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平成13年第5回定例会(第4日) 名簿 開催日:2001-09-21
平成13年第5回定例会(第4日) 本文 開催日:2001-09-21

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  1. 可児市議会 2001-09-21
    平成13年第5回定例会(第4日) 本文 開催日:2001-09-21


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    トップページ 検索結果一覧 使い方説明 (新しいウィンドウで開きます) 2001-09-21: 平成13年第5回定例会(第4日) 本文 文書発言移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 62 発言 / ヒット 0 発言 すべて発言ヒット発言表示切り替え すべて発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェック一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長可児慶志君) 選択 2 :  ◯議長可児慶志君) 選択 3 :  ◯議長可児慶志君) 選択 4 :  ◯議長可児慶志君) 選択 5 :  ◯議長可児慶志君) 選択 6 :  ◯総務企画委員長(芦田 功君) 選択 7 :  ◯議長可児慶志君) 選択 8 :  ◯経済福祉委員長(肥田正志君選択 9 :  ◯議長可児慶志君) 選択 10 :  ◯文教委員長(中村 悟君) 選択 11 :  ◯議長可児慶志君) 選択 12 :  ◯建設水道委員長(川手靖猛君) 選択 13 :  ◯議長可児慶志君) 選択 14 :  ◯議長可児慶志君) 選択 15 :  ◯議長可児慶志君) 選択 16 :  ◯6番(伊藤健二君) 選択 17 :  ◯議長可児慶志君) 選択 18 :  ◯1番(服部よね子君) 選択 19 :  ◯議長可児慶志君) 選択 20 :  ◯議長可児慶志君) 選択 21 :  ◯議長可児慶志君) 選択 22 :  ◯議長可児慶志君) 選択 23 :  ◯議長可児慶志君) 選択 24 :  ◯議長可児慶志君) 選択 25 :  ◯経済福祉委員長(肥田正志君選択 26 :  ◯議長可児慶志君) 選択 27 :  ◯総務企画委員長(芦田 功君) 選択 28 :  ◯議長可児慶志君) 選択 29 :  ◯6番(伊藤健二君) 選択 30 :  ◯議長可児慶志君) 選択 31 :  ◯経済福祉委員長(肥田正志君選択 32 :  ◯議長可児慶志君) 選択 33 :  ◯議長可児慶志君) 選択 34 :  ◯3番(小川富貴君) 選択 35 :  ◯議長可児慶志君) 選択 36 :  ◯経済福祉委員長(肥田正志君選択 37 :  ◯議長可児慶志君) 選択 38 :  ◯議長可児慶志君) 選択 39 :  ◯3番(小川富貴君) 選択 40 :  ◯議長可児慶志君) 選択 41 :  ◯経済福祉委員長(肥田正志君選択 42 :  ◯議長可児慶志君) 選択 43 :  ◯議長可児慶志君) 選択 44 :  ◯議長可児慶志君) 選択 45 :  ◯6番(伊藤健二君) 選択 46 :  ◯議長可児慶志君) 選択 47 :  ◯議長可児慶志君) 選択 48 :  ◯3番(小川富貴君) 選択 49 :  ◯議長可児慶志君) 選択 50 :  ◯議長可児慶志君) 選択 51 :  ◯議長可児慶志君) 選択 52 :  ◯議長可児慶志君) 選択 53 :  ◯議長可児慶志君) 選択 54 :  ◯17番(亀谷 光君) 選択 55 :  ◯議長可児慶志君) 選択 56 :  ◯議長可児慶志君) 選択 57 :  ◯議長可児慶志君) 選択 58 :  ◯議長可児慶志君) 選択 59 :  ◯議長可児慶志君) 選択 60 :  ◯議長可児慶志君) 選択 61 :  ◯市長(山田 豊君) 選択 62 :  ◯議長可児慶志君) ↑ 発言者先頭へ 本文 ↓最初ヒットへ (全 0 ヒット) 1:                                 開議 午後1時30分   ────────────────────────────────────── ◯議長可児慶志君) 本日、会議を再開いたしましたところ、議員各位には御参集を賜りまして、まことにありがとうございます。  開議に先立ちまして、9月11日にアメリカで起きました同時多発テロ事件は、不特定多数市民を巻き添えにして、いまだに不明者数は数千人に上ると言われております。犠牲となられました方々に謹んで哀悼意を表して、ここに皆さん御一緒に黙祷をささげたいと思います。御協力をお願いいたします。  皆さん、御起立をお願いいたします。  黙祷。                  〔黙  祷〕 2: ◯議長可児慶志君) ありがとうございました。   ──────────────────────────────────────   開議宣告 3: ◯議長可児慶志君) ただいま出席議員は25名です。したがって、定足数に達しております。これより休会前に引き続き会議を再開いたします。  本日日程はお手元に配付いたしましたとおり定めましたので、よろしくお願いをいたします。   ──────────────────────────────────────   会議録署名議員指名 4: ◯議長可児慶志君) 日程第1、会議録署名議員指名を行います。  本日会議録署名議員は、議長において5番議員 大雅清光君、6番議員 伊藤健二君を指名いたします。   ──────────────────────────────────────   認定第1号、議案第62号から議案第66号まで並びに議案第69号から議案第71号までにつ   いて(委員長報告・委員長報告に対する質疑・討論・採決) 5: ◯議長可児慶志君) 日程第2、認定第1号、議案第62号から議案第66号まで、及び議案第69号から議案第71号まで9議案を一括議題といたします。
