〇オブザーバー(2名)
議 長 川 嶋 一 生 君
副議長 黒 田 昌 弘 君
〇
傍聴議員(3名)
7 番 杉 山 元 則 君
12 番 波多野 こうめ 君
19 番 吉 岡 健 君
〇説明のため出席した者の職氏名
副市長 小 鍋 泰 弘 君
教育長 加 藤 壽 志 君
教育委員会事務局長 横 山 直 樹 君
参与(
教育施設整備推進室長事務取扱)
牧 田 洋 之 君
スポーツ課長 飯 沼 利 行 君
〇職務のため出席した
事務局職員
議会事務局長 村 井 清 孝
次長兼
総務課長 奥 村 真 里
主任主査兼
議事調査係長 五 島 竜 一
総務係長 中 田 喜 将
主任書記 横 田 直 也
書 記 河 手 美 季
書 記 岩 田 有 史
───────────────────────────
(開会) 午前9時57分
○
委員長(
足立孝夫君) ただいまから新
総合体育館建設調査特別委員会を開会いたします。
市は、令和2年6月に新
総合体育館建設基本構想・
基本計画策定委員会を設置し、既に
基本構想が策定されるなど、建設に向け着実に検討が進められております。令和3年度以降も、
基本計画や
基本設計の策定などが予定されております。
本
委員会は、3月
定例会において、
防災機能を兼ね備えた新
総合体育館の
建設場所、
事業手法、
財政計画など、建設に係る諸事項を調査・検討するという目的で設置されました。委員の皆さんの御意見をいただきながら、しっかりと議論し検討を進めていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
それでは、
協議事項に入ります。
各務原市新
総合体育館整備基本構想の策定について、執行部の説明を求めます。
◎参与[
教育施設整備推進室長事務取扱](
牧田洋之君) それでは、皆様、お手元に水色の冊子があろうかと思いますが、このたび、
各務原市新
総合体育館整備基本構想が策定されました。1月14日には
パブリックコメント前の段階で市議会の
皆様方に説明はさせていただいたところではございますが、その後、
市民説明会、
パブリックコメントを経て、最終的に一部修正もされ、今回、
皆様方のお手元にあるものが最終品でございますので、説明をさせていただきたいと思います。
これを全て見ますと101
ページございますが、特に重要だと、私どもが
皆様方に再認識いただきたいところを重点として御説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
まず、冊子の2
ページを御覧ください。
基本構想の概要の中で、1.2.上位・
関連計画の
位置づけというところで図がございますが、この図の1−1本構想と上位・
関連計画の関連ということで、一番上位にございます
各務原市
総合計画後期基本計画ということで、右側に
公共施設等総合管理計画、左側に
教育ビジョン、その
教育ビジョンにぶら下がる形で
スポーツ推進計画と、これが合わさって
各務原市新
総合体育館整備基本構想ということで
位置づけをさせていただいております。
おめくりいただきまして、次に5
ページを御覧ください。
こちらは現在の
総合体育館の施設の状況でございまして、
皆様方、既に御存じのとおりではございますが、復習の意味も込めまして、このように記載がされております。
なお、1月14日に記載がありませんでしたが、補正された事項といたしまして、この図の中に
用途地域等という法律的な制限について記載があることと、
あと施設の設備の内容の中で
アリーナについての寸法が追記されてございますので、ちょっとそれも含めて御説明させていただきます。
現在の
総合体育館は
那加大平町2丁目100番の土地にございますが、
都市計画における
用途地域は第二種
住居地域でございます。こちらは大勢のお客様が集まる
観覧席を有するような総合的な
アリーナ、
体育館につきましては法的な制限がございますので、これにつきまして、増改築をするときには一定の条件がつくという意味で、括弧の中で現
総合体育館は既存不
適格建築物、増築は
法的制限があるというふうに記載をさせていただきました。そして、表の中の
設備内容といたしまして地階というふうに記載がございますが、これは実際は地上の部分でございます。
建築基準法上、地階という表現になっておりますが、そこに
メインアリーナがありまして、そこの
床部分の寸法が短辺が26.5メートル、長辺(
長手方向)が69メートルということでございます。
サブアリーナは19.5メートル掛けることの35メートルということでございます。
種目としましては、卓球、バドミントン、
バレーボール、
テニス、この
テニスというのは主にソフト
テニスでございますが、
バスケットボール、
ハンドボール等々が書かれてございます。
敷地面積は1.6ヘクタール、建物全体の
床面積としましては5757.21平米でございます。
竣工は昭和58年10月10日でございます。
次、8
ページにお進みください。
8
ページには、表の2−3
体育館の諸室の
面積割合・比較という
タイトルではございますが、
各務原市に近い場所にあって、なおかつ近年にオープンをしたというような
体育館につきまして一覧にさせていただきました。
人口規模につきましては、この表の中では
