恵那市議会 > 2019-12-20 >
令和元年第4回定例会(第4号12月20日)

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  1. 恵那市議会 2019-12-20
    令和元年第4回定例会(第4号12月20日)


    取得元: 恵那市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-30
    令和元年第4回定例会(第4号12月20日) 令和元年第4回恵那市議会定例会会議録〔第4号〕                                 令和元年12月20日 ────────────────────────────────────────────     議 事 日 程(第4号)                        令和元年12月20日(金)午前10時開議     第1          一般質問     第2          議第121号から議第132号まで一括上程 ───────────────────────────────────────────   1 本日の会議に付した事件    議 事 日 程(第4号)     日程第1        一般質問     日程第2 議第121号 恵那市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に                 関する条例の一部改正について          議第122号 恵那市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部改                 正について          議第123号 恵那市職員の給与に関する条例の一部改正について          議第124号 恵那市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関                 する条例の一部改正について          議第125号 令和元年度恵那一般会計補正予算(第6号)
             議第126号 令和元年度恵那国民健康保険事業特別会計補正予算                 (第3号)          議第127号 令和元年度恵那介護保険事業特別会計補正予算(第                 3号)          議第128号 令和元年度恵那農業集落排水事業特別会計補正予算                 (第3号)          議第129号 令和元年度恵那公共下水道事業特別会計補正予算(                 第3号)          議第130号 令和元年度恵那水道事業会計補正予算(第2号)          議第131号 令和元年度恵那病院事業会計補正予算(第3号)          議第132号 令和元年度恵那国民健康保険診療所事業会計補正予                 算(第2号) ───────────────────────────────────────────   1 出 席 議 員       1番  佐々木   透 君      2番  柘 植 孝 彦 君       3番  西 尾   努 君      4番  中 嶋 元 則 君       5番  近 藤 純 二 君      6番  橋 本 平 紀 君       7番  千 藤 安 雄 君      8番  遠 山 信 子 君       9番  安 藤 直 実 君     10番  鵜 飼 伸 幸 君      11番  後 藤 康 司 君     12番  町 野 道 明 君      14番  荒 田 雅 晴 君     15番  堀   光 明 君      16番  水 野 功 教 君     17番  堀     誠 君      18番  柘 植   羌 君 ───────────────────────────────────────────   1 欠 席 議 員       な し ───────────────────────────────────────────   1 説明のため出席した者の職氏名     市長         小 坂 喬 峰 君     副市長        大 塩 康 彦 君     教育長        大 畑 雅 幸 君     総務部長       安 藤 克 典 君     まちづくり企画部長  服 部 紀 史 君     市民サービス部長   小 川 智 明 君     医療福祉部長     可 知 高 弘 君     医療福祉部次長    原 田 義 巳 君     商工観光部長     加 藤 一 郎 君     商工観光部次長    土 屋 育 代 君     商工観光部調整監   長谷川 幸 洋 君     農林部長併農業委員会事務局長                林   雅 樹 君     農林部次長      勝 川 甲 子 君     建設部長       光 岡 伸 康 君     建設部次長      平 林 剛 寿 君     水道環境部長     太 田 敦 之 君     会計管理者      原 田 一 宏 君     副教育長       安 藤 一 博 君     教育委員会事務局長  加 藤 真 治 君     消防長        小木曽 弘 章 君     監査委員事務局長併選挙管理委員会事務局書記長                伊 藤 英 晃 君 ───────────────────────────────────────────   1 職務のため出席した事務局職員     議会事務局長     三 宅 唯 美 君     議会事務局次長    近 藤 昌 也 君     議会事務局書記    今 井 修 二 君     議会事務局書記    後 藤 順 子 君     議会事務局書記    加 藤 弘 江 君 ────────────────────────────────────────────                 午前10時00分 開議 ○議長(後藤康司君) おはようございます。会議に入る前に、あらかじめお断りをしておきます。  本日の傍聴に音声認識アプリ使用の申請がありましたので、会議規則第158条及び傍聴規則第8条の規定によりこれを許可いたしましたので、ご了承願います。  これより本日の会議を開きます。  日程に入る前に、諸般の報告を行います。  地方自治法第121条の規定により、本日説明するため出席する旨、報告がありました者を一覧表としてお手元に配付しておきましたので、ごらん願います。  以上で、諸般の報告を終わります。 ────────────────────────────────────────── ○議長(後藤康司君) 議事日程第4 日程第1 一般質問を行います。  質問者及び答弁者は、申し合わせ時間を厳守され、簡潔に発言されるようお願いいたします。  本日は、昨日に続いて、質問順序表の7番から発言を許可いたします。  18番・柘植 羌君。 ○18番(柘植 羌君) おはようございます。18番、新政会の柘植 羌でございます。きょうも傍聴においでいただきましてありがとうございます。  私は、今回の質問は、稼げる地域づくりで定住促進、それからもう一点、ICT活用推進施策のこの2点について質問させていただきますので、どうかよろしくお願いいたします。  まず最初に、稼げる地域づくりで定住促進をということでございまして、今日の最大の行政課題は人口減少に歯どめをかけ、持続可能な地域にしていくことであります。そのために必要なことは、定住者を増やしていくことです。恵那市に魅力があること、夢が持てること、雇用があること、すなわち稼げるところに人が集まってきます。各地域においてさまざまな法人やグループ、事業者によって地域おこし事業が行われておりますが、十分に稼げて雇用拡大につながるような状況にはなく、定住人口を増加させるに至っていないのが現状であります。  中野方町の例を紹介させていただきますが、農事組合法人、これはアグリアシストと不動滝やさいの会であります。それから、株式会社笠置山栗園、それからNPOが2つございまして、1つは坂折棚田保存会、そしてもう一つはまめに暮らそまい会でございます。この5法人が地域の活性化に資するよう活動しておりますが、ボランティア活動の域を出ず、十分な利益を確保できず、後継者確保もままならないのが現状であります。  商品開発や販路の確保等の課題克服に向け、毎月5法人会議を開催し、ビジネスサポートセンターの助言を受け、稼ぐ仕組みづくりを学んでいるところでございます。  こうした中で、市において今回、地域や事業者が稼げる持続可能な地域づくりを目指して、地域商社を設立する方針が示されました。これは、名称もジバスクラム恵那と、こういう名称にするということでございます。まさにこれは「渡りに船」の思いでございます。地域を元気にし、定住促進につながるものと期待し、地域商社について質問をしてまいります。  まず、地域商社を設立することに至った背景と設立目的についてお伺いいたします。 ○議長(後藤康司君) 商工観光部長加藤一郎君。 ○商工観光部長加藤一郎君) まず、地域商社を設立するに至った経緯からお話をさせていただきます。  地域商社の設立につきましては、当初、念頭にございませんで、恵那市観光協会を母体とした市内各地域や多様な関係者と協働して、観光地域づくりを行う法人であるDMOの設立に向けて市と観光協会共同設置設立準備委員会にて準備を進めておりました。  設立準備を進める中で、恵那商工会議所恵南商工会の経済団体をはじめとした関係機関はもとより、市内の商工業や農林業に従事されている方々などから幅広く意見の聴取を行ったところ、「観光は地域の総合的戦略産業であり、狭義の観光分野だけを対象とした組織にすべきではない。地域資源は観光資源だけでなく、農産物、林産物も恵那の重要な地域資源であり、それらも積極的に市外へ売っていくべきである。観光で稼ぐにしても、それぞれの地域において事業者の確保・育成を行う必要がある。恵那には市場のニーズを踏まえた高付加価値商品の開発が不足している。また、地域資源を活用した地域経済活性化において、ただ販路開拓を行うだけではなく、生産段階から流通販売まで一貫して見据えたマーケティングを行う存在が地域には必要」といったご意見をいただきました。  一方で、国において地域商社の設立・普及を地方創生における重要な取り組み分野としており、地方創生推進交付金などにより各地域が行う地域商社の設立及び機能強化に向けた取り組みを支援しております。  先ほどご紹介したご意見や国の状況を踏まえると、農林業と商工業の分野も支援対象としたDMO法人を兼ねた地域商社の設立が関係者や事業者、地域の方々の要請に応えることにつながるのではないかとの考えに至った次第でございます。  次に、地域商社の設立について、設立目的についてお答えします。  先般開催された恵那市版DMO設立準備委員会において、その社名を先ほど先生からご紹介もございました「ジバスクラム恵那」というふうに決定されました。これは恵那の地場産業が一体となって恵那市の地域経済の活性化に取り組むということをあらわしております。そのミッションは、持続可能な地域づくりというふうにされたところでございます。  恵那の地場産業がスクラムを組んで恵那らしさを追及し、稼ぐ観光都市恵那を目指すことにより、人口減少や高齢化などの地域が抱える社会課題の解決の一翼を担い、持続可能なふるさと恵那づくりに貢献することを法人の目的としております。  この地域商社では、外貨を稼ぐため観光業の育成、儲かる農林業への転換、ビジネス支援の強化の3点をサブミッションとし、外部事業者との連携推進により市内事業者の販売能力の向上や新たな地域の担い手の把握と育成、地域における稼ぐ力に対する認識の向上、データマーケティングに基づく地域の強みを生かした高付加価値商品の開発支援などの取り組みを主に行うこととしております。以上でございます。 ○議長(後藤康司君) 柘植 羌君。 ○18番(柘植 羌君) 設立の背景から目的、丁寧に説明していただきましてありがとうございました。  前回の議会の一般質問で、DMOのことについて質問させてもらいました。それで、観光のDMO関係もこの地域商社に取り込んであるということでございまして、ますますこの幅が広くなっていいなと、こんなふうに思います。  いずれにしても、恵那を稼げる地域にしていくという取り組みは本格的な取り組みだと思います。ぜひ成功させていっていただきたいなと思います。  それで、法人の形態として、一般社団法人だというふうに言われております。それで、財団法人とか法人の形態には株式会社などいろんな形がありますけれども、一般社団法人を予定しているということでございますが、その理由についてお伺いいたします。 ○議長(後藤康司君) 商工観光部長加藤一郎君。 ○商工観光部長加藤一郎君) 一般社団法人とした理由について答弁させていただきます。  当該設立予定の法人は、外部事業者との連携推進により、地域や事業者の販売能力の向上、人材力の向上、商品力の向上支援をすることにより、地域の方々や事業者に稼いでいただくことを目的としそれを目指しております。したがって、当該法人は地域や事業者の活動の支援機関としての地域のプラットホームであるべきだというふうに考えております。そのことを明確なメッセージとして市内外に伝えるため、収益事業により利益を株主に配当するような株式会社ではなく、非営利活動団体である一般社団法人とさせていただいたところでございます。以上です。 ○議長(後藤康司君) 柘植 羌君。 ○18番(柘植 羌君) 地域や事業者の支援に特化すると、こういうことでございますね。  次に、新商品開発、新規事業者の育成、それからプロモーションと、地域商社が担う役割は多様にわたると予想されます。組織体制や実働部隊となる人材確保についてはどう考えておられるか質問いたします。 ○議長(後藤康司君) 商工観光部長加藤一郎君。