     これら9議案につきましては、各常任委員会にその審査付託がしてございますので、その審査結果について報告を求めます。  総務企画委員長 芦田 功君。 6: ◯総務企画委員長(芦田 功君) 総務企画委員審査結果報告を申し上げます。  今期定例会におきまして当委員会に審査を付託されました案件は、平成13年度予算補正が1件、条例一部改正が2件、その他1件計4件でございました。  去る9月17日に委員会を開催し、審査を行いました。  その結果、議案第62号 平成13年度可児市一般会計補正予算(第2号)所管部分については、事業所、企業統計及び県地域別消費実態調査における内示額確定に伴うもの、山火事、行方不明者捜索等が年度当初から重なり、予算が不足する見込みため、補正を行うなどであります。  質疑では、21世紀新都市構想推進協議会は具体的に何をやるかと質疑に対して、首都機能移転候補地である21市町村が移転が決定しなかったとしても、魅力あるこの地域をどのような都市にしていったらいいかという構想作成や、市民を中心にしたまちづくりを考える活動をしていくものであると答弁。  多治見税務連絡協議会PRビデオ作成はどういうものかと質疑に対して、今年度から納税PR看板にかえて税務教育をPRするビデオを協議会で作成するものであると答弁。  集会施設補助として帷子地域振興基金から繰り入れられているが、市から補助もあるかと質疑に対して、集会所補助は市単独補助事業で4分の1助成する制度があり、今回はそれに加えて、地域から要望により帷子地域振興基金を取り崩して交付すると答弁があり、適正な補正と認め、全会一致で原案を可とすることに決しました。  次に、議案第64号 可児市議会議員及び可児市長の選挙における選挙運動公費負担に関する条例一部を改正する条例制定については、公職選挙法施行令改正に伴い、選挙運動公費負担対象となる経費限度額を改定するものであり、選挙運動用車両運転手報酬は8時間労働に対して4時間超過分が既に含まれているかと質疑に対し、今回は経費限度額改定であり、超過分も含め公費負担を超える分については候補者負担となると答弁があり、全会一致で原案を可とすることに決しました。  次に、議案第66号 可児市税条例一部を改正する条例制定については、地方税法一部改正に伴い、上場株式等に係る譲渡所得控除を新たに設けるものであり、全会一致で原案を可とすることに決しました。  次に、議案第69号 岐阜県市町村職員退職手当組合規約変更については、一部事務組合等構成団体変更に伴い、関係規定を整備するものであり、全会一致で原案を可とすることに決しました。  以上で総務企画委員審査結果報告を終わります。 7: ◯議長可児慶志君) 経済福祉委員肥田正志君。 8: ◯経済福祉委員長(肥田正志君) 経済福祉委員会、審査結果報告を申し上げます。  今期定例会におきまして当委員会に審査を付託されました案件は、平成13年度補正予算が2件、条例一部改正が1件計3件でございました。  去る9月18日に委員会を開催し、審査を行いました。  その結果、議案第62号 平成13年度可児市一般会計補正予算(第2号)所管部分については、今渡渡し場跡整備事業調査設計等委託料や福祉センター大ホール営繕工事費等々について補正を行うものであり、説明後、質疑に付したところ、道駅基本構想策定委託料はどういうものかと質疑に対して、道運営について第三セクターや市単独などさまざまな形態における採算性を試算し、できるだけよい運営形態を考えていきたいと答弁がありました。  そのほかに、今渡渡し場跡整備事業調査設計等委託料に関して、 500万円といった多額補正であるが、詳細な積算根拠はあるかと質疑に対して、計画策定にはさまざまな意見を掌握し、専門業者アドバイスを受けながら取り組み検討を加えていくため、事業計画が確立されるまでは計算根拠は明確になりにくく、おおよそ枠組みで委託料予算を計上することになると答弁がありました。  また、森林整備事業補助金で、杉やヒノキよりも保水性・保全性・管理の面で広葉樹を奨励することはできないかと質疑に対して、森林組合としては、森林事業上、杉やヒノキを要望しているが、景観や治山観点から根張りよい広葉樹にしてはどうかとった市から要望は出していると答弁がありました。  環境経済部、健康福祉部所管いずれ補正も適当と認め、全会一致で原案を可とすることに決しました。  次に、議案第63号 平成13年度可児市介護保険特別会計補正予算(第1号)については、説明後、質疑に付したところ、介護保険事業計画策定委託料において、1年半事業といった説明があったが、来年も予算計上をされるかと質疑に対して、今年度半年分は特別養護老人ホームに入所している方など満足度調査をし、十分検討した上で、新年度は施設整備計画見直しなどで予算計上する予定であると答弁があり、適正な補正と認め、全会一致で原案を可とすることに決しました。  次に、議案第65号 可児市国民健康保険基金条例一部を改正する条例制定については、国民健康保険事業特別会計において、剰余金が生じた場合基金へ積立額算定及び使途に、介護保険法規定による介護給付費納付金を含めるよう改正するものであり、何ら異議なく、全会一致で原案を可とすることに決しました。  以上で経済福祉委員審査結果報告を終わります。 9: ◯議長可児慶志君) 文教委員長 中村 悟君。 10: ◯文教委員長(中村 悟君) 文教委員審査結果報告を申し上げます。  今期定例会におきまして当委員会に審査を付託されました案件は、平成13年度予算補正が1件でございました。  去る9月19日に委員会を開催し、審査を行いました。  その結果、議案第62号 平成13年度可児市一般会計補正予算(第2号)所管部分については、今渡南小学校給水管布設がえ工事、旭小学校フェンス新設工事に伴うもの、市史編さんにおける仏像調査・鑑定を依頼する大学教授、有識者、市民から聞き取りで行う民族調査調査員方々へ謝礼等に伴い、補正を行うものであります。  質疑では、環境教育1プラス1運動推進事業はどのような取り組みかと質疑に対して、学校版ミニ環境ISO14001へ取り組みにプラスして、蛍飼育・放流や里山活動など、それぞれ学校自慢になるような独自環境学習を実施するものであると答弁。  地域学校サポートチーム支援事業チーム構成と活動内容はどういうものかと質疑に対し、子ども 110番方、民生児童委員の方、元PTA会長方など、20名方々がボランティアとして登録をしていただき、地域で子供へ声かけや巡回活動をしていただく予定であると答弁がありました。  また、当該支援事業は子供安全に関することなので、本当に機能するよう進めていただきたいと意見もありましたが、採決結果、適正な補正と認め、全会一致で原案を可とすることに決しました。  以上で文教委員審査結果報告を終わります。 11: ◯議長可児慶志君) 建設水道委員川手靖猛君。 12: ◯建設水道委員長(川手靖猛君) 建設水道委員審査結果を報告申し上げます。  今期定例会におきまして当委員会に審査を付託されました案件は、平成12年度決算認定が1件、平成13年度補正予算が1件、その他が2件計4件でございました。  去る9月14日に委員会を開催し、審査を行いました。  その結果、認定第1号 平成12年度可児市水道事業会計決算認定については、収益的収入給水収益が前年度に比べ1%ふえたと説明があったが、どういった理由かと質疑に対して、節水意識あらわれなどにより1件当たり平均給水量は年々落ちており、ここ5年間においては25トンほど減っている。