各務原市が人口14万7000人と一番多うございますが、お隣の犬山市、
エナジーサポートアリーナ、これは2016年度にオープンしております。静岡県の袋井市、
さわやかアリーナは2020年度、前年度オープンしております。
KTXアリーナ、これは江南市の
アリーナでございますが2018年度、
あと滋賀県長浜市の
アリーナが2020年度ということでオープンしておるということの記載がございます。
9
ページのところで、1月のときにはちょっと記載がなかったことが追記されておるのが図の2−5で、現
総合体育館の平面図、
アリーナの図面の中で、これまでは単純に
アリーナの図面でしたが、そこに
バスケットボールの
コートが記載をされております。そして、その9
ページの一番下に米印がありますが、米印の4つ目のところで、実際の公式の寸法は、例えば
バスケットボールの
コートだと28メートル掛ける15メートルが必要なんですが、現在の
コートの寸法は24.5メートル掛ける14メートルですよと、また
障害物までの距離が5メートル以上が望ましいとされておりますが、実際には現在の
コートは壁までの距離、
障害物までが90センチということですよということが記載をされておるところでございます。
次に15
ページまでちょっと飛びますが、15
ページに
施設運営状況というのが記載してございます。こちらは1月のときにも御説明させていただきましたが、何が言いたいのかといいますと、
体育館を施設運営管理するためにかかる費用につきまして記載がございます。利用料から経費を差し引きました実際の負担額といたしましては、15
ページの中段よりちょっと上に記載がございますが、現
総合体育館については3926万円と、約4000万円、毎年市が負担するという形になっておるということがここで記載がされておるところです。
おめくりいただきまして、16
ページ、これは令和2年9月に
市民アンケートを実施したということの記載がございます。市内に居住する満15歳以上の男女、これは無
作為抽出で3000名にさせていただきました。加えて、
スポーツ協会の役員さん43名と、都合3043名の方に
アンケートをさせていただきまして、回収率としましては1259通、41.5%で、
スポーツ協会の
皆様方の回答を除いた普通の
一般市民3000名ということで考えますと40.8%、4割以上の方から回答が寄せられておるというところでございます。
次
ページ以降、その回答が寄せられたことにつきまして、表で視覚的に見やすくまとめられておるところですが、ここで私どもが注目したかったのが、24
ページのところで真ん中、(2)現在の
総合体育館はどうしていきましょうかというふうに市民に問いかけたところ、答えの中で一番左から20.4%、次が28.4%と続きますが、おおむね均等の割合で回答がありました。20.4%というのは、これは非常に便利なので別の施設にしたらどうですかというお答えですが、注目すべきは21%と14.3%、合わせて35.3%もの方が、なお
体育館として使ってはどうかというような回答をされているというところでございます。
そうしたいろんなことを
アンケート調査の結果等々も踏まえまして、新
総合体育館整備に向けての課題を51
ページにまとめさせていただいております。
この51
ページでは、新
総合体育館が応えるべき、応ずるべき課題について列記をさせていただいております。
まず第1に、やはり現
総合体育館で不十分な機能、これを充足しましょうということでございます。そして、
スポーツ施設であるということを考えたときに、
競技コートの規格に対応した整備が必要ですよねと。また、多様なニーズへの対応が必要ですと。社会の変革とともに、いろいろな競技、いろんな使い方が考えられます。体育だけではなくて、いろんなことも考えられます。そういったことに対応できるようなものにしましょうということでございます。そして、これもまた大変重要なことですが、
防災拠点としての立地、それをしっかりと考えましょうということでございます。もちろん、効率的な整備・
管理運営、
コスト面のこともしっかりと検討しましょうということがここでまとめられておるところでございます。
次、56
ページへちょっと移っていただきますが、これはちょっと復習的なものでございますが、この
基本構想の中で、
策定委員会の委員様もいろんな御意見をいただいた中で、やはり興行的な行事についても対応できる施設にしたいと。そこで、
観覧席というのは非常に重要なファクターであるということで議論がされております。
観覧席につきましての記載が56
ページの上段にございますが、固定式で2階部分に約1200席程度を設置するというふうで想定をするならば、年に何回あるか分かりませんが、大規模なイベントを開催するときには、
アリーナの
床部分に仮設の
パイプ椅子とか、あるいは単管等で
観覧席を臨時なものを作りまして、そして例えば
バスケットボール競技であれば
センターコート1面だけをつくって周囲に仮設の
観覧席を配置したとするならば、臨時席として
床部分だけで2140席程度を確保はできそうであると、それらを足せば3340席
程度確保ができるのではなかろうかと、3000席以上あれば、通常の
興行スポーツとして成り立つのではなかろうかということが、ここで
基本構想の中で想定として記載があります。
