恵那市議会 > 2016-03-16 >
平成28年第1回定例会(第4号 3月16日)

ツイート シェア
  1. 恵那市議会 2016-03-16
    平成28年第1回定例会(第4号 3月16日)


    取得元: 恵那市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-30
    平成28年第1回定例会(第4号 3月16日) 平成28年第1回恵那市議会定例会会議録〔第4号〕                                 平成28年3月16日 ────────────────────────────────────────────     議 事 日 程(第4号)                        平成28年3月16日(水)午前10時開議     第1        一般質問 ───────────────────────────────────────────   1 本日の会議に付した事件    議 事 日 程(第4号)     日程第1      一般質問 ───────────────────────────────────────────   1 出 席 議 員      1番  西 尾   努 君       2番  中 嶋 元 則 君      3番  近 藤 純 二 君       4番  橋 本 平 紀 君      5番  深 萱 安 信 君       6番  千 藤 安 雄 君      7番  遠 山 信 子 君       8番  安 藤 直 実 君      9番  鵜 飼 伸 幸 君      10番  後 藤 康 司 君     11番  林   忠 義 君      12番  小 澤 建 男 君     13番  町 野 道 明 君      14番  畑 村 眞 吾 君
        15番  堀 井 文 博 君      16番  荒 田 雅 晴 君     17番  堀   光 明 君      18番  水 野 功 教 君     19番  堀     誠 君      20番  柘 植   羌 君 ───────────────────────────────────────────   1 欠 席 議 員       な し ───────────────────────────────────────────   1 説明のため出席した者の職氏名     市 長        可 知 義 明 君     副市長        大 塩 康 彦 君     総務部長       千 藤 秀 明 君     まちづくり推進部長  可 知 孝 司 君     市民福祉部長     樋 田 千 浪 君     医療管理部長     山 村 茂美智 君     経済部長       遠 藤 博 隆 君     建設部長       吉 田 正 人 君     水道環境部長     小木曽 弘 康 君     総務部次長      服 部 紀 史 君     まちづくり推進部次長 小 林 敏 博 君     市民福祉部次長    三 浦 幸 慈 君     経済部次長      松 村 和 佳 君     建設部次長      光 岡 伸 康 君     水道環境部次長    小 沢 由 往 君     会計管理者      森     直 君     教育委員長      鎌 田 基予子 君     教育長        大 畑 雅 幸 君     教育次長       門 野 幸次朗 君     教育次長       岡 田 庄 二 君     消防長        永 冶   清 君     農業委員会事務局長  足 立 直 揮 君     監査委員事務局長   坂 本 郁 夫 君 ───────────────────────────────────────────   1 職務のため出席した事務局職員     議会事務局長     渡 辺 厚 司 君     議会事務局次長    阿 部 聖 二 君     議会事務局書記    鈴 木   聡 君     議会事務局書記    島 崎 美 樹 君     議会事務局書記    椙 村 一 之 君 ────────────────────────────────────────────                 午前10時00分 開議 ○議長(堀 光明君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。  日程に入る前に諸般の報告をいたします。  地方自治法第121条の規定により、本日説明のため出席する旨、報告のありました者を一覧表としてお手元に配付しておきましたので、ごらん願います。  出席一覧表のうち、代表監査委員・市岡孝之君は葬儀のため欠席する旨届け出がありましたので、ご了承願います。  なお、本日の会議に、10番・後藤康司君は葬儀のため早退する旨届け出がありましたので、ご報告いたします。  以上で諸般の報告を終わります。 ────────────────────────────────────────── ○議長(堀 光明君) 日程第1 一般質問を行います。  質問者及び答弁者は、申し合わせ時間を厳守され、簡潔に発言されるようお願いいたします。  本日は、昨日に続いて、質問順序表の8番から発言を許可いたします。  8番・安藤直実さん。 ○8番(安藤直実君) おはようございます。8番、市民ネット安藤直実でございます。本日は、2標題をお願いいたします。  まず初めに、子ども・子育て支援についてお尋ねをいたします。  子育て世代包括支援センターについて、まず初めにお尋ねをします。  えなっ宝(子)ほっとステーションということで、昨日、町野議員さんからも質問がありましたが、子育て世代包括支援センターを立ち上げるということで、大変温かい名前をつけていただきました。保健師さんを中心に配置して、妊娠、出産、そして、その後の子育てに至るまで切れ目のない支援をするとお聞きをしております。  高齢者の福祉では既におなじみの包括支援センターでありますが、やっと子育て支援のためのセンターが確立されていくということで、名前同様、制度面でもほっと安心できる質の高い事業をお願いしたいと思います。とりわけ、妊娠、出産時からの支援ということでクローズアップされてきました。できるだけ早い時期から子育てを支援する必要があると、子育て親子をサポートしましょうと、そういった意味が込められていると思います。  私たちの勉強会の中で、看護師さんから、また県の恵那保健所の保健師さんからも聞いておりましたが、今産科の現場では、新しい命が誕生するという普遍的な喜びがある。その一方、少数ではありますが、生まれた赤ちゃんや母親の状況から、その後の子育てが心配で、何かしら支援が必要になる親子もありますよというふうにお聞きをしております。  恵那市は、平成29年度から市立恵那病院で産科を開設するという覚悟を持ちました。では、現実的に今、産科の現場での支援について、恵那市としてはどのような認識を持っておられますでしょうか。 ○議長(堀 光明君) 市民福祉部長・樋田千浪さん。 ○市民福祉部長(樋田千浪君) ただいまお尋ねの産科の現場ではどのような認識を持っているかというお尋ねでございます。  まず最初に、妊婦さん、ハイリスクの妊娠についての認識でございますけれども、ハイリスクの妊娠と申しますのは、低年齢出産とか、高齢出産、そして持病などある方の妊娠を継続、出産することによって、妊婦や胎児が病気になったり、死亡したりする可能性の高い妊婦さんのことを示しております。  まず、妊娠をいたしますと産婦人科を受診しまして、それから産婦人科妊娠届出書を発行していただき、そして保健センターへそれをお持ちになって、保健センター母子手帳を交付するということになっておりまして、その母子手帳交付時に保健センターでは、全員に面接を行いまして、妊娠届出書に困っていることとか、悩んでいること、不安なこと等を書き込んでいただきまして、保健師や助産師が以降、相談に乗っていくという形をとっております。  そんな中で、27年度は現在までに275名の母子手帳を交付しておりますけれども、そういったハイリスクな方が現在までに7名ございました。その内容は主に、母親自身が疾患を持っているとか、経済的な支援が得られないとか、または市内に支援してもらえる身寄りがないので、産んだ後、子育てへの支援が必要であるとか、そういったところがこのハイリスクな継続的な支援が必要な内容でございます。  今後は、このえなっ宝(子)ほっとステーションを4月から設置をいたしまして、妊娠期のそういった心配な方から、産んだ後の支援に至るまで、きめ細かな継続的な支援をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(堀 光明君) 安藤直実さん。 ○8番(安藤直実君) 私も確認したところ、県のほうの今ホームページにも少し出ておりましたが、低体重とか、先天性疾患、そして母親の養育不安、先ほど言われましたが、精神的な母親に疾患があると、そういう方も少し増えているということでした。数としては、この5年間で、恵那中津川管内で多い年では、全て合わせて60名ほどあるということでした。  私自身、25年前に長男を出産したときに、長男は先天性心疾患複雑心奇形と言われて、心臓病でした。お医者さんからは3歳までに手術が2回必要と言われ、初めての子育てで大変ショックを受けてました。そのとき助けられたのは患者会の存在でした。同じ心臓病を持つ子どもの親の会です。ピア・カウンセリングと言いますけれども、言葉がけから始まって、病気の知識や福祉や医療制度、そういった勉強会などに参加させていただきました。  その患者会を知ったのは、母の友人である県の保健師さんからの情報でした。保健師さんには大変感謝しております。私ごとで恐縮ですが、そういったハイリスクのある子どもを持つ親は、多くの支援者が必要だと、孤立させてはいけないというふうに考えております。  国の考え方では、子育て世代包括支援センターの中核となる事業は、保健師の専門性を生かした相談を行いながら、医療機関療育機関などにつなげる役割を果たすとしております。私は、そのときに、ただつなげるだけではなく、関係者が集まり、そして課題を共有しながら、よりよい支援につなげる。そういった輪が重要と考えます。  したがって、包括支援センターのこれからの方向性としては、近隣の産婦人科、そして小児科、県子どもセンター、市内各行政機関、そして市民、NPOなど、育児支援にかかわる全てのという、さまざまな方たちとの課題、共有認識の会議等の設置が必要になってくると考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(堀 光明君) 市民福祉部長・樋田千浪さん。 ○市民福祉部長(樋田千浪君) 現在のそういった連携会議のことを少しご紹介させていただきますけれども、現在、県のサポート事業でございますが、母と子の健康サポート事業というのがございまして、主治医が市町村に支援を必要と認める対象者の同意が得られた場合、産科医療機関から管轄の保健所を通しまして市町村に連絡を行う体制がございます。  そんな中で、27年度は、現在までに5件の連絡が入っておりまして、家庭訪問を行って、主治医と情報共有を行う中で支援をさせていただいております。そういった支援内容は、低体重児の出産とか、子どもの疾患による支援などでございます。  それからまた、東濃地域では、母子保健に関する連絡会議というものを持っておりまして、東濃地区の産婦人科のある医療機関助産師等と保健所、それから市の保健師によります情報交換の場を持っております。  また、恵那市地域では、母子保健連絡会議というものを持っておりまして、恵那地域産婦人科の助産師と開業助産師、それから恵那保健所、恵那市、中津川市の行政保健師情報交換を行っている。  それから、この10月から、27年の10月からは、お互いに連絡しやすいように、そういった関係機関連絡窓口をきちんと設けるようにして、連携がとりやすい体制をとっております。  また、市立恵那病院の助産師と実務者連絡会議というものを持っておりまして、病院助産師行政保健師との情報交換を行っているところでございます。  今後、市立恵那病院産婦人科を開設をいたしまして、それからまた、4月からのこのえなっ宝(子)ほっとステーションを設置する中で、今までのこういった連携会議のあり方、それから今後、中核となる子育て世代包括支援センター、えなっ宝(子)ほっとステーションを中核として、こういった連携会議をどのように持って、このほっとステーションが有意義にこの機関として機能するように、どういう形で運営していくかは、今後、そのスタッフが決まり次第、早急に打ち合わせを行いまして、子育て支援に有効に機能するように考えていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(堀 光明君) 安藤直実さん。 ○8番(安藤直実君) 県が中心になって、そういったハイリスクの方たちの支援をしているということは、今でもわかります。ただ、そこから、個人情報のこともありますけれども、地域の住民の方だとか、そういったところでの支援というのも大変必要になってくると思いますので、方向性としては、今、高齢者のほうの包括支援センターが、ケア会議ですかね、地域ケア会議を持っておりますので、そういった方向性をぜひ持っていただけるということで確認させていただいてよろしいでしょうか。 ○議長(堀 光明君) 市民福祉部長・樋田千浪さん。 ○市民福祉部長(樋田千浪君) 今、高齢者は包括支援センターができて、もう10年ちょっと経ちまして、地域ケア会議など、かなり内容が充実してまいりましたけれども、子どもの包括支援センター、この4月から初めて設置をいたしますので、先ほど申しましたように、そういったケア会議なども必要かどうか、また、どのような形で個別な支援をしていったらいいのか。  昨日、町野議員にもお答えしましたように、それぞれお一人お一人のケアプラン、高齢者の介護のケアプランを立てるように、必要な方には必要なときに子育ての支援プランも必要になってくるのではないかというふうにも考えておりますので、今後、スタッフが決まりましたら、早急にそういった内容でも打ち合わせを持ってやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(堀 光明君) 安藤直実さん。 ○8番(安藤直実君) 個別の支援プランというものもつくっていっていただきながら考えていただくということで、よろしくお願いいたします。  次に、切れ目のない支援の一つとしまして、産婦人科を予定しております、恵那病院で。出産後の親子のための産後ケア事業を実施することを提案したいと思います。  産後ケアというのは、産科の病室などを使って、母胎や赤ちゃんのケアを行いながら、育児不安や育児疲れお母さんの疲れを取り除くような、そういったケアをしていくものであります。宿泊型、デイサービス型を展開することが可能であり、特に先ほどお聞きしましたような、福祉的、医療的、精神的支援の必要な親子さんに対しては、優先して利用しやすい料金で実施をしていくということをお願いしたいと思いますが、その予定はありますでしょうか。 ○議長(堀 光明君) 医療管理部長山村茂美智君。 ○医療管理部長山村茂美智君) 産後ケアの実施の件でございますけれども、現在、市立恵那病院におきましては、助産師の活動として、平成25年の7月から助産師の相談室「ひとねる」ということで、育児指導乳房マッサージベビーマッサージ等を行っております。  新病院開院後につきましては、現在行っております助産師の相談事業に加えまして、今議員おっしゃられたように、産後にお母さん赤ちゃんの生活のリズムになれる。あるいは赤ちゃんとのコミュニケーションのとり方、育児技術を身につけること。また、先ほど言われましたように、母親の孤立化を防ぐ目的ということで、産後ケア事業を進めるように、今恵那病院と調整を進めております。  今後につきましては、利用方法、対象者、また利用料金の話もございますので、その辺の詳細を検討をしまして、また、先進地もございますので、事例を参考にしながら実施をしていきたいというふうに考えております。  開始という部分につきましては、新病院の開院後、早い段階で、まず日帰り型のほうから始めたいというふうに現在考えております。その後に状況を見て、宿泊型についても対応していくような考え方で進めておりますので、よろしくお願いします。以上です。 ○議長(堀 光明君) 安藤直実さん。 ○8番(安藤直実君) ありがとうございました。進めていくように考えていただいているということです。先進地と言われましたが、私も埼玉県和光市、きのうのネウボラの話が出てましたが、和光市では親の所得に応じて3段階に分けて、例えば所得の高い方は1日5,000円払っていただく、中間の方は2,500円、そして支援の必要な方にはゼロ円でというふうで打ち出しております。子育て支援をやっていくと、人口減少対策子育て支援をやりますと、そう市長さんもおっしゃいましたので、早い段階で実施をしていただくことをよろしくお願いいたします。  次に、スクールソーシャルワーカー部活動指導員についてお尋ねをいたします。  ほかの自治体では、スクールソーシャルワーカーを設置してくるところが出てきております。スクールソーシャルワーカーとは、いじめや不登校、そして支援の必要な児童生徒に対して、家庭、学校、地域との橋渡しを行い、問題解決に向けた支援を行う専門の職員のことです。  現在、恵那市では、社会福祉課児童家庭相談員さんが配置をされております。この方は、福祉の立場で、虐待、DV、養育不安の家庭をサポートしながら、学校とも連携をしていただいていると聞いております。日々雇用臨時職員という身分ではありながら対応していただいております。  そうした中で、現在策定中でありますが、次世代育成支援行動計画には、スクールソーシャルワーカー配置事業というふうに文言が出てまいりましたので、大変うれしい思いです。また、国のほうでは部活動指導員という職員についても方向性が出てまいりましたが、質問ですけども、国のほうのスクールソーシャルワーカー、また部活動指導員は、どのように位置づけをしていこうとしているのか、お尋ねをいたします。 ○議長(堀 光明君) 教育次長岡田庄二君。 ○教育次長岡田庄二君) よろしくお願いいたします。まず、スクールソーシャルワーカーについてでございます。
     平成26年度でございますが、国の補助事業で配置されているスクールソーシャルワーカーは1,186人となっております。そして、今国が検討していることは、スクールソーシャルワーカーについては3つございます。1つは、学校等において必要とされる標準的な職として職務内容等を法令上明確化すること。2つ目に、教育委員会や学校の要望等も踏まえて日常的に相談できるように配置を拡充するとともに、資質の確保を検討すること。3つ目に、学校教育法等において正規の職員として規定するとともに、義務標準法において教職員定数として算定し、国庫負担の対象とすること。この3つを検討しているというふうに把握しております。  また、部活動指導員についてでございますけれども、この部活指導員と申しますのは、部活動の指導、顧問、それから単独での引率等を行うことができる新たな職ということで、まだこれは仮称でございます。国は、教員に加えて、この部活動等の指導・助言や顧問等、また単独での引率等を行うことができる職務とする職員を、法令上に位置づけることを検討しているというふうに把握しております。以上でございます。 ○議長(堀 光明君) 安藤直実さん。 ○8番(安藤直実君) 国のほうの考え方では、今後は正規職員というふうな位置づけをしていきたいということで、大変前進したと思います。チーム学校というような、そういった表現も出ていたと思いますが、先生に加えて必要な職員ということで考え方が進んできたと思います。  少し先ということでしたが、スクールソーシャルワーカーについては、多治見市では既に配置をされて、成果を上げつつあるようです。恵那市教育委員会としまして、スクールソーシャルワーカーの配置について、具体的にどのようにしていくお考えでしょうか。 ○議長(堀 光明君) 教育委員長鎌田基予子さん。 ○教育委員長鎌田基予子君) よろしくお願いいたします。恵那市におけるスクールソーシャルワーカー配置の検討についてお答えいたします。  児童生徒が抱える問題は、近年ますます複雑化、多様化しております。いじめや暴力行為、非行といった問題行動や不登校の背景には、心の問題とともに、家庭や学校、友人関係地域社会など、児童生徒の置かれた環境の問題が複雑に絡み合っています。学校だけでは解消が難しい事案に対しまして、各関係機関との連携を図り、より効果的、専門的な見地からの助言を行うことができるスクールソーシャルワーカーの配置は近々の課題でございます。  保護者の立場からしましても、子どもが安心して学校に通えるということは、まず第一に望む姿でございます。スクールソーシャルワーカーの配置は必須と捉えております。 ○議長(堀 光明君) 安藤直実さん。 ○8番(安藤直実君) 保護者の代表の教育委員として委員長さんから、今本当に具体的な現場での悩みが聞けました。近々の課題ということで、配置に向けてということでしたが、少し具体的に、どういうふうに進めていくかについてお尋ねしたいと思います。 ○議長(堀 光明君) 教育次長岡田庄二君。 ○教育次長岡田庄二君) では、まず児童生徒が抱える問題への対応ということで、現在、恵那市ではどのような状況かということを少しご説明させていただきます。  現在、スクールカウンセラーを4名配置しておりまして、各校区を15回から45回、学校の規模等によりますけれども訪問しております。あわせまして、心の教室相談員を9名、それからスクール相談員を2名配置しております。  