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令和 3年第 2回定例会-03月18日-02号

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  1. 各務原市議会 2021-03-18
    令和 3年第 2回定例会-03月18日-02号


    取得元: 各務原市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-30
    令和 3年第 2回定例会-03月18日-02号令和 3年第 2回定例会          令和3年第2回各務原市議会定例会会議録(第2日目)           議   事   日   程   (第2号)                       令和3年3月18日(木曜日)午前10時開議 日程第 1.会議録署名議員の指名 日程第 2.議第 3号 令和3年度各務原市一般会計予算 日程第 3.議第 4号 令和3年度各務原市国民健康保険事業特別会計予算 日程第 4.議第 5号 令和3年度各務原市介護保険事業特別会計予算 日程第 5.議第 6号 令和3年度各務原市後期高齢者医療事業特別会計予算 日程第 6.議第 7号 令和3年度各務原市水道事業会計予算 日程第 7.議第 8号 令和3年度各務原市下水道事業会計予算 日程第 8.議第12号 各務原市非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 日程第 9.議第13号 各務原市情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例 日程第10.議第14号 各務原市行政財産使用料徴収条例の一部を改正する条例 日程第11.議第15号 各務原市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例 日程第12.議第16号 各務原市消防団条例の一部を改正する条例 日程第13.議第17号 各務原市国民健康保険条例の一部を改正する条例 日程第14.議第18号 各務原市介護保険条例の一部を改正する条例
    日程第15.議第19号 各務原市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 日程第16.議第20号 各務原市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 日程第17.議第21号 各務原市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例 日程第18.議第22号 各務原市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 日程第19.議第23号 各務原市産業会館条例の一部を改正する条例 日程第20.議第24号 各務原市火入れに関する条例の一部を改正する条例 日程第21.議第25号 各務原市放課後児童健全育成事業の実施に関する条例の一部を改正する条例 日程第22.議第26号 各務原市図書館条例の一部を改正する条例 日程第23.議第27号 各務原市史編さん委員会条例 日程第24.議第28号 各務原市市道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条例 日程第25.議第29号 各務原市手数料条例の一部を改正する条例 日程第26.議第30号 財産の取得(新庁舎高層棟事務机等) 日程第27.議第31号 財産の取得(新庁舎高層棟収納庫等) 日程第28.議第32号 財産の取得(特定公園施設) 日程第29.議第33号 市道路線の認定(市道蘇北797号線ほか4路線) 日程第30.議第 9号 令和2年度各務原市一般会計補正予算(第15号) 日程第31.議第10号 令和2年度各務原市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号) 日程第32.議第11号 令和2年度各務原市下水道事業会計補正予算(第2号) 日程第33.議第34号 各務原市副市長の選任 日程第34.議第35号 各務原市監査委員の選任 日程第35.議第36号 各務原市公平委員会委員の選任 日程第36.代表質問 日程第37.一般質問 〇本日の会議に付した事件 日程第 1.会議録署名議員の指名 日程第 2.議第 3号 令和3年度各務原市一般会計予算 日程第 3.議第 4号 令和3年度各務原市国民健康保険事業特別会計予算 日程第 4.議第 5号 令和3年度各務原市介護保険事業特別会計予算 日程第 5.議第 6号 令和3年度各務原市後期高齢者医療事業特別会計予算 日程第 6.議第 7号 令和3年度各務原市水道事業会計予算 日程第 7.議第 8号 令和3年度各務原市下水道事業会計予算 日程第 8.議第12号 各務原市非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 日程第 9.議第13号 各務原市情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例 日程第10.議第14号 各務原市行政財産使用料徴収条例の一部を改正する条例 日程第11.議第15号 各務原市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例 日程第12.議第16号 各務原市消防団条例の一部を改正する条例 日程第13.議第17号 各務原市国民健康保険条例の一部を改正する条例 日程第14.議第18号 各務原市介護保険条例の一部を改正する条例 日程第15.議第19号 各務原市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 日程第16.議第20号 各務原市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 日程第17.議第21号 各務原市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例 日程第18.議第22号 各務原市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 日程第19.議第23号 各務原市産業会館条例の一部を改正する条例 日程第20.議第24号 各務原市火入れに関する条例の一部を改正する条例 日程第21.議第25号 各務原市放課後児童健全育成事業の実施に関する条例の一部を改正する条例 日程第22.議第26号 各務原市図書館条例の一部を改正する条例 日程第23.議第27号 各務原市史編さん委員会条例 日程第24.議第28号 各務原市市道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条例 日程第25.議第29号 各務原市手数料条例の一部を改正する条例 日程第26.議第30号 財産の取得(新庁舎高層棟事務机等) 日程第27.議第31号 財産の取得(新庁舎高層棟収納庫等) 日程第28.議第32号 財産の取得(特定公園施設) 日程第29.議第33号 市道路線の認定(市道蘇北797号線ほか4路線) 1、委員会付託(議第3号から議第8号まで、議第12号から議第33号まで) 日程第30.議第 9号 令和2年度各務原市一般会計補正予算(第15号) 日程第31.議第10号 令和2年度各務原市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号) 日程第32.議第11号 令和2年度各務原市下水道事業会計補正予算(第2号) 日程第33.議第34号 各務原市副市長の選任 日程第34.議第35号 各務原市監査委員の選任 日程第35.議第36号 各務原市公平委員会委員の選任 1、委員会付託省略(議第9号から議第11号まで、議第34号から議第36号まで) 日程第36.代表質問 日程第37.一般質問 〇出席議員(23名)                     1 番   古 川 明 美  君                     2 番   水 野 岳 男  君                     3 番   黒 田 昌 弘  君                     4 番   井戸田 直 人  君                     5 番   塚 原   甫  君                     6 番   小 島 博 彦  君                     7 番   杉 山 元 則  君                     8 番   五十川 玲 子  君                     9 番   指 宿 真 弓  君                    10 番   瀬 川 利 生  君                    11 番   永 冶 明 子  君                    12 番   波多野 こうめ  君                    13 番   横 山 富士雄  君                    14 番   大 竹 大 輔  君                    15 番   岩 田 紀 正  君                    16 番   仙 石 浅 善  君                    17 番   水 野 盛 俊  君                    18 番   坂 澤 博 光  君                    19 番   吉 岡   健  君                    20 番   津 田 忠 孝  君                    22 番   川 嶋 一 生  君                    23 番   足 立 孝 夫  君                    24 番   川 瀬 勝 秀  君 〇欠席議員(1名)                    21 番   池 戸 一 成  君 〇説明のため出席した者の職氏名               市長          浅 野 健 司  君               副市長         磯 谷   均  君               副市長         小 鍋 泰 弘  君               市長公室長       磯 部 綱 雄  君               市長公室参与(防災対策課長事務取扱)                           相 澤   毅  君
                  企画総務部長      植 田 恭 史  君               市民生活部長      三 輪 雄 二  君               市民生活部環境室長   横 山 泰 和  君               健康福祉部長      鷲 主 英 二  君               産業活力部長      中 野 浩 之  君               都市建設部長      服 部   隆  君               都市建設部参与都市計画課長事務取扱)                           澤 田 信 浩  君               消防長         横 山 元 彦  君               教育長         加 藤 壽 志  君               教育委員会事務局長   横 山 直 樹  君               教育委員会事務局参与教育施設整備推進室長事               務取扱)        牧 田 洋 之  君               監査委員事務局長選挙管理委員会事務局長兼公               平委員会書記長固定資産評価審査委員会書記                           苅 谷 直 文  君 〇職務のため出席した事務局職員               議会事務局長      村 井 清 孝               総務課長        奥 村 真 里               主任主査兼議事調査係長 五 島 竜 一               主任書記        横 田 直 也               書記          河 手 美 季         ─────────────────────────── △1、開議 (開議) 午前9時59分 ○議長(川嶋一生君) ただいまから本日の会議を開きます。         ─────────────────────────── ○議長(川嶋一生君) 本日の日程は、お手元に配付したとおり定めました。         ─────────────────────────── △日程第1、会議録署名議員の指名 ○議長(川嶋一生君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員には、会議規則第80条の規定により、議長において4番 井戸田直人君、5番 塚原甫君の両君を指名いたします。         ─────────────────────────── △日程第2、議第3号から日程第29、議第33号まで ○議長(川嶋一生君) 日程第2、議第3号から日程第29、議第33号までの28案件を一括し、議題といたします。         ─────────────────────────── ○議長(川嶋一生君) これより質疑を行います。  質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  1番 古川明美君。   (1番 古川明美君質問席へ) ◆1番(古川明美君) おはようございます。  市民派・チームみらい、古川明美でございます。  通告に従い、質疑を順番にいたしますので、よろしくお願いいたします。  議第3号 令和3年度各務原市一般会計予算、歳出、2款総務費、1項総務管理費、5目財産管理費、庁舎施設整備費公用車駐車場整備事業費についてです。  新型コロナウイルス感染拡大が広がる中、工事の日程に影響を与えながらも、新庁舎建設が進められてきました。今年度9月には新庁舎が完成し、引っ越しとなる予定です。その後、現庁舎の解体工事が始まります。新庁舎完成後の公用車の駐車場については、地下駐車場が予定されていることを伺っておりますが、今回の予算で計上されている公用車駐車場整備事業費について確認をいたします。  1点目の質疑です。  予定している公用車駐車場だけでは足りないのか、駐車場はどのような利用を想定しているのかをお尋ねいたします。 ○議長(川嶋一生君) 企画総務部長 植田恭史君。   (企画総務部長 植田恭史君登壇) ◎企画総務部長(植田恭史君) 古川議員の質疑、公用車駐車場整備事業費について、通告に基づいて答弁いたします。  駐車場はどのような利用を想定しているのかについてです。  新庁舎駐車場に入庫することができない車高の高いパネルバンや車体が長く、駐車区画に入らないトラック等の駐車を想定しております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 背の高い車、駐車場、地下には入らないものの高さに対応しての整備事業ということだと思いますけれども、その土地ですね。所有者を含めてどのような土地なのかをお尋ねいたします。 ○議長(川嶋一生君) 再質疑でしょうか。 ◆1番(古川明美君) 再質疑です、すみません。 ○議長(川嶋一生君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 防衛省が所有しております土地を無償でお借りする予定でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) では、再々質疑で。  どのぐらいの車が止められるのか、台数とかその辺のところを。 ○議長(川嶋一生君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 6区画を予定しております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 次へ行きます。  次に、歳出、2款総務費、1項総務管理費、16目庁舎建設費、庁舎等建設事業費についてです。  1つ目、新庁舎建設事業に現庁舎の解体費用は含まれていますか。 ○議長(川嶋一生君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 含まれております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) では、再質疑です。  その費用を教えてください。 ○議長(川嶋一生君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 令和3年度の予算は4.7億円です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) では、再々質疑で、9月完成から解体ですけれども、今年度中にこの解体は終わる予定ですか。 ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君に申し上げますが、通告外ですので……。  企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 今年度中には終わりません。 ○議長(川嶋一生君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) すみません。令和3年度中には終わりません。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) では、次へ行きます。  新庁舎が完成すると、すぐ解体工事が始まるわけですけれども、公共施設を整備していく際に環境対策を考えていくということは当然だと思うんですけれども、その意識はこれまで以上に厳しく求められる時代となってきました。  そこで、解体工事で発生する産業廃棄物の処理について、搬出の安全性も含めて確認をしていきます。解体されたコンクリート、鉄筋などはどのように処理をされるのか。コンクリートは外部に搬出するのか。 ○議長(川嶋一生君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 解体されたコンクリート、鉄筋等は外部に搬出をします。建設リサイクル法などにのっとり、適正に処分をいたします。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 再質疑をします。  建設リサイクル法に基づいて適切に処理をするということですけれども、大量のごみが出るわけですね。新庁舎のメインの入り口というのは北側にあるので、その横で解体工事が行われる中で来庁者とかの安全面をどのように考慮して搬出をしていくのかというところの確認をお願いします。 ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君に申し上げますが、通告からかなり外れておりますので。直近の答弁に対して、どこに疑義があるのかが再質疑です。もう一度、質疑を行ってください。  1番 古川明美君。
    ◆1番(古川明美君) コンクリートに関しては外部に排出されるとおっしゃられましたので、どのように搬出するかというところの安全面を確認していきたいということですけど。 ○議長(川嶋一生君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) どのように安全に搬出するかということですね。当然ながら、市民の皆様、あるいは職員、庁舎に近づかないようにきちっと区画を整理して安全に搬出する予定でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) ちょっともう一回、確認させてください。  ということは、北側からは出入りは当然しないということですよね、来庁者は。 ○議長(川嶋一生君) 通告外と先ほどから申し上げておりますので。 ◆1番(古川明美君) でも、安全かどうかを。 ○議長(川嶋一生君) 次に行ってください。  御答弁いただいておりますので、次に行ってください。 ◆1番(古川明美君) 安全面を確認させてください。 ○議長(川嶋一生君) 認められません。 ◆1番(古川明美君) 言えるんじゃないですか。安全に搬出かどうか。駄目ですか。 ○議長(川嶋一生君) 次の質疑に移ってください。 ◆1番(古川明美君) はい。じゃあ、次へ行きますね。しようがない。  3点目やね。現在の市長、議長、副市長の公用車の駐車場は平成26年に3台分のガレージが約500万円で造られました。そこで確認をいたします。現在ある市長、議長、副市長の公用車の車庫は解体するのか。車庫の継続利用、または再利用、販売は想定していないのかを確認します。 ○議長(川嶋一生君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 移転も検討しましたが、再利用するための解体、再設置費用が高額となることから解体処分をいたします。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) じゃあ、再質疑しますね。  高額とはどのぐらいの金額ですか。 ○議長(川嶋一生君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 再設置をしようとしますと、別の場所にですね。663万7400円になります。そのもの、同じものを新築しようといたしますと513万7000円ですので、新築したほうが安いということが分かりましたので処分をいたします。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 再質疑をさせてください。  新築をしたほうが安いという金額での判断ということなんですけれども、これから環境の問題を考えていく中で、ごみを出さないという考え方がいろんなことで必要になってくるときに、まだ使えるものをごみとしない意識と費用とのバランスのところはどのように考えるのかというところを確認したいです。 ○議長(川嶋一生君) 今の答弁に対して再々質疑ですが、主観がかなり入ってみえると思います。答えられる範囲で答えてはいただきますが、質疑ではございませんので、今後気をつけてください。  企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) あの車庫はほとんど金属でできておりますので、リサイクルで再利用されると考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) では、次へ行きます。  次は歳出、4款衛生費、2項環境費、1目環境総務費、新年度予算の「誇り」の部分ですね。基本目標3.豊かな自然と調和する共生のまちの新規事業として掲げられている循環型社会形成推進地域計画策定事業は、計画書を策定する費用です。  1つ目、循環型社会形成推進地域計画の目的をお尋ねいたします。 ○議長(川嶋一生君) 環境室長 横山泰和君。   (市民生活部環境室長 横山泰和君登壇) ◎市民生活部環境室長(横山泰和君) 古川議員から、議第3号 令和3年度各務原市一般会計予算のうち、循環型社会形成推進地域計画について御質疑をいただきましたのでお答えいたします。  1点目、循環型社会形成推進地域計画の目的はでございます。  環境に関しましては課題が多岐にわたるため、法令等に基づき、多くの計画を定めることとなっております。循環型社会形成推進地域計画は、それらの計画の中の1つであり、循環型社会の形成を図ることを目的とし、主に廃棄物処理及びリサイクルについて定める計画でございます。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) じゃあ、次2点目、その計画書はいつまでの策定で、その実施期間についてお尋ねいたします。 ○議長(川嶋一生君) 環境室長 横山泰和君。 ◎市民生活部環境室長(横山泰和君) 2点目、いつまでに作成する予定か、また実施期間はでございます。  当該計画については、前の計画が令和3年度末で計画期間を終了することから、令和3年度中に作成する必要がございます。  計画期間は、令和4年度から9年度までの6年間でございます。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 次へ行きます。  この循環型社会形成推進地域計画というのは、新年度予算で新規事業として掲げられています。この計画は平成27年につくられて6年で更新するということで、次、令和4年度から9年度までのものとしてつくられる。当然、新規事業としておりますので、そういう新規の取組というものは加えられるべきだと考えます。  自治体として、地球温暖化対策に向けて、2050年の温室効果ガスの排出量実質ゼロを実現するために、どう循環型社会を形成していくのか。その計画を達成するためにどのような補助とか融資が必要で、市民やNPOとか企業、行政はどう連携して取組ができるのか。中期的、長期的な目標と計画を立てる必要がある中で、その計画を市民にどう伝えて意識を高めていくかということが課題の中で、この計画ですね、3点目ですけれども、地球温暖化対策に向けて、市民への意識啓発や環境対策に取り組む企業支援等、新規の取組としての考えとかを加える予定はありますか。お尋ねいたします。 ○議長(川嶋一生君) 環境室長 横山泰和君。 ◎市民生活部環境室長(横山泰和君) 3点目、計画には地球温暖化対策に向けて市民への意識啓発や環境対策に取り組む企業支援等、新規の取組として加える予定かでございます。  循環型社会形成推進地域計画は、先ほども御説明いたしましたが、主に廃棄物処理及びリサイクルについて定める計画でございます。  よって、廃棄物処理及びリサイクルに関する施設整備や取組について記載するもので、地球温暖化対策の取組について定めるものではございません。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 1点、再質疑をします。  廃棄物とかリサイクルに関して主に計画を立てていくということなんですけれども、循環型社会を目指していくという中で、新規事業という取組なので、計画の中でどの部分が新規の位置づけになるのか、そこについてお尋ねいたします。 ○議長(川嶋一生君) 環境室長 横山泰和君。 ◎市民生活部環境室長(横山泰和君) 議員の御質疑の中にもございましたが、平成27年に前の計画を策定しております。その後、循環型社会というか廃棄物処理、リサイクルに関して、新たな取組をいろいろ進めております。それらについては、今度の新しい循環型社会形成推進地域計画に盛り込んでいくというふうに考えております。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) では、次へ行きます。  次は歳出、4款衛生費、2項環境費、2目環境保全費、環境保全対策費、食品ロス削減啓発事業についてです。  令和2年度は新型コロナウイルスの感染拡大により、食品ロス削減啓発事業も実施がほとんどできない状況でした。しかし、環境の観点として食品ロス削減に取り組むことで、市民の皆さんの理解と関心を深めていくことを目的とした事業として、今年度も拡充の予算となっています。  1点目です。10月30日の食品ロス削減の日を中心に啓発事業とありますが、どのように行うのか、今までとの違いはあるのかをお尋ねいたします。 ○議長(川嶋一生君) 環境室長 横山泰和君。 ◎市民生活部環境室長(横山泰和君) 続きまして、議第3号 令和3年度各務原市一般会計予算のうち、食品ロス削減啓発事業につきまして御質疑をいただきましたので、お答えさせていただきます。  1点目、10月30日の食品ロス削減の日を中心に啓発事業とはどのように行うのか、今までとの違いはあるかでございます。  当該事業は、令和2年度からの新規事業でございます。今年度においては、広報紙やウェブサイトによる啓発に加え、10月30日の食品ロス削減の日に市内大型店舗にてイベントを開催し、各家庭における食品ロスの状況についての聞き取りや啓発チラシの配布などを行う予定としておりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響により、イベントについては残念ですが中止とさせていただきました。  令和3年度については、令和2年度の事業に加え、食品ロス削減料理講座を開催する予定としております。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 次へ行きます。2点目です。  食品ロスの少ない料理方法を選ぶ講座を新たに開設し、ごみ減量の意識の向上を図るとともに、地球温暖化対策につなげる目標の食品ロスの少ない料理講座を定期的に行うということを追加するということですね。その料理教室は定期的に行っていくのかということと参加予定人数について確認いたします。 ○議長(川嶋一生君) 環境室長 横山泰和君。 ◎市民生活部環境室長(横山泰和君) 2点目、食品ロスの少ない料理講座は定期的に行うのか、また参加予定人数はでございます。  料理講座につきましては、食品ロス削減の日の前後において、1回開催することを予定しております。募集人数は20組40名でございます。基本的には今後も継続する考えでいますが、参加人数の状況や参加者の御意見等を踏まえ、拡充や見直し等について検討していきたいと考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) では、次へ行きます。  昨年、気候変動による気候非常事態宣言を求める意見に対し、本市は第3次各務原市地球温暖化対策地域推進計画を策定しているので、市民、事業者、行政が一丸となって取組を進めているため、同様の趣旨である気候非常事態宣言をすることは考えておりませんという答弁でした。温暖化対策につなげる食品ロス削減啓発事業が形だけの事業と言われないためにも本気度を確認したい上で3点目の質疑です。  この事業によって、地球温暖化対策にどれだけの効果があると考えるのか。 ○議長(川嶋一生君) 環境室長 横山泰和君。 ◎市民生活部環境室長(横山泰和君) 3点目、この事業によって地球温暖化対策にどれだけの効果があるのかでございます。  啓発や環境教室などの事業は、直ちに大きな効果が現れるものとは考えておりません。しかしながら、実施することにより市民の環境への意識が変化するなど、将来にわたり徐々に効果が現れるものと考えております。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 再質疑をします。  地球温暖化への意識を高めていく目標としてこの事業は掲げられていますが、年1回の開催の20組程度で、直ちに大きな効果はないと考えていますが、やることに意味はあるということなんですけれども、2050年温室効果ガス実質ゼロを実現する取組として十分というふうに考えているのかを確認します。 ○議長(川嶋一生君) 環境室長 横山泰和君。 ◎市民生活部環境室長(横山泰和君) 令和3年度につきましては、このような形で取組をさせていただきます。この結果を踏まえ、2番目の御質疑のときにも御答弁させていただきましたが、令和4年度以降については、また考えていくということでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) では、次に行きます。  次に、歳出、2款総務費、1項総務管理費、11目男女が輝く都市づくり推進費についてです。