なお、現在の
体育館の
固定席は288席、それに対して今回の想定は1200席ということでございます。
59
ページに飛んでいただきますと、いよいよ機能的なもの、それを反映して規模が算定されてまいります。
まずは
メインアリーナから考えます。概要のところに、面積であるとかいろんな注釈が書いてございますが、
コートの面積は短辺40メートル、長辺75メートルで3000平方メートル、それの2割程度が
固定席の
観客席と想定するならば、
メインアリーナの面積は3600平方メートルになりますということです。なお、このスケールで考えた場合に競技として正式な寸法で確保できる競技が、
フットサルが3面、
バレーボール4面、
バスケットボールが3面、
ハンドボール1面、
テニス4面、卓球25面等々と書かれております。
サブアリーナのほうを御覧いただきますと、
コート面積が30メートル掛ける44メートル、こちらにも
固定席で
観客席を設けます。そうすると530席
程度確保できるのではなかろうかというふうに試算がされています。この
サブアリーナでも、正式な競技が
フットサル1面、
バレーボール2面、
バスケットボール1面、これで
メインアリーナの先ほどの3面と足しまして4面になりますので、現在の
総合体育館で確保されている面数は、同じだけは確保ができるということでございます。
次にちょっとまた飛んでいただきまして、これらを積み上げてまいりますと、必要な面積を全部電卓でたたいてまいりますと、おおむね1万2000平方メートルになったところではございますが、ここで改めて施設の
ケーススタディーということを考えましょうと、これは
策定委員会の中で宿題をいただきまして、これがこの表に
比較対象一覧表という形で掲載されております。
70ページのほうに載っておるところでございます。
70ページ、3.3.
施設規模の比較というところでは、
事務局側としましては、今市民に最低限求められている
コートの面数、そして
規格寸法から割り出しますと約1万2000平方メートルになったところでございますが、仮に、近隣の市の事例に倣って1万平方メートルより小さいもの、これをC案として考えます。逆に、2万平米にも及ぶだけの
スーパーアリーナも検討してみようと、比較の
一覧表でございますが、一番分かりやすいものが、
メインアリーナが一番上段に書いてあって、そこに40メートル掛ける100メートルはA案、B案の40メートル掛ける75メートル、C案の40メートル掛ける50メートルとありますが、
バスケットボールの
コートの面数を御確認いただければ、感覚的に今、規格に合わない4面、それを規格に合わせますと、B案でいこうとすると
メインアリーナ3面、
サブアリーナで1面、合計4面なんですが、A案でいけば
メインアリーナだけで4面を確保することができます。C案ですと、
メインアリーナが2面で、
サブアリーナで1面ですから、C案でいこうとすると
バスケットボールの
競技コート数が減ってしまいますということがこちらのほうでは書かれておるところです。
おめくりいただきまして、72
ページ、73
ページはこれを
バルーン図という形で視覚的に比較をすると、大・中・小で
イメージが分かりやすいかというところでございます。A案の1万9000から2万平方メートルというものについては、随分大きいという
イメージが湧いてくるというふうに思います。現在の
総合体育館は6000平米弱ですから、仮に1万9000、2万平方メートルとなってきますと3倍以上の規模ということになってきます。
75
ページを御確認いただければと思います。
これら、視覚的にも大きい・小さいがあるわけですが、まさに概概算、仮の想定といたしまして、概算の用地費を除いて、
事業費についてどれぐらいになるのかというのを
ケーススタディーしたものがこの表の3−7、A案の場合、
スーパーアリーナですと約112億円から118億円、B案の1万2000平方メートル程度ですと68億円から73億7000万円、C案、1万平方メートルを切る程度にしましょうということであれば45億7000万円から50億8000万円程度ということの試算が出ております。
下段の表の3−8につきましては、それを今後、運営していくときの運営の市の負担の額の想定でございます。A案ですと、毎年1億6000万円から1億7000万円程度、B案ですと1億円から1億1000万円程度、C案ですと8000万円から9000万円程度ということで、これで試算がされております。この試算の基になる根拠としましては、他の事例として76
ページ、77
ページ、78
ページに記載があって、その数字から78
ページに
施設整備費の
平米単価の平均値を出しまして、
維持管理につきましても
平米単価の事例から割り出しまして、その数字を面積に掛け合わせたというところでございます。
こうしたことの検討を重ねて、81
ページの3.3.5.規模の設定、この
基本構想の中で、本構想では新
総合体育館の規模を約1万2000平方メートルから1万5000平方メートル程度と想定するということで、
基本構想の中でおおむね1万2000から1万5000平方メートル程度の
体育館を考えましょうということで策定をしたところでございます。
おめくりいただきまして、82
ページのところで、これはたまたま
タイトルが3.4.
