恵那市議会 > 2020-06-19 >
令和 2年第4回定例会(第3号 6月19日)

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  1. 恵那市議会 2020-06-19
    令和 2年第4回定例会(第3号 6月19日)


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    令和 2年第4回定例会(第3号 6月19日) 令和2年第2回恵那市議会定例会会議録〔第3号〕                                 令和2年6月19日 ────────────────────────────────────────────     議 事 日 程(第3号)                        令和2年6月19日(金)午前10時開議     第1         一般質問     第2         議第66号上程 ───────────────────────────────────────────   1 本日の会議に付した事件    議 事 日 程(第3号)     日程第1       一般質問     日程第2 議第66号 令和2年度恵那市一般会計補正予算(第5号) ───────────────────────────────────────────   1 出 席 議 員      1番  佐々木   透 君       2番  柘 植 孝 彦 君      3番  西 尾   努 君       4番  中 嶋 元 則 君      5番  近 藤 純 二 君       6番  橋 本 平 紀 君      7番  千 藤 安 雄 君       8番  遠 山 信 子 君      9番  安 藤 直 実 君      10番  鵜 飼 伸 幸 君
        11番  後 藤 康 司 君      12番  町 野 道 明 君     14番  荒 田 雅 晴 君      15番  堀   光 明 君     17番  堀     誠 君      18番  柘 植   羌 君 ───────────────────────────────────────────   1 欠 席 議 員       な し ───────────────────────────────────────────   1 説明のため出席した者の職氏名      市長        小 坂 喬 峰 君      副市長       大 塩 康 彦 君      教育長       大 畑 雅 幸 君      総務部長      可 知 高 弘 君      まちづくり企画部長 安 藤 克 典 君      市民サービス部長  土 屋 育 代 君      医療福祉部長    加 藤 真 治 君      医療福祉部次長   加 藤 元 章 君      商工観光部長    谷 口 哲 也 君      農林部長      林   雅 樹 君      建設部長      平 林 剛 寿 君      水道環境部長    太 田 敦 之 君      会計管理者     原 田 一 宏 君      副教育長      安 藤 一 博 君      教育委員会事務局長 長谷川 幸 洋 君      消防長       小 栗 広 司 君      代表監査委員    水 野 泰 正 君      監査委員事務局長併選挙管理委員会事務局書記長                伊 藤 英 晃 君 ───────────────────────────────────────────   1 職務のため出席した事務局職員     議会事務局長     原 田 義 巳 君     議会事務局次長    近 藤 昌 也 君     議会事務局書記    今 井 修 二 君     議会事務局書記    加 藤 弘 江 君     議会事務局書記    古 里 彩 加 君 ────────────────────────────────────────────                 午前10時00分 開議 ○議長(後藤康司君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。  日程に入る前に、本日、報道機関から取材の申込みがあり、傍聴席からの写真撮影を許可いたしましたので、ご了承願います。  次に、諸般の報告を行います。  地方自治法第121条の規定により、本日、説明のため出席する旨、報告のありました者を一覧表としてお手元に配付しておきましたので、お目通し願います。  以上で諸般の報告を終わります。 ────────────────────────────────────────── ○議長(後藤康司君) 議事日程第3号 日程第1 一般質問を行います。  質問者及び答弁者は、申合せ時間を厳守され、簡潔に発言されるようお願いいたします。  本日は、昨日に続いて質問順序表の7番から発言を許可いたします。  1番・佐々木透君。 ○1番(佐々木透君) おはようございます。1番、リベラルえな佐々木透であります。  まずは、新型コロナウイルス感染症への対応に当たりまして、医療機関をはじめ、各関係機関、また、職員の皆様には日ごろのご尽力に感謝を申し上げます。  さて今回は、今期中に行いましたこれまでの一般質問に対しますご回答内容への進捗状況、成果並びに今後の課題について、いま一度お伺いをいたしたいと思います。  今回は、特に、多く質問させていただきました働く環境とその制度、体制について、そして、公共交通の活性化についてを再度取り上げさせていただきます。  また、コロナウイルス感染症による影響は、全世界を震撼させ、国内でも経済への打撃はリーマンショックをも上回るとされ、労働者、生活者に対する影響は大きくさらなる施策も必要と思われます。  安心して働く・暮らすは、最も重要な施策であり使命と考えております。  では、標題1であります、安心して働く環境と制度内容についてでありますが、安心して働く環境を目指すための制度内容について、以前、質問させていただきました介護離職を防ぐための対策として、介護サービス制度内容、仕組み、窓口についてをお聞きいたしました。  通い、訪問、泊まりが可能な介護及び看護制度は、働く環境にも大きな期待が望めると考え、各職場での学習会や報告会などにより、内容の説明をさせていただきました。  また、分かりにくいとされておりました相談窓口として、地域包括支援センターの活用においても呼びかけをさせていただきました。  しかし、働く環境は年々厳しくなり、さらなるサービスへの向上を目指してまいりたく、新たな施策も必要と感じます。さらなる制度充実に向けて今後のお考えをお伺いいたします。 ○議長(後藤康司君) 佐々木議員、ちょっと待ってください。佐々木議員、ちょっとストップ。会議中の私語は慎んでください。傍聴席の方。              (発言する者あり) ○議長(後藤康司君) 続けて。 ○1番(佐々木透君) さらなる制度の充実に向けて今後のお考えをお聞きいたしたいと思います。お願いします。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部次長加藤元章君。 ○医療福祉部次長加藤元章君) お答えいたします。  令和元年度に恵那市第8期高齢者福祉計画介護保険事業計画の策定のための実態調査を行い、在宅介護の実態把握を行っております。  その調査結果から、主な介護者のうち、働きながら在宅で介護をしている方は40.8%でありました。労働者のご家族の方の在宅介護につきまして、その負担を軽減するためには、介護サービスを適切に利用していただくことが重要となります。  そのための介護サービスに関する相談窓口として地域包括支援センターがありますので、まずはお気軽に相談をいただきたいと思います。  今年の4月からは、恵南地域サテライト施設として、山岡振興事務所内に恵南地域包括支援センターを設置して、相談窓口の利便性の向上に努めております。  また、笠周地域の飯地、中野方、笠置の3町では、毎月巡回型の相談窓口を開催しておりますので、ご活用いただきたいと思います。  今後も引き続き出前講座により制度内容の周知を図るほか、介護サービスの内容や相談窓口のことを広く知っていただくために、市内企業で働いている方への周知活動を充実して、介護離職の防止に努めていきたいと考えております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 佐々木透君。 ○1番(佐々木透君) 4月から山岡振興事務所内に恵南地域包括支援センターが設置され、相談窓口の利便性の向上が図られておりますが、ぜひ企業や各職場とも連携をされ、勤労者、生活者のさらなる啓発活動にも努めていただきたく思います。  