しかし、平成12年度は給水件数が 465件と節水による給水量落ち込みを上回ったことから、収益増加につながったと答弁がありました。  水道事業費内訳中で、減価償却費が前年度に比べて 4.6%とふえているが、これから見通しはどうかと質疑に対しては、下水道工事に伴う管路更新工事が主な増加要因である。また、今年度及び来年度に坂戸地内において第2低区配水場建設が予定されており、ここしばらくはふえていくと答弁がありました。  県水承認計画受水量が約 2,900万円減少しているがどういった理由かと質疑に対しては、県水承認計画受水量により県水基本料金が決まるため、有収率アップや夏における水量を配水池でうまく調節することにより、県水基本料金が下がるように常に企業努力していると答弁がありました。  その他種々質疑がありましたが、適切な執行と認め、全会一致で原案を可とすることに決しました。  また、水道事業において、今年度より一般会計から繰り入れが半分1億 5,000万円となり、水道料金も平均6.25%値下げした状態中で、これからが本当に大変だが、積極的に事業を推進してほしいといった要望がありましたことを申し添えます。  次に、議案第62号 平成13年度可児市一般会計補正予算(第2号)所管部分については、市内道路改良及び舗装工事費並びに土地購入等々補正を行うものであり、説明後、質疑に付したところ、堤防除草業務とは可児市全域自治会などに委託しているかと質疑に対して、1級河川に隣接している自治会中から自主的に取り組むといった申し出あったところについて協力していただいている。業者に委託することよりも、自分たち地域川を愛し、みずから取り組むことに意義を感じており、できるだけそういった形で進めるように努めていると答弁がありました。  その他質疑がありましたが、適正な補正と認め、全会一致で原案を可とすることに決しました。  また、可児市内における雑草が繁茂するのり面除草に対して、何らかの対策を検討するよう要望があったことを申し添えます。  次に、議案第70号 市道路線廃止について及び議案第71号 市道路線認定については、何ら異議なく、全会一致で原案を可とすることに決しました。  以上で建設水道委員審査結果報告を終わります。 13: ◯議長可児慶志君) 以上で各常任委員審査結果報告は終わりました。  ただいま各常任委員審査結果報告に対する質疑を許します。                 〔発言する者なし〕 14: ◯議長可児慶志君) 質疑もないようでございますので、これにて質疑を終結いたします。  これより討論を許します。                 〔挙手する者あり〕 15: ◯議長可児慶志君) 6番議員 伊藤健二君。 16: ◯6番(伊藤健二君) 6番議員 伊藤健二です。  私は、日本共産党を代表いたしまして、平成12年度可児市水道事業会計決算認定に反対をいたします。  平成8年度 16.54%料金値上げがされた以降、高い水道料金に市民は苦しんできました。日本共産党は値上げそのものに反対をしましたので、以降、予算並びに決算に反対をしてまいりました。本件決算認定に対しても反対をいたします。  10年、11年、そしてこの12年度決算に共通する問題は、事業費用中で第1に受水費、第2に減価償却費増大に収支悪化主な要因があること。これにメスを入れないままでは、県下14市で最高水準水道料金をもってしましても、容易には収支改善ができないということが明らかとなったことであります。かつてような急成長時代加入者増大が期待できない時期を迎えて、一方で安全で安定した供給ために、今後とも諸設備更新に大きな金額資本投下を継続せざるを得ない状況が続いてまいります。資本的収入に会計する負担金(分担金)、工事負担金など処理、減価償却費積み立て問題など、会計上見直しを行い、また受水費対策と有収率向上に加え、営業収支改善を構造的に進めることが求められております。  財務上では、30億円を超える巨額現金・預金を抱えたまま年間設備投資額を差し引いても、なお15億円規模未活用資金を持ち続けるという企業会計上不適正さが問題であります。すなわち、流動比率は 1,000%を超え、資金をだぶつかせながら、他方、金利長期固定負債である水道事業企業債を27億円余借りております。公営企業金融公庫と徹底した交渉を進めていく必要があります。問題点とあるべき方向については、以上だと考えております。  最後に、水道料金引き下げを日本共産党は一貫して要求してまいりました。1999年6月及び9月議会で我が党議員質問、さらに2000年6月議会で市長水道料引き下げ決断を求めた質問など、料金値下げ根拠を指し示して、執行部にその執行を求めてきたところであります。本年6月より、平均6.25%水道料金値下げを、すべて利用者に実施されたことは大きな喜びであり、大いに評価をしております。  私は、平成13年度予算審議に際して、建設水道委員として、可児市水道会計事業今後4年間計画・見込みを論議し、市当局値下げに当たって決意と努力を確認をいたしました。今後、指摘しました問題点を長期的展望中で改善をし、安全で安価、そして安定供給上水道事業を目指すことを要請いたしまして、私反対討論を終わります。                 〔挙手する者あり〕 17: ◯議長可児慶志君) 1番議員 服部よね子さん。 18: ◯1番(服部よね子君) 1番議員 服部よね子でございます。  私は、可児市議会公明党を代表しまして、認定第1号 平成12年度可児市水道事業会計決算認定について、賛成立場から意見を述べさせていただきます。  長期化する景気低迷等により、昨今は、国を初めとして地方自治体におきましても厳しい財政事情を強いられています。そのような中で、本可児市水道事業会計が改善されていることは明るい話題であり、これに携わっておられる職員努力と創意工夫に対して、まずもって御苦労さまですと申し上げたいと思います。  平成7年度決算見込み額で累積欠損金が約11億 7,000万円に達するという見通し中、平成8年度に料金改定をし、同時に一般会計から毎年3億円補助金を繰り入れし、平成15年度まで8年間でこの累積欠損金を解消する予定になっていたことは御承知とおりであります。このような想定中、平成12年度は過去最高3億 6,772万 4,609円純利益を計上し、未処理欠損金は 786万 1,540円にまで縮小されました。その結果、本年度、13年度における料金引き下げと一般会計から補助金を半減するという成果に結びつきました。  この総括もとに、その要因となったところ賛成主な根拠を挙げてみたいと思います。  1点目に、有収率向上です。