恵那市議会 2013-12-13
平成25年第4回定例会(第3号12月13日)
平成25年第4回定例会(第3号12月13日) 平成25年第4回
恵那市議会定例会会議録〔第3号〕
平成25年12月13日
────────────────────────────────────────────
議 事 日 程(第3号)
平成25年12月13日(金)午前10時開議
第1
一般質問
第2 議第118号から議第120号まで一括上程
───────────────────────────────────────────
1 本日の会議に付した事件
議 事 日 程(第3号)
日程第1
一般質問
日程第2 議第118号 契約の締結について
議第119号 契約の締結について
議第120号 契約の締結について
───────────────────────────────────────────
1 出 席 議 員
1番 西 尾 努 君 2番 中 嶋 元 則 君
3番 近 藤 純 二 君 4番 橋 本 平 紀 君
5番 深 萱 安 信 君 6番 千 藤 安 雄 君
7番 遠 山 信 子 君 8番 安 藤 直 実 君
9番 鵜 飼 伸 幸 君 10番 後 藤 康 司 君
11番 林 忠 義 君 12番 小 澤 建 男 君
13番 町 野 道 明 君 14番 畑 村 眞 吾 君
15番 堀 井 文 博 君 16番 荒 田 雅 晴 君
17番 堀 光 明 君 18番 水 野 功 教 君
19番 堀 誠 君 20番 柘 植 羌 君
───────────────────────────────────────────
1 欠 席 議 員
な し
───────────────────────────────────────────
1 説明のため出席した者の職氏名
市 長 可 知 義 明 君
副市長 大 塩 康 彦 君
総務部長 小 嶋 初 夫 君
企画部長 小 栗 悟 君
市民福祉部長 纐 纈 誉資年 君
医療管理部長 鈴 木 雅 博 君
経済部長 安 江 建 樹 君
建設部長 安 田 利 弘 君
水道環境部長 遠 藤 俊 英 君
総務部次長 渡 辺 厚 司 君
企画部次長 千 藤 秀 明 君
市民福祉部次長 樋 田 千 浪 君
医療管理部次長 藤 井 輝 彦 君
経済部次長 各 務 一 彦 君
建設部次長 可 知 孝 司 君
会計管理者 西 尾 昭 治 君
教育委員長 井 口 道 雄 君
教育長 大 畑 雅 幸 君
教育次長 小 林 規 男 君
教育次長 伊 藤 勝 彦 君
消防長 井 上 源 二 君
農業委員会事務局長 柘 植 和 美 君
監査委員事務局長 三 浦 幸 慈 君
───────────────────────────────────────────
1 職務のため出席した
事務局職員
議会事務局長 加 藤 勝 巳 君
議会事務局次長 可 知 昌 洋 君
議会事務局書記 井 手 成 之 君
議会事務局書記 樋 田 誠 君
議会事務局書記 島 崎 美 樹 君
────────────────────────────────────────────
午前10時00分 開議
○議長(柘植 羌君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。
日程に入る前に諸般の報告をいたします。
地方自治法第121条の規定により、本日説明のため出席する旨、報告のありました者を一覧表としてお手元に配付しておきましたので、ごらん願います。以上で諸般の報告を終わります。
──────────────────────────────────────────
○議長(柘植 羌君) 日程第1
一般質問を行います。
質問者及び答弁者は、申し合わせ時間を厳守され、簡潔に発言されるようお願いいたします。
本日は、昨日に引き続いて、
質問順序表の9番から発言を許可いたします。
12番・
小澤建男君。
○12番(
小澤建男君) おはようございます。12番、新政会、
小澤建男でございます。
今回は、
市内バス運行の充実・強化について、高齢化がどんどん進む中で、利用しやすい運行に向けた
取り組みについて市のお考えを質問させていただきますので、どうかよろしくお願いいたします。
恵那市の
公共交通体系は、
明知鉄道を軸として、
JR中央線恵那駅、そして武並駅、また、西の瑞浪駅と、それぞれの連絡、さらに周辺部から市街地への買い物、
公共施設の利用、そして病院等への通院、ほかに小、中学、高校生の通学の足の確保ということで
バス運行がなされております。今回は、
バス運行に絞ってお尋ねしたいと思います。
現在、市の
自主運行バスは、朝夕の
スクールバスを中心とした一般市民も利用できる
自主運行バス、
周辺地域と市街地や駅を結ぶ
自主運行バスとして路線を確保し、運行いただいております。日常生活の大切な足として欠かすことのできない位置づけがされております。現状は、時間帯によっては利用が少ない路線もあり、改善の余地がないかと考えます。多額の予算を投入して運行いただいており、利用増に向けて、
自主運行バスの充実強化に向けて、市の考えについてお尋ねをいたします。
まず、
自主運行バスの
運行状況についてご質問いたします。旧
町村ごとの路線数、系統数、
運行距離についてお尋ねいたします。
○議長(柘植 羌君) 答弁を求めます。
経済部長・
安江建樹君。
○
経済部長(
安江建樹君) それでは、旧
市町村ごとの
自主運行バスの
運行状況について回答いたします。
平成24年10月1日から25年9月30日までの結果で回答いたします。
旧恵那市は9路線30系統で
運行距離が29万6,200キロメートル、岩村町は2路線6系統で
運行距離が2万6,300キロメートル、山岡町は5路線17系統で
運行距離が10万9,200キロメートル、明智町は2路線4系統で
運行距離が5万4,100キロメートル、串原は1路線15系統で
運行距離が8万9,100キロメートル、そして上矢作町は1路線9系統で
運行距離が11万6,000キロメートル、合計で20路線81系統、
運行距離が約69万1,200キロメートルというふうになっております。以上です。
○議長(柘植 羌君)
小澤建男君。
○12番(
小澤建男君) ありがとうございました。今の路線と系統という答弁をいただきましたが、系統について、あとちょっとつけ加えてご説明いただければありがたいと思います。
それから、
自主運行バスだけでなく、民間のバス、例えば東濃鉄道が
営業路線として運行している路線もあると思います。また、
自主運行バスではなく、
教育委員会が管轄する
スクールバス、これを専用的に配置をして、朝夕の
児童生徒の送迎にも使っているというような旧町村もあるかと思いますが、この現状についてお尋ねします。
○議長(柘植 羌君)
経済部長・
安江建樹君。
○
経済部長(
安江建樹君) それでは、まず
東鉄バスが営業をしておりますので、
東鉄バスの
営業路線からご説明をいたします。
東鉄バスは4路線持っておりまして、
恵那駅前と恵那峡を結ぶ
恵那峡線、そして
恵那駅前から恵那峡経由して蛭川和田を結ぶ蛭川線、そして
恵那駅前から
中津川駅前を結ぶ
中津川線、そして
明智駅前から瑞浪駅前を結ぶ明智線の4路線でございます。
また、
スクールバスの運行につきましては、
山岡小学校に2台、
上矢作小学校に5台、
恵那西中学校に2台、そして
恵那北中学校に1台ございまして、それぞれの学校の
児童生徒さんの送迎を行っております。
また、
自主運行バスを利用して
バス通学を行っている学校につきましては、
恵那北小学校、
武並小学校、
三郷小学校、
明智小学校、この
明智小学校は
横通東方地区でございます。それから、
吉田小学校につきましては阿妻地区、
串原小学校と、この6つの小学校と、中学校は
恵那西中学校、これは
長島町久須見地区の生徒さんたちです。それから、
恵那北中学校、これは
飯地中野方地区でございます。それから、
明智中学校、
串原中学校の4校がございます。以上です。
○議長(柘植 羌君)
小澤建男君。
○12番(
小澤建男君)
自主運行バスを中心にして、
営業路線、あるいは
スクールバス等、市内を網の目のように路線が張りめぐらされて、大変充実した
運行路線、
運行状況がよくわかりました。
自主運行バスは20路線81系統ということで、年間69万キロメートル余を走っているということを今お答えいただきましたが、それでは、主な路線の
利用状況、収支の状況、市の
補助状況についてお尋ねします。
経営状況が公表できればお願いします。
また、あわせて旧
町村ごとの
自主運行バスの
経営状況についても公表できればお伺いしたいと思います。
○議長(柘植 羌君)
経済部長・
安江建樹君。
○
経済部長(
安江建樹君) それでは、まず主な路線の
利用状況について、これも昨年の10月からことしの9月30日までの状況でご報告をさせていただきます。
旧
恵那市内は2路線ございまして、
恵那病院線は
利用者数が2万3,299人、
営業収入が233万円、
営業経費が854万1,000円で、市の補助が621万1,000円となっております。
中野方線は4万8,387人、収入が1,391万9,000円、経費は2,679万1,000円、補助が1,287万2,000円。
岩村町の