次に、認知症介護への対策と見守り体制でありますが、これも3年前に質問させていただいたときに、介護サービスを利用されておられる方の7割強が在宅介護とのことであり、その中でも認知症介護への対策として、認知症が疑われる場合の相談体制や安心して仕事が続けられるような介護、看護、見守り体制についても検討課題でありました。現在は、どのような状況なのか、また、今後への対策をお聞きいたしたい。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部次長加藤元章君。 ○医療福祉部次長加藤元章君) 令和元年度に介護保険を受けている方で、認知症高齢者は1,901人で、高齢者の11.1%に当たります。  また、令和元年度に地域包括支援センターで受けた認知症の相談件数は373件でありました。  認知症かどうか心配なときは、地域包括支援センターへご相談いただければと思います。地域包括支援センターには、専門職と認知症サポート医で編成された認知症初期集中支援チームを構成しており、必要に応じて医療や介護のサービスにつなげる体制を整えております。  また、認知症地域支援推進員を配置をし、認知症になってしまった人や家族のために認知症カフェや家族のつどいを実施をし、相談なども行っております。  介護が必要な方と若くて閉じこもりの方が同居しており、どこに相談してよいか分からないといったような場合など、福祉全般に関するお悩みにつきましては、4月から社会福祉課福祉総合相談窓口を開設しておりますので、ご相談いただきたいと思っております。  なお、認知症で捜索が必要な場合の対策としまして、該当者の持ち物にQRコードのシールを付け、市民の方がスマートフォンQRコードを読み取ることにより、家族などの連絡先に情報が送られる、あんしん見守り事業を今年度から開始をいたします。今後も見守り体制の充実と強化を図ってまいりたいと思います。以上でございます。 ○議長(後藤康司君) 佐々木透君。 ○1番(佐々木透君) 今後、福祉相談窓口を有効に活用するとともに、見守り体制の充実にも期待をいたしたいと思います。よろしくお願いします。  次に、働きながらの育児・子育て支援についてでありますが、教育・保育給付事業は、平成27年3月に策定されました子ども・子育て事業計画に基づき、保育の量的拡大・確保、認定こども園の普及、地域子ども子育て支援の強化を主眼に置いた取組に対し、計画の背景に子ども・子育てと仕事の両立が必ずしも十分ではないとされていました。  計画の事業体系として、子どものための教育・保育給付事業地域子ども子育て支援事業の2本柱とされましたが、特に未満児保育の高いニーズに対応するための子育てをしながら働く親を支援するための平成29年度事業所内保育所へのその後を含めた今後の対策をお聞きいたしたいと、お願いします。 ○議長(後藤康司君) 副教育長・安藤一博君。 ○副教育長(安藤一博君) それでは、お願いいたします。  平成29年6月でございますが、先ほど議員ご指摘いただきました事業所内保育事業の件ですけれども、平成29年6月には恵那テクノパークに会場を設けまして、平成28年度から始まりました企業主導型保育事業制度説明と、企業における周辺ニーズの聞き取り等を行っております。  平成30年3月には、企業主導型保育事業の制度を活用しましたデジタ森のこども園が大井町に開園されました。現在では、従業員のお子さんを中心に17名の未満児を受け入れておみえです。  平成31年4月には、3歳未満児の潜在的待機児童の解消などを目指し、おさしま二葉こども園を開園いたしました。現在3歳未満児45名を含めまして185名の園児が元気に通園しております。  令和元年10月からは、国の方針を受けまして、総合的な少子化対策として、3歳から5歳児までの保育料を無償化としました。  これに加え3歳未満児についても、生活保護世帯市民税非課税世帯の保育料は、免除、多子世帯には、保育料が軽減ということになっております。  そのほか、所得に応じた区分ごとに保育料を定め、働く保護者の負担軽減を行っているところです。  令和2年3月には、計画期間を令和2年度から令和6年度までとします恵那市第2期子ども・子育て支援事業計画が新たに策定されております。  この計画には、保育ニーズを充足させる体制の整備をうたってありますが、今後も各種ニーズの把握に努め、引き続き仕事と子育てを両立できる環境づくりに取り組んでまいります。以上です。 ○議長(後藤康司君) 佐々木透君。 ○1番(佐々木透君) では、子育て世代包括支援センターの取組内容、放課後児童クラブへのサポートセンター事業の取組状況、病気の子どもがありながら、働く親、共稼ぎ世帯を支援するため恵那市にも開設いたしました病後児保育事業利用状況や使い勝手に対する意見など、状況についてお聞きをいたします。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長加藤真治君。 ○医療福祉部長加藤真治君) 子育て世帯包括支援センターは、平成29年4月に、えなっ宝ほっとステーションとして立ち上げ、専門職として保健師2名、家庭児童相談員2名を配置しています。  子育ての総合相談窓口とするとともに、産前産後サポートや産後ケアなどの支援メニューを充実させ、妊娠、出産、子育てまでの切れ目ないサポートを行っています。  また、市ウェブサイトでも「恵那市子育て応援ナビえなっこ」という専門のサイトを設け、子育て全般の情報提供を行っております。  放課後児童クラブ利用負担の軽減については、平成29年度から第2子以降の子どもの保育料の半額減免を行っています。  減免に関しては、恵那市では県事業に規定がある所得制限は設けず、全ての第2子以降の子どもに減免を適用しています。令和元年度は166人に適用しています。
     ファミリーサポートセンター事業は、育児に関して援助を受けることを希望する側と援助を行うことを希望する側が会員登録をし、子どもの預かりや送迎など子育てに関する相互援助活動を行う制度です。  平成29年度に利用料の一部を市が補助し、本人負担を軽減して、依頼会員の利用しやすい環境を整えるように改正しています。会員数は838名で、令和元年度の延べ利用件数は405件となっています。  次に、病児病後児保育事業では、平成29年5月に恵那病院の敷地内に病児保育事業所を開設しました。生後8か月から小学校までの病児病後児を預かりの対象として月曜日から金曜日までの午前8時から午後6時まで対応しています。  利用状況は、ゼロ歳から小学校低学年までが多く、年間延べ利用者数は、平成29年度は124人、平成30年度は160人、令和元年度は205人であり、年々増えております。  子ども・子育てに関するアンケート調査では、病児保育が利用できてありがたいという意見や利用定員が1日3人では利用したいときに使えないという懸念も寄せられているので、今後も事業の周知を図り、利用者の理解を得ながら、安心して利用していただけるように努めていきます。以上です。 ○議長(後藤康司君) 佐々木透君。 ○1番(佐々木透君) ぜひともよろしくお願いをいたします。  乳幼児期の予防接種対応についてでありますが、医療子育て支援への制度に対する充実は重要であり、現在、子育て中の乳幼児などへの予防接種ほか、健診及び教室に係る勤務への負担を軽減するため、土曜日などへの対応について、以前お聞きいたしましたが、一部対応はされながらも、全ての対応については今後の課題とされましたが、働きながら育児、子育てをしなければならない世代においては、依然負担となっているとのことであります。現状についてお聞かせを願います。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長加藤真治君。 ○医療福祉部長加藤真治君) 乳幼児の予防接種は、現在8種類を実施しており、生後2か月から開始されます。予防接種は1種類に対して1回から4回の接種が必要となるため、保護者や子どもにとっても大変負担が大きいと思われます。  市では、保護者の負担軽減を図るため、保護者の都合にあわせて予防接種が受けられる個別接種を進めています。個別接種は、日曜日は医療機関が休診となるため接種できませんが、土曜日の午前中や平日の夕方でも対応可能な医療機関があります。  また、2種類以上の予防接種を同時に接種し、受診開始を減らすという対応も行っております。  案内は、母子健康カレンダーでお知らせしているほか、乳幼児健診や教室時に個別に指導しており、相談については随時電話で受け付けて対応しております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 佐々木透君。 ○1番(佐々木透君) 今後も働く子育て世代への負担軽減に対する検討をまたさらによろしくお願いいたします。  次に、安心して働くための支援体制についてでありますが、若者が目指す安心社会の一つとして働く環境が上げられます。暮らし、生活の中で全てにおいて働く環境が影響し、住みやすさ、暮らしやすさは、いかに働く環境が重要であるかはご理解いただけると思われます。  若者がこのまちで魅力を感じ、期待を持てる、そんなまちにしていかなければなりません。