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  1. 各務原市議会 2019-07-30
    令和 元年 7月30日総務常任委員会−07月30日-01号


    取得元: 各務原市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-30
    令和 元年 7月30日総務常任委員会−07月30日-01号令和 元年 7月30日総務常任委員会                総務常任委員会記録                  令和元年7月30日(火曜日)午前10時50分開議                              議事堂第3委員会室付託事項】 1.議第12号 工事請負契約の締結(各務原市新庁舎建設工事) 〇出席委員(6名)                    委員長    大 竹 大 輔  君                    副委員長   小 島 博 彦  君                    委 員    古 川 明 美  君                    委 員    永 冶 明 子  君                    委 員    仙 石 浅 善  君                    委 員    岡 部 秀 夫  君 〇オブザーバー(1名)                    議 長    足 立 孝 夫  君
    〇傍聴議員(17名)                    2 番    水 野 岳 男  君                    3 番    黒 田 昌 弘  君                    4 番    塚 原   甫  君                    6 番    指 宿 真 弓  君                    7 番    杉 山 元 則  君                    9 番    五十川 玲 子  君                   11 番    岩 田 紀 正  君                   12 番    津 田 忠 孝  君                   13 番    瀬 川 利 生  君                   15 番    水 野 盛 俊  君                   16 番    坂 澤 博 光  君                   17 番    波多野 こうめ  君                   18 番    横 山 富士雄  君                   19 番    吉 岡   健  君                   20 番    川 嶋 一 生  君                   21 番    池 戸 一 成  君                   24 番    川 瀬 勝 秀  君 〇説明のため出席した者の職氏名               副市長         磯 谷   均  君               副市長         小 鍋 泰 弘  君               市長公室長       山 下 幸 二  君               参与(防災対策課長事務取扱)                           磯 部 綱 雄  君               秘書室長        村 瀬   誠  君               企画総務部長      植 田 恭 史  君               次長兼企画政策課長   大 矢   貢  君               次長兼情報推進課長   木 村 重 信  君               次長兼管財課長     加 藤 雅 人  君               財政課長        倉 持 庸 二  君               契約経理課長      杉 岡 エリカ  君               都市建設部長      服 部   隆  君               次長兼建築指導課長   牧 田 洋 之  君               会計管理者       尾 関   浩  君               消防長         横 山 元 彦  君               総務課長        高 木 寿 久  君               監査委員事務局長選挙管理委員会事務局長兼公               平委員会書記長固定資産評価審査委員会書記                           苅 谷 直 文  君 〇職務のため出席した事務局職員               議会事務局長      村 井 清 孝               総務課長        奥 村 真 里               総務課主幹       河 瀬 憲 政               主任主査議事調査係長 五 島 竜 一               主任書記        阿 部 起 也               主任書記        横 田 直 也               書 記         河 手 美 季         ─────────────────────────── (開会) 午前10時50分 ○委員長(大竹大輔君) ただいまから総務常任委員会を開会いたします。  今期臨時会に審査の付託を受けました案件について、審査を願います。  発言は、委員長の許可を得て、一問一答形式により、順序よく発言願います。また、発言は簡潔・明瞭に願います。  議第12号を議題といたします。  提出者の説明を求めます。 ◎次長兼企画政策課長(大矢貢君) 臨時会議案の1ページ及び2ページをごらんください。  議第12号 工事請負契約の締結(各務原市新庁舎建設工事)について御説明いたします。  各務原市新庁舎建設工事につきまして、一般競争入札の結果に基づき、66億5500万円で大日本・天龍・協和・足立特定建設工事共同企業体工事請負契約を締結しようとするものでございます。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 質疑に先立ちまして、この契約案件につきましては、談合情報が寄せられたということで、本日までの市の対応について概要説明ということで、改めてさせていただきます。  令和元年7月8日月曜日午前11時ごろ、各務原市新庁舎建設工事に関し、匿名の投書が市長公室秘書室企画総務部管財課契約経理課都市建設部長監査委員事務局宛てに寄せられました。その内容につきまして、そのまま読み上げます。  「各務原市役所新規建設にかかわる重大事項について。今回の新築工事に関し、極めて重大な事案が起きていることを報告します。