岩村東線は1,694人、収入が14万8,000円、経費が241万8,000円、補助が227万円。
山岡町の
瑞浪山岡線は5,420人で収入が115万5,000円、経費が1,199万4,000円、補助が1,083万9,000円。
明智町の峰山線は6,293人で収入が234万9,000円、経費が929万9,000円、市からの補助が695万円となっております。
串原の
串原福原線は、利用者が5,836人、収入が48万9,000円、経費が505万1,000円で、市からの補助が456万2,000円。
次に、上矢作町の
上矢作線の
横道岩村駅でございます。これは利用者が5,927人、収入が73万1,000円、経費が628万4,000円で、市の補助が555万3,000円ということになっております。
また、合併前の
市町村ごとの
利用状況につきましては、旧恵那市が
利用者数15万4,316人、
営業収入3,997万7,000円、
営業経費8,785万5,000円で、市からの補助金が4,787万8,000円でございます。
岩村町は3,354人の利用者で、31万9,000円の収入があり、
営業経費は523万8,000円、市からの補助が491万9,000円。
山岡町は1万1,329人で、204万6,000円の収入で、2,131万2,000円の経費がかかっており、1,926万6,000円の補助をしております。
それから、明智町は1万917人で、407万4,000円の収入があり、1,613万1,000円の
営業経費がかかっておりまして、1,205万7,000円の補助をしております。
串原は1万4,231人の利用で、収入が204万7,000円、経費が2,112万8,000円、市の補助が1,908万1,000円。
上矢作町が1万9,691人の利用で、収入が318万5,000円、経費が2,739万2,000円で、2,420万7,000円となっております。
それで、恵那市の全体でございますが、
利用者数は21万3,838人で、
営業収入5,164万8,000円、
営業経費が1億7,905万6,000円となっておりまして、市からの補助金が1億2,740万8,000円となっております。この市からの補助金のうち、国から約20%の2,500万円、そして県から約17%の2,200万円の補助を受けているものでございます。以上です。
○議長(柘植 羌君)
小澤建男君。
○12番(
小澤建男君) 大変細かく丁寧に答弁いただきましてありがとうございました。今お聞きしまして、いわゆる利用者が21万3,000人と、収入が5,100万円、経費が1億7,900万円かかる。そして、市の負担が1億2,700万円と大変大きな負担をいただいているわけですが、これは旧町村には、最初お聞きしたように、専用の
スクールバスを持っているところと
自主運行バスを
スクールバス化して運行しているところは、その定期代が収入につながってくるというような部分があって、多少の差が出てくるというふうに思いますが、やはり利用が低いなということを率直に感じるわけですが、それでは、利用者の状況についてお尋ねします。地域の大切な足として
運行経路をしっかり確保されているわけですが、利用の状況、特に
少子高齢化が進む中で、
通学バスが朝夕しっかり利用されていると思いますが、高齢者の移動手段、市民の日常の足ということで大切な足のわけですが、特に路線の特徴、あるいは特に昼間の利用の状況、こういったものについて現況がわかればお聞きしたいと思います。
○議長(柘植 羌君)
経済部長・
安江建樹君。
○
経済部長(
安江建樹君) それでは、各地区の主な路線の利用者の状況について回答いたします。
旧恵那市の
恵那病院線でございますが、これは
市立恵那病院の患者の皆さん方の利用が多く、日中は周辺の方が市街地へ買い物に行く利用者が多くなっております。
そして、
中野方線は、朝夕はもちろん学生の利用が多く、日中もやっぱり
買い物客というふうになっております。
岩村町の
岩村東線は、
総合福祉センターでございますとか、
振興事務所などの岩村の中心部へ行かれる利用者が多く、大半が高齢者というふうになっております。
山岡町の
瑞浪山岡線につきましては、
山岡地域から瑞浪市内への高校の通学の生徒さんですとか、病院への利用者が多くなっております。
明智町の峰山線、串原の
串原福原線、それから、上矢作町の
横道岩村駅までの線につきましては、朝夕の各地域の小中学生の
生徒児童さんや、そして高校生の通学の利用が多くなっているところでございます。
以上のように、各路線とも朝夕は通学に利用される方が多く、日中は
高齢者等の
買い物客の足というふうに利用されております。以上です。
○議長(柘植 羌君)
小澤建男君。
○12番(
小澤建男君) わかりました。それぞれ地域の特性はあろうかと思いますが、いわゆる周辺部、幹線からの枝の部分の利用者が、昼間は多いというふうに、私思っておりましたが、比較的利用がまばらだなということを感じるわけで、何とか手を打つ必要があるということを思いました。
運行本数に比べて利用者が少ないということを思うわけですが、運行についての課題等についてお尋ねしたいと思います。特に利便性とか、あるいは時刻設定、料金体系、本数が少ないと、いろんな理由等はあろうかと思います。
平成24年度の市の
取り組みということで、恵那市全体の
バス路線について、これまで市全体の再編を行っておらず、
地域ニーズに合った
路線体系となっておらず、24年度から2年間をかけて、恵那市
公共交通計画を策定すると。そして、24年度は
乗降データの分析や運転手の
ヒアリング等の
実態調査等を行い、各地域の現状と課題を整理し、恵那市
地域公共交通計画、これ仮称ですが、
策定検討調査報告書を取りまとめたと、これは平成25年度版の恵那市の経営の中にこういったことが紹介されているわけですが、この中から見えてきた課題、何がありますか、お尋ねしたいと思います。
○議長(柘植 羌君)
経済部長・
安江建樹君。
○
経済部長(
安江建樹君)
自主運行バスの運行に係る課題ということでございますが、昨年の12月に恵那市全体の
バス交通の見直しを目的といたしました恵那市
地域公共交通計画を考える
専門部会を設置しております。その中で、今回、
バス交通に特化をいたしました恵那市
地域公共交通計画の策定をするため、論議を行っておるわけでございますが、この中で、市内13地域で、各地域内での
バス交通について検討をしていただく中で、
バス運行の課題が明らかになってきました。
その課題は4つほどございまして、まず1つ目に、利用者の減少により、運行に対する市からの補助金の額が多くなっているということがございます。2つ目に、
利用者当たりの
運行経費に係る市の負担額が地域、そして
路線ごとに格差が非常に大きくなっているということ。それから3つ目に、市の
自主運行バスで対応ができない部分を補完する
地域移送サービスの必要性があるんじゃないかということ。それから4つ目に、市が主体となってきました
地域公共交通の
取り組みに対して、さらに地域と一つになって取り組む必要があるというこの4つの課題が明らかになっておりまして、今後、
専門部会の中で、できる限りこの課題について解決をしていきたいということで協議を今重ねているところでございます。以上です。
○議長(柘植 羌君)
小澤建男君。
○12番(
小澤建男君) 今、4点ほど課題が出てきたというようなことでお聞きしたわけですが、特にこの中で、地域間の格差、これも大変あると思います。また、
地域移送サービス、大変いい提案だと思うわけですけれども、あるところで聞いてみますと、例えば、串原ではボランティアで運行してきたいきいきワゴン、こういったのは非常に利用が多かったけど、いきいきバスになって路線化したら利用率が下がったというようなことも聞きまして、どうやというふうに地域の人に聞きますと、やっぱり買い物して荷物をどっさり抱えて帰っても、バス停でおろされては、そこから家までが大変だというような、確かにお年寄りならわかる話ですけれども、そうしてみると、やっぱりデマンドとか、あるいは
予約制バスとか、あるいは、
先ほどお話があった
地域移送サービスと、こういうようなことの中で、そういった高齢者のサービスを高めることも必要かというふうに思います。
いずれにしても、市が主体となって、こういった部分の改善に取り組んでいただくことが大事じゃないかということを思います。
それでは、とにかくこれだけ動いているわけですので、利用していただくということが第一と考えます。利用者の声を十分お聞きし、
運行経路、いわゆる路線の見直しとか、時間帯等もご検討いただくということで、こういった見直し等についての今後の
取り組み、今、4つほど課題をいただきましたが、市の今後の進められる方向といいますか、前向きな答弁をいただければありがたいと思いますが。
○議長(柘植 羌君)
経済部長・
安江建樹君。
○
経済部長(
安江建樹君) 今後の目指す方向ということで回答させていただきますが、今年度末の策定を予定しております、先ほど申しましたが、バスに特化しました恵那市
地域公共交通計画で、現在各地域の検討会をもとに、
地域ごとの
基本方針というのをまとめていただきました。今後はこの各地域から提案をいただきました
基本方針に沿って、地域、そして
交通事業者、そして市の三者が協力をいたしまして、利用しやすい