私は本年5月下旬、市道で水栓漏水調査に来た職員にたまたま遇いました。ほんのわずかに水がしみている程度ように見えましたが、工具を使って栓を閉めておりました。こうした日常きめ細やかな作業や老朽配水管更新等によって、平成9年度以来、90%を超える高い有収率を保っているだと認識を新たにした次第です。その上に、12年度においては 93.23%という数値を達成されました。これは、同規模都市平均値をあらわす年鑑指標88.2%を5%も上回る数値であります。  2点目に受水費抑制です。基本料金は、最大使用月日平均使用量に対してかかってきます。水道需要は夏場にピークになりますので、夏を前にした時期に配水池で流入調整等が夜を徹して注意深く行われています。こうした人目につかない作業によって平成11年度最高月使用実績が前年分に比べ減少したため、受水料金基礎料金部分抑制ができております。12年度は基本料金額が8億 2,406万 6,000円となったことで、受水費は前年比 2.5%に当たる 2,988万 9,000円減少しています。  3点目に、前に述べました2点とともに、給水戸数増加によって有収水量が増加し、給水収益である水道料金が前年比で 1.0%増加しました。これにより、供給単価は214.41円となり、給水原価213.19円を全量受水後初めて上回り、1立方メートルを給水するごとに約1.22円利益を生むことができました。  4点目に、職員給与費減少です。前年比で2名人員削減などにより約 1,000万円減になっています。損益勘定職員で見た場合、営業費用全体職員給与費占める割合は 4.8%で、さきに引用した年鑑指標が20.4%であるに対して、4分の1以下低い数値です。営業収益に対する職員給与費をあらわす労働分配率も、17.2%年鑑指標に対して 4.3%で、同様に4分の1以下低い数値です。労働生産性においては、本市は16万 1,742円となり、年鑑指標5万3円3倍を超えています。OA化が進み、パソコンでデスクワークが多くなり、ともすると動きない労働風景は、市民目から見るとき、職員数が多過ぎるともとらえられることがあります。まして失業率が悪化した現況では、鋭い市民視線が市職員働きぶりに注がれています。こうした折に、職員数をぎりぎりにまで抑え、企業努力をしている姿勢は、市民にも理解されるものと考えます。  5点目に、修繕費対応です。12年度は 4,717万 8,684円で、例年比で実質的には25.1%減少となりました。これをそのまま計上せず、過去5年間分平均額に照らし合わせて 2,000万円を修繕引当金として計上し、今年度反動や予想外修繕備えとしております。この措置は一般家庭でいえば非常準備金ともいえ、経営状況が良好だからこそでき得たものと思います。  以上、水道事業財政好転が見られますので、一般会計から繰り入れを早期になくすべく企業会計として一層努力を期待しながら、平成12年度可児市水道事業会計決算認定について賛成討論といたします。以上です。 19: ◯議長可児慶志君) ほかに討論はございませんか。                〔「なし」声あり〕 20: ◯議長可児慶志君) 討論もないようでございますので、これにて討論を終結いたします。  これより採決をいたします。  ただいま議題となっております9議案うち、認定第1号を除く8議案を一括採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」声あり〕 21: ◯議長可児慶志君) 御異議がないと認めます。よって、これら8議案を一括採決いたします。  お諮りいたします。本8議案に対する各常任委員報告は、それぞれ原案を可とするものでございます。よって、本8議案はただいま報告とおりそれぞれ原案を可とすることに御異議ございませんか。               〔「異議なし」声あり〕 22: ◯議長可児慶志君) 御異議がないものと認めます。よって、本8議案はそれぞれ原案とおり決しました。  次に、認定第1号を採決いたします。  お諮りいたします。本議案に対する建設水道委員報告は、原案を可とするものであります。よって、本議案を委員長報告とおり原案を可とすることに賛成諸君起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 23: ◯議長可児慶志君) 起立多数と認めます。よって、認定第1号は原案とおり決しました。   ──────────────────────────────────────   請願3号及び請願4号について(委員長報告・委員長報告に対する質疑・討論・採決) 24: ◯議長可児慶志君) 日程第3、請願3号 抜本的な地球温暖化防止政策推進と京都議定書早期批准・発効を求める意見書提出を求める請願書及び請願4号 市内にNTT「情報通信総合案内窓口」を求める請願書2件を一括議題といたします。  これら請願につきましては、それぞれ所管常任委員会にその審査付託がしてございますので、審査結果報告を求めます。  経済福祉委員肥田正志君。 25: ◯経済福祉委員長(肥田正志君) 経済福祉委員請願審査結果報告をいたします。  請願3号 抜本的な地球温暖化防止政策推進と京都議定書早期批准・発効を求める意見書提出を求める請願書についてを本委員会で審査いたしました。  各委員に意見を求めたところ、衆参両院とも既に京都議定書発効ため国際合意実現に関する決議を採択して進めているところであるので、地方議会から意見書を提出する必要はないではないかといった意見。それから、京都議定書問題は世界的に重要な問題であり、国と地方議会は一体でなくてはならない。京都議定書から離脱したアメリカへ呼びかけも込めて、地方考えを国へ発信するべきであり、請願書を採択すべきといった意見。意見書とは、国民意思や要望が国施策に反映しないとき、地方議会から提出するべきであって、今回ように国が京都会議議長国であった責任を果たす努力をしているときに、地方議会からあえて意見書を提出する必要はないではないかといった意見。今、地球温暖化に手をつけなければ手おくれになるは明らかである。日本において、京都議定書実施に必要な予算措置が図られたとしても、京都議定書早期批准を求めることは人類将来に向かって大切な課題であり、地方議会から発信すべきといった意見。京都議定書批准に対しては賛成であるが、衆参両院で決議されて、国方でも一生懸命批准に向けて努力している中で、意見書提出時期ではないといった意見。それから、国動き、また時期を逸しているかもしれないが、地方議会として意見書を提出しなければならないものは当然やるべきと考え、採択すべきといった意見などが出されました。  採決結果、採択、不採択同数でありました。よって、委員会条例第16条規定により委員長が裁決し、本請願については不採択すべきものと決しました。  以上で、経済福祉委員会に審査を付託されました請願審査結果報告を終わります。 26: ◯議長可児慶志君) 総務企画委員長 芦田 功君。 27: ◯総務企画委員長(芦田 功君) 総務企画委員請願審査結果報告をいたします。