入札については、すでに落札企業が決まっている。すなわち、今回行われる入札の実施は全くの見かけ上の形式だけのものであることは言うまでもない。建設請負者とされるもの。大日本土木、協和建設足立建設天龍建設、他?首謀者は??一方で、新築工事に関し、贈収賄事件に発展するような事案がおきている、よくある業者と市職員幹部との関係である。各務原市は過去にも公共施設の建設にあたり、当時の市長辞任、などの「黒い霧事件」と称されることがあった。今回この教訓が生かされているのか、全くの疑問府である。一部の利権だけで市民が食い物にされては堪らない。徹底的な事実の究明、対処を望むものである」という内容の投書がございました。  これを受けまして、各務原市談合情報対応マニュアルに基づき、7月8日午後、各務原市指名業者審査委員会を開催し、本事案を調査に値すると認め、談合の事実の有無を確認するために入札参加の3JVを構成する全12者から速やかに事情聴取をすることに決定をいたしました。  7月9日火曜日から10日水曜日にかけて、全12者を1者ずつ個別に事情聴取し、12者全てから、本件の入札に先立ち、落札者が決定しているとの事実はない、本件について他者の人と何らかの打ち合わせまたは話し合いをしたことはないとの結果を得ました。  事情聴取完了後、指名業者審査委員会を開催し、聴取結果から、談合があったと思料するに足りる事実が認められないと判断し、予定どおり7月12日金曜日に入札を執行することを確認するとともに、委員会後に本事案の経緯や対応について記者提供を行いました。議員の皆様にもお知らせをいたしました。  入札執行日の前日までに、全ての入札参加者から、関係法令等に抵触する行為は行っていない旨の誓約書を徴取し、市から警告を行った後、7月12日に入札を執行いたしました。  入札の結果、大日本・天龍・協和・足立特定建設工事共同企業体落札候補者として工事費内訳明細書と確認資料を提出し、市で確認、点検を行いました。そのほかの入札参加者からも工事費内訳明細書を提出いただき、点検を行いました。その結果、工事価格は、3JVそれぞれが独自に費用を算出したものであること、またその内容についても適切なものであることが確認できたことから、談合があったとは認められないと判断し、落札者を決定、7月22日月曜日に仮契約の締結を行いました。  そして、本日、条例の規定に基づき、本工事請負契約を締結することについて市議会の議決を求めるものでございます。  以上のように、談合に関する匿名の投書に対して、各務原市談合情報対応マニュアルに沿いまして、公正取引委員会各務原警察署に対して適切な報告を行いながら一連の対応を進めてまいりました。  以上で、概要の説明を終わりたいと思います。 ○委員長(大竹大輔君) 以上で説明は終わりました。  これより委員の質疑を許しますが、本日も多くの質疑があるかと思います。円滑な議事進行をするために、先ほど企画政策課長から説明がありました工事請負契約の締結についてと、ただいま企画総務部長から御説明がありました匿名の投書について、分けて質疑を行っていきたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「なし」との声あり) ○委員長(大竹大輔君) 異議がないということで、そのように進めさせていただきたいと思います。  まずは企画政策課長から御説明がありました工事請負契約の締結についての質疑を許します。  質疑はありませんか。 ◆副委員長(小島博彦君) 今回の予定価格と落札率を教えてください。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) まず予定価格でございますが、こちらは66億7664万1400円でございます。こちらは税込みとなっております。  そして、落札率でございますが、こちらは99.68%でございます。 ◆副委員長(小島博彦君) 入札メンバーは何者あったのか、具体的なJV構成員も含めてお願いします。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) 3つの共同企業体が参加いただけました。  まず1つ目は、大日本・天龍・協和・足立特定建設工事共同企業体でございます。  そして、2つ目は、TSUCHIYA・上村・沢井・サトウ特定建設工事共同企業体でございます。  そして、3つ目といたしまして、岐建・西濃・長縄・マルト後藤特定建設工事共同企業体、こちらの3つの共同企業体の方が参加いただいております。 ◆副委員長(小島博彦君) 今、御説明いただいたJV構成員ですけど、JV構成員の入札の参加条件等があれば教えてください。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) たくさんございますので、大まかなものということで御説明させていただきたいと思います。  まず本案件に関しまして、JVの共同企業体構成員数は3または4とさせていただいております。  そして、もう1つ、この構成員の中には、必ず市内本店業者を含めることといった条件もございます。  そして、あとは代表構成員その他の第2、第3、第4構成員それぞれに点数と所在地の条件をつけさせていただいておりますので御説明させていただきます。  代表構成員につきましては、岐阜県内に本店または営業所等があって、経営事項審査総合評定値が1300点以上、そして第2のその他の構成員につきましては、岐阜県内に本店がある業者で950点以上、その他の構成員の第3、第4の方につきましては、市内に本店がある業者であれば、総合評定値と主観点数の合計が790点以上であること。そして、県内に本店がある業者であれば、少し高くて950点以上という条件を付させていただいております。  あと、代表構成員の条件には、特に条件を付させていただいているんですが、施工実績として、免震構造鉄骨鉄筋コンクリート造鉄筋コンクリート造または鉄骨造、建築物の延べ面積が8000平方メートル以上の新築・改築または改修工事を行ったことがあるという実績を求めております。  それ以外にも細かい条件はございますが、大きなもので言うとそのあたりが要件になっております。 ◆委員(仙石浅善君) 予定価格はどのように積算をされましたか。 ◎次長兼管財課長加藤雅人君) 予定価格でございますが、国の公共建築工事積算基準に倣いまして、建設物価等の刊行物を用いております。また、それ以外、記載のないものにつきましては、見積書を複数者からとりまして、市場価格を反映したような形で、適正な積算を行っているというふうに考えております。 ◆委員(仙石浅善君) 業者が予定価格を知ることができたか。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) 予定価格は入札前には公表しておりません。  こちらは入札後に事後公表という形をとらせていただいておりますので、事前に知ることはできないはずでございます。 ◆副委員長(小島博彦君) これは2回目の入札で落札ということですけど、2回目で落札という原因をどのように考えますか。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) 一般競争入札で行い、なおかつ予定価格事後公表ということで行っております。電子入札で行っておりますので、こちらの再度入札があと1回あるということは、業者は、通知しておりますので御存じだと思います。  1回目は、少し高目といいますか、出されています。1回目で予定価格を超過した場合、全者予定価格を超過した場合は、再度入札をその日の16時開札で行っております。その通知の際に、そのときの最低価格の金額を載せて、今回ですと3つの共同企業体の方に電子上でお知らせはしておりますので、2回目になったときに、もうこれ以上は下がらないということであれば御辞退されたという流れになったかとは思います。