     本市の総合計画、総合戦略の中で、SDGsを取組の前提事項に位置づけています。令和3年度当初予算で実施を予定している事業については、17種類の該当する主なゴールがそれぞれの事業に示されています。  1点目です。17の目標の1つであるジェンダー平等に向けて、どう取り組んでいくのかをお尋ねいたします。 ○議長(川嶋一生君) 市長公室長 磯部綱雄君。   (市長公室長 磯部綱雄君登壇) ◎市長公室長(磯部綱雄君) 古川明美議員からの男女が輝く都市づくり推進費のことにつきまして、1点目、17の目標の1つであるジェンダー平等に向けてどう取り組むのかについての御質疑についてお答えいたします。  広報紙やセミナーなど、様々な媒体や機会を活用し、広報啓発に努めてまいります。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 再質疑します。  具体的に、どこの担当課がどのように広報セミナーとか広報の啓発をしていくんですか。 ○議長(川嶋一生君) 市長公室長 磯部綱雄君。 ◎市長公室長(磯部綱雄君) 広報紙において、ジェンダー平等に関する記事の掲載を予定しているほか、事業者に対して国や県の取組や施策の情報を提供することなどを考えております。部署はそれぞれ担当課が、主にジェンダーになりますので、まちづくり推進課が広報課と連携し合って取り組んでまいります。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) もう一回、再質疑します。  まちづくり推進課も庁内をまとめる課として、それぞれの主体はそれぞれの担当課なんですよね。広報もそれぞれの担当課から上がってきたものを載せるというふうなので、具体的にもしそういう取組の予定のある課があれば、教えてください。 ○議長(川嶋一生君) 市長公室長 磯部綱雄君。 ◎市長公室長(磯部綱雄君) 具体的にということですので、例えば6月23日から男女共同参画週間が始まります。その際には、こちらはまちづくり推進課が対応すると思いますが、その期間に併せて、例えば6月15日号の広報紙に掲載させていただく予定であります。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) では、次へ行きます。  本市が各務原市の底力と題して発表した予算概要には、誇り・やさしさ・活力に分かれて主な新規事業と拡充事業が発表されています。そこの主な新規と拡充の中には男女共同参画事業はありませんでしたので、例年どおりの予算で取り組まれていくのかと思いますけれども、確認いたします。  2点目、男女が輝く都市づくりセミナー事業は、予定どおりの開催なのか。 ○議長(川嶋一生君) 市長公室長 磯部綱雄君。 ◎市長公室長(磯部綱雄君) ワーク・ライフ・バランスや性別による固定的役割分担意識の改善を目的としたセミナーを2回実施する予定です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) すみません、再質疑です。  開催時期とか、去年と同じなのか、その辺のことを教えてください。 ○議長(川嶋一生君) 市長公室長 磯部綱雄君。 ◎市長公室長(磯部綱雄君) 具体的な時期とか内容について、現在は決まっておりませんが、男女が輝く都市づくり審議会でおはかりしながら決定してまいります。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) すみません、確認ですけれども、再質疑で、審議会の予定はいつ頃開催の予定ですか。 ○議長(川嶋一生君) 市長公室長 磯部綱雄君。 ◎市長公室長(磯部綱雄君) 6月を予定しております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 次へ行きます。  歳出、2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費、人権同和対策費です。  平成30年度各務原市男女共同参画に関する市民意識調査における性と生殖に関する健康と権利を知っている市民の割合を5年以内にアップさせるために取組を継続していくことが12月議会の答弁でもありましたので、確認です。  今年度、男女共同参画プランに掲げた性と生殖に関する健康と権利の理念定着のための普及啓発に努める事業はあるのかをお尋ねいたします。 ○議長(川嶋一生君) 市長公室長 磯部綱雄君。 ◎市長公室長(磯部綱雄君) 女性の人権、ジェンダー平等に関する人権講演会を開催し、その中で性と生殖に関する健康と権利についても紹介する予定です。そのほか、広報紙や市ウェブサイトにおいて掲載するなど、様々な機会を捉えながら普及啓発に努めてまいります。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 再質疑をします。  女性の権利についてというところですけれども、なぜ女性だけなのかというところもちょっと疑問なんですけれども、それはいつ、どの時期にどのようにやるのかというところは、具体的に分かっていれば教えてください。 ○議長(川嶋一生君) 市長公室長 磯部綱雄君。 ◎市長公室長(磯部綱雄君) 予算の議決をいただいた後、関係機関と協議をしてまいります。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 次に行きます。  歳出、4款衛生費、1項保健衛生費、3目母子保健費。  安心して妊娠、出産、子育てができる環境をさらに充実するために、母子保健充実事業が拡充されています。特に、産後鬱の自殺者とか虐待が増えている中で、国も産後ケア事業の充実を推進しています。産後鬱となる前の重症化しないために、孤独な子育てとならない安心と信頼の出会いの場を編み目のように整えていくための大切な事業と考えますが、1点目、産婦健康診査事業、生後1か月児健康診査費助成事業の拡充の中身について教えてください。 ○議長(川嶋一生君) 健康福祉部長 鷲主英二君。   (健康福祉部長 鷲主英二君登壇) ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 1点目、産婦健康診査事業、生後1か月児健康診査費助成事業の拡充の中身です。  産婦健康診査事業の拡充内容として、産後鬱病をスクリーニングするためのエジンバラ産後鬱病質問票を追加し、全ての妊婦さんに実施いたします。また、費用助成額は、産婦健康診査が上限5000円、生後1か月児健康診査が1人当たり上限2500円とし、従前と比較いたしますと母子合わせて2500円増額いたしました。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 1点、再質疑をします。  全ての妊婦がエジンバラの質問票をやるということですけれども、その結果を産後ケア事業にどのように反映していくのかをお尋ねいたします。 ○議長(川嶋一生君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 再質疑に答弁する前に、先ほど私、言い間違いがございました。  全ての産婦さんと言うところを私、全ての妊婦さんというふうで言い間違えてしまいましたので、訂正させていただきます。  そして、今の再質疑ですけれども、エジンバラ産後鬱病質問票ですけれども、こちらのほうは、その後において支援が必要な方に対しては、例えば助産師の方が訪問指導を行ったり、あるいはクリニック、そういった医療機関の方におつなぎをする、そういった活用をしていきたいと思っております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) すみません、再質疑します。  その対応してくださる産院の確保とかというのはできているんですか。 ○議長(川嶋一生君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 市内産院であったりとか、クリニックであったりとかには、もう既に御協力依頼をさせていただいております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) では、次へ行きます。2点目ですね。  産後鬱の要因は様々なことが重なって重症化していきますが、そのきっかけの1つとして、母乳に関する悩みというのはあるのでしょうかというところをお尋ねいたします。 ○議長(川嶋一生君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 2点目、産後鬱の原因として、母乳に関する悩みはあるかについてです。  産後鬱の様々な要因の1つに母乳に関することが上げられます。母子健康包括支援センター「クローバー」で把握している母乳に関する相談件数の割合は、令和3年1月末現在で7.4%となっております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) では、次へ行きます。  母乳の相談は母乳の悩みだけでとどまるものではなくて、実はその背景にいろんなことがあって、いろんなトラブル以外の困り事とかを抱えている場合が多い中、この母乳相談券の役割はすごく大きいというふうに考えます。それがあるから相談に行ってみようというきっかけにつながっていくかなと思うんですけれども、母乳育児相談券というのは生後4か月までという縛りがあって、昨年度も4分の1しか使われていないという現状がある中で、次の質疑ですけれども、母乳育児相談費助成事業の目的は母乳定着であるというふうに伺っていますが、産後鬱ケアの視点は含まれているのかというところをお尋ねいたします。 ○議長(川嶋一生君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 3点目でございます。  母乳育児相談費助成事業の目的に産後鬱ケアは含まれているのかについてです。  母乳育児相談事業の目的に、産後鬱のケアは含まれております。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 再質疑します。  目的に含まれているのであれば、母乳相談券は生後4か月までという期限があるので、ここについてはどう考えますか、延ばすとか。 ○議長(川嶋一生君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 母子保健法の一部改正に伴って、これが令和3年の4月1日から改正されます。それに伴って、産後ケアのガイドライン等も改正されます。その中には対象期間として出生後1年というふうに書かれております。本市においては、現在生後4か月というふうになっておりますが、今後において受入れ支援先の御事情もあろうかと思いますので、そこら辺りの調整をした上で、できるかどうかの検討を行っていくというような課題は既に握っているところでございます。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) では、次へ行きます。  産後の女性の死因の第1位は自殺です。産後鬱は、コロナ禍により4人に1人が発症し、以前の倍以上に増えていると言われています。  そんな中、昨年から産後ケア事業として各務原市もスタートしていますけれども、年間約1100人が生まれている現状の中、産後ケア事業を利用した方が宿泊利用は5回で訪問利用が2回、同じ方が2回含まれていますので、計6名の方が産後ケア事業を利用しているという現状です。非常に少ないかなあというふうに思いますけれども、今年度から産院の宿泊サービスと自宅への訪問サービスに加えて、日帰りでできる通所型のサービスも増えました。それぞれを何件見込んでの予算なのか、そしてその理由をお尋ねいたします。 ○議長(川嶋一生君) 健康福祉部長 鷲主英二君。
    ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 4点目でございます。  産後ケア事業について、宿泊型、訪問型、通所型、それぞれ何件を見込んでいるか、またその理由はについてです。  令和2年度の実績を踏まえ、今後利用者の増加が見込まれるため、宿泊型、訪問型ともに25件、通所型は23件としております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 再質疑をします。  実績を踏まえて考えたということの中で、今後増えていくであろうという見込みを多いと思うのか少ないと思うのかというところは、ちょっと私は微妙に違うなあと思ったんですけれども、実績が少ない要因はどのように考えていますか。 ○議長(川嶋一生君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 再質疑に御答弁させていただきますが、恐らく古川議員のおっしゃっていらっしゃることは、予算に比べて実績が少ないというようなニュアンスかなというふうに思いますけれども、令和2年度に今回この事業を初めて新規でスタートさせていただいたところでございまして、なかなか当初の段階では実績を正確に見込むということは困難であったということでございます。  令和2年度の実績が出てまいりましたので、今後の展開も含めて、令和2年度よりは、今御答弁させていただいたとおり、件数のほうは相当増やしてきているというところでございます。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 再質疑です。  今、言ったのがちょっと違うなあと思ったんですけど、見込みをどう取るかというところは、今後増やしていきたいという思いがあるのであれば、もう少し人数が多くてもいいのかなというふうには考えるところで私は申し上げたんですけれども、ちょっと難しいね、聞き方がね。 ○議長(川嶋一生君) 質疑は私見を入れないでください。 ◆1番(古川明美君) そうですね。ちょっと個人的な考えが入ってしまいますので、次へ行きますね。  3点目へ行きます。  産後ケアの事業そのものを知らない人がまだまだいるという現状ですけれども、今後の周知方法についてお尋ねいたします。 ○議長(川嶋一生君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 5点目でございます。  産後ケア事業の今後の周知方法はについてです。  広報紙や市のウェブサイトをはじめ、母子健康手帳交付時には全ての妊婦さんに事業の説明をしながらチラシを配付し、安心して出産を迎えられるよう産後の支援も含めて御案内をしております。また、出産後1か月頃に行う新生児訪問などでも事業の説明をし、周知に努めております。  今後は、産後健康診査事業の拡充により、医療機関や助産院から市に対し、支援が必要な方について紹介が増えることが予想されます。このような機会を捉え、産後ケア事業について積極的に御案内していきたいと考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 再質疑しますけれども、それは今までとの違いはありますか。今までも同じではなかったのかと。 ○議長(川嶋一生君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 基本的には同じでございますけれども、産後ケア事業の拡充ということで、もっともっと利用される方が多いというふうに思いますので、そういった機会を捉えて、直接的に周知をしていくということを御答弁させていただいたところでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) では、以上で終わります。 ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。   (12番 波多野こうめ君質問席へ) ◆12番(波多野こうめ君) 日本共産党の波多野こうめでございます。質疑をさせていただきます。  まず、議第3号 令和3年度各務原市一般会計予算です。  歳出の土木費のうち、市民公園リニューアル整備事業についてお伺いをいたします。  市民公園から学びの森一帯をにぎわい創出を図るとして、市民公園のリニューアル事業も計画をされてきました。令和元年度の基本計画の策定業務、令和2年度の実施設計を行い、新年度、令和3年度は市民公園リニューアル整備事業として178万1000円、予算化がされています。  まず1点目に伺いますが、これまで5回のパークリノベミーティングが行われてきました。これまではどのような意見や要望が出され、どのように話し合われて、どのような成果となっているのか、御説明ください。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。   (都市建設部長 服部隆君登壇) ◎都市建設部長(服部隆君) 波多野議員からの質疑、議第3号 令和3年度各務原市一般会計予算、歳出の市民公園リニューアル整備事業について、1点目、これまでのパークリノベミーティングの成果についてお答えいたします。  パークリノベミーティングはこれまでに3回実施しており、子どもからお年寄りまで幅広い世代の方々に参加していただき、特に公園の利活用の視点からの御意見を基本計画に反映させることができました。  また、SNSを参加者の間で積極的に活用することにより、当事者意識が高まり、実証実験の計画においては主体的に取り組む参加者の姿も見受けられました。  すみません、訂正させていただきます。  先ほどリノベミーティングの回数を3回とお話ししましたが、波多野議員の御質疑のとおり5回でございます。すみません、訂正します。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 再質疑を行います。  今、公園の利活用などについて話し合ってきたということでしたけれども、具体的にどんな話だったのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) どんな話、御意見ということかと思いますけれども、参加者からの御意見はいろいろありましたけれども、代表的なものをお話しさせていただきます。  例えば南西角の落水池というのが今あるんですけれども、落水池が階段状になっているものですから、あの辺で音楽を演奏したり、みんなに聞いてもらいたいという御意見とか、あと図書館の南辺りで、今、図書館は閉じているわけですけれども、南に向かって、あの辺で公園に向けてテラスみたいなところで本を読みたいというような御意見とか、バドミントンなどの軽スポーツなどをやりたいなどの意見がございました。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) そういう様々な意見が出されてきたと思いますけれども、そういう意見もまた踏まえて、2点目ですけれども、新年度についてもパークリノベミーティングを行うという予定になっているわけですけれども、ここは何回開催をする予定なんでしょうか。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) 新年度のパークリノベミーティングは3回の開催を予定しております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) この3回についてなんですけれども、今コロナもあってなかなか集まれないという状況もありますので、工夫もされているというふうに思いますけれども、ただミーティングを行うことと、それから現地視察というか、そういうものなんかも必要になってくるのではないかと思うんですが、どういう形の3回ですか。 ○議長(川嶋一生君) 再質疑ですか。 ◆12番(波多野こうめ君) 再質疑です。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) 新年度におきましては、まずオンライン形式ということで、今までの振り返りということで、もう一度見直すということが1回と、2回目はまたオンライン形式で、実証実験、社会実験に向けてどんなことをやっていくのかということで、そういうミーティング形式で2回ですね。3回目は社会実験としてやっていきたいというふうに考えております。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 3番です。  パークリノベミーティングは基本計画がつくられていますから、これに沿った形で話し合われているのか。それとも全く素の状態で自由奔放に話し合っているのでしょうか。どのように開催されているのか、伺いたいと思います。  こうしたミーティングによって出された意見を踏まえて、どのような段階まで話し合っていくということになるのか、伺います。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) 通告にもたれて、ちょっと御答弁させていただきます。  パークリノベミーティングの意見を取り入れながら、基本計画の策定を行っております。令和3年度は参加者が市民公園の新たな利活用を企画、立案し、社会実験を行うことにより多様な公園の使い方を検証してまいりたいと考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 基本計画についても、このミーティングの内容が反映されていくというふうに解釈をいたしました。  次、4点目なんですけれども、公園の樹木についてです。  基本計画では、公園の周囲を蛇行する園路が造られて、その園路上にある樹木などは伐採をするという予定になっています。温暖化対策の観点ではどのように捉えられて、この樹木の伐採について話し合われてきたのか、どのようなミーティングを進めているのか、お伺いします。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) 公園の樹木は極力残す方針でミーティングを進めてまいります。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 再質疑を行います。  一応、計画図では伐採をする予定の木というのが印を打たれているわけなんですけれども、これは100本以上あるんじゃないかというふうに思うんですけれども、木を残しながら園路を造るとか、そういう観点は必要ではないかというふうに思いますが、その点についてはどうなんでしょうか。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) もちろん、園路も広いところとか狭いところとかもちろんありますし、その木の場所にもよりますので、先ほども申し上げましたが、園路の中にあるから必ず全部倒すとか、そういうことではなくて、極力残すということで考えてまいりたいと思います。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 再質疑を行います。  極力残すとおっしゃるわけですけれども、一応印が入れられているものについては伐採をする計画ではないんですか。100本以上も伐採するということになるのではないかと思うんですが、極力残すってどういう意味ですか。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) 今、もちろん基本計画ということで策定されておりますけれども、今後もミーティングを続けていくわけですし、必ずしも基本計画に定めたからそのとおりやるということではありませんので、市として、また現場も見ながら、これから実施設計にも入っていきますので、その中で極力残すということで進めてまいりたいと考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 今の答弁では何の確約もなくて、どこまでが極力残すのかというのが分からなくて、実施設計によって見直しもあり得る、今、丸をつけてあるのが全て伐採木ではないというふうに一応は受け止めましたけれども、なかなか木が成長するにはそれなりの年月がかかるわけですので、極力残すということじゃなくて、危険木の伐採は必要だと思いますけれども、そういうもの以外は残すということが必要だと申し上げます。  次、5点目ですが、市民公園のリニューアル事業について、なかなか見えてこないうちにどんどん進んでいるんだなというのをホームページなんかを見て気づかされるわけですけれども、私たちも一応、計画図みたいなのを示されたわけなんですけれども、そういったことについての市民合意ですね。どういうふうに得ていくのか、説明をしていただきたいと思います。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) 住民合意をどの時点でどのように得ていくかについてお答えさせていただきます。  現在まで、基本計画策定委員会、パークリノベミーティング、そして市民公園の利用者などを対象とした市民アンケートを実施してまいりました。今後もパークリノベミーティングを継続して実施しながら、幅広く意見を聞いてまいります。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。
