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  1. 各務原市議会 2020-03-03
    令和 2年第 1回定例会−03月03日-02号


    取得元: 各務原市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-30
    令和 2年第 1回定例会−03月03日-02号令和 2年第 1回定例会          令和2年第1回各務原市議会定例会会議録(第2日目)           議   事   日   程   (第2号)                       令和2年3月3日(火曜日)午前10時開議 日程第 1.会議録署名議員の指名 日程第 2.議第 1号 令和2年度各務原市一般会計予算 日程第 3.議第 2号 令和2年度各務原市国民健康保険事業特別会計予算 日程第 4.議第 3号 令和2年度各務原市介護保険事業特別会計予算 日程第 5.議第 4号 令和2年度各務原市後期高齢者医療事業特別会計予算 日程第 6.議第 5号 令和2年度各務原市水道事業会計予算 日程第 7.議第 6号 令和2年度各務原市下水道事業会計予算 日程第 8.議第11号 各務原市職員定数条例の一部を改正する条例 日程第 9.議第12号 各務原市非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 日程第10.議第13号 各務原市新総合体育館整備基金条例 日程第11.議第14号 各務原市土地開発基金条例を廃止する条例 日程第12.議第15号 各務原市公共施設等整備基金条例を廃止する条例 日程第13.議第16号 各務原市手数料条例の一部を改正する条例 日程第14.議第17号 各務原市議会議員の選挙における選挙公報の発行に関する条例の一部を改正する条例
    日程第15.議第18号 各務原市印鑑条例の一部を改正する条例 日程第16.議第19号 各務原市国民健康保険条例の一部を改正する条例 日程第17.議第20号 各務原市伊木の森条例 日程第18.議第21号 各務原市特別支援学校建設基本構想基本計画策定委員会条例 日程第19.議第22号 各務原市新総合体育館建設基本構想基本計画策定委員会条例 日程第20.議第23号 各務原市立地適性化計画策定委員会条例 日程第21.議第24号 各務原市市道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条例 日程第22.議第25号 各務原市公営住宅等の整備に関する基準を定める条例 日程第23.議第26号 各務原市営住宅条例の一部を改正する条例 日程第24.議第27号 各務原市手数料条例の一部を改正する条例 日程第25.議第28号 市道路線の認定(市道那1137号線ほか4路線) 日程第26.議第29号 市道路線の廃止及び認定(市道那378号線) 日程第27.議第30号 市道路線の廃止及び認定(市道那429号線ほか3路線) 日程第28.議第31号 市道路線の廃止(市道稲517号線) 日程第29.議第 7号 令和元年度各務原市一般会計補正予算(第5号) 日程第30.議第 8号 令和元年度各務原市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) 日程第31.議第 9号 令和元年度各務原市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号) 日程第32.議第10号 令和元年度各務原市下水道事業特別会計補正予算(第4号) 日程第33.議第32号 人権擁護委員候補者の推薦 日程第34.代表質問 日程第35.一般質問           議   事   日   程   (第2号の2)                             令和2年3月3日(火曜日) 日程第 1.議第34号 令和元年度各務原市一般会計補正予算(第6号) 〇本日の会議に付した事件 日程第 1.会議録署名議員の指名 日程第 2.議第 1号 令和2年度各務原市一般会計予算 日程第 3.議第 2号 令和2年度各務原市国民健康保険事業特別会計予算 日程第 4.議第 3号 令和2年度各務原市介護保険事業特別会計予算 日程第 5.議第 4号 令和2年度各務原市後期高齢者医療事業特別会計予算 日程第 6.議第 5号 令和2年度各務原市水道事業会計予算 日程第 7.議第 6号 令和2年度各務原市下水道事業会計予算 日程第 8.議第11号 各務原市職員定数条例の一部を改正する条例 日程第 9.議第12号 各務原市非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 日程第10.議第13号 各務原市新総合体育館整備基金条例 日程第11.議第14号 各務原市土地開発基金条例を廃止する条例 日程第12.議第15号 各務原市公共施設等整備基金条例を廃止する条例 日程第13.議第16号 各務原市手数料条例の一部を改正する条例 日程第14.議第17号 各務原市議会議員の選挙における選挙公報の発行に関する条例の一部を改正する条例 日程第15.議第18号 各務原市印鑑条例の一部を改正する条例 日程第16.議第19号 各務原市国民健康保険条例の一部を改正する条例 日程第17.議第20号 各務原市伊木の森条例 日程第18.議第21号 各務原市特別支援学校建設基本構想基本計画策定委員会条例 日程第19.議第22号 各務原市新総合体育館建設基本構想基本計画策定委員会条例 日程第20.議第23号 各務原市立地適性化計画策定委員会条例 日程第21.議第24号 各務原市市道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条例 日程第22.議第25号 各務原市公営住宅等の整備に関する基準を定める条例 日程第23.議第26号 各務原市営住宅条例の一部を改正する条例 日程第24.議第27号 各務原市手数料条例の一部を改正する条例 日程第25.議第28号 市道路線の認定(市道那1137号線ほか4路線) 日程第26.議第29号 市道路線の廃止及び認定(市道那378号線) 日程第27.議第30号 市道路線の廃止及び認定(市道那429号線ほか3路線) 日程第28.議第31号 市道路線の廃止(市道稲517号線) 1、委員会付託(議第1号から議第6号まで、議第11号から議第31号まで) 日程第29.議第 7号 令和元年度各務原市一般会計補正予算(第5号) 日程第30.議第 8号 令和元年度各務原市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) 日程第31.議第 9号 令和元年度各務原市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号) 日程第32.議第10号 令和元年度各務原市下水道事業特別会計補正予算(第4号) 日程第33.議第32号 人権擁護委員候補者の推薦 1、委員会付託省略(議第7号から議第10号まで、議第32号) 1、日程追加(議第34号) 日程第 1.議第34号 令和元年度各務原市一般会計補正予算(第6号) 1、委員会付託省略(議第34号) 日程第34.代表質問 〇出席議員(24名)                     1 番   古 川 明 美  君                     2 番   水 野 岳 男  君                     3 番   黒 田 昌 弘  君                     4 番   塚 原   甫  君                     5 番   小 島 博 彦  君                     6 番   指 宿 真 弓  君                     7 番   杉 山 元 則  君                     8 番   永 冶 明 子  君                     9 番   五十川 玲 子  君                    10 番   大 竹 大 輔  君                    11 番   岩 田 紀 正  君                    12 番   津 田 忠 孝  君                    13 番   瀬 川 利 生  君                    14 番   仙 石 浅 善  君                    15 番   水 野 盛 俊  君                    16 番   坂 澤 博 光  君                    17 番   波多野 こうめ  君                    18 番   横 山 富士雄  君                    19 番   吉 岡   健  君                    20 番   川 嶋 一 生  君                    21 番   池 戸 一 成  君                    22 番   岡 部 秀 夫  君                    23 番   足 立 孝 夫  君                    24 番   川 瀬 勝 秀  君 〇欠席議員(なし) 〇説明のため出席した者の職氏名               市長          浅 野 健 司  君               副市長         磯 谷   均  君               副市長         小 鍋 泰 弘  君               市長公室長       山 下 幸 二  君               企画総務部長      植 田 恭 史  君
                  市民生活部長      三 輪 雄 二  君               健康福祉部長      鷲 主 英 二  君               健康福祉部参与(福祉事務所長)                           山 下 修 司  君               産業活力部長      中 野 浩 之  君               都市建設部長      服 部   隆  君               水道部長        村 瀬   普  君               会計管理者       尾 関   浩  君               教育長         加 藤 壽 志  君               教育委員会事務局長   横 山 直 樹  君               監査委員事務局長選挙管理委員会事務局長兼公               平委員会書記長固定資産評価審査委員会書記                           苅 谷 直 文  君 〇職務のため出席した事務局職員               議会事務局長      村 井 清 孝               総務課長        奥 村 真 里               主任主査兼議事調査係長 五 島 竜 一               主任書記        阿 部 起 也               主任書記        横 田 直 也               書記          河 手 美 季         ─────────────────────────── △1、開議 (開議) 午前9時58分 ○議長(池戸一成君) ただいまから本日の会議を開きます。         ─────────────────────────── ○議長(池戸一成君) 日程に先立ちまして、皆様にお願いを申し上げます。  新型コロナウイルス感染症の予防及び拡散防止のため、マスク着用の御協力をお願いいたします。  なお、発言する際も着用のままで結構でございますので、御理解、御協力をお願いいたします。         ─────────────────────────── ○議長(池戸一成君) それでは、本日の日程は、お手元に配付したとおり定めました。         ─────────────────────────── △日程第1、会議録署名議員の指名 ○議長(池戸一成君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員には、会議規則第80条の規定により、議長において2番 水野岳男君、3番 黒田昌弘君の両君を指名いたします。         ─────────────────────────── △日程第2、議第1号から日程第28、議第31号まで ○議長(池戸一成君) 日程第2、議第1号から日程第28、議第31号までの27案件を一括し、議題といたします。         ─────────────────────────── ○議長(池戸一成君) これより質疑を行います。  質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  8番 永冶明子君。   (8番 永冶明子君質問席へ) ◆8番(永冶明子君) おはようございます。  日本共産党、永冶明子でございます。  質疑に入ります前に、新型コロナウイルス感染が拡大し、非常事態となっています。重篤化し亡くなられた方々、御遺族にお悔やみを申し上げますとともに、感染し闘病されておられる皆さんに心からお見舞いを申し上げます。国民の不安が一刻も早く取り除かれ、見通しが立つ状況になることを祈り、予防に努めたいと思います。  先週末、唐突にも安倍総理の全国小・中・高一律休校要請で子どもたちや御家庭、教育委員会、学校関係者が、その対応に追われました。今月後半に行政の長である浅野市長が、各務原市を長期留守にする海外出張を予定されています。見通しの立たない今後を考慮しますと、こうした非常事態にオランダ出張を予定どおり決行されるのは市民の理解を得られるものではありません。中止を進言します。  質疑に入ります。  令和2年度第1回各務原市議会定例会議案の議第1号 令和2年度各務原市一般会計予算歳出中、市長の海外出張旅費についてお尋ねをいたします。  市長は毎年度、市長自ら赴くとして、度々海外出張をされています。その都度海外出張の内容、スケジュールは定例会の最終日に議会に報告をする形が通例で、日程、出張目的の概要が一方的に発表をされてきました。税金を使って行く海外渡航にもかかわらず、予算書には市長の旅費、滞在費等がどの項目に積算され予算提案されているか、市長の海外渡航費がどこに入っているのか分からないままです。  地方自治体の事業執行は予算主義です。年間予算は行政需要の執行に係る経費を具体的に積み上げて議会に提案され、承認を求めるものです。出張旅費は誰が行くのか、目的、出張先などを明確に積算し予算化するものです。  しかし、市長の海外出張費は例外的に後づけで示され、当年度予算のどこに積算されているのか明確にされないまま、事実上承認を得たことになって執行されています。市長の海外出張費が明確に示されない予算提案です。  以下、2点お聞きします。  1つ目に、新年度予算で市長の海外出張の予定はあるのか、積算を示してください。  2つ目に、海外出張を予定しているのであれば、日時、場所、目的をお聞かせください。   (「議長、議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 22番 岡部秀夫君。 ◆22番(岡部秀夫君) ただいまの質疑の前段の部分について協議を願います。 ○議長(池戸一成君) 暫時休憩いたします。 (休憩) 午前10時3分         ─────────────────────────── (再開) 午前10時4分 ○議長(池戸一成君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑ですので、前段の部分の意見を多く述べられた部分に関しては、発言者の8番 永冶明子君と協議の上、議長において対応をさせていただきたいと思います。  これに御異議ございますでしょうか。   (「異議なし」との声あり) ○議長(池戸一成君) 御異議なしと認めます。それでは、答弁に移ります。  市長公室長 山下幸二君。   (市長公室長 山下幸二君登壇) ◎市長公室長(山下幸二君) 永冶議員の議第1号 令和2年度一般会計予算歳出中の市長の海外出張の項目ということで2点お尋ねがございました。通告に基づいてお答えのほうをさせていただきます。  現時点で市長の海外出張が決定しているものはありません。以上でございます。 ○議長(池戸一成君) 8番 永冶明子君に申し上げます。  質疑は一問一答ですので、2つ目の質疑をもう一度お願いいたします。  8番 永冶明子君。 ◆8番(永冶明子君) 失礼しました。細かくやると理解しました。  2つ目、海外出張の予定ということについてです。  それが現在決まっていないというお答えでしたので、それは、ただ決まっていないから答えていただけないものかもしれませんけれども、予定が今後起きた場合、通告に従ってはどのようにお答えいただけるでしょうか。その日時、場所、目的についてお答えいただければと思います。 ○議長(池戸一成君) 市長公室長 山下幸二君。 ◎市長公室長(山下幸二君) 先ほどもお答えしましたように、市長の海外出張については決定しておりません。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 8番 永冶明子君。 ◆8番(永冶明子君) 次に、7款商工費、1項商工費、2目商工業振興費、公共交通機関対策費、チョイソコかかみがはら事業704万7000円についてです。  高齢化など市民の日常生活の足となる公共交通が期待される中、市民の暮らしの足として要求に応えるものになっているのかが問われます。移動手段としてのデマンド型タクシーを導入するという取組の提案です。  1つ目に、事業内容について、どのようになるのか御説明ください。 ○議長(池戸一成君) 産業活力部長 中野浩之君。   (産業活力部長 中野浩之君登壇) ◎産業活力部長(中野浩之君) 永冶議員のチョイソコかかみがはら事業についての御質疑にお答えいたします。  事業内容はどのようなものか。現在のふれあいタクシー鵜沼南エリアにおきまして、民間技術を活用した新たなデマンド型交通システムの社会実験を実施しようとするものでございます。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 8番 永冶明子君。 ◆8番(永冶明子君) 社会実験ということでした。  2つ目に、当年度は試験的に地域を限定して取り組むということです。  既に地域によってふれあいタクシーが事業化されています。今後、既存のふれあいタクシー事業との兼ね合い、整合性ではどのようになるのでしょうか。  また、「チョイソコ」と名づけた事業ですけれども、ふれあいタクシーと違うどのような利点が住民の地域ニーズに対応するものになるのか、さらに利点とともにリスクはどのようなことが想定されるのか、想定されるリスクの対応についてお聞かせください。 ○議長(池戸一成君) 産業活力部長 中野浩之君。 ◎産業活力部長(中野浩之君) 2点目のふれあいタクシーとの整合性、事業の利点、リスクについてお答えいたします。  チョイソコかかみがはら事業は、ふれあいタクシーの運行趣旨を踏襲しつつ、さらに利便性の高いシステムへ置き換えようとするものでございます。  利点といたしましては、停留所の数を、例えば地域のごみステーション単位へと増やすことによりまして、日頃移動に御苦労される方々の負担軽減となることなどが上げられます。  また、現行の1時間に1本の仮想ダイヤを撤廃いたしまして、最短で15分後の乗車も可能となるなどの利点もございます。  リスクにつきましては、特に想定はしておりません。以上です。
      (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 8番 永冶明子君。 ◆8番(永冶明子君) 今、お答えにもありましたけど、3番目に、初乗りなんですけど、どのぐらいの距離を移動距離と想定するのか、15分ぐらいとおっしゃいましたけれども、何キロぐらいで、最長はどんなふうになるんでしょうか。 ○議長(池戸一成君) 通告外の質疑もございましたので、通告に沿ってお答えください。  産業活力部長 中野浩之君。 ◎産業活力部長(中野浩之君) 先ほども申し上げましたが、運行エリアにつきましては、現在の鵜沼南エリアを想定しております。その範囲の中で乗り降りをしていただけるということでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 8番 永冶明子君。 ◆8番(永冶明子君) 試験的な取組ということでしたので、今後、市内に増やしていくという予定のある事業だと思いましたので、その辺のところをお聞きしました。  4番目に、それでは料金設定なんですけど、どのようなシステムになっているんでしょうか。 ○議長(池戸一成君) 産業活力部長 中野浩之君。 ◎産業活力部長(中野浩之君) 料金につきましては、一応今年の10月を運行スタートとしておりますが、料金につきましては、現段階では未定でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 8番 永冶明子君。 ◆8番(永冶明子君) 5番目に、ふれあいバスはバス停からバス停です。あるいは乗り継いで、目的地の最寄りのバス停から駅で降りて目的地の場所まで歩くということが必要になっています。そのことが利用者にはちょっと足かせになっているというふうな話も聞きます。玄関先から目的場所まで、いわゆるドア・ツー・ドアという考え方、要望もあります。これに応える考えを盛り込む予定がおありかお聞きをいたします。 ○議長(池戸一成君) 産業活力部長 中野浩之君。 ◎産業活力部長(中野浩之君) 今回のチョイソコ事業につきましては、ドア・ツー・ドアの考えはございません。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 8番 永冶明子君。 ◆8番(永冶明子君) 細かくやっていただけるということを期待しています。  2つ目に、議第13号 各務原市新総合体育館整備基金条例についてです。  新たな基金を設けるとして、総合体育館を新たに整備するという前提での基金条例議案が提出されました。これは随分性急な提案という印象です。この議案の第6条で、基金は新総合体育館の整備事業に要する資金に充てる場合に限り、その全部または一部を処分することができると、使途についての限定がされています。  現総合体育館や地区体育館の存続や改修、あるいは建て替え、または何らかの形で生かしていくなど、その方向性やスポーツ行政の在り方の議論抜きで、新総合体育館のみに特化した箱物基金の条例化を進めようとするものです。基金の使途を新総合体育館整備のみに特化するというのは、予算を硬直化させる財源です。障がい者やパラスポーツ、あらゆる年齢層に配慮したバリアフリー、多様なスポーツが提供できるよう次世代のスポーツ文化の可能性などを検討し、柔軟で幅広い使い道に基金が活用できるようにすべきを条例で限定し、閉ざしてしまうことにならないかと思います。  市内スポーツ団体や公聴会などを開くなど、広く市民の声を聞く機会を持って、現在の総合体育館を初め、市内スポーツ施設を今後市民スポーツ全体の進行を見据えて展望して、予算を含め十分な検討をする中での基金設定をするべきではないかということで、新総合体育館整備基金条例について2点お聞きいたします。  1番目に、新総合体育館整備のみにしか使えない限定的使途の基金とするのはなぜですか。 ○議長(池戸一成君) 8番 永冶明子君に申し上げます。  今日からマスクをつけての、コロナウイルスの感染防止の議会を皆様の御協力を得て始めたわけですけれども、その本質的なところを理解いただき、質疑ですので、簡潔な質疑を今後お願いいたしたいと思います。  それでは、答弁をお願いします。  企画総務部長 植田恭史君。   (企画総務部長 植田恭史君登壇) ◎企画総務部長(植田恭史君) それでは、議第13号の新総合体育館整備基金条例について、まず1点目の基金を新総合体育館の整備事業の使途に限るとしたのはなぜかについてお答えいたします。  大規模事業のために基金を創設する際には、具体的な施設を基金名に掲げ、その整備の必要性を市民の方々や市議会の皆様に御理解いただくという本市のスタンスのとおり行ったものでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 8番 永冶明子君。 ◆8番(永冶明子君) 2つ目に、税金を財源にして基金をつくるわけです。しかし、非常に窮屈な基金になると思います。市民のスポーツ施設の1つである現在の総合体育館の改修・修繕にも全く使えないと。整備基金の位置づけについて、なぜこういう基金にしたのか、その根拠、もう一度明確なお話を下さい。 ○議長(池戸一成君) 8番 永冶明子君に申し上げます。  通告とちょっと違いますので、もう一度質疑をし直してください。 ◆8番(永冶明子君) 私の理解では同じだと思っているんですけど、改修をする際にこれを使用できないということですけど、できませんということですね。 ○議長(池戸一成君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 先ほど永冶議員も読み上げられましたが、議案に提出しております条例の第1条及び第6条で使用はできません。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 8番 永冶明子君。 ◆8番(永冶明子君) 3番目に行きます。  議第15号です。各務原市公共施設等整備基金条例を廃止する条例についてお尋ねをいたします。  公共施設及び公益的施設の整備基金に充てるためとして、市の公共・公益的施設等に幅広く柔軟に使える基金です。今後ますます増加が見込まれる市の公共施設の長寿命化計画や耐震化事業、被災後の損傷、損壊した施設の整備や改修にも、ほかの財源によらなくても対応できる基金として位置づけるものではないかと思います。これまで主な使途としてきた東海中央病院の整備のための基金の役目が終了したからといって使えない理由にはなりません。  1番目に通告しました公共施設等基金条例を廃止するのはなぜか、その根拠をお聞きいたします。 ○議長(池戸一成君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 公共施設等の整備基金を廃止するのはなぜかということです。  この基金は、創設して以降、様々な公共施設等の整備に活用してきたものと認識をしております。  近年では、東海中央病院の施設設備に対しての助成の財源として活用してまいりましたが、その助成も令和元年度をもって終了をいたしました。  また、現在本市の特定目的基金のスタンスである個別施設名を明示するというものにも合わないということから廃止をするものでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 8番 永冶明子君。 ◆8番(永冶明子君) 4番目に、議第21号です。