    ◆副委員長(小島博彦君) 新庁舎の発注について、県や市の業界団体から、県内や市内の企業参加を前提とした施工体制に関する要望が出されていたと思いますが、その要望に対してはどのような対応をとりましたか。 ◎次長兼管財課長加藤雅人君) 今回の要望書の要望の意図といたしましては、地元企業のさらなる技術の習得と蓄積、あと人材育成など、建築業界全体のレベルアップを図る。そういった上で、今回の新庁舎建設事業については非常に絶好の機会であるということから、参画を希望したいというものでございました。  市といたしましても、要望を通じまして、こういった新庁舎の建設事業に参画希望する地元企業が、より積極的にかつ公共性や競争性であったり、公平性また透明性をやっぱり確保していかなければいけない。そういった発注方法を検討する必要があると考えまして、当初、複数者の応募による競争性の向上を確保する目的から、入札後のJV結成方式の導入を検討していたところでございますが、今回の要望書を見まして、通常、一般的に行われております入札前のJV結成方式に変更をさせていただいた、そういった経緯はございます。 ◆副委員長(小島博彦君) 市内業者への下請及び資材発注ルール等は設けましたか。 ◎次長兼管財課長加藤雅人君) これにつきましては、下請率という事項を定めております。  内容といたしましては、本工事の契約金額の5%以上の金額を市内に本店または営業所のある業者に対し、下請契約及び資材を発注するというような形で、入札公告のほうに記載をさせていただいております。 ◆委員(仙石浅善君) 他市も新庁舎等をやっていますが、その落札率がわかったら教えてください。 ◎次長兼管財課長加藤雅人君) 近隣のでございますが、もう既に入札が終わっているところだと岐阜市、大垣市、あと土岐市がございます。  まず岐阜市の新庁舎の建築につきましては、応札業者が2者で落札率が99.9%。大垣市の新庁舎の建築につきましては、応札業者が2者で落札率96.9%。土岐市の新庁舎の建築につきましては、応札業者が1者で落札率99.9%です。  県庁につきましては、現在、不調がありまして、まだ、確定しておりません。 ◆委員(仙石浅善君) 関連で、本市が99.68%だったんですが、ほかも御報告があったように同様な高落札率だったんですが、今回の落札率をどういうふうに捉えていますか。 ◎次長兼管財課長加藤雅人君) 今回の入札におきましても、先ほどちょっとお話しさせていただいたんですが、市が積算した予定価格につきましては、市場価格を反映させた価格で積算させていただいているというふうに考えております。  落札候補者につきましても、それぞれで積算しておられますので、そういった形で積算した価格が市場価格を反映した価格に近いものであったということから、落札率が高い結果になったんではないかというふうに考えております。 ◆委員(古川明美君) 確認ですけれども、インターネットの中では、今、質問されたような参加の資格の条件とかが丁寧に書いてあるんですけれども、その中で、業者からの質問と回答がたくさん載っていたりするんですけれども、これというのはそれぞれの企業が質問したことを共有するということで載っているということですか。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) 各共同企業体の方から、質問期間の間に随時出ておりますので、そちらの回答を作成し次第、ウエブサイトにアップさせていただきまして、それをもとにほかの業者とも同じ条件で積算をしていただきたいという思いから、随時回答は載せさせていただいております。 ◆委員(古川明美君) いろんな質問があると思いますけれども、大体、全ての質問が載るという感じなのか、これは共有したほうがいいというものとかを選んでいっているのか。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) 受け付け期間内であれば、全てにお答えをさせていただいております。 ◆副委員長(小島博彦君) 今回の発注の施工業者選定における5つの原則というのがあったと思うんですが、工事品質の確保、経済的な合理性の確保、競争性・公平性・透明性の確保、地域経済の活性化、円滑なスケジュールについて、今回の発注を通じてどのように評価というか、どのように考えますか。 ◎次長兼管財課長加藤雅人君) 新庁舎建設調査特別委員会でも御説明した工事発注方針ですね。  先ほども委員のほうからもありましたが、いわゆる今回の発注に当たって検討する視点ということで、5つの原則を上げさせていただいて御説明させていただきました。  1つ目が先ほど言った工事品質の確保でございますが、これにつきましては、先ほどちょっと御説明がありました、代表構成員に対する資格要件といたしまして、経営事項審査総合評価点、これが1300点以上というような形で、ある程度の規模の会社に決めさせていただいているのと、なおかつ、過去15年以内に延べ面積が8000平米以上の免震建築物請負実績、これを求めております。そういったことで豊富な経験と高度な技術を持つ施工者が選定できているというふうに考えてはおります。  2つ目に、経済的な合理性の確保でございますが、これにつきましては、3つ目の競争性・公平性・透明性の確保、これも含めてになりますけれども、入札の落札者決定方式最低価格落札方式による一般競争入札としております。  今回、この方針に決定させていただくことによりまして、当然、公平性・透明性を図るということとともに、競争性によりコストの縮減が図れているというふうに考えております。  それと4つ目、今度、地域経済の活性化になりますが、ここにつきましては、多くの市内企業が、今回入札に参加いただいているというふうに考えております。あと、市内企業に対する下請率も設定させていただいておりますので、十分に受注機会の確保をさせていただいているというふうには考えております。  最後、5つ目、円滑な事業スケジュールになります。