認第三号の
国民健康保険事業特別会計決算は、
収入済額 五十四億七千五百十四万四千七百六十六円
支出済額 五十二億八千二百三十一万九千九百二十三円
差引残額 一億九千二百八十二万四千八百四十三円
認第四号の
老人保健特別会計決算は、
収入済額 五十一億二千九百三十万七千三百五十一円
支出済額 五十一億一千八百九十二万一千二百二十四円
差引残額 一千三十八万六千百二十七円
認第五号の
航空宇宙博物館用地取得事業特別会計決算は、
収入済額 三億四千八百十九万二千二百円
支出済額 二億五千三百七十二万七千三百九十八円
差引残額 九千四百四十六万四千八百二円
認第六号の
下水道事業特別会計決算は、
収入済額 三十二億九千五百十五万六千二百八十五円
支出済額 三十一億一千八百三万七千六百三十一円
差引残額 一億七千七百十一万八千六百五十四円
となっております。
各
会計における
事務、
事業の実績につきましては、別冊の
決算認定資料に、また、今回の
決算の
提出に先立ちまして、
各務原市
監査委員の慎重なる御審査をいただき、その監査結果につきましては、別冊の
決算審査意見書にそれぞれとりまとめ御
報告されておりますので、よろしく御審議のほどお願いいたします。
なお、
監査委員から御指摘を受けております事項につきましては、今後、
十分検討を加えまして、その趣旨に沿い、適正かつ効果的な
財政運営を基本とした健全な
行財政運営の推進と
住民福祉の向上に、最善の努力をいたす所存であります。
次に、議第六十三号及び議第六十四号は、
人権擁護委員候補者の
推薦に関するものでありまして、
議第六十三号は、
人権擁護委員新田昭平氏の任期が
平成七年三月三十一日をもって満了いたしますため、再び同氏を
人権擁護委員候補者として
法務大臣に
推薦しようとするものであります。
また、議第六十四号は、
人権擁護委員岩谷道子氏の死去に伴い、その後任の
人権擁護委員候補者として
重網とも江氏を
法務大臣に
推薦しようとするものであります。
両氏とも、人格、識見に優れ、この職に適格と存じますので、よろしく御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
次に、議第六十五号及び議第六十六号は、
条例の
改正に関するものでありまして、六月の
健康保険法等の
改正に伴い、
入院給食費の一部
患者負担が実施されたことにより、議第六十五号は、乳幼児、
重度心身障害者等に対し、議第六十六号は、準
保護世帯福祉医療費助成対象者に対し、それぞれ入院時
食事療養費に係る
標準負担額等を助成するため、所要の
改正を行おうとするものであります。
次に、議第六十七号及び議第六十八号は、(
仮称)
花木公園建設用地の
土地取得についてでありまして、
議第六十七号は、
各務字車洞地内の
保安林一万二千百二十五・〇七平方メートルを三千二百七十三万七千六百八十九円でもって、各務東町三丁目一七六番地
鈴木義弘氏外二名と
随意契約に基づきまして
取得しようとするものであります。
議第六十八号は、
各務字車洞地内の
保安林一万五千三百四十四・一九平方メートルを二千七十一万四千六百十六円でもって、鵜沼朝日町五丁目一七〇番地
佐藤久夫氏外三名と
随意契約に基づきまして
取得しようとするものであります。
次に、議第六十九号から議第七十二号までの四
案件は、
市道路線の
認定に関するものでありまして、
議第六十九号は、私道を、
議第七十号は、新たに設置する道路を、
議第七十一号は、
各務原都市計画地区計画において配置した道路を、
議第七十二号は、
法定外道路を、
それぞれ市道として
認定しようとするものであります。
最後に、議第七十三号及び議第七十四号は、本年度の予算の
補正に関するものであります。
議第七十三号は、
一般会計補正予算(第五号)を定めようとするものでありまして、
翌年度以降の福祉プロジェクト
事業に対応するための福祉振興基金積立金、福祉医療受給者に対する入院時
食事療養費に係る標準負担額の助成費及び市道路用地等として
土地開発基金及び
土地開発公社から買い上げるための
土地購入費を計上するなど当面の財政需要に対応するため、歳入歳出予算、債務負担行為の
補正及び繰越明許費について定めようとするものであります。
歳入歳出予算中、歳入の主なものは、
・地方交付税 二億四千百四十八万一千円
・国庫支出金 四千九百五十九万二千円
・寄附金 一千二十万円
・繰入金 六億八十一万四千円
などを計上いたしております。
一方、歳出におきましては、
・福祉振興基金積立金 一億三千万円
・市単道路改良等工事請負費 四千四百四十一万円
・市道路用地等購入費 六億四千六百六十六万一千円
などを計上いたしております。
この結果、
歳入歳出ともに九億三千二百十五万三千円を追加し、
補正後の