各務原市特別支援学校建設基本構想基本計画策定委員会条例についてお尋ねをいたします。  各務原市特別支援学校建設推進に向けての第一歩が具体化されることになります。皆さんの願いを受けて、十数年前から日本共産党市議団は特別支援学校の建設を県にも要望し、各務原市議会でも取り上げて要求してまいりました。結実をしたことに積年の思いもあります。  現段階で、市内で特別支援学校を必要として近隣市校に通学している生徒・児童さんは130人ほどおられて、御本人はもちろん、保護者の皆さんにとっても片道1時間の通学、スクールバスへの送迎などは大変だと思います。  最初に基本構想・計画策定が進み、建設にかかる日が待たれますが、各務原市特別支援学校建設基本構想、同基本計画はいつまでに策定されることを想定しておられるのかお尋ねをいたします。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。   (教育委員会事務局長 横山直樹君登壇) ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 議第21号 各務原市特別支援学校建設基本構想・基本計画策定員会条例について、1点目の基本構想・基本計画はいつまでに策定するかについてお答えします。  各務原市立特別支援学校の基本構想・基本計画の策定につきましては、令和2年度中を予定しております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 8番 永冶明子君。 ◆8番(永冶明子君) 次に、第3条で策定委員会の委員を10人以内として、教育委員会が必要と認めた方を委嘱するとしています。重い障がいを持った生徒・児童さんの学びの環境は、医療関係者の専門的な見地や経験の意見が欠かせないと思うんですけれども、障がいのある方、関心の高い市中一般の方を公募し、より幅広い見識を集めることが必要ではないかと思います。その予定はあるのかお尋ねをいたします。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 通告に基づきお答えします。  委員を10人以内としたが、医療関係者及び一般公募を委員として委嘱する予定はあるかについてお答えします。  医療関係の方には委員として加わっていただくよう予定しております。また、一般公募につきましては予定しておりません。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 8番 永冶明子君。 ◆8番(永冶明子君) 3番目は、一般公募について、その考えはないということでしたけど、それについての理由をお聞かせください。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 一般公募は予定しておりませんということで、その理由についてお答えします。  策定委員会では、児童・生徒がその障がいの状態などに応じたきめ細かで専門的な教育を安心して受けられるよう特別支援学校の事業特性や施設に関する理解や経験、専門知識が必要になり、公募になじまないためでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 8番 永冶明子君。 ◆8番(永冶明子君) それでは、5番目の質疑をいたします議第22号 各務原市新総合体育館建設基本構想基本計画策定委員会条例についてお尋ねをいたします。  基本構想・基本計画策定についてですけれども、市は既にある現在の総合体育館の築経年年数と耐震性を建て替えの根拠にしたということです。今後の市民にとって、スポーツ施設運用について何らの検討もないまま、全く新しい総合体育館の建設構想・計画をしています。行政として、生涯スポーツの取組、市民の要求やスポーツの在り方も多様化していることを踏まえて、総合的な見通しを持って判断をするべきではないかと思います。  こうしたことから、十分な検討、検証を求めるものですが、いつまでに基本構想・基本計画を策定する見通しかお尋ねをいたします。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 議第22号 各務原市新総合体育館建設基本構想基本計画策定委員会条例について、基本構想・基本計画はいつまでに策定するのかについてお答えします。  新総合体育館については、多様なスポーツ活動等のニーズを踏まえるとともに、近年特に重要視される防災機能など多角的に検討する必要がございます。基本構想・基本計画の策定には一定の期間を要します。そのため、基本構想については令和2年度中に、基本計画については令和3年度以降に策定する予定でございます。 ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。   (7番 杉山元則君質問席へ) ◆7番(杉山元則君) 市民派・チームみらい、杉山元則でございます。  通告に従って、順番に質疑をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。  まず、議第1号 令和2年度各務原市一般会計予算についてです。  歳出、7款商工費、1項商工費、2目商工業振興費、産業振興対策費、クラウドファンディング運営事業についてでございます。  各務原市は、地域活性化に関する活動を支援するため、クラウドファンディング「FAAVO美濃國」を平成27年度から運営しています。当初は関市、美濃加茂市、各務原市の3市で始めたんですけれども、平成30年度に関市が抜けて、2市がエリアオーナーとなって運営していました。  平成30年度一般会計決算の審議において、この事業は起案数、あるいは成立数ともに減少しているということで、事業の必要性が低くなったということを指摘させていただいたところ、今後もこの事業は継続するというような答弁があったというふうに認識しております。しかし、令和2年度の一般会計予算案からクラウドファンディング事業は削除されましたので伺います。  令和2年度予算案にクラウドファンディング事業が削除された理由は何ですか。 ○議長(池戸一成君) 産業活力部長 中野浩之君。   (産業活力部長 中野浩之君登壇) ◎産業活力部長(中野浩之君) 杉山議員の質疑にお答えいたします。  予算が削除された理由は、クラウドファンディングを活用した創業及び新規事業等の相談・支援体制を見直したことによるものでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑をさせていただきます。  相談体制を見直したということですね。予算がなくなったわけですけれども、昨年度決算審議のときに、やはり相談を頂きながら起案に至らなかった案件のフォローアップも随時しているというようなお答えもございました。ですから、予算がないと、こういったフォローアップができなくなるということも考えられますけれども、予算がなしで、こういったフォローアップができるというふうにお考えですか。 ○議長(池戸一成君) 産業活力部長 中野浩之君。
    産業活力部長(中野浩之君) 再質疑にお答えいたします。  少し説明をさせていただきながら答弁をさせていただきたいと思いますが、平成27年度から今年度末までを計画期間とします総合戦略にも一応位置づけておりますクラウドファンディング運営事業につきましては、近隣市の連携のメリットを生かした運営によりまして、これまで多くの御相談や約40件の起案、約30件の成立などの成果を上げてきております。  開始当初は、まださほど認識が高くなかったクラウドファンディングでございますが、現在では、国内だけでも約100を超えると言われるプラットフォームが存在していまして、様々な形で運営されております。また、資金調達の方法の1つとして広く認知、活用されている状況でございます。こうしたことから、今回の総合戦略の改定を機に、クラウドファンディングの運営事業を終了することとしたものでございます。  なお、創業及び新製品の開発などの相談につきましては、先ほど説明しましたが、継続していろんな場面でこのクラウドファンディングを活用した資金調達の方法なども紹介しながら支援は継続していくということでございます。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) ちょっともう一度再質疑をさせていただきます。  事業としては見直して終了したということですね、事業としては終了したんだと。だけれども、これから支援は続けていくんだと。どんな支援の方法で続けていくというふうに考えてみえるんですか。 ○議長(池戸一成君) 産業活力部長 中野浩之君。 ◎産業活力部長(中野浩之君) 議員おっしゃるとおり、運営事業としては一応終了しますが、先ほど申し上げました支援につきましては、例えば各務原ビジネス相談窓口、それから岐阜県のよろず支援拠点、または商工会議所の創業支援などを活用しまして相談支援を継続して実施していくということでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 次へ行きます。  2番目です。美濃加茂市と2市のクラウドファンディング連携事業、先ほど事業も終了したというふうに言われましたけれども、もうちょっと再度確認をさせていただきます。  この2市のクラウドファンディング連携事業、今後はどういうふうになるんですか。 ○議長(池戸一成君) 産業活力部長 中野浩之君。 ◎産業活力部長(中野浩之君) 御質疑の美濃加茂市とのクラウドファンディング連携事業につきましてですが、美濃加茂市と連携して行ってきましたクラウドファンディング運営事業は今年度をもって終了いたします。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑をさせていただきます。  終了したということですね、今年度をもって終了したんだと、来年度からもうないんだということなんですが、今まで私も決算審議なんかでもいろいろ質疑をさせていただいて、この2市で続けていくんだという答弁もあったかと思うんです。ちょっとその辺の整合性が私は取れないんではないかなと思うんですが、どこでどういうふうな形で終了ということが決まったんでしょうか。その理由を聞かせてください。 ○議長(池戸一成君) 産業活力部長 中野浩之君。 ◎産業活力部長(中野浩之君) 決定につきましては、美濃加茂市との協議により決定したものでございますし、先ほど言いましたように、総合戦略の終了も1つの契機としまして協議をしたということでございます。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑をさせていただきます。  終了したということです。クラウドファンディング事業というのを、今後どういうふうに位置づけていくかということなんですけれども、今後クラウドファンディング事業を各務原市としてはどのように推進していく予定なのか、もしそういう計画がありましたら教えてください。 ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君に申し上げます。  それは追加質疑となりますので、認められません。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 認められなかったんですが、美濃加茂市とのクラウドファンディング連携事業というのは終了したということですね。  今後、見直しをするとか、もう一回新たな形でやるとか、そういったものというのはお考えではないですか。 ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君に申し上げます。  同じ質疑を繰り返しておりますので、次の質疑に移ってください。 ◆7番(杉山元則君) じゃあ次の質疑に行きます。  議第21号 各務原市特別支援学校建設基本構想基本計画策定委員会条例について。  先ほども質疑がありましたので、ちょっと重複するところがあるかもしれませんが、ちょっとやらせていただきます。  私は、この事業は保護者、いろいろ関係団体、当事者全体の意見の反映をどうやってできるのかというのが、そういう反映が必要だと思いますので、その点を確認させていただきます。  委員は10人ということで決めていますけれども、たくさんの当事者の方が見えるんじゃないかというふうに思うわけです。それは、例えば障がいでもいろんな種類があったりとか、あるいは幼児だとか小学校・中学校、いろんな年代があります。そういった方の意見をどのように集約ができるかと、この委員会に反映ができるかということでございます。  1点目です。委員のうち、保護者を代表する者はどのように選ばれるんでしょうか。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。   (教育委員会事務局長 横山直樹君登壇) ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 議第21号 各務原市特別支援学校建設基本構想基本計画策定委員会条例について、委員のうち、保護者を代表する者はどのように選ばれるかということにお答えします。  現在の市立各務原市特別支援学校や市外の特別支援学校へ通学している児童・生徒の保護者でPTA役員などの方を想定しております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑をさせていただきます。  PTA役員の方、この10人のうちの何人予定をされてみえるんですか。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) まだ確定ではございませんが、予定ではお1人の方をお願いしたいと思っております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑をさせていただきます。  PTA役員の方、予定では1人だと。いろんな保護者がお見えになるんじゃないかということで、先ほどちょっとお話しさせていただいたんですけれども、そういった保護者の意見を、このお1人のPTA役員の方で代表するということになるということなんでしょうか。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 保護者の方の意見は、委員としてはこの方ですが、そのほか聞き取りとかアンケート等を行いますので、そちらで集約できるものと思っております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 2番目に行きます。  委員を10人以内とした理由は何ですか。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 委員を10人以内とした理由でございます。  基本構想及び基本計画の策定に当たり、第三者機関として学識経験者、保護者や学校を代表する方、関係団体を代表する方を想定しており、そのトータルで10人以内としております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 10人でいろんな意見を集約できるかということなんですが……。 ○議長(池戸一成君) 再質疑ですか。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑をさせていただきます。  それぞれの団体の意見というのを、例えば今のPTAの役員の方はお1人だと。そういう方に保護者の意見というのをある程度集約した形になるわけですよね。そういう会議というのは、そういうのを行った上でPTAの役員の方が代表して出られて、その意見を言われると。その方がいろいろ学識経験者も含めて10人以内だと。そういう組織ということを考えておみえになって10人というふうになるということで認識はよろしいでしょうか。  分かりませんか、要はワークショップとか、そういうのが別に会議があって、そういったところで意見を集約して、その意見をPTAの方が発表されると、そういった形の10人という委員になるんでしょうかということなんですけど。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) PTAの代表の方にお願いする予定でございますが、その方が保護者の方と集まって相談したりとかということは、私どもでは設定していませんので、保護者の中でやられるかもしれませんが、今のところそういう体制で行きたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 3番目です。委員会は何回開催されて、期間はどれだけの予定ですか。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 委員会の回数と期間でございます。  委員会の開催状況に応じて最大8回、期間は令和2年度中を予定しております。 ○議長(池戸一成君) これをもって質疑を終結いたします。         ─────────────────────────── △1、委員会付託(議第1号から議第6号まで、議第11号から議第31号まで) ○議長(池戸一成君) ただいま議題となっております27案件については、お手元に配付いたしました付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。  なお、委員会は会期日程表のとおり開催する旨、委員長に代わって告知いたします。         ─────────────────────────── △日程第29、議第7号から日程第33、議第32号まで ○議長(池戸一成君) 日程第29、議第7号から日程第33、議第32号までの5案件を一括し、議題といたします。         ─────────────────────────── ○議長(池戸一成君) これより質疑を行います。  質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  7番 杉山元則君。   (7番 杉山元則君質問席へ) ◆7番(杉山元則君) それでは、通告に従って、順番に質疑をさせていただきます。  議第7号 令和元年度各務原市一般会計補正予算(第5号)についてでございます。  歳入、16款国庫支出金、2項国庫補助金、2目民生費国庫補助金、1節福祉費補助金、プレミアム付商品券事業費補助金。同じく歳入、22款諸収入、6項雑入、5目雑入、3節民生費雑入、プレミアム付商品券販売収入。歳出、3款民生費、1項社会福祉費、1目社会福祉総務費、プレミアム付商品券事業費。  プレミアム付商品券事業について、歳入歳出まとめて質疑をさせていただきます。  この事業は、住民税非課税の方、あるいは3歳未満の小さなお子さんがいる子育て世帯の方が対象で、2万円のお金でプレミアムが5000円ついて2万5000円の商品券が購入できると。消費税の増税緩和措置として国の決定に従って各務原市で実施された、こういう事業になります。  利用者が見込みより、やはり大幅に減少が見込まれたということから減額する予算となりましたけれども、結果的に多数の低所得者の方、子育て世帯の方に行き渡らなかったんじゃないか、当初の狙いが達成できなかったんじゃないかというふうに考えますので質疑をさせていただきます。  1点目です。プレミアム付商品券事業について。  市民税非課税世帯と子育て世帯のそれぞれの当初見込んだ対象者数と申請者数を教えてください。
    ○議長(池戸一成君) 健康福祉部長 鷲主英二君。   (健康福祉部長 鷲主英二君登壇) ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 1点目、当初見込んだ対象者数と申請者数でございます。  市民税非課税の対象者数は2万2400人、申請者数は8393人です。子育て世帯の対象者数は3600人です。  なお、子育て世帯については購入引換券の申請の必要はございません。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) ありがとうございます。住民税非課税の方は対象者が2万2400人に対して8393人しか申請がなかったということで、大変申請されなかった方が多かったということが分かりました。  2点目に行きます。今回、国庫支出金のプレミアム付商品券事業補助金が、当初見込みから約1億2000万円のマイナスがされています。プレミアム付商品券事業補助金の当初見込額は幾らですか。 ○議長(池戸一成君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 2点目の国からの補助金の当初見込額についてでございます。  こちらは2億2822万円です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 3番目に行きます。市民税非課税世帯の対象者に対して、今回、今のように申請者が非常に少なかったということなんですが、その少なかった理由をどのように考えますか。 ○議長(池戸一成君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 3点目の市民税非課税世帯の申請者が少なかった理由についてでございます。  こちらは商品券購入引換券の申請などの手続上の手間、商品券購入に伴う費用の負担、市内での使用に限定されること、商品券使用の際、所得の低い人と思われる抵抗などを感じられた方も見えるのではないかと推察します。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 次、4番目に行きます。子育て世帯の商品券活用状況をどう分析しますか。 ○議長(池戸一成君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 4点目、子育て世帯の状況についてでございます。  1月末現在で、商品券の購入対象者数4062人のうち、2482人の方が商品券を購入しております。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 質疑はしません。この事業ですけれども、やっぱり当初見込んだ、特に住民税非課税の方が購入が少なかったという結果になったかと思います。今回、消費税増税の緩和措置に有効であったかというのはちょっと疑問に思っております。  今後、こういった事業も国から下りてくるというようなこともあるかと思いますけれども、そのときのために、やはり今回の経験というのは生かすべきではないかなというふうに感じております。  次へ行きます。  歳入、23款市債、1項市債、14目臨時財政対策債。今回、臨時財政対策債を1億7918万9000円追加して、合計で13億7918万9000円にする予算になりました。借入可能な限度額まで、この臨時財政対策債を借りる予定ですか。 ○議長(池戸一成君) 企画総務部長 植田恭史君。   (企画総務部長 植田恭史君登壇) ◎企画総務部長(植田恭史君) 杉山議員の質疑です。臨時財政対策債を借入限度額まで借りる予定かについてお答えします。  臨時財政対策債の発行額につきましては、年度末の決算収支の見込みを踏まえて決定をいたします。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) そういうことなんですね。結局は、今回1億8000万円追加したということですね、追加した。要は借りるから追加したということじゃないのか。普通、予算が上がってきたときは、臨時財政対策債を借りるので追加をしたと、普通に考えれば予算が上がったというのはそういうことなんですよね。ということは、トータルで13億8000万円になるわけですけれども、今、決算の状況を見ながら借りるかどうかを決めるんだというふうにおっしゃいましたけど、予算に上がっておるということは、借りるから予算に上げたということじゃないんですか。 ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君に申し上げます。  直前の答弁に対して疑義がある場合に再質疑をお願いいたします。  どの部分に疑義がございましたか。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑します。  今質疑で要は、これからの状況を見ながら借りるかどうかを決めますよということを言われたわけですよ。実際、これが予算に上がってきたということは、借りるから予算に上げたんじゃないですかということなんです。 ○議長(池戸一成君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 予算はあくまでも見積りといいますか、見込みでございますので、今現在、各務原市が臨時財政対策債を借りるとしたら、13億何がし借りられますよということをまず明示して、それで予算を上げまして、実際に、先ほど言いましたように、歳入歳出を見まして最終的にどれだけ借りるかということを決定します。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑します。  今回はこの予算で明示したんだと。去年も同じようなことが行われたんで、私はこの質疑をさせていただいたんだけれども、去年も同じように借入れの可能な限度額まで臨時財政対策債を予算として上げて、結果的にその後の補正予算でマイナス10億円しているわけですよ。臨時財政対策債をマイナス10億円した。その結果は、専決処分でやられたもんですから6月議会で明らかになった、我々議会に報告があったと。去年はそういうことが行われました。  今年も同じようなことが行われるんじゃないですかということなんです。私は、それに対しては非常に疑問を思うので、今年も同じようにそういったことが行われる可能性があるわけですね。そういうことを考えてみえるわけでしょうか、それをお伺いします。 ○議長(池戸一成君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 最初に申し上げたとおり、決算の収支を見込みまして、借りるか借りないか、そのときに判断をいたします。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑はできないんですけれども、ちょっと意見だけ言わせていただくと……。 ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君に申し上げます。  意見は討論という場で言っていただきますので、質疑は質疑だけを行ってください。 ◆7番(杉山元則君) 昨年と同じようなことが行われようとしているという感じがしますので、それに対しては討論でしっかりと問題点を指摘させていただきますので、お願いいたします。  次へ行きます。  歳出、2款総務費、1項総務管理費、5目財産管理費、17節公有財産購入費、土地購入費です。  上水道拡張事業用地及び木曽三川公園各務原緑地事業用地を取得して、何の目的に利用するのですか、お尋ねいたします。 ○議長(池戸一成君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 何の目的に利用するのかということにお答えします。  