    ◆12番(波多野こうめ君) 再質疑です。  今、幅広く意見を聞いていくというふうに言われたんですけれども、それはどういう手法で行うんですか。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) 今までのパークリノベミーティングの参加者というのは、本当に幅広く募集というか、皆さんに来ていただくように御案内しておりまして、まず全戸回覧ということで市民アンケートなんかにも出させていただいておりまして、皆さん来てくださいよ、興味のある方はパークリノベミーティングに来てくださいよという全戸回覧でまず文書を回しております。  その中で、御興味のある方は氏名を書いていただいておりまして、直接ミーティングの御案内を申し上げたりとか、そういうことで集まってきてもらったりとか、あとチラシの配布とかウェブとか、そういう幅広く来ていただくような手法でやっておりますので、今後も引き続き、できるだけ皆さんに、御興味のある方に来ていただけるように努めてまいりたいというふうに考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 再質疑を行います。  パークリノベミーティングで話し合われているわけですけれども、今後、今のメンバーに加えて、さらに募集をして意見をお聞きするという意味なのかということですよ。なかなかホームページなんかを見ていたり、市民の皆さんとの話を聞いていても、このリニューアルの必要性というのが見えてこないもんですから、どういう形でこの住民合意を取っていくのかなという思いがあって、今よりどころとなっているリノベミーティング、ここにどれだけの人が集まって、どれだけ話し合っていくのかというところのようですので、ここの今後の募集もするということなのか、今リノベミーティングに参加していらっしゃる方はどのぐらいで、さらにどのぐらい増やすのか、質疑します。 ○議長(川嶋一生君) ちょっと追加質疑が入っておりますので、答えられるところだけ答えていただきますので、よろしくお願いいたします。  都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) パークリノベミーティングというのは、市民公園で、パークリノベミーティングという名称をつけていますけれども、固定のメンバーがもちろんやっているわけではなくて、平たく言うと興味のある方に来ていただいてワークショップをしますということですので、今までやったメンバーがもちろん固定ではありませんので、これからも幅広く募集していきたいというふうに考えております。  ちなみに、今まで来ていただいた人数ということで先ほどお話しありましたが、そういういろいろ広報に努めておるんですが、延べ人数としましては118名ということになっております。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 次に、前渡地区木曽川周辺整備事業についてです。  前渡地区木曽川周辺整備事業は5087万9000円、公園実施設計費として予算化がされています。  1点目に、広域サイクリングロードの拠点として、それを中心とした公園整備を行うということで、民間活力を導入して進めるという方針の下で、民間事業者からの利活用に関する意見や提案も広く募集をされてきたと思います。  マーケットサウンディングを実施しているわけですけれども、これまで市は民間の参入を促し、収益施設として整備をする方向で検討をしています。しかし、12月議会では費用面での折り合いが難しいとの答弁もありました。その結果はどのようになったのでしょうか。どのように折り合いをつけたのか、説明を求めます。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) 令和3年度の前渡地区木曽川周辺整備事業について、民間活力の参入の結果はどうなったかについてお答えさせていただきます。  現時点では、民間活力参入の結論は出ておりません。今後は、参入の可能性のある事業者に絞り、詰めていきたいと考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 結論は出ていないということで、どういう民間事業者が事業を行おうとするのかということも、そうするとまだこれからということになるかと思いますけれども、この公園整備のための実施設計の予算化なんですけれども、どこまで見込んでこの予算化となったのか、伺います。 ○議長(川嶋一生君) 再質疑ですか。通告から全然、内容が入っておりませんので、ちょっと結びつけてください、再質疑されるのであれば。 ◆12番(波多野こうめ君) 再質疑です。 ○議長(川嶋一生君) 答弁について再質疑なら認められますが、今の答弁からかなり外れておりますので、再質疑をし直してください。 ◆12番(波多野こうめ君) はい。  結論が出ていないという答弁であったわけですので、そうであるならば、この公園実施設計費としての予算化はどのようにされたのか。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) 参入は非常に厳しいということで考えておりますので、参入は難しいという前提で実施設計のほうの予算は見させていただいております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) そうすると、民間事業者からの参入も難しくて、それ以外、市がやるという方向での予算化ということですか。 ○議長(川嶋一生君) 再々質疑ですか。 ◆12番(波多野こうめ君) 再質疑です。 ○議長(川嶋一生君) 初めに述べてください。 ◆12番(波多野こうめ君) すみません。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) はい、そのとおりでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) ちょっと民間業者が参入するのかどうかというのは、ちょっと曖昧というか、まだ確定はされていないということなんですけれども、一応、計画としては公募設置管理許可制度(Park-PFI)という方式でここも行おうという計画であったわけですけれども、PFI方式での事業を実施し、民間事業者が経営破綻とか撤退をしたために自治体が施設を買い取らざるを得なくなったという事例や、損失補償金を支払った事例など、全国にはこうした失敗した事例がたくさんあるわけで、なかなか公共にとってばら色ばかりというわけにはいかないと思います。  民間事業者は利益が出なければ撤退もあり得るというのが、これが経験だと思います。そうした問題にはどのように対応していくのか、お聞きいたします。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) 民間事業者の撤退の問題についてお答えさせていただきます。  事業者撤退の場合については、契約や協定の中で原状回復や賠償金の支払い、あるいは事業の継承などについて詳細に定めていきたいと考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) そうすると、事業者が撤退する場合は……。 ○議長(川嶋一生君) 再質疑ですか。 ◆12番(波多野こうめ君) 再質疑です。 ○議長(川嶋一生君) 初めに述べてください。 ◆12番(波多野こうめ君) はい、すみません。  その賠償金の支払いだとか、そういうものを契約で結ぶということになるわけですので、市が買い取らなければいけないとか損失が出るということはないということでいいですか。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) 基本的には、先ほど原状回復とか賠償金の支払いを求めていくんですが、会社が倒産してなくなってしまうとか、負債があって、ほかの負債のほうに会社の資産が持っていかれた場合については、例えば賠償金の支払いを求めても市のほうには回ってこないとか、もちろんそういう事態は想定されると考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 次に参ります。  10款教育費のスクールソーシャルサポーター配置事業についてであります。1541万5000円、予算計上しています。  1点目に、児童生徒の命の危機につながる問題行動を未然に防止するということで、スクールソーシャルサポーターを5名配置するということであります。令和3年度は2名から5名に増員するということであるわけですけれども、セーフティーネットを強化するというふうに言っていますけれども、増員をする理由は何でしょうか、伺います。 ○議長(川嶋一生君) 教育長 加藤壽志君。   (教育長 加藤壽志君登壇) ◎教育長(加藤壽志君) 波多野議員の質疑、スクールソーシャルサポーター配置事業について、2名から5名に増員する理由です。  学校現場では、不登校、いじめ、虐待など学校や家庭における様々な問題が増える傾向にあり、それらへの対応のためです。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 今、不登校だとかいじめだとか虐待が増える傾向があるということですが、人数的に2名から5名に増やすということなので……。   (発言する者あり) ◆12番(波多野こうめ君) 再質疑です。  2名から5名に増やすということですので、そういった傾向がかなりあるのかなあという心配をしているわけですけれども、その点についてはどうなんですか。 ○議長(川嶋一生君) 教育長 加藤壽志君。 ◎教育長(加藤壽志君) 例えば教育センターへの相談件数を取ってみても、今年度2か月間、学校はコロナのために休業していましたが、例えば不登校の相談は昨年度665件、今年度はコロナの影響もありますが733件と増えております。これは、恐らく教育センターへの相談であって、学校現場ではもっと身近な問題としてあるのではないかと考えております。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 再質疑です。  コロナの影響によって、子どもたちが置かれている状況が大変大きく変化をしてきているわけですよね。そういう中で、今不登校の件数を言われたわけですけれども、こういういろんな問題が増えてきている中で、逆に5名で対応できるのかということなんですが、その点についてはいかがですか。 ○議長(川嶋一生君) 教育長 加藤壽志君。 ◎教育長(加藤壽志君) 今、お話をした件数は相談件数ですので、不登校件数とは違うんですね。ですから、現場で迅速に対応していくという意味で、まずは5名の配置、4名の現場配置を考えております。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 2つ目です。  スクールソーシャルサポーターは退職をされた校長先生などを配置するというふうにお聞きしていますが、支援の内容を具体的に説明してください。 ○議長(川嶋一生君) 教育長 加藤壽志君。 ◎教育長(加藤壽志君) 実際に家庭訪問をしたり、関係機関との連携を図ったりするなど、児童生徒や保護者の皆様、教職員のサポートを行います。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 次に、GIGAスクールについて伺います。  GIGAスクール事業は5723万1000円です。小・中学校に1人1台のタブレット端末の配置に伴って、ICT支援員を各学校に配置するという事業であるわけなんですけれども、文科省は4校に1人の基準ということを言ってきました。  各務原市は各学校にどのように配置をするのか、伺いたいと思います。 ○議長(川嶋一生君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。   (教育委員会事務局長 横山直樹君登壇) ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 波多野議員からGIGAスクール事業について質疑をいただきましたので、お答えします。  ICT支援員は、各学校にどのように配置するのかということでございます。  ICT支援員は、市内の小・中学校などに10人程度配置する予定でございます。各学校へは1回の勤務時間を8時間として、学校規模に応じておおむね週1回から2回程度を割り当てる予定でございます。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 再質疑を行います。
     10人程度ということですので、学校に必ずしもICT支援員がいらっしゃるという状況にない学校もたくさん出てくるわけですよね。そうしたときに、例えば困ったことが急に起きて、ICT支援員に相談をしたいという場面が出たとすると、これはどういうふうな手続でICT支援員が駆けつけてくれるということになるのか、説明してください。 ○議長(川嶋一生君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 学校で急な不具合等が出た場合ということでございますが、基本的には週1回から2回程度の学校配置になりますので、当然行けない日がございます。そんなときには電話等で緊急時の対応等はできると思いますので、そういう対応で考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 再質疑を行いますけれども、一番困るのは動かなくなってしまう、フリーズしてしまうというか、そういう状況になったときに授業が進められないということを心配するわけですけれども、電話で対応できればいいんですけれども、そうでない場合もあるわけですけれども、そういう場合は駆けつけてくれるということは想定はされているんですか。 ○議長(川嶋一生君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) フリーズしたような場合ということでございますが、基本的には電話対応ということです。フリーズする原因にもよると思いますが、機器的なメカニカルなトラブルということであれば、それはまた保守のほうで対応できると思いますので、その辺は電話でできることはICT支援員、そのほか機器的なところはそちらの保守のほうで対応していきたいと考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) それでは、次に同じく10款教育費の給食調理室環境整備事業について伺います。  給食調理室のエアコンの設置は、調理員の熱中症対策として急がれる事業であると思います。各務原市は1年に2校ずつ実施をしてきましたけれども、昨年の夏休みは期間が短かったということで工事ができなかったそうです。未整備の給食調理室がまだ6校残ったままになっていますけれども、令和3年度は何校分の予算ですか。 ○議長(川嶋一生君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 給食調理室の環境整備事業についての御質疑でございます。6校の整備が残っているが何校分の予算かということでございます。  新年度予算に計上させていただきました市内小中学校の給食調理室冷暖房整備事業につきましては、工事が緑陽中学校と桜丘中学校の2校分、設計業務が鵜沼第一小学校と鵜沼第三小学校の2校分の予算となっております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 2番目ですけれども、毎年毎年異常な暑さがやってくるわけで、もう一刻も早く、この調理室のエアコンを整備してほしいと思っているわけですけれども、2校ずつ、設計も2校ということなんですけれども、前倒しで急いでやるということにはならないのか、その考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(川嶋一生君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 前倒しをしてやる考えはについてでございます。  給食調理室の冷暖房設備の設置工事は、給食に影響がないよう主に夏季休業期間中に行うため、業務が短期間に集中することや、また予算面では高額な事業費となり、他の事業に影響を及ぼすことなどから、業務量や予算面を考慮し、平準化して年2校程度の工事を行うようにしております。  したがいまして、現時点では前倒しの予定はございません。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 再質疑を行いますけれども、予算の面での問題ということですか。この異常な暑さで、それこそ命にも関わってくるわけなんですけれども、そこにお金がないから後回しということのように思えるんですけれども、そんなことでいいわけないと思うんですけれども、そういう考えですか。 ○議長(川嶋一生君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 予算面でということでしたが、予算面もありますが、当然業務の集中ということもございますので、予算面では全体的に今まで2校ずつという計画を立ててやってきたんですが、昨年度はやれなかったので、その分の予算を回せばいいのかというような発想もあるかもしれませんけど、当然夏休みに業務を行いますので、そこに対するほかの事業も、当然授業に影響のないようにやっておりますので、夏休みに集中する事業がかなりあります。そんな中で、事業を平準化してやっていくとなると2校程度が妥当だと考えて計画しているということでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 予算面もあると、事業の集中もあるということなわけですので、うまく配分させて、夏休みしかできないわけですけれども、そこはやりくりではないんですか。ごめんなさい、再質疑です。 ○議長(川嶋一生君) 私見ですね。質疑を行ってください。御自分の意見を述べられるのは一般質問になりますので、質疑を行ってください。今、お答えをもういただいておりますので質疑なら再質疑で認めます。もう一度、再質疑し直してください。 ◆12番(波多野こうめ君) 予算の面とそれから業務の集中ということなわけですけれども、それはうまく計画的に配置をしてやれないのですか。 ○議長(川嶋一生君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 計画的に配置して、年2校程度というふうに配置しております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 計画的に2校程度では駄目だから前倒しをせよと言っていますので、計画的に前倒しするようなことにしていくべきです。すみません、また私見で。  次、議第32号 財産の取得(特定公園施設)についてであります。  にぎわい創出事業として、那加福祉センター、勤労会館駐車場を活用して、Park-PFIとして施設の建設は全て民間事業者が行い、市の公園の中で民間事業者の収益を上げる施設として、市が管理すべき施設に分けています。市が管理する部分について、民間の事業者に建設をしてもらいました。市が管理する部分に関して、4000万円を上限として負担金を支出するという契約でした。  今回は、この契約どおり随意契約で、この施設を施行した各務原学びの森株式会社から4000万円で市が買い取るという契約です。  まず1点目に、収益施設以外の周辺とかトイレなどについてですけれども、上限が4000万円であり、4000万円で取得したわけですけれども、その根拠を説明してください。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) 財産の取得(特定公園施設)について、4000万円で取得する根拠についてお答えいたします。  民間事業者が算出した特定公園施設の建設費用について、市が公共積算を行うことにより、その妥当性を確認し、取得価格を決定しております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 再質疑です。  今、説明していただきましたけど、よく分かりません。もう少し分かりやすく説明してください。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) 民間事業者の方がまず積算をするんですけど、例えばトイレでしたら基礎のコンクリートが何立米だとか、型枠が何平米だとか、その後、衛生器具が何基だとか、ずうっと積み上げた積算をするわけですよね。その民間事業者から出た積算価格があるんですけれども、それをもって支出するということになるとちょっと信憑性に欠けますので、向こうから出された図面にもたれて、市がまた再チェック、そのもので再積算を市でしたわけです。それで確認して、その価格を決定しているということでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 価格の積算はそういうことで分かりました。  それで、トイレの建設費についてですけれども、これは幾らですか。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) そのうちのトイレの建設費用についてお答えいたします。  トイレの建設費用は、約2600万円でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) そうすると、ちょっと一般的に、私の主婦の感覚からいうと非常に高い、2600万円あるとね。 ○議長(川嶋一生君) 再質疑ですか、御意見ですか。3番目に移られるんですか。 ◆12番(波多野こうめ君) 3番目です。  非常に高いわけですけれども、なぜそんなに高いのか。トイレに要する費用の根拠を説明してください。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) トイレに要する費用の根拠についてお答えします。  先ほど4000万円の取得根拠でもお答えしましたが、民間事業者が積算した建設費用で、その価格について市の公共積算で確認をしております。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 12番 波多野こうめ君。 ◆12番(波多野こうめ君) 再質疑です。  そうすると、市はこの価格は妥当性があるということですか。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) そのとおりでございます。 ○議長(川嶋一生君) これをもって質疑を終結いたします。         ─────────────────────────── △1、委員会付託(議第3号から議第8号まで、議第12号から議第33号まで) ○議長(川嶋一生君) ただいま議題となっております28案件につきましては、お手元に配付いたしました付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。  なお、委員会は会期日程表のとおり開催する旨、委員長に代わって告知いたします。         ─────────────────────────── △日程第30、議第9号から日程第35、議第36号まで ○議長(川嶋一生君) 日程第30、議第9号から日程第35、議第36号までの6案件を一括し、議題といたします。         ─────────────────────────── ○議長(川嶋一生君) これより質疑を行います。  質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  11番 永冶明子君。   (11番 永冶明子君質問席へ) ◆11番(永冶明子君) 日本共産党各務原市議団、永冶明子でございます。  補正の質疑をさせていただきます。  議第9号 令和2年度各務原市一般会計補正予算(第15号)です。  歳入で12款地方交付税についてです。  地方交付税の歳入において、当初予算を減額補正いたします。2839万円の予算割れとなっています。見込んだ予算がどうして減額になったのか、その理由をお尋ねいたします。 ○議長(川嶋一生君) 企画総務部長 植田恭史君。   (企画総務部長 植田恭史君登壇) ◎企画総務部長(植田恭史君) 永冶議員の質疑、普通交付税がマイナス補正になった理由はでございます。  実際の普通交付税の算定に際し、基準財政収入額が令和2年度当初予算編成時に見込んだ額以上に増えたことなどによるものでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 11番 永冶明子君。 ◆11番(永冶明子君) ちょっと聞き取りにくかったんですが、その間のところの言葉がちょっと分からなかったんですけど、補正額というのは何を指すんですか。増えたのでとおっしゃったんですけど。 ○議長(川嶋一生君) 再質疑ですか。 ◆11番(永冶明子君) 再質疑ですね。ごめんなさい。  もう一度、ちょっとそこの言葉と同時にその中身を教えてください。
    ○議長(川嶋一生君) 聞き取れなかったということで、もう一度お答えいただきます。  企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 普通交付税を算定する際に、基準財政収入額と基準財政需要額というのがあって、その差が、需要額が多ければ普通交付税がもらえるわけですね。その普通交付税の算定のときに出た額が、予算を編成するときに同じような方法で来年度予算を想定するというか、計算するんですけれども、そのときに出した額と実際の交付税のときの基準財政収入額の差があったというか、歳入のほうが実際に予算を組んだときより多くなってしまったので、交付税が下がったということでマイナスの補正を組んだということでございます。分かりましたでしょうか。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 11番 永冶明子君。 ◆11番(永冶明子君) 再質疑ですが、昨年10月から地方消費税が10%に上がっておりました。今年度当初から、地方消費税収が増えることは分かっていたことなんですけれども、それを見込まないで予算を立てたということになるんですか。消費税の算定について教えてください。 ○議長(川嶋一生君) 再質疑ですか。 ◆11番(永冶明子君) 再質疑です。 ○議長(川嶋一生君) 直近の答弁にない内容ですので、もう一度、再質疑なら質疑をし直してください。できないのであれば、次へ行ってください。  11番 永冶明子君。 ◆11番(永冶明子君) その積算についてお聞きをしたわけですけれども、次に参ります。  税収については、どの地方公共団体も共通の積算がされると思いますけれども、今回の減額補正は、これは本市に特徴的なことなんでしょうか。他市町村でも起きているという理解でいいでしょうか。 ○議長(川嶋一生君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 予算の積算方法は各自治体で様々でありますので、本市以外の自治体への影響ということについては、我々は把握はしておりません。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 11番 永冶明子君。 ◆11番(永冶明子君) 次に参ります。  繰越明許費補正です。  今回、追加で新庁舎建設事業のほかに30件もの繰越明許費事案が並んでおります。その中で、額の大きな項目についてお尋ねをいたします。  初めに、新庁舎建設事業の2件です。2事業合わせて2億431万5000円となり、多額の繰越しです。新庁舎建設事業は、コロナ感染拡大を避けて、一定期間休止していたことは説明があり、承知しています。その期間を持ち越すものと思いますけれども、その繰り越す理由について御説明をいただきたいと思います。 ○議長(川嶋一生君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 今、永冶議員がおっしゃった理由がそうなんですけれども、読み上げます。  新型コロナウイルス感染症予防対策のため、工事を一時中止したことにより、進捗が予定より遅れているためでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 11番 永冶明子君。 ◆11番(永冶明子君) 2つ目に、持ち越しということで、事業そのものは工期が遅れるということなどが起きてくると思います。いろいろな影響が出てくると考えますけれども、高層棟の完成の時期やまた資材の入荷や人件費などにどのような影響が出てくるのか。完成時期のずれ込みによる工事内容や現庁舎解体工事への影響についてはどうなのかも含めて、その工期の単純なずれ込みではなく、状況が全く違う中で行われる工事になるわけですけれども、そのことの影響について御説明をいただきたいと思います。 ○議長(川嶋一生君) 通告の内容で答弁させますので、お願いいたします。  企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 通告は、工事費や工期にどのように影響をするのかということですので、それにお答えをいたします。  令和2年6月、総務常任委員協議会でも御説明をいたしましたが、工期は50日間延長となります。また、工期見直しに伴う経費の負担も必要となってまいります。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 11番 永冶明子君。 ◆11番(永冶明子君) 当然、そういうことになって経費が変わってくると思います。その経費の動きについてですが、具体的にもう少し……。 ○議長(川嶋一生君) 再質疑ですか。 ◆11番(永冶明子君) 再質疑です。失礼しました。  具体的に御説明いただけると分かりやすいと思いますので、お願いします。 ○議長(川嶋一生君) 直近の答弁に対して、再質疑をもう一度し直してください。答弁が先ほどありましたけど、その答弁に対しての疑義がどこにあるのかを明確にして、再質疑を行ってください。  11番 永冶明子君。 ◆11番(永冶明子君) 再質疑です。  ずれ込むことで、いろいろと今、御答弁では工期の50日間というずれ込みと、それからいろいろ経費が変わってくるということの御答弁がありましたが、その経費の中身をもう少し詳しく教えてくださいと申し上げました。 ○議長(川嶋一生君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 例えば経費でいいますと、工期が延びることによりまして、今しています仮囲いですとか、あと現場事務所の建物とかのリース料が延びます、借りておりますので。そういった経費が延びることによってかかるということでございます。 ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。   (7番 杉山元則君質問席へ) ◆7番(杉山元則君) 市民派・チームみらい、杉山元則でございます。  質疑をさせていただきますのでよろしくお願いいたします。  まず最初、1点目でございます。  議第9号 令和2年度各務原市一般会計補正予算(第15号)について質疑をさせていただきます。  1点目です。減収補補填債というのが今回発行されることになったわけです。減収補填債というのは非常に珍しいということなんですが、地方税の収入が標準税収入額を下回る場合、つまりコロナで今回は下回ったということだと思いますが、その減収を補うために発行される地方債です。  今回、減収補填債を発行するということになりましたけれども、1点目です。減収補填債の内訳とその金額を教えてください。 ○議長(川嶋一生君) 企画総務部長 植田恭史君。   (企画総務部長 植田恭史君登壇) ◎企画総務部長(植田恭史君) 減収補填債の内訳と金額でございます。  減収補填債の起債額の算出に用いることとされています各税目等の理論上の減収額の内訳は、地方消費税交付金1億8090万円、市たばこ税3870万円、ゴルフ場利用税交付金110万円、地方揮発油譲与税4650万円でございます。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 2点目へ行きます。②でございます。  今のように税収がコロナの影響でマイナスになったということです。そうすると、この減収補填債を発行すると同時に、今のマイナスが実際、この予算上で上げられてもいいんじゃないかというふうに思うんです。  例えば可児市の場合は、減収補填債が発行されて、一般会計の補正予算でそれぞれマイナスの金額が上げられているという予算書が見られますけれども、各務原市の場合は予算書にはマイナスの金額が見られません。  2点目です。歳入のマイナスはどのように処理をされるんですか。 ○議長(川嶋一生君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 減収補填債の額の算出に用いた各税目等の減収額は、理論上の数値であります。したがって、補正予算として計上するべきものではありません。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 分かりました。  2点目へ行きます。歳出ですね。道路関係、道路新設改良費でございます。  1点目です。市道蘇南53号線道路改良事業がマイナス6389万2000円となっていますが、その理由をお尋ねいたします。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。   (都市建設部長 服部隆君登壇) ◎都市建設部長(服部隆君) 杉山議員からの質疑、市道蘇南53号線道路改良事業費、マイナス6389万2000円の理由についてお答えいたします。  令和2年度の国の社会資本整備総合交付金の配当がなかったためです。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑をさせていただきます。  国の補助がつかなかったということでマイナスになるということでございます。これは、通称六軒通りという道路の改良事業なんですけれども、早期に事業を進めてほしいという声も聞かれますが、当初の予定より工事が遅れないかということでお聞きしますが、遅れるおそれはないのか、お尋ねをいたします。 ○議長(川嶋一生君) 追加質疑になります。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑をもう一回させていただきますね。  住民の方も早く進めてほしいということなんですけれども、マイナスするということで、国の補助がつかなかったということなんですけれども、市の単独でやることも考えられると思うんですけれども、工事に遅れがないのかどうか、その辺の見解をお伺いいたします。 ○議長(川嶋一生君) 内容は追加の質疑になりますので、通告に従った質疑をもう一度し直してください。 ◆7番(杉山元則君) だから、国の補助がつかなかったということなんですね。国の補助がつかなかったので、市の単独でもやるということも考えられると思うんですが、それは選ばなかったということですが、その工事に遅れのおそれがないかどうか、確認させていただきます。 ○議長(川嶋一生君) 内容は追加質疑でありますので、そこだけはしっかりと次から質疑をしてください。答えられる範囲でお願いいたします。  都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) 何をもって遅れというのかちょっと分かりませんけれども、令和元年度の追加補正を上げるときというのは、当然、その当初計画にはもちろんなかったわけですよね。市道蘇南53号線の道路改良事業という一番最初のときには、令和元年度の当初予算にはもちろんなくて、補正があったものですから、令和元年度の補正に上げさせていただいたということですので、そういう意味からすると、その時点では事業進捗がされたわけですよね。  今回、令和2年度の国のほうの配当がなかったものですから、そういう意味でいうと単独事業費ではやらないということを上げさせていただいておりますので、そういう意味でいくと遅れということになりますけど、トータル的には最初に早まって、今年度ちょっと遅れたというか、執行しないということですので、トータル的にいくと遅れというか、そういうものはあまりないというふうに考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) では次、2点目に参ります。  緊急対策踏切改良事業費534万2000円の場所と事業内容をお尋ねいたします。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) 緊急対策踏切改良事業費の場所と事業内容についてお答えさせていただきます。  場所は、蘇原駅の西側にあるJR三柿野踏切でございます。事業内容は、踏切拡幅の設計を基に、信号通信設備の概略設計を行うものであります。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 3点目へ行きます。  今、各務原市は交差点などの歩行者安全確保のために防護柵設置事業を進めております。今回、補正予算は防護柵設置事業費マイナス1億1278万円というふうに計上されておりますが、その理由をお尋ねいたします。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) 防護柵設置事業費マイナス1億1278万円の理由についてでございます。  先ほどの市道蘇南53号線と同様に、令和2年度の国の社会資本整備総合交付金の配当がなかったためでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。