     請願4号 市内にNTT「情報通信総合案内窓口」を求める請願書について、委員からは、国がNTT株を46%保有していることからして、収益よりも住民サービスを優先すべきであり、国に積極的に指導を求めるべきである。また、高齢化社会に向けて対面サービスを受けることができる窓口は必要であり、採択すべきと意見。バリアフリーを考えたときに、対面サービスを受けることができる機構は、極めて公共性高い情報通信分野においては残していくことが大切であり、採択すべきと意見がありました。  一方、インターネット・携帯電話は販売店対応、料金収納は、コンビニエンスストア利用や金融機関で振替、故障電話はNTT-ME営業所が可児市を含めて県内に10ヵ所あり、実際に窓口を必要とする人はわずかである。国が株を保有していても、中身は競争相手いる一民間企業であり、その一つに対して可児市に窓口をつくれと言えるか、また、それを内閣総理大臣まで上げることが議会として適切かどうか、以上から、不採択にすべきと意見。交通手段ないお年寄りにとっては、時間をかけて窓口に行くよりも電話で連絡してきてもらった方が細かくサービスを受けることができるではないかとことから、不採択にすべきと意見。この問題はNTTグループ内で対応をしてもらった方がいいではないかとことから不採択にすべきと意見がありました。  以上ように、委員からは採択すべきと不採択にすべきと意見が出されましたが、採決結果、本請願については賛成少数で不採択にすべきものと決しました。  以上で、総務企画委員会に審査を付託されました請願審査結果報告を終わります。 28: ◯議長可児慶志君) 以上で、各委員審査結果報告は終わりました。  これより各委員報告に対する質疑を許します。  6番議員 伊藤健二君。 29: ◯6番(伊藤健二君) 請願3号につきましての委員会審査を報告されました経済福祉委員委員長に1点だけお尋ねをします。  本請願は、抜本的な地球温暖化防止政策推進と京都議定書早期批准発効を求める意見書を提出するよう求める請願であります。本請願採決結果、3対3で賛否が同数に分かれた結果、委員長裁決となったということでありますが、傍聴させていただきました結果、事前に委員見解なるものをお話しなされたように聞こえております。それで、委員長が本裁決をするに当たって判断よりどころとされました委員長見解、もしくはこうした請願趣旨に対する委員御判断基準というものをお示しいただきたいというふうに質問をさせていただきます。よろしくお願いをいたします。 30: ◯議長可児慶志君) 経済福祉委員肥田正志君。 31: ◯経済福祉委員長(肥田正志君) 可児市議会会議規則第39条によりまして、報告に対して自己意見を差し加えることはできないことになってございますが、委員会審査結果、裁決でございますので、そのときに了解を求めて委員会に申し上げた委員結果報告を申し上げます。  まず、地球温暖化防止、京都議定書発効につきましては、これは非常に早急にすべきものと理解をしておるところであります。そして、請願に出されましたこの趣旨は、6月議会に向けて7月におけるCOP6再会合合意を求める請願という趣旨に理解をさせていただきました。また、国における4月18日参議院決議、並びに4月19日衆議院決議につきましても、早期批准という意味については非常に重いものを感じておりますけれども、この議会におきましても、6月議会を焦点として7月COP6再会合合意を求めるという決意であったわけであります。したがって、一つ理由として、その時期を逸して、7月COP6結果は包括的合意がなされて、一歩批准ために進展した、足を踏み出したということを理解し、一つ理由とさせていただきました。  もう1点は、2000年京都議定書発効に向けて、日本国内は来年度予算を京都議定書に盛られた6%目標に最大限努力すべきということで、温暖化防止対策は、国民運動展開として2億 8,000万円予算要求がなされようとしておりますし、もう一つは、京都議定書実施に必要な体制整備ということで、10億円などが実施されて、特に47都道府県に地球温暖化防止活動センターを設置しようという意気込み中で国内整備をし、そして京都議定書発効に進みつつあるというところを理解して、委員長は不採択裁決をさせていただきました。以上であります。 32: ◯議長可児慶志君) ほかに質疑はございませんか。                 〔挙手する者あり〕 33: ◯議長可児慶志君) 3番議員 小川富貴さん。 34: ◯3番(小川富貴君) すみません。通告に基づかない質疑をさせていただきます。  今議論をお聞きした中で、2点、委員方にお尋ねしたいと思います。  早期批准を求める今回請願であったと思います。その早期批准がされているか、されていないかという具体的な、審査される委員会において共通理解がされていたかどうなかということをお尋ねしたいと思います。採決済みだから必要がないという御意見があったようにお聞きします。採決済みと議会決議がきちんと早期批准に向けて国会でされているかどうなか、それからもう1点、時期でないという議論がございました。時期でないと申しましても、結局COP6では具体的な取り組みところまで、正直申し上げて持っていけなかって、結局これがCOP7に持ち越されているわけです、10月。その10月COP7に向けてより具体的な話を進めていく、その中で、みんなが今努力して早期批准に持っていこうという流れがあるはずですが、この点についていかがお考えになっているか、この2点についてお尋ねしたいと思います。よろしくお願いいたします。 35: ◯議長可児慶志君) 経済福祉委員肥田正志君。 36: ◯経済福祉委員長(肥田正志君) 最初問題につきましては、個人的判断を申し上げることになりますので、ここで答弁は控えさせていただきたいと思います。  2番目におっしゃられました7月におけるCOP6件で、決議と申し上げたということであれば、ここで訂正をさせていただきたいと思います。包括的に合意に達したということでございますので、ひとつ御理解をいただきたいと思います。 37: ◯議長可児慶志君) ほかに。                 〔挙手する者あり〕 38: ◯議長可児慶志君) 3番議員 小川富貴さん。 39: ◯3番(小川富貴君) 申しわけない、今、1番目については個人的な意見というふうにおっしゃったわけですが、私がお聞きしているは、明確に国会で批准に向けた議決がされているか、されていない御確認を委員中でされていたかどうかということについてお尋ねをしたわけです。