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令和 3年 6月22日経済教育常任委員会−06月22日-01号
令和 3年 6月22日民生常任委員会−06月22日-01号

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  1. 各務原市議会 2021-06-22
    令和 3年 6月22日経済教育常任委員会−06月22日-01号


    取得元: 各務原市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-30
    令和 3年 6月22日経済教育常任委員会−06月22日-01号令和 3年 6月22日経済教育常任委員会              経済教育常任委員会記録                  令和3年6月22日(火曜日)午後1時29分開議                             議事堂第3委員会室 【付託事項】 1.専第 6号 専決処分の承認(令和3年度各務原市一般会計補正予算(第2号)) 2.議第40号 令和3年度各務原市一般会計補正予算(第4号)の所管事項 3.議第49号 各務原市多文化共生推進プラン策定委員会条例 4.請願第1号 新特別支援学校の建設に合わせて、現各務原特別支援学校を軽度の知的障がい者のための高等特別支援学校機能を持つ施設に再生することを求める請願 5.請願第4号 各務原市新総合体育館整備基本構想(素案)に関するパブリックコメント採用可否判断基準に関する請願 6.請願第5号 各務原市特別支援学校整備に関する市民説明会における退場発言の撤回と陳謝の意を議会にて表明することを求める請願 〇出席委員(6名)                    委員長    瀬 川 利 生  君                    副委員長   水 野 岳 男  君                    委 員    古 川 明 美  君                    委 員    井戸田 直 人  君                    委 員    津 田 忠 孝  君
                       委 員    川 嶋 一 生  君 〇代表紹介議員(1名)                    7 番    杉 山 元 則  君 〇傍聴議員(3名)                    8 番    五十川 玲 子  君                   11 番    永 冶 明 子  君                   19 番    吉 岡   健  君 〇説明のため出席した者の職氏名               副市長         小 鍋 泰 弘  君               企画総務部財政課長   南 谷 康 介  君               産業活力部長      鷲 主 英 二  君               参与(公共交通政策室長事務取扱)                           前 田 直 宏  君               商工振興課長      進 藤 達 彦  君               観光交流課長      富 田 武 徳  君               教育長         加 藤 壽 志  君               教育委員会事務局長   横 山 直 樹  君               参与(教育施設整備推進室長事務取扱)                           牧 田 洋 之  君               総務課長        足 立   勉  君               学校教育課長教育センター所長                           吉 村 嘉 文  君 〇職務のため出席した事務局職員               議会事務局長      村 井 清 孝               次長兼総務課長     奥 村 真 里               主任主査兼議事調査係長 五 島 竜 一               書 記         岩 田 有 史         ─────────────────────────── (開会) 午後1時29分 ○委員長(瀬川利生君) ただいまから経済教育常任委員会を開会いたします。  初めに、皆様にお願いいたします。  当委員会は、本会議同様、新型コロナウイルス感染予防のため、マスク着用の御協力をいただいており、出席者も極力減らして開催しております。発言する際は、マスク着用のままで結構ですが、マイクに近づいてはっきりと発言願います。  また、このような状況にありますので、議案の説明や質疑・答弁は簡潔明瞭に行っていただき時間短縮に御協力いただきますようお願いいたします。  なお、執行部におかれましては、それぞれ所管の議案の審査が終わりましたら、会議の途中で御退席いただいても結構です。  それでは、今期定例会に審査の付託を受けました各案件について、議案付託表に基づき順次審査願います。  発言は、委員長の許可を得て、一問一答形式により順序よく発言願います。  なお、質疑をする際は、資料のページを示してから発言ください。  初めに、専第6号を議題といたします。  提出者の説明を求めます。 ◎商工振興課長進藤達彦君) それでは、専第6号 専決処分の承認(令和3年度各務原市一般会計補正予算(第2号))について御説明いたします。  お手元に各務原市補正予算書及び予算説明書の専第6号分を御準備願います。  歳入でございます。  5ページ、6ページを御覧ください。  20款繰入金、1項基金繰入金、1目基金繰入金、1節基金繰入金、補正額7488万円は、歳出補正予算の財源とするため、財政調整基金から繰入れを行うもので、歳出のほうで御説明させていただく協力金関係分でございます。  歳出でございます。  7ページ、8ページを御覧ください。  7款商工費、1項商工費、2目商工業振興費、18節負担金、補助及び交付金、補正額7488万円についてです。令和3年4月23日に岐阜県独自の第4波非常事態宣言が発令されたことに伴いまして、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため、飲食店や遊興施設を対象に営業時間の短縮等の要請がなされました。これに対し、協力金(第5弾)といたしまして、要請に全面的に協力する店舗に対し、岐阜県及び市町村が協調して協力金を支給するため、本市負担分を増額補正したものでございます。要請の開始日が令和3年4月26日であったことから、地方自治法179条第1項の規定により、令和3年4月25日に専決処分を行ったものでございます。以上でございます。 ○委員長(瀬川利生君) 以上で説明は終わりました。  これより委員の質疑を許します。  質疑はありませんか。 ◆委員(古川明美君) 協力金について市の負担割合を教えてください。 ◎商工振興課長進藤達彦君) 総支給額に対しまして5%分が市の負担分となります。 ◆委員(古川明美君) 約何店舗を見込んでいるかというところを教えてください。 ◎商工振興課長進藤達彦君) 予算上の積算といたしましては、営業許可等を有しておられる店舗900店舗でございます。 ○委員長(瀬川利生君) そのほかありませんか。   (挙手する者なし) ○委員長(瀬川利生君) これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を許します。  討論はありませんか。   (挙手する者なし) ○委員長(瀬川利生君) これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  おはかりいたします。専第6号を原案のとおり承認すべきものに賛成の委員の挙手を求めます。   (賛成者挙手) ○委員長(瀬川利生君) 挙手全員であります。よって、専第6号は原案のとおり承認すべきものと決しました。  続いて、議第40号中、当委員会に所管する事項を議題といたします。  提出者の説明を求めます。 ◎商工振興課長進藤達彦君) それでは、議第40号 令和3年度各務原市一般会計補正予算(第4号)のうち、本委員会が所管する事項について御説明をいたします。  別冊になります。各務原市補正予算書及び予算説明書の議第40号をお手元に御準備願います。  7ページ、8ページを御覧ください。  最初に、歳入でございます。  16款国庫支出金、2項国庫補助金、6目商工費国庫補助金、1節商工費補助金、補正額1250万円は、後ほど歳出のほうで説明をさせていただきますが、総務省の地域経済循環創造事業の交付金でございます。 ◎総務課長(足立勉君) 続きまして、同じく7ページ、8ページを御覧ください。  16款国庫支出金、2項国庫補助金、9目教育費国庫補助金、4節特殊学校費補助金、補正額182万4000円は、新特別支援学校整備に伴う造成、外構、グラウンド設計費に係る国土交通省社会資本整備総合交付金グリーンインフラ活用型都市構築支援事業の交付金です。  