    ◆7番(杉山元則君) 4番目に行きます。  市道各378号線道路改良事業、これは各務山の工業団地の中の南北道路ということになります。この道路を改良する事業となりますけれども、1億6134万1000円、この事業内容をお尋ねいたします。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部参与 澤田信浩君。   (都市建設部参与都市計画課長事務取扱) 澤田信浩君登壇) ◎都市建設部参与都市計画課長事務取扱](澤田信浩君) 杉山議員より質疑をいただきましたので、お答えさせていただきます。  市道各378号線道路改良事業費1億6134万1000円の事業内容はについてでございます。  各務山の北側にある苧ケ瀬雨水幹線の付け替えとそれにつながる道路側溝の敷設を延長約480メーターの区間において施工するものです。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑をさせていただきます。  北側の雨水幹線ほかの工事をやるということでございますが、地権者あるいは各務西町の方だと思われますが、住民に対してこの工事に対しての説明はどのように進められてみえるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(川嶋一生君) 答弁に対しての再質疑になりますが、今もう答えていただいていますが、もう一度、質疑ならし直してください。 ◆7番(杉山元則君) この事業というのは、各務山の雨水幹線ほかの工事ということですけれども、この事業内容に関してですが、市民の方にどのように御説明をし、納得いただいているかということをお聞きします。 ○議長(川嶋一生君) 先ほどから申し上げておりますが、通告に従い答弁がありましたので、答弁に対しての質疑でもう一度し直してください。できなければ、次へ移ってください。 ◆7番(杉山元則君) 一応、今のような質疑をさせていただきましたけれども、もしそういう説明がされて、納得していただいているという状況があれば、ちょっと説明していただきたいと思ったんですけれども、その辺りはありませんか。 ○議長(川嶋一生君) 追加質疑になります。 ◆7番(杉山元則君) であれば、次の質疑に移ります。  議第34号です。各務原市副市長の選任についてでございます。  磯谷副市長を再任するという議案でございます。副市長の人件費に関しては、給与と負担金も含めて、年間約1900万円ということでございまして、かなりの高額になります。  令和3年度一般会計予算では、市税収入は新型コロナウイルス感染症の影響によって、約17億円の減収が見込まれる大変厳しい予算になるということでございますので、費用対効果を考慮して、副市長を1人にするということを私は考えるべきだというふうに思います。  そこで1点目です。この選任により2人が継続されることになりますけれども、副市長が2人必要な理由は何か、お尋ねをいたします。 ○議長(川嶋一生君) 市長公室長 磯部綱雄君。   (市長公室長 磯部綱雄君登壇) ◎市長公室長(磯部綱雄君) 杉山議員の質疑、副市長の選任で、この選任により2人が継続されることになるが、副市長が2人必要な理由はについてお答えいたします。  近年、地方自治体を取り巻く環境は人口減少、少子高齢化の進展、市民ニーズの多様化・高度化、現在も猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症への対応など、様々な課題に直面し、求められる行政需要も増大しております。  このような中、各務原市総合計画で掲げた将来都市像の実現に向け、施策の着実な推進はもとより、新たな行政需要への適切な対応や新型コロナウイルス感染症など不測の事態にも迅速かつ的確に対応していくことが必要となります。  そのため、市長のトップマネジメント機能を維持、強化し、政策決定の適正化、迅速化を図っていくためにも、引き続き副市長2人制を維持していくことは必須であると考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑をさせていただきます。  今、いろいろ理由を述べられました。人口減少だとか、コロナ対策だとか、いろいろ述べられました。様々な課題があるんだと。トップマネジメント機能を強化して、政策決定の適正化、迅速化を図っていくということなんですが、これは私は各務原市の大きな課題でもあるんですけれども、県内他市でも同じ状況だと思われます。  県内他市の状況を見ますと、岐阜市は2人です。ですけれども、それ以外の市は各務原市を除いて全て1人の副市長であるという事実がございます。他市は1人でやっているのに、なぜ各務原市だけ2人必要なのか。この点について私は疑問なので、再質疑させていただきます。 ○議長(川嶋一生君) それは、杉山元則議員に申し上げますが、主観ですね。 ◆7番(杉山元則君) 主観じゃないです。事実です。 ○議長(川嶋一生君) 御自分の御意見が入っております。もうしっかりと答弁はなさっておりますので。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑をもう一回させていただきますね。  県内他市では1人でやっているんです、岐阜市を除いて。各務原市だけが2人になっているんです、岐阜市を除いてですけど。なぜ各務原市だけ2人必要なんですかということです。 ○議長(川嶋一生君) それは追加質疑になります。 ◆7番(杉山元則君) 追加質疑ではないです。何で各務原市だけ2人なんですかと。 ○議長(川嶋一生君) 答えられますか。  市長公室長 磯部綱雄君。 ◎市長公室長(磯部綱雄君) 総務省が定める人口規模や産業構造に応じた都市の分類というものがございます。本市と類似するとされる団体、いわゆる類似団体といいますが、全国で本市を含めて30都市あります。この中で、副市長2人制を条例で定めている都市が半数の15都市でございます。岐阜県内だけでは2人制を取っているのは岐阜市だけでありますが、副市長2人制としている自治体は決して少なくありません。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑をさせていただきます。  人口規模で類似団体を調べられたということです。条例で定めている、2人として定めているのと、実際2人選任しているのとは違うと思うんです。そこまで調べて、今答弁されたんでしょうか。定数で、条例で2人と定めているだけなのか、あるいは実際、本当に2人副市長が見えるのか、そこまで調べられたのか。それを質疑させていただきます。 ○議長(川嶋一生君) 市長公室長 磯部綱雄君。 ◎市長公室長(磯部綱雄君) 先ほど、類似団体は30団体と申し上げました。条例で定数2人としている団体は15団体ございます。そのうち、現実に2人の団体は11団体ございます。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 2点目に行きます。  私が知る限りといいますか、この4年間で、磯谷副市長は本会議場で一度も答弁されていない記憶があります。天狗谷の土地の問題も質疑させていただいた、市の一般会計で取得するという問題もいろいろ議論させていただきましたが、そのときも一番知り得る立場であった磯谷副市長は一度も答弁をされなかったということです。私は、それは非常に問題だと思っているんです。  2点目でございます。磯谷副市長に求められる役割は何ですか。 ○議長(川嶋一生君) 市長公室長 磯部綱雄君。 ◎市長公室長(磯部綱雄君) 磯谷副市長に求められる役割についてお答えいたします。  磯谷副市長に求められる役割としましては、市職員として長年行政に携わってきた経験を生かし、主に市の内部事務や地域に密着した事案に対応することが上げられます。そのほかにも、市政の運営上、重要な基本方針を確立することや人事、組織、予算に関することなど、市の重要案件については2人の副市長の共通事務としてお互いが連携することで市長を強力に補佐し、多岐にわたる課題等をスピード感を持って対応できるものと考えております。以上です。 ○議長(川嶋一生君) 傍聴者に申し上げますが、私語は慎んでください。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑をさせていただきます。  ずうっと長年職員として仕事をしてみえるので非常に経験豊富だということは私も思いますが、副市長でないと駄目なのかということなんです。そこが私は今、聞いていて、別に副市長という立場じゃなくてもいいんじゃないかと思われるんですけれども、磯谷副市長は副市長でないと役割を果たせないということなんでしょうか。 ○議長(川嶋一生君) 追加質疑になりますので、質疑をし直してください。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑をさせていただきます。  今、おっしゃられましたね。内部事務に対応すること、そういうことがいろいろあるんだと、経験を生かしたことが磯谷副市長に副市長として求められる役割だということをおっしゃいましたけれども、それは別に副市長じゃなくてもできるんじゃないかということなんです。ですから、磯谷副市長に求められる役割というのは、私はほかの立場でもできるんじゃないかというふうに思いますが、副市長として求められる役割をもう一度確認させていただきます。 ○議長(川嶋一生君) 質疑に対しては、私見が入ってみえると思います。同じ答えになろうかと思いますが、もう一度答えていただきます。  市長公室長 磯部綱雄君。 ◎市長公室長(磯部綱雄君) 市長はもとより、職員からの信頼も厚く、豊富な行政経験や広い見識、卓越した指導力を持ち、市長の強力な補佐役として引き続き市政の発展のために必要不可欠な人材であるため、副市長として選任しております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 次へ行きます。  再任されるということになりますと、磯谷副市長は3期目ということになられるわけです。12年間務められることになるというのは、私は長いんじゃないかなというふうに思います。コロナ対策なんかも新たな課題があるというふうにおっしゃいましたけれども、やはり新しい世代交代を選択すべきだということも考えます。  3点目です。3期継続して選任する、3期目を継続して選任する理由は何ですか。 ○議長(川嶋一生君) 市長 浅野健司君。   (市長 浅野健司君登壇) ◎市長(浅野健司君) 杉山元則議員の質疑、磯谷副市長を3期目継続して選任する理由であります。  先ほどおっしゃられたように12年、3期満了しますと12年というふうになりますが、それが長いのか短いのかはおのおのの判断であろうかというふうに思っております。今議会の冒頭に申し上げました本議案の提案理由説明で申し上げましたとおり、磯谷副市長は人格、識見ともに優れ、その職務を全うするに適任であるため選任したものであります。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑をさせていただきます。  おのおのの判断だと今、市長はおっしゃられました。私は、やはり長いのではないかということです。3期12年になることで組織が硬直化するということも考えられるわけです。在任が長いことが弊害にならないかというふうに思われますけれども、3期継続して選任する理由は何ですか。長いことで弊害になるんじゃないかというふうに思われますが、3期12年間担うことを選任する理由は何でしょうか。 ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君に申し上げますが、討論になっております。質疑をしてください。再質疑をしっかりとし直してください。なければ、次へ行ってください。 ◆7番(杉山元則君) もう一度、再質疑をさせていただきますね。  在任期間が長いということです。それを私が今回質疑をさせていただいたんだけど、3期12年間継続して選任することは在任期間が長いということなので、弊害になりませんかということを聞いておるわけです。 ○議長(川嶋一生君) それは私見になりますので、質疑をし直してください。 ◆7番(杉山元則君) では、私はもうこれで終わりますけれども、弊害になると思いますので、この問題があるということだけ指摘させていただきます。以上、終わります。 ○議長(川嶋一生君) これをもって質疑を終結いたします。         ─────────────────────────── △1、委員会付託省略(議第9号から議第11号まで、議第34号から議第36号まで) ○議長(川嶋一生君) おはかりいたします。ただいま議題の6案件につきましては、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」との声あり) ○議長(川嶋一生君) 異議なしと認めます。よって、ただいま議題の6案件につきましては、委員会付託を省略することに決しました。         ─────────────────────────── ○議長(川嶋一生君) これより討論を行います。  討論はありませんか。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 11番 永冶明子君。   (11番 永冶明子君登壇) ◆11番(永冶明子君) 日本共産党市議団、永冶明子です。  反対の立場で討論をいたします。  議第9号 令和2年度各務原市一般会計補正予算(第15号)について反対します。
     31件の繰越明許費補正では、次の点でこれも反対です。  新庁舎建設事業費と同事業ZEB化設備費の2件を翌年度に休止期間工事をそっくり移行して行うとして、2億431万5000円の繰越しをいたします。工期を翌年に移行するだけで完成の日程や経費は当初見積もった額と変わらないという説明があります。しかし、経費は延期された分を取り返すためにどこかにしわ寄せがいきます。  新庁舎建設事業費についても、市は当初80.2億円との積算事業費を発表しましたが、既にあれこれと上乗せし、96.5億円が必要になったとしています。解体工事や外構工事はさらに積み上がり、安全配慮など見込み以上の経費がかかるのではないかと思われ、さらに経費の積算があることは間違いありません。  また、市道各378号線道路改良事業費2億6398万9000円についてですが、改良工事費1億6341万円と併せて反対します。各務山の工業団地誘致事業計画を続行する予算です。文教地区で、中央中学校などが隣接し、市の中心地帯の住宅地に連なる各務山を工業団地化する事業の企業誘致計画に反対しております。また、企業誘致を見込みますが、この1年で経済情勢が大きく変化をして、局面が変わってきている中にあって、見直しや中止も検討されるべきです。各務山工業団地に伴う事業整備に反対をいたします。  木曽川周辺整備事業(前渡地区)です。828万2000円の繰越しをします。市は、整備した前渡地区に民間活力を導入してにぎわいを創生するとうたって展開するPFI事業をやろうという計画です。市民の財産である整備した土地を民間に引渡し、企業はもうけを出すために市民からは利用料を取るなど有料化します。民間企業は利益が出なければ、いずれ撤退、閉鎖をいとわないのは当然です。PFI事業に反対し、木曽川周辺整備事業そのものに反対をいたします。  それから、議第34号 各務原市副市長の選任について反対いたします。  三たび磯谷氏を副市長に再任しようとしています。1期目、2期目とも、日本共産党市議団は磯谷副市長の選任に賛成はしてきませんでした。その理由も明確にしてまいりました。  浅野市長は、市民の批判がある中で副市長2人体制に何の手も下さず、磯谷氏の3期目選任を強行します。  本市の規模で副市長2人体制は要らない。市長の補佐役を2倍にしなければならないのかとの市民の声は耳に入らないようです。多額の人件費を要する2人の副市長の椅子を安泰に位置づけてきたことに市民の批判が大きいのは当然です。  副市長2人体制は、本市に必要ありません。よって、磯谷氏の3期目の選任に反対いたします。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。   (7番 杉山元則君登壇) ◆7番(杉山元則君) 市民派・チームみらいを代表して反対討論をさせていただきます。  議第9号 令和2年度各務原市一般会計補正予算(第15号)についてであります。  市道各378号線道路改良事業については、各務山工業団地造成のための道路改良事業です。現在は、新型コロナ感染症により航空宇宙産業などの製造業の業績が低迷しており、各務山工業団地を造成しても購入する企業があるのか疑問です。コロナ禍による景気低迷から回復するには数年かかると予測されており、工業用地を購入する企業の見込みが十分でない工業団地造成の必要は認められませんので反対をいたします。  議第34号 各務原市副市長の選任についてです。  任期が満了する磯谷均副市長を三たび選任しようとするものです。  磯谷副市長は、2期目の4年間は本会議においてほとんど答弁されておらず、天狗谷土地取得に係る問題についても、一番知り得る立場であるにも関わらず、答弁を部長に任せて答弁をしなかったことは、副市長としての責務を果たしていないと考えます。また、再任されると3期目になり、12年間副市長を務めることは、市役所が硬直化して、在任期間が長いことは弊害になると考えられます。  副市長の人件費は、給与と負担金も含め、年間約1900万円となり、かなりの高額となります。令和3年度一般会計予算案では、市税収入は新型コロナウイルス感染症の影響により約17億円もの減収が見込まれ、大変厳しい予算になることから、費用対効果を考慮して、副市長を1人にして人件費の抑制をすべきです。  岐阜県内他市の状況などを考慮すると、本市の副市長2人の必要性はないと考えますので、反対をします。 ○議長(川嶋一生君) ほか、討論ありませんか。   (挙手する者なし) ○議長(川嶋一生君) これをもって討論を終結いたします。         ─────────────────────────── ○議長(川嶋一生君) これより採決を行います。  最初におはかりいたします。議第9号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(川嶋一生君) 起立多数であります。よって、議第9号は原案のとおり可決されました。         ─────────────────────────── ○議長(川嶋一生君) 続いておはかりいたします。議第10号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(川嶋一生君) 起立全員であります。よって、議第10号は原案のとおり可決されました。         ─────────────────────────── ○議長(川嶋一生君) 続いておはかりいたします。議第11号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(川嶋一生君) 起立全員であります。よって、議第11号は原案のとおり可決されました。         ─────────────────────────── ○議長(川嶋一生君) 続いておはかりいたします。議第34号を原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(川嶋一生君) 起立多数であります。よって、議第34号は原案のとおり同意されました。         ─────────────────────────── ○議長(川嶋一生君) 続いておはかりいたします。議第35号を原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(川嶋一生君) 起立全員であります。よって、議第35号は原案のとおり同意されました。         ─────────────────────────── ○議長(川嶋一生君) 続いておはかりいたします。議第36号を原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(川嶋一生君) 起立全員であります。よって、議第36号は原案のとおり同意されました。  これより、午後1時30分まで休憩いたします。 (休憩) 午後0時19分         ─────────────────────────── (再開) 午後1時27分 ○議長(川嶋一生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。         ─────────────────────────── △日程第36、代表質問 ○議長(川嶋一生君) 日程第36、代表質問を行います。  代表質問の通告がありますので、順次発言を許します。  政和クラブ、足立孝夫君。   (23番 足立孝夫君質問席へ) ◆23番(足立孝夫君) 23番 足立孝夫です。  議長に発言のお許しをいただきましたので、通告に基づき、政和クラブを代表して質問をいたします。  今回の質問は、12月議会での代表質問の中から2項目を選び、さらに詳しくお聞きをしたいので、よろしくお願いをいたします。  最初に、令和3年度予算に対する市長の思いをお聞きいたします。  多くの方々が実感されておられるかと思いますが、令和2年度は新型コロナウイルスに翻弄された1年でありました。ニュースでは連日感染者数が報道され、市民の皆様は不安な日々を過ごされたことと思います。そして、国や自治体は新型コロナウイルス感染症への対応に追われ、岐阜県においては2度にわたって緊急事態宣言が発令されたことも記憶に新しいところであります。  各務原市について見ましても、令和2年4月24日に新型コロナウイルス感染症対策としての雇用の維持と就労支援のための専決処分を行ったことを皮切りに、様々な緊急事案に対応するため、通常の定例会のほかに臨時会が3回、専決処分が4回行われております。各務原市政始まって以来、これほどまでに補正予算を編成されたことはなかったのではないでしょうか。  令和3年度当初予算は、そんなコロナ禍での初めての当初予算編成であり、多くの御苦労があったことと思います。市税の減収が見込まれる中にあって財源をどうするのか、市民の皆様のために何を優先して行うのかといったことを苦心されたと思います。  いまだに新型コロナウイルスの収束が見通せない状況にありますので、当然新型コロナウイルス感染症への対応策をしっかりと盛り込んでいることと思いますが、一方ではアフターコロナといったコロナ収束後を見据えた新しい第一歩を踏み出すことも、市民の皆様は待ち望んでおられます。  そういった状況を踏まえて編成された令和3年度当初予算は、堅守速攻型予算と銘打たれておりますが、その心は守るべきところはしっかりと守り、攻めるところは果敢に攻めることを意識したことにあると新年度予算案提案理由の中でも説明がありました。  私は、去る2月28日に行われました各務原市議会議員選挙において、市民の皆様から御支援を賜り、4期目をスタートさせていただいたところであります。私自身、初心に返って引き続き職務に励んでまいる所存です。浅野市長の誕生から現在までを市議会の一員として見てまいりましたが、若くはつらつとした市長の健全で実行力のある市政運営に多くの市民の方々も安心しておられると思います。  私は、さきの12月定例会において、浅野市長にとっての2期8年間の自己総括と3期目に目指すものについてお尋ねをしたところであります。  そこで今回は2つお聞きいたします。  このたびの堅守速攻型とする令和3年度予算に、浅野市長が込めた思いをお聞かせください。  また、この堅守速攻型予算を踏まえ、その後長期的視点で各務原市をどのような都市に先導していくのか、浅野市長の今後の抱負やビジョンをお聞かせください。以上、よろしくお願いをいたします。 ○議長(川嶋一生君) 市長 浅野健司君。   (市長 浅野健司君登壇) ◎市長(浅野健司君) 政和クラブ、足立孝夫議員の代表質問にお答えをさせていただきます。  令和3年度当初予算について、2点ほどお尋ねでございますので、併せてお答えをさせていただきます。  令和2年度は、新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るい、私たちの日常生活のあらゆる面に影響を及ぼしました。3密という新しい考え方の誕生から始まり、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために様々なことが行われました。例えば小・中学校の臨時休業や、それに伴う夏季休業の短縮、外出の自粛やテレワーク、飲食店の営業時間の短縮要請など枚挙にいとまがありません。もちろん新型コロナウイルスが市の財政に与えた影響も決して小さいものではありません。  令和3年度の市税は、30億円の減収という想定していた最悪の事態は回避できそうでありますが、それでも約17億円の減収を見込んでおり、依然として厳しい状況であることには変わりがありません。  そこで、このような状況に対応すべく、令和3年度当初予算として堅守速攻型予算を編成いたしました。堅守速攻とは、よくスポーツなどで耳にする言葉でありますが、堅く守って好機に攻める、こういったプレースタイルを指すものと言われております。  本市における堅守速攻、まず堅守とは、文字どおり堅い守りを意味しますが、これは本市にはこれまでの市民の皆様の努力の積み重ねの結果、たとえコロナ禍であっても必要な事業をしっかりと実施できる強固な財政的基盤があるという力強さを表しております。  具体的には、新年度予算案を編成する上で市税の大幅な減収に対応するため、国から交付される地方特例交付金や普通交付税、臨時財政対策債などでも足りない部分については、市の財政調整基金から14億5000万円を繰り入れました。これは、対前年度当初比6億円増という非常に大きな額になりますが、コロナ禍という緊急事態に対応すべく臨機応変に財政出動を行ったものであります。こうしたことをちゅうちょなく実行できたのは、あくまで本市の強固な財政的基盤を背景としたものであり、まさに堅守と言えるのではないでしょうか。  次に、速攻でありますが、これは迅速な攻めを意味し、コロナ禍であってもやるべきことは迅速に実行し、新しいことにも果敢に挑戦することを表しております。  具体的には、新型コロナウイルス感染症に対応するため、新型コロナウイルス感染症対策事業費として約1億7800万円を計上いたしました。これは、消毒液や手袋などの保健衛生用品の購入といった継続事業に加え、新規事業も多数あります。例えばオンライン寺子屋事業が上げられます。これは、従前の基礎学力定着事業や放課後子ども教室事業に加え、新型コロナウイルス感染症の影響により現地でのものづくり見学事業ができない状況であっても、来年度から児童生徒に配付されるタブレットを早速活用することで、自宅や学校から工場見学を行えるようにするものであります。  そのほかにも自動応答システムを導入し、市民の方々がパソコンやスマートフォンから時間にとらわれず、いつでも問合せができるAIチャットボット総合案内サービス事業をはじめとするデジタル化推進事業を、コロナ禍におけるつながりづくりの推進の鍵として幅広く展開していく予定であります。  また、新型コロナウイルス感染症対策事業以外でも、やるべきことは迅速に実行し、新しいことにも果敢に挑戦をしております。新特別支援学校整備事業や新総合体育館整備基本計画策定事業は、市民の皆様の御期待に沿えるよう事業を着実に推進してまいります。  また、一手先行くまちづくりを掲げている本市らしい県内初の試みとなる事業も多数ございます。例えば地域における防災力の充実・強化を目的として、消防団の災害及び火災における出動手当を現在の2500円から7000円に引き上げる消防団員確保・処遇改善事業を県内で初めて実施いたします。  そして、ひとり親家庭等の経済的な負担の軽減や子どもの将来の自立に向けた支援のため、高校生がいる児童扶養手当受給世帯を対象に、公共交通機関を利用した通学に係る交通費を補助するひとり親家庭等高校生通学支援事業も県内初の事業となります。  そのほか、全国へ向けた本市の魅力の発信にも余念はありません。承久の乱の大激戦地となった木曽川で、最大の勢力が対峙したのはここ各務原市、そして足立議員のお地元、前渡になります。令和4年に放送される大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に合わせ、特別記念講演会やパンフレットの作成、来訪者用のトイレ改修など、承久の乱ゆかりの地PR事業として、この好機を逃さぬよう準備してまいります。  以上、主な事業について申し上げましたが、このように堅守速攻型予算には皆様のこれまでの積み重ねで築かれた堅い守りを後ろ盾に、新型コロナウイルスにひるむことなく立ち向かう攻めの姿勢を忘れないという強い思いを込めております。コロナ禍という様々な制約がある状況であっても、本市は果敢に挑戦をしてまいります。  また、堅守速攻型予算を踏まえた今後の抱負やビジョンについてもお尋ねがございました。  令和2年12月の議会で、足立議員からの御質問をいただきましたが、2期8年間の総括、3期目に目指すものについて、その思いを述べさせていただきましたが、私の夢はふるさと各務原を笑顔があふれ、全ての方がずうっと住み続けたいと思えるまちへ育てていくことであります。ずうっと住み続けたいと思えるまち、それは人を育むまち、暮らしを守るまち、魅力や活気のあるまちのことだと私は思っております。そのためには、安心して出産・子育てができる環境づくりや地域で様々な災害に備える安全・安心づくり、便利で快適に暮らせる都市基盤づくりなどの未来を見据えたまちづくりと、そして何よりも対話を基本とした人と人とのつながりづくりが不可欠になります。  市長就任以来、夢の実現に向けて邁進してまいりましたが、現在は新型コロナウイルスの影響で一時的な我慢の時期になります。しかしながら、決してその歩みを止めているわけではありません。コロナ禍であってもできることを着実に実行し、終息後に訪れるアフターコロナ、ウィズコロナの時代には夢の実現に向けて、これまで以上に突き進んでまいりたいと考えております。そのためにも、まずはこのコロナ禍を乗り越えなければなりません。堅守速攻型予算は、必ずやその第一歩になるというふうに思っております。  以上、令和3年度当初予算、堅守速攻型予算へ込めた思いと今後のビジョンについての答弁とさせていただきます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 政和クラブ、足立孝夫君。 ◆23番(足立孝夫君) すばらしい答弁ありがとうございました。  3期目の選挙も近づいておりますので、また頑張って市政を引っ張っていただきたいと思っております。  それでは、次の質問に入ります。