バス路線への見直し、そして
運行形態、ダイヤの改正、運賃等の見直しを行っていきたいというふうに考えておりまして、これをもとに、市民の皆さんが利用しやすい
バス路線を構築し、収支の改善にも同時に図っていきたいというふうに思っています。以上でございます。
○議長(柘植 羌君)
小澤建男君。
○12番(
小澤建男君) わかりました。地域のこういった実情を理解してやることも大変大きな課題だというふうに思います。ひとつ、地域の大事な足の確保ということで前向きに取り組んでいただきたいということを思っております。
それでは、次の質問として、
明知鉄道と、いわゆる今の
地域自主運行バスの乗り継ぎやすい
ダイヤ編成ということで、
明知鉄道とそれぞれ
運行バスの
ダイヤ改正、それぞれ取り組まれたと思いますが、その効果、実績、あるいは利用者の意見等はいかがでしたか、お尋ねします。
○議長(柘植 羌君)
経済部長・
安江建樹君。
○
経済部長(
安江建樹君)
自主運行バスと、それから
明知鉄道の乗り継ぎということでございましたが、恵那市の鉄道、
明知鉄道と、それからバスとの
公共交通の取りまとめを行いました
明知鉄道沿線地域公共交通総合連携計画、これは平成21年に定めているものでございますが、これでは
明知鉄道を
基本路線として、
バス路線との連携を図っており、
明知鉄道との乗り継ぎがしやすいよう、ダイヤの調整を行っているところでございます。
その中で、まず
上矢作線につきましては、平成21年度から行っておりまして、21年度以前につきましては、上矢作から直通で恵那駅まで運行していた路線を、
明知鉄道の岩村駅への運行に変更をいたしたところでございます。利用者の多くは朝夕の高校生が中心でございまして、平成21年度は2万15人、そして22年度が2万324人、それから23年度が2万2,872人という形で、
運行開始以降徐々にでございますが、
利用者数は増加に向かっているところでございます。
そして、今度山岡町でございますが、山岡町での
明知鉄道と、それから
山岡町内を走っております
自主運行バスの路線についても連携をとっておりますが、山岡駅での1日の乗降客数というのは、大体平均十二、三人というふうに、余り多い数ではないかなというふうに思っております。利用者の少ない原因につきましては、特に朝夕の高校生の通学に、地形がいいもんでございますから、自転車ですとか、自家用車での送迎が多く見られるということが、なかなか利用者が上がってこない理由なのかなというふうに思っております。以上です。
○議長(柘植 羌君)
小澤建男君。
○12番(
小澤建男君)
明知鉄道も高校生が年々減少する中で、大変経営努力されているわけですが、何とか連携して、お互いに利用者が増えるような形になることが非常に望ましいということを思っておりまして、こういったことも地域に発信する大事なテーマだというふうに思っております。
そこで、私が町内で聞いたことを、声ということでちょっと申し上げますと、いわゆる旧町村単位で比較すると、バスの運行の温度差があるということを聞いておりまして、うちのほうではもっとバスを通してもらえないかというような地元の声も聞きました。バスを小型化して、枝葉の地域まで運行してほしいという声もありました。それから、先ほど言いましたように、買い物を済ませてバス停でおりても、荷物が多く、家の近くでおろしてもらえるような方法はできないだろうかというような声も聞きました。先ほども話がありましたように、地域で共同で運行するような、そういった対応も今後必要になってくるだろうということを考えます。以上は市民の声、そして私の思いということでございます。
なお、他の市では、
予約バスというようなことを取り組んでおられるところもあるということでございます。
それでは、今度、副市長さんにお尋ねしたいと思いますが、少子化、高齢化が進む中で、生活の足を確保するため、
公共交通の果たす役割は今後さらに大きくなると思われますが、今後の
バス運行についての考え方についてお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(柘植 羌君) 副市長・大塩康彦君。
○副市長(大塩康彦君) バス、鉄道も含めました
公共交通は、交通弱者と言われる運転のできない
児童生徒、高校生、あるいは高齢者の生活の足として大変大切なものだというふうに認識しております。その一方で、先ほど
経済部長が答弁しておりますが、利用者の減少と
運行経費の増大と、こういった現実がございます。今年度、13の地域で開催してきました検討会の意見では、特に高齢者の通院、買い物等の外出支援、小中学校の
児童生徒及び高校生の通学の足の確保に対する期待が非常に多く寄せられております。
今後の
バス運行につきましては、各地域から提案された方針をまとめますと、幹線と地域路線というような考え方になると思います。
1つとしては、笠置町河合から恵那駅、上矢作町から岩村駅、山岡町吹越から山岡駅、串原から明智駅、この4つの路線を幹線と考え、この幹線につなぐ地域路線を今後考えていくということが必要だというふうに考えております。
その計画を具体化するためには、今後、地域、地域の市民の皆さんと
交通事業者、市が一体となりまして、地域の意見を取り入れながら、
運行路線、本数、地域の実情に合った
運行形態の変更、あるいは先ほどから出ております
地域移送サービスというものを考えていくことが必要だというふうに考えておりますので、市民生活の足の確保については、今後もしっかりと努めていきたいというふうに考えていますので、よろしくお願いします。
なお、今回、小澤議員の地元であります
吉田小学校と
明智小学校の統合に伴いまして、足の確保ということで、PTAの役員の皆さんが
スクールバスにするのか、
自主運行バスにするのかということで悩まれたということも聞いております。最終的には一般の乗客も乗れる
自主運行バスとし、乗客の皆さんに子どもたちを見守ってもらおうということで、
自主運行バスとして判断されたということを聞いております。このことは、地域のバスが、足が確保できなかった地域も足が確保できたということで、非常にいい判断をしていただいたなというふうに思っております。
なお、バスの小型につきましては、バス事業者に今後期待することは難しいというふうに思っております。小型バスの購入費と委託しているバス事業経費について分析しまして、今後の検討課題としたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(柘植 羌君)
小澤建男君。
○12番(
小澤建男君) どうもありがとうございました。地域の大変大事な足ということの中で、幹線の充実と、それに結ぶ地域路線というようなことの中で、ひとつ減らすのじゃなくて、使いやすいようにするということが、私は大事だと思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。
なお、
吉田小学校の
自主運行バスの件につきましては、特に阿妻横通というところの方が、お年寄りの方が足がないということの中で、子どもと一緒に来て、今度は大泉地区も回っていただけるというような、路線を延長していただけるということで、バスが今までなかった大泉地区では大変歓迎されております。ひとつこれも実績が上がるような使い方をしていただくように、地域へもお願いをしたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
もう一点、市長さんに最後の質問ですが、お尋ねしたいと思います。豊田市との明智駅への相互乗り入れというようなこと、いわゆる串原小渡、あの県境では、今、串原の地域へ小渡の地域バス、旧旭町ですが、川ケ渡から矢作ダムまで乗り入れております。昔は村々で旧岐阜県にあったところもございまして、交流があるわけです。そういった中で、恵南の南部分は矢作川の上流ということで、いわゆる矢作川の下流部分の豊田市、岡崎市、安城市、あるいは姉妹町の西尾市、そういったところとの交流がずっとあったわけですが、今、合併を機に、ぷつっと切れたような感じを思うわけで、何とか南の玄関口ということの中で、地域バスの乗り入れ、それから幹線バス、おいでんバスというバスが走っているわけですが、このバスを季節的でも、あるいは臨時便でもいいので、豊田から明智駅へ乗り入れていただく、そうすることによって、観光客も増えてくるだろうし、
明知鉄道のいわゆるイベント列車も利用していただけるんじゃないかというようなことも思っておりまして、ぜひ一度、豊田市の40万都市、大変大きなまちでございます。こういったところとのお話し合いをしていただきまして、そういった相互乗り入れが実現するような、ひとつ努力をしていただければありがたいと思いますが、お考えをお尋ねします。
○議長(柘植 羌君) 市長・可知義明君。
○市長(可知義明君) バスにかかわらず、豊田市さんともいろんな意味で交流をしていきたいと思っています。先日、矢作川で事故がありましたけれども、これは豊田市の消防本部に出動していただきまして、救助活動をしていただきました。そういう意味もありまして、豊田市さんとは、旧合併前の各市町村とのかかわりもありますので、消防だけでなくして、いろいろな意味で交流していきたいと思います。したがって、バスのことも、ぜひそういうことで進めさせていただきたいと思います。
