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平成21年 6月24日総合計画特別委員会-06月24日-01号

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  1. 各務原市議会 2009-06-24
    平成21年 6月24日総合計画特別委員会-06月24日-01号


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    平成21年 6月24日総合計画特別委員会-06月24日-01号平成21年 6月24日総合計画特別委員会             総合計画特別委員会会議録                 平成21年6月24日(水曜日)午前10時3分開議                            議事堂第3委員会室協議事項】 1.議第51号 各務原市第2次新総合計画基本構想出席委員(7名)                    委員長    古 田 澄 信  君                    副委員長   吉 岡   健  君                    委 員    波多野 こうめ  君                    委 員    岡 部 秀 夫  君                    委 員    浅 野 健 司  君                    委 員    太 田 松 次  君                    委 員    藤 井 国 雄  君 〇オブザーバー(2名)                    議 長    神 谷 卓 男  君
                       副議長    川 瀬 勝 秀  君 〇委員外議員(10名)                     1 番   横 山 富士雄  君                     2 番   水 野 岳 男  君                     3 番   永 冶 明 子  君                     4 番   川 嶋 一 生  君                     5 番   池 戸 一 成  君                     6 番   杉 山 元 則  君                    10 番   三 和 由 紀  君                    13 番   梅 田 利 昭  君                    20 番   今 尾 泰 造  君                    23 番   三 丸 文 也  君 〇説明のため出席した者の職氏名               副市長         松 岡 秀 人  君               都市戦略部長      磯 谷   均  君               次長兼企画財政総室都市戦略課長                           勝 野 公 敏  君               企画財政総室財政課長  天 野 秀 亮  君               企画係長        平 工 泰 聡  君 〇職務のため出席した事務局職員               議会事務局長      村 井 清 孝               総務課長        山 下 幸 二               主 幹         土 川   孝               課長補佐        前 嶋 智 宏               主任主査議事調査係長 進 藤 達 彦               書 記         五 島 竜 一         ――――――――――――――――――――――――――― (開会) 午前10時3分 ○委員長古田澄信君) ただいまから総合計画特別委員会を開会いたしたいと思います。どうかよろしくお願いを申し上げます。  今期定例会に審査の付託を受けました議第51号について、審査をお願いいたします。  発言は、委員長の許可を得て、一問一答形式により、順序よく発言願います。  議第51号を議題といたします。  提出者の説明を願います。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) それでは、今議会に上程いたしました各務原市第2次新総合計画につきまして御説明を申し上げます。  第3回の特別委員会にて説明しておりますので、概略につき御説明したいと思います。よろしくお願いいたします。  1ページをごらんください。  第1章でございます。  総合計画の枠組みのうち、1、計画策定の趣旨でございますけれども、第2次新総合計画は、2010年を目標年次とします各務原市新総合計画計画期間満了を迎えることに伴いまして、新市建設計画都市計画マスタープラン地域福祉計画など、各分野のプランを統括したもので、地方自治法第2条第4項に基づき、本市の目指すべき将来像とその実現に資する政策をまとめ、行財政運営の指針とするものでございます。  2ページをごらんください。  計画の構成と期間でございます。  第2次新総合計画は、基本構想基本計画実施計画により構成いたします。  基本構想は、本市の将来都市像を達成するための政策の方向性を示すものとし、期間は平成22年度から平成31年度までの10年間といたします。  基本計画及び実施計画は、基本構想の指針に基づいて、より具体的な施策、事業を整理するものでございます。なお、基本計画は、中期財政計画により財源を裏打ちし、その実現を担保するものでございます。  次に、3ページから20ページにつきましては、第2章、各務原市の現状と課題でございますけれども、これは各務原市の都市づくりの歩み、現状、特性及び現在の社会の潮流について分析し、都市づくりの課題を整理したものでございます。  21ページでございます。  第3章、わがまち各務原市がめざす将来都市像でございます。  将来都市像を、未来への創造、夢ある都市、「元気な各務原市」の発展としております。具体的には、21ページをごらんください。  また、以下の3つの顔を持つ都市でもあります。「公園都市」は、都市の中の自然を大切に、人生を楽しむ場や癒し空間を提供し、知性を生かした環境共生型の先駆的なモデルとなる日本初の美しい公園都市で、「共生都市」は、子どもからお年寄り、市街地田園地帯、歴史と未来、伝統と先端技術、住民と基地など、多様な個性として共存・共生する新しい都市、また家族や地域コミュニティーが豊かさと活力を生み出す都市であります。「快適産業都市」は、県下第1位の物づくりの強みをさらに発揮し、新たな付加価値の創造により、地域発の商業、サービスの魅力を高め、創造的な産業空間の魅力あふれる生活空間を同時に兼ね備えた都市でもあります。  23ページでございます。  わがまち各務原市がめざす10年後の姿でございます。  (1)将来人口でございます。  国や岐阜県の総人口が減少局面にある中、本市の人口が増加し続けてきたことは、これまでに水と緑の豊かな都市づくりに努めてきた成果であると言えます。そのため、引き続き、本市の特性を生かしたまちづくりを積極的に展開し、計画の目標年次、平成32年の目標人口を15万人と設定いたします。  また、これまで65歳以上を老年人口として一括してきましたが、本構想では、現役世代の65歳から74歳を老年人口から分離し、準生産年齢人口として再定義いたします。