施設整備エリアの選定となっておりますが、この表の3−10を御確認いただきますと、前段でも出てまいりました犬山市、袋井市、江南市、長浜市の近年造られた
アリーナにつきまして、人口1人
当たりのその施設のための面積を割り出しました。
人口ベースでいきますと、例えば犬山市の場合ですと、人口1人
当たり敷地面積、
アリーナ体育館の面積が0.49平方メートルですよと、建物の
延べ床面積は0.09ですよというのを全部割り出しまして、一番右側に赤い太線で囲われた新
総合体育館、これが今回の私どもが想定しておるものですが、それらの
実績事例から、敷地については人口1人
当たり0.3から0.5平方メートルの幅で設定されています。建物の
延べ床面積、規模については、人口1人
当たり0.05から0.1平方メートルというふうに想定されております。それを私どもの14万7000人と
人口規模で逆戻ししますと、
敷地面積については、表にございますとおり約4万5000平方メートルから7万5000平方メートル、つまり4.5ヘクタールから7.5ヘクタール、
延べ床面積については約7000平方メートルから1万5000平方メートル、その際に、7000平方メートルからということになっておりますが、今まで説明したとおり、最低必要なスペースを算定で積み上げていきますと1万2000平方メートル以上要るということが結果で出ておりますので、この7000平方メートルではなくて、最低限の1万2000平方メートルから1万5000平方メートル、これが81
ページに記載の数字の根拠となっておるところでございます。
そこで出た敷地の面積4.5ヘクタールというのが試算上出ておりますので、
施設整備エリアの選定というところで、次の3.4.2、83
ページに移ってくることになります。
これにつきましては、
ステップ1、2、3、4と段階を踏んで
選定エリアを絞ってまいりました。
ステップの1としましては、比較的開発のしやすい低未利用地ということでございまして、そういったところはどこにあるんですかと
ステップ1でまずぎゅっと抽出をいたしました。
続きまして、今度は交通の
利便性について、ある程度必要な
利便性は確保できますか、鉄道駅、あるいはバス停、
バス路線のところから全然あさってでは困るので、ある程度近いところ、ここで800メートル圏内というふうに記載がございます。これは83
ページの一番下のところの
ステップ2の注釈で、米印で800メートル圏は一般に鉄道駅の徒歩圏というところでございます。これは宅建業法の中で、距離を示すときに分速80メートルということで、10分だと800メートルと、徒歩10分圏内という意味で800メートルというのが記載がございます。そして絞っていきました。
ステップ3では、当然、
防災拠点として
位置づけますから、浸水がしてしまう
エリアとか
土砂災害の
警戒区域ということではまずいので、そういったものを除外しました。
そして
ステップ4では、前段の敷地はやっぱりまとまって4.5ヘクタール以上要るよねということがありますので、新
総合体育館整備に必要な約4.5ヘクタール以上の土地の整備が可能な、そういった
エリアを絞りますと、84
ページの
バルーン、ピンク色の
Aエリア、
Bエリア、
Cエリア、
Dエリアということで、4つの
エリアが絞られてまいりました。
策定委員会の中で、この
基本構想を練る際の
エリアの選定について、85
ページにあるような選定の指標を1、2、3、4と決めまして、86
ページ、87
ページにあるように、
配点基準というのを淡泊に、機械的に決めて点数づけした配点結果が88
ページ、89
ページの記載のとおりでございます。
A、B、C、Dの4
エリアで、最も配点が高かったのが
Cエリアでございまして、得点率は84%、続いて
Dエリアが72%ですが、やはり
Cエリアが一番得点が高かったというところでございまして、90
ページ記載のとおり、3.4.4.