    商工観光部長加藤一郎君) まず、組織体制について答弁させていただきます。  組織体制は、出資者である法人を代表し、恵那市観光協会長と恵那市副市長がそれぞれ理事長と副理事長に就任する予定であり、理事については恵那商工会議所会頭と恵那市恵南商工会会長、恵那市観光協会副会長に加え、市の関連する部署の部長が就任する予定でございまして、それぞれの立場で責任を持って法人の業務遂行の支援をいただける体制としたいと考えております。  また、当該法人とは別に、法人に対し助言・支援・提言を行い、かつ各会員間連携による法人の事業推進を支援するため、市内の経済団体、金融機関、鉄道会社、ホテル・旅館、農協、森林組合などで構成する関係機関連絡協議会もあわせて設置する予定としております。  次に、実働部隊としましては、業務執行責任者商工観光部戸取調整監を、また、市役所の商工観光部及び農林部から1名ずつ職員を派遣し、それに非常勤職員を1名加え、まずスタートとしては4人で始めていきたいと考えております。  加えて、国が進める働き方改革を受けて、大企業で副業、兼業の解禁が相次いでいることも踏まえまして、首都圏等の大企業に勤める専門的なスキルや知見、外部ネットワークを持つ意欲のある外部人材の活用も検討しているところでございます。  以上です。 ○議長(後藤康司君) 柘植 羌君。 ○18番(柘植 羌君) 昨日、戸取調整監が恵那の可能性についていろいろ言及されました。その方も加わるということでございます。それから、あと外部人材も活用していくということでございます。このプロジェクトが成功するかしないかは人材次第だと思います。ぜひ外部人材なんかも積極的に活用していただければと思います。  それから、地域商社の設立経費についてですけれども、地方創生推進交付金が予定されております。あと日常の活動資金や運営経費についてはどう確保していかれる予定なのかをお伺いいたします。 ○議長(後藤康司君) 商工観光部長加藤一郎君。 ○商工観光部長加藤一郎君) 当面の法人運営経費につきましては、今ご紹介がございました国の地方創生推進交付金を財源とした市からの運営補助により賄っていこうと現在予定しております。当該法人は、地域の稼ぐ力を引き出すことを主眼としており、当該法人そのものが稼ぐことは適当ではないというふうに考えておりますが、しかしながら、当該法人の活動状況や地域の状況を踏まえる必要がございますが、将来的には当該法人が市の補助金以外の安定的な運営資金を確保することも視野に入れて、他事例の取り組みを参考に、収益事業や市からの運営受託などについても検討を行っていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(後藤康司君) 柘植 羌君。 ○18番(柘植 羌君) わかりました。  次に、地域商社の事業内容についてお聞きします。  構想では、主に農林業の振興と戦略的な観光地づくりを行うとしております。主に、農業については事業者の高齢化や担い手不足で離農が進み、耕作放棄地が拡大傾向にあります。集約化や企業化を進めるとともに、特産物の新たな開発等稼げる農業の確立が急務であります。農業分野における地域商社の取り組みに期待が大きいですが、具体的にどのように仕掛けていくのか、また、林業分野については、木材価格の低迷で経営環境が非常に厳しい中でどのような仕掛けをしていこうとしているのかお伺いいたします。 ○議長(後藤康司君) 農林部長・林 雅樹君。 ○農林部長併農業委員会事務局長(林 雅樹君) 地域商社におきます農林業への取り組み・支援についてお答えさせていただきます。  まず初めに、農林業の現状でございますが、農産物の販売はJAの共販や直売所、自家販売などが主なものであり、マルシェの開催や都市圏への試験的な販売を行っておりますが、継続的な取り組みには至っておりません。  また、市の主力作物である夏秋トマトにおいては、本年は夏場の全国的な供給過多による販売価格の低下が発生するなど、安定した利益の確保が課題となっております。その中で、市内の農家のほとんどが家族経営であり、独自で販売ルートの開拓や販売戦略、商品開発まで手が回らないのが現状でございます。このような状況下で、現時点において地域商社に、3つの観点で取り組みを期待したいと考えております。  第1に、商品開発支援として、地域商社において把握している域外の市場ニーズをもとに、売れる商品を把握する中で、市内の農家や林業事業体など経営体と地域商社で販売戦略を構築し、農林産物の新たな商品開発による付加価値の向上を目指していきたいと考えております。  第2に、人材育成として、経営体に対し地域商社が他地域の成功事例の紹介や稼ぐ力を向上させるセミナーや専門家の紹介を行い、事業体の経営基盤を安定させ、担い手の確保につなげていけることを期待しております。  第3に、販売拡大支援として、地域地場食材や6次化商品を都内や名古屋圏のホテル、飲食店、百貨店等への販路拡大を目指し、地域商社が経営体と外部事業者との商談の支援を行い、経営体の所得向上につながることを期待したいと考えております。以上でございます。 ○議長(後藤康司君) 柘植 羌君。 ○18番(柘植 羌君) 農林業のことについて説明がございました。農林業の経営改善関係は、大変厳しい環境の中でそうたやすいものではないと思います。強い決意で仕掛けていっていただきたいと思います。  次に、観光分野については、恵那市観光協会が市と連携し、DMO登録を目指している。こういう中で、地域商社DMO法人を兼ねるとの方針でありますけれども、農林業分野と一体的にどう事業展開をしていくのか、お聞きいたします。 ○議長(後藤康司君) 商工観光部長加藤一郎君。 ○商工観光部長加藤一郎君) 観光と農林業の一体的な事業の具体的な展開につきましては、DMO法人を兼ねた地域商社設立後、まず外部事業者との連携のもと、地域の方々と地域資源の整理や展開方法について協議することとなります。  方向性としましては、農林業また農山村を観光資源にする取り組みとして、農林体験等のグリーンツーリズムと他の観光の組み合わせによる新たな観光需要の開拓や、森林浴やアウトドアスポーツ等、森林を活用した観光、農林産物を活用した土産品の開発、恵那の食文化の創出と発信の強化などを柱に進めていきたいと考えております。  想定している取り組み例を紹介いたしますと、例えば、中野方においては、国内外の外部事業者との連携を深めることにより農泊事業の拡大と農林業体験コンテンツの販売促進などを進めていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(後藤康司君) 柘植 羌君。 ○18番(柘植 羌君) 関連して、もう一点質問いたします。  地域では、さまざまな資源を活用して地域づくり事業を行っております。しかし、ノウハウ不足や人材難、資金難で苦慮しております。稼げる事業に転換して雇用確保や定住促進につながるよう、地域商社の支援が期待されます。こうした事業に対する具体的な支援策についてどのように考えておられるか質問をいたします。 ○議長(後藤康司君) 商工観光部長加藤一郎君。 ○商工観光部長加藤一郎君) 繰り返しになりますが、新たに設立する法人では外部事業者との連携推進により販売能力の向上や新たな地域の担い手の発掘と育成、地域における稼ぐ力に対する認識の向上、データマーケティングに基づく地域の強みを生かした高付加価値商品の開発支援などの取り組みを主に行うこととしています。このような取り組みを通じまして、現在各地域で行われている地域資源を活用した事業を稼げる事業に変え、これにより雇用が確保され、ひいては定住促進につながるように取り組んでいきたいと考えております。  中野方の例で申し上げますと、中野方では既に農泊により観光誘客の取り組みが開始されております。それに、域外のニーズの把握に努め、個々の農泊を取りまとめて旅行商品化し、域外へ販売していくような新規事業者の発掘と育成支援をこの地域商社でお手伝いできるのではないかと現在考えております。  そうすることで、中野方においても新規の雇用が生まれ、定住促進にもつながっていくのではないかと考えております。  以上でございます。 ○議長(後藤康司君) 柘植 羌君。 ○18番(柘植 羌君) 大変ありがたいといいますか、心強い答弁、ありがとうございました。いずれにしても地域資源を生かして稼げる地域に、地域と連携してしっかり取り組んでいっていただきたいと思います。  1標題の稼げる地域づくり関係につきましては、以上とさせていただきます。  続きまして、ICT活用戦略が定められておりますけれども、その戦略に基づく具体的な推進施策についてお尋ねしてまいります。  AIや5G時代の到来と言われておりまして、社会における情報通信技術ICTの進展が著しく、産業や経済活動のみならず、日常生活においてもさまざまな変化をもたらしております。スマートフォンタブレット端末、さらにはソーシャルメディア等の普及によりライフスタイルや価値観が多様化し、行政に対する市民ニーズも多様化しております。  こうした中で、恵那市ではICTを積極的に活用して、効果的かつ効率的な行政運営や利便性の高い市民サービスの提供を行うこととして、恵那市ICT活用推進計画が本年8月に策定されたところであります。この冊子にまとめられておりますけれども、計画期間は3年間とされておりますが、具体的な推進状況について質問をしてまいります。  まず、ICTの活用の環境整備についてでございます。行政サービスデジタル化を推進する前提として、マイナンバーカードの普及は不可欠であると考えます。現在の普及率の状況及び今後どう普及拡大を図っていくのか質問をいたします。 ○議長(後藤康司君) 市民サービス部長・小川智明君。 ○市民サービス部長(小川智明君) 令和元年11月30日現在の恵那市のマイナンバーカードの交付枚数は4,901枚でありまして、交付率は9.7%になっております。  岐阜県の交付率は10.5%、全国の交付率は14.5%であります。恵那市は岐阜県の県下の21市中15位ということで、なかなか普及が図れていない状況であります。  国は、令和4年度中までにほとんどの住民がマイナンバーカードを保有することを目的としております。これを実現するために、国では本年5月にマイナンバーカードを保険証として使えるようにする改正健康保険法が成立し、令和3年3月から本格運用を目指しているところであります。  また、本年の11月にはマイナンバーカードを活用したポイント還元事業の全容を固められ、令和2年9月から令和3年3月までの7カ月間で最大2万円のキャッシュレス決済の利用につき25%に当たる5,000円分の「マイナポイント」を付与することとしました。  当市では、平成29年度から恵那市役所市民課でマイナンバーカード用の写真を撮影をしてあげまして、インターネットサイトからの申し込みの補助を行っており、平成30年度は484件の申請の補助を行ったところであります。  啓発については、もう既に恵那市のホームページでマイナンバーカードの申請の方法と、マイナンバーカードの申請補助の案内の掲載を行っているところです。  今後は、マイナンバーカードの普及に向けた国の施策が大きく動き出すこととなるため、多くの申請者に対応する受付業務の充実を図るとともに、ケーブルテレビの「えなっコチャンネル」を活用した普及啓発を行いまして、企業や介護施設などに出向いて出張申請受け付けを行っていきたいと考えております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 柘植 羌君。 ○18番(柘植 羌君) 普及率を聞いてびっくりいたしました。恵那市は県よりも、全国よりも低いということでございまして、そんな中で、ただいま、普及していくためのいろんな施策が今紹介されました。そして、啓発についても、アミックスとかいろいろ広報誌等で広報しているということでございます。  今までもいろんな広報が行われておりましたけど、なかなか普及率が上がらないということでございますので、これらの対策を積極的に進めて、そして何といってもやっぱり市民への周知だと思います。しっかり周知していっていただきたいと思います。  次に、ICT活用の環境整備のもう一つは、地域BWAというんですか、この整備計画ですけれども、デジタルディバイドの解消や地域の公共サービス向上を目的とした無線システムであるこの地域BWAの整備及び活用の開始見通し、計画の中では3年間の間に3つ以上の基地局、そしてBWAを活用した行政サービスの活用を開始すると、こういう計画になっておりますけれども、ここら辺の進捗状況、見通しについてお尋ねいたします。 ○議長(後藤康司君) 総務部長・安藤克典君。 ○総務部長(安藤克典君) よろしくお願いいたします。  地域BWAでございます。この地域BWAと申しますのは、ブロードバンドワイヤレスアクセス、広帯域移動無線アクセスというような語訳になってございます。  ただいま、議員からもご指摘がありましたように、公共サービスの向上、それから山間地域などにおける情報格差、これをデジタルディバイドというふうに申しますけれども、そういった解消を目的として、現在では全国で80の団体が基地局を開設しておるようでございます。  この地域BWAシステムは、1つの基地局で半径2キロから3キロのエリアで、光回線並みの高速通信が可能となるため、市内としては全域で既に整備しております光通信網とともに、地域通信網の多重化による強靱化が期待できると考えております。  また、地域に限定したエリアの中で独自にサービスを行うことも可能となってまいります。例を挙げますと、災害情報を収集するセンサーやカメラの設置、避難所Wi─Fiの拡大、遠隔見守りや遠隔診察、観光地や商店街のWi─Fiスポット整備、農業や商工業での機械器具の遠隔操縦や制御、教育では、タブレット端末活用による学習や遠隔授業の実施などが考えられるところでございます。  当市におきましては、現在、株式会社アミックスコムが試験電波の発信に向けて送信基地局を市役所屋上に設置を進めておるところでございます。  全国的に導入が予定されております5Gでございますが、これは2024年4月までに展開率50%超えを目標としておるようでございますけれども、本市へのエリア展開は今のところ不明となっております。  こんな中、地域BWAのもとでローカル5Gというような情報網を構築する手法も考えられるところでございます。  デジタルディバイドの解消や公共サービスの向上に向けた高速データ通信網の整備につきましては、コストパフォーマンスも含めて、効果的な手法の検討をさらに加速してまいりたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 柘植 羌君。 ○18番(柘植 羌君) ICT活用施策の推進には欠かせないものであると思いますので、しっかり取り組んでいっていただきたいと思います。  それから、次に具体的な推進施策についてですけれども、まず高齢者や独居世帯などの見守り機器の設置や、健康相談、指導、遠隔診療などの遠隔サービス環境の構築を行う計画となっております。どのような進捗になっているかお聞きいたします。  質問の残り時間も少なくなってきておりますので、回答のほう、できるだけ簡潔にお願いいたします。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) 現在、市が設置しております高齢者や独居世帯などの見守り機器につきましては、緊急通報システムと徘回高齢者等位置探索端末機器貸与がございます。  緊急通報システムは、急病や事故などの救急の際、救急ボタンを押すことによりまして消防署に直接通報ができるシステムでございます。設置件数は平成30年度末で188件になっております。緊急通報システムによる消防署の出動件数は、平成30年の実績で17件となっております。  それから次に、徘回高齢者等位置探索端末機器貸与でございますが、徘回のおそれがある高齢者に端末機を持っていただき、位置を測定し、情報を提供するものでございまして、介護する家族に対して貸与させていただいております。設置件数は平成30年度末で6件となっております。  次に、ICTを活用した遠隔サービスの構築でございますが、現在は先進的な取り組みにより一定の成果を上げている地域の情報収集等を行っている段階でございまして、来年度につきましては、まずは健康相談・指導において遠隔サービスの研究及び試行を考えております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 柘植 羌君。 ○18番(柘植 羌君) 次に、観光分野の情報化でありますけれども、訪日外国人客対策として多言語対応での観光施設の紹介やフリーWi─Fiエリアの拡大、さらに観光地でのキャッシュレス化に取り組むとしておりますけれども、具体的な推進策についてお聞きします。 ○議長(後藤康司君) 商工観光部次長・土屋育代さん。 ○商工観光部次長(土屋育代君) 具体的な施策としまして、多言語対応での観光施設の紹介につきましては、市内の観光地やグルメ、アクセス情報を外国人目線でわかりやすく紹介するウェブサイトの作成を、それから、フリーWi─Fiエリアの拡大につきましては、大井宿エリアの全体をはじめ市内のキャンプ場、道の駅など観光施設への拡大を検討しているところです。  キャッシュレス化につきましては、恵那くらしビジネスサポートセンターでの事業者向けのセミナーの開催やえなてらす、恵那山荘など観光施設への端末導入、それから明知鉄道においてもキャッシュレス化についての取り組みを検討していくこととしております。  これら計画に記載されているもののほかに、新たにICTを活用したマーケティングのためのソリューションとして、質の高い観光を提供するため、観光資源の品質管理にも活用してまいりたいと考えております。具体的には、満足度やリピート率など、旅行者の評価を本市の観光施策に反映する仕組みをつくるためにQRコードを用いたアンケート調査を実施することなども予定しております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 柘植 羌君。 ○18番(柘植 羌君) 続いてまいります。  障がい者用の支援アプリUDトークの活用についてですけれども、現在、障がい者、いろんな障がいをお持ちの方がありますけれども、視覚障がいとか発達障がい、さらには外国籍の生徒など、さまざまな児童生徒への支援が可能なUDトークというのが開発されております。県や市町村、あるいは自治体で多くのところで導入されております。そして、岐阜県では岐阜音声認識支援研究会という団体がありまして、普及に努めておられます。スマートフォンやタブレットなどの端末で音声が変換され文字を読み取れるほか、直接文字を入力して瞬時に言葉が伝えられるという、こういうすぐれたアプリでございます。教育分野の情報化を進める中で支援が必要な児童生徒ひとりひとりに合わせた学習に最適な情報支援であると思います。このUDトークの導入について、教育委員会といたしましてはどのように考えておられるか質問いたします。 ○議長(後藤康司君) 副教育長・安藤一博君。 ○副教育長(安藤一博君) では、お願いいたします。  「共に生きる」と書きまして「共生社会」、この実現に貢献しようという考え方から、障がいのある子どもと障がいのない子どもがともに教育を受けるインクルーシブ教育が学校教育の中では進められております。このインクルーシブ教育の観点から、障がいのある児童生徒に対する支援については、各学校で工夫しながら児童生徒の実態に応じて対応しているところです。  また、教育委員会では、聴覚障がいを持つ児童生徒については県立岐阜聾学校のセンター的機能を活用して、児童生徒への指導について専門的な見地からの助言を学校が受けられるように要請したり、あるいは学校の中での利用希望のある機器などについて、恵那市で給付している補装具費の支給対象にならないかについて関係課と調整をとったりするなど、個別の状況に応じてきめ細やかな対応を心がけております。  通常学級の授業におきまして、教師の発した音声が、教師が装着するマイクロフォンを介して聴覚障がいを持つ児童生徒の手元にあるタブレットPC等に無線で送られ、トークアプリによって自動で文字列表示されるような仕組みは、聴覚障がいを持つ児童生徒の学習支援には非常に有効です。このような音声を自動で文字列表示するトークアプリなど、無料で利用できるものについては学校の要望があれば既に学校に配置してありますタブレットPCに無料アプリ等を登載するなどして活用できるようにしていきます。以上です。 ○議長(後藤康司君) 柘植 羌君。 ○18番(柘植 羌君) よろしくお願いします。  現在、既に学校でそういう耳に不自由なお子さんがおられますけれども、そういった方が、今申し上げましたようなUDトーク、これを学校で使用させてほしいと、こういう要望もございますけれども、ここら辺についての学校の対応は現在どうなっておりますでしょうか。 ○議長(後藤康司君) 副教育長・安藤一博君。 ○副教育長(安藤一博君) お答えします。  まず、UDトークなど、個人利用では無料でありながら、学校などの事業所が公用のタブレットPCなどに登載をして利用する際には料金が発生すると、こういったタイプの有料アプリにつきましては、私物である携帯電話、あるいはタブレットPCなどを校内に持ち込んで使用する場合であっても無料で利用できるのかどうかをまず確認する必要があると思います。その上で、あくまでも学校と保護者が相談の上でのことになりますが、私物である携帯電話あるいはタブレットPCなどを校内に持ち込んで使用することを認めるなど、授業等において学習活動で活用できるように配慮していきたいと考えております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 柘植 羌君。 ○18番(柘植 羌君) ありがとうございました。ぜひご対応をお願いしたいと思います。  このUDトークですけれども、多様な活用が可能であります。それで、議会でいえばだれでも傍聴できるようにとか、それから教育委員会の場では今申し上げたとおりでございます。したがって、これは恵那市としても幅広く活用していくことが僕は大事だと思います。  そこで、まずは今市役所での窓口での対応です。ここでは、多くの外国人が来られますし、それからいろんな障がいのある方も来られます。そういう方たちに対して、きちっとコミュニケーションが図れて、要はスマートな行政運営に必要だと思います。これはすぐにでも導入できる話だと私は思いますが、このことについて、市としてどういう考えをお持ちか、お尋ねいたします。 ○議長(後藤康司君) 市民サービス部長・小川智明君。