予算総額は、三百六十四億四百六十五万六千円と相なります。
繰越明許費につきましては、都市計画道路
岐阜稲羽線整備
事業外一件を翌年度に繰り越して使用しようとするものであります。
また、債務負担行為の
補正につきましては、桜丘中学校拡張に伴う道路改良
事業外一件を追加いたしております。
議第七十四号は、
水道事業会計補正予算(第一号)を定めようとするものでありまして、
収益的収支におきまして、給水新設工事及び配水補助管布設工事の増加等に伴い、収入及び支出額を増額するものであります。
この結果、水道
事業収益につきましては、一千百二十九万七千円を追加し、
補正後の子算総額は、二十二億三千九百三十七万六千円に、
また、水道
事業費用につきましては、一千三十八万六千円を追加し、
補正後の
予算総額は、二十二億五千三百八十四万四千円になります。
以上で
提案理由の説明を終わらせていただきますが、よろしく御審議の上、ぜひ御賛意を賜りますようお願い申し上げます。
○
議長(
小室義明君) 続いて、
監査委員から
決算審査の意見並びにその経過について
報告を求めます。
代表監査委員 坂井達之君。
(
代表監査委員 坂井達之君登壇)
◎
代表監査委員(坂井達之君)
監査委員を代表いたしまして、
平成五年度
各務原市
一般会計、
特別会計の歳入・歳出
決算及び基金運用状況の審査結果について、御
報告申し上げます。
地方自治法の規定によりまして、
市長さんから審査に付されました
平成五年度
各務原市
一般会計、
特別会計の歳入・歳出
決算書及び基金運用状況調書などを関係諸帳簿と照合を行い、計数の正確性を精査いたしますとともに、担当職員からも事情を聴取いたしました。さらに抽出による現地調査を行うなど、
平成五年度の予算が適正かつ効率的に執行されたか、慎重に審査をいたしてまいりました。その結果、いずれも関係法令に準拠して作成され、計数は関係諸帳簿と符合し、正確であることを確認しました。また、各
会計の執行状況はおおむね適正かつ効率的に執行されているものと認めました。
しかしながら、今後の
財政運営を展望いたしますと、市民福祉の向上のための諸施策や、経常経費の増加が予想され、
財政運営はさらに厳しさを増すものと考えられます。これらに対処するためには、財源の確保に努められますとともに、行財政の合理化・効率化に一層努力されますよう要望する次第でございます。なお、審査意見につきましては、別冊にて御
報告申し上げておりますので、御参照いただきたいと思います。
まことに簡単ではございますが、以上をもちまして
平成五年度
各務原市
一般会計、
特別会計の歳入・歳出
決算及び基金運用状況の審査をいたしました結果の
報告といたします。どうぞよろしく御審議のほどお願いします。
○
議長(
小室義明君) 以上で説明並びに
報告は終わりました。
───────────── ● ─────────────
△第二十一、
請願第十二号から第二十三、
請願第十四号まで
○
議長(
小室義明君)
日程第二十一、
請願第十二号から
日程第二十三、
請願第十四号までの三
請願を一括し、議題といたします。
─────────────────────
【
請願掲載省略】
─────────────────────
○
議長(
小室義明君) 職員の朗読を省略し、紹介議員の説明を求めます。
最初に、
請願第十二号について、三番 今尾泰造君。
(三番 今尾泰造君登壇)
◆三番(今尾泰造君)
請願第十二号
治安維持法犠牲者国家賠償法(
仮称)を制定するよう政府に対する
意見書の採択を求める
請願について、朗読し、提案とさせていただきます。
(
請願趣旨)
戦前の日本では、戦争に反対し主権在民を唱える声は治安維持法によって圧殺され、特別高等警察(特高)による暴政のもとで一九二五年の制定から敗戦による廃止に至る二十年間に数十万人の人々が獄につながれ、送検された人は七万五千六百八十一人、拷問による虐殺と獄死を余儀なくされた犠牲者は二千人にのぼりました。
岐阜県においても一九二七年の日農
岐阜県連の活動家数十名の検挙、二九年の中部農民組合青年部を中心とする三十余名の検挙、三〇年の「綴り方運動」の中心的教師への弾圧、三一年のメーデー弾圧、ナップ(日本無産者芸術連盟)活動家の検挙、起訴・投獄、三三年の日本労働組合全国協
議会活動家十数名の検挙など、延べ百八十名が犠牲になっています。
戦後治安維持法は希代の悪法として廃止され、侵略戦争の教訓は平和と民主主義の原則として日本国
憲法に刻み込まれました。そして世界政治もまた国民主権と民族主権の前進を基調とする戦後政治の流れのなかで一九七一年「戦争犯罪と人道に反する罪には時効はない」との国際法ができ、その結果西欧諸国では戦後五十年を経過した今日でも戦争犯罪者の追及やアメリカ、カナダでは日系人強制収容者への謝罪と賠償がなされています。