この元気で意欲あふれる年齢層社会参加に誘導し、活力ある都市づくりの担い手としてとらえてまいります。  24ページでございます。  (2)土地利用構想でございます。  ①土地利用の方向では、本市は自然と都市の共生を基本に、まちづくりの3要素でございます「都市の中の自然」「都市の中の歴史」「都市の中の文化」を創造し、品格ある都市づくりに向けた土地利用を進めてまいります。  ②目指すべき都市構造につきましては、26ページの図をごらんください。新しいまちづくりの礎となります生活文化交流軸産業都市軸が基軸になり、都市拠点産業拠点交流拠点と、水と緑の回廊で構成された、調和のとれたまちづくりを進めます。  28ページでございます。  第4章、未来への創造、「夢ある都市」を実現するための6つの都市戦略についてでございます。  都市戦略1、「安全・安心の都市」でございます。  「安全・安心」は都市の第1の要件でございます。「夢ある都市」の基礎となるものでございます。だれもが安全で安心して暮らせるまちづくりのためには、自然災害や犯罪などに対する危機管理体制が整っていることが必要です。地震などの自然災害に備え、地域コミュニティーによる自助・共助体制の強化など、災害発生時の迅速な初動体制と機動力などを確立いたします。また、高齢者外国人など災害弱者に対する支援体制の強化や避難所機能の充実、新型インフルエンザの流行等に対しましては速やかな情報収集と提供、そしてその迅速な対応。犯罪や消費生活に関する情報提供相談体制の充実など、以下7本を施策の柱としております。  29ページでございます。  都市戦略2、「人づくり都市」でございます。  「人づくり」は、家庭や学校、地域が一体となって、次代を担う子どもたちを一人の自立した人間として、たくましく生きていくための人間力を育成するものでございます。  学校教育において、心豊かでたくましい子を目標に掲げ、知・情・意・体、すべてにバランスのとれた教育の充実。自然体験企業訪問事業、地域の活動や伝統行事への参加など、地域一体型教育シティカレッジなど、だれもが生涯を通じて学ぶことができる機会の提供。多様なボランティア活動の場の提供と、高齢者が社会参画できる仕組みづくりなど、7本を施策の柱としております。  30ページでございます。  都市戦略3、「人にやさしい都市」。  「人にやさしい都市」は、だれもが健康で、安心して、いつまでも暮らすことができる都市でございます。  自然環境の保全、地球環境保護の推進、社会保障の機能や地域の医療体制の強化、子育て支援体制充実、保健・医療・福祉サービスの充実、地域での支え合いや助け合いなど、12本を施策の柱といたします。  31ページでございます。  都市戦略4、「文化創造都市」でございます。  よい都市には、自然と歴史、文化、そして都市の伝統がございます。本市の歴史や伝統、文化に触れ、さまざまな活動を通じて、次世代へ継承していくこと。例えば中山道鵜沼宿などの町並み・建築物の保存・再生、あるいは美術、音楽、伝統文化活動の支援と参加の機会の提供、市民の健康増進体力向上生きがいづくり、スポーツの普及振興など、6本を施策の柱といたしております。  32ページでございます。  都市戦略5、「産業活力都市」でございます。  産業の振興は、経済の発展と地域の活力の源泉となるものでございます。県下1位の物づくり産業の強化、人材育成の支援、商業・サービス業の振興、観光交流の推進、にぎわいの創造、農商工連携による地産地消や環境保全型の農業の推進、各産業において各務原ブランドの形成と普及など、6本を施策の柱といたします。  33ページ都市戦略6、「未来への基盤づくり」でございます。  「未来への基盤づくり」は、快適都市の実現ばかりでなく、次世代への豊かさを生み出す装置でございます。本市は、だれもが安全で快適に暮らしやすく、さまざまな都市機能を集約したコンパクトな市街地を形成いたします。良好な住環境と自然環境が美しく調和した都市基盤を創造、広域幹線道路の整備、南北のネットワークの形成、鉄道を軸とした公共交通の充実、上下水道などの生活基盤の整備など、6本を施策の柱としております。  34ページでございます。  第5章、独立都市自治体の推進についてです。  知恵あるたくましい市役所の構築を目指してまいります。スマート・シティ・ガバメントをスローガンとして、知恵と汗によりしなやかな市役所を構築し、多様なサービスを提供してまいります。  その実現のための3つの戦略は、1つ、市民との協働によるまちづくりの推進。地域住民自治会、NPOやボランタリー、企業など、多様な市民がお互いに連携、協力し、みずからができることはみずからが行うことを基本とし、市民と行政が協働によるまちづくりを推進すること。  2つ目、都市経営力の強化。本市は、みずからの責任と創意工夫のもと、独創的な魅力ある都市づくりを展開していきます。そのため、職員のマンパワーの強化・育成、行財政構造改革カイゼン運動の強力な推進とともに、計画的・効果的な行財政の運営など、都市経営力を強化いたします。  3、広域連携の推進でございます。市民の生活圏や地域の経済圏は行政区域を超えて拡大する時代でございます。周辺都市が連携して、一体的に施策展開をしていく必要があります。広域連携における本市のリーダーとしての役割を自覚し、産業、教育、防災など、幅広いネットワークの形成に努めます。  以上で、各務原市第2次新総合計画基本構想概略説明といたします。 ○委員長古田澄信君) 以上で説明は終わりました。  これより委員の質疑を許します。  質疑はありませんか。 ◆委員(岡部秀夫君) 今の別冊の中で、例えば5ページですと、人口とか産業等現状分析、そして17ページは国際化の中で増加傾向にある海外の労働者長期滞在化や定住化というようなことが書いてあるんですが、今現状、これをつくられた時点というのは、いわゆるメーンの部分は昨年ぐらいかなというふうに思うんですが、そういった中、今現在ですと、国の方でも14兆何千万の補正とか、実際には失業対策とか、大きく変わってきた部分があるんですが、そういったことについては、時点の修正というか、再分析というか、そういったことは実際にはされてきたんでしょうか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 多分外国人労働者の人口が減っているとか、そういう状況ということだと思いますが、この10年で外国人の方の人口が大体2倍以上伸びまして、現在4000人と。若干昨年からの景気によりまして少しは減少しておりますけれども、総体的にはまだ4000人近くの外国人の方が見えます。今おっしゃいました時代の変化につきましては十分見込んでおりまして、今後の基本計画展開等に十分反映できるものと考えております。 ◆委員(波多野こうめ君) まず最初に、これ、きれいな冊子にしていただいたわけなんですけれども、議案の段階でこういうふうにでき上がってしまったように印刷されてしまっているという状況なんですけれども、これはどういうことでしょうか、まずお聞きしたいと思います。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) これは、文章だけですと非常にイメージがしづらいもんですから、見やすくしたということが1つ。それと、中身をイメージできるものということで、こういう形で提出させていただきました。 ◆委員(波多野こうめ君) それは見やすいですわね。