施設整備エリアの選定ということで、
Cエリア、各務山の前町地区、この
エリアを新
総合体育館の整備の
エリアとして選定をしますということでございます。
なお、
エリアは決まりましたが、詳細の位置はまだ決まっておりませんので、これを
基本計画の中でしっかりと定めてまいりたいと思っておるところでございます。
いよいよ後半になってまいりましたが、99
ページ、これはA3をちょっと折り込んだものがあるんですが、こちらを御確認いただければと思います。
基本構想の中におきましては、詳細な
完成期限とかそういうことをうたうことはないんですが、整備の
事業スケジュールの大まかな
パターンを4つの
ケーススタディーとして表にまとめさせていただいております。もちろん、事業の方式、
事業手法は決まっておりませんので、どれが正かというものはございませんが、仮に従来方式、一番上にあるものが通常の行政がやっておる、行政がその都度発注をする、設計も発注する、工事も発注する、そして行政が
管理運営するという従来の方式、2行目が
DB方式、デザイン・アンド・ビルドということで、設計・施工を一括して
民間事業者に発注をするという方式でございます。3行目になってきますと、さらに進みまして、デザイン・ビルド・アンド・オペレート、運営もやってくださいというところで、何もかも任せる
パターン。最終的な
PFI方式というのは、プライベート・ファイナンス・イニシアチブで、より一層民間色が強いということになっていくということでございます。それぞれの事業の
進め方によってオープンする時期というのは若干変わるということでございますが、今の仮の想定でいきますと、従来方式で何もかも市が責任を持ってやっていった場合、最短で令和8年の春にオープンできるのではなかろうかというところがこの
事業スケジュールの中で示されておるところでございます。もちろん、この99
ページの下には米印で注釈がございますが、造成、
道路工事の時期等については、やっぱり土量によって変動はしてまいりますしということで、いろんな、これはフィックスではございませんよというところが書かれておるところでございます。
そして、一番最後になります101
ページを御確認ください。
基本構想としてはまとまったわけですが、もちろん事業を進めるためにはまだ課題はたくさんございます。その中で、4.6.事業実施の課題ということで、これを大きく6つの項目でまとめられておるところでございます。
施設の計画・運営に関する検討を具体的に進めていく。
床面積をまだ1万2000から1万5000平方メートルの間にしましょうという程度で漠っとしか決まっておりませんので、より機能・規模について詳細を詰めて、面積をおおむねこの程度というものを決めましょうということでございます。運営方式につきましても、いろんな事業者さんから意見を聞いて、どういった運営方法がいいのかしっかり検討しましょうというところでございます。
そして2番目に、やはりこれは大事なところですが、敷地、これは
エリアしか決まっておりませんので、どこの敷地にするのかというところでございます。具体的に敷地が決まれば、次にアクセス道路とか、駐車場の整備の在り方とか、そういったところをしっかりとインフラの整備というのを検討していくということでございます。そして事業の手法、やり方によっては全然工程が変わってまいりますので、こちらにつきまして、しっかりと検討をしなければいけないということです。それと関連することですが、財源の確保ですね、市民に極力負担がかからないように財源もしっかりと確保しましょうと。大きな話としましては、まちづくり、そういったところもしっかりと考えて、
防災機能を持った施設であると言いながら気軽に市民の方に楽しんでいただける、愛される施設にする必要があるので、まちづくり全体を考えましょうというところでございます。
これで一応、現時点におけます
基本構想が固まりまして、冊子で発表させていただきました。
なお、これは製本したものと同じものがインターネットで市民の方に自由に御覧いただけるようになっております。そういったところで、私の説明は以上です。
○
委員長(
足立孝夫君) 以上で説明は終わりました。
委員の御質問はありませんか。
◆副
委員長(坂澤博光君) ちょっとばかり、現在の
総合体育館のことで確認ですけれども、9
ページのところの一番下の米で、
バスケットボールが規格から外れているという話がありましたけれども、この規格が外れている競技種目というのは、バスケット以外にどういうのがありますですかね。