そして、スクールソーシャルワーカーにつきましては、県の事業としまして、東濃管内に現在1名配置されておりまして、今年度は、恵那市では6回活用させていただいております。  市では、スクールソーシャルワーカーとしては、教育と福祉の両面に関して専門的な知識、技術を有する者を配置したいというふうに考えておりますので、それにふさわしい人材が確保でき次第、採用、配置をする予定でございます。  ただ、中津川市も導入するというようなことを聞いておりますけれども、人ですね。これは本当に難しい部分でございまして、多くの方から情報をいただきながら、恵那市で、最終的には常勤というか、勤務いただけるような、そういう方を見つけ次第、すぐにでも配置をしたいというふうに考えております。 ○議長(堀 光明君) 安藤直実さん。 ○8番(安藤直実君) すぐにでも、常勤ということでという話でしたが、県のほうのスクールソーシャルワーカーを使って6回ということでしたが、6回では少な過ぎます。福祉のほうの家庭児童相談員さんが、本当に何軒の家庭も回っておられまして、学校のほうも今おられるんですね。ですから、学校所属のそういった専門的で、大変な仕事ですが、詰めていただく方を常勤で、しかも、日々雇用臨時職員なんていうのはとんでもないと思いますので、嘱託以上のそういった身分にぜひしていただいて、探していただくことを強くお願いしたいと思います。  部活動指導員については、配置の考えはどうでしょうか。 ○議長(堀 光明君) 教育次長岡田庄二君。 ○教育次長岡田庄二君) まず、恵那市の部活動の実態でございますけれども、大きく夏季と冬季に、夏季5月から7月ぐらいと、11月から1月までの間の実態でございますが、実際には夏の時期、毎日というのは月曜日から金曜日までの5日間ですけども、行うというところは2校、それから4日行うというのが1校、それから3日というのは5校でございます。そして、その平均活動時間も、ほぼ1時間半ぐらいまでということでございます。冬季はほとんど活動できないというのが現状でございます。  そんな中で、現在、土日や夜間は、部活動、保護者等が立ち上げるクラブ、それから総合型地域クラブ等、さまざまな形で活動が展開されております。そして、多くの学校が社会人指導者による指導を受けております。また、その社会人指導者とともに、学校、保護者が連携を図るための会を、実際には年間1回というところもありますが、数回行っているところもございます。  今後でございますが、恵那市としましては、恵那市型のコミュニティスクールを立ち上げていきたいというふうに考えております。そして、その中でいろいろな支援組織を中につくっていきたいと考えておりますが、その一つに部活支援部というような、名称は仮称でございますが、を立ち上げていきたいと考えております。その中で、部活動の指導者につきましては、地域の協力を得ながら、まずは社会人指導者の協力を今以上に得ながら活動を活発化していきたいと、また、活動の指導に当たっていきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(堀 光明君) 安藤直実さん。 ○8番(安藤直実君) コミュニティスクールという考え方の中で、地域の人たちの協力を得ながらお願いしていくということですが、指導員さんについても、身分というか、ボランティア精神の中でやっていただいているところが多いと思いますので、そういった方が気持ちよく働いていけるような、活躍できるような、そういった環境をつくっていただきたいと強く要望します。  それでは、標題2つ目にまいりますが、広域連携推進についてお尋ねします。  初めに、恵那市のごみ処理施設について、環境部長にお尋ねをいたします。  昨年度、ごみ処理施設整備検討委員会が熱心な議論のもと、こういった報告書をまとめられました。皆さん方には大変敬意を表します。それを踏まえながら、今回は、近隣市のごみ処理施設の稼働状況なども参考にして、中長期を見据えて質問したいと思います。  まず、ごみ処理施設の事業費についてお尋ねします。平成22から27年度の事業費は幾らでしょうか。年間平均額をお聞きいたします。また、事業費全体のうち、定期修繕費については幾らでしょうか。また、平成28年から34年まで地元協定があるということですが、その期間、どのぐらいの事業費を投入することになりそうでしょうか。以上です。お尋ねします。 ○議長(堀 光明君) 水道環境部長・小木曽弘康君。 ○水道環境部長(小木曽弘康君) ごみ処理に要する費用のお尋ねです。平成22年から27年と言われましたけれども、27年度、まだ決算ができておりませんので、26年度までの5年間でお答えをさせていただきます。  この5年間のごみ処理に要した総額は46億6,700万円ほどでございます。1年間の平均にしますと9億3,400万円でございまして、その費用の内訳は、施設の定期修繕費といたしまして2億7,000万円ほどかかっております。そのほか、維持管理経費が4億400万円、収集処理費が1億8,800万円、リサイクルセンターの費用が4,600万円、最終処分場の費用が2,600万円となっております。  また、今後、平成28年から平成34年までのごみ処理に要する総事業費の見込みは69億3,000万円ほどで、年間では9億9,000万円ほどになります。これは、平成26年度に炭化工程を停止し、熱交換器を設置したことによる燃料使用量の削減効果と経年劣化による定期修繕費の増加を加味した費用でございます。以上です。 ○議長(堀 光明君) 安藤直実さん。 ○8番(安藤直実君) 平均で使っている金額が9億3,400万円と、約10億円近いお金がごみ処理に毎年かかっているわけです。恵那市の自主財源である市税が年間約70億円、したがって、その約7分の1がごみ処理に回っているということです。また、恵那市のこども園が16施設ありますが、先生方の人件費が1年間で約6億円です。ですので、ごみ処理費用のほうが先生方の人件費よりも高いということがわかります。大変高いです。  とりわけ、このエコセンターは焼却方式がRDF方式ということであり、そのコストは、ストーカー方式、ガス化方式と比較して大変高コストな経費がかかっているということも検討委員会の資料でわかります。  今恵那市では、公共施設の統廃合実施をしているところですが、恵那市において、合併後、明智町にありました施設あおぞらを廃止し、エコセンターへの統合しております。また、市外、県外においても、隣り合う自治体複数で、スケールメリットを生かした施設の広域化を行っております。  それでは、広域化を実施したところでは、どのぐらいの削減の効果があったのでしょうか、お尋ねします。 ○議長(堀 光明君) 水道環境部長・小木曽弘康君。 ○水道環境部長(小木曽弘康君) 当市では、先生言われますように、平成22年4月1日に恵南クリーンセンターあおぞらを休止いたしまして、エコセンター恵那にごみ処理を統合しております。統合前の平成21年度と統合後の平成22年度の経費を比較しますと、人件費6,500万円、定期修繕費8,800万円、維持管理費1億3,000万円で、合計2億8,300万円の削減となりました。  一方、収集処理費は、運搬距離が延びたということで1,300万円ほど増加しておりますけれども、全体では26%減の2億7,000万円の削減効果がございました。  また、他県における広域化の取り組みについてでございますけれども、長野県では、現在、長野市を中心に3市4町2村で構成する長野広域連合が、平成30年度完成を目指して、ごみ処理の広域化と施設整備が行われている情報があります。紹介しますと、整備の概要といたしましては、既存のごみ処理施設4施設を新設する2施設に集約いたしまして、最終処分場を新たに1カ所建設する内容ということでございます。経費の削減効果の見込みについてお聞きしましたところ、見込みでは30%を見込んでいるということでございました。以上でございます。 ○議長(堀 光明君) 安藤直実さん。 ○8番(安藤直実君) 広域化のメリット、実際にはあるというふうで検証されていると思いますが、そのほか、環境面に対するメリットもあればお答えください。また、逆に課題があるとすれば、どのようなことでしょうか。  ちょっと続けて質問行きますが、ことし1月、岐阜県の環境生活部の職員さんを中心に、恵那・中津川市の事務担当者会議があったということです。その話し合いの内容は、どのような内容であったのでしょうか。2つ続けてお尋ねします。 ○議長(堀 光明君) 水道環境部長・小木曽弘康君。 ○水道環境部長(小木曽弘康君) まず、広域化のメリットでございますけれども、環境面では、複数あります施設が1施設に集約され、施設規模が大きくなりますけれども、総トータル的には二酸化炭素の排出量が抑えられることであります。また、経済面では、最大のメリットとしては、人件費、光熱水費、薬剤費等の維持管理費の削減が図れるということでございます。そのほか、余熱利用の面では、施設規模が大きくなることによりまして熱回収率が向上し、発電や温水などの余熱利用の方法が選択肢が広がるということがあります。  一方、デメリットといたしましては、1カ所に集中するということで、収集運搬車の走行が増えるとか、施設周辺の環境負荷の増加が懸念されます。また、経済面では、収集運搬距離が増すことによりまして、運搬経費が増すということがございますし、また、中継施設などを整備する必要があるかと思います。しかし、これにつきましては、先ほども言いましたように、恵那市の例としましてもトータル的には少なくなるんでないかと考えております。  また、職員の会合の中での話ということでございますけれども、恵那県事務所環境課、中津川市、そして恵那市の廃棄物対策事務担当者会議の中で情報交換を行っております。そのような中で、今後、人口減少が見込まれる中で、それぞれの市において、それぞれの施設を維持していくのは大変なことになり、非効率ではないかというような意見が出ておることをお伝えしておきます。 ○議長(堀 光明君) 安藤直実さん。 ○8番(安藤直実君) 次に、広域連携推進事務についてですが、今その事業として、第2次総合計画、第3次行革大綱に位置づけられております。今問題にしておりますごみ処理施設については、担当課職員レベルでも問題意識を感じているところですが、実際のところ、こういった行政区を越えた大きな事業については、この広域連携事務局で進める課題であると思います。4月からどこの部署が進めていくのかなどについてお尋ねします。  また、続けて行きます、時間の関係で、済みません。広域連携で行うことの一番スケールメリットのある取り組みは、ごみ処理施設であると思います。実施する成果は、先ほどから聞いておりますように、検証されていると考えます。恵那市としての方向性として、広域連携化事業の一つとして、明確にごみ処理施設についてを位置づけ、当方から関係自治体に提案すべきではないかと考えますが、どうでしょうか。  