ですけれども、まだ議会としてはどういう方向になるか、議案として提出されたわけですので、わからないわけですが、どのぐらいつくってしまわれたんですか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 300部ほどつくりました。 ◆委員(波多野こうめ君) これ、議案ですよね。議案なんですけれども、議案とはどこにも書いてないし、提出されたのが6月議会であるにもかかわらず、22年3月の来年発行の準備ですよね、これ。こういったことはどうなんでしょうか。本来の議案としての提出じゃないと思うんですが。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 22年度からということで日づけの方は入っておりますので、特に思いはありませんけれど、別に問題はないと思います。 ◆委員(波多野こうめ君) 議案として提出をされるわけですから、やっぱり議案の形をとってもらうというのは当たり前の話ですが、来年の3月から始まるんですけれども、もうその日にちで提出される。そして、きれいな印刷ででき上がったもので提出されるというのはいかがなものかというふうに思いますけれども、そして、訂正箇所がありますけれども、この訂正箇所についても、シールが張ってあるんですけど、本来の訂正というのは、正誤文をつけて訂正をするというのが筋じゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) シールを張ってあるところは多分ページだと思いますけれども、印刷にかけたときに、前のものと少しページの変更がございましたので、そこのところを訂正させていただきました。内容については変わってございません。以上です。
    ◆委員(波多野こうめ君) 質問したことに答えていただきたいんですが。 ○委員長古田澄信君) 波多野委員に申し上げますが、中身の審議じゃなくて、書式とか、訂正をしてあるというような審議とは違いますので。 ◆委員(波多野こうめ君) 中身の審議にいけれへんもんで、中身の審議しますよ。しますけど、いけれへんもんで。 ◎都市戦略部長磯谷均君) 議員御指摘のとおり、一般的な議案の形式をとっておるわけではありません。今回、特に配慮させていただいたのは、これは正式な資料としてお出しするわけではないんです。あくまでも我々は議案として、議会の議決をちょうだいした後に総合計画として認知をするものです。これはあくまでも案です。案ですが、実際に近い形を見ていただくという、わかりやすさということを重点に置いたものですから、一般の議案の形式をとると、それがわかりづらくなる。そういう意味合いで、できるだけわかりやすくということを念頭に置いて調整した資料です。ですから、まだここで全部これをのんでくださいとか、そういう横着な発想ではないので、なるべくわかりやすくということに配慮したものですので、理解していただきたいと思います。 ◆委員(波多野こうめ君) まあ委員長にも言われていますからあれですけれども、前回、この特別委員会でいただいたもので十分わかりますし、あのときもカラー刷りになっていましたし、そして案なら案と書いておいてほしいし、提出されたのも、この議会ですので、21年6月議会と、こういうものを出していただくのが本来であるというふうに思います。  それで、本当にもったいない限りだと。でき上がったものではないということであるならば、本当に無駄遣いをされたんだなというふうに思わざるを得ません。  それでは、中身に入りますが、私、55項目の達成率というのをこの委員会でも報告をいただいておりましたので、その中身というか、詳細について、いろいろ職員の方にも教えていただきながら進めておりましたところ、実は見直しをしていたんだということがわかりまして、きのうですが、こういった資料をいただきました。16年末と19年末に見直しをされたということで、その中身について、前回の特別委員会達成率が報告をされていたのだということがわかりましたけれども、それまでは全くここに書かれている何項目かの問題だというふうに思っていましたので大変な誤解をしていたわけですけれども、こういった見直しをされて、私たちは何遍でもこの問題について取り上げてきたわけですけれども、なぜこの見直しがされていたことを報告いただけなかったのか、お聞きしたいと思います。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 見直し、16年と19年の2回やっておりますけれども、これ、川島町との合併によって数値が変えられたものとか、あとは社会潮流に伴います施策転換等々により見直しを行ったわけですけれども、基本的にこの基本計画数値目標につきましては議会の議決事項ではございません。私どもは市長部局の権限として、いろんな数値目標の状況に応じた見直しを図ったものでございます。 ◆委員(波多野こうめ君) 特別委員会で何度もこのことを問題にしてやっているんですけれども、なぜそのときに、こうやって見直しをしたんですよということを報告していただけないのかというのが大変疑問なんですが、私たち、この中で2つだけが達成できていないんですよという話を聞いて、えっという感じで、何度も聞き直しているにもかかわらず、このことは一切触れられないというのはどういうことですか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 今申しましたように、必要に応じて目標数値については見直しをかけております。以上です。 ◆委員(波多野こうめ君) 必要に応じて見直しをするということは私も理解します。合併ということもありましたし、制度的に意味をなさなくなってきているものもありますから、そういったものについて見直しは当然必要なんだろうということはわかりますけれども、議会の議決事項じゃないからとおっしゃいますけれども、この第2次新総合計画をつくるに当たって、新総合計画がどういう状態であったかというのを私たち特別委員は議論をしていたはずです。その時点において、そういったことが一切説明がされていないんですけれども、余りにも不親切じゃないかと思いますが、どうですか。 ◎都市戦略部長磯谷均君) 数値目標につきましては、先ほど課長が申し上げておりますが、市長部局の責任においてやるというすみ分けはできております。原理原則はそこですが、その進捗について、この特別委員会が設置された後に、第1回目の新総合計画についてのレビューをするという段階で、その達成状況等については御説明を申し上げておるはずです。 ◆委員(波多野こうめ君) 55項目の達成状況だということはお聞きいたしましたし、そして、クラブサークルの問題と近隣グループのこの2つの問題が達成できなかったということもお聞きをいたしましたが、私たち、その55項目と聞いたときに、これ数えてなかったもんですから、この項目だというふうに思い込んだのがいけなかったのかもしれないんですけれども、普通はこの項目ですと言えば、この項目全部ねというふうに思うわけじゃないですか。それでもって、こうやって見たら、まず一番最初に書いてある基本健康診査の受診率については50%を目標値にするというふうに書かれています。今、特定健診に制度は変わりましたけれども、じゃあ前の基本健診のときは何%だったのか、特定健診になったら何%だったのかということも全く明らかにされないで、この新しい見直しをしたものを見たら、それがもうなくなってしまっていると。