、本当に可児市の今後にふさわしいといいますか、そういったことを常々考えております。  質問項目としてはもう1つございまして、それを申し上げます。観光交流目的のバスの運行について、今後、その可否も含め検討をしていきますかという質問でございます。 198: ◯議長(澤野 伸君) 建設部長 三好英隆君。 199: ◯建設部長(三好英隆君) お答えします。  観光交流目的のバス運行について、可否も含めて検討するかについてお答えします。  市のコミュニティバスが担う役割は、大きく2つあると考えております。1つは「市民の移動手段を確保し、暮らしを支える」であり、もう1つは「市民の楽しみを創出し、まちを活性化する」であります。コミュニティバスの日曜・祝日運行の実現につきましては、まさに市民の楽しみを創出し、まちを活性化することが大きな目的であると考えており、議員御指摘の観光交流といった視点も、日曜・祝日運行の制度設計に当たっての重要な要素であると考えております。以上です。                  〔4番議員挙手〕 200: ◯議長(澤野 伸君) 渡辺仁美さん。 201: ◯4番(渡辺仁美君) ありがとうございます。まさにいただきたい御答弁でした。  それで、実は私、先日、3時間ほどかけて市内、ちょっとモニターに投じなかったものですから説明が難しいと思いますけれども、西回り、東回りを、無限大ですね、このマークどおりに、可児市の無限の可能性とかけるといいかなあと思うんですけれども、東回りで1時間5分ほど、ちょっと欲張りましていろいろ寄ってしまいましたので、あと東回りも、可児駅からまた出発いたしまして、alaエリアを通過し、やはり駅を通る必要があると思いまして、日本ライン今渡駅も通りまして、そして7項目のうちの1つの、木曽川左岸、鳩吹山、可児川下流、癒やしの空間ですね、そこにも停留所を意識して走り、そして東はピアゴもラスパ御嵩も停留所はございますけれども、そこも通過しつつ、やはりきのうの川上議員の御質問でお答えがあった観光グランドデザインの7つの中のトップの2つ、戦国城跡めぐり、こちらのほうに参りまして、兼山のほうです。それから、久々利、美濃桃山陶の聖地を通りまして、そしてやはり停留所のございます三峰あたりから可児駅に戻る、このコースをめぐってまいりました。本当に可児めぐりバスといいますか、土田の多目的広場も通りましたし、いろんなところを盛り過ぎて、時間が1時間5分もかかってしまった、片回りで。それで、できれば45分に抑えなければ、運転手1人での運行は難しいと聞いておりますので、これをどうしていかれるかは当局にお任せするところではありますけれども、こういったお考えは、当然庁内の御検討やら、先ほどおっしゃられた協議会でも御検討のことだとは思いますけれども、こういうルートについては、今のところどのように御検討中でいらっしゃいますか。 202: ◯議長(澤野 伸君) 建設部長 三好英隆君。 203: ◯建設部長(三好英隆君) お答えします。  先ほどの答弁でも申し上げましたとおりでございます。現在、事務局において制度設計を精力的に行っているところでございます。  新たな市民のニーズの掘り起こしや、市民の楽しみの創出という方針を基本としつつも、採算性、運行事業者との調整、民間交通との関係性の整理などをクリアして、ルート設計を行いたいと思います。議員御提案のアイデアも参考にしながら、よりよい運行形態を立案していきたいと考えております。以上でございます。                  〔4番議員挙手〕 204: ◯議長(澤野 伸君) 渡辺仁美さん。 205: ◯4番(渡辺仁美君) ありがとうございます。  観光とバスの質問について、1点目についてはこれで終わります。  次にですが、小学校英語教育、これは前回質問をいたしまして、その続きでございます。少し文部科学省の提示も変わってきているようですので、あえて質問をさせていただきます。  文部科学省が、いつの間にか理念的なところで足している言葉がありました。これが、小学生だけでなく全ての教育においてですけれども、どのように学ぶか、そして何ができるようになるのか、この2点を盛っております。  まさに小学校英語教育も変わろうとしておりますので、前回も少し申し上げましたけれども、日本の小学校の90%以上が何らかの英語教育、英語活動をしている中で、本市は大変進んだ取り組みをしていると、この前もアンケート等の結果で、その評価等についてお示しいただいておりますので、前倒しで進めて取り組まれているこの取り組みを今まさに全11小学校に広げられる大事なときかと考え、質問させていただきます。  特に保護者たちの関心は、どんな教材を使うのとか、何時間やるのとかということよりも、むしろどんな先生が教えてくれるの、担任の先生なの、誰なのというところにあるようでございますので、この点を重視してといいますか、具体的にその点についてお尋ねをしてまいります。  これは私、「最高の小学校英語教育を可児市が行うために」というタイトルです。それに準じて、できる限りのことができるのはどんな方法なのかという観点からでございます。  まず1点目でございますが、小学校英語コミュニケーション事業の見直しは図られますか、いきなりですが、お願いします。 206: ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  教育長 篭橋義朗君。 207: ◯教育長(篭橋義朗君) 小学校英語コミュニケーション事業の見直しについてお答えします。  