これらの行政区を越えた広域化の作業は、10年以上のスパンの協議時間を要するというところから、施設の寿命等を考慮すれば、早急に一歩進めていく議論を始めるべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(堀 光明君) 副市長・大塩康彦君。 ○副市長(大塩康彦君) まず、広域化の事務ですけれど、今まで、まちづくり推進部の総合政策課が担っておりました。今度の機構改革によりまして、市長公室総合戦略・人口減少対策チームが担うこととなりましたので、よろしくお願いいたします。  そして、ごみ処理について、先般、鵜飼議員からもご質問があったときにお話しております。今後の人口予測を考えれば、ごみの量も減少するということから、広域化を見据えて検討しなければならないということをお話をしました。  これは、将来を見据えてというイメージでお話をしておりまして、実は、中津川市の事例を申し上げますと、平成16年の4月に建設をしております。中津川市としましては、今後、長寿命化、要するに建物設備を長く使うということを考えておりまして、20年、30年先を見据えてるという話をしております。したがって、恵那市も同タイミングでそういった建設をしなければならないということであれば、将来を見据えて話し合いを進めていきたいというふうに思っております。  現在では、東濃5市で消防の指令台、あるいは広域連携としまして観光等を推進しておりますので、今後ともそちらのほうについても積極的に進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○8番(安藤直実君) ありがとうございました。質問を終わります。 ○議長(堀 光明君) 安藤直実さんの質問を終わります。 ────────────────────── ○議長(堀 光明君) 次に、14番・畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) 14番、新政会の畑村眞吾でございます。  私の質問でございますが、恵那市の指定管理者制度について質問をいたします。  地方自治法の一部改正によりまして、平成15年9月から指定管理者制度が導入され、従来は公的団体に限られていた公の施設管理を民間事業者に任せることが可能となり、恵那市においては、平成18年度から、まず85施設について指定管理者制度に移行開始がなされ、27年度までには109の施設に指定管理者制度が拡大されました。  私は、この指定管理者制度におきましては、大変大賛成の立場でございます。国からの普通交付税が削減される中、これをカバーするには、どこかで経費を削減しなくては、行政として成り立っていかないと考え、そこで、どうするかということは当たり前のことでございますが、行政コストの縮減、それがまさしく指定管理者制度ではないかと思っております。  恵那市として、28年度に向け、指定管理者制度におけるこれまでの管理運営及び公募、選定の経験を踏まえて、市として見直しをしてまいりました。市の基本方針として、市民のニーズや社会情勢、総合計画との整合性などを勘案しながら、指定管理者制度の継続及び民間移譲に廃止を検討していくとの方向性が打ち出されました。しかしながら、今の指定管理者制度に対しましては、私は理解できない不透明な点が幾つかございます。  そこで、今回の一般質問で、市民や利用者に愛されて利用してもらえる統一性のある指定管理者施設にしてもらえるよう、いろんな面から質問いたしますので、前向きな答弁をお願いしたいと思います。  なお、109もの指定管理者制度は、ただいま12の担当課で管理しております。そこで、全課を統括する総務部長に対して一括して質問いたしますので、的確な答弁をお願いしたいと思います。  つけ加えますけども、検討という言葉は結構でございますので、できなければ、なぜできないか、前向きな答弁をよろしくお願いします。  それでは、質問に入りますけども、具体的にどのような施設を指定管理者施設としたのか伺います。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) まず、具体的な指定管理者施設のお尋ねでございます。  恵那市公の施設の指定管理者制度の導入方針というものに基づきまして、平成18年度から具体的に指定管理者制度導入を検討した施設でございますけれども、特別養護老人ホーム明日香苑などの福祉関連施設が26施設、くしはら温泉ささゆりの湯などの商工観光関連施設が25施設、山岡やすらぎの里などの農林関連施設17施設、岩村町の木村邸などの文化関連施設が10施設、まきがね公園体育館などの体育関連施設が22施設、恵那駅西市営駐車場などの2施設及び城ヶ丘こども園などが5施設、そして中野会館などの地域集会施設で特定の地域の利用者が利用している施設27施設の合計134施設をリストアップをいたしました。  なお、リストアップをした施設のうちから、地元へ移譲した施設が17施設、廃止した施設などが8施設ございますので、平成27年現在で109の施設を指定管理者により施設の管理を行っているという状況でございます。以上です。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) それでは、各指定管理者の指定管理料でございますけども、どのように決めているのか伺います。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) 指定管理料はどのように決めているのかというお尋ねでございます。  指定管理料の積算につきましては、各所管課が、国の基準であったり、近隣の類似施設を参考にしたり、水道光熱費相当額による積算であったり、指定管理者からの積算書の提出を受けるなどして、総合的に担当部内で精査をし、最終的に指定管理者と協議して料金の決定をしております。以上です。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) ただいま、内部で精査したと言われましたけども、それは担当課での作業でのことでございますか。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) 指定管理料の決定は、原則、所管する担当課で判断をし、決定をしております。以上です。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) 担当課で決定ということは、指定管理料は施設によってばらばらであり、統一した基準になっていないと私は思いますけども、その点を伺います。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) 指定管理料の積算につきましては、先ほどご質問にもお答えをいたしましたとおり、各施設の実情に合わせ所管課により積算をしているため、指定管理料の統一した基準というのはございません。このため、同類の施設において、所管する課が異なったりするために、指定管理料の統一性がない状況がございます。  今回の指定管理の更新で、こうした内容が表面化をしておりますので、今後、施設の種別などを考慮しながら、指定管理料の積算について統一的な指針により、指定管理料に反映ができるよう指導してまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) 今部長の言われました統一的な指針の内容でございますけども、それはどのようなことか伺います。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) 例えばという形でお話をさせていただきますけれども、地域集会施設、こうしたものについての指定管理料は原則ゼロ円とする。指定管理料を払っている施設においても、収益部門で収益が出た場合、指定管理料をできるだけゼロ円に近づける。また、ある程度の利益を上げている施設からは、既に将来の大規模改修に備えて積み立てをしていただいております施設も一部にはございますけれども、毎年修繕費を積み立てる。こういった基本となる指針を示すことを考えております。以上です。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) 利益を得ている施設におきまして、年度ごとに利益は当然変動いたします。そこで、指定管理料は変動する利益に対してどのように決めているのか伺います。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) 利益を上げている施設における指定管理料の考え方のお尋ねでございます。  指定管理料は、指定管理者との年度間協定によりまして、社会情勢の変化なども考慮しながら決定をしております。ですけども、指定管理者制度への移行時のそれまでの経緯であったり、背景であったり、収益施設に対して指定管理料を払ってきていることも事実でございます。  今後、収益を伴う指定管理施設につきましては、先ほど申し上げましたような形で、できる限りゼロ円指定とするよう、相手方と協議をしてまいりたいと考えております。以上です。
    ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) 利益施設に対して指定管理料を払っている施設は何施設あるか教えてください。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) 指定管理料を支払っている施設数でございます。指定管理料を管理者に支払っております施設は、例えば各福祉センター施設であったり、特別養護老人ホーム明日香苑やまきがね公園体育館、こういった109施設中76の施設でございまして、一方、指定管理料を払ってない施設が33施設となっております。以上です。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) 今、指定管理料を支払ってない施設は33施設あるとおっしゃいましたけども、具体的にどのような施設があるのか伺います。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) 指定管理料支払ってない施設の具体例でございますけれども、先ほど33施設あるというふうに申し上げましたけれども、1例として申し上げれば、例えば集会施設におきましては、商工会議所の隣にございます共同福祉会館、それから社会福祉施設では明智ひとつばたご、農業施設では笠置町の田園空間ビジターセンター及び三郷町の南部農業者トレーニングセンター、商工施設では上矢作町の福寿の里モンゴル村をはじめ、三郷、山岡、上矢作の3つの道の駅、そして中野方町の不動の滝農産物販売所、こういったものが該当をしております。以上です。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) 今回の私の一般質問は、一方的に指定管理者制度というのは何があるか、どういうものかということでの質問でございますので、総務部長としては大変かと思いますが、よろしくお願いいたします。  