◎参与[
教育施設整備推進室長事務取扱](
牧田洋之君)
バスケットボール以外ですと、
ハンドボール、
フットサル、あと
テニス、これは明らかに寸法が足りておりません。
◆副
委員長(坂澤博光君) 85
ページのところですけれども、選定指標から評価をしているというのは非常にいい手法なんですが、この現在の
総合体育館の、あるいは周辺を考えてみると、駐車場が足らないというのが非常に大きくクローズアップされていたと思います。それからすると、今のところ、構想では最低で600台と、大型バスとか障がい者用とか、こういった駐車場のことを念頭にあることからすると、
エリアの選定というのは結構、そういったスペースがあるのかというのは重要なファクターかなと思いますけれども、それがちょっと入っていないのかなという気がしますが、そういったところはどうですか。
◎参与[
教育施設整備推進室長事務取扱](
牧田洋之君)
エリアの抽出におきまして、まず大前提として
ステップ1の中で、比較的農地等で、つまり宅地として活用されていない低未利用地というところでまず1回フィルターをかけておって、最後の
ステップ4の中である程度まとまった土地として4.5ヘクタールぐらいが取れそうなところを平面的に見たときに、図面上、この辺なら取れるよねと選んだのがA、B、C、
Dエリアでございます。ただし、もちろん各A、B、C、
Dエリアを選びましたが、あくまで平面的に漠っと見ておりますので、例えば細かい話をしたときに、
バルーンの中に建物があるんじゃないかとか、そういったところは多少ございます。
◆委員(小島博彦君) ちょっと戻るんですが、5
ページの御説明のありました第二種
住居地域で増築は
法的制限があるという御説明をいただいたところと、あと24
ページの中で、現在の
総合体育館を今後どう活用していくかというところで、存続させるという答えも多かったと、35%あったということなんですけど、これは建築制限、増築は
法的制限があるということであるんですけど、それを24
ページではその増築が関わるというのはこの14.3%というところで見てよろしいでしょうかね。
◎参与[
教育施設整備推進室長事務取扱](
牧田洋之君) まず
市民アンケートで、24
ページで市民の方からお答えがあったことにつきまして、まず市民に問いかける際に、この現在の
総合体育館が、例えば
建築基準法の既存不適格ですとか、そういった細かいことを市民に申し上げても、ちょっとなかなか分かりづらいだろうと、より混乱するだろうということで、そういったことは記載がなくて、もう淡泊に、あなたはどう考えますかというふうに聞いておりますので、ですから、増築してもいいでしょうとか、改築してもいいでしょうという選択をされた方が見えるということでございます。市民のお気持ちを伺ったときに、35%もの方が今の
体育館をなくすのは寂しいよねと言っておることが分かったというところでございます。
◆副
委員長(坂澤博光君) 52
ページの
基本構想のところで、一番下に安全安心の拠点ということで、
防災拠点としての機能を持たせるということが構想の中に入っておるわけですけれども、こういった具体的な
防災機能といってもすごく幅が広いので、そういった中身についてもこの
基本計画の中である程度示していくのか、それとも単なる
防災機能というざくっとしたものでいくのか、その辺をちょっと分かる範囲で教えてください。
◎参与[
教育施設整備推進室長事務取扱](
牧田洋之君)
防災拠点としての役割というのが非常に大事だということは認識はしておりまして、
基本構想の策定の段階から、私ども市長公室の防災対策課のほうに相談をさせていただいておるところではございます。
もちろん、
基本計画の中で重要な要求事項をしっかりと示していきたいと思っていますが、教育
委員会そのもので防災に対する計画を当然決められるものではございませんので、そういった点におきましては、防災部局と連携を密にしながら、より具体的になるようにしっかりと計画を進めていきたいと思っています。
◆副
委員長(坂澤博光君) 確認ですけど、それはこの
基本計画の中にある程度盛り込んでいくということでいいんですよね。
◎参与[
教育施設整備推進室長事務取扱](
牧田洋之君)
基本計画の中で、完全に盛り込み切れないところは出てくると思っています。そうしますと、次の例えば
基本計画の後の
基本設計であるとか、そういったところで我々、防災部局と連携を取りながらしっかりと盛り込んでいくことが現実的な話かというふうに考えております。