しかしながら、現在の若者からは、生活に不安がある、また暮らしにも不安があるといった声も聞こえてまいります。  若者が地元で働き続けられるよう、育成支援としての取組が必要とされるところであり、恵那くらしビジネスサポートセンター支援体制が大変期待をされるところであります。今後のさらなる取組と計画についてお聞きいたします。 ○議長(後藤康司君) 商工観光部長谷口哲也君。 ○商工観光部長谷口哲也君) お答えいたします。  ことし2月20日に開催した高校2年生対象の合同企業説明会で実施したアンケート調査では、参加者580名中511人から回答があり、就職先を決める際に重視する内容としまして、休暇や給与などの採用条件を重視するといった項目が多く上がる一方、雰囲気を重視するという回答も過半数を超えております。  また、就職先を決める際に、参考にする事柄について、会社説明会や求人表、職場体験の割合が多くなっております。  これらアンケート調査の結果を踏まえ、恵那くらしビジネスサポートセンターは、恵那市雇用対策協議会と連携し、同センター地元企業との調整、同協議会が市内学校との調整と役割を分担し、より多くの生徒と地元企業がつながるよう取組を充実させていきます。  昨年度は、中学校へ直接出向いて行う企業説明会合同企業説明会など15回開催し、延べ320社の企業、1,363名の生徒に参加いただきました。  今年度は、中学校への企業説明会の回数を増やすとともに、市内高校生企業見学会を新たに実施してまいります。以上です。 ○議長(後藤康司君) 佐々木透君。 ○1番(佐々木透君) では、ワーク・ライフ・バランスへの推進と取組に関しては、リフレッシュ休暇介護休暇など休暇制度の充実や家庭と従業員との理解を深めるために重要な制度であり、さらなる取組に対し期待をしてまいりたいと思います。  恵那市においても、若者応援宣言、企業の認定制度によって企業の魅力をPRされ、恵那市の登録事業者数もかなり増えていると伺っております。ワーク・ライフ・バランス推進企業への増加に期待をし、今後の取組をお聞かせいただきたいです。 ○議長(後藤康司君) 商工観光部長谷口哲也君。 ○商工観光部長谷口哲也君) お答えいたします。  厚生労働省が行っておりました若者応援宣言企業は、平成29年度をもって終了いたしましたが、同様の取組が恵那労働基準監督署を中心に、新はつらつ職場づくり宣言事業として実施されており、現在38社の市内事業者が登録されております。  ワーク・ライフ・バランス向上への現状としましては、岐阜県が実施するワーク・ライフ・バランス推進企業市内登録企業数は昨年度末時点で91社となっております。  また、恵那くらしビジネスサポートセンターでは、企業の労働環境改善やワーク・ライフ・バランスなどに関する相談を昨年度は27件受け、若者が安心して働くことができる企業の労働環境改善などを支援しました。  そのうち美容業を営む一事業者が岐阜県の実施する岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の認定を取得するなど成果も出始めております。  市としましては、今後も国や県の取組を推進するとともに、同センターウェブサイトで仕事と生活、家庭を大切にする職場環境づくりに積極的に取り組む恵那市の企業を紹介するなどの啓発活動に努め、働きやすい職場づくりを広めていきたいと考えております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 佐々木透君。 ○1番(佐々木透君) 非常に期待をしております。関係機関との連携についてでありますが、企業定年後における再雇用制度を行使できない労働者への就職支援など、相談窓口としての対応について、さらには、地元企業への説明会参加などの取組に対して恵那くらしビジネスサポートセンターとの連携体制はどのような状況か、またお聞かせいただきたい。お願いします。 ○議長(後藤康司君) 商工観光部長谷口哲也君。 ○商工観光部長谷口哲也君) お答えします。  恵那くらしビジネスサポートセンターでは、転職や定年後の再就職を希望する方の相談にも対応し、相談者の希望に合う地元企業の紹介を行っております。  再就職先のあっせんなどについては、同センター就職支援員が職場探しの相談に応じ、相談者に合う地元企業の紹介、あっせんを行っております。  昨年度は、延べ309件の就職相談を実施し、12名の方が地元企業に就職されております。  定年後の再就職支援としましては、ハローワーク恵那と連携して、シニア向け企業説明会やシニアの再就職相談会などを開催しております。  そのほか恵那市雇用対策協議会による一般向け恵那合同企業説明会や女性限定の企業説明会の開催、女性の再就職を支援するセミナーも開催しております。  企業向けに対しましては、各企業の採用担当者を対象に人材確保のための知識を習得する採用力向上セミナーを開催し、市内146社の地元企業に参加いただきました。  今後も同センター市雇用対策協議会ハローワーク恵那との連携体制を強化し、誰もが働きやすい環境を整備するための事業を充実してまいります。以上です。 ○議長(後藤康司君) 佐々木透君。 ○1番(佐々木透君) 再雇用制度を持たない企業もあると聞きますので、ぜひまたよろしくお願いをいたします。  次に、市内産業の活性化と雇用の確保についてでありますが、市内企業の活性化と雇用の確保に向けた取組といたしまして、恵那市雇用マスタープランにおけるアンケート調査をもとに、それぞれの企業との連携をうまく活用され、雇用対策へ生かされているとのことでありますが、さらには、雇用対策協議会並び恵那くらしビジネスサポートセンターとの連携は現在どのように対応されているのか、お聞きいたします。 ○議長(後藤康司君) 商工観光部長谷口哲也君。 ○商工観光部長谷口哲也君) お答えします。  市では、魅力ある雇用の場を創出するとともに、仕事と生活の調和が配慮された安心して働くことができる環境をつくるため、恵那市の実情にあわせた独自の雇用、就業関連施策を体系的に取りまとめた恵那市雇用マスタープランを平成29年3月に策定しております。  同プランの基本目標であります働く意欲を持つ人への就労支援については、平成30年度から恵那くらしビジネスサポートセンター内にシニアワークステーションを設置し、シニア支援員を2名雇用して、働く意欲のあるシニアの地元企業への就労支援を実施しております。  シニアのための再就職応援セミナーには、50代から80代までの幅広い年齢層から参加いただき、平成30年度は7人の方、平成元年度には18名の方が市内企業へ再就職されています。  市としましては、同プランに基づき、今後の社会情勢の変化や企業、求職者のニーズに即した施策を展開するため、恵那くらしビジネスサポートセンター市雇用対策協議会が連携し、企業訪問や学生へのアンケート調査などの実施により、雇用施策を充実させてまいります。  今年度は、新たに高校生とその保護者を対象とした親子企業説明会や遠方の求職者に向けたオンライン企業説明会を開催し、地元企業への就職を促進いたします。以上です。 ○議長(後藤康司君) 佐々木透君。 ○1番(佐々木透君) できれば、地元での雇用の創出が理想であり、地元企業への応援はもちろん、地場産業の発展、さらには、新たな企業誘致への計画もよろしくお願いをしたいと思います。  続きまして、標題2の公共交通の活性化と交通施策の新たな構築に向けてでありますが、公共交通に対する提案、質問も今期何度か行わさせていただきましたが、公共交通に係る改革は、実際に理想と現実がかけ離れ、時代に即した交通施策への改善が望ましく、その理想に近づけることは現状厳しいものと思われます。  年々人口減少等、少子高齢化の波は交通体制を維持する上で大きな壁であることは間違いありません。しかし、時代とともに大きくまちも環境も変わり、生活のスタンスも現代社会の流れとなるなど、交通体系だけが改革に伴っていない状態と言えるでしょう。  昨今、交通事業者も要員の確保が厳しく、さらには新型コロナウイルス感染症に伴う影響から、企業規模の縮小など対策が強いられているとされ、ますます公共交通への維持が危ぶまれると懸念をされます。交通手段の確保は、今後、大切な施策と考えています。国も重要施策と位置づけ、維持確保に向け対策に取り組んでおられますが、私たちも地方交通の在り方をいま一度考え、新たな交通システムの構築と公共交通の大きな改革を期待したいと思います。  まずは、地域公共交通の活性化のためでありますが、高齢化に向けた交通体制として、今後迎えようとされる新たな高齢化社会に対応できる交通体制への確立が大切と考えますが、今後、高齢者の皆様は、一体どのような移動目的を考えておられるのか。また、どのようなニーズをお持ちなのか。まちの特徴は、現在、どうなのかをしっかりと検証し、利用者側の目線に立ち、思いを把握することが重要と考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(後藤康司君) まちづくり企画部長・安藤克典君。 ○まちづくり企画部長(安藤克典君) よろしくお願いいたします。  