取得当時は事業用地として購入いたしましたが、現在はそれぞれの事業が廃止されているため、普通財産として買い戻すものでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 目的は決まっていないですよと、普通財産として取得しますよということですね。  2番に移るんですけれども、普通財産であれば2款総務費、この科目が総務費ではなくて、13款の諸支出金ではないかというふうに思います。  2番目の質問です。公有財産購入費の科目はこれで適切ですか。 ○議長(池戸一成君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 適切でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 私は、この科目ではなくて、13款諸支出金ではないかということを考えておるんですけれども、この科目で間違いないという、私が言っておる科目ではなくて、この総務費で処理すればいいという理由を教えていただきたいです。 ○議長(池戸一成君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 議員がおっしゃっているのは款の話でございまして、今質疑に上がっている公有財産購入費というのは節でございます。節でございますので正しいということでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 次へ行きます。  歳出、3款民生費、1項社会福祉費、1目社会福祉総務費、17節公有財産購入費です。  これは、天狗谷の土地を、今土地開発基金で所有しているので、土地開発基金を廃止するに当たって市が取得するという予算になっています。  この1番目の質疑です。天狗谷土地を取得して、何の目的に利用する予定ですか。 ○議長(池戸一成君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 1点目の天狗谷土地を取得して、何の目的に利用する予定かについてでございます。  土地開発基金の廃止に伴い、買戻しをするものでございます。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 私が聞いたのは、どういう利用目的を考えているんですかということだったんですが、利用目的を教えてください。 ○議長(池戸一成君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 今回の買戻しによって、土地取得時の目的というものが変わるものではございません。あくまでも土地開発基金の廃止に伴って買戻しをするものでございます。以上でございます。   (「全然答えてない、利用目的を聞いているんだ」との声あり) ○議長(池戸一成君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 土地取得時、当初の目的が変わるものではないということでお答えをさせていただきました。  現時点では、障がいのある方などの利用も含めて、広く社会福祉の向上という、そういった利用目的を考えているところでございます。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑をさせていただきます。  この土地の問題は、非常に以前から議論をされていまして、ちょっとその辺りを整理して御説明したほうがいいと思うんですけれども、この土地は、平成27年5月1日に第2回各務原市議会臨時会が開催されて、平成17年に取得をしております各務原市須衛の天狗谷土地を取得したことについて、議会の追認を求める議案が提案されたということです。ちょっと整理して言わせていただきます。  それは何でかと言うと、須衛天狗谷土地取得に係る損害賠償請求訴訟事件、裁判に訴えられて、名古屋高裁の控訴審判決が、本件売買契約に基づく土地の取得については、各務原市議会の議決を要する場合であるのに、その議決を得ることなく本件売買契約を締結したことに違法があるという裁判所の指摘を受けたと。これを、この手続上の瑕疵を治癒するために、当該土地の取得について追認の議決を求めた、これが27年5月1日の臨時会でございます。  そのときに磯谷副市長はこうおっしゃってみえるんです。「10年間というタイムラグがあります」、平成17年に取得して、27年に審議をしておりますので、10年間というタイムラグがあります。「まずは庁内組織におきまして、当該計画の具現化を検討します。市内部だけではなく、福祉の里利用者の皆様、関係機関、関係団体から意見、要望をお聞きします。そして、具体的な青写真ができた時点で実施計画等を確定していきます。その時点で一般会計に買戻しを考えております」このように答弁されたんですね。  結局は、今私が言いたいのは、青写真ができてから、それから実施設計等確定してから一般会計に買い戻しますよということを副市長がおっしゃった。ですから、これは市の公式的な見解だと思うんです。
     今の質疑の答弁だと、やはり福祉の里の運動場だと、あるいは緑地だということになるわけですけれども、この見解と食い違うんですが、その点どうですか、副市長の見解と、今の答弁されたのは福祉の里の運動場だというふうにおっしゃったけれども、それが食い違うんですけれどもどうですか。 ○議長(池戸一成君) 杉山元則議員に申し上げますが、ちょっと発言が長かったので、簡潔に直前の答弁に対する再質疑を行ってください。 ◆7番(杉山元則君) 今の答弁は、目的は変わっていないんだとおっしゃったんですね。福祉の里の運動場なんだということをおっしゃったわけです。だけれども、さっきの私がちょっと読み上げた副市長の見解は、今後、また変えていくんだと、計画を新たに青写真をつくるんだということをおっしゃってみえるわけです。だから、その見解と今の答弁は見解が違うんじゃないですかということを言っているわけです。 ○議長(池戸一成君) 杉山元則議員に申し上げます。  福祉の運動場に使うというような答弁はされていませんが。 ◆7番(杉山元則君) 目的は変わっていない。 ○議長(池戸一成君) 運動場に使うという答弁はされていませんが。もう一度質疑をお願いします。 ◆7番(杉山元則君) だから、申し上げたように、目的は変わっていないんだと言ってみえる。ということは何の目的なんですか、その目的と今の副市長の見解は食い違うんじゃないですかと言っています。目的は変わっていないということをおっしゃった。でも、この副市長の答弁は、これからまた青写真をつくって検討すると言っている、その見解が違うんじゃないですかということです。 ○議長(池戸一成君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) ちょっと整理をさせていただきたいんですけれども、私、一番最初、冒頭の答弁の中で、今回の買戻しは土地開発基金の廃止に伴って買戻しをいたしましたということで御答弁を差し上げたところでございます。そして、その中で目的の部分についてはちょっと触れませんでしたので、再質疑に対する答弁の中では、その取得時の目的というものは変わるものではありませんということで、セットで御答弁をさせていただいたところでございますけれども、この基金の廃止をするに当たっては、保有土地を全て買戻しすることが必要になってまいります。ですから、通常であればその基金から土地を買い戻すタイミングというものは、通常は、その用地の整備の事業化をするタイミングで買戻しをするというのが通例ではございますけれども、今回は基金自体を廃止するということでございますので、それに伴って、今回買戻しという予算措置をしたというところでございます。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) もう再質疑はできないですね。 ○議長(池戸一成君) はい、次の質疑に移ってください。 ◆7番(杉山元則君) 結局、その買い戻すということに対して基金を廃止するからだと。でも、基金を廃止するというのが前提で、だから買戻しはいいんですよということに私はならないと思うんですよね。目的がないと。 ○議長(池戸一成君) 杉山元則君に申し上げます。  御自分の御意見は討論で十二分にやっていただければ結構ですので、次の質疑に移ってください。 ◆7番(杉山元則君) 目的がないと、それは私は買戻しができないと思います。  いつ、どのような方法で利用目的を決めたんですか、あるいはこれから決めるんですか。 ○議長(池戸一成君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 2点目についてでございます。今後ですけれども、庁内横断的な組織を主体として、福祉の里利用者や地域の方から御意見を伺いながら検討をしてまいりたいと考えております。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑をさせていただきます。  これから決めるんだということなんですね。これから庁内横断的な組織をつくって利用目的を決めるんだということなんですけれども、さっき申し上げたように、副市長の公式的な見解と今の答弁が食い違うと思うんです。つくってから、計画を明らかにしてから、それから買い戻しますよというのが今までの市の公式的な見解なんです。それを廃止するから、これから決めるんだ、買い戻してからこれから決めるんだというのは公式的な見解と食い違うと思いますけど、どうですか。 ○議長(池戸一成君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 食い違いとか、食い違いじゃないとかじゃなくて、その当時は基金を廃止するというオプションはなかったというふうに理解をしております。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑をさせていただきます。  基金の廃止を決めたから、土地を買い戻すんだということなんですね。その当時は基金を廃止するということを考えていなかったんだということをおっしゃいましたけれども、だからといって、さっきの公式見解はなし崩しになるとは言えないと思うんですよ。だから、それは建前としてちゃんと計画をつくってから、青写真をつくってから買い戻しますというのは市の見解だったんですね、この当時は。平成27年、4年前ですよ。それと食い違うんじゃないですか。  基金を廃止するから、この目的は後でいいんだと、後で計画をつくればいいんだということにはならないと思いますよ。 ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君に申し上げます。  先ほどから同じ発言を繰り返していらっしゃいますので、次の質疑にお移りください。 ◆7番(杉山元則君) さっきの私の質疑に答えていないから何度も質疑をさせていただいているんです。結局は、市の公式な見解と今の答弁が食い違うでしょうということなんですよ。そこのところが説明できていないので、私は何度も質疑をさせていただいているということです。市の公式な見解は、計画をつくってから、青写真を明らかにしてから市で買い戻しますよということをずうっと答弁をしてきたわけです。その答弁と今の見解が食い違いますよと。だからおかしいんじゃないですかという質疑をしているわけです。その質疑に答えていない。 ○議長(池戸一成君) 十二分に答えていると思いますが、もう一度だけ答弁をお願いいたします。   (傍聴席より発言する者あり) ○議長(池戸一成君) 傍聴者に申し上げます。  傍聴者の発言は禁止されておりますので、御理解、御協力をお願いいたします。  健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 基金の保有土地を買戻しをするタイミングといいますのは、その用地をどのように活用するのかという青写真という表現を使われますけれども、その計画がきちんとできたタイミング、そして事業化をするタイミングで買戻しをするというのが一般的でございます。これは以前も、そして現在も変わりはありません。ただ、基金自体がなくなってしまうということでございますので、その土地を今回補正予算で買戻しをした、そういった予算措置をしたというところでございます。原理原則は何も変わっておりません。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) それには私は納得できませんが、次の質疑へ移りますね。  結局、私の主張は、計画ができていない、計画の後に買い戻すというのが手順であるということです。  3番目です。天狗谷の土地の実施設計はあるんですか、ないですね、ありますか。 ○議長(池戸一成君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 3点目、天狗谷土地利用の実施計画はできたのかについてでございます。  具体的な整備内容は決まっておりません。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 今現在ないということですね。ないということです。ないのに買い戻すということは、私はおかしいと思います。  4番目に行きます。天狗谷土地というのは、1万平方メートルあって1億円ですから、単純に1平方メートル当たり1万円という単価になるというふうに思います。天狗谷1平方メートル1万円の取得価格は適切な価格かというふうに判断しますか。 ○議長(池戸一成君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 4点目、天狗谷土地で1平米当たり約1万円の取得価格は適切な価格かということで、買戻しの段階での御答弁をさせていただきます。  土地開発基金会計で管理する土地を一般会計の管理に移すものであり、帳簿上の価格で買戻しをするものでございます。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑します。  帳簿上はそういうことになって1億円だということですね。1平方メートル当たり1万円ということです。  先ほども申し上げたように、大体この辺の路線価というのは、平成31年では1平方メートル当たり2500円だということです。ですから、その4倍の単価ということになるわけですね、平米の単価が。非常に高額だという認識が私はあるんですけれども、それでもこの1平方メートル当たり1万円は適正な価格だというふうに判断されますか。 ○議長(池戸一成君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 再質疑にお答えをいたします。  帳簿上の価格とは、土地を取得した際の取得の原価でございます。これは、その土地の取得後に仮に土地が値上がりした、あるいは値下がりしたとしても、帳簿上では実勢を反映されずに取得時の原価のままでございます。今回は答弁させていただきましたとおり、帳簿上の価格、つまり取得の原価で買戻しをするものでございます。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 次へ行きます。  5番目です。市が今回取得する土地の中に、民間事業者の方と交換した土地が含まれるということです。その天狗谷土地の北側にあった企業の方が持っていた土地を交換したという土地がございます。これは、そのときの答弁としては、天狗谷遺跡のすぐ横にあるということで、天狗谷遺跡の保全及び周辺の景観に配慮した緑地保全を目的として取得したんだということを答弁してみえるわけですね。緑地ということなんです。  今回、民生費で取得するということですね、款は民生費。緑地ということであると、例えば遺跡の関係だと教育委員会になるかもしれないし、緑地だと土木の関係になるかもしれませんね。民生費ということで問題があるんじゃないかというふうに思いますが、今回、民間の事業者と交換した土地は含まれますか。 ○議長(池戸一成君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 5点目についてでございます。市が取得するときに民間事業者と交換した土地は含まれるかについてでございます。  含まれております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 先にちょっと行っちゃいましたね。  6番目です。含まれるということですから、その土地を、さっきも御説明しましたけれども、ちょっと款が違うんじゃないか、民生費で取得することが本来の目的とは違ってくるんじゃないかということですので、6番目ですけれども、交換土地を民生費で取得することは問題ではないですか。 ○議長(池戸一成君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 民生費で問題はないかについてでございます。  広く社会福祉の向上を目的とした整備を想定しており、問題はございません。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 次に行きます。  歳出、8款土木費、2項道路橋梁費、3目道路新設改良費。  1点目です。市道蘇南53号線道路改良に関する事業内容を教えてください。 ○議長(池戸一成君) 都市建設部長 服部隆君。   (都市建設部長 服部隆君登壇) ◎都市建設部長(服部隆君) 市道蘇南53号線道路改良の事業内容についてお答えいたします。  2車線道路で段差のない歩道を両側に設置し、防護柵により車道と歩道の分離を図り、歩道をカラーアスファルト舗装とする計画としています。  また、夜間の照明として防犯灯の設置を行う予定です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) ありがとうございます。  2番目です。その道路改良に関する住民説明会で、どんな意見が出ましたでしょうか。 ○議長(池戸一成君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) 住民説明会での意見についてお答えいたします。  住民説明会では、防護柵を設置することで歩道が狭く感じる。大雨のときに道路に水がたまるなどの御意見がありました。  これに対し、安全性を高めるための防護柵であることや、排水能力を向上させるために車道と歩道の間に新たな側溝を設けることなどを説明し、おおむね御理解を得られました。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 1つだけ再質疑をさせていただきます。
     今までは商店街がつくった街路灯だったんですが、今度は防犯灯になるということなものですから自治会の負担も出てくるかと思うんですが、その辺の意見というのはこの説明会で何か出ましたでしょうか。 ○議長(池戸一成君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) 特に意見はございませんでした。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 次に行きます。  歳出、13款諸支出金、3項基金費、1目基金費、25節積立金、学校施設整備基金積立金に3億円を積む予算になっております。学校施設整備基金積立金に3億円を積む根拠は何ですか。 ○議長(池戸一成君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 3億円を積む根拠でございます。今回の補正予算における他の基金への積立額を踏まえ、歳入歳出予算を合わせるために3億円といたしました。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) ちょっと再質疑をさせていただくんですが、今の御答弁だと、結局予算を合わせるためにということですね。計画があってこの3億円を積むということではないんですか。 ○議長(池戸一成君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) もちろん計画はございます。ですが、今学校の適正規模とか、適正配置の基本計画策定委員会をやっておりまして、それが出た後に学校の長寿命化というのを令和2年度に確定するということで、それまでは幾らかかるかということは分かりませんが、取りあえず積んでいかなければいけないというところで、今、今年度のこの3月補正予算では3億円を積むということでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。 ◆7番(杉山元則君) 再質疑をさせていただきます。具体的には計画はないけれども、積んでいかなければいけない。じゃあ3億円という根拠というのはどこにあるんですか。 ○議長(池戸一成君) 先ほど答弁されましたが、もう一度聞きますか。   (「せっかくだから」との声あり) ○議長(池戸一成君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 先ほど答弁いたしましたが、他の基金、財政調整基金、それから減債基金の積立金を見まして3億円といたしました。以上でございます。 ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。   (17番 波多野こうめ君質問席へ) ◆17番(波多野こうめ君) 議第7号 令和元年度各務原市一般会計補正予算(第5号)について、プレミアム付商品券事業について質疑を行います。  安倍首相が消費税10%増税とセットで進めたプレミアム付商品券の販売が極めて不評で低調であり、各務原市では3億9290万9000円減額する補正予算が出されました。  消費を喚起するため、安倍内閣は低所得者にプレミアム付商品券を販売したわけであります。  まず1点目ですが、低所得者の方が、幾らプレミアムがつくからといって2万円分の商品券を対象者が全て購入するというふうには思えません。プレミアム付商品券をどういう前提で積算をし、給付額、全体額ではありません、給付額は幾らであったのかお尋ねをいたします。 ○議長(池戸一成君) 健康福祉部長 鷲主英二君。   (健康福祉部長 鷲主英二君登壇) ◎健康福祉部長(鷲主英二君) まず、1点目の当初はどのような積算で幾ら予算化したのかについてでございます。  購入対象者として見込んだ2万6000人の方が購入限度となる2万5000円分の商品券を購入することを想定し、6億5000万円を予算化したものでございます。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 今、全員が2万5000円分を買うという積算であったということなんですが、なかなかそれは想定しにくいのではないんですか。なぜそういう積算になったのか伺います。 ○議長(池戸一成君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 再質疑にお答えをいたします。  購入予測を立てるということは、とても困難でございましたので、予算に不足が生じることがないよう購入限度額まで予算化したものでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 2点目です。住民税非課税の方は引換券が必要ですので、大変手間がかかる方法が取られたわけであります。市は引換券を申請された方は、先ほど8393人だったというふうに御答弁をされたわけですけれども、その中で、実際にプレミアム付商品券を購入された方は何人であったのか。それから低所得者、子育て世帯の購入率は何%であったのかお答えください。 ○議長(池戸一成君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 2点目の引換券の申請者数と購入者数、それから金額ベースでの購入率についてでございます。  市民税非課税者の購入引換券申請者数は8393人です。購入者数については、1月末現在で非課税者は7360人、子育て世帯は2482人です。  購入率については、非課税者は33%、子育て世帯は69%でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 次に行きます。  3番目です。国は低調な申請率を受けて、9月中旬に対象者へ再度周知するよう促す通知を市町村に送付しております。ただ、個別に文書を送る費用に国の補助を得るというには10月中に申請をしろということであったわけですけれども、人手が取られ、対応が難しいと嘆いていた市町村もあったそうですけれども、各務原市は対象者への再度通知を出したということですけれども、この費用は国の補助金の対象になったのでしょうか、伺います。 ○議長(池戸一成君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 3点目の再度周知の費用は国の補助対象かについてでございます。  補助対象でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) この補助対象になったということであるわけですけれども、そのお金は今回の補正予算には入っていませんよね。どういう形で上がってくるんですか。 ○議長(池戸一成君) 再質疑ですね。   (「そうです」との声あり) ○議長(池戸一成君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 再質疑にお答えをいたします。  補正予算に入っていないというよりは、当初の枠の中で対応をして、結果的に今回の補正予算で合わせるというようなことでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 再質疑ですが、そうすると、その分の補助額というのは分かっているんですか。 ○議長(池戸一成君) 健康福祉部長 鷲主英二君。 ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 補助額が分かっているといいますか、今回、再勧奨をいたしましたと。それに係る経費というのは幾らですというものは、主に印刷代であったりとか、郵送費であったりですけれども、その経費については当初の枠の中で、当初の予算化した部分の中で対応ができますので、新たな予算化というものは必要ないということでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 分かりました。  差引きで数字を合わせるということになるんでしょうか。 ○議長(池戸一成君) 3回目ですので、次の質疑に移ってください。 ◆17番(波多野こうめ君) もうできない、失礼いたしました。  4番目は、先ほど杉山議員が質疑をされましたので、割愛をいたします。  次に、歳出の基金費についてお伺いをいたします。  令和元年度の事業はほぼ確定をするということから、35億1460万4000円を基金に積み上げるわけです。基金は、地方自治法第241条に基づいて、条例の定めるところによって設けられる勘定です。