施設によりまして収益の差というのは当然ございます。その基準を定め、指定管理料を支払っている施設があるのか伺います。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) 基本的に収益施設におきましてはゼロ円指定としたいところですけれども、施設によっては、その施設の収益、利用料金だけでは維持管理費が賄えない施設、例えばB&Gのプール施設であったり、山岡健康増進センター、こういった施設がございますので、指定管理料を払っているというのが現実でございます。  ただし、統一的な基準を定めて指定管理料を払っているという状況ではございません。以上でございます。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) 施設によっては、高い利益を上げてる施設は月給制で、低いところはパート賃金で支払われていることを考えますと、賃金体系を把握せずに指定管理料を支払うということは不平等につながると私は思っておりますけども、その点を総務部長、伺います。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) 各指定管理施設の職員の賃金体系というのは把握をしておりませんが、毎年提出をされます施設先からの収支報告書から、その施設の人件費がどの程度であるかということについては把握ができております。施設の指定管理料に対して職員人件費がいかにも突出をして異常に高いのであれば、当然改善の指示も行いますし、指定管理料も当然見直していくことになります。以上です。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) 人件費でございますけども、管理費の何%と見ているのか伺います。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) 人件費の割合のお尋ねでございます。  例えばくしはら温泉ささゆりの湯にしましても、国民宿舎恵那山荘におきましてもですが、温泉施設や宿泊施設そのものだけに指定管理料を払っているということではございませんで、その施設周辺の広場であったり、自然公園一帯の維持管理費でありましたり、そこにある公衆トイレの清掃管理など、不採算部門の維持管理に対して行政としては指定管理料をお支払いをしておりますので、こうした施設につきましては、指定管理料の大部分が清掃などの維持管理に要する人件費となりますので、管理費の何%という制限を設けているということではございません。よろしくお願いします。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) それでは、人件費割合を統一することは可能なのか伺います。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) 人件費割合を統一することのお尋ねでございます。  指定管理施設は、福祉関連施設であったり、商工観光関連施設であったり、文化施設などさまざまでございますので、その受託団体組織や施設で働く方々の賃金を統一をするとか、人件費割合を市側で統一するということは困難であるというふうに考えております。以上です。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) 現在、指定管理者施設は109ございます。その109の中で公募での施設は幾つありますか伺います。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) 公募による指定管理施設数でございますけれども、公募によります指定管理者の選定施設は、全109施設のうちの8施設でございます。具体的に述べますと、岩村町の旧石橋家住宅、それから恵那駅西駐車場の自動車部門と自転車部門、そしてJR武並駅自転車駐車場、養護老人ホーム恵光園、そして城ヶ丘、長島、岩村の各こども園の8施設でございます。以上です。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) それでは、具体的に公募の内容を伺います。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) 公募者の状況でございますけれども、応募者が1社であった施設が3施設でございます。旧石橋家住宅、養護老人ホーム恵光園、岩村こども園の3施設。そして、応募者が2社だった施設が2施設です。城ヶ丘と長島両こども園でございます。応募者が4社ありました施設が3施設でございます。恵那駅西駐車場の自動車部門、自転車部門、そしてJR武並駅自転車駐車場。以上でございます。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) 私は、指定管理料の選定におきましては、公募が原則だと思っております。しかしながら、大部分が特定者指定となっているわけですね。その理由を伺います。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) 特定者指定となっている理由でございますけれども、指定管理者の選定は、議員お話のとおり、公募が原則でございます。多種多様なノウハウであったり、アイデアを持つ事業者から、最も優良な管理を行い得るものを選定するということが原則でございます。  ですけれども、この指定管理者制度導入以前から、既にその施設の管理を受託をしているなど、従前の管理者に移行することが望ましい場合や、地域住民の参画が既に行われている場合などの施設がほとんどでございましたことから、公募の選定ではなく、特定者指定での選定が大多数となっている理由でございます。以上です。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) 今までの質問で、大分指定管理者施設の内容が理解できてまいりました。これからは核心に入りたいと思います。  施設によっては、市民に対する対応が非常に悪い施設があると私は耳にしております。そこで、市民への接遇をどのようにチェックしているのか伺います。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) チェック体制に対してのお尋ねでございます。  指定管理者による公共サービスの提供につきましては、条例や協定等に従い適切かつ確実なサービスの提供が行われているかを確認するため、毎年、施設利用に関するモニタリング調査というものを実施をしております。  また、利用者の皆様から、施設管理に対する評価であったり、苦情、要望をいただくための利用者アンケート、こういったものを年1回以上実施することを条件としておりまして、市民の皆様への接遇状況をチェックをしているという状況でございます。以上です。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) 言葉では立派な言葉だと私は思います。モニタリングとは、監視することを意味することでありまして、例えば顔見知りの職員が観察に行けば、当然今までとは態度が変わるであろうし、また、利用者アンケートにしても、利用者が施設の対応の悪さを記入したとしても、施設の方が破棄してしまえば担当課には届かないと、把握できないと。その中で、接遇が全くなってない施設があると、部長は聞いたことはございませんか、伺います。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) クレームについてのお尋ねでございます。  指定管理者施設でも、それからその他業務委託をしております市の施設におきましても、施設の職員の接遇やサービスがよろしくないとか、不愉快であったという苦情をいただいていることは、総務としても幾つか把握をしております。以上です。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) それでは、苦情に対しまして、恵那市として今までどのような対応をしてきたのか伺います。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) そうしたクレームがあれば、個別に事情聴取をいたしまして、その都度、改善するように担当課などから指導をしてきておりますのが現実でございます。場合によっては、所管する課長などがご自宅へ謝罪に伺ったというようなことも把握をしております。以上です。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) 今、指導してきたと言われましたけども、どのように改善されましたか。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) 指導によりまして改善はされているというふうに私どもは認識をしておりますが、引き続き指定管理先などに対して、市民や利用者あっての施設管理であることの徹底、それから接遇研修など、職員研修を充実をしていくよう指導をしてまいります。以上です。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) 私は、市民サービスの基本は、1番に接遇であると思っております。現在の市職員の接遇を見ますと、大変改善されたと私は感じております。ここに至るまでには、管理者の指導のたまものと思っております。指定管理者の方々にも、市民の皆さんや利用される皆さんが嫌な思いをしないよう、接遇を徹底するよう指導してください。部長、よろしいですか。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) 4月からの指定管理の契約更新時に合わせまして、施設を気持ちよく利用をしていただくこと、そして利用者あっての施設管理であることを再度周知をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) 実は昨日、市の施設におきまして、市民の方が施設を利用しまして、対応が非常に悪く憤慨をいたしまして、委託業者の方がお詫びに行ったという話を耳にしました。  これは、言葉だけではないわけでして、執行部の方が今まで何年も何年もかかって市の職員の接遇がよくなったと、私は言いました。一生懸命やってるのに、その委託業者であろうが、指定管理者施設であろうが、市のものでございます。市民にとっては、それは全く市の職員であろうが、市の施設であれば、もうそういう思いはしたくないと。当然ですよね。  ですから、言葉ではなしに、各課の担当の部長さんみえます。これは皆、同じ気持ちで考えてもらいたいと。サービス業は接遇が1番だと私は言いましたけども、これは当たり前ではないかと。そのために市長も毎年毎年、毎日でも言っておられるのがそのことではないでしょうか。