それでは、まず高齢者の交通ニーズについてご説明をしてまいりたいと思います。  交通ニーズの把握につきましては、例年、自主運行バス、それから、空白地有償運送、それから、明知鉄道、それぞれの車内におきまして、乗客を対象としたアンケート調査、あるいは、これはもう例年実施しておりますが、市長と語るまちづくり懇談会などからの交通ニーズへのご意見などを聴取しているところでございます。  昨年9月にもアンケート調査を実施いたしました。この際、回答いただいたのは147人うち60歳以上が110名いらっしゃいましたが、おおむね高齢者からの外出ニーズというのは、やはり病院や買い物への声が一番多いという状況でありました。以上です。 ○議長(後藤康司君) 佐々木透君。 ○1番(佐々木透君) では、デマンド交通に対する意見、要望に関して、運行が開始され2年目を迎えておりますが、利用される方、されない方を含め、それぞれの方面からいろいろなご意見、ご要望をいただいていると思われますが、実際、どのような意見をいただいておられるのかをお聞きいたします。 ○議長(後藤康司君) まちづくり企画部長・安藤克典君。 ○まちづくり企画部長(安藤克典君) デマンド交通は、これまで飯地、岩村、山岡、串原、それぞれの地区におきまして、これを導入いたしたところでございます。  それぞれスタートの差はございますけれども、およそ地域の中でも認知度が上がりつつあるかなという感じはしておりますけども、一部の固定客の利用にとどまっておるという側面もございます。今後、デマンド交通に対するご要望としましては、柔軟に利用ができる、それから、病院、買い物というところが、今の利用の中心ではありますけど、今後は友人宅への訪問や食事会、それから、趣味の活動への利用というようなことで、行動範囲も広くなってくると思われますので、こういったものにも対応していかなければならないということを思っておりますし、現在の予約方法も、当日予約をしたいというお声も多く伺っております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 佐々木透君。 ○1番(佐々木透君) 今後もアンケートなどさらに多くのご意見を伺っていただきたいと考えております。  高齢化対策への今後の課題として、交通施策への高齢化対策は、地方だけでは解決ができない大きな課題とされておりますが、国においても現在、地域公共交通活性化再生法の改正に向け進められておりますが、今後は国や県とも連携をされ、有効な手段として検討いただきたく思いますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(後藤康司君) まちづくり企画部長・安藤克典君。 ○まちづくり企画部長(安藤克典君) 高齢化の進展に伴い、交通死亡事故に占める高齢運転者の割合というのも年々上昇しております。やはり、これを大きな課題として、これをいかに防ぐかというところも今後の課題だというふうに考えております。  このため、新たな移動手段、モビリティサービスと申しましょうか。といった様々な運行方法など、移動手段の選択肢を広げ、高齢者が抵抗なく安心して移動できるような、きめ細やかなサービスを提供できるよう検討してまいりたいと思います。以上です。 ○議長(後藤康司君) 佐々木透君。 ○1番(佐々木透君) ぜひよろしくお願いいたします。  明知鉄道とバス交通の連携についてでありますが、公共交通への基本構想は、全ての交通機関との連携が不可欠と考えます。  現在は、公共交通ネットワーク計画が恵那市の中心計画として、総合交通ネットワークの強化を図っておられますが、それに関わる現在の連携計画への策定内容についてお聞きいたします。 ○議長(後藤康司君) まちづくり企画部長・安藤克典君。 ○まちづくり企画部長(安藤克典君) 連携計画の法的な根拠は、議員おっしゃいました地域公共交通活性化再生法、これを根拠としております。  これに基づきまして21年3月に地域住民の代表者や交通事業者、道路管理者などで構成いたします明知鉄道沿線地域公共交通活性化協議会におきまして、第1次連携計画を策定いたしました。  26年5月の法改正によりまして連携計画を廃止し、27年11月に新たに明知鉄道沿線地域公共交通網形成計画を策定いたしました。  現在、これの第2次計画として、令和5年度までの計画の進行中でございます。  基本方針を多くの担い手が連携し、多くの方々が安心し暮らし、お出かけできるまちとし、主要となる目標として3つを据え、1つには、公共交通を活用する地域住民の活動促進、2つに、沿線への移住定住を促す地域公共ネットワークの形成、3つ目に、域外から来た人や高齢者が抵抗なく自然に移動できる環境の整備として、基幹交通を明知鉄道とし、その支線を幹線と地域路線からなるバス路線とした公共交通ネットワークの構築に取り組んでおるところでございます。以上です。 ○議長(後藤康司君) 佐々木透君。 ○1番(佐々木透君) では近年におかれ取り組まれました主な公共交通ネットワーク計画の内容及び、これまでの利用促進内容についてお聞きいたしたいと思います。また、今後の連携による強化内容といたしましてもお伺いいたしたい。お願いします。 ○議長(後藤康司君) まちづくり企画部長・安藤克典君。 ○まちづくり企画部長(安藤克典君) それでは、元年度に実施しました事業内容を少しご紹介をしたいと思います。  元年度は、先ほど申しました目標1、2、3に従いまして、例えば、バス系統に番号を表示して、域外から来た人や高齢者にも分かりやすく利用できるような改善をいたしましたり、地域自治区を通じて、待合室の利活用の充実や、利用しやすいダイヤ改正を検討するなど協議をしてきたところでございます。  また、今後でありますけれども、網形成計画の施策の一つであります地域全体の総合的な公共交通ネットワークの形成について、市として交通事業者や関係機関と連携して、先ほど申しましたような新たなモビリティーの導入検討も含め、地域の実情に合った利用しやすい交通体系の見直しを図っていきたいと考えております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 佐々木透君。 ○1番(佐々木透君) 重要な取組と考えておりますので、ぜひ期待をさせていただきます。  次に、まちづくり観光施策に向けた交通体制についてでありますが、交通体制に対する要望へは、それぞれ利用状況や利用目的が異なり、一概には評価できませんが、多様なアンケート調査実施により、特徴や課題を伺うこともあります。これでは、これまでの調査内容も含めお聞きいたします。 ○議長(後藤康司君) まちづくり企画部長・安藤克典君。 ○まちづくり企画部長(安藤克典君) 先ほどご紹介しましたアンケートの内容について、いま一度ご紹介をしてまいりたいというふうに思います。  まず、バスの満足度で見ますと、8割以上が「満足」「やや満足」という回答を頂いております。
     それから、バスと明知鉄道の乗り継ぎの満足度となりますと、旧恵南地域では、「満足」「やや満足」が多いところではありますけれども、旧恵那地区では、「不満」というようなお答えが多く見られたというところでございます。  それから、利用目的は先ほど申しましたように、やはり病院や買い物へのご利用が、それぞれ約全体の30%、通勤、通学が13%、その他27%となっておりまして、病院、買い物への利用が多いということでございます。  また、要望としましては、バスの本数や時刻の変更という要望を多く受けております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 佐々木透君。 ○1番(佐々木透君) こういった内容をさらに分析をされ、今後の計画に向けていただきたいと思います。  将来的運行路線計画についてでありますが、都市開発を行う前に交通計画が可能なのかを調査することが重要であるということを聞いたことがありますが、「人の移動がまちをつくる」とも言われます。都市計画においての交通施策やまちづくりへの重要な役割であると考えます。今後の将来を見据えた運行経路路線計画についてお伺いいたします。 ○議長(後藤康司君) まちづくり企画部長・安藤克典君。 ○まちづくり企画部長(安藤克典君) 現在のような人口減少時代におきましては、やはりこれまでに整備してまいりましたインフラの活用というのも必要だと感じております。  地域全体では、人口減少してもインフラの維持活用により周辺の環境整備により、人口流失を抑制して定住を促され、活力を維持するとともに、外からの移住が期待できるようになると考えております。  それをねらって都市計画や福祉との連携を図り、まちづくりの視点で公共交通を整備していくということとしております。  観光客など域外からおこしの方が安心して移動できる環境の提供も公共交通の大きな役割の一つと考えております。  昨今のインバウンドの拡大、ITの発展により、この役割というのはますます高まっております。今後の情勢も見極めながら、さらにコスト意識も持ち、しっかりと当市にできる環境を整備していきたいというふうに考えております。 ○議長(後藤康司君) 佐々木透君。 ○1番(佐々木透君) ぜひよろしくお願いいたします。  では、今後に向けた取組として、全ての公共交通が一つになり、誰もが安心して利用できる交通体系の確立を目指し、生活路線と観光路線をうまく融合させた恵那市全体の公共交通への発展に取り組んでいただきたいと考えておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(後藤康司君) まちづくり企画部長・安藤克典君。 ○まちづくり企画部長(安藤克典君) 議員のご指摘ももっともであります。それに加えまして、このごろはやはり高齢者、障がい者など交通弱者に対する視点、それから、高校生の通学、小中学校のスクールバスとの連携、観光客に対する2次交通の確保、またさらに地域有償運送との連携など、多岐にわたる視点も加えた交通体系の見直しをこれから考えていきたいとふうに考えております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 佐々木透君。 ○1番(佐々木透君) ぜひよろしくお願いします。  では、最後の質問ではありますが、観光施策への取組といたしまして観光地などへの路線案内、時刻、配置図をアプリなどによる案内、PRは可能か。スマートフォン、インターネットの普及により、今ではアプリや動画などによる情報から観光地のまち並みが、さらには路線案内、時刻、配置図なども一目で分かる訪れた方々へ満足いただけるような情報ネットワークを駆使したサービスへの取組が必要と考えておりますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(後藤康司君) 商工観光部長谷口哲也君。 ○商工観光部長谷口哲也君) 市内を訪れる観光客にとりまして、目的地までの路線案内や乗換情報など、そういった最新情報が常に入手できることは、利便性の向上につながると考えております。  市では、今年度幅広く情報提供を行う住民生活総合支援アプリの導入を進めており、将来的な観光客向け観光総合コンテンツの整備を検討していくためにも、まずは、住民生活総合支援アプリの利用状況や効果測定などを参考にしていきたいと考えております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 佐々木透君。 ○1番(佐々木透君) ありがとうございました。これで私の質問を終わります。 ○議長(後藤康司君) 佐々木透君の質問を終わります。 ────────────────────── ○議長(後藤康司君) 10番・鵜飼伸幸君。 ○10番(鵜飼伸幸君) 10番、新政会の鵜飼伸幸です。まずは、コロナウイルス感染によりお亡くなりになられました方々にご冥福と現在治療中の方々に心からお見舞いを申し上げるとともに、コロナウイルスの終息を心から願うものでございます。また、コロナからの脅威に開放され、今までどおりの当たり前の生活が訪れることを心から願うものでございます。  今回の標題、小坂市政1期目の総括と今後の恵那市政について。  新政会会長として会派の代表質問をさせていただきます。  小坂市政におかれましては、平成28年11月の選挙において、市町村合併後の2代目市長に当選されました。小坂市長が就任時に掲げられた将来にわたり私たちが誇りを持ち、学び、働き、暮らし続けるために第2次総合計画の着実な実現を目指すとともに、特に、働く、食べる、暮らすに重点を置いた施策、また最近では、学ぶを加え、4つの柱をもって恵那市政のかじを取られた。  当選以来、今日まで立ち止まることなく奔走されてきたことは、私でなく多くの市民の皆さん実感されていることと思います。  この間、市長が掲げ上げられた重点施策、働く、食べる、暮らす、学ぶ、数々の取組がいろいろな形となってきていると思います。  さらに、国道19号瑞浪恵那道路の全線事業化や、国、県のインフラ等も確実に、着実に前進してきたと考えます。  今後、世界ラリー選手権WRC、東京オリンピック事前キャンプ地の決定、2回目を迎える国体、スピードスケートなど大イベントも控えており、県内はもとより全国から注目を浴びる市となっていっていると言っても過言ではないと私は思います。  しかし一方では、市町村合併時に5万5,000人の人口が、今では5万人を切る状況となっております。恵那市における人口減少問題は最重要課題であることは言うまでもありません。令和という時代になり、これまでの古きよき時代の価値観に加え、新たなテクノロジーを活用した変化が求められる時代において、今後の恵那市のかじ取りは柔軟な発想とともに、とにかくスピード感を持った実行力が求められると思います。  それでは、通告に従い、小坂市政4年間の総括と今後の市政運営についてお伺いいたします。  小坂市政は、就任以来、重点施策として、働く、食べる、暮らす、学ぶの4本柱を軸に、施策の実現に向けて取り組んでこられましたと理解しております。  まず1点目、働くについて、これまでの実績、それに伴う評価をお伺いしたいと思います。 ○議長(後藤康司君) まちづくり企画部長・安藤克典君。 ○まちづくり企画部長(安藤克典君) 失礼いたします。まず、私のほうから重点施策の具現化へのこれまでの取組についてお答えをさせていただきます。  総合計画を策定した平成28年当時、市民意識調査では、恵那市の働く環境が「よい」、または「ややよい」と回答をされた市民はわずか6.9%であります。また、49.1%の市民は、「恵那市の働く環境はもっと伸ばすべきだ」というふうに回答をされていました。多くの市民が恵那市には働く環境が少ないと感じており、また大学を卒業し、恵那市に戻ってこられる働く人の割合も多くない状況でありました。  恵那市で生まれ育った子どもたちが恵那市で働ける環境をつくることが求められており、市では特に働く場所、働く環境、働き方の見直しについて取り組んでまいりました。そのため平成29年度に産業振興会議を設置し、商業、観光、工業、農林業に直接関わる方々と議論を重ね、経営改善や販路拡大、事業の承継、創業や起業など、今後の恵那市の活性化に必要な取組を支援してきたところでございます。  平成30年3月には恵那市産業振興ビジョンを策定し、稼ぐ力の強い持続する地域産業の形成を目指す姿とし、経営改善支援や担い手確保の支援、地域資源の活用やブランド化の推進、販路拡大支援、地産地消の推進、住宅建築の促進による地域材利用の推進、企業誘致推進による魅力ある働く場の確保などに取り組んでいるところでございます。  また、ICTを活用した場所や時間にとらわれない柔軟な働き方の普及のためサテライトオフィスSOZOを創設し、都心部などのIT企業などのサテライトオフィスとしての活用やテレワーク等を推進する事業にも取り組んでまいりました。これらに加え、新たな働く場の確保として、現在、恵那西工業団地建設に着手し、企業誘致できる環境を整えているところでございます。  また、農業分野では、所得の向上、耕作放棄地の改善、地産地消の推進、販売流通の強化を目的としたもうかる農業プロジェクトを立ち上げ、取り組んでまいりました。また、耕作放棄地の解消に向け、目標を年間5ヘクタールの耕作地改善に取り組んでまいりました。  若い農家を育てる取組としましては、毎月たべとるマルシェを開催し、対面販売を通して農業がまさになりわいとなるよう支援を行ってまいりました。  昨年から、民間企業のノウハウを学び、知見を広げるため、職員の民間企業交流派遣を実施しておりますが、その一つとして、日本食農連携機構へ派遣をしております。機構の仲立ちにより、市内農産物を東京都内に紹介する機会を得て、市内農家の情報発信の足がかりができたほか、機構のネットワークを活用して農業経営者と食に関わる企業や専門家を結びつけ、新たなビジネスを創造する取組などを行っているところでございます。以上でございます。 ○議長(後藤康司君) 鵜飼伸幸君。 ○10番(鵜飼伸幸君) ありがとうございました。  2点目です。食べる施策について、実現とそれに伴う評価をお伺いいたします。 ○議長(後藤康司君) まちづくり企画部長・安藤克典君。 ○まちづくり企画部長(安藤克典君) 恵那市は、食に関して非常に恵まれた環境にあると言えると思います。このため、食を政策のテーマとして健康や文化、産業といった幅広い分野の施策に取り組んでまいりました。  プロの料理人に学ぶ料理教室では、市内の料理人の皆さんに講師となっていただき、生活習慣病に対する知識を身につけ、健康的な食を自ら選択できる力を養うための料理教室を行ってまいりました。  平成30年度からは、中学生を対象とし、料理体験やプロの料理人の技術に触れることを通して、調理をすること、食べることに興味を持つきっかけづくりとなりました。  また、地産地消のさらなる推進のため、学校給食に地元の農産物を取り入れたえないっぱい給食を提供し、食育と併せて市内産の食材のPRも行ってきたところでございます。  NHKの連続テレビ小説「半分、青い。」を通じ、五平餅ブームが巻き起こりました。これを食べようと各地から人が押し寄せ、大きなにぎわいをもたらしました。