そういった達成率の低いものは削除してしまったり、例えばここに書いてあります身体障害者の施設の問題なんかでも、さわらび苑ができましたけれども、それ以後もこの計画からいうとふやしていく計画になっていますけれども、全く変わっていないわけですけれども、そういったものはこの55項目から削除している。こういったことを考えると、余りにも達成率を上げるために自分たちの都合のいいものだけに置きかえてしまっているというふうに思わざるを得ないんですが、いかがでしょうか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 例えば、今言われました制度改正によるもの、身障者の話がありましたけれども、これにつきましては、いわゆる自立支援法ができまして、もう施設じゃなくて、いわゆる在宅、地域でという制度に変わりました。ですから、この前のやつを数値目標に残しておくこと自体が時代の社会の転換となじまないということで、そういう理由で削除させていただきました。 ◆委員(波多野こうめ君) 今、障害者の施設の問題を言われましたけれども、療護施設にしたって、関と羽島市にしかないわけですので、そちらの方へ行かれているわけなんです。制度的には変わりましたけど、必要な施設はもちろん目標としていますし、その利用形態ももちろん変わってきてはいるんです。だから、各務原市にそういう施設がなければならないということではないんですよね、いろんなところが使えるわけですので。だから、例えば圏域的に考えるのか、それとも削除してしまうのか、それはもちろん検討が必要なことだと思いますけれども、障害者の施設にしてみれば、こういったものは決して十分に足りているわけじゃないもんですから、削除してしまうということはいかがなものかというふうに思いますし、それから、特別養護老人ホームにしても、今、待機者が何人ぐらいお見えになるかわかりませんけれども、大変な数の方が待っておられるわけです。ここも目標値そのものが455というふうに変更をしていますけれども、それで455の目標に対して100%の達成率だというふうになっているわけですよね。待機者がいる現状をどこまで目標にするのかというのももちろんありますけれども、そういった都合のいい変更というふうにしか私たちは見れないんですけれども、そういった変更にしてしまっている。そういう状態については、なぜそのことについて、もっと誠意的に御説明がいただけないのでしょうか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 先ほどから申しておりますように、制度改革、あるいは施策の転換によりまして、私どもの方で見直しをさせていただいたということでございます。 ○委員長古田澄信君) 暫時休憩します。 (休憩) 午前10時33分        ──────────────────────────── (再開) 午前10時36分 ○委員長古田澄信君) それでは、委員会を再開いたします。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) この総合計画ですけれども、この下にいろんな基本計画がついてくるわけですが、その中に、例えば今おっしゃった障害児の対応等々につきましては、また障害者プラン、こういうもので細かい施策については示してまいりますのでということでございます。 ◆委員(波多野こうめ君) 前回の数値目標と、それから見直しが行われた以後の目標とということについてはこのぐらいにとどめますけれども、何か都合のいい数字に置きかえているということを言わざるを得ないのではないかというふうに思います。  それから、私たち、いつもこういった計画をつくるときに思うことですけれども、この各務原市としては、まちのど真ん中に基地を抱えるまちであるわけなんですけれども、そういったまちであるにもかかわらず、騒音の問題とか、平和の問題とかというのは位置づけが大変弱いというふうに言わざるを得ないんですが、ここはどういう御認識でそういった形になってくるのでしょうか、お伺いいたします。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 今の基地のことですけれども、22ページの「共生都市」の中で住民と基地との共生ということで示させていただいております。その中でいろんな対応を図っていきたいと。「共生都市」の中の2行目ですけれども、住民と基地、ここで共存・共栄していくというスタンスで進めていきたいと思っています。 ◆委員(波多野こうめ君) 私もよう見つけなかったんですけど、そのぐらい位置づけが、まちのど真ん中にあるにもかかわらず大変弱いと言わざるを得ないんですけれども、もう少しきちんとした位置づけをもって、騒音の問題だとか、PAC3も配備されて、強化もされているわけですので、そういった問題などきちんと位置づけして、市民の皆さんが悩んでいるそのことに市としてこたえていくというような計画にすべきじゃないかと思いますが、どうでしょうか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 今おっしゃられたことも、この共生の中で、例えばそういう申し入れとか、そういうことについては行っていきたいということは思っております。 ○副委員長(吉岡健君) 2ページなんですが、3年間を1つの区切りとしたローリング方式とかと書いてあるんですけど、まずローリング方式って何なのかなということを教えていただけますか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 3年間を毎年転がしながら、随時、毎年見直していくというのがローリング方式なんですよ。書いてあるそのものですので、いわゆる毎年3年間を見直していくと、そういうことをローリング、転がしということで一般的に使っておるということです。 ○副委員長(吉岡健君) ローリング方式を採用されてということなんですけど、スタート時点の報告とか、常任委員会などに報告していくのかどうかわからんのですけど、以降のフォロー、今、波多野委員が言われておられましたね。状況はどういうふうに展開されているとか、いろいろありますけど、以降のフォローとか、新規の計画の内容とかの確認といいますか、そういうものはどういうふうに進めていくんですか。要は議会がどのようにかかわっていくかという部分で。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) いわゆるこの実施計画、これは思いだけですが、とりあえず未定ですけれども、毎年の実施計画の議会への報告でございますが、これは次年度予算が確定する2月に、予算の発表とあわせて、総合計画の中でどういう位置づけをして事業を掲げたかということを説明させていただきたいと思っております。 ○副委員長(吉岡健君) その後、この実施計画、3年間で評価、反省をしやすくして、かつ次の施策に反映しやすいようにということで、多分これ、長期間ではなくて、短いスパンで実施を進めていかれるというふうに理解をしているんですが、この反省なんですけど、とりあえず3年間、この3年間を1区切りとして評価、反省をしていくのか、毎年毎年反省をしながら、翌年度、翌年度に展開をしていくのか。要はISOのやり方ですわね。評価、反省をして、すぐリターンするといった形で進めようとしているのか、ちょっと説明をしてください。