年度をまたいだ資金繰り調整のための財政調整基金、地方債の償還のために計画的に積み立てられる減債基金、そして条例で定められた目的に沿って積み上げられる特定目的基金の3つに区分をされるわけです。  各務原市のそれぞれの基金は、大まかどれくらいが必要なのか、必要とする額はどれくらいなのか伺いたいと思います。 ○議長(池戸一成君) 企画総務部長 植田恭史君。   (企画総務部長 植田恭史君登壇) ◎企画総務部長(植田恭史君) 波多野議員の質疑にお答えします。  それぞれの基金に必要とする大まかな額は幾らかということでございます。  そのときの財政状況や事業規模などにより必要額が変わってきますので、それぞれの基金について額をお答えすることは困難ではございますが、波多野議員もおっしゃったように、財政調整基金につきましては年度間の財政調整等のための必要な額を積み立てております。減債基金につきましては、将来の市債の償還予定などを鑑み、必要な額を積み立てております。学校施設整備基金につきましては、個別の施設計画の内容や毎年度の歳入歳出の決算見込み、また、他の基金への積立額を踏まえて積立額を毎年度決定いたしております。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 再質疑を行いますが、今、それぞれ財政調整基金、減債基金、その他というような3つの区分について、大まかな、例えば財政調整基金ですと、次年度に予算を組むためにどのぐらいの額が各務原に必要なのかというような、細かいことはなかなか難しいんだろうと思いますけれども、大枠があって、このぐらいは積み立てたいねというのと現実とはまた違いも出てくるかもしれないですけれども、そういうものになってくるのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(池戸一成君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 先ほど申しましたように、その時々の財政状況によりまして変わってまいります。例えば財政調整基金ですと、今110億円ほどありますが、バブルがはじけた後、財政調整基金が非常になくて、予算を組むのが苦労をしたということがございます。今回もコロナウイルスの関係で、どうなるかこの先分かりません。ですので、幾らうちの規模に財調が要るかということはなかなか申し上げることができません。  また、減債基金につきましても同じでございまして、毎年度40億円から、来年は60億円と大きいですけれども、毎年その償還をしていかなきゃいけない中で、先ほどの財政状況によってどう変わるか分かりませんので、今66億円ほどございますが、それもうちの規模でどれぐらいというのはちょっと言えないということでございます。  あと、学校施設整備基金につきましては、先ほど申したように、まだ事業計画がしっかり出ておりませんので、とにかく今は積んでいきたいということで積立てをしております。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 2つ目に行きますが、今回、財政調整基金に10億円、減債基金に20億円、そして学校施設整備基金に5億1460万円、そのうち都市計画税の余剰金として2億1460万4000円、こういう割り振りで積み立てるということになったわけですけれども、この基金の割り振りが、先ほど聞いていると、その財政調整基金がどれぐらい要るのかはちょっと示せないんだというふうに言いながらも割り振ってためるわけじゃないですか。その割り振りの理由ですね、どういう理由でこういうふうに割り振って積立額を決めたのか伺いたいと思います。 ○議長(池戸一成君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 割り振りについてお答えします。  基金への割り振りにつきましては、財政調整基金へは廃止する土地開発基金の10億円を積み立てております。  減債基金へは、令和2年度当初予算におきまして、テールヘビーという公債費の大幅な増加に対応するために減債基金を取り崩す予算を計上しております。そのために、今後の市債の償還に必要な財源が確保できるよう20億円を積ませていただきました。  学校施設整備基金につきましては、平成30年度の決算により都市計画税の剰余金が発生したことにより、それと3月補正予算の先ほどの歳入歳出の予算を合わせるための額を積み立てております。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 再質疑です。そうすると、財政調整基金、あるいは減債基金については、これはこれだけが必要なんだということで、そのほかの残ったものを、この条例で示す特定目的基金に入れたという理解でよろしいか。 ○議長(池戸一成君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) そのほかといいますか、学校施設整備基金にその余りといいますか、調整のための3億円を積んだということでございます。   (「答えになっていない。財調と減債はこれだけ要る。そのほかの余剰金をこっちに積んだということでいいですか」との声あり)
    ○議長(池戸一成君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) そのほかというのは、学校施設整備基金でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 次に参ります。  第2表の繰越明許費の中に、木曽川周辺整備事業(前渡地区)というのがございます。前渡地区木曽川周辺整備事業については、岐阜県各務原浄化センターやパターゴルフ場周辺、木曽川の堤防や高水敷を含めたエリアに自然を生かした整備を進めようということで基本計画を以前策定いたしましたが、それを今度はまた新たに事業化をしようということで、基本計画作成費として500万円が予算化をされましたけれども、これが繰越明許となったわけです。  まず、この繰越明許になった理由の説明を求めたいと思います。 ○議長(池戸一成君) 都市建設部長 服部隆君。   (都市建設部長 服部隆君登壇) ◎都市建設部長(服部隆君) 波多野議員からの木曽川周辺整備事業の繰越明許になった理由についてお答えいたします。  木曽川周辺整備事業は、河川区域内に整備することになるため、その整備手法について、木曽川の管理者である国との協議に不測の日数を要し、年度内完了が困難となったものです。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 河川区域内であるということから国の許可が必要なんですけれども、その国の許可というのはいつ頃出るんですか。 ○議長(池戸一成君) 再質疑ですね。  都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) 直接的な基礎は今後実施設計をして、その工事をする前に行って、そのときに許可が出るものになります。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 2番目に行きますけれども、そうすると実施設計がされてからということであるわけですけれども、その基本計画や実施設計はいつ頃策定をされていくのかお聞きしたいと思います。 ○議長(池戸一成君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) 通告内で答弁させていただきます。  基本計画の策定の予定についてお答えいたします。  令和2年12月末までに基本計画を策定するよう進めていく予定です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 通告はなかったわけですけれども、その実施設計については。ただ、今御答弁で実施設計がされてから許可を取るんだということだったので併せてお聞きをしたわけですけれども、その計画に基づいて事業が今後進められていくわけですよね。そうすると、令和2年12月までには基本計画を策定すると。その後、どういうふうにこの実施設計がされて国の許可が取られていくというふうになるのか、聞けないね。前に戻ることになるね。  なので、ちょっとそこは置いておいて、その基本計画が令和2年の12月までにできるということになるわけですけれども、最初からこの計画、500万円の予算を計上されたときに繰越しになるという計画だったのかどうかは分かりませんけれども、この計画自体が私たちは分からなくて、この繰越しをしなければならないほどに計画の変更が生じたのかどうなのかという、その計画が最初につくったときの計画と比べてどのぐらい変わっていくのかというのが全く分からないわけですけれども、その辺のところにどのように計画の変更が生じたのか伺います。 ○議長(池戸一成君) 都市建設部長 服部隆君。 ◎都市建設部長(服部隆君) 3点目の質疑ということでよろしいですね。   (「はい」との声あり) ◎都市建設部長(服部隆君) 現在、公園の整備手法について検討している段階であり、計画内容はまだ決まっておりません。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 計画内容が分からないまま進めていくということが、さてどうなのかな疑問もありますけれども、次へ参ります。  議第8号です。令和元年度各務原市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)についてであります。  ここでシステム開発費補助金というのがございまして、そのことについてお聞きをしていきたいと思います。  この補正予算は、昨年5月15日、医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るための健康保険法等の一部を改正する法律の成立に伴って、保険資格のオンライン確認制度を導入するための国保システムの改修業務の一部について国庫補助に財源を切り替えるというものであります。  これまで保険の種類、限度額、期限などが外部システムへ連携情報となっていたわけですけれども、今回のオンライン資格確認制度によって、さらに患者個人の病歴、疾患、投薬、検査などが守られるべき私的な情報をビッグデータとしてつなげるということになります。  そこで、この事業の目的は何か伺いたいと思います。 ○議長(池戸一成君) 市民生活部長 三輪雄二君。   (市民生活部長 三輪雄二君登壇) ◎市民生活部長(三輪雄二君) ただいまの御質疑につきまして、答弁のほうをさせていただきます。  補正予算の関係で、この事業の目的は何かということでございますが、先ほど波多野議員の口からもお話がありましたけれども、この事業はオンライン資格確認の導入を目的としております。  なお、オンライン資格確認とは、医療機関等でマイナンバーカードまたは保険証の提示によりオンラインで健康保険の資格確認ができるようになるものでございます。以上です。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 再質疑です。  オンラインで資格確認ができるというふうに御答弁をされたわけですけれども、オンラインでやらなければならないその目的ですね、それをお伺いしています。 ○議長(池戸一成君) 市民生活部長 三輪雄二君。 ◎市民生活部長(三輪雄二君) 一応オンラインで資格の確認ができれば、確かに、後ほどまた質疑のほうで出てきますけれども、本人さんにとっては確認のほうが正確に行われるので、そういった便利を図ると、そういったものだというふうに考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 再質疑です。  今の確認が正確に行われるということのために、このオンライン資格確認制度を導入するというのであれば、今、正確に行われていないというようなことがあってこれが導入をされたということなんですか、伺いたいと思います。 ○議長(池戸一成君) 市民生活部長 三輪雄二君。 ◎市民生活部長(三輪雄二君) そういうことではないと思います。マイナンバーカードと保険証で、その方がどこの保険に加入しているかということをすぐ確認できるようにする仕組みを、今回この法律の中で整備されたということでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) どこの保険に入っているのかというのを確認するのは、今の保険証でも十分できるというふうに思いますけれども、3回目だそうですので、次の質疑に参ります。  この補正予算の41万2000円というのは一部であって、新年度予算にもシステム開発費等補助金の国庫支出金として1058万2000円が計上されていますが、この事業の総額は幾らでしょうか、市費の持ち出しはあるのでしょうか、伺いたいと思います。 ○議長(池戸一成君) 市民生活部長 三輪雄二君。 ◎市民生活部長(三輪雄二君) まず2つ目の、この事業の総額は幾らかということでございますが、オンライン資格確認に要するシステム改修費用として、令和元年度は41万2000円、令和2年度は1058万2000円、総額で1099万4000円を予定しております。  それから、これについての市費の持ち出しはあるかということですが、全額国庫補助を予定しております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) このオンライン確認制度の導入によって様々な危険が伴うというふうに考えていますが、住民にとってのメリットとデメリットは何か説明をしてください。 ○議長(池戸一成君) 市民生活部長 三輪雄二君。 ◎市民生活部長(三輪雄二君) 住民にとってのメリットとデメリットは何かということで、先ほどの1番目のところでそういった回答を求められておったんですが、ここで回答をさせていただきます。  医療費が高額となった場合、医療機関での窓口負担額を限度額以内にするには、限度額適用認定証の申請が必要でしたが、オンライン資格確認では限度額の情報が取得できるため、申請が不要となります。  また、転職などで健康保険が変わったとき、新しい保険証が手元に届くまで数日かかる場合がありますが、保険証の発行を待たずにマイナンバーカードでの受診が可能となることなどがオンライン資格確認導入による住民のメリットとして上げられます。  なお、従来と変わらず保険証での受診も可能なことから、デメリットについてはないものと考えております。 ○議長(池戸一成君) これをもって質疑を終結いたします。         ─────────────────────────── △1、委員会付託省略(議第7号から議第10号まで、議第32号) ○議長(池戸一成君) おはかりいたします。ただいま議題の5案件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」との声あり) ○議長(池戸一成君) 異議なしと認めます。よって、ただいま議題の5案件については、委員会付託を省略することに決しました。         ─────────────────────────── ○議長(池戸一成君) これより討論を行います。  討論はありませんか。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。   (17番 波多野こうめ君登壇) ◆17番(波多野こうめ君) 日本共産党を代表して、補正予算の反対討論を行います。  まず、議第7号 令和元年度各務原市一般会計補正予算(第5号)についてです。  民生費の土地購入費について、これは平成17年9月に購入した天狗谷の土地9300平方メートルを、土地開発基金が廃止されることによりやむなく一般会計で買い戻します。土地開発基金を廃止することは賛成です。  しかし、この土地取得の方法については、議会承認を免れる手法まで使って手に入れました。名古屋高裁では違法とされました。購入から14年余もたつのに、いまだに何に利用するのかも明らかにならないままです。必要で購入したものではなかったことが明々白々となりました。しかも、近隣の相場よりも何倍も高い1億円で購入し、市民の税金を無駄に使いました。それなのに、誰もこの責任を取らないことは問題です。しかも事業計画も示されないまま基金からの再取得など、認められるわけがありません。よって反対をいたします。  繰越明許について。市道各378号線道路改良事業費について、各務山土地開発に伴うアクセス路線として新たな道路を整備するもので、用地取得を行ってきましたが、最終の支払いが残ったとして繰り越すものです。住民合意がされていない工業団地開発事業そのものに反対であり、関連の道路整備に反対をいたします。  同じく、前渡地区の木曽川周辺整備事業について。平成27年に基本方針である基本計画を策定しておきながら、今度は木曽川沿いのサイクリングロードを延伸し、その拠点に民間活力の導入を視野に入れてカフェなど検討をするとネットでは言っています。民間事業者の算入を認めれば、利益を出せることが前提となり問題となります。サイクリングロードを延伸し拠点となる施設が必要なのか、ビオトープなど自然が残る場所として生かす必要があるとも考えます。住民参加でメリット・デメリットを出し合いながら十分な議論ができる場の保障がないなど、住民主体で進められていないこの事業に反対をいたします。  議第8号 令和元年度各務原市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について。  この補正予算は、昨年の法律改正によって国民健康保険法の一部改正をする法律が成立をし、保険資格のオンライン確認制度を導入するための国保システムの改修予算です。  この法改正は、マイナンバーカードの普及率が相変わらず低いことから、国保における普及拡大を狙ったものです。全国的に、当時13%、各務原市は令和2年1月20日現在で10.7%の普及となっています。  そもそも医療機関等では、現在の国民健康保険証で資格確認は既に行っており、マイナンバーカードを使う必要はありません。これまで保険の種類、限度額、期限などが外部システムの連携情報となっていましたが、今回のオンライン資格確認制度によって、さらに患者個人の病歴、疾患、投薬、検査など守られるべき私的な情報をビッグデータにつなげることになります。事細かな個人情報を含む医療や介護の情報をビッグデータに連結し、民間企業に開放するものであることは明らかです。  今や匿名情報であっても、様々な情報を結びつけることで個人が特定される時代です。また、情報提供を拒否できず、集約された情報は削除されることはありません。さらに今後もシステム改修などに膨大な費用がかかり続けること、情報の秘匿性を維持しようとすれば、特定のIT関連の大企業が長く受注し続けることなどの問題を生じることは必然です。  日本共産党は、これまでもマイナンバー制度の導入に強く反対をしてきましたが、今回の国民健康保険のオンライン資格確認制度は、さらなる情報を集約し、その漏えいや国民監視につながるものであり、到底容認できません。  以上の理由により、議第8号に反対をいたします。  続いて、賛成討論です。  議第32号 人権擁護委員候補者の推薦についての討論で、賛成討論を行います。  我々市議団は、島田氏の任期満了に伴う次期人権擁護委員に推薦された横山正弘氏にお目にかかり、お話を伺いました。快く面談に応じていただき、優しいお人柄といった印象でした。
     横山様は、岐阜大学卒業後、教員として近隣市町や本市の小・中学校で退職まで教鞭を執り、教師としての経験の豊かさ、子どもさんへのまなざしの温かさは、語らずして感じ取れるお人柄でした。  教員生活で印象に残っていることの一端をお聞きしたところ、小3のお子さんが父による虐待を受けており、そのお子さんに寄り添ったことから家庭の在り方、格差や虐待問題が子どもにもたらす影響に直面したこと、児童相談所との関わりなども話されました。子どもたちの抱える問題を周囲がどう支えるか、子ども六法を読んで、子どもの人権について傾注し、理解を深めているなど話され、人権問題に真摯に取り組まれる方と感じました。  2人のお子さんも父親の背中に影響を受け成長され、1人は特別支援学校の教師の道に進まれ、片や発達障がいを担当する小児科の医師にもなられたということで、それぞれの息子さんから子どもたちの現実の情報を得ることができるとのことでした。  人権擁護委員として社会の様相に目を向け、現代の様々なハラスメントや人権侵害の問題に向き合い、教員としての人生経験も生かし、寄り添っていただける方と賛成をいたします。 ○議長(池戸一成君) そのほか討論はございますか。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 7番 杉山元則君。   (7番 杉山元則君登壇) ◆7番(杉山元則君) 市民派・チームみらいを代表して、議第7号 令和元年度各務原市一般会計補正予算(第5号)に反対します。  臨時財政対策債を発行額まで起債をする予算です。昨年の平成31年3月議会で審議した平成30年度一般会計補正予算でも同じようなことが行われ、臨時財政対策債が発行可能額まで予算計上されましたけれども、年度末に10億円の臨時財政対策債を減額する補正予算が専決処分されました。10億円もの市債を発行する必要がなくなったことが、その後の6月議会で報告され、初めて明らかになりました。  専決処分は抑制的に使われるべきものと考えます。臨時財政対策債の発行可能額を示す必要があるので3月議会の補正予算で計上したと説明があり、今年も昨年と同じような処理が行われようとしています。可能額を示すよりも、実際幾ら臨時財政対策債を発行するのかが重要なことだと思います。  市税収入や市債の発行額は、可能な限り3月議会の補正予算で明らかにして、より決算に近い数字で審議できるようにすべきと考えます。  次に、民生費、社会福祉施設等整備費1億円についてです。  これは、土地開発基金で保有している天狗谷土地を市の一般会計で取得する予算です。平成27年5月1日に第2回各務原市議会臨時会が開催され、平成17年に各務原市須衛の天狗谷土地を取得したことについて議会の追認を求める議案が提出されました。  それは、須衛天狗谷土地取得に係る損害賠償請求訴訟事件について、名古屋高等裁判所の控訴審判決が、本件売買契約に基づく土地取得については各務原市議会の議決を要する場合であるのに、その議決を得ることなく本件売買契約を締結したことに違法があるとの指摘を受けたことから、この手続上の瑕疵を治癒するため、当該土地の取得について追認議決を求めるものでした。  そのときの議論で、磯谷副市長は「10年間というタイムラグがあります。まずは庁内組織におきまして、当該計画の具現化を検討します。市内部だけではなく、福祉の里利用者の皆様、関係機関、関係団体から意見、要望をお聞きします。そして、具体的な青写真ができた時点で実施計画等を確定していきます。その時点で一般会計に買戻しを考えています」、そう答弁されています。  しかし、まだ副市長が言われた具体的な青写真も実施計画も明らかにされていません。今の時点でなぜ買い戻す予算を計上するのか理解に苦しみます。  先ほどの質疑では、土地開発基金の廃止に伴い、市の一般会計で取得するとして、その後利用計画を策定すると答弁がありましたが、議会で答弁した約束どおりに取得する土地の利用計画を明らかにして、議会承認を得た後に取得する手続を進めるべきと考えます。  次に、基金積立金の学校施設整備基金積立金及び同基金積立金(都市計画税)についてです。  将来の学校整備に多額のお金が必要だということで基金を積もうとしていますが、整備事業に幾ら必要なのか、計画が明らかにされておらず、3億円を積む金額の根拠は不明確です。学校施設整備計画を作成してから基金に積むべきです。  また、都市計画税分については、学校施設整備基金に積むのではなく、都市計画事業全てに使うことができる都市計画事業基金条例を制定して、そこに積むことこそ、本来の都市計画税の趣旨に合った妥当性があると考えます。  以上、反対討論といたします。 ○議長(池戸一成君) そのほか討論はございますでしょうか。   (挙手する者なし) ○議長(池戸一成君) これをもって討論を終結いたします。         ─────────────────────────── ○議長(池戸一成君) これより採決を行います。  最初におはかりいたします。議第7号を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(池戸一成君) 起立多数であります。よって、議第7号は原案のとおり可決されました。         ─────────────────────────── ○議長(池戸一成君) 続いて、おはかりいたします。議第8号を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(池戸一成君) 起立多数であります。よって、議第8号は原案のとおり可決されました。         ─────────────────────────── ○議長(池戸一成君) 続いて、おはかりいたします。議第9号を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(池戸一成君) 起立全員であります。よって、議第9号は原案のとおり可決されました。         ─────────────────────────── ○議長(池戸一成君) 続いて、おはかりいたします。議第10号を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(池戸一成君) 起立全員であります。よって、議第10号は原案のとおり可決されました。         ─────────────────────────── ○議長(池戸一成君) 続いて、おはかりいたします。議第32号を原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(池戸一成君) 起立全員であります。よって、議第32号は原案のとおり同意されました。  これより、暫時休憩いたします。 (休憩) 午後0時11分         ─────────────────────────── (再開) 午後0時12分 ○議長(池戸一成君) 休憩前に引き続き会議を開きます。         ───────────────────────── △1、日程追加(議第34号) ○議長(池戸一成君) ただいまお手元に配付したとおり、議第34号が提出されました。  おはかりいたします。この際、議第34号を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 異議なしと認めます。よって、この際、議第34号を日程に追加し、議題とすることに決しました。         ─────────────────────────── △日程第1、議第34号 ○議長(池戸一成君) 日程第1、議第34号を議題といたします。         ─────────────────────────── ○議長(池戸一成君) 職員の朗読を省略し、提出者の説明を求めます。  市長 浅野健司君。   (市長 浅野健司君登壇) ◎市長(浅野健司君) 本日、追加提出いたしました議案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  議第34号は、令和元年度一般会計補正予算(第6号)を定めようとするもので、国の補正予算に伴う小学校通信ネットワーク整備事業などに対応するため、歳入歳出予算、繰越明許費及び地方債の補正を行うものであります。  歳入は、国庫支出金3億2990万8000円、繰入金6570万7000円、市債3億2210万円を計上しております。  一方、歳出は、小学校通信ネットワーク整備事業4億9362万6000円、中学校通信ネットワーク整備事業2億2408万9000円を計上しております。  この結果、一般会計の歳入歳出予算にそれぞれ7億1771万5000円を追加し、補正後の予算総額を539億7610万1000円とするものであります。  繰越明許費の補正につきましては、国の補正予算に伴う事業の追加により、小学校通信ネットワーク整備事業ほか1件を翌年度に繰り越して実施しようとするものです。  地方債の補正につきましては、国の補正予算に伴う事業の追加により、小学校施設整備事業債ほか1件を変更するものであります。  以上、御審議の上、適切な御議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(池戸一成君) 以上で説明は終わりました。         ─────────────────────────── ○議長(池戸一成君) なお、質疑の発言通告書は本日午後0時40分までに御提出ください。         ─────────────────────────── ○議長(池戸一成君) これより議案精読のため、午後2時10分まで休憩いたします。 (休憩) 午後0時15分         ─────────────────────────── (再開) 午後2時20分 ○議長(池戸一成君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  先ほど永冶議員の質疑に対して議事進行があった経緯について、その協議内容を御報告いたします。  御本人と確認をさせていただきましたが、質疑の冒頭に御本人の持論や考えを多く述べられておりました。質疑は議案の内容について疑義をただすものであり、意見等を述べる場でないことを御本人にお伝えし、厳重に注意をさせていただきましたので御報告いたします。  なお、この後も質疑がございますが、御自分の意見、主義主張は討論で行うこととなっております。議員各位におかれましては、議会を円滑に整理、運営するため、改めて御理解を頂きますようお願いを申し上げます。         ───────────────────────── ○議長(池戸一成君) これより質疑を行います。  質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  24番 川瀬勝秀君。   (24番 川瀬勝秀君質問席へ) ◆24番(川瀬勝秀君) 議第34号について質疑いたします。  今回の議第34号は、GIGAスクール構想の実現に関する補正予算ですが、7億円強という多額な補正予算でもありますのでしっかりと審議いたしたいと思います。  まず最初に、先議を求めた理由は何でしょう。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。   (教育委員会事務局長 横山直樹君登壇) ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 川瀬議員から御質疑いただきました議第34号について、先議を求めた理由についてお答えします。  本来であれば、先議でなく委員会に付託いただいて御審議していただくべきではございますが、このGIGAスクール事業は全国一斉に整備が始まることが想定されていますので、遅くなると部品等が手薄になり確保することが難しくなってきます。  国は令和2年度中に環境を整備することを条件としていますので、少しでも早く契約業務をスタートさせる、そして業者を確定することで部品等の調達に支障を来さないようにするということが求められます。そのため先議にてお願いするものでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 24番 川瀬勝秀君。 ◆24番(川瀬勝秀君) 2点目の質疑です。
     本会議初日に提出の議第7号の補正予算に間に合わなかった理由をお聞かせください。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 本会議初日に間に合わなかった理由でございます。  本会議初日の2月18日は、まだ国の補助金交付要綱が制定されておりませんでしたので、議第7号の補正予算には間に合わず、今回追加で出させていただきました。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 24番 川瀬勝秀君。 ◆24番(川瀬勝秀君) 次に、令和2年度当初予算ではなく、令和元年度補正予算での対応とした理由をお聞かせください。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 令和元年度補正予算での対応としての理由はということでございます。  先ほども申し上げましたが、国のGIGAスクール事業によるネットワーク整備は全国一斉に整備が始まりますので、遅くなると部品等が手薄になり確保することが難しくなってきます。国は令和2年度中に環境整備するというのが条件になっておりますので、少しでも早く契約業務をスタートさせて業者を確定することで、部品等の調達に支障を来さないようにするための補正での対応になっております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 24番 川瀬勝秀君。 ◆24番(川瀬勝秀君) 国からの補助金交付要綱の通知はいつあったんでしょう。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 令和2年2月20日にありました。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 24番 川瀬勝秀君。 ◆24番(川瀬勝秀君) 国庫補助の条件はどのようなものがありますか。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 先ほども申し上げましたが、令和2年度中に1人1台端末を使用できるネットワーク整備事業を完了させることが主な条件となっております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 24番 川瀬勝秀君。 ◆24番(川瀬勝秀君) 本予算の積算根拠を教えてください。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 予算の積算根拠でございます。  予算要求額は民間業者4者から見積りを取り、その見積りを根拠としております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 24番 川瀬勝秀君。 ◆24番(川瀬勝秀君) この予算(案)に教員研修費及び保守点検費は含まれているんでしょうか。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 教員の研修費及び保守点検費でございますが、教員の研修費は見ておりません。  また、ネットワーク機器、スイッチ類については5年間の保守契約の費用が含まれております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 24番 川瀬勝秀君。 ◆24番(川瀬勝秀君) 整備内容をお聞かせください。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 整備内容でございますが、国のGIGAスクール構想による補助を活用して1人1台の端末を配備するため、それに伴い小学校・中学校の構内通信ネットワーク環境を整えるものでございます。  1人1台端末を導入することによって大容量の情報を扱うことになりますが、既存のネットワークでは通信障害を起こしてしまいますので、大容量の情報でも耐えられるようLAN回線やスイッチングハブの機器設置など、ネットワーク設定を委託するものでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 24番 川瀬勝秀君。 ◆24番(川瀬勝秀君) 当事業のスケジュールをお聞かせください。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) スケジュールでございます。  本予算が御了解いただけましたら、早々に契約手続に入り業者を確定し、長期休業日等を活用しながら整備を進め、令和2年度中に完了する予定でございます。  また、今回の整備の条件は1人1台端末を配備することも条件になっています。端末については今回の予算には含まれておりませんが、令和2年度から段階的に配備を進めていき、令和5年度までに児童生徒1人1台分の配備を目指しております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 24番 川瀬勝秀君。 ◆24番(川瀬勝秀君) 最後の質疑になりますが、当事業に期待される効果をお聞かせください。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 期待される効果はということでございます。  今回の事業は1人1台の端末で学習できる環境を整備するものでございます。最終的には1人1台の端末、タブレット等になると思いますが、が導入されることでいろいろな効果が期待できます。  例えば、個別の学習状況に合わせて進度を調整したり、学習履歴を蓄積して個別指導を行ったりすることが可能となります。これらのことで学力向上にもつながることが期待できると思います。  また、情報機器を扱うことで、プログラミング的考え方など情報処理能力が上がることも期待できると思います。以上でございます。 ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。   (17番 波多野こうめ君質問席へ) ◆17番(波多野こうめ君) 議第34号について質疑を行います。  政府は2023年度までに、全国の小・中学校で1人につき1台のパソコンなどの情報端末を配備する方針を決め、国が補正予算として成立をさせたことからこの補正も行うわけですが、1人当たり上限4万5000円を国が負担し、学校に超高速の通信環境を整える費用の半額を国が補助するということです。  国はGIGAスクール構想の実現として、2318億円補正し、4年間で総額約4123億円の莫大な規模の予算の一大国家プロジェクトとして強力に推し進めます。  各務原市は、通信ネットワーク整備事業として7億1771万5000円予算化です。  まず1点目に、GIGAスクール構想はどのような教育的効果を得ることができるのか、説明を求めます。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。   (教育委員会事務局長 横山直樹君登壇) ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 波多野議員の質疑、議第34号についてお答えします。  GIGAスクール構想はどのような教育効果を得られることができるのかということでございます。  教科横断的に情報活用能力の育成を図ることができます。また、個別最適化した学習の提供が可能になることが考えられます。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 再質疑です。  今、個別学習も可能になるということでしたけれども、そのことによって子どもたちにはどのような影響があると、どのように教育的な効果が得られるというふうにお考えかお聞きします。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 学習の進み具合によって個別にそれが把握できますので、そういう個別指導に最適であるというふうに考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 2番です。  子どもの学力に応じてそれぞれのパソコンに難易度の異なる問題を出せば、個別に最適化された学習ができると今も説明をしていますが、文科省もそのように説明をしています。仮に、そんな授業を行うということになれば、教員にはかなりの指導力が必要です。  パソコンを授業で使いこなせる教員は何割いるのでしょうか、伺います。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) パソコンを授業で使いこなせる教員は何割いるのかという御質問です。  現時点で使いこなせる教員の割合というのは把握しておりませんので分かりません。ただし、基本的操作等はできるものと考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 3番目行きますが、モデル校ではこのICTを使いこなすスキルに教員間のばらつきがあるということがはっきりとして、それを補っていく支援員というのがおられて、この支援員がいろいろサポートしながら進めていったということであるわけなんですけれども、このモデル校では支援員が常駐をして不慣れな教員をサポートしたということであるわけなんですけれども、このICT支援員などを各学校に配置をするということが必要になってくると思いますけれども、その確保は可能なのか伺います。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) ICT支援員の確保についてでございます。  機器の管理やICT機器の活用をフォローアップするICT支援員の配置は必要になってくると考えております。今年度の配置は考えておりませんが、端末が段階的に導入されてくる中で、状況に応じて効果的なICT支援の在り方を検討してまいります。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) ちょっと今の段階ではまだはっきりしてこないということで、例えば学校ごと、クラスごと、どういうふうになるのかということも分からないということだと思うんですが、効果的に配置をするという言葉ですので、ぜひ先生方が困らないような配置になるようにしていただきたいというふうに考えます。  それから4つ目についてですけれども、そのICTの支援員についての確保がなかなか難しいということが新聞紙上にも書いてありますし、全国一斉でこういったことを行えば、当然この支援員が来てくれるのかどうか、そういう支援員を育てることができるのかどうかというのも心配なんですけれども、そういう予算措置というのはどういうふうにするのですか、伺います。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 現時点では予算措置はしておりませんが、必要に応じて予算措置等も検討していきたいと考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 5番目ですが、1月26日付の読売新聞の社説で、「1人1台パソコン投資に見合う教育効果あるのか」というタイトルで、問題は配備されるパソコンを使ってどのような授業をするのかが見えてこないことであると書いています。  パソコンを使ってどういう授業をするのか、説明をしてください。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) パソコンでどのような授業をするのかということでございます。  1人1台ずつ利用する授業としては、算数の練習問題や社会科等での調べ学習などが考えられます。こうした学習では、端末を利用することで個別の学習状況に合わせて進度を調整したり、学習履歴を蓄積して学習状況に応じた個別指導を行ったりすることができます。  また、個々に考えたことを端末にまとめ発表するような、共同的な学習で活用することも考えられます。   (「議長」と呼ぶ者あり)
    ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 今ちょっと具体的に言われたんですけれども、そういった算数の調べだとか、それから個々に調べたことを発表していくということに関しても、本当にこれ1人に1台ずつ必要なのかというのは相変わらず疑問でしかないわけですけれども、真に1人に1台必要なのかどうか伺います。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 学習の過程の中で必要になってくるケースは出てくると思っています。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 今の答弁ではちょっとよく分からないというふうに思いますけれども、ちょっとそれ以上のことは聞いても今の段階では難しいのかなというふうに思いますので次へ行きますが、7番ですけれども、教員の多忙化というのが大変今問題にもなっているわけで、その上4月からはプログラミング教育も始まりますし、その上にこのGIGAスクールということが加わってくるということになれば、ますます教員の多忙化に拍車がかかるということになりますが、現場の先生方はこの導入についてどのように受け止めておられるのでしょうか、伺います。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 現場の受け止め方はということでございます。  学校におけるICT機器に関するアンケートにおいては、昨年度、今年度ともに約85%の教員が教育現場への端末が必要であると回答しております。  来年度から使用される小学校用教科書には、2次元コードを読み取ることで利用できるデジタルコンテンツも示され、その必要性は一層高まってくるものと考えておりますので、教員の受け止め方も必要であるというふうに考えておると思います。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 8番ですけれども、こういった新しい事業というか、すごい事業を行うということになれば、教職員を増やすということが必要ではないかと思いますが、どのように対応するのか伺います。 ○議長(池戸一成君) 波多野議員、ただいまの質疑は、教職員の増員は必要ないのかということでよろしかったですか。 ◆17番(波多野こうめ君) そうです、8番ですね。 ○議長(池戸一成君) 8番ですね。教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 教員の増員は必要ないのかという御質疑でございます。  現在のところは現状の教員で対応していきたいと考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 現在のところはとはどういう意味かよく分からないので再質疑しますが、今ではなくてこのGIGAスクールを入れることによって教員の多忙化が出てくるので教員増をする必要があるのではないかというふうにお聞きしたのですが、お答えください。 ○議長(池戸一成君) 教育長 加藤壽志君。   (教育長 加藤壽志君登壇) ◎教育長(加藤壽志君) 波多野議員の再質疑についてお答えをします。  現在のところ、教員を増やすということは考えておりません。ただ、今の教員でできることというのがあるんですね。要するに、全てが同じレベルで同じことをやるのではなく、初期段階としてやれることを教育委員会として提示して、教員には負担がかからないように考えていきたいということを思っています。  ですから、教員を増やすのではなくて教員のレベルに合わせて、やることをしっかり伝えていきたいということを考えています。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) それは教員のレベルもいろいろだろうし、そういう中で工夫をしながら進めていくということも大事なことだろうと思うんですけれども、でも現実的に今教員の多忙化が言われて、その上にこういう事業を行うということになれば、その中で回せるというふうになるというふうにはなかなか考えにくいんじゃないかと思うんですけれども、そのためにも教員を増やす必要があるというふうに思うんですけれども、市はそうは思わないということですかね。それでやっていけるということですか。 ○議長(池戸一成君) 波多野議員に申し上げます。  同じ質疑の繰り返しになります。今回は1回だけお答えをしていただきますが、同じ質疑の繰り返しだというふうに御指摘をさせていただきます。  教育長 加藤壽志君。 ◎教育長(加藤壽志君) 言い方が悪かったのかも分かりません。  やれることを順序よくやっていきたいということです。  教員の負担も当然考えていきますので、教員の負担にならないように順次進めていきたいというふうに考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 言葉の意味としては分かりましたけれども、現場としては大変じゃないかなというふうに思います。  9番ですが、政府は初期投資の予算は強力に推し進めるということで予算化したわけですけれども、ランニングコストについてはどのような対応になるのか伺いたいと思います。ランニングコストについての国庫補助はあるのでしょうか。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) ランニングコストの国庫補助等の件についてお答えします。  今回のGIGAスクール構想に関する補助は、環境整備や端末に対するもののみになります。保守等のランニングコストに係る費用は補助対象外となっております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。 ◆17番(波多野こうめ君) 10番割愛して11番。  年間どれくらいのランニングコストが必要と見込んでいるのか伺います。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 今回の補正予算で上げさせていただいたネットワーク機器のランニングコストにつきましては基本的にはほとんどかかりませんので、ただし電気代のみになりますのでその辺はちょっと試算しておりませんが、基本的にランニングコストというのは見ておりません。 ○議長(池戸一成君) 1番 古川明美君。   (1番 古川明美君質問席へ) ◆1番(古川明美君) 市民派・チームみらい、古川明美でございます。  通告に従い質疑をいたしますので、よろしくお願いいたします。  議第34号 令和元年度各務原市一般会計補正予算(第6号)、歳入、16款国庫支出金、歳出、10款教育費、小学校建設事業費、中学校建設事業費、GIGAスクール構想の実現に向けての通信ネットワーク整備事業についてです。  令和2年度までに整備を完備することを目指すことが、昨年の12月の閣議決定でされました。重複することも項目としてありますけれども、改めてお聞きしたいので質疑をさせていただきます。  GIGAスクール構想の実現については、幾つか議論すべき点があると考えられます。しかし、通常であれば開会日前の議会運営委員会で議案が明らかとなりますが、今回は本日予算が明らかとなり、その日のうちに質疑、採決との日程です。これではなかなか十分な審議時間の保障がされるとは言えないと考えます。  GIGAスクール構想事業について、このタイミングで追加し、先議を求めた理由をお尋ねします。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。   (教育委員会事務局長 横山直樹君登壇) ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 古川議員の議第34号、このタイミングで追加議案、先議とした理由はということについてお答えします。  追加議案とした理由は、国から本事業の補正予算に関わる補助金交付要綱が2月20日付で正式に通知があったため、追加とさせていただきました。  また、先議とした理由は、この補助事業は全国一斉に整備が始まることが想定されますので、遅くなると部品等が手薄になり確保することが難しくなってきます。国は令和2年度中に環境整備することを条件としておりますので、少しでも早く契約業務をスタートさせ、業者を確定することで部品等の調達に支障を来さないようにするため、先議にてお願いするものでございます。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 再質疑します。  部品の調達を第一にということでしたけれども、全国で一斉にスタートするということで条件は同じだと思うんですよね。ほかの可児市とか美濃市とか、他市に確認したところ、どこも委員会付託されているという現状の中、先議を求める理由として調達を優先にするということが理由になるのかというところを確認します。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 整備をするに当たって、業者等との見積りを取る中で業者と相談しました。当然、業者のほうも部品の供給というのは早めに確保しないと危ないということを聞いておりますので、今回早めに上げさせていただいたというものでございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 再質疑です。  早くという部品調達が、そりゃあ早く頼めば早く進むというのは分かるんですけれども、やはり議論とか委員会付託を飛ばしてそちらを優先にするという理由というか、その考えに至った……。 ○議長(池戸一成君) 古川議員、同じ質疑の繰り返しにならないようにお願いします。 ◆1番(古川明美君) はい。じゃあ次行きます。  そうやって調達を優先するのが理由ということで先議を求めるということですね。  次の質疑に行きます。  今回の予算はLAN環境のみなのかというところを確認します。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 今回予算がLANのみかということでございます。  LAN環境整備と付随しまして保管庫、端末としてはタブレットを導入するように計画しておりますので、今後、その保管庫を併せて整備するように予定しております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 再質疑します。  パソコンではなくタブレットを予定しているということは、もう決定ですか。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 決定ではございませんが、国が示した補助の4万5000円という額からいくとタブレットになるかなということで、考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 国が示す補正予算のQ&Aでは、予算措置は自治体の判断とし、原則として整備を令和2年度までに完了で、令和3年度への繰越しは事故繰越として協議をするというふうに書かれていました。  令和3年度はもう補助がないという理解をしたのかというところの確認をします。  3点目ですね。令和2年度及び3年度は国の補助はないという理解でよいか、お尋ねいたします。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 国の補助、令和2年度、令和3年度と対象にならないかということでございますが、令和2年度であれば対象になるということでございます。  今年度の補正予算で少しでも早く対応したいということで、先ほど来申し上げておりますが、本年度補正で対応させていただいたのが現状でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 再質疑です。  Q&Aを読む限りでは、解釈だと思うんですけれども、令和2年度しか補助金が受けられないというふうに読み取れるのかなという疑問があったんですけれども、各務原市としては2年度以降は補助金がないというふうに理解したということでいいですか。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 令和3年度はないということで解釈しておりますが、令和2年度については対象となると考えております。