ここにつきましても、先ほど言った落札者の決定方式、ここを最低価格落札方式による一般競争入札とさせていただいていることによりまして、入札に必要な期間を短縮できているというふうに考えております。ここは、総合評価よりも1カ月程度は短くなるというふうに考えておりますし、ここは通常、市が行う場合は、建築、機械、電気とか分けて発注することが多いんですが、今回の場合、いただく補助金等との関係もありまして、一括発注させていただいています。一括発注により円滑な事業スケジュールを進めることができるというふうに考えております。  以上のような形で、5つの基本原則につきましては、御説明の形で担保させていただいているというふうに考えております。 ◆委員(岡部秀夫君) 今回の入札で、減衰装置(オイルダンパー)について、前々からいろいろな問題があって、当初につけられるとかつけられないとかいうような話があったんですが、最終的に、今回の設計ではどういう形で入っておるんでしょうか。 ◎次長兼管財課長加藤雅人君) 現在の設計では入っておりませんが、後からつけられるような形で施工を進める形にさせていただいております。  もともと今回の免震建築物では大臣認定を取る必要がございます。その中で、そういった免震用ダンパーをつけることを前提として、ただ今回つける免震ゴムだけでも、十分大臣認定を取れるように耐震性能は有した形、ただ最終的にダンパーをつけて、より耐震性能を高めるような形で最終的な決定がおりておりますので、ダンパーがつけられるような状況になりましたら、その時点で早急に施工をしたいというふうには考えておるところでございます。 ○委員長(大竹大輔君) それでは、企画総務部長から説明がございました匿名の投書についての質疑を行いたいと思います。  質疑はありませんか。 ◆副委員長(小島博彦君) まず、指名業者審査委員会というのが開かれたということですが、そこのメンバーを教えてください。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) メンバーでございますが、まず委員長として磯谷副市長、そして副委員長として企画総務部長、あとは産業活力部長都市建設部長水道部長市民生活部環境室長、そして私、企画総務部契約経理課長、以上の7名が委員となっております。 ◆副委員長(小島博彦君) 先ほど、本会議のほうで黒田議員からも質問があった内容とちょっとかぶるんですが、調査をどのように行ったか、もう一度、この委員会でお答えください。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) 調査の内容ということでよろしいでしょうか。  今回、各務原市談合情報対応マニュアルに基づきまして、7月9日火曜日から10日にかけまして、参加共同企業体構成員12者を1者ずつ個別に事情聴取をさせていただきました。  12者全てから、ポイントといたしましては、1点目に本件の入札に先立ち、落札者が決定しているとの事実はないかと、2点目で、本件について他者の人と何らかの打ち合わせまたは話し合いをしたことはないかの2点を中心に聞き取りを行いました。  そういった2点をポイントに置きまして、具体的には、「そういった情報とか何かちらっとうわさで聞いたことないですか」ですとか、「なぜこんな情報が流れると思われますか」ですとか、あと「業界内でどことどこが組んでいるとか、そういった話は聞かないですか」等、いろいろと表現を変えつつ、その2点をお聞きはしたんですが、事情聴取のときの回答といたしましては、「そういった事実は知らない」「びっくりしている」「そんなほかの人と話したことはない」「今は積算で忙しい」といったお答えが返ってきてございました。12者全てから、この2点について決定している事実はない、そして他者の人たちと何らかの打ち合わせ等をしたことはないということで事情聴取のほうは終わったということになります。 ◆副委員長(小島博彦君) 事前の資料要求で、事情聴取書というのをいただいておりますが、この中で、とある業者が「昨日、代表構成員から連絡をもらい知った」というような内容の回答があるんですけど、これは各業者への事情聴取を行うという連絡はいつ行いましたか。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) 7月8日のまず談合情報が入った日ですね。その後、指名業者審査委員会におはかりしまして、調査に値すると判断を受けて、その後、まずは代表構成員の方に事情聴取を行いたいということで、お電話をさせていただいております。  代表構成員の方から連絡が各構成員の方に行ったかと思いますが、都合が悪い方につきましては、直接、私ども契約経理課の担当のほうからお電話をさせていただいております。 ◆副委員長(小島博彦君) ということは、代表構成員の方には7月8日に連絡を行っておるということでよろしいですか。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) そのとおりでございます。 ◆副委員長(小島博彦君) そうすると、例えば変な見方をすると、実際、聴取が行われたのは9日で、8日から9日の間に何らかの話し合いが、話し合いじゃないですけど、何らかの事案が生じて、話し合いの調整が行われたというリスクは考えませんか。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) 今、小島委員がおっしゃられたのは、ほかの業者とということですか。  ただ、お電話をさせていただいたのが夕方近くでしたので、本市といたしましても早急に事情聴取を行いたいという思いがございまして、早目に9日、10日と2日間にかけて事情聴取を行ったわけでございますが、なかなか業者の方も、やはりいろいろとスケジュールが入っていらっしゃると思いますので、その日に電話をして、すぐに来てということは、さすがにそれはちょっとできなかったものですから、8日に電話をし、早急に時間を決めさせていただいたということでございます。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 御質問は、要はうちが電話して、打ち合わせをして、例えば12者がみんな共通認識を持って臨んだんではないかというような、その可能性は確かにありますが、だから1者ずつ聞いて、いろんな質問をしながら、もしそういう打ち合わせがあれば何らかのぼろといいますか、何らかのあれがあるはずですけれども、そういうことがなかったので、いつ、うちが調査しようがその可能性はありますけれども、それはそれとして、うちは1者ずつちゃんと聞いて確認をしたということでございます。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) こちらは、基本的には一般競争入札で行っておりますので、ほかの他者が、どこが参加されているかは基本的にはわからないはずという条件のもとで行っております。