それから、
経済部長、副市長が答えましたけども、私が痛切に考えることは、市として
自主運行バスとか各種の
運行経路をつくっておりますけれども、実際には乗る方が少ない。これは、本当にそれが必要かということは随分思います。今度の
自主運行バスの計画を策定しておりますけども、どういう形で実施すればその効果が上がるか、こうして見るとほとんど赤字、もうかなり大きな赤字になっています。
明知鉄道を含めて地域の皆さんが足として本当に必要としているかどうか、それが私はこの状態を見ると、そう思えないことがあります。ですから、本当に必要ならば、やっぱり利用していただく。それが、いろいろな意味で効果が上がる、つながると思いますので、そういうことを市民の皆さんにぜひ訴えていきたいと、このように思っていますので、よろしくお願いします。
○議長(柘植 羌君)
小澤建男君。
○12番(
小澤建男君) どうもありがとうございました。豊田市の交流等、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
ただいま市長さんからもお言葉をいただきましたが、地域の人が運行が当たり前になっているというようなことで、市の大きな予算がこれだけ投入されておる中で、こういったふうに動いてもらっているというようなことがどこまで理解されているかなということを私も思います。
したがいまして、根本的な見直しをしていただくと、そして、住民の足をいかに確保するかと、そして、経費の節約をどう図っていくかと、これも大変な大きな課題だというふうに思います。市民に現状を理解いただいて、足の確保をする新たな方策も必要だと考えます。
以上で質問は終わりますが、利用しやすい
自主運行バスの充実強化を改めてお願い申し上げまして、質問を終わります。どうもありがとうございました。
○議長(柘植 羌君)
小澤建男君の質問を終わります。
──────────────────────
○議長(柘植 羌君) 18番・水野功教君。
○18番(水野功教君) 18番、日本共産党、水野功教です。合併して恵那市は10年目になりました。この間、総合計画と行財政改革を車の両輪として市政は運営されてまいりましたが、きょうはこの恵那市の市政の運営の仕方の中の一部についてお伺いをいたしますが、行財政改革大綱の大きな柱は職員定数の削減で、第2次職員適正化計画では、平成27年度の職員総数の目標を767人として取り組んでいきましたが、既に25年4月より現在の職員総数は769人で、目標に近い人数となっておりますと総務部の業務報告にも書いてあります。そしてなお、この先、福祉施設を指定管理などにして、さらに職員削減を進めようとしているわけですが、しかし、人は減っても仕事量は減らないし、内容もますます複雑になってきております。結局、この分を非正規、臨時職員の方に置きかえられているわけでありますが、私たちは、このような状態を決して認めるわけではありませんが、現実、今や恵那市は非正規、臨時職員の力なしでは運営していけない、こういう実態になってきているというふうに思います。彼ら、彼女らの尊い労働の価値を正当に評価して、誇り高く働ける環境を整えることが重要だと思います。今、恵那市もことし4月にやっと要綱がまとめられたところでありますが、条例では認められておりませんので、そこも問題ではありますが、きょうは彼らの公務労働者としての権利を認め、評価するために幾つかお伺いいたします。
公務員とは、市役所で働く人は全て公務員というふうに言うわけであります。公の仕事をする人は公務員であります。そういう中で、正規でない職員には、本庁1階窓口担当、保育士のクラス担任、介護福祉士、図書館司書、消費生活相談員、公民館主事など、あらゆる職場におられるわけでありますが、業務別の正規と非正規の人数と割合はどのようですか。
そして、続いて、市民から見て正規と区別がつかない常勤の非正規労働者の勤務の実態について、日常、出勤から退庁までの働き方について、正規職員とどこが違うのか、お伺いをいたします。
○議長(柘植 羌君)
総務部長・小嶋初夫君。
○
総務部長(小嶋初夫君) まず、非正規職員の全体数でございますけども、今年度は334人の方にお願いをしております。これは正規職員も含めました全職員数、これが1,103人でございますが、これの約30%ということになっております。
職種別でございますけれども、一般事務職が158人で約28%、保育士が61人で53%、介護士37人、45%、看護師4人、6%、幼稚園教諭11人、50%、技能労務職員55人、44%、その他が8人で18%となっております。
それから、正規と非正規で働き方がどう違うのかということでございますが、臨時職員の雇用、あるいは勤務状況につきましては、恵那市臨時職員取り扱い要綱というものに定められております。正規職員との大きな違いは、雇用期間は1年以内で、勤務時間は1日7時間30分以内ということなどで、実際、正規職員と同じような仕事をしているように見えましても、雇用形態や職務内容、そしてその責任などが異なっているということでございます。以上です。
○議長(柘植 羌君) 水野功教君。
○18番(水野功教君) 7時間半以内、そして1年以内の契約ということのようでありますが、これについてちょっとお伺い、労働条件の問題があるわけですが、恵那市ではなく、ほかの市だというふうに言われましたが、通常、週3日、指導員として働いている非正規の女性に、突然、もう予算がなくなったから12月から来なくもいいと言われたという方は、管理者の指示で働きにきているのであって、もう来なくていいということはないだろうと労働基準監督署へ出かけられました。ここでは、公務員は扱わないということになっていると言われたそうで、結局泣き寝入りになってしまうわけでありますが、恵那市では、勤務時間など、労働条件は就業規則で、職種ごと、職場ごとで規定されて整備されておりますか。
また、現場の管理者には、臨時職員の労務管理についての指導がされておりますか。
ある職場で相談を受けましたが、それは労働法が変わって、非正規で5年継続して働いている非正規の職員には正規職員になれるというふうに変わったが、それを逆手にとって、5年になる前に解雇するということが、今、大学などで問題になっておると。うちにも真面目に10年近く勤められ、資格もここへ来て取られた熱心な臨時の方も見えますが、どうしたもんでしょうかということでありましたが、職場ごとで就業規則は異なるということだとは思いますが、これについてどのような格好になっているかお伺いをいたします。
○議長(柘植 羌君)
総務部長・小嶋初夫君。
○
総務部長(小嶋初夫君) 先ほどお答えをしましたように、非職員の労働条件につきましては、恵那市臨時職員取り扱い要綱や、そして嘱託職員については、嘱託職員の取り扱い要綱というものがございまして、ここで基本的な事項を規定しております。
さらに、エコセンターなど常時10人以上の職員が在籍しておる職場におきましては、労働基準法第89条に基づきます就業規則というものを整備しておりまして、ここで労働時間や賃金などの基本的な労働条件を定めているわけでございます。以上です。
○議長(柘植 羌君) 水野功教君。
○18番(水野功教君) そのほかに、エコセンター以外でいわゆる10人以上のところで就業規則が整備されているところはどことどこですか。
○議長(柘植 羌君)
総務部長・小嶋初夫君。
○
総務部長(小嶋初夫君) 10人以上というところでございますが、例えば福寿苑でありますとか、ひまわりでありますとか、そういったところでございます。
○議長(柘植 羌君) 水野功教君。
○18番(水野功教君) 図書館あたりはどうですか。
○議長(柘植 羌君)
総務部長・小嶋初夫君。
○
総務部長(小嶋初夫君) 図書館も定められております。
○議長(柘植 羌君) 水野功教君。
○18番(水野功教君) それでは、その職場について、いわゆる人事異動でかわっていかれるわけですが、なかなか労務のプロという人が常に行けるというわけでもないと思います。その方々への指導はどのような格好になっていますか。いろいろ悩みもあるようでございますが。
○議長(柘植 羌君)
総務部長・小嶋初夫君。
○
総務部長(小嶋初夫君) 議員もご承知のように、地方自治体というのは非常に多種多様な業務を担っております。我々正規職員は誰でも辞令一つ出ると、今まで全く経験したことのないような職場へ赴かなければならないということが、これはままあるわけでございます。
ただいまお話のように、本当に労務管理など一回もやったことのないような人が管理職ということで新しい職場へ行って、職員を管理しなくちゃならないということもございます。そういうことはありますので、研修をしたいという、そういう方がおられれば、いろんな研修メニューを用意しておりますので、自主研修という形ではございますが、労務管理の研修とか、そういったこともできるようにしております。実際、そういう研修を受けられた職員の方もおられるということでございます。
○議長(柘植 羌君) 水野功教君。
○18番(水野功教君) 今言われるように、突然行かれるということもありますので、それについては自主的な研修ということではなしに、制度としてしっかりとフォローしていく体制を整えることが大事ではないかと。いわゆる労働者を大事にする、非正規職員も公務員だというふうな認識で持っていただいて、しっかりとフォローをしていただくような体制をとられるべきだと思います。それについては、しっかり要望しておきます。