本市が小学校で進めているかにっこ英語プログラムは、英語教育専門家の指導のもと、国の方針に沿った上で、可児市の狙いの具現に向けて取り組んでおります。したがって、前回も御説明しましたが、この事業の見直し等は考えておりません。  今年度以降は、これまで2つの指定校の実践で生まれた成果を、英語教育の専門家がほかの学校を訪問し、授業の中で授業者を育成しながら、市内全小学校に広げていきます。本年度は、2学期よりさらに市内の3校で行う予定であります。こうすることで、市内の小学校の教員が自信を持って授業を進められるようにいたします。以上です。                  〔4番議員挙手〕 208: ◯議長(澤野 伸君) 渡辺仁美さん。 209: ◯4番(渡辺仁美君) わかりました。ありがとうございます。  そうしますと、2つ目の質問ですが、現行の時間数、そして外国語指導助手、ALTですね。この人たちの採用人数と、その研修方法について教えていただけますか。  既に取り組まれているという認識でおりますけれども、本市が3・4年生の活動型、5・6年生の強化型を本格的に取り入れられた場合も教えてください。 210: ◯議長(澤野 伸君) 教育長 篭橋義朗君。 211: ◯教育長(篭橋義朗君) 現行の時間数、外国語指導助手、ALTの採用人数とその研修方法についてお答えします。  現在、本市では、学習指導要領に従い、全小学校で5・6年生が年間35時間の外国語活動を行っています。加えて2つの指定校では、3・4年生で年間20時間、1・2年生で10時間の外国語活動を行っております。  指定校以外の学校では、平成30年度からの新学習指導要領の先行実施を見据えて、3・4年生で6時間、1・2年生で4時間の外国語活動を行っております。  外国語指導助手、ALTですが、これを現在5名採用しております。派遣元の業者が採用面接において資質、能力、適性を見きわめてALTを採用し、採用後も企業内研修や生活サポートを行っております。  ALTについて問題等が生じた場合は、教育研究所が派遣元の外国人スーパーバイザーに連絡し、迅速に対応する体制を整えております。                  〔4番議員挙手〕 212: ◯議長(澤野 伸君) 渡辺仁美さん。 213: ◯4番(渡辺仁美君) じゃあ、1点お聞かせ願います。  派遣元に、今まで問題のあるALTがいらっしゃるという通告なり相談などをされた経緯はございますか。 214: ◯議長(澤野 伸君) 教育長 篭橋義朗君。 215: ◯教育長(篭橋義朗君) 問題というのは何かよくわかりませんが、毎年ALTの評価をして、それでよりよいALTを抱えているというか、持っている会社と契約をして、質を向上させていっております。以上です。                  〔4番議員挙手〕 216: ◯議長(澤野 伸君) 渡辺仁美さん。 217: ◯4番(渡辺仁美君) わかりました。信頼の置ける派遣会社からALTが指導に来られているということでよろしかったですか、確認です。 218: ◯議長(澤野 伸君) 教育長 篭橋義朗君。 219: ◯教育長(篭橋義朗君) そういうふうに考えております。                  〔4番議員挙手〕 220: ◯議長(澤野 伸君) 渡辺仁美さん。 221: ◯4番(渡辺仁美君) ありがとうございます。  そうしましたら、非常に具体的な細かい質問にはなるんですけれども、一般的に小学校で取り入れている、ALTやら英語教育に対する指導者の取り込み方というか、採用の仕方の中で、スタンダードなものから3つほどお尋ねしていきます。
     4つ目の質問は、先ほどもうお答えいただいたことで重なるかと思いますけれども、改めて伺ってまいります。  JETプログラムというのがありまして、文部科学省、そして総務省と外務省が関連している団体が数十年、日本に外国人を集めて、そして指導して、ALTにちゃんと普通の人が、学卒者ですけれども、養成した上で、全国の教育機関等に、自治体、教育委員会からの要請で派遣しているというシステムがあるんですけれども、これについてはちょっと費用がかかるものですが、それを本市が採用されてというか、JETプログラムをALTを養成する目的で、これを取り入れられる予定はありますか。あるないで結構です。 222: ◯議長(澤野 伸君) 教育長 篭橋義朗君。 223: ◯教育長(篭橋義朗君) JETプログラムについては、本市はかつてJETプログラムを利用しておりました。その経緯はありますが、先ほど出ました費用対効果等を鑑みまして、現在の方式によるALT派遣で十分効果が期待できるものと考えておりますので、JETプログラムを利用する予定は現在ございません。                  〔4番議員挙手〕 224: ◯議長(澤野 伸君) 渡辺仁美さん。 225: ◯4番(渡辺仁美君) そうしましたら、次の方法です。今、本市が取り入れていらっしゃらない方法をお尋ねして恐縮ではありますけれども、英語指導員となり得る人を本市が直接雇用されて、研修も含めてその責任を負い、別な研修契約も結んだ指導者となり得る人からALTを養成する、そのような方法を行う御予定はありますか。 226: ◯議長(澤野 伸君) 教育長 篭橋義朗君。 227: ◯教育長(篭橋義朗君) 英語指導員の直接雇用とその養成に関する考えですけれども、現在、可児市のかにっこ英語プログラムの趣旨を十分理解している英語教育の専門家、現在活動してもらっていますが、この人が教師やALTの指導に当たっております。