    市民サービス部長(小川智明君) 現在、市役所の窓口での外国人の方の対応でありますけれども、通訳の方がおられない場合については、対話のできる職員や音声翻訳機、ポケトークというのがありますけど、こちらを活用しているところであります。  また、聴覚・言語障がい者の方の窓口対応では、社会福祉課職員の応援による手話、筆談によるコミュニケーションによって行っているところです。  議員から提案をいただきましたUDトークアプリについては、多言語にも対応することが可能でありまして、マイクや端末に話しかけると文字として表示できますし、また、その文字を音声に変換して相手に伝えることができるため、目や耳が不自由な方に対して十分活用できるコミュニケーションツールであることから、当市としては来年度から市役所窓口などに導入していきたいと考えております。 ○議長(後藤康司君) 柘植 羌君。 ○18番(柘植 羌君) ありがとうございます。もう来年度から設置したいと、こういうことでございまして、よろしくお願いいたします。  いずれにしても、UDトークについては幅広い活用が可能であること、それから会議録の作成なんかも、瞬時に手間かけずにできるということでございますので、これは市役所あるいは各機関においてもあるといいと思います。  そういうことで、岐阜県内の市においてはまだ導入しているところはほとんどないようでございますけれども、町村ではもう導入しているところもあります。したがいまして、恵那市もICTの先進市ということで、導入をしていただきたいと思います。まずは、来年度から窓口で導入ということでございますので、この後も引き続いてICT活用戦略の中で、このUDトークの導入をしていっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  大変はしょって質問しまして、ご協力をいただきまして、何とか時間内におさまることができました。ご協力ありがとうございました。以上で、私の質問を終わらさせていただきます。 ○議長(後藤康司君) 柘植 羌君の質問を終わります。 ────────────────────── ○議長(後藤康司君) 8番・遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) 8番、日本共産党、遠山信子です。2019年(令和元年)、本年最後の質問者です。よろしくお願いします。  2標題でお願いします。  私も高齢者になったわけですが、なかなか高齢者の問題に今まで近づいてきませんでしたが、今回、勉強させてもらいたいと思います。  高齢者に優しい包括ケアシステムということについてお聞きします。  ことしの総合計画審議会の統計資料から、人口・世帯数等の資料を見ますと、恵那市の人口問題を読み取ることができました。人口5万人を切り、年間約500人ずつ減少しているということで、なおも近隣5市の中でも当市の減少率が一番大きく、なおかつ0歳からの年少人口と15歳から64歳までの生産年齢はこれから右肩下がり、65歳以上の老齢年人口は右肩上がりと、これから年少人口の3倍近くに高齢者数が伸び上がっていきます。  市内地域では、13地域の中の高齢者率が40%以上の地域もあるということで、子どもの数は減りながら高齢者がますます上がり、この逆転現象がピークになるのが団塊の世代が75歳を迎える2025年だと言われています。高齢者の尊厳の保持と自立生活の目的で人生の最後までこのまちで自分らしく自立した暮らしがしたいものです。  一方、介護保険や介護システム等、この高齢者問題の課題は山積みです。まずは恵那市の包括ケアシステムとか包括ケアセンターとかいうことについて、もう少ししっかりお聞きしたいと思ってきょうは質問させていただきます。  まずは、恵那市の高齢者の実態についてお聞きします。  市の高齢者の定義とかその数、比率等についてお聞きしますので、お願いします。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) 世界保健機関、WHOによる高齢者の定義は、65歳以上の方を高齢者としております。多くの先進国においても同様としておりまして、日本でも65歳以上の方を高齢者と位置づけております。  令和元年10月31日現在の市内の高齢者数は1万7,091人、高齢化率は34.26%となっておりまして、笠周地域及び恵南地域の南部の6地域で高齢化率は40%を超えている状況でございます。  令和元年8月1日現在の全国の高齢化率は28.2%、次に、岐阜県の令和元年7月1日現在は29.8%、恵那市は、東濃5市において最も高齢化率が高い状況となっております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) 人口の将来的見通しと問題点について、さらにお願いいたします。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) 国立社会保障人口問題研究所の地域別将来人口をもとに推計をいたしますと、恵那市の高齢者は令和2年度がピークとなりまして、その後、前期高齢者数は減少に転じ、後期高齢者数は緩やかに増加していくと見込まれております。  人口減少とともに少子高齢化がますます進行し、恵那市は高齢化が全国よりも早く進行し、令和7年、2025年には高齢化率は36.9%と予測されます。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) 約37%、大変な数字が出てきました。  それでは、この高齢者の実態調査はされていると思いますが、その中身について教えてください。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) 令和2年度の第8期高齢者福祉計画介護保険事業計画の策定に向けまして、現在、高齢者等実態調査を実施しております。  調査の対象でございますけど、要介護認定を受けていない65歳以上の高齢者、次に、要介護認定を受けて居宅で生活している高齢者、次に、介護保険施設等を利用している高齢者、ほか介護サービス提供事業者、市内の居宅介護支援事業所に所属しているケアマネージャーを全て対象とさせていただいています。  目的でございますけれども、介護が必要になっても住みなれた地域で安心して暮らせるためのサービスが円滑に提供できるよう、計画に反映するものでございまして、内容は、家族や生活状況、身体の状況、食の状況、日々の生活、地域活動、助け合い、健康の状況など、国が示す必須項目35問と市町村独自項目31問で、市の独自項目につきましては、フレイル予防に対応するための質問などを設定させていただいております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) 大変ないろんな問題が出てきたわけですが、高齢者実態調査から見える課題、その特徴について教えてください。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) 第8期の実態調査は現在調査中でございますので、7期高齢者福祉計画介護保険事業計画の策定のときに調査をしておりますので、その結果について説明をさせていただきます。  課題・特徴でございますけど、後期高齢者となってもできる限り地域で暮らし続けることができるよう、重症化予防や認知症予防などとともに、高齢者の生きがいづくりを進めることで元気高齢者の増加につなげることが重要である。  次に、高齢者を守るさまざまな制度がある一方、認知度が低い現状があるため、周知・啓発が必要である。また、高齢者虐待の早期発見・早期対応につなげるために、地域包括支援センターを中心に、事業者、ケアマネージャーと連携をとることが重要である。  次に、今後、需要が増えると見込まれるサービスの拡充とともに、サービスを提供する人材の確保、資質の向上が必要である。  次に、地域共生社会の実現を目指し、安心して暮らせる地域づくりが必要であるなどが出ております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) たくさんの特徴が出ておりますが、詳しいことがあったらまた後に教えていただきたいと思います。お願いします。  それでは、まだあると思われますが、介護サービスを受ける必要のある人の認定率を教えてください。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) 令和元年11月1日現在の数字で申し上げたいと思います。  65歳以上の高齢者の介護認定率は、17.04%です。それで、介護度別の人数割合では、要介護1が709人で24.34%と最も多くなっております。次いで、要介護2が550人で、18.88%、要支援1、2が514人で17.64%となっております。主なものを申し上げました。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) 今のお話を伺いますと、要介護1ということは、これから要介護2、3ともなっていくという方で、具体的に要支援の人で頑張って治ってもらいたいなというところがあるかと思いますが、ちょっと数字が気になるかなというふうに思いました。  これから私たちが2025年に向けて、あるいは元気な高齢者がいる恵那市にするためにはどうしていくかということで、地域包括ケアシステムということについてよくわからなかったので、ぜひ今回の機会に詳しく教えていただきたいと思っております。  それでは、地域包括ケアシステムとはどういう目的のものか、詳しく教えていただきたいと思いますので、お願いします。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) 地域包括ケアシステムでございますけれども、これは高齢者が重要な要介護状態となっても、住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい、医療、介護、介護予防、生活支援が一体的に提供される体制のことであります。団塊世代が75歳以上となる2025年をめどに、地域包括ケアシステムの構築の実現に向けて進めている状況でございます。  地域包括ケアシステムは、保険者である市が、地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じてつくり上げていくことが必要とされております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) 今のようなことを目的としている恵那市にとっては、これをどのように位置づけてみえるでしょうか。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) 前期の第6期高齢者福祉計画及び介護保険事業計画によりまして、地域包括ケアシステムの構築に取り組んできておりますが、第7期、現在の計画では、さらなる深化を目指して取り組むこととしております。その中で、地域包括ケアシステムの中心となります地域包括支援センターの運営強化、地域やさまざまな職種の事業者など、関係機関との連携、地域ケア会議での地域課題の抽出、身近な地域住民による声かけや見守りなどを現在推進しているという状況であります。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) そうすると、次のことですけど、要支援・要介護を受けなくても元気でいられる高齢者でいるために、介護予防のためにどのようなプログラムを考えてみえますか。教えてください。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) 要介護状態になることをできる限り予防して、住みなれた家庭や地域で心身ともに健やかに高齢期を過ごすことができるよう、高齢者自身が楽しみ、それからつながり、役割を大切に、みずから継続的に介護予防へ取り組む支援を行っております。  具体的には、地域のサロンや集いの場の活動支援や、専門職の講師を派遣し、看護師による健康相談、歯科衛生士による口腔機能改善指導、健康運動指導士による高齢者向けの体操と健康指導、音楽療法士による音楽療法などを行っております。  また、高齢者みずからが介護予防に取り組むよう、はつらつサポーターという介護予防サポーターを養成しまして、地域の担い手となって、集いの場を立ち上げて継続的に運営できるように支援を行っております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) 今の話を聞いていると、そういうものをつくる、集いの場のようなものをつくるためには、はつらつサポーターですか、介護予防サポーターが必要だという話ですが、このサポーターを市は養成してみえるということだと思いますが、このことについてもう少し詳しく教えてください。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) 市が養成しているサポーターでございますけど、はつらつサポーターと認知症サポーターでございます。はつらつサポーター養成講座は、平成26年度から実施しておりまして、これまでに11回開催しております。養成講座は、年2回開催し、6日間にわたり介護保険制度や認知症予防、救急救命講習、運動機能の向上、サポーター活動など11項目の内容について知識や技術を習得しておりますが、これまでにはつらつサポーターは239人養成しております。  また、認知症サポーターの養成講座は、平成18年度から実施しておりまして、これまでに5,945人を養成させていただいております。認知症の早期発見の必要性や認知症への支援方法等を学びまして、認知症本人や家族を温かい目で見守ることを目的とさせていただいております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) いろいろ詳しく教えていただいて、特に口腔ケアのことなんか、よかったと思います。  それでは、この介護予防のサービスをするためにサポーターの養成をどのようにされていますか。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) 済みません。今養成とおっしゃいましたでしょうか。役割でしたか。 ○8番(遠山信子君) サポーターの役割、つまりこの人たちは各地域でやってみえると思うんですが、地域で。サポーターでかかわっている人の何人ぐらい、どのようにしてみえるかということについて教えてください。