次に、非正規職員の人たちが、恵那市は臨時職員ということですが、彼らの年収について伺います。50万円未満、100万円未満、150万円未満、200万円未満、250万円未満、300、350、400、いずれもそれ未満と、それから400万円以上の方、それぞれ何人いますか。お願いします。
○議長(柘植 羌君)
総務部長・小嶋初夫君。
○
総務部長(小嶋初夫君) 臨時職員さんの年収ということでございますけれども、臨時職員は正規職員と違いまして、兼業禁止の規定というものがないわけですので、正確に年収が幾らかということはわかりません。しかし、市からお支払いしました賃金の額はわかりますので、それでお答えをいたします。
これ平成24年度の決算数値でございますが、50万円未満が19人、そして50万円以上100万円未満が34人、100万円以上150万円未満123人、150万円以上200万円未満98人、200万円以上250万円未満63人、250万円以上300万円未満という方が2人ということになっております。以上です。
○議長(柘植 羌君) 水野功教君。
○18番(水野功教君) 300万円以上の方は見えないというふうな状況であります。圧倒的に100万円から150万円、そして200万円未満という方がほとんどだということでありますが、この中では、多分保育士さんだとか、そういう方だというように思うわけですが、保育士さんについては、先日、市で聞いたわけですが、月給で比較すると正規職員の50%、ボーナスも含めると40%しかない。しかも、クラス担任もやってというふうな実態であるわけです。果たしてこれでよいのかと思うわけですが、学者によれば、臨時で非常勤の人もおおむね300万円は必要というふうに言われているわけです。
国も2008年8月26日の人事院事務総長指針で、常勤職員の初任給をもとに勤務経験を考慮した非常勤職員の賃金決定として3点を挙げ、一つに一時金の支給、2つ目に常勤職員の初任給をもとにした経験給、それから通勤手当の支給と、こういうことを上げておるわけですが、恵那市は、おかげさまで通勤費は出されておりますが、一時金も経験加算もされておりません。
まず、期末手当では、ことしはもう一般の方には出たようでありますが、彼らには出ておりません。国家公務員の場合は、フルタイムの臨時職員、臨時的任用職員には、一時金や退職金を含む諸手当が出されております。また、正規の4分の3以上の勤務時間を働いている非常勤職員には、一時金を含む手当、いわゆる賞与や住居手当が払われております。
そして、総務省は4.24公務員課長通知というもので、地方公務員法でも第13条において、合理的理由がない差別的な取り扱いをしてはいけないとされておって、
地方自治法204条において、常勤職員には給料及び諸手当を支給すると常勤の非正規職員に一時金を支払う義務があることを明言しております。岐阜県でも、飛騨市や岐阜市、可児市では支給しております。役職加算を廃止してでも、ぜひ支給すべきだと思いますが、検討されておりますか、いかがでしょうか。
○議長(柘植 羌君)
総務部長・小嶋初夫君。
○
総務部長(小嶋初夫君) 国の場合については、議員おっしゃるように、これは一般職の職員の給与に関する法律第22条第2項というところで、非常勤の職員についても予算の範囲以内で給与を支給するという規定に基づいて手当が支給されているということでございます。
これに対しまして、地方自治体の場合は、
地方自治法第204条第3項で、「給料、手当及び旅費の額並びにその支給方法は、条例でこれを定めなければならない。」というふうに規定されております。先ほど言われました4.24課長通知でも、あくまでもこれは条例があった上でということを言っております。ということで、臨時職員に期末手当を支給するためには、条例制定が必要ということでございます。
現在、恵那市では、臨時職員が、先ほども申しましたように、数多く在籍しております保育園でありますとか、あるいは高齢者の福祉施設を指定管理者制度へ移行させましたり、あるいは外部委託できる業務の外部委託化を計画したりしております。
こうしたことによりまして、臨時職員が受託法人などの正規職員となれる道を開きつつ、市が雇用する臨時職員は極力減らしていくと、そういう方向でございますので、今のところ、この臨時職員さんに期末手当を支給するための条例制定というのは考えておりませんので、よろしくお願いします。
○議長(柘植 羌君) 水野功教君。
○18番(水野功教君) 大変つれない返事でありますが、あと経験給とか最低賃金、これについても問題があると思います。これについては、すぐ何とか対応すべきだと思います。やはり、個人的に仕事を受けてくれとか、そういうようなことを今、言われましたけども、全てが全て、それで臨時職員の待遇が改善されていくということには続かないと思います。この上、また消費税が上がって大変になってくるわけでありますが、何とかこれについて対応していただきたいと思います。
議会としても、条例をつくってないのは、これ議会の責任でもありますので、これについては積極的に対応していかなきゃならんというように思っていることであります。
そこで市長さんにお伺いいたします。アベノミクス、この3本の矢は国民の所得が増えるということでありますが、今の恵那市の臨時職員さんの実態の中で、これで果たしてどうかと思うわけです。平成22年度の
恵那市内の製造製品出荷額1,720億円、それから恵那市の予算は、特別会計、企業会計入れて500億円、このほかに指定管理施設など恵那市が関係する金額を含めると、
恵那市内で流通するお金のかなりの量を恵那市が占めているというふうに思います。
議員の責任も、それだけ重いわけでもありますが、数字を見ても、材料費、加工費を含んだ製品出荷額の3割に相当するわけであります。恵那市役所の動きは、まさに恵那市の経済に大きく影響をするというふうに思っておるわけでありますが、特に正規で働く人たちにとっては、恵那市がプライスリーダーということにもなってくるわけであります。
今、恵那市は非正規臨時職員の労働なしでは運営できません。条例でもしっかり位置づけるべきだと思いますが、やるつもりはないというふうな話であります。これはおかしいと思うわけでありますが、彼らの尊い労働の価値を正当に評価して、公務員として誇り高く働ける環境をつくることが重要なことだと思います。
市長さんは、恵那市にとって、臨時職員をどのように位置づけ、いわゆる彼らの労働をどのように位置づけてみえるのか、それについてお伺いをいたします。
○議長(柘植 羌君) 市長・可知義明君。
○市長(可知義明君) 議員が言われる非正規職員というのが、嘱託職員と臨時職員にあたると思います。
嘱託職員は、専門的な知識や経験、あるいは特殊な技術を持ってみえる方々のノウハウを活用したいと、こういうことで嘱託職員を採用しています。
臨時職員につきましては、例えば病気休暇、それから産休・育休の代替、あるいは臨時的な短期間の事務、例えば国体などでも臨時職員に働いていただきました。
それから、市が計画している統廃合の施設、または民間委託、指定管理などで職員を充当できない業務等についても臨時職員に働いていただいております。
私は、この臨時職員あるいは嘱託職員については、事務事業を円滑に推進するために大変重要な役割を担っていただいておると、このように思っております。
しかし、非常勤の方々につきましては、いわゆる臨時職員を含めてですが、短期間、短時間の勤務ということで、これは、当然正規の職員と格差があってもやむを得ないと、このように考えております。
このような状況は、恵那市にとって余りいい状況ではないと思っておりますので、昨日も申し上げましたけども、指定管理制度、あるいは民間委託等、今、計画しているものを早急に推進して移行をさせていくということによって改善をしていきたいと、このように思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(柘植 羌君) 水野功教君。
○18番(水野功教君) 今の市長さんの答弁では、常勤的状況で働いてみえる臨時職員、このことを私は言っているわけですが、すりかえた答弁ということでは、とても納得はできませんし、彼らの働く意欲について大きな影響を及ぼす答弁だったというように思います。
これを、ひとつよく考えていただいて、彼らの労働をしっかり評価する、そういうふうな市政をやっていただくことが、また現場の皆さんも、正規の職員の人たちも仕事がやりやすくなる、こういうことだと思いますので、しっかりその点は言っておきます。
それで、次の総合計画には、また人事の問題も出されると思いますが、一つ提案をいたします。
いわゆる10年間、雇用を中止していたということもあります。その関係でギャップがあると思いますので、今、新規の雇用を3年前から始めておりますが、これの年齢制限が30歳までというようなことのようですので、これを40歳ぐらいまでに広げてキャリアを活かせていただく、特に、今まで経験されてみえる臨時職員の方にも道を開けるということを考えていただいたらどうかと思います。