私は、これをやってもらうように、大丈夫ですか、部長。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) そのように指導をさせていただきます。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) ありがとうございます。それでは、今後、指定管理者制度施設をどのようにしていくのか伺います。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) 今後どのように取り組んでいくのかというお尋ねでございます。  この指定管理者制度の導入は、議員先ほどおっしゃったように、公の施設の管理に民間の能力を活用しながら市民サービスの向上を図るということ、そしてあわせて、行政側としましては経費の削減等を図るという目的でおります。この指定管理者制度を導入することですけれども、この指定管理者制度を導入すること自体が行政側としては目的となってしまっているということで、民間企業のノウハウであったり、市民サービスの向上に必ずしもつながっていない、そういった施設も見受けられるという、そういった議員のご指摘であろうかというふうに思います。  今後は、行革を担当し、組織を総括する総務部、4月以降につきましては市長公室で、そういった組織として中心となり、指定管理施設のあり方も含めまして、公共施設再配置計画の方針により、各地域に説明に入ります。入りながら、行政が今後直接管理し維持すべき施設と、それから民間等に委ねられる施設、そして統合、廃止する施設、こういったものを区分をして整理をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) それぞれの担当課で管理している施設に対しまして、根拠のある基準を設け、市民に愛される施設につくり上げる手段をお伺いします。 ○議長(堀 光明君) 総務部長・千藤秀明君。 ○総務部長(千藤秀明君) 今回の指定管理者制度の更新に当たりましては、初めて指定管理施設の担当課長などを中心として、指定管理者導入施設のあり方検討部会というのを設けました。そこで、施設の更新、導入方針を確認をしたところでございます。前回の5年前の更新時と比較すれば、統一的な見解で指定管理の選定ができたというふうに考えておりますけれども、まだまだご指摘のように十分でないところがあるということを認識をしているところでございます。  今後は、市長公室の行革担当部門、これが中心となりまして、定期的に指定管理施設のうちで、運営やサービスに問題点のある施設について個別に審査を行いながら、統一的な指針で見直しを行ってまいりたいといふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君。 ○14番(畑村眞吾君) 今まで幾つかの私の質問に対しまして、総務部長は大変前向きな答弁をいただき、ありがとうございました。指定管理者制度におきまして、総務部が中心となり各担当課をまとめていただき、各施設の指定管理者に対しまして理解、把握をし、検討した上で、早急に根拠のある一定の基準を定め、市民の皆さんや利用される皆さんに対して、統一されたサービスを提供できる施設を今以上につくり上げていただくことを約束していただき、行政コストの縮減のために、よりよい指定管理者制度をつくっていただくことをお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(堀 光明君) 畑村眞吾君の質問を終わります。 ────────────────────── ○議長(堀 光明君) 次に、12番・小澤建男君。 ○12番(小澤建男君) 12番、新政会の小澤建男でございます。  今回は、豊田市との交流を深めるためにと、今後の市政運営の取り組みについて、この2標題について質問させていただきますので、よろしくお願いします。  初めに、豊田市との交流を深めるために、豊田市への道路網の整備、産業・観光などの交流促進に向けての考えをご質問いたしたいと思います。  昔から、地域や文化の発展は、川の流域から交流が進んできたと言われております。矢作川の上流、特に串原、上矢作町、明智町、一部は長野県もございますが、岐阜県ということで捉えさせていただきます。矢作川の最上流地域であります。下流の流域とは、地縁、血縁のつながりもあり、歴史文化のつながりもあります。  豊田市は、昔は挙母町、中心部のことですが、挙母町で明治22年に町制施行されました。このとき、こちらでは明智町が同じ時期に町制を施行しております。その後の発展は比べようもございません。豊田市を中心とする西三河地域の生活用水、農業用水、工業用水の大切な水は、矢作川が大きな役割を果たしてきており、上流地域の役割は大きく、まさに源流、水がめとして、今も脈々とその流れは続いております。  豊田市は言うまでもなく、世界の豊田と言われ、40万都市であり、現在は42万超しておると思います。自動車産業の中心の都市として発展を続けてきました。恵那市内にも自動車関連企業が立地し、また、豊田へ通勤している方もおみえになります。11年前の市町村合併で、恵那市と境を接することになりました。このことにより、大変近親感を持って交流が期待されておりますが、県境での交通網の都合か、なかなか交流が進まないように思います。  豊田市をはじめ、流域には岡崎、安城、西尾、刈谷、知立、碧南、高浜等、多くの人口、産業を持つ市が続いており、西三河地域と交流を進めることは大きな対策が必要というふうに考えております。南の玄関口として恵南南部地域の発展や恵那市の交流を深める発展に資するべきと考え、質問をさせていただきます。  まず、主要地方道豊田明智線の2車線化等道路網の整備についてお尋ねします。  この道路は、豊田市と明智町を結ぶ主要な県道ですが、県境から串原─明智間は明智川沿いに山間部の道路で、約9キロほどございます。部分的には2車線化が進んでおりますが、非常に屈曲の多い走りづらい道路です。現在、明智町の警察交番前の拡幅工事が行われておりますが、難工事で大変だと思っております。ここが完了すると、前の恵南衛生センター付近の改良に着手いただけるというようなことも伺っております。少しずつ整備が進んでおりますが、串原─明智間の完全2車線化によるスムーズな通行確保が交流促進の条件の一つというふうに考えております。  そこで、質問させていただきますが、主要地方道豊田明智線の2車線化に向けての整備促進対策についての取り組み、それと、下流の矢作川本流と明智川の合流地点の須淵から小渡へ通ずる県道瑞浪大野瀬線の浅谷地内のトンネル化の計画、この状況はどのようになっているのか。この2点について、市の考え、促進要望についての取り組みについてお伺いします。 ○議長(堀 光明君) 建設部長・吉田正人君。 ○建設部長(吉田正人君) 主要地方道の豊田明智線、これ県道でございます。2車線化についてでございますけども、まず岐阜県は、防災安全対策として道路の整備の順位をつけておりまして、緊急輸送道路を優先してまず整備を進めるということになっております。  そして、この豊田明智線でございますが、先ほどの説明ありましたように、改良工事を幾つかの工区に分けて順次今進めているところでございます。そして、改良のほか、落石などの対策、これも優先をつけて、防災工事として進めております。この防災工事にあわせて道路の拡幅も行っていくというところで、岐阜県は重要な路線と位置づけて整備を進めてくれております。
     恵那市の考えでございますけども、串原へつながる重要な生活道路でありますとともに、議員おっしゃいました、その先の大都市である豊田市、こちらの連携強化につながるというところで、恵那市の産業の発展、観光交流に対して重要な道路であるということを恵那市としても認識をしております。今後とも、岐阜県へ事業の促進について、地域の皆様と一緒になって要望活動をしていきたいというふうに思っております。  2つ目のご質問のトンネルの話でございます。これは、仮称でございますが、浅谷トンネルという名前で、場所は旧の旭町から串原の川ケ渡橋付近でございます。延長にして約1.2キロというところで、進捗でございます、用地買収はまず1割ぐらいは終わっており、今後3年で全部用地を買ってしまって、工事に入っていきたいということを愛知県の豊田加茂建設事務所より聞いてはおります。  なお、トンネルから南側は全て2車線になっているというところでございまして、ここの部分につきましても、瑞浪、恵那の2市で瑞浪大野瀬線改良促進協議会をつくってございます。この中で、トンネルについても愛知県に早期に整備をしていただくよう要望をしてきております。  先般、要望に参りまして、恵那市長は、恵那市のこの南部地域の現状を十分説明をし、また、愛知県が工事やっていただいておりますので、お礼も述べて、さらにトンネルの早期工事の着手を強く要望してきているところでございます。以上でございます。 ○議長(堀 光明君) 小澤建男君。 ○12番(小澤建男君) 状況よくわかりました。道がよければ人が来ると思います。道が悪ければ、よそへ流れるということを思うわけで、ぜひ改良促進に向けてひとつご努力を、お願いいたしたいと思います。よろしくお願いします。  次に、リニア新幹線開通に向けて、恵那─豊田間の基幹道路の整備計画の構想についてお尋ねしたいと思います。  11年後にはリニア中央新幹線が開通し、中津川市坂本地内に岐阜県駅ができます。恵那市としても千載一遇のチャンスと捉えて、市の発展、活性化につなげるということで期待されておりますが、これも恵那市にとって縦軸といいますか、南北線でございますが、この道路を整備し、豊田市と結ぶことが必要と考えます。  現在、三河・東美濃地域間高規格道路建設促進協議会も要望活動を行ってみえますが、岩村から山岡、明智、串原を通り豊田市へ結ぶルート、いわゆる矢作川沿いのルートを整備することが大事であるというふうに考えます。岐阜県のご理解をいただき、中津川市と手を組んで、また豊田市や愛知県とも連携し、県や国へ計画道路に加えていただく要望活動をぜひお願いしたいというふうに思います。この縦軸構想についてのお考えを伺います。 ○議長(堀 光明君) 建設部長・吉田正人君。 ○建設部長(吉田正人君) リニアの話でございます。恵那市リニアまちづくり構想での位置づけでは、今後、交流が増加すると考えられる豊田市との交通基盤を整えることが、恵那市にとって重要であるというふうに構想では位置づけております。  また、具体策として、広域交通網を形成し、他市と他県を結ぶ効果的な道路をつくらないといけないと、道路改良ということで豊田明智線も位置づけをしております。恵那市として、リニアが開通すれば、豊田市方面からの岐阜圏域へのアクセス道路として重要な道路であるということを考えております。  なお、議員おっしゃいましたように、国道257号を中心の軸とした考えで、新東名高速道路に接続する新城方面、こちらへのルート、いわゆる三河・東美濃高規格道路でございます。