     次の質問は、前渡西町地域木曽川右岸河川敷及び堤防上の土地利用についてお尋ねをいたします。  12月議会においての答弁では、各務原大橋から浄化センターまでのサイクリングロードの延伸とその拠点となる公園の整備を考えている、費用の軽減のためにも民間の活力の導入を検討しているとありました。新年度当初予算で早速5000万円ほどの予算を計上していただき、やっと事業化されるのだと思うと感慨深いものを感じています。  道の駅を提案してから4期目に入ります。市側から土地利用の提案があってからも約8年がたとうとしております。財源の都合で延びてきたとはいえ、長かったという思いが実感であります。せっかく造っていただけるのだから多くの皆さんに利用してもらえ、できてよかったと喜んでもらえるものでありたいと思っております。あの土地は堤防道路と同じ平面にあり、約2ヘクタールある三角地であります。360度の展望も味わえます。東隣には浄水公園がありますが、低地にあり展望は味わえないし、野球場、サッカー場、テニスコートや芝生広場、バーベキュー施設、バラ園などの施設はありますが、飲物の自販機もなく、ある種の不便さもあります。パターゴルフ場も堤防から降りていかなければならず、トイレも自販機もありますが、堤防を通る人からはある種の不便さもあります。  各務原大橋ができてから、堤防道路の交通量が前よりも多くなったような気がしています。1日当たり2万台ぐらいあるのではないかと思っております。私としては、これらのドライバーの皆さんにトイレ休憩をしてもらいながら360度の展望を味わってもらい、軽い飲食ができ、地元の物産を購入してもらえるような場所になると皆さんに喜んでもらえるのではないかと考えております。限りある財源をどう生かしていくかという難しい問題もあるとは思いますが、現在はどうなっているのか、どのような構想を持っておられるのかをお尋ねをいたします。  1番として、今年度5000万円ほどの予算が編成されていますが、何から始めるのか。  2番、堤防上の2ヘクタールの土地利用についてどんな構想を考えているのか。立地条件を十分考慮したものであるか。  3番目として、民間事業導入の検討に対し、できるだけ多くの人に知ってもらえるための手法を取っているのか。  4番目として、地域でのワークショップは開催されるのか。  以上、御答弁をお願いいたします。 ○議長(川嶋一生君) 都市建設部長 服部隆君。   (都市建設部長 服部隆君登壇) ◎都市建設部長(服部隆君) 足立議員からの代表質問、前渡西町地域木曽川右岸の河川敷整備及び堤防上の土地利用計画について、4点の御質問について順次お答えさせていただきます。  まず初めに1点目でございます。  今年度5000万円ほどの予算のことについてでございます。  令和3年度は、各務原大橋から各務原浄化センター西側の堤防上の未利用地まで約900メートルの区間において、サイクリングロードの延伸工事を行います。この工事により、過年度に整備されたかさだ広場から各務原大橋までの区間につながることから、愛知県側へ周遊する利用者数の増加が見込まれ、周辺地域の活性化を期待できます。また、このほか堤防上の未利用地について、公園の実施設計を行っていく予定でございます。  続きまして2点目、堤防上の2ヘクタールの土地利用についてでございます。  堤防上の2ヘクタールの土地利用につきましては、交通量が多い堤防道路に面していることから、多くの来園が期待できる環境にあります。また、広大な木曽川の自然景観を眺望できる立地条件を生かし、休憩スポットとしての活用も考えられます。さらに木曽川沿いには、上流の可児市から下流の稲沢市を結ぶ両岸約100キロメートルのうち約40キロメートルの区間のサイクリングロードが整備されており、広域的なネットワークが形成されつつあります。このため、木曽川右岸の恵まれた立地条件を生かし、国や沿川自治体と連携を図りながら、サイクリングロードの拠点となるような公園整備を進めてまいります。  続いて3点目、民間事業者の導入の検討に対する手法についてでございます。  令和元年度は、マーケットサウンディングを実施するため、市のウェブサイトやPark-PFI推進支援ネットワークに掲載し、全国的に募集を行いました。その結果、3者が参加されましたが、事業者からは運営は厳しいという意見がほとんどでした。このため、令和2年度は様々な分野の10者から直接ヒアリングを行ったところ、一部の事業者からは前向きな意見がありました。これを踏まえ、Park-PFI制度の活用に絞ったマーケットサウンディングを実施した結果、4者の参加がありましたが、事業者からは費用などで厳しい面はあるものの、もう少し詳細に検討したいという意見もありました。今後は、参入の可能性のある事業者に絞り、より具体的にPark-PFI導入の可否について詰めていきたいと考えております。  最後の4点目でございます。  地域でのワークショップの開催についてでございます。  市が整備する公園においては、ワークショップなど市民参加の手法を用いて、市民のニーズを取り入れた公園づくりを進めております。地域でのワークショップの開催につきましては、地元の方を対象として年内をめどに2回程度開催したいと考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 政和クラブ、足立孝夫君。 ◆23番(足立孝夫君) 御答弁ありがとうございました。  大体期待しておるような答弁ではあったかと思いますけど、あまりに大きなお金をかけないで、そしてなおかつ有効な土地利用ということになると非常に難しいと思いますけど、一遍やったらなかなか変えていけない、取り戻しできないような事業ですので、焦らずにじっくり構えて、皆さん本当に納得していただけるようなものを造っていただきたいと。場所的には本当にいい場所であるなあと私は思っておりますので、8年前も地元の皆さんがいろんな要望を出されて、大変なにぎわい、盛り上がりがあったと思っております。服部部長もその当時課長で御存じであると思いますけど、そんなような立派な、立派なというよりすばらしい場所をどう利用するかということは今後の各務原市の財産にもなりますので、その辺をしっかり検討していただいて、地元の皆さんも喜んでいただけるような、また道路を通られる方もすばらしいものができたなあと思ってもらえるような、いいものを造っていただきたいと要望して終わります。ありがとうございました。 ○議長(川嶋一生君) 颯清会、津田忠孝君。   (20番 津田忠孝君質問席へ) ◆20番(津田忠孝君) 颯清会、津田忠孝です。  議長に発言の許可をいただきましたので、通告に基づき、会派を代表して質問をいたします。  初めに、地域防災力の強化についてお聞きしますので、よろしくお願いいたします。  「災後」という言葉があります。これは、第二次大戦後、「戦後」という言葉が定着しましたが、東日本大震災の復興に携わった学識者が「戦後が終わり、災後が始まる」と述べたときに使用した言葉です。当時、私の心に残った言葉でありましたが、その災後がこの3月で10年の節目を迎えました。本市の地域防災力についても、本年は新庁舎が完成するなど、大きな分岐点になる年です。我々颯清会では、この地域防災力の強化を今年のメインテーマの1つとして活動していくことを確認しているところであり、今回は新年度予算に絡め、このテーマで代表質問をさせていただきます。  我々日本人全てに共通認識として強烈なインパクトを残した東日本大震災。この大震災で失ったものは、とてつもなく大きい。一方で、この大震災から地方自治体が教訓として学ばなければならないことも果てしなく大きい。この大きな教訓の1つが行政の継続性です。海岸に接する自治体においては、トップや幹部、そして多くの職員自らが被災し、行政機能が停止した自治体もありました。  本市においては、いよいよ防災拠点となる新庁舎が今年完成します。新庁舎構想中の平成28年4月には熊本地震も発生し、ある自治体では市役所庁舎が破損するなど、その行政機能を失い、市役所駐車場でテントを張って災害対策本部としている自治体も見受けられました。そのような光景を見ながら、防災拠点となる新庁舎を早く建設せねばと、その考えを強くしたことを思い出します。  新年度予算には、約30億8000万円もの新庁舎建設事業費が計上されましたが、財源的には借金をせず、次世代に負担を残さないものであり、大いに評価できます。  そこでお伺いいたします。  1点目、以上のように、今年は新庁舎が完成するなど地域防災における節目の年です。地域防災力の強化に力を入れてきた浅野市長2期8年間の成果が出る1年でもあります。地域防災に対する市の思いを改めてお聞かせください。  さらに、本市においては、この3月、鵜沼朝日町に防災備蓄倉庫も完成します。市の真ん中、まさに中央部。私は、あえて中央防災備蓄倉庫と呼んでいます。災害時の必要な資機材や備蓄品をしっかり確保し、また支援物資の市内輸送の拠点となります。この中央防災備蓄倉庫で、市民の安全・安心も格段に向上いたします。  そこでお伺いいたします。  2点目、この3月に完成する中央防災備蓄倉庫はどのように活用していくのでしょうか、お聞かせください。  また、先日、本市職員が、2月13日土曜日に実際に発生した最大震度6強の福島県沖を震源とする地震を模倣した行動確認訓練を実施したと、そのような報道がありました。この災害は、土曜日の夜という最も対応が難しい時間帯の災害であったため、このような職員への訓練は極めて重要であり、またコロナ禍においては有効な訓練だと考えます。そして、今後もこの積み重ねが大事です。特に今年は、さきに述べたような新庁舎という心強い防災拠点も完成します。新庁舎の防災機能をしっかり使い果たせるよう、完成直後から新庁舎における訓練を実施すべきと考えます。  そこでお伺いいたします。  3点目です。  防災訓練は非常に大切です。防災拠点となる新庁舎を大いに活用できる体制を構築する防災訓練をどうお考えでしょうか、お聞かせください。  また、行政の継続性の観点からは、被災直後に重要な業務となってくる罹災証明の発行事務についてもぜひ検証していただきたいです。私は、この罹災証明の迅速度の有無が行政の災害対応の成否を分けるといっても過言ではないと考えています。  そこでお聞きします。  4点目です。  罹災証明の円滑な発行の有無が行政の防災対策の評価を決めます。この円滑な発行に対し、どのように取り組んできたのかお伺いいたします。  最後に、地域防災に関連して、新年度予算で大いに歓迎したい消防団の出動手当の引上げについてお聞きします。  今回、1回の出動に対し、手当が2500円から7000円へと大幅な引上げが検討されています。団員の皆さんからは既に歓迎の声が聞こえてきました。かつて、私も消防団員として7年間活動してきましたが、地域防災の中核を担う消防団は、その後も大切な役割に変わりがありません。最近では、連日、足利市の大規模林野火災が報道されたところですが、平成14年4月5日に本市で起きた各務原市北部林野火災においても消防団が大活躍しました。当時、まさに浅野市長も消防団員として最前線で奮闘されていたのではないでしょうか。地域防災に不可欠な消防団、この思い切った出動手当の引上げを歓迎いたします。  そこでお伺いいたします。  5点目になります。  この消防団の出動手当の引上げに込めた思いと、今後の消防団の在り方についてどう考えるかお聞かせください。  以上、御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(川嶋一生君) 市長 浅野健司君。   (市長 浅野健司君登壇) ◎市長(浅野健司君) 颯清会、津田忠孝議員の代表質問、地域防災力の強化について、5点ほどお尋ねでございますので、私のほうからは1点目、2点目、そして5点目、3点目は相澤参与から、4点目は三輪部長のほうからお答えをさせていただきます。  この3月で東日本大震災から10年の月日がたちます。10年前のあの日、我々がテレビ越しで見た戦慄の映像は、自然災害の前ではいかに人間が無力であるか痛感せざるを得ない状況でありました。そして、その後も我々は自然災害の脅威の中にあります。しかし、議員御指摘のとおり、計り知れない犠牲を払った過去の災害から我々は教訓を得ることができます。この数多くの教訓を糧とし、そして共有し、行動を起こし、さらに後世に引き継がなければなりません。それは、市政を任された私にとっての使命でもあります。私は市長就任以来、防災対策にも注力をしてまいりました。市長1期目の公約として、予想される大地震に対応した危機管理体制の構築、これは情報伝達体制と備蓄体制の強化であります。そして、公共施設100%耐震化を掲げ、これを市民の皆様にお約束をいたしました。  災害時の司令塔ともなる市役所庁舎。私は、市長就任から庁舎の耐震化に着手し、新庁舎建設に向け道筋をつけてまいりました。本年8月には、免震構造や7日間連続自家発電設備を有し、災害対応の拠点となる新庁舎高層棟も完成し、災害時の業務継続が大きく向上いたします。8月24日に予定をしております竣工式は、まさに災害対策本部を設置するスペースで行う予定です。議員各位、ぜひ御出席いただければというふうに思います。  また、後から述べますが、長年の課題でありました必要物資の備蓄のための防災備蓄倉庫もこの3月に完成をいたします。さらには、本年度より着手をいたしましたマンホールトイレ整備事業などにより避難所環境が向上いたします。来年度も引き続き取り組んでまいります。そして、今後は市民の皆様にとって災害時の心のよりどころとなるような、例えば避難所機能など防災機能が十分に備わった新たな総合体育館の建設事業に取り組んでまいりたいと考えております。防災対策について、ハード事業だけではなくソフト事業にも実直に取り組んでまいりました。私は、災害は「来るかもしれない」ではなく「必ず来る」ものと考え、職員には常にその認識に立ち業務に当たるよう指示をし続けております。  議員の紹介にもありました行動確認訓練をはじめ、ブラインド型の災害対策本部訓練など、初動体制の早期確立を図るための各種防災訓練を実施してまいりました。また、業務継続計画、いわゆるBCPでありますが、こちらや被災直後の1か月の行動を記載した各班行動計画も順次策定し、必ず来る災害に備えております。  あわせて、市民の皆様への啓発も極めて大切であります。お住まいの地域の災害リスクを確認するため、この4月には新しい防災ハンドブックと新しい洪水ハザードマップを配布いたします。本年9月の地域防災訓練においては、市内全域のシェイクアウト訓練に加え、この新しい防災ハンドブックと洪水ハザードマップを活用し、自宅のハザード情報や避難先の確認、家庭の備蓄状況や非常持ち出し品の確認などをぜひ御家族一緒で実施していただきたいと考えております。そのほか、住宅の耐震化、家庭内備蓄の推進、自治会や自主防災組織での訓練などなど、引き続きその啓発を行ってまいります。  災害対策はゴールのない課題であります。これまでの災害における教訓に学び、新たな課題にもしっかりと向き合いながら、必ず来る災害に対して万全の体制で臨めるよう、今後も引き続き市役所一丸となって対策を講じ、そして私自身がその先頭に立って強力に指揮を執ってまいりたいと考えております。  続いて2点目、備蓄倉庫の活用についてであります。  先週、完成間近の鵜沼朝日町防災備蓄倉庫を見てまいりました。床面積約650平方メートル、高さ平均7.5メートル、非常に大きな空間でありました。市民の皆様の安心・安全が格段に向上すると強く実感をいたしました。南海トラフ地震の想定避難者数約1万5000人を考慮した備蓄を確保するための防災備蓄倉庫であります。市内の中心部にあり、主要地方道江南関線からのアクセスも良好で、浸水想定区域外であるなど、被災のリスクも少ない場所を選定いたしました。今後、食料品や生活用品、段ボールベッドやパーティションなど避難所の環境向上や感染症対策のための資機材、組立て式仮設トイレなど、令和3年度から令和7年度までの5年間で順次備蓄を進めてまいります。  また、災害発生時には国や県などから多くの支援物資が供給されます。これらを円滑に各避難所へ配送するための拠点、いわゆる地域内輸送拠点として約3000平方メートルの敷地面積を有するこの防災備蓄倉庫が大いにその機能を果たすことにもなります。市としては、この防災備蓄倉庫を備蓄や地域内輸送の大きな拠点と位置づけ、引き続き防災対策の強化に努めてまいります。  以上、行政としての備蓄への取組の話をしてまいりましたが、改めて大原則を申しますと、特に大災害時には行政、そして民間事業所も全てが被災をいたします。災害発生直後などは、公助による支援が十分に行き渡らない可能性もあります。各家庭において、最低3日分、できれば1週間分の備蓄をぜひ準備していただきたいと、この場をお借りして申し上げます。  そして、5点目になります。消防団員の手当についてであります。  議員御指摘のありました平成14年の各務原市北部林野火災では、私は当時蘇原寺島班の班長として先頭に立ち消火活動に当たりました。ちょうど私の30歳の誕生日の日でありましたので、非常に記憶に残っているところであります。今でもその当時の目前に迫る炎、そして黒煙が忘れられない、そういった状況であります。このときは、3市合わせて約410ヘクタールという広大な林野が焼け野原となった火災でありましたが、関係機関の御協力に加え、本市からは延べ745人もの消防団が出動し、約27時間で鎮火に至りました。本市の消防団の活躍がひときわ目に留まるものであり、改めて地域住民に最も身近な存在である消防団の役割が極めて重要であり、消防団の底力が発揮できた火災対応であったというふうに考えます。  災害や火災はいつ起きるとも限らず、消防団の皆様には常にその警戒をしながら昼夜を問わず日常生活を送っているものであり、例えば仕事中であればその本来の仕事をなげうって出動し、危険な業務に従事するものであります。  今回は、県内他市町村に先駆けて、災害及び火災における出動手当を1回2500円から7000円に引き上げます。これは私自身の9年間の消防団経験を踏まえ、苛酷な現場での活動を強いられる団員への労に報いるため、出動手当を国の基準まで引き上げ、在籍する消防団員のモチベーションの向上、さらには新たな消防団員の確保にもつながり、結果として地域防災力の充実強化がさらに図られるものと考えております。  今後の消防団の在り方については、災害時のみ活動する機能別団員を含め、幅広い検討を行い、住民に最も近い、身近で地域防災の中核を担う消防団員の確保に努め、引き続き市民の皆様の安心・安全の向上を図っていきたいと考えております。 ○議長(川嶋一生君) 市長公室参与 相澤毅君。   (市長公室参与(防災対策課長事務取扱) 相澤毅君登壇) ◎市長公室参与[防災対策課長事務取扱](相澤毅君) 私からは、津田議員の代表質問の3番目、新庁舎での防災訓練の考え方はについてお答えさせていただきます。  間もなく、9月には新庁舎高層棟が稼働いたします。災害発生時には、新庁舎内に市の災害対策本部を速やかに設置し、災害対応の司令塔としての役割を担います。  議員御指摘のとおり、新庁舎の防災機能を最大限に活用して、災害対策本部としての役割を果たすためには日頃の訓練が重要でございます。先日開催した本市の防災会議において、令和3年度の11月開催予定の各務原市総合防災訓練について説明させていただき、御承認をいただいたところです。その内容につきましては、コロナ禍であることを踏まえ、従来のように多くの関係者が集まる形ではなく、新庁舎における職員の災害対策本部訓練と、新庁舎に併せて更新する地域防災無線を使用した各種関係機関との通信訓練を計画しております。  また、2月13日土曜日の深夜に発生した福島県沖を震源とする地震を受けて、議員からお話のあった地震発生を想定した行動確認訓練を実施したところでございます。この訓練では、各職員が担当する災害対応の初動業務について、休日の夜間に地震が発生した場合の問題点や課題などを改めて確認いたしました。  通常は、災害発生の7割以上が勤務時間外になりますので、こういった想定での訓練は非常に意味があると考えております。訓練では、当日の深夜に各職員が置かれていた状況を想定しましたが、地震発生の2時間後には約8割の職員が参集可能であるという結果が得られました。しかしながら、本当に災害が発生した場合は職員自身や家族の被災なども十分考えられ、想定よりも少なく限られた人員での災害対応が必要となります。訓練は1回実施して終わりではなく、振り返りを行って把握できた課題に対して解決策を考えていかなければなりません。その積み重ねこそが重要です。  9月の新庁舎高層棟の稼働に併せて新しい防災システムを導入いたします。これは、災害対策本部の多岐にわたる業務や、各避難所との情報共有をより迅速かつ円滑に行うためのシステムです。今後は、新しい環境の下、このような充実した設備で速やかな災害対応をしっかりと行えるように訓練を積み重ね、災害時の被害を最小限に抑えられるよう努めてまいります。以上でございます。 ○議長(川嶋一生君) 市民生活部長 三輪雄二君。   (市民生活部長 三輪雄二君登壇) ◎市民生活部長(三輪雄二君) それでは、4番目の罹災証明の発行に対し、どう取り組んでいくのかという津田議員の代表質問に答えさせていただきたいと思います。  罹災証明は、災害時において生活再建支援金などの公的支援や応急仮設住宅への入居、災害保険の給付など、様々な支援を受けるために必要となるものであり、市民生活の早期再建、早期復興のためには非常に重要な役割を果たすものであると認識しております。そのため、令和元年度には証明範囲や証明対象の整理を行うとともに、地域防災計画改正等を行ったところでございます。その改正としましては、まず東日本大震災時に発行され、高速道路の利用を無料とする避難支援等に活用された罹災届出証明についても新たに定めることといたしました。この罹災届出証明は、災害調査及び被害認定を行うまでは発行できない罹災証明と異なり、届出さえあれば証明書の発行が可能であるため、早期支援の一助となるとともに、罹災証明制度を補完するものとなると考えております。  続きまして、罹災証明を発行するために必要となる被害認定についてでございます。  被害認定は、地震による建物損壊や台風による浸水被害など、災害の種類や規模等によって被害状況は多種多様であり、非常に複雑なものとなっています。その基準については、国において被害認定基準及び運用指針が定められ、基準は明確になっていますが、非常に複雑であり、いざ災害時に運用しようとした場合、大きな困難さを感じるものと想定されます。そのため、直近では令和元年の台風19号、いわゆる令和元年東日本台風において大きな被害を受けた長野県佐久穂町及び長野市に対し、本市からも職員を6名派遣し、支援を行うとともに、その貴重な体験を本市に還元すべく派遣職員による報告会を行っております。  また、現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み見送っておりますが、状況を見て被害認定訓練及び罹災証明発行訓練などを実施し、災害時における支援を受ける力、いわゆる受援力や対応力の強化を図るつもりでおります。  加えて、罹災証明の交付の迅速化を図るため、家屋調査における専門家の集まりである岐阜県公共嘱託登記土地家屋調査士協会の協力を得て、令和2年8月に災害時における家屋被害認定調査に関する協力協定を県内で初めて締結いたしました。この協定締結により、人的支援はもとより専門家による技術的支援も受けることができ、被害認定がより迅速かつ正確に行うことができるようになるものと考えております。  いずれにしましても、今後も油断することなく危機感を持ち、災害時業務を効率的に運用できるよう様々な対策を取るとともに、訓練等に努め、地域防災力のさらなる強化を図っていく所存でございます。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 颯清会、津田忠孝君。 ◆20番(津田忠孝君) 再質問いたしません。  御丁寧な御答弁ありがとうございました。  あらゆる災害への備えというのは急務ですので、地域防災力の強化に向けた取組というものをまた一層充実、そして加速させるために計画的に実施していただきますようお願い申し上げまして、次の質問に移ります。  次に、新型コロナウイルスワクチン接種体制について伺います。  去る3月8日、本会議終了後に開催された民生常任委員協議会において、執行部より新型コロナウイルスワクチン接種に係る準備状況等について説明がありました。国・県、そして我々市の役割分担がよく理解でき、また今後の本市市民への接種方法も認識できました。  私の周りの高齢者からは、通い慣れたかかりつけ医で接種したいとの声も多く、かかりつけ医での個別接種を基本に集団接種で補完するという考えには私も賛同するところです。  また、情報の発信についても、既に市ウェブサイトに立ち上げた特設サイトやSNSの活用、ワクチンだよりの創刊など多様な手法での情報発信を予定されております。これは、担当から聞いた話ですが、新型コロナウイルス感染症対策本部会議では、市長の指示により確定した情報は確定情報としっかり示し、それだけでなく検討中の状況などもその方向性を積極的に公表する方針とのことでした。市民の皆さんは、何が分かっていて何が分からないのかを知りたがっていますので、その市長からの指示は的確であり、賛同するところです。  一方で、我々も連日の報道で承知しているとおり、国や県からの情報や指示も大きく揺れ、少々言葉が悪いですが、市町村が振り回されている状況も見てとれるところです。新型コロナウイルスを終えんさせるための国家的プロジェクトと銘打たれたこのワクチン接種。コロナ禍を収束すべく、我々議員も執行部からの情報をしっかり把握し、ワクチンの入荷状況など分からないことも多過ぎるという事実や、国・県・市の役割分担をしっかり把握した上での情報発信に努めていかなくてはなりません。  また、ワクチン接種を希望している市民が大勢いることも事実です。副反応を過度に声高に訴え、不安をあおる状況もあるようですが、ワクチン接種の医学的なメリット・デメリットを我々議員もしっかり把握し、バランスを取って対応すべきと考えます。大枠は、先般の民生常任委員協議会での説明で理解できましたが、今回その前提条件として、ワクチン接種体制について、肝となる2点について質問いたします。