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) はつらつサポーターの役割でございますけど、これは自主的に地域で集いの場を企画しまして、また参加者も募りまして、介護予防となる健康体操や認知症予防、口腔機能訓練等を定期的に開催することになっております。  サポーターの活動者数でございますけど、全サポーター239名お見えですけど、うち集いの場の運営等にかかわっているのは76名となっております。市の支援としまして企画運営の相談支援、講師派遣、活動費の支援を行っているところでございます。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) このサポーターの人の役割が大変だということですが、239名サポーターが見えるうち活躍している人は今76名ということなので、このことについてもまた順番に知りたいというふうに思っております。  それでは、この養成されたサポーターの人たちは、各市内で活躍してみえるということだと思いますが、市内に何カ所こういう場がありますか。また、それはどのようにしたらその集いは組織されるでしょうか。そのはつらつサポーターの内容等について教えてください。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) 集いの場の数でございますけど、集いの場は市内に現在31カ所あります。年度別の設置数でございますけど、平成27年度に10カ所、平成28年度に21カ所、平成31年度に2カ所設置をされております。しかしながら、平成30年度には2カ所廃止となっておりまして、現在31カ所ということで、はつらつサポーターが中心となりましてそれぞれ組織されているという状況であります。  それから、各集いの場の参加者数を申し上げますと、七、八名のところから、多いところでは約80名ほどの大規模なものもありまして、さまざまであります。場所としましては集会所など地域の人が集まりやすい場所で実施をされているという状況であります。  それから、内容については、健康体操や脳トレ、歌やゲーム、カフェ形式など、楽しみながら介護予防ができるよう、はつらつサポーターが工夫をして行っているという状況であります。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) 今お答えできないかもしれませんけれども、今お聞きしますはと、27年度10カ所、28年度21カ所と言われて、29年、30年度の数字を聞かなかったような気がいたします。そうですね。これはどういうことであったのかということについてまたお聞きしたいなというのを特に思っていることなんですが、もしお答えできるならお答えいただきますし、できなかったらまた次の機会にお願いしたいと思います。  はつらつサポーターを中心とした地域の自主的な組織ということで、各ところではたくさんいるところもいないところもある。七、八人のところもあるし80人ぐらいもおると、いろんなことをお聞きしましたが、今もし、この29年、30年のあいていることについてお答えできますか。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) 29年、30年度につきましては、このころちょうどふれあいサロンというものを、立ち上げている時期でございまして、そちらのほうに皆様手を挙げられていたということで、こちらの集いの場のほうの設立がなかったというふうに聞いております。  以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) じゃ、その今のお答えにつながって質問いたします。  地域では今集いの場という高齢者の集まるところと、それから社協から資金をいただいたふれあいのサロンという形式のものと2つのものがあって、岩村町なんかでは集いの場はなく、ふれあいのサロンがたくさんあるということもお聞きしました。  例えば、明智町なんかでは集いの場というのがたくさんあるというのもお聞きしました。この2つの、市民にしてみたら、どっちがあれかよくわからないし、高齢者の人はどちらかに行かれると思いますが、この共通点とかまた違う点とか、このメリットとかデメリットについて教えてください。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) それでは、初めに集いの場でございますけど、これは介護保険制度の事業として、地域の担い手となるサポーターを養成し、高齢者の介護予防や認知予防を各地域で開催する事業でありまして、一方、ふれあいいきいきサロンにつきましては、平成6年に全国社会福祉協議会が推奨しまして、恵那市社会福祉協議会が中心となって行っているものであります。この内容は、高齢者や子育て、障がい者の皆さんが集まる地域の交流の場として市内各所で開催をしているというものであります。
     活動内容につきまして、高齢者については介護予防や認知症予防を目的としていることが共通点となりますが、集いの場では、サポーターが専門職とかかわりを持ちながら、スキルを高めて予防事業を行っているということ。ふれあいいきいきサロンは登録参加者同士の交流やレクリエーション的な取り組みが中心になっているというものであります。  いずれにしましても、高齢者が継続的に通うことができる工夫がされておりますので、高齢者が閉じこもりにならないよう、それぞれの特徴を生かしながら共存して市内で広げていきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) ごめんなさい。聞き間違えたかもしれないですけど、少し教えてください。このサロンというのは社会福祉協議会のほうから支援が出ているということなんですけど、集いの場ということについては、ここはどこから、どういう資金について、そこを教えてください。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) 集いの場につきましては、まずは講師の派遣というところについては、市のほうが講師のほうにお金をお支払いしております。それから、サポーターの方には1回出ていただきますと1回1,000円ということで、謝礼をお支払いしているという状況であります。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) お金の出どころ、財源は何ですか。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) これは介護保険事業のほうから出ていますので、特別会計のほうから出させていただいております。  以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) そうすると、集いの場というのは市の包括センターがしている仕事で、これには介護保険制度の事業の一部であるというふうに解釈してよろしいですね。  それで、サロンのほうは社会福祉から出ているということで、集いの場というのがいわゆる包括の仕事の介護保険に係る大事な仕事だと、こういうふうに解釈させてもらってよろしいでしょうか。  それでは、次にいかせていただきます。  包括ケアセンターでは、市内地域にできている。各地域にいる地域サポーターはどうなっておりますか。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) サポーターのことになりますけど、はつらつサポーター養成講座を終了したサポーターが市内13地域で活躍をしております。これが地域サポーターということになろうかと思いますが、このはつらつサポーター養成講座も各地域で開催しておりまして、地域のサポーターとして養成をさせていただいているということです。  それから、平成30年度の集いの場の実績でございますけど、少しこれ余談になるかもしれませんが、開催数が439回、サポーターの活動は延べ1,255人、参加者数は延べ8,998人ということになっておりまして、サポーターの必要性は十分認識しておりますので、今後も養成講座を開催していきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) サポーターの活躍についてお聞きしました。  それでは、30年度の住民意識調査というのを市から出していただいて、読んでおりまして、大変心にとまった投稿を見つけました。「月に4回の出会いがあり、それはまめくら学校です。大変うれしいことです」という1行に目がとまりました。このまめくら学校ということについてはご存じですか。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) まめくら学校ということですが、これは通称でございまして、正式名はNPO法人まめに暮らそまい会ということで、中野方にある団体でございます。ここでは、まめくら学校を月に2回、それからまめくら健康教室を月2回、旧中野方保育園の「まめの木」という施設で開催をしております。  まめくら学校では、平成17年から、一緒に学習する仲間やサポーターとコミュニケーションをとりながら、自主的に脳のトレーニングを実施し、また、年1回、修学旅行と称したバス旅行も行っている状況でございます。  まめくら健康教室では、簡単な運動、音楽療法などを実施し、身体を元気にする活動を行いまして、高齢者の健康づくりを行っていただいているところであります。  このような活動は、地域住民が主体となり、認知症予防や介護予防につながるため、非常にいい取り組みで、他の集いの場にも紹介していきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) 大変いいお話を聞きました。また続けてお話を聞きます。  今年度夏、生駒市へ視察に行かせていただきました。ここでは、地域サポーターの活躍があって、今の包括ケアのシステムに挑戦しているまちでした。ここでは、軽度の認知症の人がサポーターになっているとのこと、また、地域密着のセンターのあり方ということで、ここでは市内7区分に包括支援センターがあって、みんな行きやすいと思います。恵那市の場合は、この市役所へ来ないと包括のところがわからないので、こういうふうに地域にあったら、みんなもう少し寄り合っていけるんじゃないかなというふうに思います。  そのことについてぜひ、そういう、もっと密着した包括センターのあり方をお考えいただけたらいいかなと思うんですが、よろしいでしょうか、どうでしょうか。お願いします。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) 地域包括支援センターのあり方でございますけど、これは利用者にとって重要なことであるというふうに認識しております。このことから、現在、市民の意見を聞きながら検討させていただいているという状況でありますので、今後、どういうあり方になるのかというところは皆様に報告させていただきたいと考えています。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) またちょっと集いの場に戻ります。  講師を呼んだり、新しい風を入れる等、いろいろ工夫がある集いの場ですけれども、ここにかかる経費というものについて、もう一度お願いします。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) 先ほど説明させていただきましたけど、各集いの場やサロンに対しまして、地域包括支援センターから年に3回まで無料で講師を派遣させていただいております。集いの場などにかかる経費につきましては、先ほど言いましたように介護保険事業特別会計の介護予防日常生活支援総合事業に予算を計上させていただきまして、お支払いをしているという状況であります。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) わかりました。  済みません。簡単に次をお願いします。  はつらつサポーターの人たちがいろいろ頑張ってくださっているんですが、そのステップアップとしての講座というのは用意されていますか。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) ステップアップということでありますので、はつらつサポーターのステップアップの講座としまして、はつらつリーダー養成講座を行っております。はつらつサポーターの相談や支援を行う役割を担うために、理学療法士による理学療法の知識と技術などを習得しまして、集いの場などで介護予防活動に活かすリーダーを養成するということを目標にしております。  