これを南北軸として重要路線と考えておりますけども、おっしゃいましたように、さらに豊田方面へのルートも大事な路線であるというふうに捉えております。このため、豊田明智線の整備促進を恵那市南部地域の効果を十分アピールをして、地域とともに要望し続けていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(堀 光明君) 小澤建男君。 ○12番(小澤建男君) わかりました。257を使って新城へ抜けるという、これも大事な道路で、名倉の辺からも岩村のバローへお見えになったり、明智へお見えになる方が多くあります。豊田が遠いということも聞いております。  したがいまして、257を基軸にということで、例えば岩村からYの字型に豊田のほうへ一歩つなげてもらうと、あるいは新城で新東名につなぐということじゃなしに、藤岡で東海環状に乗りますと、すぐ豊田東で新しい新東名につながるというような状況になってまいりましたので、いろんな道路網あるとは思いますが、私は矢作川沿いが一番最短コースであるというふうに思っておりますので、ぜひその辺も踏まえて、この構想実現に向けて取り組んでいただければありがたいと思います。どうぞよろしくお願いします。  続きまして、豊田市から恵那市への企業立地の状況、産業交流や恵那市から豊田市へ勤めてみえる方の実態について、どのような状況かお尋ねしたいと思います。  明智町には明光化成工業株式会社が昭和58年の2月に操業開始されたというふうに私は思っておりますが、明智町の大久手工業団地に企業立地され、岩村町にも分工場を持って操業されております。  そこで、お尋ねしますが、まず豊田市から恵那市へ企業立地の状況、産業交流などの状況についてお伺いします。 ○議長(堀 光明君) 経済部長・遠藤博隆君。 ○経済部長(遠藤博隆君) ただいま言われました明光化成工業につきましては、議員言われましたとおり、明智町と岩村町に工場を持っております。この会社につきましては、トヨタの下請で、豊田市に本社がある会社であるということでございます。  また、市内の工業団地に限れば、恵那テクノパークでは恵那東海理化、愛中理化工業、山本製作所等の会社がございます。また、岩村では葵フーズディナーズなどが、トヨタと取引をしているということを理解をしているところでございます。 ○議長(堀 光明君) 小澤建男君。 ○12番(小澤建男君) わかりました。恵那市に立地している企業は、豊田との行き来は、道路網はどんなルートを使って行き来してみえるか、実態をつかんでおりますかお尋ねします。 ○議長(堀 光明君) 経済部長・遠藤博隆君。 ○経済部長(遠藤博隆君) これらの会社につきましては、日常的に豊田市と行き来をしているということでございます。利用路線でございますが、主に中央道、若しくは国道419号を利用しているということを聞いております。以上でございます。 ○議長(堀 光明君) 小澤建男君。 ○12番(小澤建男君) 先ほどの明智町の明光化成さんは、明智から国道363で陶を通って、瑞浪市の大川、あそこで国道419左へ入りまして、旧小原、藤岡を通って豊田へ行くと。このルートで時間、大型が1時間に1台以上通っているというふうに思いますが、距離的には大回りになるという感じをいたしておりますが、あるいは最短、一番便利な道路というふうに聞いております。  そこで、明智町や串原からも豊田市へお勤めの方も多くあります。恵那市から豊田市へ通勤している人の状況、これはわかりますか。そして、あわせて恵那市から市外や県外へ勤めてみえる方の状況など、おわかりでしたら教えてください。 ○議長(堀 光明君) 経済部長・遠藤博隆君。 ○経済部長(遠藤博隆君) これは、ちょっと古いですが、平成22年の国勢調査によれば、恵那市から豊田市に通勤している人は47人おみえであるということでございます。また、恵那市から市外に通勤している人は6,245人でありまして、多くの人が県内、これは特に中津川市、瑞浪市が多くありまして、両市合わせまして、率としまして7割強の方が、中津川市、瑞浪市へ勤めているというところでございます。また、県外に通勤している人は376人ございます。以上でございます。 ○議長(堀 光明君) 小澤建男君。 ○12番(小澤建男君) よくわかりました。特に11年前の合併によりまして、小原とか、旭とか、足助とか、豊田市になったわけですが、うちの町内からも小原とか、旭へ行ってる方が結構おみえになります。中心の豊田まで行ってみえる方は、向こうで事業所をやっている方もおみえになりますし、道路がよくなれば、さらに行き来が増えるだろうというふうに期待しておりまして、産業交流も盛んになるというふうに思っておりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  次に、観光面に目を向けまして、観光交流を主眼に、明智までのバスの乗り入れの計画についてお尋ねします。  豊田の基幹バス、おいでんバスが旧旭町へ、地域バスの一部が矢作ダムまで乗り入れております。さらに、旧小原村へも、上仁木までおいでんバスが来ております。明智への乗り入れ、そして観光交流等、成果を期待するところです。  そこで、定期バスの乗り入れよりも、まずは観光交流として、貸し切りバス等の乗り入れにより明智駅へ乗り入れていただき、そこから明知鉄道につないで、料理列車の利用、恵那峡等の恵那市内の観光地を回っていただく、あるいは逆のコースもあるだろうと思いますが、こういったことで西三河の皆様をお迎えすることが大事だと考えます。  市の観光協会や市の観光交流室と豊田市の交流もされており、一歩一歩進んでいるというふうにお伺いしておりますが、そこで質問ですが、バスの乗り入れ構想についてのお考え、あるいは状況についてお尋ねします。また、あわせて観光バスを豊田からお迎えした実績、こういったものあるかどうかお尋ねしたいと思います。 ○議長(堀 光明君) 経済部長・遠藤博隆君。 ○経済部長(遠藤博隆君) ただいま、豊田市のおいでんバスにつきましては、これは豊田市が運行するコミュニティバスでございまして、市外である恵那市への定期運行は非常に困難であるということを考えております。また、恵那市の自主運行バスを豊田市まで延ばすことも、現状では非常に困難であるということを思っております。  しかし、不定期の臨時バスですとか、貸し切りバス、観光バスでの運行が考えられ、特に観光バスによる交流につきましては、過去に行った事例があるということでございまして、これは平成24年から26年までの3年間でございますが、豊田市との交流を目的としまして、豊田市内から恵那市へ来て楽しんでいただくツアー6本を企画し、延べ229名の方が恵那市のほうにお越しをいただいたということでございます。  ただ、当時の反省事項としまして、貸し切りの大型バスが串原経由では通行ができず、結果的に高速道路を使い運行したため、本来なら近いはずの隣町という印象が持てなかったということが上げられております。  また、公共交通がないため、高齢者の方には不便であるというような意見がございました。以上でございます。 ○議長(堀 光明君) 小澤建男君。 ○12番(小澤建男君) 大変バスの乗り入れはなかなか難しいという状況でございました。これは、交流を重ねて実績ができていけば、必ずや可能になるだろうと思います。まずは、臨時バス、観光バス等でつないでいただくことが大事ですが、高速道路を使って恵那インターで降りられるという状況では余り効果がないだろうというふうに私は思います。  例えば国道419の小原は四季桜で、今すごい観光バスが春は来ております。そういうことも踏まえて、また、もう少し東へ行けば、例えば足助のお客様が結構旭のほうへも流れてきているということを思っておりまして、何とかこれ県境を取り払ってつなげないかなということを思っています。  もう一つは、豊田市の旭、小原もそうですが、基幹バスとしておいでんバス、一部名鉄も来ております。それから、市内は地域バスという色分けをして動いております。さらに細かい網の目としてデマンドバス、あるいはデマンドタクシーをやっておりまして、大変力を入れて取り組んでみえるようですので、これも参考になるだろうと思いますので、ひとつ情報提供をさせていただきます。  いずれにしても、交通の行き来ができるように、お互いに努力することが必要だと思いますので、よろしくお願いいたします。  そこで、今の話の続きで、交流の状況、例えば市の観光交流室とか、観光協会というようなことを申し上げましたが、その交流の状況とか、あるいは豊田市への観光のPR事業の状況、この辺はどういうふうに取り組まれておりますか、お聞きしたいと思います。 ○議長(堀 光明君) 経済部長・遠藤博隆君。 ○経済部長(遠藤博隆君) 豊田市につきましては、恵那市にとっても隣の市ということで、人口も大変多く、特に恵那地域にとって活性化のためには交流を促進すべき地域であるというぐあいに考えており、引き続きですが、観光に限らず、さまざまな場面で協力と交流を行いたいというふうに考えております。豊田市との交流という点では、豊田市と串原を結ぶ路線に大型が通れるようになるということが大変大きな意義があると思っております。  また、豊田市へのPRでございますけれども、平成26年度につきましては、豊田三河方面の新聞に、ささゆりの湯、恵那山荘、浪漫亭の広告を出しております。また、今年度につきましては、豊田市中心部の3万8,800世帯へ新聞折り込み等を行いまして、恵南のおひな様めぐりや、ささゆりの湯のPRを行っているというような状況でございます。以上でございます。 ○議長(堀 光明君) 小澤建男君。 ○12番(小澤建男君) わかりました。それで、私からの提案ですけれども、新東名も開通しました。非常に近くなったということだと思いまして、県境を取り払って、西三河あるいは東三河含めた部分と、東美濃、恵那を中心にした分の一つの観光マップといいますか、道路マップ、こういったものを、両方が1枚でわかるような、そういったものをぜひ作っていただいて、それぞれ道の駅とか、観光地に置いていただくと、それが広がっていくだろうというふうに思いますので、ぜひともその取り組みをお願いしたいということを思います。  さて、次に移りますが、矢水協の関係についてお尋ねします。安城市の明治用水会館の中に、矢作川沿岸水質保全対策協議会という協議会がございます。矢作川の水質保全のため、特に水質汚濁防止を目的に、流域の開発協議、これにも加わり指導されてきました。上流部でも指導は大変厳しく、しっかりした対応を求められてきました。反面、上下流域のお互いの立場を認識して、姉妹町縁組の仲人もやられ、交流も官民しっかりとありました。  時代とともに、だんだんおつき合いも薄くなってきましたが、矢水協とのおつき合いや開発協議等、今も続いているかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(堀 光明君) 水道環境部長・小木曽弘康君。 ○水道環境部長(小木曽弘康君) 矢水協とのおつき合いはということでございますが、矢水協につきましては、現在も大変厳しい開発の指導がございます。本市におきましても、本年度、旧恵南衛生センターも解体工事を行っておりますけれども、着工前には協議会と協議を行いまして、同意を得て工事に着手をいたしております。  また、指導によりまして、岐阜県矢作川漁協、愛知県矢作川漁協等の同意も得ながら事業説明を行ってきております。  交流面でございますけれども、流域団体との交流になりますが、こちらは民間になりますけれども、串原小学校の児童が三河湾で潮干狩りを毎年1回行って、招待されて行なっております。また、上矢作中学校の生徒が西尾市立吉良中学校へ毎年1回行きまして、太鼓の披露をして交流を深めております。また、一色町と明智町の間では、住民の皆さんが毎年、ゴルフ大会をそれぞれの地で行われているということを伺っております。  そのほか、毎年ではございませんけれども、平成22年6月には、全国豊かな海づくり大会の協賛事業といたしまして、森と清流の交流フェスティバルが奥矢作レクリエーションセンターで開催されまして、矢作川流域の串原小学校、豊田市西広瀬小学校、長野県の根羽村、根羽小学校の児童も参加をしていただきました。  今後も、学校間や市民間での交流が継続して行われていくことを願っております。以上でございます。 ○議長(堀 光明君) 小澤建男君。 ○12番(小澤建男君) ぜひ火を切らさないように、つないでいく必要があるというふうに思っておりますので、いろんな機会にはぜひしっかりと話し合いをつないでいっていただくといいというふうに思っております。特に1,000平米以上の開発につきましては、我々が言いにくいことをしっかり向こうが指導してきたというようなこともありますので、そういったことが逆に地域の開発に役立ったということも思っておりますので、ひとつその辺も利用するといいということも思います。よろしくお願いします。  最後に、南の玄関口としての対応、豊田市との交流を深めるための考えについて、総括的に今まで質問したことを含めて、さらに加えますと、昭和40年から50年代には明知線を豊田まで、岡多線につなげるというようなことを、県境を越えて期成同盟会をつくって、しっかりした交流があったということもありました。  それから、串原のささゆりの湯へお見えになる方、これも西三河の方が非常に多いだろうということを思っておりますが、最近は国道419を使って曽木のほうへ流れる方も増えてきたというふうにも認識しております。何とか恵那市の南の玄関口として、しっかり西三河、豊田を中心とした人たち等受け入れる窓口として、今後交流を深めていくために総合的なお考えを最後にお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(堀 光明君) 副市長・大塩康彦君。 ○副市長(大塩康彦君) 途中、職員間の交流について説明しておりませんでしたので、説明させていただきます。  職員間の交流は、実は恵那市出身の国土交通省の職員竹内さんが取り持っていただきまして、豊田市の職員と恵那市の職員で交流会を、平成20年と22年の2年にわたって開催しております。特に観光、交通、あるいはまちづくりといったテーマで行っております。  そして、こういったこともありましたし、地域の方々から、豊田市との交流、連携を深めたらどうだということで、先ほどのバスツアーが展開されたわけです。これは、明知鉄道との絡みもありまして展開してきたということがあります。  今後につきまして、特に建設部長の答弁のとおり、浅谷のトンネルのスケジュールどおりに進んでいけば、非常に豊田との時間、距離が短くなるということから、きっと企業の進出、あるいはこちらからの就業される方が多くなるでしょうし、あるいはそういうことによって恵那市の定住人口が広がるということもございますので、豊田市との連携をかなり深めていきたいというふうに思っております。  特に平成20年と22年に職員の交流をしてきましたので、ぜひこれはまた復活してやっていきたいと思いますし、これらの観光とか、あるいは連携、交流といったものは、恵那市がアプローチしてこそできる事業でありまして、向こうから積極的にということはございませんので、ぜひ今後ともこちらからアプローチをして、しっかり連携をしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(堀 光明君) 小澤建男君。 ○12番(小澤建男君) ありがとうございました。いずれにしましても、ぜひしっかりとアプローチしていただきまして、交流を深めていただきたいということをお願いしまして、第1標題につきましては質問を終わります。  次に、新政会を代表しまして、市長さんにご質問させていただきます。今後の市政運営の取り組み、そして11月に任期をお迎えになるわけですが、その対応についてお尋ねさせていただきます。  平成28年度予算も一般会計では、当初予算としては過去最高の予算額を提案されております。また、大事業であります市立恵那病院の建替事業も順調に進み、11月にはオープンの予定というふうに伺っております。  新年度を迎え、新たな恵那市の市政運営の指針となる第2次総合計画を策定し、また、第3次行財政改革行動計画、これとともに、向こう10年間の計画がスタートします。あわせて行政組織を刷新され、新年度へ向けて臨まれるという節目の時でもあると思います。  今後、5年先、10年先を見据えたとき、市の運営も厳しい状況が予測されます。このような状況の中で、人口減少対策と市の存続、財政の存続を重点に各事業に取り組まれる予算を編成し、新年度が始まります。  また、6市町村の大合併も11年が過ぎました。新市の醸成化、まちづくり対策、基盤整備、福祉の向上、こういったことを3期11年4カ月、細かく言いますと、にわたりまして市政を運営され、大変なご苦労とご努力をされてこられたというふうに思い、敬意を表する次第でございます。  今までの実績を評価するとともに、今後の取り組みについて期待をいたす声も多く聞かれます。しかしながら、約8カ月後の11月27日には任期を迎えられます。どうなるだろうという市民の声も聞こえております。  そこで、時期的には若干早いかもしれませんけども、今後の市政運営、市長さんの4期目に向けての今時点でのお考えについてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(堀 光明君) 市長・可知義明君。 ○市長(可知義明君) 私は、平成24年の11月の市長選挙におきまして、大きく2つの項目について、市民の皆さんに約束をいたしました。1つ目は、平成27年度をもって終期を迎える現行の総合計画と第2次行財政改革大綱を着実に実行し、市勢発展につなげること。2つ目は、平成28年度から新たな時代に向けた第2次総合計画の策定と第3次行財政改革大綱の策定を行いまして、恵那市が今直面する人口減少対策をはじめとする多くの課題に対する強固な基盤づくり、この2つの項目でございました。  これは、私の市長としての最後の仕事であり、任務であり、私自身の集大成でもあると心に念じて、これまでの3年4カ月、全力で取り組んでまいりました。  皆さんのご支援もございまして、おかげをもちまして、現行の総合計画での最大なプロジェクトであります市立恵那病院の再整備も順調に進んでおり、総合計画の達成率は、平成27年度の見込みを含めて、金額ベースで89%、また、第2次行革大綱では、公共施設の統廃合などの課題は残りましたが、福祉施設やこども園の指定管理が順調に進み、平成27年度の見込みを含めて72%の達成率でありました。これは、いずれも良好な達成状況であると私は思ってます。私自身、自分なりに評価しまして、及第点がもらえるかなと、現時点でこのように思っております。  また、第2次総合計画では、そのベースとなる13地域の地域計画をそれぞれの地域の皆さんの力でまとめていただき、その上で、とりわけ若者会議などの意見を多く盛り込んだ、まさに全市民の手でつくり上げた計画を策定していただきました。  第3次行革大綱では、持続可能なまちづくりを市民と一体として、オール恵那市の視点に立って行政運営に当たるなどを基本として策定をしていただきました。両計画に基づく実施計画、行動計画をまとめ上げまして、計画の初年度である事務事業を実行すべき、現在ご審議を賜っております平成28年度の当初予算を編成したものでございます。  4月から始まる新年度に当たり、計画が実行できるよう新組織にしっかりした人事配置を行い、「人・地域・自然が輝く交流都市」、「誇りと愛着を持ち住み続けられるまち」の実現に向けて全力を挙げて取り組んでまいる考えでおります。  以上、申し上げましたように、平成24年の3期目の選挙に当たっての私の公約はほぼ達成できたかなと、このように思っております。任期満了後の市政担当について、現時点での私の考えをお聞きになりました。私にとっては4期目ということでございますけども、先ほど申し上げましたように、これまでの取り組みが、私の市長としての最後の仕事、または任務であるというふうに考えておりました。次期市政の担当をする意思は現在は持っておりませんし、また、考えてもおりません。  でありますけども、私にはまだ8カ月余の任期が残されておりますので、任期満了まで恵那市の発展と市民福祉の向上のために全力で取り組んでまいりますので、議員の皆さん方のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(堀 光明君) 小澤建男君。 ○12番(小澤建男君) どうもありがとうございました。以上をもちまして一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(堀 光明君) 小澤建男君の質問を終わります。 ────────────────────────────────────────── ○議長(堀 光明君) 以上で、通告者全員の一般質問を終了いたしました。  ここでお諮りいたします。議事の都合により、3月17日から3月21日までの5日間を休会といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(堀 光明君) ご異議なしと認めます。よって、3月17日から3月21日までの5日間を休会とすることに決しました。  本日は、これにて散会いたします。どうもご苦労さまでした。 午前11時57分 散会 ──────────────────────────────────────────
        地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。             恵那市議会             議    長      堀   光 明             署名議員   1番   西 尾   努             署名議員  20番   柘 植   羌...