ですので、お話し合いがされたというのは、全者と話し合いされるかどうかというのはこちらのほうではつかめないことでございますし、基本的には一般競争入札で、しかも電子入札で行っておりますので、自分のところが札を入れることはわかっていても、他者が、どなたがいらっしゃるかというのはわからないという条件のもと、そういったお電話をさせていただいております。 ◆委員(仙石浅善君) 先ほど、本会議の質疑でもあったんですが、投書で談合の情報があったということで、業者のほうが一致していれば、入札をやり直すという選択肢はなかったんですか。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) そういった選択肢も、もちろん検討させていただきましたけれども、まず第1回目の入札に際し、入札処理は簡単なものではございますが、工事費内訳明細書の提出を全者から求めております。そちらを積算担当課職員が4人で点検・確認をしていること。そこでおかしな点も何もなく、適切であったということ。  そして、2回目の開札終了後には、落札候補者からさらに詳細な工事費内訳明細書を含む一般競争入札参加資格審査申請書等の確認資料、そういったものの御提出を求め、そのほかの入札参加業者、今回ですと2つのJVの方なんですが、そちらからも通常はいただいていない工事費内訳明細書を御提出いただきました。実際、2つの落札候補者ではない共同企業体の方は出さなくてもいいものになります。それを同じように求めがあった土日休みを含まず2日以内にという条件のもと、すぐに2日目ではございましたが、7月17日には3者とも御提出いただいております。その時点でも、落とす気はあったのかなという判断も可能かと思います。  そして、その3つの工事費内訳明細書の点検確認を行った結果、談合の事実があったとは認められないということで判断をさせていただいたということでございます。 ◆副委員長(小島博彦君) 先ほどの答弁の関連というか、今、ちょっと言われたと思うんですが、工事費内訳明細書を点検したのは職員でよろしかったですか。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) 積算担当課の職員、いわゆる建築指導課のほうで詳細な点検を行っていただきました。あと、簡単な検算等でしたら、こちらの契約経理課の職員も行っておりますが、内容につきましては建築指導課で確認をしていただきました。 ◆委員(古川明美君) 関連ですけれども、その書類を出してもらったのが17日で、19日までに確認をしたということですけれども、これって12日の前にすることはできないんですか、開札する前に。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) 規模も今回、大規模工事ですので、積算にも相当なお時間がかかると聞いております。  入札公告のほうにもございますけれども、金額を入れていただけるのが12日の前日、7月11日の16時までとなっております。その時点まで積算をされて、翌12日の9時に開札を行っておりますので、それまでに先に工事費内訳明細書というのは、ちょっと厳しいのかなと思っております。 ◆委員(古川明美君) 済みません。独自性のある判断というのが先にできたらと、ちょっと思ってしまったので、それは無理ですね。わかりました。  独自性があるということを、さっき説明があったみたいに判断されたということですけれども、積算すると、本当、各事業者が独自でやるので違って当たり前だと思うんですね。談合があって当たり前なのが一緒という、積算の仕方が一緒だったら当たり前というふうな判断になるのかなあと思うんですけど、違って当たり前のところが、談合がなかったという理由になるのかなあというのはどうですか。 ◎次長兼管財課長加藤雅人君) それぞれ独自性がある積算を各者がされると思うんですけれども、ちょっと質疑の答弁の中にもあったんですが、積算するにはそれなりに皆さん、相応の経費がかかってまいります。決して100万円、200万円の単位ではないですので、そういったリスクを伴って資料をつくってということを考えますと、そんな独自にぼんぼんつくるというようなものではないというふうに考えておりますので、そういった意味では1つの判断材料にはなるというふうには考えております。 ◆副委員長(小島博彦君) 事情聴取はどなたが行われましたか。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) 企画総務部長と私、契約経理課長が行いました。 ◆副委員長(小島博彦君) 先ほども答弁があったかもしれないんですけれども、実際に聞いた質問事項とそれに対する回答、主なものでいいので答えてください。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) 先ほどもちらちらとお話はさせていただいたかとは思いますけれども、具体的には、落札者が決まっているという情報が寄せられましたけれども、事実はありますか、この情報をどう思いますかですとか、なぜこんな情報が流れると思いますか、あるいはうわさ話とかでも聞いたことはありますか、応募するJV数は御存じですか、あと8日以内でどことどことどこが組んだ等、そういった情報はありますか、そういったようなお話をお聞きしました。  あと、例えば自分たちのJVを組んだいきさつですとか、どういうふうでこのJVは決まったんですかとか、そういった御質問を同じように12者にお話をさせていただきまして、その結果、「こういった情報があるなんてびっくりしました」ですとか、「ほかの業者さんのことは知らない」「今は積算で忙しいです」とか、そういったお答えが返ってきました。 ◆委員(永冶明子君) 先ほどからの質疑に関係しますけれども、事情聴取をする形ですけれども、対面、1者ずつ口頭でやりとりがあるんですか。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) 対面で、口頭で行っております。 ◆委員(永冶明子君) 聴取した議事録なんですけど、資料要求でいただいているんですけれども、そうしたものは、我々は資料として客観的に判断できる材料になると思うんですけれども、そういうのを議会に、この委員会で提出をされるというお考えはないですか。提出されなかったんですけれども、しない理由でもいいんですけど。 ◎企画総務部長(植田恭史君) そういう考えはありません。  あくまで、議案ではないので、提出するつもりはございません。 ◆委員(古川明美君) この投書は、どこの課に送られてきたんですか。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 先ほども御説明しましたが、市長公室秘書室企画総務部管財課契約経理課都市建設部長監査委員事務局宛ての5通でございます。 ◆副委員長(小島博彦君) 各務原市談合情報対応マニュアルについてなんですが、事前に資料要求をしていただいたんですけど、岐阜市とか岐阜県ではインターネット上で普通に公開しておりまして、岐阜市とか岐阜県の場合は、入札執行後に情報と同じ業者が落札した場合は、そこのところで事情聴取と誓約書の提出を行わせていますけど、本市の場合は入札執行前に事情聴取と誓約書の提出を行わせていますけど、これは何か違う理由はあるんですか。別になく、独自でつくられたんですか。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) 岐阜県や他市町村のそういった順番の理由はちょっと存じ上げておりませんが、今回、入札執行前に談合情報がございましたので、事前に事情聴取をし、入札を執行する前に、さらに誓約書を御提出いただき、開札に臨んだ次第でございます。 ◆委員(永冶明子君) 関連ですけれども、各務原市談合情報対応マニュアルの公表をされていませんけれども、それはなぜですか。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) 他市町村は公表されていらっしゃるところもありますが、当市は、まずそういったものを表に出すことにより、変な言い方になりますけれども、そういう悪いことをしようとされている方が、事前にどんな調査を行って、どんな流れになるかということがわかることになってしまいます。  ですので、そういったものは非公開とさせていただき、内部のほうできっちりと適切な処理を行っていけばいいものかと思っております。ですので、公正取引委員会や、各務原警察署へは適切に通知をその都度させていただいております。 ◆委員(古川明美君) 指名業者審査委員会メンバーが全て市の職員の方ですけれども、そこに第三者の立場の方とかが入るような考えとかはありませんか。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) 指名業者審査委員会に関しましては、こちらの内部のほうで。  今回、談合情報については、第三者といたしまして公正取引委員会、そちらは犯則調査権といったものもございます。警察には捜査権もございます。そういった第三者機関が確実に入っているし、市役所では捜査ができないものも、そういった機関に通報していることにより、第三者でも動かれているのではないかと推測いたしておりますので。 ◆委員(古川明美君) 市としてできることはやられていると思うんですけれども、市民説明を果たしていくためにも、そういう公正取引委員会とか警察の調査結果を待つなど、もう少し時間をかけて判断することはできなかったのか。 ◎次長兼管財課長加藤雅人君) 先ほどお話もさせていただきましたが、今回、入札前の聞き取りの結果、談合があったと思料するに足りる事実が認められない。  そして、入札後、書類のほうを確認させていただいて、そこでも談合があったというふうに認められることがないとなってきます。  応札された業者は、何かそれなりに経費をかけられて、それなりにリスクをとられて、今回、応札していただいたという判断になってまいります。そういった確実な情報ではない中で、行政として、契約を取りやめる、延期する、そういうことが、要は落札候補者とかその他の参加者の方が何の落ち度もないと見られる中で、そういったことをするということはできないというふうには考えております。 ◆副委員長(小島博彦君) この投書の中で、業者と市職員幹部との関係であるといったように、内部のいろいろをにおわせるようなこともありましたけど、内部に対する調査というのは行いましたか。 ◎市長公室長(山下幸二君) 指名審査委員会と今回の関係職員でない私の立場ということで、関係する職員の方にちょっと集まっていただいて、談合をにおわすようなこういう怪文書があったという事実について、皆さんに私のほうからお話をまずさせていただきました。  その中で、例えば一人一人から事情を聞くとか、そういったことも思い浮かぶかもわかりませんが、その時点では何の根拠もない状態でしたので、一人一人から話を聞くということではなくて、既に落札業者が決まっているような内容、あるいは市の職員が関与しているという内容の投書であったので、そんなことをみんな、例えば見聞きしたことはないかとか、自分が心当たりがないかとか、そんなことがあったら私に報告してくれと、個々の立場で私のほうに報告してくれというお話はさせていただきました。  それからあと、もし警察のほうから何かあれば、市は厳正に協力していきますのでというお話は、一人一人の職員に対しては、お話のほうをさせていただいております。以上でございます。 ◆委員(永冶明子君) 先ほどからの御説明にもありましたけれども、公正取引委員会にその都度通知をしているということですけれども、公正取引委員会のほうで調査、捜査をして結論を出すには一般的にはどのぐらいかかるんですか、御存じですか。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) 公正取引委員会の職員ではないものですから、これということは言えないですけれども、割と1年後であったり、もっと後になったりとか、その事件性によるものかとは思いますけれども、少しお時間はかかるかなあとは思っております。 ◆委員(永冶明子君) 警察の捜査というのを、今の御説明では、そういうことはないのかという事実の聞き取りはあったんですけれども、捜査はどんなふうにされているんですか。通知をしていると言われたので、捜査というのはどういうふうになっているんですか。 ○委員長(大竹大輔君) 永冶委員、よろしいですか。  警察の捜査の内容は市のほうではわからないと思いますが。 ◆委員(永冶明子君) 捜査の内容というか、どういうふうにつかんでおられるのかということです。 ◎市長公室長(山下幸二君) 新聞報道等を見られまして、警察も、あるマスコミ関係のほうにも出ているというような状態で、談合情報があったというような内容が新聞のほうにも書いてあった、市のほうもそういった発表をして、警察のほうは談合という文字を見まして、我々のほうに一連のこういう文書の提出とか、そのようなことの協力依頼はございました。  それ以上のことは、我々もちょっと判断できませんので、お話しすることはこの場ではありません。 ◆副委員長(小島博彦君) 先ほど来の答弁とか御説明で、談合があったと思料するに足りる事実が認められないですとか、あと談合があったとは認められないという表現がありましたが、そういった理由から落札者を決定したという判断でよろしいですか。 ◎次長兼管財課長加藤雅人君) 先ほどもちょっとお話しさせていただいたんですが、入札前の聞き取り調査、また入札後の書類の検査、そういったところで、先ほどもありましたような形で、談合があったと思料するに足りる事実が認められないというような結果でございます。  そういった中で、それなりに時間と経費とリスクをかけられて入札に参加されているというふうに判断されますので、今回、このような形で落札者を決定させていただきまして、今回、議案として提出させていただいたというものでございます。 ◆副委員長(小島博彦君) 本会議でも黒田議員から、万が一、今後、不正等が判明した場合には毅然とした対処をお願いしたいということで要望もありましたが、万が一、今後、公正取引委員会や警察の調査で不正が判明した場合の対処方法について教えてください。