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 今おっしゃったように、毎年実施計画を報告しますので、その策定時に、当然前回の反省等々を踏まえて、同じように毎年議会の方へも報告させていただくと、そういう予定でおります。 ◆委員(波多野こうめ君) 基本構想は議会の議決事項ですけど、その前後5年間に見直しを行う。そしてまた、今言われたように、3年ごとにローリング方式を行っていくということなんですけれども、議会への報告というのはその2月の時点のときだけですか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 今申しましたように、実施計画については2月ということですので、基本計画につきましては、目標数値等も入れていますので、それについては、今のところ予定といたしましては、多分確定するのが、決算、5月31日締めた後になりますので、基本計画の実施状況につきましては、ちょっと時間差、タイムラグができますけれども、数値目標、いろいろ問題になっていましたけれども、そういう形で進捗状況については御報告していきたいと思っています。 ◆委員(波多野こうめ君) 毎年のそういったことについては、もちろん機会をとらえて御報告をいただきたいというふうに思うんですけれども、この基本計画の前期・後期というのがあるわけですけれども、まず前期・後期のときについてはいかがでしょうか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 今回の基本計画につきましては5年ですので、5年のスパンで考えております。後期については、後期を作成する1年か2年前にまた策定に取りかかりますけれども、今言われたことにつきましては、毎年の報告の中で確認をいただいて、その中で、反省を踏まえて、新たな状況に応じた計画を次に展開していくということで、基本的にまとめて何年とか、そういうことじゃなくて、毎年報告できる中でお示ししていきたいというふうに考えています。 ◆委員(波多野こうめ君) 執行部の皆さんは、こういう新しいもので見ていたわけですけれども、私たちは依然として10年のこれでずうっと眺めておったわけですから、やっぱりこのギャップはなくさないといけないと思いますので、見直しをされたら、すぐ報告をしていただきたいし、そして、もちろん新しくふえるものもあるわけですので、そういったことはやっぱり、報告義務はないかもしれないですけれども、反省を踏まえて、報告をしていただくということでいかがでしょうか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 変更については、随時お示ししていきたいと考えております。 ○副委員長(吉岡健君) 22ページの細かい部分に入っていきたいと思うんですが、ここで3本柱、公園都市共生都市快適産業都市ということがうたわれているんですが、公園都市なんですけど、市民の中ではもう公園は勘弁してよというような声もある中で、公園都市をどこまで公園にしたいんやというイメージがよくつかめんのですよね。ですから、いつまでたっても公園都市公園都市って走り続けている気がするんですよ。この公園都市というイメージは、どんなイメージを持たれているのかというのをちょっと教えていただきたいんですけどね。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 22ページ公園都市のイメージであると思いますけれども、やっぱりこういうものというのは、未来の次世代の方がどういうとらえ方をするかというのがあると思うんですが、今やっていくということが非常に大切だと思います。いつ終わるということはまだありませんけれども、基本的には水と緑の回廊計画に基づいて、水と緑のコリドーというものを創造していくことによって、ここに書いてありますけれども、美しい都市を創造して、産業活力であるとか、にぎわいであるとか、商業の活性化であるとか、そういうものにつなげていくというイメージですね。ですから、いつまでにここまでということは今のところないですけれども、今は水と緑の回廊計画に基づいて整備を進めていると、そういうことでございます。 ○副委員長(吉岡健君) 結局それは、公園に突出してはいかんのですけど、公園づくりに走り続けることになるわけですよね。今回、岡部議員が都市公園のことを一般質問されましたよね。大ざっぱにこの各務原市で大きな公園整備はほぼもう段取りがついたから、そういった都市公園に特化していくんやとか、イメージがありますよね。まだまだ大きな大きな公園をどんどこどんどこ整備していくのか、将来的に緑が大切やとか、環境が大事やというのはよくわかりますけど、いつまでたっても、公園整備、公園整備で走るわけですよね。そのあたりのイメージをちょっと教えてください。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) ここで言うパークシティというのは、ただ単に公園をつくるということだけではないんです。ですから、公園づくりと公園都市構想のパークシティとはちょっと意味合いが違いますので、すべての基盤整備の中でということですので、このパークシティというのは。ですから、各地に公園をつくっていくと、そういう詳細なことじゃなくて。 ○副委員長(吉岡健君) 今言われました、結局イメージなんですね。この公園都市というのは、全体をつなげた仕事であり、生活空間であり、何とかの公園都市というイメージですよね。その中で、もう既に公園をつくる各拠点、公園という部分はもう基盤整備はできたので、その連携をつなげていくというのがイメージですと答えていただければ、ああなるほどなあとわかるんですよ。イメージですと言っていただければ。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) そのようなイメージです。 ○副委員長(吉岡健君) 31ページ、柱なんですけど、健康をちょっと柱にした方がいいような気がするんですけど、健康への取り組み。この辺、いかがでしょう。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 健康につきましては、実は福祉であるとか、教育であるとか、そういう分野に実際は広く広がってくるわけなんですけれども、ここで言っておるのは……。   (発言する者あり) ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) ですから、健康については幅広いもんですから、とりあえず文化創造で言っております健康づくりは、スポーツを通してというふうにしております。 ○副委員長(吉岡健君) ごめんなさい、ページを間違えました。柱という部分で、健康の部分がちょっと足りないといいますか、うたい方が少ないような気がするんですけど、これは基本計画に移ってきたら、ばんばかばんばか出てくるんでしょうかね。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 基本計画の中でお示ししていきたいと考えております。 ○副委員長(吉岡健君) 30ページの中で、公園ばかりにこだわるわけじゃないんですけど、緑地以外の環境保全とか、例えば水質の保全とか、議会でも今回質問が出ておりました生態系に関する取り組みとか、そういった部分はこの柱としてはとらまえる必要はないという判断でしょうか、それともまた基本計画の中でだあっと出てくるのか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) おっしゃるとおり基本計画の中で示していきたいと考えています。 ○副委員長(吉岡健君) 32ページなんですけど、これが今の各務原市の職員の皆さんのすばらしい発想力かなと思うんですが、柱の部分の人材の「材」なんですけど、財産の「財」を使われているんですね。普通は材料の材ですよね。ここが特別皆さんの思いがこもっている「財」かなというふうに思うんですけど、その心をちょっと教えていただけますか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 物づくりであるとか、サービス業であるとか、農業を問わず、やっぱり一番必要なのはマンパワーであると思います。なおかつ、その中でも能力というのは宝だと思いますので、そういう意味で「財」という表現をさせていただきました。 ○副委員長(吉岡健君) 誤字じゃないと。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) そうです。誤字ではございません。 ◆委員(浅野健司君) 34ページ、3の広域連携の推進ということで、先ほど課長、リーダーとしてという御説明をいただきましたが、なかなか今までも連携せないかんのやないかというところと連携をしていないとかあったんですが、リーダーとしてというのは、どういった像を描けばいいんでしょうか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) これは強い意思でございますが、いろんな広域的な課題に立っては、中心的に動きたい、行動していきたいということです。 ◆委員(浅野健司君) 今まで首長の関係もあると思うんですが、首長がいいところは非常に本当に懇意にしているというところもあったんですが、首長同士がどうしても意見が合わないというところもあって、そういったところに関しても、ちゃんとこちらからアクションをかけるのか、あちらから来るのを待つのか、どちらの姿勢をとっていくつもりなんですか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) いろんなケースが考えられますが、必要に応じて判断していきたいと考えております。 ◆委員(浅野健司君) ちょっと関連してばかりで申しわけないんですが、確かにグレーター・ナゴヤで経済圏とか経済的なものは非常にリーダーシップをとりつつある中だと思うんですけど、産業はいいとして、教育、防災等々、既にやっているというところもあるので、そういったことを考えると、ちょっと後手に回っているんじゃないかなというところもあると思うんですね。そういったところ、ちょっと意見になってしまうかもしれませんが、そういったことを考えて、先ほど自信を持って言われた、リーダーとしてということをもっとさらに自覚をしてやっていっていただきたいと思うので、特に力を入れてやっていっていただきたいなということと、あと、一番上の方にありますスマート・シティ・ガバメント、横文字が幾つかありまして、非常にわかりにくい部分があると思うんです。市民の方が見て、この言葉について、わかりますよということをちょっと、だれが見てもわかるように、親切に補足的に入れといていただいた方がいいんじゃないかなというふうに思いますので、意見としてだけ申し述べさせていただきます。 ○副委員長(吉岡健君) 33ページです。公共交通機関の部分なんですけど、これもまたイメージでいいですが、公共交通機関の充実というのは、市バスを走らせるようなイメージをお持ちなんでしょうか。ふれあいバスを充実させようというイメージなんでしょうか。名鉄やJRに強く働きかける程度のものなんでしょうか。ちょっとイメージを教えてください。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 私ども、JRと名鉄で市内に16の駅がございますので、その駅というものをやっぱりうまく市民の利便性に合わせて活用していく必要があるんだろうと思いますので、これはふれあいバスであるとか、いわゆる企業のバスであるとか、そういうものを連携させて、イオンであるとか、そういうものでしっかりつなげていくような、やっぱり使われる方の利便性をもっと考えた工夫をしていきたいというふうに考えています。 ◆委員(藤井国雄君) 33ページですが、「また、広域幹線道路の整備により、産業振興と交流を促進する新たな南北のネットワークを形成します」。これは多分この後はっきりしてくると思うんですけど、我々が聞いて、ああこんなことを考えておったのかというような、そういう構想があるんですか、新たなネットワークで。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) これにつきましては、基本的に念願の各務原大橋、那加小網線ですね。このことをイメージしております。 ◆委員(藤井国雄君) 今のお答えに関連して、課題も、かなり重要な課題があると思うんですけど、その辺も将来はあれですかね。はっきり申し上げるとこの下の写真ですね。この写真の向こうの方です。先の方です。要するにここから向こうのことで大きな課題が残っていると思うんですけれども、協定道路の。この辺はどんなふうに。それもはっきり次ぐらいで出てくるんですか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) これについては、実施計画でそこら辺の整合性はとっていきたいと思っていますので。 ◆委員(藤井国雄君) 例えば新たなバイパスを考えるとか、そんなような構想も頭の中にあるんでしょうか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 今の件につきましては迂回という形になると思いますが、今、基地の方と協議をさせていただいております。 ◆委員(藤井国雄君) 物すごい小さな話ですが、同じく33ページで、一番上の行で、「未来への基盤づくりは、快適で住みやすい都市を実現するばかりでなく、次世代豊かさ」と書いてあるでしょう。次世代の後、1つ言葉が抜けておるんじゃないですか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) おっしゃるとおりでございます。「次世代の豊かさ」です。 ◆委員(藤井国雄君) これは多分30ページに関連すると思うんですが、我々、いわゆる団地族なんですが、市内には相当たくさんの大規模団地がありますね。団地の我々がかなり高齢化が進んでおります。その我々は、将来のことを考えると、やっぱり行き着く先のことを心配するんですよね、亡くなった後のことをね。安心して入っていけるところとか、そんなことを考えることが多いんですが、その辺のところは構想の中にはあるんですか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 構想の中では触れておりませんが、当然需要に応じた、ニーズに応じたことについてはやっぱり考えていきたいというふうに。 ◆委員(藤井国雄君) 期待しております。 ○委員長古田澄信君) 暫時休憩します。 (休憩) 午前11時3分        ──────────────────────────── (再開) 午前11時10分 ○委員長古田澄信君) それでは、委員会を再開いたします。  質疑はありませんか。 ◆委員(波多野こうめ君) 30ページですが、人にやさしい都市の部分で、上から2行目なんですけれども、「健康で文化的な最低限度の生活を営む所得が保障され」となっているんですね。憲法25条でいいますと、権利を有するというふうになっていますけれども、あえて、ここを所得にした理由は何でしょうか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 憲法の条文とは異なる表現をさせていただいております。 ◆委員(波多野こうめ君) 憲法25条と書いてあるわけじゃないもんですから、市としては、所得を保障するという思いで書かれているんだと思うんですけれども、今言いましたように、権利を保障するのと、所得を保障するのと、どういう意図があって変えておられるのかということをお聞きしているんですが。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 産業振興ビジョンの中で、全体的に市民所得を上げるというのがビジョンの目標達成になっていますので、そういう意味合いを込めて、ここでは「所得」という表現をさせていただいております。 ◆委員(波多野こうめ君) ここの場合ですと、シビルミニマムですので、全体の所得を上げるんじゃなくて、最低限の人たちの保障をしていくということですので、ちょっと意味合いが違うと思うんですけれども、所得だけ保障するのかということなんですよ。いかがでしょうか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 権利は社会保障というのがございますので、ここでは一般的にすべての方の所得を上げていきたいということで、ここに所得ということを上げさせていただいています。 ◆委員(波多野こうめ君) 市長は、所信のときに25条を上げておられるもんですから、ひょっとしたら、私、「権利」の間違いかなというふうに思ったりもしたもんですから聞いたんですけれども、やっぱり所得と限定してしまうのか、全体的な権利というふうに広げておくのか、これは大事なところだと思うんですけれども、あくまで所得なんですね。 ◎都市戦略部長磯谷均君) ちょっとわかりづらいと思うんですが、先ほど課長が申し上げたように、市の施策として、市民所得を上げる。1つの施策があります。ですが、ここで表現しておりますのは、憲法で保障しておる権利ということについては、国が社会保障制度の中できちっと保障していく。ですが、市としてできることは何かということについては、それでは少しすき間が出たりする場合もありますし、より綿密な社会保障といいますか、市としてできることを環境を整えていきたいという意味をもって、安心していつまでも暮らせるシビルミニマムということを提案させていただいています。あくまでも所得を直接的に保障するということを宣言したものではなくて、我々の思いの中では、市民所得を上げるという意味を込めたいということで表現をしております。 ◆委員(波多野こうめ君) 確かに、例えば生活保護受給者と国民年金なんかで暮らしておられる方なんかを比較すると、生活保護受給者より低い生活をしていらっしゃるような方がお見えになるわけですので、そういう人たちの所得を上げるということも必要なのかもしれないですけれども、やはり所得に限らずに、憲法であるからいいといえばいいのかしれないんですけれども、あえて市の場合は所得ということなんですね。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) そのとおりです。今、部長が申しましたとおり、早く美しいまちをつくり上げて、皆さんの所得が担保できるような、そういう環境を整えていくという意味で、所得としております。 ◆委員(太田松次君) 同じページですが、取り組む施策の柱、福祉関係の推進、地域福祉、子どもの福祉とありますけれども、ここの中にやっぱり障害者の就労支援ということ、上段には少し書かれておるんですが、やっぱりこれ、今、特に相談事で多いのは、こういう景気もそうですけど、私も12年前から障害者の就労の問題についてはたびたび議会でも発言しましたが、やはり障害者の方の就労支援というのをもっと力を入れてやっていただきたい面があるんです。この前も、ピアノコンクールで日本をあっと言わせ、世界をあっと言わせるような事例もありますので、ああいう事例は、親がそういう子どもの才能を見つけ出して伸ばしたという典型的な例ではないかと思います。そういう点で、今、市内でも自閉症の方、それから発達障害、いろんな障害をお持ちの方もたくさん見えますけれども、障害の程度を知れば知るほど、その子に合った仕事というのが必ず見つかるというのが私の意図するところですので、ここら辺の柱の中に、障害者の就労支援ということを入れていただけたらどうかなと思うんですが、そこら辺はどうでしょう。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) ここでは障害者福祉の推進というふうになっています。この後に、基本計画の中で、いわゆる就労支援、あるいは障害の程度・種類に応じた対応、そういうものを盛り込んでまいりたいと考えています。 ◆委員(浅野健司君) 34ページ、1番の下から2行目、「市民と行政がそれぞれの役割と責任を認識」という言葉がありますが、役割と責任の認識をこれからしていただくのか、既にしているというふうに考えているのか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 現在でも、行政、あるいは地域、市民の役割というのは分担はしておりますが、これをもう少し明確にしていきたいというふうに考えています。 ◆委員(浅野健司君) そういったものを出していくということですか。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 基本計画の中に、いわゆるここの部分について盛り込んでいきたいというふうに考えています。 ◆委員(藤井国雄君) また、2ページに戻っていただきたいんですが、2ページ基本計画の一番最後のところで、「また、財政計画を策定し」というくだりがあるんですが、これは5カ年計画の中に入れる文言としては、むしろ3番の実施計画の中にこの文言が入った方がより現実的じゃないかと思うんですが、どうでしょうね。 ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 当然5年間の基本計画の中で財政の見通しは必要です。もう1つ、その下で実施計画では、より近々の財政状況というのを勘案してつくってまいりますので、当然実施計画の中にもそのことは包括されております。 ◆委員(藤井国雄君) そうしますと、下の総合計画の体系図及び計画期間の中に何らかの形で少し入るといいんじゃないですかね、財政計画ということが。いかがでしょう。