     高齢者が通い慣れたかかりつけ医で接種することには大賛成で、各医院の協力に感謝するところです。一方で、集団接種においても、医師と看護師の協力は不可欠です。そのためには、市医師会等との連携は極めて重要であり、今回のプロジェクトの成否はそこにかかっているといっても過言ではありません。  そこでお伺いいたします。  市医師会等との調整について、どのように臨んできたのか、また今後どのような協力体制を取っていくのか、お聞かせください。  市医師会等との協力体制の下、行政としても最大限の体制で臨むべきです。集団接種においては、その会場で相当の職員の応援体制が必要になります。一方、個別接種においては、解凍後5日以内での使用とのファイザー社製ワクチンの性質から、毎週のかかりつけ医50か所へのそれぞれのワクチンの仕分・配送業務が膨大に発生することとなります。  そこでお伺いします。  コロナ禍において不要不急の通常業務をできる限り縮小し、集団接種会場での人員やかかりつけ医へのワクチン配分の人員など、医師会等への協力をしっかり支えるためにも市職員が総力を挙げて取り組むべきと考えます。どのように体制を組むのか、お聞かせください。  以上、2点御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(川嶋一生君) 健康福祉部長 鷲主英二君。   (健康福祉部長 鷲主英二君登壇) ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 新型コロナウイルスワクチン接種体制について、1点目、市医師会などとの調整についてどのように臨んできたのか、また今後どのような協力体制を取っていくのかについてでございます。  本市では、これまでにも市医師会や歯科医師会、薬剤師会と共同で、休日急病診療所の運営や健診事業などを通じ、本市における公衆衛生の向上や社会福祉の増進に努めてまいりました。市医師会などからは、全ての市民にワクチンを提供するという前例がない国家プロジェクトへ挑むに当たり、通常診療に加えて各医院で実施いただく個別接種のほか、集団接種会場への医師・看護師・薬剤師など専門スタッフの派遣など、全面的な協力の御快諾をいただいた上で、最善の接種方策について丁寧な議論を重ねてきたところでございます。  ここでの議論を基に、去る2月26日に実施した集団接種シミュレーションでは、各会理事の皆様にも御参加いただき、運営上の課題だけでなく、専門知見による技術的な課題なども洗い出し、実際の集団接種に向けた準備を進めております。  今後は、早晩開始される高齢者向け優先接種にあって、当面十分なワクチン供給量が見込めない状況であることから、まずは療養型医療施設への長期入院者や高齢者入所施設などでの巡回接種を先行し、その後集団接種や個別接種へと段階的に実施方策を広げていく計画でおります。  医師会などとは各段階において、検証や協議を重ねながら着実に事業を推進していく予定でございます。さらに、接種対象者が高齢者から広く市民へ拡大される場合に備え、集団接種会場の拡大なども念頭に置きながら、十分なワクチン接種能力を確保できるよう一層の協力体制構築を進めてまいります。  2点目でございます。  医師会などへの協力を支えるためにも、市職員が総力を挙げて取り組むべきと考えるが、どのような体制を組むのかについてです。  土・日を中心に臨時の特設会場を設けて実施する集団接種はもちろん、各診療所などで実施する個別接種につきましても、その実務を担っていただく医師や看護師などの方に大きな負担がかかることが憂慮されます。そのため、集団接種会場における専門性の問われない業務や個別接種時に必要な接種記録管理などについては市職員がその業務を担い、医師や看護師などの方としっかりと連携を取り、円滑な接種体制を構築してまいります。  現在本市では、1月12日より新型コロナウイルスワクチン接種体制準備チームを立ち上げ、市民の皆様に迅速かつ安全にワクチン接種を受けていただくための準備を進めております。4月からは専任スタッフを拡充し、人員・組織体制を強化するとともに、各種イベントの開催も控えながら、希望する全ての市民にワクチンが行き渡るまで、市職員の総力を挙げて臨んでまいります。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 颯清会、津田忠孝君。 ◆20番(津田忠孝君) ありがとうございました。  まだまだ課題が残っていると思いますけど、市民の皆さんが円滑に接種できる体制が確保できるよう、迅速かつ的確な準備を進めていただきますようお願いいたします。  次の質問へ行きます。  緊急事態宣言下での選挙執行について伺います。  令和3年1月24日に執行された岐阜県知事選挙、そして先月2月28日に執行された各務原市議会議員選挙、ともに緊急事態宣言下での選挙となりました。従来からの投票率の伸び悩みという課題もありながら、一方で感染拡大防止策に万全を期す必要もあるという非常にバランスの難しい選挙執行体制でありました。我々もそうでしたが、事務に当たられた職員の御苦労もいつも以上であったと思われます。  新型コロナウイルスの終息がまだ見通せない中、この4月には各務原市長選挙、そして年内には衆議院議員総選挙もあり、同様にコロナ禍での選挙執行が大いに予測されます。執行部としては、さきに質問したワクチン接種体制でも相当の体制を組む必要があり、重なる時期によっては行政にかなりの負荷も予測されます。今後、課題も多い中で、まずは今回の緊急事態宣言下での岐阜県知事選挙と各務原市議会議員選挙について、2点お伺いいたします。  1点目、緊急事態宣言下において、投票率向上に対し、どのように取り組んだのか。  2点目、新型コロナウイルスの感染拡大防止策にはどのように取り組んだのか。  以上、2点よろしくお願いいたします。 ○議長(川嶋一生君) 選挙管理委員会事務局長 苅谷直文君。   (選挙管理委員会事務局長 苅谷直文君登壇) ◎選挙管理委員会事務局長(苅谷直文君) 津田議員から緊急事態宣言下での選挙執行について、投票率向上と感染拡大防止策にどのように取り組んだのか、2点御質問いただきましたので、まとめてお答えさせていただきます。  本年1月に執行した岐阜県知事選挙及び2月に執行した各務原市議会議員選挙は、緊急事態宣言下での選挙となり、選挙人の方が新型コロナウイルスへの感染を心配し、投票所へ行くことに不安を抱くことによる投票率の低下が懸念されました。選挙管理委員会としましては、感染症対策を徹底し、安心して投票できる環境を整えることが投票率向上のために最も優先すべき取組であるとして様々な対策を講じてまいりました。  具体的には、投票所においてはアルコール消毒液の出入口への設置、記載台や鉛筆等の消毒と換気の定期的な実施などを行ったほか、記載台の間隔を空けたり、順番待ちの列の距離を保つためのマークを設置し、ソーシャルディスタンスの確保にも努めました。  また、事務従事者等のマスク着用と手指消毒を徹底するとともに、介助などで選挙人の方と密に接する場合には必要に応じてフェースシールドの着用を行いました。このほか、投票所の混雑状況を信号機の形式で表示する混雑ランプを市ウェブサイトに掲載し、そのQRコードを入場整理券に印刷することで、投票所を訪れる方が混雑を回避できるよう情報提供に努めました。  一方、選挙人に対しては、市広報紙やウェブサイトなどを通じて投票所へ来られる際のマスク着用、せきエチケット、投票の前後で消毒をお願いするとともに、鉛筆やボールペンの持込みが可能であることも周知したところであります。  今後も、コロナ禍という特殊な状況下での選挙においては感染症対策に万全を期し、全ての選挙人の方が安全に安心して投票いただける環境をつくることで投票率向上につなげていきたいと考えております。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 颯清会、津田忠孝君。 ◆20番(津田忠孝君) これがコロナ禍でのイベントとかであれば中止とか延期とか決断ができるわけですが、選挙は待ったなしというところです。その中において、投票率は少し下がったものの無事執行されたことは高く評価できるというふうに思っております。投票率向上への課題というのはいつまでたっても続くと思いますが、今後も知恵を絞っていただきたいなあというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。質問を終わります。 ○議長(川嶋一生君) 市議会公明党、五十川玲子君。   (8番 五十川玲子君質問席へ) ◆8番(五十川玲子君) 8番、市議会公明党、五十川玲子でございます。  議長のお許しをいただきましたので、会派を代表して通告に基づき、大きく3項目について質問をさせていただきます。  まず初めに、新年度予算案についてでございます。  必ず収束すると信じ、新型コロナウイルス感染症の行方を我慢し、3波の波にも耐え続けてきた1年間。ものづくりのまち各務原市においては、ダメージは避け難く、地域経済への打撃、家庭生活にも深刻な影響が出ています。ようやく、収束への鍵を握る新型コロナウイルスワクチン接種にこぎ着けました。一刻も早い収束を願うばかりです。  浅野市長は2期目最後であり、また3期目の挑戦となる新年度予算に向け、「~しあわせ実感かかみがはら~各務原の底力」と力強く発信されました。SDGs、誰一人取り残さない持続可能な世界を実現するための17の目標に向かって、本市の総合計画、総合戦略の中で、令和3年度当初予算で実施を予定している事業に該当する明確な目標を掲げ、オール各務原で進んでいくとの強いメッセージを打ち出されました。新型コロナウイルス感染症でダメージが大きかった継続事業もあったと思われますが、財政事業が厳しい状況にある中で切り抜けるための打開策を見いだし、前進していかなければなりません。これからのさらなる浅野市長に期待をして質問いたします。  1点目、SDGs、誰一人取り残さない社会の実現へ、オール各務原の底力に込めた市長の思いについて伺います。  2点目、新型コロナウイルス感染症の影響でダメージが大きかった事業に対し、改善していくための対応策について伺います。  以上、2点お願いいたします。 ○議長(川嶋一生君) 市長 浅野健司君。   (市長 浅野健司君登壇) ◎市長(浅野健司君) 市議会公明党、五十川玲子議員の代表質問にお答えをさせていただきます。  令和3年度予算案について、まず1点目、SDGs、誰一人取り残さない社会の実現へについてであります。  令和3年度当初予算につきましては、各事業がSDGsの17の目標にどのように関連するのかを意識して編成し、明確にした上で、さらにそれらを市民の皆様にもお示しすることとしております。これは、SDGsという体系化された世界共通の目標と関連づけることで、それぞれの施策がより効果的な取組になることを期待したものであります。  令和3年度当初予算における各事業とSDGsとの関連について具体的に見てまいりますと、まず多文化共生推進プランの策定、ごみ出しガイドブックの外国語版の作成などにより、外国人の方も含めた全ての市民にとって住みやすいまちづくりの実現を目指す多文化共生社会推進事業は、SDGsの17の目標のうち、「10.人や国の不平等をなくそう」「11.住みつづけられるまちづくりを」「12.つくる責任つかう責任」に該当するものと考えられます。  また、様々な理由により登校していない児童・生徒が一歩踏み出す場所「さくら」を拡充し、児童・生徒の実態に応じた活動を展開する不登校対策事業は、17の目標のうち、「4.質の高い教育をみんなに」に該当するものと考えられます。さらに、市民の皆さんが元気で健やかに暮らせるよう実施するフレイル予防事業、母子保健充実事業は、17の目標のうち、「3.すべての人に健康と福祉を」に該当するものと考えられます。以上、ほんの一部を御紹介させていただきました。  そして、今後、冊子「令和3年度各務原市当初予算の概要 各務原の底力」により、主な事業についてSDGsとの関連を市民の皆様にお示しさせていただきます。そのほか、市としましては職員のSDGsへの理解を深めるための研修を実施するとともに、市の広報紙をはじめ、ポスター、チラシなどの印刷物にロゴを掲載するなど、引き続きSDGsの普及・啓発のために取り組んでまいります。  ところで、本市の総合計画では、全ての人が生きがいを持っていきいきと輝くまちづくりを目指しています。その着実な推進が持続可能なまちづくりを実現し、ひいては誰一人取り残さない社会の実現、SDGsの達成につながるものであるというふうに考えております。SDGsは行政だけではなく、市民の皆様、企業、各種団体などそれぞれが意識し取り組むことで、認知度、理解度がさらに高まり、相互の連携もより進んでいくのではないかというふうに考えています。引き続き皆様の御協力をお願いいたします。  続いて、2点目であります。  新型コロナウイルス感染症の影響でダメージが大きかった事業に対し、改善していくための対応策でありますが、新型コロナウイルス感染症はいまだに終息の見通しが立っておりませんが、令和3年度当初予算では、新型コロナウイルス感染症対策事業費として約1億7800万円を計上しております。このうち、特に新型コロナウイルス感染症の影響でダメージが大きかった事業への対応策についてお答えをいたします。  令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により、小・中学校の児童生徒のためのかかみがはら寺子屋事業の一環であるものづくり見学事業が全て中止となりました。これを受け、令和3年度は、現地でのものづくり見学事業ができない状況であっても、児童生徒に配付されるタブレットを活用することで、自宅や学校から工場見学を行えるオンライン寺子屋事業を実施いたします。これにより、御自宅で保護者の方とともに閲覧することもでき、児童生徒の理解促進や市内企業への親しみの醸成が期待できると考えております。  また、新型コロナウイルス感染症は、市内企業に対しましても大きなダメージを与えました。そこで、コロナ禍における厳しい経営環境にあっても、前向きに採用活動を行おうとする市内企業や学生の就職活動を支援するオンライン会社説明動画作成支援事業を実施するほか、事業環境の変化に対応するため、市内企業がセミナーや実践的な勉強会を通じて、自社の技術を生かしながら製品やサービスをブランド化し、新たな市場を開拓する取組を支援する中小企業ブランディング事業を実施いたします。  また、新型コロナウイルス感染症の影響は各御家庭に様々な形で及んでいると思われますが、特にひとり親家庭等の経済的な負担の軽減等のためのひとり親家庭等高校生通学支援事業を実施いたします。このほか、新型コロナウイルス感染症対策事業とはしておりませんが、たとえコロナ禍であっても市民の皆様が安心して妊娠・出産・子育てをしていただくために、母子保健充実事業を拡充し、産後も安心して子育てができるよう支援するとともに、ゼロ歳児から2歳児の保育定員が不足する市内東部に5施設の地域型保育事業所を新たに開設し、保育定員を約100名増加させることで、安心して子どもを産み、育てることができる子育て環境の整備にも努めてまいります。  以上のように、コロナ禍の厳しい状況であっても、私たちには逆境をはね返す底力があります。今後も市民の皆様、自治会、各種団体、NPO、企業、行政などオール各務原でこの難局を乗り越えていきたいと思います。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 市議会公明党、五十川玲子君。 ◆8番(五十川玲子君) 御答弁大変にありがとうございました。  浅野市長の力強い決意と政策には、コロナを乗り越え、これからの各務原市の発展のための明確な展望を描き、ぶれずに一歩一歩進んでいく覚悟が感じられます。今後とも何とぞよろしくお願いいたします。私自身も微力ながら本市の発展のための努力を重ねてまいる決意でございます。  では、次の質問に移らせていただきます。  2項目めは、新型コロナウイルスワクチン接種体制についてでございます。  新型コロナウイルス感染症は、今なお下げ止まりの予断を許さない状況が続き、さらに感染力の強い変異ウイルス感染者が増え始めております。コロナウイルス感染症と闘う尊い命を支え続けてくださっている医療従事者に感謝と敬意を表します。  新型コロナの感染収束に向け、鍵を握るのがワクチンです。いよいよ新型コロナウイルスのワクチンを希望する全国民への無料接種が医療従事者から始まりました。およそ4万人の先行接種、その後約370万人の医療従事者への接種の後、4月からは65歳以上の高齢者、基礎疾患のある方、高齢者施設などの職員への接種が順次行われる予定です。  こうしたワクチン接種を円滑に進めるには、現場の実情やニーズに沿った体制構築が急務です。ワクチン接種の実施主体は市区町村であり、様々な状況の違い、生活状況も年齢構成も違うなど、そうした点を踏まえ、円滑に実施できる体制を整えていかなければなりません。  公明党は、新型コロナウイルスワクチン接種対策本部を立ち上げ、各都道府県本部設置の同接種対策本部などとオンラインでつなぎ、全国会議を開催いたしました。自治体の接種計画策定や接種状況などを迅速に把握しやすくするための新たなワクチン接種記録システム導入に関する自治体意向調査を2月28日から3月7日まで全国で展開をし、1つ、検討中の接種体制、2つ、接種計画を策定する上で困っていること、3つ、ワクチン接種記録システムの導入に対する考えの3項目について聞き取りを行いました。本市におきましても、お忙しい中、小鍋副市長に御協力をいただき大変ありがとうございました。  こうした調査を通じて明らかになった自治体の現状、指摘のあったことに対して制度的課題を打開しながら、一刻も早く接種の体制を整えるために、国会議員が国会質問や政府への提言を行い、各自治体に反映できるよう挑んでいるところでございます。岐阜県のワクチン供給も具体的な情報が少しずつ入るようになってまいりましたので、本市の接種計画も少しずつ進められていることと思います。刻々と情報が変化していきますので、確認の意味も含め質問させていただきます。  まず1点目ですが、ワクチン接種の個別通知が届いた場合の取組とその手順について教えてください。  2点目は、ワクチン接種はあくまでも努力義務とされていますので、有効性・安全性・副反応といった緊急時の対応など、市民の多くの方が理解してワクチン接種に臨んでいただける体制が必要です。市民に提供できるワクチンの有効性や安全性、副反応を分かりやすく記した資料は、国または市で作成して配布する予定はあるのか伺います。  3点目は、どのワクチンにもアナフィラキシーといった副反応を起こす可能性はあると考えられます。集団接種・個別接種の際、副反応者が出た場合の対応できるドクター、機材・備品といった準備の確保はできているのでしょうか。  4点目は、4月12日以降、高齢者や持病のある人、一般住民へと対象が順次拡大される予定となっています。高齢者施設入居者、また高齢者施設等の従事者、居宅サービス事業所の入居者や利用者も接種が可能となっています。ワクチン接種の接種券の配布は年齢で分けるのか、施設ごとになるのか、どのような順番で送付されるのでしょうか。  5番目は、障がい者に対する接種会場での対応は様々な場面が考えられます。接種時におけるコミュニケーションボードの活用などの配慮、移動が困難な高齢者や障がい者はヘルパーが接種会場まで案内したりすることも考えられ、接種会場における同行援護、合同援護、移動援護、遠隔手話サービスなどの意思疎通支援が必要となりますが、接種会場における障がい者への意思疎通支援の体制はできているのでしょうか。  6点目ですが、自治体は予防接種事業のルーチンとして住民の接種記録を正確に台帳に記入することが役割ですが、現行の自治体ごとに保有する予防接種台帳記入する方法では、データ化されるまで二、三か月かかります。迅速なデータ化ができないと、複数回接種のタイミングなどに対する市民からの問合せ、引っ越ししてきた市民への問合せ、また住所地以外の施設に入所者の把握等対応が困難になってしまいます。今回、国が自治体に導入の協力を求めているワクチン接種記録システムは、接種状況を迅速に把握することが目的ですが、ワクチンは2回接種となるため、誰が、いつ、何回目の接種を受けたのかなどの入力作業の負担が懸念されています。特に居住地が変わってもワクチン接種で混乱が起きないよう、接種状況を正確に把握する仕組みが必要です。こうした活動に向けた取組の進み具合を一番心配しているところですが、本市のワクチン接種記録システム構築の進捗状況はどのような状況でしょうか。  以上、6点よろしくお願いいたします。 ○議長(川嶋一生君) 健康福祉部長 鷲主英二君。   (健康福祉部長 鷲主英二君登壇) ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 新型コロナウイルスワクチン接種体制について、まず1点目でございます。ワクチン接種の個別通知の取扱いとその手順についてです。  ワクチン接種に必要な接種券につきましては、まずは65歳以上の高齢者を対象とし、一斉発送ではなく、段階的な発送を予定しております。接種券には、ワクチン接種についての案内文書、接種時に必要な予診票及びワクチンの説明書を同封する予定です。接種券が届きましたら、案内文書と説明書を御覧いただき、予診票に必要事項の記入をしていただくほか、集団接種を御希望される方で基礎疾患のある方につきましては事前にかかりつけ医に御確認をお願いしたいと存じます。  また、ワクチン接種は事前予約制となっておりますので、市が開設するコールセンター、もしくはインターネットから御予約いただきます。  2点目でございます。  市民に提供できるワクチンの有効性・安全性・副反応を分かりやすく記した資料を国または市で作成して配布する予定についてでございます。  市民の皆様が、新型コロナウイルスワクチンを接種するかどうかの御判断をしていただく上で、ワクチンの有効性や安全性、副反応などについての情報を正確かつ確実にお伝えしていくことが重要であると考えております。現在本市では、ワクチン接種に関する情報について、接種券送付時に案内文書を同封するほか、広報紙やウェブサイト、ワクチン通信などを通して適時、適切に情報をお届けできるよう準備を進めているところです。  また、作成した広報物につきましては公共施設や医療機関などにも配布し、広く市民の皆様に情報が行き届くよう努めてまいりたいと考えております。  3点目でございます。  集団接種・個別接種の際、副反応などの緊急事態に対応するための準備は確保できているかについてです。  ワクチン接種につきましては、どのようなワクチンにおいても副反応は報告されており、新型コロナウイルスワクチンにおいても同様でございます。緊急事態における対応といたしましては、集団接種会場におきましては国が示す薬剤や備品を整備するほか、医師会と連携を図りながら緊急時対応マニュアルを作成し、担当医師の指示の下、従事する全てのスタッフが連携を取って迅速に対応できるよう体制を整えてまいります。  また、個別接種につきましても、各医療機関が適切に対応できるよう医師会と連携を密にし、市民の皆様が安心して接種を受けることができるようにしてまいります。  4点目でございます。  4月12日以降予定の高齢者ワクチン接種の接種券は、どのような順番で送付されるのかについてです。  ワクチン接種スケジュールなどにつきましては、去る3月8日の民生常任委員協議会において御説明いたしましたが、より詳細部分が固まってまいりましたので、この内容にて答弁をいたします。  ワクチン接種につきましては、現時点では供給量が限られていることから、高齢者施設などを先行して接種することを検討しております。そのため、接種券につきましても施設入居者の方などに先行して4月上旬に発送する予定でございます。そのほかの高齢者の方につきましては、75歳以上の方へは4月中旬以降に、65歳から74歳までの方へは5月以降の送付を予定しております。なお、このスケジュールは現時点での予定であり、今後のワクチンの供給量によっては発送時期が変更となることもございますので、その点御理解をいただければと存じます。
     5点目でございます。  接種会場における障がい者への意思疎通支援の体制についてです。  集団接種会場でワクチン接種を受けられる方の中には、介助を必要とされる方もいらっしゃるかと存じます。そういった方におかれましても、安心してワクチン接種を受けられる環境を整備していく必要がございます。また、ワクチン接種は事前予約制であるため、予約の際に支援が必要であることのお申出をいただき、それに合わせて対応していくことを想定しております。どのような支援が必要であるか、またそれに対してどのような支援ができるのかにつきましては、現在課題の整理をしているところであり、集団接種が始まるまでには体制を整える予定でございます。  そして、最後6点目でございます。  本市のワクチン接種記録システム構築の進捗状況についてです。  ワクチン接種記録システムにつきましては、国が開発を進めているところでありますが、一方で、本市におきましても従来より運用している予防接種を管理するシステムがございます。この2つのシステムにおける情報連携をスムーズに図ることが重要であるため、現在市のシステムにつきまして必要な改修を行っているところでございます。転出入者への対応や予約時の接種確認など、国の接種記録管理システムを活用する場面は多くあると考えますので、適切に整備を進めてまいります。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 市議会公明党、五十川玲子君。 ◆8番(五十川玲子君) 詳細な御答弁ありがとうございました。  ともかく、市民の皆様が安全・安心してワクチン接種に臨めることが一番大切でございますので、職員の皆様には大変御苦労をおかけいたしますが、御尽力賜りますようよろしくお願いを申し上げます。  次の質問に移ります。  3項目めは、子宮頸がんワクチンの個別情報提供についてでございます。  子宮頸がんを予防するHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの積極的な接種勧奨を厚生労働省が中止してから7年半が経過しました。70%以上あった接種率は、今や1%未満と低迷し、接種費用は公費で賄われる定期接種の1つであるにもかかわらず、ワクチンの存在すら知らない人も増えています。  HPVワクチンは、2013年4月、予防接種法に基づき小学6年生から高校1年生までを定期接種としましたが、僅か2か月半後、接種後の副反応が報告されたことから、厚生労働省の勧告に基づき、積極的勧奨を控えています。日本では、年間約1万人が子宮頸がんを発症し、約3000人が死亡しています。しかも、20、30代の若い女性が急増しており、ワクチンが閉塞状況にある中、頼みの綱である検診も若い女性への浸透度は進んでいません。救えるはずの命が失われないよう対策が急がれます。  厚生労働省は、昨年10月と本年1月の2度にわたり、定期接種の対象者及びその保護者に対しHPVワクチンを知ってもらい、接種について検討・判断するために必要な情報提供するための個別通知を行うよう都道府県に通知されました。険しい道のりではありますが、一歩前進です。  この国からの通知を受け、岐阜県内、本市以外の市町村はほぼ今年度に情報提供の通知を行っています。本市は、本年度を見送ったことで、現在高校1年生の女子はHPVワクチン接種のチャンスを失いました。自身の命を守る権利として、各家庭で予防について話し合う機会をつくるために、市民にワクチンの正しい情報を早急に届けるべきと考えますが、本市はいつから個別通知を実施していくのか伺います。  1点目、本市は子宮頸がんワクチン接種対象者への個別通知をいつからどのような内容で提供していかれますか。  2点目、個別通知を提供する学年とその理由について伺います。  以上、2点よろしくお願いいたします。 ○議長(川嶋一生君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 子宮頸がんワクチンの個別情報通知について、まず1点目、本市は子宮頸がんワクチン接種対象者への個別通知をいつからどのような内容で提供していくのかについてです。  子宮頸がんワクチン接種については、国の通知に基づき積極的な勧奨を控えておりますが、広報紙では年4回掲載しているほか、ウェブサイトの専用ページなどにおいて周知を行っております。先般、国より定期接種の対象者及びその保護者に、公費によって接種できるワクチンであることを知っていただくとともに、接種について検討・判断するための情報提供を実施するよう通知があったところでございます。  本市としては、子宮頸がんワクチンの接種は3回の接種が必要であり、開始から完了までに最低半年程度の期間が必要であることなどを考慮して、今年度後半からではなく来年度当初よりワクチン接種を受けるかどうかを判断するための情報として、国が作成したリーフレットを個別に送付する予定でございます。  2点目でございます。  個別通知を提供する学年とその理由についてです。  HPVワクチンの定期接種対象者は、12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間にある女子、つまり小学6年生から高校1年生相当に当たりますけれども、となっておりますが、個別通知につきましてはワクチンの標準的な接種期間である中学1年生を送付対象と考えております。しかしながら、これまで個別通知を行っていなかったことから、令和3年度につきましては中学1年生から高校1年生相当の方に送付する予定でございます。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 市議会公明党、五十川玲子君。 ◆8番(五十川玲子君) 前向きな御答弁ありがとうございました。  未来を担う若い命が一人でも多く守られますことを願い、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(川嶋一生君) これをもって代表質問を終結いたします。  これより午後3時25分まで休憩いたします。 (休憩) 午後3時10分         ─────────────────────────── (再開) 午後3時23分 ○議長(川嶋一生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。         ─────────────────────────── △日程第37、一般質問 ○議長(川嶋一生君) 日程第37、一般質問を行います。  一般質問の通告がありますので、順次発言を許します。  13番 横山富士雄君。   (13番 横山富士雄君質問席へ) ◆13番(横山富士雄君) 13番、市議会公明党、横山富士雄でございます。  議長に発言のお許しをいただきましたので、通告に基づき、大きく4点質問させていただきます。  