それから、2つ目として女性の管理職の登用を目標を持って計画的に進めることを提案いたします。例えば、30%というようなことなどをしてあげて、今、女性の力が恵那市の中でも仕事の評価ができるとか、あちこちで見られます。ぜひとも、女性の管理職を増やすということを目標に取り上げていただきたいと思いますが、その点についてのお考えをお伺いいたします。
○議長(柘植 羌君)
総務部長・小嶋初夫君。
○
総務部長(小嶋初夫君) まず、女性のほうからお答えさせていただきますが、これは男性女性に限らず、管理職登用につきましては、勤務評定等々人事考課をしっかりやって、それに基づいて登用していきますので、優秀な女性の方がおられれば、これは当然管理職に登用させていただくということでございます。
それから、初めにお尋ねになられました新規職員を30歳をもう少し年齢を上げられないかということでございますが、ことしも職員募集しております。ことしも30歳ということでやっておりますけれども、随分、民間の経験、あるいはいろんな経験を積まれた方も応募してきておられますし、今まで、ことしの4月に採用した職員についてもそういった経験を踏まえた職員が採用できておりますので、当面は30歳で採用しまして、そういった多様な経験のある職員を採用していきたいと思っていますのでお願いします。
○議長(柘植 羌君) 水野功教君。
○18番(水野功教君) はい、わかりました。
次に、市民生活を支える交通政策について、いわゆる主にバス計画についてお伺いをいたしますが、先ほど、相対的及び細かいことにつきましても小澤議員のほうからしっかり質疑をされておりますので、私は個別的なことについてお伺いいたします。
市街地の高齢者の外出支援についてですが、今、かねてから
恵那駅前から東回りに恵那病院という要望があり、幾度か
一般質問でも取り上げております。
平成17年、恵那市ができた次の年ですが、12月議会で安藤洋子議員が質問もされております。これについては、答弁もありまして、「東回り、なかなか営業の競合路線が入っていて難しいんですけれども、東回りからについては、恵那病院のほうへ何とか実現できるよう検討を重ねていくというふうなことでよろしいでしょうか。」と確認をしておりますが、その当時の
経済部長は「そういうご見解で結構です。」と答弁して、検討がされているというふうに思います。
私も昨年の9月議会で、これについて、
一般質問ではありませんが聞いたわけでありますが、「地域コミュニティーの構想の件でございますが、21年には策定しました
公共交通の連携計画では、恵那駅東地区へのバスの乗り入れを検討することになっておりましたが、現在、未調整であることから、この件についても今回の見直しの中で検討を図っていきたいというふうに考えておりますのでよろしくお願いします」と、こういう答弁をいただいております。
それに期待して、これからお伺いするわけですが、先日、出前講座を企画された──今、傍聴にも来てみえますが、大井町の上宿地区地域の高齢者の皆さんからも、恵那病院へ通うのには西回りはワンコインバスがあるが、東回りがないので、ぜひ何とかしてほしいという要望が出されております。足の運びもよくない中で、雨の日などは傘を差して恵那駅まで歩いていき、そこからバスに乗って恵那病院へ行くということで不自由で大変だと、せめて東回りとして3本でもええで出してもらえんかというふうな切実とした訴えが出されておりました。東回りとして駅を出て御所の前を通り、大井幼稚園、そして
恵那峡線を通って銀の森経由で行くコースを、ぜひ開始していただきたいと思います。
東鉄バスさんにも銀の森へ行くにはどこでおりたらいいかなどという電話での問い合わせが多いようであります。何とかしていただきたいですが、いかがでしょうか。
○議長(柘植 羌君)
経済部長・
安江建樹君。
○
経済部長(
安江建樹君) 恵那病院の東回りの
バス路線の開設ということでご質問でした。
現在、恵那病院のバスの路線につきましては、行きは
恵那駅前、それから山中口、恵那病院、これは恵那白川線を通って恵那病院のほうへ入っております。帰りにつきましては、この反対でまた、山中口、恵那駅というコースと、それから、もう一つは、緑ケ丘を経由をするルートが、これは、県道の恵那蛭川東白川線というのを利用して恵那に戻ってくる、この2つの路線がありますが、いずれにしろ恵那駅から見れば西側のルートと言えるものでございます。
ご指摘の恵那駅より東側のルートというのは、恵那駅を出て、県道恵那峡公園線を利用して恵那病院のほうへつながるルートの開設でございますが、このルートにつきましては、開設の意見が多いということから、今回、考えております恵那シティー
公共交通計画の
専門部会の中へ提案をいたしまして協議をいたしたいというふうに考えておりますが、議員ご指摘のとおり、
恵那峡線は、
東鉄バスの
営業路線と、ここはどうしても重なるということで、バス事業者との打ち合わせが大変必要だというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(柘植 羌君) 水野功教君。
○18番(水野功教君) それは耳にたこができるほど聞いております。ですから、それでは、この間、何回東鉄と話をしたんですか、この件で。お伺いいたします。
○議長(柘植 羌君)
経済部長・
安江建樹君。
○
経済部長(
安江建樹君)
東鉄バスの事業者との打ち合わせにつきましては、今回、この交通計画を策定する中でも、このことばかりじゃなく、いろんな路線等がございますので、その中で一緒に話をしているところでございますので、お願いいたします。
○議長(柘植 羌君) 水野功教君。
○18番(水野功教君) ということは、今まで話をしとらんと。10年間、市民をだまし続けたということになるわけです。しっかりとした仕事をやっていただきたいというように思います。
私も、この件がありまして、先日、東鉄の恵那営業所を訪問しました。
自主運行バスなどについてのご意見を伺いました。以前、市は、大井町東部から大崎市街地へ買い物や通院などの足の確保のためのコースの検討をお願いしましたが、その後はどうなったのか。そして、また向こうのほうからも、今、第1、第3土曜日の
スクールバスが運行されている。土曜日は学校は休みなのになぜ動くんですかと、こういうふうなご意見をいただいたわけですが、このような情報交換もされていないわけですね。お伺いいたします。
○議長(柘植 羌君)
経済部長・
安江建樹君。
○
経済部長(
安江建樹君) まず、1点目の市街地、大崎地区への路線につきましては、これは旧恵那市地域の路線は、その多くが恵那駅を発着とする路線でございますので、市役所周辺、新しい市街地へのアクセスというのは、非常に便利になっていないということでございますので、今回の計画の中に、
専門部会と協議する中で、恵那駅を発着ではなく、一部を恵那市役所付近を発着点とする
バス路線を考えていきたいということも提案したいというふうに思っております。
○議長(柘植 羌君) 水野功教君。
○18番(水野功教君) ぜひとも実現に向かうよう、二度と私がこんな質問せんでもええようにしっかりやっていただきたいと思いますが、そこの中で一つ提案ですが、バス停にネーミングをつけて、先ほど言いました銀の森さんのところを「銀の森前」と言わずに、「銀の森」というふうな看板にしてしまうネーミングライツというような格好でやっていただければ、また固定費も出てきます。先ほどもコストの話が出ておりましたが、そういうことも考えていくと、ただ乗らんで切っていくという格好じゃなしに、そういうようなことも研究していただきたいと思います。私ども日本共産党の議員団でも実施している静岡県の富士宮市で見てきました。それから、もうずっと続けてやっております。
いずれにしましても、コストがかかるということでございますが、よその町ではやっていることです。力のある恵那市ができんわけではありません。みんなで知恵を出せばできるというふうに思うわけでありますが、コミュニティーバスは、恵那市の場合は大型バスですが、それで回って、細かい道には入りません。大井町学頭などへは乗り合いタクシーを開設してほしいということですが、これについても、たしか市と交渉したときに検討しますというようなご返事もいただいたようでありますが、私は先日も豊タクシーさんのほうに話をしましたが、そちらのほうもしっかりお話があればお聞きをするというふうなことでありましたが、これについては、どのようになっておりますか。
○議長(柘植 羌君)
経済部長・
安江建樹君。
○
経済部長(
安江建樹君) 乗り合いタクシーのご質問でございますが、乗り合いタクシーを含めましたデマンド型交通につきましては、予約のあった地点のみ運行する方式でございまして、発着点に自由度があることから、今回の検討会でも、将来導入を希望する地域がございます。
しかし、デマンド方式を導入することによりまして、現在行っております定時定路線の廃止を含めた見直しや、予約の受付などの営業業務はやっぱりどこでやるかというようなことが必要になってきます。
したがいまして、タクシー事業者との協議等、課題が多く残っておりますので、この方式を導入するには、まだ十分な検討が必要かというふうに思ってますので、よろしくお願いします。
○議長(柘植 羌君) 水野功教君。
○18番(水野功教君) 乗り合いタクシーについては、条件がまだそろってないので、まだ向こうとは折衝できないと、そういう環境だというふうに理解をしていいわけですね。