続いて、9ページ、10ページを御覧ください。  17款県支出金、3項委託金、8目教育費委託金、2節教育総務費委託金、補正額37万5000円は、市内の中学校生徒が県内の自然・歴史・文化・産業等に係る施設や名跡を訪れる岐阜県の委託事業であります清流の国ぎふふるさと魅力体験事業について、新型コロナウイルス感染症対策としてのバス増車費用を県が負担するものでございます。 ◎商工振興課長進藤達彦君) 続きまして、歳出でございます。  21ページ、22ページを御覧ください。  7款商工費、1項商工費、2目商工業振興費、18節負担金、補助及び交付金、補正額2624万8000円のうち、コミュニティバス運行負担金124万8000円は、チョイソコかかみがはらの運行時間についてふれあいバスとの接続の利便性向上など利用者からの要望を踏まえまして、10月1日から運行開始時間を1時間前倒しし、8時から16時までとするもので、運行時間の拡充に係るコールセンターの人件費や交通事業者へ支払う経費、いわゆる交通支援金について増額補正をするものでございます。地域経済循環創造事業補助金2500万円は、株式会社日本温浴研究所が実施する生きがい創出のための各務原ハーブ栽培農業加工所の活用による地域経済の発展及び健康寿命増進事業が総務省の地域経済循環創造事業、いわゆるローカル10,000プロジェクトと呼ばれていますが、この事業の採択を受けたため、事業の補助金として増額補正をするものでございます。 ◎総務課長(足立勉君) 続いて、27ページ、28ページを御覧ください。  10款教育費、1項教育総務費、2目事務局費、18節負担金、補助及び交付金、補正額37万5000円は、岐阜県の委託事業である清流の国ぎふふるさと魅力体験事業について、新型コロナウイルス感染症対策としてバスの増車費用を増額補正するものです。  続きまして、10款教育費、2項小学校費、1目小学校管理費、18節負担金、補助及び交付金、補正額1485万円、同じく3項中学校費、1目中学校管理費、18節負担金、補助及び交付金、補正額1520万2000円、同じく4項特殊学校費、1目特別支援学校管理費、18節負担金、補助及び交付金、補正額16万5000円は、いずれも市内の小学校、中学校、特別支援学校の修学旅行に係る新型コロナウイルス感染症対策としてのバス増車費用等について、保護者の経済的負担の軽減を図るため、増額補正するものです。  続いて、10款教育費、4項特殊学校費、3目特別支援学校建設費は、国庫支出金、地方債の補正に伴い、財源更正を行うものです。地方債の補正につきましては、総務常任委員会の所管となりますので、総務常任委員会において審査をお願いいたします。 ◎商工振興課長進藤達彦君) 続きまして、債務負担行為の補正についてでございます。  4ページへお戻りください。  路線バス実証運行事業費補助事業1000万円についてでございます。利用者ニーズを反映したバス路線の新設を促すため、路線バス実証運行事業費補助金を創設するもので、新年度早々の運行開始を目指すため、令和3年度から令和4年度まで債務負担するものでございます。以上で、説明を終わります。 ○委員長(瀬川利生君) 以上で説明は終わりました。  これより委員の質疑を許します。  質疑はありませんか。 ◆委員(津田忠孝君) 商工費22ぺージになりますが、コミュニティバス運行負担金、これはもう一時間早く始めるということで運行時間拡大ということですけど、こうなった経緯の中にそういう利用者の声とかというのは反映されているのか、あるとしたらどんな声があったか教えてください。 ◎参与[公共交通政策室長事務取扱](前田直宏君) チョイソコ利用者鵜沼南エリアの方が、東海中央病院に行くためにはチョイソコとふれあいバスを乗り継ぐ必要があります。現在の9時−4時ですと早くて10時半台になり、9時台に着きたいという御要望がありましたので、そこを1時間前倒しすることで9時前半に2本のバスが行きますので、行けるようになります。 ○委員長(瀬川利生君) そのほかありませんか。   (「なし」との声あり) ○委員長(瀬川利生君) これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を許します。  討論はありませんか。
    ◆委員(津田忠孝君) 議第40号中、当委員会が所管する事項に対し、賛成の立場で討論します。  商工費では、公共交通機関対策費として、チョイソコの運行時間を1時間早くすることにより利便性が向上します。また、今話にありましたように、東海中央病院に午前中、早い時間に行きたいと、そのような市民のニーズにも応えることができています。  教育費では、修学旅行のバスの増便する費用を助成することにより、保護者の経済的負担が軽減され、またツアーナースさんを同行させるということでしたので、児童生徒の安全が守られると考えております。よって、議第40号中、当委員会に審査の付託を受けた事項に賛成いたします。 ○委員長(瀬川利生君) そのほかありませんか。 ◆委員(井戸田直人君) 議第40号中、令和3年度各務原市一般会計補正予算のうち、当委員会に審査の付託をされた事項について賛成の立場で討論いたします。  商工振興対策費では、地域経済循環創造事業として地元で親しまれている恵みの湯、日本温浴研究所が同敷地内でハーブを育て、販売や自社利用、さらには高齢者の雇用創出という新規ビジネスに対しての支援、またチョイソコの利用者からの要望を踏まえ、運行時間の拡大に伴う利便性の向上に対しての増額、教育費においては、小・中・特別支援学校管理費の負担金、補助及び交付金の増額は、観光バスの定員の見直しなど新型コロナウイルス感染防止を織り込んだ修学旅行のための予算増や、清流の国ぎふふるさと魅力体験事業では、地元を知り、地元を愛する子どもたちへの大切な教育のため、新型コロナウイルスの感染防止を織り込んだ予算増であります。  以上、今回の補正予算につきましては、いずれも地元のために必要な案件と判断し、当委員会に審査の付託を受けた事項について賛成いたします。以上です。 ○委員長(瀬川利生君) そのほかありませんか。   (挙手する者なし) ○委員長(瀬川利生君) これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  おはかりいたします。議第40号中、当委員会に所管する事項を原案のとおり可決すべきものに賛成の委員の挙手を求めます。   (賛成者挙手) ○委員長(瀬川利生君) 挙手全員であります。よって、議第40号中、当委員会に所管する事項は原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、議第49号を議題といたします。  提出者の説明を求めます。 ◎商工振興課長進藤達彦君) 議第49号 各務原市多文化共生推進プラン策定委員会条例について御説明いたします。  各務原市議会定例会議案をお手元に御準備願いします。  議案書の26ページから28ページを御覧ください。  議第49号 各務原市多文化共生推進プラン策定委員会条例につきましては、各務原市多文化共生推進プランを策定するに当たり、推進プランについて調査・審議するため、附属機関として各務原市多文化共生推進プラン策定委員会を設置するものでございます。  施行期日は、令和3年7月1日でございます。  説明は以上です。 ○委員長(瀬川利生君) 以上で説明は終わりました。  これより委員の質疑を許します。  質疑はありませんか。 ◆委員(古川明美君) この多文化共生推進プラン策定委員会を設置する目的を教えてください。 ◎観光交流課長(富田武徳君) 在留外国人を全国で見てみますと、平成22年度で約208万人、令和2年度は290万人と過去10年間で1.4倍ぐらいになっております。現在の当市の人口で見ますと2.33%を占めております。これからグローバル化が進んでいく中で、ものづくりまち各務原市にとって外国人労働者は必要不可欠であります。人口減少も重なりまして、今後ポストコロナを見据えたときに、外国人市民のさらなる増加が予想されると思いますので、このプランを策定するものでございます。以上です。 ◆委員(古川明美君) 第3条の公募による市民というところがあるんですけれども、どのように公募をするのか教えてください。 ◎観光交流課長(富田武徳君) 一般市民の外国人の方々に周知しまして、そこから策定委員会のメンバーとして入っていただく流れになっております。 ○委員長(瀬川利生君) ほかありませんか。   (挙手する者なし) ○委員長(瀬川利生君) これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を許します。  討論はありませんか。   (挙手する者なし) ○委員長(瀬川利生君) これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  おはかりいたします。議第49号を原案のとおり可決すべきものに賛成の委員の挙手を求めます。   (賛成者挙手) ○委員長(瀬川利生君) 挙手全員であります。よって、議第49号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、請願第1号を議題といたします。  請願第1号については、本日までに100名の追加署名があり、合計で145名の署名となりましたので、御報告します。  紹介議員の補足説明があれば許します。 ◆代表紹介議員(杉山元則君) それでは、提案説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  請願第1号です。新特別支援学校の建設に合わせて、現各務原特別支援学校を軽度の知的障がい者のための高等特別支援学校機能を持つ施設に再生することを求める請願です。  岐阜県は、平成29年3月に新子どもかがやきプランを策定して、企業への就職を目指す軽度知的障がいのある生徒が増えている現状に対応するため、一般企業等への就労を目指して職業教育を中心に行う高等特別支援学校の整備を進めています。  各務原市は、令和3年3月に各務原市特別支援学校整備基本構想・基本計画を策定して、那加雲雀町の現各務原特別支援学校の機能は鵜沼羽場町に新設する特別支援学校に移転する方針を示しています。しかし、現各務原特別支援学校高等特別支援学校機能に再生すれば各務原らしい特別支援教育の一翼を担い、さらには岐阜県の特別支援教育推進にも役立つというふうに期待をされます。  那加雲雀町の現各務原特別支援学校というのは、駅からも近くて利便性がいいということですね。歩道が整備されている、生徒が安全に自力で通学する環境が整っています。木造のすてきな校舎で、周りには学びの森、市民公園など緑がたくさんあって、中央図書館産業文化センターあすかホール)、市役所、郵便局、スーパーがあって、日常の校外活動や社会体験学習に役立っています。産業文化センターにはハローワークが来年度に移転が予定されており、就職活動もしやすくなるというふうに期待ができます。小・中学校や高校、大学があって、いろんな人々と交流ができて、社会性を身につけるには抜群の環境にあります。各務原市内でこれ以上恵まれた環境はない。この恵まれた環境を利用しないことはもったいないと言わざるを得ません。現特別支援学校校舎が活用できれば、羽場町に新設する特別支援学校高等部の規模が小さくなって、学校全体としても少しゆとりが持てるというふうに期待をされます。  以上、請願事項です。新特別支援学校の建設に合わせて、現各務原特別支援学校を軽度の知的障がい者のための高等特別支援学校機能を持つ施設に再生すること。以上です。 ○委員長(瀬川利生君) 以上で説明は終わりました。  これより委員の質疑を許します。  質疑はありませんか。 ◆委員(古川明美君) では、執行部へお尋ねをいたします。  障がいのある子どもたち高等部進学に関してお尋ねをいたします。  特別支援学級に通う子どもたちが、高等部に行くに当たっては影響してくると思うんですけれども、今までの市立で小学校からずうっと流れていく進学の流れの中に特別支援学級子どもたちが入ってくる高等部進学の流れというか、形をどのように描いていらっしゃいますか。 ○委員長(瀬川利生君) 請願と何か関係があるんでしょうか。 ◆委員(古川明美君) 高等特支のことを請願では言っていますけれども、県のかがやきプランの中には、これからの現在の流れとして中学校以上は高校進学で特別支援学級の子たちのこともちゃんと含めて高校の流れというものをイメージされていますけれども、本市としてはどのようにイメージしているかというところを教えてください。 ○委員長(瀬川利生君) 古川委員に申しますが、今古川委員が質疑されておることは、この請願とはちょっとかけ離れた感じがしますので、ほかの質疑をしていただけませんか。 ◆委員(古川明美君) 順番に流れとして聞いていくことによってでないと、なかなか私は表決ができないので、聞いているんですけれども、中学生の特別支援学級の子たちが高校に進学する流れのイメージは答えられないんですか。高等特支に行くか、圧倒的に軽度の子たちが多いので、高等特支というのは当然視野に入れていかなくちゃいけないと思うのでと聞いているんですけど。 ○委員長(瀬川利生君) すみません、今、古川委員が言われたことの趣旨がちょっと分かりかねるんですが、どう見ても請願とはちょっとかけ離れた感じがして、独自の意見を持たれることは結構なこととは思うんですけど、今請願の紹介議員が見えるんで、紹介議員に請願内容について質疑をしていただければありがたいです。 ◆委員(古川明美君) では、県は子どもかがやきプランの重点施策として、県内の各地域へ高等特別支援学校機能の整備を進めています。各務原市に高等特別支援学校があることについてどうお考えになりますか。 ◎参与[教育施設整備推進室長事務取扱](牧田洋之君) 岐阜県教育委員会が言われておられる高等特別支援学校につきましては、岐阜地域、いわゆる岐阜圏域につきましては、各務原市の子どもも含めて、今現に岐阜清流高等特別支援学校がございますので、各務原市に高等特別支援学校を造らなければならないという合理的根拠は見当たりません。 ◆委員(古川明美君) じゃあ、岐阜清流高校があるので、そこが担っていくというふうに考えているのかと思いますけれども、今何名、令和3年度は岐阜清流高校に進学してみえますか。 ◎参与[教育施設整備推進室長事務取扱](牧田洋之君) 今回の請願に関する質疑にはちょっと該当するとははかりかねますが、23名です。 ◆委員(古川明美君) 令和3年度の人数ですか。 ◎参与[教育施設整備推進室長事務取扱](牧田洋之君) 令和2年度現在の数字がございます。 ◆委員(古川明美君) 令和3年度は何人か。 ◎参与[教育施設整備推進室長事務取扱](牧田洋之君) 令和3年度の数値は把握しておりません。 ◆委員(古川明美君) 把握していないということですけれども、あさけんポストに同様の質問があったときに、岐阜清流高校が役割を担っているというところで、令和3年度は3名しか進学をしていないのが現状としてあります。岐阜県は、高等特別支援学校整備を進めていくということを示していて、今、各務原市は51名ですね、約75%が市内の子たちが中学卒業して、今の現高等部に通っているんですけれども、圧倒的に軽度の障がいの子たちが多くて、その割合も75%なんです。軽度の知的障がい者のために現高等部を高等特別支援学校として残すことは県の考えに合致していると思うんですけれども、そこに関してはどう考えますか。 ○委員長(瀬川利生君) 古川委員に申しますが、今、県のことをお聞きになっていますので、それは市のほうで答えられないと思いますので、質疑を変えてください。 ◆委員(古川明美君) 県の方向性について、どう考えますかということ。合致していると私は思うんですけど。 ○委員長(瀬川利生君) 答えられる範囲で。 ◎参与[教育施設整備推進室長事務取扱](牧田洋之君) 県の方針に反するものと考えます。 ◆委員(古川明美君) 特別支援学校整備に向けたアンケートを令和2年9月に実施をしました。そのアンケートの結果では、学校の場所について一番要望が多かったのが駅に近いことという回答で、通学方法に関しては可能であれば自力で通学することを望んでいるという声がすごく多くて、その自力通学を希望する年齢の割合が、中高生が圧倒的に多いというアンケート結果になっています。このアンケート結果を踏まえて、雲雀町と羽場町を比較して、自力通学というのをどう考えますか。 ○委員長(瀬川利生君) 古川委員に申し上げますが、今の質疑は今回の請願とはかなりかけ離れると思いますので、質疑を変えてください。  そのほかありませんか。 ◆委員(古川明美君) 自力通学は雲雀町のほうが私は可能と思うので、その辺比較してほしかったんですけれども、じゃあ就労についてです。これは請願の中にもちゃんと書いてありますけれども、就労活動については、今のハローワークが産文内に移転するとか、図書館が近いとか、市役所が近いとか、自力で行ける範囲で職業教育の環境が今の現高等部はすごく整っていると思うんですけれども、職業教育環境として羽場町と雲雀町を比較して、どういうふうに考えますか。 ○委員長(瀬川利生君) 古川委員に申し上げますが、今回のこの請願の趣旨というのが、各務原特別支援学校を軽度の知的障がい者のための高等特別支援学校の機能を持つ施設に再生することを求める請願でありますので。質疑というのは、自分の意見はなしにして質疑するということになっておりますので、自分の意見の申出があったら、議会の中で一般質問でしていただきたいと思います。 ◆委員(古川明美君) この請願趣旨の中に、高等特支機能があるべきで、それにはちゃんと県の重点施策として高等特別支援機能があって、一般就労を目指しての職業教育を中心と行う学校が必要だということを踏まえて請願を出してみえるんですよ。そして、自己の見解を述べないというふうに言われましたけれども、それを聞かないと質疑の意味をなさないようなものについてまで禁止するものではないというふうに考えますので、十分私は聞けると思います。 ○委員長(瀬川利生君) 古川委員に申し上げますが、今御自分の意見とかいうのは確かにありますが、それは討論で言っていただいて、これはこの請願を出されたものを採決するかというのを皆さんにはかっていただく会議ですので、この請願について質疑するのなら結構ですが、自分の御意見、そういったことを申し上げるなら討論のほうでやってください。  そのほかございませんか。 ◆委員(古川明美君) では、請願で高等特別支援学校を今後生かしていくことによって、新しい特別支援学校の規模を小さくしていくことによって、少しでもコンパクトにしていくことが学校全体にゆとりが生まれるという、この視点についての考えをお聞かせください。 ◎参与[教育施設整備推進室長事務取扱](牧田洋之君) これは、分校にするということをおっしゃってみえると思いますので、そのものでお答えいたします。  今回、基本構想・基本計画でも策定した中で述べられているとおり、センター的機能を持たせるために1つの学びの場で連続して集団的にしっかりと教員たちのスキルアップも考える場合に、分校として残すことがいかに不合理であるかということは容易に推測できます。 ◆委員(古川明美君) 分校として残すという意味ではなくて、高等特別支援学校として機能を持たせる学校をつくるということですよね。もちろんそれは2つの学校を維持していくということで余分に費用がかかると思いますけれども、そういう視点ではなくてソフト面です。先生方が1人の子どもたちを見ていくのに、やっぱり重度の子たちの今の受けるサービスが大きくなることによって弱まるのではないかという視点もある中で、コンパクトになることによって学校全体にソフト面でのゆとりが出ることに対してどう思うかということをお尋ねしています。 ○委員長(瀬川利生君) 古川委員に申し上げますが、今回執行部に聞くことは逆に確認すること、本来なら紹介議員が出したこの請願に対して紹介議員に質疑するなら正当性はあると思いますが、これ以上執行部に聞くということは正当性がないと思われますので、ほかの質疑をしてください。 ◆委員(古川明美君) でも、表決をするに当たって確認しないと判断できないことは確認できないんですか。 ○委員長(瀬川利生君) 今、古川委員が聞かれておることは、この請願とはかけ離れたところだと思います。 ◆委員(古川明美君) どこがかけ離れているんですか。 ○委員長(瀬川利生君) 請願の紹介議員に質疑してくださいということ。 ◆委員(古川明美君) 執行部に確認することはよくありますよね。 ○委員長(瀬川利生君) それは補足的にやることで。 ◆委員(古川明美君) その違いがよく分からないんですけど。 ○委員長(瀬川利生君) ほか質疑はありませんか。 ◆委員(古川明美君) じゃあ、請願趣旨にある現高等部に高等特別支援学校の機能を持たせて再生することが各務原らしい特色となるという考えについてはどう考えますか。請願の中で、そうやって各務原らしい特色に実施するのであれば高等支援機能があるべきですというふうに書いてありますけど、そこに対しての御意見、見解をお聞かせください。 ○委員長(瀬川利生君) 今聞かれたことは、紹介議員答えられますか。 ◆代表紹介議員(杉山元則君) この請願にあるように、岐阜県の政策にも高等特別支援学校の整備というのを推進しているわけですね。子どもかがやきプラン、それに合致していると思いますし、先ほど執行部はお答えになりませんでしたけれども、今の高等部は非常に利便性がいいということです。現在の雲雀町の特別支援学校が。各務原市の特別支援学校は非常に利便性がいい、本当にいろんな機能が周りにあって、公園もあって、そして今度、来年度にはハローワークが産業文化センターに移転をするということが決まっております。就職活動にも非常に有利になります。そして、安全に通学ができるということです。非常に駅から近くて歩道が整備されています。非常に安心して、安全に子どもたちが自力通学ができ、利便性がいいと思います。そういったことで、現在の特別支援学校を軽度の知的障がいのための高等特別支援学校の機能を持つ学校に再生するということは本当にすばらしいアイデアだと思いますので、この請願は本当にすばらしいいい請願だと思います。  市のほうはどういうふうに考えるか分かりませんけれども、先ほど答えはありませんでしたが、利便性について、あるいは高等特別支援学校という機能を持たせるということについて、ぜひとも市のほうも前向きに検討してもらいたいというふうに思います。 ◆副委員長(水野岳男君) ちょっと紹介議員にお伺いしたいんですけれども、県が整備を進めているということが分かっておりますが、基本的に5圏域あって、圏域に1つと思います。岐阜圏域には清流があるということですけど、それ以外に岐阜圏域につくるということについてどのように思われますか。 ◆代表紹介議員(杉山元則君) 岐阜圏域には清流高等特別支援学校がありますよと。先ほど令和3年度の実績が、3人しか各務原市内から通学をしていない現状があります。何らかの問題があって、やはり清流のほうには生徒が流れていないという現状があります。であれば、今回特別支援学校で整備する市立の特別支援学校を整備する中に、それと一緒に高等特別支援学校を各務原市に整備するということは非常に意義があることだというふうに思います。
    ◆委員(古川明美君) では、紹介議員にお尋ねいたします。  各務原市は、高等部になれば特別支援学級にいる子たちが高等部に進学していくことになるんですけれども、圧倒的に軽度の子たちが多いのが現状であると思います。今、お答えにはなっていただけませんでしたけれども、高校進学するに当たってその軽度の子たちが市立の特別支援学校に入ることが妥当とか、どういうふうに考えますか。進学の選択肢の幅として。 ◆代表紹介議員(杉山元則君) 小・中というのは義務教育です。ですから、特別支援学校が小中一貫であることは義務教育の中で必要だと思いますが、高校というのは、一般の高校生も同じなんだけれども、自分で自分に合った高校を選ぶというのが高等学校なんですね。それは、特別支援の障がいを持ったお子さんでも同じだと思います。自分で自分の目標に合わせてその学校に進学する、そういう選択肢を用意するというのは非常に重要なことだというふうに思っています。 ◆委員(古川明美君) じゃあ、また紹介議員にお尋ねしますけれども、今のこの請願にあるように、現高等部を高等特支にすることによって新しくつくられようとしている学校がコンパクトになって、学校全体にゆとりが生まれるのではないかというこの視点に対する御意見をお聞かせください。 ◆代表紹介議員(杉山元則君) 一口に障がいといっても、いろいろ障がいの種別があります。そして、今回は小・中・高一貫ということで、本当に体格的な差もあります。そういったものを同じ器の中で、同じ学校の中で指導するということには多少無理があるというふうに思っています。ですから、本当に就労を目指して、軽度の知的な子はやはり高等特別支援学校という器を用意して、そちらのほうで勉強していただいたほうが、残りのそういった重度・中度の方にとっては、先生方もより指導に専念できる環境ができるんじゃないかなというふうに思います。 ○委員長(瀬川利生君) そのほか質疑はございませんか。   (挙手する者なし) ○委員長(瀬川利生君) これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を許します。  討論はありませんか。 ◆副委員長(水野岳男君) 請願第1号につきまして、不採択の立場で討論いたします。  高等特別支援学校は、県によって若干位置づけに違いがありますが、岐阜県においては職業教育に特化した教育を行い、社会に貢献できる生徒を育成することを目的とした学校と聞いています。卒業後は、一般企業へ8割強が就職できるくらい知的障がいの程度の軽度の方が対象となり、入試による選抜で定員があります。  請願趣旨の文中にあるように、岐阜県は県内各地域への高等特別支援学校の整備を進めていますが、県内5圏域に1校ずつ整備を進めることから、岐阜圏域には既に岐阜清流高等特別支援学校があって成果を出しています。新特別支援学校に加えてさらに現特別支援学校高等特別支援学校へ整備するのは、新特別支援学校の分校をつくるようなもので、非合理的な上、県の理解が得られるとは思えません。よって、本請願は不採択にするべきと考えます。 ◆委員(古川明美君) 請願第1号 新特別支援学校の建設に合わせて、現各務原特別支援学校を軽度の知的障がい者のための高等特別支援学校機能を持つ施設に再生することを求める請願に賛成の立場で討論をいたします。  令和元年12月定例会で、小・中・高一貫の特別支援学校を新たにつくることが明らかとなり、教育長からは令和2年3月10日、経済教育常任委員会にて、コンセプトは小・中・高の3つの学部を持ったところになること、障がい種別は知的障がいに加えて肢体不自由、そして軽度の病弱が入ること、規模としては100人規模程度の学校を考えていますと最初に説明がありました。それ以降、議会で何度も質問を重ねてきましたが、結局、新しく特別支援学校を一貫化・総合化に決定するような議論というものはそもそもなかった。