それは個人的な考えになるから答えられないというは、ちょっとおかしいんではないかと思います。  あわせてCOP7について、10月に向けて今準備が進んでいるんですが、そのことについてはどうお考えになるんですかということに対してお答えもちょっとずれているような気がするんですけど、もう一度その2点について、確認ために質問させていただきます。 40: ◯議長可児慶志君) 経済福祉委員肥田正志君。 41: ◯経済福祉委員長(肥田正志君) では、裁決でございますので、個人的意見を加えさせていただくならば、10月COP6再会合がさらに進展するであろうと理解しております。 42: ◯議長可児慶志君) ほかに質疑はございませんか。                〔「なし」声あり〕 43: ◯議長可児慶志君) 質疑もないようでございますので、これにて質疑を終結いたします。  これより討論を許します。                 〔挙手する者あり〕 44: ◯議長可児慶志君) 6番議員 伊藤健二君。 45: ◯6番(伊藤健二君) 6番 伊藤健二でございます。  私は、請願3号、並びに請願4号についての委員長報告に反対をする討論を行わせていただきます。  まず最初に、請願3号についてであります。  COP6再開会合、いわゆるボン会議で政治合意を受けた今日、9月時点で継続審査となっていますこの請願をどうすべきか、このことが今問われております。  二酸化炭素最大排出国アメリカ京都議定書離脱宣言と日本政府批准発効に対する妨害抵抗によって大きな困難に遭遇していたCOP6ボン会議は、本年7月23日、閣僚級会合で京都議定書運用ルール大枠についてようやく政治的合意に達しました。  合意内容について簡潔に紹介しますと、一つは技術移転や温暖化へ対応をめぐって発展途上国を支援する基金問題。二つ目は、京都メカニズムについて諸課題。それから三つ目は、森林管理の吸収分等問題。四つ目には、削減目標を達成できなかった場合扱い、遵守委員構成比率など問題がありました。  特に不遵守に関する項目規定化問題では、先ほど小川議員も言われましたけれども、COP7、この10月に開催されるCOP第7回会議において行うということが合意されたわけであります。ですから、今回合意というは、ルールづくりについては、この10月に行われる、これから会議で最終的には煮詰められる。こういう意味では一たん合意には達したわけでありますが、その内容を確実に条約化をし、国際的なルールとして世界的に体制を確立していくには、まさにこのCOP7が重要な役割を持つということであります。  今、私たちはこのCOP7開催される前、9月で継続審議となった請願3号をどうすべきかが問われているわけであります。私は、委員長報告にある不採択という結果が、とても許されないものであることを論証したいと思います。この本会議が勇気ある選択をして、国、そして可児市環境基本方針流れを正面から受けとめて、請願3号をぜひとも採択するよう強く訴えるものであります。  今回国際会議議論というは、その経過を、簡単にですが、踏まえなくてはなりません。今回ボン会議意義について、2点について述べたいと思います。  第1点は、アメリカ抜きで京都議定書発効に向けた合意に達したということ、これが大変画期的な内容だということであります。御存じように、アメリカは超大国として登場した戦後国際政治世界におきましては、国際秩序基本を左右する問題で、これほどアメリカ参加なしに国際的合意を形成することは基本的に不可能でありました。ましてや現在ブッシュ政権は、そのことをいわば盾にとって米国理解を世界に押しつけ、アメリカ一極支配世界秩序を形成しようと図っているといっても過言ではありません。ですから、今回事態はなおさらでありました。米国抜き発効という点についていえば、まさに1989年気候変動枠組条約づくり交渉開始以来、まさに10年以上国際的な努力、国際交渉が払われてまいりました。とりわけ95年COP1から議定書づくり延々たる国際的交渉努力が払われてまいりました。その交渉蓄積をすべて白紙に戻しかねないが、京都議定書死文化という問題でありました。そして、今回、この京都議定書が死文化されるを阻止したものとして、国際会議でプロンク議長、さらにEUさまざまな国々代表者政治的妥協があったわけであります。そして、その結果として、政治合意は生まれたわけであります。しかし先ほど言いましたように、この政治合意はまだ具体化を残したまま、その大枠組みを維持したということであります。  二つ目には、このボン会議で、温暖化防止にとって、この合意したこと意義そのものについても見ておかなくてはなりません。  時間関係ではしょりますけれども、森林吸収問題で日本が相当ごねてまいりました。大きな抜け穴をつくったと国際的にも言われております。そして、先進国が90年に比べて平均 5.2%削減という京都議定書が守られ、発効に向けて道を開いたことを積極的に評価しなければなりません。これから我々日本社会、特に私たち政府その態度が、この京都議定書生きるか死ぬかという問題について左右する状況であります。ですから、特に今回ボン会議で日本政府、小泉政権対応については問題がたくさん残されました。簡単にいえば、アメリカが京都議定書離脱を表明する中で、京都議定書発効条件、いわゆる55%問題と言われておりますけれども、排出量55%を超える国々が合意をして条約を締結しなければ、もう国際体制は発効しないというわけであります。そして、日本批准が必要不可欠という状況を日本政府が意図的に利用し、抜け穴最大限拡大というものを図ってきました。まさにごね得追及交渉姿勢をとったと世界的には言われております。日本政府こうした姿勢は大変象徴的にそのことを示しました。  こうして、京都議定書2002年発効に向けて政治合意は何とかできたわけでありますが、今最も大事なことは、55%かぎを握っている日本政府が早期に批准意思を表明するかどうかと、この点にあります。明確に批准意思を表明することが国際的には求められております。その時期は10月29日から11月9日にモロッコマラケシュで開催されるCOP7前でなければなりません。なぜなら、COP7ではCOP6再開会合で、ボン会議で政治的合意に基づいて、先ほど言いました具体的な実施ルールを取り決めることが予定されているからであります。ですから、この点を今我々が明確に認識をした上で、審査付託されてきたこの請願3号について答えを出さなくてはならないわけであります。  具体的な点について触れたいと思います。  不採択意見については、第1点目に文面が古いという反対理由もあったかと思います。しかし、それは理由に当たりません。請願趣旨には賛成といいながら、根拠もなく継続審査に賛成をした議員、議会責任にかかわる問題であります。  