初めに、持続可能な開発目標(SDGs)の推進について。  令和3年度予算編成における市議会公明党の予算要望書の中で、SDGsを推進する各部局の目標とターゲットを明確にしていただきたいと要望しました。回答として、本市では令和2年度から令和6年度までの5年間を計画期間とする総合計画後期基本計画や、第2期しあわせ実感かかみがはら総合戦略においてSDGsを取組の前提事項に位置づけておりますが、SDGsの推進には第一に職員がSDGsを理解し、自らの業務の中でSDGsを意識することが不可欠です。SDGsのゴールはあらゆる分野にわたっており、各部局における日々の業務や取組にも既に密接に関わっており、市の取組が根本的に変わるわけではありませんが、職員がSDGsを意識することで、より効果的な取組になる可能性や新たな課題の発見等が期待できます。  その一環として、令和3年度当初予算や実施計画(令和3年度から令和5年度)では、各事業が17のどのゴールと結びつくかを明確にしています。同様に行政評価や各種個別計画の策定においても、17のゴールとの関係を盛り込んでまいります。こうした中では、合わせて169のターゲットにも着目しながら各事業を進め、評価、PDCAも行ってまいります。また、令和3年度新規採用職員入庁前研修から、新規職員が入庁時からSDGsを業務の中で意識できるようSDGsの研修を導入いたします。  国連では、令和2年から、目標達成年である2030年(令和12年)までの10年間を行動の10年として取組を加速させていくことを世界中に呼びかけています。市といたしましても、SDGsを推進することで本市の課題の発見や解決に生かし、これまでの施策をさらに進化させ、地方創生、地域の活性化につなげてまいります。また、SDGsのゴールを達成するためには、企業に限らず、団体、NPO、個人など、官民の垣根を超えた多種多様な主体との連携が必要であると考えております。市ウェブサイトや広報紙等を通じて広くSDGsの普及・啓発を図ってまいりますとありますが、現在、市役所庁舎内にはSDGsのロゴ入りポスター、ステッカーが掲示されていません。普及・啓発を図るのであれば、まずは行政から始めなければならないと考えます。  伺います。  1.SDGsのロゴが入ったポスター、ステッカーなどを市役所庁舎内に掲示し、また広報紙にもロゴを使用してSDGsの普及・啓発を図る考えは。  2点目、職員がSDGsを理解するためにどのような研修がされているのか。  3点目、SDGsの11番目「住み続けられるまちづくりを」で意識することは。  以上3点、よろしくお願いいたします。 ○議長(川嶋一生君) 企画総務部長 植田恭史君。   (企画総務部長 植田恭史君登壇) ◎企画総務部長(植田恭史君) 横山富士雄議員の一般質問、SDGsの推進について、私のほうからは1点目と3点目についてお答えします。  まず1点目のSDGsのロゴが入ったポスター、ステッカーなどを市役所の庁舎内に掲示、また広報紙にはロゴを使用してSDGsの普及や啓発を図る考えはについてお答えをいたします。  SDGsにつきましては、これまで令和2年4月15日号広報紙における特集記事のほか、市ウェブサイトを通して市民の皆さんへの普及・啓発に努めているところです。岐阜県におきましても、昨年より県民向けのセミナーやフォーラムが開催され、今後県の取組とも連携を図ってまいります。  現在、SDGsは企業や学校などでの取組もあって、以前に比べますと市民レベルでの広がりが見られますが、まだ認知度としては高くない状況にあると考えられます。さらに普及・啓発につきましては、徐々にではありますが取組を行っているところでありまして、新年度の分かりやすい予算書へのSDGsのロゴの掲載をはじめ、実施計画にも同様の準備を進めているところでございます。  また、新年度からは市の広報紙をはじめ、ポスター、チラシ等の印刷物にはロゴを掲載するよう庁内に展開してまいります。なお、印刷物にロゴさえ掲載すればよいというものではなく、SDGsの趣旨や目指している目標を明確に伝えることも重要であると考えておりますので、国連のポスターの活用をはじめ、より効果的な方法なども検討し、普及・啓発に努めてまいります。  3点目のSDGsの11番目「住み続けられるまちづくりを」で意識することはについてお答えします。  SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」は、世界的な課題として都市部への人口集中、スラム化、自然災害、環境汚染などの問題に対応できるまちづくりの促進が目標とされていますが、日本にも関わりが大変深いものになっています。特に人口減少、少子高齢化、度重なる災害への対応などを背景にして、いかに持続可能で住み続けられるまちづくりに取り組んでいくかという多くの地方自治体が抱える課題の解決に通じるものであります。  本市では、総合計画により将来都市像「笑顔があふれる元気なまち~しあわせ実感 かかみがはら~」を目指しております。これは、SDGsの本質、「世代を超えて、すべての人が、自分らしく、よく生きられる世界」の実現と方向性を同じくします。また、それぞれの地域に目を向けますと様々な事情を抱え、まちづくりの優先課題も異なります。そんな中で、SDGsという人類共通の目標を目指すには、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」にあるように、住民、自治会、企業、NPOなどの地域主体がまちづくりに参加し、知恵を出し合いながら連携してまちづくりを進めることが必要不可欠です。こうした連携の必要性・重要性は、まさに総合計画後期基本計画の取組方針として掲げましたつながりづくりと重なるものです。したがいまして、今後もより一層のつながりづくりを意識しながら総合計画を着実に推進することにより住み続けられるまちづくりの実現を目指してまいります。以上です。 ○議長(川嶋一生君) 市長公室長 磯部綱雄君。   (市長公室長 磯部綱雄君登壇) ◎市長公室長(磯部綱雄君) 横山富士雄議員の2番目の職員がSDGsを理解するために、どのような研修をされているのかについてお答えします。  去る3月3日水曜日に、新規採用職員入庁前研修の一環としてSDGsに関する研修を実施いたしました。これは、新規採用職員がSDGsの意義や取組について学び、その視点を入庁後の業務に生かしてもらうことを目的として計画したもので、SDGsに関する講話のほか、その本質を体験的に理解できるカードゲーム「2030SDGs」を実施いたしました。研修の受講者からは未来のために行動する大切さを考えることができた、一人一人の行動が世界の豊かさ、あるいは貧しさに直結することを感じた、自分や目先の利益だけでなく全体を見て将来のことを考えたいなど意見が聞かれ、SDGsへの理解を深めることができ、公務員として第一歩を踏み出すに当たり、非常に有意義な研修であったと評価しております。  職員に対しては、昨年5月にSDGs推進のための取組に関する文書を発出し、職員の理解向上、各事業を通じた市民への普及・啓発、各種計画等におけるSDGsへの反映、SDGsを介した連携の創出などの取組に努めるよう通知しております。それに基づき、行政評価や令和3年度の当初予算の編成では、各事業がSDGsの17の目標にどう結びつくかの作業を行い、その理解や意識は職員の中に徐々に根づきつつあると考えております。  今後のSDGsに関する職員研修につきましては、今回の新規採用職員研修の実施結果や効果を踏まえ、その対象者や狙いを明確にした上で実施してまいります。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 13番 横山富士雄君。 ◆13番(横山富士雄君) 御答弁ありがとうございました。  先ほどの御答弁にもありましたけれども、SDGs17番目の目標、持続可能な開発のための実施手段を強化しグローバル、パートナーシップを活性化する、このターゲット17の中に様々なパートナーシップの経験や資源戦略を基にした効果的な公的、官民、市民社会のパートナーを奨励、推進するとあります。ぜひともこれを強化していただきながらパートナーシップを奨励、推進、今後の取組、よろしくお願いをいたします。  続いて、次の質問に移らせていただきます。  2点目、中期財政計画について。新年度の歳入のうち、市税については新型コロナウイルス感染症の影響による個人所得や企業収入の減少に伴う市民税の減少、厳しい経営環境における中小企業等に対する固定資産税の軽減措置などの影響による減少を見込んだ結果、対前年度当初比8%減、17億655万7000円の減となっています。  さて、各務原市総合計画後期基本計画の中期財政計画の前提条件は、内閣府が試算した「中長期の経済財政に関する試算」に示された名目GDP成長率を参考に、令和2年プラス2.3%、令和3年プラス1.5%、令和4年プラス1.7%を基にして推計されています。コロナ禍で社会経済情勢は大きな変化があります。中期財政計画の見直しが必要と考えます。  伺います。新型コロナウイルスの影響を踏まえて中期財政計画を見直す考えは。  御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(川嶋一生君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 中期財政計画を見直す考えはについてお答えをいたします。  本市では、将来都市像の実現に向けて策定した総合計画の後期基本計画の財政的な裏づけとして、令和2年度から6年度までの5年間について中期財政計画を策定しました。この中期財政計画は、社会経済情勢に大きな変化があった場合には見直しを行うこととしています。  今般の新型コロナウイルス感染症による影響は、この社会経済情勢の大きな変化に該当すると考えられるため、今後の市税等の減収額や本格的なワクチン接種開始後の動向などを見定めた上で、中期財政計画の見直しを検討してまいりたいと考えております。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 13番 横山富士雄君。 ◆13番(横山富士雄君) 再質問させてください。いつ頃からこの見直しの予定でしょうか。 ○議長(川嶋一生君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 先ほども申しましたように、市税の減収額は令和3年度を見ないと分かりません。ですので、早くても令和4年度に見直しを開始するということになると思います。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 13番 横山富士雄君。 ◆13番(横山富士雄君) このコロナ禍ということで、非常に日本全国経済的に大変な状況になっております。それぞれいろんなデータを集めながら、令和4年度になったときにしっかりとこの見直しをするということでよろしくお願いしたいと思います。  では、続いて3点目の質問に移らせていただきます。  認知症者の個人賠償責任保険加入事業の導入について。  認知症になっても、住み慣れた地域で安心して暮らしていただけるよう鉄道事故や物損事故等により賠償責任を負った場合に備え、令和3年度より新たに認知症の方を被保険者とする個人賠償責任保険制度を導入していただけます。その内容について伺います。  1点目、対象者の認知度の程度はどのような基準か、また当初の予定人数は。  2点目、事業の周知と申請方法は、また補償と免責の範囲は。  以上2点、よろしくお願いをいたします。 ○議長(川嶋一生君) 健康福祉部長 鷲主英二君。   (健康福祉部長 鷲主英二君登壇) ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 認知症者の個人賠償責任保険加入事業の導入について、2点の御質問に対しまして併せて答弁をさせていただきます。  まず1点目の対象者の認知症の程度はどのような基準か、また当初の予定人数は、2点目の事業の周知と申請方法、また補償の範囲と免責についてでございます。
     認知症者の個人賠償責任保険加入事業は、認知症の方を被保険者とする個人賠償責任保険に市が契約者として加入するもので、認知症の方やその御家族が地域で安心して生活し、外出することができる環境を構築することを目的としています。  具体的には、本事業に登録いただいた認知症の方が日常生活で偶然な事故により他人を傷つけてしまったり、物を壊したりして法律上の損害賠償責任を負う場合に補償する事業で、補償の範囲は1事故につき上限額1億円、保険を利用する際の免責はございません。対象者は、独り歩きなどにより行方不明になる可能性のある方で、認知症の診断を受けている方が対象となります。また、認知症の診断を受けていない方でも、要援護高齢者台帳や介護認定調査の認知症高齢者の日常生活自立度判定基準により判断を行い、対象者とすることもあります。令和3年度の申請見込みにつきましては100人ほど見込んでおり、市の窓口及び地域包括支援センターにて受付をする予定でございます。  事業の周知につきましては、市のウェブサイトや広報紙にて御案内させていただくとともに、市の窓口や地域包括支援センターに認知症の相談があった際には事業の紹介を行ってまいります。また、民生児童委員の皆様や認知症カフェなどでも事業の周知に努めてまいります。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 13番 横山富士雄君。 ◆13番(横山富士雄君) ありがとうございました。  国が2025年、65歳以上の方の5人に1人が認知症になると推定されております。本市におきましても65歳以上の方の5人に1人が認知症になるとなると、今回100名ということでお話がありましたけれども、2025年を考えていくとこの人数はどんどん増えてくると思いますし、また対象になる方その者に対しての周知という部分を、やはり年数をかけながらしっかりと行っていただいて、やっぱり住み続けられるまちということで安全・安心に住み続けられるまちづくりをしていただきたいと思います。  私の知り合いでもまだら認知症、いわゆる脳血管性認知症といいます。普通に歩いていて途端にくたんとなって、その瞬間から認知が出てしまって自分がどこにいるか分からない、こういう方がお見えになります。ただ、この方はなかなか認知として認めてもらいたいんだけど、周りの人に対して恥ずかしいから、病院に行って認定を受けるということを避けておみえになります。こういう人もこれから増えてくると思いますので、いろんな状況があると思いますけれども、この認知というふうに対して前向きに捉えながら、市としてもそれぞれの皆さんが先ほども言いました安全・安心に暮らせるまちづくりをしていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。  続いて、4点目の質問に移らせていただきます。  人生会議普及啓発事業について伺います。  市議会公明党の令和3年度予算編成要望書の中で、在宅医療・介護連携推進事業の推進に対していただいた回答で、人生会議ノート(ライフプランニングノート)を作成・配付し、人生の最終段階における医療や介護等の意識決定を支援するとともに、医療関係者や介護事業所とも連携を深めながら緊急時の対応やみとりの在り方について協議するとあります。その内容について伺います。  1.人生会議ノート(ライフプランニングノート)はどのような内容か。  2.配付の対象者と配付方法は。  3.認知症の方、障がい者の方、独居の高齢者の方への人生の最終段階における医療や介護等の意思決定をどのように支援するのか。  4.身寄りのない方へ緊急時の対応やみとりの在り方とはどのように考えているのか。  以上4点、よろしくお願いいたします。 ○議長(川嶋一生君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 人生会議普及啓発事業について、1点目と2点目につきましては続けて答弁をさせていただきます。  1点目、人生会議ノートはどのような内容か、2点目、配付の対象者と配付方法はについてです。  人生会議とは、もしものときのために御本人が望む医療、介護について前もって考え、家族や医療、介護、関係者などと繰り返し話し合い共有する取組のことをいいます。現在、本市が策定を進めている人生会議ノートは、高齢者の方が終末期だけではなく、もう少し長いスパンで御自身の人生を振り返りながら、これからやりたいことや御家族に伝えたいことなどを記載いただける内容となっています。  このノートは市民の方々に人生会議に対する理解を深めていただき、元気な頃から御自身のライフプランを描いていただくことを目的としており、おおむね65歳以上の方を対象に配付する予定でございます。配付の際には、人生会議の考え方を丁寧に説明し、十分に御理解いただいた上でお渡しをさせていただきたいと考えております。来年度は、人生会議をテーマとして講演会やボランタリーハウスなどでの出前講座を開催する予定であり、これらの機会を通じて市民の皆様にノートを配付してまいります。  3点目でございます。認知症の方、障がい者の方、独居の高齢者の方への人生の最終段階における医療や介護などの意思決定をどのように支援するのかについてです。  人生の最終段階を迎えようとしているとき、認知症や知的障がい、精神障がいのある方々にとって、御本人の意思を伝えることは難しい状況にあることが予想されます。そのため、ふだんから関わりのあるかかりつけ医や看護師、地域包括支援センター、ケアマネジャーなどの支援は一層重要となってまいります。大切なことはこれらの専門職がチームとなり、病状や体調の変化に合わせながら繰り返し御本人の意思を確認することであると考えます。  現在は、医療と介護の専門職が連携を深め、支援を必要とする方々をサポートいただいておりますが、今後、そのような方はますます増えていくものと推測されます。そのため、この人生会議の考え方を市民に広く周知するとともに、医療や介護関係者の方々にも専門職の視点から十分御理解いただくことが重要と考えます。今後は、専門職向けに人生会議についての手引などを作成し、独り暮らしの方や認知症、障がいのある方が御家族以外にも人生会議について話し合える体制を構築してまいります。  そして、4点目でございます。身寄りのない方への緊急時の対応やみとりの在り方はどのように考えているのかについてです。  身寄りがない方への緊急時の対応については、御本人の判断能力の程度などに応じて、市や地域包括支援センター、ケアマネジャーなどが連携し適切な支援を行っております。また、判断能力が不十分であり病院や施設などとの契約が困難な方には、市が成年後見制度の申立てを行い、法定後見人による財産管理やみとりなどの支援につなげております。  しかしながら、本当の意味において意思決定を尊重するためには、御本人が元気なうちから人生の最終段階について考え、周囲の方々と繰り返し話し合っておくことが重要と考えます。今後は、身寄りのない方でも安心して人生の最終段階を迎えられるよう、市と医療、介護関係者が一体となり人生会議の考え方を市民の方々に広く浸透するよう努めてまいります。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 13番 横山富士雄君。 ◆13番(横山富士雄君) ありがとうございます。  もしものときのため、自分自身の心や体の状態に応じて人生の最後まで自分らしく生きていくために、そして家族や身の回りの人が戸惑わないために、自分の周りの人たちと一緒に人生の最終段階の医療やケアについて話し合って考えを共有し、自分が望んだ治療や介護を受けることは大切だと思います。高齢者のみならず、ぜひとも多くの市民の方に配付をしていただき、あらかじめ自分の治療やケアについての希望を書面に記載しておくことは非常に大切になると思います。ライフプランニングノートの普及・啓発をよろしくお願いを申し上げまして質問を終わらせていただきます。 ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。   (7番 杉山元則君質問席へ) ◆7番(杉山元則君) 市民派・チームみらい、杉山元則でございます。  通告に従って質問させていただきます。よろしくお願いいたします。一応、質問時間の努力目標45分ということで簡潔に質問させていただきますので、どうぞ答弁のほうも分かりやすく簡潔にお答えいただきたいというふうに思います。  まず新総合体育館の問題でございます。  各務原市新総合体育館整備基本構想についてということでございます。  まず策定委員会は、新総合体育館の延べ床面積を約1万2000平方メートルから1万5000平方メートルということを適当としました。そして、場所については、各務山の前地区を候補エリアとして選んだということであります。そういった案に対して問題点を上げさせていただきます。  まず1点目ですけれども、用地取得費が明らかにされていないということです。  この新総合体育館基本構想素案には工事費は約70億円、幅はありますけれども約70億円、用地費は別なんです。明らかにされていない。必要な用地の面積は4.5ヘクタール以上と、こういうふうでしか書かれていない。その用地費用が取得費を明らかにされていないので、まず1点目ですけれども、用地取得費は幾らと見込むかお尋ねをいたします。  それから次ですが、この新総合体育館のメインアリーナ、一番大きな体育館の観客席を固定式と移動式と合わせて、大体3300席の観客席を用意するということを明らかにしています。どのようなイベントを行うのかということなんです。その3300席の観客を呼び込む、そういったイベントがどのようなものがあるのか。あるいはそのイベントを企画する、あるいは運営する団体、どこが担うのかということです。  それと、3300席をいっぱいにするために観客を会場に入っていただくわけだけれども、駐車台数は今のところ500台ということですね。ですから、公共交通機関はJRと名鉄ということになるんだけれども、非常にJRも距離も比較的遠いと思うし、JRは大体1時間に2本程度の電車ということですね。それから、車両も大体3両ぐらい、2両のときもありますけれども、2両から3両、そして名鉄も名電各務原、あるいは二十軒と駅がありますけれども、最低でも15分から20分は歩かなければいけない、あるいは国道21号を横断することになる。歩道も非常に狭い、利便性と安全性に問題があるというふうに思います。3000人の方がどうやって車を使うのか、公共交通機関を使うのか、どういった形で入場させるかというのが非常に問題になると思うんです。  比較のために、今現在、岐阜県庁の横にありますOKBぎふ清流アリーナという大きな体育館がありますね。これは、プロバスケットボール3部リーグの岐阜スゥープスのホームアリーナということですけれども、収容人員が約3500人で、駐車場に関しては、土・日は県庁の駐車場も使えるということになりますと、約3000台が止めることができるというふうに書かれております。それから、岐阜メモリアルセンターですね、で愛ドーム、これに関しては観客席は4500人であり、しかもいろんな駐車場があります。周りには臨時駐車場もあって、シャトルバスも送迎できるという、いろんなイベントが行われますからね、体育館ではなくて野球場もあるし、大きな大会はそこら辺はいっぱいありますので、そういう人を運んでいくということはバスも含めて十分に確保できるということです。ただ、各務原市の新総合体育館に関しては駐車場500台、それで3300人収容ということなんですけれども、果たしてできるのか。そういったお客さんが入場を本当に安全に的確にできるのかということです。  また、各務原市には、これはもう本当に宿泊施設が少ないということなんですね。各務原市は宿泊施設が少ない。大きな大会をしても選手、関係者を受け入れる施設が少ない。そして、にぎわいを創出することを目的としていますけれども、果たしてできるのか、にぎわい創出ができるのかということも非常に問題になると思います。稼げる施設、選ばれる施設になるのか、先ほど言ったようなOKBの大きな体育館、あるいはで愛ドームですね。そういうところとある意味競争するわけですから、そちらのほうから大会を各務原市のほうに呼び込んでくるということになりますと、かなりハードルが高いんじゃないかというふうに思われます。  そこで2点目でございます。観客席3300席に対して、公共交通機関からのアクセスは対応できるのか。  そして、3点目です。どのような大きな大会を誘致する見込みか、具体的な大会名と人数は。  4点目です。大きな大会運営は市が行うのか、あるいはスポーツ協会が行うんですか、どの団体が大会運営をするんですか。それから、各務原市のにぎわい創出をどこまでできると考えますかということです。  次に行きますと、ある市民の方から新総合体育館のパブコメに投稿したと、だけど載っていないという御連絡をいただきまして、その方のパブコメはちょっと要約しますと、新総合体育館建設に関して凍結、または撤回したほうがよいと思いますという趣旨の投稿なんです。文章はもちろん長いです。ちょっと読めませんので、そういう趣旨のパブコメを投稿したと、それで取り上げられなかったと。当然ホームページにも載っていないし、それから策定委員会でも発表されなかった。新総合体育館整備に向けたパブコメしか取り上げないという市の姿勢なのかということなんです。つまり、反対だとか見直すべきだというのは取り上げないと、そういう姿勢なのかということです。掲載しなかったことはおかしくないですかということで5点目です。新総合体育館整備に向けたパブコメしか受け付けないという市の姿勢ですか。  6点目です。新総合体育館建設計画は見直しや中止すべきという市民の声は大きい、その声にどう応えますか。  以上、6点お尋ねをいたします。   (「議長、反問」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 教育委員会事務局参与 牧田洋之君。 ◎教育委員会事務局参与教育施設整備推進室長事務取扱](牧田洋之君) ただいまの杉山議員の御発言の中で、新総合体育館の建設計画は見直しや中止すべきという市民の声は大きいというふうにおっしゃられております。しかしながら、私どもの市のほうは新総合体育館建設を望む声、これは何と10年以上前からいただいておるところでございます。  平成23年12月には、各務原市議会スポーツ振興議員連盟、これは市議会の皆様方の有志でありますが、そちらから要望をいただいております。また、翌年の平成24年にも、3月の市議会定例会におきまして、一般質問という形で体育館建設を望んでおられるという声をいただいております。その後も定期的に平成24年9月定例会、そして平成30年にはスポーツ協会 ── 当時体育協会という名前でしたが ── から新総合体育館建設に関する要望書を頂いております。また、直近ですと令和2年3月、令和2年第1回各務原市議会定例会におきまして、市民を代表する皆様方に各務原市新総合体育館建設基本構想・基本計画策定委員会条例と、あと基金条例も御承認いただいておるところでございます。  なお、令和2年9月になりましたら各務原市サッカー協会より要望書も頂いておるところでございます。すなわち私どもは建設を望む声は多く聞いておりますが、杉山議員が言われる中止、撤回を望む声というのは何を根拠にしておっしゃられておるのか、お答え願います。   (「議長、それは反問と認めたらあかんよ。私はそういうふうに聞いておると言っただけであって、市の考えと違うということ、そんなの反問じゃないよ、反問じゃない、そんなのは。どういうことや、そんなもん。市民の意見を私は伝えておるんですよ」との声あり) ○議長(川嶋一生君) 静粛に願います。  今、ただいまの反問は(6)番に対する中止すべきという市民の声は大きいということに対しての反問というふうに認めますが、その辺り、どのように答えられるのかまずお聞かせください。 ◆7番(杉山元則君) そんなの反問じゃないって、反論やて。 ○議長(川嶋一生君) 議事整理は議長に任されております。 ◆7番(杉山元則君) これは、私はそういう意見を聞いておるということだから、それを質問しておるわけですから。それは違うと言うんやったら、その答弁をそういうふうにすればいいでしょう。反問じゃないですよ、それは。 ○議長(川嶋一生君) そのようにお答えください。 ◆7番(杉山元則君) 何を。 ○議長(川嶋一生君) 今言われたことを反問として認めましたので、反問したことに対してお答えください。 ◆7番(杉山元則君) それは、私は聞いているということですから、市民からそういう意見を聞いておるということですから証拠は何も、それはもう私が聞いておるという、それしかないですよ。 ○議長(川嶋一生君) それをお答えいただければいいということです。 ◆7番(杉山元則君) 聞きました。多くの市民からそういう声が届いています、私のところへ。以上です。 ○議長(川嶋一生君) もう一度席に着いてください。  先ほどのものを反問と認めますので、もう一度杉山議員、お答えください。 ◆7番(杉山元則君) だから、今言ったじゃないですか。聞いておるということですよ、市民から。たくさんの声を聞いておるということです。 ○議長(川嶋一生君) 暫時休憩いたします。 (休憩) 午後4時6分         ─────────────────────────── (再開) 午後4時6分 ○議長(川嶋一生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  傍聴者に申し上げますが、私語は慎んでください。  先ほどのことをもう一度お答えください。 ◆7番(杉山元則君) あのね、議長、そんなことを反問と認めたら、もう反問だらけになっちゃいますよ。これは市民から私が聞いておるということだから、それは……。 ○議長(川嶋一生君) それをお答えいただければいいです。 ◆7番(杉山元則君) だから、それだけ時間がもったいないじゃないですか、そんなことを一々答えるんやったらおかしいですよ、議長。そんなことを反問権でやったら、それで通るんやったらどんだけでも反問権できますよ。おかしいですよ、それは、議長。 ○議長(川嶋一生君) 議長の議事整理に従ってください。 ◆7番(杉山元則君) だから私は聞いています。そういう声をたくさん聞いています。以上です。 ○議長(川嶋一生君) そのようにお答えがありますが、それでよろしかったでしょうか。   (「はい」との声あり) ○議長(川嶋一生君) それでは、答弁に移らせていただきます。  教育委員会事務局参与 牧田洋之君。   (教育委員会事務局参与教育施設整備推進室長事務取扱) 牧田洋之君登壇) ◎教育委員会事務局参与教育施設整備推進室長事務取扱](牧田洋之君) 新総合体育館建設整備基本構想につきまして、杉山議員から全部で6点お尋ねをいただいておりますので、順次お答えさせていただきます。  まず1点目、用地取得費は幾らと見込むのかにつきましてですが、新総合体育館の整備用地がどの場所なのかまだ決定しておりませんので、現時点でお示しすることはできません。  2点目、観覧席3300席に対して、公共交通機関からのアクセスは対応できるかという御質問でございますが、新総合体育館の整備用地がどの場所なのかまだ決定しておりませんので、交通アクセスに関する具体的な検証について現時点でお答えすることはできません。  なお、念のため申し上げておきますが、3300という席数につきましては、まだ決定したものではございません。  次、3点目と4点目を併せてお答えさせていただきます。どのような大きな大会を誘致するのか、具体的な大会名と人数は、またそういった大きな大会の運営はどこがするのかというお尋ねですが、現時点では決まっておりません。  5点目、新総合体育館の整備に向けたパブコメしか受け付けないという姿勢かについてお答えさせていただきます。市民の皆様方に事前に公表、お願いしているとおりに対応しております。ちなみに、どのようにお願いをしておるのか、ウェブサイトでもしっかりとまだ公開してございますので、また御確認いただければと思いますが、念のため申し上げておきますと、御意見の取扱いについて、7項目御注意願いたいというふうに示しておりますが、その7点目に、意見を求める内容と直接関係のない御意見や賛否の結論のみを示したと判断されるもの、趣旨が不明瞭なもの、第三者を誹謗中傷するものなどについては公表しない、または市の考えを示しませんというふうに記載をしてあります。  最後、6点目でございます。新総合体育館建設計画は見直しや中止すべきという市民の声は大きいと今私は聞いておるということで、具体的なお答えはいただけませんでしたが、新総合体育館整備事業につきましては、新たな総合体育館の整備を望む市民の声を背景として始まったものです。今後も市民の皆様の意向に従って、しっかりと本事業の推進に取り組んでまいります。以上です。   (「議長、全然答えていないよ、私の質問に全く答えていないよ、議長。全く答えていないよ。決定していないんだけれども、決定していない。決まっておるじゃないか、もう基本構想が決まっておるじゃないか、素案が。何にも答えていないよ、今。おかしいよ。答弁させないのか。議長、こんなのが通ったら何も答弁しないで終わっちゃうよ、これ。おかしい」との声あり) ○議長(川嶋一生君) 手を挙げて発言をお願いいたします。   (「いやいや、その前に答弁させないかん」との声あり) ○議長(川嶋一生君) 今答弁は終わりましたので、その次行かれる場合は挙手をお願いいたします。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。