もともと市が行ってきた早期発見、早期支援を目指し、就学前の乳幼児の療育支援から丁寧に関わり、保育園や幼稚園から高校まで引継ぎを丁寧に行って指導に生かすよう努めてきたことが一貫であり、それを今後も継続していくこと、そのように理解をしました。  これまで丁寧な連携で一貫ができていたということ、これこそが各務原市の強みであったと思います。その強みを総合化することでより充実の一貫とするということなのかもしれませんが、それが果たして強みとなるのでしょうか。私には理解に苦しみます。その後、当初100人ぐらいの規模の見込みが250人という大規模の学校となり、どこが各務原らしいのかよく分からないまま建設に向け進んできました。  そこで、この請願にある高等特別支援学校として現在の特別支援学校を残すという考えは県の重点施策にもなり、軽度障がい者の進路の選択肢が増え、すばらしい立地条件の現在の校舎も生かされ、駅もハローワークも近く、卒業後、一般企業への就労を目指す職業教育、高校生の自立に向けての環境を整えることにもなり、各務原らしい特色の1つになると考えられます。  市長は、各務原市の地に就労する機会をさらに増やしていく施策に特に力を入れて取り組んでいくと今議会の答弁でもありましたが、当然、障がい者に対してもその思いは同じであると思います。そして、現在の特別支援学級の現状は差別や偏見によるいじめが確実にあります。そこもしっかりと検証して、令和7年度開校に向け、教育長指導の下、市内全学校全教員が対象で、多様性の理解や共生社会の確立に向けて本気で学ぶ研修計画をつくって取り組んでいかないと、現状を変えることは難しいと思います。  日本一を目指すのであれば、インクルーシブ教育、共生社会、多様性の学びの拠点となる各務原市ならではの学校を目指す、県下に誇る特別支援学校教育を選択してきた各務原市として、県の形に合わせていくのではなく、そのすばらしい発想で市立だからできる工夫をするときと考え、請願に賛成いたします。 ◆委員(津田忠孝君) 不採択の立場で討論します。  この請願では、現各務原特別支援学校高等特別支援学校への再生を求めています。現特別支援学校も新特別支援学校も、いわゆる普通科の特別支援学校です。それに対して、請願にある高等特別支援学校は、職業教育に重点を置いた専門的な特別支援学校で、県教育委員会が総合産業科と呼んでいるように、普通科とは全く異なる教育の場となります。  現在、高等特別支援学校は岐阜県で2校設置されていますが、今後5圏域に区分し、県内でバランスを取りながら順次設置していく計画があると聞いています。岐阜地区には、県において岐阜清流高等特別支援学校が既に開校しており、近隣に市立の高等特別支援学校を設置することは合理的ではないと考えます。また、あえて市内に分校のような形で特別支援学校を2校設置し、運営することは現実的ではないと判断します。また、必要性が全く理解できないため、請願を不採択の討論といたします。 ◆委員(井戸田直人君) 請願第1号に対しての反対討論をさせていただきます。  今現在、岐阜県の新子どもかがやきプランに基づいて岐阜清流高等特別支援学校と西濃高等特別支援学校がございます。さらに本年度は、可茂地区に高等特別支援学校機能が導入される予定になってございます。また、次年度以降では、東濃地区、飛騨地区に導入に向けての検討が今まさに進められているときでございます。このような今の段階で、さらに各務原への特別支援学校の跡地に高等特別支援学校機能を導入することは、県内のバランスから見ても偏り過ぎであり、さらに機能を分散させることによる無駄も発生することになると思います。まず、東濃・飛騨方面の未導入地域を優先させるべきだと考えます。以上をもって、請願第1号に対する反対討論とさせてもらいます。 ○委員長(瀬川利生君) ほかありませんか。   (挙手する者なし) ○委員長(瀬川利生君) これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  おはかりいたします。請願第1号を採択すべきものに賛成の委員の挙手を求めます。   (賛成者挙手) ○委員長(瀬川利生君) 挙手少数であります。よって、請願第1号は不採択すべきものと決しました。   (傍聴席から発言する者あり)  傍聴者は静かに願います。  続いて、請願第4号を議題といたします。  請願第4号については、本日までに83名の追加署名があり、合計で123名の署名となりましたので、御報告します。  紹介議員の補足説明があれば許します。 ◆代表紹介議員(杉山元則君) 請願第4号の提案説明をさせていただきます。  まずは、今回公開されなかったパブコメを読ませていただきます。  各務原市では、現在、現市庁舎の解体、新庁舎の建設工事が進んでいます。学びの森では、新たな木育施設の建設中で、各務山工業団地造成も決まり、関連する市道の建設も始まっています。さらに、小・中・高一貫の市立特別支援学校建設に向けて動き出しています。  市によると、令和2年度小・中・高の児童生徒数は1万6685人であるのに対し、約30年後の令和31年度には1万930人と3分の2以下に減るという試算があるそうです。また、現総合体育館は、1983年10月の完成で築38年とまだまだ新しい一方、市内小・中学校校舎にはこれよりも古いものがたくさんあり、築50年を超えるものもあります。優先順位をつけて事業の可否を決めるべきと思います。  人口減少時代に不要不急と思われる箱物を増やすことによって将来必要なところにお金が使われなくなってしまったり、市民の税負担が増したりするのではないかと心配しています。さらに、新型コロナウイルス感染拡大で多くの人たちが生活に不自由を覚え、先行きも不透明です。新総合体育館建設は凍結、または撤回したほうがよいと思います。  以上が、今回公開されなかったパブコメであります。  このパブコメは、各務原市の現状と将来の人口予測を考えた上で、新総合体育館建設を推進する事業に根本から疑問を投げかけています。市民としては、このパブコメのような疑問を抱くことは当然だというふうに考えますが、パブコメとして公表されなかった理由が理解できません。  また、趣旨を損なわない程度に要約するというふうにしていますが、新総合体育館構想については大賛成ですと書かれたパブコメは2ページにわたっており、他のコメントに比べて圧倒的に長く、要約されているようには思えません。さらに新総合体育館整備の理由に、コートの規格が適合していないため、正式な大会が開催できないとありますけれども、複数面での同時開催ができないだけであり、現体育館で全く大会が行われないわけではありません。これらは一般市民をミスリードするもので、公平さに欠けたパブリックコメントの結果公表となっています。  請願事項です。当該パブリックコメントは公平性を保つために全数公開すること、基準に反したと判断されるコメントは理由を公開すること、以上よろしくお願いいたします。 ○委員長(瀬川利生君) 以上で説明は終わりました。  これより委員の質疑を許します。  質疑はありませんか。 ◆委員(古川明美君) 執行部にお尋ねをいたします。  パブコメを公開しなかった理由を教えてください。 ◎参与[教育施設整備推進室長事務取扱](牧田洋之君) これは議会の中でもお答えさせていただいたところですが、もう一度お答えさせていただきますと、パブリックコメントに当たりまして注意事項というのをあらかじめ市民の皆様方にお示ししております。その中で意見を求める内容と直接関係のない御意見や、賛否の結論のみを示すと判断されるものと、あと趣旨が不明瞭なもの、第三者を誹謗中傷するようなものについては公表しない、または市の考え方を示しませんというふうに言っていることに該当したため、非公表といたしました。以上です。 ◆委員(古川明美君) 確認させてください。  見解は分かりましたが、どのような協議を行って、最終の判断は誰がされるのか教えてください。 ◎参与[教育施設整備推進室長事務取扱](牧田洋之君) 今回の件につきましては、各務原市新総合体育館建設基本構想・基本計画策定委員会条例に基づく策定委員会にはかった上で、パブコメをこのように回答いたしますというふうにして承認を得た上で公表しております。 ◆委員(古川明美君) 委員会で判断ということですか。このパブコメは載せるとか載せないとか。 ◎参与[教育施設整備推進室長事務取扱](牧田洋之君) 委員会の御意見をいただいた上で、市として判断し、教育委員会として判断いたしました。 ◆委員(古川明美君) では、これもこちらにあることで確認しますけれども、2ページにわたるコメントが掲載されているということで、元の文書からどれぐらい要約をされて2ページなのか、またはしていないのかの確認です。 ◎参与[教育施設整備推進室長事務取扱](牧田洋之君) ただいまの質疑にお答えいたします。  本件が非常に長くなっているよと御指摘の部分につきましては、当初その方が書かれた文書につきましては3ページ以上の長文でございました。