しかるに日本の歴代政府はいまだにあの十五年戦争を「侵略戦争」と認めず、軍事大国化への衝動に駆られています。
治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟が積み重ねてきた、国による謝罪と国家賠償法の制定を要請する運動は、一九九三年十月に開かれた日本弁護士連合会主催の人権擁護大会に出された基調
報告のなかに「戦争における人権侵害の回復を求める」宣言と「速やかなる補償措置の実現」の正当性と必要性が法的にも裏づけられ確認されています。
また国に謝罪と国家賠償法の制定を要請する地方
議会への陳情、
請願運動と
意見書の採択が、全国で党派を超えて広がっていることは、この要求の正当性を示しています。
以上の趣旨により、左記事項につき要望いたします。
(
請願事項)
治安維持法犠牲者国家賠償法(
仮称)を制定するよう、政府に対する
意見書の採択と
提出をおこなうこと。
皆さんの賛同をよろしくお願いいたします。
○
議長(
小室義明君) 続いて、
請願第十三号について、十三番 真谷碩君。
(十三番 真谷碩君登壇)
◆十三番(真谷碩君)
請願第十三号
定住外国人に対する
地方選挙への
参政権に関する
議会決議を求める
請願につきまして、紹介議員を代表いたしまして、御説明申し上げます。
この
請願趣旨は、現在日本に住んでいる在日韓国・朝鮮の人々が過去の歴史的経緯により居住することを余儀なくされた人とその子係で、ほとんどが日本で誕生し、成長している二世、三世であります。地域社会の一員として日本人住民と同様に納税義務を担い、地域社会発展のため努力してきていることから、日本に定住する外国人の地方自治への参加、すなわち
地方選挙への
参政権を求める内容です。在日本大韓民国民団の調べによると、今年の十一月三日現在で百八の地方
議会が
意見書を国へ
提出しているようであります。ぜひ当市
議会においても、
定住外国人の
地方選挙への
参政権が得られるよう、国に対する要望決議、
意見書を
提出していただきますよう議員各位の御賛同をよろしくお願いを申し上げ、紹介説明といたします。ありがとうございました。
○
議長(
小室義明君) 続いて、
請願第十四号について、二番 小沢美佐子君。
(二番 小沢美佐子君登壇)
◆二番(小沢美佐子君)
請願第十四号
消費税の
税率引き上げ反対、廃止を要求する
請願について、
請願趣旨を朗読しまして、提案にかえさせていただきます。
(
請願趣旨)
毎日の買い物のたびに取られる
消費税は、現在でも「赤ちゃんからお年寄りまで」年間一人あたり平均五万円にもなり、所得の低い人ほど負担は重く、苦しめられています。
消費税は国民泣かせの悪税そのものです。「税率引き上げどころか、廃止、食料品の非課税の実現こそ」不況の下の国民の声です。
ところが村山内閣は、国民の公約を裏切って
消費税を五%に引き上げ、サラリーマンの約九割が増税となる大増税法案を今国会で成立させました。しかも税率は今後見直しを含み、再引き上げさえ計画しています。
「福祉のため」「減税のため」と言おうと、
消費税の増税は低所得者の国民生活を直撃します。
大型公共
事業費の浪費、大企業優遇の税財政制度、増え続ける軍事費など、政府が見直すことでこうした増税の財源は得られます。
以上の趣旨に立って、次のことを決議し、国会に
意見書を
提出することを
請願します。
(
請願事項)
一、いかなる名称、形式にかかわらず、
消費税の増税、税率引き上げは行わないこと。
一、食料品をただちに非課税にすること。
一、
消費税は廃止すること。
以上です。皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。
○
議長(
小室義明君) 以上で説明は終わりました。
───────────── ● ─────────────
一、
委員会付託(
請願第十二号から
請願第十四号まで)
○
議長(
小室義明君)
ただ今議題となっております三
請願については、お
手元に配付いたしました付託表のとおり、総務常任委員会に付託いたします。
なお、委員会は
会期日程表のとおり開催する旨、委員長にかわって告知いたします。
───────────── ● ─────────────
○
議長(
小室義明君) これより暫時休憩いたします。
(休憩) 時に午前十時五十八分
───────────── ● ─────────────
(再開) 時に午前十時五十八分
○
議長(
小室義明君) 休憩前に引き続き
会議を開きます。
───────────── ● ─────────────
一、
日程追加(市議第九号)
○
議長(
小室義明君)
ただ今お
手元に配付したとおり、市議第九号が
提出されました。
おはかりいたします。この際、これを