    契約経理課長杉岡エリカ君) 約款に基づきまして、まずは工事の進捗状況にもよりますけれども、契約締結後にそういった談合が確定したりとか、そういった事実が判明した際には、工事の進捗状況等を配慮しつつ、契約解除をするか否かのまず判断をし、解除するか否かを問わず、違約金等の請求を行っていくこととなります。  それは、約款に応じて適正に、厳格にしていきたいと思っております。 ◆委員(古川明美君) 行政には捜査権がないというところで、それでもやれる範囲で行った、新庁舎建設工事という大きな事業で、通常の工事以上に公平性と透明性というものが求められるということは、行政の方もずうっと方針の中で言っていらっしゃいますけれども、今回の審議の内容で、透明性が図られたと市民の皆さんが納得するというか、そういう説明責任、期間が余りにも短かったので、それで十分納得していただけるというふうに考えますか。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) 短期間の中で、確かに捜査権、調査権がない中で、通常求めていない落札候補者でもない企業の皆様からも、そういった工事費内訳明細書等を御提出いただいたりとか、市ができる範囲の中では精いっぱい調査をさせていただいたつもりではおりますので、あとはもう、できる範囲はやらせていただきましたので、あとは警察や公正取引委員会の調査、捜査の中で御協力をしていきたいと考えております。 ◆委員(永冶明子君) ちょっと繰り返しの質問になるかもしれませんが、談合情報どおりの企業体が、今回も落札をしたという結果において、どういう場合が疑わしいケースとされているのか、先ほども説明がありましたけれども、疑わしいとするケースについて御説明いただきたいと思うんですけど。 ○委員長(大竹大輔君) 永冶委員、もう一度、質疑をまとめてください。 ◆委員(永冶明子君) 談合情報どおりの落札結果になりましたね。そういう場合、市のほうとしては、その結果について、例えば先ほども説明がありましたけれども、疑わしいケースとして事情聴取をした段階で談合の事実を認めた場合とか、いろいろあると思うんですけど、その辺のところ、今回、認めているということではなくて、こういう結果において疑わしいというふうに市が考えておるケース、ちょっとお話をいただきたいんですが、例えばメールのやりとりがあったとか、そういうことを聞き取りの中で判明したとか、そういうことがあった場合どうされるのか、談合情報どおりの落札結果ですので、そのことを疑わしいとされている、市のほうはどういうふうに考えているかをちょっとお聞きしたいんですけど。 ◎契約経理課長杉岡エリカ君) まずは談合情報の「他?」というのが実際にはついておりますので、正確には全く一致していると言いがたいのでありますが、書かれた業者名が落札候補者と一致していたという点におきましては、確かにほかの市町村では保留されているということではありますが、当市も、保留といいますか、一旦、開札を行いまして、その時点で決定しているわけではございません。  先ほどからも、ちょっと御説明をさせていただいておりますが、工事費内訳明細書落札候補者からはそれ以外にも確認資料等をいただいておりますが、他者の落とされなかった業者からも工事費内訳明細書、厚さ7〜8センチメートルぐらいのボリュームです。もう今回、すごい金額になりますので、本当にすごい大変だったと思います。厚さ7〜8センチメートルぐらいのが、要は3者分ございまして、そちらの中を確認、項目等全て点検をさせていただきました結果、独自性、三者三様の手法で積算もされていますので、そして短い期間でした、提出いただくのも。そうした中で、適正な書類であるという判断をさせていただきましたので、談合があったと思料するには足りないということで、今回、保留ではないんですが、すぐに決定したわけではございません。そちらを確認した上で判断をさせていただいております。もちろん談合情報が入りまして、市のほうもすごく慎重には動かせていただいたつもりですので、そういった一連の事務の中で市としてできることを最大限行わせていただき、今回、仮契約のほうを締結させていただきました。 ◆委員(古川明美君) こういう投書みたいなのというのは、過去にもあったのかどうか、ちょっと聞きたいなと。 ◎企画総務部長(植田恭史君) 最近はないですけれども、過去、平成13年とか、そういったころにはあったようでございます。  議会でも答弁、本会議で議論されていましたので、あったと思います。最近は聞いたことがないです。 ○委員長(大竹大輔君) これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を許します。  討論はありませんか。 ◆委員(永冶明子君) 当委員会に付託された案件、議第12号、市役所新庁舎建設工事請負契約の締結についてで、反対の立場で討論します。  工事請負契約に関して、一般競争入札によって3企業体が応札して、大日本・天龍・協和・足立の特定建設工事共同企業体が落札をしたものです。  ところが、残念なことに、開札の前、市役所宛てと新聞社宛てに匿名の投書が寄せられました。新庁舎建設工事請負の入札は落札業者が決まっているという談合が行われているという情報です。翌日、新聞にも掲載されて市民の関心を呼びました。  各務原市民にとって、新庁舎建設工事は66億5500万円という巨額の投資を見込む、市政史上の屋台骨を揺るがすような莫大な予算が動く事業です。  談合情報があってから、市は対応マニュアルそのものの公表はしないとしていますけれども、談合情報対応マニュアルに沿って調査を行っており、指名業者審査委員会が審査に値すると決定した上で、各業者に事情聴取を行っています。その結果、談合の事実があったとは認められないと結論づけています。  談合しましたと、どの関係者も認めるはずはありません。それだけに、警察の捜査や公正取引委員会の調査の結果を待つべきではないでしょうか。談合の事実があれば、独占禁止法上の違法行為に当たります。また、談合情報を通報した人が虚偽であれば、業務妨害、入札妨害になると思われます。市は、警察に告発も検討しているとしています。  資料請求によれば、各者の誓約書も出され、談合はしていない旨、記名されています。しかし、各者の良心に依拠するほかないもので、客観的な裏づけ材料にはしがたいものだと考えます。