二つ目は、国がやっているから地方議会が温暖化防止施策推進を意見するは無意味と反対意見が、先ほども紹介をされました。しかし、国内体制をつくらなければならない云々という議論もありましたが、国内体制をつくるは当然ことであります。そのためにも今なすべきことは何かといえば、今内閣は環境基本計画、これ自身を本当にどこへ置き忘れてきたかと言わなくてはならない態度ではないでしょうか。地方である可児市が、県内でも数少ない防止対策具体化環境自治体であることを自覚して、既に約2年前に審議決定をしております可児市環境基本計画推進、これを山田市長を先頭に実施していこうという今日、この請願趣旨に反対をする我々理由というは何もないと考えます。  また、委員長報告では、委員会が可否同数により委員裁決により不採択とすべきとしました。環境を、地球を救えと願う市民請願に対し、議会がノーといって否決をすることを求めてきている答えであります。しかし、これには正当な理由がございません。請願を否決すべき根拠がないと言わなくてはなりません。  委員長判断もとになった幾つか、先ほど質問によって明らかにされましたが、この委員長見解という中で述べられました内容について、2点、反論をしたいと思います。  ボン会議で国際合意ができたことは、先ほど紹介をいたしました。そして、批准を明記した日本国会衆参議決が上がっているから、これでもう要らない、これ以上ことはする必要がないという意見も紹介をされておりました。つまり、本請願はこれら理由をもってその役割を終えた、このように判断をして採択必要なしという判断をとったというふうに聞こえてまいりました。しかし、明確な、これはすりかえと言わなくてはなりません。  第1番目に、請願趣旨は、この表題に書いてありますように、地球温暖化防止政策推進と京都議定書早期批准・発効を求めるものであります。それで、ボン会議で合意は、まさにこの発効をしようとすれば、その運用にかかわるルール等をきちんと決めなくてはなりません。そして、それはこれから行われる国際会合COP7で決められようとしているわけであります。国際協力体制を10年余時間をかけつくり上げてきた今日、日本政府が批准をするかどうか、そのことを明確に示すことが、今、これほど求められているときはありません。  また、もう1点は、批准手続に関する法律から明らかであります。憲法73条、内閣は条約締結をすると書かれております。国会がどれだけ議決をしても、それは十分条件にはなりません。そして、内閣が条約締結をするという意思表明をし、それを国会にかけ、国際的条約、こうした内容は締結をされるわけであります。そして、日本が批准をしなければ、地球温暖化防止へ国際的体制は水泡に帰してしまい、この10年余努力がまた白紙に戻されてしまうということになるわけであります。そうした点で、日本内閣が今この時期に批准をするという態度を表明し、そしてそれを国会議決に回すということが大変重要であり、今求められている内容であります。その趣旨から、本件請願3号はいまだに有効であり、京都議定書批准意思表示をと、こういう市民声を代表するものとして、今我々はこの請願を採択すべき時期にきていると考えます。  国基本方針であります第2次環境基本計画、これは森内閣閣議決定をされましたが、2000年、昨年12月に決定をされております。そして、政府も基本的にはこの環境基本計画、第2次計画に基づいて今その作業をしているわけであります。にもかかわらず、京都議定書が、日本内閣による意思表明がないままずるずると2002年発効に向けて、その声明を閉ざされようとしている状況が今生まれております。ぜひとも、可児市でも合意された環境方針、そして国・県地球温暖化防止を進めようという内容に呼応して、何らこれに反対する理由がないわけですから、ぜひともこうした市民生活実感、とりわけことし暑さ中で市民が感じた生活実感、地球環境を守れという願いを正面から受けとめ、請願採択に賛成をし、委員長報告に反対されるように訴えるものであります。  以上で私3号に対する討論といたします。  次に、NTT情報通信問題について請願4号に対して討論をいたします。  私は総務企画委員長報告に反対をし、請願4号は採択すべきものと主張をいたします。その請願趣旨にも明らかなとおり、NTTは政府保有株46%公益企業、いわば半国営大企業であります。本請願はNTT法第3条で、「電話役務を適切な条件で公平に提供し、公共福祉増進に資する」と義務づけられているNTTに対し、対面サービス確保・向上を図って情報通信分野総合的な案内窓口を設置するよう求めるものであります。情報通信恩恵に浴するのに、格差が今広がり、少子・高齢化が一段と進む中で、対面方式身近な総合案内窓口があってしかるべきではないでしょうか。この要望実現を求めるものであります。以上によりまして、委員長報告に反対をいたします。以上であります。 46: ◯議長可児慶志君) ほかに討論はございませんか。                 〔挙手する者あり〕 47: ◯議長可児慶志君) 3番議員 小川富貴さん。 48: ◯3番(小川富貴君) 私は、請願3号 抜本的な地球温暖化防止政策推進と京都議定書早期批准・発効を求める意見書提出を求める請願書の委員長報告に対する反対討論を行います。  本議会、きょうが始まる前に、皆さん、ここでアメリカテロ問題について黙祷をされました。その黙祷をされたお気持ち、そういったお気持ちでこの問題をお考えいただけたらと思います。  4月に、環境会議に行きましたときに、アジア太平洋地域女性が涙ながらに、自分たち住む場所がなくなる、年に何度も高潮で島じゅうが水浸しになって、暮らしそのものがされていかなくなっている状況を報告されました。本当に深刻な問題が起き上がっています。もちろん私たちこの夏でも、みんなが肌で温暖化が進んでいることを感じていらっしゃるんではないかと思います。確かに、テロで一遍に大勢人が亡くなる。私たち目にはっきりと見える形で行われます。でも、少しずつ進む中で、確実に住めない、自分が育ってきたところにもう住めなくなっていくという国がふえているも確かです。自分たちが見えるものだけではなく、見えないものを感じ取って、そして将来世代に間違いない次世代を、今私たち世代責任としてきちっと判断し、実行していく、その一つ通り道で重要なものが、今回地球温暖化防止政策と京都議定書早期批准・発効を求めるものであると思います。具体的な一歩一歩を進めるために、ぜひきょう黙祷をささげられた皆さんお気持ちでこの問題を考えていただきたいと思います。以上です。 49: ◯議長可児慶志君) ほかに討論はございませんか。                〔「なし」声あり〕 50: ◯議長可児慶志君) 討論もないようでございますので、これにて討論を終結いたします。  これより各請願について採決いたします。  