日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」との声あり)
○
議長(
小室義明君) 御異議なしと認めます。よって、この際、市議第九号を
日程に追加し、議題とすることに決しました。
───────────── ● ─────────────
△第一、市議第九号
○
議長(
小室義明君) 市議第九号を議題といたします。
─────────────────────
【
請願掲載省略】
─────────────────────
○
議長(
小室義明君) 職員の朗読を省略し、
提出者の説明を求めます。
十九番 長縄博光君。
(十九番 長縄博光君登壇)
◆十九番(長縄博光君) 市議第九号について案文を朗読し、提案説明にかえさせていただきます。
道路整備に関する
意見書(案)
道路は、豊かな生活の実現と活力ある地域づくりに不可欠な社会資本であり、道路整備が緊急かつ計画的に推進されることはひとえに住民の願いであります。
現在、国において促進されている東海北陸自動車道(高規格幹線道路)、国道二一号坂祝バイパス(地域高規格幹線道路)等、高規格幹線道路から市町村道に至る道路網の整備を強力に促進し、良好な道路環境の実現を図ることが必要であります。
よって、政府におかれては、道路整備の重要性に十分配慮され、
平成七年度の予算編成にあたり、道路整備費の大幅な拡充を図られるよう、
地方自治法第九十九条第二項の規定により
意見書を
提出します。
平成六年十一月二十八日
各務原市
議会
関係行政庁宛
以上、議員の皆様の御賛同をぜひよろしくお願いをいたします。
○
議長(
小室義明君) 以上で説明は終わりました。
───────────── ● ─────────────
○
議長(
小室義明君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。
(「質疑なししとの声あり)
○
議長(
小室義明君) これをもって質疑を終結いたします。
───────────── ● ─────────────
一、
委員会付託省略(市議第九号)
○
議長(
小室義明君) おはかりいたします。
ただ今議題の市議第九号については、
委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」との声あり)
○
議長(
小室義明君) 御異議なしと認めます。よって、
ただ今議題の市議第九号については
委員会付託を省略することに決しました。
───────────── ● ─────────────
○
議長(
小室義明君) これより討論を行います。討論はありませんか。
(「討論なし」との声あり)
○
議長(
小室義明君) これをもって討論を終結いたします。
───────────── ● ─────────────
○
議長(
小室義明君) これより採決を行います。
おはかりいたします。市議第九号を原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○
議長(
小室義明君) 起立全員であります。よって、市議第九号は原案のとおり可決されました。
───────────── ● ─────────────
一、
可決意見書の取り扱い
○
議長(
小室義明君) おはかりいたします。
ただ今可決されました
意見書の取り扱いについては、これを
議長に御一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」との声あり)
○
議長(
小室義明君) 御異議なしと認めます。よって、そのように取り計らいます。
───────────── ● ─────────────
△第二十四、
休会期間の
決定
○
議長(
小室義明君)
日程第二十四、
休会期間の
決定を議題といたします。
おはかりいたします。
議案精読のため、十一月二十九日から十二月五日まで七日間休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」との声あり)
○
議長(
小室義明君) 御異議なしと認めます。よって、十一月二十九日から十二月五日まで七日間休会することに決しました。
なお、発言通告書は十一月三十日午前十時までに御
提出ください。
───────────── ● ─────────────
一、散会
○
議長(
小室義明君) 以上で本日の
日程は全部終了いたしました。
本日はこれをもって散会いたします。
(散会) 時に午前十一時四分
───────────── ● ─────────────
右
会議録の正当であることを認め左に署名する。
各務原市
議会議長 小 室 義 明
各務原市議
会議員 小 島 香
各務原市議
会議員 沢 野 美 得...