○議長(柘植 羌君)
経済部長・
安江建樹君。
○
経済部長(
安江建樹君) はい、今度の
専門部会の中でもお話をして、タクシー事業者さんたちにも協議をしていきたいというふうに考えています。
○議長(柘植 羌君) 水野功教君。
○18番(水野功教君) 住民の意見を直接聞いて、地域協議会とかそういう人たちだけでなしに、実際、出かけていって意見を聞いていただくと内容がよくわかると思いますので、そのような手もとっていただきたいというふうに思います。
幾つもありますが、笠置町、今の地域でいろいろ意見をまとめられたということでありますが、かかしで有名になった笠置町姫栗の上のほうの独居の高齢者、これは大変でありますが、タクシーで往復すれば数千円かかるというふうに言われますが、今回の地域要望には、このような外出の問題がどのようにフォローされておるのかお伺いいたします。
○議長(柘植 羌君)
経済部長・
安江建樹君。
○
経済部長(
安江建樹君) 今回の
専門部会で策定をしていただきます交通計画の策定に当たり、笠置町では3回の検討会議を設けていただきました。この中で、現状の定時定路線を基本として
地域ニーズに合わせた時間帯の見直しですとか、予約制については、高齢者ではちょっと利用がしづらいという意見もいただきました。したがいまして、今、走っている毛呂窪線につきましては、笠置町内の移動を支援できるように改善利用を図るというふうに
基本方針でまとめていただいたところでございます。
また、笠置町におきましては、笠周地域でございますが、
恵那駅前から笠置町河合の区間というのは、現在も走っているわけでございますが、これを
バス路線の幹線区間というふうに位置づけまして、笠周地域の方が恵那病院ですとか恵那駅、そして市役所周辺の利便性が今後増すような考え方で計画をしております。
このような計画を、今後、
専門部会の中で協議していくことになりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(柘植 羌君) 水野功教君。
○18番(水野功教君) 今の答弁の中で、きょう聞いている分で、決して人が増える、乗る方が増えるというふうな兆候が見えません。もっともっと利用しやすい方法を考える、ついては、実際、バスを利用してみえる人たちの声を聞くということをしないといかんじゃないかと、やはりすれ違っておる、そういうふうに私は思います。
仕事の進め方として、直接現場へ行って、現場の声を聞いて、先ほどバスの運転士にも聞いたりして、そんなことをやっていただきたいというふうに思います。
くれぐれもお願いをしなきゃならんわけですが、東回りについては、たくさん来てみえますが、何とかいいご返事をお願いしたいですが、これについては積極的に、前向きに捉えていただくというふうにご理解してよろしいでしょうか。お願いします。
○議長(柘植 羌君)
経済部長・
安江建樹君。
○
経済部長(
安江建樹君) 何度も申し上げておりますが、今回の
専門部会の中で、皆その中で協議をしていただくということになりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(柘植 羌君) 水野功教君。
○18番(水野功教君) 何とか、本当に困ってみえる自治体の皆さんもよくご存じだと思いますので、それに応えるような行政をお願いしたいわけですが、同じく交通の関係について、リニアについてお伺いいたします。
リニアについて、市長は、12月議会市政方針で明るく元気なまちづくりの起爆剤と地方自治体の責任者としては、最大級の歓迎の言葉であります。
先日の総合計画推進市民委員会での長期財政計画では、国からの合併自治体の優遇措置がなくなり、7年後には投資的経費、いわゆる公共事業に回せるお金が48億円から20億円に半分以下になってしまう。これまで、公共事業に依拠してきた自治体の責任者としては、リニアはまさに救世主に見えることも当然かなとも思うわけでありますが、時間がありませんのでお伺いいたしますが、環境影響準備書が9月に明らかになり、市内3カ所で説明会が開かれ、各地で多くの、ほとんどが生活環境、自然環境への影響を心配される意見だったというふうに思います。
市長に行政を委任している市民の声をどのように聞かれたのか、具体的問題は後にして、お伺いいたします。
○議長(柘植 羌君) 市長・可知義明君。
○市長(可知義明君) このリニア中央新幹線は、何度も言いましたけども、千載一遇のチャンスだと。このチャンスを活かさなければいけないと、このように思っております。ですから、事業が順調に進んでいくことを望んでおりますが、一方では、市民の生活環境の保全に十分配慮していくことが重要であるということも認識をしております。
私は、12月12日の文化センターでの説明会に出席いたしました。多くの質問や意見が出ておりましたが、とりわけ環境影響に関するさまざまな質問や意見が出ていたと思っております。特に、水や騒音は住民にとって切実な問題でありまして、これはJR東海には、事業実施に当たって住民への十分な説明を求めるようにしていきたい。そして、いろいろな事柄についても、全て事業主体でありますJR東海と連携を密にして、市民の皆さんの心配されることにしっかり配慮していきたいと、このように思っています。
したがいまして、これから事業施工に当たっては、市としましても、またJR東海としっかりと連携をして心配がないようなことをしていきたいと思っています。
○議長(柘植 羌君) 水野功教君。
○18番(水野功教君) 先ほども言いましたように、恵那市の財政の中では、こういうような仕事ができるということは、大変期待されるということはわかりはするわけですが、しかし、実際市民は、市民にとって直接利益もないのに、何でこんなリスクを負わなきゃならんのかというふうな声であるわけであります。
市長さんは、そういうふうなことについても配慮、理解するというようなご意見だったですが、残念ながら、この12月議会の施政方針には、何ら、一言もそれに言及した文言はありませんでした。参加、3つのフレーズの中でリニア大歓迎というような言葉だけでした。ですから、不安になるわけであります。6月議会でも市長さんはしっかりと言っていただきました。JR東海にしっかり説明させる、特に水の問題は重要と答弁されております。市民は、その言葉を信じておりますので、どうかよろしくお願いをいたします。
それでは、ちょっと飛ばしまして、今度、この準備書に対する見解書が届き、それに対して恵那市環境審議会で審議して県知事に意見を提出することになっておりますが、この段取りはどのようになっておりますか。審議会のメンバーなど教えてください。よろしくお願いします。
○議長(柘植 羌君)
水道環境部長・遠藤俊英君。
○
水道環境部長(遠藤俊英君) それでは、環境審議会についてお問い合わせでございますが、今、審議会の委員につきましては25人以内で組織をし、任期が2年ということで、公募の委員をはじめ、商業、工業、林業、市民団体、それから県の関係で環境、農林事務所、土木事務所等に委員の推薦依頼をいたしまして市長が委嘱して、市の意見について審議をしていただくよう予定をしております。
審議会へは、委員以外にも関係者の出席をいただきまして意見を聞くこともできますので、環境保全の関係者にも会議への出席をしていただき、意見を聞くよう配慮をいたすようにしております。
意見につきましては、環境保全の見地から各課より意見をいただきまして、それを今、取りまとめをいたしております。JR東海から送付されました見解書等の意見につきましても配慮して、市の意見として取りまとめ、審議会の審議を予定しております。以上でございます。
○議長(柘植 羌君) 水野功教君。
○18番(水野功教君) 先日、恵那市議会議会にもリニア中央新幹線対策特別委員会がありますが、そこのまとめを聞いておりましても、傍聴いたしましたが、決して市長さんが言われるように千載一遇というような言葉は出てきておりません。生活環境に対する影響を心配する、議会そろって、そのような見解ですので、しっかりと恵那の環境を守る、生活環境、自然環境を守るという立場で取り組んでいただくことをお願いしまして質問を終わります。以上です。
○議長(柘植 羌君) 水野功教君の質問を終わります。
以上で、通告者全員の
一般質問を終了いたします。
ここで、11時30分まで休憩といたします。
午前11時18分 休憩
──────────────────────
午前11時30分 再開
○議長(柘植 羌君) 休憩前に引き続き、会議を再開します。
──────────────────────────────────────────
○議長(柘植 羌君) 日程第2 議第118号から議第120号までの3件を一括上程し、議題といたします。
本3件につきましては、今定例会の初日において総務文教委員会に審査が付託してあります。よって、その審査結果について総務文教委員長に報告を求めます。
総務文教委員長・鵜飼伸幸君。
(総務文教委員長・鵜飼伸幸君 登壇)
○総務文教委員長(鵜飼伸幸君) 恵那市議会総務文教委員会付託事件審査結果報告書。
本委員会に付託されている事件は、審査の結果、次のとおり決定したから、恵那市議会会議規則第109条の規定により報告いたします。