地域の食が観光の魅力を高める一つのよい事例となったと思っております。  また昨年11月、健康、食育、産業振興、地域振興等の関係する団体で構成するたべる推進協議会を設立し、東京農業大学の名誉教授で発酵学の第一人者、小泉武夫先生をアドバイザーにお迎えし、さまざまな意見を集約しながら事業を立案し、事業の推進とその進行管理を行うこととしているところでございます。  また本年度からは、バロー恵那ショッピングセンターに設置いたしました恵那中央出張所では、食の情報発信拠点としての機能を持たせ、食に関心を持っていただく取組を進めることとしております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 鵜飼伸幸君。 ○10番(鵜飼伸幸君) いろいろとありがとうございます。  続いて、3点目です。暮らす施策について、実績、それに伴う評価をお聞きします。 ○議長(後藤康司君) まちづくり企画部長・安藤克典君。 ○まちづくり企画部長(安藤克典君) 全ての市民が安心して暮らせること、安全に暮らせること、いきいきと暮らせること、そして快適に暮らせることを目指した施策に取り組んでまいりました。  安心して暮らせるにおきましては、市内全14の小中学校区に放課後児童クラブを設置して、保護者が安心して働ける環境を整備いたしました。平成30年4月には、笠周地域の救急体制を充実させるため、中野方コミュニティセンターに中野方分遣所を開設いたしました。  快適に暮らせるにおいては、リニア開通を見据え、インフラ整備を計画的に進めるとともに、移住定住と空き家対策についても積極的に取り組んでまいりました。農家のある暮らしをしたいとの移住者を支援する制度を創設し、農地取得面積の下限を引下げ、空き家とセットで農地を取得しやすくし、併せて農業経営などの相談や技術指導、地域参入などのサポートも実施をしてまいりました。  良質な住宅地を創出し、定住人口の増加と活力あるまちづくりを進めるため、宅地開発を促す策として住宅団地開発支援事業奨励金交付条例を制定し、住宅開発に際し、整備する公共用道路、上下水道などの費用を助成する仕組みを整えました。  空き家対策では、空き家改修に対する補助金のほか、空き家掘り起こし奨励金制度を創設し、対策に取り組んでいるところでございます。  また、水道事業加入分担金は、市内の地域において格差が生じておりましたので、口径別に金額を統一することでその格差の解消を図ってまいります。以上です。 ○議長(後藤康司君) 鵜飼伸幸君。 ○10番(鵜飼伸幸君) ありがとうございます。  時間がないので、次から次へと質問をさせていただきます。よろしくお願いします。  4点目です。学ぶについての施策について、実績とそれに伴う評価をよろしくお願いします。 ○議長(後藤康司君) まちづくり企画部長・安藤克典君。 ○まちづくり企画部長(安藤克典君) 生涯学習につながるスポーツ施設、文化施設におきまして、それぞれの拠点施設の大規模改修を行ってまいりました。  スポーツ施設では、まきがね公園体育館、野球場及びテニスコートなどの改修を、文化施設では、恵那文化センターなどの大規模改修などを進め、利用者の利便性の向上とスポーツ文化の発展につながる取組を進めてまいりました。  幼児教育におきましては、おさしま二葉こども園の開園により、課題となっておりました3歳未満児の受入れを広げ、保育環境の充実を図ったところでございます。  学校関係におきましては、武並小学校屋内運動場の改築、恵那東中学校の大規模改修、明智小学校のプール改修工事などを行い、子どもたちの学びやすい環境整備に努めてまいりました。  また、昨今の夏場の猛暑による健康被害を防ぐため、こども園、小中学校にエアコンを設置したところでございます。今年度は、子どもが安心して使える清潔なトイレを確保するため、トイレの洋式化にも取り組んでいるところでございます。  また、ふるさと学習の充実を図り、子どもたちが生まれ育った故郷を愛し、誇りに思う心を育む教育を推進してまいりました。加えてICT教育の一層の展開を図るため、GIGAスクール構想の実現に向けた高速ネットワークの整備と、1人1台のタブレットパソコンを配備するとともに、市独自の個別最適化学習の支援や学習支援ツールの活用による新しい教育の探求、ICT教育のさらなる推進を図ることとしております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 鵜飼伸幸君。 ○10番(鵜飼伸幸君) ありがとうございました。  働く、食べる、暮らす、学ぶ、この4点の柱にとって重点施策、本当に確実に着実に前進しておると思います。特にコロナウイルスで子どもが3か月間本当に家に閉じ込められたという状況の中で、今後はこのGIGAスクール、ICT、本当に進めていただきたいと思います。皆さん方、先ほど、昨日も質問されておられましたが、これを本当に進めていただきたいと心からお願いいたします。  次に、来る2027年、待望のリニア中央新幹線がここ恵那市の地を通ることが決定して以来、数年が経過し、計画どおりいけば開通までもうあと7年を残すものとなりました。まだまだ先のことと考えていたこの大型プロジェクトも残された時間は随分と限られてきました。  平成26年、恵那市はこのリニアを活かしたまちづくりの考え方をまとめたリニアまちづくり構想を策定し、これまで取り組んできました。それには観光振興、まちづくりと産業振興、地域振興、さらにはこれらを支える基盤整備の必要性を位置づけています。  ここからはリニア開通を見据えたまちづくりの観点から質問をさせていただきます。  まず1点、観光振興とまちづくり、産業振興、地域振興の観点から、これまでの進捗状況、実績評価をお伺いいたします。 ○議長(後藤康司君) まちづくり企画部長・安藤克典君。 ○まちづくり企画部長(安藤克典君) 引き続きよろしくお願いします。  リニア中央新幹線の開通は、大都市圏と所要時間の短縮による市民の利便性の向上とともに、地域間交流の活発化により、地域の観光や産業等、幅広い波及効果が期待できます。市ではこれまで将来の観光と産業の活性化を見据え、この間取り組んでまいりました。また、当市が持つ魅力的な観光資源のさらなる磨き上げとして、観光施設の改修も行ってきたところでございます。  平成14年にオープンしましたくしはら温泉ささゆりの湯は、施設の老朽化と設備の更新の必要から、29年度に外壁の張り替えや門、キャノピーの新設、レストランの席数の増や露天風呂の増設などリニューアルを行いました。  上矢作道の駅におきましても、物産館やレストラン、野外スペース、屋根などの改修を行い、リニューアルを実施いたしました。  景勝地恵那峡の魅力の再発信とにぎわいの創出、子どもから大人まで楽しめる憩いの空間を目指し、6年の歳月をかけて恵那峡再整備事業を実施してまいりました。「半分、青い。」「麒麟がくる」などの全国放送での露出を機会に、五平餅をはじめとした特産物や土産物が売上げを伸ばし、ドラマに関連した商品開発も進み、域内消費の拡大と恵那市の知名度向上に大きな効果があったものと考えております。  市の新たな魅力となりましたモータースポーツは、L1ラリーin恵那をこれまで3回連続開催されるなど、定着したイベントとなってまいりました。秋のWRC世界ラリー選手権も恵那市を世界にアピールできる絶好の機会であり、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。  先ほども申しましたが、民間企業との人事交流により、日本航空から商工観光部調整監として職員を迎え、彼を中心として新たに設立いたしました、地域商社ジバスクラム恵那では、観光業の育成、もうかる農林業への転換、ビジネス支援の強化、この3つを柱として、優れた地域産品や観光資源を掘り起こし、それに付加価値をつけ販路を新たに開拓することで、従来以上の収益を引き出し、生産者や地域に還元していく仕組みをつくり上げたところでございます。以上です。 ○議長(後藤康司君) 鵜飼伸幸君。 ○10番(鵜飼伸幸君) 続きまして、2点目です。  観光振興や産業振興を支える基盤整備の観点から、これまでの進捗状況、実績評価をお伺いします。 ○議長(後藤康司君) まちづくり企画部長・安藤克典君。