これにつきまして私ども事務局は、ある程度要約するためにこういった形で要約しましょうとした上で、委員会のほうにもあらかじめ相談させていただいた上で、我々として判断いたしました。 ◆委員(古川明美君) 要約してこの長さということですね。  この請願趣旨の中にありますコートが規格に適合していないというところなんですけれども、多面では難しいですけれども、1面では可能ではないかというところはどうですか。 ◎参与[教育施設整備推進室長事務取扱](牧田洋之君) 私どもが何よりも大切にしているのは、実効性です。こちらの請願趣旨にも確かにありますが、例えばバスケットボールの競技が、今現在の総合体育館で4面取っておりますが、その4面とも規格に合っておりませんというふうに我々は記載しております。それは我々が言ったのではなく、体育館建設を御要望された市民の方、スポーツ団体の方が実態的に運営をするために4面使っておるんだけれども、全部規格に合っていないということでございます。  ですから、ここに書いてあるように、コートの規格が合っていないよ、大会が開催できないよとありますが、複数面でできないだけで1面ならできるでしょうという言葉につきましては、実効性の立場から、我々は相手方に対してそのように聞いていません。もし仮に同じせりふをそのスポーツを愛する団体の方々に私が聞いたなら、きっとこのように回答があるでしょう。   (机をたたく音あり) ◎参与[教育施設整備推進室長事務取扱](牧田洋之君) 「へ理屈を言うな」とです。以上です。 ◆委員(津田忠孝君) 今同じところなんですが……すみません、いいですか。質疑を続けていいですか。今、古川委員が言われたところ、同じことなんですけれど。   (傍聴席から発言する者あり) ○委員長(瀬川利生君) 津田委員、ちょっと待ってください。  傍聴者、静かにしてください。静かにしないと退場させる場合もあります。 ◆委員(津田忠孝君) いいですか、質疑しても。  紹介議員にお尋ねします。今言われたところで、コートが複数あるけど、1面だったら取れるから運営できるじゃないかということなんですけど、書かれているのは。現実的な大会運営まで考えてこれをミスリードというふうに記載されていますけど、本当にこれは現実的な大会運営を考えての請願なんでしょうか。 ◆代表紹介議員(杉山元則君) 市が出しているかわら版でもいろいろ言っているんだけれども、現在の総合体育館は、例えばバスケットボールだったら4面ですと、だから正規の規格に合わないから新しい体育館が必要だと言っているんですよね。1面だったできるんじゃないかという考えというのは当然あると思いますが、そのところを検討していないというふうに今執行部の答えもありましたけど、検討すべきじゃないですか。 ◆委員(津田忠孝君) 聞いているのは、大会運営、いろんな団体があっていろんなチームがやってきて、その1面だけでずうっとその大会が運営できるのか、それは現実的なことなのか、それが本当にミスリードなのかということを聞きます。 ◆代表紹介議員(杉山元則君) それはやろうと思えば、別に1面でも大会はできると思います。 ◆副委員長(水野岳男君) 同じことですけど、杉山議員はソフトボールとかやっているみたいですけど、もし大会で1面しか使えませんよといったときに、本当に大会ができますかという話ですよ。 ◆代表紹介議員(杉山元則君) できますよ。 ○委員長(瀬川利生君) すみません、聞こえませんでした。もう一度お願いします。 ◆代表紹介議員(杉山元則君) いろんなグラウンドを借りたり、あるいは体育館を借りればできます。 ◆委員(古川明美君) 実効性として、確かに1面と4面では全然人数が違うということは分かりますけれども、執行部にお尋ねしますね。多様な市民がいます。へ理屈ではなくて、その人はそういうふうに受け止めたというのは、それは1つの市民の考えですよね。それを1面であれば取れる、でも多面では取れませんよということをこうやって市民に示すということはやっぱり造りたいという方向性に流れていくのではないかというふうに懸念をしている意見に対してどう考えますか。 ○委員長(瀬川利生君) 古川委員に申し上げますが、今回の請願事項は、パブリックコメントは公平さを保つために全数公開すること、基準に反したと判断されるコメントは理由を公開することが請願です。その請願について質疑をしてください。  先ほども申し上げたように、御自分の御意見は討論でお願いします。 ◆委員(古川明美君) 請願趣旨の中に、これは一般市民をミスリードするもので公平さに欠けたパブリックコメントの結果公開となっていますとありますが、この多面でしかできないと表記がそれに値するというふうにするかどうかの見解をお尋ねいたします。 ○委員長(瀬川利生君) 今お聞きのものは、先ほど確認のところで執行部は申し上げていますので、それを踏まえてほかの質疑をしてください。 ◆委員(古川明美君) へ理屈を言うなという発言をされました。それは、多面的では取れないという、1面だって取れるだろうという考えの市民に対して、そういう考えを否定することになると思うんですけれども、それはどう考えますか。 ○委員長(瀬川利生君) 古川委員に申し上げますが、確かに先ほどそういった言動がありました。執行部についても冷静な答弁をお願いしますが、それについてこれ以上論議することは非常に時間の無駄だと思いますので、この請願の趣旨に沿った質疑をしていただきます。それがなければ、ほかの質疑にしてください。  そのほか質疑ありませんか。 ◆委員(井戸田直人君) 紹介議員のほうにお聞きします。  請願事項の中にあります当該パブリックコメントはという言葉になっておりますが、当該パブリックコメントというのはちょっと理解に、分かりづらいところがあって確認させていただきたいのですが、この新総合体育館に対するパブリックコメントという限定をしておるのか、それともどういう、この当該という意味がよく分からないんですけど。 ◆代表紹介議員(杉山元則君) この新総合体育館整備基本構想(素案)に関する全てのパブリックコメントということです。 ◆委員(井戸田直人君) そうすると、ここで書いてございますパブリックコメントは公平さを保つために全数公開とすることというのは、この新総合体育館のパブリックコメントだけは全数公開するという意味で取ればいいんですか。 ◆代表紹介議員(杉山元則君) 基本的に全てのパブリックコメントは公開すべきだと思いますけれども、今回は、この請願に関しては、この新総合体育館の素案に関するパブリックコメントについて請願を出されています。 ○委員長(瀬川利生君) これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を許します。  討論はありませんか。 ◆副委員長(水野岳男君) 請願第4号につきまして、不採択の立場で討論いたします。  パブリックコメントを全数公開するということを求めておりますが、パブコメとして求められている内容と関係ないものまで上げていくのは切りがなく、読み手にとっても分かりづらいものになります。また、基準に反したと判断されるコメントは理由を公開することを求めておりますが、そもそも判断基準というのを注意事項として示した上でパブリックコメントを募集しております。よって、本請願については不採択にすべきと考えます。 ◆委員(古川明美君) 請願第4号に賛成の立場で討論をいたします。  各務原市新総合体育館整備基本構想(素案)に関するパブリックコメントに投稿されたにもかかわらず、ホームページに公開されなかった文章は各務原市の現状を分析した上で、人口減少の時代に不要不急と思われる箱物を増やすことで、将来世代の負担が増していく懸念から投稿された内容です。市が主張する意見を求める内容と直接関係のない御意見や賛否の結論のみを示したと判断されるものではありません。今回のようなパブリックコメントの公表では、市が推進したい事業に対して賛成する意見を多く見せて、反対する意見は少なく見せようとしているように思えてしまいます。投稿した意見を掲載しないことは、よほどの理由がないと行われるべきではなく、今回の請願は当然に公表されるべき内容です。よって、この請願に賛成いたします。 ◆委員(津田忠孝君) 不採択の立場で討論します。  パブリックコメントについては、市ウェブサイトに公表されているとおり、御意見の取扱いについてということで注意事項があらかじめ明確に示されており、分かりやすく教示されています。事務局は、それに従い適切に公表していると判断できます。公表内容は、意図的に作成されているというのは、請願者の誤った理解に基づく思考であると考え、不採択にすべきです。