今までにこの講座を受けられた方なんですけれども、16名の方が今リーダーとして在籍しております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) 2025年の包括ケアセンターの元気な高齢者目標を教えてください。 ○議長(後藤康司君) 医療福祉部長・可知高弘君。 ○医療福祉部長(可知高弘君) 要介護状態になることをできる限り予防しまして、住みなれた家庭や地域で心身ともに健やかに高齢期を過ごせるよう、高齢者自身が楽しみ、つながり、役割を大切にして、みずから継続的に介護予防に取り組み、高齢者の介護認定率を維持し、生涯現役の高齢者を増やすこととしております。  そのためには、やはり活動する76人のサポーターをさらに増員させていただいて、集いの場を多く設置することが必要だというふうに考えております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) いろいろやっとわかってきました。これからどういうものをつくっていくか、皆さんで考えようということだと思います。  済みません。ちょっと時間が押してきましたので、もう一つの質問にいきます。  弱者に優しい公共交通をということで、デマンドバスができてから1年たちました。その1年たっての利用者数等についてお聞きします。お願いします。 ○議長(後藤康司君) 商工観光部次長・土屋育代さん。 ○商工観光部次長(土屋育代君) 岩村町と山岡町では、昨年10月からデマンド交通よやくる号を運行しております。岩村地区における1年間の運行回数は259回、稼働率は13.4%、利用者につきましては311名でございました。  山岡地区におきましては、1年間の運行回数が406回、稼働率は10.5%、利用者は578名でございました。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) 4月改良がありましたけど、その経過についてお願いします。 ○議長(後藤康司君) 商工観光部次長・土屋育代さん。 ○商工観光部次長(土屋育代君) 市では、運行監視簿から利用者の声を踏まえして、地域とともに協議を重ねて、改善を行ってまいりました。本年4月にはダイヤ改正を実施し、岩村町においては買い物や診療所の受診の時間、恵那病院コミュニティバスと明知鉄道の乗り継ぎが便利なダイヤに改正しました。  山岡町につきましては、同じく診療所の受診や明知鉄道の乗り継ぎに便利なダイヤにそれぞれ改善を行ったところす。  ダイヤの改正につきましては、岩村町では変化が見られなかったところでございますけれども、山岡町では利用者が3割以上増加したところです。  バス停におきましては、地域から提出されました設置の要望に対しまして、8月にバス停を追加し、岩村町では5カ所、山岡町では3カ所を追加いたしました。  バス停の効果のほうですが、岩村町では4カ所、山岡町では2カ所の新設バス停での利用がありました。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) 1年たったわけですけれども、当初の経費、4月時点で、10月時点でどうなっているのか、教えてください。 ○議長(後藤康司君) 商工観光部次長・土屋育代さん。 ○商工観光部次長(土屋育代君) 市が支出する経費といたしまして、運行経費から運賃収入を差し引いた金額を支出しております。岩村町においては昨年の10月は3万9,300円、本年の4月3万9,750円、9月は4万1,350円ということでございました。  山岡町におきましては、経費に地元のNPO団体に委託しております予約受け付け業務を含んでおりますので、その金額をお話ししますと、昨年10月が8万1,846円、本年4月が13万3,815円、9月は12万7,095円でした。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) 1年たっての総括について教えていただけるとありがたいと思います。 ○議長(後藤康司君) 商工観光部次長・土屋育代さん。 ○商工観光部次長(土屋育代君) デマンド交通のよやくる号は、決められた路線がございませんので、地域全体で利用が可能なことと、バス停を細かく設置して自宅からの移動距離が短くなるということで、利用者の利便性の向上が図られるというところから導入いたしました。  このデマンド交通を導入したことで、利用者からは、移動が便利になった、バス停が近くにできてありがたい、高齢者のことが考えられているという声もいただいております。  しかしながら、地域で立ち上げていただきました利用促進組織と連携してダイヤ改正やバス停の追加設置など、利便性の向上をさらに図ってまいりましたが、利用者数が導入前の路線バスの実績を下回っているところでございます。  この要因を確認するために、岩村町で9月から12月までに高齢者96人を対象にして、移動手段に関する聞き取り調査を行ったところです。調査によりますと、よやくる号を知っていると回答された方は86名の90%の認知度がございました。理解は進んでいるものの、よやくる号を利用したことがないという方が75人で87%でした。  利用したことがない方の回答のうち、移動に困っていないので今後も利用しないという方が50人の67%という大部分でございました。そのほかには、前日16時までの予約が不便、帰りの便が予約しにくい。当日予約ができるとよいというような、予約に関する不満から見直しを求める意見が多くありました。  この結果を12月に開催しました岩村地域路線利用促進協議会に図りまして、今後見込まれる運転免許の返納者の移動手段の受け皿として利用を増やすためにも、予約方法の見直しが必要であるという意見がまとまりましたので、来年度、岩村町において当日予約を試験的に行うこととしております。  また、その他利便性の向上等につきましては、地域、事業者とともに持続可能な運行体制の面を踏まえつつ改善してまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) 当日予約ということのお試し、ありがたいお話でした。私、1年たってみて、そういえば、本当に歩けない人、足が悪い人、病弱な人、こういう人たちは停留所まで行けない。停留所は自宅前にもいいという話になってきておりますので、何とか、こういう人たちもみんな利用できたらありがたいんじゃないかなというふうに考えました。  岐阜県の中では、大野町では、自宅前事前登録証というのを提出した人は、ドアツードア、家の前に来て乗せてもらえるということで、こういうのになったら利用者がもう格段に上がったということでした。これからは公共交通といっても多くの人が先ほど言ったみたいに免許証を返上する年齢になるわけですので、そういうふうにいいますと、自宅前で乗れるという条件、あるいは障がいや高齢者、病気を持っている人がそのとき自宅に来てもらえるということができるとありがたいなというふうに思っております。このことについて検討願いたいと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(後藤康司君) まちづくり企画部長・服部紀史君。 ○まちづくり企画部長(服部紀史君) 公共交通のあり方の関係は、きのうの水野議員のところでも少しお答えしたところなんですが、地域懇談会等でも多くの意見をいただいております。そういうふうな中で、恵那市の中では、緊急の課題ということで、現在ではいろんな部署で公共交通、それから移動の関係を取り扱っております。そういった中で、抜本的に見直すという意味の中で、企画課が中心となって、今おっしゃられた障がい者、高齢者といったところも配慮する中で、新しい対策等また考えていくということで今取り組んでおりますので、よろしくお願いします。以上です。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さん。 ○8番(遠山信子君) 縦行政だったものが横行政にもつながって広がっていくということで、大変楽しみにしておりますので、よろしくお願いします。  先ほど高齢者の話でしたけど、私はこの「えーなみんなで助け合い、支え合い活動ガイドブック」というこの本が福祉センターにあったので、これは宣伝もいっぱいついているものでありましたが、どうやって集いの広場をつくっていったらいいとかっていうことがとても丁寧に書いてありました。これを知らない人がいっぱいいますので、ぜひぜひもっと多くの人にこれを渡して、みんなが学び合えるというふうにしていただけると、もっと高齢者対策、みんなで考えられるまちになるんじゃないかなと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(後藤康司君) 遠山信子さんの質問を終わります。 ────────────────────────────────────────── ○議長(後藤康司君) 日程第2 議第121号から議第132号の12件を一括上程し、議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  市長・小坂喬峰君。              (市長・小坂喬峰君 登壇) ○市長(小坂喬峰君) それでは、追加議案について提案理由の説明を申し上げます。  議第121号・恵那市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正、議第122号・恵那市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部改正、議第123号・恵那市職員の給与に関する条例の一部改正及び議第124号恵那市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正につきましては、人事院勧告に基づき改正を行うものです。  議第125号令和元年度恵那一般会計補正予算から議第132号令和元年度恵那国民健康保険診療所事業会計補正予算までは、一般会計、特別会計及び企業会計の職員給与費について、人事院勧告に基づき増額補正をお願いするものです。  以上で、提案説明を終わりますが、詳細につきましては担当部長に説明させますので、よろしくご審議の上、適切な議決を賜りますようお願いいたします。 ○議長(後藤康司君) 市長の提案説明を終わります。 ──────────────────────
    ○議長(後藤康司君) 続いて、各議案について詳細説明を求めます。  初めに、議第121号・恵那市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正についてから議第129号・令和元年度恵那公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)まで、9件について詳細説明を求めます。  総務部長・安藤克典君。              (総務部長・安藤克典君 登壇) ○総務部長(安藤克典君) 追加議案書の5ページをお願いいたします。  議第121号・恵那市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。  今回の改正は、人事院勧告に基づき、国家公務員の給与が改正されたことに伴いまして恵那市議会議員の期末手当支給率の見直しを行うためこの条例を改正するものでございます。  それでは、別冊参考資料「改正条例追加議案の概要」3ページをごらん願います。  新旧対照表のアンダーライン部分が今回の改正点でございます。第1条による条例の一部改正では、附則第8項を追加し、令和元年12月に支給する期末手当の特例措置として、その支給率を100分の225とし、第2条による条例の一部改正では、第5条第2項において期末手当の支給率を100分の222.5とするものでございます。  議案書の6ページをお願いいたします。  附則として第1項で、この条例は公布の日から施行し、ただし、第2条の規定は令和2年4月1日から施行するものとし、第2項で、第1条の改正規定は令和元年12月1日から適用するものとし、第3項では期末手当の内払いについて定めております。以上で議第121号の説明を終わります。  続きまして、議案書7ページをお願いいたします。  議第122号・恵那市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部改正について、ご説明申し上げます。  この改正も前に同じく、人事院勧告に基づき所要の改正を行うものでございます。  それでは、別冊参考資料4ページをごらん願います。  第1条による条例の一部改正では、附則第17項を追加し、令和元年12月に支給する期末手当の特例措置としてその支給率を100分の225とし、第2条による条例の一部改正では、第5条第2項において期末手当の支給率を100分の222.5とするものでございます。  議案書の8ページにお戻りください。  