    まちづくり企画部長(安藤克典君) 2027年のリニア開通に合わせ、基幹交通網整備やアクセス道路網整備など大型プロジェクトが動き出しているところでございます。リニア中央新幹線を活かしたまちづくりを行うため、リニアまちづくり基盤整備事業に基づき基盤整備を促進しており、また、併せて都市計画マスタープランの見直しにも取り組んでいるところでございます。  瑞浪と恵那の12.5キロを結ぶ国道19号瑞浪恵那道路は、30年4月に恵那工区を含む全線事業化されました。また、併せて武並地区における沿線の新たな住環境や商業ゾーンの創出に向け、地域住民と共に検討会を開始したところでございます。  現在のダムを20メートルかさ上げして造る新丸山ダム建設事業、このダムのかさ上げに伴い施行されます付け替え国道418号事業の恵那工区が31年4月に工事着手されました。将来、リニア岐阜駅から可児・美濃加茂地域へのルートが生まれると、恵那市は結節点として非常に機能が高まると予想されるところでございます。  また、このほかリニアまちづくり計画に基づくプロジェクトが幾つも動き出しておりまして、この地域の大きな変貌が期待されるところでございます。以上です。 ○議長(後藤康司君) 鵜飼伸幸君。 ○10番(鵜飼伸幸君) ありがとうございます。このリニアを活用したこれからの観光、そしてこれからのまちづくり、本当に大事なものになってくると思います。市の職員だけの知恵じゃなくて民間からの知恵も頂けるということで、本当にこれからが楽しみじゃないかと思います。  いろいろな観点から実績や評価をお伺いしました。これを踏まえて、恵那市の最高上位である第2次総合計画全体のこれまでの取組について、総括でお願いいたします。 ○議長(後藤康司君) まちづくり企画部長・安藤克典君。 ○まちづくり企画部長(安藤克典君) 現在の総合計画は本年度、前期計画の5年目を迎えております。現計画では、人口減少、少子化と地域社会の継続、財政運営の見直し、地域自治力の強化と地域間の連携、超高齢化社会への対応、防災力の強化、産業の活性化、そしてリニア開業に向けて、以上7つの主要課題に対し、3つの理念と7つの基本目標、24の基本施策を掲げて前期計画に取り組んでまいりました。  また、事業展開を支えるため、公債費の繰上償還による後年度負担の軽減や基金積立てなどによって、持続性ある財政の体質強化にも取り組んできたところでございます。  恵那市における最重要課題は何と言っても人口減少への対策であります。しかし現在、人口減少への歯止めはかかっておる状況ではございません。これまで申し上げてまいりました事業成果、前期の検証をしっかりとし、前期の課題を整理しながら後期計画の策定を進めているところでございます。もうしばらくいたしましたら後期計画をお示しすることができると考えております。よろしくお願いいたします。以上でございます。 ○議長(後藤康司君) 鵜飼伸幸君。 ○10番(鵜飼伸幸君) 後期計画、どのような格好で新たな計画が出てくるか、これも楽しみの一つだと私は思っておりますが、次に、今後の市政運営についてお伺いします。  現在、言われたように第2次総合計画の後期計画と第4次行政改革大綱策定の真っ最中であります。来る2027年には待望のリニア中央新幹線の開通を控え、また、それまでには瑞浪恵那道路をはじめとする幹線道路の整備、また、これからを見据えた観光と産業を中心としたリニアを活かしたまちづくりなど多くのプロジェクトが控えています。  また昨今、新型コロナウイルスをはじめとした感染病対策や頻繁に発生する自然災害など、非常事態における危機管理の備えをはじめ、今後の恵那市のまちづくりは非常に難しいかじ取りが求められます。  さらに恵那市は市町村合併から15年を経過いたしましたことで交付税の優遇措置が終了し、市単独の取組における財政確保も大変なことが想定されます。こうした中にあって、今後の恵那市政の運営はどうあるべきかをお聞きします。 ○議長(後藤康司君) 市長・小坂喬峰君。 ○市長(小坂喬峰君) ただいまご質問を頂きましたので、少しキーワードに沿ってコメントを挟みながら私からもご説明を申し上げたいと思います。  まず、恵那市のまちづくりでございますが、先ほどもお話ありましたように、2027年がリニア中央新幹線開通の時期ということで、あと7年でございますので、恵那市のまちづくりにつきましては、これから7年の間は当面リニア中央新幹線を見据えたまちづくりがこの中心になってくるのではないかというふうに考えております。先ほどありましたようにリニア基盤整備計画も昨年つくりましたので、今年からは準備が整い、そして機が熟したところから順次着手をしていくとこういうふうに思っております。  また、先ほども出ました瑞浪恵那道路、そして新丸山ダム、こういった国の機関もリニア中央新幹線を見据えて、ここまでやるというふうな目標を立てておりますので、そこが一つの節目になろうかと思っております。  まずはまちづくりの基本である基盤整備を進め、その基盤整備の上で、市民の暮らし、そして観光をはじめとした経済の活性化、こうしたものを図っていくということを考えております。  そして2つ目ですが、先ほどもありました危機管理についても少しコメントを申し上げたいと思います。  市民の安全安心の確保という意味では、今、危機管理、それから防災、こういったものの期待が非常に高まっておりまして、行政の中での重要度、プライオリティも随分と上がってきております。  私が今この4年間で感じましたのは、危機管理のときこそ的確な情報の提供、そして素早い判断、そしてスピード感を持った仕事、これが大変重要だというふうに思っております。大きな自然災害はございませんでしたが、恵那市では昨年は豚コレラということがありましたし、今年は新型コロナウイルスという脅威に見舞われております。  これらに対しまして、昨年もそうでしたが、今年も4月、5月と臨時議会を開き、議員の皆様にもご理解を頂きながらスピード感を持って取り組んだ結果、今何とか落ち着いていると、こういう状況に至っているわけでございます。  これは臨時議会、そして専決予算など議会の皆様のご理解とご協力を得られたこと、これはもう少し踏み込んで申し上げますと、市、そして議会、そして市民の皆様、関係の皆様が一体となって取り組んだ成果だというふうに私は自負をしております。その意味では、こうやって一体でできることこそ恵那市の強みではないかと、こんなことも一方で感じるわけでございます。  それから財政についてでございますが、令和2年度の予算でございますが、合併特例債残り20億円ということでございまして、ほぼ使い切ったわけでございます。また、交付税の特例による一本算定までの特例も昨年までで終わりまして、今年は特に特例もなく予算を編成しております。  予算は人口がこれから縮小していく中、厳しい未来が待っております。この4年間でございますが、大きな事業を絞らさせていただきまして、繰上償還を行い、そして将来に向けた基金の積み増しも行ってまいりました。繰上償還は4年間で25億円させていただきまして、実質公債費比率は過去最も低い4.3%まで下げることができました。また、公共施設整備基金につきましては、23億円をこの期間に積み増しをさせていただきまして、今の残高は52億円まで上がっております。  こうしたことで、決して将来を楽観はできませんが、それでも不安なことはないところまできたのではないかなというふうに思っております。これもひとえに議会の皆様を含め、多くの皆様のご理解を得て大きな事業を絞らせていただいた結果だというふうに思っております。感謝を申し上げたいと思います。  そして最後に、今後の市政運営について私なりの考えを述べさせていただきたいと思います。  先ほどからご紹介いただきましたように、私は将来にわたり我々市民が誇りを持ち、学び、働き、暮らし続けられる恵那市づくりを目指してまいりました。特に、働く、食べる、暮らす、学ぶといったキーワードをもって恵那市なりの特徴を活かし、施策を展開してきたところでございます。  先ほどまちづくり企画部長が申し上げましたように、それらをまとめ、今策定中の来年度からスタートします第2次総合計画の後期計画、ここに全てを盛り込んで行っていくということが、これが市政運営のまず基本になろうというふうに思っております。  私なりの、青臭いような話ですけれども、感じている事を申し上げますと、この自粛期間、3月から始まりまして、もう3か月を超える期間でございますが、全ての行事が中止となりまして、出張もなくなりました。私、毎朝、毎晩、犬の散歩もできましたし、畑をやったり、明るいうちに帰ることもできました。そして家族と一緒に食事を取るという、いわゆる普通の生活をこの3か月続けたわけでございます。  この中で私が改めて感じたことは、この恵那市にはどこの町にも負けないだけの豊かな自然、すばらしい環境、そして質の高い暮らしがあるということでございます。こんなすばらしいまちはないんじゃないかと、私は常々毎日散歩をしながら思っておりまして、これがあれば、この恵那市はずっと存続できるという自信を深めたわけでございます。  コロナ後の社会を考えますと、働き方が変わり、そして人との接触、関わり方も変わってまいりました。地方であることのハンディはICTの力をかりればかなり克服ができます。そういう意味では、恵那市にとって大きなチャンスがあるということも私は感じています。可能性のある恵那市でないかなということを申し添えまして、私からのご回答とさせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(後藤康司君) 鵜飼伸幸君。 ○10番(鵜飼伸幸君) ありがとうございました。本当に当たり前の生活というのは、本当にこのコロナで私たちは勉強させていただいたと思います。  コロナをチャンスにして、また恵那市のまちづくり、そしてリニアをチャンスに、これはもう本当に恵那市の喫緊の問題だと思います。