    ◆7番(杉山元則君) 議長、こんな答弁が通るんやったら質問できないよ。素案ができているんだから、基本構想の素案が、それに対して聞いておるんやよ。それに対して決定していないってどういうことですか。決定しておるやないですか、素案は。それに対して教育長、これでいいんですか。市長もこういうことでいいの。  市民が知りたいわけですよ、こういう私が言っていることを。私は市民の代表でこうやって質問しているんですよ。素案ができたわけでしょう、パブリックコメントを求めたわけでしょう、それに対して質問しておるんですよ。それが決定していないってどういうことですか。おかしいでしょうそんなの。そんなの通るんやったら議長、議事整理おかしいよ、それ。案について聞いておるわけだから。案を決定しておるわけでしょう、素案は。素案はそんなの言葉のあやですよ、そんなのは。おかしいよ、そんなのは。ちょっともう一回答弁させるように言ってくださいよ。 ○議長(川嶋一生君) 再質問があるならば、もう一度再質問をしてください。答弁は答弁されましたので。 ◆7番(杉山元則君) あのね、もっと真面目に答弁してくださいよ、真摯に。そんなんで通るんですか。素案が決まったわけでしょう、用地の場所とか面積とか、それについて質問しておるわけでしょう。おかしいって、そんなのが通るんやったら。議長、そんなんでいいんですか。議長、そんな一般質問で答弁で通るんですか、おかしいでしょう、そんなの。議長どうですか、議長。 ○議長(川嶋一生君) 再質問があるならば、もう一度質問してください。 ◆7番(杉山元則君) だから、今の話で素案が、用地の場所が決まったわけでしょう。それに対して質問しているわけですから、何で決定していないという話になるんですか、おかしいでしょう、これはみんな。用地の取得に関しても、それから観客席に関しても大体決まったわけでしょう、素案として。おかしいでしょう、そんなのは。どの団体が運営するのか。何で言えんのですか。おかしいでしょう、そんなのは。 ○議長(川嶋一生君) もう一度、座ってください。   (「だから、もう一回答えてくださいよ。決定していないなんてふざけていますよ」との声あり) ○議長(川嶋一生君) ただいま答弁はしていただきましたと認めておりますので、再質問があるならば挙手をお願いいたします。   (「だから、今決定していないなんておかしいんじゃないですか」との声あり)   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 用地費に関しても、それから観客席に関しても、素案として決まったわけでしょう、どういう大会をするかというのも議論された。策定委員会でいろいろバスケットボールとか、いろいろ議論されている。そういうことを想定しているわけでしょう。決まっていないなんてことはないじゃないですか。そういうことがちゃんと念頭にあるということだから。そのスポーツ協会、どの団体が、市がやるんですか、主催を。市はやらないでしょう、できないでしょう、市が主催することは。考えていないでしょう。そういうこともどういうふうに考えているんですか、もう一回ちょっと再質問です。 ○議長(川嶋一生君) 繰り返しの質問でございますが、もう一度御答弁よろしくお願いいたします。  教育委員会事務局参与 牧田洋之君。 ◎教育委員会事務局参与教育施設整備推進室長事務取扱](牧田洋之君) ただいまの杉山議員の再質問にお答えいたします。  今回の基本構想につきましては、第5回の策定委員会の終了後、中間答申という形で答申を教育委員会に受けております。3月2日付で中間答申をいただきまして、同じ週の3月5日には各務原市教育委員会会議にて報告を承認いただいておるところです。  その基本構想の中で、エリアは決まっております。しかし、広大な各務山の前地区のどの場所かというのはまだ決まっておりません。参考までに、1月14日に経済教育常任委員協議会の協議事項の中で、議員の皆様方に改めて御説明させていただいた、現在もパブリックコメントの中でウェブサイトを御確認いただければと思いますが、基本構想の最後のところに事業実施の課題というのが決められております。そこの中で、今後敷地を選定していきましょう、そして交通アクセス関係について、アクセス道路の交通分布等を踏まえた現実的な必要台数の把握に努めましょう、事業手法についても今後決めていましょう。すなわち基本計画、令和3年から始まる基本計画の中でしっかり詰めていきましょうということが基本構想の中でうたわれております。したがいまして、まだ決定しておりませんとお答えをいたしました。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) あのね、各務山の前地区というのはもう決まったんですよ。広大な土地と言われるけど、山の前は決まったんですよ。そこで駐車場を500台ぐらい確保する、駅はもう明らかに分かるんですよ、どこの駅から来るかというのは明らかに分かる。JR各務ケ原駅しかないし、それから名鉄やったら名電各務原と、それから二十軒しかないんですよ。そこからのアクセスに決まっているじゃないですか。だから、もうほぼ決まっているでしょうということです。そこからのアクセスというのは非常に不便だし、安全性に問題がありますよということです。  3300人もの人をもし収容できないというようやったら、この場所を変えなきゃいかんでしょう。どうするんですか。今後の計画で決めていくんだと、じゃあ収容できませんねと、そうしたら場所をどうするんですか、おかしいでしょう、それは。全然話が、説得力が何にもないですよ。おかしいです、それは。もう山の前と決まったんですよ、それは決まったんですよね。   (「エリアは決まったということ」との声あり) ◆7番(杉山元則君) だけど、そのエリアに決まったって駅はもう確実に決まるんだから、それは。ほかの駅から来るわけにできないんですよ。今、私が言ったような駅しかできないんです。でしょう。だから、もうそういう交通の便が悪い、3300人をどうやってそこへ運び入れるのかというのが非常に大きな問題があると思います。  時間もあるので、もう34分過ぎちゃって、もう全然話が進んでいないので、これは異常ですよ。こんな答弁は議長、本当にこんな答弁を許しておったら我々は質問を何もできないよ。じゃあ私、時間もないので次へ行くしかないです。本当に不誠実やね、びっくりした。市役所、これはどうなるんですか。  じゃあ、特別支援学校の整備基本構想について移りますね。  特別支援学校の問題、まずパブコメでいろいろ指摘を受けています。維持管理費は幾らですかということがパブコメに載っていた。それで、パブコメに大まかな維持管理費が示されていないという意見に対して、維持管理費は可能な範囲内で問題ないというふうに事務局は策定委員会の委員に対して説明しているわけですよ。ということは、維持管理費は試算しているということですよね、問題ないと言っておるわけだから。  1点目です。維持管理費は幾らですか。  2点目です。この土地というのは、奥池、苺池のハザードマップで浸水深50センチ以上の場所なんですね、この今の建設予定地は。それから、土砂災害については土砂災害警戒区域に一部含まれるということです。非常に危険があるという土地です。  事務局は、調査した結果、盛土によって安全性が確保できると確認したと説明したけれども、どのような調査をして安全性が確保できたと判断したのか、まず2点目です。お伺いしたい。  3点目は、建設候補地を再検討すべきだと考えます。  市民説明会で退場発言について、ちょっとこれは触れさせていただきます。  これは市が作成した議事録を、私がこれから読み上げます。それと私が見聞きしたその会場にいて見た聞いた、そういったことを補足して読み上げます。  まず、そのある市民の方が、ここは非常に安全性に問題があるんだということを言われた。くぼ地だと、子どもの命を第一に考えてもらいたい云々とちょっと長いので省略させていただきます。事務局は、それを遮るようにして、本日の市民説明会は、説明の内容について御参加いただいている皆様に御質問いただいているという考えである。個人的な感情や根拠のない主張はおやめいただきたい。市民の方は説明会に合わせた質問をしている、根拠を持って質問していると反論されました。そうしたら事務局は、説明会に支障を来すような方には退場をお願いする。ここまで議事録に載っています。  私がそのときに聞いたのは、事務局が市民に向かって退場願います、退場ください、比較的大きい声で発言された。そして、発言者に向かって歩いて詰め寄って、威圧的な態度に私には見えました。そして市民は、なぜ退場させる権限があるんだと事務局に反論をした。警察を呼んでくださいということを言った。そして、事務局はその後いろいろあったんですね、結局間に人が入って、そこはひとまず収まった。事務局は我々の説明もあり、一部誤解があるようなので補足的に説明していただく云々ということで、説明が事務局が始まったと。  そのときに、加藤教育長は会場にお見えになりました。市民説明会の会場で、事務局のほうではなくて参加者のほうの後ろで聞いておみえになりました。  私は、市民説明会の後日教育長にお会いして、退場発言について謝罪すべきではないかということと録音の音源がありませんか、提供してくださいということを求めさせていただきまたけれども、音源が存在するということは認められませんでした。後日、私たちも選挙があったものですから、終わってから議事録が公表されました。やはり音源があるだろうということを私は思いましたので音源を提供してくださいと申し上げたら、もう議事録を作成したので音源は削除しましたと。あったんですね、そういうふうにおっしゃった。  私は、本当に削除されたんですか、こういう疑問があります。それから、退場を求められた市民の発言内容は真っ当な意見でした。その特別支援教育にずっと携わられてみえた方の本当に正直な真っ当な意見だったと思いますけれども、個人的な感情や根拠のない主張はおやめくださいといって止められてしまった。  じゃあ4点目です。市民説明会でなぜ退場してくださいと発言したんですか。  5点目、退場させようとしたことを発言者や市民に謝罪すべきと考えますが、教育長の考えはいかがですか。  6点目です。市民説明会の録音、音源をなぜ公表しなかったんですか。  以上、お尋ねします。 ○議長(川嶋一生君) 教育委員会事務局参与 牧田洋之君。 ◎教育委員会事務局参与教育施設整備推進室長事務取扱](牧田洋之君) 杉山議員より特別支援学校建設基本構想について、これは基本構想及び基本計画、両方ございますね、6点お尋ねいただきましたので順にお答えさせていただきます。  維持管理費は幾らを想定しているのか。特別支援学校の維持管理費につきましては、学校運営の詳細等が決まっておりませんので、現時点でお示しすることはできません。  2点目、調査した結果、盛土によって安全性が確保できると確認したと説明したがという点ですが、こちらは市民説明会のときでも、特にそのポイントについて説明をさせていただきましたし、現在も公開中の基本構想・基本計画の案の中で、資料のⅠ-18というところで、後でウェブサイトを確認いただければと思いますが、建設場所についてのこの苺池、奥池などのため池ハザードマップ、あと土砂法に基づく土砂災害警戒区域に関する災害の想定について策定委員会でも問題になりましたので、あえて重点的に記載がございます。  市のウェブサイトからもハザードマップを確認できますが、50センチ以上をため池ハザードマップで浸水するというところは田んぼの部分です。道路は浸水高さが50センチ以下です。策定委員会議の中でも委員より質問がありましたのでお答えしましたが、通常学校の建設用地は前面の道路より50センチ以上は高く敷地が造成されます。そうしますと浸水深50センチ以下、道路より50センチ以下でございますので問題はございません。  また、土砂法に基づく土砂災害警戒区域、いわゆるイエローゾーンにつきましては、公示図書という図書がありまして、そこの平面的なエリアではなくて断面的に、ここの部分が何センチまで土砂が押し寄せる可能性があるのかにつきまして確認をすると、25センチでございます。これは道路面からでございます。すると、道路より最低でも50センチ以上盛土をするということであれば問題はないということで、策定委員会議の中でもお話はさせていただいておりますし、1月23日、そして1月26日の市民説明会におきましても説明をさせていただいたところでございます。したがいまして、この候補地につきましては特に問題がないということでございます。  この整備候補地等につきましては、各務原市特別支援学校建設基本構想・基本計画策定委員会における調査・審議を踏まえた上で最も望ましい場所と選定され、その後、各務原市教育委員会においても承認をされ、再検討する考えはありません。  最後、4番目、5番目、6番目につきましては、併せてお答えをさせていただきます。  杉山議員がおっしゃられた発言者の方は、これも市のウェブサイトに公開してございますが、都合上、発言者Aさんという形で書いてございます。  当日、市民参加者の中から御意見をいただきましたが、全部でAさん、B、C、D、E、Fと6名の方から御意見をいただいております。その最初の発言者であるためAさんというふうで記載しておるところでございますが、お答えといたしましては、市民説明会の運営上適切な対応をしたものであり、それについて謝罪すべきとは考えておりません。なお、市民説明会の音声録音を公表することは従前より行っておりません。以上です。   (「答弁に答えていないよ。なぜ退場をしてくださいと発言したんですか。全然答えていない。なぜ退場とさせたんですか、答えていない」との声あり) ○議長(川嶋一生君) (4)番のなぜ退場してくださいと発言したのかだけお答えお願いいたします。  教育委員会事務局参与 牧田洋之君。 ◎教育委員会事務局参与教育施設整備推進室長事務取扱](牧田洋之君) なぜという点につきましては、市民説明会の健全な運営に障害がというふうに、運営責任者である私が判断したからでございます。  なお、杉山議員におかれましては、説明会に関する今の発言で私の理解と違うところがございますので、あえてお答えさせていただきますと、この1月23日の市民説明会におきましては、この議事録にありますAさんにつきましては、当初より若干興奮した御様子で来場なさっております。その証拠に、私ども事務局の説明の最中に割って入られております。説明はいいから質問、意見を、意見を言わせてほしいというふうにおっしゃっておられます。その時点から周りの参加者につきましては、どよめきが沸きました。  説明が終わりました後、当然挙手されましたので1番に発言をしていただいたところ、この候補地が大変危険な土地であるというところからスタートをされました。特にそのくぼ地という表現をされましたが、浸水があるというような旨の発言でございまして、これは先ほど私がお話しした資料のⅠ-18にもございますとおり、対応可能である旨説明会の中でもしっかりと説明させていただいております。それについて危険だとおっしゃるので、根拠のない発言はおやめくださいと言ったところでございます。それについて根拠はあるというふうにおっしゃったので、しかもその方は発言時間は8分を超えておられます。そして同じことの繰り返しの部分もございました。そういったことなどから、やむを得ず市民説明会の管理責任者として発言を求めたものでございます。  また、私は、その発言者が退場しないと私の指示に従わなかったため、大勢で取り囲むのではなく私自らが歩み寄って退場を願ったものであり、威圧的というふうに表現をされましたが、誠に残念です。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 再質問させていただきますね。運営上支障があるので退場させたということですね。自分が説明したと、それに対してまだ危険性があるんだということを言ったから、その土地が危険性があると言った。私が説明したにもかかわらず危険性があると言った。だから退場になるんですか。支障があるというのはどういう支障があるんですか。8分になったら退場なんですか。どういう決まりがあるんですか、退場するためのどういう決まりがあるんですか。   (発言する者あり) ◆7番(杉山元則君) 静かにしろ。その決まりを言ってくださいよ。 ○議長(川嶋一生君) もう一度、再質問を明確にお願いいたします。 ◆7番(杉山元則君) 長いから退場させられるの、何か支障があるから退場させるの、そういう根拠となるような、そういうものはあるんですか。長いから退場させられるわけ、あるいは事務局の言っていることに反論するから退場させるわけ、どういうことなんですか、それをちょっと説明してください。 ○議長(川嶋一生君) 教育委員会事務局参与 牧田洋之君。 ◎教育委員会事務局参与教育施設整備推進室長事務取扱](牧田洋之君) 当日1月23日もそうですが、1月26日2日目のときもそうですが、世の中、コロナ禍における市民説明会ということで心配のお問合せもありました。そのため500名収容可能なあすかホールで20分の1程度になるだろうということで、事前登録制で市民説明会の参加者についてはお集まりいただいております。その状態で、冒頭事務局より本日コロナ禍における市民説明会であるため、当初おおむね30分程度で事務局が説明いたしますが、市民からの御意見につきまして、それも全部含めて1時間程度で終了できるように御協力お願いしますというふうに、お一人お一人の意見を賜りたいんですが、簡潔にお願いしますという趣旨のことを申し上げておるところでございます。その点におきまして、発言者、議事録上Aさんとお呼びする、Aさんにつきましては、先ほども申し上げたとおり、事務局があらかじめ説明した防災上の危険はないと言ったことを掘り返してくぼ地という表現をしてずっと説明をした挙げ句、同じことを2回目に、二回り目に入ってみえましたので、実は私、1回目のときに5分過ぎておるのを確認しております。しかし、そのときはまだ同じことの繰り返しではなかったので、そのまま御意見を伺うためずっと黙っておりましたが、8分を過ぎた時点でさきに言ったことと同じことを言われましたので、これは問題があるということで割って入ったわけでございます。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 再質問させていただきたいんだけど、結局2回目に同じことを言った、だったらじゃあすみません、申し訳ない、ほかの方の発言もあるのでまとめていただいて次の方に移らせていただきたいんだけどとか、そういうことがあってね、それでも言うことを聞いてもらえないというんだったら申し訳ないけど退場することもありますよとか、まず警告をして、それでも言うことを聞かないんだったら申し訳ないけど退場ですと、そういう手順があるんじゃないですか、普通は。そうじゃなくて、もう事務局はすぐにもう長いから、あるいは自分の説明とは違うことをまた発言したから退場だと、そういうことをすぐに言ったわけですよ。そういう手順があるんじゃないですか、そういうのを踏まれたんですか。   (傍聴席から発言する者あり) ○議長(川嶋一生君) 傍聴者に申し上げます。静粛に願います。  先ほどの答弁に対して明確に再質問をお願いいたします。 ◆7番(杉山元則君) 私は、手順があると思います。いろいろそういう私がさっき言ったような手順があると思います。それを踏まずに退場だったんじゃないですかということです。ですから、それに対してどういう判断をしたのか再質問です。 ○議長(川嶋一生君) 繰り返しの質問でありますが、もう一度答えをお願いいたします。  教育委員会事務局参与 牧田洋之君。 ◎教育委員会事務局参与教育施設整備推進室長事務取扱](牧田洋之君) 先ほど来お答えをさせていただいておるつもりなんですが、もともとその発言者、議事録上Aさんにつきましては、事務局の説明会の最中にまず割って入っておられます。説明はいいから意見を言わせてほしいと、そのことにつきまして、事務局は説明が終わってからお願いしたいですというふうにまず申し上げている、その方に対する注意喚起が1回目でございます。  2回目のときに、そのくぼ地という表現をされて非常に危険だとおっしゃったことにつきまして、根拠がないのでやめてくださいというふうに言ったときに、根拠ならあるぞとおっしゃったので、そこでもう退場していただくということでございます。しかも結局は、その方には退場していただいておりません。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 市長、本当、私は現場におったんでよく分かるんだけど、その雰囲気が、教育長も見えたから聞いてください。あり得ないと思いました、私はこの退場という発言が。びっくりしました。本当は謝罪すべきだと私は思います。教育長もその場に見えた、だから私もそういう謝罪を求めたりしたほうがいいじゃないですかということは申し上げた。録音テープも出してくださいということやけど、今ないと言われた、削除したと言われた。本当に私はこの一連の教育委員会の対応、私はこれは教育委員会として本当に大丈夫ですか、教育長、教育委員会として大丈夫ですか。私は何も発言を求めていませんよ。そういうふうに思います。本当に心配ですよ、これ。  最後の質問に行きますね。  私は、市内企業の……。   (「議長、確認」との声あり) ○議長(川嶋一生君) ちょっとお座りください。 ◆7番(杉山元則君) それはもう、次行きます。  市内企業の私は景況調査の必要性について訴えさせていただきたい。やっぱり皆さんコロナで非常に苦しんでおられる。個人の方も市内企業の方も大変苦しんでおられると思います。その支援をどう考えるかということをちょっと最後に質問させていただきます。  昨日、岐阜市議会定例会で、柴橋市長が昨年12月29日に近隣の2市町らと4人でゴルフに行ったことが議会で指摘をされた。その中に浅野市長が含まれていたということが明らかになった。昨年の12月29日です。新規感染者が急増している時期、そして医療体制が逼迫している医療危機事態宣言を発出された時期で、初詣の自粛、それから愛知県との往来、それから大人数での食事、こういったことを控えてくださいと浅野市長も防災スピーカーで市民の皆さんに訴えられた。外出や多数の人数の会食を自粛してくださいと訴えられた、防災無線で。そのときに浅野市長自らがゴルフや食事をしていたということは、私は危機管理上問題があると思います。ゴルフが決して駄目だということは申し上げません。だけれども、やっぱりタイミングといいますか、時期が問題だと思うんです。市民の苦しみをどのように考えてみえるのかというのを私は疑問に思います。機会を捉えて市民にきちんと説明していただきたいというふうに思います。  市民の皆さんはコロナ禍で非常に苦しんでおられる。そして、自粛で皆さん本当に大変です。その支援をどうするかということは、やっぱり基礎的な調査が必要だろうというふうに思います。  私は、1点目ですけれども、市内企業の景況調査をどのように行っているか、そして調査を行って、市民やあるいは中小企業のコロナ対策を考えるべきだと、雇用調整助成金もやがてもう終了を迎えるということだと思います。そういったときにコロナ対策をどう考えるか、これを最後に質問させていただきます。 ○議長(川嶋一生君) 産業活力部長 中野浩之君。   (産業活力部長 中野浩之君登壇) ◎産業活力部長(中野浩之君) 杉山議員の市内企業の景況調査について御質問いただきました。市内企業のということでございますので、その点について答弁をさせていただきます。  市内企業の景気動向につきましては、これまでも企業訪問や窓口での相談の機会などを活用しまして把握に努めているところでございます。特に新型コロナウイルス感染症の影響が拡大しました昨年の4月以降、これまで延べ580社を超える企業訪問などにより、個別具体的な状況の把握に努めながらスピード感を持って必要な支援施策を実施しているところでございます。  今年度につきましては、市単独事業としまして産業競争力維持緊急支援事業補助金などを、また国の中小企業生産性革命推進事業や県の新型コロナウイルス感染症対応事業者応援補助金と連動する補助事業などを実施しまして、飲食・サービス業や製造業など、幅広い業種で御活用いただいているところでございます。これはまさに企業からいただいた生の声を政策に反映させたものでございます。  また、企業訪問に加えまして、各務原商工会議所が実施しました新型コロナウイルス感染拡大に伴う影響調査や、市雇用・人材育成推進協議会が実施しました雇用に関する調査の結果なども把握しておりまして、新年度に予定しております取組に反映をしているところでございます。  具体的には、新たな仕事を獲得するために自社のサービスや技術・製品を誰に売るのか、また相手方に何をどのように伝えるのかが課題という企業の方の声から、自社の強みのブランド化と新たな市場を開拓する取組への支援策として中小企業ブランディング事業を実施する予定でございます。また、新型コロナウイルス感染症の拡大により遅れが浮き彫りになりましたIT・IoTなどを積極的な活用を支援するものづくりデジタル化推進事業なども実施する予定としております。今後も引き続き積極的な企業ヒアリングに加え、継続的に景気動向調査を実施してみえます各務原商工会議所や関係機関とも連携しまして、景気動向の把握と必要な支援を実施してまいります。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(川嶋一生君) 7番 杉山元則君。
    ◆7番(杉山元則君) 再質問はもうしませんが、新総合体育館整備基本構想ができ、それから特別支援学校も整備されるということになります。非常に大きな70億円、60億円という大きな事業が今予定されているわけです。しかし、私はコロナ対策をまずは優先すべきだということを市長に申し上げたい。まずは、今の大きな事業を一旦中止する、あるいは規模を縮小する、そういったことを考え直していただきたい。そして、そのコロナ対策を財政面でも、あるいは人材面でも優先していただいてコロナ対策を行っていただきたい。これからまだまだ、私はコロナ禍はコロナワクチンが接種できるから収まるということでは、そんな甘くはないだろうと思われます。ですから、まずはそういったコロナ対策で、場合によっては金銭的な支援というものを国の支援に対して上乗せして行わなければいけない可能性はあると思います。そのために私はいろいろな調査をして、今の市民の現状、企業の現状をしっかりと把握していただきたい、そして適切な処置を考えていただきたい、そのことを強くお願いして私の質問を終わらせていただきます。         ─────────────────────────── △1、延会 ○議長(川嶋一生君) おはかりいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」との声あり) ○議長(川嶋一生君) 御異議なしと認めます。よって、本日の会議はこれをもって延会することに決しました。  本日はこれをもって延会いたします。 (延会) 午後4時50分         ───────────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。            各務原市議会議長     川 嶋 一 生            各務原市議会議員     井戸田 直 人            各務原市議会議員     塚 原   甫...