      (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 高速大容量の通信ネットワークになるということですけれども、先ほどランニングコストは確認されましたので、LAN環境整備の耐用年数についてお尋ねいたします。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 耐用年数でございますが、スイッチングハブなどの中継機器は5年から8年ぐらいを見込んでおります。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 再質疑です。  耐用年数が5年から8年ということですけれども、この間はこのままで行くのか、新たな通信手段というものがまた変わってきたというときは、また途中でも変更するのかというところを確認します。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 決まっておりませんのでお答えしづらいのですが、契約では5年間の保守パックというものを入れて契約する予定でおりますので、5年間はまず固定すると。その後、使えるうちは使っていくということになると思います。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) ICT分野は専門性が高く、タブレットとか配線、工事、ソフト、仕様が分からないとなかなか適切な判断が難しいかなあというふうに考えられますが、5点目の質疑ですね。  第三者組織委員会を立てて、プレゼンの上の入札をする考えはありますか。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 第三者委員会でございますが、第三者委員会を立ててプレゼンの上、入札方式は考えておりません。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 再質疑します。  では、どのような入札方式を考えていますか。 ○議長(池戸一成君) 企画総務部長 植田恭史君。   (企画総務部長 植田恭史君登壇) ◎企画総務部長(植田恭史君) 入札方式につきましては、まだ決まってはおりません。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) すみません。再質疑ですけど、入札方式、決まっていないけれども、プレゼンとかの入札方式はやらないということで、そこは決まっているということですか。 ○議長(池戸一成君) 企画総務部長 植田恭史君。 ◎企画総務部長(植田恭史君) ちょっと言葉足らずで申し訳ございませんでした。  今回のネットワーク整備につきましては、既存の機器をまず更新、それから既存のこのLAN配線を更新するということ。それから国からの仕様書が決まっているということで、プレゼンをしてもらって業者を決めるということはやる必要はないということで、それはやらないということになっています。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 2点目ですけれども、今回は既存のもので、そこまで専門性の知識は必要がないということですけれども、やはり今後さらに専門的なものが、購入するに当たって知識が必要になってくるときに、ICT機器導入の検討に対応できる専門的な知見のある方がいるのかというところを確認します。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 専門の知見のある方ということでございますが、機器導入については仕様書を作成する段階で情報推進課の職員のアドバイスを頂きながら検討し、対応してまいりたいと考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) すみません。再質疑で、ちょっと確認ですけれども、情報推進課のほうで対応ができるということでよろしいですか。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 対応は教育委員会で行います。  情報推進課にはアドバイスを頂くという形で行います。 ○議長(池戸一成君) 1番 古川明美君。   (「議長」と呼ぶ者あり) ◆1番(古川明美君) 平成30年度各務原市の総合教育会議の議事録のほうを確認しますと、市長は「学校ICT化について、慎重に協議、検討をし、今後必要性を検証して、今後の導入について考える」というふうに回答されています。  必要性を考えていくためにいろいろリスクとか利点とかを話し合われたのではないかというふうに思いますけれども、GIGAスクール構想のICTを使った教育の利点と想定されるリスクについて教えてください。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 利点とリスクということでございます。  プログラミング教育の導入、小学校は来年度から始まりますが、それに対応するためネットワークの更新やタブレットの導入をこれまでも検討してまいりましたので、今回の補助を活用して導入できるということは、大変メリットがあるというふうに考えております。  また、リスクとしては特に考えておりません。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 再質疑です。  利点に関しては、補助が出るということで財政的な面で利点となるということです。想定されるリスクは特にないということですけれども、GIGAスクール構想、ICT教育について総合教育会議の議事録を確認するといろいろ議論がされているんですけれども、その上で先生方の負担とかそういうリスクとか教育を導入することによっての利点ですね、お金のことだけではなくてそちらの利点とリスクについて確認します。今答弁がなかった、お金のことしか言われなかったので。 ○議長(池戸一成君) リスクについては特にはないと答弁がありましたが、再度お聞きになられますか。   (「では、リスクはいいです」との声あり) ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 教育上のメリットというのは先ほど来申し上げていますが、個々の学習の進捗状況に応じて対応ができるとか、個別指導にしやすくなるというような利点があると考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 各務原市の総合教育会議の議事録の中に、教育委員さんのほうからICTを使った教育のゴールをどこにするかという御指摘がありました。  教育委員会としてのこの意見に対しての見解を確認いたします。 ○議長(池戸一成君) 古川議員、構想に対しての市の見解はと事前に通告いただいていますが、それでよろしいですか。 ◆1番(古川明美君) 失礼しました。はい、そうですね、すみません。  7番ですね。GIGAスクール構想に対しての市の見解をお尋ねいたします。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 市の見解はということでございます。  各務原市はこれまで、電子黒板をいち早く導入するなど教育のICT化を推進してまいりました。GIGAスクール構想につきましても、プログラミング教育の導入に対応するためにも必要であると考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 今回はLAN整備ということですけれども、それを進めるに当たっては補助金が出ます。  今後、GIGAスクール構想を実現していく上で財政の計画というのが必要になってくるかと思うんですけれども、一般的な考え方として、端末、さっきタブレットと言われましたけど大体約3年ぐらいの寿命と考えて、将来的には自治体の負担とか親負担ということも出てくるかと思うんですけれども、そうしたことを市民に知らせる必要があるかなというふうに考えるんですけれども、GIGAスクール構想について市民への説明は予定しているのか、お尋ねいたします。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 市民への説明はということでございますが、今のところ予定はしておりません。  ただ、学校での活用状況などは、PTA・保護者様に対してはその都度、報告とか参観等で確認していただけると思いますので、そういうところである程度は市民の方にも御理解いただけるのではないかと考えております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 1番 古川明美君。 ◆1番(古川明美君) 再質疑します。  決まった後に説明するのは当たり前かなあと思うんですけれども、導入する前の説明、国が端末は鉛筆とかノートとかと同じような感じのアイテムとして考えているという考え方なので親負担もあり得ると思うので、導入する前の説明はなくていいという考えでいいですか。 ○議長(池戸一成君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。 ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 今のところ、保護者の方からの御負担等は考えておりませんので、特に説明するということは考えておりません。 ○議長(池戸一成君) これをもって質疑を終結いたします。         ─────────────────────────── △1、委員会付託省略(議第34号) ○議長(池戸一成君) おはかりいたします。ただいま議題の議第34号については、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」との声あり)   (「異議あり」との声あり) ○議長(池戸一成君) 御異議がありましたので、起立により採決を行います。  おはかりいたします。委員会付託を省略することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(池戸一成君) 起立多数であります。よって、ただいま議題の議第34号については委員会付託を省略することに決しました。         ─────────────────────────── ○議長(池戸一成君) これより討論を行います。  討論はありませんか。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 17番 波多野こうめ君。   (17番 波多野こうめ君登壇) ◆17番(波多野こうめ君) 議第34号 平成元年度一般会計補正予算(第6号)について、反対の討論を行います。  学校ICT化は、従来教育のICT化に向けた環境整備5か年計画に基づき進めてきました。GIGAスクール構想は合計で4123億円という莫大な規模の予算であり、一大国家プロジェクトとしてコンピューター1台当たり4.5万円の補助、校内通信ネットワークは2分の1の補助で、学校のICT化を強力に進めていきます。  これがどのような教育効果を得ることができるのかは疑問です。なぜならば、国は補正予算でこの事業を東京オリンピック・パラリンピック後を見据えた経済活力の維持、向上として位置づけているからです。  児童生徒のためでも教員の多忙化解消のためでもなく、大手パソコン機器メーカーやネットを取り扱う業者のための政策にほかなりません。これは私たちが勝手に言っていることではなく、政府自身がそう掲げていることです。
     ICTの活用は、より効果的な学習や遠隔地、病児・特別支援教育などの学習環境整備のメリットがあるのも事実です。一方、中教審では、学校のICT活用で経済産業省が提起する一人一人の子どもに個別最適化された学びの推進を検討しています。個別最適化された学びは、情報通信技術ICTの先端技術を使い、一人一人の子どもの学習傾向やスポーツ、文化活動などのデータを分析し、それぞれの子どもに最適化された学習内容を提供するというものです。2018年6月に経済産業省の未来の教室とエドテック研究会の提言で、文科省のSociety5.0に向けた人材育成で提起されました。公教育への企業の参入を一層進め、集団的な学びがおろそかにされ、教育の画一化につながるおそれがあります。  教育現場のICT環境の整備自体は重要ですし、個々の子どもに合った学習をきちんと保障することも大切です。しかし、教科の学習は全てパソコンやタブレットを使って、先端技術で個別最適化をすればいいというのは大問題です。  集団での学びでは型から外れたような発想をする子がいて、そこからみんなが学ぶことで考えが深まるということがあります。個別最適化で効率よく学ぶだけでは学ぶ過程が平板になり、深みがありません。  豊かな学びを実現するには、教師の充実した指導やそのための条件整備が必要ですが、中教審の論点の取りまとめではそうした観点がありません。また、学びへのモチベーションをどう引き出すかという視点もありません。やる気のある子はどんどん進むけれども、そうでない子は幾らあなたに合った学習だと言われてもやる気にはならない。できる子だけがどんどん進み、格差が広がります。個別に効率的に学び、試験問題ができればいいというわけではありません。学ぶことの意味、公教育の意義を国民的に議論していくことが必要になってくると思います。  集団の中で学び、人とのつながりの中で豊かに学び合う中で、人格の形成を目指すそもそもの学校教育の在り方が、進むべき方向が根底から変わってしまうという大変重要な場面であるにもかかわらず、この議案は本日提出をされ、委員会付託もすることなく、本日即決をしてしまうという拙速ぶりです。なぜこんなに各務原市だけが急がなければならないのか。また、7億円という大事業なのに、国がやる事業だからと簡単に進めていいのかが問われています。  日本全国で教員不足が叫ばれているときに、1人1台端末は財政的にも優先順位はおかしいと言われています。正規の職員を増やすことなしに、教員の多忙化の解消の根本的な解決にはつながらないことを市長は認識すべきです。今やるべきは教職員を増やすことです。以上、反対討論といたします。 ○議長(池戸一成君) そのほか討論ございますでしょうか。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 24番 川瀬勝秀君。   (24番 川瀬勝秀君登壇) ◆24番(川瀬勝秀君) 議第34号について賛成の立場で討論します。  この事業は国のGIGAスクール構想による補助を活用して、市内小・中学校に1人1台の端末が行き渡り、授業で活用できるよう学校内のネットワーク環境を整備するものです。令和2年度から導入される新学習指導要領ではプログラミング教育がうたわれており、授業のあらゆる場面で端末を活用することも考えられます。  また、文部科学大臣は、「Society5.0時代に生きる子どもたちにとって、パソコン端末は鉛筆やノートと並ぶマストアイテムです。1人1台端末環境は特別なことではない。これまでの実践とICTとのベストミックスを図っていくことにより、これからの学校教育は劇的に変わる。この教育の技術革新は、誰一人取り残すことのない、公正に個別最適化された学びや創造性を育む学びにも寄与するものであり、特別な支援が必要な子どもたちの可能性も大きく広げるものです。端末の整備と併せて統合型校務支援システムをはじめとしたICTの導入、運用を加速することで、授業準備や成績処理等の負担軽減にも資するものであり、学校における働き方改革にもつなげていきます。文部科学省としては1人1台端末環境の整備に加え、来年度から始まる新学習指導要領を着実に実施していくとともに、研修等を通じた教員のICT活用指導力の向上、情報モラル教育をはじめとする情報教育の充実などハード、ソフトの両面からの教育改革に取り組む」と申されています。  このような中、本市の学校教育の現場でも、1人1台の端末環境を整えることは遅かれ早かれ必ずやらなければならないと考えます。今後、あらゆる場所でICTの活用が広がり、その時代に適用できるよう子どもたち自身で活用し、社会を生き抜く力を育むためにも、学校教育現場においてICT機器を活用することは必須であると考えます。  今回、国の補助事業を活用して環境整備を行うことは市の負担軽減にもつながりますので、整備事業者の選定を含む早急かつ確実な事業執行をお願いし、本補正予算に賛成いたします。 ○議長(池戸一成君) そのほか討論はございますか。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 1番 古川明美君。   (1番 古川明美君登壇) ◆1番(古川明美君) 市民派・チームみらいを代表し、反対討論いたします。  議第34号 令和元年度各務原市一般会計補正予算(第6号)についてです。  GIGAスクール構想実現に向けて、国が昨年12月に閣議決定をし、小・中学校で児童生徒に1人1台端末を導入することを令和5年度までに達成する。そのための高速大容量の通信ネットワーク環境を令和2年度までに完備するための補正予算です。  GIGAスクール構想の実現に向けての補正予算に反対の理由は3点あります。  まず第1に、今回の決定の仕方です。決め方に問題があると考えます。  通常であれば、開会日の前の議会運営委員会で議案の概要が明らかにされます。しかし今回は、本日予算が明らかとなり、その日のうちに質疑、採決となります。可児市や美濃市、他市の状況を確認したところ、事前に議案が出され概要を把握し、委員会付託がされています。GIGAスクール構想については議論しなければいけない課題がたくさんありますが、当日の先議では十分に調査をし、議論することはできません。国はこのタイミングを逃すと補助金が受けられないような乱暴な条件を提示しています。財源の確保は大切です。しかし、補助金を得ることやいち早く部品を調達することが第一の条件で、国が示す方針にただ従うという選択では市民に説明責任を果たすことができないと考えます。  次に優先順位です。  12月13日の閣議決定後、萩生田大臣のメッセージでは次のように述べられています。  「Society5.0時代を生きる子どもたちにとって、PC端末は鉛筆やノートと並ぶマストアイテムです。1人1台端末環境は、もはや令和の時代における学校のスタンダードであり、特別なことではありません。この機を絶対に逃すことなく、各部局、関係者が一丸となって取り組むこと求める」と発表しています。なぜこんなに急ぐのか、優先順位が問われます。  ICTは専門性の高い分野です。現在のコロナウイルスによる現状を考えると、ICT環境による在宅学習が有効になってきます。しかしその場合、Wi−Fiだけでいいのか、LTEは検討しなくてもいいのか。今後5Gに向け新たな通信手段が近い将来あるのか、これからの動向や端末等の仕様書などを見る確かな知見が求められます。第三者組織委員会を立て、プレゼンの上の入札が今後は必要と考えます。  GIGAスクール構想で教職員の負担は増えないか。また、総務省の通信白書にはICT機器の増加、高機能化による電力消費量の増加に伴う地球温暖化への配慮も求められています。  こうした様々な課題の議論が優先ではないか。この機を絶対に逃すことなく高速大容量の通信ネットワーク環境へと急ぐ姿勢に疑問です。莫大な税金をパソコンにかける前に、教員を増やすなど優先順位が問われていると考えます。  3点目は市民への説明です。  端末が行き渡るまでは国の補助金があると思いますが、全児童に配付完了した後は市町村負担になる可能性が高いです。一般的な考え方として、端末の寿命は約3年。更新などは、将来的には親負担になることも想定されます。国がパソコン端末は鉛筆やノートと並ぶマストアイテムとして考えていることを市民にお知らせし、市の方針を説明する必要があります。  ICTを使った教育のゴールをどこにするのか。慎重に協議、検討をし、必要性を検証する。そして市民の理解を得る。その時間を持たないまま導入することは問題であると考えます。  以上3点の理由により、GIGAスクール構想の補正予算案に反対いたします。 ○議長(池戸一成君) そのほか討論はございますか。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(池戸一成君) 18番 横山富士雄君。   (18番 横山富士雄君登壇) ◆18番(横山富士雄君) 18番、市議会公明党、横山富士雄でございます。  議第34号、一般会計補正予算に賛成の立場で討論させていただきます。  国において令和元年度補正予算にて、児童生徒に向けての1人1台の端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備するGIGAスクール構想の実現への経費が盛り込まれ、国庫補助金制度が新設されました。全国一律に整備していくものであります。  本市もGIGAスクール構想の実現に向けて、校内LAN整備、電源キャビネット整備を推進し、また児童生徒が使用するパソコン端末を令和2年度中に整備していくことで、高速通信ネットワーク環境を実現していくものです。  事業の推進のため効果的、効率的整備が必要であります。GIGAスクール構想実現に向けて容易に大規模な調達が行えるよう、標準仕様書を基に県レベルでの共同調達も視野に入れ推進をするため、早急に業者の確定、契約を行うようにしなければなりません。その考えの下、議第34号、一般会計補正予算に賛成をいたします。 ○議長(池戸一成君) そのほか討論はございますでしょうか。   (挙手する者なし) ○議長(池戸一成君) これをもって討論を終結いたします。         ─────────────────────────── ○議長(池戸一成君) これより採決を行います。  おはかりいたします。議第34号を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(池戸一成君) 起立多数であります。よって、議第34号は原案のとおり可決されました。  これより午後3時35分まで休憩いたします。 (休憩) 午後3時24分         ─────────────────────────── (再開) 午後3時35分 ○副議長(坂澤博光君) 休憩前に引き続き会議を開きます。         ─────────────────────────── ○副議長(坂澤博光君) 日程第34、代表質問を行います。  代表質問の通告がありますので、順次発言を許します。  政和クラブ、川嶋一生君。   (20番 川嶋一生君質問席へ) ◆20番(川嶋一生君) 政和クラブ、川嶋一生です。  議長に発言のお許しを頂きましたので、令和2年度の新年度予算案についてを含み3点質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  突然ですが、皆さん、漫画・アニメでおなじみのドラえもんは御存じでしょうか。ドラえもんは、私はすごいと思います。なぜなら、この議場にいる方はもちろんのこと、日本全国、物心ついた子どもから100歳の方まで、老若男女を問わずほとんどの方が知っているんですね。また、内容を見ても、普通の家庭の出来事から子どもを助け、親を助けといった観点から、家族愛や学校、放課後の出来事からは友達愛など、様々な場面から様々なドラマが描かれています。  ドラマを繰り広げるのに欠かせないのが、ドラえもんの4次元ポケットから繰り出される適材適所使用される様々な道具が、漫画の世界だといった道具ばかりではありません。例えば、食べると動物とも話すことができるようになる「ほんやくコンニャク」、これは別物ではありますが、現在、日本語を即座に英語に換えたり、中国語を英語に換えたりする翻訳機が既に実用化されております。  また、空を自由に飛びたいといった思いから使用される皆さんおなじみの「タケコプター」ですが、これも別物ではありますが、開発が日進月歩進む現在、ドローンに当てはめることができます。遠隔操作により物資を運ぶことが可能となった今、このドローンで人を運ぶ日もすぐそこまで来ていると言えます。  そして、何よりこれらをポケットから繰り出す主人公ドラえもんですが、猫型のロボットなんですね。ロボットであるドラえもんが、人間である主人公のび太君を次々と助ける姿、これは、現代社会においてロボットの共存。例えばお出迎えをするロボット、介助するロボット、ウエイター役のロボットなど、映り重なるところがあります。何よりもすごいのは、このドラえもんを描かれた作者です。作者の願望なのか、はたまたこんな世の中が来ると予測してなのかは分かりませんが、昭和40年代から描き続けられておみえでした。  先日、あるロボットを作製された方のお話をお聞きしました。柔らかい物を原形を壊さずそのままの形でつかみ、移動させる機械を開発されたのですが、この開発に当たっては、ドラえもんに描かれた道具の登場場面を何度も何度も読み返されたそうです。この内容からは、ドラえもんの世界は世の発展のため現在進行形で生き続けているものであり、漫画ドラえもんの一連の話から見ますと、どこか市政運営にも通じるものを感じ取りました。  ロボットと共存共栄が進み始めた今を、昭和40年代に描き始められたドラえもんの世界は、当時こんな世界が本当に来ると思ってのことか、はたまたこんな世界に向かって努力しようというメッセージなのか、作者のみぞ知るというところではありますが、当市に置き換えて考えてみますと、歴代市長の思いが現在の各務原市をつかさどっております。  