附則として第1項で、この条例の施行日を、第2項で、第1条による改正規定の適用日を、第3項では期末手当の内払いについて定めております。以上で議第122号の説明を終わります。  続きまして、議案書の9ページをお願いいたします。  議第123号・恵那市職員の給与に関する条例の一部改正についてご説明いたします。  この改正も、人事院勧告に基づき所要の改正を行うものであり、その主な内容は、職員の初任給を現行より1,500円から2,000円程度引き上げるとともに、30歳代半ばまでの職員の給料を平均約0.1%引き上げ及び勤勉手当の支給率を0.05月分引き上げ並びに住居手当の支給について所要の改定を行うことなどでございます。  それでは、別冊参考資料5ページをお願いいたします。  第1条による条例の一部改正では、第25条第2項において、本年12月に支給する勤勉手当についてその支給率を規定し、6ページをお願いいたします。  別表第1では行政職給料表1を、9ページからは技能職員に適用する行政職給料表2を、13ページからは別表第2、医師に適用する医療職給料表1を、15ページからは病院等に勤務する栄養士、医師等に適用する医療職給料表2を、18ページからは看護師等に適用する医療職給料表3をそれぞれ改正するものであります。  21ページをお願いいたします。  第2条による条例の一部改正では、第13条で住居手当の支給対象となる家賃額の下限を1万6,000円に改め、第2項、22ページをお願いいたします。  住居手当の支給額の上限を2万8,000円とするため規定を改め、第25条第2項では勤勉手当の支給率を100分の95などに改めるものであります。  議案書の38ページをお願いいたします。  附則として第1条で、この条例は公布の日から施行し、ただし、第2条の規定は令和2年4月1日から施行するものとし、第1条第2項で条例第1条の改正規定は平成31年4月1日から適用し、第2条では給与の内払いについて、第3条では住居手当に関する経過措置を定めております。  以上で議第123号の説明を終わります。  続きまして、議案書の41ページをお願いいたします。  議第124号・恵那市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正についてご説明いたします。  同じく、人事院勧告に基づき所要の改正を行うものでございます。  別冊参考資料24ページをお願いいたします。  第1条による条例の一部改正では、附則第7項として、特例任期付職員に対する令和元年12月に支給する期末手当についてはその特例を規定し、給料については別表において37万4,000円を37万5,000円に改めるものであります。第2条による条例の一部改正では、特定任期付職員に対する期末手当について、第9条第2項において恵那市職員の給与に関する条例から引用する期末手当の支給率の読みかえ規定を改めるものでございます。  議案書の42ページにお戻りください。  附則として第1項でこの条例の施行日を、第2項で条例第1条の改正規定の適用日を、第3項では期末手当の内払いについて定めております。  以上で議第124号の説明を終わります。  続きまして、お手元の令和元年度12月補正追加議案、恵那市予算書及び説明書、5ページをお願いいたします。  議第125号・令和元年度恵那一般会計補正予算(第6号)について、ご説明いたします。  今回の補正は、予算の総額に1,686万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ267億4,003万8,000円とするものでございます。  予算の補正の款項の区分、金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、6ページから7ページの第1表歳入歳出予算補正によるものです。  それでは、12ページをお願いいたします。  今回の補正は、人事院勧告に基づき職員給与費を補正するものであり、歳入では地方交付税のうち普通交付税及び国民年金事務に係る国庫委託金を財源とし、歳出では1款議会費から10款教育費までそれぞれの費目において、14ページ以降、職員給与費の所要額を計上するものでございます。  また、66ページからは給与費明細書を掲載してございますので、お目通しいただきまして、議第125号の説明を終わります。  次に、71ページをお願いいたします。  議第126号・令和元年度恵那国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について、ご説明いたします。  今回の補正は、人事院勧告に基づき職員給与費を補正するものであり、予算の総額に36万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ54億5,360万1,000円とするものでございます。  補正の款項の区分及び補正後の金額は72ページからの第1表歳入歳出予算補正によるものです。  78ページをお願いいたします。  歳入では一般会計繰入金を財源とし、歳出では1款総務費及び4款保健事業費において、82ページ以降、職員給与費の所要額を計上するものです。  84ページからは、給与費明細書を掲載してございますので、お目通しをお願いいたします。  以上で議第126号の説明を終わります。  次に、87ページをお願いいたします。  議第127号・令和元年度恵那介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について、ご説明いたします。  今回の補正は、予算の総額に36万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ59億8,652万8,000円とするものでございます。  補正の款項の区分及び補正後の金額は88ページからの第1表歳入歳出予算補正によるものです。  94ページをお願いいたします。  歳入では3款2項国庫補助金、4款1項支払基金交付金、5款2項県補助金及び8款1項一般会計繰入金をそれぞれ増額し、歳出では1款総務費及び3款地域支援事業費において、98ページ以降、職員給与費の所要額を計上するものであります。  106ページからは、給与費明細書を掲載してございますので、お目通しをお願いいたします。  以上で議第127号の説明を終わります。  次に、109ページをお願いいたします。  議第128号・令和元年度恵那農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)について、ご説明いたします。  今回の補正は、人事院勧告に基づき職員給与費を補正するものであり、予算の総額に4万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億1,032万4,000円とするものでございます。  補正の款項の区分及び補正後の金額は110ページからの第1表歳入歳出予算補正によるものです。  116ページをお願いいたします。  歳入では一般会計繰入金を財源とし、118ページ、歳出では1款総務費において職員給与費の所要額を計上するものです。  120ページからは、給与費明細書を掲載してございますので、お目通しをお願いいたします。  以上で議第128号の説明を終わります。  次に、123ページをお願いいたします。  議第129号・令和元年度恵那公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について、ご説明いたします。  今回の補正は、人事院勧告に基づき職員給与費を補正するものであり、予算の総額に12万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ15億1,465万9,000円とするものでございます。  補正の款項の区分及び補正後の金額は124ページからの第1表歳入歳出予算補正によるものです。  130ページをお願いいたします。  歳入では一般会計繰入金を財源とし、歳出では1款総務費及び2款事業費において、132ページ以降、職員給与費の所要額を計上するものです。  140ページからは、給与費明細書を掲載してございますので、お目通しをお願いいたします。  以上で議第129号の説明を終わります。よろしくご審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(後藤康司君) 詳細説明を終わります。  本9件に対する質疑を行います。  初めに、議第121号・恵那市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正についてに対する質疑を行います。本件に対し16番・水野功教君から質疑の通告がありましたので、発言を許可いたします。16番・水野功教君。 ○16番(水野功教君) 今提案されました議第121号、これは人事院勧告に基づいてというふうな格好で出てきておりますが、特別職、また議員については、報酬に関係する議事を上げる場合について、その前には特別職報酬審議会、こういう組織があって、そこで審議されるというのが通例であるわけですが、今回、それをされずに上程されたということ、これについて、開かない理由はなぜなのか、お伺いします。  それから、この後122だったか特別職があるわけですが、議員や市長では、特別職が人事院勧告、これの対象外になっておるんです。国家公務員の人事院勧告には。それなのになぜこれに準拠する理由は。恵那市の場合準拠しないときもあったわけですが、今恵那市も人口減少、大幅に下がっております。先ほどの挨拶の中でもありましたが。これに対して、私たちはそれに対応した仕事をしているかどうか、そういう面でそれなりの、いわゆる今回の法案とかすることについては、そのまま評価するものであるはずなのに、これを準拠できるかどうかというようなところにちょっと私も不安に思うわけですが、これについての理由をお伺いいたします。 ○議長(後藤康司君) 答弁を求めます。総務部長・安藤克典君。 ○総務部長(安藤克典君) よろしくお願いいたします。  ご指摘の特別職報酬等審議会、なぜ開かないのかということですけれども、なぜ開かないかということに関して特段の理由を持ち合わせておるわけではございません。特別職報酬等審議会は、議員報酬、それから市長はじめ3役の給料、それから政務活動費の額について審議をする場でございます。  この審議、それから報酬等の検討につきましてはさまざまなご意見を聞きながら、今ほどの水野議員もそのご意見の一つでありますけれども、各方面の意見を踏まえ、また現下の情勢を踏まえながらその開催については適切に判断をしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  それから、人事院勧告に準拠するのはということでありますけれども、議員報酬、それから特別職の給与体系というのは、給料あるいは報酬プラスボーナスと、こういう構成になってございまして、ではボーナスの支給率を幾らぐらいにするかということでありますけれども、この場合に、一般職の支給率に準拠しようということでこれまで長くこれを慣例として行ってきております。議会・行政は両輪でございますので、給与の期末手当の支給についても同等がいいんではないかということからこのようにこれまで行ってきているところでございますので、ご了解をお願いしたいと思います。以上です。 ○議長(後藤康司君) 16番・水野功教君。 ○16番(水野功教君) ご答弁をいただきましたが、詳しくは委員会でしっかり論議をしてもらいたいのですが、開かない理由については特段の理由がないと。ただ、各種の意見を聞きながら、現下の情勢というようなことを開かない理由として上げられました。この問題について、これは総務文教委員会に付託されるわけですが、そちらではしっかりとした審議をお願いいたします。  それから2つ目のボーナスの関係につきましても、慣例によりというふうな話で、どうも桜を見る会と同じような状況の反応で、ちょっと残念でありますが、これも委員会でしっかりをお願いしたいと思います。 ○議長(後藤康司君) 水野功教君の質疑を終わります。以上で、通告による質疑は終わりました。  ほかにご質疑はありませんか。9番・安藤直実さん。 ○9番(安藤直実君) 通告なしということですが、水野議員の質問に関連しましてお尋ねしますが、先ほどから特別職報酬審議会について開かないということでしたが、特段理由はない。慣例によるものかというお答えでした。  今まで特別職報酬審議会、過去開かれたのが28年度の議員報酬と定数を見直す政務活動費をセットで、それは市民からの要望もあったというようなこともございましたが、市長、ちょっと次の号にも関連するんですけれども、特別職というのは議員だけじゃなく市長、副市長、教育長ということですが、市長の報酬、議員なんかに関しても、定期的に行っているまちもあるんですが、恵那市としては、じゃいつ開くのかというような、そういった方向性というか、今の考え方は何かございますか。 ○議長(後藤康司君) 総務部長・安藤克典君。 ○総務部長(安藤克典君) 今、議員のご発言の中に、報酬審議会は慣例で行うというようなご指摘がありましたが、長く慣例で行っているのは期末手当の支給率について、そういったいわばルール化しておるということでございます。報酬審議会につきましては、各方面からのご意見を踏まえて、現下の情勢を判断しながら適切に開催時期を検討しているということでございます。よろしくご理解をお願いいたします。以上です。 ○議長(後藤康司君) 9番・安藤直実さん。 ○9番(安藤直実君) そうしますと、今の恵那市の考え方としては、報酬審議会は次いつ開くかわからないよと、そういうことでよろしいですか。 ○議長(後藤康司君) 総務部長・安藤克典君。 ○総務部長(安藤克典君) 報酬審議会の目的は、議員報酬、特別職の給料の額を審議する、これが最たる目的でありますので、この審議会を開くに当たって報酬の改定が必要であるかないか、そういったお声を踏まえながら、適切に判断してまいりたいというようなことでございます。お願いします。