    ◆委員(井戸田直人君) 請願第4号に対する反対討論をさせていただきます。  今回の各務原市新総合体育館整備基本構想(素案)に対して、パブリックコメント募集時は、あらかじめパブリックコメントが無効となる場合や公表しない場合、または市の考えを示さない場合の説明がきちんと明記された上で募集をかけておられます。さらには、各務原市新総合体育館建設基本構想・基本計画策定委員会にて全てのパブコメに対しての説明が行われた後での公表であり、その辺に対しては全く問題がなかったと判断しております。  また、パブリックコメントを全数公開にしてという場合でございますが、やはり全数公開した場合は内容にそぐわない多くの意見が増えたり、また不都合等が発生する場合が考えられます。そういうことでありますので、やはり事務局や委員会の意見を通した後の公開とするほうがよいということで考えますので、今回の意見には反対とさせていただきます。 ○委員長(瀬川利生君) これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  おはかりいたします。請願第4号を採択すべきものに賛成の委員の挙手を求めます。   (賛成者挙手) ○委員長(瀬川利生君) 挙手少数であります。よって、請願第4号は不採択すべきものと決しました。  続いて、請願第5号を議題といたします。  請願第5号については、本日までに95名の追加署名があり、合計で133名の署名となりましたので、御報告します。  紹介議員の補足説明があれば許します。 ◆代表紹介議員(杉山元則君) それでは、請願第5号の提案説明をさせていただきます。  まずは、市が作成をした各務原市特別支援学校整備に関する市民説明会の開催記録の中から今回の退場発言に関することを読ませていただきます。  まず市民Aさんです。  「36年間特別支援学校を回ってきて、現在は羽場に住んでいる。くぼ地で一番低いところに造るということを聞いてびっくりした。なぜあそこに造るのか。近年はゲリラ豪雨もあり、緊急時にはどのように避難誘導するのか。子どもの命を第一に考えてもらいたい。小・中学部をつくるということは大事なことだが、安全・安心な場所に造ってもらいたい。高等部は35年あそこにある。20年間はプレハブだったが、15年前にやっと立派なものができた。あんなに教育環境のよい場所はない。高等部はそのまま残すべきである。子どもたちに社会経験させる絶好な場所である。他の事例では、山の中や廃校跡という場合が多い。羽場の駅から近いかもしれないが、アップダウンがすごい土地であり、あのような地形が悪い場所ではいけない。電車も30分に1本しか停車しない。踏切も車で1台通れるか程度しかない。国道を渡った後も歩道がない。土地を安く取得できるからという理由だけではいけない。広報で見てから怒りに燃えている。15年しかたっていない校舎の跡に何か持ってくるために移転しようとしているのか。今の学校にもっと重度の子を受け入れればいいし、知的障がいだけに限定しなくてもいい。県立の特別支援学校でも障がい種別で限定しているところは1つもない。特別支援学校をつくってもらえることは非常にいいが、立地に問題がある。候補地選定に係る点数票を見ても後から付け足しただけのものである。また、田んぼをやっている方が稲わらを燃やして煙がすごく立ち込めており、びっくりするような場所である」。  そこで事務局「本日の市民説明会は説明の内容について参加していただいている皆様に質問をしていただいているという考えである。個人的な感情や根拠のない主張はおやめいただきたい」。  市民Aさん「説明会に合わせた質問をしている。根拠を持って質問をしている」。  事務局「説明会に支障を来すような方には退場をお願いする」。  市民Aさん「なぜ退場させる権限があるのか」。  こういったやり取りがあったわけです。市民説明会で市民が自分の見識を持って発言している途中に、市民に向かって退場してくださいと発言したことは、民主主義の根幹を揺るがす行為です。  令和3年3月議会、同6月議会の一般質問で謝罪すべきというふうに問われても、特別支援学校整備の責任者である教育長は答弁にも立たず、反省の態度すら表していません。さらに各務原市教育施設整備にかかる市民説明会実施要領を6月1日付で各務原市が作成し、市民説明会の運営に関して必要な事項を定め、退場させることができる要件を明記しています。退場発言については、市は反省の様子が見られません。このような行為を容認することは、今後この市の説明会等において、有意義な市民の御意見が発せられるのを心理的に抑制することになり、開かれた市へ逆行することになります。以上提案理由です。 ○委員長(瀬川利生君) 以上で説明は終わりました。  これより委員の質疑を許します。  質疑はありませんか。 ◆委員(古川明美君) では、執行部に確認いたします。  市民説明会の目的を教えてください。 ○委員長(瀬川利生君) 古川委員、この市民説明会の目的というのは、この請願内容にある市民説明会の目的なのか、ほかの市民説明会の目的なのか、それを明記しないと答えられないと思いますが。 ◆委員(古川明美君) 一般論でいいですよ。各務原市として市民説明会の開催の目的を教えてください。 ◎参与[教育施設整備推進室長事務取扱](牧田洋之君) 令和3年1月23日に開催いたしました市民説明会につきましては、今回の件名にございますとおり各務原市の新しい特別支援学校を整備することに関しまして、基本構想・基本計画の素案がパブリックコメントということで多く市民に公開されているさなか、直接的に事務局から説明をする機会をいただきたい、そしてそれを市民の方に聞いていただきたい。そこで、御意見を我々が示す素案についていただきたいという趣旨でございます。 ◆委員(古川明美君) こちらも確認ですけれども、今議会の一般質問の答弁で退場の発言についてはその場で撤回していますというふうに答弁があったんですけれども、説明会の議事録を確認したところ、その撤回発言がちょっと分からなかったんですけれども、どこで撤回をされているのか教えてください。 ◎参与[教育施設整備推進室長事務取扱](牧田洋之君) これは議事録上のところでというふうに理解をしてよろしいですね。  撤回をしたのは、開催記録の中の議事録がございますが、発言者Aさんが説明会に合わせた質問をしている、根拠を持って質問をしている、その後に事務局として説明会に支障を来すような方には退場をお願いすると。その後、Aさんが反論して、なぜ退場させる権限があるのかと言った後に、退場を求めた発言は撤回しております。 ◆委員(古川明美君) ごめんなさい、議事録の中で撤回しますというふうに表現はされていますか。市民に分かるようにね。 ◎参与[教育施設整備推進室長事務取扱](牧田洋之君) 退場発言をし、撤回しますという発言につきましては、議事録に記載がございません。 ◆委員(古川明美君) では、議会の中で撤回しましたというのは、撤回したつもりみたいな感じ。記載されていないので、ちょっとそこが……。 ○委員長(瀬川利生君) 古川委員に申し上げますが、この請願の確認よりもどちらかというと個人を攻撃したような質疑になりつつありますので、その辺は気をつけて質疑してください。 ◆委員(古川明美君) 別に攻撃するつもりではなくて。答弁の確認がしたかったんですけれども。  では、請願が5月27日に出されて、6月1日に各務原市教育施設整備にかかる市民説明会の実施要領というのが施行されているんですね。この退場問題のことについて書かれているんですけれども、この要領がこのタイミングでできた経緯を教えてください。 ○委員長(瀬川利生君) 古川委員に申し上げますが、今のもこの請願趣旨とはちょっとかけ離れておると思いますが、ほかの委員はどう思われますか。 ◆委員(古川明美君) これは退場問題に対応してつくられた要領だと思うんですけれども、これ確認しないと議決の判断に……。 ○委員長(瀬川利生君) 今のは古川委員が自分で思われておることだと思われますが。 ◆委員(古川明美君) だから、要領ができた経緯について確認したいです。それがないと判断できないです。 ○委員長(瀬川利生君) 暫時休憩します。 (休憩) 午後2時46分         ─────────────────────────── (再開) 午後2時46分 ○委員長(瀬川利生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  今、古川委員が質疑をされておるところを、請願の中で確認したんですけど、それがちょっとどこかとこちらでは見当たらないんですが。  そのほかの委員、質疑ありませんか。 ◆副委員長(水野岳男君) 1つだけ聞いておきますけれども、本会議のいろいろやり取りも聞いたし、議事録も読ませていただいて、この会場内で解決済みというふうに私は思うんですが、この請願事項として陳謝及び反省の意を議会にて表明するということを求めているんですけど、誰に向かって陳謝すべきというふうに考えていらっしゃるんでしょうか。 ◆代表紹介議員(杉山元則君) その当事者同士が和解をしたからいいじゃないのという話ではないんですよ。退場発言したという事実は、もう絶対残っているわけですよ。市民に対して、そのように発言したことに対して陳謝するというのが、私はこの請願の趣旨だと思います。 ○委員長(瀬川利生君) そのほか質疑ありませんか。 ◆委員(古川明美君) もう一回確認しますけど、要領に関しては聞いちゃ駄目なんですか。 ○委員長(瀬川利生君) この請願の中に要領について書いてありますか。 ◆委員(古川明美君) 書いていないけどさ、だってどう考えても退場発言があって、その問題ができたことによって要領がつくられたと思うんですけど……。 ○委員長(瀬川利生君) 古川委員に申し上げます。  今回はこの請願が出されました。紹介者の中で代表になっていただいて代表紹介議員の杉山議員から紹介をしていただいております。本来、質疑というのは、紹介されたこの請願について、我々委員が疑義があるところを紹介議員に質疑する。例えばですが、質疑が合っているのか合っていないのか、そういった確認を執行部にすることはできます。あと、御自分の思っていることは後ほどの討論で言っていただければ結構だと思いますが、それじゃない、この請願に対して、例えば紹介議員である杉山議員に質疑されるのは十分かと思いますが、そうでなければほかの質疑をしてください。 ◆委員(古川明美君) ごめんなさいね、どうしても何とも納得がいかないんですけれども、討論で述べるような意見はここで言うのはいけないと思うんですけれども、自己の見解を述べないと質疑の意味をなさないようなものまでは言えないことはないと思うんですよ。今回、禁止しているものではないって、私は思います。  今回この請願が出ることによって、これを採択するのか不採択するのかという判断をするに当たっては、この要領がどうやってできたのかなとか、退場発言があったことを正当化するようなものになってしまってはいけないと思うので、その判断をするためには確認したいなと思うことはあるんですけど、駄目なんですか。 ○委員長(瀬川利生君) 古川委員に申し上げますが、その確認は、今回6月議会の一般質問の中で、それを含まれた答弁があったかと思います。こちらに見える委員の方はそれを確認されて質疑されないのだと思います。それが分からないのは古川委員の独自の判断だと思いますので、ほかの質疑をしてください。なければ質疑はこれで終結します。 ◆委員(古川明美君) それでは、紹介議員にお尋ねをいたします。  今回教育委員会がつくった要領の中には、参加者が命令に従わないときは退場させることができるという条文があるんですけれども、議会傍聴規則の中にも同様の文章があります。でも、市民説明会というのは、先ほども説明いただきましたけれども、その参加した市民の意見も広く聞くということが目的の中にある中で、こうした要領があることは市民の自由な意見が心理的に抑制することに値するのではないかと思いますが、その点に対しての考えを教えてください。 ◆代表紹介議員(杉山元則君) 私は、この要領ができた経緯というのを1つの推測も交えて発言させていただくと、市民の方が教育施設整備推進室のほうに、この退場発言について、質問に面談を申し込まれて面談をされてみます。そのときに教育施設整備推進室のほうから、こういう要領を今後整備していきたいという返事があったというふうに、私はその面談をされた方からお聞きしております。ですから、そういった流れでこの要領ができたというふうに私は1つ推測をしております。  そして、今この心理的に抑制することになるんじゃないかということに関しては、まさにやはりこういう市民の権利を奪うような、退場がさせられるかもしれないみたいな要領があること自体が市民の自由闊達な意見を制約するということになってしまって、私はもうこの要領自体があるべきではないというふうに思っています。 ○委員長(瀬川利生君) そのほかありますか。 ◆委員(古川明美君) 1点だけ確認させてください。  今回のこういう退場発言に対して、市全体の問題として共有して全体で話合いをされましたか。教育長とかでもいいですので、教えてください。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 市全体ではしておりません。 ○委員長(瀬川利生君) これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を許します。  討論はありませんか。 ◆副委員長(水野岳男君) 請願第5号につきまして不採択の立場で討論いたします。  本会議でも質問答弁のやり取りを伺いましたし、議事録もしっかり読ませていただいておりますが、客観的に見てこの件は会場において円満に解決しています。説明の途中で割り込んで質問されたことに注意、説明を聞かずに根拠のない感情的な発言を続けてやめなかったことで、担当者が説明会に支障を来すような方には退場をお願いすると発言したもので、その後に双方が感情的になったことを会場でおわびしています。結果的に、ほかの参加者も発言しやすい空気となり、問題なく説明会を終えています。  解決しているにもかかわらず、退場発言という部分だけを捉えて意図的に担当者を悪者に仕立てているように思え、賛同できません。よって、不採択とするべきと考えます。 ◆委員(古川明美君) 請願第5号に対して賛成の立場で討論をいたします。  私は、一般質問のときもお話ししましたが、その問題となっている市民説明会の会場にいました。何度も答弁とかも、今までも質問の中でありましたけど、当会場で和解をしていて問題がないという発言がありましたが、それは論点が違います。あの程度の市民の発言に対して退場と発言した事実は変わりません。特別支援学校設置場所への疑問を訴えられた男性の発言は、先ほど杉山議員が議事録を読み上げたとおりですが、一体どこが退場に値するのかよく分からないぐらい問題のない発言です。  しかし、人間には感情があります。ですから、あのような押し問答となったその経緯は、私、現場にいたからよく分かります。でも、失言とか失敗は誰にでもあることです。そうした出来事から学んでいくしかないと思うんですよ。和を乱す人を排除することを是とする空気をつくってはいないか。市民の声を聞く多様な意見を求める市民協働を掲げる市として本当に適切だったのか。また同じことを繰り返さないために個人の発言を責めるのではなく、組織として検証していくことが一番大事だと私は考えます。  しかし、教育長の指導の下、市全体の問題として共有して話し合うこともなく、その上一連の言動を正当化するような要領を作成するという判断は組織の質が問われます。要領は事務処理の細かなことを決めるものであり、そうした事務取扱の内容で市民に制限を加えることは問題です。この規定をつくる意味があるとは思えないです。法制執務から見てもおかしいと言わざるを得ません。総合計画の市民協働が泣きます。市民参加は形だけなのかということにもなりかねません。請願にある民主主義の根幹を揺るがす行為を容認するような要領は廃止すべきです。そして、今回の問題は速やかに発言撤回と謝罪をして、繰り返すことのないよう市全体で考えるきっかけとしてほしいです。以上、賛成討論といたします。 ◆委員(津田忠孝君) 不採択の立場で討論します。  本件に関しましては、本年3月議会にて説明答弁がなされ、私としては既に解決済みであるとの理解をしていたところですが、本定例会でも同じ質問が繰り返され再度答弁がなされたところです。その内容は皆さん御存じのとおりですが、当事者である発信者に対する退場発言はその場で撤回がなされたこと、この件について参加した市民に責任者、牧田参与ですが、その場でおわびと追加の説明を行ったこと、退場発言を受けた方はその後も質問の機会を与えられていますし、その際には自身の言動について反省の意を表していたとのことでした。その言葉を受け、牧田参与もおわびの言葉を述べ、説明会終了後には和解したとの説明がありました。  この本会議での答弁から、本請願趣旨に記載されている内容は虚無であるとしか言いようがなく、一部の偏見者によるミスリードがもたらした残念な事象であると考え、不採択とすべきです。 ◆委員(井戸田直人君) 請願第5号に対する反対討論をさせていただきます。  先ほどもあったように、先日の一般質問でもございましたように、当内容につきましては当日の市民説明会の終わりにおいて、責任者本人からの謝罪とお相手からも同様におわびの言葉があったとお聞きしており、さらにその場で和解している案件でもあり、議会の場で陳謝する必要はないと判断します。よって、反対とさせていただきます。 ○委員長(瀬川利生君) ほかありませんか。   (挙手する者なし) ○委員長(瀬川利生君) これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  おはかりいたします。請願第5号を採択すべきものに賛成の委員の挙手を求めます。   (賛成者挙手) ○委員長(瀬川利生君) 挙手少数であります。よって、請願第5号は不採択すべきものと決しました。  以上で当委員会に付託された案件は全部議了いたしました。  おはかりいたします。委員会報告書並びに委員長報告の作成は、どのように取り扱いますか。   (「正・副委員長一任」との声あり) ○委員長(瀬川利生君) 正・副委員長一任との声がありましたので、委員会報告書並びに委員長報告の作成はそのように取り扱います。  以上で経済教育常任委員会を閉会いたします。 (閉会) 午後3時         ───────────────────────────  この記録は正当であることを認める。            経済教育常任委員会委員長  瀬 川 利 生...