初めに、請願3号 抜本的な地球温暖化防止政策推進と京都議定書早期批准・発効を求める意見書提出を求める請願書を採決いたします。  本請願に対する経済福祉委員報告は不採択でございます。よって、本請願を委員長報告とおり不採択とすることに賛成諸君起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 51: ◯議長可児慶志君) 起立多数と認めます。よって、本請願は委員長報告とおり不採択とすることに決しました。  次に、請願4号 市内にNTT「情報通信総合案内窓口」を求める請願書を採決いたします。  本請願に対する総務企画委員報告は不採択でございます。よって、本請願を委員長報告とおり不採択とすることに賛成諸君起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 52: ◯議長可児慶志君) 起立多数と認めます。よって、本請願は委員長報告とおり不採択とすることに決しました。   ──────────────────────────────────────   発議第5号について(提案説明・質疑・討論・採決) 53: ◯議長可児慶志君) 日程第4、発議第5号 米国における同時多発テロに関する決議を議題といたします。  提出案件説明を求めます。  17番議員 亀谷 光君。 54: ◯17番(亀谷 光君) 発議第5号、朗読をもちまして発議にかえさせていただきます。  米国における同時多発テロに関する決議。  別紙とおり発案する。  平成13年9月21日提出、提出者、可児市議会議員 亀谷光、賛成者、可児市議会議員 奥田俊昭、村上孝志、芦田 功、川手靖猛、中村 悟、肥田正志、冨田牧子。  可児市議会議長 可児慶志様。  米国における同時多発テロに関する決議(案)。  9月11日に起きた米国中枢部を狙った同時多発テロは、不特定多数市民を巻き添えにし、死者及び不明者総数が数千人にのぼると言われている。  犠牲者並びにその御家族方々に、謹んで哀悼意をあらわすとともに、不明となっている被害者方々が早急に救出されることを願うものである。  今回無差別に市民社会を狙ったテロは、自由な社会や民主主義を脅かす卑劣な犯罪行為として、国際社会において厳しく糾弾されるべきである。  よって、可児市議会は、日本をはじめとする世界各国が一刻も早く真相解明ため国際的な協力を進め、テロ行為根絶と真国際社会平和と安定実現に向けた取り組みを進めるよう、強く求めるものである。  以上決議する。  平成13年9月21日、岐阜県可児市議会。  以上です。 55: ◯議長可児慶志君) これより質疑を許します。                〔「なし」声あり〕 56: ◯議長可児慶志君) 質疑もないようでございますので、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第5号につきましては、会議規則第37条第2項規定により委員会へ付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
                  〔「異議なし」声あり〕 57: ◯議長可児慶志君) 御異議はないものと認めます。よって、発議第5号については委員会へ付託を省略することに決しました。  これより討論を許します。                〔「なし」声あり〕 58: ◯議長可児慶志君) 討論もないようでございますので、これにて討論を終結いたします。  これより本発議について採決いたします。  お諮りいたします。本発議を原案とおり決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」声あり〕 59: ◯議長可児慶志君) 御異議がないものと認めます。よって、本発議は原案とおり決しました。   ──────────────────────────────────────   閉会宣告 60: ◯議長可児慶志君) 以上をもちまして、今期定例会に付議されました案件はすべて終了をいたしました。  ここで、市長から発言を求められておりますので、これを許します。  市長 山田 豊君。 61: ◯市長(山田 豊君) 平成13年第5回可児市議会定例会閉会に際しまして、一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま決せられました発議アメリカ合衆国における同時多発テロに関しましては、決議文とおり、不特定多数罪なき市民を巻き添えにした、許しがたい犯罪行為であります。犠牲になられました方々御家族に対しまして、改めてお悔み申し上げますとともに、行方不明方々安否を気遣わずにはおられません。そして、この先、こうした悲惨なテロ行為起きない平和な国際社会が実現することを願ってやみません。  さて、去る9月3日から本日まで、本会議並びに各委員会を通じまして、長期間にわたり慎重な御審議を賜りました議員各位御労苦に対しまして、心より感謝意を表する次第でございます。おかげをもちまして、本日、本年度補正予算を初め各種重要案件を原案どおり御議決を賜り、厚くお礼を申し上げます。議案審議中で、種々賜りました各位御意見、御教示につきましては十分にこれを尊重し、検討を重ねまして、今後市政運営に反映してまいる所存でございます。  順調な進展を続けております本市ではございますが、まだまだ課題を多く抱えております。厳しい行財政環境中、これら諸課題解決に向けて、全庁一丸となって事業円滑な推進を図ってまいります。議員各位におかれましても、何とぞ一層御指導、御協力を賜りますよう重ねてお願いを申し上げます。  何かと行事が多く、多忙な時期でございますが、皆様にはくれぐれも御自愛いただきまして、一層御健勝を心からお祈り申し上げ、第5回定例会閉会に際しましてごあいさつといたします。 62: ◯議長可児慶志君) それでは、これをもちまして平成13年第5回可児市議会定例会を閉会いたします。  長期間にわたりまして、まことに御苦労さまでございました。                                 閉会 午後2時43分  前記とおり会議次第を記載し、その相違ないことを証するため、ここに署名する。     平成13年9月21日         可児市議会議長     可  児  慶  志         署 名 議 員     大  雅  清  光         署 名 議 員     伊  藤  健  二 発言が指定されていません。 Copyright (c) KANI CITY PLENARY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ↑ 本文先頭へ...