今回の入札は、99.68%と高落札であり、落札業者は談合情報どおりでした。極めて疑わしいと言わざるを得ないもので、改めて入札をやり直すべきと考えます。  調査には一定の時間がかかります。こんなに短絡的、短時間で結論を出すべきではないと考えます。今回、市は調査に2日しかかけていません。余りにも拙速なやり方で66億円以上もの契約を通そうとしています。巨額な公共投資です。市民は談合情報があって不信感があります。これを正当に払拭することに行政は力を尽くすべきです。  新庁舎建設にはそもそも反対ですが、今回の工事請負契約案件に対し、拙速な結論で進めるやり方は市民の理解を得られるものではなく、議第12号議案に反対です。 ◆副委員長(小島博彦君) 議第12号、工事請負契約の締結について、賛成の立場で討論します。  議第12号は、各務原市新庁舎建設工事請負契約一般競争入札により、66億5500万円で大日本・天龍・協和・足立特定建設工事共同企業体と締結しようとするものです。  新庁舎建設は、市が発注する工事としては、各務原大橋建設工事以来の大型案件で、ここ最近の契約では、かかみがはら航空宇宙科学博物館リニューアル工事(建築)の約18億円、各務原市クリーンセンター基幹的設備改良工事の約15億円をはるかにしのぐ規模であり、また地元業者が参画できる案件として大いに注目された案件であります。  本市としても、市内企業育成は市の責務であるとの考えに基づき、1.工事品質の確保、2.経済的合理性の確保、3.競争性・公平性・透明性の確保、4.地域経済の活性化、5.円滑な事業スケジュールの5原則を踏まえた発注が行われたものと判断します。  また、県・市の業界団体からの地元企業のさらなる技術の習得と蓄積・人材育成など、建築業界全体のレベルアップを図る上で絶好の機会と捉え、新庁舎建設事業に参画を希望するという要望を踏まえた入札参加条件の決定や、入札前JV結成方式が採用され、市内企業に対する下請及び建設資材発注に関する5%ルールも設けられました。こうした発注方式を採用したことは、豊富な施工実績や高度な技術力を有する大手企業を中心とした安定的な施工体制を確保し、かつ市内企業の参加機会と技術力向上に大いに資するものと考えます。  東京オリンピックや大阪万博、名古屋市中心部の再開発などによる昨今の建設業界では、業者不足、人手不足、建築資機材不足により建設費が高騰を続けている現状を考えると、高落札になったことは、いわば予定価格積算段階で実勢価格に近い積算が行われているとのあかしであると言うこともできます。  入札執行前に入った談合情報とも受け取れる怪文書については、各務原市談合情報対応マニュアルに即した手続が行われており、談合があったと思料するに足りる事実が認められないとして入札を執行し、入札の結果、確認・点検を行い、談合があったと認められないと判断し、落札者を決定し、本日の契約締結議案の提出に至った経緯に、手続上の瑕疵は認められません。  万が一、契約締結後に第三者機関の調査により不正が発覚したときには、答弁にもあったように、工事の進捗により契約解除するか否かの判断や違約金の請求など、約款に従い適正に、厳格に対処していくなど、適切な対処をとっていただくことを要望し、議第12号、工事請負契約の締結について賛成します。 ◆委員(古川明美君) 議第12号、工事請負契約の締結について反対の立場で討論いたします。  各務原市新庁舎建設工事について、7月8日に落札業者が決まっていると談合情報の匿名の投書がありました。投書は複数の担当課に郵送されています。  それに対し、市としては、7月9日、10日の2日間で入札参加の事業者12者に事情聴取を行いました。その結果、談合の事実があったとは認められないと判断し、予定どおり7月12日に開札を執行し、落札業者が決まりました。  17日に全者が工事費内訳明細書、落札業者が確認資料を提出。  19日には、工事費内訳明細書と確認資料の確認が終了し、独自性があり適正であると判断され、落札が決定しました。  各務原市新庁舎建設工事発注方針には、事業規模の大きい新庁舎建設工事は、通常の工事以上に公平性や透明性が求められる。多くの事業者の参加により、十分な競争原理の確保ができる方法を検討する必要があると競争性、公平性、透明性の担保が記されています。  しかし、今回の入札の結果には疑問点が多いです。  まず第1に、調査期間が短いことです。市は、各務原市談合情報対応マニュアルに基づいて事情聴取を行っているとのことですが、透明性を図る点で、もう少し時間をかけてもよいかと思いました。今回、複数の担当課への投書、新聞社への投書があるなどの何らかの思いがあっての疑惑の指摘とも考えられます。この事実に対し、市民説明を果たすためにも、公正取引委員会や警察の調査結果を待つなど時間をかけて判断することが妥当であったと考えます。  次に、指名業者審査委員会メンバーが全て市の職員であること。今回のような場合は、第三者の立場の方にも参加していただくことも考えるべきではなかったのかと思います。  そして、1回目の入札は3つの企業体の参加、2回目の入札で2者が辞退をし、1者のみの参加となっています。落札した業者は2億円値を下げ、99.68%の落札率で落札という結果。実際に匿名の投書どおりの業者が落札をしました。  これらの事実を総合的に考えると、市民の多くが競争性・公平性・透明性の確保が十分に得られていないと感じるのではないかと考えます。  新庁舎建設については、当初の予算が76億円から96億円にふえ、今後もふえていく可能性があります。これからの人口減少時代を迎え、公共施設のあり方が問われていく中で、このような立派な庁舎の必要性を感じられません。新庁舎建設そのものに反対の立場でもあり、今回の入札のやり直しも検討すべきであったという考えの中、議第12号、工事請負契約の締結について反対いたします。 ○委員長(大竹大輔君) そのほかよろしいですか。   (挙手する者なし) ○委員長(大竹大輔君) これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  おはかりいたします。議第12号を原案のとおり同意すべきものに賛成の委員の挙手を求めます。   (賛成者挙手) ○委員長(大竹大輔君) 挙手多数であります。よって、議第12号は原案のとおり同意すべきものと決しました。  以上で、当委員会に付託された案件は、全部議了いたしました。  おはかりいたします。委員会報告書並びに委員長報告の作成はどのように取り扱いますか。   (「正・副委員長一任」との声あり) ○委員長(大竹大輔君) 正・副委員長一任との声がありましたので、委員会報告書並びに委員長報告の作成はそのように取り扱います。  以上で総務常任委員会を閉会いたします。 (閉会) 午後0時6分         ───────────────────────────  この記録は正当であることを認める。            総務常任委員会委員長  大 竹 大 輔...