そして瑞浪恵那道路、それから丸山ダムの418号線等のインフラ整備、これも本当に市民の皆さんが待っているインフラだと思います。  働く、食べる、暮らす、学ぶ、本当にこれらをもって4年間一生懸命やってこられた姿勢は、本当に一緒に働かさせていただいて実感をしているものでございます。また、私たち議員会派もそれは皆さん一緒の考えでございます。  これで最後の質問になりますが、市長の任期、今年の11月に満期を迎えることとなります。次の重要な4年間について、これまでの4年間の実績を持つ小坂市長の手腕に大きな期待がかかると私たちは思っております。市長、2期目に向けてのお考えをお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(後藤康司君) 市長・小坂喬峰君。 ○市長(小坂喬峰君) 我々政治に携わる者は4年という一つの任期がございますので、4年を一つの節目として、私も今まで働いてまいりました。苦しいこともありましたけれども、先ほども出ましたように朝ドラや大河ドラマ、そしてポーランドの件、そして国体、WRCとすばらしいニュースもこの4年間たくさんございました。  ここまでくることができましたのも、議員の皆様、そしてここにいる職員幹部、そして市民の皆様、関係の皆様のお力添えがあったというふうに思っております。この場をおかりして、まずは感謝を申し上げたいと思います。  そして、先ほどご指摘いただきましたように、今人口減少、そして新型コロナウイルスなど、立ち向かうべき課題は非常に多くあります。しかし、恵那市にとっては大きな可能性、チャンスがあるというふうに私は確信をしております。誰もが羨むとは言いませんが、すばらしいねと言ってもらえる暮らしが手に入る、こうした町がこの恵那市だというふうに思っております。少しも悲観する必要はなく、これは前に進めていくべきだというふうに思っております。  リニア中央新幹線の開業を7年後に控え、デジタルとコロナで社会の仕組みや暮らしが大きく変化をし、学びの姿や働き方が今劇的に変わろうとしております。今こうして恵那市が変わりつつある中での恵那市政の運営に携わっていける今、私にとっては今が大変な大きな喜びでございます。  後援会をはじめ多くのご支援をいただいている関係の皆様のご了解、ご支援をいただくこと、これがまず前提ではございますが、私としましては大好きな恵那市のために、この恵那市の持つ大きな可能性を活かすような仕事を、もし引き続きさせていただくことがかなうのであれば、私は喜んで、進んでこの仕事に携わってまいりたいというふうに考えております。  市民の皆様、そして議員の皆様と共に、将来にわたり私たち市民が誇りを持ち、学び、働き、暮らし続ける恵那市づくりの実現に向け、一歩ずつ前に進めてまいりたいと思っております。こうした機会を頂けましたことに改めて感謝を申し上げます。ありがとうございます。 ○議長(後藤康司君) 鵜飼伸幸君。 ○10番(鵜飼伸幸君) 市長、大好きな恵那市、今の仕事が喜び、これは本当にこの恵那市をこれから引っ張っていっていただける決意だと私はつくづくと思いました。会派会長、そして会派の皆さんの11月は、皆さんそれぞれのお立場で、それぞれの地域で恵那市を盛り上げ、市長を盛り上げていくことをここで私が会長としてお約束をさせていただきます。  いろいろと今日はお聞きしました。恵那市も本当に一歩ずつ前へ進んでいることは間違いないと私は確信をいたしました。市長の2選を目指して、私たちと共に、また新しい恵那市、喜びのあるまちづくり、将来にわたって私たちが誇りを持ち、学び、働き、暮らせる、また、働く、食べる、暮らす、学ぶを今後も一生懸命に、市長と共に、そして職員の皆さんと共にやっていけることを願いまして、私の質問とさせていただきます。それでは、皆さんありがとうございました。 ○議長(後藤康司君) 鵜飼伸幸君の質問を終わります。  以上で、本日予定の一般質問は終了いたしました。 ────────────────────────────────────────── ○議長(後藤康司君) 日程第2 議第66号を上程し、議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  市長・小坂喬峰君。              (市長・小坂喬峰君 登壇) ○市長(小坂喬峰君) それでは、追加議案につきまして提案理由の説明を申し上げます。  議第66号・令和2年度恵那市一般会計補正予算は、既定の歳入歳出予算の総額に4,907万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を316億9,128万2,000円とするものです。  主な内容としましては、低所得のひとり親世帯を支援するため、ひとり親世帯臨時特別給付金の給付に係る費用として4,385万2,000円を、こども園等の新型コロナウイルス感染症対策の強化に係る費用として472万1,000円などを計上するものです。  以上で提案説明を終わりますが、詳細につきましては担当部長に説明をさせますので、よろしくご審議の上、適切な議決を賜りますようよろしく申し上げます。 ○議長(後藤康司君) 市長の提案説明を終わります。 ────────────────────── ○議長(後藤康司君) 続いて、議第66号・令和2年度恵那市一般会計補正予算(第5号)について詳細説明を求めます。  総務部長・可知高弘君。              (総務部長・可知高弘君 登壇) ○総務部長(可知高弘君) それでは、議案書の5ページをお願いいたします。  議議第66号・令和2年度恵那市一般会計補正予算(第5号)について説明をいたします。  今回の補正は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,907万3,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ316億9,128万2,000円とするものでございます。  予算の補正の款項の区分、金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、6ページ、7ページの第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。  それでは12ページをお願いいたします。  歳入でございます。  15款2項2目民生費国庫補助金は、ひとり親世帯臨時特別給付金給付事業補助金で、18款1項3目衛生費寄附金は、医療用備品に係る寄附金で、20款1項1目繰越金は、前年度繰越金の増額でございます。  14ページをお願いいたします。  歳出でございますが、3款2項4目安心して子どもを育てるは、こども園教育保育推進事業費では、感染防止のための窓付パーテーションなど及びひとり親世帯臨時特別給付金事業で、16ページをお願いします。  4款1項8目医療と救急を充実するは、医療用備品購入でございます。  18ページに給与費明細書を添付してございますので、ご参照を願います。  以上で、議第66号の説明を終わります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(後藤康司君) 詳細説明を終わります。 ────────────────────── ○議長(後藤康司君) 本件に対する質疑を行います。  ご質疑はございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(後藤康司君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、別紙付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に審査を付託いたします。 ────────────────────────────────────────── ○議長(後藤康司君) ここでお諮りいたします。  議事の都合により、6月20日から6月25日まで6日間を休会といたしたいと思います。これにご異議ございますせんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(後藤康司君) ご異議なしと認めます。よって、6月20日から6月25日まで6日間を休会とすることに決しました。  本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでございました。 午前11時21分 散会 ──────────────────────────────────────────     地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。             恵那市議会             議    長      後 藤 康 司             署名議員   1番   佐々木   透
                署名議員  10番   鵜 飼 伸 幸...