事件の番号、件名、審査結果。議第118号・契約の締結について、可決すべきもの。
議第119号・契約の締結について、可決すべきもの。
議第120号・契約の締結について、可決すべきもの。
平成25年12月13日、総務文教委員長・鵜飼伸幸、恵那市議会議長・柘植 羌様。
本委員会が、今期定例会において審査の付託を受けた議案について、去る12月2日に委員会を開催し、審査いたしました。その結果、委員会審議結果報告書のとおり、3件とも原案のとおり可決すべきものと決しました。
執行部の説明は11月26日の本会議において行われていることから、これを省略し、審査いたしました。
委員の質疑とこれに対する答弁の主なものは、次のとおりです。
議第118号・契約の締結について審査しました。
今回のJV代表構成員と構成員の割合はとの質疑には、JVを組む条件として、その他の構成員が40%以上の質が必要という募集条件であり、今回のJVの出資割合は6対4との答弁がありました。
公共工事、他市では低価格であったり、人手不足等で不調になる物件があるという状況の中で、今回の新庁舎入札は、落札率は高いが工事内容は非常に厳しいと聞く。積算段階で、指示単価、建設物価以外の見積単価の場合、三社見積もりの一番安い単価を使うというのが通常だが、時に一社見積もりを使う、その単価の8割ぐらいを設計単価に入れると聞くがその根拠はとの質疑には、積算は見積単価を使用しているもの、あるいは建設物価、今回は6月、7月の単価を使用している。また、この商品がいいと決めたときには一社見積もりを使用し、その見積単価の70%ぐらい、また、基本的には三社以上の見積もりをとり、実勢価格を反映させ、そのまま100%でなく、さらに単価を抑えて仕入れしていただくように設計がされている部分が多々あるとの答弁がありました。
一社見積もりの70%、業者には大変厳しい価格だが、行政としては少しでも安く上げたいという思いだと思う。労働者の労務単価、社会保険等の加入や下請業者等の低賃金作業のチェック体制はとの質疑には、見積単価の全てが70%というわけでなく、基本的に、その程度で統一してきているとは理解していない。労務単価は、平成25年度の設計単価を、あるいは保険加入業者等を配慮した単価を基本的には使用している。また、下請け業者等のチェックは、下請人届等で確認しているとの答弁がありました。
仮契約額予定価格は税込み8%になっているが、工事期間は5%から8%にまたがっている。今回の消費税8%の理由はとの質疑には、今回の消費税の扱いは、消費税法の規定の取り扱いとして完成が平成26年4月以降、また契約が平成25年10月1日以降の契約したものは8%の消費税が適用になるとの答弁がありました。
恵那市の入札は、最低入札率、落札率が変わっているがその理由、また議会への報告はされたかとの質疑には、市内業者等で過当競争があり、非常に厳しいと建設関係団体より何とか見直してもらえないかとの要望があり、恵那市の契約規則、これは市長で判断するもので、今回、10分の7を10分の8に、国の基準の10分の7から10分の9という範囲の中で窮余値として、今回10分の8をとった。また特に議会への報告はしていないとの答弁がありました。
以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、全会一致で議第118号・契約の締結については、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第119号・契約の締結についてを審議いたしました。
JV構成員のイシデンエンジニアリングの工事受注実績はとの質疑には、東野小学校電気工事設備、6月の段階で請負金額4,400万円の受注をしているとの答弁がありました。
以前、恵那市では、実績のない業者は指名に入れないはずだったが、事務所を構えただけで指名に入った業者があったり、逆に水道業者が、水道工事の実績が一、二年なく指名に参加できなかったという経過もあり、入札制度を見直すべきではないかとの質疑には、現在、恵那市は指名登録制で、本社あるいは事務所を
恵那市内に2年以上設けている実績営業のある業者の登録を条件にしている。指摘のケースをきっかけに見直され、いきなり市内に事務所を設けても指名には参加できなくなっているとの答弁がありました。
以上で質疑を終結し、討論はなく、採決の結果、全会一致で議第119号・契約の締結については、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第120号・契約の締結について審査いたしました。
質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致で議第120号・契約の締結については、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、本委員会に付託された事件の結果報告といたします。
○議長(柘植 羌君) 以上で、総務文教委員長の審査結果報告を終わります。
──────────────────────
○議長(柘植 羌君) ただいまから、本3件について1件ごとに委員会審査結果報告に対する質疑を行い、討論から採決まで順次進めてまいります。
初めに、議第118号・契約の締結についてに対する質疑を行います。ご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(柘植 羌君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
次に、本件に対する討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(柘植 羌君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第118号・契約の締結については、委員長の報告は原案のとおり可決すべきものであります。よって、委員長の報告のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(柘植 羌君) ご異議なしと認めます。よって、議第118号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
○議長(柘植 羌君) 次に、議第119号・契約の締結についてに対する質疑を行います。ご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(柘植 羌君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
次に、本件に対する討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(柘植 羌君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第119号・契約の締結については、委員長の報告は原案のとおり可決すべきものであります。よって、委員長の報告のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(柘植 羌君) ご異議なしと認めます。よって、議第119号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────
○議長(柘植 羌君) 次に、議第120号・契約の締結についてに対する質疑を行います。ご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(柘植 羌君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
次に、本件に対する討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(柘植 羌君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第120号・契約の締結については、委員長の報告は原案のとおり可決すべきものであります。よって、委員長の報告のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(柘植 羌君) ご異議なしと認めます。よって、議第120号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────────
○議長(柘植 羌君) ここでお諮りします。議事の都合により、12月14日から12月18日まで5日間を休会といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(柘植 羌君) ご異議なしと認め、12月14日から12月18日まで5日間を休会とすることに決しました。
本日は、これにて散会いたします。どうもご苦労さまでした。
午前11時42分 散会
──────────────────────────────────────────
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
恵那市議会
議 長 柘 植 羌
署名議員 6番 千 藤 安 雄
署名議員 19番 堀 誠...