十分機能しております。  また、ALTについても学校の現状に合った配置ができておりますので、新たに指導員を雇用することは考えておりません。                  〔4番議員挙手〕 228: ◯議長(澤野 伸君) 渡辺仁美さん。 229: ◯4番(渡辺仁美君) わかりました。  それでは次の質問に移る前に、先ほど、現行35時間、それでたしかふえると思うんですけれども、その時間の捻出等も難しいこともあるでしょうが、英語の指導に当たる人の、まさにその11校分のマンパワー不足をやはり懸念というか、不安に感じるところでございます。  先ほどもうお答えいただいた点について、再度通告どおりにもう一度お尋ねいたします。  本市は派遣によるALTを採用していますか。あるいは、今後その予定はありますか、お尋ねします。 230: ◯議長(澤野 伸君) 教育長 篭橋義朗君。 231: ◯教育長(篭橋義朗君) 現在、派遣によるALTを採用しております。ALTは、可児市外国語の指導助手派遣事業により採用しており、派遣委託の形態をとっております。以上です。                  〔4番議員挙手〕 232: ◯議長(澤野 伸君) 渡辺仁美さん。 233: ◯4番(渡辺仁美君) ありがとうございます。  そうしますと、先ほど申しましたように、少し人の足りない分、いい英語教育をするための補い手といいますか、質問です。今後、本市は地域の人などに向けて英語指導補助の募集や研修を検討されますか。 234: ◯議長(澤野 伸君) 教育長 篭橋義朗君。 235: ◯教育長(篭橋義朗君) 地域の方々への英語指導補助についてお答えします。  現在、地域の方がボランティアで外国語活動の支援を行っている小学校がございます。今後、そういったマンパワーを効果的に活用し、市内全小学校で支援できる体制づくりを検討しています。  施策の趣旨、このかにっこ英語プログラムの趣旨を理解した方々による、仮称ですが、かにっこ英語サポートチームを編成し、市内全小学校を支援しようと考えております。メンバーを募集するという形にこだわらず、小学校で活動中の方を中心に、少しずつ適任者をふやしていこうと考えております。                  〔4番議員挙手〕 236: ◯議長(澤野 伸君) 渡辺仁美さん。 237: ◯4番(渡辺仁美君) ありがとうございます。  まさに私のおります桜ケ丘地区も、大変大勢のそういった英語を補助できる人が、ママさんが小学校の子供たちの、それで我が子のいるクラスに進んで一緒に行って、サポートしておられるということも伺っております。ですので、先日も8月23日にママさん議会が行われました。そのときにも、ママさんのすごいポテンシャルを感じましたので、これに合わせるわけではないんですけれども、英語活動においてもぜひそういった方々の力をおかりして、そして本市がかにっこ英語プログラム、これのさらなる充実をお願いしたいところであります。  私の質問をこれで終わります。ありがとうございます。 238: ◯議長(澤野 伸君) 以上で4番議員 渡辺仁美さんの質問を終わります。  通告による質問は全て終了しました。  これをもって一般質問を終了します。   ──────────────────────────────────────   議案第50号及び議案第51号について(質疑・委員会付託) 239: ◯議長(澤野 伸君) 日程第3、議案第50号及び議案第51号の2議案を一括議題といたします。  これより質疑を行います。  通告がありませんので、これにて質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております各議案につきましては、配付いたしました付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会へその審査を付託いたします。   ──────────────────────────────────────   散会の宣告 240: ◯議長(澤野 伸君) 以上で、本日の日程は終わりました。  お諮りいたします。委員会審査のため、明日から9月27日までの18日間を休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 241: ◯議長(澤野 伸君) 御異議がないものと認めます。よって、明日から9月27日までの18日間を休会とすることに決定いたしました。  本日はこれをもって散会します。  次は9月28日午前9時から会議を再開いたしますので、よろしくお願いをいたします。  本日はまことにお疲れさまでございました。                                 散会 午後1時31分  前記のとおり会議の次第を記載し、その相違ないことを証するため、ここに署名する。     平成28年9月7日         可児市議会議長     澤  野     伸         署 名 議 員     山  田  喜  弘         署 名 議 員     山  根  一  男 発言が指定されていません。 Copyright (c) KANI CITY PLENARY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...