    ◎次長兼企画財政総室都市戦略課長勝野公敏君) 今おっしゃったことをちょっと盛り込んでいきたいと思っております。 ○委員長古田澄信君) よろしいですか。   (発言する者なし) ○委員長古田澄信君) これをもって質疑を終結いたします。  これより討論を許します。  討論はありませんか。 ◆委員(波多野こうめ君) 議第51号 各務原市第2次新総合計画基本構想について、反対討論を行います。  この基本構想は議案の段階で、議会が承認するかどうかもわからない時点であるにもかかわらず、オールカラー印刷の冊子にしたことや、議案であるはずなのに「案」の文字がないこと、既に来年3月の実施時期を印刷してしまっていることなどは問題です。議会は賛成をするものとたかをくくってのことでしょうか。否決されれば無駄遣いです。こんな議会や市民を無視したやり方は納得できません。訂正が必要な部分に紙が張ってありますが、こんなやり方は正式なやり方ではありません。本来、正誤文をつけて訂正をすべきものです。  これまで特別委員会で問題になっていましたが、これまでの新総合計画の総括があいまいになっています。55項目の達成率は97.09%で、近隣ケアグループとクラブサークルが未達成との説明でした。しかし、数値目標が現在にそぐわなくなったと、平成16年、19年に見直しを行っていました。それなのに、この委員会で何度も達成率が問題となり、説明を求めているのに、見直しをしたことすら報告をしませんでした。  また、目標値が達成していないものは削除したり、目標設定を変更したりして、達成率が上がるように設定しています。こんなやり方は余りにも市民を愚弄していると言わなければなりません。そして、443の施策の検証についても拒み、明らかにしませんでした。  これまでの新総合計画を踏まえ、第2次新総合計画は行うべきものです。議会の承認が必要なものは基本構想だけですが、構想だけでは美辞麗句にすぎず、具体的にわかりづらいため、他市では基本計画と一緒に提出をしているところもありますので、当市も一緒に提出をしていただきたかったです。  市長は、アンケートの結果に示された市民の声は第2次新総合計画の中心の課題といたしますとか、社会福祉力の向上と言われますが、どういった施策なのか、今までと何が違うのかなど、何1つ具体的なことがわかりません。基本計画と一緒に提出してこそ基本構想が生き生きとしてくるのではないでしょうか。  そして、私たち日本共産党がいつも問題にするのは、岐阜基地の問題です。まちのど真ん中に基地があり、市民は自衛隊機の騒音に悩まされ、PAC3の配備など、基地強化にも不安を持っています。基地を抱えるまちとして、この問題が欠落しています。  よって、この議案は反対をいたします。 ◆委員(岡部秀夫君) 今特別委員会に審査の付託をされました第2次新総合計画基本構想につきまして、賛成の立場で討論をさせていただきます。  平成32年(2020年)を目標年次とした基本構想につきましては、4月16日、5月1日、14日、そしてきょうの計4回の委員会の開催、そして執行部の説明を受け、慎重に審査を重ねてきたところでございます。  第1次新総合計画では、10の都市戦略、156の基本施策、443の事業施策が実施されてきたところは大いに評価すべきところではありますが、ただ目標水準に対する達成率は、いろんな意見がきょうございましたように非常にわかりにくいところがあったということでございます。  第2次新総合計画では、こうしたところの目標数値の設定には、具体的かつ現実的な達成度合いが可視化された基本計画を作成していくとの説明がございました。実施計画は、計画期間が3年間で、1年ごとのローリング方式により進行管理を行っていくとともに、満足度調査も実施していきたいとのことでした。また、市民アンケートでの意見が多かった高齢社会、少子高齢化などの課題につきましては積極的に取り組んでいくとの考えも示されました。  国の経済雇用対策の補正予算や失業対策外国人労働者の問題、こうした喫緊の課題も検討し、十分対応できるとの答弁もございました。  平成24年に開催されます岐阜国体においては、より多くの各務原市民の活躍を期待しているところですが、軽スポーツ、健康づくりだけではなく、専門的スポーツ、中学・高校生が頑張っている競技選手を国体、あるいはオリンピック選手に育てる環境づくり、体育施設づくりの充実が大切と考えております。市民アンケートの中でも、第1次新総合計画の中でも要望のあった事業でございます。  また、総合計画審議会の答申においても、住民ニーズを的確に把握の上、具体施策を設定し、着実に構想が実現できるよう推進をと要望されておりますので、ぜひとも実現、実行をお願いしたいところでございます。  夢ある都市、元気な各務原市の発展のため、市民の皆様とともに、新しい未来を開拓し、つくり上げていくために、6つの都市戦略によって実現していくと、市長は今議会の提案理由でも述べておられます。これからの具体的な施策の立案につきましては、基本構想を踏まえ、今後、基本計画実施計画を作成されるとのことですので、こうした提言、意見に十分配慮し、市民とともに未来を開拓するためにも、計画の内容、予算等の状況等、進捗状況や達成度を市民が絶えず把握できる仕組みをつくっていただくことを要望、期待し、議第51号の基本構想は適切と認め、賛成いたします。以上です。 ○副委員長(吉岡健君) 賛成の立場で討論したいと思います。  構想の段階なのでイメージがつかみにくい部分がありますけど、総論として、広範囲に及ぶ行政サービスまちづくり施策が網羅されていると理解をしております。  第1次の総合計画実施においての反省点やよかった部分を踏まえて、基本計画に臨んでもらいたいというふうに思います。  特に評価方法につきましては、わかりにくいという声が多かったので、それを踏まえて、わかりやすい評価方法を設定されたいと思います。  また、新規事業に対しては、評価の中でわかりにくいという要因の1つであると思いますので、別のラインに乗せて実施するのか、第2次新総合計画の中に追加して進めていくのかを十分検討いただければなというふうにも思います。  基本計画実施計画の作成、実行、評価、反省に際しては、議会に対する報告を確実に行っていただけるようシステムを構築していただきたいということを付して、賛成の立場の討論としたいと思います。 ○委員長古田澄信君) これをもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  おはかりいたします。議第51号を原案のとおり可決すべきものに賛成の委員の挙手を求めます。   (賛成者挙手) ○委員長古田澄信君) 挙手多数であります。よって、議第51号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、確認をさせていただきます。  今後、基本計画案について、7月末ごろから9月定例会前までに3回程度に分けて、順次調査し、意見を出していきたいと思います。よろしいでしょうか。   (「はい」との声あり) ○委員長古田澄信君) そのように進めることといたします。  なお、日程につきましては、後日御連絡いたします。  少し過密な日程になると思いますので、御協力のほどよろしくお願いを申し上げます。  最後に、おはかりいたします。委員会報告書、並びに委員長報告の作成は、どのように取り扱ったらよろしいでしょうか。   (「正・副委員長一任」との声あり) ○委員長古田澄信君) 正・副委員長一任との声がありました。よって、委員会報告書、並びに委員長報告の作成は正・副委員長に御一任願います。  きょう、非常にたくさんの御意見をいただきました。全部を報告すると非常に長時間になると思いますので、正副委員長に一任をしていただきましたので、よろしくお願い申し上げます。  以上で総合計画特別委員会を閉会いたします。どうも御苦労さまでございました。 (閉会) 午前11時30分        ────────────────────────────  この会議録は正当であることを認める。            総合計画特別委員会委員長  古 田 澄 信...