市長の決断は瞬時に決断しなければならない目先のことから、10年、20年、いやもっと先の各務原市の夢を思い描き、市政のかじ取りをすることの楽しさの反面、現実どのようになっているのか、私たちがこの世からいなくなっても存在しているであろう各務原市の在り方を考えると恐怖すら覚えるのではないでしょうか。そして、私たち議員も同様、目先の困り事はもとより、子孫に恥じない発言・行動をしていかなくてはなりません。  それでは、現在進行形の各務原市は……。  平成25年に浅野市長が誕生し、就任直後から政策に取り組んできた各務原市総合計画は、10年間の羅針盤であり、平成27年度にスタートを切った前期基本計画は、この3月31日に終わることとなります。  この5年間を振り返ると、浅野市長が具体的に公約にも掲げ、今なお拡大し続けるかかみがはら寺子屋事業は、地域のつながりの中で子どもたちを育て、郷土愛を深め、そして地域全体が成長し、地域の絆を深めることを目的とした実り多き奥の深い事業であると理解し賛同しております。  また、多種多様なニーズに応えるべく、数々の相談支援窓口の設置にも精力的に努めてこられました。平成29年7月には、児童生徒、保護者、教職員それぞれの相談機関となる教育センター「すてっぷ」、障がい福祉の総合的かつ専門的な相談窓口となる基幹相談支援センター「すまいる」、翌30年4月には、妊娠・出産・子育てに関する包括的な相談窓口となる母子健康包括支援センター「クローバー」、令和元年7月には、認知症の方々が地域で安心して暮らせるよう支援する成年後見支援センターなど、年齢を問わず多くの市民からの「これを知りたい」「これを助けてほしい」など多くの声に応え、浅野市長ならではの理解を示しておられます。  団地地域の高齢化、買物弱者、運転免許証自主返納などに伴い公共交通機関の重要性が日々増す中、平成27年10月にリニューアルしたふれあいバス、ふれあいタクシー事業。ここでは数多くのワークショップを実施し、浅野市長が先頭となり市民の皆さんの声をつぶさに集め、担当職員もしっかりそれに応えた事業であります。事業に当たってはかなりのエネルギーが必要であったことは容易に推測できる中、年々変化を必要とする現在進行形の事業であり、10年先、20年先を見据えた礎をこの時期につくった意義は極めて大きいものと理解しております。  有効求人倍率の高止まりを受け設置した企業人材全力応援室。岐阜工業高等学校をはじめとし、各教育機関との連携や市内企業の魅力発信などは、今あるものを市内に定着させながら流入人口を増やす工夫も見受けられました。また、生涯現役施策の一環として、シニア・リソース・バンクプロジェクトでは、既に登録者数は300人に迫り、うち30人以上もの就業者を出すなど国からも注目される事業となっております。  見える形では、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館。  開館当初の輝きを失いつつある中、浅野市長自らが県と交渉し、そして県からの絶大な信頼と協力を取り付けながら、市民の声を加え、見事によみがえらせたリニューアル事業であり、その後、アメリカ、フランス、そしてロシアの博物館と提携するなど、今では日本を代表する博物館となっております。そして、現在進行中の新庁舎建設事業は、大前提に市民の安心・安全のため、政治的リスクを顧みることなく果敢に取り組んでこられた事業と理解しております。  財源面においても、将来世代に負担を残さない決意の下、防衛省など積極的なトップセールスにより国庫補助金を確保しながら、議会議決後に積み立て始めた基金のみによる建設であり、全国でも注目に値する無借金の新庁舎となる予定です。そのほかにも、5年間の足跡は今と未来を考えたまさにドラえもんの世界に通ずるものがあり、この源は、浅野市長をはじめ全職員が市民との対話を大切にするということ、一貫してぶれない姿勢から生み出された前期基本計画に伴う事業であったと思います。  浅野市長、いよいよ次なるステージ5年が始まります。後期基本計画のスタートを切る令和2年度、この羅針盤となる初年度に息を吹き込む令和2年度新年度予算案は、地域力推進予算と銘打たれましたが、浅野市長はどのような思いで編成に当たられ、市民の皆様に何を伝えようとしているのか。その思い、考え、そして意気込みを1点目にお聞かせください。  令和2年はねずみ年。このねずみ年に東京オリンピック・パラリンピックという歴史に深く刻まれる国家大プロジェクトが予定され、大変喜ばしく思っています。しかし、反面、足元では日本を牽引していただいた団塊の世代の先輩方が70歳を迎えるという節目の年でもあります。後期基本計画の5年間は、この団塊の世代の方々が70歳から75歳に移行する期間とほぼ一致することから、この5年間はその先の2025年問題も見据えつつ、団塊の世代をはじめ高齢者の方々のお知恵も借りながら、急激に変化する社会に対し失敗を恐れずチャレンジする期間とも言えます。  そのような背景の中、地域力推進予算と銘打たれた本市の令和2年度予算案を拝見すると、まさに機を得た施策が随所に確認されました。また、過去最大の予算規模となった大きな原因は、新庁舎建設と公債費の増加とのことでしたが、この公債費の増加については、市債の償還方法を工夫した前向きな公債費対策であり、健全財政にも資する取組と考えます。  そこで2点目、後期基本計画の5年間は2025年問題を見据えると極めて大切な5年間であると考えますが、浅野市長はこの5年間をどのようなビジョンでかじ取りされるのか。  以上2点、お答えのほどよろしくお願いいたします。 ○副議長(坂澤博光君) 市長 浅野健司君。   (市長 浅野健司君登壇) ◎市長(浅野健司君) 政和クラブ、川嶋一生議員の代表質問にお答えをさせていただきます。  令和2年度新年度予算案について2点お尋ねでございますが、まとめてお答えをさせていただきます。  我が国は御存じのとおり、人口減少と少子高齢化の進展という極めて大きな問題を抱えております。本市においても、それに起因する様々な地域課題が生じております。各組織、団体においては構成員の高齢化、また担い手不足が問題となっており、活動の停滞が懸念されております。また、SNSなどの普及によって、年齢や性別、地域などに捉われない関係が広がりを見せる一方で、顔の見える、地域の中での関係は希薄化が進んでおります。  前期基本計画の振り返りや市民意識調査の結果においても、それが様々な分野において顕在化していることが分かりました。今後、これらの問題が大きくなるに従って、各分野における課題もさらに複雑、そして多様化していくおそれがあります。また、市が取り組む施策に関して、事業を各分野の枠の中で実施していくのみでは、今後、さらに増えていくであろう複合的な課題や分野のはざまに生じる問題に対応していくことはできません。加えて、縦割りの施策展開は、地域の限られた人材、担い手へのさらなる負担増などにもつながりかねません。  そのような中にあって、種々の問題に対応していくためには、様々な人や活動が相互に、そして有機的につながっていくことが大切であります。同時に、まちは常に積み重ねの上に成り立つもの。その時々の人や活動のつながりだけではなく、言わば過去から未来へのつながりによって形づくられるものであり、10年先、20年先の未来を見据えたまちづくりが必要であります。  このようなことを踏まえ、とりわけこの5年間においては人口減少、少子高齢化の進展、地域コミュニティーの希薄化が直接的かつ大きく影響すると考えられる自治会、子ども、高齢者、雇用、行財政をキーワードとし、これらに関わる各施策に重点を置くとともに、つながりづくりという方針の下、施策を展開してまいります。  その具現化に向けて編成したのが令和2年度当初予算であります。  課題解決のためには、地域との連携や地域の方々の主体的な活動、すなわち地域の力が重要になると考え、地域力推進予算と銘を打ちました。行政としては、地域力が最大限発揮されるよう、これからも対話を通して地域と課題を共有しながら、まちづくりを進めてまいります。  来年度予定をしております、つながりづくりや地域力に関連する事業を幾つか御説明をいたします。  まず、まちづくり担い手マッチング事業であります。  この事業は、まちづくり活動を行う団体のつながりづくりを目的に交流会を実施いたします。団体同士がお互いにできること、また助けてほしいことの情報を共有して有機的につながることで、多様な市民が連携したまちづくりの促進を図ります。  次に、チョイソコかかみがはら事業であります。  この事業では、日常の外出に係る様々な移動ニーズに対応するため、アイシン精機株式会社による民間技術を活用したデマンド型交通システムを導入いたします。来年度10月から、ふれあいタクシー鵜沼南エリアで社会実験を開始いたします。
     この社会実験には、買物や通院などのために地域住民の方々に会員として参加していただくとともに、地域事業者の方々にはエリアスポンサーとして御参加を頂きたいというふうに考えております。利用者と地域事業者との触れ合い、また乗り合わせた方々の触れ合いなど、人と地域のつながりが感じられる事業を目指してまいります。  また、フレイル予防事業について申し上げますと、来年度はこれまでの介護予防の取組に新しい事業を加えて、フレイル予防の体制づくりを行います。  具体的には、まずフレイル予防サポーターの養成研修事業を行います。これは、住民の方が身近な場所で主体的にフレイル予防に取り組めるよう、住民ボランティアにサポーターになっていただくための研修事業であります。その研修を経てサポーターになっていただいた方には、市内2会場で開催を予定しておりますフレイルチェック大会に御協力を頂きます。この事業は、高齢者の方々にいつまでも健康で暮らしていただくことに資するものでありますが、同時に、住民ボランティアという地域の力に活躍を頂くとともに、住民ボランティアとフレイル予防に取り組まれる方々とのつながり、また顔の見える関係に資するものであるというふうに考えております。  子ども・子育て・教育の分野においても同様に、かかみがはら寺子屋事業2.0、コミュニティ・スクール事業、また、各種の地域の子育て支援事業などについても、地域の力や世代間のつながりが不可欠なものであります。  かかみがはら寺子屋事業2.0については、来年度から小学4年生から6年生を対象とした基礎学力定着事業の会場を、従来の教育センターに鵜沼福祉センターも加えることといたします。また、ものづくり見学事業に関しては、にんじんコースの拡充やマスコミコースの新設を行います。それ以外のものづくり見学事業も引き続き行い、市内企業という地域社会の担い手に御協力を頂くことで子どもたちに企業を知ってもらい、企業との交流、つながりを促進いたします。  コミュニティ・スクール事業については、来年度から全ての中学校区で完全実施となります。これまで地域ぐるみで子どもたちに対して願う姿を考え、地域の教育力を生かしながら学校とともに子どもたちの成長を支えていくことを目指し、様々な取組がなされてまいりました。これまでの取組の結果、各地域の方々には成果や課題が見えてきているものと認識をしております。完全実施後も、各地域の方々がその力を十分発揮できるよう、行政として必要な対応をしてまいります。  そのほか教育分野においては、複雑多様化する課題への対応のため、特別支援学校整備基本構想・基本計画策定事業に着手をいたします。あわせてスポーツの観点からは、新総合体育館整備基本構想策定事業に着手をいたします。両施設とも市民の皆様の期待に添えるよう、速やかに基本構想や基本計画の策定に取りかかった上で、早期の完成を目指して努力をしてまいります。  また、私は常々、災害は必ず起こると意識しておりますが、防災の分野に関しては、自助、共助、公助のうち、特に自助、共助が重要となります。各家庭で備蓄品を揃えておくなどが自助であり、ふだんからのお隣、御近所との顔の見える関係を築いていくことが共助の第一歩であります。その上で、地域の自主防災訓練などを通して、いざというときの避難方法や助け合いなどについて共通認識を持っていただき、共助という地域の力を蓄えていただきたく思います。  さらに、地域防災力の中核的役割を果たすものとして上げられるものが消防団であります。地域に密着し、災害が発生した場合に地域で即時に対応することができる消防団の力は、地域の力の向上に不可欠であります。なお、公助に関しては、防災備蓄倉庫の建設やマンホールトイレの設置などを引き続き進めてまいります。  私たちは大きな変化の真っただ中にいます。これからも新たな課題が生じてくることは、もう御認識のとおりかと思います。しかし、それがどのように難しいものであっても、私たちは決して歩みを止めることはありません。2025年問題だけでなく、2040年問題を考える上でも、この5年間は非常に重要な意味を持っております。これらの問題に対しては、高齢者だけではなく、高齢者を支えるひと・まち全体を見据えた施策の展開が必要であります。それをしっかりと認識し、積極果敢にチャレンジしていくと同時に、変わり続ける状況を的確に捉え、未来に向かって日々丁寧に積み重ね、着実にまちづくりを進めてまいります。その先に、私たちの目指すもの「笑顔があふれる元気なまち〜しあわせ実感かかみがはら〜」があると信じております。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(坂澤博光君) 政和クラブ、川嶋一生君。 ◆20番(川嶋一生君) 御答弁ありがとうございました。  人のつながりが希薄化する中、人と人とのつながりを大切にされた予算が組まれていたのではないかというふうに思いますし、これから5年間、また10年先、20年先を見据えた予算の発信であるというふうに解釈させていただきました。今まで築き上げられました先輩方に恥じないように、また子どもたちにも恥じないように、私たちも努力していく所存でございますので、共に頑張っていきたいと思っております。  続きまして、次の質問に移らせていただきます。  次に、基金運用についての質問に進みます。  今期定例会において、土地開発基金並びに公共施設等整備基金の廃止が提案され、同時に、新たに新総合体育館整備基金の設置が提案されています。これらについても慎重に判断いたすところでありますが、今回、改めて基金の状況について確認したいと思います。  基金とは、簡単に言うと市の貯金に当たるもので、大きく2つに分類されます。1つは、特定の目的のために財産を維持し、必要な資金を積み立てる積立基金、そしてもう1つは、定額の資金を運用するための運用基金であり、いずれも自治体が条例の定めに基づいて任意に設置した資金、または財産となっております。現在、本市でも一般会計及び特別会計において、8つの積立基金と2つの運用基金が設置されております。  その中の積立基金についてですが、具体的には市税などの歳入の増減、収支の不足など、年度間の財源不足に備えるための財政調整基金、市債の償還に必要な財源を確保し、将来にわたる市財政の健全な運営を行うための減債基金、そのほかにも、新庁舎などの整備を目的とした庁舎等整備基金や学校施設の整備を目的とした学校施設整備基金などが設置されております。  積立基金については、毎年、設置目的に従った運用管理が適正になされているか。また、先ほど市長に今後のビジョンをお聞きしましたが、今後、将来の行政施策などを踏まえて検討していく必要があると思われます。そこには当然、今後の財政状況、つまり市の借金である市債の状況及び基金の積立て状況をしっかりと見据えながら、基金の運用を行っていくものと認識しております。  そこで、現在の財政状況を市債残高と基金残高という観点から考えてみますと、まず市債残高については、一般会計で、平成28年度、約340億円、平成29年度、約316億円、平成30年度、約290億円と減少傾向にあるようです。市債残高の減少については、将来世代に過度に負担を残さないという姿勢の結果であると評価しております。  次に、積立基金残高についてですが、平成28年度、約269億円、平成29年度、約263億円、平成30年度、約274億円となっております。基金残高については、毎年度の決算見込額などを踏まえて、将来に備えた積立てを行っているとともに、基金を運用することによって、その運用益分がさらに積立てされるというものと理解しております。  以上のことを踏まえ、基金運用について2点お聞きいたします。  1つ目、現在の基金合計残高及びその内訳はどのようになっていますか。  2つ目、現在の基金運用の状況及び今後の見通しはどのように捉えておみえですか。  以上、御答弁よろしくお願いいたします。 ○副議長(坂澤博光君) 会計管理者 尾関浩君。   (会計管理者 尾関浩君登壇) ◎会計管理者(尾関浩君) 川嶋一生議員から、基金運用について2点の御質問を頂きましたので、順次お答えさせていただきます。  まず、1点目の基金合計残高及びその内訳についてお答えさせていただきます。  本年2月末現在の基金合計残高でございますが、積立基金の基金総額は約280億600万円でございます。各積立基金の内訳といたしましては、全て約でございますが、財政調整基金約108億1500万円、減債基金約50億7200万円、公共施設等整備基金約2億2800万円、学校施設整備基金約11億3700万円、福祉振興基金約8億9200万円、庁舎等整備基金約75億800万円、国民健康保険財政調整基金約8億5600万円、介護給付費準備基金約14億9800万円となっております。  続きまして、2点目の基金運用の状況及び今後の見通しについてお答えさせていただきます。  本年2月末現在の積立基金運用の状況といたしましては、預金運用額、約104億4800万円、債券運用額、約175億5800万円でございます。  本市における基金運用の今後の見通しといたしましては、日本銀行が平成28年にマイナス金利政策を導入してから丸4年が経過し、金利はかつてない低い水準で推移しております。その中で、マイナス金利導入前に購入した債券が満期を迎え、同水準の利回りを実現させるのは大変難しい状況であります。また、新庁舎建設や市債償還による基金の取崩しに伴う基金総額の減少も見込まれており、運用益の確保は依然厳しい環境が続くものと予想しております。  しかしながら、少子高齢化等による経済社会の急激な変化に備えるため、安全性の確保を最優先にしつつ、従来より債券運用を積極的に活用してきた本市の特徴を今後も引き継ぎながら、より効果的な基金運用に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(坂澤博光君) 政和クラブ、川嶋一生君。 ◆20番(川嶋一生君) 日本経済の動向を見据えながら、基金運用に関しましては、大変御苦労もあるかというふうに拝見させていただきました。  御答弁にもありましたけれども、公金運用に当たりましては、各務原市政のために今後とも安全性を第一に、確実な方法によって資金を有効に活用されることを求めまして、次の質問に移らせていただきます。  続きまして、3項目め、行政組織改正についての質問に移ります。  去る2月12日の新年度予算説明会において、予算説明の後、行政組織改正を行う旨の説明を受けました。多種多様な市民ニーズにお応えするためのものと理解いたしました。  まず、産業活力部に新設予定の公共交通政策室についてお尋ねいたします。  公共交通については、さきにも述べましたが、数多くのワークショップを繰り返し、ふれあいバス、ふれあいタクシー事業をリニューアルされ、新年度予算には、公共交通機関の一部としてチョイソコかかみがはら事業が上げられております。この事業の説明では、日常生活の一部であるごみステーションを停留所に定め、特に高齢者の方々のための買物、通院、地域活動などの外出支援を行うデマンド型交通システムであり、民間事業者のAI技術を活用し、利用者個々人のニーズに合わせ、適切なルートで最適な送迎を実現するものであり、今後来るべきMaaSの世界を見据えた取組になるとお聞きいたしました。  そのため新年度予算では、実証実験を得た後には、タクシー事業者などと協力し持続可能な地域公共交通の在り方を検討するとともに、将来的には丘陵団地群など、高齢者の外出対策が必要な地域にもぜひ広げていただきたい事業と思いますが、そんな中、新たに公共交通政策室を新設されるとのことですが、どんなことを狙いに新設されるのか、1点目にお尋ねいたします。  次に、教育委員会事務局に新設予定の教育施設整備推進室についてお聞きいたします。  近日、学校適正規模・適正配置等に関する基本計画(案)についての説明会が市内各地で行われました。今後の学校の在り方や、切っても切れない地域とのつながりは奥の深い内容であり、今後、市の発展を左右する要でもあります。  そんな中、昨年12月議会、吉岡議員の質問答弁において、かねてより熱望されていました新総合体育館の建設及び特別支援学校の市単独での建設をするという英断をお聞きいたしました。新総合体育館建設の記事は非常に大きな期待があると見え、各議員への問合せは後を絶ちません。  また、特別支援学校新設については、長年、政和クラブからも要望を上げていた内容ではありますが、障がいを抱えたお子さんを育てられている保護者の方々に真っ先にお伝えいたしました。大変御苦労をされていたその保護者の方からは、この子の後輩たちや保護者の方々には大変ありがたい答えです。長年お願いし続けてきてよかったです。今後は1日も早い建設をお願いいたします、と涙ぐみながら喜んでお見えでした。  今後は様々なハードルが想定されますが、児童生徒の思いや涙を流されたその保護者の方々の思いを1日も早く実現できるよう、議員24名全員が一丸となって、早い建設に向け応援するものと思います。市長をはじめ執行部におかれましては、さらなる御尽力のほどよろしくお願いいたします。  そんな中、新たに教育施設整備推進室を新設されるということですが、どんなことを狙いに新設されるのか。以上2点、お答えをよろしくお願いいたします。 ○副議長(坂澤博光君) 企画総務部長 植田恭史君。   (企画総務部長 植田恭史君登壇) ◎企画総務部長(植田恭史君) 川嶋議員の代表質問の行政組織改正について、1点目の産業活力部に公共交通政策室を新設した狙いでございます。  高齢化の進展等に伴い、日常生活に不安を覚える市民が増加しています。特に高齢者のみの世帯においては、買物や通院などのための移動手段の確保は切実な問題であり、今後もそのような世帯が増え続けていくと見込まれます。  本市では現在、各務原市地域公共交通網形成計画に基づき、名鉄とJRを軸に、路線バス、ふれあいバス等が一体となって機能する公共交通ネットワークを備えた、持続可能でコンパクトなまちづくりを推進しているところですが、今後も多様かつ増大していく移動ニーズに対応するためには、これまでの路線バスやふれあいバスなどが果たしてきた役割だけでは限界があるというふうに考えています。次の局面として、よりきめ細かな単位の網を用意し、セーフティネットをさらに高めていく時期に来ていると認識しています。  令和2年度の当初予算に計上したデマンド型交通システム、チョイソコかかみがはらは、まさにそのような観点から導入、実施しようとするものであります。  昨今、運転免許証を自主返納される方も増加していますが、高齢者の皆様に安心して生活を続けていただくために、令和2年10月から、まず鵜沼南地区において社会実験という形での運行開始を計画しており、その結果を踏まえた提供エリアの拡大も視野に入れております。  今回設置する公共交通政策室は、このチョイソコかかみがはらの実証実験のほか、既存の交通手段であるふれあいバス、ふれあいタクシーの運行に関することもその所管としています。それらの実施を踏まえ、この室では、既存の事業である住民主体の地域の高齢者等移動支援事業や、民間の公共交通も含めた本市における公共交通全体の在り方についても検討していくことになります。  私たちは、既に2025年問題、2040年問題の渦中にいます。高齢者の日常生活支援、特に移動支援は市の重要な責務であり、健康福祉部などとも柔軟に連携できる組織が必要と考え、専門の室を新設することといたしました。地域の皆様に安心して生活していただけるよう、今後も様々な見直しを行いながら対応してまいります。以上になります。 ○副議長(坂澤博光君) 教育委員会事務局長 横山直樹君。   (教育委員会事務局長 横山直樹君登壇) ◎教育委員会事務局長(横山直樹君) 私からは、川嶋議員から御質問いただきました行政組織改正についての2点目、教育委員会事務局に教育施設整備推進室を新設する狙いはについてお答えします。  教育施設整備推進室は、市立特別支援学校と新総合体育館の建設に向け、これらの実務をスタートさせるため、新年度から教育委員会事務局に新設するものでございます。  さきの議会において、市内に小学部、中学部の特別支援学校と、高等部の知的障がい以外の特別支援学校がないことから、児童生徒は遠距離となる市外の特別支援学校に通うこととなり、身体的・精神的負担が大きくかかるため、市内で特別な支援を必要とする児童生徒が、専門的できめ細かな教育を安心して受けられる市立特別支援学校の設置について、前向きに協議を進めると表明したところでございます。  また、総合体育館につきましても、竣工から36年が経過し、施設の老朽化が進むとともに施設運営面で課題を抱えていることなどから、安全で快適にスポーツを楽しむことができ、かつ防災機能なども備えた新総合体育館の建設について、本格的に検討していくと方針を表明したところでございます。  これらの2大プロジェクトを完結されるためには、長い期間と多くの労力が必要となりますが、教育施設整備推進室において、基本構想や基本計画の策定から、設計、工事に至るまで、各種業務を専属的に行うことで円滑に職務を遂行し、確実に施設を完成させることを狙いとしております。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(坂澤博光君) 政和クラブ、川嶋一生君。 ◆20番(川嶋一生君) 御答弁ありがとうございました。  いずれの行政組織改正につきましても、今後の各務原市を担う大変大切なものだというふうに解釈させていただきました。  特に、新たに新総合体育館、また特別支援学校の建設等々に限りましては、全議員24人が力を合わせて執行部とともに前向きに検討していくべきことだというふうに思っておりますので、これからも執行部におかれましては、素早い議論、そして竣工に向けて御努力いただきますことをお願い申し上げまして、今回の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長(坂澤博光君) 本日の会議時間は、あらかじめこれを延長します。  市議会公明党、黒田昌弘君。   (3番 黒田昌弘君質問席へ) ◆3番(黒田昌弘君) 市議会公明党の黒田昌弘でございます。  議長から発言の許可を頂きましたので、代表質問を行います。項目は3項目ございますので、どうかよろしくお願いいたします。  令和2年度予算案及び後期基本計画の方向性についてお伺いをいたしますが、初めに、新型コロナウィルスが国内において感染拡大している今日、対応に当たる政府や関係者の方々には、国民の安全のために一刻も早い感染の終息に向け、適切な対応に全力を挙げていただきたいとお願いを申し上げるとともに、市長におかれましても、様々な対応をしていただいておりますが、万が一、市民に影響があった場合の緊急対応をどうかよろしくお願いをいたします。