    ○議長(後藤康司君) 質疑は終わりました。ほかにご質疑はございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(後藤康司君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、別紙付託表のとおり、総務文教委員会に審査を付託いたします。 ────────────────────── ○議長(後藤康司君) 次に、議第122号・恵那市常勤の特別職員の給与に関する条例の一部改正についてに対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(後藤康司君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、別紙付託表のとおり、総務文教委員会に審査を付託いたします。 ────────────────────── ○議長(後藤康司君) 次に、議第123号・恵那市職員の給与に関する条例の一部改正についてに対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(後藤康司君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、別紙付託表のとおり、総務文教委員会に審査を付託いたします。 ────────────────────── ○議長(後藤康司君) 次に、議第124号・恵那市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部改正についてに対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(後藤康司君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、別紙付託表のとおり、総務文教委員会に審査を付託いたします。 ────────────────────── ○議長(後藤康司君) 次に、議第125号・令和元年度恵那一般会計補正予算(第6号)に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(後藤康司君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、別紙付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に分割して審査を付託いたします。 ────────────────────── ○議長(後藤康司君) 次に、議第126号・令和元年度恵那国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(後藤康司君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、別紙付託表のとおり、市民福祉委員会に審査を付託いたします。 ────────────────────── ○議長(後藤康司君) 次に、議第127号・令和元年度恵那介護保険事業特別会計補正予算(第3号)に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(後藤康司君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、別紙付託表のとおり、市民福祉委員会に審査を付託いたします。 ────────────────────── ○議長(後藤康司君) 次に、議第128号・令和元年度恵那農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(後藤康司君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、別紙付託表のとおり、経済建設委員会に審査を付託いたします。 ────────────────────── ○議長(後藤康司君) 次に、議第129号・令和元年度恵那公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(後藤康司君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、別紙付託表のとおり、経済建設委員会に審査を付託いたします。 ────────────────────── ○議長(後藤康司君) 次に、議第130号・令和元年度恵那水道事業会計補正予算(第2号)について詳細説明を求めます。水道環境部長・太田敦之君。              (水道環境部長・太田敦之君 登壇) ○水道環境部長(太田敦之君) 予算書及び説明書の143ページをお願いいたします。  議第130号・令和元年度恵那水道事業会計補正予算(第2号)についてご説明いたします。  今回の補正は、いずれも人事院勧告に基づく職員給与費の補正に係るものでございます。  第2条の収益的支出の補正は、支出の第1款第1項の営業費用を26万6,000円増額し、水道事業費用の合計を17億8,594万9,000円とし、第3条の資本的支出の補正は既定の資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額の9億9,244万8,000円を9億9,250万7,000円に改め、この補填財源である過年度分損益勘定留保資金9億5,674万8,000円を9億5,680万7,000円に改め、資本的支出の予定額を第1款第1項建設改良費で5万9,000円増額し、資本的支出の総額を13億1,890万7,000円とするものでございます。  第4条の議会の議決を経なければ流用することができない経費の補正は、職員給与費を32万5,000円増額し、補正後の合計額を9,068万1,000円とするものでございます。  147ページに水道事業会計の注記、148ページ、149ページに予算実施計画、150ページに令和元年度中の予定キャッシュフロー計算書、151ページから153ページに給与費明細書、154ページには令和元年度の予定損益計算書、156ページ、157ページに令和元年度末の予定貸借対照表、158ページ、159ページに予算説明書を添付しておりますので、お目通しをお願いいたします。以上で議第130号の説明を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(後藤康司君) 詳細説明を終わります。  本件に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(後藤康司君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、別紙付託表のとおり、経済建設委員会に審査を付託いたします。 ────────────────────── ○議長(後藤康司君) 次に、議第131号・令和元年度恵那病院事業会計補正予算(第3号)及び議第132号・令和元年度恵那国民健康保険診療所事業会計補正予算(第2号)の2件について詳細説明を求めます。  医療福祉部長・可知高弘君。              (医療福祉部長・可知高弘君 登壇) ○医療福祉部長(可知高弘君) それでは、予算書及び説明書の161ページをお願いいたします。  議第131号・令和元年度恵那病院事業会計補正予算(第3号)について説明をいたします。  今回の補正は、人事院勧告に伴う職員給与費の補正をお願いするものでございます。  第2条の収益的支出の補正は、第1款1項医業費用を163万9,000円、第3項訪問看護ステーション事業費用を10万7,000円それぞれ増額し、総額を19億314万5,000円とするものでございます。  第3条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正は、病院職員給与費を163万9,000円増額し、総額を5億9,478万2,000円とするもので、訪問看護ステーション職員給与費は10万7,000円増額し、総額を3,410万6,000円とするものでございます。  163ページ以降に会計処理に伴う注記等を添付しておりますので、ご参照ください。以上で、議第131号の説明を終わります。  175ページをお願いいたします。  続きまして、議第132号・令和元年度恵那国民健康保険診療所事業会計補正予算(第2号)について説明します。  今回の補正は、人事院勧告に伴う職員給与費の補正をお願いするものでございます。  第2条の収益的収入及び支出の補正は、収入第1款第2項医業外収益を67万6,000円増額し、支出では、第1款第1項医業費用を67万6,000円増額し、収入支出それぞれ総額を5億3,552万7,000円とするものでございます。  第3条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正は、職員給与費を67万6,000円増額し、総額を2億9,007万7,000円とするものでございます。  177ページ以降に会計処理に伴う注記などを添付しておりますので、ご参照ください。以上で議第132号の説明を終わります。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(後藤康司君) 詳細説明を終わります。本2件に対する質疑を行います。  初めに、議第131号・令和元年度恵那病院事業会計補正予算(第3号)に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(後藤康司君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、別紙付託表のとおり、市民福祉委員会に審査を付託いたします。 ────────────────────── ○議長(後藤康司君) 次に、議第132号・令和元年度恵那国民健康保険診療所事業会計補正予算(第2号)に対する質疑を行います。ご質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(後藤康司君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、別紙付託表のとおり、市民福祉委員会に審査を付託いたします。 ────────────────────────────────────────── ○議長(後藤康司君) ここでお諮りいたします。  議事の都合により、12月21日から12月24日まで4日間を休会といたしたいと思います。これご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(後藤康司君) ご異議なしと認めます。よって、12月21日から12月24日まで4日間を休会することに決しました。  本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでございました。 午前11時54分 散会 ──────────────────────────────────────────     地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。             恵那市議会             議    長      後 藤 康 司             署名議員   9番   安 藤 直 実
                署名議員  16番   水 野 功 教...