◆委員(小島博彦君) 先ほど、ちょっと24
ページの関連ですけど、具体的には現
総合体育館の敷地の取扱いというか、現
総合体育館の取扱いについては決まっていないということなんですけど、これは検討というのは、いつ頃ぐらいから入るかというのを想定してみえますか。
◎参与[
教育施設整備推進室長事務取扱](
牧田洋之君) 現在の
総合体育館がどうなるかというのは、市民にとっても非常に関心が高い重要なことでございますので、まだ
基本計画に係る
策定委員会議が残念ながら開催されておりませんので、現時点で私が結論じみたことを言うのはちょっと控えさせていただきますが、
基本計画の中でしっかりと議論は交わしたいというふうには思っています。ただし、この
基本計画で結論を出すというのは非常に困難だろうというふうには考えております。やはり、
アンケートの結果の中で、市民の
皆様方の多くが、まだこの
体育館がというような趣旨の回答をされているという市民の意思を考えたときに、あまり拙速にこうしましょうというのは決められない、場合によっては新しい
総合体育館が開設されて、そこの市民の皆さんの利用状況を見ながら考えるということもあり得るのかなと、ただそれは、私がまだ現時点でお答えするべきものではなかろうかというところでございます。
◆副
委員長(坂澤博光君) 56
ページの
メインアリーナの
観覧席の件ですけれども、これ今のところ、固定式で2階に1200席という、これはどの程度の大会を予定してみえるのか、それともこの席というのは仮の数字なのかという、ちょっと2つですけど、お願いします。
◎参与[
教育施設整備推進室長事務取扱](
牧田洋之君) こちらの56
ページに記載の
観覧席の約1200席というものにつきましては、他市事例の
アリーナ部分の面積の割合として、そのおおむね20%程度が
観覧席になっていますよねと、
観覧席について、この面積があると何席程度という、本当にまさに概算ではじいた数字でありまして、1200席と、あと
床部分に仮設の臨時の席を設けて3000席以上というのをここで記載はしてございますが、この3000席というのをはじき出した根拠的なものにつきまして、プロ
バスケットボールのB1、B2、B3とあるんですが、B3の大会をしようとすると、3000人を切るようでは開催ができないというお話を承っておりまして、最低それぐらいができる、つまり年に1回あるか、2回あるか分かりませんけれども、そういったことも市民に楽しんで、見るスポーツをやっていただけるためにはそれぐらい要るし、あとは通常の大会を開いているときに、保護者の皆さんや関係者の方が見ようとすると、当然今の288席では足りませんので、余裕を持ったときに1200席あれば、もちろん
各務原市の大会はできますし、そのときに岐阜地区ぐらいの大会だったらできるでしょうということが
策定委員会の委員様も納得してこの数字が記載されています。
◆委員(大竹大輔君) ちょっと確認なんですけど、年度が替わりまして、今現在の
基本構想とか
基本計画策定委員会のメンバーというのは替わっているんですか。
◎参与[
教育施設整備推進室長事務取扱](
牧田洋之君) この
基本構想・
基本計画策定委員会条例に基づく委員につきましては、条例に基づき委嘱をしておるところでございまして、基本的にはこの冊子の一番最後のところの資料−4というところに委員名簿がございまして、
委員長を鈴木教授ということで、副
委員長を三井教授ということで、この委員に変わりはないところでございます。ただし、この委員の中で、条例の第3条第2項第2号の規定に基づく関係団体を代表する者というところにつきましては、櫻木委員様が
各務原市自治会連合会を代表してお加わりいただいておりましたが、加わっておられました櫻木委員様のほうから、ちょっと身を引きたいという趣旨のお話をいただいておりまして、これにつきましては、ちょっと自治会連合会様とどのようになるのか協議を進めていって、もし仮に代わりということになりますと、そのようにまた委嘱をさせていただくことになろうかと思います。
◆副
委員長(坂澤博光君) ちょっと長くなりますけど、92
ページに
事業手法の紹介があって、従来方式からだんだん民間のほうに、民間が主体になるような方式にあるんですけど、現在ではまだまだこれからだと思うんですけれども、
基本計画ではどの程度のところまで持っていく予定でしょうかね。例えば選考基準とか判断基準とか、そういうのを出すまでにするとか、ちょっとその辺が分かれば、見通しといいますか。