既に教育委員会におかれては、臨時休校に伴う対応の最中でありますが、児童生徒、保護者が安心できるよう、どうかよろしくお願いをいたします。  それでは、まず新年度予算案について、市議会公明党として要望させていただきました項目や私の過去一般質問にて御提案させていただいた項目について、新規に予算措置をしていただき誠にありがとうございます。空き家対策、高齢者安全運転対策など、日頃の活動において市民から寄せられた要望などを基に御提案させていただきましたが、今後も市民のためになる御提案を行ってまいりますので、どうかよろしくお願いをいたします。  さて、新年度予算案及び後期基本計画の概要が発表され、向かうべき方向性として「人とのつながり」「地域とのつながり」を大きく掲げられました。  時代を振り返ってみますと、人類が生き延びてきた理由はつながりであり、信頼関係の中で協力し合ってきたからこそ生き延びてこられました。しかし、高度成長時代には豊かさを競うあまりに余裕がなく、仕事以外の人づきあい、近所づきあいなどは煩わしく思われ、その豊かさを求めて都会に進出し、がんじがらめの人間関係から開放される自由を味わった時代でもありました。  今、その人間関係が見直されてきており、地域コミュニティーが再評価されてきていると言われています。ある調査の中で、希望する付き合いと実際の付き合いを尋ねると、立ち話や物をやり取りする付き合いは希望以上にできているのに対して、助け合ったり時間を共にする付き合いは現実が希望を下回り、身近なコミュニティーにおいて困ったときに助け合いたいと希望する一方で、現実にはギャップがあることが判明しています。  一方で、人々の社会に対する意識において、これからは社会のことにもっと目を向けるべきとの割合が高まってきており、若い世代も含めて、地域が元気になるための活動に参加したい割合が高まっています。さらには、中心となって活動すべき者は住民一人一人であるとの回答が多く寄せられ、近年はもっと社会に目を向け、主体的に地域をよくしていこうとする意識が高まっていると思われます。また、健康とつながりにおいては、長生きの秘訣として、つながりの多い人ほど長生きをすると結論づける説もあります。  東日本大震災から9年が経過しましたが、震災の後の報道番組で、ある漁師の方が語っておられました。家も家財も皆流されてしまったが、人と人のつながりは流されません。多くの人から助けられましたと。人それぞれ、年代によってもつながりの対象は様々です。家族や学校、地域、職場であったりインターネットでもつながりがあります。そして、つながりと聞いて息苦しく思う方がいるのも事実ですが、助けてと頼ることができる関係性を構築しておくことがとても大切であると思います。  それでは、市長にお伺いをいたします。  今年度予算案及び後期基本計画の方向性であるつながりを重視された市長の思いと、具体的内容についてお尋ねをいたします。御答弁よろしくお願いいたします。 ○副議長(坂澤博光君) 市長 浅野健司君。   (市長 浅野健司君登壇) ◎市長(浅野健司君) 市議会公明党、黒田昌弘議員の代表質問にお答えをさせていただきます。  新年度予算案と後期基本計画の方向性でありますが、本市では御存じのとおり、平成27年、2015年になります「笑顔があふれる元気なまち〜しあわせ実感かかみがはら〜」を将来都市像に掲げ、令和6年、2024年度までの市政の羅針盤である各務原市総合計画を策定いたしました。  令和元年度までの前期基本計画においては、10年先、20年先を見据えた取組を進めること、喫緊の課題にスピード感を持って対応することを念頭に置き、将来都市像の実現に向け、着実に歩みを進めてまいりました。しかし、その一方で人口減少や少子高齢化の進展、地域コミュニティーの希薄化によって団体活動の停滞、担い手不足、高齢者への負担増、地域の中での孤立、ひきこもりなどといった課題の顕在化もまた進んでおります。  地域の課題解決のためには、地域の中で顔の見える関係をつくっていくこと、人や団体などが有機的につながっていくことが今後ますます必要になっていくというふうに痛感をしております。また、それらの課題に対応していくためには、縦割りの行政ではなく、各施策の枠を超えた横断的な取組が不可欠であることも同時に感じております。  このようなことから、後期基本計画においては、全分野共通の取組方針として、つながりづくりを掲げたところであります。様々なつながりをつくっていくための施策、つながりによって、ひと・くらし・まちを支えていく施策に注力していくとともに、前期基本計画に引き続き、市民、自治会、各種団体、NPO、企業などの皆さんとの対話をまちづくりの基礎とし、オール各務原でまちづくりを進めてまいります。  後期基本計画の初年度となる令和2年度当初予算案においても、それを具現化していく予算を計上しております。  まず、まちづくり担い手マッチング事業であります。  現在、各団体においては、構成員の高齢化や担い手不足が問題となっているところであります。これまで、まちづくり担い手育成支援事業やまちづくり活動助成金など、担い手の数を増やす取組を行ってまいりましたが、今後、市民協働によるまちづくりを一層進めるために、既存のまちづくりの担い手の活動の質を高める取組も重要であるというふうに考えております。  そこで、今般、まちづくり活動を行う団体のつながりづくりを目的に、交流会を実施いたします。この交流会では、全国各地の市民協働の事例に造詣のある講師の方による講演会を行うとともに、団体のPRタイム、またマッチングタイムを設けて、団体同士がお互いにできること、助けてほしいことの情報を共有できるようにしたいというふうに考えております。あわせて、講師の方が参加団体同士で生まれそうな協働の案をアドバイスしていただくことも想定しております。  この交流会には、自治会、近隣ケアグループ、ボランタリーハウス、クラブサークルなど多様な団体の参加を見込んでおります。多様な団体が有機的につながり、市民が連携したまちづくりの促進を図ってまいります。また、この事業には庁内の組織として、まちづくり推進課をはじめとして福祉総務課、高齢福祉課、いきいき楽習課など多くの課が関係することというふうになります。そのため横の連携をしっかり行い、参加団体のニーズを丁寧に聞き取った上で事業を進めてまいります。  それから、市民の特に高齢者の方の健康や将来の安心という観点からは、これまでの各種軽スポーツ事業や生涯学習講座の実施のほか、一般介護予防事業や認知症総合支援事業など、また成年後見利用促進事業など多くの施策を講じてきているところであります。現在でも生き生きと人生を謳歌される高齢者の方の姿は、本市にとりましても誇りとなっております。  これから高齢者の数の増加は見込まれますが、そのお一人お一人が、将来に安心感を持っていただき人生を謳歌できるよう、しっかりとこれらも施策を講じてまいります。  その例といたしまして、まずフレイル予防事業が上げられるところであります。先ほど川嶋議員への答弁と重なる部分もありますので、詳細についてはちょっと省略をさせていただきますが、いつまでも健康に暮らしていただくとともに、地域とのつながりという観点から重要な施策であります。
     次に上げられるのが、地域福祉推進シンポジウム事業であります。  このシンポジウムは、令和元年度中に第4期地域福祉計画の策定を行う中で課題となりました、地区社協間での情報交換や地域間交流の活性化を図ることを目的に開催をいたします。それに向けて、来年度上半期をめどに、地区社協単位で地域コミュニティ会議を開催し、第4期地域福祉計画の普及・啓発を図り、地区社協ごとの行動計画を策定いたします。  シンポジウムは来年度2月を予定しておりますが、当日は地区社協さんをはじめ、NPO、福祉事業者、民生委員・児童委員、近隣ケアなど多くの関係者の参加の下、行動計画の発表や講演会、パネルディスカッション等を予定しております。  また、地域とのつながり役として活躍する生活支援コーディネーターを増員し、市内全域11か所で立ち上がった「わがまち茶話会」などを支援してまいります。生活支援コーディネーターは、地域の皆様の話に耳を傾けながら、地域の情報を集め、新たな助け合いや支え合い活動をつくり出していけるようネットワークづくりを推進してまいります。  さらに、認知症や知的障がい・精神障がいがあり、日常生活を送る上で不安がある方でも安心して暮らし続けられるよう、令和元年7月に成年後見支援センターを設置し、成年後見支援制度の普及・促進や相談支援を行っております。開設から先月までの相談件数は357件となっておりますが、開設した7月では30件であったものが、令和2年1月では60件と増加傾向にあります。その相談内容は、制度理解や財産管理に関することが主なものというふうになっております。令和2年度からは、相談件数の増加や市民後見人養成講座の開催を踏まえて、対応職員を増員し、体制の充実を図ります。  障がいを抱える方やその御家族にとっては、基幹相談支援センター「すまいる」が相談窓口として中核的な役割を担っております。こちらに関しましても、平成29年度の開設以来、相談件数が増加をしております。障がい者の障がいの重度化や高齢化、親亡き後の障がい者支援の体制づくりを行うため、地域生活支援拠点を令和2年度中に設置する予定であります。地域生活支援拠点のコーディネーターとして、相談支援員を増員することともしております。  以上、後期基本計画や新年度予算案について、つながりに着目した形で申し上げましたが、高齢者の方はもちろん、あらゆる方が人生を謳歌できるよう、これからも対話を通して、着実にまちづくりを進めてまいります。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(坂澤博光君) 市議会公明党、黒田昌弘君。 ◆3番(黒田昌弘君) 御答弁ありがとうございました。  1点だけ再質問をさせていただきたいことは、交流会を今回開いていくということでセッティングをしていくこの団体というのは、各務原市内でも相当な数があると思いますけれども、どれぐらいの団体を何回ほど予定をしているのか、お尋ねをしたいと思います。 ○副議長(坂澤博光君) 市長公室長 山下幸二君。   (市長公室長 山下幸二君登壇) ◎市長公室長(山下幸二君) 先ほど市長のほうからも答弁ございました自治会あるいは近隣ケアグループ、ボランタリーハウス、クラブサークル、その他まちづくり活動助成金に基づいて発足した団体、活動している団体等それぞれお誘いのほうをさせていただきまして、関係する各課連携しながらやっていきたいと思っております。  回数につきましては1回ということで、できれば50団体ぐらいの方が参加していただいて、一堂に会してグループで話合いとかそういうことができればいいかなあと思って、今計画のほうを立てております。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(坂澤博光君) 市議会公明党、黒田昌弘君。 ◆3番(黒田昌弘君) 御答弁ありがとうございました。  当初、このつながりということを重視された予算、また後期基本計画を立てられた方向性ということで、本当に先ほど述べさせていただきましたけれども、やはり自分の希望に添ったつながりというのがなかなかできていないというのが現実にあるということを聞いておりましたので、この方向性として、つながりというふうに市長が述べられたときに、ああ本当に時代を見ているというか、そういったことを本当に思いましたので、どうかよろしくお願いをいたします。  続きまして、2番目にマイナンバーカードの普及と推進についてお伺いをいたします。  平成28年1月からマイナンバーカードの交付が開始され4年が経過したところでございます。私自身も初年度に申請し、既に取得しており、確定申告のe−TAXを利用する際の電子証明書として使用しております。  しかしながら、まだまだ利便性は低く、本市においては、利便性の高い各務原市民カードによって印鑑登録証明書、住民票、その他証明書が交付されるため、現在、利便性がそれほど高くないマイナンバーカードを取得するまでもないと思っておられる市民が多いのではないかと思います。  利便性においては、昨年4月よりマイナンバーカードを使用した各種証明書の交付が全国のコンビニにおいてスタートしたところでありますが、来年3月からは、健康保険証の機能をマイナンバーカードに持たせるよう進化してまいります。  現在でも、マイナポータルという政府が運営するオンラインサービスでは、子育てや介護をはじめとする行政手続がワンストップでできたり、さらには引っ越しや死亡、相続などのワンストップサービスを順次導入することがロードマップで明らかになっています。  これからは、就職、転職、出産・育児、病気、年金受給、災害など利活用できる範囲は広がり、政府は世界最先端デジタル国家創造宣言を取りまとめ、行政サービスの100%デジタル化の具体的目標を掲げています。また、身分証明書以外では、マイナポイントとしてのポイント還元施策も実施される予定であります。この実現に向け、マイナンバーカードを取得しておいていただくことは大変重要なことなのではないかと思います。  一方、国においては、マイナンバーカードの普及について、政府が公務員と家族について、保有状況の確認をしていることを強制であるとの反発の声があるように言われていますが、私は推進しなければならない自治体の職員として、職員にも早めに取得しておいていただきたいと願う1人であります。  そこで、順次質問をいたします。  1番、本市職員の取得率と申請率の状況を伺いいたします。  2番、本市のマイナンバーカードの市全体及び年代ごとの普及率と国の平均を比較した場合の状況をお伺いいたします。  やはり、マイナンバーカードを取得すると管理されてしまうという間違った認識を持たれるのではなく、こんなことができるようになりますよという利便性をアピールしていかなければいけないのではないかなとこのように思っておりますけれども、3番目に、マイナンバーカードの取得申請を推進するために、現在行っている工夫とPR方法についてお伺いをいたします。  さて、今後利便性が向上し、現在の申請を待っている状態から、今年度、市長が掲げられたつながりを重視し、各種団体と連携し、こちらから出向いて申請のお手伝いをすることも必要ではないかと考えますが、4番目に、今後マイナンバーカード普及のために、どのような方法を考えているのかお伺いをいたします。  最後5番目、マイナンバーカードの空き容量の利用やマイナポイントを使用する際のマイキーIDを活用した市独自の事業予定はないのか、お伺いをいたします。  以上5点、答弁をよろしくお願いいたします。 ○副議長(坂澤博光君) 市民生活部長 三輪雄二君。   (市民生活部長 三輪雄二君登壇) ◎市民生活部長(三輪雄二君) ただいま、黒田議員から御質問のございましたマイナンバーカードの普及と推進についてということで、(1)番から(4)番まで、まずは順次答弁のほうをさせていただきます。  まず1番目でございます。本市職員の取得率と申請率はということでございますが、令和元年12月末時点となりますが、本市の常勤職員のマイナンバーカードの取得率は30.6%、申請率は41.7%となっております。  続きまして、(2)番の本市のマイナンバーカードの市全体及び年代ごとの普及率と国の平均との比較状況はということでございますが、令和2年1月20日時点のマイナンバーカードの普及率は、本市10.4%、全国平均15.0%となっています。  続きまして、本市における年代別の普及率は、20歳未満の若者世代が3.3%、20歳から60歳までの現役世代が9.4%、60歳以上のシニア世代が15.7%となっています。一方、全国平均は、若者平均が4.6%、現役世代が13.8%、シニア世代が22%となっています。比較しますと、本市は全国平均と比べ普及率は全世代とも若干低くなっており、また高齢になるほど全国平均と同様に普及率は高くなる傾向となっています。  続きまして3つ目でございますが、取得申請を推進するために行っている工夫とPR方法についてでございますが、マイナンバーカードにつきましては、不正取得等を防ぐ観点から、本人確認を厳格に行う必要があり、交付時には必ず市役所にお越しいただいています。しかし、仕事や学業により、市役所の開庁時間中にお越しいただくことが困難な方も多くおられます。そのため、本市では本年1月より、仕事帰りに寄っていただいたり、休日に家族で出かけるついでにお越しいただけるよう、新たにマイナンバーカード臨時交付窓口を開設いたしました。なお、開設時間につきましては、平日は毎週木曜日19時まで、休日は第2、第4日曜日、朝の9時から17時までとなっております。  これらのことについては、交付を受けていない方に対し、個別に案内文書を発送するなど周知も図っています。また、このような取組のほか、マイナンバーカードのPRにつきましては、広報紙やホームページでの周知はもとより、本市の主要施設でのポスター掲示や市民課来庁時のチラシ配布を行うなど普及率の向上に努めているところでございます。  続きまして4つ目でございますが、マイナンバーカード普及のためにどのような方法を考えているかということでございますが、現在マイナンバーカードの申請方法には、郵送やパソコン、スマートフォンなど多様な方法が用意されています。その一方で、申請の仕方が難しい、写真を用意するのが面倒などの御意見もあり、普及率が伸びていない状況です。  そのため、申請用の写真撮影から申請手続までを行うサービスを、令和2年4月より新たに開始することとしました。当該サービスでは、申請者の方は作成された申請書の確認等を行っていただくだけで手続が完了するように見直しを行い、負担が少ないものとなります。さらに当該サービスでは、交付の際に、再度市役所にお越しいただかなくても済むよう、新たに本人限定郵便での交付方法についても御用意させていただいております。  なお、マイナンバーカードの利便性の向上とともに、申請件数や自治会等団体からの要望が今後増加するものと考えられます。このような状況になった場合には、出向いての申請受付等、新たな方法についても検討していきたいとこのように考えております。以上です。 ○副議長(坂澤博光君) 企画総務部長 植田恭史君。   (企画総務部長 植田恭史君登壇) ◎企画総務部長(植田恭史君) 黒田議員の代表質問の(5)番のマイナンバーカードの空き容量やマイキーIDを活用した市独自の事業の予定は検討しているのかについてお答えをいたします。  議員も御紹介にありましたとおり、マイナンバーカードの普及に伴い、政府は令和3年3月から健康保険証としての利用を開始し、令和5年3月までには、おおむね全ての医療機関等で利用できるよう準備を進めています。  当市においては、マイナンバーカードを利用した住民票の写しや印鑑登録証明書などのコンビニ交付サービスを今年度から開始したところであり、さらに令和3年度からは、マイナンバーカードを図書館利用カードとして活用できるよう準備を進めております。  図書館利用カードとして利用するには、マイキーIDを登録し、図書館の窓口で図書館利用カード番号とひもづける手続が必要となりますが、同様のサービスを提供する他自治体の図書館利用カードも集約することが可能となります。全国に目を向けますと、マイナンバーカードを健康情報提供サービスや移動支援サービスなどに活用している事例もあり、さらなる利活用の方法があると認識しております。  しかしながら、サービス提供には初期費用や運用費、さらには利用者のニーズ、利用しやすさなども考慮する必要があります。マイナンバーカードの空き容量やマイキーIDの活用につきましては、今後、先進的なサービスを提供する事例等を参考にしながら、活用方法を検討してまいります。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(坂澤博光君) 市議会公明党、黒田昌弘君。 ◆3番(黒田昌弘君) 御答弁ありがとうございました。  本市のこのマイナンバーカードの取得率というのが、国と比較した状況を御確認させていただきましたけれども、今後一層、御努力をお願いしたいなと、このように思っております。  あと、新たにマイキーIDを活用した図書館利用カード、これをひもづけという形になると思うんですけれども、これが各市町それぞれこういう形でやっていけば、全国の図書館で利用できるようになっていくという大変便利な形になっていくと思いますので、また今後ともいろんな事業、よろしくお願いをいたします。  では、次に移ります。  3番目に、東海中央病院の支援についてお伺いをいたします。  昨年の12月定例会において、東海中央病院に対する今後の方針と期待について質問をさせていただき、その中で、毎年負担してきた救急業務高度化推進協力負担金5000万円の内容と算出根拠、また今後の方針と期待について御答弁を頂いたわけでありますが、昨年、東海中央病院連絡協議会において、本市に対して、さらに年3億円の負担金を10年間要請されておりました。  本市においては、東海中央病院は市民病院ではないことから、基本的には独自の経営努力の運営を求めながら、東海中央病院における救急医療体制の維持は地域医療を守るために必要であり、そのための必要な支援を考えているとのことでありました。12月議会でも触れましたが、東海中央病院は本市の約半数の救急搬送を受け入れていただいており、本市において、市民の安心・安全のためになくてはならない公的病院であり、より良質な医療を提供していただきたいと願っているところであります。  そこで、新年度を迎えるに当たって、新たに東海中央病院への補助として1億円の予算が計上されています。昨年まで5000万円だった負担金の根拠については、12月に答弁を頂いておりましたが、新年度予算案では倍の1億円となったわけであります。  初めに、この1億円の算出に至った経緯と算出根拠について詳しく御説明を頂きたいと思います。  次に、昨年の議会答弁で、高度医療機器の購入支援についても検討しているとのことでありましたが、せんだっての予算説明会において市長から、高度医療機器の購入に対しても5年間補助を行っていく旨の発表がありました。  そこで2番目に、今後の機器の購入計画状況と具体的な支援内容についてお伺いをいたします。2点の御答弁をよろしくお願いいたします。 ○副議長(坂澤博光君) 健康福祉部長 鷲主英二君。   (健康福祉部長 鷲主英二君登壇) ◎健康福祉部長(鷲主英二君) 東海中央病院の支援について、まず1点目でございます。補助金額1億円の算出に至った経緯と根拠についてでございます。  国の進める地域医療構想や診療報酬の改定など、病院経営を取り巻く環境が年々厳しくなる中、東海中央病院から、現状の医療体制を維持していくことが困難な状況であるとして、本市に対して支援金の要請が出されました。  東海中央病院は地域における基幹的な公的医療機関であり、本市から救急の受入れや人工透析の充実、地域との病診連携などについての要望をしてきた経緯もあることから、今後の支援の在り方について協議を重ねてまいりました。  その結果、救急医療体制の維持を目的とした支援を行うこととし、負担金額の算出に当たりましては、東海中央病院の経営状態、救急医療体制の現状、高度医療機器などの整備状況、今後の経営方針など様々な観点から検討いたしました。最終的には、総務省が出しております地方公営企業に対する繰り出し基準の中の病院事業における救急医療の確保に要する経費を基に、2つの項目について支援をすることといたしました。  1点目としましては、救急医療のために確保している病床に対する補償であり、国の基準に沿って金額を算出しております。こちらで約2000万円でございます。  2点目としましては、救急に携わる医師等の時間外手当や救急手当、看護師の給与、委託事務に係る経費などに対しての支援であり、こちらは東海中央病院が実際に支出した額を基に、その約3分の1を負担額として算出しております。こちらで約8000万円でございます。この合計額が1億円であり、この負担金の支出は5年間を予定しております。  2点目でございます。高度医療機器の購入計画の状況と購入支援の内容はについてでございます。  東海中央病院が保有している高度医療機器につきましては、救急医療や人間ドックなどに使用するほか、平成28年に岐阜県から承認を受けた地域医療支援病院として、地域の開業医との共同利用などにも活用されております。高度医療機器につきましては、定期的に更新していくことが望ましいところではありますが、高額であり、更新に当たっては経営上の大きな負担となっているところでございます。  本市といたしましては、東海中央病院が新しい医療機器を導入することは地域医療の一層の充実につながるという観点から、購入に対しての補助について検討をしてきました。東海中央病院の高度医療機器購入に当たりましては、公立学校共済組合本部より、資金の借入れを予定されていると伺っており、本市が支援する内容といたしましては、その返済額の2分の1を補助することを計画しております。  補助の詳細につきましては、現在協議を行っているところではありますが、補助の開始は、東海中央病院が公立学校共済本部への返済を始める令和3年度からを予定しております。なお、東海中央病院における今後の高度医療機器の購入計画についてですが、令和2年度においてMRIの購入を、その後につきましては、脳血管撮影装置や心臓血管撮影装置などの購入を予定していると聞いております。以上でございます。   (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(坂澤博光君) 市議会公明党、黒田昌弘君。 ◆3番(黒田昌弘君) 御答弁ありがとうございました。  12月議会でも5000万円の内訳を確認させていただいて、今回1億円という倍になったということで根拠の御答弁を頂いたわけでありますけれども、この答弁からすると、とても5000万円では実際には足りなかったと、地域医療を維持していただくには駄目だったということがよく分かりました。  やはり東海中央病院には、この各務原市の地域医療をしっかりと守っていただかなきゃいけませんので、適切な支援をして共に成長していかなければなりませんので、どうかよろしくお願いをいたします。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(坂澤博光君) これをもって代表質問を終結いたします。         ─────────────────────────── △1、延会 ○副議長(坂澤博光君) おはかりいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」との声あり) ○副議長(坂澤博光君) 御異議なしと認めます。よって、本日の会議はこれをもって延会することに決しました。  本日はこれをもって延会いたします。 (延会) 午後4時59分         ───────────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。            各務原市議会議長     池 戸 一 成            各務原市議会副議長    坂 澤 博 光            各務原市議会議員     水 野 岳 男
               各務原市議会議員     黒 田 昌 弘...